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滋賀県 近江八幡市

平成17年第3回 9月定例会 09月05日−01号




平成17年第3回 9月定例会 − 09月05日−01号







平成17年第3回 9月定例会



         平成17年第3回(9月)近江八幡市議会定例会



                    平成17年9月5日(月) 午前9時30分開会

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1. 議 事 日 程

   第1 会議録署名議員の指名

   第2 会期の決定

   第3 諸般の報告

      議長報告、監査報告、市長報告

   第4 議案の上程(提案理由説明)

      議第80号〜議第118号



1. 会議に付議した事件

   日程第1 会議録署名議員の指名

   日程第2 会期の決定

   日程第3 諸般の報告

        議長報告、監査報告、市長報告

   日程第4 議案の上程(提案理由説明)

        議第80号〜議第118号



1. 会議に出席した議員(24名)

   1番  深 井 博 正 君        2番  川 崎 益 弘 君

   3番  中 村   巧 君        4番  加 藤 昌 宏 君

   5番  池 上 知 世 君        6番  有 村 國 俊 君

   7番  小 川 廣 司 君        8番  矢 掛   弘 君

   9番  中 谷 哲 夫 君        10番  井 上 伊 織 君

   11番  川 村 裕 治 君        12番  小 林 良 一 君

   13番  高 木 健 三 君        14番  坂 井 千代枝 君

   15番  塩 田 善 弥 君        16番  前 出 幸 久 君

   17番  井 上 栄一郎 君        18番  福 本 匡 志 君

   19番  山 本 英 夫 君        20番  相 馬   学 君

   21番  西 居   勉 君        22番  大 橋 正 光 君

   23番  辻     恪 君        24番  友 清 尚 昭 君



1. 会議に欠席した議員(なし)



1. 会議に出席した説明員(17名)

   市長      川 端 五兵衞 君  代表監査委員  福 井 二 郎 君

   助役      岡 田 三 正 君  収入役     永 福 敏 一 君

   教育長     堀   徳 治 君  政策監     嶌 本 敏 雄 君

   文化政策部長  北 村 博 史 君  市民環境部長  村 田 一 幸 君

   健康福祉部長  藤 井 稔 弘 君  産業経済部長  大 森 喜 三 君

   建設部長    玉 本 邦 雄 君  人権政策室長  三 崎   昇 君

   教育部長    向 井 美津男 君  病院事業管理者 澤 田 克 徳 君

   市民病院事務長 土 田 康 人 君  財政課長    村 田 正 美 君

   秘書広報課長  今 江 政 彦 君



1. 議場に出席した事務局職員(4名)

   事務局長    須 田 智 廣

   事務局次長   木 村 正 善

   副主幹     山 下 彰 人

   副主幹     杉 浦 寿 廣







               午前9時33分 開会



○議長(福本匡志君) 皆さんおはようございます。

 本日招集されました平成17年第3回近江八幡市議会定例会をただいまから開会します。

 直ちに本日の会議を開きます。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(福本匡志君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員に、

 24番 友清尚昭君

 1番 深井博正君

 2番 川崎益弘君

の3名を指名します。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第2 会期の決定



○議長(福本匡志君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。

 お諮りします。

 本定例会の会期は、お手元に配付しました案のとおり、本日から9月29日までの25日間としたいと思いますが、これに異議ございませんか。

             (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(福本匡志君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月29日までの25日間と決定しました。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第3 諸般の報告



○議長(福本匡志君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。

 まず、議長報告を行います。

 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願いを申し上げます。

 次に、監査報告に入ります。

 監査委員の報告を求めます。

 15番塩田善弥君。

             〔15番 塩田善弥君 登壇〕



◆15番(塩田善弥君) 監査結果をご報告申し上げます。

 まず、平成16年度近江八幡市公営企業会計決算審査についてご報告いたします。

 地方公営企業法第30条第2項に基づき、市長から審査に付されました水道事業会計、病院事業会計の各決算書及び附属書類が地方公営企業法その他関係法令に準じて作成されているか、決算書類の計数は正確か、また公営企業としての財務内容等を正しく表示しているか等に関しまして、担当部長をはじめ職員の説明を求め、関係書類、帳簿等の計数を照合するとともに、公営企業としての経営分析比較の検討を加えながら、公正、慎重に決算審査を実施いたしました。

 その結果、決算書類等の計数は正確であり、経営成績や財政状態を正当にあらわしているものと認めました。しかしながら、それぞれの企業が公共性と経済性の調和を保ちながら健全な経営が維持発展できるよう格段の研さんと努力を要望するものであります。

 次に、平成16年度の近江八幡市一般会計、各特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況等の審査について報告いたします。

 地方自治法第233条第2項及び同法第241条第5項に基づき、市長から審査に付されました決算書とその附属書類、帳簿、基金運用に係る帳簿書類等について、収入役並びに関係職員の説明を求め、各会計ごとの歳入歳出決算計数及び現金等あり高の照合をするとともに、財務状況の分析比較検討を行い、収納未済に対する対応の状況等関係事務処理に対し、例月出納検査や定期監査結果を重視しながら、公正、慎重な審査を実施いたしました。

 その結果、歳入歳出等の決算計数は正確であり、予算執行並びに基金運用、財産管理については、留意と改善を要する事項が一部において見られたものの、所期の目的に向けておおむね適正かつ経済的、効率的に執行されているものと認めました。

 なお、自主財源の根幹たる市税や国民健康保険料及び使用料等すべての収納向上、収入未済の解消へ格段の力を傾注されるとともに、現下の厳しい財政状況にかんがみ、経営的視点に立った財政運営ができるよう健全財政の維持と公共福祉の発展へさらなる尽力を望むものであります。

 これらの意見をもちまして、過日市長に決算審査意見書を提出いたしましたので、積極的な取り組みをお願いします。

 次に、地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、平成17年5、6、7月に執行しました一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各公営企業の出納検査の結果、いずれも現金のあり高をはじめ歳入歳出等の計数は正しく、かつ出納事務処理つきましてもおおむね適正なものと認めます。よって、同条第3項の規定に従い、この結果を市長及び議長に報告いたしました。

 詳細な内容は、決算審査意見書と例月出納検査報告書のとおりでございますので、ごらんいただきたくお願いいたします。

 これをもちまして監査報告を終わります。



○議長(福本匡志君) 次に、市長報告に入ります。

 地方自治法の規定に基づき、報第13号専決処分の報告について、近江八幡市営住宅の明渡し及び滞納家賃等の請求に関する和解について、以上1件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いいたします。

 以上をもちまして諸般の報告を終わります。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第4 議案の上程(提案理由説明)

      議第80号〜議第118号



○議長(福本匡志君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。

 議第80号から議第118号までの39件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。

 議会事務局長須田智廣君。



◎事務局長(須田智廣君) 朗読いたします。

 平成17年第3回(9月)近江八幡市議会定例会提出議案

議第80号 専決処分の承認を求めることについて

     (1) 平成17年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)

     (2) 平成17年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)

     (3) 平成17年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)

議第81号 平成16年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについて

議第82号 平成16年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて

議第83号 平成16年度近江八幡市と畜場特別会計決算の認定を求めることについて

議第84号 平成16年度近江八幡市住宅新築資金等貸付特別会計決算の認定を求めることについて

議第85号 平成16年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第86号 平成16年度近江八幡市老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第87号 平成16年度近江八幡市近江八幡駅南部土地区画整理事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第88号 平成16年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第89号 平成16年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第90号 平成16年度近江八幡市介護保険事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第91号 平成16年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第92号 平成16年度近江八幡市障害児通園事業特別会計決算の認定を求めることについて

議第93号 平成16年度近江八幡市水道事業会計決算の認定を求めることについて

議第94号 平成16年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて

議第95号 平成17年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)

議第96号 平成17年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

議第97号 平成17年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議第98号 平成17年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)

議第99号 平成17年度近江八幡市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)

議第100号 近江八幡駅北口東側自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の制定について

議第101号 近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

議第102号 近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定について

議第103号 近江八幡市ホームヘルパー派遣手数料に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第104号 近江八幡市駅南総合スポーツ施設の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第105号 近江八幡市白雲館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第106号 近江八幡市総合福祉センターの設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第107号 近江八幡市立こどもの家の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第108号 マルチメディアセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第109号 近江八幡市立公衆浴場の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第110号 近江八幡市総合介護条例の一部を改正する条例の制定について

議第111号 近江八幡市農村広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第112号 近江八幡市沖之島漁港の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第113号 近江八幡市風景づくり条例の一部を改正する条例の制定について

議第114号 近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議第115号 近江八幡市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について

議第116号 武佐汚水枝線(友定町1工区)管渠築造工事請負契約の締結につき議決を求めることについて

議第117号 滋賀県市町村交通災害共済組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることについて

議第118号 東近江行政組合を組織する地方公共団体の数の減少及び東近江行政組合規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて

 以上であります。



○議長(福本匡志君) 提案理由の説明を求めます。

 市長川端五兵衞君。

             〔市長 川端五兵衞君 登壇〕



◎市長(川端五兵衞君) 皆さんおはようございます。

 平成17年第3回近江八幡市議会定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 議員各位におかれましては、公私何かとご多忙の中、ご出席を賜りまして心から感謝を申し上げますとともに、常日ごろから市政発展のために、それぞれの分野でご活躍をいただいておりますことに対し、改めて厚く御礼を申し上げるものであります。

 突然の衆議院解散により総選挙のさなか、市議会開会となりました。各政党におかれましては、我が国の直面するさまざまな重要課題について公約を示され、9月11日の投票日に向けて選挙運動を展開されておられると存じます。これからの日本の行く末を大きく左右する重要な選挙でございますので、投票日には棄権することなく、ご家族おそろいで投票所にお運びいただきますことをお願い申し上げます。

 さて、過去に石綿、アスベストを製造し、または取り扱う業務に従事していた方々をはじめ工場周辺住民に肺がん、中皮腫等の健康被害が多発していることがメーカーから公表されて以来、アスベストによる健康被害が大きくクローズアップされ、我が国の深刻な社会問題、公害問題となってきてまいりました。

 本市におきましても、官民を問わず広範囲にわたって建築物にアスベストが使用されている可能性がありますことから、去る8月15日に対策本部を設置いたしまして、公共施設のみならず、広く民間の建築物につきましてもアスベストに対する対策を進めることといたしました。また、市民の皆さんの不安などに対処するため、防災対策室を中心に健康推進課や住宅課あるいは市民病院等に相談窓口を設置するとともに、広報紙、ホットテレビ、ホームページなどを通して市民の皆さんへの啓蒙を進めております。

 なお、アスベスト対策の対象につきましては、市内広範囲にわたるため健康や建築設備、工事などに係る各種民間団体の皆さんのご協力をいただきながら、全市を挙げての対策を進めてまいります。あわせて、対策に必要な専門的アドバイスを受けるため、大気環境学会の会長で京都大学名誉教授の笠原三紀夫先生に対策本部の顧問にご就任いただくことになりまして、今後研修会などを通して幅広く指導を仰いでいく予定でございます。

 市立施設のアスベストの使用状況につきましては、全箇所で202カ所あるわけでございますが、これを対象にいたしまして、設計図及び目視による調査を実施いたしましたところ、飛散性のアスベストが使用されている可能性がある施設が39カ所確認をされました。これらにつきましては、現在分析試験を依頼しておりますが、結果が判明するまで1カ月以上の期間を要しますことから、不特定多数の市民の方々が利用される公民館など、9施設につきましては緊急を要すると判断いたしまして、4カ所を使用禁止にするとともに、東近江労働基準監督署と協議の上、封じ込めや、あるいは囲い込みの緊急工事を実施いたしました。小・中学校関係は、夏休み中に既に工事を終えまして、残る施設につきましても9月7日までに終了する予定であります。

 なお、39施設のうち、機械室など隔離されているため、2次対応といたしました30施設につきましては、分析試験の結果を受けて対応してまいりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。

 安全で安心できる社会は、私どもの大きな願いでありますが、昨年に引き続きことしも自然災害が猛威を振るっております。8月16日には震度6弱を記録した宮城県沖の地震が発生し、大きな被害が出ておりますし、8月25日には東海や関東地方を襲った台風11号によりまして、多くの死傷者や浸水被害が発生いたしました。また、海外では、アメリカ南部が超大型ハリケーン「カトリーナ」に襲われ、ニューオーリンズの市街地約80%が冠水するなど、深刻な被害が生じております。被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。

 本市におきましては、幸い台風11号の直撃は免れましたが、大型で非常に強い台風14号があすからあさってにかけて近畿地方に接近する見込みで、厳重な警戒が必要になっております。消防団はじめ関係機関と連携して、万全の体制で臨んでまいりたいと存じますので、ご協力のほどお願い申し上げます。

 こうした災害に備えるということで、本市におきましては去る8月21日に武佐小学校を会場といたしまして防災総合訓練を実施いたしました。この訓練は、市の地域防災計画に基づきまして、災害発生時に迅速かつ的確な応急対策活動ができますように協力体制の確立と市民の防災意識の高揚を図るため実施したものでありまして、自治会や消防団をはじめ、関係機関22団体並びに地域住民など600名の方々にご参加をいただきまして、情報発信訓練、炊き出し訓練、復旧訓練等々24項目にわたりまして実施をさせていただきました。今回の訓練では、ことし5月に近江八幡市に開局されましたFMラジオ放送局「ビワウェイブ」と緊急放送の実施に関する協定書を締結したところから、同放送局を通じての避難情報発信訓練を新たに実施いたしました。皆さんのご協力によりまして、終了後の講評では、防災機関だけでなく、各機関によるライフラインの確保や福祉活動、地域住民の活動などがそれぞれ互いに協力し合い、迅速に対応できたという高い評価をちょうだいいたしました。ご参加いただきました皆様方に改めて厚く御礼を申し上げますとともに、有事の際には訓練の成果を十二分に生かして、迅速な対応をいただきますようにお願い申し上げます。

 さて、我が国の経済情勢でありますが、政府は8月の月例経済報告で景気は企業部門と家計部門がともに改善し、緩やかに回復しているという判断を示されました。日銀も同様の判断を示されました。日本経済は長かった景気の踊り場をようやく脱却したと宣言されたわけでありますが、これらの景気回復はまだまだ一部の大企業中心でありまして、中小企業や地方経済の状況が好転したとは全く感じられないほどの状況でございます。さらに、地方財政を取り巻く環境は一層厳しさを増し、先般決定されました平成17年度の普通交付税では、一部不交付団体や合併市以外は、すべて対前年度比でマイナスとなっております。ちなみに、本市では算定額34億3,796万7,000円で、前年対比2.5%減となり、先行きが案ぜられるわけであります。今後、三位一体改革の影響などによる財源不足が予測される中で、行政改革や都市経営改善計画の実行により、一層の歳出抑制を図っていかなければなりません。加えて、人口減少や高齢化をはじめとする社会の劇的変化に対応しながら、地方の経営をしていくためには、的確な将来予測をもとに大所高所から総括的に政策や各種施策を見直し、対処していかなければなりません。

 21世紀において予測されております人口減少問題も、先般発表されました厚生労働省の人口動態統計では、今年1月から6月の上半期で全国で3万1,000人人口が減少いたしました。いよいよ人口減少が現実のものとなってまいりました。この予測は、2007年度というのがこれまでの予測でありましたが、2年間前倒しになったということでありまして、大変憂慮をされるわけであります。まさに政府の予測を上回るスピードで人口減少が進んでいるわけでありますが、一方国立社会保障・人口問題研究所のこれまでの推計では、今後高齢化がますます進んで、ひとり暮らし世帯が増加し、家族類型別の割合では2025年にすべての都道府県で単身世帯数が最大になり、65歳以上のひとり暮らしか夫婦だけの世帯が2割を超えるという予測がされております。まさに、国や地方など、我が国全体で高齢化対策を含めた人口減少問題に対する早急な対応に迫られているところであります。

 本市における少子化対策につきましては、現在平成17年3月に策定されました次世代育成支援行動計画「新子どもの幸福物語」に基づき、幅広い分野において取り組みを進めておりますが、先般7月1日付で文化政策部に少子化対策の担当理事を配置し、総合的かつ全庁的な施策の推進に取り組んでいるところであります。

 また、国における社会保障費の予算配分を見ましても、子どもや家族向けの予算は全体の4%程度であり、高齢者向けの予算と比較いたしますと1割以下であるという現状を見ますと、今後何らかの形で予算配分の見直しも実施されるのではないかと存じます。出産、育児、教育など、子どもを育てやすい環境づくりは、本市が目指します、終の栖実現のための大きなファクターでありまして、また現在他の自治体に先駆けて取り組んでおりますテレワークの推進につきましても、子育てや高齢者の在宅介護などがしやすい環境を整えるという視点を含んだものであります。少子・高齢化やポスト工業化など、激変する今後の日本社会の中で、経済の安定や豊かな市民生活を実現するためには、在宅勤務をはじめテレワークの拡大が大きな鍵を握っているものと存じます。

 ご承知のとおり、政府のe−JAPAN戦略?も、2010年までにテレワーク人口が全就労者の20%に達するという目標が掲げられておりますし、2004年6月に発表されました国の少子化社会対策大綱でもITを活用したテレワーク推進のための普及啓発の必要性が指摘されております。

 こうした社会的背景を先取りする形で、本市では生涯をここで過ごしたいと思えるまち、終の栖の実現のため、全国の自治体に先駆けてテレワークの試行を今春に始めたところであります。現在、第1次の試行を終えまして、効果や課題の検証をしているところでありますが、在宅勤務推進に向けた本市の取り組みについて第三者による客観的な評価をしていただくため、社団法人日本テレワーク協会が実施されます在宅勤務の効果に対する検証調査に応募することといたしました。参加団体は、全国20団体でありまして、日本電気や日本IBM、資生堂、富士ゼロックス等々、大企業の中で、行政としては近江八幡市のみの参加となります。8月30日に1回目のヒアリングを終えたところであります。今後、在宅勤務が業務面、健康面、生活面に与える効果や影響について調査分析していただき、それをもとにさまざまな課題解決策を見出すとともに、在宅勤務が生産性を伴い、またときめきや達成感を味わえる働き方として確立されますように努めてまいりたいと存じます。

 戦後、我が国は右肩上がりで、経済規模が拡大し、世界第2位の経済大国となり、物の豊かさを手に入れてまいりました。しかし、これからの急激な人口減少のもとでは、低成長経済に移行せざるを得ません。こうした背景の中で、21世紀における地域社会の発展やその将来像を展望したとき、物ではなく、心の豊かさに価値観が移行するのは当然のことであり、その最後の切り札と申しましょうか、最も重要な要素となりますのは、これまでも申し上げてまいりましたように、美しい風景が自分の住んでいるまちのすべてのエリアにあることであります。

 本市におきましては、議員各位をはじめ市民の皆さんのご理解とご協力のもとに全国初の景観法に基づく水郷風景計画が今月1日から施行されました。全国的に都市の均質化が進む中で、人々が地域の歴史や文化とともに長年にわたって築き上げてきた、まさにそこに住む人のアイデンティティーとなるべきすべての風景は、個人の家のたたずまいといえども、決してその人一人のものではなく、公共性や公益性を持った市民の共有財産というべきものであります。そして、21世紀のまちづくりの方向を決めるのは、美しい風景であると申し上げても過言ではなかろうと存じます。

 今日まで、国土交通省をはじめ各自治体におきましては、景観を守るための取り組みが多くなされてまいりましたが、これらの対象者に対してできることは、景観を守るための指導や助言など、いわゆるお願い、あるいは努力規定的なものに限られまして、結果として美しい風景を失ってしまったといううらみがございます。こうした反省に立って、昨年12月に施行されました国の景観法では、行政からお願いをするというような立場から大きく踏み込み、景観を守るための変更命令や罰則規定が設けられたわけであります。これは、風景はみんなのものであるという考え方が法による裏づけを得たものでありまして、市民の皆さんにとっても行政にとっても、積年の願いがかなった瞬間でもありました。

 かつて、八幡堀の保存運動やまち並みの修景保存に取り組んでいた当時、私的な権利の制限を伴うこれらの活動に市民の皆さんのコンセンサスを得ることはまことに困難をきわめたことに思いをいたしますとき、まさに感無量であり、改めて国土交通省の英断に敬意を表したいと存じます。

 今回の水郷風景計画の対象になった約1,600ヘクタールのうち、特に重要な景観である水郷地帯や八幡堀につきましては、地権者や管理者の同意をいただきまして、去る9月1日に文化庁を通して文部科学大臣に重要文化的景観の選定申出書を提出いたしました。今後、国の諮問機関である文化審議会の審議を経まして、この秋ごろには答申が出される予定であります。この重要文化的景観につきましては、全国でまだどの市町村においても選定されておらず、お認めいただきましたら、全国で第1号となります。今後、景観保全のための保護政策を講じまして、その美しさに一層の磨きをかけるとともに、かつて失われた美しい風景の再生や創出を目指して努力してまいりたいと存じます。

 これまで、各都市では、隣のまちに広い道路や立派な施設ができれば、自分のまちにも同じように広い道路や施設をつくるという方向に進み、国や県もこれを支援してまいりました。その結果、都市のインフラというのはともに肩を並べて、全国的に都市の均質化が進んできたのであります。しかし、人口減少や超高齢化、ポスト工業化への対策、対応など、21世紀における諸課題を前に、各自治体はこれからいかに独自の施策を展開していくのか、今まさに暗中模索の状況ではなかろうかと存じます。

 思い起こしますと、20世紀最後の我が国における象徴的な出来事でありました介護保険の導入は、施設介護ではなく在宅介護を中心としたもので、多くの国民の期待が寄せられたわけでありましたが、5年経過した今日、現実としては施設介護が先行し、現在国や自治体では制度の大きな見直しを行うこととされました。

 先ほど申し上げました人口予測によりますと、今後単身世帯が増加し、在宅介護ができる環境を整えることはますます困難になってまいりますが、これまでも申し上げましたように、在宅勤務が普及してまいりますと、単身赴任ではなく家族ぐるみでの移動が可能となり、働きながら介護や子育てをする環境も整ってまいります。こうした予測をもとに、本市では、若い世代も含めまして、多くの人々がここで生涯を終えたいと思える、終の栖のまちづくりのための条件整備として、現在在宅勤務の推進や美しい風景づくりに取り組んでいるところであります。

 ご承知のとおり、本市はすぐれた商業道徳、企業倫理、今で言いますCSRと進取の気象でその名をはせた八幡商人のまちでありますが、この精神を伝承しながら、本市の取り組みが他市よりたとえ一歩でも前に進めますよう、今後とも「ザ・ファースト」の精神で新しい施策にチャレンジしてまいります。ご理解、ご協力のほどをお願い申し上げます。

 さて、本日提案いたします案件は、専決処分1件、決算認定が14件、補正予算5件、条例案件16件、議決案件3件であります。

 以上、39件につきまして慎重なるご審議をいただきまして、ご承認、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、開会に際しましてのあいさつとさせていただきます。

 引き続き、提案説明に入らせていただきます。

 議第80号専決処分の承認を求めることにつきましては、公共下水道事業特別会計で、公営企業金融公庫から年7.2%の利率で借り入れておりました市債を年1.95%の利率で借りかえを、また水道事業会計で、同じく公営企業金融公庫から年8.1%の利率で借り入れてまいりました企業債を年1.95%の利率で借りかえを行ったもの及び8月8日に解散されました衆議院議員等の選挙事務経費の計上を専決処分とさせていただいたものであります。

 平成17年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)で、歳入歳出それぞれに510万円を追加し、予算総額を28億2,110万円とさせていただいたものであります。

 第2表地方債補正につきましては、下水道高資本費対策借換債の発行に伴い追加をしたものであります。

 平成17年度近江八幡市水道事業会計の補正予算(第1号)で、予算第4条の資本的収入及び支出に720万円を追加させていただいたものであります。

 第2表企業債補正につきましては、上水道高金利対策借換債の発行に伴い追加をしたものであります。

 この2つの会計につきましては、借りかえの手続の関係で、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、平成17年7月26日に専決処分をさせていただいたものであります。

 また、平成17年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれに3,780万円を追加し、予算総額を191億2,500万円とさせていただいたもので、9月11日に投開票されます衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に伴います経費として県支出金を財源に追加したものであります。この会計につきましては、事業執行の関係で、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、8月9日に専決処分をさせていただいたものであります。

 これらの予算の専決事件につきましては、緊急を要し議会を招集いたしますことがいとまがございませんでしたので、今回議会のご承認をお願い申し上げるものであります。

 次に、議第81号平成16年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてから議第92号平成16年度近江八幡市障害児通園事業特別会計決算の認定を求めることにつきましては、後ほど収入役がご説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。

 次に、議第93号近江八幡市水道事業会計決算の認定を求めることにつきましては、まず業務面におきまして前年度と比較し487戸増加いたしまして、給水戸数は2万4,416戸で、給水人口は6万8,532人で、276人増加しました。

 会計面では、収益13億9,740万9,376円で、費用総額13億7,171万4,747円となり、2,569万4,629円の純利益を計上いたしました。

 工事関係につきましては、送配水管の設備改良に6億7,712万円を投入いたしまして、施設及び設備の拡充を行いました。また、上水道の安全強化を図るため、鉛製給水管の全面更新事業、5カ年計画でございますが、の2カ年目で、2年間に4,346戸の改修を行いました。

 議第94号平成16年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることにつきましては、平成16年度の患者利用状況につきましては、前年度と比較いたしまして、入院患者につきましては2,547人、外来患者につきましては7,791名の減少となりました。医療の高度化、診療や看護の安全性の確保、医療サービスの向上のための超音波診断装置、ビデオスコープ、透析用監視装置等の医療器具機械の設置を行いまして、診療体制の一層の拡充を図るとともに、新病院の建設整備に向けまして病院本体の建設着工とその運営準備を進めるなど、事業の推進に努めたところであります。

 会計面におきましては、収益的収入75億8,213万円、収益的支出77億506万円となりまして、差し引き1億2,293万円の純損失を計上することになりました。今後におきましても、新病院の開院に向けまして事業の推進を図りつつ地域住民のニーズに適切にこたえ、より良質な医療の提供と病院の質の向上を目指し、健全なる運営に努力してまいりたいと存じます。

 次に、議第95号平成17年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ5億8,100万円を追加し、予算総額を197億600万円とさせていただくものであります。

 主な内容につきましては、総務費において繰越金に伴う財政調整基金への積立金、市税賦課事業で固定資産税評価がえに伴う委託料など2億4,296万4,000円を追加、民生費において児童扶養手当事業、介護保険事業等への繰出金等2,724万9,000円を追加、衛生費において浄化槽設置整備事業で合併処理浄化槽設置補助金、看護専門学校施設整備事業で、施設の外壁改修工事請負費など6,466万4,000円を追加、土木費において市道改良事業や河川改良事業等で1億218万9,000円の追加、消防費において防災活動事業で地域防災計画の見直しに伴う委託料、防火水槽設置に伴う工事請負費、消防ポンプ自動車購入に伴う備品購入費等々で3,998万6,000円を追加、教育費において各小学校の修繕に伴う経費等々9,418万3,000円を追加、さらにアスベスト緊急対策など、各費目において物件費等を精査し、追加させていただくものであります。これらの財源につきましては、市税をはじめ地方譲与税、地方特例交付金、国庫支出金、県支出金、繰入金、繰越金、市債等を充当させていただくものであります。

 第2表地方債補正につきましては、それぞれの事業内容等に応じ追加変更をさせていただくものであります。

 次に、議第96号平成17年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれに1億6,200万円を追加し、予算総額を51億5,300万円とさせていただくものであります。

 主な内容につきましては、高額医療費に係る貸付金等を追加させていただくものであります。

 次に、議第97号平成17年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれに10万円を追加し、予算総額を28億2,120万円とさせていただくものであります。

 次に、議第98号平成17年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれに50万円を追加し、予算総額を4,150万円とさせていただくものであります。

 主な内容につきましては、農業集落排水事業費において佐波江町地先に公共汚水升設置に伴う工事請負費を追加させていただくものであります。財源につきましては、分担金及び負担金、繰越金と繰入金で財源調整を行い、充当させていただくものであります。

 次に、議第99号平成17年度近江八幡市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれに5,330万円を追加し、予算総額を32億7,930万円とさせていただくものであります。

 主な内容につきましては、介護保険制度の改正に伴う物品購入費等に平成17年10月から施行されます施設給付等の見直しに伴う特定入所者介護サービス等諸費の負担金等を追加させていただくものであります。これらの財源につきましては、繰入金と繰越金を充当させていただくものであります。

 第2表債務負担行為の補正につきましては、介護保険事務支援システムの使用料を追加させていただくものであります。

 続きまして、条例関係等について説明を申し上げます。

 まず、条例の制定でございますが、議第100号近江八幡駅北口東側自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の制定につきましては、近江八幡駅北口の自転車の駐車秩序を確立し、都市景観の維持、自転車利用の利便性を図るため建設された当該施設に関しまして、今後指定管理者の制度導入に当たり制定させていただくものであります。

 次に、条例の一部改正でございますが、議第101号近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、現在建設を進めております新病院における救急医療の充実及び急性期病院としての機能強化等を図るため、これに必要な医師、看護師等医療スタッフの増員を行うため提案するものであります。

 議第102号近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、今般の指定管理者制度の導入の対象施設のうち当該条例で定めさせていただきます使用料の削除を行いたく提案するものであります。

 議第103号近江八幡市ホームヘルパー派遣手数料に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、厚生労働省通知の一部改正に伴いまして、精神障害者居宅生活支援事業としてホームヘルパーの利用時間に新たに深夜帯の区分が新設されたため所要の改正を行いたく提案するものでございます。

 議第104号近江八幡市駅南総合スポーツ施設の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例及び議第105号近江八幡市白雲館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例並びに議第106号近江八幡市総合福祉センターの設置等に関する条例の一部を改正する条例及び議第107号近江八幡市立こどもの家の設置に関する条例の一部を改正する条例及び議第108号マルチメディアセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例及び議第109号近江八幡市立公衆浴場の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、いずれも指定管理者制度の導入の対象施設としてその手続を進めさせていただくに当たり、所要の改正を行いたく提案するものであります。

 議第110号近江八幡市総合介護条例の一部を改正する条例につきましては、介護保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、特定入所者介護サービスの制度が創設されましたことから所要の改正を行いたく提案するものであります。

 議第111号近江八幡市農村広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例及び議第112号近江八幡市沖之島漁港の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、指定管理者制度の導入対象施設として所要の改正を行いたく提案するものであります。

 議第113号近江八幡市風景づくり条例の一部を改正する条例につきましては、当該条例に規定しております風景づくり委員会について景観法第15条に規定する景観協議会として位置づけるため所要の改正を行いたく提案するものであります。

 議第114号近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、現行の病院事業管理者と院長の兼務を見直したく提案するものであります。

 議第115号近江八幡市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例につきましては、健康保険法の改正による特定療養費制度の創設に伴いまして、高度先進医療の提供、患者サービスの充実等を図るため所要の改正を行いたく提案するものであります。

 議第116号武佐汚水枝線(友定町1工区)の管渠築造工事請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、12社によります条件つき一般競争入札を実施いたしましたところ、奥村組土木興業株式会社京都支店が1億661万3,850円で落札し、契約金額等が確定いたしましたので、提案するものであります。

 議第117号滋賀県市町村交通災害共済組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることにつきましては、当該組合の主たる事務所の移転に伴いまして、当該組合の規約の一部を変更したく提案するものであります。

 議第118号東近江行政組合を組織する地方公共団体の数の減少及び東近江行政組合規約の変更に関する協議につき議決を求めることについては、平成18年1月1日に蒲生町及び能登川町が東近江市に編入合併されることにより東近江行政組合を組織する地方公共団体の数の減少及び当該組合の規約の変更についての協議をいただきたく、地方自治法第290条の規定に基づき提案するものであります。

 以上、39議案につきましてご審議をいただき、ご可決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。



○議長(福本匡志君) 続いて、説明を求めます。

 収入役永福敏一君。

             〔収入役 永福敏一君 登壇〕



◎収入役(永福敏一君) 皆さんおはようございます。

 それでは、引き続きまして平成16年度の一般会計、特別会計決算に関係いたします案件についてご説明を申し上げます。

 景気回復は、地域によりばらつきがあるようでございますが、景気は上向いてきているようでございますし、株価も1万2,000円台に回復をいたしております。企業間の格差はありますけれども、決算では業績を上方修正する企業も多いようでございます。しかし、原油価格が高騰いたしておりまして、企業を直撃をいたしております。企業内での価格高騰を吸収することが難しいことから、素材分野を中心に、製品に価格転嫁が拡大してきていると、こんなふうに言われております。

 また、ガソリンは大幅に値上げをいたしておりまして、石油を燃料といたします電気、トラック運賃等が値上げをするということも報道をされておりますので、今後の景気回復に大きな影響があるのではないかと、こんなふうに危惧をしているところでございます。

 今後、景気が本格的に回復をいたしまして、税収が伸びることを期待いたしておりますけれども、大きく税収を期待することは今後大変難しいと、こんなふうにも考えているところでございます。

 このような状況の中で、平成16年度の市税は、市民税では個人所得の減少などの影響がございまして約4,000万円の落ち込みでございますが、固定資産税、都市計画税におきまして家屋の新築増加などで税収が伸びておりますので、市税全体では約4,700万円の増収となっております。

 一方、国におきましては三位一体改革が進められておりまして、国庫補助金の削減、地方交付税改革とあわせまして、税源移譲が平成16年度から平成18年度にかけまして第1期として進められておりますけれども、地方交付税は平成16年度は43億6,756万7,000円でございまして、前年度よりも4%減となっております。

 また、税源移譲につきましては、おおむね3兆円規模を目指すと、このように報道をされておりましたけれども、現在のところ8割程度にとどまっているようでございます。

 平成16年度におきましては、基幹税であります所得税から市民税への税源移譲として所得譲与税が創設をされまして、当市へは1億1,442万9,000円の所得譲与税が交付をされております。

 さらに、伝えられるところによりますと、国庫補助負担金改革が議論をされておりまして、とりわけ生活保護負担金、児童扶養手当の補助率の見直しの議論が行われていると伝えられておりますが、万が一このような削減が行われますと、近江八幡市財政を大きく圧迫することになりまして、今後の施策を進めるに当たり、かってない厳しい財政運営を強いられることになると、こんなふうに考えております。

 このような状況で、多様化する市民要望にこたえるためには、きょうまでの役所の古い慣習にとらわれることなく、官民の役割分担を再検討いたしまして、職員一人ひとりが持っております事業の点検、行政コストを財政運営に生かしていかなければ、今回の財政危機を乗り越えることは難しいと、こんなふうにも考えている次第であります。

 それでは、平成16年度決算から見た当市の財政状況について若干触れさせていただきたいと思います。

 平成16年度の一般会計及び11特別会計を合わせました決算額は、歳入総額397億1,618万4,000円で、歳出総額は380億9,146万6,000円でございますので、差し引き16億2,471万7,000円の黒字決算になりますが、繰越財源が9億9,844万6,000円を差し引きますと、実質的な黒字は6億2,627万1,000円となった次第でございます。昨年度と比較いたしますと、歳入では27億4,235万6,000円、率にいたしまして7.41%の増加、歳出は17億36万8,000円で、率で4.67%増加をいたしております。

 市町村の財政力をはかります上での一つの指標であります財政力指数は、数値が大きいほど財政に余裕があるということになるわけでありますが、当市の財政力指数は0.649でございまして、昨年度とほぼ横ばいの状況でございます。

 なお、参考にその当時の8市の平均を申し上げますと、8市は0.808でございます。近江八幡市は、県下8市の中では2番目に低い状況でございます。

 財政構造の弾力性を判断する経常収支比率につきましては、ご承知のとおり、比率が低いほど財政に弾力性があるということになりますけれども、平成15年度の状況では80.0%でございましたが、平成16年度におきましては85.8%というふうに、若干状況が悪くなってきている状況でございます。

 次に、基金、起債の状況でございますが、基金は平成16年度末で62億8,800万円で、昨年度、平成15年度よりも約4億6,800万円減少をいたしております。

 起債また借入金等につきましては、貸借対照表、バランスシートで比較しなければ、一概に借金が多い少ないだけの判断では状況の判断はできませんけれども、平成16年度末で218億6,699万8,000円の起債がございまして、昨年度末、平成15年度末よりも約1億6,000万円増加をいたしております。しかし、現在の公金会計の単式簿記現金式会計では、ストック情報、コスト意識に欠けるところがございますので、今後複式簿記等の新たな会計制度の検討が必要でないかと、こんなふうにも考えている次第でございます。

 それではまず、議第81号平成16年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 歳入歳出の主だった事項のみを申し上げますので、ご理解をいただきたいと思います。

 歳入決算額は233億9,631万5,000円でございまして、昨年度よりも17億130万7,000円、率でいたしまして7.8%増加をいたしております。歳出は220億7,055万5,000円でございまして、8億2,143万8,000円、率で3.8%増加をいたしております。歳入歳出差し引き額は13億2,575万9,000円でございますが、うち明許繰越財源が9億1,864万6,000円でございますので、これを差し引きますと、実質収支は4億711万3,000円の黒字決算でございます。

 歳入につきましては、市税は81億479万2,000円で、昨年度、平成15年度よりも率にいたしますと0.6%増加をいたしておりますし、収納率につきましても90.8%で、平成15年度よりも0.7%増加しております。収納率が改善をされております。滞納額は、昨年度よりも7,301万4,000円減少をいたしておりまして、7億7,761万2,000円となっております。また、使用料及び手数料につきましては、特に住宅使用料が7,927万6,000円の収入に対しまして滞納額が年間住宅使用料収入よりも多い8,652万3,000円と、微増をいたしております。

 次に、市債、借入金の状況でございますが、35億5,584万9,000円で、昨年度よりも13億8,804万9,000円増加をいたしております。これは、減税や地方交付税の改正によりまして減額になった財源補てん、減税補てん債、臨時財政対策債を発行し、その満期が平成16年度となったために、減税補てん債の借りかえが含まれておりますので、平成15年度よりも増加をしたということでございます。

 歳出につきましては、決算額は220億7,055万5,000円で、執行率は94.1%でございます。不要不急となりましたものは予算執行を控えていくということも念頭に執行をいたしましたので、執行残不用額は、予算額に対しまして0.9%、2億731万1,000円となりました。また、公債費、借金の返済につきましては、減税補てん債、臨時財政対策債等の発行によりまして増加になっておりますが、決算額で占める公債費の割合は、平成15年度は11.5%、平成16年度では17.3%で、率で5.8%増加をいたしておりまして、借金の返済額は、元利合わせまして38億1,300万円となった次第でございます。公債費につきましては、もう既にご承知のとおり、財政運営に硬直化を来すことになりますので、今後十分気をつけていかなければならないと、こんなふうに思っております。

 なお、平成16年度末の公債費負担比率、これは一般財源総額の公債費充当財源に占める割合のことでございますけれども、率で17.1%で、平成15年度よりも1.1%上昇をいたしております。

 なお、平成16年度末の公有財産等の資産保有状況につきましては、決算に添付をいたしておりますので、ご参照をいただきたいと思います。

 続きまして、各会計別決算に関係いたしますことについてご説明を申し上げます。

 議第82号平成16年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 歳入決算額は、48億6,389万7,000円でございまして、歳出決算額は47億2,322万9,000円でございますので、差し引き額1億4,066万8,000円の黒字決算でございます。

 歳入につきましては、保険料、国県支出金、交付金等が主な財源でございますけれども、保険料の収入率は79.5%で、昨年度よりも収入率におきましては3.9%改善をしておりますけれども、保険料と従前の税を合わせます滞納額が約3億9,000万円と大きな額になっておりまして、滞納問題は国保会計を抱えます市の大きな今後の課題であると、こんなふうに認識をいたしております。

 なお、不納欠損処分につきましても、税と合わせまして8,526万8,000円となっておりまして、保険税から保険料に移行をした影響等もございまして、昨年度よりも約2,333万円の不納欠損処理も増加をいたしております。一般会計からの繰入金におきましても年々増加をいたしておりまして、4億1,218万円の国保に繰入金がされております。

 歳出につきましては、47億2,322万9,000円で、そのうち保険給付費が30億9,525万8,000円でございまして、昨年度よりも2億5,533万5,000円増加をいたしております。率で8.2%の伸びでございます。これは、高齢化の進展に伴いまして医療費の増加、経済不況によりまして失業者が増加をいたしまして、社会保険から国民保険に加入が増加をしたということも原因の一つであると、こんなふうに考えられます。

 なお、不用額は1億257万円でございますが、そのうち保険給付費が9,654万2,000円の不用額があったのが、不用額の主な理由でございます。

 次に、議第83号平成16年度近江八幡市と畜場特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 平成16年度の解体頭数は5,034頭でございまして、平成15年度よりもわずか増加をいたしておりまして、BSE問題についてはほぼ落ちつきを見てるのではないかと、こんなふうに思います。

 歳入決算額は6,335万5,000円で、歳出決算額は6,361万9,000円となり、BSE問題への対応もほぼ落ちつきまして、昨年度並み、平成15年度並みの決算となったように思います。差し引き額は26万4,000円の赤字決算となりましたけれども、平成17年度会計から繰上充用をいたしまして、決算処理をした次第でございます。

 なお、施設の老朽化が大変進んでおりまして、解体頭数も今後増加を望むことは非常に難しい状況でございますので、平成19年3月末に竣工が予定をされるというふうに聞き及んでおりますが、新食肉施設の早期の開設が望まれるところでございます。

 次に、議第84号平成16年度近江八幡市住宅新築資金等貸付特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 現在では、貸付金の償還事務のみを行う会計でございまして、歳入は7,772万1,000円、歳出は7,752万7,000円でございまして、差し引き額は19万4,000円の黒字ということになった次第でございます。歳入の主な財源は、貸付金の償還金でございますが、約2,105万9,000円の滞納がございまして、滞納額は昨年度より23万4,000円増加をいたしております。収納率は61%と非常に低く、貸付金の償還額よりも繰入金の方で731万8,000円多いという状況でございまして、今後貸付金の回収を図ることが大きな課題でございます。

 次に、議第85号平成16年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 歳入は33億4,138万5,000円で、歳出は32億1,992万円でございますので、差し引き1億2,146万4,000円の黒字決算でございますけれども、歳入では一般会計から8億5,642万5,000円の繰り入れをいたしております。市債は12億9,240万円が主な財源等でございますが、自主財源といたしましては、下水道の使用料や加入分担金が主な財源でございまして、合計で5億1,476万1,000円の収入となっておりますけれども、使用料分担金の未収金が3,295万5,000円と、平成15年度よりも増加の傾向にございます。

 歳出につきましては、32億1,992万円でございますが、そのうち翌年度へ繰り越しします財源が8億5,800万円を占めている状況でございます。

 市債残高におきましても、平成15年度よりも3.7%増加をいたしまして189億400万7,000円となっておりまして、市債の償還費であります公債費も11億2,554万7,000円と、15年度よりも約1億2,000万円増加をいたしております。

 当市の下水道事業につきましては、ご承知いただいておりますように、昭和49年度より事業を着手をしていただきまして、現在まで建設が進められてきたわけでありますが、さらに整備の効率を図るために、計画面積477.5ヘクタールを平成16年度で変更をいただきまして、16年6月には認可をいただきました事業面積は1,668.6ヘクタールとなっております。事業面積が増加をいたしましたことから、進捗率は53.5%というふうになっておりますけれども、水洗化率は72.7%でございまして、水洗化率を今後伸ばすことが今後の使用料や分担金の増加につながるわけでありますから、今後水洗化普及促進を図ることがたちまちの課題ではないかと、こんなふうに思います。

 次に、議第86号平成16年度近江八幡市老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 歳入は48億892万3,000円で、歳出は48億2,285万1,000円でございますので、差し引きますと1,392万7,000円の赤字決算となりますけれども、平成17年度から繰上充用をいたしまして、決算処理をいたしております。

 老人保健事業会計は年々増加をいたしておりまして、市からの繰入金も3億826万3,000円と、昨年度よりも、平成15年度よりも1,476万円繰入金が増加をいたしております。高齢社会の到来によりまして対象者の増加により、平成14年度10月から老人保健法も改正されまして、個人負担額の完全定率制が実施をされましたけれども、これによって医療費の伸びが抑制されるのではないかと、抑制につながるのではないかと、こんなふうに話しされておりましたけれども、現在のところ抑制にはつながってないようでございます。

 対象者数につきましては、平成15年度では7,780人、平成16年度には7,429人で、351人対象者は減少いたしておりますけれども、受診件数におきましては、平成15年度は17万5,917件でございますけれども、平成16年度は17万9,879件と、逆に増加をいたしている状況にございます。

 次に、議第87号平成16年度近江八幡駅南部土地区画整理事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 歳入は1億6,098万1,000円でございまして、歳出は1億6,097万3,000円で、差し引き8,000円の黒字決算となっております。

 昭和58年に始まりましたこの事業は、平成13年度で換地も完了いたしまして、清算のみの会計を行う特別会計でございますが、昨年度清算徴収金が561万8,000円未収ということで決算が出ておりましたけれども、49万4,000円につきましては不納欠損とさせていただきましたけれども、他の未収金については全額処理をされております。

 次に、議第88号平成16年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 この特別会計は、農業集落排水の使用料と一般会計からの繰入金で運営をされております会計でございまして、歳入は3,966万9,000円で、歳出は3,904万円で、差し引き額62万8,000円の黒字決算でございます。

 次に、議第89号平成16年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 この会計は、ご承知のとおり、1市4町が共同で介護認定審査会を設置をいたしまして、審査判定業務を共同処理する会計でございまして、構成市町の分担金で運営をされております。歳入歳出とも、3,907万7,000円でございます。

 次に、議第90号平成16年度近江八幡市介護保険事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 歳入は28億6,723万4,000円で、歳出が28億1,704万8,000円でございますので、差し引き5,018万5,000円の黒字決算でございます。

 介護制度も5年目を迎えまして、16年度の末におきましては認定者数は1,792人で、84%の方がサービスの利用をされていると、こんなふうに数字が出ております。今後は、介護予防の充実、サービスの向上や業務の適正化、さらには利用者及び低所得者対策、介護保険料、収納率のアップ等を解決していかなければならない課題が残っているというふうに感じている次第でございます。

 次に、議第91号平成16年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 この特別会計につきましては、平成13年度から能登川町、安土町、1市2町で大中の湖干拓地の排水機場を管理するため設置をされている会計でございまして、歳入金につきましてはそれぞれの構成市町で分担金を払いまして財源といたしておりまして、歳入歳出とも2,289万4,000円でございます。

 次に、議第92号平成16年度近江八幡市障害児通園事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。

 今日まで、本市、竜王町及び安土町の広域で、心身障害児通園センターを設置をいたしておりまして、心身障害児の地域療養を実施をいたしておりましたけれども、通園センターをより充実し、その必要性を位置づけるという意味もございまして、昨年度から障害児通園事業特別会計ということで発足をした関係でございまして、通園対象者数は28名で、うち竜王町が5名、安土町が2名でございます。集団療育や事後相談のほか、専門職によります指導、個別相談を実施をいたしておりまして、歳入歳出とも3,472万7,000円でございます。

 以上で一般会計、11特別会計決算認定に関係いたします案件についてご説明を申し上げましたが、詳細につきましては、お手元に配付をいたしております主要施策の成果、監査委員さんから提出をされております決算意見書を参考にいただきましてご審議を賜り、認定をいただきますようにお願いを申し上げます。

 以上でございます。よろしくお願いします。



○議長(福本匡志君) 以上で提案理由の説明は終わりました。

 以上をもって本日の日程は全部終了しました。

 明6日から19日までは議案熟読のため休会とし、20日定刻に再開し、代表質問及び個人質問を行います。

 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、14日午前中に事務局への提出をお願いいたします。

 本日はこれをもちまして散会いたします。

 ご苦労さまでした。

               午前10時58分 散会

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 会議規則第81条の規定により下記に署名する。

  平成17年9月5日



      近江八幡市議会議長

           福 本 匡 志



      署 名 議 員

           友 清 尚 昭



      署 名 議 員

           深 井 博 正



      署 名 議 員

           川 崎 益 弘