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京都府 京都市

平成12年  5月 定例会(第2回) 05月25日−03号




平成12年  5月 定例会(第2回) − 05月25日−03号









平成12年  5月 定例会(第2回)



       平成12年第2回

               京都市会会議録 第3号

       (定例会)

           平成12年5月25日(木曜日)

出席議員(71名)

   1番 竹内 譲君

   2番 井上教子君

   3番 小川ひろき君

   4番 砂川祐司君

   5番 田中英之君

   6番 中村三之助君

   7番 二之湯 智君

   8番 井上けんじ君

   9番 玉本なるみ君

   10番 東山洋子君

   11番 山口 勝君

   12番 柴田章喜君

   13番 久保省二君

   14番 安孫子和子君

   15番 中村十一君

   16番 石黒利雄君

   17番 加地 浩君

   18番 橋村芳和君

   19番 加藤盛司君

   20番 繁 隆夫君

   21番 せのお直樹君

   22番 岩橋ちよみ君

   23番 中村かつみ君

   24番 西野さち子君

   25番 安井 勉君

   26番 大道義知君

   27番 日置文章君

   28番 谷口弘昌君

   29番 天方晶英君

   30番 宮本 徹君

   31番 鈴木マサホ君

   32番 内海貴夫君

   33番 大西 均君

   34番 巻野 渡君

   35番 田中セツ子君

   36番 加藤広太郎君

   37番 北山ただお君

   38番 河上洋子君

   39番 井坂博文君

   40番 倉林明子君

   41番 佐藤和夫君

   42番 富 きくお君

   43番 高嶋弘恵君

   44番 中西賢治君

   45番 可児達志君

   46番 中西正三君

   47番 今枝徳蔵君

   48番 小林あきろう君

   49番 梅林 等君

   51番 磯辺寿子君

   52番 中野竜三君

   53番 井上与一郎君

   54番 川中増次郎君

   55番 高橋泰一朗君

   56番 森 ます子君

   57番 藤原冬樹君

   58番 若宮 修君

   59番 山中 渡君

   60番 山本正志君

   61番 三宅誠孝君

   62番 有吉節子君

   63番 宇都宮壮一君

   64番 山口幸秀君

   65番 椋田知雄君

   66番 中村安良君

   67番 北川 明君

   68番 国枝克一郎君

   69番 西脇尚一君

   70番 青木善男君

   71番 津田幹雄君

   72番 坂口芳治君

欠席議員(1名)

   50番 伊藤義浩君

   議事日程

   開議日時 5月25日午前10時

第1 市会副議長の辞職について

第2 市会副議長の選挙

第3 市会議第7号 京都市会会議規則の一部を改正する規則の制定について

第4 請願審査結果について(厚生委員長報告)

第5 請願審査結果について(交通水道委員長報告)

第6 議第95号及び議第98号 京都市土地利用の調整に係るまちづくりに開する条例の制定について ほか1件(建設消防委員長報告)

第7 議第143号 京都市監査委員の選任について

第8 議第144号 京都市人事委員会委員の選任について

第9 議第145号 京都市固定資産評価審査委員会委員の選任について

第10 議第146号 京都市固定資産評価審査委員会委員の選任について

第11 議第147号 京都市固定資産評価審査委員会委員の選任について

第12 議第148号 京都市教育委員会委員の任命について

第13 諮第1号 人権擁護委員の推薦について

第14 諮第2号 人権擁護委員の推薦について

第15 諮第3号 人権擁護委員の推薦について

第16 諮第4号 人権擁護委員の推薦について

第17 市会議第8号 京都市会情報公開条例の制定について

第18 市会議第9号 酒類販売の社会的管理等に関する意見書の提出について

第19 市会議第10号 酒類販売規制緩和の抜本的見直しを求める意見書の提出について

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 〔午前10時2分開議〕



○議長(二之湯智君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は,席上に配付致しておきました。

 本日の会議録署名者を指名致します。中村かつみ君と中村十一君とにお願い致します。

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○議長(二之湯智君) この場合,議長から御報告申し上げます。

 今回受理致しました請願6件及び陳情1件は,お手元に配付してあります文書表のとおり,所管の常任委員会に付託又は回付致します。

 次に,監査委員から平成11年度の定期監査及び工事監査の結果報告が参っております。原文は,市会事務局に保管してありますから随時御覧願います。

 以上,御報告申し上げます。御了承願います。

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○議長(二之湯智君) 日程に入ります。

 日程第1,市会副議長の辞職についてを議題と致します。

 お諮り致します。山口幸秀君の市会副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認めます。よって山口幸秀君の辞職を許可することに決定致しました。

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○議長(二之湯智君) この場合,山口幸秀君から発言の申出がありますので,これを許します。山口君。

 〔山口幸秀議員議席前面に立つ〕



◆(山口幸秀君) お許しをいただきまして,一言副議長退任のお礼のごあいさつを申し上げたいと思います。

 丁度昨年の5月市会におきまして第74代目の副議長に就任させていただいて以来1年間,二之湯議長さんの賢明な御配慮と同僚議員の皆さん方の御支援と御協力のおかげで,つつがなく,大過なく1年間を過ごさせていただきましたことに対して心から謹んで厚くお礼と感謝を申し上げたいと思います。この1年,京都市政にとりましては21世紀を展望したグランドビジョンも昨年決定致しました。そして大切な市長選挙もございました。そしてまた画期的な地方の時代と言われる地方分権推進一括法も成立致しましたし,介護保険制度も新しく4月から発足致しました。振り返ってみますと,京都市政にとって画期的な1年間でなかったかという思いを致しておるところでございます。また議会にありましては,二之湯議長さんが全国市議会議長会の会長さんという重責を担われ,例年になく副議長の職責も急がしい1年ではございましたけれども,私にとりましては非常に充実した1年でございました。特に昨年,二之湯議長さんと一緒に開かれた京都市議会にするために情報公開条例の制定を市民に約束させていただきましたが,この後,本日全会一致をもって制定されることにつきましては,私にとりましても感無量でございます。これもひとえに皆さん方の御協力のたまものと深く重ねて感謝申し上げる次第でございます。今後は一市会議員として京都市政の多くの課題の解決と京都市政のますますの推進発展のために微力ではございますが力一杯頑張らせていただきたいと思います。言葉少のうございますが,これをもちましてお礼のごあいさつに代えさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)



○議長(二之湯智君) 甚だ僣越ではございますが,先例に従いましてこの席から山口幸秀君に一言御礼を申し上げます。

 山口君には昨年5月24日市会副議長に御就任になり,今日まで議長を助け,ひたすら円滑なる市会運営と市政の発展に尽くしてこられ,私どもは常に敬意を表しておりましたところであります。ただ今は御丁重なるごあいさつをいただきまして誠に恐縮に存ずる次第でございます。山口君には,このうえとも健康に十分留意されまして,京都市発展のためますます御活躍くださいますようお願い致します。甚だ簡単ではございますが,御礼の言葉と致します。

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○議長(二之湯智君) 日程第2,これより市会副議長の選挙を行います。

 議場の出入口を閉鎖致します。

 〔議場閉鎖〕



○議長(二之湯智君) 選挙の方法は,単記無記名投票であります。

 投票用紙を配付致させます。

 〔投票用紙配付〕



○議長(二之湯智君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。

 ないと認めます。

 投票箱を改めさせます。

 〔仲筋事務局長投票箱点検〕



○議長(二之湯智君) 氏名点呼によって順次御投票願います。

 〔能田議事課長氏名点呼,投票〕



○議長(二之湯智君) 投票漏れはありませんか。

 ないと認めます。投票箱を閉鎖致します。

 これより開票致します。

 開票立会人2名,議長より指名致します。川中増次郎君と山中渡君とにお願い致します。

 議場の閉鎖を解きます。

 〔議場開鎖,開票〕



○議長(二之湯智君) 投票の結果を事務局長から報告致させます。



◎事務局長(仲筋邦夫君) 投票の結果を御報告致します。

 投票総数71票

 有効投票71票

 今枝徳蔵君50票

 坂口芳治君21票

 以上のとおりであります。



○議長(二之湯智君) ただ今御報告致しましたとおり,今枝徳蔵君が市会副議長に御当選になりました。

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○議長(二之湯智君) この場合,今枝徳蔵君に発言を許します。今枝君。

 〔今枝副議長議席前面に立つ〕



◆副議長(今枝徳蔵君) お許しをいただきまして,一言ごあいさつを申し上げます。

 20世紀から21世紀への大きな節目に,第75代の京都市会副議長に多数の皆様の御推挙を賜りましたことをここに厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 私は,御存じのように日ごろから大変がさつ者ではございますけれども,しかし,自分の生き方として本音でものを言い本気で行動しようということを信念として参りました。これからも本音で,本気で行動させていただきたいと思っております。そして私たちの行っております議会活動が本当に市民のためになるのか,また大きくいえば京都のためになるのかということを常に頭の隅に置きながら議会運営のお手伝いをさせていただきたいと思います。幸い二之湯議長さんは,2年目の議長さんでもございますし,識見そして経験とも大変豊富な方で,現在は全国市議会議長会の会長という大変重要な御要職もお務めでございまして,言い換えれば,私は日本一の市会議長だと思っております。その議長さんに色々と御指導いただきながら大好きな京都のために議会運営のお手伝いをさせていただきます。これからどうぞよろしく御指導,御鞭撻のほどお願い致しましてごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。よろしくお願いします。(拍手)

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○議長(二之湯智君) 進行致します。

 日程第3,市会議第7号京都市会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを議題と致します。

 お諮り致します。本案は,議案の説明及び委員会付託を省略のうえ,原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決されました。

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○議長(二之湯智君) 日程第4,請願審査結果についてを議題と致します。

 委員会報告書は,配付致しておきました。

 これより討論を行います。発言の通告がありますので,これを許します。岩橋ちよみ君。

 〔岩橋ちよみ議員登壇(拍手)〕



◆(岩橋ちよみ君) 請願164号は,社会福祉事業法等の改悪に反対すること等を求めたものであり,厚生委員会では,自民党,公明党,民主・都みらい,京都21市会議員クラブの皆さんが社会福祉事業法等の改悪に反対の項目には賛成できないとの理由で不採択とされたものです。日本共産党市会議員団は,不採択には以下の理由で反対致します。

 今国会で審議中の社会福祉事業法等の改正には,全国保育団体連絡会をはじめ国民各層から慎重審議を求める声が上げられているものです。全国私立保育園連盟からも既に基礎構造改革に関する要望書も提出されており,入所方式の現行維持,非営利法人限定などの声が出されているものです。先日行われた参考人質疑の中でも,法改正には賛成とする方々からも問題点の改善を求める意見が相次ぎました。この社会福祉事業法等の改正の問題点の第1は,社会福祉事業を企業のもうけの道具に変えようとするもので国や自治体の責任を大きく後退させることです。改定案では,国と地方自治体の責任を削除し,これに代わって事業実施の責任を地域住民や福祉事業経営者に転嫁するものとなっています。国や自治体の責任を大きく後退させることは認められません。

 第2は,措置制度から利用制度の導入で利用者の負担を更に大きくすることです。改定案では,身体障害者には措置制度をなくし利用サービスに支援費を支給するとしていますが,介護保険の利用料と同じように費用の一部を利用者が事業者に支払う仕組みが作られ,更に本人だけでなく扶養する家族を含めた所得に応じた負担をすることになります。利用者の負担をこれ以上増やすことは問題です。

 第3は,営利企業の参入を認めることです。利用者がサービスを選べるようにするためとしていますが,障害者の分野では,選択するどころか認可施設が決定的に足りないサービス不足の中,必要なサービスが受けられないのが実態です。障害者団体からも,お金がない人や障害が重い人とは事業者が契約を結びたがらないということになりかねないと不安の声が上がるのは当然です。

 以上のように今回の社会福祉事業法等の改正には大きな問題点があります。法の内容や影響について十分な審議もせず,法改正に賛成だからと中身抜きで,わずか1回の審議で不採択とするのは余りにも拙速だと指摘せざるを得ません。以上で不採択に対する反対討論と致します。(拍手)



○議長(二之湯智君) これをもって討論を終結致します。

 これより表決を採ります。本件は,厚生委員会報告書のとおり,1件を不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 多数であります。よって本件は,厚生委員会報告書のとおり決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第5,請願審査結果についてを議題と致します。

 委員会報告書は,配付致しておきました。

 お諮り致します。本件は,交通水道委員会報告書のとおり,1件を不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 多数であります。よって本件は,交通水道委員会報告書のとおり決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第6,議第95号及び議第98号,京都市土地利用の調整に係るまちづくりに関する条例の制定について,ほか1件,以上2件を一括議題と致します。

 建設消防委員長の報告を求めます。建設消防委員長小林あきろう君。

 〔小林建設消防委員長登壇(拍手)〕



◎建設消防委員長(小林あきろう君) 本委員会に付託されました議第95号京都市土地利用の調整に係るまちづくりに関する条例の制定について及び議第98号京都市自転車等放置防止条例の一部を改正する条例の制定について,審査の過程において論議されました主な事項とその結果を御報告申し上げます。

 当委員会と致しましては,5月17日の本会議において付託を受け,5月18日に議第95号については産業観光局の出席も求めて都市計画局に対する質疑を行い,また議第98号については建設局に対する質疑を行った次第であります。

 まず議第95号京都市土地利用の調整に係るまちづくりに関する条例の制定については,理事者から,近年本市において工場跡地等が大型商業施設などに土地利用転換されるなど,都市や地域に与える影響を考慮しないままに開発が進められ,まちの様相が変わり市民の生活に影響が出るような無秩序な土地利用転換が行われている。これに対応するための法的手段としては用途地域制度等による調整の手法があるが,それだけでは限界があるので望ましい土地利用へ緩やかに誘導していくために開発の構想段階から市民への情報の公開と市民,行政と事業者との協議をきっかけとして京都らしいまちづくりを目指すための手続を条例により制度化しようとするものであるとの説明がありました。

 これに対し,本条例の効果と目的の達成見通し,本条例の規制による京都経済活性化への影響,拙速な条例制定の見直しの考えや景観にも配慮したまちづくり条例制定の必要性,商店街の衰退や過剰店舗状態への認識とその対応,集客施設の指定範囲拡大の考え,事業者が指導,勧告に従わなかった場合の対応などについて論議が交わされ御意見がありました。

 次に,議第98号京都市自転車等放置防止条例の一部を改正する条例の制定については,理事者から,先般策定した京都市自転車総合計画に基づき,今回条例の一部を改正しようとするものであるが,主な改正内容は,現在駅周辺など自転車の撤去区域にも原動機付自転車の放置が増えてきているので,この原動機付自転車の撤去を実施し,その返還を受けようとする者から撤去及び保管に要する費用を徴収することを定めるとともに,国の改正自転車法に基づき撤去した自転車及び原動機付自転車の保管及び処分制度に関する規定を整備するものである。また自転車駐車場の付置義務対象施設を,現在は食料品を取り扱う大規模な小売店舗の新設等のみに限定しているが,集客施設等における自転車駐車場の不足から食料品を取り扱わない大規模小売店舗や銀行,遊技場にも新設等の際に付置義務を課していくものであるとの説明がありました。

 これに対し,撤去保管料の積算根拠と見直しの考え,原動機付自転車撤去区域の全市的な展開の見通し,条例遂行のための保管所の位置や数などの環境整備の取組,自転車駐車場付置義務の罰則規定の活用の考え,本市における自転車駐車場設置の努力,放置自転車解消のための都市型レンタサイクル導入の見通し,バリアフリー化などのための走行環境整備の考え,自転車に住所,氏名明記の考えなどについて論議が交わされ御意見がありました。

 概略以上のような審査の後,更に各会派において御検討いただき,その結果を昨日の委員会で御発表願いましたところ次のとおりでありました。すなわち自民党,民主・都みらい,公明党の各議員団は,いずれも原案に賛成する。共産党議員団は,議第95号は審査を継続し,議第98号については賛成するとのことでありました。

 そこでまず議第95号の継続審査について表決を採りましたところ,少数で否決されましたので共産党議員団は原案に反対するとのことでありました。この後,本案について表決を採りましたところ,ただ今お手元に配付してあります委員会報告書のとおり,議第95号については多数をもって,議第98号については全会一致をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。

 以上であります。これをもちまして委員長報告を終わります。(拍手)



○議長(二之湯智君) これより討論を行います。発言の通告がありますので,これを許します。加藤広太郎君。

 〔加藤広太郎議員登壇(拍手)〕



◆(加藤広太郎君) 上程されています議第95号京都市土地利用の調整に係るまちづくりに関する条例の制定について,日本共産党議員団を代表して討論を行います。昨日の建設消防委員会,討論結了委員会で我が党議員団は,市民的議論の時間も保証し,市民の声をくみ上げた条例にすべく,引き続き委員会に付託して議論すべきとの態度を表明しました。残念ながら継続して審議すべきとの提案が否決されましたので,以下我が党議員団の反対する態度を表明するものです。

 14の世界遺産を抱え,京都全体が日本と世界に誇るべき貴重な財産を抱えるだけに開発事業に市民と行政の意見を反映させる手続を定める条例が必要です。大切なのは,本条例が京都がまちづくりにおいて抱えている様々な課題に向けて市民の期待にこたえるものになっているのかが問われているのです。京都ホテルや京都駅などの巨大高層建物の出現,中高層マンションの相次ぐ建設に伴う景観,町並み破壊は京都らしさを失うまでに至っているだけでなく,相次ぐ大型店の出店は小売商店の多数の廃業など市場,商店街の疲弊を生じ京都のまちのコミュニティを破壊しています。このような危機に対応するような条例になり得ているのか,市民的な議論と意見のくみ上げが必要なのに,本条例案は5月15日に上程され,その後議会で審議しているだけで,市民的な説明,意見を聴く機会は一度もないのです。市民の意見を聴かずして,市民には良好なまちづくりを推進するため,まちづくりの課題について関心を持ちその解決に向けて主体的に行動するように努めると市民の責務として義務付けして条例化する,こんな拙速な決め方をすべきではありません。

 本条例に反対する第1の理由は大型店問題との関係です。条例は,国の大店立地法や改正都市計画法などのまちづくり三法と連動するものです。大店法が廃止された後でも,商店街などを守る立場から地方自治体として交通問題,住環境への影響,高齢者や障害者などに配慮したまちづくりにすることなど地方自治体の権限や裁量権を発揮する立場が求められております。望ましい商業集積実現のためのガイドプラン案が地域に密着した商業の振興を図るとして提案され市民意見募集をしましたが,市民に徹底する日数が不足しています。商店連盟などに説明したのが4月24日で,大型連休を前後しての今月10日までの意見募集ということでは,案の作成に至る経過及び検討内容が分からないままで市民的検討,検証,合意形成には時間的無理があり,多くの市民の意見を反映することになっておらず不満の声が多く出されているのであります。

 財政総務,建設消防委員会の議論でも明らかになったことは,高度集積地区,商業集積ゾーンの無制限ゾーンの設定や工業地域の2万平方メートルまでが望ましいとの店舗規模の設定は,案全体が大型店出店誘致になる問題です。理事者が答弁した内容で,大型店の出店を制限すべき,制限が生ぬるいの市民の意見はがきに対して極端な意見と答えました。また党議員の,これ以上大型店は要らないとの住民の意見や,大型店により既存の商店街などが衰退し閉店が続出している現状は,市民の生活権を侵害し,生活空間,都市機能を混乱させ,地域経済や社会の疲弊を招いている。これに対する認識を問う質問には,都市間競争に負けない商業集積が必要。京都だけが何もしないと衰退すると,とんでもない答弁をする始末であります。これでは商店街は守れません。これらの答弁に見られるようにガイドプランもまちづくり条例も,頑張る商店・商店街,住まい続けられるまちをと願う市民との乖離は大きいのです。本市の特性を考えるならば,これ以上の大型店をどう抑えるか,京都に合わせた建築物の規制措置が必要となぜ考えないのか。小売店,市場,商店街の疲弊を憂う市民の声にこたえた条例とすべきであります。日本共産党は大店法の廃止に反対した唯一の政党でありますが,大型店の規制を当たり前のこととしているフランス,イギリス,ドイツなどヨーロッパ諸国のように商店街,小売商店を守るルールを確立するために引き続き頑張ります。

 二つ目の理由は景観と住環境への対策です。都心部での中高層マンションの建設ラッシュは,周辺住民の住環境や京都らしさを悪化させています。問題になった俵屋旅館など重要文化財など貴重な建造物などへの景観に対する方策も,この条例では何も対応できないのです。またリクルートコスモスが中京区で計画している11階建てのマンションでも問題が生じています。隣接する釜座町は,地域住民による景観,環境を守るために建築協定を締結している町内です。この隣接地に容積率及び高度地区規制のぎりぎりまで使った周辺の中低層の建築物とは比較にならない巨大建築物に対する建築確認の取消しを付近160人の住民が京都市建築審査会に求めていた審査請求の事案です。審査会は違法な点は見当たらないと請求を棄却しましたが,住民が主張していた景観や住環境の破壊などについては次のように付言を付しているのです。すなわち建築それ自体は,京都市の景観,町並みの保全にとって極めて残念,この建築物はどのように見ても京都市が進めている都市景観,町並み保全,そのための建築協定等をほとんど無意味にするほどその場にふさわしくない規模と形態を示しているからであるとまで言明し,最後に,歴史的都市としての京都市をどのように保存しかつ発展させるかが問われ,議論されて既に相当の時間を経過している。京都市民の英知を結集して的確な対応,対策を打ち出すべき時期に至っていると考え,これを希望したいと結んでいるのであります。建築審査会を生かすまちづくり条例こそ求められているのではありませんか。

 最後に,市民参加と協議についても本当に実効性が確保できるのかが課題です。委員会の審議で,届出書,縦覧期間,説明会の開催など開発業者に過度な負担とならないように考えたとの理事者答弁や,市民の要望と開発業者の考えと隔たりがあっても,これに対する市長の指導や助言は,商業調整はできない,開発許可段階までの議論は考えていないとの答弁がありましたが,これでは開発規制を求める市民の期待にまともにこたえられないではありませんか。市民のための京都のまちづくりを行う地方分権の趣旨を最大限活用したまちづくり条例にすべきであります。

 主な問題点を指摘致しましたが,市民的な議論,議会での議論をしっかり積み重ねてよりよいまちづくり条例にすべきであり拙速に制定すべきではありません。以上,本条例の制定に反対する討論と致します。(拍手)



○議長(二之湯智君) 次に,井上けんじ君に発言を許します。井上君。

 〔井上けんじ議員登壇(拍手)〕



◆(井上けんじ君) 私は,議第98号京都市自転車等放置防止条例の一部を改正する条例案について討論を行います。議案そのものには賛成ですが,同時に放置自転車等を巡る幾つかの課題,論点について問題提起をさせていただきます。

 まず自転車の位置付けです。建設省では自転車走行環境確保のための方策が検討されていますし,また総務庁でも利用の促進に関するアンケートが実施されるなど,建設省調査報告書から引用しますと,都市交通の主要な交通手段の一つとして利用促進が求められているという機運が盛り上がっています。本市の自転車総合計画でも,自動車交通に過度に依存しない公共交通優先型の交通体系を確立していくことを目指しており,これまで自動車を中心に利用されてきた都市の道路空間を公共交通,徒歩,自転車を中心に再配分する必要がある。環境に優しく手軽で便利で,これからの社会にふさわしい交通手段であり,今後より一層利用環境の整備を進めていく必要があるなどと書かれています。これを言葉だけのものにしない努力と共に,この観点を今後の自転車施策に積極的に生かしていくことが求められています。したがってこの原則から導き出される第2の討論テーマは,放置自転車対策を単に利用者のマナーの問題だけに解消したり,また取締りや撤去の方法や技術的なあれこれだけに解決策を求めようとしたりしても,それだけでは決して十分ではないということであります。一方では本市の総合計画でも集客施設など駐車需要の発生原因者としての責任について書かれているとおりこの責任をきちんと求めること。またもう一方では,本市自身の努力によって駐車場又は駐車スペースを確保することなどに一層努力が払われなければなりません。

 そこで第3に,まず一方の発生原因者の責任についてです。今回の条例改正案でも施設への付置義務も提案されているとおりですが,しかし総合計画では,この発生原因者責任について書かれているのは商店街についてのみであり,また条例案も総合計画もいずれも鉄道事業者については極めて及び腰です。鉄道事業者については改正されて一歩前進とはいえ,自転車法自身がいわゆる努力義務にとどめているという制約はありますが,運輸省通達の趣旨からいってももっと強く協力と責任の発揮を求めるべきであります。この通達では,鉄道事業者に対し単なる協力者として受動的な立場で対応するのではなく自らも主体的に取り組むべきと言っています。例えば近鉄の東寺駅鴨川間の高架工事が進められていますが,高架下の土地持分は近鉄が85パーセント,本市が15パーセントと言われています。市の持分部分だけで駐輪場を造ろうとすれば,それだけで市がほかに活用できるスペースはなくなってしまうばかりか,必要な広さの駐輪場さえ確保できません。本市の持分の土地を生かして公園や集会所を望んでおられる地元市民の要望にこたえるためにも,近鉄持分の土地に駐輪場を造るよう強く求めるべきです。JR西大路駅についても地元の皆さんたちの大変な御努力や御協力などによって駐輪場が出来ましたが,既設駅とはいえJRの主体的な参加と積極的な責任の発揮は必ずしも十分ではありません。また地下鉄については本市自身が鉄道事業者であります。一層の努力を求めるものであります。

 第4は,もう一方の本市自身の問題ですが,委員会審議の過程でも,例えば川崎市などのように道路を整備して駐輪スペースを造れないかどうかとか,また保管場所についても様々な問題点があることなども明らかになりました。例えば久世橋御前保管場所は高速道路関連の敷地を,別に高速道路のために使うべきだと言っているわけではありませんけれども,いわば一時的に使っているだけであり,そもそも撤去計画自身が保管場所の収容能力に制約されざるを得ない。場所が非常に遠くて不便であり,特に老人などにとっては取りに行くのが大変など,言ってみれば場当たり的な対応に追われているといった現状が浮き彫りになりました。総合計画の推進期間が10年というもの長期的すぎるという議論もありました。市民からも駐輪場を造らないで,ただ撤去するだけでは解決しない。もっと計画的に造ってほしいという声も出されています。

 委員会での答弁では,原動機付自転車についてはまず京都駅周辺から試行的に実施するとのことでしたが,少なくとも駅八条口では原動機付自転車の正式な置場がアバンティの地下であるなどということを知っている人はほとんどいません。近鉄名店街前は自転車専用ですから,駅の西の方面から来る人にとっては事実上原付の置場はないに等しいのです。置場があるのにそこへ入れずに放置しているわけではありませんから,よほど事前の周知や予告を徹底しないと大きな混乱が生じるおそれがあります。十分な検討と準備が必要であると思われます。

 また啓発員の配置についてですが,緊急雇用特別交付金を使って今年度と来年度の2年間のみ16の駅に配置するとの計画になっていますが,再来年度以降も国への要望を強め,又は本市独自の財源措置で是非継続されるように要望しておきます。施設の設置や維持管理などへの国の財政支援を強めるよう求めること,利用料や撤去保管料に学生などへの減免も検討することなども今後の課題であると思われます。

 最後に,私はいわゆるマナーの問題も啓発活動の強化と共に本市がこういう前向きの努力をしていけるかどうか,市民を信頼し条件と環境を整備していこうという本市の姿が市民の目に見えていく中でこそ一歩一歩改善されていくものであると確信しています。以上,議案への賛成討論と致します。(拍手)



○議長(二之湯智君) これをもって討論を終結致します。

 これより表決を採ります。

 まず議第95号を表決に付します。本案は,委員長報告のとおり,原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 多数であります。よって本案は,原案のとおり可決されました。

 次に議第98号を表決に付します。本案は,委員長報告のとおり,原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決されました。

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○議長(二之湯智君) 日程第7,議第143号京都市監査委員の選任についてを議題と致します。

 お諮り致します。本案は,議案の説明及び委員会付託を省略のうえ,原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり同意することに決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第8,議第144号京都市人事委員会委員の選任についてを議題と致します。

 お諮り致します。本案は,議案の説明及び委員会付託を省略のうえ,原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 多数であります。よって本案は,原案のとおり同意することに決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第9ないし日程第11,議第145号京都市固定資産評価審査委員会委員の選任について,ほか2件,以上3件を一括議題と致します。

 お諮り致します。本案は,議案の説明及び委員会付託を省略のうえ,原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり同意することに決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第12,議第148号京都市教育委員会委員の任命についてを議題と致します。

 お諮り致します。本案は,議案の説明及び委員会付託を省略のうえ,原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 多数であります。よって本案は,原案のとおり同意することに決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第13ないし日程第15,諮第1号人権擁護委員の推薦について,ほか2件,以上3件を一括議題と致します。

 お諮り致します。本件は,説明及び委員会付託を省略のうえ,諮問のとおり可と認めることに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認めます。よって本件は,諮問のとおり可と認めることに決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第16,諮第4号人権擁護委員の推薦についてを議題と致します。

 お諮り致します。本件は,説明及び委員会付託を省略のうえ,諮問のとおり可と認めることに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 多数であります。よって本件は,諮問のとおり可と認めることに決しました。

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○議長(二之湯智君) 日程第17,市会議第8号京都市会情報公開条例の制定についてを議題と致します。

 案の説明を求めます。川中増次郎君。

 〔川中増次郎議員登壇(拍手)〕



◆(川中増次郎君) ただ今議題となりました京都市会情報公開条例の制定について市会運営委員会を代表してその趣旨を御説明致します。

 21世紀を目前に控えた今日,我が国は内外共に多くの課題に直面し大きな転換期を迎えております。そのような中,この4月1日から地方分権推進一括法が施行され,本格的な地方分権の時代が幕を開けることになりました。この地方分権の具体化に伴い,地方自治体が自主的,自律的に行うことができる施策や事業が拡大することから,今後市会の果たす役割と責任はますます大きなものとなります。このため最も市民に身近な所に位置する市会議員から構成される市会は,市民を代表する議事機関としてより一層市民の意思を反映した活動を積極的に推進することが求められております。市会が市民の負託にこたえて活動するためには,本会議や委員会をはじめ市会に関する情報について市民に積極的に公開し提供することを通じて市民の市会への理解と参加を一層促進することが極めて重要であります。

 本市会においては,以上の認識に基づき地方分権の時代にふさわしい開かれた市会の実現を図るため,昨年6月以来,京都市会情報公開検討小委員会を設置し,今日まで情報公開の在り方について検討を行って参りました。この小委員会では,東京都や仙台市等を視察した調査結果や学識経験者から聴取した意見なども参考にして協議を重ねました結果,市会は執行機関とは独立した議事機関であり,自らの責任による独自の情報公開制度を設けるべきであるとの結論に達し,その旨を平成11年12月14日の市会運営委員会において中間報告致しました。その後この方針の下に,より具体的な条例案の内容についての検討を進め,去る5月11日に市会における情報公開の在り方について報告書案を取りまとめ,翌日の市会運営委員会に報告致しました。そして,更に各会派において検討のうえ,市会運営委員会では小委員会の報告書案のとおり条例案を作成することを決定し,本日いよいよ本条例案を市会に上程する運びとなりました。

 本条例は,その目的として地方自治の本旨に即した市政の実現に向けて市会の諸活動についての市民の知る権利の尊重と市会の説明責任を条例に明記し,これによって開かれた市会の実現を図ることを制度の理念として掲げております。また制度全体の骨組みとしましては,請求に基づく公文書の公開制度を導入することと併せて,今後より一層会議の公開に努めることと多様な広報媒体を活用して市会に関する情報を市民に積極的に提供していくことを三つの柱とした総合的な情報公開を推進することとしております。

 次に,公開の対象となる公文書の範囲には,通常の文書や図画等だけでなくフロッピーディスクなどの電磁的記録についてもその対象に加えております。また請求者に関しては,何人も公文書の公開を請求することができることとしております。また市会に関する情報については,個人情報等を除いて公開することを原則とし,非公開とする情報の範囲は平成11年5月に制定された国の情報公開法を基本として定め最小限にとどめております。

 最後に,不服申立てに対する審査機関の設置についてであります。非公開の決定等がなされた場合における不服申立てを審査する機関については,市会の独立性,自主性にかんがみ,市会独自の情報公開審査会を設置することとし,またその委員は,外部の有識者のみで構成することにより審査における客観性を確保することとしております。

 本条例の制定は,開かれた市会の実現に向けて大きな一歩を踏み出すものであり,ひいてはより一層市民から信頼される新しい時代の議会を構築することに寄与するものとして極めて重要な意義を持つものであると確信しております。よって議員各位の御理解と御賛同をいただきたく,ここに京都市会情報公開条例案を提案するものであります。

 以上をもって趣旨説明を終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(二之湯智君) お諮り致します。本案は,委員会付託を省略のうえ,原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認めます。よって本案は,原案のとおり可決されました。

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○議長(二之湯智君) 日程第18及び日程第19,市会議第9号酒類販売の社会的管理等に関する意見書の提出について,ほか1件,以上2件を一括議題と致します。

 お諮り致します。本案は,議案の説明及び委員会付託を省略することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認め,省略致します。

 これより討論を行います。発言の通告がありますので,これを許します。井坂博文君。

 〔井坂博文議員登壇(拍手)〕



◆(井坂博文君) 日本共産党京都市会議員団は,与党4会派による酒類販売の社会的管理等に関する意見書に反対し,我が党の意見書を提案しておりますので代表して討論致します。

 全国的な商業統計調査による個人酒販商店数の動向は,この6年間で2万704軒,率では25.1パーセントの減少となっています。実に4軒に1軒の酒屋が消えたことになります。これは不況の影響もありますが,最大の問題は90年代に入って以降の大型店や量販店に次々と酒販免許を与えるという規制緩和を行ったことにあることは明らかであります。更に個人商店の仕入値より安い価格で販売するという不当廉売いわゆる安売りの疑いのある販売方法がこの事態に拍車を掛けてきました。ところが政府は,昨年3月に決定した酒類小売免許に係る需給調整規制を更に緩和し,人口基準及び距離基準を廃止しようとする規制緩和推進3箇年計画を今年3月の閣議決定において再改定し,更に規制緩和措置の対象を拡大しました。そして小渕前内閣をそっくり引き継いだ森内閣も規制改革の一層の推進を表明しております。このままでは一層の中小小売店を廃業に追い込むことは明らかであります。

 一方,1991年にWHOはアルコール飲料の入手に関する規制の検討,健康教育の推進など14項目の勧告を行いました。その具体的な取組として対面販売の実施,自動販売機の廃止などの取組に積極的な役割を果たしてきたのが地域の中小小売店であります。ところが与党会派共同提案の意見書にある酒類販売の社会的管理の中には,酒及びアルコールの害に関する管理を指摘するものの,それを支える小売店を規制緩和から守るという具体的内容が全く欠落しており,関係団体の規制緩和反対の声にこたえるポーズをとりながら批判をかわすという全く欺瞞的なものであります。よって賛成できるものではありません。

 そもそも今回の規制緩和に対しては関連団体からも緩和反対の声が多く上がっております。酒類業中央団体連絡協議会,全国小売酒販組合中央会,日本ワイナリー協会,日本洋酒輸入協会,アルコール問題全国市民協会などが規制緩和に反対し,全国卸売酒販組合中央会,消費科学連合会,先ほど述べたアルコール問題全国市民協会などはもっと規制を強化すべきだと声を上げています。また総選挙を意識してか,与党自民党の中にも規制緩和を見直す会なるものが作られております。そのメンバーには現職閣僚である河野外務大臣,玉沢農水大臣,中曽根文部大臣なども入り,酒は対面販売の実施や不当廉売,安売りの是正が担保されなければ規制緩和は延期すべきとの決議を行っていることも併せて指摘しておきます。したがって今回酒類販売に関して政府に意見書を提出するに当たっては,我が党の提案にあるように酒類小売免許の人口基準,距離基準の廃止を中止すること,廉売,安売りの根本にあるメーカーのリベートを実態調査し是正の指導を強化すること,そして何よりも規制緩和の抜本的見直しをこそ求めるべきであります。

 最後に,官僚的で古い規制を緩和し撤廃することは当然ですが,現在政府がアメリカと日本の大企業の要求に沿って進めている市場原理万能の規制緩和は,弱い立場の者を弱肉強食の世界に投げ込むものであります。ルールなき資本主義と言われるように,日本ほど大企業の横暴勝手がまかり通る国はほかにありません。今必要なことは,この横暴を一層野放しにする規制緩和ではなく,大企業にも民主的なルールを守らせ社会的責任を果たさせる民主的規制であることを最後に強調し,私の討論と致します。(拍手)



○議長(二之湯智君) これをもって討論を終結致します。

 これより表決を採ります。

 まず市会議第10号を表決に付します。本案は,原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 少数であります。よって本案は否決されました。

 次に,市会議第9号を表決に付します。本案は,原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

 〔賛成者起立〕



○議長(二之湯智君) 多数であります。よって本案は,原案のとおり可決されました。

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○議長(二之湯智君) この場合,議長からお諮り致します。

 市会運営委員会が所管する事項及び各常任委員会が所管する関係局の事務の調査並びにただ今お手元に配付してあります文書のとおり,現在委員会において審査中の請願51件及び本日委員会に付託又は回付致しました請願6件及び陳情1件の審査は,いずれも閉会後も継続して行うことに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(二之湯智君) 御異議なしと認め,さよう決します。

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○議長(二之湯智君) 本日の会議はこれをもって閉じ,以上をもって今般招集の定例会を閉会致します。

 〔午前11時14分閉会〕

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          議長    二之湯 智

          署名議員  中村かつみ

          同     中村十一



△請願文書表「受理番号192〜193」「マンション建設の指導」・請願文書表「受理番号194」「バスロケーションシステムの導入」



△請願文書表「受理番号195」「久世地域方面での小型循環バスの実現」・請願文書表「受理番号196」「山科地域での小型循環バスの実現」



△請願文書表「受理番号197」「市バス系統の復活」・陳情文書表「受理番号23」「駐輪スペースの設置」



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について



△平成11年度定期監査結果報告の提出について・平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△平成11年度定期監査(工事)結果報告の提出について



△厚生委員会報告書・交通水道委員会報告書



△建設消防委員会報告書・議第143号「京都市監査委員の選任について」



△議第144号「京都市人事委員会委員の選任について」・議第145号から議第147号まで「京都市固定資産評価審査委員会委員の選任について」



△議第148号「京都市教育委員会委員の任命について」・諮第1号から諮第4号まで「人権擁護委員の推薦について」



△市会議第7号「京都市会会議規則の一部を改正する規則の制定について」



△市会議第8号「京都市会情報公開条例の制定について」



△市会議第8号「京都市会情報公開条例の制定について」



△市会議第8号「京都市会情報公開条例の制定について」



△市会議第8号「京都市会情報公開条例の制定について」



△市会議第10号「酒類販売規制緩和の抜本的見直しを求める意見書の提出について」・閉会中継続審査を必要とする請願及び陳情



△閉会中継続審査を必要とする請願