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兵庫県 尼崎市

平成17年  2月 定例会(第19回) 02月21日−01号




平成17年  2月 定例会(第19回) − 02月21日−01号 − P.0 「(名簿)」












平成17年  2月 定例会(第19回)



        第19回尼崎市議会会議録(定例会)第1号

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◯議事日程

    平成17年2月21日 午前10時30分 開議

第1        会期の決定

第2 16年陳情第60号 児童館の廃止反対と再生についての陳情

第3 議案第34号 政治倫理の確立のための尼崎市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例について

第4 議案第49号 尼崎市消防関係事務手数料条例の一部を改正する条例について

第5 議案第53号 尼崎市福祉医療費の助成に関する条例について

第6 議案第56号 尼崎市保健所及び保健センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

第7 議案第57号 尼崎市役所支所設置条例を廃止する条例について

第8 議案第58号 尼崎市手数料条例の一部を改正する条例について

第9 議案第59号 尼崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例について

第10 議案第64号 尼崎市水道事業給水条例の一部を改正する条例について

第11 議案第65号 尼崎市建築物等関係事務手数料条例の一部を改正する条例について

第12 議案第66号 尼崎市都市公園条例の一部を改正する条例について

第13 議案第70号 尼崎市特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

第14 議案第77号 尼崎市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価について

第15 議案第1号 平成17年度尼崎市一般会計予算

第16 議案第2号 平成17年度尼崎市特別会計国民健康保険事業費予算

第17 議案第3号 平成17年度尼崎市特別会計中央卸売市場事業費予算

第18 議案第4号 平成17年度尼崎市特別会計用品調達事業費予算

第19 議案第5号 平成17年度尼崎市特別会計育英事業費予算

第20 議案第6号 平成17年度尼崎市特別会計農業共済事業費予算

第21 議案第7号 平成17年度尼崎市特別会計都市整備事業費予算

第22 議案第8号 平成17年度尼崎市特別会計公共用地先行取得事業費予算

第23 議案第9号 平成17年度尼崎市特別会計中小企業勤労者福祉共済事業費予算

第24 議案第10号 平成17年度尼崎市特別会計公害病認定患者救済事業費予算

第25 議案第11号 平成17年度尼崎市特別会計青少年健全育成事業費予算

第26 議案第12号 平成17年度尼崎市特別会計介護保険事業費予算

第27 議案第13号 平成17年度尼崎市特別会計老人保健医療事業費予算

第28 議案第14号 平成17年度尼崎市特別会計駐車場事業費予算

第29 議案第15号 平成17年度尼崎市特別会計廃棄物発電事業費予算

第30 議案第16号 平成17年度尼崎市特別会計競艇場事業費予算

第31 議案第17号 平成17年度尼崎市水道事業会計予算

第32 議案第18号 平成17年度尼崎市工業用水道事業会計予算

第33 議案第19号 平成17年度尼崎市自動車運送事業会計予算

第34 議案第20号 平成17年度尼崎市下水道事業会計予算

第35 報告第1号 専決処分について

第36 議案第35号 尼崎市公債条例の一部を改正する条例について

第37 議案第36号 尼崎市職員定数条例の一部を改正する条例について

第38 議案第37号 尼崎市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例について

第39 議案第38号 尼崎市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について

第40 議案第39号 尼崎市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について

第41 議案第40号 尼崎市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例について

第42 議案第41号 尼崎市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について

第43 議案第42号 尼崎市監査委員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について

第44 議案第43号 尼崎市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例について

第45 議案第44号 市長、助役及び収入役の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について

第46 議案第45号 尼崎市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例について

第47 議案第46号 尼崎市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について

第48 議案第47号 尼崎市長の退職手当に関する条例について

第49 議案第48号 尼崎市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例について

第50 議案第50号 尼崎市教育委員会教育長の給与、旅費、勤務時間その他の勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例について

第51 議案第51号 尼崎市立児童厚生施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

第52 議案第52号 尼崎市立美方高原自然の家の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

第53 議案第54号 尼崎市立保育所条例の一部を改正する条例について

第54 議案第55号 尼崎市結核の診査に関する協議会条例について

第55 議案第60号 尼崎市環境影響評価等に関する条例について

第56 議案第61号 尼崎市立クリーンセンター条例の一部を改正する条例について

第57 議案第62号 尼崎市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例について

第58 議案第63号 尼崎市公営企業に勤務する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について

第59 議案第67号 尼崎市農業委員会の選挙による委員の定数条例の一部を改正する条例について

第60 議案第68号 尼崎市住宅審議会条例を廃止する条例について

第61 議案第69号 尼崎市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

第62 議案第21号 平成16年度尼崎市一般会計補正予算(第3号)

第63 議案第22号 平成16年度尼崎市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)

第64 議案第23号 平成16年度尼崎市特別会計都市整備事業費補正予算(第1号)

第65 議案第24号 平成16年度尼崎市特別会計公共用地先行取得事業費補正予算(第1号)

第66 議案第25号 平成16年度尼崎市特別会計中小企業勤労者福祉共済事業費補正予算(第1号)

第67 議案第26号 平成16年度尼崎市特別会計介護保険事業費補正予算(第2号)

第68 議案第27号 平成16年度尼崎市特別会計老人保健医療事業費補正予算(第1号)

第69 議案第28号 平成16年度尼崎市特別会計廃棄物発電事業費補正予算(第1号)

第70 議案第29号 平成16年度尼崎市特別会計競艇場事業費補正予算(第1号)

第71 議案第30号 平成16年度尼崎市水道事業会計補正予算(第2号)

第72 議案第31号 平成16年度尼崎市工業用水道事業会計補正予算(第3号)

第73 議案第32号 平成16年度尼崎市自動車運送事業会計補正予算(第1号)

第74 議案第33号 平成16年度尼崎市下水道事業会計補正予算(第1号)

第75 議案第71号 モーターボート競走施行に伴う場間場外発売事務の委託に関する協議について

第76 議案第72号 モーターボート競走施行に伴う場間場外発売事務の受託に関する協議について

第77 議案第73号 モーターボート競走施行に伴う場外発売事務の委託に関する協議について

第78 議案第74号 モーターボート競走施行に伴う場外発売事務の受託の廃止に関する協議について

第79 議案第75号 住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法並びに町の区域の変更、廃止及び設定について

第80 議案第76号 工事請負契約について

第81 議案第78号 訴えの提起について

第82 陳情第1号 町名変更見直しについての陳情

第83 陳情第2号 日本船舶振興会への交付金軽減等についての陳情

第84 陳情第3号 消費税等課税強化計画見直しについての陳情

第85 陳情第4号 最低保障年金制度の実現等についての陳情

第86 陳情第5号 緑遊新都心商業施設計画の住民合意等についての陳情

第87 陳情第6号 教育基本法の理念を生かすことについての陳情

第88 陳情第7号 福祉施策の充実等についての陳情

第89 陳情第8号 国連核不拡散条約再検討会議に向け積極的役割を果たすことについての陳情

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◯出席議員

 1番     騰 和美君

 2番     丸尾孝一君

 3番     長崎寛親君

 6番     今西恵子君

 7番     義村玉朱君

 8番     早川 進君

 9番     丸尾 牧君

10番     飯田 浩君

11番     酒井 一君

12番     前迫直美君

13番     亀田孝幸君

14番     真鍋修司君

15番     広瀬早苗君

16番     菅村哲仁君

17番     田村征雄君

18番     松村ヤス子君

19番     高橋藤樹君

20番     宮城亜輻君

21番     平山丈夫君

22番     塚田 晃君

23番     仙波幸雄君

24番     安田雄策君

25番     下地光次君

26番     杉山公克君

27番     荒木伸子君

28番     上松圭三君

29番     黒川 治君

30番     蔵本八十八君

31番     北村保子君

32番     谷川正秀君

33番     中野清嗣君

34番     塩見幸治君

35番     小柳久嗣君

36番     滝内はる子君

37番     畠山郁朗君

38番     新本三男君

40番     多田敏治君

41番     波多正文君

42番     寺本初己君

43番     高岡一郎君

44番     中川日出和君

46番     藤原軍次君

47番     米田守之君

48番     中村四郎君

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◯議会事務局

事務局長    小谷正彦君

事務局次長   辻本 守君

議事課長    高見善巳君

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◯地方自治法第121条の規定による出席者

市長      白井 文君

助役      中村 昇君

助役      江川隆生君

収入役     矢野郁子君

特命担当局長  谷口敏郎君

企画財政局長  村山保夫君

総務局長    玉井啓一君

美化環境局長  湊  稔君

医務監     高岡道雄君

健康福祉局長  守部精寿君

市民局長    宮本 勝君

産業経済局長  森田康三君

技監      松井重紀君

都市整備局長  岩田 強君

消防局長    橋本雅生君

水道事業管理者 吉井惠一君

自動車運送

事業管理者   喜田完二君

企画財政局

総務部長    福森 務君

企画財政局

総務課長    北江有弘君

教育委員会

委員長     岡本元興君

教育長     保田 薫君

選挙管理委員会

委員長     藤田浩明君

代表監査委員  鳥羽正多君

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(平成17年2月21日 午前10時30分 開会)



○議長(新本三男君) ただいまより第19回尼崎市議会定例会を開会いたします。

 これより本日の会議を開きます。

 日程に入るに先立ち、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において亀田孝幸君及び蔵本八十八君を指名いたします。

 この際、諸般の報告をいたします。

 閉会中の継続審査に付されていた請願、陳情9件のうち8件について、各付託委員会の委員長から審査未了報告書が提出されております。

 これらの報告は、一覧表にしてお手元に配付いたしておりますから、御清覧願います。

 また、市長からの報告事件として、報告企総第1号 議会の指定に基づく専決処分についてが提出されております。

 この報告も、お手元に配付いたしておりますから、御清覧願います。

 その他の事項については、事務局長より報告いたさせます。



◎事務局長(小谷正彦君) 御報告いたします。

 現在の出席議員は44人であります。

 次に、地方自治法第121条の規定により、市長はじめ執行機関の出席を求めております。その職氏名は、印刷して配付いたしておりますから、朗読を省略させていただきます。

 また、今期定例会に提出されます議案は、お手元に送付いたしましたとおりでありまして、本日の議事日程もまた、配付いたしましたとおりであります。

 報告事項は以上であります。



○議長(新本三男君) 日程に入ります。

 日程第1 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から3月25日までの33日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(新本三男君) 異議なしと認めます。

 よって、会期は、33日間と決定いたしました。

 日程第2 16年陳情第60号 児童館の廃止反対と再生についての陳情を議題といたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております16年陳情第60号については、会議規則第40条第3項の規定により、委員長の報告を省略し、お手元に配付の委員会報告書に基づいて議事を進めたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(新本三男君) 異議なしと認めます。

 よって、委員長の報告を省略し、委員会報告書に基づいて議事を進めることに決定いたしました。

 委員会の報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。

 質疑はありませんか。

 質疑なしと認めます。

 これより採決に入ります。

 16年陳情第60号を起立により採決いたします。

 本件に対する委員会の報告は、不採択であります。

 本件を委員会の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

   (賛成者 起立)



○議長(新本三男君) 起立多数であります。

 よって、本件は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

 日程第3 議案第34号 政治倫理の確立のための尼崎市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例についてから、日程第81 議案第78号 訴えの提起についてまで、79件を一括議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。

 白井市長。

   (白井 文さん 登壇)



◎市長(白井文さん) おはようございます。

 第19回市議会定例会の開会に当たりまして、平成17年度の市政運営に対します所信を申し上げ、議員の皆様、市民の皆様の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。

 だれもが夢と希望を抱く中で幕を開けました21世紀ではありましたが、世紀の初頭から世界各地でテロや地域紛争が頻発しております。また、地震や津波、水害などの自然災害も多発し、平和で安全な市民生活が脅かされております。

 我が国におきましても、都市型災害として多くの教訓を残した阪神・淡路大震災から10年が経過しましたが、昨年の新潟県中越地震をはじめ、地震災害やたび重なる台風の上陸による風水害などの災害が相次いで発生しております。また、毎日のように凶悪事件が発生するなど、現代はかつてないほど安全や安心の確保が市民の皆様の生活を支える基本となり、なお取り組んでいかなければならない課題となっております。

 このような中で、尼崎市長としての歩みを始めまして2年が経過いたしました。厳しい財政状況の下、多様化する市民の皆様のニーズすべてにおこたえすることは困難でございましたが、安全安心の確保を基本に据えながら、重点的に取り組むべき課題を選択し、まちづくりを進めて参りました。

 市政の推進に当たりましては、市民とともに歩むことを基本に、可能な限り市民の皆様と対話の場を設けるとともに、行政情報のより分かりやすい開示に努めて参りました。これらの姿勢は徐々にではありますが行政内部にも浸透し、行政と市民の皆様との距離が身近になりつつあると実感いたしております。

 今後は、目の前の困難な状況を乗り越えるだけではなく、尼崎市が将来にわたって持続的に発展していけるよう、未来へつなぐまちづくりの基盤を整えるため、一歩一歩その歩みを進めて参らなければならないと、決意を新たにしているところでございます。

 それではまず、まちづくりの基本的な方向性についてでございます。

 これまでも私なりにまちづくりの方向性は明らかにしてきたつもりではございますが、任期の折り返し点を迎えた今、あらためて私の考えておりますまちづくりの方向性につきまして申し上げたいと存じます。

 戦後の日本を支えて参りました社会保障、自治、教育、経済などの社会制度の多くは、今日変革を余儀なくされております。その背景には、右肩上がりの経済成長神話とバブル経済の崩壊、また、人口も増加から減少の時代に向かい、本格的な少子高齢社会を迎えるといったことが挙げられます。更には、地球環境問題の克服やIT技術の進化などへの対応が求められております。

 これらの変化は、雇用、保健、福祉、教育などの分野とも密接に関連しておりますことから、地方自治体におきましてもこれらの変化に適切に対応しなければなりません。

 今、日本の経済はようやく長い低迷期を脱しつつあり、少し明るい兆しも見えますが、尼崎市の行財政運営は依然として厳しい状況が続き、これまでの経験が通用しないほどの危機に陥っております。さまざまな改革は途上にありますが、現在の困難な状況を今の私たちの力で少しでもよい方向に導き、夢の持てる尼崎市を未来の子どもたちへ引き継いでいかなければなりません。

 そうしたことから、これから申し上げますことをまちづくりの基本方向として、市政運営に努めて参りたいと考えております。

 まずは、少子高齢社会に備えた安心づくりに取り組んでいく必要があると考えております。

 これからの時代、市民の皆様が幸せに暮らせる第一条件は健康ではないでしょうか。

 生涯を健康で暮らすことは、一人ひとりの幸せにつながるだけでなく、増え続ける介護や医療負担の抑制にも効果があります。このため、食の安全安心の確保や幼児期からの食育、日常生活における運動の奨励など、特に予防面に着目したさまざまな取組を通じ、市民の皆様の健康づくりを支援していきたいと考えております。

 地域社会の中で子どもたちをはぐくむことにも更なる取組が必要です。

 本来、子育ては人生の喜びであって、孤立したり不安であってはならないと思います。安心と喜びを持って子育てできるよう、子育て経験者の知恵や力を生かしながら、地域社会で子育てを支えていくしくみを築いていく必要があります。

 子どもの教育に関しましては、いま一度学校の在り方を見つめ直し、教育環境を整える必要があり、子ども一人ひとりの学習や生活の実態を把握し、きめ細かな教育を行う必要があります。また、家庭において学習習慣や規則正しい生活習慣を身につけるため、学校、家庭、地域が連携し、全体のレベルを上げる取組を展開していきたいと考えております。

 まちの安全と安心については、ひったくりや空き巣など市民生活に身近なところでの犯罪を防止するため、地域のさまざまな団体などあらゆる人と組織が力を合わせ、互いに顔の見える地域づくりを進め、まちの安全と安心を築いていくことが必要です。

 また、地震や水害などの災害が起こったときの初動の救助には近隣での助け合いが大きな力となりますことから、普段からの地域のコミュニティづくりを通じた防災力の向上が必要であると考えております。

 まちの魅力と価値の創出による都市再生に取り組んでいく必要があると考えております。

 かつて公害で苦しんだ尼崎市ですが、市民、事業者の皆様、行政のたゆまぬ努力により、環境は大きく改善いたしました。ホタルやメダカがよみがえり、環境や生き物を守ろうと、さまざまな自主的活動が始まっています。ごみやリサイクルなど資源や廃棄物の問題に関する市民活動も活発に展開され、環境の世紀にふさわしい取組として高い評価を受けております。

 市民、事業者の皆様に参画いただきながら整備が進められている21世紀の森は、尼崎市の新たな自然環境復元の拠点として大きな期待が寄せられております。

 今後は、こうした積極的に環境活動に取り組む尼崎の姿を広くアピールしながら、環境に関する協働の取組を更に広げる必要があります。また、市民、事業者の皆様の力が結集し、より大きな効果を上げていくため、さまざまな市民組織などの連携を促進していきたいと考えております。

 尼崎市はもともと、ものづくりで発展してきたまちでございます。近年、ものづくりのたいせつさが見直されてきておりますが、工場跡地を新たな産業が立地する種地と捕え、先端技術や独創的な技術を備えた企業を積極的に誘致していくことが必要であると考えております。

 また、既存の産業集積の中に新たな成長産業が立地することにより、既存産業が活性化し、地域全体が活力ある産業集積に変化していく。そのことがまた、新たな産業の立地を促すというプラスの循環をつくり、元気な都市へと再生していくことが必要であると考えております。

 21世紀は、歩きながらその土地ごとの魅力を味わうなど、歩く楽しみが求められている時代であるという話を聞いたことがございます。尼崎市における味わいとは何でしょうか。地域に密着した商店街、さまざまな時代の歴史資産、生活空間に身近なところにある自然豊かな河川、水路や自然林など。公共交通が充実し、地形が平坦で歩いて暮らしやすいまちという強みを生かし、地域の商店街や歴史、環境資産を巡るなど、味わいのある歩いて楽しいまちを、市民、事業者の皆様と協働でつくっていきたいと考えております。

 次に、多様な主体が参画する協働のまちづくりの進め方についてでございます。

 多様な主体がまちづくりに参画することにより、新たな発想やアイデアが生まれ、それが地域のやる気や熱気をわき起こします。また、一つの団体だけでは解決できない問題にも対処できる可能性が広がります。

 市民活動に関する情報を積極的に収集し、広く提供することで、更に多くの人々や組織の参画を促し、協働のまちづくりの輪を広めていくことが必要であると考えております。

 活発に活動を展開している多くの市民組織同士が連携、協力し合い、その活動領域を広め、内容を高めていくこと。更に組織のネットワーク化とともに、まちづくりのリーダーやキーパーソンの発掘・育成、市民組織の交流の促進に更なる取組をしていかなければなりません。

 一方、協働のまちづくりを進めていくためには、市の財政状況の現状とともに、人口減少、少子高齢化の進展の中で、市民の皆様に将来の行財政の厳しい見通しなどの情報も提供し、危機感や問題意識を共有することが極めて重要ではないでしょうか。

 市民の皆様と行政が信頼し合える対等のパートナーとして、協働のまちづくりを進めるうえで前提となります情報の共有に関する制度の充実とともに、多様な媒体を通じまして、分かりやすい情報の提供に努める必要があると考えております。

 まちづくりは人づくりから。

 地域社会のさまざまな課題に対応するためには、その担い手となる人づくりが必要でございます。市政やまちづくりのことを学べる学習の場を提供し、自分たちが住み、働く尼崎を少しでもよくしたいという意識を持った方々の力で、市民が市民を育てる輪が広がっていくような生涯学習のしくみをつくりたいと考えております。

 また、一人でも多くの方々が地域のことを学習し、地域の課題を見つけ、自分ができること、提供できる時間をまちづくりに生かしていただく。そのことが生きがいや喜びにつながる。その喜びがまた、新たな協働事業への参画を促し、人材が育ち、まちづくりへ発展していく。私はそのような姿をイメージしております。

 協働のまちづくりを推進していくためには、市民の皆様に参画や協力を求めるだけでなく、市役所が変わっていかなければなりません。職員自身がまちづくりに熱い思いを持ち、市民の皆様と語り合い、ともにまちの課題や目標を共有するとともに、汗を流してまちづくりに取り組んでいく姿勢を持つことがたいせつであり、このような市民と共にある市役所づくりに取り組んで参ります。

 以上、まちづくりすべてを網羅したものではございませんが、今申し上げて参りましたことが、尼崎市長といたしまして特に重点的に取り組んでいきたい、いわば私の考えますまちづくりの方向性でございます。

 次に、平成17年度の市政運営の基本的な考え方でございます。

 地方自治体の行財政運営に大きな影響を及ぼします三位一体改革も、ようやく平成18年度までの工程が示されましたが、具体的な改革の内容が先送りされたものもあり、依然不透明な部分を残しております。

 一方、尼崎市におきまして、平成17年度は、経営再建プログラムの集中取組期間を終え、再建をより確かなものとするための重要な年でございます。

 この2年間、財政の再建、行政の体質改善、自治基盤の確立に重点的に取り組み、一定の成果を上げて参りましたが、これらのことにつきましては、引き続き全力で取り組んで参ります。

 また、地方分権が進展する中、自治体としての総合力の向上が求められており、行政内部の体質改善はもとより、自治基盤の確立に向けた市民の皆様との協働のまちづくりに引き続き取り組んで参ります。

 更に、まちの魅力や価値を創出するため、重要課題にも取り組んで参りたいと考えております。

 次に、平成17年度の予算について申し上げます。

 予算編成に当たりましては、市税をはじめ歳入状況が依然として厳しい中、限られた財源を各局に枠として配分し、各局の判断と責任のもとに効果的な事業を実施することを目的に、一部枠配分方式を導入いたしました。

 また、引き続き財政再建を最優先する中で、重点的に取り組む施策の方向性を定め、限られた資源をより有効な施策に振り向けることを基本に、十分に内容を精査し、予算として計上いたしました。

 歳入につきましては、法人市民税でやや増加傾向が見られるものの、給与収入の減少や地価の下落等により、歳入の根幹である市税収入は依然厳しい状況であり、収益事業収入も売上げが大幅に減少しております。

 歳出につきましては、各種扶助費が増加し続けており、その構成比は25パーセントを超える高い比率となっております。

 このため、人件費や施設維持管理経費などの経常経費の圧縮に努めるなど、経営再建プログラムに基づいた構造改善の取組を進めるとともに、投資的事業につきましても、事業の調整を図るなど、可能な限り抑制を行いました。また、基金の取崩しや新たに退職手当債を発行するなどの財源対策を講じることにより、3年ぶりに収支均衡予算を編成することができました。

 しかしながら、不動産売払い収入などを加えました実質的な収支不足額は98億円に及ぶなど、危機的な状況に変わりはなく、引き続き全力を注いで財政の構造的な改善に取り組んでいかなければなりません。

 公営企業も依然厳しい状況にあります。水道事業につきましては、昨年の公営企業審議会の答申を踏まえ新たに策定しました経営健全化計画に基づき、職員数の削減をはじめ効率化に努めて参りますが、なお累積欠損金が残ります中、水の安定的な供給を確保するため、料金改定を行うことにより、経営の健全化を図って参りたいと考えております。

 自動車運送事業につきましても、引き続き第2次経営計画に基づき改革改善に取り組み、更なる経営の効率化に努めて参ります。

 予算額につきましては、一般会計1,802億5,038万円、特別会計2,370億7,882万円、企業会計421億1,975万円、合計4,594億4,895万円となり、昨年度と比較いたしますと、予算総額で7.5パーセントの減少、一般会計におきましては、0.4パーセントの減少となっております。

 次に、平成17年度の新規事業を中心といたしました主要施策について申し上げます。

 財政状況は依然として危機的な状況ではございますが、行政として今日的な課題に的確に対応して参らなければなりません。

 平成17年度は、地域の安全安心の確保、子育て不安の解消と市民の期待にこたえる教育の展開、快適な環境づくりに向けた事業を、市民、事業者の皆様との参画と協働を基本にしながら取り組んで参りますとともに、活力あるまちづくりを目指した産業振興に重点的に取り組んで参りたいと考えております。

 まず、地域の安全安心の確保に向けた具体的取組でございます。

 現代社会では、自然災害に加え治安が急激に悪化し、市民の皆様が生活を送るうえで大きな不安材料となっております。尼崎市におきましても安全安心の確保が緊急の課題であり、さまざまな分野で市民、事業者の皆様と協働し、安全安心の確保に努めて参ります。

 災害時における市民の皆様への情報伝達体制の充実を図るため、携帯電話のインターネット機能を活用したシステムを導入して参ります。また、災害時により速く正確に情報を伝達するための体制や手段について検討を行って参ります。

 同じく携帯電話のインターネット機能を活用し、警察と連携しながら、就学前児童の保護者の方々などに不審者等に関する緊急情報をいち早く伝えて参りますほか、ひったくりなどの防犯情報につきましても広く提供して参ります。

 早期の小さな乳がんを見つけることが可能であるマンモグラフィーと視触診を併用することで、乳がん検診を実施して参ります。

 今年度新たに設置しました、あまがさき「食」の安全・安心市民会議において、引き続き情報共有、相互理解を深めるなど、食の安全安心の取組を進めて参ります。

 地震時などの火災から市民の皆様の生命や財産を守るとともに、避難者の生活用水にも使用できる市内30基目の耐震性100トン防火水槽を設置して参ります。また、救急救命士の処置拡大に対応するため、気管挿管と薬剤投与ができる救急救命士を養成して参ります。

 自転車関係事故の比率が県内で最も高いことから、自転車利用者の交通ルール、マナーの向上を図るため、関係機関と連携し、参加・体験型の講習会を開催し、自転車運転免許証を交付するなど、交通安全意識の高揚を図って参ります。

 次に、子育て不安の解消と市民の期待に応える教育の展開でございます。

 子ども時代とは、子どもたち一人ひとりの個性と自主性が十分に尊重されながら、本当に子どもらしい生活を通じて自ら成長していくための人生の大事な時期であると思っています。このたいせつな時期だからこそ、子どもたちが健やかに安心して成長することができるよう、地域社会全体でしっかり支えていくことが求められております。

 少子化の進行や核家族化などに伴い、子育てに関する不安感や孤立感、ストレスを感じている家庭に、出産後間のない時期、育児支援専門員を派遣し、育児相談を行うことで、養育力の向上や虐待予防を図って参ります。

 子育てサポーターが子育てに悩む親を支援し、地域とのふれあいを促す子育て世代間交流事業を公民館で行い、親の子育てについての学習意欲を引き出して参ります。また、地域に密着した子育て支援情報の収集、発信を自主的に行うなど、子育て支援に向けた協働の取組の中核を担うあまがさきキッズサポーターズの組織化や、その活動を支援して参ります。

 良好な学習環境を創出するため、学校教育におきましては、城内中、育英中の統合により新たな歴史を刻む成良中学校の校舎新築をはじめ、必要な施設整備を行って参ります。また、防音サッシやトイレ、体育館など老朽化した学校施設を計画的に整備して参りますとともに、学校施設の耐震化にも努めて参ります。

 昨年実施いたしました学力・生活実態調査の結果を踏まえ、少人数学習や習熟度別学習など、個に応じたきめ細かな指導を徹底するため、基礎学力向上推進プロジェクト指導補助員を増員するとともに、家庭での学習習慣の形成に努めるため、放課後を利用した自主学習の支援を行い、全小学校に指導補助員を派遣いたします。また、得点の低かった社会科と理科につきまして、小学校と中学校の教員が連携し、指導方法の工夫や改善に努めて参ります。

 今年度、杭瀬小学校に創設しました計算科につきましては、他の小学校4校にも拡大して参ります。

 地域における異年齢の集団活動の重要性が見直されている中、小学4年生から中学生を対象に、野外活動やボランティア活動などを通して、社会性や自立性、リーダーシップを醸成し、地域活動やこどもクラブ活動などの核となるリーダーを育成して参ります。

 また、食育推進事業といたしまして、新たに幼稚園児の保護者などを対象に、食のたいせつさや好ましい食習慣などを身につける食育指導を行い、幼児期からの健康食習慣づくりに努めて参ります。

 次に、快適な環境づくりに向けた取組でございます。

 昨年誕生した子どもたちの名前を見ますと、花や自然をイメージしたものが多く見受けられます。これは、花を育てる優しい心を持ってほしい、自然環境を大切にしてほしいという親の願いだけでなく、今を生きる自分たちが、未来の子どもたちから預かっている環境をしっかりと守り、引き継いでいかなければならないという思いのあらわれかもしれません。

 市内には、農地や緑地、河川や水路など、多くの方が守り続けてくれた身近な自然があります。これら身近な自然環境の保全や創出に努めるなど、今後も快適な環境づくりをまちづくりのテーマとして継続的に取り組んで参ります。

 新しい焼却炉の稼動に合わせ、家庭ごみの分別収集、処理体制を効率的に、また、市民の皆様に分かりやすいものに変更して参ります。その際、紙類の収集を月2回に増やし、新たに衣類の収集も行い、更なるごみの減量・リサイクルに取り組みます。

 じんかい収集車につきましては、全車両を年次的に、環境にやさしい低公害車に更新して参ります。

 まちの美観を損ね、都市イメージの低下にもつながる不法広告物に対処するため、ボランティア団体の構成員を不法広告物除却活動員として任命し、不法広告物の除却を行います。

 また、深夜帯に、不法投棄常習箇所を中心にパトロールを行いますとともに、地区ごとに不法投棄常習箇所マップを作成し、地域住民にお知らせすることで、不法投棄されにくい環境づくりに向けた活動を促して参ります。

 尼崎の伝統野菜である武庫一寸豆や尼イモの種や苗を農家に配布し、収穫物を農産物直売所などで販売することで、地産地消を促し、農地の保全を図って参ります。

 成良中学校の校舎新築に当たりましては、環境に配慮した太陽光発電や雨水利用設備の設置、また、屋上緑化を進めます。

 次に、活力あるまちづくりを目指した、産業振興の総合的な支援体制の整備でございます。

 新たな税源や雇用の創出といった効果が期待されます産業の振興は、尼崎市を再生し、希望と活力のみなぎるまちを目指すうえで、とても重要な取組でございます。

 尼崎市は、大阪や神戸といった大都市に近いという立地のよさに加え、高速道路や鉄道、港湾などの都市基盤をはじめ、多数の研究所やものづくり支援センターなどの産業支援施設が整うなど、産業振興にとって多くの優位性を持っております。

 このような中、昨年の企業立地促進条例の制定を契機として、新規企業立地の誘導はもちろん、市内の中小企業への支援など、総合的で具体的な産業振興策を積極的に進めている姿を強力に発信して参ります。

 企業の新規立地の誘導につきましては、幅広い人脈や豊富な情報、また、企業立地動向などにも精通した人材を立地アドバイザーとして活用し、尼崎市の産業立地の優位性を企業等に情報提供して参ります。また、市内で事業所を新増設する場合の資金調達を支援するため、従来の対象者を含めた新たな融資制度への転換を図り、融資限度額を増額して参ります。

 中小企業に対しましては、創業時の事業や本業とは異なる事業、製品の開発に取り組む、いわゆる第二創業を行おうとする場合の資金調達を支援するため、新たな融資制度への転換を図って参ります。

 中小企業の特許権取得支援を目的として経費の一部を助成するとともに、今後の産業技術発展に有効な機器をものづくり支援センターに設置し、新技術・新製品開発の支援を強化して参ります。

 次に、さらなる参画と協働の取組でございます。

 この2年間、多くの市民の皆様と語り合う中で、本当にさまざまな御意見をちょうだいいたしました。時には市民の皆様同士で議論を交わされ、新たな意見が生まれることもあり、本当に頼もしく思いましたし、尼崎市の未来を真剣に考えてくださる人が増えていることも実感でき、勇気づけられました。

 今年の成人式の企画には、新成人を含む若者が参加し、若い発想で新しいアイデアを提案していただきました。その提案をもとに実施した成人の日のつどいは、新成人にとって素晴らしい思い出となるとともに、企画に携わった若い人たちにとって貴重な経験になったことと思います。

 未来へつなぐまちづくりを進めていくためには、こうした若い世代も含め、あらゆる世代からの幅広い意見や提案を踏まえることがたいせつであると考えております。そのため、引き続き車座集会や市長室オープントークを開催して参りますほか、新たに子どもたちやその保護者の方と意見交換を行う機会も設けて参りたいと考えております。

 今後の協働の在り方や市民による公益的な活動との連携方策などを検討するため、市民意識調査を実施しますとともに、(仮称)協働研究会を設置するほか、市民の皆様の理解を深め、活動への参加や参画を促進するため、活動紹介展や講座などを実施して参ります。

 更なる協働のまちづくりを進めるため、地域自ら地域の課題解決に取り組む活動を支援して参りますとともに、活動グループ、団体に対し、地域コミュニティ活動に知識と経験を有するコーディネーターを派遣し、助言を行うほか、グループのネットワーク化など地域振興の充実を図って参ります。

 更に、城内地区におきましては、歴史的建造物などの地域資産や資源を保全、活用したまちづくりについて、構想段階から市民や事業者の皆様との協働によって進めて参ります。

 次に、平成17年度施策の推進についてでございます。

 私はこの2年間で、市民の皆様への説明責任という意識が職員に広がりつつあると実感しております。更に一歩一歩市民の皆様との距離を近づけるため、各局が市民の目線に立ち、私たちの組織が尼崎市民のためにしなければならないことをより明確にし、分かりやすい言葉でお示しし、知恵と工夫と真心対応に努めて参りたいと考えております。

 情報とは、情をもって報ずることだと思います。何事も思いやりの心を持って相手にお知らせすることが重要であり、引き続き分かりやすい言葉での情報提供に努めて参ります。

 職員が市民の皆様といっしょになって地域活動などに参加することにより、今までになかったコミュニケーションが生まれるなどの貴重な体験を通じ、お互いに理解し、共感し合えるよう努めて参りたいと考えております。

 団塊の世代が退職時期を迎えるに当たり、職員が培ってきた能力や知識、ノウハウを尼崎市の財産として引き継ぐよう努めて参りますとともに、新たに迎えます民間企業経験者の新しい発想や経験を行政運営に生かして参りたいと考えております。

 他の自治体からも注目されております全庁的改革改善実践運動、YAAるぞ運動につきましては、取組のレベルアップを図り、チャレンジし続ける職場風土の醸成につなげて参りますとともに、庁内横断的な課題の解決に向けた職員提案運動につきましても活性化に努め、職員の意識改革、業務の変革につなげて参ります。

 また、行政経営システムにつきましても、これまでの事務事業評価の取組を総括する中で、システムの再構築に努めて参ります。

 前例がない、だからできないではなく、前例がない、だからこそ前例、それもよい例をつくる。そういう気持ちが必要だと考えております。

 新しいことにチャレンジするやる気、失敗を怖がらない勇気、失敗の原因を分析し、再度チャレンジする根気を持った職員になってほしい。そして、そういう職員を支え、育てる、士気を持った活気のある組織をつくり上げて参りたいと考えております。

 以上、平成17年度の市政運営の考え方を申し上げて参りました。

 最後になります。

 “ゆめ”、“YUME”、“夢”。

 私は思います。多くの熱い夢が尼崎の将来に続く道を切り開き、未来へつなぐまちづくりへの道しるべになってくれると。

 人の数だけ夢があり、時代とともに夢は絶えず変化し、進化するものだと思っております。そうした夢の実現に向け、今後も「夢、アシスト、あまがさき。」というまちづくりの手法にこだわりながら、財政再建に最優先に取り組み、健全な行財政を確保しつつ、市民の皆様の幸せの実現に努めて参りますとともに、まちの魅力や価値の創出にも取り組み、皆様とともに大きな成果を生み出して参りたいと考えております。

 どうぞ、議員の皆様、そして市民の皆様、引き続き温かい御支援と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 以上でございます。ありがとうございました。(拍手)



○議長(新本三男君) 引き続き、補足説明を求めます。

 中村助役。

   (中村 昇君 登壇)



◎助役(中村昇君) 引き続きまして、今期定例会に上程されました専決処分報告1件、補正予算案13件、条例案37件及びその他の案件8件の計59件のうち、私が所管いたしております諸案件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。

 初めに、補正予算案につきましては、便宜私から一括して御説明申し上げます。

 議案第21号 一般会計補正予算第3号から、議案第33号 下水道事業会計補正予算第1号の13件につきましては、国庫補助内示の増及び人件費をはじめ各種事業の年度末決算見込みに基づく計数整理などに伴い、所要の補正を行うものでございます。

 まず、一般会計では、歳入歳出予算におきまして、減税補てん債の借替え及び国庫補助内示の増に伴う公債費などを追加する一方、人件費、中小企業資金融資あっ旋制度預託金、築地土地区画整理事業費などを減額し、差し引き88億288万3,000円を追加するものでございます。

 また、繰越明許費といたしまして、築地地区整備事業などで、15億6,215万2,000円を追加し、債務負担行為といたしまして、地方債証券の共同発行によって生ずる連帯債務保証を追加するものでございます。

 次に、特別会計におきましては、国民健康保険事業費における療養給付費の増及び競艇場事業費における払戻金の減など、8会計で56億7,552万円を減額するものでございます。

 次に、企業会計におきましては、水道事業会計、工業用水道事業会計、自動車運送事業会計及び下水道事業会計の4会計で、収益的支出及び資本的支出の合計7,186万5,000円を減額するものでございます。

 次に、条例案でございます。

 最初に、議案第34号 政治倫理の確立のための尼崎市長の資産等の公開に関する条例の一部改正につきましては、市長の資産等報告書等の閲覧手数料を無料化するなどに伴い、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第35号 尼崎市公債条例の一部改正につきましては、民事関係手続の改善のための民事訴訟法等の一部を改正する法律の制定に伴い、公示催告手続に係る文言の整備を行うものでございます。

 次に、議案第62号 尼崎市中央卸売市場業務条例の一部改正につきましては、卸売市場法の一部を改正する法律の施行に伴い、卸売業者の第三者販売及び仲卸業者の直荷引きの弾力化などを行うため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第63号 尼崎市公営企業に勤務する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につきましては、3月期の期末手当を廃止するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第64号 尼崎市水道事業給水条例の一部改正につきましては、水道事業の経営の健全化に資するため、尼崎市公営企業審議会の答申を踏まえ、水道料金を平均14.73パーセント改定するなどに伴い、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第65号 尼崎市建築物等関係事務手数料条例の一部改正につきましては、法人税法等の一部を改正する法律の施行等に伴い、連結法人による優良宅地認定申請に係る審査手数料を追加するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第66号 尼崎市都市公園条例の一部改正につきましては、都市緑地保全法等の一部を改正する法律の施行に伴い、公園内の工作物等を保管した場合における公示、売却及び返還等の手続きなどについて、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第67号 尼崎市農業委員会の選挙による委員の定数条例の一部改正につきましては、その定数を15人から9人に改正するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第68号 尼崎市住宅審議会条例の廃止につきましては、対象としていた審議事項の基本的な整理がなされたことから、尼崎市住宅審議会の廃止を行うものでございます。

 次に、議案第69号 尼崎市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、尼崎市住宅審議会の廃止に伴い、新たに尼崎市営住宅入居者選考委員会を設置するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第70号 尼崎市特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、特定公共賃貸住宅時友長ノ手鉄筋の月額家賃を9万7,800円から7万8,600円に改定するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、その他の案件でございます。

 最初に、議案第71号 モーターボート競走施行に伴う場間場外発売事務の委託に関する協議につきましては、尼崎市営モーターボート競走施行に伴う場間場外発売事務を阿左美水園競艇組合ほか27施行者に委託するに当たり、各受託者と協議を行うものでございます。

 次に、議案第72号 モーターボート競走施行に伴う場間場外発売事務の受託に関する協議につきましては、阿左美水園競艇組合ほか28施行者主催のモーターボート競走施行に伴う場間場外発売事務を受託するに当たり、各施行者と協議を行うものでございます。

 次に、議案第73号 モーターボート競走施行に伴う場外発売事務の委託に関する協議につきましては、尼崎市営モーターボート競走施行に伴うボートピア姫路における場外発売事務を伊丹市に委託するに当たり、同市と協議を行うものでございます。

 次に、議案第74号 モーターボート競走施行に伴う場外発売事務の受託の廃止に関する協議につきましては、伊丹市ほか2施行者主催のモーターボート競走施行に伴うボートピア姫路における場外発売事務の受託を廃止するに当たり、各施行者と協議を行うものでございます。

 次に、議案第75号 住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法並びに町の区域の変更、廃止及び設定につきましては、築地地区において住居表示を実施するに当たり、実施する区域及び住居表示の方法を定めるほか、その区域の町名を築地1丁目から5丁目に変更するものでございます。

 なお、本件につきましては、50人以上の住民から変更の請求がありましたため、議案に添えて当該変更請求書を提出しております。

 次に、議案第76号 工事請負契約戸ノ内改良住宅新築第13期工事につきましては、一般競争入札の方法により、6億375万円で株式会社サン・グリーンと所定の契約を締結しようとするものでございます。

 次に、議案第77号 尼崎市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価につきましては、平成17年度の水稲に係る農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価を決定するものでございます。

 最後に、議案第78号 訴えの提起につきましては、市営住宅等家賃の長期滞納者5人に対しまして、滞納家賃の支払い、住宅の明渡し及び損害賠償金の支払いを求めるものでございます。

 以上で私の説明を終わります。

 よろしく御審議を賜り、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。



○議長(新本三男君) 江川助役。

   (江川隆生君 登壇)



◎助役(江川隆生君) 引き続きまして、私が所管しております諸案件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。

 初めに、専決処分報告でございます

 報告第1号 訴えの提起につきましては、災害援護資金貸付金の償還滞納者への支払い督促に対して異議申立てが行われたことにより、訴えの提起があったものとみなされるに至ったため、訴状に代わる準備書面の提出等を行うに当たり、急施を要しましたので、去る1月5日、専決処分したものでございます。

 次に、条例案でございます。

 まず、議案第36号 尼崎市職員定数条例の一部改正につきましては、事務事業の執行体制の効率化等により職員定数の削減を行うため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第37号 尼崎市職員退職手当支給条例の一部改正につきましては、55歳以上の行政職及び消防職の課長級以上の職員に対して、勤続期間にかかわらず、勤続残年数1年につき100分の10を超えない範囲で退職手当を加算できるものとするため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第38号 尼崎市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、非常勤特別職の報酬を見直すため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第39号 尼崎市職員の給与に関する条例の一部改正につきましては、昇給停止年齢の58歳から55歳への引下げ、運用昇給制度の廃止及び役職員昇任試験制度の見直しに伴う給料表の改正並びに3月期の期末手当の廃止等を行うため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第40号 尼崎市職員等の旅費に関する条例の一部改正につきましては、一般職などに係る近接地内旅行における日当1,350円の廃止を行うため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第41号 尼崎市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正につきましては、特別職に係る近接地内旅行における日当1,500円の廃止等を行うため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第42号 尼崎市監査委員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正につきましては、常勤監査委員の給料月額を69万円に定めるとともに、退職手当の算定方法を設定するなどに伴い、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第43号 尼崎市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正につきましては、障害補償に係る障害の等級の改定等のための国家公務員災害補償法及び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律等の施行に伴い、障害等級の変更等を行うため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第44号 市長、助役及び収入役の退職手当に関する条例の一部改正につきましては、市長の退職手当に関する規定を削除し、助役及び収入役の退職手当を算定する際の支給率をそれぞれ100分の35から100分の30に、100分の27から100分の24に改正するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第45号 尼崎市職員の定年等に関する条例の一部改正につきましては、行政職、消防職及び企業職の課長級以上の職員の定年退職日を、定年に達した日以後における最初の9月30日又は3月31日のいずれか早い日とするため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第46号 尼崎市職員の育児休業等に関する条例の一部改正につきましては、3月期の期末手当を廃止するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第47号 尼崎市長の退職手当に関する条例の制定につきましては、算定方法を給料月額に在職年数を乗じたものにするなど、市長の退職手当について規定するため、条例を制定するものでございます。

 次に、議案第48号 尼崎市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定につきましては、地方公務員法及び地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、職員の任免、給与、勤務時間その他の勤務条件等を公表するため、条例を制定するものでございます。

 次に、議案第49号 尼崎市消防関係事務手数料条例の一部改正につきましては、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令の制定に伴い、浮き屋根式の特定屋外タンク貯蔵所の設置に係る審査手数料を新設するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第50号 尼崎市教育委員会教育長の給与、旅費、勤務時間その他の勤務条件等に関する条例の一部改正につきましては、教育長の退職手当を算定する際の支給率を100分の27から100分の24に改正するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第51号 尼崎市立児童厚生施設の設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、児童育成環境整備事業の拡充により、3児童館を廃止するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第52号 尼崎市立美方高原自然の家の設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、美方町、香住町及び村岡町が合併し、香美町が設置されるに伴い、同自然の家の住所等の改正を行うものでございます。

 次に、議案第53号 尼崎市福祉医療費の助成に関する条例の制定につきましては、兵庫県の行財政構造改革推進方策後期5か年の取組を受け、本市の福祉医療制度全般を見直すため、各医療費助成制度ごとに設けられている条例を一本化し、新たな条例を制定するものでございます。

 次に、議案第54号 尼崎市立保育所条例の一部改正につきましては、常光寺保育所を社会福祉法人へ移管するに伴い、当該保育所を廃止するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第55号 尼崎市結核の診査に関する協議会条例の制定につきましては、結核予防法の一部を改正する法律の制定等に伴い、尼崎市結核診査協議会条例の全部を改正し、協議会委員の定数及び任期等について条例を制定するものでございます。

 次に、議案第56号 尼崎市保健所及び保健センターの設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、現在の6か所の保健センターを統合するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第57号 尼崎市役所支所設置条例の廃止につきましては、支所市民課、出張所等の再配置に伴い、条例を廃止するものでございます。

 次に、議案第58号 尼崎市手数料条例の一部改正につきましては、海上運送事業の活性化のための船員法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令の制定に伴い、船員法による雇入契約の公認の申請に係る審査手数料を削除するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第59号 尼崎市国民健康保険条例の一部改正につきましては、国民健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、国民健康保険料の所得割を算定する際の土地、建物等の長期譲渡所得に係る100万円の特別控除を廃止するため、規定の整備を行うものでございます。

 次に、議案第60号 尼崎市環境影響評価等に関する条例の制定につきましては、従来の要綱による環境影響評価制度を見直し、その充実を図るため、事前環境配慮に関するしくみの導入、住民等の参加機会の拡充、情報提供の推進、事後調査に関する規定などについて、条例を制定するものでございます。

 最後に、議案第61号 尼崎市立クリーンセンター条例の一部改正につきましては、焼却装置の建替え等に伴い、第2工場を追加するとともに、第3工場及び船積装置を削除するものでございます。

 以上で私の説明を終わります。

 よろしく御審議を賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げます。



○議長(新本三男君) 説明は終わりました。

 この際、お諮りいたします。

 ただいま議題となっております79件のうち、日程第3議案第34号から日程第34 議案第20号までの32件については、本日はこの程度にとどめ、残余の議事は延期いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(新本三男君) 異議なしと認めます。

 よって、議案第34号ほか31件については、本日はこの程度にとどめ、残余の議事は延期することに決定いたしました。

 これより残り47件について質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。

 質疑はありませんか。

 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 報告第1号ほか46件は、お手元に配付の委員会付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(新本三男君) 異議なしと認めます。

 よって、47件は、委員会付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。

 日程第82 陳情第1号 町名変更見直しについての陳情から、日程第89 陳情第8号 国連核不拡散条約再検討会議に向け積極的役割を果たすことについての陳情まで、8件を一括議題といたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております8件は、お手元に配付の文書表に記載のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(新本三男君) 異議なしと認めます。

 よって、8件は、文書表に記載のとおり、それぞれの常任委員会に付託することに決定いたしました。

 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。

 お諮りいたします。

 委員会審査のため、明22日から28日まで、7日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(新本三男君) 異議なしと認めます。

 よって、明22日から28日まで、7日間休会することに決定いたしました。

 本日は、これをもって散会いたします。

                      (午前11時34分 散会)

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議長   新本三男

議員   亀田孝幸

議員   蔵本八十八