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平成3年度決算特別委員会(公営)平成4年9・10月 09月28日−01号




平成3年度決算特別委員会(公営)平成4年9・10月 − 09月28日−01号









平成3年度決算特別委員会(公営)平成4年9・10月





△(イメージ)審査付託事項





         大阪市会決算特別委員会記録(第1回)

◯平成4年9月28日

◯市会特別委員会室

◯議題 1.正副委員長の互選

    2.付託案件の審査

◯出席委員 24名

  委員長  壷井美次君

  副委員長 奥野正美君

       松村将司君

  委員   船場太郎君

       太田勝義君

       玉木信夫君

       新堂庄二君

       永井 博君

       井上淑子君

       北野禎三君

       加藤 進君

       新田 孝君

       小笹正博君

       山川洋三君

       仲山忠男君

       中西建策君

       辰巳正夫君

       小玉 滋君

       長谷正子君

       杉谷恒治君

       広岡一光君

       安楽雅男君

       村尾しげ子君

       福田賢治君

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△開会 午後1時13分



○北山篤議長 ただいまから決算特別委員会を開会いたします。

 本日の記録署名者を新田委員にお願いいたします。

 これより議事に入ります。

 まず、大阪市会委員会条例第6条第3項の規定により、委員長の互選を行います。

 互選の方法はいかがいたしましょうか。



◆安楽雅男委員 動議を提出いたします。

 委員長互選の方法は、投票を行わず指名推選の方法を用いることとし、議長において指名せられんことを望みます。



○北山篤議長 ただいまの動議にご異議ございませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○北山篤議長 ご異議なしと認めます。よって直ちに指名いたします。壷井美次君を指名いたします。

 ただいま指名いたしました壷井美次君を委員長当選人と決してご異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○北山篤議長 ご異議なしと認めます。よって壷井美次君が満場一致をもって委員長に当選されました。

 それでは、壷井委員長とこの席を交代します。



○壷井美次委員長 ただいま、皆さん方のご同意をちょうだいいたしまして委員長に選ばれました壷井でございます。何分未熟者でございます。この公営決算特別委員会、委員皆さん方の熱心な討論によって実りある委員会に終わらせていきたい、このように考えております。皆さん方のご協力をひたすらお願いを申し上げまして、簡単でございますが、委員長就任のごあいさつにかえます。

 これより、大阪市会委員会条例第6条第4項の規定により、副委員長2人の互選を行います。

 互選の方法はいかがいたしましょうか。



◆安楽雅男委員 動議を提出いたします。

 副委員長互選の方法は、投票を行わず指名推選の方法を用いることとし、委員長において指名せられんことを望みます。



○壷井美次委員長 ただいまの動議にご異議ございませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○壷井美次委員長 ご異議なしと認めます。よって直ちに指名いたします。奥野正美君、松村将司君のご両君を指名いたします。

 ただいま指名いたしましたご両君を副委員長当選人と決してご異議ございませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○壷井美次委員長 ご異議なしと認めます。よって奥野正美君、松村将司君のご両君が満場一致をもって副委員長に当選されました。

 次に、大阪市会委員会条例第9条の規定により、委員長に事故あるとき、委員長の職務を行う副委員長の順位をあらかじめ定めておきます。第1位奥野正美君、第2位松村将司君と定めます。

 それでは、これより議事に入ります。

 本委員会に付託されました報告第16号、平成3年度大阪市自動車運送事業会計決算報告について、報告第17号、平成3年度大阪市高速鉄道事業会計決算報告について、報告第18号、平成3年度大阪市水道事業会計決算報告について及び報告第19号、平成3年度大阪市工業用水道事業会計決算報告についての以上4件を一括して議題といたします。

 理事者の説明を求めます。



◎今田交通局長 このたびご審議をお願いすることとなりました平成3年度大阪市自動車運送事業会計及び大阪市高速鉄道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。

 交通事業につきましては、21世紀に向けて総合的な都市体系の確立を図るため、地下鉄を根幹としてバス、ニュートラムを機能的に結ぶネットワークの整備に努めており、地下鉄につきましては、新たに第7号線心斎橋・京橋間の建設に着手いたしましたほか、来年3月の開業を目指しまして、堺筋線動物園前・天下茶屋間の建設を引き続き推進いたしました。また、既設線におきましても、乗客サービス向上のための冷房車両87両の購入、駅の冷房化、エスカレーター・エレベーターの増設などを実施いたしましたとともに、中量軌道事業におきましても、2列車8両を購入いたしまして、昨年10月より輸送力増強を行いました。また、バスにつきましては、我が国で初めて車いすのまま乗車できるリフト付バスや低公害のハイブリッドバスを導入いたしましたほか、大正都市新バスシステムの地下鉄桜川から難波までの延長、バスロケーションシステムの増設など、快適で利用しやすいバスへの改善を目指して積極的に取り組んでまいりました。

 それでは、お手元にお配りしております「平成3年度決算説明資料」に従いまして、決算の概要をご説明させていただきます。

 資料の1ページ及び2ページに「最近5カ年運輸成績比較表」というのがございますが、これをごらんいただきたいと思います。

 本年度の概況は、右側のページの上段の「平成3年度決算」という欄がございますが、これをごらんいただきたいと思います。営業キロにつきましては、自動車運送事業は442.6キロメートル、高速鉄道事業は104.3キロメートル、中量軌道事業は6.6キロメートルで、3事業あわせた1日平均の乗車人員は313万8,426人となっております。また、乗客収入につきましては、本年2月5日から乗車料金の消費税相当額の改定をさせていただきましたことなどにより、1日平均で4億2,592万6,301円と相なっております。

 各事業別でございますが、まず、自動車運送事業におきましては、下段にございますが、これも決算の欄をごらんいただきたいと思います。年度末の在籍車両数は、前年度に比べて5両減の936両と相なっております。また、1日平均の乗車人員は33万6,384人で、前年度に比べますと約7,000人増加いたしております。

 次に、高速鉄道事業でございますが、次の3ページ、4ページをお開きいただきたいと思います。これも同様、右側のページの上段のところにございますが、「平成3年度決算」欄に掲げてございますように、年度末の在籍車両数は、前年度と比べて12両増の998両となっております。1日平均の乗車人員は274万1,799人で、これは、前年度の国際花と緑の博覧会開催に伴う鶴見緑地縁の乗車人員が本年度で減少したことなどによりまして、前年度に比べまして約1万1,000人減少いたしております。

 次に、中量軌道事業でございますが、下段の表の「平成3年度決算」欄にございますように、年度末の在籍車両数は、輸送力増強に伴う車両購入によりまして、前年度に比べて8両増の72両と相なっております。1日平均の乗車人員は、前年度と比べ約200人増の6万243人と相なっております。

 次に、収益的収支の決算額についてご説明申し上げます。資料の5、6ページをごらんいただきたいと思います。

 本年度の経営収支は、下から5行目にございますように、当年度損益では、自動車運送事業会計が4億4,370万2,195円の赤字、高速鉄道事業会計がその隣でございますが220億4,436万6,838円の赤字と相なっておりまして、固定資産売却益等の特別損益を除いた経常損益でも、その下の欄でございますが、自動車運送事業会計が5億2,538万7,672円の赤字、高速鉄道事業会計が247億2,597万6,422円の赤字となっております。また、自動車運送事業会計につきましては、下から2行目にございますように、人件費が営業収益の97.6%を占めております。また、高速鉄道事業会計につきましては、隣の欄の一番下にございますように、支払利息、減価償却費といった資本費が営業収益の52.2%を占めておりまして、それぞれ両事業の厳しい経営の大きな要因と相なっているところでございます。

 なお、本年度から補助制度が改正になりまして、これによりまして地下鉄建設費補助金が従来の運営費補助から建設費等の財源に充当される資本費補助に変更されまして、営業外収益から資本的収入に計上替えされたところでございますが、高速鉄道事業会計の下の欄に(参考)としてございますが、元金充当建設費補助金として掲げておりますとおり、計上替えを行った補助金のうち2年度以前に採択された路線に係る補助金が、下から2番目の行ですが175億2,920万円余りございます。これを勘案いたしますと、高速鉄道事業会計の経常損益は71億9,677万4,715円の赤字と相なるわけでございます。

 次に、事業別の収支でございますが、7、8ページをお開きいただきたいと思います。

 まず、自動車運送事業でございますが、左の表の「3年度決算額」の欄に掲げてございますように、収益につきましては、営業収益が一番上ですが211億4,675万9,161円で、前年度に比べまして約1億3,254万円の減少となっております。内訳といたしましては、運輸収益が156億4,013万5,208円でございまして、前年度にございました国際花と緑の博覧会開催に伴う貸切バス収入が減少したことによりまして約2億4,625万円前年度より減少しておりまして、このほか、特別乗車料繰入金等の運輸雑収が55億662万3,953円と相なっております。次に、営業外収益につきましては、ちょうど中ほどの欄にございますが56億9,842万2,023円で、前年度に比べまして2億2,645万円余り増加いたしておりまして、主な内容といたしましては、一般会計からの補助金でございます。また、特別利益は、下の方へいっていただきまして、固定資産売却益でございまして1億1,024万8,717円となっております。これは、昨年度が20億7,000万円余りございましたので、この欄で前年度より約19億6,000万ばかり減少いたしているわけでございます。以上、収益を合計いたしますと、一番下の行にございますように269億5,542万9,901円と相なりまして、前年度に比べまして18億6,608万円余りの減少となっております。

 一方、これに対する費用でございますが、右側の8ページでございます。これも「3年度決算額」の欄をごらんいただきたいと思います。営業費用は一番上にございますように263億5,784万7,738円で、前年度と比べまして約2億7,816万円の増加と相なっております。内訳といたしましては、人件費が206億3,597万8,848円で、給与改定の実施等に伴い、前年度に比べまして約1億5,652万円の増加となっております。また、経費につきましては36億5,426万5,481円で、内訳といたしましては、そこにございますように、動力費8億1,632万1,680円のほか、補修費、光熱水費等でございます。さらに、ちょうど中段のところにございますが、減価償却費につきましては20億6,760万3,409円となっております。次に、営業外費用は10億1,272万1,118円で、主な内容といたしましては、支払利息が7億7,377万5,432円ございます。これに特別損失2,856万3,240円を加えました費用の合計は、下から4行目にございますように273億9,913万2,096円となり、前年度に比べまして約2億7,224万円の増加となっております。

 これを先ほどの収益合計と差し引きいたしました当年度損益は、下から3行目にございますように4億4,370万2,195円の損失となり、さらに資産の売却益等の特別損益を除いた営業損益は、下から2行目にございますように5億2,538万7,672円の損失と相なっております。なお、平成3年度末における累積欠損金は、一番下にございますが438億7,245万1,177円となっております。

 次に、高速鉄道事業についてご説明申し上げます。9ページ及び10ページをごらんいただきたいと思います。

 左側の表の「3年度決算額」の欄にございますが、収益につきましては、営業収益が1,462億7,017万5,103円で、前年度に比べ8億8,305万円余りの増加と相なっております。内訳といたしましては、運輸収益が1,383億2,038万624円で、本年2月5日から乗車料金の消費税相当額の改定を実施いたしましたこと等によりまして、前年度に比べ3億7,897万余り増加いたしており、このほか、広告料などの運輸雑収が、その2段下のところにございますように79億4,979万4,479円と相なっております。次に、営業外収益でございますが、中段のところにございますように59億9,629万8,813円で、本年度より補助制度の改正によりまして地下鉄建設費補助金を資本的収入に計上替えいたしましたことによりまして、前年度に比べまして、右端にございますが170億8,577万円余りの減少となっております。また、特別利益は下から4行目のところにございますように26億8,160万9,584円で、多額の土地売却がございました昨年度に比べまして約99億8,504万円余りの減少となっております。以上、収益を合計いたしますと、一番下にございますように1,549億4,808万3,500円となり、前年度に比べ約261億8,776万円の減少となっております。

 一方、これに対する費用でございますが、右側10ページ、「3年度決算額」の欄をごらんいただきたいと思います。まず、営業費用は1,280億6,786万8,030円で、前年度に比べ37億455万円余り増加いたしております。内訳といたしましては、人件費が770億8,113万5,834円で、給与改定の実施等により、前年度に比べ約23億9,801万円の増加と相なっております。また、経費につきましては201億8,233万2,908円で、内訳といたしましては、動力費が61億5,113万5,168円のほか、補修費、あるいは光熱水費等でございます。さらに、減価償却費でございますが、中段のちょっと上にございますが308億439万9,288円となっております。次に、営業外費用でございますが、483億9,646万5,189円で、主な内容といたしましては、支払利息453億1,286万4,659円でございます。特別損失は本年度はございませんため、以上、費用を合計いたしますと、(参考)というところの欄を除きまして下から4行目にございますように1,764億6,433万3,219円で、前年度に比べまして29億5,261万6,909円の増加と相なっております。これを先ほどの収益合計と差し引きいたしました当年度損益は、下から3行目にございますように215億1,624万9,719円の損失となっており、資産の売却益等の特別損益を除いた経常損益では、下から2行目、241億9,785万9,303円の損失となり、前年度に比べまして191億7,189万円余りの損失増となっておりますが、これは先ほども申し上げましたが、本年度から地下鉄建設費補助金を資本的収入に計上替えしたことが主な原因でございます。この結果、平成3年度末における累積欠損金は、一番下の行にございますように503億7,322万7,825円と相なっております。

 なお、下段(参考)欄に掲げておりますとおり、計上替えを行いました補助金のうち、2年度までの採択路線に係る補助金が175億2,920万円余り、これを勘案いたしました経常損益では66億6,865万7,596円の損失となっております。

 次に、中量軌道でございますが、11、12ページをごらんいただきたいと思います。

 まず、収益でございますが、左側の表の「3年度決算額」に掲げてございますように、営業収益は21億2,377万1,190円でございまして、内訳といたしましては、運輸収益が21億248万949円、広告料等の運輸雑収が2,129万241円と相なっております。また、営業外収益は、主として港営事業会計からの新種交通システム負担金でありまして、8億524万6,161円でございます。以上、収益を合計いたしますと、一番下の行に掲げてございますように29億2,901万7,351円となりまして、前年度に比べますと3,028万円余りの増加となっております。

 一方、これに対する費用でございますが、右側12ページの「3年度決算額」をごらんいただきたいと思います。まず、営業費用は26億3,244万2,714円で、前年度に比べ1,250万円余りの減少となっております。内訳といたしましては、人件費が9億7,019万7,511円で、このほか動力費等の経費及び減価償却費がございます。また、支払利息等の営業外費用は、中段より少し下にございますように8億2,469万1,756円と相なっております。以上、費用を合計いたしますと34億5,713万4,470円となり、前年度に比べ1億316万円余り減少いたしております。

 これを先ほどの収益合計と差し引きいたしました当年度損益は、下から3行目にございますように5億2,811万7,119円の損失で、資本費の低減により、前年度に比べて約1億3,345万円の損失減と相なっております。この結果、平成3年度末の累積欠損金は、一番下に掲げてございますように244億4,335万6,956円となっております。

 続きまして、資本的収入及び支出につきましてご説明申し上げます。資料13ページ及び14ページの「平成3年度資本的収支決算概要」をごらんいただきたいと思います。

 なお、資本的収支につきましては、消費税を含めて表示いたしております。

 まず、自動車運送事業会計でございますが、13ページの表の「支出」の欄に掲げてございますように、建設改良費につきましては総額30億8,513万6,110円を支出いたしておりまして、内訳といたしましては、リフト付バス、低公害のハイブリッドバスを含めました路線バス車両55両の購入及び車内放送の自動化のための車両機器475台の購入のほか、出戸バスターミナル・阿倍野橋間等のバスロケーションシステムの整備、大正都市新バスシステムの延長等でございます。これに企業債償還金、一番下から3番目のところにありますが25億7,869万8,298円を加えますと、資本的支出の合計は、一番下にございますように56億6,383万4,408円と相なっております。

 一方、これらの財源となります資本的収入でございますが、「収入」の欄を見ていただきますと、一番上にございますが企業債29億1,000万円、低公害のハイブリッドバス購入に対する国及び一般会計からの補助金、また車両購入等に対する府の補助金をあわせて7,693万7,000円などがございまして、資本的収入の合計は下から6行目にございますように30億349万9,950円となり、先ほどの資本的支出と差し引きいたしますと26億6,033万4,458円の資金不足となりますが、これにつきましては、消費税資本的収支調整額8,904万4,724円及び損益勘定留保資金25億7,128万9,734円で補てんいたしております。

 次に、高速鉄道事業会計でございますが、右側14ページの表の「支出」の欄に掲げてございますように、建設改良費につきましては一番上の総額597億2,842万9,007円でございまして、そのうち高速鉄道事業か579億128万4,579円を支出いたしております。内訳といたしましては、堺筋線動物園前・天下茶屋間及び昨年9月に着手いたしました第7号線心斎橋・京橋間の新線建設工事のほか、乗客サービス向上のための冷房車両87両の購入、岸里駅など9駅の冷房工事、動物園前駅など13駅のエスカレーター・エレベーターの設置工事などでございます。

 また、中量軌道といたしましては、ちょうど真ん中のところにございますが16億784万3,351円支出いたしておりまして、内容といたしましては、2列車8両の車両購入などを行った輸送力増強工事でございます。このほか、企業債償還金345億9,051万2,502円、建設受託工事費52億3,096万4,320円、昨年度から新たに設置いたしました大阪市交通事業基金への積み立てのための繰替金131億2,968万6,792円等を加えますと、一番下の行に掲げてございますように、資本的支出の合計は1,127億7,334万2,621円となっております。

 一方、これらの財源となります収入といたしましては、「収入」の欄にございますように、まず、企業債収入が一番上の欄でございますが384億5,892万5,000円でございまして、内訳といたしましては、建設事業債が341億1,527万5,000円、特例債が43億4,365万円と相なっておりまして、また、一般会計出資金が106億5,500万円、さらに、今年度より資本的収入に計上替えを行った地下鉄建設費補助金を含めました国、府及び一般会計からの補助金をあわせて267億4,946万1,617円などがございまして、資本的収入の合計は下から6行目にございますように820億8,118万3,103円となり、先ほどの資本的支出と差し引きいたしますと306億9,215万9,518円の資金不足となりますが、これにつきましては、消費税資本的収支調整額13億4,992万2,511円及び損益勘定留保資金293億4,223万7,007円で補てんをいたしております。

 以上、平成3年度決算の各事業の概要につきましてご説明を申し上げたわけでございますが、市営交通の経営は、高速鉄道事業では新線建設や車両の冷房化などのサービス改善に伴う支払利息、減価償却費といった資本費の増大、また自動車運送事業では厳しい走行環境や経常経費の増高など、非常に厳しい状況にあるわけでございます。そうした中で、私どもは、市民の日常生活や都市活動を支えます良質な輸送サービスを提供していくことが私どもに課せられた責務と考えておりまして、そのため、乗客誘致のためのサービス改善、効率化・省力化への積極的な取り組み、保有資産の有効活用など、最大限の努力を傾注いたしまして健全な経営の確保を図ってまいる必要がある、このように考えるところでございます。

 以上、平成3年度決算の概要につきましてご説明を申し上げたところでございます。何とぞよろしくご審議を賜りますよう、お願い申し上げます。



◎藤原水道局長 平成3年度水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、お手元にお配りいたしております決算説明資料に基づき、その概要をご説明申し上げます。

 まず、水道事業会計からご説明申し上げます。

 資料の2ページ、3ページをお開き願います。「最近5か年間の水道事業業務量の比較表」でございますが、3ページの「平成3年度」の欄と右端の「前年度対比指数」の「3年度」の欄をごらんいただきたいと存じます。1番目の給水世帯数は、年度末現在では127万8,409世帯で、右端にございますように前年度に比べ1.1%の伸びを示しております。次に、2番目の給水量でございますが、国際花と緑の博覧会、猛暑などがございました平成2年度を除きますと、ここ数年は横ばいないし微増でございましたが、3年度につきましても、5億6,971万6,100立方メートルと前年度に比べ0.4%の増となりました。料金収入に直接関係いたします3番目の調定水量につきましては、4億9,419万478立方メートルと前年度に比べ0.4%の減となりました。

 次に、4ページ、5ページをごらんいただきたいと存じます。収益的収入及び支出の決算額についてご説明串し上げます。

 収益的収入の合計は、5ページの表の下から3行目の「3年度決算額」の「計」の欄にございますように668億1,410万9,881円、収益的支出の合計は、4ページの表の下から3行目の同じく「3年度決算額」の「計」の欄にございますように679億9,359万6,907円でございます。収支差し引き当年度純損失は、5ページの表の下から2行目の「当年度純損失」の欄にございますように11億7,948万7,026円と相なりました。

 なお、欄外の(注)に記載してございますとおり、前年度からの繰越利益剰余金が116億2,659万4,583円ございますので、当年度の未処分利益剰余金は104億4,710万7,557円と相なっております。

 次に、5ページの「3年度決算額」の欄をごらんいただきたいと存じます。収益的収入の内訳でございますが、営業収益が633億4,982万2,981円、営業外収益が34億6,428万6,900円となっております。まず、営業収益でございますが、給水収益、すなわち水道料金収入につきましては613億2,462万3,394円となり、前年度と比べますと、右端の差引増減の欄にございますように7億5,760万1,748円の減となりました。給水収益が減少した主な原因としましては、家庭用の水需要は増加しておりますが、大口使用者の水需要が前年度の国際花と緑の博覧会のような特別な要因がなかったことなどにより減少したためと考えるところでございます。なお、水道料金に係る消費税相当額の改定を平成4年3月1日から実施いたしました。そのほか、受託工事収益は16億6,329万5,574円、その他営業収益は3億6,190万4,013円となっております。以上の結果、営業収益は前年度に比べ3億8,832万5,242円の減となりました。次に、営業外収益でございますが、受取利息が16億7,631万5,837円、一般会計補助金が1億1,714万9,000円、雑収益が16億7,082万2,063円となり、前年度に比べ1億5,461万5,686円の減となりました。

 一方、4ページの「3年度決算額」の欄にございますように、収益的支出の内訳でございますが、営業費用が554億6,308万2,264円、営業外費用が125億3,051万4,643円でございます。これを人件費、物件費、その他経費に大別いたしますと、6ページをごらんいただきたいと存じますが、「3年度決算額」の欄に記載してございますように、人件費が267億1,548万6,749円、物件費が182億7,827万8,252円、その他経費が229億9,983万1,906円となっております。

 次に、8ページをごらんいただきたいと存じます。資本的支出及びその財源についてご説明申し上げます。

 まず、資本的支出でございますが、建設改良費の決算額は143億7,929万7,039円と相なりました。その内訳につきましては、9ページに記載しておりますが、改良費は135億5,407万6,039円でございまして、浄送水設備の整備に52億3,285万9,213円、配水設備の整備に80億6,676万7,459円、その他設備の整備に2億5,444万9,367円を支出いたしております。なお、改良費につきましては、地震など災害に備え、浄配水池容量を確保することを目的とした豊野浄水場浄水池増設工事を合む浄水施設整備事業を実施いたしましたほか、主要幹線の耐震性の強化及び配水管網の整備を推進し、安定給水の向上を図るため、配水管整備事業を実施いたしました。このうち、浄水施設整備事業につきましては、計画期間をあと2カ年残しておりますが、高度浄水施設整備事業等との整合を図る必要もあるため見直しを行い、平成4年度から新たに10カ年計画で第2次浄水施設整備事業を実施いたしております。建設改良費では、この改良費のほか、琵琶湖総合開発事業の下流負担金に8億2,522万1,000円を支出いたしております。

 8ページに戻っていただきまして、償還金の決算額は96億6,843万2,087円となりました。その内訳につきましては、企業債の元金償還金が92億5,705万7,271円、水資源開発事業の割賦負担金償還金が3億8,468万6,756円、割賦購入資産の支払金が2,668万8,060円となっております。このほか、滋賀県造林公社に対します貸付金を1億3,547万5,000円、繰延勘定支払金を2,046万5,000円支出いたしましたので、資本的支出の合計は、一番上の欄にございますとおり242億366万9,126円と相なりました。

 一方、この財源となります資本的収入でございますが、右の欄をごらんいただきたいと存じます。建設改良費に充てるため発行いたしました企業債が78億3,400万円のほか、固定資産売却代金が892万9,679円、工事負担金が17億9,714万2,177円、分担金が2,382万3,900円でございまして、これらをあわせました資本的収入の合計は、一番上の欄にございますとおり96億6,389万5,756円と相なりました。

 これを資本的支出額に充当いたしますと、収支差し引き145億3,977万3,370円の不足となりますが、この不足額につきましては、資本的収支不足補てん額の内訳にございますように、消費税資本的収支調整額で2億9,575万8,977円、前年度からの繰越工事資金で1億6,500万円、減債積立金と建設改良積立金をあわせまして19億円、損益勘定留保資金で121億7,901万4,393円をもちまして補てんいたしております。

 次に、工業用水道事業会計につきましてご説明申し上げます。

 資料の38ページ、39ページをお開き願います。「最近5か年間の業務量の比較表」でございますが、39ページの「平成3年度」の欄をごらんいただきたいと存じます。1番目の給水会社数、2番目の給水工場数は、年度末現在ではそれぞれ411社、475工場となっております。3番目の給水量につきましては5,313万6,785立方メートルで、右端の「前年度対比指数」の「3年度」の欄にございますように、前年度に比べ1.9%の減となっております。料金収入に直接関係いたします5番目の調定水量につきましては、6,804万8,869立方メートルと、前年度に比べ0.7%の減となっております。

 次に、40ページ、41ページをごらんいただきたいと存じます。収益的収入及び支出の決算額についてご説明申し上げます。

 収益的収入の合計は、41ページの表の下から3行目の「3年度決算額」の「計」の欄にございますように35億3,766万1,401円、収益的支出の合計は、40ページの表の下から3行目の同じく「3年度決算額」の「計」の欄にございますように34億7,545万3,550円でございます。収支差し引き当年度純利益は、40ページの表の下から2行目の「当年度純利益」の欄にございますように6,220万7,851円と相なりましたが、前年度と比較いたしますと1億4,331万2,615円の収支悪化となっております。

 なお、欄外の(注)に記載してございますとおり、前年度からの繰越利益剰余金が7,142万8,137円ございますので、当年度の未処分利益剰余金は1億3,363万5,988円と相なっております。この剰余金の処分につきましては、減債積立金に6,000万円を積み立て、残額を翌年度に繰り越しいたしたいと存じます。

 次に、41ページの「3年度決算額」の欄をごらんいただきたいと存じます。収益的収入の内訳でございますが、営業収益が34億1,424万5,767円、営業外収益が1億2,341万5,634円となっております。まず、営業収益でございますが、給水収益は32億1,971万1,140円となり、前年度と比べますと、右端の「差引増減」の欄にございますように2,684万9,740円の減となりました。そのほか、受託工事収益は1億9,448万1,907円、その他営業収益は5万2,720円となっております。以上の結果、営業収益は前年度に比べ1,426万3,886円の減となりました。また、営業外収益は、受取利息が1億189万8,866円、雑収益が2,151万6,768円となり、前年度に比べ681万7,439円の増となりました。

 一方、40ページの「3年度決算額」の欄にございますように、収益的支出の内訳でございますが、営業費用が28億1,031万3,500円、営業外費用が6億6,514万50円となってございます。これを人件費、物件費、その他経費に大別いたしますと、42ページをごらんいただきたいと存じますが、人件費が8億9,469万3,621円、物件費が13億3,527万994円、その他経費が12億4,548万8,935円となっております。

 次に、44ページをごらんいただきたいと存じます。資本的支出及びその財源についてご説明申し上げます。

 まず、資本的支出でございますが、建設改良費の決算額は9億7,627万9,350円と相なりました。その内訳につきましては、45ページに記載しておりますが、改良費は4億33万6,440円でございまして、浄送水設備の整備に2億7,017万3,422円、配水設備の整備に9,843万6,831円、その他設備の整備に3,172万6,187円を支出いたしております。このほか、水資源開発事業の負担金に3億7,308万3,910円、琵琶湖総合開発事業の下流負担金に2億285万9,000円を支出いたしております。

 資料の44ページに戻っていただきまして、償還金の決算額は4億6,676万8,632円となりました。その内訳につきましては、企業債の元金償還金が4億4,969万261円、水資源開発事業の割賦負担金償還金が1,707万8,371円となっております。このほか、繰延勘定支払金8万5,000円を支出いたしましたので、資本的支出の合計は、一番上の欄にございますとおり14億4,313万2,982円と相なりました。

 一方、この財源となります資本的収入でございますが、右の欄をごらんいただきたいと存じます。建設改良費に充てるため発行いたしました企業債が6億4,000万円、工事負担金が1億772万3,719円でございまして、これらをあわせました資本的収入の合計は、一番上の欄にございますとおり7億4,772万3,719円と相なりました。

 これを資本的支出額に充当いたしますと、収支差し引き6億9,540万9,263円の不足となりますが、この不足額につきましては、資本的収支不足補てん額の内訳にございますように、消費税資本的収支調整額で5,743万7,119円、前年度からの繰越工事資金で47万6,000円、減債積立金で1億円、損益勘定留保資金で5億3,749万6,144円をもちまして補てんいたしております。

 以上、ご説明申し上げましたとおり、3年度の経営収支は、水道事業会計につきましては純損失が生じ、また工業用水道会計につきましても純利益が減少し、両事業とも前年度に比べ収支悪化いたした次第でございます。

 特に水道事業につきましては、今後の経営収支を見通しましても、給水収益がほぼ横ばいで推移する見込みであるのに対しまして、費用では、琵琶湖開発事業の完成に伴う資本費等の増加に加え、経常的な諸費用の増、計画的な施設整備事業の実施に伴う資本費の増などが見込まれるところでございます。このため、今後は非常に厳しい経営環境を迎えるものと予測されます。したがいまして、今後とも、より効率的な事業運営による諸経費の節減に努めるとともに、補助金、出資金など企業外からの収入及び資産の有効活用による事業外収益の確保を図るなど、なお一層の経営努力を重ねる所存でございます。

 以上をもちまして、平成3年度水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算の概要につきまして説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほど、お願い申し上げます。



○壷井美次委員長 次に、監査委員の審査意見につきましては、お手元に配付いたしております印刷物のとおりでありますので、これの朗読は省略させていただきたいと存じますが、ご異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○壷井美次委員長 ご異議なしと認めます。よって監査委員の審査意見書の朗読は省略することといたします。

 以上で説明は終わりました。

 この際お諮りいたします。本日は理事者の説明を聴取するにとどめ、今後の委員会運営について協議するため、委員会を暫時休憩し協議会に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○壷井美次委員長 ご異議なしと認めます。よって委員会を暫時休憩し、協議会を開きます。



△休憩 午後1時59分



△再開 午後2時2分



○壷井美次委員長 協議会を閉じ、これより委員会を再開いたします。

 今後の委員会運営につきましては、先ほどの協議会で決定いただきましたとおり取り運ぶことといたします。

 本日の委員会はこれをもって散会いたします。



△散会 午後2時3分

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         大阪市会議長        北山 篤(印)

         大阪市会決算特別委員長   壷井美次(印)

         大阪市会決算特別委員    新田 孝(印)



◯大阪市会決算特別委員会記録(第1回)(終)