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三重県 鈴鹿市

平成18年 3月定例会(第5日 3月14日)




平成18年 3月定例会(第5日 3月14日)





           鈴鹿市議会定例会会議録(第5日)


 平成18年3月14日鈴鹿市議会議場において鈴鹿市議会定例会を開く。


 
1出席議員


     1 番   杉 本 信 之      2 番   板 倉   操


     3 番   石 田 秀 三      4 番   森 川 ヤスエ


     5 番   南 条 雄 士      6 番   後 藤 光 雄


     7 番   原 田 勝 二      8 番   矢 野 仁 志


     9 番   青 木 啓 文     10 番   野 間 芳 実


    11 番   市 川 哲 夫     12 番   彦 坂 公 之


    13 番   小 島 巧 也     14 番   森   しず子


    15 番   高 橋   亨     16 番   伊 藤 寿 一


    17 番   森 田 治 已     18 番   儀 賀 久 明


    19 番   竹 口 眞 睦     20 番   中 村   浩


    21 番   今 井 俊 郎     22 番   大 杉 吉 包


    23 番   南 条 和 治     24 番   佐 藤 邦 正


    25 番   佐久間 浩 治     26 番   大 谷   徹


    28 番   平 田 雄之助     29 番   大 西 克 美


    30 番   市 川 義 ?     31 番   森   義 明


1欠席議員


    な  し


1説明のため出席した者


    市長         川 岸 光 男


    助役         一 見 奉 雄


    収入役        松 原 俊 夫


    水道事業管理者    倉 田 勝 良


    教育長        水 井 健 次


    消防長        長 澤 康 博


    企画財務部長     古 川   登


    総務部長       有 安 政 章


    生活安全部長     伊 藤 輝 義


    文化振興部長     宮 ?   守


    環境部長       中 村   功


    保健福祉部長     水 野   尚


    産業振興部長     熊 沢 逸 雄


    土木部長       大 井 明 人


    都市整備部長     山 ?   昭


    教育次長       矢 田 憲 二


    教育委員会参事    佐 野 克 三


    総務部参事      武 野 重 之


    文化振興部参事    坂 尾 富 司


    土木部参事      西 田 謙 司


    都市整備部参事    吉 崎 眞 弘


    総務課長       村 林 義 人


1職務のため出席した事務局職員


    事務局長   池 中   敏    議事課長    今 田 行 隆


    書記     勝 田 成 仁    書記      板 橋 隆 行


    書記     腰 山 新 介    書記      佐 野 方 彦


          ――――――――――――――――――――――――


1会議の事件


 日程第 1          一般質問


         ――――――――――――――――――――――――


            午 前 10 時 05 分 開 議


○議長(儀賀久明君)  皆さん,おはようございます。


 本会議5日目でございます。どうぞ,本日もよろしくお願いします。


 ただいまの出席議員は30名で定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。


 これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程及び議案説明員の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりでございますので,御了承願います。


         ――――――――――――――――――――――――


○議長(儀賀久明君)  これより,日程に従い議事に入ります。


 13日に続き,一般質問を行います。


 後藤光雄議員から,通告順序に従い,順次,質問を許します。


 後藤光雄議員。


               〔6番 後藤光雄君登壇〕


○6番(後藤光雄君)  おはようございます。


 議席6番,すずか倶楽部の後藤光雄です。


 通告に従いまして,平成18年度から10年間の鈴鹿市のまちづくりの指針ともなる第5次総合計画,市民向けにもつくられました,みんなで築く鈴鹿夢プランの中から,安全で安心できるまちづくりの浸水・治水対策の推進についてと,環境と共生するまちづくりについての豊かな自然の保全と自然環境体験学習の充実についての2点を質問させていただきます。


 第5次総合計画をまとめるに当たって,第4次総合計画と違い,数値目標を明確にしている点や,策定プロジェクトチームを立ち上げ,市民の方を含めて,1年間にわたって会議を積み上げていただいたことに感謝申し上げたいと思います。今後は,プラン・立案,ドゥー・実施,チェック・検証,アクション・改善というサイクルをしっかりと取り入れていただきたいと思います。


 さて,質問の1点目ですが,安全で安心できるまちづくり,市長の就任以来からの大きな公約であると記憶するんですが,政策12番,災害に強いまちづくりを推進しますとあります。そして,施策33番,浸水・治水対策の推進,降雨災害から市民の生命・財産を守るため,河川改修,公共下水道,雨水の排水路整備事業を推進しますとあります。2004年9月29日のあの大雨の際の水につかった道路・田畑,水没していく車や水路に詰まったごみで道路にあふれた水が,違った水路をつくり出していくさまが,まだ脳裏に鮮明にあり,自助・共助・公助のあり方を一般質問で発言させてもいただいておりますが,今回は,白子地区の浸水・治水対策,排水路整備事業について,より詳しい説明をお願いします。


 まず,1回目,よろしくお願いいたします。


○議長(儀賀久明君)  市長。


               〔市長 川岸光男君登壇〕


○市長(川岸光男君)  おはようございます。


 それでは,後藤議員の御質問に,御答弁を申し上げます。


 安全で安心できるまちづくりについてということでございます。


 浸水・治水対策の推進につきましては,本市の地形から,鈴鹿山脈の山すそから,伊勢湾に向けてなだらかな傾斜となっております。中でも,鈴鹿川右岸から海岸部は標高差も少なく,海岸部を初めとする低地での浸水対策は,これまでの市政の中でも重要視をされてまいりました。私も市政を担当させていただいて以来,重要事業として取り組んでまいりましたが,さらに力を注ぐべき,本年4月からスタートいたします第5次総合計画,みんなで築く鈴鹿夢プランの基本構想の中で,安全で安心できるまちづくりを5本の政策の柱の一つに掲げ,また,この構想に基づく3カ年の実施計画の中でも,六つの戦略事業の一つとして,自然災害対策に関する事業を挙げているところでございます。


 議員からは,特に白子地区についてのお尋ねをいただきましたが,従来より,重点的に浸水対策事業を行ってきたところでございますが,総事業費約20億円で,本年から事業に着手をいたしました小山ポンプ場は,平成18年度に施設の築造工事にかかることになっております。


 また,この工事にあわせまして,関連いたします雨水幹線の事業も推進することになっておりまして,今後とも,このような浸水対策事業の整備を進め,地域の皆様に安心していただけるまちづくりを推進してまりいたいと考えております。


 なお,細部につきましては,都市整備部長から答弁をいたさせますので,よろしくお願いをいたします。


○議長(儀賀久明君)  都市整備部長。


             〔都市整備部長 山? 昭君登壇〕


○都市整備部長(山? 昭君)  おはようございます。


 それでは,私からは,これまでに白子地区で,下水道事業として行ってまいりました浸水対策事業の概要と今後の計画につきまして,お答えを申し上げます。


 浸水対策の事業といたしましては,従前から,河川や水路の改修といった事業がございましたが,本市が下水道事業として浸水対策に取り組み始めましたのは,昭和47年の白子都市下水路が初めてでございます。


 これ以降,市街化区域を中心に,市内各地で取り組みを行ってきております。


 そのうち,白子地区にかかわるものといたしましては,旭が丘都市下水路や江島都市下水路,江島雨水ポンプ場,新生公園雨水貯留池,旭が丘雨水調整池といった,雨水排除施設のほか,関連雨水幹線の整備などを行ってまいっております。


 江島雨水ポンプ場は,毎秒約19立方メートルの排水能力を有しておりまして,江島都市下水路を通じまして,江島地区の雨水を伊勢湾の方へ排除をいたしております。


 旭が丘雨水調整池は,4万8,000立方メートルの貯留能力を有しておりまして,旭が丘都市下水路からの排水の流下を可能にするとともに,白子川への負担を軽減することによりまして,下流区域への浸水を防除する役割を担っております。


 白子駅西の新生公園の地下に設けました新生公園雨水貯留池は,白子駅前の雨水1万1,000立方メートルを貯留させることができる施設となっております。


 また,このような施設や河川へ雨水を導きます雨水幹線の整備も各所で進めてきておりまして,最近では,平成14年度から継続して,寺家北部雨水幹線約1.1キロメートルの整備を進めてまいっているところでございます。


 これまでに進めてまいりました事業の中で,主なものを御説明申し上げましたが,これからの事業といたしましては,市長の答弁の中にもございましたとおり,計画排水量毎秒約12立方メートルの小山雨水ポンプ場や,これに雨水を導きます小山雨水幹線約1キロメートルの整備などがございます。


 小山雨水ポンプ場につきましては,委託事業としまして,本年度に基本設計を行い,また,一部の用地の取得も行っておりますが,平成18年度では,引き続き用地の取得を行うほか,雨水ポンプ施設の設置場所の築造工事に入る計画となっておりまして,平成20年度での完成を目指して進めてまいります。


 以上,申し上げましたように,さまざまな事業を行い,計画もございますが,下水道事業での浸水対策計画としましては,まだまだ未整備の計画施設がございますので,これまでの浸水被害実績をよく把握しました上で,整備の優先順位をつけるとともに,関連事業――そういったものとの整合を図りながら,浸水被害をなくすべく,引き続き事業を進めてまいりたいと考えております。


 御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。


○議長(儀賀久明君)  後藤議員。


○6番(後藤光雄君)  ありがとうございました。


 御答弁いただきまして,思い返すと――私が鈴鹿に住み始めました約20年前ごろは,白子駅から国道23号線までの間は,ボートが出されるほどの浸水があって,今,答弁ありましたように,江島のポンプ場や新生公園の雨水貯留,旭が丘雨水調整池によって,そんな風景はほとんど見られなくなったわけですけれども,白子・寺家・磯山地区の約2万人,8,000世帯の中には,まだまだ浸水被害におびえる方々が数多くみえますし,一昨年の集中豪雨で,道路が川と化した状況を思い返すと,まだまだおくれているというか,一体どうしてくれるんだろう,どのようにしてくれるんだろうというような感が強いのですけれども。


 この鈴鹿夢プランの中に,細かい施策がうたってありまして,単位施策98番,都市浸水対策,雨水による浸水被害を軽減することの現状値の数値ですね――これが平成16年度27.2%で,目標になっております平成20年の数値が27.6%ということで,0.4%という目標数値になっているんですね。一体どうなっているんだろうかという気がするんですが,この目標数値の設定についての説明と,現状の浸水に対する安全性について,もう少し詳しく説明をお願いしたいと思います。


○議長(儀賀久明君)  都市整備部長。


○都市整備部長(山? 昭君)  2点目の御質問としていただきました都市浸水対策達成率と浸水に対する安全度につきまして,御答弁を申し上げます。


 議員も御承知をしていただいておりますとおり,公共下水道事業は,汚水事業と雨水事業の二つの事業をあわせ持って進めていくものでございます。


 汚水事業は,幹線から末端の汚水管へと面的にくまなく,新たな施設整備を進めてまいりますが,雨水事業の場合は,これまでにも利用していた水路などを改修しまして,これを補完する形で施設整備を進めてきております。


 本市の場合,公共下水道事業としましての雨水事業計画では,10年に一度発生するとされる降雨の理論値を事業計画規模の基準値といたしております。


 下水道事業本来の意味からは,この基準に合った施設だけが対象となるわけでございますが,下水道事業が始まります以前からありました水路につきましても,市民の生命・財産を守るものとして整備をされてきておりまして,計画排水量のすべてを排除できないからといって,能力がないというわけでもございません。また,たちまちに,このことによって浸水が起きるというわけでもないと考えております。


 以上,申し上げましたことを前提といたしまして,総合計画の行財政経営計画に掲げました――お尋ねをいただきました都市浸水対策達成率についてでございますが,平成16年度の27.2%を現状値としまして,平成20年度での目標値を27.6%といたしております。


 これらの数値が余りにも低いのではないかということで,議員から御指摘をいただいたものと存じますが,これらの数値は,それぞれの年度までに,都市下水路と雨水幹線の整備が完成をしました区域の面積を,雨水事業の計画区域面積であります4,518ヘクタールで割って得たものでございます。


 先ほども申し上げましたが,浸水対策の事業といたしましては,昔からの水路などの改修も行ってきておりますが,ここで求めております達成率には,これらの水路に係る数値は反映をさせておりません。


 しかしながら,このような水路改修事業が浸水対策として,全くその効果がないのかと言えば,先ほども申し上げたとおり,そうではないというふうに申し上げられると存じます。


 また,本市の特徴の一つとなっております市街地を取り囲むように存在する農地は,従来から,保水機能や遊水機能を果たしており,市街地の浸水被害を軽減している効果もございますが,このような現状も,計算からは除いております。


 このように,指標として用いました都市浸水対策達成率は雨水事業の計画上の幹線施設が整備された区域の割合を示す数値でございまして,これ以外に,さまざまな浸水対策を行っていることなどを加味いたしますと,この数値が低いからといって,たちまち浸水被害が起きるとか,安全度が低いといったことを示しているものではないと,このように考えております。


 御理解をお願い申し上げたいと思います。


 なお,ちょっと御説明の中で,私の思い違いで,都市下水路,面積の算入の中で都市下水路と申し上げましたが,雨水幹線施設でございます。訂正をさせていただきます。


○議長(儀賀久明君)  後藤議員。


○6番(後藤光雄君)  ありがとうございました。


 御答弁の中で,10年に一度の雨が――を数値にというか,10年に一度の雨の数値を頭に入れてというふうにお答えをいただいてるんですけども,最近の気象状況では,過去のデータでは読めないような全地球的な気象の変動もありまして,その辺ももっと加味して,計画を実施していっていただきたいと思うんですけれども,なかなか排水事業とか,予算というか,金額もかかることですから,大変だとは思いますが,ちょっと視点を変えて,この鈴鹿夢プランを読んでいきますと,第5次総合計画は,10年間のまちづくりの指標ですと言いながら,計画は3年ごとに見直します。だから,計画期間は3年間として,事務事業評価としての進捗状況を毎年確認して公表しますとうたっています。私が質問したような単位施策の成果指標の表記が,3年間の目標数値でまとめてありますので,10年先の大きな目標が見えなかったり,目標からそれ始めていることにさえ気がつかなかったりする危険性も危惧されるような気がします。


 また,パーセント表示の目標というのは,実は分母も分子も,行政側のベールの中にあったりして,私たち,この資料を読む側としては,本当のところは,よくわからんということになりかねないという気がするんですけれども,ともかく27%という数字が,今,危機がすぐそこに迫っているということではなさそうだということは,今の説明でわかりましたけれども,いつまでも規格に満たない在来の水路や農地などを含めた保水・遊水機能に頼っていてはいけないのではないかというふうに思います。


 今回の質問に際して,行政側から,平成13年度から本年までに公共下水・雨水事業には,実は13億8,000万円が投資されている。また,今後については,小山のポンプ場関係で,18年度に5億7,000万,19年度に6億4,000万円の計画があることを示していただきましたけれども,市長にちょっとお答えをお願いしたいんですけれども,鈴鹿市という20万人を乗せた船の,言ってみれば,船頭である市長におかれましては,今後,10年間のまちづくりの指針としてまとめ上げた夢プランの中の市民の生命・財産を守るための治水排水路整備事業の目標を,一体,10年後にはどのぐらいに値に持っていこうというふうなお考えなのか,その辺をお聞かせいただければと思います。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  都市整備部長。


○都市整備部長(山? 昭君)  3回目のお尋ねをいただきました。


 今後,10年後の目標数値ということでございます。


 市長の答弁の中でも申し上げましたとおり,浸水対策につきましては,本市の大きな施策の一つとして抱えてございます。


 こういったことから,議員もおっしゃっていただきましたように,すぐ一朝一夕で事業が完成を見るものではないというふうに考えております。着実に一歩一歩事業を進めていく,これが一つ浸水対策事業としては重要なものであるというふうに考えております。


 こういったことで,第5次計画にも掲げておりますが,具体的に10年後の数値をどうしていくかというところにつきましては,これから申し上げたような小山のポンプ場,あるいは県道,県事業であります掘切川高潮対策事業,こういったものとあわせて,市としましても,関連施設の整備をいたしたいというふうに考えております。


 ただ,こういった部分で,県の関連事業等が,現在のところ状況等が把握をいたしかねる部分がございますので,今後,10年後の目標数値というものにつきましては,まだ具体的な数字を掲げるところまでは至っておりません。御理解を賜りたいというふうに思います。


 以上でございます。


○議長(儀賀久明君)  後藤議員。


○6番(後藤光雄君)  都市整備部長のお答えということで,この庁舎を17年かけて,約120億近い投資ででき上がったということを,正月の市長の新成人に対する車座懇談会でもおっしゃってます。代表質問,すずか倶楽部の代表質問で原田議員が,市制70周年に向けての取り組みを問われましたけれども,行政担当部局は,どうしても,この3年間の財政計画に縛られて,長期計画を安易に語れないというのもわかりますし,違った意味で問題だとは思うんですけれども,市長は,就任されてから所信表明で,安全・安心を第1に掲げておられるのですから,ぜひ,鈴鹿市の船頭として,明確に,このように,こんなふうに何年ぐらいかけてやりたいんだというような,この庁舎を建てるときの計画のような,そんなものをぜひ市民に示してほしいなというのが今回の質問の趣旨であります。住んでいて,いつ起こるかわからない地震もそうですけれども,雨が降ったりということで,その水がどうなっていくかということは,ある程度,計画もされていることですから,それを何年かけて,どう実現させていくかというようなことを,ぜひお示しをいただきたい。なかなか市民の行政に対する関心というのが,もっともっと見てほしいなと思いながら,私たちも議員活動させていただいているんですけれども,そのためにも,もう少し,その辺を明確に挙げていただく,掲げていただく必要もあるのではないかなという気がしております。


 よろしくお願いします。


 それじゃ,2点目に入りたいと思いますが,環境と共生するまちづくりについての質問ですが,市長は,ことしの1月7日に,新成人21名と車座懇談会を開かれた席で,鈴鹿は非常に自然が多いということで,市民の方にアンケートをとりましたら,鈴鹿の強みというのを約7割の方が自然であり,その自然を大事にしてほしいと答えられております。それを今回の総合計画では,この10年をかけてレベルアップを目指し,7割から8割の人が,自然はいいなと思っていただけるような総合計画を計画しておりますと発言されております。この発言のもとになっているのは,この鈴鹿夢プランの政策の4,自然環境を保全するとともに,快適な生活環境を維持します。施策の11番,かけがえのない豊かな自然の保全,そして,施策の13番,緑があふれ心安らぐまちづくりではないかというふうに思いますが,自然はいいなと思う人がふえるように,どのように保全して,また,活用していく計画なのかを,まず,お尋ねしたいと思います。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  環境部長。


              〔環境部長 中村 功君登壇〕


○環境部長(中村 功君)  私からは,後藤議員2番目の環境と共生するまちづくりについてのうち,1番,自然の保全と活用につきまして,御答弁を申し上げます。


 鈴鹿市は,鈴鹿山脈や伊勢湾,鈴鹿川などの恵まれた自然環境と調和した緑の生産都市として発展をしてまいりました。このかけがえのない自然環境と人と自然の共生による地域の環境を守り,また,守り育てる心を次の世代に引き継いでいくことが自然環境の保全として重要な施策と考えている次第でございます。


 しかしながら,今まで鈴鹿市の自然環境に関して,全域的に正確な調査が行われた資料がほとんどありませんでした。


 そこで,本市では,有識者,学識経験者で構成いたします鈴鹿市の自然検討委員会を設置いたし,平成16年度より3カ年かけまして,哺乳類,昆虫類,キノコ類など,動植物類の分野別及び地形・地質の調査を行っているところでございます。


 調査の内容といたしましては,約80名の専門調査員による現地調査,既存資料・文献調査の実施及び市民の方々に参加していただく調査観察会の開催,さらには,こどもエコクラブや小学校での総合学習の時間を利用した調査観察会を行っております。


 この調査の結果は,平成19年度に,鈴鹿市の自然として刊行し,平成20年度には,市民の方々や小・中学校で活用していただくガイドブックも刊行する予定でございます。


 なお,昨年11月27日には,鈴鹿市文化会館で鈴鹿市の自然調査中間報告会を開催し,市民の方々に調査の進行状況を報告させていただき,約500名の方々に来場をいただきました。


 今後は,この調査の結果をもとに,鈴鹿市の自然検討委員会や市民の皆様方からの御意見をいただきながら,各自然環境別に保全施策を実施していく予定でございます。


 このような自然の保全,言いかえれば,人の手が加わっていない自然の状況を把握し,それを保全していくための施策の推進を図ると同時に,身近な自然を市民生活の場に,いかに調和を持って取り組んでいくかという施策の推進も大変重要であろうかと考えます。


 そこで,このたび,本市の大切な緑の保全や活用,公園の整備,良好な都市景観を創設するための緑化推進を総合的に進めるための指針として,鈴鹿市緑の基本計画を策定し,緑の保全や活用に努めてまいりたいと思いますので,御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。


○議長(儀賀久明君)  後藤議員。


○6番(後藤光雄君)  ありがとうございました。


 鈴鹿の豊かな自然を保全するために,現状の分析に力を入れていただくことはよくわかります。また,ガイドブックをつくっていただくということですので,楽しみにしたいと思います。自然はいいなと感じるためにも,動植物の調査など,マクロ的な分析も,保全も,大切な要因だと思いますので,これはこれでしっかりとお願いしたいというふうに思います。


 また,生活の中に,緑と触れ合う環境づくりのために,緑の基本計画というのを策定してますが,それも本当に大切であって,自然検討委員会が何度となく開催されているのも議事録などで拝見させていただいておりますので,本当にありがたいことだと感じております。


 今回,私が一般質問させていただいたのは,実は,私は標高1,000メートル近い山間部で育ったわけですけれども,今,海岸近くで生活をさせていただいておって,昔話の海彦山彦の話ではありませんけれども,人は環境に育てられ,また,人が環境をつくるということを感じる中で,この地――鈴鹿は山の文化も,海の文化も持ち合わせていることが大きな特徴であるというふうに感じております。これを後世に残すためには,今の子供たちに海で育つ経験,山で育つ経験をしていただくことが,市長が言う自然はいいなというような感情や,この環境を守ること,また,生かすことにつながることだと思うのですが――そういう観点から,今回の自然の保全ということについての質問になりますと,環境部というよりも,教育委員会の取り組みとなってくると思いますので,教育長に子供たち――通告には学生・生徒・児童というふうに,小学生から大学生までを含めて挙げてありますけれども,自然環境体験学習に対する考え方を教育委員会の立場でお答えいただきたいというふうに思います。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  教育長。


              〔教育長 水井健次君登壇〕


○教育長(水井健次君)  私からは,後藤議員の2番目の御質問であります,環境と共生するまちづくりについての豊かな自然の保全と自然環境体験学習の充実についてのうち,学生・生徒・児童の自然環境体験学習に対する教育委員会の考え方について,御答弁申し上げます。


 今日,家庭や地域社会など,子供たちを取り組む環境の変化と物質的な豊かさの広がりの中で,子供の心の豊かさや精神的なたくましさの欠如,また,人や社会と積極的にかかわる体験の不足による人間関係の希薄さや,小さいころからの家庭での基本的なしつけの甘さによる豊かな人間性の喪失傾向など,青少年の育成上の課題が浮かび上がってきております。また,大量生産,大量消費,大量廃棄という生活様式は,身近な自然に無関心となり,地域の自然に目を向ける心の豊かさや感動する心を失わせつつあるように思われます。


 このような中,今日の社会においては,若者を中心としたフリーター,さらにはニートと呼ばれる学ぶ意欲や働く意欲を失いつつある――そういった若者の増加が指摘されております。私たち大人は,改めて意欲的に生きる力であります,人間力をはぐくむことも大切さについて目を向ける必要があると考えております。


 さまざまな体験活動を通して,豊かな人間性をはぐくむ教育の大切さにつきましては,教育委員会におきましても,十分認識しておりまして,各学校におきまして,生活科,総合的な学習の時間,特別活動,道徳などにおいて,体験活動を取り入れた学習活動を行うことで,生きる力を養い,自然と人間力を身につけさせていく教育実践を推進しているところでございます。


 このような状況のもとに,特に自然体験学習の取り組みにつきましては,次の三つの視点を大切にして指導しております。


 まず,一つ目は,自然環境は地域によってさまざまであることから,地域の実態に応じて,地域の自然環境を取り上げ,日常的に取り組みやすい具体的な学習活動から始め,子供にやる気を持たせることであります。


 二つ目は,自然と直接に触れ合う機会をできるだけ多く持たせ,子供たちのみずみずしい感受性を刺激し,自然の中での自発的な遊びや体験を通して,さまざまな発見をする中から,自然に対する興味・関心や好奇心を育てることであります。


 三つ目は,自然環境に対する知識の習得だけにとどまらず,技能の習得や態度の育成をも目指すものであり,そのために,保護者や地域の方々,専門機関の方々との連携の中で,継続して展開されることを大切にした――そういった体験活動を進めることであります。


 このような考えのもとに,市内の各小・中学校では,保護者や地域の方々の協力を得ながら,それぞれの地域の特性を踏まえ,子供たちにとって身近な自然を教材として,観察・実験・調査など,体験活動を取り入れたさまざまな学習活動に取り組んでおります。


 例えば,ある学校では,近くの川でホタルをいっぱいにしようと,ホタルを飼育したり,ホタルのえさを放流したり,川の掃除を――清掃したりする自然体験を大切にした活動を行うなど,自分たちで地域の自然を守る取り組みを行っております。


 さらに,地元の町民会議や自治会,あるいはベイロータリークラブの方々の協力を得ながら,海岸に松を植えたり,アカウミガメが安心して産卵できる海岸の環境整備に取り組むなど,地域の自然環境を守る体験活動に,地域挙げて取り組んでいる学校もございます。


 このように,各学校における自然体験学習を重視した指導の結果,子供たちは身近な自然に目を向け,生き物を大切にする――そういうようになったとか,さらに地域の方々と協力して自然を守っていこうとする,そういった機運が高まってきているなどの報告も受けております。


 また,かねてより市内すべての小学校では,5・6年生を中心に,鈴鹿山脈のふもとの宿泊施設やキャンプ場など,豊かな自然の中で集団宿泊学習を行っております。そういった機会を利用して自然の中でのウオークラリー,森林保全活動,登山,川原での自然観察など,ふだん経験できないような自然と触れ合う体験学習を通して,自然のすばらしさや偉大さに気づいたり,汗を流してやり遂げる成就感を味わったり,仲間と助け合う喜びと協力の大切さを感じ取るなど,心をはぐくむ活動を行っております。


 今後,こうした地域の自然や郷土鈴鹿の自然と触れ合う体験活動の取り組みは,保護者や地域の方々,さらには,専門的な知識を持っておられる方々の協力を得ながら,子供たちが驚き,発見,感動に心を震わせるような学習活動を展開できるよう,教育活動を弾力的に取り扱うことが大切であると考えております。


 今,子供たちの豊かな人間性をはぐくみ,生きる力を育成する教育の大切さが叫ばれておりますが,このような教育の推進にとって,自然と触れ合う体験学習は不可欠であると考えており,今後も,さまざまな機会や場をとらえて教育活動の充実に努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げ,答弁とさせていただきます。


○議長(儀賀久明君)  後藤議員。


○6番(後藤光雄君)  教育長,ありがとうございます。


 現状の鈴鹿市の教育委員会の自然に絡めた体験学習の考え方を説明していただいたというふうに思います。決して間違えているなどとは到底思いませんし,鈴鹿市が持っている自然というか,環境をまだまだ生かし切ってないというか,もっともっと生かせるんじゃないかなという気がして聞いてました。


 学校単位の取り組みを足し算をして1枚の表の上に書きあらわして説明をしてくださったような気がするんですが,もっと先ほど言いましたように,山も海もあってというのが鈴鹿の特徴であるので,もっとそれを――その自然を活用していただける方法があるのではないかというふうに感じております。


 私が,今回,この自然体験学習というのを質問させていただいたのは,実は教育長だけではなくて,市長におかれても,鈴鹿を地理的・社会的な位置から見て,教育のあり方を考えて,将来に向けて具現化していかなければならない時代になったというふうに,今までの学校教育のあり方から変化をしてきているというふうに感じておるから,今回,御質問をさせていただいたわけなんですが,どういうことかというと,昨年――17年10月26日に開かれた第52回中央教育審議会総会で,賛成22名,反対3名,棄権2名という形で採択された答申案の中に,市区町村,学校が義務教育の実施主体として,より大きな権限と責任を担うシステムに改革する必要がある,それぞれの地域の状況を踏まえたと最適な教育を行うことができるように,できる限り,その権限と責任を拡大する改革を進めることが必要であろうというふうにうたっていますし,教育委員会と市長との権限分担をできるだけ弾力化していくことなども明記されております。


 かつて,日本の教育というのは,教え込む,知識を押し込むというような形の教育をされてきたというふうに私は感じておるんですけれども,そういう教育から脱皮をするために,体験学習を取り入れ始めているのかというふうに感じております。つまり,押し込むのではなくて,子供の中から引き出すということが大切だというような見方に変わってきているんだと思います。


 いろんなことを体験することによって,子供が,その体験することによって心が動く,心が動いたことによってエネルギーになったり,発見した感動に人生を大きく左右されたりするわけですけれども,その感じる心を引き上げて,伸ばしてあげるということから,個性の尊重や個人の特性を生かす教育のあり方というふうに,将来的にはもっともっと求められていくのであろうというふうに思うのですけれども。


 また,現在の学校は,まだまだ子供が評価される立場にいるという――小学生には評価というのは,本当はすべきではないというように述べている教育学者もおるんですけれども,子供の能力を何ではかっているのか,何の尺度なのか,わからない中で評価するというようなこと――そういうことからも脱皮するために,先ほどから申しているように,鈴鹿の自然を利用して,例えば林間,または海岸キャンプや渓谷の沢登り,アブセーリング――アブセーリングというのは――ロッククライミングというのは岩を上るんですが,アブセーリングというのは,例えば橋とか,岩場もそうですが,上から下へおりる,命綱をつけて,ロープを使っておりることなんですけれども,アブセーリングでありますとか,入道ヶ岳へ登山することだとか,先ほど5・6年生がキャンプしているというふうに説明をいただきましたけれども,もう少し踏み込んだ体験学習をしてはどうかなというふうに思っております。川をくだるいかだづくりや,また,カヌーですとかシーカヤックなど,白子の漁港でも,ちょっと海水浴場側のところであれば,シーカヤックができるというふうに専門家が申しておりましたけれども,ぜひ,そういった鈴鹿の子供たちの特に義務教育に,体系的に自然体験学習をプログラムしていくことが,市長がおっしゃっております鈴鹿の自然はいいな,にとどまらない町を愛し,町を育てる人づくりにつながるのではないかというふうに思うのですが,教育長,どうでしょう。今,鈴鹿市教育基本方針に未来を開く心豊かなたくましい子供をはぐくむ鈴鹿の教育というのを挙げていただいて,いろいろ細かく評価していただいてるんですけれども,その中に,こういった自然体験を体系的に取り入れて取り組んでいただきたいということについての御意見をお伺いしたいと思います。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  教育長。


○教育長(水井健次君)  再度の御質問に,お答えしたいと思います。


 御質問というか,御提案をいただいたということと受けとめたいと思いますが,まず,自然体験学習を一歩突っ込んで,もう少し一歩突っ込んで,そういったものにならないか,そして,そういったプログラムを取り入れることができないかということなんですが,こういった活動は,中心的には,やはり長期休業中のことかなと。現在,先ほども申しましたように,小学校5年生,6年生を中心に実施しております,そういった宿泊メニューを,やはりよりダイナミックに,ある面では弾力的に実施することから,子供たちの力を引き出してやる,あるいは自然のすばらしさを感じさせる,体感させる,そんな中でまた,ある面では,ちょっと厳しい環境の中で,子供の自立とか,勇気とか,あるいはお互いに助け合うとか,思いやりの精神とか,そういったものをはぐくんでいく,いわゆる人間力を高めていくことが大事ということかなと思うんですが,こういったことを実現するについては,やはりこれまでのやり方の中から,もう一回具体的に現場の先生方,教職員と一緒になって,その自然体験学習といいますか,その学習プログラムのあり方を実践の中でともに研究していくことが大事かなと。あわせて,やはりそういったことの実現に向けては,インストラクターといいますか,専門の方の協力――そういった方の協力も必要かなと。また,教職員の研修と教職員みずからが,やはりそういったことに関心を持つと。そういったことの意味を十分理解するということも大事ですので,そういった研修面の課題もあると思います。そういったことで,今後,幅広く研究してまいりたいと考えております。


 なお,後でお話ありました,鈴鹿市の基本方針に自然体験学習といったものをきちっと盛り込んでという御提案だったと受けとめておりますが,これは,やはり人間力をはぐくむ上で大変重要と考えておりまして,既に18年度の本市の基本方針の中に,学校づくり支援というところがありますが,その中に夢鈴鹿学校プラン支援事業,鈴鹿夢工房事業,環境教育等の取り組みを載せております。そういった中で,学校を支援してまいりたいと,こんなふうに思っております。


 なお,今回,改めて議員から環境教育,自然体験学習の重要さを指摘され,基本方針に,より明確に入れたらどうかということですので,これについては,19年度以降の基本方針の中で,また検討していきたいと思います。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  後藤議員。


○6番(後藤光雄君)  ありがとうございました。


 夏休み等の休みを利用してというようなことを少しおっしゃっていただきましたけども,実は教育課程に,例えば中学校でも水泳というのは必須というふうになっておるわけですけれども,鼓ヶ浦と神戸にはプールがない。ですけれども,それにかわる授業を組めばいいということで,教育課程では弾力性を持たれております。プールをつくれということではなくて,それ以上,また,先ほど言いましたように,学校運営に対しては,市町村だとか学校が,独自にやってもいいという方向に来てますので,ぜひ,鈴鹿スタイルをつくり上げていっていただきたいというふうに思います。


 また,今回,質問のテーマになってます自然ということをいえば,例えば青少年公園という大きな自然の広場があるわけですけれども,あの横を車で通っている人が,果たして,ああ自然っていいなって,感じる人もいると思うんですが,通り過ぎるだけよりは,その青少年公園の中を実際に歩いたり,また,中の芝生を寝そべったり,転がり回ったり,そういうことを体験した方が,緑との共生を思うでしょうし,自然を守っていこうというふうに思うと思うんですね。自然を守るだけではなくて,新しいものをつくり出すパワーを,ぜひそういう体験からつくり出せるような――市長は日ごろ,まちづくりは人づくりからだというような言い方もされております。ぜひ鈴鹿スタイルをつくって,鈴鹿のこの自然を守って,それを生かして,そしていつまでも鈴鹿の人口が,この町だったら住みたいということで,20万超えましたけれども,いっときは21万超えるが,また20万で落ちつくだろうというような将来的な見方ではなくて,もうずっとふえ続けていくと,大きな町になれるんだというような,そういった取り組みをぜひ全市的にお願いしたいということを申し上げて,今回の私の質問を終わりにしたいと思います。


 よろしくお願いします。


 ありがとうございました。


○議長(儀賀久明君)  この際,暫時休憩いたします。


 再開は11時5分といたします。


            午 前 10 時 54 分 休 憩


         ――――――――――――――――――――――――


            午 前 11 時 05 分 再 開


○議長(儀賀久明君)  休憩前に引き続き,会議を開きます。


 日程により議事を継続いたします。


 南条雄士議員。


               〔5番 南条雄士君登壇〕


○5番(南条雄士君)  こんにちは。議席5番,すずか倶楽部の南条雄士です。


 今回は,大きく2点に分けて質問をさせていただきます。


 1点目は,歴史街道の整備と町並み保存について,2点目は,卒業式における国旗掲揚・国歌斉唱についてでございます。


 まずは,1点目の歴史街道の整備と町並み保存について質問をさせていただきますので,よろしくお願いをいたします。


 最初に,鈴鹿市に残る歴史街道である東海道と伊勢街道について紹介させていただきたいと思いますが,東海道は,市内では石薬師から上野,加佐登,庄野,汲川原,中冨田,西冨田,和泉,小田を通って亀山市に抜けていく道でありまして,7世紀ごろから五畿七道の一つとして,既に整備がされていたようで,江戸時代に石薬師と庄野に宿場が設けられ,参勤交代の大名行列などに利用された街道であります。


 この江戸時代の東海道を描いた作品に,歌川広重の東海道五十三次がありますが,その中でも最高傑作と言われるのが,庄野宿を描いた白雨という作品で,中学校や高校の全国版の教科書にも紹介されるほど有名であります。描かれた場所は,正確には不明のようですが,その場所を求めて各地から観光客が訪れているという状況であります。


 伊勢街道についても紹介をさせていただきますと,市内では,高岡から十宮,神戸,肥田,玉垣,江島,白子,寺家,磯山を通って津市に抜けていく道でありまして,伊勢神宮への参拝客でにぎわった街道であります。


 江戸時代には,市内では東海道よりも栄えていたようで,特に50年から60年周期で流行したおかげ参りの年には,500万人もの人々が熱強的に伊勢を目指したということであります。この500万人というのはすごい数字でして,西や南から伊勢を目指した人もいまのすで,全員が鈴鹿を通ったわけではないと思いますが,江戸の方面から半分の250万人が来たとしても,この数字は現在の鈴鹿サーキットの年間入場者数ほぼ同じでありまして,例えばF1グランプリに換算すると,決勝日の観戦者数は約15万人なので,年間約17回F1を開催するぐらいの大騒ぎだったということになりますし,それだけの人数をさばける町並みがあったということも言えると思います。


 このように,鈴鹿に残る歴史街道は,古くから大名行列やお伊勢参りなどの多くの人々でにぎわった街道であり,数百年から,1,000数百年前の日本人が歩いた,まさにその道である歴史街道を大切にするということは,自分の町の歴史や文化を知ることでもあり,それが地域に愛着と誇りを持っている,郷土愛につながるものであると思います。


 しかしながら,現在の歴史街道がどうなっているかというと,東海道では庄野,伊勢街道では神戸や白子に辛うじて連子格子の町並みが残っている程度で,この残っている町並みも,上を見ると電線がクモの巣のように張られていますし,下見ると継ぎはぎだらけのアスファルトで,何とも風情のない状況であります。


 これでは,宝の持ちぐされというか,せっかくの文化資源が生かされていなくて,なかなか愛着や誇りは持ちにくいと思いますし,観光資源としても,歴史街道めぐりをして,市内に宿泊される観光客の方々もたくさんいらっしゃいますが,今の状態だと余り歩きやすいとか,歩きたいという印象を持たれないと思います。


 そこで,市民が愛着と誇りを持てる,そして観光客にも喜んでもらえるような歴史街道の整備と町並み保存について,3点ほどお尋ねをいたします。


 まず,一つは,今すぐとは言いませんが,何年かに一度,歴史街道の舗装を張りかえる機会があれば,地道風舗装というらしいんですが,昔の街道風の砂利道っぽい色の舗装にかえることができないか。


 二つ目は,そのような機会でいいので,電柱を地中化して景観をよくするとともに,歩行者が歩きやすい道路にすることができないか。


 三つ目は,歴史街道に辛うじて残る連子格子の町家を保存するために,行政として何らかの補助をすることができないかの3点であります。


 それとともに,近隣の町でいうと,亀山市の関宿ですね。地道風舗装や電柱の地中化,町家の保存に取り組んでおりますが,調べてみますと,国の重要伝統的建造物群保存地区というのに選定されて,財政的補助を受けているということですが,鈴鹿市も,このような県からの補助を受けることができないかということもあわせて,計4点について,お尋ねをいたします。


 御答弁をよろしくお願いいたします。


○議長(儀賀久明君)  市長。


               〔市長 川岸光男君登壇〕


○市長(川岸光男君)  それでは,南条雄士議員の御質問に,御答弁を申し上げます。


 歴史街道の整備と町並みの保存についてでございますが,街道は,古来,人と人とが出会い,触れ合いの場となるとともに,情報や文化の交流の場所でもございました。また,街道には,道標や石仏など,文学・食などの文化,さらには旅人に対するもてなしの心や,祭り,習慣,民話に至るまで,街道遺産と言える有形・無形の歴史的遺産がたくさん残っております。


 本市では,平成15年度に策定をいたしました鈴鹿市文化振興ビジョンの中で,伝統や歴史豊かな郷土文化の継承を基本施策として掲げ,歴史を感じさせる町並みや歴史的な遺構を整備いたしまして,町への誇りと愛着を深めますことを唱えております。


 しかしながら,本市はエリアが広く,神話の時代から現代まで,さまざまなものが豊富に存在することから,それを一点に集中させることができていないというふうに言えます。また,豊富にあるものの,ほとんど知られていないというものもあると聞き及んでおります。


 このことから,まず,地域に埋もれた魅力ある宝を発掘し,広めていくことが大事だと理解をいたしまして,平成14年度から,鈴鹿文化アカデミーと称して,街道文化を築き,掘り起こし,深めるための事業を継続してまいりました。


 本年度は,誇りの持てる文化都市形成事業の中で,市民皆様はもとより,広域の住民の方々を対象にシンポジウムや歴史遺産めぐりを開催するとともに,東海道石薬師宿の道標づくりにも地域のまちづくり活動の一環として支援をしてまいりました。


 現在では,どこの町でも同じような形態になっております。若い世代が町に誇りを感じられなくなっているのも現状でございます。


 これからは,自分の住む町の歴史や文化を知ることが,自分の町に愛着と誇りを持つことにつながることと考えております。このことからも,来年度は,伊勢街道をテーマに事業を実施する所存でございます。


 このようにソフト面では,街道を持つ魅力を市民の方々に伝えてまいりましたが,議員の御質問の歴史的な街道整備や町並み保存等のハード面の整備には,住民の皆さんの御理解や多額の費用も必要でございますので,いましばらく検討を重ねてまいりたいと存じますので,よろしく御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。


 なお,詳細については,文化振興部長より答弁をいたさせますので,よろしくお願い申し上げます。


○議長(儀賀久明君)  文化振興部長。


             〔文化振興部長 宮? 守君登壇〕


○文化振興部長(宮? 守君)  それでは,私からは,御質問の東海道・伊勢街道等,鈴鹿に残る歴史的な街道の整備や町並みの保存についての御答弁をさせていただきます。


 まず,これまでに実施してまいりました歴史街道に関する事業を紹介させていただきます。


 平成13年度には,東海道宿場伝馬制度制定400周年の記念すべき年でございました。東海道沿線の市町村で特色あるイベントを行い,街道を訪れる方々に大変喜んでいただいたと聞いております。


 本市でも,この記念すべき年に,東海道44番目の宿であります石薬師宿,45番目の宿でございます庄野宿の街道遺産,地域の歴史等を旅人に紹介できるよう語り部を育成いたしまして,今日まで32名もの語り部が東海道・伊勢街道に登録できるようになってまいりました。


 また,ハード面の整備では,東海道沿いに3基の案内看板の設置を行っております。井田川地区には,一里塚の復元を地域のまちづくりの一環として支援してまいりました。


 この400周年を契機といたしまして,平成14年度により,語り部育成事業を本格的に立ち上げ,東海道はもとより,伊勢街道にも語り部育成を広めてまいったところでもございます。


 また,街道文化を掘り起こすため,鈴鹿文化アカデミーと称しまして,地域の文化人と街道とのかかわりを市民の方々に広くアピールしてまいったところでもございます。


 この事業の一環で,平成15年度には,東海道の佐佐木信綱,平成16年度には,伊勢街道の沖安海等の文人にかかわるイベントも同時開催をしてまいりました。


 本年度は,語り部育成事業の中で,語り部マニュアルづくり講座の開催,鈴鹿国際大学の協力のもと,鈴鹿市地方史研究講座を開催いたしまして,語り部の知識向上,レベルアップを図ってまいったところでもございました。


 また,ハード面では,先ほど市長も答弁させていただきましたように,石薬師宿の道標を宿の入り口と出口に,地域のまちづくり協議会と協働で設置もしてまいりました。


 来年度は,東海道のクロスロードでございます伊勢街道をテーマに,まちかど文化館と称しまして,文化振興・文化財保護・生活文化の継承の観点から,朝野弥衛没後10年記念イベント,大黒屋光太夫記念館特別展,伊勢型紙資料館企画展,江島カルチャーセンターでの生け花展,それといきいきウオーク等の開催も予定をいたしております。


 これらのイベントは,点である資料館等をネットワークで結びまして,線である街道を広げて面としてとらえ,町全体が文化館となる構想のもとに実施するものでございます。


 これからも,歴史街道につきましては,地域の街道に対する関心を盛り上げることから始めまして,次に,まちづくりの一環として,市民と協働で街道を整備してまいりたいと存じております。


 議員御質問の地道風舗装への変更や電柱の地中化などの改良整備,それに建造物等の町並み保存につきましては,住民の理解と多額の費用が不可欠でもございます。


 また,伝統的建造物群保存地区についてでございますが,国が選定する重要伝統的建造物群保存地区は,全国に66地区ございまして,三重県では昭和59年12月に,当時の関町の関宿が選定もされております。


 その選定基準でございますが,伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの,伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの,伝統的建造物群及びその周辺の環境が地域的特色を顕著に示しているものとなっております。


 本市の旧街道沿いの宿場町では,これらの選定基準に整合するものはなく,選定される状況にはないと判断もされます。


 また,この申請に当たりましては,地域住民の生活と直接かかわるものでございますので,地域住民の方々と十分に話し合いを進める必要性が高いということもつけ加えさせていただきたいと存じます。


 いずれにいたしましても,地域住民の十分な御理解とともに,多額の費用等も必要といたしますので,いましばらく検討してまいりたいと存じますので,よろしく御理解賜りますよう,よろしくお願いを申し上げます。


○議長(儀賀久明君)  南条議員。


○5番(南条雄士君)  御答弁ありがとうございます。


 伝統的建造物群保存地区については,基準に適合しないということで,残念ながら了解をいたしました。


 あとは,住民の理解を得た上で,鈴鹿市が独自にやるという方向しか残されていないと思いますが,今度は,ちょっと方向を変えて質問をさせていただきます。


 一昨日――おとついですね。3月12日の新聞報道で,F1グランプリ,鈴鹿と富士で1国2開催というニュースが伝えられました。まだ,正式発表というわけではありませんが,もしそうなれば,これからは,どちらが観客を呼び込めるか,そして,どちらがモータースポーツの町として魅力があるかという競争になると思います。


 私は,平成16年の9月議会で,モータースポーツのまちづくりについて一般質問をしましたが,このときに,F1を公道でパレード走行させてみてはどうかという提案をさせていただきました。その後,会派の視察で,公道レースを計画している北海道の小樽市に行って,なぜ小樽で公道レースをするのかと尋ねたところ,小樽市は歴史的な町並みの中を最新のレーシングカーが走るという対比のおもしろさで観光客を呼び込みたいと,そういった答えが返ってまいりました。鈴鹿市も,文化振興ビジョンの中で,文化のクロスロードという言葉を使って,古い歴史と新しい文化の融合をうたっておりますが,歴史的な町並みの中で,最新のF1マシーンを走らせる,そのために歴史街道を整備するという考え方を持ってみればいかがかと思います。


 例えば東海道を大名行列ならぬF1行列が走るであるとか,伊勢街道でF1がお伊勢参りというような企画があれば,非常におもしろくて夢があるし,観光客も呼び込めると思うのですが,そのようなモータースポーツ都市としての面からも,歴史街道の整備をすることは考えられないでしょうか,この点についてお尋ねをいたします。


○議長(儀賀久明君)  文化振興部参事。


○文化振興部参事(坂尾富司君)  私からは,南条議員の御質問,モータースポーツの町と鈴鹿の歴史街道を結びつけるための改良整備をしてはどうかという御質問に,御答弁申し上げます。


 平成15年度に作成いたしました鈴鹿市文化振興ビジョンの中で,文化のクロスロード鈴鹿を基本目標の一つに掲げております。


 そこで,本市には,古代から国府や国分寺が置かれ,伊勢国の中心として政治・文化をリードしてまいりました。また,東海道・伊勢街道を通じて,人々の交流がこの地域独特の文化をつくり,栄えてまいったところでございます。


 また一方,新しいものとして,現在におきましては,議員も言われましたように,鈴鹿サーキットに象徴される新しい文化交流ができておりまして,数多くの企業立地により,世界各地から多様な文化を持った人々が鈴鹿に集い,地域の人々との交流が進むことでコラボレーション――協働が始まっておりまして,まさに文化のクロスロードということが言えると思います。これは,古い文化と新しい文化の調和だと私は思います。


 一つ例を挙げますと,関西には歴史ある町に京都と奈良という二つのところがあると思いますが,奈良には大仏さんがありまして,古さの中で今も古い町というイメージがあろうかと思います。また,京都は,奈良と同じように歴史がありまして,古さの中に,この伝統のあるきらびやかさがある町だと思います。京都は,古さの中に新しさをうまく調和させている町であろうと思います。鈴鹿に比べて,京都は非常に大きな町でございますが,それより,京都より少し小さな町で小京都と言われる町で,例えば滋賀県の長浜なんかは,黒壁スクエア,また今,議員申されましたように,小樽につきましては,小樽運河を中心にしましたまちづくり等,長浜とよく似通ったところもございますけども,そのような伝統文化を交えたまちづくりをされているところも多々ございます。


 そこで,議員御提案の旧街道で新しいものを取り入れたイベントの開催,例えばF1というふうなことを言われましたですけども,そのためのハード事業の整備をしてはどうかということでございますが,今申しましたように,そこに住む地域の方々が伝統や歴史を大切に思う心とか,それから気持ちを抱いていただくことが,郷土文化の保存・継承につながるものだと思うわけでございます。そのためには,そこに住む地域の方々と行政が一緒になって新しいまちづくり,歴史や伝統を保存するということを考えた上で,その中でハード面の整備も考えていく必要があるのではないかというふうに思います。


 御理解を賜りますように,ひとつよろしくお願いをいたします。


○議長(儀賀久明君)  南条議員。


○5番(南条雄士君)  ありがとうございます。


 ちょっと難しいということで理解をさせていただきます。


 文化事業は,語り部育成事業とか,鈴鹿文化カレッジとか,来年度はまちかど文化館とか頑張っていただいているようなので,文化事業で頑張っていただきたいと思います。


 それでは,2点目の卒業式における国旗掲揚・国歌斉唱についての質問に移らせていただきます。


 ちょっと時間がないので早口でいかせてもらいますが,ことしも卒業式の季節がやってきましたが,議員になってから毎年,小・中学校の卒業式に出席させてもらっておりまして,特に中学校の卒業式は非常に感動的で,いつも必死でもらい涙をこらえているんですが,それと同時に,出席するたびに,二つの疑問を覚えて帰ってきます。


 一つは,国歌斉唱のときに,生徒が国歌を歌わないこと,もう一つは,国旗が体育館の床に三脚で立てかけてあることであります。この二つの疑問に答えていただきたいと思います。


 まず,一つ目の国歌斉唱についてでありますが,斉唱とは読んで字のごとく,一斉に唱えることであります。しかしながら,一斉に唱えているのは来賓の皆さんだけで,生徒からは全く声が聞こえてこなかった。恥ずかしくて歌えないのかと思いきや,校歌や式歌は大声で歌い,歌わないのは国歌だけといった状況であります。お客さんに来てくださいと呼んでおいて,自分たちは何もせずにお客さんだけに何かをやらせるということは,一般社会では考えられないことで,非常に失礼で非常識きわまりないことだと思います。小・中学校の学習指導要領にも,卒業式は特別活動として位置づけられており,入学式や卒業式などにおいては,その意を踏まえ,国旗を掲揚するとともに,国歌を斉唱するよう指導するものとすると記載をされております。つまりは,卒業式も義務教育の一環でありまして,特に中学校の卒業式は,9年間にわたる義務教育の総決算と言える行事であります。このような行事で決められたことができない,もしくは何かの意図でさせないということは,学習指導要領にのっとった教育を期待する国民に対する裏切り行為にほかならないと思います。


 例えば子供たちに対して歌うか歌わないかは個人の自由ですよと教える教員がいるという話も聞きますが,指導する側は,公務員の職務として歌いましょう,もしくは歌うものですよと教えなければならないのであって,たとえ子供たちに歌わない自由があるとしても,教員の側が歌うかどうかは個人の自由という教え方をする権利や自由があるはずはありません。この辺ははっきりさせておかなければならないことだと思います。


 子供たちに悪意はないと思うので,指導する側の問題だと思いますが,学校は一体どのような指導をしているのか,そして,指導する教員の側も,ちゃんと国歌を斉唱しているのか,まずはこれを聞かせていただきたいと思います。


 もう一つは,国旗の掲揚についてでありますが,掲揚とは高く掲げることであり,国旗を掲揚するということは,少なくとも国旗を視線よりも高く上げることだと思います。しかしながら,特に小学校の卒業式においては,国旗は体育館の床に三脚で立てかけてあるだけで,とても掲揚とは言いがたい状況であります。本来なら,少なくとも舞台上に設置するべきだと思いますが,あと,その舞台から子供たちが入場するという驚くべき方式がとられております。鈴鹿市では聞きませんが,他市では舞台上に子供たちを座らせているところもあるということであります。式においても,子供たちが国旗よりも舞台側に座りますが,国旗よりも子供たちの方が上座でよいのでしょうか。来賓や先生,家族よりも子供たちの方が偉いんでしょうか。このような方式で果たして国旗を尊重する態度や目上の人を敬う態度を育成することができるのでしょうか。


 このような方式を子供たちがみずから考えてやっているとは思えないので,国歌に関する指導と同じように,教員側の意図でやっているのでしょうが,これがまともな教育とはとても考えられませんので,なぜこのような方式がとられているのか,理由を聞かせていただきたいと思います。


 以上,国歌の斉唱についてと国旗の掲揚について,2点お尋ねしますので,御答弁をよろしくお願いいたします。


○議長(儀賀久明君)  教育長。


              〔教育長 水井健次君登壇〕


○教育長(水井健次君)  それでは,私からは,南条雄士議員の2番目の国旗掲揚・国歌斉唱についての御質問に,御答弁申し上げます。


 まず,卒業式で国旗掲揚・国歌斉唱が全校で行われているかということですが,子供たちに国旗・国歌の指導を充実し,我が国を愛し,平和を望み,外国の立場も尊重できる,そういった資質や態度を育成することは,国際化の時代にあって極めて重要なことであると考えております。


 その取り扱いにつきましては,平成元年の学習指導要領に明記され,それ以降,各学校では,国旗を掲揚し,国歌を斉唱することが求められました。


 しかしながら,法令上の位置づけがなかったことから,さまざまな論議が行われたことも事実でございます。


 教育委員会といたしましては,さまざまな機会をとらえて,市内のすべての小・中学校の校長に対しまして,国旗掲揚・国歌斉唱の徹底を指導してまいりました。


 そのような中,平成11年8月に,国旗及び国歌に関する法律が成立いたしまして,それを契機に,国旗の掲揚・国歌の斉唱に関する指導をより一層適切に行うように努めてまいりました。


 その結果,市内のすべての小・中学校におきましては,平成11年度の卒業式から現在に至るまで,小・中学校40校すべてにおいて国旗掲揚・国歌斉唱が行われるようになっております。


 次に,国旗・国歌に関する指導が行われているかについてでございますが,各学校におきましては,学習指導要領を基準として,校長が具体的な教育課程を編成しております。それに基づきまして,教職員は,国旗・国歌に関する指導を含めて教育指導を実施するという職務上の責務を負うものであります。


 実際に,学校においては,国旗・国歌の指導を行うに当たりまして,校長は日ごろから職員会議などを通して,教職員にその指導の意義について十分共通理解を図ることが大切であると考えております。


 具体的な指導につきましては,小学校社会科におきまして,6年生までに,我が国の国旗と国歌の意味を理解させ,これを尊重する態度を育てることであります。あわせて,諸外国の国旗と国歌についても同様に尊重する態度を育てることであります。


 さらに,中学校の社会科においても,国家間の相互の主権の尊重と協力の学習をする際に,小学校段階と同じような内容を深めて身につけさせることであります。


 また,音楽科におきましては,小・中学校のいずれの学年においても国歌を指導し,入学式や卒業式等,必要なときには,いつでも歌えるようにしておかなければならないことから,例えば小学校の低学年では,上級生が歌うのを聞いたり,楽器の演奏やテープ等による演奏を聞いたりしながら親しみを持つようにし,みんなと一緒に歌うようにすること,中学年では,歌詞や楽譜を見て覚えて歌えるようにすること,高学年では,国歌の大切さを理解するとともに,歌詞や旋律を正しく歌えるように指導することになっております。


 中学校では,小学校の指導内容を受け,より一層の充実を図ることとなっております。


 なお,社会科や音楽科における指導については,両教科の関連を重視するとともに,入学式や卒業式などにおける国旗や国歌の指導などとも関連づけながら,指導することが大切であります。


 教育委員会といたしましては,今後とも学習指導要領に基づき,より一層適切な取り扱いが行われるよう指導してまいりたいと考えております。


 次に,国旗掲揚というが,フロアに設置する学校があるとの御指摘がございますが,入学式や卒業式におきましては,市内全小・中学校におきまして,校庭のポールに国旗を掲揚しており,式場内といたしましては,中学校は式場体育館前方のステージ上に,小学校はフロアに設置する場合が多いようでございます。これは,小学校の卒業式は,卒業生と在校生との対面で行う場合が多く,ステージが正面とはならないことから,フロアの中心に国旗を設置するのが最も自然であるとの考えから,このようなスタイルがとられております。


 議員御指摘の中に,国歌斉唱の声の大きさが十分ではないとの御指摘がございましたが,幾つかの学校の様子を見ますと,限られた授業時間を効率的に使って国歌を歌えるように指導している学校や,数回の練習で式に臨むことになる,そういった学校もあるようでございます。


 いずれにいたしましても,入学式や卒業式をどう実施し,どう祝うのかにつきましては,児童・生徒の発達段階を十分考慮し,地域の意向にも十分配慮しながらとり行うことが必要であろうかとも考えているところでございます。


 教育委員会といたしましても,今後とも学習指導要領の示すところに従いまして,適切な取り扱いが行われますよう努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますよう,よろしくお願いいたします。


○議長(儀賀久明君)  南条議員。


○5番(南条雄士君)  ありがとうございます。


 先ほどの答弁で,音楽の授業でも国歌斉唱について指導していくというお話があったんですけども,つい最近の話で,市内のある中学校で,3年生の音楽の時間に,時間が余ったので好きな曲を歌いなさいと先生に言われた生徒が,卒業式に向けて国歌の練習がしたいと言ったそうなんですが,その先生は,子供たちには,よくわからない理由を言って断ったそうであります。これ,明らかに公務員としての職務に反するとともに,生徒は正当な教育を受ける権利を侵害するものであって,到底許すことのできない行為でありますが,これは例として,このような指導がふだんから行われているのであれば,当然,卒業式にも影響が出てくると思いますので,このような公務員の職務に反する行為を行った教員に対して,どのような処分が下されるのか,まずは,これをお聞かせいただきたいと思います。端的にお願いします。


○議長(儀賀久明君)  教育長。


○教育長(水井健次君)  学習指導要領に基づいて指導しなかった教職員に罰はあるのかということかと思いますけども,当然のことながら,教職員は,教育公務員として校長が編成する教育課程に基づいて指導する,そういった職務上の責務を負っております。また,地方公務員法32条には,職員は,その職務を遂行するに当たって,法令,条例,地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規定に従い,かつ上司の職務上の命令に忠実に従わなければならないと記されておりまして,教育委員会といたしましては,著しくそういった服務規律違反があった場合には,服務法律違反に該当するということで,任命権者である三重県教育委員会に報告し,指示を仰ぐことになります。


○議長(儀賀久明君)  南条議員。


○5番(南条雄士君)  この件に関しては,事実関係を調査をしていただいて,適切な処分をお願いしたいと思います。


 それでは,次の質問に移りますが,私が今回,出席した平田野中学では,私の経験上,初めてなんですけども,皆さん生徒きれいに国歌を斉唱していました。でも,ほかの方に聞いてみますと,それが逆に普通じゃないと,ほかのところではピアノ伴奏してないし,歌入りのテープを流していると,そういう話も聞きます。ばらばらな指導の状態になっていると思うんですけども,例えば東京都なんかは入学式,卒業式における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施についてという通達を出して,基準をつくっております。鈴鹿市でも,こういった基準をつくって,何ですか,ばらばらにならないようにしていただけると,もっといい卒業式ができるかと思いますが,その点について,御答弁をお願いします。


○議長(儀賀久明君)  簡潔に願います。


 教育長。


○教育長(水井健次君)  何といいますか,全市的にということなんですが,今後,そういったことについては,やはり適切に取り組みが行われますように現場の指導を,校長会等を通じて指導してまいりたいと。より適切に行われるように努力してまいりたいと思いますので,御理解賜りたいと思います。


○議長(儀賀久明君)  この際,暫時休憩いたします。


 再開は13時といたします。


            午 前 11 時 44 分 休 憩


         ――――――――――――――――――――――――


            午 後  1 時 00 分 再 開


○議長(儀賀久明君)  休憩前に引き続き,会議を開きます。


 日程により議事を継続いたします。


 佐久間浩治議員。


              〔25番 佐久間浩治君登壇〕


○25番(佐久間浩治君)  議席25番,新政会の佐久間浩治でございます。


 新庁舎での初めての3月議会に,対面方式という一般質問をさせていただくことを感謝いたしております。今議会最後の質問をいたしますので,よろしくお願いをいたします。


 その前に,同会派で大先輩であった山本 孝議長が昨年12月30日に急逝され,1月3日にたくさんの人に惜しまれる中,告別式がとり行われ,旅立たれました。私にとっては兄のような存在で,議員として,また,人間としてのあり方を多く御意見・御指導をいただきました。ありし日に山本議長が,この新議場での議長席につかれることを歓喜されていたことが,私の脳裏をかすめます。大柄な山本前議長でしたが,今,議長席につかれました儀賀新議長は,少し小柄ではございますが,優しい笑顔が山本前議長と重なってみえます。


 また,議長席の後ろといいますか,議場の正面に市旗と国旗が色よく掲げられました。お二人の共通する思いがはっきりされた新議場であると思います。


 今となっては,山本議長から電話もかからず,また,佐久間,佐久間と呼んでいただく声も聞こえません。しかし,私の後ろには,いつも山本さんがいてくれ,佐久間,佐久間と檄をいただいております。今回の一般質問は,2人でやらせていただくことをお願いいたします。


 山本 孝さん,本当にありがとうございました。心より御冥福をお祈りいたします。


 それでは,1点目の新庁舎周辺整備の安全性について,お尋ねをいたします。


 その中の一つでございます。庁舎周辺の歩道の安全は確保されていますか。特に庁舎西側の歩道について,庁舎建設の計画から近々変更になったとお聞きをいたしました。ロータリーを沿えた西玄関には,バス,タクシー,送り迎えの自家用車が玄関前にとまります。多くの方々が利用されます。神戸一丁目70号線,庁舎南から中央道路までの歩道との関連について,お尋ねをいたします。


 二つ目です。近鉄鈴鹿市駅や伊勢鉄道鈴鹿駅から障害者や車いす使用者,または,高齢者が来庁される歩道の安全確保はされているのか,お尋ねをいたします。


 三つ目でございます。庁舎周辺の道路には,右折レーンを設置することで渋滞解消になると思います。特に庁舎西側の道路,すなわち神戸一丁目70号線と百五銀行前の県道との交差点での右折レーンの設置を考えているのか,お尋ねをいたします。


 4番目でございます。市民の方々より,来庁の際の来客用駐車場が余りにも点々としており,どこへ入れたらよいかわかりにくいとの声を聞いております。行政として,このような駐車場で十分なサービスができているとお思いですか,何かよい施策は考えられないか。


 以上,4点をお尋ねいたしますので,明快なる御答弁をよろしくお願いいたします。


○議長(儀賀久明君)  市長。


               〔市長 川岸光男君登壇〕


○市長(川岸光男君)  それでは,佐久間議員の御質問に,御答弁を申し上げます。


 新庁舎周辺の整備についてでございますが,新庁舎につきましては,昨年末,本体が完成をいたしまして,本年1月4日から新庁舎での業務を開始することができました。これまで旧庁舎では,3カ所に分散をし,御利用いただく市民の皆様には,大変御不便をおかけをしてまいりましたが,今後は,効率よく御利用していただけるものと存じます。


 また,老朽化によります耐震問題も解消することができまして,安心して来庁していただけるようになりました。


 新庁舎開庁以来,平日のみならず,休日にもたくさんの市民の方が来庁され,展望ロビーからの眺望を楽しんでいただいております。


 今後も皆様に,気楽に来庁していただけますように,親しみが持てる庁舎となるように努めてまいりたいと考えております。


 この新庁舎建設事業につきましては,議員の皆様を初め,市民の皆様には,新庁舎建設計画が立てられて以来,長きにわたり,多大な御支援と御協力を賜り,厚く御礼を申し上げます。


 この後,駐車場や庁舎の周辺の整備を行いまして,平成18年度末には,事業が完成をする予定でございます。


 今後は,新庁舎にふさわしい行政サービスの提供と安全で安心なまちづくりに,全職員一丸となりまして取り組んでまいる所存でございますので,なお一層の御支援と,また,御協力を賜りますように,よろしくお願いを申し上げます。


 なお,質問の細部につきましては,総務部長より答弁をいたさせますので,よろしくお願いを申し上げます。


○議長(儀賀久明君)  総務部長。


              〔総務部長 有安政章君登壇〕


○総務部長(有安政章君)  それでは,私から,新庁舎の周辺整備につきまして,御答弁申し上げたいと存じます。


 庁舎周辺道路の歩道整備でございますが,まず,東側の県道四日市鈴鹿環状線は,既設歩道を御利用いただきたいと存じます。


 同じく県道四日市鈴鹿環状線沿いの庁舎北側は,平成18年度から,三重県鈴鹿建設部施工によります現道幅員の中での歩道再整備が実施されます。


 庁舎側歩道は,庁舎敷地のセットバックとあわせまして,幅員3.5から2.5メートルの歩道を整備いたします。


 次に,庁舎西側の市道神戸一丁目70号線は,現況道路幅とし,舗装の打ちかえ等を予定いたしております。


 なお,道路構成は,片側3.0メートルの2車道と,西側に1.5メートルの路肩を確保し,自転車及び歩行者の通行を可能にいたします。


 また,庁舎側歩道は,市民会館の機材搬入口の関係で,歩車道境界ブロックでの歩道分離が困難であり,搬入口の移設には市民会館の構造改修等の多大な経費が必要となりますことから断念した経緯がございます。


 しかしながら,西玄関側の安全な歩行空間は不可欠でありますことから,庁舎敷地内に通路の確保をいたしまして,車どめ等で自動車との分離を図り,歩行者等の安全確保をいたしてまいります。


 また,庁舎南側の市道神戸一丁目77号線も,平成18年度に,庁舎西側と同様の庁舎敷地内通路を整備してまいります。


 続きまして,近鉄鈴鹿市駅・伊勢鉄道鈴鹿駅からの来庁される障害者・車いすの歩道の安全についてでございますが,まず,近鉄鈴鹿市駅からの歩道整備につきましては,市道神戸一丁目69号線の歩道拡幅及び段差解消に平成16年度から着手いたしまして,本年度に拡幅・段差解消が終了しております。引き続き,来年度に点字ブロックを設置いたしまして,完了の予定でございます。


 また,本市道に接続します県道四日市鈴鹿環状線の歩道整備につきましては,先ほど御答弁申し上げましたように,三重県鈴鹿建設部において,来年度から工事に着手するとのことでございますので,よろしくお願い申し上げます。


 次に,伊勢鉄道鈴鹿駅からの歩道の安全確保につきましては,現状では,新たに道路用地を確保しての歩道新設の計画はございませんが,区画線等の施設整備を含め,安全対策を検討してまいりたいと存じますので,御理解を賜りますようお願い申し上げます。


 続きまして,車道の右折レーンによる渋滞解消について,御答弁申し上げます。


 神戸一丁目70号線と県道との交差点,先ほど議員が言われました百五銀行と新庁舎との間の交差点改良につきましては,三重県公安委員会及び鈴鹿警察署と協議を重ねてまいりました。その結果,当交差点南側市道部分に右折レーンを設置する場合,当交差点北側近鉄線沿いT字交差点から当交差点へ通じます市道が一方通行でありますことから,北側の市道部分にも,東側への道路拡幅が必要となってまいります。


 しかしながら,現状では,北側市道は用地の確保が難しく,道路拡幅は困難な状況でございます。


 当交差点の南側,庁舎側のみ右折レーンを設けますと,北側の一方通行車両が県道を横切って南進したとき,この右折レーンが正面になりますことから,通行の利便性もさることながら,交通安全が最優先と考えまして,右折レーンを設置せず,現況のままでという結論に至った次第でございます。


 なお,市道神戸一丁目70号線の一方通行部分を逆方向に変更することにより,右折レーンを設置することは可能かとは思いますが,現在の道路形態,車の流れ,沿線の土地利用状況にかんがみますと,前に述べさせていただいたことと同様,右折レーンを設置せずに,現状のまま道路形態で施工いたしたいと考えておりますので,御理解を賜りたいと存じます。


 続きまして,駐車場の整備についてでございますが,現計画では,来庁者用の駐車場といたしまして,立体駐車場,別館第2跡地,別館第3周辺,市民会館西側,NTT北側と南側で,約380台駐車可能となる計画でございます。この台数は,北館や別館を解体する以前の本館周辺の駐車台数と同じでございます。


 現在,市役所で手続をしていただく届け出や交付いたします証明類は,10年ほど前に比べ多少増加していますが,地区市民センターで即日交付可能な証明等もふえ,地区市民センターを御利用いただく方もふえておりますので,市役所への来庁者用といたしましては,この台数で賄えるものと考えております。


 また,来庁者駐車場がやや分散することとなりますが,当初より土地を買い足さない等の方針で事業を進めてきております。


 今後は,御利用していただく方にわかりやすいよう,駐車場の案内を充実させてまいりたいと存じますので,何とぞ御理解を賜りますようお願い申し上げます。


 以上でございます。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  どうもありがとうございました。


 北側・東側の歩道につきましては,御理解をいたします。しかし,南側・西側の歩道については,歩道がないということを今お聞きいたしまして,庁内敷地内通路をするということでございます。しかし,市民会館の機材搬入口の関係上と今お聞きをいただきましたが,大型車両から機材搬入を行うときには,今のお話では,歩道に乗り上がるということで歩道ができないというふうに聞き及んだと思いますが,その場合,通行ができないということは,当然,車道を歩けというふうなことであろうかと思いますが,その点を一度また,御返事をいただきたいと思います。


 そして,二つ目の伊勢鉄道鈴鹿駅からの来庁の際の歩道というものがございませんが,今までならともかく,今年度より懸案でありました伊勢鉄道鈴鹿駅に特急,また,快速電車がすべて乗車をされるという発表が先日さられました。特急のとまる駅から,わずかである,この市の庁舎までに,車いす,また障害者の方,高齢の方が,歩道なしでどのように歩いてくるのか,前回お聞きをいたしましたが,どうも伊勢鉄道鈴鹿駅から一たん南へくだってていただいて歩道,そして旧の――旧といいますか,今までありました警察の庁舎――古い方の庁舎ですが,そこを回ってくれば市役所へ到達はいたすそうでございます。障害者,または車いすの方が,そのようなコースを渡ってよいものかどうか。せっかく伊勢鉄道さん,逆に言えば,JR東海が今までから何度か陳情に上がっておった,その結果やっと特急・快速をとめるということが決定したわけです。逆に言えば,JR東海としても,鈴鹿市さん何だこれ,陳情で特急をとめろ,快速をとめろと言いながらも,庁舎への歩道もないような形で,私は鈴鹿市として恥ずかしいことであると思います。これ,1点お聞きをいたします。


 3点目の,市道神戸一丁目70号線ですが,この道路は,庁舎西側より南へ中央道路までの区間だと思っております。そして,この市道神戸一丁目77号線ということは,庁舎南側の三差路から中央道路までの区間480メートルを道路拡幅工事が,もう現在,今,始まっております。車道が6メーター――これは左右6メーター,西側路肩2メートル,東側路肩に50センチを取って,東側には歩道が2.5メートル,中央道路交差点には,当然のことながら右折レーンも設けられ,交差点には信号機もつくというふうに聞いております。完成が平成20年に完了するということを聞いております。また,この庁舎南交差点の右折レーンも設けるというふうに聞いております。


 この道路が完成されると,中央道路から,この庁舎向いて真っすぐ一番近い中央道路からの進入路であると思います。また逆に,それを通過しながら,鈴鹿市駅へ行くだとか,また,神戸での商店街での買い物なども考え,それの往復となるわけでございますから,当然,今までと違った渋滞といいますか,通行量が急増されるということは言うまでもありません。


 このような事態を想定された上での庁舎と百五銀行の交差点に右折レーンをしないということは,市民会館での行事の際は,すごい渋滞が予想されます。このような考えをもう一度御答弁いただきたいと思います。


 そして,私,今度は駐車場でございますが,昨年12月議会で,私も第2期立体駐車場の建設についてということで,4度目の質問をいたしました。答弁は,3年間一貫として再度検討ということでございました。そして,ことしの1月に,このような説明会の中で,資料をいただきました。立体駐車場第2期工事の計画変更,そこで見てみますと,今,部長がおっしゃいましたように,市民会館西側に45台(バスだと10台),そして西館に8台,そして別館第2,2期の立駐を建てる予定地でありましたところに31台,これにもバスが10台と書いてあります。そして別館第3に24台,そしてNTT南側が20台,NTT北側が30台,そして線路横と書かれたとこに14台,1期の立体駐車場が211台,合計383台,これ箇所としますと,ちょうど8カ所あるわけですね。細かいのでいくと,8台とか,14台というのも入れまして,8カ所の駐車場があると。まとめた駐車場はないということで,一般の市民の方は,どこへ入れるんだということをお尋ねになっております。また,そして線路横の今の14台ですが,これはもうたしか2月でしたかね,どうも,あそこへ建物が建つということで,駐車場の賃貸契約は解除されておると思いますが,となると,14台減ってくるわけですね。379台というふうに減ってきます。それもなおかつ点々ばらばらとして一貫されたものがございません。こんな形でよろしいのかどうか,私は,もう一度,これに関しましてお答えをいただきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いをいたします。


○議長(儀賀久明君)  総務部参事。


○総務部参事(武野重之君)  それでは,私からは,再度の御質問に御答弁申し上げます。


 まず,庁舎周辺歩道につきまして,庁舎西側の敷地内通路を歩行者等に御利用いただく場合の安全性に対しましては,市道との境界はフラットといたしまして,車どめ等により歩行者の安全を図り,インターロッキング等の景観に配慮した庁舎周辺スペースを確保いたします。


 御指摘の市民会館行事等に機材搬入を行うために,大型車両等が庁舎内敷地通路に停車いたしますと,歩行者の方につきましては,道路を歩行していただくということになりますけども,その場合につきましては,市民会館行事等の主催者に対しまして,交通整理人による通路歩行者の安全対策を図るよう指導してまいりたいと思っております。


 次,伊勢鉄道鈴鹿駅からの来庁者の際の歩道についてでございますけども,歩道新設の現状につきましては,通学路及び歩行者,自転車の交通量が多い路線で,用地の協力を得た路線の中から順次,整備しているところでございます。鈴鹿駅からの路線については,歩行者・自転車の交通量の多い現況の土地利用状況等を考えますと,現在のところ歩道新設の計画はございませんが,現況幅員の中で,歩車共存道路としての安全対策として区画線の整備等も含め,路肩部分の改良を検討してまいりますので,御理解を賜りますようお願い申し上げます。


 それから,庁舎西側の市道でありますけども,神戸一丁目70号線と庁舎と百五銀行との交差点に,右折レーンを設置できないかということでございますけども,これの渋滞対策についてでございますが,市民会館行事などのときには,現在におきましても,行事終了時には,車が集中することから,渋滞が発生しております。今後,行事主催者に対しまして,交差点に交通整理人等を配置しまして,円滑に車両の通行ができるよう指導してまいりたいと思っております。


 次,駐車場でございますけども,駐車場8カ所に分散しているがということでございますけども,来客用駐車場につきましては,先ほど部長が申し上げましたように,立体駐車場,別館第2,別館第3,それと市民会館西側,NTT北と南,それと西館の北側,それと近鉄線の踏切南側,この8カ所となってございます。やや分散はいたしておりますけども,先ほども部長より御答弁申し上げましたように,現在地に新庁舎を建てかえると決定したときより,土地は新たに買い足さないとの方針で,この新庁舎建設事業を決めてきております。


 また,現在,市民会館行事の行われていない平日の利用状況を見てみますと,主に立体駐車場と市民会館西側の駐車場を利用していただいておりまして,立体駐車場の方は上層階の方余裕もございます。なるべく立体駐車場を利用していただきますように案内,また,誘導表示等を充実してまいりたいと存じますので,何とぞ御理解を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。


 また,この近鉄鈴鹿線踏切の南側の駐車場が一部使用できなくなったということでございますけども,来客用鈴鹿線の踏切の来客用駐車場につきましては,一部借用地でございましたので,この3月より,その部分は返却することとなりました。約14台程度駐車ができなくなりました。


 来客用駐車場につきましては,立体駐車場を初めとします庁舎周辺の駐車場で約380台分確保する計画でございます。現在,平日の立体駐車場の利用状況を見てみましても,3・4階には余裕がございます。市民会館等の行事の特別な場合につきましては,職員用といたしております駐車場を来客用といたしますので,余り大きな支障はないものと考えております。


 よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。


 以上でございます。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  まず,この庁舎建設,これが庁舎建設の図面でございます――平面図でございますが,これの図面を見ましても,これは,ちょうど庁舎建設というのは,プロポーザル方式で石本設計事務所が設計をさられましたと。庁舎周辺の設計もされたと思いますが,実施設計がなされてから,ちょうど4年半となっておるわけでございます。私は,この4年半の間に,図面上でもできてる段階で,じゃ,ここはこういうふうな歩道,ここはこういうふうな右折レーンというのが,当然,検討はされたというふうに思っております。今お聞きしました中でも,右折レーンにつきましては,北側からの片側通行,一方通行の道がうまくいかない。ということは,まだついこの間,あそこにはたなべさんという食堂があり,それを売りに出たといいますか,買われたのが前のパチンコ屋さんでございます。買われてすぐには解体をして,広く土地もあったわけですね。その時点に,やっぱり声をかけて,どうしても要るということならば,土地は一切買わないというもんではないと思うんです。要らない土地は買う必要はありません。どうしてもそういう交通の渋滞だとか考える分に関しては,やはり土地も購入しなきゃならん。恐らくこれは,この間,うち建ち上がりました。ビルができました――そこへ。それからの話を多分行かれたのであろうと私は思っております。


 いずれにしましても,4年半という期間の中で,どうしてこんなに行政の取り組みがすべておくれていったんかなと。当然,いろいろ問題もあったかと思います。予算も120億円であったのが,106億2,000万円となっております。約14億円ほど残されたといいますか,要らなくなった。安く上がったからいいというもんでもないと私は思っております。


 そういう中での――予算の中での範囲内で,安全な周辺整備ができなかったのか,それに取り組みだということを考えがなかったのかどうかというのを一度,1点まずお聞きいたします。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  総務部参事。


○総務部参事(武野重之君)  それでは,私からは予算120億から106億2,000万となって,その辺のことにつきまして,お答えを申し上げます。


 当初,この新庁舎の建設事業,予算といたしましては,議員おっしゃるように,当初120億円の計画でございましたが,設計の見直しや入札制度の見直しを行いまして,13億8,000万円ほど削減をいたしております。


 また,この削減した予算につきましては,財政状況等厳しいことから,新庁舎建設事業の予算規模を縮小いたしましたもので,一般財源を充当する部分が圧縮されただけでございます。そのため,他の一般財源と同様に,他の施策に使われる予算となるものと存じます。さきにいたしました予算につきましては,この事業の起債を25億円の予定を20億円に変更し,また,安心・安全のまちづくり事業に約5億円を充てたものでございます。


 予算を削減いたしましても,庁舎周辺の整備計画につきましては,当初の計画に沿った形で進めてまいったつもりでございます。


 何とぞ御理解を賜りますようお願い申し上げます。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  庁舎西側の歩道について,もう一点お聞きします。


 これは,歩道というのと通路というのは,僕は違うと思うんですね。当然,歩道となれば,道路交通法に基づいて違反があったりとか,そういうものがあります。通路では,そういう適用はならないと思います。その点,事故とかそういう場合に,あった場合,道路交通法で取り締まれない庁内通路としての場所は,どういうふうに違いがあるのかないのか――その通路と歩道との違いですね。歩道といいますと,道路としてみなしております。その道路に,今の市民会館の大型車のサイド開きの搬入される車が後ろからじゃなしに,横からぐっと傾けて回る車が,年に何遍来るのか私は知りませんが,その車が来るために歩道をしない。これは4年半前から決まっておる道なんですけども,いつそのように決定されたのかを,もう一度お伺いいたします。


 それと,道路交通法の問題ですね。その2点,ちょっとお聞かせください。


○議長(儀賀久明君)  総務部参事。


○総務部参事(武野重之君)  まず,歩道と敷地内の通路の事故等があった場合,どうなるかということでございますけども,道路としての歩道になりますと,道路管理者としての市,あと敷地内通路としての歩道といいますか,通路になりますと,庁舎管理としての市となります。立場がいろいろと変わるわけで――立場が変わるわけでございますけども,いろんなケースが考えられますので,その場の実際そういうことに培った場合でないと難しいと考えられますので,よろしく御理解をお願いいたします。


 それと,市民会館行事等で大型トラック等とめる搬出というのは,最近,市民会館行事も,最近のコンサートにつきましては,舞台装置等が多く,大型トラックの搬入が数多くあると思います。ですから,何回かは把握してございませんけども,年間には数多く使用される――搬入口等,数多く使用されるものと思いますので,そのようなことから,この敷地内通路を確保したものでございます。


 以上でございます。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員,時間配分をお考えして,よろしくお願いします。


○25番(佐久間浩治君)  それでは,もう一度お聞きします。


 まず,百五銀行前の――これは近鉄鈴鹿市駅からの障害者,また,車いすの方の歩道という件でお尋ねをいたしますが,これは,今,歩道の改修にかかるということは,もう聞いております。そして,百五銀行のすぐ前の方の歩道は,電柱がちょうど両サイドにありまして,障害者または車いすの方,とにかく駅から来る場合は,必ず百五銀行の前を通らなきゃならんということになっております。ということは,百五銀行の駅から北,信号に歩道といいますか,横断がございます。ところが,それからずっと東向いて庁舎の方へ行きますと,もうないんですね。あとだから,北から南へ移るのには,そこしかない。ということは,必ず百五銀行の前,2メーターあるかないかのスペースの中に電柱が2本あります。これは,改修は三重県の方がやりますが,この電柱をどうしても移動してもらわないと,ちょっと通行にまずいところが,やっぱり出てくると思います。これは必ず移動するよう,こちらから要請をしていただきたいと思います。これについて,お答えは後でいただきます。


 そして,南側の歩道ですが,私はきのう,おとついまで,いろいろ打ち合わせをする中で,南側というのは,歩道になっておったわけですな。きのう突然歩道から庁内通路に変わりましたいうことをお聞きいたしましたが,そんなころころ,これ私,見とると,もう立駐はなくなる,これも何度か聞いてやっと1月に返事をいただいた。そして,きのうの私の――中には,歩道については,西側じゃなしに,東,北,南と。これについては,了解いたしましたという文面を書きましたが――ちょっときょうは朝,またちょっと直したんですけども,やはりこういう,もうきのうやおとついに,この変更が――歩道が通路に変わるということは,どういうふうなことをやられているのか。そしてバスの駐車場が,ここで見ますと,前回の2期立駐――2期目の立駐のところに,来庁車31台かバスが10台と。このバスというのが,ここに入ったということは,この立駐の取りやめということが決まったのが1月でございますから,私は,これ立駐を前々から建てる予定であった,そんな中にバスというのは,今までは,じゃ,どこの,このいただいた資料のところへとめるべきであったのか。


 そして,もう一つ公用車ですが,新しく教育委員会の建物を壊し,そして南の駐車場を使って公用者の駐車とするというふうになっておりますが,これは,私が言いますと,この前にも言いましたが,近鉄鈴鹿線の踏切を越えていくということは,あそこの踏切は名古屋方向から――名古屋というか,若松から平田に向いていく電車が初めて来る前にとまります。そして,そこで平田から来た神戸でお客さんを乗せ返して,それが通り過ぎるまで遮断機はおりとるわけですね。そのような時間のかかるところへ,どうして公用車――公用車を使うのは,皆さん職員と思います。職員の方が,そんなロスな時間を使ってよいのか。私はもう一度,今のつなぐことができない立駐ですけども,別のところへきちっとした公用車も管理できるということを――そういう駐車場を目指してやっていただきたいと思います。そして松ノ下公園周辺ですが,北館・別館の解体前は43台が松ノ下公園周辺に公用車の駐車場がありました。松ノ下でしたら,線路渡らなくていいから,まだ,歩いていっても,さほど時間はかからんと思います。ところがこの松ノ下公園駐車場の公用車用が職員用として,これ変わってきておる。職員の駐車場に,これをまた充てたということもお答えできれば,その点だけお聞きします。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  総務部参事。


○総務部参事(武野重之君)  まず,百五銀行北側の電柱のことにつきまして,御答弁申し上げます。


 庁舎北側の歩道整備は,先ほども部長お答え申し上げましたように,県道四日市鈴鹿環状線の道路管理者である三重県鈴鹿建設部が平成18年度より,改修工事を実施いたします。議員御指摘の路上施設であります電柱等につきましても,少しでも歩道が広く利用できますよう,市より申し出をしてまいりますので,御理解を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。


 それと,立駐2期を建設する計画であったけども,そのとき大型バスはどこへ駐車する――大型バスにつきましては,その計画のときには,市民会館の西側に駐車する予定でございまして,あと分館第2等を解体しまして,公用車駐車場するには,近鉄線の踏切等がありまして,時間がかかるということでございますけども,庁舎よりは距離が少しはございますけども,来客用駐車場を庁舎周辺に確保いたしましたので,やむを得ないものと考えております。今後,駐車場内でも考慮しまして,効率よく業務を行うよう,職員への意識を行ってまいりたいと思います。


 以上でございます。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  申しわけございません。ちょっと時間がなくなってきました。


 2点目のエレベーターの機能について,新庁舎の東側に3台のエレベーター,いずれも階数表示がなく,どのエレベーターが来るのかはわからず,待ち時間が長く,速度も遅いような気がいたします。3台のエレベーターの制御装置に問題はないのか,かなり予算を削ったからではないのかというふうに思う人もみえます。階数の表示があった方が目で見て,今,何階まで来ているということがわかるということで,待つ人は安心できると思います。いかがですか。


○議長(儀賀久明君)  総務部長。


○総務部長(有安政章君)  それでは,庁舎のエレベーターの機能について,お答え申し上げます。


 新庁舎に設置いたしましたエレベーターは,東側に来客用といたしまして,20人乗りで車いす対応の分速180メーターのものを3台,西側に非常用及び職員用といたしまして,30人乗りでストレッチャー及び車いす対応の分速90メートルのものを1台設置しております。


 東側のエレベーターは,3台全体で自動制御――いわゆるコンピュータ制御されておりまして,エレベーターを呼んでいるすべての人を一番待たせない方法で稼働いたしております。


 したがいまして,自分より先に他の階で呼んでいた場合,自分に一番近いエレベーターが来るとは限らず,次のエレベーターが来ることになったりして,自分にとりましては,やや待つことになる場合もございます。


 新庁舎のように,1カ所で3台以上の高速エレベーターを稼働させる場合は,このような方法で稼働させるのが一般的でございます。


 また,東側エレベーターには,階数表示がございませんが,先ほど申しましたような方法で稼働している場合,階数を表示いたしますと,自分の階を飛ばして進んでいった場合もわかり,利用される方からのクレームといいますか,苦情の原因ともなりますので,階数を表示せず,到着を知らせるランプのみの設置が多く採用されております。


 西側の非常用エレベーターにつきましては,荷物も乗せられるエレベーターでございまして,主に職員と出入りの業者が使用いたします。このエレベーターは,東のものに比べまして速度が遅く,約半分でございます。


 こういうことでございまして,いわゆるこのエレベーターも車いす利用の方にも対応しておりますので,いろいろ皆さんから――いろいろで言いますか,苦情といいますか――ことをいただいておりますけれども,御理解をいただきますよう,よろしくお願い申し上げます。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  それでは,2回目は,もう質問じゃなしに,要望としとこかな――これ違うの。


 これは,まず高齢者の方などが,よく途中で乗られ場合,エレベーターに乗ってしまうと,上向きやったか下向きというのがわからなかったと。あれ,これ上へ行くんですかと,その方は下へおりるつもり――上と下にランプがあります。あのランプに矢印を上と下の矢印をつけてもらうことによって,それが解消できる。そしてランプをもう少し点灯するのに早くならんかと。というのはつく――もう少し早い目につけていただくと,3台のうち,年寄りの方は左におると右っかわでついた場合に,慌てて行っても乗れない場合がございます。それはひとつ,そういう改善をするよう要望いたします。


 あとは,西側の非常用及び職員用,業者用のエレベーターですが,これは非常に時間がかかりますので,約,私見ますと,行ってしまった後,着くと,次来るまでに8分かかります。そうすると,今は業者の方に聞きますと,もう食事を届けたら,帰りはもう歩いた方が早いですわということで,大分足が痛いようですけど,そういう話を聞きます。逆に言えば,もう荷物を持ってくるときは,当然,業者用乗っていただいて,手ぶらになって置いて帰るときは,僕は東側のエレベーターも使えるように,ひとつ敢行していただきたいと,これは要望で結構でございます。そして,もう返事は要りません。


 次に,大きく3点目の井田川幼稚園の休園措置についてをお尋ねいたします。


 聞くところによりますと,平成18年度に,井田川幼稚園が休園になるということですが,井田川地区住民は,これは教育委員会からの一方的な措置であると大変不安を抱いております。


 住民の皆様に伺ったところでは,まず,平成18年度の園児募集は例年どおり行われたが,人数が集まらなかったら開園しないということについては,事前の話が一切なかった。関係者の話では,平成17年10月時点では,井田川幼稚園で入園希望者4名に対する面接が行われ,園長から4名でも入園できるでしょうというお話を聞いた。子供たちも楽しみにしていました。


 しかしながら,11月の下旬になって,教育委員会の職員と園長が,4名の保護者宅を突然訪問して,4名では開園できないから,5歳児になっても,今通っているところに引き続き通ってほしいと説得をされたそうでございます。


 こうしたやり方をお聞きしますと,確かに住民の気持ちを無視して,一方的に教育委員会の方針を通したように思います。さらに,同じ4名の園児数でありながら,ほかの幼稚園では開園してきた事実もあると聞いております。


 そこでまず,井田川幼稚園で,なぜそのように休園措置をとるに至ったのか,その経緯についてお話を伺いたいと思います。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  教育長。


○教育長(水井健次君)  私からは,佐久間議員の3番目の御質問の井田川幼稚園を休園するに至った経緯について,御説明申し上げます。


 御承知のとおり,最近の少子化,保育ニーズの多様化から,公立幼稚園離れが進んでおりまして,近年,入園希望者が10名にも満たない園が出てきております。そのことが大きな課題となっております。


 なお,こうした問題については,平成14年8月に,鈴鹿市幼稚園教育振興検討委員会から答申をいただき,同年10月に策定しました鈴鹿市幼稚園教育振興計画の中で,当面の課題として,将来的に園児数の減少が続くと予想される幼稚園は,休園も含めて,そのあり方について検討することとなっておりまして,運営面,集団教育の面から検討を行ってまいりました。


 過去には,保護者の強い要望により,平成15年度には椿幼稚園で,平成16年度には天名幼稚園において,極めて少ない園児数にもかかわらず,やむを得ず開園をした経緯がございます。


 これらの園では,集団教育を補うために,小学校や近隣の幼稚園,保育所との交流に努めてまいりましたが,やはり行事の域を出ず,日常的には,非常に少ない人数の園生活となあり,集団における社会性を身につけさせることが困難な状況でございました。


 こうした経緯を踏まえて,余りにも少ない人数では,本来の幼稚園教育の実現が困難であることから開園すべきでないという判断に至ったわけでございます。


 ところで,今回,佐久間議員から御質問いただきました井田川幼稚園が休園に至った経緯につきましては,平成18年度園児募集の結果,9月に入園希望者が4名であるとの報告を受けておりました。その後,当該幼稚園の園長と連絡をとりながら,入園希望者の推移を見守っておりましたが,入園希望者はふえることがなく,最終的に教育委員会から該当の保護者の方に,4名では余りに少ない人数であり,幼稚園教育の目的である集団教育が成立しないので,開園できない旨を御説明させていただきました。保護者の方は大変残念がられたようですが,現在通っている保育園に,5歳児においても,引き続き通園いただくことを御承諾いただいたとの報告を受けております。


 この後,このような経緯を含めて,今後の井田川幼稚園のあり方について,井田川地区の自治会長様を初め,地区団体の代表の方々に御説明をさせていただきました。あわせて,住民説明会を開催し,住民の方々にも,これまでの経緯と詳細について御説明をさせていただいたところでございます。


 以上が,井田川幼稚園が平成18年度休園に至った経緯でございます。


 よろしくお願いいたします。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  ありがとうございました――よく説明をいただきまして。


 平成18年度の井田川幼稚園を開園しなかった理由について,今お聞きしたんですが,やはり園児募集の段階で,少人数になったときは開園しない場合があることを予告するべきであったと私は思います。特に天名・椿の2園で,4名での開園をしてきた事実があるということでございます。なおさら事前に提示するべきであったと考えていますが,いかがでしょうか。


 また,先般,全員協議会で,鈴鹿市の今後の公立幼稚園のあり方について,当面の措置として,入園希望者が15名に満たない場合は休園とする基準を示されました。


 しかしながら,井田川地区は,もともと人口が少なく,今後の幼児数の推移からして,15名の基準では,18年度のみならず,19年度以降においても休園のおそれが十分考えられます。従来から井田川幼稚園は,地域のお年寄りから乳児まで,幅広い年代の方々と交流し,地域全体の幼稚園として支えてきたという住民の思いがあります。市として,こうした住民の意思を尊重し,井田川地区のような人口が小規模な地区に対する休園基準の柔軟的な取り扱いによって,小規模幼稚園を存続することはできないでしょうか,お尋ねいたします。


○議長(儀賀久明君)  教育長。


○教育長(水井健次君)  18年度の募集について,少し住民の方に十分ではなかったという点については,私も反省をしております。そういったことについては,十分今後,住民の方に不安な気持ちを与えないように配慮していきたいと,このように考えております。


 なお,2点目の休園基準の柔軟な取り扱いはできないのかという御質問でございますが,先ほど来,申しましたように,休園基準を検討する中で,いろいろ考えました。また,御意見もちょうだいいただきました。何か人口の割合とか,そういったことでできないのかというようなことも検討してきましたが,やはり休園基準を設ける本来の趣旨が,幼稚園教育の目的である集団教育を成立させるための,そういった意味でのライン,下限を設定することでありますので,やはりそういった,なかなか割合で決めるようなことではないということで,人数で,今回,15名と設定させていただきましたので,御理解いただきたいと思います。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  小規模地区住民の皆様のことを考えると,なかなか簡単に教育委員会の方針を理解するわけにはまいりません。井田川地区住民の方々は,公立幼稚園の下限人数を撤回し,従来どおりの存続を求めていますが,教育委員会として,この要望をどう考えておるのか,また,どのように取り組んでいくのかをお尋ねしたいと思います。


○議長(儀賀久明君)  教育長。


○教育長(水井健次君)  井田川地区の地域住民の皆様の公立幼稚園,井田川幼稚園にお寄せいただく思いは,私どもも十分理解しているつもりでございます。


 しかしながら,重ねて言いますが,入園希望者が15人に満たない場合を休園の基準と設定いたしましたことにつきましては,先ほどの御答弁で申しましたように,まずは幼稚園教育の目的である集団教育を成り立たせなければならないという点でございます。幼児期における社会性の育成につきましては,国の幼稚園教育要領の中で,集団生活の中で,さまざまな人と触れ合い,互いの感情や意思表現をしたり,共感したりすることを通して培われるとうたわれております。平成2年度の幼稚園教育問題検討委員会の答申にも,集団の場としての教育的効果の最も有効な人数は25人程度がよいと,このように記述されております。さらに,当時と比較いたしますと,幼児数の減少,また,公立幼稚園への就園率の減少などの状況が生じておりまして,昭和53年度には,5歳児の66.7%が公立幼稚園に就園しておりましたのが,平成18年度には3割弱,30%を切る,そういった見込みとなっております。概して,公立・私立を問わず,保護者のニーズは,幼稚園から保育所に向かっていることが明らかになっております。


 このような市民の保育所志向の背景に,公立幼稚園の就園率が下がっているわけですが,やはり一定の人数がそろわないためには,集団教育が成り立たないということで休園させていただかざるを得ないということでございます。


 なお,井田川幼稚園地区の皆様からの要望については,今後また,内容を吟味していきたいと思います。


 よろしくお願いします。


○議長(儀賀久明君)  佐久間議員。


○25番(佐久間浩治君)  実は,時間があれば,ここに井田川幼稚園存続に対する要望書と,内容証明書用紙でもって書かれたのを朗読させていただいて,教育長の御返事を聞きたいと思っておりましたが,もう時間がございませんので,これを地区の皆さんが市長あてに持って上がると思います。送らしてもらうとか言うておりましたので,また,それを見た結果で,御返事をよろしくお願いをいたします。


 どうもありがとうございました。


○議長(儀賀久明君)  ここでちょっと時間をいただきまして,先日の10日の一般質問で,矢野仁志議員への答弁で一部保留がございましたが,ここで答弁の申し出がございますので,発言を許します。


 総務部長。


○総務部長(有安政章君)  一般質問1日目の矢野議員の御質問に対する答弁に不十分な点がございましたので,改めて御答弁申し上げます。


 さきの答弁の中で,一定の所得の範囲内であれば,年金は支給停止にならずと申し上げましたところ,一定の所得ではなく,所得にかかわらず支給停止にならないのではないかとの御指摘をいただきました。


 調べましたところ,退職共済年金の受給者が次の三つのいずれかになったときは,年金の一部,または全部が停止されるということでございます。


 その一つは,厚生年金保険の被保険者,それから,二つ目は,私立学校――私立でございます。私立学校教職員共済制度の加入者,三つ目は,国会議員,地方公共団体の議会の議員でございます。


 したがいまして,これ以外の,例えば自営業や農業などで,どれだけ収入があったとしても,矢野議員の御指摘のとおり,年金は支給停止にならないわけでございます。また,これは厚生年金でも同じような取り扱いと聞いております。


 前の答弁で,本市の短時間勤務の基準が週32時間以内となっており,実際に短時間勤務で再任用いたしました2名についても,週32時間の勤務をしてもらい,社会保険に加入していましたことから,社会保険加入を前提にしたような答弁をいたしたところでございます。御了承を賜りますよう,お願い申し上げます。


 なお,この再任用制度につきましては,前にも御答弁申し上げましたとおり,対応する業務の拡大や制度の周知など,鋭意制度の活用に取り組んでまいりたいと考えるところでございますので,どうかよろしくお願い申し上げます。


 以上でございます。


○議長(儀賀久明君)  これにて一般質問を終結いたします。


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○議長(儀賀久明君)  以上で,本日の日程は終了いたしました。


 あす15日は,本会議を開き,提出議案に対する質疑及び各議案の委員会付託を行います。


 本日はこれにて散会いたします。


 御苦労さまでございました。


            午 後  2 時 03 分 散 会


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