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平成17年第283回定例会(第1日 6月 3日)




平成17年第283回定例会(第1日 6月 3日)





平成17年 6月第283回定例会


会議録第1445号


            第283回(定例)兵庫県議会会議録(第1日)


                         平成17年6月3日(金曜日)


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                               平成17年6月3日 午前11時開会


   第1 会議録署名議員の指名


   第2 会期の決定


   第3 諸般の報告


   第4 第78号議案ないし第100号議案


      報第1号、報第2号


       知事提案説明


   第5 意見書案第53号


   第6 議会運営委員会の委員の選任


   第7 議席の一部変更


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                 本日の会議に付した事件


   日程第1 会議録署名議員の指名


   日程第2 会期の決定


   日程第3 諸般の報告


   日程第4 第78号議案ないし第100号議案


        報第1号、報第2号


   日程第5 意見書案第53号


   日程第6 議会運営委員会の委員の選任


   日程第7 議席の一部変更


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                 出  席  議  員   (89名)


   1 番  吉  本     誠         49 番  山  口  信  行


   2 番  石  井  健 一 郎         50 番  内  藤  道  成


   3 番  石  井  秀  武         51 番  釜  谷  研  造


   4 番  小  池  ひろのり         52 番  長  田     執


   5 番  永  富  正  彦         53 番  原     吉  三


   6 番  北  条  泰  嗣         54 番  葛  西  利  延


   7 番  松  田  一  成         55 番  武  田  丈  蔵


   9 番  西  野  將  俊         56 番  水  田     宏


   10 番  藤  田  孝  夫         57 番  寺  本  貴  至


   11 番  松  本  隆  弘         58 番  立  石  幸  雄


   12 番  加  田  裕  之         59 番  永  田  秀  一


   13 番  筒  井  信  雄         60 番  原     亮  介


   14 番  森  脇  保  仁         62 番  岩  谷  英  雄


   15 番  野  間  洋  志         63 番  日  村  豊  彦


   16 番  長  岡  壯  壽         64 番  五  島  た け し


   18 番  加  茂     忍         65 番  羽 田 野     求


   19 番  田  中  あきひろ         66 番  内 匠 屋  八  郎


   20 番  梶  谷  忠  修         67 番  合  田  博  一


   21 番  矢 尾 田     勝         68 番  今  西  正  行


   22 番  栗  原     一         69 番  岡     や す え


   23 番  小  田     毅         70 番  掛  水  す み え


   24 番  谷  口  隆  司         71 番  中  村     茂


   25 番  藤  本  正  昭         72 番  ね り き  恵  子


   26 番  山  本     章         73 番  つ づ き  研  二


   27 番  井  上  英  之         74 番  中  村  まさひろ


   28 番  佃     助  三         75 番  筒  井  も と じ


   29 番  橘     泰  三         76 番  岸  口     実


   30 番  岡  野  多  甫         77 番  黒  田  一  美


   31 番  中  田  香  子         78 番  加  藤  康  之


   32 番  加  藤     修         79 番  越  智  一  雄


   33 番  藤  井  訓  博         80 番  大  野  由 紀 雄


   34 番  杉  本  ち さ と         81 番  渡  部  登 志 尋


   35 番  新  町  み ち よ         82 番  松  本  よしひろ


   36 番  宮  田  しずのり         83 番  北  川  泰  寿


   37 番  毛  利  り  ん         84 番  丸  上     博


   38 番  芝  野  照  久         85 番  石  堂  則  本


   39 番  宮  本  博  美         86 番  山  本  敏  信


   40 番  杉  尾  良  文         87 番  門     信  雄


   41 番  小  林     護         88 番  石  原  修  三


   43 番  野  口     裕         89 番  石  川  憲  幸


   44 番  浜  崎  利  澄         90 番  小  林  喜  文


   45 番  前  川  清  寿         91 番  村  上  寿  浩


   46 番  北  浦  義  久         92 番  清  元  功  章


   47 番  藤  原  昭  一         93 番  鷲  尾  弘  志


   48 番  酒  井  隆  明


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                 欠  席  議  員   (1名)


   8 番  いなむら  和  美


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                 欠        員   (3名)


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                 事務局出席職員職氏名


 局長       稲  田  浩  之      議事課主幹 田  中  宏  忠


 次長       谷  口  勝  一      議事課長補佐兼議事係長


 議事課長     伊 地 智  基  幸            濱  田  直  義


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               説明のため出席した者の職氏名


 知事                           井 戸  敏 三


 副知事                          藤 本  和 弘


 副知事                          齋 藤  富 雄


 出納長                          五百蔵  俊 彦


 公営企業管理者                      江 木  耕 一


 病院事業管理者                      後 藤    武


 防災監                          東 田  雅 俊


 理事                           大 平  一 典


 理事                           清 原  桂 子


 理事                           井 筒  紳一郎


 県民政策部長                       辻 井    博


 企画管理部長                       荒 川    敦


 健康生活部長                       下 野  昌 宏


 産業労働部長                       黒 岩    理


 農林水産部長                       黒 田    進


 県土整備部長                       原 口  和 夫


 まちづくり復興担当部長                  佐々木  晶 二


 のじぎく国体局長                     井 上  数 利


 企画管理部企画調整局長                  高 井  芳 朗


 財政課長                         竹 本  明 正


 財政課主幹                        西 上  三 鶴


 選挙管理委員会委員長                   柏 木    保


 教育委員会委員長                     平 田  幸 廣


 教育長                          吉 本  知 之


 公安委員会委員長                     野 澤  太一郎


 警察本部長                        巽    高 英


 警察本部総務部長                     嶋 田  詩 郎


 人事委員会委員長                     馬 場  英 司


 監査委員                         久 保  敏 彦


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○議長(原 亮介)         議長あいさつ


 開会に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。


 風薫るさわやかな季節となってまいりましたが、議員各位には極めてご健勝にてご参集を賜り、本日ここに第283回定例兵庫県議会を開会できますことは、県政のため、まことにご同慶にたえません。


 まずは、去る4月25日にJR西日本福知山線で起きた列車脱線事故につきましては、死者107名、負傷者549名を数えるほか、今なお多くの方々が通勤・通学にご苦労されるなど、JR史上類を見ない大惨事となりました。ここに謹んで、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々には心からお悔やみを申し上げる次第であります。


 また、今なお傷のいえぬ負傷者の方々の一刻も早いご快癒をお祈り申し上げます。


 今回の事故の原因、背景として現在、さまざまな検証が行われておりますが、今回の事故を一事業者の問題とはせずに、他の鉄道事業者や関係行政機関も一体となり、徹底した原因究明と安全対策の見直しを行い、二度とこのような大惨事を繰り返さないことを願ってやみません。


 さて、本年は、地方分権改革の出発点となった地方分権推進法の成立から10年という、分権改革にとって節目の年に当たります。この間、機関委任事務が廃止されたり、国と地方の関係が従来の「上下・主従」の関係から「対等・協力」なものへと改められるなど、制度面での地方分権をめぐる足取りには一定の進捗が見られるものの、財政面での自立という点については、いまだ十分とは言えない状況であります。


 地方六団体といたしましては、昨年のいわゆる三位一体改革において、国と地方の税財源配分の抜本的な見直しを求める地方案を政府に提出したところでありますが、公共事業関連の補助金の取り扱いを初めとして、いまだ大きな課題が残されております。


 このため、今年度も第1期改革における3兆円規模の税源移譲の確実な実施、国の財政再建のみを優先した負担転嫁を行わないこと、平成19年度以降の第2期改革を政府として明確に位置づけることなどを基本として、真の三位一体改革の実現に向け、より一層取り組むこととし、一昨日、日本武道館において総決起集会を開催したところであります。


 今後とも、我々地方自治に携わる者は、これまでに培われた歴史的潮流をとどめることなく、また、この10年間の歩みを礎とし、国に対し地方分権の本旨に沿った取り組みが行われるよう、強く働きかけていかねばならないものと考えております。


 我が国経済は、緩やかな回復基調にはあるものの、いまだ景気の先行きに対する懸念材料が払拭できない中、本県におきましては、健全な財政運営に留意しつつ、元気兵庫の実現に向け各般の取り組みが進められているところでありますが、県議会におきましても、560万県民の負託のもと、政策形成能力と監視機能の強化に努め、県民福祉のより一層の向上に取り組んでまいる所存であります。


 こうした状況のもと、今期定例会に提案されます案件は、条例、事件決議案件など、いずれも重要な案件でございます。


 また、この会期中には、議会運営委員会及び常任委員会の委員の改選なども予定されているところであります。


 議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重にご審議の上、適切妥当な結論が得られますようお願い申し上げ、開会のあいさつとさせていただきます。


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       午前11時4分開会





○議長(原 亮介)  ただいまから第283回定例兵庫県議会を開会いたします。


 開議に先立ち、去る4月25日に本県尼崎市において発生したJR福知山線列車脱線事故に際し、不幸にして多くの方々が犠牲となられましたことに対して、深く哀悼の意を表しますとともに、ここに謹んで黙祷をささげたいと思います。


 全員ご起立願います。


  〔全員起立〕


○議長(原 亮介)  黙祷。


  〔全員黙祷〕


○議長(原 亮介)  黙祷を終わります。


 ご着席願います。


 ただいまから本日の会議を開きます。


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◎日程第1  会議録署名議員の指名





○議長(原 亮介)  日程第1、会議録署名議員の指名であります。


 会議録署名議員は、会議規則第122条の規定によって議長より指名いたします。


  田 中 あきひろ  議員


  橘    泰 三  議員


  中 村    茂  議員


 以上3名の議員にお願いいたします。


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◎日程第2  会期の決定





○議長(原 亮介)  次は、日程第2、会期決定の件を議題といたします。


 お諮りいたします。


 今期定例会の会期は、本日から6月10日までの8日間といたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


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◎日程第3  諸般の報告





○議長(原 亮介)  次は、日程第3、諸般の報告であります。


 まず、閉会中の主要事項についてご報告申し上げます。


 第282回定例会において議決され、その取り扱いを議長に一任されておりました「北方領土四島の返還実現を求める意見書」外5件の意見書並びに「震災復興10周年にあたっての決議」につきましては、議決後、直ちに関係方面に提出し、その善処を要望しておきましたので、ご了承願います。


 次に、この機会に、閉会中の人事異動に伴う新任者をご紹介申し上げます。


  〔新任者入場〕


○議長(原 亮介)  吉本 知之 教育長。


 江木 耕一 公営企業管理者。


 井筒 紳一郎 理事。


 辻井  博 県民政策部長。


 黒岩  理 産業労働部長。


 原口 和夫 県土整備部長。


 佐々木 晶二 まちづくり復興担当部長。


 以上で紹介を終わります。(拍手)


 ――次に、地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため、今期定例会に出席を求めました者の職氏名は、お手元に配付いたしております一覧表のとおりであります。


 次に、本日、知事から議案25件が、件名一覧表のとおり提出されました。


 また、地方自治法施行令第146条及び第150条並びに地方公営企業法第26条の規定に基づく「平成16年度予算繰越計算書」及び地方自治法第180条の規定に基づく「委任専決処分をしたものについて」報告書が提出されました。


 以上、いずれもお手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。


 次に、本日、意見書案1件が提出されました。


 よって、その案文は、お手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。


 次に、監査委員から地方自治法第199条及び同法第235条の2の規定に基づく「監査報告書」及び「行政監査報告書」並びに「例月現金出納検査報告書」が提出されました。


 よって、その写しをお手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。


 以上で報告は終わりました。


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◎日程第4  第78号議案ないし第100号議案


       報第1号、報第2号





○議長(原 亮介)  次は、日程第4、第78号議案ないし第100号議案、報第1号、報第2号を一括議題といたします。


 これより上程議案に対する知事の説明を求めます。


 井戸知事。


  〔井戸知事登壇〕


○知事(井戸敏三)  本日、第283回兵庫県議会の開会に当たり、議員の皆様のご健勝を心からお喜びし、日ごろのご精励に感謝いたします。


 提出議案の説明に先立ち、若干のご報告をいたします。


 第1は、安全・安心の確保です。


 さきの大震災から10年、安全・安心な社会づくりを改めて決意していたさなか、大変不幸な事故が起きてしまいました。JR福知山線列車事故です。


 事故で亡くなられた方々に、ご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々が、一日も早くお元気になられることをお祈りしています。


 事故発生の報を受け、直ちに対策支援本部を立ち上げるとともに、現地にも赴き、救出・救助活動を第一に、その後、被災者の心のケアなどに、鋭意取り組んできました。JR西日本及び国に対しては、ご遺族や被害者への支援、事故原因の究明、再発防止に向けた安全確保対策の徹底、そして一日も早い復旧について、申し入れました。


 既に、事故発生から1ヵ月が経過しました。通勤・通学など県民生活への影響や沿線地域の商店街での売り上げ減少など厳しさを増しつつあります。金融対策や相談を行っていますが、重ねて、JR西日本及び国に対して、安全の確保を図りつつ、早期に運行を再開するよう要望しています。


 また、今後の危機管理への対応に万全を期するため、救出・救助活動や災害医療活動など各分野で行われる検証を踏まえ、県としても総括的な検証を行います。


 過日、三木市内のため池で発生した転落事故では、児童1人が亡くなられ、1人が重体となっておられます。ご冥福とご回復をお祈りいたします。工事中のこととはいえ、安全への配慮を欠いたことについて、心からおわび申し上げます。


 緊急に、工事中のため池などの総点検を実施し、周辺住民への危険箇所の周知や防護さくを設置するとともに、市町等にも同様の安全対策を指導するなど、二度とこのような事故が起こらないように安全確保を図りました。


 昨年の一連の風水害による被災地では、梅雨などの出水期を間近に控え、堆積土砂の除去や被災した河川堤防などの応急工事を終えるとともに、甚大な被害を受けた但馬・淡路地域では、今年の稲作に間に合うよう、農地の復旧も進めています。


 引き続き、河川やため池などの本格的な改修事業に鋭意取り組み、災害に強い基盤づくりを進めていくとともに、携帯電話を活用して防災情報を提供するひょうご防災ネットの運用を開始するなど、減災対策に向け取り組んでまいります。


 第2は、震災復興の推進です。


 震災の残された課題に対しては、復興フォローアップ委員会を設置して取り組んでまいります。あわせて、復旧・復興に際して、全国から寄せられた義援金やボランティアなど多くの支援に対し、感謝のキャラバン隊を全国に派遣するなど、改めての感謝と、被災地の復興した姿を報告することとしました。


 今後とも、震災からの復興を積極的に発信していきます。


 また、兵庫県住宅再建共済制度については、この3月末には、財団法人住宅再建共済基金を設立し、9月からの受け付け開始に向けて、鋭意、準備を進めています。


 初年度の加入目標率15%に向け、県民の皆様に制度内容の周知を図り、制度的備えとしての共済制度への理解を深めてまいります。


 かねてから本県が提唱してきた国際的な災害予防・復興の拠点として国際防災復興協力機構――IRPが、過日、人と防災未来センターに開設されました。


 被災国を支援する国際的な支援体制の構築を初め、世界的な減災対策の推進など、今後の活動に大いに期待する一方、阪神・淡路大震災の経験や教訓、創造的復興の諸施策を通じて得た成果等を生かしながら、機構の活動を支援していきます。


 昨年12月末にインド洋で発生した津波は、タイやインドネシアを初め多くの国々に未曾有の被害をもたらしました。


 本県としては、被災地の復旧対策について調査団などを派遣し、助言していますが、このたび、タイ王国から、復興対策について、阪神・淡路大震災の経験と教訓を踏まえて助言してほしいとの要請を受けましたので、今後、適切に対応してまいります。


 第3は、経済・雇用対策の推進です。


 本県経済は、輸出や設備投資が堅調に推移するとともに、有効求人倍率が改善するなど、全体として回復を続けています。


 今後は、「ひょうご経済・雇用再生加速プログラム」をもとに、「元気産業・活力就業・自立兵庫」の創造をめざし、兵庫ものづくり支援センターを中心として、企業や研究機関などの技術を結集し、県内産業のものづくり技術の向上を図っていきます。さらに、原子レベルの構造をより鮮明に見ることができる次世代放射光の研究や県が持つビームラインを活用して、放射光の産業利用を促進するなど、本県産業の特性を伸ばしてまいります。


 また、太子町に、かねてから誘致を働きかけてきた表面電解ディスプレイ――SED工場の立地が決まりました。薄型大型テレビの需要が高まる中、すそ野の広い業種だけに、県内産業への波及や雇用にも大きな期待を寄せています。今後とも、県内産業の再構築に向け、企業誘致を積極的に進めます。


 第4は、芸術文化・スポーツの振興です。


 芸術の館とともに、芸術文化の拠点として整備を進めてきました芸術文化センターと兵庫陶芸美術館が、この10月、相次いで開館します。


 芸術文化センターは、単なる貸し館ではなく、県民の皆様とともに、みずから芸術文化を創造・発信する拠点となることをめざしています。今、記念公演の準備を進めています。世界各地から選ばれたメンバーで構成される芸術文化センター管弦楽団は、「世界一フレッシュでインターナショナルなオーケストラ」をめざし、デビューコンサートの準備を進めています。


 また、兵庫陶芸美術館は、陶芸文化の発信・交流の拠点として、丹波焼名品展など、多彩な開館記念イベントを展開するとともに、「陶の郷」や窯元などと連携・協力し、地域全体を一つの博物館とした魅力ある地域づくりにも取り組んでまいります。


 のじぎく兵庫国体・のじぎく兵庫大会の開催まで残すところ484日となり、各地でリハーサル大会が展開されています。


 今後は、イベントや街頭におけるキャンペーン、ボランティアの募集などを通じて、一層のPRに努めるとともに、兵庫らしい開・閉会式典の演出や円滑な競技会運営の準備を進め、感謝、県民総参加、新しい国体の開催をめざします。


 第5は、環境対策の推進です。


 温室効果ガスの排出量を削減する京都議定書の発効を契機として、地球温暖化やヒートアイランド現象などを防止し、地域環境を守る取り組みを強化することが求められています。


 このため、温室効果ガス排出量を基準年――1990年の水準から6%削減する目標に向け、県民・事業者・行政が取り組む行動指針の改定を進めます。


 あわせて、省エネルギーの推進、緑の保全及びライフスタイルの改善などヒートアイランド対策を総合的に推進するとともに、太陽光発電の導入など環境創生の取り組みに充てる公共工事の割合を、5%から15%に引き上げます。


 また、関西が一丸となって取り組んできました夏のエコ・スタイルキャンペーンについては、その成果もあり、本年度は、国においても取り組まれることになりました。今後とも、先導的に取り組んでいきます。


 なお、姫路市内における国道312号の渋滞緩和と環境改善を図り、より一層の利用促進に向け、この7月から、播但連絡道路の基本料金を試行的に引き下げることとします。


 第6は、国際交流の推進です。


 本県と中国との交流活動については、広東省や海南省との交流事業、上海・長江プロジェクト、ひょうご県民交流の船などさまざまな分野で展開していますが、今後は、地域と地域、人と人との交流による相互理解がますます必要となってきます。


 このため、大阪・京都・兵庫の3府県が一体となって観光交流を推進するなど、友好関係を一層強化する取り組みを進めます。


 また、2008年に日本で開催される主要国首脳会議につきましては、関西での開催をめざし、先般、政府に要請を行うなど、経済界とも一体となって誘致活動を展開していきます。


 第7は、地方自治の推進です。


 この4月には、豊岡市、朝来市、淡路市、宍粟市と香美町が発足し、28市32町になるとともに、さらに5市24町が合併を予定しており、来年4月には29市12町となる見込みです。


 県としては、引き続き合併に必要な支援を行う一方、合併の効果・影響等を踏まえ、県と市町のあり方、地域の個性や住民の意見を反映したまちづくり等について、検討してまいります。


 三位一体改革については、昨年11月の政府・与党合意に基づき、平成18年度までの大枠が定められたものの、義務教育費国庫負担金や学校・福祉施設などの施設整備に係る補助負担金の取り扱いなど、重要課題が先送りされています。


 このため、引き続き、国と地方の協議の場において十分な検討を行う一方、「改革と展望の期間」が終了する平成19年度以降の第2期改革への取り組みも進めなければなりません。


 今後とも、地方分権推進自治体代表者会議や全国知事会とともに、地方の自由度を高める三位一体改革となるよう、国に働きかけていきます。


 最後に、平成16年度の決算見込みです。


 過日、出納を閉鎖し、現在、集計整理をしている段階であり、いまだその詳細がつまびらかではありませんが、県税収入の決算見込額が、現計予算額を上回るなど、一般会計の実質収支は昨年度を若干上回る黒字を確保できる見込みです。


 これより、提出議案の概要について、ご説明します。


 まず、条例案件は、恩給法が一部改正されたことに伴い、恩給条例の一部を改正する条例制定の件等6件です。


 次に、事件決議案件は、市町の廃置分合の件等17件です。


 最後に、専決処分承認案件は、地方譲与税及び地方交付税等の額が確定したこと等に伴う平成16年度の一般会計補正予算について承認を求めるもの等2件です。


 以上で提出議案の説明を終わります。


 議員の皆様におかれましては、よろしくご審議の上、適切なご議決をいただきますようお願いします。


 最後に、7月31日をもちまして、私の知事としての任期が満了しますので、一言、お礼を申し上げます。


 4年前の就任以来、大震災からの創造的復興を初め、長引く不況への取り組み、さまざまな事件、事故への対応など、県民生活の安全と安心を第一に、成長から成熟への時代潮流を見据えつつ、参画と協働を基本姿勢に、21世紀の新しい兵庫、美しい兵庫づくりをめざしてまいりました。


 この間、議員各位を初め、県民の皆様の温かいご理解とご協力をいただき、阪神・淡路大震災からの創造的復興、県民生活の安全・安心、地域協働の進展、地域経済の振興、新しいふるさとづくりを積極的に進めることができました。ここに、心からお礼を申し上げます。


 さきの定例県議会で申し上げましたように、引き続き県政を担い、大震災後の10年の成果を礎に、大いなる飛躍をめざして、元気な兵庫づくりを進めたいと決意しています。総合的な防災・減災対策を初め、子育て環境の整備や街の安全対策、コミュニティの再生、産業雇用の再生加速など、21世紀の新しい課題を克服し、安全・安心で元気な兵庫づくりに全力を尽くしてまいります。


 議員の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、ご鞭撻をいただきますよう心からお願い申し上げます。


 以上、私の提案等の説明とさせていただきます。ありがとうございました。


○議長(原 亮介)  知事の提案説明は終わりました。


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◎日程第5  意見書案第53号





○議長(原 亮介)  次は、日程第5、意見書案第53号を議題といたします。


 意見書の案文は、お手元に配付いたしておきましたが、念のため、その件名を議事課長に朗読させます。


  〔議事課長朗読〕


  ………………………………………………


 意見書案第53号 JR脱線事故を踏まえた列車運行の安全確保と被害者の救済等を求める意見書


  ………………………………………………


○議長(原 亮介)  お諮りいたします。


 ただいま報告いたしました意見書案については、この際、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


 これより表決に入ります。


 意見書案第53号を原案のとおり可決することに、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、本案は、原案のとおり可決されました。


 続いてお諮りいたします。


 ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長にご一任いただきたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


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◎日程第6  議会運営委員会の委員の選任





○議長(原 亮介)  次は、日程第6、議会運営委員会の委員の選任の件を議題といたします。


 これより議会運営委員会の委員の定数の決定並びに委員の選任を行います。


 まず、議会運営委員会の委員の定数の決定であります。


 お諮りいたします。


 議会運営委員会の委員の定数につきましては、委員会条例第3条の2の規定により、13名といたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、議会運営委員会の委員の定数は13名と決定いたしました。


 次は、議会運営委員会の委員の選任であります。


 議会運営委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第5条の規定により、議長から指名いたします。


  加 茂    忍  議員


  加 藤    修  議員


  宮 本  博 美  議員


  前 川  清 寿  議員


  藤 原  昭 一  議員


  原    吉 三  議員


  水 田    宏  議員


  合 田  博 一  議員


  つづき  研 二  議員


  加 藤  康 之  議員


  渡 部  登志尋  議員


  山 本  敏 信  議員


  門    信 雄  議員


 以上13名。


 お諮りいたします。


 ただいま指名いたしました議員を議会運営委員会の委員に選任することに決して、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、議会運営委員会の委員は議長指名のとおり選任されました。


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◎日程第7  議席の一部変更





○議長(原 亮介)  次は、日程第7、議席の一部変更の件を議題といたします。


 お諮りいたします。


 議席の一部変更については、お手元に配付いたしております一覧表のとおり決定いたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


 なお、議席の交代は、次の本会議からお願いいたします。


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○議長(原 亮介)  以上で本日の日程は終わりました。


 この際、お諮りいたします。


 6月6日及び7日は議案熟読のため、休会いたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


 次の本会議は、6月8日午前10時から再開いたします。


 本日は、これをもって散会いたします。


       午前11時31分散会