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兵庫県 明石市

平成17年 3月定例会 (第1日 3月 1日)




平成17年 3月定例会 (第1日 3月 1日)





                         平成17年3月1日(火曜日)


 
平成17年3月1日(火)午前10時開会


日程第1 会議録署名議員の指名


日程第2 会期決定のこと


日程第3 議案第1号から同第54号まで、及び報告第1号から同第5号まで、並びに明


     監報第17号から同第20号まで、議会報告第1号一括上程


     (1) 市長施政方針


     (2) 提案説明


日程第4 報告、明監報、議会報告


日程第5 議員提出議案第1号


     (1) 上 程


     (2) 提案説明


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〇会議に付した案件


日程第1 会議録署名議員の指名


日程第2 会期決定のこと


日程第3 議案第1号から同第54号まで、及び報告第1号から同第5号まで、並びに明


     監報第17号から同第20号まで、議会報告第1号一括上程


     (1) 市長施政方針


     (2) 提案説明


日程第4 報告、明監報、議会報告


日程第5 議員提出議案第1号


     (1) 上 程


     (2) 提案説明


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〇出席議員(30名)


              1番  大 西 洋 紀


              2番  木 下 康 子


              3番  辻 本 達 也


              4番  北 川 貴 則


              5番  寺 岡 登 史


              6番  新 田 正 彦


              7番  佐々木   敏


              8番  絹 川 和 之


              9番  山 崎 雄 史


             10番  穐 原 成 人


             11番  山 根 金 造


             12番  永 井 俊 作


             13番  榎 本 和 夫


             14番  井 藤 圭 湍


             15番  梅 田 宏 希


             16番  松 井 久美子


             17番  遠 藤 恒 司


             18番  川 木 菊 正


             19番  冨 田 賢 治


             20番  椿 野 利 恵


             21番  沢 井 清 美


             22番  出 雲 晶 三


             23番  湯 原 季一郎


             24番  三 好 和 彦


             25番  尾 仲 利 治


             26番  宮 川 勇 司


             28番  中 井 正 人


             29番  船 津 憲 二


             30番  衣 笠   亨


             31番  住 野 勝 美


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〇欠席議員(1名)


             27番  石 井   孝


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〇出席説明員(22名)


           市長         北 口 寛 人


           助役         稲 田 圭 昭


           収入役        東     節


           理事         大 野 康 則


           政策部長       友 國 仁 男


           総務部長       藤 田 和 男


           財務部長       中 川 基 治


           コミュニティ推進部長 岡 本 弘 志


           健康福祉部長     高 橋 嗣 郎


           環境部長       材 木 龍 一


           産業振興部長     齋 藤 俊 樹


           土木部長       吉 田 秀 行


           都市整備部長     加 嶋 弘 之


           下水道部長      夕 部 武 廣


           監査委員       辻 井 宏 輔


           教育委員長      西 海 英 延


           教育長        森 田 尚 敏


           教育次長       長 野 修 三


           消防長        山 田   博


           自動車運送事業管理者 木 下 宣 明


           水道事業管理者    安 藤 正 博


           市民病院事務局長   羽田野 堯 士


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〇出席事務局員(5名)


           事務局長       岩 澤   武


           参事兼庶務課長    黒 田 清 隆


           議事課長       川 ? 伸 彦


           庶務課副主幹兼係長  大 西 一 正


           議事課係長      福 島 規 人











◎会議


                                午前10時 開会


○議長(尾仲利治)    ただいまから、今回招集されました本市3月定例市議会を開会いたします。


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◎会議録署名議員の指名





○議長(尾仲利治)    これより本日の会議を開きます。


 会議録署名議員を会議規則第78条の規定により指名いたします。


          北 川 貴 則 議員


          寺 岡 登 史 議員


          新 田 正 彦 議員


 以上3議員には、よろしくお願いいたします。


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◎会期決定のこと





○議長(尾仲利治)    次に移ります。


 会期決定のことを議題に供します。


 おはかりいたします。


 今定例市議会の会期は、本日から3月25日までの25日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(尾仲利治)    ご異議なしと認めます。


 よって、今定例市議会の会期は、本日から3月25日までの25日間と決定いたしました。


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◎議案第1号から同第54号まで、及び報告第1号から同第5号まで、並びに明監報第17号から同第20号まで、議会報告第1号一括上程


 市長施政方針


 提案説明





○議長(尾仲利治)    次に移ります。


 議案第1号から同第54号までの議案54件、及び報告第1号から同第5号までの報告5件、並びに明監報第17号から同第20号までの明監報4件、議会報告第1号一括上程議題に供します。


 それでは、ただいまから平成17年度施政方針及び上程いたしました各議案について提案理由の説明を求めることにいたします。


 各議案の朗読は省略いたしますので、ご了承願います。


 北口市長。


○市長(北口寛人)登壇  皆さん、おはようございます。


 本日、平成17年3月定例市議会の開会に当たり、平成17年度予算案並びに関連諸議案のご審議をお願いするに際しまして、私はここに市政運営に臨む所信を明らかにし、議員各位を初め市民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。


 私が、市長に就任してからことしの5月ではや2年になり、1期目の市長任期の折り返し点を迎えることとなります。就任以来、市政の信頼を回復するという大きな責務を胸に、市民の目線に立った施策の展開に努めてまいりました。この間、市政のさまざまな局面において私自身直接に市民の皆様の声をお聞かせいただくよう努めてまいりました。また、市政の状況をよりご理解いただくよう積極的に市政情報の提供に努めるなど、情報の共有化を図るとともに、職員の意識改革を初めとする市政の改革に精力的に取り組んでまいりました。そして、市民が主体となる市民起点のまちづくりが、着実に芽吹きつつあるとの手ごたえを感じているところでございます。これもひとえに市議会を初め関係者の皆様の温かいご理解とご支援のたまものであり心から感謝申し上げます。今後とも、コミュニティ、教育、福祉、防災などのソフト事業の充実とともに、市民生活に関連の深い道路、公園などの都市基盤の整備を着実に進め、真に市政を身近に感じ、行政に安心と信頼を寄せていただけるよう全力を尽くしてまいります。


 また、大蔵海岸において、本年子ども広場が完成いたします。その中に、事故の犠牲者を悼み再発防止を願う、多くの人たちの思いが込められた2つの碑が設置されることになっています。私は、この子ども広場が親子連れで気軽に立ち寄っていただける場所、また明石海峡の素晴らしい景観を望みながら、明るく安らぎを感じられる場所となるよう、現在その整備に取り組んでいます。この広場とともに、国土交通省により再整備工事に取り組んでいただいた砂浜についても、同省と協議しながら安全確認を徹底した上で、7月には大蔵海岸を全面開放できるよう努めてまいります。この大蔵海岸の再開をさらなる明石の元気アップの契機とするとともに、今後とも安全で安心な明石のまちづくりに、全職員と一丸となって取り組んでまいります。


 さて、現在、社会を取り巻く環境は、少子高齢化、経済の成熟化、地球規模での環境の変化及びこれらに伴う人々の価値観や生活様式の多様化など大きく変化しています。本市におきましても、このような社会環境の変化を受けて、地域経済の振興や雇用促進を図る産業の活性化、防災・防犯などの安全安心、次代の育成に向けた教育、健やかな暮らしを願う福祉の充実など、これまで以上に市民の皆様が市政に寄せる期待は大きくなっています。一方、社会環境の変化に伴い、現在ではさまざまな分野におけるこれまでの仕組みが、必ずしもうまく機能しなくなってまいりました。


 行政の分野においては、中央省庁が画一的に地方をコントロールする中央集権型の行政システムが制度疲労を来し、今や地方分権は大きな時代の趨勢となっています。地方自治体は、地域における行政を主体的かつ総合的に実施する大きな責任を担うことになり、まさに依存から自立へ、画一から多様への変革が求められています。しかしながら、財政面における地方の自立を目指す三位一体の改革においては、国庫補助負担金改革において当面の対応策は示されたものの、長期的なビジョンを示すまでには至っておらず、今後の本市の財政運営への影響について懸念を残す状況となっています。


 本市では、市税収入の一部に回復の兆しが見られるものの、歳入全体としてはなお厳しく、歳出面では高水準で推移する公債費、増加が著しい扶助費など義務的経費の増嵩により、依然として厳しい財政状況にあります。加えて一層の少子高齢社会の進展が確実なことから、将来にわたり持続可能な財政構造への転換を求められています。


 このような状況のもと、私は、新たな時代に応じた市政の仕組みづくりを目指して、大胆な行政改革に取り組む決意であります。その目指す方向は、市民の皆様が置かれた状況を正しく認識し、みずからの意思と責任において進むべき道を選択するという住民自治の推進であります。また、官と民との役割分担の見直し等による市政の思い切ったスリム化であります。限りある経営資源の中、行政サービスの水準や施策の優先順位の選択を参画と協働の仕組みの中で進めるなど、将来にわたる市政のあるべき姿を、市民の皆様、議会を初め関係者のご理解、ご協力のもと描いてまいりたいと考えています。


 新年度はこのような認識のもと、市民力を生かした未来を開くまちづくりをキーワードとして、市民の暮らしを中心に据えたまちづくり、安全と安心のまちづくり、にぎわいのあるまちづくりの3つの視点を市政のあらゆる分野、事業における基調とし、限りある財源の中で、真に今求められる施策に重点的に取り組むなど、市政運営にめり張りをつけ、議会を初め多くの関係者のご努力によりつくり上げられた第4次長期総合計画の着実な推進に努めてまいります。


 新年度の重点施策として5項目を掲げています。第1は、地域の元気アップです。さまざまな人々が集い、交流し、にぎわいと活力に満ちあふれたまちとなるよう、また地域産業の一層の活性化を図るよう積極的に取り組んでまいります。


 大蔵海岸は、海岸保全・防災機能の充実とあわせて、白砂青松を復元し、明石海峡大橋の人工美と海峡の自然美が調和する緑豊かな海浜を創出し、多くの人が訪れ、にぎわいと憩いの場となるよう、市民の期待を背負って整備したものでございます。安全に再整備された大蔵海岸が、皆様の期待にこたえられるように積極的にその活用を図ってまいります。


 昨年8月、多くの皆様のご協力を得て、3年ぶりに市民まつりを開催することができました。市内外から多くの人々が集い、交流し、楽しく活気に満ちたものとなりました。新年度は、運営面でさらなる工夫を加え、より楽しく、より活気に満ちたものとしてまいります。


 消費行動の多様化などにより、経営環境が大きく変化する中で、商業の振興は緊急の課題であり、地元商店街の皆様が主体的に行われる活動に対して、より活発に行えるよう支援を強化してまいります。


 地域でとれる食べ物は、地域の食文化に深い関係を持つだけでなく、その消費は地域の活性化につながっています。明石にある新鮮な野菜、魚介類など豊富な幸を生かし、明石でとれたものは明石で消費する地産地消を推進してまいります。


 また、本市は豊かな歴史に彩られ、城下町や子午線、海といった素晴らしい地域の資産を持っています。この資産を活用したさまざまな文化事業を展開し、市内外に発信することにより、新たなまちのにぎわいづくりにつながるよう積極的に取り組んでまいります。


 第2は、安全安心の推進です。命の大切さを基本に、安全に安心して暮らせる地域社会を実現するため、市民や関係機関の協力を得ながら安全安心の確立に向けた事業を推進してまいります。


 昨年は、世界や日本の各地が、さまざまな災害に見舞われた年でした。本市におきましても相次ぐ台風により、これまで以上に防災への取り組みの必要性を認識したところでございます。本市は、兵庫県南部地震を教訓に防災体制の充実・整備を図ってまいりましたが、今後予想される台風の襲来や東南海・南海地震などにも備えるため、地域防災計画の見直しを初めとして、学校施設の耐震化、下水道施設のネットワーク化など災害に強いまちづくりを進めてまいります。特に、治水対策は河川、下水道、ため池、さらには開発事業など複合的な取り組みが必要となってまいります。このため、関係機関とも協議をしながら、短期的に解決すべき課題はもちろん、長期的に取り組むべき課題を踏まえ総合的な対策を進めてまいります。


 本市ではひったくりや自転車の盗難などの犯罪が減少傾向にあるものの、依然として多数発生しています。また、全国各地では子どもたちが被害者となる痛ましい事件が相次いでいます。犯罪の抑止には、行政、市民、関係機関など地域ぐるみの取り組みが必要となってまいります。新年度は、新たに地域の要請に応じた、防犯パトロール車での巡回やみんなで子どもの安全を守る運動など、地域と一体となった防犯の取り組みを進めてまいります。


 第3は、教育・福祉の充実です。子どもたちや高齢者、障害者を初め、すべての市民が住みなれた地域社会の中で、安全で安心して暮らすことができるよう各種福祉施策を推進するとともに、心健やかな人づくりを基本に、児童・生徒の指導の充実に努めるなど、教育環境の向上を図ってまいります。


 少子高齢化の進展に対応するため、だれもが安心して子どもを産み、育てることができる環境づくりを推進するとともに、高齢者や障害者が住みなれた地域で、安心して暮らすことができる地域社会を構築してまいります。新年度は、地域福祉計画の策定を初め、家庭、地域、学校、関係機関が一体となり子育てを支援する、こどもすこやかネットを引き続き推進してまいります。


 教育環境の充実は未来への投資です。次の世代を育てていくことは、市長である私を初め今の大人に課せられた大きな使命であると考えています。心健やかな人づくりを基本に、新年度は、小学校の低学年児童が、基本的な生活習慣や学習態度を身につけることができるよう、1年生についてはすべてのクラスを35人以下の学級編制といたします。また、これまで1年生で行ってきたスタート支援事業を、新たにスタート・フォロー事業とし、2年生の36人以上の学級のある学校に臨時講師を加配するなど、きめ細かな指導に努めてまいります。また、軽度発達障害児が在籍する学校や指導困難な状況にある中学校についても、特別支援教育指導員や生徒指導補助員の増員を行うなど、指導の充実を図ってまいります。さらに、学校施設の耐震化、幼稚園・小学校のトイレの整備など施設整備にも力を注いでまいります。


 第4は、参画と協働の推進です。地域の連携を強化し、参画と協働のもと市民みずからが主体的に地域の課題を解決することができる仕組みづくりに努めてまいります。


 現在、多くの関係者の参加を得て取り組んでいますコミュニティ施策の検討につきましては、各地区で開催していますタウン・ミーティングでのご意見も踏まえながら、協働のまちづくり推進検討会議での成果を得て、明石市としての考え方を明らかにしてまいります。さらに、コミュニティ施策のあり方を模索する取り組みの一助として、一部の小学校区コミュニティ・センターにおいて利用時間を延長し、地域づくりのための情報共有と実践活動を試みてまいります。


 高齢者の皆様には、健康で充実した日々を過ごしていただくとともに、その豊富な人生経験を、ふるさと明石のまちづくりを担う大きな力として、地域のために生かしていただくよう推進体制の整備を図り、元気高齢者いきいき活躍大作戦を展開してまいります。


 第5は、行政改革の推進です。本市では、行政改革大綱を基本理念として、社会経済情勢等の変化に対応するよう、今日まで行政改革の推進に努めてまいりました。新年度はこれまでの取り組みをさらに強化し、新しい時代にふさわしい行財政運営に取り組むため、新たな実施計画を策定してまいります。


 新たな実施計画では、市民と行政とが同じ志を持ってまちづくりを進めていくことができますよう、将来を見据えた市民参画の仕組みづくりに取り組むとともに、中長期的な視野での財政の健全化を図るため計画期間を5カ年といたします。また、市が本来果たすべき役割を明確にし、官民の役割分担の大胆な見直し、業務の効率化や市民サービスの一層の向上を目指した指定管理者制度の導入、業務の民間委託の推進、職員の意識改革など、全庁を挙げて改革に取り組んでまいります。


 私は、一人ひとりの市民のふるさと明石に対する熱い思いを結集することによって、よりよい地域社会にしていきたい、それぞれの市民がそれぞれの立場で積極的な地域貢献や役割を果たしていくことが新しいふるさとづくりにつながり、さらに健全な次世代の育成につながる、そのようなよい循環の仕組みづくりに取り組んでいきたいと思っています。今、市政を取り巻く環境は極めて厳しい状況にあります。このため、職員の意欲、個性を生かしながら組織の総合力を高め、私自身その先頭に立って全職員と一丸となって市政の推進に邁進してまいります。


 以上、新年度における市政運営の基本的な方針を申し上げましたが、引き続き、主要施策の概要につきまして、長期総合計画に掲げる6つのまちづくりの目標に沿って、順次ご説明申し上げます。


 第1は、福祉や医療などの分野である、健やかで安心して暮らせるまちづくりについてであります。


 総合福祉の充実につきましては、福祉ニーズが多様化する中、市民が住みなれたまちで安心して暮らすことができるよう、各地域での地域福祉推進市民会議の議論を集約し、その成果をもとに地域福祉計画を策定してまいります。また、すべての市民がともに楽しみ、ともに親しみ、ふれあいの輪を広げ、福祉の心をはぐくむことができるよう、あかしふれあいフェスティバルを開催してまいります。


 公共交通のバリアフリー化でありますが、兵庫県、鉄道事業者と連携し、山陽電鉄東二見駅において、エレベーター設置の取り組みを進めてまいります。JR西明石駅につきましては、在来線東口にエレベーターを設置するとともに、駅周辺の歩道の段差解消を推進してまいります。


 高齢社会への対応としましては、住みなれた地域で元気に暮らし続けることができるよう、健康増進の施策を引き続き推進してまいります。また、福祉サービスの利用意向などを調査した上で、高齢者保健福祉計画の見直しを進めるとともに、予防に重点を置いた介護保険事業計画を策定するなど、地域に密着した支え合いの体制づくりを進めてまいります。


 敬老優待乗車証につきましては、高齢者のニーズに応じたより利用しやすいものとするため、新年度からタクシー券の選択ができるようにするとともに、高齢社会における制度全体のあり方について、見直しに着手してまいります。また、特別養護老人ホームを建設する社会福祉法人に対する助成を行い、入所待機者の解消と介護サービスの充実を図ってまいります。


 障害者福祉の充実でありますが、発達障害児を対象とした療育教室である、のびのびランドについては、定員の拡大を図るとともに臨床心理士の増員に加え、新たに言語聴覚士による指導を行うなど、本年度検討いたしました乳幼児期から学齢期における発達障害児への支援策を着実に具体化してまいります。新年度は、引き続き学齢期から就労期における支援体制の充実を目指して、発達支援のための検討会を中心に検討を進めるなど、ライフステージを通じた支援の仕組みづくりに積極的に取り組んでまいります。また、私立保育所での障害児保育に対する助成を拡大し、保育の充実を図ってまいります。さらに、社会福祉法人が行う知的障害者の更生施設、授産施設、デイサービス施設の設置に対して助成を行うとともに、障害者に働く場を確保し社会参加を促進するため、新たに9カ所の小規模作業所に助成を行うなど、自立への取り組みを支援してまいります。


 子育て環境の充実につきましては、地域を挙げて子育てを支援する基盤を確立するため、こども基金を創設し、市民や企業からの寄附を募りながら、こどもすこやかネットのサポート団体への助成など、子育て活動団体への支援に役立ててまいります。


 また、子育ての相談や育児情報の提供など、子育て中の保護者を総合的に支援するため、子育てアドバイザーを増員するとともに、新たに地域で移動プレイルームを展開し、地域での子育てを積極的に支援してまいります。さらに、ヘルパーや保健師などの派遣制度を創設し、家庭における育児に対する支援体制の充実を図ってまいります。


 新年度は、西明石地区と大久保地区で私立保育所が新たに開設されます。今後も、保育所の分園設置を行う社会福祉法人に対して助成を行うなど、引き続き待機児童の解消を図る取り組みを精力的に進めてまいります。また、保育へのニーズの多様化に対応するため、新年度から4カ所の市立保育所で延長保育を行ってまいります。


 福祉医療につきましては、県の制度改正にあわせ見直しを実施いたしますが、乳幼児医療につきましては、医療費を無料とする対象を3歳未満児まで拡大し、子育て支援の充実に努めてまいります。


 市民病院につきましては、CT断層撮影装置の更新を行うなど、本市の基幹病院としての機能充実に努めてまいります。


 健康づくりの推進につきましては、新年度から乳がん検診において、マンモグラフィを導入した検診を行ってまいります。また、市民みずからの健康づくりを促進するあかし健康プラン21の中間評価を行い、健康増進活動の充実に取り組んでまいります。


 第2は、住環境や防災安全などの分野である、快適で安全に住み続けられるまちづくりについてであります。


 住環境の向上としましては、安全で快適なまちづくりのため、開発事業等に係る諸手続の条例化を行い、住みよいまちづくりの取り組みを進めてまいります。また、土地区画整理事業により街区の整った大久保町の福田地区及び福田西地区を含む地域において、住居表示を実施し、市民生活の利便性の向上に努めてまいります。


 市営住宅につきましては、老朽化の著しい鷹匠住宅において住宅の建てかえに当たり、南側の県営住宅用地を含めたより有効な土地活用を図る施設整備計画を策定してまいります。また、大窪南住宅13号棟につきましては、全面的改善に向けて実施設計に着手してまいります。


 交通安全対策の充実でありますが、県道明石高砂線につきましては、市民の皆様と策定した交通安全対策アクションプログラムに基づいて安全対策の具体化を進めるとともに、県道に接続する市道部分についても安全調査を行ってまいります。また、歩行者の安全確保を図るため、藤江23号線のJR線から国道2号の間で歩道の新設を行うとともに、明石中央64号線や魚住63号線、二見89号線を初めとする小学校周辺の道路について、道路の拡幅などの改良を行い、歩行者の安全を守る取り組みを推進してまいります。


 防犯対策でありますが、子どもの安全を守る取り組みとして、地域の皆様のご協力のもと、スクールガードによる校内巡回や、わんわんパトロールによる登下校時の見守りを促進してまいります。また、地域の要望に応じて、地域の皆様と一緒に防犯パトロール車での巡回を行い、みんなで安全を守る取り組みを積極的に進めてまいります。


 上水道につきましては、安全でよりおいしい水を安定して供給していくため、新たに策定した水質検査計画に基づき水質検査を行っていくとともに、鳥羽浄水場の浄水処理機能の高度化に向け準備を進めてまいります。あわせて、西部配水場の配水池や配水塔の設計に着手するとともに、老朽化した管路や浄水施設などの改修を進めてまいります。また、水道事業の経営改善のため、より効率的に施設運営に努める中で、伊川谷浄水場の平成17年度末廃止に向けた取り組みを進めてまいります。


 下水道につきましては、市街化区域における公道の汚水管整備率100%の達成を目指すとともに、老朽化が進んでいる船上処理区に重点を置いて、管渠の改築・更新に取り組んでまいります。また、近年に例を見ない大型台風の襲来により被災した二見浄化センターの雨水排除機能を強化するとともに、災害時の処理機能を確保するため、各浄化センターのネットワーク化の検討を進めてまいります。さらに、総合的な浸水対策の一環として、雨水管の整備に努めるとともに、浸水被害の大きかった合流区域の分流化に向けた調査、検討を行ってまいります。


 循環型社会への転換でありますが、魚住清掃工場につきましては、施設の老朽化に対応するため、従来建てかえ計画を検討しておりましたが、下水道の普及による収集量の減少にあわせ、公共下水道を利用した、簡素でより効率的な運営に切りかえてまいります。


 ごみの第3次埋め立て処分場につきましては、平成19年度の供用開始に向けて、建設工事を進めてまいります。


 総合的な防災対策の充実では、浸水被害の軽減を図るため、河川、水路、道路側溝や下水道など各施設の実態を踏まえ、治水機能を強化する総合的な計画を策定してまいります。また、国や県から提供された資料をもとに作成しましたハザードマップの公表により市民への意識啓発に努めるとともに、地域防災計画の全面的な見直しを行い、東南海・南海地震などを想定した災害への対応体制の強化に努めてまいります。さらに、地域の防災力をより高いものとするため、地域住民のご参加をいただく中で、ハザードマップを活用した災害図上訓練を積極的に進めてまいります。


 救急・救助体制の充実では、救命率の向上を図るため自動体外式除細動器を導入し、市民講習を進めるとともに、中部配水場に設置しています高所カメラによる映像に加え、隣接する神戸市、加古川市からの映像も受信することにより、緊急時における初期対応の向上を図ってまいります。さらに、県下一斉の取り組みとして、携帯電話による119番通報を各消防本部での直接受信に移行するなど、効果的、効率的な通信体制を構築してまいります。


 情報化の推進としましては、行政サービスの向上と効率的な行政運営を目指し、インターネットによる各種行政手続を可能にする電子申請システムを、県並びに県内市町と共同で開発に取り組んでまいります。


 情報通信ネットワークの安全対策としましては、本庁と市民センター等との間でバックアップ用の光回線を確保するとともに、インターネット障害に対応する機器を設置するなど、安定した運用とセキュリティ体制の維持に努めてまいります。


 第3は、市街地、道路などの整備の分野である、機能的でゆとりと潤いのあるまちづくりについてであります。


 土地区画整理事業でありますが、大久保駅前土地区画整理事業につきましては、大久保石ケ谷線や大窪松陰線の早期開通に向け、建物移転や道路整備等を積極的に進めてまいります。組合施行の土地区画整理事業につきましては、西脇地区や中之番地区などの整備を引き続き支援し、良好な市街地形成を促進してまいります。


 交通網の整備につきましては、市民生活の利便性の向上、まちの活性化や環境改善につながる将来を見据えた交通体系の構築を図るため、公共交通のあり方も含めた総合交通計画の策定に着手してまいります。また、昨年11月から実験運行しているコミュニティバスにつきましては、利用実態を検証し本格運行の判断をしてまいります。


 駅周辺の整備では、JR西明石駅において、在来線東口南側の駅前ロータリーや新幹線駅前広場の整備を進めるとともに、JR魚住駅において、平成19年度の駅橋上化にあわせた南北の駅前広場とアクセス道路の整備に取り組んでまいります。


 山陽電鉄連続立体交差第2期事業につきましては、兵庫県が施行する高架本体整備にあわせて、保守基地、南側側道及び大坪線の整備を進めてまいります。また、関連道路である朝霧二見線の整備を促進するとともに、林崎線の整備を推進してまいります。


 道路網の整備につきましては、市内交通の機能向上を図るため、八木松陰線の明姫幹線と県道明石高砂線を結ぶ谷八木区間への着手を初め、黒橋線、福田大窪線、魚住支所前線などの幹線道路の整備を推進してまいります。また、兵庫県が施行する二見人工島への連絡道路の整備にあわせて、連結する二見35号線の整備を進めてまいります。


 放置自転車対策につきましては、市政の大きな課題であり、その対策に積極的に取り組んでまいります。自転車の秩序ある利用を促進するため、JR土山駅南側に約580台収容の駐輪場を開設するほか、JR明石駅北側に約1,500台、JR西明石駅北側に約600台、JR魚住駅南側に約640台の駐輪場を増設するとともに、山陽電鉄東二見駅南側で約100台分の駐輪場用地の取得を進めてまいります。また、保管庫を二見土山線の高架下に開設するとともに、大蔵朝霧線の高架下でも設置してまいります。さらに撤去した自転車のより適正な管理を図るため、事務処理の仕組みについても見直しを行ってまいります。


 海岸の整備では、市民の憩いの場となる海辺空間をさらに拡充するため、八木海岸において斜面地の環境整備などを進めてまいります。


 大蔵海岸につきましては、子ども広場の設置やバーベキューサイトの整備を行い、本年7月の海開きにあわせて多様なイベントを展開するなど、多くの人々に訪れていただけるよう楽しくにぎわいのある場としてまいります。


 都市緑化につきましては、市民の憩いの場となる環境づくりを行うため、八木住吉公園や井領田公園を整備してまいります。また、明石駅前の花壇につきましては、デザインから植えかえまで四季にあわせた花壇づくりを市民ボランティアに行っていただき、市民の皆様とともに花と緑のまちづくりを展開してまいります。


 第4は、産業や観光の分野である、にぎわいと活力あふれるまちづくりについてであります。


 商業・工業の振興でありますが、商店街が市民や団体と連携して取り組むにぎわいづくりや販売促進事業に対して引き続き助成を行うとともに、まちの活性化に取り組む市民サポーターと行う空き店舗活用や広報活動など、新たな取り組みを推進し、地域に根差したにぎわいのある商店街づくりを積極的に支援してまいります。また、今後の工業施策の基礎資料とするため、市内の製造業事業所の実態を調査してまいります。


 卸売市場につきましては、市内や近郊から入荷する良質の軟弱野菜を多くの人においしく召し上がっていただくため、夕市の開始時刻を早め、より新鮮な食材の流通に努めてまいります。さらに、本市の特産品などを全国へ情報発信し、商業の活性化を図るため、中心市街地のタウンマネージメント機関である明石地域振興開発株式会社が、新たに開設するインターネットショッピングモールに対し支援を行ってまいります。


 農業の振興につきましては、近代的な営農に適した生産性の高い農地とするため、新年度内の完成を目指して西江井地区の圃場整備を促進してまいります。また、農業用水の安定的な確保と災害の未然防止を図るため、老朽ため池や水路の改修を進めてまいります。高丘地区の釜谷池などについては、ため池協議会のご協力のもと、周辺整備の事業化に向けた計画策定を行ってまいります。


 さらに、地域で生産された安全で新鮮な農作物を、地域で消費していただく地産地消の取り組みを積極的に進めてまいります。その一環として、明石の農産物や魚介類、地元で生産される特産品を展示、即売し、そのよさを広めていく取り組みとして、うまいもの物産市を引き続いて開催してまいります。


 漁業の振興につきましては、漁業団体の行うノリ生産体制の効率化に対して兵庫県とともに支援を行ってまいります。また、魚礁の設置など引き続き資源培養管理型漁業を促進してまいります。


 観光の振興でありますが、だれもが心から安心して楽しめるまつりを目標に、市民の皆様とともにつくり上げ、多くの方々に参加いただいた市民まつりにつきましては、市民により中心的な役割を担っていただくよう運営方法を見直し、市民の力を生かしたまつりとして引き続き開催してまいります。


 伝統ある菊花展覧会を初め、時のウィークなどの各種イベントにつきましても、より多くの人々に楽しんでいただけるイベントとして開催できるよう努め、明石のまちの魅力を効果的に発信し、にぎわいづくりを進めてまいります。


 また、うみのまち明石の豊かな自然の中で、家族のきずなをはぐくむ、親子ふれあい明石海峡クルージングや、生演奏を聞きながらのサンセットクルージングなど、ふるさと明石の特性を生かした魅力あるまちづくりに資するよう各種事業を展開してまいります。


 第5は、教育や文化の分野である、人をはぐくみ、文化を創造するまちづくりについてであります。


 学校教育の充実でありますが、教育環境の整備につきましては、魚住中学校の体育館の改築を初め、学校施設の耐震化を積極的に進めてまいります。幼稚園や小学校のトイレについては、日ごろ利用する子どもたちの希望を取り入れ、明るく清潔で快適な場所となるよう、重点的な改修を3カ年計画で順次進めてまいります。また、小学校や中学校における情報教育の推進を図るため、教室への校内LANの整備を進めてまいります。さらに、学校、PTA、地域の皆様と連携しながら進めている幼稚園、小・中学校などの園庭、校庭の芝生化や、みんなで学校園を美しくする運動を引き続き実施し、教育環境の向上に努めてまいります。明石商業高等学校につきましては、特色ある学校づくりの一環として、グラウンドの夜間照明設備を整備し、スポーツ活動の活性化を進めてまいります。


 児童・生徒への指導につきましては、LDやADHDなど軽度発達障害がある児童・生徒の在籍する学校に、状況に応じて特別支援教育指導員の増員や大学生ボランティアの配置を行うとともに、指導困難な状況にある中学校へ生徒指導補助員を増員するなど、指導体制の充実を図ってまいります。また、全小学校での英語活動の実施や中学校への外国人英語指導助手の派遣時間を増やすなど、英語教育の充実に努めてまいります。


 学校給食につきましては、子どもたちがふるさと明石の恵みを実感できるよう、地域の食材を献立に取り入れる地産地消を進めてまいります。また、中学校では、家庭の手づくり弁当を基本としながら、弁当を持参することが困難な生徒のために、栄養バランスのとれた昼食弁当の販売を拡大してまいります。


 総合選抜制度につきましては、検討委員会から提出される答申をもとに、議会での議論も十分踏まえた上で、市の意向を入試制度を所管する兵庫県教育委員会へ要望として提出してまいります。


 青少年の育成でありますが、少年自然の家においては、青少年の自発性を育て、社会性を養う取り組みとして、ヨット施設の整備やカヌーの体験教室の実施など、明石のうみを生かした海洋プログラムを充実してまいります。


 また、市内の子どもたちが一堂に会し、文化行事や体験学習、スポーツなど多彩な活動を通じて、相互のふれあいの中で豊かな心をはぐくむ新たな交流事業を開催するなど、子どもの育成活動を積極的に推進してまいります。


 さらに、市内におけるラブホテル、パチンコ店及びゲームセンターの建築等について、必要な規制を行うことにより、良好な教育環境を保全し、青少年の健全な育成を図ることを目的に条例の制定に取り組んでまいります。


 生涯学習の振興でありますが、あかねが丘学園につきましては、高齢者の皆様により活用していただける生涯学習の場となるよう施設の整備を図るほか、校庭の芝生化に伴い、地域開放を行うなど、生き生きと元気で過ごせる、親しみのある環境づくりを進めてまいります。


 コミュニティ・センターにつきましては、高丘コミセンにエレベーターの設置を行うとともに、大蔵コミセンのトイレをバリアフリー化するなど、より利用しやすい環境づくりを進めてまいります。


 市民スポーツの振興につきましては、だれもが手軽に身近なところでスポーツを楽しめるよう、各地域のスポーツクラブ21の活動を支援してまいります。また、大蔵海岸での関西大学ビーチバレー選手権大会など、全国規模のスポーツ大会の開催を支援し、市民の皆様のスポーツへの関心を高める一助としてまいります。


 平成18年度に開催されます第61回国民体育大会のじぎく兵庫国体につきましては、リハーサル大会を予定しており、本市においてはバレーボール、ウエイトリフティング、自転車の3つの競技を実施してまいります。


 また、神戸市や周辺市町とともに、地域のサッカーチームであるヴィッセル神戸と連携したスポーツの普及活動を展開してまいります。


 市民文化の高揚でありますが、文化博物館においては、特別展として春に竹久夢二展、冬に片岡鶴太郎展などを開催するほか、さまざまな企画展を開催するとともに、明石の生活文化、自然環境などを紹介する冊子を年次的に刊行してまいります。天文科学館においては、ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊氏による講演会や、七夕コンサートを初めとする季節のコンサートを開催してまいります。


 また、街角ににぎわいと出会いをもたらし、文化に親しむ機会を創出するため、明石駅共用コンコースに、しごせんストリートギャラリーを設置するほか、明石駅で開催しているふれあいコンサートに加えて、新たに市内で音楽や文化活動をする人たちに協力を求め、街角で音楽を初めとしたさまざまなイベントを展開してまいります。


 第6は、人権、交流などの分野である、人との出会いとふれあいを大切にするまちづくりについてであります。


 人権の尊重につきましては、互いの人権を尊重し合い、すべての人々が幸せに暮らせる社会を実現するため、明石市人権施策推進方針に基づき、企業や市民と一体となってあらゆる人権問題について、教育、啓発活動を推進してまいります。また、福祉の向上や人権啓発のための活動拠点である厚生館につきましては、トイレを初めとする施設の改修工事を進めてまいります。


 男女共同参画社会の実現につきましては、男女共同参画プランの実施計画に基づき、男女共同参画推進講座の開催を初め、積極的な意識啓発を進めるとともに、女性団体等の指導育成、男女共同参画に関する情報の収集や提供などの事業を推進してまいります。


 コミュニティの育成につきましては、一部の小学校区コミュニティ・センターにおいて、新たに職員を配置するとともに、利用時間を朝9時から夜9時まで延長し、地域づくりのための情報共有と実践活動を試みてまいります。また、安心してより積極的にコミュニティ活動を展開できるよう、自治会活動を初め市民公益活動をするすべての市民を対象として、コミュニティ活動保険に加入いたします。さらに、市内でまちづくり活動をする市民団体につきましては、引き続き活動助成などの支援を行ってまいります。


 地域交流につきましては、豊富な知的、人的資源を有する神戸学院大学との提携により、公開講座の開催や学生の就業体験制度であるインターンシップの導入など、さまざまな交流を行ってまいります。


 また、うみのまち明石と異なる地域との交流を進め、相互に地域の活性化を図る取り組みといたしまして、自然豊かなやまのまち、兵庫県養父市との交流を進めてまいります。当面は、青少年の自然体験交流や特産品の物産交流を進めるなど、海峡交流都市にふさわしい多様な交流を促進してまいります。


 国際交流につきましては、無錫市との友好交流団の派遣や受け入れ、中国料理教室の開催などを行うとともに、市民各層の参加と協力のもと、バレホ市との交流を初め多様な交流を進めてまいります。


 次に、市政の運営についてであります。


 まず、パートナーシップによるまちづくりですが、市の予算や重点施策などをわかりやすく紹介した市政ガイドブックを作成し、市民との情報共有を図ってまいります。また、市民の要望に応じて、職員が市の施策や行政の取り組みをお話しする出前講座を行うとともに、市の窓口で気づかれたことなどを気軽にご提言いただけるよう、広聴活動の充実にも取り組んでまいります。


 窓口サービスの向上でありますが、多様な市民ニーズに対応するため、明石駅市民サービスコーナーにおいて平日の業務時間を午後8時まで延長するなど、より利用しやすい窓口づくりを進めてまいります。


 行政改革の推進につきましては、平成21年度を目標とした行政改革実施計画を策定し、これに基づき、より効率的な行財政運営に取り組んでまいります。


 公の施設における一層の住民サービスの向上と効率的な運用を目指す指定管理者制度につきましては、制度の導入について総合的な検討を進めており、市の基本的な考え方を取りまとめた後に、引き続き各施設に共通する指定の手続等を規定した条例の制定に取り組んでまいります。


 また、クリーンセンターの焼却炉の夜間等の運転業務や山手小学校の給食調理業務を民間委託するなど、引き続き民間活力の導入を積極的に図ってまいります。


 入札制度につきましては、手続の透明性のさらなる向上と事務の簡素化を図るため、電子入札システムの導入を進めてまいります。


 組織・機構につきましては、平成16年度におきまして大幅な改正を実施したところであり、その検証を行った結果、都市整備部門の開発審査課、建築指導課、建築審査課において、業務の効率化を図り、市民にわかりやすい体制とするため、事務分担の見直しを行うなど所要の整備を図ってまいります。


 人事管理につきましては、少数精鋭主義を基本として、業務の精査を行い適正な職員配置を徹底してまいります。また、人事行政の運営等の状況の公表に関する条例を制定することにより、公正性と透明性を高めるとともに、職員一人ひとりが担当職務の目標を明確にし、業務の遂行、施策の達成意識を醸成するための目標管理制度を全職員に広げてまいります。さらに、職員研修については、新たに高齢者や障害者への理解を深めるための福祉施設での体験研修を初め、職員みずからの企画に基づいた技術職員研修や政策形成能力の向上を目指した国内派遣研修を実施し、職員の資質向上を図ってまいります。


 財政運営でありますが、歳入面では市税など一般財源全体としてなお厳しい状況にあり、また歳出面では扶助費や介護保険などの繰出金の増加などがあり、依然として大きな収支不足が発生しています。


 現在、三位一体の改革が進められており、昨年11月には当面の方針が示されたところです。しかしながら、今後の地方財政への影響は、まだまだ不透明な状況にあり、地方分権の理念に沿った新たな地方財政制度の実現に向け、全国の自治体とともに国への働きかけを強めてまいります。


 今後とも、持続可能な財政構造への転換を目指し、時代の要請や市民の期待に沿った施策を推進するため、事務事業の見直しを図るなど、行政改革に強力に取り組み、より効率的な財政運営に努めてまいります。


 以上の方針により編成いたしました平成17年度の当初予算額は、


   一般会計    94,115,505千円


   特別会計    82,606,902千円


   企業会計    29,846,443千円


   合  計   206,568,850千円


 となっております。


 以上、平成17年度の予算の提案に当たり、私の市政に対する所信の一端と、主要な施策の概要について申し上げましたが、何とぞ、議員各位におかれましては、格段のご理解を賜り、ご賛同いただきますようお願い申し上げます。


 続きまして、条例議案19件、補正予算議案11件、契約議案3件、及びその他の議案3件の概要につきましてご説明申し上げます。


 まず、条例議案でありますが、地方公務員法の一部改正に伴い、本市における人事行政の運営等の状況を公表すること、市民が主体的に行う子育て支援活動及び児童健全育成活動の振興に資するため明石市こども基金を設置すること、並びに市内におけるラブホテル、パチンコ店及びゲームセンターの建築等について必要な規制を行うことにより、良好な教育環境の保全及び青少年の健全な育成を図ることにつき、新たに条例を制定しようとするもの、所期の目的を達成したことによりふるさと創生基金条例を廃止しようとするもの、観光貸切バス事業の廃止に伴い、関係条例の廃止及び規定の整備を行おうとするもの、学校の時間講師等の報酬額を改定しようとするもの、基金に属する現金について安全かつ効率的な運用を図ろうとするもの、文化財保護法の一部改正に伴い文化財の保護対象を拡大しようとするもの、母子家庭等医療費、乳幼児医療費、重度心身障害者医療費及び老人医療費の助成につき、一部負担金の導入または見直し等を行おうとするもの、国民健康保険事業において一般被保険者に係る基礎賦課額及び介護納付金賦課額の保険料率を改定しようとするもの、卸売市場法の一部改正に伴い、卸売市場における取引規制の緩和及び適正な品質管理の推進等を図ろうとするもの、大蔵海岸駐車場について料金体系の見直し等により駐車場の管理運営の適正化を図ろうとするもの、指定数量未満の危険物及び指定可燃物を貯蔵し、または取り扱う場所の位置及び構造等の技術上の基準について所要の整備を図ろうとするもののほか、引用法令の改正等に伴い所要の規定整備を行おうとするものであります。


 次に、補正予算議案でありますが、各事業の補助承認による事業費の補正のほか、それぞれの執行見込み等に基づき各会計の予算の補正を行おうとするものであります。


 続いて、契約議案でありますが、明石市第3次最終処分場建設工事、明石市立魚住中学校屋内運動場改築(建築)工事、二見浄化センター電気災害復旧工事について、それぞれ請負契約を締結しようとするものであります。


 また、その他の議案といたしまして、明石市民夏まつり事故に係る損害賠償額の決定につき、事務処理上急を要したため専決処分を行ったもののご承認をお願いするもののほか、市道路線の廃止及び市道路線の認定をしようとするものであります。


 最後に、報告5件でありますが、議会の議決を受けた工事請負契約の一部変更、市営住宅の家賃の長期滞納者に対する明け渡し等に係る訴えの提起及び交通事故に係る損害賠償額の決定につき専決処分を行ったものの報告でありまして、それぞれお手元の資料によりご了承賜りますようお願い申し上げます。


 以上、今回ご提案申し上げております各議案について、提案の趣旨等をご説明申し上げました。何とぞ、意のあるところをおくみ取りいただき、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げる次第であります。


○議長(尾仲利治)    以上をもちまして、施政方針及び上程中の各議案に対する説明は終わりました。


 なお、これら議案に対する質疑につきましては、都合により次回再開時にお願いすることとし、あわせて各議案につきましても、上程のままといたしますので、ご了承願います。


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◎報告・明監報・議会報告





○議長(尾仲利治)    次に移ります。


 報告5件、明監報4件、議会報告1件につきましては、それぞれお手元にご配付いたしております印刷物によりご了承願います。


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◎議員提出議案第1号上程


 提案説明





○議長(尾仲利治)    次に移ります。


 議員提出議案第1号、明石市ラブホテルの建築等の規制に関する条例制定のことを上程議題に供します。


 それでは、提案理由の説明を求めます。


 議案の朗読は省略いたしますので、ご了承願います。


 大西洋紀議員。


○議員(大西洋紀)登壇  新風次世代の大西洋紀でございます。


 議員提出議案第1号 明石市ラブホテルの建築等の規制に関する条例制定について、まことに僣越ではございますが、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をさせていただきます。


 昨今、各地に風俗営業法の許可の必要な業種の進出が多く見られるようになってきております。我が明石市におきましても、ここ数年の間に次々と建設あるいは進出計画が上がってきております。しかしながら、業種の性格上、どんな場所にでも建設されてもよいというわけではありません。このたび我々がこの条例案を提出するに至った発端は、市内の西新町3丁目でのビジネスホテルの建設計画であります。事業者は市に対してビジネスホテルとして事前協議申請を出しており、また市の方もビジネスホテルとして判断しているとのことでありますが、建物そのものの計画内容、例えばシングルルームが1室もないとか、外観上だれが見てもラブホテルと思われることなど、総合的に見てこのホテルはラブホテルであると、我々は思っております。当然、地元住民の皆様も同様のご判断をされており、地元のありとあらゆる各種団体で構成された建設反対同盟を結成され、再三再四、市当局にも陳情され、また業者に対しても建設の見直しを訴えてこられました。


 このことは私が申し上げるまでもなく、新聞報道等において議員の皆様もご存じのことと思われます。そのような中、建設反対運動の一環として建設反対の署名活動を行ったところ、地元のみならず市内全域から何万という多くの署名が集められたところであります。とりわけ、子育て真っ最中のPTA会員の皆様や、またお孫さんを抱える高年クラブの皆様におかれましては、全市的に署名をいただいたのであります。そういうお声を聞き、市民の代弁者である議員として条例制定の要望を、本会議であったり予算要望の席上でも再三申し上げてきたところであります。しかしながら、市当局は一貫して先進各市の条例や関係する判例等を調査研究した結果、法律との整合性が問われたものや条例に罰則規定等が設けられず、その実効性に期待できないなどの課題が見受けられ、明石市の実情に適し、かつ実効性のある条例制定は非常に難しいと言い続け、条例制定などは無意味であるという姿勢を押し通してきました。そうであれば、我々の本来の権限である条例制定を議員みずから策定すべきであると考えたのであります。こういう流れの中で、今回、市当局から我々の条例案に近い内容の条例案が、この議員条例案提出後、急遽上程されてきたことに対して甚だ疑問を感じるものであります。県内においては、24市中13市で同様の条例が制定されております。近隣市の多くも制定されており、逆に言うと条例が制定されていない明石市は、規制の甘さから法の網目をくぐって建設しやすい市だと業者側から見られているのが実情でしょう。


 現在、明石市内で旅館業法による県の許可を受けているホテル、旅館等は49件ありますが、風営法による警察への届け出をしているラブホテルは2件であります。しかし、ここで問題なのは、前述の49件中17件ほどは、だれが見てもラブホテルだと見受けられます。つまりビジネスホテルと称して風営法の網の目をくぐり、ラブホテルと思われるものとして営業しているのが、俗に言う灰色ラブホテルであります。パチンコ店、ゲームセンターは営業内容そのものを隠して建設をすることは不可能であります。しかしながら、現状の明石市の建設等に関する指導要綱のみでは、今後もこういう形でのラブホテル等が次々に建設されていってもおかしくない状況であります。


 このたび上程いたしました条例案が可決いたしますと、抑止効果としての意味合いは大きいものだと確信しております。条例は困った事案が生じたときに制定するのです。全国各地で制定されている条例は、訴訟を覚悟の上での制定でありましょう。訴訟を恐れての条例制定への足踏みは、市民のことを念頭に置いていないということになるのではないでしょうか。本日もたくさんの地域住民の皆様がお越しになられていらっしゃるようですが、この皆様はそれぞれの思想、信条を乗り越えて、真剣に自分たちのまちづくりに取り組まれておられます。そのような皆様のまなざしを見るとき、私は議員として何もせずにはおられません。


 議員各位におかれましては、地域住民の皆様の必死なるまちづくりへの思いをおくみ取りいただきまして、議員は市民の代弁者であることをいま一度ご認識いただきまして、ご賛同賜りますよう心からお訴え申し上げ、提案理由の説明を終わらせていただきます。


○議長(尾仲利治)    提案理由の説明は終わりました


 なお、本議案に対する質疑につきましても、都合により市長提出議案の質疑及び一般質問終結後にお願いすることとし、あわせて上程のままといたしますのでご了承願います。


 以上をもちまして、本日の会議を閉じます。


 再開につきましては、改めてご通知申し上げます。


 本日はこれにて散会いたします。


 ご苦労さまでございました。


                            午前11時10分 散会