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三重県 鳥羽市

平成26年  3月 定例会(第1回) 03月05日−03号




平成26年  3月 定例会(第1回) − 03月05日−03号







平成26年  3月 定例会(第1回)



          平成26年第1回鳥羽市議会(定例会)会議録

               平成26年3月5日(水曜日)午前10時01分開議

◯出席議員(12名)

       1番   戸上 健君         2番   中世古 泉君

       3番   井村行夫君         5番   浜口一利君

       6番   木下爲一君         7番   坂倉広子君

       8番   世古安秀君         9番   橋本真一郎君

      10番   坂倉紀男君        11番   村山俊幸君

      12番   山本泰秋君        13番   野村保夫君

◯欠席議員(2名)

       4番   松井一弥君        14番   寺本春夫君

◯議場出席説明者

    市長       木田久主一君  副市長      木下憲一君

    会計管理者    田岡洋子君   企画財政課長   上村和弘君

    企画財政課

    副参事(企画   濱口博也君   総務課長     中村 孝君

    経営担当)

    総務課副参事

    (防災危機    世古雅人君   市民課長     梅村 守君

    管理担当)

    税務課長     高橋 達君   健康福祉課長   寺田勝治君

    健康福祉課

    副参事(子育   西川丈司君   環境課長     東川元洋君

    て支援担当)

    観光課長     山下正樹君   農水商工課長   益田由典君

                     建設課副参事

                     (建設・

    建設課長     松尾直至君            堀口 敦君

                     まちづくり

                     整備担当)

    定期船課長    下村悦生君   水道課長     南川則之君

    消防長      細木正蔵君   教育委員長    大松正嗣君

                     教委

    教育長      斎藤陽二君   総務課長兼    清水敏也君

                     生涯学習課長

    監査委員     村林 守君

◯職務のため議場に出席した事務局職員

                     次長

    事務局長     寺本孝夫君            吉川久寿男君

                     兼庶務係長

    議事係長     北村純一君

◯本日の会議に付した事件

  日程  議案番号      件名

   1        議案第1号〜議案第21号

               (午前10時01分 開議)



○議長(野村保夫君) 皆さん、おはようございます。

 ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 議案第1号〜議案第21号



○議長(野村保夫君) 日程第1、議案第1号から議案第21号の21件を一括議題といたします。

 これより議案に対する質疑に入ります。

 会議規則第50条の規定により発言の通告がまいっておりますので、発言を許します。

 1番、戸上 健議員。



◆1番(戸上健君) おはようございます。

 我々議会は、地方自治法第96条の権限によって、予算案の諾否決めなければなりません。決めるに当たって、この予算案が真に住民市民の要望に即したものかどうか、また、修正、補強すべき箇所はないのかどうか、きちんと吟味が必要です。

 そこで、予算編成の責任者である市長に当初予算の全体スケッチについて基本点を質疑いたします。また、数値については関係課長にお聞きいたします。

 木田市長は17年に初当選なさいました。6月の骨格予算に対する肉づけ予算ですね、ここからスタートなさって、この26年当初でちょうど10回目の予算編成ということになります。十年一昔といいますけれども、節目の年で、市長ご自身の今年度予算に対する思い入れも格別なものがあったんではないかと推察いたします。

 市長は施政方針を開会のときになさいました。私もそれをお聞きいたしました。四つの観点、これを述べられました。第1が第5次総合計画の実現、第2に選択と集中、第3に計画的かつ効果的事業の展開、第4に3期2年目の予算という4点を施政方針の中で述べられました。全体に市長ご自身の施政方針と議案提案につきましては20分ぐらいで、この施政方針の部分は5分程度でした。我々議会がこの当初予算の諾否を決めるに当たりまして、市長ご自身からもっと詳しく予算案にかける基本的なお考え、これをお伺いしなければなりません。

 そこで、まず市長に、施政方針、わずか5分では言い足らなかったという箇所たくさんおありだと思うんです。もう少し詳しく議会にご説明をお願いします。



○議長(野村保夫君) 市長。



◎市長(木田久主一君) 戸上議員のご質疑にお答えいたします。

 この通告の中に施政方針に対する熱い思いをということがあったんですけれども、その言葉を見て、そうなくちゃならんわけですけれども、だけども現実の予算編成とはちょっとギャップがあるなというふうに私は感じました。それは、ここに100億円の予算があって、それを自分でこれに振り向け、これに振り向けとするんだったら、本当にいろんなことをいっぱい考えて、いろんなことを実現できると思うんですけれども、現実的にはなかなかそういうわけにはいかない。

 経常的な経費については、これはもう毎年、私が見る見ないにかかわらず必要なものはもう必要だということになるわけです。そして、そういう中で、1年間、市民のいろんな要望があります。町内会の要望があります。それから、議会においてもいろんな提言とか要望があります。これをやったらどうや、この予算を組んだらどうかというようなのがあります。それで、その1年間の市民の要望、議会の提言、こういったものを全て含めて、各担当課はそれを織り込んだ要望書というのをつくってくるわけです。そして、もちろん、先ほど言いましたように、予算のかなりの部分が経常経費として、もうどうしてもにっちもさっちもいかない、どうしても必要なものだということで振り分けられて、残ったものからそういったことしの新しい予算ということで上がってくるわけです。

 ことしの予算編成においても、もう私のところへ来た段階で3億7,000万円くらいお金が足りないというような状況の中で市長査定が行われるということで、なかなか私の熱い思いで予算を編成するというのとはちょっとギャップがあるなというのは私の正直な感想です。そして、これは鳥羽市だけではなくて、国も県も市も町もそういう状況にあるんだろうなというふうに感じているところです。

 そういう中で、10回目の予算案を組んだわけですけれども、今までのこの9年間を振り返ってみますと、鳥羽市の状況といういのは、ほかの市もそうですけれども、だんだんと厳しくなってきているなという実感を受けております。そして、予算編成においても、なかなか財政課の苦悩というものを感じて、これもやりたい、あれもやりたいというのがなかなか言いにくくなってきているというのも事実だというふうに思います。

 そして、この9年間、第2次産業がちょっと衰退をしていまして、この第2次産業というのは若い人たちに魅力のある産業です。だけども、それが神鋼電機が市外へ行ってから、大きな玉木鉄工所とかいろんなところが市外へ出ていった。そして、市内の事業者もリーマンショック等で打撃を受けて縮小したというのがまず第1だと思いますし、それから、主要産業であります観光業、漁業、こういったものもなかなか発展というところまではいかなくて、若い人の就職先が減ってきたというのが、これがもう一番大きな問題じゃないかなというふうに思っております。そして、それに対して企業誘致をしようということで、いろいろ担当課も頑張ってきたんですけれども、なかなかここまでは来てくれない。10年間無料で土地をお貸しすると言っても来てくれないような状況が続いてきたと、そんなふうに思っております。

 そういった厳しい状況の中で予算組みをするに当たって、まず考えなければならないことは、第5次総合計画にもありますけれども、鳥羽市はだんだん小さくなっていますけれども、小さくても特色ある、きらりと輝く何かがないとだめだと。その真珠のようにきらりと輝くまちづくりをすることによって、市民の皆さんにも一縷の望みといいますか、一つの希望を持ってもらえる、そういう思いで、真珠のようにきらり輝くまちの実現を目指すということをまず第一に考えて予算を編成しております。

 そして、その次には、喫緊の課題といいますか、今、市民が何を求めているか、何をしなければならないか、こういうことを考えてことしの特色ある予算を組もうというところで、まず、やはりあの東北大震災を受けて防災対策だろうと、そして市民が安心して生活できる状況をつくらなければならないということで、災害に強いまちづくり施策というのをまず第1に上げました。

 その次には、若い人たちが少しでも鳥羽市に住んでほしいということで定住促進の施策、そして、少子高齢化の中で子育て支援と高齢者対策、これを3番目に上げました。

 そして、新しい取り組みとしてウオーキングを上げたんですけれども、これは、その根本にあったことは、幾つかあるんですけれども、一つは、自分がウオーキングをしていて、非常に歩かなければならないという義務から歩ける喜びというのがあるなということを感じてきたわけです。それは、歩いて汗をかいた後、物すごく気分がよくなるということ、それから健康にいいだろうなと感じること、こういったことからウオーキングの喜びというのが感じられるんだということに気づいたこと。それから、介護保険とか国民健康保険の負担が非常に大きくなってきている中で、やっぱり鳥羽市としては、そういった健康面でいろんなことを考えていかなければならない、こういうふうに考えたことが二つ目です。そして、三つ目としては、先ほど説明しておりますように非常に厳しい財政状況の中で、なるべくお金をかけずに、そして効果的で、そして鳥羽市独自で、そしてそれが実現すればきらりと輝く、そういう政策になり得るんではないか、この三つのことから、ことしからウオーキングをやろうと。そして、1年では無理ですけれども、これから何年にもわたってそれを追求していくことによって、ウオーキングといえば鳥羽市だと言われるようになって鳥羽市が輝く、そして鳥羽市の市民が健康になるということにつながるんではないかなということで、これを4番目に上げました。

 それから、あと、ことしは市制施行60周年ということで、やはりこれはその節目の年に60周年を祝って、そして市民の皆さんにもそのことを喜んでいただくということが必要だということで、こういうことを計画したということでございます。ただ、今までの50周年の記念とか、あるいは昭和50年の国体、フェンシングと相撲を鳥羽市でやったわけですけれども、当時の状況を見ますと、大変な予算をかけて、そして本当にたくさんの人のたちが参加して盛大にやられています。それは、やはり今と違って、そういう財政的な余裕、人的な余裕、そういったものがあったんだなということを感じざるを得ない、そういう状況になっているというふうに思っております。

 ただ、こういったお金をかけずに予算を組むとか、アイデアを出して勝負をするというようなことをやることによって、本市の独自性を発揮する、他市に先駆けて事業展開をすると。そして、小さくても輝く魅力ある市を市外、県外、そして関東地方等にも発信をして、鳥羽市ここにありということを知らしめる、そして鳥羽市民の皆さんに元気を持っていただく、こういったことを常に念頭に置いて予算編成をしなければならないということを考えて今やってきたような状況でございます。

 予算の関係でなかなか思ったようにはいきませんけれども、しかし、この厳しい予算を見つつも、市民の皆さんがことしはこういう新しいことがあるんだなというふうな希望を持っていただければ、職員の皆さん非常に頑張っていただいた、そういった効果があったんかなと、こういうふうに思っております。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 議会も市長ご自身のお気持ちというのは十分わかります。

 副市長、経済収支比率、鳥羽は87.2%やったかな、5%やったかな。市長がおっしゃったように、義務的経費に圧倒的財源はかかっていきます。ですから、政策的経費に毎年回せる額といういのはたかだか知れとるわけですわね。今年度も103億1,000万円の当初予算、それから199億1,622万円の全体の総予算です。それがどれだけ市民の希望に即したところに投じることができるのかということは、これは苦心惨たんなさったというふうに思います。それは僕もよくわかります。その中で、市長がおっしゃったように、各課中心に、市長、副市長のこれは主導があったんだと思いますが、知恵を絞って、市民にとって、あっ、新年度はこういうことをするんだなと、希望が若干見えるなという点もありました。市長がちょっと機先を制しられましたけれども、後から僕も触れますけれども、逆に、議会が要望し、市長ご自身もそれは実現したいということも当初予算には計上されなかったところもあります。ですから、僕もこれ全面的に市長ご自身の所見に賛成したわけではありません。

 そこで、副市長、地方自治法の2条14項、これ有名なくだりですけれども、もう耳にたこができておると思いますが、地方公共団体はその事務を処理するに当たって、最少の経費で最大の効果を上げなきゃいかんということが規定されております。そこで、この最大の効果、先ほども市長も効果あらしめるというふうに効果という言葉を使われました。副市長、これ一般会計の重点施策、六つございましたけれども、当然、効果があるからなさるわけで、その効果の尺度ですね、これは何ではかるのか、これがちょっと漠然としてよくわからないんです。この点、ご説明お願いをいたします。



○議長(野村保夫君) 副市長。



◎副市長(木下憲一君) 戸上議員のご質疑にお答えをいたします。

 確かに議員言われますように、予算編成をするときに効果測定というのは私ども一切しておりません。ただ、経済波及効果推計というのがございます。これは総務省が5年ごとに改定をしますけれども、例えば平成26年度の一般会計の性質別予算を見ていただきますと、特に投資的経費で約11億円盛り込んでおります。これを先ほどの総務省のモデルに当てはめますと、約21億円の効果がある、これ生産効果ですけれども、そういうふうに言われております。ただ、予算編成をするときに、各市町村とも、その経済効果とか市民所得を推計しながら予算編成することはございませんもので、もしそういう先進事例があれば、議員のほうからまたご提案いただければ研究したいと思います。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 副市長がおっしゃったように、全体の一般会計の当初予算額は103億1,000万円、そのうち投資的経費、これは9億9,000万円でしたですかね、ざっと10億円です。その10億円を活用すれば、どれだけの経済波及効果、雇用効果、増収効果が生まれるのかというのが、これは産業連関表を使えば出てきます。副市長がさっきおっしゃった21億円というのは、それを当てはめた数字だというふうに思います。大体1.1倍から1.8倍と言われておりますが、乗数効果によってもっと高くなる部分もあるんです。公共投資のほうは乗数効果は低いですし、福祉関係は高いという数値が出ております。

 財政課長、副市長がおっしゃったけれども、財政当局としては、今回の一般会計の130億円と全ての会計199億1,622万円、これを投じることによって、鳥羽市の市民にとってどれだけ鳥羽市が活性化するのかと、これだけの税の増収効果が生まれます、雇用効果が生まれます、総所得がこれだけ伸びますというような算定は、事務方としては予算査定上、僕は必要だと思うんですけれども、そういうことはなさっておりますでしょうか。なさった上で予算計上なさいましたでしょうか。



○議長(野村保夫君) 企画財政課長。



◎企画財政課長(上村和弘君) お答えをいたします。

 私ども、当初予算を編成する過程におきましては、そういった市民の総所得とか、そういうところまで推計はいたしておりません。予算編成に当たっては、一般財源ベース、この財源の中でどれだけ打てるかというふうな編成の組み方ということを中心に置いて予算編成を行っております。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 今の財政当局の陣容、これからすれば、今の僕の要望はちょっと無理難題なんです。夜中の3時まで徹夜して、少ない人員で予算をつくったと、それは評価をいたします。ですから、財源の中でそれをどう振り向けるかということにいっぱいいっぱいだということもわかります。しかし、財政当局とすれば、A案とB案と両方と出た場合、じゃ、どちらか選択しなきゃならんということが再三起きます。そのときに何をベースにして、どちらの案を採用するかということに尽きるんです。そのときに、私が指摘したこういう産業連関表、経済波及効果、これも重要なメルクマールになるんではないかというのが僕の指摘なんです。それがこの当初予算では欠落したんではないかということを僕は感じました。

 それで、言いましたように、財政課長にそれ全部シミュレーションせえと、査定せえというのは無理なんです。本来は、予算要求する各課長が予算シートにきちんと書いて、うちは1,000万円この事業で要求しますと、この1,000万円実施すれば鳥羽市民の活性化がこう生まれますと、その活性化の中身は税増収でこうです、雇用でこうです、経済波及効果、誘発効果でこうですということを書いて本来出すべきなんです。

 各課長がそれをやったかどうか、酷なようですけれども、ちょっと聞いていきますが、企画経営副参事、この人口増対策ですね、定住応援事業奨励金、25年度1,100万円、これは後からまた触れますけれども、鳥羽の目玉、市長がおっしゃった目玉、独自、オリジナルの先駆け施策なんです。それで今年度は3,050万円に3倍化しましたわね。3倍化して、これをすれば鳥羽に定住、よそから来ていただける、それから家を建てる、またそれだけの消費がふえるという、税金もそれだけ納めるからふえるわけです。この3,050万円投じた結果、課としたらこれだけのそういう効果を生み出すという算定をしておりますと、その計算ございますか。



○議長(野村保夫君) 企画経営担当副参事。



◎企画財政課副参事(濱口博也君) お答えいたします。

 根拠としては全く正当な数字ではないと思うんですが、固定資産税とか、そういったものの収入とかいうふうなことははじいております。世帯がふえれば、それで固定資産税等も加算されますので、それでこの予算を組めば、どんどんふえれば人口増につながるということで、固定資産税もどんどん入ってくるし、それに付随して市民税等の増収も見られるだろうということで、長い目では見ていますが、そういったことで定住の人口減対策にもなるということで、そういったことを根拠に予算をふやしております。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 試算したということですので、3,050万円投じてどれだけになったかというのは、またこれ委員会で聞きます。

 農水商工課長、突然振って悪いけれども、各課長にちょっと突然振りますけれども、この鳥羽マルシェ、2億3,032万円ですわね、当初予算への計上。それと重点6事業の中に、さっき市長はちょっと触れられなかったけれども、中心市街地活性化事業、これもあります。この波及効果はどれだけでしょうか。



○議長(野村保夫君) 農水商工課長。



◎農水商工課長(益田由典君) お答えいたします。

 鳥羽マルシェがこの夏にオープンするわけですけれども、7月ですので、ことしはちょっと無理かもわかりませんけれども、1年間に170万人ぐらいの鳥羽マルシェへのお客さんが来てくれるということを……

          (「17万人」の声あり)



◎農水商工課長(益田由典君) 17万人のお客さんが来てくれるということで予想は立てております。

 それと、この鳥羽マルシェが旗印になって中心市街地へ人の誘導、これを情報発信していきたいと考えておりまして、金額的にはどれぐらい、人数とか金額ははじいておりませんけれども、そういうふうに中心市街地へのほうへも誘導していきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) もう一々課長の答弁望みません。17万人、予測数というのは計算しているけれども、私がお尋ねした波及効果総額、これについては計算していないということですので、おりませんわね。計算してる。してませんわね。

 総務課長、市制60周年記念事業、市長がおっしゃったように、これも鳴り物入りなんですけれども、一般会計予算で1,063万円計上しております。これの波及効果額計算しております。しておるかおらんか。おらん。総務課長、あっ、市民課長か。ごめん。

 経営副参事、しとるか、しとらんかだけで結構なんです。しとる。



○議長(野村保夫君) 企画経営担当副参事。



◎企画財政課副参事(濱口博也君) お答えします。

 全体としてはしておりません。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 観光課長、これ一般質問でも聞いて、続けてで悪いんやけれども、鳥羽HOSUプロジェクト、これは新年度の観光課の一番の売りだと私は思います。推進事業費400万円、これの波及効果額、これは算定しておりますでしょうか。



○議長(野村保夫君) 観光課長。



◎観光課長(山下正樹君) お答えします。

 波及効果の計算はしていないです。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 健康福祉課長、先ほど市長も力説なさいましたみんなが歩く、みんなで歩こうウオーキングのまち鳥羽ですけれども、これによってみんなが健康になると。健康になれば、市長も言及なさったように、高過ぎる介護保険料、それから国民健康保険税、これの軽減にも結びついていくと。私もそう思います。ならば、これぐらいのことが推計できるんだと、こういう事業をこの1年間やり、また2年間、3年間と続けていけばですよ。それは担当課としたら試算をしておりますでしょうか。



○議長(野村保夫君) 健康福祉課長。



◎健康福祉課長(寺田勝治君) 推計を担当課として出しておるかということなんですが、実際出しておりません。この事業につきましては、何年間をかけて行っていく事業でありまして、なかなか効果といいましてもすぐに出るものでないと思っておりますので、またその辺の数字はちょっと出しにくいのかなと思っております。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 議会で予算を通してもらおうと思えば、猛者連中の議員をこれ説得しなきゃいかんわけやわな。効果はちょっと漠然として出ませんというのでは、これ予算通らんよ。ですから、担当課としたら、漠然としておりますけれども、あえて計算しますとこれだけの市民の健康度をアップして、例えば寿命1歳延びればこれだけの年金の収益がありますと、請うご期待ですというぐらいのそれこそ熱は発揮していただきたいというふうに、ちょっとこれは苦言ですけれども、指摘しておきます。

 ずっとお聞きして、課全体に、この事業をすればこれだけの波及効果があるという観点はほとんどないと言って差し支えないと思うんです。本来であれば、そういう観点をしっかりつけないかんのやないかというのを指摘するのが議会の役割なんです。これは僕にも責任があります、今まで言ってこなかったんだから。きょう初めて言うんですから。というのも、私も去年の秋から冬にかけてちょっと議員の研修というのがありまして、そこへ行ってこういうことが大事なんだということを学んできましたので、あえて今、質疑しておるわけです。

 そこで、村林監査委員に、これ突然で申しわけありませんけれども、お尋ねいたします。

 鳥羽市監査委員会告示第5号、これ去年の10月21日に公表なさって、我々議会のところにも届けていただきました。地方自治法199条4項の規定に基づいて監査を実施したので、その結果を次のとおり報告するということで、各課の所見がずっと述べられております。そこで監査委員がご指摘なさった企画財政課の所見、ここでは「真に効果のあるような事業推進を望む」と記載されております。この真に効果のある事業推進、村林先生、この真に効果という意味は、私、これまで言うてきましたような経済波及効果も含めての概念というふうに理解してよろしいんでしょうか。



○議長(野村保夫君) 監査委員。



◎監査委員(村林守君) それでは、お答えいたします。

 真に効果という意味合いについてのお尋ねですが、一つは今、議員がおっしゃったような経済効果というのもあるでしょうが、市が行っている事業というのは必ずしも経済だけに対してではありませんので、市民に対してはどのようなその効果を狙っているのかということをはっきりした上で、それを実現するような意味合いで理解をして監査の所見としたというぐあいに思っております。そういう意味では、一番最初に議員がご指摘された最少の費用で最大の効果という自治法の規定を引用されましたが、監査もその規定に即して監査をしなさいという規定が、ちょっと条文のほう忘れましたが、そのように書かれておりまして、そのような目で我々もそれぞれの課の事業なり監査をしていきたいなというぐあいに思っておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 今、監査委員がおっしゃったのは、その真の効果という意味は、事業によって、例えば市民の満足度、これがどういうふうに前進したか、また費用対効果の側面からその費用に即した効果が生まれているのかというような点も含むと、必ずしも経済波及効果だけではないというご指摘でした。

 そこで、さっき副市長も、産業連関表、平成17年というふうにおっしゃいましたけれども、三重県は−−これは全国が、さっき総務省とおっしゃったけれども、総務省もつくっておりますけれども、各県レベルで全部産業連関表に基づく経済波及効果の推計表、これを出しております。進んだ市では、あの笛吹市もそうですけれども、市独自で基準のベース、ここに当てはめれば数字が出ますというのを出しております。この三重県が平成12年、2000年に三重県地域間産業連関表というのを、これはもう苦心の労作だというふうに思います。これは、村林先生が当時、県の総合企画局長をなさっておりましたんで、村林監査委員の主導のもとでつくられたと思います。そして、「はじめに」のところでこういうふうに述べておられます。県経済の構造分析及び将来予測、経済計画の企画・策定にも応用できるほか、各種経済施策などの効果の測定としても活用できますと。そして、この報告書、これを行政機関を初め民間企業や学術・研究機関などで幅広く利用していただければ幸いですとおっしゃっております。

 ですから、本来であれば、県がつくった産業連関表、これを各行政単位では、地方公共団体としては大いに活用しなければいけなかったんです。先ほども聞きましたように、鳥羽市ではこれはまだ未着手、未開の分野です。どういうことが出ておるかといいますと、例えば、この当時の分析では、分析事例3として観光客の減少がもたらす経済効果、これについて算定しております。経済的効果として、生産誘発効果と雇用効果を産業関連分析により明らかにすると。このベースは、三重県の伊勢志摩地域の観光客が減少しておったとき、その減少によってどれだけの損失をもたらしたのかというのを分析したんです。その結果は、これ平成12年で、13年の3月に公表したもんですから、当時にしては最新の分析なんです。平成11年は、伊勢志摩を訪れる観光客が平成10年に比べて84万4,000人減少したと。南勢地域で82億6,900万円の需要、これが減少して、その需要がもたらす経済波及効果の106億1,200万円、雇用効果1,083人が失われたと考えられると分析しているんです。

 ですから、これを使えば、一般質問で言いましたけれども、この25年は観光課挙げて、また市内各業界団体挙げて63万5,000人、観光客増をもたらしたわけでしょう。だから、その経済波及効果はどれだけかというのは、これに当てはめれば出るんです。そして、雇用効果はこれだけですということが出ます。ですから、そこから分析すれば、この当初予算に観光課としては観光振興費これだけ計上しましたと、この振興費の結果、鳥羽市の総所得、市民はこれだけふえますと、雇用の枠、これもこれだけ拡大できますと。例えば、一般質問で言いましたけれども、誘客数あの栃木県佐野市の例では、82人来れば消費額で定住人口1人ふえるのに匹敵したわけですね。ですから、観光増によって、例えば企業を1企業誘致するのと、これだけふえればそれだけの効果がありますということが分析できるんです。そうなりますと、この当初予算の予算の注ぎ方も、あっ、ここにスタンスを置けばいいのではないかという点が出てくるんではないかというふうに思います。

 僕のこの観点、監査委員、おおむね間違いじゃありませんでしょうか。



○議長(野村保夫君) 監査委員。



◎監査委員(村林守君) お答えいたします。

 経済効果という意味では、おっしゃったように産業連関表というのが一般的に用いられることで、そういった経済面での効果測定については非常に有効ではないかと、そのように考えております。

 以上でございます。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) お墨つきをいただきましたんで、もうぜひこれは採用していただきたいと思います。27年度から活用していただきたいというふうに思うんです。大阪府もこれをやっていまして、市町村課財政グループの高田耕治さん、これ論文を発表していますけれども、政策を選択する者にとっては格好の判断材料だというふうに述べております。

 そして、いろいろ全国的な事例を調べますと、これ農水商工課長、種苗放流するでしょう。この新年度当初予算でもマダイ、これに力入れますわね。例えば栽培漁業の事業効果評価手法、これ平成22年の3月に独立行政法人水産総合研究センター、ここがつくったやつなんです。これ見ますと、マダイをどれだけ放流すれば、どれだけ経済波及効果が生まれるか、これ出ているんです。ぜひ参考にしていただきたいと思います。全国で魚類39種、甲殻類11種、貝類24種、その他−−ウニやナマコもですけれども−−7種で、計81種が種苗放流されております。それぞれこういう効果がありますというのを分析しております。

 ですから、担当課も市としても、鳥羽の水産、これを振興させるために種苗放流で今年度仮に1,000万円予算要求して、財政当局が金がないんで困ると、半分にしてくれと言ったときに、いやいや、とんでもないと。1,000万円、これもろて実現すれば3倍の経済波及効果になると。漁家の所得がこれだけ上がって、税収効果がこれだけになるんですということになれば、財政課長もうんと言うでしょう。これが大事なんです。そこが大事なんです。ですから、各課を応援しておるのが、これが僕の質疑です。

 そこで、我々議会も議会基本条例でこれはうたってきたんです。議会基本条例の第6条、議会は、市長が提案する政策について、より一層深まりのある議論ができるように、市長に対して次に掲げる事項を求めるというんで、全部で7項目、これ出してもらうことになっておるんです。その第7番目は、将来にわたる費用対効果なんです。議会基本条例では、これ出してくださいと既にうったっておったんです。僕もちょっとこれ抜かりました。これにうたっておるやないかと、何でこれ出さんのということを本来であれば言うべきやったんです。これは自己反省も込めて言うておきます。あなた方だけの責任じゃありませんと、議会にも責任がありますということを言うておきたいんです。

 第7条では、議会は予算案の審査に当たって、この当議会ですよ、審査に当たって、前条の規定で施策別、事業別の説明資料の作成を求めるということをうたっておりますんで、本来であれば、それを皆さんから出していただかないと予算案の審議、これは諾否どころか審議そのものができないんですよ。もうストップしてもいいぐらいなんだ、これ議会の運営委員長は。それを、それだけのものだということを踏まえていただきたいというふうに思います。

 そこで、市長にお伺いしますけれども、もう26年度当初予算は仕方がありませんけれども、27年度も市長がなさいますわね。27年度以降、私、質疑で取り上げましたこの手法を一遍検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。



○議長(野村保夫君) 市長。



◎市長(木田久主一君) 十分検討したいと思います。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 財政課長も副市長もおっしゃったけれども、この経済連関表全体は非常に難しいんです。よくぞ村林先生がなさったと思うけれども、しかしソフトがあります、「波及さん」というね。経済波及効果の波及というのをとって「波及さん」というソフト、これを使えば簡単にできます。僕らでは無理だけれども、あなた方、優秀な課長の皆さんやったらこれ必ずできます。

 次に、質疑の2項目めですけれども、人口減対策、これは鳥羽市にとっても死活問題です。当初予算でも非常に力を入れました。

 そこで、定住促進策ですね、移住促進策、これには力を入れておりますけれども、現定住者、特に若年層、青年層が、鳥羽を離れずに鳥羽で生きて、地域産業の屋台骨になるということが同時に僕は不可欠だと思うんです。その点で、市長、この定住支援策、これは3,050万円投じて、また去年から投じてきて効果上がっております。評価もいたします。これは他市でも嘱望されております。私の耳にも入ってきました。ですから、鳥羽の先駆け事業と言って過言ではありません。

 しかし、同時に、今、鳥羽市に在住して、鳥羽に根をおろして鳥羽で頑張っていきたいという青年たち、特に水産関係の青年たちは踏ん張っておると思うんです。その人たちを応援するのも非常に大事な、この当初予算、予算編成のかなめではないかと思うんですけれども、この点で市長ご自身のご見解、これはいかがでしょうか。



○議長(野村保夫君) 市長。



◎市長(木田久主一君) お答えいたします。

 先ほどから言わせていただいていますように、鳥羽市の少子高齢化に対すること、定住促進に対すること、これは最も大事なものの一つだというふうに思っております。先ほど議員言われましたように、鳥羽市としては他市に先駆けて子育て支援、定住促進をやってきたつもりです。例えば子育て支援について言いますと、生まれたときに補助をしたり、あるいは中学3年生までの医療費の無料化、保育所、幼稚園の2人目以降の無料化、それから不妊治療に対する補助とか、それから不育症に対する補助、こういったこともやってきたんですけれども、これを毎年同じ予算をつけるということでもかなりの予算がかかるわけです。

 私としては、ことしも来年も新たに一歩先を行く、そういう予算を組みたいという気持ちは非常に強いんですけれども、なかなか財政状況がそういうふうにうまくいかないというところがあります。そういう中で、先ほども言わせていただいたように、お金がないときは知恵を出そうというところを先ほどのウオーキングの例で言わせていただきましたけれども、この定住促進についても何ができるか考えて、鳥羽市には市営の住宅で人がもう住んでいないところがあります。壊したところもあります。それを市民に販売しようと。あるいは市外の人に販売しようと。それによって収入も入るし、そしてその販売するときに収入の一部を定住促進のための補助に充てようということで考え出したのが、40歳以下の方に買っていただいたときは10%の補助をしましょうという予算なんです。こういったことも含めて、知恵を出しながら、今までの子育て支援、あるいは定住促進策を少しでも一歩前に行こうというので、今回はそういうふうなことでみんなで知恵を出したというふうに思っております。

 ただ、もっとやりたい気持ちはあるんですけれども、なかなかできない。それは学校のエアコンも含めてじだんだ踏んだ、もがいた結果ということで、何とか実現はしたいとは思っておりますけれども、なかなか、先ほどの話じゃないですけれども、ない袖は振れないところもあって、これから知恵を出してそこら辺も実現していきたい、こんなふうに思っております。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 市長ご自身の苦衷のほどは我々議会もこれはよくわかります。ですから、ない袖なのにあえて振れというようなこと、そんな無理難題を私も言うつもりはありませんけれども、しかし、視点として、鳥羽で現在頑張っている青年たちももっと視野に入れるべきではないかというふうに私は思います。

 この定住支援策ですけれども、鳥羽に新築すれば、40歳以下で、カップルで、浜口さん、これ100万円でしたわね。上げて50万円から100万円にしたんです。これは他市からもう羨望されていますのでね、例えば、隣の伊勢市さんが、鳥羽が100万円ならうちは150万円にしようとしますわね。そうしますと、鳥羽で結婚して家を新築する青年は、鳥羽に住んでおる以上、1円も出ないでしょう。出ます。出ないわな。ほかから来て、伊勢から来て、志摩から来て鳥羽に建てた人には100万円出るけれども。

          (「それは鳥羽もええやろ」の声あり)



◆1番(戸上健君) 鳥羽もええの。あっ、そうですか、鳥羽の在住の人もオーケーなんですか。これは失礼しました。すみません、僕の勉強不足でした。

 それで、さっきの漁業青年ですけれども、農水課長、はえある天皇賞、これを受けた今浦のアサリの漁業青年のグループもいらっしゃいますし、農林水産大臣賞を受けた答志の青年たちもおります。私、フェイスブックしておるんですけれども、そこへ、新しくそういう漁業で生きていくんだという青年なんですけれども、船をつくったそうなんです、新しくね。そういう青年に対して、船を新しくつくったときに市から、これ農水課長、何らかの補助あります。ないでしょう。ないんですよ。せめてこれ市長の金一封、農水課長の金一封とは言わんけれども、これは制度としてそういう青年に何らかの対応といいますか、配慮、これが僕は当初予算でもあればよかったんではないかというふうに思います。これはもう今後の検討課題です。

 それから、子育て支援策ですけれども、これ副参事、事前に計算しておいてくれと言いましたけれども、市長もさっきおっしゃった第2子からの無料化ですね。これは第2子からの無料になっておりますけれども、仮に子供が3人いた場合、鳥羽で3人の子持ちというのは称賛に値するんです。上の2人が小学校に行った場合は、第3番目の子供ですけれども、その保育園は満額払わなきゃいけませんわね。第2子から無料ということになりません。3人そろって保育所に行っておった場合の2子からの無料なんです。これも新年度予算では、担当課に聞いたら、財政当局には要望したと、これ全部無料にするということをね。しかし、さっきのない袖でこれ振ってもらえなかったということでした。

 このあたりも市長が力説なさいましたから、これは副市長になっていくんかな。市長が力説したことは、さっきのエアコンもちょっともう機先を制せられましたけれども、副市長、市長がこの議場の場でそれぜひ実現したいとおっしゃったんであれば、事務方としてはどうしてもこれはやってもらわないかん、本来であればですよ。これは何としても財源を捻出して実現するというのが副市長の責任なんです。そうしないと、これ市長の食言ということになりますでしょう。政治家の政治生命かかっているんです。ですから、あえて、これはもう当初予算に盛られなかったんで、市長もじだんだ踏んだとおっしゃいました。そのお気持ちを酌んで、教育長もそうだと思うけれども、これを補正で対応してもらいたいと思います。

 国は非常にこの補正に、アベノミクス何とか−−4月1日から消費税も上がるんで景気が減退すると。これを持ちこたえたいということで相当の投資をやりますんで、大いに応えてやっていただきたいと思います。使える、活用すべき制度、これはたくさんあります。

 そこで、教育長にお尋ねいたします、突然振ってすみませんけれども。僕も今年度から文教になりましたもんでね、そして、世古委員長のもと、文教の各委員が市内の全小・中学校を訪問させていただきました。僕も刮目する思いをさせていただきました。今まで議会でこういうペーパーだけではわからないそういう現場、これをもう痛感してまいりました。

 この当初予算でも、鳥羽の子供たちが鳥羽の学校に通うと、鳥羽の教育を受けると、体はもう健康になると、頭は賢くなると、心は豊かになると、そういう三拍子そろった鳥羽は教育環境ですと。ぜひ子育ても鳥羽、学校教育も鳥羽と、こういう名を鳴り響かせたいというふうに思うんです。ですから、もう天下一品、鳥羽の教育は。教育元年に本来であれば26年度からしていただきたかったと思うんですけれども、そこで、私、ちょっと教育予算を拝見してがっかりした、教育長。教育振興費の増、これは不可欠だと思うんです。これはもう重々ご承知だと思います。もう倉庫の扉がさびついておってあかないんだから。倉庫の扉があかないんですよ。これはすぐに直さないかんでしょう。桃取小学校の校長室の床もぶかぶかでした。ちょっとこれ歩いてみてくださいと僕ら歩かされましたけれども。東中の校長室のカーペット、これも剥げ上がってコンクリがむき出し。要望は出ているけれども、直してもらえませんと。何でかいうと、金がないからなんです。さっき市長もおっしゃったように、本当に鳥羽の乏しい財源、これを何とか財政課は振り向けようと思って必死になっておるんですけれども、それはわかります。わかりますけれども、これは僕のほうで言うけれども、全体も小学校も中学校も教育振興費、これは軒並み減りました。全部減りました。全体では4,992万円から4,910万円に81万円減、小学校では319万円減、中学校では526万円減、合計でざっと1,000万円減らしたんです。教育振興費ですよ。本来であれば1,000万円増であってしかるべき。

 ここで副市長に、いまだエアコンもつかないということを何でかということを聞こうと思ったんだけれども、結構です。わかりました、市長がご答弁なさったんで。この補正で対応していただきたい。

 そこで3点目の、税務課長にお尋ねいたします。

 この収入の、ない袖が振れないと、もうお金がありませんと、四苦八苦ですと。これは市長だけではありません。鳥羽の大多数の家計を預かっているお母さん方も同じ思いをしております。1円でも安いもの、ハローでも8時以降に買い物に行って、バーゲンのものを買うということになってきております。歳入の根幹は市税ですけれども、この市税の、市民、納税者からいいますと納付率ですわね、納付するんだから。行政当局の言う行政用語では徴収率と言っています。徴収するというのは、僕もこの言葉使いたないけれども、あえて行政用語を議会の場ですから言いますけれども、26年度予算の、予算書持ってこなかったけれども、予算の徴収率の推計、これは税務課長、何%になっておりますでしょうか。



○議長(野村保夫君) 税務課長。



◎税務課長(高橋達君) お答えします。

 市税徴収率、全体ですが、84.7%を設定しました。前年度より0.4ポイント増を見込んでおります。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 前年度より増です。それだけふやしたということになりますと、これ税収額ではどれだけになりますでしょうか。ふえた額ですね。これだけ0.4ポイントふえたと、その額です。これ税務課長、言うてなかったっけ、事前に。

          (「聞いていません。それは僕は聞いてないです」の声あり)



◆1番(戸上健君) 聞いてなかった。じゃ、結構です。すみません。

 これ僕のほうで計算しましたら3,431万円なんで、あらかた間違いないと思うんですけれども、また間違っておったら後日訂正してください。

 税務課長、さっきも僕触れましたけれども、木田市長が初当選なさったのは平成17年です。平成17年に誕生したわけで、16年度の市税の徴収率、これ何%でしたでしょうか。



○議長(野村保夫君) 税務課長。



◎税務課長(高橋達君) お答えします。

 16年度は72%です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) ということは、この10年間で、84.7%だから、72%ですから、12.7%木田市政になってふえたと。当初予算の推計ではふえたということが言えますわね。間違いない。そうですわね。

 10年間で12.7%ふやしたということは、毎年1.2%ずつふやし続けてきたと。これは大変なことなんです、今の経済情勢下、そして家計の状況下。金額にすれば、この10年間で税額としてどれだけふえましたでしょうか。この12.7%に相応する税収額、どれだけでしょうか。



○議長(野村保夫君) 税務課長。



◎税務課長(高橋達君) 税務課の試算でございますが、6億2,600万円と出しました。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 木田市長が初当選した前年、これは72%。そして17年度も減ったんです。71.6%。そうですわね。ですから、17年度が鳥羽市政では過去最悪、ワースト記録なんです。市税の、滞納も含めて、現年納入率も含めて71.6%。これワースト記録。そこからだんだんはい上がってきて、84.7%まで来ました、ようやく。それだけふやした額は6億2,600万円でしょう、さっき税務課長が答弁した。物すごい額ふやしたんですよ。市税というのは一般財源ですから、これは丸々政策経費に使えるんです。

 以前と比べてどうか見てみましたけれども、その前の平成7年度と平成16年度の10年間、市税徴収率はどうかといいますと、平成7年度は91.0%あったんです。みんな納税しておったんだ。ほとんど納税しておった。滞納ももうほんになかったと言っていいんです。平成7年ですよ。ところが、それから毎年毎年、悪化の一途。ついに16年は72%まで、19%、ざっと20%悪化したんです。ですから、もう鳥羽市は惨たんたる財政状況になりました。それまで、財政課長、財政調整基金は10億円近くあったんやろう。それがもう退職金やその他で、これだけ税収が減ったから、もうどんどん財調切り崩さんならんと。ですから、木田市長が引き継いだときは金庫空っぽ。1億6,000万円ぐらいしかなかったんやな。

          (「9,000」の声あり)



◆1番(戸上健君) 1億9,000万円。

          (「いや、9,000」の声あり)



◆1番(戸上健君) 9,000万円しかなかったん。9,000万円しかなかったら、ほとんどもう空びつに等しい状況だったんです。そこからよくぞ、今年度の当初予算ではこの財調に初めて10年目にして財調を切り崩さならんと、6,000万円やったかな。4,000万円か。6,000万円やな。切り崩さんならんという事態になりましたけれども、でも、その間、その10年間で税額にしますと6億円、これは減りました。ですから、この4大財源である市税というのは、単年度予算だけ見ては、この26年度当初予算だけ見ては全体像をつかめないんです。

 そこで、改善の過程、これもきちんと見ておく必要が僕はあると思います。税務課が課を挙げて、税務課長、本当によく頑張ったと思います。時には行き過ぎもあって、僕も議員やなかったけれども、幸子先輩と当時の税務課長に、あんまりやないか、あたたいやないかということを言ったこともあります。そういう一部行き過ぎはあったけれども、全体としては税務課挙げて、滞納整理班か、非常にこの間頑張って、課が去年の決算に出した資料、特別滞納整理係設置後の徴収実績等について、これは非常に力作です。よくこれを議会へ出したというふうに僕も思います。この間、どれだけ上げたかというと、2億1,715万8,000円、そして不納欠損も9億2,559万円というふうにふえましたから、これはそれまで焦げつかせておったのをきれいにしたということが言えます。よく頑張ったと思います。

 この84.7%という到達率は、平成10年が85.0%でした。ですから15年ぶりの到達です。納税者・市民の努力、市政への信頼感−−市政に信頼がなかったら税金払わないんですよ。何とか税金ごまかしてやろうという気持ちになります。みんな頑張っておるからね、ですから一生懸命頑張って、苦しいけれども税金を納めようという気に市民はなるんです。そういう気になってきた、その反映でもあると私は思います。

          (「褒めたって」の声あり)



◆1番(戸上健君) という声も上がりましたから、議会もこれは評価していると思います。

          (「大きな声で褒めたって」の声あり)



◆1番(戸上健君) これ以上大きな声は出ませんけれども、課を中心に市役所全体を挙げて頑張ってみえたというふうに思います。この点で市長ご自身のご所見、これはいかがでしょうか。



○議長(野村保夫君) 市長。



◎市長(木田久主一君) 先ほど来、言っていただいた平成10年から今までの徴収率といいますか、納付率の状況というのは、余り理解できないなというところもあります。なぜそういうふうに下がって、なぜそういうふうに上がったのかというのは、ちょっと自分自身としては理解できないところがありますけれども、しかし、あの厳しい状況の中で職員の皆さんが、これはもう何とかしなければならない、自分たちの死活問題にもかかわるというところもあったと思うんですよね。だから、そういう意味で頑張ってきた結果じゃないかなというふうに思います。

 ただ、率は上がっていますけれども、人口は減っていますし、それから総所得が減っていますので、鳥羽市へ入るお金が目立ってふえたわけじゃないというところがこれは問題で、努力と結果は認めますけれども、もろ手を挙げて喜ぶ状況ではないというふうに感じております。

 以上です。



○議長(野村保夫君) 戸上議員。



◆1番(戸上健君) 市長のお気持ちはよくわかります。

 この納税率、納付率、徴収率ですけれども、これは市政への信頼のバロメーターです。市民も頑張って納税する、行政も頑張って市の産業を活性化すると。そうなれば担税力というのが強化されますから、税収がふえると、事業の展開も容易になるということになるんです。財政課長が予算編成のときにもう毎日胃がきりきり痛む思いって、それもしなくて済むようになってきます。一日も早く鳥羽を、行政の皆さんと議会が力を合わせて、そういうレベル、もう予算編成が左うちわといわれるぐらいの水準に上げるようにしたいということを申し述べまして、私の質疑を終わります。



○議長(野村保夫君) 以上で、通告による質疑は終了いたしました。

 これをもって質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております日程第1、議案第1号から議案第21号の各議案をそれぞれ所管の常任委員会に付託することにいたします。

 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。

 明6日から23日までは、各常任委員会等のため本会議を休会といたします。

 なお、本会議は24日午前10時より再開いたしますから、定刻までにご参集願います。

 本日はこれをもちまして散会いたします。

               (午前11時11分 散会)

              −−−−−−−−−−−−−−−

議長はこの会議録をつくり署名議員とともにここに署名する。

 平成26年3月5日

              鳥羽市議会議長     野村保夫

              署名議員(2番)    中世古 泉

              署名議員(3番)    井村行夫