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滋賀県 甲賀市

平成20年  6月 定例会(第3回) 06月23日−05号




平成20年  6月 定例会(第3回) − 06月23日−05号









平成20年  6月 定例会(第3回)



      平成20年第3回甲賀市議会定例会会議録(第5号)

 平成20年6月23日 午前10時00分 平成20年第3回甲賀市議会定例会第5日目の会議は、甲賀市議場に招集された。

1.出席議員

     1番  山岡光広        2番  林 勝彦

     3番  松本昌市        4番  朏 藤男

     5番  鵜飼 勲        6番  土山定信

     7番  木村泰男        8番  酒巻昌市

     9番  藤井克宏       10番  辻 金雄

    11番  小松正人       12番  石川善太郎

    13番  加藤和孝       14番  野田卓治

    15番  福西義幸       16番  伴 資男

    17番  辻 重治       18番  河合定郎

    19番  村山庄衛       20番  中西弥兵衛

    21番  安井直明       22番  友廣 勇

    23番  白坂萬里子      24番  岩田孝之

    25番  葛原章年       26番  今村和夫

    27番  中島 茂       28番  橋本律子

    29番  山川宏治       30番  服部治男

2.欠席議員

         (なし)

3.職務のため議場に出席した者

    議会事務局長    中山鉄雄  議会事務局長補佐  菊田宗高

    書記        平岡鉄朗  書記        松本秀人

4.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者

    市長        中嶋武嗣  収入役       南  清

    代表監査委員    相川良和  教育委員会委員長  山田喜一朗

    教育長       國松嘉仲  総務部長      村山富一

    企画部長      杉本 忠  財務部長      田村善一

    市民環境部長    稲葉則雄  健康福祉部長    保井岩治

    産業経済部長    服部金次  建設部長      田中喜克

    上下水道部長    辻 正喜  上下水道部理事   渡辺久雄

    土山支所長     松山 仁  甲賀支所長     一宮 守

    甲南支所長     中井 孝  信楽支所長     古川六洋

    教育委員会事務局長 竹崎文雄  監査委員事務局長  森田則久

    病院事務部長    富田博明

5.議事日程

  日程第1        会議録署名議員の指名

  日程第2 議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

  日程第3 議案第77号 平成20年度甲賀市一般会計補正予算(第1号)

  日程第4 議案第78号 平成20年度甲賀市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

  日程第5        甲賀市農業委員会委員の推薦について

  日程第6        議員派遣の件の報告

  日程第7        閉会中の議会運営委員会の継続調査の申し出について

  日程第8        閉会中の総務常任委員会の継続調査の申し出について

  日程第9        閉会中の民生常任委員会の継続調査の申し出について

  日程第10       閉会中の文教常任委員会の継続調査の申し出について

  日程第11       閉会中の産業建設常任委員会の継続調査の申し出について

  日程第12       閉会中の広報特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第13       閉会中の交通対策特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第14       閉会中の新名神地域振興特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第15       閉会中の環境・廃棄物対策特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第16       閉会中の地域情報対策特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第17       閉会中の議会改革特別委員会の継続調査の申し出について

6.議事の経過

     (開会 午前10時00分)



○議長(服部治男) ただいまの出席議員は、30名であります。よって、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程については、お手元に配付したとおり編成いたしましたので、ご報告申し上げますとともに、ご了承賜りたいと存じます。

 これより日程に入ります。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録の署名議員は、会議規則第81条の規定により、

   4番 朏 藤男議員及び

   5番 鵜飼 勲議員を指名いたします。

 日程第2、議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についての件を議題といたします。

 この件につきましては、去る6月11日の本会議において民生常任委員会に付託しておりましたが、議案の審査結果について報告書が提出されました。

 民生常任委員長の審査報告を求めます。

 20番、中西議員。



◆20番(中西弥兵衛) 皆さん、おはようございます。

 それでは、民生常任委員会に付託されました議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告をさせていただきます。

 本議案につきましては、6月17日に委員会を開催し、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしましたので、その経過を報告いたします。

 本議案は、地方税法等の一部を改正する法律が去る4月30日に公布されたことに伴い、所要の規定整備を行うものであり、また、所得割算定の基礎に用いる平成19年度分所得が確定したことを受け、平成20年度国保事業の健全経営、安定運営のため、甲賀市国保運営協議会の答申を踏まえ、国保税率を必要最低限改正しようとするものであります。

 当市においては、平成20年度の医療一般における医療費が、対前年比4%程度の伸びが見込まれ、また、後期高齢者医療制度の創設等の影響により大幅な財源不足が生じることになり、その不足財源を捻出するに当たり、医療費の伸び4%分を差し引いた不足分額の約38%、額にして1億3,326万円を一般会計から繰り入れし、被保険者の保険税負担の軽減を図ろうとするものであります。

 本来、国保以外の医療制度に加入されている多くの市民とのバランスや当市の財政状況を考えれば、安易に一般会計からの繰り入れは行うべきではないと思うが、保険税負担の軽減、あるいは、国保事業の健全運営を図る上で、やむを得ない見直しであると考えます。

 なおまた、応能応益負担にも配慮がなされ、低所得者に対し、7割・5割・2割の軽減措置も講じられており、結果として国保加入世帯1万2,172世帯のうち、医療給付費及び後期高齢者支援金該当世帯の26.9%が、軽減世帯に属する見込みとなっております。

 委員会における主な質疑では、財源不足が生じる理由についてはとの質問に対し、4%の医療費の伸びと後期高齢者医療制度の創設等による国保税減収分が、主な理由とのことでございます。

 次に、甲賀市と他市との違いについてはどうかということの問いに対しましては、地域差はあるが、主に75歳以上の世帯主が後期高齢者医療制度へ移行したことによる国保税収の落ち込みが大きいとのことで、特に違うのは、75歳以上の世帯主が甲賀市の場合は多かったということでございます。

 国保の加入構成についてはどうかの問いに対しましては、5月2日現在で被保険者数が2万2,805人、世帯数は1万2,172世帯。均等割・平等割ともに、4分の1の方が何らかの軽減を受けているとのこと。

 次に、法定外の繰り入れについてはどのように思うかということでございますが、本年は国保の加入世帯率により繰入額を算定しているが、人件費も一般会計で見ていることから、今後は全体として本市の一般会計の体力も考えていかねばならないというお答えでございました。

 この他、いろいろ議員各位より多くの疑問点についての質疑がされたことを申し添えておきます。

 以上、討論、採決の結果、当委員会におきましては、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 なお、国民健康保険は、財政基盤が弱いものの国民皆保険制度を支える基盤を担っており、今後とも引き続き安定的な運営を図るため、当民生常任委員会においても、以前、国に対し制度の充実を求める意見書を提出しましたが、この際、国においてもしっかりとした制度の確立を再度望むものでございます。

 今後は、本市においても、保健事業により生活習慣病の早期予防に力を入れていただくとともに、収納率の向上に向けたなお一層の努力を要請し、民生常任委員長報告といたします。

 以上、報告いたします。

 平成20年6月23日 甲賀市議会議長 服部治男殿

 民生常任委員長 中西弥兵衛

 以上でございます。



○議長(服部治男) 暫時、休憩をいたします。

 再開は、10時20分といたします。

     (休憩 午前10時07分)

     (再開 午前10時19分)



○議長(服部治男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 これより、民生常任委員長報告について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

     (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 これより、議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、討論を行います。

 討論の通告がありますので、順次発言を許します。

 初めに、委員長報告に反対者の発言を許します。

 1番、山岡議員。



◆1番(山岡光広) 議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、また、この議案を可決するものとする、ただいまの民生常任委員会委員長報告に反対の立場から討論します。

 今回の国保税一部改正は、地方税法の一部改正による条例整備と、ことし4月から実施された後期高齢者医療制度による国保からの支援金が新たに加わったこと。さらに、前年度所得が確定したことに伴い、現行税率で試算すると4億1,531万円の財源不足となるとして、これを補い国保特別会計の収支バランスをとるために税率の改正が必要であるというのが、議案の提案説明でした。

 今議会で民生常任委員会に付託された議案は、この1件でした。民生常任委員長は触れられませんでしたが、午前9時30分から、休憩なしで2時間にわたって議案審議に当たりました。書記の方々も、大変ご苦労だったと思います。しかし、徹底した審議の中で、さまざまな問題点が明らかになったことは、今後に生きるものとして大変よかったと思います。

 民生常任委員会の中で議案に対する賛成意見は、一般会計からの繰り入れによって負担軽減がされており、ぎりぎりの状況。今後も制度を維持していくためには、断腸の思いだが賛成。あるいは、予防や収納率の向上に向けて努力することが必要。これでいいのではない、課題が残っているが、賛成とするというものでした。

 これに対して、反対の意見を表明したのが私だけでなかったのも今回の特徴ではなかったかと思います。その趣旨は、やむを得ないこととはいえ、値上げによって多くの市民が負担増になる、なぜ値上げになるのか、市民にわかりやすく説明できなければ賛成できないという発言でした。これは、非常に大事な指摘だと思います。そこで、幾つかの角度から条例改正の問題点を指摘したいと思います。

 まず第1は、なぜ4億円余りの財源不足が生じるのかという問題です。

 当初の説明では、医療給付費の伸びが従来の3%から4%に見込んだ。もう一つは、後期高齢者医療制度による税制改正が、大きな影響を及ぼしたというものでした。

 しかし、市長もご承知のように、老人保健制度が廃止されて後期高齢者医療制度に変わった。従来、国保から拠出していた老人保健拠出金は、給付費の5割負担でした。ところが、新制度、後期高齢者医療制度の支援金は、当面2年間は給付費の4割負担です。つまり、支出全体は軽減されているわけです。一方、従来国保加入者だった75歳以上の方々が国保から抜けたことによって、国保税の税収減となります。このバランスがどうなるのか。

 担当課長は、制度改正による大きな影響はない、減収分が当市の場合、多かったと説明されました。なぜ税収減が多いのかという再質疑に対して、そこまでの分析がなく、十分的確に答えられなかったというのが実態でした。

 私は、これは大事な点だと思います。前年所得が確定したことを受けて、現行税率で試算すると不足額が生じる。この不足額を補うために税率をどう改正すれば、つまり平たく言えば帳じりが合うのか、ここの計算は、ある意味、机上の計算ですから、簡単なことです。

 問題は、なぜこんなに多額の不足額が生まれるのか、ここに疑問を持ち徹底分析する姿勢こそが求められていると思います。仮に、その疑問が明らかになり市民が理解できるものであれば、市民も引き上げに納得できるし、説明もできるというものです。同僚議員の反対意見は、この点を指摘したもので、議員として当たり前の姿勢だと思います。

 第2は、医療給付費の伸びの影響、これは6,345万円と説明されました。他市と比べてマル福医療が充実しているというのも、一要因と説明されました。しかし、ここでも医療費の伸びの見通し、3%なのか4%なのか、ここもある意味、机上の計算です。

 問題は、医療給付費の伸びの予測の特徴は何か、予防のどこに力を入れれば給付費が抑えられるのか。政府が言う、頭から医療費を削減するための適正化というのではなく、市民の健康を守る立場から、生活習慣病や高度医療が必要な疾病の特徴などを分析して予防に力を入れる、ここのことが大事だと思います。大所高所からの議論をすれば、GDPに占める医療費の割合は、OECD加盟国平均が8.9%、G7平均が10.2%に対して、日本は8.0%。その一方で、家計に占める医療・健康費用は、保険料を除いてもアメリカが断トツで18%、次いで日本が11.1%、ヨーロッパ諸国の平均は3.3%です。ですから、日本はいかに国が医療に金をかけない政策をとり、国民の負担を引き上げているのかよくわかります。こういったところも見きわめて、対応する必要があります。

 第3は、応能・応益という負担割合です。

 私もきちんと分析していませんが、ある意味、収納率が高かった75歳以上の国保加入者が抜けた。その国保加入者の所得階層を調べてみると、総所得なしが25.3%。所得なしでも応益部分である平等割・均等割がかかるわけですから、仮に軽減措置が講じられたとしても、税額負担割合で見ると5.2%を占めています。時間がありませんので細かく紹介することはできませんけれども、200万円以下の人たちは全体で73.3%、税額負担は41.9%。300万円以下で見ると、86.5%、税額負担は63.6%となっています。

 つまり、国保の所得構成、これは最近のフリーターなど、若年層で非正規雇用が多いことも影響して、全体として低所得者層が多いわけです。ここに応益部分を強化すると、当然負担増となって、従来払っていた人たちが払えない、新たに払えないという事態が起こりかねません。国が応益応能割合に縛りをかけ、これを守らなければ負担軽減への支援にペナルティーをかけていること自体が問題ですが、所得構成の実態を見た国保税算定のあり方が、問われていると思います。

 第4は、今回、財源不足を丸ごと保険税に転嫁すれば、平均で26.3%となる。この負担軽減のため、市の一般会計から繰り入れる。その額が、1億3,326万円。昨年度の約5,900万円からすると、非常に思い切った措置で、少しでも市民の負担の軽減を図りたいという市の対応は、評価できるものです。そのことによって、26.3%が17.8%まで抑えられたというものです。

 しかし、昨年度、法定外繰り入れについて、約2分の1とする一応のルールを決めたものの、今回は市内全体の世帯に占める国保世帯の割合、38.3%という基準を示されました。絶対額は非常に多いわけですが、繰入割合は後退しています。その割合で繰り入れすると、一般会計の体力がもたないというのが率直だと思いますが、現状では負担軽減策の唯一の策ですから、そのあり方を検討する必要があると思います。

 第5は、国保会計のあり方についてです。

 私も、これまで繰り返し指摘していますが、今日の市町村国保会計の危機的な状況の大もとは、国の財政負担をどんどん切り捨てられてきたからです。厚生労働省保険局がまとめた国民健康保険事業年報でも、1984年収支の際には、国庫支出金が49.8%であったのに対して、2005年は30.6%となっています。このために全国平均でも、1世帯当たりの保険料は、1984年10万3,188円だったのに対して、2005年は15万2,659円に。所得が減っている中で保険料が上がるため、払えないという人が生まれ、国保税の値上げ、滞納増加、さらなる値上げという悪循環を繰り返しているのが実態です。

 委員長報告の最後に触れられましたが、国の財政支援強化がないと、ますます危機的な状況となり、国民皆保険制度が崩壊することになります。これは、国としての社会保障制度の根幹にかかわる問題です。国の問題とするのではなく、国保制度の存続・再建のためには欠くことができない大問題ですから、政府に対して抜本的な対策を求める声を強く、大きくする必要があると思います。

 全国的に大きな怒りの声が広がっている後期高齢者医療制度を廃止する法案は、参議院での可決を受けて、衆議院では継続審査となりました。8月下旬に召集される臨時国会で、再び議論されるわけです。自民・公明の与党も、衆議院で数を力に廃案できなかった。ここが、民の声が政治を動かしている一つのあらわれだと思います。

 国保税の滞納問題とその解決、資格証明書、あるいは短期保険証の発行問題など、まだまだ課題はありますが、今回、特に大きく5点を指摘して、議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部改正に関して反対討論とします。

 以上です。



○議長(服部治男) 次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。

 23番、白坂議員。



◆23番(白坂萬里子) それでは、議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し賛成の立場で討論をいたします。

 我が国では、世界に誇れる医療制度、いわゆる国民皆保険制度として、だれもがいずれかの医療保険に加入しなければならず、職場の健康保険に加入している人や生活保護を受けている人などを除くすべての人が国民健康保険加入者となり、保険税を納めなければなりません。

 そういったことから、国民健康保険税は、国民健康保険制度を支える大きな財源であり、住民が安心して受けられる医療の確保と健康の保持増進に寄与する重要な会計であります。

 本年4月より、75歳以上の方が加入される後期高齢者医療制度が始まったことにより、後期高齢者医療制度の医療費を支援する後期高齢者支援金分が、75歳未満のすべての人に課税されることになり、世帯ごとに所得割や資産割、均等割、平等割により計算し、世帯主がまとめて納めることになります。それに伴って、議案第72号の税条例の一部を改正する条例の制定について、及び議案第78号の甲賀市国民健康保険特別会計補正予算が上程されております。

 今回の制度改正によって、後期高齢者医療制度が創設され、国保から後期高齢者へ移行する方々が多いことなどから、財源不足が生じることとなります。このため、不足する税額から医療費の伸びに見合う保険税額を差し引き、国保の被保険者の世帯加入率約38%に当たる1億3,326万円を一般会計から繰り入れを行い、保険税の軽減を図ろうとするものであります。その結果、1人当たりの税額が26.3%上昇という試算から、17.8%の上昇に抑えられることとなりました。

 ご承知のとおり、保険制度の基本的な考え方は独立採算が原則でありますが、甲賀市として精いっぱいの法定外で一般財源の中から繰り入れをいただき、1人当たりのアップ率は17%に落ちついたことは、大いに評価したいと思います。

 しかし、今後、医療費の伸びや後期高齢に移動される方の増加、また、国保の収納率などを考えますと、国民健康保険の健全な財政運営は流動的で、安心の医療環境を整備することは自治体だけの問題ではなく、国も県も一つになって真剣に向き合い考えることは、喫緊の課題であります。

 今後は、少しでも医療費の伸びが抑えられる健康づくりや予防事業に力を注ぎ、健診の受信率を向上させ、給付と負担のバランスに公平さを欠くことのないよう収納率アップに一層の努力をしていただくよう要望いたしまして、委員長の報告に賛成いたします。

 以上です。



○議長(服部治男) 以上で討論を終了いたします。

 これより、議案第72号についての件を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

     (起立多数)



○議長(服部治男) 起立多数であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 この際、日程第3、議案第77号 平成20年度甲賀市一般会計補正予算(第1号)の件及び日程第4、議案第78号 平成20年度甲賀市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の2件を一括議題といたします。

 これらの件につきましては、去る6月11日の本会議において質疑を終了いたしておりますので、議案ごとに討論、採決を行います。

 まず、議案第77号 平成20年度甲賀市一般会計補正予算(第1号)については、討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより議案第77号についての件を採決いたします。

 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

     (起立多数)



○議長(服部治男) 起立多数であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第78号 平成20年度甲賀市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について討論を行います。

 討論の通告がありますので、原案に反対者の発言を許します。

 21番、安井議員。



◆21番(安井直明) ただいま上程されました議案第78号 平成20年度甲賀市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に反対の立場から討論をいたします。

 自・公政権のもとで、後期高齢者医療制度をはじめ、年金、医療、介護、障がい者などの社会保障のあらゆる分野で、保険料や利用料、窓口支払いの負担はふえ、給付は削減されてきました。

 本来、国民の暮らしを支えるべき社会保障が、逆に国民の暮らしを圧迫しています。この補正予算は、議案第72号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、ただいま日本共産党の山岡議員が、大きく5点にわたって反対討論をいたしました。

 反対理由は、第1に、なぜ4億円の財源不足になるのか、第2に医療給付費の伸びを4%とした理由は、第3に低所得者への応益負担がふえる点、第4に一般会計からの繰入割合が、昨年度の2分の1、50%から、今回は全世帯に占める国保会計世帯割合の38.03%と、負担率が減となったことなどを理由にしています。また、応益・応能割合も、わずかですが応益割がふえ、低所得者に負担が重いものとなっています。

 これを受けての本議案、国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入で新しく国保税収入として、後期高齢者支援金分、現年課税分を1,918万1,000円受け入れ、その他一般会計繰入金を1億3,326万3,000円受け入れております。一方、歳出では、当初の医療費の伸び3%から4%に1%ふやし、一般被保険者療養給付費を3億207万6,000円の増額とするものです。

 国民健康保険は、今までから高齢者や自営業者、そして非正規雇用の労働者など、低所得層がふえ続ける構造的な問題を抱えており、国の格差社会政策の影響が大きく反映しているにもかかわらず、国保税は年々引き上げられてきました。

 今回の法定ルール分7割・5割・2割の定率減税分を除いて、一般会計から繰入金を1億3,326万3,000円繰り入れる予算です。それは、今年度4億1,531万円の不足から、これを国保税にはね返らすと26%のアップになるという点から、医療費の伸び4%、6,345万円を除いた、その差額を全世帯に占める国保会計世帯割の38.03%の割合で繰り入れようとするものです。

 一定評価のできるものですが、国保会計が大変になっている、その主な原因は、1984年の国民健康保険法改正・改悪を皮切りに、次々と国保補助率を引き下げてきたことが最大の問題であります。国に対して、財政基盤の弱い市町村、ここが大いに補助率の引き上げを強く要望することが求められています。

 同時に、国民健康保険法の目的、第1条で、社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的とするとうたっています。地方自治体が市民の健康と医療を守る立場から、甲賀市においては、一般会計からの繰り出しを50%とすべきです。

 以上の立場から、補正予算(第1号)には反対です。



○議長(服部治男) 以上で討論を終了いたします。

 これより、議案第78号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

     (起立多数)



○議長(服部治男) 起立多数であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、日程第5、甲賀市農業委員会委員の推薦についての件を議題といたします。

 お諮りいたします。

 農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定により、議会の推薦する農業委員は4名以内であります。

 推薦の方法につきましては、指名推選とすることにいたしたいと思います。

 これに賛成の方の起立を求めます。

     (起立多数)



○議長(服部治男) 起立多数であります。

 よって、推薦の方法について指名推選とすることに決定いたしました。

 お諮りいたします。

 指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思います。

 これに賛成の方の起立を求めます。

     (起立多数)



○議長(服部治男) 起立多数であります。

 よって、指名の方法について議長が指名することに決定いたしました。

 推薦者名簿を配付させます。

     (推薦者名簿配付)



○議長(服部治男) 議会の推薦する農業委員には、ただいま配付いたしました名簿のとおり、辻林ひさ子さん、曽和政一さん、小川和子さん、福山和育さんの以上の4名を指名いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議長において指名いたしました各氏を、農業委員に推薦することに賛成の方の起立を求めます。

     (起立多数)



○議長(服部治男) 起立多数であります。

 したがって、議会の推薦する農業委員は、辻林ひさ子さん、曽和政一さん、小川和子さん、福山和育さんの以上の方とすることに決定いたしました。

 次に、日程第6、議員派遣の件の報告について緊急を要したので、会議規則第159条第1項の規定により、議長において議員の派遣を決定いたしましたので、別紙のとおり報告いたします。

 この際、日程第7、閉会中の議会運営委員会の継続調査の申し出についての件から、日程第11、閉会中の産業建設常任委員会の継続調査の申し出についての件まで、以上5件を一括議題といたします。

 会議規則第104条の規定により、議会運営委員長、総務常任委員長、民生常任委員長、文教常任委員長、産業建設常任委員長から、委員会における所管事項につき、閉会中に引き続き調査いたしたい旨の申し出があります。

 お諮りいたします。

 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、申し出のとおり承認することに決定いたしました。

 この際、日程第12、閉会中の広報特別委員会の継続調査の申し出についての件から、日程第17、閉会中の議会改革特別委員会の継続調査の申し出についての件まで、以上6件を一括議題といたします。

 会議規則第104条の規定により、広報特別委員長、交通対策特別委員長、新名神地域振興特別委員長、環境・廃棄物対策特別委員長、地域情報対策特別委員長、議会改革特別委員長から、委員会における所管事項につき、閉会中に引き続き調査いたしたい旨の申し出があります。

 お諮りいたします。

 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、申し出のとおり承認することに決定いたしました。

 これをもって、本定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしましたので、平成20年第3回甲賀市議会定例会を閉会いたします。

 ここで、市長より、閉会に当たりあいさつをしたい旨、申し出がありますので、これを許します。

 市長。



◎市長(中嶋武嗣) 6月定例市議会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 ただいまは、今議会に提出をいたしました議案のいずれも原案どおりご決定賜り、すべてを議了いただきましたことに、執行部を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。

 さて、2008年も半分が過ぎ、1年の折り返しの時期を迎えましたが、相次ぐ地球規模上での大規模な天災に見舞われたことは、自然界に人間の意志を介在させたことへの警鐘とも受けとめられます。本来、人は天空に祈りをささげ、四季の移り変わりのささいな違いも見逃さずに、自然に対して謙虚な存在でありましたが、今、自然をあなどった結果、足元がふらついている状態でございます。

 温暖化をはじめ、災害について一人一人がみずからの心をたぐり寄せ、自然に何を見てきたか、自然によって何が生まれてきたか、そして何を学んだかということを問い直す必要があると感じております。

 当市では、昨年の同じ時期には川が瀬切れを起こし、水不足が切実でありましたが、ことしは幸いなことに水かさが増し、水を張った青田も早苗から涼涼しい玉苗へ順調に育成し、風にそよいでおります。まさに、適度な恵みの雨のありがたさに心を刻まなければならないと思います。

 新聞でも、全国の小型イカ釣り漁船が、燃料の価格高騰により、2日間にわたって一斉に休業した記事が記載されておりましたように、A重油の1リットル当たりの価格が、5年前までは39円だったものが、現在ではその2.7倍、104円まで上がっており、国民の生活全体への影響が懸念され始めてきております。

 当市の農業を代表する茶業でも、二番茶の収穫が始まってきておりますが、茶の品質はよいのに収量が少なく、販売価格に反映されず、あら茶製造の常熱や乾燥工程に重要熱源として使うだけに、地域特産の意欲振起の面からも心配をいたしております。

 こうした中で、去る6月20日には、県石油商業組合甲賀支部並びに県電気工事工業組合水口支部の間で、災害時石油類燃料の供給及び電気設備の応急復旧に関する協定を締結させていただき、ガスや水道、土木建築などに対し、これまで九つの協定を結んでいただいておりますが、今回の協力関係が構築できたことにより、災害時の中心的なインフラカバーをできるものと考えており、6月26日には、国民保護法に基づく市防災会議を開催いたします。

 岩手・宮城内陸地震に襲われた栗原市等では、今も捜索活動が、あるいは復旧作業に追われておられますが、決して遠く離れた出来事ではなく、これからも備えをしっかりと整えていく所存でございます。

 特に、学校施設は子どもたちが一日の大半を過ごすとともに、災害時には市民の避難所となる場所でありますことから、耐震化を急ぐ必要性を改めて感じております。

 ところで、厳しい財政状況の中、強力に行財政改革に取り組んでおりますが、その大きな柱として、財務諸表作成に当たっては、企業会計の考えも近々にお示しをしていきたいと考えております。

 自治体の公会計改革が急務とされている中、決算統計数値を活用した取得原価評価法をもととした総務省方式改訂モデルが示されておりますが、会計年度独立の原則による単年度会計であるために、資産価値を含めた長期的な収支の把握が難しいという欠点がございます。

 これからの行政運営は、現在の学校や道路などの資産の残存価値をより的確に数字にあらわし、資産の実在性や金額的根拠を明確にしながら、市民に説明していく必要がございます。

 こうしたことから、人的、時間的コストを含め、大変ではありますが、私は決算時に一般企業基準モデルの導入を図り、バランスシートや総資産変動などの諸表をもって行政のむだ遣い排除をしていく手法を取り入れていきたいと考えております。

 このように、行政運営の企業の手法を取り入れるために、技術的なことは無論、民間感覚を養うことが不可欠であり、職員の企業訪問を踏まえて、行政にもスピードアップ感を身につけるだけではなく、自立なき自治体の未来はないという危機意識のもとに、あらゆる改革を進めていく所存でございます。

 市役所は、決して独占企業ではなく、市職員には行政マンである前に、市民に対して信頼される謙譲な人であれということを強く求めており、情報公開の充実に努めながら、納税者を原点とした市政運営に全力を尽くしてまいります。

 待たれる梅雨明けとともに、川の瀬に光はね、身を躍らせる若アユたちが舞う本格的な夏本番を迎えます。議員各位におかれましては、なお一層のご活躍をお祈り申し上げ、閉会のごあいさつといたします。

 まことにありがとうございました。



○議長(服部治男) この後、11時15分から、第1委員会室において全員協議会を開催いたしますので、議員の皆さんはご参集願います。

 終わりに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 6月4日に開会されました平成20年第3回定例会、本日をもって閉会の運びとなりました。議員各位には、それぞれの立場からご議論いただき、適切な判断をいただきましたこと、御礼を申し上げる次第でございます。

 梅雨明けとともに夏本番、暑い夏がやってまいります。議員各位、十分体にご自愛くださいまして、議会活動、また議員活動にご活躍されることを望みまして、閉会のごあいさつといたします。

 どうもご苦労さんでございました。

     (閉会 午前10時54分)

 この会議録の内容が正確であることを証するため、地方自治法123条第2項の規定により署名する。

            甲賀市議会  議長

              同    議員

              同    議員