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京都府 亀岡市

平成29年  3月 定例会 02月27日−01号




平成29年  3月 定例会 − 02月27日−01号







平成29年  3月 定例会



       平成29年3月亀岡市議会定例会会議録(第1号)

       平成29年2月27日(月曜日)午前10時00分開会

◯出席議員(23名)

                            酒井安紀子

                            三上 泉

                            冨谷加都子

                            小川克己

                            奥村泰幸

                            奥野正三

                            田中 豊

                            並河愛子

                            山本由美子

                            竹田幸生

                            平本英久

                            小松康之

                            福井英昭

                            齊藤一義

                            菱田光紀

                            小島義秀

                            馬場 隆

                            藤本 弘

                            木曽利廣

                            明田 昭

                            湊 泰孝

                            西口純生

                            石野善司

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◯欠席議員(1名)

                            堤 松男

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◯議会事務局(5名)

                 事務局長       門 哲弘

                 次長         山内偉正

                 議事調査係長     鈴木 智

                 主任         三宅晃圓

                 主任         池永菜穂子

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平成29年3月定例会議事日程(第1号)

 平成29年2月27日(月曜日)

   開議 午前10時

 第1 会議録署名議員指名

 第2 会期決定

 第3 第1号議案から第54号議案(提案理由説明)

上記のとおり

                                 議長

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                           午前10時00分開会



○議長(湊泰孝) おはようございます。

 御参集御苦労さまです。

 ただいまから、平成29年3月亀岡市議会定例会を開会します。

 本日の会議を開きます。

 日程に入る前に報告を行います。

 堤松男議員より、本日の会議を欠席する旨の届け出がありましたので、御報告いたします。

 次に、監査委員から、地方自治法の規定に基づく工事監査の結果報告1件が届いており、その写しをお手元に配付しておきましたので、御承知願います。

 次に、本定例会における理事者出席につきましては、お手元配付の文書のとおり要求しておきましたので、御了承願います。

 以上で報告を終わります。

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                           28監査第1054号

                           平成29年2月23日

亀岡市議会議長 湊 泰孝様

                       亀岡市監査委員 関本孝一

                       亀岡市監査委員 小松康之

           工事監査の結果に関する報告

 地方自治法第199条第5項の規定による工事監査を実施し、同条第11項の規定に基づき監査の結果に関する報告を決定しましたので、同条第9項の規定により、次のとおり提出します。

                 記

 1 監査の種類  平成28年度工事監査

 2 監査の対象  簡拡第4号 簡易水道統合事業 保津・千歳簡易水道送水管整備工事

          [上下水道部 水道課]

 3 監査実施期間 平成28年10月18日から平成29年1月16日まで

 4 監査の方法

   対象工事については、契約金額1,000万円以上の工事の中から抽出した。

   この監査に当たっては、工事技術に関する専門的知識を必要とするため、公益社団法人大阪技術振興協会と工事監査に伴う技術調査及び技術的指導業務委託契約を締結し、関係書類の調査及び工事現場の現地調査を実施した。この監査結果報告は、同協会技術士の調査意見を参考として作成したものである。

 5 工事の概要

   契約金額  51,694,200円(内消費税3,829,200円)

   工期    平成28年7月2日〜平成29年1月31日

   請負業者  株式会社 三煌産業

   監査執行日 平成28年12月9日

   工事概要  WEET    φ200   L=403.0m

         D1GX(E) φ200   L=153.3m

 6 監査結果

   提示された書類及び現場を調査し、疑問点は関係者に質問するとともに、当該工事の計画・調査・設計・仕様・積算・契約・施工管理・監理・試験・検査等の各段階における技術的事項について調査した。

   本調査時点における進捗状況は、出来高78%(平成28年11月末現在)で本工事が進行中であった。

   現地調査においては、工事のほとんどが施工完了しており、施工中の状態は確認できなかったが、現場施工状況については整然とした整理がなされ、良好な管理が行われており、特に指摘すべき問題点はなかった。

   書類調査においては、次の事項以外はほぼ良好に作成されていた。

   設計書、設計図、特記仕様書間で整合性のない箇所が見受けられた。これら相互間の照査を十分に行い不都合のないようにすべきである。また、設計書、設計図、特記仕様書各々についてもその内部に整合性のない箇所が見受けられた。照査方法の規定を作るなど、個人差の出にくい確実な照査体制をつくることにより、確実な照査を行うことが望まれる。特記仕様書は、標準のパターンを決め、施工内容を詳細に記入することが必要である。

   なお、個々の調査結果について気付いた点は、各項目に示した。

 (1)書類調査の結果

  ア 事業目的、背景等について

     亀岡市水道事業では、市内にある5箇所の簡易水道と上水道の統合に向け、施設の統廃合に伴う施設整備や老朽化した水道管の更新など、統合後の経営効率化を図るための工事を各簡易水道で実施している。当該工事はその一環として保津簡易水道と千歳簡易水道が共同で実施している。

     これまで保津簡易水道と千歳簡易水道はそれぞれの地域内に独自の水源を保有してきたが、統合後は上水道の浄水場から浄水の供給を受けることにより、水源の維持管理コストを削減する計画となっている。

     この工事は、上水道の区域から保津簡易水道と千歳簡易水道の区域に浄水を届けるための送水管を整備するもので、平成27年度に詳細設計を行い、平成28年度中の完成を目指している。なお、この工事で整備する送水管は、上水道と簡易水道の統合にあわせて平成30年4月に供用開始する予定である。

  イ 設計について

     設計変更の主な理由は、本工事で布設する送水管の大部分を設置する保津橋において、本工事発注後に本橋の管理者である京都府による保津橋の橋梁維持修繕工事が発注実施され、本工事との競合を避けるため工事期間の延期を行った。なお、請負金額の変更はない。

  ウ 工事コスト縮減、環境対策等について

     工事コストのみならず、維持管理コスト等のライフサイクルコストについて検討し、使用送水管材料を決定されており、コスト縮減について積極的に対応され、良好であった。

     環境対策としては、低公害型重機の使用、再資源化可能な部材の採用等にも取り組んでおり、良好であった。

  エ 設計図書、特記仕様書等について

     設計図書については、おおむね良好であったが、次の事項について留意されたい。

     ・設計図は、位置図の不明瞭な箇所、送水管縦断面図が無いこと、凡例の不足、施工範囲の説明不足な箇所、別途工事施工範囲の不明記箇所等が見受けられた。

     ・設計書は、使用機器の仕様(材質・内面仕上げ等)不記載のもの、単価等採用根拠不記載のもの、見積書・見積一覧表・建設物価等単価整理表等の整理の不備なものが見受けられた。

     ・特記仕様書は、本工事の目的、施工内容、機器材料仕様等の記載に不備なものがあった。特に電気計装設備については、施工する内容の明確な記載が無いものがあった。

     ・設計図、設計書、特記仕様書相互の整合を欠くものが見受けられた。

      上記のいずれにおいても、照査を十分に行えば防げるものである。このため照査のやり方についても規定するなど、確実な設計図書の作成を行うことができるようにすべきである。また、特記仕様書の書き方については、全般的に内容を整理し、設計図・設計書と整合した内容を詳細に記入することが必要であり検討すべきである。

  オ 積算等について

     積算等については、国土交通省土木工事積算基準、全国簡易水道協議会水道事業実務必携の積算基準、歩掛表、京都府土木工事単価資料、建設物価、積算資料等により行い、これらに無いものは3者見積もりを徴収し、最低価格を積算価格としており、特に指摘するべき問題点はない。

  カ 入札、契約関係等について

  (ア)入札について

      請負業者は通常型指名競争入札により決定されていた。応募14者により入札が行われた。入札説明請求は1者から3件あり、説明を行った。入札は1回で落札されており、特に指摘すべき問題点はない。

  (イ)前払金について

      平成28年7月28日に20,670,000円を支出しており、前払金保証証券は西日本建設業保証株式会社と契約しており、問題はない。

  (ウ)履行保証について

      請負業者から保証金の納入があったので、問題はない。

  (エ)工事保険等の加入状況について

      請負業者は労働災害保険として朝日海上火災の建設業者団体損害総合保険に加入しており、問題はない。

  (オ)建設業退職金共済制度について

      請負業者は、建設業退職金共済制度に加入し、証紙が購入されており、問題はない。

  キ 施工管理、品質管理、施工監理(監督)等について

     各種書類を調査したが、現段階においては良好であった。

  (ア)施工計画書について

      工事概要、計画工程表、現場組織表等各項目について記述されていたが、全体的に詳細な記述が無い箇所が見受けられ、ページ、見出しも無かった。内容についても、具体的かつ詳細に記入することが望まれる。特に施工方法では、WEETA管の施工方法の説明が簡単すぎるため、詳細な施工方法の資料を添付する必要がある。また、現場組織表に下請業者の記載が無かったため、追記をすることが必要である。現場における掲示には下請業者も記入されており、適切であった。写真撮影計画書は、撮影方向を示す図面しかなく、撮影の時期、方法、内容、整理等の追記が必要である。

  (イ)工程管理について

      全体と月間の実施工程表を確認したが、工程管理曲線も併記されており、明確な工程管理がなされ適切であった。

  (ウ)出来形管理について

      施工済みの箇所について、出来形管理表が作成され、設計値と実測値を対比して記録され適切であった。

  (エ)品質管理について

      使用材料、機器類の承諾願いが関係書類とともに整備されており、適切に承諾手続きが行われていた。

      承諾された機器・材料について、監督員による納入品の検査がなされ、適切であった。

  (オ)写真管理について

      工事記録写真はまだ整理されておらず、確認できなかった。

  (カ)廃棄物処理計画について

      本工事では、コンクリートガラ、アスファルトガラ等の廃棄物の発生が予定されており、これらの廃棄物処理計画書を確認し、適切であった。

  (キ)安全管理について

      安全教育、安全訓練、安全巡回、安全工程打合せ、KY(危機予知)ミーティング、作業中の指導が定期的に実施され、記録を確認したので安全管理は適切であった。

 (2)現場調査の結果

  ア 工事施工状況について

     本工事で布設する送水管の大部分を設置する保津橋において、本工事発注後に本橋の管理者である京都府による保津橋の橋梁維持修繕工事が発注実施され、本工事施工場所の橋梁内での工事であるため、本工事との競合を避けるため工事期間の延長を行った。変更後の進捗は平成28年11月末現在で計画出来高64.0%に対して、実施出来高78.0%で、設計変更後(工期変更後)は余裕をもって進捗していた。

     主な工事である道路や橋梁内送水管(WEETAφ200、D1GXφ200)布設工事はほぼ完了していた。現場は整然と整理されていて良好な管理が行われており、特に指摘すべき問題点はなく適切であった。

  イ 安全管理について

     日常の安全管理は良好であり、特に問題はなく、適切であった。

  ウ 工事標識類について

     道路に面した見やすい場所に、建設業の許可票、労災保険成立票、施工体系図、緊急連絡表、建退共加入票、下請の建設業の許可票等の標識類が1箇所にまとめて掲示されており、適切であった。

  エ 連絡先の表示について

     道路に面した見やすい場所に、第三者が連絡できるよう発注者、施工者の名称及び電話番号が表示されており、適切であった。

  オ 現場用書類について

     建設業退職金共済関連書類、道路使用許可申請書を確認し、適切であった。

 以上が工事監査の結果である。監査執行の過程において軽易なものについては、調査実施日に口頭で指導を行ったところである。

 市内にある5箇所の簡易水道と上水道の統合については、第4次総合計画及び水道ビジョンにも掲げ取り組んでいる事業であり、国の方針に基づく1事業体1水道をめざし、市民への安全安心な水道を供給するため上水道へ統合を実施するものである。

 今後においても、市民の期待に応えられる社会基盤整備に向け、安定した飲料水の確保を図るため、環境や安全管理に留意した公共工事を実施されることを期待する。

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                           28議第1174号

                           平成29年2月20日

 亀岡市長  桂川孝裕様

                      亀岡市議会議長  湊 泰孝

            会議出席要求について

 平成29年3月亀岡市議会定例会に地方自治法第121条の規定により貴職及び次の者の出席を要求します。

                 記

        副市長            石野 茂

        市長公室長          藤村かをる

        企画管理部長         木村好孝

        生涯学習部長         田中秀門

        総務部長           大西淳裕

        環境市民部長         塩尻知己

        環境市民部市民窓口・保険医療担当部長

                       吉田 恵

        健康福祉部長         栗林三善

        健康福祉部子育て・障害福祉担当部長

                       辻村修二

        産業観光部長         内田 尚

        産業観光部農政担当部長    柏尾寿和

        まちづくり推進部長      桂 政彦

        まちづくり推進部事業担当部長 竹村 功

        土木建築部長         柴田恒男

        土木建築部施設担当部長    中西 隆

        会計管理室長         玉記道子

        上下水道部長         西田 稔

        上下水道部事業担当部長    橋本誠一

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                           28議第1174号

                           平成29年2月20日

 亀岡市教育委員会

   教育長  田中太郎様

                      亀岡市議会議長  湊 泰孝

            会議出席要求について

 平成29年3月亀岡市議会定例会に地方自治法第121条の規定により貴職及び次の者の出席を要求します。

                 記

        教育部長           山本善也

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                           28議第1174号

                           平成29年2月20日

 亀岡市病院事業管理者

   玉井和夫様

                      亀岡市議会議長  湊 泰孝

            会議出席要求について

 平成29年3月亀岡市議会定例会に地方自治法第121条の規定により貴職及び次の者の出席を要求します。

                 記

        管理部長           佐々木 健

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○議長(湊泰孝) ただいまから、日程に入ります。

 日程第1、会議録署名議員指名を行います。

 会議録署名議員は、先例によりまして、福井英昭議員、西口純生議員を指名します。

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○議長(湊泰孝) 次に、日程第2、会期決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 本定例会の会期は、本日から3月27日までの29日間とすることに、御異議ございませんか。

     [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(湊泰孝) 御異議なしと認め、会期は29日間と決定しました。

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○議長(湊泰孝) 次に、日程第3、第1号議案から第54号議案を議題とします。

 提案理由の説明を求めます。

 桂川市長。

     [市長(桂川孝裕) 登壇]



◎市長(桂川孝裕) 本日ここに、平成29年3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多用の中にもかかわりませず、御参集を賜りましてまことにありがとうございます。

 平成29年度の予算案並びに関連議案を御審議いただくに当たり、市政運営に対する私の所信を申し述べさせていただき、議員各位並びに市民の皆様の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 私が市政を託され2年目を迎え、第4次亀岡市総合計画〜夢ビジョン〜後期基本計画、かめおか・未来・チャレンジビジョンの具現化、新たな亀岡のまちづくりに鋭意邁進しているところであります。

 まず、私の市政運営に向けた心構えとして、座右の銘である「志成最諦」を胸に秘め、取り組んでいく所存であります。「志成最諦」とは松下幸之助先生からの言葉であり、何事によらず、志を立てて事を始めたら、少々うまくいかなくても、多少失敗したとしても簡単に諦めてはいけない。1度や2度の失敗でくじけたり、諦めるというような心弱いことでは、本当に物事をなし遂げていくことはできない。ひとたび大義名分を立て、志を持って事に当たる以上、指導者は1%でも可能性が残っている限り、最後の最後まで諦めてはいけないというものです。私は、この言葉を大切にし、新しい亀岡の実現に向け、ピンチをチャンスに、常に挑戦し続ける姿勢で市政を運営してまいる所存であります。

 そして、亀岡の未来をつくっていく主役は、市民のお一人お一人であるとの認識に立ち、亀岡のまちづくりを市民の皆様と、ここにおられる議員の皆様とともに取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解と御支援をお願い申し上げます。

 さて、昨年を振り返りますと、歴代最多41個のメダルラッシュとなりましたリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでは、選手の活躍に日本中が感動したほか、3年連続となる日本人のノーベル賞受賞など、明るいニュースに国中がわき上がりました。また、オバマ前大統領の広島訪問は、唯一の原爆投下国と唯一の被爆国の首脳同士がそろって被爆地「広島」を訪問するという、歴史的な事実として実現したものであります。地球上の全人類が核を廃絶し、戦争のない平和な世界を望んでおり、今回の訪問は、核廃絶の大きな一歩となりました。本市におきましても、「ふるさとを愛し、人を愛し、戦争のない平和で美しい地球を子どもたちに伝えるため、願いを同じくする世界の人々とともに前進すること」を誓い、「世界連邦・非核平和都市」を宣言しています。こうした市の基本理念を継承していくため、今年から新しい「広島平和の旅」を計画しています。

 また、70年ぶりの選挙制度改革により選挙権年齢が満18歳に引き下げられ、初の国政選挙である第24回参議院議員通常選挙が執行されました。選挙権年齢を世界標準ともいわれる18歳に引き下げることにより、次代を担う若い世代が政治やまちづくりへ関心を高めてくれることを期待するところであります。

 その一方で、昨年は、熊本地震を初め台風10号による豪雨災害など、大きな自然災害が相次ぎました。お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、被災された全ての皆様にお見舞い申し上げます。被災地の1日も早い復興を願うとともに、熊本地震の被災地支援の一つとして、現在、本市におきましても職員を1名派遣しており、今後も、職員派遣の継続を含め、できる限りの支援をしていくこととしております。

 幸いにも亀岡市では大きな被害がありませんでしたが、近年の状況は集中豪雨、大地震など、どこで災害が起きても不思議でないという不安が現実化しております。私は、市民の安全、安心を守るという理念のもと、今後とも災害に強いまちづくりを推し進めていく所存であります。

 亀岡市の明るいニュースといたしますと、まず、京都スタジアム(仮称)建設予定地が決定したことであります。昨年4月に環境保全専門家会議の座長から建設地変更の提言を受け、地元関係者等の御協力を得る中で、8月に亀岡駅北土地区画整理事業地内に候補地を決定いたしました。このことにより、スタジアムはアユモドキの保全の確保、治水対策に加え、市街化区域内への変更に伴い商業用途の利用が可能となり、民間活力との融合などで新たなにぎわいを生み出す利用が可能となりました。

 京都府におきましては、環境保全専門家会議及び公共事業評価第三者委員会の了承を得て、平成29年度予算に京都スタジアム(仮称)の建設費等が計上されております。また、現在京都府で進められている実施設計により、施設の具体的な概要が明らかになるものと考えており、本市の中心市街地の新たなランドマークとして、さらなる可能性に期待するところです。

 二つ目は、昨年10月に、第40回全国育樹祭が開催され、その懇談会が皇太子殿下の御臨席を賜り、ガレリアかめおかで催されたことであります。平成10年の施設開館から18年、初めて皇太子殿下をお迎えし、「すばらしい施設ですね」とのお言葉を賜りました。御訪問に御尽力いただきました関係者の皆様と、この施設の設置に御尽力を賜りました皆様に心から感謝いたします。この栄誉を次なる発展につなげるためにも、将来を見据えた公共施設のあり方を考えてまいります。

 三つ目は、昨年10月に、オーストリア共和国リンツ市で開催された第23回世界空手道選手権大会男子個人組手マイナス84キロ級で、本市出身の荒賀龍太郎選手が優勝されたことと、東京オリンピック・パラリンピックにおけるオーストリア共和国のホストタウンとして、空手道競技で登録いただいたことであります。荒賀選手は、12月の天皇盃第44回全日本空手道選手権大会組手個人戦でも二連覇を達成されるなど、その活躍は目覚ましく、2020年東京オリンピックの金メダル候補と期待されており、本市におきましても「地元亀岡の期待の星」として応援していきます。

 東京オリンピック・パラリンピックにおけるホストタウンは、昭和39年から50年以上継続してきたオーストリア共和国のクニッテルフェルト市との姉妹都市交流、市内の空手道団体の積極的な活動、また荒賀選手の活躍などにより認められたものです。今後、オリンピック事前合宿の受け入れを目指すとともに、これを契機に空手道だけでなくスポーツ、文化、芸術と幅広い市民の国際交流を推進していくこととしております。

 四つ目は、人気漫画家の秋本治氏による亀岡を舞台にした「ファインダー−京都女学院物語−」の連載が開始されたことであります。現在、アニメや映画など、作品に描かれた場所が聖地と呼ばれ、新たな観光地として全国からファンが訪れにぎわう現象が各地で見られます。この作品には市内の風景が多数描かれており、全国の読者に亀岡を知っていただく機会として、また訪れていただく機会として大いに期待するとともに、できる限りの応援をしていきたいと考えております。

 五つ目は、平成28年度のふるさと納税額が1億6,400万円と、目標とした1億円を大きく超えたことであります。これは、全国の多くの方に「亀岡」へ御協力をいただいた結果であります。今、亀岡の可能性が大きく開かれる流れが来ています。この流れをつかみ、市民の皆さんとともに「選ばれるまち」「住み続けたいまち」の実現に向け、取り組んでまいる所存であります。

 経済状況に目を向けますと、内閣府が公表した1月の「月例経済報告」によると、「緩やかな回復基調が続いている」とし、世界経済の現状は「全体として緩やかに回復している」との判断が維持されています。ただし、先行きについては、米国のトランプ新政権の今後の動向及び影響に留意する必要があると指摘されており、今年の世界、国内経済そしてマーケットは、総じてリスク要因を抱えつつも堅調な推移が期待されております。社会・経済両面における出来事が、国を越えて影響を及ぼすことが珍しくなくなった現在、多様な関係性の上に成り立っていることを認識し、先行きの不透明感がぬぐえない情勢ではありますが、こうした社会経済情勢の動向を見きわめながら、市政運営に取り組んでまいりたいと考えております。

 国におきましては、昨年8月に「未来への投資を実現する経済対策」が閣議決定され、1億総活躍社会の実現の加速、21世紀型インフラの整備、中小企業・小規模事業者及び地方の支援、熊本地震や東日本大震災からの復興や防災対策の強化など、安全・安心の確保に向けた施策が示され、「輝かしい未来を作り上げていく、未来は私たちの手で変えることができる。この未来への投資を実現する経済対策によって、その力強いスタートを切っていく」としています。こうした動きの中で、亀岡市としては、国や京都府との連動、連携を図りつつ地域の実情に合わせ、地域の魅力を高めていくものとして、亀岡市の地方創生は、豊かな自然環境と都市的利便性が調和した本市の魅力を十分に生かした事業を計画しており、古民家を利活用した移住・定住促進、地域交流拠点の整備や、市内の恵まれた自然や環境を庭園に見立て「亀岡まるごとガーデン・ミュージアム・プロジェクト」として、まち全体が博物館として体感できるようなまちづくりに取り組みたいと考えております。

 また、1億総活躍社会の実現に向けた最大の課題とされる「働き方改革」は、人口や労働力人口が継続して減少している中で、女性や高齢者が活躍しやすい社会とする観点やワーク・ライフ・バランスを改善する観点など、働く人の立場・視点で取り組まれています。本来、働く人の健康や生活の満足度を優先的に考慮して実施されることが、住みやすい社会の構築につながる「真の働き方改革」であると考えています。

 本市では、職員のワーク・ライフ・バランスを見直し、少子化対策、子育て支援の一つとして、昨年11月に私自身が、市管理職121名の賛同とともに「イクボス宣言」を行いました。イクボスとは、職場で働く部下のワーク・ライフ・バランスを考え、部下を応援し、組織の業績も結果を出しつつ、みずからも仕事と私生活を楽しむことができる上司のことです。この取り組みが市役所から地域に広がり、仕事と生活のバランスがとれた真に豊かな社会の実現を目指していきたいと考えています。

 昨日からJ2リーグが開幕しました。今年は、京都サンガF.C.の新体制発表会が初めて亀岡の地で開催され、2月19日には、市、京都スタジアム(仮称)を支援する会、亀岡市商店街連盟の共催による2017シーズン壮行会を挙行いたしました。4月からは、スタジアムの完成に向け、またホームタウンとして、職員を株式会社京都パープルサンガへ研修派遣し、チームと地域、学校、各種団体との結びつけを高める取り組みを進めることとしています。市民の皆様に京都サンガを知り、親しんでいただき、サッカーを通じて、市民スポーツの振興や健康で明るいまちづくりを進めてまいります。

 平成29年度は、亀岡新時代の実現に向け、さらに積極的かつ大胆に、市政運営に取り組んでまいります。

 それでは、ここに提案いたしております議案の概要につきまして、御説明申し上げます。

 第1号議案から第42号議案までは、一般会計を初め各特別会計の平成29年度予算でございます。

 まず、第1号議案の一般会計予算は、総額336億2,500万円、対前年度比9.2%の増額予算としております。

 第2号議案から第12号議案までの11議案は、国民健康保険事業特別会計ほか10特別会計の平成29年度予算でございます。予算総額は、307億1,900万円、対前年度比1.8%の減額予算としております。

 地方財政を取り巻く諸情勢は依然として厳しく、本市の財政状況も大変厳しい状況でございますが、第4次亀岡市総合計画〜夢ビジョン〜の具現化に向け、平成28年度からスタートしました後期基本計画を着実に前進させることを基本に、「「選ばれるまち」「住み続けたいまち」亀岡の実現」をスローガンに予算を編成したものでございます。特に、京都スタジアム(仮称)を核とした、にぎわいのまちづくりのため、スタジアムの用地取得経費として20億円を計上しております。また、子育て・教育で憧れのまちを目指し、亀岡の未来を担う子どもたちのための子育てや学びを応援する施策としまして、第3子以降の児童がいる多子世帯に対し、こども医療費助成制度の充実を図るとともに、平成28年度の中学校への空調設備設置事業に続き、小学校へ空調設備を設置するための実施設計に係る予算を計上しております。

 それでは、主要事業につきまして、総合計画の分野別基本方針に基づき御説明申し上げます。

 1 互いを認め合う、ふれあいのまちづくり

 本市は、「生涯学習都市」宣言に掲げる人間の尊重及び「亀岡市民憲章」にうたう平和と人権の根づくまちづくりを基礎として、誰もが互いを尊重し、認め合いながら、いつまでも幸せに住み続けられるまちづくりを進めているところでございます。その取り組みといたしましては、ヒューマンフェスタの開催を初めとする人権啓発推進経費に500万円、男女共同参画への取り組みとして、「ゆう・あいステッププラン亀岡市男女共同参画計画」の基本理念である「性別にとらわれず、誰もが自分らしく生きられるまち 亀岡」を目指し、ゆう・あいフォーラムの開催やDV被害者・女性の相談室の開設、そして昨年11月に宣言しました「イクボス」を推進する経費など、男女共同参画推進経費に500万円を計上しております。

 また、「世界連邦・非核平和都市」の宣言に基づく平和活動の推進を図るため、平成15年から「ヒロシマに学ぶ親子平和の旅」を実施してまいりましたが、新たに中学生を対象とする平和の旅を実施するなど、平和推進事業経費に100万円を計上しております。

 次に、心身ともに健やかな児童の育成を図る拠点施設である保津児童館の耐震補強、並びにバリアフリー化を重点とする大規模改修工事など、地域振興事業費に4,900万円を計上しております。

 次に、市民参画と協働の輪を広げ、豊かで魅力あるふるさと「亀岡」に、誰もが愛着心を持てるまちづくりを目指し、さらなる協働推進を図るため、「第2次亀岡市まちづくり協働推進実施計画」をもとに、NPO法人や自治会等の市民活動団体が企画して取り組む提案型協働事業を支援するなど、まちづくり推進経費に500万円を計上しております。

 2 安全で安心して暮らせるまちづくり

 亀岡市は、我が国初のセーフコミュニティの認証を取得し、さらに幼児・児童や保護者へ取り組みを拡大させるため、セーフコミュニティの学校・保育所版であるインターナショナルセーフスクールの認証を取得することで、事故やけがなどの外傷予防や安全向上対策を行ってまいりました。平成30年度のセーフコミュニティ再々認証、インターナショナルセーフスクール再認証に向けた事前審査を受けるとともに、子どもから高齢者まで誰もが安全を実感し、安心して暮らせるまちづくりを推進するため、セーフコミュニティ推進事業経費に800万円を計上しております。

 次に、防災・消防につきましては、昨年4月の熊本地震や8月の台風10号による大雨など、地震や大雨等による災害が全国各地で発生していることを教訓とし、予期せぬ事態に迅速に対応できる体制のさらなる整備・充実を進めてまいりますとともに、市民、関係機関、行政等が「自助・共助・公助」の役割・機能を認識し、有機的に連携して防災対策・減災対策に取り組みます消防団・非常備消防経費に7,200万円、さらに、多様な災害への対応と「市民みずから考え、みずからが行動すること」を目的とした総合防災訓練を実施する経費として、300万円を計上しております。

 また、通水能力を高め、豪雨時の急激な出水による内水氾濫による水害を防止するため、排水路新設改良事業費に1,200万円、台風、集中豪雨等により荒廃した森林の治山施設等の整備を図るため、災害に強い森づくり事業経費に3,000万円、農業用施設等の災害を未然に防止し、農村地域の防災力の向上を図るため、農村地域防災減災事業費に4,100万円をそれぞれ計上しております。

 続きまして、交通事故や犯罪のない安全・安心な社会づくりのため、昨年4月に新たな取り組みとして、「ドライブレコーダーによるまちの見守り協定」を締結いたしました。これは、市内の民間企業等が事業活動の中で活用されているドライブレコーダーを、移動型の防犯カメラとして運用するための協定として調印いたしましたが、公用車においても、事故発生時の原因究明、及び運転者の安全意識の向上を目指すとともに、移動型の防犯カメラとして活用するため、公用車へドライブレコーダーを設置する経費など、公用車経費に1,900万円、また、自治会等が設置する防犯カメラに係る経費の補助など、防犯等対策経費に100万円を計上しております。

 市民・事業者との協働による交通安全や防犯、消費者保護などの安全対策の推進につきましては、高齢者の交通事故の減少を図るため、高齢者の運転免許証自主返納支援制度など、交通安全対策経費に100万円を計上しております。

 3 健康で元気あふれるまちづくり

 健康づくりへの支援、並びに市立病院と地域医療機関との連携及び医療体制の充実につきましては、「かめおか健康プラン21」の基本理念である「みんなで健康づくりを実践し、豊かな人生を実現しよう」に基づき、一人一人の健康づくりへの取り組み、そしてその取り組みを後押しする地域での環境づくりを推進してまいります。

 また、安心して妊娠・出産ができ、健やかに子どもを育てることができるよう、妊婦健診や乳幼児健診を実施するとともに、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制を構築し、状況に応じた相談支援や関係機関とのネットワークづくりなど、総合的な支援をワンストップで行う経費として、母子保健事業経費に7,600万円を計上しております。

 市民の命と健康を守る市立病院につきましては、安全・安心なまちづくりの拠点施設として、高度で良質な医療の提供と、地域医療機関との連携により、安心できる地域医療体制の構築に努めてまいります。また、現在「亀岡市立病院新改革プラン」を策定しているところでございますが、今後も引き続き経営健全化に取り組み、効率的で持続可能な病院経営に努めてまいります。

 次に、子育て環境の充実を図り、待機児童の解消を図るため、民間保育園に対して、施設整備経費を助成し、定員の拡充を図るなど、施設振興補助経費を前年度から約1億円増加し、1億7,400万円を計上しております。また、公立保育所につきましても、耐震化を初めとする施設整備を行うとともに、教育・保育施設や地域の子育て支援事業等の情報提供、及び必要に応じて相談・助言等を行う利用者支援事業の充実を図るなど、公立保育所運営経費に4億2,800万円を計上しております。

 さらに、こどもの医療費を助成し、健康の保持及び増進を図るとともに、保護者の経済的負担の軽減を図るこども医療費助成制度につきまして、第3子以降の児童がいる多子世帯に対し、小・中学生の通院に係る1カ月の医療費支払額が200円を超える額の負担をなくし、子育て支援策の充実を図ってまいります。この所要経費を含め、こども医療費助成経費に1億7,300万円を計上しております。

 また、市内の公共交通機関を利用する機会の多い高齢者の移動手段の確保、及び外出促進を図るため、敬老乗車券事業を実施する経費など、高齢者生活支援経費に2,600万円を計上しております。

 次に、障害者基本法等に基づき、障害のある人の自立と社会参加を促進するため、その人に適した障害福祉サービスなどを利用していただきながら、住みなれた地域社会で安心して日常生活や社会生活を営むことができるよう、障害者福祉サービス事業経費に17億5,200万円を計上しております。

 4 豊かな心と文化を育むまちづくり

 誰もが生涯を通じて学び、個性や感性を磨き、その成果を生かす生涯学習のまちづくりにつきましては、生涯学習都市宣言の理念に基づき、「新亀岡市生涯学習推進基本計画」の基本方針である人間の尊重、ふるさとへの愛、創造性豊かなたくましい人づくりを目的に、総合的な生涯学習施策を展開してまいります。生涯学習活動の拠点施設であるガレリアかめおかの運営や生涯学習賞の表彰など、生涯学習推進経費に2億8,200万円を計上しております。

 次に、教育機能の向上や環境改善・安全確保を図るため、中学校に引き続き、小学校に空調設備を設置するための実施設計や、小学校の屋内運動場における非構造部材の耐震化を図るための実施設計など、小学校の学校建設事業費に3,900万円を計上しております。

 また、中学校給食あり方検討委員会での検討・提言を受け、中学生が心身の健康を増進する健全な食生活を実践するとともに、保護者の負担軽減も図るため、家庭からの弁当持参との併用で、選択制のデリバリー弁当方式をモデル校で試行する経費を、中学校の学校運営経費に計上しております。

 次に、保護者が就労等により昼間家庭にいない児童が、放課後に遊びや学習を通じて健やかに成長できるよう開設している放課後児童会につきましては、受け入れ児童の拡大を図るための開設場所の増設や、運営体制を強化するため主任支援員を配置する経費など、放課後児童対策経費に1億6,800万円を計上しております。

 また、ふるさと亀岡に誇りと愛着を持ち、強く優しい子どもたちを育むため、先人から受け継がれてきた地域の自然や歴史、文化、伝統行事などを教育資源として活用するふるさと学習への取り組みとして、小中学校ふるさと学習推進経費に100万円、市内在住の中学校3年生を対象に「保津川下り」を体験する事業を行うなど、青少年健全育成経費に300万円を計上しております。

 さらに、子どもの読書環境の充実を図るため、現在行っている学校配本事業を拡充するとともに、学校図書館への司書派遣を試行的に始めるなど、子ども読書推進事業経費に700万円を計上しております。

 次に、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、オーストリア共和国のホストタウンとして、空手競技の事前合宿を初めとする国際交流を推進する経費や、文化芸術を通じて(仮称)「かめおか霧の芸術祭」を行う経費を、それぞれ生涯スポーツ振興経費、文化振興経費に計上しております。

 5 人と環境にやさしいまちづくり

 美しく豊かな水と緑に恵まれた自然環境を守り、地球温暖化対策など地球規模の問題から、ごみの減量化や再資源化など身近な問題まで、持続可能な循環型のまちづくりを進めてまいります。

 亀岡市の環境のシンボルであるアユモドキにつきましては、その生息状況調査及び外来魚調査をさらに充実するなど、アユモドキが棲み続ける環境保全事業経費に1,500万円を計上しております。

 次に、地球環境・省エネルギーの取り組みにつきましては、自立型再生可能エネルギーの普及促進を図るため、住宅用太陽光発電と蓄電池をあわせて設置する場合の支援制度を創設するなど、環境にやさしいまちづくり推進経費に200万円を計上しております。

 また、森林資源を活用した再生可能エネルギーの利用、及び森林環境の整備を推進させることを目的として、まきストーブ及び木質ペレットストーブの購入に対し補助する経費を、森林活用推進事業経費に計上しております。

 さらに、エネルギー効率と耐久性に優れ、省エネと維持管理経費の節減に効果があるLED防犯灯を設置する経費に加え、自治会等が管理している公衆街路灯のLED化促進を支援するなど、交通安全施設整備経費に2,600万円を計上しております。

 次に、適正排出の徹底によるごみ減量、資源化の推進については、亀岡市ごみ処理基本計画が平成29年度で終了となることから、新たに循環型社会の構築を目指す本市独自のゼロエミッション計画として策定する経費を含め、ごみ減量・資源化等推進事業経費に5,900万円を計上しております。

 次に、人に優しく、美しい、潤いのあるまちを創造するために、無秩序な市街化を防止し、良好で魅力的な市街地形成の促進、良質な住宅及び宅地の供給促進、道路等の基盤施設整備の推進など、計画的な市街地の誘導を図ることとして、大井町南部及び亀岡駅北地区の区画整理事業費に1億5,600万円、及び亀岡駅北土地区画整理関連事業費に9,100万円を計上しております。

 さらに、本市の豊かな自然や生物多様性、地域に残る文化・歴史などの魅力ある地域資源を埋もれさせることなく、名所づくりや原風景などの景観保全を進めるとともに、快適で潤いのある生活環境や美しい景観を創出し、住む人が誇れるまちづくりを促進するため、「亀岡まるごとガーデン・ミュージアム」プロジェクト事業を、ふれあいプラザ管理運営経費・道路維持経費・緑花推進経費の各経費にそれぞれ計上しております。

 6 活力あるにぎわいのまちづくり

 自然条件や立地条件に恵まれた亀岡市の優位性を最大限に生かし、農業振興を図るとともに、これからの農業の持続的な発展のため、青年新規就農者に補助金を給付するなど、農業担い手づくり育成事業経費に5,300万円を計上しております。

 また、亀岡市の新たな魅力づくりを進めるため、亀岡市特有の霧の美しさを魅せる雲海テラスにつきまして、府内産の間伐材等を利用し設置する経費など、森林活用推進事業経費に1,800万円を計上しております。

 次に、既存商店街や中小企業の振興・活性化と、新たな企業誘致、起業支援及び雇用創出につきましては、「ものづくり産業振興ビジョン」に基づき、農業・商業・工業・観光等の連携・交流による地域の活性化と、ものづくり産業の振興を図ってまいります。また、商工会議所の経営改善普及事業を初めとする各種事業、及び商店街等が実施するにぎわいづくり事業への支援を行うなど、地域経済の発展に向けた積極的な企業誘致活動経費を含め、商工業振興対策経費に9,700万円を計上しております。

 その他、経営環境が依然として厳しい中、中小企業者を支援するため、資金借入に対する保証料の助成をするなど、金融対策経費に1,500万円を計上しております。

 続きまして、自然や歴史、文化、食などの地域資源を生かした観光振興につきましては、亀岡光秀まつりを初めとする各種事業を実施し、にぎわいのあるまちづくりにつなげていくとともに、「森の京都」の5市町及び京都府が連携し、(仮称)一般社団法人森の京都振興社、通称「森の京都DMO」を設立させ、観光地域づくりの推進や地域のプロモーション活動・特産品のブランド化を推進してまいります。

 さらに、砥石や薬草等、付加価値の高い特産品や豊かな自然環境、魅力ある観光資源を生かし、6次産業や体験観光の推進、地域周辺に点在する「匠」等を紹介する拠点として「森のステーションかめおか」の施設充実を図るなど、観光推進経費を前年度から5,700万円増加させ、1億2,900万円を計上しております。

 また、京都スタジアム(仮称)を核とした、にぎわいのまちづくりにつきましては、亀岡駅北土地区画整理事業との連携による都市核形成や、アユモドキを含む環境保全、スポーツを通じて青少年の健全育成に寄与するため、土地購入費を含め、土木費の京都スタジアム(仮称)関連事業経費に20億500万円を計上しております。

 7 快適な生活を支えるまちづくり

 広域幹線道路の整備促進と、市内の地域幹線道路の整備につきましては、生活幹線道路を中心に、緊急性の高い箇所から重点的かつ計画的な道路整備を進めていくこととしております。この中には、児童・生徒の登下校をより安全なものとするための通学路安全対策事業や、市民要望の高い北古世西川線・保津宇津根並河線などの整備事業を含め、道路新設改良事業費に4億2,200万円を計上しております。

 さらに、都市機能を充実させる街路整備におきましては、馬堀停車場篠線の整備事業費として、1億7,300万円を計上しております。また、道路の破損等による事故を未然に防ぎ、安全・安心な道路環境を維持するため、道路維持・舗装改良事業費に1億2,000万円を計上しております。

 次に、市内JR各駅をまちづくりの拠点として位置づけ、周辺の快適性の向上とにぎわいを創出する事業につきましては、バリアフリー整備の実施設計を行うなど、JR千代川駅関連整備事業費に1,500万円を計上しております。また、バス交通の充実と市民の交通手段の確保につきましては、地域の活性化と公共交通確保のため、亀岡市地域公共交通計画に基づき、コミュニティバス、ふるさとバスを初めとする市内公共交通における利便性の向上、交通空白地域の解消及び交通ネットワークの構築等を促進するため、引き続き篠地区でのコミュニティバスの試験運行や、地域の自主交通への運行補助を行うなど、バス交通関連経費に1億2,500万円を計上しております。

 続きまして、京都府施行の桂川河川改修事業に伴い創設されます広大な河川空間の活用について、市民との協働による「保津川かわまちづくり推進協議会」において、川を生かした新たなまちづくりについて検討・策定されました土地利用基本計画をもとに、高水敷公園整備を進めてまいります。

 水道につきましては、市民生活に欠かすことができないライフラインの機能強化として、千代川浄水場受電設備更新工事や老朽管耐震化工事を実施いたします。また、5つの簡易水道を平成30年度から上水道に統合するための施設整備を実施し、経営・運営の安定化を図るなど、安全でおいしい水の安定供給を行ってまいります。下水道につきましては、公共用水域の水質保全と生活環境の改善を図り、快適で住みよい魅力ある地域社会を築いていくため、長寿命化計画等に基づき処理場の改築工事等を行うこととしております。また、雨水の流出抑制、資源の有効利用及び環境負荷の低減を図るため、新たに雨水貯留施設の設置に対し助成を行うこととしております。

 これらの特別会計につきましては、常に経営状況の公表・周知及び事業経営の点検・評価を行い、経営健全化に取り組んでまいります。

 住宅・住環境につきましては、人口減少・少子高齢化が進展する中で、移住・定住者の増加に向けた取り組みといたしまして、移住促進特別区域内における空き家改修等への助成制度や、子育て世代のUターン促進のための住居取得や転入に係る費用への助成など、企画推進経費に計上しております。

 8 効率的で明るい都市経営

 社会経済情勢や多様な行政課題に的確に対応するため、これまでから亀岡市においては、累次に渡る行財政改革の計画に基づき、行政運営の効率化や協働化と、財政運営の健全化に取り組んできたところであります。

 そうした中で、財政負担の軽減・平準化を図るとともに、公共施設の効果的な活用と効率的な維持管理を踏まえ策定した公共施設等総合管理計画をもとに、亀岡会館・中央公民館の除却に係る実施設計を、会館運営経費及び公民館運営経費に計上しております。

 次に、歳入の根幹をなす市税の収入確保につきましては、市民税・固定資産税などのコンビニ収納や口座振替など、納付環境の整備により市民サービスの向上を図るとともに、京都地方税機構との連携により、引き続き収納率向上に努めてまいります。また、公正で適正な市税の賦課事務を行うため、地方税法の改正に係るシステム改修経費など、市税賦課事務経費に4,000万円を計上しております。

 さらに、財源確保策としまして、全国的に注目されておりますふるさと納税制度のさらなる活用により、寄附金1億円プラスアルファを目指すとともに、返礼品として地元産品を数多く取りそろえることで、地域経済の活性化と亀岡市のPRを進めてまいります。

 以上が、総合計画の分野別基本方針に基づく、主要事業の概要でございます。

 続きまして、一般会計の主な歳入予算につきまして、御説明申し上げます。

 初めに、市税収入でございますが、市民税は、一部に雇用情勢の改善が見られ、所得割額が増収見込みとなる一方で、法人税割については全国的な状況と同じく減収が見込まれ、トータルとして対前年度比3,000万円の増収を見込んでおります。市税全体としましても、固定資産税・軽自動車税の増収見込みなどによりまして、対前年度8,500万円、率にして0.9%増となる96億9,800万円としております。

 地方交付税におきましては、算定の基礎となる基準財政需要額は、公債費算入に係る増加等を見込む一方で、事業費補正などの減少が予想されるなど、全体として減少すると見込まれますが、市税及び譲与税等の基準財政収入額につきましても減少が見込まれることから、交付額ベースでは前年度と同額程度になると見込んでおります。

 譲与税、交付金関係につきましては、京都府からの資料、地方財政計画の伸び率等から増減を見込み、全体として対前年度では、3億8,500万円の減収と見込み、譲与税、交付金の合計で20億2,300万円を計上しております。

 使用料及び手数料につきましては、引き続き受益者負担の原則と公平性確保を基本とし、収入確保及び利用率の向上対策を進めることとし、前年度実績を参考に計上しております。分担金及び負担金、国・府支出金につきましては、それぞれの事業計画に基づき、精査を行い計上しております。

 繰入金につきましては、厳しい財政状況の中ではありますが、市民サービスの水準を低下させることなく、市民生活の安定と安心の暮らしを確保するため、また、子育て・教育環境の充実、にぎわいのまちづくりなどの財政需要に対応するため、財政調整基金を8億8,000万円、公債費の償還に減債基金を1億円、河川整備基金を900万円、また、ふるさと亀岡の応援に多くの皆様から御寄附をいただきました「京都・亀岡ふるさと力向上寄附金」について、寄附者の意向に沿った事業への活用と、その他の特定目的基金の趣旨に沿った活用を合わせまして、基金繰入金を12億7,600万円計上しております。市債は、臨時財政対策債を12億9,900万円、その他分を30億6,900万円計上しております。

 特別会計につきましては、設置目的に応じて、独立採算を原則とした経営を行うものでございますが、事業の絞り込みを徹底する中で、市民の暮らしにかかわる施策については、積極的に取り組むこととし、所要の財源を計上いたしております。

 第13号議案から第42号議案までの30議案は、亀岡財産区ほか29財産区特別会計の平成29年度予算でございます。

 予算総額は1億200万円でありまして、前年度と比較して3.1%の増額予算としております。

 主な内容といたしましては、造林・育林等山林の管理に要します経費、財産区等基金積立金、関係地域における自治振興のための助成経費等を計上いたしております。

 次に、第43号議案から第51号議案までの9議案は、条例議案でございます。

 第43号議案の職員の育児休業等に関する条例の一部改正は、児童福祉法等の一部改正に伴い、育児休業の対象となる子の範囲に関し、養子縁組里親に委託されている子に係る規定整備を図るものでございます。

 第44号議案の個人情報保護条例及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、所要の規定整備を図るものでございます。

 第45号議案の市税条例等の一部改正は、消費税率引き上げ時期の変更に伴う地方税法等の一部改正に伴い、法人市民税法人税割の税率改正の実施時期と、軽自動車税における環境性能割の導入時期を、それぞれ平成31年10月1日に延期すること等の改正をするものでございます。

 第46号議案の印鑑条例の一部改正は、個人番号カードを活用して、コンビニエンスストアで印鑑登録証明書等が取得可能となったことに伴い、市庁舎に設置されている印鑑登録証明書自動交付機の運用を終了するため、規定整備を図るものでございます。

 第47号議案の介護保険条例の一部改正は、介護保険法施行令の一部改正に伴い、平成29年度の介護保険料の段階の判定に関する基準について、現行の所得指標である合計所得金額から、長期譲渡所得及び短期譲渡所得に係る特別控除額を控除した額を用いることができる特例を設けるものでございます。

 第48号議案の指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正は、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を改めるものでございます。

 第49号議案の亀岡市豊かな森を育てる基金条例の制定は、土砂災害や地球温暖化の防止等、森林の多面的機能を維持し、増進するための施策に要する経費に充てるため、「亀岡市豊かな森を育てる基金」を設置するものでございます。

 第50号議案の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正は、亀岡市農業委員会の委員等に関する条例により定められた農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員の報酬の額を定めるものでございます。

 第51号議案は、本年3月31日をもって証紙を廃止することに伴い、証紙条例を廃止するものでございます。

 次に、第52号議案は、辺地総合整備計画の策定に関する議案でございまして、東別院町における平成29年度から平成31年度までの計画策定であり、辺地対策事業の活用により地域の活性化を進めようとするものでございます。

 第53号議案につきましては、昨年9月に発生した台風16号により被害を受けた農業用施設の災害復旧事業を実施するため、土地改良法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。

 最後の第54号議案は、市道路線につきまして、5路線を認定しようとするものでございます。

 以上をもちまして説明を終わります。どうぞ慎重に御審議いただきまして、御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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○議長(湊泰孝) 以上をもって、本日の日程は終了しました。

 次の本会議は、3月7日午前10時より再開して、一般質問を行います。

 本日はこれで散会します。

 御苦労さまでした。

                           午前10時51分散会