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大阪府 豊能町

平成18年第5回臨時会(第1号10月25日)




平成18年第5回臨時会(第1号10月25日)




     平成18年第5回豊能町議会臨時会会議録(第1号)






年 月 日 平成18年10月25日(水)


場   所 豊 能 町 役 場 議 場


出席議員 18名


       1番 小寺 正人      2番 植村 壽雄


       3番 山下 忠志      4番 藤田  隆


       5番 永並  啓      6番 中村 宏幸


       7番 竹谷  勝      8番 池田 勇夫


       9番 西川 隆夫     10番 藤野裕次郎


      11番 塩谷 宣子     12番 木寺 喜義


      13番 秋元美智子     14番 平井 政義


      15番 高尾 靖子     16番 西岡 義克


      17番 川上  勲     18番 久保 豊茂





欠席議員 0名





地方自治法第121条の規定により議会に出席を求めた者は、次のとおりである。


町    長  日下 纓子      助    役  大西 健一


教育長     矢加部英敏      総務部長    上西 典男


生活福祉部長  上林  勲      建設水道部長  乾  晃夫


教育次長    下林  晃      消防長     室木 伸治





本会議に職務のため出席した者は、次のとおりである。


議会事務局長  大西 俊秀      書    記  田家  充


書    記  中谷  匠





議事日程


平成18年10月25日(水)午後3時02分開会


日程第 1 会議録署名議員の指名


日程第 2 会期の決定について


日程第 3 第53号議案 控訴の提起について











           開議 午後3時02分





○議長(池田勇夫君)


 皆さん、こんにちは。


 ただいまの出席議員は18名であります。


 定足数に達しておりますので、平成18年第5回豊能町議会臨時会を開会いたします。


 臨時会に当たりまして町長より発言を求められていますので、これを許します。


 日下町長。


○町長(日下纓子君)


 皆さん、こんにちは。


 本日、18年度第5回臨時議会を開催いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、公私何かとお忙しい中、全員ご出席を賜り、誠にご苦労さまでございます。


 本日の臨時議会の案件につきましては、お手元に配布のとおりでございますので、よろしくご審議いただきまして、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつといたします。


 どうもご苦労さまでございます。


○議長(池田勇夫君)


 お諮りいたします。


 報道機関より撮影の許可が求められています。それに許可することにご異議ございませんか。


           (「異議なし」の声あり)


○議長(池田勇夫君)


 異議なしと認め、撮影の許可をいたします。


 これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程はお手元に配布のとおりでございます。


 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。


 本臨時会の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、16番・西岡義克議員及び17番・川上 勲議員を指名いたします。


 日程第2「会期の決定について」を議題といたします。


 お諮りいたします。


 本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。


           (「異議なし」の声あり)


○議長(池田勇夫君)


 異議なしと認めます。よって会期は、本日1日と決定いたしました。


 日程第3「第53号議案 控訴の提起について」を議題といたします。


 提案理由の説明を求めます。


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 それでは、控訴の提起について説明をさせていただきます。


 次のとおり大阪地方裁判所平成17年(ワ)第587号損害賠償請求の事件に関し控訴を提起することについて議会の議決を求める。平成18年10月25日、豊能町長 日下纓子。


 提案の理由でございますが、標記事件に係る第一審判決に関して、大阪高等裁判所へ控訴を提起したいので、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決を求めるものでございます。


 1、相手方といたしましては、大阪府豊能郡豊能町東ときわ台2丁目2番地の8、前岩節子。事件名、大阪地方裁判所平成17年(ワ)第587号損害賠償請求事件。3、事件の内容及び控訴の趣旨。本件は、相手方の子である当時町立中学校3年生の生徒が、同校の体育の授業中に死亡したことについて、担当教諭に過失があったとして、学校の設置者である町が国家賠償法上の損害賠償責任を負うものとされた。


 本件訴訟において、町は本件事故の発生について、担当教諭に過失はなかったと主張してきたところであり、これが認められなかったため、さらに上級審の判断を仰ぐため、控訴するものであります。


 ご審議よろしくお願いします。


○議長(池田勇夫君)


 これより本件に対する質疑を行います。


 西川隆夫議員。


○9番(西川隆夫君)


 非常に文字が抜いてあって、町立の吉川中学校の事件やったと思う。ところが、吉川中学校が抜けている。担当教諭に過失があったとして、学校の設置者である町が国家賠償法上の損害賠償責任を負うものとされた。中身を説明する材料に不足していますので、これから何点かについてお聞きをしなきゃならない。


 まず、いつ起こった、それから体育の授業中であったぐらいのことは大体わかってますねんけどね、ここでいう被告として、町の教育委員会が担当教諭に過失がなかったというふうに主張する人情はわかるわ。初めからこれだけの失敗をしてましたというようなことは、なかなか言われへんかもわかれへんけども、裁判所の判断として、いわゆる肥満体の少し健康上心配される状況の生徒さん、これは吉川中学校に1人おられただけじゃなくて、全国至るところにこういう事態が起こっている世の中や、今残念ながら。


 だから、このことに裁判で国家賠償法上の賠償といえば、ある意味では国家及び地方公共団体に過失がなくてもですよ、当該職員に若干の手落ちがあったら賠償をするというのが国家賠償法なんです。体育の授業は完璧であったという主張が通らない限り、この裁判は控訴したって勝てるはずがないと私は思うねんけどね。まず第1点。それほど豊能町の教育現場が、全く過失がなかったと。故意にやったとは言いません。過失がなかったということを争うだけの自信がありますのか。まず、その点をお答えください。


 具体的に2点目、この損害賠償事件を控訴しなかったら、金額5,600万円ほどの損害賠償を新たに命じられると、約ですよ。4年半経過しているから、金利を計算すると私は120万超えると思う、ざっと計算したら。そこへ既にこの条件として先ほど聞いた話では、学校保険からの見舞金で2,500万円は既に渡してあるという条件がある。この支払い関係、それで数字的にほぼよろしいですかというのを2点目の質問にさせてくださいね。


 それから3つ目に、5,600万円ほどの損害賠償を払うについても、学校安全会なり、あるいは豊能町は公共団体として、いわゆる国家賠償法上の責任を負わされる事案が起こるかもわからないということで、特に学校については保険に入っているはずや。その保険が一審の判決でもらえないのか。あるいは、100%でないまでも、どの程度もらえるのかということが全くわからない状況の中で来ているというふうに思うんです。


 その3点について、まずお尋ねします。


○議長(池田勇夫君)


 答弁を求めます。


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 今のご質問に2つまでは私の方で答えさせていただきまして、保険につきましては担当の方から回答していただくということで。


 まず1点目でございますけども、この事件がいつ起こったかということでございますけども、平成14年2月18日、時間で申しますと10時ごろでございます。


 私どもの控訴した上で勝てる云々のいうようなことを申されたというようなことですけども、私ども基本的には、やはりこの判決文の中身について、体育の教師は過失がなかったということを主張しておるということが全く認められなかったというようなことで。


 その1つの参考になるかもわかりませんけども、8月21日にその当時の校長、保健主事、体育担当教諭、養護教諭、学級担任、5名が業務上過失致死容疑で書類送検されました。これは新聞に出ておりますので、ご存じだと思います。その刑事事件につきまして、平成15年1月5日に不起訴になったというようなことになっております。そういうことも踏まえて、過失はなかったというようなことで主張させておるということです。


 支払い金額についてはそのとおりでございまして、ちょっと利息の方については計算ができておりません。


○議長(池田勇夫君)


 上西総務部長。


○総務部長(上西典男君)


 それでは、西川議員の質問にお答えします。


 私の方からは保険関係ということでありますけれども、町が所有する使用、また管理する施設の瑕疵や町が行う業務遂行上の過失に起因する事故について、町に法律上の賠償責任が生じることを想定いたしまして、そういうことがあるかもわからないということで全国町村会総合賠償補償保険を掛けております。


 今回の判決に、先ほど全員協議会のところで説明ありましたように、その契約約款第16条の中に、損害を防止・軽減するために必要な一切の手段を講ずること、これは控訴とかに当たると思うんですけれども、それとあと損害賠償責任の全部または一部を承認しようとするときは、あらかじめ当会社ということで、保険会社の方に承認を得ることということになっておりまして、それは先ほど全協でも申しておりましたとおり、協議が必要であるというふうに考えております。


 その中で、保険会社の方は問い合わせているところでは控訴を望んでおると。ですから、損害防止・軽減するために必要な一切の手段を講ずるとは、その辺に協議の段階でちょっと出ない分があるんではないかということと、あとこの判決をいただいたときに、弁護士の方から、ちょっとこれはもう絶対教育上お金は関係ないんですけれども、財政を預かる担当課といたしまして保険はどうなるんですかということで、ちょっと弁護士の方に問い合わせたところ、一応裁判というのは三審制をとっておりまして、一審で最終判断の決定とは言えないということで、保険はほぼ出ないだろうということで弁護士の方からはそういうふうにいただいております。


 以上であります。


○議長(池田勇夫君)


 西川隆夫議員。


○9番(西川隆夫君)


 教育次長の説明によると、担当教諭に過失があったかなかったの問題を、検察庁において不起訴になったから、それで過失がなかったんだという理由にしておられるんですね。しかし、起訴・不起訴の問題でそれを極端に解釈するのは、私は住民を代表する公共機関としての判断としてですね、特に議会に判断を求められているこの事案の状況、非常にわかりづらいですよ。というのは、資料不足のために。非常にわかりづらいんだけども、起訴されなかったから過失はなかったんだというのは、ちょっと行き過ぎじゃないかな。むしろ起訴する、不起訴になるというのは、犯罪を繰り返し繰り返しやってたら、小さな事件でもパチッとやられるのは当たり前ですやん。しかし、学校現場における善意の管理運営のもとで起こった事件で、多少過失があったからといって検察庁が起訴する世の中になってしまったら、世の中そのものが非常にぎしぎししますよ。


 それをもって教育委員会は、過失がなかったんだというふうに開き直ってしまった。それは相手方にもそのように伝わったという反応が若干返ってくるんですね。それまであいさつをし、教育長を初め、町長までも1回か2回かは謝罪に行かれたというのか、お見舞いに行かれたというのか、そういう事態があった。ところが、不起訴になったら手のひらを返したように、それでもうとまってしまったと。結果的には、いや、私らは正しいんだと、こう言っている姿が見えてくるんですけどね。これは特に教育現場などにおいては、そういう何ていうか、手のひらを返したような対応をすること自体が、私は疑問がある話だなと、このように思えるんです。


 金額は、大体先ほどの数字でいって8,000万ぐらいの支払いをしてあるわけやから、命を1つ失われたということに対する見舞いとしては、そんなにべらぼうに大きな数字ではない。むしろそれでいいのかなと思える数字やと私は思う。


 そうすると、3つ目にかかわってくるのが保険会社と弁護士の話です。豊能町は、いろいろな事案に裁判にかかっています。私もその当事者として裁判をやっていますけども、とにかく弁護士さんの言うとおりやと。弁護士費用というのをやたらと払っている。しかし、これ、行政として納得のいけることの解決というのはほとんどできてない。ダイオキシン問題しかり、1市3町のごみの問題しかりですよ。これ言い出したら議長とめるやろうからやめとくけども、保険会社にね、今の状況でお金をもらえますか、もらえませんかということがこのことの判断の基礎になるよりも、むしろこの状況全体を考えた場合に、私は人間のすることやから、先ほど申し上げたように完璧はないと思うんですよ。それを不起訴ということを利用して、完璧だというふうに開き直ろうとする気持ちはわかるけど、それは行き過ぎやということを申し上げると同時に、保険会社に対しても、今度は全国町村会がつくっている保険会社の運営なんですよ。何でも控訴し、弁護士費用をやたらと使い、最高裁まで行ったって、最高裁はもう却下ということで取り扱ってもくれないほどの案件やと私は思う。こういう事案は。


 だから、むしろこのことを保険会社に対し、あるいは関係している弁護士さんに対し、現状で収束することにおいて道はないのかと。その場合に、豊能町の住民の直接負担になる金額が5,000万円残りましたと。これは、ひとつ議会の皆さん承知してくださいよと、こういうふうな対応になるのが、こういう事案の扱いではないかなと私は思うねんけどね。


 今まで交通事故の事案であったって何にしたって、みんなそういう解決。確かに交通事故の場合は金額が小さいから、満額保険が返ってくるということであったから、まぁええわということでみんな可決してきたというような過去の経過がある。今回は実額が伴うかもわからない。しかし、努力次第によっては、全国町村会が運営する総合保障会社やねんから、この豊能町の事案というものを十分に吟味していただいたならば、限度額が今何ぼになっているのかわからないけれども、その限度額が仮に5,000万円やったとしても、その5,000万円を超えて出そうかとか、あるいは80%やったけども、これを90%出そうかとか、そういう努力をしなかったら、その努力をしていますか。今の話ではしているように聞こえない。その保険会社に対する交渉の経過をもう一度お尋ねします。


 それから教育長さん、先ほど言います教育とはそんなに完璧なものですか。私は完璧なものだとは思えないんですよ。そういう社会のもとで、起訴されなかったから私たちは過失がなかったんだという開き直りは行き過ぎではありませんか。


 その2点をお尋ねします。


○議長(池田勇夫君)


 矢加部教育長。


○教育長(矢加部英敏君)


 お答えをいたします。


 先ほど次長の方から、刑事と民事の話が出ましたが、私は刑事事件と民事事件とは別物だと思っております。ただ、説明がいささか不足した感じはございますが、あくまでも過失がなかったというのは、日常の学校での対応なり、教師の指導の上で過失はなかったというふうに私も判断しております。


 万全はないとおっしゃいますけども、中学校としましては、体育の指導において学校全体でそれぞれ教員間で情報も共有しておりますし、体育教師も指導上の注意は払っていたというふうに思っておりますので、この判決については承服しがたいということから控訴をさせていただきたいというふうに思っているものでございます。


○議長(池田勇夫君)


 上西総務部長。


○総務部長(上西典男君)


 それでは、保険関係でございますけれども、全国町村会総合賠償保障保険ということに名称はなっておりますけれども、一応大阪府町村会の方が民間の損保会社と契約しておりまして、その中の契約約款、それが先ほどから言っております契約約款第16条、そこに基づいて保険がおりるとかおりないとか協議するということになっておりますので、その契約に基づいて支払いがあるかどうかということだと思います。


 以上であります。


○議長(池田勇夫君)


 西川隆夫議員。


○9番(西川隆夫君)


 3回の制約でございますので、もうこの1回で終わらなければならないんですけれども、私は教育長のおっしゃる、気持ちはわからないことはないんですよ。


 しかし、私は、人間、子育てから人生を終えるまでのこんな動きを見たときに、人間ほど完璧でないものはないと思う。人間に完璧を求めることはもともと間違いやと思うくらい、ようやく古代まれなる年やと言われる年齢まで来ましたけども、そういうことを振り返ってきても、人間は間違いの連続やという、間違いの連続。だから、よりロングランで物事を見て、先の見通しを持ちたいもんやから、温故知新と称して古いことを勉強したり、歴史をひもといたりしてますんや。今豊能町ではそのことが非常に不足していると私は思い、一生懸命今その先頭を切ってやりたいという思いでおんねんけどね、今までの豊能町の教育委員会の対応などを見ていたら、全くそのことについてやってくれない。その中で、吉川中学校の指導体制だけは完璧でございますねんと、こう言われてもね、ちょっと。だから、担当教師には全く過失がなかったんだということ。それから、もう一つ明らかになったのは、次長が言われた不起訴になったからだと、こういうこと。


 ほかの方も質問なさると思いますから、私は最終的には今結論を述べるわけではありませんねんけど、どうも思い過ごしではないかな。人間社会というのは、むしろもっと残念な事故が起こったときには、誠意を尽くし、町長が2回来られたけれども、不起訴になってからは全く手のひらを返したような状況であったと相手方に受けとめられるような行為こそ問題であったということを、私は指摘します。


 それから、保険会社のことを総務部長は、今これも天下の大号令のごとく言わはるけども、今新聞をにぎわしているのは保険会社の不払いですよ。これは真心なき商売をやってはあかんねん。この間、あるところでガンジー首相がネイル首相に言い伝えたという7つの教訓の中にありましたけどね。


 そういうことが今、特に保険会社に向けられていますよ。金融機関、金融行政に向けられていますよ。そういうときにね、今問い合わせたら、最終的には三井保険か、三井か三菱かわかりませんが、保険会社がいい返事をしてくれそうにないから、ここで控訴してやりますと。これ、控訴してみなさい。今ここに出ている数字だけでも、弁護士費用170何万ですか、また期間が3年経過すれば120万を超える金利を払わないけませんよ。これ、着手金だけで170何万言うてはんねん。こんなもん、とめどのない金の追っかけっこになりますよ。


 その保険会社との交渉について非常に甘い。これは公というものを、公金というものに対する考え方と同時に、この当事者が同じ住民であるということですよ。控訴する相手方の人は、これ、豊能町の住民なんですよ。別に豊能町だからということじゃない、人間なんですよ、お互いに。


 人間社会において、起訴する側は2万数千人を代表して、今豊能町議会で控訴するかしないかを問われているから、その答えを出さなきゃならないということになってんねんけれども、私はその2つの点、先ほど申し上げました人間に完璧はないよと、完璧だと言おうとすること自身が間違いやということが1つと、保険会社はちょっとまだ今のご時勢では、むしろ努力次第によっては豊能町が最終的に5,000万負担せんならんということになるのか、これ、もうちょっといったら6,000万ですな、6,000万負担せんなんということになるのか、そのうち何ぼ保険で穴埋めされるかの幅の問題になったと思うよ。それを超えることはない。6,000万円超えることはない。しかし、保険によって3,000万埋まるかもわかれへんという可能性を残しているという状況が今の状況ではないかなと思うんですけども、どうですか。努力する誓いを聞かせてほしいんですけど、いかがですか。


 それから、教育行政についてはちょっと、こういうことを1つの反省材料として、やっぱり人間がやることは完璧でないんだから、コミュニティも増員し、学校の先生だけではないいろんな活動を通じて子どもたちを育てていかなければならないんだという、今まさに国家の命題になってきた問題であります。ここで意地を張ることよりも、大局を眺めることの方が大事なんやないかなということを申し上げて質問を終わります。


○議長(池田勇夫君)


 上西総務部長、ちょっと答弁をしてあげて、保険について。


○総務部長(上西典男君)


 それでは、保険について回答させていただきます。


 先ほどからも申していますとおり、約款によって協議して支払いされるものと理解しております。先ほども申していますとおり、第一審につきましては最終判断の決定ではないと弁護士の方も言っているとおり、それによって保険が出るとは確定していないので保険は出ないだろうということと理解しております。


 以上であります。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 藤田 隆議員。


○4番(藤田 隆君)


 まず、本件訴訟提起に至る刑事処分後の期間に、当然和解の話などがあったんじゃないかと思います。特に学校事故については、和解で解決を図るという事例が多いですからね。その方がお互いに将来に向けての、感情的な問題も含めて納得できるということで、多くの事例はそういう裁きになっているようですけども、本件がなぜ和解によって解決を得ることができなかったのかと、裁判にまで及んだのかと。しかも私自身は、この事件発生当時、また訴訟提起の時点において、この事件内容を十分に掌握しておりませんでしたけれども、まずこれを和解という形で誠意を持って関係者とお話をなさるという形で行政が事に当たられたら、裁判ということまで行かなくても物事が済んだんじゃないかと。しかし、そうできなかったと、結局訴訟に持ち込まれたということについては、行政として何らかそこに反省すべき点がありはしないかなという疑問があるもんですから、そこらを素直にひとつご答弁をいただきたい、これが第1点。


 それから、これは先ほどいただいたこの資料は、事件の裁判の判決書の写しで、しかもあちらこちらに墨塗りがあって、あちらこちらというよりも、あっちもこっちもという感じなんですけども、非常にこの短時間にこれだけのものを見通しをして、この場でこの議案について議会としての結論を出してくださいと言われても、私の能力ではとても自信を持った意思表示ができないなという感じになっているんですよ。本来この案件については、事件内容を十分な資料を添えて、可能な限り関係議員に時間を与える形で十分内容を承知し、事件の事実関係を十分に確認した上で、行政の判断に対して議会として住民を代表する立場で、イエスと言うか、ノーと言うかという確信のある対応で議決に至るということをやってもらわなきゃ困る。


 この案件は、まさに行政の過失による損害賠償金、行政が出費を負担しなきゃいかん。しかし、その出費先は豊能町の住民なんですね。要するに、行政と住民との利害が対立している裁判案件について、行政が一審で負けたからといって控訴しますと。その控訴の理由というのは、自分たちの言い分が通らなかったからだということなんだけれども、自分たちの言い分が通らなかったから、なお突っ張って裁判を続けたいというのがご意向なんだけども、それを突っ張るんだったらもう少しね、十分な資料を出して審議させてくださいよ。こんなものでね、これだけ住民を代表する立場としての議員個々がですよ、確信を持ってこの議案に対しての結論を出すということについて、こんな資料のままでね、わずかな時間のうちに行政提案について理解と賛同をお願いしますというようなやり方は許せない。これは一般住民が見たらね、豊能町の行政というのはそんなやり方をするのかということになるに決まっている。私自身も住民の代表として、こういう扱いをされることは非常に腹立たしい、許せない、そういう思い。


 したがって、もう一度場を改めて、資料を出して、そして十分に事件内容について質問を受けたりして、この議案に関係する各議員がおのおの議員としての良識と確信を持って賛否の意思表示ができるような場を改めてつくってもらえないかと。したがって、本日限りという日程のあれがありましたけれども、これはこのままでは審議を続けるわけにはいかんと思いますんで、それに対する行政のお答えをお願いしたい。


 それから、いわゆる過失責任と言われる部分ね、過失責任を認められたから行政が負けたんですよ。特にそこらの部分について、非常に重要な争点ですから、原告、被告、両側の言い分が間違いなく事実ありのまま資料提供されて、我々の判断資料になるような議事の進め方ができるように、行政としてもそこを配慮してもらわないと、このまま審議を続けるわけにはいかんなという基本的な疑問を感じています。これに対する行政の回答をお願いしたい。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 答弁を求めます。


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 お答えします。


 訴訟が起こる前の和解というものについては、ありませんでした。


 それと判決文を提示しておりますので、それを参考にしていただきたいと思います。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 上西総務部長。


○総務部長(上西典男君)


 議会の議案を25日、本日提案させていただいた理由と申しますのは、一応この判決が出たのは10月12日、その2週間以内に控訴しないといけないということで、いろいろ打ち合わせとか、その判決文の弁護士さんの方から内容とか聞いたりしておりまして、実際、控訴できる意思表示できるのは27日、明日、明後日ですかね、それまでに議会の議決が要るということで、今回提案させていただきました。


 以上であります。


○議長(池田勇夫君)


 藤田 隆議員。


○4番(藤田 隆君)


 10月12日に判決が出ているんであれば、少なくとも13、14ぐらいの一両日ぐらいにはね、その気になればこの臨時議会のための資料づくりを始めることができたはずですよ。既に判決日から2週間まで来てないけど、10日有に過ぎている。それをわずかこれだけの資料で控訴するかしないかの判断をしてくださいというようなのは、余りにも行政のやり方としては議会をばかにしていますよ。こんなやり方では、議会としてもね、その行政のやり方についていけない。さっき申し上げた。もう一回資料をきちんと出してやり直しの場をつくってくださいと。そして、そのために時間がなくて、控訴ができないということになるとすれば、そんなものはしようがないと。議員が何らの確信もなく、これだけの重要な問題について無責任な意思表示をするわけにいかないから、そこをもう一回考え直してもらいたいということをさっき言ったんで、その点についての回答をもらいたい。


 2回目の質問です。


○議長(池田勇夫君)


 上西総務部長。


○総務部長(上西典男君)


 それでは回答させていただきます。


 今回27日が控訴の意思表示の最終日ということで、もう25日いうことが大体もう期限いっぱいになるのではないかと思っておりまして、これから資料を新しく整理して出すとかそういうことはちょっと無理かなということで考えておりますので、今回ご審議いただき、ご決定賜りますようよろしくお願いいたします。


○議長(池田勇夫君)


 藤田 隆議員。


○4番(藤田 隆君)


 3回目です。


 今、総務部長から返事のあった分から申し上げるとね、要するに12日に判決が出たものを、27日に控訴するとすれば控訴期限を迎えるものを、この25日にこういう内容の臨時議会の設定をしているということは、ここで否決されてもしようがないと、そのときはもう控訴できないと、それはそれでしようがないという腹を決めてやったか、ないしは、議員どもはそんなにこの問題を真剣にとらえて、細かいことまで問題にしないであろうから、言うとおりに「どうぞ控訴してやってくださいや」ということで、賛成の可決を得られるんじゃないかという大変けしからん物の判断で、この議事日程をセットしたんじゃないかと、こう思われてしようがない。


 それから、次長の和解はありませんでしたと。和解成立はなかった。和解についての話し合い、裁判という形ではなくて、和解による解決を図りましょうという交渉は全くなかったんですか。そこの事実関係を尋ねているんですよ。和解の成立はなかったことはわかっていますよ。和解が成立すれば裁判なんかありっこないんだから。もうちょっとそこのところを、きちっと物を考えて返事して。事実関係を教えてください。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 お答えします。


 和解のお話はございませんでした。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 秋元美智子議員。


○13番(秋元美智子君)


 何点か質問させてもらいます。


 ちょっと経緯なんですけど、1点、14年の2月18日に事件が起きて、翌年不起訴になったと、刑事事件の方としては。その間、この18年の10月12日に判決が出るんですけれども、この裁判を起こされたというのはいつですか。私が聞いたところでは、去年の1月24日というふうに聞いているんですけども、大分その間があるなということが、まず1点疑問です。


 それで、先ほど藤田議員も質問されてましたけども、この間、裁判に至るまでに相手方の保護者とはどのようなお話をされていたのか、そのことをお尋ねします。和解の申し出はあったとかないとかじゃなくて、行政として、教育委員会として、相手の保護者に対してどのような対応をされてきたのか、まず1点お尋ねします。非常にこれっていうのは、ある面、お互いやりきれない問題だと思うんですね。そういう点では、やはり十分に話し合う時間もあったでしょうし、そういう意味から今回裁判に至った経緯というのがもう一つわかりませんので、行政としてどういうふうな保護者とのお話をこの間されてきたのか、裁判を起こされる前のその経緯をお尋ねいたします。


 それと、この今回の資料、まさしくいただいたこの資料はあっちにこっちに線が入って、はっきり言って読みづらいです。もう日付のところも消されていますし、一体このお子さんが、何歳のときからこの病気を発見されて抱えていたかもはっきりわかりません。


 こうした中で、今回の趣旨というのは、過失があったかどうかというのは、担当の教諭がバスケットボールの試合に参加させたことが、当日ね、それが過失かどうだったかということが問われているんだと、私はこれを読んで自分で理解しているんです。先ほど教育長が、日常の過失はなかったと。それはそうだと思います。やはり気をつけていたと思います。ただ、問われていることは、当日のバスケットボールの試合に参加させたことが過失かどうだったかということが、今回争われた大もとではないかなと、それが趣旨じゃないかなと理解して私はこれを読んでいます。


 そうした中でお尋ねいたしますが、どうもこのお子さんというのは、生徒さんは、この病気によって運動が禁止されていたものがあるようですね、激しい運動。その中にはバスケットボールも入っていたと。過去の3年のときの先生ではなくて、2年の、その前の体育の先生は、バスケットの試合か何かあるときには、やはりそれは非常に激しいスポーツで禁止されているので、様子を見ながらやっていたと。そして、具合がちょっと悪そうだなと思ったら、その場でやめさせていたり何かしていたと。ところが、今回そういう制限がなかったんじゃないかというのが、どうもこの裁判所の文書の中で、結果、要するに行政側に過失があったというふうに、私はこの判決文を読んでいるんです。この理解の仕方が間違っていたらまたご指摘願いたいんですけども、こういった中で、この指導法はきっちり決まっていく中で、それと沿ってなかったんじゃないかというのが、裁判所の今回の判決だったと思うんですね。


 そうなると、今回行政が主張しているように、過失はなかったと。私は、それはお気持ちの上では十分そうだと思います。自分たちに過失がなかったと主張したいと思います。こういった中で、その主張の根拠というのがどこにあるのかが逆にわからないんですね。ですから、ちょっとそこのところを教えていただきたいと思います。


 それと、ここ近年、学校の別な事件でのやっぱり裁判がありました。議会でもやはりそのことが1つの議論として取り上げられました。そのときもやはり議会としては、急に実はこの裁判が行政・住民間で行われていました、結論こうなりました、はい、ここでっていうふうな、そういった急なやはり審議でした。そのときもやはり議会から指摘があったと思いますが、やはりこういったことは相手側の主張も何か、行政側の主張も何か、私たちはやっぱり中立的な立場をとって、お互いの意見に耳を傾けなくてはいけないと思うんです。それにしては、やはり今回は余りにも資料が少ない。まして、これが行政側が絶対私たちは過失がなかったと胸を張って言ったにもかかわらず負けた。ならばこそ余計、実は相手方はこういう言い分だったと。こういうところに私たちが認められなかったという、そういった資料はやはりきちっと出すべきではないかなと。これだけでは非常にわかりづらいんですね。ですから、今回、そういった準備、あるいは今後、前回の裁判も含めてそういう行政の考えはなかったのかなというのが1点。これはお考えとしてお尋ねいたします。


 以上3点、お願いいたします。


○議長(池田勇夫君)


 答弁を求めます。


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 お答えします。


 当日の体育の授業のというようなことを聞いておられると思うんですけれども、当然当日においても、体育の授業としては、ここに判決文に書いてありますように、日常に当日始まる前に、その担当教諭は早く行き、子どもたちの様子を観察し、顔色を見たりとかいうようなことは日常と同じような形で対応しておったというようなことです。


 もう一つ、当然先ほどもおっしゃられましたように、バスケットボールにおきましては、2年生時もバスケットボールをやっておりました。当然2年生の体育の先生とこの3年生の体育の先生は、そういうことも十分に引き継ぎをしております。だから、それをもとにして、一、二年の体育のあり方をもとにして、3年生の体育の先生というものは、4月からずっと、その間いろんな形で配慮をしながら取り組んでおったというようなことでございまして、そのときだけ配慮をしてなかったとか、そういうことはございません。


○議長(池田勇夫君)


 秋元美智子議員。


○13番(秋元美智子君)


 今の答弁、ということは、いつもと同じような体育の授業の中で起きた事件だから、過失はなかったというふうな主張ですね、というふうに受けとめました。その主張をしてきて、今回負けたわけですよね。裁判所の考えというのは、ここに出ているからわかるんですよ。やってはいけない、その激しいスポーツをやらせたではないかと。しかも、前年の担当はきちっと様子を見ながら途中でセーブしていたのに、今回はしなかったんではないかということが書かれているので、私がお聞きしているのは、そういうふうにして負けた裁判を、今度どこで過失がなかったというふうに言える、何ていうのかしら、主張がどこにあるのかなというのがちょっと疑問なんですね。そういう疑問です。


 私自身が、その先生に過失があったんじゃないかとかといって結論づけているわけじゃなくて、この出された資料を見たときに、裁判所がそういうふうにしてやってはいけない、その管理指導票ですか、それに基づいて学校は動いていた。その中には、その生徒さんに対しては、バスケはしてはいけない、してはいけないというか、そういう激しいスポーツはしてはいけないと禁じられていたものをしたという中で起きた事件ですから、私は行政側の主張は、今度は過失がなかったというのが、どこでどういうふうにして思っていらっしゃるのか、ちょっとわからないのでお尋ねします。


 それで、当然なぜお尋ねするかということは、ここに書いている行政間のやりとりが全然わからないからです。この間に議会の方にも何の説明もありませんでした。


 さっきもう一点お尋ねしましたように、一体保護者とどういうお話をされてきたのかなと。相手の方が、やはり裁判を起こさざるを得なかったというお気持ちというのはどこにあったのかなと。当然保護者の方ですから、お子さんの病気も知っていますし、やはり私も母親ですから、うちの子はこういう病気を持っていると、こういうスポーツだけはさせてほしくないといった中で学校に送り、そしてやはり事件・事故に遭って、様子を聞いてみたら、本当はやってほしくないスポーツをしていく中での事故だったと。やっぱりこれはかなりのショックですよね。どうしてそういうことになったのかと、当然尋ねてくると思うんです。ですから、そういったお話し合いというのは、どういうことになっていたのかなと。質問していますので、ご答弁のほどお願いいたします。


○議長(池田勇夫君)


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 お答えいたします。


 保護者ないし関係者との話し合いというんですか、いうのは、事故が起こった後、何回かお話をさせていただいたことがございます。先ほども言われましたように、特に相手方の方につきましては、保護者ではなくて代理の方だったと思うんですけども、その方とこの事故に至ったいきさつというようなもののことについて、学校側から出された資料等をもとにしてお話を何回かさせていただいたことがあります。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 秋元美智子議員。


○13番(秋元美智子君)


 私の質問は、当然お話しされたと思うんですね。相手の保護者の方が、それでも納得ができないと言われた部分はどこですかという質問なんですね。当然お話し合いしたでしょう。私だって聞きに行きますよ。それでも納得できないという部分はどこなのかなと。それはやっぱりやってほしくない、やってはいけないというふうな激しいスポーツをしてた中での事故だったからじゃないんですか。このところをやはりどう説明されたかなと。今回のこの判決というのは、そこが過失だったというふうに私は問われたんじゃないかなというふうに思っているんですね。


 ですから、今回、この先生の立場になり、行政の立場になり、中学校の立場になり、こちらの立場になったら、やっぱり過失はなかったと、それを認めてほしいというお気持ちはわかります。でも、こちらの保護者の方にしてみたら、やはりなぜだっていう気持ちもあると思うんです。ですから、どういう説明をされて、学校側が。しかも、裁判所の方では、こういうふうにしてやってはいけないことをさせたではないかというふうに書かれている中でね、一体これまでどのような説明をされてきて、そしてこれから今回不服として申し立てた場合に、過失ではないと言い切るところというのはどこにあるかが、はっきり言って見えてこないんですね。


 それともう一点、3回目の最後の質問で申しわけないんですけど、何か保険のことの議会のやりとりを聞いていますと、ある面、保険のための控訴かなというふうに、聞き方によってはそうなってしまいますので、それもちょっとそういうとらえ方がいいのか悪いのか私自身もちょっと迷っています。ですから、この保険のことに関しても、一審ではどうも出ないと弁護士に言われたんでというふうなご説明もありましたんで、そのための控訴ではありませんよね。そのこともちょっとあわせて、最後の質問ですがお願いします。


○議長(池田勇夫君)


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 お答えします。


 私どもといたしましては、その事件の経過につきまして、その事件が起こってから後、その当時の様子、あるいは対応したところを体育の先生を初め、先ほど関係の先生の方から事情聴取をいたしまして、そのものをもって、こういう形で学校として対応してまいりましたというようなことはお話をさせていただいたところでございます。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 上西総務部長。


○総務部長(上西典男君)


 先ほど答弁の中で、まずこういう教育に関連するものにつきましては、こういう金銭は関係、これを考慮いうか、するものではないと自分自身考えておりまして、ただ質問上、この保険の対応はどうなっているかという質問がありましたから、お答えさせていただいただけでございます。


 以上であります。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 小寺正人議員。


○1番(小寺正人君)


 小寺です。先ほど教育次長さんがですね、いきなり裁判に訴えてきたと、そういう趣旨でおっしゃいましたか。何か和解に向けて話し合いはなかったとおっしゃいましたね。違いますかね。いきなり訴えてきたんですか。何百万もお金を使ってですよ、いきなり訴えてきはったと、そういう意味ですか。これ、まず聞かせてください。何も話し合いがなかったのか。なかったと言いはったね。


○議長(池田勇夫君)


 答弁を求めます。


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 和解について等の話はございませんでした。


○議長(池田勇夫君)


 小寺議員、挙手願います。


 小寺正人議員。


○1番(小寺正人君)


 小寺です。なれないもので失礼しました。


 今回問われている内容ですけれど、民間でいえば使用人の使用者責任が問われているんですよね。これが国でいえば国家賠償、何か書いてましたね。国家賠償法1条1項に過失何とかかんとか書いてますよね。ここで過失を問われて、過失をみんな認められているんですね、この判決はね。そうでしょう、違いますか。過失はあったとここに書いてあるし、それから2番目にですね、因果関係の有無についても、因果関係はあったと書いてあるんですね。判決ですよ。それについて、それを認めないと、そういうあれなんですかね。1つね。


 それから、先ほどこれは協議会でお話しされたけれど、この結果を受け入れたら、全国の学校体育授業に影響を及ぼすと。それは全然関係のない話ですよ。裁判は、個別に行われているわけだから、個別案件を扱っているのに全国の話をしたらだめですよ。これは全然話が違う。こんなものを理由にしたらあかん。


 それともう一つ、それから先ほど教育長も言われたように、民事と、それから要するにこれは違うと。不起訴になったのは、証拠提出したんですか。証拠にはならないでしょう、これ。これは検察の判断であり、意見であるだけですよ。証拠にはなりませんよ。こんなもん意見、証拠提出したんですか。これを根拠にしてはるけれど。どうですか。証拠になりますか、まず不起訴は。不起訴というのは、過失がなかった証拠になりますか。絶対なりませんよ。どうですか。


○議長(池田勇夫君)


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 お答えいたします。


 先ほど学校事故についてというようなことで、全国的に影響を及ぼすというようなことを申したのは、やはりこういう学校事故の判例につきましては、私どもも学校事故を防止するために、いろんなそういう判例文とかいろんな研修の中でそういうものの活用をしてきました。当然今後もこういうようなことは、学校の中で参考にされるということは当然あると思います。そういうときに、私どもが、体育の教師が先ほども申しておりますように、さまざまな形で配慮をし取り組んでおったことを、この判決の中では認められずに、体育の教師に過失があるというようなことに対して、私どもとしては納得がいかないというようなことでございます。


 当然先ほども申しましたように、この訴訟の中におきましては、証拠という形で民事のさまざまなものは提出はしております。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 小寺正人議員。


○1番(小寺正人君)


 小寺です。僕は、逆にこれを受け入れたら、全国にこの状態が波及しますよね。逆に防止に役立つと思いますよ。これは豊能町としては立派な採決をしたと。今後、学校教育に逆に、これは注意しないといけないということが逆にわかっていいんじゃないですか。反論するよりもね。そう思います。


 それから、学校の先生というのはですね、ちょっとこれは離れるかもしれませんけど、授業の準備時間が1つあるんですよね。それで授業があるんですよね。1時間前にちゃんとそんなんは予見できたんじゃないんですか。そういうことを怠っているんじゃないんですか。僕はそう思うけれどね。物すごい恵まれた環境でやってはるでしょう。半分ぐらいしか授業時間ないんですよね。小学校の先生は丸々あるかもしれないけど、中学校の先生は半分じゃないんですか。要するに、6時間の1日ありますと、授業ね、そしたら授業は3時間しかやってないんでしょう。違うんですかね。正確じゃないかもしれないけど、割とゆっくりと授業時間があるんですよね。だから、これは予見できたんじゃないのかなと私は思いますけどね。そして、これを受け入れることが、豊能町として立派な判断を示したということに私はなると思います。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 答弁はいいですか。


○1番(小寺正人君)


 いいです。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 高尾靖子議員。


○15番(高尾靖子君)


 この資料ですけれども、全員協議会で配られたということで、十分な把握ができない状態での判断を下さないといけないということで随分迷っておりますが、しかし、ちょっと確認させていただきたいのが何点かあります。


 この判決文を見ましたら、授業ということでこのバスケットボールがされたということなんですけれども、こういう疾患を持っておられるというか、主治医に激しい運動はしてはならないということが書いてあるということですが、そのときのこの判断も状態を見てやったらいいと、させたらいいというようなことも書いてあるようになっておりますが、体育の授業では1つ判断材料では、試験なんかですね、実地試験、そのときには全然しない子どもさんにとってはどういうことになるのかですね。この生徒さんは、随分負けず嫌いなお子さんだというふうにね。やはり3年生ですから、自分で判断は確かにできますけれども、成績にかかわることであれば頑張りたいという気持ちもあったかと思うんですけれども、そういう点で1点ちょっとお聞きしたい。


 それと、この状況を見て、この生徒さんについては、やはり主治医に激しい運動はだめだということで、診断書にはそういうふうに書いてあるということですので、運動する場合にはメニューですね、この生徒さんに合ったメニューと部分参加というような形で、激しいことはできるだけ避けるような健康管理指導票にね、そういうふうに沿って進められているというふうに私は聞いてきたんですけれども、その点については本当にそのようにされてきたのかですね。この中には、試合の流れを見てさせていったというふうに書いてあるんですけど、その点についてのちょっと流れがね、私どもわかりませんので、その2点をちょっとお聞かせ願いたいなと思います。


○議長(池田勇夫君)


 答弁を求めます。


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 お答えいたします。


 まず、体育の授業におけるこの生徒への配慮の内容ということでございますけども、このものについては、この判決文の中にも書いてございますように、この生徒さんというのは大変頑張り屋で勉強に対しても熱心な生徒でありましたというようなことで、やはり3年というようなことで、どうしても3年になりますと、やっぱり評価、高校進学のこともございますのでというようなことで、判決文の中にもございますように、保護者の方からやはりそういうところを大変危惧されて、担任を通して、まだ3年になった当時は体育の先生との人間関係ができていないので、その点注意をしてほしいというようなことが、担任を通して体育の先生にございました。


 当然体育の先生は、そのものを理解いたしまして、常々、まず競技をやる前に、こんな種目やけども、一、二年のときは、当然一、二年のときのやり方については、もう前任者から引き継ぎはしておるんですけども、ただ本人についてはどうかというようなことで、こういう新しい種目を、こういうことをするんやけども、どこまでやるかというようなことの声かけをしたりとか、あるいは授業が終わりましたら、今日はどうやったというようなことも声をおかけいたしまして、次はこういう形で参加しようかというようなことを、ずっと事件当日まで取り組みを体育の先生は実際にやっておったというようなことでございます。


 それを先ほども申しましたように、私どもがそういう形で主張してまいりましたですけども、その判決文の中に、体育の教諭が独断というような言葉の中で、指導方針を勝手に決めてやったというようなことからこういう事故に遭ったんやというようなことが、判決文のくだりでございます。そのものについては、私どもとしては、これはもう納得いかないというようなことでありますし、ただバスケットの試合のことにも書いてございますけども、実際、判決文の中に7分のゲームをやったというようなことを書いてございますけども、そういうことは全くやってないというようなことでございます。7分ゲームの試合であっても、実際事故が起こったのは3分から4分ぐらいのところで事故が起こっているので、何で7分も、7分やったから、平生の1.4倍やったから、こんな事故が起こったんやということで判決文に書いてございますけども、そういう事実ではないというようなものが判決文に書かれてあるということに対して、そのものをもって過失があったというようなことが判決文に主張されております。そういうことに対して、私どもとしてはやっぱり納得いかないというようなことで、控訴をお願いしておるというところでございます。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 高尾靖子議員。


○15番(高尾靖子君)


 短時間でこういう状況をいろいろ聞くというのは大変難しいことですし、判断材料としてなかなか難しい。命にかかわってきたこういう問題ですので、本当に資料不足というので大変問題に思いますけれども、これは試合形式でやってきたということで、バスケットは5分ですね。そういう状態でやってこられたことについて、この中に書いてある文とですね、今その部分的メニューでやってきたというのと随分差があるのでね、この辺が本当に明らかなそういう経過ですね、経過があったんじゃないかと思うんですけれども、このいきなり判決文を見るというので判断せよと言われても、本当に困った問題だなと思っております。


 この診断書につきましては、体育の教諭の方、それから養護教諭の方、もちろん校長、教頭さんも把握されている、担任という状況であったかどうかですね、ちょっとお聞きしておきたいと思います。把握されていたか、またコピーを渡されておられて進められてきたということなのか、お聞きします。


○議長(池田勇夫君)


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 学校というところは、当然該当する教科の担任とクラス担任という、それだけじゃなくて、いろんな先生方がその都度いろんなところで指導いたしますので、当然学校が保護者、あるいはドクターから提供されたものは、当然職員会議という共通認識に立つ場を持っておりますし、さらにその学年におきましては学年会議を持って、どういう形でこの子どもを例えば1年間見ていくのかというようなところは、十分協議をするための共通認識は図っております。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 高尾靖子議員。


○15番(高尾靖子君)


 もちろん小学校から健康管理カードとかいうことで回ってきていたと思いますし、その上で診断書もあったということですので、この診断書が一番大きな判断する材料になるのかなというふうにも思うんですけれども、この中での出来事ですのでね、その辺、現場を見てないということでの判断ということで大変難しく思いますが、こういうことは絶対にもう今後あってはならないということでございますけれども、しばらく時間をいただきたいというふうに私は思いますが、その点はどうなのかなと思いますけれども、これはもう明日が期限ということを今おっしゃっていますので、大変難しく思っております。


 以上で3回目とします。もう答弁はなしでいいです。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 中村宏幸議員。


○6番(中村宏幸君)


 6番・中村です。本件に係ることについて、若干今までの質問と重複するかとは思いますけれども、確認をさせていただきます。


 聞くところによると、この損害賠償金等の支払いについては、一審、二審、三審制をとっておるので、一審で控訴しないといった場合、保険金が支払われないというようなことも言っておられたかと思いますけれども、その点、今控訴しないと保険金は支払われないのか。約款16号でしたかね、その中に明記されておるということでしたけれども、行政側の理解としては、そのように受け取っておるのかいないのか。あるいは、町が加入する保険会社側からは、一審では保険金は支払いませんよという確認をとっているのかどうか、その1点お聞きします。


 それともう一点、今資料として判決文を拝見させていただいておりますけれども、この判決文というのは、地裁が出した正式な判決文なんでしょうか。というのが、ところどころ訂正箇所がありますよね。本来訂正箇所があったら、訂正の印を押されて示されるんじゃないですか。ここの中に、1ページですけれども、都総合法律事務所と書いていますよね。どちら側の担当、被告なのか原告なのかわかりませんけれども、この判決文が本当に地裁が出した判決文なのか、それの確認だけさせていただきます。


 その2点、お願いします。


○議長(池田勇夫君)


 答弁を求めます。


 下林教育次長。


○教育次長(下林 晃君)


 判決文そのものは、地裁が出したものでございます。


○議長(池田勇夫君)


 上西総務部長。


○総務部長(上西典男君)


 保険の支払いにつきましてですけれども、協議ということでありまして、現時点で確定したものではありません。支払いがないかどうかいうのは、確認してはおりません。


○議長(池田勇夫君)


 中村宏幸議員。


○6番(中村宏幸君)


 2回目の質問をさせていただきます。


 判決文については、裁判所のものであるということを確認させていただきました。


 あともう一点なんですけれども、確認はできていないということでしたけれども、今後、これから先、こういった事件・事故等も起こるかもわからないというのを仮定してですけれども、ならば町はこれから訴えられたとき、一審ではなく、二審、三審と、もう最高裁まで行きますよという姿勢を持っておられるのかどうか。それが果たして、これはどう見ても町に責任があるな、町のとった態度が間違ってたなということが初めから確実にわかっているとしても、保険金等々の問題があって、一審、二審、三審と最終まで行かなければならないのかということを確認させていただきます。


○議長(池田勇夫君)


 日下町長。


○町長(日下纓子君)


 それでは、中村議員の質問に答弁したいと思います。


 町といたしましては、これは死亡なさった生徒さんに対してはですね、大変申しわけなかったという思いもございます。またそれと、先生がやはり今まで、この問題が起きて、私は直接タッチはしておりませんが、いろいろと報告を聞いている中で、先生もやはりそういった心臓の悪いお子さまに対して、あらゆる対応をされてきたと。そして、1年、2年、そしてですね、医者とも連絡をとりながら、また本人の意思も確認しながら、本当に先生もそうやって対応してこられたと。


 そういった中で、すべて先生が悪いと、100%先生が悪いという判決については、やはり納得できないんじゃないかと。これはやはりどうしてもですね、じゃあこれからもう体操の先生は、今生徒さんの中にはいろいろと心臓病を初めですね、いろいろな疾患のある生徒もあります。しかし、そういったことを把握しながら、できるだけ体操も参加させてあげたいという思いで、先生はいろいろ対応されてきているわけです。だから、こういったことでですね、町としても、先生が一方的に悪いんやということになりましたら、今後やっぱり先生にとっても、やはりもう少し、そういった病気の疾患のある生徒は、すべて見学してもらおうというような方向になる場合もあると思うんですね。


 そういった中で、亡くなられた後、先ほど西川議員がおっしゃいましたが、私も訪問させて、お線香を上げさせていただきましたし、校長先生初め、いろいろな先生が本当に何回も何回もご遺族の家を訪問されて、そしていろいろ話し合いをされてきたという経緯も聞いております。そういった中で、一方的に先生だけが悪いということでですね、もうこれ、すべてうちがもう悪いんだ、もう控訴もしないでこれを受けるとなりましたら、やはりうちの100%過失ということで、保険金の支払いにも影響があると思います。


 ただ、保険金につきましては、お金の問題ではないと私は思っておりますので、それにつきましては、保険があるから、ないから告訴するというものでもありませんが、今後の学校教育のあり方、そういったものも踏まえて、やはり一審だけで認めるということは、やはり今後の学校教育のあり方にも影響があるんじゃないかと。最高裁までは行かないとしても、高裁まではやはり先生の思いも、学校の教育の現場の思いも訴えて、もう一度裁判したいなという思いでございます。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 中村宏幸議員。


○6番(中村宏幸君)


 亡くなられた生徒さん、そしてご家族、そして親族の方々には、大変つらい思いをしている裁判だとは思います。その中にあって、豊能町が一審、事実上敗訴ですけれども、豊能町側としての主張が通らなかったというのは、それは当然お持ちだろうと思います。ですから、そこで高裁へ行く、また高裁から最高裁へ行くということも考えられるかと思いますけれども、この間、裁判に至るまで被告と原告の間に和解という話はなかったということでしたけれども、今町長がおっしゃったことを聞くと、関係各位の皆さんが、ご家族の方々に対してこういった中身でお話をずうっとされてきたということでしたけれども、残念ながら裁判、判決をいただく、またその判決に対して控訴するという形の中で今行われているわけなんですけれども、この先、最高裁、高裁と行くようなことをニュアンスとしてありましたけれども、仮に和解という形もあるんではなかろうかと思いますけれども、高裁ではなく、最高裁ではなく、町長みずから和解でも、まだその道は開けているよということは、気持ちとしてお持ちなのかどうかだけ確認させていただきます。


○議長(池田勇夫君)


 日下町長。


○町長(日下纓子君)


 一審の中でですね、和解という話もあったというふうには報告はお聞きしていますけれども、やっぱりあくまでも和解じゃなくて裁判で争いたいというご意思やったというふうに報告は受けております。


 そういった中で、裁判になるまでには、できるだけ教育委員会としても、学校としても、ご遺族の方の気持ち、またそういったご本人の大事な命が亡くなったということも踏まえてですね、再々家族の家を訪ねてですね、随分対応はされたというのは聞いております。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


            (「なし」の声あり)


○議長(池田勇夫君)


 質疑を終結いたします。


 これより討論を行います。


 はい、わかりました。


 討論前に、そしたら暫時休憩いたします。


 再開は、放送をもって行います。


           (午後4時29分 休憩)


           (午後4時46分 再開)


○議長(池田勇夫君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。


 お諮りいたします。


 本日の会議時間は議事の都合により、延長いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。


           (「異議なし」の声あり)


○議長(池田勇夫君)


 ご異議なきものと認め、本日の会議時間は延長いたしました。


 これより討論を行います。


 藤田 隆議員。


○4番(藤田 隆君)


 4番・藤田でございます。第53号議案、控訴の提起について反対討論を行います。


 全協の場でも申し上げたことですけれども、本件議案内容については、もっと行政が議会に対して十分な資料を提供して、住民を代表して意思決定を行うべき議員各位にですね、事実関係をよく確認をできる資料を提供して、確信を持って意思表示を行うというだけの物事の運びがなきゃいけないにもかかわらず、明日、明後日までしか時間がないのに、今日に臨時議会を設定するということは、ちょっと物事の運びとして十分に審議も尽くされる、疑問も解消できるという審議内容にならないということが、まず第1の私の反対理由でございます。


 それから手元にあります、今日もらいました判決書面をですね、ざっと読み流してみましても、教育委員会が質問に対して答弁しておりますところは、ほぼこの判決書を見ましても、裁判の場で既に行政が主張をしておるところの繰り返しのようなものでございまして、結果としては、その行政側の主張がことごとく裁判所によって否定されておると。要するに、原告と被告との主張が並べて書いてありますけれども、すべてにおいて原告主張が採用されるというような判断に至っておりますけれども、不十分な資料の中ではありますが、全体の感じとしてこれ以上行政が高裁、最高裁へと争いを進めてみても、これは決して勝ち目のある戦でもないなということが感じられます。


 それは、判決書の17ページの上から3分の1ぐらいのところに括弧書きで、最高裁判例平成18年3月3日、裁判所時報の1407号1ページ参照というのがありますけれども、これはまさに今年に入ってですね、この類似の判決が最高裁で行われたということを示しておりまして、この種のものにつきましては、これを高裁へ持っていきましたところで、よほど今日の議会審議の中で「そうか」と、「裁判上でのやりとりとは別に、行政としてそれほどしっかりした根拠を持った主張ができるのか」ということでもなければですね、勝つ見込みは全くない裁判になっちゃうと。よってもって結果はですね、控訴を棄却というような結果が非常に確率が高いという中にあって、余分に裁判費用をかけ、余分に時間をかけ、この好ましくない事案をより長い期間にわたってですね、町も議会も関係住民も取り組んでいかなきゃいけないということがあります。したがって、これは勝ち目がないということがあります。


 それから、幾つも反対理由はあるんですけれども、例えば保険金支払いの問題に絡めまして、一審限りの結果では、あるいは支払い賠償金に対する保険制度からの保険金受領ができないんではなかろうかと。したがって、高裁、最高裁とやはり裁判を続けるという必要があるんではないかという行政側弁護士のアドバイスがあったやの説明がありましたけれども、あの保険約款を読み上げてもらいましたところを聞いておりますと、要するに損失発生防止義務を果たしているかどうかというところがポイントのようでございますね。


 したがって、これは損失発生防止義務は、一審で負けたから二審に行きます。二審に負けたから最高裁へ行きますということではなくて、まさに本件で一審裁判所が過失ありと認定しました16ページの中ごろに書いてある部分ですね。この不幸にしてこういう事故に遭われた生徒さんが、それまで、2学年までということになるんでしょうかね、それまで十分な担当教諭の管理のもとで学校生活を送っておられたんだけれども、そしてそこで前任教師からのですね、前任の体育教諭の指導方針から離れて独断で指導方針を策定したと、こういうような形の裁判所判断を引き出しておるというところを見ますと、この段階で要するに保険約款上の損失発生防止義務に違反してしまっておるということになるんではなかろうかと思いますので、これ以上上級審へ物を運ぶということにいたしましても、行政にとっても、議会にとっても、関係住民にとっても、益するところはなかろうという具合に考えまして、本件につきましては反対の意見を申し述べます。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 永並 啓議員。


○5番(永並 啓君)


 5番・永並 啓です。第53号議案、控訴の提起につきまして、町政会としての考え方を述べたいと思います。


 大変判断は苦しいものがあります。今でも非常に苦しいです。特に保護者の心情を考えると、とても胸が痛む思いであります。しかし、体育の先生も十分に配慮をしていたというふうに聞いております。そして、かなりショックを今でも引きずっているということも聞いております。


 金額の問題ではなく、金額の問題からすると、親の立場からすると、この金額でも安いぐらいだと思います。金額の問題だけでなく、今後の学校のあり方、今後の教育に先生としての自信を持って臨んでいただくためにも、先生の対応を少しでも配慮していただきたく、控訴に賛成したいと思います。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 西川隆夫議員。


○9番(西川隆夫君)


 9番・西川隆夫です。第53号議案、控訴の提起について反対の立場から討論をさせていただきます。


 私は、今日の社会が持っている1つの病理的現象がこの豊能町にも間違いなく起こっているということを深く実感いたします。そして、裁判まで持ち込まれて、今日までご苦労いただいた前岩さん、特にご子息の冥福を祈り、ご苦労に敬意を表したいと思います。


 私は、質問の段階でも申し上げましたように、人間社会に100%間違いのないことはないと、絶対性というものはない。特に子どもを育てる家庭、教育の現場というのは、今我が国で教育問題が政治の大きな課題になろうとしていることによっても理解いただけるように、戦後60年間民主主義ということでやってはきたけれども、時としては人権教育の行き過ぎた面もあったんと違うかと。時としては、知育変更、本来の私はかねてから体・徳・知だと、順番を間違ったんではだめだということを主張してまいりましたけれども、体・徳・知の順番を間違った場面もあったのではないか。これは国民を挙げて反省しなきゃならない課題であって、今我々に絞り込まれた条件というのは、国家賠償法によって数千万円、6,000万円前後の豊能町の住民負担をかぶるかどうかということを、今決断するのか、先延ばしするのか、そこまで絞られてきていると思います。しかし、保険制度もあって、補てんされる要因も必ずしも否定されているわけではない。


 私は、先ほど来の討論を通じて、教育委員会が、大変失礼やけども、余りにもしゃくし定規に物事を考え過ぎではないか。多少苦言を申し上げるようで申しわけございませんけれども、町長の今日までの行政は教育に対して非常に強圧的といいますか、予算が削られていくといいますか、そういういろんな面で決して教育行政に優遇された姿でなかったということも、ここに申し上げておかなきゃならない要件があるように思うんです。そして、当事者自身が、今回の裁判は日下町長が被告の立場に立っておられるわけです。ここらで今日まで歩んできた豊能町における教育行政、いつも完璧なものを求めるということは難しい。しかし、よりよい環境をつくることによって、次の世代を担ってくれる青少年を育てていくんだということの原点をもう一遍見詰め直す機会にするなら、今回の住民負担が仮に数千万円に及ぶことについても、私は住民の理解はいただけるものと確信をいたします。


 同時に、このことによって今日まで悩んでいただいた皆さん方に終着点をつけることによって、これ以上弁護士費用やとか、あるいは5%の賠償金に対する利息の負担やとか上乗せしていくことは、豊能町の今日抱えておる行政の課題から考えれば、非常に小さな話ではあるけれども、ここらで終着すべきや。当面している能勢のダイオキシンの問題や、ごみの焼却場の問題や、とてつもない大きな課題に立ち向かう努力をすべきだということを申し上げ、その切り替えの意味からも、今日起こったこの事案については、ここで決着をつける。ここで議会としての判断を下すことによって、教育委員会の職員の皆さんも、あるいは今失礼なことを申し上げましたけど、町長もいろいろと悩まれたことがたくさんあったとは思うけども、ここで決着をつけることが今、民主主義、地方自治としての豊能町議会に押しつけられているというか、突きつけられている課題であるというふうに思います。


 したがって、私は、本件議案について反対の立場を表明し、討論といたします。ありがとうございました。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 討論ございませんか。


 西岡義克議員。


○16番(西岡義克君)


 西岡でございます。53号議案、控訴の提起について賛成討論をさせていただきたいと思います。


 今反対討論にもございましたように、一般社会の病理現象と申しますか、今非常に高学歴化にはなったけれども、低モラル化ということで非常に社会の状況が、子どもにとっては非常に厳しい状況のもとにございます。これをやはり改善するというのは非常に厳しいですけども、やはり地域と学校と家庭の緊密な連携、さらには信頼関係が基本であろうと思うわけでございます。


 同時に、先ほどの反対討論にもございましたように、100%はないんだということであります。私もそうであろうと思います。今回の判決が、100%教育委員会の方が悪いというような結果が出ておるということでございますが、これまで説明を聞いた中では、いろいろと話し合いはしてきたということでございますが、和解に至らなかった。非常に残念なことでございますし、子どもの件に関しましては、非常に最近やるせない問題が多々出ております。そのためにも、やはり教師と生徒の信頼関係、これはやはり基本であろうと思うわけであります。


 そういった点で、私は特に教師というものは、やはり生徒からの信頼がなければ教育は施せないと思っております。そのためにやはりもう一度是々非々という部分で提訴していただきまして、学校の先生方の名誉と信頼を回復すると、そして生徒と先生の信頼関係を確保する、このことはやはり教育の将来については非常に重要な問題であろうと。国家百年の大計という教育の基本は、やはり今一般に言われておりますように、地域・学校・家庭の連携であろうと。


 そういう点も踏まえまして、もう一度事実関係を把握するために、私は本件についてはもう一度控訴いただきまして、真実をもう一度見てみたいと思っています。


 以上で私の賛成の討論とさせていただきます。よろしくお願いします。


○議長(池田勇夫君)


 ほかに。


 秋元美智子議員。


○13番(秋元美智子君)


 第一クラブとしまして、第53号議案に対します反対討論をさせていただきます。


 この控訴の趣旨をここに書かれています。本件は、町は本件事故の発生について担当教諭に過失はなかったと主張してきたところであり、これが認められなかったために、さらに上級審の判断を仰ぐために控訴するものであると。これは本当に、そのお気持ちというのは十分わかります。ただ逆に、過失があった、なかった、この争いというのは、両当事者にとっても本当につらいものだと思います。過失があったと判断された側もつらいでしょうし、逆に今度はなかったと判断された人もまたつらいかと思います。やはり私は、こういった裁判というのは、本当に早く終結してほしいというのが基本的な願い事です。


 ただ、こういった感情面だけではなくて、今回の議会に出された資料を読ませていただきました。非常に、この審議に直前出てきた資料でした。しかし、その資料を読む限りでは、やはり行政の責任というのは免れないじゃないかというのが裁判所の判断でした。これに対して本当に過失がなかったと。やはり議会にも住民にも訴えていく、そういった資料をやはり私は行政に出していただきたかった。時間がなかったからということではなくて、やはりこういうことがあって、私たちは本当に保護者に対しては申しわけないけども、過失がなかったと、あくまでも争っていきたいといった、そういった資料は今回出てきておりません。この短い時間の中で聞かせていただきましたけども、やはりそれはなかったです。


 先生にとっても、学校にとっても、自分たちは過失がなかったと、それはまた別の場所でもさらに言っていきたいかと思います。お気持ちは十分わかりますけれども、今回の裁判のこの資料を見る限りでは、私はやはり裁判所の考えは変わるものはないんではないかなというのが、率直な私ども会派の意見です。


 またあわせまして、この裁判に関しましては非常に経費もかかっていくことです。今回もこの後にまた予算が出ていますけども、そういった裁判の費用を考え、また当事者の気持ちを考えていった場合、やはりどちらの立場もつらい。そして、やはりこういったことの別々なそれぞれの今後の人生に生かしていただくためにも、私たち会派としては、この裁判は終結していただきたいということで、反対討論とさせていただきます。


 以上です。


○議長(池田勇夫君)


 ほかにございませんか。


            (「なし」の声あり)


○議長(池田勇夫君)


 討論を終結いたします。


 これより採決を行います。


 本件は原案のとおり可決と認めることに賛成の方は起立願います。


            (少数起立・8:9)


○議長(池田勇夫君)


 起立少数であります。よって、第53号議案は否決されました。


 この際、暫時休憩いたします。


           (午後5時10分 休憩)


           (午後5時36分 再開)


○議長(池田勇夫君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。


 豊能町議会会議規則第20条第2項により、第54号議案、平成18年度一般会計補正予算の件は議案撤回請求があり、豊能町議会会議規則第20条第1項の規定により議長において許可し、当該日程第4を欠番とする旨報告いたします。


 議会運営委員会より次期会議の会期日程の議会運営に関する事項について、閉会中の審査の申し出があります。これにご異議ございませんか。


           (「異議なし」の声あり)


○議長(池田勇夫君)


 異議なしと認めます。よって、閉会中の審査を許可いたします。


 以上で本臨時会に付された案件はすべて終了いたしました。


 よって、会議を閉じます。


 本臨時会閉会に当たり、町長よりあいさつがございます。


 日下町長。


○町長(日下纓子君)


 それでは、閉会に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。


 なお、本日提案いたしました案件につきましては、残念ながら否決ということになりました。


 この賠償金につきましては、金利がかさみますので、できるだけ早く専決処分させていただきますので、ご報告いたします。


 どうもご苦労さんでございました。


○議長(池田勇夫君)


 これをもって平成18年第5回豊能町議会臨時会を閉会いたします。


 皆さん、どうもご苦労さんでした。





            閉会 午後5時38分








本日の会議に付された事件は次のとおりである。


会議録署名議員の指名


会期の決定について


第53号議案 控訴の提起について





  以上、会議の次第を記し、これを証するためここに署名する。











    平成  年  月  日署名











   豊能町議会 議 長





   署名議員  16番





     同   17番