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京都府 京都府

2012.07.04 平成24年文化スポーツ振興・京都ブランド戦略特別委員会6月定例会 本文




2012.07.04 : 平成24年文化スポーツ振興・京都ブランド戦略特別委員会6月定例会 本文


                                     別 紙


              議 事 の 経 過 概 要


┌                                        ┐
│ 林委員長開会宣告の後、成宮委員の欠席報告が行われた。             │
│ 議事に入り、報告事項の聴取、所管事項についての質問、閉会中の継続審査及び調査、│
│今後の委員会運営についての協議等を行い、閉会した。               │
└                                        ┘




1 開 会
 (1) 林委員長から開会宣告が行われた。
 (2) 林委員長から成宮委員の欠席報告が行われた。
 (3) 京都府政記者会に加盟する各報道機関から撮影、録音等の申し出があり、許可する
  ことが決定された。




2 報告事項
  下記の事項について報告が行われた。
  ・平成24年度アクションプランについて
  ・京都府文化力による京都活性化推進条例に基づく「21世紀の京都文化力創造ビジョ
   ン」(案)の概要について
  ・試験研究で開発された主な成果について



 (1) 平成24年度アクションプランについて
  ・京の文化力・次世代育成プランについて
◯柴田文化環境部文化政策監
 平成24年度アクションプランについてでございますが、文化環境部所管のうち、本委員会関係プランといたしましては、推進プランが二つでございます。
 一つ目の京の文化力・次世代育成プランにつきましては、国民文化祭の成果を次世代にしっかり引き継ぐことを目標に取りまとめたものであります。今年度は、高校生の文化活動の発表ステージとしての伝統文化の甲子園や文化の知恵袋による次世代文化継承・発展事業など、プランに盛り込まれた実効性のある施策の推進を図っていきたいと考えております。



  ・生涯スポーツ社会実現プランについて
◯柴田文化環境部文化政策監
 二つ目の生涯スポーツ社会実現プランにつきましては、引き続き開放型地域スポーツクラブの育成と充実を図りますとともに、スポーツ施設の整備については、丹波自然運動公園を活用した京都・トレーニングセンター構想の策定や、山城総合運動公園を活用した京都スポーツヒル構想の策定、国際大会が観戦でき一流選手との交流の場となる府立体育館のリニューアル整備、また青少年の夢やあこがれの舞台となるような専用球技場の整備に向けた候補地の調査、構想の策定等に着手するなど、プランに盛り込まれた施策の推進を引き続き図ってまいります。
 文化環境部からの報告は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。



  ・海外ビジネス推進プランについて
◯川口産業労働総務課長
 商工労働観光部からの報告事項でございますけれども、平成24年度アクションプランでございます。海外ビジネス推進プランの概要につきまして御報告を申し上げます。
 お手元に配付の商工労働観光部、平成24年度アクションプランについての資料をごらんいただきたいと存じます。
 この海外ビジネス推進プランにつきましては、本年度新たに策定をするものでございますけれども、急激な経済のグローバル化が進行する中、一昨年の平成22年10月に京都府と京都商工会議所等経済界が一体となりまして設置をいたしました上海ビジネスサポートセンターが、本年度5年間という事業期間の中間年を迎えますことから、これまでの成果を踏まえつつ、新たな販路開拓、あるいはビジネスパートナーの発掘など、中国を初めとする東アジアを中心とした府内中小企業の海外ビジネス展開に関しましてさらなる推進施策の検討を進めていこうというものでございます。
 商工労働観光部からの報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。



  ・「ほんまもん京ブランド」推進戦略プランについて
◯小田農林水産部副部長
 農林水産部所管のアクションプランについて御報告をいたします。
 1ページをごらんください。四つございます。
 まず「ほんまもん京ブランド」推進戦略プランでございますが、京野菜を中心にほんまもんの京ブランドを京の食文化とともに情報発信、提供する新たな流通販売対策を推進してまいります。



  ・宇治茶の魅力、世界へ発信プランについて
◯小田農林水産部副部長
 次に、宇治茶の魅力、世界へ発信プランでございますが、宇治茶の歴史や文化、機能性の国内外へのアピールや茶畑景観などの宇治茶資源を世界的な価値に高める取り組みを進めてまいります。



  ・丹後の海の恵みを生かすアクションプランについて
◯小田農林水産部副部長
 次に、丹後の海の恵みを生かすアクションプランでございますが、漁業の担い手づくりとあわせ観光や教育と連携した丹後水産物の府内利用の拡大について推進をしてまいります。



  ・森林・林業経営高度化プランについて
◯小田農林水産部副部長
 最後に、森林・林業経営高度化プランでございますが、森林・林業の経営高度化による意欲ある林業経営体、事業体の育成と府内産木材のサプライチェーン構築等による利用拡大を推進してまいります。
 いずれも引き続き推進をしていくというプランでございます。
 2ページ以下に個票を掲載しておりますのでごらんおきいただきたいと思います。
 以上でございます。



 (2) 京都府文化力による京都活性化推進条例に基づく「21世紀の京都文化力創造ビジョ
  ン」(案)の概要について
◯柴田文化環境部文化政策監
 京都府文化力による京都活性化推進条例に基づく「21世紀の京都文化力創造ビジョン」(案)の概要についてでございます。
 現行のビジョンは、条例に基づきまして平成18年12月に策定したものでございますが、今年度、今後5年間の新たな文化施策の方向性を定めるため、ビジョンの改定を行いたいと考えております。
 ビジョンの改定に当たりましては、文化力創造懇話会ビジョン検討会議において京都の文化をめぐる現状や課題を分析し、国民文化祭の成果を踏まえ、また先ほど報告いたしましたアクションプラン、京の文化力・次世代育成プランを生かしまして基本理念や府の重点的な施策について総合的な指針として取りまとめたいと考えております。
 スケジュールにつきましては、今後、夏の間にビジョン検討会議でしっかり御議論いただきまして、9月定例会に中間案を報告、その後、パブリックコメントを実施し、12月定例会に改定案を提案できるよう努めてまいりたいと考えております。
 報告は以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。



 (3) 試験研究で開発された主な成果について
◯小田農林水産部副部長
 農林水産部の所管で試験研究で開発された主な成果について御報告をいたします。
 本委員会に関係のあります6課題について報告です。
 まず、安心・安全づくりに対応した研究でございますが、2ページをごらんください。
 黒大豆の連作により年々収量が低下する原因を悪玉土壌細菌と特定し、その対策として熱水土壌消毒機と微生物製剤を併用する技術を確立いたしました。
 次に、ものづくり・販路づくりに対応した研究です。3ページをお願いいたします。
 椰子の繊維を使った茶の被覆材を民間と共同で開発をいたしました。従来の化繊の化学繊維の被覆材に比べ玉露やてん茶の品質が向上いたします。この新資材は、現在、特許出願中でございます。
 4ページをお願いいたします。
 コストが高く生産量にも限りがあった人工採苗にかわるイワガキの天然採苗技術を開発いたしました。これにより種苗の供給能力を従来の10倍以上にすることができました。
 5ページをお願いいたします。
 清酒原料の掛米として京都府独自の新品種「京の輝き」を育成いたしました。酒造メーカーの評価も高く、新たな京都ブランド清酒の原料として利用いただく予定でございます。
 次からは研究員と普及指導員が一体となってタスクチームを編成し、地域課題の解決を行った成果でございます。
 6ページをお願いいたします。
 農林センターで開発した生育診断技術の普及や携帯メールによる情報発信などにより、丹後産コシヒカリの食味ランキングが最高の特Aに復帰することができました。
 最後に8ページをお願いいたします。
 府内森林組合等とともに間伐材の搬出現場を調査し、高性能機械の活用により労働生産性が約2倍に向上する改善指針を策定いたしました。
 農林水産部からの報告は以上でございます。よろしくお願い申します。

  (発言)
  発言なし




3 所管事項
  委員会の所管事項について質問・答弁が行われた。



◯迫委員
 一つ、丹後トリガイのことについてお聞きします。
 一般質問でも行ったのですけれども、種苗生産とか養殖技術が我が国で初めて京都府の海洋センターが開発したということでありますけれども、今の時点で問題点とかはあるのでしょうか。



◯葭矢水産課長
 一番大きな課題につきましては、海洋センターの養殖技術マニュアルによりますと、種苗を配布いたしまして生産品としてできる割合ですけれども、60%と見込んでいます。現在、業者サイドでやっていただく養殖の実績につきましては、30%から40%というところで生育割合を高めるのが一番の課題であると考えております。



◯迫委員
 54万個として種苗の配布体制ができたということで、それの4割ぐらいが順調にいったら販売できるということなのですけれども、現実にこれはオンリーワンの京都府の養殖事業ということで発表されています。現在、トリガイの種苗生産の試験に取り組んでいるほかの府県というのはあるのでしょうか。



◯葭矢水産課長
 ほかの府県では、試験的に石川県で種苗生産を開始していると聞いております。



◯迫委員
 ここでの研究の成果とか、その辺の情報はつかんでいらっしゃいますか。



◯葭矢水産課長
 試験的には2万個から3万個程度の生産ができているとお聞きしております。



◯迫委員
 ことしは20万個の稚貝を養殖していくということがホームページ等で出ておりまして、それを2015年の春には初出荷をしていきたいというようなことが書いてありました。海洋センターの所長さんも、これまでに養殖の研究が順調に来ているということで、今後数をふやして、将来はセンターでつくった種苗を配布して養殖のブランド化につながっていければということで強い期待を表明されておりまして、実際、京都府で今度、来年度、平成25年度は1.5億円の産業にということで地元の一大産業として頑張っていきたいということをお聞きしたのですけれども、そういうことで現実に石川県がこういう種苗の研究が成功して事業化されていくということになっていくと、京都府にとって脅威というか、丹後のトリガイという形でずっといろいろと全国的にも高い評価を得ているんですけれども、そういうところで京都への影響というのは出てこないのですか。



◯葭矢水産課長
 先ほどの石川県の試験成果について、ストレートに言いますと京都府にどう影響があるかという御質問だと思うのですけれども、海洋センターもトリガイの試験研究につきましては、実は20年来の試験研究を重ねてきてようやく種苗生産としては50万個レベルまで達してきたということで、これは結構マニュアルはあるのですけれども、研究員のそれぞれの蓄積した匠の技術というんですか、そういうのが相当種苗生産技術には左右されますので、実際結果を見てみないとわかりませんけれども、恐らく他県さんでやられてもそういうところで必ず壁ができてくるのではないかなと我々としては踏んでおります。



◯迫委員
 現実にこれが京都独自で進んでいってる20年間の研究の結果というか、成果もたくさんあるということなのですけれども、そういう形で石川県もこれから研究をもっと積んでいくと思いますし、そういう意味でいきますと油断はできないなと思うのですけれども、そういう中で漁業者の収益性が高いということでもっと種苗をふやしてほしいということの要望もあります。実際聞いたりもしたのですけれども、その辺でそういう中間育成用のいかだの増設とか、人員の増というか、その辺のことの体制を図っていくということは考えていらっしゃらないのですか。



◯小田農林水産部副部長
 本件については、農林水産部長が本会議でもお答えしましたように、過去3回それぞれいかだについて増設をし、そしてまた配布の人員体制も整えておりまして、現時点では54万個から55万個の種苗の供給ができるということでございますし、むしろこれは先ほども話をしましたように、種苗の供給に対して実際に出荷する割合というのがそれこそ3割から4割ぐらいの技術、かなり高度な技術が要るのです。さらにそれを6割ぐらいに高めていくということのほうが極めて漁業者の生産なり、あるいは収量のアップにつながりますから、まずはそういう種苗の供給体制も一定整えておりますから、むしろそのあたりの技術指導に力を入れてまいりたいと考えております。



◯迫委員
 種苗の成長のための技術指導、それも大切だと思います。実際に体制と、さっき言ったようにいかだのそういう増設等も含めて量産の体制をつくっていくということもまた一つの考え方だとも思います。今3割から4割を6割に引き上げるということなのですけれども、実際にそれとあわせていかだ等の増設等もしっかりとやっていけば、もっと増産できるという可能性も高くなってくるわけですから、その辺ではしっかりとやっていってもらいたいなと思うのですけれども、増設という点ではどうでしょうか。



◯小田農林水産部副部長
 一応それぞれ生産者の要望を聞いて、それにこたえられるような体制は現時点でとっておりますので、何度も同じことを言いますけれども、むしろ技術力アップというものが大切だろうと考えております。
 以上です。



◯迫委員
 現実に私が聞いた久美浜の方々は、この点ではもう少し種苗の数をふやしてほしいとおっしゃっていらっしゃいますし、その辺では要望等をしっかり聞いているということなのでしたら、もうちょっと確かめていただいて伸ばしていってほしいと思うのですが、いかがですか。



◯小田農林水産部副部長
 要望は承っておりますので、それにこたえていけるようなことで、現時点一定対応しているわけですけれども、今後、要望は聞きつつ、しっかりと技術指導してトータルとして生産者の収量アップ、あるいは所得の向上につなげていきたいと考えております。



◯迫委員
 しっかりとよろしくお願いします。
 それと、京都の観光に関してにもかかわることだと思うのですけれども、鳥獣害のことで少しお聞きしたいのです。
 京都府は鳥獣害対策をしっかり重視もされているのですが、クマの出没が最近話題になっているのです。京都市内で出没しているということで頭数などをつかんでいらっしゃったら教えていただけたらと、観光との関係もあったりするので。



◯森井農林水産部理事(林務課長事務取扱)
 捕獲という質問でございましたけれども、現実にクマにつきましては、保護鳥獣という位置づけで一遍目を捕獲したときには勉学のために放獣するという形をとっております。京都市内におきましては、私が聞いているところでは、1件、学習放獣したと聞いておりますし、丹後地域については、細かい数字までちょっとつかんでないのですけれども、相当な数の捕獲されて学習放獣されていると、そんな状況と聞いております。



◯迫委員
 学習放獣されているということですけれども、現実につい6月15日ぐらいですか、京都市の左京区のところでそういうことがあったということなのですけれども、目撃情報等もあったりして、小学校の関係では、校長から保護者の皆さんに安心・安全メールが注意喚起という形で出されたということなのですけれども、実際にこれを発表される関係と、というのは観光客とかハイカーとかいっぱい京都市内にもいらっしゃいますので、これの公表される考え方、一般的にちょっと具体的に新聞等にも発表されてなかったので知らなかったというか、いろいろな形で聞いたのですけれども、だから、そういう意味でいったら、これを公表される決定の仕方、考え方というのがありましたら教えていただきたいのです。



◯森井農林水産部理事(林務課長事務取扱)
 学習放獣でございますけれども、基本的には人家のない場所というのが一番いいところでございますけれども、日本国じゅう探してもほとんど山の中においても人家があるということでなかなかそういうとこで放獣するというのは難しい現状でございます。ですから、実際の運用といたしまして、捕獲された地域の中で放獣すると、市町村でしたら市町村の中で放獣するという形をとっております。実際に捕獲された場合は公表ということはしてないのですけれども、出没情報というのは、当然、地元区、あるいは市町村、あるいは学校関係、その辺には順次関係機関を通じてその辺の情報は流しているという状況でございます。



◯迫委員
 そういう出没情報を関係機関を通じてということなのですが、それですと観光客等、例えば北山とか、その辺を散策される方もいらっしゃるのですが、その辺の方に対しての広報というか、情報はどのように発信されるのでしょうか。



◯森井農林水産部理事(林務課長事務取扱)
 その辺が一番難しい話だと思っております。特に京都の場合は観光地、この間も修学院という話があったのですけれども、当然、観光客がみえるとことで当然関係機関を通じてその辺のPRはしておるのですけれども、十分伝わっていないという状況も我々聞いております。
 それと、あと一つは、うちのほうのWebの中でクマの出没状況を随時アップしておりますので、その辺を参考にぜひ確認していただきたいと思っております。



◯迫委員
 一般の観光客がなかなかホームページを見てという形にはならないと思いますので、その辺のところの対策はもう少ししっかりとやっていっていただきたいと思うのですけれども、それはよろしいですか。
 もう一つ、匠の公共事業についてお聞きいたします。職人さんの仕事に直接つながる事業ということで要望をたくさん聞いておりまして、京都府も伝統産業の若手育成事業とか、新たに実施をして職人さんへの直接の支援を取り組んでいくということを言われています。昨年まで行われていましたハローワークを通じての応募の取り組みがなくなっていまして、ここに力を入れてほしいなという声を本当によく聞いておりまして、それを何とかしてほしいということで一般質問でも要望したのですけれども、その辺ではその対策というか、そのことにこたえるということは考えていらっしゃいませんですか。



◯高屋染織・工芸課長
 匠の公共事業で実演を今までさせていただいておりまして、それがハローワークを通じて職人さんを公募する形でやっておりました。今年度につきましては、今、委員のほうがお話いただきましたように、公募の形を少し変えて事業全体の公募をさせていただこうかなと思っております。ですから、実演だけで職人さんに行っていただくということではなくて、観光にも寄与するような形の取り組みをしていただき、その中で実演をお願いするような取り組みにしております。
 まだ公募のほうができておりませんけれども、早急に準備をいたしまして事業の公募を行ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。



◯迫委員
 現実にそういう新しい公募のやり方ということなのですけれども、現実としては、これまでもハローワークを通じた公募ですごく助かっているという方がたくさんいらっしゃいますので、その辺の方も含めてもうちょっと再考をしていただきたいということを要望しておきます。
 それと、西陣の産地内に相談所をつくってほしいということを言ったのですけれども、機械化の高度化などのこともありまして、そのことを言ったのですが、丹後の織物・機械金属振興センターのところと京都市の産業技術研究所との共同連携、役割分担という形で頑張っていくのだということをおっしゃっているのですけれども、今の京都府伝統と文化のものづくり産業振興条例との府の責務という点をしっかりと考えていってほしいなと思っていまして、そういう点で産地の相談所というのは、産地の中で拡充整備をしていくということが本当に西陣のこれからを考えた場合には大変必要だと思っているのですけれども、その辺では一緒に拡充整備を考えていくというか、市と一緒に考えて広げていくということも検討されていくことを考えていらっしゃいますか。



◯高屋染織・工芸課長
 西陣の相談所の関係ですけれども、ただいまも産業技術センターのほうが京都市さんの施設なんですけれども、そちらのほうが週に一度出張相談に来ておられまして、昨年も50件を超えるような件数での御相談があったと伺っております。
 また、リサーチパークのほうにお越しいただきましたら、そちらのほうで産業技術研究所のほうは相談を日々お受けになっていますし、それだけではなくて、丹後のほうは出機さんが多くて西陣の関係の織物も帯なんかでは6割を超える織物をしておられるのですけれども、丹後の織物・機械金属振興センターのほうでも250件を超える相談を昨年で受けておるというお話を部長が一般質問でもお答えしたと思うのですけれども、そのような形で府と市が連携して西陣の技術の相談についてはお受けしているところでございます。



◯迫委員
 それはわかっているのです。だから、産地の中で相談に乗れる体制ということで考えているのです。だから、今まででしたらリサーチパークに移動する前までやったら具体的にすぐ問題があったときにげた履きで自転車に乗って相談に行けたということなのです。今ではそれができないので、週1回、西陣織会館の7階の事務所に行って相談に乗るということですが、火曜日の昼からです。それまで待てない。そこに行ったとしても具体的な相談に乗れないと、借金の問題とかで乗れないということになって改めてまたリサーチパークへ来てくださいという形になる。そういう二度手間が起こることもあるし、実際にすぐ解決していくという点で産地の中にそういう相談所をつくってほしいということなのです。だから、そのことに対してこたえていってほしいということを言ってるのですが、どうですか。



◯高屋染織・工芸課長
 西陣のほうで西陣織会館の中での御相談があって、もしも現場に行って直接織機を見てほしいというお話があったら、現場にも直接行ってらっしゃるということも伺っておりますし、西陣の中ではないかもしれませんが、リサーチパークという交通至便の場所にもそういう相談所もございますので、そちらのほうももう少し活用をたくさんしていただいたらどうかなと思います。
 以上でございます。



◯迫委員
 今の発言は、現実に現場の人の苦労というか、なかなかつかんでいらっしゃらないと思います。本当に今すぐ対応してほしいということで思っている。だから、そのときにすぐ対応できるような場所があるということが産地に欲しいのだということが皆さん方の要望なのです。そこにちゃんとこたえてほしいと思っています。
 それと、あと産地内で西陣織に対する、存亡の危機というか、うわさがすごく広がっているのです。あと何年持つだろうかというような話があると。そういう中で業界のトップの方とか労働者の方とか職人さんの声を聞くことが今至急に求められていると思うのです。その辺での対策というか、対応とかは考えられていらっしゃいますか。



◯高屋染織・工芸課長
 西陣の産地の状況につきましては、西陣の組合の方ですとか関連工程の関係者の方ですとか、折に触れていろいろうちの職員も含めて伺うようにさせていただいております。



◯迫委員
 具体的にそこで産地が崩壊するのではないかというような話もちょこちょこと出てくるのです。そういう話を聞いてらっしゃるかどうかということも含めて今後、本当に皆さんとどう対応していくのかとか、どういうふうにして産地を再生していくのかということをもっと考えていってほしいということを要望しておきます。
 以上で終わります。



◯山本委員
 それでは、質問させてもらいます。
 今、サッカーの専用球場、それから国際大会の府立体育館、これは非常に焦点が当たって検討会も進んできていますけれども、それはきょうは質問しません。しかし、申し上げたいことは、例えば弓道の宇治の国体選手の練習場は、太陽が丘の、弓道場が市の仮設で近的だけはあるのです。遠的がないのです。太陽が丘の広いところで遠的の準備をしていましたら、その検討会でいよいよ検討が始まりましたのでもう答えをもらえるなと思ったら、検討会の中で論議をするとおっしゃっています。しかし、実際、国体の選手が滋賀県に行って練習をしているということは御存じですか。そこはいいのですが、だから、お金を使わずとももう間もなく解決だということまでも検討会の名において引き継いでいくというのは、もう結論を出して、お金も要らないんやから滋賀県まで練習に行くという格好の悪いことはぐあい悪いので、その辺についていかがですか。



◯坂本スポーツ振興室長
 スポーツ施設の関係につきましては、今、委員御指摘の点を含め今年度当初予算でスポーツ施設の整備充実に向けた構想づくりの予算をお認めいただいておりまして、先ほどアクションプランの資料にも若干記載をさせていただいておりますけれども、450万円で各運動公園の今後10年間程度と思っておりますが、それの整備計画をつくっていこうということで今作業に入っているところでございます。
 そういう中で今御指摘の弓道については、大変需要も多くて、実はこの5月に全国弓道大会にも参加をさせていただきましたけれども、その中でも2,000人規模の競技者が集まっておられまして、毎年京都でも大会をやっていただいて非常に需要が強いものであると思っております。いずれにしましても、今年度、構想策定をさせていただきますので、この中で競技によってはできるもの、できないものもございますし、できるものは何からやっていこうかと、こういう順序立てが必要になってまいりますけれども、こういう構想をつくって、その中で早くできるものから実現をしていきたいと、このように思っております。
 以上でございます。



◯山本委員
 弓道を余りそれ以上追求する気はないのですが、1円も要らないのです。要は施設を準備をして、その平米数にどれぐらいの単価をもらうかというとこまで行ってて、結局検討会のところへ持ち越して、1円も要らんいうことは、安全策をやってもらう金は要るのかもわかりませんけれども、それは国際大会やら専用球場やら大事ですけれども、そこの検討会に持ち越しやということは許されないと思うのです。結構弓道は優秀なんです。国体の選手が滋賀より優秀なのです。それを滋賀まで練習に行くということは考えて早急に構想の中へ入れていただきたいと要望しておきます。
 もう一つ、しからば山城運動公園について1億9,000万円で陸上競技場、直していただいて、芝生も植えていただいて、5年に1回の陸上競技協会(陸協)の内規に基づいてしたと、非常にありがたいなと思っているのです。ところが、スタジアムが屋根がないわ、古いままなのです。サッカーとか陸上とか、特に陸上は夏が多いのです。雷の対策、あそこ山の奥なので雷についても雷よけにもなりませんし、照り返しするところで、国際大会まで言わなくてもあれだけ陸上競技に1億9,000万円も、非常に記録も出やすいと聞いているのです。だから、そういうサッカーとか陸上競技とか、そういうものを呼び込むためには、あの観客席ではスポーツ振興という点においても観客においても雷対策でも貧弱です。まして国体の前にできたあのままなのです。だから、そういう面についてもあわせて直していくとか、あるいは陸上競技はマイク放送が不備なためにエントリーで呼び出すときにも先生やらは大変な苦労してはるわけやね。御存じかな。ついでに意見言うときますが、だから、100メートルとか800メートル呼び出すだけでも遠いとこまで聞こえないから、選手も大変やし呼び出すほうも大変やという放送設備、それから体育館、これも放送設備、過去から挙がってます。そういうことを含めれば、公園としてスタートして国体も終わったのですが、トイレは順次改修になりましたが、スポーツ振興という点において、今の競技です。例えば女子のホッケーが来たら、和のトイレしかないからハーフタイムでよそまで連れていかないといけないような状況、だからトイレの穴数もふやしていただいたと。しかし、そういう見方をして今日段階で見てみれば、非常に多く改修せざるを得ないというところがあると思うのです。一流の運動総合公園でスポーツ振興しようということからしたら、専用球場も大事、国際大会の府立体育館も大事ですが、そういうことを忘れたらいかんと思うのですが、この辺についてどう考えておられます。



◯坂本スポーツ振興室長
 今、委員御指摘の山城総合運動公園についても、委員御指摘のとおり、非常に大切な施設だと思っております。今御指摘をいただきましたように、国体以降は通常のランニング的な一部改修なり、できる範囲の改修は行ってまいりましたけれども、御指摘をいただきましたような陸上競技場に屋根がほとんどないというような御指摘は、競技団体からのアンケートからも回答をいただいております。夜間照明装置等についても御要望いただいておりまして、こういうものについても、先ほど御答弁いたしました計画づくり、構想策定の中で需要の高いものからということにはなりますが、大変要望が強いという認識は持っておりますので、そういう構想づくりの中で対応してできるものから一刻も早くやっていきたいと、このように思っております。
 以上でございます。



◯山本委員
 意見を申し上げておきますので、その構想の中で優先順位をつけて、そんなに金も要らないものはすぐ解決してもらえるし、具体的に提案してほしいと。
 それから、食堂と本館、もうぼろぼろです。特に本館。さびさびでなかなか、よく御存じやと思いますが、一流でコーチやら選手が来たら会議も大事です。国際大会まで行かないまでも全体で見直していただいて、答弁のとおり、着実にやっていただきますことを要望して終わります。



◯村田委員
 先ほどもものづくりがいろいろ出ておったのですけれども、陶芸に関して少しお聞きしたいのですけれども、宇治に炭山陶芸の団地があります。そういった中において登り窯をやっている。これは御承知だと思います。今、府内で本当にやっているというのは、登り窯もそこしかないのではないか。できる、できないとかがありますから、そういったところはないのではないかなという思いを持っていまして、私も以前から言うてき、今は年に1回やと思うのですが、大体そこで焼いておられるということがあるわけですけれども、こういったものを京都府立陶工高等技術専門校(陶校)を含めてそこで何か教えるというようなこと、またそれを今度は人もそういったものの経験による人づくりもしていかないけないやろうという思いを持ちますし、またそういったものが観光につなげないのかなという思いを持つわけなのですが、その辺はいかがでございましょう。



◯高屋染織・工芸課長
 登り窯の関係につきましては、昨年もまた窯に火を入れられまして、そのときに観光のツアーという形でいろいろなところからお客様にも来ていただき、見ていただくようなことも実施したと伺っております。
 今、委員のお話にもございましたけれども、今まであった技術がなかなか後継者に伝えられないということも起こっておりますので、今のお話も受けまして人づくりに、後継者育成のときにどういった形でさせていただければいいのかということも産地の皆様とも相談して取り組んでまいりたいと思います。



◯村田委員
 京都府のほうもいろいろと見に行っていただいたり、またそういった窯を焼かれるときには見ていただいたりはしているとお聞きをしておりますけれども、実際には陶校がありながら、そういった登り窯の人づくりができない。要するに登り窯を体験させられないというような状態が続いています。京都市の場合はちょっとやっていただいているみたいですけれども、そういった面を含めてすばらしい焼き物ができる状態を、昔から続いた伝統というものをしっかりと守っていくということも技術的にも取り入れるべきではないかなという思いを持ちますので、この辺はひとつお願いをしておきたいと思います。また観光化についても、どこでもやれるようなとこではありませんので、だからこの大きな窯を維持するのも大変でございますけれども、そういった意味では京都府の支援がなかったらなかなかできないという思いを持ちますので、こういった観光化に向けてもひとつお願いをしたいと思います。
 続いて、お茶なのですけれども、宇治茶、先ほども出ておりますけれども、府内産、実際大体今は近隣を含めた中での宇治茶のブランドという形になっておるわけです。三重、滋賀、奈良でしたか、あとパーセントはちょっとあれですけれども、あれによって宇治茶という名をつくっていくということをつくられました。府内産で大体何ぼなかったらあかんのかな、5,000キロぐらいなかったらあかんのですか、いうようなことも聞いておるのですけれども、今、府内だけでどれぐらいのお茶の生産量があるのか、お聞かせをいただきたい。



◯小田農林水産部副部長
 最大の面積が平成23年度のデータで1,580ヘクタール、そして、荒茶の生産量が2,870トンというデータでございます。全国順位でそれぞれ5位という状態でございます。
 以上です。



◯村田委員
 府内産という形の中で宇治茶という自分とこだけでやっていこうとしたら、大体5,000トンぐらいなかったらあかんのと違うかなということを聞いておったのですが、それはどうなのですか。



◯小田農林水産部副部長
 今、私が申し上げましたのが、荒茶の生産量でございます。宇治茶ということで、これは業界のほうが独自に宇治茶の定義をしまして、今、委員おっしゃられたように、京都、それから三重、奈良、滋賀と、そこで生産されたものが、いわば宇治なり京都におられる茶商さん方の極めて高度な、あるいは匠のブレンドの技術でもって宇治茶というものが生産されているという形の中で、一定委員がおっしゃられたような生産量になっているのかなと考えております。荒茶の生産量そのものは、そういうデータを手元で持っております。
 以上です。



◯村田委員
 わかりました。各それぞれのてん茶であり、玉露であり、いろいろ種類があるわけですから、それぞれに基づいて製法されていくという形になっていくと思います。今、集団茶園が丹後にもつくっていただいた。そして宇治田原があり、南山城があり、ほかにやろうというような今状態はないのですか。



◯小田農林水産部副部長
 委員おっしゃられたように、そういう業界のほうの宇治茶の定義ということで、京都産の宇治茶といいますか、茶葉の生産を求める声が随分強くございました。そういった声を受けて当面100ヘクタールの新たな新規茶園を造成していこうということで、宇治田原とか、あるいは丹後のほうで一定100ヘクタール構想に近い造成が進んできたと。そこで丹後のほうも国営農地のほうで増産、生産されたものが結構もう全国よりも高い値段で取引されるようになってきているという状態でございます。そういった中で、今の景気の状態でどんどんとつくれば売れるというよりも、まだまだもっともっとお茶の生産なり、生産というよりも飲んでもらえる方というのが非常にふえてきているという状態がございません。そういった面ではもっともっとPRしていかなくてはいけないと思っております。
 したがって、むしろ今後は、増産なり茶園の造成というよりも、かなりまた30年以上たった荒廃茶園というものが、あるいは老朽茶園というのが出てきております。そういったところに対してもっともっと開植を進めるとか、あるいは後継者がいないところにまた新たにつくってもらえる方にバトンタッチするとか、そういった形の中できちんとした生産体制を組んでいきたいと考えております。
 以上です。



◯村田委員
 ありがとうございます。
 こういった形が茶文化を文化遺産ということを今言っていただいておりますし、取り組みを検討部会を含めてやっていただいているということになってくるわけなんですけれども、それが各地域とつながる状態をつくっていただく、南山城は大体宇治茶によってずっといろいろとつながれているところが多うございますから、その辺はひとつお願いをしておきたいと思いますし、これ以上お聞きいたしません。
 もう1点、平等院と、それから宇治上神社、世界遺産なのですが、これが一遍に修理に入られるという形を聞いておるのですけれども、地元との話はどういうふうになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。



◯磯野文化財保護課長
 平等院と宇治上神社の修理でございますが、これは屋根の葺材等の破損が進みましておのおのの所有者のほうから修理要望が非常に強くございましたので、それで文化庁のほうと相談いたしまして平等院につきましては補助金の交付が決定いたしました。宇治上神社につきましても、現在、文化庁に要望しておりますので、順調にいきますと秋ごろに交付の決定がもらえるのではないかなと思っております。
 うちのほうは、所有者のほうとの調整をしております関係で地元との関係は少し別の観点になるかと思います。



◯村田委員
 これは観光をいうならば、宇治の場合は観光というものをメーンに置いてやっておりますから非常に大きな影響が出てくるのではないかなと思うわけです。それを同時に修理をやっていくということを聞いておりますから、この点は地元としっかりと協議する中で、決まった以上は幾ら言うても仕方ないかもわかりませんけれども、景気の非常に悪い今このときでございますから、十分その辺を考えて、土産物店とか、地元の消費というものが非常に大きく変わってくると思いますから、こういった点をひとつお話をいただけるような状態をつくっていただかないといけないのと違うかなと思うのですけれども、そういった観光面からいうたらどういうふうにお考えになっているか、お聞かせをいただきたい。



◯田中観光課長
 平等院並びに宇治の宇治上神社の観光面での影響ですけれども、確かにたくさんの方がおみえになる施設ということで我々も非常に危惧はしております。ただ、平等院におかれましては、一部それ以外の中の施設につきましては使わせていただける部分があるということで、例えばことしの11月に世界遺産の関係で最終会合が京都で開かれますけれども、例えば和食の日本料理の文化博覧会というものを京都府でも開催する中で、平等院を使わせていただくような取り組み、そういったことで平等院のほうの観光面での支援というものを行っていきたいと思っております。ただ、そういった補修に関しましては、いろいろな面で影響がございますので観光のほうとも調整をしながら連絡体制をとってやっていきたいと考えております。
 以上です。



◯村田委員
 宇治上神社もそうですし、平等院もそうですし、全部覆ってしまうわけです。そうすると幾らいろいろな発信をしてもそれが見られないなら行っても仕方ないなという思いがあると思うのです。そうなってくると地元に対して非常に大きな影響が出てくるというのはわかっておることでございますから、こういったことを同時にやるのか、別に分けてやったほうがいいのか、いつかはやらんならんことですから、これはやらないと仕方ないと思うのですけれども、こういった面が考えられなかったかなという思いを持つのですけれども、その辺は観光面も含めてどうお聞きになっておるのですか。



◯田中観光課長
 平等院と宇治上神社を同時にこういう修復に入るということは地元に影響があるということについては、我々も認識しているところでございますけれども、宇治の観光協会等といろいろ連携をする中で、最終的に地元への影響というものは最小限にとどめる方法というのをこれまで検討いただいていると私どもは認識しておりまして、ただ、我々自身がその中に参画してきめ細かく現場も含めて対策をとってるかと言われますと、そこまでは行ってないという現状でございまして、今後そういったものについては改善していきたいと思っております。



◯村田委員
 これ以上入っても仕方ないと思うのですけれども、また所管外になってしまってもいけませんけれども、実際にはその辺は地域は観光という形をメーンにしながらやっているという、大体文化遺産というものを目当てに来られるという方が非常に多うございますから、そういった面は京都府も観光を含めた中でいろいろな面で指導していただいておりますから、しっかりとそういったものは話を事前からするという形をするべきではないかなという思いを持つのですけれども、その辺はもう1回ちょっとお聞かせください。



◯田中観光課長
 文化財が観光に与える影響は、特に京都市内も含めまして大きなものがあると考えております。京都市内の例えば活性化特区の話につきましても、文化財を利用した例えばMICEは会議等ですね、これからもどんどんやっていく必要があると考えておりますので、文化財保護課との連携を強めていきたいと考えております。
 以上でございます。



◯渡辺委員
 よろしくお願いいたします。
 先ほどの報告事項のときにもございましたけれども、昨年の国民文化祭、本当にありがとうございました。国民文化祭での成果を今後に継承、発展させていこうということで次世代への育成プランも考えていただいておりまして、特にお茶とかにつきましては、先ほど村田委員からもお話がございましたけれども、生産のほうと、あと需要というか、皆さんに親しんでいただく、京都の地でお抹茶を立ててというような子どもたちの経験も各校に広げていただきましたことを感謝を申し上げている次第でございます。
 昨日、日本とタイの親善の集いのときに、タイから留学生で来ている人が民族衣装を身にまとって皆さんの前で踊ってくれました。彼女と後お話をしていますと、この踊りはどこで習ったのですかと聞いてみますと、小学校とか中学校で自分ところの伝統文化というものを身につけるというふうなカリキュラムというか、そういうことがあるらしいのです。彼女の様子を見ていますと、自分の国に誇りを持って踊りを踊っていると。ただ技術的なものだけではなくて、文化というものはそのように心を、ただお作法とか形だけではなくて、自分の住んでいる土地、そこにある文化を本当に愛して誇りに思ってくれるような、それが本当の文化なのかなということをきのう彼女からも学ばせていただきました。そういう面で例えば日本から留学生が外国へ行ったときに、その子が本当に自分が生まれ育った京都のこれを京都ですということで海外の方に示せるものは何だろうかなということを思いました。
 そういう面からも、例えば何かせっかくお茶とかしていただいたときに、向こうに行ったときにちょっとセットを持って行って、本格的なものではなくてもできるようなとか、何かそういうふうなことをちょっと進めてもらえたらうれしいなと、特に海外に行かれるような国際課長もいらっしゃいますし、留学生、こちらのほうに来ていただく方もですけれども、海外のほうに向かう人たちにとって本当に京都を誇りに思って何か一つ御紹介できるようなものを身につけてもらいたいなという感じがしたのですけれども、そのようなことについてどのようにお考えか少しお伺いしたいと思います。



◯奥谷文化芸術振興課長
 ただいま委員お話しいただきましたように、国民文化祭ではたくさんの小中高生が活躍をしてくれました。その中で地域の伝統文化に目覚めたり、あるいは京都に昔からあるお茶とかお花といったものに触れる機会も大変多くございました。そういったものを引き継いでいくというのは大変大事でございまして、今年度は、一つはそういう伝統文化や芸能をされていらっしゃいます本物の芸能や、あるいは芸術家の方々を地域の小中学校、高校に派遣をすると、そういう事業といたしましては、次世代文化継承・発展事業という形で専門家を小学校、中学校、高校に派遣する事業というものを進めるという予定にいたしております。
 それから、お茶とお花というのが日本の、そして京都の文化を代表するものでございますので、たしなみとしてそういったものにももっと触れてほしい。それは子どもたちもそうですし、多くの府民の皆様にも触れていただきたいということで、お茶とお花の大きな祭典を11月3日なんですけれども、それをやってまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。



◯渡辺委員
 ありがとうございます。いろいろと取り組みを考えていただいておりましてありがたいなと思います。
 今お聞きしていますと、次世代文化継承・発展事業ということでほんまものの技術を持っておられる方にいろいろお話を聞かせていただいたりとか、またできたら体験をさせていただいたりとか、そういうことが子どもにとって興味・関心を引き出してもらい継続的にしてもらうというのはうれしいと思うのですけれども、この前少しお話を伺いましたが、きのうの総務・環境常任委員会でも少しお話し出させていただいたのですが、トスカーナ州と、お二人ずついろいろと伝統工芸に取り組んでおられる職人の方に交換というか、向こうからも来ていただき、こちらからも派遣するというお取り組みを5年ぐらいお続けいただいているとお聞きしておりますが、その方たちにも先ほど御紹介いただきました文化継承発展事業とかには御協力いただいているのでしょうか。



◯高屋染織・工芸課長
 まず、トスカーナ州のデザイナー交流についてだけは私のほうからお話し申し上げたいと思います。
 平成17年度からトスカーナ州とデザイナーの交流を工芸の関係、また伝統工芸にかかわるデザインの勉強されている若手の職人さん、またデザイナーの方を京都からトスカーナ州に派遣したり、またトスカーナ州の若手にも京都に来ていただいて、お互いに交流をさせていただいております。イタリアのほうから来られたデザイナーの方に、委員が今お話になりましたようなお茶の体験をしていただくようなこともございました。そういうことで京都の文化に、また逆に京都からいらっしている方は、トスカーナの地で和服に着がえて自分をPRしていただいたということもございます。ですので文化交流といった面でもトスカーナとの交流についてはいろいろと御協力いただいているのかなと思います。
 すいません。次世代文化事業については、私のほうからお答えすることができませんので以上でございます。



◯柴田文化環境部文化政策監
 この次世代文化継承・発展事業でございますけれども、文化の知恵袋ということで、例えば冷泉家の冷泉貴実子様とか、あるいは松栄堂の畑社長様といった京都の一流の方をメンバーに委嘱をいたしまして、こういったような方々が地域の小学校や中学校、あるいは地域の公民館といいますか、文芸会館のようなところへ出向いていかれて、そういったところで子どもたちにそういう伝統文化、伝統に触れていただくというような場を用意するということで、対象といたしましては、基本的には京都府民のそれも子どもさんを中心という事業でございます。
 以上です。



◯渡辺委員
 私が申し上げたかったのは、もちろん文化継承・発展事業のところはそこでしていただいたらいいんですけれども、何か連携をとられているのかなと思っただけなのです。今お聞きしていますと、本当にすごい方にお話を聞かせていただくというのは、またそれはそれですばらしいことだと思うのですけれども、たまたまトスカーナ州に行ってこられたりとか、向こうからの職人さんを受け入れられた方とたまたま御縁があったのでお話を聞いていますと、本当にすごく一生懸命されていて、特に子どもたちにも、自分たちが今まで苦労してやってきたこと、そしてどんな心でやっているかということを伝えたいという気持ちも持ってくださっているので、ですから、ちょっと幅広くできましたら連携をとっていただいて、そのような経験をされた方、特にまた海外に行かれて経験を積まれた方のお話を本当に生の声を子どもたちにも伝承していただけると、そういう連携について今後またお考えいただけたらうれしいなと思いますので、もう一度御意見を伺いたいと思います。



◯柴田文化環境部文化政策監
 今申し上げております次世代文化継承・発展事業といいますのは、今年度新規の事業でございまして、とりあえず府内の小中高といった若い世代を対象に事業を現在考えております。まさに委員御指摘のもっと幅広い視野で国際的な連携というようなことも、今後、関係のところとの連絡も深めまして、どういうふうに発展できるかということは今後研究させていただきたいと思います。
 以上です。



◯渡辺委員
 府内の子どもたちの対象で結構かと思います。海外へ行って京都の職人さんがトスカーナ州との連携というか、交換事業で行ってこられた京都府内の職人さんが京都府内の子どもたちに思いや伝統文化について伝えるというようなイメージで提案させていただきました。
 それで、トスカーナ州のほうへ行ってられた方々ともなかなかその方たちのお話を伺う機会とか作品を拝見する機会が私の知ってる範囲では今までちょっとなかったかと思いますので、ぜひともその方たちのまた今後御活躍の場といいますか、せっかく体験されてきたことを皆さんに広めていただくようなことを考えていただきたいと思っているんですけれども、いかがでしょうか。



◯高屋染織・工芸課長
 トスカーナのほうに行ってこられてお戻りになられた職人さん、デザイナーの方の作品についても皆様方が御一緒になって展示会もやっていきたいなというお話も伺っております。今年度すぐにというところまではいかないかもしれませんが、いろいろと皆様方の声を聞きながら御一緒に何か御支援できることがあれば考えてまいりたいと考えております。
 以上でございます。



◯渡辺委員
 すいません。ちょっと私のほうの説明不足で混乱させてしまって申しわけなかったのですけれども、せっかく特別委員会がございますので皆さん方で連携をとっていただいて、もちろん子どもたちの教育につきましては、教育委員会の方もいらっしゃいますし、皆さんと連携をとっていただいて、よりよく京の文化力を子どもたちに継承・発展していただくように御努力いただきたいと思います。
 最後にもう1点、7月に入りまして祇園祭がいよいよ始まりました。このたびは大船鉾が142年ぶりに唐櫃の巡行ですけれども、今までずっと32基でやっていたのが33基にふえるということで、世界文化遺産にも指定もされましたし、本当に京都ブランドの最たるものかと思うのです。しばらくは休日が巡行の日がありましたけれども、ことしは平日にもなりまして、平日になって少し人が少なくなるかどうかというのはわかりませんけれども、京都府としてというか、なかなか直接的にはおつながりがないかと思うのですけれども、特にこのたび大船鉾の巡行に際して、後の祭りと先の祭り等を二つに今後分けていくというような議論が山鉾連合会を中心にされていると思います。これはもちろん神事でありますし、八坂神社さんと連合会の方が中心になって私たちがとやかく言うことではないと思うのですけれども、京都の観光やいろいろと交通の問題とかで大きな課題があるかと思うのですけれども、特に何か今の時点で差しさわりのない程度で結構ですので、京都府としてとらえておられるような観点がありましたら教えていただきたいと思います。



◯田中観光課長
 祇園祭の件でございますけれども、今年度、ことしの曜日配列を見ていますと、山鉾巡行は火曜日ということになってございまして、その前の宵山が祝日の海の日と、その前が日曜日、そしてその前が土曜日ということでかなり毎年来られる方がふえているんですけれども、ことしは特に宵山関係の人出が多いということを伺っております。そのため、安全対策費のほうをかなり警察からも指摘を受けておりまして、制服姿のガードマンを増強するなど、そういった対策を京都市ともども検討しているところでございます。
 先ほどお話しございました、例えば当日の運行関係の変更につきましては、現時点で我々のほうでは特に中身についてどうのこうのいう話じゃないと考えておりまして、今後、山鉾保存会のほう、そういうところからいろいろな御相談等ありましたら、その対応については安全対策を第一にしまして、運行関係、さらには観光面での影響、そういったものを考えてまいりたいと考えております。
 以上でございます。



◯磯野文化財保護課長
 祇園祭の山鉾巡行でございますが、これは国の重要無形民俗文化財京都祇園祭の山鉾行事ということで昭和54年に国の指定になっております。合同巡行につきましては、これは昭和41年から合同巡行になっておりまして、合同巡行になってから国の指定を受けたということになっております。
 それで、今回、正式にうちのほうも聞いているわけではございませんが、保護団体であります祇園祭山鉾連合会のお考えとしまして、先の祭り17日と後の祭り24日の合同をお考えになっているということでございますが、国の指定といいますのは、指定した時点の価値を認めたものでございますので、これをまた分離することにつきましては、文化庁並びに関係機関のほうと十分な協議、調整が必要かと考えております。
 以上でございます。



◯渡辺委員
 ありがとうございました。よくわかりました。
 今の観点も私らがとやかく言うことではないのですけれども、京都の祭りとして見守ってもいきたいですし、そのように山鉾連合会の方々が進めようとされるのでしたら、それに対して、今、観光課長からも言っていただきましたように、安全対策とか警察とも連携をしていただいて本当に気持ちのよい祇園祭を進めていただきたいと思います。
 最後に、祇園祭のことにつきましては、今、宵山のときとかでも本当にごみがいっぱいになったりとか、そういうふうなことでお困りのところをボランティアの方々が掃除をされたりとか、巡行に対しましても祇園祭ボランティアというのが、引き手、かき手、そしてまたお茶の接待とか、無線の情報の係とかいろいろな形でボランティアがお手伝いをさせてもらってはると思います。約600名ぐらいの方がお手伝いをされて、府庁からも府庁フロンティアとして毎年お手伝いもいただいておりますし、そのような方のことをきっと把握していただいていると思うのですけれども、何かちょっとボランティアの方々への思いとかありましたら、最後にちょっとお聞かせをいただきたいと思います。



◯田中観光課長
 祇園祭のボランティアの関係ですが、祇園祭に限らず、葵祭、それから時代祭、そして五山の送り火も含めましてかなり京都市内のボランティア関係、それからNPOの関係、それから教育関係者の方々、かなりの方々で手弁当という形で出て支えていただいているという認識をしております。
 ボランティアの方につきましては、京都府庁の中でもそういう組織といいますか、そういう形で取り組まれていることも十分承知しておりますし、そういった方々を支える意味からもいろんなサポートしていきたいと。実はいろいろなけが等もございますので保険等もございますけれども、そういったことも含めまして現時点で京都府の観光として全体の行事につきまして補助金を出しておりますので、そういった運行の中でそういうボランティアにつきましても御配慮いただきますようお願いしていきたいと思っております。
 以上でございます。



◯渡辺委員
 ありがとうございました。よろしくお願いいたします。



◯巽委員
 丹後のコシヒカリです。特Aを復帰ということで本当に丹後農協の皆さんや普及センターやJAが一体になって、京都の丹後のコシヒカリが特Aをとるということは、京都のお米がおいしいというイメージを持たれて大変大事なことだということで前から言われてきているのです。特Aをとって新潟の魚沼産とどう違うかというのは、味はあれなのですが、新潟の魚沼産は毎回特Aをとってる。丹後はとってとって休んで、とってとって休んでとかということが起きてるので、ブランド化にするために安定的に特Aをとっていくのが必要だなと思うのですが、これについての努力もされていると思うのですが、最近、気候の変化、大変暑くなったりという中で、平成23年の特Aを取得した都道府県というのは結構ばらばらになったと思うのですが、その辺の感覚はどういうふうに考えられているのでしょうか。



◯小田農林水産部副部長
 ちょっと手元に全国の特Aを取得した都道府県というデータは持ち合わせておりませんが、今、委員おっしゃられた点についての私の思いをお話したいと思いますが、丹後のコシヒカリ特A米については、それこそ冷めてもおいしいということで新潟の魚沼産のコシヒカリにまさるとも劣らないと思っております。
 確かに委員おっしゃられたとおり、平成23年度復活いたしました。その前年度はどうしても温暖化といいますか、高温の影響でそれで残念ながら1年途絶えたということでございますが、その前年は3年連続特Aであったと。これは西日本で唯一丹後だけだったと思っております。したがいまして、これからはしっかりと安定的に継続的に特Aをとり続けるようにしっかりと支援をしていきたいと思っております。
 その上で具体的にどうするんだということについては、これは丹後のほうは丹後農業研究所(丹後農研)とか、あるいは普及センターとか、そしてまたそういう良食味米をつくっていくための生産協議会、そしてまた京丹後市、そういった地元のいろいろな団体と連携して、そして研究をしっかりやっています。同時に、またいろいろなデータ的なものも携帯電話等でも連絡をして、そして肥培管理を徹底するとか、あるいは京都COS(コス)−180運動というのがあるわけですけれども、そういった疎植で、そしてまた温暖化にも強く、そしてまたおいしい味ができるというふうな形での肥培管理ができるような、かつ余りタンパク質が多いとちょっとえぐみとか雑味が出ますから、そういったデータ、肥料のやり方なんかも少なくなるような形のいろいろな技術支援をやっておりますので、そういったものを継続してまいりたいと思います。
 全国的なものについては、温暖化の影響でコシヒカリなんかについて少し特Aから外れたということがあって、むしろ東北とか北海道とか、そういったところの今まで余り米がつくれてなかったところが逆に特Aをとってきたりというようなとこがございますので、そういった中でしっかりとコシヒカリを支えていきたいと考えております。
 以上です。



◯巽委員
 ざっとした記憶なのですが、丹後農研等々普及センターは、おいしいお米ができた、特Aがとれたというところの例えば水の管理であるとかいろいろなデータを集積して次につなげるようにということで努力はされていますが、この温度の気候の変化によって品種の問題、品種改良の問題が出てくると思うのです。いつまでも特Aでとれるのかなと、この丹後の地域でおいしい米がということもだんだん問題になってくると思うのです。気候がこれだけ変化してくると。そういう中での研究所の問題も必要でしょうし、丹後農研云々という、米を亀岡に集約するという話もありましたが、そういうようなことに関して京都府の考え方はどういうふうになっているのでしょうか。



◯小田農林水産部副部長
 丹後のコシヒカリ、特Aというものは、それこそ本当は府域全体で特Aがしっかりととれたらということで中丹とか南部のほうも研究はしております。しかし、丹後は、委員おっしゃられたとおり、それこそ丹後農研というのが随分昔から、昭和30年代、40年代のそのころの大先輩が丹後にコシヒカリを入れるというところのノウハウがずっと営々と今に続いてきていると。そういったノウハウのもとに地域の生産者の方々がコシヒカリのつくり方というものを一定確立しているということでございます。
 したがって、試験研究機関の再編のときに地域のほうからは、この丹後農研というのはしっかりと残すべきだという各方面からの要望を伺っておりますので、したがって、平成21年度から試験研究の再編をいたしましたけれども、それは丹後の農業研究所というのは、農林水産センターの中に丹後のそういう支援のための研究機関ということでしっかり位置づけておりますので、これについては今後ともそういった位置づけのもとにやっていきたいと考えております。
 それから、品種につきましては、そういったことで今日まで至っておりますので、そのノウハウというのはしっかりとまた研究なり、また支えていきたいと思いますが、一方で、全国的な傾向の中で、どういった品種がよいのかといった点については、アンテナを高くして情報把握に努めていきたいと思います。
 以上です。



◯巽委員
 九州、中国のほうでも特Aをとって、その中にちょっと聞かない品種のお米もあったので、こういう時代も来るのだなと考えたところで、これからもよろしくお願いしたいと思います。
 それから、丹後ちりめんについてです。
 今うちでいう丹後ちりめんを織っている機屋さんというところで、ジャガードというものからコンピューターになって、そのコンピューターの今度はフロッピィからUSBに今変わっていくという中で丹後の織物産業というのも非常に厳しくなっていて、言いかえれば、中国の仕事が戻ってきたと言われるぐらい努力を重ねて今やっておられる状況の中で、コスト面でも非常に厳しいものがあると思うのです。
 そういう中で、ことし地元の京丹後市、これは与謝野町でも既にやっておられるわけですが、コンピューターのUSBに変える。これも1台について数十万かかる。それがなかなか機屋さんと呼ばれる方が出せないという中で、市も例えば30万円に対して10万円の補助をしましょうとかいう政策を打たれた。与謝野町も同じような政策を以前からやられているという中で、京都ブランド、丹後ちりめんを踏まえて守っていこうとする京都府が何か支援ができないのかなということを御相談を再三させていただいたのですが、今のところ何の返事もないし、何の動きもない。無理だということは聞いているのですけれども、その辺でそういう考え方がないのかなということでお伺いしたいと思います。



◯高屋染織・工芸課長
 丹後のフロッピィディスクからUSB等へのコントローラーの取りかえのお話なのですけれども、今回の一般質問でも部長のほうがお答えさせていただきましたとおり、中小企業応援隊の事業の中でいろいろとしっかり御相談、対応させていただく中で、中小企業ステップアップ事業がございますので、商工会のほうにも御相談いただく等いたしていただきまして、そちらの中での対応というのが可能かなと考えております。
 以上でございます。



◯巽委員
 商工会ともお話をそんな詳しくはしてないのですが、商工会としてもいろいろな事業を抱える中で、今回の新しい事業でそれを使えといえば、従来の事業の予算が今度は減ってしまうという形、そして商工会は商工会で地元で優先順位をつけてやっておられるわけですけれども、こういう厳しくなった織物産業、機屋さんをどうやって助けていくんだと。丹後地域には織物・機械金属振興センターとか、織物に関して京都産業21もそうなのですが、こういう基幹産業に対して大変たくさんの労力をいただいているので、このことができないのかなと、ちょっと残念でならなかったわけですけれども、それを例えばもう少しパワーアップをしていくとかいうような考え方ができないものなのでしょうか。



◯高屋染織・工芸課長
 規模が大きな更新等につきましては、設備投資の関係での補助金ですとか、設備の貸与ですとか制度融資ですとかいろいろお使いいただける制度というのもございます。織物・機械金属振興センターの職員もいろいろ現場に入りましてお話を伺う中で対応のほうはいろいろさせていただいているかと思いますので、商工会さんのほうとも十分連携させていただきながら、今後の取り組みについても検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。



◯巽委員
 商工会にそういう制度を出させていただいているというのですが、連携をとられたとか商工会さんに内容を聞かれたとかいうことはあるのでしょうか。



◯高屋染織・工芸課長
 与謝野町の制度ですとか京丹後市の制度につきましては、商工会さんを通じてというよりは、それぞれの市町村のほうに直接今回の事業の新しい補助制度の内容等につきましてはお伺いさせていただいているところでございます。
 商工会さんのほうにつきましては、商工会の中でいろいろと事業を考えてはいただいている中でステップアップ事業を機のコントローラーの更新のほうにもお使いいただくようにということだと思うのですけれども、いろいろな事業がございますので、委員が今おっしゃったとおり、優先順位をどういう形でおつけいただくかというのはあろうかと思うのですけれども、制度的にはこういうステップアップ事業も御活用いただければと考えているところでございます。
 以上です。



◯巽委員
 ちょっと残念に思っていたのでこの話をさせていただいたのですが、例えば規模の大きな設備とかいうのは自力でみんなやるのです。自力でできないそういう機屋さんが今大事になってきている。そういうところがたくさんある。だんだん迫委員みたいになってきましたけれども、歩いていかれると本当に裸電球の中で1台1台本当にがちゃがちゃ織っておられるとか、そういうところは本当に設備投資ができるのかという、だからそういうところにこそ力をかしてあげると、これが行政の力かなと思っていたので、地元の商工会、また地元の商工部とも十分にこれからまた話してみますけれども、ぜひそういうことがあるということを知っておられるでしょうけれども、十分考えていただきたいと思います。
 以上です。



◯北岡委員
 先ほどの報告事項にも関連して、森林・林業経営高度化プランということも御報告いただいたのですが、林業、また木材産業、林業を主とした京都ブランドというか、戦略的な京都ブランドの発信という観点でお伺いをしたいと思います。
 先ほどの御説明は、府内産の木材の活用であるとか販売促進であるとかいうことが具体的な目標とか内容を書かれた上で掲載されているのですけれども、お伺いしたいのが、府内全体としての計画プラン、それから方向性ももちろんあってしかるべきです。あと地域のといいますか、例えば左京区の地元産というか、より近い場所での木材を使って、また間伐材を使ってのブランドの立ち上げですとか、その地域の活性化ですとか、いろいろなブランドの戦略ということがどのようなお考えなのか少しお伺いしたいのですが、例を挙げて具体的に申し上げたいと思うのですけれども、先日、岡山の西粟倉村というところにまいりました。本当に小さな村で、要は村内の森林の現状、それから将来にわたって林業に対しての不安ですとか、それから雇用の不安とか、地域の活性化も含めて林業を起爆剤として村おこしをしようという取り組みが、多分御存じの方もあると思いますが、随分新聞とかテレビ等メディアで等取り上げられたところです。まだそんなに年数がたってるわけではありませんのでこれからも注視していく必要があると思うのですけれども、要は村内での一番おもしろいのが、民間のノウハウを活用してファンドを募集してということで、村の予算というのはほとんど使わずに、要はリスクが少ない、しかし、民間のノウハウを使ってファンドの申し込みを首都圏であるとか、都会の方、都市部の方々がファンドに申し込まれたりということで、ちょっと荒い説明になってイメージがしにくいかもしれませんけれども、そのようなことで、ここにも書かれています高性能機械の導入でもって林業の間伐の促進をしたり、それから間伐材を利用してデザイナーズブランドを立ち上げたり、それでもって今度は地元の食でもってレストランを経営したりということで大変村自体が活性化をしてきて、また若干の雇用も生み出しているという状況です。
 こういった珍しいケースだと思うのですけれども、より小さいといいますか、府内全体の中でも各地域によって表情なり、それぞれの人、それからモチベーションも変わるかもしれませんが、生かすという取り組み等もこういうようなところで、他県の例であるのですが、先ほど冒頭申し上げた、より近いところでの地元の食材を使ってのブランドの立ち上げですとか、戦略的な地域の活性化ですとかということについてどのようにお考えで、また府内で、これに近くなくてもいいのですが、ちょっと特異なというか、特徴的な取り組みをしているとこがもしおありでしたら教えていただきたいなと思います。



◯森井農林水産部理事(林務課長事務取扱)
 本年度から森林・林業経営のイノベーション事業といいまして予算規模で4億3,000万円ほどでございますけれども、川上から川下に至る総合的な森林・林業施策を実施したいと考えております。
 内容でございますけれども、国が平成21年に森林・林業再生プランというのをつくりました。この内容といいますのは、今現在、木材自給率、国全体で言いましたら二十七、八%、30%弱でございますが、この自給率を5割に持っていくという計画でございます。
 京都府におきましても、この事業は国の今のプランがございますけれども、国のプランに沿った形でこの事業を起こしたいと考えております。
 具体的には、間伐対策ということでございます。現在、京都府の木材自給率、国とほぼ同じの二十七、八%ぐらいの自給率でございますけれども、今後、間伐材が飛躍的にふえるだろうと我々予測しております。現在、平成23年度の実績で間伐材は7万立米ほど出ていますけれども、これは倍近く出てくるだろうということを当然考えるわけでございまして、そのためにも高性能林業機械、あるいは道を山につけて集約化施業というのを進めているというところでございます。
 問題は、材が出てきたら、それをどこに供給するかと、そういう話だと考えています。それが一番肝心な話やないかと思っております。もちろん今、京都の場合は、間伐材、A材、B材、C材という建築材から、あるいは建築材以外の材も出るわけなんですけれども、B材、C材については、非常にありがたいことですけれども、林ベニヤというのが舞鶴にございます。ここが年間、平成23年度については3万立米ほどとっていただけます。ですから、間伐材の約半分が林ベニヤに入っているという状況でございます。これは近畿のほかの府県と比べて非常に京都府はある面では恵まれているのかなと、そういう状況にあろうかと思っております。しかし、そうした中で間伐材が出てきても当然民間の市場に行きますと良材というのも当然ございます。この良材というのは、当然構造材ということになろうかと思っています。今、京都府の場合、府内産材を使って家を建ててくださいといういろいろな施策をしているわけなのですけれども、現実の話として、なかなか府内産材がどこに行ったら売ってるのか、あるいはどんなものなのか、あるいはどこの工務店が取り扱っているのか、その辺が一般の府民の方からわかりづらいということがあろうかと思っています。ですから、その辺を解決するために、木材加工ネットと言いまして、京都の木材を府民の皆さんに使っていただくネットワークを組んで必要な数量というのを提供していきたい。いわゆる川上から川下における間伐材の供給と需要をしっかりと取り組んでいきたいと思っております。



◯北岡委員
 ありがとうございます。
 いろいろな課題があると思いますので、その辺の課題を抽出して解決をしながら、着実にいろいろな施策を打たれて、それを実行されていこうということだと思います。ただ、先ほど申し上げたように、ちょっと切り口を変えるということで大変そこの地域とかがブランド力が上がるという取り組みも、先ほど申し上げたことも一つありますので、そういったこともぜひ研究していただきたいということ、京都だけのみならず、どこでも今、間伐材の利用についてはよく似たような状況が見られますので、なかなかこちらにも革新的というか、産業革新ということもありますので、何か目先を変えるということも必要やと思います。大事な税金を無駄に使うということは、リスクは冒してはならないですけれども、民間のノウハウというのをどこまで取り入れてできるかということもぜひ研究をいただきたいですし、地元産、地域の方々にとって地域の木材を使用することのすばらしさといいますか、メリットということも十分勘案していただきまして研究をしていただきたいという思いがしております。
 このことについては、また後刻もう少し掘り下げた形で御提案も申し上げながらお話をさせていただきたいと思いますが、関連してもう一つ、京都府立林業大学校会派のほうでも視察に行ってまいりました。本当にすごく皆さんやる気満々で、本物のといいますか、子どもたちが将来の林業担い手になっていけるというような期待感がひしひしと校長先生、副校長先生のお話も、それからそこで学ばれる方々のまなざしもそうなのですが、大変期待ができるなという思いを強くしました。
 もちろんこちらで高性能林業機械の技術研修もありますし、野生鳥獣に対する研修、また建築文化の幅広い講座の提供と本当に専門性の高いことをされているのですが、先ほど御報告いただきました、こういった森林・林業経営高度化プランとのかかわりというか、府のほうの森林業の施策とこの学校との連携といいますか、役割といいますか、期待も含めてですが、どのような形でこれから連携といいますか、こういうところに組み入れようと思われているのか。また大学校についてもより一層深みが増してくると思うのですけれども、考えをお聞きしておきたいと思います。



◯小田農林水産部副部長
 林業大学のほうの視察へ行っていただきましてありがとうございます。
 委員おっしゃられたように、今年度から林業大学校を開校いたしました。これは林業の労働者だけを育てるというのではなくて、むしろ森林の持つ多方面の魅力、あるいはまた文化的なものとか、あるいは鳥獣害対策とか、あるいは木を使った先ほどお話があった多用途な使い方とか、そういったことも学べるような、そういったコース、暁には森林公共政策士と、あるいは将来的にはモデルフォレスト運動とか、あるいはそういう木材の多様な扱い方ができるようなところにも就職できるようなところのそういったことを学んでもらうような人を育てたいと思っておりますし、同時に、これも先ほど話がありましたように高性能機械が使えるようなコースもこの中で位置づけております。いわばもう座学というよりも実践研修ということで、その講師には森林組合の方にも講師になってもらっています。それから世界的なチェーンソーメーカーであるところとの協定による、そこからの講師の派遣もしてきてもらっています。そういった中で、そこで育った人間というのは高性能機械操作士という、これは京都府独自の資格、先ほどの森林公共政策士というのも府独自の資格を卒業生に持ってもらって少しでも活躍をしてもらおうかと思っております。
 すなわちそれは今お話がありました、今年度から始まりますところの森林・林業の高度化プラン、アクションプラン、川上から川中、川下までのトータルとしての森林なり林業を守り立てる。その仕組みの中にぜひこの林業大学校を卒業した人がその中に飛び込んでほしいと、そのためにそういった現場にいる方を先生にして、また林業大学校の学生もどんどんと府域のいろいろな現場に行ってそこで実践研修をするという形をとっております。そういったことで在校生のときからいろいろなところと連携をして、こいつはいいやつだなと、ぜひ我が社にというぐらいの形がとれたらということを思っておりまして、そんな形で林業大学校を進めていきたいと考えております。
 以上です。



◯北岡委員
 ありがとうございます。
 今おっしゃったように、林業そのものの業界だけではなくて、建築とか設計の方々もいい方があったらぜひという思いで講義とか行かれる。先生の中にもそちらにも欲しいなというような優秀な方もおられると聞いておりますので、卒業後の進路はそれぞれもちろん自由なのですが、ぜひ府内の林業振興発展のために優秀な人材がうまくそこに携わっていただけるような形ができればなということを願っております。
 以上で終わります。




4 閉会中の継続審査及び調査
  別紙要求書(案)のとおり議長に申し出ることに決定した。




5 今後の委員会運営

 (1) 管外調査
   8月6日(月)から10日(金)の間に1泊2日または2泊3日で実施する方向で調
  整していることが報告された。また、管外調査に係る事前調査については、出発日が
  月曜日の場合を除き、出発日の前日に開催することが決定された。なお、調査の詳細
  について、正副委員長に一任された。

 (2) 委員会調査
   9月定例会までの閉会中における、本委員会所管の行催事等については、別添行催
  事等に係る委員会調査一覧表(案)のとおり、委員会調査に位置づけることが決定さ
  れた。
   また、今後、新たに京都府が主催、共催または後援する行催事等で、委員会の付議
  事件の調査のため、委員が出席することが有意義と認められるものについても、委員
  会調査に位置づけることとし、その取り扱いについて、正副委員長に一任された。
   なお、5月臨時会以降の閉会中における行催事等に係る委員会調査の結果概要につ
  いて、別添一覧表のとおりであることが、報告された。

 (3) 今後の委員会運営全般
   上記のほか、今後の委員会運営全般について、正副委員長に一任された。




6 その他
  発言なし




7 閉 会
  林委員長から閉会宣告が行われた。


                                   −以 上−