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滋賀県 甲賀市

平成20年  2月 臨時会(第1回) 02月12日−01号




平成20年  2月 臨時会(第1回) − 02月12日−01号









平成20年  2月 臨時会(第1回)



     平成20年第1回甲賀市議会臨時会会期日程

                         2月12日(1日間)



月日
曜日
会議名等
審議内容


2.12

本会議
(第1日)
議案第1号〜議案第4号
意見書案第1号



     平成20年第1回甲賀市議会臨時会会議録(第1号)

 平成20年2月12日 午前10時00分 平成20年第1回甲賀市議会臨時会第1日目の会議は、甲賀市議場に招集された。

1.出席議員

     1番  山岡光広        2番  林 勝彦

     3番  松本昌市        4番  朏 藤男

     5番  鵜飼 勲        6番  土山定信

     7番  木村泰男        8番  酒巻昌市

     9番  藤井克宏       10番  辻 金雄

    11番  小松正人       12番  石川善太郎

    13番  加藤和孝       14番  野田卓治

    15番  福西義幸       16番  伴 資男

    17番  辻 重治       18番  河合定郎

    19番  村山庄衛       20番  中西弥兵衛

    21番  安井直明       22番  友廣 勇

    23番  白坂萬里子      24番  岩田孝之

    25番  葛原章年       26番  今村和夫

    27番  中島 茂       28番  橋本律子

    29番  山川宏治       30番  服部治男

2.欠席議員

         (なし)

3.職務のため議場に出席した者

   議会事務局長     中山鉄雄   議会事務局長補佐   原田義雄

   書記         平岡鉄朗   書記         松本秀人

4.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者

   市長         中嶋武嗣   副市長        今井恵之助

   収入役        南  清   代表監査委員     相川良和

   教育委員会委員長職務代理者     教育長        宮木道雄

              山田喜一朗

   総務部長       村山富一   企画部長       杉本 忠

   財務部長       倉田一良   市民環境部長     稲葉則雄

   健康福祉部長     古川六洋   産業経済部長     服部金次

   建設部長       田中喜克   上下水道部長     渡辺久雄

   土山支所長      松山 仁   甲賀支所長      辻 正喜

   甲南支所長      大谷 完   信楽支所長      中西好晴

   教育委員会事務局長  竹崎文雄   監査委員事務局長   森田則久

   農業委員会事務局長  橋本光興   水口市民病院事務部長 富田博明

5.議事日程

  日程第1       会議録署名議員の指名

  日程第2       会期の決定

  日程第3 議案第1号 甲賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について

  日程第4 議案第2号 甲賀市水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

  日程第5 議案第3号 甲賀市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について

  日程第6 議案第4号 平成19年度甲賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)

  日程第7 意見書案第1号 道路特定財源の安定的な確保を求める意見書の提出について

6.議事の経過

          (開会 午前10時00分)



○議長(服部治男) これより、平成20年第1回甲賀市議会臨時会を開会いたします。

 ただいまの出席議員は、30名であります。

 よって、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程については、お手元に配付したとおり編成いたしましたので、ご報告申し上げますとともに、ご了承賜りたいと存じます。

 これより、日程に入ります

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録の署名議員は、会議規則第81条の規定により、

   9番 藤井克宏議員及び

  10番 辻 金雄議員を指名いたします。

 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。

 去る2月5日に議会運営委員会が開催され、本臨時会の会期について協議いただいております。その結果、議会運営委員長より、本臨時会の会期については、本日1日間とすることが適当である旨の報告をいただいております。

 お諮りいたします。

 議会運営委員長からの報告のとおり、本臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、会期は本日1日間と決定いたしました。

 この際、日程第3、議案第1号 甲賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についての件から、日程第6、議案第4号 平成19年度甲賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)の件まで、以上4件を一括議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。

 市長。



◎市長(中嶋武嗣) 議案第1号 甲賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてから、議案第4号 平成19年度甲賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)まで一括上程をしていただきましたので、一括してその提案理由を申し上げます。

 まず、議案第1号 甲賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。

 この議案は、介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令が平成19年12月12日に公布されたことに伴い、当市におきましても、平成18年度及び19年度に実施している介護保険料の激変緩和措置を引き続き平成20年度も実施するため、甲賀市介護保険条例の一部を改正するものであります。

 次に、議案第2号 甲賀市水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。

 今回の改正条例は、安心で安全な水を供給するための水道施設の更新、水質確保のための施設整備等を実施するとともに、経営の効率化や経営基盤の強化を図るため、信楽町の中部簡易水道、甲賀町の唐戸川及び甲南町の市之瀬地区飲料水供給施設を上水道に統合し、また、あわせて2月23日開通の新名神高速道路土山サービスエリアへの給水を行うため、給水人口、給水能力及び給水区域の改正を行うものであります。

 次に、議案第3号 甲賀市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。

 本議案は、議案第2号と同様に、中部簡易水道、唐戸川及び市之瀬地区飲料水供給施設の上水道等を、及び新名神高速道路開通に伴う給水区域の改正を行うものであります。

 次に、議案第4号 平成19年度甲賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、その提案理由を申し上げます。

 今回の補正は、議案第1号で提案をいたしました甲賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてのとおり、平成18年度及び19年度に実施している介護保険料の激変緩和措置に引き続き平成20年度も実施するため、国の補助金を受けシステムを改修しようとするものであります。また、施設介護サービス給付の減少が見込まれることから、その施設介護サービス給付費を減額しようとするものであります。

 この結果、既定の歳入歳出の予算から、それぞれ3,704万5,000円を減額し、予算総額を歳入歳出それぞれ41億4,068万1,000円とするものであります。

 以上、議案第1号から議案第4号の提案理由といたします。

 よろしくご審議の上、ご決定賜りますようにお願い申し上げます。



○議長(服部治男) 以上をもって提案理由の説明を終わります。

 暫時休憩をいたします。

 再開は、10時30分といたします。

          (休憩 午前10時06分)

          (再開 午前10時28分)



○議長(服部治男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 これより、議案第1号 甲賀市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。

 質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 これより討論を行います。

 まず、原案に反対者の発言を許します。

 討論はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 討論なしと認めます。

 以上で討論を終了いたします。

 これより、議案第1号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第2号 甲賀市水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。

 質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 これより討論を行います。

 まず、原案に反対者の発言を許します。

 討論はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 討論なしと認めます。

 以上で討論を終了いたします。

 これより、議案第2号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第3号 甲賀市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 これより討論を行います。

 まず、原案に反対者の発言を許します。

 討論はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 討論なしと認めます。

 以上で討論を終了いたします。

 これより、議案第3号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第4号 平成19年度甲賀市介護保険特別会計補正予算(第3号)について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 これより討論を行います。

 まず、原案に反対者の発言を許します。

 討論はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 討論なしと認めます。

 以上で討論を終了いたします。

 これより、議案第4号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、日程第7、意見書案第1号 道路特定財源の安定的な確保を求める意見書の提出についての件を議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。

 24番、岩田議員。



◆24番(岩田孝之) 意見書案第1号 道路特定財源の安定的な確保を求める意見書の提出について、その提案理由を申し上げます。

 道路は、日常生活や経済・社会活動を支える最も基礎的な施設であり、災害に強いまちづくりを推進する上でも、その整備や維持管理は必要不可欠であります。

 しかし、甲賀市の道路整備の状況は、国道から県道、市道に至る幹線道路ネットワークについて、質、量ともに十分でなく、交通混雑緩和のための道路整備や通学路等の交通安全の確保、交差点改良、生活道路の改善、道路網の確保等について多くの要望が市民から寄せられ、安全で快適な道路交通の確保と豊かな生活環境を実現するための道路整備が一層求められています。

 また、道路は新たな整備だけでなく、維持管理にも継続して多額の費用が必要であり、昨今の地方における逼迫した自治財政の状況では、道路特定財源への依存割合が高く、揮発油税の暫定税率がなければ歳入欠陥に陥ることは必至で、財政再建団体となる自治体も相次ぐものと言われております。

 本市においても例外でなく、平成18年度に道路事業費は23億1,500万円だが、道路特定財源は補助事業の国費分も含め9億7,800万円と大きく依存しており、うち暫定税率が廃止されると4億4,300万の歳入が減じることとなります。

 こうした状況に至れば、新設道路の事業が行われないだけでなく、日常の道路維持管理にまで大きな影響が生じ、さらに、現状を維持するためには、巡回パトロールの運行回数や児童クラブの運営費、福祉医療費などを削ることも想定され、市民生活に重大な影響を及ぼすことになります。

 また、滋賀県においても厳しい財政状況から見直された新たな財政構造改革プログラムによると、平成20年度には前年比で140億円もの市町村等への影響のある補助金や交付金などが減じられる見込みであり、さらに今般暫定税率が廃止されれば123億円以上、平成18年度の実績でありますが、道路特定財源が減じることとなり、県内の道路整備に支障を来すことは必然であります。

 以上のことから、意見書案の二つの事項につき、甲賀市議会として国に対し意見書を提出しようとするものであります。議員各位におかれましては、この趣旨をご理解いただき、ご賛同を賜りたくお願い申し上げるものであります。



○議長(服部治男) 以上をもって提案理由の説明を終わります。

 暫時休憩をいたします。

 再開は、10時50分といたします。

          (休憩 午前10時36分)

          (再開 午前10時49分)



○議長(服部治男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 これより、意見書案第1号 道路特定財源の安定的な確保を求める意見書の提出について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 これより討論を行います。

 まず、原案に反対者の発言を許します。

 討論はありませんか。

 21番、安井議員。



◆21番(安井直明) ただいま上程されました意見書案第1号 道路特定財源の安定的な確保を求める意見書の提出について、反対の立場から討論を行います。

 今、国会では、道路特定財源のうちの暫定税率問題で白熱した議論が闘わされていますが、大きく言えば、これからの日本をどうしていくのか、今、国政や地方自治体で何が必要で、そのための施策や財源をどこに求めていくのかが問われています。

 この意見書では、道路は豊かな生活を実現する上で欠かすことのできない最も基本的な社会基盤施設である、こう言われております。その点は理解できますが、道路特定財源はそのためのものでしょうか。

 政府が、国会に提出した租税特別措置法改正案は、ガソリン税などの暫定税率を10年間延長することを盛り込んでいます。与党出席者は、地方への影響を考えた場合、暫定税率を維持せざるを得ないと、暫定税率の延長を合理化しました。日本共産党は、総額先にありきでなく、本当に必要な道路を一つ一つ吟味し、積み上げていくやり方に変えるべきだと、計画の撤回を求めました。

 道路特定財源は、通学路の整備やバリアフリー対策などにも使われるという議論も一部なされていますが、特定財源のうち通学路の歩道整備は全体の4%、バリアフリー化も2%程度でしかありません。通学路の歩道整備とかバリアフリー化は、防災対策などを重点的にやっていけば、もっと小さな規模でできるはずです。

 10年間で59兆円もの道路をつくる道路の中期計画のうち、約20兆円分は国際競争力の強化を目的とした高規格道路に充てられており、暫定税率はむだな道路建設の財源になっていると言わざるを得ません。必要な生活道路については、地方交付税で対応すべきであり、それぞれの自治体が何に使うのかは、それぞれの自治体の実情があり、市民と十分な協議の上で施策を考えるべきものです。

 意見書では、災害に強いまちづくりを推進する上でも道路が必要と言われていますが、現実問題として、消防・救急自動車に対する人的配置はどうでしょうか、耐震診断や公共施設への耐震補強工事はどうでしょうか、医療は本当に確保できているでしょうか。

 政府が言う中長期計画は、病院が減少する中で、まちの中心から病院まで車で1時間以内で行けるように道路をつくる、これは発想が逆転しています。暮らしに必要な予算をどんどんカットしておいて、道路整備だけは指一本触れずに計画どおりに整備する、そのために暫定税率を維持するというのは、国のあり方として間違っています。

 また、重要な港湾や空港にも現在18分で行けるところを10分以内に行けるように高速道路が必要など、テレビでも紹介されていましたが、この港湾は釣り人が一番よく利用されていて、道路は今のままで必要ないと言っていました。温暖化対策も、日本共産党は以前から環境税の導入を提案しています。今日では、国道や県道の舗装率も97%となっています。大きく改善されました。

 顧みますと、政府・与党は、平成17年12月9日、道路特定財源の見直しに関する基本方針を出しました。その内容は、道路特定財源は長年にわたり立ちおくれた我が国の道路の整備状況にかんがみ、自動車利用者の負担により緊急かつ計画的に道路を整備するための財源としての使命を担ってきた。しかしながら、その後、道路の整備水準の向上を図る中で、近年の公共投資全体の抑制などを背景とする道路歳出の抑制等により、平成19年度には道路特定財源税収が歳出を大幅に上回ることが見込まれるに至っている。このため、現時点において改めて今後、真に必要となる道路整備のあり方について見きわめるとともに、特定財源のあり方について納税者の理解を得て、抜本的な見直しを行うことが喫緊の課題となっている。その際、現下の危機的な財政状況にかんがみれば、見直しによって国の財政の悪化を招かないよう十分に配慮し、また特定財源の使途のあり方について納税者の理解が得られるよう、以下を基本方針として見直すとあります。

 その3番目に、道路特定財源制度については一般財源化を図ることを前提として、来年の歳入歳出一体改革の議論の中で納税者に対して十分な説明を行い、その理解を得つつ具体案を得るとあります。だれが今日の危機的な国の財政状況をつくってきたのか、その責任が明確にされていないなど、この中身には一定問題もありますが、むだな公共事業を削り、生活道路の整備と公共交通網の整備、バリアフリー化、教育や社会保障を含めて使える一般財源化など、住民のための多くの仕事を担当している自治体に対して、その仕事内容にふさわしいだけの財源を維持をする改革こそが早急に求められています。小泉内閣で言われてきたことが180度転換し、大きく後退しています。

 私ども日本共産党は、従来から一貫して、こうした道路特定財源の一般財源化を主張し、生活密着型の公共事業や社会保障制度の財源にも使えるようにすべきだと言い続けてまいりました。もちろん、一般生活道路の建設や整備が引き続き必要なことは言うまでもありません。

 今、大切なことは、国民にとって本当に必要な事業に優先順位をつけて進めるべきです。同じ公共事業でも、大型開発の浪費から福祉、防災、環境、住宅など、生活密着型の公共事業に使い方を転換させることが大切です。そうすれば、こうした公共事業のため中小企業の受注も格段にふえ、景気対策にもつながることは実証済みのことです。こうした点からも、私どもは道路特定財源を道路建設のみに使うよう主張するこの意見書には反対です。

 以上で、反対討論といたします。



○議長(服部治男) 次に、原案に賛成者の発言を許します。

 8番、酒巻議員。



◆8番(酒巻昌市) 8番、酒巻でございます。

 道路特定財源の安定的な確保を求める意見書に賛成の立場で討論をいたします。

 道路特定財源の継続について、私の意見を申し上げたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 連日報道されております問題でありますので、改めて説明する必要はありませんが、1リットル当たり、揮発油税24.3円、地方道路譲与税0.8円の計25.1円の暫定税率のことであります。

 この税は、昭和49年から導入され、今日まで暫定として主に道路事業のために活用されてきました。しかし、このところ原油高が家庭を直撃し、ガソリンや灯油の高騰は一般市民にとって大変な痛手であり、私も値下げが可能ならば、ぜひそうすべきだと思いますが、では本当に可能なのでしょうか。

 そもそも今ガソリンが高いのは、世界的な原油資源獲得競争や産油国のナショナリズムの高まりに加えて、サブプライムローン以降の金融緩和の資金が石油市場に流れ込んだことなどが影響していると考えられます。したがって、今、幾らガソリン税を下げたとしても、今後、さらに事態は深刻化していき、石油価格の高騰は明らかなのであります。今現在必要なことは、目先のガソリン税に議論を集中させるばかりではなく、もっと根本的な脱石油の国家戦略を真剣に図っていくことが、日本の未来を見据えて必要なことなのであります。

 暫定税率による税収は、日本国内全体で2兆6,000億円余りで、そのうち地方分は9,000億円程度であり、国からの交付金を含めれば1兆6,000億円の地方財源となっています。暫定税率を廃止すれば、確かにガソリンはわずかに下がります。1兆6,000億円の穴埋めは到底難しく、福祉や教育といった、ほかの予算を削らなければならないことも想定されます。滋賀県の道路歳出のうち、借金の返済に充てる分を除いた年度事業費分は半分近くが失われることになり、本甲賀市にあっても19年度予算ベースの道路新設改良費の1割以上と国庫補助金約5,000万円の計約7,000万円余りが削減されることとなってしまいます。

 新名神高速道路や国道1号アクセスの整備計画の促進、市内及び周辺市町村への主要道路、狭い幅員しかない生活道路の改良や、お年寄りや子どもが安全で安心して通行できる街路づくりなど、まさにやらねばならない市民生活上必要な道路整備事業は数え切れないぐらいあります。本当に道路特定財源がなくても整備計画が着々と履行できるなら、何も言うことはありません。そうはいかない今の状況では、快適な市民生活の維持と向上のために暫定税率は絶対に必要と思われます。また、石油価格高騰で特に打撃の大きい低所得者や中小企業、零細企業、運輸業などに対する施策の充実に予算も必要です。ここで暫定税率を廃止するわけにはまいりません。2008年4月以降も暫定税率の継続を強く訴えて、私の賛成討論といたします。

 ありがとうございます。

 終わります。



○議長(服部治男) ほかに討論はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 討論なしと認めます。

 以上で討論を終了いたします。

 これより、意見書案第1号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立多数)



○議長(服部治男) 起立多数であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 これをもって、本臨時会に付議されました案件の審議は全部終了いたしましたので、平成20年第1回甲賀市議会臨時会を閉会いたします。

 この後、午後1時30分から委員会室において民生常任委員会を開催したい旨、委員長から申し出がありましたので、各委員はご参集ください。

          (閉会 午前11時05分)

 この会議録の内容が正確であることを証するため、地方自治法123条第2項の規定により署名する。

            甲賀市議会  議長

              同    議員

              同    議員