議事ロックス -地方議会議事録検索-


大阪府 高槻市

平成17年阪急高架・交通体系対策特別委員会( 4月25日)




平成17年阪急高架・交通体系対策特別委員会( 4月25日)





       阪急高架・交通体系対策特別委員会記録








        平成17年4月25日(月)

































































             高槻市議会事務局





 
 日  時  平成17年4月25日(月)午前10時 0分招集





 会議時刻  午前10時 0分 開議


       午前11時26分 散会





 場  所  第3委員会室





 事  件  別紙審査日程のとおり





 出席委員(8人)


 委  員  長  稲 垣 芳 広       副 委 員 長    杉 本   久


 委     員  勝 原 和 久       委     員    小 西 弘 泰


 委     員  川 口 雅 夫       委     員    岡 本   茂


 委     員  福 井 浩 二       委     員    段 野 啓 三


 議     長  岩   為 俊       副  議  長    林   啓 二





 欠席委員(1人)


 委     員  小 野 貞 雄





 理事者側出席者


 市      長 奥 本   務       助     役    寺 本 武 史


 助      役 山 本   隆       市長公室長      樋 渡 啓 祐


 市長公室理事   高 橋   正       広報広聴室長     清 村 美 徳


 技監       吉 谷 幸 二       建設部長       小 西 理 礼


 建設部理事    長谷川   健       道路管理室長     笹 川 進一郎


 道路河川室長   加 藤   裕       都市産業部長     倉 橋 隆 男


 都市政策室長   竹 賀   顕       都市政策室参事    山 本 雅 晴


 環境部長     塚 本   晃       環境政策室長     前 田   潤


 自動車運送事業管理者             その他関係職員


          中 寺 義 弘





 議会事務局出席職員


 事務局次長    小 島 善 則       議事課長       舟 木 正 志


 議事課副主幹   山 田 清 好





    〔午前10時 0分 開議〕


○(稲垣委員長) ただいまから阪急高架・交通体系対策特別委員会を開会します。


 ただいまの出席委員数は8人です。


 小野委員から欠席届を受理しています。


 したがって、委員会は成立します。


 委員会の傍聴がありますので、よろしくお願いします。


 議事に入る前に、理事者から発言があります。


○(奥本市長) 阪急高架・交通体系対策特別委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。


 本日は、本特別委員会の開催をお願いいたしましたところ、正副委員長を初め、委員の皆さん方におかれましては、年度初めの何かとお忙しい中、ご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。


 本日、ご審議をお願いいたしております案件は、第二名神自動車道の設計協議についてであります。


 本件につきましては、本年2月の本特別委員会で、第二名神自動車道の進捗状況等について説明させていただいた折、箕面−高槻区間については、日本道路公団が公共施設管理者との設計協議に向け、準備をされております、と報告させていただいたところでございます。


 今般、日本道路公団でこの準備が整い、4月8日に協議の依頼があったものでございます。


 本日は、この内容についてご説明いたしたく、本特別委員会の開催をお願いしたものです。


 この内容につきましては、後ほど、担当部長が説明いたしますので、よろしくお願いいたします。


 なお、本年2月の本特別委員会でご審議を賜りました都市計画道路の見直しにつきましては、本年2月25日から3月24日まで、高槻市都市計画道路見直しの基本的指針案について、パブリックコメントを実施し、現在、いただきましたご意見の取りまとめを行っておるところでございます。


 今後、この基本的指針に基づき、見直し対象路線を評価し、廃止候補路線を抽出する予定であります。この廃止候補路線を抽出した段階で、本特別委員会の開催をお願いし、説明させていただきたいと考えております。


 また、阪急京都線富田駅周辺の高架化につきましては、踏切道等総合対策プログラムや、事業化の検討等を行うため、阪急電鉄株式会社や大阪府の理解を得て、阪急京都線富田駅周辺立体交差検討連絡会を4月1日付で設置いたしました。


 現在、第1回検討連絡会の開催に向け、準備を行っております。今後、進捗に応じて、本特別委員会で適宜適切に報告させていただきたいと考えております。


 以上、簡単ではありますが、開会に当たりましてのごあいさつといたします。委員の皆さん方には、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。


○(稲垣委員長) 発言は終わりました。


 それでは、ただいまから議事に入ります。


 第二名神自動車道の整備促進についてを議題とします。


 理事者側の説明を求めます。


○(倉橋都市産業部長) それでは、第二名神自動車道の設計協議について、ご説明いたします。


 パワーポイントを用いまして説明させていただきますので、恐れ入りますが、前と言いますか、横の画面をごらんいただきたいと思います。


 先ほど、市長のごあいさつでも申し上げましたが、日本道路公団から第二名神自動車道の公共施設管理者との協議、いわゆる設計協議の依頼が、去る4月8日にありました。


 本日は、この内容について、初めに設計協議とはどのようなものか。次に、高速道路建設事業の流れ、最後に協議依頼のあった設計の内容について、説明させていただきます。


 まず、設計協議の箇所を説明させていただきます。ちょっと見にくい位置で申しわけございません。また、ちょっと見にくい画面でございますが、黒で着色をいたしておりますのが、国道171号、170号です。オレンジ色で着色いたしましたのが、名神高速道路です。赤で着色をいたしましたのが、第二名神自動車道です。


 今回、設計依頼のありました箇所を実線で示しておりますが、高槻インターチェンジ・ジャンクションを含む高槻から西の区間でございます。本市以西の関係自治体も、本市と同様、設計協議に入られていると伺っております。


 なお、破線で示しております箇所は、施行命令は出されているものの、平成15年12月25日に開催されました第1回国土開発幹線自動車道建設会議、いわゆる国幹会議におきまして、抜本的見直し区間として報告されました高槻−八幡間約10キロの高槻市域にかかる部分です。この区間につきましては、現時点でまだ国土交通省においてさらなるコスト縮減の検討と、整備手順の見直しをされていると伺っています。


 この設計協議では、日本道路公団が高速道路の構造について説明され、高速道路と関連する道路、河川、水路等の機能回復、交差の方法、施工区分、維持管理区分等の基本的な考え方について、公共施設管理者と協議するものであります。


 設計協議には、行政協議と地元協議があり、日本道路公団は、まずは道路、河川、水路等の公共施設管理者である高槻市や大阪府と協議を行うものです。そして、公共施設の機能回復や施工区分等の基本的な考え方について、確認ができた段階で、地元自治会や実行組合等と協議を行うものです。


 高速道路建設の流れでございます。


 第二名神自動車道は、完成形は6車線の計画ですが、暫定として4車線で施工されるとのことでございます。今回ありましたのは、完成形設計協議の依頼であります。完成形設計協議後の高速道路建設事業の流れについて、説明させていただきます。


 完成形設計協議を実施し、行政や地元と基本的な考え方について確認書を締結した後、幅ぐいを設置します。その後、関係地権者に対して用地説明を行い、用地測量や補償算定を実施した後、用地買収交渉を行います。


 なお、用地は完成形の6車線で買収されると伺っております。


 この用地買収交渉の進捗を見ながら、4車線での暫定施工に向けて、施工の形態や環境対策について、協議を行うため、暫定施工設計協議を実施し、この協議結果を文書や図面にまとめ、確認書として取り交わします。


 そして、埋蔵文化財調査や、詳細設計を実施し、工事説明会を経て、工事に着手し、工事完成後、念願の開通の運びとなります。


 では、完成形の設計内容についてでございます。


 次に、箇所ごとにイメージ図で説明させていただきます。


 この図は、高槻インターチェンジ付近のイメージ図です。上が北の方になります。画面の下に見えますのが、名神高速道路でございます。名神高速道路南側に、第八中学校や高槻北高校が見えます。桧尾川が住宅地と農地を区分しています。府道伏見柳谷高槻線が成合を通って川久保方面に向かっています。画面中央の右寄りに料金所が見えます。料金所の下のところで道路が中断しておりますが、都市計画道路牧野高槻線が国道171号の野田の交差点からこの地点まで、アクセス道路として計画されております。この料金所を入りまして、現名神へは左にカーブを切り、ランプウェイにてそれぞれ神戸方面、京都方面へと向かうことができます。また、第二名神へは、緩やかなS字カーブでランプウェイに入り、本線へ向かうことになります。


 名神高速道路の京都方面や神戸方面から高槻市内に下りる車は、それぞれのランプウェイを走り、途中で左にシフトして右にカーブを切り、料金所へと進みます。


 また、第二名神に乗り継ぐ車は、途中、料金所から入ってきた車と合流しながら、ランプウェイを走り、本線に向かいます。


 この図は、高槻ジャンクションから神峰山寺付近のイメージ図です。


 府道伏見柳谷高槻線を川久保方面に向かう途中の左側に、高槻砕石の採掘場があり、その西側に楊梅山の国有林が見えています。


 第二名神自動車道の本線については、この部分から以西について、設計協議の依頼があったものです。高槻砕石の部分は、当初の計画では、橋梁で計画されていましたが、これを盛り土に変更し、トンネル工事で出る土砂を埋めることで、コスト縮減を図る計画とされております。


 この部分を過ぎますと、神峰山寺付近までは橋梁で計画されています。


 これは、神峰山寺付近のイメージ図です。画面右上に神峰山寺が見えます。ピンク色で表示いたしましたのが、神峰山寺に続く林道際面ヶ谷線です。第二名神は、この林道の前後、単区間ですが、トンネルの計画となっています。この区間は、当初、開削工法でボックスを敷設する計画でしたが、環境に配慮するとともに、コスト縮減を図るため、トンネルに変更されたものです。


 そして、このトンネルを出てからは、切り土と盛り土の区間となり、芥川の手前からは橋梁で芥川や枚方亀岡線をまたぐ計画となっています。


 これは、原大橋付近のイメージ図です。中央に枚方亀岡線や芥川をまたぐ形で第二名神が通る計画となっています。橋梁で枚方亀岡線や芥川を横断した後は、高槻市域をすべてトンネルで通過し、茨木市へ入ります。


 設計協議に対する今後の対応につきましては、全庁的に進めていきたいと考えております。この全庁的な検討につきましては、第二名神自動車道に関し、その事業により予想される課題、利活用の方法等を検討するため、庁内に助役を長とし、技監並びに関係部長で構成する第二名神自動車道に関する庁内検討会と、その下部組織として関係課長級職員で構成する庁内幹事会を設置しておりますので、この庁内検討会で設計協議に対する課題の整理と、その対応方針の検討を行ってまいりたいと考えております。


 既に第1回の庁内検討会を開催いたしておりますが、市議会の皆様方のご意見を適宜適切にお伺いしながら、9月を目途に検討を進めてまいりたいと考えております。


 以上、まことに簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくお願いをいたします。


○(稲垣委員長) 説明は終わりました。


 それでは、ただいまから質疑に入ります。


○(小西委員) まず、大きな問題と、それから具体的な問題と、ちょっと質問いたします。


 まず、大きな問題としては、私はこの第二名神の建設に、そもそも反対であります。その理由は、以前にもお話ししましたが、まず第1に、この道路が軍事目的に使われるということであります。


 今、日本が、全体として戦争へ向かって進んでいるわけですけれども、その中で、有事法制がつくられ、米軍の支援法であるとか、そういう形で米軍と自衛隊とが道路を初め、家であるとか、あらゆるところを優先して使うことができるというふうな法律が、既に成立しております。


 今、全体として自衛隊も従来の北海道などを中心に配備されてたのから、西日本へとシフトしておりますけれども、この第二名神道路が、いざというときには、その上を米軍や自衛隊の車両がばんばん走るということは予想されるわけであって、そういったことのためにつくられているということについては、私はこれは何か今、随分笑いも聞こえましたけれども、私は本気でこれは心配すべきことじゃないかというふうに思っておりますが、


 その点についての市のお考えをお聞きしたいというのが、第1点。


 次に、この高速道路の建設によって、何か市はそれで何か産業が潤うとか、何かこれが高槻市発展の目玉であるかのように、市長の施政方針なんかでも出ておりますけれども、私はやはり、結局、こういう道路をつくることによって、広大な土地を、市民からすれば取り上げられ、そして騒音であるとか、あるいは振動であるとか、あるいは粉じんであるとか、その他のさまざまな道路公害というものを受けるということになるわけであって、これは市民にとっては、何ひとつプラスになるところはないと。何かそれで産業が誘致されるとかいうふうなことも、保証の限りではありませんし、また、何かそういった2つの高速道路が交差する稀有な都市であるというふうなこと自体が、何の価値もないと私は思います。


 一体、この第二名神の建設によって、どのようなメリットというものを、高槻市は具体的に考えておられるのか。市民に対して、どう説明されるのかということを、第2にお聞かせ願いたいと思います。


 それから、具体的な問題として、この間、原課から資料の説明を受けましたけれども、そこで、ずっと用地の交渉とか契約とかいうふうな、そういう段階になって、完成形設計協議を踏まえ、暫定施工の形態について設計協議を行いますと、これは地元ですね、このときに環境対策等について説明しますというふうなことを言っているわけですけれども、環境対策なんていうものは、もうそういうくいを打ったり、測量したりしてしまった後ではなくて、やはり事前に、少なくとも市との協議ということの中で、十分に市民の意見を踏まえて、確認しておくべきことであって、そういう環境汚染、道路公害というものについての公団との交渉を、市はどういう形で、いつの時点で進めていこうとされるのか、その辺について、ちょっとこの説明では、もう遅過ぎるのではないかというふうに思うわけですけれども、見解をお尋ねしたいと思います。


 以上3点。


○(梅本都市政策室主幹) 今の小西委員からございました3点のご質問に対して、答弁させていただきます。


 まず、1点目。第二名神自動車道、これはどういう目的で建設されるかという国の考え方でございます。


 この高速自動車国道、この道路網の建設につきましては、国土の健全な発展、また国民の利便性の向上という大きな目的を持って、整備をされているところでございます。


 第二名神につきましては、特に、名神自動車道が、私どもで言いますと西宮あたりでかなり渋滞をし、国民の生活利便、また産業等の発展の支障ともなってございます。そういった面から、第二名神の整備促進ということで、国の方も考えられておられるところです。


 第2点目の、市にとってのメリットは何やねんというご質問でございました。これは、従来から答弁をさせていただいてございますが、まず、高槻市につきましては、この高速道路網に接続するインターチェンジが、これまでございませんでした。そういった中で、この第二名神自動車道のインター並びにジャンクションが建設されることによりまして、高槻市がこの道路網につながって、しかも中心市街地から3キロという、非常に利便性の高いところにこのインターチェンジはあるという中で、人、物、情報等の大きな交流化となり、また、多くの来訪者を迎え、産業振興、並びに産業振興の中でも、既存企業の存置ということでも非常に重要。また、その中で雇用の発展というのもつながってくるんではないかというふうに考えてございます。


 3点目の、この完成形の設計協議の中で、環境についての論議は書いてないんじゃないかというお尋ねかと思います。


 きょう、お配りしているフローの中でも、この環境対策につきましては、暫定形の施工の設計協議の中で、環境対策等について説明し、またその中でそれを踏まえてというふうになってございます。


 といいますのも、まずはこの完成形の設計協議、先ほど部長の方から説明させていただきましたが、この完成形の設計協議の目的でございますが、高速道路と関連する、交差等が主な目的ですけれども、交差する河川、道路、水路等について、この機能回復をどうしていくかということについて、例えばその構造をどうするのか。施工の区分をどうするのか、維持管理等の今後の区分をどうするねんということについての大きな考え方について、お話をしようと、協議をしようというものでございます。


 今後、暫定施工設計協議に向かう中で、公団としても、当然のことながら、環境に配慮するというのは、もう今、これは当たり前のこととして言われておりますので、市としても、そういった手続の中で、きっちりと環境対策、それへの配慮について申し上げてまいりたいというふうに考えております。


 以上でございます。


○(小西委員) ちょっとお答えになってない面があると思います。


 1点目についてですけれども、市民の利便性であるとか、あるいは産業の活性化、国土の活性化というふうなことを言われますけれども、一般市民にとってみたら、高速道路というのは、それは利用することもあるし、そのことが一部の人にとって、全く何のメリットもないというふうには言いませんけれども、やはり主要に、これは産業道路であり、一般市民の必要性から出てきたものではなくて、企業活動というものの円滑化というものが一番のメーンになることであって、そのことは、必ずしも市民の利害とは一致しないと。


 その大企業の目的の中に、そういう産業、企業活動の活性化というか、そういうことに対することと同時に、やはり現行の国の政策の中において、軍事的な役割というものが、その裏に期待されている。これはもう第二次世界大戦に例をとるまでもなく、朝鮮戦争においても、あるいはベトナム戦争においても、日本の道路、あるいは当時の国鉄が、軍事輸送にフル動員されたということは既定の事実であって、そういうことが当然、第二名神建設の隠れた意図として含まれているということは、何もそれは突拍子もない推定では、私はないと思います。


 大企業の企業活動という点から見ても、また、この軍事利用という面から見ても、これはいずれも市民の利益とは反するものだと思うわけですけれども、その点について、明確にお答え願いたい。


 それから、2点目につきましては、これも同じようなことで、市の活性化であるとか、あるいは市民の利便性というものを言われるわけですけれども、それ以上に、私が言った道路公害というものによる地域住民の生活への悪影響、あるいは山の中を、北部に残された――高槻市でももう本当に自然は以前に比べたら、もうどんどん減ってきているわけですけれども、そういう中で、さらにそれが破壊される、自然破壊といったデメリットというものの方がはるかに大きいわけであって、一体、高槻市はどちらの立場に立って臨まれるのかということについて、私は今の答弁では、納得できない。


 それから、その具体的な環境問題についての協議ということについても、何か公団に対して環境破壊をしないように、あるいは地域のいろんな生活環境というものを破壊しないようにというふうなことをお願いするだけではなくて、高槻市独自として、道路建設に伴うさまざまなマイナス面について、これをきちっとリストアップして、独自の調査を行い、それをもって公団と交渉するというふうにしていかなければ、結局は、ただもう説明を聞いて、できるだけ配慮をお願いしますというふうなことだけに終わってしまうんじゃないのかと思うわけですけれども、その点について、もう一遍お答え願いたいと思います。


○(梅本都市政策室主幹) 再度の3点のご質問に対して、答弁させていただきます。


 まず、1点目。国が言っているだけじゃないかというようなご質問かと思います。これにつきましては、関連する地方公共団体も、強く整備促進を要望しておるところでありまして、かつ、市民団体、産業界、市民等も、沿線の市民や産業界からも、強い促進を求める要望が出されてます。といいますのが、昨年の10月の28日でございますが、この名古屋から神戸までの沿線の民間レベル、これは民間といいますのは、さっきも言いました市民団体からとか、産業界、行政も一緒ですけど、あわせてこの第二名神を促進をしていただこうということで、行動を行っております。


 その中でも、特に、私もその場に同席をしておりますが、伊勢の第二名神高速道路促進する連絡会であるとか、第二名神で各地域のあしたをつくる会であるとか、そういったところで強い市民の声なんかも寄せられております。


 そういったことを目の当たりにして、やはりこの道路は必要であるということを、私の方も再認識した次第です。


 そういったことから、要は国だけが考えているというようなことではございませんでして、関係する地方団体、市民レベルについても、同様に促進を求められている。


 また、市の中の産業界からもそうですが、市長が数年前から事業所に出向きましてお話を伺っておると。その中で、第二名神について、やはり整備促進を求める意見というのは、かなり寄せられているというふうにお聞きをしておるところでございます。


 2点目ですが、どちらの立場、市として促進を求めるのか、促進じゃないんかという、どちらの立場で対応していくねんということでありますが、これは当然のことながら、強く促進をして、市の今後の発展につなげたいという立場で、公団とも話をしていきたい、国とも話をしていきたいというふうに考えてございます。


 3点目、環境破壊のお話しですが、当然のことながら、この道路を建設することによりまして、環境に対する影響というのがないとは言い切れません。これはございます。そういった中で、環境対策については、十分に踏まえるように、これは公団に対しても要望していくべきであるし、意見も申し上げていくべき、なおかつ、市としてもできる汗をかいていくべきでないかなというふうに考えてございます。


 以上でございます。


○(小西委員) 産業界やら市民から、促進するということについての要望が出されていると言われますけれども、現実には、最近どうなっているのかわかりませんけれども、地元では、第二名神の建設反対という大きな看板が上げられて、住民の反対運動もあったわけですよ。


 そういう、特にいろいろ市の方が聞いておられるのは、第二名神建設に賛成派の人の意見であって、それがあたかも、それでもって全体の支持が得られているというふうには私は思いません。何なら、これについて、一度世論調査でもやってみられて、賛成か反対かの住民投票でもやるというぐらいのことを、私はやっぱりするべき、基本的な大きな問題じゃないかと思うわけですけれども。そういう、現実に反対意見があるということについては、どういうふうにそれを受けとめておられるのか。その点、はっきりさせていただきたい。


 それから、環境問題についてですけれども、これはやはり、今、道路公害というのは、さまざまな種類の公害があって、騒音とか、あるいは粉じんとか、あるいは低周波公害とかいろいろあるわけですけれども、必ずしもそれで解決してない。だから、市としては、そういうことのないように要求し、努力すると言うけれども、そういう高速道路が交差するというふうな、かなりな交通量というものも予想される中にあって、これがどこまで解決されるのかということについては、私はそれが何かメリットがあるから、もうそういう多少の道路公害については、もう目をつむれというふうなことは、それは間違っていると思います。何かそんな対策で、本当にそういう公害というものがゼロにできるんかどうかという辺について、私は非常に甘いと思います。その辺について、どうお考えか、もう一度お尋ねしたいと思います。


○(倉橋都市産業部長) 1回目のご質問からいろいろご意見をいただいてございます。


 ちょっとさかのぼって悪いんですけれども、有料道路になりますが、これは有事のときに米軍や自衛隊が使うんやないかというふうな話もございました。


 で、大企業の専用道路みたいなことでの意見でもございましたが、ただ我々国民、国としまして、有事のときに、当然、陸・海・空、あらゆる手段を通じて、国民を、また国を守るというのは当然のことやと思てますし、それがための目的ではないんですけれども、あらゆる手段を講じて国、国民を守るということは国の責務でありますし、我々もそれに対して、自治体としての責務を果たしていくべきものやと思っています。


 それと、大企業云々の話もございました。国民と大企業を対置させてのようにお伺いできるんですけれども、企業活動というのを一つの、広く国民の活動というようなことでございまして、そういった活動を通じて、我々に対する雇用であるとか、当然、国民の方々への収入、そして我々の税収、サービスの提供、製品の提供を通じて、市民の福祉なり我々の生存が確保されている分でございまして、当然、そういった必要な、我々の活動もございますし、産業界の活動、そういったことを支援するというのも、この有料道路、高速道路の一つの大きな機能やというふうにも理解してございます。


 反対意見を聞いていないというようなことでございましたが、我々、これまでに計画段階、牧野高槻線も含めまして、いろんなとこへ、道路公団、大阪府とともに出かけてございます。そういった中で、どちらかといいますと、反対される方がたくさん来ておられまして、いろんな意見をお聞きいたしております。アンケートをとるまでもないことですけれども、いろんな方の、いろんな側面での反対意見なり、いろんな意見を聞いてございますので、そういったことはきっちりと対応していきたいと。


 段階的には、後になったら遅いというようなこともございますが、今回はあくまで完成形の設計協議の依頼でございまして、そういった協議をする中で、構造なりが固まってまいりますし、全体の完成形の設計協議、その次の施工協議の中で、具体の構造物なりが決まってまいります。


 こういったときに、具体に周辺にどういった影響を及ぼしていくのかというようなことも見えてきますので、そのときに我々としまして、環境に対する配慮を、公団の方に求めていきたいと。


 当然、我々も一定のそういった懸念される環境に及ぼす影響について把握して、公団にも申し上げていきたいというふうに考えております。


○(小西委員) 国の戦争政策にも、大企業の利潤追求の活動にも協力することが高槻市の仕事であり、また市民の利益にもかなうんだと、一口で言えば、そういう立場ですね。それがやっぱり、高槻市の姿勢だと思います。私は、それが根本的に間違っていると。それは最終的には、市民の不利益としてはね返ってくるものであって、そこをあえて目をつむり、国あるいは企業の利害を優先するという姿勢については、絶対認められないということを表明して、質問を終わります。


○(勝原委員) 何点かお伺いをしたいと思いますが。


 まず、我が党としては、一貫して第二名神の高速道路についてということでは、高槻から八幡に至る間も含めてですけれども、巨費の税金を投じてつくる、それだけの必要性が本当にあるのかという立場から、つくるべきではない、反対だということを主張してきました。


 その点についての議論というのはあるんですけれども、1点目には、やはり第二名神の施行命令が下った高槻から箕面、またずっと西宮へ至る区間について、本当に必要かどうかという点について、通行量なり、あるいは税金面なりというところで、費用なりでどういうふうに、市としてまず認識をしているのかという点について、1点お伺いをしたいというふうに思っています。


 きょうの説明の中での具体的な点について、少しお伺いをします。


 説明の中にありました完成形の設計協議という問題なんですけれども、完成形の設計協議を行うという形で言っている中身と、そのフローチャートにあります、下の方にあります暫定施工の設計協議というのがありますけれども、ここは具体的にどう違って、なぜ完成形の設計協議を、まずやるのかという点について、お伺いをします。


 以上です。


○(梅本都市政策室主幹) 今、勝原委員の2点のご質問に答弁させていただきます。


 まず、1点目の施行命令が下った高槻から箕面方面の通行量であるとか、税金面での必要性ということで、どんな論議をされているのかという1点目のご質問でした。


 これにつきましては、一昨年、先ほどもちょっと部長の説明の中にございましたけど、平成15年12月25日の国土開発幹線自動車道建設会議、国幹会議の中でも、この高速道路につきまして評価をされて、抜本的に見直すか、有料道路事業でやるかという中で、対費用効果等の検証もされております。


 そういった中で、特に今回、協議依頼のありました高槻から神戸までの間につきましては、有料道路事業として実施をしていくべき路線であるという評価がなされております。


 2点目の、完成形の設計協議の後で、暫定形の施工の設計協議に移るのかというご質問でございます。これにつきましては、まず、大きな基本的な考え、この高速道路と交差する河川、水路、道路等の機能について、どうしていくべきかということについて、まずは論議をして、そういった中で、完成形の設計協議をして、その後、順次、地元協議ということで移っていくわけですが、地元設計協議として移っていき、フローで説明させていただいた暫定形の施工のための設計協議ということに移っていくわけでございます。


 現時点で、この暫定施工のための資料については、公団の方で取りまとめていかれておりまして、そういった、まず完成形の設計協議を踏まえて、暫定施工についての資料を調整されていくというふうに伺っておりますので、よろしくお願いいたします。


 以上でございます。


○(勝原委員) 言葉でいろいろ言われたけど、具体例として、完成形の設計協議と暫定形の設計協議というのの違いですよね。あくまで、踏まえてとか、具体例としてということを、違いをおっしゃっていましたけれども、それは具体的な事例として、例えば完成形の設計協議ではこういうことをやります、暫定施工の設計協議ではこういうことをやりますという、その違いですよね。そこを聞いているので、再度、そこはわかりやすくお答えをいただきたいというふうに思います。


 一番最初の質問に戻りますけれども、西側、高槻から以西の部分についての必要性の問題ですけれども、一応、国幹会議で有料道路として公団施行でということが決まったというお話でした。


 しかし、全体として、国の人口自身がだんだん減っていきつつあるということ。あるいは、高速道路の利用の車の台数自身も減ってきつつある。将来予測として、ふえる見込みというのがなかなかないという中で、果たして本当に要るのかどうかということについては、私自身は必要がないというふうに思いますし、そういうことに対して、莫大な税金をつぎ込むということ自身は大きな問題だということを指摘をしておきます。


 2点目のことについて、お伺いします。


○(梅本都市政策室主幹) 追加の点について、答弁させていただきます。


 暫定形の施工の設計協議と完成形の設計協議の違いです。この暫定形の施工の設計協議につきましては、これは工事の具体的な中身について、協議をされると。例えば、工事用道路の形であるとか、工事の方法、またその中での区分、道路公団として工事をどんなふうに進めていかれるかというようなことについての協議が、その暫定施工の設計協議としてございます。


 完成形につきましては、あくまで6車線、将来計画として6車線の設計協議ということでございます。そういった違いがございます。


 以上でございます。


○(勝原委員) ということは、完成形の、今回説明をいただいた設計協議という中身についてということでは、工事の中身やとか、方法なんかについての具体例というのは行わない、協議のほかに回すというふうな考え方でいいのかどうか、再度確認をお願いします。


○(梅本都市政策室主幹) そのとおりでございます。工事の具体的な中身等につきましては、この完成形の設計協議の中では行わないというふうに伺っております。


○(勝原委員) わかりました。それを踏まえた上で、ちょっとお伺いをします。


 具体的な中身についてというのは、工事の中身についてというのは行わないという前提でお伺いしますけれども、先ほど、小西委員の質問の中で、環境の問題についてということで、高槻市自身としても、いろんな、必要な調査なんかを行っていきたいというご答弁がありましたが、その点について、この完成形の設計協議に入る以前に行うのか、また同時なのか、それ以後に行うのか。要は、その協議自身について、反映していこうとしているのか。それに基づいて、その次に出てきます確認書を締結しようとしているのかという点について、お伺いします。


○(梅本都市政策室主幹) この完成形の設計協議につきましては、全庁的に考えていきたいというふうに、先ほども説明させていただいております。


 庁内に助役を長とし、関係する部長等で構成します庁内検討会、並びにその下部組織として課長級、室長級で構成しております幹事会がございます。そういった中で、この協議の内容については検討していくべきというふうに考えてございまして、今の環境等につきましても、どの時点でどういう意見を申し上げていくかについては、この検討会議の中の一つの主要な課題であるというふうに考えてございます。


 以上でございます。


○(勝原委員) 主要な課題だというふうにはお伺いをしました。


 僕は、一番この完成形の設計協議を行い、その後に確認書の締結をするんだという、この一連の流れの中で、この確認書が出来上がったことで、それだけが一番の前提条件としてあって、もう確認書を締結をしたから、そのほかの、これ以外のことについては一切協議をしないとか、また、地元の住民の方については、このフローチャートでいけば、行政協議が終わってから地元説明会だというふうな流れでいけば、地元の中でのいろんな要望だとか、意見だとか、配慮だとか、そういう点について、行政として、まず庁内で議論をする、そこに反映されていかないんじゃないかというふうに思うわけです。


 なおかつ、そこで決まった確認書が、じゃあそれが確認書を締結しましたからということを、大きなアリバイとして、地元の説明会なんかに入ったときに、それをもって説明をしました、こうやってやりますというだけの結論を押しつけるだけになってしまうんじゃないかということを、非常に危惧するんです。


 その点について、地元のいろんな意見だとか、ここはこういうふうにしてほしいだとか、その一番の前提である、こういう情報公開なんかについて、どういうふうに考えていらっしゃるのか、再度お伺いします。


○(倉橋都市産業部長) 協議の段階というんですか、完成形協議と暫定施工設計協議というふうに、2段階がございます。


 今回、何回も申し上げますけれども、依頼があったのは、完成形の設計協議でございまして、難しい表現がいろいろあるんですけれども、平たく言いますと、この協議を通じまして、具体に用地の幅ですね、どこまで買収していくか。最終の6車線の幅で具体の地形に合わせて、のり面がここまでというふうな絵をかいていきますので、用地の買収の、ある意味で最大の幅というのは、ここで出てくると思いますし、道路、水路、河川等のつけかえ、具体にこういうふうな形でという部分で、それも当然、振りかえの用地が必要になってきます。それが、主眼というふうに理解してございまして、この中では、やはり工事の内容とかについては、協議はしません。


 あと、暫定施工の設計協議になりますと、その全体の用地買収の幅の中で6車線、最終とは言うておりますが、4車線、2車線、2車線の4車線をどういう形で工事を進めていこうかというふうな協議が、次のステップとしてございますので、その中で、十分、地元とも協議されるというふうに思いますし、我々も当然、完成形協議の中でも、次のステップとして地元協議がございます。そういった中での地元からの意見も踏まえながら、公団とも協議してまいりたいというふうに考えてございます。


 今回の完成形協議で、確認書を取り交わしたからおしまいやということではなくて、この一連の流れの中で、公団とも協議してまいりますし、庁内の検討会も、今回やったから終わりやということではなくて、最終までずっと協議をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。


○(勝原委員) じゃあ、もう一度整理をしてお答えいただきたいんですけれども。


 設計協議の問題で、この説明の1ページ目に、行政協議があって地元協議があるんだというふうに書かれています。ここの中で、完成形の設計協議を行う、それは庁舎の中での助役を長とする幹事会で検討をするんだという説明を受けました。


 先ほどのご答弁でいけば、その完成形の設計協議の中で、行政協議の中身についても、地元の協議というか、説明なり意見なり要望というのを、僕はどういうふうに反映するのかと聞いたら、それは当然、聞いていきますというニュアンスのお答えをいただいているんですけれども、その確認書を締結をする前に、どこまで買収をするのかという問題、あるいは道路や水路のつけかえやとか、機能を回復するといった問題について、地元の、地権者の方はもちろんですけれども、自治会の人、あるいは地元の周辺の住民の方について、どういうふうに情報を公開をしながら、意見を集約していくのかということについて、行政の庁内幹事会の中でやるということで、一たん外へ出すのか、一たん、住民の皆さんに情報公開をしながら、意見を聞くのかという点について伺っているんですけれども。


 そこはもう一度、するのかしないのかという点で、再度ご答弁いただけますか。


○(倉橋都市産業部長) この一連の流れの中で、庁内の検討会、幹事会も含めまして、検討していきたいというふうに思ってますし、その検討経過なりについては、市議会の皆様方にも適宜適切にご説明申し上げていきたいというふうに考えてございます。


 それを通じて、当然、地元にも意見が届くと、我々の考え方が届くというふうに考えてございますし、もし、地元の方々に説明に来てくれというふうなことがございましたら、出向いていきたいとも考えてございます。


○(勝原委員) それでは、確認書を締結をする前に、完成形の設計協議を行うという中で、必要であるならば、地元の中にも入って、いろんな要望なりを聞いていく。同時に、今わかっている、市が把握している中身についての情報公開を行っていくというふうに言えるのかどうか。再度、これだけ聞いて質問を終わります。


○(倉橋都市産業部長) 行政協議の中では、我々の作業としてまとめていきたいというふうに考えてございます。


 その検討結果なり方向については、市議会の皆様方にもご報告申し上げて、ご意見を賜っていきたいというふうに考えてございます。


 検討の前段としてというふうに聞こえたんですが、市民の方々、特にご意見をお聞きしてということについては、従前からいろいろご意見をお聞きしてございます。地元からの要望もいただいてございますので、そういったこともベースには考えていきたいと思いますが、特にその行政協議の中で、地元にということでは、今、考えておりません。


○(勝原委員) そしたら、逆にお伺いしますけれども、確認書を締結します。確認書を締結をした、その確認書に沿った形で行っていくわけですよね。費用の負担であるとか、こういう道路、水路の形状なんかの中身について、こういうふうにしますということを決める、その決定の中に、じゃあ地元のいろんな意見だとか、地権者の方、あるいはそこで農業をされていたり、林業をされていたりする方の意見というのは、全く集約しない、されないということになると思うんです、先ほどのご答弁で言えば。そこは、どうなんですか。もう1回明確に、それだけ。


○(倉橋都市産業部長) さっきの説明の中でも説明させてもうたんですが、行政側、公共施設管理者との協議というのが、まずございますが、それが済みましたら、地元協議がございます。そういった中で、当然、地元なりの考え方、要望等が、再度、改めて出てくると思いますので、我々もそういったことは把握しながら、その事後の、公団との協議にも当たっていきたいというふうには考えております。


○(勝原委員) 最後、もう1回だけ確認します。


 完成形の設計協議の後に、確認書を締結をされます。その間に、じゃあ地元の中で情報の公開だとか、こういうふうに市は考えていますということについて、再度、意見の集約なり、意見を聞く機会なりということを設けるというふうに理解していいですね。


○(倉橋都市産業部長) 我々の検討会議の中で検討させていただいて、その結果については、本特別委員会なりを通じまして、議員の方にご説明申し上げてまいりたいというふうに考えております。


○(勝原委員) 最後、意見を言います。


 私は、ここで市議会への報告だけというのは、やっぱり不十分だというふうに思いますし、情報をしっかり公開をする中で、確認書を締結をする前に、地元にきちっと説明をしていく。で、行政の考え方として、道路や、あるいは水路の中身、復旧の方法、施工の仕方についてということについて、きっちり説明をしていって、要望を聞かなければ、後々、確認書を締結しました、これでもういってますからということで、地元について、もう押し切るというふうな形になる危険性を、僕ははらんでいるというふうに思いますし、そうならないためにも、しっかりと協議を行う。その中で地元の意見集約なり、要望というのをきちっと反映をさせていくべきだということを主張したいと思います。


 以上です。


○(段野委員) この第二名神の件につきましては、3年ぐらい前に、国幹審で施行命令が出されてから、遅々として進展をしないということで、市長の方も上京しながら、これらの早期促進方について努力をされてこられたんですけれども。そういう意味では、今回、こういう形で第二名神の設計協議に入っていくということで、少しは前向いて、これらの作業が動いているんかなという気がするわけであります。


 それと、今、それぞれの委員から質問がありましたけれども、我々の会派の方では、何年か前に市民意識アンケートの中で、高槻で今、何がおくれているのか。あるいは、何を整備をしてほしいんかというアンケートの中で、計画道路なり、あるいは道路網の整備というものが、随分、急がなければならないと、整備をしてほしいという、市民の大きな声が、そういうアンケートの中に如実に出ておりました。


 もちろん、第二名神については、災害時における機能の確保や、あるいは都市機能の充実、あるいは今、問題になっております171号交差点改良等々もございますけれども、毎日のように渋滞が続いているというようなことの解消にもなるでしょうし、あるいは、こうした高速道路が結ばれることによって、情報や、あるいは流通の拠点ということでは、本市の生活圏域が拡大をされるということと、本市の持つポテンシャルを高め、産業の振興にも結びつくことができるんではないかなというふうに思ってございますので、早期に、これはもう市長も、設計段階に入ったということでございますので、この前、僕、原課の方で説明を受けたときに、さすれば完成めどはいつごろやねんということをお聞きしますと、こういう流れの中で、できるだけ早い時期に完成を見るように、これからも5市1町かで、推進化の要請をしていきますという話もあったわけであります。


 そういう意味では、国の財政状況、あるいはそういう道路公団との問題がございますけれども、今の区域については、施行命令を出された区域については、僕は高槻にとっても、今、申し上げましたような点から、大変重要な、早急の促進を図っていかなければならないと。


 ましてや、今回、技監の吉谷さんも来られて、第二名神の促進、あるいは交差点改良、あるいは十高線と大きな課題が残されておるわけでありますけれども、そうしたことについても、より積極的に取り組んでいこうと。そのことが、高槻地域の発展にためにということで、今回、来ていただいておりますので、そういう意味からいっても、早期にこれらの問題について、取り組みをお願いしたいということ。


 それと、もう1つ、若干気になるのは、この前、説明に来られたときに、行政協議、これは行政間で、いろんな施工なり、構造、工法について協議をして、その後に地元との協議を図っていくんだという、今、随分、環境に配慮した云々という話があったわけでありますけれども、よくこの種の問題で問題になるのは、行政間で一定協議をして、そうした構造、工法、手法について、一定の方向をもちろん固めていかなければならないんだけれども、地元のそういう環境アセスの問題なり、地元におけるいろんな問題が、そういう行政間で一定、その枠組みを決めたので、こういう方向で進めていきますというような、事後のというか、住民の声が若干、後追いになってしまうというようなことも多々あるわけであります。そういうところ、僕は行政間の協議もさることながら、並行して、地域住民のそういう声も、ぜひ反映をお願いをしてもらわなきゃならんなということもあわせて、これはお願いを申し上げておきます。


 それと、1つ、実はこういう問題があるわけです。


 今、十三高槻線で裁判になりかけていると。これはどういうことなのかと申し上げますと、今回、アクセス道路としての牧野高槻線が、当然、第一義的には171号までというような話がありますけれども、実は、これは私も勉強になったんですけれども、宅建業法の中で、重要事項説明というのがあるわけなんですけれども、実は今回、もう少し具体的に申し上げますと、井尻のところで、実は十高線に近いところで開発をされて、もう家が建ってございます。


 実は、そこに入居された方が、その何十メートル先に十高線がつくじゃないかと。そのことを重要説明事項の中に記載がなかったということで、これについては、宅建業法の重要事項説明をされてなかったということで、家を買い取りをしてほしいという話があるわけであります。それをある政党が中に入って話をされておるわけでございますけれども、この問題については、大変ゆゆしき問題やなと。


 実は、その宅建業法第47条に、少しこれを読み上げてみますと、宅地建物取引業者は、その業務に関して宅地建物取引業の相手に対して次の事項を留意しなきゃならないと。というのは、実は、都市計画道路が近くにあるということは、契約者の判断材料になるので、説明責任は発生すると。ただし、騒音、排気、あるいはその利便性等については、影響すると考える範囲は契約者によるので、明確には数値は示されないけれども、最終的に裁判になった場合には、47条の違反に問われる場合もありますと。


 僕は何を言いたいかというと、実は、そこに十高線が来るということは、これはもう線形はわかっているわけですけれども、その近くで家を買われたと。がしかし、そのときには、重要事項説明がなかったと。このことは、これは今、まさしも裁判にというような形で、売った業者は、そんな範囲まで拡大して重要事項説明が要るとは思わなかったというようなことをおっしゃっておられて、宅建業界にというのか、聞かれたら、47条に抵触する場合もあり得ますよという話があったと。


 最終的に、これは裁判所にゆだねて判断を仰がなきゃならないと。そんなことよりも、当然、そしたらこの開発の申請があった場合には、行政の方で、こういうふうなことになる前に、十分、留意をしながら業者指導を、これは当然、お願いをしてもらわなきゃならないということだけ――こういう事案を知っておられるのかどうか。あるいは、これについてどのように受けとめておられるのかどうかも含めて、ちょっとお聞きをしたいし、第二名神については、これからの促進についての、早期にお願いしたいということについての、市長の方のご見解なり、お考え方がございましたら、あわせてお聞かせをいただきたいというふうに思っております。


○(奥本市長) 概括的に申し上げますと、第二名神の促進、これは大きな、本市にとりましての課題でもあり、宿題でもございまして、一日も早く促進するように努力していきたい、このように思っております。


○(梅本都市政策室主幹) 今の件につきまして、実はこの宅建業法の47条、宅建業法につきましては、大阪府の所管でございまして、大阪府が対応していくものということで、私どもの方で具体的にこういう指導をしているというわけではございません。


 ただし、今の件につきましては、これは私どもとして、今後のこととして、やはりきっちりと対応していただくように、これは求めていくべきではないかというふうに思います。


○(段野委員) そんななまくらな答弁したらあかんよ、これは。


 当然、買われた方が、騒音、あるいは排気ガス等々について、近くに都市計画道路がありますということについては、47条の説明責任、これは違反として問われる部分やということで、現に今、そういう事案が出ているわけやからな。


 だから、僕はその範囲については、もう少しあなた方も勉強していただいて、これは大阪府の宅建業界の問題じゃないわけや。地域の問題として、どうとらまえて指導をしていくのかということの問題やからな。そんななまくらな答弁したらあかんよ、そんなもん。だからこういう問題が起きるんや。


 そういうことも十分精査しながら、これから留意してやっていきますということ、部長、答え。


○(倉橋都市産業部長) ご質問にあった事案、最近まで知らなかったような実態でございます。


 権限は、申し上げましたとおり、大阪府の責任と権限ということでございますが、我々としましても、事態の把握に努めまして、大阪府ともども対応してまいりたいというふうに考えております。


○(川口委員) 第二名神の動きは、設計協議で具体的に始まるということで、私もこの特別委員会、これまあ初めてなんですけれども、やはりこういう高速道路等を整備するためには、環境アセスなんかはきちっと実施されて、都市計画決定もきちっとされていると思うんですけれども、まず、その環境アセスがいつごろ実施をされて、具体的には、どういうことが環境アセスでは課題となったり、留意しなさいとか、そういうことが語られているのか。


 それから、都市計画決定についても、いろんな意見が述べられたように聞いておりますので、その概要について、まずちょっと、説明をお願いしたいと思います。


○(亀井環境保全課長) 第二名神自動車道に係りますアセスにつきましては、アセス委員会で、前の市の要綱、アセス要綱に基づきまして、審査されております。


 平成5年7月に実施計画書が出されまして、9月に準備書案が出されております。それから、平成6年4月に準備書案に対しまして、アセス委員会からの検討結果報告書を受けております。


 この間、専門部会が設置されまして、委員会も含めまして、20回の委員会の開催がなされております。この間には、現地視察も行われております。


 審議内容としましては、交通とか大気、水質、騒音など、いろんな項目につきまして、それぞれ専門的な立場から審議をいただいております。


 それで、結論としましては、準備書案につきましては、おおむね妥当という意見をいただいておりまして、アセスの手続としては終了しております。


 概略は以上でございます。


○(梅本都市政策室主幹) この第二名神自動車道につきましては、平成7年7月7日に都市計画決定をなされてございます。


 その手続の中で、高槻市の都市計画審議会、並びに大阪府の都市計画審議会で最終的に付議をされて、決定されております。


 その中の意見、都市計画審議会におけます附帯意見でございますが、特に第二名神自動車道の事業化に向けたご意見と、アクセス道路についての、牧野高槻線についての意見をいただいてございます。


 簡単に概要だけご紹介いたしますと、第二名神自動車道につきましては、特に事業実施に当たっては、計画段階よりも詳細なアセスの検討とその環境保全対策の実施でありますとか、事業の段階に応じた関係住民への十分な説明、また、特に橋梁等大規模構造物を設置していきますので、景観への配慮事項でありますとか、供用開始後につきましても、予測結果の確認と環境保全対策の実施というような点が、第二名神自動車道につきましては、寄せられてございます。


 アクセス道路の牧野高槻線につきましては、都市計画決定時、昭和44年でございますが、それから大分時間がたっておりまして、社会経済状況、または環境に対する周辺住民の考え方についても変わってございますので、地球環境への配慮というのを十分にかんがみまして、今後、施工される中では、地下構造を中心に道路構造上の検討を行って、合意形成へ努めていくというようなことでご意見、概要でございますが、そういったご意見をちょうだいしてございます。


 以上でございます。


○(川口委員) アセスについては、平成6年に報告書が出ていると。20回以上のいろんな検討を行ったと。現地視察やら、大気、いろんな関係の面で検討したと。おおむね妥当と。


 よく内容はわかりませんけれども、これだけの山の道を、トンネルをつくって高速道路をつくるわけですから、一時的には、相当、土木工事やらいろんなことが行われるわけですね。だから、一時的には、自然の破壊といいますか、回復して、きちっと回復緑化をしたり、自然に待ちたいいうような、そういう取り組みをせないかんと思うんですけれども、そういう具体的なことまでは、述べられてないと。一般的にきちっとした回復緑地を求めて、自然や、動植物のそういうものについても、変化がないような、そういう内容なのか、ちょっと今の話ではわからんわけ。もう少しわかるような話をしないと、いかんと思いますので。


 概要をもうちょっと詳しく。


 それから、都計審の、これは当然、都計審でもさまざまな附帯意見が出てたと思いますし、環境に対しての、そういう意見も出ておると思うんですけれども、その辺、何かわかるような話をしないと。特に牧高線は、地下構造いうことですけれども、住宅がありますので、大きな課題の一つになると思うんですけれども。これは府道ですけれども、これとの関連性というのはどういうふうになっているのか、その辺をわかる範囲で説明してください。


○(亀井環境保全課長) 説明が足りませんで、非常に申しわけございませんでした。


 委員会での審査内容ですけれども、全部で35件の意見をいただいております。それで、騒音とかいろいろあるんですけれども、一番たくさんいただいてますのが、動物の6件でございます。


 その中身ですけれども、いろんな、貴重な生態系とかあるわけですけれども、その辺の生態系に影響を出さないように、十分配慮をするというようなこととか、それから、鵜殿のヨシ原があるんですけれども、これについても生態系を十分保護する形でやりなさいと、こういうような意見をいただいております。


 以上です。


○(梅本都市政策室主幹) 特に、今のアクセス道路であります牧野高槻線の状況についてのお尋ねかというふうに思います。


 アクセス道路の牧野高槻線につきましては、こういった先ほどの附帯意見を踏まえまして、今、地区に入ってございます。そういった中で、理解を得られたところから順次、調査でありますとか、測量を進められております。特に理解を得られております安満地区につきましては、調査、測量を実施されまして、審議会の附帯意見を踏まえた検討を進められている。


 高垣地区につきましては、現時点で、まだ調査、測量等は実施されてないという状況でございます。


 今回、こういう設計協議というのがございましたので、以前から牧野高槻線につきましては、アクセス道路ということで整備促進ということを求めてございましたが、この設計協議があって、まさに動き出したということですので、私どもとしても、早速、大阪府の方に参りまして、さらなる整備促進についての要請を行ったところでございます。


 大阪府につきましても、この第二名神自動車道の事業の進捗に合わせて整備をしていくという、以前の見解に変わりはないということの確認をさせていただいたところでございます。


 以上でございます。


○(川口委員) 環境アセスについては、きちっとした環境影響評価が出されておって、それに対して、きちっとそれは守っているという内容だと思うんですね。


 ここで詳しくは、それを論議する場でもありませんので、やはり環境アセスを守って、そういう自然に配慮した、きちっとした高速道路、アクセス道路の整備をしないとあかんと思います。


 けさでしたけれども、九州新幹線の模様が出てましたけれども、騒音が環境基準を守れてないということで、そういう報道がされてました。やっぱり、きちっとそういう騒音、振動、それから大気、動植物への影響、こういうものはきちっとやらないと、こういう大きな事業はできない時代ですので、市の方も環境のアセスについては、十分、配慮して、そういうものを守られるようなものをやっていかないと、こういうことは進まないという。


 特に、これだけの大きな工事ですので、工事するための車両であるとかが既設道路を通ったりもすると思いますし、そういう点はきちっと、市としても事前の計画をして、そういう心配がないような計画を進めてもらいたいと思います。


 それから、都計審の方ですけれども、牧野高槻線というのは非常に懸案のところもありますし、枚方大橋から枚方に向かうこの170号、今、十高線が交差して、十高線も前島から枚方の方に新しい道路をつくるという、こういう計画があるんですね。だから、以前も私、一般質問でこの新しい牧高線の延長についてしたことありますけれども、この枚方大橋が非常に渋滞しているから、こちらの道路を早く整備したらどうかというような話もしたことがありますけれども、一連の関連性がありますので、ここだけじゃなくて、全体的なこういう交通アクセスをきちっとにらんで、府の方とも協議を進めて、高槻の道路環境がきちっと整備されるような、そういう取り組みをお願いをしておきたいと思います。


 それで、ちょっと私、今、いろんな設計協議のことで、先ほどから完成協議をやって、それから確認書の締結をして、幅ぐいの設置等が書かれておって、幅ぐいの設置については、地権者の皆さんの了解を得て、現地に幅ぐいを設置しますと、こういうことをきちっと書いてますけれども、私も十高線が整備されるときに、府が幅ぐいをばっと打ったんですね。そのときに、その地元の関係の方々との了解が、ちょっと不十分で、その辺がどうなったんだという意見がありまして、やはりこの行政協議と地元協議というのが、ここにきちっと書かれてますので、行政協議を終わって、地元協議にきちっと入って、そこで皆さん方によく説明してやるということで、この行政協議は、この幅ぐい設置のこの辺でやるのかどうかだけ、確認をしておきたいと思います。


○(奥本市長) 現名神を拡幅するときも、環境アセス等を行いましたし、その後も継続して測定ができるような状況になっておりまして、その測定する期間を全部市で引き受けて、測定しながら現名神の拡幅を終えております。


 というように、今後も、この第二名神の問題につきましても、事前測定だけでなくて、事後もそういう形をとれるようにしていきたいと思います。


○(梅本都市政策室主幹) 幅ぐいの設置時期についてのご質問にお答えさせていただきます。


 川口委員おっしゃられましたように、設計協議、これは行政協議、地元協議が完了し、その後に幅ぐいの設計をされ、それから地元で説明をされて、特に関係地権者に、これは勝手にできませんので、説明されて幅ぐいを打たれていくということでございます。


 以上でございます。


○(川口委員) これからまだ、大分先の長い話かと思いますけれども、一つ一つ、大事なセクションがあると思いますので、その段階で、きちっと協議をして、そのことは、この特別委員会でもきちっと報告をして、地元の協議を進めて、ひとつトラブルが起こらないような、そういう計画を進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。


○(稲垣委員長) 質疑は尽きたようです。


 5月の臨時会で役員改選が行われることになっております。本日が最後の委員会となりますので、一言ごあいさつを申し上げます。


 各委員におかれましては、昨年5月以来、鋭意慎重に審査を賜り、おかげをもちまして無事、任務を果たすことができました。ここに正副委員長として、皆様に厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。


 以上で、本特別委員会を散会します。


    〔午前11時26分 散会〕








 委 員 長