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大阪府 枚方市

平成21年予算特別委員会(第4日目) 本文




2009.03.19 : 平成21年予算特別委員会(第4日目) 本文


○池上公也委員長 開議に先立ち、事務局職員から委員の出席状況を報告します。伊藤事務局次長。


○伊藤 隆市議会事務局次長 本日の会議のただいまの出席委員は、14名です。
 以上で報告を終わります。
    (午前10時1分 開議)


○池上公也委員長 ただいま報告しましたとおり、出席委員は定足数に達していますので、これから予算特別委員会を開きます。


○池上公也委員長 議案第62号 平成21年度大阪府枚方市一般会計予算を議題とします。


○池上公也委員長 本日から2日間、一般会計について、厚生・建設常任委員会の所管分野における質疑を行います。
 まず、野口光男委員の質疑を許可します。野口委員。


○野口光男委員 おはようございます。1番手ということですので、本日もよろしくお願いいたします。
 それでは、まず初めに、私、前回質問させていただいたんですけれども、今回、25分いただいております。同僚議員からいただいておりますので、よろしくお願いいたします。
 まず、村野中学校についてですが、地元の大きな反対の中で村野中学校・小学校が廃止され、その後、土地区画整理に取り組まれましたが、平成16年に断念されました。その後、用途については決まらず、今回、交通利便性や周辺教育環境の観点から支援学校の候補地となったわけですが、これについては、先日、千葉委員の方からも質問がございました。
 しかし、交通の面では、村野駅は車いすでの乗降ができず、また、村野駅の前の道路、府道枚方大和郡山線は歩道がなく、雨の日に傘を差して歩いていたら車と接触するような状況です。今後、周辺の道路や村野駅のバリアフリー化について、地元との協議をどのように進めるのか、お伺いします。


○井上浩一土木総務課長 お答えいたします。
 バリアフリー化につきましては、市内12駅のうちバリアフリー化されていない6駅の中から配置要件や課題要件、効果要件などの選定要件を勘案しまして牧野駅、御殿山駅、宮之阪駅、津田駅の周辺地区を重点整備地区といたしましたバリアフリー基本構想を、3月11日に開催いたしました枚方市バリアフリー基本構想策定委員会にて承認を受けまして、年度末の策定に向けた最終の取りまとめ作業を進めているところでございます。
 この基本構想では、委員が御質問の村野駅につきましては、平成25年度までに近接する元村野中学校跡地において府立支援学校の整備が計画されていることから、学校整備の進捗に合わせて、鉄道駅並びに周辺地区のバリアフリー化に向けた検討を行うとしております。
 これまで、バリアフリー化に際しまして、高齢者や障害者等、並びに鉄道や道路の施設管理者とともに現地調査や市民アンケート調査などを行ってまいりました。
 村野駅につきましても、学校整備の進捗に合わせまして、地元の御意見もお聞きしながら、鉄道駅並びに周辺道路のバリアフリー化に向けた検討を行ってまいります。府道につきましても、大阪府に対して働きかけてまいりたいと思います。
 以上です。


○野口光男委員 周辺道路整備など、支援学校の建設については、逐次、地域住民の皆さんと協議しながら進めていただくよう要望しておきます。
 次に、浸水対策に係る道路改修について。
 昨年8月に発生した集中豪雨で道路が川になって浸水被害が発生し、私ども議員団としても浸水対策の要望をいたしました。
 その中の星丘2・3丁目の星ケ丘駅から村野に至る村野第27号線の浸水対策について、お聞きします。


○八上泰規道路補修課長 御指摘の星丘2・3丁目地区の星ケ丘駅から村野に至ります市道村野第27号線の浸水につきましては、今後、現地を調査し、その解消に向けた検討を行ってまいります。


○野口光男委員 よろしくお願いいたします。
 道路補修について、お伺いします。
 星ケ丘駅から村野浄水場に上がる道路について、私は機会ごとに取り上げてきたわけですけれども、この道路は縁石が損傷し、駅へと向かう住民、歩行者の皆さんが、そのくぼみに足がはまり、よく転びそうになり、実際に転んでしまったという話も聞いております。市民からも補修の要望が多く出されていますが、なかなか補修されない状況にあります。
 市民からの道路損傷箇所の補修要望や通報などは年間何件ぐらいあるのか、また、土木部内でパトロールをしているとのことですが、発見した損傷箇所は何件ぐらいあるのか、また、補修状況はどうなっているのか、それらを補修する基準があるのかどうか、お伺いいたします。


○八上泰規道路補修課長 道路の補修について、お答えいたします。
 本市が管理する道路は年々増加し、延長1,000キロメートルを超え、通過車両の増加や老朽化などにより、穴ぼこや亀裂など、損傷箇所が数多く発生しております。
 市民からの補修要望や通報は、年間約3,600件出されております。
 また、土木部での道路パトロールとしては、日常点検以外に、年2回、全市一斉パトロールを行っており、200件前後の損傷箇所を発見しております。
 道路損傷箇所につきましては、職員が現場調査を行い、車や歩行者の通行に係る危険性や緊急性があると判断した箇所につきましては、職員による直営作業や小規模工事などにより早期の補修を行っております。
 また、大規模な補修箇所につきましては、計画的に行うリフレッシュ工事や請負工事において、順次、補修に努めております。


○野口光男委員 ありがとうございました。
 どのような基準、また、どういう状況によって、平成21年度、これをどのように進めていくのかということについては、なかなか具体に数字とか、またキロ数、そういうものは出ないということだったわけですけれども、本当に現在でも補修の要望が出されています。
 しかし、予算説明書を見ますと、予算が平成20年度は約3億5,100万円だったものが、平成21年度は約3億2,600万円に減額されています。
 さらに、道路補修課の人員も、予算説明書287ページにあるように、平成21年度は24人、これは、平成19年度は29人、そして、今年度、平成20年度は27人だったものが、年々減少していると。
 私は、昨年の12月議会でも質問したわけですけれども、道路工事契約・発注に関して、きちんとできるような職員体制、技術職員の配置や、予算、検査体制の整備などを求めた質問もさせていただきましたが、このような予算説明書を見る中では、なかなかそれができていない状況ではないかと、このように思うわけですけれども、平成21年度、市民の安全を守る、安心して歩ける道路の維持管理ができるのか、梅崎理事兼土木部長の見解をお伺いします。


○梅崎 茂理事兼土木部長 お答えいたします。
 先ほど課長も申し上げましたように、本市内では老朽化による道路損傷箇所が数多く発生し、市民要望も増加傾向にあることから、土木部においては、経常経費の中から道路の維持補修を優先した予算配分を行い、危険箇所の早期補修に努めているとともに、リフレッシュ工事については、一部、国費補助金の導入を図り、計画的な補修にも取り組んでおります。今後とも、国費導入の拡大など、財源確保に努めたいと考えております。
 人員につきましては、経験豊かな再任用職員の配置など、事務が滞ることのないように努めたいと考えております。
 また、職員に対しては、契約制度の順守や服務規律の確保を指導するとともに、今年度は大阪府との技術交流会を開催しており、今後とも職員の確かな技術力アップに向けた情報収集や研修に幅広く取り組むとともに、経験豊かな職員から技術の継承を行い、適正な道路の維持管理に努めてまいりたいと考えております。


○野口光男委員 ありがとうございました。
 今議会でも初日の専決事項で道路の問題が取り上げられましたが、年々老朽化するわけですから、当然その補修も多くなっていくと思いますし、それに必要な予算はきちっと付けていくということが必要だと思うわけですけれども、逆に、総額的には道路の予算は減額されています。
 その一方で、私どもの代表質問でも言わせていただきましたが、平成18年度に1,000万円かけて改修した岡東中央公園の改良工事に、今回、4,300万円の予算が付いているわけです。これはだれが考えても不要不急なものだと思いますし、やはり事業における選択と集中が市民の安全という観点で行われるべきだというふうに意見を申し述べておきたいと、このように思います。
 続きまして、厚生分野についての質問をさせていただきます。
 大阪維新プログラム(案)で打ち出していた医療費助成の1割負担、これは府民の大きな反対、世論の高まりの中で撤回されましたが、しかし、今回、府の財政再建プログラムでは、自己負担額が現行の1回500円から800円に引き上げられ、乳幼児医療費の所得制限も強化されるなど、新たな負担を府民に強いるものになっております。
 「福祉医療費助成制度に関する見直し」の内容に基づく本市への影響を、今回、全体資料の中でも付けさせていただきました。
 この表についての説明と、今、府議会で800円は高すぎるということで600円という案も出されているわけですけれども、その場合の影響額もあわせて説明をお願いいたします。


○広瀬芳晴医療助成課課長代理 お答えします。
 本市の乳幼児医療費助成は、小学校就学前まで所得制限なしで実施しております。
 1)の所得制限による影響の表ですが、現行の児童手当の特例給付基準を児童手当基準に変更した場合、大阪府と市町村で構成する福祉医療費助成制度に関する研究会の実態調査によれば、対象者の4%減少と見込んでおり、本市では一般財源べ−スで780万円の負担増と試算しました。
 また、2)の自己負担額変更の表ですが、1日500円から800円に引き上げた場合、一般財源べースで8,700万円の負担減と試算しました。
 なお、1カ月の上限額がセーフティーネットとして据え置かれたため、2,500円を超える償還件数を試算しています。
 1)と2)を合計しますと、一般財源べースで7,920万円の減少、また、600円に引き上げた場合は2,690万円の減少と試算しております。
 以上です。


○野口光男委員 ありがとうございました。
 このような自己負担額の増額などがされますと、府民全体でも34億円の増加、また乳幼児医療費助成制度で所得制限を撤廃している府内26の自治体が負担増ということ、府が所得限度額を引き下げることは、このような市の負担増にもなるわけです。差し引きで、この資料にもありますし、今、答弁にもありましたが、7,920万円の市民負担増になります。
 平成21年度は、11月実施ということですので、その3分の1、2,640万円の支出が減るということになるわけですけれども、この予算を特に厳しい生活実態の分野に充てていくことが必要ではないかと、このように思います。
 例えば、小学校3年生までの医療費助成の実施はできないのか、助成した場合の経費はどのくらいかかるのか、お伺いします。


○広瀬芳晴医療助成課課長代理 お答えします。
 福祉医療費助成制度の見直しにより年間の助成額は1億3,910万円減少すると試算していますが、助成額総額からすると約8%の削減になります。
 一方、福祉医療費助成制度に関する研究会の報告によると、この2年間で助成額は7.3%増加しています。
 今後、同様に助成額が増加するものと仮定しますと、今回の見直しによる約8%の削減分は約2年で解消され、以後、増加に転じることになります。
 なお、小学校3年生まで助成した場合の必要経費は、年間1億8,700万円の負担増になると試算しています。
 本市の乳幼児医療費助成制度は府下的にも高い水準にあり、現在の財政状況から見て、助成の拡充は困難であると考えております。
 以上です。


○野口光男委員 ありがとうございました。
 16日の質問でも言ったわけですけれども、今後さらに市民生活が苦しくなる中で、住み続けたいまちにすると言うならば、こういう子育て分野に市独自での支援を行うべきだと、このように意見を申しておきたいと思います。
 最後の質問になるわけですが、これは突然で大変申し訳ないんですが、先日、私は中央図書館改修工事の契約に係る談合情報を取り扱った入札監視員会議の文書つづりがなくなったということで、文書の保存と管理について質問しました。そこで、市役所から出る書類について、新聞などはリサイクルで古紙回収に出し、公文書は法制室で取りまとめて再生紙にするために職員立ち会いのもとで溶解処分を行っているという答弁を受けたわけです。
 枚方市役所はエコオフィスということでISOの認証を受けており、今回は予算説明書の129ページにエコオフィス推進事業経費143万円があるわけですけれども、エコオフィスとしての文書の取り扱い、その内容について、お伺いします。


○園田一博環境総務課長 紙ごみなどの資源ごみにつきましては、ISO14001の取り組みのうち、エコオフィスに関する取り組み指針に基づきまして、各課で分別回収の徹底を図るというふうにしております。


○野口光男委員 私も、市のホームページの中から、このエコオフィスの部分を見たわけですけれども、ごみの排出量の削減や分別を徹底すると、今、答弁にあったとおりであります。
 16日の私の質問では、秘書課で耐震工事のときに片付けをした際に、各個人持ちで個人情報が含まれるような書類あるいは資料のうち不要な書類が詰まった箱とともに当該書類が入っていたと思われる書類箱が混在して、不要書類の箱と思い込み廃棄してしまったと、このような答弁をいただいたわけです。
 その後、その処分をしたという東部清掃工場に確認しました。先日、答弁を受けたときは、3箱か4箱ぐらいかなと、それが混ざってほかしてしまったのかなと、このように思ったわけですけれども、昨年の11月6日に秘書課が東部清掃工場で処分したものは、資料等が段ボール箱で約30箱、そして、処分した重量は320キログラムと、こういう内容を聞いて、本当にびっくりしたわけですね。
 先ほどの答弁にあったように、本来分別すべきものがまとめて処分されたと、それも320キログラム、1箱当たり10キロを超えるということは、恐らく書類が入っていたと、私は思うわけですね。そして、先日の経過の中で、大阪地検から市役所に運び込んで秘書課に持っていった数量と合うのではないかと、こういうふうに思うわけです。
 大阪地検から市役所に返ってきて秘書課に運び込んだ、この段ボール箱、30箱がすべて処分されたと、一体どのような書類が入っていたのかということもわからないままというふうになっているわけです。
 一方で、枚方市は、ISO14001の環境マネジメントの認証を受けているわけです。それが、市長のいる秘書課で、そのルールとは全く違う、こういう処分をされたということに対しては、本当に納得がいかない問題だと、このように思います。
 このISOについては、本当に職員の方は苦労して分別などをやっているわけですけれども、一方でこういうことをしているんやったら、いっそのこと認証をもう返上して、まず法令順守からやった方がいいんじゃないのかと。ISOを取得して、それを検査してもらうためにも、予算説明書にありますように、お金がかかっているわけですよ。
 しかし、それ以前に、こういうことをしているということは本当に納得できない問題だと思いますし、これについて、市長のお考えをお聞きしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。


○竹内 脩市長 突然の話でございまして、極めて実務的なことでもあり、私、ちょっと的確なお答えをしかねます。


○野口光男委員 突然の質問だということだと思うんですけれども、私、この30箱がほかされたということに関しては市としても本当にきちっと調査をする必要があると思いますし、また、市民の財産である文書の取り扱いについてもより一層徹底していただきたいと、このように要望申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。


○池上公也委員長 次に、西田政充委員の質疑を許可します。西田委員。


○西田政充委員 おはようございます。
 けさ、私の住んでおります藤阪ハイツの中心の空き店舗でスーパー、フレスコさんがオープンいたしまして、幸せいっぱい、喜びいっぱいの気分ではございますけれども、質問については気を引き締めて行ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 厚生常任委員会所管分野の質問から始めさせていただきます。
 まず最初に、街かどデイハウス事業について、お尋ねいたします。
 御高齢の方々に生き生きと地域で過ごしていただけるように、また介護予防を図れるように、事業者さんに協力を得て実施されている本事業につきまして、担当部局としてどのように評価されているのか、お尋ねいたします。


○丹羽 隆高齢社会室課長 街かどデイハウスは、地域の高齢者の方の健康づくりや仲間づくりにとって大変重要な場所でございます。
 特に閉じこもりがちになる高齢者の方が興味を持って参加しやすい雰囲気を持ち、また、介護予防の基本である無理なく続けられる環境を持っております。まさに、活動そのものが広い意味での介護予防事業の実践であるというふうに評価しております。


○西田政充委員 平成21年度から大阪府の方針により街かどデイハウス運営の中で地域支援事業を実施するということになりますけれども、市としての今後の方針をお聞かせいただきたいと思います。


○丹羽 隆高齢社会室課長 平成21年度から運営に係る財源構成が変わりますが、現在の活動を再評価し、より一層介護予防を進めていただく意味で、介護予防啓発事業を委託する予定でございます。
 より広く地域の高齢者へ働きかけを行っていただき、介護予防を進めていただきたいというふうに考えております。


○西田政充委員 委託予定の介護予防啓発事業についてですけれども、事業者さんにとっては初めての取り組みということで戸惑いを感じられているというふうにお聞きいたしております。できる範囲の中で最大限の弾力的な運用をしていただきますように、よろしくお願いいたします。
 次に、日中一時支援事業について、お尋ねします。
 障害者や障害児に、日中、活動の場を提供し、見守りや社会適応のための訓練、支援を行うとともに、当事者や家族の福祉の向上を図ることを目的として実施していただいている本事業ですが、現状では利用者ニーズに見合うだけの受け入れ枠の確保が困難であるというふうに聞いております。
 今後、どのようにしてこの事業を充実させていこうとされているのか、お聞かせください。


○山田雅之障害福祉室課長 日中一時支援事業について、お答えいたします。
 入所施設、通所施設やホームヘルパーステーションに併設して、現在、市内5カ所、市外8カ所で事業を実施しております。
 御指摘いただきましたように、事業の採算性の関係から事業者の新規参入が進んでおりません。特に市内での児童受け入れ枠の確保が課題となっているため、平成21年度に事業者報酬の改定などを予定いたしております。
 具体的には、現行の事業者報酬に加えて、市内事業所で児童を受け入れていただく場合に、児童1人につき半日で1,000円、1日で2,000円を加算します。
 また、多動や自傷他害行為があるために通常以上の見守りが必要な方につきましては、半日5,000円、1日1万円を加算します。
 あわせまして、学校から日中一時支援事業所までガイドヘルプを利用される場合、ガイドヘルパーと日中一時支援事業の支援員との兼務についても柔軟な対応をさせていただきたいと思っております。
 この改定を通じて、事業所の新規立地や定員増など、市内での児童受け入れ枠の拡大を図り、利用者の利便性を確保してまいります。


○西田政充委員 日中一時支援事業については、ただいま御答弁いただいたような充実策を図っていただけるということで、大変ありがたく思っております。
 必要な方が必要なときに利用しやすい制度となるようによろしくお願いしたいと思います。
 次に、知的障害児通園施設費に関して、お尋ねいたします。
 私は、昨年、一昨年と続けて、一般質問の場で、知的障害児通園施設であるすぎの木園の管理運営事業のソフト面、ハード面の充実に関しての質問をさせていただきました。
 平成21年度はそれらの充実に関してどのような方針を持っていただいているのか、お聞かせいただきたいと思います。


○樋本茂一子育て支援室課長 昭和49年12月開設のすぎの木園は、35年目を迎え、老朽化による施設、設備のメンテナンスが必要となっております。
 平成21年度は、受電設備の改修や建物外壁の補修等の施設改修事業費として、630万円を予定しております。マンパワーの面では、保育所、通園施設を合わせて巡回相談員の増員を図ることとしております。
 人的にも、物的にも、引き続き療育水準の向上に努めてまいります。


○西田政充委員 すぎの木園に関しましては、就学前の小さい子どもさんたちの施設でございますので、保護者の皆さん方とよく意見交換などをしていただきながら施策の充実を図っていただきたいというふうに思います。
 次に、家庭児童相談所運営事業について、お尋ねいたします。
 家庭児童相談所が本庁舎から枚方市駅前のビルに移転して数カ月がたつわけですけれども、相談の対応等の実績と、それに対する評価をお聞かせいただきたいと思います。


○山口 広家庭児童相談所長 駅前ビルへの移設によりまして、利用者の利便性の向上や家庭児童相談所の周知が図られるとともに、ケースワーカーや相談員の増員効果もありまして、1日当たりの家庭児童相談及び虐待対応件数は、昨年度に比べまして26%の増加となっております。
 特に、職員の増員など体制の充実により増加する家庭児童相談にも適切に対応できるとともに、児童虐待対応では現場確認やその後の支援がより丁寧に行えるようになりました。
 また、児童虐待の適切な対応に向けて児童委員等を対象に市内各地で研修を実施したほか、子育てに悩んだりする保護者を対象に子育てに自信が持てるようになるためのプログラムを実施いたしました。


○西田政充委員 では、ただいまお答えいただいた実績と評価を踏まえた中で、平成21年度、どのような計画を立てていただいているのか、お聞かせいただきたいと思います。


○山口 広家庭児童相談所長 次年度は、相談機能の充実をさらに図るとともに、既に実施している事業に加え、新たに実施する育児支援家事援助事業などの支援を通して、子どもたちが健やかに成長できるよう努めてまいります。


○西田政充委員 ありがとうございました。
 今後とも、多くの方々にこの枚方で子どもを生み育てたいと思っていただけるように、引き続き御努力をお願いしたいと思います。
 次に、環境美化推進事業について、お尋ねいたします。
 本事業としては、今年度はポイ捨て防止対策や地域清掃、そして不法屋外広告物対策などの事業が展開されていますけれども、特に、ここでは不法屋外広告物対策事業について、お聞きします。
 市内をバイクで走っておりますと気付くんですけれども、数年前と比較しまして、ここ最近は、不法屋外広告物については減少しているように感じております。これは環境美化に向けたさまざまな御努力の成果が表れているのではないかなというふうに思っているんですが、そこで、不法屋外広告物の撤去件数の推移や、今後の見通し及び市民の皆さんの御協力をいただいて行っている不法屋外広告物追放推進員制度の実績について、お尋ねいたします。


○山下 修まち美化推進課長 不法屋外広告物の撤去件数は、平成15年度から17年度が横ばい状態で約2万7,000枚、平成18年度は2万枚、19年度は9,000枚と減少しておりまして、平成20年度も9,000枚ぐらいを見込んでおり、ピーク時の3分の1程度になると考えております。
 張られたらすぐはがす活動の成果によりまして、よい循環が生まれ、不法屋外広告物そのものが減少することで、撤去件数もまた減少すると考えております。
 また、本市では、市民参加型の環境美化活動として、不法屋外広告物追放推進員制度を実施しております。
 これは、市民が推進員となって自主的に不法屋外広告物を撤去していただくもので、52団体205人の登録があり、今年度も既に1,000枚以上の撤去の御協力をいただいております。
 今後とも、張られたらすぐはがすことで業者の張る意欲を喪失させ、不法屋外広告物のない美しいまちにしていきたいと考えております。


○西田政充委員 それでは、環境美化推進事業の中で、平成21年度は特にどのようなことに力を注いでいかれようとしているのか、お聞かせください。


○山下 修まち美化推進課長 昨年可決いただきました枚方市路上喫煙の制限に関する条例の周知、徹底を図り、路上喫煙のマナー向上に努めてまいりたいと考えております。


○西田政充委員 最近、建築物などの壁面に落書き等がよく見受けられて、これも大変困ったなというふうに思っているわけですが、これらの対策については、恐らくは民間の建物が多いということもあって、市として大変難しい面もあろうかと思いますけれども、そういったことも含めて、環境美化推進は、市内外の方々にこのまちに住みたい、住み続けたいというふうに思っていただくための重要な要件の一つだというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、東部清掃工場のごみ処理事業について、お尋ねします。
 東部清掃工場につきましては、昨年の12月10日から本格的に稼働を始めていただいておりますけれども、その稼働状況について、排ガス基準の達成状況や焼却熱の回収による発電状況、施設見学の来場者状況も含めてお尋ねいたします。


○永田昌宏東部施設課長 お答えいたします。
 東部清掃工場は、昨年12月10日にプラント建設業者から引き渡しを受けまして、同日から本市による本格稼働を開始いたしました。
 工場の稼働状況ですが、これまで焼却処理設備、灰溶融設備、排ガス処理設備、発電設備など、すべて良好に稼働しておりまして、本格稼働以降2月末までに約1万2,500トンのごみを焼却処理しております。
 排ガスの状況でございますが、ばい塵、塩化水素、硫黄酸化物、窒素酸化物、ダイオキシン類、水銀など、法令より厳しく定めております自主基準値につきましても、十分満足する値となっております。
 発電の状況でございますが、2炉運転時には4,500キロワットアワーの性能どおりの発電を行っておりまして、2月末までに約2,000万円の売電収入を得ております。
 また、施設見学についてでございますが、本格稼働以降2月末までに23件429名の方々に御見学いただいております。
 以上でございます。


○西田政充委員 ただいまの御答弁によりまして、極めて順調に稼働しているというふうに理解をいたしますが、それでは、平成21年度の取り組みや計画について、お尋ねいたします。


○永田昌宏東部施設課長 平成21年度は市内の焼却ごみの約6割を本工場で処理していく計画としておりまして、安全を第一にした円滑、適正な運転を基本に施設の性能を発揮しまして、排ガスなどの基準値の順守は当然ながら、効率的な発電によるエネルギー回収にも努めてまいります。
 また、より多くの市民の方々に施設見学を通して環境やごみの減量などに関心を持っていただけるよう、施設のPRに努めるなどの工夫をしていきたいと考えております。


○西田政充委員 東部清掃工場は、近隣地域住民の皆さん方の御理解と御協力、そしてまた、枚方市としての多大なる御努力によって成し遂げられた施設でございますので、引き続き安全に、そして安定した運転に努めていただきますようにお願いいたします。これは、強い要望とさせてもらいます。
 続きまして、保健衛生行政に係る事務及び健康推進事業に関連した形で、星ヶ丘厚生年金病院の今後に関しての質問をさせていただきます。
 厚生労働省では、昨年10月に社会保険病院及び厚生年金病院を独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構に出資するとともに、今後の取り扱いについて検討がなされてきたところですけれども、去る3月6日に、本市も含め、これらの病院が立地する自治体に対して社会保険浜松病院が譲渡対象になったことが通知されたというふうに聞いております。
 そこで、本市にあります星ヶ丘厚生年金病院はどのような取り扱いになったのか、お聞かせいただきたいと思います。


○谷本真紀子健康総務課長 お答えいたします。
 社会保険浜松病院は、医師不足を原因として平成21年3月で閉院予定であったため、厚生労働省において、他の社会保険病院や厚生年金病院に先行して、売却の手続を行ったものでございます。
 星ヶ丘厚生年金病院を含む他の社会保険病院等については、今後、地域の医療体制が損なわれることのないよう十分配慮し、対応するとされております。


○西田政充委員 星ヶ丘厚生年金病院の譲渡の決定等は今後にということになったわけですけれども、同病院の今後に対する市としての考え方をお尋ねしたいと思います。


○谷本真紀子健康総務課長 星ヶ丘厚生年金病院は、本市のみならず北河内医療圏においても大きな機能を果たしており、特に総合リハビリテーションなどを中心として地域医療の機能充実に貢献していただいております。
 本市といたしましては、大阪府に対して広域的な調整機能を果たすよう求めていくとともに、国に対して北河内医療圏内の医療機能が維持できるよう要望していきます。


○西田政充委員 星ヶ丘厚生年金病院は、地域医療を支えていただく重要な病院の一つでございますので、市としての今後の努力に期待させていただきます。
 続きまして、建設常任委員会所管分野の質問に移ります。
 まず、杉地区道路整備事業について、お尋ねいたします。
 本事業は、杉区さんより要望が出されまして、そして指定寄附により整備が進められているものですが、その進捗状況について、そしてまた今後の予定について、お聞かせいただきたいと思います。


○松本進吾道路整備課長 杉地区道路整備事業について、お答えいたします。
 平成17年に杉区より要望を受けました杉地区道路の整備は、平成17年8月1日に締結した枚方市杉地区道路整備事業に関する基本協定に基づき、地元が整備費用を負担し、本市が工事を行う形で事業を進めております。
 平成20年度は、道路事業の用地取得が完了し、国道307号に接続する箇所の1次築造工事を実施しており、平成21年度は、引き続き110メートルの区間と杉区公民館に接する40メートルの区間、合わせて150メートルの道路の1次築造を実施してまいります。平成22年度は、残る箇所の道路築造工事と舗装工事を行い、供用開始を目指しております。


○西田政充委員 杉地域は、皆様も御承知のとおり、国道307号や枚方東部線などの交通量の多い道路が集中しておりまして、日常生活に支障を来すほどの交通渋滞が頻繁に発生しております。本事業の着実な推進によりまして、地域住民の皆様の利便性向上を図っていただきますように、これも要望とさせていただきます。
 次に、長尾駅前広場整備事業について、お尋ねします。
 本事業は、これまで一部で用地取得や暫定整備が行われるなど、着実に進んでおり、本年2月には事業認可が取得できたとお聞きしています。平成21年度の予算案では約4億5,100万円が計上されていますが、その内容と今後の予定について、お聞かせいただきたいと思います。


○松本進吾道路整備課長 長尾駅前広場整備事業について、お答えいたします。
 長尾駅前広場整備事業については、今年度、取得できた土地を活用し、歩行者の安全を図る工事を実施しているところです。また、本格的な事業展開に向け、本年2月20日付で都市計画事業の認可を取得いたしました。
 平成21年度については、JRに対して橋上駅舎、東西自由通路の詳細設計の委託を進める予定です。また、東側自転車歩行者道の詳細設計も予定しており、合わせて2億円を計上しております。
 さらに、既存駅舎や電留線などの支障移転に伴うJRに対する補償を3カ年で予定しており、今年度は、その一部として2億5,000万円を計上しております。
 平成21年度予算としては、事業認可内容の周知措置として予定しておる看板設置の費用も含め、総額で約4億5,100万円を計上しております。
 本事業については、今後も引き続き、都市計画事業の認可期間である平成23年度の完成を目指し、鋭意取り組んでまいります。


○西田政充委員 長尾駅周辺はこれからも宅地開発等が進んでいくことが予想されますので、駅前広場整備の必要性は、今後ますます高まっていくものと思っております。本整備事業については、着実かつ迅速な取り組みをお願いいたします。
 最後に、公共交通利用促進事業について、お尋ねいたします。
 少子・高齢化の進展によりまして、公共交通を必要とする御高齢の方々は今後ますます増えていくものと推察され、地域住民にとって最も身近な公共交通機関であるバスは、地域の足として、その役割もますます重要になってくるものと考えております。
 平成21年度の予算案では公共交通利用促進事業としてバスICカードシステム導入補助金220万円が計上されていますが、私は、バスの利便性向上策や利用促進策をさらに進めるべきだというふうに思っております。
 大阪府内では、豊中市や和泉市におきまして、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく法定協議会が設置されたと聞いております。この協議会は、国や府あるいは市などの行政や、バス等の事業者及び住民の代表者等が参画するもので、平成21年度は、吹田市や箕面市においても、この協議会が設置される予定であると聞いております。
 そこで、市としてこのような法定協議会を設置するなどのさらなる公共交通利用促進策を進めるお考えはないか、お尋ねいたします。


○井上浩一土木総務課長 お答えいたします。
 本市の公共交通の利用促進についてでございますが、バス事業者に対しまして国・府・市の協調補助を平成19年度から実施し、平成21年度の補助によりまして、市内を運行するすべてのバスにICカードシステムの導入が完了し、利用者の利便性の向上が図られると考えております。
 また、NPO法人が平成18年度より延べ6回にわたり実施しております、路線バスを活用したスタンプラリーに、バス事業者等と積極的な協力をするとともに、枚方八景などの地域情報と路線バスのルートやバス停などの情報を掲載しましたバスタウンマップを4万部作成しまして、愛着が持てるよう、市内小学生を初め、広く市民に配布いたしました。
 さらに、市外からの転入者に対しましても、本市のバス路線の情報をお知らせするため、3月16日から市民課窓口等におきましてバスタウンマップを配布しております。
 委員が御指摘の法定協議会につきましては、平成19年10月1日、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の施行により位置付けがされておりまして、本市におきましても、その活用方法などにつきまして、先進事例などの調査、研究を進めてまいりたいと考えております。
 今後とも、NPO法人や事業者等とともに公共交通の利用促進に取り組んでまいります。


○西田政充委員 今月17日に開かれました大阪府議会の都市整備常任委員会におきまして、中村哲之助府議会議員からの質問に対しまして、橋下知事は、法定協議会設置を他の市町村に働きかけていくという答弁をされています。
 先ほどの御答弁では、法定協議会については先進事例などを調査しながら研究していくというふうなお答えでありましたけれども、今後の大阪府の動向にも注目していただきながら、さらなる公共交通利用促進策を進めていただきますようにお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。


○池上公也委員長 次に、大隈恭隆委員の質疑を許可します。大隈委員。


○大隈恭隆委員 それでは、早速ですが、質問に入らせていただきます。
 まず最初に、中振中央公園の進捗状況について、お尋ねいたします。
 中振中央公園は、都市計画決定されてから、かなりの年数が経過しております。この間、地域で新たな市街化開発が進み、まちの様子も随分さま変わりしております。
 したがって、近隣住民は、一日も早い公園整備を待ち望んでおられます。現在の進捗状況をお聞かせください。


○川村英毅公園みどり課長 中振中央公園の進捗状況について、お答えいたします。
 新設公園の整備につきましては、国庫補助事業である緑化重点地区総合整備事業のメニューであり、国庫補助金を有効に活用し、計画的に整備を進めているところです。
 現在、平成21年度末の完成を目指し、印田町ふれあい公園の整備に取り組んでおり、その後、一部用地を取得している星ヶ丘公園、続きまして、中振中央公園の整備を考えております。
 中振中央公園は、平成5年に都市計画決定した面積4ヘクタールの地区公園であり、用地取得状況としましては、枚方市土地開発公社が5,300平方メートル、枚方市が約700平方メートルを保有し、現在、その一部を公園としての暫定開放や菊の苗床などにより有効活用を図っているところです。
 本公園は、南部地域の拠点となる地区公園であり、災害時の一時避難地として、防災機能を兼ね備えた市民の憩いの場となる公園としての整備を念頭に置いており、今後とも事業用地の確保に向けて努力するとともに、取得した用地を暫定的な広場などに利用できるように努めてまいります。


○大隈恭隆委員 次に、さだ保育所移転後の跡地活用について、お尋ねいたします。
 市長は、さきの代表質問で、さだ保育所について、平成23年4月の移転、民営化に向けたスケジュールに沿って保育所が開設できるよう精力的に進めてまいりますと答弁され、ようやく楽寿荘への移転が具体的になりましたが、さだ保育所の移転後の跡地についてはどのようにお考えですか。


○杉浦雅彦子育て支援室課長 さだ保育所移転後の跡地活用につきましては、今後、庁内関係部署で協議し、検討してまいります。


○大隈恭隆委員 私は、かねてより、光善寺駅周辺の放置自転車対策はさだ保育所の跡地を利用する以外にないと申し上げてまいりました。
 現地は、狭い道路に自転車が数多く放置され、災害時に消防車や救急車も進入できない状態です。しかも、この道路は、市の管理道路です。このままであれば、万一のときは、市の管理責任も問われると思います。一日も早く、こういった状態を改善すべきです。
 今回、さだ保育所の移転、民営化のスケジュールも示され、いよいよ移転が具体化してきました。跡地に機械式の自転車駐車場を整備し、万全の体制をとるべきです。お考えをお聞かせください。


○中道一郎交通対策課長 光善寺駅周辺の放置自転車対策につきましては、指導、警告や、移送、撤去などを実施するとともに、市営自転車駐車場への誘導や商業事業者への協力要請等も行っております。しかし、買い物などの短時間の放置自転車が非常に多くなっています。
 光善寺駅周辺の抜本的な自転車対策につきましては、連続立体交差事業により計画を進めていく予定ですが、それまでの間の放置自転車対策として、さだ保育所跡地の一部を活用する方法なども検討してまいります。


○大隈恭隆委員 枚方市駅に設置しているような90分無料の機械式自転車駐車場を設置すれば、多くの方が利用されます。また、市駅のように黒字の運営が必ずできると思います。前向きな検討をよろしくお願いいたします。
 次に、都市計画道路中振新香里線の歩行者安全対策について、お尋ねいたします。
 この道路の歩道部分の中心に電柱が据えられており、通行の妨げになっていることは御存じだと思います。3年前に改善を申し入れていますが、進捗が見られません。どうなっていますか、お聞かせください。


○松原泰啓道路管理課長 お答えいたします。
 委員から御指摘をいただき、直ちに関西電力に対して移設を申し入れているところですが、当該電柱の移設先の地権者の同意を得なければならず、その協議に時間を要している状況でございます。
 そうしたことから、歩道の有効幅員を少しでも広くするため電柱を細くすることができないか、技術的な検討を関西電力に申し入れているところでございます。


○大隈恭隆委員 次に、緊急通報装置のアナログ回線以外への早急な対応について、お尋ねいたします。
 この件は、平成18年第4回定例会でお尋ねいたしました。
 実際にデジタル回線に変えられたために通報装置が使用できなくなった件数はどの程度ありますか、また、今後の対応はどのようにお考えですか、お聞かせください。


○丹羽 隆高齢社会室課長 平成20年度において、現在までの緊急通報装置の設置申請は314件で、NTTのアナログ回線以外の回線のため設置を取りやめられたことが判明しているのは6件でございます。
 アナログ回線以外の場合には、申請された方に対して通報の精度が落ちることなど理由を十分説明し、了解をいただいております。
 なお、今後、回線の種別等にかかわらず利用できる機種の開発を製造元に対して要請してまいりたいと考えております。


○大隈恭隆委員 次に、狭隘道路の拡幅整備について、お尋ねいたします。
 この件についても、以前より再三にわたり質問させていただいております。現在の進捗状況について、お聞かせください。


○井上浩一土木総務課長 お答えいたします。
 安全、安心なまちづくりを進めるためには、狭隘道路の拡幅整備は重要な課題であります。
 これまで、私道の市道化促進に関する要綱の改正により一定要件を満たす私道の移管の促進や、枚方市開発事業等の手続等に関する条例に基づく建築基準法第42条第2項道路の後退協議を行うことにより道路空間の確保に努めてきたところでございます。
 しかしながら、委員から以前より御指摘いただいております狭隘道路の整備につきましては、箇所ごとの多様な課題の整理が必要であることから、現在、4メートル未満の道路に面する一戸の建築物の建て替えや既存住宅の拡幅のうち、一定要件を満たす物件への対応を都市整備部と連携しながら検討しているところでございます。
 具体的には、建築基準法第42条第2項道路で、かつ、市が管理している道路に面している既存住宅や一戸建て住宅の建築に対し、無償による権原の取得を前提に、分譲を目的とした営利法人が行うものを除く申請物件を審査し、後退用地の舗装等の整備などを行うことで道路空間の確保をしていくという手法で制度化を検討しているものでございます。


○大隈恭隆委員 次に、中振交差点の地下道壁画について、お尋ねいたします。
 この壁画は、平成16年度に近隣の小・中学校、高校、大学の生徒さんの協力で完成したものですが、最近、地下水がしみ出て、壁画の一部が損傷しています。協力をいただいた生徒さんたちの心情を思えば、一日も早い復旧が必要と考えますが、いかがでしょうか。


○松原泰啓道路管理課長 お答えいたします。
 委員の御質問につきましては、平成16年度に、国道1号の中振交差点内の2つの地下道で、落書き防止及び環境美化活動の一環として、地元の中学校、高校、大学の学生達のボランティア参加、協力のもと、壁面に絵をかいていただきました。
 このことにより、地域の皆様方には、きれいになった、明るく気持ちよくなったなど、感謝の言葉をいただき、地下道利用の促進が図られ、交通安全に寄与できたものと考えております。
 委員が御指摘の地下道壁面からの漏水の件ですが、これら地下道の構造物は国土交通省所管の物件であることから、地域要望も踏まえ、本市から大阪国道事務所高槻維持出張所に対しまして、漏水防止の改善要請を行ってまいります。
 なお、壁画の補修につきましては、当時に作成していただいた学校に照会の上、対処してまいりたいと考えております。


○大隈恭隆委員 次に、枚方宿地区における石畳と淡い街灯まちづくり事業について、お尋ねいたします。
 昨年11月に枚方宿が大阪ミュージアム構想の石畳と淡い街灯まちづくり支援事業のモデル地区に指定されました。
 その中で提案された整備プランは、無電柱化プラン、石畳と淡い街灯プラン、まちかど美術館創出プラン、駅の顔賑わい創出プラン、そして町家情報バンク支援プランの5つが掲げられていたと思いますが、予算説明書では無電柱化プランと石畳と淡い街灯プランと町家情報バンク支援プランの3つしか計上されていません。あとの2つのプランはどうなったのでしょうか。
 また、予算説明書の309ページには、石畳と淡い街灯まちづくり支援事業費として8,200万円が計上されています。このうち、大阪府の補助金や国の補助金はどうなっていますか、お聞かせください。


○河本通孝まちづくり推進課長 お答えします。
 本支援事業では5つの整備プランを掲げておりますが、来年度から事業実施いたしますのは、街道筋の電線等の地中への埋設あるいは街道筋裏側への配線替えにより無電柱化を行うプラン、万年寺山周道を石畳と街灯で整備するプラン、そして空家等を再生し店舗等に活用する町家情報バンク支援の3プランがあります。
 残りの2プラン、枚方市駅周辺におけるにぎわい創出のための歩行空間を整備するプランにつきましては平成22年度から、街道沿いの街角に歴史写真などを展示するプランにつきましては事業期間の最終年度となります平成23年度に実施する予定といたしております。
 次に、大阪府の補助金ですが、歴史・文化的まち並み再生補助金として、5つのプラン全体で上限額2億円が交付されることになっております。
 この交付条件として、市において大阪府の補助額と同額以上の事業を実施することとされておりますため、国の街なみ環境整備事業制度を活用し、事業に取り組んでまいります。
 本支援事業に係る来年度予算は8,200万円を計上しておりますが、このうち、大阪府の補助金は3,080万円、国の補助金は2,690万円を見込んでおります。


○大隈恭隆委員 予算説明書に(仮称)枚方宿本陣跡公園整備のための文化財調査委託料と三矢公園内遊具の撤去工事費が計上されています。
 昨年11月に三矢公園整備事業に伴う文化財の確認調査を実施したと聞いています。その調査結果について、教えてください。
 また、竹内市長は、現在の幼児療育園については、よりよい療育環境を実現するため市立枚方市民病院の建て替えに合わせて移設を行うと述べられています。
 これまで、本陣跡とされる場所は既に土地利用がされており、なかなか具体の検討が進みませんでしたが、この療育園は、本陣があったところとされる場所にあります。
 以前より、私は、枚方宿の目玉である本陣を復活すればと提案していました。この療育園跡地に復活整備すればと思います。いかがでしょうか。


○河本通孝まちづくり推進課長 お答えします。
 昨年11月に実施いたしました三矢公園整備事業に伴う埋蔵文化財確認調査では、試掘溝から礎石や土間敷きといった生活面の遺構、また瓦類や陶磁器などが出土しております。
 これらの遺構、遺物は、本陣や脇本陣の可能性が考えられることから、本格的な発掘調査が必要であるとされたところです。
 (仮称)枚方宿本陣跡公園整備につきましては、現在の三矢公園を歴史的な景観に配慮した公園にリニューアルするものであり、本陣跡整備につきましては、今後の文化財調査の結果を踏まえまして、引き続き検討してまいります。


○大隈恭隆委員 本陣跡整備については、(仮称)枚方宿本陣跡公園整備との整合を図りながら、具体化に向けて検討し、早期に実現していただけるよう強く要望させていただきます。
 次に、枚方市住み良い環境に関する条例について、お尋ねいたします。
 この条例において、「空き地等」とは、どのように定義されていますか。
 また、第17条では、その管理について、「所有者等は、雑草の繁茂による火災、犯罪及びごみの不法投棄の誘発、蚊、はえ、ねずみ等の発生並びに交通上の支障等を防止する等必要な措置を講ずるとともに、有害な雑草を除去し、処分しなければならない。」と規定されていますが、空き地等に草が生い茂っている場合や、刈り草が残されている場合は、どのような指導をされているのですか。


○山下 修まち美化推進課長 条例では、「空き地等」とは、「空き地又は休耕地」をいい、現に人が使用していない土地のことです。
 また、市民から空き地等に関する苦情があれば、現場調査を行い、指導が必要と判断すれば、その空き地の所有者を調査し、有害な雑草を刈るように指導しております。
 行政指導の通知文を発送する際には、条例の条文とともに現場調査した際の写真を同封し、土地所有者としての管理責任を果たし、地域の良好な生活環境の維持、向上に協力するように指導しております。
 また、刈った草が残っているといった苦情についても、現場調査を行った上で、必要があれば指導しております。


○大隈恭隆委員 雑木林や個人の管理地などで雑草の繁茂による火災や犯罪などの発生が懸念される場合は、この条例は適用できないのでしょうか。
 また、適用できないのなら、できるように条例を改正すべきと考えますが、いかがでしょうか。


○山下 修まち美化推進課長 条例の要件に該当しない揚合は、条例の規定を適用することはできません。しかしながら、条例の趣旨や困っておられる方の心情を酌み取りながら、できる限りの対応をしてまいります。


○大隈恭隆委員 この条例は、市民が住みよい環境を得るために作られたわけでしょう。
 雑木林や個人の管理地などで実際に雑草の繁茂による火災や犯罪などの発生が懸念される場合は、市民が住みよい環境でなく、市民が困っておられるわけで、そのことに対応していくのが行政の仕事ではないのですか。
 ですから、適用できないなら、適用できるように条例を改正すべきと考えます。今回は、これ以上申し上げませんが、検討をお願いいたします。
 次に、この条例の第22条には、第17条の規定に違反した者に対して命令及び行政代執行ができる旨が規定されています。
 この条例は、昭和49年に制定後、35年が経過していますが、現在までに行政代執行を行った例はございますか、ないならば、なぜ行わないのか、お聞かせください。


○山下 修まち美化推進課長 本市では、条例第17条の空き地等の管理の規定に違反した者に対して行政代執行を実施した事例はございません。
 これは、空き地の管理に対し、条例に基づいた指導によりまして、一定の理解をいただいたものと認識しております。


○大隈恭隆委員 今、御答弁がございましたが、本当にそうでしょうか。
 私には、代執行を行うことを行政が嫌がっているように感じられてなりません。条例に基づき厳しく指導してほしいと、本当に思っております。
 次の質問ですが、空き地に草を繁茂させ、毎年のように近隣住民に迷惑をかけている者もあります。この指導は今後どうされるんでしょうか。


○山下 修まち美化推進課長 毎年のように苦情の対象となる者に対しましては、条例に基づき電話、文書などにより指導を行うことで、管理の徹底を図るように、さらに指導したいと考えております。
 また、条例違反に対する繰り返しの指導でも聞き入れられないような揚合には、勧告、命令なども視野に入れ、条例に基づいた適切な対応を行ってまいりたいと考えております。


○大隈恭隆委員 御答弁で、「勧告、命令なども視野に入れ」というふうに言われましたが、別に視野に入れなくても、条例どおりに最終的には行政代執行を行えばよいと思います。今後の対応を注視させていただきます。
 次に、要望書提出から実際の工事までの期間について、お尋ねいたします。
 市民から寄せられる道路の改善要望や通報は年間何件ぐらいありますか、また、その処理はどの程度できていますか。
 以前は、要望書を出せば、遅くとも半年ぐらいで補修工事が完了していたように思います。現状、要望書提出から工事完了まで、どの程度かかっていますか。
 それから、毎年の道路補修課の予算はどのようになっていますか、お聞かせください。


○八上泰規道路補修課長 お答えします。
 本市が管理する道路は年々増加し、延長1,000キロメートルを超えております。また、それに伴う老朽化が進行し、穴ぼこや亀裂の補修などの要望が絶えないのが実情であります。
 補修要望につきましては、年間約3,600件、そのうち軽易な要望や通報が約3,500件、3年前と比較しますと約400件程度増加しております。また、自治会などからの要望書提出は、ここ二、三年は100件前後を推移しております。
 道路補修への予算につきましては、予算ベースで、ここ数年3億3,000万円から3億5,000万円程度で推移しておりますが、補修要望すべてに対応できる状況とはなっておりません。
 そのため、軽易な要望や危険箇所の通報などについては、職員による直営作業や小規模工事などにより、できる限り早期の補修に努めておりますが、延長が長く広範囲となる要望などにつきましては、部分補修を行った上で、複数年かけて、順次、補修に努めております。
 今後も、損傷の著しい箇所や危険度の高い箇所を優先的に早期補修するよう努め、市民が安全に安心して道路を通行していただけるよう努めてまいりたいと考えております。
 以上です。


○大隈恭隆委員 例えば、今、補修の要望書を提出すれば、恐らく平成21年度の工事にはなりません。平成22年度でも、できるかどうかわかりません。当たり前です。なぜなら、道路延長は毎年増えますし、要望も毎年増えますが、予算は毎年増加しないからです。
 だから、予算をしっかり付けて、市民の要望に迅速に対応してほしいと、私は思います。よろしくお願いいたします。
 次に、淀川衛生工場について、お尋ねいたします。
 構造改革アクションプランでは、平成24年度末までにし尿処理施設の稼働を停止するとされていました。しかし、今回の改定で、平成22年度末までにし尿処理施設の稼働停止後の対策を検討すると変更されました。その理由をお聞かせください。


○三好正明淀川衛生業務室課長 今後の社会状況の変化やし尿処理施設の現状などを踏まえ、稼働停止後の対策も含めたし尿処理施設全体の将来計画について、平成22年度までに検討を行うとしたもので、現在、その資料の一つとして、し尿処理場などの将来予測を含めた枚方市生活排水処理基本計画の改定に向けた取り組みを進めております。


○大隈恭隆委員 ただいま御答弁をいただいたわけでございますが、淀川衛生工場の稼働停止時期が明確でなくなったということでございますので、改めてお尋ねいたしますが、工場内に未使用地があります。ここをグラウンドとして一般開放できないでしょうか。


○三好正明淀川衛生業務室課長 今後、枚方市の構造改革アクションプランに基づくし尿処理施設の将来計画の検討において、未使用地も含め、多角的な視点で有効利用の方策について検討していきます。


○大隈恭隆委員 平成22年度をめどにということで、最初の答弁で申されたわけですね。
 ですから、これは平成23年3月末までにという話になるわけですね。それから検討していたら、その先、何年かかるかわかりません。一般の方が自由に出入りするための専用通路の工事や、グラウンド整備にもお金がかかります。すぐに検討を開始していただきますようによろしくお願いいたします。
 最後になりますが、岡東中央公園前道路について、お尋ねいたします。
 この道路は、自転車、バイクの乗り入れは禁止されているはずです。にもかかわらず、それを守らない方が多くあります。
 私のもとには、自転車やバイクに衝突されそうになり大変危険である、もっと注意を喚起し、しっかりと指導してほしいとの声が寄せられています。
 最近、路上喫煙が禁止になったことにより、「やめてんか、やめてんか」の歌声はよく聞こえるのですが、乗り入れ禁止の呼びかけは余りありません。どうなっているのか、お聞かせください。


○松原泰啓道路管理課長 お答えいたします。
 市道市役所前線、通称ふれあい通りの自転車、バイクの乗り入れ禁止については、市道認定をした時点から、枚方市駅から官公庁団地方面にかけて歩行者用道路標識を5カ所設置しておりますが、違反者が後を絶たないのが現状であります。
 この対策といたしまして、自転車、バイクの乗り入れを禁止する呼びかけや、「自転車は押して歩きましょう」の看板を設置し、違反者や通行人に対して警告、啓発に努めてまいりました。
 今後も、引き続き自転車、バイクの乗り入れ禁止看板等の整備を行い、警察、交通対策課と連携を図り、歩行者の安全確保を最優先に、より一層、指導、啓発に取り組んでまいります。


○大隈恭隆委員 以上で質問を終わらせていただきます。御答弁ありがとうございました。
 残り時間も少ないと思いますが、残った時間は小野委員にお譲りしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 ありがとうございました。


○池上公也委員長 次に、福留利光委員の質疑を許可します。福留委員。


○福留利光委員 よろしくお願いします。
 そうしましたら、早速ではございますが、まず、厚生常任委員会所管分野の関連で、3点質問させていただきます。
 まず、1点目の待機児童への取り組みについてです。
 現在の社会・経済環境から、女性の育児休暇後の社会復帰が非常に多くなってきています。そのとき、当事者にとって、待機児童は深刻な問題です。多くの費用をかけて無認可の保育所に預けることもできない状況の中で、仕事を続けられないことが考えられます。
 平成20年度当初は待機児ゼロでしたが、年度途中でどのような変化をしたのか、地区別の集計でお尋ねしたいと思います。
 また、同様に、平成21年度の地区別での数値もあわせてお尋ねいたします。


○式田康子子育て支援室課長 本市におきましても、保育所入所を希望される方が年々増えております。
 特に昨年秋ごろから急激に入所希望者が増えて、平成20年12月1日現在の待機児童数は、市北部で55人、中部で74人、南部で153人、東部で104人となっています。再開発が進む南部地域や東部地域では、大変厳しい状況です。
 平成21年度のエリア別の施設数と定員は、市北部で12カ所1,366人、中部が14カ所1,326人、南部が17カ所1,736人、東部が12カ所1,155人で、それぞれ定員を超える児童を受け入れる予定です。
 現在、4月入所に向けて、希望保育所への入所が難しいケースについて他の保育所への入所を勧めている段階であり、平成21年度当初の待機児童数の見込みを出せる状況にはありませんが、大変厳しい状況でありますので、新定義でも待機児童が発生する可能性があると考えています。


○福留利光委員 ありがとうございます。
 続いて、枚方市だけでは対応できない場合があると思いますので、例えば、近隣他市との協力体制も必要というふうに考えますが、現在での北河内での状況と広域的な取り組みについての考え方をお尋ねしたいと思います。


○式田康子子育て支援室課長 保育の広域的な取り組みとしましては、現在、転入や転出に伴う場合のみ、6カ月を限度として実施しております。
 例えば、寝屋川市から本市に転入してこられた方が保育所に入れない場合、これまで入所していた寝屋川市の保育所に待機児童がなければ、本市がその保育所への入所を委託するというものです。
 北河内各市の保育所の入所状況は、平成20年5月現在で交野市、守口市、大東市で待機児童が発生しており、門真市や四條畷市についても定員を超える児童が入所しております。寝屋川市は、比較的余裕があるものの、枚方市に隣接する地域の保育所はいずれも満杯状態であると聞いております。
 また、近隣各市に広域入所をお願いするには枚方市も他市の児童の受け入れをしていかねばならないことになりますので、転出、転入に関連するもの以外の広域入所は、現在の状況では難しいと考えております。


○福留利光委員 ありがとうございます。
 並行して民営化の取り組みのスピードアップと、その成果を待機児童の解消に向ける必要があるというふうに考えます。
 既に民営化されました宇山保育所では、ある一定の成果も上がり、それを待機児童解消に向けた取り組みに生かしているともお聞きしております。これらの一番のポイントは、やはり将来を見据えた精度ある計画性と、それを実践するスピード化だと思いますが、現在の見解をお尋ねしたいと思います。


○杉浦雅彦子育て支援室課長 公立保育所の民営化につきましては、現在、策定を進めております(仮称)保育ビジョンの中で、待機児童ゼロの推進や多様な保育サービスの充実などを図ることを目的とし、効率的、効果的な保育所運営の手法として民営化の基本的な方向性や将来像をお示しする予定です。
 待機児童の解消のための保育所の定員増につきましては、(仮称)保育ビジョンを踏まえ、新子ども育成計画の後期計画の中で位置付けていくこととなりますが、基本的な考え方としましては、昨今の入所希望の状況から見て、ますます保育ニーズは拡大していくと予測されていますので、民間保育所の建て替えに合わせての定員増や分園方式の導入、民営化に合わせての定員増、公立保育所の定員の見直しなど、さまざまな手法を取り入れて対応していきたいと考えております。


○福留利光委員 いろいろと御答弁ありがとうございました。
 この項目での最後、少し要望させていただきたいと思います。
 今の経済・社会状況から、今後ますます保育所事業の整備は必要不可欠というふうに思っております。今回、この待機児童解消に向けて、現状把握、広域対応状況、民営化という視点で質問させていただきましたが、いずれも大変厳しい状況であるというふうなことで認識いたしております。
 しかし、この大きな課題に対しまして、対応も早急に必要であるというふうにも思っております。いろいろと対策案は御検討いただいていると思いますが、2点要望させていただきます。
 1つ目は、計画性の精度アップです。2つ目は、その課題対策のスピード化です。
 今回のように年度当初から待機児が発生するのは、どのタイミングでわかったのでしょうか。予想は大変厳しい、難しいと十分理解しますが、結果論として、ここ数年、年度当初は待機児ゼロであったというふうにもお聞きしております。
 今回は、それが再発したわけです。今までの努力が少し報われないような感じがしております。今までもぎりぎりで運用してきたことは理解しますが、人口分布などの把握により、計画性の精度アップ、そして、その対策のスピード化を図れるように、今後もよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、枚方市障害福祉計画について、お尋ねいたします。
 平成18年に障害者自立支援法が施行され、間もなく第2期の障害福祉計画が策定されるとお聞きしております。この計画の見直しにおいて、地域生活を支援するサービス、特に聴覚障害者の地域生活を支援するサービスについて、どのように充実を図られるのか、お尋ねいたします。
 また、現行の各種支援施策について、削減等がされるような変更があるのか、あわせてお尋ねしたいと思います。


○山田雅之障害福祉室課長 枚方市障害福祉計画について、お答えいたします。
 現在、聴覚障害者の地域生活を支援するサービスとして、コミュニケーションを支援するために手話通訳者や要約筆記者の派遣事業を実施するとともに、手話通訳者や要約筆記者の養成にも取り組んでおります。
 今後は、この事業を通じて手話や要約筆記を広く普及させるとともに、これらの人材の確保、養成に取り組むなど、現行の支援施策を後退させることなく、充実を図ってまいります。
 障害者自立支援法に定める地域生活への移行は、本市がこれまで進めてきた在宅福祉サービスの方向性をさらに前進させるものであり、本年3月に策定します第2期の枚方市障害福祉計画に基づき、障害者の自立支援の推進に努めてまいります。


○福留利光委員 ありがとうございます。
 先日、中途失聴・難聴者の団体の方とお話しする機会がありまして、現在の状況を聞かせていただきました。
 とりわけ、障害を大きなハンデとも感じずに、元気に明るく行事に参加されていたことが非常に印象に残りましたが、ただ、この方々のコミュニケーションのとり方、これは要約筆記という手段しかなくて、スクリーンに表示された要約筆記を読んで話を共有化されているというふうな状況でございます。この方々は途中から難聴となられまして、手話もできない方が非常に多く、この要約筆記の派遣がなくなると、たちまち全体行事などができなくなる危険が伴っています。
 今回、あえてこの障害福祉の質問をさせていただいた理由は、今後の障害者に対しての補助の考え方です。
 この難聴者の方を初めとして、いろいろな障害を持たれている方が現在も補助を受けながら活動されていると思います。市長も危機感を持たれて、国への要望をしていただいているというふうにもお聞きしました。
 また、枚方市は、今まで手厚い障害福祉の施策をしている行政区であるというふうにも認識しております。今後、国の動向という部分は非常に不安を感じますが、市としましても、引き続き手厚い施策をよろしくお願いしたいというふうな形で要望させていただきます。
 最後になりますが、大阪府の財政再建プログラムについて、お尋ねいたします。
 平成21年度の当初予算における大阪府支出金の状況一覧を見せていただきました。この中で影響が大きいと思われる街かどデイハウス事業と高齢者福祉入浴事業についての状況をお尋ねしたいと思います。


○丹羽 隆高齢社会室課長 街かどデイハウス事業の補助金の変更につきましては、大阪府の財政再建プログラムにより打ち出されたものではございませんが、平成19年度に大阪府が設置しました街かどデイハウス今後のあり方検討会が運営方針を示し、補助基準額が600万円から300万円に変更され、加えて、府の補助制度の見直しにより補助率が4分の3から2分の1に改正されましたものでございます。
 なお、市の一般財源である150万円の削減はございません。
 平成21年度からの街かどデイハウスは、地域の高齢者の社会参加、生きがいづくりの場としての本来の機能に加え、地域の高齢者に介護予防の啓発事業を実施することになります。この事業について、地域支援事業に位置付け、随意契約で委託をしてまいります。
 よって、この委託料と補助金の300万円及び利用者負担金により、街かどデイハウスが運営されることになります。街かどデイハウスは、住民参加型の活動により、地域に根差した、きめ細やかなサービスが提供されていることから、地域の高齢者にとって、介護予防や社会参加の促進を図るための重要な施設であると考えております。
 続きまして、高齢者福祉入浴事業は、65歳以上の方に毎月15日、また9月から11月は、高齢者保健福祉月間の間でございますが、1日と15日に、市内公衆浴場に無料で入浴していただき、各浴場に対して1回2万4,000円を支出していたものでございます。
 今回、大阪府の財政再建プログラムで補助事業が廃止されることを受け、府補助を除いた市の一般財源の範囲内で事業を継続してまいります。
 これにより、無料入浴日を半額入浴日とし、入浴される市民の方には、1回200円でございますが、負担をしていただき、各浴場に対しましては、市から1回1万2,000円を支出したいと考えております。


○福留利光委員 私は、すべて反対ではありませんが、適切な選択と集中が必要であるというふうに思っております。とりわけ市としての情宣は、しっかりとお願いしたいというふうに思います。
 また、今回のように、今までは無料で入浴できたのに、本年から受益者負担が発生します。たかが200円ぐらいかもしれませんが、金額ではなく考え方の問題なので、どの影響でこうなったかという部分はしっかりと市民の方にも認知していただきたいなというふうに思います。
 これからも、また痛みを伴う影響が出てくるとは思いますが、状況判断によって市民が被害者にならないように、府への要望と市の政策展開を、これからも引き続きよろしくお願いしたいと思います。
 私の方は、後の松浦委員と三島委員の方に時間を差し上げまして、終わらせていただきます。どうもありがとうございました。


○池上公也委員長 次に、大森由紀子委員の質疑を許可します。大森委員。


○大森由紀子委員 それでは、私の質問時間は31分ということで、午前中に入れていただきましたので、早速行きたいと思います。
 まず最初に、平成21年度予算の概要の20ページ、救急医療に要する経費の中で、初期救急医療検討協議会報償金というのが新規事業として上げられておりますが、この協議会について、お聞かせください。


○谷本真紀子健康総務課長 本報償金は、総務省の策定した公立病院改革ガイドラインに基づき今般策定しました市立枚方市民病院改革プランにおいて、近年問題となっていますコンビニ受診等による救急医療に従事する医師不足などの課題について地域の医療機関と連携して解決する仕組み作りを検討することを目的に設置する協議会の委員に対する報償金でございます。
 なお、協議会は、地域の医療機関や公的病院などの関係者から構成する予定としております。


○大森由紀子委員 今お答えいただいたんですけれども、先日も市民病院の近隣の方でございますが、子どもの救急外来で市民病院に行くと5時間待ちだというふうに言われて、ぐったりした子どもを連れて大阪まで行かざるを得なかったと、大変お叱りのお電話をいただきました。
 今、御答弁いただいたように、初期救急の在り方というのはさまざまな課題が重なって大変厳しい状況だと思いますが、市民の健康を守るスムーズな初期救急というのは大変重要でございますので、ぜひ充実した協議会が開催できるようにお願いしておきたいと思います。
 次に、予算の概要の22ページ、予算説明書は219ページでございますが、乳幼児医療費の助成につきまして、先ほども御質問がございましたように、これは子育て支援の大きな柱として大変重要な制度であり、先ほどの質問で本市の制度は府下で見ると高い水準にあるというふうにお答えをされたと思います。
 その高い水準にあるというのは、どこをもって高い水準と言えるのか、お聞かせください。


○広瀬芳晴医療助成課課長代理 お答えします。
 乳幼児医療費助成制度につきましては、入院、通院とも所得制限なしで、就学前児童を対象として実施しています。
 平成20年4月の府下の状況を見ますと、就学前児童を対象として実施しています市が19市、そのうち本市と同様に所得制限なしで実施しています市が10市ということで、府下の同規模市町村と比較しても高い水準にあると考えているところです。
 よろしくお願いします。


○大森由紀子委員 府の見直しによる市の財政への影響というのは、先ほどお答えをされたわけですけれども、それでは、府の見直しによって市民への影響はどうなるのかという点で、例えば、セーフティーネットとして設定されている1カ月上限2,500円というのは据え置かれるとしても、一部自己負担額が800円に引き上げられた場合には償還手続が増えるのではないかと思いますが、そうした点について、お聞かせください。


○広瀬芳晴医療助成課課長代理 大阪府が児童手当基準に所得制限を引き下げた場合、府補助金が減少することになります。しかし、本市は単独事業として継続し、対象者は今までどおり医療費助成を受けることができます。
 一部自己負担額の変更につきましては、1カ月2,500円を超える額について償還することになります。従来の償還件数は、実際には月約40件ですけれども、それが月約2,700件と大幅に増加することが予想されます。
 そこで、医療機関からの請求データから対象者が月額上限を超えて支払った一部自己負担額を算定し、あらかじめ登録いただいた口座に振り込むシステムを構築し、市民の申請手続を軽減するとともに、窓口の混雑を解消したいと考えております。


○大森由紀子委員 今お答えいただきましたように、府下でも高い水準にある本市で、今後、府の補助金減少分も市の単独事業として継続しようと、そうしていただける気概というのは、本市で子育てをしている方にとっては、本当に大変心強いものではありますが、子育て時代の医療費の負担というのは、依然として家計の中で大きな割合を占めているところでもあります。
 今、40万都市である本市で、対象を、例えば、1歳上げるとしても大変厳しいことだとは思いますけれども、子育てをするなら枚方でと、府下の市町村を牽引する模範の市として、今後は、状況を見極めながら、1歳でも引き上げられるなと思ったときにはもうすぐに引き上げていただきたいということだけ要望しておきたいと思います。
 次に、予算の概要24ページの妊産婦健康診査について、お聞きします。
 この妊産婦健康診査の助成は、どんな状況にあっても、まずは安心して出産するために、出産育児一時金と並んで非常に重要な制度で、今回、歯科検診も含めて14回に拡充されるということは、子育て世代に大きな支援となり、私自身、心から喜んでおります。
 そこで、何点かお聞きしたいと思いますが、まず、助成内容が変わって、2,500円掛ける13回の妊婦健康診査と妊娠中から産後にかけての歯科検診1回に変更になるということは、今までは無料の受診券だったのが無料ではなくなるということでしょうか。
 2,500円に設定したのはなぜなのか、また、ちなみに市民病院の基本的な妊婦健診の費用は幾らかかるかもあわせてお聞かせください。


○平野正子保健センター事務長 これまでの受診票も、無料ということではなく、本市が定めました範囲の健診項目以外は自費となっておりました。妊婦さんの状態により検査項目が変わり、健診される週数で3,000円から2万円の費用がかかるという状況です。
 市民病院の場合は、初診で基本料3,000円、血液検査1万1,000円、超音波検査5,500円程度、後期になりますと、標準的な料金は4,000円程度になっております。
 このたびの拡充に当たりましての考え方として、標準的な検査費用は、母体の一般的な診察や血圧・尿検査の費用とし、1回2,500円の助成といたしました。不足分につきましては自費となりますが、5回から14回の定期健診時に利用していただけるということで、お1人の助成総額が3万7,500円となり、1万460円の増額となっております。


○大森由紀子委員 今お答えいただいたように、標準的な検査費用は、母体の一般的な診察、検査の費用として1回2,500円ということですよね。
 それでは、これは4月から拡充というふうに聞いておりますけれども、昨年の予算特別委員会で岡林議員からも質問させていただきました里帰り出産を希望している方への対応や、また、4月以前に母子手帳を交付されて既に受診票を利用している方への対応、また、広く市民への周知方法について、お聞かせください。


○平野正子保健センター事務長 里帰りで定期受診をされた場合の健診費用につきましても、妊婦からの申請により償還払いで公費助成を受けられるように拡充します。申請開始は、7月からと考えております。
 平成21年4月の時点で旧来の受診票をお持ちの妊婦には、その受診票に応じて新しい受診券と交換させていただきます。また、転入の妊婦にも、妊娠週数に応じました枚数の健診受診券を交付していきます。
 周知方法としまして、『広報ひらかた』、『保健センターだより』、ホームページ、チラシ、医療機関へのポスター掲示等を行うとともに、昨年8月以降に妊娠届け出をされた妊婦に対しまして個別通知を行い、周知徹底を図る予定です。


○大森由紀子委員 よろしくお願いします。
 次に、予算説明書の235ページに保健センター管理運営経費が上げられております。
 これについては、管理委託料がほとんどでございますが、保健センターを利用される方、特に子ども連れの方から最近よく言われることですけれども、保健センターが土足厳禁になっているということが大変不便であるというふうなお声を聞いております。
 市役所、市民病院、また市民会館、図書館、生涯学習市民センター、公的な施設というのは、どこを見ても土足厳禁になっているところはありません。さらに、保健センターは、特に子ども連れの方が多く来られるところですので、その不便さは容易に想像できるものです。早急に改修すべきであると思いますが、いかがでしょうか。


○平野正子保健センター事務長 保健センターの施設内には、がん検診や乳幼児の健康診査を行う各種検診室、相談室、また調理もできる栄養改善室、健康増進や介護予防教室を行います部屋もございます。
 乳幼児健診は、ほぼ毎日開催し、同伴者も含め、1回150人の方が来場されます。廊下やフロアにもマットを敷きまして、健診の待ち時間に子どもの遊び教室などを実施しております。1歳から4歳までの元気なお子さんが寝転がったりすることも多く、土足厳禁は衛生上の観点からも必要であり、継続せざるを得ない状況です。
 今後も、玄関下足場所の改修も含めまして、清潔等にも配慮してまいります。


○大森由紀子委員 今お聞きした乳幼児健診のときの状況を考えても、衛生上、土足厳禁にするしかないというふうな御答弁をいただいたんですけれども、逆に、廊下にマットを敷いて子どもさんが寝転がったりするということの方が衛生的にはどうなのかというふうになるのではないかとも思います。
 保健センターに来る子どもさんに待ち時間が退屈にならないようにということで精いっぱいのサービスをしていただいているので、それはそれでありがたいと思うわけですけれども、施設が十分にそれに対応できていないというのは、本当に残念だというふうに思っております。
 今回は、今後、そうした点も早期に解決できるような方策をぜひともお考えいただけるようにお願いしておきたいと思います。
 次に、予算の概要27ページの枚方版ブックスタート事業について、お聞きいたします。
 このブックスタートについては、私自身、平成13年6月議会で初めて提案をさせていただいてから7年半、機会あるごとに質問、要望させていただき、今日まで来ました。
 その間、絵本の贈呈は厳しいができることからと、たしか平成14年5月からはサプリ村野の乳幼児健康相談で読み聞かせと絵本の紹介を始めていただいて、平成17年にオープンした中央図書館では2階にブックスタートコーナーを設けていただいて、こうして一つ一つ取り組んで、ようやく絵本の贈呈までたどり着いたわけです。
 そういう意味では感慨もひとしおなわけですけれども、この事業の内容、周知方法、開始時期について、お聞かせください。


○式田康子子育て支援室課長 枚方版ブックスタートにつきましては、保育所(園)ふれあい体験、これは乳児保育を実施している全保育所で毎月行っているものでありますけれども、これとあわせて1歳の誕生月に保育所で実施します。
 保育士が子どもの月齢に合わせた読み聞かせをして、5種類程度用意した絵本の中から1冊をプレゼントします。
 保育所における地域の子育て支援の一環として行うことで、1回限りの行事ではなく、継続した取り組みにつなげることができると考えています。
 事業の周知につきましては、出生時にお渡しする『ひらかた子育て応援ナビ』、広報やホームページの子育て応援カレンダーへの掲載、健診時のチラシ配布などを行うとともに、現在、保育所(園)ふれあい体験の招待はがきを個別に送付しておりますので、その中でも周知する予定です。
 開始時期につきましては、平成21年6月の本格実施を目指しております。


○大森由紀子委員 6月に本格実施ということなんですけれども、対象は6月生まれからということになるのでしょうか。
 また、場所を保育所でというふうに言われましたけれども、保育所に来なかった方への対応はどのようにされるのか、お聞かせください。


○式田康子子育て支援室課長 5月の初めに、枚方版ブックスタートの発足記念としまして、児童文学作家の今江祥智さんの講演会を予定しております。この講演会の後に、第1回ブックスタートとしまして、4月、5月生まれのお子さんを対象に保育士による読み聞かせと絵本のプレゼントを行う予定をしています。
 6月以降、保育所では、毎月1回、ブックスタートを実施しますので、該当月に体調不良などで来られなくても、翌月、翌々月に来ていただくことができます。また、地域子育て支援拠点施設、市内8カ所でございますけれども、ここでも随時対応できるよう取り組んでまいります。
 なお、ブックスタートへの参加状況を母子健康手帳に記載しますので、1歳半健診の際にその記載がなければ、改めて参加を呼びかける考えです。


○大森由紀子委員 このブックスタートの実現に当たりまして、最初からずっとかかわってこられた奥野副市長はどのような感想をお持ちか、お聞かせください。


○奥野 章副市長 このブックスタート事業でございますが、大森議員より先ほど聞かせてもらうと、平成13年のころから御提案をいただいたわけです。それから、私どもも勉強させていただいておるわけですけれども、どういった形で実現していこうかということで種々検討してまいりました。
 例えば図書館で、あるいは保健センターの健診時、あるいは市民課の窓口、いろいろと検討したわけですけれども、やはり枚方ならではという形のブックスタートをやりたいと、子育て支援の中で市内に点在している公私の保育所で子どものふれあい体験事業、あるいは在宅支援事業等々をやっている実績から、そこに親子が来ていただいて、読み聞かせなどをした上で絵本のすばらしさというものを味わっていただければなというふうなことで、やっとここまでこぎ着けたかなという感想でございます。
 実現まで時間が相当かかってきたわけですけれども、これから公私保育所と協調しながら枚方ならではのブックスタートにしていきたい、このように思っております。


○大森由紀子委員 こうした制度というのは、ブックスタートについても、やっている市はたくさんあるんですけれども、最終的に絵本を渡して終わりということではなくて、先ほど言われた子育ての中にしっかりと親子のかかわりとしてブックスタートを位置付けていただけるというのが、本当に枚方版、枚方ならではというふうに思っておりますので、また府下でもしっかりと私も宣伝をしていきたいと思います。
 次に、予算の概要28ページの育児支援家事援助事業について、お聞きします。
 これも、以前から、育児の孤立や不安などを抱える家庭、特に出産後間もない母親に対する家事支援が必要と議会で求めてまいりました。来年度にようやく実施されることになりましたが、この事業の内容について、対象者も含めてお聞かせください。


○山口 広家庭児童相談所長 お答えいたします。
 今回実施する育児支援家事援助事業は、不適当な育児環境にある家庭や、養育支援が必要な家庭のうち特に支援が必要と認められる家庭に対して家事や育児の援助を行うもので、本事業の実施が可能な法人などに委託して行います。
 対象家庭は、1歳未満の乳児を養育する家庭とします。
 援助内容は、食事の後片付け、掃除、日常の買い物などの家事援助や、授乳、おむつ替え、沐浴補助などの育児援助とともに、子育て情報の提供を行ってまいります。


○大森由紀子委員 児童虐待が社会的な問題となって久しいわけですけれども、この間、特に周りに相談できる人もなく、不安や戸惑いを抱えながら、来る日も来る日もひとりで子育てしているお母さんへの物理的、また精神的な支援として、この事業は大変重要であると思いますし、また、ようやく実施していただけるということで本当にうれしく思っておりますけれども、支援が必要な家庭ということなので、そうした意味では大変デリケートな事業であります。
 実際に、この家庭に入っていただく方には、ぜひ御自分の家族のような思いで家事援助を行っていただけるように、この場でお願いしておきたいと思います。
 次に、予算の概要28ページの肢体不自由児通園施設管理運営事業について、お聞きします。
 体に障害のある子どもたちの療育施設である枚方市立幼児療育園は、老朽化が著しく、利用している保護者の方が、子どもが適切な療育が受けられるように療育水準の維持、向上をしてほしい等の要望をしており、既に要望書も出されていると思いますが、まず、そうした点についてはいかがか、お聞かせください。


○樋本茂一子育て支援室課長 幼児療育園は、昭和45年9月開設の鉄筋コンクリート2階建て、附属診療所も備えた就学前の肢体不自由児の母子通園施設です。
 職員は、児童指導員及び保育士の福祉専門職等のほか、管理医師1名、看護師2名、理学療法士3名、作業療法士1名及び言語聴覚士1名の医療専門職を配置し、障害児童の療育と保護者の相談助言業務を行っております。
 医師を初めとして専門職の人材確保が難しくなっておりますが、勤務体制の充実と療育水準の維持、向上に努めてまいります。


○大森由紀子委員 ソフト面では、今、療育水準を維持するためにさまざま工夫をしていただいているということですので、今後も引き続いて御努力をしていただけるようにお願いしておきたいと思いますが、それでは、施設や設備など、ハード面ではいかがでしょうか。
 これも要望書の中にあったと思いますけれども、具体的には保育室内に設置されている給湯器から水漏れがあり、その下の床が一部腐食していると聞いています。万一、床が抜け落ちて給湯器が転倒すれば、子どもたちに熱湯がかかる危険もあり、早急に移動すべきではないでしょうか。
 また、保育室に扇風機設置の要望もありますが、その点についてもいかがか、お聞かせください。


○樋本茂一子育て支援室課長 まず、電気給湯器につきましては、昨年、転倒防止工事を行ったところでありまして、さらに必要な検討をしてまいります。
 また、園は、廊下部分を含めて空調を完備しておりますが、保護者会からは壁かけ扇風機設置の強い要望が寄せられております。設置について検討してまいります。


○大森由紀子委員 昨年の予算特別委員会で、有山議員からも市長さんに一度ぜひ見に行ってほしいという保護者の要望が伝えられましたけれども、行っていただけましたでしょうか。
 保護者の皆さんの、先ほどからるる出ている、そうした要望事項を踏まえてどのように感じられたのか、お聞かせください。


○竹内 脩市長 昨年10月24日の午後に寄せていただきました。
 当日は、十数人のお子さんと、その保護者の方とがお見えでございまして、親しく保護者の方とも意見交換もさせていただきました。
 特に、あのときは、子どもたちに対する園側の対応としまして、ちょうど流しそうめんというような、といに小豆を入れまして、ダダダダッと落ちてくるのを子どもたちがせき止めたり何なりして、いろんな形での訓練をされていました。そういう意味では、流しそうめんじゃなくて、流し小豆とでも言うのかもしれませんけれども。
 そのようなことで、いろんな工夫をしていますが、ただ、現実の問題として、お示しのような施設の老朽状況もございます。そういう中で、職員もいろいろな形で工夫しながら、障害のある子どもたち、またその保護者が懸命に生きているといいますか、障害を克服するために懸命に取り組んでいらっしゃる、そのことに対し職員も一丸となって対応してくれているということにつきましては、本当に心強く思いました。
 ただ、この施設の問題につきましては、今後、市民病院の建て替えの中におきまして、整備を進めていきたいと思います。それまでには、まだ若干時間がかかりますので、いろんなところで御不便をおかけする部分もあろうかと思いますけれども、市役所としましては、少しでも改善を図り、障害のある子どもたちが健全に元気に育っていくため、そして障害を少しでも克服できる形で力を付けていってもらうために最大限の努力をしていきたい、このように考えております。


○大森由紀子委員 次に、予算の概要33ページ、枚方市鉄道駅バリアフリー化設備整備費補助金について、お聞きしたいと思います。
 先ほどもちょっとお話が出ていたかと思いますけれども、私自身も御殿山駅の現地調査に参加させていただきまして、後ろの前田議員も地元議員として一緒に参加させていただきまして、一日も早いバリアフリー化への地元の皆さんの熱い思いを感じたわけですけれども、この内容について、もう一度お聞かせください。


○井上浩一土木総務課長 お答えいたします。
 鉄道駅バリアフリー化設備整備費補助金につきましては、鉄道事業者が実施いたしますバリアフリー化事業に対しまして、国と、府・市の地方と、事業者がそれぞれ3分の1ずつ事業費を負担するもので、バリアフリー化整備工事を実施いたします鉄道事業者から申請を受け、整備内容等につきましての厳正な審査の上、適正に補助金を支出するものでございます。
 現在、御殿山駅、津田駅などのバリアフリー化の整備方針などを定めましたバリアフリー基本構想を、3月11日に開催いたしました枚方市バリアフリー基本構想策定委員会において承認を受け、年度末の策定に向け、最終の取りまとめ作業をしているところでございます。
 今後は、この基本構想に基づきまして、鉄道事業者により整備が進められるもので、平成21年度は御殿山駅と、2カ年で整備を行う予定をしております津田駅におきまして、移動経路の円滑化や幅広改札の整備及び多機能トイレの設置などの鉄道駅バリアフリー化の整備が行われる予定でございます。


○大森由紀子委員 このバリアフリー化については、今、御答弁いただいたように、御殿山駅については平成21年度ということで予算も計上されているわけですけれども、御殿山駅についてはどのような整備をされるのか、もう一度お聞かせください。


○井上浩一土木総務課長 御殿山駅の整備の具体的な内容でございますが、先ほども答弁させていただきましたとおり、事業者の方から、今後、整備内容につきましての詳細な計画を踏まえた上での申請が出てきたときに初めてその内容が明らかになるものでございまして、現在のところ、先ほど言いました基本構想の中で書いております幅広の改札の整備や移動経路の円滑化、これらにつきましては、その中でやっていただけるというふうに考えております。


○大森由紀子委員 事業者の出てくるものを待っていますという状態だと思いますが、地元の皆さんは本当に一日も早くという思いでいらっしゃいますので、どうか平成21年度の中でも早い時期にできるようにお願いして、私の質問を終わりたいと思います。
 それでは、残った時間は小野委員の方に譲りたいと思いますので、よろしくお願いします。


○池上公也委員長 午後1時まで休憩します。
    (午前11時55分 休憩)
    (午後1時 再開)


○高橋伸介副委員長 委員会を再開します。


○高橋伸介副委員長 次に、前田富枝委員の質疑を許可します。前田委員。


○前田富枝委員 皆様、こんにちは。
 今、WBCで、日本は、一生懸命戦ってはります。きょうは、アメリカの方はすごい霧で、先ほどちょっとお昼休みに映像を見たんですけれども、なかなか視野が悪いそうなんで、こちらの方は、すかっとさわやかに、視野を広げて御答弁いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、予算説明書の323ページ、枚方藤阪線整備事業費の中の詳細設計委託料についてですが、枚方藤阪線は、昨年7月、楠葉中宮線と同時開通して事業完了かと思ったのですが、お聞きしたら、天津橋工区の設計ということなんです。でも、天津橋はもうできていますよね、人も車も通っていますし。
 そこで、事業の内容を教えていただけますでしょうか。


○松本進吾道路整備課長 枚方藤阪線詳細設計について、お答えいたします。
 枚方藤阪線については、枚方市駅前の岡東町からイズミヤ駐車場横の西禁野2丁目までの区間、約400メートルについて、現在は暫定形として供用しております。
 しかし、今回、大阪府において進めております府道杉田口禁野線の整備事業に合わせて、交差点協議等も含めた形で都市計画道路としての整合性を図るため、道路詳細設計を委託しようとするものです。


○前田富枝委員 ありがとうございます。そういうことなんでしたら、理解できました。
 枚方藤阪線で橋梁といえば、昔、総合体育館の横、穂谷川に枚方藤阪線の橋を架けはったときに基礎ぐいを入れるのを忘れたまんま橋を造ってしまって、穂谷川管理者の大阪府からくい入ってませんやんと言われて大騒ぎになったという話を聞いたもので、天津橋もくいを忘れて補強設計をするのかなと思ったんですけれども、よくわかりました。
 でも、くい忘れたというのもびっくりですけれども、くいを忘れた当時の課長さん、さぞかし悔い残ってはりますやろうね。
 続きまして、予算説明書の283ページ、土木部中部別館維持管理経費のうち、用地賃借料について、お尋ねいたします。
 ここは必要な土地だから借地してはるのはわかるんですけれども、借地料が毎年約2,200万円。借地料の高い、安いは不動産鑑定士の評価ということなので、あえて聞きませんけれども、市は、使い道のない長期保有地をあっちこっちに持ってはりますね。
 片方で土地が遊んでいます。その片方で土地を借りています。もちろん、ここに事情があって、結果としてそうなったというのはわかるのですが、一々説明もしていられないですよね。かといって、いつまでもずるずるというわけにはいきません。
 土木部は中部別館の土地をどうするのか一度でも考えたことはあるのでしょうか、お尋ねいたします。


○井上浩一土木総務課長 お答えいたします。
 土木部中部別館につきましては、現在、土木部の道路補修課と公園みどり課を配置しており、いずれも道路や公園施設の維持補修を担当していることから、維持補修の拠点として、緊急作業車の駐車スペースや補修用の資材の備蓄、作業機材の装備などに必要な面積を確保しております。
 用地につきましては、委員の御指摘のとおり、平成元年10月より満30年の契約期間で賃貸借契約を締結しております。
 賃借料についても、毎年、鑑定を行った上で不動産運営委員会に付議し、価格を決定しているところでございます。
 本施設の移転につきましては、維持補修の拠点となっていることから、現状と同等の立地条件や機能を有した場所の選定が非常に困難であり、さらには、新別館建設となりますと、現施設の撤去費用や建築費用などの多大な負担が必要となることから、現在の契約を継続してきたものでございます。
 なお、契約期間が残り10年となっておりますので、今後の中部別館の在り方についても検討していきたいと考えております。


○前田富枝委員 「検討していきたい」ということなんですけれども、昔にちょっと聞いたところによりますと、そこの土地を買い取っていこうではないかという話があったらしいんです。けれども、土地の所有者との話ができなかったということで、今に至っているということなんでしょうけれども。
 一遍、約2,200万円を銀行振り込みじゃなくて、現金で払いに行ってみませんか。そしたら、2,200万円がどれだけの大金なのか、実感できると思います。
 木下副市長、不動産運営委員会の座長の思いは、土木総務課には届かないようですね。お答えは要りません。
 次が最後です。
 予算説明書231ページの予防接種実施経費にMR接種委託料及び233ページのMR接種(補足的)委託料とありますが、その内容について、教えてください。


○平野正子保健センター事務長 お答えいたします。
 MR接種というのは、麻疹・風疹予防接種のことです。
 はしかや風疹は感染力が強く、家庭や学校などで身近な周囲へ感染を広げないためにも、予防接種は有効です。
 従来、はしかや風疹は1回接種で終生免疫が得られると言われていましたけれども、1回接種だと免疫を得られない人が数%存在すること、それから、一度免疫を得ましても時間の経過とともに免疫が低下する人がいるため、個人免疫力を高めるため、現在、1期、2期の2回接種となっております。
 国は、はしかや風疹の病気を2012年までに排除することを目指しまして、平成20年度から24年度までの5年間、中学1年時と高校3年時を第3期、第4期として2回目の接種を勧奨しているところです。
 国は、接種率95%を目標に掲げております。


○前田富枝委員 ありがとうございます。
 それでは、現在の接種率について、お尋ねいたします。
 大阪府の接種率は全国何位で、何%ぐらいですか。
 また、枚方市の接種率は府下何位で、何%でしょうか。


○平野正子保健センター事務長 国が平成20年12月現在で調査しました結果では、大阪府の接種率は、第2期は全国46位、第3期は47位、第4期は45位と低迷しております。
 また、本市の接種率は、第2期が70.8%で府下6位、第3期が55.8%で25位、第4期が45.4%で33位となっております。


○前田富枝委員 第3期の中学1年生と第4期の高校3年生の接種率がとても低いようですが、接種率向上の対応策はどのようにされているのでしょうか。


○平野正子保健センター事務長 保健センターとしまして、広報、ホームページ、チラシなどにより広域的な情報提供を行うとともに、第3期は、中学1年生となりますが、学校に協力を依頼しまして、4月の入学式の日に案内文を配布しました。
 また、第4期対象者には、大阪府に協力を依頼しまして、府立高校、市立高校、私立高校にチラシ配布やポスター掲示をしております。
 また、第4期につきましては、平成21年1月に接種の報告がまだない約2,300人に個人案内をしました。
 また、教育委員会の方でも、第3期を対象に予防接種や罹患状況の調査を実施し、接種勧奨をしています。このほか、リーフレット配布やポスター掲示、講演会開催を通じまして、周知に努めています。
 大阪府枚方保健所が主催します枚方市における麻疹対策に関する会議が2回開催され、医師会も含めた関係機関で情報を共有しまして、接種率アップのための連携強化を図ったところです。


○前田富枝委員 ありがとうございます。
 実は、うちの息子、高校3年生でございまして、このはがきが来ちゃったわけなんですね。
 うちは1月に接種が終わっておりましたので、さっさと行っておけば、保健センターさんから、このはがきをいただかなくても済んだんです。50円余計にかかってしまって、申し訳なかったと思っております。
 でも、十七、八歳って、すごく難しい年齢で、接種しなければならない危険性や必要性を話して、ようやく行ってもらえましたが、かなり大変でした。
 次に病院に申し込まないといけないので、近所の病院を調べましたところ、取扱医療機関ではなくて、次に近いところといえば産婦人科だったりで、十七、八の男の子が産婦人科へ行くのはちょっと気の毒なんで、ちょっと離れた小さい病院に行かせていただいたんですけれども、医療機関を探すのが本当に大変だと思うんですね。
 この取扱医療機関を増やすことはできないのでしょうか、お尋ねします。


○平野正子保健センター事務長 『広報ひらかた』やホームページで2回接種の必要性を周知しておりますが、市または各学校の養護教諭の方から2回接種の必要性を生徒に周知していただくという形で、大阪府枚方保健所を経由しまして協力要請をしました。
 接種していない人には電話や個人通知などが効果的であることから、平成21年度に関しましても、時期を選定してダイレクトメールを行っていく予定です。
 取扱医療機関につきましては、これまで1期、2期、3期、4期とすべて取り扱っていただくことを条件としてお願いしていた経緯があります。今後は、予防接種を受けやすい環境整備のため、第3期、第4期だけでも取り扱っていただく医療機関を拡充するということで、今、30件ほど追加していく予定にしております。
 また、接種期間も、今まで3月10日までとしておりましたけれども、これを通年実施ということで変更して、接種率の向上に努めてまいりたいと思います。


○前田富枝委員 ありがとうございます。増やしていただけるということで、皆さん、とても助かると思います。
 去年の『広報ひらかた』を見る限り、中を見ないと載っていないんですね。
 載っていても、保護者、私たちの母親世代ぐらいになってきますと、予防接種は小さいときに終わっているという認識が強いんですね。だから、載っていても、うちではもう関係ないわと思ってぺらぺらとめくってしまうのが実情だと思うんですけれども。
 また、ホームページの中で「麻しん」は、「麻」が漢字で「しん」が平仮名なんですね。それだと出てくるんですよ。でも、「麻疹」と湿疹の「疹」を書いてしまいますと、全然違うページに飛んでしまうんで、その辺も何とか行政の方でできれば。お母様方もそれで調べられて、医療機関とかもわかっていただけると思いますんで。
 その辺も要望しておきたいのが1つと、来年度は、1回でいいですから、広報の1面の見出しのところに対象者は中学1年も高校3年もありますよというふうな感じで載せていただけたらありがたいなと思いますので、一度検討していただきたいと思います。
 これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


○高橋伸介副委員長 次に、伊藤和嘉子委員の質疑を許可します。伊藤委員。


○伊藤和嘉子委員 枚方市のバスカード事業について、お尋ねしたいと思います。
 私どもの議員団の先輩からずっと要望してきましたけれども、そんな状況の中で、私も、議員になってからずっと、高齢者に無料でバスに乗れるシルバーパスを発行してほしいと、議会で要望してきました。
 シルバーパスというのは既存の交通機関を無料または割引で乗車できる制度なんですが、枚方では、住民の皆さんが物すごく運動されて、市にいろんな勉強された結果を提案されるなどして、当時の担当者もその熱意に動かされたのか、前市長のもとに事業は発足したわけです。
 無料の制度にはなりませんでしたけれども、毎年8月31日現在で69歳以上の本人非課税の方を対象にということで、これは後で平成18年度に制度の内容が変わっているわけですが、購入券が配布されています。
 今、どこかに出かけるためには、独居老人の方なんかはバスを必要とされているわけですから、一定の負担はありますけれども、大変喜ばれています。バスを利用しなければならない高齢者の皆さんは、少ない年金の中でやりくりをして暮らしておられるわけですから。
 3,300円分が2,000円で購入できて、その購入券が年間4枚出されているわけです。
 資料も出していただきましたけれども、対象者の中には残念ながら寝たきりの方、また自動車に乗るのでバスには乗らない方、余り外出されない方、また近くにバスの通っていない地域にお住まいの方々がおられるのでしょうか、利用者数は、平成18年度の対象者の22%、平成19年度は23%という状況になっています。
 しかし、単純に計算しても、利用しておられる方は年間平均3枚以上購入していることになるように思います。よくバスを利用する人は、バスカードだけでは全然足りないということで、京阪バスが行っております午前10時から午後4時までの乗車時間に使える昼間割引と、この制度を併用してやりくりをされています。
 できる限り、高齢者の皆さんが交通費の心配をしなくてもバスに乗って出かけていただき、より元気に過ごしていただくことができるように、予算を増やしていただけないかという質問をさせていただきます。そして、カードの発行枚数を最低1枚でも増やしていただけたら喜ばれるんじゃないかなというふうに思います。
 また、バスが通っていない地域にお住まいの方からは、電車にも使えるような工夫はできないかと言われています。
 そして最後に、バスカードを購入する場所が枚方の東部地域にはないので、東部地域にも購入できる場所を作ってほしい、そのことを京阪バスにも交渉してほしいという要望が出ています。
 以上3点について、質問をさせていただきますので、御答弁をお願いしたいと思います。


○丹羽 隆高齢社会室課長 バスカードに関しての御質問にお答えします。
 まず、購入券の枚数でございますが、平成18年度に対象者の拡大を図っており、現状での事業の継続ということを考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。
 2点目、バスカードを電車にも使えるような工夫をということでございますが、電鉄会社の御理解と御協力が必要でございます。現在のところ、困難かというふうに考えております。
 3点目、バスカードの販売場所についてということですが、現在5カ所、京阪バスが直接運営されているところで販売されているわけなんですけれども、それ以外でのバスカードの取り扱いも、京阪バスの方に確認しましたところ、困難であるということで聞いておりますので、よろしくお願いします。


○伊藤和嘉子委員 ありがとうございます。
 今後、交通事業者と他市の情報を集めていただきまして、より市民の方が利用できる制度にしていただきたいと思います。要望とさせていただきます。
 次に、自転車駐車場について、お尋ねしたいと思います。
 枚方市の自転車駐車場は、駅に近い、料金が安いなどの理由で、通勤や通学の方が多く利用されています。しかし、シルバー人材センターが昨年11月に実施したアンケート調査では、利用はあるんですが、いまだ屋根の付いていない駐車場で、雨天時に対応できるものが欲しい、例えば、屋根を付けてほしいということも書かれています。日ごろから、係員の方々も、この声が寄せられるということをおっしゃっておられました。
 単車に乗ったことがある方はおわかりでしょうけれども、強い雨のときなどは、着てきたかっぱを脱いで、そして、通勤や通学のために電車に乗らなきゃいけないというときに、その支度をするのは本当に大変なことです。屋根や雨を避ける場所の確保は至急に必要だと思いますが、いかがでしょうか。
 19カ所の駐車場のうち、屋根のあるところは10カ所、付いていないところが7カ所となっていますけれども、今後、屋根など、雨天時の対策についてはどんなめどを持っておられるのか、お尋ねしたいと思います。


○中道一郎交通対策課長 本市では、19カ所の自転車駐車場を設置しており、そのうち、屋根のないところが10カ所となっています。
 屋根のない自転車駐車場の多くが借地物件であることや、多額の整備費用がかかることにより、駐車場への屋根の設置は難しいと考えております。
 しかし、利用者から、雨がっぱを脱ぐための屋根を設置してほしい、また、券売機の前では雨よけの屋根がほしいとの要望がありましたので、今年度に長尾と牧野東自転車駐車場において、管理棟の前に屋根代わりとなるひさしの設置工事を実施いたしました。
 今後も、津田、藤阪などの自転車駐車場に、順次、雨よけのひさしを設置していきたいと考えております。


○伊藤和嘉子委員 2カ所に付けられたということで、私も、1カ所を見に行きました。
 駐車場は借地であるから永久的な構築物は建てられないというお話なんですけれども、課題は多いと思いますけれども、長尾の自転車駐車場を見に行ったんですけれども、まだ付けたばかりで仕事に従事されている方もさわってはいけないと言われているということで直接その屋根がどんなふうな広がり方をするのかというのは見れなかったんですけれども、ただ、高さからすると、高校生の方などが傘をぱっと差して来たときには、傘がぶつかる高さじゃないかなというふうに、ちょっと思いました。
 だから、今後、また随時付けていくということであれば、屋根を付ける場所、借地だということですが、どこにちゃんと付けることができるのかは、利用者や仕事に従事されている方にもちょっと聞いていただいて、よりよい、利用者の方が便利なようなところへ付けていただきたいと、これは要望とします。
 そして、もう一つは、いわゆる自動二輪のことなんです。
 最近は、自動車より経済的だということと、また小回りも利くということで、自動二輪車を使う方も多くなっていますけれども、市駅周辺にはこれを扱うところがなくて大変困っておられるというお話を聞いております。
 アンケートの中にも、屋根と同時に自動二輪についても要望が出されておりましたけれども、今後の見通しと見解をお尋ねしたいと思います。


○中道一郎交通対策課長 本市の自転車駐車場につきましては、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律及び本市の条例に基づき管理運営しており、自動二輪車は対象外であるため、置くことはできません。
 自動二輪車の駐車場としましては、本市の岡東町自動車駐車場や民間事業所の一部の駐輪場でも利用可能となっておりますが、全体的に自動二輪車の駐車場は少なく、違法駐車も発生している状況となっています。
 自動二輪車の駐車場につきましては、利用者の目的地である商業施設や各事業所において整備していただくことが基本となりますが、今後、自動二輪車の駐車対策について、他市の事例なども参考にし、調査、研究を進めてまいります。


○伊藤和嘉子委員 多分これから乗る方も多くなると思いますので、研究をしていただいて、どこかに設置していただければ。要望とさせていただきます。
 次に、飼い犬等不妊手術費助成金について、お尋ねしたいと思います。
 毎年4月から先着順で申請の受け付けが始まりまして、平成20年度は、犬は7月、猫は8月で、もう予算枠に達してしまい、受け付けが完了してしまいました。
 動物愛護の立場でまたかわいそうな子をつくらないために野良猫に不妊手術を受けさせる取り組みを行っている市民の方は、その協力をしてくださる医師から、手術をして比較的術後が安心できるのはやはり気候的には秋から冬がいいというようなお話をされるそうです。
 私も、1度、野良猫をお願いしたことがありますが、猫も手術した後、本当に必死になってゲージから出ようとすることによって爪から物すごい血を出してということを経験しました。
 だから、良心的なお医者さんほど、やはり猫の体がしっかりしている、そして安心した気候の中で手術をしたいというお気持ちから、こういうことになっていると思います。
 だから、彼女たちは、3月、4月にたくさん子猫が生まれるわけですけれども、やはり、管理しながらも、しっかりする秋ごろにお医者のもとに連れていくんですが、もう既に枚方市の助成枠がなくなっていて、制度はもうほとんど利用したことがないということで、お医者さんの協力で自己負担をされています。
 予算を増加してより多くの利用ができるようにはならないでしょうか、お答えをお願いいたします。


○黒見周行衛生管理課長 お答えいたします。
 飼い犬等不妊手術費助成金は、飼い主等に犬や猫の適正な飼養の啓発を図るとともに、野良犬や野良猫の発生を防止するために、不妊手術に要する費用の一部を助成するものでございます。平成21年度の予算では、犬200頭分と猫300匹分の助成を予定しております。
 助成件数を増やせないかとの御質問でございますけれども、助成金につきましては、この間、毎年ゼロベースで見直しをするという厳しい状況にございまして、増額することは困難でございます。


○伊藤和嘉子委員 残念ながらゼロベースで見直しをする中で予算を増やすことが困難ということでありますが、それでは、もう困難であるということならば、これはお医者さんからも意見をいただきました、せめて募集時期を年2回に分けて申請を受け付けていただき、年度の後半にも助成が受けられれば。
 一定、前半がだめだったから、じゃあ後半は早めに行こうかということで、たまたまそこに野良猫がいたということもかかわりますけれども、いつも前半ですべてなくなってしまうと困るという中では、1年間を2回に分けて助成が受けられるような制度にはできないか、お尋ねしたいと思います。


○黒見周行衛生管理課長 お答えします。
 年度内に前期と後期の2回に分けて受け付けができないかとの御質問でございますけれども、2回に分けますと、確かに年度の後半にも受け付けすることが可能になりますけれども、助成枠の締め切りを2度設けるということにもなりまして、その都度、協力をいただいております獣医師に助成枠の問い合わせをしていただくというような問題もございまして、不妊手術の実施時期等、専門的なことも含めまして、獣医師とも相談しながら、今後、研究させていただきたいというふうに考えております。


○伊藤和嘉子委員 お医者さんの方からもこんな意見を聞きましたので、ぜひ獣医師会にも、また動物愛護でかかわっている方の声も聞きながら、何とか研究をしていっていただければというふうに思います。ありがとうございます。
 それでは、もう1点です。
 小地域ネットワーク活動推進事業補助金について、お尋ねしたいと思います。
 平成20年度までは、各校区福祉委員会に小地域ネットワーク活動の補助金として大阪府から25万円、枚方市から25万円の合計50万円が出されていました。
 平成21年度は、大阪府からの削減が心配されていたんですけれども、大阪府からは今までどおり25万円が組まれてきたのに、枚方市からは13万円しか出されず、12万円削減され、合計38万円という予算が組まれています。
 さらに、平成21年度には、この予算は校区コミュニティ協議会の活動補助金として計上されているんです。もともとは大阪府の指導でスタートし、活動が定着しつつある小地域ネットワーク活動ですけれども、50万円を38万円に減額されたら、今まで行っていた行事や活動を減らすか、規模や内容を縮小せざるを得なくなります。
 高齢化が年々進み、民生委員さんたちなどがかかわって、さまざまな行事を行ってくださっているわけですが、この行事に参加することを楽しみにしている人たちが増えていることに逆行することになるのではないでしょうか。
 また、先日の総務委員協議会で、12万円の減額と窓口の一本化について、担当課は校区福祉委員会協議会の三役や役員会に説明をしたというふうにおっしゃっておられましたが、それは来年度からこうするのでよろしくというもので、会議の中で反論しても修正の意思がなく、一方的に通告したに過ぎないというふうに感じておられます。見解をお願いいたします。


○堤 康夫福祉総務課長 小地域ネットワーク活動推進事業補助金につきまして、お答えいたします。
 来年度の小地域ネットワーク活動推進事業補助金の予算額につきましては、校区コミュニティ活動補助金交付事業へ窓口を一本化いたしまして、1校区当たり38万円といたしましたが、別途小地域ネットワーク活動を担っております社会福祉協議会からの12万円と合わせまして、最終的には各校区の予算50万円を確保しているところでございます。
 なお、本補助金の見直しは、昨年の大阪維新プログラム(案)によりまして小地域ネットワーク事業の廃止、再構築の方針が打ち出されたことをきっかけといたしまして、小地域ネットワーク事業に要する人件費や事務局事業費の確保をしながら見直してきたものでございまして、社会福祉協議会と十分な協議、調整を行い、実施するものでございます。
 なお、提出書類はできるだけ簡素化する方向で、現在、関係課と調整をしているところでございますし、また、社会福祉協議会に対しましては、今後、校区別に、あるいはブロックごとに説明会も開催いたしましまして、事後のフォローもしっかりと行うよう、協議を進めてまいります。


○伊藤和嘉子委員 次に、補助金を校区コミュニティ協議会に統合することについて、お尋ねしたいと思います。
 校区コミュニティ協議会に統合することで、行政としては事務の簡素化ができるかもしれませんけれども、各校区では事務が煩雑になったり、トラブルが起こることを考えなかったのかということをお尋ねしたいと思います。
 今、堤課長からは、事務を簡素化していくという御答弁がありましたけれども、この補助金を統合するということについて、担当の課の方からの御答弁をお願いしたいと思います。


○西口俊通市民安全部次長 校区コミュニティ活動補助金への統合についてということでございますので、市民安全部の方からお答えします。
 補助金の統合につきましては、校区内組織の連携強化、補助金の効果的、効率的な活用とその使途の透明化を目的に、地域の要望も踏まえ、小学校区単位に市が交付している補助金を校区コミュニティ協議会のもとに一元化を行ってまいりました。
 これまでも6補助金を統合してまいりましたが、地域からは、組織内の連携が強化でき校区の一体感が強まった、それまで別々に行っていた事業を一本化することによりむだがなくなったなどの声もいただいております。
 今回の統合によりまして、校区内での連携強化と、さらなる地域福祉活動の充実につながるよう、今後も地域の皆様の御意見をお聞きし、できるだけ校区の皆さんの事務負担が増えないように配慮しながら、よりよい制度にしていきたいと考えております。
 以上です。


○伊藤和嘉子委員 社会福祉協議会から12万円補助され、トータルでは50万円確保できているというのですけれども、平成21年度からは幾つかの事業が縮小、廃止されるので、それに代わる活動を計画すれば、従来の小地域ネットワーク活動を縮小せざるを得なくなるわけです。
 もし小地域ネットワーク活動推進事業補助金が50万円しっかりと確保されれば、社会福祉協議会からの12万円は、これらの活動を縮小せずに、さらなる諸活動を発展的に展開できるというふうに思いますので、次年度の予算案作成時には再考してくださるように要望いたします。
 次に、今まで補助金の統合を行ってきたところは組織内の連携が強化できた、校区内の一体感が強まった、それまで別々に行ってきた事業を一本化することでむだがなくなったという声があるということですが、今まで統合された組織は行政主導で作った組織ですから、このような声もあり得ますが、社会福祉法に基づいて地域の諸団体や民生委員などで構成されている自主的な組織である校区福祉委員会を、あたかも行政主導で組織された校区の情報交換や連絡調整組織である校区コミュニティ協議会の傘下に入れるようにし、校区コミュニティ協議会を窓口とするのはおかしいと思います。次年度までに、このことも再考してくださいますように強く要望します。
 最後に1点、確認をさせていただきたいことがあります。
 小地域ネットワーク活動推進事業補助金の38万円は校区コミュニティ協議会への補助金に統合されましたけれども、使途指定の補助金ですから、目的外には使用できず、校区コミュニティ協議会から全額を校区福祉委員会に特別事業補助金として支出するのですね。これを確認したいと思いますので、お答えください。


○西口俊通市民安全部次長 お答えします。
 校区コミュニティ活動補助金につきましては、基礎額の部分と特別事業の部分とがございまして、特別事業の部分につきましては他への流用は認めてございません。
 したがいまして、小地域ネットワーク活動の38万円につきましても、その事業に活用していただくということになってございますので、よろしくお願いいたします。


○伊藤和嘉子委員 今、まだこれが発表されたばかりで、各校区コミュニティ協議会の中にはまだまだきちんと説明がなされておらず、今後、活動特別補助金が出る、出ないのところでもめることがあるかもしれませんけれども、ぜひ枚方市の方から指導を徹底していただきますようにお願いをしまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。


○高橋伸介副委員長 本日の質疑はこの程度にとどめます。


○高橋伸介副委員長 以上で、予算特別委員会を散会します。
    (午後1時38分 散会)