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滋賀県 近江八幡市

平成18年第2回 6月定例会 06月05日−01号




平成18年第2回 6月定例会 − 06月05日−01号







平成18年第2回 6月定例会



         平成18年第2回(6月)近江八幡市議会定例会



                    平成18年6月5日(月) 午前9時30分開会

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1. 議 事 日 程

   第1 会議録署名議員の指名

   第2 会期の決定

   第3 諸般の報告

      議長報告、監査報告、市長報告

   第4 議案の上程(提案理由説明)

      議第67号〜議第82号



1. 会議に付議した事件

   日程第1 会議録署名議員の指名

   日程第2 会期の決定

   日程第3 諸般の報告

        議長報告、監査報告、市長報告

   日程第4 議案の上程(提案理由説明)

        議第67号〜議第82号



1. 会議に出席した議員(22名)

   1番  深 井 博 正 君        2番  川 崎 益 弘 君

   3番  中 村   巧 君        4番  加 藤 昌 宏 君

   5番  池 上 知 世 君        6番  有 村 國 俊 君

   7番  小 川 廣 司 君        8番  矢 掛   弘 君

   9番  中 谷 哲 夫 君        11番  川 村 裕 治 君

   12番  小 林 良 一 君        13番  高 木 健 三 君

   14番  坂 井 千代枝 君        15番  塩 田 善 弥 君

   16番  前 出 幸 久 君        17番  井 上 栄一郎 君

   19番  山 本 英 夫 君        20番  相 馬   学 君

   21番  西 居   勉 君        22番  大 橋 正 光 君

   23番  辻     恪 君        24番  友 清 尚 昭 君



1. 会議に欠席した議員(2名)

   10番  井 上 伊 織 君        18番  福 本 匡 志 君

1. 会議に出席した説明員(18名)

   市長      川 端 五兵衞 君  代表監査委員  福 井 二 郎 君

   助役      岡 田 三 正 君  収入役     永 福 敏 一 君

   教育長     國 松 嘉 仲 君  政策監     玉 本 邦 雄 君

   文化政策部長  立 岡 功 次 君  文化政策部理事 桂 田 俊 夫 君

   総務部長    中 江 義 一 君  市民環境部長  村 田 一 幸 君

   健康福祉部長  西 川 秀 一 君  産業経済部長  北 川 誠 次 君

   人権政策室長  立 花 初 美 君  教育部長    向 井 美津男 君

   病院事業管理者 澤 田 克 徳 君  市民病院事務長 土 田 康 人 君

   財政課長    山 田 義 和 君  秘書広報課長  今 江 政 彦 君



1. 議場に出席した事務局職員(4名)

   事務局長    大 森 喜 三

   事務局次長   木 村 正 善

   副主幹     山 下 彰 人

   副主幹     杉 浦 寿 廣







               午前9時43分 開始



○議長(大橋正光君) 皆さんおはようございます。

 本日、10番井上伊織君、18番福本匡志君より欠席の届けを受けておりますので、ご報告いたします。

 本会議の開会に先立ちまして、全国市議会議長会及び滋賀県市議会議長会から両議長会の運営等にご尽力いただいたことに対しまして、前議長福本匡志議員に感謝状が授与されておりますので、報告いたします。

 なお、本日福本匡志議員が欠席でありますので、後日議長から福本議員に直接伝達を行います。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前9時44分 開会



○議長(大橋正光君) それでは、本日招集されました平成18年第2回近江八幡市議会定例会をただいまから開会します。

 直ちに本日の会議を開きます。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(大橋正光君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員に、

 16番 前出 幸久君

 17番 井上栄一郎君

 19番 山本 英夫君

の3名を指名します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第2 会期の決定



○議長(大橋正光君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。

 お諮りします。

 本定例会の会期は、お手元に配付しました案のとおり、本日から6月21日までの17日間としたいと思いますが、これに異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(大橋正光君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から6月21日までの17日間と決定しました。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第3 諸般の報告



○議長(大橋正光君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。

 まず、議長報告を行います。

 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。

 次に、監査報告に入ります。

 監査委員の報告を求めます。

 21番西居勉君。

             〔21番 西居 勉君 登壇〕



◆21番(西居勉君) おはようございます。

 監査結果を報告申し上げます。

 最初に、平成17年度定期監査等の結果について報告いたします。

 地方自治法第199条第4項及び第5項並びに第7項の規定に基づき、各課と関係出先機関等を対象に監査をいたしました。

 監査は、関係資料、書類等の提出を求め、担当部長をはじめ関係職員からの説明を受け、主に平成16年度の事務事業が適正かつ最少の経費で最大の効果が上がるよう執行されているか否かを重点に置き、出納検査や決算審査等を勘案しながら、公正不偏の立場から慎重に審査いたしました。

 その結果、予算及び議決並びに関係法令、条例、規則等に適合し、地方自治法第2条第14項、第15項の趣旨に沿っておおむね適正に処理、執行されていましたが、一部是正や検討を要する事項等が見受けられましたので、その主な事項を昨年10月19日と本年4月26日に市長をはじめ四役等に対し、「講評」と意見交換を行いました。これらの事項を「意見及び要望」として定期監査等結果報告書に記述し、同法第199条第9項の規定により、市長及び議長並びに各行政委員会に報告するとともに、法の定めにより市民に公表しましたので、これを全職員が重く受けとめ、速やかに実効性のある適切な処置と管理職による管理強化・充実を図られるよう要請いたします。

 次に、例月出納検査結果について報告申し上げます。

 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、平成18年2月、3月、4月に執行しました一般会計、特別会計、各公営企業会計、基金会計の出納検査の結果、いずれの会計とも現金等の在高をはじめ歳入歳出等の計数は正しく、かつ出納に係る事務処理も妥当と認めました。よって、同条第3項の規定に基づき、その結果を市長、議長に報告いたしました。この監査と検査の内容は、配付しております平成17年度定期監査等結果報告書と例月出納検査報告書のとおりでございますので、お目通しをください。

 以上で監査報告を終わります。



○議長(大橋正光君) 次に、市長報告に入ります。

 地方自治法の規定に基づき、報第2号専決処分の報告について、和解及び損害賠償の額を定めることについて、報第3号平成17年度近江八幡市一般会計予算繰越明許費の繰越について、報第4号平成17年度近江八幡市公共下水道事業特別会計予算繰越明許費の繰越について、報第5号平成17年度近江八幡市水道事業会計予算の繰越について、報第6号近江八幡市土地開発公社の平成17年度決算及び平成18年度予算等について、報第7号財団法人近江八幡市文化振興事業団の平成17年度決算及び平成18年度予算等について、報第8号財団法人近江八幡市国際協会の平成17年度決算及び平成18年度予算等について、報第9号財団法人近江八幡市人権センターの平成17年度決算及び平成18年度予算等について、報第10号請願の処理の経過及び結果について、以上9件の報告が提出されておりますので、ご了承をお願いいたします。

 以上をもちまして諸般の報告を終わります。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第4 議案の上程(提案理由説明)

      議第67号〜議第82号



○議長(大橋正光君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。

 議第67号から議第82号までの16件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。

 議会事務局長大森喜三君。



◎事務局長(大森喜三君) 朗読いたします。

 平成18年第2回(6月)近江八幡市議会定例会提出議案

議第67号 専決処分の承認を求めることについて

     (1) 平成18年度近江八幡市と畜場特別会計補正予算(第1号)

     (2) 平成18年度近江八幡市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)

議第68号 平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)

議第69号 近江八幡市文化的景観の保全・再生・創出基金の設置等に関する条例の制定について

議第70号 近江八幡市舟だまり施設の設置及び管理に関する条例の制定について

議第71号 近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定について

議第72号 災害による被害者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第73号 固定資産税の不均一課税条例の一部を改正する条例の制定について

議第74号 近江八幡市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について

議第75号 近江八幡市立納骨堂の設置等に関する条例及び近江八幡市立共同墓地の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第76号 近江八幡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第77号 近江八幡市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

議第78号 滋賀県自治会館管理組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることについて

議第79号 滋賀県市町村交通災害共済組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることについて

議第80号 滋賀県市町村職員研修センター規約の一部を変更することにつき議決を求めることについて

議第81号 市道路線の認定につき議決を求めることについて

議第82号 和解及び損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることについて

 以上でございます。



○議長(大橋正光君) 次に、提案理由の説明を求めます。

 市長川端五兵衞君。

             〔市長 川端五兵衞君 登壇〕



◎市長(川端五兵衞君) 皆さんおはようございます。

 田植えも終わりまして、さわやかな初夏の風が吹く季節となりました。衣がえの季節を迎えまして、まちでは白い装いが目立つ昨今でございます。

 本日、平成18年第2回近江八幡市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては公私何かとご繁忙の中をご出席賜りまして、まことにありがとうございます。

 また、常日ごろから市政発展のためにそれぞれの分野でご支援、ご活躍をいただいておりますことに対しまして、心から御礼を申し上げたいと存じます。

 また、福本匡志議員におかれましては、全国市議会議長会並びに滋賀県市議会議長会からそれぞれ議会の円滑な運営並びに地方行政発展に尽力をされたご功績に対し、今般感謝状をお受けになられましたということでありますが、議長としての重責を見事に果たされましたことに対しまして衷心から敬意を表しますとともに、お祝いを申し上げる次第であります。これを機に、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 さて、ご承知のとおり5月27日に発生いたしましたインドネシアのジャワ島の中部地震によりまして、6,000人を超えるとうとい命が奪われました。阪神・淡路大震災をほうふつとさせる大惨事の報を受けまして、悲しみの余り言葉もありませんでした。犠牲になられました方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、国際社会が一致団結して支援活動を行い、一刻も早く被災地が復興いたしますように心から祈念をするものであります。

 滋賀県におきましても、近い将来琵琶湖西岸断層帯地震が想定されるなど、いつ、どのような災害が起こるかもわからない状況であります。こうした有事に備えて、行政ともども市民の皆さんとともどもに対応ができますように、本年は防災計画の見直しに取り組んでおるところであります。

 また、5月26日に九州南部で梅雨入りの宣言がなされまして、本格的な雨季に対する備えをする時期となりました。先月の30日には本市の水防協議会を開催いたしまして、自治会はじめ関係機関の皆様にご協力をお願いいたしましたところであります。

 異常気象と呼ばれる近年の気象状況を考えますと、過去のデータをはるかに超える予想外の雨量により大規模な水害発生が予想されまして、また当市というのはまことに平たん地の多い地形でありますから、被害も広範囲に及ぶという可能性があると懸念をしております。現在、災害発生時の対策といたしましてハザードマップの作成等に取り組んでおりますが、有事に備え、日ごろの訓練充実など水防対策に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、報告でありますが、先月5月13日に「和紙とうだつのまち」と呼ばれております岐阜県の美濃市で、日本まんなか共和国の文化首都遷都式が開催されました。福井県、岐阜県、三重県、滋賀県の4県から、知事をはじめ関係の皆さんが多数ご参加されます中で、本市から共和国の国旗を美濃の市長さんに引き継ぎをさせていただきました。本市では昨年の5月以来、文化首都として伝統芸能の交流や街道と商人をテーマとした文化フォーラムを開催するなど、本市を訪れる多くの皆さんに本市の魅力を知っていただくとともに、市民の皆さんにも改めて我がまちの魅力を知り、これからも一層文化を大切にしなければならないということを再認識していただくことができたと喜んでおるところであります。

 特に、昨年度は本市の八幡堀と水郷地帯が、近江八幡の水郷として国の重要文化的景観の第1号に選定されるという記念すべき年でありましたので、名実ともに文化首都・近江八幡の名を全国に発信することができました。市民の皆さんをはじめ関係機関のご協力に深く感謝いたしますとともに、これからもまんなか共和国の4県のみならず、全国各地に自然や生活の中に深く根づいた近江八幡の文化力を伝えてまいりたいと考えております。

 こうした本市の取り組みは、数多くの市民の皆さんの活動によって支えられておるわけでありますが、その中で水郷地帯の景観保全にご尽力をいただいております北之庄沢を守る会が、このたび国土交通省より都市景観大賞「美しいまちなみ賞」を受賞されました。この賞は、国土交通省がNPOなどのまちづくり組織と地方公共団体が協力して美しい町並みを形成しているすぐれた地区を表彰する制度でありまして、「美しいまちなみ賞」はその中で最も栄誉あるものであります。表彰は、去る6月1日に東京で開催されました日本の景観を良くする国民運動推進会議全国大会の席上で行われまして、代表の市民の皆さんとともに受賞をしてまいりました。雨の日も風の日も、毎週欠かすことなく草刈りやごみ掃除など地道な活動をされてこられた会員の皆さんの長年のご労苦が報われ、まさに感無量でありました。これを機に、今後も一層ご活躍をなさいますようにお祈り申し上げます。

 また、うれしいことは重なるものでありまして、北之庄沢を守る会の活動が高く評価を受けまして、今年度河川環境管理財団から河川整備基金の助成をお受けになることが内定されました。啓蒙活動など有効に活用されまして、このような地道な活動が全市に広がることを期待するものであります。

 なお、日本の景観を良くする国民運動推進会議全国大会では、「魅力あるふるさとづくり」と題したパネルディスカッションが行われまして、本市にも何度かお越しをいただいたこともあります東京大学教授の西村幸夫先生がコーディネーターを務められまして、私を含め倉敷商工会議所会頭で大原美術館の館長をしておられます大原謙一郎さん、女優で農業コンサルタントをなさってます浜美枝さんなどとともにパネリストになりまして、良好な景観づくりというものが特別な場所でなく、身近な生活の場においてみんなが主体的に取り組んでいくことができる、そしてそのことが最も大切なことであるということを中心に議論を深めてまいりました。

 特に私からは、かっての八幡堀が当時の建設省の英断により埋立工事を中断して再工事を行うことにより、保存修景という全国に例のない手戻り工事を行い保存されたこと、また今回の重要文化的景観の第1号の選定の背景には、西の湖の湖中堤工事が、これまた昭和48年以来国土交通省の英断により中止されたことが大きな要因であるという事例を取り上げまして、良好な景観の保全や再生のためには、今日までの行政に誤りはないという無謬神話とでも言いましょうか、このようなことの考え方を改めて、これまで私が申し上げておりますように、一たん行われた公共投資や開発行為も、その目的が達成された場合や意義がなくなったときには、もとに戻すために再投資をしても決して公共の利益には反しないというリバーシブルデベロプメント、あるいはそうしたもとに戻す仕組みを、開発を計画したときにあらかじめ組み込んでおくというリバーシブルデザインという考え方が今後大切であるということを述べさせていただいてまいりました。今回、提案させていただいております基金条例も、こうした考え方を推し進めるための具体的な施策の一つであります。

 ご承知のように、去る5月19日に重要文化的景観のエリアを円山町や白王町の集落などにも拡大いたしまして、対象地域を188ヘクタールにする追加選定が国の文化審議会で認められ、また農林水産省でお進めになられております景観農業振興地域整備計画も、全国の第1号の選定に向けて準備を整えておるところであります。この分野におきましては、実態調査が既に行われまして、去る5月19日には農林水産省や近畿農政局などの関係の皆様方が本市にお集まりいただきまして、現地報告会も開催されたところでありまして、この席上におきましても、これからは景観の保全だけではなく、景観の生産活動や再生といったものが必要であるということを申し上げたものでありました。

 こうした近江八幡の風景に対する先進的な取り組みは、決して休むことなく、誇りと自信を持って子々孫々に受け継いでいかねばなりません。そのためにも、ことしは市内の小学生を対象に、重要文化的景観の近江八幡の選定された地域、水郷地域をはじめ市内の美しい景観を学習していただくという機会をつくりたいと考えております。これはことしから年々継続して、市の行事として取り組んでいきたいと。観光客は非常にたくさん来ていらっしゃるんだけども、実は次代を担う小・中学生が、本当のことを言って余り近江八幡のその我々の誇るべき景観に接触をしていないのではないかということであれば、これはゆゆしき事態であるというふうなご提案を受けてのことでありました。議員各位のご理解のほどをよろしくお願いを申し上げます。

 さて、思い起こしますと、現在では官民を問わず地域社会をよくするための事業にはすべてと言っていいほど使われております「まちづくり」という言葉も、昭和40年代では全く世間で使われていなかった言葉でありまして、大変珍しい言葉でありましたが、このまちづくりという言葉に私が初めて出会いましてから既に30年以上の歳月が流れました。青年会議所を舞台に、八幡堀の修景保全、また伝統的建造物の保存、西の湖のヨシ地の保全など、モータリゼーションと高度成長期の当時としては、だれも注目されることのなかった事業に全国に先駆けてチャレンジできましたのは、多くの先輩諸氏や仲間のおかげでありますが、その大きな原動力は、秀次の八幡城廃城の悲運に見舞われながら、子々孫々に至るまで諸候との連携をつけてはならないといった近江商人の自主独立の気概心や、利権を廃し、善悪で商うという企業倫理の確立と、既に発想の転換を求める進取の気象を引き継いできたからだと存じます。

 図らずも、平成10年12月に市民の皆さんや議員各位のご支持をいただきまして市政を預からせていただくことになりましたが、民間と行政という立場の違いはあっても、まちづくりに対する私の思いは決して変わることなく今日に至っております。目指すものは、この近江八幡で生涯を終えてもいいと思える死にがいのあるまちをつくることであり、まさにストーリー性のある一貫したまちづくりであります。つまり、流行性ニーズと言われるような一過性のものに決して惑わされることなく、本態性ニーズとも表現できる本質を追求すること、そして先人の残した教えである進取の気象を示すザ・ファーストへの挑戦を心がけて今日までまいりました。このことは、やがて市民の皆さんをはじめこの地域にかかわるすべての人々の自信や誇りにつながるものと確信をいたしております。

 そして、市民の皆さんにとって理にかない、情にかなう行政を目指し、行政の文化化を進めることにより、職員の政策形成能力はこれまで以上に向上したものと喜んでおるところであります。

 このことは、日経新聞社などの調査によります行政革新度全国第3位という評価や市財政における長期債務の返済能力をあらわす格付において、一流企業のキリンビール、ホンダ、ソニー、日本生命に並ぶ「AA」(ダブル・エー・フラット)の格付を得たこと、本市に対する行政視察が本年度平成18年にはざっと250件を超える予測が立てられるほどございまして、全国的にも注目されていることからもうかがい知ることができます。

 現在の地方自治体を取り巻く行政あるいは行財政状況はまことに厳しく、新聞報道でもご承知のとおり、去る5月31日には地方六団体が結集いたしまして、地方自治危機突破総決起大会が開催されまして、削減ありきの地方交付税見直しの断固阻止や、地方分権推進に関する地方の提言の実現などを求める決議がなされました。また、12年ぶりに地方自治法に基づく意見書提出権を行使することも決定されております。今回の国の動向いかんによっては、各自治体はまさに危機的な状況を迎えることになると予測されます。

 こうした状況の中で、近江八幡市の市民の幸せを追求していくためには、まちづくりのオピニオンリーダーであるべき職員の意識改革が必要となり、そのでき、ふできがまちの将来を大きく左右していくことにもなりかねません。だからこそ、政策形成能力の有無が問われているのだと考えるものであります。このことによってこそ、本市の行政はこれまでの末端行政から先端行政へと転身できるものと確信するものであります。このような本市の取り組みは、これからも市民の皆さんに対し、広報紙やテレビを通して広くお知らせしてまいりたいと考えております。そして、その中で本市の目指す終の栖の実現のため、行政の文化化や重要施策である景観行政などについて、市民の皆さんと協力し合い、今後とも、ともどもに進めてまいりたいと考えております。

 さて、私自身これからも迷うことなく近江八幡のまちづくりのために汗をかく所存でありますが、これまで何人かの先輩政治家が引用されました言葉の中に「権腐十年」という言葉があります。格言とされましたのは、皆さん方がよくご存じであります。これは、権力というものは当然人によって異なることはありましても、およそ10年もすれば、同じ人間がその権力の座についておりますと何らかのところで腐敗を起こすおそれがあるという格言であります。

 この格言の意味するところは重く、私の場合も同じように市長という首長の席に長くおりますと惰性やマンネリ化という状況も生まれてくるでしょうし、政策判断、事業の実施、人事や組織の評価などにおいても同じ基準、同じ角度からしか検証できないといった弊害も生まれてくる可能性がありますし、物事に対する感性も鈍ってくるという懸念が生じてまいります。そうした多選によります権力の怖さや弊害を考えますと、これらに対する感覚が鈍る前に、自分自身にブレーキをかけることが大切であると考えまして、当落は別といたしまして、三選への出馬を差し控えさせていただき、今年末、つまり2期8年を一つの区切りとさせていただきたいと考える次第であります。そして、今後は新しいリーダーの誕生に期待をするというのが、私の偽らざる心境であります。

 振り返りますと、行政の透明度を上げること、コンプライアンスを向上させること、あるべき社会の先導的な役割を果たすことをモットーにいたしまして、市民の皆さんのご指導、ご支援のもとに、市の職員の皆さんと力を合わせて、ハード、ソフト両面において幾ばくかの事業に取り組ませていただきました。わけても、私は民間で仕事をしているときも、市政をお預かりしている現在も、常に人の命を大切にするということを何よりも最優先にして対処してまいりました。そのためであれば、拙速であると言われるような決断もあえてしてまいったところであります。池田小学校事件直後に全小学校に警備員の配置をしたこと、上水道の鉛管対策における厚生労働省に対する問題提起とその後の進捗、BSE対策においてタイムラグによります危険性を回避したこと、アスベスト対策における処理、原子力事故の対策としてヨウ化カリウム丸を常備したこと、鳥インフルエンザ対策、安全を重視した公衆トイレの設計等々がそれらであります。

 とは申しますものの、少子・高齢化への対応や都市経営改善計画など、行財政改革に対する取り組みを含め今後の課題は数多く残されておりまして、反省することしきりでありますが、今後立場は変わりましても、我が愛する近江八幡が私にとって死にがいのあるまちとなり、ひいてはすべての市民の方々にとってここ近江八幡で生涯を過ごし、骨を埋めてもよいとする終の栖となるために、もしお役に立てるようなことがあれば、一市民として一生懸命尽くしていきたいと考えておるところであります。

 いずれにいたしましても、残された期間を精いっぱい努めてまいりますので、引き続きご支援のほどお願い申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。

 さて、本日提案いたします案件は、専決処分1件、補正予算1件、条例案件9件、議決案件5件であります。以上16件につきまして慎重なるご審議をいただきまして、ご承認、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、開会に際してのあいさつにかえさせていただき、続きまして本日提出いたします議案についてご説明を申し上げたいと存じます。

 議第67号専決処分の承認を求めることについてのうち、平成18年度近江八幡市と畜場特別会計補正予算(第1号)につきましては、滋賀県と財団法人滋賀食肉公社が準備を進めております新食肉流通施設が完成するまでの間、現在のと畜場を維持管理しておるところでありますが、平成17年と畜場特別会計の歳入歳出が確定をいたしまして、その結果12万円の不足が生じましたので、18年度予算におきまして県支出金を財源に繰上充用金を追加いたしまして、歳入歳出の予算額を6,512万円とさせていただくものであります。

 次に、平成18年度近江八幡市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、平成17年度の老人保健事業特別会計の歳入歳出が決定いたしまして、2,454万4,000円の不足が生じましたので、平成18年度予算におきまして、支払基金交付金、国庫支出金、県支出金を財源に繰上充用金を同額追加し、また支払基金交付金への償還金として1,341万7,000円を追加いたしまして、合計3,796万1,000円の補正で、歳入歳出の予算総額を48億596万1,000円とさせていただいたものであります。

 これらの両会計とも、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、平成18年5月25日に専決処分をさせていただいたものでございます。

 次に、議第68号平成18年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ9,200万円を追加いたしまして、予算総額を193億8,200万円とさせていただくものでございます。

 内容につきましては、議会費において議会運営事業で議場放送設備費として430万円、総務費においてCATV推進事業で地域情報通信基盤整備推進補助金3,575万1,000円及び企画事務事業費で篠原駅周辺都市基盤整備推進事業負担金2,300万円、民生費において障害者自立支援法の施行に伴います障害福祉計画策定委託費やシステム購入費用など1,978万円、また福祉医療対策事業で、福祉医療助成制度の県制度の改正に伴いますシステム改修等の物件費576万4,000円、教育費において教育指導事業で生徒指導推進協力員派遣事業や算数・数学学力向上などの物件費など190万5,000円、また重文景観の保存活用事業で重要文化的景観連絡協議会の設立事業委託料や文化的景観の保全・再生・創出基金の積立金などで150万円をそれぞれ追加させていただくものであります。これらの財源につきましては、市税、国庫支出金、県支出金、寄附金、諸収入を充当させていただくものであります。

 続きまして、条例関係等についてご説明を申し上げます。

 まず、新たな条例の制定でありますが、議第69号近江八幡市文化的景観の保全・再生・創出基金の設置等に関する条例の制定につきましては、本市における重要文化的景観地区及びその周辺の水辺景観を後世に引き継ぐため、地方自治法の規定に基づき基金を設置いたしたく提案するものであります。

 議第70号近江八幡市舟だまり施設の設置及び管理に関する条例の制定につきましては、滋賀県におきまして滋賀県プレジャーボートの係留保管の適正化に関する条例が平成18年7月1日から施行されるに伴いまして、本市における漁業の振興及び公共の水域等の秩序の維持を図るために、舟だまり施設の管理等に関しまして必要な事項を定めたく提案するものであります。

 次に、条例の一部改正でございますが、議第71号近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方税法等の一部を改正する法律が施行されましたことに伴いまして、所得税から市民税への税源移譲による税率構造の改正、たばこ税の税率等の改正を行いたく提案するものであります。

 議第72号災害による被害者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、同じく地方税法等の一部を改正する法律が施行されましたことに伴い、引用の条項の整理を行いたく提案するものであります。

 議第73号固定資産税の不均一課税条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近畿圏の近郊整備区域及び都市開発区域の整備及び開発に関する法律施行令等の一部を改正する政令の施行に伴いまして、本市におきましても開発区域として指定された区域の期間についての所要の改正を行いたく提案するものであります。

 議第74号近江八幡市福祉医療助成条例の一部を改正する条例の制定につきましては、滋賀県におきます福祉医療費助成制度の見直しに伴い、乳幼児に係る外来診療の福祉医療費の助成対象年齢の拡大及び受給者の保護者に対する所得制限の導入について、所要の改正をいたしたく提案するものであります。

 議第75号近江八幡市立納骨堂の設置等に関する条例及び近江八幡市立共同墓地の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方自治法の一部改正に伴いまして、管理の委託に関する規定を削除する改正を行いたく提案するものであります。

 議第76号近江八幡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、本市におきましても退職報償金支給額の変更等所要の改正を行いたく提案するものであります。

 議第77号近江八幡市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令の施行に伴いまして、本市におきましても公務災害補償額の変更等所要の改正を行いたく提案するものでございます。

 続きまして、規約の変更等でありますが、まず議第78号滋賀県自治会館管理組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることにつきましては、平成18年3月20日から滋賀郡志賀町が廃止されまして、その区域が大津市に編入されたことに伴い、規約の一部を変更いたしたく提案するものであります。

 議第79号滋賀県市町村交通災害共済組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることにつきましては、同じく平成18年3月20日から滋賀郡志賀町が廃止され、大津市に編入されたことに伴いまして、規約の一部を変更したく提案するものであります。

 議第80号滋賀県市町村職員研修センター規約の一部を変更することにつき議決を求めることにつきましても、同じく滋賀郡志賀町が大津市に編入されたことによるものであります。

 議第81号市道路線の認定につき議決を求めることにつきましては、土田町及び八木町地先の道路につき市道認定を行いたく、道路法の定めるところにより提案するものであります。

 議第82号和解及び損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることにつきましては、平成15年6月12日に本市を被告として提起されました市民病院診療部による医療事故紛争に係る損害賠償請求事件について、裁判上の和解を行いたく提案するものであります。

 以上、16議案につきましてご審議をいただきまして、ご可決を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(大橋正光君) 以上で提案理由の説明を終わりました。

 以上をもって本日の日程は全部終了しました。

 明6日から12日までは議案熟読のため休会とし、13日定刻に再開し、個人質問を行います。

 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、8日午前中までに事務局へ提出をお願いします。

 本日はこれをもちまして散会します。

 ご苦労さまでした。

               午前10時30分 散会

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 会議規則第81条の規定により下記に署名する。

  平成18年6月5日



      近江八幡市議会議長

           大 橋 正 光



      署 名 議 員

           前 出 幸 久



      署 名 議 員

           井 上 栄一郎



      署 名 議 員

           山 本 英 夫