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滋賀県 甲賀市

平成18年  6月 定例会(第3回) 06月23日−05号




平成18年  6月 定例会(第3回) − 06月23日−05号









平成18年  6月 定例会(第3回)



      平成18年第3回甲賀市議会定例会会議録(第5号)

 平成18年6月23日 午前10時00分 平成18年第3回甲賀市議会定例会第5日目の会議は、甲賀市議場に招集された。

1.出席議員

     1番  山岡光広        2番  林 勝彦

     3番  松本昌市        4番  朏 藤男

     5番  鵜飼 勲        6番  土山定信

     7番  木村泰男        8番  酒巻昌市

     9番  藤井克宏       10番  辻 金雄

    11番  小松正人       12番  石川善太郎

    13番  加藤和孝       14番  野田卓治

    15番  福西義幸       16番  伴 資男

    17番  辻 重治       18番  河合定郎

    19番  村山庄衛       20番  中西弥兵衛

    21番  安井直明       22番  友廣 勇

    23番  白坂萬里子      24番  岩田孝之

    25番  葛原章年       26番  今村和夫

    27番  中島 茂       28番  橋本律子

    29番  山川宏治       30番  服部治男

2.欠席議員

         (なし)

3.職務のため議場に出席した者

    議会事務局長   稲葉則雄   議会事務局長補佐 原田義雄

    書記       藤村加代子  書記       平岡鉄朗

4.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者

    市長       中嶋武嗣   助役       今井恵之助

    収入役      南  清   代表監査委員   相川良和

    教育長      宮木道雄   総務部長     村山富一

    企画部長     田中喜克   財務部長     杉本 忠

    市民環境部長   中山鉄雄   健康福祉部長   古川六洋

    産業経済部長   服部金次   建設部長     倉田清長

    上下水道部長   渡辺久雄   水口支所長    小山田忠一

    土山支所長    松山 仁   甲賀支所長    辻 正喜

    甲南支所長    大谷 完   信楽支所長    中西好晴

    教育委員会事務局長       監査委員事務局長 森田則久

             倉田一良

    農業委員会事務局長       水口市民病院事務部長

             橋本光興            富田博明

5.議事日程

  日程第1         会議録署名議員の指名

  日程第2 議案第154号 甲賀市環境基本条例の制定について

  日程第3 議案第155号 甲賀市子ども等自然環境知識習得施設条例の制定について

  日程第4 議案第156号 甲賀市奨学資金給付条例の制定について

  日程第5 議案第157号 甲賀市あいこうか市民ホール条例の制定について

  日程第6 議案第163号 平成18年度甲賀市一般会計補正予算(第2号)

  日程第7 請願第2号 教育基本法の「改正」(案)について慎重に審議するよう求める請願書

  日程第8 請願第3号 郵政民営化前は県内で53の集配郵便局のうち11、民営化後は20前後の集配業務廃止を中止し、集配業務の存続を求める請願書

  日程第9 請願第4号 「パートタイム労働者・有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇実現」を求める請願書

  日程第10 請願第5号 「最低賃金の引き上げ」を求める請願書

  日程第11 請願第6号 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願書

  日程第12 請願第7号 「甲賀市コミュニティバス(信楽高原バス)を信楽から水口まで直通便として運行すること」を求める請願書

  日程第13 議案第170号 甲賀市文化のまちづくり審議会条例の一部を改正する条例及び甲賀市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例の制定について

  日程第14 議案第171号 訴えの提起につき議決を求めることについて

  日程第15 議案第172号 契約の締結につき議決を求めることについて

  日程第16         議員派遣の結果報告

  日程第17         議員派遣の件の報告

  日程第18         議員派遣の件

  日程第19         閉会中の議会運営委員会の継続調査の申し出について

  日程第20         閉会中の総務常任委員会の継続調査及び継続審査の申し出について

  日程第21         閉会中の民生常任委員会の継続調査の申し出について

  日程第22         閉会中の文教常任委員会の継続調査の申し出について

  日程第23         閉会中の産業建設常任委員会の継続調査の申し出について

  日程第24         閉会中の広報特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第25         閉会中の第二名神対策特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第26         閉会中の交通対策特別委員会の継続調査の申し出について

  日程第27         閉会中の産業廃棄物対策特別委員会の継続調査の申し出について

6.議事の経過

          (開議 午前10時00分)



○議長(服部治男) ただいまの出席議員は30名であります。

 よって、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程については、お手元に配布したとおり編成いたしましたので、ご報告申し上げますとともに、ご了承賜りたいと存じます。

 これより日程に入ります。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録の署名議員は、会議規則第81条の規定により、

  10番 辻 金雄議員及び

  11番 小松正人議員を指名いたします。

 この際、日程第2、議案第154号 甲賀市環境基本条例の制定についての件から、日程第12、請願第7号 甲賀市コミュニティバス(信楽高原バス)を信楽から水口まで直通便として運行することを求める請願書の件まで、以上11件を一括議題といたします。

 これらの件につきましては、去る6月13日の本会議において各委員会に付託されておりますが、議案の審査結果について報告書が提出されました。

 これより、各委員長の審査報告を求めます。

 まず、総務常任委員長の報告を求めます。

 29番 山川議員。



◆29番(山川宏治) 皆さん、おはようございます。

 大分眠たそうな顔の議員さんたくさんいらっしゃいますけども、早朝のドイツサッカーワールドカップ、日本にとっては大変残念なことでございましたけれども、日本選手、一生懸命に頑張っていただいたことを感謝したいと思います。

 これから総務常任委員会報告をいたします。

 総務常任委員長報告。

 本常任委員会に付託されました、議案第163号 平成18年度甲賀市一般会計補正予算(第2号)、請願第3号 郵政民営化前は県内で53の集配郵便局のうち11、民営化後は20前後の集配業務廃止を中止し、集配業務の存続を求める請願書、請願第7号 甲賀市コミュニティバス(信楽高原バス)を信楽から水口まで直通便として運行することを求める請願書につきまして、6月20日、慎重に審査いたしましたので、その経過を報告いたします。

 まず、議案第163号 平成18年度甲賀市一般会計補正予算(第2号)については、緊急の市道維持補修工事、文化ホールの県からの移管及び甲賀市奨学資金給付制度の創設等に伴い歳入歳出予算にそれぞれ1億2,178万3,000円を追加し、補正後の予算額を353億6,038万9,000円とするものです。

 主な質疑及び答弁は、歳出につきまして道路維持補修について、当初予算での査定方法と今後の計画についての質問があり、当初予算では個別の事情把握が難しいことから枠配分になっており、今回の補正は事故の多発による緊急の追加であります。補修が必要である10路線については5年間での改修計画を立てており、現在、策定中のアクションプログラムに基づき早期に完了できるよう努力するとのことであります。

 また、あいこうか市民ホール調査設計業務委託の内容について質問があり、ホールの固定席が狭いことから座席部分と玄関周りのリニューアル及び天井の補修に係る設計調査費を計上しているとのことであります。

 続いて歳入におきましては、小中学校への寄附金に関連して、寄附行為の議会への報告の必要性について質問がありましたが、今後、負担付寄附があった場合は議会の議決案件となるとの説明でありました。

 また、低工減免の存続について質問があり、法律も失効することから減免制度は廃止し、企業誘致の補助制度で対応する意向であるとの答弁でした。

 以上、慎重に審査を行った結果、本議案につきましては、当委員会においては、全会一致により可決すべきものと決定をいたしました。

 次に、請願第3号 郵政民営化前は県内で53の集配郵便局のうち11、民営化後は20前後の集配業務廃止を中止し、集配業務の存続を求める請願書について、紹介議員より資料の提出と請願内容の説明を受け、審査に入りました。

 質疑の中で、甲賀市内で集配業務が廃止される郵便局及びそれぞれ影響が明らかでないことから、今後調査する必要があるとの意見があり、本請願の審査にあっては、委員全員賛成により、慎重審査を行うため継続審査とすべきものと決定をいたしました。

 次に、請願第7号 甲賀市コミュニティバス(信楽高原バス)を信楽から水口まで直通便として運行することを求める請願書について、紹介議員より、合併によって行政機関が集中する水口中心部へ来る必要性を生じており水口まで直通便として運行すること、そのための運賃負担の格差の是正を求めるもので、1,244名の住民の署名を集約して提出された請願であるとの説明を受け、その後審査に入りました。

 質疑の中で、請願事項の1点目の直通便の運行については、国鉄時代から住民挙げての存続運動の歴史や大量輸送の必要性から信楽高原鐵道の経営を支援していく必要があり、競合する路線でのバス運行については問題があるとの意見が多くありました。

 また、2点目の運賃負担の格差の是正については、交通運賃の高負担は信楽だけではないことから信楽一地域でなく、市内全域の問題として検討すべきであり、昼間の高齢者向けの運行とするならば、むしろ、合併による棚上げとなった無料券配布などの福祉施策を講じるべきではないか、さらには、雲井学区においては支所なり中央病院へのルートがなく、この点の検討も必要ではないかという意見もありました。

 以上、本請願の審査にあっては、当委員会においては、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。

 以上、報告いたします。

 平成18年6月23日 甲賀市議会議長 服部治男殿

 総務常任委員長 山川宏治



○議長(服部治男) 次に、民生常任委員長の報告を求めます。

 28番 橋本議員。



◆28番(橋本律子) 皆さん、おはようございます。

 本常任委員会に付託されました議案第154号 甲賀市環境基本条例の制定について、本委員会では6月20日・21日の2日間審査いたしましたので、その経過並びに結果をご報告申し上げます。

 本条例は市の環境保全等に関する取り組みの基本的な方向を示し、健全で豊かな環境を将来の世代に引き継いでいくため、さらに、環境への負荷を最小限にとどめ、市民・事業者・市が一体となって、より持続的発展が可能な地域社会を構築することを目的として制定するものであります。本条例は第1章から第5章までで構成され、委員会でそれぞれの章につき説明を受け審査いたしました。

 委員会では、本会議での質疑を再確認いたしまして、さらに次のように質疑を重ねました。

 本条例の策定に当たって、環境審議会の議論はどうであったかとの質疑に対しまして、甲賀市としての特徴を引き出すこと・市民との協働を強調し、自然環境や水源涵養・地球環境の保全に留意したものであること・自然との共生や生物への配慮を表現する、市民の定義については滞在者や通過者も大枠で含むと解釈する、との回答がございました。

 これを受けた審査の中では、特に、本条例が豊かな自然と歴史と文化など、甲賀市としての特性が生かされたものであることが強調され、今後策定される環境基本計画に文言も含めて盛り込むべきだと確認いたしました。

 また、本会議においても質疑がありました公害問題については、上位の法令や県条例で規定されているので、本条例にはなくてもいいという回答でしたが、再度、現行の環境審議会条例には公害の防止に関することと記されているのに、本条例に明記されていないのはなぜかとの質問に、本条例は理念条例であり、第2条、定義の中で環境の保全と創出の中に含まれている。

 また、第5条の事業者の責務で、事業活動に伴う環境の保全上の支障の防止という文言があり、これが公害の防止を意味しているとの回答でございました。

 審査の中では、これについても環境基本計画の中にしっかりと明記すべきとの意見がございました。

 環境月間が6月としてありますが、6月に限定するのではなく、市民の関心を常に高めていけるようなものでありたいとの意見もございました。

 本基本条例では、義務を遂行できない場合では、10条・11条においての指導・助言だけでいいのかに対しまして、理念条例であり本条例では罰則は設けることはしていないとの回答でございました。

 なお、本条例は、平成18年8月1日から施行され、甲賀市環境審議会条例は廃止されます。

 以上のことから、今後の甲賀市の環境についての基本的な方向の具現化を進めるために、環境基本計画の策定に当たって、本会議や本委員会での審査や意見を反映され、甲賀市としての特徴をさらに生かされるように望むものでございます。

 以上、本議案につきまして慎重に審査いたしました。

 当委員会においては、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。

 以上で、報告を終わります。

 平成18年6月23日 甲賀市議会議長 服部治男様

 民生常任委員長 橋本律子



○議長(服部治男) 次に、文教常任委員長の報告を求めます。

 19番 村山議員。



◆19番(村山庄衛) 文教常任委員会 委員長報告。

 6月13日の本会議で文教常任委員会に付託された議案は、議案第156号 甲賀市奨学資金給付条例の制定について、議案第157号 甲賀市あいこうか市民ホール条例の制定について、請願第2号 教育基本法の改正(案)について慎重に審議するよう求める請願書の3件であります。

 6月20日、21日の2日にわたり、常任委員会全員出席のもと、委員会を開催し審査いたしましたので、その経過を報告をいたします。

 まず、議案第156号 甲賀市奨学資金給付条例の制定についてであります。

 教育委員会、学校教育課より、条例についての目的、給付の条件、給付の額等の説明を受け審査に入りました。

 まず、本議会で質疑のあった条文の文言について、文書法規係担当に説明を求めました。第4条、第8条いずれも指摘された箇所は、理解できるものではあるが、第4条、第8条とも条例として、法的には問題なしとの回答を得ました。その他の主な質疑内容は、県と市との奨学資金制度の対比、今回の市の給付額の算定基準、給付の方法、補正予算額の根拠等でした。給付額の算定基準については、県内13市の状況が3,000円から5,000円であり、当市は5,000円で決定したとの回答であります。

 また、対象者に対する周知方法については、各学校に案内し、また広報や各支所に申請書を設置するとの回答がありました。

 以上審査の結果、本議案につきましては、当委員会におきましては、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。

 続きまして、議案第157号 甲賀市あいこうか市民ホール条例の制定についてであります。

 条例審査に先立ち当施設を現地踏査し、現有設備を県担当職員から説明を受けました。帰庁後、条例説明を担当課より受け、審査に入りました。

 当ホールは、市直営で運営し、市の文化の拠点施設であり、名称についても市民憲章の、あいこうかを使用したとの説明がありました。条例内容においては、他施設と変わるところは、権利条項が入っており、使用料の額が変わるところであります。

 主な質疑については、県施設から市に移管したことによる減免基準の明確化の必要に対し、今後、市内統一した基準を定め、年内に方向性を出していきたいとの回答がありました。今後の利用につきましては、利用の内容や集客数を考えた貸出事業を展開し、稼働率、利用率を上げ、市民が県立より使いやすくなったと言われるようにしたいとの回答でありました。

 その他、利用時間の質問もありました。改修の質問に対しては、本年度7月以降12月までの運営については、現設備で対応していきたい、改修については補正予算で500万円の調査費を計上しているが、現在考えているのは、館の一部改修、いすのグレードアップ、バリアフリー、トイレの改修等であるが、当施設は建設後25年が経過しており、正式改修は、見積もりを見きわめて判断したいとの回答がありました。

 7月以降の運営体制については、人事異動も考え、県の支援も受けながら、音響、照明、舞台の技術を習得させ、同時に文化振興もやれるよう研修させる方針であるとの回答でありました。

 審査の結果、本議案につきまして、当委員会において、全会一致で可決すべきものと決定しました。

 続きまして、請願第2号 教育基本法の改正(案)について慎重に審議するよう求める請願書についての審査経過を報告します。

 審査に先立ち、紹介議員より請願内容の説明を受け審査に入りました。

 今国会に提出された教育基本法改正(案)につきましては、衆議院特別委員会で審議の結果、今国会で採択されず継続審議することが決定されました。

 当委員会においても、この教育基本法は昭和22年以降、日本の教育を定める根幹とも言うべき法律としての認識であり、重く受けとめているところであります。

 今回、本会議に提案された請願の趣旨は、重要法案であることから、今国会で採択されず、国民的論議を踏まえて、十分審議を尽くすことを求める意見書を国会に上げるというのが請願であります。

 当委員会としては、この改正案の継続審議が国会で決定されたことにより、本請願の意は果たされていることから、意見書の提出には至らずとの判断に立ち、今後の国会での論議に注目していきたいとの意見で一致し、本委員会では、採決の結果、全会一致で不採択すべきものと決定しました。

 以上報告いたします。



○議長(服部治男) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。

 25番 葛原議員。



◆25番(葛原章年) それでは、産業建設常任委員会の委員長報告をさせていただきます。

 本常任委員会に付託された議案第155号 甲賀市子ども等自然環境知識習得施設条例の制定についてのほか請願3件について、平成18年6月20日及び22日に委員会を開催し慎重に審査を行いました。

 その審査結果を順次報告いたします。

 まず、議案第155号 甲賀市子ども等自然環境知識習得施設条例の制定についてですが、本案は、山中、笹路、山女原の3集落の山内南地区ビジョン委員会と協働のもと建設された施設に係る条例であります。

 その主な質疑及び答弁については、一つ、本施設の対象は子どもだけか、ということに対し、農林情報や研修、そして特産品等について事業を発掘し、活性化を図るために大人も対象にしているということでございました。

 続きまして、名称の甲賀市あけびはら山の子はうすについてでございますが、はうすという言葉の使い方で、特に条例表記においては外来語や固有名詞は片仮名を使うのが基本ではないかという質疑に対しまして、日本語には平仮名、片仮名、漢字があり、条例の名称としてはどうかという意見があった。しかし、施設としては子ども等自然環境知識習得施設であり、名称としては、甲賀市あけびはら山の子はうすということで、地域の子どもたちの意見を尊重したものであり、慎重な議論をした結果、これを使用することとしました。なお、この施設は都市との交流や地域活性化等の事業目的であり、建物だけではなく、カブトムシの里を中心として根づいた文化や清流・森林を生かし、よいところを発信していくものであるという答弁でございました。

 当委員会におきまして名称及び施設の設置と有効利用について十分審査を行い、本議案につきましては採決の結果、全会一致により可決すべきものと決定をいたしました。

 次に、請願第4号 パートタイム労働者・有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇実現を求める請願書についてですが、初めに、紹介議員から、現在の日本は、パートタイム労働者と正規労働者の賃金格差が激しく、それを均等に近づけるようにというILOの勧告等を踏まえ、パートタイム労働者・有期契約労働者の労働条件の整備及び均等待遇の実現を求める請願趣旨の説明を受け、その後審査に入りました。

 その主な審査内容については、請願趣旨にある、諸外国と日本を比較すること自体が間違いではないかという問いに対し、各国にはそれぞれの国是があり、富める国、貧しい国などがある。外国との比較ではなく、日本の場合は企業側に立った労働条件が多くあると考えている。

 また、委員からは、審査の中で、ポイントは最低賃金というところにあり、一辺だけをとらえて判断していいのか、疑問に思う。

 また、本請願については、労働条件の整備ということが書いてあるが、具体的なものが見えてこない。正規の方とパートでは、役割や責任の度合いが違うので、すべてを一律にしていいものかどうか疑問に思うなどの意見がありました。

 当委員会において慎重審査を行い、本請願につきましては採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。

 次に、請願第5号 最低賃金の引き上げを求める請願書についてですが、初めに、紹介議員から、滋賀県の最低賃金は昨年5円引き上げられたが、657円という低水準であり、決して生活を底支えするものではない。よって、非正規労働者の賃金アップを図るために、最低賃金の引き上げを国に求める意見書を採択されたいという請願趣旨の説明を受け、その後審査に入りました。

 その主な審査内容については、一つ、パートといっても家庭事情によってさまざまであり、一概にすべてが最低賃金の引き上げを求めているのではないのではないかという問いに対し、個々のケースでいろいろな事情が考えられるが、この請願で求められているのは、一般的に一労働者としての自立して生活できるという最低賃金の引き上げを求めるということでご理解願いたいという回答がありました。

 また、委員からは、審査の中で、本県の最低賃金は、滋賀県地方最低賃金審議会で決められているが、そちらの方へ働きかけられてはどうかなどの意見がありました。

 当委員会において慎重審査を行い、本請願につきましては、採決の結果、賛成少数により不採択すべきものと決定いたしました。

 最後に、請願第6号 出資法の上限金利の引き下げ等、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律及び貸金業の規制等に関する法律の改正を求める請願書についてですが、初めに、紹介議員から、現在の格差社会の中で、弱者救済としての政治的課題は何かと考えるときに、セーフティネットをいかに構築するかが課題となる、との請願趣旨の説明を受け、その後審査に入りました。

 委員からは、審査の中で、出資法の上限利息29.2%で自由意思により返すみなし弁済規定は、罰則規定もないため、女性や学生など多くの人が利用している。また、事業者においても、利息制限法を超える融資に頼らざるを得ない現実もある。

 また、確かに貸す側にとって有利な法が存在するのは確かであるが、それ以前に借りる側に、利息の規定等、十分な金融情報を持つことが求められるとともに、安易に借り入れを起こさせるような報道姿勢にも規制をする必要があるなどの意見がありました。

 当委員会において慎重審査を行い、本請願につきましては採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。

 以上報告いたします。

 平成18年6月23日 甲賀市議会議長 服部治男殿

 産業建設常任委員長 葛原章年



○議長(服部治男) 暫時休憩いたします。再開は10時50分といたします。

          (休憩 午前10時30分)

          (再開 午前10時50分)



○議長(服部治男) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 これより委員長報告に対する質疑を行います。

 初めに、総務常任委員長報告について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

 1番 山岡議員



◆1番(山岡光広) それでは、先ほどの総務常任委員長にかかわって、特に請願第7号にかかわって委員長報告について。

 委員長の報告では三セクのSKRと競合している、SKRを支援していく必要があるから問題だと、こういうふうにご指摘がありました。

 私も信楽の懇談会で参加させてもらったときに、信楽の方々からこういうご要望、本当に強いものがありました。

 信楽の方々がご要望されているのは、現在、このSKRのダイヤと同じダイヤで走らせてくれと、こういうふうに要望されているのではなくて、例えば1日1往復でも構わないと、あるいはSKRのダイヤと重ならない時間帯でダイヤが組めないものかと、そういうご要望でした。その点について委員会の方でどのような議論がされたのか、審査されたのか、その点について一つお伺いしたいと思います。

 もう一つ、交通運賃の高負担の格差、ほかにもあるんではないかなというご指摘でした。

 直通便でなくて、乗りかえすることによってそういうことが生じるわけなんですけれども、例えばどういうところでどういうふうな格差があるのか、どれだけの格差があるのか、そういうことが総務常任委員会の中で議論されたのかどうか、その点について、2点についてお伺いしたいと思います。

 以上です。



○議長(服部治男) 総務常任委員長。



◆29番(山川宏治) それじゃあ、議員の質問に答えたいと思います。どうも質問ありがとうございました。

 で、ただいまのSKR、信楽高原鐵道を支援しているからというようなことの質問でしたけれども。そういう意見もございましたけれども、ただ、信楽地域においては2つ交通体系があるというようなことで、甲賀地域一円においてもいろいろ格差が生じているというような意見もありましたけどもね、委員会としては、どう言ったらいいんでしょうかね、よくその本意はわかるけども、不採択っていうようなことだったんですね。

 だから、意味はよくわかるんですよ。で、ただ、いろいろなお話の中で難しい問題等、そしてまた住民の皆さんのご意見等、そしてまた4人の女性代表等の話を聞いて、各委員さんそれぞれご意見もいただきました。

 で、2点目の項目に賛成の方もあったような気がします。

 しかし、ただ、甲賀、合併して信楽だけの話であれば、旧町であればいいんですけれども、やはり甲賀市が合併して信楽地域だけが2つの交通網があるという、そして一方では、行政として大きな金額をそこに計上しているということでね、2兎追うものは1兎も得ず、アブハチ取らずいうことでですね、もし万が一、そういうことをすれば2つともだめになってしまうっていうようなことであります。

 そして、その運賃格差は、信楽の場合は1,900円かかるとか、あるいは1,400円かかるとかですね、そして信楽ではワンデイ運賃っていうようなお話も出ておりました。そのワンデイっていうのは、大変信楽地域でやっておられるそのチケットっていうのは優秀なことで、やはりそこの陶器の業者の人たちが一緒になってですね、信楽に住む人たちのためにも、そしてまた観光に来られる人のためにもですね、こういうようないいアイデアで信楽高原鐵道あるいは信楽高原バス乗り放題というようなことをやっておられる。やはり観光地の信楽っていうのはすばらしいなとは思っております。そういう意見もありました。

 で、その格差はどこにあるか、あるいは旧水口の貴生川から来たときには1,000円かかるとかですね、甲南の磯尾から水口まで来たときには何ぼかかかるとかですね、やはりいろんなご意見がありました。

 ですから、信楽の運賃格差っていうものは、やはり甲賀市内一円をですね、もう一度考え直さなくてはならないかということで委員長報告をしたわけです。

 大変苦しい選択でしたけれども、委員の皆さんもかなりの発言をしていただいて、何とかっていうようなご意見もありましたけれども、結果、あのような不採択っていうようなことになりました。

 しかし、あとは行政がどのように考えていただけるかということを期待したいと思うような委員長報告にさせていただいたわけです。回答になってるかわかりませんけども、いろいろな委員会の思いを言いました。



○議長(服部治男) 山岡議員。



◆1番(山岡光広) 先に地域格差の問題については、委員長がおっしゃったように信楽の問題だけではなくて、その信楽の今請願を出すことによって、ほかにもあるでということが明らかになって、そのことでも市内全体について考えようと。それはいいことだというふうに思います。ぜひそういう面では10月に改正されるダイヤともあわせてそういうことが改善されるよう強く望みたいなというふうに思っています。

 最初に言いましたSKRとの関係なんですけれども、例えば話は違いますけれども、かつては、国鉄の時代は国鉄の信楽線、国鉄のバス、両方と走ってた時代がありましたよね。これは国鉄ですから市が腹を痛むわけではない、そのことは当然承知していますけれども、2つのいわばバスという交通機関と、それから鉄道という交通機関と、2つあったわけです。今回、先ほども指摘しましたように現在のSKR、そこに乗っておられる方々、それはそれで乗っておられたらいいわけなんですけれども、それに競合しない形で少なくとも1日に1本往復ができないかどうか、信楽から直接その水口のここの本庁の方に、あるいは公の施設のところに行くことができないかどうか、こういう便がつくれないかどうか、このことを強く望んでおられるんですよ。そういう点では、委員会の中での審査の中では、意はくんでる、意はよくわかるけれども、全体としてはその競合との問題もあるので、この請願そのものについては採択しがたいと、こういうご決定だったと思うんですけれども、もっとその部分についてはね、どういうことが考えられるのか、どれだけ、例えばコミュニティバスを走らせたら、どれだけSKRに影響があるのか、そういうところも含めてね、検討していただきたかったなというふうに私は思います。

 以上です。



○議長(服部治男) ほかに質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 次に、民生常任委員長報告について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 次に、文教常任委員長報告について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

 13番 加藤議員。



◆13番(加藤和孝) 13番、加藤でございます。

 それでは、ただいまの文教常任委員長の報告のうちの議案第156号 甲賀市奨学資金給付条例の制定についてのことにつきまして質問をさせていただきたいと思います。

 先ほどの委員長報告によりますと、全会一致で可決ということでございますので、委員会の結論を尊重したいと思います。

 しかし、私は先日の本会議の場におきましても質問をし、また当局の答弁をいただいたわけでございますが、いまだに非常に読みづらい条例であると、そのように思っております。

 法律というのは一たび制定されますと、立法者の手を離れてひとり歩きを始めるわけであります。後から立法者の意図はこうであったと、このようなことを言っても、そのことが条文上に正確に表現されていなければ、当初の目的どおりに執行することはできない、これは当然のことであります。そうであるがゆえに、立法時において一言一句細心の注意が求められるわけであります。

 先ほどお聞きいたしました委員長報告では、委員会においてどのような議論がなされたのか、細かい点は定かではございません。仮に私と同じように非常に読みづらいと、そういう意見が多くあったのでありましたら、地方自治法第115条の2の規定に基づいて上程された条例案を修正する、そういうことも可能でもあるわけですけども、通常はそのようなことはないように条例案が上程される段階で条例審査会ですか、その条例案についてチェックされると、こういうふうに聞いているわけでございます。

 本件条例案について、その条例審査会でそのようなチェックがちゃんとなされたのかどうか、その点だけ委員長、委員会でそのことを確認されたのかどうか、その点だけ委員長にお聞きをしておきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(服部治男) 文教常任委員長。



◆19番(村山庄衛) 加藤議員の質問にお答えいたします。

 審査会での確認を委員会で、したかということでございますが、しておりません。

 以上です。



○議長(服部治男) ほかに質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 次に、産業建設常任委員長報告について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

          (「なし」の声あり)



○議長(服部治男) 質疑なしと認めます。

 以上で質疑を終了いたします。

 これより、議案ごとに討論、採決を行います。

 まず、議案第154号 甲賀市環境基本条例の制定については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第154号についての件を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第155号 甲賀市子ども等自然環境知識習得施設条例の制定については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第155号についての件を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第156号 甲賀市奨学資金給付条例の制定については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第156号についての件を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第157号 甲賀市あいこうか市民ホール条例の制定については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第157号についての件を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第163号 平成18年度甲賀市一般会計補正予算(第2号)については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第163号についての件を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、請願第2号 教育基本法の改正(案)について慎重に審議するよう求める請願書について討論を行います。

 討論の通告がありますので、順次発言を許します。

 まず初めに、委員長報告に反対者の発言を許します。

 21番、安井議員。



◆21番(安井直明) ただいま上程されています請願第2号 教育基本法の「改正」(案)について慎重に審議するよう求める請願書について賛成、委員長報告について反対の立場から討論をいたします。

 請願趣旨は、今国会に提出された教育基本法改正(案)は国民的議論を踏まえて十分審議を尽くすことを求めています。なぜ慎重な審議を求めるのか、今改正なのかにかかわって今までの教育のあり方を根本から変えようとするものであるからです。

 請願は教育の本来のあり方に触れ、教育という営みは社会の財産を育てるための大事な仕事であるとともに、一人ひとりの子どもの幸せを願って行われるべきものであると考えています。一人ひとりが大切にされる社会であって初めて子どもたちが社会や国に貢献しようという気持ちになるのです。愛国心はとても大切だと考えますが、法律によって規定し、強制するのは間違いであると考えています。今日のいじめや不登校、少年犯罪など、これらの事象の原因は単純ではありません、こう請願で述べております。

 一方、自民党は核家族化、少子化の進行など、社会状況は大きく変化し、高校、大学進学率の著しい上昇など、教育のあり方も変容しており、時代に適合し切れない面が出てきており、国民の間での自信喪失とモラル低下、青少年による凶悪犯罪の増加、学力の問題が懸念され、教育現場では、いじめ、不登校、学級崩壊など、深刻な危機に直面しています。今こそ教育の根本にさかのぼった改革が求められている、こう述べております。

 また、我が党自民党ですが、自民党は本年度の運動方針で郷土愛と愛国心をはぐくみ、公共心、道徳心にあふれる日本人を育成し、家庭や地域の教育力を回復させるため教育基本法の改正に取り組むとの方針が打ち出されました、こうホームページに書かれております。

 教育基本法には国家及び社会の形成者の育成ということを教育の目標に掲げて良識ある国民を育て上げるための施策が記されています。また、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた子どもを育てるとも記されています。その条件整備が必要です。

 教育基本法のもう一つの使命が確かな学力を育てる条件整備などです。今回の改正(案)は国家による条件整備を放棄し、教育振興基本計画で地方に責任を負わせ、公の教育が解体され、地域の教育が荒れていく危険があります。

 自民党が言う時代に適合し切れていない面はどこなのか、教育の根本にさかのぼった改革とは郷土愛と愛国心をどう育てるのか、継続審議となりましたが、引き続き十分な国民的議論が必要です。

 これからの日本のあり方を問う教育基本法の改正(案)をめぐり、賛成、反対を含め、大いに議論する必要があります。継続審議になったから、この請願の役割が果たせたなど狭義の意味ではなくて、十分な国民的議論をすることの大切さなど、大きくとらえていただき、採択されますよう賛成討論といたします。



○議長(服部治男) 次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。

 16番、伴議員。



◆16番(伴資男) 私は請願第2号 教育基本法の改正(案)について慎重に審議するよう求める請願書について、委員長に賛成の立場で討論をいたします。

 教育基本法はすべての教育法令の根本とも言うべき法律としての認識で重く受けとめているところであります。

 今回の請願の趣旨は教育基本法の改正(案)を今国会で採択せず、国民的議論を踏まえて十分審議を尽くすことを求める意見書を国会に上げることであります。

 しかるに、今国会に提出されました教育基本法改正(案)につきましては衆議院教育基本法特別委員会で審議の結果、継続審議することが決定をされましたことから、請願の目的は果たされたと判断します。

 よって、委員長の報告に賛成をいたします。



○議長(服部治男) 以上で討論を終了いたします。

 これより、請願第2号についての件を採決いたします。

 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。

 したがって、原案について採決いたします。

 本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立少数)



○議長(服部治男) 起立少数であります。

 よって、本請願は委員長報告のとおり不採択と決定いたしました。

 次に、請願第3号 郵政民営化前は県内で53の集配郵便局のうち11、民営化後は20前後の集配業務廃止を中止し、集配業務の存続を求める請願書については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、請願第3号についての件を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は継続審査であります。

 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は委員長報告のとおり継続審査とすることに決定いたしました。

 次に、請願第4号 パートタイム労働者・有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇実現を求める請願書について討論を行います。

 討論の通告がありますので、順次発言を許します。

 まず初めに、委員長報告に反対者の発言を許します。

 11番、小松議員。



◆11番(小松正人) 請願第4号 パートタイム労働者・有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇実現を求める請願書について。

 私は本請願について本請願に賛成し、委員長報告に反対の立場で討論します。

 請願者の請願趣旨は、正規労働者に対して、今日パート、臨時派遣等の非正規労働者が急増している中で、パート労働者の賃金は非正規労働者のそれの50.3%、05年9月、21世紀財団調査によるものです。半分ほどの低額で自立して生活するにはほど遠い実態にある中で、公正な職、すなわち賃金の均等待遇、格差是正ともに適正な労働条件の整備を求める内容となっています。

 この請願を求める背景について、日本の企業は飽くなき利益追求のために正規社員を非正規社員への置きかえを加速させ、今日、労働者の3人に1人、32.4%が非正規労働者であり、15歳から24歳までの若年労働者では2人に1人、48.2%が非正規という雇用実態にあります。これは正規労働者のリストラ、合理化を進め、より安上がりの労働力としてパートや臨時、派遣請負への置きかえを進める企業に対して政府は1985年、労働者派遣法などを制定し、率先して企業の利潤追求の後押しをしてきたことが重大な要因であります。

 そのために、日本政府はILOや国連機関からパートタイム労働者の処遇について改善勧告を受けながら長年にわたって事態の改善に手をつけてこなかった。ようやく03年8月にパートタイム労働者法を施行し、パート労働者と正社員との間の均衡処遇の考え方を示しましたが、実際には努力目標としただけで実効ある是正がなされてない、このことが本請願の意志であると思います。

 さて、これらの趣旨背景を踏まえ、委員会での審議内容はどうか。若い人は時間に縛られないパートを好むとか、この請願を自治体としてとらえるのが賢明か、さらに正規とパートでは役割や責任の度合いが違う、条件が違うので、すべてを一律にしていいものか等々の意見が出されました。

 しかしながら、これらの議論は請願の趣旨を取り違え、理解不足があるのではないかと私は思います。少子高齢化が進む中で、高齢者や障がい者、出産後の女性など、また扶養を受けている人など、多様な生き方、働き方がある中で、働くものはみずからの意志で働き方を選択することができる、短時間であっても、その働きに応じて賃金や労働条件の均等が図られるべきである、このように考えます。

 このことは既に判例として存在しています。判例では、労働者はその労働に対して等しく報われなければならないという基本理念がある。それは一人ひとりの人格の価値は平等であるという市民法の理念に基づいていると、このようにうたわれています。

 自立して食べなければならない人、逆に少しの稼ぎでいい、1カ月のおかず代だけがあればいい、こういう生き方、暮らし方だけの問題ではなく、同一労働、同一条件の中で働いて、正規労働者と比べ、なぜ賃金の差が半分なのか、なぜパート労働者は低く抑えられなければならないのか、これが極端な格差社会、貧富の差につながっていく、このことこそ本質的な議論を要する内容であると思います。

 1兆円を超す利潤のある大企業、また単価が切り下げられる中小業者がある、低賃金で自立の希望を失う青年がいる、こうした実態は異常な雇用形態、賃金形態を導入した企業と政府のあり方が今問われているものであります。

 ILO175号条約には均等原則が明記をされています。日本政府がILOパートタイム労働条約に一日も早く批准をし、実効あるパート労働法の改正につながる世論形勢を盛り上げるために請願第4号を採択し、政府への意見書を送付することはまことに重要であると考えます。

 以上のことから請願第4号の採択に際し、委員長の報告に反対の討論といたします。

 以上です。



○議長(服部治男) 次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。

 15番、福西議員。



◆15番(福西義幸) 15番、福西義幸です。

 私は請願第4号 パートタイム労働者・有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇実現を求める請願書について、委員長報告に賛成の立場で討論いたします。

 日本経済は、近年回復基調にあるとは申せ、まだまだ完全に復調しておりません。雇用関係においても、依然厳しさが残っておることは事実であります。さらに我が国は世界有数の長寿国であり、体が元気なうちは働こうとの日本人気質が、ある意味では請願者の思いに拍車をかけることとなっておることも、これまた現実でなかろうかとも思われます。

 こうした状況の中、パートタイムや有期契約労働者が増加傾向にあることは近年のデータからうかがい知ることができます。

 で、そこで増加要因を厚労省が行った就業形態の多様化に関する総合実態調査の結果から見てみますと、パートタイム労働を選んだ理由として、自分の都合のよい時間に働けるが最も多く、次が家計の補助であります。労働者が労働形態を選択している状況がつぶさに出てきております。

 請願では、EU諸国での均等待遇実現に向けた取り組みを述べられておりますが、EU諸国と我が国では就労形態が基本的に異なります。単純比較はできません。

 ILO175条約は、パートタイム労働者がパートタイムであるという理由のみによって時間、生産量、出来高に比例して支払われる基準賃金が同一の方法で計算されるフルタイム労働者よりも低い賃金を受領することがなきよう批准国の法及び慣行にて措置をとることをうたわれております。日本の実態とはそぐわない状況です。

 今後は、我が国においてもパートタイム労働者や有期雇用労働者の労働条件の改善をしていかなければならないことは十分に理解できるものの、終身雇用体制の我が国における賃金格差は仕事に対する就労条件、責任の重さ、習熟度によるものであり、均等待遇にすることは逆に公平性を欠くことになると思われます。

 以上のことから私は委員長報告に賛成をいたします。

 以上です。



○議長(服部治男) 以上で討論を終了いたします。

 これより、請願第4号についての件を採決いたします。

 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。

 したがって、原案について採決いたします。

 本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立少数)



○議長(服部治男) 起立少数であります。

 よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択と決定いたしました。

 次に、請願第5号 最低賃金の引き上げを求める請願書について討論を行います。

 討論の通告がありますので、順次発言を許します。

 まず初めに、委員長報告に反対者の発言を許します。

 11番、小松議員。



◆11番(小松正人) 請願第5号 最低賃金の引き上げを求める請願書について。

 私は本請願に賛成し、委員長報告に反対の立場で討論をします。

 パート労働者の賃金は正規労働者の約半分で、著しい格差を生じていることは前言の請願でも明らかにされました。

 滋賀県の最低賃金時間額は昨年5円引き上げられて657円となりましたが、仮にフルタイムで働いても月収12万円程度にしかならない。生活保護水準よりも低い、自立できないと、こういう訴えがあります。

 滋賀県のある青年グループの1カ月最低賃金での生活の体験から平均17万6,908円が最低必要である、これを時間額にすると、1,005円になる、したがって、最低賃金は1,000円は必要です、こういう結論が出され、本請願となっているものであります。

 私は審議の中で、パートといっても事情によってさまざまである、すべてが賃金の引き上げを求めていないではないか、こういう意見がありました。

 前後のところで討論しましたように、家庭によって、うちは裕福だから少しの稼ぎでよい、余った時間を有効に使う、こういう内容の問題ではないと、こういうふうに思います。

 社会に出て働く青年が自立をしてアパート等に生活する、将来、希望と夢を持って楽しく真剣に働く、同一労働、同一条件で働くのに賃金の格差があってはならないと、こういう本質的な次元での内容であります。

 私はこの請願に関しては、今後も議論を尽くすべきであると考えるものです。

 以上のとおり請願5号に賛成し、委員長報告に反対の討論とします。

 以上です。



○議長(服部治男) 次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。

 18番、河合議員。



◆18番(河合定郎) 請願第5号 最低賃金の引き上げを求める請願書につき、委員長報告に賛成の立場で討論をいたします。

 先ほどの請願第4号のパートタイム労働者・有期契約労働者の労働条件の整備を求めるその具体策の一つが最低賃金の引き上げではなかろうかと思うわけでありますが、そもそも賃金とは労使が自主的に対等の立場で話し合いによって決定すべきものでありますが、中小・零細企業は特に対等な立場で交渉が難しいところから、国が法的強制力をもって最低額を定め、使用者が労働者に賃金を支払わせる制度でありますので、最低賃金の決定基準が重要となるわけです。この最低賃金を幾らにするのかについては、これを審議する滋賀県地方最低賃金審議会の審議の場で決められるわけですから、この審議会並びにそのメンバーが重要な役割を果たしていると考えます。

 メンバーには公益代表、公の益です、公益の代表、労働者の代表、使用者の代表の各同数の委員で構成され、審議決定されると聞いております。ですから、審議会の委員みずからが事業所等に赴いて作業の実態、賃金実態等を視察、調査されるものですし、その中には、この地域での生計費、高卒の初任給は幾らぐらいか、労使間で協定した企業内の最低賃金等を考慮して審議が尽くされたところで結論が出ることになっています。

 先ほどの委員長報告にもありましたが、特にパートタイム労働者においては家庭の事情等によって雇用体系もさまざまであります。この請願がすべての労働者の最低賃金の引き上げ要求とは言えない部分もあります。

 また、最近では全国的な整合性を図るため、毎年、中央最低賃金審議会から地方審議会に対し引き上げ幅の目安が示されています。その目安を参考にしながら地域の実情に応じて適正な最低賃金の改正が行われているわけでありますので、安易に最低賃金の引き上げをすることは疑問を感じます。

 以上、賛成討論といたします。



○議長(服部治男) 以上で討論を終了いたします。

 これより、請願第5号についての件を採決いたします。

 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。

 したがって、原案について採決いたします。

 本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立少数)



○議長(服部治男) 起立少数であります。

 よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択と決定いたしました。

 次に、請願第6号 出資法の上限金利の引き下げ等、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律及び貸金業の規制等に関する法律の改正を求める請願書について討論を行います。

 討論の通告がありますので、順次発言を許します。

 まず初めに、委員長報告に反対者の発言を許します。

 12番、石川議員。



◆12番(石川善太郎) 12番、石川でございます。

 私は請願第6号の件につきまして、委員長報告に反対の立場から討論いたします。

 長引く不況は脱したと言われておりますが、残念ながら大手企業や特定業者に限ったものであると言えます。

 地方経済社会では経営立て直しによるリストラや中小企業にいたっては倒産の憂き目に遭わないよう業績の改善に向け必死に頑張っておられるところでございます。このような環境の中で、例外なくすべての労働者は経営改善に協力しながらそれぞれの生活を維持しておられます。不幸にして倒産した企業の従業員やリストラにより失業した労働者はキャッシングやローン等の消費者金融にいたり、商工業者もまた商工ローンに頼らざるを得ない社会状況になっております。まさに格差社会であります。

 全国で150万から200万人と言われる多重債務者を生み出した元凶はグレーゾーン金利であります。多重債務は自己破産や7年連続で3万人ともなる自殺者が出ているなど、深刻な社会不安を呼び寄せる一因ともなっています。

 少し金利について触れておきます。

 利息制限法によります消費者金融業者が許されております利息は、借りる金額によって15から20%となっており、10万円未満で20%、10万円から100万円未満で18%、100万円以上で15%であり、一定の条件を満たした場合には、みなし弁済、債務者が自由意思で支払ったと認められる場合には、出資法の上限29.2%までは合法と認めるとの例外規定があります。出資法での利息の上限は29.2%で、これ以上はやみ金利であります。日銀が市中銀行に貸し出します基準金利、すなわち公定歩合は2001年9月以降0.1%であり、銀行預金、普通預金の金利は0.001%でございます。

 さて、貸金業者は利息制限法の上限金利20%を超え罰則規定のある出資法の上限金利29.2%までの金利で消費者に貸し付け暴利をむさぼっております。このような状態にさせた原因は利息制限法のみなし弁済規定の例外規定を悪用するものであります。

 ことし1月、最高裁判所は、グレーゾーン金利は事実上消費者の債務と認めないとの判決を下しました。

 私たち政治に携わる者の課題は、いかに市民へのセーフティネットをつくるかであります。その第一がグレーゾーン金利の撤廃と貸金業者が悪用するみなし弁済の規定の撤廃であります。

 以上のような観点から委員長報告に反対するものであり、私の反対討論といたします。



○議長(服部治男) 委員長報告に賛成者の発言を許します。

 17番、辻議員。



◆17番(辻重治) 17番、辻でございます。

 請願第6号 出資法の上限金利の引き下げ等、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律及び貸金業の規制等に関する法律の改正を求める請願書の委員長報告に対して賛成の立場で討論をいたします。

 出資法第5条の上限金利は平成11年の12月、臨時国会において現在の29.2%に引き下げられました。これまでは年40.004%として営業されておったものであります。

 今も話がございましたように、現在、日本の公定歩合は0.10%であり、平成13年から持続されているものであります。私たちの銀行に預金をします普通預金の金利にいたっては0.001%と超低金利が続いており、まさに出資法の上限金利は超特化水準とあると言えます。

 また、利息制限法では、借入金額によって差がありますものの、最高では年20%と決められております。利息制限法は制定されました1954年、随分昔でありますけれども、当時、社会問題化した超高金利融資を行う貸金業者の取り締まりを目的としておりました。しかし、民事上の規定であるため、規定を超えた利息を報おうとしつつも罰則がなく、十分な効果が得られない状況から、同年には取り締まり強化のために違反行為に罰則を課すことのできる出資法が規定されたところであります。このことによりまして二重の上限金利が存在することとなったわけであります。

 利息制限法が定める上限金利と出資法が定める上限金利の間がグレーゾーンと呼ばれ、業者は罰則の対象にならない範囲で金利を自由に設定し、幅広く気軽に利用のPRをしているところであります。

 この貸付残高は、平成11年は16兆円とも言われ、平成16年には20兆円を超し、さらに大きく膨大されていると思われます。一時的な金銭が借り入れられることで急場をしのげる手軽さと金利負担が重なって大きな社会問題となっているケースもあるわけであります。

 また、みなし弁済規定につきましても、利息制限法では無効であっても一部の条件を満たしていれば、その弁済は有効となり、原則あるところに例外ありということで現在営業が行われております。

 利息制限法及び出資法の趣旨は消費者保護にあり、貸金業者が構造上比較的弱い立場にある消費者に高利を押しつけてきたという経緯を背景に、そのような業者から消費者を保護するために法は上限金利を設けたのであります。

 平成18年1月13日及び19日には、最高裁判所はみなし弁済規定を事実上死文化させるものととられる判断をいたしました。高利の受領は容易に認められないものであることを明確化されたものであります。

 また、最近のいろいろな情勢からグレーゾーン金利など、貸金業者について論議を進めてきました金融庁が貸し金制度に関する懇話会がつくられ、この懇話会では貸付金利の水準を検討すべきとの発表が平成18年4月21日に行われ、金融庁と法務省の間で改正の協議に入ると新聞報道が後の4月24日にされております。

 上限金利を下げることで審査が厳しくなると、制限法の範囲外からの融資なども想定されます。いわゆるやみ金融の利用の増加が心配されるところであります。

 今、業者にあって一番大切なことはテレビコマーシャルなどにより借り過ぎ防止の啓発やリーフレットなどによる情報の発信が望まれるところであります。そしてまた、債務者本人の計画的な返済の自立管理を希望するものであります。

 以上のことから、今少し国の動向を見きわめる必要があり、私は委員長の報告に賛成の立場で討論といたします。

 以上であります。



○議長(服部治男) 以上で討論を終了いたします。

 これより、請願第6号についての件を採決いたします。

 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。

 したがって、原案について採決いたします。

 本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立少数)



○議長(服部治男) 起立少数であります。

 よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択と決定いたしました。

 次に、請願第7号 「甲賀市コミュニティバス(信楽高原バス)を信楽から水口まで直通便として運行すること」を求める請願書について討論を行います。

 討論の通告がありますので、順次発言を許します。

 まず初めに、委員長報告に反対者の発言を許します。

 21番、安井議員。



◆21番(安井直明) ただいま上程されております請願第7号 甲賀市コミュニティバスを信楽から水口まで直通便として運行することを求める請願書について賛成、委員長報告について反対の立場から討論をいたします。

 これからのまちづくりのあり方を決める甲賀市総合計画がつくられています。甲賀市総合計画策定にかかわる市民意識調査報告書の中に都市基盤についてのアンケートがありまして、身近な生活道路の整備促進とあわせて公共交通で日常的行動を行いやすくするようにコミュニティバスや鉄道のサービスを充実してほしいと望む人は53.2%もおられます。これは、甲賀市は面積が広く、交通網が十分でない、こういう点からも行政課題として今後取り組んでいかなければならない大きな問題とあると考えます。

 また、コミュニティバスの運行計画書の中にも、これらコミュニティバスは旧町の内容で現在運行していることからも地域や路線間でのサービスレベルの格差など、さまざまな課題を掲げていると述べております。コミュニティバスはJRバスの廃止路線を補完することとともに旧町内を循環することを目的として、また合併後は試験的に実証運行路線も加え運行されてきました。

 今回の請願は、信楽地域から水口への直通バス、これが現在ない。同じ甲賀市民として同等の税金を払い、同等のサービスを受けるべく当たり前のコミュニティバスを合併により新たにできた市役所を初め、行政機関が集中する水口中心部まで直通便として走らせてほしいというものです。同時に、現在の交通手段を利用して水口中心部まで行くには多くの交通運賃負担をしなければならず、その改善を要望するものであります。

 委員長の報告どおり、総務常任委員会でも第三セクターとして走らせている信楽高原鐵道との関係をどう考えるのかに議論が集中しました。確かに信楽高原鐵道も通勤、通学生を含め経営努力がなされておりますが、減少傾向となっています。そのため、えと切符の販売を初め、企画切符の販売拡大や企画事業として駅前陶器市とか、コンサート列車、サンタ列車、盆梅列車、サイクルトレインなど、事業内容の充実、観光誘致の一環として遊ランドしがらきキャンペーンを実施し、利用客拡大に取り組んでおられます。

 コミュニティバスを同時に運行すれば、減少傾向をさらに悪化させる、こういう意見もありましたが、むしろ高原鐵道を今後どう利用客を増加させるのか、今の事業計画にどう協力するのかが問題であって、だからといってコミュニティバスを走らせるべきではないという結論は、総合計画の課題やコミュニティバス運行計画の格差是正からも反するものです。

 行政に対してはもっと調査を、この運行さすことによって生ずる調査を十分していただいて、高原鐵道が走らない時間帯に実証運行をすることも研究に値すると思います。

 請願者の願いは、息子に気兼ねなく水口の病院へ通院したい、通学交通費は高くて大変、高齢者の方で足が悪く、乗りかえなしで水口まで行きたい等々、これら切実な声にこたえ、少なくとも便数は十分とは言えないまでも水口までの直通バスを走らせるべきです。これが合併した甲賀市の使命であると考えます。他の旧4町でも同様、不便なところがあるという議論もありましたが、この改善も同様必要ですが、まずは信楽からの直通便を走らせることです。

 以上、この請願が採択されますよう賛成討論といたします。



○議長(服部治男) 次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。

 24番、岩田議員。



◆24番(岩田孝之) 24番、岩田孝之であります。

 私は委員長報告に賛成し、甲賀市コミュニティバス 信楽高原バス を信楽から水口まで直通便として運行することを求める請願に反対の立場から討論をいたします。

 まず1点目の信楽から甲南水口庁舎への直行便の運行についてでありますが、コミュニティバスは日常生活に必要な交通手段であるとともに最寄りの鉄道駅のアクセス利用など、鉄道交通を補完する手段として甲賀市は位置づけをしております。高原鐵道と競合するバス路線の新設は地域が挙げて取り組んできました。乗って残そう信楽線の長い歴史的経緯や旧信楽町住民の信楽高原鐵道に寄せる思いを考えるときに、あればよいという短絡的な考えで進めるべき要望ではないと思います。

 また、1日1便という話もありますが、安くて便利であれば、これが2便になり、鉄道と将来的に競合することは明らかであります。甲賀市としても第三セクターとして信楽高原鐵道を支援しており、鉄道、バス、一体的な交通体系を基本に進めていること。

 また日常的な問題として合併により水口甲南庁舎等へ行く機会がふえたという話がありますが、甲賀市は大きな支所ということで、支所で窓口業務、日常的な業務が対応できるということの体制を進めているわけであります。また、信楽には中央病院もあります。こうした信楽支所や中央病院へのアクセスとしてコミュニティバスを充実させるということがより先決であるというふうに考えます。

 第2番目の信楽地域住民が他の4町の住民に比べて高い負担を強いられているという点についても、現在、鉄道バス利用促進のための高原鐵道とコミュニティバスが大人1,000円で1日乗り放題のワンデイチケットを販売しており、現実の差は500円であります。旧の信楽町では高原鐵道の利用促進と高齢者の福祉対策として福祉切符の助成がありましたが、合併により一たんなくし、その後検討するとなったやに聞き及んでおります。

 そこで、ぜひこの福祉切符の制度を検討していただきたいと、この機会にお願いするものであります。この場合、信楽の高齢者だけでなく、甲賀市の高齢者がだれでも利用できるようになれば、利用促進もあわせて期待できると考えます。交通弱者としての高齢者の負担軽減を図るためには、この機会にぜひ検討をしていただきたいというふうに考えるのであります。

 温泉につく話があります。温泉よりも病院という話があります。この温泉行きは県の2年間の助成事業ということで観光ルートとして新たなルートをされましたが、これは温泉行きだけやなしに我が地域の多羅尾小原学区の人が利用するバス便として並行している問題でありますので、温泉を目的に走っているのではありませんので、そういう点での誤解がないようにお願いをしたいというふうに思います。そういう意味で、この高原鐵道への助成を考えて、甲賀市民が多羅尾の湯へ、温泉へ行っていただくような機会がふえればということも思います。

 地元議員として本請願の市民の思いは理解できるものであり、1,244名の署名の多さを十分受けとめるものでありますが、甲賀市の交通体系、高原鐵道の特殊な経緯を考えるとき、水口への直行便を走らす当請願には反対であり、委員長報告に賛成といたします。



○議長(服部治男) 以上で討論を終了いたします。

 これより、請願第7号についての件を採決いたします。

 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。

 したがって、原案について採決いたします。

 本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立少数)



○議長(服部治男) 起立少数であります。

 よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択と決定いたしました。

 暫時休憩いたします。再開は午後1時15分といたします。

          (休憩 午前11時52分)

          (再開 午後1時15分)



○議長(服部治男) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 この際、日程第13、議案第170号 甲賀市文化のまちづくり審議会条例の一部を改正する条例及び甲賀市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例の制定についての件から、日程第15、議案第172号 契約の締結につき議決を求めることについての件まで、以上3件を一括議題といたします。

 初めに、議案第170号 甲賀市文化のまちづくり審議会条例の一部を改正する条例及び甲賀市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例の制定については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 本案については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第170号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第171号 訴えの提起につき議決を求めることについては、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 本案については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第171号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 次に、議案第172号 契約の締結につき議決を求めることについては、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終了いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。

 本案については討論の通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終了いたします。

 これより、議案第172号についての件を採決いたします。

 本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

          (起立全員)



○議長(服部治男) 起立全員であります。

 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

 日程第16、議員派遣の結果報告について、関係議員よりお手元に配布いたしております報告書が提出されましたので、報告いたします。

 次に、日程第17、議員派遣の件の報告について、緊急を要したので、会議規則第159条第1項の規定により、議長において議員の派遣を決定いたしましたので、別紙のとおり報告いたします。

 次に、日程第18、議員派遣の件を議題といたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第159条第1項の規定によりお手元に配布した文書のとおり派遣いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よってそのように決定いたしました。

 この際、日程第19、閉会中の議会運営委員会の継続調査の申し出についての件から、日程第23、閉会中の産業建設常任委員会の継続調査の申し出についての件まで、以上5件を一括議題といたします。

 会議規則第104条の規定により、議会運営委員長、民生常任委員長、文教常任委員長、産業建設常任委員長から、委員会における所管事項につき、閉会中に引き続き調査したい旨の申し出があり、また総務常任委員長から、閉会中に引き続き調査及び審査したい旨の申し出があります。

 お諮りいたします。

 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査に付することにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって申し出のとおり承認することに決定いたしました。

 この際、日程第24、閉会中の広報特別委員会の継続調査の申し出についての件から、日程第27、閉会中の産業廃棄物対策特別委員会の継続調査の申し出についての件まで、以上4件を一括議題といたします。

 広報特別委員長、第二名神対策特別委員長、交通対策特別委員長、産業廃棄物対策特別委員長から、委員会における所管事項につき、会議規則第104条の規定により、閉会中に引き続き調査したい旨の申し出があります。

 お諮りいたします。

 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。

          (「異議なし」の声あり)



○議長(服部治男) ご異議なしと認めます。

 よって、申し出のとおり承認することに決定いたしました。

 これをもって、本定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしましたので、平成18年第3回甲賀市議会定例会を閉会いたします。

 ここで、市長より閉会に当たり、あいさつをしたい旨申し出がありますので、これを許します。

 市長。



◎市長(中嶋武嗣) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 去る6月7日の開会以来、議員各位には17日間にわたり終始慎重にかつ熱心なご審議をいただき、ただいま付議案件すべてを議了いただきました。執行部を代表いたしまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございます。

 さて、今議会の一般質問でも触れられておりましたように、6月の1日には厚生労働省が発表いたしました人口動態統計で合計特殊出生率が1.25と過去最低を更新したことが明らかになりました。第二次ベビーブームが終わって、1974年、昭和49年以降さまざまな要因が複雑に絡み合い、赤ちゃんの数が減り続けており、危機感が漂う議論の中にも増加に転じるための良策はなかなか見つからない状況であることはご案内のとおりでもございます。既に昨年から自然増加数がマイナスとなり、事実上人口減少の道を歩み始めており、少子化問題は年金や労働問題を初めとし、現在の国の諸制度がいずれ立ち行かなくなる恐れがあるばかりか、将来の地域社会にとりましても最も深刻な事態を招くものでございます。これまでにも申し上げておりますように、国・県への依存から自立による見直しが進み、さらに分権化の中で自治体差間競争が激化していくことは確実であり、市といたしまして、私たちの町が少子化にどのように取り組んでいくかということも他の自治体を先駆ける要素の一つに位置づけていかなければならないものと確信をいたしております。

 先ごろ東洋経済新報社が独自に指標として発表いたしました2006年度版の全国741の都市を対象とした住みやすさランキングで当甲賀市は110番にランキングされました。安心・安全の視点、そして学ぶ、育てることや財政力指数など16項目を客観的に指標であらわしたものであり、昨年より20ランク上がっております。無論このデータがすべてでないことは申し上げるまでもありませんが、数字であらわすことのできない、例えば郷土を愛する心とか、また人と人のきずなといった現代社会に求められているものが当市には満ち足りているものと自負をいたしております。これは議員各位初め、市民、企業、ボランティアの皆さん方のご努力はもちろんでありますが、市政運営にも一定の形としてあらわれてきているものであります。

 そうした中で赤ちゃんを安心して産み、安全な環境で健やかに育てることができる町は、すべての世代が住みやすいバランスのとれた町のあかしであり、同時に子どもの数は町の元気をあらわす一つのバロメーターであると考えております。さらには子育て支援や教育は無論のこと、働く場、医療、福祉など、全般にわたり充実した施策を推進することが重要であり、子どもを望まれる方には特定不妊治療に対する市独自の支援策もその一つとして位置づけ、来年度から導入していけるように検討してまいる所存でございます。

 去る6月18日には、あいの土山文化ホールで開催をいたしました第15回鈴鹿馬子唄全国大会では、一般の部に県内外から160人がご出場いただき、自慢ののどを披露していただきましたが、優勝されました当市の方は6回目の挑戦であったそうであります。馬方さんが人、物、情報と、いにしえの文化をはぐくみながら関宿と土山宿のあいの間を駄賃馬を追いながら毎日毎日歌っていたように、その日々の練習の重ねが歌い込んできた成果のあらわれであろうと思います。まさに継続は力といった言葉を思い浮かべるわけであります。

 会期冒頭にも申し上げましたように、市役所にあっても常にむだ、無理そしてむらを点検を継続して行い、私も市民の皆さんとの触れ合いを通して真に住みやすいまち、甲賀市を築き上げるため、継続することの大切さをかみしめ、諸施策に取り組んでまいりたい所存でございます。

 この議会を通じて市民の声としていただきましたご意見、ご提言をしっかり受けとめまして安心して生き生きと暮らせるまちづくりのため、職員一同精いっぱい努力をしてまいります。

 議員各位には、当市のさらなる発展を目指し、元気な町に伸びていきますようにますますご活躍いただきますことを心からご祈念を申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。

 大変どうもありがとうございました。



○議長(服部治男) この後、1時45分から、第一委員会室におきまして全員協議会を開催いたしますので、議員の皆さんはご参集願います。

          (閉会 午後1時27分)

 この会議録の内容が正確であることを証するため、地方自治法123条第2項の規定により署名する。

            甲賀市議会  議長

              同    議員

              同    議員