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大阪府 泉大津市

平成12年 10月 決算審査特別委員会 10月16日−04号




平成12年 10月 決算審査特別委員会 − 10月16日−04号







平成12年 10月 決算審査特別委員会



1.出席委員

  委員長   村山吉洋       副委員長  高橋 登

  委員    木野暁一       委員    小西日出夫

  委員    小林修平       委員    清水 勝

  委員    高岡 孝       委員    田立恵子

  委員    中谷 昭       委員    広橋秀子

  議長    松本 仁       副議長   田中一吉

1.理事者側出席者

  市長       茶谷輝和    助役       田中康夫

  収入役      中村民司    教育長      塙 四郎

  企画財政部長   寄田 護    総務部長     豊西 晋

  市民産業部長   吉田修二    福祉部長     松阪幸夫

  土木部長     武津龍雄    都市整備部長   横山 満

  下水道部長    池田正義    市立病院長    岡澤 崇



  市立病院     寺田昌義    選管・監査・   田中日出男

  事務局長             公平委員会

                   事務局長



  水道局長     植田四郎    消防長      浜本清和

  学校教育部長   楠畑正史    社会教育部長   葛城隆雄



  企画財政部理事  藤原啓晃    企画財政部    川上 博

  (行財政総合           財政課長

  政策推進担当)



  総務部総務課長  北野文康    市立病院     片岡喜代徳

                   診療局長



  市立病院     高瀬 正    市立病院     藤沢つよ子

  放射線科部            看護部長

  技師長



  市立病院     北野益江    市立病院事務局  若狭 守

  看護部副部長           理事

                   (財政健全化担当)



  市立病院事務局  永野啓二郎   市立病院事務局  山本清志

  総務課長             医事課長



  収入役室長    荒子史郎    水道局次長    大津惣二

                   兼業務課長



  水道局工務課長  加覧友平



  水道局      根来和幸

  浄配水課長



1.事務局出席者



  事務局長     堺 正彦    事務局次長    射手矢秀生

                   兼総務課長



  総務課長代理   吉田英一    書記       谷口宏行

  兼議事調査係長



1.会議録署名委員

  委員    田立恵子       委員    中谷 昭

1.案件

    認定第1号 平成11年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件

    認定第2号 平成11年度泉大津市水道事業会計決算認定の件

    認定第3号 平成11年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件

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    午前10時分開議



○村山委員長 大変長らくお待たせいたしました。ただいま全員のご出席をいただいておりますので、これより平成11年度決算審査特別委員会第4日目の会議を開きます。

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○村山委員長 それでは、本日の会議録署名委員を私よりご指名申し上げます。田立恵子委員、中谷昭委員、以上のご両名にお願いいたします。



△認定第2号 平成11年度泉大津市水道事業会計決算認定の件



○村山委員長 それでは、認定第2号「平成11年度泉大津市水道事業会計決算認定の件」を議題といたします。

 理事者の説明を願います。



◎植田水道局長 平成11年度泉大津市水道事業会計決算につきましてご説明申し上げます。恐れ入りますが、別冊の決算書13ページをごらん願います。

 平成11年度水道事業概要についてでありますが、まず給水状況等につきましては、人口増加等に伴う生活用の水需要が増加したことにより、年間配水量は1,072万4,849立方メートルと、対前年度比1.41%の増、有効水量についても1,019万7,978立方メートルと、対前年度比1.58%の増となりました。また受水につきましては、府営水道及び泉北水道企業団から安定して受水できたことにより、安全で良質な水の供給が図られたところでございます。

 なお、料金として収入のあります有収水量は997万2,999立方メートルと、対前年度比1.58%の増、有収率は前年度より0.16ポイント向上し、92.99%でございます。今後とも全市域における漏水探知調査及び老朽管更新事業並びに業者委託による24時間体制の漏水修理待機業務、市民通報受付業務を継続的に実施いたしまして、漏水防止に努めてまいります。

 また、昨年2月に導入いたしました自動検針システムによる件数は、本年度末で2,791件となりましたが、今後も一層推進し、業務処理の効率化に努めてまいります。

 次に、建設事業の概要についてでありますが、幹線街路の2条配管等布設工事延長912メートル、また老朽管更新及び下水道工事に伴う配水管布設替工事延長4,291メートル等を施工いたしました。

 次に14ページに移りまして財政状況でありますが、収益的収支におきましては、総収益は18億5,993万2,946円で、対前年度比4.1%の減少です。これは、給水収益及び受託工事収益は増加したものの、加入金が大幅に減少したことによるものでございます。

 一方、総費用は18億3,155万1,588円で、対前年度比9.0%の増、これは退職者3名に伴う退職給与金、受託工事費及び減価償却費の増加によるものでございます。

 この結果、収支差引2,838万1,358円の純利益を計上することとなり、前年度繰越利益剰余金と合わせ2億9,105万4,375円の当年度未処分剰余金の計上となったところでございます。

 次に、資本的収支についてでありますが、資本的支出は5億2,662万4,246円で、内訳は、建設改良費4億4,364万2,605円、企業債償還金8,298万1,641円でございます。また資本的収入は、企業債、工事負担金、他会計負担金の計2億9,431万8,154円となりました。なお資本的収支の不足額2億3,230万6,092円につきましては、当年度消費税資本的収支調整額、損益勘定留保資金及び減債積立金で補填したものでございます。

 恐れ入りますが、5ページに戻っていただきまして、損益計算書につきましてご説明申し上げます。

 営業収益は、給水収益からその他の営業収益までの計17億7,836万2,179円であり、営業費用は、原水及び浄水費から資産減耗費までの計17億3,987万5,998円で、営業収支差引3,848万6,181円の営業利益となりました。

 続きまして、6ページにまいりまして営業外収益は、受取利息から雑収益までの計8,157万767円で、営業外費用は、支払利息、雑支出の計9,167万5,590円、営業外収支差引1,010万4,823円の損失であり、先ほどの営業利益と差し引きいたしまして、当年度水道事業会計は2,838万1,358円の純利益となりました。これと前年度繰越利益剰余金と合わせまして、当年度未処分利益剰余金は2億9,105万4,375円となったものでございます。

 次に、9ページをごらん願います。中ほどからでございますが、剰余金処分計算書案につきましてご説明申し上げます。当年度未処分利益剰余金2億9,105万4,375円のうち、減債積立金に1,000万円積み立て、残額2億8,105万4,375円につきましては、大阪府営水道におきまして本年10月から18.3%の値上げがございますので、これに備えまして翌年度繰越利益剰余金とするものでございます。

 なお、決算書の明細につきましては参考資料をご参照のほどお願い申し上げまして、説明を終わります。よろしくご承認賜りますようお願いいたします。



○村山委員長 説明が終わりました。

 これよりご質疑をお受けいたします。ございませんか。



◆高橋委員 2点ほどご質問をさせていただきたいというふうに思います。

 1点目ですけども、建設改良積立金がずっと計上されておるんですけども、6億8,800万足らずですけども、これの性格づけと申しますか、今後どのように利用、活用がされていくのか。建設改良積立金の性格の部分をご説明いただきたいというふうに思います。

 2つ目ですけども、今ご説明をいただきましたように、本年度で2,800万強の純利益を計上しておりまして、前年度の繰越利益剰余金を合わせて2億9,100万強の剰余金の計上をされております。先ほど少し説明がありましたですけれども、今年度既に大阪府営水道の受水料が、18.3%ですか、値上げをされております。この現状にかんがみて、今後このまま推移をするとして、何年ぐらいに赤字が計上をされるのかという予測がされておるだろうというふうに思うんですけども、その見込みについてご説明をいただきたいというふうに思います。

 この2点です。



◎植田水道局長 ただいまの高橋委員さんのご質問にお答えいたします。

 1点目の建設改良積立金の今後のあれでございますが、実は今後、資本的に中央浄配水場の電気関係の大改修、また板原配水場の予定もございますので、この分で使用していきたいと考えております。

 それと2点目の、今、利益剰余金何年ぐらいということでございますが、これにつきましてはことしもちょっと渇水の心配もあったところでございまして、そういう分があれば一度に、例えば泉北水道さんが一番不安定でございますが、ここで私の方は年間900万トンほど、大方1,000万近く受水してるわけですが、ここで危なくなれば全量府営水道の方へ頼らないかん。その場合はもう1年間で1億近くのお金が余分に要るというふうな部分もありまして、それと先ほども言いましたように、建設改良の方へ使うのに減価償却ともありますので、今考えておりますのは、ここ1年ぐらいは絶対大丈夫やろうなということは思うてますが、それ以後の件につきましては、その投資との絡み、ここらを今後検討してまいりたいと、このように考えております。



◆高橋委員 ありがとうございます。1点目の建設改良積立金の件ですけれども、この積立金に関しまして、今後の経営的に苦しくなったときに、この積立金を流用するということは、水道法との関連でこれはできないということなのか。ある部分ではよその市町村でも、この積立金のしきたりみたいなところが議論に往々にしてなっておるんですけれども、そういう意味ではこれは性格上できないということになるのかどうか、この辺のご答弁をいただきたいというふうに思います。

 2点目の何年ぐらいで赤字になるんかという件ですけれども、かなり泉北水道の不安定さを考えればどうかということなんですけれども、実質的に受水が値上げをしておるということで考えれば、遠からず値上げの話が出てくるだろうというふうに予測をせざるを得ないんですけれども、少なくともその経営努力と市民的合意も含めて、慎重にやっていっていただかないかんなという感じはするんですけれども、少なくとも我々としても、この値上げの議論がどれくらいの推移で、今の利益水準、経営水準からしてどれくらいのスパンで考えたらいいんかということを少し知りたかったんですけれども、その部分で、現状の中では値上げという部分については、今のところは予定を考えていないというふうに理解をしたらいいのか、一定来年度、再来年度にはそういう形で考えていかざるを得んという見解なのか、その辺を再度お答えをいただきたいというふうに思います。



◎植田水道局長 ただいまの1点目の建設改良の積立金につきましては、これは新規の取り崩しして一般経常経費に使っていくと、そういうことはできないようになっております。

 それと、2点目のいつごろ料金改定ということでございますが、先ほども言いましたように、府営水道の方がことし10月から値上げありまして、この分で今年度については私の方では5,800万ぐらい、通年1億2,000万円ぐらいの資金が余分に要ります。そこらを考えまして、今いつというのは、先ほども述べましたように施設の改良とかそこらでも減価償却で要ってまいりますので、今後その分についてはどういうふうに、板原配水場につきましても基本設計、今度実施設計に入る予定もございますので、そこらを十分考えまして今後検討してまいりたいと、このように考えております。



◆高橋委員 1点目の積立金の問題ですけれども、この積み立ての仕方も今後経営的な部分で問題になってこようかというふうに思うんですけれども、一たん積み立てたら、この建設の部分にしか使われないということなので、その辺の積み立ての仕方も含めて、今後の水道の建設等々、斟酌をしていかないかん部分だろうというふうに思いますけれども、この点はそういう形で了解をしていきたいというふうに思います。

 2点目の部分ですけども、そういう意味では経営努力をしっかりとお願いをして、少なくとも事前にそういう議論をしっかりとできるような形にしていただきたいということを要望して、この件については終わっていきたいというふうに思います。ありがとうございました。



◆小林委員 府営水道料金の値上げへの市の対応について質問させていただく予定にしておるんですが、今もそのことが質問されたところであります。2億8,000万円、未処分利益剰余金が出ておるわけでありますが、府営水の引き上げによりまして、1年間で見ましたら1億2,000万円余り、こういうふうに負担がふえてくるのではなかろうかというふうに思うわけであります。

 そして渇水のときになれば、全面的に府営水にお願いせんといかんというふうなことにもなっておりますが、厳しい側面もあるというふうに思うわけでありますが、その辺のところでは、やっぱり2億8,000万円の繰越利益金があって、1億2,000万円の府営水値上げに伴う市の負担増が見込まれておるときに、1年間ぐらいは大丈夫ですというような答弁もされましたけど、いろいろ市の負担が重なってくるということが予測もされるわけでありますが、ここ1年、2年という当面は、やっぱり市民の皆さんの暮らし、地場産業の影響も大変深刻なときでありますので、そのぐらいの期間やっぱり十分慎重に検討もして、この引上げを回避する努力というのを払っていけば、一定の期間は値上げ提案を回避することもできるのではないかというふうに思うところでありますが、同様の質問になってるかもわかりませんが、ちょっと今その辺数字も示させていただきましたが、その点につきましてもう一度お答えを願いたいというふうに思うところです。

 2点目は、11年度決算の中では、市民サービス向上を図るために水道情報管理システム、これを構築するためのシステム基本計画策定業務委託をされておるというふうに思うわけでありますが、予算では400万円計上されておったと思います。質問3つさしていただきますが、市民サービスの向上を図るための水道情報とはどのようなものかということにつきまして、ちょっと具体的に示していただきたいというふうに思います。

 これについては業務委託されておるということでありますので、どこにされておるのかということと、この計画が策定されておられるのでありましたら、議会に対しても提出していただいて、説明も加えていただくことができないかどうか、そのことについて質問をさしていただきたいと思います。

 以上です。



◎植田水道局長 小林委員さんの1点目の2億8,000万円、それと今後の水道でございますが、私の方は従来から検針業務の委託化も進めておりますし、自動検針による経費の節減にも努めておりまして、今後も引き続いてしていくわけでございますが、今回浄配水場の、先だっての議会で補正予算をご承認いただきましたように、浄配水場の一部管理につきましても業務委託を進めていく予定でございまして、また料金徴収にしましても口座振替の促進とか、経費の節減には十分努めてまいっておりまして、今後とも進めてまいる予定でございますが、値上げの分につきましては先ほども説明させていただきましたが、いろいろな要素も含んでおりますので、今後経費から、また事業予定、そこらも十分検討しまして、また議会の方には前もってご相談したいと、このように考えておりますので、よろしくお願いします。



◎加覧水道局工務課長 2点目の質問ですけれども、市民サービスの向上のための水道情報管理システムについてという質問でございますが、その水道情報管理システムにつきましては、既に泉大津市水道事業計画基本構想整備計画の中で、業務の効率化とか市民サービスの向上を図るために、水道情報管理システムの整備を位置づけしてきたところでございます。

 それに基づきまして昨年度、いわゆる業務の効率化といいますと、非常にデータ等が膨大化しております。またデータの不連続とか、重複とか、それを解消をするために情報サービスを導入するものでもあります。それと市民サービスの向上といいますのは、市民からの苦情や問い合わせ等に迅速に対応するための情報サービスでもございます。

 11年度のシステムの基本計画ですけれども、346万5,000円でオリジナル設計株式会社に発注してございます。その内容につきましては、現状データの把握分析、それから現有電算システム使用実態等の基礎調査を行っております。そして、そのシステムのデータ検証の方法、データ整備の入力の方法等取り決めまして、利用しやすい形態、整理保管について検討しまして、既存資料からどの部分を電子情報化するのか見極め、システム化の範囲、段階的な導入方法等についてシステムの外郭を定め、システム構築の道しるべとなります基本計画を策定したものでございます。

 以上でございます。



◆小林委員 水道料金引上げの市の対応につきましては同じような答弁がされたわけでありますが、これにつきましても、府営水のそういう値上げにつきましては非常に大きな問題であるというふうに思います。

 その問題点で言いましても、この水の需要が停滞しているのに、将来の水需要が伸びる前提で第7次の拡張事業を行っていることが1つでありますし、880億円かけまして建設しました高度浄水処理の導入理由につきましても、琵琶湖淀川水系の水質悪化が大きな理由になっておるわけであります。

 これにつきましても、府民にはこういう水質悪化の責任はないわけでありまして、この水質の保全ということにつきましては、水道事業だけではなくて、やっぱり公衆衛生の業務として、国やとか府が責任を大きく負わなければいけない問題であろうかというふうに思っておるわけです。

 繰越未処分利益剰余金につきましても一定確保されているのが今の事情でもありますし、市民の暮らし、また業界、地場産業の影響は本当に深刻な事態でありますので、十分この配慮されるよう強く要望しておきたいというふうに思うところです。

 情報管理システムの問題につきましては質問させていただきましたが、いろんなデータの情報とか、市民への苦情の対応におけるいろんな情報とか、少しわかったようにも思いますが、直接これには関係ないかもわかりませんが、「水道局のたより」がこういうふうに出されております。この中では定期的に水道事業の業務状況についても書かれておりまして、普及の状況とか、配水及び有収水量、これが前年度と比較した形で報道されておるんです。

 その隣には、具体的に収益支出の内容とか資本的支出の内容も掲載されておるわけでありますが、これらにつきましてもちょっと目を通さしていただいたんですけど、実際市民の方が、収益的収支の内容などにつきましてわからないところがあるのではないかというふうに思うんです。市民に知っていただくための情報を提供しているんですが、例えて言いましたら、受託工事収益幾らであるとか、また他会計負担金というようなことも書かれておりますが、ちょっと理解できないところも多くあるように思うんです。

 こういうふうに親切に情報を提供していただくことについてはありがたいと思っておりますが、お知らせするにはもうちょっと、当然これは市民の方が理解できないなと思われる内容につきましてはやっぱり注釈も加えていただきたい思いますし、特に思いますのは、前年度と比べて今年度のいつからいつまでの期間につきましては、どういうふうに改善されているところ、問題になってきておるところ、これらにつきましてコメントが書かれる必要もあろうかというふうに思うところでありますが、そのことなどにつきましても、十分市民にわかりやすい情報ということでお願いをしておきたいというふうに思うところです。

 以上で終わります。



○村山委員長 他にございませんか。

    (「なし」と呼ぶ者あり)



○村山委員長 他にないようでありますので、以上で認定第2号「平成11年度泉大津市水道事業会計決算認定の件」についての質疑を終結いたします。



△認定第3号 平成11年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件



○村山委員長 続きまして、認定第3号「平成11年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件」を議題といたします。

 理事者の説明をお願いいたします。



◎寺田市立病院事務局長 ただいま議題となりました平成11年度泉大津市立病院事業会計決算につきましてご説明申し上げます。別冊でご配付申し上げております決算書15ページをまずお開き願います。

 それでは、15ページに記載しております平成11年度の泉大津市立病院事業会計報告書からご説明申し上げます。

 まず、診療の状況でございますが、11年度の入院患者数は7万4,512人で、前年度に比較いたしまして3,412人の増となり、診療単価につきましては3万2,367円で、1,958円の増額となったものでございます。

 また病床の利用率といたしましては、ベッドコントロールを行う責任者を配置したことで、昨年より4.1ポイント増加し、94.7%となったものであります。

 また外来患者数につきましては28万2,430人で、前年度に比較いたしまして1万9,865人の増加となり、診療単価につきましては7,347円で、271円の減額となったものであります。患者数の増につきましては、病診連携の推進及び内科の24時間救急を実施したことなどによる効果でございますが、診療単価の減額につきましては、院外処方の推進によります投薬量の減少によるものでございます。

 建設改良事業の現状につきましては、施設面では、伝染病予防法の改正に伴います伝染病棟の廃止による衛生設備の切替工事及び薬局の薬相談室の間仕切り設置工事を行ったものであり、また医療器具につきましては、医療水準の向上を図るため、超音波診断装置など17点を購入いたしまして、診療科の充実を図ったものでございます。

 次に、財政状況といたしまして、11年9月議会で提出いたしました市立病院経営健全化変更計画の初年度でありまして、11年度につきましては、入院、外来収益等の医業収益の増収を図るため、病床の弾力的運用によりまして、病床利用率、回転率の向上、高度医療機器の有効活用、特殊外来での専門分野の充実、診療報酬の減点及び請求漏れ対策などの方策を講じたところでございます。

 また費用面につきましても、給与費で退職者の不補充及び診療材料の在庫管理を徹底することで材料費の削減を行ったほか、院外処方推進による薬品購入額の減少など、医業費用を中心に減額を図ったことによるものでございます。

 この結果、収益的収入にありましては、一般会計からの繰入金を含め、前年度に比べまして4億7,551万6,811円、率にいたしまして10%の増収となり、52億4,276万633円で、過去最高の収入となった次第であります。

 一方、収益的支出につきましては56億3,120万5,129円にとどめることができましたが、結果的には11年度も引き続き3億8,844万4,496円の純損失が生じましたが、前年度の純損失12億2,083万3,254円と比較いたしますと8億3,238万8,758円の減少となりまして、11年度におきましては一定の成果が得られたものと判断しているところでございます。

 また資本的収支におきましては、収入額は2億5,210万円に対しまして、支出額が5億9,536万9,468円で、収支不足額といたしまして3億4,326万9,468円が生じたものでございます。したがいまして、11年度末の資金不足額といたしましては12億3,475万8,483円となったものでございますが、不良債務といたしましては一定の歯どめがかかったものと思われます。

 また、平成11年度に改めて策定いたしました泉大津市立病院経営健全化変更計画における11年度目標につきましても1億5,900万円上回り、計画どおり順調に推移しているところでございますが、依然として多額の累積欠損金及び不良債務を抱えているのが現状で、そのためにも職員一同さらに経営の改善を推進し、一日も早い財政の立て直しを図ることで、市民のニーズにこたえる地域の中核病院としての役割を果たすことができるものと考えております。

 以上で、平成11年度におきます事業報告とさせていただきますが、引き続き、5ページよりの平成11年度損益計算書によりまして、決算状況の説明をさせていただきたいと思います。

 まず医業収益といたしまして、入院収益で24億1,170万9,772円、また外来収益におきましては20億7,507万752円、室料差額等、その他医業収益として1億5,355万9,171円でございまして、医業収益の合計が46億4,033万9,695円となったものでございます。

 次に、医業費用ですが、病院職員の給与費といたしまして24億9,309万1,826円、また薬品費及び診療等に要する材料費といたしまして12億8,980万8,735円、また医事業務の電算化に伴うリース料等の賃借料を初め、委託料、光熱水費等の経費で9億7,422万3,106円、また医療機器等の減価償却費として4億2,155万855円、使用に耐えなくなった固定資産の廃棄による資産減耗費といたしまして14万4,250円、職員の研究研修費として561万2,640円。したがいまして、医業費用の合計が51億8,443万1,412円となったものであります。

 したがいまして、医業収支の差引きといたしましては、右端に記載しておりますように、5億4,409万1,717円の損失となったものでございます。

 次に、医業外収益ですが、まず受取利息、配当金といたしまして6万6,639円、また他会計補助金といたしまして、一般会計からの補助金として5億2,576万2,000円。

 6ページに移っていただきまして、その他医業外収益といたしまして、看護婦宿舎の家賃収入、駐車料金、その他病院施設使用料等で7,659万2,299円でありまして、医業外収益の合計といたしましては6億242万938円となったものでございます。

 次に、医業外費用といたしましては、支払利息及び企業債取扱諸費として2億3,347万3,261円、また患者外給食材料費といたしましては、人間ドックの検診者昼食等で121万2,029円、また雑損失でございますが、これは消費税の雑損分と不納欠損金として1億334万6,501円でございます。また繰延勘定償却につきましては、平成6年度から10年度における職員の退職金及び控除対象外消費税額を繰延勘定したもので1億445万3,926円、医業外費用の合計といたしまして4億4,248万5,717円となったものでございます。

 以上の医業外収支の差引きをいたしますと1億5,993万5,221円の利益となり、このことから、経常収支につきましては3億8,415万6,496円の損失となります。

 特別損失につきましては、看護婦養成費償却といたしまして428万8,000円となったものでございます。したがいまして、平成11年度におきましては、経常損失の3億8,415万6,496円に特別損失428万8,000円を加えました3億8,844万4,496円の純損失になったものでございます。

 なお、前年度繰越欠損金は23億6,140万2,954円でございましたので、当年度の純損失を加えまして本年度未処理欠損金として27億4,984万7,450円となった次第であります。

 次に、7ページの平成11年度の剰余金計算書でございますが、欠損金の部といたしましては、前年度未処理欠損金が23億6,140万2,954円となり、前年度欠損金処理額がゼロでございますので、繰越欠損金年度末残高といたしましては23億6,140万2,954円となっています。また当年度の純損失が3億8,844万4,496円で、当年度の未処理欠損金といたしましては27億4,984万7,450円となった次第であります。

 資金剰余金の部といたしましては、寄付金の前年度末残高が70万円で、前年度処分額、当年度発生高、当年度処分額はすべてゼロでございますので、当年度末の残高は前年度末残高と同様の70万円となるものであります。

 次に、国庫補助金でございますが、8ページをごらんいただきます。前年度末の残高が1,593万7,500円でございまして、前年度末処分額、当年度発生高、当年度処分額はゼロでありますので、国庫補助金の当年度末の残高といたしましては1,593万7,500円となるものでございます。

 また府補助金として、前年度末残高が1,750万1,500円でございまして、前年度処分額、当年度発生高、当年度処分額はゼロですので、当年度末の残高といたしましては1,750万1,500円となるものでございます。

 以上のことから、翌年度繰越剰余金といたしましては、寄付金、国庫補助金、府補助金のすべてを合計いたしまして3,413万9,000円となるものでございます。

 次に、平成11年度の欠損金処理計算書でございますが、当年度未処理欠損金が27億4,984万7,450円となりましたが、当年度の未処理欠損金がゼロでございますので、翌年度の繰越欠損金は27億4,984万7,450円として処理するものであります。

 次の9ページから12ページにつきましては、平成12年3月31日現在の貸借対照表を掲載しております。また16ページ以降につきましては、組織や業務内容、資金収支等を掲載しております。また別冊の決算書参考資料には、予算科目別に詳細を掲載しておりますので、ごらんいただきたいと思います。

 平成11年度の決算につきましては、以上でございます。

 なお、先ほど事業報告でも申し上げましたように、経営健全化に向けたあらゆる取り組みを行った結果、一定の成果が得られたものと判断しておるところでありますが、12年度以降につきましても大変厳しい財政状況には変わりなく、今後とも職員一丸となって財政の立て直しに全力を上げてまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げまして、簡単でございますけれども、平成11年度の決算状況の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。



○村山委員長 説明が終わりました。

 これよりご質疑をお受けいたします。ございませんか。



◆小西委員 たくさんあるので、まず外来診療担当医の表なんですけども、実は先だって公明党の議員さんと、民間の病院の視察をしてまいりました。この内容については、若干うちは今まだ難しいことやと思いますので、その議論は避けたいんですけども、ただ、そこで見ましたのが、実は外来診察担当と言いまして、今のうちの病院の場合は診療科の前に張ってますけども、こういう表にして受付部分に置いてたわけです。当然すべての診療科目のお医者さんの表とか全部載っておるんですけども、こういう方法はものすごういいんかなと思うんですけども、これをひとつやっていただきたいんですけども、その方が親切やと思うんで、この点はひとつお願いしておきます。

 それから、何点か病院の内容についてお聞きしていきたいわけですけども、まず、最近医療事故が結構ありますし、わりと新聞紙上で医療事故の話が出ておるんですけども、市立病院においてインシデントを含めた事故件数なんですけども、わりと看護婦さんに多いように話もちらちら聞くんですけども、比較的新聞でも、看護婦さんの簡単なミスとかいうのもあるんですけども、一般的に事故発生の多い時間帯というのは大体あると思うんですよ。その辺の時間帯がもしわかりますれば、お教え願いたい。

 それと、看護婦さんの夜間と、それから救急の勤務体制、それと土曜・日曜の勤務体制、これもちょっとお聞きしたいと思います。

 それから、医療事故を防止するために、そういう意味で看護婦としての何らかの対策、これは時間帯の関係とも連動するかもわかりませんけれども、これをひとつお教え願いたいと思います。

 それから、エレベーターのとこに病診連携の話が張られておると思うんですけども、実際、病診連携がどの程度患者さんに徹底されてきておるのか。また地元の医師会の皆さん方とのそういう連動性はどうなっておるのか。その中で、地域医療室の利用状況なんかももしわかれば、お願いいたします。

 それから、新しい高度の医療機器が相当導入されているんですけれども、どの程度利用されて、患者数、あわせて金額までもし出ればいいんですけども、それが最終無理の場合は利用数、それとお医師さんの立場でそれをどう活用しておられるのか、これが聞きたいんです。

 それと、実は院外処方の問題なんですけれども、実際この4月より100%実施になっていたんですけれども、この決算の中で実際の数字の中で、数字的に医薬品の購入額、当然入院患者さんについてはみずから知ってますけれども、院外処方の関係で購入額大分減ってると思うんですよ。そのかわりに、その医療点数でも差もあるんでしょうけれども、その辺の実際経営上の収支みたいなものがもしわかれば、わかる範疇でお願いしたい。

 それから、院外処方になったことで、薬剤師さんの業務内容ですね。そやから、院内の入院患者さんの分の製薬はしてるんでしょうけども、その辺の勤務体系なり何なりというのは、どういうふうな人数でどういう体系になっておるのか、これもお聞きしたい。そのことによってどれだけの収益に反映したのか、それともそれほど影響出てないのか。収益があればあるで、やっぱりその効果が出てるということですから。

 それから、結局平成11年、12年、これは本年度に入ってくるんですけども、やはり平成11年度のそういう状況を考えたときに、薬剤師さんの人数と、それから将来的にその体制をどうしていくんか。もう薬剤師さんは雇用、採用していかないのか。それともある程度年齢的なギャップはありましょうし、その辺のところでどうしていきたいのかということもお聞かせ願いたい。

 それと最後に、実は市立病院を建設の前に、私は市立病院の地域医療における位置づけというものを、正確なというか、きっちりしたプランニング、考え方を提示した中でこの市立病院の建設に入るべきやということを常に言っとったんですけども、その返事が実はいっこもなかったんですけども。

 というのは、たまたま前の前の院長といろんな話をした中で、外科の先生でしたから、外科の技術としてはやっぱり3次医療、高度医療までを目指したいということは十分意味として理解はできたんですけども、ただ現実問題、うちの市立病院が3次病院的なことは実際可能なのかいうと、私は物理的に、専門診療科目の中で1科目が高度技術なり何なりをすることは可能であっても、全般的に3次医療というのは私はしんどいと思うとるんですよ。

 そうなると、当然地域的に2次的な基幹病院として、まず1点は、そういう意味で先ほどお話しした病診連携の中の2次的な病院。そして、当然そうなったときに、3次医療を要する患者さんの対応なんですね。この辺については、どうも従前からうちは、お医者さんの個人的なお付き合いの中でいろんな病院、阪大へ行ったり和歌山医大へ行ったり、いろんなところに振り分けされているんですよね。

 これが、以前にもお話ししたことをもう一度繰り返すんですけども、うちの市立病院へ行ったら、難しい病気はどこそこの大学病院なり、どこそこの高度医療へ振ってもらえるんやという、この辺の患者さんの安心感なんですよ。ですから、私は以前に話したのは、うちの病院の生き方というものをどう考えていくのかということは、やっぱりそういう意味では大きいなというふうに思ったんです。

 そういうことによって、患者さんにすれば、市立病院でとにかく診てもらおう。それでより難しい病気になったら、あそこは市立病院は、例えば阪大やったら阪大へ行けるんやとか、そういうある種の患者さんが3次医療の行き先まで安心感を持って病院に通える病院の方が私はいいん違うんかなということを実は話ししておったんですけども、何の返事もなしに今進んでおるんですけども、一応病院もできてある程度定着しましたので、その辺の病院としての考え方をひとつお聞かせ願いたいというふうに思います。

 そしてまたその場合に、当然、よりうちの病院で治療が困難になるというのも、より高度医療が要ったときに、当然救急車で搬送せなあかんわけですね。そういう部分に関しても、やっぱり3次医療の安定した受入れ先がひとつ重要になってくるんかな。ですから、そういう意味で言うたときに、例えば病病連携とか、そういう部分もどう定着さすんかとか、そやから、地域医療の中におけるうちの市立病院としてのどういうポジションでいいのかという、これがもし発表できれば改めて、以前聞いても教えてくれなかったので、ちょっと落ち着いた段階でと思うてましたので、ひとつお願いします。

 それとあと、これも以前にした話で、何でやという話はもうやめます。以前に私が言うたのは、病院経営の中で、市当局として医業収益収支比率の話をさしてもらいました。それなりの判断基準、経営基準の評価というのは、これ実際計算式私わかりませんけれども、単純に医業収益と医業費用を割り出しかけたら、これでいけば約89から90%の収益収支比率になっておるわけです。90いうたら、私は経営努力としては、公立病院としてはようやってるのかなというふうに実は思います、不採算部門多いですから。

 ただ、この計算式合うてるかどうか知りませんけども、今ちょっとざっと計算したら89.何%ですから、私は、それなりの医業部分としての収益収支比率、これでいけばようやってるのかなと実は思うんですけども。ただ、そういう部分の一つの線引きというのは要るん違いますかというて、私は理事者側にも以前に提示しとるんですよ。ただ、私は一議員の話ですから、する・せんは理事者勝手な話ですし、それを強要できるかできへんかの問題はあるんですけれども、ただその辺が一つの判断基準、それ以外に、病院の経営というものを実際チェックする基準がないはずなんです。

 したがって、以前もお話ししたことですから、もうその理由一切はいいですけども、その辺の考え方が依然として答弁できない状態なのか、考えていこうとしているのか、考えておって基準をつくるのやったら、ある程度の基準なり何なりというものの考え方を提示して病院の経営をチェックしているのか、その点を理事者側どなたでも結構ですから、ご答弁願います。

 以上です。



○村山委員長 それでは、ただいまの小西委員さんからの11点にわたるご質問に対して、ご答弁をお願いします。



◎藤沢市立病院看護部長 今、医療事故の件数から夜間帯の発生時間帯、それと今後起こった場合の問題対策についてのこの3点だったと思うんですが、それでよろしいですか。

 そしたら、1点目の件数に関しては診療局の方からお話をしていただくことで、2点目の看護体制なんですけれども、病棟におきましては3交替制をとっておりまして、日勤、準夜、深夜と、外来勤務に関しては日勤と、それと夜間勤務の準夜、深夜、それで2交替制をとっております。

 その中でインシデントレポート、アクシデントレポートの提出を見れば、時間帯においては準夜帯、18時ですか、手術後から帰ってきたり、それと日勤と準夜の申し送りのあった後です。看護体制の人数の少ないところに比較的出されているということです。

 アクシデントとインシデントを出した現場におきましては、医療事故対策小委員会を看護部も持っております。その中で、どうしてこういうことが起こったのだろうかということで、問題があがったときには対策を考えて現場へ戻しておりますが、今後看護部全体としては、そういうことのないように講義をしたり、またビデオを見てもらったりしております。マニュアルづくりもしました。今後さらに皆さんには、ちょっとしたミスということもしてはならないということの教育、指導ということを徹底してまいりたいと思います。

 それと夜間外来の分ですけれども、外来の方におきましては、水曜と土曜日が小児救急を行っております。水曜と土曜日に関しては看護婦さんが、平日は2名で行っておりますが、4名体制を行っております。

 以上です。



◎片岡市立病院診療局長 1点目の診療科目別の医師の表示の詳細についてでございますが、一応今度、病院におきましてもホームページというのをつくるようにしました。これででも市民の皆さんにわかるようになると思います。病院内での各診療医師の表示、一度に場所を、適切なところがあればそういったことをちょっと検討、これは院長とのまた検討をしてもらわなければならないということだと思いますけれども、皆さんが各科の医師が一遍にわかるような形については、考えさしていただきたいと思います。

 次に、地域医療室の問題ですが、病診連携等を含めてですが、毎年年1回泉大津医師会との病診連携の懇話会を進めております。ことしも9月の第1週目の土曜日に行いました。そのときは、各医師と病院との紹介状況、それからそれに対する返事のやりとり等について検討しました。その後、懇親会を持つようにしているんですが、現在では、少なくとも各医師からの紹介については100%に近い返信率と、各開業医の先生とのそういう連携については努めている状況であります。

 ただ、もう少し各開業医の先生方に、文書上のやりとりだけじゃなくて、じかに市立病院の方にも足を運んでいただいて、一緒に患者さんを診るような雰囲気をお互いにつくろうではないかと、そういったことについては努力しているところですが、これは開業医さんと両方で努力しなければならないことだと考えております。

 以上です。



◎高瀬市立病院放射線科技師長 小西委員の高度医療機器の利用数、金額ということでございますので、高度医療機器に関しましてはほとんどは放射線科に集中しておりますので、お答えさせていただきます。

 まず、CTなんですけれども、11年度4,220件、これは月平均で352人ということになります。金額は、11年度5,491万1,045円でございます。月平均が457万5,920円となっております。

 続きまして、MRI、11年度1,777人、月平均が148人になります。続いて金額なんですけれども、11年度3,797万3,935円となっております。月平均では316万4,495円となっております。

 もう一つ、リニアック、放射線の治療器械でございますけれども、これは11年度985件、月平均82人。金額でございますけれども、11年度1,005万5,000円でございます。月平均ですと87万5,417円ということになっております。

 参考なんですけれども、先ほど病診連携というお話も出ましたので、放射線科の院外での利用状況というものを少し述べたいと思います。CTにおきましては、これは10年8月1日から11年7月31日までの1年間の統計なんですけれども、総数が3,726件に対しまして、143人の院外の患者さんを撮影しております。これは、CT総数の約3.8%に当たります。

 もう一つMRIなんですけれども、これは同じく平成10年8月1日から11年7月31日までの1年間、総数が1,526件、それに対しまして、304人の院外の患者さんが検査をされております。これは、総数の19%に当たっております。

 以上でよろしいでしょうか。



◎永野市立病院事務局総務課長 私の方から、院外処方にかかります点と、それから地域医療室の利用状況につきましてご報告いたします。

 まず、院外処方の状況ですが、従来から、とりわけ平成11年度から院外処方を積極的に推進してまいりまして、11年度末で32%の状況になりました。本年12年4月より、救急医療を除きまして、完全実施ということでやっております。

 それに係ります薬剤師の関係ですけども、院外処方が先ほど申しましたそういう状況になりましたので、入院患者さんのベッドサイドに赴きまして服薬指導と申しまして、これは従来からやっておるんですが、外来の関係でどうしても全科に及ばなかった状況ですが、内科から始まりまして本年度全科、大阪社会保険事務局の方で承認いただきまして、今、全科にわたりまして、先ほど申しました患者さんのベッドサイドに赴きまして服薬指導を行っております。これに伴います年間の収益でございますが、約2,000万になろうかと思います。

 それから購入額ですが、11年度、先ほど申しましたように9億4,900万余りだったんですけども、今年度12年度の当初予算5億2,500万、現在の4月からの状況を見てますと、ほぼ当初予算ペースでいってますので、毎月4,200万程度ですので、年間にいたしまして約4億2,000万の購入が減になると考えております。支出の方が4億2,000万少なくなると考えます。ただこの関係で、外来の単価につきましては、先ほどから申してます医薬分業の関係で、単価が下がっております。ご理解いただきたいと思います。

 それから、薬剤師の今後の状況なんですけども、11年度末でお1人退職されました。現在退職不補充で、その後、先ほど申しましたように200床以上の病院ですので、急性期の医療を進めるということもありまして、服薬指導を中心に置きまして、現在その状況を進めてるところでして、今後につきましても入院患者を中心に薬剤部として義務を果たしていきたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 それから、地域医療室の11年度の実績でございますが、病病・病診連携を推進するために地域医療室を設置しているものでございますが、診察につきましては11年度実績で81名、それから各検査でございますが、順次申し上げますと、CTが53名、MRIが43名、胃の透視が14名、内視鏡関係が18名、循環器が9名、その他生理機能検査が5名、したがいまして、診察81名、検査のトータルで142名で、合計223名の患者数でございます。その他、情報交換といたしましては1,554件の件数となっておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◎岡澤市立病院長 ただいまご質問のありました地域医療における当院の位置づけという点につきましてお答えを申し上げたいと思います。

 医療法の改正が近々予定されておりますが、その内容の中に、各病院の性格といいますか、行う医療を明確にしようということが言われております。役割分担ということが言われておりまして、1次、2次、3次とあります医療を、昔ですとすべて行おうというふうな傾向もありましたけれども、より役割を明確にしていこうという傾向が顕著になってきております。

 当院の地域医療における役割といたしましては、やはり2次医療を目指したいと考えております。これは職員にもそのように申しておりますし、当院の設備、人員等から考えまして、やはり妥当なところじゃないかというふうに考えております。

 そうしますと、じゃあ3次的な医療を必要な場合どうなるのかということになりますが、これにつきましては支援病院と申しますか、各診療科がそういった3次医療を行う病院との連携をきちんと行っておりますので、これはご安心をいただきたいと思います。

 こういった3次医療を行う病院との病病連携ということにつきましては、各診療科がそれぞれ派遣されております大学病院が中心になりまして、関連病院の会議とか集まりが年に数回行われますので、そういった中でより連携を深めるというふうなことを行っておりますし、また3次医療を行っている病院にとりましても、最近よく紹介率ということが言われまして、30%以上の紹介率を維持しないといけないというようなことを言われておりますので、2次を行っておる病院からの紹介ということも大切にしていこうという傾向でありますので、こういった連携をお互いが必要としておりますので、進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○村山委員長 先ほどの総務課長の答弁の中で、薬剤師さんの人数が触れておられなかったんですが。



◆小西委員 今まあいいです。



○村山委員長 よろしいですか。



◎川上企画財政部財政課長 小西委員さんの最後の、病院経営に対する一般会計からの関与の基準なりということでお答えさせていただきます。

 病院会計については企業経営努力で頑張られてるんですけども、一般会計の関与としましては、保健衛生費なり高度医療費なり、収益と費用の一般財源分などを3分の2、2分の1として繰り出し基準で繰り出ししておりますので、予算査定の中では、その収益をどのようにすればふえるのか、また支出は合理化、見直しなどできないのかということで種々担当者と要望し、またこの12億円という不良債務の中でも、これ一つ病院だけの赤字ではなく、委員さんにもいろいろ言われてます連結決算的な考え方でも、泉大津市として大事な問題となっておりますので、今後も病院の健全化計画、病院さんいろいろ努力されていますけども、その中で、一般会計としてもその健全化の中身についてもいろいろ努力を見守っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



◆小西委員 まず看護体制、看護婦さんの問題なんですけども、私の勝手な見方なんです。新聞紙上でわりと医療事故やってるのに、見てれば、ごくごく簡単な、本当に日常的に普通はあり得ないようなことを、ポカッというのがわりと大きい事故につながっています。難しい看護の技術をしているとか、そういう部分でのミスがほとんど新聞紙上に載ってないですね。

 というのは、日常的なところで比較的そういうふうな、インシデントになるのか、アクシデントになるのかも含めて、看護体系の中でやはりある種の注意力の散漫さが大きな事故につながってるような、新聞関係は特に多い。私はそういう見方を実はしております。

 そのときに、実は看護婦さんの味方するんでもないんですけども、看護婦さんの仕事量といろんな引き継ぎの中の疲労度、この辺の中で難しい看護従事についてはより慎重になるけれども、日常的なところでポカッといくのは、やはりそういう疲労とか、そういう問題があるんではなかろうかというふうに私は常々思っております。

 実は私どもの町内のある人なんですけども、土曜・日曜の体制が昼間でも3名やと。そしたら、その病棟、フロアによっては、患者さんが重篤患者がわりと多い場合には、看護婦さんが3名で走り回ってる。足らんの違うのという話も実は言われてます。ですから、そういう大変さはわかるんですけども、ただそういう部分についても、一応法なり何なりの中の基準というものをクリアした対応をしないと、経営上成り立たないということも私もその人に話したんですけども、余分にその看護婦さんの配置をしようとすれば、病院自身がそれなりの正確なビジョンなり、そしてビジョンに合わしたプランニング、そういうものを構築した中でプラスアルファができるんかどうかという財政的な判断、そうせざるを得ないやろうということで、もうちょっと詳しく、わかりやすく言うたんですけども、それで納得はしていただいたんです。

 当然これは看護婦さんの中にもあるんかもわからないんですけど、もうちょっと人数おったら、ミス少ないかもわからへん。ただ、これはある種の経営なんです。ですから私は、例えば高度医療の金額をあえて聞いたのは、そうなんです。高度医療で今、3機種で年間1億ちょっと切れるんでよね。ただ、これは患者さんを治すことが優先しますから、それで売り上げ上げいとは言えませんけれども、実際そしたら医療機器1台何ぼするねんと。企業としては、やっぱりそういう採算ベースって要るんですよね。ですから、現状の中で、より苦しい状況の中であっても、それなりの体制の中で最大限の努力をどうするかによって事故を少なくするしか、今はないんです。

 そういう中でいろんな説明も聞きましたけども、私はそういう意味で、本当にインシデント、アクシデントも、看護体系の中のミスについて非常に心配はあるんですけども、そういう認識の中で、より頑張ってもらうしかないやろう。特に今の時間帯を聞きますと、引き継ぎのときはやっぱり疲れるんですよね。まだ準夜から深夜の引き継ぎでも結構時間かかるんですよ。それで人数少ない状態。そういうことで看護婦さん自身が非常に大変やとはわかるんですけども、特にその時間帯がわかった中で、疲労度がやっぱりピークに達して次引き継ぎする間のそういう部分というのは、事前に婦長さんもそれなりのこともわかっておられるんやったら、その間を特に慎重にするとか、やはり不平不満があってはミスにつながるんですよ。

 当然それを認識した中で、何とか今は乗り切ろうという、そっちの分の思いを実は強く持ってほしいな。十分私はその大変さもわかってるつもりです。つもりですけれども、それをより超えた努力を実は看護体系の中でやってほしいなという思いで実はこういう質問さしていただきましたので、今の体制をより充実さしていただくことと、不平不満もあるかもわからんけれども、そうではない、それを一歩超えたもう一歩の努力もお願いしたいなというふうに実は思っております。

 高度医療機器も若干今申しましたように、これは当然まず患者さんを治すために検査し、それを使うんですけれども、医療機器は年々、日々、日進月歩というか、日々日々新しいもん出ておりまして、また新しいのも必要になるかもわからんです。そうなったときに、今の段階ですね、今のうちの財政状況の段階で、やはり懐との連動制の中で医師団がどういう判断をして、いいもんはいいでわかるんですけれども、それをどう活用して、よりどういうふうに広げて使えるのかということを実は私はお願いしたいなというふうに思っておりますので、これも申し上げておきたいというふうに思います。

 それと医薬分業の薬局の関係なんですけども、これについては厚生省は薬局部分については、患者さんの周辺の薬局さんで調剤してもらってというふうな思いでしてるように聞いとるんです。というのは、お医者さんはいつも診てもらっている近所の町医者の先生、そして薬局部分、薬剤部分もやはりそういうふうにする方がいいんではなかろうかということで、厚生省としても、より患者さんの近くで、平素顔を合わす人に調剤してもらったらどうやということも含めてあったようには思うんですけども、どうも門前薬局さんが非常に繁盛しておられるようです。

 それはそれでいいんですけども、ただ、そしたら医薬分業をした、ただ単に薬部門と医療部門とを分離したというんではなしに、よりもう一歩進んだ薬剤師さんと患者さんの平素のつながりというものが実際これでできていくんかなというのがありますので、その辺を実際その病院で、どこの薬局に行けとは言えませんでしょうけれども、いろんな話がうわさが飛んでおりまして、どこそこの門前の薬局に行ったらええでとかいうて病院が言ってるとか言ってないとか、そんなうわさ、これはうわさですから、事実関係わかりませんよ。そんなうわさ耳に入ってきたりいろいろするんですよ。

 それはそれとして、やっぱり本来的に持っている意味のもう1つの意味、患者さんにとっていつも診てもらっているかかりつけの先生、かかりつけの薬剤師さん、これが医薬分業の中の一方ではなかろうかというふうに思いますので、この辺の対応は、現実、市立病院でせいと言うても無理かもわかりませんけれども、何らかの病院内議論はお願いしたいなというふうに思っております。

 それと、院長から2次医療病院の話でした。従来から言うてきて、やっとそういうご判断をいただいたというように思うんですけども、非常に悩ましいのは、患者から見たときに、診療科目できっちり連動してるというのがはっきり見えないがゆえに、どうしても不安なんです。どこそこの病院やったら、あそこは阪大系列やから、何かあったら、先生、阪大へ振ってくれるんやとかという、これは今言うて今当然無理です、ようわかってます。医師団がいろんな病院から来ていただいてますし、これが泉大津の市立病院の歴史的な部分と市立病院の1つの特徴やと思います。それは病院をええふうに言うんやないですけども、それぞれの専門分野のいい先生を呼んできたときに、たまたま病院が違ってるんやという認識をさしていただいておりますけれども、ただ将来的にはっきりとした、診療科目ごとに系列病院が変われるんやったら変わるでいいんですけども、患者さんにそれが見える、病院の後ろにこれだけ大きい病院が控えてますよということを見える体制をどう敷いていくか。これがある種の患者さんに対する安心感なんです。

 これ今言うて、もし答弁できればいいんですけども、できればで結構です。意見で終わってもいいですから、もしそれなりの考え方、院長先生おありでしたら発表していただければ、それはそれで、この際ですからいいんかなというふうに思いますので。その部分が非常に悩ましい部分で、当然うちの病院も医療紛争等いろいろ、最近の患者さんの傾向の中でいろいろ出てきて抱えてると思うんですけども、これは時代観の中でいろんなこともあるでしょうから、その辺の議論は別にしまして、そういうことも含めたときに、何遍も繰り返しますけれども、2次医療として生きていくには、まず病診連携。

 先ほども言いましたように、何もうちの市立病院が患者さんどんどん来るのがいいんではないんですよ。やっぱりその地域医療を担っておる診療所の先生方のところに、本当に軽い風邪とか初期のものは診ていただくことによって、うちの市立病院では2次病院としての位置づけというのは、当然その診療所よりもより高度な医療ですから、当然今言われております患者に対する説明、いろんなことも含めて大変になってきますね。当然患者さんひとり一人に対する接し方の時間も長くなる可能性がある。

 そういう部分は、やっぱりその地域医療を担ってる診療所の先生方。診療所の先生方は先生方で、やはり従来からこれも歴史的に保健衛生とかいろんな部分で、行政全般、市民の立場に立って協力もしていただいている。そこでその信頼関係が構築できないと、これは市民、まして病院の患者さんにとって非常に不幸な話やというふうに思いますので、その辺のところをひとつよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。

 それと財政なんですけれども、以前言うたことをまたぞろ言わなあかんのかなという答弁をいただいたんですけども、またもう一回繰り返しさしてもらいます。というのは、今のお話を聞いてて、その基準というのは、それぞれの中で項目ごとの話を実は今されたわけですね。一つの経営というのは、数値目標なんですよ。

 例えば、私は以前も話したと思いますが、診療科目ごとに医業収益収支比率の算定がもしこの病院でできれば、それを目標設定して、その中に努力をするという経営目標の数値なんです。裏返しで何でそれを言うたかというと、無尽蔵に企業会計に一般会計の金を入れていくんですかという議論がもともと根底にあったわけなんです。金ないからぼんぼん入れるだけではいかんでしょ。そしたら、何らかの形で基準の枠をつくった中の議論をした中で病院に入れるべきではないんですかという話を実はしてるわけなんです。

 一方で、経営する病院は病院でどういう努力をするのか。ただ、私は何も医業収益収支比率だけにこだわってるんじゃないんですよ。ただ、目標数値の設定なり、目標というものを具体的にわかろうとすれば、私が今知ってるだけでそれぐらいしかありませんから、私の能力では。ですから、そういうことをひとつどうですかと以前に提案してて、何の返事もないんですわ。

 ですから、例えばこの市立病院の建設もそうなんです。これも以前言いました。私は、この市立病院の新しい病院建設することによって財政負担ないですか。今おりませんけれども、当時の財政部長、覚えてますよ。ありませんと言いました。私に聞かれて言うてますから。というのは、行政の思いの中で病院を建てたんやったら、これは病院を救うんでも何でもないですよ。やはりその建設費用の担い方はどうなんや。あれなかっても診療は続いたんです。

 できる・できんは知りませんよ。そんな建設費は一般会計で持たんかいという理屈も、1つはないことはないんですよ、そういう意味でいきますと。ですから、そういう意味での市としての病院に対する基本的な基準づくりが要るん違いますかと私は以前にも言うたんです。何の返事もなしに今まで来とんですけどね。また返事それですから。ただ、これ言うたところで、すぐ恐らく答えられんと思うんで、これは意見でとどめておきますよ。

 だから、その基準づくりを提示せんと、病院はそしたら今度、何を目標で、どういう基準の中でどういう経営努力したらええんや。場当たり的で、そのときその年の計算式だけじゃ、これ長期的な話なんですよ、経営というのは。新しくできた長期プランニングも要るんですよ。やっぱりそういうふうな基準づくりは、当然理事者側あって当たり前なんですよね。くどいようですけども、その辺また再度意見として申し上げます。

 ほとんど意見で終わっておきますけれども、その点、院長、もし答弁できれば……。



◎岡澤市立病院長 小西議員さんから、患者さんの安心感という視点から、当院の後方支援病院を明らかにしていくことが必要ではないかというふうなご意見伺いました。確かにおっしゃるとおりだと思います。ただ、現在の医療の上での広告の規制ということがありまして、我々も診療科別に今も各ドクターの診療割張り出しておりますけども、出身大学は書いておりません。これは広告の規制がありまして、できないことになっております。その点から言いましても、例えば当院で行えない3次的な高度医療は、この病院との連携を持っておりますのでご安心くださいということは、ちょっと今表示しにくいという状況です。

 ただ、今インターネットが盛んに使われておりまして、このネット上ではかなりこの広告規制が緩和されております。医師会等に向けましても、病院としまして、先ほど診療局長からの話がありましたが、ホームページを開設する予定でおりますし、インターネットもホームページ開いていただきますと、患者さんでも十分アクセスできるわけですから、その中で、出身大学あるいは、例えば消化器が専門だけども、肝臓が専門なんだとか、あるいは胃がんが専門なんだとかとか、そういう記載まで許されるんであればそのホームページに載せていきたいというふうに思っておりますが、出身大学と後方の支援病院につきましてはもうしばらくお待ちいただきたい。恐らく広告規制緩和されてくると思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、当院の関連大学ですが、これは大阪大学、それから和歌山医大、大阪市立大学、近大、関西医大と5大学の関連大学があります。これもやはり1つの大学の方がすっきりするんではないかという意見、ごもっともだと思います。ただ、こういうふうに5大学と関連を持ってきましたのには、過去いろんないきさつがありまして、一遍に解決できる問題でもありませんので、また議員さんおっしゃっていただきましたように、各大学からそういう優秀な医師を集めるという意味合いで、それぞれの得意なところを各大学から来ていただいているんだという解釈もしていただいたらありがたいと思います。

 それから、当院ではこういう5大学が関連大学ですが、各診療科との連携、院内の連携ですが、これも非常にうまくいっております。私も医師の1人として、大学の医学部を受験する際に、この大学と決めて合格をいたしますと、もう学生時代、それから研修医の時代、それからさらには、もし関連病院、関連大学という関連でいきますと、1つの大学の気風といいますか、もっと言いますと、1つの医局の中でしか動けないという、そういった医師の独特の人事の問題もあります。ですから、うちの場合は逆に言いますと、5大学が関連しているということは、いわばオープンな中で我々が他大学のいろんないい点も学べるというところもありますので、よい方にも解釈していただいてご理解いただければというふうに思っております。

 以上でございます。



◆小西委員 よく説明はわかります。現実、先ほども私も申しましたように、今までの歴史の中で、一病院というのは、仮にしようとしても何十年かかるというふうに私も認識してます。例えば消化器系の外科も和歌山医大ですけども、もともと従来は、阪大におられた中尾先生が和歌山医大に行かれて、その系列で舌津先生が来られて、そやから全部中尾門下で、もともと阪大系列なんですよね。だから、そういう歴史が全部ありますから、これはもう歴史を持ってる病院として、万やむを得ん話やと思うんです。

 先生のおっしゃるように、今、この診療科目はどこがバックですよ言うても、これも物理的に私は不可能やと思います。すべて患者さんの口コミなんです。そやから、お医者さんがいろんな話の中で、必ずそれぞれの出身の大学との連動性を持っておられたら、もし紹介するんやったらどの病院ですよと、必ずその先生が同じ病院の名前言うてれば、自然に患者さんに広がるんです。あそこの外科へ行ったら、和歌山医大やて。でも、和歌山医大も阪大系列と近いですから、近大系列もありますから、もともと近大も阪大系列やと若干聞いとんですけども、そういう系列化というのもわりとそういう中で、患者さんはそういうのに非常に敏感なんです。ですから、当然これは何年か年数をかけて、口コミでしか私はないと思うてます。それをどう定着さすかなんです。

 例えば、前、肝臓で泉北の国立病院へ行った患者もおりますし、ですから、その辺が一定しないことがあるんです。ですから、こんな病気でどこへ行くかということが一定しないから、安定しない。ですから、診療科目ごとでその卒業された先生方の学校との連絡を、これは本当は先生方大変やと思うんですけれども、出身校との連絡を密にした中で、常に最終的には思いとしては、フリーハンドでも患者を受けてもらえるというふうな努力を実はお願いしたい。

 それと、そういうことを繰り返すことによって、患者さんの口コミでそれを広めていただきたいということをあわせてお願い申し上げまして、終わっていきたいと思います。



◆田立委員 3点お尋ねをしたいというふうに思います。

 まず第1点目は、外来の待ち時間の問題です。市民の方からお伺いする声でありますけれども、予約診療のそういったシステムが導入をされてもなお、予約をしていてもかなりの時間を待たなければならない。そういった声をお1人ではなく伺っているわけですけれども、この外来待ち時間につきましての現状の把握と、そしてまたそれを改善をしていく何らかの方策をお考えでしたら、あわせてお示しをいただきたいというふうに思います。

 2点目でありますけれども、病棟の入院患者さんに対する対応の問題で、土曜・日曜日の医師の勤務体制についてお尋ねをいたします。具体的な事例として、私の近所の方から伺った話でありますけれども、9月の初めに内科に入院をされて、10日間入院をしたということであります。

 入院をしたのは水曜日で、土曜日か日曜日か、ちょっとこれどちらかはっきり記憶があいまいなんですけれども、土曜日か日曜日に発熱をした。そして看護婦さんにその訴えまして、お医者さんに診ていただきたいということを言ったんですけれども、お医者さんは今休みである。当直のお医者さんがおられるでしょうというふうに言いましたら、きょうの当直のお医者さんはいつ来るかわからないと言われまして、そしてそのまま医師の診断を受けることなく、水曜日にその担当のドクターが来られるまで、そのままじっと寝て回復を待ったというお話を、実は昨日伺いました。

 この方は、非常に激しい目まいがして、家にいて倒れて、柱に頭をぶつけるなどのこともありまして、市立病院に行きまして、そして入院するベッドはないと言われたんですけれども、通院で、あるいはこのまま家に帰るということが非常にご本人不安な状態の中で、個室ならば空いてるということで、仕方なく個室に入られて、6,500円プラス消費税、6,825円になりますか、これだけの部屋代を負担をする中で10日間入院をされたわけでありますが、その中で、そういったご本人にとっては納得のいく診療が得られなかったというふうなお話を聞いております。そういった点で、私にとってはこの話は信じがたいわけでありますけれども、土曜・日曜日の医師の勤務体制につきましてお教えいただきたいというふうに思います。

 3点目は、医療事故の防止にかかわる資料の公開の問題であります。一般質問で中口議員が質問をいたしまして、それに対する院長さんからのご答弁を、私はその趣旨については十分理解をするものでありますし、「はっとひやり」というふうな形での報告を病院の各セクションから受けるそういったシステムをつくる中で、病院挙げての努力もしていただいているというふうな話も理解をするわけでありますし、そうした中でそういう取り組みに決して水を差すつもりはございませんし、何もかも開け広げて公開をするのがいいというふうにも思いません。

 私どもの会派で、八尾総合病院のこの医療事故防止の取り組みを勉強させていただきましたが、この八尾総合病院では、ホームページで医療事故防止についての取り組みも、こういった資料も簡単に手に入るわけでありますけれども、ホームページで公開をされています資料の中でも、具体的な事例ですね、報告書そのものをここに掲載をしているわけですけれども、その中で、もちろん報告者の氏名は仮名でありますし、患者名、そして関与者氏名、診療科、医師名、そういうものはすべて空欄になっています。こういった配慮は当然だというふうに思うわけです。

 関係者の方の名誉、身分を守る上でも、そしてまた患者さんのプライバシーを守る上でも当然の配慮だと思うわけでありますけれども、それにしましても、こういったアクシデント、インシデントについての報告書の数であるとか、あるいはそれに対する対応、具体的な改善がされた事例があれば、その数、その内容、そういったことについてご報告をしていただくことができないのかどうか。

 これは今ここの場で、今言ったような点につきまして報告を求めているわでけではないのです。その病院としてしていただいている努力の1つのあかしとして、そういった内容について公開をしていただくというふうなお考えが今後におきましてないのかどうかということについてお尋ねをいたします。

 そしてあわせて、1カ月に一度検討会議を開いていただいて、こうした報告書についての検討もしていただいているというふうなお話もあったわけでありますけれども、あがった報告書につきまして、すべてこの検討会議の場でテーブルに乗せていくということは、当然不可能だというふうに思います。そういうふうにしているんであればそうお答えいただいたらいいわけでありますけれども、そこに検討会議に乗せる事例が、もし幾つかのその中での特徴的なものであるとするならば、そのほかの報告書についてはどんな取り扱いがされているのかという点につきまして、お尋ねをいたします。

 以上3点、よろしくお願いします。



◎山本市立病院事務局医事課長 田立議員さんの第1点目の待ち時間の件でございますが、現在、医事会計と、それから薬局でございますが、これを合わせまして10分以内で終了いたしております。ただ、診療の待ち時間につきましては、全科予約ということで努力はいたしておりますが、予約外の救急患者さんの搬送とか、また病棟の患者さんの急変によりまして、予約診療の外でそういう事態が発生いたしますと、なかなか予約どおりには診療が進まないという状況もございまして、現在患者様には、そういう形ではご迷惑をおかけしていると思います。これも診療局の方では対策をいろいろと現在検討しておりますので、ご理解いただきたいと思います。



◎岡澤市立病院長 ただいまのご質問の2点目と3点目についてご答弁申し上げます。

 まず、入院患者さんが発熱をして、それを看護婦に訴えたにもかかわらず、当直医の診察が受けられなかったという点につきましては、これは詳しいことは調べてみないとわかりませんけれども、当院では当直体制といたしましては、内科の救急に対応するように内科の医師が1名、それから病棟全般の患者さんの急変に対応するために、これは内科とは限りませんが、各診療科を順番に当直医1名という体制でやっております。

 ですから、この場合は、一般当直医と呼んでおりますが、そのドクターが本来対応すべきと思いますので、もしご指摘のようなことがあったのでしたら、これは病院としておわびを申し上げたいと思います。また、こういったことがないように今後指導していきたいというふうに思っております。

 それから、3点目の医療事故防止に関するご質問ですが、このインシデントレポート、アクシデントレポートの報告書の公開の件ですが、これも議員さんご指摘のように、つい最近、八尾医真会の方で件数等公開をされました。これは僕も、そのときの会議といいますか、講演会のような形で公開行われたんですが、それに僕も出席しておりましたので、画期的なことだというように考えております。

 ただ、これは本会議で一般質問のときにもお答えいたしましたけれども、この報告書の取り扱いについては、医師会内部あるいは一般の日本全体の考え方というのがまだ明確になっていない面がありますので、当院としては慎重な取り扱いをさしていただきたいということで、今後この報告書の取り扱いがもう少し明確になってきましたら、当院もそれに沿って公開すべきであるということでしたら、公開をしていきたいと思っております。

 ただ、我々がこの報告書を出してもらってる一番大きな理由は、報告書をできるだけたくさん出してもらうことによって事故防止対策を講じられるということで、そういった点がまず一番の主眼ですので、そういった点も配慮しながらの公開ということになると思いますが、今後これは、情勢を見まして検討さしていただきたいと思います。

 それから、すべての報告書をテーブルにあげているかということにつきましては、これは月1回開いております医療事故防止対策委員会ですべてあげております。すべての報告書について検討しております。

 以上でございます。



◆田立委員 まず、待ち時間の問題でありますけれども、これは99年2月24日ですね。ですから、今の決算審査をしております年度に先立って、病院の駐車場の使用料に関する2年間の経過措置が解かれました。そのときに、私の所属をしておりました産業厚生常任委員会協議会にご報告をいただいた資料でありますけれども、待ち時間が短縮をされたと。そういった状況の中で条例どおりに経過措置をとって、1時間を超えるごとに、1時間ごとに100円というふうな駐車場の使用料金をお願いをしていくというご説明であったと思いますね。

 この駐車場の料金につきまして、その1時間を超えるというのは患者さんの責任ではありませんから、たまたま長い時間お待ちになった。それで料金も払わなければならないということは非常に納得のできないお話しだと思いますので、それはそれとして意見も思いもあるわけですけれども、その問題については今はさておき、私がお聞きをしているのは、予約をしていても1時間以上お待ちになるということが、これがそういう覚悟をして行かなければならないというふうなことを、実際に市民の方からお伺いをしております。

 患者さんにとっては言うまでもなく、長時間待つということは、そのこと自身が非常に体力の消耗にもなりますし、しんどい思いをされているわけでありますから、ぜひそういったところについての改善の努力も今後見守ってまいりたいというふうに思っております。

 そして、2点目の土曜・日曜の医師の勤務体制についてお伺いをいたしました。昨日直接ご本人から訴えられたことでありますので、どういう事情の中でそういうふうになったのかということ、また具体の問題としてご相談に上がる機会もあるかと思いますが、その節はよろしくお願いをいたします。

 この方は市立病院を信頼をされまして、普段は近くの診療所にかかっておりますけれども、非常に自分の症状が、目まいが激しいという中で市立病院の診療を受けた。そして今後もその市立病院を頼っていくというふうな気持ちを今でもお持ちの方でありますから、ぜひそれに対する適切なお答えをいただけるようにということでお願いをいたします。

 3点目の医療事故の防止にかかわる問題でありますけれども、八尾総合病院のこの報告の中で、例えば今、院長さんおっしゃっていただきましたように、たくさんの報告書があがっている、既遂、未遂を含めてですね。そういった働きかけを一貫してする中で、そしてこの1999年度、この1年間でこの病院では全体で1,134件という、1カ月にほぼ100件の報告があがってくるようになったというお話が報告をされています。

 この中には、事故件数として数えられている中にも、通常でいったらとても事故というふうな取り扱いにはならないといった問題から、一歩間違えばというふうな、そういうことまで含めての件数であるというふうなお話でありました。そしてその分類としまして、診療の内容にかかわる問題として5%、誤薬が16%、介護・看護にかかわる問題で22%、放射線が11%で、検査の関係が3%、医療機器7%、病院管理17%、そして、最も多いのが転倒・転落に関する事故で、これが19%と、約2割が患者さんの転倒・転落に関する事故であるというふうな分析の中から、具体的にこれを防止する手立てについて検討されているという、こういった報告なんですね。

 こういうことがオープンにされますと、やはりこれだけのことをしておられるんだなということで、そのこと自身が病院に対する患者さんの信頼にもつながっていくというふうに思うわけです。けさもたまたまNHKの番組で、この医療事故の問題について特集した番組を放送しておりまして、そこでもやはり、横浜の病院でありましたけれども、いかにしてそのインシデントを含めた報告書が各セクションからあがってくるか、そういった働きかけについて非常にご苦労なさっているというお話でありました。

 看護婦さんの関係からの報告は多いけれども、こうしたインシデントレポートの報告を求めた当初3カ月、医師、ドクターの方からの報告はゼロであったというふうな、そういうお話もされていました。昨日の本会議でも院長さんがおっしゃっておられましたけれども、このエラーというのはもちろん医療関係者にとっては名誉なことではないとは思うわけでありますけれども、しかしながら、人間である以上、必ず間違いというのは、どんなに注意しても起こるんだという、そういう立場の中でこの八尾病院の取り組みもあるというふうにお聞きをしているんですね。

 だから、そのエラーというのは必ずある。それをいかにして最少限に食いとめていくか。そして命や重大な障害につながっていくような、そういう事故は皆無にしていくという、そういう努力の過程の中で、こういった1,134件というインシデント、アクシデントのレポートをあげて、その数と内容についても公開をしながら取り組みをされているということであります。

 これだけの数でありましたら、当然その100件をテーブルに乗せるということは不可能ですね。ですから、この八尾病院では、それに対応する専門機関、独立した監査機構の設置も今年度からされているというお話であります。これだけの1,000件を超える数であっても、院長さんは、これで約8割ぐらいがあがってきているというふうに把握をしていると、そういうお話であったんですね。ですから、本当に病院の今後の健全経営ということを考えましても、財政再建の全うな道筋ということを考えたときにも、やはりいかに市民に信頼される病院を築いていくかということが本筋であると思いますので、ぜひそういった点での今後の取り組みを、市民にわかりやすい形でお示しいただくことをお願いをしたいというふうに思います。

 以上です。



◆清水委員 1点だけお尋ねをしていきたいと思いますが、まずこの事業報告書の中で、財政状況で病棟の利用率、回転率の向上という部分で、非常に効果をあらわしているということを書かれておるわけでございますけれども、高齢者の方々が市立病院に入院されまして、治療を受けて一定のよい方向に向かった時点で家庭復帰という形をとる方もおられるだろうし、あるいは施設の方でしばらくの間自信をつけていただく、家庭復帰する前にということで、そういう施設の方で希望する方もおられると思うんですね。

 私は民生のところでちょっとお聞きしたわけですけども、特に老人保健施設のアザリアに例えば入所を希望される、あるいはお医者さんから、一遍アザリアでひとつリハビリして、ダイレクトで家庭へ帰るんじゃなしに、そういう指導も恐らくしてると思うんですね、患者さんの声をいろいろ聞きながら、意見を聞きながら、あるいは家族の方々の意見を聞きながら。ところが、民生のとこでお聞きしましたら、大体認定から通知まで約3週間、時によってはむしろ4週間あるいは3週間を超える場合もあるということをお聞きしたわけなんです。

 例えば高齢者の方々が退院という許可をいただいて、家庭に帰る場合はまあいいわけなんですけども、お聞きしますと、だんだんアザリアの方も満室になってきておるということも聞いております。家庭復帰する。痴呆性の場合でしたら別なんですけど、やっぱり療養型で、そこでリハビリをしてやっていくに当たって非常に日にちがかかってくると、退院は、ここにも書いておりますが、回転率を上げていくという一方で、病院経営というものによる大切さ。

 そのことによって、例えば、受け入れができておらないにもかかわらず、あなたもうひとつ退院の方をしていただかなくてはならないとかいうことになりますと、施設を利用せないかんにもかかわらず、満室のために退院は迫られるわ。そうなってくると家庭に帰らなきゃならないというような状況が、私は、何人かの高齢者の方々あるいは家族の方々に聞いてるんですね。

 そういう点、今後、弾力的運用という部分で項目は入ってるんですけど、そういう方々が施設を希望する場合に、ある一定期間、入院期間を伸ばしていけるような弾力的な運用は図っていただけるのかどうかということをひとつお聞きしたい。

 もう1点は、療養型で例えば施設に入所されてて、病気とか、そこで医療を要する方が出た場合、そのときに、アザリアの場合は本院は原病院ですから、医療を要する場合、市立病院の方にひとつお世話になりたいと、患者さんあるいは家族はそう思った。ところが、アザリアさんの職員の方が、医療で入院して、また家族としては再入所さしていただきたいというときは、むしろ原病院の方が入居しよいですよというようなことも起こっておるわけなんですね。

 そういう点、病院との協力ですから、それはあくまでも入所している方々の医療をするための協力ということだけなのか、むしろやっぱり協力ということになりますと、入院されている方も、また市立病院に入院してあっても、アザリアに戻る場合も非常に協力的にやっていただけるのかどうかということを、ちょっと2点お聞きしていきたいと思います。



◎若狭市立病院事務局理事[財政健全化担当] それでは、清水議員の2点の質問に対して、私の方からお答えさせていただきます。

 入院期間のまず1点目、延長等の弾力的な運用の件でございますが、当院が目指すのは急性期の病院を目指しております。ご質問の趣旨はよくわかりますし、我々もそういうふうな考え方でいきたいとは思うんですけれど、ただ、急性期を目指す病院として、そしたらそういうものを弾力的にやったらいいのかどうか。これは私ども事務サイドの考え方としては、ノーと答えざるを得んだろう。ただ、ドクターの判断によって、これはやはりある程度の治療行為も若干必要だし、病院として診れるていうんであれば、これはドクターの判断にお任せせざるを得ないだろうと、かように思っております。

 それと、医療行為を生じた場合の当病院との関係でございますが、アザリアが開院するに当たりまして、当病院が一応支援病院という体制を整えてございますので、緊急患者さんがあくまで泉大津病院に行って治療を受けたいということであれば、当院としては何らやぶさかではございません。

 以上です。



◆清水委員 今ご答弁でわかるわけなんですけど、逆に本人とか家族の立場に立てば、同じことを立場逆で言えると思うんですよ、そういう意味では。やっぱり少なくとも入院期間中にある一定回復のめどが、これはお医者さんが判断するわけですね、大体。そのときに、例えばその方の思い、患者の思い、家族の思いというのは、一遍そういう施設にとにかく短期間でも入所さしてほしいんや、ほんで自信持って家庭へ帰らしてほしいんやというような思いというのはあると思うんですよね。

 だから、そのときにお医者さんは、少なくとも入院期間の2週間とか、あるいは3週間前ぐらいに、その人の病状とか、あるいは入所手続するに当たって介護認定なり受けるに当たっては、一定の条件というのは満たされなあかんと思うんです。その場合、できるだけ早くやっぱり家族に通知してやる。そして家族も早くからその入所手続をしていく。そのためにはお医者さんも、そういう意味では認定を受ける条件づくりというんですか、そういうものも僕は必要だと思うんですよね。

 ねきに来て、もう来週退院ですよと言われて、そこから入所手続しても、ちゃんと一通りお医者さんの診断書なら診断書いただいて、それを持って認定受けるに当たって手続をしていくんですけど、それからでも最低、短くても3週間、ややもすれば4週間かかる。そしたら、その間やっぱり家庭へ帰らなきゃならない。家庭へ帰ってなかなかその家庭、これは国が在宅介護ということの指導をしているということはわかりますけど、なかなか大変な部分がありますので、ひとつその辺は、ここの文章にもある「病棟の弾力的運用」という部分でひとつぜひお願いをしていっていただきたいということを要望しておきます。

 それからもう1点の入所者の医療の問題でございますけども、医療という部分については、これは患者さんとして、市立病院の方に入院して医療受けた方がいいのか、あるいは本院の原病院に行った方がいいのかと非常に悩む部分があるんですよね。やっぱり向かいやから、ひとつ公的な病院で医療業務を受けたいと思うんですけども、やっぱり本院の部分で、僕はよう知りませんよ。この患者さんやったら比較的病院経営にプラスになるんやという患者さんなら、そら原病院の本院さんは受けるだろうし、また逆に短い期間やったら、泉大津病院さんの方で入院していただいても結構です、あるいは治療を受けていただいても結構ですよというようなこともあるようなこともちょっと聞いております。そういう意味で老健施設と市立病院というのは協力関係というのはありますので、やっぱりアザリアから治療を受けるという患者にもきちっと受入れをしていただいて、また施設に帰るときもきちっとした手続で入所できるようなご配慮をいただければというふうに思います。

 以上です。



○村山委員長 他にございませんか。



◆小林委員 時間もありませんので、率直に質問さしていただきます。

 市立病院は、高齢者、障害者に配慮したそういう施設として検討もされ、現在の病院に至っておると思いますし、またそれぞれコーナーには、病院へのいろんな気づいたことについて改善の要望も含めて、その声を把握できるような、そういうことも凝らしておるというふうに思うわけです。私は自力で車いすで移動しておられる女性の方から聞いたお話なんですが、南棟は、フロアがじゅうたんを敷かれたようなことで施されていると思うんですけども、その方が言われておりますのは、健常者の方々であればじゅうたんを敷き詰めるというのは、ひざに負担が直接来んような形でいいかもわからへんけども、体が悪くなって私が車いすを自力で運行して移動する。病院に行ったらその床がじゅうたんが敷かれているので、非常に辛いということを言われておったわけなんです。

 健常者にとりましては、そういうふうなことについては改善されているというふうにとらまえるんですけども、状態の悪い、車いすの利用者からもそういうふうに要望を聞いておりますので、障害者が車いすで歩行できるスペースについては、その部分をじゅうたんの部分を取ってもらいまして、スムーズに運行できるような形で配慮することなども検討してもらうことができないのかなというふうに思っておるんですが、その点ではどうでしょうか。



◎寺田市立病院事務局長 ただいま小林委員さんの方から、障害者の車いすの院内での移動について、南棟の1階、2階の面につきましてはすべてじゅうたん敷きですか、そういう敷物を敷いております。そういう関係で非常に移動がしにくい、車いすが重たいというようなことだろうと思うんですけども、あの敷物につきましては、いろいろとそういう面も考え合わせた上で毛足の短い敷物を敷いておりますので、十分当初の計画からして、車いすでも対応できるというものを敷き詰めておるつもりでございますので、現段階で障害者用に、車いすの方専用にあれをめくって対応というのは、ちょっと不可能かなというふうに考えております。

 また、どうしても自力で院内の移動、移行ができない場合は、受付の部分で専門看護婦さんを配属しておりますし、またボランティアの方もそういうために来ていただいておりますので、ちょっと声かけをしていただければ、自力で移動しなくても、後ろから押していただいて院内を移動していただくというふうなことでよろしくお願いをしたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆小林委員 話につきましてはよく理解できたところでありますが、声をかければボランティアの人に押していただけるとか、いろいろあろうかということでありますが、人の手をかりて車いすを押してもらうということにつきましては、なかなか声かけられない人もおられるかというふうに思いますけども、そういうふうな対応も大事かなというふうに思っておりますので、それぞれフロアのところにでもその旨を掲げていただくようなことができたら、また違った面が出るかなというふうに思っておりますので、施設物の検討をしてもらうとともに、今言うたそれぞれボランティアの方の協力も、声かけしてくださいという内容につきましても掲示してもらうとか、その両面をやっぱり検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



◆高岡委員 病院の方々でございますんで、午後の診療ということがあろうかと思いますんで、簡潔に質問を申し上げたいと思います。

 まず第1点は、事務局長の事業報告でもありましたし、小西議員さんからもお話ありましたが、院外処方の推進が進んでいるわけでありますが、ひとつ院外の薬局の役割についてまず教えていただきたい、こう思います。

 2点目については、ちょっと細かいことを申し上げるわけですが、患者さんのご意見でありますんでお答えをいただきたいんですが、病院が新しくなりまして、非常にさわやかな中での診察を受けられるわけでありますが、最近目立っているのが院内の広報でありまして、べたべたとセロテープで張ってあるものが多いわけであります。「◯◯医師はいついつ休みます」とかいうようなことが張ってあるんですが、これは統一だったものがあるのか、それとも各科独自に行っているのか、それとも事務局でそれを調整して行っているのか、その辺を教えていただきたいと思います。



◎永野市立病院事務局総務課長 1点目の院外処方に係りますご質問についてご答弁申し上げます。

 現在、病院の周辺、いわゆる門前薬局と、それから市内に調剤薬局ございまして、病院と泉大津市薬剤師会とその辺の連携をしまして、院外処方等がスムーズに回転しますよう院外薬局等と協議しておりますので、よろしくお願いいたします。



◎若狭市立病院事務局理事[財政健全化担当] 先ほどの2点の質問の院外薬局の役割についてということで、私の方から補足いたします。

 院外薬局の役割といいますのは、これは厚生省からの指導もありますけれど、これはあくまでも患者さんの薬歴を管理する。それから、個々にそれぞれの薬局に行かれた患者さんのそういう薬歴をちゃんと個人個人のデータを集積して、重複の薬をやってないとか、そういうむだなことを省き、患者さんの健康管理にも役立てるようなことがメリットとなっております。薬歴の管理をするということが大きな目玉となっております。

 それと、広報の件でございますが、これにつきましては統一したものはございません。現在、それぞれ病棟におきまして創意工夫で張り出しておるのが実態でございます。

 以上です。



◆高岡委員 お答えいただきまして、まず薬局の件でございますが、これはおっしゃるとおり、薬歴の管理とかいうことでわかるわけでありますが、実は患者さんの側から見ますと、病院からのお医者さんのオーダーがありまして、既に処方せんをいただいて薬局に行ってるわけでありまして、そこに薬の説明書もついているわけですが、実はほとんどがカウンター方式の窓口で、たくさんの患者さんのおる中で「◯◯さん」と呼ばれて行くわけですが、そこで薬の説明が再度ある場合があるということでございます。

 「◯◯さん、これは高血圧の薬ですよ」というような説明があるわけでありますし、もう1つは、質問が薬剤師さんからあるということです。「あなたはお腹が痛むんですか、腰が痛むんですか」というような説明があった上で、「この薬は、その場合にこうするんですよ」というような服薬の指導ですか、こういったものが入ってくるということでありますが、これについて、非常にプライバシーを侵す、たくさんの方がおる前で私恥ずかしい思いしたというような声が出ておりますんで、どうなのかなと私も思いますんで、原則はどうなのか、あるいは今後どうするかということについて、もう一度ご答弁いただきたいと思います。

 それから2つ目についてでございますが、それぞれまだ独自で行ってるということでありますが、院内は非常にきれいになっておりまして、絵画等も飾ってるわけでありますから、そういったことも十分注意しまして、今後統一立った方法で、見苦しくないというようなものを考えていただきたいと、こう思います。これは意見として申し上げます。



◎若狭市立病院事務局理事[財政健全化担当] 再質問にお答えいたします。

 その話につきましては、私の方にも薬剤師の方から相談がございました。別件で、電話での苦情も聞いております。これにつきましては、当初の問診という薬歴の履歴をつくるに当たりまして、それぞれのいろんな質問事項がございます。そこに記入していただくんですけれども、これがカウンター越しでの応答でしたので、その方に大変なご迷惑をかけたと思っております。

 その指導に当たりましては、今後別室かどこかの中で、できるだけ他の患者さんの耳に入らないような方策を講じてくれということは、薬剤師会には申し入れいたしております。

 以上です。



○村山委員長 よろしいですか。



◆高岡委員 了解です。よろしくお願いします。



◆広橋委員 病院ボランティアさんの活動についてお尋ねいたします。4月からボランティアの受入れが始まりまして半年近くなるわけでございますけれども、一定の講習を受けた上で現在活動しておられるわけですけれども、その登録人数と、その方々の活動状況についてお聞かせいただきたいと思います。また病院としましては、この6カ月間どのように評価されているのかということをお尋ねいたします。

 もう1点。実はきのうの新聞ですけれども、大きく取り上げられているんですけれども、糖尿病の新薬に重い副作用ということで取り上げられておりました。こういった報道されますと、患者さん自身が非常に不安な思いをするわけです。当然ここに挙げられております新薬のアクトスという薬、これは去年の12月から販売されておりますので、恐らく病院の治療にも使われておるかと思うんですけれども、こういった場合、患者さんに対するそういった不安感を取り除かれる方法として、どのようにされているのかどうか。

 この2点お願いいたします。



◎北野市立病院看護部副部長 ボランティアの活動状況、それから、今登録なさっている方の人数、それから、病院としてどのような評価を行っているか、この3点だったと思います。

 まず登録なさってる人数ですが、現段階28名です。うち、夏休みだけとか春休みだけというご希望の学生さん7名含まれております。

 まず活動状況ですが、ざっとこの4月から指導要綱に基づきまして活動を行っているわけなんですが、6.5カ月ぐらいたちましたところ、ボランティアさんの方々も当初、外来の方のご案内とか、それから先ほども出ましたけど、車いすの後押しとか、それから各科の診療場所の説明ですね。それから、今でも大変よく聞かれますけれども、再来機の取り扱い方、こういうのは当初から決めてましたけれども、ボランティアをなさってる方々の声もありまして、もう少し活動範囲を広げてくれないかなということもありまして、最近は、7月あたりからメッセージカードをひとり一人に入院されている患者さんに対して、7月は七夕様の短冊をお渡ししまして、ひとり一人に、お元気で頑張ってくださいとかいうメッセージカードをお渡ししてます。

 あと、8月に入りましては、暑中お見舞いのようなメッセージを入れて、ボランティアさんがみずから枕元に行って患者さんにお渡ししているというようなことです。

 あと、9月30日に行われました病院ふれあいまつり、第1回目行いましたけれども、ボランティアさん6人参加していただきまして、模擬店、バザー、それらにかかわっていただきまして、この間の直接のお言葉ですけども、来年もぜひ参加させてほしいという、ボランティアさんも喜んでいただいてます。

 また病院の評価ですけれども、ストライプのエプロンの姿の方、患者様にも定着されまして、結構和やかな雰囲気の中で行われてますので、私たちもときどき、ボランティアさんの病院の中での広報で、「おづ新聞」というのをつくってますけども、そこにもいろいろ評価としては載せています。大変病院側も喜んでおります。

 以上でよろしいでしょうか。



◎岡澤市立病院長 ただいまのご質問の2点目の薬剤の副作用のことでございますけども、アクトスという糖尿病の薬が最近報道されましたが、これに限らず、新薬が発売されましてから、副作用が新たにわかってくるというケースが幾つかあります。こういった報告というのは、緊急に我々ドクターのもとに各製薬会社から届きます。事務局が受ける場合もありますので、それを一斉に各医局のドクターに配付いたしまして、患者さんに対して注意を呼びかけたり、あるいは今まで使っていた患者さんの症状の把握ですとか、今後使う患者さんにつきましては、こういった注意点十分説明させていただきまして使うようにしているところでございます。できるだけ安全な使用ということで、これは病院としましても考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



◆広橋委員 ありがとうございました。詳しいご説明いただきまして、了解いたします。ボランティアの活動につきましても、非常に患者さんの方からも、また病院側としても非常にいい形で動いていただいているということでございまして、また活動範囲も広がっているということでありまして、私どもも病院に行きますと、ボランティアさんがあちこちのところに立っていただいてまして、ほんとに患者さんのスムーズな誘導だとか、先ほどおっしゃいました再来機等では、いまだになかなかスムーズに再来機を通していけない高齢者の方等がありまして、そういった方々に親切にかかわっていらっしゃるという状況を目にいたします。また、先ほどのメッセージカード等も本当にいい考えだなというふうにして今思いましたんですけれども、患者さんにとりましては、本当に温かい心の通う方法としてやっていただいているかなと思います。

 1つ提案したいんですけれども、「ボランティアさん、ボランティアさん」といった呼び方でなくて、何かの愛称をつくってはどうかなというふうに思うんですよ。その点につきまして、今お答えいただけるようでしたらお願いいたします。



◎寺田市立病院事務局長 確かに広橋議員のおっしゃるように、「ボランティアさん、ボランティアさん」という形でいきますと、ちょっとまたなじみというよりも、不自然な部分も出てこようかと思いますし、絶えず同じような人が大体定期的に来ていただいておりますので、親しい人になりますと、お名前を呼ばしていただいて対応さしていただいているんですけども、これから、今いい提案いただきましたので、これにつきましてはちょっと院内に持って帰って、看護部なりいろんな各セクションとのご相談をした上で、改めてまた検討をさしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上です。



○村山委員長 よろしいですか。



◆広橋委員 はい。



○村山委員長 他にございませんか。

    (「なし」と呼び声あり)



○村山委員長 他にないようでありますので、以上で認定第3号「平成11年泉大津市立病院事業会計決算認定の件」についての質疑を終結いたします。

 以上で決算認定の件の3件についての質疑を終結いたしました。

 これより3件について討論を承るわけでございますが、この際、暫時休憩いたします。

 再開につきましては、午後2時からといたします。

    午後0時20分休憩

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    午後2時00分再開



○村山委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 それでは、平成11年度決算認定の件3件を一括議題といたします。

 議題となりました3件について、一括して討論を承ります。ございませんか。



◆高橋委員 平成11年度の決算審査特別委員会の総括について、社民市民連合を代表いたしまして総括意見を述べさしていただきたいと思います。

 まず本年度の決算につきましては、茶谷市政2期8年間の総決算という視点に立って、財政がどのように厳しく変化をしてきたのか、また事業効果はどれくらい上がってきたのかを審査することが重要であるというふうに考えております。財政硬直化の指標であります地方債におきましては、平成11年度末現在で、一般会計263億2,919万円、下水道など特別会計341億267万円、水道事業会計17億6,430万円、病院事業会計100億2,300万円、合計722億1,913万円にもなっております。まさに、茶谷市政2期8年の中で大幅に地方債がふえ続けてきたのは、だれの目から見ても明らかであるというふうに思います。

 今日の財政危機を招いているのは、決して泉大津のみならず全国の約3,300余りの自治体においても、長期化した不況の影響などによる税収の落ち込み、また生活保護費や医療費の増加に伴う扶助費の増加により、財政は一段と厳しい状況になっております。しかし、泉大津市はこのような平均的な財政の危機にとどまらずに、経常収支比率が102.6%、公債費比率が15.5%と、財政の悪化は全国のワースト・テンに入るぐらいまでに至っている原因がどこにあるのか。その原因を明確にしていくことこそ、本当の意味での総括であると我々は確信をしております。

 一般会計決算につきましては、予測されたこととはいえ、取り崩す基金が底を尽き、実質収支で約15億4,000万円の赤字を計上する結果となっています。昨年11月に示された財政健全化計画方策未実施の場合の平成11年度の実質収支予測額は、約13億8,000万円の赤字であります。このような結果からも一般会計の財政状況は極めて厳しく、このまま市政運営が進められていけば、財政の深刻さは増すばかりであります。

 長引く不況は本市の地場産業にも大きく影響し、法人税の落ち込みはあるものの、市税は、前年度との比較で1億6,400万円、1.38%増加している点は、一定努力のあとが見えます。しかし、歳出面でこれまでの投資的経費による地方債の拡大など、公債費の増大、市民ニーズにこたえるサービス事業など、拡大する行政施策は大きな負担を抱える原因になっていることは明らかであり、まさにこれまでの茶谷市政の財政のツケが到来したと言えます。

 したがって、財政、行政両面におきまして思い切った改革が最も重要であり、特に投資的経費の削減と事業の精査、見直しを初め、事業の優先順位を明確にし、行政の事業にめり張りをつけていかなければ、財政再建はとてもできるものではありません。

 今後少子・高齢化の時代を迎えた中で、おおむね10年間のまちづくりである第3次総合計画を策定し、都市機能の整備を初め、市民のニーズに沿った行政サービスを展開していかなければなりません。そのためには、市長を初め、理事者と職員が一体となって、施策の推進に当たっては、緊急度、重要度、効果など勘案した優先順位を選択をし、経費節減に努められることを要望いたしまして、一般会計には賛成といたします。

 その他の特別会計においても、賛成といたします。

 水道事業会計においては、前年度繰越利益剰余金と合わせて2億9,000万円を超える累積黒字が計上されています。しかし、本年10月、大阪府営水道の料金が18.3%の値上げがなされていることをかんがみれば、近い将来において本市水道料金の引上げ改定が懸念されます。今後あらゆる面での経営努力をお願いするとともに、市民への情報の提供と市民的合意に尽力されることを要望いたしまして、賛成といたします。

 また病院会計におきましては、12億3,000万円を超える不良債務を抱え、厳しい財政再建の途上にありますが、本年度においては3億3,200万円の医療収益を上げるなど、経営面での努力は評価をさしていただきますが、医療事故防止システムを確立さしていただき、地域の中核病院としてさらなる経営の健全化に向けて努力されるよう要望をいたしまして、総括にかえたいというふうに思います。

 以上です。



◆田立委員 1999年度一般会計と特別会計及び2つの公営企業会計の決算認定について、日本共産党市会議員団を代表して意見を申し上げます。

 まず、一般会計と8つの特別会計についてであります。前年度の赤字決算を受けまして、今年度において2004年度を実施収支で黒字に転換することを目標にした市財政健全化計画が示されましたが、本決算ではこの計画に照らしても、単年度収支、実質収支で赤字の額を膨らませ、財政悪化がさらに進行する結果となりました。

 本市の行財政運営にとりまして、財政再建健全化が最優先課題であることは言うまでもありません。そのためには、今日の深刻な財政危機をもたらした原因とその責任を明らかにする必要があります。市財政の悪化は、不況による市税収入の落ち込みや国・府の補助金の削減など全国共通の要因に加えて、駅前再開発とその関連事業などの土木費、投資的経費に多額の支出をしてきた結果であることを、これまでも繰り返し指摘をしてまいりました。財政健全化と言いながら、財政危機に陥った原因の分析、反省がなく、松之浜駅前再開発事業等は強行し、財政悪化にさらに拍車をかけてきた責任は重大です。

 不況のもとで、市民の暮らし、中小業者の営業がますます厳しさを増しているときに、市政に求められている地場産業への実効ある支援策、市民の暮らしを温かく支える施策は、不十分だったと言わざるを得ません。まして老人医療費助成制度の削減など、社会保障制度の後退を国や大阪府に追随して強行したことは、自治体の本来の責務にも背を向けたものであります。

 以上の理由から、認定第1号一般会計及び各特別会計の決算認定の一括しての採決には、反対の態度を表明をいたします。

 認定第2号水道事業会計、認定第3号病院事業会計につきましては、それぞれ一層の努力を要請をしながら、賛成といたします。

 以上、基本的な市政の評価については以上申し述べたとおりでありますが、個々の具体的な問題につきましては、私どもの長年の要望を取り入れていただき、また、市民の願いにこたえた施策もあったことを、評価をしております。

 また、本決算委員会での質問に対するご答弁の中でも、この限られた厳しい財政状況の中にありましても、職員の皆さんの懸命な努力によって成果を上げていただいたことにつきましても、理解を深めることができました。ご答弁をいただきましたすべての職員の皆さんに、心からお礼を申し上げます。

 いずれにしましても、市民のためにやるべき仕事をする、そのためにこそ市財政の一日も早い健全化がなし遂げられることを心から願いながら、決算審査に参加をさせていただきましたし、その思いは今後ともいささかも変わるものではございません。

 以上申し述べまして総括意見とさせていただきます。



◆中谷委員 平成11年度の一般会計、特別会計及び事業会計の各決算について、市民クラブを代表いたしまして、総括意見を申し上げます。

 11年度一般会計の単年度収支は約11億8,000万円の赤字で、実質収支は、10年度の3億5,300万円と合わせて約15億4,000万円の赤字となっており、府下で実質収支の赤字を出した10市中、枚方市の30億に次ぎ2番目に多い額となり、経常収支比率においても、前年度全国ワースト3位の106.8%より4.2%低下したものの、102.6%で、平成8年度から4年連続100%を超え、財政の硬直化がさらに進んだと言わざるを得ない状況になっております。財政調整基金もなく、赤字が膨らみ、経常収支比率が100%を越えるという、人工呼吸器をつけた意識不明の危篤の状態であります。

 昨年の11月、財政の健全化計画を発表され、新規事業の抑制と、さらなる行政改革を推し進めることを示されましたが、10カ月経過した今、この計画に対して、市長、理事者の考え方に温度差を感じるのは、私だけでしょうか。

 市長におかれましては、この計画にご自分の政治生命をかけるんだというぐらいの信念を持っていただき、市民ニーズにこたえて、どうしてもやらなければならない新規事業を展開するときも、その財源の確保など、健全化計画とも整合性を十分庁内論議し、市民の理解を得ながら市政運営をしていただかなければならないかと思っております。

 私は、今の本市の財政状況の中では、国・府から補助金があるとか、交付税が入るからとか、金利が低いからということだけで、その場しのぎの事業展開をするのではなく、今こそ既存事業のソフト面のサービスを見直しながら、さらなる市民ニーズにこたえるときではないかと感じております。

 退職者の不補充や一部民営化の検討など、抜本的な行財政改革の推進に対しては一定の評価をいたしますが、今の泉大津市にとっては財政の立て直しが最も重要な課題であり、最優先課題であることを十分に認識していただき、市長初め、理事者、職員全員が一致団結してこの難局を乗り越えていただきますことを強く要望いたしまして、一般会計、特別会計及び事業会計の全会計に賛成いたします。

 以上です。



◆高岡委員 公明党を代表いたしまして、平成11年度決算審査の結果について総括意見を申し上げます。

 さまざまな歳出削減の努力は見られるものの、長引く経済不況の影響と行政の構造的な硬直化から脱却できず、ますます厳しい財政運営を余儀なくされているものと実感するところであります。当年度決算収支では、一般会計及び特別会計の総額で実質収支19億8,000万円余りの赤字を計上、単年度収支で総額14億8,000万円の赤字を計上しております。実質収支比率において、前年度マイナス2.4%に対しまして、当年度マイナス10.0%と大幅に低下し、深刻度を増しております。

 このような状況の中で茶谷市長は、先月3期目の当選を果たしましたが、このたびの決算審査は、2期8年にわたる行政運営の総決算とも言えるものではないでしょうか。

 そこで市長は、引き続いての赤字決算に対し、平成16年度を目標年次にした財政健全化計画を掲げて、諸事業を初め、行財政運営全般にわたる見直しを行い、年次的に赤字解消を図ることによって、最も懸念される赤字再建団体への歯どめをかけるものとしております。しかしながら、当年度決算における起債許可制限比率は12.9%で、前年度より0.4ポイント上昇し、要注意ラインとされる15%にやや近づいており、今後の起債が大きく懸念されるところであります。

 さて、このような財政事情の中でありますが、本市にあっては南海本線連続立体交差事業の推進に加え、不況による産業形態の変化とも相まって都市化への拍車がかかり、安心できる都市環境の整備への対応や、さらに進む少子・高齢化への対策、また増大するごみと資源リサイクル問題等々に対して市民ニーズは多様化し、避けて通れない行政課題は山積しております。

 このような観点を踏まえ、地場産業の活性化と雇用創出についてただしましたところ、市長は、泉大津ブランドの創設を進め、IT革命にも対応したインターネットによる直接販売も視野に入れた新たな需要により、活性化を図りたい旨のご答弁がありましたので、市長が施政方針で掲げた活力に満ちた産業のまちづくりのために、ご期待を申し上げたいと思います。

 その他決算審査の過程にあって、市民の声を行政に反映させるため、細部にわたる意見を申し述べてまいりましたが、各担当部局の前向きの取り組みの姿勢を評価するとともに、厳しい財政健全化遂行にあっても、常に市民の側に立った行財政運営をされるように要望いたしまして、一般会計並びに特別会計及び事業会計に賛成をする次第であります。

 以上であります。



◆木野委員 凌風会を代表いたしまして、平成11年度泉大津市一般会計、特別会計並びに水道事業会計、病院事業会計の決算について、凌風会を代表し、総括意見を申し上げます。

 まず一般会計については、平成10年度は経常収支比率が106.8%でありましたが、平成11年度は、財政健全化方策の未実施の予測104.3%を下回る102.6%となりました。その努力を評価します。しかし、財政はさらに硬直化しているということを深刻に受けとめまして、自覚していただきたいと思います。

 病院事業会計は、計画以上の成果を評価します。さらに改革の手を緩めてはならないと思います。

 水道事業会計については、給水原価と供給単価を見据えながら、料金改正を視野に入れた長期的なビジョンを掲げ、運営をしてください。

 駐車場の事業については、公債費比率が非常に高い。55.09%と高く、これは経営努力だけでは解決できないと思います。抜本的に見直し改善が必要である。

 他の会計についても、結果がすべてであります。赤字となる要因、原因、これを取り除くことに全力を挙げていただきたい、こう思います。

 さて、今まさに改革のときであります。時代が変わり、時代は人、物、金、さらに時間、これはスピードの再配分が要求されています。簡素化、効率化、市民の目線に合った行政システムの改善が必要であります。改革の挫折は、徹底の甘さ、軽さから始まります。市民の行政不信、政治不信を招くことのないよう、全力を挙げていただきたい。

 市長は、これからの4年は財政再建を第一義と考え、むだを省き、行財政改革等推進する。その基本理念は「ゆとり、生きがい、思いやり」。新しい時代にふさわしい、安心で安全であるまちづくりを目指し、市民と力を合わせて諸施策の推進を図る。さらに、10年度のこれまでの深刻な財政状況、さらに自分の思いを、総合計画の骨子等を披露しながら、今回第3期目の茶谷市政が誕生しました。これは、市民の審判を受けたわけであります。ですから、これから力強く進んでいただきたい。しかし、やらねばならない事柄は、これからどんどん出てくると思います。この場合、理事者と綿密に打ち合わせをして、大胆に、勇気を持って決断、対処をすることを希望します。

 最後に、平成11年度の決算の反省を踏まえ、次の事項を提案します。

 1.保育所の夜間保育・延長保育の充実等、市民のニーズに対応するため、事業運営の効率・効果的な運営を図るため、順次民間活力を導入すること。

 2.幼稚園の事業運営の効率化と効果に照らして、公立幼稚園の民間活力導入を図ること。

 3.保育所、幼稚園、小学校、病院の給食、調理業務について、給食のコスト等効率的・効果的運営を求め、民間への委託、多様な食メニューの実現、質的水準の向上を図るために、漸次民間活力を導入する。

 4.PFIの導入について、これは高い評価をいたします。今後は追跡調査を十分やっていってほしいということであります。

 以上でもって、凌風会といたしまして、一般会計、特別会計、水道事業会計、病院事業会計の決算について、賛成をいたします。



◆小西委員 新風クラブを代表いたしまして討論をいたしたいと思います。委員会の中で相当話をしていますから、できるだけ簡略に、骨子と問題点の指摘をまず申し上げておきたいと思います。

 本委員会においては、総務で出されております総合基本計画の委託料という問題で実は議論がありました。この総合基本計画が、これからの本市における今の硬直化した財政状況との、より行政としての一番大きなかかわり合いであるという認識の中で私は問いただしていったわけであります。なかなかその中で、理事者の的確な答弁がなかった。これはやっぱり、まず行政、この悪い状態の中で何をなすべきかというビジョンがあり、そしてそのプランニングがあって、それに対するプロセスが明確に提示されない限り、財政の新しい展開というのは非常に難しいという判断を私はしております。

 そういう中で非常に残念に思いましたのは、市長さんは、市民のニーズの中で事業をしてきたという認識を持っておられます。私は以前、本会議においてもお話ししましたように、昔、韓非子の「政を成して民にかなうは乱の始まりなり」ということを引用いたしまして、本会議で申し上げたことがございます。確かに我々、市民ニーズを市長なり行政に伝えますけれども、全体の総枠、ふところ勘定は、実は議員は全く知り得てないし、執行権を持っておらないわけであります。当然そういう中で、みずからの財布の中身と事業の選択を十分判断された上で、当然なすべき事業と後回しにする事業のプライオリティー、優先順位というものが提示されてしかるべきであります。

 そういう状況下の中で、まず私は一方では、先ほど申し上げました総合基本計画に、今審査中でありますから、審議委員会に乗っかっておりますから、内容についてはとやかく申しませんけれども、その中でしっかりとした案を提示することとあわせて、今までなされてきた財政運用の総括というものを申し上げたわけであります。

 原因を明確に出さない限り、この是正はあり得ない。そして抜本的な方策も私はあり得ないという、これはそれぞれ個人の認識の違いがありますから、私は従来から申し上げておりますように、常に歴史というものが、それを土台にした中で次の新しい歴史を生んでおるというふうに思っております。

 以上の中で、今後の財政運営等々につきましても、きょう申し上げましたように病院の問題とか、もっと的確に、はっきりとしたプラン、そしてビジョン、こういうものを速やかに議会に提示することによって、それを具体的に審議し、議論を積み重ねていくことが、市民と我々議会の英知を集結した新しい泉大津の一歩になるというふうな認識を持っております。

 そういう中でこの決算につきましても、理事者のより議会に対する親切な対応と、それから、今までの本日に至った、この決算に至った赤字に対する痛切な責任感といいますと非常にきつうございますので、この問題性を十分肝に銘じられまして、新年度の予算に反映していただきますことをあわせて希望申し上げまして、賛成意見といたします。



○村山委員長 他にございませんか。

    (「なし」の声あり)



○村山委員長 ないようでありますので、以上で討論を終結し、これより1件ごとにお諮りいたします。

 まず、認定第1号「平成11年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件」について採決いたします。本件につきましては、反対のご意見がありましたので、起立により採決いたします。本件、認定することに賛成の方はご起立願います。

    (賛成者多数)



○村山委員長 起立多数であります。よって本件、認定することに決しました。

 次に、認定第2号「平成11年度泉大津市水道事業会計決算認定の件」について採決いたします。本件、剰余金処分計算書を含め、認定することにご異議ございませんか。

    (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)



○村山委員長 異議なしと認めます。よって剰余金処分計算書を含め、認定することに決しました。

 次に、認定第3号「平成11年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件」について採決いたします。本件、欠損金処理計算書を含め、認定することにご異議ございませんか。

    (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)



○村山委員長 異議なしと認めます。よって欠損金処理計算書を含め、認定することに決しました。

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○村山委員長 以上をもちまして、本委員会に審査を付託されました平成11年度決算認定の件3件について審査は終了いたしました。

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○村山委員長 よって直ちに閉会をいたしたいと存じますが、閉会に当たり、市長よりあいさつの申し出がございますので、これを許可いたします。



◎茶谷市長 委員長さんのお許しをいただきまして、決算審査特別委員会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 本決算審査特別委員会におきまして、平成11年度一般会計を初め、各特別会計並びに水道・病院の各事業会計の決算につきましてご承認を賜りましたことを、心から厚く御礼を申し上げます。

 委員会審査の過程におきまして賜りましたご意見・ご要望につきましては、今後十分意にとめまして検討・研究を重ね、厳しい財政状況ではございますが、市政に反映させるべく努力をしてまいりたいと存じております。

 また来年度予算の編成に当たりましても、ご意見・ご要望を踏まえまして最善の努力をしてまいりたいと考える次第でございますので、何とぞよろしくご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。



○村山委員長 市長のあいさつは終わりました。

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○村山委員長 この際、一言、閉会に当たりましてお礼申し上げたいと存じます。

 4日間にわたりまして、慎重に、そして効率的にご審議を賜り、本当にありがとうございました。その間、委員の皆さんを初め、理事者の皆さんにおかれましては、私ども正副委員長に対しまして格別のご協力を賜りましたことを、心から厚く御礼申し上げます。

 それでは、以上をもちまして平成11年度決算審査特別委員会を閉会いたします。慎重ご審査ありがとうございました。

    午後2時31分閉会

    会議録署名委員

         委員長   村山吉洋

         委員    田立恵子

         委員    中谷 昭