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京都府 京都市

平成16年 11月 普通決算特別委員会第1分科会(第5回) 日程単位




平成16年 11月 普通決算特別委員会第1分科会(第5回) − 11月29日−05号









平成16年 11月 普通決算特別委員会第1分科会(第5回)



第5回 普通決算特別委員会第1分科会記録

◯平成16年11月29日(月)

◯市会第2会議室

◯出席委員(23名)

 主査   小林正明議員

 副主査  安孫子和子議員

 委員   青木ヨシオ議員

 委員   井上与一郎議員

 委員   加地 浩議員

 委員   中川一雄議員

 委員   中村三之助議員

 委員   西脇尚一議員

 委員   赤阪 仁議員

 委員   岩橋ちよみ議員

 委員   加藤あい議員

 委員   北山ただお議員

 委員   せのお直樹議員

 委員   樋口英明議員

 委員   山中 渡議員

 委員   井上教子議員

 委員   久保勝信議員

 委員   大道義知議員

 委員   津田早苗議員

 委員   今枝徳蔵議員

 委員   小林あきろう議員

 委員   山岸たかゆき議員

◯欠席委員(1名)

 委員   磯辺とし子議員

◯委員会説明員

 清水宏一観光政策監

(産業観光局)

 中野美明局長

 小林正雄理事

 山添洋司商工部長

 神園昭佑人産業技術研究所副所長

 田中耕造中央卸売市場第一市場長

 崎山康治中央卸売市場第二市場長

 山内秀顯観光部長

 松下哲雄農林部長

 白須正スーパーテクノシティ推進室長 ほか

◯会議に付した事件

・議案審査

 報第8号 平成15年度京都市一般会計歳入歳出決算

 報第9号 平成15年度京都市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算

 報第10号 平成15年度京都市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算

 報第11号 平成15年度京都市介護保険事業特別会計歳入歳出決算

 報第12号 平成15年度京都市老人保健特別会計歳入歳出決算

 報第13号 平成15年度京都市中央卸売市場第一市場特別会計歳入歳出決算

 報第14号 平成15年度京都市中央卸売市場第二市場・と畜場特別会計歳入歳出決算

 報第15号 平成15年度京都市農業共済事業特別会計歳入歳出決算

 報第16号 平成15年度京都市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算

 報第17号 平成15年度京都市駐車場事業特別会計歳入歳出決算

 報第18号 平成15年度京都市土地取得特別会計歳入歳出決算

 報第19号 平成15年度京都市基金特別会計歳入歳出決算

 報第20号 平成15年度京都市市公債特別会計歳入歳出決算

◯配付資料

 なし

◯要求資料

 なし

◯特記事項

 加藤盛司委員長出席

 産業観光局に対する局別質疑を行った。

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     [午前10時2分 開会]



○主査(小林正明) 

 ただ今から,普通決算特別委員会第1分科会を開会致します。

 欠席届が磯辺委員から出ております。

 本日は,産業観光局の審査を行います。

 それでは,観光政策監及び産業観光局の理事者,着席願います。

 まず,理事者にお願いを致します。答弁は,質問の趣旨を的確に捕らえ,簡潔に行っていただきますようお願い致します。

 では,質疑をされる方,挙手を願います。山盛りであります。思わず本音が出ましたが,結構です。ありがとうございます。

 それでは,理事者,お願いを致します。山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 おはようございます。

 それでは,産業観光局所管の平成15年度決算について御説明をさせていただきます。

 お手元の平成15年度京都市各会計歳入歳出決算事項別明細書実質収支に関する調書の10ページをお開き願います。

 7款分担金及び負担金,1項負担金,5目産業観光費負担金は,静市,静原地区で実施しております市営ほ場整備事業に対する地元負担金でございます。

 次に,16ページをお開き願います。

 8款使用料及び手数料,1項使用料,5目産業観光使用料でございます。創業支援工場や公設小売市場,伝統産業振興館四条京町家のほか宇多野ユースホステルなど,産業観光局が所管致します施設の使用料収入でございます。

 次に,20ページをお開き願います。

 2項手数料,5目産業観光手数料でございます。1節計量手数料は,計量器の検査手数料,2節産業技術研究所手数料は,繊維技術センター及び工業技術センターにおける試験分析などの手数料でございます。3節農業手数料は,米小売業登録などの手数料,4節林業手数料は,鳥獣飼養許可証の交付などに係る手数料でございます。

 次に,26ページをお開き願います。

 9款国庫支出金,2項国庫補助金,5目産業観光費補助金でございます。1節商工振興費補助金は,地域プラットフォーム事業,地場産業等活性化事業などに対する補助金。2節中小企業対策費補助金は,中小企業支援センターが行います各種支援事業への本市補助に対する補助金でございます。3節技術振興費補助金は,繊維技術センターで行いました技術者研修や研究開発事業などに対する補助金。4節観光費補助金は,京都館で行いました京都産業の宣伝事業に対する補助金でございます。

 30ページをお開き願います。

 3項国庫委託金,5目産業観光費委託金は,人権問題に係る企業啓発等の事業に対する委託金でございます。

 同じページの10款府支出金,1項府負担金,2目産業観光費負担金は,農業委員会等に関する法律に基づく農業委員会の委員報酬や事務局職員の人件費などに対する負担金でございます。

 次のページ,32ページをお開き願います。

 2項府補助金,5目産業観光費補助金でございます。1節商工振興費補助金は,伝統産業分野などで実施致しました緊急雇用創出事業に対する補助金。2節観光費補助金につきましても,緊急雇用創出事業に対する補助金でございます。3節農業費補助金は,花き卸売市場の施設整備や農業振興整備促進事業などに対する補助金。4節林業費補助金は,森林整備地域活動支援交付金事業や松くい虫防除事業,緊急雇用創出事業に対する補助金でございます。

 次の34ページをお開き願います。

 3項府委託金,5目産業観光費委託金,次の36ページにも参りまして,1節農業費委託金は,生産調整に係る確認や国有地の管理事務などに対する委託金でございます。2節林業費委託金は,鳥獣捕獲に関する事務に対する委託金でございます。

 11款財産収入,1項財産運用収入,1目財産貸付収入でございます。1節土地建物貸付収入のうち産業観光局所管分は4,779万円で,四条烏丸にございます京都産業会館への土地貸付料収入や,船岡,北野の各公設小売市場の敷地に係る土地貸付料収入などでございます。2目利子及び配当金,1節株式配当金及び証券利子のうち産業観光局所管分は187万5,000円で,大阪中小企業投資育成株式会社からの株式配当金などでございます。3目特許権等運用収入,1節特許権等運用収入のうち産業観光局所管分は3,000円で,職務発明による特許実施収入でございます。2項財産売払収入,2目物品売払収入,次のページに参りまして,2節産業観光収入は,繊維技術センターで作成致しました20世紀西陣織物総覧や和装品故障事例集などの売払い収入でございます。3目生産物売払収入,3節産業技術研究所収入は,工業技術センターで生産しておりますゼーゲルすい及び酒母の売払い収入。4節農地収入は,種苗の売払い収入でございます。

 次に,42ページでございます。

 13款繰入金,1項特別会計繰入金,3目基金特別会計繰入金,14節産業振興基金繰入は,伝統産業振興基金などの運用益の繰入金でございます。

 次に,46ページでございます。

 15款諸収入,3項貸付金元利収入,5目産業観光費貸付金元利収入は,京都市中小企業支援センター及び京都コンベンションビューローからの貸付金元利収入でございます。

 次のページ,48ページをお開きください。

 4項預託金元利収入,2目産業観光費預託金元利収入,1節中小企業金融対策預託金元利収入は,中小企業向け融資制度預託金の元利収入。2節農林畜水産業金融対策預託金元利収入は,農林畜水産振興の融資制度預託金の元利収入でございます。

 同じページの6項収益事業収入,1目宝くじ収入,1節宝くじ収入のうち産業観光局関連分は1億2,249万円で,森林総合整備事業を対象としたものでございます。

 次のページ,50ページをお開き願います。

 7項雑入,3目過年度収入,2節使用料及び手数料過年度収入のうち産業観光局所管分は22万8,000円で,勧業館土地使用料に係る過年度収入分でございます。4目雑入,2節保険料収入のうち産業観光局所管分は16万6,000円で,臨時的任用職員の雇用保険料などの本人負担分でございます。8節産業観光雑入は,工業技術センターの技術開発研究用機器整備に対する日本自転車振興会補助金や株式会社京都産業振興センターの勧業館施設利用に係る納付金,観光情報京都の広告掲載料などでございます。

 次の52ページをお開き願います。

 16款市債,1項市債,5目産業観光債につきましては,林道改良事業や丹波広域基幹林道建設事業などによる収入でございます。

 次の54ページの10目その他債,1節都市整備費公債のうち産業観光局関連分は6億6,200万円で,花き卸売市場の道路用地購入による収入でございます。

 以上が,産業観光局所管に係る一般会計歳入決算の概要でございまして,56ページの合計欄での予算現額6,932億1,230万円のうち344億2,389万円,収入済額6,622億9,310万円のうち342億2,699万円となっております。

 続きまして,歳出決算の説明をさせていただきます。

 146ページをお開き願います。

 6款産業観光費でございます。1項産業観光総務費,1目産業観光総務費は,産業観光局及び農業委員会事務局の職員給与費,局運営費などとなっており,支出済額のうち産業観光局所管分は1,329万円でございます。

 次の148ページをお開きください。

 2目経済調査費は,デジタルアーカイブ推進事業や経済行政推進のための調査などに要した経費でございます。3目計量検査諸費は,計量法に基づく計量器の定期検査や立入検査,計量思想の普及などに要した経費でございます。

 次の150ページをお開きください。

 4目中央卸売市場第一市場特別会計繰出金は,取引業務の検査,監督などの市場運営費や公債費償還金に対する繰出金でございます。

 次の5目中央卸売市場第二市場・と畜場特別会計繰出金は,市場の管理運営費や施設改修費のほか,公債費償還金に対する繰出金でございます。6目農業共済事業特別会計繰出金は,事務費補助としての繰出金でございます。7目水道事業特別会計繰出金と8目公共下水道事業特別会計繰出金は,零細な染色整理業者を対象とした料金の軽減措置に伴う上下水道事業特別会計への減収分に対する繰出金でございます。

 次に,2項商工振興費,1目産業振興費でございます。京都市スーパーテクノシティ構想に基づきましてバイオシティ構想や知的クラスター創成事業,ものづくり都市京都振興事業を推進致しますとともに,企業立地の促進,近代工業の振興,更に高度技術研究所への助成や地域プラットフォーム事業を実施するなど,本市産業の技術の高度化やベンチャー企業の育成支援,新事業創出支援体制の整備に要した経費でございます。このほか,首都圏での京都情報の受発信と産業観光振興事業を展開するため,京都館での催事開催支援を行っております。

 次の152ページをお開き願います。

 2目商業振興費でございます。京都ならではの華やかな都市のにぎわいの創出を目指すおいでやす京の商い京都市商業ビジョン2004の策定をはじめ,駐輪場の整備などに対する商店街コミュニティ施設整備事業補助や,老朽化した商店街施設のリフレッシュと,空き店舗の有効活用を促進するための商店街お色なおし等事業補助,商店街や小売市場の将来の在り方を検討する活性化整備計画策定事業のほか,優れたビジネスプラン所有者の企業を支援する商い創出事業など,各種の商業振興対策事業に要した経費でございます。

 次の3目伝統産業振興費は,伝統産業業界などが取り組みます販路開拓や産地商品宣伝のための展示会,見本市事業等への補助,助成,西陣機業や京友禅デザインの振興対策,そして,伝統産業技術の保存と向上に向けた技術後継者の育成,技術功労者の顕彰等に要した経費でございます。また,京都市伝統産業振興館四条京町家で各種の事業を展開する京ものブランド町家工房事業や,本市が独自に定めた伝統産業の日の関連事業として,展示会や体験教室,公開工房,着物着用者の市バス,地下鉄無料乗車事業などのほか,伝統産業の職人さんの緊急的な雇用の確保を図るための雇用創出事業などに要した経費でございます。

 次の154ページをお開きください。

 3項中小企業対策費,1目支援事業費は,中小企業支援センターが実施致します企業価値創出支援制度の推進をはじめとする中小企業支援施策への補助などに要した経費でございます。2目金融対策費は,本市の中小企業金融対策としての各種融資に必要な預託金,貸付金などに要した経費でございます。新規融資につきましては,平成15年1月に創設致しましたあんしん借換融資を多くの中小企業の皆様に御利用いただいており,制度融資の利用実績は大幅な増加傾向にあるところでございます。

 次の4項技術振興費,1目産業技術研究所費は,産業技術研究所繊維技術センター及び工業技術センターの運営費,中小企業の技術力の向上を図る各種の研究や試験分析,技術指導などに要した経費でございます。主な研究事業と致しまして,繊維技術センターでは,電気科学的手法による環境に優しい繊維加工技術の開発などに,工業技術センターでは,先端工学デバイス創生用SR,光ナノフォーミングの金型の開発などに取り組みました。

 次の156ページの5項観光費,1目観光事業費は,観光情報の受発信や国内外観光客の受入対策,各種の魅力アップ事業,誘致宣伝活動,更にコンベンション推進など,京都観光の振興対策に取り組んだ経費でございまして,これらの取組などにより,平成15年の入洛観光客数は4,374万人と,3年連続で過去最高を記録致しました。具体的な事業と致しましては,観光文化情報システムの運用や京都観光ルネッサンス事業での京の冬の旅などの企画商品を引き続き実施致しましたほか,首都圏を中心とした宣伝活動,イベントの開催などによりまして観光客の誘致を進めるとともに,昨年に引き続き京都・花灯路2004東山事業を開催致しました。次の2目観光案内所運営費は,京都駅ビル内の京都市観光案内所と,ぶらり嵐山の観光コーナーの運営に要した経費でございます。

 次の158ページをお開きください。

 3目ユースホステル運営費は,宇多野ユースホステルの運営に要した経費でございます。

 次の6項農業費,1目農業委員会費は,農業委員会の委員報酬や各種の地域対策事業などに要した経費でございます。2目農業振興費は,生産調整推進対策や京の旬野菜推奨事業などに要した経費でございます。また,新たな花きの流通拠点となる花き卸売市場の整備や花と緑の市民フェアの開催など,園芸振興を目指した施策展開も図っているところでございます。

 次の160ページをお開きください。

 3目農林畜水産業金融費は,農林畜水産業の融資資金の預託などに要した経費でございます。4目畜水産費は,家畜の診療や病気の予防,水産資源の増殖を図る種苗の放流事業などに要した経費でございます。5目土地改良費は,ため池やほ場の整備,水路のしゅんせつなどに要した経費でございます。

 次に,7項林業費でございます。次の162ページの1目林業振興費は,森林総合整備での造林や保育,絆の里山整備のほか,市有林施業など,林業の振興と森林の公益的機能の増進に要した経費でございます。

 次の164ページの2目林業構造改善事業費は,地域協議会の開催経費や作業道の開設,生産施設の整備に要した経費でございます。3目山村都市交流の森運営費は,センターエリア内の施設や林道などの管理運営のほか,ふるさと森都市フェスティバルの実施などに要した経費でございます。8項産業観光施設整備費でございます。1目産業観光施設営繕費は,産業観光局が所管しております施設の維持管理に必要な経費で,京都高度技術研究所や公設小売市場,宇多野ユースホステルの修繕に要した経費でございます。

 このほか,234ページの11款災害対策費,1項農林災害復旧費につきましては,豪雨により被害を受けました農業施設の復旧に要した経費でございます。

 以上が,産業観光局所管に係る一般会計歳出決算の概要でございまして,238ページの合計欄での予算現額6,932億1,230万円のうち386億4,350万円,支出済額6,532億2,438万円のうち380億7,249万円,不用額181億3,372万円のうち5億7,101万円となっており,執行率は98.5パーセントでございます。

 引き続きまして,中央卸売市場第一市場特別会計の決算について説明をさせていただきます。

 290ページをお開き願います。

 使用料は,卸売業者等市場使用料及び市場施設使用料収入などでございます。予算に比べて11億8,340万円の減となっておりますのは,前年度の歳入不足分に対する繰上充用として,11億5,000万円を計上したことによるものでございます。

 次の手数料は,競り人登録更新手数料などでございます。

 府補助金は,生分解性プラスティック魚箱資源循環型実証実験に対する補助金でございます。

 財産売払収入は,市場年報などの売払い収入でございます。

 寄附金は,生分解性プラスチック魚箱資源循環型実証実験に対する寄付金でございます。

 次の292ページをお開き願います。

 一般会計繰入金は,市場の運営費及び公債費償還金に対する一般会計からの繰入金。

 基金特別会計繰入金は,公債費償還基金からの運用利息の繰入金でございます。

 繰越金は,存目計上でございます。

 次の延滞金加算金及び過料につきましては,市場業務条例に違反した者に対する過料でございます。

 雑入は,市場関係団体などが使用する光熱水費の実費負担分などの収入でございます。

 続きまして,歳出でございます。

 次の294ページをお開き願います。

 中央卸売市場費は,市場に所属する職員の給与,管理運営並びに施設の改修などに要した経費でございます。

 次の296ページをお開き願います。

 公債費は,市場施設の建設,整備などに要した市公債の元利償還金でございます。

 予備費の支出はございません。

 その次の前年度繰上充用金は,平成14年度収支の歳入不足の補てん分でございます。

 以上,収入済額26億6,539万円,支出済額38億448万円,差引不足額11億3,909万円となっております。

 続きまして,中央卸売市場第二市場・と畜場特別会計の決算について説明させていただきます。

 302ページをお開き願います。

 使用料は,卸売業者市場使用料,と畜場使用料及び市場施設使用料収入。

 手数料は売買参加者の承認手数料などでございます。

 次の財産売払収入は,売買参加者証の交付に係る実費負担でございます。

 一般会計繰入金は,市場運営費及び公債費償還金に対する一般会計からの繰入金。

 基金特別会計繰入金は,公債償還基金からの運用利息の繰入金でございます。

 次の304ページをお開きください。

 繰越金は存目計上でございます。

 雑入は,市場関係団体などが使用する光熱水費の実費負担分などでございます。

 次に,歳出でございます。

 中央卸売市場・と畜場費は,市場に所属する職員の給与,管理運営並びに施設改修などに要する経費でございます。

 次の306ページをお開き願います。

 公債費は,市場の整備などに要した市公債の元利償還金でございます。

 次の308ページの予備費の支出はございません。

 以上,収入済額,支出済額共8億1,150万円となっております。

 次に,農業共済事業特別会計の決算について説明させていただきます。

 312ページをお開きください。

 農作物,家畜,園芸施設などの共済事業を実施しております。平成15年度は126万円の剰余金が生じ,16年度において一般会計への繰入れを行っております。

 以上が,産業観光局所管の決算の概要でございます。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。



○主査(小林正明) 

 ここで,確認のため,質疑通告者と順序を申し上げます。

 小林あきろう委員,西脇委員,赤阪委員,井上教子委員,安孫子副主査,加地委員,岩橋委員,津田委員,中村委員,樋口委員,久保委員,青木委員,せのお委員,山中委員,以上14名であります。通告漏れの方はいらっしゃいませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○主査(小林正明) 

 では,順次発言を許します。小林あきろう委員。



◆委員(小林あきろう) 

 皆さん,おはようございます。

 私の方からは,伝統産業関連の質問と,それから観光に関係した所と,何点か質問をさせていただきたいという風に思っております。

 まず,伝統産業の関係の所でございますが,御承知のように,京都市はものづくりの中心的な都市として,歴史的に非常に大きな蓄積,経過を作って参りました。この各時代時代における先端的な,先鋭的なそういう取組と言いますか,こういうものがものづくりの取組が結果的には文化の蓄積につながり,また芸術的なものにも発展を促し,そういう意味で,非常に大きな貢献をものづくり産業としての伝統産業が果たしてきた役割というのは,これは我々,現在のIT産業関係の所にも京都の伝統産業のそういうものがつながっているという風に確信をしておりますけれども,そういう意味で,伝統産業というのは非常に重要な分野だという風に思っております。

 しかし,御承知のように,特に和装関連産業というのは非常に厳しい状況が続いておりまして,私たちの耳に入ってくるところでは,かつての和装関連の頂点のときに比較を致しますと,現在は本当に10分の1ぐらいの状態,着物にしても西陣にしても,そういう状況にまで落ち込んでいるという非常に厳しい状況だと,こういうことがあるかという風に思います。

 そこで,伝統産業活性化条例,これは仮称ということを聞いておりますけれども,この活性化条例の来年度制定という所が今後の課題ということで,検討委員会が設置されまして,いろんな論議が熱心にやられているという風にお聞きをしておりますけれども,ここら辺の経過について,現在どういう所まで状況が進んでいるか。お知らせをまずいただきたいという風に思います。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 今小林先生からございましたように,京都のものづくりの中でも,伝統産業の占める重要性というのは非常に高いと思うわけですけれども,一方で,日本のアイデンティティと申しますか,京都市のブランド価値と言いますか,そういう観点からも,伝統産業が支えてきたそういう役割というのは非常に大きいわけでございます。

 そういう中で,非常に厳しい状況にあるわけでございますけれども,来年度の条例の制定を目指しまして,現在,検討委員会の方で検討をしていただいているところでございます。本年の7月30日に第1回の検討委員会を行いまして,その後もう一回やった後,検討委員会の中にワーキング委員会を設けまして,そのワーキング委員会の中で,色々な提案の骨子をまとめていくという作業を現在していただいているところでございます。

 その骨子をまとめるに際しましては,関連業界の皆さん,いわゆる組合の関係者,あるいは実際に伝統産業に従事をしておられる職人の皆さん,そういう方々からの意見も聴取をするなど,これまで3回のワーキング委員会を行っておりまして,現在,提案の骨子がまとまってきているところでございます。12月に入りまして,今度は第3回の検討委員会,親委員会になりますけれども,その中でこの骨子の議論をいただくこととなっております。

 議論の内容でございますけれども,私が最初に申し上げました伝統産業の意義,そして,なぜそういう条例が必要かということから始まりまして,例えば伝統産業の定義でございます。例えばどういう業種が入るのか,あるいは生産の問題ですね,どこで企画をして作られたものまでを京都の伝統産業と言うのか。後継者の問題でございますとか,技術の保全の問題でありますとか,いろんな角度から現在議論が行われているところでございます。

 これらの議論を経まして,年度内に最終的な提言を頂きまして,その提言を踏まえまして,来年の9月の議会で条例の提案をさせていただきたいと,こういう風に考えているところでございます。



○主査(小林正明) 

 小林あきろう委員。



◆委員(小林あきろう) 

 時期的には来年の9月ということで予定をされているということですので,頑張って検討をいただきたいという風に思っております。一部,既に部長の方からお話がありましたけれども,一つは,産地ブランドの再構築の問題だとか,あるいは後継者の問題,更には技術が継承されていくような,そういうような問題だとか,また,特に和装関連につきましては海外の生産問題,こういうような問題が非常に大きな問題として課題になっているだろうという風に思います。この点について,何か特徴的な論議の中でどういう検討がされているのか。余り詳しくてなくて結構でございますが,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 広範なあれですので,特徴的な所を申し上げますと,例えば今の業種の範囲でございますが,例えば,国の伝産法の関係ですと京都市内で17品目でございますけれども,これは繊維,それから,いわゆる工芸品に限定をされております。京都の場合には,例えば京菓子でございますとか,漬け物でございますとか,食品なども非常に伝統的な技術でやっていただいているものがあるわけですけれども,そういうものを入れていくのかどうか。そういう議論がされているところでございます。

 それから,先ほど産地の話を申し上げましたけれども,企画をして生産をする。例えば京都の府下でも,今の和装の関係で申しますと,西陣ですと,丹後の方で出機のような形で随分生産をされている部分があるわけでございます。例えばメイドイン京都ということに絞った場合でも,そういう所をどうするのかということもございます。もっと広げて参りますと,京都で企画をして,京都以外で生産をしているような例もございます。そういう部分をどう捕らえるのか。先ほど海外生産のお話もございましたが,中には京都で企画をして海外で生産をされている例もあって,かなりな部分が輸入にも頼っているような部分があるというような現状も,業界のヒアリングの中では浮き彫りになってきております。そういう現状を踏まえる中で,どこまでそうしていくのかというようなことがございます。

 それから,後継者のお話ございましたけれども,分業が非常に多い業界なんでございますけれども,生産量が落ち込むことによって一定の受注量が確保できなくなってくる。そういうことによって,技術の継承そのものが非常に厳しくなってきているような現状の報告もございます。それらの現状を踏まえてどうしていくかというのを,ただ今一生懸命議論をしていただいているところでございます。



○主査(小林正明) 

 小林あきろう委員。



◆委員(小林あきろう) 

 この程度にとどめておきたいと思いますが,伝統産業の関係の品目の中で,17品目ということで現在までは一応決められているという風に思いますが,それを更に超えるものとして,先ほど,ちょっと例として漬け物とかいろんなことが言われたんじゃないかという風に思いますが,是非とも京都が持っている伝統産業の中での特徴的なものも,もう少し充実させていくということも含めて御検討いただけたらという風に思っておりますが。

 先ほどの話にも触れられておりますように,特に海外生産の問題ですね。ここにつきましては,先月の半ばに,10月の16日でしたでしょうか,西陣織会館におきましてきものサミットイン京都ということで,西陣の関係の問題が色々と話題になりました。特に生産情報,それからトレーサビリティ,要するに,今までの製品がどういう経過で流れが出来ていっていくとか,そういうのをきちっとやっぱり踏まえたうえでということで,そういう問題がかなり突っ込んだ論議が西陣織会館の中で展開されたという風に思っております。この点につきまして,本市としてどのような取組をこれからされようとしているのか。この点,ちょっとまた分かりましたらお聞かせいただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 今,先生ございますように,この10月の16日に,きものサミットのイン京都西陣ということで,全国の和装の関連業界の方々が集まって,その中で色々な議論が行われたところでございます。

 現在,輸入の帯で,15年の統計を見ますと,大体19万2,000本ぐらいが輸入をされていることになっておりまして,西陣の出荷数量が92万3,000本でございますので,4分の1弱ぐらいのそういう部分が輸入をされているというような,そういうことになっておるわけです。かねてから西陣織工業組合では,3ない運動ということで,企画しない,生産しない,生産させないということで,組合の中で海外生産に対して絶対反対をしていくという立場で行われておるわけですけれども,一方で,あたかも,海外で生産をされているのに,その製品が日本において国内において生産をされているかのような,そういう販売をされている例もございます。そういう中で,今先生からございましたように,きちんとした生産情報を消費者に届ける必要性があるのではないかということで,トレーサビリティという,そういうものの確立について議論がされたところでございます。

 例えば西陣でいいますと,かねてから,証紙という形で西陣産であるということを明示をしてきているわけなんですけれども,全体としてそういう部分についてどういう仕組みでやっていくのかということが一つでございます。それから,原産国表示の問題につきましては,国の方での法律の位置付けになっているわけですけれども,先ほど言いましたように,例えば,織って,それから縫製をして,そういう一つのものを作る場合にあるわけですけれども,その部分がどこの産地になるかとか,なかなか現実的にはややこしい問題があるわけでございます。その辺りをきちんと表示をして,消費者の皆さんに分かりやすいものにしていただくように,これはかねてから国の方に要望を続けて参っているところでございます。



○主査(小林正明) 

 小林あきろう委員。



◆委員(小林あきろう) 

 是非とも生産者の側の方々と行政が連携をしながら,国に色々要求していくべき所はきちっとやっていただきながら,また,本当に伝統産業,特に西陣,友禅等々が更に発展していくような条件を整備していっていただきたいという風に強く要請をしておきたいという風に思いますが,関連して,これ,着物の日というのが年1回制定がされて,いろんな取組がされておるという風に聞いております。それ以外でも,着物の日以外でも色々と配慮をされているような分野もあるかという風に聞いておりますけれども,要するに,着物を着てこの京都で色々な動きをすると,それなりに色々な配慮があると。例えばディスカウントがされるとか,これはホテルだとか旅館,あるいは交通関係とか,場合によっては土産物,それからお寺等々が色々あるかという風に思うんですね。これは,特に着物の日というのは一日に限ってのことではないかと思いますけれども,それ以外で,通年色々とやられている所もあるかという風に思います。

 着物の日という所で,これは特徴的にこの日だけということで,着物を着ればいろんな特典があるということがあるわけですが,京都こそやはり着物が似合う,そういう町じゃないかなという風に思いますし,また着物というものは,私たち自身も感じますけども,日常の生活ではなかなか着物を着るということが,生活様式の変わっている中で少し難しい部分がございますけれども,しかし,やはり着物というのは心に余裕がある,ゆとりがある,豊かな気持ちがあるという,そういう状態で着れるものだという風に私は思います。それは結果的には,日本の平和の象徴と言いますか,あるいは京都のやっぱり平和であるなということの象徴ではないかという,そういう意味でも,着物の文化というのは非常に深いものがあるんじゃないかという風に思っております。

 そういう点で,全国各地から,あるいは場合によっては外国から来られた方々が,常時,どの時期にこの京都に来ても,どこかで街角で着物姿のお人たちを見ることができるというような,そういう日常的な生活に溶け込んだ着物文化みたいなものが,これは見えなくなって久しいと言うか,特殊な状態の所で,特殊な場所においては見れますけれども,日常的な生活の中ではなかなか難しいということがあるかという風に思います。

 そういう条件をたとえ観光という点でおきましても作っていくということにしました場合に,やはり一日だけの着物の日ということではなくて,例えば,西陣織工業組合なんかの西陣織会館で行われておりますようなサービスですね。着物を着付けをして,そして貸付けをしてずっと歩いていただいて,なんぼかでやらしていただく。それも話を聴いておりますと,若い人たちは活発ですから,着物を着る日常的な慣れがないということもあって着崩れがする。しかし,着崩れが出来てもそれをどこかで直してもらうというような,そういうシステムが出来上がっていないという風に思いますね。そういう点,やはりそういう条件を作っていこうと思ったら,市民的なと言いますか,京都市全体としてそういうものをサポートするような理解が私は必要なんじゃないかなという風に思っております。

 かつて,西陣織関係の方が私に個人的に発案をされて言われたことがありまして,これは京都上京の中でも着物の着付けをできるような,そういう能力のあるお年寄りの方,あるいは着付け教室なんかをきちっと卒業されたような方々,実際にたくさんいらっしゃるはずだと。しかし,そういう方々は能力があるにもかかわらず,それを発揮する場がないと。しかし一方では,着物の着付けを商売としてやっておられる美容師の方々もいらっしゃると。こういうことがあるんですけれども,着物の全体的な発展というものを考えたときには,美容師組合の関係の方々にも御了解をいただいて,もちろん前提はそれは必要ですけれども,着物の着崩れ等,あるいは簡単な着物の着付け,このレベルで了解の得られる範囲で市民の方々がこれをボランティア的にサポートするような,場合によっては,これは手数料として500円でも1,000円でも頂いたら僕はいいと思うんですけれども,そういうような発想で,着物の簡単な着付けのレベル,あるいは着崩れを直すレベル,こういう人たちが京都市でたくさんいらっしゃる。どこに行ってても,それは嵐山であろうが,東山であろうが,京都の町並みの中心区であろうが,ちょっと例えばステッカーを作っておいて,着物の着付けをここに来たらいつでも簡単なものはできますよというようなステッカーがあって,町並みのあらゆる所でそういうものがはられている。そこに行けば安心して着付けをし直してもらえるとか,こういうようなことができないかなと。

 同時に,先ほどの部分的な所だけではなくて,旅行関連の業界だとか,あるいは寺社仏閣だとか,行政ももちろんそうですけれども,伝統産業の関係の所,それからいろんな公共施設,そういう所の,旅行会社も含めて,あるいは交通機関も含めてですけれども,そういうものを恒常的なものとして通年,いろんな形で着物を着た人が動くときにいろんな特典があるというような,そういうものが,やられようとしたら簡単にはなかなかいかないと思いますけども,各界の代表者の方々に集まっていただいて,そういう検討を加えていくと。総合的なものとして,着物の京都における日常的展開と言いますか,そういうものができるような条件をどう作るのか。これは部分じゃなくて,もっと全体的なものとして考えていくというようなことをお考えになってはどうかなという風に思うんですが。

 一応そういうような発案を出してみて御検討いただけたらどうかなと。感想で結構ですので,検討いただけたらどうかなという提起について,いかがお考えでしょうか。



○主査(小林正明) 

 中野産業観光局長。



◎産業観光局長(中野美明) 

 着物着用についての御提案でございます。伝統産業の日を中心にして,いろんな催物をやっておるわけですけども,その間は,確かに着崩れ等を直してもらう所,これはお店になりますけれども,着物を売っていただいておるお店に呼び掛けまして,そういうのに協力をいただいているわけですけれども,なかなかまだ手を自発的には挙げていただけない状況がございます。

 今御提案のありました公共施設でございますとか,あるいはターミナル,いろんな場所で気軽にいろんなそういうボランティア的な人に集まっていただいて,そういう公共的な場所なり店舗,そういう所で簡単に直しが利くということを御提案でございますので,少しこの辺につきましては時間を頂きまして,できる方向に向けて,色々ちょっと検討をさしていただきたいという風に思います。



○主査(小林正明) 

 小林あきろう委員。



◆委員(小林あきろう) 

 是非とも前向きに御検討いただけたらと思うんですが。一つの取っ掛かりとして,例えばJR京都駅,ここには非常に観光客がたくさん来られます。そのJR京都駅の一室をお借りして,先ほど言ったような取組の先端的な取組として,観光客に,京都駅のここに来れば着物の貸付けと,それから着付けと,しかもまだきちっとした条件が,着付けの着直しの状態と言いますか,着付け直し,こういうようなことができる条件が出来ていないにしましても,西陣織工業組合のあそこにある西陣織会館に行かなくても,京都駅でそういう着付けの条件が出来ておりますと,こういうことにしました場合は,かなり希望者なんかも出てくるんじゃないかなという思いでおります。是非ともまた御検討いただけたらという風に思います。

 関連してですけれども,修学旅行生ですね,これの受入れについてなんですけれども,京都への修学旅行。これは非常に私たち京都市民がこぞって,全体として修学旅行生にいい印象を持ってもらって帰っていただくということから,おもてなしという点では,市民全体として修学旅行生,単に修学旅行生だけではないんですけど,観光客に対して,そういうおもてなしの精神でいい印象を持って帰っていただく。またそれが今度リピーターとして京都に来ていただくということにつながっていくだろうという風に思います。

 そういう点で,修学旅行の困りごと相談所ですね,これの設置について,これは本当に観光客のおもてなしの精神が市民的なものとしてどうつながっていくのかということが問われる事業だという風に思います。更に今後拡大なり充実をしていくべきだという風に思っておりますけれども,ここら辺についてはいかがお考えでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 修学旅行生の困りごと相談所でございます。修学旅行生の困りごと相談所ということで,今年の9月に,修学旅行生がいつでも気軽に相談できるネットワークを作っていこうということで,全国に先駆けて開設したものでございます。まず最初に作りましたのは京都市内の中心部でございますけれども,先生御指摘のとおり,私どもも全市的な展開を図っていきたいという風に考えております。今回,市内の中心部で始めましたのは,京都府警察とも相談させていただく中で決めてきたものでございますけれども,今後は,修学旅行生が多く立ち寄る東山地区,嵐山地区,また旅館等が集積致しております京都駅周辺,こういった所に順次拡大していきたいという風に考えております。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 小林あきろう委員。



◆委員(小林あきろう) 

 是非更なる充実した活動を期待したいという風に思います。

 最後に,宇多野ユースホステルのことについてお聞きしたいという風に思いますが,これは5000万人京都の観光客誘致構想の中にも重要なポイントとして考えられなければならないという風に思っておりますし,また,ますます拡大していく国際化の中で,この宇多野ユースホステルが果たしてきた役割というのは非常に大きな役割があるという風に,効果があったという風に思いますし,しかも老朽化して一日も早い全面的な改築が必要だということで,一定の予算も付けられて活動が進められておりますが,現在の進ちょく状況ですね,どういうような状況か,お知らせをいただきたいという風に思います。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 宇多野ユースホステルの建て替えについてでございます。宇多野ユースホステルにつきましては,利用しやすい料金で,年間3万人もの方に御利用いただいております。京都市としても大変重要な観光関連施設であるという風に思っております。しかしながら,昭和34年の建築でございまして,先生御指摘のとおり,老朽化も若干進んできておりますので,建て替えが必要であるという風に考えております。

 そのため,平成9年度から調査を開始して参りました。しかしながら,財政非常事態に伴う新規施設の凍結ということもございまして,若干延びてきておりますけれども,今年度につきましては600万円の予算化を図りまして,地質調査を行っている状況でございます。



○主査(小林正明) 

 小林あきろう委員。



◆委員(小林あきろう) 

 財政的に非常に本市の厳しい状況の中ではありますけれども,全体的なことを考えますと,このユースホステルの建て替えということは第1級の課題であろうという局の皆さん方の御理解もあるかという風に思います。是非とも頑張って,一日も早い建て直しと言いますか,建て替えを行っていただきまして,しかも内容的には,観光立国と言われている日本の観光政策の中でも,その拠点がまたこの京都であると。しかも,外国人のみならず,若い人たちがやっぱり使っていくということをかんがみますと,宇多野のユースホステルの建て替えというのは非常に重要な課題だと。私たちもいろんな所で,これは本当に超党派の皆さん方で是非ともという思いではないかという風に思っておりますので,是非頑張って一日も早い実現を目指していただきたいということを強く要望して,終わりたいと思います。



○主査(小林正明) 

 進行致します。西脇委員。



◆委員(西脇尚一) 

 おはようございます。

 今日まで,ずっと各局質疑をやっていまして,今日が一番質問者の数が多いような気が致します。それは,やっぱりそれだけようはやるということは,みんながお内の局に対しての関心が高いと,こういうことだろうと思うて,元気を出して頑張っていただきたいと思います。そういう意味を兼ねて,今日はややこしい質問やなしに,もっと前向きな提言なり質問を二,三やってみたいと思います。

 今,ずっと説明書を聞かしていただきました。まず1点,市長がずっと観光入洛客4,000万から4,500万,何やら数値を決めてやってはりますわな。確かに年々増えてきておるのは事実やろうと思います。この入洛観光客のカウントいうのは,一体,いつ,どこで,だれが,どんな形でやってはるのか。まず一遍ちょっと聞かせていただきます。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 観光客のいわゆるカウントの手法でございます。これは毎年7月に,観光調査年報という形で発表させていただいております。いわゆる計算の仕方でございますが,全国的に2種類の手法がございまして,一つが,著名な観光地の入場者数を足し上げていく手法,そして京都市が採っております手法は,公共交通機関で市内に入って来られる方をすべて各機関からもらった数字を集計致しまして,ただ,それにはいろんな市民の方も入っておられますし,いろんな方が入っておられますので,そういった中から観光客の方の率を計算して,それを掛け合わして出しておるわけですけれども,その観光客率を出すのは対面調査を行っておりまして,年間1万2,000人の方を対象に行っております。ですので,全国的にも非常に精度の高い調査を行っているという風に考えております。



○主査(小林正明) 

 西脇委員。



◆委員(西脇尚一) 

 大変難しい問題だろうと思います。別に僕は数値そのものは別にどっち向いてもかまへんのや。要するに,全体で人さえ増えてくれはったらそれでいいということなんやけども。ただ,本市がこれからいろんな観光対策をやっていく中で,ある程度,例えば商用で来ている人,それから近隣の,観光とまでは言わんけども,近隣の人が親類へ遊びに来たり親元へ帰ってきたりする人,それから普通の一般の観光客と,これはある程度種類分けと言うのか,そのことによって本市のやっぱり観光対策というのもある程度やり方を変えていくと言うのか,目的を絞ってやっていくという,そういう意味でちょっとこの数値を聞いてみたんやけど。何遍も言いますけど,数値はどっちでもいいんです。要するに,来はる人の種類をちょっとある程度分類をしておいた方が,これからの観光対策を進めていく中で重要ではないかなって,そんなことでまず聞いてみたんでございますが。

 そこで,ちょっと決算とは直接関係ないんですけども,大分僕もこれ長いこと物を言わなんだんで,改めて。観光を言うてみたって,しょせんはやっぱり宿泊したり物を食ったり土産物を買うたり,経済の活性化につなげていくというのは,これは本来の当然目的なんです。そうなって参りますと,言われておりますように,やはり宿泊型の観光客を一人でも誘致をするということが非常に大きな収入を伴っていくと。これにやっぱりこれから更に重点を入れていくことが,少ない人に来てもろうて,より消費が多くなると。こういう戦略をこれからやっぱり採っていくべきだという風に考えるわけなんです。

 そういう意味で,チボリ公園というの,議員の古い人はおれがチボリ言うたらまたかという感じやけども,幸いと言うのか,昨今やっぱり国の方も国家戦略としてこの観光対策というものに力を入れ掛けた。こういう中で,もう一度,いわゆるチボリとは言わんけども,要するに夜間の女性とか子たちが,こういう人がしっかりと遊べるいわゆる健全な娯楽施設という。観光とまで言わんけど娯楽施設,こういうものを今やっぱり,これだけ4,000万,4,500万入洛客があるときにしっかりと構築をしておいて相乗的に,要するに家族で全部遊びに来たら,お寺の好きな人はお寺へ行く,景色なら景色でいい。だけども,若い人とかそういう人たちがやっぱり遊べる,娯楽を伴うたそういう観光施設,娯楽施設言うのか,こういうものを今しっかりと構築しておくことによって,総合的な京都の観光対策というものが充実していくと。

 そういうことで,国が今言うように国家戦略として打ち出している中で,この路線に乗って,何かやっぱり国の方からもそういう施策を打ち出して,この際,例えば梅小路公園にそういうものを造っていくと。幸い,御案内のように私たち京都市は,世界歴史都市会議の事務局をやったり姉妹都市があったりします。だからそういう所へも連絡を取って,梅小路公園に春になったらむしろを敷いて寝ころんでいるというだけではなしに,もっともっとやっぱり活性化をしていく。そういうことによって,あの周囲全体のやっぱり活性化にもつながっていくんじゃないかな。

 そこで,一つ考えておいていただきたいのは,一般の入洛客はそれもそれにして,僕が一番対象に考えますのは,例えば,僕なんかもこれだけ年いってくると,孫も大分年いって京都なって来よらしませんけども,要するに,我々の家族でちょっと若い人は所帯を持つと近隣へ出ていく。そこで,休みが最近非常に多い。一遍遊びに帰ってこいやと言うたときに,僕なんかも孫が小さい時分に,京都へ遊びに来いと言うたら,じい,京都へ行ったって何も遊ぶもんあらへんと言って来よらしません。どこかよそへ行って遊んどる。こういうのがやっぱり休み,最近3連休とか,4連休あるのかしら,ありますやん。そういうときにやっぱり京都へ行こうと。それで,あんなんがわっと若いのが帰ってきよったら,冷蔵庫の中でも一遍に空っぽになりよるわ。おれと家内と2人やったら,賞味期限1年も切れたものが冷蔵庫の中へいっぱい詰まっておるわな。そんなんが一遍に減りよる。そうすると,当然そういう消費も伴っていく。

 で,夜間の観光であれば,やっぱり一泊して,せめてあれだけは見て帰ろうやないかと言うたら,これ,宿泊が伴ってきます。そうすると,消費量がものすごく変わってくると思うんです。夜間の照明が光ったら人ばっかり来よって混雑ばっかりして,東山の人に怒られるかもしらんけども,あんなんやなしに,ゆっくり旅館で泊まって帰りはったら,それはものすごくやっぱり消費が増えるということで,これは将来問題として,やはり今の時代に総合的な。これ,ちょっと余談やけども,倉敷か,向こうで作りました。2回ほど見に行きましたわね。確かにあれだけがポンと独立してあったら,これは一過性で,一回来たら,あんなもん二度と来いしまへん,えらい悪いけど。京都の場合はほかにもようけ観光施設があるのやから,複合的に総合的にやっぱり相乗効果が上がっていくということが言えるので,これは一つ当然市長総括でも一遍改めてお願いしようと思うのやけども,これからの国家戦略に上手に乗って,文字どおり観光は京都と。若い人も子どもも,おじいちゃんもおばあちゃんも,全部が家族中が行って遊べるという,こういう観光都市の構想をしっかり目指してやっていっていただきたい。これがまず第1点。

 次に,中央市場の問題なんですけども,これは前にも何遍か提言を致しました。御案内のように,最近,食の安全の問題と,市場そのものの全体の業者の扱い量がどんどんどんどんと減ってきた。そういう中で,現在あれだけの広い所があるんやから,あれをもっともっと複合的に何か使用をやっていけるようなことがないかということで,去年かいな,ちょっと,例えば冷蔵庫なんかの買収なんかをやって,一応,市場の方でも基本的な再生と言うのか,そういう問題を一つ考えていただいているわけなんですけども,その後,中央市場の再構築と言うのか,そのことについて何か具体的な話が進んでいるのかということと,食の安全,例えば,京都市にいわゆる獣医師,定期的にだれかが回ってきて,食の安全,ぱっぱっぱっと無作為に抽出して,このまぐろ,腐っている言うたら怒られますので,元気ええまぐろでんなって,こういうのをずずずっと見ていく。こんなんを何か定期的なことをやって。前にも提案をして,例えば最近の量販店は当然産地から直接販売をする。我々行政としてはなかなかこれはチェックはしにくい。内部からがいがい言いよったらあんな問題起こってきますけども,だけども,京都の中央市場を通った品物だけは当然完全にこれは安全でございますという,何かステッカーをはったというようなことがありますけども,最近,特にまたこういう食料品の安心安全ということについて非常に物議になっておりますけども,それ以後の,いわゆる行政としての食の安全というものの対策についてどのように進行されているのか。その辺から行きましょうか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 まず,滞在型の観光の振興についてでございます。京都市でも,これまでやはり夜間のいわゆる事業を続けることによって滞在型の観光を振興していきたいということで,例えば,シンボル的な扱いで花灯路も実施して参りました。今後は,個々の施設建設というのはなかなか難しいものがございますけれども,京都市全体をテーマパークとした,そういった考え方で広く界わい観光,こういった形で振興できるようなことを考えていきたいという風に思っております。

 来年度は,そういう意味で新たな次期5箇年計画を策定する年でもございますので,そういった滞在型観光の振興を計画の中で反映できるように進めていきたいという風に考えております。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 続いて,田中第一市場長。



◎中央卸売市場第一市場長(田中耕造) 

 御質問のありました2点につきまして答えさせていただきますが,一つは中央市場の再構築,これからの再構築をどうしていくかということでございますが,先般も財政総務委員会の方に報告させていただきました,これからの21世紀の京都市中央卸売市場の在り方ということを,市場の関係者,学識経験者が入ったワーキンググループでまとめていただきまして,運営委員会としてまとめていただきましたものを先般御報告させていただきましたけれども,この中では,少しだけ申し上げますと,課題として幾つか挙げられております。これからの競争力強化に向けての業者体制の一層の整備改革をどうしていくか。それから,二つ目には安心安全,この生鮮食料品の取扱いをどういった形で整備をしていくか。それから三つ目には,この京都の食文化の継承,保全,発展,これに果たすべき拠点,機能,それの整備をこれからどうしていくか。それから,今先生がおっしゃいました地域活性化,それも含めた市場づくり,これをどのようにして周辺と共生しながらやっていくか。そういったことも言われておりますし,私ども開設者としての役割分担はどうか,こういったことも言われております。

 そういったことを色々これから私たちもその報告書を十分に見ながら,国の方で来年度の17年度から6年間で,この第8次の中央卸売市場整備計画というのが出来上がります。そういった中に,私どもの方から今のこの方針を色々お話しながら,その内容についての位置付けを国の方にもしていっていただいて,まとめていきたいというように思っております。当然私ども京都市の財政事情もございますので,それを十分勘案しながら,毎年その方向に向けてやっていきたい。

 その主な内容につきましては,一つは,これから求められております温度管理機能を備えた配送センター,加工センター,それから冷蔵庫施設,そういったものを中心にできるだけ早い機会にやっていく。それから,今求められております市場全体の安心安全施設をどのような形でハード整備していくかというのは,これから大きな課題であろうというように思っております。現在,そういう状況で進めております。

 それから,もう一つの食の安全に関してでございますが,平成15年の7月1日付けで,私どもの市場の中に食品品質管理委員会というのを新たに設けております。これは衛生公害研究所の第一検査室,それから卸売業者,それから仲卸業者,そして私どもでやっているわけでございますが,そういった中で,従来からいろんな残留農薬検査とか細菌検査をやっていただいておりますが,そのほかに加えまして,温度管理の一斉点検とか,フードスタンプという,商品にペッと押して細菌を診る。そういったこととか,新たにO−157とかサルモネラ,腸炎ビブリオ,そういった検査も増やしております。現実的に今増やしておりますが,そういったことを今後もこの品質管理委員会を中心に,できるだけ中央市場を通ったものについては安全になるような体制を整えて参りたい,このように思っておりまして,先生が今おっしゃっています回られる医師,その辺については今のところ頭の中に入っておりませんので,よろしくお願い致します。



○主査(小林正明) 

 西脇委員。



◆委員(西脇尚一) 

 もう中央市場のことは,あんたの前に主がいますので,あんまり言うて笑われたらいかんさかいにこれぐらいにしておきますけども,素人の我々は,悪いけども,現在の全体的な人の流れ,消費,こういうものを考えたときに,これ以上中央市場の消費量が増えていくというのはちょっと考えられへんので,こうなったら,あれだけの土地が空いてんのやから,言うたら昼ごろになったらがらがらやんか。あれをもう少し複合的に上手にやっぱり利用したら,もっともっと一般の市民の人にも喜んでもらえるし,また,そういうものに対して市場の人がそれに関係をしていきゃ,たとえ一銭でももうかるんやないかということを思うのと,それと,先ほど言うた梅小路公園,あれを整備をするときに,いわゆる今言うている中央市場のそういう再構築と一緒に,そしてまたリサーチパーク,あれも京都市の出資法人と言うのか,悪いけどあんまりはやっていそうな感じがせんでもないような気もするんですけども,この際,そういうものを一つずっと一緒くたにひっくるめて,やっぱりあの辺の再構築と言うのか活性化,こういうものにつなげていくような,そういう一つの計画を立てていけば何とかあの辺が活性化していくんじゃないかなと思いますので,それだけ一つ念頭に置いてやっておいていただきたい,かように思います。

 それから,次に,最近,この間,西大路の五条にしたダイヤモンドシティ,キリンビールの跡地,こういうものが,いわゆる複合の商業施設,これがどんどん出来ていく。僕らも一般論で言うて,ああいうものが出来てまちが活性化していく。それはそれでいいと思うのやけども,正直言うて,これ以上あんまり人口も増えそうにない。そういう中でああいうものがどんどんどんどん出来ていく場合に,一方で市長がいつも言うている,まちに華やぎがうんぬんと言うて言わはるけども,やっぱり一般の商店街がある程度活性化して,そこで人が動くことによって,僕らが見た場合に,ああ,元気に頑張ってはるな,ああ,まちがにぎやかやなという,そういうのを受け取るんやけど,どんどんどんどんと,これ,商店街,これは行政が悪いということではない。子供の数も減ってくる,跡を継ぐ者がないというのも一つの理由なんやけど,どこかのだれかは行政が悪いと一口に言わはるけど,僕ら何も行政が悪いと(発言する者あり)言わはる人もどこかにいはるやんか。これはそういう形で,これは社会構造がある程度そうなっているので,何もかもあんたとこの責任ではないとは思うけども,思うけども,今言う,やっぱりまちにそういう華やぎと言うのか,そういうものを構築していくには,やっぱり既存のそういう商店街の人が元気にやっていただいているということが,ぱっとまちを見たときに,ああ元気やなと,そういう感じがするので。そういう意味で,消費の絶対量がパイが必要になってて,あんなものがどんどん出来ていく。確かに消費だけを考えている人にしてみたら便利ええわな,それは。だけども経済というのは,御案内のように,これは回転数なんや。あるときは消費者であり,一方ではそれは生産者であると。これの回転数が経済なんていう問題なんやから。

 そういう意味で,ああいうものに対する,かつては,やっぱり商調協でやってきた,まちづくり三法で,これ,ある程度規制をやっているわな。そうなってくると全くノーズロと。言葉悪いな。無制限と,こういうことになっていくと思うねん。この辺については僕はまじめに実は心配をするのやけども,これは経済のトップとして,どっちも偉い人か知らんけども,規制せいとは言わんけども,あんなものがぼんぼんぼんぼん出来ていって,全部どんどんどんどんと郊外へ出ていきよったら,ほんとにまちの中の商業活動というのは空洞化していくという心配をするんやけども,答弁は非常にしにくかろうけども,一遍この問題についての偉い人の所感。



○主査(小林正明) 

 中野産業観光局長。



◎産業観光局長(中野美明) 

 商店街の活性化,私自身は商店街そのものは,昔からそれぞれのまちの中心と言いますか,その地域のコア,核になって,地域の皆さん方がそこに集うことによっていろんなコミュニケーションも生まれるし,そこで日々の生活が続けられてきたという風に思っておりますから,商店の大切さと言いますか,重要性については十分認識しておりますし,そのための施策も色々メニューを用意して,段々予算そのものは減ってきておりますけども,その時代に合った姿を何とか商店街で実現したいという風に考えておることが前提でございます。

 ただ,今おっしゃいましたように,大店立地法が出来ましてから,昔行っておりました商業調整というものはできない。これは規制緩和の大きな波の中で,いわば騒音とか公害関係,車の問題とか,そういう付近住民に対する生活にいろんな影響を及ぼす部分について調整をすると言いますか,そういう形に変わってきたわけでございまして,私も無制限とは申しませんけども,確かに郊外型でございますとか大店舗が出来ておるのは事実でございますので。ですから,それは法律は法律として認めざるを得ないわけですから,京都市が独自にそれを規制するというようなことはできない。

 ですから,反対に今ある商店街を,我々の力,いろんな細かい施策も含めて,それぞれの商店街に元気になってもらう施策を我々が進めることによって,そういう大型店とも競業と言いますか競争してもらって,本当の地域のコアになってもらうように頑張ってもらうよう,我々も全力を挙げて今後とも支援をしていきたいと。で,大きな法律の枠組みは,地方自治体としては今ある姿をやっぱり認めざるを得ないわけですから,そういうことで,商店そのものを元気にする施策を積極的に今後も行っていきたいという風に考えております。



○主査(小林正明) 

 西脇委員。



◆委員(西脇尚一) 

 お内に答弁せいというのは大体無理な方で,あれで十分ですわ。精一杯の答弁やと思います。だったら聞かへんかったらええというようなもんやな。

 しかし,ぶっちゃけ話が,例えばダイヤモンドシティが出来た。下京にはようけ細かい商店街もあります。それで,確かに聴いていますと,要するに地域密着型と言うのか,そういうことを一つの方針としてやっておられる商店街,案外食われていないというのも確かにございます。だから,こんな言い方は悪いけど,中途半端な,どんどん売れ売れ,もうけもうけ言うているやつは割合に食われる。だけども,そんなにもうけんかてええのやと,死ぬまでさえ飯食えたらええわと,まじめに一生懸命にやっている。そういう人の方へは逆にお客さんが来て,若い人なんか買いに来て,おばあちゃん,おなか大きいなってんと。いつ生まれるねんて。こんなん分からへんわな。そういう日々の生活の会話,そういうことを聞かはる。そしたら,年寄りは少々長いこと生きてるさかい,何か経験ありますやん。あんた,そんなことやったらあかんえと,冷やしたらあかんえ,あっためたらあかんえとか,色々そういう会話で,案外その地域密着型のそういう商店はあんまり落ち込まんと。もう落ち込むだけ落ち込んだと。だけど,最小限のお客は確保できているという形で来ているというのがありますので,これを一つの前提にして,これにもう少し,えらい悪いけど,医者の勉強せいとは言わんけども,そういうやっぱり社会常識もある程度付けていただいて,そういう若い人たちが,おっちゃん,あれどうなってんのやと,ああ,あれはこうやないかと,こうせなあかんよ,ああそうかという,そういうやっぱり会話の中で一銭でも物が売れていくと。こういうこれからの商店街指導というものをやっていかれたら,ある程度は食われていかへんのじゃないかなという気もするので,これからの指針の中で,それも一つ念頭に置いて頑張っていっていただきたいと思います。

 それから,この間,おれ所の自民党の部屋会議でちょっと言うていた駅前の外国人案内所。そんなもん,国の方は国家戦略や言うといて,国際文化観光都市や言うてる京都の玄関の前にある国の外人専用の案内所を引き揚げてしまうて,そんなええ加減なことないで。これはもう一遍強硬に言うて。やっぱりようけ来よるので,巡査やら困ってはるのや。やっぱり聞こうかいうたら,巡査とかそういう人に聞きますやん。七条署の巡査,あんまり英語しゃべるのがいよらへんのや,ぶっちゃけた話が。往生しとるので,これももう一遍復活して,いかにもやっぱり京都の駅前へ下りたら,国際文化観光都市やなというそういうイメージがぱっとわくような,これはもう一遍国の方にもやかましゅう言うて。そんな殺生なこと言うなと。国家戦略や言うといて,一番の国際文化観光都市の玄関にある外国人のインフォメーション,こんなものをなくしてしまうっておかしいやないけと怒っとったでと。そう言うて,これ,もう一遍やってもらうようにお願いをしておきたいと思います。

 それから,これは全然決算と関係ないので怒られますけど,短う言うときますさかいに。最近,商工会議所が観光検定何やら証というのを出して,ようけ,20なんぼやら間違うてるいうて問題になりましたな。向こうが出さはるのやから,勝手いうたら勝手。しかし,今,あれがあれだけのブームになってきたということは,これ,行政の方も全くほったらかしというわけにもいかんと思うけども,あの検定証に対するいわゆる行政としての考え方と言うのか,取扱いと言うとちょっと大層なんやけども,何か,あれ通ったら1級の観光案内免許をくれはるのか,何かそういう錯覚を起こしたり,普通の人がぱっと勉強するだけならそれでいいけども,しかし,ああしてあれだけブームになってきたら,行政の方も全くおれとこは知らんでというわけにもいかんと思うけども,あのことについて,相談とまではいかんけども,お内方はどういう考え方を持ってはるのか。ちょっとこれだけ最後に聞かしてもらいたいと思う。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 京都商工会議所が実施されております京都検定の試験でございます。これにつきましては,今回,1万人ほどの方も応募されるということで,大変好評をいただいております。京都市も当初からこの立ち上げに関係致しておりまして,やはり世界に京都をアピールしていく上で,こういった京都の文化,歴史といった知識を広く得ていただけるための仕組み作りとしては,大変有効なものではないかという風に考えております。

 京都市と致しましても,今後,この検定試験を合格された方たちへの支援も含めて,商工会議所と今後協議を深めていきたいという風に考えております。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 西脇委員。



◆委員(西脇尚一) 

 もう最後にします。今のその検定証,おれとこは知らんでと。あれだけブームになってきたら,おれとこ知らんでといかんときが出てくるんやないかなという。これはいい意味での心配と言うのか,そういうのをするので,一遍更に研究を重ねていただいて,さっき言うたように,あれをふっと見たときに,何か免許証みたいなのをくれはるの違うかという,そういうちょっと錯覚の人がある。商工会議所が免許証として出したって,だれもいいひんな,へにもつっぱりにもならへんわな。行政が出せばそれは値打ちがあんのやけど,そういうこととの絡みなんかが出てくるんじゃないかなという,ちょっとそういうまじめな心配をするので,そういうのもちょっと胸に入れて検討をしておいていただきたいと思います。

 終わります。すんまへん。



○主査(小林正明) 

 最後,挙手されましたか。

 そしたら,清水観光政策監。



◎観光政策監(清水宏一) 

 観光の問題からいいますと,検定は非常にありがたい現象であったと思っております。それで,これはブランドと言うか,ファンがいかに京都に多いかということでありまして,このことをちゃんと肝に銘じまして,あの問題についてもよりよく対処していきたいと思います。ありがとうございました。



○主査(小林正明) 

 進行します。赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 それでは,農業振興と新しい新興住宅地の共生の問題で,ちょっと関連したことについてお聞きしたいと思っています。

 昨年度15年度から,国の法定外公共物の市町村への財産移管の整理問題がありましたけれども,土地改良区の用水路,京都市への移管の見通しというのはどういう風になっているんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 今御質問のございました土地改良区財産の法定外の公共物につきましては,従来どおり,土地改良区が機能管理,財産管理をしていくということになっております。いわゆる底地が土地改良区の財産ですね。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 実は,この間,土地改良区が底地管理をしているんですが,その農業用水路が部分的に破損したり,また冠水すると。大雨が降って一時的に集中豪雨のために,用水路があふれて,道路上にあふれて,道路も用水路も一緒になって水が流れ出るという状態が起きています。南区の久世,日本板硝子の南側の道路なんですけども,久我石原町との境目なんですけども。また森の宮町では,開発業者が開発した所は用水路は擁壁がきちんと出来ているんですけども,そこが出来ていないという所もありまして,用水路の擁壁が出来ずに,田畑のまま古い水路が取り残されているという状態があるんです。

 土地改良区に私相談しました。そうしましたら,土地改良区の方から,元々,久我石原町とか桂川南西部は田んぼであったということと,新興住宅地が後で建ってきたと。で,保水能力のない舗装面が増えて,保水能力のある田畑,田畑は巨大なダムだという風に言われていますけども,そういう所が減少しているから,用水の容積が足らなくなるのは当然だと。地元負担が大きくて農家も大変なんで,我慢してくれという話がありました。どういう風に局としては現状認識されているんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 確かに今まで保水力の機能を有しておりました農地があったおかげで,一定の保水を一気にたくわえて,農地の機能としてあったわけですけども,住宅地が増えてきた。そういった中で,一時水がどっと用水路にあふれる。流れ出す。また当然あふれるような状況。今までの農業用水の用水量だけを確保しておったということは御指摘のとおりでございます。そういったことを踏まえまして,しゅんせつ工事等,補助事業で対応を図っておるところでございます。

 近年,異常な気象で,一時水におきまして,確かに久世の地域,久我の森の宮の地域もございましたけども,一時水でございますので,そういった中でのごみ掃除等々,土地改良区でも維持管理に努めていただいているところでございます。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 今おっしゃいましたように,一時水というのもあるんですけど,南区の日本板硝子の南側の水路というのは,用水路としても生きているんですよ。農家としても絶対必要なんです。土地が低いから,結果的に恒常的にあそこはあふれているという状態が,大雨が降った時にはあふれていると。この間みたいに集中的に降った場合は,もちろんあふれていました。完全に道路も川のように流れていましたから。だから,そういう意味では,今おっしゃったように,補助事業でしゅんせつなど整備を是非お願いしたいなという風に思うんです。

 用水路の改善について,洛西土地改良区の方にも改善を求めに行きました。そしたら,今の用水路の中の破損部分の応急措置で精一杯ということでございまして,財源もないということで,今後,用水路の京都市への移管というものに何らかの形で,現状で農業用水として使われてないという問題の所を含めて,そこは先に優先して京都市に移管するという風なことについては,どういう風に考えているんでしょうか。こういう冠水対策というのは早急に改善されるべきだと思うんですが,どうでしょうか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 そこの地域におきましては,用水路,排水路,また農業用の使ってない水路等が入り乱れております。だから,そういったことを,今,来年4月1日からの権限移譲を踏まえた対応を図っておるところです。その中で,建設で面倒見てもらう所は建設で,農業用水の機能しているものは私の所で,土地改良区の財産については土地改良区と,そういった三者で各々分担をして機能管理,また近隣に迷惑を掛けないような対策を講じていきたいと思っておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 今の回答を頂きまして,本当にうれしいと思います。この間,南部土木事務所や西部の下水管理の方にも相談をしてきました。そういう意味では,お互いに考えなあかんと言いながら,やはり工事費も関係しますので,十分回答を独自でできないということがありまして,今おっしゃっていただきましたように,関係機関と協力して,至急,該当の要求の所には改善をしていただきたいなという風に思います。

 次に,区画整理事業第5区なんですが,その中の農業用水路として9号水路がございます。9号,10号水路なんですが。そこで,9号水路というのは御存じのように住宅地の付近を通過するものですから,水の量が少なくなる時期,また夏の時期に非常に汚泥が見える状態になって,付近に異常なにおいが広がるんですね。この点についても,この間,非常に町内会からも要望があって,何年かに1回,そしてまた,今,計画的に部分的にしゅんせつするという取組をされています。そういう点でやられるんですが,しかし,ここもお金の関係で,汚泥の撤去が思うようにできないという洛南土地改良区の担当者の声でした。

 このような水路,一部改善したからといって水路周辺が良くなるものではございませんし,水辺の良さを感じながら生活できると思っていたのに,困ったもんだという声が出ているんですが,この水辺の良さを生かしたまちづくりというのがこの伏見区のキャッチフレーズの一つなんですけども,どういう風にこの間のこういう9号水路の対策などを考えることができるでしょうか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 この洛南の9号水路につきましては,11年度からしゅんせつの対応を図ってきておるところでございます。ただ,あそこの水路につきましては,農業の排水路として活用しているわけですけども,大半が家庭の用水路,排水路として使っておるような状況でございまして,区画整理と十分協議をしておるわけですけども,毎年私とこにおきましては,洛南土地改良区に100パーセントの補助を出しまして,しゅんせつ工事を行っておるところでございます。11年から15年の5箇年度におきまして2,883メートルしゅんせつをしておるわけですけども,すぐに家庭排水が押し寄せてくるということで,また埋まってしまうというような状況の繰り返しの状況で,維持管理等には環境問題も踏まえまして対応を図っておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 大半は家庭の排水という話がありましたけれども,あそこは下水道設置もされておりますし,ですから,元々あそこも農業用水路として横大路運動公園の近くから流れているわけですから,利用されていると,現在でもね。農家の皆さんの農業用水路として利用されているということもありますし,今おっしゃっていただきましたように,補助金を是非打っていただいて増額もしていただいて,本当に住民の皆さんの,においとか,もう我慢できませんので,やっていただいている距離数も今お話いただきましたけども,改善を是非求めたいと思うんです。

 それで,この区画整理事業内で,この9号水路とつながった10号水路の排水機場,この管理は産業観光局ですね。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 はい,そうでございます。洛南土地改良区が管理していただいて,排水をしております。

 ただ,先ほど御指摘になりました9号水路の用水路として,農業水路としてはほとんど使っておりません。あそこの水は使えないのでポンプに切り替えておりまして,あそこは飽くまでも排水路ということでございます。ただ底地が土地改良区ということで,皆さん,近隣の住民の方は土地改良区に要望されているという状況でございます。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 それで,排水機場はここに付いているわけですね。その排水機場が来年度,平成17年度,2005年度から新しく新設されるという計画があるという風に聞きました。これは国の事業としても認定されたと聞いていますが,どのように今後やっていかれるのか。この計画についてお話いただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 来年度から直接やっていくというようなことは,私の所では認識しておりません。ただ,ポンプが数台ありまして,機能の麻ひしているようなポンプもございますので,修理等で対応できるものは対応していきたいと。

 ただ,国の事業として採択,もう老朽化しておりますので,国の方の事業で施設の維持管理事業というのがございまして,それは国の方の機関からこの施設を見ていただきまして,施設と言いましてもポンプですけれども,ポンプのモートルを見ていただいて,これなら修理でいく,これなら取り替えないかんな,そういった事業があるわけです。それを毎年,土地改良区さんが積み立てていくと。そして,5年間積み立てた中でその事業に取り組んでいくと。緊急を要すれば,すぐ査定官が見ていただいて行きまして,これは取替えが必要やということになればそういった対応を図っていかなくてはなりませんけども,確かにおっしゃるとおり老朽化しておりますので,そういった要望は地元からございます。ただ単にすぐ取替えということじゃなしに,使えるものは十分耐用年数を過ぎても使っていただくということで,維持管理事業の積立制度に乗っかって対応をしていきたいなと考えておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 この場所,国のまちづくり支援事業として,区画整理事業内の水路公園としても計画されているという風に聞いたんですが,どうなんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 松下部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 私の所では,今のところでは,そういうようなことは聞いておりません。ただ,区画整理の中で水路改修等,要望はして上げていくということは聞いておりますけども,そういった具体的な内容までは承知を致しておりません。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 おかしいな。これは周辺住民の皆さんに区画整理事務所から,排水機場の水路公園の整備計画というものを配られているんですよ,水路の周辺の地域の人だけに。そういう意味では,排水機場は今の形は残して,そして新たにもう一度,大型の排水機場を付け替えるというのが区画整理事業の中身なんですよ。これは御存じですね。だからそういう意味では,来年度から,そういう国の事業としての排水機場をまず造ってということと併せて水路公園を整備していくということを聞いているんですけれども,この事実は間違いございませんね。そういう意味で,今回の排水機場の新設によって,周辺の現在の田畑の水利利用,そして住民の生活環境は良くなるのかということでの住民の皆さんの期待がこれに掛かっているんですよ。

 そこで,特に今度の排水機場の新設によって,この9号水路の東側が,今現在淀川に水路排水している。実質はされていないみたいですけども,そういうことがこのにおいの原因にもなっていると私は思っているんですけど,実際に今度の国の排水機計画であれば,現状の排水機以上の機能を持っているという風に聞くんですけど,こういう形で,田畑の用水,そしてまた周辺の皆さんの環境にとって,今のようなにおいの問題とか,これは避けられることはできるんでしょうか。この点,改修できるのかどうか。ちょっと見通しを教えていただきたいと思うんですが。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 この9号水路,10号水路も区画整理事業の区域内にかい出しておるということで私ども認識しておるわけです。その区画整理はまちづくりの一環として区画整理される。そういった中で,農業団体,また農家がそれに伴う協力はしていかなならん。その中で水路改修は,そういった悪臭を放つような水路のままで区画整理はとても行えないと。おのずとして環境に配慮した区画整理がなされるものと期待しておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 そういう意味で,もちろん同じなんです,期待する所は。だから,今まで伏見というのは,水と緑とぬくもりで開く都市というテーマで伏見区の基本計画も立てられておりまして,この用水路の東近くには下水処理場もあるんですよね,御存じだと思いますけども。そういう意味では,関係機関ももうちょっとやっぱり協力して,住環境の整備と,先ほどお答えいただいたように,より良い環境に改善できるように持っていくように,十分区画整理事務所とも相談していただいて,農家の皆さんの負担がないように,増えないように,そしてまた住民の皆さんが安心して住み続けられるように,改善していただきたいと思うんです。

 過去,色々年次ごとに,これはちょっと最初の所に戻りますけども,農業用水路として廃止している所ですね,利用されていない所については京都市が移管するということで,買い取るというような形でやってきたと思うんですけども,そういうことについて,今後もそういう地元の農家の負担がないように,そしてまた住民の環境整備につながるような所は,今後も買い取っていくというような計画はあるんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 水路等につきましては,先ほども申しましたように,法定外公共物で私の所で引き取るものは私の所で対応を図っていくと。そして,建設で引き取っていただく所は建設で対応を図っていただく。そして,農家の財産である水路,自らの財産である水路につきましては自らが機能管理をしていく。その中でやはり支援が必要な場合は,今までどおり補助事業の対応を図っていきたいと。そうでないと,水路は農業にとっては命ですので,そういったことは十分認識しておりますので,そのように対応を図っていきたいと考えております。



○主査(小林正明) 

 赤阪委員。



◆委員(赤阪仁) 

 それぞれの担当はもちろんあると思うんですけども,先ほどの話にありましたように,農業と新しい新興住宅地が本当に隣接して生活するというのが私たちの伏見区の多くの所,周辺部ですね,多い所がありますので,そういう意味では,それぞれ共生できるようにきちんと配慮して,農業振興を踏まえながらやっていただきたいという風に再度求めておきたいと思います。

 終わります。



○主査(小林正明) 

 進行致します。井上教子委員。



◆委員(井上教子) 

 私の方からは,まず1点目,京都起業家学校についてお尋ねをしたいと思います。

 京都起業家学校,色々なこれからのグローバル化,情報化が進展する中で,そういう創意工夫を凝らした,いろんなことに果敢にチャレンジする個性的な起業家を生み出していこうということで行われているわけでございますけども,平成12年の開設から今年で5年目を迎えるということで,これまでに延べ126名,うち女性が21名が修了されて,そのうち20名,うち女性4名が起業されたという風に,事業拡大もされた方もいらっしゃるという風に頂いた資料の中にございますけども,この卒業生の皆さんが具体的にどのような分野のビジネスを立ち上げられているのかということと,起業率と言うんですか,開業率と言うんですかね,これは他都市と比べて本市はどのような状況なのかということを教えていただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 白須スーパーテクノシティ推進室長。



◎スーパーテクノシティ推進室長(白須正) 

 先生お尋ねの京都起業家学校でございますけれども,御指摘のように,平成12年度から地域プラットホーム事業の一環として行いまして,126名がこれまで修了されまして,うち,御指摘のあったように女性の方が21名,それで20名の方が起業,3名の方が事業拡大ということですので,大体2割ぐらい。現時点ではまだ2割ぐらいの方しかありませんけれども。

 主な内容でございますけれども,これ,色々ございまして,特に女性の方につきましては,フラワーアレンジメントであるとか,着物のリサイクルショップであるとか,健康美容に関する経営コンサルティングとか,そういったソフトの関連が多うございます。男性の方につきましては,これは色々ありまして,一つは,ナノを使った新しい試薬の開発であるとか,パソコンのソフトウェアの開発とか,そういった技術的なものから,女性の方と同じように,新しいソフトの店を作るとか,そういった色々形はございます。

 これが多いかどうかということなんですけれども,起業家学校の目的というのが色々ありまして,他地域の所を十分につかんでいるわけじゃございませんけれども,大体こういった事業につきましては,我々の所とそれほど変わらないんじゃないかと思います。

 それと,一般的に申しまして,京都全体の起業の率で申しますと,これは元々スーパーテクノシティ構想では10パーセントという高い目標を掲げているんですけれども,現実問題は3パーセントを少し割っているような状況で,決して高いわけじゃないですけれども,これも京都だけが格別に低いということじゃなくて,今,非常に経済的に厳しい状況でございますので,どうしても起業化率は低いような形になっているということでございます。



○主査(小林正明) 

 井上教子委員。



◆委員(井上教子) 

 この中で特に気になりますのが,女性の起業率がやっぱり低いということなんですよね。1期生,2期生は合わせて4名起業していらっしゃるんですけど,3期生,4期生はゼロということで,この辺りはどういうことが原因なのかなという風に,私も何回かこのことは取り上げをさしていただいているんですけども,やはりこれからは女性の視点を生かしたそういうビジネスというのは大変重要と言うか,コミュニティビジネスというものがこれからどんどんまた増えていくんではないかなという状況だと思うんですけども,そういう意味でも,そういう女性の視点を生かしてということは大事なことではないかなと思うんですけども,その中でこのように伸び悩んでいるというのは,どの辺りに原因があるのかなと思うんですけれども。



○主査(小林正明) 

 白須推進室長。



◎スーパーテクノシティ推進室長(白須正) 

 ただ今の御指摘でございますけれども,一つは,現実問題として,3期生の方,4期生の方,おっしゃいましたように,女性の起業ないんですけれども,女性のそもそも修了生自体が少ないということもあります。それがなぜかということでございますけれども,先生も御承知のように,一つは女性起業家セミナーということで,おはじめやす支援京都おんな塾がございます。こちらの方は平成8年からやりまして,既に272名の修了生のうち77名の方が起業されているということでございます。それで,起業学校の方はかなり期間が長くありますので,その辺で少し,私思いますに,なかなか女性の方がそれだけの半年間ほどの時間をとって勉強するということが難しいのかもしれないと。むしろ,先生おっしゃった点で,そのとおりだと思うんですけれども,コミュニティビジネスと言いますか,色々女性の方のアイデアを生かして起業化していくようなものが,かなりこれから重要になってくると思います。その点ではおんな塾の方につきましては,短い期間で女性の方の視点で新たに,気軽にと申し上げますか,比較的簡単に支援できる形になっております。これにつきましても京都市は新たに色々支援制度をしておりますので,むしろ,これはうまく使い分けしていただいて,起業家学校も確かに女性の方にもっと入っていただくようにPRも必要かと思いますけれども,おんな塾の方でも更に,これまで同様と言いますか,これまで以上にも受講していただきまして,起業化していただければという風に思っております。



○主査(小林正明) 

 井上教子委員。



◆委員(井上教子) 

 そうですね。おんな塾の方での起業というのはたくさんしていただいているということですので,そちらの充実もこれからもしっかりしていただく中で,よろしくお願いしたいと思います。

 やはり私も地域の中でいろんな御要望を頂くことが多いんですけども,特にお独り暮らしの在宅の障害者の方であるとか高齢者の方,いろんな支援費制度とか介護保険の制度はございますけども,そういう枠にはまらない方というのもたくさんいらっしゃいまして,そういう方々が地域の中で共生していくためのお手伝いと言いますか,そういうビジネスというのは,これからいろんな意味で増えてくるんではないかなと思いますし,また子育てというような視点からも,これからどんどん多様な働き方も増えていくと思いますし,そういう意味では,夜間とか休日の保育であるとか,そういうもののニーズというのはますます高まってくるんではないかなという風に思いますので,是非そういう視点も加えていただいて,新しい企業がしっかりまた立ち上がっていけるように支援をお願いしたいという風に思っております。

 商店街の方なんかでも,確かに今,先ほどもお話ありましたように,商店街大変厳しい状況でございますけども,そんな中でも,例えば雑貨屋さんなんかを営んでおられて,電話でお独り暮らしの高齢者の方の注文を頂かれて,そしてそれを配達する。配達する中で,電球をちょっと取り換えてくれへんかというようなことをやって差し上げたりとかいうような,ある意味,そういう方々を支えるために一生懸命やってくださっている方もいらっしゃるんじゃないかなという風に思いますので,そういう視点で何とか商店街の皆さん方が,地域活性化と,そういういわゆる障害者の方たちとか高齢者の方たちを本当に地域で支えるというその流れの中で,何とか元気になっていただける方策がないのかとかいうような,そういう視点も是非取り入れていただきたいなという風に思います。

 次に,中小企業支援センターについてお尋ねをしたいんですけども,頂いております資料の中で色々と融資制度も実績を作っていただいておりまして,特にあんしん借換融資につきましては,14年度,15年度,特に15年度は14年度の約6倍の伸びで,多くの方々,中小企業の皆さん方の支援に役立っているのではないかなという風に思いますけども,本年の4月から中小企業の融資制度の金融機関受付が開始されましたけれども,ちょっと基本的なことで申し訳ないんですけども,この金融機関で受付をするという風になるまでに,どのような内部で議論をされて,どういう経過があったのかということをちょっと教えていただきたいんですけど。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 融資制度,制度融資につきましては,御案内のように,本年の4月19日から新しい京のいきいき金融支援ということで制度に変えたわけでございます。新しい制度は府と一緒に実施する中で,すべて金融機関窓口ということで変えさせていただいたわけですけれども,その前に,今お話ございましたように,昨年の1月からあんしん借換融資という形で発足をさせたわけですけれども,これについて初めて金融機関窓口という形で実施をさせていただいたところでございます。これにつきましては,非常に件数が伸びて,借入れをされる方が多くて,タイムリーなものだったという風に考えておるわけですけれども,伸びた一つの原因が,身近な金融機関の窓口で受付が相談ができることであったように思うわけでございます。

 こういう実績を踏まえまして,京都府や信用保証協会とも新たな金融制度について,これは相当時間を掛けて議論をして参ったわけでございますけれども,金融機関の方についても,今のあんしん借換融資制度の中で,そういう御相談受付をすることについての一定のノウハウも出来たこと。それから,実際に扱われる皆様方からの便利であるというようなお声もあったことも踏まえまして,新たな制度については金融機関の受付でやっていこうということで決めたところでございます。



○主査(小林正明) 

 井上教子委員。



◆委員(井上教子) 

 ありがとうございます。今後も金融機関が窓口とはなりましたけれども,支援センターの方でも相談体制をしっかりとまた充実させていただいて,よろしくお願いしたいと思います。

 そのように,融資につきましては金融機関が窓口になったわけでございますので,全体的な相談数というのは当然減ってくるかと思うんですけども,そんな中で,これからの中小企業センターの役割というものはどのようになっていくのかということだと思うんですね。むしろこれからは支援するための相談窓口としての体制というものの充実というのが必要になってくると思うんですけども,この辺りは具体的にどのような体制になっているんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 先生おっしゃるように,4月19日からは金融機関への受付ということで,融資の方については相当,これまであっせんで必ず中小企業支援センターの方にお越しいただかなければいけなかった部分が,その必要がなくなりましたので,金融相談という形では,15年度に比べまして今年度は非常に件数が減ってきておるわけでございます。

 一方で,新年度から新たな体制で,それまでは金融の相談と,それから経営の相談という風に,それぞれセクションがあったわけですけれども,これを統合致しまして,御相談いただく方は金融面だけではなくて,経営の面からも総合的に,で,必要があれば中小企業診断士等の専門家の意見も聴いて御相談をいただけるような体制を取ったところでございます。相談そのものが落ち着いていることもあろうかと思いますけれども,比較的時間をゆっくり取って,総合的な御相談をいただいておるところでございます。

 今,先生ございましたように,制度融資のあっせんというそういう形がなくなった中で,様々な制度融資に対する御相談だけではなくて,経営そのものについての総合的な相談も受けられる,そういう部分もきっちりしていかなければいけないという風に考えております。

 また,支援センターの方は,そのほかに,例えば企業価値創出支援事業ということで,バリュークリエーションということで,第二創業でありますとか,新商品開発をしようという,そういう意欲のある中小企業をすくい上げて支援をしていくような,そういう事業でございますとか,いろんな情報を御提供する事業でありますとか,総合的な部分をやっているところでございます。

 今申しましたように,やる気のある所,あるいはこちらに御相談に来られる所,そういう所には結構頼りがいのある部分になっているんではないかなと思うわけですけれども,市内の中小零細業者,非常にたくさんおられるわけで,そういう方々がもっと気軽に御相談に来ていただくにはどうしたらいいのか。あるいは,こちらから何らかお声掛けができるような,そういうこともできないのかとか,今の分をよしとせず,もっと積極的にやっていく策について,我々も一生懸命考えていかなければいけないという風に考えているところでございます。



○主査(小林正明) 

 井上教子委員。



◆委員(井上教子) 

 ありがとうございます。今おっしゃられたような内容をしっかり充実さしていただくとともに,先ほど申しましたコミュニティビジネスという視点ですね。是非こういう視点を入れていただいて,先ほど言いました女性の起業家の方々も含めまして,また商店街の活性化というような視点にもそれは入れていくことができるんではないかと思いますので,そういう視点での体制と言いますか,そういうものも是非充実していただきたいと思うんです。この点はいかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 先生おっしゃるように,コミュニティビジネス,これから非常に重要であろうかと思います。コミュニティビジネスのための専用の窓口があるわけではございませんけれども,そういう視点も入れながら体制を充実したいと思います。

 それから,先ほどの京おんな塾の話でございますけれども,ちょっと補足を致しますと,例えば商業振興の方でVISということで,商い創出事業ということで新たな制度を昨年度からやっているわけですけれども,例えば,こういうものを積極的に京おんな塾の卒業生の方々に御紹介を致しまして,現実に平成15年度でも2件,それから今年度についても2件の方が,商業の施策なんですけれども,それを活用して起業をされているわけなんです。

 それから,平成15年度で修了された方が中心となりまして,京おんなサロンという,そういうグループをお作りになられまして,毎月1回,そういう方々でみんなが集まって,情報交換等を行っておられるように聞いています。その成果として,今年の9月から,1週間ほどなんですけれども,東京駅にブレイクという,そういう店舗の臨時的なやつが出たんですけれども,そこにみんなで共同して出店をしたり,あるいは現在のところは,例えば町家をどこか借り上げて,一緒にそういう共同の事業ができないかとか,そういう志のある女性の皆さんが共同で集まって活動をされている例も出てきているわけです。で,支援センターの方でそういう色々御相談を受けるのはもちろんでございますけれども,市の先ほどのVISのようないろんな融資制度もございますわけですから,そういうものを積極的に活用していただけるように情報提供することと,それから,色々な支援も行って参りたいという風に考えております。



○主査(小林正明) 

 井上教子委員。



◆委員(井上教子) 

 是非よろしくお願い致します。案外とその窓口がどこにあるかということとか,場所的に中心部でございますので,周辺の方々がやっぱりそういうことを具体的にどこでやっているかということが分かりやすくしていただくことも大事かと思いますので,よろしくお願い致します。

 最後に,第一市場についてお尋ねを致します。

 先ほどもお話がございましたけども,第一市場の基本構想の中でもこの第一市場の役割という中で,京都の食文化の拠点機能の充実ということが挙げられております。これは食育機能とも密接に関係しているということで,食育の普及発展のための貢献ということがこれから一層大切であるということが盛り込まれておりますけども,15年度も小学生の出前板さん教室であるとか,鍋まつり,感動食材探検ツアーなど,色々と実施をしていただいておりますけども,このような事業の実施していただいての状況と,また,子供たちとか市民の皆さん方からどのような声が寄せられているか,お願い致します。



○主査(小林正明) 

 12時を回りましたが,井上教子委員の質疑が終わってから休憩したいと思いますので,よろしく御協力の程をお願い致します。

 田中第一市場長。



◎中央卸売市場第一市場長(田中耕造) 

 お答え致します。

 中央卸売市場ももちろん物流の根幹的な拠点であるということは言うまでもないんですが,その機能だけじゃなくして,食文化とか食育,食慣行も含めた総合的な食の拠点にすべきだということで,色々取組もやっておるわけでございますが,この出前板さん教室でございますが,平成13年10月に西京極小学校で初めて実施をさせていただきまして,今日まで4年目を迎えているわけでございますが,市場から小学校の方に出向きまして,本当にプロの板前さん,また野菜の方は京都食べもの文化研究会の講師の先生方と一緒に行きまして,子供たちと一緒に,例えばあじとかさばを開く。そして野菜の料理をする。すると子供たちは,本当に今まで余り見たことのない魚もいっぱい持っていくんですが,大変喜んで,この魚何ちゅう魚や,これなんぼや言うて色々喜んでおる。また,包丁を持ったこともないんですが,そこで色々やると本当に喜んで,後,試食会をするわけでございますが,本当にこんなおいしい魚を食べたことないわと,これ,是非とも家へ帰ってまたお母さんに言うて買ってもらって,自分でも料理をしたい,そういった声もございます。非常に子供たちも,親御さん,御父兄の方々も喜んでいただいておりまして,今日まで40校ほどやっているわけでございますが,今後も引き続いて,食育という面からも含めて頑張って市場も取り組んで参りたい,このように思っております。

 また,お話がありました鍋まつりでございますが,やはり今非常に欠けております家族団らん,それから栄養バランス,そういったことも含めて,良い食事,食生活を見直すということで,昨年から鍋まつり,鍋料理まつりもさせていただきました。昨年は鍋料理1万食が1時間ほどでなくなりました。今年はそういったことで2万食ほど作ったんですが,多くの方々にいろんな鍋のおいしさを味わっていただきまして,即売も致しましたけれども,市民の皆さん方,また来年もやってほしい。非常に喜んで帰っていただいておりますので,こういった事業は非常に大切な部分であるというように思っておりまして,今後も続けて参りたい。これは当然業界の皆さん方の御協力があってできるわけでございまして,その辺は業界の皆さん方も御理解を今のところいただいておりますので,続けたいというように思っております。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 井上教子委員。



◆委員(井上教子) 

 ありがとうございます。小学生の場合は5,6年生が中心だということで,当然調理ですので低学年は難しいかと思いますけど,例えば,市場の見学なんかは低学年でもできる部分もあるかも分かりませんし,できるだけ早い時期に,そういういろんな新鮮な食材を見るということは大切なことではないかな。欧米諸国ではそういうことを先進的に採り入れて,食育ということは本当に大切であるという視点で色々教育をやっておりますし,また教育委員会としっかり連携をしていただいて,その部分もよろしくお願いしたいと思います。

 場長のお書きになりました京都市場長のおいしい内緒話という,これも見させていただきまして,でも,大変これも京都のいろんなお野菜の素晴らしさとか,そういうこともよく分かるように書いていただいておりますけども,またしっかり今後も市民に親しまれる市場として頑張っていただきたいと思います。

 最後に,基本構想の中にも,周辺地域との積極的な共生を図ることが重要だということも入れていただいております。これからはそのようないろんな市場としての機能を果たしていこうと思うときに,やはり周辺の皆さんの御理解,御協力というものは不可欠だと思いますので,様々いろんな御要望も既に聴いていただいていると思いますので,そういうことを積極的に採り入れていただきまして,今後,本当に地域の活性化にもしっかりつながり,また皆さんに愛される市場として,またしっかり頑張っていただきたいことを要望致しまして,終わります。



○主査(小林正明) 

 質疑の途中ですが,暫時休憩を致します。

     [午後0時5分 休憩]

     [午後1時6分 再開]



○主査(小林正明) 

 それでは,分科会を再開致します。

 なお,共産党,公明党から質疑時間の延長の申入れがありましたので,これを認めることと致します。御了承願います。

 それでは,休憩前に引き続き質疑を再開致します。安孫子副主査。



◆副主査(安孫子和子) 

 失礼致します。

 まず最初に,伝統産業,特に和装に関連したことをお尋ねしたいと思います。よろしくお願い致します。

 私は,実は着物が好きというだけで,機会があるごとに着させていただいているわけなんですけれども,この着物というのは,40年前に私が京都に嫁いできたときに持って参りましたものが十分活用できるという意味で,重宝させていただいております。先月,海外調査ということで,私も一員として参加させていただいたわけですけれども,そのときも着物を,先方,訪問する国が大変寒いということを聞きましたので,そういう意味では着物というのは大変温こうございますので,丁度いいと思って,何着か持参して,ずっと着物で参加させていただいたわけなんですけれども,最終日,フィレンツェへ訪問したときに,商工会議所が多分主催されたと思うんですけれども,前日か前々日に大変大掛かりな着物ショーを企画されて,そのときにお会いしましたフィレンツェの市会議長さんから,ここ二,三日はフィレンツェは京都色一色でしたという報告を受けまして,改めて,着物というものの海外における皆さんの評価と言うか思いを感じたような次第でございます。

 ただ私は,ここの議会の中で議会活動をするときに着用します着物は別に何とも思わずに着させていただいているんですけれども,いったん家庭に帰りますと,炊事,洗濯,掃除,そうなりますと,もう着物を着ておられないという面も着物は持っています。すぐ着替えて洋服で家事をするわけなんですけれども,そういう面も持っているということも十分に皆さん御存じだと思います。

 午前中にも小林委員から,着物を着るための色々な催しとか取組をどんどんとしてほしいという御発言だったように思うんですけれども,実は私もここに市会議員として入れていただいて,5年目ですか,この間,ずっと産観局のときにいろんな取組ということの話をお聴きしましたし,現に大変真剣に取り組んでこられたという思いを致しておりますけれども,実は今日お聴きしておりまして,振興策としていろんなことをされております。そのときに,いわゆる業者の人とか,いろんなことを振興策についてお話をされる場で,例えば着ていただくための施策を一生懸命進めたら,次に本当にその策が成功して,どういう風に着物を着てくれる人が増えているのか。また,どういう風に着物が一般市民の中で定着しているのかという話ももちろんされていると思います。

 現に,夏の今年の浴衣の売行きというのは本当に大変なものでございまして,ちょっと後れて浴衣を欲しいと思って買いに行ったら,自分の好みの浴衣が見付からなかったというお話もちょこちょこと耳にしたのは今年初めてです。そんなことで,いわゆる欲しい人のニーズに合った着物作りという点で,合えば売れる。そういう風な観点に立った取組が必要じゃないかと思うんですよね。

 それで,振興策としていろんなことを考えられる中で,業者の皆さんとか,このことについてどういう話をされて,また,これからの振興策の方向付けについて,いわゆる着用する側のニーズということについて,どんなお話をされているのか。ちょっと教えていただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 先生おっしゃるように,和装振興を図る上で,いわゆる最終消費者のレベルで何が求められていて,どうなのかという辺りが非常に大事だろうと思うんです。で,午前中の質疑の中で,伝統産業の活性化検討委員会のお話もちょっと御報告をさせていただいたんですけれども,やはりどうしても作り手の側から始まって,最終の消費者の側からの視点が欠けている面もあるんではないかというようなことは,その中での議論の中でも出ているところなんです。

 先生おっしゃったように,和装そのものが今の洋式化された暮らしの中で必需のものかと言うと,なかなか生活一般の面では不便な面もあるわけですね。昔,そんなに洋装がないころは皆そういう生活だったわけですから,今おっしゃったような,家事なんかも全部和装でやっておられたわけですけど,今はそういうことではないわけですね。そうすると,どういう場面で着られて,何が良くて着られるのか,あるいはどういうものを求められているのか。その辺りのニーズの把握がなかなか難しいのは確かだと思うんですね。

 それと,マーケットが,浴衣などは一時的にそういう風に夏などがブームであるんですけれども,着物のマーケットそのものが大分小さくなっていく中で,小売りをされている皆さんも必ずしも十分な商品知識があるわけではない場合も多く,また消費者の側も,洋服のことであったらブランドなんかもよく御存じな方も多いわけですけれども,着物になると,例えば何がいいのか,何でこの値段なのか。そういうこともよく分からないというようなこともあるわけですね。

 今,着物がなかなか定着をしない。色々な行政が施策を打っても,あるいは業界の皆さんが一生懸命頑張ってもなかなか広がっていかないのは,大きなそういうライフスタイルとか生活の流れもあろうかと思いますけれども,それだけではなくて,やっている所にかい離もあろうかという風に思うわけです。その辺りが今後どうしていくかということで,非常に重要な部分であるのは御指摘のとおりだという風に思います。

 現在の活性化の検討委員会の中でも,最初に申し上げた,いわゆる最終の消費者の側から見てどうなのかという視点を増やすということと,それから,その間のつなぎ手の人材ですね,そういう育成も大事ではないかとか,そういう議論も出ているところでございまして,こういう振興策というのは,行政がお金をつぎ込んだらすぐ振興できるというようなものではなくて,やはり今言ったような視点の取組と,それからそれぞれの携わっている方々の取組も非常に重要だろうという風に思います。

 よく言われますのに,いろんなイベントをやっても,業界の関係者の方はその当日,結局,着物は着てないじゃないかということを言われることもままございます。着ればいいというわけではありませんけれども,そういういろんな多面的な取組は重要ですし,そういう中で行政の果たすべき役割はどうかということも,我々も今後も真剣に考えていかなければいけないという風に考えているところでございます。



○主査(小林正明) 

 安孫子副主査。



◆副主査(安孫子和子) 

 着る側のニーズと言うか,そういうものが確かに,軽視されてたわけではないだろうとは思うんですけれども,その中に多く取り入れられることがなかったというのは事実だと思うんです。業界の方に対しても,そういうことをやはり行政として,指導と言うか,何か方向付けを一緒になってされていかないと,幾ら振興策ということでいろんな策を講じても,やはり最終的に着る側の思いがそこに入らない限り,この和装というのは,特に女性なんですけれども,進まない問題を多く持っているんじゃないかという,私は好きで着ているだけで,私が着物を着ることが何も振興策に協力できているとは全然思ってませんけれども,やはりそういう着たい人がいっぱいいる。着てみたい思いを持った人がいる。にもかかわらず,着る人が増えない。ここをどういう風に捕らえていって,これからの方向付けを作っていくかということも,もう少し一歩進んだ取組をされる時期に来ているんではないかというように思うんですけれども,いろんな機会でそういうことを取り組まれているということでございますので,十二分にここを考慮して,少しでも着たいと思う人が,例えば値段の問題とか,それから,これ,京都の人は特にこだわるんですけれども,一時期,化繊と言いますか,そういう形で二部式の着物とかいうのを考案されて,一時的に取り入れられたときもあったんですけれども,いつの間にかそれも見掛けることも少なくなりましたし,私なんかは家でそれを愛用していますけれども,そういう状況ですので,着る側にとって和服というのはどういうことを考えていく必要があるのかということをもうちょっと深く真剣に取り組んでいただけたら,本当に着たいという思いを持った人いっぱいいるんですから,そこに焦点を合わせた取組をやっていただきたい。こういう思いがございまして,ちょっと申し上げた次第です。

 続きまして,観光に関してお尋ねをさせていただきたいと思います。

 実は,大変盛況だったと先ほども御報告ありました。京都へ来てください,来てくださいという取組は,JRさんから観光業者から,いろんな所でしていただいて,お陰で大変盛況だということですし,3月の花灯路も私も行きましたけれども,昨年よりも数段と人が多かったんじゃないかなという状況を目の当たりにしていますし,今,秋のシーズン,それからまた冬の観光ということも今から実行されるわけですけれども,総じて大体今年度の観光客と言うか,来ていただいている状況というのはどういう風であろうかとお考えなのか,ちょっとお聞かせください。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 今年の観光客数の動向でございます。今年は,年明けからNHKの大河ドラマ新選組の影響もございまして,好調に推移を致しております。ただ今先生からもお話がございましたように,花灯路には107万人,昨年よりかなり増えております。また,岡崎の十石舟につきましても9,000名ほどの方にお越しいただきまして,連日満員でございました。

 ただ,夏につきましては,猛暑で台風でオリンピックということで,観光的にはなかなか難しい点がございましたけれども,新聞等でも報道されておりましたが,大阪,神戸ではホテルの稼働率が下がる中で,京都は対前年比増えているということで,全般的に京都観光は好調に推移しているという風に思っております。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 安孫子副主査。



◆副主査(安孫子和子) 

 恐らく,ここ二,三日の市内の車の多さとかいろんな状況を考えますと,多分昨年並みに来ていただけるんではないかなという思いをしているわけなんですけれども,来てください来てくださいという中で,来ていただいた方に,ああ,京都に来てよかったなという思いを持って帰っていただくために,いろんなことを協議されていると思うんですよね。例えば交通渋滞のこととか,例えば,内の議員さんから言われたんですけれども,11月になったら観光客が増えるのが分かっていると。それやのに,幹線道路で道路工事をしてんのやと。一体,これ,何考えてんのや。えろう近辺の人に怒られたんやというお話を聞きました。

 ほかにも,例えば観光という一つの目標のために,いろんな関係各局との連携を取った協議というのはされていると思うんですけれども,このことについてどうなんでしょう。きちっと行ってれば,大体11月になったら人が増えるの分かっています。車も来るのも大変多いというのも事実ですし,そんな,目抜き通りで道路工事を行われるということもないような気もするんですけれども,このことについていかがでしょう。



○主査(小林正明) 

 清水観光政策監。



◎観光政策監(清水宏一) 

 この4月に観光政策監に任じられましたのは,正にそのような多局にわたるような事務を調整せよということでございました。ただ,まだそのための機構というものが完全に出来ておりません。それで,これからのことということになるわけですが,先生おっしゃったようなことを肝に銘じまして,調整に努力致したいと考えております。



○主査(小林正明) 

 安孫子副主査。



◆副主査(安孫子和子) 

 是非,もっともっと目立たない所でそういう弊害というのは起こっていると思うんです。不可抗力なこともあると思うんですけれども,局と局との話合いで避けられるものは,やはり前倒しをするなり,ちょっと後らせてするなり,何とか考えながら,少しでも来ていただいた人に,また京都よかったなという思いを持って帰っていただくようなことは,これからも考えていただきたいと思いますので,よろしくお願いをしておきたいと思います。

 それから,御池通を挟んで南北,それから東西中心に,歩いて京都を見ていただこうという取組が今本当に進められているんですけれども,多分周辺の観光地にしても,これからそういう歩いて見ていただくという取組がどんどん進んでくるんじゃないかと。また,進めないと,京都の観光というのは本当にどうしようもなくなるんじゃないかなという思いを持っております。

 そこで,歩いて見ていただく場合に,一番苦情を受けますのはトイレの問題なんですけれども,例えば公衆トイレ,公衆トイレにしても所在地が明確でなかったり,よく知られてない場所にあったりしまして,本当に困ったという話をよく聞くんですけれども,二条駅前にいわゆる自動洗浄の有料トイレ,それから嵐山と1基ずつ設置されたということで,利用状況も徐々に多く使われているんじゃないかと思います。そやけども,あれは1人で使うのに時間が掛かるんですよね。用を済ました後,自動洗浄する時間かなり掛かります。その間待って,でないと使えないという状況では,観光地では,本当に一時期に大勢の人が,特にバスで何か見えますので,休憩時間何分とかいって,何分までにバスに来てくださいという状況の中でトイレ休憩を取られることが多いと思いますのでね。そういうときにはああいうトイレは本当に役に立たないなという思いを致します。といって,大原に設置されたようなああいう大型のトイレを多く造りなさいと言っても,今,到底無理だと思うんですよね。

 それで,私,今一つお願いしたいのは,観光地周辺にある公共施設,それから公衆トイレとかそういう所,それからトイレの所在地を,小さい印されたものはマップとして出ているんでしょうけれども,もうちょっと来られる人に親切な,トイレの所在地を明確にされるような取組を何か考えていただけたらなと思うんですけど,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 観光地のトイレの問題でございます。観光地のトイレにつきましては,先生御指摘のとおり,私どもも大変重要な観光関連施設であるという風に思っております。ただ,先生御指摘のとおり,大変厳しい財政状況の中で増設はなかなか難しい状況もございますので,ただ今先生から御提案いただいたような表示をしていくという点については,今後マップ等の中で,現在も一定表示はしておりますけれども,公共施設等で利用できる施設については,きめ細かく表示できるような形で検討をしていきたいという風に思います。



○主査(小林正明) 

 安孫子副主査。



◆副主査(安孫子和子) 

 地図落としをしていただいて,一般の人に分かるようにしていただく取組もしていただきたいなと思うんですけれども,もう一つ,歩いていて,ここのトイレはお借りできるとか,例えば,神戸で市民トイレというのが随分前から取り組まれて,商店街なんかの入り口の所に,どうぞお使いくださいというステッカーがはってあるお店をよく見掛けるんです。観光地でいろんな取組をされるわけですけれども,午前中ありました修学旅行生困りごと相談所というのが,今は市内を中心に設置されているということですけれども,午前中の御答弁の中に,これを全域に広げていきたいという取組をされるということがちょっとお答えにあったように思うんですけれども,そういう所にやはり困りごと相談所を併設して,トイレを使わせていただくというお願いもされまして,何か一般のお店,商店,コンビニとか,私も子どもが小さいときによく繁華街に来たときに,困ってパチンコ屋さんにお借りしたりしたこともあるんですけれども,そういう風に協力をいいですよと言っていただけるとこをどんどん増やしていって,その場所に対してどういう風にするかということをお考えいただくのも,少しお金は掛かりますけれども,新しいトイレを造って場所を確保してということよりも,案外市民の皆さんに知っていただいて御協力をお願いするという意味におきましては,比較的皆さんの意識を持っていただくという意味でもいいんじゃないかと思うんですけれども,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 既存の民間のトイレの活用についてだと思います。私どもも以前から検討はしておったわけですけども,例えばコンビニ等で既に観光客の方に開放されている所も結構あるわけですけども,そういった所にお願いに行きましたところ,観光客の方が利用されるのは拒まないけれども,表示をマップ等にするとか,そういったことについては控えてほしいという風な,そういったこともお聴き致しておりますので,なかなか難しい課題はございますけれども,今後,大変厳しい財政状況の中で,重要なトイレの課題でございますので,引き続き検討をして参りたいという風に思います。



○主査(小林正明) 

 安孫子副主査。



◆副主査(安孫子和子) 

 本当にトイレというのは,トイレされどトイレという形で,なくては本当に困るというものの一つではないかと思いますので,是非工夫をされた取組を進めていただきたいなと。これは強くお願いをしておきたいと思いますので,よろしくお願いを致します。

 次に,例えば,今,新選組ということで,今年は大変壬生界わいがにぎわいました。にぎわったのはいいんですけれども,御存じのとおり,あの界わいは,観光バスが来ていただいても止まる場所もなければ,大勢の人がぞろぞろ歩いていただいて,本当に付近の方が大変だという声がすごく聴かれた。今ちょっと落ち着いたようですけれども,中京区役所の皆さんが交通整理に土,日出られましたり,それから周辺の各種団体の人が話合いをされまして,それぞれ道案内をされたりとかいう取組をされたわけなんです。それで,それはそれでちょっと今落ち着いてきましたし結構なんですけれども,次,また義経ですか,何か京都を舞台にしたNHKの大河ドラマが計画されているという。もちろん京都観光に来ていただくという面においては大変結構なことなんですけれども,やはり周辺の方に対する配慮というのも,来ていただくのが分かれば分かるほど,やはり何か考えていただかなならんと思うんです。

 それは担当部局もあることですから,それぞれ協議をされる場でしかるべき相談をされるわけなんですけれども,いつも思うんですけれども,何か施策をするときに,やはりその周辺とか市民がどういう影響を受けるかということですね。このこともやはりもうちょっと考えていただいて,そういった配慮をしながら施策を進めていただくようなことも考えていただきたいなと。義経が今度どういう展開で京都がどういう風にかかわるのか,ちょっと私はあんまりテレビのことを存じませんので分かりませんけれども,確かに義経がまた放映されるようになると,それに関連する場所が壬生寺の周辺に起きたようなことが起きるかも分かりませんので,近辺に住んで大変皆さんの苦情を聴いた者として,一つ産観局が中心になってそういう配慮をしていただきながら,いろんな施策を,観光客誘致5,000万人,大変な数字だと思っていましたけれども,段々現実味を帯びてきて大したもんやなと,役所がやる気になれば本当に何でもできるんやなという思いを致しておりますので。ただ,それにつけても,市民の皆さんがそのことで迷惑をできるだけ被ることが少ないようなことを考えていただきながら頑張っていただきたいと思いますので,このこともくれぐれもお願いを致しまして,私の質問を終わります。



○主査(小林正明) 

 進行します。加地委員。



◆委員(加地浩) 

 そしたら,まず最初に,私の方から,今日の冒頭御説明あった中で,産観局の予算執行の執行率が98.5パーセントということでございました。先日,金曜日,理財局の答弁の中で,毎年そうなんですけども,決算のときに不用額の問題になります。そういった中で,産観局,全体としたら98.5パーセントという執行率はいい方だとは思うんですけれども,事項別明細書を見ていますと,産業振興費の委託料の所で,予算現額2億5,780万ほどあるのが,不用額が7,800万ほど出ておりまして,不用額,大体30パーセントぐらいになると思うんですけれども,いろんな節減や,あるいは効率的執行でこういう不用額になったのか。ちょっと大きな数字ですので,何か問題があったのか。その辺はどうなんでしょう。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 産業振興費の不用額でございますけれども,一番大きゅうございますのが,桂の桂イノベーションパーク,京大桂キャンパスの隣の所なんですけど,そこで今年度開設をしました研究成果活用プラザ,これはもうオープンをしておるんですけれども,そこについては科学技術推進校という国の外郭団体の施設をこちらに誘致したんですが,その施設の土地を京都市が提供することになっておりまして,その造成費を見込んでおったわけなんですが,造成の手法がより軽易な方法が分かりまして,それで8,200万円ほどの不用が出ておりますのが一番大きいのと,それからもう一つは,高度技術研究所の方で委託をしてやっております地域プラットフォーム事業,これも国の認証に基づいてやっておるわけなんですけれども,これが年々認証の額が減少してきておりまして,これ,当該年度にならないと分からないわけなんですけれども,それが2,000万円ほど減少したと,これが一番大きなものでございます。



○主査(小林正明) 

 加地委員。



◆委員(加地浩) 

 じゃ,今その造成費用の安い方法が見付かったということで,正に本当にいい節減が出来たということで理解してよろしいですか。(発言する者あり)はい。

 そしたら,次に,私,中央卸市場第一市場のごみ処理の問題について何点かお聞きしたいと思うんですけれども,段々これ,中央卸売市場での取扱い数,金額でも減ってくる中で,ごみ処理費用ですね。ごみも色々分別したりとかする中で,コストが掛かるような方法もありますし,あるいは,ごみ処理費用全体としての傾向ですね。それと,私,手元にある資料がちょっと古いんですけれども,日刊食料新聞の平成11年の記事から,全国各地,新聞社がアンケート調査を採られまして,各卸売市場でのごみ量,ごみ処理の方法等をアンケート調査したものがございまして,全国各地の中央卸売市場,あるいは関東圏の地方の卸売市場の調査のがありまして,京都市のごみ処理の量とか方法とかも出ているんですけれども,その中で,約50ほどの市場からアンケート調査された中で,ごみ処理費用に伴う費用,全額は出てないんですけれども,ごみ処理費用の負担が行政負担あるいは業界負担ということで,市場によってその負担率というのは本当に様々です。行政側が3分の1であったり,逆に3分の2であったり,折半であったり,あるいは生ごみは行政,あるいは発泡スチロール系は業界とか,いろんな負担割合があるんですけれども,この記事によりますと,京都と神戸の市場だけが全額行政負担ということになっているんですけれども,昔からそうなのか。今現在もそうなのか。また,そのごみ処理費用の負担というのが,京都の場合,もし全額京都市が持っているならば,手数料収入,使用料とかの関係で,本当に応分な負担割合になっているのか。その辺のお考えをお聞かせください。



○主査(小林正明) 

 田中第一市場長。



◎中央卸売市場第一市場長(田中耕造) 

 第一市場のごみの内容でございますが,ごみの量は,一つは,年々なかなか減らないという現状がございます。それで,年々ごみ処理経費が増えているんではないかとおっしゃることでございますけれども,焼却,環境局で燃やしていただいておるわけでございますが,その単価も段々上がってきているというのが,処理金額が増えるという要因にもあるわけでございます。

 それから,業界と京都市との負担割合等についてでございますが,平成15年度のごみ処理の実績から申し上げますと,京都市の方が焼却の手数料,いわゆる一般廃棄物とか発泡スチロール,これを燃やす費用でございますが,約1億3,000万ほどございます。それから,市場周辺に自転車とかバイクとかタイヤ,その他いろんなものが不法に投棄されるわけでございますが,そういったものを除却する費用,これはわずかですが,70万円ほどあるわけでございまして,約1億3,000万近いお金。

 それから,業界の方は何を出しているかといえば,魚の粗でございますが,魚粗,これは業界で持っていただいております。それから空き缶処理,それから,ごみを搬出したり場内を清掃する職員でございます。それから,トラックで集めてごみへ持っていく,そういった人件費,それは業界で持っていただいておりまして,おおむねこれが年間で約1億1,000万でございます。ですから,おおむね半々より少しは京都市の方が負担が高くなっているのが現状でございまして,今先生お話ありましたように,京都市の方では,このごみ処理経費は当然使用料の中に入っておりまして,いわゆる業界で負担されている所についてはこの使用料が低くなっている。そういった現実がございます。

 細かくつぶさには分からんわけでございますが,全体的に申し上げれば,京都市の場合は現行の使用料でいきますと,他都市と比べますと,仲卸,また卸も含めまして,上位,上の方に単価は高くなっておりますので。これだけじゃございませんけれども,そういう状況でございます。



○主査(小林正明) 

 加地委員。



◆委員(加地浩) 

 ちょっと新聞で見て,京都と神戸だけが全額負担ということで,どうなんかな思うて,実態をちょっとお聞かせいただきました。

 そういった中で,色々生ごみですとか,あるいは発泡とか,リサイクルできる段ボール等もあると思うんですけれども,そういった中で京都市として15年,16年度の2箇年で,生分解性プラスチック魚箱導入実験ということで,2箇年で今やっていられる最中なんですけれども,新聞報道等で聞くところによりますと,とうもろこしを原料とする生分解性プラスチック製魚箱を導入,2年間でやると。実験すると。年間24万箱を導入すると。その生分解性プラスチック魚箱は,使用された後に野菜くず等と混ぜて2週間掛けて発酵させ,発生したメタンガスを用いて発電や熱供給を行うという風に聞いておるわけなんですけども,これ,1年半ほどたちまして,実際その目標とされている年間24万箱,これ,年間で60万トンぐらいになるそうなんですけれども,全体の取扱いされる魚箱,トロ箱の大体20パーセント相当になるらしいんですけれども,実際に1年半やられて,その生分解性のこのトロ箱が本当にうまいこと流通しているのか。あるいは後の処理もうまいこといっているのか。今の状況はどうでしょうか。



○主査(小林正明) 

 白須推進室長。



◎スーパーテクノシティ推進室長(白須正) 

 先生御質問ございました生分解性プラスチックの魚箱実験でございますけれども,これにつきましては,京都市のバイオシティ構想の一環として環境分野というものがございます。それで,実は先行して14年度,15年度で工業技術センターとか工芸繊維大学等で,そういう生分解性をうまく活用できないかという,資源の観点から研究をしておりました。そういったことも踏まえて,生分解性プラスチックをうまく活用できるものがないかということで,今おっしゃいました魚箱ですけれども,元々魚箱といいますのは,全発泡製品,発泡スチロールのうち45パーセントが日本の中で魚箱ということで,ここに着目しまして,これを中央卸売市場第一市場で使えないかと。

 ただ,全体の量でいいますと,市場で使われている魚箱といいますのは,大部分が産地で冷凍されたものが来るわけですね。ですから,今回やりましたのは活魚,生きた魚で来て市場で殺すと言いますか,締める部分の一部をやったということでございます。ですから,全体でいいますと,大体0.5ないし0.6パーセントです,市場全体の中で今回使っている量は。飽くまでも実験的に使ってみたと。

 それで,箱数ですけれども,昨年度が約3万8,000箱程度,今年度は合わせまして,これ,薄箱という,はもとかひらめとか使うのと,鯛に使う鯛箱という中箱があるんですけれども,それを合わせまして五万七,八千と。合わせて9万強を使ったわけですね。それで,昨年の10月から今年の9月まで行いまして,従来の魚箱ですと,回収率といいますのは5パーセントぐらいなんですけれども,今回は分別収集で,実験でもあるので集中的に回収するということで,努力を業界の方にもしていただきまして,それでも33パーセント。小売りの方に流れていく分もございますので,そういった形でございます。

 それで,実験しました結果,一部薄箱につきましては,まだ従前の石油製品に比べますと,発泡倍率と言いますか,箱にするのにビーズのようなものを膨らましますので,その発泡倍率の問題で,それが固くて,元々はもに使いたいと思ったんですけれども,少しはもに形が付くようなこともございまして,それで使う目的を貝であるとか,ほかのものに変えたり,また鯛に変えたりしました。そういった中では,むしろ発泡倍率の関係上,一般的には丈夫であります。

 そういったことで,流通としては比較的順調に流れたんですけれども,やはり一番の問題は価格でございます。価格がやはり当初数倍ぐらい。これが将来的には2倍から1.5倍ぐらいになるかと思うんですけれども,そういった点の問題があると。

 それと,今おっしゃいましたメタン発酵ですけれども,これも伏見にバイオガス化の技術実証研究プラントがございまして,ここで発酵さすと,これは非常にうまく発酵したということで,生ごみと混ぜます,ということでございます。

 そういったことで,おおむね実験としては,業界の皆様方の御協力によりまして成功したと我々思っておりますけれども,価格の問題がございますので,すぐにどんどん広まっていくということにはならないと。ちなみに,京都の場合は,これ,農水省の補助を受けました2年間の実験で,今年度で終わりますけれども,宮崎漁連なんかがこういったものも使うという風に広がりは見せておりますので,今後,すぐにとは行きませんまでも,長い目で見ますと,CO2の抑制というのに非常に植物由来の生分解性プラスチックというのは役立つんじゃないかと,そういう風に思っております。



○主査(小林正明) 

 加地委員。



◆委員(加地浩) 

 私の知っているデータと大分違う所があったんですけど,価格も何か従来の価格が,ちょっと私のデータが合うているか分かりませんけど,1箱,従来製品ですと70円,この生分解性プラスチックだと大体200円で,私がもらっている資料ではあるんですけど,費用の面で,確かにもっとコストが安くならないと業界全体には広がっていかないとは思うんですけれども,今,2年間でやられているきちんとしたデータをほかの市場にも広げていって,これが環境に優しい製品として,京都からまた全国に発信していけばいいと願っております。

 そこで,今実験されている以外のトロ箱の処理方法なんですけれども,この処理の方法,破砕しても埋め立てても結局自然に返らないものですわね。これですと,発酵して自然にいずれ返っていく。あるいは,メタンガスを発生させた後,それは土に返してはるのか,後また燃やしてはるのか,ちょっと分かりませんけれども,色々と処理の方法として,熱で溶かしてインゴットにして原材料にしていく,あるいは溶剤を使って溶かしてリサイクルしていく方法とかあると思うんですけれども,燃やす方式はかなり高エネルギーで焼却炉が傷みやすいとか,あるいはダイオキシン発生等の問題で,段々燃やしていくのは全国的には少ないと聞いているんですけれども,京都の場合,何か燃やしていられると聞いたんですけど,その辺は事実関係はどうなんでしょう。



○主査(小林正明) 

 田中第一市場長。



◎中央卸売市場第一市場長(田中耕造) 

 京都第一市場の発泡スチロールについては,現在,汚泥乾燥用燃料ということで,燃やして使っております。それで,今先生おっしゃいましたとおり,他の市場では,いわゆる破砕して,プレスして小さくして,それを輸出している所もありますし,融解して溶かして輸出,これもなかなか最近買ってもらえないという話も聞きますけど,いずれにしましても,融解すると非常ににおいがする。そういったことと,投資が,いろんなやり方があるんですけれども,大阪市さんなんかはかなり高額の投資をされている。そういったこともございますので,投資と効果のその辺も十分見極めながら,京都におきましては,現在,汚泥の乾燥用としていずれにしても燃料が要るということでございますので,それに使っていただいておりますけれども,私どもとしても,今,ごみ全体の減量をどのようにしていくか。リサイクルですね。段ボールについてはできるだけ燃やさずにリサイクルする。発泡スチロールもこういった方法等によってほかの活用ができないか。そういったことも,業界を含めて今お話をさしていただいているところでございます。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 加地委員。



◆委員(加地浩) 

 他の都市でも,溶かしてとかいうことなんですけど,溶かして固めて原料にするのか分からないんですけど,今年の5月ごろの新聞を見ますと,日本からそういう廃プラスチック製品をコンテナで船で,リサイクル原料ということで中国の方にたくさん行っていたのが,いろんな不純物の混じった危険な廃プラスチックをコンテナの下の方に詰めて,上の方には比較的良好な廃プラスチックを混ぜてたくさん輸出していたと。それが中国政府に分かって,今は日本からの廃プラスチックの輸出ですか,中国側でも取引が止まっているような状況もありまして,この廃プラスチック製品の処理なんかは,日本だけに限らず,いろんな所で問題になっているわけなんですけれども,そこで,私,ちょっと聞いた新たなやり方として,発泡スチロールを溶剤につけて溶かす。そうすると,大体かさが100分の1から200分の1に溶ける。で,不純物が混じっていても,プラスチック以外の異物は溶けないという手法があるそうなんです。その手法を用いますと,その溶かした溶剤をまたリサイクルしますと,その溶剤がまた新たに再生される。また原材料として,再生ペレットとして,原料として使いやすいという,そういう手法があると聞いたんですけれども,これもやはりリサイクル工場,あるいは溶剤の費用とコストの面,私,詳しくは知りませんけれども,そういうことについて少しぐらい研究されているのかどうか。どうでしょうか。



○主査(小林正明) 

 田中第一市場長。



◎中央卸売市場第一市場長(田中耕造) 

 ただ今の発泡スチロールでございますけれども,私も非常に単に燃やすのはもったいないし,いろんなことができないかと。今先生がおっしゃいましたように,溶剤でこの発泡スチロールを溶かして油にして,それをまたバスで使える。そういったことも以前から聞いておりまして,業界にも色々話もしておりますけれども,いずれに致しましても,今それが全国的に広がらないというのは,やはりそこにまだまだ問題があるんではないかということで,今の段階では研究と言いますか,勉強しているようなところでございます。



○主査(小林正明) 

 加地委員。



◆委員(加地浩) 

 私もその溶剤で溶かすのは余り詳しくは知らないんですけれども,これ,発泡スチロールの場合,1キログラム燃やすと,CO2,二酸化炭素が3.38キログラム排出されるということで,この溶剤を溶かす手法ですとCO2が発生しない。ただ,そういうコストの面等でまだ全国的には広がりないということですけれど,京都として生分解性プラスチックの実験もされて,他都市でも行くという状況の中で,こういう溶剤の方も,もしコスト的に実験して広がりを見せるような方法があるならば,是非今後とも積極的に研究,検討の一つとして取り組んでいただきたいと思います。

 以上です。



○主査(小林正明) 

 進行します。岩橋委員。



◆委員(岩橋ちよみ) 

 失礼します。本会議でも少し質問さしていただきましたけども,先ほどからも出されています伝統産業の問題で,幾つか質問さしていただきます。

 まず,緊急雇用創出事業の問題なんですけれども,伝統産業,京の職人さんということで雇用を生み出したということなんですが,本会議でもありました,5年間で7億の予算で3万人の雇用があったということをお聞きをしております。資料も頂いたんですけども,本当に今こういった所に携わる方,仕事がないということで,そういう時期に本当に助かったという声がたくさん寄せられています。しかし,これ,今年度で終わりということになっていますね,国の事業ということで。この雇用創出事業について,局としてどのようにこの間の取組について評価されているのか。また総括されているのか。その辺をまずお聞きをしたいと思います。

 それから,基本計画の推進プラン出されておりますけれども,本市独自の対策も検討するということで書かれておるんですけれども,どのように検討をされているのか。併せてお聞かせください。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 国の緊急地域雇用創出特別交付金の制度でございますけれども,今先生からございましたように,平成11年度から始まりまして,今年度までで,いわゆる中小企業枠というものの合算を致しますと,総額で7億3,000万円,雇用の人員でいいますと,延べ3万7,000人の方々が雇用されたということでございます。もちろんこの制度そのものは市のいろんな施策の所で使われておりますので,全体でいきますともっと多いわけですけれども,伝統産業の分野で今申し上げましたような創出効果がございました。これは単に雇用が創出されたということだけではなくて,例えば,小中学校や生涯学習施設にそれぞれ職人さんが行かれて授業に当たられたり,あるいは体験コーナーを作られるとか,そういう伝統産業の教育であるとか啓発であるとか,そういうことも含めて,非常に意義があったんではないかという風に思います。

 ただ,今ございましたように,これにつきましては100パーセント国の補助金,今回のこの11年度以降の非常に厳しい経済状況の中で,広く雇用を創出するという観点で設けられた国の制度でございまして,現在のところ,国の概算要求の中でも17年度にはこういう予算については盛り込まれておりませんので,この制度については今年度で終わるということが確定をしているところでございます。

 今ございます推進プランの中で,本市独自の雇用の対策みたいなことは書かれておるわけなんですけれども,そこで書かれているのは,緊急の今の雇用創出の事業を継続するように国に引き続き要望をすることと,それから,新たなそういう京都らしい雇用創出策について検討をしていくということで,これにつきましては,いわゆるこれまでは雇用そのものを所管する部局がない中で,関連する部局が現在色々どうしていくか協議をしているところでございます。



○主査(小林正明) 

 岩橋委員。



◆委員(岩橋ちよみ) 

 今お話がありましたように,特に学校へのそういった職人さんの派遣ということで,これは非常にいい効果と言うんですか,本当に伝統産業を子供たちに伝えていくまずその第一歩という所で,子供たちがそういうものに関心を持っていくという風なこと,また直接職人さんにも触れる。職人さんとの交流にもつながって,職人さんからも本当に子供たちのそういう対応ですか,そういう感動的なお話なんかも含めて,すごくいい取組だし,引き続きやってほしいという声もあるんですね。具体的に学校でいろんな取組がされていて,例えば,京都のまちにきれいな井戸水がたくさんわいて,染め物に役立ってほしいというようなことを子供たちが言う。そういうことですとか,どんなに科学技術が発達しても,昔からの友禅染なんかはいつまでもなくならないでほしいということで,学校教育の中でそういうものに触れて,子供たちがそういう風に実感するというのは,やっぱり将来のそういう後継者を作っていくという点でも,すぐにつながるかどうかというのはあるんですが,非常にやっぱり大事な取組ではないかなという風に思うんです。これはやっぱり是非産業観光局としても,伝統産業を子供たちに引き継いでいくという,こういう点からも是非やっぱりこういう取組は引き続き続けていただきたいと私は思うわけです。

 またこれについて御答弁もいただきたいと思いますし,国の事業ということであるので,本市独自でということなんですが,例えばいろんなことができると思うんです。今もやられていると思うんですけれども,町家を活用したりですとか,それから公の施設を使う。また,先ほどもお話がありましたけれども,京都の玄関口に伝統産業,特に和装産業がこの京都から発信をしているわけですけれども,そういうものを京都駅の所で実演をしていくというような,そういう場を作るですとか,様々やられていることもありますけれども,やはりそういう点で雇用にも結び付き,そして伝統産業の振興にもつながっていく。そういう取組というのは色々考えていただいたらできるんではないかなという風に思うんですね。

 それから,伝統工芸士さん,これもちょっと私資料を頂いたんですけれども,たくさん認定をされていて,5,000人近くということに今なっていると思うんですけれども,そういう方もいろんな取組をされていると思うんですけれども,やはり今大変な中で,認定されても仕事がなかなかないんやということとか,その次のやっぱり仕事につながっていかないというような悩み。逆に,こういうものは返上したいというような,そういう声が出たりとかということもあるんですね。折角認定された方々,こういう方にもそういう技を生かしていくという,こういう場を作っていただくというのは,またそういう雇用の場にもつながっていくんではないかなという風に思うんですけれども,そういう工夫ですね,更にしていただいて,取組を進めていただきたいなと思うんですけれども,いかがですか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 この緊急雇用の創出特別交付金につきましては,元々こういう制度が厚生労働省の方で出た折に,これは近代的な産業の失業者をターゲットにしたような制度だったわけです。ところが京都の場合の伝統産業といいますのは,そういう雇用関係にない場合も多く,実は,その当時は直接こういう制度が行けるかどうかというのが危ぶまれたわけですけれども,京都府の前知事の荒巻知事がわざわざ国にお出向きになって,京都の実情を訴えられて,そういう中で,いえばこういう京都の伝統産業にも適用できるような,そういうことになったという経過があるわけです。そういう意味では,先生おっしゃったように,国の制度を直さい的に扱うんじゃなくて,工夫をして活用ができたいい例ではなかったかという風に思うわけです。

 ただ,最初に申し上げましたように,これは100パーセント国の補助金の中でやっておるわけです。先生,工夫とおっしゃいましたけれども,これを仮に次の年度からやろうとすると,これは全くの新規の事業を,我々は新しい財源をどこからか持ってきてやらなければいけないということになります。御承知のような経済状況の中で,どこかをスクラップをしてこれを持ってくる。これは何も伝統産業課だけの話ではないわけですけれども,そういう中で,今年の2億というようなオーダーの金額が持ってこれるとか,あるいは,もっともっとそれを小さくして持ってくるというのは,正直言って非常に難しいだろうと思うんです。

 そういうことで,こういう事業そのものは,まあ,来年度の予算の話ですので,この場で詳細についてやるのはいかがかと思いますけれども,そういうことではなくて,先生おっしゃったように,工夫できる部分ですね,あるいは今回得られたいろんなノウハウであるとか,知識であるとか,そういうものを活用して施策には生かしていかなければいけないと,こう思っております。



○主査(小林正明) 

 岩橋委員。



◆委員(岩橋ちよみ) 

 財政非常事態というような中で,どんどんいろんな分野で削られていくということはあるわけですけれども,私は,やっぱり京都というのは伝統,地場産業のまちであると思いますし,そういう点で,もっともっと予算も含めて頑張って取っていただくということをしていただきたいなという風に思うんです。他都市,金沢とかああいう所なんかに比べると,予算の規模も違うわけですけれども,そういう意味では,この伝統産業に対するその予算というのは少ないという風に思うんですね。

 ですから,そういう点で是非頑張っていただきたいし,工夫もしていただいて,やっぱり今大変な中で,職人さん,技を伝えていきたいということで頑張っておられる。ここを支援をするというのは,やっぱり大きな京都市の行政の役割ではないかなという風に思いますし,是非子供たちの,先ほども言いましたけれども,学校でのああいった取組,是非考えて,引き続き継続していけるような形で取り組んでいただきたいなという風に思います。

 それから,次に後継者の育成の問題なんですけれども,西陣企業調査報告の中でも,3年ごとに調査をされているということなんですけれども,従業員数,これが示されております。3年ごとに2,000人がどんどん減っているというような結果になっておりますね。それで,29歳以下の若年層,ここを見ますと,96年923人だったのが,2002年では397人ということになって,どんどんやっぱり減っているという実態が見えます。

 また,同じ西陣織の関連工業調査,ここの所で事業を継続したいという方,その理由として,技能や技術を残したいというのが61パーセントあると。一方,自分の代で廃業したいという方もいらっしゃって,その理由は,後継者がいないというのが57パーセントということで,やっぱり若い後継者ですね,継いでいく。そういう方がどんどんやっぱり減っているという実態がここで見えると思うんですね。技術を本当に継承したいという,こういう思いはすごく大きいと。しかし,後継者がいないという,やっぱりこういう実態があると思うんですけれども,こういう実態についてどのように考えておられますか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 今朝ほどの伝統産業活性化条例の所でもるる出ておりましたけれども,いわゆるパイが小さくなると言いますか,生産量そのものが業界全体で縮む中で,それぞれの発注量も落ちてくると。そういう中で利益が上がりませんので,なかなか後継者というものも上がってこないと。ですので,この活性化の視点は,やはり受注が増えて食べていけると。食べていければ,元々高度な技術でやっていっている部分ですので,是非それを生かしたいという若い方々も出てくるだろうという風に思うわけですね。

 そういう意味で,一つは,今検討委員会の中で議論されている,いわゆる消費者のニーズも見たそういう活性化策がどうかというのが一つあろうかと思います。それからもう一つは,そうなってしまったときに,今のような厳しい状況の中で,そういう貴重な技術をちゃんと残していく,そういう部分の必要性,こういう議論もされているところでございます。

 私どもには産業技術研究所という非常に技術的にはしっかりした研究所もございますし,そこで色々な後継者の技術的な育成策も行っているところでございますけれども,今申し上げました両面から何ができるのか,何をしなければいけないのか。その辺りについては,現在のその議論も見ながら,本市としての施策についても,今後どうあるべきか考えていきたいという風に考えております。



○主査(小林正明) 

 岩橋委員。



◆委員(岩橋ちよみ) 

 消費者ニーズをつかんでいく,そういう点からの活性化,それから,技術をやっぱり残していくという点からのそういう施策というのは非常に求められると思いますし,本当に緊急の課題になっていると思うんですね。今お話がありましたように,産業技術研究所でみやこ技塾ということで,研修なんかに取り組んでおられるということもありますけれども,本市の技術後継者育成制度,これ,本会議でも述べさせていただいたんですが,見直しをされて,要件の緩和ということで努力をされていることは分かります。しかし,全体としての人数ですとか,その辺,予算という点でやっぱり減っていると思うんですね。そういう点で,もっとやっぱり充実さしていくということが必要ではないか。

 それから,伝統産業功労者認定で支給されていた20万円ですかね,これもなくなってしまったということで,財政難の折,色々こういった点でも予算が削られているという実態があるんですけれども,こういう点,育成制度の充実。それから功労者認定の支給の20万円,こういった点もやっぱり復活をさせるべきではないかと私は思うわけですが,いかがですか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 まず,最初の伝統産業の育成者の育成制度についてでございますけれども,これにつきましては本会議でも御質問がございましたが,従前は3年間で36万円,年間12万円ずつお支払をするということと,対象となる年齢なども割合にタイトなものだったわけなんですけれども,これを一括をして40万お支払するということと,それから年齢要件あるいは従事期間なども,現在でしたら,かなり高齢と言いますか,大分年がいってからも従事をしたいという方もおられますので,そういうことも考慮して,大分幅を広げてきたところでございます。

 これは制度の概要なんですけれども,それだけではなくて,これまでですと,いわば,そういう方が本当に従事しているかどうかということで受給を決めていたわけですが,これからは本当に産地を担っていただきたいということもありまして,いわゆるそういう審査の委員会を設けまして,そこにそれぞれの方が論文を書いて,そして面接をして,かなりやり取りをして,その意欲を見て,そういう中からセレクションを掛けてやっていくということ。それは単に自分の技術を生かすということだけではなくって,若葉会という,そういう育成試験を受けた方々の団体があるわけですけれども,そういう中で横の連携も持っていただいて,幅も持っていただきたいという,こちらとしてもそういう望みもありまして,そういう方々にしているところでございます。

 今,予算のお話がございましたけれども,全体でどれだけがいいのかというのは確かにあろうかという風に思いますけれども,育成制度をこれからどうしていくか,そういうことについても,先ほどの検討委員会の中の柱の一つであろうかと思いますので,そういう議論の内容を見て参りたいという風に思います。

 それからもう1点,伝統産業技術功労者,これは長年功労があった方,職人さんですね。もう60歳以上の方々になるわけですけれども,そういう方々に功労者としての認定を行ってやっているわけでございます。

 これにつきましては,功労金という形で昨年度までは20万円,確かにお渡しをしておったところでございます。確かに先生おっしゃるように財政的な部分もあるわけですけれども,いろんな施策を見直していく中で,この功労金がどういう位置付けで,どういう価値なのかと。もちろん20万円は20万円の値打ちがあるわけですけれども,そういう議論をしていったときに,やはり一番大事なのは,その方を顕彰をして,広くオープンにその方を顕彰して,そして周知をせしめる。そういうことが大事であるということと,それから,非常に功労のある方がそれだけで終わらずに,業界の中で更に後進の指導にも当たっていただきたいという,この2面だという風に思うんですね。

 そういうわけで,20万円というのは確かになくしたわけですけれども,それを皆無ということではなくて,かなりそれを顕彰する,別に物もお渡しをしたりしたんですけれども,その部分についてはかなり京都らしい値打ちのあるものにもしておりますし,それから,春秋会という活動をやっておるわけですけれども,そういう中での活動についても,今後まだまだ充実をしていきたいという風に考えているところでございます。



○主査(小林正明) 

 岩橋委員。



◆委員(岩橋ちよみ) 

 丁寧に説明していただきましたけれども,非常に財政が大変な中ということなんですけど,顕彰制度も非常に大事だと思うんですけれども,やっぱりそういう方が本当に技を生かして仕事にもつながっていくということで,伝統産業の振興にそれがつながる。こういう取組にしていくということが必要ではないかなという風に思いますし,育成制度,これについても,今,検討委員会の中でという風なお話もありましたけれども,是非充実をさしていただくように検討していただきたいなという風に思います。

 ちょっと時間が大分なくなってきておりますので。

 また,全国で,私,本会議で紹介さしていただいたんですけれども,本当に後継者育成ということと雇用の拡大という点で,静岡市のことを紹介させていただきました。ここではクラフトマンサポート事業ということで,三つの制度で4事業行っているということで,ものづくりを目指す後継者への奨励金ですね,技術習得奨励金,それから技術指導事業所に対しても10万円の限度の指導料,指導者にも10万円ということで,また,独立して工房などを開業していくというところで月10万円ということで,そんなたくさんということではないんですけれども,やはりこういう技術の習得から,ものづくりで生計を立てていくという所までの一貫したやっぱり支援策,技術を伝える職人さんへの支援も行っているということで,非常にこれは大事な取組ではないかなという風に思っておりますし,こういうものも是非参考にしていただいて,色々振興に向けて取り組んでいただきたいなという風に思います。

 それから,ちょっと最後になんですが,時間がなくなりました。本会議でも,西陣のダイレクト・ジャカード更新の問題で質問さしていただいたんですけれども,御答弁の所では,ものづくり元気融資などの制度融資で支援しているということで局長さんの御答弁もあったんですけれども,やはり融資を受けて返済できるかどうかということで,本当に賃機の職人さんなんかは今大変な事態があると思うんですね。そういう点で,今,そういう実態がどうなっているのか。紋紙で動いている織機,それからダイレクト・ジャカードの数など,そういった実態というのはつかんでおられるんでしょうか。その中で,耐用年数がもう過ぎたという,こういうものはどれぐらいあるのか。つかんでおられますか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 今,先生御指摘の状況については,報告は聴いておるんですけれども,台数という辺りまではちょっと今承知しておりません。



○主査(小林正明) 

 岩橋委員。



◆委員(岩橋ちよみ) 

 是非その辺もつかんでいただきたいなという風に思います。色々とソフトが開発されて,研究所の所でも安価に提供されているということなんですが,それを使うためにコントローラーを改造していかなければならないという所にもお金が掛かるという,こういう事態なんですね。述べさしていただいたように,本当に先の展望がないという中でやっぱり廃業しかないというような,そういう実態にもなっていくということで,本当に西陣の産地自体が崩壊していきかねないというような状況になっていく。だからこういう所に,京都が和装産業,伝統産業を守っていくという点での行政の支援が必要だし,役割があるのではないかなという風に思うわけです。是非調査をしていただいて,融資ではなくて,補助とか貸与ということで是非検討をいただきたいという風に思います。

 そういうことですけれども,今,従来から色々議論がありました,危機ということで伝統産業が言われるんですけど,一方で,着物ブームとか,また職人ブームというのがやっぱり起こりつつあるという実態があると思うんですね。そういう点で,伝統産業,中小企業が集積するこの京都で,もっともっとやっぱり市の予算もここの所に掛けて守っていくということと,それを更に発展させていく,振興させていくということで,是非積極的な取組を求めたいと思います。最後に御答弁いただいて終わります。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 今ございましたダイレクト・ジャカードにつきましても,元々のソフトから私どもの繊維技術センターでやっておるものでございますし,そういう技術的な部分,それから融資などのそういう資金的なものの後支え,そういう部分も含めて頑張って参りたいという風に思うところでございます。

 午前からございますように,活性化条例のために検討委員会をやっておりますので,その議論も見ながら,有効な活性策について検討して参りたいという風に思います。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 進行します。津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 私たち公明党は,昨年の10月に京都市観光振興政策に関する提言を行いました。その中で,国際観光都市京都の復活ということで3点課題を挙げさせていただいた中で質問させていただきたいと思います。1点目には広報,情報発信の充実ということ,2点目には接客案内システムの充実,3点目は海外からのインセンティブ・ツアーの企画,誘致の促進ということで,ちょっと,1点目,2点目について質問していきたいと思います。

 世界の観光市場というのは,昨年,7億人もの人が国外旅行に出掛けたということで,世界の総生産の1割を占める3兆5,000億ドルを稼ぎ出したという,大きな大交流時代を迎えていると思います。観光は世界の最大の成長産業と言っても過言ではないと言われております。その中におきまして,日本は諸外国に比べて外国人の観光客の受入れがまだまだ実績が大変に後れていると。2004年度の観光白書によりますと,昨年度,訪日外国人の旅行客は534万人ぐらいで過去最高だったというんですけど,それでも世界の33位であると。逆に,海外旅行に向けて日本人が海外に行かれたという方は1,652万人の方が行かれている。世界の第11位になっているということなんですね。日本を訪れる観光客の方が,日本を出る人の約3分の1になっている。

 ここで,やっぱり京都におきましても,私も毎朝,先日も勉強会で言っていたんですけど,河原町通を通りますと,外国人の方が歩いていらっしゃるのを見るんですけど,それでもやっぱり全体からしたら,なかなか数としたら少ないということで,国も2010年までに日本を訪れる外国人を,今,大体500万人ぐらいですので,1,000万人にするということでアピールをされている。ビジット・ジャパン・キャンペーンを始めたということがあります。この国際観光都市の京都におきまして,外国人の旅行客は,前年度,15年度で45万人だった。その前年度よりも3万人減っても45万人が京都に来られた。ますもとマニフェストにありますように,19年度までに外国人の宿泊観光客を今の3倍,150万人を目指すということがマニフェストにあるんですけれど,今のこの状況だと,3倍の観光客の方がこの京都に来ていただけるかどうかというのは,ちょっと問題じゃないかなと思います。観光客の誘致をされる御努力をまた一回聞かせていただきたいなと思うのが1点目です。

 それと,海外からの日本に旅行に来る方の理由として,PRが少ないんじゃないか。海外からの誘致のPRが予算も少ないし,人員も少ないんじゃないかということも挙げられている。旅行客が一番受入れの多い所はフランスで,またアジアの香港などでも,本当にそれの1割ぐらいしかPR費を使ってないという試算も出ていますので,今,この中にマニフェストにあります5大重点市場ですか,アメリカ,台湾,韓国,中国,香港と,まずそういう5大重点市場におきまして,海外の旅行エージェンシーとかそういう所において,京都の魅力をメディアとかを通しまして,インターネットでもされていると思いますけれど,どんどんそういうことをされていらっしゃると思いますけれど,国もトップセールスマンとして小泉首相が出て,外国人の方を訪日を促進しているようなビデオを作って,韓国とかアメリカに放映してきたという記事もありまして,韓国や台湾,アメリカなどの新聞とか雑誌,テレビとかでPRをして,訪日,日本に来てくださいということをやっていると。京都においては,そのようなメディアを通して諸外国,今言いました5大重点市場などにそういうことをされているのかどうか。ちょっとお伺いしたいなと思います。2点,お伺いしたいと思います。



○副主査(安孫子和子) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 京都市の外国人観光客の誘致の対策でございます。大きくは2点ございます。1点は,いわゆる受入環境の整備ということで,4箇国語表記の拡大に今努めております。今,約1,800近くございますけれども,今後,特に今年度につきましては,国の国土交通省の観光推奨バスの路線の指定制度を今年受けまして,それで大幅に100箇所以上,新たに観光案内板を設置していきたいという風に考えております。

 そしてもう1点は,逆にこちらから打って出る形での誘客でございますけれども,一つには,現地に出向きましてプロモーション活動を行う。また,逆に現地のマスコミや旅行エージェントを京都に招請して,そこでキャンペーン活動を行う。こういった2種類の取組を行っておるわけでございます。

 2点目の,まず,先ほど先生から御指摘いただきました5大重点市場への取組でございます。これにつきましては,私どもも現在の観光客数を3倍にするということで,是非実現したいという風に考えております。

 ただ,韓国,中国,台湾,こういった所に直接京都市の事務所を開設するというのは,現在の財政事情の中で大変厳しいものがございますので,しかるべき現地の組織,団体等の中にそういった拠点が設けられないか。できるだけ早くそういったものが開設できるよう,現在,検討を進めている状況でございます。

 以上でございます。



○副主査(安孫子和子) 

 津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 一日も早く,取りあえずはどこか1箇所からでも結構ですので,そのような拠点を作っていただいて,京都のやっぱり良さをどんどん打って出ていただきたいなと思います。

 それと,また来られた方が,午前中にも先生の方からありましたけれど,観光案内所の充実とか,そこら辺がすごい大切じゃないかなと思うんです。パンフレットとかウェブサイトとかを充実させるのと同時に,実際に入洛された方への人的なサービスと言うか,語学の直接対応する方を充実させていくことも必要ではないかなと思いますけれど,その点。

 また,先ほどおっしゃいました4箇国語で表示もされている。案内版としたら162,案内標識としたら44で,約200ぐらいが観光地の4箇国語で今されていると。後は2箇国語,3箇国語というようなことなんですけれど,1,600ぐらい観光地の標識が京都市の中にあるという中で,まだ200というのは少ないんじゃないかなと思います。これも一日も早くしていただきたいなと思いますけど,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 市内の観光案内標識の類でございますが,大きく4種類ございまして,いわゆる2キロ四方の地図を載せておりますのが観光案内図版,こちらが187ございまして,4箇国語表記が既に終わっておりますのが162でございます。京都市がこういった4箇国語表記を力を入れ始めましたのが平成9年からでございます。現在,この約2キロ四方の案内地図を載せているこのタイプを強化していきたいということで,先ほど申しました国の路線バスの指定を受けまして,約50箇所,今年度このたぐいの案内版を増やしていきたいという風に考えております。

 それから,現在地表示版,これが平成10年からライオンズクラブの皆様の御協力によりまして,これは800メートル四方の地図を載せておるわけですけれども,これが現在929ということで,今年もライオンズクラブ様の方にお願いに行っておりまして,1,000箇所を超えるのではないかということで,今年度末には相当,市内の観光案内図版が良くなったなという風に御実感いただけるんではないかなという風に考えております。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 またよろしくお願い致します。

 今年の3月から,韓国の修学旅行生が,また9月から中国人の修学旅行生のビザがなくなって,日本に来やすくなったという話を聞いたんですけど,海外からの修学旅行生の誘致は,実際今どのぐらい現実にされているのか。今後どのように取り組んでいくのかをお知らせください。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 海外からの修学旅行の誘致でございます。先生御指摘のとおり,この3月から韓国の修学旅行につきましてはノービザ化ということで,来ていただきやすくなったわけですけれども,実際のところは,実はなかなか料金的な問題もございまして,海外からの修学旅行については,まだ大きなブームという所までには至っておりません。



○主査(小林正明) 

 津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 今の段階では,まだそういう誘致もされてない。今,韓国のブームで,日本からはたくさん行かれていますし,昨日もあれですけど,される予定はあるんですか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 誘致の取組でございます。既に誘致の取組をやっております。誘致に大変積極的な寺院もございますので,そういった寺院が既に韓国にも訪問されておりますし,私どもとも連携を取りながら,今進めているところでございます。



○主査(小林正明) 

 津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 今後ともどうかまたよろしくお願いします。

 後,外国の方が来られて,日本はやっぱり文化,伝統のある都ですので,色々とそういうのに直接触れていきたいなと思うと思うんです。例えば狂言とか能とか,現実に見たり,そういうのにちょっと触れたりとかしたいな。そこも一つの京都の,東京とかほかにない魅力のある都市だと思うんです。でも,なかなかそういう現実に触れるということがないと思うので。私もちょっと調べましたら,祇園コーナーというのが,海外からのお客様の夜の観光地の一つとして,昭和37年に祇園コーナーが出来たとお伺いしたんですけど,それが平成15年にリニューアルをされたんですけど,ここはどのような取組をされていらっしゃるのか。ちょっと教えていただけますか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 祇園コーナーにつきましては,先生御指摘のとおり,昭和37年に,海外からの観光客の方を対象に日本の伝統文化,伝統芸能を観賞していただく場所ということで,具体的には芸舞子さんの踊り,それからお茶やお花を観賞していただく施設として,現在運用をしているところでございます。



○主査(小林正明) 

 津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 今は大体どのぐらい。1日と言うか,月でも。どのぐらい掌握されていますでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 ちょっと詳しい資料を今持っておらないんですけども,後ほど資料で提出させていただきます。



○主査(小林正明) 

 津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 先ほども言いましたけど,山地水明のこの京都,また文化芸術の本当に優れた伝統のある京都ですので,やっぱりほかにない京都らしさ,私たち京都に住んでても,先日も歌舞練場で京都創生のお話をされましたけど,京都に住んでいる人たちが京都を知ってない。私もその一人じゃないかなと思って反省をした次第なんですけれど,やはり私たち自身が京都をもっと知ってPRをしていく必要があるなと思います。しっかりと今後,京都へ来て,ああ,とてもよかったという印象で海外の方にも帰っていただきたい。国内の方ももちろんですけれど,海外の方にも帰っていただきたいし,またあの京都だったら行きたいなという思いになっていただきたい。その意味でも,ソフトの面でもハードの面でもしっかりとまた今後取り組んで,19年度には本当に,口だけじゃなくって,3倍の150万人の国際交流ができますように,しっかりとまた取り組んでいただきたいことを御要望致しまして,質問と致します。



○主査(小林正明) 

 先ほどの祇園コーナーの資料は,あれ,個人資料でもいいんですか。津田委員。



◆委員(津田早苗) 

 はい。



○主査(小林正明) 

 はい。了解致します。

 それでは,理事者,個人資料ということですので,よろしくお願いを致します。

 続いて,進行致します。中村委員。



◆委員(中村三之助) 

 私から,数点お尋ねをさしていただきたいと思います。

 まず初めに,伝統産業の日の件です。平成13年のときに,本会議の代表質問で私の方から,京都が着物姿いっぱいであふれる,そういった光景を意図的に作り出してはどうかと。これは伝統産業,特に和装産業振興という話の中でそういう提案をさしていただいて,そして着物姿の方は,市バス,地下鉄を無料にしてほしいというようなことをお願いをさしていただいて,その際の市長の答弁が,和装産業振興だけではなくて,京都には多くの伝統工芸品があると,こういった伝統産業全体をひっくるめて,伝統産業の日というものを作っていきたいというような,そういった趣旨の答弁がございました。

 そして,平成14年に,まず,その日をいつにするかということで,春分の日を伝統産業の日にしようということが決まり,そしてその年は日が決まっただけで,そこからのスタートでしたよね。これからそれを一つの契機に取り組んでいこうということで,1年掛けて,その次の平成15年の伝統産業の日に向けて色々取組が積極的にされて,その平成15年を迎えたと。そのときも確かに苦肉の策で,新聞折り込みで1回乗車券というようなものを作っていただいて,着物姿の人は無料やと。それに対して,何で,そんなん着物着てたら分かるやないかと,そんな一々券出さんでもええやないかというような話をさしてもらったようなことがあったわけです。

 そして,今年の春,今回と言うか,今,手元にその当日配付された関連の資料をちゃんと残してあるんですけど,伝統産業の日というこういったパンフレットと,それからガイドブックがあります。それには同じように何枚もの着物無料乗車券が印刷されてあって,1回やなくて何回も使ってくださいということで,とにかくパンフレットを作っていただいたと。

 そして,中身も,特に花灯路事業とタイアップして,1日だけやなくて10日間,着物姿の人は市バスも地下鉄も無料でオーケーですよと。だから,どんどんこの期間に着物を着ていろんな所へ出掛けてくださいと。また,京都だけやなくて,広く近隣の他府県からも,日本全国からお越しくださいということでの展開だったと思うんですね。大変関係の方々御努力いただいて,1年目はしょぼしょぼというような部分があったけれども,この16年の今回の春は,大変広くいろんな関係の協力も得てなされました。

 その中で,最初,これも代表質問のときも言っていたんですが,さっき小林委員もおっしゃいましたけど,ネットワークを作っていくべきやと。というのは,各業界の。先ほど言ったように,着物の壁は何かいうたら,自分で着れない,それから髪結いさんが高い,それから洗濯が高い,こういったことがやっぱり着物を着る人にとっての大きなハードルになってると。これを楽に超せるように,それぞれの糸偏の業界の奥さんというのは結構着付けをやってはる人が大変多いのは,みんな知ってはるわけですよね。だから,そういう所の方々とネットワークをして,そして協力店と伝統産業の日協力店という札を作って,どんどん知らしてやっていったらどうやというようなことを言ってたけど,そこまで至らなかったんですよね,今回。

 そこで,まずお聞かせ願いたいのは,この平成16年の3月,花灯路事業と一緒に行われた伝統産業の日のこの事業がどのようであったか。それをどう総括されているのか。その辺の全体像を簡単に,簡潔にちょっとお聞かせ願えますか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 経過については今先生が御説明があったとおりでございまして,平成15年の伝統産業の日は,15事業で3万8,000人の御参加でした。しかし,今年の3月の15年度の事業につきましては,28事業で9万4,000人ということで,非常に増えております。また,市バス,地下鉄などの乗車につきましても,今ございましたように,最初は1日だけだったのが,花灯路事業と同じにしたということ,あるいは無料で入れる施設も大分増えたということで,非常に利用者の数も増えて,もう一つは,業界の方々が自分たちの事業として積極的にかかわっていただいたということで,これも14年度時点とはちょっと違って,かなり事業として定着をしてきたのではないかという風に考えておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 中村委員。



◆委員(中村三之助) 

 ありがとうございます。私の今回のこの件で,前にもお知らせしたと思うんですけれども,中身については,本当に色々広くいろんな関係機関へも折衝されて,それで協力店と言うか,いろんな,着物を着てたら特典が得られるといったような部分とか,京都市内いろんな所でイベントが行われるというような,そういった努力とかをされているのはよく聞いていましたから,これは当然ありがたいなと言うか,よく頑張られたなと。

 ただ,出来合いのものもこれ,いいんですよ。何がよくなかったというのは,折角そこまで努力してはったのに,遅かったんですよね,成果物が,このパンフレットの。これが結局遅いがために,広く,そのときは,要するに業界の人に対して,こんなんがあるから,それぞれ,あんた所の業界,帯屋さんはこれは全部着物着いよと,それでみんなお客さんにこれ渡してやと,ここの業界に対しても言うて。要するに,PR活動をするに必要なパンフレットが製作が後れたがために十分できなかって,それで当日を迎えたと。だから,現にへえと言う。要するに知らん人が,初年度もあったけど,やっぱり今回もあったというのが事実と。そこが残念でならんと。折角努力したものが,その分十分報われない状態で事業を迎え,それで終えてしまったなという,そういう感があるんですよね。

 だから,ついては来年の,今年度のやつですけども,来年の3月に行われる事業についてですが,そういうものも含めて,それと,どうにかならんのかというのが,要は,要するに着物を着てたらすべてオーケーやないかという,要するに国との折衝がハードルがあるんですという所ですが,その辺の状況はどうなのかということと,それから更に言っていました各業界とのネットワーク,それと事業の拡大,こういったもの,今年度事業についての目算をちょっと示してもらえますか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 まず,広報については先生おっしゃるとおりで,業界の皆さんに御協力いただいた事業を色々こうやってまとめ上げていく中で,どうしても時間が掛かってしまって,パンフレットなどが遅くなっていると。特に,観光事業と花灯路などのタイアップをしているわけなんですけれども,やはり観光の方が随分早い立ち上げで,パンフレットなども早いわけですけれども,そういうものになかなか載せていただくようなタイミングで事業が固まらないというような反省はございます。どこまで行けるかというのはあるわけですけれども,そういう点を踏まえて,できるだけ早く広く周知できるようなことを考えて参りたいという風に思います。

 それから,2点目の,バス,地下鉄の乗り方なんですけれども,これは今先生ございましたように,着物を着ているだけでは,それをフリーパスにするというのはちょっとどうしても難しい部分がございまして,それで,今年やりましたように,できるだけ広くチラシをまく,あるいはどこでも置けるようにする。そういう形で,利用をしやすいようにしたいと思います。

 それから,もう1点は,無料で入れる施設も今年は更に充実をしまして,もっと増やす予定でございます。それも御相談してみますと,やはり着物だからフリーパスというわけにはなかなかいかない部分もございまして,そういうチケット方式ですね,これはできるだけ大々的に配布するということで考えていきたいという風に思います。

 それから,3点目の,最後の着物のネットワークの件なんですけれども,これは現在,着物の小売りの事業者の方々に御相談を持ち掛けておりまして,この期間,無料で簡単な着付けを直すやつですね,いわゆる協力店という形で御協力をいただけるような方向になってきております。そういうネットワークを段々広げていって,できれば将来的にはそういう枠以外でもやりたいわけですけれども,まず,この期間,そういうことがうまく行くようにやって参りたいという風に思います。



○主査(小林正明) 

 中村委員。



◆委員(中村三之助) 

 色々御努力していただいていることに大変ありがたく思うんです。だから,今の中で色々まだまだハードルがあるみたいですけれども,特に乗車のチケットがどうしても必要だと。色々な関係でそういう部分も分からんこともないんです。ただ,利用する方が,そしたら,先回もそうでしたけれども,そこへチケットがあれば入れるそういう施設の入り口にちゃんと置いてあると。だから,何にもなくて行っても,言うたら,ただ券が横にあって,そして入るというような,確かそんなことも何箇所かでやってくれてはったと思うんですけども,それであれば,言うたら,ある人は持ってて入ってはる,ある人はないさかい金払わなあかんというような,着物を着ててですよ,そういうことがないように。とにかくチケットは要るんやさかいに。どこでも,そういうようなものが多く,言うたら,必要な所にぽんと置いといたら,着物を着た人はそれを取って,はい言うて渡したらすっと入れるということやから。要するに,利用者の便利を考えてほしいということです。

 それと,パンフレットの件ですが,花灯路のポスターですが,花灯路の名前がばーっと出て,伝統産業の日がもう一つ薄れているというポスターでありました。それのことをもう一回指摘したいのと,もう一つは,その伝統産業の日いうたら春分の日一日なんですけども,実際,これ,期間と言うか,タームというような感じで,伝統産業タームと言うたらおかしいけれども,伝統産業期間というのも語路がどうか分かりませんが,何か市民が,伝統産業の日いうたらその日だけやさかいに,その日しかあかんのかなというような形でその事業を捕らえてしまいがち違うかなと。その辺の何か工夫をしてもらった方がええのかなというような思いを持ちます。

 そんなことで,後,府との協力も昨年からやっていただいていますし,更に広まるということもお聞きしていますし,これからは,これが本当に生きた中で実あるものとして事業展開されなあかんと。ついては,当然,我々自身も着ていかなあかんですけども,大体,和装振興については,業界の人とも色々ぶっちゃけた話するんですけども,はっきり私も,これ,和装産業で和服がどんどんどんどん日常化するか言うたら,絶対そんなことないですよね。ね,清水さん。政策監,こうやって着ておられるのは,立場上もあって着ておられるんですが,絶対そんな,僕もたまに着物を着て,着物着てて走れませんもんね。だから,不便さは絶対あるんですよ。ただ,着てたら何かぐっと引き締まるのと,何か日本人やなという気分とか,とにかく良さというのは当然皆さん感じられている。だから,この着物というのは,はっきり言ってとうたされていって,需要と供給の関係ですから,これ,しゃあないと。これから着物がどんどんどんどん増えることは絶対ないし,業界の人もまだつぶれるで言わはるんですよね。そこまで行ってへんぞと。まだもうちょいあるさかいに,まだつぶれる所があるぞとかいうような話も聞くと。そうなってきたらとうたされて,言うたらサバイバルの状態やけれども,後,絶対そこからは大丈夫やと。そこからは絶対下がらへんから大丈夫と。この大丈夫の中から微妙に緩やかな右肩上がりになるかどうかというのは微妙な所であって,ぐっと急激に上がることは絶対にないと。

 ただ,そこで大事なんは,特に伝統工芸のこの技術を確実に継承するということですね。これがまず大事な行政としての使命やと思うんですね。ただ継承だけやなくて,更にそれをベースにして発展させると。そして,それをベースにした新産業を創出させるための支援をするといった所が行政としての大事な部分やと思うんですね。着物が売れる売れんと言うか,僕はこれから,ただ思うのは,後の話につながるんですが,まあ,私の好きな,皆さんも何回か私聞いたと思うんやけど,日本に京都があってよかった。大変好きなフレーズ,ええ言葉を作らはったな思うてんけども,その中で,やっぱり京都が一つの最後のとりでやと思うので,そういう中で京都人として,京都人として着物を節目あるときには着ましょうという,そういう市民感覚,啓発が僕大事やなと思うんですね。例えば,それこそ入学式や卒業式やら正月やら,それこそ議会の本会議の初日は着ようとか,そういう何か一つの節目とか,そういうときにこそ皆着ていくというようなことの,そういう感覚を京都人として持ちましょうという。そういった啓発というのが私は京都人として必要やなというような,こんな思いを持って和装産業のことは思って色々話しているんですけども。

 そういうことで,これからの伝統産業の日が,和装産業だけやなくて伝統産業すべて,今回,伝統産業と言っても17の指定だけやなくて,小学校に配られている私たちの伝統産業というのに,更にまだ48書かれているんですよね。そういうようなものもひっくるめて,これから取り組まれる伝統産業活性化の検討委員会で条例化に向けて今検討されているということですから,それに対する期待は大変大きなものがあると思っておりますので,是非ともいいものが作られますことをここから願って,この質問は終えたいと思うんですが,この件についてありましたら。



○主査(小林正明) 

 中野産業観光局長。



◎産業観光局長(中野美明) 

 ただ今の伝統産業の日を中心とした一塊の取組でございますけども,中身は商工部長が答えたとおりでございますが,私も今年,産業観光局長になりましてから,この事業の実行委員会,2回開催をされておりますけども,私も実行委員の一人でございますので,2回とも参加を致しまして,業界の方からも相当の方が出ておられるんですが,やっぱり今先生がおっしゃったように,流布できてないと言うか,まだまだ市民に宣伝が行き届いてないということは,業界の皆さん方も言われておりまして,自らの努力をもっとせないかんということと,実はパンフレットの発行枚数もやっぱり少ないというようなお話がございまして,来年の3月の分については25万部発行をしていきたいですし,そういう努力と,それから中身につきましても,みんなで色々論議を今やっておりますから,おっしゃったようなことも含めて,十分皆さんが本当に伝統産業の日というのがこの期間にあって,私たちも参加できるんだなということを十分理解していただいて,その中身も,本当に参加してよかったというような中身にするよう努めていきたいという風に考えております。



○主査(小林正明) 

 中村委員。



◆委員(中村三之助) 

 ありがとうございます。是非一つよろしくお願いを致します。

 次の質問に移りたいと思うんですが,次は,先ほど日本に京都があってよかったと,この辺の意味する心の部分というのは,皆さん感じる所があると思うんですね。観光に関しての次質問なんですけれども,先ほど来,色々京都観光の話が出ていました。その観光として,自分で上京の宣伝をするわけやないけれども,日本に京都があってよかった。そして,その中でいわんとしている所のやっぱり中心は上京付近やなと。上京だけ言うたらあかん。北区の一部,中京も含め,ちょこちょこ,(発言する者あり)そこにはいっぱいの観光名所が集中しておると。そういう部分で,何が言いたいかと言いますと,観光案内所なんですよ。これから和風迎賓館も出来,更に増えてくる。あの辺,結構,西陣辺りもですが,先ほど,それこそ京都そのものが一つのテーマパークやというような発想,これ,前からも言われて,その中のテーマパークの核になるエリアは上京辺りやと。そこに観光案内所を設けて,更にそこへぐっと引き付けて,そこからばっと分散するという。京都駅が拠点で広がるんじゃなくて,京都駅前,ちょっと上京にも観光案内所があり,そこからまたぐっと広がっていくという,こういう発想は更に観光客の誘致にプラスになると思っておるんですが,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 その前に,程なく3時になりますけれども,中村委員の質疑が終わりましたら休憩にしたいと思いますので,よろしくお願い致します。

 改めまして,清水観光政策監。



◎観光政策監(清水宏一) 

 おっしゃるとおりだと思っております。いろんな所にたくさんあれば,それだけ広報効果もありますし,皆さん方の案内にも徹底できると思っております。

 ただ,これは色々財政面のこともありますし,また,色々な民間施設自身がそういう役割をすればもっと良くなると思っております。ですから,観光ということがもっと市民の運動として定着すれば,更に多くのお店など,あるいは旅館などがそういうことを代行していただけると思いますので,そういった面でも色々な新しい方策を考えていきたいと考えております。



○主査(小林正明) 

 中村委員。



◆委員(中村三之助) 

 是非遠い将来じゃなくて,近い将来,一つそれが実現する旨,一つよろしくお願いをしておきます。時間がない。

 次。次は京都館のことです。京都館のことについてちょっと質問さしていただきたいんですが,(発言する者あり)まだもうちょいでっせ。京都館の運営について,決算は,まず産業振興において京都館催事開催支援として6,000万があって,観光振興対策として,京都館観光部門運営で6,200万,それから京都館催事イベント開催として4,900万と。これが挙がっているんですが,これは結局,産業振興で挙がっている6,000万は,観光振興対策で行われる京都館の催事イベント開催等を支援するということで,これ,産業振興の方で挙がっていると,こういう理解でいいんですか。まずそれは確認したいと思います。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 先生のおっしゃるとおりでございます。



○主査(小林正明) 

 中村委員。



◆委員(中村三之助) 

 その京都館の運営そのものが,私ももう一つ,決算したらこうやって分類せざるを得んのかもしれませんけども,総企局のときでもちょっと言うていたんですけども,総企局の何を言っていたかというと,東京事務所。東京事務所が今現在11名いはって,総合企画局の方から9名行って,嘱託が1名行って,それから産観との兼職で担当課長さんが1人いはるんですね。行ってはるんですね。京都館そのものは,言うたら24名いはるみたいですけれども,所長さんが結局今の担当課長さんが兼務しているということですよね,京都館の。それで,色々観光振興センターの現地の職員さんが,売店の業務とか観光の部の方に5名とか,合計24名いはるということなんですけども,そこでの連携を総務局で言ったんですよ。東京事務所の東京事務所としての役割は,別に京都館直接ないけれども,当然ものすごくリンクすると。だから,当然その辺を一体となって京都の産業振興のため,京都館も含めて一緒に頑張ってもらわなあかんわけやから,京都館は京都館,それで東京事務所は東京事務所と,そんなもんじゃないでしょうというような話の中で,今の京都館そのものの運営が,何回か私も寄せてもらっていますけれども,産観局から見て,東京事務所との連携とか,今後もやっぱりそれについてやるべき課題というのはどうなのか。どう捕らえていらっしゃるのか。ちょっとお聞きしたいんですが。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 京都館が今年で満5年になるんですけれども,元々,観光案内所と,それから京都のパイロットショップ,伝統産業なんかのパイロットショップと,こういうものが元々あったわけですけれども,これを発展的に設置するということで,5年前に京都館が出来たものでございます。

 そういう意味で,株式会社の京都産業振興センターの方にいわば大きな部分は委託をして,観光の部門については会社の方から観光協会に委託をして,今先生がおっしゃったような,観光と,それからいろんな産地の宣伝みたいな産業振興の部分を連携をするように努めているところでございます。

 それだけではなくて,例えば修学旅行,観光部長もおられますけれども,修学旅行対策とか,東京におけるいろんな宣伝の作業がそこでもあるわけなんですけれども,そういう部分は一方では東京事務所とも非常に関係が深いということで,所長につきましては産業観光局との兼職を担っていただきまして,今の京都館の運営そのものにも,色々東京事務所長という立場から御協力をいただいているところでございます。産業観光局と致しましては,これにとどまらず,同じ東京にあるわけですから,より今まで以上に連携を深められたらいいんではないかなという風に思っておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 中村委員。



◆委員(中村三之助) 

 とかくそれぞれ行政,縦割り行政言われる中で危ぐするのが,こちら,片や産観,向こうが総合企画局の所管であるというようなことで,折角,東京で言うたら2箇所しかない京都にかかわりの基地ですから,これらがお互い使命は違うものの,大いに連携し合って,その2箇所がうまく活用されるように,また人材が活用されるようにやっていただけたらなという思いで前のときも言わせていただいた。ここでも同じようなことを言わせてもらいますけれども,一つよろしくお願い申し上げます。

 もう時間がないので終わります。



○主査(小林正明) 

 質疑の途中ですけれども,暫時休憩と致します。

     [午後3時5分 休憩]

     [午後3時27分 再開]



○主査(小林正明) 

 分科会を再開致します。

 休憩前に引き続き,質疑を行います。

 それでは,樋口委員。



◆委員(樋口英明) 

 私は,商業ビジョン2004についてお聞きしたいと思うんですけれども,その前に,商業振興という意味で,まちづくり三法について少しお聞きをしたいと思います。

 大店立地法,中心市街地活性化法,改正都市計画法がいわゆるまちづくり三法と呼ばれているものですけれども,大店立地法の指針見直しの時期ということもありまして,まちづくり三法も見直すべきだとの意見が様々な所から出てきています。日本商工会議所や全国商店街振興組合連合会などのいわゆる中小企業4団体が,まちづくりに関する要望書を今年の7月に出しています。この中で,まちづくり三法制定当初に期待された効果は得られず,全国の中心市街地は三法制定時よりも更にさびれているとして,大型店出店にかかわる現行制度の総合的,抜本的見直しの早期検討を求めています。

 京都の状況がどうかと言いますと,商業ビジョンの資料の中でも,商店街利用者は自転車で移動できる範囲内に居住している人が多い,このような報告があります。先ほど局長も,商店街は地域コミュニティの核として頑張ってきたとの評価もされていましたけれども,こうした商店街がなくなってしまったらどうなってしまうのか。ある地域では,小売店がなくなることにより,年配の方が近くに歩いていけるお店がなくなった,このように嘆いています。また商業者の方も,自分の命が消えるときがお店の命が消えるとき,こんな言葉があちこちでささやかれるような現状があります。

 大店立地法が出来て以降,市内の小売店は減少する,大型店舗は次々と増えているということは,京都市の出している統計資料にも示されています。大店立地法の指針では,周辺地域の生活環境の保持を通じた小売業の健全な発展を図る,このような目的が掲げられていますけども,京都の現状もその目的からは全く外れてしまっていることを示しているのではないでしょうか。国に対して商業調整ができずに,事実上,大型店の規制ができないような法律は駄目だ,このような意見を強く言う必要があると思いますけれども,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 まず,大店立地法の関係でございますけれども,今先生からございましたように,指針の見直しということで来年度の指針の見直しの検討がされておりまして,これについては,京都市などもその内容について色々御意見を申し上げているところでございます。そのほかで,いろんな,今ございましたように,商工会議所等からまちづくり三法の関連で国への要望が出されていることについては,私どもも承知をしているところでございます。京都の場合には,いわゆるまちづくり三法だけで商業の部分をやってきているわけではございませんでして,商業集積ガイドプランというまちづくり条例に基づく京都市の商業の集積の在り方についての大きな考え方をまとめて,その中で運営をしてきているところでございます。

 立地法は,先生おっしゃったように,周辺の環境の部分でございますけれども,その前に,大きなまちづくりの在り方として定められておりまして,これについては有効に機能しているんではないかという風に思います。

 大型店について,元々,今の小売り事業者数とかそういう部分については,立地法以前からかなり落ち込んできている状況があるわけですけれども,今朝ほど局長が申しましたように,いわゆる商店街等の地域の商業集積が果たす役割というのは,これは非常に大きいものがあると思います。周辺の皆様のまちづくりに果たす役割も大きいものがあると思いますし,そういう部分について,商業ビジョン2004の中で色々述べている部分で支援をして参りたいという風に考えているところでございます。



○主査(小林正明) 

 樋口委員。



◆委員(樋口英明) 

 商業集積ガイドプラン,これ,有効に機能しているという話でしたけども,これも,先ほど言いましたように,市内の小売り店舗数が減っていく。これは以前からの傾向であるという話ではありますけども,そういう傾向に歯止めを掛けるという,そういうこともやはり念頭にあると思うんです。その一方で減り続ける。大店舗だけは,午前中の議論ありましたけども,ハナが出来,これ以降もキリンビール跡地,京都駅前,あるいは丹波口駅前,こういった所に次々と大型店の予定が今,新聞などでも報道さています。こういった仕組みにやっぱり歯止めを掛けていく必要がある,このように思っています。このことを中小企業四団体も指摘しているわけでありまして,そうしてこそ商業振興の各種の施策も生きてくると思います。京都市として,国に対してしっかりと働き掛けていっていただきたいと思います。

 それでは,商業ビジョンについて,幾つかお聞きしたいと思います。

 京都市が果たす役割の方向性の一つとして,団体,組合の支援に加えて,個店支援へというものが示されています。団体,組合支援から個店支援にシフトを移すということではなくて,団体支援と同時に,個店支援という観点は非常に大事だと思うんですけれども,個店支援に関して何か具体的なイメージというものがあるんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 これは平成15年度から商い創出事業,VISということで実施をしているわけでございますけれども,それぞれビジネスプランで,いわゆる特色のある商い,商業,そういうものをいろんなプランをセレクションを掛けまして,これはいろんな専門の先生方に入っていただいた選考委員会があるわけですけれども,その中で個々にプレゼンテーションをしていただきまして,その中から認定をした部分について,これは年間トータル最大60万円なんですけれども助成をして,そういう魅力のある個店を作ることによって,ひいては魅力のある商業集積,そういうものの核にしていただきたいということでやっているところでございます。

 また,今年度からは,従来の店舗を自分で用意する方だけではなくて,新風館にワゴン型の,これは商いを勉強するためのそういう事業,これも同じVISでもやっておりまして,今年度についても五つの事業者について,同じようなやり方でセレクションを掛けて実施をしているところでございます。



○主査(小林正明) 

 樋口委員。



◆委員(樋口英明) 

 不況が続く中で,商店街解散をするというような所もありますし,また,従来の商店街という枠組みからは漏れていくような個店,そういう所,商店街から少し離れたような所にある個店も含めて,しっかりと応援をしていく。こういった方向というのは発想としては本当に大事だと思いますし,その一方で,必死に商売をしてきた既存店,商店街への支援も同時におろそかにしてはいけない課題である,このようにも思っています。

 次に,重点戦略に掲げられている地域商業ビジョンの策定に関してお聞きします。

 地域ごとの商業振興推進のための調査研究とありますけども,どんなことが想定されているのか。また,具体化しているものがあれば教えていただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 今先生ございましたように,戦略が11挙げられているわけですけれども,その中の一つ,1番目に,地域商業ビジョンの策定ということが挙がっております。大きな大型の商店街,これも大事なわけですけれども,地域における商店街の情勢を先ほどから申し上げているとおりでございます。

 これまでですと,一つの商店街という単位で色々やってきたわけなんですけれども,これからは,そういう商店街単位ではなくて,一つは商業集積ですね。幾つかの例えば商店街,あるいは商店街だけではなくて,その回りの個店もあるかもしれませんけれども,そういう視点が要るということ。それから,そういう地域が主体となって,主導になって策定をしていくということ。それから,こういう商業振興,商店街振興については,やっぱり人材が非常に大事ですので,そういう策定を通じて人材の育成を図っていきたいということで取り組んでいるところでございます。

 現在,いろんな所でそういうことができないかということで検討はしているわけですけれども,一つは,例えば山科駅の周辺の所で,大学との連携という中で,今,色々な取組がされておるところでございます。モデル的にまずこの山科ゾーンでそういうことができないかということを,我々も入り込んでやって参りたいという風に考えております。



○主査(小林正明) 

 樋口委員。



◆委員(樋口英明) 

 今言われた,面で考えていくそういう考え方,本当に進めていく必要があると思います。従来の商店街支援に代わるものではなくて,従来の支援に加えて,より厚みを増す方向で,そういった施策,本当に面的な広がりを持った地域商業の振興に力を注いでいっていただきたいと思います。

 今言われたことがそうなのかなと思うんですけれども,戦略の中にも面的なまちづくりを推進する際の専門的人材の確保支援,こういった事業ですとか,あるいはリーダー,コーディネーターの育成,こういったことも書かれていますけれども,今,山科の話がそういうことに当てはまるんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 最初に申し上げたのは基本的な考え方でございまして,山科において何か今具体的なメニューで人材育成とかいうことではなくて,先ほど3点申し上げたのは,この地域の商業ビジョンを作る上での考え方でございまして,山科でどうやっていくかというのはこれからのことでございます。



○主査(小林正明) 

 樋口委員。



◆委員(樋口英明) 

 市内全域で本当にそういった,今言われた内容の具体化を進めていっていただきたいなと思います。

 ビジョンでは全庁的な取組体制の整備,こういったことも書かれていますし,行政区に地域振興や経営相談を行えるような窓口を作ってほしい,こういった御意見もお聴きしています。区役所に担当者が配置されれば,区内の状況をつかみ,相談に乗り,場合によっては隣接する行政区が連携を取りながら,地域商業を面的に発展をさせていく。こういうことも展望していけるのではないかと思っていますし,これは,先ほどのリーダーやコーディネーター育成といったことに行政が援助していく上でも有効なものだと思います。本当に是非こういったことを検討をしていただきたいと思います。

 私の質問の最後ですけれども,商業ビジョンの冒頭で,小売り店舗数の減少傾向が更に進展する可能性を指摘して,この現実の中で,ビジョンをきっかけに何ができるのかを考え,生き残りを懸けて自ら行動してほしいと商業者に呼び掛けていますけれども,厳しい環境の中で,日々のやり繰りだけでも本当に目いっぱい,こういった方々もたくさんいらっしゃる。これが現実でありますから,こうした方々への支援が必要だと思いますけれども,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 商業者というのは,先ほど言いましたような地域の役割も果たして,まちづくりとしても大きな担い手でやってきていただいておるわけですけれども,一方で,商売という非常に厳しい戦いの中をこれまで生き抜いて頑張ってやってこられているわけです。そういう部分がこれまでのほかのお店との競争,そういう単色の争いではなくて,例えばスクラムを組む所では組む,競争をする所では競争をするということで,よりほかの面でも厳しい部分があるわけですけれども,そういう部分はそういう部分で,商業者の方々にも是非頑張っていただきたいと。そして,行政として支援をできること,市民として支援をしなければいけないこと,そういうことを整理をして,何とか地域の商業が発展するように一緒に頑張っていきたいと,そういう気持ちを込めて書いたものでございます。



○主査(小林正明) 

 樋口委員。



◆委員(樋口英明) 

 この前の商業ビジョンで,ボトムアップから頑張る商業者支援に変えていくんやということが書かれていましたけれども,この方針に沿っているという風に考えていいんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 前のビジョンの,頑張る商業者を支援する,それからハード重点からソフトへ転換もしていく,そういう部分の考え方は変わっていません。



○主査(小林正明) 

 樋口委員。



◆委員(樋口英明) 

 そこがやっぱり一つ問題点だとは思っています。先ほども言いましたけれども,本当に厳しい。不況が長引いて,厳しい環境の中で商売が続く中で,日々のやり繰りに本当に追われている。経営改善,外部変化への対応などに頭が回らないといった商業者の方,本当にたくさん残されてしまっているという風に感じています。こうした方々を,やる気がない,このように切り捨ててしまわずに,どうしたらやる気が出てくるのか。やる気が出てくるような支援を,本当に粘り強く行っていくことが必要だと思います。

 そういう意味でも,やはり行政の方が待っているだけでなくて,どんどんどんどん現場に出掛けて行って,やはりそういった商業者の皆さんの声を聴いてほしいと思いますし,もちろん消費者の声も聴いてほしい。そういった現場の実態の声をしっかりつかんだうえで,きめ細かな対応ができるように,人員の配置も含めた対策も求めていきたいと思います。

 こうした商業振興の様々な施策,本当に有効なものにしようと思ったら,やはり先ほど冒頭に言いました大きな枠組みが問題になってくると思います。まちづくり三法を見直して大型店に出店規制を掛けること,このことが重要でありますし,そうしてこそ,先ほど言われてきた商業振興の様々な支援策,有効なものになることを再度指摘しまして,質問を終わります。



○主査(小林正明) 

 進行します。久保委員。



◆委員(久保勝信) 

 すみません。公明党の久保勝信でございます。どうぞよろしくお願い致します。

 私の方からは,農業振興についてお伺いしたいと思います。この1点だけでございますので,短時間で終わりたいと思います。よろしくお願いします。

 まず初めに,政策評価結果に,施策の評価で,95ページでございますけれども,施策名2,214で,市民に身近で環境に優しい都市農林業の育成ということで書いてございますけれども,概要は,持続的な都市農林業を展開し,市民生活に密着した農林産物の流通体制の整備や農林業を通じた市民交流活動の充実により,市民に身近で環境に優しい都市農林業の育成を図ると,こういう施策でございますけれども,評価としてはBでございますけれども,この下の欄に,この施策に関する市民生活実感評価はAでございまして,京野菜や北山杉など,京都の農林業は魅力的であると,こういう質問に対して,そう思う方が30.6パーセント,どちらかというとそう思う方が41.7パーセントありまして,合計すると72.3ということで,7割以上の方が京都の農林業は魅力的であると,こう思われております。これは担当当局の皆様が本当に大変厳しい状況の中で知恵を出されて,様々な努力をされた結果として,この評価があると思います。まず,この評価の感想と,今現在の農業振興の現状と課題についてお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 多くの市民の皆様方から高い評価を頂いておりまして,喜んでおるところでございます。ただ,個々に言いますと,農地面積も将来どう確保していくのかという大きな課題もございます。御存じのとおり,都市農業というのは,都市の膨張なり発展によって巻き込まれることによって形成されたのが都市型農業,そういった意味におきまして,やはり施策も何にも講じなければ都市圧によって押しつぶされてしまいますし,また,地の利を生かした農業振興の展開もできるということから,我々一生懸命,市民の皆様方によりいいものを,より安く,より安全安心に届けたいと思いまして,京の旬野菜推奨事業を大きな柱に据え,現在も推進を図っておるところでございます。

 ただ,現在の状況,現状と申しますか,やはり市域だけで考えることは非常に農業というのは困難な面もございます。外国の圧力,また国内の産地間の問題,また有害鳥獣による非常に外部経済で大きな負担を強いられるような周辺地域,そういった中で耕作意欲の低下,また相続による遺産の分散,そしてまた,山間地域における条件不利益の地域における高齢化の進んでいる所の農地の保全と言いますか,そういったことがなかなか困難な状況になっておりまして,2000年の農業生産におきましては,75ヘクタールの耕作放棄地が市域にございます。実態調査を今丁度進めておる状況でございまして,現状と課題というのは,やはりそういった遊休農地の対応を今後どうしていくのか。また,どういう利活用を市民の皆様に提供していくのかということを考えておる状況でございます。



○主査(小林正明) 

 久保委員。



◆委員(久保勝信) 

 今,部長の方から現状と課題ということを言っていただきましたけれども,今,本市の農業に従事されている所帯数と,専業の数をちょっとお教えいただきまして,それと,先ほど言われました市街化区域の農業ということで,京の旬野菜推奨制度ですね。これ,京野菜の大きなブランドとして今非常に話題にもなっておりますので,今現在の認定した農家の数と今後の取組,展開についてお教えいただけたらと思います。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 市内の農家数は6,293戸ございます。そのうち専業農家が751戸,それと,第一種兼業農家といいまして,農業が主という農家なんですけれども,1,154戸ということで,この専業と第一種兼業農家が主な専業的な農家であると言っても過言でございません。大体30.3パーセントを占めております。1,905戸ございます。そういった状況でございます。

 それと,旬野菜の認定農家につきましては,平成15年で523戸,38品目を栽培されておるという風な状況でございます。



○主査(小林正明) 

 久保委員。



◆委員(久保勝信) 

 旬野菜の方は非常にブランドにもなっておりまして,本当に旬の季節に,その土地で採れたものを食するのが一番理にかなった健康にもいいわけですから,どうか,この京の旬野菜事業,更なる取組をお願いしたいと思います。

 私ども公明党は,この農業振興につきましてもマニフェストに挙げさせていただきまして,農業の再生ということで,今,政策提言を行っております。

 一つ,食糧自給率もカロリーベースでいきますと40パーセントということで,先進国中最も低いということでございまして,この食糧自給率についても,今後10年で50パーセントに上げていこうと。また金額ベースについても,自給率は69パーセントということでございますけれども,これも80パーセントを目指していこうと。こういうことも提言をしておりまして,また直接支払制度の本格導入とか,今,政府に対して提言しておるわけでございますけれども,京都市の,先ほど部長が言われました都市型農業でございますし,何か聞かせていただきますと,自給率も2.2パーセントということでございますから,98パーセントは他から入っているということでございますので,農業振興の方向性と,これからの進むべく,また力を入れていく取組についてお教えいただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 この大切な農地を市民の皆さん方にいかに活用していくということが第1点でございます。また,生産機能の分野におきましては,やはりこの旬野菜推奨事業,このより安全安心な事業を今後とも引き続き推進を図っていきたいと考えております。そのことが持続的な農業の推進に結び付くと私どもは確信を致しております。そのためには,市民の皆様の期待を裏切らない栽培方法を随時検討していく所存でございます。



○主査(小林正明) 

 久保委員。



◆委員(久保勝信) 

 部長が言われました多面的な振興ということになってくるかと思うんですけれども,次は,市民の皆さんが農業の触れ合い促進をするということで,市民農園ですね,多面的な振興の中で,市民農園についてお聞きしたいと思います。

 今,非常に市民の皆さんが農業と触れ合う機会の場として市民農園があるわけでございまして,非常に人気がありまして,空き区画も待ち状況があるわけでございますけれども,この市民農園の現状についてお教えいただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 現在,市域に3,727区画で,面積に直しまして大体10.5ヘクタールぐらい,市民農園を致しております。私ども,平成13年3月に作りました農林行政基本方針におきましては5,000区画を目標に定めておりますので,大体この市民農園につきましては74.5パーセントの達成状況でございます。

 ただ,今いろんなニーズ,市民の方の御要望もございますので,今後,こういったこと,農家の皆様方と協力さしていただきまして,もっと身近な農林業の体験ということで,市民農園の拡大を図っていきたいと考えております。



○主査(小林正明) 

 久保委員。



◆委員(久保勝信) 

 ありがとうございます。5,000区画ということでございますが,後,約倍になりますので,どうか,一人でも多くの市民の方が市民農園で農業に触れ合う機会が多くできますよう,よろしくお願いしたいと思います。

 最後に,園芸福祉についてお伺いしたいと思います。せんだっての代表質問をさしていただきまして,詳細については申し述べませんけれども,園芸福祉,園芸療法は非常に多様な意義がありますので,今,本市で園芸を生かした健やかな市民生活検討会が設置をされまして,第1回の検討会が終わったと思いますけれども,今後のスケジュールと取組について,また展開についてお教えいただきたいと思います。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 今年の9月の29日に,園芸を生かした健やかな市民生活検討会を立ち上げました。これは農業の持っている多面的機能,いわゆる園芸福祉,園芸療法,これは非常に要望がございまして,そういった中で検討会を立ち上げまして,それと,これから2回ないし3回検討会を重ねていきまして,今後の園芸の福祉,また園芸療法の有り様,在り方を御検討いただきたいということで,市民公募委員3名を含めまして,15名の委員さんで構成を致しておるところでございます。今後,こういったことを鋭意推進を図っていきたいと考えております。



○主査(小林正明) 

 久保委員。



◆委員(久保勝信) 

 ありがとうございます。どうか,様々な立場の方が参画をされておりますし,また幅広い知恵を出していただいて,どうか積極的なお取組をよろしくお願いしたいと思います。

 以上でございます。



○主査(小林正明) 

 進行致します。青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 決算で見てみて,山村交流の森の運営という所で7,000万円使うているんですけれども,これは山村交流の森に7,000万円の補助をしたと,こういうことで解釈したらええんですか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 山村都市交流の森の運営経費として,市として予算確保をしているところでございます。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 いや,山村交流の森でもイベントをやって,もうけているとは言わんけども,山村交流イベントをやったり,それからバーベキューをやったり,お風呂がある部屋があったり,色々していますわな。そういう収入があるわな。そういうものは収入に入ってくるんやわな,山村交流の森の方へ。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 この交流の森につきましては,公益的な機能を重視した分野と,そして,お客さんをお招きする収益部門とがございます。公益機能につきましては,労務管理とか施設の管理とか色々ございます。そして収益事業につきましては,食堂なり宿泊,そういった収入をもって運営に当たっておるところでございます。そうした中の運営経費を一部,そして公益的機能の経費を委託料なり補助金で支出を致しております。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 山村の交流の森って,非常にええなとは思うのやけど,何かもう一つ物足らん,ここがちょっと物足らんなと思う気がするんやけどね。それが何や分からんのやけども,何や知らんけど,もう一つやなと思うんやけどな。部長さん,そうは思わはらしまへんか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 おっしゃるとおり,じれったい面も確かにございます。ただ,一部開業から10年を迎えたこの節目で,やはり今までは労務管理とかそういった,ハイキングの方等の山の整備に重点を置いていたので,また,こういった収益事業のセンターエリアの方にも力を入れていきたいと考えております。

 それと,もっともっと活用していただきたいということで,今年度からパンフレットを民間の会社にも寄せていただきまして,研修等いろんなことで活用してほしいということで,啓発を行っております。お陰様で,15年度に比べましては若干伸びを致しておりますし,青木先生がおっしゃるとおり,地域の拠点施設として,更なる持続的な発展に向けた対応を図っていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 私ももっとPRをせなあかんなと,こういうように思っておったんですが,今,部長さんが,そういうパンフレットを作って,いろんな所へPRと言うんですか商売に行く。商売と言ったらおかしいが,そういう所に行くと言わはったんで言うことあらへんのやけども,各種団体が行う催しの誘致というのが収益事業の中に書いてあるわな。そういう形で,やっぱりいろんな団体に,こういうものがあるんでという誘致に行かんとあかんと思うねん。あれだけの施設を持ってて,風呂はええし,部屋はええ部屋やし,それから体育館があって,あれ,テニスのできる体育館やわな。そんな所あらへんわな,体育館で。だから,そういうことをもっと誘致する運動をせないかんと,こういうことを言おうと思ったら,部長さん,これから気張ってPRしまんのやと言わはるさかいに,何も言うことあらへんのやけども,そういうことが大事なことやと思うんです。

 それから,もう一つ,知られてないのが,森の工房というて,工作ができるというあれがあるのに,あんまり使われてないというように思うねん。

 それからもう一つ,あそこの山村の森の方から八丁平へ上がったり,久多の山へ上がったりするいろんなルートがあると思うんやけど,そういう道案内と言うのか,ここを行ったらここへ行けまっせというような案内人と言うのか,そういうものも何して,そして山で汗かいて,そして帰ってきたら風呂へ入ってもろうて,部屋で一服してもらってお金を取ると。こういうようなことも考えてみたらどうかなというように思うのやけども,そんな考え方は全然してまへんか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 木工の関係につきましては,今まで事業主体が森林組合の建物でございましたんですけれども,より有効な活用をしていきたいということで,運用面は山村都市交流の森が運用することになりまして,木工教室におきましても,今までにない入場者が増えております。

 それと,ハイキングコース等につきましての看板につきましては,十分設置を致しておりますし,パンフレット等におきましても掲載をさせておりますので,また先生に見ていただきたいと思っております。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 そんなことで,何か物足らんのやけどな。それがどれやとよう言わんのや,わしは。そやけど,そういうことで,一つ何か足らんように思うし,一つ気張って考えていただけまへんか。というように思いますわ。

 それから,品評会が盛んにありますわな。品評会見に行かしていただいたら,それは素晴らしい作品ですわ。大根一つにしても大きなものやし,白菜にしても立派な白菜やし,ねぎにしても立派なもんやし,にんじんにしても長い長いにんじんやし,ものすごう技術は素晴らしく発達していると思うんですわ。そこで私が思うのは,技術は非常に発達しているけれども,農業としての経営,いわゆる農業かてもうけないかんのやさかい,そんな作品のええのばっかり作っとったかて,それはええ値で売れるとはいうものの,それよりも農家の経営ですな。どれを作って,次どれを作って,どういう風にしたらもうかっていくのやという,そういった経営感覚と言うのかな,そういう経営の方向を考えてこれからはいくべき時代に入ってきてんの違うかなと。技術ばっかりを指導していくんやなしに,そういう経営を考えていくというような考え方は,今の農林部にしてはりますか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 経営面の営農対策と致しまして,指導所におきまして,やっぱりパソコンによる対応等によりまして,農家経営の安定した経理事務を進めております。その結果,青色申告の農業者も年々増えてきておりますし,今後も更なるそうした経営面における営農指導を,指導所エリア,エリアごとに推進を図って参りたいと考えております。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 そういうことをやっておられるということなんですが,今度,京北町が京都市に入ったと。そうなってくると,山が非常に京都市の中で面積がたくさん増えてきたと,こういうことになってきますわな。それから,今言うてますように,品評会の作品も立派な作品が出てくる。経営も指導所の方で指導しているんやと,こういうことになってくると,今の農林部の機構で,計画課と,これ,振興整備課か,それから林業振興課と,三つあるんかな,課が。これぐらいで,私はやっぱりこれからの都市農業,それから京都市の林業というようなものはやっていけんと思うねん。そういうことについては,部長に聞いてもあかんし,局長さんに聞きたいんやけども,これ,あかんと言わはるやろうけども,農林局にするというような形で,局というような形で,これからの京都市の都市農業。そして,このごろものすごう若い人は農業に関心を持って,後継者が気張ってやってはりますわ。若い連中が。そういうことをやっていこうと思うと,私は,部のこんなことでは,ちょっとこの都市農業をもっと発展さすことは難しいと思うねん。局として,もっと機構を考えていくというようなことは考えられませんか。



○主査(小林正明) 

 中野産業観光局長。



◎産業観光局長(中野美明) 

 農林部の組織の在り方の問題が提起をされたわけですけれども,確かに京北町が参入を致しますと,大阪市域に匹敵する面積が今度増えるわけでございますから,それもほとんどが90パーセント以上が森林ということで,農林部のやるべき仕事は確実に増えます。

 ただ,私自身,農林行政,先ほどからも色々出ていますけども,食糧自給率が4割しかないと,こういう状態の中で,将来とも日本がこれで持っていくのかと。将来の食という確保をしていく道筋というのはやっぱり考えていかんならんという風には思っておりますけれども,だからと言って,直ちに農林部を改組をして農林局とか,そういうことにまで持っていくべきまだ段階ではないと。取りあえず今の現状の姿の中で,それぞれが内容を充実をして,産業観光局という,これ,農林の中にもやっぱり観光の面もございますし,産業振興の面もございますから,独立することが決して農林部が発展するということには即つながらないという思いも持っておりますので,今後は逆に,全体が本当にこれは農林の仕事やとか,これは商工部の仕事やとか,そういうことじゃなしに,これは観光部やとかいうことでなしに,それぞれがリンクをしてお互いに発展していくと,こういうことで考えさせていただきたいと考えております。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 結構なお考えで,そういう形でお願いしますわ。というのは,大原が今,観光協会と,それから農業会と自治会とで,大原の里づくり協会というのを作っとんねん。その中に,農業農産物を見てもらうのも観光やと。大原いうたら三千院と寂光院よりあらへんと。そういう観光やなしに,あぜ道を通ってもらって,すかっとしそがきれいに植わっていると。また,大根畑がざーっときれいやと。そういうようなのも観光やと。そういうような考え方を大原はやってはりますんですわ。そういうことからいくと,今局長さんが言うてくれたような農林だけと違って,観光も何もかも入れて考えていくと,そういう考え方を聞いて感心さしてもらいましたんで,頼んますわ。

 それから,ついでやけど,京北町が入ったら,農業委員はこれ増えるのかいな。そのままかいな。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 京北町の合併後,京都市農業委員会の改選期に,新たに京北町とまた再合併をしていって京都市農業委員会を作っていくということで,ただ人数等につきましては,選挙人名簿によりまして案分を致しておりますので,そういった中で農家数の割合で出してきますので,全体的には増やさない,現状の維持の中で考えていきたいと思っております。

 また,つい今年早々に農業委員会等に関する法律が改正されましたので,そういったことも次回の再合併のときには,統一のときには,そういった状況も加味した農業委員会組織の在り方,有り様も今現在検討をしておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 ちょっと農業から今度は離れて,観光の方で聞きたいんやけども,先ほど安孫子委員さんがおっしゃったトイレの問題で,民間のお家で,トイレを観光トイレというような形で使っていただくというようなことがありましたわな。そんで,私とこの家も丁度,詩仙堂とか,宮本武蔵,吉岡決闘の地の氏神さんの八大神社へ行く人やら,もう一つ,圓光寺という観光寺院があったり,私の家の下の百姓の家が貧乏して何しているさかいに,観光バスが入ってきよるねん。それで,皆歩いて行くんですわ。私も,自分とこの家が道に面しているさかいね,勝手に使うたらええわと思うて何してますねん。私とこには,観光バスの下の方にトイレが一つ,ええトイレがありますねん。そんなんで観光局の方から,トイレがありまっせという,ええ看板を作ってもろうて何するんやけども,それを通り越して観光バスの入る所があるさかい,観光バスに乗って来た人は,済んだ所にある公衆トイレは気が付かへんのや。どうしてもずっと前向いて行くさかい,わしとこの家の便所ばかり使いよるんや。それはもうしゃあない。こんな仕事してんのやから人のためにせないかんさかい,かまへんのですわ。

 ところが,安孫子さんには悪いけど,なんぼでも使うたらええんやけど,行儀が悪いんや,使う人が。私とこの家の人なり私やらがおっても,えらいすんませんね,ちょっと借りますわというようなことを言わへんのや。黙って入りよるのや。ほいで出てきても,おおきにも言わへんのや。そんなもんに貸す気もしまへんわ,それは。だから,これ,どういう風にしたらええのかね。市民しんぶんに書くか。そういうことで,借りたら,初めに,すんません,お借りしますと言うて,帰りしなに,ありがとうございましたと言うて帰ると,そういうことぐらいはやっぱりせなあきまへんでというて宣伝してもらわんとね。こっちもなんぼでも貸してあげるけど,あほらしいてね。黙って入っていって黙って帰るというような,行儀悪いにも程があるわ。

 そういうことで,今,安孫子さんが言わはったさかいにそういうことを申し上げておきたいと,こういうように思うんですわ。どういうように言うたらええのか知らんけども,観光課の方で考えておくれやすな。なんぼでも使うたらええのやけど,あんなことされたら,それはもうあほらしいて貸す気もしませんしね。

 そんなことが一つと,それから,京都へ来た観光のお方が,観光の寺院とかいろんな,大きな観光じゃなしに小さい観光で,ええなという観光なんですけども,私所の氏神の神社は剣鉾というのをやってるんですわ。観光部長さん,剣鉾って知ってはるかいな。ああそうですか。剣鉾が3基ありまんのや。お祭りのときには剣鉾が出るんですわ。ところが,電線がこのごろはり巡らされているんで,剣鉾を差す所がないんですわ。だから持って歩いとんねん,かわいそうに。上手で,なかなか立派なもんですわ。だから,おそらく京都市の中で剣鉾を差してやっている所は,二つあるのかな。どっか2箇所。粟田口があるのかな。そんなんで,あんまり,(発言する者あり)嵯峨はあるけども,私とこの剣鉾と嵯峨の剣鉾とは全然違う剣鉾やわな。(発言する者あり)ここはうろうろうろうろする剣鉾やし,私とこは上向いて差す方やしね。

 あんなんでも,宮本武蔵決闘の地から氏神さんまでの街道筋が,300メートルか400メートルもあるかないかなんですけども,そこが一番メインですのや。ところが電柱があるさかいに,そこが差されへんのですわ。だから,これ,観光の方で,電柱がこっちにあってあっちへ渡ってるさかいに,電柱が邪魔になりまんねん。一方の方で電柱があってやね,こっちの方へ電線が行かんようにしてもろうたら,いわゆる300メートルほどの間,立派に剣鉾が通れますのや。そういうことも,小さいながら,やっぱり京都の一つの観光に値するほどの値打ちのあるもんですわ,剣鉾というのは。そういうことも観光の方でも,小さいけども値打ちのあるもんの方がよろしいやん。大きいばっかりが能やあらへん。小さいのも大事。そういう意味で,一遍研究をしてもらえまへんか。立派な剣鉾でっせ。見はったかいな。

 そんなことやし,まだあんのやけどな,もうこの辺で何さしていただいて,そんなことを言おうかいなと思うてましたんですわ。これで終わりますわ。ありがとうございました。



○主査(小林正明) 

 最後に,清水観光政策監。



◎観光政策監(清水宏一) 

 観光客に代わりまして,トイレを貸していただきまして,お礼申し上げます。

 観光客のマナーの悪さは,やっぱりエチケットの基本的な問題でありまして,この啓発を我々がするのかどうかは非常に難しい所でありますけれども,何らかの方策がないものか,一度,内部で検討してみます。

 剣鉾の問題でありますけれども,御存じのとおり,新町は横方の電線が一切ございません。あそこにはまだ電柱がございますけれども,横方向には一切はってございません。これは電線のはり方の問題も非常に大きいと思いますので,その点も含めて,関電,電電に一応申し入れるように致します。できることからしていかなければなりませんので,そのことについては,ちょっと工夫をしてみたらどうかと思っています。そんなことも含めて,よく今度検討して参りますので,よろしくお願い致します。



○主査(小林正明) 

 青木委員。



◆委員(青木ヨシオ) 

 ありがとうございました。



○主査(小林正明) 

 青木委員,御苦労さんでございました。以上でよろしいね。

 引き続き行きます。せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 国の方はいろんな分野で改革改革ということを言うておりまして,農業の部門についても改革をするということを盛んに言って,急ピッチに今議論が巻き起こされているというようなことになっているという風に思うんです。食料・農業・農村基本計画を検討している政府の審議会が,8月に中間論点整理を発表しました。その内容の特徴について,まず教えていただきたいという風に思うんですが。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 中間論点の主な項目と致しましては,担い手農家のことにつきまして,それと経営安定対策,それと農地制度,それと環境資源の保全対策,その四つの柱が大きな論点になっていたと私は思っております。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 1月以来,農民農業団体,消費者の代表の方なんかを交えて,随分議論が交わされてきたという風に伺っております。その中で,農家の方々についても消費者の方々についても,やはり一番の関心事というのは,今日の委員会でも議論がありましたけども,4割に落ち込んでいる日本の食糧自給率をどう高めていくかという所に一番関心があったというのは,アンケート調査を見てもはっきり出ています。9割の方が食糧自給率の向上という点に最も強い関心を持っておられるというアンケートが出ております。

 ところが,いわば非常に国民的に求められている内容については,中間論点整理の中ではほとんど触れられることがないと。その一方で,今部長がおっしゃったように,改革の一番大きな柱になっているのが,品目ごとに行われてきた価格安定策,これは事実上やめてしまおうと。大規模な農家や法人に担い手を限定する。さっき,主な項目としては,1番目に担い手農家の内容やという風におっしゃっていましたけど,担い手を限定して直接支払制度へ転換を図っていく。これも大転換ですよね。そういうものやという風に思うんです。

 仮に,中間論点整理で言われているような直接支払の対象となる部分を絞り込んだとしますと,一体京都でいうと,どの程度の農家の方が価格補償の直接支払の制度の対象になるという風に考えられるんでしょうか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 この直接支払につきましては,品目横断的な分野か,また前年度の所得との対比の補てんをするのか,まだその辺りは議論はされておりませんので,私からコメントするわけにも参りませんけれども,全体的な見直しの論点と致しましては,食糧自給率の問題が1点ございます。それと担い手の基準ですね,今おっしゃっております。それと株式会社の農業参入,それと所得保障の導入ということが,今回の大きな見直しの論点でございます。

 確かに8月末の中間的な論点ではそういうことは一部うたわれてない所がございますけれども,来年の3月にかけて,そういった所得保障の問題等,また担い手の在り方,有り様の基準等について議論されるということをお聞きしておる状況でございます。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 まだ論議途中のことなんで,なかなか言いにくい部分もあろうかという風に思うんですけど,中間論点整理の内容で言うと,おおむね認定農家農業者,それとかなり厳しい要件を付けたうえでの集落営農だけやということで,全国的にいうと1割程度しか対象にならんのではないかという風に言われているんですね。そうなると,かなり多くの農家をいわば切り捨てていくような内容になるんじゃないか。そうなると結局は,今でも,私も農家の方々を訪問して色々話を伺うたりしているんですけども,年配の方が多いですわ。で,若い方で,3世代ぐらいで頑張って専業でやってる方もそれはいはります。ものすごく頑張ってはります。それでもかなり多くが兼業で,実際に農業をやっているのは年配の方,お年寄りやという所がやっぱりかなりあります。そういった方々の所には国の支援の手が届かんということになります。そうなると,田畑荒れ放題ということにはできない。それやったら,例えば西京区でもよくこんな話出ていますけども,市街化調整区域から外して,市街化区域にして売れるようにしてほしいというような話にやっぱりなってくるんですね。そうなると,随分,緑の問題もありますけども,食糧自給というのはもっともっと厳しい状態になってくる。結果的に,それで売り払わな仕方がないというときに,いわばそういう下地を作って,先ほど部長がおっしゃったような,今度は株式会社の参入という話です。

 今回,論点整理の中では,それは強引にがっと進めていくというような中心課題に私なっているという風には思わへんのですけども,いずれそれがかなり強力な形で出てくるだろうというように思うんですね。そうなると,今までその場所に住んで,その場所で農作物を作って,地元の方とも結び付きながら安全な食料を提供していたという体制というのはがらっと変わっていく。私はそういう危険性を持つものだという風に思うんです。少なくとも一部の農家に絞り込んでいくような形じゃなくて,多くの兼業農家の方々も農業が続けられるような価格補償,支払の在り方ということを,やはり京都市としても求めていくべきじゃないかという風に思うんですが,いかがですか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 確かに,この食料・農業・農村基本計画,農業基本法に基づく推進を図る計画なんですけれども,やっぱり私は,自給率40パーセントというのは世界的に見ても危機的な状況やと。そういったことが国民の皆様に余り理解を得られないというような状況もございます。どこのスーパーへ行っても物が大量にあると,何が自給率やというような考え方も一部ございます。

 ただ,政策として推進するに当たりまして,私は自給率を高めると。目標は45とか,また努力目標が50とかいうのが今現存しておる基本計画の内容なんですけれども,ただこれにつきましては,やはり日本の農業というのは家族経営,集落営農,こうしたことを堅持しない限りは,この自給率の問題は向上はなかなか困難ではなかろうかと私は思っております。そういった意味におきまして,やはり兼業農家の役割というのも非常に大きいのではないかと,私自身はそういう認識を致しております。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 今部長がおっしゃった視点というのは非常に大事だという風に思うんですね。やはり家族経営されている所が十分にこれからも続けられるという形を採らないと,自給率の向上には私は結び付かないと。農家の生産コストを償う価格補償をやはり進めていけということを,国に対してしっかりと求めていくべきだろうという風に思いますので,この点については意見として強く述べておきたいという風に思います。

 次に,鳥獣被害対策について質問します。

 鳥獣被害の平成15年の状況,16年の状況,分かるまでの所で結構ですが,どのようなことになっておりますか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 被害総額でいきますと,平成15年度が約1億8,000万ぐらいの被害金額となっております。16年度は実績はまだなんですけれども,途中でいきますと,1億3,700万ぐらいな被害状況にございます。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 15年が1億8,000万とおっしゃったけど,1億800万円。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 失礼しました。1億800万です。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 1億800万円ですね。今年度が,年度途中ですけども,1億3,700万円ということですから,今年度の方が多くなっているわけですね。私も色々話を伺うているんですけども,いのししの被害が今年度はかなり倍ぐらいなっているということで,さくを作ることによって大分防げている,効果が出ているという所もあるんですわ。それはあるんです。聞いています。ところが,ちょっと実際には,今の制度を直接当てはめても,なかなかうまいこと行かへんという話も一方で聞いているんですよ。今年度は8割補助を9割補助に上げられましたね。それでまた期待をしている所なんですけども,それでも実際の声として,今の京都市の制度というのはなかなか使いにくいという話も一方では伺っているんですけども,もうちょっと改善の余地というものがないものなんかという風に思うんですが,何か検討されている所ってありますか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 9割にしたということで,非常に農家の御期待に添えるような対応ができているんではなかろうかと私は思っております。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 具体的な所は,また指導所なりに足を運んでもらいながら相談もしてもらうようにはしていきたいなという風に思いますんで,またそのときにはよろしくお願いしたいという風に思います。

 それと,もう一つは,これ,今までも予算のときにも議論になったと思うんですが,猿の問題なんですね。猿の被害についても,増えていると思うんですわ。猿の被害ね。以前に委員会で質疑があったときも,なかなか猿は難しいというようなことで,去る者は追わずとか,いろんな議論ありましたですわ。ほんで,西京区でも出ているんですよ。柿の被害が出ていましてね。去年も一昨年もあるんですわ,柿の被害ね。今年は非常にきつかったという風におっしゃっています。どんなことかというと,その方は割と里に近い所にも柿畑を持ってて,山の方にも持ってはるんですね。まだ里までは来てない,猿は。山の方の柿畑は,7反のうち2反半ほどやられたということで,相当やられているんです。ほんで,そんなごっつうやられるって,どれだけ食いよるんやろうという風に私は思うたんですけども,一番きつうやられたんは,まだ小さいときなんですわ。まだ柿が小そうて青いときに,わっと食べるらしいですわ。それで大方やられてしもうた。大きいなっても,赤うなったら大きいですからね,そんなもんは食べませんわ,猿もね。また食べても,小脇に抱えるようにして逃げるのを見たら,ほんま腹立つって言うてはりました。20頭ぐらいが何や一つの群れになっているらしいんですけども,そのうちの二,三頭ぐらいが里の方に下りて来とって,人影を見たらだっと山に上がって,それで伝えたかのように,20頭一遍にざっと逃げると。もう手に負えんという話で,去年ぐらいまでは何とか辛抱できてたけども,今年ぐらいの被害になったら,これは来年もっとひどうなったら首くくらなあかんわというようなことを,非常に深刻な表情でおっしゃっていた。

 ただ,その方かて,猿が来るのを辛抱して何も対策を打ってへんのと違うんですわ。一生懸命打ち上げ花火で追っ払ってはる。その打ち上げ花火が,聞きましたら,1週間で100発ぐらい使うと言うんですね。100発ぐらい。100発で2,500円する。既に10万円ぐらいは使うたと言うてはりましたわ。花火屋さんに行きますでしょう。玩具屋さんで花火売ってますわね。ほんなら,買いに来てるのは大概,打ち上げ花火いうたら農家の人が買いに来ていると。入ったら最近は幾らか負けてくれますわ言うて,ほんまに泣き笑いでしたわ。

 そういうような状態で,今まで猿被害について議論してるんですけど,なかなか対策難しいなでは,私済まんようなことになっていると思うんですが,こういう状況について把握しておられるのかどうかということと,何らかの対策を取るような努力というのをされているのかどうか。それをお聞きしたい。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 猿対策につきましては,猟友会に委託を致しまして,被害が出れば,これは非狩猟鳥獣でございますので,許可を出さない限りは捕獲はできません。だからそういった意味で,大枝にも許可を下ろしたわけですけれども,余り町の近くでは,人家の近くでは銃器は使えないと。やはり花火で追い払って山の中で捕獲をするということなんですけども,被害が出て許可を下ろした時点では,丁度猿と私どもがいたちごっこしているような状況で,なかなか捕獲ができないという状況でございます。一生懸命はやっておるんですけども,なかなかこれといった手法がないので,苦慮しておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 例えばですけど,その方がおっしゃったのは,カーバイトいうて,音が鳴るのありますわね。ところが,猿は音だけやったらすぐ慣れるらしいですわ。やっぱり火花散らんとあかんというようなことでね。例えば,時間が来ると自動的に花火が発射できる装置とか,そんなものが開発できへんのやろかというようなことを現場でもおっしゃったんです。私も,何ぞええ知恵ないもんかいなと思いまして,インターネットで猿被害いうて調べたんですわ。すると,インターネットで調べるだけで,かなり出てくるんですよ。驚きました,実際。

 東京の奥多摩では奥多摩方式いうて,これは,まず猿を捕まえるのは大変なんやけども,雌猿に発信機を付けて追跡して,住民通報から猟友会のパトロール,威嚇というような仕組みを作って追い払うようなことをやっているというような経験もあったり,おもしろいのは,奈良県に鳥獣害のテーマパークがあって,そこには猿害防止展示コーナーというのもあるらしいですわ。猿害についてかなり研究して,そういう研究成果を発表している。猿がぱっと乗ったら反対側に反れるようなさくで,猿が中に入れへんようなさく,ただ,私が今申し上げた人については割と山の方の柿畑やから,さくが付けられるような状態と違うという風におっしゃってましたけども,こういうような工夫,さくでいうてもこういうような工夫もされているということなんですよ。

 私は,なかなか難しいのやという話にやっぱりこの際とどめずに,京都は大学もありますし,そういう所とも提携して,他の都市の経験にも学んで,やはり猿被害,本格的に研究せなあかんと思うんですわ。今は山の方まででとどまってますわ。せやけども,猿いうのは学習能力高いですから,これから何も対策せえへんかったら,どんどんどんどん里へ下りて来ますよ。そうなると人的な被害も,左京の方でも出ていますわね。そういうものが私は広がる可能性があるし,何か猿を敵視するような風潮が広まるのもどんなもんかというように思うんです。これは是非真剣に考えてほしいと思うんですけど,いかがですか。



○主査(小林正明) 

 松下農林部長。



◎農林部長(松下哲雄) 

 私どもの対策と致しましては,ちょっと申し上げるのを忘れていたんですけども,比叡山の猿につきましては,雌猿を捕まえまして発信機を取り付けまして,対応を図っております。大枝もそういうことをやりたいんですけども,なかなか捕まらないということで,そういった対応も十分行って研究は致しております。

 また,さくについても,今先生からおっしゃいましたことについても研究を致しておりますけども,すぐ学習をするんですね。だから,そういったことで,なかなか難しいんです。ただ,農作物の被害がどんどん増えれば営農意欲も低下しますので,そういったことで,今後とも一生懸命頑張っていきたいと思っております。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 一生懸命頑張るの成果が,やはり農家の方々の実感として伝わるようなものとして,結果が出るようにしていただきたいなという風に思いますんで,強く求めておきます。

 最後に,観光問題なんですけど,観光案内については今日の委員会でも議論があったところです。京都市でもインターネット情報も含めて,観光案内について取り組んでおられることは承知しています。京都市観光文化情報システムと,プリントアウトしたものですけど,なかなかよく工夫されてて,私も感心して見させていただいているんです。ただ,情報を集めるということと,もう一つ,実際の遺構,旧跡の,遺跡のある場所ですね。そこの案内表示ということをちょっと別に考えて,現地の表示についても充実さしていく必要があるん違うかなという風に思っておるんですけども,それぞれ遺跡の場所についてどういう案内表示がされているのかというのは,局としては把握しておられますか。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 いわゆる遺跡の場所につきましては,ただ今先生御指摘のインターネットの中で,すべて情報発信を致しているところでございます。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 実際の遺跡の場所がどういう状態になっているかということでお伺いしたんですけども,話を進めますと,今,新選組がテレビドラマになりまして大変注目を集めている。先ほど,壬生の方ではなかなか大変やというようなお話もあったんですが,例えば池田屋騒動の跡の所ですね。あそこ,パチンコ屋さんで,碑が建っていると。今は丁度テレビドラマもやっているということもあってやと思うんですけども,割と詳しい案内版がありますね。それを見れば,池田屋騒動の概略については大体分かるという風に思うんですわ。あれも恐らく新選組のドラマがある時期やからということになっているんやと思うんですね。それでいうと,例えば坂本龍馬,中岡慎太郎が殺害された近江屋の跡の所,あそこは今,場所でいうと,河原町の蛸薬師のちょっと下がった所の旅行代理店になっている所の角に,小さい碑があるだけですわ。そこには何も案内表示も何もないんですね。ぱっと見過ごしてしまうというようなことがあるんですよね。

 何が言いたいか言いますと,地元の方も含めてなんですけども,観光客の方が観光案内を見て来られたときに,あるいは通りすがりのときに,ぱっと目に付いて,その遺跡が何を意味するものなのか,どういうゆかりのあるものなのかというのが,やっぱりある程度分かる表示をするのが効果的なんじゃないかなという風に思うんです。その点でいうと,かなり京都はありますんでね。あるだけに,逆に言うと粗末にしている部分があるんじゃないかな。言葉が悪くて申し訳ないですけどね。そういう感じがするんですけども,案内表示についてもっと充実させる必要があると思うんですが,その点はどうでしょう。



○主査(小林正明) 

 山内観光部長。



◎観光部長(山内秀顯) 

 まず,駒札の記載内容につきましては,インターネットですべて今発信を行っております。また,いわゆるいしぶみにつきましては,京のいしぶみということで,こちらの方も歴史資料館の方でインターネット発信を致しております。また駒札の数でございますが,約600近く既にございますけれども,その中で私どもの所管の関係で472箇所把握致しておりますけれども,こういったものについてもできる限り多言語化を図っていきたいという風に思っております。

 今後,新たなこういった史跡等の紹介ができるような駒札についても,大変財政的に厳しい状況でございますけれども,進めていきたいという風に考えております。



○主査(小林正明) 

 せのお委員。



◆委員(せのお直樹) 

 観光客の方が来られまして,その史跡を御覧になったときに,その史跡がどういう扱いをされているかによって,行政の姿勢がやっぱり見えるという風に思うんですよ。さすがに京都は観光都市であって,観光客を集める努力をしていると,史跡についても大事にしているなと,案内をするに当たっても非常に親切にしているなという印象を与えることは,私はリピーターを増やしていく策にもつながってくるだろうというように思いますので,今後とも案内表示について充実させていくことを求めて,終わります。



○主査(小林正明) 

 進行致します。山中委員。



◆委員(山中渡) 

 もう簡単に幾つか質問致します。

 一つは食の信頼確保の問題なんですが,この京都でも,流通と,それから小売り段階で食の信頼を失うという事件が二つ続きまして,それで,例えば第一市場などでも,こうした問題を内部的な教訓にして,京都食材の活用拡大だとか,そして積極的な事業の活性化という所に結び付けていく対策というのが当然必要だという風に思うんですね。今現在,そういうことも含めて当然やっておられる点については,過日の常任委員会でも少しお伺いを致しましたけれども,こうした取組の現況について,まず御報告をいただけたらと思います。



○主査(小林正明) 

 田中第一市場長。



◎中央卸売市場第一市場長(田中耕造) 

 最近,食の安心安全問題で非常に世間を騒がせている問題が多いわけでございますが,今お話ありましたように,ローヤルの問題とか,最近では京都のJRの伊勢丹問題等も含めて色々とあるわけでございますが,今業界とも色々話しているのは,私どもはJR伊勢丹の方にも商品は送っているわけでございますが,やはり私どもの市場からは安心安全の商品をきちっと送っていくということが一つでございます。そのために,先ほども申しましたけども,場内にあります食品の品質管理委員会,ここを活用致しまして,きちっとそういうことを守っていく。それからもう一つは,JAS法等の関係法令等の確実な遵守,これをきっちりとやっていこうということでございます。

 取引の面では,長年の歴史と言いますか,慣行の中で,いろんな後れた部分があったかも分かりませんが,今の時代の要請に合う,法が変われば法にきっちりと合わしていく。そういったことが十分必要でございまして,職員の研修を含めて,会社等もそういうことをきちっとやっていってほしいということで,今,この徹底を図っているところでございます。



○主査(小林正明) 

 山中委員。



◆委員(山中渡) 

 午前中からも議論されていましたように,中央市場の第一市場を取り巻く環境なども引き続き厳しい状況の下で,じゃ,どうあるべきかと。それで,次にということで,第8次の整備計画等もこれから着手をされるということで,そういう設備投資や全体の流れの中で,京都食材の活用拡大や市場の活性化という所に結び付く対策が当然必要かという風に思います。

 ある意味でいけば,当然みんなが気が付かなくて起こったという種類の事件ではなくって,よくそういう問題についてお互いに企業モラルの向上ということなども含めたそういう努力をすれば,起こった事件については事前に防げていたという所もあるのではないかという風に思っておりまして,そういう流れや,そしてこの問題についてきちんと改善することは,業界や業者関係者の皆さんも当然だということはおっしゃっていますので,そういう趣旨等が生かされる方向で,第一市場の,特に京都市の果たす役割という点からも,大いに力を発揮していただきたいなという風に思います。

 それで,直接今度の事件にすぐストレートに関連するわけではないんですが,例えば,2点目なんですが,消費者から見ますと,商品の期限表示の問題が非常に分かりにくくなっているという問題があるんです。以前でしたら製造年月日が表示をされていたので,何月何日に製造されたものということを判断して,自分が買うときの客観的な基準がありました。ところが今,先ほど紹介がありましたように,JAS法,日本農林規格の法律では,消費期限と賞味期限というのが二つありまして,それからもう一つ法律があって,食品衛生法という法律では消費期限と品質保持期限というのがあって,一体どれが何を表示してて,どれを見たらどうなんだということが,消費者にとって非常に分かりにくい法体系になってるということもあります。

 ですから,外観的にそれを見ただけでは,何がどうなっているかということはなかなか分かりにくいなという仕組みがありまして,こういう消費者動向なども踏まえていただいた,国へのこういう法律のこの間の変更に伴って起こった出来事なんですが,分かりやすさということもしっかり求めていかないことには,こうした信頼回復の取組を折角していてもなかなか結び付かないという点もあるのではないかという風に思うんですが,これは何も第一市場に限ったことではないわけですが,消費者行政ということについて,皆さんの全般の,専門ではありませんが,中小企業全体の活性化や,こういう商業の活性化という視点から,御意見をお伺いできたらという風に思うんですが。



○主査(小林正明) 

 答弁願います。田中第一市場長。



◎中央卸売市場第一市場長(田中耕造) 

 先生おっしゃいましたように,現在の法律の中では,消費期限と言いますか,非常に分かりにくくなっているのも事実でございますが,今申し上げましたとおり,そういった消費者に分かりやすい行政と言いますか,そういうことも必要だと思いますので,そういったことはそれとして,今後ともそういったことを念頭に考えていくべき必要があるというように思っておりますけれども,今現在の法体系の中で私どもの市場でやるべきことは,やはり決められたことをきちっと,品質表示,原産地表示を含めて守っていくということで,業界には今厳しく指導しているところでございます。



○主査(小林正明) 

 山中委員。



◆委員(山中渡) 

 是非そうした表示の中身そのものについても,分かりにくいという声を率直に消費者の皆さんからお聴きをしますので,これは国の法律との関係がありますから,京都市が勝手にやり換えるというわけにはいかないという風に思いますが,そうした意見なども反映される内部的な努力についても,今後是非深めていただきたいなという風に思います。要望しておきます。

 それで,もう1点の問題なんですが,中小企業支援センターの役割問題で,私は,ああいう金融なども含めて,銀行が窓口になったということで中小企業支援センターの役割が後退しないようにということで,当議員団の代表なども指摘をしてきた過程があるわけですが,例えば,中小企業者の皆さんにとりましても,依然として声をお聴きしますのが,敷居が高いなと,相談に行くときにと。特に,規模の小さい企業の方がおっしゃるというのが非常に目立つんです。それで,皆さん方の資料の所でも,製造業に限っていけば,4人から9人という小さな規模の業者の方が59.3パーセントということや,10人から19人でありますと21.9,二つ足すと81.1ということで,ほとんどこの人数でやっておられる中小企業と,製造だけに限って言えば。そういう方々が敷居が高いとおっしゃるというのを率直にお聴きをするんですが,皆さんはどのようにお感じになっていますか。



○主査(小林正明) 

 山添商工部長。



◎商工部長(山添洋司) 

 この4月に新しい融資制度が始まりまして,それで,これまではあっせんという形で,融資を受けようとすると中小企業支援センターなりに来ていただかなければいけなかったわけなんですけれども,金融機関窓口ということで,そういう必要がなくなって,支援センターに来られる方というのは,本当に何か具体的に御相談があってお越しいただく方だという風に思うわけなんです。

 あっせんから見ますと,相談件数等については大分減ってきているのは事実なわけなんですけれども,相談の中身については,かなりきっちりとゆっくりとお聴きをして御相談をいただいているような経過がございます。ただ,それでよしとしないで,もっと中小企業の方々が御相談に来ていただくのにはどうしたらいいのかと,そういう辺りについては,今をよしとせず,謙虚に考えていかなければいけないという風に考えておるところでございます。



○主査(小林正明) 

 山中委員。



◆委員(山中渡) 

 今をよしとしないで謙虚に考えていくというお話で,午前中にも,場合によっては出向くようなことも含めて,そういう在り方等についての考え方を示されました。それで,気軽に相談できる仕組み作りというのは非常に大事だなという風に思っておりまして,例えば,食品製造の方なんですけども,例えば大型店などと取引される際に,その大型店が割と強気の要望を出してくるというのが非常に目立ってきまして,その段階で,例えば,一定の扱い量について確保できるかということの問題だとか,そうしますと設備投資せんならんですわね。設備投資したわ,次の契約をそのとおりしてくれるかどうか分からないということがありますでしょう。それと,単価切下げも露骨に言ってくるとか,ある食品関係者の製造業の方は,返品が最近出てきたと言っていますね。売れ残った場合について,買戻しということが条件で契約すると。もうびくびくしてて,日曜日,物を作っているけれども,これが全部金になるかどうか分からんと作ってるんですという現状なども生まれてきたと。

 それから,時間指定納品というのは,これはもう当たり前になっていまして,朝入れて,夕方の少ない段階にもう一回持って来いということと,何を持って来いというのは,朝の売れ筋を見てその商品の種類を決めるということで,製造業の人というのは落ち着かないと言われているんですね。そこにぐっと待機してて,それのために備えて一日フル回転ということになっているということで,本当に精神的な余裕のない方もおられました。

 ですから,そういう方々の私は思いや実態等についても把握していただくことや,そういうことについてもゆっくり時間を掛けて,ゆっくり時間を掛けるというのはすべての場合いかないかも分かりませんが,そういう方々こそ私は求めておられて,実際にはなかなかそういう相談という形に行けない方かなという風に考えております。機械製造の方も同じような趣旨でおっしゃっていまして,敷居が高いとおっしゃった方も,新たないわゆる機械導入に当たっての品質確保問題などについて,色々悩みを持っておられましたが,そういう方々が行かれてないと。

 相談件数そのものもトータル的に見れば,京都の中小企業の実態からいえば,数だけ取り上げれば非常に少ないものですよね,訪問しておられる人の数は。ですから,折角ものづくり調査をされて,今後の技術力の開発等や活用に生かすということですから,そういう調査をされた結果があるわけですから,そういうものも製造業者の今の実態等も踏まえた対応の取れるものにしっかり結び付けていくということも大事かなという風に思っておりまして,もう間もなく5時になりますが,皆さん方のそういう取組の決意だけは私示していただきたいなという風に思いますが,いかがでしょうか。



○主査(小林正明) 

 中野産業観光局長。



◎産業観光局長(中野美明) 

 中小企業支援センターは,正に中小企業,京都にある98パーセント以上の中小企業の総合相談センターであるわけですから,そこが本当に市内の中小企業の皆さん方に愛されて信頼されるものになっていくことを私たちは常に考えておるわけで,今後ともそういう姿勢で頑張って参りたいという風に思っております。



○主査(小林正明) 

 以上で,観光政策監及び産業観光局に対する質疑を終わります。

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○主査(小林正明) 

 明日30日は,この場所で午前10時から,文化市民局の審査を行いますので,よろしくお願い致します。

 本日の分科会は,これをもって散会致します。

     [午後4時58分 散会]

主査   小林正明

副主査  安孫子和子