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京都府 亀岡市

平成11年  3月 定例会 03月02日−01号




平成11年  3月 定例会 − 03月02日−01号







平成11年  3月 定例会



平成11年3月亀岡市議会定例会会議録(第1号)

     平成11年3月2日(火曜日)午前10時00分開会

◯出席議員(30名)

                     苗村活代

                     並河愛子

                     日高省子

                     吉川泰博

                     木曽利廣

                     佐野光男

                     石野善司

                     松本冨雄

                     船越正美

                     大石 武

                     田中 豊

                     立花武子

                     森 良之

                     堤 松男

                     堤 幸男

                     田中義雄

                     山脇英富

                     西田 馨

                     小塩正幸

                     大西竹次

                     佐々木幸夫

                     山木潤治

                     和田信久

                     石野正作

                     竹岡良藏

                     栗山邦雄

                     湯浅誠一

                     野々村嘉平

                     野々村 勉

                     美馬靖征

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◯議会事務局(6名)

              事務局長   茨木國夫

              次長     西村邦雄

              議事係長   俣野和俊

              主任     野々村寿良

              主査     山崎浩久

              速記     元屋恭子

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平成11年3月定例会議事日程(第1号)

  平成11年3月2日(火曜日)

  開議   午前10時

  第1   会議録署名議員指名

  第2   会期決定

  第3   第1号議案から第56号議案まで

                   (提案理由説明)

上記のとおり

                              議長

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                        午前10時00分開会



○議長(小塩正幸) 御参集御苦労に存じます。

 これより、平成11年3月亀岡市議会定例会を開会いたします。

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○議長(小塩正幸) 直ちに、本日の会議を開きます。

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○議長(小塩正幸) 日程に入るに先立って、御報告いたします。

 市長より、地方公営企業法第24条第3項の規定に基づく報告1件が提出されています。

 また、監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月現金出納検査結果報告並びに、同法第199条第9項の規定に基づく工事監査結果報告が参っており、それぞれ、写しをお手元に配付しておきましたので、お調べおき願います。

 次に、本定例会における理事者出席要求につきましては、お手元配付の文書のとおり要求しておきましたので、御覧おき願います。

 以上で、報告を終わります。

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                       10監査第82号

                       平成11年1月6日

亀岡市議会議長 長沢 宏様

                   亀岡市監査委員 坂本次雄

                   亀岡市監査委員 野々村 勉

         例月現金出納検査の結果に関する報告

 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、例月現金出納検査を執行しましたので、同条第3項の規定により、その結果に関する報告を次のとおり提出します。

1 検査実施日  平成10年12月25日(金)

2 検査の対象  平成10年11月分の収入役及び公営企業管理者の権限に属する現金の出納

3 検査の結果  各会計における歳入歳出並びに歳入歳出外現金について、収支証拠書類・関係帳簿により調査・照合・検討したところ、11月分の現金出納事務の計数は正確であることを認めた。

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                       10監査第93号

                       平成11年2月3日

亀岡市議会議長 長沢 宏様

                   亀岡市監査委員 坂本次雄

                   亀岡市監査委員 野々村 勉

         例月現金出納検査の結果に関する報告

 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、例月現金出納検査を執行しましたので、同条第3項の規定により、その結果に関する報告を次のとおり提出します。

1 検査実施日  平成11年1月26日(火)

2 検査の対象  平成10年12月分の収入役及び公営企業管理者の権限に属する現金の出納

3 検査の結果  各会計における歳入歳出並びに歳入歳出外現金について、収支証拠書類・関係帳簿により調査・照合・検討したところ、12月分の現金出納事務の計数は正確であることを認めた。

 なお、当月における計数は別紙のとおりである。

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                       10監査第81号

                       平成11年1月4日

亀岡市議会議 長沢 宏様

                   亀岡市監査委員 坂本次雄

                   亀岡市監査委員 野々村 勉

          工事監査の結果に関する報告

 地方自治法第199条第5項の規定による工事監査を実施し、同条第11項の規定に基づき、監査の結果に関する報告を決定しましたので、同条第9項の規定により、次のとおり提出します。

              工事監査結果報告

1.監査実施期間  平成10年11月24日〜平成10年12月2日

2.監査の対象工事

 (1) 平成10年度亀岡市立別院中学校校舎増築工事(建築工事)

 (2) 平成10年度亀岡市立別院中学校校舎増築工事(電気設備工事)

 (3) 平成10年度亀岡市立別院中学校校舎増築工事(機械設備工事)

 (4) 市道クニッテルフェルド通道路改良工事

 (5) 第5次拡張事業西つつじヶ丘地区配水管整備(その6)工事

 (6) 亀岡市公共下水道事業篠枝線その15布設工事

 (7) 亀岡市立学校給食センター改築工事(建築)

 (8) 犬甘野地区汚水処理施設建設工事その1

 (9) 犬甘野地区汚水処理施設建設工事その2

3.監査の概要

 この工事監査については、社団法人大阪技術振興協会との間に工事技術?調査に係る業務委託契約を締結し、平成10年9月30日現在で、土木建?築部及び公営企業部から報告のあった契約金額が1,000万円以上の工事?78件の中から9件を選び、監査の対象として実施したものです。

 なお、この監査結果報告は、同協会技術士の調査意見を参考として作成したものであることを申し添えます。

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                        10議第226号

                        平成11年2月23日

亀岡市長 田中英夫様

                   亀岡市議会議長 小塩正幸

           会議出席要求について

 平成11年3月亀岡市議会定例会に地方自治法第121条の規定により貴職及び次の者の出席を要求します。

                 記

       助役                山名義雄

       助役                谷村幸男

       収入役               中川太郎

       理事                西垣逸郎

       企画管理部長            井上貞夫

       生涯学習都市推進室長        加茂 巖

       総務部長              畠中一樹

       市民部長              堤 靖裕

       人権・同和室長           川勝 雅

       福祉部長              田中計一

       健康いきいき推進部長        坂井茂子

       経済部長              井上盛夫

       都市建設部長            青柳英男

       土木建築部長            小川勇平

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                        10議第227号

                        平成11年2月23日

亀岡市教育委員会

 委員長 中井哲夫様

                   亀岡市議会議長 小塩正幸

           会議出席要求について

 平成11年3月亀岡市議会定例会に地方自治法第121条の規定により貴職及び次の者の出席を要求します。

                 記

       教育長               橋詰澄雄

       教育次長              俣野喜三

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                        10議第228号

                        平成11年2月23日

亀岡市公営企業管理者

     若山秀之様

                   亀岡市議会議長 小塩正幸

           会議出席要求について

 平成11年3月亀岡市議会定例会に地方自治法第121条の規定により出席を要求します。

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その他の出席者

       財政課長    数井邦雄

       総務課長    服部 保

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○議長(小塩正幸) これより、日程に入ります。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、先例によりまして、

         並河愛子議員

         吉川泰博議員

 を指名いたします。

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○議長(小塩正幸) 次に、日程第2、会期決定についてを議題といたします。

 本定例会の会期は、本日より、3月29日までの28日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(小塩正幸) 御異議なしと認めて、さよう決します。

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○議長(小塩正幸) 次に、日程第3、第1号議案から第56号議案までを一括して議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。田中市長。

           〔市長(田中英夫) 登壇〕



◎市長(田中英夫) 議長のお許しを賜りまして、提案理由の説明をさせていただきます。

 本日は、平成11年3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多用の折にもかかわりませず、御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。

 まず最初に、議員の皆様には、去る1月15日執行の選挙におきまして、第12期の亀岡市議会議員として、みごと当選されましたことに、心からお祝い申し上げますとともに、今後とも、亀岡市の発展に御尽力賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 また、私も同じく市長選挙におきまして、当選をさせていただき、第5代市長として、2月1日から職務に就かせていただいております。今後4年間、市政を担当させていただくに当たり、その責任の重大さを思うとき、まさに身の引き締まる思いであります。お寄せいただきました温かい御支援に対しまして、深く感謝、御礼申し上げます。

 また、谷口前市長には、5期20年にわたり、卓越した行政手腕でもって、本市発展に大きな業績を残されました。ここに深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。

 さて、本議会は、平成11年度の予算を御審議いただきます、まことに重要な議会でありますとともに、私にとりましても任期4年の出発点となる初めての大切な定例会であります。

 したがいまして、平成11年度予算の説明に先立ち、まず、これから市政を担当させていただくに当たりましての基本的な姿勢と考え方、また決意について述べさせていただきます。

 今、わが国は20世紀を締めくくり、新しく21世紀を迎えるに当たり、政治、経済、社会のあらゆるシステムが、大きな変革の時代を迎えております。

 市民の生活意識もまた同様であると存じます。戦後五十数年、あのすべてを失った敗戦の中から立ち上がり、先輩の皆さんの御努力で、今日にまで創り上げていただいた、この豊かな日本の社会であります。

 この物の豊かさの上に立ってでありますが、ハードからソフトへと言われるごとく、心の満足感と充実感、安全で安心して生活できる社会が望まれる時代へと、新しい世紀の価値観と人々の思いは確実に変わりつつあります。

 この世紀の変わり目に当たって、心の時代というものを、今、改めて皆が意識するようになってきた、そんな価値観へと、市民の思いと市政の思いを一致させながら、まちづくりを進めてまいりたい、すなわち新しい世紀は新しい価値観で、これが私の基本的姿勢であります。

 今、地方の時代と言われて久しいわけであります。地方分権を推進し、真の自治を確立するためにさまざまな検討が進められており、地方自治もまた新たな時代を迎えようとしています。

 21世紀における地方自治は、行政と住民との信頼や、住民相互の協調の下に、個性豊かな地域社会を創る、まさに住民自治を基本とする行政システムが確立されることであり、市民の期待もそこにあると認識しています。

 その中で、私は、開かれた市政ということを言ってまいりました。

 今日のごとく、政治、経済、社会が混沌とした厳しい世情の中では、住民の公共に対する要求は、より拡大をしてまいります。一方、地方税などの伸びは、もはや期待できず、行財政は一段と厳しさを増し、両者のギャップは一層大きくなってまいります。施策の優先度の選択も、ますます厳しさを増してまいります。必然、何をやるか、何をやらないかの選択のみならず、いかにやるかという、そのプロセスも重視されてまいります。それだけに、今日まで、より以上に、開かれた市政への取り組みというものが大事になってくると私は思っています。

 また、市政の経営ということも申してまいりました。

 2月1日の初登庁の日、迎えてくれた全職員の前で、私は、まず最初に、「明るく、元気に」をモットーにいきたい。そして、市役所は亀岡市最大の企業であり、最大の総合サービス業である、その大企業の優秀な社員である諸君は、経営用語で言うならば、顧客満足度、つまり、納税者としての市民の満足感というものを常に考えてほしいということを申し上げました。そして、市役所で働く者として、常に自ら学習し、自らの資質と職場の労働意欲を高めていこう、そして、どうすればこの市役所の思いが市民の皆さんに満足感として伝わっていくかを常に考えてほしいと訴えました。

 世の中は大変な不況であります。民間においては、この厳しい環境の中で生き残りを賭けた懸命の努力が毎日続けられています。一方、自治体においては、残念ながら、その緊張感が薄いと言われています。もしわれわれに、仕事に対する甘えが幾ばくかでもあるとするならば、今日の住民感情からしても、決して許されることではないと考えています。行財政の改革は、市役所で働く者自らの改革によって、常に推進されなければなりません。

 職員の汗と努力によって、限られた財源と住民の拡大するニーズとのギャップを埋め、希望と満足感を持ってもらえる施策、それも長期的視点に立って、計画的に、着実、地道に施策が進められること、そこに市政の経営ということの重要性があると私は考えています。

 私は、亀岡市は広い市域の中に、豊かな自然が広がり、一方では都市的利便性もあわせ持ち、少し足を伸ばせば、また、大都市の機能も享受できるという、住み、働き、暮らす、そして子どもたちの成長を見守るに最高の立地にあるまちだと確信しています。

 特に、このまちで育つ子どもたちには、命の尊さを知り、自然の恵み、美しい環境へのありがたさを理解し、強く、優しく、しかも自分に自信を持った若者になってほしいと強く思います。

 私は、21世紀のキーワードは、いのち、生きがい、健康、環境、そして教育だと考えています。本市は、今日まで生涯学習を通じてまちづくりが進められてまいりました。これからは、それを改めて総点検し、さらに拡充して、市民一人ひとりが人生のすばらしさ、学ぶ喜びをより感じられる環境づくり、心づくりへとプログラムを進めてまいります。

 21世紀を支え、世界に羽ばたく子どもたちの大切なふるさととなるまち、自然に親しみ、安全で安心して住めるまち、学ぶ喜びあふれる民度の高いまち、私は市民の一人ひとりが亀岡市民であることに誇りの持てるまちを目指し、今後4年間、輝く21世紀に夢膨らませるまちづくりに向けて、市政の発展に全力を投じてまいります。

 議員各位の御指導をよろしくお願いいたします。

 次に、平成11年度予算の編成方針について御説明いたします。

 市長就任後、初仕事として平成11年度予算編成を手がけ、ここに提案させていただくこととなりました。ひかり輝く21世紀の亀岡、10万市民が21世紀に夢をはせる熱い期待、希望のまち亀岡、さきの選挙中に、また選挙後においても、より一層、肌で感じながら、その思いに一つでも二つでも、一日も早く応えるため、できるところから着手し、市民の皆さんと同じ目線、同じ感性で、ともに考え、ともに計画し、ともに実行する予算にしたいと考えて、予算編成に当たったところであります。

 21世紀まであと2年となってまいりました。明年20世紀の最終年は、本市の市制45周年の記念の年でもあります。また、明けて2001年、平成13年は、いよいよ21世紀の幕明けであります。

 これからの4年間の意義、特色を考えますとき、20世紀を締めくくり、新しい時代の新しい価値観で市政全般を検証し、新世紀の推進プログラムを練り上げること、そして、着実に実行できるプロセスを完成させることが、今、私に課せられた第一の使命であると強く感じているのであります。

 隆盛を極めた日本経済の高度成長も、もはや思い出の領域に入ったかのような経済状況の中で、国、都道府県、また市町村においても、多種多様化する住民要望に的確に対応するためには、既存の制度にも踏み込んだ強力な改革が求められているところでありまして、長期化する緊縮財政下における財政運営と市民ニーズとのバランスを保ち、情報公開を進めて、市民総意による事業の取捨選択を行い、わかりやすい市政を推進しなければならないと考えております。

 本年度は、以上の基本的考え方から、すでに着手しているJR各駅前整備事業、都市基盤整備のための道路・街路事業、快適な生活環境創出のための農業集落排水事業等について、速やかに達成するよう、予算化し促進を図ること、一方で行財政を改めてチェックし、組織機構の効率的再編を検討することとし、新規建設事業等は、新10カ年計画策定過程の中で、今後順次具体化していくことといたします。

 そこで、平成11年度予算は、「輝く亀岡、21世紀への胎動」と銘打って、本市の21世紀推進計画を市民とともに創り上げることを念頭に、緊急経済対策、介護保険の推進、JR各駅周辺整備を実施し、病院建設と地域医療システムの確立、生涯学習推進プログラムの策定、情報公開条例の制定、JRの複線化と亀岡駅の改築、地球環境問題への取り組み、新火葬場メモリアルパークの建設、男女共同参画社会の推進など、公約の実現に向けて、調査検討を行い、今後、それぞれの事業化を速やかに図りつつ、2000年市制45周年の年に、それらすべてを網羅したまちづくりの総合計画として、「新10カ年計画」を策定、2001年から計画にあわせて諸施策を強力に推進するとの方針で予算編成を行ったところであります。

 以下、各般にわたり、本年度の主要施策の概要につきまして、御説明申し上げます。

 第1号議案から第44号議案までは、一般会計をはじめとする各特別会計の平成11年度予算でございます。

 まず、第1号議案の一般会計予算は、総額262億2,000万円の規模でありまして、前年度に比較して48億6,200万円、15.6%の減額予算としています。

 さきに申し述べました施政方針並びに予算編成方針に基づき、困難な財政状況と市民ニーズとの調和を保つ予算、21世紀への明るい展望と飛躍を秘めた予算とし、?21世紀新10カ年計画策定着手、?緊急地域経済活性化対策の実施、?介護保険制度の円滑な実施、?火葬場メモリアルパーク整備構想の確立、?病院事業の具体的取り組み方向の確立、の5点を最重点施策として、全体としては、緊縮型の予算としているものであります。

 ?.21世紀計画の推進(新総合計画、生涯学習、国際交流、文化振興)

 本市は、京都中部地域の中核都市として、第1次亀岡市総合計画を完遂し、今、第2次亀岡市総合計画の前期10年の区切りとなる基本計画が平成12年で満了しようとしているところです。この間、高度経済成長の時代を経て、現在の景気低迷に至る激変する社会・経済状況の中、市政の羅針盤としての役割を果たし、10万都市亀岡の礎を形成してきたところであり、これまでの英知を結集した市政の積み重ね、先人の業績に深く敬意を表すものであります。

 しかしながら、今、世紀が変わろうとしています。新しい世紀の新しい価値観に基づくまちづくりを進めるため、第2次亀岡市総合計画の前期の終了を機に、21世紀新10カ年計画に衣替えをするため、その準備経費を、また、次代を担う子どもたちが、国際感覚を身につけ、地球人として全世界に活躍する人材となれるよう、子どもたちが一堂に集い、学び、楽しみ、成長する場となる交流ゾーンを本市域に創るため、地球環境子ども村構想調査経費を含め、企画推進経費に1,600万円を計上しました。

 「いのち」「生きがい」「健康」「環境」「教育」をキーワードに、男女ともすべての世代が、生涯にわたっていきいきと暮らせるまちづくりを進めること、すなわち、生涯学習の推進は、21世紀・こころの時代の中心的課題として、ますます脚光を浴びてくるところでありましょう。生涯学習推進プログラムを確立し、ガレリアかめおかの効率的活用に努め、既存の施設を住民本位にフル活用するため、生涯学習推進経費に6億5,700万円を計上しております。

 世界に大きく視野を広げる国際交流事業と、郷土を見つめ、自己の存在を確認しつつ、心から、「すきですかめおか」と感じられるよう、亀岡の市史編さんの推進、双方とも21世紀の闊達な亀岡の市民像を思い描くとき、引き続き重点的に取り組むべきものと考えておりまして、所要の経費7,700万円を計上しております。

 ?.21世紀の福祉都市づくり(健康・保健・医療・介護)

 「いのち」「健康」は、いきいきと充実した日々を送るための基本であり、すべての行政施策はそのためにあると言っても過言ではありません。懸案となっております病院建設は、市民の皆さんとともに現実的視点に立って、実現へのシナリオをつくり上げることをお約束いたしているものでありまして、65床の病床配分という現実、将来の財政負担という現実、医師、看護婦等医療スタッフ確保の課題などもありますが、何よりも病院建設を切望する市民の思いの高まりを、具体的な政策に結びつけることが私の役割でありまして、本年度は、医療問題検討経費として2,600万円を計上、原点に返って現実的な手法を明らかにしてまいりたいと考えています。

 平成12年4月からは、いよいよ介護保険がスタートします。それに先立ち、本年10月から、要介護認定の事務手続きを開始いたします。青年都市と言われておりました本市にも、確実に高齢化の波が押し寄せてきています。介護保険の実施に際しては、施設の充足状況、保険料負担の問題、そして、介護認定の客観性確保などなど、多くの課題が今なお全国的に議論されておりますが、本市では、介護保険関連経費として、民間の施設整備に対する補助経費をも含みまして、9,300万円を計上、万全の準備体制を整えることとしています。

 一方、障害者にやさしいまちづくりを進めるため、「亀岡市障害者計画」に基づき、平成10年度は福祉のまちモデル地区整備事業として、公共施設の整備改修を実施し、本年度は障害者施策の総合化を進め、障害者社会参加促進事業経費に1,100万円を計上、ノーマライゼーションの確実な浸透を推進してまいります。

 昨年、ガレリアかめおか内にオープンをしましたエイジレスセンターは、高齢化社会の支えになる中核施設として、デイサービス事業、機能訓練事業、在宅介護支援事業、ホームヘルプセンター事業を行っており、開設以来この2月までに延べ4,736人が利用、支援活動を行っているところです。本年度は、介護保険への円滑な移行も考えあわせまして、安定した事業経営の方法を考慮しながら、エイジレスセンター関連経費、また、ホームヘルプサービス経費等を合わせまして3億3,900万円を計上しております。

 保健・予防の分野は、市民一人ひとりの「いのち」に直接かかわる事柄であるだけに、「明るく、元気に」をモットーに市政を担当させていただく私の最重要の公約の一つであります。命を守る各種の市民健診は、より受診しやすく充実させることとして、成人保健事業には1億5,200万円を、乳幼児・妊産婦健康診査経費には2,500万円を計上し、健診後の医師による個別指導についても、きめ細かく対応できる内容に充実をするものであります。

 ?.安心・安全、暮らしを守る防災対策(消防・防災)

 私が、市長に就任以来のこの1カ月の間に、亀岡周辺を中心とする地震が続発いたしまして、あの阪神・淡路大震災の悪夢を思い起こしたところでありますが、住民の不安を取り除き、安心して暮らせる安全なまちづくりを推進することは市政の基本であります。

 本市は、昭和57年、近隣1市8町で構成する京都中部広域消防組合を設立して、広域的に機動性を持たせた消防防災機能の充実強化の体制をとっておりまして、この広域体制を堅持することとして、広域消防組合負担金を8億2,300万円計上しています。

 一方、市内全域に組織されています自主防災会は、住民のNPO活動の先駆的役割を果たすものと期待をし、今後も支援を続ける必要があると考えております。市内全域への消火栓格納箱の計画的配備、また、本年度からは、街路用消火器の新設を行うこととしておりまして、自主防災会防災資器材整備経費に1,500万円、防火水槽の設置や各町の消防拠点施設の整備などの消防施設整備に5,600万円、また日吉ダムの情報伝達装置を増設するなどの災害対策経費には、1,700万円を計上しています。

 ?.快適な生活環境の整備(生活環境)

 今日の地球環境問題は、物質的な豊かさを追求してきた人間社会の文明の副産物であり、20世紀の負の遺産として、21世紀には持ち越さないとの意識改革が必要であると考えています。

 そうしたことから、本年度、ISO14001認証取得のための所要の経費を含んだ環境保全対策経費として1,100万円を計上し、市役所自体が一つの事業所として、世界環境基準に合致した経営を目指すとともに、市民の皆さんと一緒になって、地球環境問題、ごみ処理問題を考え、21世紀のまちづくり計画に生かしたいと思っております。

 なお、市内のごみ処理コストは年々増加しており、本年度は、桜塚クリーンセンターのごみ焼却運転経費として2億2,000万円、ごみ収集運搬経費に3億1,300万円を計上しているところであります。

 一方で、暮らしに密着した急務の生活施設整備は、一刻も早く住民合意を得て取り組まなければなりません。本市の火葬場建設の具体的な手法については、今なお住民総意の完全な一致が見られず、さきの選挙結果を見ても、一日も早い課題解決を求める圧倒的多数の御支持により、私に住民総意の取りまとめを促しておられるものと認識しています。

 本年度、メモリアルパーク整備構想策定経費として2,000万円を計上、全住民の理解の得られる建設計画を確立したいと考えておりまして、少し回り道はしても、これが建設実現の住民要望に応える最善の方法であると確信しているものであります。

 ?.豊かさを体感する都市基盤の整備(まちづくり)

 本市は、今日まで、第2次亀岡市総合計画に基づき、16万都市を想定したまちづくりが進められています。人口規模においては、京都市を除いた府下11市中2番目の中核都市に成長してまいりました本市の都市機能充実のための都市建設事業は、今後とも財源確保を図りながら確実に実施していかなければならないと考えております。本年度、真っ先に取りかかる21世紀計画では、現在の社会経済状況、将来の財政状況をも検討した上、当然、人口フレームの検討、都市計画の検討、それぞれの目標年次の検討などとともに、新しい価値観に検証されたまちづくり計画を確立すべきものと考えておりまして、さきにも申し述べましたように、新規の建設事業は、その過程で選択してまいりたいと思っております。

 本年度は、すでに着手している駅前整備、道路・街路事業の一層の進展を図るものといたしまして、道路新設改良事業に9億1,600万円、河川整備事業に2億5,100万円、街路整備事業に6億1,800万円、土地区画整理事業に3億4,900万円を計上いたしております。また、JR馬堀駅前整備事業は、特別会計で処理しておりますが、3億6,300万円を計上し、本年度中に一定の事業完了の目途をつける計画としております。

 また、亀岡市公営住宅再生マスタープランに基づく市営住宅建替事業につきましては、東つつじヶ丘住宅の整備に着手する経費を含みまして、1億4,900万円を計上いたしております。

 ?.地域経済の振興(産業・経済)

 国の緊急経済対策として実施しております地域振興券交付事業につきましては、本市では3月15日から実際の交付を開始することといたしまして、現在、順調に諸準備を進めているところであります。

 また、地域経済・地域社会の活性化を図ること、私は「明るく、元気に」をモットーにと申しておりますが、経済の分野でも、今日ほど夢と希望、明るい材料が求められているときはありません。商業者の方々が活性化に自ら取り組まれ、その効果が消費者である多くの市民に還元され、亀岡市民全体に21世紀に向かう前向きな気運が醸し出されるならば、行政としても最大限の支援を行う必要があると考えているところであります。

 そこで、市長就任早々に、亀岡市独自のプレミアム付き商品券発行計画を、各方面と協議させていただいた結果、総額にして11億円の緊急地域経済活性化対策としてその概要がまとまってまいりましたので、その支援経費として5,500万円を計上いたしております。

 農業は、時代が変わっても常に産業の中心にあるものと考えておりまして、特に亀岡農業は、生産者と消費者が同じ生活圏にあるという恵まれた環境にもあり、また土づくりセンターを活用した有機農業育成の可能性など、21世紀を展望した手法を検討することが求められてくるものと考えています。今後、亀岡市独自のエコブランドの開発などについて農業者側の取り組みがなされるなら、これも生産者、消費者双方のニーズに合致するものであり、大きな効果が上がるものと考えております。

 本年度、農林水産業費の主要経費としては、緊急生産調整推進対策経費に1億400万円、土地改良事業費として4億1,400万円を計上、亀岡農業の伝統に根ざしながらも、21世紀型農業の推進を図ることとしております。

 ?.人を育むまちづくり(教育)

 物質的豊かさから心の豊かさへ、21世紀に羽ばたく子どもたちには、地球市民として世界に通用する知識、情報処理能力を身につけさせることはもちろんでありますが、何にも増して情操を感じ取る心、情緒あふれる心の育成が重要であると考えております。

 本年度は、教育環境の整備・充実のための経費として、小・中学校建設事業費に6億3,800万円を計上したほか、本年度より3カ年計画で、全小・中学校に教育用コンピューターを配備することといたしまして、3,500万円を計上しております。教育研究所経費には2,400万円を計上、「心の教育」推進の相談体制をより充実させることとしており、生涯学習、社会教育との連携をも含め、世界に誇れる亀岡の子どもたちの育成に取り組んでまいりたいと考えております。

 川東地域の史跡丹波国分寺の寺域公有化事業が完了したことを受けまして、「丹波NEW風土記の里整備構想」を具体的な姿に現し、新たな名所として情報を発信すべく夢が膨らんでまいりました。21世紀計画の中で、生涯学習推進プログラム、地球環境子ども村構想等との整合を図りながら、肉付けをしていきたいと考えているところでありまして、本年度は、測量等の調査経費1,100万円を計上しております。

 生涯学習市民大学は、一般コース、専門コース、夜間コースとも、市民の間に広く定着し、ますます期待されているところであり、継続した取り組みを進め、一方、地域市民大学についても、各地域の熱意に支えられて展開を広げることといたしまして、所要の経費600万円を計上しております。

 ?.その他(情報公開)

 国においては、開会中の国会において情報公開法が成立の見通しとなっておりまして、2年以内に実施されることとなっております。

 私は、お寄せいただきました圧倒的多数の市民の皆様の負託に応えるためにも、行政情報は、広く市民に開示し、ともに考え、ともに意思決定をするプロセスを大切にし、その上で素早く実行することが、大局的に見た場合、効率的・能率的な行政執行につながるものと信じているところでありまして、国の動向にかかわらず、早期に情報公開条例を制定することといたしております。本年度は、そのための特別の事業予算は計上しておりませんが、文書管理経費の中で調査費を積算しており、内部文書の検索体制が整い次第、条例制定を行うべく準備してまいります。

 次に、主な歳入予算について御説明申し上げます。

 市税収入につきましては、依然として厳しい経済状況と、引き続き国の経済対策として実施されます特別減税の影響によりまして、市民税は対前年度比6.5%減少になっております。固定資産税におきましては、都市化の進展等に支えられまして堅調に推移し、4.3%の増額計上といたしております。市税全体としては、対前年度比0.5%減、97億8,700万円を計上、景気回復に期待を寄せなければならない困難な収入状況に変わりはないところであります。

 地方交付税につきましては、地方財政計画、国の地方財政対策等の動向を参考に積算し、対前年度比14.3%増の64億円を計上しております。

 その他の譲与税、交付金関係につきましても、地方財政計画、制度改正等を勘案して計上しているものでございます。

 使用料、手数料につきましては、特定の受益を受けられる際に応分の負担をしていただくものでありまして、前年度と同一単価により積算計上しております。

 なお、この使用料、手数料につきましては、ますます厳しさを増す財政状況の中で、一定の見直しをしなければならない現実もあり、情報公開の趣旨により行政データを公開した上で、議論を深めてまいりたいと考えております。

 国・府支出金、繰入金及び市債につきましては、事業計画に基づき精査、検討の上それぞれ計上いたしております。特に基金繰入金につきましては、その取り崩し額を極力押さえて、21世紀推進計画の実施財源として確保を図りたいと考えており、緊縮予算とする中、対前年度比66%減の17億7,500万円を計上しております。

 また、将来の負担となる市債につきましても、徹底抑制方針とし、後年度に交付税措置のある起債の活用のみにとどめ、対前年度比70.7%減の、10億5,400万円としております。

 なお、歳入、歳出予算の詳細につきましては、それぞれ御審議をいただきます過程において御説明を申し上げることといたします。

 第2号議案から第14号議案までの13議案は、国民健康保険事業特別会計ほか12特別会計の平成11年度予算でございます。

 予算総額は238億9,720万円でありまして、前年度と比較して3.7%の減額となっております。

 それぞれの特別会計の設置目的に応じて、独立採算を原則として経営を行うものでございまして、事業計画に基づき、所要の経費を計上いたしております。

 第15号議案から第44号議案までの30議案は、亀岡財産区ほか29財産区特別会計の平成11年度予算でございます。

 予算総額は、1億4,450万円でありまして、前年度と比較して27%の増加となっております。

 第45号議案から第48号議案までの4議案は、条例の制定議案でございます。

 第45号議案の亀岡市立学校給食センター条例の一部を改正する条例は、給食センターの改築に伴い、位置を変更するものでありまして、4月から市内の全小学校の児童の学校給食調理を行うことといたしております。

 第46号議案の亀岡市福祉事務所設置条例及び亀岡市福祉医療費支給条例の一部を改正する条例は、精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律の公布に伴い、両条例において用いられている用語の規定整備を行うものであります。

 第47号議案の亀岡市公営企業経営審議会条例は、上水道事業及び公共下水道事業の健全な経営を図るため、新たに管理者の諮問機関として審議会を設置するものであります。なお、これまでの上水道事業運営協議会及び下水道促進協議会については、行政改革推進の一環として、統合廃止し、本審議会の設置により、これまで以上に経営環境の変化や住民ニーズの多様化に適切に対応しようとするものであります。

 第48号議案の亀岡市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例は、簡易水道における的確かつ迅速な給水を確保するため、同区域内の配水施設等の申込者による施行について、所定の規定整備を行うものであります。

 第49号議案の辺地総合整備計画の変更については、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定により、2地区の整備計画を変更しようとするものであります。

 第50号議案の国民健康保険南丹病院組合規約の変更については、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の施行に伴い、伝染病予防法が廃止されることによる組合規約の規定整備を図るものであります。

 第51号議案から第53号議案までの3議案は、平成11年度の農業共済事業の執行に関する議案であります。

 第51号議案は、事務費賦課金の総額について、第52号議案は、水稲共済の無事戻しの金額について、また第53号議案は、水稲損害防止事業に要する特別積立金の取崩し額について、それぞれ亀岡市農業共済条例の規定によりまして、議決をお願いするものでございます。

 第54号議案及び第55号議案の2議案は、土地改良事業に関する議案であります。

 第54号議案は、用水の安定供給を確保し、地域の農業振興に寄与するため、篠町地内において、かんがい排水整備を行うための認可申請に当たり、土地改良法の規定によりまして議決をお願いするものでございます。

 また、第55号議案は、昨年10月の台風10号豪雨災害により、被害を受けた農地農業用施設の災害復旧事業の認可申請に当たり、土地改良法の規定によりまして議決をお願いするものでございます。

 第56号議案の市道路線の認定につきましては、国道372号バイパス及び府道宮前千歳線馬路バイパス工事完成に伴う京都府からの移管2路線を認定しようとするものでございます。

 以上をもちまして説明を終わります。

 何とぞ慎重に御審議をいただきまして、御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。



○議長(小塩正幸) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

 次の本会議は、3月8日午前10時より再開して、一般質問を行います。

 本日は、これにて散会いたします。

 御苦労でした。

                        午前10時44分散会