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三重県 鳥羽市

平成12年  6月 定例会(第2回) 06月09日−03号




平成12年  6月 定例会(第2回) − 06月09日−03号







平成12年  6月 定例会(第2回)



           平成12年第2回鳥羽市議会(定例会)会議録

                  平成12年6月9日(金曜日)午前10時開議

◯出席議員(19名)

      1番   山本泰秋君         2番   竹内 久君

      3番   世古安秀君         4番   村山俊幸君

      5番   藤原喜代造君        6番   尾崎 幹君

      7番   山下伴郎君         8番   片山幹夫君

      9番   野村保夫君        10番   中村欣一郎君

     11番   木下行保君        12番   戸上幸子君

     13番   中村和徳君        14番   木村幸夫君

     15番   寺下 進君        16番   直木伝吏君

     17番   寺本春夫君        18番   吉川昭一君

     19番   高橋信夫君

◯欠席議員(なし)

◯議場出席説明者

   市長      井村 均君      助役      野末孝行君

   収入役     中野好孝君      企画課長    清水 彰君

   総務課長    中村哲哉君      財政課長    木田正治君

   市民課長    寺本信博君      税務課長    野村寿夫君

   人権・生活

           楠井一孝君      保健環境課長  浜岸好夫君

   課長

   商工観光課長  滝沢偉司君      農林課長    小林千代太郎君

   水産漁港課長  浜口光寿君      建設課長    杉原俊雄君

   都市計画課長  石原茂一君      定期船課長   前田和夫君

   社会福祉

           松村久男君      介護保険課長  夏川輝夫君

   事務所長

   水道課長    大谷茂良君      消防長     押田 巧君

   教育委員長   山岡一裕君      教委総務課長  上村 攻君

   監査委員    井村善也君

◯職務のため議場に出席した事務局職員

                      次長兼

   事務局長    野村憲幸君              政山堅太郎君

                      庶務係長

   議事係長    高橋 達君

◯本日の会議に付した事件

 日程 議案番号     件名

  1      一般質問

  2  53  専決処分した事件の承認について

         (平成12年度鳥羽市定期航路事業特別会計補正予算(第1号))

  3  54  公有水面埋立てに関する意見について(答志町)

             (午前10時00分 開議)



○議長(寺本春夫君) 皆さん、おはようございます。

 ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(寺本春夫君) 日程第1、一般質問を行います。

 会議規則第61条の定めによりまして、発言の通告が参っておりますので、順次発言を許します。

 12番、戸上幸子君。

          (12番 戸上幸子君 登壇)



◆12番(戸上幸子君) 現在、鳥羽志勢最大で緊急の課題になっているごみ・し尿問題について市長の見解をただします。あわせて、現状を正確に判断するための諸材料も提供し、鳥羽のごみ問題をどう解決していくのか、私の提案も行います。

 市長、今市民の間でごみ・し尿問題について新たな関心が沸き上がっています。市民運動も始まっています。私は質問を準備するに当たり、先進地の実情調査だけではなく、多くの各界の市民の意見を伺ってきました。市長の答弁を、ごみと環境、命と安全に関心を寄せるすべての市民が注目をしております。それは今後の鳥羽のごみ・し尿行政そのものにも影響していくでしょう。その点をしっかり踏まえられてご答弁されるよう求めます。

 最初に、この間の経緯にかかわる市長の政治責任について3点伺います。

 まず第1に、市長は1日の広域連合全員協議会後の記者会見で当面施設建設は見送ると表明しました。3月時点からの180度の転換です。なぜ転換しなければならない事態になったのか、行政側の姿勢のどこに問題があったと認識していますか。さらに市長は、新役員にかわって内諾撤回の上申書を提出してきた、反対の声も大きくなりと、いかにも松尾町の態度変更に責任があるかのように答えております。市長としてのあなた自身の責任と反省の弁は一言もありませんでした。市長は現在もそういう認識でいらっしゃるのか。見送りになった責任は松尾町にあり、あなたには責任がないと考えているのですか。はっきりとご答弁をいただきたいと思います。

 第2に、白紙撤回したものではない、引き続き松尾町と交渉していくとも答えています。松尾町民の総意は、区長自身が言明されているように内諾撤回そのものです。白紙に戻せということです。市長は昨日の答弁で、あきらめていないなどと町民の総意を逆なでするような態度を平然と語りました。町民の結論を受け入れない、あくまでやるんだという姿勢は、市長が議会でもおっしゃっている、住民こそ主人公の理念とどう整合するんですか。明確にご答弁をいただきたいと思います。

 第3に、広域連合での公金横領事件です。

 広域連合とはいえ市民にも直接影響し、当議会でもたださなければならない筋の問題です。事件は公印が無原則に扱われたのが原因ですが、この件での市長の管理責任をどうとらえていますか、お答えください。

 次に、本市のごみ問題をどう解決していくのか、ごみ減量化・資源化が不可欠ですが、市は現状をどう認識しているのか、そしてどう解決していこうと計画しているのかをお尋ねします。あわせて、私の実践と提案も行います。

 鳥羽市のごみ量の多さは観光地の宿命です。何も市民がよそに比べてたくさんごみを出しているというわけではありません。やみくもに鳥羽市はごみが多い、減量化をと言っても何も始まりません。市が今やらなければならないことは何か、それは、各分野で始まっている市民のごみ減量化の取り組みの声を拾い上げ、先進地の実践にも学び、ごみ減量化の方策を市民に提供することだと、このように私は思います。議会としても、行政にやれ、やれとハッパをかけるだけではだめで、ともに対策を考える責任を負っていると思います。

 まず第1に、鳥羽市のごみの実態の問題についてお聞きします。

 ごみ減量化の基本計画をつくるためには、ごみの量と質の実態を把握しなくてはなりません。しかし市は、ごみの実態調査を行っていません。あるのは、市全体での総量と種類別総量です。生ごみについても、家庭からの量、ホテル、旅館などの観光施設からの量、事業所からの量、それぞれの実態が把握できていないでは減量化の方法は具体的につかめません。市民への説得力もありません。私は何度もモデル調査をすべきと担当課には提案をしてきましたが、いまだに実施の動きがありません。なぜモデル調査をしないのですか。

 第2に、資源化をどう図るかの問題です。

 新聞、ダンボール、雑誌、雑紙、布、牛乳パックを毎月定例で回収している各地域の子供会や、プレハブを設置して回収しているボランティアの方など、市民は積極的に取り組んでおります。これを全域に広げることがどうしても必要ですが、なぜリサイクルの日のメニューに加えていないのですか。市が今計画している毎年10カ所のごみステーション設置とあわせてリサイクルの日のメニューに加えれば、よりスムーズに進むのではありませんか。経費もかかりません。そういう弾力的運用が今求められていると思いますが、いかがですか。

 第3に、その他のプラスチック類問題です。

 本市は埋め立てています。容器包装リサイクル法完全実施に伴い、伊勢市などでは業者に引き取らせています。昨日の同僚議員の質問に対して課長は、今年度モデル地区をつくり来年度をめどに完全実施したいと答弁しました。施設、規模など準備体制を具体的にどう進めるのですか、お答えください。

 第4に、ダイオキシン規制への対応でバグフィルター等の改善工事に一刻も早く着手しなければなりません。地元の皆さんの安全と健康を第一に考えて、すぐにでも取りかかるべき課題だと思います。市民は切望しております。その見通しとめどをはっきりとご答弁いただきたいと思います。

 第3に、職員体制の問題です。

 現在、保健環境課の環境係は庶務担当を入れてわずか4名です。ざっと考えても、市民の各種団体への啓蒙はもちろんのこと、一般家庭、事業所の実態調査や事業所への説明会と指導、バグフィルター工事の検討、計画、ごみ基本計画の作成など、問題は山積をしております。現在のような体制でごみ問題にまともに取り組むことができますか。課長クラスをごみ対策課長に位置づけ、万全の体制をとることが市長の責任だと考えますが、人的体制をどうしますか。

 以上、お尋ねします。

 次に、私の解決方向を提案します。提案に当たって、私は2つの調査をしてみました。一つは、我が家の実態調査です。もう一つは、清掃センター職員さんへのアンケート調査です。これらを踏まえて提案をいたします。

 まず、私は我が家のごみ排出の実態調査から始めてみました。一般家庭の一例になると考えたからです。3人家族です。1カ月の調査です。その1カ月間のごみ量をまとめたのがこのパネルです。全体の総量、我が家の1日一人当たりのごみ量は872グラムでした。このうち生ごみは226グラムで、全体の26%を占めていました。これはあくまで我が家の調査ですが、そういう結果が出ました。資源化できたのは、リサイクルに回すことができたのは、872グラムのうち720グラムでした。リサイクル率は82%。資源化できなくて焼却、埋め立てに回ったごみは、ごみ率18%でした。

 例えば、見にくいかと思いますが、ちょっと紹介してみますと、生ごみは226グラムでした。これのリサイクル率、私のところは生ごみは電動の生ごみ処理機で、そして、切り花だとか、野菜などは庭に埋めているわけですが、これが100%いかないで95.5%でした。その理由というのは、肉についた骨が電動にはかけられないということで、その分が焼却処分に回ったということです。

 新聞類などは100%、段ボール、布類、こうしたものも100%でした。これは鳥羽市では現在実施していませんが、ボランティアさんがやっているのに毎回利用させていただいて、うちでは100%資源化になっております。その他の可燃ごみ、これはちり紙とか小さなレシートのようなものですが、これはそのまま焼却処分です。リサイクル率は0%。

 次に、紙パックですが、これは紙パックの中でも牛乳パックとジュースのパックがあります。牛乳パックの方はハローに持ち込んでいますのでこれはリサイクルされていますが、ジュースの方はできません。その結果、82%です。

 ペットボトル、トレイ、これは100%。その他プラスチックは、市が行っておりませんので0%。アルミ缶、スチール缶や瓶は100%。そして、瓶の中でも一升瓶が入っていましたので、これはリターナブルということで40%がそちらに回っています。

 こういう結果がざっと見て出ております。

 この取り組みの中でわかったことなんですが、我が家の場合、第1に生ごみを資源化すればごみは4分の3に減るということ。2番目に、新聞、段ボール、牛乳パック類などをリサイクルすれば、ごみは56%減るということです。この中で新たな発見をしましたのは、庁舎内でも数年前から始めているそうですが、私ども議員だと書類をいっぱいもらうわけですけれども、そういう雑紙類を資源化すればかなり焼却処分に回るごみが減るということです。56%減りました。3番目に、その他プラスチック類、これも5%ありました。これが我が家の1カ月間調査の中で見えてきたものです。

 これを踏まえて、市が減量化を進める方向と課題を私なりに3点提案します。

 1番目に、生ごみについて一般家庭の生ごみ処理機などについてもっと啓蒙を図り、市の補助額の引き上げも含め普及を図れば、生ごみは鳥羽全体でも大きく減量できる可能性があるということ。

 2つ目には、営業の生ごみです。これは家庭全体のごみの半分を占めていると担当課では言っております。大きな旅館やホテルは独自に生ごみ処理を実施するよう市が協力を求めることが緊急の課題です。幸い鳥羽市には、先進の取り組みがあります。ホテル戸田家さんが既に平成5年に容量300キログラムの処理機を2機設置し、独自で生ごみ処理を行っています。1日に排出されるごみ量は最高で約150キログラム、これを48時間かけて処理しています。ごみは3分の2に減容され、肥料になります。市の教育関係者や度会町のお茶農家、南勢町のミカン農家に販売をされています。1日150キログラムもの生ごみが減るし、肥料として役立ち、土に還元されると。まさに一石二鳥です。この例をもっと普及すべきだと思います。

 先日、ごみゼロの日の広域連合の学習会でも、農業リサイクルシステム協会のコンポストが展示されておりました。そして、実演しました。2時間で肥料となって出てきたわけです。お話を聞きましたら、1日に500世帯の生ごみ処理ができ、価格は300万円ということでした。今後、さらにさまざまなメーカーの商品開発が進むことだと思われます。鳥羽市には離島などの経験もあります。市のごみ処理のランニングコストを考えれば、市は処理機の導入についての補助も当然考えてもいいと私は思います。昨日の課長答弁で優遇制度の検討について触れましたが、具体的に営業用生ごみ処理をどれだけの規模で減量する見込みを持って取り組むのか、これがないと取り組むことができないと思うんですが、その点はどういうふうになっているのか、明らかにしてください。

 3番目に、その他プラスチックについてです。先ほど来言っておりますが、シャンプーや卵トレイ、菓子袋や発泡スチロールなどです。私のところが出すごみステーションも可燃ごみの日の量はめっきり減って、逆に非資源化のごみが多くなっております。目に見えて変化があります。市民の自覚が高まっているからだと思いますが、このごみは残念ながら埋め立てられております。現在の最終処分場はビニールシートもありません。当面できることとして、埋立物を極力減らすことが大切だと思います。伊勢市などのように、分別収集を実施して業者に引き取らせることが大切です。

 これが私の3つの提案です。

 次に、私は減量化を図るためには、実際の現場の清掃センター職員さんの生の声を市民も私たちも知り、耳を傾け対応することがまず先決ではないのか、そういう思いに駆られ、アンケートをお願いしました。議員の皆さんと議長、そして、市長と担当課長のところには配らせていただきました。ごらんいただきたいんですが、このアンケートには清掃センター職員さんの日々の労働の中での率直な、そのままの声が反映されており、市民みんなが考えなければならない問題が提起されていると思います。

 私が特に大事だと思った意見は、作業中一番困ったことは何かという問いに対しまして、スプレー缶が可燃ごみの中に混入して焼却作業中爆発して危険な目に遭ったと、マナーを守ってほしい、こういう声です。そして、すべて私たちは手で触って処理しているということをぜひ市民にも理解していただきたいと。また、上の人にも1日体験をして自分の目で感じてほしい、こういうようなご意見もありました。市長のご感想はいかがでしょうか、お伺いしたいと思います。

 以上で第1回目の質問といたします。



○議長(寺本春夫君) 市長、井村 均君。

          (市長 井村 均君 登壇)



◎市長(井村均君) たくさんの質問をいただきましたので抜けるところが出ようかと思いますが、お答えをいたします。

 まず、松尾町内会から内諾の撤回上申が出されたというものについては、きのうも中村議員にお答えをさせていただいたわけですが、内諾撤回という上申書が出たことは私としましても大変残念に思っておりますが、内諾の撤回の上申書が出ただけではなくて、その他にもこれ以上話し合いが長引くと複合施設建設のみならず、ダイオキシン対策が不可能になると判断をしたことにより、とりあえず14年対応を各市町で行うということにしたものであります。ごみ・し尿処理施設は私たちが生活していくためには何としてでも必要な施設であります。より安全でクリーンな施設を整備するよう努力することが一番の私の政治責任だと考えて、今後も引き続き努力をしてまいりたいと考えております。

 政治責任についてのいろいろな観点からの問いが出たわけですが、他のせいにして市長は自分の方はというふうなご指摘がありましたが、そういうふうな気持ちで取り組んできたものでないことはご理解を願いたいと思います。松尾町に責任があるとか、だれに責任があるとかというふうな考え方で進んできたものではなく、複合施設を松尾町にお願いしてきたが、十分理解をしてもらえなかった、そのお願いの仕方やとか、説明の仕方、提案の仕方にも問題があったと、このことは責任者として私も強く反省をしているところであり、あきらめていないというふうな言い方は、し尿処理施設は1市7町でどこかにつくらなければならないし、とりあえず松尾町には現焼却炉を修理をさせていただいて使わさせていただかなければならないというふうなことから、松尾町には今後も引き続いてお願いをしていくということを申したのであります。

 それから、公金横領の件でありますが、鳥羽警察署に告訴をしたわけですが、私ども管理者の管理責任というものは大変重いと思います。公印を一係長が自由に扱えるような対応をしてきたということにつきましても、重い責任を感じております。早速いろいろと改善をしたわけでありますが、現在告訴をしておる元係長の件が決着をした時点で私どもも何らかの責任を表明したいなと考えております。

 それから、ごみ減量化、リサイクルにつきましてのいろいろな実践を踏まえての問題を出していただきました。私どもといたしましても、事業所系のごみをいかに少なくするかがこれからの大きな課題であると考えております。その方策についてはまだまだ不十分な部分が多いわけですが、これからも努力をしていきたいと考えております。

 人的体制の問題もありましたが、私どもとしましてはなるべく人数を減らしていこうという中で、それぞれの配置を行ってきたところでありますので、4人とおっしゃられましたが、広域の方にも1人配置をしていろいろと協力をさせて仕事をさせておりますので、現体制で頑張っていただこうと思っております。

 それから、センター職員のアンケートについての市長の感想ということでありましたが、私どももこれまでにもいろいろとやらなければならなかったことがたくさんあるわけですが、先ほどチラッとアンケートも見せていただきまして、そういう職員が考えていること、私も現場へ行っていろいろな意見を聞きますが、なかなかそういう実態を把握していなかった部分はあろうかと思います。今後もそういう努力をしていきたいと思いますし、アンケートの中に、個人が自分だけはとか、これ1個だけはという形でごみの中に入れるという、市民の気持ちを今後どう啓発していくかということが大きな、全体のごみ減量化の問題にかかわってくると私もとらえております。

 戸上議員のご家庭のように、積極的にごみ減量化に取り組んでいただく家庭がどれだけ出てくるか、市民がどれだけそういうような気持ちになってくれるかということを、行政としては努力を積み重ねていきたいと思います。

 家庭で徹底して指導をしていただいておりますと、例えば、私のうちにある若いお母さんが子供2人連れてみえた。この子供たちがたまたま出されたペットボトルに入っておりましたものを後で片づけて、そして、小さい子供ですが、自分たちでこれはリサイクルのところというふうに私の女房に言ったということで、女房も大変びっくりいたしまして、小さいときからこういうふうにみんなが、子供たちも含めて考えていくということの大切さというものに、私も大変そのお母さんに感動したわけです。

 学校教育でも随分そういう努力をしていただいております。子供たちが、小学校4年生はごみ問題についていろいろと考えて、看板等も自分たちで設置して、地域のリーダー役になろうとしてくれています。ただ、残念なのは、その子たちが中学生なり、高校生になったときにも実践部隊であるのかどうかという部分が大変難しい問題でもあろうかと思います。市民の中のそういう意識改革といいましょうか、啓発については行政が責任を持って、そして、議会の皆さん方のお力も借りながら実行していかなければならないと思っておりますので、よろしくご協力のほどをお願いしたいと思います。

 詳細については、抜けた部分があろうかと思いますので、担当課長から答弁をさせます。



○議長(寺本春夫君) 保健環境課長、浜岸好夫君。

          (保健環境課長 浜岸好夫君 登壇)



◎保健環境課長(浜岸好夫君) それでは、戸上議員の質問のうち、詳細なところにつきまして私の方から答弁をさせていただきます。

 まず1点は、家庭、旅館等のごみ質あるいは量の実態調査を行っているのかといった部分でございますけれども、家庭や旅館といったぐあいにはごみ質の実態調査は行ってはおりません。旅館等事業者のごみは許可業者が集めたり、自己搬入となっておりますので難しい部分があります。

 参考に申し上げますけれども、清掃センターのピットのごみ質の検査は行っております。平成12年1月の測定によりますと、厨芥類55.4%、紙、木、わら類で22.7%、ビニール、樹脂等で14.6%、皮革類で20%、その他1.9%となっております。

 次に、現在も行っておりますけれども、紙類あるいは紙パック等の収集を現在行っているリサイクルの日に行えないかということでございますけれども、紙類の分別収集についても、これについては特に雨対策が必要となってきます。今後考えていく必要があると思いますけれども、現状の体制においてはできないと思っております。

 その他のプラスチックをどのような方法で分別収集を行っていくのかという部分ですけれども、その他プラスチックの分別を来年から取り組むということで、昨日世古議員にもお答えさせていただきました。今後どのような段取りで行っていくのかという方法論ですけれども、現在のリサイクル分別の日にその他プラスチックのコンテナを設置して行っていくか、それとも別の日に行うか、あと、搬出方法等いろいろとあると思います。それについては、実施するまでに検討をしながら実施を考えていきたいと思っております。

 それから、14年度のダイオキシン対応を一刻も早くというところでございますけれども、保健環境課といたしましても一刻も早くしたいとは考えております。ですけれども、今までの現状を申し上げますと、焼却処理施設の排ガス高度処理施設整備計画を行った後、設計を組んで補助金の申請を行っていっても、平成14年11月がぎりぎりというような判断をしておりますので、ご理解を願いたいと思います。

 それから、現在行っている電動生ごみ処理機の補助額の引き上げはできないのかという部分ですけれども、今のところ1軒で2万円で2個ということは4万円まで補助するというふうになっておりますけれども、今後の情勢を考えながら引き上げ等については考えていきたいと思っております。

 次に、営業者の生ごみ施設をつくった場合の補助ということですけれども、確かに現在鳥羽ではホテル戸田家さんが行っておりますが、いろいろ方法論を考えた上で検討していきたいと思っております。この部分についても、昨日世古議員には一部お答えをさせていただきました。

 それから、どれだけの規模の減量を考えているのかというところでございますけれども、広域連合での計算によりますと47.3%、これは十数年後というような考えでおりますけれども、こういった過大な計画ではいけないと思っておりますので、今後基本計画等の中で、あるいは総合計画の中で考えていきたいと思っております。

 以上、答弁とさせていただきます。



○議長(寺本春夫君) 12番、戸上幸子君。

          (12番 戸上幸子君 登壇)



◆12番(戸上幸子君) 2問目の質問に入ります。

 市長の答弁を伺っていますと、松尾の問題についてはこれほどの方針大転換をしておきながら事態をどのように受けとめられておるのか本当によくわからない、どう受けとめていいのかなと。はっきり言って、私今考えております。市の重要施策をこれだけ混乱させた場合は、私の不徳のいたすところとか、そういう一言ぐらいは普通なら言うものだと私は思っています。この間、議員への報告があった全協以来きのうの答弁まで、市長からいつ反省の言葉が出るのか、年末から年始にかけて松尾の方はごみ問題で降ってわいたようなことで大混乱したわけですけれども、その反省の言葉がどういう形で出てくるのかということを私は期待をして、ずっと待っていましたが、一言もありませんでした。私は自分の満足のために反省してほしいということではなくて、反省がなければ、次、改善がないですよね。ということは、同じ手法でまたこの問題に取り組むということ、それが市民にとってマイナスだということを一番言いたいわけなんです。

 市長は内諾撤回への対応をあいまいにしたまま複合施設の期限切れだとか何とかおっしゃったんですけれども、なぜ松尾町の皆さんが内諾撤回を求めたかといえば、市長も触れられましたけれども、市の説明が全く不十分で疑問や不安に対して納得する回答がされていないからですよね。はっきり言えば、裏返して言えば、市が回答できなかったからです。

 例を挙げますと、きのうも同僚議員が取り上げましたが、谷本市長との約束についてどう考えるのか、こういう問いが議会でもされましたし、また、この間のごみゼロの広域連合の学習会でも質問が出ました。これに対して市長は一貫して環境にやさしい複合施設だと、このように答弁しているんですけれども、これでは全く何も答えになっていないですよね。土地の問題についても6月中に解決すると、このように言っていたわけですけれども、きのうの時点でもはっきりしていない、期待を表明するだけ。水源との至近距離の問題もそうです。これらに対して、なぜ松尾町に選定したのかという行政の説明責任が果たされておりません。だから、当然の結果として内諾撤回になったと、私はそのように考えております。

 先ほど市長がこのように言われました。松尾町に、これは白紙撤回ということではなくて、これからもお願いしていくんだと、あきらめないと、このように言ったということは、このごみ処理施設を新たに建設することではなくて、現施設を谷本市長の約束が切れるときまで利用したいと、そういった意味で引き続き利用させてほしいと言ったんだという答弁がありました。この点、間違いがないですか。誤解を招かないようにはっきり答えていただきたいんですが、私はそう受けとめました。そう受けとめてよろしいんですね。ということは、松尾町は白紙撤回と、白紙ということと理解してよろしいですか。市長の答弁だとそのように受け取れますが、どうでしょうか。私は、かねてから言っているように、松尾はピリオドを打って、そして、新たに事を進めるということが今市にとってとても大切なことだと考えております。

 もう一つ、指摘しておきたいことがあります。

 根本の考え方についてなんですが、昨日の同僚議員への市長の答弁の中で見過ごせない、看過できないような答弁がありました。それは、市長の町民総意のとらえ方なんです。疑問が沸き上がりました、私。市長は前の議会で私の質問に対して間接民主主義も民主主義だと、このように理事会の決定を町の総意だと認定したわけですね、ほかの議員さんも覚えていらっしゃると思いますが。ところが、きのうの同僚議員の質問に対しては、内諾撤回は町民の総意かと区長にただしたと、こう答弁しました。これを見ますと、市長は市の施策を受け入れるときは理事会の決定が総意だと言い、拒否するときは町民総意かと問う。これは全く矛盾している態度だと思いますが、この点についてどうですか。こういう整合性のとれないことでいいんですか。これもはっきりご答弁いただきたいと思います。

 一番初めに指摘した問題も含めて、区長が合意撤回の上申書を出したということは180度の転換ですから、町民の世論、圧倒的な支持がなければできないことですよね。その重みを市長が本気になって受けとめるということが大事だと思います。

 次に、公印の問題です。

 私が公印の問題を指摘したのは、なぜ取り上げたかという問題ですね、これは新聞報道されましたときに、私のところにも鳥羽の市長と収入役がリーダーでありながら恥ずかしいやないかと、広域のことであってもきっちり議員として目を光らせとってほしいと、そういうご指摘があったわけなんです。ですから、市民としても非常に恥ずかしい思いをしました。

 もう一つは、単にこの公印の問題がずさんな公印の管理だけではなくて、阿児町の白紙撤回の問題にしましても、そして、この間の情報公開のあり方、また、事務局体制のあり方にしても、どこか共通の問題点が含まれているのではないか、そういう思いがして仕方がないわけです。管理体制全般をしっかり洗い直す機会にしてもらいたいと、私は注文しておきたいと思います。市長の責任については、事件が詳細になってから責任表明をしたいということで答弁がありましたことをちゃんと聞いておきます。

 次に、実際のごみ減量化の取り組みについてです。

 私、先ほどの実態調査については、数年前に先進地視察をしました東京の東村山市の実態調査の例を利用して勉強もしてやったわけなんですけれども、各先進地ではさまざまなモデル調査を実施しています。先ほど課長は答弁をしなかったですね、やるとも何とも。この先進地を見ますと、例えば20歳代の独身の人の場合はどういうごみ質が出てくるのか。また、ひとり暮らし老人の場合はどうか。その家族数などに応じていろいろ調査をしているわけです。少なくともどの種類のごみがどういう家庭で発生してくるのかというモデル調査というのは、行政がごみ問題を手のひらに乗せて解決していく上で不可欠なことだと思うんですね。それを現時点でもまだやらないつもりなのかどうか。これ再度答弁を求めたいと思います。

 特に鳥羽では、ご承知のように、漁業や農業の町、また、一戸建ての住宅地、そして集合住宅など、いろいろあるわけですね。ですから、ごみ質が随分違うと、それをつかむことは非常に大事だと思います。もし行政がやらないというのであれば、私は友人たちと住民パワーで、自分たちの手でごみ調査の実態に踏み出していきたいと思います。その点で、再度ご答弁をいただきたいと思います。

 次に、資源化ごみ回収のリサイクルのメニューに新聞、雑誌類を加えられないかということで、課長は雨対策で現在では無理だというふうにおっしゃいました。しかし、各自治体が設置しているごみステーションは、私のところなんかもそうですけれども、雨垂れをつけてくださっているところもありまして、一概に今のごみステーションでは雨にぬれるからだめだという結論は出せないと思うんですね。ですから、各自治会から要望があったときには、一番リサイクルの日のメニューに出すことが簡単で経費もかかりませんので、今後柔軟な姿勢をとっていただきたいと思いますので、もう一度対応、柔軟に受けとめることができるかどうかというのを答弁いただきたいと思います。

 私、伊勢市や松阪、久居、鈴鹿など、各市の資源化率を事前に調査しました。伊勢市の資源化率は平成10年度で13%でした。各地域、大体10%台には乗っております。しかし、鳥羽市の平成10年度資源化率は7%です。これの原因を考えてみたんですね。結局は、一番重い新聞紙類が回収されていないことによって資源化率が下がっているわけです。その点でもぜひ、1年間に10カ所などと悠長なことは言っていないで、いろいろな方策を探るべきだと思います。

 次に、バグフィルターの工事着手の問題です。

 これは一刻も早い、地元の要望でもあるし、市民の要望でありますが、課長の答弁を聞きますと非常に苦渋に満ちておりまして、どんだけ急いでもぎりぎりしか間に合わないと、このような答弁があったわけです。私は先ほど来担当課長が答弁するのを聞いておりまして、やっぱり職員体制の問題が大きなネックになっていると、そう思わざるを得ませんでした。市長が言われましたように、職員数、減らす方向だと。私も大賛成です。何もふやせばいいと思っているわけではありません。しかし、その点は市長と一致しますが、人員配置の問題で市長と異なるんだと思います。ごみ問題というのは、市民ニーズ一番高いわけですよね。

 例えば、環境課の4人は目の回るほどの忙しさです。各地区から要望があれば、すぐに説明に来てくれるわけですね。そういう現場の仕事をこなすとともに、先ほど来市長が言われているように、ごみ処理基本計画の方向を鳥羽市として打ち出すことが今必要なわけですね。そういうことにかかり切りになる職員がどう見てもおりませんよ。私は何度も言っていますけれども、おりません。ですから、現場で市民啓発を一生懸命やってもらう人とともに、鳥羽のごみ行政10年、20年のそういうものをプランしてもらう人が要るわけです。なおかつ、行政だけでやるんではなくて、市民の声を取り入れたそういうものをつくり上げなくてはいけないわけですから、手間暇かかるわけですよね。

 例えば、私ずっと主張をしておりますが、同和係に4人も置いて血税を使っているのに、こういうところから人を回したらどうかと、私は言いたいです。同和とごみ問題とどちらが切実な課題ですか。もうごみ問題はしりに火がついているわけですよね。こういった面で、市長の人数を減らす方向なので配置できないという答弁には納得ができません。ごみ問題は緊急の課題です。市民ニーズだし、時代ニーズです。もう一度明確な答弁をいただきたいと思いますし、今の4人で本当にやれるんですか、ふやさないと言うんなら。その点、きちっと答弁をいただきたいと思います。

 2問目の質問は以上です。



○議長(寺本春夫君) 戸上議員の一般質問中でありますが、暫時休憩をいたします。

             (午前10時51分 休憩)

            −−−−−−−−−−−−−−−

             (午前11時03分 再開)



○議長(寺本春夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 戸上議員の質問に対し、答弁を求めます。

 市長、井村 均君。

          (市長 井村 均君 登壇)



◎市長(井村均君) 戸上議員のご質問にお答えをいたします。いろいろとありましたので、整理をしたつもりですが順不同になるかと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 まず、反省の言葉がないというご指摘を受けたわけですが、冷酷、大変不遜な男のように評価されたことは残念でありますが、私はこの議会ではひょっとして言ってなかったかもわからないけれども、松尾町あるいは地区の方々に会うごとに、大変ご迷惑をおかけした、私が至らんだので皆さんに心労煩わせた、済まんだなということを5月27日の全体の説明会でも冒頭に言ったつもりでありますし、連合の全員協議会でもそのような発言をしたつもりでおります。その気持ちというのは、やはり松尾町の皆さん方に私の方からお願いをしたことでありますから、その間に松尾町の皆さん方に大変いろいろとご苦労をいただいた。

 ですから、そのことに対しては、私の方が説明不足でもあり、資料不足でもあった。資料不足については非常に残念ですけれども、広域連合の議会で諮り、そして各自治体の議会で諮り、議会の開催等で形式的に大変手続上日数がかかっていく。ビラ、チラシを出したくても、すぐに出せないという大変ふなれな連合のスタートでありましたので、いろいろと迷惑をかけてきた部分があると思います。松尾町の皆さん方にも大変説明不足であった部分があろうと私も思います。そういう意味で、皆さん方に大変迷惑をかけたなと、5月9日の2回目のときにも、特に皆さん方には一番近いところでいろいろと苦労を日ごろもしてもらっておる、そのことに対して本当に迷惑をかけとるなということを十分私としては言ったつもりでありますので、戸上議員の前で言わなかったのかなと大変残念に思いますが、そのような自分のつもりでありますので、ご理解をお願いしたいと思います。

 谷本市長の約束事については、私は十分当初から承知をしておりました。きのうもお答えをさせていただいたように、しかし、全く新しい複合施設を新たにさせていただきたいということでお願いをしてまいりましたものであります。

 それから、撤回の上申書が出てきた分について、確かにいろいろと疑問や不安があったことだろうと思います。特に、怪文書やら怪電話やら流言やら、たくさんのものが新区長さんにいっときに集中をしたようでありまして、大変ご迷惑をかけたと考えております。

 土地の問題でありますが、前の理事会では大体すぐに決着がつくから、5月の終わりごろから6月については見通しもつくからというふうな説明を受けておりましたが、新しい区長さんの方からは少し長引き過ぎるという感じを受けましたので、14年対応がもうできないということで、こういう形でこれ以上引き延ばしたら各自治体が大変なことになるということで、一たんは改修あるいは新築をしなければならないところも出てこようかと思いますが、そういう対応で14年対応。し尿処理場はいずれにしても1市7町、陸上にどこかでつくらなければならないんだから、引き続いて行政も努力するし、連合の議会でも申したように、議会の皆さん方にもご協力をお願いしたいと。そして、し尿処理場をどこかに見つけたい。その間に私どもは松尾町の現焼却炉を使わせていただかなければなりませんから、契約いっぱいまで、あるいはそれまでに撤退できれば一番いいわけですし、お借りする努力をしていかなければならない。

 ですから、あきらめないという意味は、まず現焼却炉を改修させていただいて、期限いっぱいまでには撤退できる努力をしたいけれども、そうもいかないケースも出てこようかというふうなこと。あるいは、10年本当にいっぱいかかってしまうようなこともありはしないのかなというふうなことから、引き続いてお願いをしたいと。そして、複合施設に対して大きな理解の変化が生まれることも万一あるかもわかりませんが、そういうふうなときに他に候補地がなくて、松尾町でいいわというふうな事態が起きれば、これは大変広域としてもありがたいわけですが、そういうこともあろうかというふうなことも考えて、とりあえずあきらめていないということでご理解をお願いしたいと思います。

 松尾町への選定でありますが、松尾町の方々には2回の説明会、それから、視察に行っていただいた、組寄り合いをしていただいた、それから、十何回か理事会をしていただいた中で、なぜ松尾町にお願いをするのかということは文書でも出させていただいて理解をしていただくようにお願いをしてまいりました。

 総意の問題でありますが、内諾を決定していただきました11年度の理事会の皆さんは、広く松尾町のみんなで考えるということで提案の場を設けて私どもに説明とお願いを2度させてくれました。視察にも率先参加されました。年明けの組寄り合いにも理事として各組で説明をされ、意見集約をされました。土地の仮契約の問題についても、弁護士を通じて清算の上、広域連合との契約に進む計らいをされました。

 ところが5月1日にいただいたのは、正式に撤回するというものではありません。上申書でありましたが、私どもは早くから会わせてほしい、説明をさせてほしいとお願いしておったのが、4月17日に初めて私たちを招いて説明等の話し合いをさせていただきました。4月17日の席上でも早い時期に道仏地区や松尾町全体への説明会をさせてくれるように申し入れをしたわけですが、ちょうど田植え時期でもありまして、都合がつかないというふうなことから日が先送りになりました。そういうような中で、5月1日、突然新区長が内諾撤回の上申書を市長室に持ってみえて、理事会で諮った松尾町民の総意の考えだということで提出されましたので、私は大変驚きました。

 そのときに、撤回の理由の中に道仏の方々の反対が第一点の大きな理由になっておりましたので、私としては小集落の人が反対の前面に立たされるのは大変申しわけないということで、この申し入れについては慎重に考えてほしいということを新区長さんにお願いしたところであります。ですから、総意については、少し新旧対応が違っていたということであります。

 公印の問題でありますが、管理体制を含めて私どもは今大きな反省の上に立って新たな仕事を始めさせていただいております。

 職員の配置の問題でありますが、先ほど戸上議員が同和に4人とおっしゃられましたが、人権・女性課に4人の職員の配置でありますので、これは訂正していただきたいと思います。環境課の方で仕事をします4人は、大変多忙な中でたくさんの量の仕事をしてもらっています。新しい体制で各課がほとんど入れかわった中で、それぞれの分担を12年度の市民への責任を果たすということで職員一生懸命に頑張っております。配置の問題については、私どもとしては12年度はこれでやろうということで決定したものであることを、ご理解をお願いいたします。



○議長(寺本春夫君) 保健環境課長、浜岸好夫君。

          (保健環境課長 浜岸好夫君 登壇)



◎保健環境課長(浜岸好夫君) それでは、戸上議員の再度のご質問のうち、2点ほどご答弁させていただきます。

 戸上議員は、ごみ質、ごみ量の件のところで、東村山市の方へ視察に行ってモデル的なところを見てきたということでございますけれども、私どもも今後、先進地視察等を行った上で20歳代とか、あるいはひとり暮らし等のごみ質あるいはごみ量のモデル調査を考えていきたいと思っております。

 それから、紙の分別の雨対策ができないということで先ほど私申し上げましたけれども、今後そういった点につきましては、自治会からの要望を取り入れ、あるいは戸上議員さん等の意見等も参考に受けとめさせていただきまして、今後実施していきたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。

 以上、答弁とさせていただきます。

          (何事か発言するものあり)



◎保健環境課長(浜岸好夫君) すんません、もう一度答弁させていただきます。

 今のところ古紙とか、あるいはリサイクルの部分につきましては、子ども会とかあるいはPTAの方でも分別の方をボランティアでやっていただいている部分がございます。それについては、普通の分別については3円、今年度から紙については5円の補助を出してやっていただいております。その部分についても実施をしておりますので、ご理解を賜りたいと思います。



○議長(寺本春夫君) 12番、戸上幸子君。

          (12番 戸上幸子君 登壇)



◆12番(戸上幸子君) 市長から答弁がありましたが、本当にわけのわからない答弁だったと、私はそう受けとめざるを得ません。2問目に至っても市長が今のような答弁を繰り返していると、本当に住民パワーに水を差してしまうのではないかと、私は思いました。もっと物事のけじめをきっちりつけて、オープンにして、そのようにして行政運営は進めていくべきではないかと私は思います。松尾の問題にしても、10年も20年も先のことを言ってあきらめないと言ったとか、そういう問題ではなくて、この間のいろいろな問題に対してのけじめをきっちり市長がつけるべきなんです。今ごろ10年先、20年先のことを言ってもしようがないわけですね。

 次に進めたいと思いますが、松尾町との契約が終了すれば新しい場所を松尾以外で見つけなくてはいけないわけですね。その際も地域住民と全市民の理解と納得、合意形成なくしては一歩も進みません。そういった意味でも、市長が今現在の問題から教訓を導き出して今後に生かそうとすることが大事ですが、そういう姿勢が見られませんでした。従来どおりの答弁を繰り返しただけでした。

 松尾のごみ問題を契機にしまして、今市民の間にはごみ問題を自分たちの問題として真剣に取り組もうと、そういう機運や運動が芽生え始めています。連合主催のごみゼロの日にもたくさん集まりましたし、市民が独自に先進地の講師を招いてのフォーラムもありました。鳥羽のごみとし尿、飲み水を考える会も生まれました。民間事業所でも鳥羽ジャスコの買い物かごの例もあります。これはリデュース、ごみを減らすという取り組みの一つです。買い物袋を持参するということの新しい形です。これが北勢地区のジャスコで取り入れられたということで鳥羽の消費者からも鳥羽でもぜひという声が上がって、わずかな期間に現在200名の登録者があります。私も利用者の一人です。ハローのリサイクル回収箱は2時間で満杯になるというふうに聞きました。それほど市民の意識は広がり始めていると思います。市長はここにこそ注目をしてほしいと私は思います。そのためにも、松尾の問題にはきっちりピリオドを打つと、そういう姿勢が不可欠だと思います。再度この点について、10年先、20年先の問題ではなくて、今回の内諾撤回を受けて「市民こそ主人公」を理念とされる市長の考えに基づいて白紙に戻すと、そのように明言をいただきたいと思います。市が拙速だった事実を率直に認めて松尾町民にわびる姿勢がなければ、今後のごみ行政にも悪い影響を与えると私は思います。その点を厳しく指摘しておきたいと思います。

 新しいごみ処理場の建設の際は、可能な限り安全で小規模で、建設費もコストも低廉なものを市民は望んでいます。そのためにも、市民一人一人の意識の向上と理解、実践が不可欠となります。ごみ問題は暮らしそのものを考え直していく大事なことだと思います。私の小さな実験でも82%を資源化することができました。私の知り合いの方などでは、2人暮らしだけれども、可燃ごみの日、1回100グラム程度のごみしか出さない、そういう進んだ方もみえます。市民みんなが真剣に取り組めば、劇的な減量化が可能だと思います。困難さにめげず希望を持って、行政も議会も市民も一体となって取り組んでいきたいと思います。そういった意味からも、市長の松尾町に対する白紙の問題、きっちりピリオドを打つと、けじめをつけると、そういう決意をお聞かせいただきたいと思います。

 もう一つ、職員体制の問題では非常に問題だったと思います。同和対策の方もこれまでの同和対策室長が課長になり、3名の体制です。ですから、女性の方は今回加わったばかりですので、実質は4名と言えると思います。その点、訂正する気持ちはありません。

 以上です。



○議長(寺本春夫君) 市長、井村 均君。

          (市長 井村 均君 登壇)



◎市長(井村均君) 戸上議員の3問目の質問にお答えをいたします。

 わけのわからぬ答弁だという評価を常々いただいておりますので、このままでいきたいと思いますが、私としては理解をしていただくようにきちっと話をさせていただいておるつもりでありますので、ご理解をお願いしたいと思います。

 松尾町を白紙に戻せという問題でありますが、これからもごみはお願いしていかなければならない。今のままで松尾町をもう終わりですというわけにはいかないわけですから、いろいろとご迷惑をおかけしていくということになります。複合施設はこれはもう私は無理だと思っております。特にし尿処理場をつくるということは今度は、これからはとりあえずし尿処理場をつくらなければならない。ですから、これは放流水が出ます。放流しなければなりません。ですから、松尾町にあるいは岩倉の取水口の上流にし尿処理場をお願いするということは、私はするつもりがありません。ですから、離してやっていくのか、しかし、今後ともやっぱり複合していった方が経費が安くなるんではなかろうかとか、いろいろな問題があると思います。

 その中で、あきらめていないというのは、松尾町の皆さん方にどうぞごみ焼却場についてご理解をお願いし、ご協力をお願いしますということであります。戸上議員のところには100%の松尾町の皆さんが反対を述べに行っておるように受け取っておられますが、6月2日のマスコミの報道の後、私のところへはまた全く違う反応が来ておるというのが現在の状態だと思います。理事会の中でも、条件をつけたら受け入れていいんじゃないかという意見が出ているということも聞きました。しかし、そのことで個人やとか、少数の人たちがターゲットになるようなことにはしたくないという配慮で私の方はなるべくなら皆さんの同意が得られる努力をしてきたつもりでありますし、そのことで私の方にエールを送ってくれる松尾町の住民もたくさんあるということは理解してほしいと思います。議員の皆さん方にも多分そういう反応がたくさん届いていると思います。

 しかし、これ以上複合施設で苦しめるということは忍びないし、時間的にも間に合わないから、新たに14年対応だけは早うしようやということになったものであるという理解をしていただき、し尿処理場の場所を私どもも一生懸命に探させていただきますが、どうぞ議員の皆さん方もご協力をお願いしたいし、ごみ焼却場もあと10年松尾町にお願いをしとる部分は残っていると言うても、10年というのは本当にすぐであります。環境調査をして、基本設計をして、造成をしてということになりますと、今もう既にごみ焼却場についてもどうするのかということを迫られておるわけでありますが、一たん修理させていただく中から、皆さん方あるいは市民の皆さん方の力を借り、何とかごみ、し尿、合わせて処理をしていきたい。当面、し尿処理場を何とかして皆さん方のお力も借りたいと思いますので、どうぞご協力のほどもよろしくお願いをいたします。



○議長(寺本春夫君) 1番、山本泰秋君。

          (1番 山本泰秋君 登壇)



◆1番(山本泰秋君) また、この6月議会も私が最後の質問者ということになりましたが、お許しをいただきましたので、通告してありますとおり、過疎化対策についてお聞きをしたいと思いますが、今回近年の鳥羽市の急激な過疎化傾向に危惧しての質問であります。

 私自身もかねてから過疎化というのは、要因によっては自治体としての存亡にかかわる重大問題だと認識しておりましたし、また、20世紀最後の年でありますことしをよく21世紀へのかけ橋づくりをする年だという人がおりますが、しかし、今の鳥羽市の状態では21世紀へのかけ橋ができるのでしょうか。私もこのように鳥羽市議会というマウンドに立たせていただいて1年になりますが、こうした過疎化現象が起こっているにもかかわらず、何らの対策も施されていないのではないか。また、対策案自体も私たちの目の見えるものになっていないのはなぜかという単純な疑問と危機感が私の気持ちの中に起こってきまして、この問題を取り上げさせていただきました。私自身、この問題は今の鳥羽市における最重要課題だと思っておりますし、あえてそういう位置づけをしながら質問したいと思いますが、最初に少し市長にお願いしておきたいことがあります。今回、なるべく私、直球で質問したいと思いますので、答弁もできればダイレクトに返球していただければ幸いでございます。

 ご案内のとおり、鳥羽市の人口は昭和35年の3万521人をピークに、以来減少の一途をたどり、本年5月1日現在の人口は2万5,679人となっています。約40年間で4,842人が減ったことになりますが、この中で注視しなければならないのは、平成7年10月1日現在の人口が2万6,806人であったことを考えますと、この5年間足らずで1,127人も減っている点であります。

 ここで私、鳥羽市の将来を考えたとき特に危惧するのは、このように過疎化が急激に進んできていることと同時に、高齢化率が一挙に高くなっている点であります。これは鳥羽に就職の場がないことなどによる若者の流出が主な原因だと思いますが、このことは鳥羽市から若者がどんどん減っていく、必然的にお嫁さん問題も起こってきます。そして、このことが少子化も急速に進んでいくことになるわけです。もちろん、このほか主な原因としては、観光業、漁業などの近年の基幹産業の低迷、また、福祉、医療、住宅など、ソフト面、ハード面を含めた生活基盤の整備のおくれなどが考えられますが、事実、こうした原因で急激な過疎化現象が起こっているとするならば、これはまさに鳥羽市の存亡にかかわる問題を含んだ、21世紀が展望できないような危機的な状況だと言っても過言でないと思います。ましてや自治体行政として、こうした過疎化現象を指をくわえて見ていることは決して許されないと考えますが、市長はこの状況をどう認識されているのか、まずお聞きしたい。

 また、市長自身も3年前の市長選挙での公約の中で、過疎化対策を意識してだと思いますが、産業基盤の整備・発展と企業誘致などの政策を掲げていたことを記憶しているのですが、市長はこれまで過疎化対策としてどのような施策を講じ実行されてきたのかも含め、改めて過疎化対策について、できれば具体的にお聞かせ願いたい。

 私の1回目の質問を終わります。



○議長(寺本春夫君) 市長、井村 均君。

          (市長 井村 均君 登壇)



◎市長(井村均君) 山本議員の過疎化対策についてお答えをいたします。

 議員ご指摘のとおり、本市の人口は年々減少してきているのが実情であります。これまでの人口の推移を見ますと、昭和35年の3万521人をピークに緩やかではありますが、減少傾向が続いておりまして、平成12年5月1日の人口は、先ほど山本議員が指摘のように2万5,679人、この40年間で4,842人の減少となりました。こうした現象は、伊勢志摩地域では阿児町を除き、各市町とも深刻な問題としてその対策に苦慮していると聞いております。

 本市の人口減少の原因については、年齢別の人口推移から見ますと、毎年20歳前後の若者の転出が最も著しいことから、高校卒業と同時に県外の大学へ進学する人や、就職のため都会へ出て行く人などが多いためではないかと考えております。また、出生児数を見てみますと、例えば昭和50年では444人でしたが、平成10年では238人、約46%の減。県全体でも28.5%の減少となっており、少子化も人口減少の大きな要因となっています。こうした若年層の転出と同時に、出生児数の減少や高齢化が相まって人口減少が続いているものと思われます。

 このような人口推移を国勢調査をもとに産業別に分析しますと、昭和55年から平成7年の15年間で第1次産業が約32%、第2次産業は約8%の減少が見られます。この原因は、第1次産業では後継者不足や花嫁対策などが、第2次産業では経営不振や技術面の立ちおくれ等が考えられますが、現状のままではこれらの問題はさらに深刻化し、就業人口の減少に拍車がかかるおそれがあります。これに対し第3次産業は、少しずつではありますが増加の傾向が見られ、観光都市である本市の特性から見て、今後もこの傾向は続くものと考えます。

 人口の状況は以上のような傾向にありますが、人口減少問題は全国の地方都市に見られる現象でありまして、今後も日本の人口が減少の方向に転じていくことを考えますと、本市の定住人口を増加に転じさせることは非常に難しいものがあると予想しています。市の将来を考えますと、基幹産業の振興や都市基盤の整備を初め生活環境の改善など、いずれも真剣に取り組まなければならない重要な課題でありますが、本市の主要産業である観光産業を例にとってみても、地域間競争と長引く景気の低迷から観光客数、宿泊者数とも大きく落ち込んでおります。こうした状況から、一日も早く脱却すべく取り組んでいます。

 その一つに、10月に開催するえみスカイフェスタ2000がありますが、このイベントを通じ伊勢志摩地域の活性化の足がかりになればと考え、鋭意努力している次第であります。また、今後は外国にも目を向け、目覚ましい成長を続けるアジア各国をターゲットにした誘客活動や、伊勢志摩地域の広域ネットワーク化にも力を入れ、観光産業の活性化に努めていきたいと考えております。

 議員ご指摘のとおり、若者の流出による過疎化は市の活力や財政面にも大きな影響を及ぼしますし、市にとっても大変重要な課題であると認識しておりますが、その原因は雇用の場が少ないことに加え、若者が都会の生活に魅力を感じていることにあると考えられます。景気は底をついたという声は聞かれるものの、まだまだ厳しい経済状況の中にありますので、若者の定着化を図るための就業の場を確保することは非常に難しいものがありますが、今後は企業誘致活動だけでなく、主要産業である観光業も含めた就業機会の拡大に努めてまいりたいと考えております。

 ただ、雇用問題や活性化については、行政だけで改善されるものではありません。市民や企業など、みんなが英知を出し合い頑張ってこそ実現できるものだと考えますので、議員の皆様もぜひご指導、ご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。



○議長(寺本春夫君) 1番、山本泰秋君。

          (1番 山本泰秋君 登壇)



◆1番(山本泰秋君) 2回目の質問に入りますが、先ほどの市長の答弁を聞いておりまして、鳥羽市の今日的な状況から見て、市長は過疎化対策についてはもっと意欲的な、ここに座っておられる皆さんにも活力を与えるような、そして、ダイレクトな答弁がいただけるのかなと、かすかに期待していたのですが、また、内容的にも過疎化対策案が見えない、単なる状況解説にすぎないような答弁になっていたような気がします。非常に残念です。確かに、過疎化というのは実にグローバルな要素を持った課題であるわけですし、答弁にも苦慮されたのではないかとお察ししますが、そうした市長の答弁の中で気になった点が3点ほどありますので、再度お聞きします。

 まず1点目は、このような鳥羽市の過疎化傾向に対する市長の危機感でありますが、私とは相当な開きがあるように思いました。といいますのは、市長は先ほどこうした減少傾向を指して「緩やかな減少傾向が続いている」と言われました。私は一瞬、最近5年間足らずで1,127人も減少していることをどう認識しているのか、自分の耳を疑いました。

 例えば、昭和55年から現在まで約20年間の減少数は3,133人でありまして、この数字を5カ年ごとの平均を出しますと、約800人になります。つまり、5カ年ごと約800人ずつが減っているということです。市長の住んでおられる高丘町が現在735人であります。822人の石鏡町、私の住んでおります本浦は706人であります。750人の坂手町と、このクラスの町が5年ごとに一つずつ消えていく勘定になりますが、市長、これでも「緩やかな減少傾向」と言えるのでしょうか。再度見解を求めます。

 2点目ですが、市長は答弁の中で人口減少問題は地方都市で見られる現象であるとし、鳥羽市の定住人口の増加は非常に難しいと結んでいますが、市長はもう既に過疎化対策はあきらめたと言っているように聞こえたのですが、今地方自治体としては最大の課題であるわけですから、まずそのような意味合いではないと思いますが、念のために真意を確認しておきたいと思います。

 地方自治は今このように地方分権の波が押し寄せ、産業構造の転換を進める必要に迫られ、地域づくりの自立的推進が求められています。こうした状況の中、特にこの過疎化対策については、早急に取り組まなければならない、まさに最重要課題になっているのではないでしょうか。少し余談になるかもしれませんが、私、過疎化と活性化は表裏一体のものではないかと思っています。過疎化対策が進めば活性化につながっていく、活性化すればおのずと過疎化が解消され、人口増も期待できる。つまり、過疎化対策イコール活性化施策ではないかということです。逆に、過疎化対策をあきらめたら活性化も遠ざかっていくと思うのですが、市長の見解をお聞きしたい。

 3点目は、私の今回の質問のテーマである過疎化対策についてでありますが、ずばり直球で聞かせていただいたつもりでありますが、先ほどの市長の答弁では対策案すら私の目に見えるものになっていません。例えば、基幹産業の振興について観光業を例に出していただきました。観光業の低迷を一日も早く脱却すべく取り組んでいると答弁されましたが、私の聞きたいのは個々の具体策なんです。どういう対策案をもとに具体的にどのようなことを、どのような方法で取り組んでいるのかというプロセスを聞きたかったのです。このプロセスが対策だと思うのですが、市長、いががでしょうか。

 また、10月に開催するえみスカイフェスタ2000も取り上げていただきましたが、答弁ではこのイベントを通じ活性化の足がかりにしていきたいということですが、ここでもポイントは具体的にどのような方法で活性化の足がかりをつくっていくのかということであります。10月のことですから、活性化の足がかりになる具体的施策ができているのですか。昨日の野村議員に対する答弁を聞いておりますと、まだできていないような聞こえ方がしたんですが、いずれにしても、早急に十分な対策を練っていただいて、活性化の足がかりにしていただくことを切に期待してやみません。

 そして、過疎化傾向の中で最も大きな比重を占めていると思われる、就業の場のないことによる若者の流出の問題であります。若者が減っていくというのは、即お嫁さん問題、そして、少子化問題につながっていくわけですから、この現象だけで鳥羽市に活力がなくなる。まして、21世紀を展望したとき、これはまさに鳥羽市にとっての一大事ではないかと思います。市長も先ほどの答弁で就業機会の拡大を考えているとのことでしたが、市長、今考えている悠長な状況ではないのではないでしょうか。早急に対策に乗り出すべきだと考えますが、市長の所見をお聞きします。

 最後に参考にお聞きしておきたいのは、市長自身の公約であります企業誘致活動は現在どのような進捗状況なのか、あるいは活動状況とその成果、そして、今後の展開などをあわせてお聞きをして、2回目の質問を終わります。



○議長(寺本春夫君) 山本議員の一般質問中でありますが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。

             (午前11時53分 休憩)

            −−−−−−−−−−−−−−−

             (午後1時00分 再開)



○議長(寺本春夫君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 山本議員の質問に対し、答弁を求めます。

 市長、井村 均君。

          (市長 井村 均君 登壇)



◎市長(井村均君) 山本議員の第2問目の質問にお答えをいたします。

 過疎化はどこの地でも大変な問題でありますが、本市にとっても大問題であると私は危機感を持って対応しています。過疎化対策としての就業対策も即効薬はありませんが、現況を少しでも食いとめるために、やはり本市の基幹産業である観光や水産業を振興し、雇用機会を拡大することが重要だと考えております。そのためには、後継者の育成に努めることはもちろんのこと、住環境を整備するとともに、子育て環境や高齢者福祉についてもさらに充実していきたいと思っております。また、最近では、就業形態の多様化により外国人の労働者がふえてきていますので、広い視野に立った雇用促進についても支援していきたいと考えております。

 「緩やかな」との表現に関しましては、私どもの行政としてはこういう言葉をよく使うわけでありますが、緩やかだから危機感を持たないのかというご指摘のようでありますが、受け取り方の差でもあり、私は大変な事態と受けとめています。確かに、小集落が5年ごとに減る状況に対しましては、何とか歯どめをしなければならないと考えています。

 過疎化対策の件で市長はあきらめたのでないかというふうな言葉が出ました。責任者があきらめたら大変なことでありまして、努力を懸命にさせていただいているということをご理解していただきたいと思います。例えば、減少の激しい離島については、診療所、上水道、定期船、保育所等の内容充実と水産業の振興を図る努力をしております。松尾工業団地が売れ残っておりますが、企業誘致についても県内企業を回ったり、パンフレットを350枚つくってそれぞれに何とか進出をしていただきたいという努力をしております。県のインターネットでも全国発信しております。市長としても、実ってはおりませんが、鳥羽から県外で活躍をしている企業へ進出をお願いに行っております。何とか市を活性化させたい、各課もそれぞれ努力しています。なかなか実効が出ない時代でありますが、今後も粘り強く努力していかなければならない問題と考えております。

 観光産業への対応でありますが、昨日の吉川議員、野村議員のご質問に商観課長が答えさせていただきましたように、それぞれの努力をしております。スカイフェスタ2000も鳥羽運営委員会が結成され、九鬼嘉隆400年祭のときにいろいろなグループに分かれて活動しましたが、そういう活動を市としても支援していきたいと思います。ほんの一例でありますが、例えば、しおさい市を漁業と観光の振興の起爆剤に位置づけて、将来海鮮市場にしたいとか、海産物のオーナー制度を検討したりする中から観光と水産業の振興を図り、若者の定着を考えたいと思っております。夏にかけて各地で観光関係の民間業者が生き残りをかけていろいろな事業をされます。一例は花火でありますが、ことしも大変結束をして民間の皆さんが誘客の努力をされるということでありますが、そういうものも市として支援しながら何とかこの不況を乗り切りたいと考えておりますので、皆さん方のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。



○議長(寺本春夫君) 1番、山本泰秋君。

          (1番 山本泰秋君 登壇)



◆1番(山本泰秋君) 3回目の質問に入りますが、最後は提案並びに要望ということになろうかと思います。

 若干、市長、先ほどの答弁で私が納得できない部分についてだけ、私のきょうの質問と答弁を聞いてきまして少し疑問に思ったところなんですが、市長は危機感は十二分に持っとるということであるわけですが、私の今回の質問の所期的な目的は何とか市長の意気込みを引き出せたらなと、できたら具体的な対策が出てきたらなということを期待しながら質問させてもらったわけですが、危機感はあると言っておるものの、具体的な対策が見えてこない。危機感があるならば、そういう具体性いうんですか、そういうような答弁がいただけたんやないんかなと、なかなか精神論主体の答弁に終わっとるように私は感じてしまいました。若干市長の気持ちとずれがあるかもわかりませんが、私の所感だけ先に述べておきたいなというように思います。

 ただ、この活性化イコール過疎化対策、いわゆる私思うんですが、何をやるにも柱が必要ではないかなと。政策が必要ではないかなというように思っております。特にこういう重要課題は、ビジョン形成をしながら対策をしていくと。活性化と裏返しになるわけですから、そういうビジョンをつくっていくのであれば柱が必要です。この柱が私どもにはさっぱり見えない。何を主体に対策をしようとしとるんかというところです。そこら辺について、もし市長の方で心するところがあれば、ぜひとも、答弁は要りませんが、表に、私どもに見えるような対策、秘策を講じてほしいなと、出していただきたいなというように思います。

 先日、実にうれしい新聞記事が私の目に飛び込んできました。ここに木下議員がおられますが、離島の菅島でベビーブームが起こっているという記事であります。まさに朗報であります。内容は皆さんご承知のとおりでありますが、平成11年度1年間で18人という菅島島内の1割近い世帯で赤ちゃんが誕生したということであります。これは5年前から始まったお嫁さん対策の成果とその結晶だということです。私はこれぞまさしく過疎化対策だと思うのですが、市長、いかがでしょうか。答弁は結構です。

 また、市長は人口減少問題は、先ほども申されておりましたが、地方都市で見られる現象であるということに終始されておりますが、地方都市の中でもみずからの努力で活性化を成功させている自治体があります。私たち青葉クラブ5人で、ことしの2月ですが、行政視察に行ってきました奈良県の榛原町であります。榛原町も以前は今の鳥羽市と同じように、若者がどんどん流出する過疎化が起こっていたそうであります。そこで、時の町長でありました、福井茂弘前町長に当たるんですが、当時としては実に奇抜な発想だと思うんですが、町立病院などの公営企業に雇用の創出、活性化の道を求めたということです。それも、赤字続きであった病院を対策のために思い切って増改築、増床をし、病院の再建を図ったということです。これ以降、病院経営も赤字を解消、黒字経営が続いているそうです。同時に人口も45年前に1万4,000人であった人口が、現在2万500人になっております。ちなみに、病院の職員数ですが、現在325人だそうです。市長、鳥羽市とは条件面でいろいろ違うと思いますが、第4次総合計画の策定に対する市民アンケートでも明らかなように、結果はご存じのことと思いますが、ぜひとも参考にしてください。

 きょうは私、過疎化対策についてお聞きしてきたわけですが、市長の答弁からは残念ですが、私の目に見えるような、つまり、具体性のある過疎化対策は一つも聞けなかったような気がします。非常に残念でございます。逆に言えば、それだけ問題が大きく難しい課題だということなのかもしれませんが、いずれにしましても過疎化の問題は、鳥羽市のこれからの浮沈にかかわる大きな課題であることには変わりありません。市長、今こそ市民、企業、そして行政が一体となって、その英知を結集し、まさに総力を挙げて取り組まれんことを要望いたしまして、また特に、市長の主体性とリーダーシップを強く期待しまして、私の質問といたします。



○議長(寺本春夫君) 以上をもちまして、一般質問を終結いたします。

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△日程第2 議案第53号から



△日程第3 議案第54号まで一括上程



○議長(寺本春夫君) 続いて、日程第2、議案第53号並びに日程第3、議案第54号の2件を一括議題といたします。

 上程議案に対する趣旨説明を求めます。

 市長、井村 均君。

          (市長 井村 均君 登壇)



◎市長(井村均君) 本日、追加議案といたしまして、専決処分した事件の報告1件、その他の議案1件を提出させていただきましたので、その提案理由についてご説明申し上げます。

 議案第53号、専決処分した事件の承認につきましては、さきに報告いたしましたが、平成11年度の定期航路事業特別会計決算におきまして歳入不足が生じましたので、その不足分を平成12年度の歳入から繰り上げ充用したものでございます。

 議案第54号、公有水面埋立てに関する意見につきましては、本市が答志漁港に護岸敷及び漁港施設用地を整備する目的をもって答志町地先の公有水面を埋め立てるため免許を出願しておりましたが、このほど三重県知事から諮問がありましたので、本免許の出願に対しまして異議がないことを答申するものであります。

 以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(寺本春夫君) 提案者の趣旨説明は終わりました。

 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。

 明10日と11日の2日間は本会議を休会といたします。

 なお、本会議は12日午前10時より再開し、議案に対する質疑を行いますから、定刻までにご参集をお願いします。

 本日はこれをもちまして散会いたします。

             (午後1時19分 散会)

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議長はこの会議録をつくり署名議員とともにここに署名する。

 平成12年6月9日

              鳥羽市議会議長     寺本春夫

              署名議員(16番)   直木伝吏

              署名議員(18番)   吉川昭一