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大阪府 大阪市

平成4年第3回定例会(平成4年9・10月) 10月17日−03号




平成4年第3回定例会(平成4年9・10月) − 10月17日−03号









平成4年第3回定例会(平成4年9・10月)



◯大阪市会(定例会)会議録(平成4年10月17日)

    ◯議事日程

    平成4年10月17日午前0時開議

第1 報告第26号  平成3年度大阪市市民病院事業会計決算報告について

第2 報告第27号  平成3年度大阪市中央卸売市場事業会計決算報告について

第3 報告第28号  平成3年度大阪市港営事業会計決算報告について

第4 報告第29号  平成3年度大阪市下水道事業会計決算報告について

第5 諮問第2号  人権擁護委員候補者の推薦について

第6 固定資産評価員の選任について

第7 議員提出議案第39号  大阪市在宅老人介護手当支給条例案

第8 議員提出議案第40号  大阪市高齢者民間賃貸住宅家賃補助条例案

第9 議員提出議案第41号  大阪市敬老優待乗車証交付条例案

第10 議員提出議案第42号  「国連・障害者の十年」最終年にあたっての意見書案

第11 議員提出議案第43号  公団賃貸住宅の建替に伴う従前居住者への特別措置拡充を求める意見書案

第12 議員提出議案第44号  金丸信・竹下登衆議院議員ほか関係議員の真相解明に関する決議案

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◯出席議員82人(欠は欠席者)

      1番    瀬戸一正君

      2番    谷下浩一郎君

      3番    小笹正博君

      4番    河本正弘君

      5番    高野伸生君

      6番    藤川基之君

      7番    木下吉信君

      8番     欠員

      9番    松岡 徹君

      10番    松崎 孔君

      11番    福田賢治君

      12番    土居一雄君

      13番    広岡一光君

      14番    中村好男君

      15番    新田 孝君

      16番    井上淑子君

      17番    船場太郎君

      18番    新堂庄二君

      19番    舟戸良裕君

      20番    美延郷子君

      21番    菅井敏男君

      22番    小西 実君

      23番    仲山忠男君

      24番    長谷正子君

      25番    杉谷恒治君

      26番    小玉 滋君

      27番    矢達 幸君

      28番    石川莞爾君

      29番    下田敏人君

      30番    小笠原正一君

      31番    松原恵子君

      32番    一色孝之君

      33番    山下典嘉君

      34番    大島豊太郎君

      35番    小西礼子君

      36番    石井義憲君

      37番    田中義一君

      38番    公原賢司君

      39番    天野 一君

      40番    大丸昭典君

      41番    柳本 豊君

      42番    玉木信夫君

      43番    和田充弘君

      44番    川口 優君

      45番    辻 洋二君

      46番    奥野正美君

      47番    勝田弘子君

      48番    村尾しげ子君

      49番     欠員

      50番    鈴木清蔵君

      51番    安楽雅男君

      52番    壷井美次君

      53番    岸本太造君

      54番    山下博義君

      55番    野村 清君

      56番    高橋幸一君

      57番    徳田育久子君

      58番    改発康秀君

      59番    太田勝義君

      60番    北山 篤君

      61番    床田健三君

      62番    北野禎三君

     欠63番    大西仙太郎君

     欠64番    黒田輝夫君

      65番    山口泰弘君

      66番    浜口晴敏君

      67番    岡崎 誠君

      68番    上野節夫君

      69番    松村将司君

      70番    物部秀恒君

      71番    岡  潔君

      72番    梶本利一君

      73番    辰巳正夫君

      74番    姫野 浄君

      75番    関根信次君

      76番    井出和夫君

      77番    青木仲三郎君

      78番    中西建策君

      79番    山川洋三君

      80番    柳井伝八君

      81番    坂井三郎君

      82番    辻 昭二郎君

     欠83番    山下喜一君

     欠84番    藤岡信雄君

      85番    勝田重春君

      86番    加藤 進君

     欠87番    森野光晴君

      88番    足高克巳君

      89番    永井 博君

     欠90番    中田捨次郎君

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◯職務のために出席した事務局職員

          市会事務局長         藤田 衛

          次長             笹倉和忠

          議事課長           秋山正己

          議事課長代理         仲村雅信

          議事係長           池田征夫

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◯議場に出席した執行機関及び説明員

          市長             西尾正也

          助役             磯村隆文

          助役             阪口英一

          助役             佐々木 伸

          収入役            木地鐡平

          市長室長兼理事        朝田悦次

          総務局長           森 三郎

          市民局長           松尾 彰

          財政局長           今川 明

          計画局長           仙石泰輔

          民生局長           香山 博

          経済局長           木村 收

          中央卸売市場長        大西凱人

          環境保健局長         關 淳一

          環境事業局長         森田雅美

          都市整備局理事        岡本宏行

          建設局長           玉井義弘

          下水道局長          加藤隆夫

          港湾局長           柳原隆雄

          副収入役兼収入役室長     橋本 博

          市立大学事務局長       杉山龍平

          消防局長           新堂 衛

          交通局長           今田 隆

          水道局長           藤原啓助

          教育長            福岡康司

          選挙管理委員会

          事務局長           板垣義鳳

          監査事務局長         竹内範夫

          人事委員会事務局長      佐藤欣三

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△開議

   平成4年10月17日午前0時5分開議



○議長(北山篤君) これより市会定例会会議を開きます。

 本日の会議録署名者を公原賢司君、物部秀恒君の御両君にお願いいたします。



○議長(北山篤君) これより議事に入ります。



○議長(北山篤君) 日程第1、報告第26号、平成3年度大阪市市民病院事業会計決算報告についてないし日程第4、報告第29号、平成3年度大阪市下水道事業会計決算報告について、一括して議題といたします。

 −−(報告第26号ないし報告第29号は会議録別冊に登載)−−



○議長(北山篤君) 理事者の説明を求めます。

 西尾市長。

    (市長西尾正也君登壇)



◎市長(西尾正也君) ただいま御上程に相なりました平成3年度市民病院、中央卸売市場、港営及び下水道各事業会計決算の御審議をお願いするに当たりまして、その大要を御説明申し上げます。

 まず、市民病院事業会計でありますが、市民病院の利用患者数は入院患者が56万4,000人、外来患者が115万2,000人となり、前年度と比べますと入院患者は2万1,000人の減、外来患者は9,000人の増となっております。

 損益収支につきましては、収益は、診療内容の向上による医療収益の増加などにより、一般会計からの補助金を含めて283億4,400万円となりました。なお、本年3月から、室料差額等におきまして、消費税相当額の料金改定を実施いたしました。一方、費用は、人件費及び医薬材料費等諸経費の増加により、310億3,100万円となり、差引26億8,700万円の欠損となりました。

 この結果、当年度末における未処理欠損金は232億1,000万円となっております。

 このような多額の未処理欠損金を抱えた厳しい事態に対処するとともに、市民に信頼される医療体制の実現に向けて、今後一層事業の効率的運営に努めてまいる所存であります。

 主な建設改良事業といたしましては、高度化、多様化する市民の医療ニーズに対応するため、市民病院の体系的整備の中心となる総合医療センターの建設を推進いたしましたほか、十三市民病院に磁気共鳴断層撮影装置を導入いたしますとともに、各種医療備品の整備、施設の改良を実施するなど、建設改良費には総じて128億9,400万円を支出いたしました。

 次に、中央卸売市場事業会計でありますが、中央卸売市場の取扱高は、1日平均23億2,600万円でありまして、前年度と比べますと若干の増加となっております。

 損益収支につきましては、収益は、取扱高の増加などにより61億7,100万円となったのに対し、費用は、本場整備に伴う企業債利息等の増加により、58億9,200万円となり、差引2億7,900万円の剰余となりました。

 この結果、当年度末の未処分利益剰余金は12億6,600万円となっております。

 今後とも、事業の効率的な運営に努め、経営収支の健全化に努力いたしますとともに、生鮮食料品の安定した供給と適正な価格の形成に努めてまいりたいと存じます。

 主な建設改良事業について申し上げますと、西日本の中核的市場である本場を流通環境の変化に対応するため、抜本的に整備することとし、前年度に引き続きまして、業務管理棟建設工事を進めますとともに、市場棟建設準備工事に着手いたしましたほか、既存施設の改良など建設改良費には総じて85億6,400万円を支出いたしました。なお、業務管理棟につきましては、本年11月より供用開始することといたしております。

 次に港営事業会計でありますが、港湾施設提供事業といたしまして、荷役機械13基、上屋82棟、引船10隻などをもってポートサービスに努めました。

 損益収支につきましては、収益は、荷さばき地等施設の利用増及び施設使用料の改定などにより、62億5,900万円となったのに対し、費用は、補修費、支払利息等の増により、57億3,500万円となり、差引5億2,400万円の剰余となりました。

 この結果、当年度末における未処分利益剰余金は、5億2,400万円となっております。

 この処分といたしましては、全額を減債積立金に積み立ていたしたいと存じます。

 今後とも、事業の効率的な運営に努めますとともに、ポートサービスの充実に努力してまいる所存であります。

 主な建設改良事業について申し上げますと、港湾施設提供事業におきましては、重量物クレーンにつきまして1基を完成させますとともに、新たに、1基の建設に着手いたしましたほか、ふ頭用地の整備を図るなど、22億6,300万円を支出いたしました。

 大阪港埋立事業につきましては、咲洲及び舞洲の地盤改良工事を初め、上下水道や道路の整備などに、273億8,500万円を支出いたしました。

 最後に、下水道事業会計でありますが、3年度末における管渠延長は4,481キロメートル、下水処理面積は陸地面積の98.8%となっております。また、水洗化事業につきましても、その普及に努め、中央区など八つの区に続き、住之江区においても、100%水洗化を達成したことにより、未水洗戸数は1,110戸となりました。

 損益収支につきましては、収益は、一般会計からの補助金の増加などにより782億5,900万円となりました。なお、本年3月から下水道使用料につきまして、消費税相当額の改定を実施いたしました。一方、費用は、施設の拡充整備に伴う維持管理費、減価償却費などの増加により、791億4,200万円となり、差引8億8,300万円の欠損となりました。

 この結果、当年度末における未処分利益剰余金は、159億8,500万円となっております。

 次に、主な建設改良事業といたしましては、浸水対策や老朽施設のリフレッシュなどを推進するため、「なにわ大放水路」を初め、土佐堀〜津守幹線など幹線と枝線をあわせ54キロメートルの管渠を敷設いたしますとともに、ポンプ施設や下水処理施設の増強工事及び老朽施設の改築・更新を実施し、建設改良費は総じて467億9,700万円となりました。

 また下水道事業の振興を図るため、下水道事業振興基金を設置いたしました。

 今後とも事業の効率的な運営に努めますとともに、浸水の解消など下水道施設の整備に努力してまいりたいと存じます。

 以上、平成3年度市民病院、中央卸売市場、港営及び下水道の各事業会計につきまして、その決算の大要を申し述べたのでありますが、詳細につきましては、後日の決算特別委員会に譲りたいと存じますので、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。



○議長(北山篤君) お諮りいたします。ただいま議題となっております4案件については、これを審査するため、24人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって議長発議のとおり決しました。



○議長(北山篤君) ただいま設置されました決算特別委員会委員の選任については、委員会条例第4条第2項の規定により、議長において指名いたします。

 なお、委員の氏名は、事務局長より報告いたさせます。



◎市会事務局長(藤田衛君) 

 決算特別委員会委員

  舟戸良裕君   足高克巳君

  床田健三君   藤川基之君

  公原賢司君   木下吉信君

  大丸昭典君   高野伸生君

  天野 一君   物部秀恒君

  大島豊太郎君  河本正弘君

  菅井敏男君   柳井伝八君

  瀬戸一正君   姫野 浄君

  井出和夫君   谷下浩一郎君

  岸本太造君   川口 優君

  中村好男君   松岡 徹君

  勝田弘子君   松崎 孔君

  以上。



○議長(北山篤君) お諮りいたします。この際、決算特別委員会開会のため、暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって暫時休憩いたします。

   午前0時14分休憩

   午前0時30分再開



○議長(北山篤君) これより休憩前に引き続き会議を開きます。



○議長(北山篤君) 日程第5、諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦について、議題といたします。

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△(イメージ)諮問第2号



△(イメージ)諮問第2号

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◆32番(一色孝之君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題となりました諮問第2号については、委員会付託を省略、異義のない旨答申せられんことを望みます。



○議長(北山篤君) 32番議員の動議に御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって諮問第2号は、委員会付託を省略、異議のない旨答申することに決しました。



○議長(北山篤君) 日程第6、固定資産評価員の選任について、議題といたします。

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△(イメージ)固定資産評価員の選任について

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○議長(北山篤君) 理事者の説明を求めます。

 西尾市長。

   (市長西尾正也君登壇)



◎市長(西尾正也君) ただいま御上程に相なりました固定資産評価員の選任について、御説明申し上げます。

 固定資産評価員川瀬新吾君は、さきの人事異動によりまして、港湾局理事と相なりましたので、その後任として財政局主税部長の石部勝君を固定資産評価員に任命いたしたいと存ずる次第でございます。同君の経歴につきましては、お手元配付の履歴書のとおりでございます。人格、識見ともに本市固定資産評価員として適任と存じますので、何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(北山篤君) お諮りいたします。ただいま議題となっております固定資産評価員の選任については、委員会付託を省略、これに同意することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 異議がありますから、起立により採決いたします。議長発議に賛成の諸君の起立を求めます。

   (賛成者起立)



○議長(北山篤君) 多数であります。よって固定資産評価員の選任については、委員会付託を省略、これに同意することに決しました。



○議長(北山篤君) 日程第7、議員提出議案第39号、大阪市在宅老人介護手当支給条例案ないし日程第9、議員提出議案第41号、大阪市敬老優待乗車証交付条例案、一括して議題といたします。

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△(イメージ)議員提出議案第39号



△(イメージ)議員提出議案第39号



△(イメージ)議員提出議案第40号



△(イメージ)議員提出議案第40号



△(イメージ)議員提出議案第40号



△(イメージ)議員提出議案第41号



△(イメージ)議員提出議案第41号

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○議長(北山篤君) 提出者の説明を許します。

 26番小玉滋君。



◆26番(小玉滋君) 私は、日本共産党大阪市会議員団を代表しまして、ただいま上程されました議員提出議案第39号、大阪市在宅老人介護手当支給条例案及び第40号、大阪市高齢者民間賃貸住宅家賃補助条例案並びに第41号、大阪市敬老優待乗車証交付条例案について、それぞれ提案理由と内容を御説明申し上げます。

 今日の日本と大阪を築いてこられ、社会の進歩と発展に貢献されてこられた高齢者の方々に、健やかで豊かな老後を送っていただけるよう努めることは、政治の責任であります。

 この点では、大幅に遅れている特別擁護老人ホームや、デイケアセンター等の増設を初め、老人医療差別の撤廃など、多くの課題が山積していると言わなければなりません。

 こうした中で、我が党議員団は、大阪市でそう多くの金額をかけなくても、直ちに実現でき、多くの方々に喜んでいただけるものとして、寝たきり老人介護手当、高齢者家賃補助制度、敬老優待パスの年齢引き下げの三つの条例を提案し、その実現に奮闘してきました。この提案を私どもは、地域振興会や老人クラブの皆さんに届けることを行っていますが、その中では、よく言ってくれたとの共感の声と、1日も早い実現をとの期待の声が、多数寄せられているのであります。私は、高齢者の方々の生活をさらに豊かなものにするため、改めて三つの提案を行うものであります。

 まず第1に、在宅老人介護手当支給条例であります。これは3カ月以上寝たきりのお年寄りや、痴呆性のお年寄りを介護されている御家庭に、月4万円の介護手当を支給するというものであります。在宅で寝たきりの高齢者を抱えておられる御家庭の苦労は、大きなものがあります。特に最近では、老人の差別医療のため、入院後一、二カ月で退院を強要されるというケースも多くあり、介護が大変になっている事情もあります。

 私の地元の城東区の一例を紹介しますと、88歳のNさんは、長年自宅で寝たきりですが、このNさんを介護されておられるのは、65歳の娘さんです。この娘さんは、心身ともに疲れ切っています。お金があれば人に来てもらい、少しでも休みたいと訴えながら、それでも自分の母親のためにと、一生懸命介護をされておられます。こういう事例は城東区だけでもたくさんあります。我が党の提案は、こうした御家庭を励ますために、月4万円の介護手当を支給するというものであります。寝たきりになられたお年寄りが、家で介護を受けたいとの希望をよく言われることや、実際に寝たきりの老人の多くの方は、家族の介護で過ごされていることから言っても、この提案は極めて道理のあるものだと考えます。

 また、この在宅老人介護手当は、すでに12大都市中9市で実施されており、大都市でいまだに実施されていないのは、大阪と札幌、福岡の3市のみであります。大阪市でも直ちに実施するよう強く主張するものであります。

 なお、給付金月額は4万円、東京並みの金額であります。

 次に、大阪市高齢者民間賃貸住宅家賃補助条例であります。

 この条例は、市内の民間賃貸住宅に住んでおられる65歳以上のひとり暮らしの高齢者、または65歳以上の方と60歳以上の夫婦の世帯を対象に、家賃を補助しようというものであります。補助内容は、規則で定める予定ですが、我が党の考えでは、所得制限を設け、補助額の上限も決めて実施する計画です。単身の場合は月額3万円を超える家賃の2分の1を補助し、夫婦の場合は、月額4万円を超える部分の2分の1を補助する予定です。いずれも補助限度額は2万5,000円です。所得制限は、世帯主の年収に生計を一にする同居者の年収の2分の1を加えた額が、600万円以下とする考えであります。なお、単身で3万円以上、夫婦で4万円以上の家賃を対象にしたのは、現在の生活保護の際の家賃が、この水準で設定されているのにあわせたからであります。

 次に、提案理由でありますが、下落したとは言え、異常地価で民間賃貸住宅の家賃は高騰し、家賃の負担が大変になってきています。特に年金に頼る高齢者にとっては、大きな問題であります。その上、借地借家法の改悪で不当な便乗値上げまで横行しており、高齢者の住宅問題は、極めて深刻な状況にあります。

 こうした事態を招いた原因は、大企業の横暴な土地投機とそれを促進してきた自民党政府、さらにこれに追随してきた大阪市の土地政策にあり、政治がこうした事態から高齢者を守るために、せめて家賃補助をつくり、高齢者が住み続けられるようにすべきであります。

 次に、大阪市敬老優待乗車証交付条例についてであります。この提案は、現在70歳から高齢者に交付されている地下鉄・市バスの敬老優待パスを、65歳から交付するように改善するという提案であります。65歳からの交付の問題で言えば、すでに名古屋市では19年前から実施されていることであり、大都市大阪市が、その気にさえなれば、十分可能なことであります。実際、予算の点で言えば、大阪市自身あと20億円もあれば実施できると言っており、年間400億円も使う同和予算や毎年何百億円という巨費を投入している港湾や土木事業費、さらに9,164億円に上るため込み等を見直せば、十分実現できるのであります。

 なお、予算の点について言えば、一言つけ加えますが、西尾市長は、さきの公営企業会計決算委員会で、敬老優待パスの大都市の1人当たりの予算額が、川崎市の約3分の1、名古屋市の2分の1程度になっていることを指摘されたのに、実際どれだけ乗ったかを調べて、交通会計に繰り入れているから、利用制限をしていないという意味のことを言いました。ところが委員会では、だれも予算が少ないから大阪市は利用を制限しているなどとは言っていないわけであります。大阪市の予算総額は38億円でありますが、65歳から敬老パスの出ている名古屋市では、102億円使っています。大阪市で仮に65歳交付にしたとしても、予算総額は20億円ふえて58億円程度になるだけで、それでも名古屋市の半分程度にすぎません。65歳交付を実現させるべきだ、というのが我が党委員の質疑の要旨であります。筋違いの反論を持ち出す西尾市長の態度は、結局この問題を正面から答えられないことの証明であります。これはまた、予算的には十分可能なことの証明でもあると考えます。

 また、我が党は65歳から交付するというのは、高齢者の社会参加を促進するためになると考えて、提案をしているわけでありますが、この点で言えば、広島市の高齢者社会参加促進方策のあり方調査というのが、最近の社会情勢を反映したものとして、注目をされています。つまり、高齢化社会を迎える中で、どう社会参加を進めるか、そのために移動手段をどう確保するのかということを、広島市は調査研究しているのであります。こうした動きを見たとき、大阪市が70歳からの交付という立場にしがみつくのではなく、高齢者の社会参加を保障するため、65歳交付に改善するよう強調せずにはおられません。

 最後に、さきの決算委員会で大阪市交通局は、後期高齢者対策を充実させることが必要、だから70歳でよいのだと言いました。しかし、後期高齢者対策を優先するなどというのは、一体どこに書いてあるのか、聞いてみたいものであります。国のゴールドプランでも、大阪市の「いきいきエイジング、みおつくしプラン」でもそんな方針はどこにも書いておりません。すべて65歳以上の高齢者対策をどうするのかということが書かれてあります。交通局が、独自に70歳からという方針を立てて、拒否する態度をとったとするなら、極めて重大であります。こうした理屈にならない理屈を並べて、70歳以上に固執することはやめ、市民が望んでいる年齢引き下げを実施するよう、強く主張するものであります。

 以上で三つの条例案の説明といたしますが、議員各位の賛同で、是非成立させていただくよう訴えまして、提案を終わります。



◆32番(一色孝之君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題となっております議員提出議案第39号ないし議員提出議案第41号については、委員会付託を省略せられんことを望みます。



○議長(北山篤君) 32番議員の動議に御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって議員提出議案第39号ないし議員提出議案第41号は、委員会付託を省略することに決しました。



○議長(北山篤君) これより採決に入ります。

 議員提出議案第39号ないし議員提出議案第41号を、原案どおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

   (賛成者起立)



○議長(北山篤君) 少数であります。よって議員提出議案第39号ないし議員提出議案第41号は、否決されました。



○議長(北山篤君) 日程第10、議員提出議案第42号、「国連・障害者の十年」最終年にあたっての意見書案、議題といたします。

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△(イメージ)議員提出議案第42号

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◆32番(一色孝之君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題となりました議員提出議案第42号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。



○議長(北山篤君) 32番議員の動議に御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって議員提出議案第42号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。



○議長(北山篤君) 日程第11、議員提出議案第43号、公団賃貸住宅の建替に伴う従前居住者への特別措置拡充を求める意見書案、議題といたします。

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△(イメージ)議員提出議案第43号

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◆32番(一色孝之君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題となりました議員提出議案第43号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。



○議長(北山篤君) 32番議員の動議に御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって議員提出議案第43号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。



○議長(北山篤君) 日程第12、議員提出議案第44号、金丸信・竹下登衆議院議員ほか関係議員の真相解明に関する決議案、議題といたします。

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△(イメージ)議員提出議案第44号

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◆32番(一色孝之君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題となりました議員提出議案第44号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。



○議長(北山篤君) 32番議員の動議に御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって議員提出議案第44号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。



○議長(北山篤君) この際お諮りいたします。

 決算特別委員長よりお手元に配付の申出書に記載の各案件を、閉会中もなお審査いたしたいとの申し出があります。決算特別委員会の申し出にかかる各案件を、決算特別委員会において閉会中もなお審査することに決して、御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北山篤君) 御異議なしと認めます。

 よって決算特別委員会の申し出にかかる各案件は、決算特別委員会において、閉会中もなお審査することに決しました。

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△(イメージ)閉会中継続審査申出書

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△閉議



○議長(北山篤君) 本日の日程は以上で終了いたしました。



△閉会



○議長(北山篤君) 本市会定例会の会議に付議された事件はすべて議了いたしましたので、会議規則第6条の規定により、本市会定例会はこれをもって閉会いたします。

   午前0時46分閉会

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大阪市会議長  北山 篤(印)

大阪市会議員  公原賢司(印)

大阪市会議員  物部秀恒(印)



◯大阪市会(定例会)会議録(平成4年10月17日)(終)