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三重県 伊勢市

伊勢市 平成24年  9月 定例会 09月20日−04号




伊勢市 平成24年  9月 定例会 − 09月20日−04号







伊勢市 平成24年  9月 定例会



           平成24年9月伊勢市議会定例会会議録

議事日程

                   平成24年9月20日(木)午前10時開議

日程第1 一般質問

     ?19番 杉村定男君

          ●宇治山田港湾の利活用について

     ?21番 工村一三君

          ●知事と市長の1対1対談について

          ●今後の合併特例債について

     ?14番 黒木騎代春君

          ●公共施設マネジメント白書をどのように生かしていくのかについて聞きたい。

          ●子どもたちを放射能から守る一環としての学校給食の放射能検査についてどのように考えているのか聞きたい。

          ●公契約条例について伊勢市の検討状況と今後の方向性について聞きたい。

     ?28番 中山裕司君

          ●駅前及び外宮参道周辺の景観について

     ? 6番 福井輝夫君

          ●伊勢市の文化財について

          ●安養寺跡遺構について

          ●文化財に対する今後の基本計画について

本日の会議に付した事件

 なし

出席議員(28名)

      1番  野崎隆太君      2番  吉井詩子君

      3番  世古 明君      4番  野口佳子君

      5番  岡田善行君      6番  福井輝夫君

      7番  辻 孝記君      8番  吉岡勝裕君

      9番  広 耕太郎君    10番  品川幸久君

     11番  藤原清史君     12番  山根隆司君

     13番  長田 朗君     14番  黒木騎代春君

     15番  西山則夫君     16番  上田修一君

     17番  中川幸久君     18番  小山 敏君

     19番  杉村定男君     20番  浜口和久君

     21番  工村一三君     22番  山本正一君

     23番  佐之井久紀君    24番  宿 典泰君

     25番  世古口新吾君    26番  長岡敏彦君

     27番  中村豊治君     28番  中山裕司君

欠席議員(0名)

      なし

職務のため議場に出席した事務局職員

  事務局長     中川芳明君   事務局次長    杉原正基君

  議事係長     伊藤 亨君   調査係長     津村将彦君

  書記       中野 諭君   書記       中川浩良君

説明のため出席した者

  市長       鈴木健一君   副市長      松下 裕君

  病院事業管理者  藤本昌雄君   会計管理者    白木信行君

  総務部長     藤本 亨君   情報戦略局長   森井 啓君

  環境生活部長   中井宏明君   健康福祉部長   山本辰美君

  産業観光部長   三浦 徹君   都市整備部長   宮田重和君

  二見総合支所長  中村龍平君   小俣総合支所長  森 明彦君

  御薗総合支所長  内田 豊君   上下水道部長   本多秀夫君

  病院事務部長   佐々木昭人君  消防長      大西邦生君

  総務部理事    角前 明君   都市整備部次長  高谷幸良君

  消防本部次長   竜田博史君   産業観光部参事  須崎充博君

  都市整備部参事  谷口 尚君   総務課長     北 一晃君

  行政経営課長   大西要一君   教育委員会委員長 楠田英子君

  教育長      宮崎吉博君   教育部長     玉置行弘君

  教育次長     北村 陽君   監査委員     鈴木一博君

  監査委員     中井 豊君   選挙管理委員会委員長

                            鈴木市郎君



△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(西山則夫君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。

 本日の出席者は全員です。会議は成立いたしております。

 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、開会当初決定あるいは御報告申し上げたとおりです。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

 それでは、会議に入ります。

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△一般質問



○議長(西山則夫君) 日程第1、一般質問を引き続き行います。

 発言通告に従い、順次許可することにいたします。

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△杉村定男君



○議長(西山則夫君) 初めに、19番、杉村議員。



◆19番(杉村定男君) おはようございます。

 議長の発言許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。

 私の質問は、宇治山田港湾の利活用であります。

 市長は、宇治山田港湾整備(まちづくり・港づくり)に向けての提言の中で、フォローアップ修正版の中で、宇治山田港湾を集客機能、レクリエーション機能を備えた広域交流拠点として位置づけ、交流、連携を一層図りながら海の玄関口として再生させていきたいと述べられております。また、大震災の発生が危惧される中、既存の堤防や護岸の老朽化が著しく、施設の改修整備、航路のしゅんせつが早急に必要であるとも述べられております。また、港内に無許可に係留されているプレジャーボート対策についても述べられておりますことから、それに関して4点の質問をさせていただきたいと思います。

 まず1点目につきましては、集客・レクリエーション機能を備えた広域交流拠点として再生するとしていますが、現在どのような対応をしているのか、また、今後どのように進めていかれるのか。

 2点目といたしましては、平成22年2月22日締結の鳥羽商船との災害時協定の運用についてお伺いいたしたいと思います。

 そして、3点目につきましては、大災害の発生が危惧される中、宇治山田港湾の堤防や護岸の老朽化や航路しゅんせつについても質問させていただきます。

 4点目としては、プレジャーボート対策の進捗状況についてお伺いいたします。

 まず、初めに、平成20年に海上アクセス事業で旅客ターミナルが完成し、そのターミナル周辺が集客と交流拠点の核となると期待しておりましたが、そのターミナルが撤去されることになり、集客と交流拠点が、宇治山田港湾促進協議会から平成22年11月1日に出されました宇治山田港湾整備(みなとまちづくり)に向けての提言の中で、神社海の駅周辺に変更になりました。その地域は、自治会、NPOの関係者が連携して年間いろいろな行事を行っておられますが、現在、その周辺ではどのような活動をしているのか、まずお尋ねいたします。

 次に、2点目といたしましては、平成22年2月22日に締結した鳥羽商船との災害時協定の運用についてお伺いいたします。

 この鳥羽商船が所有する鳥羽丸クラスの船が入港できる航路があれば、宇治山田港ももっと利活用が進むのでありますが、現実は航路も浅く、しかも航路が狭いことから、災害物資を積んでの入港ができないと判断されて、港外に停泊し、そこから小さい船に積みかえて物資を運ぶことになっておりますが、そのときに使用する船はどのような船を使うのか、またどのような船を考えておられるのか、そしてまた、その運んできた物資を荷揚げするところは宇治山田港湾のどこにするのかをお尋ねしたいと思います。

 次に、大災害の発生が危惧される中、宇治山田港湾の堤防や護岸の老朽化対策、また航路しゅんせつについてお伺いいたします。

 まず初めに、昨年の9月議会で東日本大震災の津波による宇治山田港の被害について一般質問させていただきましたが、その後どのように対応されているのかお聞きいたします。

 次に、7月27日に今一色漁業組合で市長と知事との1対1対談が行われましたが、その中から、港湾に関係するところの何点かをお伺いいたします。

 市長はそのときの対談で、宇治山田港の安全対策や老朽化した堤防の改修要望をされましたが、知事は、旧二見町の海岸堤防については、県の調査で空洞が発見されました19カ所を27年度までに緊急に補強をすると述べられました。また、24年度は二見中学の裏を早急にしていきたいというような考えを述べられました。災害情報が多く流れる中で、大変ありがたいことだと思っております。

 また、護岸堤防については、旅館街の裏の整備はほぼ完成に近づいておりますが、そこから今一色地区につけての護岸についてはまだ未整備であります。現在、工事にかかるための設計中であり、25年度から工事に着工するとのことであります。ここは非常に波が強く当たるところでございます。工事に当たりましては、強度、高さ等の地元要望を酌み取り、市も関係者の中に入って、立派な堤防を築いていただくように努力していただきたいと思います。

 また、安全対策では航路しゅんせつの要望をされましたが、知事は、県単予算になるため財政負担が大きく、現在は困難な状況と回答されました。市長は、プレジャーボートや漁船の座礁事故が多く発生している事例を伝えたところ、知事は改めて状況を確認し、今後の方針を考えていきたいと回答されました。港湾で安全な航路は港の生命線であります。災害時の緊急輸送を考えても航路のしゅんせつはどうしても実施していただきたいと思いますが、今後の市の対応をお伺いしたいと思います。

 次に、プレジャーボート対策の進捗状況についてお伺いいたします。

 21年の11月に勢田川等水面利用対策協議会が国により設置され、長年の課題であったプレジャーボート対策の検討が進められていますが、その進捗状況についてお伺いいたします。

 以上、この席からの質問はこれで終りますが、答弁いかんによりましては再度の質問をさせていただきますよう、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、杉村議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、宇治山田港湾の利活用について、現在どのような対応をしているのか、今後どのように進めていくのかについてお答えをいたします。

 宇治山田港湾の利活用につきましては、平成11年8月に宇治山田港湾整備促進協議会が設置をされ、港湾及び周辺地域が一体となったまちづくりを行い、その活性化を図るため、宇治山田港湾整備(みなとまちづくり)に向けての提言がなされました。また、平成22年11月1日には提言のフォローアップ修正が行われたところです。その提言をもとにして、協議会が中心となり、自治会、NPOなどの関係者が連携、協力して、新たな交流拠点を目指し、宇治山田港を核とするみなとまちづくりに取り組んでまいりました。

 今年度も、神社港の海の駅を中心といたしまして、伊勢湾、三河湾との地域間交流、御幣鯛船歓送迎行事、神社海の駅へのヨット寄港による交流、伊勢二見浦カヌーまつり、伊勢の伝統の能楽まつりなどの実施により、交流を通したまちづくりを行っております。

 今後も宇治山田港湾整備促進協議会を中心としたみなとまちづくりの活動を引き続き進めてまいります。

 次に、鳥羽商船との災害時協力協定の運用につきましてお答えをいたします。

 鳥羽商船高等専門学校とは災害発生時における災害応急活動に関する協定を結んでおります。

 協定の内容でございますが、学校が所有される練習船、鳥羽丸等の船舶を運航し、被災者の救援や物資の運搬などの支援をいただくこととなっております。

 物資運搬に当たりましては、大型の船舶は宇治山田港等には接岸できないことから、災害時の協力協定に基づく協力内容の実行は、沖合に停泊する鳥羽丸等と宇治山田港及び漁港等との間で鳥羽商船所有の小型船舶や地元漁船等により物資の集配を行うことになると予測されます。

 また、災害により陸路が遮断された場合、船舶による被災者の救援、支援は必要不可欠となることから、鳥羽商船とも引き続き連携を強化してまいるとともに、地元漁協にも平時からの協力をお願いしてまいります。

 なお、緊急物資輸送の拠点としては、宇治山田港内の公共埠頭及び公共桟橋を想定しております。

 次に、宇治山田港湾の堤防や護岸など老朽化が進む施設や航路しゅんせつについてお答えをいたします。

 まず、三重県が平成21年度から実施をした海岸堤防の老朽化調査等によりますと、伊勢市内の海岸において19カ所の空洞箇所が発見され、二見地区海岸では15カ所発見されました。本地区海岸は、平成12年度から海岸侵食対策事業として管理者である三重県により事業が進んでおり、第1期計画として、背後に旅館街が連なっている夫婦岩より西側の約800メートルの区間について堤防改良や突堤の整備が計画をされ、現在約300メートルが完成し、引き続き工事が進んでおります。残りの約2,700メートルの区間につきましては、未着手の状態が続いておりましたが、老朽化調査により空洞化が発見された二見中学校付近の約300メートル区間は、緊急に海岸老朽化対策として平成24年度に補修工事が予定されているとお聞きしております。

 また、今一色地区約1,300メートル区間については、平成25年度工事着手予定で、現在地質調査や設計業務が進んでいるとお聞きしており、堤防の強度や高さについては、今後の災害を考慮して決定していただくよう市からも要望しております。

 なお、宇治山田港の入り口にある大湊川と今一色川の突堤につきましては、災害による崩壊や老朽化が著しい状態でしたが、現在、三重県により災害復旧工事として工事が着々と進んでおります。

 次に、航路しゅんせつについてですが、これまでに三重県からは、予算の確保としゅんせつ土砂の処分先について問題があるとお聞きをしており、早急な対応は難しいとの回答をいただいておりますが、これまでに約20件の漁船やプレジャーボート等の座礁被害の報告も受けており、港湾管理者として、船舶の安全航行に支障のない管理をしていただくよう引き続き強く要望していきたいと考えております。

 次に、宇治山田港及び勢田川のプレジャーボート対策についてお答えをいたします。

 現在、プレジャーボート対策については、平成21年11月に設置された地元の自治会代表、漁協、宇治山田港整備促進協議会、国・県及び市で構成された勢田川等水面対策協議会で協議を進めております。

 協議会は現在までに6回開催されており、係留船舶の実態調査を行い、所有者不明の沈廃船13隻の処理や係留場所の確保のため、近隣にある民間マリーナと調整をし、係留場所の確保の増大を図りました。平成23年4月1日からは、勢田川橋下流から一色大橋付近へ重点的撤去区域を拡大し、規制を強化しております。本年度は、二見町今一色の漁港区に係留をしております漁船及びプレジャーボートについて、秩序ある水面利用を図るために関係者と協議を進めております。

 今後、プレジャーボート対策につきましては、引き続き勢田川等水面対策協議会において取り組んでいく所存でございます。

 以上、杉村議員の御質問にお答えをいたしました。御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) 御答弁ありがとうございました。

 それでは、各項目について再度質問させていただきたいと思います。

 提言の見直しで、みなとまちづくりの交流拠点が宇治山田港海の駅周辺に位置づけられまして、毎年、御幣鯛の行事とかいろいろな行事をされております。その御幣鯛行事に関しまして、南知多篠島から御幣鯛を積んで多数の船が寄港されますが、海の駅周辺は水深が非常に浅く、接岸に困っていると聞いております。また、桟橋も老朽化で固定桟橋であるために、干満の差から接岸に支障を来しているという現状があります。また、ヨットの交流を考えておられますが、ヨットの接岸になるとさらに厳しいと僕は考えております。

 交流拠点としての再生に取り組むならば、これら周辺の整備が早急に必要と思われますが、どのように対応していくのかお尋ねいたします。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 海の駅周辺では、交流拠点として、いろんな行事とかイベントがされております。

 議員御指摘のとおり、海の駅の桟橋の周辺は非常に浅い状態で、干潮時になりますと船の接岸で困ってみえるということも発生しております。

 これまでに、県によりまして一部掘削していただいたこともありますれけれども、今後は、前回の知事への市長からの要望にありました航路しゅんせつともあわせまして要望していきたいと考えております。

 また、桟橋につきましては、今、プレジャーボート対策ということで、係留施設も含めまして、先ほど市長から回答がありましたような勢田川等水面対策協議会、ここで今協議がされておりますので、これの推移を踏まえまして検討していきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) そのような答弁でありますと、昨年の9月議会で質問したときの答弁と余り変わりがないというように感じるわけでございます。

 この整備につきましては、県の対応で非常に難しいところもあろうかと思いますが、何か1つ手をつけていただかないと前へ進めないと僕は感じておりますので、何とか努力して、何か1つ手がけていただくことを強く望んでおきたいと思います。

 続きまして、鳥羽商船や、有事のときには自衛隊の船も来ていただくと思いますが、そのような大きな船は宇治山田港の港外に停泊して、これから漁船など小さな船に瀬どりして運搬することになっております。

 そうしますと、勢田川で整備されました海の駅、川の駅、さらには漁船であれば岡本錦水橋付近まで運ぶことができると思うんですが、また、宇治山田港以外にも伊勢市には東豊浜、有滝、村松、大淀などの漁港も整備されておりますから、そこら辺のことも視野に入れながら、漁業組合と綿密にお話をして協力依頼を現在しておくべき時期ではないかと思うんですが、お考えを聞きたいと思います。



○議長(西山則夫君) 総務部理事。



◎総務部理事(角前明君) 災害時の救援物資の運搬方法の一つとして、海上輸送は大変重要だと考えております。

 海上輸送につきましては地元漁協の協力が絶対に必要と考えていますので、体制強化について地元要請をお願いし、防災機能の強化に努めてまいりたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) やはり毎日船を利用して仕事される方の協力は不可欠だと思うんで、早急にまたお話をしていただきたいと思います。

 そして、次に移りますが、緊急物資輸送の拠点基地は下野工業団地付近の公共埠頭を想定されておりますが、現在、砂利等の荷揚げ、積み込み基地として使用されております。つくられてから相当な年月が経過していて、老朽箇所も多々見受けられます。また、浅いところもできている状況でありますので、一度確認が必要かと思います。

 そしてまた、岸壁かなり高うございます。小さい船からの荷物の荷揚げについては、かなり支障があるんではないかと思いますので、その点の現場、現状確認をしていただくことを望んでおきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 現在、公共埠頭はマイナス4.5メートルで岸壁が整備されております。マイナス4.5メートルといいますのは、干潮時に4メートル50の深さがあるということで御理解していただきたいと思うんですけれども、議員御指摘のとおり、多分埋まっていると思われます。航路が埋まっておりますので、岸壁の周辺も埋まっておる可能性があります。

 今、老朽化等も今御指摘ありましたですけれども、一応この施設につきましては完成済みの施設でございます。しかし、例えば、岸壁の一部で破損とか老朽化とかそういう箇所がありましたら、当然修繕が必要ですので、議員からの御指摘を踏まえまして、今後県に対しましてまたそういうところがないか調査していただくよう要望させていただきます。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) どうか現場確認をしておいていただきたいと思います。

 次に移ります。

 宇治山田港の入り口にある2本の突堤ですが、長年の風波を受けて、至るところに上部コンクリートが流出しておりましたが、今年度、三重県により災害復旧工事として工事が進められております。現在、約半分が復旧され、景観上も、航路を守るためにもありがたい工事だと、こんなふうに思っておりますが、その工事の今後の内容、日程について、わかっておればお伺いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 御指摘の突堤は非常に古い突堤でございまして、今まで自然石を積んだ突堤でしたので崩れておるところがありまして、満潮時に突堤が見えなくて非常に船の航行は危険な状態でした。昨年、県によりまして災害復旧事業に採択をしていただきまして、額として4億7,000万円の事業費でやられております。

 現在の状況ですけれども、昨年の3月から着手していただきまして、大湊川の延長が379.2メートル、今一色川が304.1メートル工事をされると聞いております。今現在、第1期工事が11月2日に完成すると聞いております。あと残り第2期工事が、ノリの時期に入りますので、ノリの時期が終わり次第発注予定で、恐らく25年度にわたる工事になると見込まれます。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) ありがとうございます。完成までどうかよく見守っていただきたいと思います。

 次に移ります。

 宇治山田港の航路につきましては、昨年の東日本大震災の津波の影響で非常に浅い部分があり、今までに、先ほども市長からも述べられましたが、座礁の事故が本当に多数発生しております。非常に今の船の船足が速くなりましたことから、非常に危険を感じております。

 知事との対談では、市長からこのしゅんせつについても強く要望していただきましたが、漁船やプレジャーボート、作業船の航行の安全のためにも早急な航路しゅんせつを要望していただきたいと思いますが、今後の要望についてはどのような対応をされるのかお聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) これまでも、しゅんせつのことはたびたび三重県に要望してまいりました。7月の知事と市長との対談の際には、市長から、これは人命への影響が危惧されるということで、座礁で。県の管理責任やないかということを知事に訴えていただきました。その後、私ども県単ヒアリング要望というのがありまして、航路しゅんせつは港湾の中で一番最優先で出させていただきました。これからもまた県に対しまして強く要望していきたいと思っております。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) ありがとうございます。

 これは本当に長年の課題でありまして、年々航路が狭くなっております。今、船を動かすシーズン中であればそのことを認識して狭くなった部分を避けて一応通ることができるんでありますが、シーズン初めの3月、4月になりますと、昨年の航路を頭に描きながら航行しますともう座礁するというようなことでございますので、何とか力強い対応をしていただきたいと思っております。

 最後に、プレジャーボートの再質問をさせていただきたいと思います。

 近年、レジャー船が多くなりまして、港周辺の騒音、違法駐車、ごみの不法投棄、大きな社会問題になっているのが現状であります。現在、河川法重点的撤去区域、または港湾法放置等禁止区域に基づきまして整備がとり行われておりますが、長年にわたりその場所に係留していた経緯から、対応も非常に難しい点もあろうかと思いますが、一定のルールのもと、粘り強く対応していただきたいと思います。

 また、僕があわせてお願いしたいことは、船は非常に早朝から動く場合があります。例えば2時、3時からエンジンをかけて出港する場合があります。そういうときには周辺の住民の安眠を阻害して非常に気の毒な状況がありますので、そのような状況を船主に対して啓発して、例えば港外に出るまでスロー回転で出るとか、無線のボリュームを抑えるとかして、そういうマナーの啓発にもしっかり取り組んでいただきたいと思いますが、そこら辺の考えをひとつお願いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) プレジャーボート対策、特に不法係留船につきましても、今、先ほど回答させていただきました勢田川等水面対策協議会、ここで今、地元、それから漁協、国、県、市が入りまして、このプレジャーボート対策について検討しておるところでございますので、こういう場におきまして議員御指摘の件につきましてもまた出させていただいて検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) これは船に乗る者のマナーとして、周辺の住民に迷惑がかからないように船の運航をしていかなければならないと思っておりますので、ひとつその点もよろしくお願い申し上げたいと思います。

 最後に、くどくなりますが、現在の航路の案内のブイの数では、他の地域から宇治山田港を訪れて単独に入港することは非常に難しいと僕は考えております。ほとんど無理だと思っております。港の活性化、地域間交流、また地元の安全航行を推進するならば、ブイの数をふやしていただくことと、しゅんせつ要望を強くしていただくことをお願いして、私の質問の終わりになりますが、最後に市長の取り組みの決意を聞かせていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 杉村議員から宇治山田港湾のことを含めて種々御質問いただきました。

 いずれにいたしましても、人命にかかわることが非常に多くございますので、これから県の管理責任も含めて、強く、1つでも多く改善が進むように取り組んでいきたいというふうに思っております。



○議長(西山則夫君) 杉村議員。



◆19番(杉村定男君) これで終わります。どうもありがとうございました。

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△工村一三君



○議長(西山則夫君) 次に、21番、工村議員。



◆21番(工村一三君) おはようございます。

 それでは、議長の許可をいただきましたので、質問通告により一般質問をさせていただきます。

 私の質問は、去る7月26日に開催されました県と市町の地域づくり連携・協働協議会トップ会談、知事と市長が1対1で対談をなさいました。そこで、この1対1の対談が単にパフォーマンスとかデモンストレーションで終わるのではなく、また対談の内容を風化させることのないようにと考えております。対談内容については、伊勢市にとって喫緊に実現化すべき重要課題が多い内容であり、課題の早期実現と考え、対談内容の確認とその後の伊勢としての対応、また対処はなされているのかを今回確認したく質問させていただきます。

 特に、今回の対談は県の平成25年度予算編成、予算組みに向けてという知事の思いがございました。前回、サンアリーナで去年もやられておりますが、知事の現場主義の意向を伊勢市として受けとめていただき、現場主義ということで、今一色漁業組合で現場で話し合いを持たれ、その後、現地視察をして現地をわかってもらい、すばらしい開催内容であったというふうに感じ、非常にありがたく、敬意を表したいと思います。

 そこで、質問の内容の前に、知事との対談に市長はどのように感じられたのか、対談内容について、また対談による成果をどのように評価されているのか、対談を通じて市長はどのように感じられたのかを大きな1として御質問いたします。

 それから、対談内容につきまして細かく御質問いたします。県との対談内容における県の対応と伊勢市の対策及び現在の進捗状況はどのようになっているのか、具体的にお尋ねしたいと思います。

 大きな1の1として、伊勢市の防災対策についてお伺いいたします。

 避難困難地域の市としての考え方と、避難困難地域へのハード面、県のほうへ市長が御質問されておりましたけれども、避難場所の設置をどのように考えていくのか。

 2番目として、先ほど杉村議員が非常に厳しい御質問をされておりましたけれども、宇治山田港湾での緊急課題である県の事業である漁船などの座礁対策、しゅんせつと航路標識設置早期対策はどのようになっているのか。杉村議員の質問内容とダブらないように、また違う視点から御質問をさせていただきます。

 それから3番目として、先ほども杉村議員のお話にございましたが、平成25年度着工の二見地区の海岸線の全面改良事業の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。

 2番目といたしまして、伊勢市内の交通対策について御質問いたします。

 1つ目として、遷宮に向けた緊急課題であります宇治地区の交通対策、御側橋のかけかえと館町通線の拡幅を県はどのような位置づけで考えているのか。また、遷宮対策に間に合うのかお聞かせください。

 それから、交通対策の2番目として、伊勢志摩スカイラインの開放という話が対談の中で出てきておりますが、本当に実現可能なのかお聞かせください。

 対談の3番目の項目として、ポスト遷宮対策とエネルギーの地産地消についてもお伺いいたします。

 その1は、全国的に先進地と評価されております伊勢市のバリアフリー観光と、今後、県の事業であるパーキングパーミットの伊勢市の取り組み−−パーキングパーミットといいますのは思いやり駐車場利用証制度ということですが、県の取り組みに対して伊勢はどういうふうに取り組むのかお聞かせください。

 それから、各種観光誘致・誘客の取り組みと今後の対策、また平成33年国体に向けての進め方、スポーツ誘客についてもお伺いしたいと思います。

 そして3番目として、市長の考えているエネルギーの地産地消の施策、どういうふうに考えられているのかお聞かせください。

 それと、大きな2番目としまして、今後の伊勢の合併特例債の特例に関して御質問をさせていただきます。

 平成23年8月11日、衆議院総務委員会におきまして、東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債に係る件ということで、震災被害地以外の合併市町村についても、東日本大震災に起因する事情により市町村建設計画に基づいて行う事業などの実施が遅延する等の影響が生じている場合には、実情を考慮し、類似の特別処置を講じるとの決議がなされております。総務省から発行延期期限に関し、震災を踏まえた事業計画の変更を再検討せざるを得ない地域は防災拠点施設整備事業等について特例債の発行期限の延長を許すとのことで、5年間の延長が認められましたが、私たち伊勢市としまして、東日本大震災により伊勢市のまちづくり計画に対しても防災対策の抜本的強化の見直しの必要があると思います。

 5年間延長における特例債活用の伊勢市としての基本的な考え、それから伊勢市の合併特例債の平成24年度以降の発行可能額をお聞かせください。

 また、これから伊勢病院の建てかえ、庁舎の防災対策、津波避難困難地域の避難場所設置、その他防災対策などの充当計画を早急に構築し、後世にツケを残さない事業展開を図るべきではと考えておりますが、市長のお考えをお知らせください。

 以上、質問席からの質問は終わりますが、答弁いかんによっては再質問をお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、工村議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、知事と市長との1対1対談についてですが、この対談は、昨年4月に鈴木英敬三重県知事の就任後、市町の具体的な課題について一歩でも前に進めることを目的に県の主催により行われております。今年度は2回目となり、今回は伊勢湾漁協今一色支所をお借りして開催されました。

 開催の方法は各市町でさまざまでございますが、当市の場合は知事と対面で議論をさせていただきました。短い時間でしたが、結論までに至らない内容もございましたけれども、伊勢市の現状、課題、県にしていただきたいことなどを伝えることができました。また、それに対する知事の考え方などを直接聞くことができるなど、有意義な議論ができたものと思っております。

 また、議論を交わした後、現場に出向き、今回は海岸堤防、防災について中心に現地を視察していただき、理解を深めていただいたものと感じております。今後もこういう機会を通じて県との連携をさらに図っていきたいと思っております。

 昨年の1対1対談におきましては、特に遷宮対策の交通対策についてお話をさせていただきまして、1つ進んでいるものとしますと、伊勢自動車道の朝熊インターチェンジ、サンアリーナのところですね。サンアリーナのインターチェンジの開放について事務方で協議をしていこうというテーブルの設置をし、現在も協議が進んでいるところでございます。

 次に、伊勢市の防災対策についてお答えをいたします。

 まず、避難困難地域の考え方、そして津波避難場所設置についてお答えをいたします。

 現在、有識者、県職員などを交えた避難所検討専門委員会を開催し、避難所の見直しとともに、津波が到達する予想時間までに避難ができない地域、いわゆる避難困難地域の抽出を行っております。この避難困難地域の対策としては、民間避難ビルの活用を含め、津波避難タワーの設置も検討していきたいと考えております。

 次に、宇治山田港湾のしゅんせつ、そして航路標識設置対策と二見地区の海岸堤防全面改修事業の進捗状況についてお答えをいたします。

 知事と市長の1対1対談におきまして、この2項目につきましては私から知事に要望させていただきました。特に航路につきましては、杉村議員の御質問にもお答えをいたしましたが、干潮時に非常に浅くなり、これまでに漁船やプレジャーボート等の座礁が約20件あったと報告があり、いずれは事故が発生して人命への影響が危惧されることから、県の管理責任という立場でしっかりとしゅんせつや航路標識の設置などの整備を行い、宇治山田港湾の維持管理をしていただくように要望させていただきました。

 現在、航路標識につきましては、地元漁協の皆さんと相談をし、2基の設置が行われ、航路の安全性向上が図られており、今後さらに標識の増設について要望してまいります。

 しかしながら、航路しゅんせつにつきましては、県からは予算の確保、しゅんせつ土砂の処分先について問題があるとお聞きをしており、早急な対応は難しいとの回答をいただいております。今後は、港湾管理者として船舶の安全航行に支障のない管理をしていただくよう、引き続き強く要望をしていきたいと考えております。

 次に、二見地区の海岸堤防全面改修事業の進捗状況についてお答えをします。

 知事との対談では、防災対策の整備において国と県で大きな差が出ており、特に堤防整備については県がおくれていると指摘をさせていただき、今後の津波対策という喫緊の課題から、二見地区海岸遅れて堤防の早急な整備を要望させていただきました。

 二見地区海岸は、平成12年度から海岸侵食対策事業として管理者である三重県により事業が進められており、第1期計画として、背後に旅館街が連なっている夫婦岩より西側約800メートルの区間につきまして堤防改良や突堤の整備が計画され、現在約300メートルが完成をし、引き続き工事が進んでおります。残りの約2,700メートルの区間については、まず今一色地区約1,300メートル区間が平成25年度に工事着手予定であると知事より伺っております。

 次に、伊勢市の交通対策についての御質問ですが、御側橋のかけかえと館町通線の拡幅については、宇治地区の日常的な交通対策と平成25年の式年遷宮に向けて、そして平成33年の国体を含めた対策として知事に要望したところでございます。知事からは、市長また商工会議所会頭などからも要望をいただいている話であり、優先度は高いという認識であるが、事務的な協議が進んでいない状況にある。今後は対策の効果や長期的にどうなるかを見ながら、どのように整備するかの結論を出す必要があるので、必要性や効果についての協議を進めていきたいとの考えが示されました。

 宇治地区の交通対策につきましては、以前から県とも協議を行っておりますが、対談後においても整備の必要性や効果についての協議を二度行っております。

 遷宮対策に間に合うかとのお尋ねでございますが、工事期間等を考えると非常に困難であると認識しておりますが、引き続き国体も含めた交通対策において重要であることから、協議を進めてまいります。

 次に、伊勢志摩スカイラインでございますが、対談の中でも知事からは、三重県も出資している三重県観光開発株式会社に通行料の問題や周遊バス、平成26年の開通50周年事業などの提案などを伝え、検討してもらうとのことでございました。三重県に確認をさせていただきましたが、知事の発言経緯を三重県観光開発株式会社に伝え、県としては、渋滞対策、観光対策の面から関係機関と調整の上、検討していく必要があるとの考えが示されました。また、お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参りとうたわれているように、江戸時代には、お伊勢参りの仕上げとして参宮を終えたたくさんの人々が参拝されたという金剛證寺も新たな観光スポットとして紹介をしたところでございます。

 次に、ポスト遷宮対策で伊勢市のバリアフリー観光についてでございますが、平成23年度からバリアフリー観光向上事業として、宿泊施設に対する補助金の交付や車いす貸し出し事業を実施し、観光の視点でのバリアフリーを進めております。

 お尋ねのバリアフリー観光の今後につきましては、宿泊施設に対する補助事業が平成24年度で終了するため、可能であれば、宿泊施設に限らず観光に携わるほかの事業者の方にも意識を高めていただくよう事業を進めていきたいと考えております。

 次に、県の事業であるパーキングパーミットの伊勢市の取り組みについてでございますが、10月1日から三重思いやり駐車場利用証制度、いわゆるパーキングパーミット制度が実施をされます。この制度は、身体に障がいのある方や妊産婦の方で歩行が困難な方の外出を支援するため、思いやり駐車場として登録された公共施設や商業施設などに設置されている車いす使用者駐車場等を利用される方に利用証を交付する制度で、思いやり駐車場を利用できる方を明らかにし、新しく利用ルールとマークを定め、この駐車場を必要な方が利用しやすくなることを目指して三重県が導入したものでございます。

 9月3日から三重県が事前申請の受け付けを開始したことに伴い、本市におきましても同日付で、取り次ぎ窓口として障がい福祉課及び各総合支所、生活福祉課で事前申請を開始し、約140件の受け付けをさせていただきました。市民への周知につきましては、8月7日の知事定例記者会見後、県政だよりみえ9月号及び県ホームページなどで周知されており、市といたしましても「広報いせ」10月1日号やホームページで同制度について掲載をしていく予定でございます。

 次に、各種観光誘致・誘客の取り組みと今後の対策ですが、各種観光誘致・誘客の取り組みとして、観光誘客を目的とした旅行商品の造成や新聞、タウン紙への広告、近隣市町と関係機関との連携による観光客の誘致、外国人観光客の誘致などを実施しておりますが、今年度からは、さらに全国各地へ御遷宮を契機とした伊勢の観光PRキャラバンなどや、スマートフォンの活用、フェイスブックなどのインターネットを利用した情報発信を実施しております。

 今後につきましては、上田議員の御質問にもお答えしたように、サッカー場や野球場が整備されることからスポーツ誘客に取り組むことや、伊勢志摩観光コンベンション機構と連携をして修学旅行の誘致活動を積極的に実施してまいりたいと考えております。

 次に、平成33年に開催する国体競技誘致の進め方についてでございますが、第76回国民体育大会につきましては、本年1月11日に日本体育協会理事会において三重県での開催が内々定され、7月18日は平成33年国民体育大会開催準備に関する市町説明会が開催されたところでございます。その中で、各種目の会場地の決定については、10月ごろから市町及び競技団体に対して会場地の意向調査を実施する予定であり、その調査等を踏まえ、会場地が決定される旨の説明を受けております。

 また、会場地の決定に際しましては、原則として国民体育大会施設基準に当てはまる施設でなければならないこと、さらに、8月31日に開催された第76回国民体育大会三重県準備委員会第1回常任委員会におきまして承認された会場地市町選定基本方針並びに会場地市町選定基準に基づき選定されると伺っております。

 これまでの取り組みでございますが、市内には市営施設である朝熊山麓公園フットボール場や倉田山公園野球場を初め、県営施設である総合競技場サンアリーナ、また民間施設である神宮相撲場や弓道場等、誘致可能と思われる施設がありますことから、県への要望において、国民体育大会の開催における競技会場の誘致についてお願いをさせていただいたところでございます。さらに、伊勢市体育協会の各競技団体と連携を密にし、少しでも多くの競技が伊勢市で開催されるよう努めてまいりたいと考えております。

 次に、エネルギーの地産地消の考え方についてお答えをします。

 平成23年3月に発生をした東日本大震災以降、電力不足が懸念され、全国的に再生可能エネルギーに対する関心が高まっております。こうした中、伊勢市では、市内で電気エネルギーを生み出す取り組み及び市内の家庭や事業者等が取り組む省エネ活動についてまとめましたエネルギーの地産地消の取り組みを含めた伊勢市地球温暖化防止実行計画を策定中であり、現在実施させていただいておりますパブリックコメントにおいて多くの市民の皆様方からの御意見をいただきたいと思っております。

 エネルギーの地産となります太陽光発電の普及促進といたしましては、平成21年度、22年度はそれぞれ80件の設置について補助をさせていただきましたが、昨年度においては5月には当初予定の100件の申請を受理したことから、6月及び12月議会に予算の補正をお願いし、合計で420件の申請を受け付けさせていただきました。なお、今年度においては、これまでの住宅への設置補助に加え、事業所への設置補助も行っております。

 一方、メガソーラー事業の動きとしましては、三交不動産株式会社様が二見町に出力5メガワット、年間発電量550万キロワット、一般家庭で約1,500世帯分の大規模太陽光発電所の建設に着手をされており、平成25年夏ごろには運転開始の予定と聞いております。また、株式会社赤福様の御好意により、現在、サンアリーナの前へフットボール場を整備していただいておりますが、クラブハウスには京セラ株式会社様の御支援をいただき、30キロワットの太陽光発電設備を設置することとしております。

 そのほかにも、地球温暖化防止対策として、三重県のモデル事業であります電気自動車等を活用した低炭素社会モデル事業が当市におきましても実施されることとなり、去る8月10日に協議会が設置され、事業の検討に入ったところでございます。

 今後もメガソーラーの誘致や温暖化対策について、県とも情報交換を行いながら進めていきたいと考えております。

 次に、今後の合併特例債についてお答えをいたします。

 合併特例債の特例に関しての御質問でございますが、今回の震災におけるさまざまな状況の変化により、東日本大震災の直接被害を受けなかった市町村においても新市建設計画に基づく合併特例債事業について事業の見直し、遅延等の影響が生じることなどから、発行可能期間の延長がなされました。伊勢市においても、防災対策を重点事業として平成24年度予算において取り組みを行っており、東海・東南海・南海の3連動地震による津波浸水予測図も公表され、今後ますます防災対策が重要となってまいります。

 これらの課題に対応することは当然ながら、小中学校の統廃合、伊勢市民病院の建てかえなど大型の事業を後年度に控え、合併特例債は市の財源として重要度を増しております。このことから、合併特例債の発行可能期間の延長は伊勢市にとっても歓迎すべきことであり、発行可能期間の延長を図るための手続を進め、必要な事業には最大限活用を図りたいと思います。

 発行期間の延長については、新市建設計画の期間延長をすることが要件となっております。新市建設計画に含まれる財政計画につきましても、平成32年度までを期間とする計画を策定することが必要であり、今後この財政計画を見直すに当たりましては、今後の伊勢市に必要な事業について皆様との議論を深めながら策定を行い、議会にお諮りをしたいと考えております。

 次に、平成24年度以降の発行可能額についての御質問にお答えをいたします。

 合併特例債の全体発行可能額は、基金造成分を除き、いわゆる建設事業分として約368億円となります。このうち平成23年度末までの借入額は約106億円となっており、本年度執行予定も含め、平成32年度までの9年間において約262億円が発行可能額となる見込みです。なお、期間延長に伴う発行可能額の増額はなされておりません。

 次に、充当計画についての御質問にお答えをします。

 先ほどもお答えをいたしましたが、合併特例債の発行期間延長には新市建設計画の計画期間を延長することが要件であり、財政計画についても平成32年度までを期間とする計画を策定することが必要となってまいります。御指摘をいただいております防災対策事業等の財源確保として合併特例債の活用を図るべきであり、この財政計画を策定する中で起債残高や将来負担などを勘案しながら必要な事業の洗い出しを行い、現行の財政計画の修正、期間の延長による対応としたいと考えております。

 以上、工村議員の御質問にお答えをいたしました。御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午前10時55分



△再開 午前11時05分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 工村議員。



◆21番(工村一三君) 市長、ありがとうございました。ちょっと大変項目が多いので、ある程度抜けるところもありますので、御迷惑をかけますけれども、よろしくお願いします。

 自治会が市に対して要望します。また、市は県に対して要望します。その要望の仕方によって、いろいろ実現可能なものがたくさんあると思います。これだけの内容が多いということは、よほど伊勢として県に対して要望が残っておるんだなというふうに直感いたしました。市長、これから頑張って県のほうに一つ一つ解決、本当に大事なことばかりですので、これからよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、中身に入らせていただきます。

 まず、1の2、避難困難地域に関してお尋ねいたします。

 特に海岸地区の多いこの伊勢市なんですけれども、ハード面の津波避難困難地域とは、それにどういうふうな避難場所を設置しているのかということをお聞かせ願いたいと思います。

 それと一緒に、一問一答ですけれども、国・県のメニューが果たしてこれにあるのか、その点もお聞かせ願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 総務部理事。



◎総務部理事(角前明君) 避難困難地のハード対策としましては、公共施設の指定避難所、そして民間ビル、事務所、商業施設、そういった一時避難場所を指定していきたいと考えております。また、避難タワーという、タワーの設置についても検討してまいりたいと考えております。あと、充用メニューとしましては社会資本整備交付金、全国防災のメニューで実施していきたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。

 実際、一番自分が感じやすいところなんですけれども、今、二見地区がモデル地区ということで県の津波の避難訓練、指定を受けまして、この間から二、三回、理事に対していろいろ御迷惑かけたりしておりますけれども、実際、西地区と今一色地区で大体三千何百人、それから、避難場所が光の街、五峰山ということになってきますと溝口地区、荘地区も入ってきます。実際のことを言って四、五千人の人が一遍であの道路に、一本の道路に集中するということで、手を合わすと大体1メートル、3,000人で3キロつなぐわけです、1列で。それが5キロ、二重になったとしても、スタートするころにはもう向こうへ着いておらないかんと。30分、40分かかるというふうな実情がありますので、そのモデル地区で市民の意見を聞きながら、その辺も含めて、海岸地域、特に大淀とか有滝でもそうだと思います。人数も把握しながら、実際、積極的に人の命を守ると、減災をするということを心がけていただきたいと思いますので、その点の決意だけお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 総務部理事。



◎総務部理事(角前明君) 津波の避難につきましては、いっときでも早く安全な場所に避難していただくというのがやはり一番考えるべき方策だと考えています。そういった中で、現在二見のほうで行っています避難方法についての検討なんですけれども、そういった中で、やはり自動車を使って、より早くできないかというようなことも検討課題として残っていますので、今後、地域の実情に合った避難方法を選択して、安全で確実に避難できる方法を各地の皆さんと検討してまいりたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。

 市長のほうから、ハード面の支援を県のほうにお願いしたということで、県のほうも考えていただけるというふうに確信しておりますので、この件についてはこれで終わります。

 それから、2番目の宇治山田港湾のしゅんせつについてでございます。

 先ほど杉村議員から厳しい質問がございましたので、私も同じ質問となってしまいます。近くの杉村議員ということで、同じ考えを持って、これから杉村さんにひっついて、この事業については一生懸命頑張っていきたいと思いますが、昨年の3.11のときに、東北の大震災のときですけれども、その余波によりまして、実際、今一色の海岸線が50メートルぐらい砂浜がとられたと。行くと、大げさではございませんけれども、50センチから60センチの東尋坊のがけみたいな砂のとられ方をしておったということで、多分非常に埋まってしまったんじゃないかというふうに思っております。

 それで、早速、6月2日でしたか、市長と県の栢所長、見えまして、現地で船に乗って現場を視察していただきました。ですけど、それから1年半たっても実際の動きがない、新しい回答が全然得られないということで、本当にこれ、当局の方、あるいは市が真剣に港湾管理者の県に安全対策を訴えたのか、ちょっと私は疑問に思います。その辺、1年半たって、実際に現場も見られて、漁業の関係者並びに事故が起こるんじゃないかというのを痛切に感じられた割には動きが遅い。何もその後動いていないというふうな認識を私自身持っておりますので、その辺、どのようになっておるか、ちょっとお答え願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 航路のしゅんせつにつきましては、議員御指摘のとおり、津波の影響もありまして埋まっております。それで、これまでに、昨年の9月でしたか、8月から9月にかけて、一部、ノリの種つけ用のポンプの施設が埋まりまして、その辺が非常に漁業者の方が困ってみえましたので、それにつきましては部分的に県のほうで掘っていただいたこともあります。それから、航路につきましても、航路標識がこれも流されまして、なかったんですけれども、市長の答弁にありましたように2基、復元をしていただいたということもありました。

 しかしながら、肝心の航路のほうがまだということで、これは部長からも答弁がありましたんですけれども、市としましても機会あるごとに要望しております。最近では、県事業要望箇所というのがありまして、県単要望ですけれども、それも港湾の関係の1番ということで、最優先順位ということで要望させていただいていますので、今の状況はこういうような状況でございます。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) はい、ありがとうございます。あれから本当に1年半たっておりますので、県のほうによろしくお願いしたいと思います。本当に、当時やってもらえば国の災害対策費でできたんじゃないかというふうな気もいたしております。

 現在、あれから1年半がたちまして、漁場も大分と変わってきました。当時、貝が全然いなかったとか。それで、先ほど緊急措置でノリのポンプの吸い上げのところの砂利から砂から全部とっていただいたということで、この1年間、昨年の冬はノリのほうも、おかげさまで、1億円被害出ましたけれども結構立ち直っているというふうに印象を受けておりますし、アサリ貝も意外と復旧してきまして、ことしは大分とれているというふうなお話を聞いておりますが、このしゅんせつがおくれることによって漁場が変わってきております。これから漁師の方と漁業組合と綿密な打ち合わせをしながら、どこを掘っていくんだということを慎重に進めていただきたいと思います。その件についてお伺いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 繰り返しのお答えになりますけれども、引き続き、機会あるごとに県のほうに要望させていただきます。よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。漁業組合と話を詰めて、慎重にしゅんせつの作業を進めていただきたいと思います。

 それから、その次、先ほど杉村議員から御質問がございましたけれども、海岸堤防の改修、今一色、二見地区の海岸堤防の改修ということです。実質、25年度から工事にかかっていただけると。本当に何十年もの願いがやっと届いたというふうに思っております。

 市長の答弁にもございましたけれども、知事のほうにおっしゃっていただきました。地元の方が言っている、何で国と県でこんなに差があるんだろうなと。本当にいいことを言っていただけたなというふうに私、感謝をしております。

 それで、もう25年といいますと来年です。もう早速工事が始まります。それで、特に海岸の堤防の改修となりますと、今もそうなんですけれども、大型車が非常に多く通ります。すると、工事する道がないんです、通行車両が通る。一部細い道が、ダンプ1台通る道ございますけれども、農免道路のほうに。ここは中学校の通学路ともなっておりますし、住民の方は本当に重要な道となっておりますので、この辺の安全対策はどのように考えられているのか、お聞かせ願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 現在も、先ほど説明させていただきました災害復旧で突堤をしておりますんですけれども、その工事車両が、たしか西2号という市道を通って搬入しておると思います。

 今は地元自治会さんや小学校さん、中学校さんと協議して、危険箇所へ交通整理員を配置して車両の交互通行等も行っております。ですので、議員仰せのように、堤防工事が始まりましたらさらに大型車両がふえると思いますので、仮設道路等も必要やと思いますので、その辺、また県のほうに調整して要望させていただきます。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。本当に危険なような状況になりますので、できるだけ海岸線を通るというふうな形で、地元の道の中は少なく通るように、ひとつお願いしたいと思います。

 それから、一番問題なのは、私も少し内容的に聞いておりますが、外側へ大きな堤防を建てておいて、それから今の堤防を巻くような形で、とりあえず1,300メートルだけは進むというふうに聞いておりますが、漁業組合との関係はどのようにこれから調整されるのか、お聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 特に、ノリの時期がありますので、漁業組合様とはまたそういうノリ等の時期も考慮しながら協議を進めてまいりたいと考えております。

 また、早期に工事が完成しますよう、その辺を県のほうと協議させていただきます。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) よろしくお願いします。

 それから、あそこは国立公園の中にありますので、白砂青松のきれいな砂浜もあり、もう松はほとんど枯れてしまいましたけれども、今、子供たちによって植えられてきております。この白砂青松の松林、あるいは観光を守るために、せっかくいい堤防をつくっていただけるのなら、その周りに公園化というふうなこれから考え方はないでしょうか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) この海岸は、先ほどからも説明していただきますように、県の事業をやられる、県の海岸ということでございますので、その辺も県のほうに、議員からそういう御指摘があったということで御説明させていただきます。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 それから、一番大きな問題なんですけれども、宇治地区の交通対策です。

 今お答えいただきましたけれども、御側橋のかけかえと館町通線の拡幅工事ですけれども、私、この間、商工会議所の方と産業建設委員会の方たちのお話もございまして、それを聞いておりますと、もう本当にこの遷宮までにええんかいなと思って二、三年前から思っておったんですけれども、知事からこういうふうな回答、市長との対談で回答が出ております。

 知事就任後から、知事さんは聞いておりますが、伊勢市さんに優先順位をつけてくださいと前から言っておりますと。知事自身は優先度は高いという認識がありましたけれども、事務方の協議がなかなか進んでいなかったと。市長からも、事務方にこれが最優先課題だよという指示がなかったというようなお話、打ち合わせのほうも見せてもらいますとしております。それで、今になってがたがたしとんのかというふうに受けとめましたんですけれども、その点についてはどうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それは全く誤解でございまして、野呂前知事のときから県土整備部に対しまして、この館町通線の優先順位が高いことは何度か県のほうに行きましてお願いをさせていただいておりますので、これが県と市の事務方同士の調整がもし運んでなければならなかったというのならば、そこは気にしなくてはなりませんけれども、うちが優先順位を低く対応していたわけではなくて、前知事の時代から、今一番必要なところなんだよということはたび重なってお伝えさせていただいております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) そうしますと、知事はどういうふうな意図でこういうふうな話をされたのか。私もちょっと市長の話との食い違いがありますので、これ、市長と直接知事、この前に知事と会談される前に、この重大な案件、遷宮対策に対して、これはなされたんですか。この御側橋のかけかえと、そこの拡張の話は、これだけはとにかく早うしてくれということは知事にはお話されておりますか、お答えください。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 遷宮に対しましての交通対策につきましては、知事就任後から、1対1対談の場以外にでもお話をさせていただいております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) これから県のほうに足を運んでいただいて、私どもも伊勢市内の各箇所の要望については何回も足を運びながら努力しているところでありますので、市長のほうも知事のほうへ、同じ名字でございますので、多分仲よしだと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 そうなりますと、今後交通対策をどのように考えられているのか。もしそこがだめだと、遷宮のときだめだと、あと国体もございますけれども、国体までには何とか完成していただきたいと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 来年7月、8月にかけましてお白石持ち行事が開催される。これは宇治の浦田の駐車場の一部を使用してされると聞いておりますことから、私とこは、そういう時期になればパーク・アンド・バスライドの実施を考えております。また、その年の1月には、その次の、来年になるわけですが、1月にはパーク・アンド・バスライドの規模、いわゆる日数をふやしたり警備員の数をふやしたりして、そういった対策を講じなければならないと現在思っております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ひとつよろしく、支障のないように、もう車社会ですので、よろしくお願いします。伊勢に来て、また来たいというふうなイメージをこれからつけていっていただくためにも、この交通対策は大変重要やと思います。

 それから、それに関連しまして、この伊勢志摩スカイライン、県も出資している三重県観光開発株式会社、通行料の問題について、その後、市長との対談の後、何か進展がありましたでしょうか。



○議長(西山則夫君) 担当部、どちらですか。

 市長。



◎市長(鈴木健一君) 先ほども答弁させていただきましたけれども、スカイラインの開通50周年等々のそういった記念行事もありまして、どういった形になるかわかりませんけれども、やはり神宮様に対する参拝者の増加によって、入り口、来ていただく方が混雑している状況と、あと、お帰りになるときも、津から四日市まで高速道路が非常に込み合っている状況がございます。そういったことも踏まえて、帰りの分散化、また二見、鳥羽へのことも踏まえて、何とかしてスカイラインを使いやすいような、利用環境を少しでもいいような環境として進めていきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。

 通行料に関しまして、これから、今確認中だと思うんですけれども、その辺も安くしていただけるような交渉をこれから精力を持ってお願いしたいと思います。

 続きまして、バリアフリー観光なんですけれども、実際、伊勢市としては先進地だということで、全国からある程度認められて、レンタル車いすもされておりますし、非常にありがたいなと思っております。ただ、知事は伊勢市が先進地やというふうにお話ししておりましたけれども、実際、京都やとか高山やとか、あの辺に比べますと、私自身は非常におくれているなというふうな気がします。

 例えば、トイレに車いすで入られるとか、例えば周遊バスに車いすが乗れるとか、そういうふうなことをその先進地はやっておると思います。伊勢市として、今後、車いすの返却の広域化も含めて、どういうふうに対応されていくのかお聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(須崎充博君) 車いすのお問い合わせでございますが、伊勢神宮の参拝者の方でも、年間1万4,000人という方が現在車いすを利用されておるということで、昨年から実証実験から始まり、ことし宇治地区でやっております貸し出しにつきましては、8月は100件を超える利用がありました。まだまだ、議員御指摘のように伊勢市に関しては先進地といえるかどうかというのは疑問やと思うんですけれども、ここ数年、そういったところに一生懸命努力してまいりまして、今年度は外宮でも、9月28日から予定しておりますけれども、2週間程度、10台の車いすを活用して実験をやろうというふうにやっております。また、貸し出しと、またそのときの返却のお話ですけれども、この8月の産業建設委員協議会の際にちょっと説明させていただいた宇治地区への案内所の整備をこれから検討してまいりたいと思います。どうしても外宮で貸したものを内宮で返す、内宮で貸したものを外宮で返すということがなかなか今現在、案内所がないので難しいということも含めて、案内所で返却できるような形を今後は検討してまいりたいと思います。

 それからまた、バス等につきましても、数年前から伊勢志摩コンベンションと一緒になって低床バスの補助等もさせていただいて、CANばすですね、そういった車いすの方も乗りやすいようなバスも現在進めておりますので、そういったところとも今後もう少しタイアップをしながら、車いすの利活用については検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。ぜひ、これからは高齢社会になってきます。身体障がい者だけじゃなしに、高齢者も含めた、あるいは小さい子供たちも安全・安心で楽しく伊勢市を訪れてくれるまちづくりをお願いしたいと思います。

 それから、その次にパーキングパーミットのことなんですけれども、一応県の仕事ということで、こちらのほうで大変御尽力をしていただいておるということですけれども、それの伊勢市としての現在の活動状況をお聞かせ願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) 現在、市といたしましては、伊勢市の公共施設、こちらの県の思いやり駐車場のどこに配置するか、その辺の調査をやっているところでございます。また、それらが終わりましたら、三重県の平成24年度三重県地域支え合い体制づくり事業補助金というのがございまして、県のほうから、こちらの事業でこの県の思いやり駐車場利用事業について対応してくださいというふうなお話もございましたので、これらの洗い出し等、終わりましたら県とまた協議させていただきまして、今年度中にまた予算対応等も行ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。実際、車いすのパーキングのところに、どこの商店に行っても勝手にとめられる健常者の方もいらっしゃるということで、この辺は県を主体にしまして、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 それから、その対談の中で、人的あるいは財政的支援も県のほうに要望しておりますが、これが先ほどの補助金というふうに解釈してよろしいでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) その後、県のほうからこういう事業があるということで御紹介がございましたので、私どもとしましても、このただいまの事業は県の10分の10の補助事業でございますので、こちらを有効利用させていただきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) これからひとつよろしくお願いいたします。また県のほうに市長から強く働きかけていただいて、人的、あるいは財政的支援もひとつよろしくお願いしたいと思います。

 それから、その次の観光誘致の取り組みでございますが、この件に関しましては皆様御質問されております。ただ、スポーツ、あるいはスポーツ誘客に関しましては、意外と日帰りが多い。来て帰っていくだけだと。例えば、アリーナでサッカーして帰っていくだけだというふうな客が非常に多いと思います。二見の旅館にはちょこちょこ泊まっていただいておるということで非常に感謝をしておりますが、この辺の日帰り対策についても、ひとつ検討していっていただきたいと思います。

 それから、修学旅行の誘致なんですけれども、コンベンションとの連携で、県とも連携して今やってもらっておりますけれども、伊勢市はこの体験型の誘客が非常に考えにくいんじゃないかというふうに思っておりますので、その辺はどういうふうにこれからされていくのか、お答え願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(須崎充博君) スポーツ誘客の件に関しましては、今後宿泊者をふやしていただくような施策を、サッカー場もできますので、その辺、努力してまいりたいと思います。

 それから、修学旅行の件なんですけれども、現在、コンベンションと一緒になって誘致をしておりまして、22年度は4校で600名ぐらいでしたんですけれども、23年度は19校、これは東日本大震災の関係もあるんですけれども、今年度は21校、新しくこちらへ来ていただくようなことを予定しております。

 ただ、昨年も体験学習発表会を首都圏でさせていただいたんですけれども、議員御指摘のとおり、志摩地区、鳥羽地区が大半でございまして、伊勢に関してはなかなかそういったものが少ないということで、ただ、地びき網とか、たて干しとかいうことで二見地区も頑張っていただいておりますので、その辺のことも一緒に含めて、もう少し地域の方と一緒になって誘客に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。農業体験等もございますので、ひとつ幅広くよろしくお願いします。

 それから、エネルギー問題に関しまして、太陽光発電、市長は力入れておりますが、県の電気自動車等を活用した低炭素社会モデル事業、本当にこれ効果あるんでしょうか。市長、どのように考えられておりますか。私はちょっと、余り観光に関しても、多少は効果あると思いますんですけれども、市長、これ県のほうとどういうふうな話されてお受けになられたんか、お聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(中井宏明君) ただいま御質問の電気自動車等を活用した低炭素社会の事業でございますけれども、これにつきましては、三重県のほうが本年度新たに取り組みをということで始められた事業でございます。これは地球温暖化の防止の一環ということで、必ずしもこれだけが温暖化を防止できるというものではございませんが、新たな手法の一つとして、電気自動車、いわゆるCO2の削減のためにこういうふうなものを取り組みをしていきたい、また、その中で計画をつくりまして、実際に協力いただける企業等にお願いしていきたいというものでございます。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。充電のする設備とか、いろいろな設備が必要になってくると思いますので、これからの普及をよろしくお願いします。

 えらい慌てておって申しわけございません。最後の質問になりますけれども、これ、特例債に関しまして市長から御答弁いただきました。一括で御質問したいと思います。一問一答でございますけれども。

 平成23年度末で386億の残と、それで24年度の事業終了後、242億円の残ということで、まだ、当初合併のときは100億ぐらい使うという話が、今、150億ぐらいの計画になると思います。ただ、特例で、これ32年3月までということで、最終年度が5年延びました。市として歓迎すべきだと、最大限の活用を図るというお話でございます。それで、たしか28年の3月までがこの新市建設計画だと思います。それを延長する場合、計画を延長して見直しをしなければ5年間延長ができないということでございますが、この新市建設計画の見直し、あるいは財政計画を見直すというのは、いつごろまでに変更、見直しをかけたいというふうに思っているのか教えていただけないでしょうか。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 市町村合併事業債、特例事業債の期間の延長に伴います新市建設計画の期間延長の手続ということで答弁させていただきます。

 今の現新市建設計画につきましては、平成18年から平成27年度末までということで、10年間の枠組みになっております。ですので、最終的な期限と申し上げますのは、平成27年度末までには一定の手続を終えなければならない、そのように理解をいたしております。手続的なものとしましては、当然、合併特例法、私どもは旧法ですけれども、議会の議決を経なければならないということと、それから事前に県知事に協議をしなければならない、それと、地域審議会が置かれている場合にはそこの意見を聞く、あらかじめそこの意見を聞くという、その3つの手続的な大きな要件がございます。それらをクリアして、議会の議決を得た後、県、それから総務省に公表しながら報告するという手続になっておりますので、少なくとも、それらの手続的なことに1年ぐらいはかかるであろうという理解をいたしております。

 それと、それに手続に入るまでの素案等々をそれぞれのところで議会の皆様との協議、地域審議会との協議等々を進めていく上でも一定程度の時間がかかろうかと思っておりますので、25年度中には一定程度の私どもの考え方を整理した上で、26年度中には手続に入るようなことを考えていくべきではないかなというふうに、今現状では考えております。

 ただ、具体的な進め方等につきましては、まだ詳細については来ていない部分もございますし、ただ、すべての市町村−−すべての市町村といいますか、すべての合併市町村に関係することでございますので、各関係市町の状況等も情報交換しながら今後適切に進めていきたい、そのように考えております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。早急に、案等もできましたら議会のほうにも提出をお願いしたいと思います。

 それで、一番心配なのは、将来負担比率に影響が出てくるというような気がします。今、これから人口の減によって税収も落ち込みますし、平成28年以降の交付税の算定がえということで、約27億円ぐらいが5年間にかけて減っていくということもございます。非常に市の財政運営が厳しくなる中で、合併特例債をいかに使っていくかということがこれから重要な課題となってきますので、その辺、将来負担比率を考えながら、当局としてはどういうふうにこの活用をしていっていただけるのか、基本的な考え方で結構ですので、お聞きいたしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 中村議員の答弁の中でも私のほうで若干答えさせていただきました。今、基金を積むことについて一定程度の努力をさせていただいております。合併後、合併年度であります17年度末から23年度末までに基金を38億4,000万円ほどふやさせていただいております。それから、市債につきましては、同じく年度の比較をいたしますと18億4,000万円ほどふえてはおりますけれども、その中で、大きくふえた要因といたしますのは、合併に伴う地域振興基金、これに31億円ほどの借り入れをしながら積み立てをしておりますので、その辺のところは非常に財政効果としては出てきておるというふうに思っております。これらのことも含めた財政運営を適切にしながら、今後の、おっしゃっていただきました将来負担、考えられるものとしましては病院でありますとか学校の統廃合、それから御指摘のありました防災・減災に対する事業、これらが考えられますので、年度年度の予算等を考えながら将来負担に対応していきたい、このように考えております。



○議長(西山則夫君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) 時間も来ましたのでこれで終わりますけれども、この間、国が突然交付税の一部先送りということで、25億円ぐらい急に入ってこないというふうな不安な要因もありますので、今後慎重にこの合併特例債については取り組んでいただきたいと、そういうふうに思います。

 どうもありがとうございます。これで終わります。

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△黒木騎代春君



○議長(西山則夫君) 次に、14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 日本共産党の黒木騎代春でございます。

 それでは、通告に基づき、一般質問を行わせていただきます。

 1点目は、公共施設マネジメント白書についてでございます。

 伊勢市の保有する多くの施設が建築してから30年以上を経過して老朽化が進んでいるという現状を踏まえ、公共施設の大規模改修や更新が必要な時期がこれから順次到来する問題にどのように対応していくのか、その方向性を打ち出していく一環として、伊勢市公共施設マネジメント白書が発行されました。去る9月5日、庁内でファインコラボレート研究所代表取締役望月伸一先生を講師として開催されました公共施設マネジメント講習会に私も参加させていただき、この問題での有意義な学習をさせていただきました。

 白書では、伊勢市が保有する公共施設の設置状況を初め、利用・運営状況や施設・事業運営のコストに関する情報も含め、さまざまな観点から評価、分析し、伊勢市の公共施設の見える化を図ったとされています。確かに人口の減少、少子高齢化が進むことは大局的には避けられないことであり、公共施設の需要は総量的には必然的に縮小していくことは現実だと思います。また、公共施設の維持、管理、更新という課題は、その運用方法いかんによっては今後の伊勢市にとって大きな財政的負担としてのしかかり、結果として市民生活の水準を大きく引き下げることになる可能性もあります。そのような背景を踏まえ、今後の公共施設マネジメントをどのように効果的に進めていくかということは私も大切なことだと考えます。

 そこで、まず伺いたいのは、現実にある施設はそれぞれの役割、位置づけが違い、地域のコミュニティーや社会教育の拠点としての機能を果たしていることも事実だと思います。単純に、近接しているからと画一的に一路再編統合とするような対応となれば、住み続けやすい伊勢市をつくっていくという施策にも逆行することとなりかねず、ひいては人口減少をさらに加速させることにもつながりかねません。一つ一つについて、それぞれ慎重に検討すべきことではないかと思います。公共施設を市民にとって最善の方法で維持、管理を行うために、このような観点からは伊勢市としてどのように考えておられるのか、お示しください。

 次にお聞きする点は、経年劣化していく施設を現状の数、形態のままで維持管理、運営していくとなれば、大規模改修による老朽化への対応や安全性を高める改修など、建物の適切な修繕、改修が不可欠であり、それには巨額の費用が必要となることは白書でも指摘されているとおりです。

 今後必要となる巨額の維持管理、更新、運営費用というものが、望ましい形としては施設竣工時点において、遅くとも現時点において計画的に見込まれていればよいのですが、そのような計画的維持管理を行うことなく、各施設で欠陥が生じるたびに、とりあえずやれるところからという考え方に基づく事後保全型といわれる維持管理を繰り返していくならば、不要な財政負担を市が負うことになり、そのツケは現役世代のみならず、次の時代を生きる者たちが負わされることになるということになってきます。

 後追いで対症療法的に補修をしていくのではなく、施設竣工時点、もしくは現時点において計画的に必要な手だてをとっていく、予防保全型といわれる手法を導入した維持管理に転換することで維持管理コストを低減する視点も必要ではないかと思いますが、この点についてもあわせてお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 次に、学校給食の放射能検査の問題についてお伺いします。

 子供たちを放射能から守る一環として、給食の放射能検査体制の確立、これについてでございます。

 福島原発の事故により放射能被害が各地に広がり、土壌汚染により農作物からも放射能が検出され、国民の中にこの間、不安が広がってきました。放射能の心配のない安心・安全な食材の供給は、とりわけ子供たちには大切な問題です。消費者庁発行のパンフレット「食品と放射能Q&A」によれば、少量でも長期的に一定の放射線を受けることで造血器官などの細胞中のDNAなどの遺伝物質が損傷し、修復能力が追いつかず、がんや白血病などになることもありますとされております。また、こうした放射線の影響は、大人よりも細胞分裂が活発な乳幼児、子供、妊産婦のほうが受けやすくなりますとも記述されております。

 全国的に見れば、各地の学校では、提供された給食を民間検査会社に検査依頼したり、購入した測定器で放射性セシウムなどの濃度が暫定基準値を超えていないか、放射性物質検査を実施するところがあります。独自で購入した放射能測定システムで毎日給食の食材を検査し、基準値1キログラム当たり40ベクレルを超えた食材は使用せず、その日の献立から除くようにしているという自治体もあります。また、検査結果をホームページで公表している市もあるようです。

 小さいお子さんを抱える保護者にとって、安心して食べてもらえる給食食材チェック体制は大きな関心事です。この点では、国の予算をもとに三重県でも今年度、学校給食モニタリング事業が開始されることになったと伺っています。今回行われる事業の概要とその考え方について伺いたいと思います。

 次に、最後となりますが、公契約条例の取り組みについて伺います。

 地方自治体は、市民の暮らしを支える行政サービスを行うため、民間事業者と契約し、公共工事の発注や業務の委託、物品購入など、いわゆる公契約を結びます。しかし、過度な競争に伴う安値受注により、従事する労働者の賃金が減額されてしまう官製ワーキングプアの問題がクローズアップされてまいりました。一般的には無駄の削減、あるいはコスト削減は必要なことです。しかし、短期的な視点のみでそれを追求すれば、住民の賃金水準、生活水準の引き下げにもつながって、長期的視点で見れば、結果的に社会的なコストの増大をもたらす結果となることも多い。

 例えば、かつて大阪市交通局の駅清掃業務の民間委託に関してダンピング受注が横行して、これに従事する民間労働者の賃金が生活保護水準以下となって、差額を大阪市が生活保護費として支給したことが新聞報道なされたことがあります。このように、公契約に関して低賃金労働を背景にしたダンピング受注の横行を許すことは、長期的には地域経済を疲弊させ、地方自治体の財政基盤の悪化を招く。したがって、短期的な視点で無駄の削減、コストの削減を行うということは、最少の経費で最大の効果を上げることにつながらないことにもなります。

 このような問題の打開策として、公契約条例は、自治体が発注する公共工事や業務委託で働く労働者の賃金保障をその契約に盛り込むことで、労働者の生活の安定を図り、公共工事及び公共サービスの質の向上に資するとともに、地域経済及び地域社会の活性化に寄与することを目的として取り組まれてきたものとされています。

 2009年9月に千葉県野田市で初めて公契約条例が制定され、東京都渋谷区、多摩市、神奈川県川崎市、相模原市などが条例を制定し、東京の国分寺市、日野市、函館市などでは公契約にかかわる制度を設ける自治体として、全国にこういう自治体が広まっております。

 当市議会においては、西山現議長が平成22年6月定例会において公契約条例の制定について質問されました。当時、鈴木市長は、契約自由の原則を基本とする中で、下請などの民間契約において、双方が合意をした契約の中にどこまで行政として介入ができるのか、こういう問題もあろうかと思います。考えられる問題、課題について整理をする必要があると思っております。野田市などの他市の考え方も参考にさせていただき、研究をさせていただきたいと考えておりますと、このように答弁されております。

 さらに、さかのぼりますと、平成17年6月、伊勢市議会において、1つ目として、建設労働者の適正な労働条件、工事における安全、品質が適切に確保されるよう公契約法の制定を推進すること、2つ目として、建設労働者の賃金、労働条件の確保が適正に行われるよう実効ある施策を実施することを国に求める意見書、これを旧伊勢市議会として全会一致で採択しております。全国的には、ことし6月15日現在で、同様の意見書採択自治体は880自治体に上っております。

 このように、取り組みの発展している現状、あるいは前回のこの議会答弁などを踏まえた検討結果など、現在の伊勢市としての考え方についてまずお伺いして、1回目の発言とさせていただきます。また、御答弁いかんによりまして再質問をさせていただきます。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、黒木議員の御質問にお答えをいたします。

 私からは公共施設マネジメント白書について及び公契約条例についてお答えをし、学校給食の放射能検査については教育長からお答えをいたします。

 まず、公共施設マネジメント白書をどのように生かしていくかについてでございますが、公共施設は、市民の皆様の生活の場において、その目的に応じ利用される拠点であり、市民の貴重な財産でもございます。当市においても、市民の皆様のさまざまな行政需要におこたえをするため、高度経済成長期であった昭和40年代から多くの公共施設を設置してまいりました。その数は1,000棟以上、床面積は約40万平方メートルに及びます。

 一方で、人口減少、少子高齢化が進む中、歳入は減少傾向をたどり、また、歳出につきましては社会保障費などの増加が見込まれ、財政状況は大変厳しいものとなることが予想されます。

 このような中、市の公共施設の多くは建築後30年以上経過して老朽化が進み、今後、大規模改修や更新時期を迎えることとなります。今後40年間で何も手を打たず、すべての施設を更新しようとすると、年間で約42億円の費用負担が必要となると試算をしております。

 当市としましては、これを大きな問題ととらえ、まず、老朽化が進む施設の現状を把握し、議員の皆様、市民の皆様と情報を共有するため、公共施設マネジメント白書を発行いたしました。白書は、施設の利用、運用状況やコストに関する情報も含め、さまざまな観点から評価、分析をし、現状と課題を見える化しております。今後は、この白書を利用いたしまして公共施設のマネジメントを行ってまいりたいと考えております。

 マネジメントを進めるに当たりましては、市民サービスが低下しないよう、これからの人口構造の変化、人口減少、少子高齢化の時代にマッチをした公共施設運営ができるよう適切に行っていく必要がございます。

 議員お尋ねの単純に再編統合するようなことはないのかについてでございますが、施設マネジメントを進めるに当たっては、議員仰せのように、一律に削減するのではなく、サービスの提供状況を把握した上でさまざまな視点を持って行う必要があると考えております。ただ、人口減少が進む当市においては、白書でもお知らせしているとおり、この先、現在と同じ床面積を持ち続けることは財政面から見て大変厳しいものと考えております。

 このことから、これからの市民ニーズに最適な形で施設サービスを提供していくため、白書において把握した利用状況、コスト情報などをもとに、施設の見直しをしていく必要がございます。

 今後は、当市の公共施設の現状と課題について、市民の皆様と情報共有を図り、公共施設の全体最適を目指し、当市としての方針を検討していきたいと考えております。

 次に、公共施設の維持管理における予防保全型の考えについてお答えをいたします。

 さきに公共施設マネジメント講演会を開催させていただきましたが、その中でも、施設の長寿命化を図ることで経費の低減を図ることができるということが紹介されました。御指摘のとおり、早い時点から長寿命化計画を立てて計画的にメンテナンスを行い、費用低減を図ることも重要な視点でございます。ただ、先ほども申し上げましたが、全体最適の視点を持った上で取り組むべきであると考えております。

 いずれにいたしましても、限られた予算の中で将来にわたって行政サービスを維持し、その質を高めていく必要がございます。市の経営改善へのアプローチとして、適切なマネジメントを行っていく必要があると考えているところでございます。

 次に、公契約条例につきましてお答えをいたします。

 市が発注する公共工事等、いわゆる公契約の業務に従事する労働者の賃金等の労働条件について、市が求める基準以上を確保することを請負業者に求めるものとなっております。労働者の賃金等、適正な労働環境を確保することは、労働者の生活を守るといった観点からも大変重要なことであると認識をしております。

 しかしながら、この問題は、一自治体だけではなく、国、また全国の自治体に係る大きな問題であるととらえております。また、契約自由の原則を基本とする中で、民間の雇用契約や下請契約に対して行政としてどこまで介入していけるかといった課題もございます。このようなことから、公契約条例という個々の自治体による対応ではなく、基本的には労働者政策の一環として、国において法整備等の対策が講じられるべきものであると考えております。

 このため、市といたしましては、条例での対応は現時点では考えてはおりませんが、労働者の方の適正な労働条件が確保されるよう適正価格での契約を進めるため、昨年6月に最低制限価格制度を改めました。その結果、落札率は工事全体で約3.44%向上いたしております。

 今後も引き続き、著しい低価格での落札を防ぎ、適正価格での契約を進めていくことで対応してまいりたいと考えております。

 以上、黒木議員の御質問にお答えをいたしました。私からは以上でございます。御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 黒木議員の御質問にお答えをいたします。

 学校給食におきましては、栄養バランスのとれた安全・安心な食事を提供することで子供たちの健康の保持、増進を図っております。学校給食に安全・安心で新鮮な食材を確保するためには、まず、市内でとれたもの、次に、伊勢市近郊、三重県内、三重県周辺地域、国内産の順に地産地消を推進することとして、市のホームページに学校給食に使用している食材の産地を掲載するなどしております。

 また、平成20年度より、伊勢市学校給食安全検討委員会を設置し、大学教授、保健所、医師、薬剤師等の専門家、保護者代表等から御意見をいただきながら、安全な食材の選定や品質管理など、学校給食の安全性の確保に努めているところでございます。

 これまでも伊勢市におきましては食の安全・安心を確保してきたところでございますが、昨年、放射性物質に汚染された稲わらを食べた牛が食肉として県内に出回ったことを受け、平成23年9月分より、安全が確認されるまでの当分の間、学校給食の食材として牛肉の使用を見合わせているところでございます。

 このような状況の中で、本年9月から文部科学省による学校給食モニタリング事業が実施されることとなり、三重県教育委員会が文部科学省の委託を受けて調査委員会を設置し、県内各市町の教育委員会を通じて、給食に使用した食材の放射性物質の有無や量を検査することとなりました。

 この検査は県内29市町が対象となり、伊勢市中学校給食共同調理場もモニタリング対象としております。検査は9月から2月にかけて5回行われ、その検査方法としては、1週間分の調理後の給食を検査業者に提出し、食材の放射性物質の有無や量を測定するといったものでございます。この検査は中学校共同調理場で使用される食材だけでなく、単独で調理をしている各小中学校の食材も含まれることから、このモニタリング事業では伊勢市の学校給食で使用されるすべての食材を検査することとなります。

 教育委員会といたしましては、平素から食材の安全性の確保に努めているところですが、今回三重県教育委員会が実施するモニタリング事業については、安全性を再確認する機会として活用していきたいと考えていますので、御理解いただきますようお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午後0時01分



△再開 午後1時01分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、お答えに関して再度の質問をさせていただきたいと思います。

 1点目の公共施設について、御答弁では、画一的に再編統合するわけではない、一律に削減するわけではなく、市民サービスの提供状況を把握した上で、さまざまな視点を持って行う必要があると考えておりますという御答弁をされました。そして、公共施設の現状と課題について、市民と情報共有を図り、公共施設の全体最適を目指し方針を検討していきますという御答弁でしたので、この点では、懸念に及ばずということでとりあえず受けとめさせていただきたいと思います。

 この質問通告の提出の後、私、たまたま市長のブログを拝見させていただきました。そこでは、鈴木市長はみずからのブログにこの白書の問題にかかわって、このことに関して次のように書かれております。「これまでの費用対効果がマイナスであれば、すぐにつぶしていく。というものだけではなく、市民の財産としていかに活用していくことができるか、そのような視点も加えていきたいと考えています」ということで、私、この点では大いに共感をさせていただいたところですが、この点についてもう少し膨らませて、どのような思いで述べられたのかということについてちょっと御紹介をいただけないでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 公共施設は、先ほど答弁で申し上げましたとおり市民の財産でもありますから、その財産をいかに有効活用していくかということが非常に大切かなというふうに感じております。現状の白書の中でも、各施設の稼働率等もあげさせていただいておりますけれども、その稼働率を上げていく工夫というのもやはり加えていく必要があろうかと思っております。

 マネジメントにつきましては、単に費用対効果だけを上げるわけじゃなくて、いかに愛着を持って活用できる取り組みをしていくか、その一手を加えることが必要だというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ありがとうございました。

 私も、今後も同じ床面積を絶対視するなどとこだわっているわけではありません。客観的評価の上、必要なものは必要と言っているというわけでございます。そして、今回の白書をまとめる際、勉強会でもお話に出ましたけれども、データがない部分もあったとされておりますけれども、それでいきますと、市民ニーズに最適な形でサービスを提供していくためにもちょっと不足が生じると思うんですが、そのあたりは今後のことも含めてどのように考えてみえるのかお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) ただいま施設の利用状況等々のデータ、もしくは細かいところのデータが不足している部分があったということにつきましては、非常に私どもの事務方としまして、施設を管理する側としてはまことに申しわけないことだというふうに思っております。

 今後、それらのことにつきましては、例えば利用状況の把握につきましも、今回つくらせてもらいました白書は白書として整えさせていただきましたですけれども、今後、利用状況の把握に努める部分での庁内的な意識の共有、それから、先ほど市長のほうからの答弁もありましたけれども、利用度50%を例えば目標にするのであれば、どのような格好での取り組みが必要なのかということも、施設をどうしていくか、廃止とか統合とかしていくというその前提の前に、提供していく施設の有効活用という部分も考えていく必要もあろうかと思っておりますので、今後そのようなところに注意しながら進めていきたいと、このように考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) はい、わかりました。

 このように、予防保全型の対応について答弁の中で認めていただいたわけなんですけれども、マネジメントに当たって、例えば、報道によりますと、国の動きとしても、高度経済成長期に集中投資した社会資本ストックの維持更新費用のピークを分散するために、今年度から予防保全型の維持管理を分野横断で行えるようにする仕組みづくりに乗り出すというようなことも報道されています。個別分野ごとに、各課ごとに独立して取り組むだけでは全体にばらつきが出てくるというようなことで、必要な予算も捻出できなくなるケースが出かねないというようなことですけれども、この分野横断で更新事業をとらえて費用を平準化する、そのような検討課題、大事になってくると思いますが、伊勢市としても今後こういうことも、話としても出されていましたけれども、どんなように体制をつくっていかれるのか、急がれることとも思いますが、その辺についてのお考えもお示しください。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 正直申し上げまして、分野横断別に、今後の中長期計画的な予防保全の考え方が今考え方としてまとまっておるかといいますと、そこまでのところに至っていないのが現状でございます。今御紹介いただきました社会インフラ的なもの、特に市のストック的なもので申し上げますと、例えば下水道施設でありますとか、特にポンプ場とか処理場、それから、これは一般会計で管理しております都市施設、それから農村施設のポンプ場もそうでございますけれども、これらの施設、それから橋梁関係、これらにつきましては、例えば橋梁ですと、もう平成22年度から長寿命化の計画を立てながら、保有しております市の橋梁すべてに対して逐一立てることはできませんけれども、長寿命化計画を立てながら、今、改修計画等を進めておるところでございます。

 下水のポンプ場についてもしかりでございまして、今年度からは、維持課が管理しておりますポンプ場もそういう格好での考え方を入れていくというふうに聞いておりますし、これらにつきましては待ったなしの施設という部分がございまして、非常に生命、財産を守るためには、何かあったときにすぐに対応できるという部分がございますので、ここら辺のところは先立って長寿命化の動きが出ております。

 今回、公共施設のマネジメント白書につきましては、いわゆる箱物の部分をあげさせていただいておりますので、これらにつきましても長寿命化の考え方を指針として考えながら、今後どうしていくのかというのを、長寿命化計画を立てる施設、そうでない施設のすみ分けも必要になってくるかと思っておりますけれども、進めていきたいなと、そのように考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。

 私、なぜこのことが重要か。今、社会資本の下水道とか上水道の管の話とか出していただいたんですけれども、少子高齢化が進む中で、歳入は減少傾向をたどって、歳出については社会保障費などの増加が見込まれ、財政状況は大変厳しいものが予想される。これはいつも行政当局から出される表現なんですけれども、こんな中だからこそ、大規模改修、更新の時期を迎えることになり、莫大な費用負担となるというような云々なんですが、一面では私も否定しません。真実だと思います。しかし、この莫大な費用負担という、それこそ漠然とした示し方、これのみでは、市民としても適切な量の公共施設、あるいは社会資本の維持コスト、それとの兼ね合いで福祉サービスの水準、そういうバランスをどういうふうにとっていくかという判断する資料が十分とはいえないと思います。そういう意味では予防保全型の維持管理を前提にしたトータルな公共施設や設備のコストを示していただいて初めて市民にとっての見える化ができたんではないかというふうに思うんです。

 そういう意味で、当局の先ほどの御答弁の中で全体最適という表現をされておりましたけれども、まさに全体最適を図る仕事が可能な組織体制づくり、それが必要になってくるんじゃないかと思います。そういう意味で、建物だけではなしに、そういう公共施設、設備の全体の運営の無理、むら、無駄の解消、それが図れることになるというふうに思いますが、そういうことまで将来的には進めていくという考え方の可能性、これについては今どんなふうにお考えになっているんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 先ほども申し上げましたように、組織とか体制の考え方につきましては、今、なかなか申し上げることはできないので御勘弁いただきたいと思っております。ただ、考え方につきましては、おっしゃられたように、当然ながら緊急度を要するもの、優先度を有するものとしましては、社会インフラの橋梁とか下水道施設等々の命を預かっておるような施設もございますので、それらを優先するという部分は御理解いただけると思っております。これらにつきましても、先ほど申し上げましたけれども、すべての施設を長寿命化計画、長寿化計画を考えながらしていくということになりますと、これもまた時間的な部分もかかってまいりますし、公共施設のいわゆる箱物につきましても、それをどういうふうな格好ですみ分けしていくかということも含めて、いろいろ動きながら、できるところから進めていきたい、そのように考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ありがとうございました。

 ここで最後にしますけれども、後々の財政計画にも大きな影響がある適切なマネジメントによって、投資的経費の必要額も変わってくると思います。そういう意味で、投資的経費にこだわる余り、必要な福祉や教育施策の圧縮につながりかねないマネジメントになっていかないように、ぜひとも御配慮、努力をお願いして、この項は終わりにさせていただきたいと思います。

 次に、学校給食の放射能検査について再度お伺いします。

 前提として、放射能の影響、内部被曝の問題というのが今大いに関心の的になっております。小さいお子さんほどその影響は大きいという常識からも、例えば保育所の分野、これは今回、話には上がっていません。そういう意味で、保育所に関してはどんなような動きになっているのか、あるのかないのかお教えいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) 保育所の給食の食材に対する放射能検査の件でございます。

 こちらにつきましては、県のほうで現在、補正予算が今回の県議会のほうで計上されるというふうなことで伺っておりまして、その内容がまた示されましたら、市といたしましても検討させていただきまして対応させていただきたいなというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 県議会のほうで今取り組んでいただいておるということで、当然、同レベルのことをやっていただくんかなというふうには思います。

 それでは、教育長さんのほうから御答弁いただきました内容について、再度お伺いします。

 御答弁では、地産地消の努力、最大限発揮していただいておるということで、県内では最高レベルで地産地消の水準を確保していただいておるということらしいんですけれども、そして、産地をすべてホームページに掲載されているという点は、安心・安全に対して大いに寄与されているんじゃないかなというふうに考えます。また、学校給食安全検討委員会の皆さんの取り組みについては感謝を申し上げたいと思います。

 今回の放射能検査事業を安全性を再確認する機会として活用していかれるというお考えでした。今回の国レベルでなぜ予算化されたのかという背景を私なりに考えますと、幾つかの自治体では自主的にこの間、給食検査が、東北に近い遠い関係なしに行われておるわけですね。そういう中で、国と自治体の生産地での原材料検査だけでは食材の安全性が担保できないことが明らかになったという背景があるんではないかと思います。消費者のそういう背景から不安が高まったためと言われておることを私は軽視できないと思います。

 文部科学省も、これは国会でのやりとりですが、答弁の中で、食物や水については暫定規制値が定められており、それを上回る食品等に対しては出荷制限等の措置が講じられるため、流通している食品等については内部被曝に有意な影響を与えることはないなどと言っておりましたけれども、しかし、昨年8月、御紹介がありました麦わらの問題、こんなものは予想もつかないようなことだったんではないかなと思うんですが、放射性セシウムに汚染された疑いのある牛肉、これが流通したということが明らかになった問題。この影響で、18都県46市区町村に433校26園、食べた可能性のある子供さんの数、18万人に上るというようなことで数字が公表されております。農林水産大臣も国会の答弁の中で、ことし2月の予算委員会でしたけれども、調査・検査体制が十分だと思っていたところがそうではなかったことについては反省していると、全国にくまなく綿密にやられているか、今後の課題と答弁されているんです。

 そういう意味では、まだまだ現在進行中の課題だと、今回の措置もその一環と見るのがふさわしいんではないかと思うんですが、そういう意味で、かなり重い意味合いがあるんじゃないかなと思うんですが、その辺について再度お考えをお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 先ほど教育長の答弁にもございましたが、県のモニタリング検査が始まる以前から、まずは伊勢市産のもの、これですべて賄えればよろしいんですけれども、なかなか賄うことができませんので、伊勢市近郊、それから県内産というふうに広げていくわけなんですが、今現在でも、納入業者さんたちの御協力も得ながら、産地も明らかにしながら、17都県、先ほど黒木議員から御紹介ありましたが、出荷制限のかかっている産物もございます。それ以外のものは、現在流通はしているわけなんですが、それが安全かどうかということはさておきまして、安全だというふうには考えておりますけれども、給食に使う食材につきましては、まずは地産地消を推進させていただくという。そして、今回のモニタリング事業につきましては、その安全性を一層確認して、児童生徒や保護者の皆さんの安全・安心にこたえるという、そのような趣旨で伊勢市も行っているところでございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 日本は福島原発以降、当分の間、放射能があるという状態を前提にしながらつき合っていかなきゃならんという時代に入ったというふうに言われています。そういう意味で、今回の事業をやっていただくということは非常に一歩前進であり、いいことだというふうに思います。

 今のところ、先のことはちょっとわからんのですけれども、今年度の事業が終わった後の対処について、それは今の時点ではどんなふうに考えてみえるのか、わかる範囲内でお教えください。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 今お尋ねの、県の制度で今やらせていただいておりますけれども、私どもの思いといたしましては、県が終わりましても、来年度もし県のほうが調査をしていただけないということであれば、市のほうで独自に検討もしていきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ありがとうございます。非常に前向きな心強い御答弁をいただきました。本当に十分です。事業の経過、保護者の要望なども考慮に入れて結論を出していただくように、心からお願いをしたいと思います。

 それでは、次の項目に入らせていただきます。

 公契約条例についてなんですけれども、御答弁の中では、公契約の業務に従事する労働者の賃金等、適正な労働環境を確保することについての重要性について改めて表明していただきましたけれども、見解を私たちと異にする点として、大まかに3点に勝手に絞らせていただきました。

 1つは、国、全国の自治体にかかわる大きな問題なので、国の法制備等の対策にゆだねるべきだと、それを待ちたいという伊勢市の考え方だと思います。

 2点目としては、契約自由の原則の中で、民間の雇用契約に行政として介入できるのかと、非常にちょっとこれは首をかしげる問題だという提起だと思います。

 3つ目は、伊勢市においては入札制度の中で、昨年6月に最低制限価格制度を改正したと。適正価格での契約を推し進めているということで、その問題の解消に努めているということで、やっているんだというふうな御答弁だったと思います。

 そこで、再度お伺いしたいんですけれども、議論の都合上、3点目の入札制度の改善、これを行って解決に努力されているという問題から再質問したいと思います。

 それでは、この間の伊勢市での制度改善の効果、それは先ほど価格の数字では言っていただいたんですけれども、本来、公契約制度にかわるものとして本当に役割を果たせたんかどうかという点では、例えば賃金にどういうふうに反映されたとか、そういう点で効果はどういうふうにあれわれているかという点でお示しください。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) まず、落札率によりまして3.44%の効果があったというふうに申し上げました。ちなみに、制度の改善前につきましては、工事の平均で、土木一式工事ですけれども、78.64%でございました。制度を変えましたことによりまして、82.08%ということでございます。賃金への効果ということでございますけれども、一般的な考え方として、事業者さんが利益を出していただければ、その分が労働者さんの賃金に反映されていくと、そういう考え方が成り立つものというふうに考えております。

 落札率につきましては、まだ県、国のほうが85%というようなことから、私どものほうにつきましては、この点はまだまだ改善の余地があるかなというふうに考えておりますけれども、引き続き検討してまいりたいというふうに考えています。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 落札率の範囲内での御答弁しかなかったんではないかなと。後は希望的観測で、よくなっておるんではないかなという話も付随して言っていただいたと思いますが、私たち、公契約条例は、単に労働者の利益擁護の立場に一方的に立つ、そういう考えでやっているわけではないというふうに思います。1回目の発言でも言わせていただきましたけれども、地域経済の発展、地域業者の育成、社会資本の品質の確保、そして、そのことを通じて労働者の労働条件の向上に寄与する、結果的にそうなるというふうに考える考え方だと思います。労働者の場合は、適正な賃金を受け取る権利が保障される、生活が安定していくと。事業主さんにとっては、適正なルールに基づいた受注競争を行うことができて、経営の安定化が図られると。発注自治体としても、伊勢市としても、結果的に税収がアップし、財政安定につながり、税金の適切な支出が図られると。地域住民、市民にとっては、安全で高品質な公共事業の成果である社会資本を享受するというメリットが得られると。そういうふうな構造ではないかというふうに思います。この点は否定されないと思います。

 それで、先ほどの御答弁では、事業体として、前と比べたら一息つける状況に一歩近づけたと言えるかもしれませんけれども、そのことを通じて労働者の生活向上につながるような適正な賃金に反映したことを検証するような体制、あるいはデータ、これはないと思うんです。その辺について考えがありますか。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) 議員のほうから、公契約制度のことについても効果等をお示ししていただきました。この公契約制度につきましては、以前、西山議長さんから御質問いただきまして、その後、検討しました。導入されておるところを見ますと、工事の予定価格が例えば5,000万円以上とか、それから3億円以上とか、そういった工事に限るというようなことがございます。そうしますと、それ以下の工事を受注している企業の方の労働者の皆さんの賃金はどうなるかといった課題もございました。

 それからもう一つは、そもそもこの公契約制度が出てきた背景には何があったかということになりますと、黒木議員さんのほうから最初にお示ししていただきましたけれども、この厳しい社会経済情勢の中で過当な競争が起きたと。低価格競争によって、本来、事業者の方が正当な利益を上げることができなくなってきた。そのしわ寄せが労働者の賃金のほうへ影響を受けているというような御紹介もいただきました。そうしますと、ここのところの根本的なところの手だてを打っていく必要があるということで、私ども、その入札制度について検討させていただいたというものでございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 伊勢市のやっていただいた工夫や御努力、これは一歩前進と評価されるものというふうに思いますけれども、労働者の賃金に反映する保障となっているわけではないと。そこが、公契約条例の果たす効果、役割との決定的違いではないかと思います。私、先ほど、いろんな請負の金額によってラインが決められているから、それ以下のところにということ、話がありましたけれども、やはり全体としての底上げがあれば、そのほかの、金額の低いところへもそれは影響していかざるを得ないというふうに私は考えます。

 では、次の問題に移らせていただきたいと思うんですが、国、全国の自治体にかかわる大きな問題なので、国の法整備にゆだねたいという御答弁、考え方だと思うんですけれども、2005年に全国市長会を通じて法制度を国に要望されたと思います。しかし、国からはその動きがないために、これは野田市長の発言なんですけれども、なぜ野田市ではこれを整備したかといったら、国に市長会を通じて働きかけていたけれども、国は動きがないと。国に働きかけるための先駆的、実験的な条例と考えていますというふうに断言しておりました。つまり、国に期待しているだけではらちが明かないので行動に出たと言われておるわけです。

 これまでの国民が求める施策も、地方が先鞭をつけることでようやく国が重い腰を上げるという成果につながったということは数多く経験されてきたと思います。例えば、最近では、伊勢市長、浜岡原発の停止に中電にかけ合う、そういう行動もされて、結果的にはそれが実現されています。また、子宮頸がんワクチンの国費助成に向けた動きも、伊勢市長は県内では先駆けて奮闘された。全国的にもそういう結果になったんじゃないかなと思います。そういう役割を伊勢市として、やはりこの問題でも果たしていただく必要があるんじゃないかと、その時期ではないかという観点からは、この国の動き待ちということはちょっと腰が引けた対応ではないかと思うんですが、その辺についてお考えをお示しください。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) 法の整備については、国の動き待ちということでございましたけれども、平成17年のときにこの市議会でも意見書が採択され、国のほうへ意見書として出されております。また、全国市長会からも要望書という形で各省庁のほうに出されております。国会、衆参両院のほうでこれまで議論はされてきておりますけれども、私どもとしましても、法整備を待っていることなく、入札制度のほうで改善を行ってきたというものでございます。

 それと、もう一つちょっと事例を紹介させていただきたいんですけれども、平成19年のときに、市内に本店を持ってみえる建設業者の方は235社ございました。平成23年になりますと、173社でございます。廃業なり倒産をされたということでございます。ただ、そうなりますと雇用がなくなるということでございます。やはり、黒木議員のお話もわかりますけれども、事業者さんとしても正当な利益は得ていただかなあかんやろうなと。それが結局、労働者の賃金のほうに反映されていくんだろうなというような考えを持っております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 公契約のこの制度をつくっていくことが業者に悪影響を与えるというような考え方をお示しされたわけですけれども、それは鶏が先か卵が先かという議論と同じことではないかなと思います。私、国の法整備がなされたとしても、労基法や、あるいは最賃法、こういうものではありませんので、この公契約の法律に関しては、適用されるのは依然として国とか独立行政法人にすぎないということで、自治体においてはやっぱり自治体で独自にやらないといかんということだと思います。

 もう3点目にいきますけれども、なかなか伊勢市としても、これ対応していただけないという御答弁ですけれども、契約自由の原則、民間の雇用契約に介入すべきか否かという問題ですけれども、この問題についても、世間の流れは大分前へ進んでいるんではないかなと思います。これは紹介だけさせていただきます。研究をしていただいておるんじゃないかなと思いますけれども。

 ここに、私、日本労働組合総連合会、連合さんが出されたQ&Aというのがあるんですけれども、私、今回読ませていただいて非常にわかりやすいパンフだなと思いまして読ませていただきました。2011年に作成されて、ことし1月に改訂されていますので、比較的新しいこの間の動きを、あるいは試行錯誤、これを反映したものになっているというふうに思えるわけなんですが、非常にわかりやすく解説されています。

 ここで言われています公契約、私たち今議論している公契約は、あくまでも現在の民法を基礎とする契約によって成り立つものですと書かれています。ですから、労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法等の法令は、国や地方自治体が適用対象者の同意や了解を得ることなしに、適用対象者の意思に反してでも適用対象者に強制的に義務を課し、営業の自由に制限を加えるものです。これに対し、公契約の場合は、国や地方自治体が契約の相手方との対等の立場で契約を締結し、互いに合意に基づく契約上の義務を負うということであって、国の解釈、学説上の異論はないとされていますということで、今、こういう研究の到達があるわけで、その契約を結んだからといって、対等の立場で伊勢市さんと業者さんが契約を結ぶ関係であって、これは経営に介入するという形ではないんだという、そういう考え方ですね。

 かつて旧大蔵省は、公契約の締結相手の選定及び契約内容に関して、価格以外の政策的要素をしんしゃくすべきではないという考え方をとっていたと。しかし、現在の財務省はそのような考え方をとっていないということで、一例として、グリーン購入法など価格以外の要素、これを義務づけている事例もあるんだというような事例も挙げて、そういう法的に拘束したり介入したりするものではない、対等の立場での関係なんだということも言われていますので、こういうことも踏まえてやっていただきたいと思うんですけれども、最後にもう一度お答えいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) 契約自由の原則につきましても、それはいろいろな解釈があろうかと思います。ただ、実態として、全国1,740ぐらいの市町村がございますが、その中で、公契約を取り入れられておるのは数市ということになっております。そういう実態もございます。引き続き、議員も御紹介していただきましたけれども、その辺は勉強させていただきながら検討してまいりたいと思います。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 最後にしますけれども、何といっても、ワーキングプアというのも最初に言いましたけれども、公契約に基づいて仕事をしていただくと。つまり、その方は市民のために働く人。この人は貧困であってはならないし、そして、税金を払えない市民とかワーキングプアを生み出す自治体であってはならないというふうに思います。

 そういう意味で、私は一刻も早く、この伊勢市でも公契約条例というのを制度を完備していただきたい。その願い、思いを表明させていただいて質問とさせていただきます。

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△中山裕司君



○議長(西山則夫君) 次に、28番、中山議員。



◆28番(中山裕司君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告をいたしております事項につきまして御質問を申し上げたい、このように思っております。

 駅前の外宮参道周辺が活性化されつつあるその現状をどのように認識をいたしておるか。これは、駅前の問題につきましては今日まで多く語られてまいってきております。がしかし、今日、駅前外宮周辺が大きく変わりつつある、また変わってきておる、こういう視点から御質問を申し上げたい。

 もう既に駅前広場の整備につきましては、これはもう着工いたしておる。それから、駅前の商業施設でございますけれども、規模は縮小されましたけれども、これも既に工事が着工を見ておる。こういうような社会経済の非常に厳しい状況下の中でここまでこぎつけられたということに関しましては、事務方の努力に対しまして私はやっぱり評価をいたしたい。このことが、やはり伊勢市の駅前ないしは外宮参道の活性化につながっていく、こういうことかと思っております。

 それから、最近特に目につくのは地元業者の店舗の進出であります。これもやはり外宮参道の活性化に着眼した、私はやっぱり進出ではなかろうかと。

 もう一つ、最近、これも新聞報道でございますけれども、三交跡の契約が締結をして、いよいよ取り壊しがされる。この跡地の問題につきましても、市としても無関心であってはいけない。どういうような構想を持って今後それに取り組んでいくのか、こういうことも非常に大事かと思います。

 それにも増して、私はやはり今回、外宮参道、ひいては外宮周辺の活性化に大きく寄与していただいたのは神宮ではないかと、このように思っております。それは、もう既に皆さん方も御承知のように、神宮のせんぐう館の完成であります。これは、私がもう今から4年か5年ぐらい前だったと思いますけれども、神宮と伊勢市議会との年に1回の懇親会が持たれております。そのときに、たまたま少宮司さんが私の席に同席をしていただきまして、いろいろと話が弾んだときに、あの方々はやっぱり内宮を宇治、外宮を山田と、今こういう呼び方で残っております。神宮としてもやっぱり山田については非常に心配をいたしておる。何とか山田の発展と活性化をするために、神宮の果たす役割はどうなんかということを絶えず私たちはいろいろと議論をいたしておると。そのうちに何とか神宮のそういうような方針を皆さん方の前に御披露できるでありましょうと、こういうことでありまして、その後すぐに、もう1年ぐらい後だったと思いますけれども、このせんぐう館の発表をなされた。なるほど、これがそうだったんかなと、こういうことであります。

 だから、私は、神宮がやはりそういう点で外宮周辺の活性化を非常に心配しておっていただいた結果がこういうことになった。それと、そのことにつけ加えられた言葉の中に、伊勢市というものは全く、今の神宮のいろんな提案に対しても響いてこない。いろんなことを言っているけれども、そのことに対して何ら今の返答がない。これは非常に淋しいことですねというようなことも言われました。

 具体的に言いますと、NTTのあの神宮が取得した土地、これらも年末年始、そしてゴールデンウイークのときは駐車場を使うけれども、その間はあいておるんだから、これをもっと有効利用を考えてもいいんではないかというようなことも申しておるけれども、それについても何ら、今の話やけどもその反応がない、こういうようなことも言っておられたということも御披露申し上げておきたいと思います。

 だから、私はやっぱり今回、神宮がそういうことで外宮周辺の活性化のために遷宮記念館をああいう形で建設をしていただいた、このことに対して、我々はやっぱり伊勢市としても、周辺の皆さん方としても感謝を申し上げなければならないのではないか、このように思っております。

 それと、そういう状況の中で、今、伊勢市駅前がそういう形で大きく変貌しようとしている。それでは、それに対して、行政として何をすべきなのか、行政の果たす役割は一体何なのかということを私はやっぱり考えていかなければならん、このように思っておるわけであります。

 その中で、私はやはり神宮が外宮周辺の活性化、発展のためにという形で遷宮記念館を建設していただいた。そういう中で、伊勢市が行政として、やはり参拝客に対して満足をしていただく、そういうものをどういう形で位置づけていくか、こういうことが非常に大事かと思います。それにはやっぱり伊勢文化の拠点としての場所をつくり出していく、こういうことを、また後でも具体的に申し上げますけれども、そういうことが非常に肝要かというふうに思います。

 それと、これは平成16年12月に景観法が施行されまして、伊勢市もそれに倣いまして周辺の景観美化については積極的に取り組んでいくということが言われまして、こういうような伊勢市景観計画を示されたわけでありますけれども、一向に外宮周辺の景観整備がされておらない。具体的に申し上げますならば、今回そういうふうな形で商業施設が来るにもかかわらず、あの周辺はまだ電柱が立って電線が垂れ下がっておる。今回個人の店舗が進出されるところでも、立派なものが建築中であるにもかかわらず、まだやっぱり電柱が立って電線が垂れ下がっている。そういうような、景観上、これはもっと早く行政としてそういう環境整備をやるということが、私は行政のとるべき、先ほど申し上げましたように、行政が果たすべき、仕事ではないかと、こういうふうに思っておりますけれども、なかなかそういうようなことについてはその進展を見ておらない、こういうことも非常に残念至極であります。

 そういうことから、来年遷宮を迎えるわけであります。多くの皆さん方が伊勢神宮にお参りをしていただくというような状況の中で、やはり伊勢神宮だけの参拝に終わらずして、伊勢市に来たその価値、その場所に来たことの価値をしっかりととどめていただいて帰っていただく。そういうようなまちづくり、いわゆる伊勢市の駅前、そして神宮外宮参道のそういうような整備、これが大きな近々の課題ではないかというふうに考えておるわけであります。

 そういうことで、この場からの質問はこの程度で終わっておきますけれども、答弁いかんによりましては再質問をさせていただきたい、このように思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、中山議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、外宮参道周辺が活性化されつつある現状に対する認識でございますけれども、先ほど中山議員仰せのとおり、やはり神宮様によるせんぐう館の完成、そして式年遷宮の追い風の強さ、これがやはり活性化につながっていると感じているところでございます。

 伊勢市駅前及び外宮参道周辺につきましては、伊勢市都市マスタープラン全体構想で、伊勢志摩地域の中心核として都市機能の集積を図る山田ルネサンスゾーンと位置づけ、市民や来訪者による交流を促進する地区といたしております。

 また、景観につきましては、都市づくりの基本姿勢として良好な景観形成の推進を上げ、平成21年度には景観法に基づく伊勢市景観条例及び伊勢市景観計画を策定し、取り組んでいるところでございます。

 次に、駅前周辺のまちづくりについて、伊勢市駅前から外宮にかけて2核1モール構想を上げ、伊勢市駅前と外宮をそれぞれまちの核としてとらえ、その間をつなぐ外宮参道をモールとする構想を打ち出しております。

 また、駅前周辺につきましては、平成18年度から都市再生特別措置法に基づく第1期都市再生整備計画事業を、平成23年度からは第2期都市再生整備計画事業として駅前広場を中心とした基盤整備に取り組んでおります。当該事業は、美しさとにぎわいを基調に、遷宮を契機とした観光文化、そして生活文化の再生を目標としております。

 伊勢市駅周辺については、商業施設など都市としての機能が郊外に拡散し、急速にまちの中心としての機能が衰退し、極めて厳しい状態となり、これまで駅周辺の都市の再生が進まない状況が続いていました。ジャスコ跡については、民間による再開発の提案がなされ、市といたしましても千載一遇のチャンスととらえ、事業を促進するための施策について、国土交通省都市局のアドバイスをいただきながら、容積率の緩和、補助金制度、奨励金制度を創設したところでございます。

 また、三交百貨店・ジョイシティ跡につきましては、私が立会人ともなり、関係者による合意がなされ、平成25年6月に取り壊しが決まり、先週の9月15日には解体工事の安全祈願祭がとり行われ、今後の取り組みについては地権者の意向調査などが行われると伺っております。これらによりまして、御遷宮に向けての整備はもとより、伊勢市の顔となる駅周辺の整備としては一定の成果を得たものと考えております。

 今後の中心市街地の活性化につきましては、伊勢商工会議所と連携し検討を行っているところで、内閣総理大臣の認定を視野に入れた中心市街地活性化策に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、環境整備につきましては、沿道景観形成地区に指定している外宮参道は既に地中化による無電柱化がなされておりますが、外宮参道と交差する道路につきましては、無電柱化がなされていないことから、上空に電線類が見えた状態であり、景観を阻害していると認識しております。以前から議会からも御指摘をいただいているところであり、これまで道路管理者である三重県に交差点部分の電線類の地中化についてお願いを行ってまいりましたが、実現には至っておりません。そこで、県に相談をし、中部電力、NTT等の多くの電線類が存在し、ジャスコ跡の開発に隣接する外宮参道とジャスコ跡外宮側交差点について、どのような手法で電線類の地中化が可能なのか、検討を行っているところであります。

 電線類を地中化するためには、各事業者の地中化事業に対しての承諾と協力が必要であり、また、当該交差点には多くの埋設物がふくそうしていることから既存施設の移設が必要であり、最短でも平成26年度以降になると考えております。今年度は、関係者に事業への協力依頼を行ってまいりたいと考えております。なお、伊勢市駅から外宮へ向かう最初の交差点の信号の電線につきましては、今年度実施をしております伊勢市駅前広場整備事業の中で地中化を行ってまいります。また、県におかれましても、御遷宮までに外宮前交差点の信号機の電線について地中化していただけると伺っております。

 いずれにいたしましても、電線類の地中化については、今後もさらなる努力をしてまいる所存でございます。

 以上、中山議員の御質問にお答えをいたしました。御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、10分間休憩させていただきます。



△休憩 午後1時50分



△再開 午後2時00分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 中山議員。



◆28番(中山裕司君) ただいまの市長の答弁で、御遷宮に向けて整備はもとより、伊勢市の顔となります駅周辺の整備といたしましては一定の成果を得たと、こういうような認識を示されました。私は、活性化の環境が整ったと、これからだというふうに思っております。一定のそのような環境はつくり出したと。しかしながら、活性化のための環境が整っただけで、これからどうしていくのかと。どのように外宮の参拝客の皆さん方を多く迎え入れることができるのか、こういうような方策を考えていかなければならんというふうに思います。

 そういうことから、私は、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、やはり外宮周辺に神宮が遷宮記念館を建設していただいたことにより、現実的に外宮の参拝客もふえておることも事実であります。そのことによって、外宮参拝だけのみならず、あそこに来て、あそこのやっぱり神宮の遷宮のああいう現寸のような、私も何回も、東京のほうから来られましたから案内もして何回も入場もしましたけれども、立派なああいうようなのがあって、そのことによってやっぱり満足して帰っていただくこともできる。そういうような観光地としての付加価値をどういうふうに上げていくかということが大事かなというふうに。

 それと対峙をして、やっぱり外宮周辺に、先ほど申し上げましたように伊勢市独特の文化のそういうような拠点をどういうふうにつくっていくかと。そのことによって、来訪者に対する満足度、参拝者に対する満足度をどういうふうに与えていくかということが私は非常に重要。そのことが、いわゆる外宮周辺の発展につながるし、活性化につながっていく。これ、今できましたからというて、それで果たしてどれだけの大きな期待ができるかというようなことでございます。これは若干、私はそういうことから考えていきますと、やっぱり伊勢神宮に参拝に来られた歴史というものをきちっと知っておく必要があるんじゃないかと。こういうことから、ちょっと申し上げたい。

 私は日ごろからよく思うんですが、伊勢の文化とは一体何かと、こういうことであります。やっぱり伊勢の個性は、何といっても神宮門前町なんです。そこで生み出された、どこにでもまねのできない独特の文化が、伊勢だけしかないそういう文化がやっぱりあろうかと思います。それがまさしく古市の長盛座の「伊勢音頭恋寝刃」ではなかったか。これがやっぱり私は門前町独特の文化的雰囲気を感じとることができる、そういうようなこと。それと同時に、考えてみれば、伊勢の文化はすべて門前町として関係があるわけであります。よくいわれます。これは、一色の能とか勝田能、これは何か最近では勝田流刀流能とかいわれるらしいですけれども、獅子舞とかかんこ踊り、こういうような門前町の文化としてこういうものがあると、こういうことであります。

 これは先ほどちょっと申し上げましたけれども、そういうふうなことと神宮が栄えたというようなこと、こういうこともあわせてちょっと申し上げたいと思うんですが、先ほど申し上げましたように、「伊勢音頭恋寝刃」ですね、これが上演されたのは寛政8年。そのころ、おかげ参りは最盛期をどうも迎えておったようでございます。伊勢古市の模様がそこから口から口へ伝わり、それがまた人を呼ぶと。実に参拝人の人数が、その当時1日5万人を超えたという日もあると記録をされております。その後、伊勢の人々が施行と称しまして、ただでもてなしをしたと。参拝客は参拝後、古市へ繰り出して、遊郭とか芝居とか踊りで精進落としをいたしたと、こういうことであります。

 このようにして、伊勢の文化はまさしく民衆がつくり出したものだといえますし、同時に、先ほど言いましたけれども、そういう参拝と同時に、参拝に来られる人たちが違った価値観を持ってこられる、そして古市でそういうような精進落としをして、そして満足して帰っていただくと、こういうようなことであったわけです。私は、伊勢神宮に来られる、伊勢神宮の持つそういう全国の皆さん方の神宮というのは、やっぱりよく言われていますように心のふるさと、一度は行ってみたいと、今も昔もこれは変わりはありません。伊勢神宮には一生に一度はお参りをいたしたいと。こういうよその地にはない独特なものがやっぱり存在をいたしておるということかというふうに思います。

 そういうようなことで、私は、先ほど申し上げましたように、そういう伊勢らしい文化を、またどういうふうに今の話じゃないけども保存していくか、どうしていくか。だから、先ほど申し上げましたように、外宮周辺にそういう文化の拠点を、これはどこも、大体観光地へ行っても、そういうらしきものは大体ありますよね。あなたもいろいろなところへ観光地も行っておられると思いますけれども。伊勢らしいものをどうつくっていくかということが、伊勢市、いわゆる外宮周辺の活性化に大いに寄与いたしていくということではないかというふうに私は思うんですが、市長の答弁。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 議員仰せのとおり、伊勢らしいものをどういうふうに演出し、見せて観光客の方に喜んでいただくかということは、非常に大切な観点かと思います。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 大切はわかります。大切であるならば、具体的にそういうものをやっぱり考え出していかなきゃならんと思うんですよ、これは。必要性がありますよということであります。それをどういうふうに具現化させていくかということが私は非常に大事だなと思います。これは一つの大きな、せっかく神宮が遷宮記念館をああいう形で、伊勢市のためにといいましょうか、外宮周辺の活性化、発展のためにという形で、ああいう巨額の資金を投入してもらったということに対するこの期待を裏切ってはいかんと、伊勢市は。それに見合うようなものをつくる中で、そういう伊勢の文化をどういう形で再現させていくか、保存させていくかと。いろんなそういうふうなところで文化をやっぱり再現させていく。

 これは伊勢には有名な木遣りもあります。伊勢音頭もあります。そういうものをやはりそういう形で、その場所で実際的に実現をしていただくような形で、歴史的な文献をそういうような形で、恋寝刃なら寝刃のそういうようなものをあれするとか、やっぱりそういうものを残していく。同時に、そういうような最近なかなか後継者が絶えてきておる。そういうようなこともあわせて、後継者育成のためにもそういうようなことも必要ではないかと、こういうふうに思います。だから、必要は、そうですね、わかります、必要ですなということやなしに、あなたにそのことをやる意思があるのかないのか。真剣に考えていく意思があるのかないかということだけは尋ねておきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 先ほど大切さをお話しさせていただきましたけれども、先般、馬瀬町の狂言も少し見る機会がありましたので拝見をさせていただきまして、そこも今まで高齢化が進んでおりましたけれども、高校生が新しく2人入ったということで、少し活性化したというお話も聞かせていただきました。これまで当市では観光文化会館という施設もそういった目的を持って存在していたかというふうに考えておりますし、うまくそれぞれの芸能にかかわる団体の方々、そういった方ともお話をさせていただければというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 私が知る限りにおいても複数の民間が、相当おもしろいと言ったら失礼ですけれども、非常におもしろいあれを考えておられて、外宮周辺に進出をいたしたいと、こういう企画を持って今準備をしておるというところも複数、私は聞いております。これは、ある意味において全く変わった現代的といいましょうか、そういうようなおもしろい企画が現実に実現するのではないかと。してほしいなということで、私なりにも側面的には協力をさせていただいておりますけれども、そういうことで、あなたも若干それは知っておられるかもわかりませんけれども、そういうようなことでございまして、これは当然、伊勢市の資金が投入されるべきものでも何でもありません。民間が皆やるわけですから。そういうことで、既に工事もかかったというふうなことを聞いております。

 そういうことですから、余計にやっぱりそういうものとすべてが連動するということで、くどいようですけれども、先ほど申し上げました伊勢らしい文化をどういう形で残していくかと。こういうことは私はやっぱり非常に大切かなというふうに思います。そのことが、これからどんどん外宮参道のあの周辺、もっともっとあの路地もどんどん私はやっぱりこれからそういう形でそういうような店舗がふえていく非常に傾向だというふうに思います。そういう意味からも、それを集大成するような今のものが、象徴的なものがやっぱり必要かなというふうには思いますね、これは。だから、そういうものがすべてうまく連動していくというところにまちづくりがありまして、そういうようなことが必要になってくるかと、こういうふうに思います。

 結局は、私はやっぱり政治が後世に残し、後の世代から評価されるものは、やっぱり文化しかないと思うんです、これは。だから、そういう文化を残していくということ、こういうことが非常に大事かと。これはやっぱり象徴されるのが京都だと思うんですよ。京都を見ればよくわかると思います。そういうことから、やはりもろもろこれはもう真剣に、それだったら、まだ内宮よりもっと外宮のほうが繁栄してくるかもわからんというふうなことも私は夢見ておるわけですけれども、そういうようなことで、今後そういうことで取り組んでいただきたいなと、こういうふうに思います。それはその程度にして終わっておきますけれども。

 次に、先ほど景観の問題がございました。これに対する答弁があったわけでありますけれども、私はこれはかねがね申し上げてきておるんです、もう早くから。やっぱりそういう、特に民間がやっぱり進出をしてくれるための状況、この状況をやっぱり見たときに、ああいうような今の電柱が乱立して立っておる、それがしかも垂れ下がっておる、そういうような光景を見たときに、これは民間が進出してくるだけやなしに、これ観光客が見ても、観光客の皆さんに対しても、伊勢は一体何だと、これは。ましてや今の外宮の門前なんですよ、これ、ずっと今の外宮参道というのは。そういうようなところにそういうものがある。

 これはもう私、早くから、新市の議員になってからやなしに、私は前からもうこれ今の話やが、ある人を通じて話をしておったんですけれども、なかなかそれに着手できなかったと。よそはそういうようなことは早くからやっぱりもう手がけてやっておると。来年御遷宮を迎える中で、一定のあなたはそういうような成果を見たと。それは私も同じ認識であったわけですけれども、そういうものを積み残しながら御遷宮を迎えなければならん。非常に残念でならないわけでありますけれども、いろいろと努力をいたしておるというところの説明がありましたけれども、具体的にどういうような手順で、どういうふうなところまで進んでおるのか答弁願いたい。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 以前から、この電柱の地中化におきましては議会からも御指摘を受けておりました。そこで、私どもは外宮参道が県道でありまして、御幸道路、県道ということですので、県のほうに要望を再三言っておったところでございます。しかしながら、県のほうは今、鳥羽松阪線、月夜見さんのところとか新道の裏のほう、それをそのとき事業化していましたので、こちらのほうは遅くなったわけでございます。

 私どもは、市道に関係しているところは旧ジャスコ跡の南側の、これは市道ですので、ここを今県と相談しながら、中部電力とか事業者のほうへ今現在伺っております。その中でわかったことは、かなりの多くのボックスカルバートが縦断的に入っておるということと、ガス、水道、NTT等、いろいろ防火水槽もあるということもわかりました。これから順次、事業者と詰めをして、社会資本整備の国の補助ももらえるような形で進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 県がそういうような認識であってそういうようなことということは、全くけしからんと私は思うね、これは。前の野呂知事にいたしましても、ましてやいわんや今回の鈴木知事はですね、特に遷宮に対して熱い思いを持っておられますし、特にそういうような形で、自分も誘客のためのトップセールスもいろいろと海外にも国内的にもやっておられる。特に、三重県の中でも観光のスポットとしてはやっぱり伊勢神宮だということをこれは認めておるわけですよ。そうでしょう。ましてや野呂知事のときに三重県は観光立県を宣言したわけでしょう、これ。ましてや三重県の中でも伊勢神宮、伊勢というのが観光スポットに、これはやっぱり観光立県の中でも伊勢神宮、伊勢市なんですよ。

 それがあなたの答弁のように、全く今の話では手つかずやと。どうですか、こうですかと。言うこととやることと、あんたたちは違うやないかと。何でそんなものを今の話出てくるのか。私はおかしい、それは。ましてやいわんや今の景観法でも、そういうことがある意味においてはきちっとやっぱり義務づけられておるということがあるわけですわね、今の景観法に。そういうことから言って、三重県がそういうようなことで、今の話やけども、お願いに、お願いじゃない、おまえさんらやれやということじゃないですか、これは。ましてや、今の話やけども、県道に乱立しておるということであれば余計のことじゃないんですか、それは。

 それと、事業者が云々というような答弁もあるけれども、事業者とというようなことは、今も言うようにこの景観法の責務の中に、よろしいか、事業者は基本理念にのっとり、土地の利用等の事業活動に関し、良好な景観の形成にみずから努めるとともに、国または地方公共団体が実施する良好な景観の形成に関する施策に協力しなければならんと。責務なんですよ、NTTにしても中部電力にしても。だから、そういうことから言って、私は、いやいや、頭越しに当然だからやれと言っているんじゃないですよ、これは。だけども、お願いします、お願いしますと頭の下げっ放しではいけませんよと。交渉事はそうではないんですよということを申し上げておるんです。その辺どうですか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 貴重な意見を今伺ったと思っております。私ども県に、当然県道ですのでお願いに行くということでございます。しかしながら、今、市がジャスコの南側の道路が市道ですもので、その市からみずから動いて県も動かそうと、一緒にやっていこうということで努力をしておりますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) それは何というてもやっぱりこれは伊勢市の地ですから、これはやっぱり今の話やけど汗かかなあかんと思うけれども、それは、へりくだった交渉は必要ないということを申し上げておるんで。そういうふうなことに対しましては、やっぱりきちっとした、当然、それだったら市長がみずから今の1対1も必要ないですよ。直接、鈴木英敬知事に、あんた、今の話やけども、会見を求めて言えばいいやないですか、それは。あんた何言っているんだ、日ごろと。やっぱり観光、観光と言うて、観光のために、伊勢市のためにといってあんた言っておるやないかと。あんたがよう言わなかったら、私、近日中に会いますから言ってもいいですよ、本当に。そんなことはやっぱりルール違反ですから、私も心得ておりますから、そんなことはやっぱりトップなり行政の者がきちっと話をすると、これはルールですから、生意気にそんなことは言えませんから言いませんけれども、やっぱりそういうことで、そのことが結局は今日まで地中化ということがおくれておったと、こういうことですね。

 そしたら、今これからの工程は、これはもう仕方がない。来年御遷宮だから、御遷宮までこれ今の話やけど、することは、掘り返すようなことはできません。今後のスケジュールは一体どうなっているんですか、それ。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 今、事業者と協議を得ております。その後、早くて26年度になれば、社会資本整備のやっぱり国の補助事業を受けなければなりませんので、遷宮は間に合いませんが、できるだけ早いうちに事業化したいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) それは想像してもわかりますよ。今、あれだけ乱立しておって、線垂れ下がっておって、それは景観上、美観上、やっぱりこれはうっとうしいですよ。あれ取り払ったことを想像したらすっきりしますよ、これは。余計にあの外宮参道、外宮の門前の参道として、また私はある意味において光り輝いてくるし、今の来てくれる人にやっぱりやすらぎの気持ちも与えることができる。今の状況では、なかなかそんなことはやっぱりできないと思いますね。そういうことも、もてなしということを広く解釈するならば、それも大きなもてなしの一つになろうかというふうに思います。

 そういうことで、26年度に工事着工ができるということでよろしいか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 早くてということで、今補助メニューに乗っかるように順次努力をしておりますんで、早くて26年度ということでよろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 知事の考え方、思いと、現実の事務方との大きな開きがあります、これは。と私は思う。だから、これはもうもしそんなもたもたしておるのやったら、市長は直接知事に対して直談判をして、あんた、言うておることとやっておることと違うやないかと。ちょっとしっかりと部下に、やっぱり今の話やけど、指示せえというようなことぐらいは申し出ることも必要かなというふうに思いますよ。いかがですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 議員仰せのとおり、三重県の観光は伊勢の観光なくしてはあり得ないということは十分に認識をしておりますので、言葉はどうあれ、しっかりと環境整備をしていただくようお話をさせていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) いろいろと申し述べてまいりましたけれども、一にやっぱり私は外宮周辺がもっと発展して活性化をするということが、伊勢市の、幸いにして内宮はおかげ横丁あたりの、それが非常に多くの、これはやっぱり神宮参拝だけやなしに、先ほど申し上げましたように、あそこに集うだけで満足度を得て帰っていただく、そういうことなんだと思いますよね。だから、同じようなものではまたいかない。内宮のような、おかげのようなということは、また外宮は外宮らしい差のあるような、そういう一つの集積を、やっぱりつくっていくということですよね。そうすると、これは外宮と内宮とうまくバランスがとれて、やっぱりどんどん外宮の周辺の活性化。

 それと、外宮周辺にはいろんな食い物店がたくさんあります。ちょっと離れたところで。そういう人たちもやっぱり潤うような、あの参道だけやなしに。外宮の周辺の食べ物のお店がたくさんございます。そういうことに対しても、食べ歩きをするというようなそういうようなことも。だから、そこに集うことによって、どんどんその輪が広がっていくということになりますから、やっぱりそういうことが非常に大事でありますから、ただひとり外宮参道というだけのみならず、広く外宮周辺のそういうところまで含めた今の活性化対策というんか、配慮が非常に今後求められていくんじゃないかということと、くどいようですけれども、先ほど申し上げましたように、文化の拠点としてのそういうものも真剣に検討して、具体的にどうしていくんかということが示される。そのことによって多くの民間の方々がもっともっと外宮参道、外宮周辺に来ていただく。そのことによってにぎわいが増す。そのことが、今疲弊しておる中心市街地にもどんな形であろうとやっぱり影響していくということも考えられるわけですから、そういうようなまちづくりを真剣に考えていっていただきたいということを最後要望として言っておいて、終わっておきたいと思います。どうもありがとうございました。

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△福井輝夫君



○議長(西山則夫君) 次に、6番、福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 会派・創造の福井輝夫です。

 議長のお許しを得ましたので、質問通告に従いまして一般質問させていただきます。

 質問項目は、1つ、伊勢市の文化財について、2つ目、安養寺跡遺構について、3つ目、文化財に対する今後の基本計画についてをお聞きします。

 質問項目の1つ目は、伊勢市の文化財についてでありますが、まず、1、文化財の保管体制や状況についてお聞きします。

 平成23年に伊勢市郷土資料館が老朽化に伴い閉館しておりますが、保管していた資料は今どこに保管され、どのような状況になっているのかをお聞きします。

 次に、2、文化財保管の管理台帳は整備されているのかについてお聞きします。

 今、伊勢市の文化財の保管は1カ所で集中管理しているわけではなく、何カ所かに分けて保管されている状況と思われます。このような状況のもと、保管の管理台帳がしっかりしていないと、どの文化財がどこに保管されているのか把握できないなど、また、必要な文化財の問い合わせに対し、どこにあるのかわからないというようなことに陥ります。管理台帳の整備は重要なことと思いますので、現状をお聞かせください。

 次に、3、遺跡などから発掘された遺物の木製品、金属製品や文化財の紙製品の保存処理の現状についてお聞きします。

 これは、処理状態が悪いと貴重な発掘品が腐食したり、虫食い等により貴重な文化財が消失するという最悪の状態になりかねないんです。保存処理の現状についてお聞きします。

 項目2つ目の安養寺遺構についてであります。遺構というのは遺跡のようなものなんですけれども、安養寺遺構についてお聞きします。

 まず、1、西行庵について市はどのような認識でいるのかをお聞きします。お答えをいただく前に、まず安養寺と西行についてはどのようなものかを知らなければ、聞いておられる方も質問の趣旨が理解いただけないと思いますので、簡単に説明させていただきます。

 まず、西行についてですが、今、テレビで「平清盛」が放映されております。そこにも西行が出てきますが、平清盛と同年代の平安時代の武士であります。後に23歳で出家し、日本各地を旅し、短歌、和歌の歌人として多くの歌を残しています。西行の名は一度は聞いたことのある名前といえるほど、大変有名な歌人であります。その西行が伊勢にもたびたび足を運び、そして二見に6年間住んでいたという事実。また、二見に関して西行が詠んだ歌も数多く残っております。

 そこで、住んでいた跡は西行庵遺跡とし、発掘調査も済み、多くの発掘品が伊勢市に保管されています。西行についていろんな本なんかも出ております。こういうような本(資料を示す)、いろいろ出ております。この中にも二見のことも出てきておりますが、いろいろ探してみますと、何十といろんな本が出ております。それで、これは平成21年に伊勢市立の郷土資料館で西行展を開いたときに伊勢市の教育委員会が発行したものですけれども、西行の発掘品とか、いろんなことをカラーの写真も交えながら、そういう本を出しております。インターネット等で西行を検索しても、安養寺の出土品のことや二見のことも詳しく記載していることも多いのは見かけられます。以上を踏まえ、西行庵について市はどのような認識でいるのかをお聞きします。

 次に、2、西行が住んでいたとされる安養寺跡遺構の復元に対する市の考えをお聞きします。

 また、3、安養寺跡遺構から出土した多くの発掘品の保存状況について、今どのようになっているのかをお聞きします。

 質問項目3つ目の文化財に対する今後の基本計画についてお聞きします。

 平成23年3月に伊勢市立郷土資料館が閉館されました。そこに保管されていた数多くの文化財、そして新たに発掘された遺物、未整理の文化財等が何カ所かに分割保管されています。このままでよいのか。今後、どのような文化財保管体制をとっていくのかをお聞きします。

 次に、2、文化財資料の公開は地域PRの場所であり、市民また小中学校の郷土学習の場であると思うが、市の考えをお聞きします。

 次に、3、文化財資料の展示計画について、今後の方針をお聞きします。将来、展示を計画したいという漠然とした希望的なものでは、いつまでたっても実現はおぼつかない。今後の方針をお聞かせください。

 次に、4、展示方法やシステム等について、考えがあればお聞かせください。

 次に、5、伊勢市の文化財保護の体系は整っているか。また、土地開発申請の届け出があった場合、伊勢市の文化財保護に向けて、申請、受け付け、所定の場所への連絡体系など、所定のルールは確立されているのか。知らないうちに貴重な文化財が失われてしまうようなことはないか。このようなことが起こらないためにも、文化財保護体制は整っているか。

 質問は以上でございますが、御答弁のいかんによっては再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 福井議員の御質問にお答えをいたします。

 初めに、伊勢市の文化財についてお答えをいたします。

 まず、文化財の保管体制や状況についてでございますが、平成23年度に二見町松下の旧国際リゾート短期大学校を収蔵庫として改修し、大部分の資料はそちらで保管をしております。一部の資料につきましては、上野町の沼木倉庫に保管しており、今後は主に埋蔵文化財の出土品を沼木倉庫で、その他民俗資料等を旧国際リゾート短期大学校で保管するよう、資料の仕分けを行う予定でございます。

 次に、文化財保管の管理台帳は整備されているかについてでございますが、これまで収集してまいりました資料につきましては資料台帳を作成しております。ただし、郷土資料館の閉館や旧国際リゾート短期大学校の使用開始等に伴い、資料台帳の見直しが必要な状況でございますので、資料の仕分けが終了した後に資料台帳の見直し作業に着手するつもりでございます。

 次に、遺物の木製品、金属製品、紙製品の保存処理の状況でございますが、埋蔵文化財として出土した木製品や金属製品等につきましては、資料の重要性を判断の上、必要に応じ、劣化を防ぐため保存処理を専門機関に依頼し実施しており、書物、絵画等の紙製品につきましては防虫剤で虫害を防ぐようにしております。これら各製品の保存処理には効力の有効期間もございますので、資料の状態を確認の上、追加処理が必要であれば対応していきたいと考えております。

 大きな2点目の安養寺跡遺構についてお答えいたします。

 まず、西行庵について市はどのような認識でいるのかという御質問でございますが、安養寺跡は平成4年度に旧二道町教育委員会が発掘調査を行い、寺院の建物や溝、池上の遺構や多くの遺物を確認しており、当遺跡は平安時代後期の歌人西行が晩年の一時期を過ごした場所と考えられております。発掘調査で西行の草庵に関する物証は得られなかったものの、同時代の遺構が検出されたことから、市としましては注目すべき遺跡であるというふうに認識しております。

 次に、安養寺跡遺構の復元に対する市の考え方でございますが、安養寺跡を含む周辺一帯につきましては、民間業者が宅地造成事業を行っており、平成5年3月19日付で文化財の保護措置を締結しております。その中で、安養寺跡付近は住宅団地の公園として整備し、発掘された遺構を公園内に復元することが示されておりますので、保護措置の内容が遵守されるよう、事業の進捗に伴い確認していきたいと考えております。

 次に、安養寺跡遺構の遺物の保管状況についてでございますが、安養寺跡から出土した遺物につきましては基本的に沼木倉庫に保管しており、一部資料は展示や活用のために、現在、二見公民館や小俣総合支所にございます。また、発掘時の写真資料等につきましては、二見公民館にて保管をしております。

 大きな3点目、文化財に対する今後の基本計画についてお答えいたします。

 まず、郷土資料館の閉館に伴い、何カ所かに分割保管されている文化財の今後の保管体系についての御質問ですが、現在は、保管施設の大きさの問題もあり、一部資料を分割保管している状態でございます。将来的には、資料の展示も含め、できる限り1カ所にまとめられるよう、何らかの方法を考案していきたいと考えております。

 次に、文化財資料の公開は地域PR及び市民、また小中学校の郷土学習の場所であるということについての市の考え方でございますが、市が所有しております文化財資料は市民共有の財産であり、学校教育におきましてもこれまでさまざまに活用されてまいりましたので、資料の公開展示は必要であるというふうに考えております。

 次に、文化財資料の展示計画についての今後の方針でございますが、現在は小俣総合支所内の郷土資料コーナーにて定期的に企画展を実施し、資料を入れかえながら展示をしております。今後の展示施設の確保も含めた中長期の展示計画につきましては、今のところ方針が定まっておりません。今後の検討課題としていきたいと考えております。

 次に、今後の展示方法やシステム等についての考えでございますが、展示の方法やシステム等につきましては、展示施設を想定しての検討となりますので、現段階において具体的な考えを持つには至っておりません。時宜を得ましたら、サポーター制度の導入等、他の施設における事例を調査し、検討していきたいというふうに考えております。

 次に、伊勢市の文化財保護の体系及び体制は整っているかについてでございますが、市内に存在する指定文化財及び登録文化財は、文化財保護法の体系に基づき整理しており、その内容につきましては市のホームページでも公開をしております。また、埋蔵文化財の存在が知られている土地である埋蔵文化財包蔵地につきましては、文化財保護法の届け出に基づき、現体制にて必要な措置を行っております。

 以上、福井議員の御質問にお答えをいたしました。何とぞよろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午後2時44分



△再開 午後2時54分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) それでは、順次再質問させていただきます。

 大きな1項目めの1の文化財の保管体制や状況についてですが、伊勢市郷土資料館がなくなった今、伊勢市の文化財は二見町松下の旧国際リゾート短期大学と上野町の沼木倉庫に保管されているとのお答えでございました。正しくは、この2カ所に加え、小俣総合支所1階の資料室及び二見町公民館の4カ所だと認識しておりますが、これに間違いはございませんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 申しわけございません。教育長のほうも後の答弁の中で少し二見町にもということで触れさせていただいておりますけれども、議員のおっしゃるとおりでございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) はい。状況は確認できましたので、この件は了でございます。

 先日、職員の方に案内いただき、保管場所を詳しく見せていただきました。リゾート短大、沼木倉庫、これは警備保障も完備しておりましたので、その面では安心しております。その現状を見せていただいた上で、感想といたしまして、現状のままだと大きな問題があり、また、早急に改善に着手しないと、せっかくの文化財、遺跡発掘品が取り返しのつかない状態になってしまうおそれがあると感じましたので、今回質問させていただきました。

 文化財保管の管理台帳については作成しているとのお答えでした。ただ、郷土資料館の閉館や旧国際リゾート短期大学校の使用開始に伴い台帳の見直しが必要で、資料の仕分けが終了した後に台帳の見直しに着手していきたいとのお答えでございました。

 それでは、いつごろ着手ができるのか、具体的に教えていただきたい。と申しますのは、旧リゾート短期大学校には1階から3階まで膨大な量の資料が保管されており、仕分けにはまだまだ時間がかかるのではないか。よほど人力を投入しないとなかなか進まないと思いますが、4カ所の保管場所の仕分け終了予定と台帳見直し作業の着手及び終了予定についてお考えをお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) お尋ねの件でございますけれども、今予定しておりますのは、今年度中、24年度には一応の筋道といいますか、整理のほうをさせていただきたいと、そういうふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 今年度中に整理ができるということは、台帳の見直し作業の着手も来年度ぐらいから始まるというふうに考えてよろしいんでしょうか。それと、終了予定等は考えてみえますでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) あくまでも計画でございますけれども、まず分類等を今年度中にやってしまわないと、どんどんおくれてまいりますので、その点、今、人力もかけながら進めさせていただいておるというところでございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) はい、ありがとうございます。

 では、台帳の必要性をなぜ訴えるのか、理由を挙げます。

 安養寺遺構発掘時の写真、図面、資料が今どこに保管されているかというのを、小俣総合支所の教育委員会に赴き、お尋ねしました。その際、すぐには出ないが、小俣総合支所に保管されているとの返事でした。しかし、その後、私が二見公民館の保管場所を見せていただくと、公民館の倉庫に先ほどの資料がすべて保管されておりました。

 また、安養寺遺構の出土品の中に木片があり、その中でも木片に文字や絵が墨でかかれたもの、これはかなり重要な遺物として推察されておりますが、この木片の所在をお聞きした際には、すぐには所在がわからなかった。数日後、実は小俣総合支所にあった。1階の資料室にあったという連絡をいただきました。安養寺遺構の出土品はリゾート短期大学、沼木倉庫、小俣総合支所1階の資料室、二見町公民館の4カ所に分散保管されており、把握のしにくい状況にあります。

 このような状況の中、今、どの文化財がどの場所にあり、また、貸し出し等をした場合には、貸出先、貸出日、返却予定日、返却確認等、しっかり管理台帳を整備しておかないと、知らぬ間に紛失という事態も考えられます。特に、資料の仕分けの済んでいるものは即刻管理台帳の整備を見直すべきと思いますが、管理台帳の見直しの作業の着手及び終了予定について、先ほど、まだ開始予定はいつかというのは御返答いただいておりませんが、必要性の認識、また、先ほどのいろんな理由から早期に取り組むんだという意気込みを含め、再度もう少し具体的にお答えいただければと思いますが、もう一度お聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 申しわけございません。議員が教育委員会をお訪ねいただきまして、安養寺の件につきまして、ちょっともたもたいたしました。私も聞いておりますけれども、その点は台帳のほうがしっかりと整理がされていないということに端を発しております。言いわけになるようですけれども、資料館のほうが閉館になりまして、そのときにいろいろと分散を資料に対していたしました。その関係もありまして、今、一生懸命それを収集して、どこに何があるかというのを再度検討しなければならないということで、今もう既に始めさせてはいただいております。それがなるべく、私どもとすると24年度中、今年度中には何とか、大まかでございますけれども、結論を見たいなと思っておりますけれども、余りにも資料の数が膨大でございますので、いつまでということにはちょっと今お答えはできませんけれども、もう既に始めさせていただいておるということで御了解をいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) はい。確かに膨大な量ということと、人力的なものもなかなか余裕もないというふうにお聞きしておりますが、貴重な文化財がいつの間にかなくなってしまったというようなことがあってはならないと思います。一度失われたらもう二度と出てこないということもありますので、ぜひともいろんな面で早急の整備をお願いしたいということで、お願いしておきます。

 次に、1の項目の3の遺物の木製品、金属製品、それに紙製品の保存処理の現状については、劣化を防ぐため、必要に応じて保存処理を専門機関に依頼し実施しているとのお答えでございました。また、保存処理には効力の有効期間もあり、資料の状態を確認の上、必要であれば追加処理をするとのお答えでした。

 それでは、過去に資料の状態を確認し、追加処理をしたことはありますか、お答えいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) その点でございますけれども、一応出土したときに当然防腐剤等の処置はさせていただきますけれども、私の確認したところによりますと、それ以降はされていないということでございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 一番最初のときには処理をしたが、後はされていないということなんですが、一度処理をしたからといって、やはり定期的にチェックをしながら、必要なものはまた処理をするということが必要だと思いますので、その辺については今後気をつけて、もう一度また確認していただきたいと思います。

 それでは、紙製品の保存処理については防虫剤で虫害を防ぐようにしているとのお答えでございました。保管場所には掛け軸等が多数保管されている棚がございました。何本かを手にとらせていただき、確認しましたが、防虫剤のにおいは全然ありませんでした。書籍棚等、数多く回りましたが、防虫剤のにおいは感じられませんでした。防虫剤の必要は考えているものの、資料館のない今、現状の保管場所における防虫処理は徹底していないのではないかと思われますが、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 私も以前、その沼木倉庫のほうに行かせていただきまして、見させていただきました。4月、5月の当初やったと思うんですけれども、確かに状況的には余りいい状況ではないなというふうに私も把握をしておりますので、今、議員からも御指摘ございましたので、台帳を今整理しておりますので、当然一品一品当たっておりますので、そのときに危ないものがございましたら、適宜防虫処理といいますか、防虫剤のほうを置かせていただきます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) はい、わかりました。今、そういうことで適宜調査をして防虫処理をするということをお聞きしましたので、ぜひともよろしくお願いします。

 紙製品なんかは、国立博物館等を見ても、紙製品の展示物なんかでも虫の食った、ミミズがはったような穴が多く見られるものもあります。これは発見時に既に虫害に遭ったと思われますけれども、保管後も対策をしていなければ虫害は起こると思います。確実な対策をお願いいたします。

 それでは、大きな2項目めの1として、安養寺跡遺構の西行庵について市の認識をお聞きしましたところ、市は注目すべき遺跡であると認識しているとのお答えでございました。確認させていただきましたので、これは了とさせていただきます。

 次に、2つ目の2番目、安養寺跡遺構の復元についてですが、この問題については、これまでの経過を簡単に説明させていただきます。

 安養寺遺構は、二見町五峰山の光の街の一角にあります。平成4年に発掘調査を終え、平成5年に当時の二見町教育委員会と宅地造成事業を行った民間業者が協議をし、民間業者の手によって発掘された遺構を公園内に復元すると文化財保護措置の締結をしております。復元について、市は保護措置の内容が遵守されるよう、事業の進捗に伴い確認していくというお考えでございました。

 保護措置の締結から既に19年の年月がたっております。このまま見守っているだけでは事業の進展はおぼつかない。有名な西行が住んでいた安養寺の西行庵の遺構を復元すれば、伊勢市の観光面にも大いに貢献するのは間違いないと思います。過去にも、西行庵の遺跡はどこですかと尋ねて二見を訪れた観光客が何人もいましたと聞いております。このまま具体的計画のないまま、宅地造成が進めば、復元予定場所は住宅スペースになり、この話はなかったことにというような話にでもなれば取り返しがつきません。今後は事業の進展に向けて、市主導のもと、積極的に取り組むべきだと考えますが、考えをお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 市のほうで積極的にということでございますけれども、こちらのほうは、民間業者のほうがきっちりとその開発をしたときに、また復元をいたしますということで、そういう契約といいますか、そういう書面も交わしておるというふうに伺っておりますので、また私どものほうから、その開発業者に対しまして、その後どうなっているのかという部分につきましても、こちらのほうからもアプローチをかけていきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。市のほうからもアプローチをかけるというお言葉をいただきました。

 やはりいつまでも黙っておって待ちの状態だけでは、これは物は動きません。民間業者の方のほうも、19年たちますとトップも変われば担当者も変わり、その存在があったかなかったかというようなことにもなりかねません。そういうことのないように、やはり市も、もう今が一番のチャンスだと思います。やはりあの光の街のところは高台ということで、津波等の問題点からも場所的にいろんな個人の住宅の面では見直されており、また、メガソーラーとかそういう面でのことでも動きもあります。そういう中で、今がチャンスと私は思っております。やはり積極的な市の姿勢を今後期待しておりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、大きな2の3つ目、安養寺跡遺構の遺物の保管状態についてですが、既にお聞きした遺物の木製品、金属製品、それに紙製品の保存処理の現状については以前のところでお答えをいただいておりますので、ここでは上野町の沼木倉庫に保管されている安養寺跡遺構の木片の保管状況についてお聞きします。

 9月7日に倉庫を見せていただきました。これは、その木片というのは、直径約20センチぐらい、長さ30センチから40センチぐらいの木片が15個ほどありました。この木片の保存の方法は、水を含ませて保存するという保管の方法をとっております。ということは、それぞれの木片を1個ずつビニール袋に入れて、中に少しお水を含ませてあると。ところが、よくそのビニール袋の中を見ますと、たくさんのシロアリが歩き回っていると。これは一体どういうことなんでしょうかね。これではせっかくの文化財は消失してしまいます。あれから約2週間が経過しましたが、その後どういう処理をされたかお聞かせ願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 大変申しわけございません。そのもの自体、私ちょっと確認はしておりませんけれども、私が全体的に聞いておりますのは、いろいろと御指摘もいただいたので、その点については、例えばシロアリがわいておるものについては措置を今しておるということで報告はいただいております。ただ、例えば安養寺から出たものすべてについて防腐剤処理、それから水につけておくとか、真空処理とか、いろいろ方法があるらしいんですけれども、すべてのものにそういう措置をするわけではなく、現段階では3段階ぐらいに分けて、これはかなりお金のかかる処理をする、次はもう一つ、その次はと、いろいろ措置の方法もあるということですので、そこら辺をきっちり分けた上で、今、議員がおっしゃいましたのは、ちゃんと真空処理もしてあるということですと、大切なものということで、一たん処理をさせていただいておるはずですので、それはきっちりと、もとが崩れていかないような措置を今後もさせていただきたいと思いますので、またそういう指示もさせていただきます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。

 まあ安養寺から出た木製品もいろんなものがございます。そういうふうに水を含ませて保存しなければならないもの、また乾燥させて一枚ずつ、例えば墨で書いてあるものなんかは見やすいようにガラスケースに、小さな中に入れて保存しておるとか、いろいろな仕方を私も確認しております。ただ、そういう水を含ませて確認する中で、それは今の現状では真空状態にはしてございません。中に空気いっぱい入っています。ということは、保存の部分をすべて見たわけじゃないですけれども、1つ、2つ見ただけでもシロアリが中にいっぱいおったということですので、まずそのシロアリを死滅させる必要があると思いますので、まず真空状態にしてシロアリをすべて死滅させるとか、その後で水を入れかえてまた保存するとか、そういう必要があると思います。これはまた文化財保管の専門業者に頼むなり、まあやり方を知っておればそれなりでいいんですけれども、早急にしないとシロアリというのは毎日毎日木を食ってしまいますから、一日一日たつだけでも木はもうなくなってしまいますので、やはりそういう早い段階での処理をお願いしたいと思います。

 それで、今の保管されている場所は空調はありません。ということは高温多湿になる可能性があるということで、ほかのいろんなものもやはり再確認していただかないと傷んでいくという可能性が非常に大でございます。そういうようなことで、今調査も進めてみえるということですので、確実な対策をお願いしたいと思います。

 それでは、3つ目の1に移ります。

 文化財は何カ所かに分割保管されている。今後、文化財の保管体系はどうしていくかについては、将来的には資料の展示を含め、できるだけ1カ所にまとめられるよう考案したいとのお答えでございました。その方向性には大いに賛同しますので、了としたいと思います。

 3つ目の2、文化財資料の公開については、資料の公開展示は必要とのお答えをいただきました。現在公開している場所は小俣総合支所1階の約8畳ぐらいと思いますが、小さな資料室だけでございます。展示の充実を望みます。

 それで、文化財の資料の展示計画については今後の検討課題としたいとのお答えでございました。郷土資料館にかわる展示施設の確保は必要不可欠だと考えております。新築することはできなくても、既存施設の有効利用を図るなど、方法は考えられます。幅広い見地から、常に前向きに対処方法を考えていただきたい。

 しかしながら、希望だけではいつまでたっても実現しません。5年計画、10年計画など、目標の展望をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 非常に難しい御質問でございます。中長期で教育委員会のほうで計画を持っておればよろしいんですけれども、特に展示となりますとハード面というのがございます。ソフト面の部分も、このハードがどういうものになるかによって、またソフト面、人員の関係でございますけれども、そのあたりも随分変わってまいります。

 ただ、あえて申すならば、郷土資料館が閉館してしまいましたので、我々といたしましては公共施設のいずれかの場所、空きスペースが出てまいりましたら、何とか近いうちにこの郷土資料館を復活させたいという、こういう思いではおりますので、御理解を賜りたいと思います。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。前向きなお答えをいただいております。この案件については、今すぐというわけにはいかないということは私も理解しております。常に頭の隅にこの問題を置いていただき、利用の可能性のある既存施設等が見つかれば積極的に検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、3つ目の4、今後の展示方法やシステム等についての考えについては、サポーター制度の導入など、他の施設の事例を調査し、検討したいとのお答えをいただきました。最近、サポーター制度を取り入れる施設が確かにふえてきております。

 資料館、博物館のサポーター制度として、一例でございますが、インターネットで探してみても、例えば中津川市の中山道歴史資料館等にもサポーター制度のことが記述してございます。これはボランティア活動で作業や、それから事業、企画運営などをすればポイントを付与し、たまったポイントを施設使用料の減免に利用したり、それから入館料や施設使用料に使うことができたり、それから、そこの市が指定しておる公民館、図書館、文化施設、スポーツ施設、博物館、その他もろもろですが、そういうものについてもいろいろ減免があるというようなことで、特典を設けながらいろんな市民の方に協力を願うというようなものでございます。

 糸魚川のミュージアムサポートというものも、これもございますから、年間の入館券というのを登録するといただける。それと1年間博物館が無料になるとか、登録者と一緒に指定のミュージアムに入館した場合は同伴者全員が通常料金から100円引くとか、いろんな特典をいろいろしながら市民の方の協力をいただくというようなこともございます。

 何もかもが市ですべてやらなきゃならないなんて思いますと、もう本当に予算面やら人力の面でもうできないというようなこともございますので、幅広い考えを持って、いろんなことをやわらかい考えで幅広く検討していただきたいと。そういうことをすればやはり光も見えてくると思いますので、先ほどサポーター制度についてのお答えもございましたので、どうかよろしくお願いします。

 それから、3つ目の5ですけれども、伊勢市の文化財保護の体系は整っているかについては、今、市のホームページに公開している伊勢市の文化財保護体系の一覧表は、国指定、県指定、市指定と、それぞれの別の表をつくっております。それで、何か一つの文化財を探そうと思うと、それぞれ国指定の表を見て、また県指定の表を見て、市指定の表を見てということで、隅から隅まで見ないとなかなか出てこないというようなことで、ちょっとそれでは、まあこれはこれで非常に国指定はどんなんがあるかと一覧表で見られるということで、いい表ではあるとは思うんですが、一つの文化財を探すときに、やはりもう一つ違った表もあってもいいのではないかと。

 四万十市の文化財のそういう表を見ますと、一つの表にすべての文化財が全部入っておりまして、その文化財ごとに指定の範囲が、これは国指定ですよ、これは県指定ですよ、これは市指定ですよというような項目をつけながら、ずらっと全部に入っているということで、探すときには非常に見やすいというものもございますので、そういう部分の充実もしていただきたいなという気はしておりますが、これについてはどんなお考えでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 議員おっしゃるとおりだと思います。確かにちょっと見にくうございます。国、県、市と別々に書いてございますので、この点につきましては、今御紹介いただきました四万十市のホームページ等も参考にしながら、プラスもう一つ、表のほうもつくっていきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。前向きにお答えいただき、うれしく思っております。

 それと、安養寺の遺構について、先ほど市の認識としては注目すべき遺跡であるというふうにお答えいただいております。出土品等について、文化財保護の体系の観点から、この安養寺の遺構の部分、出土品等を市指定の検討をしていただいてもよいのではないかと思いますが、お考えをお聞かせ願いたい。今、この安養寺については指定の中には一つも入っておりませんが、その辺について、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) その点につきましては、伊勢市文化財保護審議会というのがございまして、そちらのほうに候補案件としてまた諮問のほうをさせていただきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。一度諮っていただいて、まあしていただければありがたいと思います。やはり貴重なものは指定することが大事だと思います。やはり指定しないと、いつの間にか忘れられてしまうと。やはりそういうことで、ぜひとも検討いただきたいと思います。

 それと、文化財保護の体制は整っているかについてですが、これは開発申請があったとした場合、受け付け窓口は文化財保護の観点から必ず必要部署に申請内容を連絡しなければならないことになっておると思います。伊勢市の場合、そのルールは確立されているのか。このルールが守られていないと、文化財の調査をすることなく破壊されたり、もしくは埋もれてしまうことになってしまいます。伊勢市のこの体制について、開発の受け付けから必要部署への報告、試掘、発掘に至るまでの流れを再度確認させていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) その点でございます。大きな開発になりますと、開発業者の方が当然、教育委員会のほうにも文化財の包蔵地ではないのかなということでお尋ねをいただいてまいりますので、そこで話はさせていただきます。細かな個人で行うような、開発物件じゃないような小さなものにつきましては、例えば農地転用等が要るということでしたら農業委員会のほうでそういう御指導もいただいておりまして、教育委員会のほうにつないでいただきますし、あと、建築確認申請をとる場合も、当然そこで、もし包蔵地の場合でしたら、この地域はこれこれですのでということで個人の方にもお知らせをいただくということでございます。もっと大もとでいきますと、その開発業者の方といいますのは当然この文化財保護法というのは御存じのはずでございますので、その方が、個人の方が知らなくても、ここは包蔵地なので一たん申請が要りますよと、その申請の結果、何か出てきたら工事もとまりますというようなところまでお話をいただいておるというふうに伺っております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。今、そういう面ではルールは確立されておるというお答えでございます。

 もし資料をお持ちならお聞かせ願いたいんですが、過去10年くらい、開発申請件数、試掘した件数、発掘した件数等、わかればちょっと教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 過去10年でございますけれども、発掘といいましても、本調査、試掘調査というのがございまして、過去10年でいきますと、本調査、試掘調査で29件ございます。そのうち、試掘をしまして、これはもう本格的に掘らなければならないというものについては3件ございました。それからあと、もう少し軽いもので工事立ち会いというのがございます。我々の職員がその工事現場に立ち会って、埋蔵文化財のようなものが出てこないかというようなものを立ち会って見ながら工事をしていただくというのと、もう一つ軽いものになりますと、慎重に工事をしてくださいということでお願いだけして職員は伺わないという、この4段階、慎重工事というのと工事立ち会い、試掘、それから本調査というような、この4つがございまして、これを全部合わせますと10年間で93件ということになってまいります。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。思ったよりかなり多いということで、それはちょっと安心をしております。

 開発申請件数はお聞きしませんでしたけれども、これはわかりませんですか、申請があった件数というのは。わかりませんですか。ならいいです。

 ということで、私がちょっと心配したのは、他市、伊勢市じゃない関係の人が、伊勢市はこの試掘、発掘の件数どうも少ないんじゃないかなという気がするというようなことをぽろっと聞いたことがございましたので、もしそういうようなことがあっては、正式ルールにのっとってちゃんとしておるんなら全然問題ない話なんですけれども、例えば職員の不足とか、いろんな面からなかなか見逃されているような面が多いというようなことがあってはならないと思いましたので、今ちょっとお聞きしたようなことでございます。ぜひとも、そういう面では確実なルールに従って進めていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。

 また、伊勢市の学芸員の人数は何人いるのか、また他市との比較で適切な人数なのか、現状をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 現在、教育委員会におります学芸員といいますのが、文化振興課に3名でございます。うち2人が埋蔵文化財担当ということで勤務をさせていただいております。伊勢市役所には、申しわけございません、正確な数字を持っておりませんけれども、5名、6名という形かなと思っております。ただ、他市につきましては、博物館を持ってみえる、例えば桑名とか四日市さんになりますと5名から8名というような、そういう人数になってこようかと思うんですけれども、博物館は当然学芸員を置かなければならないということになっておりますので、人数的には多いのかなというふうに考えております。伊勢市の学芸員が多いか少ないかは、ちょっと私のほうでは判断しかねます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ありがとうございます。今、伊勢市は今のところ確かに博物館はございません。そういう面では学芸員も3人ということでございました。やはりいろんな発掘品とかそういうのが出た場合に、すぐに動ける学芸員、埋蔵の考古学等の学芸員等がいないと、やはり見逃されてしまうということが起こってしまいますので、そういう面では常に動けるような体制をとっていただけるように、よろしくお願いしたいと思います。

 伊勢市の貴重な文化財が適切に管理され、有効に活用しながら次世代に受け継がれるよう、市の対応を、これからの対応も期待いたします。場合によっては、この文化財の保護、保管、そういうことについてはお金もかかると思います。場合によっては、予算要求も必要になるだろうと思いますが、今後とも積極的な対処をお願いして、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) 以上で、一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(西山則夫君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。

 お諮りいたします。

 委員会審査等のため、明21日から10月4日までの14日間のうち、会議規則で規定する休会日を除く10日間を休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 継続会議は10月5日午前10時から開きます。

 それでは、本日は散会いたします。

 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願い申し上げます。

 御苦労さまでした。



△散会 午後3時30分

 会議の顛末を録し、ここに署名する。

   平成24年9月20日

        伊勢市議会議長     西山則夫

        伊勢市議会議員     辻 孝記

        伊勢市議会議員     吉岡勝裕