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京都府 亀岡市

平成29年  6月 定例会 06月26日−05号




平成29年  6月 定例会 − 06月26日−05号







平成29年  6月 定例会



       平成29年6月亀岡市議会定例会会議録(第5号)

       平成29年6月26日(月曜日)午後1時30分開議

◯出席議員(23名)

                            酒井安紀子

                            三上 泉

                            冨谷加都子

                            小川克己

                            奥村泰幸

                            奥野正三

                            田中 豊

                            並河愛子

                            山本由美子

                            竹田幸生

                            平本英久

                            小松康之

                            福井英昭

                            齊藤一義

                            菱田光紀

                            小島義秀

                            馬場 隆

                            藤本 弘

                            木曽利廣

                            明田 昭

                            湊 泰孝

                            西口純生

                            石野善司

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◯議会事務局(5名)

                 事務局長       片岡清志

                 次長         山内偉正

                 議事調査係長     鈴木 智

                 主任         池永菜穂子

                 主事         山末達也

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平成29年6月定例会議事日程(第5号)

 平成29年6月26日(月曜日)

   開議 午後1時

 第1 報告第1号から報告第4号及び第1号議案から第8号議案(委員長報告〜表決)

 第2 第9号議案から第28号議案(提案理由説明、質疑、表決)

 第3 意見書案について(質疑、討論、表決)

 第4 決算特別委員会の設置について

上記のとおり

                                 議長

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                           午後1時30分開議



○議長(湊泰孝) 御参集御苦労さまです。

 ただいまから、6月定例会を再開して、本日の会議を開きます。

 日程に入る前に報告いたします。

 先日の齊藤一義議員及び桂川市長の一般質問における発言につきましては、議長において、後刻会議録を精査し、措置することといたします。

 以上で報告を終わります。

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○議長(湊泰孝) ただいまから日程に入ります。

 日程第1、報告第1号から報告第4号及び第1号議案から第8号議案を一括して議題とします。

 各委員長の報告を求めます。

 総務文教常任委員長、竹田幸生議員。

     [総務文教常任委員長(竹田幸生) 登壇]



◆総務文教常任委員長(竹田幸生) 総務文教常任委員会に付託されました議案について、審査の経過概要と結果を報告いたします。

 まず、報告第1号から報告第4号については、地方自治法第179条の規定に基づき、専決処分されたものであります。

 報告第1号、亀岡市税条例の一部改正については、地方税法等の一部改正に伴うものであり、その主な内容は、耐震改修を行った特定耐震基準適合住宅等の固定資産税減額に係る申告書についての規定を設けることや、軽自動車税のグリーン化特例についての適用期限を、平成31年3月31日まで2年間延長すること等の改正を行ったものであります。

 別段異論なく、採決の結果は、全員をもって承認すべきものと決定しました。

 報告第2号、亀岡市立幼稚園条例の一部改正については、子ども・子育て支援法施行令の一部改正に伴うものであり、その主な内容は、一定所得までの世帯の第2子について、保育料を無料とするとともに、一定所得までのひとり親世帯等について、保育料の負担軽減措置を拡大したこと等の改正を行ったものであります。

 別段異論なく、採決の結果は、全員をもって承認すべきものと決定しました。

 報告第3号、職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、人事院規則の一部改正に伴うものであり、その主な内容は、職員の育児休業等の取得要件について、所要の規定整備を行ったものであります。

 別段異論なく、採決の結果は、全員をもって承認すべきものと決定しました。

 報告第4号、職員の退職手当に関する条例の一部改正については、雇用保険法等の一部改正に伴うものであり、その主な内容は、一定の要件に該当する退職者に対して、退職手当の給付日数を延長すること等の改正を行ったものであります。

 別段異論なく、採決の結果は、全員をもって承認すべきものと決定しました。

 次に、第1号議案、平成29年度亀岡市一般会計補正予算の本委員会所管分について、その主な内容は、民生費では、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成金を活用し、犬甘野児童公園にユニバーサルデザインの複合遊具を設置するための地域振興事業費の増額補正、消防費では、国庫補助金の内示を受けて、耐震性貯水槽を新設するための消防施設整備事業費の増額補正であります。

 別段異論なく、採決の結果は、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 次に、第2号議案、亀岡市防災会議条例の一部改正については、防災及び減災対策の充実を図ることを目的として、幅広い分野から意見を聴取するため、委員を拡充し、その定数を「35人以内」から「40人以内」にしようとするものであり、別段異論なく、採決の結果は、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 次に、第3号議案、亀岡市消防団員等公務災害補償条例の一部改正については、非常勤消防団員等に係る損害賠償の基準を定める政令の一部改正に伴い、損害補償の補償基礎額について、扶養親族がある場合における加算額、及び加算対象区分を改正しようとするものであります。

 別段異論なく、採決の結果は、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 以上、簡単でありますが、本委員会の報告といたします。



○議長(湊泰孝) 次に、環境厚生常任委員長、小川克己議員。

     [環境厚生常任委員長(小川克己) 登壇]



◆環境厚生常任委員長(小川克己) 環境厚生常任委員会に付託されました議案について、審査の経過概要と結果を報告いたします。

 まず、第1号議案、平成29年度亀岡市一般会計補正予算の本委員会所管分でありますが、その主な内容は、総務費では、電力の小売りが全面自由化となったことにより、エネルギーコストの削減や電力の地産地消を図るため、特定の地域に限定した電力供給を行う地域新電力会社の設立について調査検討を行うための環境にやさしいまちづくり推進経費の増額。民生費では、法改正等によるシステム改修に伴う老人医療助成経費、保育所運営事務経費、児童扶養手当支給経費の増額。衛生費では、子育て世代包括支援センター業務について、当初、NPO法人に業務委託を行っていたものを本市直営方式により実施するため、母子保健事業経費を既決予算額の範囲内で組みかえを行うものであります。

 また、債務負担行為については、容器包装プラスチックのリサイクル処理に係る中間処理業務委託経費について、設定されるものであります。

 審査では、子育て世代包括支援センター業務に関して、今回プロポーザル方式の利点を生かせなかったものの、今後、官民連携を生かし地域資源の育成を行うべきである、また、属人的要素が最大の決め手になるようなプロポーザルには当初から疑問があった、環境が整っていない状況ではプロポーザルにこだわるべきではない、また、市が直接母子保健事業を実施すべきである等の意見が出されました。

 採決の結果は、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 次に、第4号議案、亀岡市新火葬場整備検討審議会条例の一部改正については、新火葬場の整備構想等について検討するに当たり、社会環境の変化を踏まえ、より広く市民から意見を取り入れるため、委員を拡充し、その定数をふやすものであります。

 別段異論なく、採決の結果は、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 以上、簡単でありますが、本委員会の報告とします。



○議長(湊泰孝) 次に、産業建設常任委員長、奥村泰幸議員。

     [産業建設常任委員長(奥村泰幸) 登壇]



◆産業建設常任委員長(奥村泰幸) 産業建設常任委員会に付託されました議案について、審査の経過概要とその結果を報告いたします。

 まず、第1号議案、平成29年度亀岡市一般会計補正予算の本委員会所管分でありますが、その主な内容は、総務費では、地域の主要な幹線道路において、夜間の安全・安心を確保するためLED防犯灯を設置する経費の増額補正。農林水産業費では、亀岡産京野菜の海外プロモーションに係る農業事務経費の増額補正。商工費では、豊かな森林資源を生かした歴史・食・観光都市としての地域活性化を図るため事業を進めている「森のステーションかめおか」のさらなる充実を図るため、薬草原を整備する経費の増額補正。土木費では、亀岡まるごとガーデン・ミュージアムの実現を進める中、幹線道路沿いのスペース等を活用したウエルカムガーデン及びウエルカムロードの整備経費、また、国の交付金額の確定による高水敷公園整備事業費の増額補正であります。

 採決の結果は、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 なお、亀岡まるごとガーデン・ミュージアム事業にかかわり、今後の植栽の維持管理計画を早期に検討するよう指摘要望するものです。

 次に、第5号議案、地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、建築基準法の規定に基づき、適正な都市機能と健全な都市環境を確保するため、亀岡駅北地区地区整備計画区域内における建築物の制限に関し、必要な事項を定めるものであります。

 採決に先立ち、駅北の開発が進んでいるが、高さ制限もなく、街並みや景観の面から問題があるとの反対討論がありました。

 採決の結果は、多数をもって原案可決すべきものと決定しました。

 次に、第6号議案、地域公共交通会議条例の制定については、地域住民の生活に必要なバス等の旅客運送の確保その他旅客の利便の増進を図り、地域の実情に即した輸送サービスの実現に必要となる事項等について協議するため、市長の附属機関として会議を設置し、必要な事項を定めるものであり、別段異論なく、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 次に、第7号議案、上下水道事業経営審議会条例の一部改正については、審議会の調査及び審議の対象とする事業に地域下水道事業を加え、委員を15人以内とすること等の改正を行うものであり、採決の結果は、全員をもって原案可決すべきものと決定しました。

 なお、上下水道事業経営審議会委員の選任に当たり、安定した経営を推進するため、専門的知識を有する人材の登用をさらに進めるよう指摘要望するものです。

 以上、簡単ではありますが本委員会の報告といたします。



○議長(湊泰孝) 次に、京都スタジアム(仮称)検討特別委員長、木曽利廣議員。

     [京都スタジアム(仮称)検討特別委員長(木曽利廣) 登壇]



◆京都スタジアム[仮称]検討特別委員長(木曽利廣) 京都スタジアム(仮称)検討特別委員会に付託されました議案について、審査の経過概要と結果を報告いたします。

 第8号議案、財産の取得については、亀岡駅北土地区画整理事業地内における京都スタジアム(仮称)整備事業用地を、現在、仮契約を締結している地権者の方から取得することについて、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例に基づき、議会の議決を得ようとするものです。

 審査では、用地に係る不動産鑑定評価書や公図及び京都府との協定書も参考にしつつ、主に、取得価格の根拠や鑑定評価額は適正なものであるのか等について、質疑がなされました。

 採決に先立つ討論では、アユモドキ等の問題もあり、工事着手するのは時期尚早であるとの反対討論がありました。

 一方、近郊地域の路線価等を勘案され、第三者による適正な鑑定評価をされている、今後も市民が抱えるさまざまな不安を取り除くよう、説明責任を果たすと市長が答弁されている等の賛成討論があり、採決の結果、賛成多数をもって、原案可決すべきものと決定しました。

 なお、指摘要望事項として、スタジアムが老朽化した場合等における対応についての取り決めを亀岡市と京都府の間で明確にすること、交通に係るシミュレーションを早急に実施し、亀岡市としての対策をとること、以上2点を指摘要望するものであります。

 以上、簡単でありますが、本委員会の報告といたします。



○議長(湊泰孝) 以上で、各委員長の報告は終わりました。

 ただいまから、委員長報告に対する質疑を行います。

 御質疑ございませんか。

 酒井議員。



◆酒井安紀子議員 京都スタジアム(仮称)検討特別委員会委員長報告に対して、質疑を行います。

 第8号議案の審査について、3点質疑します。

 まず1点目ですが、これからスタジアムを中心としたまちづくりを行っていく前提で用地を取得しようとしている今、いわゆるまるごとスタジアム構想の全容を確認されましたか。確認されたのであれば、その内容と出された意見を御説明ください。



○議長(湊泰孝) 木曽議員。



◆京都スタジアム[仮称]検討特別委員長(木曽利廣) 酒井議員の質疑に対して、お答えいたします。

 まちづくり全体につきましては、そのような内容についての質疑等もなく経過した内容であります。主に質疑があったのは、鑑定評価等の内容であります。

 以上であります。



○議長(湊泰孝) 酒井議員。



◆酒井安紀子議員 はい、2項目めについて、質疑いたします。

 現実的、具体的なスタジアムプロジェクト全体の効果、マイナス影響の評価は執行部から説明がなかったようですが、財産取得議案の審査に当たり、京都スタジアム(仮称)検討特別委員会として、みずから調査、議論はされましたでしょうか。したのであれば、内容を御説明ください。



○議長(湊泰孝) 木曽議員。



◆京都スタジアム[仮称]検討特別委員長(木曽利廣) ただいまの内容ですが、全体的な効果等につきましては、従来からこの特別委員会で協議してきた内容であります。その内容につきましては、皆さん、各委員が御承知いただいて、この財産取得を協議していただいた内容だと認識しているところであります。ですので、今回の内容につきましては、このような全体的な効果等については協議はいたしておりません。



○議長(湊泰孝) 酒井議員。



◆酒井安紀子議員 3点目について、お伺いします。

 財産の取得議案の審査における用地費の妥当性について、お伺いします。

 鑑定評価では、3.2ヘクタールを一括して評価したのではなく、分割した区画6カ所について評価したということが、要望書を出した市民の陳述によってわかりました。分割で購入する場合では、3.2ヘクタールという大きな土地を一括購入する場合よりも格段に価格が高くなるということが言われていましたが、事実関係を確認されたのでしょうか。確認したのであれば、内容と議論について御説明ください。



○議長(湊泰孝) 木曽議員。



◆京都スタジアム[仮称]検討特別委員長(木曽利廣) ただいまの内容ですが、協議につきましてはしていないところでありますが、ただし、この鑑定評価につきましては、委員会の審議に至る内容につきまして、個人情報等の問題もあり、鑑定評価書を出すことについては、当初、理事者側は随分ちゅうちょされておりましたが、審査に当たって賛否を問う中では、この鑑定書を参考にしないと評価できない、採決できないということの内容がありまして、鑑定評価、3名の鑑定士が鑑定された内容について出していただきました。その内容について鑑定をすることができ、十分にこの内容について評価できるものとして、審査させていただきました。ただし、ブロック別に評価する内容と、全体で評価することの内容についての質疑もあったように思うのですが、明確な答えはなかったと記憶いたしております。

 以上です。



○議長(湊泰孝) 酒井議員。



◆酒井安紀子議員 3項目めの2回目の質疑をさせていただきます。

 今、そういった質疑があったように思うが、答弁は明確でなかったということでしたが、3名の鑑定士が出した結果をもとにしている、鑑定書を出してもらったというだけで済ますのではなくて、買い主の立場で土地の条件を分析した上での評価依頼がされていたのかを、具体的に確認されたのでしょうか。されたのであれば、内容を御説明ください。



○議長(湊泰孝) 木曽議員。



◆京都スタジアム[仮称]検討特別委員長(木曽利廣) ただいまの質疑の内容ですが、そのような質疑は行っておりませんので、私が委員長として個人的な見解を述べることはできません。委員会で審査した内容を今、お答えさせていただくということであれば、そういうことについては討議していないということで答弁させていただきます。

 以上です。



○議長(湊泰孝) ほかに、御質疑ございませんか。

     [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(湊泰孝) 以上で質疑を終わります。

 次に、討論を行います。

 通告により、発言を許します。

 並河愛子議員。



◆並河愛子議員 私は、日本共産党議員団を代表して、第5号議案、亀岡市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についての反対討論を行います。

 都市計画法第20条第1項の規定により告示された南丹都市計画亀岡駅北地区地区計画の区域のうち、地区整備計画で定めた区域とされています。地区の再区分として、住宅ゾーン?約3.1ヘクタール、住宅ゾーン?約1.6ヘクタール、商業ゾーン?約2.9ヘクタール、商業ゾーン?約3.5ヘクタール、商業ゾーン?約4.0ヘクタールとなっています。この区域は、これまで遊水機能を持った場所として、これまで開発が行われてきませんでした。今回、都市計画決定がされ、開発に伴い、これまでの条例の一部を改正しようとするものです。この地区の開発については、水害の問題、軟弱な地盤での開発に、大丈夫なのか、こうした危惧する声もあり、賛否両論のあるところです。また、景観の点からも、これまで牛松山の雄大な景色が広がり、魅力の1つとされていた風景が、一変してしまいます。

 住宅ゾーン?については、建築物の高さが最高限度9メートルと明記されています。しかし、住宅ゾーン?、商業ゾーン?から?について、建築物の高さの記述は明記されていません。京都スタジアム(仮称)の高さが27メートルぐらいと言われている中で、住宅ゾーン?を除く住宅ゾーン?、商業ゾーン?から?の建物の高さに制限がなくなれば、高層ビルが林立し、開発のくい打ちによる地下水脈の寸断のおそれがあります。また、本地区計画には、地下水くみ上げ規制も規定されていません。亀岡駅北土地区画整理事業地が造成され、平成25年9月の台風18号と同規模の洪水が起こった場合、さらに住宅地への浸水被害が約9ヘクタール分拡大するという試算が、専門家から明らかにされてきました。景観の点からも、水害対策の面からも、市民理解が十分に得られていない計画と考え、反対するものです。

 以上の点を述べまして、反対討論といたします。



○議長(湊泰孝) 酒井安紀子議員。



◆酒井安紀子議員 私は、第5号議案、亀岡市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。

 今、反対討論がございましたが、これは条例改正への討論ではなく、地区計画そのものについての反対の意見だったかと思います。また、高さ制限についても、委員会の質疑の中で、それは容積率の制限によって幾らでも高層ビルが林立するということにはならないことはわかったと思います。

 本議案は、駅北土地区画整理事業地での建築物等の規制に実効性を与えようとするものです。委員会の反対討論でも、開発をしていけない場所を開発して、いかがなものかということでしたが、本議案は、開発してはいけない場所を開発させるための条例改正ではありません。地区計画区域内の建築物等の規制に実効を与えるための条例改正です。地区計画そのものは、都市計画手続の中で既に決定されました。決定された地区計画の内容に納得できないということは、その区域内の建築物等の制限に実効性を与える条例にも反対するという理由にはなりません。

 確かに、この地区計画自体にパブリック・コメントや口述で市民からいただいた貴重な意見が余り反映されていないことについては、私も大変残念ですし、今後問題が起きてくるのではないかと、心配しているところでもあります。あの場所にはスタジアムだけではなく、民間の建物が建ち、新しいまちがつくられることになります。造成段階の工事を見ながら、市民にも日々不安に思っていらっしゃる方がいるということです。だったら、市民の安全安心のために、私たちにできることは、この場所での建築物等の制限に反対することなのでしょうか。違うと思います。適正な都市計画手続に基づき決まったことだから、何もせずに黙って見ておけばいいかというと、それも違うと思います。

 例えば、治水については、反対討論でも述べられていましたけれども、本当に都市計画手続の中であのように盛土し、開発しても治水に影響がないのかどうかが議論されていたのか、それはどのような議論だったのか、そういったことを確認していかなくてはなりません。環境厚生常任委員会で問い合わせたところ、具体的な開発にかかる影響評価はされていないことがわかりました。しかし、これは都市計画手続に不備があったということではありません。そもそも都市計画手続は、具体的な開発内容について、それが自然環境や市民の生活環境にどのような影響があるのかを評価したり、その対策を検討させたりするものではありません。これまで、市民から、治水だけでなく透水性や緑化についても意見がありましたし、曽我谷川の右岸に道路をつくってしまえることになって大丈夫なのかという意見もございました。手続には問題がなくても、駅北開発について、具体的に何が心配なのかを意見されていることを知っていながら、議会もまだ検討ができていません。これは手続の問題ではありませんが、実質的には大きな問題だと思います。

 ですから、私たちとしては、建築物等の制限に関する条例に反対するのではなく、環境基本条例第11条に定められている環境アセスメントを事業者にやらせ、将来にわたり、亀岡市民が安心して暮らせる良好な環境を保てるように対策をとらせることが必要です。理念条例だからという理由にならない理由で、いまだに実施されていませんが、亀岡市議会としては、これをやらせるようにすればいいのです。

 なのに、スタジアムを含め駅北の開発に反対の方々は、やるべき建築物等の制限に関する条例改正にもとりあえず反対する、スタジアムを含め駅北の開発を推進したい方々は、やるべき環境アセスメントを今すぐやらせるというだけのことにも、とりあえず反対する、どっちもどっちだと思います。出てきたものにキーワードで反応しているだけで、自分では考えられないのでしょうか。それでは、市民のための議論はいつまでたっても始まりません。本議案は、賛成すべき内容ですから、賛成はしてください。そして、開発への思いがそれぞれ違っていても、採決後には駅北の開発が市民にとって安全安心なものとなるような対策が、事業者の負担で確実になされるように、亀岡市議会として取り組んでいきたいということを申し上げて、私の賛成討論といたします。

 続きまして、第1号議案、平成29年度亀岡市一般会計補正予算(第1号)に反対の立場で討論します。

 これまで、6月補正ではどうしても納得がいかないというものは余りなかったのですが、今回ばかりは反対の立場で討論させていただきます。

 どうして、今、そこにそれをやるのか、わからないものや、財源ができたからやる、要望があったからやるだけでは心配だと思うものが幾つかあります。そのうち、最も心配なのは、まるごとガーデン・ミュージアム、おもてなし事業です。全てに通底する問題がわかりやすくここにあらわれていると思いますので、1点に絞って討論します。

 まるごとガーデン・ミュージアム、おもてなし事業、市民サービスの維持に苦労している状況でも、おもてなしですか。いいと思います。なぜそれをやるのかが説明できれば、それはいいと思います。しかし、まるごとガーデン・ミュージアムで亀岡市はどのようになっていくのでしょうか。それは、市民にどのように還元されていくのでしょうか。現時点で、まだそれは説明されていません。ガーデン・ミュージアム構想は策定途中です。全体像もまだわかりません。それでも、ふるさと寄附金をいただいたのでとりあえずやりたい、やらないと財源を逃すからやるというのは、特に今後のまちづくり全体に波及させていこうとするようなハード事業をやる理由としては、心配だと思います。やってしまってから、構想のほうで後から整合をとる、この場当たり的な進め方は、スタジアムと同じだと思います。

 スポーツも、ガーデン、庭園づくりも、どちらもよい趣味だと思います。なのに、なぜ私が両方ともにブレーキをかけようとするのかといいますと、どちらも私の趣味ではないからという理由ではありません。公共事業として進めてよいと考えられるだけの材料がないからです。ガーデン・ミュージアム・プロジェクトを推進する目的には、定住人口及び交流人口の増加などと書かれていますが、なぜこれで定住人口と交流人口の両方が増加するのでしょうか。具体的にはどういう筋書きなのか、全くわかりません。地方創生の交付金をとるために書いてあるだけなのでしょうか。本当は何がしたいのでしょうか。あちこちに植栽してきれいにしたいだけのようにも思われますが、それもよくわかりません。当初予算のときにも、予算特別委員会の委員からよくわからないと言われていましたが、いまだにわかりません。よくわからないけれども、植栽、整備を認めた場合、あとはどうなるのでしょうか、ということも大きな問題です。

 初めは、交付金がついていても、植物ですから日々の手入れはどうするのか、維持管理費用がかさんでいくのではないか、これも当初予算のときから言われていました。それに対して、運営維持にかかる経費が必要になるが、市民力を活用し、最大限コストを抑えていきたいなどと答弁されたとき、私は大きな違和感を感じました。コスト削減のために勝手に市民の無償奉仕を期待していいのでしょうか。今は庁舎前に整備したところを、職員が自主的に維持管理しているということでした。自主的ですか。花と緑が好きでやっているだけであれば、今後も楽しみながら続けてもらったらいいですが、本当にそうなのでしょうか。負担になってはこないでしょうか。

 今回新たに整備するところも、自治会等に植栽の手入れや周辺ごみ拾いに何人出してくださいなどと無理を言うことになりませんか。今回の産業建設常任委員会での答弁では、できるだけ緑のボランティア的な方がやっていただけたらという希望はあるが、今のところ、具体的にどうしますということはない、今後の検討課題だと言われました。維持管理が行き届かなくなって、結局はどこかの団体に委託するということになりませんか。今、どれだけの市民が自発的にガーデン・ミュージアムに協力したいと思っているのでしょうか。そもそも、ガーデン・ミュージアムについて、御存じの方がどれだけいるのでしょうか。勝手に進めて、あとは市民に負担させるというのが、亀岡市では基本路線なのでしょうか。

 市民力の活用というのであれば、ガーデン・ミュージアム構想の策定を大学に委託して、著名な先生のお力を借りるよりも、本来はまず、市民の庭園まちづくりへの機運が盛り上がっていて、これからもかかわっていこうという市民にも、構想の段階から入っていただき、一緒に考えていく。専門家にサポートをお願いはしても、あくまでも市民を主役にするというのが当たり前の発想ではありませんか。

 委員会の審議を傍聴している限りでは、委員の皆さんもこれではよくないと思っていることがわかりました。だったら、後から維持管理の計画をつくることという指摘要望だけでいいはずがありません。全体の構想もなく、維持管理の計画も考えられていない状況で、これは今後にも影響を及ぼす広がりのある事業です。ガーデン・ミュージアム・プロジェクトの内容が説明されない限り、そして市民の協力が必須であるならば、市民の思いを確認しない限りは、着手を認めることができません。ここは、亀岡市議会が市民の立場に立って、ちょっと待ってくださいと言うべきところだと思います。反対していただくことを求めます。

 続きまして、第8号議案、財産の取得について、反対の立場で討論いたします。

 前回の用地買収と同様、財産の取得前に検討し、明らかにしておくべきことが後回しになっています。先ほどの委員長質疑への答弁で、そのことがよくわかりました。時間は十分にあったはずなのに、議会は何をしていたのでしょうか。不動産鑑定士3名に鑑定していただいた土地の価格が妥当かどうか、鑑定書や京都府と締結した協定書の内容に質疑が集まっていましたが、その審査の直前に、市民がスタジアム検討特別委員会で陳述された論点が議論に生かされることもありませんでした。また、土地の価格の妥当性以前に、このプロジェクトに20億円の追加投資をする価値があるのかどうか、市民生活にとって亀岡市の未来に対してどのような影響があるのかを見なければならなかったのに、十分に議論されていません。買ってから考えますでは済まされないことです。

 それが、委員会の賛成討論では今後も市民が抱えるさまざまな不安を取り除くよう、説明責任を果たすと市長が答弁されているということでした。何なのですか、それは。今後でいいのですか。後でいいのですか。市長が答弁されているって、それは丸投げですか。議会としてどうしていったらいいのですか。それは考えないといけないと思います。なぜ20億円の追加投資をするのかという一般質問に対する市長答弁では、それをやらなければスタジアムは来ない、先に買った14億円の土地への投資を生かすために必要なのだということでした。投資の説明としては、最悪の部類に入る説明です。考えなしに14億円を突っ込んで、思うような結果が出なかったからといって、あと20億円入れたらいけそうだから、借金してやるのだ。やらないと、これまでつぎ込んだ金が無駄になる。やれば後からもとがとれるから心配するなというのは、ギャンブルの考え方ですよね。投資であれば、別の説明が必要です。

 このプロジェクトを進めることで、亀岡はどのように発展するのでしょうか。投資の目的、思い描いている亀岡市の将来の姿、そこに至るまでの具体的な計画はどこにあるのでしょうか。

 亀岡まるごとスタジアム構想は、タイトルだけ大がかりですが、具体的な中身がいまだにわかりません。市民生活へのシミュレーションをしていないところを見ると、スタジアムさえ建設できれば何とかなるとしか考えていないことがわかります。市民生活への影響を考えていないだけではありません。環境への影響についてという文書で、来場者の駐車場はスタジアムにはありません。でも、周辺に日常、市民が利用している民間の駐車場が1,250台分ありますなどと、シミュレーションもなしに書いて済ますことは、観戦に来られる方のことも全く考えていないことのあらわれです。

 また、今回20億円で、財産を取得した後の見通しがないということは、これから発生する負担についてもわからないということになります。京都スタジアム(仮称)検討特別委員会では、京都府との協定書を回し読みしただけです。

 傍聴者に見せないことはもちろん、委員にも配付されませんでした。配付するつもりがなかったものを、委員長が後から要求していただき、ようやく議員には配付されましたが、取り扱い注意となっています。委員会でこれをもとに指摘要望までつけておいて、何を隠しておく必要があるのでしょうか。

 単に用地を無償で使用させるために必要だから、このような協定をつくったわけでもなさそうです。じっくり読まれたら困るから、配らなかったのではありませんか。分担を明確に、書面にしてくださいと以前から言ってきましたが、今回の協定の内容は、読み方によっては亀岡市に不利なものではないかと心配します。

 この協定書で、本事業は府市協力してやるとあります。本事業とは、用地の取得だけではなく、整備、運営を含んでいることが冒頭に書いてあります。しかし用地は、府が単独で使用する。だったら亀岡市は用地取得以外に何を協力するのですか。

 スタジアムの運営は京都府の事業ですから、運営から派生するさまざまな事象は京都府が対応するべきだ、全て対応するべきだというわけにもいかなさそうです。では、具体的にどのような分担でやっていくのでしょうか。基本的にスタジアム来場者の利便性のためだと言われた道路の整備は、やはり亀岡市がするのですか。ならば、これも大きな追加投資になってきます。

 駐車場の確保はどうですか。スタジアム周辺の商業施設に負担させるのでしょうか。亀岡市の公園に無料でとめさせるのですか。トイレも亀岡市の施設を使っていただくのでしょうか。交通誘導や治安を維持するための警備員の配置も協力するのでしょうか。試合終了後のごみは、花火大会の後のように、市民のボランティアが片づけるのでしょうか。

 アユモドキが隠れ、退避できる場所の拡大、創出を、工事に先立って実施すると、府市でまとめた文書に書かれていましたが、それはスタジアム本体の工事でなくても、京都府がやっていただけるのでしょうか。誘致の際に、アユモドキの保全については全面的に亀岡市が責任を持つと約束したことが文書に残っていますが、大丈夫でしょうか。そういったことは、今回協定書に含まれていませんが、後から考えるのですか。それとも、ほかにどこかで取り決めをされているのでしょうか。そのようなことは、後から全て考えればいいと思っているのでしょうか。そういったこともわかりません。

 建設していいかどうかは、環境保全専門家会議や第三者委員会に判断していただいて、議会は用地買収の議案だから、買収価格の妥当性を確認すればいいという程度の認識でいるとしたら、大間違いです。環境保全専門家会議は、合議体としてこの計画に了承を与える権限はありません。第三者委員会は京都府の公共事業を評価し、意見を述べていただく場であって、同じく了承する権限はありません。そもそも、どちらもが亀岡市のまちづくりについての意見を述べていただく場ではありません。

 環境保全専門家会議や第三者委員会が了承したという言い回しが、報道でも執行部の説明でも横行していますが、これらは合議体として意見を取りまとめることはできない要綱設置の組織です。私たちが審査する際も、情報の1つとして、それらの会議の中で出された個々の意見を参考にするのはよいでしょう。しかし、了承されたとの一言で何がわかるのでしょうか。そこで出されたさまざまな意見を誰が見て吟味しましたか。傍聴可能な第三者委員会に行って意見を聞いた議員がどれだけいるのでしょうか。

 買収費用を含む当初予算を審査する直前の第三者委員会にも、誰も傍聴には来ませんでした。傍聴すればわかることを、特別委員会に座長や京都府に来ていただいて説明を受けただけでは、本当の中身はわかりませんし、亀岡市のまちづくりにとってどうかという根本の議論の材料としては不十分です。また、議論もされていないこともわかりました。環境保全専門家会議は、主にアユモドキと自然環境の保全について意見を述べていただく場です。

 文化財保護法第125条、「史跡名勝天然記念物に関しその現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは、文化庁長官の許可を受けなければならない。ただし、現状変更については維持の措置又は非常災害のために必要な応急措置を執る場合、保存に影響を及ぼす行為については影響の軽微である場合は、この限りでない。」とあります。一連の開発がアユモドキの保全に影響を及ぼすことは明らかである状況で、文化庁長官の許可を得なければならないという状況を回避するために、専門家会議から影響は軽微であるという意見をいただきたいからこそ、市は大きなコストを受け入れてきました。工事着手後もモニタリングを続けて、通常と異なるデータが出れば工事をとめるとまで約束しています。もしかしたら工事がとまるかもしれない不確定要素を許容して、この買収をしようとしていることをわかっていますか。それは万が一のことではありません。万一と書いたのを、専門家会議に文言修正で削除させられましたよね。一方で、市民生活への影響はどのように調査されてきたのでしょうか。

 スタジアム検討特別委員会には、5月に京都府と亀岡市がまとめた「京都スタジアム(仮称)整備事業に係る環境への影響について」が、資料として提出されました。自然環境への影響と対策については、環境保全専門家会議でアユモドキへの影響は軽微との意見をいただくために、十分な時間と巨額の税を投入して行った調査や影響予測、対策を反映して、詳細に記されている一方で、市民生活への影響は単なる作文でしかありませんでした。長い時間とコストをかけてアユモドキへの影響調査をしている間にもやれたはずのことが、放置されていたのです。亀岡市民の生活環境への影響こそ、京都スタジアム(仮称)検討特別委員会で調査すべき内容でしたし、市民からも求められていたことではありませんか。

 私は市長に、なぜシミュレーションぐらいこれまでにやっておかなかったのかと聞きました。やらないとは言っていないとのことですが、今まで放置してきた理由は不明でした。同じことが議会にも言えます。今回の指摘要望で、交通にかかるシミュレーションを早急に実施し、亀岡市としての対策をとることというのは、買った後でやればいいという考え方を単に追認するものです。京都スタジアム(仮称)検討特別委員会は、会議の結論を待っている間に、なぜこれをやらなかったのでしょうか。



○議長(湊泰孝) 酒井議員に申し上げます。

 簡潔にお願いいたします。



◆酒井安紀子議員 京都府公共事業評価に係る第三者委員会は了承したのではありません。そこで出された意見を紹介しておきたいと思います。誰も見ていないのですからね。簡潔に述べたいですが、これについては紹介させていただきます。

 まずは、進め方に大きな問題があるという意見がありました。これまで行政を信頼してきたが、ショックだとまで言われていたのです。また、生活環境についても、以前より市街地に近いところにかわっているのだから、いろいろな問題が当然起きてくる。とりわけ交通渋滞を初めとする騒音、振動など、これについて今回も十分に住民説明するだけの内容がない。少なくともこれまで計画が持ち上がって随分たつ。いろいろな角度から生活環境に対する問題も、もう少し詰めていていいはずのものが、まだ詰められていないという意見がありました。生活環境面での検討が不十分だ、シミュレーションを書き込むべきだとも言われていました。治水についても、流路がかわったらどうなるのか、34万立方メートル掘削するから、差し引きゼロということだけで本当に大丈夫なのか。この評価調書の説明では極めて不十分だと指摘されていました。

 このように、参考にすべき意見が多くありましたが、そういったことを見ないままに第三者委員会が了承したということで納得していていいのでしょうか。第三者委員会で言及された治水問題ですが、それに対して府の担当者は、駅北土地区画整理事業地の都市計画手続の中で、治水を含め相当の議論がされたと説明されました。第三者委員会の委員からは、都市計画手続の中でどのような検討がされたのか、資料としてつけておくべきだったという意見がありましたが、治水については、京都府の公共事業であるスタジアムの問題ではないため、京都府公共事業評価に係る第三者委員会の議論の範囲外だという扱いでした。まさに、治水は亀岡市が買収しようとしている区画整理事業地の問題だということです。第三者委員会でそこを見ないのであれば、誰が見るのでしょうか。議会ですよね。住民が不安に思っている治水の問題こそ、これまでに亀岡市議会が確認すべきところだったのではありませんか。必ず市民から聞かれますよ。そこで、亀岡市議会までもが、今回の用地買収と治水は関係ないと言って済ませるのでは、市民は納得しないでしょう。

 昨年12月に市民が請願をしました。用地を買収するまでにどのようなことを明らかにしてほしいかを例示し、議会に調査と議論することを求めた請願でした。また、議会の意思決定過程を市民に説明することを求めた請願でした。議会はこれを否決しましたが、趣旨は理解できるとして、今後、京都スタジアム(仮称)検討特別委員会でしっかり議論していくと言ったのではありませんか。なのに本年、平成29年3月の予算特別委員会では、用地買収のための予算について、環境保全専門家会議と第三者委員会の結論を待って執行することなどという、とんでもない指摘要望をつけてこれを可決すべきものと決してしまいました。これでは、最初から今回の財産取得議案の審査が形式的なものでしかなかったと白状しているようなものです。

 実際、これまで述べてきたように、亀岡市議会として調査、議論すべきところが抜けたままで採決に至ろうとしています。これは、平成26年8月臨時会で、初めのスタジアム建設予定地の取得議案を可決したときと同じです。この時点から、アユモドキの保全に影響があれば、計画を変更してでも亀岡市が責任を持って対応すると、専門家会議に約束されていることはわかっていました。しかし、もし計画変更となれば、どれだけ負担がふえてくるのかを確認しなかった。その場所にスタジアムを建てられなかった場合にも、整備するという公園の中身も確認しなかった。確認すべきことを確認せず、議論すべきことも議論しないまま、それでも14億円で用地を買うことを認めたのが亀岡市議会です。

 新たな用地を取得しないことという形ばかりの指摘要望をつけて、その結果、どうなりましたか。議会の責任です。同じことを繰り返さないでください。今度こそ、本議案には反対していただくことを求めまして、私の討論といたします。



○議長(湊泰孝) 石野善司議員。



◆石野善司議員 私は、新清流会を代表いたしまして、第8号議案、財産の取得について、賛成の立場で討論いたします。

 本定例会に提案されました第8号議案の財産の取得につきましては、亀岡駅北土地区画整理事業地内において、京都スタジアム(仮称)整備事業用地を、仮契約を締結している地権者の方から取得することについて、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会に議決を求めるものであります。

 京都スタジアム(仮称)検討特別委員会での審査では、用地の評価額について、高いのではないかとの意見も出ましたが、今回の買収は民間取引ではなく、公共買収であります。民間買収ならば、土地を売りたいという場合は安くなると思います。逆に買いたいという場合は、時価の倍でも買い取ることができますが、この事業は公共事業であり、正常な取引価格をもって補償することが基本であると考えます。今回の評価額の算定に当たっては、本市の固定資産評価等に関する鑑定評価にもかかわっていただいており、本市の価格の動向に精通されております3名の不動産鑑定士に依頼され、近傍地の価格、また路線価等をも十分参酌し、各街区の鑑定評価をいただいたところであります。

 今回、取得予定のスタジアム用地を考えるとき、1日の乗降客2万人の亀岡駅前の一等地であり、また市街化区域の宅地で商業用途、建蔽率80%、容積率400%の土地であり、亀岡駅の南側と都市計画上は何らかわりない場所であります。また、区画整理組合の方々においても、みずからが約50%の土地の減歩と保留地処分金で、高規格の道路や密度の高い公園配置を行い、亀岡のランドマークとなるようなものであります。

 本来、事業が完了し、まちとして成熟しているならば、都市ガス整備や電柱の地中化も計画され、整備水準からしても、駅南側の土地価格と同等もしくはそれ以上のポテンシャルのある土地であると考えます。ちなみに、南側の駅前では、地価公示では亀岡5-1、中信亀岡駅前支店で平米当たり14万5,000円、地価調査では、亀岡5-2、浅田ビルで平米当たり15万8,000円、路線価より算定しても、駅前通りは平米当たり14万円から15万円台となっております。ただ、現時点では、まちとしては未成熟な状況であり、そういったことも含めての算定であることから、今回、各街区の取得価格平米当たり10万8,000円から11万円は、正常な取引価格であると考えます。

 議員各位には、全会一致で御賛同いただきますよう期待を申し上げ、第8号議案の財産の取得についての賛成の討論といたします。



○議長(湊泰孝) 三上泉議員。



◆三上泉議員 私は、日本共産党亀岡市議会議員団を代表して、第8号議案、財産の取得についてに反対の討論を行います。

 最初に、購入しようとする亀岡駅北の土地、これがどういう経緯で、従前の建設予定地とされた京都・亀岡保津川公園の土地をめぐっての経緯を、改めて触れておきます。

 2010年、平成22年11月30日に、大規模スポーツ施設の誘致に係る検討会議、これでスタジアムの候補地を広く洗い出すとして、会議資料に、亀岡駅北側、曽我谷川の左岸ですが、曽我部町の運動公園の横、運動公園競技場、ひえ田野町の土砂採取跡の4つが示されました。亀岡駅北土地区画整理事業地も資料の地図には示されているものの、否定的なコメントがついていました。

 同年12月14日の次の会議で、候補地として考察されたのは、亀岡駅北側曽我谷川左岸、亀岡駅北土地区画整理事業地内、亀岡駅北保津橋東側、馬堀駅北側・篠町の4つ、このその他候補地、運動公園横、運動公園競技場、土砂採取跡、曽我部小北の農地は、駅から遠い理由でランクが落とされました。さらに、亀岡駅北土地区画整理事業地については、考察がつけ加えられ、交付金対象外で土地購入が高額になる、眺望景観上の問題がある、市街地に近接しており影響がある等が指摘されました。土地購入が高額だというのは、スタジアムをつくるなら駐車場や補助運動場などが必要だと、駐車場は絶対必要だというからです。なのに今、駐車場や補助運動場はなくても何とかなるから、スタジアム本体と選手や関係者だけの駐車場だけで進めようとしています。

 この日の会議の最後に、前市長が、曽我谷川左岸での検討作業を至急進めるように指示を出しました。今から考えれば、これが間違いの始まりだったと思います。同年12月20日の次の会議では、候補地の検討結果として、亀岡駅北側曽我谷川左岸で進め、他はこれ以上議論しないことになりました。この会議で、亀岡駅北土地区画整理事業地は一切どこにも出ず、その後の会議でも一切触れられず、わずか3週間ほどの論議で駅北は消えていきました。

 その後の検討会議では、候補地を亀岡駅北曽我谷川左岸に絞った中で、さまざまな検討がなされました。検討会議のまとめである誘致に係る検討調査委託業務報告書では、候補地についてのこれまでの経緯をまとめて報告していますが、駅北土地区画整理事業地の名前はどこにもありません。また、このときアユモドキの記述は、その報告書の2カ所で1行ずつで、共生ゾーンを設けるから大丈夫という安易な記述でした。

 2011年12月、亀岡市は京都府に、候補地を曽我谷川左岸で提案し、翌年4月、アユモドキの生息環境を保全し、自然環境と共生する、まさに京都が世界に誇れるスタジアムと、京都府にプレゼンテーションをしました。8カ月後の2012年12月26日、京都府知事が亀岡に決定すると発表しました。するとすぐに、環境省が懸念を表明し、わずか2日後の12月28日、京都府が環境省と情報交換をし、これを受け、年明けすぐに京都府は亀岡市を呼んで事情聴取しました。京都府は、既に専門家とも協議して十分な共生ゾーンを提示していると認識していたのに、していなかったのか、アユモドキがいるところに持ってきた段階で、今回のような問題は想定できたはず、専門家を入れて議論しないと何も始まらない、反対運動の可能性もある、市も覚悟してほしい、このままでは事業計画はストップする可能性もあるなど、アユモドキ保全の情報を亀岡市がきちんと出さずにきたことに、京都府は不満の意を表しました。

 それを受けて、絶対に専門家の知見が必要だと、その年の5月1日、第1回の会合が開かれたのが環境保全専門家会議です。以降、27回の会議と調査にほぼ3年を費やした末に、2016年4月27日、座長提言が発表され、曽我谷川左岸、京都・亀岡保津川公園での建設は断念することになりました。14億円で買った京都・亀岡保津川公園の土地は放置されたままで、今、さわることができない状況です。

 このように、亀岡市がアユモドキの保全に対して十分な調査活動を行わず、科学的な知見を入れずに候補地を提案したことが、そもそもの間違いです。先ほど述べた経緯の、特に前半の部分を、昨年度の京都スタジアム(仮称)検討特別委員会で確認したところ、その当時のまちづくり推進部長は、その経緯について私は承知していないと答弁していますが、これも驚くべきことです。

 共産党議員団は、数々の問題点を議会で指摘してきましたが、前市長も現市長も必ずできる、できないということは考えていないと言い続けてきました。しかし、現実にはできませんでした。この責任はきっちりとるべきです。

 この間、開催された環境保全専門家会議と京都府公共事業評価第三者委員会に出された資料「京都スタジアム(仮称)整備事業に係る環境への影響について」は、膨大な文章の最後を、「この様にアユモドキ等の自然環境と共生する亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)の整備という新しい公共事業のあり方を示すこととなる」という記述で締めくくっていますが、新しい公共事業のあり方というのは、それまでやられていないということです。なぜ、やられていないのか、それは不可能だとされているからです。保全の原則から、そのような希少生物の生息する場所での開発は行わない、行っている途中で希少生物が見つかれば中止するというのが、地球環境を守る現代の世界の常識となっているからです。

 環境省は、曽我谷川左岸も、亀岡駅北土地区画整理事業地も一体としてアユモドキ等の保全地域だと明言しています。このような場所での開発につながる土地の購入は、厳に慎むべきです。あえて言えば、地域の方々が行っておられる保全活動が継続、発展するよう、別の形で国、府、市が協力して保全対策を打つべきです。

 さて、市民的な問題は、アユモドキの保全だけにとどまりません。本議会でも、アユモドキと人の命とどちらが大事なのかという声が出されました。どちらも大事ですが、当然人命が優先されます。環境保全専門家会議は、アユモドキの保全という観点でのみ、現時点での調査報告を了承しただけです。

 京都府公共事業評価第三者委員会は、環境保全専門家会議の協議内容は認めつつ、水害対策、治水問題、交通問題では多くの疑問、意見、注文が出されました。水害対策、治水問題では、亀岡駅北土地区画整理事業が認められたことで決着済みだという声もありますが、京都府と亀岡市が盛んに言う、高水敷掘削土で盛土を造成するからプラスマイナスゼロだという論を根底から覆す専門家の意見が新たに出されている現在においては、市民が最も不安に思う水害への対策を見直す必要があります。また、それ以外の周辺地域への影響、騒音、振動、光、交通手段、駐車場の確保、渋滞対策等、また経済効果などが明らかになっていません。これについては、スタジアムの実施設計によって明らかにし、府民、市民に対しても十分な説明を行うとしてきました。しかし、実施設計は公表されず、説明会は行われていません。評価の方法は、担当職員による評価と外部有識者や地域住民による評価結果の審査を組み合わせ、客観性と透明性を高いものにするという、京都府の「環の公共事業ガイドライン」にもそぐわない強引な事業の進め方になってしまっています。

 先ほど述べた、何とかなると言っている駐車場の問題も、それに関連する交通渋滞などの問題も、対策の内容が現時点では全くのお粗末、不透明なものになっています。亀岡市が自前でできる調査や検討を行わずにこの議案を出してきたことは問題があります。これらのことを徹底的に明らかにするために、京都スタジアム(仮称)検討特別委員会は議論をすべきだと進めてきましたが、市民の命や財産、暮らしを守るために明らかにすべきこと、やるべきことがまだ残されています。絶対できるという市長の言葉を信じて、従前予定地を14億円で購入することを認めた亀岡市議会には、重い議決責任があります。亀岡市が市民のためにやるべきことをやり切れていないのに、この議案を議会として認めることはできません。

 以上、第8号議案に対する反対討論とします。



○議長(湊泰孝) 明田昭議員。



◆明田昭議員 第8号議案、財産の取得議案について、緑風会を代表して、賛成の立場で討論いたします。

 今回の京都スタジアム(仮称)用地取得の議案は、大規模スポーツ施設の建設用地として、亀岡市に京都府が建設を決定以来、丸5年が過ぎております。実に長い期間を要したなと感じているところでございます。

 今、振り返ると、この間にいろいろなことがございました。特に、亀岡が誇るべき天然記念物アユモドキの生息する周辺環境の保全に対する見通しが難しかったからであると理解はするものの、行政の調査不足も正直感じるところであります。

 しかし、これらを超えて、スタジアム建設による亀岡の活性化の総合的効果に、市民は期待しているのであります。青少年の夢とあこがれの架け橋、まちづくりの架け橋、人との架け橋、自然との架け橋、安全との架け橋と、京都スタジアム(仮称)の目指すものとして、基本構想に掲げられており、大変すばらしい希望のある5つの架け橋であります。中でも、まちづくりの架け橋として亀岡が活性化の切り札として切望しているものであり、亀岡に決定を機に、保津川右岸の拡幅、宇津根橋のかけかえ、予定地周辺の少し停滞していた区画整理や環境整備が進展を見せ、地域経済が大きく活性化するとの期待が膨らむところです。

 ただ、今回の議案は、2回目の建設地の取得であり、亀岡市の財政を圧迫するのは避けられないところであります。アユモドキとの共生ゾーンとして、亀岡市都市計画公園内での当初の予定地が亀岡駅北土地区画整理事業地に変更された経過は、去る6月8日開催の京都スタジアム(仮称)検討特別委員会で、村上座長から受けた説明で理解はするところですが、やはり学問的、専門的見地が中心であり、亀岡市50億円の財政フレームのある中で、議会はもちろんのこと、市長とともに既に取得済みの13.9ヘクタールの有効な利用計画を示す必要があります。

 と同時に、もとの計画地に隣接する亀岡駅北土地区画整理事業地で、スタジアムの整備を進めることについて、亀岡駅北土地区画整理組合の関係地権者から、同土地区画整理事業地内での土地提供の承諾を得ていること、加えて地元の理解、協力は得られており、アユモドキの保全対策がしっかり取り組めることになり、基本構想の中にある5つの架け橋の実現に向けて、環境整備ができたことでありますが、なお一層の努力を望むものであります。

 本施設は、京都府が建設するものでありますが、亀岡地内に建設されるものであり、市民の期待は大きいものがあります。今後、完成に向かって情報公開を行い、市民の理解を深めていくことが、今日までの経過からして不可欠であります。

 京都府、亀岡市、環境保全専門家会議、京都府公共事業評価に係る第三者委員会、地元関係者等、それぞれの立場で真摯にかつ精力的に取り組まれている中、議会としては敬意を払わなければなりません。したがって、議案に反対することは、申し上げました諸団体や市民に対しても無責任であります。

 以上、一部反省も含めて、今後の建設に向かって進捗状況を楽しみにして、賛成の討論といたします。



○議長(湊泰孝) 以上で討論を終わります。

 ただいまから、順次採決を行います。

 まず、報告第1号から報告第4号までの専決処分承認案4件を一括して、起立により採決します。

 本案に対する委員長の報告は承認です。

 本案、委員長報告のとおり決定することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立全員です。

 よって、本案は委員長報告のとおり承認されました。

 次に、第1号議案、一般会計補正予算案を起立により採決します。

 本案に対する委員長の報告は原案可決です。

 本案、委員長報告のとおり決定することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立多数です。

 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、第5号議案を除く第2号議案から第7号議案までの条例議案5件を一括して、起立により採決します。

 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。

 本案、委員長報告のとおり決定することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立全員です。

 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、第5号議案、亀岡市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを起立により採決します。

 本案に対する委員長の報告は原案可決です。

 本案、委員長報告のとおり決定することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立多数です。

 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、第8号議案、財産の取得についてを起立により採決します。

 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。

 本案、委員長報告のとおり決定することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立多数です。

 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。

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                           平成29年6月26日

 亀岡市議会議長 湊 泰孝様

                    総務文教常任委員長  竹田幸生

            委員会審査報告書

 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、亀岡市議会会議規則第110条の規定により報告します。

                記



議案番号
件名
議決結果
摘要


報1
専決処分の承認を求めることについて
 亀岡市税条例の一部を改正する条例の制定について
承認
 


報2
専決処分の承認を求めることについて
 亀岡市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について

 


報3
専決処分の承認を求めることについて
 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 


報4
専決処分の承認を求めることについて
 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
承認
 



平成29年度亀岡市一般会計補正予算(第1号)
可決
 



亀岡市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について

 



亀岡市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

 



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                           平成29年6月26日

 亀岡市議会議長 湊 泰孝様

                    環境厚生常任委員長  小川克己



            委員会審査報告書

 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、亀岡市議会会議規則第110条の規定により報告します。

                記



議案番号
件名
議決結果
摘要



平成29年度亀岡市一般会計補正予算(第1号)
可決
 



亀岡市新火葬場整備検討審議会条例の一部を改正する条例の制定について

 



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                           平成29年6月26日

 亀岡市議会議長 湊 泰孝様

                    産業建設常任委員長  奥村泰幸

            委員会審査報告書

 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、亀岡市議会会議規則第110条の規定により報告します。

                記



議案番号
件名
議決結果
摘要



平成29年度亀岡市一般会計補正予算(第1号)
可決
 



亀岡市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 



亀岡市地域公共交通会議条例の制定について

 



亀岡市上下水道事業経営審議会条例の一部を改正する条例の制定について

 



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                           平成29年6月26日

 亀岡市議会議長 湊 泰孝様

           京都スタジアム(仮称)検討特別委員長  木曽利廣

            委員会審査報告書

 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、亀岡市議会会議規則第110条の規定により報告します。

                記



議案番号
件名
議決結果
摘要



財産の取得について可決
 



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○議長(湊泰孝) 次に、日程第2、第9号議案から第28号議案を議題とします。

 提案理由の説明を求めます。

 桂川市長。

     [市長(桂川孝裕) 登壇]



◎市長(桂川孝裕) 議員各位には、連日慎重に御審議をいただきまして、まことに感謝にたえない次第でございます。

 さて、ここに追加提案いたしております議案につきまして、御説明を申し上げます。

 第9号議案から第28号議案は、農業委員会の委員の選出方法が、公選制から任命制に変更されたことに係るものでございます。

 第9号議案の農業委員会委員の任命につき認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しないとすることにつきましては、第10号議案から第28号議案として提案しております農業委員の任命に係りまして、農業委員会等に関する法律施行規則第2条第2号の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。

 また、第10号議案から第28号議案の農業委員の任命につきましては、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。

 どうぞ、慎重に御審議をいただきまして、御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



○議長(湊泰孝) ただいまから質疑を行います。

 御質疑ございませんか。

     [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(湊泰孝) 以上で質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 ただいま提案されました議案については、委員会付託等を省略して、直ちに採決したいと思いますが、御異議ございませんか。

     [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(湊泰孝) 御異議なしと認め、委員会付託等の省略を決定しました。

 ただいまから順次採決を行います。

 採決に際しては、同意を賛成とする場合は起立願います。この際、起立しない者は同意に反対とみなします。

 まず、第9号議案、農業委員会委員の任命につき認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意について、起立により採決します。

 本案、同意することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立全員です。

 よって、本案は同意することに決定されました。

 次に、第10号議案から第28号議案までの農業委員会委員の任命について、19件を一括して起立により採決します。

 本案、同意することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立全員です。

 よって、本案は同意することに決定されました。

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○議長(湊泰孝) 次に、日程第3、意見書案についてを議題とします。

 お手元配付のとおり、議案は1件です。

 事務局長に件名を朗読させます。



◎議会事務局長(片岡清志) 件名を朗読いたします。

 「共謀罪」(テロ等準備罪)の廃止を求める意見書(案)

 以上、意見書案1件でございます。



○議長(湊泰孝) ただいまの件名の朗読で、議案の内容は御承知いただけたものと思います。

 この際、御質疑ございませんか。

 酒井議員。



◆酒井安紀子議員 発議者の並河議員にお尋ねします。

 これ、直前に出てきましたので余り検討ができないというか、不明な点を解明できなかったのですけれども、2段落目の最後の文章ですね。「そのことは、審議の時間に応じて世論調査で疑問や懸念の声が多数をしめるという結果からも明らかです。」とありますが、どこの世論調査で何が明らかになったのか、御説明ください。



○議長(湊泰孝) 並河議員。



◆並河愛子議員 毎日新聞でございます。また、国会討論などでも皆さんよくごらんいただいたかと思いますが、質疑をすればするほどいろいろな問題が出てまいりまして、本当に人権を無視した、そういう内容になっております。済みません。もう1回、御質問をお願いします。



○議長(湊泰孝) 酒井議員。



◆酒井安紀子議員 済みません。その毎日新聞の調査だけ取り上げているわけですよね。何が明らかになったと言いたいのかがちょっとわからないので、国民をあざむこうとしたこととか、この2段落目の最初から始まる全てのことが明らかになったということが言いたいのですか。それだけ、はいかいいえでも結構です。



○議長(湊泰孝) 並河議員。



◆並河愛子議員 お答えいたします。

 ただいま、毎日新聞ということでしたが、全てのことが明らかになったという点で、いろいろな報道の中で示されておりますそのとおりでございます。

 以上です。



○議長(湊泰孝) ほかにございませんか。

     [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(湊泰孝) 以上で質疑を終わります。

 次に、討論を行います。

 通告により発言を許します。

 酒井安紀子議員。



◆酒井安紀子議員 共謀罪の廃止を求める意見書案に対する反対討論を行います。

 共謀罪は廃止すべきです。この点について、私は賛成です。しかし、この意見書を亀岡市議会から議論もせずに提出することについては反対です。何なのですか、この文章は。特に、2段落目が主観的過ぎ、支離滅裂でもあります。党の広報紙や街頭演説の内容とするのだったらいいですけれども、亀岡市議会として出す文書にはふさわしくありません。1、2段落目を改善していただければ、私も賛成できます。3、4段落目は若干検討が必要な部分がありますが、おおむねよいと思います。

 ほかの皆さんには別の意見があるかもしれませんし、もしかしたら普通の生活を送っている一般市民には関係のないことだと、まだ思っている方もいらっしゃるかもしれない。議論していないのでわかりません。そのことが大変残念です。

 こういうものを閉会日直前の議会運営委員会にいきなり出してくるのは、共謀罪について亀岡市議会で議論しても無駄だと思っているからではないでしょうか。事前にほかの議員と話をしたのでしょうか。少なくとも私は全く聞いていません。非常にお手軽な意見書の出し方です。

 これは共産党に全国的なひな形でもあるのかどうかわかりませんけれども、この共産党議員団だけでつくった意見書案をいきなり直前に出してきて、議会運営委員会でその内容について議論もせずに、誰が発議者になるかを諮って、当然のように拒否される。ああ、そうですか、それではうちだけで出しますと、あっさり引き下がる。これでは否決されるに決まっていますよね。意見書を出せたとしても、何の強制力もありません。強制力がないどころか、国会議員に読まれてもいません。

 6月11日、信濃毎日新聞の記事を以下に紹介します。

 両院それぞれの請願課のまとめによると、1月以降に提出された「共謀罪」「テロ等組織犯罪処罰法」が件名に含まれる意見書は、6月7日までに衆院43件、参院42件。意見書は両院の公報に件名、提出した市町村議会名の一覧が掲載される。国会議員が文面を見るには、請願課に問い合わせて閲覧する仕組みだが、同日時点で1件もない。

 共謀罪は大きな問題ですが、地方議会からの意見書は強制力もなければ、読まれてもいません。しかし、だからこそこれを取り扱うのであれば、亀岡市議会で共謀罪の問題について合意できる意見書の内容を議論するプロセスが大事なのだと思います。

 労力をかけて合意形成を図っても、うまくいかないことのほうが多いかもしれません。それでも、国会で成立したものにあえて批判的にやるのであれば、労力をかけてこそ意味があります。そもそも、あの国会議員たちを選んだ有権者と同じ有権者が、亀岡市議会に議員を送り込んでいるのです。有権者たちの代表である議員たちとともに、共謀罪の問題について議論することが、意見書そのものよりも長い目で見て価値のあることだと思います。こういったことを丁寧にやらなければ、せっかくの問題提起も、またか、ほっておけと軽く扱われるだけになってしまいます。お手軽な意見書の乱発をやめていただくことをお願いして、私の反対討論といたします。



○議長(湊泰孝) 馬場隆議員。



◆馬場隆議員 私は、日本共産党亀岡市議会議員団を代表し、共謀罪(テロ等準備罪)の廃止を求める意見書案に賛成の討論を行います。

 酒井議員への回答にもなると思いますが、何よりも共謀罪法は、数の暴力で去る6月15日に強行採択されたからといって、そのままにしておくことは決してできないということです。共謀罪法の最大の問題は、何を考え、何を合意したか、国民の心の中、内心を処罰するというところにあります。これは、具体的な行為があって初めて処罰するという刑法の大原則を根本から覆し、思想、良心の自由を保障した憲法第19条に反する違憲立法であることは明らかです。そして、心の中を処罰しようとすれば、電話の盗聴、メールやLINEの傍受、そして密告が必要となってきます。甚だしく恐ろしい密告社会は、断じて拒否されるべきであります。

 法案強行採決後も批判の声が大きく広がっています。京大名誉教授、物理学者、ノーベル賞受賞者の益川敏英さんなど、呼びかけ人61人を擁する安保法制に反対する学者の会は、共謀罪法の廃止を呼びかけています。日本弁護士連合会も廃止を呼びかける会長声明を緊急に提出、引用しますと、「本国会における政府の説明にもかかわらず、例えば、?一般市民が捜査の対象になり得るのではないか、?「組織的犯罪集団」に「一変」したといえる基準が不明確ではないか、?計画段階の犯罪の成否を見極めるために、メールやLINE等を対象とする捜査が必要になり、通信傍受の拡大など監視社会を招来しかねないのではないか、などの様々な懸念は払拭されていないと言わざるを得ない。また、277にも上る対象犯罪の妥当性や更なる見直しの要否についても、十分な審議が行われたとは言い難い。」としています。

 今、憲法違反の共謀罪法を廃止する新たな戦いが全国で起こっています。それは燎原の火のように広がり、憲法9条改悪の安倍政権への国民の不支持が支持を上回る世論調査となってあらわれ、劇的な情勢の変化を生んでいます。

 したがって、本市議会が世論の大きな流れとなっている表題の意見書案、「共謀罪」(テロ等準備罪)の廃止を求める意見書案を可決することを求めて、賛成の討論といたします。



○議長(湊泰孝) 以上で討論を終わります。

 ただいまから採決を行います。

 「共謀罪」(テロ等準備罪)の廃止を求める意見書(案)を起立により採決します。

 本案、原案のとおり決定することに賛成者の起立を求めます。

     [賛成者起立]



○議長(湊泰孝) 起立少数です。

 よって、本案は否決されました。

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                           平成29年6月26日

 亀岡市議会議長 湊 泰孝様

                         発議者  田中 豊

                              馬場 隆

                              並河愛子

                              三上 泉

            意見書案の提出について

 別紙意見書案を当市議会の議決をもって、それぞれの宛先に提出されたく、亀岡市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。

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   「共謀罪」(テロ等準備罪)の廃止を求める意見書(案)

 「内心」を処罰対象にする「共謀罪」(テロ等準備罪)法は、参院法務委員会審議を事実上封じ、委員会採決を抜きにした「中間報告」という国会ルール無視の“禁じ手”を使い、参院本会議で強引に成立がはかられました。

 犯罪の具体的行為があって初めて処罰されるという日本の刑法の大原則をねじ曲げ、思想・良心の自由をはじめとする基本的人権を侵害する「共謀罪」法は紛れもない違憲立法です。それをごまかすため、安倍政権は「テロ対策」とか「一般人は対象外」と主張し、国民を欺こうとしましたが、国会審議での野党の追及に答弁は迷走を続け、審議をすればするほど政府の説明は破綻してきました。そのことは、審議の時間に応じて世論調査で疑問や懸念の声が多数をしめるという結果からも明らかです。

 日本はテロ防止のために13の国際条約を締結しており、テロにつながるような重大犯罪については、それを未然に防ぐ手立てが法制化されています。また、「テロ等準備罪」の対象とされる「組織犯罪集団」の定義もあいまいで、既にある盗聴法などと一体で運用され、警察などの判断で幅広い市民運動や労働運動などが監視・弾圧の対象になる危険性はぬぐえません。

 犯罪名を「テロ等準備罪」に変えても、実際に犯罪行為を行わなくても相談したことを罪に問うというおおもとに、変更が加えられたわけでもありません。したがって国は、「共謀罪」法を直ちに廃止する処置を講ずることを求めるものです。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成29年6月26日

 衆議院議長  +

 参議院議長  |宛

 内閣総理大臣 |

 法務大臣   +

                       亀岡市議会議長 湊 泰孝

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○議長(湊泰孝) 次に、日程第4、決算特別委員会の設置についてを議題とします。

 お諮りします。

 本市議会に、21人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、平成28年度各会計決算に関する事項を所管とし、閉会中の継続審査をすることにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

     [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(湊泰孝) 御異議なしと認め、特別委員会を設置し、閉会中の継続審査をすることに決定しました。

 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、お手元配付のとおり委員を指名しますので、御承知おき願います。

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                         (平成29年6月定例会)

            決算特別委員会委員名簿

                            (21名)議席順

               酒井安紀子

               三上 泉

               冨谷加都子

               小川克己

               奥村泰幸

               奥野正三

               田中 豊

               並河愛子

               山本由美子

               竹田幸生

               平本英久

               小松康之

               福井英昭

               齊藤一義

               小島義秀

               馬場 隆

               藤本 弘

               木曽利廣

               明田 昭

               西口純生

               石野善司

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○議長(湊泰孝) 以上で、本定例会に付議された事件は全て議了しました。

 ここで、報告を行います。

 去る5月24日、東京都で開催されました第93回全国市議会議長会定期総会におきまして、西口純生議員が正副議長4年の功績に対して表彰をお受けになりました。また、竹田幸生議員、菱田光紀議員、小島義秀議員が、議員在職10年の功績に対して表彰をお受けになりました。

 ここに報告させていただきますとともに、ただいまから表彰状の伝達及び記念品の贈呈を行います。

     [議長降壇 議場中央へ]



◎議会事務局長(片岡清志) 最初に、正副議長4年表彰を受賞されました西口純生議員は、議場中央までお進みください。

     [西口純生議員、議場の中央まで進む]



○議長(湊泰孝) 表彰状。

 亀岡市 西口純生殿。

 あなたは市議会正副議長として4年、市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第93回定期総会にあたり、本会表彰規程により表彰いたします。

 平成29年5月24日。

 全国市議会議長会 会長 山田一仁。

 おめでとうございます。(拍手)



◎議会事務局長(片岡清志) ただいまから、受賞されました西口純生議員より御挨拶をいただきます。

     [議長 議長席へ]



◆西口純生議員 議員各位に一言お礼の御挨拶を申し上げたいと思います。

 ただいま、全国市議会議長会より正副議長4年在職の表彰をいただきました。まことに光栄であり、この上ない喜びといたしているところでございます。

 しかしながら、こうして受賞させていただいたのも、亀岡市議会全議員の皆さんの御指導、そして御提言、そしてまたいろいろな形の中で議論を交わす中で、議会運営が円滑に進めてこられたというふうに考えておりまして、私1人がいただいたものではないという思いを、大変強く持っているところでございます。

 これからも、市民とともに歩む議会を目指して、さらに私自身、精進させていただきながら、今後の議会の運営にも一生懸命取り組んでまいりたい、この思いでございます。

 まことに措辞簡単でございますけれども、お礼の御挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。(拍手)



○議長(湊泰孝) まことにおめでとうございました。どうぞ自席へお戻りください。

     [西口純生議員 自席へ]



○議長(湊泰孝) 次に、議員在職10年表彰の表彰状の伝達及び記念品の贈呈を行います。

     [議長降壇 議場中央へ]



◎議会事務局長(片岡清志) 受賞されました竹田幸生議員、菱田光紀議員、小島義秀議員は、議場中央までお進みください。

     [竹田幸生議員、菱田光紀議員、小島義秀議員、議場の中央まで進む]



○議長(湊泰孝) 表彰状。

 亀岡市 竹田幸生殿。

 あなたは市議会議員として10年、市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第93回定期総会にあたり、本会表彰規程により表彰いたします。

 平成29年5月24日。

 全国市議会議長会 会長 山田一仁。

 おめでとうございます。(拍手)



○議長(湊泰孝) 表彰状。

 亀岡市 菱田光紀殿。

 以下同文です。

 おめでとうございます。(拍手)



○議長(湊泰孝) 表彰状。

 亀岡市 小島義秀殿。

 以下同文です。

 おめでとうございます。(拍手)



◎議会事務局長(片岡清志) ただいまから受賞者を代表して、竹田幸生議員より御挨拶をいただきます。

     [議長 議長席へ]



◆竹田幸生議員 ただいま、湊議長より、全国市議会議長会の10年表彰をいただきました。

 この10年表彰をいただくに当たり、先輩議員はもとより、議員の皆様、また市長を初め理事者の皆様方、そして私たちを支えていただいた皆様、全てに感謝とお礼を申し上げます。皆様方のお支えがあってこそ、この10年と思います。

 この10年表彰をいただいたことを機に、二元代表制のもと、市民の負託を受けました亀岡市議会議員といたしまして、より精進、邁進していくことをお誓い申し上げ、甚だ簡単ではございますが、お礼の言葉といたします。本日はありがとうございました。(拍手)



○議長(湊泰孝) おめでとうございました。

 以上で表彰状の伝達を終わります。

 どうぞ御自席へお戻りください。

     [受賞者 自席へ]

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○議長(湊泰孝) 以上をもって、本日の日程は全て終了しました。

 これをもって、本日の会議を閉じ、平成29年6月亀岡市議会定例会を閉会します。

 御苦労さまでした。

                           午後3時04分閉会

 地方自治法第123条第2項の規定に基づき署名する。

   亀岡市議会議長    湊 泰孝

   亀岡市議会副議長   小島義秀

   会議録署名議員    菱田光紀

   会議録署名議員    酒井安紀子