三重県 伊賀市
平成18年第6回臨時会(第1日10月27日)
平成18年第6回臨時会(第1日10月27日)
平成18年第6回伊賀市議会(臨時会)会議録
平成18年10月27日(金曜日)(第1日)
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平成18年10月27日(金)午前10時開議
日程第 1 会期決定について
日程第 2 会議録署名議員の指名について
日程第 3 議案第153号 損害賠償の額を定め、和解することについて
議案第154号 平成18年度三重県伊賀市病院事業会計補正予算(第
2号)
上 程───採 決
日程第 4 議案第155号 工事請負契約の締結について
上 程───採 決
日程第 5 議案第156号 工事請負契約の締結について
上 程───採 決
日程第 6 発議第 17号 北朝鮮の地下核実験に対する国連安保理決議の完全履
行と平和解決を求める意見書(案)の提出について
上 程───採 決
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〇会議に付した事件
議事日程のとおり
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〇出席議員(33名)
議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
1番 田 山 宏 弥 君 19番 桃 井 隆 子 君
2番 本 城 善 昭 君 20番 恒 岡 弘 二 君
3番 北 出 忠 良 君 21番 土 井 裕 子 君
4番 木 津 直 樹 君 22番 中 岡 久 徳 君
5番 空 森 栄 幸 君 23番 英 成 樹 君
6番 渡久山 カナエ 君 24番 馬 場 登代光 君
7番 前 田 孝 也 君 25番 宮 ? 由 隆 君
8番 松 村 頼 清 君 26番 森 岡 昭 二 君
9番 森 正 敏 君 27番 森 永 勝 二 君
10番 森 本 さとし 君 28番 安 本 美栄子 君
11番 今 井 博 昭 君 29番 山 岡 耕 道 君
12番 今 井 由 輝 君 30番 小 丸 勍 司 君
13番 岩 田 佐 俊 君 31番 森 野 廣 榮 君
15番 奥 邦 雄 君 32番 前 川 款 昭 君
16番 勝 矢 節 義 君 33番 本 村 幸四郎 君
17番 坂 井 悟 君 34番 葛 原 香 積 君
18番 中 本 徳 子 君
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〇欠席議員(1名)
14番 大 西 保 定 君
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〇説明のため出席した者
職 名 氏 名
市長 今 岡 睦 之 君
助役 権 蛇 英 明 君
助役 内 保 博 仁 君
理事 西 澤 民 郎 君
総務部長 中 居 喜 芳 君
総務部参事 岡 部 隆 次 君
(兼総務課長)
総務部参事 赤 澤 行 宏 君
(兼財政課長)
企画振興部長 西 田 麒代彦 君
人権政策部長 澤 田 昌 彦 君
生活環境部長 濱 一 吉 君
健康福祉部長 長谷川 正 俊 君
産業振興部長 大 藪 謙 一 君
建設部長 上 田 耕 二 君
水道事業管理者 秋 葉 茂 能 君
教育長 味 岡 一 典 君
教育部長 安 岡 千 明 君
消防本部消防次長 東 庸 介 君
監査事務局長 槌 野 策 司 君
市民病院長 村 山 卓 君
市民病院事務長 前 川 慶 大 君
伊賀支所長 西 出 健一郎 君
島ヶ原支所長 森 永 喜久雄 君
阿山支所長 中 川 重 憲 君
大山田支所長 恵 村 孝 次 君
青山支所長 城 山 廣 三 君
出納室参事 堂 山 敏 夫 君
(兼出納室長)
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〇出席事務局職員
職 名 氏 名
局長 永 持 嘉 宣 君
次長 前 田 裕 三 君
副参事 森 田 克 義 君
副参事 森 本 一 生 君
主任 亀 井 英 樹 君
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(午前10時00分 開会)
○議長(安本美栄子君)
おはようございます。
これより平成18年第6回伊賀市議会臨時会を開催いたします。
本日、ただいまの出席議員数は33名、会議は成立いたしました。
お諮りいたします。本日の議事日程は、お手元に配付のとおり取り扱うことにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元の配付のとおり決しました。
この際、諸般の報告をいたします。
地方自治法第235条の2に基づく例月出納検査結果報告、平成18年8月分でございますが、お手元に配付のとおり報告がございましたので、ご了承お願いいたします。
さらにこの際、市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長。
(市長 今岡睦之君登壇)
○市長(今岡睦之君)
おはようございます。
国の重要無形民俗文化財に指定されております上野天神秋祭りも好天に恵まれまして、盛会裏にその幕を閉じました。この祭りが終わりますと伊賀地方の秋は一段と深まりを見せてまいります。
平成18年第6回伊賀市議会臨時会を本日招集させていただきましたところ、議員の皆様方にはご多忙の中、ご出席を賜り、まことにありがとうございます。また、平素は市政各般にわたりご指導、ご支援を賜っておりますことにつきましても、厚く御礼申し上げたいと存じます。
さて、去る10月9日に北朝鮮が地下核実験を実施したと自ら発表いたしました。先般のミサイル発射に引き続いて、全く理解のできない行為であります。今後は関係諸国が足並みをそろえて、北朝鮮のさらなる暴挙を食いとめる必要があるというふうに思っております。
先月、9月26日、安倍新総理の美しい国づくり内閣が発足いたしました。総理は戦後生まれ初の首相として、正しい方向にリーダーシップを発揮し、活力とチャンスと優しさに満ちあふれた国づくりをするというふうに述べられておりまして、筋肉質の政府を掲げ、歳出削減を徹底する一方、小泉前政権の構造改革路線を継承し、かつ加速、補強する姿勢を明らかにしております。また、汗を流した人が報われる社会をつくっていきたいと申しておりまして、格差是正に取り組む考えを強調しているほか、地方分権も進め、道州制の導入も検討していくとしております。
このような安倍政権のもと、10月13日には経済財政諮問会議が初の会合を開催いたしまして、安倍首相からは経済成長と財政再建の両立に向けた具体策の検討を急ぐようにという指示が出されましたほか、24日にも会議が開催されておりまして、地方分権改革の集中審議を行い、3年以内に国から地方へ5兆円規模の税源を移譲することなどが討議されておりました。
また、地方六団体が安倍新内閣の発足に当たり、新たな分権推進法の早期制定を要請いたしておりましたが、このほど地方分権改革推進法案が今臨時国会へ提出される運びとなりました。法案の詳細につきましては審議の過程でおいおい明らかになってくると思われますが、国の財政再建のためだけではなく、真の地方分権推進を目指したものであるべきだというふうに思っております。
さて、新しい伊賀市が誕生いたしましてちょうど2年が経過しようといたしております。現在、市内各地域におきまして懇談会を開催させていただいておるところでございますが、特に旧町村での懇談会では、昨年の懇談会の雰囲気とは大分異なってまいりまして、率直に申し上げて伊賀市になじんできてくれているというふうに感じております。ただ、同時に伊賀市は大変広く、それぞれの地域における行政ニーズが大きく異なっていることも実感いたしております。このため今後は、市民の皆様とのコラボレーションや住民自治によりまして、それぞれの地域の行政ニーズへの対応を進めていくことが大切になってくると考えておりますので、市民の皆様、議員の皆様のなお一層のご指導、ご協力をお願い申し上げる次第でございます。
さて、本日の臨時議会でございますが、医療事故による損害賠償の額を定め、和解することについての議案と、その予算措置を行っております病院事業会計の補正予算案及びしらさぎクリーンセンター焼却施設解体工事並びに島ヶ原第2浄水場築造工事に係る工事請負契約の締結についての2議案と、合計4つの議案につきまして議決をお願いをいたしたいと存じます。どうかよろしくお願いを申し上げる次第でございます。
朝晩、めっきり気温が下がり肌寒く、日中は上着が要らないほど暑くなる。一日の寒暖の差が大変激しい時期でございます。皆様方におかれましても風邪など引かれることのないよう十分お体にご留意いただきまして、ご活躍されますことをお祈りいたしまして、簡単でございますが、開会に当たってのごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(安本美栄子君)
これより議事に入ります。
日程第1 会期決定についてを議題といたします。
本臨時会の会期は、本日1日と定めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご異議なしと認め、本臨時会の会期は本日1日と決しました。
次に、日程第2 会議録署名議員の指名についてを議題といたします。
会議規則第83条の規定により、議長において、22番 中岡久徳さん、23番 英成樹さんの両名を指名いたします。
次に、日程第3 議案第153号及び議案第154号の2議案を一括上程いたします。
当局の説明を願います。
市長。
(市長 今岡睦之君登壇)
○市長(今岡睦之君)
ただいま上程いただきました議案第153号、損害賠償の額を定め、和解することについて及び議案第154号、平成18年度三重県伊賀市病院事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
まず、議案第153号でございますが、伊賀市立上野総合市民病院での医療事故につきまして、損害賠償の額を定め、和解することについて、伊賀市立上野総合市民病院事業の設置に関する条例第10条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
事故の内容でございますが、平成13年10月25日、当時72歳の女性の患者様に、直腸がんの手術を施行いたしましたところ、手術中に大量出血いたしまして、手術直後に出血性ショックで死亡された事故でございます。
市民の皆様の健康と命を守る市民病院でのこのような事故が起きましたことにつきましては、大変遺憾なことであり、亡くなられた患者様のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に深くおわび申し上げたいと存じます。
この医療事故につきましては、平成15年10月に患者様のご遺族から市に対して損害賠償の訴えがありまして、これに応訴してまいりましたが、法廷で医療鑑定などの必要な手続を行った結果、本年8月25日に裁判所から、市が原告に対し3,500万円を支払うという内容の和解勧告がなされました。市といたしましては、その和解勧告に従い、3,500万円を支払うことで医療事故の和解をいたしたいと存じます。
これに関連いたします、議案第154号の平成18年度三重県伊賀市病院事業会計補正予算(第2号)でございます。
医療事故の損害賠償金の支出のために、収益的支出で、特別損失といたしまして3,500万円を計上いたしております。
なお、この賠償金につきましては、全額医療賠償責任保険から補てんされる予定でございますので、収益的収入におきまして、医業外収益で同額を計上いたしております。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(安本美栄子君)
説明に対し、ご質疑ございませんか。
森永勝二さん。
○27番(森永勝二君)
2点ほど聞いておきたいと思います。
全員懇談会でも説明がありましたし、今も説明がありましたからいいんですが、1つは、こういう事故を防止するための手だてですね。日常的にはこういう事故に対して組織的にどういう対応をしているのかというのが1点と、もう一つは、今回の事故を受けて新たにこういう点についてはきちっとしていこうと、そういう新たな対応を考えたかどうか、その2点について報告願います。
○議長(安本美栄子君)
答弁をお願いいたします。
市民病院院長。
(市民病院長 村山 卓君登壇)
○市民病院長(村山 卓君)
まず最初に、ご遺族の方、市民の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、院長としましておわび申し上げます。
先ほどのご質問ですけど、今回の医療問題は、手術手技に関しては問題がないという裁判所の判断が出ております。今回争点となったのは輸血時期のタイミングであります。要するに、予測以上の出血があったのに対して、輸血の時期がおくれたんじゃないかというのが問題になっております。以前は、この伊賀地区にも輸血センター的なものがありまして、輸血のプールですね、輸血を確保してたんですけども、最近の献血事情がありまして、今は津の血液センターの方で血液をプールしております。したがって、我々が出血を確認して輸血ができるまでは、少なくとも1時間前後の、1時間、もう少しかかりますかね、の時間が必要となります。そういう意味で、根本的な解決はこちらの方にでもこういう血液地域っていうか、地区センターですね、それを設置してほしいという要望を血液センターに出しました。伊賀地区は非常に交通の便のいろいろな問題もあるところですので、ただ、今の事情ではできないという血液センターからのご返事でございます。ということで、我々の対応としましては、もうできるだけ早期に血液を準備する。前もって予測を、今までは厳格に、この患者さんは大丈夫であろうとかいうのを、普通の厳格に判断していたのを、前もって出る可能性が少しでもあれば血液を準備するいうぐらいしか、方法、対策がないんじゃないかというふうに考えています。ただ、その分、血液がむだになる部分が多々出てくる可能性がある。それからまた、それによって病院の経済的な面にも負担がかかることは事実でありますが、今回の事例をとらえまして、それもやむを得ないだろうというのが結論がございます。
事故に対しては、これはあとは技術を、できるだけ出血をしないようなとか、ほかのトラブルを起こさないような医者としての技量を磨くというぐらいしか手だてがないかと思いますけど、ただ今回に関しては先ほど言いましたみたいに、かなり難しい問題をはらんでいるということだけご理解していただきたいと思います。
○議長(安本美栄子君)
他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。議案第153号及び議案第154号の2議案は、委員会付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
森永勝二さん。
○27番(森永勝二君)
1点だけ市長にお願いをしときたいんですけども。
今、話の中で血液センター云々の話が出ました。
○議長(安本美栄子君)
森永さん、失礼。森永さん、済みません。
○27番(森永勝二君)
討論でしょう。
○議長(安本美栄子君)
153号と154号の2議案を一括で討論することにご異議ございませんかということでございますので、ご異議なしと認めます。
よって、討論として、森永勝二さん、どうぞ。
○27番(森永勝二君)
済みません。
そういうことで、やっぱし伊賀地区にそういうセンターきちっと設けていただくということでは非常に大事なことだと思うんです。問題はやっぱしこの伊賀市だけじゃなくって、名張市との関係が出てくると思うんですよね。だから、名張市にも働きかけていただいて、そういうやっぱり運動っちゅうんか、お願いをするっていうんですか、そういう手だてをぜひお願いしたい。それはお願いだけですので結構ですが。意見とさせていただきます。
○議長(安本美栄子君)
他にご意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご意見なしと認めます。
よって、採決に入ります。
採決は、一括行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご異議なしと認め、採決は一括行います。
議案第153号及び議案第154号の2議案に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(安本美栄子君)
全会一致でございます。よって、議案第153号及び議案第154号の2議案は、いずれも可決いたしました。
次に、日程第4 議案第155号を上程いたします。
当局の説明を願います。
市長。
(市長 今岡睦之君登壇)
○市長(今岡睦之君)
ただいま上程いただきました議案第155号の工事請負契約の締結についてでございます。
しらさぎクリーンセンター焼却施設の閉鎖に伴いまして、解体工事を行おうとするものでございます。
契約の内容でありますが、去る10月17日に一般競争入札を行いました結果、株式会社竹中土木三重営業所が1億5,540万円で落札いたしましたので、工事請負契約の締結につきまして、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき、議会の議決をお願いいたしたいと存じます。
工事の概要でございますが、焼却施設の解体撤去で、鉄骨造及び鉄筋コンクリート造、地上4階地下1階建て、延べ床面積といたしましては2,457平方メートルの建物解体撤去及びごみ焼却炉2炉と可燃性ごみ破砕機等の施設を解体撤去しようとするものでございます。
なお、完成期限といたしましては、平成19年3月26日を予定いたしております。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(安本美栄子君)
説明に対し、ご質疑ございませんか。
恒岡弘二さん。
○20番(恒岡弘二君)
今のご説明で、契約金額が決まったわけでございますが、市長の最初の解体予定につきましては、かなり高い金額を示されておったんですが、安いことはいいんですけれども。ダイオキシンの飛散といいますか、沈下量といいますか、周囲に対しての土壌の件でちょっとお伺いしたいんですが、これはあくまでも解体だけで、その金額は入っていないんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(安本美栄子君)
答弁をお願いいたします。
生活環境部長。
(生活環境部長 濱 一吉君登壇)
○生活環境部長(濱 一吉君)
今回お願いしてます契約につきましては、施設の解体、それから施設の中のダイオキシン、アスベスト等一切含めてございます。それで土壌につきましては、周辺の土壌調査はもう既に済ませております。本体の中のダイオキシン濃度につきましても、17年に調査を済ませております。土壌と申しますのは……(「周辺土地の」と呼ぶ者あり)
○20番(恒岡弘二君)
周囲の土壌のあの……。
○生活環境部長(濱 一吉君)
はい。周囲は先ほど申しましたように、工場を含めてその周辺の調査を既にいたしております。(発言する者あり)
○議長(安本美栄子君)
恒岡弘二さん。
○20番(恒岡弘二君)
その周囲のことについては今回の入札には入っていないということでございますので、周囲の部分についての検査結果、一度聞かせてもらったことがあるんですけども、最終ではどういうふうになっているのか、あるいは何トンほどこの周囲を取らんなんのか、その辺なんかちょっと少し教えていただきたいと存じます。
○議長(安本美栄子君)
答弁をお願いいたします。
生活環境部長。
○生活環境部長(濱 一吉君)
周囲とそれからしらさぎセンター内の調査でございますが、最終日時は2003年の8月の11日に行っております。結果でございますが、土壌につきましては、しらさぎクリーンセンターの中2カ所、これは20から32ピコグラムでございます。その横の古池の西側は57ピコグラム、上野農業高校が16ピコグラム、それと少し下にございます、大きな池がございます。大きな池の下の土壌でございますが、これが140ピコグラムでございます。それと周辺のご自宅等の民家の井戸水も調査させていただきました。これは3軒のおうちからお願いしているんですけども、この井戸水については0.073ピコ、2軒目は0.067ピコ、もう1軒は0.28ピコということでございます。排水、雨水につきましては、しらさぎクリーンセンター内で2.8ピコという検査結果でございます。これはナノじゃございません、ピコでございます。以上でございます。(「環境基準は」と呼ぶ者あり)
環境基準につきましてはいろいろ大気、土壌ございますんで、基本的にはこの間、宍粟で焼却しました分については大気出す分は3ナノでございます。土壌の埋め立て基準は5ナノでございます。
○議長(安本美栄子君)
他に……。
恒岡弘二さん。
○20番(恒岡弘二君)
今の数字を聞かせていただきますと、そうすると別に撤去しなくてもいいという数字になりますか。
○議長(安本美栄子君)
生活環境部長。
○生活環境部長(濱 一吉君)
しらさぎクリーンセンター内の土壌は撤去をする計画はいたしておりません。本体の中だけでございます。
○20番(恒岡弘二君)
安全地帯と。
○議長(安本美栄子君)
恒岡さん、いいですか。
○20番(恒岡弘二君)
はい。
○議長(安本美栄子君)
本村幸四郎さん。
○33番(本村幸四郎君)
これ私は議案送ってもろうてからちょっといろいろ話しするんですけども、多分、当初予算は5億ぐらい、3月は多分あったんじゃないかなと思うんですけども、予定価格が約4億5,000万で、1億6,000万安いからいいんですけども、こういうふうな傾向は今、いろんな流れとしてダンピング的な形であちこちで話は聞くんですけども、余りにもこの差額の大きいのにびっくりしてるんですが、これの積算根拠は、余り類を見ないから、わからないからと、予定価格の4億5,000万というのはどういう形で積算根拠を出されたのか、ちょっとそこら辺、説明してくれますか。
○議長(安本美栄子君)
答弁お願いいたします。
生活環境部長。
○生活環境部長(濱 一吉君)
この当初の設計価格につきましては、事前に3社の方から見積もりをいただきました。それの平均的な金額で4億五千数百万ということで設計価格を組んでおります。
○議長(安本美栄子君)
本村幸四郎さん。
○33番(本村幸四郎君)
3社から見積もりとって立てたということですけども、現実はこれで、今、なにをしてみますと、この8社で入札されてるけど、ほとんどの人が1億台の入札ですな、6社が。一番高い人でこれは、1社が2億9,000万というのがあるだけで、ほとんど1億台の見積もりですわな。2億超えてるのは2社あるだけで。それで4億5,000万という見積もりですな、皆。これこう、一般的に見ていくと、余りにも設計費の積算の根拠っちゅうのが、これ安いからいいようなもんの、いろんな関係者から言わせると、市の積算根拠というのはこんな程度なんだという話を私、耳に聞くんですよ。逆に言えば、10億のやつを3億ぐらい、5億ぐらいにしか積算できない場合もあるし、今度みたいに3倍もするような、ですからこの積算の根拠というのは、見積もりとっただけであって、こちらでこの確認は、その積算根拠ですな、どこかのメーカーや業者が持ってきたやつをそれを基準に置いて、仕事に対してはこれだけのコストがかかって、これであるというものはうちでは確認しないんかどうか。そこら辺に問題が出てくると思うんですよ。たまたま見積もりとったら4億5,000万、3社ではこうなったっちゅうけども、これが10億だとしたら、たまたま10億の予算を組むのかと。逆にこれが1億だという積算が出てきたら、予算でできる。余りにも積算根拠の積算の見積もり、予定価格の出し方について、これ市長、どう思われますか、ちょっとお尋ねしておきたいんですけども。
○議長(安本美栄子君)
市長。
(市長 今岡睦之君登壇)
○市長(今岡睦之君)
土木工事とか建築工事の場合は、物価版等々がございますから、それによって積算できますものですから、こちらの方もその単価等については専門のところでチェックできる。しかしこういった特殊なものにつきましては、コンピューターの見積もり、要するにコンピューターのシステムの価格とか、こういうたぐいのものは、実はチェックする能力がはっきり言ってございません、行政内部に。これは伊賀市だけではなくて、ほとんどそうではないかというふうに思いますものですから、当初の予算を立てるときに、そういう経験のおありの業者の方から見積もりをしていただいて、そしてそれから予算を立てていくという方式をとっております。
これは除却、解体でございますが、先般、南部環境衛生組合の新清掃工場なんかもよく似ておりまして、当初、メーカーが出してきた見積もりと実際に落札をした金額が半分近いとか、最近こういうのが多くて、残念ながらそういう、ですから当初見積もりを出してきた金額がきちっとチェックできる能力があればいいんですが、そうでない場合には、過大設計だというふうな指摘を受ける場合がこういった場合出てくるということになりますが、まことに残念ながら、現在の技術力では専門業者の方々から見積もりをとらざるを得ないという現状でございます。
○議長(安本美栄子君)
本村幸四郎さん。
○33番(本村幸四郎君)
市長おっしゃられるように現実はそのとおりだと思うんですけども、こうした場合、こういうものが一般的に公表されていくと、市民的にはまあ3億ほどもうかったんじゃなという、単純計算で会話が進むわけですけど、そうはいかんと、これはまあ補助事業でもあるからうちだけが3億丸もうけするというふうなもんじゃないんですよと話はするんですけれども、ここで4億5,000万、3分の1が補助対象事業ということ、後の解体、話があるわけですけども、これが4億5,000万だったら1億5,000万、いわゆる国の負担ですな、国庫補助があるということ。これ1億5,000万だったら5,000万しか国庫負担はないと。ということは、国もこういうことを、何の基準もないということですわな、極端に言うたら、天井知らずで業者任せの。このことが現在のメディア、マスコミで言われている経費のむだ遣いの談合だとか、いわゆるそういう問題の一つの、自分とこで積算根拠が計算できないんですから。業者さんが持ってくるお金を基準にして、国が予算をやっておる。ですから極端に言うたら、そういうべらぼうな予算設計がされるところに、いろんな結局はむだ遣いと言われるもんが出てきてるわけですな。まあ別にこれはこうですけど、トンネルやいろんなほかの事業でもそんなようなコンサルに、ほかの事業でもそうあるみたいです。行政では単価積算ができないもんですから、業界団体の、それに合わせて国が予算を立てていくと。ですから、ある一面ではこういうのがたまにあるわけです。ほとんど9割ぐらいで落としていって、いわゆる和歌山県の談合だとかになってるわけですけど、たまにこういうものが出てくると、今までやってたのは全部むだ遣いだったということに、これ全部つながって評価されるんですな。
ですから私は、この仕事は特殊、だけど後の、次の島ヶ原の問題もありますけれども、全体的にはやはり過当競争が続く今日の社会だけれども、この積算根拠、いわゆる積算単価の確認、これのチェックっていうものを明確にしていかなければ、入札っていうものが結局は価格いっぱい安かったから得するだとか、高過ぎたから失格だというけども、ほかの部分においてもきちっとした積算根拠を明示して、やはりある一定の適正な価格表示で適正な入札を進めるようにこれやるべきだと思うんですよ。そうでなければ私らがどう思ったって、4億5,000万の中で1億5,000万、3億、この3億を、このままいっとったら3億むだ遣いだったんだと。こんなもん1億5,000万ですると3億もうけたということで、逆なそういう議論が巻き起こりますので、こういうふうな点について、これはこの工事だけと違いますよ。ほかの積算の一般工事とかいろんな形において、そういうふうな部分において、再度こういう積算根拠、いわゆる予定価格のチェック監視っていうのは、今後はもう少し厳しく適正に見きわめるべきだと思うんですけど、そこら辺について再度市長さん、お願いします。
○議長(安本美栄子君)
市長。
(市長 今岡睦之君登壇)
○市長(今岡睦之君)
おっしゃるとおりでございまして、最近、いろんなもの見てまいりますと、例えば既製品の建設資材なんか、コンクリートの資材なんかでも、定価の半値とか定価の40パーセント、何が本当かちょっとわからないような時代になってきて、実際の取引が定価の50パーセントとか40パーセントで取引がされているというようなことも実態としてはあるようでして、本来はこれは正しい金額だということが、きちっと発注者側でつかむべきがこれが本来でございますが、そういった意味で、こういう特殊なものにつきましては、やはり情報をあちこち収集しながら、行政の要するに発注者側も精度の高い金額をやっぱりつかむ必要があるということでありまして、今後ほかのこともありますし、最近の発注を見ておりますと、本当に実際にどれが正しい価格なのかっていうのが、まことに疑わしいというようなことがありますので、内部的にもきちっと勉強すると同時に、市場価格っていうものをきちっと情報を収集していく必要があると痛感いたしております。したがいまして、こういった発注の担当の部、課含めて、その案件案件ごとにもう少しきちっと情報を入手をするように努めてまいりたいというふうに思います。
○33番(本村幸四郎君)
まあ意見で・・・・・。
○議長(安本美栄子君)
他にご質疑ございませんか。
小丸勍司さん。
○30番(小丸勍司君)
先ほど来、恒岡議員の質問に対しまして、行政側から答弁がございましたが、その中で、少しだけ確認をさせてもらっておきたいんですが、ダイオキシン問題のことなんです。
先ほど来、ピコグラム云々という数字を上げられて、私どもの議論の中ではナノグラムという一定のそういった単位で議論をしていたわけでありますけれども、ピコグラムという単位で表現されてみえる。そのあたり、もう少しわかりやすいような方法で説明せなくては。といいますのは、今、議論を聞いてますと、要するに解体については、ダイオキシン問題というのはもう何ら問題はないんだよといったことをおっしゃられたい、のなのかと思うんですが、そのあたり、少しまだ私どもとしましては疑問に残る部分があるんです。例えば炉内の、そのあたりのダイオキシンはどのようになっているのかというのも、やはり関心のあるところでもありますし、この解体に及びます、解体をするためのどういった防護対策を考えておられるのか、あるいは解体した後の資材というか、残土というのでしょうかね、そういうものがどのように搬出されて、どのように処理されるかというところも、やはり関心を持っておかなきゃならないというふうに思っているわけなんです。
したがって、もう一度確認したいんですが、この解体について何ら問題がないんだと、ダイオキシン関係については問題はないんだというふうにおっしゃられるのか、その辺、もう一度確認しておきたいと思います。
○議長(安本美栄子君)
市長。
(市長 今岡睦之君登壇)
○市長(今岡睦之君)
恒岡議員から先ほど土壌のご質問ございましたものですから、土壌について部長の方から答弁を申し上げたんですが、土壌につきましては、場内、場外を問わず、基準を現在のところ大幅に下回ってるということでございますが、煙突内部のすすとか、煙道とか、それから集じん機のあったところ等につきまして、要するに内部ですね、炉内につきましては、非常に高濃度のダイオキシンが付着をいたしております。したがって、これは作業のときに外部へ漏れるということは許されません。そういうところをはっきり仕様の中にきちっと明記をして発注をしておりますが、そういったことの詳しい状況につきまして、部長の方からお答え申し上げます。
○議長(安本美栄子君)
生活環境部長。
○生活環境部長(濱 一吉君)
失礼します。
単位でございますが、ナノとピコと2つ使いまして申しわけございません。ピコはナノの1000分の1でございますので、先ほど土壌等の報告させてもうたとこにまだゼロが3つつくわけでございますんで、ご理解いただきたいと思います。
それと、やはりこの工事につきましてはダイオキシン問題が一番ネックになってくると思います。ネックっちゅうんですか、重要になってくると思います。先ほど市長申しましたように、炉内の分については、本体についてはそれほど高濃度じゃございません。付着物は0.029ナノから0.044ナノでございます。防じん装置、これも2つあるんですけれども、これについては64ナノから87ナノでございます。一番高濃度は煙突内の一番下の下部でございますが、これはすす取って検査したんですけれども110ナノということでございまして、高濃度になっております。いろいろ前回、前々回宍粟の件でもご議論いただきました。宍粟は96から105ぐらいですんで、濃度としてはそのぐらいの濃度になると思います。
それじゃあこの高濃度の分をどうやって処理するかということで、このマニュアルをつくりまして、ダイオキシン処理の方法を業者の方に徹底いたしたいと思うんですけども、まず第1点目には、解体工事の実施でございますが、厚生労働省の方から基準が出てます。これに基づきまして、ダイオキシンについては処理してまいりたいと思っております。アスベストにつきましても、実は710平米ほどアスベストがございます。これにつきましても基準っちゅうですか、通達が出てますんで、これら2点、慎重に慎重を重ねて、工事をいたしてまいりたいと思います。これらの届けは労働基準監督署の方へ届ける必要がございます。これの許可がおりないと工事に着工できせんので、きょうご承認いただければ、早速書類をつくらせて、監督署の方へご承認をいただくようにいたしております。
ダイオキシンの部分で、安全性の確立、あるいは作業中の空気中のダイオキシンの濃度、いろんな、それと安全教育等も予定をいたしております。
汚染物の除去方法でございますが、ちょっと細かくなりますけれどもご説明させていただきます。
設備内の堆積物及び付着物については、先に除却する。作業方法は、これまた先ほど申しました、基準監督署へ計画書を届けるんですけども、これに基づいて実施いたしてまいりたいと思います。作業場は、粉じんの発生防止、外部への飛散、これが大事でございますが、外部への飛散及び拡散防止、それと作業員への影響、周辺地域の影響がないような作業場所の設置、それで全般を密閉養生いたします。換気あるいは除じん等も留意をして工事をすると、そんなことになっております。あと、施設内の堆積汚物でございますが、主に灰になると思うんですけれども、これについては外に出さないように処理をいたしてまいりたいと思っております。それと、汚染物質の飛散を防止するために、常に水をかけまして、湿潤状態で、煙突でしたらすすの部分をはいでいくというふうな作業をいたす予定でございます。これにつきましても、作業員につきましては、それぞれ防護マスク、防護服を着て安全を期したいと思っております。それと、汚染除去作業物のコンクリート面、鉄材の表面、それから耐火物の表面の付着物は、できるだけ最初に除却して、これを処理してまいりたいと思っております。除却作業に使用した排水は、別の産廃関係で排水処理を行う。それと汚染除去作業においては、溶断等加熱作業は行わない。設備の中のみでなく、外表面や附属機器及び建屋の鉄骨部、壁、床に付着した汚物等についてもすべて除去するということで、ダイオキシン対策については慎重に慎重を期してやってまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。
○議長(安本美栄子君)
他にございませんか。
小丸勍司さん。
○30番(小丸勍司君)
ありがとうございます。
最後に1点だけお尋ねしておきたいのは、高濃度に今、汚染されたダイオキシンの残留物といいましょうか、それを搬出されるわけなんですが、この搬出は、恐らくどこかの業者に処理をお願いせにゃならんというように思うんですが、こういった高濃度の受け入れ先というんでしょうかね、そのあたりの対策についてはどのようにやってみえるのか、その辺、おわかりできる範囲で結構ですから、お願いいたします。
○議長(安本美栄子君)
生活環境部長。
○生活環境部長(濱 一吉君)
これにつきましては、当然専門の産業廃棄物業者にお願いをいたさんなんと思っております。ただ、まだ本契約をいたしておりませんので、業者等の打ち合わせもいたしておりません。きょうご承認いただきましたら業者と打ち合わせいたしまして、どこの業者にこのダイオキシン廃棄物を運んでいくか、処理してもらうかっちゅうことも決まると思いますんで、ご理解お願いしたいと思います。
○議長(安本美栄子君)
他にご質疑ございませんか。
宮?由隆さん。
○25番(宮?由隆君)
先ほど本村議員が質問した中で、市長が答弁されておりましたけども、3社に聞いたと、4億5,000何がしの設計価格を。そして予定価格を決めたと言っておりますけれども、この聞いた3社の業者の中で平均とったいうことで、その業者は入札の参加の業者に入っているのかいないのかの確認をちょっとお願いします。
○議長(安本美栄子君)
生活環境部長。
○生活環境部長(濱 一吉君)
3社とも入っておりません。現在、ほとんど指名停止を受けておる業者でございますんで。
○議長(安本美栄子君)
他にご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略をし、討論に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご異議なしと認めます。
討論に入ります。ご意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご意見なしと認めます。
採決に入ります。
議案第155号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(安本美栄子君)
全会一致でございます。よって、議案第155号は、可決いたしました。
次に、日程第5 議案第156号を上程いたします。
当局の説明願います。
市長。
(市長 今岡睦之君登壇)
○市長(今岡睦之君)
ただいま上程いただきました議案第156号の工事請負契約の締結でございます。
平成18年度生活基盤近代化事業によりまして、島ヶ原第2浄水場を建設するものであります。
契約の内容でありますが、活性炭吸着塔、凝集沈殿装置、急速ろ過機及び電気計装設備の水処理施設を建設するものでございまして、去る10月11日に一般競争入札を行いました結果、前澤工業株式会社名古屋支店が1億6,867万740円で落札いたしましたので、工事請負契約の締結につきまして、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき、議会の議決をお願いをするものでございます。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(安本美栄子君)
説明に対し、ご質疑ございませんか。
本村幸四郎さん。
○33番(本村幸四郎君)
これも1億ほど予定価格から、去年も1億下がったっていってびっくりしてたんだけど、このごろは予定価格から1億ぐらい下がるのは当たり前みたいなもう感じにするんですけれども、こういう目で見ると、これ恐らく契約金と予定価格とが7,000円ですから、ちょっと6億、ほんまのとにかくぴったんこという形の予定価格で落札しておられるが、こうなってくると、とかく誤解を招く。これは最低価格を表示して入札をやったからだろうと思うんですけれども、そこら辺いかがですか。
○議長(安本美栄子君)
答弁お願いいたします。
水道事業管理者。
(水道事業管理者 秋葉茂能君登壇)
○水道事業管理者(秋葉茂能君)
今回の入札で最低制限の価格と落札価格がぴったり一緒だということでございます。いろいろ、どういう形でこの業者がこの価格で入札をしたかという、あくまで推測の域は出ないわけでございますが、若干入札の経過をご報告を申し上げまして、ご理解をいただきたいと存ずるわけでございますが。
経過につきましては、先ほど市長申し上げましたとおり、一般競争入札でやったということでございます。それでその一般競争入札の中の応募要領がございまして、その中で予定価格、上の価格を公表いたしますと同時に、最低制限価格を設けるということで要領の中でうたってございます。その範囲につきましては、予定価格の3分の2から5分の4の範囲内で定めるということで記載をしてございます。今回の最低制限価格を設定するわけでございますが、それには内部で決めました一定の計算式がございます。それでこの計算式に基づいて計算をいたしました結果、3分の2を下回るということになりました。それで、3分の2を下回りますので、これを3分の2まで引き上げなくてはならないということでございます。それで、予定価格の3分の2に引き上げたということでございます。それで引き上げた際には、これも内規で決めました最低制限価格を決める方法の中に、1,000円の端が出た場合は1,000円まで上げたり下げたりするということで、数字を一定丸めるということに決めております。今回は、たまたま3分の2を計算した段階では、ちょうど3分の2は万円のけたでおさまってございますので、予定価格の3分の2が計算した際には、ちょうど万円けたでおさまりましたので、ちょうど3分の2の価格で設定したということでございます。
当然、今までやっておりますとおり、これ決めたにやつにつきましては仮の最低制限といたしております。当日、いわゆる1.01から1.03の掛け率を乗じるわけでございますが、これは入札に参加していただいた方によって、抽せんによって決めるということでございますので、今回も1.01から1.03のそれぞれの掛け率を抽せんをしていただきました。今回は1.03の係数を引かれたということでございますので、今申し上げました3分の2の価格に1.03を掛けたものを最低制限価格としたということでございます。
それで、そういうぐあいにして最低制限を設けたわけでございますが、今回、落札された方は、この方式みたいなものを想定されて、1.03を引くであろうということを想定をされて、その価格を、最低価格の3分の2に1.03を掛けて入札をされたということでございます。当然、入札の際には、業者から見積書っていいますか、積算の根拠を提出させます。その数字についても1.03を乗じた価格で提出をいただいたということになっておりますので、その数字も確認をいたしております。そういうことで、たまたま3分の2に1.03を乗じた価格をぴたっとおさまった形で入札をされたということでございますので、ご理解をいただきたいと。
あくまで業者さんの入れた価格につきましては推定ということでございますので、たまたまそういうことで、単純に計算していけばこの数字になったということでございますので、ご理解をいただきたいと存じます。
○議長(安本美栄子君)
本村幸四郎さん。
○33番(本村幸四郎君)
今言う、3分の2にかけて1.03と、毎回そういう形をやってるわけですけども、その手のうちが相手の方が計算入ってますから、それにしても1億、億の台が740円と、10円も100円も変わらないという形は余りにも計算ができ過ぎてると、単純にはだれでも思うんですよ。今話をされたとおりに、03と01とどれを選択するかはその日にならなきゃわからないと言うけれども、そこら辺の部分が、ちょっといろんな聞く情報によると、03と01の、そこら辺がこぼれるような業者間で話ができてるような話も耳にするんですよ。ですから、そういうふうな形が、事実かどうかじゃなくてして、3分の2はもう計算できるでしょ。01か03かという形は、どれが決まるかということ自体はその日でなきゃわからないんですな、その形の中で。やっぱりそういうふうなことで、別に01と03と違ったって、そう金額的には大枠は変わらないんですよね、掛け算からいくと。
大体そういうふうな点からしてまいりますと、いずれにしましても2億5,000万が1億6,000万という形で1億も安ければ、頼む方としちゃあいいわけですけれども、結果としてはこういうものが公表されていくと、先ほども申し上げたように、公共事業に対する積算が、これは今いきますとほとんど2億台ですな。ほかの業者の積算は1億9,000万から2億の入札ですから、ここが断トツで一番安いということになっておりますけどもな。こういうふうな点については、少なからずやっぱしさっきも申し上げましたように、事業実績と今後予定価格の線引き、なんについてはよほど慎重になんをやって、そういう疑問の生じないような形をやってもらいたい。これはもう意見にもなりましたけども、お答えは結構でございます。
○議長(安本美栄子君)
他にご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご異議なしと認め、討論に入ります。ご意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご意見なしと認めます。
採決に入ります。
議案第156号に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(安本美栄子君)
全会一致でございます。よって、議案第156号は、可決いたしました。
次に、日程第6 発議第17号、北朝鮮の地下核実験に対する国連安保理決議の完全履行と平和解決を求める意見書(案)の提出についてを議題といたします。
発議者代表の説明を願います。
中岡久徳さん。
(22番 中岡久徳君登壇)
○22番(中岡久徳君)
ただいま議題となりました発議第17号は、朗読をもって提案説明とさせていただきます。
北朝鮮の地下核実験に対する国連安保理決議の完全履行と平和解決を求める意見書(案)でございます。
地下核実験を強行した北朝鮮の行為は、国際社会全体の平和と安全にとって明確な脅威である。
このことを受けて、国連安全保障理事会は、10月14日、「国連憲章7章に基づいて行動し、同章第41条に基づく措置を講ずる」とした北朝鮮制裁決議案を全会一致で採択した。
核兵器の廃絶を訴えた「非核平和都市宣言」を行っている伊賀市にとって、北朝鮮の核実験は無謀な暴挙であり、いかなる理由に基づこうとも正当化の余地はなく、本市議会として断じて容認できるものではない。
よって、本市議会は北朝鮮に強く抗議し、国に対し、国連安保理決議を完全履行するとともに、今後、関係各国との連携を図り、平和的な解決に努めるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により、ここに意見書を提出する。
平成18年10月27日、伊賀市議会。
衆参両院議長、内閣総理大臣、外務大臣あてでございます。
皆さんの全会一致のご賛同を賜るよう、よろしくお願いいたします。
○議長(安本美栄子君)
説明に対し、ご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、討論に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご異議なしと認めます。
討論に入ります。ご意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(安本美栄子君)
ご意見なしと認めます。
採決に入ります。
本案に対し、可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○議長(安本美栄子君)
全会一致でございます。よって、発議第17号は、可決いたしました。
以上で本臨時会に付議されました案件は議了いたしました。
平成18年第6回伊賀市議会臨時会は以上をもって閉会といたします。慎重審議まことにありがとうございました。
(午前11時00分 閉会)
─────────────
地方自治法第123条第2項の規定により次に署名する。
議 長 安 本 美栄子
議 員 中 岡 久 徳
議 員 英 成 樹