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滋賀県 近江八幡市

平成18年第3回 9月定例会 09月21日−05号




平成18年第3回 9月定例会 − 09月21日−05号







平成18年第3回 9月定例会



         平成18年第3回(9月)近江八幡市議会定例会



                    平成18年9月21日(木) 午前9時30分開議

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1. 議 事 日 程

   第1 会議録署名議員の指名

   第2 委員会審査報告

   第3 討論・採決

   第4 諸般の報告

      市長報告

   第5 議案の上程(提案理由説明)

      議第119号〜議第124号

   第6 質疑

   第7 委員会付託

   第8 委員会審査報告

   第9 討論・採決

   第10 議員の派遣



1. 会議に付議した事件

   日程第1 会議録署名議員の指名

   日程第2 委員会審査報告

   日程第3 討論・採決

   日程第4 諸般の報告

        市長報告

   日程第5 議案の上程(提案理由説明)

        議第119号〜議第124号

   日程第6 質疑

   日程第7 委員会付託

   日程第8 委員会審査報告

   日程第9 討論・採決

   日程第10 議員の派遣



1. 会議に出席した議員(21名)

   1番  深 井 博 正 君        2番  川 崎 益 弘 君

   3番  中 村   巧 君        4番  加 藤 昌 宏 君

   5番  池 上 知 世 君        6番  有 村 國 俊 君

   7番  小 川 廣 司 君        8番  矢 掛   弘 君

   9番  中 谷 哲 夫 君        10番  井 上 伊 織 君

   11番  川 村 裕 治 君        13番  高 木 健 三 君

   14番  坂 井 千代枝 君        15番  塩 田 善 弥 君

   16番  前 出 幸 久 君        17番  井 上 栄一郎 君

   19番  山 本 英 夫 君        20番  相 馬   学 君

   21番  西 居   勉 君        22番  大 橋 正 光 君

   24番  友 清 尚 昭 君



1. 会議に欠席した議員(2名)

   12番  小 林 良 一 君        23番  辻     恪 君



1. 会議に出席した説明員(17名)

   市長      川 端 五兵衞 君  代表監査委員  福 井 二 郎 君

   助役      岡 田 三 正 君  教育長     國 松 嘉 仲 君

   政策監     玉 本 邦 雄 君  文化政策部長  立 岡 功 次 君

   文化政策部理事 桂 田 俊 夫 君  総務部長    中 江 義 一 君

   市民環境部長  村 田 一 幸 君  健康福祉部長  西 川 秀 一 君

   人権政策室長  立 花 初 美 君  教育部長    向 井 美津男 君

   病院事業管理者 奥     信 君  病院副管理者  土 田 康 人 君

   市民病院事務長 市 村   登 君  財政課長    山 田 義 和 君

   秘書広報課長  今 江 政 彦 君



1. 議場に出席した事務局職員(4名)

   事務局長    大 森 喜 三

   事務局次長   木 村 正 善

   副主幹     山 下 彰 人

   副主幹     杉 浦 寿 廣







               午前9時30分 開議



○議長(大橋正光君) 皆さんおはようございます。

 本日、12番小林良一君、23番辻恪君より欠席の届け出を受けておりますのでご報告いたします。

 これより本日の会議を開きます。

 ここで皆様に申し上げます。

 18番福本匡志君が去る8月31日にご逝去されました。まことに哀悼のきわみにたえません。ここに、生前尽くされましたご功績をたたえ、弔意を表するため、追悼の言葉を17番井上栄一郎君より述べていただきます。

 17番井上栄一郎君。

             〔17番 井上栄一郎君 登壇〕



◆17番(井上栄一郎君) 追悼の言葉。

 ここに私は皆さんのお許しを得て、去る8月31日にご逝去されました故福本匡志議員の急逝を悔やみ、慎んで追悼の言葉を申し上げます。

 本日、平成18年第3回9月定例会の最終日でございます。私の隣の18番議席にありし日の元気なお姿はなく、お写真とお花が手向けられています。当局初め議員一同、惜別の情を禁じ得ないところでございます。

 顧みますと、あなたは私の2年先輩であります。昭和11年に農家の長男としてお生まれになり、私どもは同じ時代を生きてまいりました。昭和30年代初め、ともに日本の農業の将来を夢見て高校の農業科を卒業し、家業である農業を営み、稲作のほか、あなたはブロイラーの生産、私は乳牛の飼育を取り入れ、当時は篤農家を目指したものでした。しかし、日本経済は工業を中心とした市場経済に移行し、高度成長時代が始まりました。静かであった農村にも工場が誘致され、農家の若者は先を競って誘致された工場に就職したものでした。あなたも私も例外ではありませんでした。あなたは、地元に誘致された大手企業に就職されました。企業人として中途入社というのは決して安易な就職ではありませんが、持ち前の聡明さ、積極性、協調性をいかんなく発揮され、部長職まで昇進されました。50代半ばで会社を退職されますが、退職後も企業幹部や従業員仲間から慕われ、尊敬されました。これは企業での立派な業績を残された結果であります。

 このような人材を地域住民がほうっておくわけがありません。平成7年には、地域の多くの方々の推薦を受け、市議会議員に見事上位当選されました。あなたの議員活動は、歴任された役職を見れば一目瞭然ですが、一番苦労されたのが市域の均衡ある発展だと思います。ややもすると、市の中心地域が優先して発展する傾向があります。あなたは、市の行財政にかかわることはもちろんのこと、天井川、日野川の改修に苦心されました。浄土寺町の最終処分場の跡地利用についても、市と地元の間に立って精力的に取り組まれました。下水道の整備、国道8号線を中心とした交通体系の改善、道路の改修、教育問題にも熱心でした。日野川は、まだまだ時間がかかりますが、毎年10億円の予算をつけていただき、下流より改修が進んでいます。お亡くなりになるその日まで、ご心配いただいた最終処分場の跡地利用も起債の関係でほんの一部工事が残りますが、今議会で補正予算を組み、今年度の予算で(仮称)南部市民グラウンドとして整備を完了していただく約束ができております。後のことにつきましては、市、地元住民と私たち議員が頑張ってまいります。

 また、あなたの議員活動を振り返るとき、多くの役職を歴任されました。平成8年には早くも教育厚生常任委員長に就任され、次々と行政改革特別委員長、総務常任委員長、議会運営委員長、市町合併特別委員長、副議長、そして平成17年4月より市議会議長をお務めになりました。残念ながら、議長在任中の12月ごろに体調を崩され、苦しい検査や手術をお受けになりました。そして、ことしの3月定例会には、術後間もないのに、責任感から元気なお姿で病気をおくびにも出さず、毅然とした姿勢で議会運営に当たられました。そのお姿に、議会関係者一同、感動したものであります。

 外にあっては、富士と琵琶湖を結ぶ会で活躍され、毎年富士山へ登山されました。また、平成14年からことしの4月まで結ぶ会の会長をお務めになり、夫婦都市富士宮市と本市の友好親善に寄与されました。地元でも長年にわたり、清流と石工の里づくりに取り組まれ、17年から会長の要職にありました。

 今、ここにあなたの業績をしのぶとき、本市の発展のためにはまだまだお力をおかりしたいのでありますが、今はもう申し上げません。あなたのご功績は、必ずや後世に語り継がれるものと確信するからであります。人生は長さではない、深さであるという言葉があります。あなたは、少し早く先を急がれましたが、あなたの人生観は2人の息子さんにきっちりと受け継がれています。地域の住民の皆さんもあなたの頑張りを十分認められ、記憶に残されることでしょう。

 世は移ろい、社会経済は目まぐるしく変革します。あなたの70年は、まさに激動の時代でした。私たちは、あなたの力強く充実した人生に喝采を送り、残された私たちはご遺志を教訓にして、近江八幡市の発展のため全力を傾注することをお約束申し上げ、追悼の言葉といたします。

 匡志さん、さようなら。

 平成18年9月21日。井上栄一郎。



○議長(大橋正光君) どうもありがとうございました。

 故福本議員に哀悼の意をあらわすため、1分間の黙祷をささげたいと存じます。

 全員ご起立の上、18番議席の方をお向き願います。

 黙祷。

 ありがとうございました。

 黙祷を終わります。

 着席をお願いします。

 以上をもちまして福本匡志議員に対します追悼の儀を終わります。

 この場で暫時休憩します。

               午前9時41分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前9時41分 再開



○議長(大橋正光君) 再開します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(大橋正光君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員に、

 21番 西居 勉君

 24番 友清尚昭君

 1番 深井博正君

の3名を指名します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第2 委員会審査報告



○議長(大橋正光君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。

 まず、決算特別委員会の委員長及び副委員長の互選の結果を報告します。

 決算特別委員会委員長に井上栄一郎君、副委員長に山本英夫君、以上のとおりであります。

 なお、決算特別委員会委員長から、付託しておりました議第84号平成17年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、閉会中といえども継続して審査したい旨の申し出があります。

 お諮りします。

 同委員長から申し出のとおり、議第84号について閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 異議なしと認めます。よって、議第84号平成17年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、同委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。

 次に、各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員会の報告を求めます。

 まず、総務常任委員会の報告を求めます。

 13番高木健三君。

             〔13番 高木健三君 登壇〕



◆13番(高木健三君) それでは、ただいまより総務常任委員会の審査報告を行います。

 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。

議第98号 平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会所管部分

議第104号 平成18年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)

 以上2件は、原案を可決すべきものと決しました。

議第105号 近江八幡市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について

は、原案を可決すべきものと決しました。

議第106号 近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定について

は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。

議第113号 市有財産を譲与することにつき議決を求めることについて

は、原案を可決すべきものと決しました。

請願第4号 郵政民営化前は県内で53の集配郵便局のうち11、民営化後は20前後の集配業務廃止を中止し、集配業務の存続を求める請願書

は、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。

 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いを申し上げます。



○議長(大橋正光君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。

 1番深井博正君。

             〔1番 深井博正君 登壇〕



◆1番(深井博正君) ただいまから教育厚生常任委員会の審査報告を行います。

 本定例会におきまして当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。

議第92号 平成17年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第93号 平成17年度近江八幡市介護保険事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第95号 平成17年度近江八幡市障害児通園事業特別会計決算の認定を求めることについて

 以上3件は、原案を認定すべきものと決しました。

議第98号 平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会所管部分

議第103号 平成18年度近江八幡市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)

 以上2件は、原案を可決すべきものと決しました。

議第108号 近江八幡市いきいきふれあいセンターの設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。

請願第2号 学区人口の動態に対応できる公民館建設についての請願

は、採択すべきものと決しました。

 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。



○議長(大橋正光君) 次に、建設病院常任委員会の報告を求めます。

 5番池上知世さん。

             〔5番 池上知世君 登壇〕



◆5番(池上知世君) ただいまより建設病院常任委員会の審査報告を行います。

 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。

議第87号 平成17年度近江八幡市住宅新築資金等貸付特別会計決算の認定を求めることについて

議第90号 平成17年度近江八幡市近江八幡駅南部土地区画整理事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第97号 平成17年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて

 以上3件は、原案を認定すべきものと決しました。

議第98号 平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会所管部分

議第101号 平成18年度近江八幡市近江八幡駅南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)

 以上2件は、原案を可決すべきものと決しました。

議第111号 近江八幡市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第112号 近江八幡市看護師等修学資金貸与条例等の一部を改正する条例の制定について

 以上2件は、原案を可決すべきものと決しました。

 以上で建設病院常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。



○議長(大橋正光君) 次に、環境経済常任委員会の報告を求めます。

 8番矢掛弘君。

             〔8番 矢掛 弘君 登壇〕



◆8番(矢掛弘君) ただいまから環境経済常任委員会の審査報告を行います。

 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。

議第83号 専決処分の承認を求めることについて

     (1) 平成18年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)

     (2) 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

は、原案を承認すべきものと決しました。

議第85号 平成17年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて

議第86号 平成17年度近江八幡市と畜場特別会計決算の認定を求めることについて

議第88号 平成17年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第89号 平成17年度近江八幡市老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第91号 平成17年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第94号 平成17年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第96号 平成17年度近江八幡市水道事業会計決算の認定を求めることについて

 以上7件は、原案を認定すべきものと決しました。

議第98号 平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会所管部分

議第99号 平成18年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

議第100号 平成18年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議第102号 平成18年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)

 以上4件は、原案を可決すべきものと決しました。

議第107号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について

議第109号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

議第110号 近江八幡市勤労者福祉センターの設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 以上3件は、原案を可決すべきものと決しました。

議第114号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて

議第115号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて

議第116号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて

議第117号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて

議第118号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて

 以上5件は、原案を可決すべきものと決しました。

請願第3号「品目横断的経営安定対策」に関する請願

は、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。

 以上で環境経済常任委員会審査報告を終わります。議員諸君のご賛同をよろしくお願いしたいと思います。



○議長(大橋正光君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。

             (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。

 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。

 休憩します。

               午前9時55分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前10時5分 再開



○議長(大橋正光君) 再開します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第3 討論・採決



○議長(大橋正光君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。

 討論を行います。

 2名より発言通告がありますので、順次これを許します。

 まず、2番川崎益弘君の発言を許します。

 2番川崎益弘君。

             〔2番 川崎益弘君 登壇〕



◆2番(川崎益弘君) 皆さんおはようございます。

 日本共産党を代表して反対討論を行います川崎益弘です。よろしくお願いします。

 今議会提出議案のうち、議第85号、議第89号、議第106号、議第108号、議第109号に反対し、請願第3号、請願第4号については、各常任委員会委員長の不採択とした報告に対して反対討論を行います。

 まず、議第85号平成17年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて反対討論を行います。

 16年度の決算は、基金からの繰り入れもしないで1億4,066万8,000円の黒字となりました。17年度決算も基金からの繰り入れもしないで9,466万8,000円の黒字決算としました。このように大幅な黒字決算が2年も続きました。当局は、特に冬季のインフルエンザ等の流行予測が外れたためとしていますが、これは16年度に国保料の大幅な値上げが行われ、市民に多くの負担を求めたためであります。また、18年3月現在で17年度の資格証明書の発行数は312件、短期証明書は552件、分納は674件であります。収納率をよくするためだけに行われていると言っても過言ではありません。本来、これらの証明書は、悪質とされるものに発行されるものであります。

 大手の企業だけは史上最大の利益を計上しています。一方、仕事がしたくても仕事がない、仕事があっても残業代ももらえない、安定した仕事につけない、これが今の実態であります。このことから、国保料が払いたくても払えない、病院に行きたくても行けない、病気を悪化させてから病院に行き、医療費が高額になるという悪循環があります。このように払えない格差社会にされましたこの悪政を変えなくてはなりませんが、市行政も国、県に対して物を言うことも必要かと考えます。国は、1年以上滞納した世帯から保険証を取り上げることを市町村に義務づけています。保険証のかわりに資格証明書が発行されますが、医療窓口で一たん全額を支払わなければなりません。このような国保会計の運用に反対をします。

 次に、議第89号平成17年度近江八幡市老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについて反対討論を行います。

 年金から先に介護保険料が差し引かれるなど、高齢者の生活が大変なときに、高齢者の医療費負担が年々大きくなってきています。高齢者が必要なときに必要な医療が受けられてこそ安心して暮らせるのです。今日の状態では、病院にかかりたくてもかかれないということになっています。今日このようにあるのは、今高齢者の皆さんが頑張ってこられたからであります。今度は、高齢者を大事に支えるということから市独自の助成を考えるべきであります。このように、すべて利用者負担としている決算に反対をします。

 次に、議第108号近江八幡市いきいきふれあいセンターの設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対討論を行います。

 今回、指定管理者制度導入をされることになり、提案をされました。指定管理者は、財団法人人権センターを考えていることが今議会で明らかになりました。過去の人権センターでは、不透明な同和行政が行われてきたと言っても過言ではありません。この人権センターの役割は、同和問題を取り上げることを第1番に行い、行政からストレートに運動団体に入る補助金や委託金の仲介役として、いえば隠れみのに使われてきたこれまでの経緯があります。我が党の議員がこれまで議会で取り上げてきましたように、主として解同役員などの賃金や事務局費として使われてきました。行政から解同への団体補助金が軽減されるたびに、その受け皿としてこの人権センターが役割を果たしてきたことは重要な問題であります。同和行政を終結するということから、いきいきふれあいセンターは当面の間、休館にするか管理業務だけにして、会館の利用を行うことなどしてはどうかと考えます。

 以上のことから、現状での指定管理者制度には反対をします。

 これらのことから、この条例の制定に反対をいたします。

 次に、議第106号近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定については、さきに反対討論を行いました議第108号に関連して反対をいたします。

 次に、議第109号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について反対討論を行います。

 最初に、第5条第1項中「30万円」を「35万円」に改めることについては、出産祝い金についてでありますが、本来ならばもっと大きく値上げされるべきでありますが、引き上げには子育て支援をすることから歓迎すべきものとします。

 第4条第4号中「10分の2」を「10分の3」に改めるとされていることは、この10月から現役並み所得がある70歳以上の患者負担を現行の2割から3割に引き上げるための条例改正であります。入院時食事療養費、入院時生活療養費、保険外併用療養費等の改正は、療養病床に入院の70歳以上の食費、部屋代の自己負担もこの10月から実施されます。これだけに終わらず、今後70歳から74歳の患者負担を現行の1割から2割になることと、高額医療費の自己負担限度額の引き上げ、さらに75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度の創設で、加入者全員から保険料を徴収すること、また医療病床に入院の65歳から69歳の方の食費、部屋代の負担増が続きます。さきの老人保健特別会計決算の討論でも述べましたように、高齢者の医療費が大変な負担増続きとなり、ますます受診抑制が行われて、病気が重くなってから病院にかかることになり、医療費が高くなることが懸念されます。

 このような大きな負担増が続くことに反対し、本条例の制定に反対します。

 次に、請願第3号「品目横断的経営安定対策」に関する請願を不採択とした環境経済常任委員会委員長の報告に反対する討論を行います。

 小泉農政が行ってきた改革の背景には、工業製品、特に鉄鋼製品や自動車産業等の輸出や投資拡大のために農産物の輸入をさらにふやし、農業予算の大幅な削減を求める財界の強い意向があります。農産物市場の全面開放を迫るアメリカ言いなりであります。麦や大豆は、北海道以外では主に水田の転作作物としてつくられていますが、対策から外れる農家は価格保障のない採算のとれない麦、大豆を作付しないで米づくりに戻る可能性が大きく、また米の生産調整を07年度からは生産団体に完全に任されます。既に米の流通は自由化されていることから、この団体では全体の生産調整はできないことになります。大手米流通業者が買いたたきをし、米価がさらに下落をすることが予想されます。価格暴落を放置して経営安定化対策をしても役に立ちません。アメリカは、一度廃止した農産物の価格保障を復活しています。今こそ日本の農産物にも価格保障を行い、食糧の自給率を向上させるときであります。

 このようなことから、日本の農業を守る立場から、環境経済常任委員会がこの請願を不採択としたことに反対をします。

 次に、請願第4号郵政民営化前は県内で53の集配郵便局のうち11、民営化後は20前後の集配業務廃止を中止し、集配業務の存続を求める請願を不採択とした総務常任委員会委員長の報告に対して反対の討論を行います。

 郵政公社が6月に再編計画を発表した以後、地域の実情を無視するものだとして関係自治体で反対運動が広がり、この秋に廃止の予定だった北海道や山口、長野、熊本、大分の15局で廃止が来年2月まで延期されることがわかっています。日本郵政公社は、8月24日の衆議院総務委員会で、9月から集配、外務業務を順次廃止する計画の全国の1,048局の集配郵便局のうち、この秋廃止する時期を延期することを明らかにしています。これは日本共産党の吉井議員が郵政民営化法の審議で、竹中平蔵郵政民営化担当大臣が集配特定局について、地域の中の中心的な役割を担っていることからネットワークの価値は高いと答弁していると指摘し、離島や過疎地の集配特定局の配達員や外務員が振り込め詐欺を未然に防いだり倒れている高齢者を発見するなど、なくてはならない存在になっていることを紹介し、関係自治体の理解を得られていないところは廃止を強行すべきでないと質問したことに答えたものだと聞いています。集配郵便局の統廃合計画に対して地方から不安の声や見直しを求める声が上がっていることは、生活の中で切実な問題となっているからです。以上のことから総務常任委員会がこの請願を不採択にしたことに反対をします。

 最後に、ごみ手数料改正が議案にありますが、値下げには賛同しますが、今回の値下げ幅では市内の中小業者を支援する立場からするならば、もう少し大きな値下げができないものかと考えるところであります。

 以上で反対討論を終わります。議員皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げます。



○議長(大橋正光君) 次に、3番中村巧君の発言を許します。

 3番中村巧君。

             〔3番 中村 巧君 登壇〕



◆3番(中村巧君) 市民の眼の中村巧でございます。

 討論に入る前に、議第109号市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定案が提出されていますが、これは国民健康保険法の一部改正に伴うものであるとはいえ、高齢者いじめの改正ではないのかと考えています。まず、この10月からは、長期入院する高齢者の食費、居住費の自己負担化や現役並み所得があるとする高齢者の負担引き上げは、高齢者の暮らしを直撃するだけでなく、安心して治療を受ける環境に支障を来すものであり、財政逼迫の折ではありますが、市独自の助成制度の創設など、検討を強く求めたいと思います。

 それでは、請願第2号学区人口の動態に対応できる公民館建設についての請願に賛成する立場で討論します。

 少子・高齢社会の進展に伴い、教育や福祉を初め、さまざまな分野で多様化が進んでいます。市総合発展計画第3章、教育、文化の生涯学習でもそうした状況変化に対応し、市民一人一人が豊かで充実した人生を送るために、また市民がそれぞれの立場で生涯学習によるまちづくりに貢献していくために、市民の生涯にわたる学習活動を積極的に支援し、生涯学習関連事業を体系的、総合的に行う推進体制を整備するとしています。

 言うまでもなく金田学区は、近江八幡市の玄関口でもあるJR駅を起点として住宅開発も進み、学区人口も1万4,000人余になり、人口は年々増加の傾向にあります。また、金田学区ではそれに呼応するかのように福祉や教育、文化を初め、環境、交通、防犯、防災の面などさまざまな分野で課題もふえ、学区自治連合会などを中心にそうした社会環境に対応していくため、地域住民みずからが住みよい町をつくっていこうと学区まちづくり協議会なども立ち上げられました。しかしながら、教育、文化活動の拠点ともなる現在の金田公民館は、昭和54年に建設されて以来、学区住民に活用されてきましたが、人口増加と教育、文化活動の多様化と広がりなどによって手狭となり、さまざまな活動に対応していくことが難しくなってきたのが現状です。このような状況から、学区自治連合会、まちづくり協議会では、一日も早く多様な文化、教育を初め、福祉など事業を推進していくための拠点整備に向けての取り組みや市への要望が行われています。また、金田学区まちづくり協議会では、公民館整備に関して学区民アンケートも行われ、新施設は子育てや学童保育所、ボランティア施設、高齢者、障害者の福祉などに対応した複合施設にという希望が寄せられています。特に、防災についての対応も視野に、施設の土地面積も5,000平方メートル以上の広さを望んでいます。金田学区の拠点施設整備は、緊急の課題でもあり、多目的な公民館建設についての請願に賛成し、建設が早期に実現するよう願い、討論を終わります。

 次に、請願第3号「品目横断的経営安定対策」に関する請願は、常任委員会では不採択となりましたが、私は請願に賛成する立場で討論します。

 文化が薫り、人を育むまちづくり、人間の情感を満足させてくれる行政の推進目指し、昨年4月から文化政策部が立ち上げられました。そして、行政全般を文化的な視点で見直し、行政の文化的水準を高めていくことをねらいとして、風景の保存や伝統的な文化を生かしたまちづくりが進められています。まちづくりが文化的な視点で進められることは、物から心が言われている昨今、大きな意義があるものと感じています。文化は、またカルチャーとも言われていますが、カルチャーという言葉には教養や洗練、精神文明等のほかに栽培や耕作という意味があり、農業と米づくりの営みとも深いかかわりを持っていることをうかがい知ることができます。このように米づくりを中核とした農の文化は、日本文化の成り立ちに深いつながりを持って今日まではぐくまれ、継承され、日本の心と伝統文化の形成に寄与してきました。

 その米づくりと農業が、今国際化とかグローバル化と言われる貿易自由化の波に洗われ、自動車、電機など工業製品の貿易促進のために存亡の危機に見舞われています。品目横断的経営安定対策は、これまで全農家、品目ごとに行ってきた助成を見直し、担い手と呼ばれる認定農業者と集落営農組織にだけ支援が行われるようになり、多数の農家が対象から外され、農家切り捨てにつながると不安が広がっています。こうした品目横断的経営安定対策は、新基本農政の柱ともなっている食糧の安定確保、農業の多面的機能の役割にも影響を与えるものと考えます。殊に、価格政策から直接支払い政策への移行は、国際価格や市場経済の動向に大きく左右され、食糧の安定や食糧自給率の向上にも支障を来すものと考えます。

 2001年の世界主要国の食糧自給率を見ますと、オーストラリア265%、カナダ142%、フランス121%、アメリカ122%、ドイツ99%、スペイン94%、イタリア69%、イギリス61%と高い自給率であるにもかかわらず、日本は40%と大きく落ち込み、食糧自給率の向上が緊急の課題となっています。また、欧米でも価格政策と並行して直接支払いが行われていると言われており、請願でも述べられてるように、価格保障と直接支払いで支える農業経営安定対策こそ食糧自給の確立を目指す日本農政に求められているものであると考えます。

 最後になりましたが、農産物の完全自由化を視野に進められている品目横断的経営安定対策は、安心・安全、環境に配慮した農業の衰退と我が国の文化の未来にも大きくかかわるものと考え、農業の健全な発展を願い、請願第3号の趣旨に賛成し、討論を終わります。議員各位のご賛同をお願いいたします。ありがとうございました。



○議長(大橋正光君) 以上で討論を終わり、これより採決します。

 まず、市長提出議案のうち反対討論のある案件を起立により採決します。

 お諮りします。

 議第85号平成17年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについては、環境経済常任委員会の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第85号は原案を認定することに決しました。

 次に、お諮りします。

 議第89号平成17年度近江八幡市老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについては、環境経済常任委員会の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第89号は原案を認定することに決しました。

 次に、お諮りします。

 議第106号近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第106号は原案を可決することに決しました。

 次に、お諮りします。

 議第108号近江八幡市いきいきふれあいセンターの設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第108号は原案を可決することに決しました。

 次に、お諮りします。

 議第109号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、環境経済常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第109号は原案を可決することに決しました。

 次に、市長提出議案のうち、反対討論のない案件を採決します。

 まず、議第83号を採決します。

 お諮りします。

 議第83号専決処分の承認を求めることについて、(1)平成18年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)、(2)近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、環境経済常任委員会の審査報告のとおり原案を承認することに異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 異議なしと認めます。よって、議第83号は原案を承認することに決しました。

 次に、議第86号から議第88号まで及び議第90号から議第97号までの11件を一括採決します。

 お諮りします。

 議第86号平成17年度近江八幡市と畜場特別会計決算の認定を求めることについて、議第87号平成17年度近江八幡市住宅新築資金等貸付特別会計決算の認定を求めることについて、議第88号平成17年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第90号平成17年度近江八幡市近江八幡駅南部土地区画整理事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第91号平成17年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第92号平成17年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第93号平成17年度近江八幡市介護保険事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第94号平成17年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第95号平成17年度近江八幡市障害児通園事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第96号平成17年度近江八幡市水道事業会計決算の認定を求めることについて、議第97号平成17年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて、以上11件は、教育厚生、建設病院及び環境経済の各常任委員会の審査報告のとおり原案を認定することに異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) ご異議なしと認めます。よって、議第86号から議第88号まで及び議第90号から議第97号までの11件は原案を認定することに決しました。

 次に、議第98号から議第104号までの7件を一括採決します。

 お諮りします。

 議第98号平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)、議第99号平成18年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第100号平成18年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議第101号平成18年度近江八幡市近江八幡駅南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、議第102号平成18年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議第103号平成18年度近江八幡市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、議第104号平成18年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)、以上7件は、総務、教育厚生、建設病院及び環境経済の各常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) ご異議なしと認めます。よって、議第98号から議第104号までの7件は原案を可決することに決しました。

 次に、議第105号及び議第107号並びに議第110号から議第112号までの5件を一括採決します。

 お諮りします。

 議第105号近江八幡市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議第107号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第110号近江八幡市勤労者福祉センターの設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第111号近江八幡市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第112号近江八幡市看護師等修学資金貸与条例等の一部を改正する条例の制定について、以上5件は、総務、建設病院及び環境経済の各常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 異議なしと認めます。よって、議第105号及び議第107号並びに議第110号から議第112号までの5件は原案を可決することに決しました。

 次に、議第113号から議第118号までの6件を一括採決します。

 お諮りします。

 議第113号市有財産を譲与することにつき議決を求めることについて、議第114号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第115号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第116号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第117号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第118号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、以上6件は、総務及び環境経済の各常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 異議なしと認めます。よって、議第113号から議第118号までの6件は原案を可決することに決しました。

 次に、議員提出議案を採決します。

 会第2号を起立により採決します。

 お諮りします。

 会第2号出資法および貸金業規制法の改正を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立全員〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第2号は原案を可決することに決しました。

 次に、請願を採決します。

 まず、請願第2号を起立により採決します。

 お諮りします。

 請願第2号学区人口の動態に対応できる公民館建設についての請願は、教育厚生常任委員会の審査報告のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立全員〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、請願第2号は採択することに決しました。

 次に、請願第3号を起立により採決します。

 お諮りします。

 請願第3号「品目横断的経営安定対策」に関する請願は、環境経済常任委員会の審査報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。

 次に、請願第4号を起立により採決します。

 お諮りします。

 請願第4号郵政民営化前は県内で53の集配郵便局のうち11、民営化後は20前後の集配業務廃止を中止し、集配業務の存続を求める請願書は、総務常任委員会の審査報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、請願第4号は不採択とすることに決しました。

 ここでお諮りします。

 本日意見書が可決されましたが、字句その他整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任願うことに決しました。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第4 諸般の報告



○議長(大橋正光君) 次に、日程第4、諸般の報告を行います。

 市長報告を行います。

 地方自治法の規定により報第13号専決処分の報告について、近江八幡市営住宅の明渡し及び滞納家賃等の請求に関する和解について、以上1件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いいたします。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第5 議案の上程(提案理由説明)

      議第119号〜議第124号



○議長(大橋正光君) 次に、日程第5、議案の上程を行います。

 議第119号から議第124号までの6件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。

 議会事務局長大森喜三君。



◎事務局長(大森喜三君) 朗読いたします。

 平成18年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案

議第119号 負担附きの寄附を採納することにつき議決を求めることについて

議第120号 平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)

議第121号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議第122号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議第123号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議第124号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

 以上であります。



○議長(大橋正光君) それでは、提案理由の説明を求めます。

 市長川端五兵衞君。

             〔市長 川端五兵衞君 登壇〕



◎市長(川端五兵衞君) 本日追加いたします案件につきまして、提案理由のご説明を申し上げたいと存じます。

 議第119号負担附きの寄附を採納することにつき議決を求めることにつきましては、本市の千僧供町にお住まいの浅野定弘氏から、市民等のミュージックセラピー、音楽療法でありますが、並びに文化振興等に寄与するため、オーストリアベーゼンドルファー製のグランドピアノ及び附属品購入費として金1,000万円を寄附していただくことになりましたので、この寄附を採納いたしたく、地方自治法第96条第1項第9号の規定に基づき、議決をお願いするものでございます。

 次に、議第120号平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)につきましては、議第119号に伴い歳入歳出にそれぞれ1,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ209億9,600万円とさせていただくものでございます。

 次に、議第121号から議第124号までの議案、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。

 議第121号につきましては、委員の任期満了に伴いまして新たに佐藤弘明氏を人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。

 次に、議第122号につきましては、委員の任期満了に伴いまして継続して深井武臣氏を人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。

 次に、議第123号につきましては、委員の任期満了に伴いまして新たに中川弥寿夫氏を人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。

 次に、議第124号につきましては、委員の任期満了に伴いまして新たに岡田政雄氏を人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。

 以上、6議案につきましてよろしくご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。



○議長(大橋正光君) 以上で提案理由の説明は終わりました。

 それでは、ただいま上程しました議第119号から議第124号までの6件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。

 休憩します。

               午前10時44分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前10時45分 再開



○議長(大橋正光君) 再開します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第6 質疑



○議長(大橋正光君) 次に、日程第6、質疑に入ります。

 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第7 委員会付託



○議長(大橋正光君) 次に、日程第7、委員会付託に入ります。

 お諮りします。

 ただいま議題となっています議第121号から議第124号までの4件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) ご異議なしと認めます。よって、議第121号から議第124号までの4件は委員会付託を省略することに決しました。

 それでは、ただいま議題となっています議第119号及び議第120号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり総務常任委員会に付託します。

 総務常任委員会は、直ちに第1委員会室で開議され、後刻再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。

 休憩します。

               午前10時45分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前11時5分 再開



○議長(大橋正光君) 再開します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第8 委員会審査報告



○議長(大橋正光君) 次に、日程第8、委員会審査報告に入ります。

 それでは、審査を付託しました議第119号及び議第120号については、総務常任委員会の報告を求めます。

 13番高木健三君。

             〔13番 高木健三君 登壇〕



◆13番(高木健三君) 総務常任委員会の審査報告を行います。

 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。

議第119号 負担附きの寄附を採納することにつき議決を求めることについて

は、原案を可決すべきものと決しました。

議第120号 平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)

は、原案を可決すべきものと決しました。

 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。



○議長(大橋正光君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。

             (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。

 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。

 休憩します。

               午前11時7分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前11時7分 再開



○議長(大橋正光君) 再開します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第9 討論・採決



○議長(大橋正光君) それでは、日程第9、討論・採決に入ります。

 まず、議第119号を採決します。

 お諮りします。

 議第119号負担附きの寄附を採納することにつき議決を求めることについては、総務常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) ご異議なしと認めます。よって、議第119号は原案を可決することに決しました。

 次に、議第120号を採決します。

 お諮りします。

 議第120号平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)は、総務常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することに異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) ご異議なしと認めます。よって、議第120号は原案を可決することに決しました。

 次に、議第121号から議第124号を起立により採決します。

 まず、議第121号を採決します。

 お諮りします。

 議第121号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案を同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席願います。起立多数と認めます。よって、議第121号は原案に同意することに決しました。

 次に、議第122号を採決します。

 お諮りします。

 議第122号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案を同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立全員〕



○議長(大橋正光君) ご着席願います。起立全員と認めます。よって、議第122号は原案を同意することに決しました。

 次に、議第123号を採決します。

 お諮りします。

 議第123号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案を同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(大橋正光君) ご着席願います。起立多数と認めます。よって、議第123号は原案を同意することに決しました。

 次に、議第124号を採決します。

 お諮りします。

 議第124号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立全員〕



○議長(大橋正光君) ご着席願います。起立全員と認めます。よって、議第124号は原案に同意することに決しました。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第10 議員の派遣



○議長(大橋正光君) 次に、日程第10、議員の派遣を議題とします。

 お諮りします。

 地方自治法第100条第12項及び会議規則の第159条第1項の規定により、お手元に配付しましたとおり、15番塩田善弥君を派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) ご異議なしと認めます。よって、お手元に配付しましたとおり、15番塩田善弥君を派遣することに決しました。

 次に、お諮りします。

 行政改革特別委員会及び広域環境対策特別委員会の各委員長より、委員会において審査中の事件につき会議規則の規定に基づき閉会中の継続審査の申し出があります。各特別委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことにしたいと思いますが、これに異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことに決しました。

 以上をもって本日の日程は全部終了し、本定例会に付議されました案件はすべて議了しました。

 ここで市長からごあいさつをいただきます。

 市長川端五兵衞君。

             〔市長 川端五兵衞君 登壇〕



◎市長(川端五兵衞君) 閉会に当たりまして一言御礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。

 議員各位におかれましては、9月4日に平成18年第3回定例会を招集させていただきましたところ、提案いたしました議案につきまして慎重なるご審議をいただきまして、原案どおり可決、ご承認を賜りましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げます。

 今議会の審議の過程で皆様方から賜りました多くのご意見、ご提案につきましては、これを真摯に受けとめまして今後の市政運営に当たり、適正かつ慎重に生かしてまいりたいと存じます。引き続きご指導のほど、よろしくお願いを申し上げます。

 なお、決算特別委員会の継続審査に付されました議第84号平成17年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることにつきましては、引き続きご審議を賜るようお願いを申し上げる次第であります。

 さて、9月16日にとり行いました市立総合医療センター開院式には、議員各位を初め多くの皆様方にご出席を賜り、無事終了することができました。改めて厚く御礼を申し上げる次第であります。

 当日は、千僧供町在住の浅野定弘氏からベーゼンドルファー製のグランドピアノの購入費として金1,000万円の寄附のお申し出がありまして、先ほど負担附き寄附採納として議決をちょうだいいたしました。早速購入手続を進めますとともに、管理用の備品など整備をいたしまして、市立総合医療センターのエントランスホールに飾らせていただきたいと存じます。また、できましたら、予定をお尋ねして、11月の中旬には世界的なピアニストであります深沢亮子さんをお招きいたしまして記念コンサートを開催していただくように計画をしてまいりたいと存じます。また、今後、市内外の音楽家の皆さんにも呼びかけまして、定期的にコンサートを開催し、入院患者さんを初め、病気と闘っていらっしゃる皆さんに希望と勇気を与えるために、新しい音楽療法空間の創造に努めてまいりたいと存じます。

 新築になりました総合医療センターでは、最先端の医療機器と優秀な医療スタッフによる先進的な診療体制を整えるとともに、患者さんだけではなくて、ご家族を初め、その周辺の人々にも優しい、ウエットな病院として、これから東近江地域だけではなく、全国的にも注目される病院経営を目指してまいりたいと存じます。

 10月2日のオープンに向けて、入院患者さんの移送などまだまだ多くの仕事が残っておりますが、職員が一丸となって取り組んでまいりますので、ご理解、ご支援のほど、よろしくお願いを申し上げます。

 さて、今議会が私にとっては任期中最後の定例会となりました。本議会におきましては、議員各位から多くの慰労のお言葉をちょうだいいたしまして大変恐縮に存じております。

 平成10年12月に市政に対する信頼回復を掲げて市長に就任以来、情報公開条例、職員倫理規程の制定を皮切りに、個別外部監査の実施、コンプライアンス条例の制定、ISO9001、14001のダブル取得など、健康な市役所づくりを目指して取り組んでまいりました。

 また、池田小学校の児童殺傷事件をきっかけに、全小学校に警備員を配置するなど学校現場における安全確保を初め、近江牛の特産地である自負もありまして、国を上回る適正な、的確なBSE対策、鉛給水管の更新事業に関しましては、厚生労働省に検査方法につきまして、手法が定まっていないことに対して問題提起を行いました。この成果として、厚生省通知後10年を経過し、期限切れにもかかわらず初めて鉛の検査方法が確定し、このことを契機に、これまで適用のなかった更新工事に対する起債が全国的に100%起債となったこと、また迅速なるアスベスト対策として、疑わしい施設には予防的措置の視点に立って防御工事を行うなど、迅速なる対応を行ったこと、また原子力事故の対策、こういうことはあってはならないんですが、どのような事態で惹起するかもしれませんので、それに対して全市民に対して予防薬であるヨウ化カリウム丸を配置したこと、鳥インフルエンザに対する独自基準による対応、近江八幡駅のバリアフリー化を初め、安全を重視した公衆トイレの設計など、公共施設の安全・安心を可能な限り追求したことなど、人命にかかわることには常にちゅうちょすることなく迅速に、そして他に優先して最良の方法で対応することをモットーに取り組んでまいりました。

 そして、行政に取り組む行動指針として、スピードと集中、始業点検をしっかりすること、市民の声なき声にこたえること、オーバー・ザ・カウンターからウィズアウト・カウンター、つまり市民と行政の間に垣根を取り払いまして、一緒に肩を並べて問題解決に取り組むこと、そして行政の文化化を図ることなどを掲げ、職員の皆様とともに邁進をしてまいりました。これはひとえに、これまでの末端行政から、真の地方の時代の実現のための先端行政への転換を目指すものでございました。

 私が就任後の平成12年4月に地方分権一括法が施行されまして以来、地方のことは地方みずからが決めるという地方分権時代の到来が叫ばれておりますが、近江八幡の歴史をさかのぼれば、数百年前からこのことは全国に先駆けて実践をされておるわけでございます。子々孫々に至るまで諸公との連携をつけてはならないという、利権を廃するという自主独立の気概心と、利益の多寡によらず、善悪という規範に従って商いを行うという企業倫理の確立と、常に発想の転換を求める進取の気象、また陰徳善事という高邁な思想でまちづくりに取り組んだ八幡商人の活躍の中に、そのあるべき姿を見つけることができるのであります。

 戦後の地方自治制度の確立から既に半世紀以上を経過した今日、これまでの市町村行政の姿を眺めますと、県や国の事業メニューやガイドラインどおりに事業を運営したり予算の執行を行えば、間違うことなく行政が進めるということができたというのが偽らざる実感でありましょう。しかし、こうした姿勢は、まさに市町村が末端行政と言われてきたゆえんでありまして、地方分権が進み、地方の裁量権が拡大してくれば、どのようなまちづくりを進めるか、そのストーリー性をしっかりと描いて、予測と確信に基づいた実施計画を確立するという政策形成能力を身につけることが重要であり、これこそまさに先端行政への転換と言えるものであります。そして、真に先端行政と言われるためには、ただいま申し上げました進取の気象に倣い、たとえ逆風を受けても、他に先駆けて新しいことに一番に取り組むことが必要であり、本市のザ・ファーストの取り組みは、まさにこの実践であります。

 コンプライアンス条例やISO、PFIに始まり、昨今の景観行政に関する一連の取り組みに至るまで、平成11年から実施いたしました全国初の施策や事業はこれまで15事業を超えますが、これら新しいものはメニューやガイドラインはございません。みずからそれをつくっていくわけでありまして、いやが応でも政策形成能力は高まってまいります。加えて、本市では、市民の皆さんの理にかない、情にかなう行政を目指し、行政の文化化に取り組んでおりますが、行政の中に情感や思い入れといったウエットな部分を取り入れる。つまり、法律に適合させるだけではなくて、もう一工夫することで市民の皆さんの満足度を上げるという取り組みは、職員の政策形成能力をさらに向上できるものと確信をしているところであります。

 いま一つ、ザ・ファーストについて言及いたしますなら、何でもよいから一番乗りならよしとするものではありません。その政策や施策、また事業が必ず社会のあるべき進歩のために寄与するものであることが大前提でなければなりません。したがって、ザ・ファーストの当市を先駆者として、後に続くところがなければならないということであります。例えば、平成12年のコンプライアンス条例は、これまで新潟市、長岡京市、また昨今では大阪市など多くの自治体が採択されまして、本日も、議会中ではございますが、甲賀市さんがこれの採用のために見学にいらっしゃっているということをお聞きいたしました。

 さて、この地方分権一括法の施行と同じ日の平成12年4月に始まりました介護保険制度も、私にとりましては大変思い出の深いものとなりました。この後、介護保険制度は3年ごとに見直しが実施されまして、平成18年からは第3期の計画がスタートし、今議会におきましてもその制度のあり方をめぐってさまざまな論議があったところであります。

 思い起こしますと、高齢社会への対応策の切り札として、全国民の注目の中で平成12年4月、介護保険制度はスタートいたしました。制度発足時の大きな目標は在宅介護を支援することでありましたが、現実は施設介護が増大し、現在に至りますも、このことが制度の大きな課題となっております。人口構成上一人世帯や夫婦2人だけの世帯が多くなりまして、介護を担う者がいないという中で、これを解決する手だての一つとして、私は在宅勤務に大きな期待を寄せました。今から25年以上前の1980年、アルビン・トフラーが著書「第三の波」の中で予測いたしました在宅勤務という就労形態は、情報社会の進展とともに今後ますます増大していくものと存じますが、介護や子育てという課題解決のために大きな役割を果たしていくことは間違いございません。幸い本市には、ほっとてれびにより光ケーブル網を全市において整備することなど地域情報化がまことに大きく進んでおりまして、また人々を魅了する文化的景観に代表されます美しい景観がありますことから、在宅勤務者にとっては一番住みたい、そして生涯をここで終えたいとするテレワーカーのファーストチョイスの町、つまり第一選択肢の町になるものと確信をいたしております。この在宅勤務の条件整備に地方の立場から貢献しようといたしまして、昨年来、他の自治体に先駆けまして職員によるテレワークの試行を継続しておりますが、去る17年11月、社団法人日本テレワーク協会から、その先進的な取り組みに対し奨励賞をちょうだいしたところでございました。また、近日中には有識者を交えて研究会の立ち上げもあわせて予定しておるところであります。

 一方、地方分権一括法や介護保険法、また本市の景観行政が全国的に注目されるきっかけとなりました景観緑三法の施行に加え、私が行政を進めるに当たりまして大きなインパクトとなった法律に、平成13年12月に施行されました文化芸術振興基本法があります。教育委員会関連法案でありまして、他の法律に比べまして特に新聞報道等で大きく取り上げられたわけではございませんでしたが、国からの通知文書の中で第28条の条文を読みましたとき、私は思わずひざを打ちました。そこには、公共の建物はすべてのその外観等について、周囲の自然的環境、地域の歴史及び文化等との調和を保つものでなければならないと規定してあったことでありました。このことは、まさに本市の進める行政の文化化の法的根拠となるものと考えました。内容といたしましては当然のことのように感じますが、今日までの公共の建築物を振り返りますと、大半は鉄筋コンクリートづくりのものであり、どの町でも見られるさまざまなデザインで、全く近江八幡という町を表現するような、またその雰囲気であるとか統一感もない無味乾燥なものとしてしか受けとめられません。それなりにその時代の流行を追ったデザインでありましょうが、将来その建築物が機能を失ったとき、その建物を町のシンボルとして残しておきたいと思えるものがどれほどありましょうか。こうした反省の上に立ってつくり上げたのが、八幡公民館やさざなみ浄苑であり、また市立総合医療センターであります。これらは、遠い将来、その機能を失っても、今の近江八幡の文化や歴史、また現在を生きる市民の意気込みや美意識といった精神を伝えるものとして、必ずや保存されるものであると信じて疑っていません。そして、官民を問わず近江八幡の建築物の先導的デザインとなることを願っているわけであります。

 近江八幡を死にがいのある町としたいという耳なれぬ、むしろ耳ざわりな言葉を掲げまして2期8年の間、先ほど申し上げました自主独立の気概心や進取の気象を心のよりどころに、愛する近江八幡の発展と市民の皆さんの幸せを願って、今日まで近江八幡市政のかじ取りを精いっぱいさせていただきました。ここに住んでいる人が、自分の町を愛し、自信と誇りを持って生きて、そしてここで生涯を終えたいというまちづくりにこれからも努めてまいりたいと思います。

 わずか8年の任期中に自治体を取り巻く状況は、戦後60年の中で最も大きく変わったと思います。三位一体の改革や市町村合併などの行政運営の新たな課題も惹起してまいりました。現在、政府は、自治体の破綻に備え、新しい法制度をつくるため研究会を立ち上げられました。つまり、それぞれの自治体の自己責任を明確にする必要があるとされたわけであります。そのためには、前提として自治体の財政状況を明白にし、全国共通の指標でその財政力を比較することによって、それぞれの借入金、つまり借金の返済能力を第三者の評価として示す必要があるというものであります。私も就任早々、財政課に依頼いたしまして県内初のバランスシートを作成し、公表をいたしました。また、2004年12月には、市の債務の返済能力を示す格付を全国自治体に先駆けて取得いたしました。この格付とは、主として全国の上場企業が社債を発行するために取得するものでありまして、21ランク中、当市は上位から3番目という高順位でございました。このように高いランクを評価したことにつきましては、就任来の財政状況の経緯を見ましても、一般会計ベースで地方債残高は平成10年度末の235億4,000万円から平成17年度末の207億6,000万円と、27億8,000万円の減少を見ました。一方、基金残高は、平成10年度の42億2,000万円から平成17年末の61億2,000万円と、19億円の増となっております。交付税の減少が著しい中にもかかわらず、平成16年度末では68億円を超えるという、当市の財政上では最高の積立金をさせていただいたこともございました。また、17年度決算では、市民1人当たりのいわゆる借金を見ましても、滋賀県内13市ございますが、その中で最も低い30万円前後という金額になっておりまして、財政の地道な運営というものが評価をされたあかしではないだろうかと思っております。しかし、これに心を許してやっておれば、決していい方向には向かないということも確かなことであります。そのほか、第三セクター会社のほっとてれびの黒字化、そしてまた三セクでは珍しい株式配当を行ったこと、また開発公社の経営改善等がございました。こうした数値や実績を背景に、R&Iの格付もAA(ダブルAフラット)という評価をいただいたのでございました。また、昨今、国の財政難を考えますとき、今後は国の起債にかわって市中金融機関を初め、公募によります融資を求める時代に移ろうとしています。このときに、格付のランクが低ければ信用がなくなるという危険があるということでありまして、その結果、高金利となります。当市がAA(ダブルAフラット)という高いランキングを得ましたことは、例えば国内の企業に例をとりますと、日本生命を初め、キリンビール、ソニー、ホンダといった超一流企業と同じランクでありまして、いざというときには低い利息での資金調達が可能になると考えております。これまで何度かありました市町村合併が残念ながら実らなかった最大の要因は、本市の財政状況が全く悪いという悪評、つまり他の市町村からやゆされたり、あるいは県の担当者から言われなき批判や、あるいはまた評価を受けたことによるものでありまして、この屈辱を味わいましたのは、私を初め市職員のみならず、ここにいらっしゃるすべての議員の方々に共通の思いであっただろうと思います。R&Iの格付を取得いたしましたのも、こうした批判に対し、第三者の評価で反論するねらいもありました。今後の市町村合併につきましては、近々県の審議会が一定の方向性を打ち出しまして新たな議論が始まることになりますが、先般来、県の担当者でございます自治振興課に対しまして、当市は合併については常に前向きに、積極的に対応してきたということをお伝えしてあります。また、今後そのようなチャンスがあれば、こうした財政状況の評価を真の状態で公表することを初め、また行政改革度においては全国3位であるということや、県下一の情報化推進状況など第三者によります本市の評価を正確に伝えまして、これまで申し上げておりますように、合併ということは何も人口あるいは面積が膨張することではなくて成長をするんだということを踏まえて、この合併に取り組んでいきたいと思います。

 また、私が就任いたしました平成10年度の35億3,000万円でありました国からの普通交付税が、平成12年度の43億円をピークにして、この平成18年度は今議会に補正いたしましたように約30億円まで減少するなど、国の一方的な三位一体改革によりまして財源の確保はこれからも一層厳しくなってまいります。

 また、災害に強いまちづくりは、これまでも市民の皆さんとともに鋭意取り組んでまいりましたが、琵琶湖西岸断層帯によります大地震が予測される中で、小学校の耐震対策など、より一層の対応が急がれています。加えまして、少子・高齢化社会への対策としての介護保険の充実や保育所待機児童の解消、新資料館の建設や第3巻以降の市史編さん作業など、本市の貴重な文化、歴史を後世に伝えていく事業、そして現在も進めております風景計画策定を全市6ゾーンにわたって完了することなど本市の誇る景観を子々孫々に引き継いでいくこと、ごみ処理問題や地球温暖化対策なども含め、さまざまな環境問題への取り組み、また現在進めております総合センターの見直しなど、同和対策の一般対策への移行も大きな課題となっております。間もなくオープンを迎えます医療センターの安定した経営やPFI事業のモニタリングなども留意していかなければなりません。スピードと集中の実践として、姉妹都市であるグランドラピッズ市に学びながら整備いたしました総合窓口や都市開発センターの機能も一層充実させ、住むならば近江八幡、事業をするなら近江八幡となるように努力していかなければなりません。

 そして、町の基本的な姿勢として重要文化的景観などの外なる風景を磨くだけではなく、内なる風景、つまり市民の皆さんを初め、行政、企業など、ここで住み、また活動するすべてのものが美しさをその行動基準とすること、つまり美意識のルネッサンスと申しておりますが、正しい倫理観を持って行動し、内なる風景を磨いていくことが必要であり、こうした本市の姿勢を、日本社会ではなく、世界に向けても大きくアピールしていかなければならないと考えております。これを実現するための具体的な提案として商業博物館構想の実現や倫理、つまり今申し上げました美意識のルネッサンスを県の基本政策に据えることを申し上げて提案をしていきたいと存じております。これまで3度のチャンスがありながら県の対応の中で実現しなかった企業倫理の確立こそ、社会の秩序と世界平和の礎となるとする世界初の商業博物館構想を、現在の琵琶湖の環境保全とあわせて滋賀県の中核事業として採択されるための理論構築を行って提言に結びつけていきたいと存じております。これまで民から官へとシフトを移しながら35年間、まちづくりはノーサイドの精神で努力をしてまいりましたが、これからも同じ思いで取り組んでまいりたいと存じます。

 こうしたさまざまな課題を乗り越えながら、近江八幡市は農業先進地であるとされておりますが、この農業人の農業文化が、ひいては先ほどから申しております八幡商人、近江商人の精神的な構造の礎となったこと。琵琶湖は洪水の歴史であると江戸時代から言われておりましたが、ことしとれたお米は来年のとれどきまでに食べてしまったらそれでいいんだとする他の地域の安易な考え方と違い、いつ台風が襲ってくるかもしれないという恐怖におびえながら、農家の皆さんたちが営々と努力して質素倹約の思想から、そしてどんな狭い土地があっても、これを何かに利用したい、あるいは山の木を眺めながら、この木は何に使ったらいいだろう、新しい仕事はないだろうかといった創意工夫をしながら進取の気象を養ってこられた、これが後の近江商人の礎となって精神伝承になるわけでありまして、こうした農業文化、ひいては近江商人の文化や精神の源となった人的風土を構成したということに思いをいたしながら、21世紀におきましても先人たちから引き継いできました豊かな風土、そして何よりも近江八幡らしさが失われないように、その時々の流行に流されることのない本質的なまちづくりがこれからも引き継がれていくことを願っておるところであります。

 私に残された任期はわずかでありますが、秋には私にとって最後のザ・ファーストの事業となります景観農業振興地域整備計画の全国第1号の取得を目指してまいります。最後まで精いっぱい努力をしてまいりますので、ご理解のほど、よろしくお願いを申し上げます。

 先ほど、井上栄一郎議員から追悼の言葉が述べられましたとおり、前議長福本匡志議員におかれましては、数多くの功績を重ねられ、21世紀の近江八幡市の発展のため、ますますの活躍が期待されておりましたのに、まことに残念でなりません。2度の手術を受けられるなど、お体はまさに極限状態にあったものと推察されますが、そのことを表に出されることは決してなく、毅然として3月議会において議長職を果たされておられるお姿を拝見し、私を初め市職員も感動とともに、心からなる敬意を抱いたところでありました。生活基盤整備や地域福祉の向上に尽くされた福本先生のご功績にこたえるためにも、市職員が一丸となって市政発展のために尽くしますことをご霊前にお誓いいたしますとともに、志半ばで帰らぬ人となられた福本先生のご冥福を心からお祈り申し上げる次第であります。

 これから秋も深まり、日ごとに過ごしやすくなりますが、厳しかった夏の疲れも心配されます。議員各位におかれましては、ますますご健勝でご活躍されますことを祈念いたしまして、閉会のあいさつにかえさせていただきたいと存じます。ありがとうございました。



○議長(大橋正光君) 第3回定例会の閉会に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。

 去る9月4日に開会されました本定例会も、議員各位のご協力並びに市長初め当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、衷心より厚く御礼申し上げます。

 当局の皆様方におかれましては、今定例会におきまして議員各位が述べられました意見や要望等を十分に尊重され、市政の推進にご努力いただきますようお願い申し上げる次第でございます。

 今期定例会は、私たち同僚でありました故福本匡志議員が開会日の直前にお亡くなりになるという大変悲しい思い出の中での議会運営となりました。この上は、故福本匡志議員のご遺徳をしのび、今日までの数多くのご功績に対して深甚の敬意と感謝の誠をささげ、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、川端市長におかれましては、平成10年12月に市長に就任されて以来、2期8年間の長きにわたり近江八幡市政の発展に多大のご貢献をいただきました。今議会が市長任期中の最後の定例議会となりましたが、川端市長の今日までの数々のご功績をたたえ、ここに改めて長年のご労苦に対し、深く敬意と感謝を申し上げる次第であります。川端市長の今日のまでのご功績に対しましては、今議会でも多くの議員が取り上げられ、称賛の声が寄せられました。とりわけ、財政事情が大変厳しい状況の中にあってハード、ソフトの政策をうまくかみ合わせ、先見性と斬新なアイデアを持って課題の解決に当たられた手腕は高く評価されるところでございます。また、まちづくりに対する思いは人一倍強く、絶えず市民の命を第一義にした政策展開は多くの市民の信望と支持を得られたところでございます。特に、ザ・ファーストの精神で取り組まれたコンプライアンス条例の制定やISO9001並びに14001のダブルの取得を初め、新火葬場の建設、PFIによる新病院の建設、重要文化的景観全国第1号の選定等々、行政の文化への礎を築かれた功績は極めて大きいものがございます。それだけにこのたびの勇退表明を惜しむところでございますが、こうした多くの施策を次々と実現に導かれた川端市長の偉大なまちづくり精神は、今後近江八幡市の歴史の中に深く刻まれ、次代に受け継がれることと存じます。

 とはいいましても、川端市長にはまだ2カ月余りの任期がございます。この上は、残された任期に全力を傾注され、有終の美を飾っていただきますようご期待申し上げるものでございます。また、市長退任後におきましても、健康には十分ご留意をいただき、地域社会の発展のためにご活躍されますことを衷心よりご祈念申し上げますとともに、私どもに対しましてもご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げるものでございます。

 厳しい暑さも遠のき、田んぼの刈り取りが本格的となり、秋の訪れを感じる季節になりました。議員各位におかれましては、一層のご自愛の上、ご活躍いただきますようご祈念申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。

 それでは、これをもちまして平成18年第3回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。ご苦労さまでございました。

               午前11時46分 閉会

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





 会議規則第81条の規定により下記に署名する。

  平成18年9月21日



      近江八幡市議会議長

           大 橋 正 光



      署 名 議 員

           西 居   勉



      署 名 議 員

           友 清 尚 昭



      署 名 議 員

           深 井 博 正