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兵庫県 明石市

平成20年 3月定例会 (第1日 2月28日)




平成20年 3月定例会 (第1日 2月28日)





                           平成20年2月28日(木曜日)


 
 平成20年2月28日(木)午前10時開会


 日程第1 会議録署名議員の指名


 日程第2 会期決定のこと


 日程第3 議案第1号から同第52号まで、及び報告第1号、同第2号、並びに明監報第1


      7号から同第22号まで、議会報告第1号


      (1) 一括上程


      (2) 市長施政方針及び提案理由説明


 日程第4 報告、明監報、議会報告


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〇会議に付した案件


 日程第1 会議録署名議員の指名


 日程第2 会期決定のこと


 日程第3 議案第1号から同第52号まで、及び報告第1号、同第2号、並びに明監報第1


      7号から同第22号まで、議会報告第1号


      (1) 一括上程


      (2) 市長施政方針及び提案理由説明


 日程第4 報告、明監報、議会報告


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〇出席議員(31名)


               1番  木 下 康 子


               2番  中 西 礼 皇


               3番  辻 本 達 也


               4番  辰 巳 浩 司


               5番  新 田 正 彦


               6番  寺 岡 登 史


               7番  尾 倉 あき子


               8番  国 出 拓 志


               9番  千 住 啓 介


              10番  三 好   宏


              11番  深 山 昌 明


              12番  坂 口 光 男


              13番  山 崎 雄 史


              14番  榎 本 和 夫


              15番  絹 川 和 之


              16番  佐々木   敏


              17番  冨 田 賢 治


              18番  北 川 貴 則


              19番  永 井 俊 作


              20番  椿 野 利 恵


              21番  山 根 金 造


              22番  大 西 洋 紀


              23番  出 雲 晶 三


              24番  沢 井 清 美


              25番  石 井   孝


              26番  遠 藤 恒 司


              27番  尾 仲 利 治


              28番  松 井 久美子


              29番  梅 田 宏 希


              30番  井 藤 圭 湍


              31番  住 野 勝 美


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〇欠席議員


            な      し


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〇出席説明員(22名)


            市長         北 口 寛 人


            副市長        稲 田 圭 昭


            副市長        東     節


            公営企業管理者    中 川 基 治


            理事         大 野 康 則


            政策部長       高 橋 嗣 郎


            総務部長       友 國 仁 男


            財務部長       柏 木 英 雄


            コミュニティ推進部長 藤 井 善 年


            文化芸術部長     婦 木   剛


            福祉部長       木 下 宣 明


            保険・健康部長    竹 元 慶 有


            環境部長       榎 本 伸 行


            産業振興部長     中 島 繁 樹


            土木部長       村 松 克 行


            都市整備部長     喜 田 耕 史


            下水道部長      浜 崎 利 実


            教育長        森 田 尚 敏


            教育次長       池 田 幸 司


            消防長        松 下 清 司


            交通部長       岸 本 正 文


            市民病院事務局長   上 山 英 光


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〇出席事務局員(5名)


            事務局長       岩 澤   武


            事務局次長兼庶務課長 藤 本 一 彦


            議事課長       大 西 一 正


            議事課係長      和 歌   勝


            庶務課係長      松 岡 正 純








◎会議


                                 午前10時 開会


○議長(井藤圭湍)    ただいまから、今回招集されました本市3月定例市議会を開会いたします。


 これより本日の会議を開きます。


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◎会議録署名議員の指名





○議長(井藤圭湍)    会議録署名議員を会議規則第78条の規定により指名いたします。


 山 崎 雄 史 議員


 榎 本 和 夫 議員


 絹 川 和 之 議員


 以上3議員には、よろしくお願いいたします。


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◎会期決定のこと





○議長(井藤圭湍)    次に移ります。


 会期決定のことを議題に供します。


 おはかりいたします。


 今定例市議会の会期は、本日から3月25日までの27日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(井藤圭湍)    ご異議なしと認めます。


 よって、今定例市議会の会期は、本日から3月25日までの27日間と決定いたしました。


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◎議案第1号から同第52号まで、及び報告第1号、同第2号、並びに明監報第17号から


 同第22号まで、議会報告第1号一括上程


 市長施政方針及び提案理由説明





○議長(井藤圭湍)    次に移ります。


 議案第1号から同第52号までの議案52件、及び報告第1号、同第2号の報告2件、並びに明監報第17号から同第22号までの明監報6件、議会報告第1号、一括上程議題に供します。


 それでは、ただいまから平成20年度施政方針及び上程いたしました各議案について、提案理由の説明を求めることにいたします。


 各議案の朗読は省略いたしますので、ご了承願います。


 北口市長。


○市長(北口寛人)登壇  本日、平成20年3月定例市議会の開会に当たり、平成20年度予算案並びに関連諸議案のご審議をお願いするに際しまして、私はここに市政運営に臨む所信を明らかにし、議員各位を初め市民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。


 私は昨年5月、多くの市民の皆様のご支持をいただき、引き続き市政のかじ取りをさせていただくことになりました。市長として1期目におきましては、市民基点を基本に、市政の信頼回復を最重点に、安全文化の確立、市役所改革や行政改革の推進、教育・福祉の充実などを進めてまいりました。また、2期目のスタートとなる平成19年度を振り返りますと、障害者の就労支援のための作業所やコンビニを市役所内に開設するとともに、(仮称)西部地区保健福祉センターの建設着工、たこバスの路線拡大、こども夢文庫の設置、自治基本条例制定への取り組みなど、各分野において施策を展開し、愛着と誇りのある私のまち明石の実現に向けて、着実に歩むことができた年度であると認識いたしております。これもひとえに議員各位の各般にわたる温かいお力添えと、市民の皆様の格別のご理解とご協力のたまものと、心から感謝申し上げます。


 私は、ふるさと明石のさらなる発展と市民の幸せのために、引き続き全力で市政運営に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。


 新年度の市政運営につきましては、元気なまち明石をキーワードに、中心市街地の活性化を初め、教育・福祉の充実、安全安心の確保などに重点的に取り組み、人もまちも元気な明石を目指してまいります。現在、明石は中心市街地を初めとする地域経済の活性化、少子高齢社会への対応、子どもの健全育成、新型インフルエンザ対策などの安全安心の確保、地球温暖化や酸性雨の防止など地球規模の環境保全、分権型社会に対応した自治の確立など、さまざまな重要課題を抱えております。しかしながら、明石のまちにはどのような困難も乗り越えることを可能とする、心からすばらしいと誇れる数多くの貴重な財産があります。


 時のまちを象徴する天文科学館は総工費1億5,000万円をかけて、昭和35年の時の記念日に開館いたしました。当時の明石市は、昭和31年からの財政再建団体としての取り組みの真っただ中という厳しい状況にあり、また同館の建設に着工した昭和33年度の一般会計総額が6億3,000万円という規模から考えますと、相当大きな投資であったものと思います。しかしながら、先人の方々は明石の未来を考え、明石の発展を願い、決断し実行に移されたわけであります。今や天文科学館は時のまちのシンボルとして広く知られ、親しまれる大きな財産となっております。


 明石のタイやタコとともに魚のまちを支えるノリにつきましては、昭和27年に初めて養殖の試みがなされました。その当時、特に冬場は夜間のイイダコ漁くらいで、漁業一本では生計を立てるのが難しい状況でありました。このような局面を打開するため、ノリ養殖に着手されましたが、その道のりは決して平たんではなく、収穫から商品化まで数々の試行錯誤を10年余り重ねられ、ようやく普及に至り、明石の漁業にはなくてはならないものになっております。


 さらに城下町のころから明石の顔として、活気やにぎわい、文化や伝統をはぐくんできた魚の棚や、柿本人麻呂や松尾芭蕉など、万葉の時代から多くの歌人、文人の心をとらえてきた風光明媚な明石海峡の風景など、明石のまちには先人たちが大切に守りはぐくんできた、個性的で魅力あふれる財産が数限りなくあります。


 そして、何よりも明石には昔から市民力、参画と協働の精神が根づいております。藩主の権力が絶対であった江戸時代において、明石の民衆はみずからまちづくりに立ち上がりました。それが林崎堀割であり、二見港の築造であります。民衆の一命を賭した願い出が藩主を動かし、困難な工事にも臆することなく、懸命に、そして一丸となってやり遂げました。どのような困難にも勇気を持って立ち向かう、このようなたくましい遺伝子が今の我々にも脈々と受け継がれているものと信じております。


 このように先人の方々はたゆまぬ努力を重ね、幾多の苦難を乗り越えて、今日の明石の繁栄を築いてこられました。私たちは先人の方々に心から感謝するとともに、この明石のまちをより一層発展させて、次代に引き継いでいかなければなりません。


 一方、少子高齢化の進展、人口減少社会、本格化する地方分権など、時代の大転換期を迎えております。我々地方は時代の波にのみ込まれることなく、みずからの責任と判断でまちづくりが行えるよう、自活、自立の力をつけていくことが急務となっております。


 多くの恵まれた財産を持つ我がまち明石は、持てる力を存分に発揮し、自立のモデル都市として全国の先駆けとならなければなりません。自立したまちとしてさらに発展するには、明石のまちをもっともっと元気にすることが、何よりも大事であります。そのため、私は歴史や文化など、明石独自の特性を生かした本物志向のまちづくりや、市民生活を重視した、人に優しい人間志向のまちづくりに一途なまでにこだわりを持って進めてまいります。このような取り組みを進めることにより、人もまちも元気になり、個性豊かで魅力あふれる、愛着と誇りのある私のまち明石へとつながっていくものと信じております。


 以上の考えのもと、第4次長期総合計画を基本に、新年度は市民の皆様とともに元気なまち明石をキーワードとして、現在、本市が抱える重要課題の解決に向け、中心市街地活性化、安全安心、にぎわい、人づくり、自立の5つのこだわりによるまちづくりを進めてまいります。


 1つ目の視点は、中心市街地活性化へのこだわりであります。


 明石駅周辺の中心市街地につきましては、元気なまち明石の核となるよう活性化の推進に向け、部の位置づけで中心市街地活性化プロジェクトを設置し、長期的な展望に立ったグランドデザインを描きながら、明石商工会議所や商店街関係者、市民等と連携し、経済活動の向上や都市機能の充実等を図るためのハード、ソフトからなる基本計画を策定してまいります。これら計画づくりと並行しながら、空きビル状態が続く旧大型スーパー跡周辺の明石駅前南地区につきましては、一体的整備を目指し、引き続き民間活力を導入した官民協働のまちづくりに取り組んでまいります。


 大勢の人が訪れ、楽しいひとときを過ごせる魅力ある空間づくりの創出に取り組んでまいります。


 明石市のシンボルロードである銀座通りに沿った明石銀座商店街のアーケードにつきまして、まちのにぎわいにつながるよう再整備に向けた取り組みを行うとともに、少しの工夫でそぞろ歩きが楽しくなる、小さなことから始める街のリフォーム事業を継続的に行い、まちの魅力アップを進めてまいります。また、銀座通りから市役所へイチョウ並木が続く観光道路につきましては、快適で魅力ある空間の創出を図るため、電線類の地中化や自転車歩行者道の拡幅などの設計を進めてまいります。


 高齢者や子ども連れの方など、市民の皆様が容易に移動ができ、安心して楽しく活動できるよう、一層のバリアフリー化を進め、ユニバーサル社会づくりの実現に取り組んでまいります。


 文化博物館西側の急な階段付近にエレベーターを設置するほか、山陽電鉄明石駅において駅のホームにエレベーターを設置してまいります。


 明石港や魚の棚、天文科学館など駅周辺の主要施設などを巡回する、都心循環バスの社会実験運行を実施することにより、利用者数やニーズ、採算性などを調査し、本格運行の可能性などを検討してまいります。


 文化博物館や天文科学館におきまして、オストメイト対応トイレを整備するなど、引き続き県のユニバーサル社会づくりの実践モデル地区として、支え合いながらともに生きる意識づくり、基盤づくりに取り組んでまいります。


 2つ目の視点は、安全安心へのこだわりであります。


 高齢者や障害者を初め、だれもがいざというときや将来の心配をすることなく、安全で安心して元気に暮らせるまちづくりを進めてまいります。


 私は、社会的に弱い立場にある人に手を差し伸べることが、行政の原点であると常々考えております。どうしても自分の力だけでは暮らしていけない人々に対し、どのようにしてお互い助け合うのか、公がどのような支援を行っていくのか、このことを市政の重要な課題と位置づけ、障害者の就労等への応援をしてまいります。就労は仕事につくということだけではなく、積極的な社会参加や自己実現につながる重要な要素であります。市役所内作業所、時のわらしを充実させるほか、障害者を臨時職員として市役所で雇用し、職業能力等の向上を図り、一般企業への雇用に結びつくよう、支援してまいります。


 人工呼吸器を常に装着するなど医療的ケアを必要とする在宅最重度障害者につきましては、施設での日中活動の場の確保に向け、その受け入れ体制を整えるとともに、常時介護が必要な在宅の重度障害者につきましても、ホームヘルパーや訪問看護師を家庭に派遣するなど、家族の負担を軽減してまいります。


 障害者の社会参加を促進するため、障害者優待乗車制度を拡充します。市営バスを初め、たこバスなどすべてのバスに乗れる共通バス券を創設するとともに、これまで対象でなかった方々に対しても、新たに市営バスやたこバスに無料で乗車できるようにします。


 高齢化や核家族化が進展する中、暮らしに不安を抱えることなく、高齢者一人ひとりがいつまでも元気で生きがいを持って暮らせるまちづくりを進めてまいります。


 長寿をともに喜び合える豊かな社会の実現に向けて、これまでの高齢者施策を検証しながら、(仮称)中部地区保健福祉センターのあり方を含め、今後の高齢者福祉の方向性を検討してまいります。


 高齢者の生きがいづくりや社会参加を促進するため、新たに西部地区であかねが丘学園分校を整備してまいります。平成21年度の開校に先立ってプレオープン講座を実施いたします。


 市民の生命と財産をあらゆる災害から守り、被害を最小限にとどめることは、行政の重要な使命であります。


 新型インフルエンザ対策につきましては、昨年策定した行動計画をもとに、県や市医師会などの関係機関と協議会を設置し、連携強化を図ってまいります。また、必要な資器材の備蓄や関係機関等を含めた訓練を実施するとともに、市民などを対象とした啓発を行います。


 消防庁が開発した全国瞬時警報システムを通じて、緊急地震速報などを広く市民に即座に伝えるため、既存の防災行政無線のシステムを改善してまいります。


 浸水対策の強化と公共用水域の水質保全を図るため、下水道の合流区域の分流化を進めるとともに、災害時においても下水道機能が確保できるよう、浄化センターのネットワーク化について事業化を図ってまいります。


 住宅火災の死傷者を減らすため、住宅用火災警報器の早期設置に向け積極的な普及啓発を行います。さらなる救命率の向上を目指し、救急救命士及び気管挿管や薬剤投与が行える認定救急救命士を計画的に養成するとともに、心肺蘇生の機器であるAEDの民間施設への設置促進に努めてまいります。


 全国的に医師の確保が困難な状況の中、市民病院におきましても、ことし6月から産婦人科での分娩を休止しなければならないことになりました。この現状を打開し、安心の医療体制を構築するため、新たに奨学金制度を創設するなど医師の確保を図ってまいります。


 地球温暖化やオゾン層の破壊など、地球規模での環境問題が一層深刻さを増してきております。私たち一人ひとりが資源やエネルギーを大切にするなど、今自分でできることを日常生活の中で継続して取り組まなければ、次の世代にこの美しい地球を引き継いでいくことはできません。


 地球環境を守るため、具体的な省エネ活動とその効果を、よりわかりやすくあらわした冊子を広く市民に配付し、さらなる意識啓発を行います。


 平成16年からモデル事業として実施してきたプラスチック製の容器包装の分別収集につきましては、これまでの実績を踏まえ、収集体制や必要となる施設の規模を検討するなど、平成22年中の全市展開に向けた準備を進めてまいります。


 また、家庭や事業所などから出る廃食用油を収集、精製し、バイオディーゼル燃料として再生利用する事業を推進してまいります。この取り組みにつきましては、新年度に市で臨時雇用する障害者の方に携わっていただくことにしております。


 3つ目の視点は、にぎわいへのこだわりであります。


 たこフィルの設立、海峡クルーズの実施、プロ野球オープン戦の開催等、音楽や海、野球など、脈々と受け継がれてきた明石の持つ強みやよさを生かした、まちのにぎわいづくりを進めてまいりました。今後こうした取り組みをさらに強め、まちの元気アップに全力を挙げてまいる所存であります。


 ことしは源氏物語が世に出て千年を迎えますことから、ゆかりの深い明石におきましてもさまざまな記念事業を実施します。光源氏、明石の君をイメージした観光大使の公募を初め、源氏物語を題材とした薪能を大蔵海岸で行うとともに、文化博物館では、特別展として紫式部が物語の構想を練ったと言われる近江の名刹である石山寺の文化財等を展示するほか、関連の史跡等をめぐるウォーキングなど、多彩な取り組みを展開いたします。さらにことしは明石海峡大橋開通10周年の年でもあります。それを記念した野外コンサートや写真展などを開催してまいります。


 野球を通じたまちのにぎわいづくりといたしまして、プロ野球のミニキャンプの誘致に取り組むとともに、プロ野球OB選手による少年野球教室を行います。また、姉妹都市提携40周年を記念し、野球発祥の地であるアメリカからバレホ市の高校生を招待し、明石市の高校生選抜チームとの交流試合を開催します。


 市民まつりにつきましては、ニーズの高い夏の夜に開催し、市民の皆様により楽しんでいただくまつりとして進化させてまいります。


 ノリ養殖につきましては、近年大変厳しい経営状況が続いております。先人の方々が切り開き、そして受け継いできた明石の象徴である魚のまちを守るためにも、ノリ共済への補助拡大、負担の大きい水道料金の一部補てん、小学校給食での使用回数増など、緊急支援策を講じてまいります。


 まちのにぎわいを創出するため、都市基盤の整備も推進してまいります。JR魚住駅につきましては、橋上駅の年内の利用開始を目指した取り組みを進めるとともに、山陽電鉄東二見駅につきましては、駅のホームにエレベーターを設置するなどバリアフリー化を進め、地域の生活文化の拠点として、交通結節点機能の向上に取り組んでまいります。


 4つ目の視点は、人づくりへのこだわりであります。


 将来にわたって元気なまちとして発展していくために、次代を担う人材をしっかりと育成するとともに、子どもを安心して産み育てられる環境をつくってまいります。


 先日、私は音楽を通じた国際交流を推進するため、ロシアのヤクーツク市を訪問してまいりました。ヤクーツク市は気温マイナス40度のまさに極寒の地でありました。このような厳しい自然環境の中で、人々は自然への畏敬の念を抱きながら、家族で、そして地域でいたわり、支え合って暮らしていました。今、我が国では経済の成長や核家族化に伴い個人主義が強まり、共同体意識が失われつつありますが、ロシアの地で私は改めて、これまで日本の社会を支えてきた人と人のきずなや思いやりの心の大切さを再発見、再認識したところであります。こうしたことから、私は、明石の未来を担う子どもたちが、家族や地域のきずなを大切にし、人を思いやる心を身につけて、人間性豊かな大人として成長するよう、人づくりに全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。


 小さなころから感性や想像力をはぐくみ、内面を豊かなものにするため、本年秋に親子で楽しめる子ども図書館を生涯学習センター内に整備します。


 市立幼稚園4歳児におきまして、30人以下学級を編制するとともに、小学校4年生まで35人以下学級を拡充し、小学校5年生で36人以上の学級がある学校には臨時講師を加配するなど、きめ細やかな教育を推し進めます。


 いじめは、どの学校でも、どの子にも起こり得るという認識のもと、手を緩めることなくその根絶に向けて取り組んでまいります。いじめの早期発見、早期対応を目指し、地域、学校園や関係機関等からなる支援隊を設置し、個々の事案に応じた支援を適切に行うとともに、いじめ問題を広く啓発するフォーラムを開催してまいります。


 また、不登校を未然に防げるよう、大学等の専門機関と連携を図りながら、早期の段階から各児童生徒の状況に応じた効果的な対策を講じるとともに、不登校の生徒がみずからの教室に戻ることのできるよう、校内適応教室を設け、計画的な学習指導等を行ってまいります。


 将来の明石を担う青年のよりよき人づくりを目的に、(仮称)若者ふれあい塾を開設いたします。若者たちに自己啓発や地域活動など多彩なカリキュラムによる研修などを行い、人間性の向上や郷土への貢献意識を醸成していくとともに、青年たちの出会いと交流の場づくりを推進してまいります。


 子どもたちの教育環境をより安全で快適なものにするために、計画的に学校施設の耐震化を推進するとともに、順次、エレベーターを設置してまいります。また、明るく、清潔で、きれいな学校施設となるよう、みんなで学校園を美しくする運動を強化するとともに、トイレの改修も進めてまいります。


 体育館の建てかえにつきましては、老朽化などにより早期に対応しなければならない建物が一時期に集中しています。原則として、これまでの建てかえ方式からリニューアル方式に変え、コストを削減し、整備のスピードを早めてまいります。


 明石商業高等学校につきましては、より活力と魅力ある学校にするため、平成21年度のスポーツ科や会計科の創設に向け、県教育委員会に認可申請を行い、第2体育館の設計やグラウンド用地の取得のほか、簿記室の改修など準備を着実に進めてまいります。


 子育て支援につきましては、これまで積み重ねてきた施策をさらに発展させてまいります。乳幼児等医療費助成制度につきましては、小学6年生までの入院費用を無料化するとともに、放課後児童クラブの保育料を値下げいたします。


 また、妊婦の方が心身ともに健やかな妊娠期を過ごし、安心して出産できるよう妊婦健康診査に係る助成を拡充するとともに、2歳児とその母親を対象に歯科健診を新たに実施いたします。


 5つ目の視点は、自立へのこだわりであります。


 元気なまちとして持続的に発展していくには、みずからの責任と判断でまちづくりを行えるよう、自立したまちとしての力をつけることが必要であります。そのために、明石独自の自治の仕組みを構築するとともに、財政の健全化や職員の資質向上など、より一層市役所の力を高めてまいります


 自立したまちの仕組みとして、自治推進の理念や情報共有、参画と協働など、自治推進の基本的なルールについて、これまで広く市民を交えながら検討を重ねてまいったところであります。今後、市民の皆様からいただいた意見等を取りまとめるなど、自治基本条例の制定に向けてその取り組みを進めてまいります。


 協働のまちづくりの拠点として、新たに5つの小学校区コミュニティ・センターに正規職員を配置するとともに、施設を整備し利用時間を延長するなど充実を図ってまいります。


 行政改革につきましては、昨年策定した行政改革実施計画に基づき、総職員数の削減など定員管理の適正化を初め、事務事業の見直し、クリーンセンター焼却施設の包括的民間委託等の民間活力の活用、公営企業の経営健全化など、みずからの責任により、みずからの方向を決定する分権自立改革の取り組みを積極的に進め、将来にわたって基金に頼らない財政体質を構築するとともに、時代の変化により的確に対応した市民サービスの向上を目指してまいります。


 透明で適法かつ公正な市政運営の推進を図るため、職員倫理の保持や職員に対する不当要求の防止、公職者等からの要望等への対応、市民からの苦情を適切に処理するオンブズマン制度、法令違反等の公益に反する行為に対する通報などについて定めるコンプライアンス(法令遵守)条例の制定に向けて検討してまいります。


 職員の能力と意欲の向上を図り、組織としての力をより一層高め、市民サービスの最大化を図るため、これまでの取り組みに加え人事評価や人材開発のシステムを導入するなど、人材育成型人事制度を構築することにより、時代の変化を敏感に察知し、市民の視点に立って考え、新たな課題に積極的に挑戦する職員の育成を図ってまいります。


 組織、機構につきましては、時代の変化に伴う政策課題の解決と複雑多様化する市民ニーズに迅速的確に対応するため、より効率的な組織体制へと見直しを図ってまいります。


 まず、明石駅前地区の再開発を初め中心市街地の活性化の推進を図るため、部の位置づけで中心市街地活性化プロジェクトを設置いたします。あわせて観光振興の一層の推進を図るため、観光振興課の事務推進体制の整備を行ってまいります。


 次に、高齢化の一層の進展など社会の変化に対応し、保健・医療施策の充実を図るため、保険・健康部に地域医療課を設置するなど組織体制の整備を図ってまいります。


 また、行政改革による職員定数の削減や団塊の世代の大量退職などに対応し、技術の伝承など技術職員の育成と少数精鋭による業務の効率化を図るため、都市整備部に建築室及び営繕課を設置してまいります。


 このほか指定管理者制度への移行や業務の統廃合により、組織の簡素化を図ってまいります。


 次に、平成20年度の予算につきまして申し上げます。


 予算編成に当たりましては、持続可能な財政構造の構築を目指し、事務事業の縮小、見直し、民間活力の活用などにより確保した財源を、まちづくりの方向性に沿った重点施策に振り向けることを基本に、緊縮型ではありますが、今日的課題への対応にも配慮した予算案になったと考えております。


 歳入につきましては、市税収入の若干の増加は見込まれるものの、地方交付税が大幅に落ち込み、一般財源総額は減少する見込みであり、また歳出につきましては団塊の世代の大量退職により退職手当が増加し、公債費については減少傾向にあるものの依然として高い水準で推移しております。


 こうした厳しい財政状況の中、歳出削減のため昨年策定した行政改革実施計画の着実な実行により、改革改善に取り組むとともに、投資的経費につきましても事業の緊急性に基づく優先順位を見きわめ抑えてまいりました。さらに、次世代にできるだけ負債を先送りしていかないために、市債発行額の抑制にも努めております。


 以上の取り組みにより、行政改革実施計画の平成20年度収支見込みにおける財源不足額を圧縮してまいったところであります。


 公営企業におきましても厳しい経営状況にあります。


 水道事業につきましては、新たな中期経営計画を策定し、計画に沿った取り組みを進め、経営改善を図ってまいります。


 自動車運送事業につきましては、不採算路線の民間移譲への取り組みを進めるとともに、退職者不補充により事業費の削減を図るなど、引き続き経営改善に努めてまいります。


 病院事業につきましては、市民病院の果たすべき役割の明確化、経営の効率化、経営形態の見直しなどが、昨年12月に総務省から公立病院改革ガイドラインとして示されたのを受け、当院の改革プランを策定し、病院事業経営の改革に総合的に取り組んでまいります。


 なお、兵庫県新行革プランへの対応でございますが、平成20年度予算から補助率等の見直しをする各事業につきましては、県の見直しに追随して実施すれば障害者など弱い立場にある人の暮らしに大きな影響を及ぼすことから、厳しい財政状況の中ではありますが、サービス水準を落とすことなく維持してまいりたいと考えております。


 こうした方針により編成いたしました平成20年度の予算総額は、


   一般会計    90,784,458千円


   特別会計    68,252,776千円


   企業会計    20,046,780千円


   合  計   179,084,014千円


 となっております。


 以上、平成20年度の予算の提案に当たり、市政に対する所信の一端と主要な施策の概要について申し上げました。


 最後になりましたが、一致団結して一村富裕という逸話があります。


 魚住村のある村はまことに貧しく、農事はいつもおくれがちで、収穫量も少なく品質も粗悪でありました。明治維新の際に村の勢いを回復しようと、村民一同が時間をむだに費やさないこととし、労働時間を定め、余暇には勉強し、雨天も休まず農業に励んだ結果、10数年で富裕な村となり、近くの村もこれを手本としたそうであります。みんなが心を1つに協力、努力してさまざまな試練を克服し、夢と希望をかなえています。一人ひとりにできることは小さいかもしれませんが、それが2人となり、3人となり、輪が広がって大きな力になり、まちを変え、すばらしい未来をつくっていけるものと私は信じております。


 この明石のまちをもっと住みやすく、もっと魅力的なまちにするために、どうか議員各位を初め市民の皆様におかれましては、市政推進により一層の温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


 引き続きまして、条例議案16件、補正予算議案12件及びその他の議案5件の概要につきましてご説明申し上げます。


 まず、条例議案でありますが、後期高齢者医療制度において本市が行う事務を定めること、及び明石市立市民病院における医師の確保を図る目的で、新たに修学等に要する費用に対する貸付金制度を導入することにつき、新たに条例を制定しようとするもの、土地開発基金及び国民健康保険料納付組合制度が所期の目的を達成したため、条例を廃止しようとするもの、明石駅前地区の再開発を初め中心市街地の活性化の推進を図るための体制整備等を図るため、市の組織の見直しを行おうとするもの、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、職員の育児短時間勤務制度について所要の整備を図ろうとするもの、社会教育委員の報酬の見直しを図るもの、土地区画整理事業の清算金事務のため新たに特別会計を設けるもの、財産区立会館を地元自治会の自主管理にゆだねようとするもの、明石市立総合福祉センターについて指定管理者制度を導入するため、指定管理者が行う業務の範囲等を定めようとするもの、小学校修了までの児童に係る医療費の助成の対象及び内容を拡充することにより、子育て支援の一層の充実を図ろうとするもの、明石市立夜間休日急病センター及び明石市立休日歯科急病センター兼障害者等歯科診療所における急病患者の使用料の納付の利便性の向上を図ろうとするもの、国民健康保険法の一部改正に伴い、医療給付に係る保険料率を見直すとともに、後期高齢者支援金等賦課額を設けるほか、保健事業として特定健康診査等を行おうとするもの、平成18年度及び平成19年度に講じた介護保険料の激変緩和措置を平成20年度においても引き続き講じようとするもののほか、引用法令の改正等に伴い所要の規定整備を行おうとするものであります。


 次に、補正予算議案でありますが、各事業の補助承認による事業費の補正のほか、それぞれの執行見込み等に基づき、各会計の予算の補正を行おうとするものであります。


 続いて、その他の議案といたしましては、船上北会館及び船上中央会館を地元自治会に無償譲渡しようとするもの、明石市立総合福祉センターについて、その管理を行わせる指定管理者を指定しようとするもの、公有水面埋め立て工事の竣工に伴い、従来水域であった区域が陸地となり、本市の区域となったことについて新たに生じた土地として確認するとともに、当該土地の編入に伴い字の区域を変更しようとするもの、及び市道路線の認定をしようとするものであります。


 最後に、報告2件でありますが、明石市立明石商業高等学校において起こった体罰事案に係る和解及び損害賠償額の決定、及び交通事故に係る損害賠償額の決定につき専決処分を行ったものの報告でありまして、それぞれお手元の資料によりご了承賜りますようお願い申し上げます。


 以上、今回ご提案申し上げております各議案について、提案の趣旨等をご説明申し上げました。


 何とぞ意のあるところをお酌み取りいただき、ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げる次第であります。


○議長(井藤圭湍)    以上をもちまして、施政方針及び上程中の各議案に対する説明は終わりました。


 なお、これら議案に対する質疑につきましては、都合により次回再開時にお願いすることとし、あわせて各議案につきましても、上程のままといたしますので、ご了承願います。


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◎報告、明監報、議会報告





○議長(井藤圭湍)    次に移ります。


 報告2件、明監報6件、議会報告1件につきましては、それぞれお手元にご配付しております印刷物により、ご了承願います。


 以上をもちまして、本日の会議を閉じます。


 再開につきましては、改めてご通知申し上げます。


 本日は、これにて散会いたします。


 ご苦労さまでございました。


                             午前10時48分 散会