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三重県 松阪市

松阪市 平成23年  9月 定例会(第4回) 09月29日−04号




松阪市 平成23年  9月 定例会(第4回) − 09月29日−04号







松阪市 平成23年  9月 定例会(第4回)



議事日程第4号 平成23年9月29日 午前10時開議

 日程第1 議案第88号 平成23年度松阪市一般会計補正予算(第2号)

 日程第2 議案第89号 平成23年度松阪市競輪事業特別会計補正予算(第1号)

 日程第3 議案第90号 平成23年度松阪市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)

 日程第4 議案第91号 平成23年度松阪市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)

 日程第5 議案第92号 松阪市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について

 日程第6 議案第93号 松阪市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について

 日程第7 議案第94号 松阪市環境基本条例の一部改正について

 日程第8 議案第95号 町及び字の区域の設定及び変更について

 日程第9 議案第96号 市道路線の認定について

 日程第10 議案第97号 市道路線の変更について

 日程第11 請願第4号 義務教育費国庫負担制度の存続と全額国負担を求める請願書

 日程第12 請願第5号 「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める請願書

 日程第13 請願第6号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願書

 日程第14 請願第7号 防災対策の見直しをはじめとした統合的な学校安全対策の充実を求める請願書

本日の会議に付した事件

 議事日程と同じ

出席議員(30名)

    1番  植松泰之君      2番  中瀬古初美君

    3番  川口寿美君      4番  堀端 脩君

    5番  野呂一男君      6番  中村良子君

    7番  山本芳敬君      8番  田中祐治君

    9番  山本 節君     10番  川口 保君

   11番  大平 勇君     12番  大久保陽一君

   13番  濱口高志君     14番  佐波 徹君

   15番  海住恒幸君     16番  永作邦夫君

   17番  松田俊助君     18番  中島清晴君

   19番  今井一久君     20番  山本登茂治君

   21番  中森弘幸君     22番  小林正司君

   23番  久松倫生君     24番  西村友志君

   25番  野口 正君     26番  松田千代君

   27番  田中 力君     28番  水谷晴夫君

   30番  中出 実君

欠席議員(1名)

   29番  前川幸敏君

議場出席説明者

 市長          山中光茂君   副市長         中川 昇君

 総務部長        山路 茂君   市政戦略部長      小牧豊文君

 税務部長        川口昌宏君   生活部長        村田長稔君

 環境部長        橋本昭彦君   保健部長        松林育也君

 福祉部長        森本義次君   農林水産部長      山口天司君

 まちづくり交流部長   平本和義君   建設部長        杉山貴雄君

 都市政策部長      中山 伸君   教育長         小林壽一君

 教育委員会事務局長   森 幹生君   嬉野地域振興局長    加藤宗信君

 三雲地域振興局長    中林 聰君   飯南地域振興局長    高見秀志君

 飯高地域振興局長    海住利彦君   上下水道事業管理者   松尾茂生君

 市民病院事務部長    大林春樹君   消防団事務局長     大釋 博君

 監査委員        土本 勲君

事務局出席職員

 事務局長        石井千秋    次長          白藤哲央

 調査担当主幹      中西雅之    総務係長        上西伸幸

 議事係長        三木 敦    兼務書記        北畠和幸

 兼務書記        沼田雅彦

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                         午前10時0分開議



○議長(野口正君) おはようございます。

 これより本会議を開きます。本日の議事は、議事日程第4号により進めることにいたします。



△日程第1 議案第88号 平成23年度松阪市一般会計補正予算(第2号)



○議長(野口正君) 日程第1 議案第88号を議題とし、これより質疑を行います。質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。15番 海住恒幸君議員。

     〔15番 海住恒幸君登壇〕



◆15番(海住恒幸君) おはようございます。議案第88号松阪市一般会計補正予算第2号について質疑を行いたいと思います。総括質疑ということですね。2件ございます。

 1つは交通安全対策費のほうで、交通安全対策事業基金の積立金について、平成22年度の決算のほうでも述べましたけれども、平成22年度3月末現在で4300万円の積立金の残高があったわけですけれども、現在これ幾らあるのかという確認と、そして今回、1000万円と少しを積んでおりますけれども、その目的についてやはりはっきりとしてほしいと。つまり、基金というものは一定の目的があって、松阪市として一般会計から積んでいくわけでございますので、それがあいまいな状態であるとか、役割というのが本当に果たしているのかということがない、ただ積んでいるだけという状態というのは、決算のほうでも指摘しましたけれども、やっぱり解消していただきたいと、そういう意味からその目的について御見解をお聞かせいただきたいと思います。

 続きまして2番目、これは補正予算書の54ページ、55ページにございますけれども、文化財保護費ということで、まちなか歴史文化活用プロジェクト事業費がございます。これについてです。予算としては委員報酬が主となっているわけなんですけれども、まちなか歴史文化活用プロジェクトは新規の事業ということになっておりますので、基本的な考え方をお聞かせいただきたいというふうに考えております。

 少し基本的な考え方という点をお尋ねするに当たって補足をいたしますと、つまりまちなか歴史文化活用プロジェクトとは何ぞやという部分で、つまり何を目指しているのかという点です。そして、プロジェクトという名称になっておりますので、生まれてきた背景、そして他の政策との整合性ですね。そして、そのプロジェクトがねらうところの意図についてお尋ねしたいと思います。

 とりあえず1回目の質問は以上とさせていただきます。

     〔生活部長 村田長稔君登壇〕



◎生活部長(村田長稔君) おはようございます。よろしくお願いいたします。

 海住議員さんからの御質問の交通安全対策事業基金積立金のところでございます。御承知のとおり、これは交通災害共済の部分を三重県が立ち上げまして、昭和44年からこの共済事業がスタートしてきました。これが諸般の事情によりまして、いろんな経済状況等によりまして、平成20年2月に県のほうが廃止というところの中で、これが精算ということで、平成21年1月30日に全市町に積立金の交付金ということで5680万5000円が松阪市に平成21年1月30日に交付をされました。

 それから、市といたしましては、これは県の交付金要綱第2条、第4条によりまして、交通安全啓発事業なり、それから安全教育事業、事故相談と、こういったソフト事業に市として積み立ての中から活用をせよというような交付金要綱の中から、市といたしましては、平成21年度からこの積立金を取り崩す中で事業を展開しております。

 1つとしては、とまとーずの交通安全強化事業、それから交通安全事故ゼロ対策事業ということで、例えば平成21年でありますと、この2つの事業に749万5487円、平成22年度につきましては663万円、そして平成23年度におきましては、新たな交通死亡事故ワースト緊急対策事業というのを立ち上げまして、それもこの基金から今年度は取り崩す中で、3つの事業をここで展開をさせております。平成23年度の当初予算では1270万9000円の部分を取り崩し、基金を使っておる状況でございます。

 それと、この部分につきましては、基金の10年間で計画的に取り崩していくというような方向で現在進めておるところでございます。平成21年から平成30年の間に、こういった事業に計画的に取り崩していくと。もちろん交通安全死亡事故ワースト緊急対策事業、新しい事業につきましても、全体の50%程度の予算の約半分程度の部分は基金から取り崩していくというような方向で予算計上をしていきたいというふうに計画的にはございます。

 それと、今年度は最終の平成23年3月で共済の支払い等が終わったということで、これにつきまして、三重県のほうから1079万3000円の最終的な交付金がなされております。この部分につきましても、今回補正予算で歳入から歳出で基金へ積み立てたというところでございます。

 以上でございます。よろしくお願いします。

     〔生活部長 村田長稔君降壇〕

     〔教育長 小林壽一君登壇〕



◎教育長(小林壽一君) おはようございます。海住議員からいただきました御質問にお答えさせていただきたいと思います。

 文化財保護費のまちなか歴史文化活用プロジェクト事業費につきまして御質問いただきました。そのねらいとか、他事業との整合性とか、意図あたりについて御質問があったように思います。また外れておれば御指摘をいただきたいというふうに思います。

 松阪市の殿町、魚町、本町かいわいは、松阪市の歴史文化が蓄積されているところでありまして、今もなおその面影を残し、歴史文化を生かしたまちづくりが求められている、そんなところであるというのは、これはみんなの共通認識であるというふうに思います。

 こういうことを受けまして、平成22年3月に作成いたしました、これは都市計画部が中心になって行いましたけれども、松阪まちなか再生プランがございますけれども、この中でも歴史文化ゾーンとして位置づけまして、国史跡の松坂城跡、御城番屋敷、本居宣長記念館、松阪商人の館、もめん手織りセンター等、松阪市の歴史をネットワークするまちづくりをねらいとしてプランを立てたところでございます。

 また、ことし、平成23年2月7日、くしくも蒲生氏郷の命日でございましたけれども、このときには松坂城跡の国指定史跡が確定したところでもあります。また御城番屋敷につきましては、昨年度改修工事を終えたところでございます。また、長谷川邸につきましては、平成20年から平成24年度、来年度までですけれども、この5年間をかけて長谷川家の御協力をいただきまして、現存する古文書の調査等を現在行っているところでございます。また、この通り本町、魚町一丁目周辺地域におきましては、これも都市計画部が中心となって進めておりますけれども、松阪市景観計画の景観重点地区に位置づけまして、現在その重点地区の指定に向けて地域と協議を行いながら、景観重点地区としての指定に向けた取り組みを行っているところであります。

 現在、このまちなか歴史文化活用プロジェクトにつきましては、魚町の長谷川家が所蔵する建物、土地等の資産の今後のあり方について、寄贈という選択肢も含めた協議をしていきたいというふうに思っております。広く市民や専門家の意見を聞きながら、こういったプロジェクトを遂行していきたいということで、この事業を立ち上げたところでございます。議員がおっしゃいましたように、この補正予算はそうした委員報酬、旅費等でございます。

 以上で答弁とさせていただきます。

     〔教育長 小林壽一君降壇〕



◆15番(海住恒幸君) では、まず交通安全の対策事業基金のほうからお尋ねしたいと思います。

 御答弁によりますと、計画的に10年間で取り崩していくという部分を非常に印象に残った答弁だったと思うんですけれども、貴重な財源であるというその認識というのをやっぱり明確にしてほしいというふうに思いました。つまり、何かに充当していくということでは、数千万円の基金ということでございましたらば、すぐなくなっていくのだけれども、交通安全、松阪にとって何が必要なのか、どんな対策が必要で、有効な施策なのかということを明確にその目的性というのを持っていただきたい。そういう目的を持った方向で活用するならば、大変貴重な財源となろうというふうに考えておるわけなんですけれども、そういう使い方をしてほしいというふうに考えておりますが、10年間で計画的に、いわば先ほどの御答弁によると、消費していくという感じだったんですけど、消費するものではなくて、それをどう生かすかという部分を視野に入れていただきたいのですが、そういうふうなあり方としてこの積立金の使い道を、再構築というか、再検討していくお考えというのはお持ちではないのでしょうか。

 以上、御答弁をお願いいたします。



◎生活部長(村田長稔君) 先ほどの基金の計画的、それからそれに実効に合ったというところでございますが、特に今年度新たに交通死亡事故ワースト緊急対策事業というのを878万円ほど予算を計上させていただいております。その中で特に自治会のオリジナルの交通安全ヒヤリハット地図の作成、それからその路面標示のシートの設置というところでございますが、特に今年度は振興局を含め50の自治会さんにお願いする中で、その自治会の中で特に危険を及ぼすような交差点なり路地なりというところで、そういったヒヤリハット的なものを、地図をつくっていただく中で、交通安全に心がけていただく。それから、のぼり旗とか、そういうものも支給する中で、啓発行為を高めていただくというようなことを新たにここで取り組みました。来年以降も各自治会さんに、予定としては100自治会、4年間続けていって、全市的な自治会さんにそういった取り組みをしていただきたいという、ここへ重点を置きまして予算を計上しておるところでございます。さらには、こういった自治会の中で高齢者の事故が多うございます。そういった部分もとまとーずの講演とか啓発というところもここへ含めておる状況でございます。

 以上でございます。



◆15番(海住恒幸君) 決算の方でも述べましたので、記憶にはとどめていただいておるとは思いますが、体系性あるその政策の構築というものを、交通安全ということを惰性に流されることなく検討していただく必要があるだろうというふうに思っています。

 例を挙げて恐縮ですけれども、例えばミルミルウエーブとかという言葉、これ20年以上前からそのまま続いていること、そういうことが多いのではないかなと思います。ではなくて、本当に松阪市にとって何が求められているのかと考えた上で、重点化を図っていただきたい。そういった努力というのが不足しているのではないかというふうに思わざるを得ない部分があります。その辺についてはお尋ねはいたしませんが、ちょっとよろしくもう一度深く再検討をしていただきたいというふうに思っております。

 続きまして、まちなか歴史文化活用プロジェクトのほうですが、こちらは第1回、第2回とプロジェクト委員会が開かれてまいりまして、先ほど教育長からいただいた御答弁の中では、本当にざっくりと松阪市の殿町、魚町、本町の歴史文化遺産というものを述べていただいたわけなんですけれども、プロジェクト委員会の議事録を見ますと、また7月29日の市長の記者会見を見ますと、きっかけはという部分で、このプロジェクトを始めるきっかけというのが長谷川家の御当主から長谷川邸の寄贈を含めたあり方というものを協議させていただいたと、この部分にやっぱり尽きるのかなというふうに思います。つまり、この長谷川邸の話がなければ、このプロジェクトは生まれなかったのかということをまず確認させてください。



◎市長(山中光茂君) まず、この経過から少し話させていただきます、この長谷川邸とのかかわりにおきましては、平成13年から平成14年にかけて、ちょうど野呂市長当時でございますけれども、当時におきましては、市としての長谷川家の活用という部分と、あとは当主のほうとの協議がある中で、長谷川家のほうからは長谷川家の持ち物に関しては長谷川家で守ると、このような意思表明が実は当主のほうからございました。今、10年経てくる中で、率直なところ、これまで長谷川家と直接的なさまざまな交渉や、あそこを活用するという案件が協議としてなかなかなかったというのが事実です。その後、ちょうど一昨年になりますか、昨年ですかね、ちょうど小林副市長も就任いただいてから、小林副市長のほうも長谷川家のほうとちょっとかかわってもいただくとともに、当時の御当主が亡くなられた中で、私自身も直接数度にわたって長谷川家の新しい御当主の方ともお会いする機会もできました。その中で今後の長谷川家のあり方というものを話させていただく中で、松阪市役所内におきまして、長谷川家の現当主と話をする機会がございまして、当然いろんな話が出てまいりました。単に寄贈ありきという話だけではなくて、率直に言わせていただいて、民間における活用という話も逆に当主のほうからも聞かせていただく中で、ただ松阪市としては当然寄贈という選択肢も含めた中で内部において検証させていただきたいという前向きな部分も含めて話をさせていただきました。ただ、これまでさまざまな文化財におきましては、松阪市として覚書なども含めて、寄贈ありきで一たんもらってから、文化財だけではないですけれども、活用がなかなかできずに、ある程度もらった部分で管理保存自体はきっちりとはしながらも、その活用とか、市民に対して生かしていくという手法に対して、もらってから、ちょっと甘えが出てしまう案件が非常に多かったと私自身も考えておりますので、今回におきましては、寄贈を受ける受けないという事前の段階において、今回は文化課はもちろんでございますけれども、景観における都市計画、そして観光交流、この部局が課を超えて連携をする中で、そして市民にもしっかりと問わせていただくとともに、もちろんこの長谷川家を含めた文化財関係の専門家の方だけではなくて、経営感覚がある方、またはさまざまな視点から物事を見ていただける方々、活用という視点からも物事を見ていただける方々を今回このプロジェクトの委員に選定させていただく中で、松阪市としてちょうど長谷川家、そして魚町別館、今のもめん手織りセンターのあり方、そして本居記念館や民俗資料館、そしてもともとある小津家、商人の館であったり、あとはさまざまな形でその地域における文化財の保護だけではなくて、観光誘客も含めた形で市民や地域外の方々にこの文化財をどのように理解いただいて、活用していくか、そういう視点からのプロジェクトとして、まちなか再生プランの進展とも連動させる中で、どのように議論をしていくかという経過になったというのが事実でございます。



◆15番(海住恒幸君) ありがとうございます。わかりました。

 私としては今回の、市長は活用というほうを主として述べられたんですけれども、まず保全ということを大前提として考えたほうがよいだろうというようなことを私は思います。その保存と保全ですよね、両面があると思いますが、その上で活用ということは時間をかけて考えることができるのかなと考えます。

 ですので、つまり今回、野呂市長の当時はたしか買い取りを含めてということを市は考えてもいらっしゃったということを市長の記者会見の中に出ておりますけれども、今回はそういう出費というものは伴わずに、寄贈というそういうお話だったと。そう申し出られるからには、それなりのやっぱり理由というのもあるというふうに思っていまして、やはり今回とりあえず保存、保全ということを考えた場合、松阪市としてそれを受け入れるということは、ある意味大前提に考えるべき資産ではないかというふうに私は考えますが、その辺の視点の違いについて、置きどころというんですかね、再度の御見解を賜りたいと思います。



◎市長(山中光茂君) 海住議員がおっしゃられるとおり、当然まだ文化財という形ではなくて、あくまで私人が持っていらっしゃる民間の建物であるという、現在においてはそういう状況でございます。ただ、その中で当然歴史的な経緯、そしてこのように残っている本当に大きな位置づけ、殿町、魚町、本町かいわい全体を眺めた中で、この長谷川邸が持つ歴史的な意味合いというものを考えた中で、当然長谷川家の価値というものは私たちは低く評価しているわけではございません。ただ、今この場において、それを文化財として、または保全活用を市民の財産として残していくべきかというものを、実はそのプロジェクトチームで議論をする中で、10月30日に市民にも公開の場で問わせていただくという機会を設けさせていただきますので、あくまで行政としての最終的な考え方においては、特にプロジェクトが終わってからもそうですけれども、一度市民に問わせていただいたその位置づけも含めた中で私としての思いであるとか考え方も述べさせていただきたいなと思っておるところはございます。



◆15番(海住恒幸君) はい、わかりました。当然の話と言えば当然の話で、きょう地区説明会があるんでしょうかね。景観重点地区の松阪市として景観計画の第1号の候補にこの長谷川邸のあるところが該当しているということで、しかもそのシンボル的存在であるということですね。ですので、もしあの建物が失われるようなことがあれば、そのシンボルがなくなる、これは魚町、本町の人たちのこのまちなみ形成というか、まちなみ保全という活動の歴史はきのうきょう始まったことではなくて、本当に20年、30年は少なくともたつし、恐らくもっとなるのかもしれません。そういった意味でこの保全、保存ということに関して、松阪市としては市長のおっしゃることもわかりますけれども、明確な意思というものを表明して、その上で活用について市民に投げかけるという方法もあったのではないかというふうに思います。

 ここを守るという、この建物、敷地を守るという考え方と活用とはまた別に切り離して考えることができるのではないかというふうに考えます。それを活用ということを今一番冒頭の御答弁では全面に出ていたんですけれども、まず残すという部分において明確な意思表示をされるべきだろうと私は思っているんですけど、その辺については、先ほど答弁があったんですけれども、変わりはないでしょうか。



◎市長(山中光茂君) まず、大前提として今、長谷川邸自体が私有地であるということと、文化財という位置づけでなくて、あくまで私が持っている民間の家であるというのが大前提ではございます。ただ、本当にこの歴史文化の中で、または地理的な要因を含めた中で、松阪市にとって非常に今後重要な位置づけを持ってくる土地柄であり、場所であり、価値のあるものであるということは思ってはおります。ただ、今後どのような視点で、本当に海住議員がおっしゃる、または多くの議員さんや、恐らく市民の方や専門家の方も、私たち自身も実際は感じておる中で、この必要性というものがいろんな意味で感じられながらも、今現在私有地であり、私の方が持っているという中で、いろんな話し合いをしている状況というのもございます。軽々に必ずもらうべきもの、買うべきもの、または活用すべきものということを行政側だけの感性で話をしてしまうのではなくて、今問わせていただくとともに、長谷川家の御当主のほうにもその時間をくださいという話は実は伝えさせてもいただいておりますので、このような形でプロジェクトを組んで問わせていただき、市民の方々からも直接御意見をいただく中で、当然行政として維持管理には費用もかかります。または、あの場所というものを単に本当に保存管理をして残しておくという価値観だけでいいのかという視点もございます。文化財という部分に関しても、いろんな人においてはとらえ方がございますので、観光資源としてとらえるというあり方、歴史文化として本当に現存のまま、現存として残しておくという価値観、さまざまな価値観がいろんな方々によって相違があるという部分を、今ヒアリングというか、市民全体の中に問いかけさせていただいて、そういう機会の最終的な場が10月30日に一度さまざまなプロジェクトチームで議論をしていただいている案件も含めて問わせていただく、その後また議論を深めさせていただくという時点でございますので、現在としての行政としての考え方において、今の中間的な時期だということだけは御理解いただければなと思っております。



◆15番(海住恒幸君) そんなに性急に急ぐものでもないんですけれども、ただまちなか歴史文化活用プロジェクトという、今回のこの発想がスケジュール的に見ると極めてタイトといいますか、11月の終わりにはもう報告書をまとめて、12月上旬には市長、副市長に発表するというふうにスケジュール的になっていて、その間のスケジュールを見ると、きのうと9月の初めに行われた後、あと10月30日にフォーラムがある、そうなってくると、確かにフォーラムで市民の意見は聞けるんですけれども、じゃどういうふうな形で具体的なプランの作成に、この日程全部で、最終構成を行うというのは11月29日、それが第5回ですもんで、あと残っている日程というのが10月30日のフォーラムと11月16日の第4回だけなんですよね。もちろんこれまでに蓄積はあるんですけども、ただ議論の対象というのがすごく、松阪もめん手織りセンターのあり方、原田二郎旧宅に関して等々非常に幅が広い、これをこの12月の報告までに議論をしてしまおうということでは、今市長の言われたような軽々に判断するのではなくということをおっしゃった。長谷川邸の位置づけというものを、活用というものがどんなことが松阪市にとってできるのか、またどういうふうにして保存、保全をできるのかという部分についての、その重く深い部分にかかわる専門的知見を非常に要する部分はどういう場で議論していくのかと思うのですが。ですので、活用というものと保存、保全は切り離して考えるということは今回妥当だと考えます。その辺いかがですか。



◎市長(山中光茂君) もう海住議員がおっしゃるとおりでございまして、長谷川家の既に文書の管理などにおきましては、文化庁のほうから5年間のほうの事業において現在も進めておるところでございます。当然そういう文書における今後の保全、保存という視点と、その解析というような部分、文書調査という部分におきましては、平行して進めていくとともに、長谷川家のさまざまなそういう古文書などを含めた貴重な文化的な財産の保全、管理というものは、これまでからの継続のもとで、または今後も長谷川家のほうに御協力もいただきながら進めていかなくてはいけないという部分だと思っております。

 ただ、当然いろんな意見が今後も出てくると思いますけれども、建物という視点と、その周辺地域を含めた、まずは今回のプロジェクトにおきましては、大きな方向性とか最低限の価値観という部分においての方向性だけは早い段階で出していく必要があると私たちは考えております。

 第1回、それで昨日行われた第2回、私自身も議事録のほう既に見せていただきました。さまざまな方がさまざまな角度からいろんな思いを持って話をいただいておりますけれども、昨日の2回目の議論におきましても、あくまで昨日の2回目の議論の中ですけれども、あくまで保存、管理をした上での寄贈を受けるという前提のもとでの活用というのを模索していくべきではないかという方向は、あくまで第2回目の時点ではございますけれども、そこだけはプロジェクトの中では一致をしておるところでございます。

 ただ、その案件なども含めて、一度市民の方に公の場で問わせていただく中で御了承をいただいていくなり、市民全体の中で覚悟を持ってあそこを生かしていくという視点が今後は必要なのかと思っておるところでございます。



◆15番(海住恒幸君) ありがとうございます。多少溝が埋まったのかなとか思うんですけれども、きのうの議論の中では保存管理ということを、前提と言ったら、ちょっと市長は怒るかもしれませんけれども、方向づけられたということですね。そして、その上で活用というものを考えるということですね。それの上である程度、できれば10月30日のときにはそういう方向づけというものを市民参加でフォーラムをされるということだったら、市民の方に広く問いかけていただきたいなというふうに考えます。

 それと、市長が何度か言われた、あくまでも私の人、私人が持つ建物であるという点と、文化財ではないという点ですけれども、文化財でないという点は、景観法の景観重点地区というものの位置づけの中で、たとえ文化財ではなかったとしても、松阪市としては保全すべき価値のある建物であるという認識はできるのだろうと思います。そして、私人が持つ建物という、ないしは敷地という意味に関しては、これは展開が寄贈ということを含めた話が出てきた時点で、次のステップを考えるべき段階に入ったという点であるので、私人ということを言い続ける意味合いというのはもう薄れただろうというふうに思っております。

 ですので、先ほど市長が再三言われている市民全体で管理していく覚悟を持つとおっしゃいましたか、今。その視点は大事だろうというふうに、実はこの質問も用意していて考えた部分なんです。つまり、補完性の原理ということをあえて言わせていただくと、例えば長谷川邸を、じゃ魚町の人が守れるかというと、守れないですよね。例えば、そこの所有権が離れたときとか、所有権が長谷川家に残っていても、その当事者としてこれ以上管理していかないということ、仮にどうなるかわからないけれども、とても手に負えない。じゃ、それがだれが主体となってそれを管理運営に努めていくかという、それは単に行政なのか、それとももっと別の方法があるのかという、そういったこともやはり考えられるべきだろうという意味合いを含んでいるというふうに市長の答弁の中で思いました。

 だから、長谷川邸は松阪市全市をシンボライズする価値のある文化的景観であるということはだれもが認識していらっしゃるだろうと思うし、そして何で冒頭に教育長に、今なぜそういったことを、これがあったから始めたのということをお尋ねしたのは、いやもう松阪市は住民も主導になってこの景観ということに関しては十分に努力をして取り組んできたし、価値も認めてきたし、生かす方法というのを考えてきた、その上にあるので、今さらここの意義を再度、まち全体のですよ、見直して、これからそのあり方を出していく、そういう軽いものでもないだろうというふうに思ったので、それをあえて言ったんですけれども。話はそれましたけど、要するにその存在が、文化的景観である長谷川邸の存在が損なわれる可能性が出てきたとき、だれかが守らなければならない。これは松阪市が寄贈を受けるか受けないか、だれかが守らなければならない。それはだれかという部分において、市長としてどう考えるのか、その部分が、さっき市民がそれに対して責任を負っていくという話とかかわってくるのだろうと思うんですけれども、その辺について御見解を。



◎市長(山中光茂君) その前に、なぜ今私があえて、今は私の持ち物だということを強調させていただいたかと言うと、当主のほうとも交渉させていただいている中で、正直かなり繊細な案件がございます。正直言うと、交渉の中身自体もすべて、向こう側の立場も含めて、なかなか今の段階で公の場で言いづらいところも実はある中で、これまで野呂市長時代に交渉をさせていただいておった案件と、その後いろんな経緯もあった案件なども含めて、かなり繊細な位置づけもある中で、よっぽどの覚悟を持っての今後の位置づけを決めた中で向こうに対してアプローチをしていかなくてはというのと、こちら自身も、何と言うんですかね、あくまで今からまだ手元にはない時点だという、ちょっと繊細な位置づけもありますので、ちょっと言葉を選ばせていただいている部分があるというのだけはちょっと御理解をいただければなというところでございます。

 ただ、今後松阪市としてそこの景観としての重みとか、仮に何と言うんですかね、あそこの長谷川家という位置づけに対してどう考えるのかという、ちょっと繰り返しになってあれですけれども、やはり市民全体の覚悟を持ってのあり方というのが、今の松阪市政として一番重要な部分だと思っておりますし、天白遺跡において原田積善会さんにおいても、実は地元の方であったりとか、あとは関係団体の方に本当にけんかになるぐらい話し合いもさせていただく中で、やはり地域であるとか団体とかの責任というものも当時も話をさせていただいたところがございます。

 今回、長谷川邸の案件においても、当然海住議員がおっしゃられるとおり、あの地域の歴史的な意味とか景観的な意味であるとか、文化的な意味であるとか、あとは今後のまちなかの中心部におけるあそこの活用における大きな位置づけであったりとか、いろんな意味合いがございます。その中で松阪市として決して軽視は全くしていないというよりは、非常に重要な地点とは考えてはおりますけれども、そのあたりの意識の、さまざまな活用という点においても次元が結構、やっぱり専門性が強い方とか、そのまま生かしたい方と、やはり幅広い活用と、観光的な視点を重点に置いている方とか、いろんな価値観があるのは事実です。

 さらに言うと、やはり長谷川邸、長谷川家というものをネット検索をすると、実は1件しか出てこないとか、これほどやはり市民に対してまだ周知や理解がされていないというのも事実でございます。そのあたりも含めて、やはり市民理解とともに今後考えていかなくてはいけない事業であるという認識は強く持っております。



◆15番(海住恒幸君) 大体終わっていきたいというふうには思っているんですけれども、市民全体の覚悟を求めるんであれば、その中心にはやっぱり行政が担わざるを得ないだろうというふうに思います。それから、今回、だれか一個人では無理、地域で無理、じゃ行政と、これは補完性の原理がまさに働く話、それを行うにふさわしい対象物だろうというふうに思います。

 そして、あえて保全と保存という言葉を区別して使いますけれども、やっぱり保存という場合は、このものを変えないという部分。例えば、建築物の意匠であるとか、庭園のこの部分であるとか、非常に保存対象としてできる部分、それと修復して、修景していかなければならない部分、これは保全だろうと、私のこれは解釈ですけれども、そういう言葉の使い分けをしつつ、このあり方についてはやっぱり厳密に物事を考えていかなければならない素材であろうと、その重みを持っているものだろうというふうに思っております。

 そして、維持管理ということに関しての費用ということも言及されましたけれども、その部分について市民がどうかかわれるかという部分、それが全体の覚悟。例えば、先般、本居宣長記念館、鈴の屋遺跡がございます。そっちのほうでやっぱり市長も理事長をされているので、お金を募っていくという話も動いていますけれども、そういう参画の仕方というものを考えていく。広い意味でちょっと形態は違うけれど、松阪市が中心となったトラスト運動といいますか、そういう形にしていくということはできないでしょうか。例えば、松阪市には文化財指定は受けてなくても、保全していっていただきたいものがたくさんある。そういう一つの重要な象徴的なもの、市民の覚悟を求める、そういうふうな対象であるならば、これは何らかの形で先ほど申しましたようなトラスト運動の一つの、松阪市におけるトラスト運動の先駆け的な意味合いというものをスタンスとして込められたらいかがでしょうかと、これちょっとお尋ねしたいなと思うんですけれども。



◎市長(山中光茂君) ちょっと本当に申しわけなくてあれなんですけれども、今回予算に上げたので、当然この議論が出てしかるべきですし、いろんな意味で答えさせていただきたいんですけれども、海住議員がおっしゃられたとおり、本当に今まだ緒についた段階でございまして、やはり今本当にいろんな各立場の方々でプロジェクト委員会を開くとともに、行政としても本当にどこまでどういう形でかかわるべきなのかと、行政の視点と民間の視点も含めて今本当に議論させていただいて、いろんなシミュレーションの部分を10月30日には提示もさせていただく中で、そこから改めてスタートもしていきたいなと思っておる、今本当にスタートラインがまだ始まったばかりの今回予算の計上だと思っておりますので、またそのあたりの行政としての逆に意気込みや覚悟の部分も、この1年の中ではいろんな形では話をしていける部分があると思いますので、今ちょっと発言をある意味控えさせていただきたいかなと思っている部分もございます。



◆15番(海住恒幸君) 10月30日に市民の声を聞きっ放しの場になるということでなくて、シミュレーションを出す。つまり、松阪市としてある程度こんな方向性を考えられるよという、それを示していただけるということですね。

 だから、私としては最後これで締めくくりたいと思いますが、松阪市としてはぜひこの寄附、寄贈というものがありましたら、受け入れる方向で考えるべきだろうというふうに考えて、そしてそれを受け入れるに当たっては、活用方法、管理運営の形態ですね、さっき言ったようなことを含めて、について市民の意見を聞きたいという方向をやっぱりシフトすべきじゃないかというふうに考えます。それが今回の歴史文化活用プロジェクトという性格づけというものを特徴づけるべきではないかというふうに考えています。

 ただ、冒頭、本当に教育長がお述べいただいたようなくくりでは、このプロジェクトの性格というのが、一体このあとフォーラムと、もう一回という場で一体何ができるんだろうというふうに思っておりますので、その辺の専門家と市民との協働というものをそこでどうとらえていくかということと、松阪市が今度フォーラムの中で提示するというそのシミュレーションという部分が、やはりもっと幅広い論議、論議というか、意識づけという部分だと思いますが、につながるよう、その辺を精緻に考えていただきたいなということを発言をして終わりたいと思います。

 もし、市長、何か御答弁がありましたらお願いしたいです。もしもなければよろしいです。よろしいですか。済みません、失礼します。ありがとうございます。

     〔15番 海住恒幸君降壇〕



○議長(野口正君) 暫時休憩をいたします。午前11時再開いたします。

                         午前10時48分休憩

                         午前11時0分開議



○議長(野口正君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。

 引き続き質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。19番 今井一久議員。

     〔19番 今井一久君登壇〕



◆19番(今井一久君) 議案第88号一般会計補正予算第2号について質問いたします。

 まず、第1に防災対策費についてです。

 総額2754万4000円の補正であります。東日本大震災から半年以上がたつ中で、どういう視点で補正予算を査定したのか。なにが今大事と考えているのか、市長の御認識をお伺いいたします。

 2つ目に、防災担当職員等の派遣旅費が32万9000円計上されています。今、副市長や教育委員会から職員が派遣されていますが、この派遣をどう生かしていくのか、お伺いをいたします。

 3つ目に、防災啓発費として防災マニュアルの全戸配布、津波ハザードマップの増刷、防災シンポジウムの開催にかかわる印刷製本費が899万6000円とされています。具体的にどのようなものなのか、お示しをください。

 4つ目に、公立中学校への災害情報用のテレビ放送受信のためのケーブルテレビの回線のために213万4000円、戸別受信機設置工事費、応急医療救護拠点としての発電機、投光器の配備のための予算が計上されています。どのように運用しているのか、管理はどこが責任を持つのか、お示しをください。

 5つ目に、一般木造住宅耐震補強補助事業費が828万6000円計上されています。県が補助金を加算したということによる説明ですが、実際どれだけの申し込みがあるのか、状況をお示しください。

 6つ目に、防災行政無線の屋外拡声子局増設にかかわる実施設計業務委託料でありますが、委託先はどこなのか、またどれだけのものを幾つしようとしているのか。また、事業として今後の入札などのめどはどうなっているのか、お示しをください。

 大きい2番目としての教育費です。教育指導費としてフューチャースクール推進事業費として5007万7000円、学びのイノベーション事業費として130万円、モデル校として三雲中学校が予定されています。いずれも教育費国庫委託金としての全額国費であります。どのような事業が推進し、実施されていくのか、お示しをください。

 これで第1回目の質問といたします。

     〔市長 山中光茂君登壇〕



◎市長(山中光茂君) 今井議員のほうから防災対策費の案件に関して御質問いただきましたので、その視点から半年以上たつ中で今回の補正予算の防災対策費についての意味合いについて説明させていただきたいと思っております。ちょっと3番目にいただいた、具体的にどのようなものかというところと、後で部長のほうから細かく話はしていただきたいと思いますけれども、少しかぶるところがあるかもしれません。

 今回の視点におきましては、6月議会のほうでも議員の皆様方から、本当に多数の皆様方から御質問もいただく中で、9月補正のほうでは整理をさせていただいた形のもとで、市民の平常時の備えとしての自助力の促進のための啓発強化、市民に対して啓発を、まずは意識を持っていただくことという視点と、被災した際の市民生活を落ち着かせて、一番必要な情報源をしっかり確保しようという視点からの避難所の強化という、この2点に大きくは絞らせていただく中で、重点的に予算配分をさせていただいたところでございます。

 私自身も現地のほうにも伺わせていただいてヒアリングをするとともに、被災地のほうに防災担当の職員も行く中で、さまざまな問題点、課題点などを検証させていただき、松阪市の防災対策として今必要なもの、喫緊に取り組むべき対策という視点を見た中で、市民への啓発強化と緊急の個別災害対策としての避難所強化という形でさせていただいたところでございます。

 まずは市民啓発の強化対策として防災シンポジウムを開催するというところに予算をつけさせていただきました。これは現地における被災地のかかわりの方、または専門家、そして松阪市における防災の位置づけに対してかかわる人間、このような人間などを置かせていただき開催をする中で市民に対してちょうど震災から1年たったその時期に、あくまで風化させないという意味合いと、これからの松阪市における防災対策という意識づけという意味も含めて、防災シンポジウムを行わせていただきたいと思っておるところでございます。

 これまで我が家の防災便利帳というものをいろんな機会において、例えば出前講座などにおいて配布させていただいておった経緯がありましたけれども、これは地震対策、火災対策、風水害対策、応急手当編などがあるんですけれども、これを当然今回の案件があって、津波という視点も入れさせていただくとともに、やはり全体的に3・11を受けた後における、一般論的にはあくまで家庭に1冊置いておいて日々認識して、ある程度一般論的にはなってしまいますけれども、3・11を受けた後における市民の意識啓発がより進むような内容として、この防災便利帳を大幅に改善をさせていただく中で、全戸配布を今回は行わせていただこうと思っておるところでございます。

 また、避難所強化という視点におきましては、やはり避難所における情報や、電気がない場合における不安、松阪市におれば東北地方の情報などはいろんな形で入ってきておりましたけれども、やはり現地で聞かせていただきますと、本当に1週間、2週間、なかなか的確な情報自体が、物資以前に、物資が入ってきても、情報が本当に的確に入ってこないという話もございました。そういう中でさまざまな形での情報ツールの確保や、または救急の医療などにも対応できるための投光器や、それを必要とするための、さまざまな形で投光器と発電機なども設置をさせていただくと。公立中学校12校への情報、電源、照明設備を配備するという形を中心に置かせていただいたところでございます。

 あとはまた、避難一時ビルにおきましては、前回ももう既に公表もさせていただきましたけれども、各地域の実情に合った避難ビルのところを指定させていただいて御協力いただいたところではございますけれども、そこにおいて市民の方によりわかるように看板設置をさせていただく。または、津波のハザードマップ、これまではそれほど市民の方々には大きく持っていただいて、理解をさせていただいておるのが決して十分だったかどうかはわかりませんけれども、これまではまだ在庫があったんですけれども、出前講座での活用やさまざまな場所における活用というものを非常に図っておりまして、これをよりさまざまな機会において積極的に活用していくために、現段階におけるハザードマップを増刷するという視点で考えておるところが今回の案件でございます。

 今回、市民への啓発強化、または避難所強化、単に予算つけてやればいいというだけでなくて、これをより活用する中で市民全体に対して、または学校施設などにおいて今後の避難所のあり方なども含めてより前向きに議論をしていく一つの契機にもなるというふうに考えておるところでございます。

 そして、続いて副市長、教育委員会の職員が派遣をされている中で、その派遣をどう生かしていくのかという視点でございます。この派遣におきましては、全国青年市長会の復幸応援プロジェクトという形で議会運営委員会のほうでも3カ月派遣ということを御了承いただき、議員の皆様方からも、しっかりと行ってこいという励ましもある意味受ける中で、今回は8月1日から陸前高田市に全国青年市長会陸前高田市復幸応援センターというものを立ち上げさせていただき、小林副市長のほうがセンター長という役割をする中で、教育委員会の職員さんと2人を3カ月という形で派遣させていただきました。当初におきましては、復興イベントというものに対して大きくかかわっていただく中で、市民の方々に対するさまざまな配布作業であったりとか、ポスター掲示であったりとか、いろんな形でかかわっておりましたけれども、今は特に企業関係に対するアプローチや、陸前高田市における復興の計画などにおけるオブザーバーとしても参加する中で、今、各57市が青年市長会に参加しておりますので、そこでの連携なども含めて進めていただいておるところでございます。

 その経過におきましては、今後11月以降に帰ってきたときに、ぜひ議会の皆様方にも説明する場というものは設けさせていただく中で、また皆様方との意見交換もさせていただき、当然現地における今後の復興支援のあり方だけではなくて、今後の防災対策への生かし方なども現地の状況も踏まえた上でヒアリングなどもしていただきたいと思っておるところでございます。具体的に本市の防災対策という視点におきましては、本当に現場で地域における避難の現状や、今後の復興におけるあり方、または現地における今の必要性なども見てきていただいておる部分がございますし、企業間連携や自治体間連携の枠組みの今中心として、副市長と教育委員会職員が入ってもらっていますもんで、そのあたりのノウハウというものは、今後全庁的に生かしていくとともに、議員の皆様方にも改めてその案件に関して説明をさせていただく機会を設けさせていただければなと思っておるところでございます。

     〔市長 山中光茂君降壇〕

     〔生活部長 村田長稔君登壇〕



◎生活部長(村田長稔君) 今井議員からの防災対策費についての御質問でございます。市長のほうがお答えいただいた部分と若干ダブル部分があるかもしれません。お許しを賜りたいと思います。

 まず、3つ目の防災啓発費でございます。まず、防災シンポジウムの開催でございます。先ほど市長からもお述べいただいたところでございますが、基調講演とシンポジウムということで、年が明けまして1月にコミュニティセンターのほうで予定をしておる状況でございます。さらには内容につきましては、東日本大震災から学んだこと、また教訓等について基調講演をお願いするところで、またその後、私たちは何をするべきなのか、どうすべきなのかというような観点から、先ほど市長がおっしゃいましたパネラーのもと、議論を進めていきたいというふうに考えております。もちろん市民の防災意識の高揚を図っていきたいというふうに考えております。

 それと、津波ハザードマップにつきましても、これは平成18年3月に作成をしたものでございますが、特に3・11以降、市民の関心も高く、出前講座等もふえておる状況の中で、このマップをもとに御説明をさせていただいておるところでございます。さらに、本庁舎にもこのものをいただきに見える方もふえてきておるところでございます。現在、その在庫がございませんから、コピー等で対処をしておるのですが、現状のマップを増刷させていただきたいというところでございます。今後、国、県の新しい想定なり、計画が上がってこようかと思うところでございますが、これらにつきましても、いつ何どき起こるかわからんというところで、こういったもので市民に御認識をいただきたいという観点から、現状のものを増刷させていただきたいというふうに考えております。

 それから、防災マニュアルの啓発冊子につきましては、先ほど市長が申していただきました部分で津波の部分を増刷する、オリジナル的に入れさせていただく。それと、各戸にその分を配布し、または学校等につきましても配布をする中で、子どもたちの教育についてもそこで学んでいただきたいというふうなことでございます。

 それと、この部分で避難ビルも先ほど市長がおっしゃいましたところでございます。これは9月9日に8施設が津波避難ビルということで協定を結ばせていただきました。8カ所でございます。その敷地内に避難ビルの看板の設置をいただきたいという予算を計上させていただきました。

 4つ目の避難所の機能強化というところでございます。津波の避難と災害時における避難場所の拠点となる避難所及び応急救急拠点となる公立中学校の体育館に災害情報の入手のため、体育館にケーブルテレビの回線、並びに防災行政無線の戸別受信機、さらには発電機、投光器を整備させていただくものでございます。

 運用方法ということでお尋ねでございますが、まず管理責任につきましては、既存の防災の備蓄品ということで、安全防災課が所管をするところでございます。管理責任は安全防災課でございます。今回配備するものにつきましては、各中学校において適切に保管をしていただきたいと考えております。運用につきましては、当然災害時においてこのものを必要となったときに対策本部からの指示等に、さらには避難所の担当部局の御判断にて使っていただくということで、この配備した時点において、取り扱い等の説明も当然ながらする必要があるかと考えております。

 それと、5番目の一般木造住宅耐震補強補助事業でございます。これは昨年の平成22年度の国の緊急補正に伴った繰り越しの分がございます。その部分で設計の部分が確定をしてきました部分、それと三重県が平成23年6月補正において耐震補強工事の補助が、今まで30万円、上乗せの30万円ということが議決をされ、さらにはこれに伴うリフォームが20万円の補助金が新設をされました。さらには、平成23年度の本市における耐震補強工事の申請者の確定によりまして、補助金等が確定したための予算措置でございます。設計につきましては21件でございます。これは先ほど述べました平成22年度の緊急補正の繰り越し部分の設計部分が一部入ってございます。それと、補強工事につきましては13件でございます。この部分につきましては、当初15件でございましたが、県の耐震の上乗せ、それからリフォーム等をここで計上したことによりまして、金額的には増ということでございます。

 6番目の防災行政無線の子局の増設に係るものでございます。この工事の実施設計業務委託ということで現在補正でお願いしております。設計業務ということで補正を上げさせていただいております。この部分につきましても、平成18年度に松阪市の基本設計、それから実施設計書を作成していただいておる、その部分に細部にわたって熟知されておる業者、それから平成18年度に実施したこの同報無線の調査設計業務委託の請負業者を考えておるところでございます。

 それから、この無線によります増設等の箇所ということでございますが、本年度の3月で完成したわけでございますが、平成23年4月以降、本格運用を開始、本庁内の136を本格運用しておるところでございます。2月から試験運用というところで、4月から始まったわけでございますが、発生時に市民の情報伝達の手段として、広域的かつ同時に情報伝達できるものでございます。昨今の住宅事情等によりまして、密閉性の高い住宅から高層建物の反響、それから道路形態による、道路の自動車による騒音、放送時の風向き等によりまして影響を受けるものでございまして、確かに聞き取りにくいところということで、地域からもお声をいただき、さらに私どもとこの請負業者の中でその箇所を調査させていただきます。この部分につきまして、スピーカー等の調整なり、音量の調整なり、いろいろ地元さんからも御要望もございます。そういうことも含めまして調整をしたところでございますが、17カ所程度の聞こえづらいという箇所が私どもの調査の段階で確認をし、認識をしておるところでございます。その部分について実施設計を加え、来年度につなげていきたいというふうに考えておるところでございます。

 さらには、来年以降の状況で、この事業については入札等はどうなのかということでございますが、これにつきましても、前回同様の条件つき一般競争入札を考えておるところでございます。

 以上でございます。よろしくお願いします。

     〔生活部長 村田長稔君降壇〕

     〔教育長 小林壽一君登壇〕



◎教育長(小林壽一君) 今井議員からは、教育指導費でお願いをしておりますフューチャースクール推進事業と、学びのイノベーション事業につきまして、どのようにこの事業を推進実施していくのかということで御質問をいただきました。この事業につきましては、本年度、平成23年7月6日に公募が開始されまして、8月8日に公募の締め切りというような大変短い期間、年度途中に開始をされた事業でありまして、私どもも急いでこれに公募をした状況でございます。この2つの事業は、フューチャースクール推進事業は総務省、学びのイノベーション事業が文部科学省と、2つの省庁が連携して、一体として推進をしていくという事業でございます。全国で8つの中学校が実証校の候補として選ばれておりまして、今回松阪市立三雲中学校がその一つの候補校として内定したところでございます。

 この事業は学校教育におきまして、ICT機器の有効活用と、それを支えるシステム開発やソフトの作成という、ソフト、ハードの両面から実証的研究を行うものであります。具体的には全校生徒及び教職員にタブレットパソコンを1台ずつ配布いたしまして、授業での利用活用を図るものであります。

 三雲中学校では日常の授業におきまして、ICT機器の活用とともに、郷土の偉人、松浦武四郎を中心とした電子教材の開発など、地域に根差した研究の取り組みを計画しているところでございます。この事業で子どもたちがICT機器を介しまして、目を輝かせてともに語り合う、あるいは学び合う協働的な教育を充実することによりまして、松阪市教育ビジョンの一つであります学びの世界が広がる情報教育の推進の充実につなげていきたいというふうに考えております。

     〔教育長 小林壽一君降壇〕



◆19番(今井一久君) それでは、再質問をさせていただきます。

 市長から防災対策の今半年たった視点ということで、2点ほど市民の平常時の啓発と避難した場合の情報をきちっとやはり強化するということでの2つの視点から今回の防災対策の予算が出されたという意図が一つははっきりをしたということで、そういう点では細かい話は委員会でもできますので、一つはそれを見ていきたいんですけど、その中でずっと見ていって、ここはきちっとせなあかんという問題が、いわゆる公立中学校への配備のときの運用と管理が、いわゆる学校は学校の施設としてあるわけですけど、先ほどの御答弁では安全防災課ということで、いざというときに本当にどこにかぎがあって、どうするんかという問題で、この点きちっとしておかないと、例えば小学校など、私もあしたあさって、花岡も山室山で自主防災の訓練するんですけど、そういう訓練はきちっとしていくこととあわせて、防災器具の点検なんかもしているんですけど、例えば発電機などが2サイクルであると、当然オイルが入るからキャブが傷むんですよね。これは例えば4サイクルだろうと思うんですけど、そういうこととか、いざとなったら動かないというようなことにならないような点検管理をしていくということをしないと、やはり置いておくだけではだめだと思いますので、この辺まずどうされるんかという問題を一つお伺いします。



◎生活部長(村田長稔君) 先ほどの今井議員からの特に拠点である中学校の発電機の御質問です。現在も備蓄の中で12の発電機を保有しております。本庁内の拠点となる中学校、さらには飯南、飯高の中山間部を中心として今まで整備をしてまいりました。中学校等についても配備をしておるところでございますが、今まで配備した部分につきましては、溶接機能を配備しております。学校の中でそういった作業の際に使っていただくということも現実としてはしていただいております。そういうことも含め、教育委員会とともにアンテナの部分、それから戸別受信の部分、それから発電機の部分についてもきっちりとその辺の説明、それから議員おっしゃるとおり、これはガソリンということでございます。この部分で常に、少なくとも二、三カ月に一遍ぐらいはこういった有事に備えて使え、管理をしていただくというのが重要というふうに考えておりますので、この時点においてそういったことをきちんと中学校、教育委員会とも協議の中で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。



◆19番(今井一久君) それはお願いをいたします。

 それと、もう一つ防災行政無線の問題で、実際聞こえにくい地域が17カ所あるということで、前に建てたときに500メートル四方が大体範囲かなということで、円を書きますと、空白のところがわかってきたり、実際実情ではやはり風向きや、例えば雨の音がすごかったら聞こえないとか、いろんなことが実はあるんですよね。そういうことも含めて、早急にお願いをしたいと思いますし、これはいわゆる津波だけじゃなしに、やはり水害のときにも有効に活用できるものともなりますもんでお願いをしたいと思うんですけど、これ委託先は随契ですか。



◎生活部長(村田長稔君) この実施設計の業務委託につきましては、随意契約を考えておるところでございます。



◆19番(今井一久君) 今まで行ってきたところと一緒ですか。



◎生活部長(村田長稔君) そのようなことで現在考えておるところでございます。



◆19番(今井一久君) それであと一言だけ言っておきますけど、これ後で一般競争入札ということなんですけど、前回の轍もありますもんで、きちっと慎重に考えていただきたいとは思います。これは言うておきます。

 次に教育費の問題です。新しい新規事業としてすべて国費で全国8つということで、8カ所の中学校ということで行われるということで、ここに去年、小学校が全国で行った、これインターネットでとった、本当はきれいなカラーなんですけど、ここに全国で当時は10カ所ですか、小学校が去年実はやられていて、この近くでは愛知県の大府市立の東山、ひがしやまと呼んだらよろしいんですかね、小学校でやられているということで、ここの最初に位置づけも実は書かれていまして、これは平成22年5月のいわゆる菅首相のときの新成長戦略の中で出されてきた案件なんですね。それがもとで、だから7月ということがまさにそれを出してすぐということで、先ほど教育長からも7月6日から8月8日ということで、本当にわずかな締め切り期間の中で御努力もいただいて申請をしたということが書かれております。

 それで、特に私もきのうざっと見て、新しいやり方として、いわゆるクラウドという協働教育プラットホーム、新しいクラウドという言葉なんです。クラウドコンピューターということで、いわゆるあるところにサーバーみたいなのがあって、共通にそれが使えるというやり方をしながらという開発で、これは今後大手のいろんなところがクラウド開発はやっています。これは一緒にやられていくと思うんですけど、その中で最後のページにいわゆるまとめがしてありまして、この中には一応4点ほど、この効果ということで、ICTというのはインフォメーション・コンピューター・テクノロジーの略なんですけど、コンピューターを使ったそういう開発ということと、最初にフューチャーというのは未来ということで、イノベーションというのは技術革新ということで、そういうのを横文字が好きですもんでそんな形で出てきて、なかなかちょっとわかりにくいことがあるんですけど、その中の一応効果としては、例えばこの中ではICT環境を活用した授業としては、4年生で最も多く実施されたと、去年のところですね。実施教科としては算数とか国語が他に比べて実施されたということや、総合的な時間で社会、理科、生活科でも多く実施されているということが評価されています。

 さっき言った協働教育という場面ですね、一つのコンピューターを使っていろいろということで、その点では活用場面ということでは相互に教え合う場面が多いとか、それが最も多かったと、5割ね。数名で協力し合ったりする場面とか、同じ問題について学級全体で話し合う場面、1人が発表したことについて学校全体で考える場面、数名が一緒に学び合う場面ということで、それぞれタブレットを持っていまして、前に電子黒板がありますね。それとの関係の中でいろいろ勉強していくというやり方をします。

 それと、児童の反応ということで、こういうことが書かれています。コンピューターを使った授業は楽しいと、コンピューターを使った授業をもっと受けてみたいとか、画面は見やすいとか、そういう意見が書かれています。教員の反応としては、やはり授業終了後に片づける負担感、システム立ち上げの負担感がやはり少なくなっているという形で書かれています。

 これは今後やっていく分野なんですけど、それでちょっとお伺いをしたいんですけど、この中では例えば家庭まで持っていってやっているという、実施した学校もあるんですね。その辺ではこれは学校内だけなのか、家までPCタブレットを持っていってやるのか、その辺はどうなんでしょう。



◎教育長(小林壽一君) 今、昨年度は小学校、全国で8校と特殊学校が2校ということで、ことしは中学校、全国で8校と特殊学校やはり2校ということで実施をしていきますけれども、この8月じゅうに取り急ぎ公募をして、内定が来たということですので、細かいことにつきましては走りながら詰めていくと、実効あるものにしていきたいというふうに思っているんですけど、今御質問のタブレットを生徒が家庭に持ち帰るのかどうかという、これも気になることかなというふうに思いますけれども、現在事務局の中で検討している、あるいは学校との調整もしております段階では、各家庭に持ち帰ると、通信環境が非常に多様になっておりますので、これは学校に置いておくということで今は進めたいというふうに思っております。



◆19番(今井一久君) それ一つは、やはり家庭環境の中でまだそこまではできないだろうという思いがあったんですけど、お金の問題とかいろいろありましてね。

 それと、これは一応成果の報告が平成24年3月までとなっているんですけど、第1次は。事業年度としてはいつまでを考えてみえるんですか。来年の3月で終わりではないでしょう。



◎教育長(小林壽一君) 3年間の指定になりますけれども、毎年毎年、1年1年契約をしていくという形をとります。事業としましては、3年間の事業委託を受けますけれども、市の教育委員会としては5年のスパンでこの事業を考えております。



◆19番(今井一久君) 今、5年のスパンということで出されました。その点は細かい話は詰めていきたいとは思うんですけど、ここに文科省と総務省のいわゆる事業実施の公募の、これ教育委員会からいただいて、きのう全部読みました。その中で一つは、委託費の内訳として、システムの開発とかソフトの開発とかということがあったり、レンタル、リース料、タブレットPCやインタラクティブボード、いわゆる電子黒板とか無線LAN、各種サーバー、計装機器ということでありますけど、この点、保守点検もあるんですけど、まずお伺いをしたいのは、入札はどうされますか。



◎教育長(小林壽一君) 現在のところ、この事業の業務委託につきましては、業務に対する発想とか課題、解決方法、及び取り組み体制の提案を審査し、最も想像力、技術力、経験などを持つ受託業者を選定する、そんなことをねらいとしまして、プロポーザル方式によって実施をしていきたいというふうに考えております。



◆19番(今井一久君) 例えば、PCタブレットの機種とか、そういうものもいわゆるプロポーザルの中で、いろんなのが出始めているんですけれど、その辺も含めてそこで検討していくということでよろしいんでしょうか。



◎教育長(小林壽一君) そのとおりでございますけれども、この事業を応募するに当たりまして、事務局のほうでどういうふうに進めていくかということでは、機種の想定もしておりまして、アイパット、これを使用してということで想定して、この事業計画を立てております。



◆19番(今井一久君) 事業計画の見積もりはいいんですけど、アイパットということは決まったんですか。



◎教育長(小林壽一君) 先ほど申し上げましたように、最終的にはプロポーザル方式で決定をしていくということになりますけれども、この事業を実施していくに当たって、計画を立てていく段階では、たくさん機種ございますけれども、その中で今おっしゃったアイパットの優位性というのを一応想定いたしまして、進めていこうというふうになっております。



◆19番(今井一久君) 私が聞いているのは、アイパットと決まったわけではないでしょう。機種選定はこれからするわけでしょう。前提の見積もりとか、それはそれであったかもしれませんけど、それだけまず確認させてください。



◎市長(山中光茂君) 実は昨年、一昨年とこの複数年間におきまして、ICTの関係事業やユビキタスの事業などが総務省中心でさまざまな形で行われております。その前提条件として、実はある一定の事業者側が中心となって自治体と連携する中でのこういう応募事業という形態をとっておるのが、今回の事業形態でも実はございまして、当然プロポーザルという形にはなるものの、もともと今回総務省自体も認めておるのが、一定の事業者と自治体間のもともとの連携の中で事業応募という部分がある中で、今回はもともとソフトバンクグループの方々との事業連携のもとでいろんな計画なども積み上げさせてきていただく中で、そういう一つのソフトというものも前提にして事業構築をしてきた経緯があるということだけは私のほうから話させていただきたいと思います。



◆19番(今井一久君) 市長、それはおっしゃると思いましたんで。なぜかと言いますと、いわゆるプロポーザルを後でやる、機種選定をするんですけど、これ7月30日の中日新聞で、市長の記者会見、ここに議事録もあります。市長は、「私たち松阪市としては、ソフトバンクと連動する中で、中学校のモデル1校、現在、三雲中学校を想定して、450人ぐらいに、学校ですけど、アイパット全生徒、そして全職員に教育委員会事務局に配布させていただくとともにということとか、私もソフトバンクから借りているアイパットが、実際そういう活用をして会議もさせていただきます。非常に幅広いデータを通じた会議ができ、情報の連動ができると、今後の時代の中で必要不可欠なツールなどと考える中で、松阪市としては早く手を挙げさせていただく中で、8月8日が申請締め切りで、今ソフトバンクとともに申請させていただいて、8月中には恐らく国のほうからオーケーが出るだろうという形でございます」。これは7月29日の記者会見の内容ですね。

 だから、そういう点で結局機種選定がもうアイパットということが前提になっているわけですよね。連動という形であればね。そうすると、そのプロポーザル自身が全く意味ないと。だから、その辺はどう考えたらよろしいんですか。



◎教育長(小林壽一君) この実施計画案を練っていく段階でアイパットを活用することを想定して実施計画をつくっているということでありまして、機種選定はあくまでもプロポーザル方式でやっていきたいということでございます。



◆19番(今井一久君) だけど、さっきの市長の話は、連動してソフトバンクであるということだから、もうアイパットに決まっているんじゃないですか、これ。それやったら、それにふさわしい入札をとればいいわけであって、わざわざプロポーザルをとる必要がないし。しかし、それ予算的には幾らになりますか。5000万円今出ていますけど、大体幾らぐらいの予算なるんですか。



◎市長(山中光茂君) これは国の事業として、逆にこのアイパットの案件だけではなくて、各自治体において、当然自治体自体がそういうノウハウは、いろんなICT関係、ユビキタスの関係などにおいては全くノウハウがありませんので、当初から、応募前からの事業者との連動というのは認められた上での事業というのは大前提で、各事業者がそういう前提で自治体とコミュニケーションをとりながらやっているというのは事実でございます。

 その中で松阪市としては、ソフトバンクの系列とリンクをもともとしながら、アイパットを当然想定した形でのこういう枠組みをつくる中で、ある意味、私は優位性というものは実際に、現実として事業構築をしていく中での優位性はあると思います。ただ、行政側としては、逆にもし全く同等の機能であるのであるならばという部分はありますけれども、基本的に優位性があるという部分は変わらないと思います。



◆19番(今井一久君) だから、恐らく3000万円から5000万円かかるでしょう。その場合、随契にできるんですか。



◎教育長(小林壽一君) 今井議員さんの御指摘のとおりでございまして、こういった高額の事業になりますので、私どもとしてはプロポーザル方式をとっていきたいというふうに思っております。



◆19番(今井一久君) だから、プロポーザルの意味がないんじゃないですか。最初から国の事業としてはソフトバンクと連携ということが入っていて、市長もそういう記者会見をして、この記者会見では、市長はアイパットを示して、僕はアイパットが悪いとか何とか言っているわけじゃないんですよ。公正さ、いわゆる市の契約の条項があって、その中では当然それだけの予算では入札は随契できないんですよ。だから、公正さを持ってやるわけですけど、一方ではそういう形で国の事業としてアイパットを入れるんだということが決まった事業、この辺は契約監理課も含めて、どんな見解を持ってするんですか。その辺はっきりさせていただかないと、これ審議できませんよ。



○議長(野口正君) 暫時休憩をいたします。

                         午前11時46分休憩

                         午前11時55分開議



○議長(野口正君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。

 小林教育長。



◎教育長(小林壽一君) 時間をいただきまして、ありがとうございました。今井議員のほうから御指摘がございましたけれども、この事業の業務委託につきましては、事業の国段階での性格等も今御指摘をいただいたんですけども、市のルールもありまして、松阪市の教育委員会としてはプロポーザル方式にて業者選定をしたいというふうに考えておりますけれども、この方式の持つ矛盾もございますので、入札審査会のほうでいろいろ御議論をいただきたいというふうに思っております。



◆19番(今井一久君) はっきりしたのは、やはり総務省、文科省の予算がそういう点ではひもつき予算だということがはっきりしたということで、その事業自身が、中身的にどうかということではないんですけど、やはり公正さとか、そこら辺で一体どうなんかと。最初から、私はやはり市長の記者会見を見たときに、アイパットという特定のものが写真つきで載っていますけど、こういうものだということで中学校も指定出されるということがいいんだろうかという思いをこの新聞を見たとき、ありました。

 9月21日の中日新聞でも、9月22日の夕刊三重でも、アイパットということで固まっているわけですよね。だから、その問題と、やはり市がきちっとした公正さを持って入札をする問題との矛盾があるわけですよね。この辺はきちっと説明していただくということも含めて、きょうこれ以上はここでは言いませんけど、あと委員会などもございますので、議論もしていかなあかんと思いますけど、それはお願いをしたいと思います。

 それとあと最後に、この事業自身の保護者への説明というのはどうなのか、これだけ最後に1点聞いて終わります。



◎教育長(小林壽一君) すべての研究指定校の取り組みもそうでございますけれども、この事業につきましては、関心も多いことだというふうに思いますし、先端を行くような事業でございますので、保護者への説明に努めていきたいというふうに思っています。

 具体的には公開授業を実施するとか、実践発表会を開催するというようなことで、保護者の皆さん、地域の方々にも発信をしていきたいというふうに思いますし、保護者の皆さん、地域の皆さんからも意見を聞くような機会もあわせて持ちたいなというふうに実施を実際していただきます三雲中学校とは、これからそういったことも含めて詰めていきたいなというふうに思います。



◎市長(山中光茂君) 1点だけちょっと公の場でとめさせていただきたいんですけれども、今井議員からも話はいただきましたけれども、この事業自体があくまで全国的に総務省側も事業者と直接協議もしておりますし、私たちも事業者や総務省側ともいろいろ協議をする中で、事業者と自治体と総務省のほうが一体となった事業の中で、ある意味、事業者自体が努力をしたことに対する優位性が国自体の事業の大前提になっている事業であるということだけはとめさせていただきたいなと思っておるところでございます。



◆19番(今井一久君) 最後に、だからこそこの事業をどう選択したかという、ここの問題が一つは問われてくるということを述べて終わります。

     〔19番 今井一久君降壇〕



○議長(野口正君) 暫時休憩をいたします。午後1時本会議を再開いたします。

                         午前11時59分休憩

                         午後1時0分開議



○議長(野口正君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。

 引き続き質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。13番 濱口高志議員。

     〔13番 濱口高志君登壇〕



◆13番(濱口高志君) それでは、平成23年度松阪市一般会計補正予算第2号について、意見、質疑をさせていただきます。

 補正予算書の19ページの軽自動車税賦課事業費12万2000円、これは原動機付自転車とオリジナルナンバープレート作成に係るデザイン公募に対する報償費の追加ということで上げられております。本件に関しまして、私、昨年の6月議会にて原付等の独自軽自ナンバープレートの導入について一般質問で質問いたしました。このときの答弁では、当時まだ現状品の在庫が3年分ぐらいあるんで、なかなかすぐにはできなさそうな状況だったんですが、昨年8月から四日市市で導入されるということでしたんで、その状況を参考にしながら調査研究を行ってまいりたいと考えていますという答弁を受けました。そして、私はその答弁を受けて、公募するなり、市民の意見を聞いていただいて、地域振興にもつながるようなデザインの導入を検討していただきたいということで質問を終わったんですが、これから調査研究をというのと、あと3年分ぐらい在庫があるということで、まだまだ先のことかなと、実現したとしても先のことかなと考えておったんですが、こんなに早い段階でこの提案どおり公募でということで議案、補正が上がってきましたんで、そのあたりについて、当時3年分ぐらい在庫があると言っておったことに対して、今回補正が上がってきた経緯といいますか、当時とどういうふうに状況が変わってきたのかというのと、あと公募ということなんで、それの導入スケジュール等をちょっと詳しく教えていただきたいと思います。

     〔税務部長 川口昌宏君登壇〕



◎税務部長(川口昌宏君) それでは、濱口議員さんの御質問に御答弁させていただきたいと思います。

 まず、昨年の質疑で3年分ぐらいあるということに対して、早くなったのかということでございますが、松阪市におけますオリジナルナンバープレートの交付時期につきましては、昨年の6月、先ほど議員のほうから申されましたように、御質問いただきましたことに対しまして、当時一番発行枚数の多い50ccのナンバープレートの在庫が当時4600枚ほどございました。50ccのナンバープレートの年間の交付枚数が約1300枚程度でございます。昨年は少し、100枚程度少なかったんですが、大体1300枚程度で推移しております。このために約3年分保有があるというふうに御答弁をさせていただいたところでございます。これで行きますと、平成24年度いっぱいということの状況になりますけれども、現在のナンバープレートの交付状況等を考慮させていただく中で、少し前倒しをさせていただいて、新しいナンバープレートの切りかえをさせていただいたほうがいいのかなというふうに判断もさせていただいたところでございます。このことによりまして、来年度、平成24年10月ごろに切りかえをさせていただきたいというふうに考えております。

 続きまして、今後のスケジュール等でございますが、今後のスケジュールといたしましては、本年11月の広報まつさか、及びケーブルテレビ等でデザイン等の公募等、周知を行わせていただきまして、11月の中旬ごろから約1カ月くらいの応募期間を設け、その後、関係者によります一次審査等をいたしまして、応募作品の中から3点を選考していただきまして、それを1月中旬ごろまでには選考をしていただきたいというふうに考えております。この3点の中から、平成24年、来年の2月、3月ごろに市民投票を行わせていただいて、最優秀作品を3月末日までに決定したいというふうに考えております。

 平成24年度の当初予算にナンバープレートの作成経費等を計上させていただいて、4月には業者への発注、それと約半年間の周知期間を設けまして、先ほど申し上げましたように、予定といたしましては、平成24年度の10月くらいに交付を開始したいというふうに考えているところでございます。

     〔税務部長 川口昌宏君降壇〕



◆13番(濱口高志君) それでは再質問をさせていただきます。

 新聞の投書欄にナンバープレートに関して前向きな意見があったんですが、今まで公募というと、ちゃちゃものイメージがあるんですが、こういうかわいらしいデザインが選ばれると、業務用とか、男らしい男性の方に、ちょっとキャラに合わないとか、そういうのがあって、1種類じゃなく2種類以上、こういうプレートをつくってもらえないでしょうかというような投書があったんですが、これに関して市はどういうふうに考えられていますでしょうか。



◎税務部長(川口昌宏君) 2種類のナンバープレートの作成はないのかということでございますが、先ほどの御答弁をさせていただいた中でも申し上げましたように、3点選んだ中から、最優秀の作品1点を松阪市のオリジナルナンバーとして作成させていただきたいというふうに考えております。このことによりまして、独自の新しいナンバープレートを制作するに当たりましては、導入経費もかなりかかってまいります。その後の管理等の問題もありますことから、先ほど申し上げましたように、最優秀の1点を作成させていただきたいと。ただし、今現在使用していただいておりますナンバープレートも何枚かは残ってまいります。この部分につきましては、他市の運用をしているところもございますが、当市、松阪市といたしましても在庫がある限り、この分は申し出によりまして交付をさせていただきたいというふうには考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



◆13番(濱口高志君) わかりました。新しいデザイン2種類というのは経費面とか、あと管理面で難しいと、可能ではあるが難しいことだと理解します。現状の通常のナンバープレートと新しいデザイン、これの平行しての使用というのは可能ということなんですが、当初在庫が3年分ぐらいと言って、在庫を消化するぐらいの時期に合わせてというイメージでおったんですが、今回前倒しでということも言われておるんですが、年間の交付の枚数、去年は100枚、実績より少なかったということですと、かなり在庫を持った状態で前倒しで実施するということで、早いとこ実施できるようなイメージなんですが、そうは言いながら、まだ今から1年後、デザインを公募して、実際つくり出す、公募期間1カ月というのは、それぐらいは要るかなと思うんですが、その後の選考とか投票、それからあと半年周知期間というふうに言われたんですけど、それで10月ということなんですが、在庫を持ちながら新しいデザインというと、イメージ的にそんなに長いこと周知期間とかせずに、もうちょっと早い切りのいい段階で切りかえることはできないのかなと思うんですが、その点いかがでしょうか。



◎税務部長(川口昌宏君) まず、1点目の在庫がかなりあるではないかということでございますが、実は私どものナンバープレートには白色、黄色、桃色、ピンク、それから緑と水色と、残りを含めますと6種類のナンバープレートを持っております。先ほど私申し上げました一番発行枚数の多い50ccで申し上げましたんですが、実はこの中で年間に発行枚数がそんなには出ていない部分もある種類もあります。これが当時年間170枚ぐらいというふうに想定をしておったんですが、昨年は180枚出たと。ここの部分について、恐らく今の枚数の状況で参りますと、平成24年度いっぱいはもつかなというふうには思いますけれども、ぎりぎりというわけにはまいりませんので、少し前倒しをお願いしたという経緯がございます。

 それと、周知期間が余りにも長過ぎるではないかということでございますが、3月の末日に決定をさせていただいて、4月に業者発注かけますと、周知期間6カ月、約半年というふうに申し上げましたけれども、作成をしていただく松阪市独自の金型をつくっていただかんならんという作成期間等もございますので、約6カ月間ということで御答弁申し上げた次第でございますので、よろしくお願いをいたします。



◆13番(濱口高志君) 金型をつくるのに6カ月かかるとはとても思えないんですが、これ以上言っても水かけ論になるだけやと思います。

 新しいデザイン、できたら原付をそろそろ変えようかなと、それで今まで使っておるのがだいぶくたびれてきて、そろそろ変えようかなと思っている人は、なるべく新しいデザインのもので欲しいかなという方も見えるかと思いますんで、できる限り、どっちみち古いタイプの在庫は、いやいやこんなかわいらしいデザインより、かっちりした昔のタイプのほうがええんやわという人は、ずっとこれから5年後も10年後も見えるかもしれませんので、ある程度在庫は必要かと思いますんで、できるだけ早いとこ導入できるように御努力いただきたいと思います。

 以上で終わります。

     〔13番 濱口高志君降壇〕



○議長(野口正君) 次に、23番 久松倫生議員。

     〔23番 久松倫生君登壇〕



◆23番(久松倫生君) 議長のお許しを得まして、議案第88号の中で、まちなか歴史文化活用プロジェクト委員会の課題に絞ってお聞きをいたします。

 この委員会は、先ほど午前中の質疑にもございました、言うまでもなく説明としては殿町、魚町、本町かいわいの歴史文化を生かしたまちづくりを進めていく中で、広く市民の人たちや専門家の意見を聞きながら歴史文化の活用方法などを検討することを目的というふうに言われております。そして、年内に5回ほど開催して、検討内容をまとめ、12月ごろに市長に報告を行うということでありますけれども、しかし端的に申し上げまして、これは魚町の長谷川家の一つの動き、これは市長がそのきっかけとしては、9月9日のごあいさつの中で、きっかけとしては長谷川家の御当主と、なぜこれ3カ月前かよくわかりませんけれども、7月11日にお会いになったのを、市長は3カ月前と言われているのはなぜかわかりませんけども、このときで言えば2カ月ほど前に会談をもって寄贈を含めてのあり方を協議するんだというふうなところがこの委員会の立ち上げのきっかけであることは明らかだというふうに思います。

 そこで、まず私ども、どうしても質問の中で知っておきたいのは、この7月の長谷川家御当主を含めた会談の中でどういう話がされたのか、明らかにされる、正確な情報をやはりきちっと明らかにしていただきたいというのがまず1点であります。

 それから、この長谷川家をどう今後扱うかという点では、議論の中身でありますけども、松阪市にとって必要なものかどうか、あるいは現在における長谷川家の、あるいは長谷川邸というんですが、建物、その他あわせてその評価は一体どういうものであるのか。

 そして、これ一部議論がありましたけども、行政としての最終的な結論や決定はどういうふうにされていくと。答弁、重複になるかもわかりませんけども、一応私なりに以上3点、まずお聞きをしたいと思います。1回目、これでお願いします。

     〔市長 山中光茂君登壇〕



◎市長(山中光茂君) まず、長谷川家御当主との正確な内容についてという話がございましたけれども、これは逆に言わせてもらうと、オープンにするのが前提の決定事項としての協議や依頼という案件ではありませんでした。だからこそ、中身においてはかなり長谷川家の御当主のほうも、私から逆にそこでの言葉を言うのが必ずしも適切ではないぐらいフランクな内容もあったのは事実です。だからこそ、すべての細かい言い回しであるとか、向こう側の話した内容というのが私の口から言うのが適切かどうかはちょっと控えさせていただくところもありますけれども、全体として会わせていただいたまず目的という部分においては、両面において、向こう側からもこちら側からも長谷川家の今後のあり方に関して、前御当主が亡くなられてから一定時期が来た中において、行政側の考え方と、向こう側としての現在における考えというものを、第1回目として話し合わせていただきたいという案件でございました。

 当然、その中におきましては、長谷川邸もですけれども、周辺の駐車場という位置づけに関しても話が出たという部分でございます。その中においては、単に必ず寄贈させてくれという一概的な話では決してなくて、さまざまな位置づけが話として出てくる中で、あくまで行政側としては長谷川家のさまざまな思いも聞かせていただく中で、少しのこの内部において、または市民全体においてそのあり方というものは、まずは会談を持たせてほしいと、これはまちづくり全般の中で一定の期間をいただくことをお願いいたしますという話をさせていただいたという部分が全体像でございます。

 2点目の松阪市にとって必要なものかどうかという現在の評価はという視点ではございますけれども、今は現在長谷川さんが持たれている私有地という形でございます。その中でこれまで松阪市として文書の調査という形でかかわってきた経緯がございますけれども、建物の位置づけ、または景観の中での位置づけ、文化的な価値としての位置づけ、いろんな意味において非常に重要なものであると、または場所の位置づけといたしましても、今後の松阪市、さまざまな視点において重要なものであると考えております。ただ、最後に言われました行政としての最終的な決断や決定という部分におきましては、さまざまな事業規模が大きくなってくる可能性、またはどういう規模になってくるかということも含めて、最終確定というだけではなくて、方向性としては今年度じゅうに決定をしていきたいと考えておりますけれども、あくまで今行政側の意向だけではなくて、やはり市民サイドの意向、そして10月30日の時点においては、もう一回プロジェクトの委員会を開かせていただく予定でございますけれども、ある程度最大公約数として最低限こういう方向でどうかということを市民に対して問わせていただく部分と、ある程度こういう方向はどうかというある程度大きなシミュレーションというものも提示をする中で、これまでプロジェクトで出てきた意見であるとか、行政としてのそれを受けての最低限の思いであるとか、そのあたりも市民に対してもさまざまな方に対しても、公の場でこちらも意見を言う、市民からも意見を聞くという場を通じた後に、ある程度行政としての最終的な決断、決定というものも含めて考慮をしていきたいと、その辺はちょっと慎重にさせていただきたいなと思っておるところでございます。

     〔市長 山中光茂君降壇〕

     〔教育長 小林壽一君登壇〕



◎教育長(小林壽一君) 松阪市にとって必要なものかどうか、長谷川家の現在の評価はということで、市長のほうからも答えていただきましたけれども、私のほうからも少し答えさせていただきたいというふうに思います。

 昨日もプロジェクト会議を開催しております。一昨日は文化財保護審議会も開催をしておりまして、いろんなところで長谷川家の評価についてはこれから議論されるものというふうに思っておりますけれども、教育委員会といたしましての評価は、文化財という観点からどうしても見てしまう、そういうことでございますけれども、この中には指定物件に相当するものが多数あるというふうに思われますけれども、午前中の答弁でも申し上げましたけれども、長谷川のものは長谷川で守る、そういった方針で指定を辞退されてまいったことでございます。主屋ですけれども、屋根の上に立派なうだつを上げた切り妻造りの平屋建てとして建っております。この主屋と、その向かって左の江戸屋敷や表座敷、右の奧、仏間、座敷、茶室などの4棟からなりまして、左は仕事の場、右は暮らしの場と言える部屋の配列となっております。全体的に江戸店持ちの本家にふさわしい格調の高さが感じられておりまして、詳細な調査が行われておりませんけれども、建築年代は不明であります。長谷川家には御当初が居住していたころの生活道具、商売道具、寝具も備わっておりまして、残された社員が今も年中行事を行ってみえます。書画骨董や茶器の類は別にいたしまして、長谷川家の文書類1万数千点につきましては、現在補助事業で5カ年の調査をやっているところでございます。

 文化財的な価値でございますけれども、文化財保護審議会の正式な調査はなされておりませんので、公式的な言及はできませんけれども、1つは長谷川家は松阪商人として近世から現在までそのまま足跡が残っているという意味から、敷地全体を史跡としてみた価値、そういった価値があるということ、2つ目には、松阪商人の建物、殿町側に10棟、魚町側に28棟、うち土蔵5棟がありまして、豪商の建物配置がほぼそのまま残っているという建築物としての価値、3つ目には、明治期になりまして、殿町側の土地を購入して、庭園整備をしておりますけれども、その名勝としての価値などが今まで指摘されてきたところでございます。全体的に教育委員会として、文化財という観点から見てしまいますけれども、そういった意味からは価値ははかりしれないということでございます。

 昨日行われましたこのプロジェクト会議でも、委員の1人であります門委員さんのほうからは、歴史的文化遺産としての価値というものが説明されておるところでございます。

     〔教育長 小林壽一君降壇〕



◆23番(久松倫生君) それでは、ちょっとお許しいただける時間の範囲内で一つずつ行きたいと思うんですけれども、まず市長から随分慎重な言い回しだったと私は受け取りますけれども、7月11日の長谷川家の御当主ですか、これは公式な会談であったし、市のほうから市長お1人だったのか、あるいは担当、あるいは副市長、教育長等、担当の方も御一緒だったのか。そうしますと、一つの公式な会議だったというふうに思いますけれども、我々議会なり、あるいは市民が公式な会議の内容として最小限こういうことが確認されたという内容は、やはり私たちに伝えていただきませんと、これを前提にやはり今回の議案の提案もあり、9月9日と昨日ですか、2回の会議が開かれているわけで、その中での一定の結論を10月30日に重視されますけれども、そういうところへ持っていく上においても、出発点はやっぱりそこにある、きっかけはそこにあったことは事実だと思いますので、最小限これだけは皆さん方に発表できるということだけは、もうちょっと明確にしていただかないと、いかんのではないかと思うんですけど、その点いかがでしょうか。



◎市長(山中光茂君) 最小限、明確には私はすべて言える範囲ではこれまで記者会見、または議会を通じて言わせていただいているつもりでございます。繰り返しになりますけれども、あくまで長谷川家のほうから、例えば文書であったりとか、正式にここまでやってくれという断言を持って話をされた案件では決してなくて、あくまで交渉、協議という部分の中で、まずそのスタートラインとしてお互いに情報交換と意見交換をさせていただいたという部分でございます。その中で結論から申し上げさせていただくと、長谷川家の方々とも話し合わせていただく中で、一度次の話し合いをする前に、当主のほうと話し合いをする前に、まず松阪市としての明確な意向、教育長も同席いただいておりましたけれども、教育長、松阪市として明確な意向というものを次の協議においてちゃんとした形でお互いの意向を確認できる、こちらとしての考え方を伝えるだけの土壌がまだないということの中で、市民に対して、または専門家の方々としっかりと話し合わせていただく時間をくださいということをお願いさせていただいたという部分でございます。



◆23番(久松倫生君) 次に会うまでの土壌をどうつくるかということでの検討する、そういう向こうからのお話もあったと、御当主からのお話もあったと。その中で1点だけ、細かいことですけれども、私も長谷川家というのは大体1800坪、殿町、魚町兼ねてあるわけですけれども、先ほど周辺の駐車場の問題が出ましたが、いろいろな取りざたがあると言ったら変ですけれども、いろんな報道とか、そういうお話、あるいはいろいろ話聞かれた中で、いわゆる御当主から、ただ市長、この前からおっしゃっているように、寄贈という選択肢も含めた話し合いであったと、寄贈というお話も向こうからあったということは、これは前提になろうかと思うんですが、その上で建物あるいは土地、そして駐車場、それぞれ寄贈なり、あるいは松阪市が買うなり、そういった点でのお話があったのか、あるいは土地だけなのか、物件としては建物も含めるのか、そういった点であった話の事実だけで結構ですけども、その点はどうでしょうか。



◎市長(山中光茂君) 率直なところ、本当に交渉の経過の途中というよりは、本当に協議の緒についたところでございまして、あとはなぜ言葉をあえて押さえているのかというと、長谷川家側のさまざまな現在における事情とか、あとは逆に長谷川家としてのさまざまな猶予期間という話も実はいろんな意味でございました。その中で現在において、今久松議員から言われた駐車場という部分、そして土地建物の部分、そのあたりも当然含めた形でのあり方というものをまずスタートラインとして寄贈という部分も含めて話し合いを持たせていただいたという部分でございます。



◆23番(久松倫生君) 簡単に聞きます。土地建物を含めて寄贈ということのお話、話の範囲としてはあったのかということだけです。



◎市長(山中光茂君) 建物における位置づけ、または駐車場の土地における位置づけ、いろんな意味において、単純に寄贈というだけではなくて、いろんな意味合いのもとでお話をいただいたというのが前提でございます。単に寄贈をすべてにおいてさせていただきたいという単純な話ではなかったという話でございます。



◆23番(久松倫生君) ちょっと市長の、私は今まで記者会見なり、9日の開示されている資料を見る限りでしたけれども、それでは寄贈も選択肢を含めた、ぜひ話の継続したいということでしたから。その中で私はここで押し問答をするつもりはありませんけれども、寄贈も含めた話し合いが行われたという中で、いろいろ承る中で、おくと言いますか、いろんな形でお話をいろんな方とする中で、やはり寄贈を受けて、それから出発すべきではないかという方もありますし、市長の言い回しの中で、何でももらえるからもらえばというものではないとか、文化財登録すればいいというのではないと、行政としてはということなんですが、そこで一つだけ聞きたいんですが、これ記者会見でのやりとりなんですが、今まで午前中もおっしゃっていましたけれども、寄贈を受けて活用が全くできてないというようなお話をされていると思うんですけれども、具体例としてはどんなものがあるんでしょう。



◎市長(山中光茂君) これからの事業にはなりますけれども、例えば原田邸の位置づけなどにおきましても、ある意味、寄贈を受けるのが最低限の前提のような形で覚書という部分においても進められてきたような部分がございました。ただ、現実として本当に原田邸の位置づけにおいて、私は別に原田邸のいろんな意味での価値というものを決して否定するものではございませんけれども、やはり本来であるならば、市民の方々から受け入れられて、初めて歴史的な価値や文化的な価値というものを市民と共有できるという部分がございますので、幾ら文化的な価値、歴史的な価値があるものでも、単に保存管理して捨て置かれるものであってはいけないという前提のもとで、当然寄贈を受ける、公が管理をする前段階において、公としての責任、公の責任ということは市民の責任ということそのものでございますので、公の責任、市民の責任という部分と、あとはその活用という部分においては十分な議論をさせていただいてから、その判断をさせていただくというのは、私は絶対条件だと思っております。



◆23番(久松倫生君) ちょっとそこら辺は意思統一、当局側でされているんかどうかわかりませんけれども、原田邸は今のいろいろな市長の言われることを聞くと、寄贈を受けても活用ができていないという話もいろんな形でありますというので、原田邸を挙げられたわけですけれども、しかし原田邸は今事業、市として提案されて、去年も国の交付金の問題とか補助制度の問題でちょうどこの議会で議論したわけですけれども、これ市長が提案して、市の予算化した事業であって、それが今それこそ市民的に問題であったというのが市長の口から出るというのは、私はいかがなものかと思いますけどね。その点、本当に当局の皆さん、共通認識で今の市長の発言を受けとめられるのかどうか。だって、市長が提案して、予算も通して事業をやっているわけやないですか。それがおかしいという話になったら。だけど、寄贈を受けて、活用が全くできていないという話もありますと市長は言われているわけですよ、記者会見で。だから、その事例は何ですかと聞いているわけ。それが原田邸ということになったら、実際この発言の根拠があるんかないか、これは私は重大だと思いますけどね。



◎市長(山中光茂君) 私がちょっと記者会見、どういう言葉遣いで、どういう言い方をしたかわかりませんけれども、原田邸は決して活用ができていないという部分では、申しわけないですが、なくて、活用というのを前提にせずに、私はある程度いただいておった部分が少なからずあったと私は感じております。今後、原田邸におきましても、当然活用ありきで、今後原田積善会さんからも一定のお金をいただく中で、または地域における活用というものも前提にする中で、今後行政として責任を持って活用するという形で投資を私自身もしていくつもりでございますけれども、ただこれまで引き受ける際に、または行政がさまざまな形で手入れをする際に、例えば私ははっきりと言わせていただくと、今の商人の館などにおきましても十分な活用ができているとは決して思っておりません。だから、今回におきまして、プロジェクトにおいても商人の館を初めとしたさまざまな文化的価値があるものにおける活用や生かし方というものにおける今の本居記念館、または民俗資料館、いろんな施設がございますけれども、そういうところとの連動のもとで、どういう活用というよりは、本当に市民に対していかに受け入れられる文化的価値、または歴史的財産というものを生かしていくかというものが、私はこれまでは決して十分ではなかったという視点でございます。



◆23番(久松倫生君) ここだけで言うつもりはないんですけども、市長の御発言というのは、私はしかし文字になった段階ですけども、しかしこれはかなり重要な今の長谷川家をめぐって寄贈を受けるか受けないかという中で、市長が一貫して御発言なさっていることとのかかわりで、これは文書になっているのを私は見るだけですけども、寄贈を受けて、もう少し前から言いますと、長谷川家として当然寄贈して松阪市に引き受けてもらいたいという部分であったりとか、ただ松阪市としても当然寄贈を受ければいいというのではなくて、これまでいろんな文化遺産とかを寄贈を受けて活用が全くできていないという話もいろんな形でありますのでとはっきりあなたおっしゃっているわけですよ。それが原田邸であれば、これは今現に事業が進行中であって、市長としてこれは事業を提案されて、予算を議決して、そして進めている事業やないですかと。それから、商人の館については後でちょっと触れますけれども、私は市長、今の時点では不十分であった、不十分というよりも、15年前ですから、そのときのああいう活用とか、いろいろな事業の打ち方の限界といいますか、認識が今の時点から見れば到達していなかったということはあるかとは思います。しかし、あなたが明確に寄贈を受けて活用が全くできていないという話もいろいろな形であるというふうに言われているわけだから、それだったら、寄贈されてもっと活用すべきだというか、この言い方だと、やはり寄贈されても活用できていないという話もある、具体例を挙げてくれというと、原田だということになれば、これは私は長として事業化されて提案されているわけですから、それがそういうふうな評価だったら、これはいかがなものかと私は思いますけどね。その点どうでしょう。



◎市長(山中光茂君) 私自身、念頭に置かせていただいたのは、当然原田邸であったりとか、寄贈ではないですけれども、実際に行政として買い取った中で、松阪ハイツであったりとか、文化財とはちょっと違いますけれども、あとは松阪市における絵画など、さまざまな案件において、または資料などにおいて実際に寄贈という形で受けながら、維持管理経費が大きくかかっているものというのは、細かく言うと本当にいろんな形でございます。ただ、それだったらそれを活用せいよという話になりますけれども、実際にはなかなか活用というよりは、まずはしっかりと大事なものとして残しておいて維持管理するということの重要性もそれは必要となっておる案件は、それは幾らでもございますので、逆にそういう中で原田邸におきまして、私は結構念頭に置いて話をさせていただいたのは、当然寄贈というものがありきで進めておりましたけれども、確かに松阪市にとって殿町かいわいで重要な建造物かもしれませんけれども、価値観自体が成熟してから寄贈を受けたという経緯ではなくて、活用ありきで受けたんではなくて、結果論として、私が就任したときには進んでいく方向性が既に出ておりましたので、その中で原田積善会さんとも私自身もかなりきつい形で、半分けんかになるような形で協議をさせていただいたりとか、地域とも協議をさせていただいたりとか、維持管理や活用というところに持っていく中で、初めて整備というものも認めていきましょうという話にさせていただいた部分でございます。

 そういう部分があくまで事後的に行うのではなくて、事前にしっかりと、もらうありきではなくて、まず本当にこういう必要だというのを市民レベルで議論をして、行政としても確信を持って市民に説明ができる状況にしてから寄贈を受けましょうということでございます。



◆23番(久松倫生君) そういう意味で、だから市長の気持ちはわからんことはないんですけども、ひとつ意見だけ申しておきますと、意見といったら変ですけども、こういう言葉の正確な使い方をしていただきたいということだけ思います。でないと、それはもう動いている事業であったとしても、これは市長として提案されて、そして動いている事業ですから、そのときの不十分さをクリアする、あるいは改善するということは必要だと思いますけども、いかにも寄贈を受けること自体に抵抗感があるかのように受け取れますし、その理由にされるということが原田邸がまず出てくるということについては、私はいかがかということだけ申し上げておきます。

 それで、長谷川家が、長谷川さんがこういう接触があったということなんですけれども、これは先ほど教育長の御答弁でもありましたし、この間のずっと一連の経過の中で、私は非常に大きな長谷川さん内部のいろんな、先代が亡くなられたとか、そういう事実はあるにしても、これまでの長谷川さんの、さっき教育長が言われました、長谷川家は長谷川家でやるというところから、市のほうへお話があったということの経緯ですね、これは松阪市としても大きな私は変化といいますか、質的な変化として受けとめて、それに対する対応というのは今までとは変えていかなきゃならんだろうというふうに、長い時間でね、思っています。

 実は私はそういう中で、随分前、5年ぐらい前ですけども、なぜこういう質問をするかというと、5年前に下村市長時代だから、市長とは政治的立場は違うというふうにはっきり申し上げたいと思うんですが、そのときにも長谷川邸にかかわる質問をいたしました。そのとき、私も見ておって思い出したんですけども、非常に松阪市の景観行政なり、文化財保護とか、そういった面では特に後手後手に陥ったということが物すごく多かったわけですね。合併した年でしたけども、殿町のマンション建設問題があって、それから殿町地区の地区計画というのができ上がっていったという問題があったり、それからそのときに景観条例が全くなくて、規制とは言いませんけれども、そういう基準が全くないという中で、あの御城番の2階建て問題が起こり、そして景観条例がやっとできて、今度は御城番の修復も進んだというような経過を持つわけです。だから、こういう中で今度この点ではこの長谷川家というのを残す、いわゆる保全か保存かと、こういうのがありましたけれども、長谷川家を残すということの意味ですね。

 これは私は一つの変化という点で申し上げますと、長谷川さんというのはやっぱりすごいなと思うのは、ちょっと読み直したんですけども、50年近く前、江戸商業と伊勢店という本が出まして、そのときに長谷川家の歴史書を、当時北島正元さんという先生がまとめられたんですけど、この考え方のすごさというのは、はしがきとあとがきだけでも結構ですけどね、どういうことかというと、社史とか、こういう家の歴史を書く場合は、創業者の礼賛とか、とにかく自分のところのよくやったんだということをほとんど書くけれども、そういうことはしないでくれと。書かれた方もそういうことはなしに、また江戸ではほとんど資料がない中で、松阪の本家というものがあったからこそ、これだけの近世経済をやれる莫大な資料が残ったんだということを明確に書かれています。そして、その中で長谷川家のことは長谷川家でやりますよと、ずっと言ってこられた、そういう重みがあって、こんなことはあれですが、ただ寄贈するとか、受けたらいいよとかどうとかでなくて、そういうお宅が今の時点になって、寄贈も含めて松阪市と協議をしたい、そして下村市長とやりとりしたときには、いずれお会いして、御当主と話をしたいと言っていたわけ。そういうところと、あちらからお話に来られるということとのやっぱり質的な違いというのは、これは私は大きなやっぱり違いと進展があったという、そういう認識でこの問題には携わる必要があるというふうに思います。

 それで、教育委員会なり、あるいは都市政策なり観光に聞きたいんですけども、長谷川家がもしなければ、もしいちですよ、後手に回って、あの建物なり文献がなくなるということになったら、松阪市の景観行政なり、あるいは観光行政なり、文化行政なり、これはもう成り立たなくなると言ってもいいんじゃないかと思いますけれども、その点、御見解いただければください。



◎都市政策部長(中山伸君) 都市政策部のほうからお話をさせていただきますと、やはり今議員さんのほうがおっしゃられたように、景観重点地区ということで、長谷川邸を含めて商人の館のところまで約5ヘクタールを、道路、水路も含めてなんですが、今考えております。これは平成20年度に景観計画、景観条例をつくってから、松阪市で6カ所の重点地区候補ということで、景観を特に保存していくというか、まちなみも整備をしていくというところを景観計画の中でつくっておったわけなんです。その中で今動いているのが、今議員おっしゃられた長谷川邸を核としたあのまちなみ、約5ヘクタールを重点地区として持っていくということについては、総合計画でもあり、全体の松阪市の当初からの計画の中での大きな位置づけというのを持っておりますので、都市政策部としては、あれがなくなるということについては到底考えてはいないというところになるのかなと。それはちょっと答えになるかどうかはわかりませんが、当然まちなみを守っていく区域ではあると。特に、必要ではあるということは考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



◎まちづくり交流部長(平本和義君) 言葉の中で当然長谷川邸を含めました魚町、殿町、本町かいわい、これは当然歴史文化の観光資源というふうに考えております。それで、今年につきましても、このエリアにつきましてはガイドマップ等も作成をさせていただいて、重要な観光資源というふうに観光部門では考えております。



◆23番(久松倫生君) 一つだけ紹介しますと、これも私、最近いただいたんですけど、豪商の道というのがこのページにあって、長谷川邸当然出ております。その一番最後のところに、「内部は非公開ですけれども、伊勢商人の繁栄の証を今に伝える唯一の場所です」というふうに書かれております。今ありましたように、本当に価値というものを、先ほど文化的な部分を教育長おっしゃいましたから、問いませんけれども、この9月9日の審議会で、委員になられた方の中で、こういう評価があります。先ほど豪商の道で伊勢商人の繁栄の証を今に伝える唯一の場所というのと同じような意味で、「松阪にはたくさんの歴史遺産があり、その唯一最高のものが長谷川家だと思う。長谷川家の活用なくして、あるいは保存なくしては、松阪の歴史のまちの振興はあり得ない」という、こういう御見解も委員さん、かなり後で重要な役割を果たされる方、委員長になられた方の発言ですけれども。私はやっぱりそれは少なくとも共通の認識にして事に当たらないといけないんじゃないかというふうに思います。あれこれの、これは市長言われたように、例えば商人の館の場合は、あれは急激に買わないと、あそこが本当に更地になってなくなるというとこでしたから、いわゆる当時として、長谷川さんを買えるとか、公的なものになるという可能性は当時ゼロでしたからね。その中であの建物をいわゆる自治省の起債で、当時の起債のやり方で買い取ったという経過があります。そして、それを改装して今になっていますけど、その活用以前に、とにかく確保しなきゃならんということから、今の経過がある。そしてまた、今もっと活用方法考える必要があるというのは、私も同様な意見を持っています。

 だから、そういうことはもちろんなんですけれども、少なくとも今新たな動きがある中で、残すんだという方向ですね、これだけは持たないと、どういう形で残すかは別ですよ、寄贈を受けるのか、買い取るということは、寄贈というお話があるとかはわかりませんけども、なくなるということだけは考えられないわけですね。

 それから、その点では長谷川さんの施設の深みといいますか、これもっと私は深く市長にも認識してほしいと思うんですけども、申し上げると、お庭はあれ殿町なんですよ。それから魚町、殿町、何であるかというと、長谷川さんの奧へ入っていきますと、庭と屋敷の間に背割り下水があって、殿町と魚町と分かれているわけね。これは明治になってから今のお庭の部分は、私は昔番頭をされていた方にお話を聞いたんだけども、当時飯南郡役所から無理やり買わされたと言ったら悪いですけど、郡役所から買われた部分なんですよね。だから、近代の長谷川家のお庭になる。古い建物は近世の江戸時代、恐らく17世紀、ちょっとこれは調査をしないとわかりません。先ほどおっしゃられたように、全く調査が入っていませんから、いつ創建されたかもわかりませんけれども、少なくとも長谷川さんの店ができたのは、17世紀ぐらいというふうになりますと、江戸初期の建物の名残をとどめた唯一のものというふうになるだろうと思いますけれども、そういう建物としてもそういうものですし、先ほどお話ありました生活用具、その他を含めて、私はそういう高い認識というものをもう一度持ち直していただいて、これは当然寄贈を受けるという話であれば、ただ先に寄贈ありきと言うと、市長あれだけども、そういうことになって効果があるかもしれませんけども、しかし少なくともこれはみんなで残そうという方向を、これだけは最小限確認をして、そのためにどういうことをクリアしなければならないかということをお互い考えるべきではないかというのが私の見解です。お返事もらえんと思いますから、結構ですけどね。



◎市長(山中光茂君) 何度も話させていただきますけれども、なぜ今こういうふうに松阪市の意向として、本当は個人的に言わせていただくと、久松議員と同様のテンションで長谷川家はぜひ残していき、観光としても文化的な中心にという形で今全面的に押し出してもいきたいような気持ちは正直あります。ただ、もう言うてしまっていますけど、あえてそういう言い方を断定的にさせていただかないのは、やはり交渉過程というよりは、本当に長谷川家の意向の部分もかなり繊細な部分と慎重な部分での駐車場の土地に関しても長谷川邸においても、まだ途中経過の中での話し合いという現状がまず1点あります。それとともに、市民の方々や、特に専門家の方々を含めて議論をいただいている経過でございますので、もう一つ焦らずに、2カ月、3カ月ちょっとお待ちをいただければありがたいなというところでございます。



◆23番(久松倫生君) 私も別に焦っているわけじゃないんですけども、しかしだからこそ、こういう言い方をしたら悪いですけど、過去にもたもたしていて、何をしておるのやということがたびたびあったわけ。だから、マンションが急に建ったり、2階建てが建ったりね。だから、何をしておるのやということは随分あったわけですよ。だから、せっかくこういう、私はこの7月に聞いて、新聞記事見て、お話聞いていながら、本当に新たな展開ですから、この展開をやっぱりきちっと受けとめて、大いに前へ進めるという意味でね、だから少なくとも。もう一つ聞くのは、こういうことを聞こうと思ったけど、やめますわ。寄贈を受けるなという意見でもあるのかと聞くつもりだったんだけども、恐らくないでしょうから、今のところ。

 私、ある方と話したんですよ。そんな長谷川家って大したことないのと違うかという方もあったんですよ。そんなことはありませんと。唯一の伊勢商人の現物の館があるのはここしかないんだと。よそにもあるやないのと、ありませんと私ははっきり申し上げました。17世紀と予測される建物がよそにあるかと言ったら、ないと。だから、私はテンション高いというよりも、これが市長がよく言われる、マニフェストで市長が書かれた、私は下村市長、前市長といろいろやりとりした中であって、市長が出られたときに、松阪市が持つ歴史や文化、そして美しい景観を多くの方々に感じてもらい、また訪れた方に、また松阪に来たいわと思わせなくてはなりませんというのが市長の大きなマニフェストの一つでした。これは私はこういう市長が出ること自体、この点では、さらにこういう点では続けてやってもらえるなという意識は持っていましたけれども、だからそういう点から見ても、値打ちを本当にはっきりさせて、そして市民のコンセンサスをここでどうつくっていくかという努力こそ、私はすべきだと思います。でないと、聞き及びますと、プロジェクトチーム、恐らくこのプロジェクト委員会の中ではほとんどが、保存というよりも寄贈を受けて松阪市は対応せいという御意見がほぼ出るだろうと思いますから、それがまた覆るということになっても、私はそれはまたおかしな話やと思いますよ、何のためのプロジェクトだと思いますから。だから、そういう意味で今市長が個人的に言えばと言われたけれども、議会だけの発言だから、その個人の意思を公の意思にしてもらいたいということを強く申し述べまして、きょうはここでとめたいと思います。

     〔23番 久松倫生君降壇〕



○議長(野口正君) 暫時休憩をいたします。午後2時5分本会議を再開いたします。

                         午後1時55分休憩

                         午後2時5分開議



○議長(野口正君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。

 引き続き質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。22番 小林正司議員。

     〔22番 小林正司君登壇〕



◆22番(小林正司君) 議案第88号の一般会計補正予算第2号、午前中も今井議員も述べられた件ですなんですが、細部にわたって防災行政無線についてお尋ね申し上げます。

 今回、実施計画で156万5000円計上されておるところでございますが、これの内容についてもお答えください。2008年から3年計画でシステム構築や基地局に着手され、特に津波の心配がある海岸部からスピーカー等を設置され、2010年までに中心部設置を完了され、本庁管内では136本のスピーカーが設置されたと伺っておるところです。海岸部では平成10年2月のチリ地震、また本年の3・11の東日本地震による津波警報の発令の際にも利用されたと伺ったとおるところでございます。

 そこで、この無線でございますが、緊急の放送、火災予防運動や年4回の交通安全運動の啓発にも利用されておるということも承知しておるところでございます。ただ、私のほうの橋西地区におきましては、マンション等も林立しておる中で、非常にスピーカーの声が聞こえないと、こういうようなことが自治会、また住民のほうから多数私のほうへ意見が寄せられておりますので、今回改めて伺わせていただきたいと存じます。

 今回、橋西地区では既に何機設置されておるのか、ひとつあわせてお願いします。また、橋西地区以外にもまだ未整備の地区が何カ所ぐらい、何機ぐらい必要か、そこらの点をお尋ね申し上げます。

     〔生活部長 村田長稔君登壇〕



◎生活部長(村田長稔君) 小林正司議員からの御質問でございます。防災行政無線の関係でございます。先ほど議員がおっしゃっていただきました平成20年度から3カ年で、本庁内の屋外子局を整備してきたところでございまして、本年度2月に完了して、試運転、それから本格稼働してまいります。議員のおっしゃるとおり、交通安全運動なり、それからお昼のチャイム等で市民の方にそういったお知らせなり、アナウンスをさせていただいております。橋西地区では松江小学校と、それから塚本自治会集会所、それから西井村自治会集会所、それと西中学校の4カ所に屋外子局を設置しております。

 それと、この橋西地区以外でのいわゆる聞こえにくい、聞こえづらいところは何カ所ぐらい把握をしておるのかという御質問でございます。これにつきましては、この4月から本格運行等におきまして、一部聞こえにくいところが存在するということが業者から私も含めて試験を行ってまいりました。これは本庁管内のうち17カ所程度ということで、実際に実験する中で、その程度の報告が来ております。議員おっしゃるとおり、川井町地区、いわゆる橋西地区でも、そのエリアということは聞こえづらい、聞こえにくい部分には入っておるところでございます。現在、暫定的にはスピーカーの方向から音声の出力の調整等を繰り返しておりますが、来年以降、当初の屋外子局を増設するという方向で現在考えておるところでございまして、今9月議会において実施設計の業務委託を上程させていただいておる次第でございます。

 なお、聞き取りにくい地域の災害情報の周知におきまして、あくまでも防災行政無線を補完するというような手段として、この6月議会でもメールの発信ということで補完をするとともに、従来どおりの市、それから消防、警察とともに広報による放送等、各種のツールを使いまして、情報を発信する必要があるというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいというふうに存じます。

 以上でございます。

     〔生活部長 村田長稔君降壇〕



◆22番(小林正司君) ありがとうございました。それじゃ、再質問で、1機周辺で何キロ、どれだけの世帯が1機で聞こえる範囲なんでしょうか。きょうちょっと伺ったら、500メートルで400世帯とかいうようなことを伺った。改めてお伺いします。



◎生活部長(村田長稔君) 議員の御質問のところでございます。この防災行政無線の聞こえる範囲というところでございますが、一般的には300メートルから400メートルというところでございます。円を描きますと、丸い円じゃなくて、総花的な円に、変形的な円になっておるんですが、そういうところで一部円と円とが接しないというところがございます。当然、地形、それから天候、風向きによって実際に聞こえる範囲に差が生じてくるということも考えられるところでございます。議員おっしゃる何世帯ということについては、放送のエリア、それから住宅形成状況などから一概に申し上げることができないかなというふうに思いますので、御理解を賜りたいというふうに存じます。

 以上でございます。



◆22番(小林正司君) ありがとうございました。今、お示しされました橋西地区では4カ所と。西中と西井村自治会、松江小学校、それから塚本の集会所と、こういうようなお話がございました。私は実はそれ一遍現地を見てまいりました。松江小学校は体育館の横です。半分は百々川で田んぼばっかり向いておる。こっちはどだいスピーカーが向いてないんです。この鈴の音公園のほう。それからもう一つは、西井村の、いわゆる旧延寿院の隣に集会所がございます。そこに建っておるんですけど、これも南井村ばっかり向いて、こちらに向いていない。これではですな。

 それともう一つ、塚本自治会の集会所、これ津寄りには近鉄廃線の県道がございますね。この下に建っておるんですね。そんな全く人家の多いほうへは向いてないんです。多少はあれですけども。こういうつけ方が何だったんかなと。ちょっと聞きましたら、避難所があるところへつくったんやと。これは違うでしょうと思うんですけど、そこらの点どうですか、部長。



◎生活部長(村田長稔君) 議員が3カ所現地を見ていただきました。私もその現地を見たところでございます。議員がお示しされた塚本のところについては、ちょうど近鉄、俗に言う近鉄道路の少し下になります。中心的には避難場所、それから公的な場所、公園というようなところを中心として、そのエリアの中心としたところを選定してまいったところでございますが、議員のおっしゃるようにスピーカーの向き等にも若干の、田んぼを向いておるというようなところもございます。それはその方向には一つの在所もあるというような理解を私もしておるんですが、その点については十分是正をする必要があるというふうには認識をしておるところでございます。

 以上でございます。



◆22番(小林正司君) 3カ所つけられたのは、市街地から一番外れたところばっかりついておるんですね。なぜ市街地の真ん中、人家の多いところへつけられないのか。これを思うわけですね。これは本当に皆さんに聞いてもらうわけでしょう。交通安全とか火災とか、それから災害のそういう地震等の。そんな聞こえないところにつけて、それで聞こえんやろう、聞こえるやろうって、それはちょっといかがなもんかなと思うわけです。例えば、塚本の自治会なんかも、いわゆる町と町との間、例えば船江と塚本の間、西保育園のところへでもつけたら、一部川井までのエリア、たくさんの方が聞こえる範囲なんですね。これ塚本だけの近鉄廃線だけでは全く、本当にせっかく多額な費用をかけても効果が上がらない。松江小学校でも同様でございますし、西井村についても。つけたから仕方ないですけれど、これをさっき申したように、一遍方向を皆変えてください。向きを人家の多いほうへ。いかがですか、その点。



◎生活部長(村田長稔君) 先ほどおっしゃいました人家のほうということはございます。確かにお近くの方、少し遠い方についてはいろんな意見がございます。私どもにもそういった市民の方からいろんな意見が寄せられます。声が大きい、もしくは小さいということも十分意見を寄せられております。議員おっしゃったようなことで、方向とその部分については十分変えられる余地がございますので、御指摘をいただいた箇所については十分視野に入れまして、その辺の点検をする中で方向も一度試してみたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆22番(小林正司君) ありがとうございます。松江、橋西地区で、これ世帯、大体4800世帯あるんですね、ずっと。それで現在大体これ3機、4機なんですね。西中はちょっと離れておりますけども、こういうので十分充足しておると思いますか。今後、やはりもっと中心の旧川井町、またこちらの文化会館のほう、または西町のほうとか、いろんなところの人口密集地のところへ、来年はお考えいただきたいというふうに思うんですが、いかがでございましょうか。



◎生活部長(村田長稔君) 議員がおっしゃる地域、私も実際にその場で12時のチャイムでございますが、聞かせていただいた経過もございます。多少の音量の強弱があろうかというふうに思います。ただ、11日、交通安全の街頭指導の際には、本局のほうから市長の交通安全に対しての言葉を発信しておるところでございますが、これについては、音量が大ということでお願いをしておるところでございます。そういったことを含めまして、密集地、今議員がおっしゃった川井町については、確かに図面に落としているところでありますと、全く聞きづらい、聞きにくいところということで、2カ所はそのようなことで認識をしておるところでございます。よろしくお願い申し上げます。



◆22番(小林正司君) ありがとう。特に川井町はマンションが林立して、非常に難聴、聞きにくい地区になるかもわかりませんけど、ある程度、そうかといって、一部の人が、そんなところ置いてもらっては困るというようなことでちゅうちょなさるより、やはり公正な立場で、数分で啓発なさるわけでございますから、そこらは十分住民の理解を得て、そういうマンション街のほうにも一つ考えてやっていただきたい、こういうことを思います。

 それから、実はさきに部長が言われたように、交通安全の啓発について、市長、1日、11日の朝、迫力のある声でPRなさっていただいておるらしい。非常に皆さん喜んでもらった。ただ、やかましいでと言うて、市長があいさつして、しばらくしたら、ぷつっと切るんですよ、市の施設の職員が。そんなことがあって、どう思われますか。全く何を考えているのか、そこらを十分、つくったからにはやっぱり効果があるように、目的だけ職員周知をして、あれしていただきたいと思うんですが、そんなこと、私の耳に入ってまいりました。市長の声がかかると、1分ぐらい聞いておる、後はぷつっと切るらしいですよ。あれ切れるんですか。



◎生活部長(村田長稔君) 議員がお尋ねの、現在、本庁管内136でございます。アンサーバックと言いまして、直接本局へ救いを求めるものもついております。半分ばかついておるところもございます。現在、例に出していただきました市長のごあいさつの中で、それを勝手に切るということは考えられません。機能的にそれはできません。本局のほうから一斉にテープを、市長のお声を流しております。それを各子局で、入りとか切りとかいうことは、それは構造上できません。そういうことはあり得んということに私は考えております。



◆22番(小林正司君) そうですか。私の間違いで。わざわざ私のほうへ、せっかくあんなのつくって、市長の朝の交通安全のごあいさつ、松阪市長、山中市長って、朝から歯切れのいいごあいさつを聞いておるんやけども、1分もたたんうちにぷつっと切っていくんやと、何のためのだと、そんなことなんですけども、そこら十分ひとつ周知していただいて、やっぱりせっかく。最後にこれ1機当たり幾らかかるんですか。



◎生活部長(村田長稔君) ちょっと詳細なものは持っておらないんですが、子局の部分は1機約300万円程度というふうに、15メートルでございますが、記憶をしておるところでございます。



◆22番(小林正司君) 最後に、そんな4800ある地域でございまして、まして高層の建物が建っている地区でございますが、何とかひとつ周知を図られるように御努力いただきたい。限られた予算ですから、全部とはいきませんやろうけどもひとつ。市長、夜また各地区でタウンミーティングやってみえて、また発信器とかそんな問題が出るかもわかりません。それで、十分ひとつ職員のほうに周知して、そういうことのないようにひとつ。

 以上終わらせていただきます。ありがとうございました。

     〔22番 小林正司君降壇〕



○議長(野口正君) 以上で通告による質疑は終わりました。他に質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第88号は各常任委員会に付託いたします。



△日程第2 議案第89号 平成23年度松阪市競輪事業特別会計補正予算(第1号)



○議長(野口正君) 日程第2 議案第89号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第89号は文教経済委員会に付託いたします。



△日程第3 議案第90号 平成23年度松阪市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)



○議長(野口正君) 日程第3 議案第90号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第90号は環境福祉委員会に付託いたします。



△日程第4 議案第91号 平成23年度松阪市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)



○議長(野口正君) 日程第4 議案第91号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第91号は環境福祉委員会に付託いたします。



△日程第5 議案第92号 松阪市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について



○議長(野口正君) 日程第5 議案第92号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第92号は文教経済委員会に付託いたします。



△日程第6 議案第93号 松阪市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について



○議長(野口正君) 日程第6 議案第93号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第93号は環境福祉委員会に付託いたします。



△日程第7 議案第94号 松阪市環境基本条例の一部改正について



○議長(野口正君) 日程第7 議案第94号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第94号は環境福祉委員会に付託いたします。



△日程第8 議案第95号 町及び字の区域の設定及び変更について



○議長(野口正君) 日程第8 議案第95号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第95号は文教経済委員会に付託いたします。



△日程第9 議案第96号 市道路線の認定について



○議長(野口正君) 日程第9 議案第96号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第96号は建設水道委員会に付託いたします。



△日程第10 議案第97号 市道路線の変更について



○議長(野口正君) 日程第10 議案第97号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。議案第97号は建設水道委員会に付託いたします。



△日程第11 請願第4号 義務教育費国庫負担制度の存続と全額国負担を求める請願書



○議長(野口正君) 日程第11 請願第4号義務教育費国庫負担制度の存続と全額国負担を求める請願書を議題といたします。職員より朗読いたします。

     〔職員朗読〕



○議長(野口正君) 紹介議員の補足説明を求めます。



◆30番(中出実君) 自席から失礼いたします。

 請願第4号義務教育費国庫負担制度の存続と全額国負担を求める請願書につきまして、紹介議員を代表いたしまして、補足説明を申し上げます。

 政府は地域主権の確立に向けて補助金のあり方を見直し、地方が自由に使える一括交付金化を進めておりますが、義務教育費国庫負担金は対象外とすることが示されております。しかしながら、現在対象外である教材費などは地方交付税として一般財源に組み込まれており、地方自治体の財政は年々厳しくなる中、多くの自治体で教育費は削減される中、教材費を例に挙げますと、全国の都道府県比較で実に約6倍の格差が広がっております。

 この制度は義務教育の根幹である無償制、教育の機会均等、教育水準の維持向上を保障するため、国が必要な財源を保障するとの趣旨で確立されたものであります。制度の存続により未来を担う子どもたちに豊かな学びを保障することは社会の基盤づくりに大変重要です。

 以上のことから義務教育費国庫負担制度の存続及び全額国負担を強く要望するものでございます。よろしく御審議いただき、御採択いただき、関係方面に意見書を提出していただきますようにお願いを申し上げ、補足説明といたします。

 以上です。



○議長(野口正君) これより紹介議員に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。請願第4号は文教経済委員会に付託いたします。



△日程第12 請願第5号 「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める請願書



○議長(野口正君) 日程第12 請願第5号「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める請願書を議題といたします。職員より朗読いたします。

     〔職員朗読〕



○議長(野口正君) 紹介議員の補足説明を求めます。



◆30番(中出実君) 請願第5号「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める請願書につきまして、紹介議員を代表いたしまして、補足説明を申し上げます。

 文科省は昨年、10年ぶりに小中学校の少人数学級の推進等が盛り込まれた教職員定数改善計画を策定し、本年度は小学校1年生の35人学級が実現しました。学級編制基準の引き下げは30年ぶりであり、改善がなされてきました。また、三重県では現在小学校1、2年生の30人学級、中学校1年生の35人学級が実施されており、他学年への弾力的な運用へと拡充されております。

 政府は、改正された義務標準法の附則におきまして、今後の学級編制基準の順次改定、法整備等を検討し、措置を講じるとともに、必要な安定した財源の確保に努めることと盛り込まれております。文科省では本年6月から検討会議を開催し、学級編制基準の見直しなど、今後の法改正に向けた具体的な取り組みが進められており、来年度に向け今回の請願は時期を得たものとなっております。

 また、日本の公財政教育支出はOECD加盟国の中でも最低レベルとなっており、山積する教育課題の解決を図り、未来を担う子どもたち一人一人を大切にした教育を進めるためには教育予算の拡充が必要でございます。

 以上のことから、「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を強く要望するものであります。御審議をいただきまして、御採択の上、関係方面に意見書を提出いただきますようにお願い申し上げ、補足説明といたします。



○議長(野口正君) これより紹介議員に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。請願第5号は文教経済委員会に付託いたします。



△日程第13 請願第6号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願書



○議長(野口正君) 日程第13 請願第6号保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願書を議題といたします。職員より朗読いたします。

     〔職員朗読〕



○議長(野口正君) 紹介議員の補足説明を求めます。



◆30番(中出実君) 請願第6号保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願書につきまして、紹介議員を代表いたしまして補足説明を申し上げます。

 経済・雇用情勢の悪化は、子どもたちの暮らしや学びに大きな影響を与えております。平成21年度版文部科学白書の中でも、経済格差が教育格差につながっていると分析されております。日本の教育施設における私費負担率はOECD加盟国の中でも非常に高く、平均を大きく上回っております。また、子どもの貧困率は深刻化しております。このような中、国、県においては、学びたくても学べないという状況を改善するための施策として、高校無償化、奨学金の改善など、一定の成果があらわれてきております。しかし、今なお入学費または教材費などの保護者負担が多いこと、就学援助の受給者が増加し、中途退学や進学を断念せざるを得ない子どもの増加など、課題があります。

 以上のことから、すべての子どもたちの豊かな学びの保障に向け、保護者負担の軽減と就学・修学保障制度のさらなる拡充を要望するものでございます。御審議をいただきまして、御採択の上、関係方面に意見書を提出していただきますようにお願い申し上げまして、補足説明といたします。



○議長(野口正君) これより紹介議員に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。請願第6号は文教経済委員会に付託いたします。



△日程第14 請願第7号 防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充実を求める請願書



○議長(野口正君) 日程第14 請願第7号防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充実を求める請願書を議題といたします。職員より朗読いたします。

     〔職員朗読〕



○議長(野口正君) 紹介議員の補足説明を求めます。



◆30番(中出実君) 請願第7号防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充実を求める請願書につきまして、紹介議員を代表し、補足説明を申し上げます。

 政府の調査で、三重県に東南海・南海地震が30年以内に発生する確率が60から70%であることが明らかになり、東南海・南海地域防災対策推進地域に県内全域が指定されました。松阪市では小学校の耐震化が完了しておりますが、災害から子どもたちの命を確実に守っていくためには、園、学校での巨大地震等の災害を想定したさらなる防災対策を充実していくことが急務であります。

 一方、現状、交通事故や不審者の行動により子どもたちが被害者となる事故や事件も後を絶ちません。このような中、学校では県事業を活用し、保護者、地域の人々が連携し、子どもたちの安全・安心の確保にさまざまな取り組みが進められておりますが、さらに総合的な学校安全対策を充実し、子どもたちの命や安全を確保しなければなりません。

 以上のことから、巨大地震等の災害を想定した防災対策の見直しを初め、総合的な学校安全対策の充実を進めることを強く要望するものでございます。御審議をいただきまして、御採択の上、関係方面に意見書を提出していただきますようお願い申し上げまして、補足説明といたします。以上でございます。



○議長(野口正君) これより紹介議員に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) これにて質疑を終わります。請願第7号は文教経済委員会に付託いたします。



○議長(野口正君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 お諮りいたします。明9月30日を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野口正君) 御異議なしと認めます。よって、明9月30日を休会することに決しました。なお、10月1日及び10月2日の2日間は休会となっておりますので、御了承願います。10月3日午前10時本会議を開きます。

 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。

                         午後2時56分散会