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平成17年第282回定例会(第9日 3月29日)




平成17年第282回定例会(第9日 3月29日)





平成17年 3月第282回定例会


会議録第1444号


            第282回(定例)兵庫県議会会議録(第9日)


                         平成17年3月29日(火曜日)


          ─────────────────────────


 
                               平成17年3月29日 午前11時開議


   第1 (平成16年度関係)


      第249号議案ないし第252号議案


       委員長報告


       討論


       表決


   第2 (平成17年度関係)


      第76号議案、第77号議案


       知事提案説明


       表決


   第3 議員提出第12号議案


       表決


   第4 請  願


       委員長報告


       討論


       表決


   第5 意見書案第47号ないし意見書案第52号


   第6 決議案第3号


       討論


       表決


   第7 震災復興特別委員会調査報告


   第8 自然災害・復興対策調査特別委員会の設置


   第9 常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査


          ─────────────────────────


                 本日の会議に付した事件


   日程第1 (平成16年度関係)


        第249号議案ないし第252号議案


   日程第2 (平成17年度関係)


        第76号議案、第77号議案


   日程第3 議員提出第12号議案


   日程第4 請  願


   日程第5 意見書案第47号ないし意見書案第52号


   日程第6 決議案第3号


   日程第7 震災復興特別委員会調査報告


   日程第8 自然災害・復興対策調査特別委員会の設置


   日程第9 常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査


          ─────────────────────────


                 出  席  議  員   (90名)


   1 番  吉  本     誠         48 番  酒  井  隆  明


   2 番  石  井  健 一 郎         49 番  山  口  信  行


   3 番  石  井  秀  武         50 番  内  藤  道  成


   4 番  小  池  ひろのり         51 番  釜  谷  研  造


   5 番  永  富  正  彦         52 番  長  田     執


   6 番  北  条  泰  嗣         53 番  原     吉  三


   7 番  松  田  一  成         54 番  葛  西  利  延


   8 番  いなむら  和  美         55 番  武  田  丈  蔵


   9 番  西  野  將  俊         56 番  水  田     宏


   10 番  藤  田  孝  夫         57 番  寺  本  貴  至


   11 番  松  本  隆  弘         58 番  立  石  幸  雄


   12 番  加  田  裕  之         59 番  永  田  秀  一


   13 番  筒  井  信  雄         60 番  原     亮  介


   14 番  森  脇  保  仁         62 番  岩  谷  英  雄


   15 番  野  間  洋  志         63 番  日  村  豊  彦


   16 番  長  岡  壯  壽         64 番  五  島  た け し


   18 番  加  茂     忍         65 番  羽 田 野     求


   19 番  田  中  あきひろ         66 番  内 匠 屋  八  郎


   20 番  梶  谷  忠  修         67 番  合  田  博  一


   21 番  矢 尾 田     勝         68 番  今  西  正  行


   22 番  栗  原     一         69 番  岡     や す え


   23 番  小  田     毅         70 番  掛  水  す み え


   24 番  谷  口  隆  司         71 番  中  村     茂


   25 番  藤  本  正  昭         72 番  ね り き  恵  子


   26 番  山  本     章         73 番  つ づ き  研  二


   27 番  井  上  英  之         74 番  中  村  まさひろ


   28 番  佃     助  三         75 番  筒  井  も と じ


   29 番  橘     泰  三         76 番  岸  口     実


   30 番  岡  野  多  甫         77 番  黒  田  一  美


   31 番  中  田  香  子         78 番  加  藤  康  之


   32 番  加  藤     修         79 番  越  智  一  雄


   33 番  藤  井  訓  博         80 番  大  野  由 紀 雄


   34 番  杉  本  ち さ と         81 番  渡  部  登 志 尋


   35 番  新  町  み ち よ         82 番  松  本  よしひろ


   36 番  宮  田  しずのり         83 番  北  川  泰  寿


   37 番  毛  利  り  ん         84 番  丸  上     博


   38 番  芝  野  照  久         85 番  石  堂  則  本


   39 番  宮  本  博  美         86 番  山  本  敏  信


   40 番  杉  尾  良  文         87 番  門     信  雄


   41 番  小  林     護         88 番  石  原  修  三


   43 番  野  口     裕         89 番  石  川  憲  幸


   44 番  浜  崎  利  澄         90 番  小  林  喜  文


   45 番  前  川  清  寿         91 番  村  上  寿  浩


   46 番  北  浦  義  久         92 番  清  元  功  章


   47 番  藤  原  昭  一         93 番  鷲  尾  弘  志


          ─────────────────────────


                 欠  席  議  員   (なし)


          ─────────────────────────


                 欠        員   (3名)


          ─────────────────────────


                 事務局出席職員職氏名


 局長       稲  田  浩  之      議事課主幹 田  中  宏  忠


 次長       谷  口  勝  一      議事課長補佐兼議事係長


 議事課長     善  部     修            濱  田  直  義


          ─────────────────────────


               説明のため出席した者の職氏名


 知事                           井 戸  敏 三


 副知事兼阪神・淡路大震災復興本部副本部長         藤 本  和 弘


 副知事兼阪神・淡路大震災復興本部副本部長         齋 藤  富 雄


 出納長                          五百蔵  俊 彦


 公営企業管理者兼阪神・淡路大震災復興本部臨海都市整備部長 吉 本  知 之


 病院事業管理者                      後 藤    武


 理事兼阪神・淡路大震災復興本部理事            大 平  一 典


 理事兼阪神・淡路大震災復興本部理事            清 原  桂 子


 理事兼阪神・淡路大震災復興本部理事            神 田  榮 治


 防災監兼阪神・淡路大震災復興本部防災監          東 田  雅 俊


 県民政策部長兼阪神・淡路大震災復興本部県民政策部長    井 筒  紳一郎


 企画管理部長兼阪神・淡路大震災復興本部企画管理部長    荒 川    敦


 健康生活部長兼阪神・淡路大震災復興本部健康生活部長    下 野  昌 宏


 産業労働部長兼阪神・淡路大震災復興本部産業労働部長    江 木  耕 一


 農林水産部長兼阪神・淡路大震災復興本部農林水産部長    黒 田    進


 県土整備部長兼阪神・淡路大震災復興本部県土整備部長    陰 山    凌


 阪神・淡路大震災復興本部総括部長             古 西  保 信


 のじぎく国体局長                     井 上  数 利


 企画管理部企画調整局長兼阪神・淡路大震災復興本部企画管理部企画調整局長


                              高 井  芳 朗


 財政課長                         竹 本  明 正


 財政課主幹                        西 上  三 鶴


 選挙管理委員会委員長                   柏 木    保


 教育委員会委員長                     平 田  幸 廣


 教育長                          武 田  政 義


 公安委員会委員長                     野 澤  太一郎


 警察本部長                        巽    高 英


 警察本部総務部長                     嶋 田  詩 郎


 人事委員会委員長                     馬 場  英 司


 監査委員                         久 保  敏 彦


     ──────────────────


       午前11時0分開議





○議長(原 亮介)  ただいまから本日の会議を開きます。


 日程に先立ち、ご報告申し上げます。


 公安委員会委員長から、休会中の人事異動により新たに任命された嶋田詩郎警察本部総務部長に議事説明を委任した旨、報告がありました。


 よって、同総務部長に、本日の会議に説明のため出席を求めておきましたので、ご了承願います。


 この際、同総務部長をご紹介申し上げます。


  〔新任者入場〕


○議長(原 亮介)  嶋田詩郎 警察本部総務部長。(拍手)


 紹介を終わります。


 ――次に、本日、立石幸雄議員外13名の議員から、「自然災害・復興対策調査特別委員会の設置の件」が提出されました。


 よって、その写しをお手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。


 次に、本日、議案が、立石幸雄議員外13名の議員から1件、また知事から2件が提出されました。


 よって、議案は、その件名一覧表を付し、お手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。


 次に、本日、意見書案6件並びに決議案1件が提出されました。


 よって、その案文は、お手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。


 以上で報告は終わりました。


 これより日程に入ります。


  ──────────────────





◎日程第1  平成16年度関係   第249号議案ないし第252号議案





○議長(原 亮介)  日程第1、平成16年度関係、第249号議案ないし第252号議案を一括議題といたします。


 この際、ご報告申し上げます。


 総務、健康生活、産業労働、農林水産、建設、文教、警察の各常任委員会に付託いたしました議案につきましては、いずれも審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、それぞれの委員長から文書をもって議長あて報告書が提出されておりますので、ご了承願います。


 委員長報告に対する質疑については、通告を受けておりませんから、これを終局いたします。


 これより討論に入ります。


 討論の通告がありますので、発言を許します。


 つづき研二議員。(拍手)


  〔つづき研二議員登壇〕


○(つづき研二議員)  私は、日本共産党県議団を代表して、第249号議案、平成16年度兵庫県一般会計補正予算第3号についての反対討論を行います。


 本議案は、平成16年度予算事業のうち、年度内に執行できないものにつき繰り越しを行うもので、やむを得ない事案も含まれますが、以下の問題点があり、反対するものです。


 その一つは、公共事業河川総合開発事業ですが、この中には、いわゆる生活ダムと称して与布土ダムなどの四つのダム開発事業が含まれています。治水については、河川改修のおくれが水害の原因であり、行うべきはダム建設でなく、河川改修であり、また、利水面でも現有水資源の保全や水需要の再検討こそ求められており、新たなダム開発を、繰り越してまで行う必要はありません。


 特に、これらの箇所の中には、クマタカなどの絶滅危惧種などが生息しているにもかかわらず、十分な検討や対策が講じられていないものもあり、環境保護の面からも一たん中止すべきです。


 緊急街路整備事業ですが、この中には建石線、園田西武庫線の工事が含まれていますが、前者は一体的な計画である阪急甲陽線地下化計画について、住民との合意がなされていず、また後者は、大企業所有地内に道路を設置するもので、公費投入の必要性なく認められません。


 公共事業漁港改良事業ですが、この中には、浜坂漁港関連道事業が含まれていますが、今回、トンネル掘削による30万立方メートルに及ぶ発生土の処分地の確保がおくれたために繰り越すものですが、わずか3分の短縮に26億円も投じてトンネルをつくる事業そのものが認められません。


 この残土処分地確保に11ヘクタールの山林を破壊することから、昨年の台風で2度にわたる浸水被害を受けた下流域では、洪水被害増大化の不安が新たに広がっています。むだな工事で災害拡大では、一体何のための公共事業か問われる問題です。


 また、香住海岸ルネッサンス計画の養浜工事も含まれていますが、むだなリゾート型開発を相変わらず続けるものであり、反対です。


 県営森林基幹道開設事業が繰り越しとなっていますが、一方で、森林の生態系の大切さを標榜しながら、実際は森林の生態系を分断する基幹林道を十分な環境調査も行わず強行することは、ずさんこの上ない県政運営です。なお、風倒木処理にかかわる繰越事業が4事業入っておりますが、中でも風倒木緊急処理事業補助はわずか16%の進捗率であり、新年度予算にも既に同じ事業が計上されており、我が党がこれまで指摘してきたように、2次災害を起こさないよう風倒木処理が早く進むように取り組みの強化が求められることを改めて指摘しておきます。


 以上で反対討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)


○議長(原 亮介)  以上で通告に基づく討論は終わりましたので、これをもって討論を終局いたします。


 続いて表決に入ります。


 表決については、議事の都合により、分離して採決いたします。


 ただいま上程中の議案のうち、平成16年度関係、第249号議案を採決いたします。


 本案は、起立により採決いたします。


 本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の議員は、ご起立願います。


  〔賛成者起立〕


○議長(原 亮介)  起立多数であります。


 よって、本案は、原案のとおり可決されました。


 次に、上程中の議案のうち、平成16年度関係、第250号議案ないし第252号議案、以上3件を一括採決いたします。


 本案は、委員長報告のとおり可決することに、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、本案は、いずれも原案のとおり可決されました。


  ──────────────────





◎日程第2  平成17年度関係   第76号議案、第77号議案





○議長(原 亮介)  次は、日程第2、平成17年度関係、第76号議案、第77号議案を一括議題といたします。


 これより上程議案に対する知事の説明を求めます。


 井戸知事。


  〔井戸知事登壇〕


○知事(井戸敏三)  ただいま上程になりました同意人事に関する議案2件について、ご説明申し上げます。


 まず、教育委員会委員の任命につき同意を求める件です。


 教育委員会の委員 武田政義氏には、来る3月31日付をもって任期が満了しますので、その後任者について慎重に選考しました結果、新たに公営企業管理者 吉本知之氏を適任者と考え、任命したいので同意を求めます。


 次に、収用委員会委員の任命につき同意を求める件です。


 収用委員会の委員 高木多喜男氏には、来る4月15日付をもって任期が満了しますので、その後任者について慎重に選考しました結果、新たに安永正昭氏を適任者と考え、任命したいので、同意を求めます。


 議員の皆様には、よろしくご審議の上、速やかに同意いただきますようお願いします。


○議長(原 亮介)  知事の提案説明は終わりました。


 この際、お諮りいたします。


 ただいま上程中の議案につきましては、いずれも同意人事に関する案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、直ちに表決に入ります。


 平成17年度関係、第76号議案「教育委員会の委員の任命につき同意を求める件」、第77号議案「収用委員会の委員の任命につき同意を求める件」、以上2件を一括採決いたします。


 本案は、原案に同意することに決して、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、本案は、いずれも原案に同意することに決しました。


  ──────────────────





◎日程第3  議員提出第12号議案





○議長(原 亮介)  次は、日程第3、立石幸雄議員外13名の議員から提出されました議員提出第12号議案「兵庫県議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件」を議題といたします。


 この際、お諮りいたします。


 本案は、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、直ちに表決に入ります。


 議員提出第12号議案を採決いたします。


 本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、本案は、原案のとおり可決されました。


  ──────────────────





◎日程第4  請  願





○議長(原 亮介)  次は、日程第4、請願であります。


 委員会に審査を付託いたしました請願を一括議題といたします。


 この際、ご報告申し上げます。


 総務、健康生活、文教の各常任委員会及び震災復興特別委員会に付託いたしました請願につきましては、それぞれの委員長から審査結果の報告並びに閉会中の継続審査に付されたい旨の申し出があり、これを一覧表としてお手元に配付いたしておりますから、ご了承願います。


 委員長報告に対する質疑については、通告を受けておりませんから、これを終局いたします。


 これより討論に入ります。


 討論の通告がありますので、発言を許します。


 ねりき恵子議員。(拍手)


  〔ねりき恵子議員登壇〕


○(ねりき恵子議員)  私は、日本共産党議員団を代表して、請願第41号、第95号ないし第99号、第101号ないし第103号は不採択ではなく採択を求め、討論を行います。


 初めに、福祉医療費助成に関するものです。


 請願第41号、第101号、第102号は、いずれも県行革による福祉医療費助成制度の削減を撤回し、現行制度の存続を求める件です。


 私たちは、一貫して県行革による福祉医療費公費助成の改悪がいかに県民に負担増をもたらし、命と健康を損なうかを明らかにし、その撤回を求めてきました。知事は、医療費全体が負担増になる中、なぜ県だけが現行制度を維持しなければならないのかなどと言われ、低所得者にも配慮したと繰り返すばかりです。しかし、低所得者対策といっても世帯全員の収入が65万円以下の人が対象で、その数はごく少数に限られています。また、県下の医師会や福祉・医療関係団体を初め、多くの県民からの存続を求める署名は25万筆にも達し、市町からも存続を求める要望が繰り返し提出されるなど、県民の要望は切実であり、当然採択をすべきです。


 また、請願第103号、乳幼児医療費の無料化を求める件についてです。


 深刻な少子化を解決するため、医療費負担をなくして子育て支援をする動きは大きな流れとなり、全国の自治体でさまざまな取り組みが広がっています。この流れに逆行し、乳幼児医療費の通院1割負担に続き、入院にも負担を求めることは許せません。将来に希望を持ち、安心して子育てができるような支援を充実するため、乳幼児医療費無料化を求める本請願は採択をすべきです。


 次に、請願第99号、小学校1年生35人学級を引き続き新2年生にも実施することを求める件についてです。


 今年度から始まった小学校1年生での35人学級は、先生の目も行き届き、子供たちも伸び伸びしていると喜びの声が寄せられ、引き続き2年生以上でもぜひ実施をしてほしいと強い希望が出されています。県教育委員会は、小学1年生への35人学級導入の理由に、基本的な生活習慣、学習習慣を身につけるためとしています。今、子供たちの学力低下が大きな社会問題となっているとき、学力向上のためには小学校1年生だけでなく、全学年で生活習慣、学習習慣を身につけることが一番に求められています。


 国においても、少人数学級について中山文部科学大臣が、少しずつでもクラスの人数を減らしていかないといけない旨の答弁をするなど、その必要性を認めています。少人数学級は、子供たちを取り巻く深刻な状況を解決するための条件整備の大きな柱であり、その効果は明らかです。新2年生にも実施してほしいとの願意を受けとめ、採択をすべきです。


 次に、請願第95号、緊急災害復旧融資の据置期間及び融資期間の延長打ち切り措置を撤回し、再度延長措置を国に強く求めると同時に、県独自の被災中小企業への実効ある救済措置を求める件についてです。


 震災から10年を経過した今、小規模事業者ほど震災復興から取り残されています。これは、災害復旧融資の返済状況からも明らかです。昨年12月末時点で返済完了した人は43%にすぎず、10年間で順調に返済できなかった人は代位弁済も含めると全体の57%にもなります。ところが県は、8割の人が返済をしていると事実と違う答弁を行い、県として国に要望せず、延長措置を打ち切ることを正当化しました。このようなことは許せません。間違いを是正し、引き続き震災復旧融資の据え置き延長も含めた支援策を継続することを求める本請願は、採択すべきです。


 次に、請願第98号、「県民緑税」条例案の抜本的再検討を求める件についてです。


 県民緑税については、国民負担増が相次ぐ中での新たな課税、都市緑化事業のあり方、県民への周知、合意づくりなど多くの疑問が出されています。私たちは、県民緑税がほとんどの県民が知らない間に決められることについて反対してまいりました。知事は、決まってから周知を図り、県民に理解してもらうと言いますが、「参画と協働」を言うのであれば、決定する前に県民の意見を幅広く聞き、議論を重ね、十分な理解と納得を得られるよう努力するのが当然です。税のあり方、使途の内容も含めて再検討を求める本請願は採択をすべきです。


 次に、平和に関する請願についてです。


 請願第96号、2005年の核不拡散再検討会議に向け、積極的役割を果たすことを求める意見書提出の件です。


 前回2000年の国連における検討会議では、核保有国も含めた核兵器完全廃絶を達成することが明確に約束されました。しかし、核保有国による新たな核兵器の研究、開発・実験が行われている状況で、核兵器の使用と威嚇の政策が続いています。広島、長崎への原爆投下から60年、20数万の命を一瞬にして奪い、被爆者は今なお、心と体に深い傷を負い、苦しみ続けています。人類にとって最重要、最も緊急な課題である核兵器廃絶の明確な約束の履行を、本年の国連核不拡散再検討会議に向けて、政府が積極的役割を果たすことを求める本請願は、思想・信条を超えた平和への願いであり、採択は当然です。


 最後に、請願第97号、「兵庫県国民保護協議会条例制定」の白紙撤回を求める件です。


 仮想の敵を想定し、テロや侵略に備えるということを国民保護と称して条例を制定することは、県民にとってどういうことなのでしょうか。備えは必要と言いますが、毎年のように繰り返す災害に備えるのとはわけが違います。国民保護法は、有事関連7法にかかわり、米軍支援の内容を具体化したもので、自衛隊を初め地方公共団体、民間企業や県民を統制し、強制的に動員するものです。近隣諸国を含め、国際的影響を与えるものであるとともに、憲法が保障する基本的人権、平和主義、地方自治などの理念に著しく反するものと言わなければなりません。住民の命と安全を守る責務を負っている県が、このような戦争協力を県民に強制する施策を進めないでほしいという願意は当然であり、兵庫県国民保護協議会条例制定の白紙撤回を求める本請願の採択を求めるものです。


 以上で私の討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)


○議長(原 亮介)  以上で通告に基づく討論は終わりましたので、これをもって討論を終局いたします。


 続いて表決に入ります。


 表決については、議事の都合により分離して採決いたします。


 ただいま上程中の請願のうち、第96号、第97号、以上2件を一括し、起立により採決いたします。


 本請願を採択することに賛成の議員は、ご起立願います。


  〔賛成者起立〕


○議長(原 亮介)  起立少数であります。


 よって、本請願は、いずれも不採択とすることに決しました。


 次に、上程中の請願のうち、第41号、第95号、第99号、第101号ないし第103号、以上6件を一括し、起立により採決いたします。


 本請願を採択することに賛成の議員は、ご起立願います。


  〔賛成者起立〕


○議長(原 亮介)  起立少数であります。


 よって、本請願は、いずれも不採択とすることに決しました。


 次に、上程中の請願のうち、第98号を起立により採決いたします。


 本請願を採択することに賛成の議員は、ご起立願います。


  〔賛成者起立〕


○議長(原 亮介)  起立少数であります。


 よって、本請願は、不採択とすることに決しました。


 次に、上程中の請願のうち、第26号、第100号、以上2件を一括採決いたします。


 本請願を採択することに、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、本請願は、いずれも採択することに決しました。


 次に、上程中の請願のうち、ただいままでに議決になりました請願を除く5件の請願については、いずれも当該委員長の申し出のとおり、次期定例会まで閉会中の継続審査に付することに決して、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、本請願は、いずれも当該委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。


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◎日程第5  意見書案第47号ないし意見書案第52号





○議長(原 亮介)  次は、日程第5、意見書案第47号ないし意見書案第52号を一括議題といたします。


 意見書の案文は、それぞれお手元に配付いたしておきましたが、念のため、その件名を議事課長に朗読させます。


  〔議事課長朗読〕


  ………………………………………………


 意見書案第47号 北方領土四島の返還実現を求める意見書


 意見書案第48号 偽造キャッシュカード被害防止のための早期法整備を求める意見書


 意見書案第49号 発達障害児(者)に対する支援促進を求める意見書


 意見書案第50号 小児科医師確保のための抜本的対策を求める意見書


 意見書案第51号 受刑者等の矯正・更生制度の充実を求める意見書


 意見書案第52号 精神障害者を含めた障害者(児)医療費助成制度の創設を求める意見書


  ………………………………………………





○議長(原 亮介)  お諮りいたします。


 ただいま報告いたしました意見書案については、この際、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


 これより表決に入ります。


 意見書案第47号ないし意見書案第52号を原案のとおり可決することに、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、本案は、いずれも原案のとおり可決されました。


 続いてお諮りいたします。


 ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長にご一任いただきたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


  ──────────────────





◎日程第6  決議案第3号





○議長(原 亮介)  次は、日程第6、決議案第3号を議題といたします。


 決議の案文は、お手元に配付いたしておきましたが、念のため、議事課長に朗読させます。


  〔議事課長朗読〕


  ………………………………………………





 決議案第3号


  震災復興10周年にあたっての決議


 阪神・淡路大震災は、6,400余名の尊い生命を奪い、暮らしを破壊した。しかし、我々は、内外から差し伸べられた支援を励みに、過酷な状況から立ち上がり、互いに助け合いながら復興の歩みを重ねた。あれから10年、荒れ果てた街並みは新しく生まれ変わり、日々の生活もようやく平静を取り戻しつつある。あたたかいご支援に改めて深く感謝申し上げる。


 こうした中、今期定例県議会では、「阪神・淡路大震災復興本部の設置に関する条例を廃止する等の条例」を可決し、また、震災直後に設置し、震災復興の調査に当たってきた「震災復興特別委員会」を「自然災害・復興対策調査特別委員会」に発展的に改組するなど、一つの区切りを迎えたが、なお多くの課題が残されている。


 我々は、震災と復興の経験から多くの貴重な教訓を学んだ。とりわけ忘れてはならない教訓は、被災者の生活再建にとって、さらに地域社会の再生にとって住宅再建が何より不可欠なことである。


 それゆえ、これまでの険しい道のりの中で、住宅再建の支えとなる公助・共助の仕組みづくりを進めてきた。公助については、「居住安定支援制度」の創設という一定の成果を得たものの、いまだ十分とは言えない。さらに共助については、去る3月25日の本会議で、全国に先駆けた仕組みとして「兵庫県住宅再建共済制度条例」を可決した。


 本県議会は、震災から得た教訓を将来起こるであろう災害に生かせるよう、被災者の生活復興の根幹をなす住宅再建に資する「公助」、「共助」の制度の充実を国等に強く働きかけることを初め、高齢者の見守り、まちのにぎわいづくりなど、震災復興の残された課題を解決することが被災県兵庫の責務であると認識し、これからも全力を挙げて取り組んでいく。


 以上、決議する。





 平成17年3月29日


                         兵庫県議会


  ………………………………………………





○議長(原 亮介)  お諮りいたします。


 ただいま報告いたしました決議案については、この際、議事の順序を省略し、直ちに討論に入りたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、直ちに討論に入ります。


 討論の通告がありますので、発言を許します。


 筒井もとじ議員。(拍手)


  〔筒井もとじ議員登壇〕


○(筒井もとじ議員)  異例ではありますが、震災復興10周年にあたっての決議案について討論をいたします。


 決議案については、まず震災復興の現状認識について同意できません。阪神・淡路大震災復興本部の設置条例の廃止について、ことしは確かに10年の一つの区切りではありますが、なお被災者が復興途上にある点から、我が党は反対しております。現状を述べただけと言われておりますが、平静を取り戻しつつあるという表現には同意できません。被災者は、住宅問題だけでなく、震災による働き先の倒産などによる失業、営業不振から来る生活難、健康の破壊等々、2次災害の苦しみが続いております。


 このような状況を無視した現状認識は、被災者の思いとは大きくかけ離れたものです。今、特に県が被災者支援策を大幅に縮小している中で、県議会こそ、その追認ではなく対策の強化こそ求めるべきであり、震災対策を住宅再建共済制度に矮小化することは、誤っております。河田・人と防災未来センター長は、全国議長会定例総会記念講演で、「災害に学んだ新しい防災・減災」と題して、自助、共助、公助が7対2対1であったと述べておられます。私は、気の毒な恩恵を与える立場からの公助であってはならず、危機に面しては国民あっての国家、県民あっての県政が問われたと思います。


 このようなときに、公助をしっかりさせることを求めるのは、近代的市民社会の納税者として、タックスペイヤーとしての当然の権利であり、要求であります。公助を基本的に確立する個人補償を行うことは、ロサンゼルスの地震でFEMAが行った即座に配られた小切手からも、資本主義の総本山のアメリカでやられていることであります。当然、共済制度のような一部の利用者同士が助け合う共助は、あくまで補完的手段にすぎません。無差別に助け合ったボランティアによる共助と同列視することは、できないではありませんか。


 自助についてつけ加えれば、県議会の決議は、何よりもまず10年間にわたって自力で復興に努力した被災者の皆さんに感謝と敬意を表するのが筋ではありませんか。決議案の内容についての不同意の中心点をできるだけ簡潔に申し上げました。


 次いで、その形式について申し述べることをお許しいただきたいと存じます。


 私たち県会議員は、申すまでもなく1人で人口約6万人の代表として公選法で選ばれています。それだけの責任と矜持を持たなければなりません。一人一人の議員が構成している議会は、さらに一層の重みを持っていることは申すまでもありません。大震災10年の決議は、いわば宣言とも言えるもので、満場一致であるべきであります。


 議会の運営は、議論を尽くした上での多数決が原則でありますが、このような重大な決議は、意見の違いがあれば採択を強行すべきではありません。残念ながら、内容において一致できない場合、多数決では議会有志による決議となります。このような決議で議会の権威が守られるのか、対外的にも県民にどのように受けとめられるのか、議員各位のご賢察を願い、私の発言といたします。ありがとうございました。(拍手)


○議長(原 亮介)  以上で通告に基づく討論は終わりましたので、これをもって討論を終局いたします。


 続いて表決に入ります。


 本案は、起立により採決いたします。


 本案を、原案のとおり可決することに賛成の議員は、ご起立願います。


  〔賛成者起立〕


○議長(原 亮介)  起立多数であります。


 よって、本案は、原案のとおり可決されました。


 続いてお諮りいたします。


 ただいま可決されました決議文の取り扱いについては、議長にご一任いただきたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


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◎日程第7  震災復興特別委員会調査報告





○議長(原 亮介)  次は、日程第7、震災復興特別委員会の調査報告についてであります。


 震災復興特別委員会の付議事件の調査結果について、委員長から会議規則第77条の規定に基づき、報告書が提出されました。


 よって、その写しをお手元に配付いたしておきましたから、ご了承願います。


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◎日程第8  自然災害・復興対策調査特別委員会の設置





○議長(原 亮介)  次は、日程第8、自然災害・復興対策調査特別委員会の設置の件を議題といたします。


 お諮りいたします。


 自然災害・復興対策調査特別委員会を、お手元に配付いたしております要綱のとおり設置することに決して、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、自然災害・復興対策調査特別委員会を設置することに決定いたしました。


 続いて、ただいま設置されました自然災害・復興対策調査特別委員会の委員の選任を行います。


 委員会条例第5条の規定により、議長から指名いたします。


  松 田  一 成  議員


  田 中 あきひろ  議員


  栗 原    一  議員


  杉 尾  良 文  議員


  北 浦  義 久  議員


  長 田    執  議員


  つづき  研 二  議員


  加 藤  康 之  議員


  越 智  一 雄  議員


  大 野  由紀雄  議員


  山 本  敏 信  議員


  石 原  修 三  議員


  小 林  喜 文  議員


 以上13名。


 お諮りいたします。


 ただいま指名いたしました議員を、自然災害・復興対策調査特別委員会の委員に選任することに決して、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、自然災害・復興対策調査特別委員会の委員は、議長指名のとおり選任されました。


  ──────────────────





◎日程第9  常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査





○議長(原 亮介)  次は、日程第9、常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査に関する件を議題といたします。


 各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務等について、それぞれの委員長から会議規則第75条の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、閉会中、継続調査をいたしたい旨の申し出がありました。


 お諮りいたします。


 各常任委員長並びに議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決して、ご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、さように決します。


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○議長(原 亮介)  以上で本日の日程は終わりました。


 この際、知事から発言を求められておりますので、これを許可いたします。


 井戸知事。


  〔井戸知事登壇〕


○知事(井戸敏三)  議員の皆様のお許しをいただき、この夏に予定されている知事選挙について、私の所信を明らかにさせていただきます。


 新世紀の幕あけとともに、知事に就任させていただいてからはや3年8ヵ月が経過しようとしています。この間、大震災からの創造的復興を初め、長引く不況への取り組み、さまざまな事件、出来事への対応など、県民生活の安定と安心を第一義に、成長から成熟への時代潮流を見据えつつ、21世紀の新しい兵庫、美しい兵庫づくりをめざしてまいりました。成熟社会の基本原理は、選択や個性、多様性であります。生活者や消費者の視点をもとに、県政としては、県民本意、生活者中心、地域重視を基調として、参画と協働を基本姿勢に県民生活の安定、地域経済の振興、新しいふるさとづくりをめざして、積極的に取り組んできました。今、あの大震災から10年という節目の年を迎え、これまでの県民の皆様の努力の積み重ねを礎に、兵庫の飛躍をめざす新たなスタートラインに立つことができたのではないかと考えています。


 こうした中、先般、知事選挙の日程が確定し、平成17年度当初予算のご議決もいただきました。また、県内各分野の主要団体の皆様方から、私にこの夏の知事選挙に出馬するようにとの要請をいただいたところです。身に余る光栄と心から感謝しつつ、この際、引き続き県政を担い、兵庫の飛躍を願って安全・安心で元気な兵庫づくりをめざすのが私の進むべき道と考え、来る知事選挙への出馬を決意いたしました。


 この上は、初心忘れず、誠心誠意努力を信条として、県議会を初め県下各市町とも緊密に連携しながら、県民の皆様の参画と協働を基本として、現場重視のもと、兵庫の地域資源を生かし、未来への責務を果たし、成熟社会にふさわしい新しい兵庫、美しい兵庫づくりを進めたいと考えております。


 議員の皆様には、私の真意をご理解いただき、今後とも一層のご指導とご鞭撻をいただきますよう心からお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)


○議長(原 亮介)  知事の発言は終わりました。


 お諮りいたします。


 今期定例会に付議された案件は、すべて議了いたしましたので、閉会いたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(原 亮介)  ご異議ないと認めます。


 よって、第282回定例兵庫県議会は、これをもって閉会いたします。


       午前11時44分閉会


  ………………………………………………





○議長(原 亮介)         議長あいさつ


 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。


 今期定例会は、去る2月23日に招集され、本日まで35日間の長きにわたる会期でございましたが、その間に審議されました案件は、一般会計、特別会計、公営企業会計合わせて4兆2,100億円を超える平成17年度当初予算を初め、条例、事件決議等多数の重要案件でございました。


 議員各位には、この間、終始極めて慎重かつ熱心にご審議賜り、いずれも適切妥当な結論をもって全議案を議了できましたことは、県政のため、まことにご同慶にたえません。


 ここに謹んで、議員各位のご精励とご協力に対しまして、衷心より敬意と謝意を表する次第でございます。


 殊に、予算特別委員会の委員各位には、膨大な予算案につきまして、連日しかも長時間にわたり、慎重かつ精力的に審査賜りました。そのご労苦に対し、重ねて深甚なる敬意と謝意を表する次第であります。


 また、知事を初め当局各位の議会審議に寄せられました真摯なる態度に深く敬意を表しますとともに、その審議の過程において議員各位から述べられました意見、要望等につきましては、今後の県政執行の上に十分反映されますよう望むものであります。


 特に、新年度予算の執行に当たりましては、極めて厳しい財政環境のもと、健全な財政運営に留意しつつ、経済・雇用の再生加速、くらしの安全・安心の確保、さらには行財政構造改革の推進など積極的に取り組まれ、県民の参画と協働のもと、21世紀の成熟社会における元気兵庫の実現に向けて最大限の努力を傾注されるよう強く望むものであります。


 さて、顧みますと、未曾有の災害をもたらしたあの阪神・淡路大震災の発生から10年が経過いたしましたが、我々県議会は、震災10周年を一つの区切りとして、震災復興特別委員会を自然災害・復興対策調査特別委員会に発展的に改組するとともに、鎮魂、感謝、そして新たな取り組みに対する決意等、震災復興にかかわる560万県民の思いを込め、震災復興10周年にあたっての決議を行ったところであります。


 今後とも、我々は、被災地の真の創造的復興に全力を傾注するとともに、被災県兵庫の責務として復興の歩みの中から生まれた「共に生きることの大切さ」「災害への備えの大切さ」といった知識と経験を後世に継承、発展できるよう、渾身の力で取り組んでまいりたい、そのように考える次第であります。


 いよいよ陽春、桜前線も北上し、県下各地から花の便りが聞かれる好季節となってまいりましたが、議員各位にはこの上ともご自愛いただきまして、県政伸展のため、一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げる次第であります。


 最後になりましたが、報道関係各位のご協力に対し厚く御礼を申し上げて、閉会のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。


  ………………………………………………





○知事(井戸敏三)         知事あいさつ


 閉会に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。


 去る2月23日に開会されました今期定例県議会も、原 議長、永田副議長を初め、議員の皆様のご精励により、ここに滞りなく全議案を議了いただき、厚くお礼申し上げます。


 今期定例県議会におきましては、総額4兆2,147億円余に上る平成17年度当初予算を初め、平成16年度2月補正予算、各種条例、事件決議等、数多くの議案につき、連日にわたり熱心にご審議の上、適切なご議決をいただきました。県政を取り巻く行財政環境は、世界経済や企業業績の回復によりようやく明るい兆しが見え、法人関係税で増加が見込まれます。しかし、その他の県税収入は引き続き低い水準にとどまっております。また、三位一体改革の動向など、予断を許さない状況にあり、なお厳しい局面が続くと考えられます。


 震災10年を経て、ようやく新たなスタートを切るべき年となりました新年度は、安全と安心の確保、未来への期待、地域の元気と連帯、新しいふるさとづくり、参画と協働の推進の五つの柱を基本に、県民本意の県政を積極的に推進し、元気兵庫の創造の実現に向け、取り組んでまいります。


 本会議や委員会等を通じていただきました貴重なご意見、ご提言につきましては、県政推進の重要な指針とし、今後とも議会と緊密な連携を図りながら、県政運営に取り組んでまいりますので、なお一層のご指導とご支援をお願いいたします。


 なお、先ほどは私の所信を申し述べる機会を与えていただき、まことにありがとうございました。改めて厚くお礼を申し上げます。


 終わりになりましたが、報道関係のご協力にも感謝いたします。ありがとうございました。