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大阪府 阪南市

平成23年  2月 市立病院関連特別委員会 02月02日−01号




平成23年  2月 市立病院関連特別委員会 − 02月02日−01号









平成23年  2月 市立病院関連特別委員会



          市立病院関連特別委員会記録

1.日時

    平成23年2月2日(水)午前10時00分〜午後 2時08分

1.出席委員

    委員長    楠部 徹     副委員長   野間ちあき

    委員     二神 勝     委員     古家美保

    委員     武輪和美     委員     見本栄次

    委員     土井清史     委員     岩室敏和

1.オブザーバー

    議長     三原伸一

1.欠席委員

    なし

1.説明のため出席した者の職氏名

    市長        福山敏博    副市長       安田 隆

    病院長       三島秀雄    副病院長      赤井美津代

    財務部長      大宅博文    病院事務局長    細川一美

    看護部長      栗秋啓子    財務部理事     泉尾正彦

    財務部副理事(兼)財政課長      病院事務局副理事  岩本正幸

              神藤泰治

    病院総務課長    山本雅清    地域医療連携室長  根鈴初子

    財政課長代理    嶋本享之    病院総務課長代理  大久保則之

1.職務のため出席した者の職氏名

    議会事務局長         南 茂義

    議会事務局次長(兼)庶務課長  南 真一

    議会事務局庶務課総括主査   川口幸男

1.案件

  (1)職員の退職手当に関する特例条例(案)について

  (2)阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部改正(案)について

  (3)指定管理者移籍奨励金について

  (4)新病院建設の考え方について

  (5)その他



△開会 午前10時00分



○楠部委員長 おはようございます。はや2月となりました。本委員会も昨年末に幾度となく委員会が開かれました。久しぶりの委員会でございます。本日は大変お忙しい中、各委員、議長また説明員として市長初め理事者の方々にご出席いただきまして、まことにありがとうございます。これからの本特別委員会の審査及び運営につきまして、よろしくご協力賜りますようお願い申し上げます。

 なお、本委員会に傍聴の申し出があり、これを許可したことをご報告いたします。

 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから市立病院関連特別委員会を開会いたします。

 まず、開会に当たりまして市長からごあいさつをいただきたいと思います。



◎福山市長 おはようございます。委員長初め議長並びに各委員の皆様におかれましては、市立病院関連特別委員会を開催していただきましてまことにありがとうございます。

 本日の案件につきましては、案件1といたしまして職員の退職手当に関する特例条例(案)について、案件2といたしまして阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部改正(案)について、案件3といたしまして指定管理者移籍奨励金について、案件4といたしまして新病院建設の考え方について、案件5といたしましてその他となっております。各案件ごとに担当よりご報告、ご説明申し上げますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。

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△1.職員の退職手当に関する特例条例(案)について



○楠部委員長 ありがとうございました。それでは、案件1、職員の退職手当に関する特例条例(案)について理事者より説明願います。



◎細川病院事務局長 案件1、職員の退職手当に関する特例条例(案)につきましては、阪南市立病院が指定管理者制度の導入により社会医療法人生長会へ病院運営を行わせることに伴いまして、市立病院を退職する職員に対し、勧奨退職制度を導入するためのものでございます。内容につきましては、再生担当副理事岩本よりご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。



◎岩本病院事務局副理事 それでは、お手元に配付しております資料につきましてご説明申し上げます。

 まず、案件1の職員の退職手当に関する特例条例(案)につきましては、制定理由にございますとおり、今回の指定管理者への移行に伴い、市立病院を退職する職員につきましては、形式上、分限免職いわゆる整理退職でございますが−−になりますが、その整理退職という名前が与える職員への影響及び他市の状況等を考慮するとともに、指定管理者への円滑な移行を図るため勧奨退職制度を導入するものでございます。

 退職年月日につきましては平成23年3月31日付、対象者につきましては、阪南市立病院に勤務する正職員、?に載せてございます医療職給料表の適用を受ける職員であります。その内容につきましては、職員の退職手当に関する条例第5条第1項の規定、いわゆる整理退職の支給率でございますが、これを準用し、あわせて同条例の第5条の3、第6条の3、第6条の5第1項、附則第4項を今回のケースに読みかえて適用するものでございます。なお、これらにつきましては、すべて現行の職員の退職手当に関する条例の範囲内での適用としてございます。

 次に、?の概算額につきましては、対象者であります?の表の56名分で最大5億200万円となり、その財源といたしましては退職手当債を予定しております。

 最後に、勧奨退職者に対するスケジュールにつきましては、退職願の受け付け期間を平成23年2月15日火曜日から18日金曜日までの4日間とし、退職希望者の説明会を3月上旬、書類提出を3月中旬としてございます。

 以上が案件1の概要でございます。



○楠部委員長 ただいまの説明について質疑はございませんか。



◆岩室委員 今、説明してもらったんですけど、一応対象者は56名ですね。この中で職種替えの希望者は何人かあるんですかね。あるいは職種替えの希望者を除いた人数ですか。



◎岩本病院事務局副理事 お答え申し上げます。

 職種替え、あるいは生長会さんへ移籍するという部分につきましては、1月31日、月曜日でございますけれども、意思決定書というのを各職員から提出をいただいてございます。もちろんこれは最終ではございませんけれども、とりあえず第1回の本人さんの意思・意向調査というような形でご理解をお願いしたいんですが、その中で生長会さんへ移籍される方につきましては24名、市役所へのいわゆる職種替えにつきましては20名、他の公立病院へという方が2名、退職される方が2名、計48名ということで、1名の方が未提出となってございます。

 以上です。



◆岩室委員 それと、退職金、これはいろいろ特例を設けるわけですよね。この退職金は概算で5億円出てきているんですけど、一応特例を設けた場合に、一般の退職に対して幾らか上積みはするんですかね。率としたらどれぐらいになるんですかね。



◎岩本病院事務局副理事 先ほども申し上げましたとおり、現行の条例の範囲内でということなんで、上積みはしてございません。



○楠部委員長 ほかにございませんか。



◆古家委員 これは条例を新しく創設するということなんですよね。ということは条例の文章があると思うんですけど、その文の案はどのような文案になってますでしょうか。



◎安田副市長 先ほどの人数の件でちょっと補足をさせていただきますと、ここにはドクターが含まれてございませんので、ドクターは当然生長会のもとで働いていただきたいということを申し上げてまして、一般職じゃなしに医療職給料表の2表と3表の部分だけの人数でございますので、その点よろしくお願いいたします。

 条例につきましては、特に新しい条項を設けることではなくて、現行ございます職員の退職手当に関する条例、この中で、資料の中にもございます4の内容、それを引用するということでございますので、新しい条項は特にはつくりません。今の条例を適用するということになってございます。ただ、今の条例でいきますと整理退職ということになりますので、それがやっぱり職員に与える影響というものも非常に大きいと、それと他市の今回の指定管理移行に伴っても、同じような形で特例条例を設けているところがございますので、現在の条例の本文を引用するという形での条例となりますので、よろしくお願いします。



◆古家委員 今までにもお知らせいただいているとは思うんですけれども、現時点でこの間月例の定例になっていた報告の委員会もなかったので、1月現在の常勤・非常勤医師数、それから常勤医師は先ほどの話では全員移籍していただくということでお願いしているということですが、見通しは立っているんでしょうか。全員移籍にもう決まってますか。



◎安田副市長 各医師につきましては、生長会様といろんなお話をされておると思いますけども、現在その意思決定についてはまだ生長会のほうからもご報告はいただいてございません。



○楠部委員長 今の古家委員の質問は、常勤的非常勤の医師、今の体制をお聞きされましたね。きのう時点というか、そこらのあたり答弁してください。



◎安田副市長 生長会ともこれまで協議はやっておるところなんですが、基本的には現在勤務していただいている非常勤の先生方につきましても、引き継ぎの中では勤務をしていただきたいというお気持ちは聞いてございます。ただ、阪南市に現在支給してございます医師の手当そのものが生長会の就労規定に基づく手当と、これが若干変わりますので、その辺はこれからということになりまして、本人のお気持ちを聞いた上で、今現在派遣をしていただいております大学関係も市と一緒に回る必要があると考えてございます。



◆古家委員 そしたら、4月から指定管理になって新しく再生が始まるわけですけれども、その場合に医師の数は、最終的に生長会から来ていただく医師の数も含めて何人になるんでしょう。



◎安田副市長 前回の特別委員会でもご報告申し上げましたように、内科医師につきましては3名から4名、それと整形外科医師については送りたいということでは聞いてございます。それと、看護体制にもよるわけなんですけども、先ほど今回医療職についての意向調査というもの、これは2月15日を最終締め切りとしてございますが、それに基づいた医療体制というものが構築されるわけでございますので、それ以降でないと実際の医師数については確定はできないわけでございます。ただ、現在の診療機能はすべてそのまま継続をしていただけるということも聞いてございますので、今現在来ていただいている仮に非常勤の医師が指定管理のもとで嫌ということであれば、それは向こうさんのほうから送っていただけるということも聞いてございます。

 以上です。



◆古家委員 先ほど医師の数の体制を聞きましたけれども、現時点で非正規の職員の数は何人いらっしゃいますか。



◎岩本病院事務局副理事 非常勤の医師につきましては、まず内科医師につきましては11名、総合診療で1名、循環器科で5名、小児科で4名、胃腸科外科で1名、整形外科で1名、耳鼻咽喉科で6名、眼科で2名、リハビリテーション科につきましては1名ですね。歯科口腔外科につきましては5名です。放射線科につきましては4名。

 以上でございます。



◆古家委員 では、医師を除いた薬剤師さん、技師さん、それから看護師さんの内訳をちょっと教えていただいてよろしいでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 薬剤師さんにつきましては今のところゼロです。検査課につきましては4名、あと看護師さんにつきましては、正看護師、准看護師合わせて25名となってございます。



○楠部委員長 事務職はおらないの。



◎岩本病院事務局副理事 申しわけございません、事務職につきましては、一般職ということで27名となってございます。



◆古家委員 その非正規職員の数を今教えていただいたんですけども、その方々への対応は今後どんなふうになっていくんでしょう、どう考えておられますか。



◎岩本病院事務局副理事 非常勤の職員さんにつきましては、もう既に1月20日時点で意思確認をしてございます。それにつきましては、現在生長会さんのほうへ行かれる方が14名ですね。これは生長会さんのほうのいわゆる正職員という形になってございます。生長会さんのほうでは正職員以外に準職員という名称を使っておられるようでございますが、準職員になられる方が53名、退職される方が8名ということでございます。



◆古家委員 そしたら、非正規職員の方で進路の決まっていらっしゃらない方はいらっしゃらないんですか。今、数はちょっと計算してないですけども。



◎岩本病院事務局副理事 一応全員の方から意思確認をいただいておりまして、その結果が先ほど申し上げた数字でございます。トータルといいますか、非常勤職員さんにつきましては75名で、そのうち生長会さんに行かれる方が67名、退職される方が8名、計75名という内訳でございます。



◆古家委員 それから、内容についてなんですけども、勧奨退職制度を導入というのは、メンタル面とかを考えて名前はそういうふうに勧奨退職制度ということにするけれども、結局分限免職の率を適用して上乗せはなしということで考えているということだったと思うんですけども、どうしてそういうふうになさったのか、その理由を教えていただきたいと思います。



◎岩本病院事務局副理事 制定理由にもございますとおり、いわゆる分限免職という形が、先ほど古家委員おっしゃられたように職員に与える心理的な部分だとか、そういったものを考慮するとともに、ここにも書かせていただいておりますとおり、例えば先行事例でございます氷見市さんでもそういうふうな取り扱いをされたということを視察に行って聞いてきておりますので、そういった点も含めて、今回の特例条例というような形でのいわゆる勧奨退職制度を採用というか、導入した次第でございます。



◆古家委員 勧奨退職制度という言葉を聞くと、多分上乗せとかも少しあるんじゃないかというふうに皆さんとられておられる方がいらっしゃるんだと思うんですけども、それは上乗せも全くないというふうにされた理由をお聞きしたいんですけども。



◎安田副市長 19年8月に内科医師が5名退職したときにも、こういった勧奨退職条例の特例の部分はつくってございますけども、このときは整理退職ではございませんから、一定上乗せの形をとりました、我々も調べて比較はしたんですけども。今回の整理退職の部分も一般の退職に比べて上乗せ部分があるわけなんですね。これはおおむね50歳までについては率が上がっているわけなんですけども、50歳以降についてはその率は通常退職と全く変わりませんので、50歳以上につきましては、残期間1年につき2%の上積みという形で、この第5条の3の部分の適用ということで今回考えてございますので、その部分が普通退職に比べての上積みになるのかなと思ってございます。

 それと、上積みということは、職員団体からもいろんなお話がございましたけども、退職については原則の条例を適用したいと。それで市立病院がやっぱり存続するわけですから、そのもとで職員さんには引き続いて働いていただきたいと。そういう中で、移籍奨励金をもって退職金の上乗せの部分につきましては、この部分で何とか考えていきたいということで、これまでいろんな協議を重ねてきたわけでございます。

 以上です。



◆古家委員 今回、公務員の身分を継続する職員として、本庁のほうで職種替えという方もいらっしゃるということなんですけど、先ほどお聞きしました人数は結構二十何人ですか、いらっしゃるということなんですけど、本庁の非正規職員は約40%ですか、いらっしゃるんですよね。その雇用への影響というのは何か考えておられますか。



◎安田副市長 今回の退職手当の特例条例に対する対象者は、医療職ということに限ってございますので、病院の総務課で働いております11名の職員につきましては、阪南市の辞令でもって病院で勤務してますから、この方々は当然帰ってまいります。それと、先ほど今現在の意向調査に基づけば、20名が阪南市のほうに移行という形で意思を定めてますけども、これも2月15日で最終確定するわけなんですが、今現在も各職場の管理職に対しましては、こういう状況を受けて、現在のこれまでの定員削減の中で非常勤対応をしている部分については、今回の病院の指定管理の移行に伴って、本庁職場に来られる方がおるから、その辺については今後きちっとした形でまたご説明申し上げたいと。

 したがって、今現在おられます専門職につきましてはまた別なんですけども、それ以外のいわゆる事務補助的な方につきましては、一定任用期限が今年3月末までということでございますので、それをもってやめていただくということもあり得ます。これは2月15日の最終の数字をもって、各原課に対して配置も当然考えていく必要がございますので、その点は改めてまた説明をするという形をとりたいと考えてございます。



◆古家委員 その職種なんですけれども、例えば福祉関係とかだったら、看護師さんをやっておられる方も比較的近いということもあるんですけど、職種としてはどこに配置というのは……



◎安田副市長 今回、医療職といういわゆる専門職を捨てて一般職に来られるということになりますから、特段、以前病院で看護師をやっているから看護師がいる職種ということではなくて、広く部署がありますのでそこに行っていただくと。それをもって今現在いろんな職場体験もやっていただいてございますので、最終的には2月15日に本人さんが意向を決定されるわけでなんですけども、持っている資格によってどうこうということではなくて、一般職ということですから広く配置をしていきたいと考えてございます。



◆古家委員 それから、他の公立病院に移る方がいらっしゃるということだったんですけど、この場合は一たん退職されるんですか、それとも相手の側と取り決めがあればそのまま移行できるというふうな制度があるのかどうか。



◎細川病院事務局長 それは対受ける側の病院の採用日によるんですが、本人が3月31日をもって退職ということであれば、この条例の適用になります。

 以上です。



◆古家委員 勧奨退職者に対するスケジュールなんですけども、受け付け期間は先ほどお聞きしました。退職説明会をされるということなんですけど、この場合の退職者に対する説明会では、どういった内容を説明されるんでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 今回のこの勧奨退職者に限らず、従来からの毎年定年退職されている方と同じような説明会で、共済をやめるとか、あるいは退職金の正確な数字の提示だとかもろもろ、純然たる従来の退職と基本的には変わらないという説明会でございます。



◆古家委員 では、前段階でこれまでに病院職員の方に何度も話し合いもされて説明も十分されていると思うんですけども、これまで何をどういった内容を説明してこられたのか。例えば、給与が生長会のほうに移られると、民間であるから下がるということを想定して、今回その差額をできるだけ補填ということで出ているんですけども、生長会のほうの給与体系みたいなのもちゃんと説明されて選んでいただいているということですよね。それでよろしいですね。



◎岩本病院事務局副理事 詳しく申し上げますと、昨年12月28日に生長会に指定の議決をいただいた後、ことしに入ってから、生長会さんのほうといたしましては、まず1月12日、13日と説明会を開催してございます。これにつきましては、12日の第1回目につきましては、生長会さんのほうの理事長、院長等が来られまして、生長会としての理念等をお話ししていただいたところでございます。その出席者につきましては、正職46名、非常勤62名というように聞いてございます。

 2日間にかけて行われたその説明会の後、生長会さんといたしましては、職種別、個人別の相談会を持っていただきました。これが17日、18日の2日間なんですが、その中でより詳しく生長会の就業規則等につきましてご説明があったところでございます。あわせて、生長会に対する説明会、相談会でも質問等の受け付けはさせていただいたんですが、文書での質問等につきましてもいただいてございます。

 その後、採用面接という形で4日間生長会さんのほうとしてされてございます。また、府中病院への施設見学会を3回開催してございます。あわせて、去る1月29日の土曜日につきましては、情報交流会というような形で、阪南市立病院の職員さんと生長会さんの職員さんとのいろんなお話等交流会を開催しておるところでございます。また、今後も、きょうからなんですが、2日から4日までの3日間、再度採用面接を予定しておるところでございます。

 以上です。



◆古家委員 面接とか相談会とか交流会だとか見学会をすごく何回も繰り返し、丁寧に不安を取り除く努力も生長会さんはしていただいていると思うんですけれども、職員さんは生長会のほうにみんな任されたというか、もう既に市がかかわっていくところがどんどん減っていっているんですけれども、市としては、市の職員であった方々が今後生長会のほうに移行されても、給料保障とかいろんな面できちんとした労働条件が確立されるように、そこら辺は市が責任を持って話をするべきことだと思うんです。後で移籍の奨励金の話も出てきて、350%ですか、補填するということなんですけども、350%補填しなきゃいけないほど給料体系が低いのかということを逆に思ってしまうわけです。その面についてもできるだけ、市の職員さんをゆだねるわけですから、一たん退職されるとはいえ、これまで阪南市立病院を支えてこられた方ですから、向こうに移られてもできるだけいい労働環境でできるように、市が責任を持って話をするべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。



◎福山市長 今、古家委員からのご指摘の部分、当然私は市長として当たり前の話でやってます。というのは、この病院の中でこれまで一緒に闘ってきた仲間でございます。それをこのまま続けていけばどうなるかということで苦渋の選択をしたというのも、これまで私は言ってきてます。そういう中で今対応しております。責任を持った上で十分話し合いもし、また私としては、その後、和医大、近大、労災、また近々徳洲会へも行ってきます。支えてくださった非常勤の先生方、また送っていただいた先生方もあります。

 そういう中で、きょうもまた午後から和医大へ行くんですけども、各教授とこへもすべて足を運んで、今の体制でお願いしたいという医療体制はまず確立したいと同時に、今まで一緒にいた病院職員の方々に対しては、身分を公務員から民間へと剥奪するような行為をして本当に申しわけないと、でも地域医療を守っていただきたいと。ぜひともこの阪南市立病院が本当に市民から愛され、また将来に向けて期待されるよう、生長会さんとともに一緒に力を合わせてということでも、私としても十分リーダーとして引っ張っていきますので、その点のご指摘の部分は、十分肝に銘じて今対応しておりますので、ご理解のほどお願いします。

 以上です。



○楠部委員長 ほかにございませんか。



◆岩室委員 さっき職種替えは一応20名ということで答えていただきましたね。もう既に体験ということで職場へ配置されていることがあると思うんですね。それの現状と今後の対応のあり方ですね。2月15日に最終決定の人数が確立するわけですね。それまでにどういうスケジュールで例えば職場の体験に対して配置されるのか、その点説明してもらえますかね。



◎安田副市長 基本的には全職員がこちらに来られる仮定での配置も考えてございました。今現在は、1月31日にまた改めて第2回目の意向調査をやったわけなんですが、原課に対してもそれぞれ配置の計画をお配りして、半日体験の方もおるし一日体験の方もおりますので、それは原課との調整で職場体験の日程を既に組んでございます。その中で最終的には2月15日にご判断いただけるのかなと思っております。



◆岩室委員 窓口業務も含めて、主にどの辺のところへ配置をしているんですかね。



◎安田副市長 配置計画表はちょっと持ってきてませんので、基本的には1階部分の健康部、それから福祉部、それから市民部とあと財務部の税のほうへの窓口配置を行ってございます。それと、事業部のほうにも土木管理だとか、そういった経験も必要ですので、そういった配置も行ってございます。



○楠部委員長 ほかにございませんか。



◆武輪委員 1点お願いいたします。

 勧奨退職ということですので、つい幾らかの勧奨、水増し、上乗せというのを思うんですが、ここの内容で職員退職に関する第5条、第何条と書かれてますが、ちょっと私もわかりませんので、これの内容がありましたら教えていただきたいと思います。



◎岩本病院事務局副理事 お答え申し上げます。

 まず、条例第5条でございますが、これにつきましては、整理退職等の場合の退職手当の基本額のことでございます。続きまして、第5条の3につきましては、定年前早期退職者に対する退職手当の基本額に係る特例ということで、基本的には1年100分の2という形での上積みといいますか、これは現行条例にございますけれども、そういうことでございます。あと、第6条の3につきましては、退職手当の基本額の最高限度額を定めてございます。あと、第6条の5につきましては、一般の退職手当の額に係る特例ということで、基本的には先ほどの第5条でございますが、勤続期間が1年未満の者、あるいは実際該当するのは3年までと思うんですけども、その者につきましては、1年未満の者につきましては100分の270だとか、あるいは3年以上の者につきましては100分の540というような特例を既に現行条例で設けておりますので、それに関する部分でございます。あと、附則の第4項につきましては、基本的には100分の104を乗じて得た額というものを読みかえて適用するということでございます。

 いずれにしても、現行の退職手当条例の範囲内でのことでございます。今回、退職される方につきましては、現行条例という形で読み切るのが難しいという部分で特例条例という形で上げさせていただいたものでございます。基本的には整理退職の率をもって行うという部分で、後は現行条例につきまして、読みかえ規定というか、読みかえを行っておるというのが今回の特例条例でございます。



◆武輪委員 頭が回転しないので余りよくわからないんですが、要は、何%かが、普通だったら分限退職、免職、整理退職でないものが勧奨退職になったら使えますということですよね。そうじゃないんですか。



◎岩本病院事務局副理事 簡単に申し上げますと、今の条例をそのまま使うということでございます。だから、まあいえば足しもしなければ引きもしないと。今の条例をそのまま使うんですけども、今の条例はそのままでは使えないという部分がありますので、それを使えるように、すべて退職者全員が当てはまるような条例として特例条例を今回創設というか、つくるということでございます。簡単に申し上げればそういうことです。



○楠部委員長 簡単に申し上げていただいてもわかりにくいということで、もう少し詳しく。先ほどの第5条、第6条関係でわかりやすい資料があれば出してもらえればいいと思いますけども、先説明してください。



◎安田副市長 ちょっと補足します。

 いわゆる分限免職というのは、言い方は悪いですけど、市長が首にするということなんです。要は過員が生じた場合は、地方公務員法の中でそういう規定がありますので、整理でやめていただくということなんですね。今回は本人の意思に基づいて退職していただくという、その辺が職員に与えるという処分になりますので、分限免職というのは。処分じゃなくて本人の意思に基づく退職手当を手当てしたいので、今回特例条例を創設してというのが本来の我々の目的でございます。率も全く同じ率を適用したいと。市長が一方的にあなたやめてくださいという率をもって、今回の勧奨退職条例につきましても同じ率でいきたいという。制度は全く一緒なんですね。



◆武輪委員 普通、あなた首ですよというんじゃなくて、今回の場合は、職員さんに落ち度が何もない、ただ市のこういう状況の中でやめていただく、だから自分から退職する。そういうような感じでするので、内容は変わらないんですよということですね。それで、結局市民さんが知りたいというのは、勧奨退職と言われたらどれだけ上乗せしたんやと、そういう感じだと思うんです。だから、そうじゃなくて、いや、普通に整理退職した場合でも、今回の場合でも内容は同じなんですよと、そこのところです、同じなんですか。関係ないですね。自己退職と解雇、そういう整理退職とでも、退職金に対する内容は関係ない、同じなんですということですね。



◎安田副市長 全く同じ率をもって対応していきたいということで、変わりはございません。



◆武輪委員 だから、そういう内容のところで何条の何とか言われたってちょっと私もわかりませんので、もう少し詳しい内容をつけていただいてたらすぐわかったと思うんですが、お願いいたします。



○楠部委員長 私も先ほどちらっと言いましたけども、そういうわかりやすいのありますか。多分職員さんにも説明されたと思いますので、もし資料は……



◎福山市長 資料というより解釈、要は解釈ですね、逐条解説みたいな、そういうものは当然ありますんで、なかなか説明しにくいんですけども、読んでも解説しても同じような答弁になると思うんです。書いたもんを渡します。



○楠部委員長 ほかにございませんか。



◆二神委員 質問させていただきます。

 ?の勧奨退職者に対するスケジュール、受け付け期間が2月15日から18日となっております。先ほどから各委員からの質問の中で、2月15日確定云々と答弁がありました。そこら辺の整合性はどうなんでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 お答え申し上げます。

 第1回目の本人の意思確認を1月31日、最終の本人さんへの意思確認が2月15日を予定してございます。これは条例が通ればという仮定の話もあるんですが、通りましたならば15日に最終の意思確認をして、その後、勧奨ですから本人さんに退職願を出していただく期間をこの4日間設定しているということでございます。



◆二神委員 わかりました。その後、退職説明会が3月上旬ということで、一般的な説明会というような話がありましたけども、当然勧奨退職を打つということですんで、そういった説明があるかと思うんですが、そこら辺についてはどうでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 勧奨退職というのはもう既に職員には周知をしておりますので、退職される方については通常の退職の形の説明会になるということでございます。



◆二神委員 今、説明を受けまして、この受け付け期間が2月15日から2月18日までということで、その後の退職説明会というのはすごく違和感を感じるわけなんです。というのは、今までの経過があったからこういう形になるかと思うんですけども、それまでの今までの職員さんへの説明とかというようなスケジュールの内容をできたらいただきたかったんですけども。



◎岩本病院事務局副理事 この3月上旬の退職説明会というのは、退職される方について、退職するに当たってのいろんな書類、こういう書類を出してくださいねというような形での通常の退職者への説明会でございますが、要するに、こんなたくさんの書類があるみたいなんで、退職するについては。それの書類をお渡しして、書き方等について説明をするという、退職者へ向けての説明会というか、事務手続の説明会というものでございます。



○楠部委員長 ほかにございませんか。

       〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 それでは、案件1、職員の退職手当に関する特例条例(案)についての質疑は終了したいと思います。

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△2.阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部改正(案)について



○楠部委員長 続いて、案件2、阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部改正(案)について理事者より説明願います。



◎細川病院事務局長 案件2、阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部改正(案)につきましては、阪南市立病院が指定管理者制度の導入により、社会医療法人生長会への病院運営を行わせるに当たりまして、指定管理者である社会医療法人生長会の名称を取り入れ、名称変更を行うためのものでございます。詳細につきましては担当副理事である岩本よりご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。



◎岩本病院事務局副理事 それでは、案件2の阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部改正(案)でございますが、これにつきましては、先ほど局長のほうから申し上げましたとおり、阪南市立病院の名称変更についてでございます。

 阪南市立病院につきましては、昭和28年3月、国民健康保険組合直営尾崎病院として診療を開始し、その後、昭和36年10月に国民健康保険組合から分離・独立し、南海町東鳥取町病院組合公立尾崎病院と改称し、いわゆる公立尾崎病院として約40年間住民の皆様に利用されてまいりましたが、平成3年10月の市制施行を機に阪南市立病院と改称し、現在に至っているところでございます。

 今回、変更理由にもございますとおり、指定管理者である社会医療法人生長会の名称を取り入れ、その運営責任の所在を明確化するとともに、利用者にわかりやすく、また市立病院の理念であります「地域住民と共に歩み愛され信頼される病院づくり」と生長会の理念であります「地域と職員と病院が強い信頼関係を築いて、地域と病院とが共に栄えてゆきたいと考えます」という両者の理念を病院名称に反映するため、平成23年4月1日から「阪南市立病院」を「社会医療法人生長会 阪南市民病院」に病院名称の変更を行いたいと考えてございます。

 ?の表には他市の先行事例を載せさせていただいておりますが、氷見市民病院につきましては、金沢医科大学氷見市民病院、多治見市民病院につきましては、社会医療法人厚生会 多治見市民病院と病院名を改称してございます。

 案件2につきましては、以上でございます。



○楠部委員長 ただいまの説明ついて質疑はございませんか。



◆古家委員 今回、名称の変更ということで、変更理由は運営経営責任の所在を明確化することと、両者の理念を病院名称に反映するということで変更されるわけですけれども、社会医療法人生長会 阪南市民病院という名称は、これまで阪南市立病院としてやってきました。今先ほどご説明ありましたように、公立病院として40年間、その後阪南市立病院ということで、引き続き公立病院としての位置づけではっきりと責任も明確にしてやってきたわけです。

 このたび理念と責任所在ということであれば、市立病院としての責任、市としての責任を明確にやはり置いておくべきであると思うんです。今回の阪南市民病院というのは、その部分が後退するイメージがすごくするんですね。管理者の責任と同時に市の責任も明確にするべきだと思うんですが、いかがでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 設置者といいますか、市の責任という部分につきましては、それが市立ということでそういうことを言われているのかなという部分でございますが、今回ここに書かせていただいてございますとおり市民、これは阪南市立病院の現行の理念でもございます「地域住民と共に歩み愛され信頼される病院づくり」、市民とともに歩みという部分、あるいは生長会さんの、地域ということで市民と職員と病院が強い信頼関係を築いて、市民と病院とがともに栄えていきたいと、そういった理念というものを今回の新生阪南市立病院の名称といたしまして、市立というよりはむしろ市民、市民のための病院という部分での名称の変更ということでございます。



◆古家委員 下のほうの表にも書いておられるように、金沢医科大学氷見市民病院とか、社会医療法人厚生会 多治見市民病院とかなってますけども、これはもともと市民病院ということでずっと親しまれてきた市民病院、それが金沢医科大学が運営経営すると、運営の責任をはっきりさせるということでそういう形になってますけれども、阪南市では市立ということを抜いてしまうと、本当に身売りしたわけではないんですから、阪南市が基本的な責任をきちっと持つということで、やっぱり市立病院という名称は捨てがたいと思うんです。

 そんなにこだわることはないといえばないんですけど、そしたら別に市民病院でも市立病院でもいいんであれば、名称変更は上に生長会さんをつけるということだけでいいんかもわからないんですけど、市民病院としての位置づけでということは、これから実践の中で幾らでもやっていけますんで、名前においては責任ということをやはり明確化する必要があるんではないかなということを感じました。意見なんですけれども。市の責任がはっきりするということで、横浜市立港湾病院が横浜市立みなと赤十字病院というふうになっているように、これからも目を離すことなくきちっと市の力も入れていくということで、市立病院という名前がいいんではないかなと思ってますけれども。



◎福山市長 いろいろと名称に対してあるかと思います。当然、この阪南市立病院が設立された時点で、もともと古い病院名がありましたね。そういう中で、市制とともに阪南市立という形の、要は市が建てた病院で市立のという形ですけども、ここは出発点のときのいろんな名称の話があったと思いますけども、今回、先ほど担当副理事が言いましたように市民とともに歩むと、そういう思いの中で、当然責任の範囲という、責任の所在を明確にというのは、今後協定書とかいろいろな中でうたわれてきますので、それはそこでまたきちっとしたい。

 あくまでも新しい病院としてスタートしていく中で、市民に愛され市民に信頼されと、生長会さんの思い等がこもった中で、市民病院という中でのスタートということで今回お願いしたいということですので、そのこだわりの話等もありますけども、我々は、市民協働とかいろんな形でいく中で、市立、市立という名称でなくても、なれ親しんできた名称を変えるということですけども、そういう思いを込めて新スタートをしたいと、こう思っておりますので、その点よろしくお願いします。



◆古家委員 それでは、その市の責任を果たすということは、協定書の中であるとか、日常的に市がきちっと見守っていく、そして力も出していく、一緒につくっていくということで、きちっとその部分を責任持ってやっていっていただきたいということでお願いしておきます。



◎福山市長 当然、その中身については、4月1日から新しい病院として体制もまた明確になってきますし、そこの中で市の責任というのは、この病院をきちっとした中でやって、せっかくのコンセンションが成立して、これからスタートを切るということですので、当然その運営管理については、生長会さんだって、社会医療法人という形の中で、地域のまあ言うたら半公的病院的な役割を担ってますので、そういう意味では我々はスタートして、その後どういう形でというのが見えてきて初めてあらわれると思ってますので、今以上に充実した病院というのを私は期待してます。そういう体制で臨める病院としてスタートを切りたいと、このように思ってます。



◆武輪委員 今、古家委員の質問に重なるんですが、民設民営にしたのであれば、この社会医療法人生長会 阪南市民病院でいいかと思うんです。でも、指定管理であるのであれば、市の責任−−責任というんですか、そういうものもありますので、市立と市民とではすごくニュアンスが違ってきます。やっぱり市立になればそれぞれの責任−−責任というんですか、そういうものもきちっと明確になっているんですが、市民病院といったら、そら市民に愛されて市民とともにというのでよくわかるんですが、これは民設民営の−−民間病院だったらそれでいいと思うんです。でも、まだ指定管理で市の管理のもとでしなければならない病院ですので、生長会さんを上に持ってくるのであれば、社会医療法人生長会 阪南市立病院、そういう考えも持っていただきたいと思うんですが、いかがですか。



◎福山市長 民設民営であればと、民設民営であればもっと名前は変わるかと思いますよ、建物からすべて相手さんに行くということですから。だから、あくまでも一緒に、ともにやっていこうということで阪南市民と。大阪府下でも市立という名称もあります。でも、今ほとんどの病院は市民病院という形の名称、やはり市民のための病院という位置づけの中でそういう名称を使っていると。そら考え方はいろいろあろうかと思いますけども、私とすれば、この市民病院という形の中で、市民とともにという一つのポリシーを持ってこの病院を守っていきたいと、このように思っておりますのでよろしくお願いします。



◆武輪委員 先ほどの他市の先行事例にもありますように、市民病院としているところはもともと旧名称も市民病院でした。横浜市立の場合は新名称にもその市立がついておりますので、それを申し添えておきます。そして、先ほど言いましたように、これから協定書がすごくいろんな大事なことですので、ぜひ協定書のほうもきっちりとよろしくお願いしたいと思います。



◎安田副市長 この名称については内部でもいろいろ議論したんですが、実際市民さんが今うちの病院を何て呼んでるかといったら尾崎病院とか市民病院なんですね。阪南市立病院とおっしゃる方はほとんどいてないと。今、市長からも申し上げましたように大阪府内、全国的に見ても、市民のための病院であるので市民病院という名前にしてございます。これは市制施行のときにもいろんな議論があった中で、尾崎病院から阪南市立病院に名前を変えているわけなんですが、今の市立病院の理念、あるいは生長会が市民と地域とともにという、この理念を阪南市民病院として我々としてはあらわしていきたい。公の責任として、条例に基づいて今回名称変更するわけでございますので、市としてもこの辺をきちっと責任を持つということでの今回の名称変更のご提案でございますので、その点はご理解をいただきたいと思います。



○楠部委員長 ほかにございませんか。名前についての質問ございませんか。

       〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 それでは、案件2、阪南市病院事業の設置等に関する条例の一部改正(案)についての質疑は終了したいと思います。

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○楠部委員長 ただいまから11時20分まで休憩します。

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△休憩 午前11時04分



△再開 午前11時20分

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△3.指定管理者移籍奨励金について



○楠部委員長 休憩前に引き続き会議を始めます。

 それでは、案件3、指定管理者移籍奨励金について理事者より説明願います。



◎細川病院事務局長 それでは、案件3、指定管理者移籍奨励金につきましては、地域医療を守るため、現職員の指定管理者への移籍を促進し、病院事業の継続性に資することを目的といたしまして移籍奨励金を交付するものでございます。詳細につきましては、病院再生担当副理事岩本よりご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。



◎岩本病院事務局副理事 それでは、案件3の指定管理者移籍奨励金につきましてご説明申し上げます。

 ?の目的にございますとおり、今回の指定管理者への移行に際しまして、地域医療を守るため、現職員の指定管理者への移籍を促進し、病院事業の継続性に資することを目的といたしまして、正職員が指定管理者に移籍するに当たり、年間給与支給額が減額となる職員−−ただし医師は除きます−−に対し、移籍奨励金を交付する制度を設けるものでございます。

 対象期間につきましては5年間、支給割合につきましては350%としてございます。これにつきましては、生長会さんの給与と、阪南市立病院が仮にあったとした場合の給与の差額につきまして、その1年間の差額分を仮に50万円といたしますと、その50万円を100%と換算し、1年目は100%、2年目も100%、3年目を75%、4年目を50%、最終年の5年目につきましては25%支給するものでございます。支払い方法と詳細につきましては、現在職員組合と協議中でございますが、概算額といたしましては、医師を除く49名全員が生長会に移籍すると仮定した場合、最大で2億1,100万円となってございます。

 ?の表につきましては、先行事例といたしまして、氷見市、多治見市、横須賀市の事例を載せさせていただいてございます。

 以上が案件3の概要でございます。よろしくお願いいたします。



○楠部委員長 ただいまの説明について質疑はございませんか。



◆古家委員 これも先ほどお聞きしたように、交付する制度を設けますとあるんですが、この条例の文案というのが載ってないんですが、先ほどと同じようなことでよろしいんですか。



◎岩本病院事務局副理事 一応この移籍奨励金につきましては、要項設置をいたしまして対応することとしてございます。



◆古家委員 この中で医師、非常勤を除くとあるんですけれども、なぜ医師、非常勤を除くことになるのか、そしてそれぞれの医師と非常勤の処遇はどうなるのかを教えてください。



◎岩本病院事務局副理事 医師につきましては、基本的に現行の給与が非常に高いという部分もございます。当然、生長会さんのほうに移られる医師につきましては、生長会さんのほうの規定に基づいて支給されるという部分でございますので、医師につきましては移籍奨励金というものは考えてございません。非常勤職員さんにつきましては、これは退職金もそうなんですけども、移籍奨励金につきましても考えてございません。

 以上です。



◆古家委員 医師の方は現行が高いので、それぞれの方が生長会さんに行かれて、その中で交渉なりされてということでいいんですね。非常勤の方については何も考えてないということなんですが、これはそしたら向こうへ移られたらよくなる可能性はありますか。



◎安田副市長 医師につきましては、今おられる先生方は大学から来ていただいてますので、大学医局に籍を残して行っていただく格好なんですね。通常、今現行阪南市立病院に来ていただいている先生が、先ほど給与が高いという表現がありましたけども、阪南市立病院から他の病院に異動になった場合は、そこの給与規程に合わせて給料をもらうわけなんですね。ですから、普通の一般職の医療職とはまた違った形の市の職員としてなってございますので、その点についての移籍奨励金については発生しないと。

 それから、非常勤職員につきましては、あくまでも雇用契約としては、きつい言い方かもしれませんけども、1年の契約になっておるわけなんですね、ことしの3月31日まで。そういうことでございますので、今現在非常勤の職員については、生長会様といろんな話をされておりますけども、給与規定ももちろん向こうの提示した額を承認されて、先ほど言いましたように六十何名が行っていただく。この中には正規職員として採用もありますので、当然一般の正職員と違った形で対応を考えないと、移籍奨励金というものは年次を切って雇用してます関係で、我々としては支給できないということで考えてございます。



◆古家委員 正規職員の方も向こうへ移られる方は一たん退職されるということで、生長会で引き続いて働いていただけるように奨励をするということで出していただくんですけども、その時点で一たんもう市の職員ではなくなっているわけなんですけども、それを今考えておられるということなんですね。

 非常勤の方も1年の契約でその先のことを考えてあげる必要はないということなんですけども、非常勤であってもずっと阪南市で何年間かは続けてこられた、一緒にやってきたということで、非常勤の方についてもぜひいい条件でまた向こうのほうで働いていただけるように、正規の職員にもなられるということで、それはそれですごくいいのかなと思うんですけども、今の状態よりも悪くなるようであれば、生長会のほうへお金を出すことばっかり考えるんではなくて、生長会のほうに働きかけをぜひお願いしたいなというのは、ほかのことについてもそうなんですけど、お金で補填するだけではなく、よりよいその後、例えば正規の職員の方も5年間はある程度、100、100、75、50、25というふうに保障をある程度はされるんですけども、その先はやはり低いお給料になっていくわけなんですから、その部分でぜひ市のほうとしても、生長会のほうへいい労働条件で働けるように、そしてお給料についても、向こうの事業者さんの問題ではありますけれども、働きかけというか、そういう問題提起をしていっていただけたらいいなと思うんですが、その点はどうでしょうか。



◎安田副市長 古家委員さんがおっしゃったように、阪南市立病院が19年7月以降、非常な中で正規職員も勧奨でやめていただいた、入院患者がふえてきたことによって、非常勤に力を頼らないといけないということがここ二、三年続いてまいりました。

 そうした中で、今回指定管理者として生長会をつけていただいたわけでございますけども、もちろん我々その辺の思いも生長会のほうにお伝えをしてまして、現行の職員さんについては、できるだけ非常勤も含めて採用していただきたいと。ただ、採用についてはもちろん向こうの就業規則、給与規則がありますから、これは今いてる職員だけでこの病院を運営できるわけではございませんでして、生長会からこちらに来ていただくという方がございますから、その辺はやはり給与規則というものに準則した中での対応となりますので、市から行った職員についてだけ給与を特に見てくださいということは言いませんでした。

 ただ、就業規則によりますと、生長会の職員というのは4月1日から始まるわけでございますので、年次有給休暇の付与ができないとかといった点がございました。これにつきましては、病院と生長会との協議の中で、今回移籍していただく職員については、4月当初から年次有給休暇を付与していただけるような形もとってございます。

 今後とも、そういった特に市の職員から生長会に行く職員についての特例というものは、なかなかできないわけなんですけども、やはりいい労働条件の環境のもとで働いていただきたいということは我々持ってますので、今後もそういった面については、協議を十分していきたいと考えてございます。



◆古家委員 先ほどから出てます給与の差なんですけども、生長会の給料体系というのは、こちらのほうでつかんでおられるわけですね。各段階というのか、勤続何年で幾らとかという給与のシステムというんか、それは市でつかんでおられて、概算額も算出されていると思うんですけれども、その中で、そしたら生長会のほうへ移られる方は、中途の採用ということになるんですか、基準はどうなるんですか。



◎安田副市長 個々の職員につきましては、今回説明会でも同意を得ておるんですけども、阪南市立病院に勤務した状況、それらの資料と、生長会のほうでは当該看護資格をとったときからの勤務年数の置きかえということで検討していただいているようでございまして、これは市の給与規定も一緒なんですね。前歴換算もありますけども、看護資格をとってからという専門職の部分になりますので、これについては生長会のほうで、各個人の生長会に行ったときのいろんな諸手当を含めた給与は提示をしてございます。これは市のほうで算定はしてございません。あくまでも生長会の給与規定等に照らして算定をしていただいてございますので、細かい部分の算定内容については、我々も把握はしていないのが実情でございます。

 全員が生長会に行ったから給料が下がるんではないんですね。上がる方もおられるわけなんです。これは年齢によってという仕組みが変わっておりまして、阪南市の場合は、市立病院の職員は医療職給料表というものを適用してございますけども、他の例えば多治見市民病院といった場合は、医療職給料表の適用をしてないわけでして、一般職の給料表を適用しているという自治体もございます。これは自治体の給与構造がさまざまな形で国の準則をしてますので、これらにつきましては、阪南市の3月31日現在の給与の状況と、4月1日に採用された場合の生長会の給与の構造、これを各職員に対比できるような形でお配りをしてございます。あわせて、勧奨による退職金は幾らになるのかといったこともすべてお示しをした上で意向調査をやってございますので、それらを踏まえて、各職員の方々は最終判断をしていただけるのではないかと考えてございます。



◆古家委員 先ほども言いましたように、5年間で350%の給料保障をしなければならないほどの差額があるということで、5年を過ぎた時点からそしたらお給料も下がっていくわけですけれども、給料が下がっていくということは、もともとそういうお給料で働いておられた方は、それで納得はしておられるんですけども、医療の質とか市民サービスとかの低下につながらないかということで、働く意欲とかそういうことでちょっと不安な部分があるんですけれども、できるだけ労働条件を確保できるように、いい労働条件で働けるようにということで、4月から向こうに行かれるわけですから、市がやはり口出しもなかなかできなくなってくると思いますので、今のうちにできるだけのいい労働条件を保障できるように頑張っていただきたいと思います。

 市立病院を残すため、そして地域医療を守るためということで、今回移籍奨励金について出てきているわけですけども、これは対象期間が5年間で支給割合が350%と書いているんですけど、このそれぞれの数字の根拠、なぜ5年間でなぜ割合が350%なのかということの根拠を教えてください。



◎岩本病院事務局副理事 資料にもございますとおり、この先行事例といたしまして氷見市、多治見市、横須賀市という三つの市を挙げてございます。これらにつきましては既に指定管理へ移行しておる市でございますが、これら先行事例を参考に、当然職員組合との協議というか、交渉もございましたが、そういうものを含めて対象期間を5年、支給割合については350%とした次第でございます。



◆古家委員 職員組合との話し合いの中で出てきたということですが、この5年間で350%ということで、組合のほうとは妥結しているというわけですか。



◎岩本病院事務局副理事 一応妥結はしてございます。



◆古家委員 それで、この支払い方法はどうなるんですか。阪南市から各個人の方にお支払いするのか、それとも生長会のほうにまとめてお支払いするんですか、どちらですか。



◎岩本病院事務局副理事 支給方法につきましては、今後具体の内容につきましてまた職員組合のほうとも協議をするところでございますが、基本的には病院からの支給という形になります。当然個人に対しての支払いという形になります。



◆古家委員 このことについて、これまであちらこちらから伝え聞くところによると、財源は職員さんのお給料の引き下げとかということが聞かれるんですけれども、その点についてはどうなんですか。



◎福山市長 この部分につきましては、去年特別委員会でもありました。私の思いの中では、これはあくまでも移籍奨励金という意味ですけども、ある部分では上乗せというようなとり方もされます。これは上乗せでも何でもありません。

 そういう意味で、今まで一緒にやってきた職員から公務員の身分を剥奪というような形をとらざるを得ないというような状況の中で、今日まで灯をともし一生懸命頑張ってきてくれた人がまたもう一回地域医療を守るということで、生長会さんと一緒にここで市民の生命と健康を守っていただくという形の中での奨励金であって、この部分につきましては、私のほうから1月31日に全職員に対して、一緒にここまで守ってきた病院を再度一緒にこの病院の発展のため汗をかいていただきたいということで、三役−−私、副市長、教育長はもとより、全職員でこの病院を守っていきたいという思いで、短期間勝負でも皆さんの給与の減額をもってこの病院を守っていただきたいということで、職員に協力のお願いを依頼したところでございます。

 以上です。



◆古家委員 これは多分付託の委員会でも慎重な議論が必要なことだとは思うんですけども、今のところ組合との話し合いはどのように進んでいるんですか。



◎安田副市長 この1月31日に市長から全職員を対象に、給与減額についてのお願いをさせていただきました。その前に職員組合の方につきましては、今回のこの措置については申し入れをしてございますけども、これで納得できるかどうかというのはまだこれからでございます。まだ妥結には至ってございませんので、これから交渉を重ねていきたいと考えてございます。



◆古家委員 組合と妥結ができてないということですけれども、できなくて当然かな、納得できなくて当然かなとは思うんです。今、組合のほうでは、どの部分について納得ができないとおっしゃっているんですか。



◎安田副市長 どの部分というよりも、減額に対してのどの部分というのは、まだこれも率−−といいますのは、2月15日が意向調査の最終確認でございますので、ここで実際生長会に行っていただける方が何人なのか、移籍奨励金の合計が幾らになるのかということが概算ではまだ出てきてませんので、2月15日の最終の意思確認が済めばここで金額が出てまいりますので、特別職については何%、その他一般職については何%ということで、これは人事と病院のほうでいろんな減額率を算定していきたいと。その率を最終的には職員組合の皆さん方にはご提示をさせていただいて、それから交渉に入っていくという考え方が今我々理事者のほうでは持ってございます。



◆古家委員 その減額率とか、どの程度までやったら許容できて、どれ以上はだめとかという問題ではないような気がするんですね。これは基本的に財政が苦しいからその部分は、職員の給料を減額して補おうという考え方は、ちょっと聞いたことがないというか、今までにどこか先例があるのかどうかは知りませんけども、そういう考え方でいくと、これからもし何かまた赤字でどうしようもないときには、職員さんのお給料に手をつけるというようなことにつながっていかないのかなということをすごく危惧するわけです。

 11月30日でしたっけ、人事院勧告のことで反対討論もさせてもらいましたけれども、現時点で給与カットを行う考えがないということで、組合も人事院勧告には妥結に持っていかれたと思うんですけれども、そのすぐ後にこうやってまたお給料が下がるという話が出てきて、職員さんは表面だってどうかというのはわかりませんけど、納得はできないと思うんですけどね。財源はほかにはないわけですか。



◎福山市長 今、古家委員からのご指摘、ご意見、私としてもそうやりたいんですよ。これまで職員の給与のカットに対しては、私は市長になって、ぜひとも職員の給与カットなしで、いろんな形の中でこの病院また阪南市政を進めていこうという思いで来てました。でも、この部分につきましては、昨年の特別委員会の委員のご意見もありましたように、この部分で上乗せ−−これは上乗せとは私は思ってません−−そういう形の中では税金の投入についてと、そういうようなご発言もございましたし、これはすべて全職員音声傍聴もやっておりますし、そういう思いもございますし、それともう1点は、職種変更によって、今現在20名の職員が環境の変わる市役所の職員として来るわけですね。その部分の給与の総額ラスパイがかなり上がりますし、これは今まで全職員一丸となって人件費の抑制にここまで頑張ってきたと。

 本当に職員には苦しい思いをさせますけども、今までも4億円、5億円、6億円という繰り出しを一般からやってきております。すべての投資的事業も抑制し、やっとここで前が見えた、もう少し頑張っていただきたいという思いで、何とか我々職員一丸となってこの病院を地域の市民のための病院として守っていただきたい、また一緒に闘ってきてここまで病院を引っ張ってきていただいた病院職員に対してのやはりもう一つのバックアップとして、もう一度皆さん一丸となって助けていただきたいと、こういう思いでやっております。

 今後、組合との交渉、また職員とのお話もありますけども、今までの思いでこのものを解決していきたいと、こういう思いでいてますので、今ご指摘の部分は本当にありがたいと思ってますよ、本当に。そういう気持ちで我々はこの病院を守っていきたいというのが私の思いでお願いをしたということです。



◆古家委員 人勧のほうも連続でずっとこの間マイナス人勧ということで、お給料が下がってきてますよね。反対討論でも言いましたように、そのことが結局は地域の経済だとか活性化とかにはマイナスの影響を与えていると思うんです。そして、何よりも今回の減額という提案なんかは、それこそちょうど子育て、そして教育費、家のローンだとか、いろんなことに計画的に生活していかなきゃいけない、そういう職員の方々にとって本当に大きな影響を与えると思うんです。

 本庁のほうに何人来られるか。だから、退職金がどれぐらい少なくて済むかとか、いろんなことが関係してくると思いますけども、本庁のほうに来られたらその分をまた事務職員の方もプラスして、その分がまた一般会計からお給料も払わなきゃいけないとか、いろんな条件がありますけれども、でも基本的に職員の給料に手をつけて赤字を何とかしようというのは、やはり間違っていると私は思います。



◎福山市長 古家委員のそのお言葉に対しては、私としたらすごくありがたく思っております。でも、今ここまで来て、本当に苦しい財政状況の中でよくこの病院をもってきたなと、5億円、垂れ流しやと言われながら、ここまで本当にみんなの力で病院を守ってきたと。もう一歩新たなスタートを切る中で、もう一度皆さんに協力願いたいと。というのは、いろんな制度が出てきているわけですね、国の制度が。例えば、乳幼児医療もやっと追いつきました。まだこれから国の制度の中で、福祉関係また子宮頸がんとかいろんな形の中で、どんどん行く中で、金がないから、予算が組めないからというようなわけにはいきません。

 やらなければならないものはやらなければならないという中で、一日も早くこの不安定な状況を打開したいと、そういう思いを持っている。だから、ここ2年、3年の安定する時期まで、皆さん一緒になって頑張っていただきたいと。だから、だらだらと長期間にわたって私はやる気もありません。今、古家委員がおっしゃっているように、それぞれの家庭を持ってます。本当につらい思いをさせますけども、そこは今までの流れの中で、一緒になって汗をかいてきたその職員を、給与の差について我々が一緒になって助けていってあげてほしいと。私も市長として当然リーダーとしての役割は果たしてまいりたいと、こういう思いでお願いをしたところでございます。

 以上です。



◆古家委員 本市の財政状況が本当に厳しいということはよくわかってますし、乳幼児医療費にしても、泉佐野市も今回は就学前までということになりましたけれども、本当に最後の最後のほうになってしまって、福祉の施策もなかなか進まないという状況に長いことありますし、しなきゃいけないことが山積みになっているのはわかるんですけども、でもこういうやり方を一回許してしまうのは、こういう形で問題解決しようとするのは、基本的にはすごく間違っていると私は思うんです。だから、私の考えですけれども、財政のほうにそれほど余裕がないのかということを財務部のほうに、職員にそういう負担を押しつけなきゃいけないほど逼迫してますか。



◎大宅財務部長 ご質問の内容につきましては、市全体でとらえるという部分できょうまで走ってきております。そして、財政のほうで今回の部分をカバーできないんかということなんですけども、これにつきましては、市長、副市長が先ほどからお話しさせていただいている状況で、市立病院の看護師さん、また技師さん、またそういう方々が生長会へ移るという苦渋の決断をされていると思います。そういう状況の中で、一般の職員の方々がどういう方向をとればいいんかというのもひとつ考えていかなければならないと思います。

 それと、多くの赤字が出た状況で今回のこういうふうな処理をする中で、市民の方々から見ますと、まだ税金を使って生長会へ移られる方々に対して支払いというんですか、そういうことをしていくのかというまた疑問も持たれようかと思います。そういうふうなところから今回、市全体での考えとしてこういう形をとったと私は考えております。財政のほうとしますと、それだけの持ち出し分が要りますので、非常に予期せぬ一時金が出ていきますんで、狭い財政の考えになりますが、市全体の考えじゃないんですけども、財政から考えますと非常に苦しい持ち出しになるんではないかと考えております。



◎福山市長 本当にありがたいご提示だと私は受けとめますけども、今財務部長のほうからもお話がありました。私としては、これまで財政運営に市職員一丸となって取り組んできた中で、ある一定の方向性が見出されたなと。だから、財政が厳しい云々のそういう議論というのは、これは内部的にはあります。でも、きちっとした形の中で、持続可能な行財政運営を行っていく中での一つの選択もございます。本当に苦渋の選択という思いの中で、今まで私も長くこの市役所に勤めて、私は簡単には給与カットということに手をつけたくないという思いはずっと持っております。でも、今ここまで来た病院というのを再度一丸となって支えていただきたいという思いで、いい病院に持っていきたいし、そういう中で生長会さんとともに一緒に地域医療を守っていきたい、そういう思いがあり、私として全職員に発信をし、お願いをしたということでございますので、その点ご理解をお願いします。

 以上です。



◆古家委員 どんなふうに言ったらいいのかよくわからないんですけども、生長会さんに移られる職員さんの労働環境にしろ賃金にしろ、やはりちょっとでもいい状態で働いていただきたいという思いもあります。だけども、その財源として職員の給料をまだこの上カットするのかという思いも大きく一方ではあります。私もまだ何をどういうふうに考えて結論を出したらいいのか、自分の中でまだ納得できるものもできてませんけれども、このやり方だけは間違っているんではないかということだけは思います。市民さんはもちろん今少しでも市役所の職員の数を減らせ、そして給料も下げよということについては、共感される方が多いのかもわかりません。

 だから、私がこんなふうに申し上げることが市民さんの反感を買うことになるかもわかりませんけども、でもやはり労働者としての職員さんの立場を考えると、それは一定の保障をしなきゃいけない、そして元気に働いてもらわなきゃいけない、もうこのままではこうやって毎年のようにお給料が下がって、さらにということになると、モチベーションがどんどん下がっていって、活気のない市役所になりつつあると。今でもそんなふうに感じることがありますので、ぜひともこのやり方がいいのかどうか、大議論をしていただきたいと思います。どこまで行っても平行線なので、私もこれからまだ勉強させていただきますけど。



◎福山市長 申しわけないですけども、平行線というよりそれはありがたいご意見やというのは受けとめてますよ。でも、一つ活気がないというその言葉に対して、私ら職員が一丸となってここまでみんなそれぞれのセクションで一生懸命これまで来ているわけですね。本当に必死になって汗をかいて、今何とか財政調整基金についてもご報告申し上げているとおりでございます。ただ、本当に油断してという中で、だから私も国へ足を運び、いろんな制度を活用し、いろんな形で活気のある阪南市を目指してしている中で、職員さんも私から見たらすごく生き生きしていると、そのように思いますけども、私は一つも活気がないような、そういう雰囲気には見てません。これからも一丸となって職員は働いてくれるし、そういう思いを込めて、1月31日に全職員、またきょうも朝から各幹部職員に経営会議でも再度お願いもした、そういうことですので、十分その部分はご理解お願いします。

 以上です。



○楠部委員長 案件3の質疑中ですが、まだほかの案件もありますので、1時まで休憩します。

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△休憩 午後0時01分



△再開 午後1時00分

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○楠部委員長 それでは、午前に引き続き会議を開きます。

 質疑に入る前に、私のほうから1点、2点ご報告申し上げます。

 三島院長さんは公務があるため1時50分に退席したい旨の申し出がありました。赤井副院長は2時ということでございます。

 あと、1点、午前の話にもありましたけれども、市長は病院関係で訪問するところがあるという話がございましたが、できましたら3時過ぎぐらいまでに会議は終えていただいたらという希望がございます。そういうことでございますので、委員の皆さんにはご理解、ご協力のほどいただければ幸いと思います。よろしくお願い申し上げます。

 それでは、案件3、奨励金についての質疑を続行します。



◆岩室委員 移籍奨励金についていろいろ答弁も聞かせてもらいました。ご苦労はわかるんですけど、職員の方が退職金をもらって一民間人になりますよね。その一民間人の方に対して移籍奨励金、これを支払うということは法的に問題はないんですかね。



◎安田副市長 法令的には問題ございません。この下にも書いてございます氷見市、多治見市、横須賀市も既にやってございますので、要項をもって市から個人に対していわゆる報奨金という形のたぐいになると思います。給与ということではなくということで、そういう予算措置になります。



◆岩室委員 要項制定して個人に支払うということですよね。それと、ここに先行事例で3市を挙げてくれているんですけど、逆にこういうふうな指定管理を導入した中で、この移籍奨励金を支払わなかったケースというのはあるんですかね。



◎安田副市長 個々の事例については、特にすべての指定管理のケースは勉強してございませんけども、やってないところもあります。それと、市への職種変更も認めていない自治体もございまして、すべて指定管理者のもとに行っていただきたいということで、市のほうの職種変更も認めていない自治体もございます。さまざまな対応ということになります。



◆岩室委員 だから、個々のケース・バイ・ケースということと、今副市長が答えてくれたようにやり方いかんの問題ということにこれはつながってきますよね。働いている方の立場というのは理解もできるんですけど、ただ市民の目線から考えたら、今も申し上げたように、退職金を渡して一民間人になった方に5年間差額補填をするということは、かなり市民目線から考えたら理解できにくいということがありますよね。その点はどういうふうに考えてますかね。



◎安田副市長 そもそもこの阪南市立病院の存続というのは、今の医療スタッフがおらなければ、継続とサービスが非常に低下するという懸念がございますので、我々としては奨励金を今回手当てするんですけども、それはなくても職員については生長会のもとで働いていただきたい。本来はこの阪南市立病院の市民の安心・安全のための地域医療を守るという視点でもってすれば、この移籍奨励金についても公費で支払うことが妥当であるという考え方も他方にはあるんですが、前回12月の委員会でも質問が出ましたように、この財源についてという話がありまして、私のほうでご答弁させていただきましたのは、市民の皆さんにもご理解いただけるような制度をという形でご答弁したような記憶がございます。これはよその自治体でも、今回このような制度を導入していろんな市民の議論があったようにも聞いてございます。

 市としては、私先ほど申し上げましたように、地域医療を守るという原点に立てば、税金をもってでもという考え方があったんですが、これはそれぞれの土地の市民の気質というものがあるわけでございますけども、先進事例ではそういったことが非常に声が大きかった。そういう中で、先般の委員会で委員からそういう質問があったのかなとは考えてございますけども、我々としても、この市立病院をこれまで職員全員でやっぱり支えてきたと、そういうことがあって、今回移籍奨励金として手当てする職員についても、やむなく公務員の身分を捨てて、生長会のもとで働いていただくわけでございますので、もちろん市への一般職の職種替えといった職員もおられますけども、今回の生長会に移籍していただく方については、職員全体でこれを支えていこうということで、いろいろ試行錯誤した中でこういう判断に至りましたので、この結果については、先ほど市長が申し上げましたように、1月31日に職員全員での説明、それと本日の早朝からの臨時経営会議でも、その旨部長からまた職員の方へということで、改めてきょうは市長からご依頼申し上げたところでございます。



◆岩室委員 私は市民の目線はかなり厳しいかなというふうに思いますよね。それと、これは公費で、税金で出さないということで、あくまでも職員の理解を求めて、職員の給料カットという形で捻出するということでよろしいんですかね。



◎安田副市長 今の岩室委員のとおり、職員の給与カットをもって対応するということでございます。



◆岩室委員 これから組合のほうとまた個々といろいろ理解を求めていくと思うんですけど、仮に組合の理解並びに職員の理解を得られなかったとしたら、そのときはどうするんですかね。



◎安田副市長 これは今回の奨励金の目的そのものも職員組合には十分説明をしないといけないと考えてございます。その中で理解を得られるかどうかというのは、今後の2月15日の職員の第3次の意向調査を踏まえた中での原資というものが当然出てきますので、最終的にはカット率の問題も当然あろうし、カットを何年するかといったこともございます。これについては、我々理事者としては、職員組合と合意が得られるような形での交渉を重ねていきたいと。最終的に万が一交渉決裂ということになったとしても、市としては市長から職員の皆さんにお願いしているわけでございますので、これは理事者としてはやっぱり行き切るしかないとは考えてございます。



◆岩室委員 いろいろ考えがあるんですけどね。それはまた当然これからの交渉過程だと思いますから、いずれにしても、先ほど古家委員も言われたように、職員にしても当然みんな生活がありますので、やはり給料カットされるというのは大変なことでしょうし、できるだけその辺納得できるような説明、当然それはもうやる形でこれからも進めているんでしょうけど、その点だけ集中してやってほしいというふうに意見だけ申し上げておきますね。



○楠部委員長 ほかにございませんか。



◆武輪委員 お尋ねいたします。

 12月の委員会でも、先ほど副市長が言われましたように、この現給保障ということでお尋ねさせてもらいました。そのときに市民の皆さんが納得できる範囲内でお願いしたいということでしたが、この350%というのはどのようなお考えでこのような数字になったんでしょうか。



◎安田副市長 これについては午前中に岩本のほうからもご説明申し上げましたけども、この中の先行事例等々について我々も研究してございました。当然、職員組合様もこの辺については、移籍奨励金の話をしたときに、各自治体の状況も十分研究してございます。我々としては、他市と同様の300%ぐらいということでお話し合いは続けてきたわけなんですけども、第1次のときの意向調査では、やはり非常に少ないということもございまして、生長会に移行するという気持ちの方がね。そういう中で我々としては、何とか生長会にぜひとも全員の方に行っていただきたいということで、氷見市では最高390%という事例があるわけなんですけども、職員組合との最終の確認の合意が得られたのが350%ということでございます。年数についても5年間ということで話し合いがつきましたので、これをもって予算のほうの上程をしていきたいという考えはまとまりました。



◆武輪委員 市長、これで市民の皆さんが納得してくださる額だと思われておりますか。



◎福山市長 これは市民の皆さんがどうのこうの、まずやはり働いている方との交渉の中で行きます。だから、もって我々が全職員でこの部分について、一生懸命皆さんで努力し支えていこうと。市民の皆さんにとれば、この病院がきちっと残り、安定した医療体制ができる中でのものについて、我々は汗をかいていくということですので、市民の皆さんは、この350%がどうであろう、こうであれというのは、今まだ交渉中ですので、やってこのことに対してどういう反応が出るかというのは今のとこ見えません。

 以上です。



◆武輪委員 そしたら、350%が組合が納得した数字ということですね。それで、その原資がそしたら税金を使わずにみんなが協力して職員の給与で補いたいという話なんですが、ちょっと私そこのところも何か違和感を感じます。一度退職して退職金をいただきました。そして、次の病院に移ります。その人の現給保障を職員みんなでカバーする。これがほかの施策に使おうというんであれば、まだ百歩譲って仕方がないかなと思う面もあるんですが、そのやめた職員さんの給与をカバーする、そこのところを職員さんに説明されて職員さんは納得されたんでしょうか。



◎安田副市長 納得というよりも、今現時点では、先ほども申し上げましたように、この給与カットについては今後協議をさせていただくと、その年数とか率についても、まだ原資が確定していない中でということで申し入れてございますので、納得していただくかどうかというのは、まだ今後のことでございます。



◆武輪委員 説明をした段階ということですね。次、一つお伺いいたします。長野市民病院と横浜市立みなと赤十字病院のほうのこういう事例はございますでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 長野市民病院と横浜市立みなと赤十字病院につきましては、ちょっとその部分は、私ども事務局といたしましては確認をしてございません。ただ、氷見市と多治見市、これにつきましては、昨年10月に先行市の先行事例といたしまして、我々病院事務局、人事課、財政課の職員が視察に行ってまいりました。このことはもう既に当委員会でご報告をしておるところでございますが、氷見市につきましては、5年間、平均5%の給与カット、多治見市につきましては、地域手当1%カット及び管理職手当一律2,000円カットを実施してございます。

 以上です。



◆武輪委員 名称変更のところで、他市の先行事例で長野市と横浜市の市立病院があったのでお尋ねさせてもらいました。

 それで、この350%の割合というのは、説明した後でこの20名という方が出たんでしょうか、それともこの職種替えの20名希望している方は、この350%をまだ知らないときにしたんでしょうか。



◎安田副市長 いえ、当然生長会様のいろんな就労規則なり雇用条件等がございますから、この350%、5年ということで、当初から20名−−24名ですね、今現時点で−−選んだわけではございません。最初はもっと少なかったように記憶してます。一けた台の方がということで、この350%を出しているときにしてもね。だけども、いろんな生長会との話し合い、交流会の中でいろんなことを聞いた中で、今現時点で生長会へも行っていいという方が24名にふえてきたということでございます。



◆武輪委員 いえ、そうじゃなくて、20名の方が職種替えを希望しているんですよね。その人はこの350%という数字を知らないで職種替えを希望していたのか、それとももう知って職種替えを希望しているのかということ……。



◎安田副市長 この辺のことはわかった上で、今現時点では一般職のほうに職種変更したいという気持ちです。ただ、この方は20名がすべて一般職に今希望するのかどうかというのは、まだ今後のことでございますので、非常に流動的な数字として本日ご説明申し上げてますので、2月15日以降ということになります。



◆武輪委員 そしたら、仮に20名が生長会さんに行かないとなれば、生長会さんはそれでも現状維持というあれがあったのが、20名という職種替えの数字は多いように思うんですが、それは副市長のほうではもうそれぐらいの人数は予想していた人数ですか、この20名というのは。



◎安田副市長 何人が生長会に行かれるとか、何人が市を希望されるかという予測は全くしてございません。ただ、我々としては、職員説明会なり組合との交渉の中でも、できるだけ全員が生長会のほうに行っていただきたいという思いはずっと述べてきましたので、最終的に2月15日に市のほうに何人来られるかということが確定されるわけなんですが、この1月31日に締めた段階で、生長会には何人が生長会のほうを希望されているということはご報告申し上げてますので、今の医療を継続するための対応として、生長会ではもし看護師が不足するんであれば、その採用についてももう既に準備をしているということは聞いてございます。



◆武輪委員 そうですね、生長会さん自身で準備なさっているんですよね。そしたら、20名が職種替えで本庁に来たときに、先ほど何か、定員管理ですか、そういうこともおっしゃってたんですが、前の委員会か何かで、希望なさってもそれだけ採れるかどうかわからないというような発言があったように思うんですが、それはどうなんでしょうか。



◎安田副市長 私の答弁の記憶では、どれだけ採れるかという答弁はしてないと思います。職員の方々にも、仮に全職員が職種替えという希望であれば、我々としてはその対応をしていくと。ただ、今現在策定の職員定員管理計画なり、定員に関する条例、これも見直す必要がありますので、当然病院というものは、配属する職員が多分おらなくなるということは、病院の今の定数自体もたしか160名ぐらいだと思うんですが、それもゼロにしないといけないと。

 それと、一般部局のほうも受け入れについては、今の定数条例のほうも改定をしないといけないということで、これは2月15日以降、改めてまた3月議会のほうにこの定数条例自体の改正も、冒頭で上げられればいいんですけども、ともすれば追加案件としてまた上程をお願いしたいという形では現在考えてございます。



◆武輪委員 現状のままではいけませんよね、いろいろすべてのことね。それと、そしたら看護師さんなり検査技師さんなりが本庁に戻ってまいります。戻ってくるというか、職種替えで来ますが、その場合は、今1階の窓口とかいろんな一般職、一般職になるんですよね。そういう方は一般職になるんですが、例えば福祉の分で介護保険課なんかで、地域包括支援センターの窓口なんかに立たれた場合、今現在臨職の方で一生懸命職務されていますが、そういう方たちはどのようになるんですか。



◎安田副市長 現在おられる非常勤の方ということでとらまえてよろしいですか。我々考えておりますのは、専門職については今必要として、ケアマネジャーにしろ採用しているわけですから、看護師の中で、あるいは技師の中で、そういう方がおられるかどうかというのは、現時点では多分おらないと我々とらまえてます。そういう方々については、専門職としてこれからも引き続いて勤務をしていただきたいと考えてございますけども、仮に全体で20名来たときに、今の組織の仕事の中身自体、要は臨時職員を配置しているという状況も、それはこれまで定数を削減してきた中で、臨時職員として対応をしていただいている部署もございますので、それは今後全部署について人事のほうで総括した中で、だれを持っていくかというのは人事の中で決まりますので、その中で例えば短時間労働ということで、この4月から臨時職員の方については雇用形態を変えるということで、方針はもう既に職員の方々にも説明しておりますので、その方にはやめていただく可能性もございます。それはきょう本日の臨時経営会議でも、人事のほうから各部長に対してその促しもしてございますけども、ただ今の段階では個人的にその旨について当たるということではなくて、今後2月15日以降という形の中で、各課とも話し合いをしていく用意はしてございます。



◆武輪委員 臨職の方でも専門職の方がありますので、やっぱりその方たちは市民の人と直接対応されている方が多いです、介護保険なんかになりましたらね。だから、そういう方に一般の市民の人に迷惑のかからないような、そういう対応を十分に考えていただきたいと思います。



◆二神委員 それでは、質問させていただきます。

 今、武輪委員のほうから他市の先行事例ということで質問されておりましたんで、案件3を今進めているところですので、案件2のことはなかなか言ってはいけないと思います。ただ、この旧名称から始まって案件2で他市の先行事例が出ておりますんで、やっぱり案件3でも先行事例として最低でも四つは、長野市民病院、また横浜市立みなと赤十字病院のところを比較するということも大事かと思いますが、その件についてお伺いいたします。病院局長、どう思いますか。



◎岩本病院事務局副理事 案件2で四つの病院を挙げておりますことから、案件3でもということでございます。その点につきましては、病院事務局といたしましても大変申しわけないなとは思います。ただ、長野市民病院につきましては、ここへ書いてありますとおり、極めて公的な病院いわゆる公社、外郭団体のような病院でございます。あわせて、横浜市につきましても赤十字病院ということで、極めて公的な病院に近いという病院でございます。それと比べまして、氷見市、多治見市につきましては、多治見市につきましてはうちと同様社会医療法人ということ、氷見市、これも金沢医科大学となっておりますが、これは私学でございます。

 そのような点で先ほど副市長のほうからも、若干こういう移籍奨励金を行っていないところもあるんではないかと。我々は、例えばそういったところもあるかもわからないんですけども、そういったところにつきましては、恐らく極めて形態としては公から公へというような部分で、給与等についても余りそう変わらないところもあるんではないかというようには理解してございます。ただ、事務局としては、この長野市、横浜市につきましても、調査研究をすればというのはご指摘のとおりかと思います。ただ、先ほども申し上げましたとおり、昨年10月に視察に行って直接聞いてきておりましたのがこの氷見市と多治見市でございますので、何とぞご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。



◆二神委員 ご答弁ありがとうございます。調べてないということですので、できたら調べていただいて、次回の委員会で長野市民病院また横浜市立みなと赤十字病院をよろしくお願いいたします。



○楠部委員長 今、二神委員より今の2病院についての資料というか、調査というか……



◎安田副市長 今、二神委員から話ありました長野市と横浜市については調べます。次回の委員会でその旨はご報告をさせていただきます。



○楠部委員長 よろしくお願いします。ほかございませんか。



◆古家委員 先ほど午前中途中になってましたんで、どこまで行ってたんだっけと思ってちょっと考えてましたけども、先ほど最後のところは、職員さんのモチベーションが下がるんではないかというような話で終わっていたように思います。市長がそれに対して、汗をかいて頑張っているというお話をされました。

 それはもちろん認めてます。一生懸命お仕事をされているのはいつも見ているんですけれども、同じ量の仕事をしても、そしていろんな施策を考えるにしても、生き生きとできるかどうかというのは、やはり自分たちの意見が通ったりとか、声を聞いてもらえる職場というのか、民主的な職場というのがやっぱり大事なんだと思ってます。それはどこの職場でもそうなんですけども、そのことが、生き生きと職員さんが働いてくださって、その結果、市民サービスがいろんな面で、にこにこと対応してもらって気持ちがよかったとか、いろんな小さなことであっても、そこへ反映していくんではないかと思ってます。

 今回の先ほどおっしゃってた市立病院が残って安心して病院にかかれるということを目的としているんだから、そして地域医療を守るんだから、守るためだからという目的であれば、これは市の政策としてちゃんと評価されて、そして税金を投入してもいいということではないのかなと思うんです。市民さんはそれに対して文句を言われることはないと思うんです。本当にそれが市民さんの思いであれば、その目的で使う税金は何ら文句の出るものではないと思うんですが、この今回ので問題なのは、やはり市民さんの思いをきっちり聞いてやってこなかったということです。

 説明会は8カ所でされましたけれども、それはある程度話が進んでこういう形で行くんだということの報告でしかなかったので、その後に市民さんの意見がどこにどのように反映されたかというのもちょっと定かではありませんし、今回の移られる職員さんを皆で支えていこうというのも、今はまだ市長と副市長の思いであって、現場の皆さんの声はどうなのかということをつかんでおられないと思うんです。職員さんを自発的に皆で支えていこうやということになったら、また違う形で何らかの支援ができるんだと思うんですけれども、先にカットありきでそれを押しつけられるということは、やはり職員さんも納得できないのは当然で、もちろん組合も納得、妥結はできない、遠いんではないかと思います。



◎安田副市長 職員個々いろんな生活の中で抱えている課題というのはたくさんあると思います。今回、こういった措置をとらせていただくわけなんですが、職員の中にもやっぱりいろんな考え方があります。生活は苦しいけれども、何とか皆で支えていこうという気持ちの方もおられます。反対という声は聞いてございませんけども、これは市長からお願いということで既にもう申し上げてますので、今の職員は、もちろんモチベーションとしての給料という部分がありますけども、給料でモチベーションは私は本来ではないと思うんですよ。いかに働きやすい環境で楽しく働ける、そういうことをやらないと、給料が高いから働きがいがあるんかといったら、そうではないんですよね。

 やっぱり組織が活性していろんな意見を言いながら楽しくやるという仕事の環境をつくり上げるというのがモチベーションにつながりますので、今回の給与カットについては恒久的にやるということではございませんでして、市長からもお話ありましたように短期で、何とかその辺今職員個々が抱えている課題をずっと延ばすんじゃなくて、短期で協力をいただきたいということの中では、最終的には組合さんとの交渉にはなるわけなんですけども、私としては、組合さんもその辺は、全部理解できるとは思いませんけども、幾らかのご理解は得られるんではないかと考えてございます。



○楠部委員長 ほかに。



◆武輪委員 この支払い方法ですね。先ほど個人に支払うと言われておりましたが、どのような方法でなさるんでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 具体的な支払い方法につきましては、ここにも書いておりますとおり、現在職員組合のほうと協議中でございます。



◆武輪委員 協議中というのはわかっております。先行事例ではどうだったんでしょうか。



◎岩本病院事務局副理事 多治見市さんにつきましては、一括で支払われたというように聞いてございます。氷見市さんにつきましては、これは相手が大学ということもございまして、いわゆる政策的医療交付金の一部として大学のほうにお渡しをして、大学から職員のほうへ支給したというように伺ってございます。

 以上です。



◆武輪委員 大学に政策交付金で払って、大学がそれを個人さんに払うと、そういう方法ですね。それで、私思うんですが、生長会さんも、全員が阪南市立病院から移籍してくれて、全員がそうだったらあれですが、例えば半分阪南市の元職員でした。半分は新規採用か府中病院さんのお人です。そして、給与規定は府中病院の給与規定ですよね、全員がね。同じようにその給与規定、職務規定の中で働いております。でも、半分の人は阪南市さんから現給保障をもらってます。これは使用する側としてはすごくやりにくいんだと思って、生長会さんはそれは納得の上でなのかなと、そういう気がいたしますが、どう思われますか。



◎安田副市長 今、武輪委員がおっしゃったように、生長会もこの点については非常に苦慮しました。というのは、阪南市のほうに生長会府中病院あるいはベルランド病院等々からの職員も当然来られますので、いわゆる金沢大学方式にすると問題があるんですね。金沢医科大学みたいな形で我々が政策医療交付金として生長会にお支払いして、生長会から上乗せした給料をもらうということは、生長会の給与規定の中と違う部分が支払われますので、私ども考えましたのは、最終的には市立病院から個人に渡すと。ですから、生長会からいただく給料については、同じ給与規定の中でもらう金額ですから何ら問題ないという結論に至りました。



◆武輪委員 それはわかるんですよ。生長会さんからは同じ給料もらってます。そしたら、例えば毎月阪南市さんから上乗せの分をいただくと、そういうことなんですか。



◎安田副市長 どういう話し合い方法になるかわかりませんけども、口座を聞いて個別に、市立病院からいわゆる奨励金、報償費みたいな形でお支払いすると、別途という形になりますので。



◆武輪委員 そこですよね。それをこれから働いている人に5年間そういう割合で保障するということですよね。それで、その財源はそしたら何やといったら、職員さんのカットで補う、そこがちょっと理解しがたいところでございます。



◎安田副市長 理解しがたいというお話ですけども、先ほど申し上げましたように、職員全員で生長会に行っていただく職員を支えるということでございますので、他の市でも同じような形の奨励金の交付をしてますし、その辺は本庁のほうに帰ってくる職員も含めて、また今現在いる職員も含めて協力をしていただいているということでございますので、理解をしていただくしかないんですけども、不自然ではないとは思います。

 それと、5年間束縛、5年間と対象期間がなっているんですけども、我々としてはこの生長会のもとで市立病院を支えていただきたいということで、職員には行っていただくということになりますので、当然5年以上は勤務していただく前提でこの奨励金というものも設定をしてます。例えば、1年でやめられる方については、当然返していただくということも考えますので、したがってその支払い方法については、一括にするのか、あるいは年払いにするのかということは、今後職員組合ともその辺十分協議しながら対応していきたいと考えてございます。



◆武輪委員 途中で退職した場合は返納するということですか。でも、一たんいただいて生活費なりに充てたのを、1年間でやめたから、そしたら前にもらった分を返してくれといったって、なかなか難しい話じゃないんでしょうか。



◎安田副市長 我々としては、この病院を何とか存続しないといけないということでこの奨励金を設けてます。片や、職員の方々に理解を得て、皆さんの給料をもってこの方々を支えるということですから、途中でやめて返してもらえないということは、負担をする職員の側からすればやはり耐えがたいと思うんですよね。当然、この病院で長く勤務していただく前提でこういった制度をつくるわけですから、1年でここが仮に嫌となった、我々は嫌となっていただきたくはないんですけども、仮に何らかの形でやめないといけないというときには、5年間の部分のそれ以降の4年間についてはやっぱり返していただく必要があると。そういう意味もあって毎年支払うのかということもこれからの議論になっていくと思います、毎月支払うということではなくてということで。



◆武輪委員 一括でお渡しするんですか。



◎安田副市長 先ほど来から申し上げてますように、支払い方法はこれからということで、例えば多治見市の場合は一括というお話を岩本のほうからさせていただきましたけども、我々は、職員個々のそれぞれの家庭というものがありますから、一括でいただきたい職員もおれば、毎年いただきたいという職員もおりますので、ただその辺についてはこれからの組合の中で、我々としても事務というものが当然ありますので、できるだけ効率的な形の支払い方法については協議をしていきたいと考えてございます。



◆武輪委員 そうですよね。年に払うか月々払うかということで、今一括で350%渡すという話じゃないですよね。それは理解しているんですが、返してもらうというのは、例えば1年間働きました、1年間お渡ししてます、そして2年目で退職したいと言ったときには、前にお払いした1年間分を返してもらうということを言われているんですか。



◎安田副市長 実際、実績として働いていただいた部分は、仮にやめたとしてもそれはお返ししていただこうとは思ってません。



◆武輪委員 そしたら、返してもらうというのは何をですか。



◎安田副市長 例えば、一括してお支払いした場合に、これは5年間分として350%をお支払いするわけですから、当然1年目が100%、先ほど申し上げましたように、残りは250%残るわけなんですね。その2年目以降にやめられた方については、250%相当分を一括で支払った場合はお返しをしていただくということでございます。



◆武輪委員 それだったらわかるんですよ。働いてないものをもらおうなんてだれも思ってないと思うんですよ。途中で返してもらうというから、1年間働いて2年目にやめる場合、そしたら前の1年間働いた分もお返しするんですかということをお尋ねしたんです。だから、働いた分についてはいただくということですよね。そういうことですね。

 それと、先ほどの20名職種替えを希望されている方があるんですが、その方の今現在の職はどのようなあれか、教えていただきたいと思います。



◎岩本病院事務局副理事 お答えを申し上げます。

 職種替えの20名につきましては、まず正看の方が10名です。あと、理学療法士の方が3名、作業療法士の方が1名、放射線技師の方が2名、薬剤師の方が3名、検査技師の方が1名、計20名となってございます。



◆武輪委員 管理栄養士さんはいらっしゃいませんか。



◎岩本病院事務局副理事 管理栄養士につきましては、現行、医療職給料表に基づかなくていわゆる一般の事務職でございますので、職種替えには該当しないということでございます。



◆武輪委員 そしたら、済みません、この正看さんの10名の方の年齢層は大体どのようになっておりますか。



◎岩本病院事務局副理事 申しわけございません、そこまでちょっと手持ちの資料ではございません。



○楠部委員長 この件についても、また15日に確定してからの委員会で詳細には説明をしてください。この件について。



◆二神委員 財務部長いらっしゃると思いますので、ちょっと質問させていただきます。

 先ほど委員のほうからの質問の中で、財政の状況はどういう説明を受けたか報告していただいたと思うんですけど、その中で財政が非常に厳しいというような答弁があったかと思います。私の記憶では、下出のし尿処理場の関連のお金で約4億円ほど入金という方向性があったかと何か報告を受けたかと思います。また、今まで財政が逼迫している、厳しいということで予算のほうを削ってきた経緯も伺っております。また、議会のほうも昨年2009年の定数を20から16に4減という形で、財政も逼迫しているということもあって、そういう形の方向性になったかと思うんです。そういう議会の経費とか、結果的にはまだ1年ちょっとしかたっておりませんけれども、そういった財政はどういった方向性になっているのか、お伺いいたします。



◎大宅財務部長 多分、先々のシミュレーションはどうやねんというようなところで答えさせていただいたら出てくるかなと思ってます。この前の委員会でシミュレーションを出させていただいております。それの条件につきましては、特例債、退手債、今まで発行している起債、そういうもろもろのを含みまして、28年度まで示させていただいております。その中では、現在財政調整基金につきましては12億円程度ありますが、28年度におきましては、予測ですが、8,500万円しか残らないというような非常に厳しい状況であります。

 財政健全化に取り組んでおりますので、財政調整基金がなくなってまだ単年度で赤字を出しているというのは取り組みになりませんので、そういう状況の中でこういう形で判断させていただいているということでございます。そして、また当初予算も近々報告というんですか、提案させていただく中ですけども、その中で財政調整基金を6億5,800万円程度の取り崩しをしなければ予算編成ができないという状況でありますので、そういうふうなもろもろの条件を加味しますと、今ご質問の内容については、非常に厳しい取り組みが続くというのが私の考えであります。



◆二神委員 今、ご答弁いただきました。

 確かに、財政が厳しいということで、本当に職員さんの給与を削ってという案、また財政厳しい中でも何とか支払っていけるような予算的なことも考えていただきたいというのは、もう十分考えているとこなんですけども、でも先ほど副市長から、給与云々についてはやる気云々ということについては関係ないというようなご答弁があったかと思うんですけど、この指定管理者移籍奨励金についてもただやっぱりお金のことなんですよね。だから、減額となる職員に対してのという形ですんで、だからそのやる気云々とか、こういうことが出てくることについてどのようにお考えでしょうか。



◎安田副市長 先ほどの答弁を反復するという、記憶は定かではないですけども、給料をもってモチベーションということではないとは言ってません。それだけではないですね。給料が下がるからモチベーションが下がると、当然それは一つの内容ではありますけども、職員が仕事をやる気を出すというのは、給料だけではなくて、やっぱり組織が活性化しないと、仕事が楽しくならないと当然モチベーションは上がりませんので、ということでご答弁をさせていただいたと思います。

 以上です。



◆二神委員 モチベーション云々、職員さんにとってはこの関係で給与が削減されるという可能性が出てくるということで、やっぱり心の中では非常に心配も出てきましょうし、サービスを提供する職員さんが、顔色が悪くてこれから生活をどうしていこうかというようなことも出てくるかと思うんです。そういったところのモチベーションという形のことも考えられるのではないかと思いますので、そこら辺をしっかりと配慮して考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。



○楠部委員長 ほかにございませんか。

       〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 それでは、案件3、指定管理者移籍奨励金についての質疑は終了したいと思います。

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△4.新病院建設の考え方について



○楠部委員長 続いて、案件4、新病院建設の考え方について理事者より説明願います。



◎細川病院事務局長 それでは、私のほうから新病院建設の考えにつきましてご説明申し上げます。

 阪南市立病院指定管理者募集要項に基づきまして2法人から応募がございました。いずれの法人におきましても、事業計画書等によりまして、病院施設の老朽化への対応の必要性が示されたところでございます。

 今回、指定管理者となりました社会医療法人生長会さんの提案では、建築費に要する経費の部分につきましては、元利償還金の2分の1の負担が示されております。現在、国庫補助を活用すべく関係機関との協議を進め、国土交通省の住宅・建築物安全ストック形成事業交付金の採択に向け、鋭意調整を行っているところでございます。また、病院建設におきましては、近年1床当たり1,200万円から1,500万円、例えば福島県の町立三春病院は、1床当たり1,300万円前後と聞いております。また、静岡県の共立湊病院におきましても1床当たり1,300万円。これは建設のいろんな面の入札の方法を検討した結果だと聞いております。

 本病院は185床ということで、これらのことを考えますと、まだ185床とはっきりは決定してございませんが、医療対策課とも協議していくことになると思います。それを見ますと、超概算ではございますが、30億円程度になるんかなと思っております。しかしながら、生長会さんが建設費の2分の1を負担するということで、本市の負担は半分ということで、かつ本市の負担分につきましては、現行その45%が交付税算入されることになっております。簡単に言いますと、建設費が約4分の1の負担で済むということになります。

 また、本市の財政シミュレーションは、昨年12月20日本委員会におきまして財政課さんのほうからご報告していただきました。現在、社会医療法人生長会さんと基本協定書の締結に向けて鋭意協議しておるところでございます。また、国・大阪府等の関係機関に対しても協議を行っているところであります。先ほど申し上げました国交省の補助制度は、本年4月1日付の補助申請が必要となっていることから、平成23年度当初予算におきまして、耐震診断及び基本設計に係る予算の計上を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○楠部委員長 ただいまの説明について質疑はございませんか。



◆武輪委員 お尋ねいたします。

 生長会さんが2分の1負担してくださるとのことですが、初期の金額ですね。例えば、30億円要るのだったら30億円は市のほうが立て替えをするんですか、それとも15億円だけでいいんですか。



◎安田副市長 お答え申し上げます。

 先ほど局長のほうから申し上げましたように、元利償還金という部分の2分の1、今回先ほど申し上げました住宅・建築物安全ストック形成事業、これは昨年の7月に我々この特別委員会で市立病院再生計画というものを立てた中で、国の補助制度採択に向けていろいろ取り組んできた中で、この補助金が適用できるということで、20億円の建物についての計画はしたわけなんですけども、前回の委員会で、先ほど大宅部長のほうからも申し上げましたように、これからの指定管理の移行に伴っての要因の負担分、あるいは建て替えの部分について、30億円ということで原案を考えているわけなんですけども、補助金を除いた部分については、もちろん適債部分いわゆる病院事業債として総務省から残る部分については借り入れるわけなんですけども、今まだ設計が固まっていない中での額の算出はできませんけども、この企業債の充当する部分、例えば30億円の建設事業費で25億円が適債事業となりますと、25億円を国から借り入れるわけなんですけども、これを30年償還で返していくことになると思います。

 例えば、これを元金でいいますと、年間8,000万円、利息が率によって年によって変わっていくわけなんですけども、この8,000万円の2分の1が生長会から負担となります。その2分の1の交付税算入というのは、病院の企業債に対しては、一般会計から繰り出しの基準にありますので、この2分の1では市から本来繰り出すべきものに対して、地方交付税で45%が充当されるということになりますから、27.5%、4分の1近くの負担で病院が建設できるという試算を我々は今現在してございます。

 したがって、当初は国の補助金と国からの企業債の借り入れ、それと若干一般会計のもちろん端数の部分というのは負担になりますので、この原資をもって病院を建てていくと。次年度以降、当然企業債で借り入れた分を返していく必要がありますので、この部分については生長会から2分の1をいただくという形になります。したがって、建設当初に負担ありきではなくて、国から借り入れた資金に対する償還財源として2分の1をいただくという考え方でございます。



◆武輪委員 そしたら、一応建てるときは、すべて市の責任のもとで財源も確保して建てるということですよね。それ以降の償還のときの分の2分の1を生長会さんがしてくださるということですね。



◎安田副市長 あくまでも阪南市の建物ということになりますから、申請についてはすべて阪南市が責任を持って申請をすると。ただ、建物についての考え方は、医療としての機能というのは、やっぱり働く方々で考えていただかないといけないですから、それに基づいた設計というものも考えていく必要がありますので、その中には生長会と今後阪南市のほうで、また病院職員も含めて、どういう構築をしていくかということを協議しながら考えていきたいと。それを基本計画の中できちっと固めていくということで、来年度の当初予算のほうに、耐震診断費用と基本計画に係る経費について予算を計上してまいりたいと考えてございます。

 それから、建物については、先ほど局長のほうから他市の例ということで、福島県の三春町の場合は、1床当たり1,300万円ということでございますので、これが今までの公共事業の発注としましては、積算指針というものが国のほうで決められてまして、これに基づいて設計書を組みますと、設計と工事が分離発注ということになりますと、非常に高いコストの建物になりますので、18年9月から国のほうで認められた設計・施工一括発注方式ということでいきますと、民間並みのコストで公共物が建つということでございますので、この辺も視野に入れてこれから協議、内部でいろんな検討をしていきたいと考えてございます。



◆武輪委員 この新病院建設の時期は、指定管理者が導入されて、そしてこれでいけるというある程度のめどが立ってそれからの協議のことですよね。



◎安田副市長 阪南市としてのそもそもの病院を改築する考え方というのは、もう数年前からあったわけですね。今回、昨年の7月にも阪南市立病院再生計画の中でも申し上げましたように、今の病院というのは45年以上たってますから、東南海地震の対応もやっぱり必要なんですね。

 病院というのは、災害時の災害医療の拠点施設にもなります。今回、鳥取中学校も災害時の応援救急部隊の場所としても位置づけをしてもらいますので、鳥取中学校につきましても、さまざまな国費を導入して、一般会計の負担のないような形で建て替えたわけなんですけども、この病院についても、この地域、要は泉南市、阪南市、岬町も含めての、災害時の救急医療も含めて、拠点病院として機能する以上は、一日も早く市としてはこの病院を建て替えていく必要があると考えてございます。



○楠部委員長 ほかに。



◆岩室委員 今、説明してくれた形で、最終的にトータルでどれぐらいの経費になるんですかね。



◎安田副市長 12月の本特別委員会でシミュレーションを提示させていただきました。この時点では30億円ということで提示をさせていただいたわけなんですけども、これから病院の施設機能そのものを生長会と協議をしていく必要がありますので、最大としても30億円程度のお金が必要になるんかなと今現在考えてございますけども、まだまだこれから議論していかないと、オペ室を何室にするのかといった考え方も当然出てきますので、今後の協議を踏まえて、概算額についてはある一定出していきたいと考えておりますけども、基本計画が策定できた段階で一定の概要がまとまりますので、その時点ではまた当委員会でもご報告はさせていただきたいと考えてございます。



◆岩室委員 それと、前に新病院建設で議論をしたときに、あれは一括して一斉に建て替えるのか、あるいはリハビリのところへ建て替えるということでしたから、一括して建て替えることができないから、順次的に年次的に建て替えていくのか、その辺の考えはどうですか。



◎安田副市長 昨年7月の阪南市立病院再生計画では、いわゆるペンシル型と言われるような、一部分をつぶして高層の病院をということで考えてございますけども、これについても生長会様と今後協議する中で、1期にやるのか、2期にやるのかということも含めて、これから協議に入っていきたいと考えてございます。



◆岩室委員 詳細はまた当然議案等々に含めてここへ上がってくると思いますけれども、一応23年度でも耐震の云々という形でこれは基本設計を上げてくるんですか。



◎安田副市長 耐震診断というのは、学校教育現場ではIs値を求めるという形になっているんですけども、先般も国のほうに行きましてご相談を申し上げましたら、そこまでの耐震診断は要らないと。以前に病院のコア抜きをやってございますので、コンクリートコアの検査結果では白亜化になってまして、耐用年数が非常にもろいという結果も出てますので、その辺を理屈をつけて国のほうに申請が必要なのかなと。これをもって基本計画に臨むんですけども、その中での病院の概要なりをまとめまして、その中で病院の建て替えについての正式な方針が出ると思いますので、そのときにはその辺についてはるるご説明申し上げたいと考えてございます。



○楠部委員長 ほかにございませんか。

       〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 それでは、案件4、新病院建設の考え方についての質疑は終了したいと思います。

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△5.その他



○楠部委員長 最後に、案件5、その他として何かございませんか。



◆二神委員 その他としてということで、案件1の職員の退職手当に関する特例条例(案)についてという案件がありました。その中で?の勧奨退職者に対するスケジュールについて質問させていただいたわけなんですけども、この受け付け期間、また退職説明会、この文言で見てしまうと勘違いをいろいろしてしまいました。その経過ですね。今まで職員さんの退職に対する説明等あったかと思うんです。その資料としてまた委員会で委員長、これどうですかね、いただきたいんですけども、例えば意向調査表ですか、どういったものが提出−−職員さんに説明をして渡して回収したかと思うんです。そういったもろもろの書類を参考資料としていただきたいんですけれども。



◎安田副市長 二神委員からのお話の部分ですね。もちろんこれまでの説明会等の時系列の押さえた部分と、今申し出がございました意向調査表、これについては職員組合とも話ししながらまとめたものでございますので、この点については、各連絡箱への投げ込みという形で取り扱いをさせていただいてよろしいでしょうか。



○楠部委員長 はい。



◎安田副市長 それでは、早速その辺の資料をつくりまして、各議員様の連絡箱のほうに資料提供させていただきますので、よろしくお願いいたします。



○楠部委員長 ほかにございませんか。



◆古家委員 先ほどの午前中の案件1のところの勧奨退職制度の条例第5条の支給率、基本額、第5条の3のところを確認のためにもう一度説明をお願いしたいんですけど。



◎岩本病院事務局副理事 まず、整理退職等の場合の退職手当の基本額、第5条第1項でございます。これにつきましては、簡単に申し上げますと、1年以上10年以下の期間につきましては、1年につき100分の150、11年以上25年以下の期間については、1年につき100分の165、26年以上34年以下の期間につきましては、1年につき100分の180、35年以上の期間については、1年につき100分の105となってございます。阪南市の退職手当条例の中に載ってございます。



○楠部委員長 今の件、二神委員からの投げ込みという話もありましたけども、午前だったか、市長答弁の中で第5条、第6条関係の解説、わかりやすいものを提出していただきたいと、紙にてね。それはしていただくことになってますので、古家委員、メモしていただくのはそれはそれでいいですけども、提出していただけるということですけど、再確認します。



◎安田副市長 あれから早速人事課のほうで今回の特例条例に係るわかりやすい表をまとめましたので、先ほど二神委員からの申し出のありました資料と一緒に議員の皆さん方にご配付させていただきたいと思います。



◆古家委員 もう1点、市民説明会はいつの時点で開かれる予定か、ちょっとお伺いします。



◎安田副市長 職員の動向につきましては、先ほど申し上げましたように2月15日ということで締めてございます。今現在、基本協定書の締結に向けてるる調整をしてございますが、2月末までには何とか基本協定書の策定をしたいと考えてございます。それでないと、現時点では生長会さんが阪南市立病院を正式に受けていただくという意思表示が協定書になってまいりますので、この協定書の締結以降、速やかに市民説明会のほうの日程調整等、これは現在も検討してございますので、その点につきましても、市民への周知と、各議員の皆さんへの周知についてあわせて行いたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。



○楠部委員長 あと1点、先ほど長野市、横浜市でしたか、それらの奨励金にかかわることは調査していただいて、また報告していただくということでよろしくお願いします。

 それでは、案件5.その他についての質疑は終了したいと思います。

 ほかに何かございませんか。

       〔「質疑なし」の声あり〕



○楠部委員長 それでは、議長より総括をお願いします。



◆三原議長 大変ご苦労さんでございました。きょうは10時から約4時間の委員会の中で、特例条例とか、それから移籍奨励金とか、新病院のことも新たなことをお伺いさせていただきましたけども、本当に重要な用語も出てきました。私たちはこの委員会の中で何を大事にせないかんかといったら論証ということで、我々は、なぜという委員の説明があったときに、また市民の説明があったときに、今の特例条例の内容は何なのか、そしてまた移籍奨励金はどういう性格なのかということに対して、答えをきちっと理由から根拠、先ほど安田副市長また市長からも説明がありましたけども、これに対して納得できるような説得性を持ったことは、きちっとそろえていくべきであると思います。

 先ほど岩本副理事からもありましたけども、今回この移籍奨励金の件に関して視察をされたというふうなことがありましたけども、本来私たち、また委員会委員のほうも、いろんな意味で今回の件は本当に慎重な、またより大変重要なことでございますので、また委員会としても、委員長には、視察も兼ねた調査というんですか、慎重に、市民のために阪南市のためにということで、これからもこの委員会として慎重な審議とまた調査をお願いしたいということを申し添えて、総括といたします。

 以上です。



○楠部委員長 ありがとうございました。これをもちまして市立病院関連特別委員会を終了いたします。長時間にわたりありがとうございました。

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△閉会 午後2時08分

 会議のてん末を記載し、その相違ないことを証するためここに署名する。

市立病院関連特別委員長   楠部 徹