滋賀県 米原市
平成18年第1回臨時会(第1日 2月 6日)
平成18年第1回臨時会(第1日 2月 6日)
平成18年米原市議会第1回臨時会会議録(第1号)
1.招集年月日 平成18年2月6日
1.招集の場所 米原市議会議場
1.開会開議 平成18年2月6日 午後1時35分
1.応召議員 1番 丸 本 猛 2番 粕 渕 進
3番 市 川 照 峯 4番 丸 本 義 信
5番 音 居 友 三 6番 清 水 隆 ?
7番 北 村 喜代隆 8番 北 村 喜代信
9番 冨 田 茂 10番 小 川 孝 司
11番 磯 崎 清 12番 鍔 田 明
13番 宮 川 忠 雄 14番 力 石 春 樹
15番 堀 川 弥二郎 16番 的 場 収 治
17番 松 宮 信 幸 18番 谷 田 武 一
19番 前 川 明 20番 吉 川 登
21番 大 澤 勉 22番 竹 中 桝 夫
23番 中 野 卓 治 24番 滝 本 善 之
1.不応召議員 な し
1.出席議員 19名
1.欠席議員 4番 丸 本 義 信 7番 北 村 喜代隆
9番 冨 田 茂 11番 磯 崎 清
22番 竹 中 桝 夫
1.会議録署名議員 12番 鍔 田 明 13番 宮 川 忠 雄
1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市長 平 尾 道 雄 助役 西 田 弘
教育長 瀬戸川 恒 雄 政策推進部長 嶌 田 忠 夫
総務部長 石 田 英 雄 市民部長 伊富貴 孝 司
健康福祉部長 岡 田 勉 経済環境部長 野一色 義 明
土木部長 中 川 喜美夫 都市整備部長 飛 戸 利 勝
教育部長 小 野 初 雄 山東市民自治センター長 清 水 克 章
伊吹市民自治センター長 今 中 佐 公 米原市民自治センター長 宮 野 節 児
近江市民自治センター長 山 本 一 幸 消防長 吉 田 繁 之
主監・会計課長 吉 田 博
1.職務のため議場に出席した者の職氏名
事務局長 古 川 光 男 書記 竹 内 義 裕
平成18年米原市議会第1回臨時会 議事日程 (第1号)
平成18年2月6日 午後1時30分開議
場所 米原市議会議場
┌───┬───────┬────────────────────────────────┐
│ 日程│議案番号 │件 名 │
├───┼───────┼────────────────────────────────┤
│ 1│ │会議録署名議員の指名〔 番 議員. 番 議員〕 │
├───┼───────┼────────────────────────────────┤
│ 2│ │会期決定について │
│ │ │〔 自 平成18年2月6日 至 平成18年 月 日〕 │
├───┼───────┼────────────────────────────────┤
│ 3│ │諸般の報告 │
├───┼───────┼────────────────────────────────┤
│ 4│承認第1号 │市長の提案理由の説明 │
│ │〜 │ │
│ │議案第2号 │ │
├───┼───────┼────────────────────────────────┤
│ 5│承認第1号 │専決処分の承認を求めることについて(平成17年度米原市一般会計補│
│ │ │正予算(第9号)) │
├───┼───────┼────────────────────────────────┤
│ 6│議案第1号 │米原市国民健康保険診療所条例の一部を改正する条例について │
├───┼───────┼────────────────────────────────┤
│ 7│議案第2号 │工事基本協定の締結について(交通結節点改善事業(米原駅地区)に伴│
│ │ │う琵琶湖線米原駅東西自由通路新設工事) │
│ │ │東西自由通路新設工事) │
└───┴───────┴────────────────────────────────┘
平成18年 米原市議会第1回臨時会 付議案件表
┌─────────┬──────────────────────────────────┐
│ 議案番号 │件 名 │
├─────────┼──────────────────────────────────┤
│ 承認第 1 号 │専決処分の承認を求めることについて(平成17年度米原市一般会計補正予│
│ │算(第9号) │
├─────────┼──────────────────────────────────┤
│ 議案第 1 号 │米原市国民健康保険診療所条例の一部を改正する条例について │
├─────────┼──────────────────────────────────┤
│ 議案第 2 号 │工事基本協定の締結について(交通結節点改善事業(米原駅地区)に伴う琵│
│ │琶湖線米原駅東西自由通路新設工事) │
└─────────┴──────────────────────────────────┘
午後1時35分 開会
○議長(滝本善之君)
議員の皆様には、平成18年米原市議会第1回臨時会にご参集くださいまして、まことに御苦労様でございます。
今期臨時会は、専決処分の承認、米原市国民健康保険診療所条例の一部改正、工事基本協定の締結の、議案3件が提案されます。
いずれも重要な案件でありますので、慎重なご審議を賜りますとともに、会議が円滑に進行いたしますようお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。
ただいまの出席議員は19名であります。
定足数に達しておりますので、これより、平成18年米原市議会第1回臨時会を開催いたします。
ただいまより、市長から招集の挨拶があります。
平尾市長。
○市長(平尾道雄君)
臨時議会の開会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。
3月の定例会を間近に控えておりますが、取り急ぎましてご審議をお願いしたい案件がございます。
臨時議会を招集させていただきましたところ、議員の皆さんには大変ご多用の中ご出席を賜りまして、まずは御礼を申し上げます。ありがとうございます。
さて、昨年末から降り続きました雪は、例年になく私たち雪に慣れました地域の者にとりましても、この時期としては大変積雪量が多い、こういった経験はないと言われる豪雪になりました。年末年始という節目の時期に豪雪に見舞われました。日々の生活に苦難を強いられました地域の方々に対しまして、改めてお見舞いを申し上げますとともに、地域福祉と民生の安定のために、この豪雪の中で御苦労をいただきました議員各位はもとより、各地の区長さん、そして民生委員の皆さんをはじめ多くの方々のご活躍に対しまして心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。
ようやく、この雪につきましても一息つける状況にはなりましたけれども、この立春寒波ということで、再び積雪を見ているところでございます。まだ、2月でございます。雪寒に対する体制の継続・必要性はますます高まっていくというふうに思っています。
この臨時議会におきましても、除雪関連経費、補正予算について専決処分の承認を求める案件も提出をさせていただいているところであります。
この除雪費の件でご報告を申し上げますと、国におきましては市町村道の除雪補助の緊急措置ということで、滋賀県下では4市町村に対しまして事業費規模6,000万、このうち米原市におきましては、事業費の規模といたしまして1,500万、補助といたしましては、これの2分の1の750万ということを除雪補助の緊急措置ということで賜ることになりました。
本日は、専決処分の承認を求めるということにつきまして、さらには米原市の国民健康保険診療所条例の一部改正をする条例について、そして、工事の基本協定の締結についてと、この3案件についてご審議をお願いをいたすものでございます。
慎重審議の上、適切なご決定を賜りますようお願いを申し上げまして、まことに簡単ではございますが、開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。
よろしくお願いをいたします。
○議長(滝本善之君)
直ちに、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
――――――――――――――――――――――――――――――
日程第1
○議長(滝本善之君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において12番議員 鍔田明君、13番議員 宮川忠雄君の両名を指名いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――
日程第2
○議長(滝本善之君)
日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。
本臨時会の会期は、本日の1日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(滝本善之君)
ご異議なしと認めます。
よって、本臨時会の会期は本日1日間と決定いたしました。
――――――――――――――――――――――――――――――
日程第3
○議長(滝本善之君)
日程第3、これより、諸般の報告をいたします。
最初に、議長の服務報告をいたします。報告事項につきましては、お手元に配付したとおりでありますので、説明を省略いたします。
次に、本臨時会の会議事件説明のため出席を求めた者は、市長、助役、教育長、各部長、各自治センター長、主監・会計課長であります。
以上で、諸般の報告を終わります。
――――――――――――――――――――――――――――――
日程第4
○議長(滝本善之君)
日程第4、市長より提出の承認第1号から議案第2号の議案3件を一括上程し、市長から提案理由の説明を求めます。
平尾市長。
○市長(平尾道雄君)
それでは、提出をいたしました3議案について、提案説明を申し上げます。
承認第1号 専決処分の承認を求めることについては、平成17年度米原市一般会計補正予算(第9号)は、除雪関連経費等の措置につきまして、市議会を招集する暇がなかったために、平成17年の12月27日に専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により、この案を提出し承認を求めるものでございます。
次に、議案第1号 米原市国民健康保険直営診療所条例の一部を改正する条例案についてでございます。
本案の柏原歯科診療所は昭和48年に、大原歯科診療所は昭和56年に、それぞれ開設をいたしました。当時はそれぞれの小学校区に歯科医療機関がなく、旧山東町国民健康保険直営診療所として歯科医療の提供に努めてまいりましたが、その後、民間歯科医療も充実をいたし、直営歯科診療所のニーズも低下をし、今回、その役割を終えたと判断をいたしまして、平成18年3月31日をもちまして両診療所を廃止させていただきたく、この案を提出するものでございます。
続きまして、議案の第2号であります。
工事基本協定の締結についてであります。米原駅地区の交通結節点改善事業に伴います、琵琶湖線米原駅東西自由通路新設工事の工事基本協定を締結いたしたく、米原市議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例の第2条の規定によりまして、この案を提出するものでございます。
以上3案件は、いずれも重要案件でございまして、慎重審議の上、適切な議決を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、提案説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(滝本善之君)
市長の説明が終わりましたので、これにて、提案理由の説明を終結いたします。
次の日程に入るに先立ち、お諮りをいたします。
承認第1号から議案第2号までの議案3件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」)
○議長(滝本善之君)
ご異議なしと認めます。
よって、ただいまの議案3件については、委員会の付託を省略することに決定をいたしました。
――――――――――――――――――――――――――――――
日程第5
○議長(滝本善之君)
それでは、日程第5、承認第1号を議題といたします。
提案者の説明を求めます。
石田総務部長。
○総務部長(石田英雄君)
それでは、承認第1号 平成17年度米原市一般会計補正予算(第9号)につきましてご説明を申し上げます。
承認第1号 専決処分の承認を求めることについては、平成17年度一般会計予算の補正につきまして市議会を招集する暇がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりまして報告し承認を求めるものでございます。
以下、補正予算の内容、補正を必要とした理由等につきまして、ご報告を申し上げます。
まず、予算書1ページをご覧いただきたいと思います。
平成17年度米原市一般会計補正予算(第9号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,518万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を191億3,213万1,000円と定めたものでございます。
補正を必要といたしました理由につきましては、昨年の衆議院解散に伴う9月11日に執行の衆議院議員総選挙および最高裁判所裁判官国民審査に要しました費用につきまして、県からの委託金が確定し、追加交付されることになりましたことに伴う歳入歳出予算の追加および昨年末の記録的な降雪によりまして、除雪経費に不足が生じたことになったことから、その所要額について追加をさせていただいたものでございます。
概要につきましては、次のとおりでございます。
予算書7ページ・8ページをごらんいただきたいと思います。
歳出中、第2款総務費についてでございますが、衆議院議員総選挙に要した費用にかかる県委託金の交付金が確定し、追加交付されることになりましたことから、選挙に要した経費に充当するため、第3節職員手当70万円、第11節需用費229万9,000円、第14節使用料および賃借料に68万8,000円をそれぞれ追加したものでございます。
次に、第8款土木費・第2項道路橋梁費・第1目道路維持費については、不足が予測されました市道除雪経費として、第11節需用費に融雪剤および除雪車両の修繕費等を1,050万円、第13節委託料には除雪委託費7,100万円、合わせまして8,150万円を追加補正をいたしたものでございます。
この財源につきましては、予算書の5ページから6ページにお戻りいただきたいと思います。
5ページ・6ページに掲げております第14款県支出金368万7,000円、そして第18款繰越金の8,150万円を合わせまして8,518万7,000円を計上いたしたものでございます。
以上でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(滝本善之君)
これをもって、提案者の補足説明を終わります。
これより、承認第1号に対し質疑を求めます。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」)
○議長(滝本善之君)
質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「討論なし」)
○議長(滝本善之君)
討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度米原市一般会計補正予算(第9号))を採決いたします。
本案は、原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(滝本善之君)
お直りください。
起立多数です。
よって、承認第1号は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
――――――――――――――――――――――――――――――
日程第6
○議長(滝本善之君)
次に、日程第6、議案第1号を議題といたします。
提案者の説明を求めます。
伊富貴市民部長。
○市民部長(伊富貴孝司君)
ご説明申し上げます。
議案第1号 米原市国民健康保険直営診療所条例の一部を改正する条例について、補足説明させていただきます。
その内容は、平成18年3月31日をもって、米原市国民健康保険大原歯科診療所および米原市国民健康保険柏原歯科診療所を廃止することであります。
現在、米原市国民健康保険の直営診療所には、別紙新旧対照表の現行欄にありますとおり、昭和48年に開設しました柏原歯科診療所と、昭和56年に開設しました大原歯科診療所の2カ所の歯科診療所が含まれております。
開設当時は、それぞれの小学校区に歯科医療機関がなかったため、旧山東町国民健康保険の直営診療所として、1名の歯科医師が週のうち数日ずつ大原と柏原の診療所を交互に診療を行い、歯科診療所を提供してまいりました。
しかしながら、開設時以来、徐々に民間歯科医療機関が充実してまいりまして、現在は、柏原地域に1カ所、東・西学区の地域には3カ所、大原地域には2カ所、開業しておられます。
歯科医療環境の変化に伴い、歯科保健についての意識の向上や民間歯科医療機関の充実も考慮いたしまして、相対的に直営歯科診療所ニーズが低下し、今回その役割を終えたと判断せざるを得ないと考え、平成18年3月31日をもって大原歯科診療所および柏原歯科診療所を廃止することといたしたく提案するものでございます。
なお、この歯科診療所の廃止につきましては、お手元に配付させていただいております米原市国民健康保険運営協議会の答申書の写しの2にありますとおり、去る1月27日に米原市国民健康保険直営診療所のあり方については、地域の歯科医療機関のご理解とご協力を得まして、それらの連携をより深め、歯科保健ならびに医療について市民の安全につながるように努めることのご示唆をいただきまして、歯科診療所の廃止については、現状の状況からやむを得なく、理解でき、異論はないとの答申をいただいていることをご報告申し上げます。
以上、まことに簡略ですが、米原市国民健康保険直営診療所条例の一部を改正する条例についての補足説明とさせていただきます。
よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(滝本善之君)
これをもって、提案者の補足説明を終わります。
これより、議案第1号に対し質疑を求めます。
質疑はありませんか。
谷田議員。
○18番(谷田武一君)
ただいまの提案に対して、ちょっと疑問点がありますので、質問させていただきます。
ただいまの説明中、いわゆる直診ができた経過として柏原地区に歯科医院がなかったとおっしゃいましたね。確かにそのとおりだと思います。現在は、民間の医院ができているから、その役目は終わったと。確かに、それもそのとおりかもわかりませんけれども、現在、柏原地区には民間の医院さん、1カ所ですね、開業されております。ところが、もしこの開業されておられる民間の医院が、何らかの理由で廃業された場合、柏原学区においては、以前と同じように歯科医院がゼロという状態になろうかと私は思います。そういったときに、米原市として再び直診を再開してもらえるのか、いわゆる無医村のような状態にならない配慮がされるのかどうか、そこら辺の質問をしたいと思います。
○議長(滝本善之君)
伊富貴市民部長。
○市民部長(伊富貴孝司君)
お話ございましたように、現在、柏原地域には1カ所の民間歯科医療機関がございます。
谷田議員ご指摘の「もし」と言いますか、仮定のお話でございますが、昭和48年当初は現在と違って非常に交通事情も十分でなかったと、交通事情も非常に現在は変わってきているという現状も踏まえております。また、その地域と言いますか、大原地域なり東・西学区におかれましても相当数の歯科医療機関がございます。「今後、現在の民間の医療機関が」というようなことでございますが、それについては、現状数多くの歯科医療機関がございますので、現在においては、今後のことについては考えておりませんが、今後の動向を踏まえまして検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
○議長(滝本善之君)
谷田議員。
○18番(谷田武一君)
もう一つ、理解ちょっとしがたい部分があるんですけれども、いわゆる検討されていないいうことですね。ということは、私なりに解釈しますと、現在は交通機関が発達していると。だから、その柏原地区において歯科医院がゼロになった場合でも、もう直診は必要ないと、そういうお考えなのか、という解釈しか私はできないんですけど、そうですか。
○議長(滝本善之君)
伊富貴市民部長。
○市民部長(伊富貴孝司君)
歯科診療所の現状と言いますか、現在開業しておられる歯科医の方にも直接面談もさせていただいておりますし、現状としては積極的に歯科医療としてやっていきたいという意向を伺っておりますから、それ以上のことについては、現在は検討しておりません。
○議長(滝本善之君)
谷田議員。
○18番(谷田武一君)
それでは、市長にお伺いいたします。
確かに、現在、医院は開業しておられますわね。けれども、どういう事情であの方が廃業されるかいう、そういう心配を柏原区民の方はされておりますわね。もし、何らかの都合で廃業された場合に、柏原地区が要するに歯医者さんが1軒もないような状態になりますわね。それでいいというお考えなのか、やっぱりそれはちょっと具合が悪いと、何らかの処置を市としてしなければならないとお考えなのか、そこら辺を回答をお願いしたいと思います。
○議長(滝本善之君)
平尾市長。
○市長(平尾道雄君)
谷田議員のご質問の中に、いわゆる無医村の区域が、いわゆる旧柏原学区・中学校区になると思いますが、そのことが、そこにドクターがおられないということは無医村であって、それが行政の課題で責任を果たせということの趣旨でご質問になってると思うんですが、私も、それはそうだろうと思うんですが、いよいよ、じゃ、そのエリアがドクターがおられないから無医村で、行政が責任を果たすべきもののみに議論が集中されなければならないかどうかということにつきましては、先ほど来、部長も答えてますように、現状でのいわゆる受診の状況、そして私はそうならないだろうという予定を立てておりますが、万一ということがあります。そういった場合に、現実に柏原学区の皆さんがそこで歯科診療所を望んでおられるんかどうかを含めて検討していきたいと思いますし、私は、やっぱり医者がおられないという生活圏域で、このことはやっぱり重大な課題だと思います。課題だと思いますけども、じゃ、そこで「必ず措置をいたします。」というご返事をするにつきましてはですね、今の段階では明言は控えさせていただきたいと。
社会の情勢といたしましては、ますます医療機関のサービス内容というのは、どんどん変わっておりますので、旧来型というと失礼かもわかりませんが、いわゆる昭和48年、あるいは昭和56年段階で考えた医師の配置間隔を今後も持たなければならないかどうかという点については、大いに議論があるところだと思います。
しかしながら、地域の不安、このことはやっぱり解消していく、そういう努力はしてまいりたいと思いますので、その段階でご判断をするという答弁にさせていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
○議長(滝本善之君)
ほかにありませんか。
(「質疑なし」)
○議長(滝本善之君)
これをもって、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「討論なし」)
○議長(滝本善之君)
討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議案第1号 米原市国民健康保険診療所条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(滝本善之君)
お直りください。
起立多数です。
よって、議案第1号は、原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
日程第7
○議長(滝本善之君)
次に、日程第7、議案第2号を議題といたします。
提案者の説明を求めます。
飛戸都市整備部長。
○都市整備部長(飛戸利勝君)
それでは、議案第2号 工事基本協定の締結につきまして、補足説明をさせていただきます。
工事は、米原駅東西自由通路新設事業であります。
当事業は、平成5年度に駅舎施設の橋上化とあわせまして米原地区都市拠点総合整備事業の事業化検討委員会が設置され、平成9年1月には琵琶湖東北部地方拠点都市地域の研究交流拠点地区に位置づけされるとともに、自由通路橋上化の整備を図る基本計画の知事承認を受けたところであります。
以後、西日本旅客鉄道株式会社および東海旅客鉄道株式会社と協議を重ね、工事着工に向け調整を進めてまいったところであります。その結果、このたび、平成21年春の供用開始に向け、工事の着工の運びとなりましたことから、工事基本協定を締結することにつきまして、米原市議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定によりまして、議会の議決をお願いするものでございます。
工事基本協定名につきましては、交通結節点改善事業(米原駅地区)に伴う琵琶湖線米原駅東西自由通路新設工事であります。
施工箇所は、米原市米原425番地ほかで、協定金額につきましては8億1,220万円でございます。
協定の相手先は、京都市南区西九条北ノ内町5番地5 西日本旅客鉄道株式会社 執行役員京都支社長 福山隆夫でございます。
協定の概要でございますが、裏のページに参考資料と事業計画図を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。
施工期間は、協定日7日以内から平成21年3月31日までで、協定の概要でございますが、自由通路新設工事箇所は、事業計画図の赤枠部分でございます。既設の西口跨線橋から駅東口方面へ新設部約92メートルでスロープ1カ所、幅員は6メーターであります。したがいまして、自由通路の総延長は、既設と新設合わせまして約230メートルとなります。設備といたしまして、エレベーター2基、エスカレーター2カ所で上下分4基でございます。
以上でございます。
以上、補足説明とさせていただきます。
よろしくご審議の上、議決賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(滝本善之君)
これをもって、提案者の補足説明を終わります。
これより、議案第2号に対し質疑を求めます。
質疑はありませんか。
清水隆?君。
○6番(清水隆?君)
6番。
今の説明でですね、この自由通路の新設工事で、ここに協定金額の8億1,220万8,000円ですね、これだけをこの事業費として市から拠出するいうことですか。で、こっちに資料としてあるやつの中にはいろいろ書かれておりますけども、これは、また別の工事も含まれとるいうことですね。で、この駅関係に、これだけの米原市の支出が一般財源と書かれておりますけども、これだけ最終的には米原市が負担しなければならないということになるんですか。その辺、もう少し詳しく説明いただけませんやろうか。
○議長(滝本善之君)
飛戸都市整備部長。
○都市整備部長(飛戸利勝君)
自席から失礼いたします。
今回の工事協定のとこにつきましては、自由通路部分ということでございますので、自由通路部分は都市側施工ということになります。したがいまして、事業費につきましては、全額国の補助、県の補助を受けまして事業をするわけでございまして8億1,228万円でございます。
後、補償関係がございます。これは、JR西日本と、それからJR東海がございます。JR西日本の方につきましては、駅舎施設を橋上化しようということでございますので、これは補償になります。それと、東海の方につきましては、東海施設を一部自由通路化しますので、その施設が約40平米分ですけれど、補償という形になります。それと、西口の現在の跨線橋ですけれど、これのエレベーター・エスカレーターの方につきましての工事を東海の方にお願いすると、こういうことでございます。
それと、今現在、JR東海が実施いたしております、平成16年から18年までの工期で実施しておりますバリアフリー事業、これにつきましては、国が3分の1、鉄道事業者が3分の1、都市側が3分の1、都市側の方につきましては、県からその2分の1という形で負担という形になります。
したがいまして、今回の協定の方につきましては、工事をJR西日本に委託するということでございますので、それにつきましては議会の議決が必要というふうになります。
後の補償関係等につきましては、議会の議決ということではございませんので、よろしくお願いをしたいと思います。
○議長(滝本善之君)
6番、清水議員。
○6番(清水隆?君)
と申しますと、今の説明聞いてますと、協定金額8億1,228万円ですね、これは、このうちの米原の持分としては、これ全額になるんですか、それとも「いや、そうじゃないんや。このうちの何割かはJRが持つんだ。」とか、その辺ちょっと内訳あったら教えていただきたいんですが。
○議長(滝本善之君)
飛戸都市整備部長。
○都市整備部長(飛戸利勝君)
お手元の資料をご覧いただきたいというふうに思います。
この中で、米原駅東西自由通路整備事業の財源ということでございます。これの一番上、西日本旅客鉄道株式会社施工委託ということで、これは、自由通路事業ということで上げさせていただいております。これの事業費が8億1,228万円でございます。で、これにつきましては、先ほど言いましたように、国・県の支出金といたしましては5億8,442万3,000円ということでございます。これは、先ほど言いましたように、都市側整備ということになりますので、JRの負担はございません。したがいまして、残りの一般財源というものにつきましては、2億2,785万7,000円、これが市側の負担ということになります。
○議長(滝本善之君)
ほかにありませんか。
谷田議員。
○18番(谷田武一君)
以前確か、この問題で説明会を開かれたときに、こういうJR関係の支出金に関してですね、他町村の、要するに分担金ですか、そういったものを求めていくというような説明があったように思うんですけども、それは、どうなっているんですか。ちょっと説明をお願いしたいと思います。
○議長(滝本善之君)
飛戸都市整備部長。
○都市整備部長(飛戸利勝君)
谷田議員の質問にお答えいたしたいと思います。
この事業に伴います他町村との分担金の質問でございますけれど、この分担金の方につきましては、現在、米原駅促進期成同盟会を構成させていただいております。現在、4市10町になる見込みでございます。これにつきましては、何とかこの市の負担等が大きいので、負担をしていただきたいということにつきまして、今後この構成団体で協議をさせていただこうということで、幹事会ですけれど、合意をいただいております。これから、この分担といいますか、負担の方につきましては協議をさせていただこうということで取り組んでまいりたいと、このように考えています。
○議長(滝本善之君)
18番、谷田議員。
○18番(谷田武一君)
説明はよくわかるんですけれども、今後協議していくと。事実、もう既にこれ工事が始まって市の支出がもう始まってるわけですね。どんどんどんどんこうやって市の支出をやって、完全に終わってしまった段階で何とかしようと言われたとしても、これはちょっと遅いんじゃないかと私は思うんですけども、やはりこの事業を始める前に、このぐらいのお金がかかりますと言うて相談しておいて、ある程度のお答えをいただいた上での事業開始というのが本来ではないかと思うんですけれども、この辺、市長はどう考えておられますか。
○議長(滝本善之君)
平尾市長。
○市長(平尾道雄君)
ご指摘の件につきましてはですね、私が市長に就任する以前から、これは議論がございました。
今、都市整備部長がお答えをいたしましたように、今年の恐らく5月段階での幹事会、期成同盟会の総会は6月もしくは7月に行われると思っているんですが、その段階までには、もう既に先ほどもありましたように、幹事会レベルでは、私ども実はこれは広域県民利用駅という位置づけをして、周辺市町村に対する負担をお願いをしようというふうに考えています。そういった意味合いから言いますと、もちろん彦根・長浜市も含めた4市10町というこの期成同盟会構成団体の整理が、実はこの平成の合併の最終がこの3月にならないとすべての市町村が、愛荘町が2月13日、長浜市がびわ、それから浅井を含めて整理されるというか、合併されるということになって4市10町ということになるんですが、そこが整理されて初めて正式の幹事会レベル、首長段階での理事者会等も開けるんではないかと。従前からそれぞれお願いはしてきております。しかしながら、それぞれ即答されるわけでもありませんし、前向きの回答をいただいているわけではありませんけれども、全体としては、先ほど言いました広域県民利用駅ということで、この負担を米原市がすべて負担をするとか、負うていくということはあり得ませんよと。
私たちといたしましても、まさに合併特例債の活用も含めて、本当のところ米原市民がどれだけ負担をしなければならないのか、そういった意味では市民合意が得られる工事をするために広く周辺の皆さんに対してもご負担を願いたいと、このことのお願いをしていきたいと思ってるんですが、この駅の利用につきましての負担の問題、非常にデリケートな問題にもなっておりますので、慎重な議論の進め方をしながら、結果としてはご納得できる内容にしてまいりたいと思います。
いずれにいたしましても、それぞれ財政難抱えた市町村の集合体での期成同盟会でありますので、いささか時間はかかるかもわかりませんが、私といたしましては、広域県民利用駅にふさわしい負担の内容ができるように努めてまいりたい、かように考えておりますので、議会におかれましてもよろしくご理解を賜りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
○議長(滝本善之君)
ほかにありませんか。
(「質疑なし」)
○議長(滝本善之君)
これをもって、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
原案に反対の討論を認めます。
6番、清水隆?君。
○6番(清水隆?君)
6番。
ただいま、提案されております米原駅東西自由通路整備事業の件につきまして、私は、この自由通路をつくることに反対をするわけではございません。ただ、財政の支出について、いささか疑問な点がございますので、どうしてもこれ納得できないということで反対をするわけであります。
8億1,228万円の事業費のうちの2億2,785万7,000円が米原市の持ち分として一般財源から出されるわけであります。
また、国・県支出金として5億8,442万3,000円が出されるわけでありますけれども、このうち県が持つわけでもございますわね。栗東新幹線駅の件でも同じことが言えるわけでありますけれども、どうもこのJRというのは、何から何まで全部、地元自治体に負担を押しつけると。元々JRというのは、公共交通機関であり地域住民に奉仕するというか、やはり地域の住民の足を守るという点では、福祉的な面も当然して当たり前だと思いますし、自分の事業を進めていく上で、こういう自由通路というものをつくるならば、駅の利便性もよくなるし、そして、その駅が乗客を運ぶことによって利益を得ているわけでありますから、そういう乗客の利便性を公共交通機関として当然充実を図るという点について金を拠出していくことも、これは当然ではなかろうかと思います。
で、今、小泉内閣になって官から民へという形で、小さな政府という形で言われておりますけれども、その先駆けとして、この国鉄の民営化が行われたと思うんです。
で、結局、私、この前の指定管理者制度の中でも言いましたけれども、下手をすると行政が民間企業の食い物にされるということを言いました。まさに、このJRというのは、行政を食い物にしていると言っても過言ではないというぐらい行政に対して次から次へと負担を求めてくる。行政がJRの敷地内を何かの工事で通過させてもらおうとすると、自前の行政側の指名業者を使うことは全くできない。JR側の指名業者しかさせないで、行政側が指名している業者なんかと比べても法外な形で料金を取られると。そういうような形でですね、何から何まで殿様商売的にやられると。これは、いささか私はもう腑に落ちない点がいっぱいあるわけです。
で、結局はこういう事業をやっていく中でですね、行政が、このJRにかなり食い物にされてると言っても私は過言じゃないと思います。そういう点で、少なくとも、この市の負担の半分ぐらいはJRが私は持っても当然だろうと思います。
そういう点で、この財政の支出について、私は反対の立場で討論とさせていただきます。
○議長(滝本善之君)
そのほか、討論ございませんか。
(「討論なし」)
○議長(滝本善之君)
討論もないようですので、討論を終結いたします。
これより、議案第2号 工事基本協定の締結について(交通結節点改善事業(米原駅地区)に伴う琵琶湖線米原駅東西自由通路新設工事)を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(滝本善之君)
お直りください。
起立多数です。
よって、議案第2号は、原案のとおり可決されました。
以上で、本日の議事日程ならびに今臨時会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。
市長より、閉会の挨拶があります。
平尾市長。
○市長(平尾道雄君)
閉会に当たりまして、お礼のご挨拶を申し上げます。
ただいまは、提出をいたしました3件について、いずれも承認・可決を賜り、まずは御礼を申し上げます。ありがとうございました。
先ほど申しましたように、天候は予測しがたい部分も多く不安定でございます。私たち行政にはあらゆることを想定し、機敏に的確に行動し、判断をしてまいることが一層強く求められております。常に点検と連携強化を図りながら、気を引き締めて業務遂行に努める所存でございます。
さて、3月定例会も近く、ここで多くを語ることは控えさせていただきますが、また、合併初年度の年度末でもございます。
今、平成18年度の米原市の予算編成に取り組んでおりますが、地方自治体の行財政環境、まことに厳しいものがございます。しかし、私たちは全力で市民福祉の向上を目指し、そして時代感覚を肌で感じながら、自ら汗をかき知恵を出し合うことで、一歩も二歩も前へ出る、この気概を持ちまして事に当たっているところでございます。
議員の皆さんにおかれましても、いろいろな角度からご示唆、ご助言を賜りますようよろしくお願いをいたします。
市内各地の盆梅会場では、盆梅の愛好家、ボランティアの皆さんの御尽力によりまして梅の香りを漂わさせていただいておりますが、外気にはまだまだ春の気配はございません。天候も不安定であります。
どうぞご自愛をいただきまして、議員活動にご精進いただきますとともに、今後とも議会活動に対するご支援、御尽力を賜りたいと思います。
簡単ではございますが、閉会に当たりましてのお礼とご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(滝本善之君)
これをもって、平成18年米原市議会第1回臨時会を閉会といたします。
皆様、大変御苦労さんでございました。
午後2時21分 閉会