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大阪府 阪南市

平成23年  2月 市立病院関連特別委員会 02月10日−01号




平成23年  2月 市立病院関連特別委員会 − 02月10日−01号









平成23年  2月 市立病院関連特別委員会



          市立病院関連特別委員会記録

1.日時

    平成23年2月10日(木)午前10時45分〜午後3時06分

1.出席委員

    委員長    楠部 徹     副委員長   野間ちあき

    委員     二神 勝     委員     古家美保

    委員     武輪和美     委員     見本栄次

    委員     土井清史     委員     岩室敏和

1.オブザーバー

    議長     三原伸一

1.欠席委員

    なし

1.説明のため出席した者の職氏名

    市長         福山敏博   副市長        安田 隆

    病院長        三島秀雄   財務部長       大宅博文

    病院事務局長     細川一美   財務部理事      泉尾正彦

    財務部副理事(兼)財政課長     病院事務局副理事   岩本正幸

               神藤泰治

    病院総務課長     山本雅清   地域医療連携室長   根鈴初子

    財政課長代理     田中芳拡   財政課長代理     嶋本享之

    病院総務課長代理   大久保則之

1.職務のため出席した者の職氏名

    議会事務局長          南 茂義

    議会事務局次長(兼)庶務課長  南 真一

    議会事務局庶務課書記      奥田智昭

1.案件

  (1)第1回臨時会の付託案件審査について

    ・議案第1号 職員の退職手当に関する条例の特例に関する条例制定について

    ・議案第2号 阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について

    ・議案第3号 平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)

  (2)その他



△開会 午前10時45分



○楠部委員長 おはようございます。臨時会に引き続きお疲れのところ、各委員、議長を初め説明者として市長初め関係各部課長の出席をいただき、まことにありがとうございます。本日の特別委員会は、先ほどの臨時会において付託を受けました3案件の審査を賜るものであります。なお、本日、本特別委員会終了後、午後4時から臨時会を再開する予定ですので、ご協力のほどよろしくお願いします。

 なお、本特別委員会に傍聴の申し出があり、許可したことを報告いたします。

 それでは、定足数に達していますので、ただいまから市立病院関連特別委員会を開会します。

 その前に市長から一言ごあいさつを承りたいと思います。



◎福山市長 委員長並びに議長を初め各委員の皆様におかれましては、第1回臨時会終了後の阪南市立病院特別委員会を開催していただきましてまことにありがとうございます。

 本日の案件につきましては、案件1、第1回臨時会の付託案件審査について、議案第1号「職員の退職手当に関する条例の特例に関する条例制定について」、議案第2号「阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について」、議案第3号「平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)」、案件2といたしましてその他となっております。よろしくご審査いただき、ご裁決賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございます。

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△1.第1回臨時会の付託案件審査について



△議案第1号「職員の退職手当に関する条例の特例に関する条例制定について」



○楠部委員長 それでは、議案第1号「職員の退職手当に関する条例の特例に関する条例制定について」を議題とします。

 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。

 質疑を行います。

     〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。

 討論を行います。

     〔「討論なし」の声あり〕



○楠部委員長 討論ないようですので、討論を終わります。

 お諮りします。議案第1号は、原案のとおり可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」の声あり〕



○楠部委員長 異議なしと認めます。したがって、議案第1号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。

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△議案第2号「阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について」



○楠部委員長 引き続き、議案第2号「阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について」を議題とします。

 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。

 細川病院事務局長。



◎細川病院事務局長 私、設置条例におきまして名称のときに、社会医療法人生長会 阪南市立病院と言ったことに対しまして訂正させていただきます。社会医療法人生長会 阪南市民病院でございます。申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。



○楠部委員長 ということでございます。質疑を行います。



◆古家委員 前回の2月2日の委員会でも意見を言わせていただいたんですけれども、それぞれの両者の理念を病院名称に反映するということで、市民とともにということで市民病院という名前にしたいということだったんですけれども、今までずっとそういうふうに市民病院でやってきたとか、それから直営でやっていくんであれば、それは市民病院でもいいんかもわからないんですけれども、今回指定管理者を導入するときであるからこそ、市立病院としての位置づけというのがより一層これまでよりも重要になってくると考えているんです。その点についていかがでしょうか。



◎安田副市長 お答えを申し上げます。

 この臨時会が開催される前の委員会でるるご説明申し上げたんですが、この4月1日から新しく病院が生まれ変わるという点がまず一番重要なのかなと思います。今回、阪南市立病院を社会医療法人生長会 阪南市民病院という形で改名するわけなんですけども、議案提案の中にも局長から申し上げましたように、現在の市立病院の理念、それから生長会病院としての理念は、職員と地域とともにこの病院をという形でございます。

 それで、現在の病院名につきましては、これまでは公立尾崎病院という形で運営してきたわけなんですが、平成3年10月の市制施行に伴いまして、阪南市立病院と改名をいたしてございます。このときにもいろいろとご議論があったようには聞いてございます。

 市民さんの今の病院の呼称についてはいろいろさまざまでございまして、尾崎病院と言われる方もまだ多々おられます。これは尾崎の地域で尾崎町と東鳥取町の国民健康保険病院としてスタートして、長らくその名前を使ってきた関係で、市民の方にはまだ尾崎病院が定着している部分もございます。それと、他方では、阪南市民病院ではないですが、市民病院という名前で言われる方がたくさんおられます。今回、我々が生長会の提案ももちろんあったわけなんですけども、市といたしましても、この4月1日からこの前の阪南市立病院が医師不足の中で存続も危ぶまれてきたと。

 今回、そういう中での指定管理者制度を導入させていただいて、この4月1日から社会医療法人生長会にこの病院を運営していただくと。節目ということもございまして、阪南市民病院を取り入れる中で社会医療法人生長会としては、やはり責任を持ってこの地域でこの病院を運営していきたいという思いがありまして、他市では岐阜県の多治見市民病院と、それから富山県の氷見市民病院が同じく指定管理者の名前を頭に持ってきているということで、今回私どもも生長会の提案を受け、市としても市民病院という形のほうがいいだろうということでご提案をさせていただきました。

 指定管理者につきましては、全国でかなりの公立病院が指定管理者に移行しているわけなんですけども、その移行の形態というのがさまざまなんですね。公立病院の再編・統合という形の中で公立病院が廃止ということで、地元地域がこの病院を受け持つけども、今まで病院経営をしたことがない中で、指定管理者によっての病院を経営しているということで、そういったことと合わせまして、これまでの病院の運営は、地方自治法に基づく業務委託という形でやってきておったわけなんですが、平成16年にいわゆる指定管理者制度というのが国のほうでスタートしました。

 その業務委託が指定管理者制度導入に移行してますので、従来のまま何ら運営主体も変わっていないということで、病院の名称が変わってないところがほとんどでございます。今回、多治見と氷見を倣ってというわけではないんですけども、病院名につきましては、阪南市民のための病院、これまでは公立ということでの阪南市立病院、公立ということではこれからもずっとそのままなんですけども、阪南市民病院として病院のほうの名称も我々考えたいということで、今回ご提案をさせていただきましたので、全国的にはいろんな指定管理者制度に移行しておりますけども、市としての考え方として今回ご提案をさせていただきましたので、その点をご理解いただきたいと思います。



◆古家委員 生長会さんからのご提案でということもありますけれども、今回新生阪南市民病院としてスタートしたいという節目であるということで、その名前もそんなふうに変えたいということなんですけども、節目だからこそ、これから市立病院としての位置づけをはっきりさせるべきだというのが、これから運営は指定管理者に任せるけれども、阪南市としての責任はきちっと持ってますというところを示すためにも市立病院ということで、例えば社会医療法人生長会 阪南市立病院、またあるいは社会医療法人生長会 市立阪南市民病院とか、そういうふうにして市立ということで責任をはっきりさせるべきではないかと思うんです。先ほど生長会さんのほうは、その名前を頭に生長会というふうにつけることで責任をはっきり持ちたいということを表明しておられるんですから、市立病院でもそれを受けて、阪南市立病院としての責任を果たしていく、生長会とともにやっていくということで、市立病院という名称をどこかに残すべきだと思います。



◎安田副市長 名前の変更については先ほどご説明を申し上げたんですが、いわゆる公立として、阪南市立としての位置づけというのは、我々もこれからも指定管理者制度になったとしても、その管理・運営自体の指導監督というものはやはりやっていく必要が、これは十分あると思います。これをやらないと社会医療法人生長会がこれをすべてやるということではございませんでして、市民の皆さんの思いというのも当然あると思いますので、今回この名称でご議決いただけましたならば、市としての役割責任というものもやはりきちっと市民の皆さん方に説明した上で、この名前とさせていただくということは、やはり重要な部分であると考えてございます。この点につきましては、今後開催を予定してございます市民説明会あるいは広報といったものを使って、このような趣旨については十分市も積極的に責任を持って、生長会とともにこの病院を運営していくんだということは説明していく必要があると考えてございますので、よろしくお願いいたします。



○楠部委員長 ほかにございませんか。



◆野間副委員長 今、お話しいただいたんですけれども、まず病院の名称というのが、市民の皆さんから今までよりも一層信頼を得られるものであらなければいけないですし、もちろん市民の方に親しまれるような名称であらないといけないと思うんですね。他市の状況をちょっと確認させていただいたんですけれども、指定管理者導入と同時とか、もしくは建て替えとか移転というものと同時に、確かに名称を変更されているという現状があります。それは理解しています。

 ただ、その方法なんですけれども、市民の皆さんの意見を取り入れるということで、公募をしたりですとか、病院名称のために選定委員会を設置して、積極的に市民権の反映というものに努めていらっしゃるんですね。今回、上がってきた条例というのが、生長会さんの提案があって、そして市の意向もあわせて上がってきていると思うんですね。じゃ、ここに市民の方の意見というのはどうなんですかということなんですね。

 いつも先進事例として出していただいている氷見市民病院がありますよね。こちらの病院名称、これどういうふうに決められているかとかご存じですかね。これは、指定管理をしていただく病院を選定した選定委員会から、これは名称についてなんですけども、市民の意見等も踏まえて柔軟に考えていただきたいという附帯決議が出されているんですね。それぐらい氷見市民病院は病院名称について重要視していて、市民の意見というものを取り入れようというふうに努めていらっしゃるんですね。また、さらにここの資料にも名前が出ています横浜市立みなと赤十字病院、こちらに関しても名称を選定する選定委員というものを設置して、さらにそこで出た案4点か5点の名前を市民に対してアンケートをとった上で病院名称というのを決めているんですね。こういうことに対してはどう思われますか。



◎安田副市長 氷見市の事例がございましたけども、やっておられます。その辺も当然考えられる必要があったわけなんですけども、今回の指定管理者制度というのは、皆さん方にもいろいろご指摘いただいているように性急であるということなんですよね。去年の8月に評価委員会を開いていただいて、今後のあるべき道ということで指定管理者の答申をいただいて募集をさせていただいて、12月28日に指定管理者の導入については議決をいただいて、それからの取り組みということで、すべてが非常にタイトなスケジュールの中で我々としても動かないといけない。本来であれば、この3月末までに市立病院の職員と生長会とでの引き継ぎというものもこれは終わらないといけないんですけども、多治見の場合でもやっぱり1年以上の引き継ぎ期間があって、いろんな議論もされているとも聞いてございます。

 今回、時間がないからできないというのは理由にはならないんですけども、一定この4月1日から新しくスタートをするという、そこで切り変えるのが我々としては一番ではないかと。市民の愛着を持てる名前ということでの募集ということもあるわけなんですけども、他市の事例の多治見市でも、その名称についても市民の意見をいただいたということも聞いてございますけども、社会医療法人厚生会多治見市民病院として向こうは名称変更しているんですけども、この名称変更に際しての意見というものが余りなかったということも聞いてございます。ここは条例の改正もパブリックコメントをしているということで、その部分でのいろんな意見はあったんですけども、社会医療法人厚生会多治見市民病院としての意見は余りなかったということで、やはり市民に親しまれるということは、これから阪南市民病院として再生するということを市としてもやっぱりその辺積極的に訴えていかないといけないというふうには考えてございます。

 それから、指定管理者の制度の中で二つの方法があるんですね。代行制で市から運営費用を必要な部分、赤字分も含めて出しているというのが半数以上ございます。今回の場合は利用料金制ということで、社会医療法人生長会に責任をもってすべてを運営していただくということになりますので、生長会としても、阪南市立病院をすべて自分らの建物ということでは、そういう概念は全く持ってませんでして、外側にアピールするのは、生長会が運営をさせていただいているということもやはり持っていきたいということがございまして、阪南市民病院の前に名前を持っていきたい。

 表示の仕方というのはいろいろありまして、これは今後協議をしていくわけなんですけども、届け出書類とかそういったものに対しましても、社会医療法人生長会 阪南市民病院として責任を持ってやっていきたいということもありましたので、我々としてもその部分については、阪南市民病院としても我々もいいということになりました。それと、もう一つは両方ともの理念は市民と地域、やっぱり病院ということになりますので、それらの理念を統合した中で生長会の提案については、いろんな協議の中でこれをもって病院の名称変更とさせていただいた次第でございます。



◆野間副委員長 まず、先ほどの性急過ぎる、急いでやっているからできないんだと。それが理由にならないということは理解してもらっていると思うんですけども、ここに名前を挙げてもらっている中の病院で、指定管理者を選定する以前から名前のことを前面に出して指定管理者に移行していくに当たって、新たな病院をつくるということで名前を変更していきたいんやけどもということで、病院を選ぶ選定委員だけではなく、名前の選定委員を設置してたところがあるんですね。だから、急いでいたというのは理由にならないと思うんです。意見が少ない、多いというのも、じゃ、意見が少なかったら軽視していいのかということになってくると思うんですね。そういうことじゃないと思うんです。もちろん名前が変わったらといって医療がよくなる、悪くなるということはないと思います。

 例えば、生長会さんだったら、むしろ名称がどうであれ責任を持ってやっていって、良質な医療を提供していっていただけると思ったからこそ、私たちも指定管理者を生長会さんにお願いしているんですね、賛成もしているんですね。生長会さんがおっしゃっているその責任とか信用という部分についても十分理解はできます。ただ、病院名称によって良質な医療の提供ができるか、できないかということじゃないんであれば、余計にその名称について阪南市の市民の方の意見を反映すべきじゃないんかなと思うんです。

 なぜなら、この指定管理に移行するに当たって、説明会でもいろいろ市民の方からのご意見を聞いたと思いますけど、市民が置き去りにされていると感じている方はたくさんいらっしゃるんですね。何も関与できていない。名称というのは、その物に対しての人間でいうところの顔だと思うんですよ。そこに市民の意見を反映させてあげることで、やっぱり市民の方もより一層愛着を持って、今までほかの例えば泉佐野市まで病院に行ってたけど、阪南市の病院へ行こうかなと思う方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないと思うんですね。だから、先進事例でいつも挙げていただいている病院だって、名称を公募したり市民の意見を取り入れているんですよ。やっぱりそこは軽視しないでちゃんと重要視していただきたいと思うんですね。

 ただ、私のもとに届いていたものというのが、先ほど古家委員からは、市民病院ではなく市立病院で残したほうがいいんじゃないかという意見がありましたけども、なれ親しんだ愛着のある阪南市立病院のままでなぜだめなんですかという意見とか、公設といいながら医療法人の名称が先に来ることに違和感を感じるとか、今回の指定管理移行は、阪南市の地域医療を守るため、そして阪南市民のために行うのにもかかわらず、阪南市民の意見は何も反映されないのかという意見も届いてました。ここにいてる人たちだけでもいろんな多様な考え方があると思うんです、名称一つにしてでも、ほかの条例にしてでも、何にしてでもね。

 市長は三位一体でとおっしゃるんやったら、どこかに市民の意見が反映された証拠というのを残していただきたいんです、私はね。それが一番目に見えて−−目に見えるものがすべてじゃないんですよ、目に見えるものがすべてじゃないですけども、やっぱり実際に受診された方というのは、医療内容で判断をされると思いますけど、じゃ受診できない方、例えば受診できる時間帯に阪南市民病院、市立病院に行けない方たちは、目で見えるもので判断するわけですよね。それがやっぱり自分たちで考えられたというのは、また違う重みが市民の方にも出てくると思うんです。

 私、ここへちょっと例を持ってきているんですけど、川崎市立多摩病院、こちらの例は、ちょっと見にくいかもしれないんですけど、建物自体には川崎市立多摩病院しか入っていないんですね。多分これは公式なものには相手さんの名称も入れるということになっているのであろうかと思うんですが、川崎市立多摩病院・指定管理者学校法人聖マリアンナ医科大学という形になっているんですね。こういうことも考えられると思うんです、たくさんの意見を取り入れるとね。

 もう一つ例を挙げさせていただくと、こちらは以前委員会でも名前が出てきたと思うんですけど、門司病院ですね。こちらは北九州市立門司病院になっているんです。こちらは前面に何も医療法人の名前は出ていません、建物にも出ていません。これは市民の方の気持ちを考えたんやと思うんですよ。なので、ここに資料として提示していただいている、市民病院やったからそのまま市民病院でおったんや、これも市民の方の意見やと思うんですよ。その辺を阪南市の方はどう思っているんかということをもっと取り入れていただきたいんです。ただ名称のことだけで足踏みしているわけにもいかないので、このまま停滞させるわけにはいかないです。

 はっきり言って私は、早急に生長会さんに来ていただいて、生長会さんやったら良質な医療を提供していただけると思ってますので、早く来ていただいて早く医療を始めてもらうためには、今回この条例をどうするかということを考えないといけないというのも認識してます。もし名称のことでずっと話が長引いて生長会さんが、じゃあやめたとなるのが一番怖いことだと、それも理解してます。なので、市長はもっとこういう名称一個にしてでも、もっと気配り、目配りをしてください、今後。もっと市民の意見を取り入れてあげてください。いっぱいいろんな意見があると思います、この名称だけにかかわらず。その辺どう思われますか。



◎福山市長 今、野間副委員長のほうからご指摘の部分でございます。確かに、今回、昨年の夏からここまで本当に性急ということで、先ほど副市長も答弁したように、やろうと思えばその時点時点で、節目節目でいろいろな手だてもいろんな考え方もできたと、こう思います。ただ、今回こういう中で、今ご指摘の部分につきましても、条例の名称ということで、いろんな手続上の中で伝票とかまた書類関係とかそういう形の中で、書類として紙ベースではいろんな形で残るかと思いますけども、これから先、当然ここで看板を上げていく中で、今野間副委員長ご指摘のいろんなやり方があろうかと思います。

 私個人的にいえば、小さいときからいまだに尾崎病院と、たまに、もう本当に出るときもありますけども、これはやっぱり歴史的な流れの中で来ているということも十分理解できますし、各委員さんにおかれましてもいろいろと考え方があろうかと思いますけども、とにかくきちっとした形でこの病院を立て直していく中での看板等につきましては、当然表示の仕方、本当に市民に親しまれる病院としての名称を掲げていく中でのいろんな形がこれからその節目節目で出てこようかと思います。先ほどの副市長のほうの答弁もありましたように、これから生長会さんとともに市民説明会等も実施していきますので、そういう中でまたいろんな方々のご意見等も聞く中で、その病院の表示の部分をどう変えていくんかと。市立病院がいいのか、また市民病院がいいのか、ひいてはもっとさかのぼっていく中で、ひょっとしたら年寄りの方々からいったら、今でもすっと出るような名前というのはありますし、そこらは十分耳を傾けて、今後名称の表示の、銘板とかいろいろ出てきますので、その段階では今のご指摘の部分を十分反映して対応してまいりたいと。ともども病院を一日も早く立て直し、安心して健康と生命を守る、強いて言えば救急もできるような病院ということで目指しておりますので、その点、今のご指摘の部分につきましては、十分肝に銘じて対応してまいりたいと、このように思ってますので、ご理解のほどお願いします。

 以上です。



◆野間副委員長 もちろん、書類云々というものに関してやっぱり責任という部分では、生長会さんの名前を出していってもらうほうがいいかもしれないという考え方もあります。

 ただ、もう一方で、市民さんの目に触れるものに関しては、やっぱり余り違和感を持たれない、困惑されないような名称でいくべきだと私は思ってます。なので、例えば現在のような様式、形で建物を建て替える時期が来るまで、看板を変更しますよね。そのときに、今回条例には阪南市立病院が阪南市民病院に変更したいということで出ているんですけども、例えば阪南市民病院に変えるとしてでも、そこは阪南市民病院だけでとどめとくとか、または先ほど出させてもらったこの聖マリアンナ医科大学のように二段重ねで行ってもらうとか、こういう方法を考えていただきたい、そういうふうに思います。それをもちろん生長会さんのほうにもご提案いただきたい、市側からね。市のほうから、市民の方の意見を反映させたいから、こんな形でしていくのはどうでしょうという提案をやっぱりしていってもらいたいです。生長会さんがこの名前を提案したから、じゃそれでいきましょうでは困ります。その辺、よろしくお願いします。



◎安田副市長 我々考えてございますのが、今現在阪南市立病院という表示がたしか4カ所あったように思います。というのは、玄関口の一番入り口ですね、道路の面、それからひさしの部分、それから塔屋の部分と裏、要は救急の入り口ということで、これについては今現在阪南市立病院と書いてございますけども、立を民に変えるだけの表示に何とか持っていきたいとは考えてございます。これは今後建て替えるに当たってもその辺は考えていきたい。生長会の病院も私、これを議決いただいてから伺っているんですけども、向こうさんの表示も府中病院とベルランド病院しか表示はしてございませんので、野間副委員長からご指摘いただいた部分については、そういう形で我々としてはお願いしたい。

 ただ、求人とかいった場合も当然今後起こり得るわけなんですね。これが阪南市民病院だけでいきますと、今まで阪南市立病院が名前変わっただけで何ら変わってないということになりますと、なかなか応募が多分ないであろうと。生長会のすばらしい医療のもとで働きたいという皆さん方もおられますので、その辺は社会医療法人生長会 阪南市民病院として広告を出さないとやっぱり効果も上がらないんかなと思います。

 したがって、今野間副委員長さんがおっしゃられましたように、建物というのは24時間ずっと市民の方に触れることになるわけですね。そういった意味からもしますと、阪南市民病院だけの表示で私もとどめるべきではないかなと思いますので、その辺は生長会さんのほうにその旨、うちの委員会のそういう意見もありましたのでご検討をということで、100%できるような形では協議をしていきたいと考えてございます。



○楠部委員長 ほかにありませんか。



◆岩室委員 今、一応答弁いただいたんですけど、どうしてもそういうふうな形になれば中途半端ですよね。この条例がどうなるかわからへんにしても、仮に可決されたとして、これからいろいろ市民説明会をやっていくでしょう。そのときにもその市の名称の変更を説明しないとだめですよね。そのときに、今お二人から意見があったように、市民から逆にこの条例に出てきている名前と違った名称にまた変更するということのいろんな意見が出て、そのときにこれまた変更するわけですか。



◎安田副市長 先ほどの市長からのご答弁については、もちろんこれから基本協定書の締結がまだできてございませんので、この協定書の締結がなければ、生長会としてはまだ受けていただくという前提条件になりませんから、その基本協定書の締結以降、速やかに市民の皆さん方への今回の説明、医療体系がどうなるのかということは今現在協議中でございますけども、生長会としては、現行の医療体制、それは確保していくということもおっしゃっていただいてますので、それと今後の医療の展開ということも、やはり生長会から市民の皆さん方に説明をしていただかないといけないと。

 今回、この条例については本日臨時会に上程をさせていただいたわけなんですけども、条例上の名前は社会医療法人生長会 阪南市民病院とはなりますけれども、先ほど野間副委員長さんからもご指摘のあった部分については、あすからでも生長会のほうに行って協議をさせていただいて、病院の要は表示の部分については阪南市民病院として表示をさせていただきますので、今後市民の皆さん方とともにこの阪南市民病院を支えていただきたいということは市から申し上げたいと思います。そこで出た意見についていろいろあろうかと思いますけども、今後は阪南市民病院の名称を使って表示していきますのでというのは、私どもの考え方の説明になるかと思います。そこで出たいろんな名前についてはお聞きはさせていただきますけども、今後それに基づいて名称変更するということではなくて、阪南市民病院を定着させていただきたいと、そのような我々の思いとしての回答になるのかなと思います。



◆岩室委員 その答弁は答弁として、かなり矛盾があると思うんですよ。名称と実際の表記というのは、今副市長が言ったようなそういう対応をとったとしても、きちっとこれが仮に条例化されたとしたら、市民の立場から見たらその辺の、要するに前後の説明がないもんですから、市立病院が生長会のもんになってしまったんかと、この名称から判断される市民の方もなきにしもあらずですよね。

 だから、やっぱり名称変更というのは、過去のいろんないきさつから考えても、特に生長会も行政もそうですけど、市民とともに病院を守っていくということですから、当然名称に関しては一番愛着等々もあるし、歴史的なこともあるし、今後のことということになったら、やっぱり市民参画できちっとその時点の説明をしながら、市民を巻き込んで市民とともに名称を決めていくということが、これ一番大事だと思うんですね。

 表現悪いですけど、今のように羊頭狗肉というのか、結局、実際の条例化されたものと表面に出てくる名称と、生長会はそれで結構ですよということになるかどうか、これもわかりませんよね。生長会としたら当然そのために指定管理をしてくれたんですから、自分の名前をきちっと出してほしい、出したいというのは、これは民としては当然のことだと思いますね。

 だから、結論として、その辺のところをもっと慎重にやられて、いろいろ時期的なものがあるかもわからんけれども、すべて時期がないから、タイトであるからということで事済まないこともあるから、その辺もうちょっと慎重に考えられたらどうかなと思いますね。



◎安田副市長 いろんなお考えがあると思います。例えば、阪南市の施設にしても、精神薄弱者通所授産施設さつき園というのは、これが正式名称なんですね。身体障害者通所更生施設というのがまつのき園の名前、これは条例の名前でございます。これについては、表示の仕方もさつき園・まつのき園という形で表示をしてございますので、これを市民に定着をこれまでずっとやってきました。今回、これが民設民営ということで移行されるわけなんですけども、この名称についてはそのままさつき園・まつのき園という形で使われますので、市民の皆さんには今後どういう形でこの名称変更をしたという市の考え方、これは十分理解をしていただくとともに、今回これまで存続さえも危ぶまれてきた阪南市立病院が4月1日から再生のスタートラインを切ると。そのスターラインを切った中で、今後阪南市の市民の皆さん方とともにということの中で、阪南市民病院に名称変更をするんだということをやはりご理解いただきたいと思ってございます。それが今後ずっと続く名前であろうということで、いろいろ尾崎病院という名前も現在呼称としては使われる方がおられます。それが過去のずっとやってきた定着という部分でございますので、この4月1日からは一般名称については阪南市民病院を市民の皆さん方に広く使っていただくということがやはり一番大事なのではないかと思います。

 それから、表示の仕方については野間副委員長さんからもご指摘があったように、川崎市立については聖マリアンナ医科大学がこれを指定管理者として受託したものでございますけども、ホームページ等を見させていただくと、多摩市民病院の下に指定管理者・学校法人聖マリアンナ医科大学でしたか、そういう名称を使ってございますので、ホームページの表示の仕方というのはいろいろございまして、市のホームページには阪南市民病院の入り口であって、そこに入りますと、そこから指定管理者のページへ飛ぶという方法もいろいろそろえてございますので、その辺は市民の皆さん方にこれからホームページを通じて情報発信するについては、そういったことも我々としては検討しないといけないとは考えてございます。

 以上でございます。



◆岩室委員 答弁はよくわかりました。私のほうとしたら、市民とともに地域医療を守っていくということで一番大事なことですし、市民参画で前後の説明責任を十分果たした後に、市民とともに名称を決めていくということが一番基本だということの意見を申し上げておきます。



○楠部委員長 ほかにありませんか。



◆二神委員 質問させていただきます。

 市立病院関連特別委員会の以前の資料を見させていただいているんですけども、先ほどから古家委員また岩室委員、そして野間副委員長までもがこの名称について質問しているんですけど、その中でこの資料の他市の先行事例ですね。氷見市民病院が新名称で金沢医科大学氷見市民病院、そして多治見市民病院、これが社会医療法人厚生会多治見市民病院、長野市民病院が財団法人長野市保健医療公社長野市民病院、横浜市立港湾病院が横浜市立みなと赤十字病院と、このように前回資料をいただいているんですけども、ですから社会医療法人生長会さんが運営されるということで、だったら阪南市立病院というのが今の市立病院の名前ですよね。ということは、この流れでいくと、社会医療法人生長会 阪南市立病院になるのではないのかなと、この先行事例を見ますとね。市民病院は市民病院、市立病院は市立病院という形になってますので、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。



◎安田副市長 これまでの考え方というのは、市が建ててから阪南市立という名前を一般的には使ってきているんですね。先ほどからもご答弁申し上げてますように、今回4月1日から新たなる第一歩という、一般的には阪南市民のための病院というのが本来なんですよね。これは先ほど野間副委員長からもお話がありましたように、名称の選定委員会あるいは指定管理者の選定委員会の中でもいろんな議論もされているような実態もございます。

 今回、本指定管理者の募集に当たって、生長会さんからもその事業計画書の中には、こういったことも書かれてございました。選定委員会でもその辺の話がございまして、市民のための病院であるから阪南市民病院のほうがいいだろうという話も出てまして、我々もそれを病院ともいろんな話の中で、再生をするについて市民とともにというやっぱりフレーズがございますので、ここ4月1日からの新たなスタートについては、これまでは市立病院という公立病院という位置づけで名前は多分決めたんだろうと思いますけども、新たなスタートということで阪南市民病院という名称を用いたい。

 それから、前に社会医療法人生長会という名前が来るんですけども、これが例えば学校法人大阪大学阪南市民病院という名前になったときに、市民の方がどうとるか。社会医療法人は民間だから阪南市立病院が民間の病院になるんだと、そういう考え方もあると思うんですけども、この指定管理者の名前が前に来ることによって、例えば金沢医科大学氷見市民病院、これはやはり大学という名前が来るから名称については、市民の皆さんもああよかったなということにはなると思うんですけども、社会医療法人そのものも公的医療機関を補完するという位置づけで、我々としてはこれが名称を付与されてますので、救急医療等をやっていただくという前提が社会医療法人についてありますので、この名称については、そういう国立大学が前に来ることによって賛成という方もおられると思いますけども、市民の皆さん方にはこの辺も十分説明をしないといけないと我々も考えてございます。

 それと、野間副委員長さんからもありましたように、一般に触れるものについては、できるだけそういったものを大きく表示しないで小さく表示するとかという配慮をした上で、阪南市民病院としてやはり定着をさせていただきたいと考えてございます。



◆二神委員 今までの説明は十分わかるんですけど、ただ前回の委員会で先行事例の名称を見ると、旧名称が市民病院であるところは指定管理者制度導入に当たって名称が変わるということで、ただ先行事例のこの4病院、市民病院は市民病院になっているんですよね。市立病院は横浜市立、市立となっているんですよね。そこの部分についての考えをお聞かせください。



◎安田副市長 長野の場合は、長野公社が従前からこれをたしか業務委託で受けていた分が指定管理に移行しただけですので、そのときの名前の前に持ってきているということに多分なっていると思います。それと、横浜市立のみなとは、もちろん港湾病院としておったわけなんですけども、これを指定管理者で赤十字という病院が入っているんですね。市立、市民というのは従前使っておったところは使われているのがあります。多治見市にしたってやっぱり市民病院なんですね。我々もその辺−−大阪府内をとっても市立を使っている病院もございます。例えば市立岸和田市民病院といった表現もしているところもございますけども、やはり市民のための病院であるという、それが一番大事な部分であるということで考えまして、今回阪南市立を阪南市民病院という形で持っていきたい。その前につきましては、生長会からの思いもありましたので社会医療法人生長会 阪南市民病院、これは多治見市を参考にして我々もという形でとらまえさせていただいた次第でございます。



◆二神委員 答弁いただきましたけども、ただ何回も言いますけど、前回の委員会資料の中では、先行事例で見ると、どうしても一般通例上見てくると、社会医療法人生長会 阪南市立病院になるのではないのかなと思うんですね。先ほどもありました住民説明会の中でも、いろんな市民さんの声等が出てくるかと思うんです。そういったところも重々かんがみながら、やっていくべきだったと思うんですけども、その点についてお伺いいたします。



◎安田副市長 先ほどからいろんな意見をいただいてご答弁をさせていただいているとおり、この阪南市民病院という形で新たなスタートということもございますので、社会医療法人生長会 阪南市民病院としての名前につきましては、これでお願いしたいと考えてございます。



○楠部委員長 ほかにありませんか。



◆土井委員 昔の尾崎病院ですよね。正式名称は長くて覚えてませんけども、ふだんから尾崎病院と呼ばれてましたと思います。市立病院と言われてますけど、阪南をつける人はまだ少ないような気がするんですよ。今、なれ親しんだとおっしゃいますが、この市立病院が市民権を得たということなんですよ。そやから、そのときのお医者さんにしても役所にしても、努力してこの名前が市民権を得たんやと思いますよ、尾崎病院から変わってね、私はいまだに尾崎病院しか言いませんけども。

 今度のこの病院の名称なんですけど、これだけ長いときっと俗称というのが出てくると思うんですよ。生長会病院というんか、市民病院と呼ばれるんかわかりませんけども、どっちにしろこの名前がどう市民権を得るかというのは、これからの努力で、私らも責任があるし、先生方も責任があるし、市長も責任があるんやと思いますよ。だから、その努力する必要があるんやと思います。責任もそこにあるんやと私は思ってます。どう思われますか。これだけです、質問は。



◎安田副市長 ありがとうございます。土井委員おっしゃったことは、実際に社会医療法人厚生会多治見市民病院でそういうことがありました。多治見市民病院をどう呼んでいるかというのは、社会医療法人厚生会は一切使ってないんですね、電話の対応にしても、これは電話を入れて確認したんですけども。いろいろ最初は戸惑いがあったと、社会医療法人厚生会多治見市民病院ですという言い方もされてたみたいです。これについてやはり変えないといけないだろうということで、現在は多治見市民病院だけしか言っていないということでございますので、これからのこの阪南市民病院が市民権を得ていく上については、野間副委員長さんからもございましたように、建物への表示の配慮、それから電話での対応、そういったものがやっぱり大事になるんかなと思いますので、今後そういったことも配慮しながら、市民の皆さん方にはその点について十分説明責任を果たしてまいりたいと考えてございます。



○楠部委員長 ほかにありませんか。

     〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。

 ただいまより1時まで休憩します。

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△休憩 午前11時37分



△再開 午後1時00分

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○楠部委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。

 討論を行います。

 まず、原案に反対者の発言を許します。



◆古家委員 では、議案第2号、阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について反対討論を行います。

 阪南市立病院への指定管理者制度導入により、阪南市立病院を社会医療法人生長会 阪南市民病院に名称変更するということについて、その変更理由としては、運営・経営責任の所在を明確化する、そして両者の理念を病院名称に反映するということです。社会医療法人生長会 阪南市民病院という名称では、やはり市立病院としての責任、市としての責任がぼやけてしまいます。指定管理者を導入する今だからこそ、市立病院としての位置づけがより一層重要だと考えます。

 社会医療法人生長会 阪南市立病院など両者の対等な関係を表現し、市立病院としての位置づけを名称にも明確に反映することで、指定管理者としての運営責任と同時に、設置者としての市の責任も明確にすべきであると申し上げ、反対討論といたします。



○楠部委員長 次に、原案に賛成者の発言を許します。



◆野間副委員長 それでは、議案第2号、阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について賛成討論を行います。

 病院名称に指定管理者の名称を取り入れ運営・経営責任の所在を明確化すること、また市立病院、指定管理者両者の理念を病院名に反映することについては理解しております。そして、新しく生まれ変わるに当たって名称を一新することについても理解はできます。

 しかしながら、病院名称は、市民の皆さんから一層の信頼を確保できるものであるとともに、市民の皆さんがなれ親しみ愛着を持っていただけるものでなければならないと考えます。また、名称を決定するに当たっては、市民意見の反映が望ましいと考えます。他市の状況を見ましても、公募や名称選定委員会の設置など積極的に市民意見の反映に努めており、阪南市においても病院名称の変更を重要視し、市民意見を反映して慎重に検討すべきであります。しかし、一日でも早く良質な医療を提供し、阪南市の地域医療を守っていくことが最重要だとも理解しており、名称のみにとらわれ、地域医療を守れない状況に陥ることを望むものではございません。

 したがって、今後は指定管理者との協議を行っていく上で、積極的に市民意見を反映していただき、市民の理解を得るために十分な説明を行っていただくこと、また市民の皆さんの思いを十分に理解して、病院名称の表記などを行っていただきたい旨を申し添え、私の賛成討論とさせていただきます。



○楠部委員長 ほかに討論ありませんか。



◆岩室委員 そしたら、阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例に反対討論を行います。

 これまで生長会また阪南市におきましても、新しい阪南市立病院を市民とともに守っていくというふうなご意見もいろいろいただきました。名前を変えるというのは一番の出発点でありまして、本市は自治基本条例等をつくっておりまして、三位一体で物事を決めていくという市政方針が確立しております。そういう中で病院の名称といいますのは、市民の皆さんとともに考えていくべきであり、市民の皆さんと名称を考えて、その結果として市民病院、市立病院を守っていく、地域医療を守っていくということが正当性を帯びるんではないかというふうに考えております。そういう観点から基づいて、今回の条例には反対をしたいというふうに考えます。



○楠部委員長 ほかに討論ありませんか。



◆土井委員 議案第2号について賛成討論を行います。

 医師不足による不安定な医療体制からの脱却を図るため、本年4月から指定管理者制度を導入し、良質な医療を安定的、継続的に提供できるよう、社会医療法人生長会による新しい医療体制づくりがスタートします。現在の阪南市立病院の名称は市制施行の平成3年10月より広く市民に親しまれてまいりましたが、病院改革元年のスタートラインとなるこの時期に、市民に対し病院運営の責任の所在を明確化する意味においても、阪南市立病院から社会医療法人生長会 阪南市民病院と改名することは、新たな思いも込め効果的であると考えることから、議案第2号、阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について私の賛成討論とします。



○楠部委員長 ほかに討論ありませんか。

     〔「討論なし」の声あり〕



○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。

 それでは、挙手により採決します。議案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。

     〔賛成者挙手〕



○楠部委員長 賛成者多数です。したがって、議案第2号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。

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△議案第3号「平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)」



○楠部委員長 議案第3号「平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)」を議題とします。

 本案に対する説明は本会議において行われておりますので、省略します。

 質疑を行います。



◆古家委員 今回、この補正予算は指定管理者移籍奨励金のための債務負担行為ということなんですけれども、これまで行っていただいた指定管理者の選定委員会で、審査基準とか配点基準での票については、新病院に移籍する職員の労働条件についてという項目では、再就職希望の職員の受け入れとか、職員の受け入れの考え方、具体的な待遇条件等とある、この項目の審査の内容はどのようなことを審査されたんでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 当然、職員の処遇の部分ですね。募集要項等で書いておりましたとおり、優先的に職員を受け入れていただきたいというような部分、あと人件費比率の部分で、当然2法人の比較という部分もございました。そういったものを多分トータル、総合的に勘案されての配点だというように事務局としては理解してございます。



◆古家委員 では、新病院、生長会のほうに移籍される職員さんのその給与体系についてどうなるのかと、その方々の給与がどんなふうになるのか、それからもう1法人のほうにもし移られるんだったら、どんなふうになるのかというふうなことは審議されなかったですか。



◎岩本病院事務局副理事 私、一つの法人のプロポーザルしか出席してございませんが、その法人に対しては、そのような意見というか、質問等はなかったと記憶してございます。



◆古家委員 それは、生長会さんのほうに参加されたのか、それとももう1法人のほうに参加されたのか。



◎岩本病院事務局副理事 もう1法人のほうでございます。



◆古家委員 では、本当は審議の内容を明らかにしていただくことが一番いいんだと思うんですけれども、それが今のところできてませんのでお聞きしたいんですけども、生長会さんのその項目に関する審議のときに立ち会われた方、この点についてはどうでしょうか。



◎安田副市長 先ほど古家委員さんがおっしゃられたのは、審査基準のところの部分だと思います。この点についても若干の差はございました。差というのは、その中にたしか3項目ありまして、医師の確保の部分についても、職員の確保と一緒のような形での配点基準があったと思うんですが、差がついている部分については、医師に係る部分の考え方がやはり差があったので、その辺で点差がついたと。職員の阪南市からの身分の移管の確保については、両法人とも受け入れるということで書いてございましたので、それは同じことでございます。

 ただ、先ほど岩本が申し上げたように、収支計画の部分での給与比率の部分についてはかなり差があったと。それらを総合して、医師の確保と看護師の確保等についての項目についても差があったということでございまして、職員の移籍についての考え方については大きく隔たりはございません。ただ、給与規定そのものは、その選定委員会の中では議論ができてございません。これは、我々も初めて議会の議決をいただいた後、向こうさん方と給与の部分も含めて、福利厚生も含めて、どういったことを職員に提示をしていただけるんかということをした上で、職員説明会、あるいは職員の個人面談等を行いながら、生長会に行った場合の給与の実際の1年間の年額予測、それと阪南市の今の病院で勤務した場合の年収の予測、これを比較していただいて、最終的に生長会に行っていただけるのか、あるいは他の公立病院を目指すのか、または市の一般職への職種変更をするのかということを、いろいろ資料をご提示していただいて、この2月15日が第3回目の意向調査の最終締め切りとしているわけでございますので、中身そのものについては選定委員会でも比較はしてございませんでして、我々事務方としましても、2法人の給与規定等あるいは福利厚生等の比較はしていたしてございません。



◆古家委員 ということは、選定する段階ではそういう給与規定に関する議論とかはなかったということで。私が今言っているのは、生長会さんともう一つの他法人との点数の差がどこから出たのかということをお聞きしているんではなくて、その審議がされたのかどうか。給与のことは、これから移っていかれる職員さん方についてはとても大切なことなので、そのことについての議論があったのかなかったのかということがすごく問題じゃないかなと思ったので聞かせていただきました。給与規定に関しては議論がなかったということで、その後のいろんな給与規定によるその計算とかで出てきた差額、それが激変緩和措置として移籍奨励金が支払われるということは、やはり給与の格差がかなり大きかったということですよね。



◎安田副市長 確かに、給与の格差は大きなものであってございます。これは、生長会さんだけではなくて一般的な考え方として、民間と公務員の給与の差というのは特に大きい。ただ、全員がそれじゃ生長会に行って給与が下がるのかといったら、そうではないんですね。年齢の部分での格差もありましょうし、向こうに行って上がる方もおられます。一概に民間が低いということではなくて、要は市の条例に基づく給与構造そのものが、阪南市は医療職という給料を使ってございます。

 他の公立病院では一般職の給料を適用しているとこもございまして、公立病院によってもそういう給与体系そのものがやっぱり変わりますので、例えば多治見市民病院につきましては、医療職給料表じゃなくて一般職の給料表を適用してますから、民間病院の今回社会医療法人厚生会には移行しておりますけども、今回の生長会と比べては、市の給料そのものは低い状況にありますから、そう大して大きな変動はなかったと。ただ、今回の場合は、本市の場合は医療職給料表を使ってございますので、生長会の給与規定と比較すれば下がるのは事実でございます。

 以上です。



◆古家委員 その差額の補填なんですけれども、それについては市が生長会と十分に話し合いもして、給与の格差をできるだけ向こうのほうでも考慮していただいて、少なくすることで市の負担も減るということにつながっていくんではないかと思うんですけれども、そういうことについての話し合いはできなかったんですか。



◎岩本病院事務局副理事 当然、生長会さんには生長会さんの就業規則あるいは給与規定等がございます。それは現生長会さんで働いていらっしゃる職員さん、数千名といいますか、2,000名近くいらっしゃるんですか、その方と今回生長会さんのほうへ移られる市立病院の職員との差というのは、これは当然生長会さんのほうとしては、あってはならんというような部分はあるかと思います。だから、一定当然採用年数等で個人面談をする中で、その人の現在の職階等に合わせて、あるいはその方のご意見等をお聞きした上で、最終的に生長会さんが判断されたものと我々は理解してございます。



◎安田副市長 若干の補足はさせていただきますけども、先ほど岩本が申しましましたように、阪南市立病院新しくは社会医療法人生長会 阪南市民病院で働いていただく方につきましては、今の阪南市の職員と、それから生長会の職員が混合して働いていただくわけですね。その中では同じ就業規則なり給与規定を適用しないといけないと。ただ、生長会の給与規定の中で、阪南市の職員、職務に対する手当がない方も事実おられます。それは特に申しますと、歯科口腔外科などは生長会で歯科はないわけですね。これも引き続き障がい児歯科の重要性をかんがみていただいて継続すると。そこでそういった方の職員の補職に対する手当というものも新しく創設はしていただいております。

 それから、前回の委員会でも申し上げました福利厚生規定の中の有給休暇にしても、本来であればこの4月に生長会として採用されて新たに阪南市民病院に来られる方は有休はないわけですね。この部分については病院と生長会と協議をしていただいて、今回特例として阪南市から移籍する職員については、4月からの有給休暇を付与するという、こういったことも生長会としては前向きには考えていただいてございますので、すべてが原則今の就業規則に当てはめて無理だということではございませんでして、いろんな協議の中ではプラスの部分もやっていただいておりますので、その点よろしくお願いいたします。



◆古家委員 この1月8日、追加資料でいただいた分の意向調査票とかと一緒にいただいたこの長いA3の分なんですけど、社会医療法人生長会の職員となった場合の初任給と奨励金についてというものです。これによると、病院総務課で当該法人規定に基づき試算したものであって、正式な本給などについては生長会による面談、面接を受けた際に生長会から提示されるというのは、先ほどご説明あった個人面談で手当とかいろんなことを付与していって決めるということだと思うんですけども、結局、1月25日、26日に既に面接が行われてますけれども、この一人一人について当然市のほうは把握をしておられると思うんですけども、病院総務課が法人規定で計算したものと、それから生長会からお一人お一人に提示されたものとの差はかなりあったんですか。



◎岩本病院事務局副理事 1月31日に職員の意思決定というのをいただいております。2月15日にも最終という形で意思決定をいただく予定にしておるんですが、そういう最終的な、少なくとも2月15日を経過してから、基本的には生長会さんのほうにお聞きをするということで、現時点では、生長会さんの最終の個人に示された金額等については、事務局としては承知してございません。



◆古家委員 それは現在生長会で働いておられる職員さんと全く同じ条件で、特例で今回4月からの有休とかいろいろあるしにしても、同じ条件で採用されるんですよね。さらに低いということは絶対ないわけですね。ないんですね。

 初任給とあるんですけれども、これはどういう扱いになるんですか。例えば、50歳の方でもそちらのほうに行かれると初任給は、年齢は加算されるにしてもかなり低いお給料になるということなんですか、ちょっとわからないんで、教えてほしいです。



◎岩本病院事務局副理事 先ほども申し上げましたとおり、市立病院の職員が今回生長会さんのほうへ行かれるという部分と、それとは全然関係なく、50歳の方がよその病院から生長会さんへ新しく就職される場合もありますよね。そういったものと同じような形で、当然生長会としての天引き換算だとかそういった多分−−多分というか、規則は必ずあると思いますので、当然それに沿った形で算定されたものというように我々事務局は思っております。



◆古家委員 だから、初任給といっても、年齢だとか職歴、これまでの勤続年数とか、そういうことも加味されて、その給与規定できちっと保障されるということでよろしいんですね。

 それから、ほかのことでもそうなんですけれども、生長会さん主導でこれまでずっと進んできていると思うんです。提示されるままで、できるだけその条件をのむということでこれまで来ていると思うんですよ。市としてやっぱり対等な立場で協議するべきところは協議するということをしていただかないと困るんですけれども、そういう協議ができているのかどうか、ちょっと今まで疑問に思ってました。その点についてどうですか。



◎安田副市長 対等の場で申し上げるべき点はいろいろとあると思うんですが、ただ職員の部分でいいますと、生長会の組織の中で働いていただくというのが前提条件となって、その規定に基づいて提示をされた金額でもって職員に働いていただくわけなんですね。急激にダウンする、あるいは福利厚生の部分も先ほど申し上げましたように有休がないということになれば、これはやはり子どもさんを持っておられる看護師さんもおられますので、そこはやっぱり我々としても言っていかないといけないということで、その部分については申し入れて、4月から適用になっているということでございます。すべて生長会から言われたことを我々がのむんかというたら、そうではございませんでして、この部分については病院のほうで日々、今も協議をやってございますので、100%のんでいるわけではございません。その点はご理解をいただきたいと思います。



◆古家委員 これまで阪南市立病院のほうで一生懸命働いていただいた方々が移られるということで、その方々ができるだけいい条件で働けるように、そしていろんなこれからのことに関しても、サポートできる、支援できる部分はしてあげるべきだとは思うんですけれども、今回、生長会の給与規定とか、そういうのは出していただけないんでしょうか。



◎安田副市長 これは職員にも配られてないということで、非公開でございます。生長会にその旨も説明しましたけども、職員からもその辺は給与規定をできたらいただきたいという話はありましたけども、生長会の職員にも非公開にしているということでございますので、我々もその部分については公開できないということで考えてございます。



◆古家委員 ということは、市立病院の給与規定との差額を算出した過程というのが私たちにわからないですね。ということで、指定管理者移籍奨励金のための補正予算2億1,100万円余りのその根拠が具体的に説明していただけないということですか。



◎安田副市長 これはどの民間にしても給与規定そのものはすべて非公開です、民間というところは。阪南市、公の場合の条例でこれを定めなさいというのは、地方自治法なり地方公務員法の規定があって議会の議決を得て、これは皆さんの税を使用するわけですから、国の基準どおりに我々は示しているわけなんですね。民間の場合は、どの企業においても給与そのものは非公開となってございますので、今回古家委員がご心配されている部分については、給与というのは、最初決定されるとよっぽどの激変がない限りは下がることはないんですね。どの企業にしても年間の昇給がありますから。

 ですから、今回お示しをさせていただいた生長会の就業規則あるいは給与規則に基づいて決定された金額がこれから伸びていくということになりますので、今回このA3の中にも書いてございますように、23年度は昇給があって賞与等も変わりますということで、今のお示しをしている金額も上がるということも書いてございますから、その辺は我々は特に心配してないわけでございまして、給与の決定が今回示された部分で職員の皆さん方が判断をされていると。それと、前回もご説明申し上げましたように、生長会と個々職員の個人の面接、それからこの1月29日に行いました交流会等、それと向こうのほうの施設の見学会も行ってございます。

 その中で、これまで市の職員として移籍をしたいという方についても、いろんな福利厚生の部分も総合的に判断していただいて、当初よりは十数名ふえているという状況でございますので、民間のほうは給与は低くとも、やっぱり働く環境というものも職員は考えると思うんですね。その辺のことを勘案していただいて、2月15日が最終ですけども、これからもまだ生長会に行っていただける職員は、私はふえていくんではないかと考えてございます。



◆古家委員 このA3のほうでもいろいろと書いていただいているんですけど、23年度、冬季賞与から満額支給になるとか、24年度には賞与の昇給があるので現在よりは上がるでしょうということで、そういうのもどの程度上がるかわからないにしても、350%の今回移籍奨励金が言われてますけれども、ある程度そこには反映していくわけですね。



◎岩本病院事務局副理事 基本的には、平成23年、本年4月1日を基準日というような形にさせていただいて、350%を算出するということでございます。ただし、平成23年度につきましては、A3横にも書いてございますとおり、夏季賞与が満額支給されないという部分がございますんで、実質的な差につきましては平成24年度へ続いていくと、1年目と2年目以降は若干金額が違うという形になります。



○楠部委員長 ほかにありませんか。



◆岩室委員 この間説明してもらったときに、移籍奨励金は職員の給料カット等ということで原資をつくるということですよね。それで、職員組合のほうとの交渉結果ですね、現時点ではどういう内容なんですかね。



◎安田副市長 前回のこの臨時会を開いていただく前にご説明申し上げましたけども、その時点ではまだ組合側に、諸手当等もございまして一括して申し入れを行ってございます。昨日第1回目の団体交渉ということをやってございます。

 その中では、年数だとかそういったこと、あるいはカット率のことにつきましても、この2月15日を待たないと、全体で移籍奨励金が幾ら要るのかといったこともやっぱり明確ではございませんので、それ以降に全体の移籍奨励金として手当てする額はこうだと、そのことをもって管理職も含めて、我々も含めて、特別職につきましては、前回の委員会でカット率については申し上げたわけなんですけども、部長以下の職員のカット率についてはその後ということで、きのうは別れてございます。したがって、今後組合交渉は重ねていくわけなんですけども、その辺の合意にはまだ至ってございません。



◆岩室委員 前にも聞かせてもらって再確認をしておきたいんですけど、仮に最終的に職員組合の職員との理解が得られないというときに、当然原資が要るわけですから、職員の理解が得られなかった場合の対応はどうなんですかね。



◎安田副市長 前回も言葉は少し汚かったんですけども、今回申し入れをさせていただいてますので、これについてはできるだけ合意形成には努めないといけないというのは、やはり理事者側にも責任はございますので、その旨についてはこれから協議に入っていくわけなんですけども、最終妥結を得られないということがございましても、今回、本日、退職金も含めてなんですけども、移籍奨励金については、新年度予算、23年度の予算ということになりますので、それまでに何とか合意形成を図りたいと思っておりますけども、3月議会の条例提案につきましても、追加案件としてお願いをせざるを得ないのかなと思うんですけども、合意形成が図れなくても給与カットの条例提案については、理事者としては議会のほうに上程したいと考えてございます。



◆岩室委員 当然、職員と合意できれば一番いいんですけどね。職員にしたって承知のように給料が下がるということは、生活内容も変えざるを得ないという要素もいろいろ出てくると思うんですね。そこには配偶者、子ども、またもろもろの家族の問題がありますから、できるだけ合意を図れるような形でこれからもやってほしいということです。

 それと、前にも申し上げたと思うんですけど、職員というのが退職金をもらって職員でなくなるわけですよね。そういう中へ5年間で350%の移籍奨励金を支給すると。まだまだ雇用条件が厳しいし、労働条件も厳しいという中で、市民の目線で考えられたら納得できるということはかなり厳しいと思うんですね。その市民の目線に関する考えというのはどんなもんですかね。



◎安田副市長 市民目線ということで考えるならば、岐阜県の多治見市民病院が本市と同じような形で指定管理者に移行しました。そのときにも移籍奨励金ということを、当初は公費でもって、その公費でもってというのは前回もご説明申し上げましたように、地域医療を存続するというのが阪南市としての責任でございまして、これが指定管理ということで社会医療法人生長会にお願いするわけなんですけども、医療体制が整わないと医療サービスが提供できませんし、それとこの病院で今患者さんを診ておられる、先生も含めてやはり職員の方に残っていただかないと崩壊するということがございます。

 そういう意味では、多治見は当初公費でもって移籍奨励金を支払うということでございましたけども、いろんな意見があったと聞いてございます。賛成の方もおれば、今岩室委員がおっしゃったように、整理退職の分をもって退職金を手当てして、移籍奨励金をなぜ税金で出すのかといったこともあって、前々回の本委員会でもこの移籍奨励金に対する考え、市民に理解が得られるような制度構築という意見もございまして、最終的には市としても、これは当然それぞれの地域のきちっとしたものがございまして、多治見市の市民の気質が阪南市に当てはめられるかどうかは別として、そういう声も全国的にあるわけで、今回阪南市としても、職員の皆さん方でこの阪南市立病院を支えていただきたいと市長からも職員にお願いをしてございます。

 そういう意味では、やめられた方について、市のほうに来ることも可能なんですね。そこは医療職、専門職として阪南市立病院を今後も支えていただくという思いにやっぱりこたえるという、これが職員としても全員で支えていただきたいということでございますので、市民目線で考えるならば、税金投入というのは心配されるような形でそういった声も挙がってこようかと思います。今回は、基金から一時は立てかえるわけなんですけども、職員の皆さん方にご協力をいただいて、その原資でもって移籍奨励金を手当てしたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。



○楠部委員長 ほかにありませんか。



◆二神委員 質問させていただきます。

 今、岩室委員から質問あったところでちょっと気になることがありまして、阪南市職ということで交渉スタートと、第1回の部分ですね。よろしいですかね。当局側から移籍奨励金の原資相当分の給料カットについては、財政難ということよりも市議会での意見や市民感情を考慮し、政策的判断をもって実施決定したものであり、撤回することは困難であるとの回答があったことから市職として、当局側が一方的に指定管理者制度導入を決定したのであるならば、政策的判断として一般財源から移籍奨励金を支出する方策もあるのではないかと訴えたものの、交渉は平行線をたどりましたと、こういった文言があるんですけどね。ただ、財政難ということよりも市議会での意見や市民感情を考慮しというところで、この点についてちょっと質問いたします。



◎安田副市長 これは前々回の委員会でそういう意見もございました、確かに。これは職員もすべて傍聴で聞いていると思います。それと、市民感情というのは、私が先ほど多治見市の例を申し上げましたけども、それは市民の気質というものが当然あるわけですけども、そういうことがある以上は、阪南市でも当然そういった声も上がると思います。そういったことでそういう表現が組合側としては書かれたんかなと思います。それは、我々が意図してそのことを書いているわけではございませんでして、組合として申し入れたときの言葉として書かれているのかなと思います。



◆二神委員 今の副市長の答弁では、当局側の言うていることと違うということでいいんですかね。



◎安田副市長 いえ、当局側の言うていることと違うということは言ってはおりません。前々回の委員会でこの移籍奨励金の案についてご説明申し上げたときに、税金で賄うのはいかがなものかということの質問がございました。これに対しては私が、今後市民の理解を得られるような制度を構築してまいりたいというご答弁も申し上げたと思います。職員組合に申し入れるときにもその点についてはご説明を申し上げてます。ただ、その書いた記事の内容については、理事者がそこに関与しているわけではございませんでして、我々が申し入れたときの内容をもって新聞を書かれたと思いますということだけでございます。



◆二神委員 交渉をするに当たって話し合いは当然あるかと思います。そういったことの中身は、こういったことは理事者のほうからは言ってないということでいいんですかね。



◎福山市長 我々、一番当初この移籍奨励金の話が出たときに、私もそうですけども、確かに市民目線とか云々という前に、職員の皆さんは音声傍聴をやってますよと。だから、発言した議員さんの中身というのはすべて皆さんは十分知っていると思います。だから、我々がそういう考え方云々じゃなくても、職員組合からしてそのことを受けとめて、職員組合としてそれを総論的にまとめただけであって、私がこれまで言ってきて今お願いしているのは、移籍奨励金というのは上積みではありませんよと。要は、ここで引き続いて残っていただける、地域医療を守っていただけるために、その部分の生活給に及ぼす激変緩和についてをお願いしていると。

 そういう中で、今までも何億円、何億円という一般会計からの繰出金についても、我々は英知を絞り職員一丸となってこれまでやってきたものですから、同じ職員の公務員の身分を剥奪することによって迷惑をかける中で、同じようにみんなで助け合っていただきたいと、それに伴う形の中で私は今職員にお願いをしてます。だから、本来なら当然言われるかとは思います、税金でと。先ほども税金云々の投入は考えてないと。考えてません。できる限り組合と合意を図れるよう私も努力していく中で、みんなで支えこの市立病院を運営していきたいと、このように思ってますので、そこの記事につきましては、当然組合側の思いもあろうと思いますけども、我々がどうのこうのという感覚で物は言っておりません。その点よろしく。



◆二神委員 ちょっと見解の相違があるということで判断させてもうていいですかね。

 そしたら、先ほどから出ておりますこの支給割合の350%ということで提示して協議しているかと思うんですけど、その中で49名の対象ということで概算額2億1,100万円という報告も前回の委員会でもいただいておりましたので、前委員会のときに職種変更というか、一般職に戻りたいと、そういったところで意思決定は2月2日の現時点でどうですかということで、市のほうに帰りたいというのが20名ほどいてるというような答弁があったかと思うんです。この20名は2月15日に最終決定ということですので、また人数が若干変わってくるかと思うんですけども、もしこれが変わらず20名という形で職員さんが戻ってこられるといった場合はどうされるのか、どのようにお考えか、お伺いいたします。



◎安田副市長 前回の1月31日現在の状況ということで、生長会に行かれる方が24名、阪南市へ来られる方が20名、それから他公立病院が2名、それからやめられる方が2名、1名が未定というご報告を申し上げたと思います。今現在、いろんな条件提示をさせていただいて、職員の方が2月15日に最終決定をされるわけなんですけども、仮に1月31日現在の20名の一般職への職種変更ということになればそれは、現在の阪南市の職員定数については、一般職の方が今305人、286名が職員数でございますけども、たしか19名しか差がないと思います。それで、病院の事務職については11人がこちらに来られるということもご説明を申し上げましたけども、それを足すと31名ということになりますので、まずは3月の定例会におきまして、定数の条例については改正をお願いしないといけないということになります。それから、個々に来られる方につきましては一般職ということでございますから、看護師職あるいは検査職、レントゲン職いろんなコメディカルの方もおりますけども、一般職としてそれぞれ今現在臨時職員で頑張っていただいている組織に対して職員配置を考えていきたいと考えてございます。



◆二神委員 昨年の11月19日の市立病院関連特別委員会で、職員さんの身分はどうなるのかというような質問をさせていただきました。そのときには本当にいろいろ答弁いただいて、職員さんの身分等についても、急いでいるかとは思うんですけど、やっぱりしっかりと配慮していただきたい、じっくりと話し合っていただきたいというような発言をさせていただいたんですけども、今後2月15日にならないとこれはわからないことですから、今は想定の話で、1月31日現時点でのという話で答弁いただいてますけども、この債務負担行為云々、指定管理者移籍奨励金、このタイミングだったんかなとちょっと考えたりするわけなんですけれども、ただ2月15日に意思決定の回答をもらうわけですから、今そのマックスの49名の2億1,100万円ということになっているかと思うんですけども、1月31日現時点では20名、ひょっとしたらこれがやっぱり一般職員でいときたいということで、また30人、35人ということも考えられます。その割合350%はもう決定で上程してきているわけですけど、職員さんがふえるということも考えたりすると、そこら辺の方向性というんですかね、考えはいかがでしょうか。



◎安田副市長 この債務負担の設定につきましては、49名、退職をされる方が2名おるんですけど、その方全員の移籍奨励金の債務負担としてここに上げさせていただいてございます。ですから、1月31日には20名ですけども、最終的には全員仮に行ったとしての債務負担でございます。その点よろしくお願いします。



◆二神委員 確認で49名ということですんでね。ただ、この49名はそしたらすべて職員さんに戻りたいというような意思決定がされた場合、それはそれで方向性は大丈夫なんでしょうか。



◎安田副市長 当然、これも職員組合からも意見がございました。そのときに私が申し上げたのは、すべてこちらに来るとしても、それは全員受け入れますと。それを受け入れるとなれば、今後の定員管理計画も大幅に見直していく必要がありますので、採用抑制もやらないといけないということになります。その点は仮に49名すべて来られるということであれば、うちは受け入れざるを得ないということで考えてございます。



◆二神委員 もう1回確認いたします。その49名が一般事務職員に戻りたいというようなことがあっても、これの受け入れはオーケーということで大丈夫なんですかね。



◎安田副市長 49名仮に全員がこちらに来られるとしても、私どもは全員職種変更した上で受け入れをさせていただきます。



◆二神委員 財務部長さん、どうでしょうか、大丈夫でしょうか、いけますか。



◎大宅財務部長 49名こちらへ来るということになりますと、1人1,000万円で4億9,000万円、約5億円の人件費が余分にかかってくるということで、非常に苦しい場面が出てきます。財政としたら、こちらに職種変更してもらう方が少ないほど運営は楽です。そういうふうな状況の中で、市立病院からこちらのほうへ来られるのが今最高20人と聞いておりますので、今後2月15日に向かって、僕は、少なくなっていくんと違うかと、20名から49名になることはないんと違うかということで、そういうところの抑え込みは考えておりまして、今の状況で変わってくると、1年間に1億5,000万円前後の人件費が多くなっていくということで、そこをどこかで吸収していきたいということは考えております。

 以上です。



◆二神委員 詳しい説明ありがとうございます。ただ大丈夫でしょうかということで、厳しい、難しいというんですか、大丈夫でしょうか。



◎大宅財務部長 大丈夫というような私の太鼓判を押すような場面ではないと思います。今後、シミュレーションの中でまた収入とかいろんな状況を踏まえて考えていきたいと思いますし、起債のほうも27年度には一部市立病院関係の部門が終わる予定をしてます。そういうふうなところで将来に向かっての考え方もひとつ持っているところでございます。



◎福山市長 今、財務部長のほうから、確かにすべてが一般職という職種変更で来られたら、その時点では大変な状況になるというのは、もう十分理解しております。ある意味では、そういう意味もありまして、私として移籍奨励金もありますけども、その部分職種変更で来て、いっとき必ず人件費が上がります。ラスパイレス指数も大きく100を上回ると。そういうことを極力抑えるということもお願いしながら、今給与の減額を全職員でここを乗り切っていきたいということです。当然、今後職員の定数管理の話もございます。しいていえば、ある意味、過去に行ったように採用のストップとかいろんな形で抑制をしていかなければならないと。

 それと、全体の一般会計ベースでのそれぞれの事業の集中と選択の話も出てこようかと思いますし、そういう中での組み立てが必要だと思っております。確かに、ただ全員が職種変更という中で来られたら、いやあなたはだめですとかそういうことは一切できませんので、すべて受け入れるということで、副市長のご答弁のとおり、私もそういう考え方の中で、その部分については職員全員で汗をかいていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いします。



○楠部委員長 ほかにありませんか。



◆武輪委員 この指定管理者移籍奨励金は、できるだけ現状で移っていただきたい、そういう意味で奨励金というものをつくったんですよね。これで今20人の方がこちらに来るとおっしゃっているんですが、市長としては全員行ってもらいたいのが旨だったんですが、どうしてこうして20人が来られるようになっているんでしょうか、そこのところ……。



◎福山市長 先ほど古家委員からのご質問もありました。今、それぞれの条件を提示してます。今回、条例関係はすべてそうですね。ここに対しても福利厚生の部分に対しても、給与の開きに対しても、すべて生長会さんも個人面接をしながら、すべて個人個人の意向の中で来ております。今現在も職場体験でコメディカルの方々も来てますけども、このコメディカルの方々もこの15日でどのように気持ちが変わるかと。これは個人個人の判断であって、なぜ20名がとかというものとは私は思っておりません。やはり地方公務員としての身分をそのまま続けていきたいから今こちらのほうを選んだと。

 だから、選ばれて来る方につきましては、これは今言っておりますように、職場が変わることによって環境も変わります。全職員で見守っていってほしいということでも私はお願いをしてますから、だからそれはそれぞれの条件、条件、家庭の状況もございましょうし、一人一人自分の判断で私はやっているものと思います。

 以上です。



◆武輪委員 今回の市立病院を退職する職員は、分限免職、整理退職という、本来はそうですよね。でも、それでは気の毒というのか、そういうことで勧奨退職という制度で今回いたしましたよね。その分限退職、整理退職だったら一応皆さんに退職していただけるわけですよね。こうしてそれでも一般職員に職種替えで戻ってきたいということはできるのですか。



◎安田副市長 これは労働の関係の中で、こういった病院を廃院ではないんですけども、職の席をなくすということについては、いろんな形を考えないといけないんですね。いわゆる回避する努力をやったとか、あるいはその職員の雇用について考えたとか、いろんなことを考えないといけない。他の自治体病院では一切移籍をしなくて、市の職員に切り替えたところもありましょうし、市の職員として一切職種変更を認めていない自治体もあるわけなんですね。これは阪南市としては、医療を継続したいというのが最も大きい理由なんですけども、やはり職員の身分を守らないといけないという部分で、市のほうへの一般職の職種変更も認めようということになったわけでございます。本来は、地域医療を存続ということであれば、皆さん方に向こうへ行ってください、市の職種変更は認めませんということが一番いいんですけども、それはやっぱり職員がいろんな家庭状況なりがございますから、いろいろな選択肢を今回我々としては考えた次第でございます。

 それで、分限免職という、退職になった場合でも移籍奨励金というのは、今の条例の制度からいえば、自己都合ではありませんから、職制の廃止ということで分限免職という形になるんですけども、これはやっぱり職員の心理面に与える影響というものも考えまして、いわゆる特例条例で何とか職員の皆さん方で選択をしていただくという形をとったわけでございます。いずれの場合でも移籍奨励金というものは我々としては考えてございました。



◆武輪委員 それの場合、私が質問させてもらったときに、市民さんに納得してもらえるような、そういうことを考えてくださいと言って、そのときに職員の給与カットでそれを補ってくださいとか、そういうお願いはしていないんです。市民の皆さんが、地域医療を守るためにそれぐらいの奨励金というんですか、それはしようがないねというふうに理解してもらえるように考えてくださいねとお願いしたのであって、5カ年350%とか、そういうものはお願いしていないのであって、先ほど二神委員からも言いましたように、財政難ということよりも市議会での意見や市民感情を考えて政策判断をしたというようにここに書かれてますが、税金を使わないで考えてくださいと、そういうふうな意味ではないんです。だから、税金を使わないでというよりも、内容をもっと考えてしていただきたいなということだったんですが、いかがですか。



◎安田副市長 今回の移籍奨励金については、職員組合といろんなお話をさせていただいて、職員組合そのものも全国の事例もいろいろ研究されてございました。私どももこういったことも含めて、この特別委員会でもご報告しましたように、氷見市民病院と多治見市民病院へ視察に行ってきまして、移籍奨励金というものについても聞いてきてございました。

 我々としては市立病院をやはり存続するということが大前提になりますから、そのためには職員の方に生長会のもとで働いていただきたい、この点がやっぱり組合との話し合いの中で、率というものが交渉条件になってくるわけなんですね。多治見市の場合は300%、氷見の場合は390%ということで、私どもとしましては、できるだけ職員に負担がかからないようであれば300%ということがあるんですけども、これは交渉の経過の中で最終的に合意、確認が得られたのが350%ということでございます。

 それから、委員さんのほうからご質問が出た、税金を使うについては市民の理解を得るような形ということになれば、市民の理解ということは税金投入するということに対して、多治見市でもいろんな意見がございましたので、これは例えば2分の1であっても多分同じ議論になるであろうと。そういうことの中で、職員皆さん方で何とかやむなく阪南市の公務員を離れて向こうに行っていただける方については、皆さん方の給与でもってこれを支えていただきたいという結論に達したわけでございます。



◆武輪委員 職員の給与カットということですが、職員の皆さんも生活がかかっているのであって、給料カットというのはすごく何か納得いかない部分があると思うんです。職員の生活を守る意味からも、勧奨退職金をもらって、そして一たん職を離れている方なので、その方の移籍奨励金ということで職員の給与カットというのはどうも私は納得ができないし、またこれが市職がそれでオーケー出たのであればまた譲るところもあるんですが、再度お尋ねいたしますが、市職との関係はどのようになっておりますか。



◎安田副市長 職員組合とは、先ほどご答弁申し上げましたように、きのう初めて第1回目の団体交渉、それまで事務折衝という形で、市の考え方は一定ご説明は申し上げてますけども、これからということになります。



◆武輪委員 これからということなんですが、2分の1であろうと市民さんは納得しないということでありますけれども、市民さんに説明というんですか、そういうものはぜひ必要であって、私たちは市民の皆さんから雇用されているのであって、税金を使わせてもらっていろんなことをしてますので、市長、市当局はそれの、市長は任命権とかいろいろあるんでしょうけども、市長も皆さんから選ばれたということで、市民さんから雇用されているような感じなんですので、やはりその人たちが納得して、給与にしたって税金ですから、だから税金の使い方をしてもらったって、病院のために、地域医療を守るためにしようがないなというふうな情報開示してきちっと説明もしていただきたいと思うのです。



◎安田副市長 我々、給与は税金からいただいております。これは議会の議決を得た給料表に基づいて、市民の代表の皆さん方に議決をいただいて出しているわけなんですね。今回、移籍奨励金については、そのうちの一部を補填するわけですけども、それは市民への説明は私は要らないと思います。やり方としていろんなやり方があるんですね。給与というのは、給与決定の原則に基づいて支払いをするわけでございまして、これが一たん職員の手元に入って、そこからいただくという方法もありますけども、そういう方法ではなくて、今回、条例に基づく給与について一部をカットして、それを補填として持っていきたいということでございますので、この部分についていろんな考え方はもちろんあると思いますけども、これをあえて市民に説明をする必要があるかと申しますと、私はその部分についてはないのかなと考えます。



◆武輪委員 給与ももとをただせば市民さんの税金なので、そのように思いますし、また給与カットにつきましても、説明を聞いたじゃなくて職員の皆さんがある程度納得しないと、やはりこれからの仕事の上でも士気が下がっていくかと思いますので、そこのところをよく考えていただきたいと思います。



◎安田副市長 この3年前もたしかこれまで給与カットを2.5%3年間、2%を半年間延ばしたということもございます。これは給与カットになりますと、職員として100%納得するかといったら、恐らく無理なんですね。今、我々も職員組合との合意形成に努めてこれから交渉を重ねていくわけなんですけども、前回のときも職員組合が、それじゃ賛成しますということではないわけなんですよ。前回までの給与カットは、財政健全化団体に転落する可能性があるということで、行革の一環として職員の皆さん方に給与カットを3年半やっていただきました。

 このときも組合は、その原資は一体どこへ消えたのかということも言われました、どの施策に使ったんやと。確かにそうなんですよね。今回は目的が決まっているからいいというわけではないんですけども、市立病院に勤めておられた方が断腸の思いで公務員という身分を捨てて生長会のもとで地域医療を継続するためにしていただけるんですから、それが目的として皆さん方に給与カットをお願いしたいという明確な理由で我々申し入れてございますので、最終的には合意形成には至らない可能性は十分ありますけども、その点は総論としては理解していただけるんではないかと考えてます。



◆武輪委員 市長も私なりに努力させていただくとおっしゃっておりました。市長のほうは何%カットでしたでしょうか。



◎福山市長 20%です。



◆武輪委員 副市長は15%でしたね。それが最大でしょうか。



◎福山市長 私としては20%で、なおかつ私は選挙のときに退職金は1銭ももらいませんということでこれまでやってきますし、だから私としては20%ということで今お示しをさせていただきましたので、20%ということでいきます。

 以上です。



◆武輪委員 私の勝手な判断ですが、市長がひょっとしたら全額、いや50%ぐらいカットされるのかなとは思っておりました。



◎福山市長 そしたら、そこまで言われるんであれば、私は50%でも要らんということがあったら、何ぼでも言いますよ。私も生活があるんですよ。できる限りのことを私としてやっているんですね。だから、それに対して何%カットというのは、これは私が決めて議会の議決を今もらおうとして、これからですよ、今やろうとするわけですわ、次の3月議会でね。そこで判断していただいて、市民の代表である議員さんが私の20%を議論、退職金は要らないというときもそうでした。そういう議論の中でやってきておりますので、だからそこはそこで十分議論してください。

 以上です。



◆武輪委員 私は50%ぐらいかなと思ってましたというだけであって、いい、悪いは言っておりません。



○楠部委員長 ほかありませんか。



◆二神委員 それでは、質問させていただきます。

 この原資ですね。職員さんとしては、先ほども提示させてもらった阪南市職ということでのニュースですね。2月9日付の分も、市議会の意見や市民感情等を考慮しという言葉も入っておりました。先ほど申し上げました、また質問した中では、理事者のほうとしてはそういったことではなくて、職員組合のほうが言われているというふうなことなんですけどね。

 ただ、職員さんとすれば、市長が指定管理者という方向性で決定したんやから、むしろ責任とってえなと、何でこんなん職員さん一人一人に一緒に、ともにと言われても勝手な判断やないかというような考えかと思うんです。

 また、もう一つは、この委員会のときに毎年4億円、5億円病院へ入金、投入しているというような市長の発言もありました。先ほども何億円、何億円というような発言もありましたんでね。ただ、この4億円、5億円が毎年だだ漏れというような発言があった中で、住民さんへの説明を懇切丁寧にすれば、この市民感情についてというのは大丈夫なのと違うかな。2億1,107万1,000円、そこはどうなんでしょうかね。



◎安田副市長 私、地域の気質というものが全く違うという、例えば、岐阜県の市民感情が阪南市に全部当てはまるんかというたら、多分そうではないと思います。やはり説明すれば理解をしていただけるという部分は多分にあるんかなと思いますけども、それじゃ全員がそれで賛成していただけるんかといったら、多分ないんですよね。いろんなお声がありますので、その声に対して説明責任として、地域医療を守るために何とかという説明になろうかと思うんですけども、他市の氷見市でもそうでした。氷見市もやはり税金投入はだめだということで、職員の皆さん方にお願いをしたということでございますので、直近で指定管理に移行したところの移籍奨励金については、そういう形で対応してますので、市としても市民感情とそこに書いてますけども、税金で投入すれば、当然そういう声も上がってくるだろうということで、今回職員の皆さん方に、皆さんで支えてくださいというお願いをしてございますので、その点はよろしくお願いいたします。



◆二神委員 よろしくお願いいたしますということなんですけど、ただ先ほども申し上げた、市長はこの委員会等で何億、4億円、5億円と毎年だだ漏れしているんやということから始まって、市民さんへの説明で2億1,107万1,000円ですか、この額について、財政厳しい中やけれども、そういう形でご理解いただきたいということであれば、その意思疎通というか、市民さんの考え方もいろいろありますけど、長いスパンで考えたときにそういう発言も、考え方もできるんではないかということでちょっと発言させてもらったんですけども。



◎福山市長 私も職員の給与カットというのは初めてのことです。基本的にはしたくないという思いもありますけども、この問題につきまして、今始まった問題ではございません、19年6月以前からでございます。その中でのこれまでの経過の中で時系列的にまとめていきますと、いっときで10億円これは退職金も含めて赤字を出して、そこから累積でやっとの思いで何とか病院の灯をともすことができここまで来たと。

 しかし、指定管理者に方針を変更したというのは、内科医師の招聘の先行きが見えないし、またこれ1年延ばせば、少なくとも今1名の常勤医師をやっとつかんだんですけども、やはり四、五億円の一般会計からの繰り出し、その中でこの短期間での判断をしました。

 これまで民設民営の話もあったんですね、ご存じかと思います。すべて破棄された中での今ある姿です。職場を何とか残し、医療も守りと、これは私の判断であって、今二神委員がご指摘の部分で、当然きちっと説明していけばということもあります。5万8,000人の方々すべてがすべて職員の給与をカットして阪南市立病院をという方々ではないとは思いますけども、今日まで支えてきたということで、先ほども申し上げましたように、本当につらい判断をさせて申しわけない中での思いがありますし、そこの部分というのは、この移籍奨励金を市民目線でといって、税金を投入するとなればまた同じ話で、なぜこの部分に対して税金を投入するんやと。

 同じ議論になるから我々は、私とすれば、今のお言葉はありがたいんですけども、我々の給与をもってこの病院を再生していくという思いを一つにして、私は職員に訴え、ご理解を賜っているところでございます。100%の合意というのは、これまでも給与カットはしたけども、まずございません。いろいろとこれからかなりの市職との議論はしなければならないと、こういう思いは持っておりますけども、その部分で全員で支えていきたいという思いで、これは他の事業もこれからやっていかなければなりません。病院だけの問題じゃありません。おくれることのないようにということで、今までおくれをとってきた中身に対して、投資的事業もそうですけども、いろんな施策を展開していかなければなりません。そういう総合的な判断の中で私としたら皆さんに訴えたということですので、その点、理解をお願いしたいです。



◆二神委員 市長から理解していただきたいということなんですけども、何回も同じようなことになるんですけど、昨年の11月19日には、大事な職員さんですからということの発言の中には、病院で働かれている職員さん、また阪南市の一般の職員さん、もう職員さん全員のことを考えたら、やっぱり大事に考えていただきたいということと、先ほど申し上げた、毎年このままいくと、市立病院を存続させるためには4億円、5億円というお金を投入せなあかんというようなところから指定管理者に進んだわけですから、そういった中で、今後長いスパンで考えると、病院存続のために4億円、5億円投入することを考えればということでしたら、やっぱりこの2億1,107万1,000円というのは、市のほうからの持ち出しでいけるのではないかと思いますので、そこら辺はしっかりとまた検討していただいて、組合との話し合いもあるかと思いますので、職員さんを大切に考えながら配慮して検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



◎福山市長 私の思いは、今二神委員のご指摘のある職員を大切にということは、十分私は思っております。本当にここ2年の勝負であろうと、このように思っておりますし、そこの部分というのは、全体的な中で議論をしていきたい、十分市職ともお話をさせていただきたいと、このように思ってますので、よろしくお願いします。



○楠部委員長 ほかにありませんか。



◆古家委員 このことで原資のことが今問題になっているわけですけれども、私もこの前の2月2日の委員会でもいろいろと述べさせていただいたように、職員さんのお給料カットということで、この奨励金の原資をつくるということ対しては賛成できません。地域医療を守ることがどうしても必要であるとか、阪南市立病院をどうしても守っていきたいという市民合意がまずあれば、税金投入することについても市民の皆さんの理解も得られるはずだと思うんですけれども、そのことについて市民の合意形成をこれまでやってこなかった、皆さんの意見を聞いて、本当に市立病院が必要なのかどうか、地域医療をどういう形で新しくしていくのか、再生していくのかという議論がされていなかったことがやはり一番の問題なんじゃないかなと今また改めて思いました。

 先ほどから職員さんにご協力いただく、お願いするという言葉がたびたび出てくるんですけども、ご協力いただくとかお願いするとかというのは、強制するものではないと思うんですね、日本語として。ご協力いただけるような形を何か考えられてはいかがかと思うんですけれども、そういう考えはないですか。



◎福山市長 この短期間でここまでやってきたというのは、市立病院をきちっとした医療ができる体制にと、これはあくまでも市民さんが望んできたことが4月から始まりますと、これはご理解していただいているかと思います。職員に対しても、当然何を言っているんやと、こういうふうに言われるかもわかりませんけども、これまで来て、きょうでも意見が分かれるわけですね、委員さんの中でも。だから、そういう中で我々はそうことを言われないように、当然理解なんて、先ほどから100%合意なんかないというのも言ってますし、そういう中での一番ベストな方法をこれから協議するということですので。

 この病院に対してこれまでいろんな形で議論されてきたと思います。確かに、指定管理に移行してから拙速過ぎるとかいろいろありましたけども、本当にこの部分によって4月以降の医療体制なり、これが目に見えてあらわれてくると市民さんも十分理解もしていただけるだろうと。ただ、職員につきましては、今おっしゃっているような形で、二神委員からもありましたけども、十分議論をしていきたいと。今はご理解とご協力という形でしか私としては職員に対しては言えないと、このように思っております。



◆古家委員 先ほどたしか岩室委員の質問でもあったと思うんですけれども、合意形成を図っていくということなんですけども、最終的には合意100%はあり得ないと、どういう場合でもあり得ないんだということを前提にしておられますけれども、最終合意というか、妥結されなくても、合意されてなくても押し切ってしまわないともうこれは事が進まないんだということで進めていくということなんですけれども、そういう形でやってしまうということが、それこそ職員さんの理解と協力はなかなか−−表面的に決まってしまえば仕方がないということにはなるかもしれませんけども、それは職員さんの働く意欲、この前も副市長からお金だけの問題じゃないということを言われましたけれども、そういう押しつけみたいなやり方をすること自体が、職員さんのやる気というのか、これから市民さんのためのサービスの低下につながらないかという、結果的には、そういう心配をしているわけです。そして、そういう非民主的なやり方というのは、やはりいけないというか、これから自治基本条例とか市民と行政と議会と、その中にはもちろん職員さんも入っているわけですから、そういうところでいろんなことを進めていこうとする中で、こういうやり方が許されていいのかということをすごく疑問に今も思ってます。このことについて市長のご見解を。



◎福山市長 自治基本条例は十分中身を熟知した上での発言をさせていただいた。三位一体は当然わかっております。職員として、また市長としての職務、市議会議員としての職務、市民としての職務、職責もあります。そういうお互いの中で、私は市長提案としてきょう議会にお示しをし、皆さんのご意見を今伺っております。これは自治基本条例もありますけども、地方自治法という上位法があるわけですね。そこを引用した中での今議会との関係、我々公務員の身分は地方公務員としての、そこの部分につきましても自治基本条例できちっとうたっております。そういう流れの中で今私として手続を踏ませていただいておりますので、そこの部分はまずご理解をいただきたいと思います。

 それと、今なぜ税金を投入と。仮に皆さんが全員合意の中で、この移籍奨励金について、二神委員からも十分説明してとありました。税金を投入と。でも、今の市立病院の職員の方々20人全員がもし市の職種変更でというご質問もありました。すごい人件費が上がるわけです。そこでだれかが犠牲になっていかんと。その部分につきましては、先ほど冒頭副市長から言いましたように、これから非正規雇用、臨時職員の方々にしわ寄せもいきますけど、正規職員との部分もございます。

 それもありますし、当然いろんな制度の中で、例えばおくれることのないようにということで、これから3月議会で当初予算を審議していただきますけども、子宮頸がんやらいろんな形の中で予算措置をしていかなければならない。道路の舗装もそうです。すべてのセクション、セクションの仕事場がございますし、そこでこのしわ寄せが、やっていかなければならない施策に充当できるお金がなくなるということに対しては、おくれることですね。だから、総合的に判断していく中で、今ここで職員一丸となって一番きついこの23・24年度に、ともに英知を結集し、この阪南市立病院問題またすべての施策展開にも一緒になってお願いしたいという思いでの中で今お願いしておりますので、この点よろしくお願いします。



○楠部委員長 質疑中ですが、1時間半経過しましたので、2時45分まで休憩します。

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△休憩 午後2時28分



△再開 午後2時45分



○楠部委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。

 質疑を行います。



◆古家委員 給料カットのことですけれども、毎年続いているマイナス人勧とか、この間の生活の大変さ、特に若い職員さんの子育て世代、教育費にかかったりとかいろんな支出、それでも計画的に一生懸命生活しておられる中での給料カットというのは、やはり生活に大きな影響を及ぼすものであるということも認識いただいていると思うんです。そのことで単なるご協力いただく、お願いすると言うだけでは、職員さんの本音のところは、生活の糧をカットされてしまうということで、先ほども言いましたように、仕事に対するモチベーションに影響してくると思います。それがひいては市民サービスの低下につながるというのは、このことだけではなくてほかのことででも、市民アンケートに出てくる意見の中でも、最近元気がないんじゃないかというような声もたくさん聞かれたりしているわけですから、職員さんの生活の基礎のところをきっちりと支えるのも、市の重大な責任であるというのは繰り返しこの間も申し上げてますけれども、そこのところをきっちりやっていただきたい。先ほどどこかにしわ寄せが行ったらいけないということですけれども、今現にそうやって職員さんにしわ寄せが行こうとしているわけですね。

 いろんなこれから施策を進めていく中で、優先順位をつけてもらって、財政調整基金もどんどん減っていったりしてなかなか大変だということは今までも言ってはりましたけれども、何とかそこを工面してやっていっていただきたいと。職員さんの給料カットに手をつけるのは本当の最後の最後でなければならないと思うんですけども、本当に最後の最後に来ているのかどうかということなんですよね。先ほど二神委員の質問でも、そんなに厳しいんですか、大丈夫なんですか、どうですかみたいなことだったんですが、聞くところによると、何億かのお金もどこかにあるようなことも聞きますので、そこら辺を利用してもらって、給料カットには手をつけないでいただきたいと思ってます。



◎安田副市長 以前の給与カットにつきましては、確かに財政健全化団体の転落回避ということで、皆さん方に給与カットということでお願いをしてきました。今回も決して財政については良好ということではないです。ただ、財政調整基金も12億円余り、これまで職員の皆さん方にも定数管理を見直して、100名以上の縮減を図ってきた中で効果が出ているという部分でございます。今回も当然いろんなお声はいただいているわけなんですけども、この移籍奨励金につきましては、今財政調整基金で手当てすることはそら可能でございます。

 ただ、市民のいろんなお考えは当然あるわけでございますので、今回病院継続のためにも職員にやめて向こうに行っていただけるんですから、何とか職員の皆さん方でこれを支えていってくださいという大命題がございますので、それについていろんな職員は生活されている方はおりますから、当然これから小学校へ上がられる方、例えば高校へ行かれる方についてはやっぱりいろんな経費が要るわけですね。そういう中で年間四、五十万円下がる方については、家計への圧迫はこれは私どもも非常にあるとは思います。しかし、その中でもいろんな施策の積み残しもあって、これからやっていくということになりますので、財政が苦しいということでの給与カットではないということで、この市立病院の地域医療を何とか存続させるために皆さん方に一緒に支えてくださいということでお願いをしてございますので、今後、組合交渉、団体交渉が続きますけども、その辺のご理解は我々理事者としてはしていきたいと、このように考えてございます。



◆古家委員 財政が苦しいということではなく、病院の職員さんたちの進路選択、できるだけ生長会のほうに移っていただくために皆さんも一緒に痛みを分け合ってくださいということで言ってきておられるわけですけれども、政策として今まで進めてきた指定管理者導入ですから、当然それは職員に泣いてもらうということじゃなくて、税金をむしろ投入するべきではないかと思っているんです。その点についていかがですか。



◎安田副市長 繰り返しのご答弁で申しわけないんですけども、我々も当初は地域医療を守るということであれば、税金を投入して何とか職員の安定した移籍をと願ってございました。ただ、多治見市なんかのニュースを聞いておりますと、やっぱり市民からそれに対してのみ意見を聞いたらあったということで、それは全国的な流れになっていくんではないかと。阪南市でそれがそしたらすべての市民がだめだということなのかという、そら確証はしてませんけども、そういう声がやっぱり全国で上がって、氷見市にしろ多治見市にしろ職員の皆さん方に協力を得たということであれば、当然阪南市としてもその辺をやっぱり考えないといけないのではないかと。

 最初の時点で移籍していただくに当たっての手当てというのは、我々も当然やらないといけないだろうと。一般職についてもできるだけ回避すべきだという考えを持っておりましたけども、やっぱり職員の皆さん方にいろんな多様な選択肢は、古家委員からもいろいろ質問いただきました中で、そういう制度も今回採用させていただきましたので、一般職に全員が来れば、これで先ほど市長が申し上げましたように非常に財政の負担が大きくなるということがあれば、今回のような形も改めて考えないといけないという状況になるわけですけども、今後職員組合との交渉の場におきましては、生活に大きく影響を与えないような給与カットの方法、率もそうですし年数もそうですし、そういうことは交渉を重ねて理解を得られるような形では考えていきたいと考えております。



◆古家委員 前回も申し上げたように、これはカットの幅が何%であるからオーケーで何%だからだめというだけの問題ではないと思っているんです。そういう手法自体がやってはいけないんではないかと思っているわけです。財政的な問題ではないのだというお答えだったので、そうであればやはり税金投入ということも考えなければいけないでしょうし、私も、あちらこちらでご意見いただいたり、直接全然知らない方からもいろいろお電話いただいたりもするんですけども、もちろん税金投入はならんというご意見の方もいらっしゃるけれども、政策的なことでやってきたことの結果、こういうことになっているんだということを言うと、それは職員の給料に手をつけるようなもんではないなという意見もたくさんあります。

 このことであちらこちらでご意見を聞くんですよ、いろいろな方に、お医者さんであるとかいろんなところで、そういうやり方ってあるんですかというふうに。多治見市にしてもやってはるらしいですよみたいなことは言うんですけども、でも最初良識的に考えると、初め阪南市でもそうであったり、多治見市でもそうであったように、やはりこれは税金でやることやというふうに考えるのが当然だと思うんですね。どこまで行ってもこれも平行線ということで、3月議会で改めて議論されることになると思いますけれども、それまでにほかの方法がもしあるようであれば、また考えていただきたいと思います。



◎安田副市長 職員にとっても非常にありがたいご意見でございまして、これから職員組合とも、まず入り口できのう初めての団体交渉でございますので、今後いろんな組合からの意見もあろうかと思います。そういう中で我々としては妥結点を見出して交渉を重ねる必要がございますので、その結果についてはまた改めて、3月議会の提案時期になろうかと思いますけども、そのことについてはまずご報告をそのときにさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○楠部委員長 ほかにありませんか。

     〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 質疑ないようですので、質疑を終わります。

 討論を行います。

 まず、原案に反対者の発言を許します。



◆岩室委員 議案第3号、平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)につき反対討論を行います。

 市立病院は平成23年度から生長会が指定管理者として病院経営を行います。そして、指定管理への移行に伴い、市立病院の現職員の皆さんの中で生長会へ移籍する方に対する奨励金として今回補正予算に指定管理者移籍奨励金が上程されました。しかしながら、指定管理者への移行は生長会への経営委託であり、移籍される方々の移籍後の給料減額は、生長会の経営のあり方の問題と考えます。

 市立病院の職員の皆さんが移籍されることは大変だと思いますが、移籍後の労働条件は事前に説明されており、それを理解された上での決断だと考えます。また、退職され公務員でなくなられた元職員の方々に、5年間職員の給料カットで給料の減額を補填する移籍奨励金を支払うことは、いかにも不自然であり、納得できるものではありません。市民の皆さんの目線から考えても同様ではないでしょうか。

 したがって、以上の理由により議案第3号、平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)について反対をいたします。



○楠部委員長 次に、原案に賛成者の発言を許します。



◆土井委員 議案第3号について賛成討論を行います。

 地域医療を将来にわたり継続していくため、本年4月から指定管理者制度を導入し、社会医療法人生長会に病院経営を行っていただくことになります。安定した医療を継続的に提供していくためには、しっかりとした医療体制を整える必要があり、一人でも多くの市立病院の職員が指定管理者に移籍していただくことが前提となります。指定管理者への移行の趣旨に賛同していただいた方に対し、指定管理者移籍奨励金を支給することは、広い観点から見れば、地域医療の確保に資するものであることをもって、議案第3号、平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)について私の賛成討論といたします。



○楠部委員長 ほかに討論ありませんか。



◆古家委員 議案第3号、平成22年度阪南市病院事業会計補正予算(第3号)について反対討論を行います。

 今回の補正は、指定管理者移籍奨励金のための債務負担行為として出されてきたものです。これまで阪南市立病院の職員として、身近で安心してかかれる市立病院を残すため、そして地域医療を何とかして守りたいということで力を尽くしてくださった方々が、今回市の施策の都合で一方的に公務員としての身分を失い移籍を余儀なくされるわけです。今後の人生設計も大きく変更せざるを得ない状況になってしまいました。生長会に移籍することにより公務員でなくなるとしても、看護師としての仕事を続けたい、そして地域医療を守りたいとの思いでこれからも頑張ってくださる方々の生活については、当然市としても誠実な対応を求められるものであり、一人でも多くの方に残っていただくためにも、移籍奨励金を支払うこと自体には反対するものではありません。

 しかしながら、民間の病院は給与規定を明らかにされないということで、阪南市立病院と生長会の給与差額について具体的な数字が何一つわからない中で、補正予算の限度額の2億1,107万1,000円が適正な支出であるのかどうかという判断が現状ではできない状態です。そしてまた、改めて3月議会で議論されることではありますが、この補正予算の原資に職員の給与を削減して充てるというようなことについては、最終合意されなくても押し切るということになってしまうのではと懸念しております。ご協力いただく、お願いするということは強制するものではなく、皆さんの合意をあくまでも最終的にも図っていただけるように、頑張っていただかなければなりません。

 現時点ではこのような理由で反対をいたします。



○楠部委員長 ほかに討論ありませんか。

     〔「討論なし」の声あり〕



○楠部委員長 討論ないようですので、これで討論を終わります。

 それでは、挙手により採決します。議案第3号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。

     〔賛成者挙手〕



○楠部委員長 賛成者多数です。したがって、議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。

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○楠部委員長 以上で付託された案件の審査は全部終了しました。



△2.その他



○楠部委員長 案件2、その他として何かありませんか。



◆二神委員 その他として質問させていただきます。

 今、ちょっとホームページでこの関西エリアお仕事の詳細情報、関西地域仕事情報ということで、インターネット上で仕事内容、職歴とか求人が入っております。阪南市立病院が4月1日から社会医療法人生長会が運営しますということから始まって、米印で勤務開始日は平成23年4月1日からと。近年中に施設を建て替え予定というような文言が入っております。また、あなたの街にお届けするしごと情報アイデム、この求人のところにも阪南市、社会医療法人生長会と。ここでも黒丸で近年中に病院を建て替え、医療機能の充実を図りますと。こんな文言が入っているんですけど、これについて市としてはどうお考えでしょうか。



◎安田副市長 今、この求人広告を職員のほうから見ているんですけども、これについては我々ちょっと確認をしてございません。ただ、近日中という言葉が適切かどうかという−−近年中ですね。今、近日中ということで聞きましたんで、それはないでしょうと思うて。ただ、先ほど前回の特別委員会のときにも、今後の病院の建て替えについてというご説明を申し上げました。これについては、私これまで議決いただいてからいろんなことについて協議をしておるんですけども、こういった考え方について議会のほうに、23年度予算において耐震診断、基本計画等についての必要経費を上程してまいる予定ですということは申し上げました。これをもって書かれたのかどうかというのは、ちょっと定かではないんですけども、これは生長会のほうに確認をしないとわからない状況でございます。

 以上です。



◆二神委員 確認するということでいいんですかね。今は未確認ということで。ちょっと先ほど近日中と言いましたかね。近年中と両方書いておりますんで、またほかの求人でも、生長会のほうから求人募集ということで、近年中に市立病院の建て替え云々等の文言が出ているということで、いろいろ問い合わせ等があります。ことしかいな、来年かいなというようなこともありますので、しっかりそこを確認していただいて、今は答弁できませんから、また次回の委員会で答弁願います。



◎安田副市長 求人募集するということは聞いてございます。これは当然職員が不足するというのはもう明確でございますので、これはやってくださいという話はしてます。ただ、米印の部分については、これから確認をして次回の特別委員会のほうでご報告を申し上げたいと思います。

 以上です。



○楠部委員長 ほかにありませんか。

     〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 ないようです。議長より総括として一言お願いします。



◆三原議長 午前中から慎重審議に対しまして、委員の皆様、理事者の皆様、お疲れさまでございました。本日の議案第1号、第2号、第3号におきましては、いずれにおいても大変難しい判断もあったと思いますが、楠部委員長のもと一定の結果が得られました。このことを真摯に受けとめていかなければならないと考えております。この後、大変恐縮ですが、お疲れのところまた午後からの臨時会がありますけども、ご協力のほど皆様よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○楠部委員長 ありがとうございます。これをもちまして市立病院関連特別委員会を閉会します。今、議長も言われましたように、午後4時から臨時会を再開しますので、よろしくお願いいたします。

 本日は長時間にわたり慎重審査ありがとうございました。

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△閉会 午後3時06分

 会議のてん末を記載し、その相違ないことを証するためここに署名する。

市立病院関連特別委員長     楠部 徹