議事ロックス -地方議会議事録検索-


兵庫県 西宮市

平成18年 3月(第12回)定例会−02月27日-01号




平成18年 3月(第12回)定例会
          西宮市議会第12回定例会議事日程

          (平成18年2月27日午前10時開議)


日程順序        件         名             ページ

第1                                   7
 会期決定の件
第2                                   7
 平成18年度西宮市行政方針
 平成18年度西宮市教育委員会行政方針
第3                                   15
 議案第336号 西宮市国民保護協議会条例制定の件
 議案第337号 西宮市国民保護対策本部及び西宮市緊急対処事態対策本部条例制定の件
 議案第338号 西宮市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第339号 市長、助役及び収入役等の給与条例等の一部を改正する条例制定の件
 議案第340号 西宮市職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第341号 議会議員その他非常勤職員公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第342号 西宮市職員の特殊勤務手当に関する条例制定の件
 議案第343号 西宮市医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第344号 西宮市農業共済条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第345号 西宮市立山東自然の家条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第346号 西宮市立介護老人保健施設条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第347号 西宮市立養護老人ホーム設置条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第348号 西宮市あけぼの基金条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第349号 西宮市総合福祉センター条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第350号 西宮市立デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第351号 西宮市附属機関条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第352号 西宮市食品衛生法の施行等に関する条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第353号 西宮市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第354号 西宮市手数料条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第355号 西宮市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第356号 西宮市斜面地等における建築物の制限に関する条例制定の件
 議案第357号 西宮市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第358号 西宮市営住宅条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第359号 西宮市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第360号 西宮市自転車駐車場の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第361号 西宮市水路管理条例の一部を改正する条例制定の件
 議案第362号 平成18年度西宮市一般会計予算
 議案第363号 平成18年度西宮市国民健康保険特別会計予算
 議案第364号 平成18年度西宮市食肉センター特別会計予算
 議案第365号 平成18年度西宮市農業共済事業特別会計予算
 議案第366号 平成18年度西宮市下水道事業特別会計予算
 議案第367号 平成18年度西宮市区画整理清算費特別会計予算
 議案第368号 平成18年度西宮市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計予算
 議案第369号 平成18年度西宮市市街地整備事業特別会計予算
 議案第370号 平成18年度西宮市公共用地買収事業特別会計予算
 議案第371号 平成18年度西宮市老人保健医療事業特別会計予算
 議案第372号 平成18年度西宮市介護保険特別会計予算
 議案第373号 平成18年度西宮市競輪事業清算費特別会計予算
 議案第374号 平成18年度西宮市鳴尾外財産区特別会計予算
 議案第375号 平成18年度西宮市集合支払費特別会計予算
 議案第376号 平成18年度西宮市水道事業会計予算
 議案第377号 平成18年度西宮市工業用水道事業会計予算
 議案第378号 平成18年度西宮市立中央病院事業会計予算
 議案第379号 指定管理者指定の件(西宮市民会館ほか2施設)
 議案第380号 指定管理者指定の件(西宮市甲東ホール)
 議案第381号 指定管理者指定の件(西宮市立北口駐車場)
 議案第382号 指定管理者指定の件(市立大箇市民館ほか21施設)
 議案第383号 指定管理者指定の件(西宮市立芦乃湯会館)
 議案第384号 指定管理者指定の件(西宮市立市民ギャラリーほか1施設)
 議案第385号 指定管理者指定の件(西宮市立中央体育館ほか8施設)
 議案第386号 指定管理者指定の件(西宮市立山東自然の家)
 議案第387号 指定管理者指定の件(西宮市立西宮老人福祉センターほか1施設)
 議案第388号 指定管理者指定の件(西宮市立甲子園口デイサービスセンターほか4施設)
 議案第389号 指定管理者指定の件(西宮市立高須デイサービスセンター)
 議案第390号 指定管理者指定の件(西宮市立今津南デイサービスセンター)
 議案第391号 指定管理者指定の件(西宮市立芦原デイサービスセンターほか1施設)
 議案第392号 指定管理者指定の件(西宮市立介護老人保健施設すこやかケア西宮)
 議案第393号 指定管理者指定の件(西宮市立母子生活支援施設ほか1施設)
 議案第394号 指定管理者指定の件(西宮市立北山学園)
 議案第395号 指定管理者指定の件(西宮市立授産所名神あけぼの園)
 議案第396号 指定管理者指定の件(西宮市立授産所武庫川すずかけ作業所)
 議案第397号 指定管理者指定の件(身体障害者福祉センターほか1施設)
 議案第398号 指定管理者指定の件(知的障害者通所更生施設いずみ園)
 議案第399号 指定管理者指定の件(西宮市立母子福祉センター)
 議案第400号 指定管理者指定の件(西宮市立鳴尾東留守家庭児童育成センターほか40施設)
 議案第401号 指定管理者指定の件(西宮市応急診療所)
 議案第402号 指定管理者指定の件(西宮市満池谷火葬場)
 議案第403号 指定管理者指定の件(西宮市満池谷納骨堂)
 議案第404号 指定管理者指定の件(西宮市立満池谷墓地ほか5施設)
 議案第405号 指定管理者指定の件(西宮市満池谷斎場)
 議案第406号 指定管理者指定の件(甲山自然の家ほか3施設)
 議案第407号 指定管理者指定の件(西宮市北山公園ほか1施設)
 議案第408号 指定管理者指定の件(西宮市西宮中央運動公園有料公園施設ほか7施設)
 議案第409号 指定管理者指定の件(愛宕山住宅ほか76施設)
 議案第410号 平成18年度西宮市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価を定める件
 議案第411号 水稲無事もどし金交付に関する件
 議案第412号 平成16年度一般会計繰入金処理の件
 議案第413号 訴え提起の件(市営住宅明渡し等請求事件)
 議案第414号 市道路線認定の件(西第1404号線ほか5路線)
 議案第415号 市道路線変更の件(幹第32号線ほか2路線)
 議案第416号 市道路線廃止の件(西第820号線)
 報告第73号 処分報告の件(市長の専決処分事項の指定に基づく専決処分)

                             西宮市議会議長


             出   席   議   員

 1番 野 口 あけみ   16番 中 尾 孝 夫   31番 魚 水 けい子
 2番 佐 藤 みち子   17番 栗 山 雅 史   32番 草 加 智 清
 3番 河 崎 はじめ   18番 白 井 啓 一   33番 谷 口 哲 司
 4番 たかはし 倫恵   19番 田 村 ひろみ   34番 中 西 甚 七
 5番 明 石 良 昭   20番 三 原 憲 二   35番 中 村 武 人
 6番 大川原 成 彦   21番 今 村 岳 司   36番 蜂 谷 倫 基
 7番 町 田 博 喜   22番 八 木 米太朗   37番 たてがき 初男
 8番 しぶや 祐 介   23番 石 埜 明 芳   38番 片 岡 保 夫
 9番 田 中 正 剛   24番 管   庸 夫   39番 つかだ 誠 二
10番 木 村 嘉三郎   25番 上 田 さち子   40番 嶋 田 克 興
11番 上向井 賢 二   26番 阪 本   武   41番 美濃村 信 三
12番 喜 田 侑 敬   27番 小 林 光 枝   42番 楽 野 信 行
13番 杉山 たかのり   28番 西 田 いさお   43番 中 川 經 夫
14番 森池 とよたけ   29番 田 中   渡   44番 上 谷 幸 彦
15番 岩 下   彰   30番 川 畑 和 人   45番 ざ こ 宏 一


             欠   席   議   員

               な       し


             説明のため出席した者の職氏名

市長        山 田   知     中央病院事務局長  永 田 幸 治
助役        藤 田 忠 穂     消防局長      岸 本   正
助役        河 野 昌 弘     水道事業管理者   平 瀬 和 彦
収入役       進 木 伸次郎     水道局次長     井 田 佳 樹
総合企画局長    安 富   保     教育委員会委員長  尾 崎 八 郎
 市長室長     小 牧 信 雄     教育長       眞 鍋 昭 治
総務局長      山 本   修     教育次長      屋 代 鶴 夫
総務総括室長    亀 井   健     教育次長      三田谷 光 治
 財務部長     高 平 秀 男     選挙管理委員会委員長
市民局長      岸 本   梓               玉 置   肇
健康福祉局長    藤 田 邦 夫     代表監査委員    阿 部 泰 之
環境局長      藤 井 厚 夫     監査委員      村 西   進
都市局長      中 島 武 彦     農業委員会会長   吉 田 昭 光
土木局長      浦 川 和 男


           職務のため議場に出席した事務局職員

事務局長      斉 藤 啓 輔     調査課長      大 西 範 幸
次長        中 西 正 幸     議事課課長補佐   西 岡   衛
議事課長      市 栄 正 樹     議事課係長     中 井 雄 一



   〔午前10時 開会〕
○議長(小林光枝) おはようございます。
 ただいまから西宮市議会第12回定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 開会に際し、市長からあいさつがございます。
   〔山田知市長登壇〕
◎市長(山田知) おはようございます。
 開会に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。
 本日ここに第12回定例市議会をお願いいたしましたところ、議員の皆様におかれましては、公私とも何かとお忙しい中、御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。
 今期定例会におきましては、平成18年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出予算案など重要な諸議案について御審議いただくわけでございます。何とぞ慎重に御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会のごあいさつといたします。
○議長(小林光枝) 開会に際し、私からも一言お願いを兼ねまして、ごあいさつを申し上げます。
 阪神・淡路大震災から11年が過ぎ、人口は震災前をはるかに上回る46万7,000人に達し、県下第3の都市となりました。しかし、震災復興事業に伴う巨額の財政負担は本市に重くのしかかり、この克服が大きな課題となっております。
 こうした中、平成20年度までの実施目標として策定された第3次西宮市行財政改善実施計画により、平成18年度からは、赤字再建団体転落を阻止するためとはいえ、市民サービスに直接影響を及ぼす項目も予算に反映され、まことに心苦しい思いがしております。この平成18年度当初予算につきましては、財政基金など5基金の全額を取り崩すものの、個人市民税が8年ぶりに増加に転じたこともあり、総額で昨年度を3.4%上回る2,904億円余りの予算を組んでおられます。山田市長初め市当局の御努力に対しまして、心からの敬意を表したいと存じます。
 今期定例会は、これら平成18年度の当初予算案を初め、多くの指定管理者指定案件など、諸議案を審議する極めて重要な議会であります。諸施策、諸議案の内容につきましては、この後、詳細に説明されますが、どうか厳正かつ公正なる審議を通じまして適切なる結論を出していただきますようお願い申し上げ、あわせて、議会運営全般につきましても格段の御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上、まことに簡単ではございますが、開会に際しましてのごあいさつとさせていただきます。
 現在の出席議員数は45人であります。
 本日の会議録署名議員に、会議規則第80条の規定により、西田いさお議員及び田村ひろみ議員を指名いたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 これより日程に従い議事を進めます。
 まず、日程第1 会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から3月27日までの29日間にいたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林光枝) 御異議を認めません。
 よって、今期定例会の会期は、本日から3月27日までの29日間と決定いたしました。
 次に、日程第2、平成18年度予算案を初め関連諸議案の審議に先立ち、西宮市行政方針並びに西宮市教育委員会行政方針を聴取することといたします。
 まず、市長の説明を求めます。
   〔山田知市長登壇〕
◎市長(山田知) 本日ここに西宮市議会第12回定例会の開会に当たり、新年度予算案を初め諸議案の提案とともに、私の行政方針を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御支援を賜りたいと存じます。
 本市は、昨年、市制80周年を迎えました。震災後、一時の落ち込みはあったものの、その後、順調に人口が増加し、昨年実施された国勢調査の速報値では46万5,000人を超え、県下3番目の都市となりました。我が国の人口が既に減少に転じたと言われる中で、このような人口増を実現できたのは、西宮のアメニティーの豊かさや震災からの着実な復興、環境学習都市に向けた取り組み、子育て支援の施策など、これまでの町づくりが高く評価されたためであると考えております。
 来るべき平成18年度は、こうした歩みをさらにもう一歩進め、誇るべき我が町西宮の実現に全力を傾けてまいります。
 今、内外の情勢に目を向けますと、引き続く紛争やテロなど、国際情勢はいまだ安定せず、私たちが心からこいねがう世界平和の実現へはまだまだ遠い道のりであることを痛感せざるを得ません。
 また、昨年発生したJR福知山線の脱線事故やアスベスト問題の顕在化など、市民生活の安全を脅かす出来事が次々と発生しております。中でも、幼い子供たちを標的にした事件の増加には、私自身、深く心を痛めているところであります。安全・安心に日々を送りたいという思いは、市民共通の願いであります。地域の方々を中心に日々行っていただいている防犯パトロールや子供の登下校に際しての見守りなどにつきましては、私といたしましても、まことに心強く感じますとともに、心から感謝しているところであります。市といたしましても、地域の方々や警察と一体となって安全・安心な町づくりを進めるため、犯罪防止に関する協議会を立ち上げ、取り組んでまいります。
 さらに、平成16年9月に施行された、いわゆる国民保護法に基づき、本市の国民保護計画や避難マニュアルを策定し、市民の安全・安心を確保することに全力を挙げたいと考えております。
 昨年からことしにかけて、一連の耐震偽装問題やホテル不正改造問題、さらには証券取引法違反事件など、企業における法令遵守への姿勢が厳しく問われ、大きな社会問題となっております。これらは、民間企業が引き起こした事件ではありますが、当然のことながら、我々行政機関にあっては、いささかも市民の信頼を損なうようなことがあってはなりません。
 このたび、公益通報者保護法が施行されるのに伴い、法令違反に関し、行政機関として受ける通報や市内部からの通報を適切に処理するための窓口を整備し、法令遵守、いわゆるコンプライアンスの推進に努めます。
 本市の人口は、現在も増加を続けており、町は日々にぎやかさや活力が増しておりますが、一方、学校の教室不足や保育所等の待機児童の問題など、早急に解決すべき課題が生じていることも事実であります。また、あの阪神・淡路大震災から11年が経過し、震災復興事業は仕上げの段階を迎えているとはいえ、いまだ厳しい状況から抜け出せていない被災者もおられます。さらに、我が国の経済は、個人消費の堅調さや新規求人数の増など、ようやく明るさが見えてきた感がありますが、地方経済や中小企業にとっては、依然として厳しく、予断を許さない状況にあり、行政に対しても適切な施策の展開が求められているところであります。
 このように、さまざまな難問が山積する中で、昨年来、本市にとって明るい話題もございました。芸術文化の振興拠点である県立芸術文化センターのオープン、堀江謙一氏によるヨットでの単独無寄港世界一周の偉業達成や阪神タイガースのリーグ優勝などは、市民の皆様の心にも明るさとぬくもりを与えてくれたのではないでしょうか。価値観が大きく変化した今、心の豊かさということがより一層重要になってきております。
 本市は、昭和38年に文教住宅都市を宣言し、市民とともに進めてきた文化の振興や文化的環境の向上の取り組みにより、10を数える大学・短大、多彩な人材、数々の文化施設など、すばらしい財産が蓄積しております。これらの財産を有効に活用し、平成16年度から「音楽と出会うまち西宮」事業を実施するなど、活力と潤いのある文化的な都市環境の創造を目指してまいりました。今後は、平成18年度からスタートいたします文化振興ビジョンに基づき、幅広い分野で文化の振興に取り組むとともに、市民の多様なアイデアを生かしたイベントを実施するなど、文化の創造と交流により、文化の美しい風が吹く、心豊かで触れ合いのある地域社会の形成に努めてまいります。
 また、市民レベルで活発に行われている文化や芸術、生涯学習などの活動がより深まるとともに、町づくりの観点から効果的に展開されるよう、市の一体的な推進体制のあり方について検討してまいります。
 本年1月、本市は、環境大臣より循環・共生・参加まちづくり表彰を受賞いたしました。これは、環境学習都市宣言の理念を踏まえ、山、川、海といった恵まれた自然環境を生かした取り組みが高く評価されたものであります。国においても、本市が他都市に先駆けて取り組んでおります行政と市民、事業者等が一体となった環境学習を通じた持続可能な町づくりの重要性を認識し、人づくり、地域づくりを環境施策の柱としているところであります。
 新年度も、新環境計画に基づき、各中学校区単位でのエココミュニティ会議の設置に取り組むとともに、下水道についても高度処理化を目指すなど、環境学習都市の先駆者としての役割を果たしてまいります。
 情報化部門では、常に高度な住民サービスの提供を実現することにより、他の地方自治体のモデルとなり、地域情報化に多大な貢献をしたとして、平成17年度情報通信月間総務大臣表彰を受賞いたしました。また、日経BP社が行うe都市ランキング2005においても、情報化進展度第1位にランキングされました。高齢者、障害のある人などに配慮してバリアフリー化したウェブサイトで豊富な情報やサービスを提供していることが高い評価を得た結果であります。
 この電子自治体の分野においても、本市は、阪神・淡路大震災の際に独自の被災者支援システムを整備するなど、他に一歩先んじた取り組みを続けております。今後とも、他都市の模範となるべく、真に市民に役立つ心通う開かれた電子自治体を目指して取り組みを進めてまいります。
 着実に町づくりを進めていくためには、行政と市民、事業者、NPOの皆様が、それぞれ役割を分担し、責任を持って取り組む必要があります。私は、市長就任以来、一貫して、市民とともに進める町づくりを市政運営の基本姿勢としてまいりましたが、そのための仕組みづくりとして、平成17年度から仮称市民参画条例の策定に向けた取り組みに着手したところであります。平成18年度には、市民を中心とした条例策定のための委員会を立ち上げ、議論、検討を進めてまいります。
 本市では、住民に身近な地方自治体として、権限と責任を持って地域の実情に応じた行政を行っていくため、より多くの権限を有する中核市への移行を目指してまいりました。これまでも、移行に際しての障壁となっております面積要件の緩和を国に要望してまいりましたが、この努力が実り、昨年末、国の第28次地方制度調査会により、中核市指定の面積要件は廃止することが適当である旨の答申が行われました。この答申に基づいて法律改正が行われる予定であり、本市といたしましても、スムーズな移行に向け、準備を進めてまいりたいと考えております。
 あすの西宮につながる重要な施策を積極的に進めていくためには、財政基盤の確立と身の丈に合った事業の選択が不可欠であります。引き続き行財政改善と行政経営改革に取り組んでいくことを決意しております。
 本市では、平成8年度以来、3次にわたって行財政改善を実施してきました。現在取り組んでおります第3次行財政改善実施計画では、まず、平成17年度に、私を初めとする常勤特別職や市議会議員の報酬及び職員の給料の減額、職員数の削減などの人件費の見直しや、その他の内部管理経費の削減を行い、計画目標額の大半を捻出したところであります。平成18年度には、常勤特別職の退職金や職員の特殊勤務手当を見直し、さらなる内部管理経費の削減を行うほか、市単独扶助費や各種補助金の見直しなど、市民の皆様にも痛みを共有していただくという苦渋の選択を行ったところであります。財政の健全化は極めて重要な課題であり、今後とも、残された取り組みに全力を挙げるとともに、総合計画の実施計画においても厳しく事業を見直すなど、財源不足の解消に努めてまいります。
 さらに、当面の財源不足に対処するだけでなく、団塊の世代の大量退職などに象徴される地域社会の変容や低成長時代に対応して、行政運営の仕組みそのものを改革する必要があります。そのため、本市では、行政経営改革基本計画を策定し、制度疲労を起こした行政のシステムを抜本的に改革することとしております。新年度では、政策施策評価を含めた行政評価の確立と、ITを活用した行政評価システムの開発に着手するほか、組織における目標管理や、職員の能力等を的確に把握し、適正な人事考課の充実を図るための人事評価システムの構築に取り組み、また、グループ制のさらなる推進を図ってまいります。外郭団体につきましても、統廃合を含めた抜本的な見直しを行ってまいります。
 国が進めております三位一体の改革の行方が不透明であるなど、本市にとってもまだまだ厳しい財政状況が続きますが、私は、ピンチをチャンスととらえ、今やらなければならないことは必ずやるという信念を持って、愛と希望の町づくりを基本理念に、だれもが住みたい、住み続けたいと願う個性豊かな文教住宅都市西宮の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいります。
 こうした考え方を基本として、これまで私が進めてまいりました町づくりをさらに充実発展させるため、新年度に実施する主要な事業、施策について、六つの視点に沿って御説明いたします。
 なお、教育関係につきましては、教育委員会から別途御説明申し上げます。
 まず、市民と手を携えて進める町づくりについてであります。
 仮称市民参画条例策定の取り組みにあわせ、庁内においても参画と協働の町づくりに向けた議論、検討を行う研究会を立ち上げます。
 人権・同和問題は、引き続き、「人権教育のための国連10年」西宮市行動計画の中間年報告に基づき、各種の課題に取り組むとともに、市民意識の啓発に努めます。
 男女共同参画社会の実現に向け、平成18年度で計画期間が終了する新女性プランの全面改定を行います。
 外国人市民施策基本方針に基づき、市内に在住する外国人の人権についての啓発活動などに取り組みます。
 昨年、戦後60年という節目の年を迎えたことを踏まえ、改めて平和・非核の大切さを訴え、平和施策を推進してまいります。
 次に、安心して暮らせる心通う町づくりについてであります。
 人々が生活する上での最も基本的な願いは、安全で安心して暮らせるということであります。私は、子供、高齢者、障害のある人を初め、すべての人々が安全で安心して暮らせる町づくりを実現したいと考えております。
 新年度には、子供に対する犯罪等に対処するとともに、災害に対しても適切に備えるため、防犯や災害・防災に関する情報などを携帯電話等に配信するにしのみや安心eネットの導入に取り組みます。また、引き続きまちづくり防犯グループの結成を進めるとともに、その活動を支援するため、安全に関する情報がより有効に活用できるよう、ホームページの充実に努めます。
 公共施設などのバリアフリー化は、阪急電鉄阪神国道駅にエレベーターを設置し、JR甲子園口駅についても、県や鉄道事業者との合意に基づき、設置に向け取り組みを進めるとともに、市内道路の段差解消等の改良事業を計画的に進めます。
 また、公共施設などにおける心臓疾患等による緊急事態に対処するため、本庁舎、保健所、各消防署及び教育委員会事務局に自動体外式除細動器を設置いたします。
 本市の人口増の特徴は、若い子育て世代の増加が比較的多いことであります。これらの人々が安心して子供を産み、子育ての喜びを実感できるとともに、これからの西宮を担う子供たちが健康で心豊かに育つことができる環境を整える必要があります。
 そこで、保育所の待機児童の解消策として、平成19年度に開園を予定している仮称南甲子園保育園ほか1園の整備に対して補助を行うとともに、保育ニーズの多様化等に対応するため、社会保障審議会の答申に基づき、保育所の民営化への取り組みを進めます。また、費用負担の適正化のため保育料の改定を行いますが、子育て支援の観点から、第3子以降の保育料を無料といたします。
 留守家庭児童育成センターは、用海ほか3カ所の整備を予定しております。また、子育てに関するさまざまな情報をホームページのにしのみや子育てガイドで提供してまいります。
 児童手当は、国の制度改正に伴い、対象を小学6年生まで拡大して支給いたします。
 高齢者に対する福祉は、介護保険法の改正に伴い、予防重視型システムへの転換等に取り組むとともに、第1号被保険者の保険料を改定いたします。また、平成17年度に策定する高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を着実に実行してまいります。
 介護保険施設は、社会福祉法人等が特別養護老人ホーム及び介護老人保健施設各1カ所を開設するとともに、平成19年度開設に向け、3カ所の建設に着手いたします。
 障害のある人の福祉は、平成18年度から施行される障害者自立支援法に基づき、福祉サービスの一元化等に取り組むとともに、引き続き障害福祉推進計画の見直しを行ってまいります。また、浜町における知的障害者通所授産施設の建設に対して補助を行うほか、老朽化した名神あけぼの園のクリーニング設備の更新を行います。
 さらに、中央保健福祉センターとして使用している西宮健康開発センターの空調設備の更新につき、費用負担を行います。
 母子及び寡婦に対する福祉は、新たに看護師などの資格取得を促進するなど、母子家庭自立支援給付金事業を実施いたします。
 中央病院は、平成15年度からの3カ年経営健全化計画において当初目標とした不良債務の解消が困難となった状況を受け、収益の安定化と費用の削減に向けての新たな計画を策定し、経営体質の強化に取り組んでまいります。また、診療報酬のマイナス改定など、経営環境が一段と厳しさを増す中、経営形態の基本的なあり方についても検討を行っていきたいと考えております。
 次に、文化をはぐくみ人が触れ合う町づくりについてであります。
 「音楽と出会うまち西宮」事業として、引き続き、県立芸術文化センターと連携した事業やまちかどコンサートを行うとともに、西宮ミュージアムタウン推進事業として、音楽と美術を融合したまちかどギャラリー&コンサート事業や、市民が企画・実施する公募型文化イベントを新たに実施いたします。また、アミティホールの老朽化した音響設備を年次計画に基づき改修いたします。
 のじぎく兵庫国体は、昨年、リハーサル大会を開催いたしましたが、平成18年度は本大会の年であります。市民の皆様のお力もおかりし、ぜひとも成功裏に終わるよう、市を挙げて取り組んでまいります。
 さらなる市民スポーツの振興を図るためのサッカー場の整備は、引き続き整備手法、時期などについて検討を行ってまいります。
 コミュニティー活動の拠点として自治会等が設置、運営する地域自主管理集会施設について、引き続き2カ所の補助を行います。
 編さんを続けておりました市史現代編につきましては、第1巻「通史編」を発行し、編さん作業を完了いたします。
 続いて、持続可能な安全で快適な町づくりについてであります。
 自然と共生する町づくりとして、国指定鳥獣保護区特別保護地区内に指定した甲子園浜生物保護地区について、時期を限定して立ち入り制限を行い、シギ、チドリ類の飛来地として保全を行うとともに、甲子園浜自然環境センターの改修を行います。
 公園緑地は、阪急電鉄から寄附を受けた仁川植物園を市民の緑地として維持管理するとともに、武庫川河川敷緑地の一里山町地先から田近野町地先に至る区域において園路等の整備を行い、また、国道176号の新生瀬大橋高架下に児童遊園を整備いたします。さらに、植物生産研究センターのバイオ技術を活用するなど、花と緑の町づくりを推進してまいります。
 阪神・淡路大震災を経験した本市としましては、その教訓を生かし、災害に強い町づくりを行わなければなりません。土砂災害、津波災害、洪水災害などに関する総合的な防災マップである防災ハザードマップを作成し、市内全世帯に配布するとともに、県の急傾斜地崩壊対策事業に対する地元負担を行います。
 県においては、本市の甲子園浜の公園などを利用して広域防災拠点を整備する計画でありますが、本市といたしましても、県と協力し、自然災害の対策に万全を期してまいります。
 また、昨年発生したJR福知山線の脱線事故を教訓に、地域防災計画の大規模事故災害対策編を策定いたします。
 消防車両は、はしご自動車等の更新を行うとともに、熱画像直視装置の配備、高度救命処置用資器材の更新等を行います。また、消防通信設備及び応急救護所用エアテントを整備するなど、災害時への備えを充実、強化いたします。消防団の生瀬分団西車庫を移転し、整備いたします。
 市営住宅の耐震診断及び外壁等の改修を行うとともに、住宅用防災警報器設置事業に着手いたします。
 西宮北口駅北東地区土地区画整理事業は、引き続き残された建物の移転や道路及び宅地の整備工事を推進し、事業の早期完了を目指します。西宮北口駅南地区土地区画整理事業は、事業計画の変更を行い、早期の事業完了を目指します。西宮北口駅南地区まちづくり整備事業は、西宮北口駅周辺からJR西ノ宮駅の間の案内板、歩道照明の整備等を行います。
 西宮北口駅周辺は、本市の都市核の一つであります。東西交通のネックとなっております阪急今津線は、高架化を目指すことについて、県、阪急電鉄と一定の整理を行ったところであり、西宮スタジアム跡地開発についても、このたび、阪急電鉄から計画素案が示されました。今後、この素案に基づき、生活環境、交通問題、既設周辺商業施設への影響、緑地の確保などの課題について協議を進めるとともに、必要な対応を図ってまいります。
 鉄道関係は、平成19年春開業予定のJR新駅について、道路等の周辺整備を行うとともに、引き続き阪神西宮駅南の駅前広場の整備に取り組んでまいります。また、阪神本線連続立体交差事業及び同事業に伴う津門川橋梁の架設事業や鳴尾駅周辺土地区画整理事業を推進いたします。
 道路は、引き続き、幹線道路である山手幹線、西福河原線、市役所前線の整備を進めるほか、中津浜線について、美装化等の二次改築事業、跨線橋の耐震補強等を行うとともに、国道2号との交差点の改良について検討してまいります。鷲林寺の市道西448号の歩道整備は、測量、基本設計等を行います。国道176号は、国に積極的に協力して整備促進に努めます。
 自転車対策として、阪急西宮北口駅及びJR甲子園口駅への自転車駐車場の新設、阪急甲東園東第3自転車駐車場の増設などを行います。
 その他、交通関係は、バス利用促進対策事業として、電車、バスに共用できるICカードシステムの路線バスへの導入に対して助成を行うとともに、課題となっております南北バスについて、試験運行に当たっての条件整理や関係機関との協議を行ってまいります。また、コミュニティーバスは、引き続き導入の可能性について検討してまいります。
 東部総合処理センターは、その整備に係る生活環境影響調査等を行います。また、JR西ノ宮駅南駅前広場に公衆便所を設置し、白水峡公園墓地、甲山墓園の墓所の整備及び満池谷火葬場の設備改修を行います。さらに、事業系ごみ処理手数料について、経費負担のあり方を検討してまいります。
 食肉センターは、経費の節減を図りながら、民営化を基本として、関係者と協議を進めてまいります。
 上水道事業は、浄水施設の統廃合や耐震化に向け検討を行うとともに、配水管の耐震化や石綿セメント管の更新等を行うことにより、安全な水を安定して供給してまいります。
 下水道事業は、鷲林寺、名塩美山地区の汚水渠整備や処理場施設等の更新を進めるほか、雨水貯留施設の整備や合流式下水道の改善に取り組みます。また、公営企業化に向け準備を進めるとともに、水道事業との統合についても研究してまいります。甲子園浜の未利用の下水道用地約7.3ヘクタールは、国の補助を受け、高度処理用地として順次土地開発公社から取得し、残地の約5.6ヘクタールは、引き続き利用方法の検討を進めてまいります。
 河川関係では、武庫川で現在進められております河道整備工事の促進と新たな河道整備基本方針の早期策定を県に働きかけてまいります。また、台風23号で大きな被害を受けたリバーサイド住宅につきましては、被災された方々と県との間で進展中の河川整備についての協議が早期に調えられるよう、県に協力してまいります。名塩川では河道改良の促進を、また、南部地域では県が取りまとめる予定の河川整備計画に基づいた洗戎川の高潮対策整備を、県に要望してまいります。
 次に、産業が栄え地域がにぎわう町づくりについてであります。
 産業は、町の活力の源であります。地域経済の担い手である産業界の活性化を支援していきたいと考えております。
 本市の産業・観光情報を発信し、市民も参加することができる双方向の西宮市地域ポータルサイトを開設するとともに、引き続き起業家支援事業や産学官民連携の交流事業を行うことにより、新規事業の立ち上げや新たなビジネスモデルの創出を支援してまいります。また、西宮にふさわしい企業を誘致するため、オフィスの賃料を補助するなどの企業誘致補助事業を実施いたします。
 さらには、本市の地理的特性や産業集積の地域特性などの調査を行い、それを生かした新エネルギーの普及・導入を促進するため、地域新エネルギービジョンの策定に向けた取り組みを行います。
 本市の歴史的な資産である酒蔵地帯では、引き続きソーラーシステムを活用した街路アプローチ灯の設置を行い、修景づくりに努めてまいります。
 最後に、公共サービスの充実した町づくりについてであります。
 効果的、効率的に庁内事務を実施するため、新財務会計システム、庶務事務システムの開発を進めるとともに、県及び県下市町共同で構築した電子申請・電子入札システムの運用や、一元化した道路管理情報の発信など、市民の利便性の向上に努め、住民満足度の高い電子自治体の実現を目指してまいります。また、そのための体制の整備も図ってまいります。
 職員の勤務時間を午前8時45分から午後5時30分までとするとともに、開庁時間を午前9時から午後5時30分までとし、市民サービスの向上を図ってまいります。
 水道局における各種問い合わせ等の窓口を一元化し、市民サービスの向上と業務の効率化を図るため、電話受付センターの設置に向け準備を進めてまいります。
 北部地域の課題である仮称山口地区センターの整備は、平成17年度に行った基本設計に基づき、地元とも協議を行いながら、実施設計を進めてまいります。
 第3次総合計画の計画期間が平成20年度で終了することから、次期総合計画の策定に向け、新たな総合計画の基本的な考え方を検討するとともに、人口、財政収支などの基礎的なデータの収集に取り組んでまいります。
 指定管理者制度は、現在管理委託を行っております200を超える公の施設に導入するとともに、直営施設についても導入の検討を進めてまいります。
 中期修繕計画に基づき、市の公用・公共用施設の効果的・効率的な施設保全を行います。新年度は、勤労会館及び北消防署の空調設備の改修を予定しております。また、総合福祉センターにつきましては、施設における省エネルギー化と地球温暖化対策として期待されているESCO事業を導入して、空調設備の熱源更新等を行います。
 次に、平成18年度予算についてであります。
 新年度の予算編成に当たりましては、赤字団体への転落も危惧される厳しい財政状況の中、昨年11月に改訂した第3次行財政改善実施計画を着実に推進し、事務事業の見直し、内部管理経費の削減を行う一方、前年度に引き続き、予算編成における庁内分権に取り組むとともに、福祉や情報化など市民や時代のニーズにこたえる必要のある分野に対しては、限られた財源をより効果的、重点的に配分するよう努めました。
 歳出面では、消費的経費について、人件費などの内部管理経費の削減や投資的事業費の圧縮、平準化等により財源を捻出し、必要な市民サービスや新たな行政課題に対応する施策の充実に努めました。また、投資的経費につきましては、残された震災復興事業の早期完成を目指すとともに、保育所等の待機児童の解消や、学校、鉄道駅舎のバリアフリー化など、福祉、教育や市民生活に密着した事業を実施し、また、大阪湾の水質改善を図るため、下水道における高度処理事業に着手することといたしました。
 歳入面では、市税収入が景気の回復や定率減税の縮減などにより増収となりますが、減税の補てん財源である地方特例交付金や減税補てん債は減額の見込みであります。普通交付税は、平成17年度分が当初予算額を大幅に下回ったことに加え、震災による瓦れき処理等に係る公債費算入分が17年度で終了するため、国勢調査による人口増分等を見込んでも、対前年度比約32億円の減額となりました。
 このため、第3次行財政改善実施計画に基づき、遊休市有地の売却に努めるとともに、使用料、手数料等の見直しを行うなど、歳入確保を図りましたが、なお不足する財源につきましては、財政・減債基金の全額に加え、特定目的基金のうち一部を全額取り崩すほか、新たに下水道の処理場用地貸付元金収入を計上することにより、赤字予算を回避することができました。
 以上により編成いたしました新年度予算は、一般会計1,582億843万8,000円、前年度比3.2%増、借換債を除く実質は1,449億1,517万8,000円、前年度比3.4%減、特別会計1,106億8,192万4,000円、前年度比4.7%増、企業会計215億9,051万円、前年度比1.2%減、合計2,904億8,087万2,000円、前年度比3.4%増となっております。
 以上、新年度の市政に臨む私の決意と施策の大要を申し上げました。
 議員各位並びに市民の皆様の御支援をお願い申し上げますとともに、予算案を初めとする諸議案に御賛同賜りますようお願いいたします。
○議長(小林光枝) 引き続き、教育委員会委員長の説明を求めます。
   〔尾崎八郎教育委員会委員長登壇〕
◎教育委員会委員長(尾崎八郎) 本日、西宮市議会第12回定例会の開会に当たり、平成18年度の教育行政の基本的な考え方と施策の大要を申し上げます。
 今、社会全体では、少子化の急速な進行による人口減少社会の到来とともに、社会経済構造は大きな転換期を迎えております。また、下校途中などで子供の命が奪われるという痛ましい事件が発生し、安全・安心な町づくりの重要性が高まっています。
 本市では、子育て世代を中心に人口増加が続き、町には新しい活気が生まれていますが、教育や保育などにかかわる行政需要も増大しています。
 このような時代にあって、豊かな人間性を持ったたくましい子供たちの育成と、将来に夢と希望の持てる地域社会を築くため、社会の存立基盤である教育を通じた人材育成が何より重要であると考えております。
 学校教育では、次代を担う子供たちの確かな学力、豊かな心、健やかな体のバランスのとれた育成を通じ、生きる力をはぐくめるよう努めてまいります。そのため、創意工夫を生かした特色ある学校園づくりに努め、子供たち一人一人を大切にした個を育てる教育を推進してまいります。
 子供たちの安全対策については、多くの人の目で子供たちを見守ることを基本に、家庭、地域との連携を一層深め、通学路を初めとする地域での安全・安心の確保に努めるとともに、不審者侵入防止対策など学校施設の整備に努めてまいります。
 社会教育を見ますと、市民の生涯学習への参加意欲が高く、自発的な学習活動やスポーツ活動が活発に展開されており、子供から高齢者まで、だれもが気軽に学習でき、芸術・文化、スポーツ・レクリエーション活動などに親しめるよう、環境整備に努めてまいります。
 家庭は、子供にとって最も身近な安らぎの場所であり、すべての教育の出発点であります。子供たちは、自発的な活動やさまざまな体験の中で、みずから学び、家族との触れ合いの中で成長していくとの認識のもと、家庭教育の支援に取り組んでまいります。
 西宮の教育は、市民の方々の熱い思いと信頼に支えられてまいりました。この長年培われてきた教育的・文化的環境を一層発展させ、市民とともに夢はぐくむ教育の町西宮の実現に向け、西宮教育の推進に情熱を注ぐ決意であります。
 ここからは、教育行政の五つの柱について、新年度に実施します主要な事業、施策を中心に御説明申し上げます。
 第1に、人間尊重教育の推進についてであります。
 市民一人一人がさまざまな人々との交流の中で多様な文化や個性を認め合い、ともに生き支え合える社会を目指し、人間尊重教育に取り組んでまいります。
 大人が子供たちを大切にすることによって、子供たちが自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることができるよう、豊かな心を育てる取り組みを進めてまいります。また、障害のある人も高齢者も安心して暮らせる町を目指し、あらゆる学習の場における人権教育のより一層の推進を図ってまいります。
 子供たちを虐待や犯罪の被害から守るため、安全管理の徹底、危機管理体制の整備を図るとともに、家庭、地域、関係機関等と連携し、安全・安心な地域社会づくり、学校づくりに努めます。
 また、環境学習都市としての特色や姉妹・友好都市との交流を生かし、環境学習、平和学習、国際教育の推進に努めてまいります。
 第2に、個を育てる学校教育の推進についてであります。
 一人一人の子供が個性や能力を伸ばし、その可能性を開花させること、常に夢と希望を持って自分の道を切り開いていくことを目指し、学校教育では、たくましく生きていく力の育成を図ってまいります。また、家庭、地域のニーズを学校運営に生かすとともに、外部評価を積極的に受け入れ、開かれた学校、特色ある学校づくりに一層努めてまいります。
 学力の向上については、小学校4年生で実施している学力調査を拡充するなど、子供の実態把握に努め、より効果的な学習指導の工夫等を行うとともに、研修を通して教師の授業力を高めてまいります。また、子供たちの自主的な学習を支援するため、小・中・養護学校では、教育情報ネットワークによる漢字・計算認定制度の拡充を図るとともに、チャレンジサポーターや学校図書館指導員の配置を継続してまいります。
 心の育成においては、道徳の時間における魅力的な授業の創造をもとに、道徳教育の充実に努めます。また、心のケア、とりわけ不登校対策では、教室復帰を目指す子供を支援するため、サポーターを学校に派遣するとともに、在宅での学習支援システムの開発に取り組んでまいります。
 健やかな体づくりについては、子供の体力、運動能力の向上を目指すとともに、健全な食生活を実践する力を育てる食育の推進に努めます。
 幼稚園では、子供の発達や学びの連続性を踏まえ、小学校教育との連携を深めるとともに、保護者とのコミュニケーションをより一層活発にすることによって、子育て支援を積極的に進めてまいります。
 高等学校においては、一層の特色化を目指した取り組みを進め、学びたいことが学べる魅力ある学校づくりを進めてまいります。また、選抜制度の改善については、広く理解を求めるとともに、積極的に取り組んでまいります。
 障害児教育では、特別支援教育に向けての体制づくりとともに、子供の教育的ニーズに応じた適切な指導や必要な支援を行ってまいります。
 第3に、家庭、地域とともに子供を育てる教育の推進についてであります。
 子供たちの生きる力をはぐくむには、子供たちみずからが目標を見つけ、目的に向かって挑戦する活動や体験を通じて、達成感や喜びを感じることが必要であります。そのような活動や体験の場の提供に努めるとともに、異なった年齢の友達や異なる世代、地域の人々とのつながりを深め、家庭、地域とともに子供を育てる教育を推進してまいります。
 家庭教育の支援については、家庭教育振興市民会議と連携した家庭教育講座や、公民館での幼児教育講座など、多様な学習機会と情報の提供に努めます。
 子育て総合センターでは、中高生を対象とする保育体験プログラムを実施するとともに、子育て相談や親子サロン事業等の推進を図るほか、子育てサークルの育成支援や子育てにかかわる情報提供に努めます。
 子供向けの文化的講座「宮水ジュニア」事業では、レザークラフトなど新しい講座を加えて、より一層の拡充を図ります。
 青少年の健全育成では、家族ふれあい事業やふれんどりぃキャンプなど、多様な体験活動事業を実施いたします。また、青少年の非行化防止を推進するため、地域のボランティアなどの協力を得て、声かけを中心とした街頭補導に取り組んでまいります。街頭補導車には、青色回転灯を設置し、巡回の強化に努めてまいります。
 第4に、学習活動の盛んな町づくりの推進についてであります。
 人々がさまざまな目標に向かって自主的に学ぶことのできる多様な学習の機会が提供され、高められた知識や技能が社会に還元できる学習活動の盛んな町づくりに取り組んでまいります。
 学習情報については、生涯学習情報コーナーやホームページなどの充実を図り、イベントや講演、講座などの情報を幅広く発信してまいります。
 公民館では、人権、福祉、情報、環境など現代的課題の学習活動を推進するとともに、NPOを初めとする市民団体等の参画により主催事業を拡充するなど、市民の学習の機会と場の充実に努めてまいります。
 生涯学習大学「宮水学園」では、カリキュラムや講座の充実に努め、学園生の自主的な交流活動を支援いたします。また、高度化する学習要求にこたえるため、ゼミナール形式によるマスターコースを開催いたします。
 図書館では、図書館資料の充実を図るとともに、インターネットの利用による蔵書検索や、パソコン、携帯電話、利用者端末機からの予約サービスなど、利便性の向上を図ります。また、図書館ボランティアの協力を得て、乳幼児期から読書に親しむ機会の提供に努めるなど、暮らしの中に図書館をを目指し、市民の利用を促進してまいります。
 文化財の保護については、神呪寺の防災施設改修工事に助成を行います。
 スポーツの振興では、学校体育施設開放事業をスポーツクラブ21と連携し継続するとともに、同クラブの組織や運営の充実を図り、地域コミュニティーの活性化を目指してまいります。また、のじぎく兵庫国体の開催にあわせ、スポーツ芸術競技として、大谷記念美術館が開催する洋画のコレクション公開展を支援するとともに、郷土資料館ではポスターの特別展示「スポーツの賑わい」を実施いたします。
 最後に、教育環境の整備についてであります。
 学校施設は、子供たちの豊かな人間性をはぐくむ活動の場であると同時に、災害時には地域の避難所としての役割も重要なことから、安全・安心対策を重点に施設整備を図ってまいります。
 不審者侵入防止対策では、小学校及び養護学校を対象に低いフェンスのかさ上げ工事を行うほか、モニター画面で来訪者を確認し、門扉を遠隔操作で解錠するシステムを試行的に2校で設置いたします。
 耐震化対策では、学校施設の耐震診断を進めるとともに、甲武中学校の耐震補強工事を実施いたします。また、アスベスト対策では、含有率調査の結果を踏まえて、除去等適切な対策を講じてまいります。
 津門小学校については、北校舎改築工事に向けて、北館及び東館の解体工事を行います。学級増が見込まれる学校園については、既存施設の転用や仮設校舎の建設により、教室の確保に努めます。
 生徒の学習効率の向上を目指すため、市立西宮高等学校の普通教室の一部に空調設備を新設するとともに、バリアフリー化を図るため、小学校2校、中学校1校でエレベーターを設置いたします。
 続いて、行財政改善では、図書館の管理運営体制の見直しや外郭団体の抜本的な見直しなど、第3次行財政改善実施計画を着実に実施してまいります。また、公民館の運営体制についても見直しを行ってまいります。
 さらに、事務の効率化を一層進めるため、市長事務部局との関係事務の見直しに取り組んでまいります。
 新年度の教育予算は、165億2,387万2,000円です。極めて厳しい財政状況が続く中、一層効率的な行財政運営に努め、教育行政の推進に努力してまいります。
 以上、新年度の教育行政の大要を申し上げましたが、今後とも、議員各位並びに市民の皆様の御支援をお願いするとともに、この大要に御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(小林光枝) 以上で行政方針の説明は終わりましたが、行政方針に対する代表質問は後日行うことにいたします。
 次に、日程第3 議案第336号ほか81件を一括して議題といたします。
 当局の提案理由の説明を求めます。
 藤田助役。
◎助役(藤田忠穂) 今期定例会に提案いたしております事件は、議案第336号から議案第416号までの81議案及び報告1件であります。
 これらの諸議案は、先ほどの市長並びに教育委員会の行政方針に基づき、本市が平成18年度において各行政分野にわたり執行しようとする施策に関するものなどであり、その内訳は、新設条例案4件、一部改正条例案22件、平成18年度各会計予算案17件及び一般案件38件であります。
 その内訳といたしましては、国民保護協議会及び国民保護対策本部、緊急対処事態対策本部の組織等に関する事項を定めるもの各1件、市長ほか常勤特別職の退職手当を減額するもの1件、職員の休暇を年度単位に改めるもの1件、職員の特殊勤務手当の支給基準等を定めるもの1件、山東自然の家の使用料の取り扱いを改めるもの1件、養護老人ホームで新たな入所事業を実施するもの1件、あけぼの基金の用途を改めるもの1件、介護老人保健施設、総合福祉センター及びデイサービスセンターについて、障害者自立支援法及び介護保険法の施行等に伴い、施設の事業内容等について所要の規定の整備を行うもの各1件、西宮市介護給付費等審査会を新たに設けるもの1件、道路占用料、都市公園使用料及び水路使用料について占用料を改定するもの各1件、動物取扱業登録申請手数料等を新たに設けるもの1件、中央病院の病床数を改めるもの1件、斜面地等における建築物の制限を行うもの1件、地区整備計画決定等に伴い規定を整備するもの1件、自転車駐車場の位置を変更するもの1件であります。その他のものといたしましては、一般職員の給与、議会議員等の公務災害補償、医療費助成、農業共済、食品衛生法の施行及び市営住宅に関して規定の整備を行うもの各1件であります。
 各条例案に対する提案理由は、それぞれの議案に参考として記載しておりますので、御参照くださいますようお願い申し上げます。
 議案第362号から第375号までの14件は、平成18年度の一般会計及び特別会計予算案であります。
 議案第362号一般会計予算は、歳入歳出予算総額1,582億843万8,000円で、前年度当初予算に比較して48億6,577万4,000円、3.2%の増であります。歳入におきまして、増額の主なものは、市債87億2,570万6,000円、市税19億455万3,000円、分担金及び負担金2億6,462万円などであり、減額の主なものは、地方交付税32億8,700万円、繰入金26億3,627万2,000円などでありますが、財源確保のため、財政基金繰入金8億6,428万4,000円、市債償還財源として減債基金繰入金16億95万8,000円を計上いたしております。歳出におきまして、増額の主なものは、公債費83億2,332万1,000円、民生費14億6,622万9,000円などであり、減額の主なものは、教育費11億7,753万4,000円、商工費11億5,404万9,000円、土木費7億9,901万円などであります。次に、債務負担行為は、街路事業用地買収事業など5件の債務を負担し、地方債におきましては、借換債など16件、限度額205億3,266万円を設定し、これらの借入利率を4.0%以内とし、また、一時借入金の最高限度額を500億円とするほか、歳出予算のうち各款内で流用できる経費は職員の給与費とするものであります。
 議案第363号から第375号までは、国民健康保険など13特別会計に係る予算で、歳入歳出予算の総額は1,106億8,192万4,000円で、前年度当初予算に比較し、49億7,861万6,000円、4.7%の増であります。増額の主なものは、介護保険で14億7,233万6,000円、下水道事業で13億578万6,000円などであり、減額の主なものは、集合支払費で4,607万円、市街地整備事業で2,010万円などであります。次に、債務負担行為は、公共用地買収事業で道路用地買収事業の債務を負担し、地方債におきましては、下水道事業及び道路用地買収事業で2件、限度額25億1,480万円を設定し、借入利率を4.0%以内とするものであります。
 議案第376号水道事業会計予算は、予算総額145億4,955万4,000円で、前年度より5,087万3,000円の増となっております。内訳といたしましては、収益的収支で、収入108億5,915万1,000円、支出107億1,907万6,000円、差し引き1億4,007万5,000円の利益を予定しております。資本的収支では、収入10億1,233万2,000円、支出38億3,047万8,000円、差し引き28億1,814万6,000円の不足額については損益勘定留保資金等で補てんいたします。
 議案第377号工業用水道事業会計予算は、予算総額8億3,694万1,000円で、前年度より2,113万8,000円の増となっております。内訳といたしましては、収益的収支で、収入5億8,176万2,000円、支出5億1,875万6,000円、差し引き6,300万6,000円の利益を予定しています。資本的収支では、収入6,760万1,000円、支出3億1,818万5,000円、差し引き2億5,058万4,000円の不足額については損益勘定留保資金等で補てんいたします。
 議案第378号中央病院事業会計予算は、収入総額56億7,493万1,000円、支出総額62億401万5,000円で、内訳といたしましては、収益的収支で、収入52億5,547万円、支出57億8,455万4,000円、資本的収支では、収入、支出とも4億1,946万1,000円を計上いたしております。なお、一般会計からは8億9,493万4,000円を繰り入れするとともに、長期貸付金として7,851万9,000円を計上することとしております。
 議案第379号から第409号までの31件は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、本市の公の施設203施設について、指定管理者を指定するに当たり提案するものであります。
 議案第410号から第412号までの3件は、いずれも農業共済事業に係るもので、平成18年度における農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価を定めるもの1件、水稲無事戻し金として総額10万5,358円を80人に交付するもの1件、平成16年度農業共済事業特別会計への繰入金1,621万4,792円を一般会計へ繰り戻さないこととするもの1件であります。
 議案第413号は、市営住宅の家賃を長期にわたって滞納し、再三にわたる催告にも応じない者、また市営住宅を不正に使用している占有者に対して、市営住宅の明け渡しと滞納家賃等の支払いを求める訴えを提起するものであります。
 議案第414号から第416号までの3件は、市道路線の認定、変更及び廃止を行うもので、国道176号の整備に伴う旧道の引き継ぎ等により6路線について市道路線の認定を行うもの1件、県道大沢西宮線の整備等により3路線について市道路線の変更を行うもの1件、1路線について市道路線の廃止を行うもの1件であります。
 以上81議案につきまして、何とぞ御協賛賜りますようお願い申し上げます。
 次に、報告第73号は、市長の専決処分事項の指定に基づく専決処分報告で、和解等に係るもの5件、損害賠償額の決定に係るもの5件の計10件につきまして、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものであります。
 以上で提案説明を終わります。
○議長(小林光枝) 提案理由の説明は終わりましたが、上程中の各件に対する質疑は後日行うことにいたします。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 次会は、来る3月3日午前10時から本会議を開くことにいたします。
 なお、ただいま議場に在席の議員には、文書による開議通知を省略させていただきますので、御了承願います。
 本日は、これをもって散会いたします。
 御協力ありがとうございました。
   〔午前11時14分 散会〕