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滋賀県 近江八幡市

平成 3年第2回 6月定例会 06月24日−05号




平成 3年第2回 6月定例会 − 06月24日−05号







平成 3年第2回 6月定例会



        平成3年第2回(6月)近江八幡市議会定例会



                  平成3年6月24日(月) 午前9時30分開会

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1. 議 事 日 程

   第1 会議録署名議員の指名

   第2 議案の上程(議第60号 提案理由説明)

   第3 質  疑

   第4 委員会付託

   第5 委員会審査報告

   第6 討論・採決

   第7 議案の上程(会第4号〜会第6号 提案理由説明)

      ・質  疑

      ・委員会付託

      ・委員会審査報告

      ・討論、採決



1. 会議に付議した事件

   日程第1 会議録署名議員の指名

   日程第2 議案の上程(議第60号 提案理由説明)

   日程第3 質  疑

   日程第4 委員会付託

   日程第5 委員会審査報告

   日程第6 討論・採決

   日程第7 議案の上程(会第4号〜会第6号 提案理由説明)

        ・質  疑

        ・委員会付託

        ・討論、採決



1. 会議に出席した議員(24名)

  1番  菱 田 治 男 君        2番  矢 掛   弘 君

  3番  岡 田 吉 裕 君        4番  小 磯 正 人 君

  5番  伊 藤 幸 枝 君        6番  青 木 茂 平 君

  7番  中 川 博 水 君        8番  志 村 久治郎 君

  9番  辻     恪 君        10番  白 井 久 隆 君

  11番  浦 口 哲 也 君        12番  南   真 司 君

  13番  大 橋 正 光 君        14番  西   由美子 君

  15番  田 中 隆 三 君        16番  早 瀬 允 人 君

  17番  檜 山 秋 彦 君        18番  西 野 耕 一 君

  19番  赤 部 豊 尚 君        20番  梅 村 芳 蔵 君

  21番  中 村 芳 雄 君        22番  小 西 昭 六 君

  23番  中 村 捨 三 君        24番  岩 佐   博 君



1. 会議に欠席した議員(なし)



1. 会議に出席した説明員(16名)

  市長      奥 野   登 君  助役      山 本 清 麿 君

  収入役     川 端 正 喜 君  教育長     藤 池 英 證 君

  総務部長    田 中 市 郎 君  企画部長    松 山 庄 治 君

  生活環境部長  北   豊 重 君  福祉保健部長  山 本 通 生 君

  産業部長    永 福 敏 一 君  建設部長    雪 吹 三 郎 君

  同和対策部長  川 瀬 利 夫 君  水道部長    山 岡 緑 朗 君

  教育部長    福 永 吉 夫 君  病院事務長   岩 越 善 一 君

  総務部次長兼財政課長         総務課長補佐兼秘書係長

          西   順 次 君          大 森 喜 三 君



1. 議場に出席した事務局職員(4名)

  事務局長    青 木 義 忠

  次長      古 本 恵 孝

  議事係長    木 村 隆 巳

  書記      松 宮 利 明







               午前9時47分 開議



○議長(田中隆三君) 皆さんおはようございます。

 ただいまから第2回定例会を再開いたします。

 全員御出席でございますので、直ちに本日の会議を開きます。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(田中隆三君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定に基づき、

 4番 小磯正人君

 5番 伊藤幸枝君

 6番 青木茂平君

以上の3君を指名いたします。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第2 議案の上程(提案理由説明)

      議第60号



○議長(田中隆三君) 次に、日程第2、議案の上程を行います。

 議第60号の1件を上程し、件名を事務局長に朗読いたさせます。

 青木事務局長。



◎事務局長(青木義忠君) 朗読いたします。

 平成3年第2回(6月)近江八幡市議会定例会追加提出議案書

第60号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

 以上であります。



○議長(田中隆三君) 提案理由の説明を求めます。

 奥野市長。

             〔市長 奥野 登君 登壇〕



◎市長(奥野登君) 本日追加提案をいたしました議案につきまして御説明を申し上げます。

 議第60号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。平成3年7月14日に任期満了となります近江八幡市島町1167番地中村利男氏を人権擁護委員として引き続きお願いいたしたく、法務大臣に推薦をするに当たり、議会の意見をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(田中隆三君) 以上で提案理由の説明を終わります。

 それでは、ただいま上程しました議第60号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。

 休憩いたします。

               午前9時50分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前9時50分 再開



○議長(田中隆三君) 再開いたします。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第3 質疑



○議長(田中隆三君) 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第4 委員会付託



○議長(田中隆三君) お諮りいたします。

 ただいま議題となっております議第60号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 御異議なしと認めます。よって、議第60号は委員会付託を省略することに決しました。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第5 委員会審査報告



○議長(田中隆三君) 次に、日程第5、委員会審査報告に入ります。

 各常任委員会に審査を付託いたしておりました諸案件を一括議題とし、各委員会の審査報告を求めます。

 まず、総務常任委員会の報告を求めます。

 12番南真司君。

             〔12番 南 真司君 登壇〕



◆12番(南真司君) 皆さんおはようございます。

 総務常任委員会審査報告を行います。

 第2回定例会において、当委員会に付託された諸案件を審査のため、去る6月20日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査いたしました結果、次のとおり議決しましたので報告します。

                   記

議第50号 近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について(別表第1(その2)に係る項を除く)

は、賛成多数で原案を可とすべきものと議決。

議第45号 平成3年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全款、歳出第2款総務費、第2条債務負担行為の補正

議第47号 近江八幡市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について

議第49号 近江八幡市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 以上3件は、原案を可とすべきものと議決。

会第3号 近江八幡市における平和行政の基本に関する条例の制定について

は、賛成少数で原案を否とすべきものと議決しました。

平成3年6月24日

 総務常任委員会

  委員長 南   真 司

近江八幡市議会

  議長 田中隆三殿

 議員諸公の賛同をよろしくお願いをいたします。



○議長(田中隆三君) 次に、教育民生常任委員会の報告を求めます。

 22番小西昭六君。

             〔22番 小西昭六君 登壇〕



◆22番(小西昭六君) おはようございます。

 教育民生常任委員会審査報告書。

 第2回定例会において当委員会に付託された諸案件の審査のため、去る6月20日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査いたしました結果、次のとおり議決いたしましたので報告いたします。

                   記

議第45号 平成3年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出第4款衛生費

議第46号 平成3年度近江八幡市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)

議第51号 近江八幡市立幼稚園の幼稚園医、幼稚園歯科医及び幼稚園薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 以上3件は、原案を可とすべきと議決いたしました。

 なお、議第45号につきましては、生活排水対策として下水道及び農村下水道の整備、合併処理浄化槽の設置、ストレーナー、三角コーナーの使用などのさまざまの対策がありますが、本当に琵琶湖を汚れから守るためには市民一人一人が水質保全に心がけなければなりません。地域、家庭、事業所でみずから実践していただかなければなりません。そのことを市民の皆様に強く呼びかけるということが必要であると委員会の中で意見が一致いたしましたので、報告いたします。

平成3年6月24日

 教育民生常任委員会

  委員長 小 西 昭 六

近江八幡市議会

  議長 田中隆三殿

 議員諸公の御賛同をよろしくお願いします。



○議長(田中隆三君) 次に、建設常任委員会の報告を求めます。

 13番大橋正光君。

             〔13番 大橋正光君 登壇〕



◆13番(大橋正光君) 皆さんおはようございます。

 建設常任委員会の審査報告をいたします。

 第2回定例会において、当委員会に付託された諸案件を審査のため、去る6月20日委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査いたしました結果、次のとおり議決いたしましたので報告します。

                   記

議第45号 平成3年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出第8款土木費

議第48号 近江八幡市水防協議会条例の一部を改正する条例の制定について

議第50号 近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について(別表第1(その7)に係る項を除く)

議第53号 近江八幡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第54号 近江八幡市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

議第55号 和解契約の締結及び損害賠償額の決定につき議決を求めることについて

議第58号 市道路線の廃止及び認定につき議決を求めることについて

 以上7件は、原案を可とすべきものと議決いたしました。

 なお、議第58号にかかる市道路線の廃止、認定のうち、桜宮町のダイエー北側にかかわる分については、交通渋滞の解消にということで一定の理解はできるが、市民サイドに立って利便性を考慮し、機能交換のやり方について万全を期していただきたく、全員の委員の意見でありますことを補足いたします。

 以上です。

平成3年6月24日

 建設常任委員会

  委員長 大 橋 正 光

近江八幡市議会

  議長 田中隆三殿

 議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。



○議長(田中隆三君) 次に、経済企業常任委員会の報告を求めます。

 10番白井久隆君。

             〔10番 白井久隆君 登壇〕



◆10番(白井久隆君) 皆さんおはようございます。

 それでは、経済企業常任委員会の審査報告を行います。

 第2回定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、去る6月20日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査いたしました結果、次のとおり議決いたしましたので報告します。

                   記

議第52号 近江八幡市農業共済条例の一部を改正する条例の制定について

議第56号 近江八幡市公共下水道岡山汚水幹線(新中小森工区)管渠築造工事請負契約の締結につき議決を求めることについて

議第57号 近江八幡市公共下水道篠原・緑町汚水幹線(丸の内・古川工区)管渠築造工事請負契約の締結につき議決を求めることについて

 以上3件は、原案を可とすべきものと議決。

請願第3号 米の市場開放阻止と米穀政策、価格に関することについて

は、採択すべきものと議決。

請願第4号 米の輸入自由化に反対し、日本の米、農業を守ることについて

は、賛成多数で採択すべきものと議決しました。

平成3年6月24日

 経済企業常任委員会

  委員長 白 井 久 隆

近江八幡市議会

  議長 田中隆三殿

 以上でございます。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。



○議長(田中隆三君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。

 14番西由美子君。

             〔14番 西 由美子君 登壇〕



◆14番(西由美子君) ただいま御報告のありました各常任委員会の報告の中で、総務常任委員会、建設常任委員会の各委員長にお尋ねいたします。

 まず、総務常任委員会では、議第50号使用料及び手数料条例の一部改正のうち、看護専門学校の受験料、入学金の改正についてはどのような意見が出されたのかをお尋ねします。

 また、会第3号平和行政の基本に関する条例案については、賛成少数で否決されたと御報告がありましたが、賛成反対の意見はどういうものか、審議内容について詳細な報告をお願いいたします。

 続いて、建設常任委員長にお尋ねいたします。

 議第58号市道路線の廃止については、本会議でも議論がありましたが、委員会では市道の廃止によってダイエーに所属することになる面積はどれだけか。また、北側の市道の拡幅によってダイエーから市に移管される土地の面積はどれだけか。そして、その差についてはどういう処分の仕方を考えているかなどについて突っ込んだ行政調査はなされたのか、委員会の審議の様子をお聞かせください。

 以上です。



○議長(田中隆三君) 委員長の回答を求めます。

 12番南真司君。

             〔12番 南 真司君 登壇〕



◆12番(南真司君) それでは、14番議員西由美子君の質問にお答えをさしていただきます。

 議第50号につきましては、委員の中から他市の状況についてはという意見がありまして、当局側から国立、県立、市立、あるいは私立、附属病院等々の事例を挙げられ、それらの回答を申し上げ、全国平均等についても回答がありました。その回答を受けて、またある委員から、全国平均とはどのような資料に基づいて出されたのかという質問があったところでございます。そして、低所得者、あるいはハンディのある方に門戸を開くという意味で据え置きをしていただけないかというような意見もございました。それと、他に、負担金をできるだけ低くしてほしいということと、あわせて県内と県外となぜそういった差を設けるのかというような委員の説明がありました。これらについてそれぞれ当局側から回答があったところで、特に県内、県外での格差についての点につきましては、市内を優先したいというような意向でございます。

 以上が大体議第50号にかかわる審査内容についてでございます。

 平和行政の問題につきましては、現在平和都市宣言をしているので、今の状態で十分だとの意見で、今後も平和を維持していけるので、そのことにつきましては現在のままでいいんではなかろうかという意見がございました。

 それと、もう一人の委員さんからは、湾岸戦争は一部の国が秩序を破壊したものであって、今回の世界的な情勢の中では現在の近江八幡市の状況で平和都市宣言も宣言しているので、現在条例をつくる必要はないんじゃないかと、こういった意見がありました。

 それと他に、平和都市宣言が4年前にできているので、その時点でできているのが当たり前じゃないかということで、現在遅きに失したんじゃなかろうかというような意見もございました。

 それと他に、現時点では平和都市宣言の精神に基づきやっておるので、条例化をする必要はないという、こういった意見もありました。

 もう一件、他に、5月30日の議長会で平和記念会館を建設するための調査費を計上しているといった議長会での話を例にされ、そういった平和が今日各市民の中にも周知をしておりますので、現在今さらこういった条例を設ける必要はないと、こういった意見がございました。

 以上でございます。



○議長(田中隆三君) 委員長の回答を求めます。

 13番大橋正光君。

             〔13番 大橋正光君 登壇〕



◆13番(大橋正光君) 14番議員の質問に対してお答えさしていただきます。

 今ダイエーのところの拡張面積がどのぐらいかというような状態でございますが、面積等々についてはちょっと詳細がわかりかねるんですけれど、駐車場の確保という形で、先ほども申しましたように交通量の調査の資料等がございまして、いわゆる渋滞をしているという形で駐車場の確保をするというような形で論議がなされました。その中で、今の道路面積が1,224.78平米あるわけなんですが、いわゆるそれを西側駐車場から出口の方の状態に191.40平米を公有地としてもらうというような状態でございます。

 また、この前の本議会でも話されましたように、いわゆる売り場面積等々の問題がございましたんですが、売り場面積についても1,600平米を確保するというような状態でございます。

 ただ、売り場面積の問題につきましては、本議会の中でも建設部長と産業部長の状態の食い違いが若干ございましたんですが、物販面積については商協調との締結した3,600平米の状態の枠内という形の中で、その部分にいわゆる飲食関係並びにほかのサービス関係をやられるについては、それはダイエーさんでやられることなんですが、商協調との間の状態については一応枠内化されてるというような説明を、産業部長を同伴していただいて説明を伺った状態でございます。

 以上でございます。よろしくお願いします。



○議長(田中隆三君) 再問はありませんか。

 他に質疑はありませんか。

             (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会審査報告を終わります。

 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。

 休憩いたします。

               午前10時11分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前10時28分 再開



○議長(田中隆三君) 再開いたします。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第6 討論・採決



○議長(田中隆三君) それでは、日程第6、討論・採決に入ります。

 討論の通告がありますのは、議第50号、議第58号の2件であります。

 討論を行います。

 17番檜山秋彦君の発言を許します。

 17番檜山秋彦君。

             〔17番 檜山秋彦君 登壇〕



◆17番(檜山秋彦君) 私は日本共産党を代表して、総務常任委員会の議決になります議第50号及び建設常任委員会の議決になります議第58号のそれぞれの決定に反対する討論を行います。

 まず、議第50号についてであります。

 看護学校の入学考査料及び入学金の値上げを認定しようとするこの提案は、一般的に私ども日本共産党は特に万やむを得ない場合を除いては、物価の上昇の一環となり、その引き上げとなる公共料金の値上げに反対するものでございますが、とりわけ今回のこの提案は看護婦という本市にとってもかけがえのない貴重な仕事に従事する人材を養成するという学校における入学考査料及び入学金の値上げであるだけに、私どもとしてはどうしてもその値上げに賛成できないものでございます。

 看護婦という仕事は、病気というハンディキャップを負う人々を対象とする職務でございます。一方、資本主義社会における最大のハンディキャップは、御承知のとおり貧困であります。貧しい家庭の子女に可能な限り、こうしたハンディキャップを負う人々に対する職務としての看護婦という仕事につくことを得しめることは、本市行政の本来の責務とも言うべきものであります。貧困な家庭にあっても、勉学を通じて看護学校への入学を志す人たちが、もし看護婦としてその目的を達して職業につくことになった場合、病気というハンディキャップを持つ患者に、より温かく、より深く接するであろうことは十分に予測されることであり、そうした観点からもこの値上げが不当であることを私は強く当局に申し上げるところであります。

 また、本会議でも問題となりました入学考査料の値上げについては、当局が入学考査そのものの充実にこれを充てたいということでございました。しかし、当局が予測される120名程度の受験者を大幅に上回る300名余の受験者が今後ともあることが考えられる中で、こうした入学考査料による収益が他のことに充てられる可能性はなしとしないわけで、私どもとしては入学考査料の充実そのものは是としながらも、こうした大幅な値上げに賛成することはできないと申し上げるものでございます。

 次に、議第58号についてであります。

 一体どこまで一私企業であるダイエーの便宜を計らうのか、一市民の嘆きが私の耳に届いてまいりましたけれども、この今回の市道2路線の廃止はこれまでのダイエーの誘致の段階からの経過をかんがみましても、市民としてどうしても納得のできないところでございます。

 東西に走る市道旧の67号線については、その市道上を私物となります車両の通行する架橋が通るということでございますが、そのことが市道を廃止せざるをしては実現できないことなのかどうかについても明確になるところではありませんでした。しかし、もう一方の南北に走る市道旧の86号については、これは明らかに市道の両側にある個人所有地を一体化しようとするだけのものであって、こうしたことが市民の一人一人の個人に果たして許されるかどうかということを考えれば、ダイエーに対するこの特別の取り計らいがいかに不当なものであるかということが議員諸公にもおわかりであろうと思います。一体どこの町に私個人が市道をまたいで所有地を持っているからといって、その市道を廃止して売ってくれというようなことがまかり通る町があるでしょうか。私は疑問を禁じ得ないのでございます。

 今回の提案のもとになりました当ダイエーの側による交通実態調査、それが何の疑念もなく、行政の調査であるかのように当局によって用いられ、うのみにされていること自体が私にとりましては甚だ疑問とし、一市民としても耐えられない限りと申し上げざるを得ません。

 しかし、そもそもこの調査の結果が、県道にまで及ぶ交通渋滞が結局のところは駐車場が足りないということに起因していたという、そういう御報告であったということでございますが、このようなことは私ども全くの素人でもだれでもわかることであります。駐車場に入る車が駐車場が足りないから数珠つなぎになって、ずうっと並んで、結局県道にまで行ったと。膨大な資料を用いて、コンピューターを駆使して調査しなくても、このこと自体は簡単にわかることでございます。そうして、駐車場を来客数に合わせて整備していくことは、本市の責務ではありません。それは当該の業者の責務であります。

 こうした内容に深く立ち入って、行政がこの一私企業であるダイエーと話し合いをしながら、本市市民の重要な財産である市道の廃止に踏み切ろうとしておられる。そうして、廃止される市道は、先ほどの委員長御報告によれば1,224.78平方メートル、本市に移管されるダイエー側の土地は191.40平方メートル、この差について市民は本当にこれが正しい仕方で移管されるのかどうか、どのような時期に移管されるのか、どのような仕方で移管されるのか、かたずをのんで見守るということになるでありましょう。このような提案が私は本議会において否決されることを心から願って、私の反対討論を終わります。



○議長(田中隆三君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。

 まず、議案のうち請願を除く反対討論のある案件を起立により先議いたします。

 お諮りします。

 議第50号近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定については、各常任委員会の審査報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(田中隆三君) 起立多数と認めます。よって、議第50号は原案を可決いたしました。

 次に、お諮りします。

 議第58号市道路線の廃止及び認定につき議決を求めることについては、建設常任委員会の審査報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(田中隆三君) 起立多数と認めます。よって、議第58号は原案を可決いたしました。

 次に、お諮りします。

 会第3号近江八幡市における平和行政の基本に関する条例の制定については、総務常任委員会の審査報告のとおり、原案を否決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(田中隆三君) 起立多数と認めます。よって、会第3号は原案を否決いたしました。

 次に、議第45号及び議第46号の2件を一括採決いたします。

 議第45号平成3年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)、議第46号平成3年度近江八幡市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)、以上2件は各常任委員会の審査報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 御異議なしと認めます。よって、議第45号及び議第46号は原案を可決いたしました。

 次に、議第47号から議第49号、議第51号から議第54号の7件を一括採決いたします。

 お諮りします。

 議第47号近江八幡市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議第48号近江八幡市水防協議会条例の一部を改正する条例の制定について、議第49号近江八幡市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第51号近江八幡市立幼稚園の幼稚園医、幼稚園歯科医及び幼稚園薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第52号近江八幡市農業共済条例の一部を改正する条例の制定について、議第53号近江八幡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第54号近江八幡市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、以上7件は各常任委員会の審査報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 御異議なしと認めます。よって、議第47号から議第49号、議第51号から議第54号は原案を可決いたしました。

 次に議第55号、議第56号及び議第57号の3件を一括採決いたします。

 議第55号和解契約の契約及び損害賠償額の決定につき議決を求めることについて、議第56号近江八幡市公共下水道岡山汚水幹線(新中小森工区)管渠築造工事請負契約の締結につき議決を求めることについて、議第57号近江八幡市公共下水道篠原・緑町汚水幹線(丸の内・古川工区)管渠築造工事請負契約の締結につき議決を求めることについて、以上3件は各常任委員会の審査報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 御異議なしと認めます。よって、議第55号、議第56号及び議第57号は原案を可決いたしました。

 次に、本日追加提案されました議第60号を起立により採決いたします。

 お諮りします。

 議第60号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立全員〕



○議長(田中隆三君) 起立全員と認めます。よって、議第60号は原案に同意することに決しました。

 次に、請願を採決いたします。

 お諮りいたします。

 請願第3号米の市場開放阻止と米穀政策・価格に関することについては、経済企業常任委員会の審査報告のとおり、採択することに御異議ありませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 御異議なしと認めます。よって、請願第3号は採択することに決しました。

 次に、起立により採決いたします。

 お諮りいたします。

 請願第4号米の輸入自由化に反対し、日本の米、農業を守ることについては、経済企業常任委員会の審査報告のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(田中隆三君) 起立多数と認めます。よって、請願第4号は採択することに決しました。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第7 議案の上程(提案理由説明)

      会第4号〜会第6号

      質疑

      委員会付託

      委員会審査報告

      討論、採決



○議長(田中隆三君) 次に、日程第7、議案の上程に入ります。

 会第4号から会第6号の3件を一括上程し、件名を事務局長に朗読いたさせます。

 青木事務局長。



◎事務局長(青木義忠君) 朗読いたします。

 会第4号米の市場開放阻止と米穀政策・価格に関する意見書の提出について

 上記の議案を提出する。

  平成3年6月24日

      提出者 小 西 昭 六

          檜 山 秋 彦

          中 村 捨 三

          浦 口 哲 也

 会第5号小選挙区制の導入に反対する意見書の提出について

 上記の議案を提出する。

  1991年6月24日

      提出者 岡 田 吉 裕

          西   由美子

          檜 山 秋 彦

 会第6号部落解放基本法に関する意見書の提出について

 上記の議案を提出する。

  平成3年6月24日

      提出者 小 西 昭 六

          中 村 捨 三

          浦 口 哲 也

          菱 田 治 男

 以上であります。



○議長(田中隆三君) それでは、提出者より提案理由の説明を求めます。

 まず、会第4号、会第6号についての説明を求めます。

 22番小西昭六君。

             〔22番 小西昭六君 登壇〕



◆22番(小西昭六君) 会第4号米の市場開放阻止と米穀政策・価格に関する意見書の提出について

 上記の議案を提出する。

  平成3年6月24日

      提出者 小 西 昭 六

          檜 山 秋 彦

          中 村 捨 三

          浦 口 哲 也

 米の市場開放阻止と米穀政策・価格に関する意見書(案)

 今、農業は、「相次ぐ農産物の自由化」、「価格政策を初めとする農政の後退」、「深刻な担い手不足」という状況の中にあって、生産の縮小を余儀なくされています。

 このような中で、稲作農家は、何とか農業生産を続けようと集落営農への取り組みに懸命に努力をしているにもかかわらず、米の市場開放圧力が高まっており、農業の先行きは不安、農家の危機感が一層強まっています。

 よって、米の国内自給と食管制度の基本の堅持を柱に、農業の将来方向の明確化と稲作経営の安定を図る政策・価格の確立に向けて、下記を重点とした施策が実施されるよう強く要望します。

                   記

1 衆・参両院の国会決議を遵守し、米の市場開放阻止と国内自給施策の堅持

2 生産農家が展望と見通しを持って営農にいそしめる食料、農業、農村政策の将来の方向を示す「食料・農業基本政策」の確立

3 食管制度の基本を堅持

4 平成3年産米の政府買入価格の引き上げ

5 自主流通奨励金及び予約概算金の現行維持

 以上、地方自治法第99条第2項の規定に基づき意見書を提出します。

  平成3年6月24日

      近江八幡市議会

       議長 田 中 隆 三

内閣総理大臣

外務大臣   あて

大蔵大臣

農林水産大臣

 以上でございます。よろしくお願いいたします。

 続きまして、会第6号を説明いたします。

 会第6号部落解放基本法に関する意見書の提出について

 上記の議案を提出する。

  平成3年6月24日

      提出者 小 西 昭 六

          中 村 捨 三

          浦 口 哲 也

          菱 田 治 男

 部落解放基本法に関する意見書(案)

 同和問題は、人類普遍の原理である人間の自由と平等にかかわり、同時に日本国憲法に保障された基本的人権に関する問題です。

 国及び地方公共団体においては、昭和40年の同和対策審議会の答申以後、今日まで同和対策事業を積極的に推進し、これが解決に相応の成果を見ているところです。

 しかしながら、今日なお差別事件が惹起していることはまことに遺憾であり、また地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する有効期限が余すところ9カ月となった現在、同和問題の完全解決への課題は山積していると言わねばなりません。

 よって、政府におかれましては、これらの現実から国の責務を改めて明確にされるとともに、総合的・抜本的な施策を確立し、同和問題の抜本的かつ早期解決のため、部落解放基本法を制定されるよう強く要望します。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。

  平成3年6月24日

      近江八幡市議会

       議長 田 中 隆 三

内閣総理大臣

法務大臣

大蔵大臣

文部大臣

厚生大臣

農林水産大臣 あて

通商産業大臣

労働大臣

建設大臣

自治大臣

総務庁長官

 よろしくお願いいたします。



○議長(田中隆三君) 次に、会第5号についての説明を求めます。

 17番檜山秋彦君。

             〔17番 檜山秋彦君 登壇〕



◆17番(檜山秋彦君) 提案者を代表して、会第5号について提案理由の説明を行わしていただきます。

 初めに、朗読さしていただきます。

 会第5号小選挙区制の導入に反対する意見書の提出について

 上記の議案を提出する。

  1991年6月24日

      提出者 岡 田 吉 裕

          西   由美子

          檜 山 秋 彦

 小選挙区制の導入に反対する意見書(案)

 自民党政府は、「政治改革」の名のもとに、衆議院の選挙制度に小選挙区制を導入しようとしています。

 1選挙区1人の当選者という小選挙区制は、多数の「死票」を生み出し、自民党が4割台の得票で8割の議席を取ることが明らかになっているように、自民党一党支配の永続化を目指すものです。これは、国民の多様な意思を正確に議席数に反映するという国民主権と議会制民主主義の原則に根本的に反します。

 今緊急に求められているものは、国会決議や定数格差違憲判決にも明らかなように、まず現行制度のもとでの議員定数の抜本是正を行うことであり、次の事項について強く求めるものです。

                   記

1 小選挙区制を取り入れた選挙制度を採用しないこと。

2 国勢調査の結果に基づき、現行制度のもとで議員定数の不均衡を「1対2」未満に是正すること。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定に基づき意見書を提出します。

  1991年6月24日

      近江八幡市議会

       議長 田 中 隆 三

内閣総理大臣

自治大臣   あて

であります。

 若干の付言をさしていただきます。

 この選挙制度の改革の問題が重大な問題になりましたのは、1988年の竹下内閣のもとにおいてであります。竹下内閣は発足後、リクルート事件にかかわる疑惑の人物が内閣の中から1年間に4人も輩出するという状況の中で、大臣が4人も入れかわるという状況が起こりました。このような状況の中にあって、自民党竹下内閣といえども政治改革を何らかの仕方で国民に向かって提言せざるを得ない状況に追い込まれたわけであります。

 この状況が今日まで引き継がれて、政治改革が至上命題となって今の国会に課せられているという状況でございます。したがって、本来の国民が求める政治改革は、何といってもリクルート事件のような、またロッキード事件のような政治腐敗が起こらないようにする、これが政治改革の主たる内容でなければなりません。

 私どもは、今回の自民党の政治改革3法案の中には、この一番国民が願っている課題にこたえようとしていない。それどころか、政治腐敗の温床となる、金権腐敗の温床となっている企業による政治献金の隠れみのにされている政治家によるパーティーの開催が野放しにされていること、このことについても極めて疑問とせざるを得ないものでございます。

 また、今回の国民的課題となっている政治改革のもう一つの主要な眼点は、1票の格差が、この意見書の案の中にもあるとおり違憲とまで判決される状況になっている。神奈川1区と東京8区の場合を比べてみれば3倍以上の格差が生じている。こうした人口の異動による議員の定数の偏在が今問題になっているわけで、この定数の是正については今の中選挙区制のもとにおいても十分に可能な、すぐにできることであり、このことは過去の国会決議にもまたこれを示唆しているところでございます。

 この2つの国民的課題にこたえようとしない自民党の小選挙区制案は、何ら国民の支持を得ないものであるというふうに考えるものであります。

 また、日本の国は既に選挙制度が始まった旧憲法下における最初の段階でも、イギリスの国法に倣って小選挙区制を採用していますが、明治33年に中選挙区制、大選挙区制と、市、独立区の混合選挙制度に改められております。しかし、その19年後に再び小選挙区制に回復しましたが、その6年後にはまた、大正14年ですけれども、男子普通選挙法の制定の中で現行中選挙区制がしかれることとなっています。

 私はその資料を、市議会に送られてくる中外ニュース社発行の「言論春秋」という新聞の88年12月5日号で紹介申し上げているところですけれども、この必ずしも革新的でない新聞に、次のように書かれているということについても御紹介申し上げたいと思うわけであります。

 「かくて明治と大正の小選挙区制が定着しなかった根因は、死票が多く、国民の総意を国政に反映するに適しないという小選挙区制固有の欠点にもあったが、何よりも選挙競争が日常不断に激化して、運動費、地盤維持費が無限に増大し、有為の人材が政治を遠ざかるようになったからであった。例えば小選挙区制復活後、最初の総選挙(大正9年5月)では、選挙費用が旧法時代より1.5倍も膨張したと伝えられ、また男子普通選挙法案の趣旨説明に登壇した加藤高明首相は次の発言を議事録に残している。

 「近時の選挙を実見いたしまするに、各種の悪弊百出し、適材は候補者たることを忌避するに至り、したがって議員全般の品位低落となり、憲政前途のため、まことに憂慮にたえないところであります。なかんずく選挙費用の激増は最も著しきものの一つであります。政府は、これら弊害を矯正して、選挙の公正を期するの道を立て、選挙費用の低下を図って選良を衆議院に網羅するの法を講ずるは、立憲政治をして健全なる発達を遂げしむるゆえんなりと信じ、現政に対し根本的改革を施すの必要を認めたのであります」。

 首相の言う根本的改革の一つが中選挙区制の採用で、その理由を若槻礼次郎内相は次のように説明している。

 「大小選挙区制には、おのおの利弊長短を存しており、既に我が国におきましては両者を実施した経験を持っておりますけれども、いずれも適当かつ十分とは言いがたいものと存じます。それゆえに、両者の長をとってその短を除き、新たに中選挙区制を採用せんとするものであります。つまり中選挙区制は選挙費用の増大を抑え、民意を公正に議席に反映されるために考案されたのであり、実質的に比例代表制の性格を併有しているのである」。

 このような記述を読みましても、現在の中選挙区制度が極めて妥当な民意の反映に従っているというふうに考えられ、現行の選挙制度を変えようとする自民党の小選挙区制案には何ら国民的合意を得るところがないと考え、このような意見書を本議会として政府関係機関に提出することを提案するものであります。



○議長(田中隆三君) 以上で提案理由の説明を終わります。

 ただいま上程いたしました議案について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。

 休憩いたします。

               午前11時1分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前11時17分 再開



○議長(田中隆三君) 再開いたします。

 発言通告がありますので、質疑に入ります。

 14番西由美子君。

             〔14番 西 由美子君 登壇〕



◆14番(西由美子君) 会第6号部落解放基本法に関する意見書についてお尋ねをいたします。

 意見書の中で同対事業の推進により相応の成果を見たとありますが、部落差別は解消に向かっていると考えておられるのか、どのように現状を認識されておられるのかお尋ねします。

 また、これまでは国は部落問題の解決に向けて特別措置法という時限立法で対処してきました。今回、この意見書は基本法という半永久的な法律の制定を求めています。同和対策事業は、その実施において地区住民を特定しなければなりませんが、基本法として制定することは地域と住民を法で固定化することではないでしょうか。これについてのお考えをお聞かせください。

 以上です。



○議長(田中隆三君) 提出者の回答を求めます。

 22番小西昭六君

             〔22番 小西昭六君 登壇〕



◆22番(小西昭六君) 14番議員さんにお答えをいたします。2点ほど。

 今の部落差別の実態は、過去の状況と比べると一定改善されたことは事実であります。しかしながら、最も進んだとされてる環境改善さえ、本市においても末広住宅地区改良事業が約23億円という莫大な残事業があり、加えて地区内における教育、就労問題等が山積する状況であり、さらに年々差別事件は減少するどころか悪質、陰湿化の傾向すらあります。このような今日の部落差別の実態を見たとき、部落差別の解消されつつあるといった意見は余りにも現実を見ていないものであります。したがいまして、部落問題の解決と差別のない民主社会の発展を目的とする部落解放基本法を制定する必要があると考えます。

 部落解放基本法を制定する目的は、法案にあるかのように部落問題の根本的かつ速やかな締結を図るため、であり、あるいは5年ごとの実態調査を政府に義務づける等、部落差別を永久的に残すためではありません。部落解放基本法案に特定の期限を明記していないのは、部落差別を半永久的に残すためではなく、この法案が環境改善だけでなく、差別意識の撤廃まで対象としているからであります。

 差別意識は私たちの努力で撤廃できるとしても、何年何月何日までに撤廃できると言い切れないので期限を特定していないのであります。

 なお、基本法といった形式の法律があれば、その問題がいつまでも解決しないというのであれば、公害対策基本法や心身障害者対策基本法も廃止しなければならないことになります。固定化が目的ではなく、解決のための抜本的、総合的な取り組みのためのものであります。

 以上でございます。



○議長(田中隆三君) 再問はありませんか。

 14番西由美子君。

             〔14番 西 由美子君 登壇〕



◆14番(西由美子君) 再問をいたします。

 同和行政というものは、部落の現実や国民の意識の中に残っている部落の住民に対する差別を取り除くために、一般行政を補う特別措置です。そして、そのような特別措置を必要としない状態を一日も早くつくり出すための補完行政ですから、特別措置をとらなければならない状態を半永久化させてはならないと考えますが、このことについてもう一度お尋ねします。

 また、同和行政は特定地域を指定しなければなりませんから、これを半永久的に続けることは、部落の住民、その地域を固定化することになるのではないか、このことについてお尋ねします。



○議長(田中隆三君) 提出者の回答を求めます。

 22番小西昭六君。

             〔22番 小西昭六君 登壇〕



◆22番(小西昭六君) お答えいたします。

 今の提出者の中の一部の方の話を聞いておりますと、差別がなくなったら自然に解消できるということを言えということでございますので、つけ加えて申し上げます。



○議長(田中隆三君) 再々問はありませんか。

 14番西由美子君。

             〔14番 西 由美子君 登壇〕



◆14番(西由美子君) お尋ねいたします。

 平成3年6月14日付で自由民主党滋賀県支部連合会を初めとする市町村議会議員会など5名の連名で、市町村議員会長議長あてに文書が出されております。この中には、「部落差別の解消を目的とした法律を基本法として恒久的に制定することは、その被差別対象地域及び住民を法的に固定化させるという極めて重大な政治的、社会的問題を惹起するおそれがあり、我が党が今日まで講じてきた施策に基本的に相反するものであります」と書かれています。自民党党籍を持つ提案者としては、このことをどう考えておられるのかをお尋ねします。



○議長(田中隆三君) 提出者の回答を求めます。

 22番小西昭六君。

             〔22番 小西昭六君 登壇〕



◆22番(小西昭六君) お答えをいたします。

 部落解放基本法制定要求運動は、一日も早い部落差別撤廃を目指し、大衆から生まれた国民運動であり、部落解放基本法は部落解放基本法制定要求国民運動実行委員会が制定されているものであります。近江八幡市、竜王町実行委員会においても、部落解放を願う多くの各種機関、団体、企業等により構成されておりますので、よろしくお願いします。



○議長(田中隆三君) 以上で発言通告者の質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております会第4号から会第6号の3件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 御異議なしと認めます。よって、会第4号から会第6号の3件は委員会付託を省略することに決しました。

 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。

 休憩いたします。

               午前11時29分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

               午前11時38分 再開



○議長(田中隆三君) 再開いたします。

 発言通告がありますので、討論に入ります。

 14番西由美子君の発言を許します。

 14番西由美子君。

             〔14番 西 由美子君 登壇〕



◆14番(西由美子君) 私は、日本共産党を代表して会第6号について反対討論を行います。

 意見書案によれば、今なお差別事件が惹起している、また質問に対する答弁で悪質化していると、差別事件が後絶たないという理由が部落解放基本法制定要求の根拠とされています。しかし、民主主義運動の前進や特別措置法のもとでの20年余りにわたる同和行政によって、部落差別は着実に解消の過程をたどっています。このことは、進学や通婚の前進、住環境の改善など、客観的な事実で明らかです。部落差別が拡大、再生産される傾向にあるという現状認識は、部落内外の現実を全く無視した独断にすぎませんし、おくれた差別意識の一面をとらえ、それがすべてであるかのように言って基本法制定要求を根拠づけようとするものです。

 第2に、基本法というものは、その名前のとおり半永久的な法律です。しかし、同和行政というのは一般行政を補完して、身分差別の傷跡を早急に取り除き、部落内外の格差を解消するためにとられている行政上の過渡的、特例的な措置であり、部落住民が特別措置に頼らないで自立して生活できる状態を一日も早くつくり出すための補完行政ですから、事業の進捗に伴って事業内容と施策の対象を限定し、段階的に解消し、打ち切る。同時に、一般行政への移行が追求されなければなりません。

 したがって、この点において既に半永久的な法律の要求は、部落問題の解決に逆行する誤った要求であることは明らかです。しかも、同和行政は事業を実施するに当たっては同和地区と地区住民を特定しなければなりません。このことを半永久的に継続するならば、それは逆に身分を固定化することになり、部落解放を遠くへ押しやることになります。

 第3には、基本的人権の見地から言えば、本来日本国憲法が人権実現のための基本法そのものです。それにもかかわらず部落解放基本法をあえて要求することは、部落問題を他の人権問題から切り放して優先させ、特別に追求しようとしている点で部落第一主義の誤りを犯しています。

 第4に、部落差別を罰則で規制しようという発想は基本的に誤っています。もし法規制がされれば、差別事象は表面的には減少するかもしれませんが、差別意識を潜在化させるだけであって、部落問題の解決を妨げることになります。強制的な手段によって差別意識は決して解消できるものではありませんし、差別事象を特定することも困難です。差別意識の解消のために私たちがしなければならないことは、自由で民主的な対話と交流の輪を広げることを通じて啓発活動を粘り強く進めることです。自由な意見が確保されて初めて同和問題が国民にとって開かれたものになり、真に国民的な課題となります。差別の法規制は、糾弾とともに部落問題についての自由で民主的な意見の交流をむしろ妨げ、沈黙させることにしかなりません。

 そもそも現行の地域改善財特法は、同和対策事業の最終法として国会で全会一致で可決されたものです。審議の過程で「地域改善対策は永久的に講じられるべき性格のものでなく、迅速な事業の実施によって可及的速やかに一般対策へ全面的に移行されるべき性格のものである」として、部落解放基本法制定要求はこのとき既に退けられています。これは同和行政の性格と目的からいって当然のものであり、政府も法以降は従来の既存法的いかなる法制度も考えていないとしています。

 今日、同和行政の本来の目的と性格からいっても、地域改善財特法後に新たな法的措置や延長要求などは考えられないような状況になっているもとで、法の残された期間に事業を基本的に完了させ、部落住民が同和対策という特別措置から主体的に自立をし、一般行政施策の水準の引き上げを図りながら、それに移行して一般行政施策のもとで生活しながら部落問題を解決していくという転機にふさわしい取り組みが求められています。

 本年2月6日に「地域改善対策の実施及び適正化について」という通達が政府関係9省庁の連名で出されていますが、この通達は1989年に地方自治体の同和事業の実施状況の実態把握を行ったことを明らかにし、その上で一部自治体が事業の見直しを行わず、その予定もないところがあると指摘し、「地域改善対策の一般対策への円滑な移行」を目的とした地対財特法の趣旨に立って事業の見直し及び事業運営の適正化、一般対策との均衡を図るよう求めています。

 今大切なことは、同和対策事業の進捗状況を掌握し、政府通達に基づいて見直しを具体化し、事業完了の促進とスムーズな移行措置を図ることです。こうした取り組みや事業の到達点をあいまいにしたまま基本法制定を要求することは、部落問題を特別視し、差別を固定化することになりかねません。現時点で重要なことは、部落解放の最終責任は地区住民にあるように、部落住民が同和行政から主体的に自立していくことです。

 県内でも大津市や安土町などで、住民と運動団体、自治体の合意で完了、終了宣言がなされています。

 現在、部落解放同盟や実行委員会が進めている部落解放基本法の制定要求運動は、本質的には同和行政を永続化させ、差別の法規制によって確認、糾弾路線の法的な保障を確保しようとするものですが、こうした主張は部落住民の支持を得たものではありません。一日も早い部落問題の解決をとの市民の願いに背を向ける部落解放基本法の制定を求めるこの意見書に反対するものです。議員の皆様の御賛同をよろしくお願いします。



○議長(田中隆三君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。

 まず、お諮りいたします。

 会第4号米の市場開放阻止と米穀政策・価格に関する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立全員〕



○議長(田中隆三君) 起立全員と認めます。よって、会第4号は原案を可決いたしました。

 次に、お諮りいたします。

 会第5号小選挙区制の導入に反対する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立少数〕



○議長(田中隆三君) 起立少数と認めます。よって、会第5号は原案を否決することにいたしました。

 お諮りいたします。

 会第6号部落解放基本法に関する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

             〔起立多数〕



○議長(田中隆三君) 起立多数と認めます。よって、会第6号は原案可決いたしました。

 お諮りいたします。

 本日議決されました意見書については、会議規則第43条の規定に基づき、必要な場合、字句その他の整理を議長に一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(田中隆三君) 御異議なしと認めます。よって、必要な場合、字句、その他の整理を議長に一任願うことに決しました。

 以上で本日の日程の全部を終了し、本定例会に付議されました案件をすべて議了しました。

 ここで市長のごあいさつをいただきます。

 奥野市長。

             〔市長 奥野 登君 登壇〕



◎市長(奥野登君) 一言お礼を申し上げます。

 去る6月10日に平成3年第2回近江八幡市議会定例会を招集をさせていただきましたところ、議員各位におかれましては本日までの15日間にわたり、終始熱心に御審議を賜り、提案をいたしましたすべての議案について御可決あるいは御同意をいただきましたことに対し、心から厚く御礼を申し上げます。

 審議の過程におきまして、議員各位から賜りました御意見や御要望等につきましては、特に意を払い、執行の上で慎重に対応をしてまいる所存でございますので、今後とも議員各位の一層のお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。

 さて、今議会は改選後初めての定例会として、新しい議会構成のもとで種々御審議をいただいたわけでございますが、議員各位におかれましては今後ともそれぞれの選挙期間中に訴えてこられました選挙公約あるいは市民要望等を十分に把握され、その実現に向け御努力いただき、6万7,000市民の大いなる信託にこたえていただきますよう今後の御活躍を心から御期待を申し上げますと同時に、私ども当局に対しましても適正な監視、御叱正を賜れば非常に幸いと存じているところでございます。今後とも近江八幡市政発展のために一層の御支援、御協力を賜りますよう重ねてお願いを申し上げますとともに、いよいよ厳しい暑さに向かいます折、議員各位におかれましてはこの上とも健康に十分御留意をいただき、議員活動にさらなる御精進を賜りますよう心から御祈念を申し上げまして、閉会の言葉とさせていただきます。

 まことに御苦労さまでございました。



○議長(田中隆三君) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 議員各位におかれましては、提案されました議案を終始熱心に審議され、また議事の運営にも格別の御協力をいただき、改選後初の定例会を本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、厚くお礼を申し上げる次第でございます。

 市長を初め当局の皆さん方におかれましては、常に審議に協力されました御苦労に深く感謝いたします。

 また、成立を見ました各議案につきましても、これの執行に当たっては適切なる運用をもって進められるとともに、審議の過程において議員各位から述べられました意見なり要望などにつきましては、十分考慮され、反映されますようお願い申し上げます。

 日増しに暑くなってまいりました。皆さん方には何とぞ御健勝で、今後とも市政の積極的推進に御尽力賜らんことをお願い申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。

 これをもちまして平成3年第2回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。

 御苦労さまでございました。

               午前11時53分 閉会

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





 会議規則第81条の規定により下記に署名する。

  平成3年6月24日



     近江八幡市議会議長

          田 中 隆 三



     署 名 議 員

          小 磯 正 人



     署 名 議 員

          伊 藤 幸 枝



     署 名 議 員

          青 木 茂 平