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兵庫県 姫路市

平成17年新美化センター建設調査特別委員会( 7月 7日)




平成17年新美化センター建設調査特別委員会( 7月 7日)





平成17年7月7日(木)


 


新美化センター建設調査特別委員会


事業概要説明について


〇開会9時58分





○環境局(職員紹介、説明)  


 


◎質問  10時22分


○問  


 ごみ焼却施設の能力について1日約450トンとあるが、これは、フル稼働した上での数字なのか。


○答  


 日量最大処理量である。150トンの炉を3基並べる。この炉は平成22年以降20年以上にわたって稼動し、それに対応できる能力があること、同時に市川美化センターが相対的に老朽化が著しくなってきており、新美化センターを建設して、そう時間のないうちに、市川美化センターの建替え構想計画にも入っていかなくてはならない。市川美化センターは1日330トン(南部美化センターは300トン)の処理能力であるが、老朽化しているため、その処理は非常に困難である。現在でも休ませないといけない期間を休まずに、両施設ともぎりぎりの点検で操業しているのが現状である。1つの炉を休ませ点検している間に残る2つの炉を稼働するというのが理想であるので、3系列にし、順次点検整備をしながら、当面は進めていける体制であると考えている。


○問  


 2基では処理できずに3基動かす場合に、2基はフル稼働だが、残りの1基が中途半端になった場合、非効率でないのか。1基は止めたりしないのか。


○答  


 2基がフル稼働で1基ずつ点検・補修に回すというのがベストであるが、市川美化センターの分も引き受けたり、災害ごみへの対応またゴミ処理量が平成28年にピークになることなどを考慮するとフル稼働せざるをえないと思う。


○問  


 事業費について、建設事業費として300〜350億円とあるが、当初聞いていた数字(200億〜250億円)より上がっているが、実際のところはどうなのか。


○答  


 建設のイニシャルコストは、焼却施設については、通常250億円前後という数字がある。それにリサイクルプラザその他の機能を併設し、用地費を含めると300億から350億ということで、200億円というのは焼却施設そのものの値段と考えてもらいたい。


○問  


 機種選定は、別紙資料1の事業スケジュールのどこで行われるのか。平成17年12月の実施方針の公表というのがそうなのか。


○答  


 平成18年5月に入札の公告があるが、ここで2機種それぞれの該当企業に参加を呼びかけ、9月に落札者(複数の企業群)を決定し、11月の仮契約を経て、12月に本契約を締結する。


○問  


 ということは、どちらの方式にするか決まるのが、18年5月の入札の公告であるということか。


○答  


 5月は参加者募集の段階であり、機種が決定するのは9月の落札者決定時である。


○問  


 資料3の交付金制度の流れの中で、余熱利用施設は交付対象外とあるが、補助対象となるメニューはないのか。


○答  


 交付金のマニュアルに余熱利用の項目がないということである。


○問  


 循環型社会形成推進地域計画はすでに県に出したのか。あればいただきたい。


○答  


 現在策定中であり、7月から8月にかけて国・県・市の三者で協議を行い、早ければ秋にも交付金の内示がいただける。計画がまとまれば委員会にも提示したい。


○問  


 CO2換算でどのくらいの循環になるのか。どのくらいのリサイクル率なのか。


○答  


 バイオマスエネルギーを燃やして、2万世帯相当分の電力をつくる。それにより日量75トンのCO2の発生を抑制できる。


○問  


 技術研究会からの報告の中に、確か6社というプラント企業数が書いてあったと思うが、どういう会社か分かれば教えてほしい。


○答  


 非公開ということでアンケートをとっているのでお答えはできない。


○問  


 アンケートをとったのが6社ということだが、プラント業者自体はもっとあるのか。


○答  


 プラント業者としては10社余りあるが、100t以上の炉を3年以上稼働した実績のある業者をアンケートの対象とした。


○問  


 橋梁談合事件の影響は出てくるのか。


○答  


 影響を受けないのは2社あるかないかである。大半の会社が現在、影響を受けている。来年度にこういう事態がないように要請したい。


○問  


 住民の多くは環境に対する関心が強い。生活環境影響調査はいつごろ公表するのか。


○答  


 今年の11月にもシミュレーション結果を公表できると思う。


○問  


 事業者選定に係るアドバイザリー業務を日本総研に委託しているが、この種の施設を建設する場合には、このようなアドバイザリー業務の委託というのは、全国的な流なのか。


○答  


 PFI手法の一環と言われるDBOは、廃棄物の処理システムとか病院のシステムに非常になじむものであると言われており、その手順については、国の法律・市のマニュアルに従って進めることになる。近畿では姫路市が初めて採用する。実例的に少ないので、実際に行うとなると教科書だけでは十分ではなく、専門のコンサルタントの力を借りなさいというPFIの教科書的な指導に従って、アドバイザリーを契約する。従来、契約書というのは市の様式に従って4、5ページの書類に仕様書がついて、定めがない事項については、甲乙協議して決定するということであるが、今度の事業は一つ一つについて契約書類としてまとめていく。リスク分担の内容だけで数百ページに及ぶ作業が必要になる。責任を明確化し、お互いの負担区分をできるだけ早いうちに決めておきたい。そうなると法務知識、会計学知識が重要になるが、市役所内にはそのような知識が実績としてないので、専門の法律事務所、会計事務所等のアドバイスを受けられ、契約が平穏に進むよう指導してもらいたい。そういう意味でアドバイザリーの果たす役割は大きい。アドバイザーとして実績のある会社は日本中でも3〜4社程度であり、それらから提案させ、能力が姫路市にとってふさわしい会社として日本総合研究所を選んだ。


○意見  


 去年、大阪・舞州にある派手なデザインの施設を見学した。あそこは600tの処理能力がある。それだけでなく最新の学習施設がそろっており、子どもも大人も楽しめるようになっている。においもそれほどなく、中庭に出てお弁当を食べることもできる。300億から350億かけ、学習・啓発施設も造るというのであれば、取り入れるべきところは見に行って取り入れるべきだと思う。


○答  


 委員のおっしゃるとおりである。先ほどの説明で美化センターからエコセンターへと言ったのは、一つは焼却によりCO2の抑制に努力するとかリサイクルセンターで資源の回収に努めるとか焼却施設の中の灰を溶融しスラグとして資源化するなど再利用・再資源化に力を入れるのが建設の前提であるが、もう一つは、ここへ来たら環境問題、単にごみの問題だけでなく、市民として環境を良くしていかなければならないということを、説教でなく楽しく学べるようにしたいと考えている。それにも相当の事業費をかける必要があると思っている。小学4年生が市川美化センターを見学する授業があるが、施設そのものを見るのも非常に大切だが、分別方法を学んだり、なぜそういうことをしなければならないのかを楽しく見て、週末になるとお父さんお母さんを連れてもう一度見に行こうというものにしたい。現在、地元のみなさんと意見交換を行っており、ニーズを生かすとともに、市役所内部においても検討会を環境局で行っているので、どうすれば環境問題を楽しく学べるかということを、議論したい。


○意見  


 エコセンターというフレーズを大きくして、市長の言う観光ルートの見直し、修学旅行生の受け入れ体制の整備という面も含め、一つの観光拠点・ルートとして回っていけるような施設にするべきである。汚いごみの車ばかりが行き交う道路ではなく、観光バスが通るような施設にしてほしい。


○答  


 産業観光というのが盛んになってきているので、新美化センターと新最終処分場を見ていただいて、その日は宿泊し、翌日は城を見て帰っていただくのがベストかなとも思う。


○問  


 機種選定の際に、ダイオキシン問題やCO2の削減などの具体的な数字を提出してもらい、それを選定の基準にすることはできないのか。


○答  


 通常の入札は安くてよいものを選ぶ方式であるが、この事業の場合、評価の基準が安全性であるとか地域との兼ね合いであるとかという評価軸を設けて審査する。場合によっては、安い企業より高い企業が選ばれる可能性もある。そこがDBOのいいところだと考えている。


○問  


 風評被害について、水産業や農業の熱心なところなので環境影響調査で、農水産物の生産量や種類なども調査していた方が、後々何かあった場合に具体的な対応ができるのではないかなと考えるが、どう思うか。


○答  


 市の施設に由来する損害が発生すれば、それは市が責任を持って対応するというのが当たり前のことであり、それを実行する。農水産物の生産量等については農水産課が把握しているので、こちらで調査する必要はない。


〇終了11時16分


〇休憩


〇再開11時21分


 行政視察として8月22日(予備日23日)に大阪市環境事業局舞州工場見学を行うことを決定。(当施設が8月22日〜26日ISO監査のため見学を受け付けておらず延期とし、次回、委員会で再度決定する。)


〇閉会11時25分