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京都府 福知山市

平成21年第6回臨時会(第1号 8月10日)




平成21年第6回臨時会(第1号 8月10日)





           平成21年第6回福知山市議会臨時会会議録(1)








               平成21年8月10日(月曜日)


                 午前10時00分 開会





 
〇出席議員(31名)


      1番  福 島 慶 太       2番  大 谷 洋 介


      3番  池 田 雅 志       5番  奥 藤   晃


      6番  細 見 秀 樹       7番  吉 見 光 則


      8番  大 西 敏 博       9番  審 良 和 夫


     10番  今 次 淳 一      11番  稲 垣 司 郎


     12番  松 本 良 彦      13番  武 田 義 久


     14番  野 田 勝 康      15番  谷 口   守


     16番  高 宮 辰 郎      17番  塩 見 卯太郎


     18番  吉 見 純 男      19番  中 島 英 俊


     20番  木 戸 正 隆      21番  杉 山 金 三


     22番  井 上 重 典      23番  永 田 時 夫


     24番  塩 見   仁      25番  芦 田   廣


     26番  竹 下 一 正      27番  芦 田 弘 夫


     28番  荒 川 浩 司      29番  高 宮 泰 一


     30番  足 立   進      31番  仲 林 清 貴


     32番  和 田   久





〇欠席議員(1名)


      4番  加 藤 弘 道





〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名


  市長       松 山 正 治     副市長       芦 田   昭


  副市長      小 西 健 司     企画政策部長    駿 河 禎 克


  総務部長     藤 田 清 治     財務部長      磯 崎 弘 規


  福祉保健部長   吉 田 厚 彦     健康推進室長    谷 垣 英美子


  市民人権環境部長 廣 田 房 代     環境政策室長    加 藤 裕 通


  人権推進室長   田 中 法 男     農林商工部長    衣 川 政 明


  土木建設部長   足 垣 克 己     下水道部長     和 久 秀 輝


  会計管理者    古 口 博 之     消防長       土 家   潔


  財政課長     長 坂   勉     ガス水道事業管理者 岩 城 一 洋


  市民病院事務部長 森 下 恒 年     教育委員長     上 山 英 子


  教育長      荒 木 徳 尚     教育部長      芦 田 豊 文


  教育委員会理事  塩 見 芳 彦     選挙管理委員長   土 田   實


  監査委員     芦 田 芳 樹     監査委員事務局長  村 上 政 彦





〇議会事務局職員出席者


  局長       熊 谷 正 章    次長         辻 本   勝





〇議事日程 第1号 平成21年8月10日(月曜日)午前10時開議


  第 1  会期の決定について


  第 2  議第124号 福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する


              条例の制定について


               (委員長報告から採決)





◎午前10時00分  開会





○(松本良彦議長)  おはようございます。


 定足数に達しておりますので、ただいまから平成21年第6回福知山市議会臨時会を開会し、これより本日の会議を開きます。


 本日の会議に、加藤弘道議員は治療のため欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告いたします。


 次に、監査委員から、例月出納検査結果報告がまいっております。その写しについては既に配付いたしておりますので、ご承知おき願います。


 本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付いたしておりますので、それにてご了承願います。


 次に、会議録署名議員の指名を行います。


 会議規則第128条の規定により、28番、荒川浩司議員、29番、高宮泰一議員、以上の両議員にお願いいたします。





◎日程第1  会期の決定について





○(松本良彦議長)  それでは、日程第1に入ります。


 会期の決定についてを議題といたします。


 お諮りいたします。


 本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○(松本良彦議長)  ご異議なしと認めます。


 よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。





◎日程第2  議第124号 福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定について





○(松本良彦議長)  次に、日程第2に入ります。


 継続審査となっておりました議第124号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。


 審議に先立ち、予算審査特別委員長から、委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。


 予算審査特別委員長。


○(野田勝康予算審査特別委員会委員長)(登壇)  それでは、平成21年3月定例市議会の最終日の3月27日において継続審査となっていました議第124号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定について、予算審査特別委員会のこれまでの主な経過について報告いたします。


 本特別委員会では、継続審査となりました3月27日以降、今日までに委員会を3回、協議会を6回開催し、慎重に審査を行ってまいりました。


 まず、4月17日に開催した予算審査特別委員協議会において、次の定例会である6月議会をめどに審査を進めること、理事者の考え方を聴取することを確認しました。その後、4月27日に開催した予算審査特別委員会で、議第124号について理事者から説明を受けた後、今後の審査の進め方について協議し、委員から、議第124号の条例修正案を検討しているのでしばらく時間をいただきたいとの申し出があったので、しばらく検討時間を置くこととしました。


 5月に役職改選があり、松本良彦前委員長から私に、井上重典前副委員長から和田 久副委員長に交代して、初めての協議会を6月9日に開催いたしました。


 この協議会では、議員から加入金の減額及び使用料の名称を維持管理費に変更するなどの条例改正の案が提出され、その案を各委員それぞれが各会派に持ち帰り、次回の協議会でその協議結果を報告することといたしました。


 その後、6月16日開催した協議会では、各会派で検討された結果を報告していただき、原案賛成の意見、加入金はゼロで使用料減額の意見、事業そのものを凍結するなどさまざまな意見が出され、次回にそれらの意見を整理することといたしました。


 これを受け、6月23日に協議会を開催し、前回出されたさまざまな意見をもとに意見交換をする中で、加入金ゼロ、使用料年額1,200円などの意見が委員から出され、また、現在の「e−ふくちやま」整備事業の進捗状況、事業費の内訳、使用料の根拠等について理事者から説明を受けたい旨の要望が出されました。


 これを受け、次回には理事者から加入金、使用料の算定根拠、工事の進捗状況について説明を受け、質疑応答の機会をとることと、放送センターのある現地視察をすることを確認しました。


 また、6月24日には、各委員が旭が丘にある放送センターの現地視察をし、施設の状況について調査をしました。そして、6月25日に開催しました協議会で、理事者からたくさんの資料の提出を受け、主に経費の算定根拠について意見交換を行った後、協議会を委員会に切りかえ、委員から意見を聞き、討論、採決を行うことにしましたが、委員から継続審査の動議が出されましたので、その動議の採決をとった結果、本予算審査特別委員会として、議第124号についてさらに継続審査を申し出ることとなりました。


 その結果、6月定例市議会の最終日の6月29日の本会議において、議第124号は再度継続審査となりました。


 その後、7月16日に開催しました協議会で、理事者から維持管理経費について資料を追加提出いただき、詳細な説明を受け、放送維持管理費の内容、電柱の支障移転費用等について詳細な質疑を行った後、各委員から意見を聞き、7月30日に予算審査特別委員会を開催することとし、


 議第124号の討論、採決を行うことといたしました。


 7月30日の予算審査特別委員会では、これまでの審査の経過について確認し、反対3人、賛成1人の討論の後、採決を行った結果、議第124号は賛成少数で否決となりました。


 以上、簡単ではございますが、継続審査となっておりました議第124号についての予算審査特別委員会の審査結果と、経過の主な内容の報告とさせていただきます。


 以上です。


○(松本良彦議長)  以上で委員長の報告は終わりました。


 これより、委員長報告に対する質疑を行います。


 質疑はありませんか。


               (「なし」と呼ぶ者あり)


○(松本良彦議長)  ないようでありますから、質疑を終結いたします。


 これより討論に入ります。


 初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。


 20番、木戸正隆議員。


○20番(木戸正隆議員)(登壇)  皆さん、改めましておはようございます。


 ただいま野田委員長から予算審査特別委員会にかかわる本件につきまして、るる説明ありましたので、その経過も踏まえて、私は自由民主党議員団を代表して、議第124号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定について、ただいま委員長報告は否決であります。原案賛成者の立場で討論を行います。


 皆さんご存じのとおり、地方自治の仕組みと議会の使命と議員の職責については、議員自身による施策の提案は質問、質疑というやや間接的な方法をとる場合が多いが、意見書、決議という形をとったり、時には議員立法で条例をしたりして、直接的に施策形成を行うことができます。


 また、条例案の審議について、住民の権利、義務を規定する条例としましては、主なものとして税条例、分担金条例等々、極めて重要なものが多い。これらの条例は、住民の意思のいかんにかかわらず、強制力をもって住民に対して、その条例の審議に当たっては、住民の負担能力と立場を第一に考えながら、慎重な検討が必要である。そうして権利を制限し、義務を課することは必要最小限にとどめるよう、特に注意しなければならないとなっております。


 また、憲法15条の規定に、議員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者でないという規定があります。また、いろいろな事業の実施や施設の設置をめぐって、地域住民の利害得失が絡んで、重大な決断をせまられることがある。議員の職責行動に、すなわち議員は、市全体の市民の立場に立って判断し、住民全体の利益を得られるものであると私は認識しております。


 また、執行機関に近づき過ぎて一つになってしまっては、批判も監視も、適正な施策判断もできないのは当然で、議会の存在理由もなくなってしまう。逆に議員が執行機関より離れ過ぎても、その役割が果たされない。行政は議会と執行機関の両者の共同で占められるものであって、議決は執行のための手続や過程であり、離れ過ぎては適切な行政執行の正しい検証はできないし、また非難や批判はできても、議会の使命である正しい批判と監視はできない。この原則が守られなければ、行政が乱れ、ゆがめられ、民主的で公平な運営が損なわれる。議会の構成人である議員は、常に執行機関とは一歩離れ、二歩離れない姿勢が大切である。


 次に、批判するには代案をもってすべしについて、議会は住民を代表して重要な事件を審議し、決定し、施策を批判、監視する機関である。したがって、理由があれば批判、攻撃も、また問題の追及についてもいかに鋭くてもよい。しかし、批判、攻撃することが目的でなく、あくまでも行政を合理的、効率的に行わせることが目的であり、議員が指摘した事項が、その方向で改善され実行しなければ何もならない。ただ、批判のみに終わり、市民に支持され、執行後に共鳴させ実行させなければ、その価値がない。したがって、批判や攻撃は必ずこれにかわる代案を持っていなければならない。執行機関の案がないのであれば、それに対する実現性のある具体的な代案を持たなければならないと私は確信しております。


 具体的には、前条例加入金3万9,000円、使用料年額1万2,000円、このたび提案された議第124号は加入金7,000円、使用料年額6,300円。前条例と提案された条例の比較は一目瞭然であり、前条例より市民の意向に沿い、説明会での意向は、前条例については確かに高いという意見もあったが、市長選挙後は説明会を開催したが、市長公約に関心を持たれ、幾らになるかとの質問もあったものの、無料になるなどということには執着されず、工事の早期着工、早期完成が求められました。


 総事業費46億5,795万1,000円、うち国補助金2億8,712万1,000円、合併特例債41億3,380万。このうち、交付税算入分28億9,360万円のうち70%あるようでございます。あわせて市分担金12億4,020万円のうち30%が市の負担でございます。


 一般財源2億3,307万、加入金2億3,010万が提案された、議第124号の「e−ふくちやま」整備事業計画の概算全体経過が説明され、NHKの支援策が打ち出されて、加入金7,000円、使用料年額6,300円と減額することにしてからの皆様の説明会では、加入金、使用料が高いという意見はなく、工事が遅れていたことから、ますます工事の早期実現を要望され、現在、対象地域の皆さん方は、いつになったら事業が始まるかとの問い合わせが多数あり、難視聴地域の皆様方にご心配をおかけしていることになっているとの報告を受けております。私もそのように認識しております。


 ところで、3月定例会に、先ほど委員長報告がありましたように、議第124号、平成21年3月2日提出以来5か月間と、予算審査特別委員会等9回開催したにもかかわらず、継続審査を議決した議員からは、改正の要旨、表題の改正のその理由、条文中の改正、特に9条加入金、第10条の使用料を改める具体的な条例としての代案が市民に対して明確に提示されていないまま、今日に至っている。そして、前条例よりもはるかに 市民にとってよりよい条例が行政当局より提案されております。


 さらに、議第124号を委員長の報告のとおり否決することにより、21年度予算が執行できなくなることになる。そうして、前条例が生き残ることは、市民は決して望まれることではないと確信しています。


 あわせて、本日に至っても、提案されている124号をより上回る条例の代案を、議員提案として市民に対して具体的に提示されないまま、多数決の横暴により議第124号を否決することは、議会の権能と責務に反する行為であり、無責任な行動であり、市民に対して決して許されないことであると確信しています。


 あわせて私は、124号を可決すべきと真に思って確信しています。よって、私は、委員長報告に反対いたします。良識ある議員の皆様方へご賛同をお願いいたしまして、委員長報告に反対の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。終わります。


○(松本良彦議長)  次に、賛成の討論はありませんか。


 11番、稲垣司郎議員。


○11番(稲垣司郎議員)(登壇)  私は、先ほど報告されました予算特別委員長報告に賛成の立場から討論に参加をいたします。


 平成17年3月、旧1市3町の合併協議会で作成されたまちづくり計画の方針は、1市3町の速やかな一体性の確立及び地域の個性を生かした均衡ある発展と住民福祉の向上を図るものとあります。計画の柱の中に、地域情報化の推進というタイトルがありまして、その主要事業に新市高度情報化推進事業があります。新市高度情報化推進事業とは、新市全域に光ファイバーを基本とした高速情報網の整備を実施し、高速インターネット接続サービス、デジタル放送の受信サービスによる難視聴地域の解消、自治体LAN行政サービスを提供することによる各種申請等のオンライン化や、行政からの独自情報の提供、災害時の緊急放送や防災情報提供等を行い、それにより全市域内での地域間情報格差を解消し、新市住民の一体感を醸成すると明記しております。


 また、平成18年12月に定められた第四次福知山市行政改革大綱におきましても、「e−ふくちやま」基本構想に基づく情報通信サービスの展開として、合併のメリットを生かし、これは合併特例債を使えるメリットのことでありますが、地上デジタル放送の受信環境の整備、携帯電話不感地域の解消、市域全域の通信のブロードバンド化など、地理的条件にかかわらず、住民一人ひとりが必要な情報を受発信できる環境を整備しますとうたっております。


 ところが、平成18年12月の説明会に、現在、市が取り組んでおります「e−ふくちやま」整備事業は、全市域内での地域間情報格差を解消し、新市住民の一体感を醸成するといった構想とはほど遠く、市域の一部にとどまっている状況にあります。中でも、地上デジタル放送の受信環境の整備計画は税の公平さも欠くものでありまして、難視聴地域に対し、対象地域の住民は直接の受益者となるためといった理由をもって、視聴者負担を求めるというものであります。


 地上デジタル放送の受信環境の整備に当たって、国の施策は、現在、本市が採用している個人負担を求めない地域情報通信基盤整備推進交付金等と、合併特例債を組み合わせた事業、そして難視聴地域の共聴組合が単独で施設整備を行う場合の辺地共聴施設のデジタル化支援事業、国、市、視聴者それぞれが3分の1を負担するいわゆる個人負担が3万5,000円以上の負担を求めるという制度がありますが、本市は前者の個人負担を求めていない合併特例債等を使った事業を採用しながら、後者の個人負担3万5,000円を求めている事業を引用し、あたかも国が3万5,000円の個人負担を求めているかのごとく説明をしております。


 さらに、加入金7,000円は条例第21号9条の3万9,000円をNHK共聴に合わせるため、個人負担を3万9,000円から制度の違った3万5,000円に置きかえ、NHK共聴施設だけに助成される2万8,000円を減額してはじき出しているのであります。


 また、財源難を理由に7,000円分を合併特例債から外し、個人負担を求めながら、NHKから2万8,000円を受けられない自主共聴施設には、その財源約1億1,000万円を合併特例債に求めております。その結果、NHK共聴施設の助成金約5億7,000万円余りは、市の財源となり、自主共聴施設の1億1,000万円は合併特例債で穴埋めをすることとなり、NHK共聴が自主共聴に対し、公平に扱われていないのであります。


 ここで注目すべきは、NHKからの助成を受けられるNHK共聴の5億7,000万円余りは市の財源に使われ、自主共聴施設の1億1,000万円は合併特例債で穴埋めをすることになります。その上、自主共聴施設分として使った合併特例債の返済に充てる一般財源3割分として、3,300万円はNHK共聴施設を持つ市民の税をもここに投入されることになるのであります。


 加入金と称する7,000円の総額は、5,900世帯を掛けますと4,130万円になります。合併特例債に換算して3割分を掛けますと、その一般財源の持ち出しは1,239万円となるのであります。市はこの一般財源に当たる1,239万円を問題にしているのであります。財源難は、ひとえにハード事業のつけであり、難視聴地域住民の責任ではありません。


 次に、使用料についてですが、使用料については他の自治体のほとんどが自主放送すべくスタジオを持ち、自主番組を制作して実施しております。使用料のほとんどは、この自主番組の制作費に充てているわけでございます。


 本市の「e−ふくちやま」整備事業の場合は、まちづくり計画や第四次行政改革で示された全市域的な展開となっておらず、自主番組を制作することなく、地上デジタル放送はほとんど経費のかからない再送信設備を使った事業にもかかわらず、使用料は自主番組の制作に等しい額となっております。


 重ねて強調しますが、他の自治体の使用料はそのほとんどが自主番組制作費用に充てて放送しているゆえをもって、使用料として徴収しているのであります。


 ちなみに、難視聴地域の共聴施設のランニングコストの平均は、1か月60円から70円で、会費として徴収した額の約20%にも満たない額であり、そのほとんどは積み立てに回っている状況にあります。ケーブルやヘッドエンドの耐用年数も定めがなく、10年から20年近くほとんど故障が見つからないと聞いております。


 平成19年5月に出された市議会議員説明資料の中に、難視聴対策に必要不可欠な地上デジタル放送の再送信設備については、対象地域の住民の皆さんが直接の受益者となるため、当該初期設備関係費、いわゆる視聴者負担、そして維持管理にかかる経費、使用料についても負担をお願いしたいと、受益者負担を求めております。


 「e−ふくちやま」整備事業は、公共事業であります。その公共事業でありながら、しかも合併のメリットを生かすといった好条件にかかわらず、受益者負担を求めるならば、互助的精神を旨としている自治体としての手法に疑問を感じざるを得ません。


 福知山市のスタンスとして、受益者負担を求める構造をとるならば、3月議会で三和地域の有線放送の整備事業を全額過疎債でまかなっているのは、どう説明されるのか。また、7月臨時議会で厚中地区の2億円補正は、全額市の負担で、近年のゲリラ豪雨等により浸水被害が発生している同地区の浸水を防ぐために、地下貯留施設を築造するものと、市のスタンスから言うといずれも受益者負担を求めなければならない、私は自治体の互助的精神を旨としていることをもって、これらの事業を理解し、容認してきたわけであります。


 貯留施設につきましては、この近年の気候の状況を勘案する中で、私は先ほど申し上げましたように、自治体として互助的精神を旨としていることは、これらの事業を理解して容認できるというものであります。


 「e−ふくちやま」整備事業は公共事業です。市の施設である限り、互助的精神が生かされ、市民がお互いの助け合いの立場に立った市政を図るべきではありませんか。難視聴地域の解消は、インフラ整備です。5,900世帯、1万5,000人のほとんどがテレビからの情報を頼りに、日々の生活を営んでおります。


 昨夜から未明にかけてのゲリラ的集中豪雨も、締め切った家の中からではわからない情報が、テレビの画面から刻々と文字で映し出され、得ることができました。私は早速その情報をもとにして、懐中電気を持ち、軽トラックで大粒の雨が降りしきる中を見回りをしていると、23号台風に匹敵するくらいの濁流が牧川に流れ、付近の田畑が既に浸水しておりました。一瞬、23号台風での大きなつめ跡を残した大江町の悲惨な光景がよぎり、大丈夫かなと頭に浮かび、心配になりました。


 安心・安全で住みやすい、住んでみたいまちづくりをめざす本市にとって、テレビの電波は必要欠くことのできないインフラ整備であります。難視聴地域であるがため、災害予防の情報を得るためにお金がかかる、こんな理不尽な行政でいいのか、市長の公約はこのことを理解した上で、地デジゼロでございました。いま一度、市民の目線に立った市政に向けて、議会が一体となり、特別委員会を設置してでも検討すべきであると考えます。


 以上の理由により、委員長報告に対し私は賛成の討論といたします。ありがとうございました。


○(松本良彦議長)  次に、反対の討論はありませんか。


 21番、杉山金三議員。


○21番(杉山金三議員)(登壇)  新政会の杉山です。委員長報告に対して、反対の立場で討論を行います。


 この事業は、さきにも述べられましたが、もともと合併協議会で合併後の新市における施設をより効果的に推進していくための基幹事業を募るため、新市高度情報化推進事業として、市全体を対象とする事業の柱の一つとされたもので、新市建設計画によると、市全域に光ファイバーを基本とした高度情報網の整備を実施し、高速インターネット、デジタル放送受信、自治体による行政情報サービスが受けられる環境を整備することを目的とした事業で、平成18年度から今日まで実施されてきました。松山市長におかれても、この事業の趣旨を理解され、今日まで推進されてこられたのであります。


 この事業は、金額ベースで約49%の実施率であり、投下された事業費は20年度繰越分を含め、約22億9,000万円に達していると聞いております。この現実を踏まえると、これまでの事業実施状況は軽視できないものと考えます。確かに地上デジタル放送への切りかえは国の責務とされたもので、受信者にはその責任はないとの主張も一定理解できます。国会でも当時の総務大臣が、平成21年3月25日の衆議院総務委員会で、公明党の伊藤 渉議員の質問に、次のように答弁されております。


 「これは国策でございますから、アナログ停波、デジタル化というのは、国で決めた一種の国策だと思っておりますから、精いっぱいの努力を政府も行い、NHKにも協力いただいて、民放にも協力してもらって、オールジャパンで再来年の7月24日を迎えなければならない、こう思うわけでございます」と、国の責務を認められています。


 このように、基本的には国の責任で対処すべきものでありますが、福知山市としても住民に責任を持つ立場から、市民の理解と協力をできるだけ得られるよう、この問題に対処しなければならないと考えます。そのためには、行政の公平性をどのように確保するかとの観点が重要でありますが、加入金、使用料についてはゼロでない限り、その算定に当たっては何らかの算定基礎、根拠を持つべきであり、さきに示された説明資料によりますと、市長公約の実現に向けて負担の軽減が図れるよう検討したとの説明であります。維持費も今のところ、今後実状に応じ見直しすべき点が出てくる可能性もあると推測します。


 いずれにいたしましても、今後の実施に当たっては市においても十分検証され、より円滑に実施されることを期待いたします。


 市の説明会では、関係住民の方は一日も早く事業を完成して、この施設が利用できるようにしてほしいとの声が多数であって、利用料を無料にせよとの声はほとんどなかったと聞いております。予算審査特別委員会で、議第124号の否決が報道されたその直後、関係の方から一日も早く採択してほしいとの電話をいただきました。私はこれら関係住民の声、議会の責務、市の行財政運営、事業実施等を勘案し、議第124号については承認すべきであると考えるところであります。


 なお、議第124号を否決することは、加入金3万7,150円、使用料1か月当たり960円の大幅な金額の条例が適用されることとなり、一層、関係住民の理解と協力を得るのが困難となる事態も考えなくてはなりません。


 以上により、議第124号を承認することは、今、議会に課せられた責務であると考え、皆さん方の賛同をお願いして、議第124号に対する私の賛成討論といたします。ありがとうございます。


○(松本良彦議長)  次に、賛成の討論はありませんか。


 17番、塩見卯太郎議員。


○17番(塩見卯太郎議員)(登壇)  日本共産党市会議員団の塩見卯太郎です。


 ただいまの予算審査特別委員長の報告に対する賛成討論を行います。


 私たち日本共産党市会議員団は、福知山市有線テレビジョン放送施設条例が平成20年3月に制定された段階から、情報格差解消に住民負担は問題もあり、住民合意で進めていくことを基本に要求してまいりました。


 今回の議第124号議案は、松山市長の公約、デジタル放送無料化からスタートし、19プロジェクトで検討されましたが、私たち議員団は、今後、国の補助施策が進むことも予想される中で、拙速な決定をすることは問題があるとして、継続審査を求めてまいりました。


 加入金は情報通信の格差解消の意味からも、国策で進められた地上デジタル施策からもなじまないものであり、加入金なしが適切であると考えます。使用料については、この間の調査と予算審査特別委員会での審査の中で、放送施設の維持管理費と説明されましたが、あくまでも試算であり、今後、実施に当たってはなお流動的なものであることが明らかとなりました。したがって、適切な根拠とは言いがたいのが現状です。


 一方、議第124号が提出されて以後、5か月経過したことも事実であり、市幹部の一方的な発言から、議会がとめているという市民の受けとめがあるのも事実です。これらの経過のもとで、現時点ではまず何よりも工事を進め、市民の不安をなくしていくこと、同時にこれまでの負担よりも大きくならないことを前提に、適切な使用料を設定していくことが必要であると考えます。


 以上、賛成討論とします。


○(松本良彦議長)  次に、反対の討論はありませんか。


 9番、審良和夫議員。


○9番(審良和夫議員)(登壇)  新政会の審良和夫でございます。


 平成21年3月定例会において上程をされ、継続審議となってきました議第124号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例に対するただいまの委員長報告は、否決でありました。その委員長報告に対する反対の立場で討論を行います。


 本条例は、さきの平成20年3月議会に議第86号として上程をされ、賛成多数で可決をされた条例を、松山市長の選挙公約、負担金ゼロの思いと負担金の減額を求める議員の意見を考慮する中、財源の問題やNHKの助成、税の公平性等をかんがみ、負担金を減額した一部改正条例として上程されたものであります。本年3月議会で結論を出すには、今後、国がどのような施策を打ち出すか不明であり、十分な審査ができていないなど、時期尚早であると継続審議を望まれた議員諸氏により、負担金や計画そのものを検討されてきたところであります。


 しかし、結果を出すべき6月議会においても、再び継続審査となり、市民や自治会、また管理組合等からは事業の遅延に対する不満とともに、早期着手を望む声が大きく上がっております。


 3万9,000円であった加入金を7,000円に減額し、月1,000円の使用料を半額の年6,300円とする今回の改正案は、NHKの経費助成2万8,000円が打ち出されたことも有利な条件となりましたが、松山市長を初め職員の皆さんが一丸となって徹底的に経費を見直し、少しでも難視聴地域の皆さんの負担を軽減するよう努められ、打ち出された案であります。そして、地元説明会も幾度となく積極的に開催し、該当地域の理解を得てきたところであります。


 国策であることに対し、一定の地域のみに負担を求めることに、さまざまな議論があろうかと思いますが、私は本事業を全市民ですべて負担することには、税の公平さから言っても理解をしかねます。


 例えば、ガス料金のように応分の費用を負担することが、利用者、非利用者ともに公平となるのではないでしょうか。


 また、地域住民に聞いても、余り高額では困るが、今回の負担なら納得して払えるとの意見が非常に多く、早く工事をしてほしい、間に合うのかとの声も多くお聞きをいたしました。市民の負託を受けた我々議員は、この市民の声を真摯に聞き、一日も早く事業開始ができるよう、判断が求められております。


 もし、本議案が否決となれば、さきの議第86号が有効となり、市民の負担が大きくなってまいります。


 今の議会の現状を見て、市民は一体どのようになるのか、いつできるのか、また業者の方からも、このままでは工期内完成は非常に難しくなってくるなど、大変混乱をいたしております。我々議員の責務として、市民の不安を解消し、一日も早く事業開始に向けることが必要であろうと考えます。


 ゆえに私は、議第124号に対し、原案賛成の意を表し、以上で私の委員長報告に対する反対の討論といたします。


○(松本良彦議長)  次に、賛成の討論はありませんか。


               (「なし」と呼ぶ者あり)


○(松本良彦議長)  次に、反対の討論はありませんか。


               (「なし」と呼ぶ者あり)


○(松本良彦議長)  ないようでありますから、討論を終結いたします。


               (大谷洋介議員 退場)


○(松本良彦議長)  これより、起立により採決いたします。


 議第124号に対する委員長の報告は、原案否決でありますので、原案について採決いたします。


 原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。


                 (賛成者起立)


○(松本良彦議長)  起立少数であります。


 よって、議第124号は否決されました。


               (大谷洋介議員 入場)


○(松本良彦議長)  以上で、本日の議事日程は終了いたしました。


 お諮りいたします。


 本臨時会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。


 よって、平成21年第6回福知山市議会臨時会はこれをもって閉会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○(松本良彦議長)  ご異議なしと認めます。


 よって、本日はこれをもって散会し、平成21年第6回福知山市議会臨時会は、本日をもって閉会といたします。


 このあと、直ちに各派幹事会を開催いたしますので、よろしくお願いをいたします。


 ご苦労さんでございました。


               午前10時51分  閉会





 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。





                      福知山市議会議長   松 本 良 彦





                      福知山市議会議員   荒 川 浩 司





                      福知山市議会議員   高 宮 泰 一