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大阪府 茨木市

平成18年民生産業常任委員会( 6月15日)




平成18年民生産業常任委員会( 6月15日)





 


              民生産業常任委員会





1.平成18年6月15日(木)民生産業常任委員会を第一委員会室で開いた


1.出席委員次のとおり


 委員長  辰 見   登


 副委員長 小 林 美智子


 委  員 篠 原 一 代


 委  員 阿字地 洋 子


 委  員 塚     理


 委  員 菱 本 哲 造


 委  員 中 村 信 彦


 委  員 木 本 保 平


1.欠席委員  な  し


1.請願審査のため説明を求めた者次のとおり


 請願者 岡 本 千帆子


1.出席事務局職員次のとおり


 事務局長 森 脇 幸 信


 事務局次長兼議事課長 村 西 正 夫


 議事課長代理兼議事係長 上 田   哲


 議事課主査 野 村 昭 文


1.委員会において審査した案件次のとおり


 請願第4号 茨木市立三島保育所民営化に関することについて





    (午前10時00分 開会)


○辰見委員長 ただいまから、民生産業常任委員会を開会いたします。


 現在の出席委員は8人でありまして、会議は成立いたしております。


 これより審査を行います。


 請願第4号「茨木市立三島保育所民営化に関することについて」を議題といたします。


 休憩いたします。


    (午前10時01分 休憩)


    (午前10時05分 再開)


○辰見委員長 再開いたします。


 請願第4号の審査に当たり、請願者の説明を求めることにご異議ございませんか。


    (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○辰見委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。


 休憩いたします。


    (午前10時05分 休憩)


    (午前10時06分 再開)


○辰見委員長 再開いたします。


 それでは、請願者から説明をお聞きしたいと思いますが、発言に当たっては、請願の趣旨の範囲内とし、10分以内で説明をお願いいたします。


 その後、質疑に入りますが、発言する際には、委員長の許可を得てからお願いいたします。


 また、本日は請願者の意見を聞く会議でありますので、請願者の方から質疑することはご遠慮願います。


 それでは、請願者の岡本千帆子さんから説明を願います。


○請願者(岡本氏) おはようございます。


 本日は、このような形で私たち三島保育所保護者会の意見を述べる場を与えてくださってありがとうございます。


 まず、少し、私的な事柄からお話をして、趣旨説明に入りたいと思います。


 まず、私は第1子の妊娠に気がついたとき、京都に住んでおりました。しかし、その家が隣の家から起きた火災で燃えてしまうという出来事がありまして、ただ、そのとき、私は学生であり、結婚もしていなかったため、そのような状況が原因となって、貸し手が見つからないということになったんですね。そのとき、結局2か月間、住む家が見つからないという状況になりました。その期間、2か月間、私は一人で産もうという決意をしていたため、そういう一人で産んで育てることができる、そんな環境をいろんな市を対象として探すという期間が結局2か月間、設けられたというわけです。そして、見つけたのが茨木市でした。


 公共交通が整っていて、市街のあちこちに緑があって、図書館も充実して、公園も多い。保育所も環境が整っていました。さらに、保育の対象とする条件も広かったんです。もちろんここで言う保育所というのは公立で、当時、見学に行った私立保育所というのは、ほかの市町村とあんまり違いがなく、狭く、所庭とかの広さに対して子どもさんが多く、機械音ですか、マイクとかを使ったり、音楽を流したり、そういう機械音が多く、雑然として見えました。


 結局、茨木市に越してきて、一人で支援者もなく、孤立した育児を1年間、経験したのですが、そのような経験を持ちながらも、元気に今、暮らせているというのは、この茨木市の皆様が福利厚生に力を注いでくださっているおかげであると実感し、深く感謝いたしております。


 また、だれよりも私の育児の力になってくださったのが、公立保育所の保育士さんでした。学生でありながら妊娠したり、一人で産もうとしたり、全くばかばかしい存在である私なのですが、それでも何度も何度も励まされ、生きていく力を与えられました。


 私は、同じような状況で育てているお母さんに会うと、いつも公立へ預けることを考えてみたらというふうにお勧めしています。なぜなら、そうして子どもを預けて、社会に出ることによって、閉じこもった状態から解放され、育児すら満足にできない、そんな自分にも社会へ出て、給料をもらったり、感謝されるという、そういう経験が自信になるからです。


 また、自分の子どもを大切にしてくれる存在がほかにもいる。そういう実感も強い喜びになりました。そして、何よりも、公立のベテラン保育士さんは、私たちの遠いふるさとにいる母親のように、温かく私たちのつたない育児を支援してくれます。このような経験を通し、私を含め、私たち保護者は三島の先生方と信頼関係を形成してきました。


 民間保育所の場合、その保育方針を好む保護者が市内各地から子どもを預けます。しかし、三島の場合、交通の便が悪いなど、そういう特徴があるため、自宅の近い保護者が子を預けています。子どもに障害があるお母さん、親が外国人で見かけが異なったり、言葉がわからなかったり、そういう子どものお母さん、さまざまな事情の方々が小さいときから慣れ親しんだ、この子はこういう子なんだ、そういうありのままを理解してくれる友だちに囲まれて、保育所、小学校、中学校と進まれたいと希望しています。私も夫が外国人であったことから、そういう理由から、三島保育所を選んで、育てております。


 そこにやって来たのが今回の民営化です。今、三島から転出していってる児童は徐々にふえてきています。私の子どもが親しかった友だちも違う保育所に転所していってしまいました。私たちは今、この民営化によって、公立保育所に預けたその目的を打ち砕かれ、保護者や子ども、そして保育士とのつながり、子ども同士のつながり、親同士のつながりを絶たれようとしています。


 当初、民営化に対する私の意見は、賛成でもなく反対でもありませんでした。民間でもよい保育をしているということは聞いていましたし、そもそも民営化の実質、その実際がわからなかったんです。その後、説明会が開かれることになり、説明を聞きに行きました。そして、唖然としました。そこで説明をされたことは、もう決まったことです、リスクは考えていません、保護者の意見を反映させる予定もありません、それだけでした。


 このような説明会の議事録は公保連のホームページにて公開されておりますので、どうぞご確認ください。


 こんな安易な計画なのに、私たちの意見は反映してもらえないのか、その事実が私の心を民営化反対へと傾けました。そして、三島保育所の保護者の多くが同じ思いを抱きました。


 請願書にお付けしました円グラフの載ったアンケート調査、これを見ていただければ、当初は、どちらでもないという意見を多くの保護者が抱いていたのに対し、説明会の後、反対に多くの人がまわっているということが示されていると思います。


 これまで、私たち保護者は子どもの安全を確保するために、要望書という形でさまざまな事項を要望してまいりました。これらの要望は多岐にわたっておりますが、その本質は、今、三島保育所で保育を受けている子どもたちの成長、安全を最優先に考えてほしいということ、また、現在、既に三島を選び、受理され、その保育の実施を受けているという事実を訴え、この公立を選んだという実質を保障してほしい、そういうことを訴えているのです。


 これら要望に対する市の対応は、顕著な例としてご確認いただきたいのですが、5月2日に出した要望に対し、5月31日に返答が来ています。そして、その内容は、2日の要望内容に対しては23日に決めました。市長決裁が出ました。なので、もう理解してください。つまり、その時系列でいえば、2日に要望が出て、23日に決めて、31日に、もう決まったことです、そういう説明がされているんですね。一体どうして、このような対応になるんだろうと。私たちの要望がどうでもいいということなんでしょうか。


 また、我々は選考委員会にも保護者の代表を派遣してまいりました。これは次に私たちの子どもを預けるのにふさわしい法人を選ぶ、その権利は私たち保護者にあると考えているからです。しかし、残念ながら、第1回目の茨木市立保育所民営化移管法人選考委員会を見る限り、私たち保護者の権利が尊重される状況にもありません。


 今回、市からは、合同保育が3か月、引き継ぎ期間が6か月、巡回期間が3か月、そういう引き継ぎに関する変更が見られました。これも評価したいのですが、我々や子どもが慣れ親しんだ保育士さんは結局、その実態は3人が残るのみということです。


 三島保育所には今、きつい食物アレルギーを持ったお子さんがいます。一部の保育士が入れかわる年度初めに、いつも誤って、食べてはいけない食べ物を食べさせられて、ショック状態を起こし、救急車で運ばれるということになっているんですね。


 では、その一部の保育士がかわる状況でもそうなのに、3人を残して全員が入れかわる状況になった場合、その子は一体どうなるんですか。私たちは、自分の子どもの命を、その危険を冒してまで茨木市民のために我慢しなくてはいけないのでしょうか。


 3月の民生産業常任委員会でも、ほとんどが財政的な問題で議論がなされておりました。なぜ、子どもの育ちにかける議論の時間や税金がむだだと言えるのでしょうか。なぜ、育児支援と保育の2本立てで伸ばす、そういう考えが出てこないのでしょうか。なぜ、財政的に苦しくても、茨木市は工夫して、よい保育や育児支援を実現するんだ、そういう方向に向かないのでしょうか。


 そもそも、ここにいらっしゃる市議会議員の方々は、一体どなたの声を代弁しているのでしょうか。民営化が審議されてから、長い時間が経っていると聞きます。その間、三島保育所保護者会の意見を集約しに来た議員さんは、この中には1人もいらっしゃらないと思います。一体、だれが保育のお金を削って、在宅支援にまわせ。そういう当事者の声を聞き、それが多数派の意見であると断定したんですか。


 この一、二か月の間に、大東市、横浜市、2件で保護者側が勝訴する裁判がありました。これらの判決を読んでいても、他の市町村で民営化が実行されている保育園の保護者のお話を聞いても、今、茨木市が進めているような民営化では、よい民営化など不可能であるとわかってきました。


 私たちは民営化を絶対拒否と考えているわけではありません。しかし、今までの市の説明、対応からは、この民営化のもたらすメリットが次にどのような育児支援につながるか、わからないのです。


 民営化さえなければ味わうことのなかった苦痛、不安、そして、来る移行期間に子どもたちが味わうと予想される苦痛や不安、私たちはこういった犠牲が必要とされている理由として、大型公共工事を進める一方でのむだ遣いの解消、痛み分け、そのようなものがあげられるのでは納得できません。市が市としての責任を果たすということは、お金のかかることを民間に丸投げすることではないはずです。状況を受け入れるだけでなく、立ち向かっていってほしいのです。なので請願いたします。


 我々や子どもの利益が尊重されるべきであり、これまで述べたような不利益があることを確認してください。そして、その上で、次世代育児支援行動計画等とのつながりから、民営化の本質、育児支援の本質について、もう一度、徹底的に検討し直してください。そして、これを議論するためには、19年4月の民営化実施は時間的に困難です。なので、その時期を19年4月と定めた茨木市立三島保育所廃止に関する条例を一たん凍結していただきたいと願います。


 以上です。ありがとうございました。


○辰見委員長 説明は終わりました。


 これより質疑に入ります。


○木本委員 市会議員の木本です。


 請願の趣旨説明をちょうだいいたしましたが、請願文書表を読みますと、実は、請願というのは茨木市議会に請願されただけですね。ところが、我々が3月議会であの条例を議決されたわけです。議決した条例に対して、「市民の意見を反映しない議会の横暴といえます」という文章が入ってるんですね。残念ながら、茨木市議会は二院制じゃないんです、一院制なんです。ですから、横暴な市議会にまた、同じような請願を出されるよりも、あとで裁判も辞さないということなんで、私はもう、裁判所へ訴えるしか方法がないんじゃないかなという個人的な意見はあるんですよ。というのは、請願というのは、どうか我々の言い分を聞いてくださいと。横暴な市議会に請願をするというのは、論理矛盾が私は、そこにあると思うんですよ。ですから、これは、もし訴えるんであれば、3月議会で議論されて、その後、いろいろな裁判がありましたけれども、公立保育所をそのまま存続しなさいという判決も私はなかったようにも聞きます。細かい判例、それを勝訴というのか、敗訴というのか、わかりませんが、ですから、もしあなたがするとしたら、茨木市議会の請願ではなくて、裁判だと私は思うんですけど、いかがでしょうか。


○請願者(岡本氏) 今、ご指摘いただいた件に関してですが、私たち、その言葉に問題があったことは申し訳ないと思います。しかし、私たちはこの請願を通して、3月議会のような決め方は横暴だということを指摘し、それに気がついて、もう一度検討していただきたい、そういう趣旨で横暴という言葉をあえて使わせていただいたわけです。また、裁判に関しては前置主義というルールがありますね。もちろん私たちは訴訟に向けて、準備を進めております。しかし、今、ここで、ちゃんと訴えました、その事実を残すことが何よりも大事であると、そう思い、今回、請願に至りました。


 以上です。


○木本委員 その横暴な議会が来年の4月から実施するというふうに決めたんですよね。ですから、それをあえて、また同じ市議会に出される意味が、僕は文章にも論理的に矛盾があるし、横暴な市議会に対して、我々は横暴やと言われて、どう対応したらいいか、困るんですよ。ですから、横暴な我々を罰するところは、我々ではなくて、裁判なんですよ。うちは二院制やないから。そういう意味では、我々は横暴とは思ってませんよ。もし、横暴だとおっしゃるなら、裁判に訴えていただきたいと思います。議会には、これ以上、この問題を持ち込まないでいただきたいと個人的には思います。


 (「委員長、議事進行」と阿字地委員呼ぶ)


○阿字地委員 ただいまの木本委員の発言について、委員長、どうでしょうか。請願権というものがありまして、その内容について、こういうものを出すべきじゃないとか、そういうことを言うべき問題ではないと思います。請願権というのは憲法に保障された権利でありますので、やはり、ちょっと行き過ぎな質疑でありますし、これについて、請願者の方に再度、答弁を求められるということについては、ちょっと行き過ぎではないかと思うんですけど、請願者の方のご返答があれば、それはそれでいいんですけど。請願権については、きちっとしていただきたいと思います。


○木本委員 私は阿字地さん、請願権を認めてなかったら、こんな議会に請願者も来ていただかないですよ。認めているからこそ、来ていただいて、意見も言っていただいて、だけど、私の意見としてはこうじゃないですかと申しあげているだけで、請願権の侵害をどこがしてるんですか、私。私はどこに請願権の侵害をしてるんですか。


○阿字地委員 そういうものを持ってくるなというのが請願権の侵害なんです。


○木本委員 持ってくるなって。


○阿字地委員 そういう言葉、使ってはらへんかもわからへんけど。


○木本委員 私はこういう意見で、満場一致で請願者の意見を聞きましょうということまで賛成してるんですよ。ただ、私はここで審議しても、あれやから、裁判所に訴えたらどうですかというのが私の意見なんです。それが、私がどこが請願権を侵害してるんですか。論理的におっしゃってください。


○阿字地委員 中身まで言う必要、ないです。


○木本委員 それは卑怯や。僕は請願権を侵害してるとまで言われたんですよ。あなた、はっきりおっしゃたでしょう。じゃあ、取り消しますか。


○阿字地委員 まあ、いいですよ。取り消しましょう。


○木本委員 それならいいです。


○請願者(岡本氏) 木本委員のご指摘、真摯に受けとめたいと思います。ただ、やはりこの議会で決めたことに関して、3月議会で決めたことを凍結していただきたい、それを要望する先は議会ではないかと私たちは判断したため、この場にもう一度、お話を持ってまいりました。法律に関して知識が欠如していることに関しては、本当に申し訳ないと思います。ただ、やはり、私たち当事者の生の声、それを聞いていただきたいというのも、何よりも一番強い願いです。横暴ではないとする根拠というのは、質問してはいけないんですね。


○木本委員 言いましょう。横暴と思ってない根拠は、議決をしたんです。3月議会で可決したんです。ですから、条例というのは法律なんです。ですから、法律は既に成立してるんで、私はよく言うんですが、成立した法律は法律なんです。それを、それは私の気に入らん法律やから私は守りたくないとか、守りたいとかいうのは、よく共産党さんやほかの会派の方がよく使う言葉ですけど、私はそれはおかしいと。いつもアンタッチャブルの例をとって言うんですが、エリオット・ネスがめちゃくちゃやったんです。彼がやっと禁酒法が廃止されて、そのときにエリオット・ネスがインタビューにどう答えたか。家に帰ってスコッチを飲みたいと言ったんですよ。悪法でも法律なんです。ですから、言葉じりをとらえるんではなくて、横暴は、この言葉はよくない。何でこんな言葉を入れたのかなと思って。これは議会に対しての挑戦かなと思って。私はこれは納得できないなと思いますよ。ほかは何にも言うことないですよ。でも、それやったら裁判所へ行けと、こうなるわけよ。わかりますか。それが私の意見です。


○請願者(岡本氏) しつこくてすみません。一応、私たち保護者が何人かで回して見て、みんなで手を加えて書いたということで、みんなの声でこうなったということです。どうぞ、ご理解ください。失礼な点があったことに関しては、お詫び申しあげます。


○木本委員 了解です。


○辰見委員長 他に質疑はございませんか。


○菱本委員 市議会議員の菱本です。


 先ほどの木本委員のこだわっていらっしゃるというか、問題と思っていらっしゃる部分に私も大変、気持ちの上で嫌な部分がありました、これを読んでみて。


 おっしゃるとおり、「議会の横暴」、もしくは「訴訟という形で抗議行動」という、その表現が議会へ請願をされるという文章としては適当ではないなというのが私の率直な感想なんです。ただ、お聞きしたいのは、こういう請願を、請願ということになってるわけですから紹介議員さんがいらっしゃるわけですが、こういう請願を出す場合に、普通は紹介議員の方が不適切な、不穏当な過激な表現、こういうものがある場合は、改めるように助言をするということが大事なことになってくるんですよ。ところが、これをそのまま出して来られたということなんですけれども、過激な表現、そう思ってらっしゃるのか、思ってらっしゃらないのか、わかりませんけれども、その表現についての助言、これを改めるような助言とか何とかというのは、紹介議員からあったのか、なかったのか。この点だけ、ちょっとお聞かせいただけますか。


○請願者(岡本氏) 今回、この請願書というのは、作成されたのが土曜日の午前中ということで、かなりばたばたした状態で作成されまして、紹介議員の方に細かい点まで指摘するお時間がなかったということを事実として述べたいと思います。また、このような言葉じりに関する議論が先ほどから続いておりますが、私たちの請願に関して議論していただきたいのですが、いかがでしょうか。


○菱本委員 1つは、先ほど僕がお聞きしたいのは、紹介議員の方からそういう助言があったのか、なかったのかということに答えてほしいのが1つ。


 もう1つは、言葉じりではなくて、議会の横暴ということになってきますと、先ほど木本委員が言ってらっしゃるように、我々としても、じゃあこれだけ審議をし、勉強し、さまざまな意見を集約し、また、子どもさんを持っていらっしゃらない方たちのご意見も集約をし、総合的に茨木市の施策としてどういうふうにするのか、こういうようなものを判断するのが議会だと思うんです。その上で、なおかつ至らない部分があれば、どうセーフティネットを組むかと。これも議会の仕事だと思ってます。そういうようなことについての我々の行動、また、集約というものが議決ということになったわけですよ。それに対して、横暴と言われることで、やられることに、私は大変、なじまないものを私自身が感じているから申しあげているわけです。


 内容がどうとか、こうとか言う前にとおっしゃいますけど、やはり内容そのものについても、我々は真剣に考え、検討し、この文章も全部読ませていただきました。その上で、この部分でこだわっているということで私はこの質問をしているわけですから、ある意味で、紹介議員の方からの助言とかアドバイスがあったのか、なかったのか、この点だけ、ちょっとお答えいただきましたら。


○辰見委員長 休憩いたします。


    (午前10時30分 休憩)


    (午前10時33分 再開)


○辰見委員長 再開いたします。


○請願者(岡本氏) 先ほどの菱本委員の質問に対してお答えします。


 ご指摘はありました。しかし、私たちは3月議会の議論において、皆さんが当事者の意見を集約したとおっしゃられる、そのデータ、声、そういうものが一切紹介されませんでした。そのような事実を踏まえ、私たち当事者が感じている感覚として、横暴という言葉が当てはまるので、そのまま残しました。


 以上です。


○菱本委員 再度、確認させてもらいますね。要するに、紹介議員のほうからは表現についてのアドバイスはあったと。しかし、請願者の気持ちとしては、このまま行きたいということで、このまま出されたと、こういう理解でいいんですか。


○請願者(岡本氏) はい、ここに書かれていることが当事者の感じていることの事実です。


○辰見委員長 他に質疑はございませんか。


○小林委員 本日は、お越しいただきましてありがとうございます。


 請願の趣旨のところで、1点だけ、お伺いしたいのですけれども、「条例の凍結」ということで書かれておりますが、この「凍結」というのは、多分、3月議会が終わられてから、皆さん、今に至るまで、担当課ともお話し合いを重ねてこられて、あと、保護者同士でもお話をされてると思うんですけれども、その議論は白紙に戻すことなのか、現時点での凍結なのか。


 それと、「民営化の本質についてもう一度検討し直してください」ということを書かれておられますが、例えば、検討の具体的な方法は、どのように考えておられるのか、誰が、どのようにメンバーに入られて、どのような形式で検討していただきたいと考えておられるのか、お答えいただきたいと思います。お願いいたします。


○辰見委員長 答えられる枠内だけで結構ですので。


○請願者(岡本氏) 私の主観で、私の一個人の意見として、よろしいということなんですか。


○辰見委員長 はい。


○請願者(岡本氏) あくまでも一個人の意見として述べさせていただきたいと思います。三島としては、現時点での状態での凍結を求めております。


 そして、引き継ぎ、移管先法人の選考方法、その他、これまで該当保育所から出されていました要望に関して、できるならば民営化が決まっている8保育所、決まっていない7保育所、あわせて、それぞれの代表が1人ずつ出て、多数決で負けることがないような場ですね、当事者の意見が第一優先されるような状況で、もちろん専門家のご意見も大切だと思っています。ただ、保護者が15人、でも、それ以上に専門家、市の担当の方が多くない、そのような場で議論される、それぞれの要望に関して議論されるということが望ましいと思っております。現時点での議論というのは、庁内で話し合われ、非公開で話し合われ、一方的に通達される。結果が通達されるという仕組みですので、それを改善していただきたいと思っております。


 以上です。


○辰見委員長 他に質疑はございませんか。


    (「なし」と呼ぶ者あり)


○辰見委員長 質疑なしと認め、質疑を終了いたします。


 休憩いたします。


    (午前10時37分 休憩)


    (午前10時38分 再開)


○辰見委員長 再開いたします。


○小林委員 請願第4号の採決の前に、意見の開陳を出させていただきます。


 前回の3月議会でも、保育所の民営化に関する請願というものが3件出されました。そのうちの2件、保護者会から出されたものは、茨木市が民営化計画を進めるに当たっては、保護者との丁寧な話し合いを行ってほしい、また、財源の再配分について、子ども施策に充てることを明示してほしいとの趣旨もあり、私はこの2件について、賛成いたしました。


 3月議会では、本当に民営化についての議論がたくさんあったと私は記憶しております。全会派からの質疑というものがなされました。


 その中で、確かに財政的な部分もたくさんありましたが、保護者や子ども達の不安を取り除く努力が必要であること、また、民営化ということだけではなく、茨木市が描く子育て支援施策のビジョンを9月までには明確にすること、合同保育や引き継ぎ期間については再度検討すること、そして、茨木市が培ってきた保育というものをきっちり言語化することなどの指摘が各議員からあったと思います。


 私自身、保育所の保護者の時代から、各地で起こっている民営化の事例というものを見て、自分の子どもが入所している保育所もいつかは民営化になるかもという思いから、民営化とは何かというところから学び、情報収集をしてきました。


 そして、議会に入ってからは、公立保育所のあり方に関する懇談会についての質問から、今回、6月議会に至るまで、保育所の民営化問題に取り組んできております。


 本来は、公立保育所の保育を検証し、言語化した上で、また、茨木市のビジョンを明確にした上で、民営化の議論に進むべきだとの立場から、3月議会での条例改正には反対をいたしました。


 しかし、皆さんもご承知のように、条例改正というものは、残念でありますが可決をされております。皆さん、3月議会終了後、実際に来年度に民営化される保護者の方々は、自分たちや子どもに降りかかってくる現実に向け、保護者同士で会議を重ね、また、基本方針や法人の募集要項なども読み込み、説明会での議論も重ねてこられたと思います。担当課である児童福祉課との折衝というものも行ってこられたと思います。


 そして、保護者の思いに対して、茨木市も十分とは言えませんが、一部こたえておられる部分もあります。選考委員会に保護者会代表委員として入れたこと、そして、引き継ぎ期間をトータルで1年間延長したことなどは、そのあらわれだと思います。


 確かに、自分の子どもさんが入所されている保育所が民営化されるということを聞いて、不安に思わない保護者はおられないと思います。市の判断によって起こる民営化で、自分たちの子ども、あるいは保護者の皆さんに与える影響について、市が最大限、考慮することは当然のことと考えます。


 選考委員会のメンバーとして、三島保育所保護者会の代表の方もメンバーに入っておられます。今、その中で議論することが必要なことは、先ほどもありましたが、公立の保育士さんだけではなく、茨木市に新しい財産を持ってくるために、どのような事業者を選ぶのか、そのことに力を注ぐべきだと私は考えます。


 そして、皆さんの今までのやりとりを踏まえて、自分たちの子どもさんはもちろん、茨木の子どもたちにとって、どのようなよりよい環境があるのか、保護者の立場として、子どもの視点に立って考えることだと私は思っております。


 議論を振り出しに戻すのではなく、その視点に立って考えるべきだとの立場から、今回の請願には賛成はできかねますが、今後とも、よりよい保育環境をつくっていくことに最善の努力を尽くすことを約束いたしまして、意見の開陳といたします。


○阿字地委員 本請願採決に当たりまして、請願は採択すべきという立場から、一言、意見を申しあげます。


 本請願の内容は、一たん凍結、合意を得るまで凍結してほしいという、そういうもので、願意はもっともなものでありまして、採択に賛成いたします。


 以上であります。


○塚委員 ほとんど小林委員がお話しいただきましたので、私は、刷新クラブ代表とさせていただきまして、この委員会に出させていただいておりますので、そこから、少し、重ならない点でお話をさせていただきたいと思っています。といいますのは、先ほど、岡本さんからもお話がありましたように、どこからあと残りの方の声を聞いているのかというお話がありました。確かに私自身も、三島保育所の方々のお話し合いのときに、その日程だけ行けなくて、お話が聞けなかったということがありました。しかしながら、中条の方のお声を聞かせていただいたり、あと、ここにいらっしゃるメンバーの方の中にも、下穂積――園が決まる前です――にも、そういう勉強会にも多く足を運ばせていただきましたし、あと、あり方懇談会、そういったところにも足を運ばせていただきました。そしてまた、保護者の方々の声だけでなく、反対に、皆さん選挙で通られて、出られています。やはり、先ほど木本委員もこだわっておられるというようなこと、言葉にありましたけれども、やはり、この一つ一つの言葉、これはやはり精査されて出されてきた請願であるとも私は考えています。やはり、お一人、お一人、2,000人から3,000人の方の1票1票が重なって、出てこられている議会に対して、やはり横暴という言葉はあまりにも過ぎるんじゃないかという言葉、そこの言葉じりを言ってるわけではありません。


 やはり、そういった中で、民主主義的に私たち、3月議会、先ほど小林委員も言われましたように、委員会でも、議会本会議でも、話し合ってきました。そして多くの保護者の方だけでなく、いろんな方の声も本当に聞いてきました。その手続はどこにあるのかと言われると、確かに書類ではありません。お話をいろんな場所で聞いております。駅前でも街頭演説の際にも聞いています。やはりそういった中から、私たちは判断させていただいております。そういったことだけを皆さんにもわかっていただきたいということ、それを述べさせていただき、私自身は刷新クラブ代表といたしまして、今回の議決、こういったものにつきましては、やはり皆さんの声をこれから前向きに、建設的に一緒に考えていけるような形で今回、採決をさせていただきたいと考えています。


 終わります。


○辰見委員長 これより挙手の方法をもって採決いたします。


 本件、採択すべきものと決定することに賛成の委員の挙手を求めます。


    (挙手する者あり)


○辰見委員長 賛成者少数であります。


 よって、請願第4号につきましては、不採択とすべきものと決定いたしました。


 以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。


 なお、会議録の作成に当たりましては、委員長に一任願います。


 これをもって、民生産業常任委員会を散会いたします。


    (午前10時46分 散会)





 以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。





 平成18年6月15日





          民生産業常任委員会


          委員長  辰  見     登