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三重県 伊勢市

伊勢市 平成24年  6月 定例会 07月02日−02号




伊勢市 平成24年  6月 定例会 − 07月02日−02号







伊勢市 平成24年  6月 定例会



           平成24年6月伊勢市議会定例会会議録

議事日程

                    平成24年7月2日(月)午前10時開議

日程第1 議案第64号 三重県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について

日程第2 議案第60号 平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)外1件一括

日程第3 議案第62号 伊勢市中心市街地都市機能再生促進条例の制定について外1件一括

日程第4 議案第65号 水槽付消防ポンプ自動車(西分署配備)の取得について外1件一括

日程第5 議案第67号 市道の路線の認定について

日程第6 議案第70号 平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)

日程第7 議案第71号 伊勢市営住宅等の指定管理者の指定について

日程第8 平成24年請願第1号 所得税法第56条の廃止を求める請願

日程第9 平成24年請願第2号 年金支給額減額に反対する意見書提出の請願

日程第10 一般質問

      ?18番 小山 敏君

            「伊勢まつり」について

            生活保護について

      ? 4番 野口佳子君

            農業政策について

      ?17番 中川幸久君

            旧日赤の跡地問題について

      ?16番 上田修一君

            宮川床上浸水対策事業は完成したが、懸案となっている内水問題について伺いたい

            宮川右岸の度会橋上下流の未整備区間について伺いたい

            ドクターヘリの離着陸場の安全管理について

      ? 2番 吉井詩子君

            地域医療について

            地域包括ケア体制構築について

      ? 5番 岡田善行君

            遷宮を控えての観光対策について

            伊勢市立小中学校適正規模化・適正配置基本計画(案)について

      ? 7番 辻 孝記君

            市民の健康と予防、国民健康保険料や医療費の負担軽減について

            獣害対策について

      ?14番 黒木騎代春君

            介護保険介護報酬改定と生活援助サービスの時間区分見直しによる影響について

            厚生労働省も保険料負担が重いことを構造的問題として認めるようになっている国保料の負担軽減策について考えを聞きたい。

            改定住民基本台帳法から適用除外される外国人に対する行政サービスが引き続き提供できるようにするための伊勢市としての対応について聞きたい。

            実施2年目となっている住宅リフォーム助成制度の利用状況・効果など、現状と今後の方向性について考えを聞きたい。

      ?22番 山本正一君

            平成23年3月11日に発生した東北大震災後のがれき受入れについて、市長の見解をお尋ねしたい。

      ?25番 世古口新吾君

            災害対策について

      ?28番 中山裕司君

            防災行政無線について

      ?10番 品川幸久君

            定住自立圏構想について

      ?13番 長田 朗君

            伊勢地域の交通体系について

      ? 6番 福井輝夫君

            観光地案内看板について

            グリーントピアの駐車場整備後について

            放課後児童クラブについて

      ? 9番 広 耕太郎君

            少子・高齢化について

      ? 1番 野崎隆太君

            コミュニティビジネスについて

本日の会議に付した事件

 1.三重県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について

 1.平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)外1件一括

 1.伊勢市中心市街地都市機能再生促進条例の制定について外1件一括

 1.水槽付消防ポンプ自動車(西分署配備)の取得について外1件一括

 1.市道の路線の認定について

 1.平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)

 1.伊勢市営住宅等の指定管理者の指定について

 1.所得税法第56条の廃止を求める請願

 1.年金支給額減額に反対する意見書提出の請願

出席議員(28名)

      1番  野崎隆太君      2番  吉井詩子君

      3番  世古 明君      4番  野口佳子君

      5番  岡田善行君      6番  福井輝夫君

      7番  辻 孝記君      8番  吉岡勝裕君

      9番  広 耕太郎君    10番  品川幸久君

     11番  藤原清史君     12番  山根隆司君

     13番  長田 朗君     14番  黒木騎代春君

     15番  西山則夫君     16番  上田修一君

     17番  中川幸久君     18番  小山 敏君

     19番  杉村定男君     20番  浜口和久君

     21番  工村一三君     22番  山本正一君

     23番  佐之井久紀君    24番  宿 典泰君

     25番  世古口新吾君    26番  長岡敏彦君

     27番  中村豊治君     28番  中山裕司君

欠席議員(0名)

      なし

職務のため議場に出席した事務局職員

  事務局長     中川芳明君   事務局次長    杉原正基君

  議事係長     伊藤 亨君   調査係長     津村将彦君

  書記       中野 諭君   書記       中川浩良君

説明のため出席した者

  市長       鈴木健一君   副市長      松下 裕君

  病院事業管理者  藤本昌雄君   会計管理者    白木信行君

  総務部長     藤本 亨君   情報戦略局長   森井 啓君

  環境生活部長   中井宏明君   健康福祉部長   山本辰美君

  産業観光部長   三浦 徹君   都市整備部長   宮田重和君

  二見総合支所長  中村龍平君   小俣総合支所長  森 明彦君

  御薗総合支所長  内田 豊君   上下水道部長   本多秀夫君

  病院事務部長   佐々木昭人君  消防長      大西邦生君

  総務部理事    角前 明君   産業観光部理事  奥野喜久君

  健康福祉部次長  鈴木正人君   都市整備部次長  高谷幸良君

  消防本部次長   竜田博史君   環境生活部参事  奥野やす子君

  産業観光部参事  須崎充博君   都市整備部参事  谷口 尚君

  総務課長     北 一晃君   行政経営課長   大西要一君

  建築住宅課長   中上雅弘君   教育委員会委員長 楠田英子君

  教育長      宮崎吉博君   教育部長     玉置行弘君

  教育次長     北村 陽君   監査委員     鈴木一博君

  選挙管理委員会委員長

           鈴木市郎君



△開議 午前9時59分



△開議の宣告



○議長(西山則夫君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。

 本日の出席者は全員ですので、会議は成立いたしております。

 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、前回決定あるいは御報告申し上げたとおりです。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。

 それでは、会議に入ります。

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△議案第64号の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 日程第1、「議案第64号三重県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきまして、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第64号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 教育民生委員会開会のため、暫時休憩いたします。



△休憩 午前10時01分



△再開 午前10時10分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程の追加について



○議長(西山則夫君) お諮りいたします。

 休憩前の本会議におきまして教育民生委員会に審査付託となっておりました議案第64号につきまして、審査を終了した旨の報告がありましたので、これを本日の日程に追加し、日程順序を変更して直ちに議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第64号の上程、報告、質疑、討論、採決



○議長(西山則夫君) それでは、日程第2、「議案第64号三重県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について」を議題といたします。

 教育民生委員会の審査結果について、委員長の報告を求めます。

 27番、中村議員。



◆27番(中村豊治君) 御報告申し上げます。

 ただいま上程されました「議案第64号三重県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について」、本会議再開前に開会の教育民生委員会におきまして慎重に審査を行いました結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告をいたします。

 本会議におかれましても、よろしく御決定いただきますようにお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) ただいまの報告に対しまして、御発言はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御発言もないようですので、以上で委員長報告に対する質疑を終わります。

 続いて、議案第64号に対する討論に入りますが、通告はありません。

 よって、これをもって討論を終わります。

 ただいまから議案第64号を採決いたします。

 本件につきまして、教育民生委員会の報告のとおり、原案を可決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(西山則夫君) ありがとうございました。

 起立全員と認めます。

 よって、「議案第64号三重県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について」は、原案どおり可決確定いたしました。

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△議案第60号外1件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第3、「議案第60号平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)外1件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 発言通告が参っておりますので、順次許可いたします。

 初めに、22番、山本議員。



◆22番(山本正一君) おはようございます。

 ただいま議長のお許しをいただきましたので、「議案第60号平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)」、款9土木費、項5都市計画費、市街地活性化促進事業6,800万円について質問をしたいと思っております。

 この事業におきましては、当市における長年の懸案でありましたジャスコ撤退から16年の月日がたっているわけであります。遷宮を控え、ここに来て、民間ではありますが、ホテル事業と商業施設を兼ね備えた立派な建物ができるということであります。この緊急促進費6,800万円について、私はとやかく言うつもりではありませんが、後で出てまいります議案第62号伊勢市中心市街地都市機能再生促進条例の当局からの提案と相まって、非常に優遇をされているわけであります。雇用奨励金はまだしも、都市機能再生奨励金は固定資産税を5年間免除しようとするものであります。したがいまして、この事業は、私は何回も言いますが、非常に優遇されている事業と思っております。優遇の裏には税金の投入がなされるわけであります。税金を出す納税者には、還流・還元があってしかるべきと考えております。当市における経済状況は非常に厳しい状況下であります。ゆえに、建設業者の参画とテナント商業者への特段の配慮の行政指導はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。

 答弁のいかんによりましては再質問のお許しをいただきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いをいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、山本議員の御質問にお答えをいたします。

 中心市街地都市機能再生促進事業につきましては、平成8年のジャスコ撤退以来、市の長年の政策課題でありました民間都市開発である伊勢市駅前プロジェクトの実施に補助金を交付しようとするものでございます。

 伊勢市駅前プロジェクトは、ジャスコ跡に5階建て客室45室のホテルと、日本建築にこだわった売場として世古で買い物が楽しめる空間を演出する1階から2階建ての商業施設及びそれに付随する施設として平面駐車場55台と平家建ての商業施設で構成されているところであります。

 議員御指摘のとおり、市内事業者は大変厳しい状況にあることは承知をしており、市内事業者への配慮は私も議員と同じ考えであり、大切な視点であると認識をしております。このことにつきましては、市としまして既に施工者である株式会社伊勢敬、そしてカトープレジャーグループに対し、市内の建設業者、商業者への特段の配慮を強く要請したところでございます。株式会社伊勢敬及びカトープレジャーグループとしましては、このことについて熟慮をしているところであり、できるだけの配慮を行いたいとのことでございます。

 以上、山本議員の御質問にお答えをしました。御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 山本議員。



◆22番(山本正一君) るる市長のほうから答弁をいただいたわけでありますが、おおむねありがたいなと、このように思っております。と申しますのは、市長のほうから強く要請を行った、こういうことでありますし、カトープレジャーグループ、また伊勢敬等々におきましては熟慮しておると、考えておると、こういうことなんですが、私は先般、この議会冒頭に商工会議所からの要望事項が出ておりました。これには具体的に、事業開始に当たり、土木工事、建築工事並びに資材調達に対し地元業者を起用することを条件とするようお願いをいたしますと。2つ目には、商業、物販ビルのテナント募集に当たっては、地元業者にまず声をかけていただき、優先的に入居させることを条件とするようお願いをいたしますと。このような会議所から要望事項が出ておったんですが、このあたりについて、その条件、いわゆる都市計画市街地活性化促進事業とかいろいろ今度の条例も相まってこういう条件提示ができるんかできやんのか、そこの辺のこともちょっとお尋ねをしたいなと、このように思いますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(西山則夫君) 都市整備部参事。



◎都市整備部参事(谷口尚君) 条件につきましては、事業者が民間であるというふうなことでございまして、条件としてつけるということはなかなか難しいかなというような形で考えているところでございます。



○議長(西山則夫君) 山本議員。



◆22番(山本正一君) 今、担当者から、条件としては難しいと、こういうことでありますが、本当にこれを考えておりますと、伊勢のいわゆる懸案事項やと話を聞いておりますと三交百貨店、ジョイシティも来年の6月までには壊すと、こういうような話も出ておりますし、やっぱり遷宮を控えて、我々としては、伊勢市民としては、こぞってあそこに協力体制をせないかんと、この思いは私も思っておりますし、伊勢市民もそのとおりやと思うんです。

 しかしながら、これだけの税金投入をして、いわゆる条例提案もして、5年間のこの事業、この事業だけではありませんが、この事業に付随するようなものに対して固定資産税を5年間免除していこうと。これは本当に伊勢市始まって以来のことではないんかな、このように思っております。

 ゆえに、何とか地元の業者に少しでも還元ができるように、条件は難しいということでありましたら、再度再度、市長のほうから伊勢敬に対してでもカトープレジャーグループに対しても、伊勢市の業者、何とかしてくれと、こういうような形で再度市長にお伺いをして質問も終わりたいなと、このように思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) ただいま議員から仰せいただいたことに関しましては、地元の声として、私も商工会議所の方からお声をちょうだいしておりますので、再度株式会社伊勢敬、カトープレジャーグループさんに対しまして要請をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 山本議員。



◆22番(山本正一君) 本当にありがとうございます。強くやっぱり言うていただきたいなと思います。

 これをもちまして、まだまだ時間は残っておるんですが、質問を終わりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 次に、14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、通告に基づきまして、議案に対する質疑を行います。

 私は、ただいま議題となっております「議案第60号平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)」の款11教育費、項3中学校費、目2中学校教育振興費の中の中学生の通学時安全確保のためのバス代補助の予算について伺いたいと思います。

 1点目は、今回の遠距離生徒通学費扶助事業はどのような考え方のもとに今回実施しようとしておるのか。この間の経緯とあわせてお伺いをしたいと思います。

 2点目としては、今回のバス代補助が適用される範囲とその実施方法についてお答えをいただきたいと思います。

 3点目として、今回の県道伊勢南島線を通学路として利用する生徒の安全を確保するための措置は、緊急の方向性としては今回歓迎するものだと考えますが、これは現状を踏まえた上での次善の策であると思います。本来の懸案であります伊勢南島線の通学路としての安全確保の取り組みとしては、今後どのように解決を図っていくお考えなのか。今回提案されております補正予算の妥当性とかかわって考えの材料にさせていただきたいと思いますので、お考えを伺って、1回目の質問とさせていただきます。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 黒木議員の御質問にお答えをいたします。

 遠距離生徒通学費扶助事業につきましては、現在、小学生を対象に実施いたしております遠距離児童通学費扶助事業に準じまして、交通安全上、バス通学を行う中学生の保護者負担の軽減を図るため、バス定期代金の一部を助成しようとするものでございます。

 通学路の安全につきましては、毎年各学校において点検を行い、危険箇所については関係機関に改善を要望してきたところでございますが、特にことしの4月以降、全国的に登下校中の児童の列に自動車が突っ込み、死傷者が発生するという痛ましい事故が相次いでおります。こういったことから、先月初旬、文部科学省三重県教育委員会から通学路の交通安全の確保の徹底についての依頼がございました。現在、各小中学校で再点検を行い、危険箇所の抽出を行っているところでございまして、その結果を受けて、警察、道路管理者と連携しながら対策を講じていく予定でございます。

 そうした中で、県道伊勢南島線につきましては、これまでも議会で御指摘いただくなど、その危険性は十分認識しておりまして、当該道路の改良整備につきましては、わずかではありますが動きはあるものの、宮川堤防道路の利用については、関係機関と調整等を行っておりますが、いまだ実現には至っていない状況にございます。こうしたことから、自転車通学等、現在当該道路を通学路として利用する宮川中学校の生徒に対する安全確保は緊急性が高いと判断をいたしまして、今回、バス通学に係る経費を予算計上させていただいたものでございます。

 次に、適用される範囲と実施方法でございますが、対象者は通学路として県道伊勢南島線を利用せざるを得ない宮川中学校生徒で、現在把握している85名分を予算計上いたしております。予算をお認めいただきましたならば、学校等とも細部の調整を行い、要綱を整備した後、対象者に御案内を申し上げ、9月以降分のバス学期定期券の購入代金の3分の1の額を助成させていただく予定でございます。なお、要保護、準要保護家庭の方には全額助成させていただく予定でございます。

 最後に、通学路の安全確保の取り組みについての考え方を申し述べます。

 子供たちが日々安全・安心な学校生活を送ることができるようにするために、交通事故等を未然に防止することは非常に大切であると認識をしております。県道伊勢南島線につきましても、今後通学だけではなく土日の部活動などの際にも自転車で通行することから、バス代の補助をすることですべて解決したとは考えておりません。県道伊勢南島線につきましては交通量が多く、特に大型車の交通量が多いにもかかわらず歩道やガードレールがほとんど整備されていないことや、中央線や横断歩道の線が消えかかっていて危険であることなどが各学校から報告されているところです。通学路における児童生徒の安全確保につきましては、自治会の皆様や地域の交通安全に関する団体の皆様及び青少年健全育成協議会など地域の皆様と教育委員会と協議し、児童生徒の安全が確保されるように通学路の改修などについて関係機関へ要望し、改善に努めてきたところでございます。

 教育委員会といたしましては、今後さらに関係機関との連携を強化し、通学路の安全確保を図り、子供たちの交通事故防止に努めてまいりたいと考えております。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、再度質問をさせていただきたいと思います。

 ただいまいただいた御答弁では、今回の予算措置の考え方としては、通学路の安全について、4月以降のこの間の登下校中の児童生徒が巻き込まれる自動車事故、こういう痛ましい事故が相次いだことから、この間、文部科学省、三重県教育委員会などから通学路の安全確保の徹底について依頼があったと。今後、通学路の再点検を行う中で危険箇所の抽出を行って、その結果に応じて警察、道路管理者と連携しながら対策を講じていくという御答弁だったと思います。そういう予定ではあるけれども、今回、県道伊勢南島線については、その緊急性、重要性にもかかわらず直ちに根本解決を図れないということから、当面の対策として、今回、バス通学の補助に踏み切ったということで受けとめさせていただきました。

 そこで、今後のこの問題についての対策をどのように進めていかれるのか、現時点でのお考えを伺いたいと思います。

 1つは危険箇所の抽出作業についてです。御答弁の中でも説明がありました文部科学省からの依頼に基づく通学路における緊急合同点検等の報告要領、これでは、各学校からの安全点検等危険箇所の抽出に基づいて緊急合同点検を実施することになっているというふうになっていると思います。昨日の新聞でも鳥羽の記事が載っておりましたけれども、こういうふうに報道もこのことはされております。

 そこで伺いたいのは、伊勢南島線にかかわる合同調査、これについては今後どのようにしていかれるお考えなのか、それについてまずお伺いをしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 黒木議員の御質問にお答えをさせていただきます。

 議員御指摘のように、通学路における緊急合同点検というのが現在参っております。これは9月初旬に報告するということでございますが、伊勢市に関しましては、今現在、各学校に指示しておりますのは、7月のこの夏季休業に入るまでにこちらのほうに報告をせよということになっております。この後につきましては、今御指摘いただきましたように、警察庁、それから国土交通省、それから文部科学省と、その3者合同の報告でありますので、その後のその報告を受けまして関係機関とよく調整を図って、県道伊勢南島線の改善に努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 私が伺いましたのは、この県道伊勢南島線にかかわっての緊急合同調査というのは、今回のこういう依頼に基づいて行われるという形ではされるのかされないのか、もう終わったのか、その辺をちょっと伺いたいんですが。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 県道伊勢南島線につきましては、宮川中学校、佐八小学校、中島小学校、3校が通学路として利用しておりますので、その3校のほうから報告書が上がってきましたら、先ほど申し上げましたとおりの対応をとりたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ちょっと私も不確かなんですけれども、今回、文部科学省のこの緊急合同点検の実施要領にある対策の実施検討の流れ、これによりますと、対策案の作成にかかわることになっているのは教育委員会、学校、PTAのほかに、地元警察と道路管理者も加わることになっているというふうに伺っておりますけれども、対策はこういうふうに合同でやられるんですけれども、現場のこういう点検実施作業というんですか、そういうものはもうそれぞれの自主性に学校単位で独自でやられるというのは、そんなようなやり方ということでよろしいんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 教育委員会の立場でお答えをさせていただきますと、各学校に通学路の点検を依頼しております。それで、教育委員会のほうにその報告が上がりまして、それを県に上げるという、そのような順序になっております。伊勢市の関係各所におきましても同様の調査が行われるというふうに教育委員会としては考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 先ほど紹介させていただきましたように、例えばきのうの新聞で載っておりました鳥羽の小中学校の通学路は安全というようなタイトルの記事の中では、市教委を初め、県志摩建設事務所、市建設課、鳥羽署交通課の各担当者らが参加したと。こういう形で点検をやられているんですけれども、こういう形では伊勢の場合は改めてするということはないのか。私が言いますのは、今回、国の機関やら県の機関やらすべて加わってやっていただくということで、非常に今後の将来の保障も、そういう一緒になってやっていただくことによって将来の対策もより確実なものになるという点では非常に歓迎すべきことじゃないかなというふうに思うんですけれども、今のお答えですと、それぞれ各学校の報告に基づいて今後対策をするということなんですけれども、こういう現場での点検というのは、今の流れですと今回の伊勢市の中ではやられないように私は受けとめたんですけれども、その辺についての考え方はどうなんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 先ほど申し上げましたとおり、学校から上がってまいりまして、教育員会に上がってまいりましたら、それぞれの危険箇所につきまして当然こちらのほうでも検討もさせていただき、関係機関とも協議もさせていただき、立ち会いもさせていただきたいというふうに思っております。その後、伊勢市の意見を、報告書をまとめまして県教委に送りたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。それぞれ自治体においてやり方がちょっと違うようにも私は受けとめたんですけれども、確実な対応をとっていただきたいということで終わりたいと思います。

 それでは、この通学路の緊急合同点検実施要領では、通学路の点検の実施及び危険箇所の把握、抽出に当たっての観点についての指摘があります。危険箇所、要注意箇所として、道路が狭いとか見通しが悪いとか人通りが少ない、やぶや路地、倉庫、空き地など、人が身を隠しやすい場所が近いとか、大型車が頻繁に通る等ですから、交通事故防止に着目するだけではなく、より広い観点で考えていくことを求められていると思います。今回は伊勢南島線の危険性に対する手当てを行っていただくわけですが、今御紹介させていただきましたようなそういう広い意味で、他に緊急性を要する課題になっている箇所はどのような検討がなされているんでしょうか。その辺についても伺いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 今御指摘をいただきましたとおり、通学路の点検につきましては、交通事故だけではなしに不審者についても点検を行うということになっております。そんな中で一例を紹介させていただきますと、佐八小学校のほうでは、当然南島線が、トラックが通るということもあって、スピードを落とさないとかいろんな指摘もあります。そのほかにも、通学路の途中に川や池がある、またはがけになっていて草が生い茂っていてマムシが出ることもあるとか、そのような細かい点検も行っております。また、宮川中学校のほうでは、かつて不審者があらわれた場所、また猿が出た場所とかというのも報告ももらっております。また、今回の調査におきましても、中島小学校でも、これは昨年の報告なんですが、いろんなところの場所、例えば度会橋下の小さなトンネル、ここは暗くて危ないであるとかというようなことを各それぞれの学校で細かく点検をしまして、教育委員会のほうに上がってくるというふうになっております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今、具体事例として不審者の問題について御答弁いただきました。私どものほうにも市民から、不審者の出没についての情報、これを市民が広く共有できれば、もっと子供の安全に協力できるんではないかと、何かよい知恵はないかというふうに問い合わせも寄せられているところです。現在、先日教育委員会にお伺いしたところでは、学校単位で、きずなネットとかいわれるような形でさまざまな形での御努力がなされているようですが、これは一般市民向けに対象になっているということではないというようなことで、そのような情報提供の機会があるのかどうかという点で、わかってみえることがありましたら教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 私どものきずなネットにおきましては、実施要綱には学校関係者というふうに限定をされております。しかしながら、各学校におきましては、地域の自主防犯組織の方々または交通安全ボランティアの方々とも連携を図る観点から、地域の方々にも登録をいただいているというのが現状でございます。もし一般の方ということでお問い合わせがございましたら、そこの校区に住んでみえる方でしたら学校に問い合わせていただいても結構かというふうに存じます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。そういう形での工夫はあると思うんです。私、そういう意味では先日、警察のほうへ行ってまいりまして、そういった知恵があるのかどうなのかという点では、現在、三重県としてこういう不審者情報を発信中ということで、携帯電話にそういう情報を配信するというような制度が既にできているということが、私も今まで知らなかったことはちょっと不明なんですけれども、こういうことでメール配信を御希望の方はというようなことで制度があるということもあるもんで、そういったことも知らせていくようにしてはどうかなと。これは伊勢市の仕事がふえるわけでもないので、いいんじゃないかなというふうに思います。

 それから、今回の定期代補助の適用される範囲と実施方法について、もう少し伺いたいと思います。

 対象者は、通学路として県道伊勢南島線を利用せざるを得ない宮川中学校生徒、現在把握されておられる75名分、今回計上されているということなんですが、3分の1の助成ということです。そういうことなんですけれども、バス定期代の一部を助成しようとするものですけれども、文部科学省の義務教育、国公立における無償範囲の調査というのがこの間されたようですが、いまだ通学費を無償にしていないのは日本ぐらいだということが文部省のデータでも出てまいっております。国内の裁判事例などを見ましても、授業料以外の義務教育に必要な費用について保護者負担の軽減策を国がとることが望ましいということまで言われるようになってきております。まだ、憲法の要請でそれはせなきゃならんということまでは言わないけれども、望ましいという判断までは出てきておる中で、今回のような、本来、通学路の整備を行って安全を確保していただくことが基本なんですが、現実に危険な状況が続いているもとでのバス通学生への助成であるわけで、今回の施策を検討する際に、小学校の分もあわせて、3分の1のこの助成のレベルをより充実させていくというような考えは、検討はなかったのか、その辺について伺いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 今回補正予算をお願いいたしましたのは、県道伊勢南島線を通行する中学生85名に対しまして、これまで小学生だけの補助であったものを中学生にも拡大しようという意図で計上させていただいております。全額補助すべきではないかという、そのような御意見でございますが、今回の通学費の補助につきましては、伊勢市遠距離通学児童定期代等助成交付金要綱というのに基づきまして実施しようとするものでございます。保護者負担の軽減のために3分の1を補助させていただくわけでございますが、先ほど教育長答弁もありましたとおり、要保護、準要保護の御家庭には全額を補助させていただくということでございます。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 去る5月30日に、私ども教育民生常任委員会として行政視察をさせていただきました。そこで伊豆市さんにお伺いしたんですが、通学補助金制度では、徒歩で通学した場合に片道の通学距離が2キロ以上の児童生徒を対象にしておられます。また、補助金額は、公共交通機関利用者、通学定期代全額補助をされております。しかも、方法として、市教育委員会で定期券を購入し、児童生徒に交付するというような要綱までつくられて、こういうことを実施されておるわけです。そして、ここはまた念が入っておりまして、生徒及び自家用車等の利用者−−保護者が公共交通機関がない場合は自家用車でということなんでしょうが、2.5キロメートル未満の場合は年間3,000円、以降500メートル刻みで3,000円を年間加算して支給することとして決めており、かなりきめ細かな配慮がされていると感心して私ども帰ってきたわけですが、伊勢市もこのような事例を参考にして補助を拡大して実施する考えはないのでしょうか。この辺は教育委員会だけではなかなか判断しづらい点もあるかもわかりませんが、答弁をお願いします。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 今、議員仰せのとおり、伊豆市さんのほうは当伊勢市よりも進んでおるかなという感じは私ども情報を見させていただきまして思わせていただいております。ただ、伊豆市さんのほうも、学校の統廃合の関係もあってこういう措置をされたというようなこともお伺いをしております。現在、当市でも第1期が28年度に向かって小中学校の統廃合の準備を今進めておるところでございます。その時点になりましたら、当然、今よりも通学距離が長くなったり、また危険箇所を通っていただかなければならない児童生徒の方もふえてくるかと思います。そのときに対しましては当市のほうでも負担を十分にさせていただけるように考えておりますけれども、今回御提出させていただきましたのは、その前段と申しますか、遅ればせながらでもあろうかと思うんですけれども、まずは3分の1ということで補助をさせていただきまして、統合のほうが進んでまいりましたら、その時期にも合わせまして教育委員会としても考えていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 半ば前向きの回答でもあると思いますけれども、私、平成19年3月議会で、バス通学定期代金のさらなる負担軽減について一般質問をさせていただいたことがあるんです。その当時の市長は、合併調整により3分の1補助を確定して間もないことでもあり、現状を継続してまいりたいということなんですね。もう合併以後大分たちまして、もう調整したことも無効になるようなそういう状況の中で、この時点での伊勢市の判断としては、それを理由に私の提案を阻まれておったわけで、今、できない理由はもうなくなっておるわけなので、そういう状況になると今度は統廃合の問題を状況に出すというのは、ちょっとこれ行政の継続性という点ではいささか不満を表明せざるを得ないんですけれども、そういう流れがあるんですけれども、さらにもう一度、再度お願いします。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(玉置行弘君) 申しわけございません。我々としましても、危険箇所につきましては、先ほど次長のほうからも御報告申し上げましたけれども、毎年毎年報告が出てきておりまして、その分事故が起こらないかということで心配しながら常に思っておりました。ただ、今回提案をさせていただいております3分の1といいますのは、全額負担、これがいつできるかどうかはまだ確定はしておりませんけれども、その方向に向かって第1弾として上げさせていただきましたので、方向としましては、子供たちの安全を守るために、また御家庭の負担を少しでも少なくするためにどういう方向がいいのかということを今後も研究をさせていただきまして、当然、先延ばしするわけではないんですけれども、少しの間研究をさせていただきたいと。前向きには検討しておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。一刻も早くそういう検討を現実化していただきたいというふうに思います。

 本来の懸案である通学路の安全確保、今回の予算もそれができていないがための今回の予算であるので、その点について聞きます。

 教育委員会としては、今後さらに関係機関との連携を強化して通学路の安全確保を図り、子供たちの交通事故防止に努めていくと教育長からも御答弁いただいたわけですけれども、私たちは伊勢南島線の根本解決に欠かせないとの思いから宮川堤防の完成後に期待を寄せ続けてきたこともあって、この問題での議論は、この間棚上げ状態になっていたんではないか、ペンディングに近い状態になっていたというふうに私は自覚しております。しかし、この6月10日には、副知事出席のもと、国土交通省による宮川堤防完成式典も行われて、今後の展望が開けるものと期待するものですが、宮川堤防の道路の利用については、この間調整も行っていただいておると思うんですが、なかなか実現について進捗していかない様子を見受けるわけなんですが、その内容についてもう少し詳しく教えてください。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 南島線を利用する皆様には大変御心配をおかけしております。河川工作物として管理用道路を県道伊勢南島線のバイパス道路に位置づけて、整備を伊勢南島線道路改良促進期成同盟会を通じて三重県に現在要望しているところでございます。

 今後においても県に対して強く要望をしておきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) この間、昨年の要望活動、南島線の期成同盟会の皆さん方に御努力いただいておりまして、昨年の要望に対する回答、これについては若干動きがあったやに聞いておるんですけれども、その内容について、資料を見させていただきますと、宮川右岸の堤防を利用した県道バイパス道路の建設については、堤防の使い方を詰めていくためにも伊勢市で基礎資料を作成し、県に提出してほしいというような回答があったように私は資料を見させていただいたんですけれども、これについてはどういうふうなことでしょうか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 計画年度では、当初は−−今7メートルの堤防となっております。これは河川管理用通路ということで、当初は10.75と歩道つきの本当の県道バイパスとしての利用を検討しておりました。しかしながら、その当時の県との協議の結果、3メートルもの追加買収はその当時はしないという結果ももらっていただき、また今、議員仰せのこの6月に堤防が完成をいたしましたので、今現在、樋門、水門が9カ所、あと中須の水源地からの水管橋が1カ所、これは高さが足りません。そういったことですので、今何とかクリアせなあかんやないかということで、市において今現在、ポンチ絵といいましょうか、概算の絵をかいているところでございます。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今、議論でもありましたように、キャッチボールのボールは現段階では伊勢市のほうへ返ってきておるということで、その伊勢市の対処をしっかりお願いして、今回の措置が不要になるような状況、いずれはこの伊勢南島線を通学路として、安全な通学路として利用できるように願いまして、質問を終わらせていただきます。



○議長(西山則夫君) 以上で、発言通告のありました質疑は終わりました。

 これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第60号外1件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、関係常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 会議の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午前10時53分



△再開 午前11時03分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△議案第62号外1件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第4、「議案第62号伊勢市中心市街地都市機能再生促進条例の制定について外1件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきまして、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第62号外1件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、所管の常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第65号外1件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第5、「議案第65号水槽付消防ポンプ自動車(西分署配備)の取得について外1件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきまして、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第65号外1件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、総務政策委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第67号の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第6、「議案第67号市道の路線の認定について」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきまして、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第67号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、産業建設委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第70号の上程、説明、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第7、「議案第70号平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」を議題といたします。

 議案の朗読を省略いたします。

 当局の説明を求めます。

 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、今回、伊勢市営住宅等の指定管理者の指定に係る追加議案を提出させていただきましたが、このことに議会の日程を変更いただき、御審議賜ることを厚くお礼を申し上げます。

 それでは、ただいま上程されました「議案第70号平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」につきまして御説明を申し上げます。

 追加して配付させていただいた補正予算書の10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。

 これは、市営住宅等に指定管理者制度を導入することに伴い、補正予算をお願いするものでございます。

 款9土木費、項6住宅費、目1住宅管理費におきまして、公営住宅維持管理経費として3,418万8,000円を追加しております。内容としましては、市営住宅等の指定管理委託料及び家賃収納率の向上を目指し、家賃徴収業務の出来高払い報償金に要する経費を計上いたしております。

 また、指定管理の期間が本年10月から平成28年度末までとなりますことから、あわせて債務負担行為も設定をしております。

 事業に要します財源としましては、全額前年度繰越金で賄うこととし、これらの結果、補正後の予算額は458億4,524万8,000円となるものでございます。

 以上、「議案第70号平成24年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」につきまして御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 質疑に入ります。

 御発言はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 議案第70号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、関係常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第71号の上程、説明、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第8、「議案第71号伊勢市営住宅等の指定管理者の指定について」を議題といたします。

 議案の朗読を省略いたします。

 当局の説明を求めます。

 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました議案第71号伊勢市営住宅等の指定管理者の指定につきまして御説明を申し上げます。

 追加配付させていただきました伊勢市営住宅等の指定管理者の指定に係る議案書をごらんいただきたいと存じます。

 これは、伊勢市営住宅、伊勢市特定公共賃貸住宅及び伊勢市小集落改良住宅において指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。

 指定候補者の選定に当たりましては、指定管理者の公募を行い、指定管理者選定委員会の意見を聞いたものでございます。公募を行った結果、3団体の応募がございまして、指定管理者選定委員会において3月5日に書面審査、3月26日に公開プレゼンテーションが行われ、指定候補者を選定したものでございます。

 指定管理者とする団体は、伊勢市村松町1364番地8、FE住宅管理共同企業体、共同企業体代表者、エクノフ株式会社、代表取締役、船谷哲司でございまして、指定の期間は平成24年10月1日から平成29年3月31日までとしております。

 以上、議案第71号伊勢市営住宅等の指定管理者の指定につきまして御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 質疑に入ります。

 御発言はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 議案第71号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、産業建設委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△平成24年請願第1号の上程、説明、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第9、「平成24年請願第1号所得税法第56条の廃止を求める請願」を議題といたします。

 請願の朗読を省略いたします。

 この際、紹介議員から御説明を願います。

 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、紹介議員として、ただいま提案されております請願について、趣旨の説明をさせていただきます。

 この請願は、平成24年6月12日に三重県商工団体連合会婦人部協議会会長の鈴木アケミさんより提出されたものでございます。

 請願理由としては、請願人を初めとする中小業者は地域経済の担い手として日本経済の発展に寄与してきた存在ですが、不況が長期化する中で、その中小業者は倒産、廃業など、かつてない危機に直面しております。その中でも業者婦人は、自営中小業者の家族従業者として、女性事業主として経営に携わりながら、家事、育児、介護と休む間もなく働いて、引き続き地域経済に貢献し続けられるよう奮闘しております。しかし、どんなに働いても家族従業者の働き分、いわゆる自家労賃は税法上、所得税法第56条に規定されております配偶者とその親族が事業に従事したとき、対価の支払いは必要経費に算入しないとの条文により、必要経費として認められておりません。事業主の所得から控除される働き分は配偶者の場合86万円、家族の場合は50万円のみであります。配偶者もさることながら、息子や娘たち家族従業者はわずか50万円しか所得とみなされないため、税法上でも社会的にも適正に評価されておりません。業者婦人などが適正に評価され、自立できる環境を整えることが重要だと考えています。

 このような現状を踏まえ、所得税法第56条は日本国憲法の法のもとの平等、両性の平等、財産権などを犯しているとの認識に至る原因ともなっています。便宜的には税法上青色申告にすれば給料を経費にすることができるということですが、同じ労働に対して青色と白色で差をつける制度自体が矛盾です。基本的人権を侵害しているとの認識から改善を求めているものでございます。

 なお、所得税法第56条の規定は、研究者による解説によっても、明治時代の家父長制の名残とされており、人格や労働を認めない人権侵害の法律が現在も業者婦人を苦しめているとの訴えも出されているところです。

 請願理由にも書かれておりますように、ドイツ、フランス、アメリカなど世界の主要国では自家労賃を必要経費としている中で、日本だけが世界の進歩から取り残されております。

 最後に、平成21年10月20日に三重県議会においては同趣旨の意見書が採択されておりますことを補足としてつけ加えさせていただくとともに、請願人の趣旨を酌んでいただき、よろしく御審議をいただきますようお願いし、この請願の趣旨説明とさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) お諮りいたします。

 平成24年請願第1号につきましては、総務政策委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△平成24年請願第2号の上程、説明、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第10、「平成24年請願第2号年金支給額減額に反対する意見書提出の請願」を議題といたします。

 請願の朗読を省略いたします。

 この際、紹介議員から御説明を願います。

 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、請願第2号の趣旨説明をさせていただきます。

 年金支給額減額に反対する意見書提出の請願についてでございます。

 この請願は、平成24年6月14日に全日本年金者組合三重県伊勢支部委員長池田実さんより提出されたものです。

 政府は、公的年金支給額を平成23年度の0.4%減額に続き、24年度も減額します。その割合はマイナス0.3%とされております。また、過去に実施された平成12年度から平成14年度にかけての物価スライドによる減額据え置き措置により、2.5%あるという特例水準を今後3年間で解消することを名目に支給額を減額することを予定しています。さらに加えて、デフレ経済下においては発動しないとされてまいりましたマクロ経済スライドを発動し、賃金や物価の下落を超えて、さらに毎年想定スライド調整率0.9%引き下げることまで計画されております。これらの措置が仮に実施されますと、食料、生活品や光熱費、各種保険料が値上げされるさなかで困窮しております年金生活者にさらに深刻な打撃を与えることになります。

 この請願の趣旨は、それらを踏まえ、年金支給額2.5%の引き下げをしないこと及びデフレ経済下のマクロ経済スライドの発動をやめることを当議会として国あてに意見書を提出されるよう求めるものとなっております。

 以上、請願理由を述べましたが、何とぞよろしく御審議の上、意見書の採択を賜りますようお願いを申し上げます。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) お諮りいたします。

 平成24年請願第2号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△一般質問



○議長(西山則夫君) 次に、日程第11、一般質問を行います。

 発言通告が参っておりますので、順次許可することにいたします。

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△小山敏君



○議長(西山則夫君) 初めに、18番、小山議員。



◆18番(小山敏君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、質問通告に基づきまして、「伊勢まつり」について及び生活保護についての2点、質問させていただきます。

 まず初めに「伊勢まつり」についてですが、今、外宮、内宮の参道を歩きますと、新緑の中、新御敷地の簀屋根が木立の間からあらわれ、木づちの音が静寂の森から聞こえてきます。1,300年余り営々と受け継がれた遷宮も第62回を迎え、いよいよとの感で、平和に過ごせる日々への感謝とともに、来年の遷御に向け順調に準備が進んでいることの実感がわいてきます。

 ここで少し伊勢まつりの歴史をひもといてみますと、明治20年代になって、当時の宇治山田町は各町において秋の収穫祭を含めた会式が各神社などで盛んに行われていました。余りにも会式がふえ過ぎたのと、飾りや酒食のもてなしなどに行き過ぎができてきたところから、明治24、25年の宇治山田町議会において、これらの会式を廃止・統合して新たに町全体の統一した祭りを設けることにして、毎年神嘗祭に合わせた10月15日から17日までの3日間、祝賀行事の伊勢おおまつりとして開催することを決定して、明治28年から実施してきました。これが伊勢おおまつりの起源と宇治山田市史に記録されております。

 そして、今から40年前の昭和47年、第60回式年遷宮の前年に、お木曳行事やお白石持ち行事の伝統技術の継承のために、お木曳き車を用いた初穂曳が青年会議所の手によって始まり、翌年から神宮奉仕会に引き継がれ、今日まで続いています。

 その後、長らく神嘗祭の日に合わせて開催してきましたが、社会経済情勢の変化から、おおまつりの運営に影が差し、当時の市議会でも論議するなどもあり、平成3年から、市民等が参加しやすいように、宇治地区は17日を守り、山田地区では神嘗祭直前の土曜・日曜日に開催することに方針を転換せざるを得なくなったと伺っております。また、平成13年には伊勢クラブが主体となって神嘗祭奉祝事業が始まり、平成19年まで初穂曳とともに伊勢おおまつりにそれぞれの事業主体で加わり、伊勢おおまつりの一環として開催されてきました。

 しかし、平成20年に市町村合併に伴い、114年目を迎えた神宮神嘗祭を奉祝する伊勢おおまつりは、参加団体等の意向も踏まえ発展的に解散し、新市における市民の一体感の醸成を図る市民祭りとして再編されることになり、ここに113年間続いた伊勢おおまつりは終えんを迎えたのであります。そして、名称も伊勢市民おおまつりとして、神嘗祭とはかけ離れた10月4日、5日に開催されました。さらに、翌年の平成21年に祭りの名称がまた変更になり、市民公募で伊勢まつりと改称して、開催日も9月の最終土・日となったのであります。また、平成23年から10月開催に再度変更し、昨年は10月15日、16日の土・日に初穂曳、神嘗奉祝祭と同日開催となりました。私は、このまま神嘗祭の日に開催することを期待しておりましたが、残念ながらことしはまた1週間ずれてしまいました。

 このような状況の中、宇治地区では明治28年以来営々と神嘗祭に合わせた10月17日を継承しており、伊勢おおまつりが市民レクリエーション型の伊勢まつりに変更になった後も、神嘗祭を奉祝する従来形式のおおまつりとして今日まで10月17日に開催してきています。また、昭和47年に始まった初穂曳も10月15日、16日を守ってきております。平成20年以降、同じ時期の別々の日に違う団体によって性格を異にする祭りが開催されており、市民から見て非常にわかりにくくなっています。私のところにも多くの市民の方から、以前のようなおおまつりに戻してほしいという声が届いております。私も、何とかこの2つの祭りを統一できないものかと考えていましたが、くしくも来年の神嘗祭は、前回の御遷宮から数えて20回目に当たる大神嘗祭、すなわち式年遷宮の年であります。さらには、市内の小中学校には2学期制が導入されており、前期と後期の間の秋休みとして10月15、16、17日に合わせ、学校も休みになればと期待もしたところでございます。

 この期に現在の伊勢まつりを以前のように開催日を神嘗祭に合わせて、また名称もおおまつりに戻してはどうかと思いますが、市長の御所見をお伺いいたします。

 次に、現在の伊勢まつりの位置づけをどのようにとらえているのか。また、来年以降見直す考えがあるのか、改めて確認させていただきます。

 また、先ほどの質問と重複するかもしれませんが、伊勢まつりは単に市民参加型のレクリエーションを目的とした市民フェスティバルなのか、それとも観光施策の一環として考えているのか、お尋ねいたします。

 続きまして、2点目の生活保護についてお尋ねいたします。

 この件は国の制度に関する問題ですので、この場での質問にはふさわしくないかもしれませんが、今マスコミ等をにぎわせていますので、少しだけ聞かせていただきます。

 生活保護の受給者数は、全国で200万人を超えていた第二次世界大戦後の混乱期をピークに経済成長に伴って次第に減少し、平成7年には約88万人まで減っていましたが、その後、景気の悪化から増加に転じ、平成11年には100万人を突破、東日本大震災が起きた平成23年には半世紀ぶりに200万人を突破し、平成24年3月には過去最多の210万人を記録しています。また、受給者数の増加に伴い、生活保護費の支給総額は平成13年度に2兆円、平成21年度には3兆円を突破し、平成24年度の支給総額は3兆7,000億円を超える見通しであり、国家予算の3.6%まで膨れ上がっております。

 財政支出の無駄排除やモラルハザード防止の観点から、生活保護の認定は厳正に行われるべきと思いますが、まず現在、伊勢市において生活保護を受けている世帯数と保護費総額はいかほどか、また被保護者の年代別構成はどうなっているか、お聞かせください。

 次に、生活保護を受けるための要件はどのようになっているのか、お伺いいたします。

 また、保険料を40年間にわたって納めた人の国民年金額より生活保護費のほうが多いのは矛盾していると思いますが、この点につきまして市長の御所見をお聞かせください。

 最後に、扶養義務者の責任についてお尋ねいたします。扶養義務者の扶養は生活保護法による保護に優先するとありますが、伊勢市では扶養義務者にどこまで扶養を求めているのでしょうか、お伺いいたします。

 以上で通告による質問を終わりますが、御答弁のいかんによりましては再質問させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、小山議員の御質問にお答えをいたします。

 最初に、伊勢まつりについてお答えをします。

 まず、伊勢まつりの位置づけと市民フェスティバルなのか観光施策なのかについてですが、伊勢おおまつりは、長い歴史の中、10月15日から17日までの3日間、曜日に関係なく、神宮の神嘗祭に合わせ、お伊勢大祭委員会及び伊勢おおまつり運営委員会が運営主体となり、伊勢市や商工会議所、観光協会などで主催してまいりました。

 伊勢おおまつりの開催日については、時代の社会情勢の変化とともに、土曜日や日曜日に当たる年では盛り上がりを見せたものの、平日に当たる場合は参加団体の減少などが見受けられたことから、参加団体の意見も踏まえ協議した結果、多くの方に参加、観覧していただけるよう、10月17日を継承された宇治地区の祭りを除き、平成3年度から神嘗祭直前の土曜日、日曜日に変更して開催することになりました。

 その後、伊勢おおまつりでは、市民のレクリエーション的な行事を初め、平成13年から始まった神嘗奉祝祭やお木曳き行事、お白石持ち行事の伝統技術を継承するために昭和47年から実施をされております初穂曳など、さまざまな団体が連携をしながら伊勢おおまつりとしての形態で開催をしてまいりました。

 平成19年度には、伊勢おおまつりの意義や目的について議論が活発化し、市民レクリエーション的な部分と観光誘客を目的とする神嘗奉祝祭との部分において開催趣旨などの相違を解決するため、プロジェクトチームを立ち上げ検討した結果、平成20年度から、議員仰せの市民フェスティバルの要素を持つ市民レクリエーション的な部分を観光施策と区分し、新たな実行委員会組織が立ち上がりました。

 こうした経緯の中、平成21年度には伊勢まつり実行委員会で祭りの名称も公募により伊勢まつりと改称するとともに、行政も祭り開催事業の位置づけを観光行事振興事業から市民交流推進事業とし、現在に至っております。

 次に、伊勢まつりの開催日について、神嘗祭の日に合わすとともに、名称をおおまつりに戻す考えについてお答えをいたします。

 伊勢まつりの開催日につきましては、主催団体の伊勢まつり実行委員会において毎年決定がされており、今年度は10月6、7日の土曜日、日曜日に開催されることとなっております。実行委員会では、毎年検討を重ねながら、多くの市民が参加しやすい土曜日、日曜日の開催を原則とし、伊勢まつりを9月下旬から10月中旬に開催しておりました。平成25年度以降の開催日につきましては、実行委員会において神宮神嘗祭に合わせて開催される初穂曳、神嘗奉祝祭、宇治地区の祭りとの連携を念頭に、10月の第2土曜日からの土曜日、日曜日を基本的に開催していく予定で決定されております。

 市といたしましても、伊勢まつりの開催日程につきましては、主催団体である伊勢まつり実行委員会の意見を尊重するとともに、従来の大きなくくりともいえる伊勢おおまつりのような形態で、10月の第2土曜日からの土、日から始まり、17日までの1週間程度の期間で開催できるよう、各主催団体とその冠的な名称等の検討を含め、今後調整していきたいと考えております。

 次に、生活保護制度についてお答えをいたします。

 全国の生活保護者数は、平成24年1月現在、約209万人で、人口の1.64%となっており、3月には210万人を超え、過去最多を更新しているところでございます。伊勢市でも増加傾向にございまして、平成24年3月末時点での生活保護者数は、三重県では1万7,677人、人口の0.95%、伊勢市では1,266人で、人口の0.97%が受給されております。平成23年度の歳出決算としましては約21億9,853万円を見込んでおり、うち4分の3に当たる16億4,889万円が国の負担となります。当市において5年前の平成18年度と比較をすると、生活保護者数が84人の増加で約7%、金額では2億8,630万円増加で、15%の伸びとなっております。年代別では、18歳までの若年者が118人、18歳から64歳までの稼働年齢者が553人、65歳以上の高齢者が595人となっております。

 次に、生活保護の要件についてですが、生活保護制度は、憲法第25条の理念に基づき、法制度の目的から、最後のセーフティーネットと言われております。受給要件としましては、収入や財産、頼れる身内がない、また失業や病気、けがで働きたくても働けないなど、さまざまな理由で困窮状態に陥った方の程度に応じ支援する制度となっております。ただし、その際には、他のあらゆる制度、みずからの資産や能力をすべて活用し、かつ身内の扶養義務が果たされてもなお生活ができない場合に適用されることなどが原則となっており、資産価値の高い家屋、土地、車等を保有した状態では原則受給ができません。

 次に、国民年金額より保護費のほうが多いのは矛盾していないか、こちらの御質問についてですが、制度に関する現状のことは伊勢市だけにかかわらず、全国的にも同じ状況でございます。生活保護基準と国民年金受給額とを比較すると、地域の基準の違いや世帯構成、人員等により一部に不公平感が言われておりますが、いずれも国の施策による設定額であり、国の動きを見守っていきたいと考えております。世帯人数や扶養義務者の援助、また収入などにより支給額もそれぞれ異なってきますので、生活困窮する場合はまず御相談をいただき、該当する場合は不足分を保護により支援することとなっております。その折には、調査、指導等、制度にのっとり、厳格な審査を行うことにより運用に努めてまいりたいと思います。

 次に、扶養義務者の責任についてですが、扶養義務者の責任につきましては、民法の規定により、直系血族及び兄弟姉妹は互いに扶養する義務があり、また親族間では互いに助け合わなければならないとされており、生活保護法による保護に優先することとなります。このことから、市におきましても生活保護者からの情報や関係先照会をもとに扶養義務者への扶養調査を行い、その回答に基づき、実施をしております。この扶養調査には収入のわかるものの添付をお願いしておりますが、連絡のない方、また扶養を拒む方も多くあります。また、扶養義務者に収入があっても、不況や子育て費用、住宅ローンの返済等で生活にゆとりがないなどの理由により扶養義務者の支援が望めず、生活保護対象者が困窮している状況があるものとして受給できるのが現実でございます。現状、こういった場合には、担当ケースワーカーからできる限りの支援要請を行っておりますが、法的強制力がないため、支援が得られず、生活保護の実施に至っているものでございます。

 以上、小山議員の御質問にお答えをいたしました。御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) では、改めまして、この場から再質問させていただきたいと思います。

 まず伊勢まつりについてからですけれども、その開催日なんですが、この神宮のまちである伊勢としては神嘗祭の日に開催したいと思うんですけれども、個人的には。神嘗祭の日に合わせて開催することができない理由は何なのか、お示しください。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 伊勢まつりの開催日につきましては、伊勢まつり実行委員会のほうで開催日の決定をしていただいておりますので、私どもといたしましては伊勢まつり実行委員会の主張を尊重したいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) そんなことは聞いていないんですよ。神嘗祭の日に開催できない理由を聞いているんです。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 神嘗祭が平日に行われるという形になりますと、祭りに参加していただける方々の参加が少ないかと考えておりますので、神嘗祭と同時という形のことは難しいかと考えております。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) それでしたら、年に一度のことですもんで、その日を企業も学校も休みにしたらいいんじゃないかなと思うんですけれども、ちょっとここで教育委員会のトップである教育委員長にお伺いしたいと思うんですが、戦前は、伊勢市は神嘗祭の日は祭日でしたよね。祝日ではなくて祭日。戦後、祭日ではなくなったんですけれども、山田地区は10月15日の午後と16日、それと宇治地区は17日が学校休みでした。というふうに聞いています。

 現在、伊勢市は市内の全小中学校が2学期制をとっております。したがいまして、前期と後期の中間の秋休みをその神嘗祭の日にぶつけたらどうかなと思うんですが、教育委員長の御所見をお伺いします。



○議長(西山則夫君) 教育委員長。



◎教育委員会委員長(楠田英子君) 個人的な私の意見では賛成でございます。やはり神嘗祭というのは、特に伊勢市にとりましては本当に大事なお祭りでございまして、レクリエーションとか観光以前の問題であるのではないかなと、個人的には思っております。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) ありがとうございます。本当に心強い御答弁いただきまして、ぜひその方向で伊勢市もいっていただきたいと思うんですけれども、市長にも同じ質問なんですが、市長の御所見はいかがでしょうか。学校を休みにするということです。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) これまでの祭りについては、さまざまな議論を重ねてきておりまして、時代に応じて、また参加者の方々に応じて祭りの形態や時期等が議論されてきておりましたので、まずはその点も尊重しなければならない、こういった思いがございます。しかしながら、学校現場で休みがとれるのか、企業が休みがとれるのかという点につきましては、学校現場は今非常に複雑な制度もございますので、例えばカリキュラムの点とか、そういったことを乗り越えられるかどうかが一番課題と考えておりますので、そういったことも検討材料としていきたいというふうに思っております。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) ありがとうございます。非常に今、学校現場では日程的に苦しいみたいなんですが、例えば夏休みとか冬休みをちょっと削って、その部分をここへ持ってきたら解決できるんではないかなというふうに思っておりますので、またその辺も検討していただきたいと思っております。

 先ほどの御答弁の中で、伊勢まつり実行委員会でいろんなことを決定したというようなことでございますけれども、この実行委員会には参加団体の代表だけではなくて見物人の代表である市民の方も入っておられるんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 実行委員会は、参加していただく団体さんの代表者によって構成をさせていただいております。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。

 祭りは参加者だけのものではないと思うんですよね。見物人も含めた伊勢市民全体のものであるというふうに思っておりますし、また税金も投入されております。この実行委員会に見物人である市民の声を反映するような、そういった機会はないんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 祭りが終わった後にアンケート調査をさせていただいております。ホームページでのアンケート調査と、それから参加していただいた、その現場に行っていた方のアンケート調査をもとにアンケートをさせていただきまして、その結果も実行委員会のほうで見ていただいて、踏まえて検討していただいているところでございます。よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) わかりました。

 ことしはもう決まっちゃって、来年も決まっているようなんですが、来年の伊勢まつり、これは神嘗奉祝祭、初穂曳、宇治地区の祭りと連携して10月の第2土曜、日曜、すなわち10月12日、13日に伊勢まつりということですけれども、そうすると10月12日から17日まで6日間も祭りをやっていくということになるんですけれども、こう長くなりますと参加者などが複数参加される方も多いと思うんですけれども、ちょっと負担にならないかなというふうに思うんです。かつてそういった年もあったんですけれども、ちょっとみんな長くて疲れたというようなことも聞いておりますので、もっとコンパクトに、やっぱり15、16、17のほうがいいんではないかと思うんですが、いかがですか。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 確かに議員仰せのとおり、長くなりますと参加者のというのも考えられますが、今、伊勢まつり実行委員会等々で開催させていただきます土曜日、日曜日が祭りに参加していただく方々の参加の機会が一番多いというふうに考えておりますので、そこを持っていきますと、先ほどの教育現場では15、16に今合わせない形になっておりますので、長くはなるんですけれども、その長い間に伊勢まつりの関連等の行事もいろいろございますので、そこら辺踏まえながら、参加の方々のバラエティーに富んだところで参加をしていただけるんではないかと考えておるところでございます。よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。

 2016年ですか、この年がたしか10月15、16が土、日に当たると思いますので、そのときにはまた再度検討していただいて、その方向でいっていただきたいと思うんですけれども、じゃ、とにかく来年は10月12日から17日ということですよね。

 それで、名称なんですが、先ほど冠的な名称という御答弁あったんですが、冠的な名称とはどのようなことなんですか。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 今考えておるのは、伊勢まつり、それから神嘗奉祝祭、初穂曳、宇治地区の祭りの4者で、大きく昔のおおまつりとか、そういうような形の1週間程度の祭りの一番頭に来る冠的な名前について検討させていただいております。最終的にそれが伊勢おおまつりとなるのか、どういうような名称になるかわかりませんが、今後検討させていただいて、祭りのウイーク化というふうな形の中でその冠を検討させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) そうすると、その10月12日から17日の神嘗ウイークを伊勢おおまつりとするかどうか、これから最終決定すると思うんですが、そういうふうに理解させていただきます。

 先ほど壇上の御答弁の中で、最後に、今後調整していきたいということだったんですが、この調整は実行委員会が主体になるんでしょうか。どなたが調整されるんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 実行委員会だけでなく、神嘗奉祝祭、また初穂曳、宇治地区の祭りの団体の方々と行政も一緒に入って調整をさせていただきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。

 伊勢おおまつりというような形態で開催できるよう調整したいというふうな御答弁だったもんですから、ということは、平成19年以前に戻すという解釈でよろしいんですかね。その1週間が伊勢おおまつりであって、その中に神嘗奉祝祭があったり初穂曳があったり宇治地区の祭りがあったり市民のレクリエーション的な部分があるという解釈でよろしいんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 環境生活部参事。



◎環境生活部参事(奥野やす子君) 議員の仰せのとおりでございます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。ありがとうございます。

 では、次の伊勢まつりの位置づけについて再度お聞きいたします。

 最初、私の冒頭の質問の中で、来年以降この位置づけについて見直す考えはないのかという問いに対しまして御答弁がございませんでした。10月12日からの約1週間を伊勢おおまつりとするなら、ちょっと今の私の通告の伊勢まつりを伊勢おおまつりと読みかえて質問させていただきたいと思います。

 平成21年以降のこの伊勢まつりは、観光行事振興事業から市民交流推進事業にしたということですけれども、私はこれは見直すべきだというふうに考えております。伊勢市はこれといった産業もなく、大きな観光施設もございません。神宮あっての伊勢市だというふうに思っております。それならば、神宮を全面的に前に押し出して、まちづくり、市政運営をすべきではないかというふうに私は思っております。この神嘗ウイークの伊勢おおまつりは、全国どこへ行っても見られるような祭りではなくて、伊勢に来なくては見られないような祭りにすべきであるというふうに考えております。自分たちだけが楽しんでいるのではなく、この祭りを通して伊勢のまちの成り立ち、歴史を内外の人に知ってもらえるような、そして全国からたくさんの方に見に来てもらえるような祭りにしたいと考えておるんですけれども、市長のお考え、ちょっとその辺お聞かせください。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) お答えをします。

 祭りといいますのは本来、神事でございまして、このおおまつりというのも市民がやっているものでございますから、神宮内の領域での祭りとはまた一つ区別をするところがあろうかというふうに思っております。ただし、議員仰せいただきました観光としてブランド化を図っていくようなお話でございますけれども、祭りに関しましては、やはり市民が参加するものと周りから見られたときに評価をいただくものと兼ね備えたものであってもいいかというふうに私は考えております。例えば、子供たちが一生懸命音楽の鼓笛隊の練習をして、それを披露する場があって、またそういったこういう教育の場にもつながっておりますし、そういった市民が参加して喜びを感じる場所、そして外から見られて喜んでいただける、議員仰せの観光を主軸としたもの、両方あって、そういったものをひっくるめておおまつりというものが提示できればなお一層いいんではないかというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) ありがとうございます。

 私は、この伊勢というのは神宮のまちだということを内外に示せるような、そんな祭りにすべきではないかと。要するに神嘗奉祝祭、以前のように神嘗祭の日にやれば、伊勢は神宮のまちなんだというふうなことがわかると思いますので、そういうふうな位置づけにしてほしいなと思っております。

 それでは、次の市民フェスティバルなのか観光施策なのかという点についてお尋ねします。

 伊勢まつりの入り込み者数は、宮川の花火大会の23万人に次ぐ15万人、来客がございます。また、神嘗奉祝祭と合わせますと、花火大会を上回る入り込み客があります。この祭りを旅客誘致に利用しない手はないと思うんですよね。先ほど述べましたように、全国から客を呼べるような祭りにすべきだと思っております。しかし、今の伊勢まつりには、そのための目玉がございません。かつての新道の練り屋台のような人気のある出し物がございません。

 そこで、また1つ提案なんですが、私は平成22年の9月議会で斎王の群行を誘致してはどうかというふうに提案させてもらいましたけれども、ことしは来ていただけるようなんですが、新たに伊勢参宮時代絵巻を展開してみてはどうかと思います。京都の時代祭りのように、実際に伊勢に参拝に来たことのある歴史上の人物、例えば、今、大河ドラマでやっていますけれども、平清盛だとか源義経、足利義満、織田信長、松尾芭蕉等々、伊勢に来ております。斎王も当然その中の一人なんですが、その人たちの当時の装束を身につけて年代別に参宮行列を展開して見せて、こんな人が伊勢には来ているんだということを祭りを通じて内外の人に教えて、伊勢というまちはすごいところだというところをアピールしたらいいかと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(須崎充博君) 議員の御提案の斎王の群行、22年の議会のときに小山議員さんから提案いただいて、ことしは明和町さんから伊勢まつりに参加をいただけるというふうに伺っております。

 時代絵巻の話なんですけれども、以前にも私、そういった提案を別の団体の方からいただいたことがあります。先ほど予算のことをおっしゃられたんですけれども、非常に衣装に予算がかかるというふうなこともあります。神嘗奉祝祭につきましても、先ほどおっしゃられましたように、観光にとっては非常に誘客につながっておるというのも数字として出ております。昨年で1,342名ぐらいの方がツアーに御参加いただいております。ですから、神嘗奉祝祭とお伊勢まつりがウイークという形でうまく観光施策につなげることができましたら非常に効果があると思いますので、予算の関係を調整しながら、そういったもの、明和町さんと御相談の上、協議していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) ありがとうございます。

 やっぱり金がかかりますので予算措置が必要だと思うんですが、かつて伊勢まつりと、それからおばたまつり、御薗ラブリバーふれあい祭り、この3つの祭りにトータルで1,650万円予算がついておりました。それが今は伊勢まつりだけで650万ですよね。それなら以前のように、新しいこのおおまつりに1,000万ぐらいの予算をつけてもいいんではないかと思うんですけれども、市長、どうですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 予算のことですので、今後、議員から御指摘いただいた、また御提案いただいたことも懸命に考えていきたいと思っておりますが、祭りのことに関しましては松下副市長が一生懸命努力をしていきたいというふうに以前から申し出ておりますので、またそういったことも相談の上決めていければというふうに思っております。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) ありがとうございます。前向きに検討していただきたいと思います。

 あと、担当課が、今の伊勢まつりは市民交流課ですよね。また、神嘗奉祝祭のほうの伊勢のまつりブランド化推進事業ですか、これが観光事業課というふうに分かれておりますので、今度、その神嘗ウイークということで伊勢おおまつりということでくくるんであれば、これもやっぱり担当課のほうも一本化すべきだと思うんですが、その辺はどうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) 来年のいわゆる御遷宮に向けまして、その前の神嘗祭に向けまして、今の状況につきまして努力をさせていただきたいと思います。検討させていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) ありがとうございます。その気があるというふうに受けとめさせていただきます。

 この祭りを通しまして、伊勢の人にも、また来てくれた人にも伊勢の歴史を教えて、伊勢に愛着を持ってもらうことが大切かと思います。これで伊勢まつりに関する質問を終わらせていただきます。

 次に、生活保護に移らせてもらいます。

 先ほどの御答弁の中で、生活保護者数が全国では人口の1.64%に対しまして伊勢市では0.97%、まずまず伊勢市は健全なのかなというふうに感じておりますけれども、1点だけちょっと気になるんですが、18歳から64歳までの稼働年齢者が553人、受給者の約44%みえるんですが、普通、生活保護というと高齢者だとか母子家庭というイメージなんですけれども、この人たちはどういう理由で受給しているんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 生活保護の中での18歳以上65歳未満の就労可能な年齢の対象者が553人ということで答弁をさせていただいたところでございますけれども、実際に就労可能となる人数というのが74人でございました。この74人の方につきましては、既に就労している人にも就労収入の増加に努めると、また就労可能者には指導、支援を行っていくというようなことにしておりまして、あとの方については、障がいをお持ちとか病気とかけがとか、そういったことで現時点では就労ができないというふうな形の方々でございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。

 就労ができない、障がいがあって働けないということであれば、障害基礎年金があると思うんですが、そちらはもらえないんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 障がいのある方についても、要件が整えば障害年金はもらえるというか受給はされることができるという、条件等々がございますので、それに適合すればというふうなことでございます。

 それにつきましては、例えば生活保護の基準よりも低い場合ですと、その不足部分については健福の対象とはなってきます。ただ、それにつきましても、先ほど生活保護の要件の中でも他方制度の優先とか、それから私財、財力を使ってなおかつ足りないとか、支援される方がないとか、そういった一般的な生活保護の条件を満たしておれば生活保護の受給に至るというふうな状況でございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。

 では、次に保護の要件についてなんですが、これは憲法25条で、すべての国民は健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有するというふうな理念に基づいて定められた法律ですけれども、売却して生活費に充てるような財産もなくて、また収入もない、頼れる身寄りもいないというような人は社会が支援するのはこれは当然のことなんですが、働けるのに働かないで保護を申請してくる方にはどのような対応をしているんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 働けるのに働いていないというふうな方についてでございますけれども、この方については、生活保護からの自立を目指すということでハローワーク等の就労活動の指導を行ったり、また、私どものほうに就労支援員という職員がおるんですが、その就労支援員とともにハローワークへ同行したり、履歴書の書き方を指導したり、ハローワークの職員から情報を得たり、またハローワークのほうで相談に応じたりということで就職につながるような支援を行っているところでございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) その場合、就職口が見つかるまでは保護費は支給するんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 基準に満たない場合は、ほかの条件も満たしての前提の上ですけれども、支給というふうな形になります。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。

 それで、自動車は基本的に持てないことになっておるんですけれども、これは他人名義で持っていたり、またこの保護費を遊興費に使っているということが判明した場合、どのような対応をされているんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 自動車の関係とか、それから遊興費の関係につきましては、日常、ケースワーカーが訪問をしたりとかいう中で実情をつかみながら指導するということもございますが、もしそういったことの通報がありました場合には、本人さんをこちらのほうへ来ていただいて状況を聞いて指導させていただくというふうなことでございますし、また一般的なケースとして、口頭の注意でも聞かない場合は文書で通知をして、さらに聞かない場合は保護の廃止に至るケースもございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) 今、生活保護基準以下の水準の生活をしている方が保護を受けている方の何倍もいらっしゃるわけですね。こういった人たちに不公平感を抱かせないような、厳正に審査をしていただきたいと思います。

 次に、国民年金と保護費のことなんですが、このことは2年前に他の議員も発言されておりますし、国の制度ですので市長に話しても仕方のないことなんですけれども、40年間保険料を納めた、国民年金を納めた70歳の夫婦の場合、1カ月で2人で約13万1,000円になるわけですね。これに対しまして、保護を受けていると、冬季加算とか年末一時金を合わせますと、1カ月平均、夫婦で13万9,000円になるわけです。もう既に逆転しているんですけれども、年金受給者はここから、借家なら当然家賃、それから国民健康保険料、病院に行けば診察代に薬代、それとNHK受信料が必要になってきます。これに対しまして保護世帯は、家賃が保護費の中に加算されていますので、そこから家賃を払うことになるんですけれども、医療費もNHKも無料です。可処分所得を計算するとさらに差がついてくるんですよね。これを生活保護が手厚いと見るか年金が少ないと見るか、見解が分かれるところなんですが、何か私としては釈然とせんものがあるんですけれども、この点につきまして市長の感想をちょっと聞かせてください。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 高い、安いの金額の価値はそれぞれによって違うかと思うんですけれども、こういったバランスの感覚については課題があろうかと思っておりますし、また、必要であれば市長会等でも議論の課題とさせていただきたいというふうに思っております。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) こういった人たちが全部生活保護を申請し出したら大変なことになると思いますので、市長会等で機会があれば国のほうへ是正の要求をしていただきたいと思います。

 最後になります。扶養義務者の責任なんですが、この法律ができたころは、私が生まれた直後なんですが、3世代同居が当たり前でしたよね。親がその一家の大黒柱として家族を支えて、その親が年とれば長男が家督相続して一家を支えてきたということなんですが、最近では長男でも別居するうちが多くなってきました。同居なのは当然なんですが、別居であっても子が親を扶養するのは当たり前だと思うんですけれども、親の扶養を拒否する扶養義務者に対しまして、もっと責任を負わすことができないのかと思うんですが、その辺どうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 扶養義務については、直系血族あるいは兄弟姉妹が互いに扶養する義務があるということで、生活保護法におきましても関係人に報告を求めることができると、扶養調査ができるというようなことにはなっておりますが、この扶養調査には強制力がない状況でございます。また、罰則もないというようなことから、回答がないとか、あるいは拒否を示すといった場合もございます。これについては、どれぐらいでしたら負担義務が生ずるかどうかというような基準もないんでございますけれども、私どものほうで状況を見ながら支援の要請をしていくということに努めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) その扶養義務者に扶養能力があるかないかというのは、どういうふうな判断基準、どういうふうにして判断、難しいと思うんですけれども、どうされていますか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 先ほど申し上げましたように、一定の基準はございません。あと、回答があった場合でも、先ほど市長答弁でも申し上げましたけれども、不況とか子育て費用の関係とか各種のローン等で生活にゆとりがないとか、そういった回答がありますが、私どものほうでも、資力の余裕の感じ方というのが人によってさまざまでございますので、そこら辺も判断をしながら対応しているところでございます。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 小山議員。



◆18番(小山敏君) はい、わかりました。

 国の制度ですのでね、国の制度なんですが、申請の窓口は伊勢市ですよね。したがいまして、政府でも今、扶養義務者の責任について見直しを検討しているようですけれども、窓口がしっかりチェックしていないと市民の不満を買うことになってしまいます。ずるい人が得をして、正直者がばかを見ることのないような市政運営に努めていただくことをお願いしまして、質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 大変失礼いたします。

 今回、この生活保護のことでメディア等も国のほうも非常に議論が多くなっておりまして、一定の課題整理は必要かと思っております。ただ、我々としましては、やはり最後のセーフティーネットということで、これまで国内でも生活保護の申請が全国で、他地域で受けられなくて非常に残念な事件が起こることも多数ございました。そういったことも踏まえて、当然、不正な受給のことはきちっとやっぱり精査しなければなりませんけれども、最後のセーフティーネットということで我々認識をして対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午後0時05分



△再開 午後0時59分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

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△野口佳子君



○議長(西山則夫君) 次に、4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) 議長の発言許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。

 私は、農業政策について質問させていただきたいと思います。その中で5点ほど質問をさせていただきます。

 まず、政府統計の総合窓口データによりますと、全国で昭和35年度は、農業戸数が605万6,630戸が農業で生活を支えてまいりました。当時は地域のきずなも保たれまして、皆さんが一生懸命に仕事をしている中で地域の人たちのつながりはいっぱいありました。それから、平成2年に383万4,732戸に減少し、また、さらには平成17年には284万8,166戸に減少いたしました。現在では、農業の担い手はほとんどが高齢者で頑張ってまいります。昭和35年から平成17年までの45年間に半分強の農家が減少しました。農家だけでは生計が難しくなり、子供たちは農家を離れて、ほかの産業につかざるを得ません。一生懸命頑張っていらっしゃる方々もいらっしゃいますが、ほとんどの家は第2種兼業農家になりました。

 私たちが子供のころには、どこの家でも牛を飼って、農作業にその牛で耕作をしていただいておりましたし、そしてまた、家族みんなが労働力の時代で、学校も春や秋には家の手伝いをするために3日間のお休みがありました。時代の流れとともに機械化がどんどん進んできますと、トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機、もみすり機などを買いますと1,000万円以上の出費が必要です。機械をそろえて頑張ってきた人たちがどんどん高齢者になってきました。この1次産業が元気で日本の農業を守り続けていかなければ、将来の子供たちのために安全で安心な食材の供給ができません。そして、担い手の人たちの協力を得て豊かな農村づくりに頑張っていってもらいたいと思います。

 平成12年の食料・農業・農村基本計画では、主たる従事者が他産業従事者と同等の年間労働時間で、地域における他産業従事者と遜色ない水準の生涯所得を確保し得る農業経営を育成し、これらの農業経営が農業生産の相当部分を担う農業構造を確立することが構造政策の目標とされ、このような農業経営に向けて経営改善を計画的に進めようとする農業者への農地の利用の集積、経営管理の合理化などの経営基盤強化を促進するための総合的措置を講ずることとされました。この法制は、新しい基本法、基本計画にも受け継がれました。特に専業として農業を営む者などは、経営意欲のある農業者が創意工夫を生かし農業経営を展開できるようにするため、経営管理の合理化等の条件を整備して家族経営の活性化と法人化の推進を図り、さらにこのような育成すべき農業経営に諸施策を集中することとしております。

 また、農業法人については、それまで株式会社形態のものは認められていなかったのですが、平成12年の農地法改正によって、株式譲渡についての制限を設けた上で、株式会社形態の農業法人が認められることとなりました。新しい基本法、基本計画では、新規就農者の育成、女性の参画の推進、高齢農業者の活動の推進とともに、集落等を基礎とする農業生産組織の活動の推進も掲げております。このような多様な担い手によって農業の持続的な発展を図ろうとしているといえます。そのため、新しい基本法制定後、構造政策は農業経営政策と呼ばれるようになりました。

 政策のほか、昭和55年代以降、農村の生活環境整備のための対策がとられてきましたが、新しい基本法では農村の振興を基本理念の一つとして取り上げ、地域の農業の健全な発展を図るとともに、景観がすぐれ、豊かで住みよい農村とするため、農業生産基盤の整備と並んで生活環境の整備や福祉の向上を総合的に推進することとしています。特に、農業の生産条件が不利なため過疎化が進行した耕作放棄地が増大している中山間地域につきましては、平成2年以降、新規作物の導入、地域特産物の生産販売を通じた農業や他産業の振興による就農機会の増大、生活環境整備による定住の促進等の対策がとられてきましたが、平成12年度からは新しい基本法に基づいて、特に耕作放棄を防止し、多面的機能の維持を図るための生産者に対する直接支払い制度が導入されました。

 農業政策の形成に際しては、従来、農業団体などの働きかけによって政治が過度に介入するという事例が少なくなく、必ずしも日本農業の体質強化につながらなかったのです。新しい食料・農業・農村基本法のもとでは、日本農業がいかにあるべきかについて、国民的合意に基づいて、合理的で適正な農業政策の形成がなされることが望まれております。

 そこで、私の質問ですけれども、一番最初の質問は、農業の担い手対策における現状をお聞きしたい。それから、2番目のところの農業後継者支援策の今後の方向性についてお聞きしたい。それから3番目のところで、今までも何度か言ってまいりましたんですけれども、地産地消についてもお聞きさせていただきたいし、それから今、どんどんと高齢化が進んでまいりますと、遊休農地が目に見えてたくさんありますので、その活用についてもお聞きしたい。それから最後の5番目なんですけれども、宮川用水のパイプラン化についての現状をお聞きしたいと思います。

 お答えのいかんによりましては再質問をお願いいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、野口議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、農業の担い手対策における現状についてでございますが、我が国の農業は、農業者数の減少や高齢化が急速に進行する中、諸外国との関税是正など多くの問題を抱えており、意欲と能力のある担い手が中心となる農業構造を確立することが緊急の課題となっております。しかし、現状では、ほとんどの農家は規模も小さく、兼業で米作を行っており、自立した農家として後継者を育成していくことは非常に困難な状況にあります。昔は兼業農家といえば、農業収入を補完する目的で就労していたものでございますが、今現在は、先祖代々の農地を守っていくために農業を続けていただいているのが実情でございます。このような中、市といたしましては、地域農業の持続的な維持、発展に向け、伊勢市農業再生協議会を組織し、地域の農業を担う認定農業者や多様な農業者が参画をした集落営農の組織化など担い手の育成を進めるとともに、優良農地の確保と集積化を進めるなどの取り組みを強化しつつ、担い手の経営基盤の確立、強化に向けた支援を行っております。

 次に、農業後継者支援策の今後の方向性についてですが、国の支援事業が集約された農業へとシフトされつつあり、市といたしましても、地域を担う経営体の確保、育成に向け、関係機関、団体との連携を図りつつ、地域農業の中核的な担い手として認定農業者、農業法人、集落営農への誘導、啓発を行うとともに、経営安定、経営改善を支援いたします。

 次に、地産地消についてですが、近年、消費者の食の安全・安心に関する意識が高まり、地域でとれた新鮮な農林水産物の需要が高まる中、地元伊勢市産にこだわった農林水産物のPR、学校給食への使用、市内産食材を推進する地産地消の店認定制度の普及に努めております。なお、三重県内で地産地消の店認定制度を行っているのは本市のみで、現在、飲食店、小売店、宿泊所、量販店等、計47店舗が認定を受けて、地元の食材を使ったオリジナルのメニューを消費者に提供したり商品コーナーを設置するなど、地産地消に取り組んでいただいております。

 次に、遊休農地の活用についてですが、平成23年度現在で市内には遊休農地が約100ヘクタールあり、これらの農地は、雑草が生い茂っている状況や病害虫の発生など、近隣農地への悪影響、集団的利用の阻害要因となるなど、農業現場でさまざまな問題を引き起こしております。耕作放棄となる原因は、後継者がいないことや、土地などが営農に不向きな条件である場合が多いのですが、今後ますます後継者不足が予測されることから、再生、利用に向けた活動などを支援するとともに、担い手への集積化を進めていきたいと考えております。

 次に、宮川用水のパイプライン化についての現状についてですが、国営宮川用水第2期事業に伴い、県営かんがい排水事業による5つの工区で用水のパイプライン化が進められております。進捗率につきましては、平成23年度事業費ベースで平均68.3%となっております。また、城田地区を中心とした宮川5工区につきましては、早期事業開始に向け、現在、地元関係者の皆様への説明会を行っております。

 以上、野口議員の御質問にお答えをいたしました。御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) 今、市長よりいろいろと御説明していただきましてありがとうございました。

 1番目のところなんですけれども、農業の担い手対策における現状はどのように考えているかというところなんですけれども、ただいまいろいろ説明していただきましたんですけれども、担い手になるにはどのような形態があるのか、今、小規模から大規模までのいろんな形態があることがわかったんですけれども、それについてもう少し詳しく教えてください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 担い手の皆さんへの制度、補助のお尋ねと理解しております。

 担い手の方が認定農業者でありますと、運転資金の借り入れ時の利子負担の軽減や農地の集積あっせん、農業者年金への国庫補助、税制の特例等を受けることができます。集落営農の場合ですと、新規雇用者への研修費補助や法人化に伴う設立への補助も受けることができます。市といたしましても、利子負担の軽減について国と同様の補助を実施しております。それぞれに一定の条件はありますものの、以上のような金銭面の担い手の皆さん方への補助がございます。また、集落営農への組織化に当たりましては、農林水産課の職員も積極的に参加し、助言を行うなど、担い手の皆さんの支援を務めさせていただいております。御理解を賜りますようよろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。

 そうしましたら、今、いろいろとるる説明していただきましたんですけれども、まずは認定農業者になるにはどのようなことをしていったらなれるかという条件があると思いますので、その条件についてお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 認定農業者を目指している方が今後5年間の農業経営に関する改善計画、目標というものを市のほうへ申請していただいて、それが市の定める効率的、安定的な農業経営を行うための目標と比較して妥当であることが条件となります。また、業種に応じて目安として、規模として水稲であれば20ヘクタール、イチゴであれば0.3ヘクタール以上の施設による農業経営を行うことが条件となってきます。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。

 そうしましたら、認定農業者になるには、いろいろな条件があって認定農業者になられるんですけれども、今お答えをいただきました、その市の定める目標を比較して妥当でないといけないというところなんですけれども、それは農業にも米づくりとか、それから園芸とか畜産とかいろいろあるんですけれども、現在、市内で認定農業者になっていらっしゃる方は何人いらっしゃるんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 114人ございます。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。

 今、農業を守って一生懸命にやってくださる方が伊勢市では114人と聞かせていただきましたんですけれども、第1次産業についていらっしゃる方が2,443人いらっしゃいます。そんな中で、本当にまだまだこれからどんどんと高齢者になってきますし、高齢者の方々が本当に今までも元気でいつまでもいられるとは限りませんので、そこら辺のところの認定農業者のところもしっかりと力を入れていただきたいなと思います。

 そしてまた、自分で耕すことができる間はよろしいんですけれども、それこそ何もできない方がどんどんふえてみえると思いますので、担い手の受け皿になるのに規模拡大への支援制度というのはないんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 先ほど答弁でも御説明申し上げましたが、認定農業者、農業経営者、集落営農への誘導、啓発、そういったものをまとめさせていただいて支援策とさせていただいております。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) そうしましたら、いろいろと補助金が出るというところもあると思うんですけれども、認定農業者になった場合は、本当に何もなくて、認定農業者というのは大変ですので、その辺につきましてももう少しちょっと詳しく教えてください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 先ほどの繰り返しになるかと思いますが、それぞれの認定農業者を目指していただく方が、先ほど協議会等の設立の話をさせていただきましたが、その申請等、計画等を上げていただいて、今後5年間の事業計画を出していただく、そういう形で認定農業者として指定をさせていただいております。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) 大変、支援を受けさせていただいてありがたいんですけれども、経営が安定しなければ担い手として成り立たない、農業としても成り立たないので、認定農業者の経営安定化の支援というところをもう少し教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) ちょっと先ほどの担い手と認定農業者の繰り返しになるかとは思いますが、運転資金などの借り入れ等の利子負担の軽減や農業者年金への国庫補助、税制の特例等が受けられますので、その辺の対応をさせていただきたいと思います。それぞれに一定の条件はございますが、そういった金銭面のこと、補助がございますので、御理解願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) 例えば、農家の人たちが収入源がありまして、その収入も本当にわずかな収入でしたら農業もできませんし、農業をしていこうと思いますと、まずは600万円から800万円ぐらいの収入がなかったらこれは大変ですし、そういうところにつきましても、私も何度も同じようなことを言っているかわかりませんけれども、農業を取り巻く環境は大変厳しいんです。そんな中で、本当に今はもうTPPの問題もいっぱいありましたりして、農業者はしっかりいろいろと取り組んでおります。そんな中で、まずは農業の持続的な発展のために極めて重要なことでありますので、この点につきましてもよろしくお願いいたしたいと思いますし、そしてまた、現に成立している優良な経営の事例を踏まえて、そして農業経営の発展を目指し、細やかなフォローアップをぜひしていただきたいと思います。今、お答えもいただきまして大変参考になりましたんですけれども、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

 次です。



○議長(西山則夫君) どうぞ、続けてください。



◆4番(野口佳子君) すみません、よろしいですか。

 それから、次のところですけれども、農業後継者のところなんですけれども、これは先ほど説明していただきましたので、よくわかりました。

 そして、次のところの地産地消のところなんですけれども、そこにつきましても先ほどの説明していただきました中で大変わかりましたんですけれども、地産地消は、私たちが食と農を考える会というのを伊勢市は立ち上げていただきましたのが、たしか平成14年だったと思います。その中で、農業、私たちの意見などを、これは市役所、それから商工会議所、普及センター、JA、いろんな団体の人たちが集まって、代表の方々が集まって、その中でいろいろと提言書を出させていただいて、その後、まずは商人館のほうでイベント、これを−−地産地消というのは本当に農業をしている生産者でさえわからなかったり、それからまた消費者の人も特にわからなかったので、PRのためにイベントをしていただきました。

 それでまた、その後、2回目と3回目は伊勢市の新道の商店街でイベントをしていただきまして、その後でまた認定店のお店を伊勢市のほうでしていただきましたので、当初は17店舗でして、その後、また今現在、先ほどのお答えの中でも47店舗というのを聞かせていただきましたんですけれども、私は、やはりこういうことは、三重県の中でも伊勢市しかない、そういうところで本当にすごい伊勢市はすばらしいこの地産地消、食の安全・安心についても今後は考えていらっしゃいますので、もっともっとこれをふやしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 そしてまた、続きましてよろしいですか、すみません。学校給食のところなんですけれども、市長は学校給食のところにも出向かれまして、子供たちと一緒に食事をされたりして頑張っていらっしゃいます。その点につきまして、学校給食のところに地産地消のものをどれほど入れていただいているのかというのをちょっと説明していただきたいと思います。市長の御答弁をお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 御指名いただきましてありがとうございます。

 日ごろ、食と農を考える会の皆様も非常に積極的に御活動いただきまして感謝を申し上げたいと思っております。また、先般、地産地消認定店の登録に関して私も参加をさせていただきまして、非常に意義深いものがあるなということをすごく感じました。まだまだ道半ばでありますけれども、生産者の方の努力や今行っている新しい商品の開発等、生産者、そして加工者、そして小売、消費者の方々を交えて、その商品を新しくどういうふうにマーケットに出していくかということを一つ一つ進めていただくのは非常にありがたいなという感じがしました。

 学校給食における地産地消につきましては、国の食育推進計画の目標で、都道府県での産物の食品の使用に関しては30%以上という目標が平成27年度までにございます。伊勢市におきましては、学校給食においては、平成23年度の実績としまして、米飯、お米につきましては市内産が100%、こちらはみえのえみという種類です。パンに使用する小麦につきましては県内産が30%、こちらは小麦、ニシノカオリを使用しておりまして、学校給食に使用した野菜80品目のうち県内産が39品目、そのうち伊勢市産は22品目となっておりまして、イチゴ、蓮台寺柿等は市内産のものを100%使用しております。鶏肉や鶏卵、卵、牛乳も100%県内産を使用しておりまして、都道府県目標が30%以上ですが、伊勢市の学校給食の地産地消、県内産のものは約37%という割合になっております。こちらもひとえに生産者の方々、市場の方々、さまざまなところで御支援いただいた結果だというふうに感じております。

 そして、学校における地産地消の一例を申し上げますと、城田小学校、上野小学校、小俣中学校では、地域の方々の協力を得ながら子供たちが育てた野菜を給食の食材として使用し、子供たちが学校でおいしくいただいております。また、明野幼稚園におきましては、明野高校の協力を得ながら野菜を育て、旬の野菜を食べる経験もしています。伊勢市におきまして、こういった活動に努めながら、消費者、そして生産者の方がつながって地域の農業を活性化するように応援していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) 御答弁ありがとうございました。

 本当に伊勢市では真剣に地産地消に取り組んでいらっしゃいますので大変ありがたいと思いますので、今後ますますこの地産地消のところで、三重県の中でも今1位やと思いますので、後に越されやんように頑張っていただきたいと思いますし、先ほど地産地消のところの野菜なんかでしたら22品目というのを聞かせていただきましたんですけれども、まだまだいっぱい遊休農地も余っていたりとかしますので、私は以前に学校給食にいろんな地域でとれた野菜を入れたいというので、そういう委員会がありましたときに、私も委員の一人として出させていただきました。そうしたときに、地域でとれるもので根菜類なんかはどうですやろかという話があったときに途中で途切れていたんですけれども、ぜひ、せっかく地産地消で頑張っていらっしゃるんでしたら、今後ともまたこのようなことにも目を向けていただいて、よろしく御検討いただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

 それでは、続きましてですけれども、遊休農地の活用なんですけれども、先ほどお聞きしましたら、本当に全国では200万ヘクタール以上、遊休農地があるというのも聞いております。その中で伊勢市も100ヘクタール弱あるというのですけれども、これは本当に先ほどの御答弁をいただきましたときに、隣に遊休農地で荒らしていると、そのはたの人たちは一生懸命で農業をしていても迷惑がかかります。これは虫が飛んできたりとか、それから草ぼうぼうにしてありますと風すきが悪くて、もう本当にそこのところだけは1メーターでもあけやないかんし、その人たちがつくっておりましたら、まずはこちらの草の生えておるところも刈らなできないんです。

 そんなような状態の中で、これから本当にますます高齢者の人がどんどんふえてまいります。そういうときに、先ほどお話を聞かせていただきました認定農家の人とか、それからまた集積もしていただきましたりというので、行政だけではとても無理だと思いますので、これは地域と地権者と一体になってこれに取り組んでいただきませんと、ますますこのふえつつある高齢者の人たち、私も含めてですけれども、本当に今頑張っていらっしゃる方々はほとんど私のはたを見ましても高齢者の方です。1年、耕作をほうりますと、来年度、物をつくろうと思っても、なかなかこれはつくるのにもちょっと至難のわざでありまして、私は地域の中でも見ておりますんですけれども、やっぱりここら辺のところでしっかり頑張っていただきたい。こういう遊休農地の解消につきましても、農業委員会さんもそうなんですけれども、皆さんで頑張っていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それから、最後の5点目の質問なんですけれども、先ほど御答弁いただきましてありがとうございます。全体の進捗率が68.3%と聞きました。ある程度進行しているというのは理解させていただくんですけれども、今、城田地区におきましては、事業を進めようとする中で地元の説明会がありました。地域での問題点、いっぱい皆さん方がいろいろと意見を出しておりました。その中で、多くの人たちの意見を集約していただきましたでしょうか、質問させていただきます。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 平成24年2月20日から3月5日にかけまして、玉城町及び城田地区におきまして11回の説明会をさせていただきました。その中で特に質問が集中したのは、管の老朽化への心配から白地農地の取り扱い、それから個々の水田の区画が小さいので給水管の設置に関すること、また、農家の皆さんに費用の一部を負担していただくことになるため負担金の問題、そういったことが大きな内容でした。そのほかにも多くの質問、意見をいただきました。次の説明会におきましては、それらをまとめて、質問、意見をいただいた内容を中心に説明会をさせていただきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) 今お話を聞かせていただきましたんですけれども、負担金のところなんですけれども、私も説明会のときに出席させていただきましたら、まずは1反当たりの負担金が10万円ぐらいかかるというのを聞かせていただきました。そうしましたときに、皆さんが、そこに参加していらっしゃる方々が、今、自分とこのうちで農業をしていなくて、つくるのも大変ですもんで人に当たってつくっていただいているんです。そういう人たちもありますし、そしてまた本当に小規模で少ししかつくっていないところでも1反当たり10万円出さないかんというのは大変やというのをお聞きしましたので、そこら辺のところのお考え方をお聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 農林水産の事業におきましては受益者負担が生じてまいります。国、県、市町の残りを地元で負担していただくものでございますが、議員仰せのとおり、一括で返済するということは大変厳しいものがございます。そこで、これらの説明会等でこれからお話をさせていただこうと思う内容は、分割して償還していただく方法を考えております。例えば、今、1反というお話をいただきましたが、10アール当たり10万円を10年間据え置き、15年で償還をしていただく場合、年間約7,000円ぐらいとなります。また、25年間の償還をする場合は4,300円ぐらいになります。どちらを選択するかは地元での調整となりますが、いずれにいたしましても農家の皆さん方には年間少しでも−−負担をかけるということでございますので、少しでも低くなるように県のほうと調整をさせていただきたいと考えておりますので、御理解願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。この宮川用水も、引いていただきましてから、もう40年がたっております。耐用年数というのが30年ぐらいと聞いておりまして、結構あちこちが傷んできたりすると直すお金が大変たくさんかかりますので、今から話をしていただきまして、それから、全部終了するまでには七、八年かかるというのもちょっと聞いているんですけれども、そのしている間に、10年ぐらいかかっている間にどんどんと高齢者の人が亡くなったりとか、それから農業ができなくなったりとかしていくので、これは本当にせっぱ詰まった問題でございます。地域の人たちも本当に、この間お話を聞かせてもらいましたときに、たくさんの人が来てみえるんですけれども、ここに農業をしている方というのは、80代はまだ前半ですけれども、60代後半から70代の人がほとんどでした。そんな中で、本当にまだまだ先を見通して25年もかかって償還していかないかんというところですので、皆さんも危惧をしております。

 そんな中、どうぞ、これも水がなかったら何も物もつくれませんし、田んぼもつくれないし畑もつくれませんので、この辺につきましても地元に負荷が生じないための手法についても、県とか、そしてまた市町と十分調整を行っていただきましてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 以上です。ありがとうございました。

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△中川幸久君



○議長(西山則夫君) 次に、17番、中川議員。



◆17番(中川幸久君) ただいま議長の発言許可を得ましたので、通告に従い、質問させていただきます。

 本日の質問は主に2件です。1件目は日赤跡地の側道拡幅について、2件目は旧日赤病院の避難所の復活についての2件です。

 提案に当たり、若干、経過を説明させていただきます。

 日赤の移転経過につきましては、平成19年の6月にも同様な質問を私はしておりまして、日赤側から、移転に当たって地区から要望はございませんかというような話がございまして、自治会といたしまして要望書を何点かにわたり提出いたしました。時期的には19年の12月でございます。特にこの中で、周辺道路、東西に2メーター前後の側道が設けられております。ここの拡張分の市への土地提供ということで、ミニマム4メーターの確保ということで自治会から要請をしたところ、日赤病院長名で平成20年1月15日の日に、周辺側道について、道路管理者である市当局に地元自治会の御意向を十分お伝えするとともに、病院としても要望していきたいと、このような回答書をいただいておりますが、その中で、私と自治会の役員で当初要望したときには日赤側から、長年お世話になったんで何かすることあったらなと、こんな話も含めてありました。そのときに、土地の提供という部分では、ちょっと文章的には解釈しにくい部分はありますが、無償で提供するというような、自治会側としてはそんな受けとめ方もしておることをちょっと御紹介しておきたいと思っております。

 それから、2件目の旧日赤病院の避難所については、伊勢日赤病院から移転をされて残っておる病院跡が、どうも医療機関がいわゆる後に来るというような話も正式には伺っておりますが、具体的にどこかというのはまだ提示できませんと、こういうのが病院の話でございます。そういった動きもあるわけですけれども、地域に残されたあそこの大きな病院跡地を、いわゆる地域としては、今、東日本で起こった大変な津波の問題あわせて、日常生活をするには、頭の中にはやっぱり地元の人たちも津波というのがあると思うんです。私も日常、車で走ってどこへ避難したらいいんかなと、こんな思いで日常生活しておるわけですけれども、やはり不安が先走って、一般市民の方は本当に自分の命が守れるのかどうかというのは常日ごろ考えておる部分ではないかなと、このように思います。

 今、市当局も各地域を回って懇談会をやっていただくことについては本当にありがたく思っておるわけですけれども、災害はいつやってくるかわかりません。そういう意味では、早急にこの問題を解決願いたいと思うところから、従来、旧日赤のときには地元の人は近くであるから避難できると、こういうようなところがありましたんですけれども、途中で日赤救急病院ということで災害救急を主にせなあかんから一般の人は遠慮してくれということで、急遽、避難場所が変わった経過も現在はあります。そういう意味では、今度は多分民間ということでありますんで、この辺のいわゆる避難所への指定を行政も動きをかけていただきたいなと、こういうのがお願いでございまして、それに対して御返答をお願いしたいと思います。

 回答次第では再質問も許していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、中川議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、地元自治会と旧日赤との側道拡幅の協議についてのお尋ねでございますが、この道路は旧日赤跡地の周囲に位置する市道高向36号線で、拡幅を要望されている箇所は旧日赤の東側の延長約300メートルと西側の延長約200メートルの2カ所で、現在の幅員は1.7メートルから3.4メートルとなっております。道路拡幅につきましては、平成19年に山田赤十字病院の移転計画に伴い、地元の新高自治会から日本赤十字病院へ、周辺側道を最小4メートルとして拡幅部分の土地を市へ提供するよう要望されております。それを受けて日赤からは、平成20年1月15日付の山田赤十字病院長名の文書で、周辺側道については道路管理者である市当局に自治会の意向を伝えるとともに、日赤としても要望していきたいと考えていますとの回答がなされていると認識をしているところでございます。

 次に、拡幅についての市の考え方でございますが、当該地の状況は道路が狭隘であり、生活道路としての利便性は低く、拡幅によって沿線の生活環境は改善されると考えられます。そのような効果が期待できる一方で、事業費につきましては、仮に土地を提供していただいても、道路拡幅に支障となる塀や受水槽などの施設の補償費も相当額必要と考えております。市といたしましては、今後、日赤と現地の立ち会い等を行い、補償物件等の費用を試算するとともに、市全体の道路事業と照らし合わせながら、これまでの経緯も踏まえ、対応してまいりたいと考えております。

 次に、旧日赤跡地の建物の避難所指定についてのお尋ねにお答えをいたします。

 現在、市の指定避難所の見直しを進めており、民間が所有する建物等の施設につきましては津波避難ビルの指定に向けた協力を依頼しております。なお、付近に高台がない住民の方々にとりましては、旧日赤跡の建物は貴重な施設ではございますが、建物や建物内の状況及び今後の跡地利用等について管理者に確認を行い、津波避難ビル等の指定ができるか検討を行ってまいります。御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 中川議員。



◆17番(中川幸久君) 回答としては前向きだというふうに受けとめさせていただきたいと思います。ありがとうございます。

 ちょっと再質問ということでは、地元自治会と日赤との協議した内容を既に私は前部長さんに文書で手渡しておるわけですけれども、当局としてはどんな対応を今までされたのか、ちょっとこの辺、説明をいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 平成23年5月と思います。御薗新高自治会様より伊勢市に旧日赤の側道の拡幅の要望が参りました。私とこは、日赤の考えを確認するために協議を行いました。日赤からは、道路拡幅部分の土地の提供につきましては、公共的な観点から、伊勢市の、私とこの道路の必要性が認められれば前向きに検討をしてまいりたいと、そういった回答を得ております。しかしながら、現在のところ具体的なことは決まっておりませんのが現状でございます。



○議長(西山則夫君) 中川議員。



◆17番(中川幸久君) それでは、それを踏まえて、道路拡幅部分の土地は日赤からどのようにお話がされておるのか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 道路拡幅部分の土地は、今、日赤が持ち続ける土地と売却の土地、こういったことで分かれております。日赤におきましては、土地の提供を決定できるのは日赤ということになりますが、売却予定地の土地につきましては、新たな事業者の判断となると考えております。日赤といたしましては、相手方にその用地の協力依頼を行うことは可能であると聞いております。しかしながら、先ほど市長が申し上げましたように受水槽や高い塀があります。こういったものは今後も必要やということから、土地の提供する側がそれらの土地を更地にして復旧するということは、無償提供はあり得ないと聞いておりますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 中川議員。



◆17番(中川幸久君) ありがとうございました。

 いろいろと先々、難題もあるようなんですけれども、さらに、今、我々から見ますと、ちょうどあそこの土地をいわゆる開発するというのは、チャンス的なところがあろうかと思います。そういう意味では、余り言いたくないんですけれども、伊勢赤十字病院が既に整備もなされて道路もつくられ、今、さらに桧尻川の沿線を買収にかかって道をつくろうというような、これはいいことなんです。何も文句はありません。ところが、残されたところが一向に変化がございません。そういう意味では、もう少し市として行政の平等化を踏まえてちょっと御回答をいただきたいんですが。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 地元に対する熱い熱意は十分理解しております。さきに市長が申し上げましたように、道路拡幅につきましては、事業を試算しまして、市全体の道路事業と照らし合わせながら、これまでの経緯を踏まえて対応してまいります。要望の周辺道路全体を整備するのには、事業費の問題と、あと拡幅によって交通の環境の変化などの安全面の問題、あと影響する地域住民の皆様や公安委員会などの関係者との話し合いも必要となってきております。このことから、まず一定の効果が得られる範囲で、部分的な整備も含めて、実現可能かどうか見きわめながらこの問題は進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思っております。



○議長(西山則夫君) 中川議員。



◆17番(中川幸久君) ありがとうございます。

 この回答は前向きな回答やという理解はしておるんですけれども、やはり検討だとかという部分になりますと非常に不透明な部分があります。ある意味では期限がおおむねどのぐらいになるのかというのは、ちょっと目標値を御回答いただき、最後にしたいと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 先ほど申しましたように、今年度から支障物件としてどのようなものがあるか、日赤のあたりを歩きますと、槙垣の中にいっぱいパイプとかそういったものも入ってございます。それが必要なものかそうでないものかを今年度、日赤と現地確認を行いまして次に進めてまいりたいと思っておりますので、御理解願いたいと思っております。



○議長(西山則夫君) 中川議員。



◆17番(中川幸久君) それでは、そういうことでひとつよろしくお願いしたいと思います。私もこの件に対しては非常に執念を持ってやっておりまして、5年間ずっと温めてきましたんで、住民の人も随分期待しておると思いますんで、何とぞよろしくお願いします。終わります。



○議長(西山則夫君) 中川議員、2件目はよろしいですか。2件目の。



◆17番(中川幸久君) 2件目な。興奮しておった。すみません。

 それでは、2件目に入ります。

 避難所の問題について、御回答をひとつお願いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 総務部理事。



◎総務部理事(角前明君) 避難所につきましては、今現在、議員仰せのように、指定避難所の見直しにつきまして各市内を回っています。民間の避難ビルにつきましては、先ほど市長からも回答がございましたけれども、管理者と今後確認を行いながら前向きに進めていきたいなと考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 中川議員。



◆17番(中川幸久君) ちなみに、あそこの日赤の横にある第2保育園と、それから公民館が新高地区は避難所になっております。第2保育園の、今、関連する側道に従って保育園が建っておるわけなんで、避難したときに、今、ブロック塀も随分昔のものが建っておりまして、非常に危険な、心配をする要素もございます。そういう意味では早く拡幅をしていただいて、その第2保育園の避難所も含めて、あそこは約1,200人ぐらいですかね、住民がおるわけなんですけれども、やはり日赤と公民館と、それから第2保育園がなれば、少しは住民の皆さんも安心して日常生活できると思いますので、ぜひとも進めていただきたいと思います。

 以上です。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午後1時52分



△再開 午後2時02分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

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△上田修一君



○議長(西山則夫君) 次に、16番、上田議員。



◆16番(上田修一君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき、一般質問を行わせていただきます。

 質問の1点目、宮川床上浸水対策特別緊急事業は完成いたしましたが、内水対策についてと漏水対策について。2つ目として、伊勢市におけるドクターヘリの離着陸場の安全対策についてをお伺いいたします。

 まず、1点目の質問として、宮川につきましては、宮川床上浸水対策特別緊急事業により、総額114億円の事業費をかけて、佐八から中島2丁目までの3.34キロの区間において幅7メーターのすばらしい堤防が完成いたしました。平成16年の台風21号のような宮川のはんらんによる浸水被害はなくなり、地域の皆さんも大変喜んでいるところでございます。また、去る6月9日におきまして、私も出席させていただきまして浅間堤防のところで完成式もとり行われました。しかし、昨年の9月の台風12号による影響で宮川が増水したため、宮川の支流である清水川、亀谷郡川、大倉川、小田古川などの宮川への放水ができず、雨水がはんらんし、たくさんの浸水被害が発生しております。それぞれの支流の近隣住民にとっては、宮川が増水するたびに不安な日々を過ごしています。

 そこで、中島地区周辺の昨年、台風12号に伴う増水による内水被害と状況、内水被害の原因はどこにあるかをお答えいただきたいと思います。

 次に、平成18年度から事業化された宮川床上浸水対策特別緊急事業の計画においても、当然、内水対策は検討されてきたと思いますが、どのように検討されてきたのかを伺いたいと思います。

 また、宮川周辺の住民は、現在、内水問題がどんなになるかという心配をしておりまして、今後、内水対策はどのように進めていくのかも教えていただきたいと思います。

 次に、宮川床上浸水対策特別緊急事業の続きとなりますが、度会橋の上下流の宮川堤につきましてお伺いいたします。

 通称桜堤と呼ばれております宮川堤は、古い時代に築かれた堤防で、未整備区間が残っております。

 まず、これまで宮川が増水すると、その背後地で漏水がたびたび発生すると聞いております。どのような状況なのか伺いたいと思います。

 次に、宮川堤は全国的にも桜の名所でありますが、堤防改修となると桜がなくなるんではないかと、また、その桜はどのようになるかということや、宮川桜堤には市の指定天然記念物であります境楠や大日権現社がありますが、これらの改修によりどのようになるのか心配しております。この辺についてもお答えをいただきたいと思います。

 次に、度会橋上下流の宮川堤の改修につきましては、地元自治体から河川改修の要望が出ておりますが、今後どのように進められていくのかお答えください。

 大きな2つ目といたしまして、三重県の事業によりまして、平成24年2月からドクターヘリの運航がスタートし、三重大学病院と伊勢赤十字病院を2カ月交代で基地病院として、県内各地の災害事故には出場していると聞いております。ドクターヘリの出場は、急病人、けが人が発生し、消防本部が緊急現場において医師による早期治療が要すると判断した場合、ドクターヘリを要請することとなっていると聞いております。

 ドクターヘリを要請する際、伊勢市内の臨時離着陸場についてはあらかじめ定められているそうですが、どのような場所が臨時離着陸場として指定、設定されているのかについてお聞きします。

 また、運航開始から数カ月がたちました。伊勢市消防本部管内においてどのような事故、災害で、どのような地域、場所にドクターヘリは運航を要請されたかについて、その活用実績をお聞きしたいと思います。

 そして、当然、ヘリコプターが離着陸をする際、プロペラの回転による強い吹きおろしの風や騒音が発生すると思います。特に臨時離着陸場の周辺の市民は、例えば小石が飛び散ったり、砂ぼこりが舞い上がったりならないのか不安のところでもありますが、その臨時離着陸場の使用の際に安全管理はどのようになっているのかお聞きします。

 これでこの場からの質問を終わりますが、答弁いかんによっては再質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、上田議員の御質問にお答えをいたします。

 私から宮川の増水による内水問題について及び宮川右岸の度会橋上下流の未整備区間についてお答えをし、ドクターヘリの離着陸場の安全管理については消防長からお答えをいたします。

 まず、昨年の台風12号に伴う宮川の増水による内水被害の状況と内水被害の原因についてお答えをします。

 今回の台風12号による宮川の増水原因は、紀伊半島を中心に広い範囲で長期間にわたる大雨によるもので、気象庁の宮川観測所における降り初めからの累計雨量は約1,600ミリとなり、平成16年9月に発生した台風21号による総雨量約1,000ミリを大きく上回りました。また、玉城町地内の宮川左岸の岩出水位観測所のピーク水位は、計画高水位を約50センチ上回り、水位は10.08メートルとなり、平成16年に発生した洪水の水位に匹敵しました。この宮川の増水により、宮川へ流れ込むそれぞれの支川で雨水の内水排除ができなくなったことが原因で、中島、辻久留、大倉地区で床上浸水17戸、床下浸水13戸の浸水被害があり、また、県道伊勢南島線等の幹線道路において冠水による通行どめも発生しました。しかし、このような被害にはなりましたが、宮川床上浸水対策特別緊急事業の堤防整備、河道掘削の効果により、平成16年9月の洪水での浸水区域は約37.1ヘクタールございましたが、約9ヘクタールと大幅に減少し、事業効果が発揮されました。

 なお、平成18年から整備されてきました宮川床上浸水対策特別緊急事業につきましては、本年6月9日に完成式が無事とり行われました。改めて国土交通省様初め、事業に御協力いただいた皆様に感謝を申し上げるところでございます。

 次に、宮川床上浸水対策特別緊急事業計画における内水の検討について回答をさせていただきます。

 三重河川国道事務所では、計画を進める中、内水の検討が行われており、検討では、昭和54年から平成16年9月の台風21号までの8回の洪水のデータをもとに、堤防及び河道掘削工事が整備された状態で内水の検討が行われ、現在の宮川床上浸水対策特別緊急事業で整備された状況となっております。

 次に、今後の内水対策はどのように進めるのかの御質問にお答えをします。

 内水対策の検討といたしましては、昨年9月に発生した台風12号によって内水はんらんが生じたことから、その被害を踏まえた内水対策の検討を今年度、市も予算計上し、国土交通省と連携して検討を進めているところでございます。その内容といたしましては、内水被害の実態等の整理を行い、これまでの洪水の実績や近隣の内水処理施設の状況を把握し、総合的な治水対策として、ポンプの設置やポンプ以外の代替案も含めた内水対策及び対策の実施主体について検討を進めたいと考えております。

 次に、宮川右岸の度会橋上下流の未整備区間についての御質問にお答えをします。

 まず、宮川が増水したときの状況ですが、度会橋の上下流の通称桜堤と呼ばれる堤防は、高さについては、計画高水位に対して1.5メートル程度の余裕があることから問題はございません。しかし、古い時代に築堤された堤防であることから、堤防の幅が狭く、また盛土の内部に砂や砂利などの水を通す層が存在するため、長時間、宮川の水位が高い状態が続くと、家屋のある側で堤防石積みのすき間から水がしみ出したり、民地内から水が噴き上がるガマといわれる漏水が発生しております。昨年9月の台風12号の出水時には、宮川2丁目から中島2丁目の広範囲に漏水が見られ、地元消防団の皆様による土のう積みなどの応急対応が行われている状況でございます。

 次に、今後の改修が予定される場合、現在の桜の名所や史跡等をどのように対応していくのかとの御質問にお答えをします。

 宮川堤は、桜の名所として日本桜百選にも認定されております。しかし、老木が多く、病気により弱った桜や寿命を迎えて枯れた桜が倒れることにより、堤防の弱体化を招く原因ともなっております。今後、堤防改修に伴って伐採せざるを得ない桜については、新たに桜を植樹する場所の確保や、桜堤全体の景観保全を図りながら堤防の整備を進めていく予定でございます。また、大日権現社や市指定である天然記念物の境楠につきましては、工法を工夫することにより対応できないか検討を考えているところでございます。いずれにいたしましても、事業主体である国土交通省、三重河川国道事務所と連携しながら取り組む所存でございます。

 次に、今後の改修をどのように進めていくのかとの御質問にお答えをいたします。

 度会橋上下流の未整備区間の改修について、学識経験者、沿川の自治会、宮川保勝会、宮川漁協、伊勢郷土会、商工会議所、観光協会で構成する宮川右岸堤防改修対策協議会が設置され、本年3月から4月にかけて協議会が3回開催されました。協議会では、名勝指定された桜の名所でございますが、治水の観点から市民の生命、財産を守ることが大事なこととして、河川改修が必要であるとの方向性を決定していただきました。また、去る6月16日に開催されました中島学区自治会長連絡会議において、三重河川国道事務所から河川改修について説明会も開催されたところでございます。今後、三重河川国道事務所により、さらに現地調査や用地調査を進め、平成25年度工事着手に向けて予算要求を行っていくとお聞きをしております。

 なお、昨年の11月16日に東京で開催された中部直轄河川治水懇談会及び国土交通省との意見交換会に私が出席させていただき、伊勢市における内水対策への協力依頼、宮川の未整備区間の早期改修の着手について直接要望させていただいたところでございます。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 消防長。



◎消防長(大西邦生君) 続きまして、私からドクターヘリについてお答えいたします。

 伊勢市内のドクターヘリ臨時離着陸場につきましては、土地管理者の承諾を得まして、小中学校グラウンド18カ所、駐車場3カ所、公園グラウンド、河川敷等6カ所、計27カ所を設定させていただき、航空法第79条に規定いたします臨時離着陸場としての許可を得ております。また、この27カ所以外にも、特例といたしまして、市長等の判断でゴルフ場、道路、空地等を活用することも可能でございます。

 次に、活動実績でございますが、これまで伊勢市消防本部管内におきまして伊勢市内2回、度会町地内1回、計3回、ドクターヘリを要請しております。要請しました事故は、砕石プラントで作業員が土砂に埋まった事故、トラックが10メーター下の農地に転落し、車両に運転手が挟まった事故、そして山中で倒れ心肺停止になった事故、いずれも救助に時間を要し、医師の早期治療が必要と判断したものでございます。これらの事案につきましては、佐八小学校グラウンド、度会中学校グラウンド、横輪町公民館駐車場を臨時離着陸場として使用させていただきました。

 臨時離着陸場の際の安全管理につきましては、三重県ドクターヘリ運航要領に基づき、要請しました消防本部が土地管理者等と協力いたしまして、離着陸場が土、砂等の場合は消防車での散水、飛散しやすいものなどの片づけ、また吹き流しの設置、消防職員の手信号によりますヘリの誘導等によって安全運航を図っているところでございます。

 ドクターヘリは、救命率の向上、そして後遺症の軽減等には有効な手段でございます。消防本部といたしましては、消防機関との連携を密にして、安全かつ円滑なドクターヘリの運用に努めたいと考えております。

 以上、上田議員の御質問にお答えいたしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 市長、消防長、御答弁ありがとうございました。全体の流れとしては理解はするんですけれども、個々の問題について再質問をさせていただきます。

 まず最初に、昨年、台風12号の被害はわかりましたんですけれども、昨年、台風12号以降の台風のときに大雨とかそういうもので内水被害が発生したことはないのかをお答えいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 昨年の台風12号以降の内水被害でございますけれども、これまで台風とか大雨等ございましたが、床上・床下浸水は発生しておりません。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 台風12号以降は被害状況はないということを理解します。

 次に、それでは宮川床上浸水対策特別緊急事業のときの計画においては内水の検討もされて現在の整備をされてきたわけですけれども、なぜ平成23年の台風12号では実際に浸水被害が発生したのか。この原因は、宮川の計画高水位が超えるというような状況と聞いておりますが、もう少し具体的に説明をお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 宮川の上流の雨量でございますけれども、雨量と連続降雨時間があるんですけれども、平成16年のときに比べまして昨年は約2倍になりました。これの影響で宮川の水位が、避難勧告の基準になるんですけれども、避難勧告水位というのがありまして、平成16年のときは約9時間を超えていました。平成23年のときはこれが13時間連続で超えていたということがございまして、これが原因で恐らく内水の想定以上のものになったと思われます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 9時間から13時間が超えて、そういう水位が上がったというような原因というふうには聞きましたが、これらは国と連携していかなきゃならないと思いますので、国としてこれから具体的にどのように内水を進めていくのかをお聞きします。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) すみません。内水対策につきましては伊勢市にとって大きな問題、課題だと思っております。本来、内水対策は各市町村でしていくという対応になっております。これは宮川床上浸水対策特別緊急事業ということもありまして、非常に大きな事業費がかかることから、国の協力もお願いをしているところでございます。市でもその解析に予算計上を今年度いたしまして、三重河川国道事務所と連携して検討しております。具体的には、これまでの洪水の実績や雨の豪雨の実績、ポンプの有無、それらを検討して経済効果を出しまして、コスト面、あるいは現実性を考慮して総合的な治水対策の検討を進めておるところでございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 内水は各市町村が行うということで、国に後押しをしていただくという形で進められると思いますけれども、例えば、内水対策を進めるときにポンプの設置はどうしても必要だとなってくると思います。今、聞くところによると、宮川のポンプは1基は何とか予算計上ができたというふうに聞いて、近々進められるということになっているんですけれども、あとのところのポンプもやっぱり必要だということで、今後どのようなポンプの内容がありまして、どれぐらい費用と期間がかかるのか、難しいと思うんですけれども、概略で結構でございますので、どれぐらいのことができるかをお答えください。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 宮川には排水樋管というものが9カ所ございます。ポンプによっても設置場所によって非常に能力が違いますので、一概に幾らかかるとは言えません。ですので、これは参考なんですけれども、勢田川等にあります中規模のポンプ場があるんですけれども、これにつきましては、まず詳細設計と、それから河川協議というのが要りますので、これに1年か2年かかります。それから、ポンプの製作、それから設置につきましても、これも2年ぐらいかかるということで、やっぱり期間については最短でも3年から4年はかかるんじゃないかと思います。それと、これぐらいの中規模なポンプ場になりますと1基当たり数億円の事業費が要りますので、事業費もかなりかさんでくると思います。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) つくるのでも1年か2年と設計が要る、全体できてくると3年から4年ということで、まして数億円の金額がかかるということでいいますと、即、明日からというわけにいきませんけれども、地域の方は、この宮川が増水してきますとやっぱり不安な状況が出てきます。もしそういうことがまだできていないときにそういう増水が出てきたら、どういう対応をやっていただけるんですか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 抜本的な整備は、先ほども言いましたけれども、時間と多額の費用がかかるということで、かなり長期的になると思うんですけれども、やはりそれまでに応急的な措置を考えないかんと思いますので、例えば、昨年の台風12号で国土交通省から災害対策車両といいまして排水ポンプ車があるんですけれども、それを昨年の台風12号では5台派遣していただきました。ですので、今後、緊急時には同じように災害対策ポンプ車両を派遣していただくような要請をさせていただきたいなと考えています。今、三重県では、津市の三重河川国道事務所に3台、それから桑名の木曽川下流の河川事務所に4台ありまして、またそれらを要請していきたいなと考えています。

 それと、やはり災害は三重県の中でも他の河川でも同じように発生する可能性がありますので、市内でも建設業者さんが大きな排水ポンプを持ってみえます。ですので、あらかじめ緊急時には建設業者さんに依頼をしておりまして、仮設ポンプの据えつけ等を要請して対応していきたいとも考えております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) わかりました。ポンプ車5台がうまくいかなかったら、建設会社さんのほうに依頼してそれも使えるという。こういうことはあってはならないことですので、できるだけないように祈りたいと思っていますけれども、このことはやっぱり住んでいる方には非常に大きな問題になりますので、できるだけ今後、国土交通省や関係者と連携をして一層の努力をしていただくように要望いたします。

 続いて、度会橋上下流の通称桜堤防の話なんですけれども、先ほど市長の説明では、堤防から水がしみ出たりガマが発生したところがあるというふうに言っていますけれども、具体的にもう少し教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 昨年の台風12号で発生しました状況ですけれども、度会橋上流では、これは中島2丁目になるんですけれども、堤防の石積みから水がしみ出しますところが4カ所ありました。それから、民地から漏水が噴き出ますガマといわれる状況が2カ所ございました。それから、度会橋の下流では、これは中島1丁目と宮川2丁目にあるんですけれども、その堤防の石積みから発生しました漏水が6カ所、それから、このガマといわれる現象が2カ所ございました。これも地元消防団の方に応急的に対策を行っていただいたところです。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 宮川のそういう出てくる水のところは、漏水がよく具体的な内容はわかったんですけれども、これはやっぱり宮川堤としての問題だと思いますので、宮川右岸の内水対策のほうは、関係の地域にはどのように説明して、どのように進めていくかをお話はしているんですか、お聞きします。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 宮川堤の河川改修につきましては、現在、国土交通省様によりまして現地調査や用地調査を行ってもらっております。もう少し詳細な調査が進めば関係各地域へ説明を、事業者であります国土交通省と主体となって行う予定でございます。一方、内水対策につきましては、総合的な治水対策の検討ができましたら、関係する地域の皆様に御説明に上がりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 宮川堤の改修とか内水対策は、本当に地域の地元の方は心配し、説明会も待ち望んでおりますので、早い時期に進めていただきたいと思います。また、宮川の度会橋の上流の宮川堤は、全国的にも有数の桜の名所ということで市長も説明されましたけれども、いかんせん断面不足や老朽化が著しく、漏水も至るところで発生すると聞きましたので、宮川が決壊しますと伊勢市の市街地大部分が浸水する大変なことになっていますので、地域自治会の河川の整備も要望するということで出ております。また、地元の方々は、漏水箇所で応急復旧もやってもらっております。治水の観点から、人命を守るということで最も必要なことですので、国土交通省の方々との連携をし、河川改修を早期実現するようにさらなる努力をお願いしたいと思います。

 また、宮川床上浸水対策特別緊急事業のすばらしい堤防が完成いたしまして、地元も喜んでいるんですけれども、内水対策についても整備をきちっと実現されるように、それも要望させていただきます。内水対策や宮川堤の、市長も直接東京へ出ていただいて要望してきていただいたということで聞きました。再度、内水対策、宮川堤の改修について市長の決意を伺って、宮川関係の質問は終わらせていただきます。お願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 宮川における内水及び漏水の問題につきましては、地域住民の方々から大変な御心配をいただいているというふうに強く認識をしておりますので、今後、できるだけ早い時期に、こういった対策の解決ができるように一生懸命頑張っていきたいと思いますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) ありがとうございました。早い時期に市長の決意が届く、うまくいくようにお願いをしたいと思います。

 それでは次に、2項目めとして、ドクターヘリの運航状況、臨時離着陸場の安全管理について質問をさせていただきます。

 離着陸場の安全管理は消防隊が行っているということですけれども、その場所は、ふだんはスポーツなり駐車場なりということで使用されているということが往々にあると思います。そのときに、行事が中断したり、車の移動や、またその場から離れるというようなことで市民の理解と協力が欠かすことができないと思います。その点について、市民の方々、またそういう方々に周知はどのようにしているのかお聞きします。



○議長(西山則夫君) 消防本部次長。



◎消防本部次長(竜田博史君) 市民への周知、広報についてお答えをいたします。

 離着陸場各施設の管理者に御説明をさせていただき、また文書での協力依頼をさせていただき、そしてドクターヘリ運用に関しまして「広報いせ」、伊勢市のホームページに掲載させていただいておるところでございます。また、事業主体であります三重県も同様に広報等を行っております。

 なお、その施設を実際に離着陸場として活用する際は、施設の管理者のほうに事前に連絡をとった上で状況を確認いたします。そして消防隊が現場へ到着して、広報、それから協力依頼を行います。その上で、安全確認ができた上で着陸を行うと、こういうふうな手はずになっております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 施設管理者や市民の周知は「広報いせ」とかいうのでやられておるということでございます。しかし、付近の住民は、急にドクターヘリが飛んできますと、何があったんかというすごく不安になるということで、情報はきちっと、飛んできたらどういう状況かということで折を見て広報を行っていただきたいと思います。ドクターヘリについては、緊急性があって一時を争うということが使命でございますので、市民へのきめ細かな配慮をお願いしたいと思います。

 そこで、答弁によりますと、小中学校のグラウンド18カ所、駐車場3カ所、公園グラウンド、河川敷6カ所という臨時離着陸場が設定されていますが、小中学校のほかに伊勢市として臨時離着陸場の土地はどういうところで所有しているのか、また管理をしているのかお聞きします。



○議長(西山則夫君) 消防本部次長。



◎消防本部次長(竜田博史君) 伊勢市が所有または管理しております離着陸場につきましては、小中学校のほかに伊勢市北浜スポーツグラウンド、伊勢市二見グラウンド、小俣大仏山公園スポーツセンターが伊勢市の所有及び管理でございます。そして、御薗ラブリバー公園グラウンドが伊勢市の管理、横輪公民館駐車場が伊勢市からの委託によります地元管理となっております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) いろんなところで市が管理されている場所があるというふうにわかりました。

 そこで、前回、横輪町で山中での病気というんですか、そういう病人が出たときに緊急で使われたというふうに聞いております。そのときに、横輪町公民館広場で離着陸をされるということで、消防自動車が散水をして、土や砂や小石が巻き上がって飛び上がらないようにして行ったというように聞いております。以前はここは自衛隊のヘリが訓練し、離着陸をしたということで、活動実績があったということでスムーズな対応ができたかなと思っています。しかし、横輪町公民館の駐車場は消防署も遠いです。また、火災なんか発生して消防自動車が来ることが本当に難しいということでありますので、またそういう近くの方々で散水するということも非常に難しいということで、ヘリコプターの中に舞い上がる砂ぼこりや石が入っていくということも非常にいかんということでございますので、小中学校のグラウンドは舗装はできませんけれども、横輪町公民館駐車場はその有事のことを考えて舗装していくということが必要ではないかと思いますので、その辺の見解をお聞きしたいと思います。

 また、この地域は災害時には、中山間村ですので災害で孤立するということの可能性も高い。そして三重県の防災航空隊もここに飛んでくるというようなことも聞いておりますので、そういうところに舗装という形で砂、煙、土、小石が飛び上がらないようなことをしていただくことはできないかと当局にお考えをお伺いします。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(三浦徹君) 横輪町の駐車場でございますが、これは横輪町活性化委員会に指定管理をお願いしております郷の恵・風輪の駐車場として市が所管する施設でございますので、私のほうからお答えをさせていただきます。

 議員御質問の舗装の必要性についてでございますが、今後、防災当局、また地元関係者と協議し、鋭意検討していきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 当局の考え方もわかり、関係部署との連携を進めながら、必要であればやっていただくということで、回答は了としたいと思います。

 これをもって質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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△吉井詩子君



○議長(西山則夫君) 次に、2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 公明党の吉井詩子でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をいたします。よろしくお願いいたします。

 1項目め、地域医療についてのまず1点目は、市立伊勢総合病院の防災対策についてです。

 5月の末に教育民生委員会の行政視察で、建設中の中東遠医療総合センターにやってもらいました。これは掛川市と袋井市で合同で建設している病院です。この病院は、静岡県にあるということもあって、災害時において事業を中断させない、生活に必要なライフラインを麻痺させないという考え方を取り入れ、考えられるあらゆる手だてがすべて講じられているのではないかと感じさせられるような病院でありました。一例を挙げますれば、もちろん高台に建っておりますし、トリアージスペースの確保のために玄関前に屋根がついていたり、500床の病床を800床にまで増床する対応が考えられていたり、6日分の配水貯留槽に仮設トイレマンホール型というものを設置していたりと、もっともっといろいろあったのですが、さまざまな工夫がされております。そのような、ほかの説明もあったんですが、いろいろな説明を聞きながら建設中のこの病院を拝見いたしました。そうして拝見していながら、私の脳裏にはもう一つの病院が浮かんでまいりました。

 この視察の10日ほど前に東北に瓦れき処理の視察に他の会派の方々に連れていっていただきました。そのときに見ました石巻市の市立病院です。何もかもが流され、瓦れきも片づけられた広い何もない海沿いの土地に、この大きな被災した病院が残っておりました。私は、くしくも短時間の間にこの掛川市と石巻の病院を見たということを心にとどめておかなくてはならないなと思いました。そして、現在進められております新伊勢市立病院の建設に防災という観点がどのように入れられているのかということを質問しなくてはならないと、このときに決意をいたしました。

 それと、建てかえまでに現病院の防災マニュアルということも大事であると思います。平成21年に先輩議員であります広議員が執念を持って質問されております。それに対しての御答弁は、マニュアルをつくると決心しただとか、他市のマニュアルを取り寄せているとか、委員会をつくるとのことですが、それからどうなっているのかと疑問に思っています。

 そこでお尋ねいたします。新病院、現病院の防災対策について、どのように考え、どのように取り組まれているのかお聞かせください。

 次に、女性医師、看護師の確保について伺います。

 医師総数に占める女性医師の割合が、これは全国の話ですが、18%を超え、年々増加しています。看護師の不足も言われております。しかし、他の職の女性と同様に、出産、育児、介護を理由に離職を余儀なくされています。また、厳しい就労環境も離職の原因の一つとなっています。女性医師や看護師が社会的な要因で医療の現場で能力を生かすことができない状況は、医師不足の現状をかんがみても早急に解決すべきであります。

 医師不足については、伊勢市におきまして過去の議会でも何度も議論されております。また、新病院の建設の第1回の策定委員会の議事録を拝見いたしますと、市長はあいさつの中で、医師の招聘という問題が財政、耐震と並んで三重苦の一つであると表現されております。この医師や看護師の不足という問題を少しでも前進させるためにも、女性医師、看護師の確保という視点を持つことが重要だと思います。女性医師、看護師の確保のためには、働きやすい職場環境をつくることが第一です。多様な勤務体制、休みをとりやすい雰囲気、意見の言いやすい雰囲気をつくること、また、育児や介護の支援の充実も今ある取り組みにさらなる充実が必要であると考えます。

 それからまた、先日5月22日の中日新聞にも潜在看護師の復職支援についての記事が出ておりました。その記事によりますと、潜在看護師は厚生労働省では55万人と推計されているそうですが、どの地域にどれくらいの数がいて、どんな就業希望を持っているのかということはつかめていない状況だそうです。子育てやいろんな理由でブランクを持った方々が働きやすくするような取り組み、研修会などの復職支援の強化をし、そのことをもっとアピールすることにより、潜在医師や看護師の掘り起こしをすることが必要ではないでしょうか。お考えをお聞かせください。

 次に、回復期リハビリテーション病棟開設について伺います。

 平成25年9月から、現在の市立病院にリハビリテーション病棟が開設されると発表がありました。回復期リハビリテーションは、急性期の治療が終了した後、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の多職種の連携のもとで行われます。機能障がいの改善のみならず、日常生活能力の再獲得を目指し、寝たきり予防、家庭内復帰の支援が目的であります。

 リハビリテーションという言葉には、機能回復のための訓練という意味だけでなく、本来あるべき状態への回復、権利の回復という広い意味があるそうです。一人の人が急性期から在宅へと移行する中で、日常生活動作ができるまで回復し、QOL、生活の質を高める回復リハビリテーションは大きな役割を果たします。急性期から維持期へと切れ目のない支援が必要です。地域完結型の医療の中で、急性期の病気を治療する医療にプラスして生活を支援する医療、つまり支える医療の役割を担うことになると考えます。

 そこで、地域での役割、それから支える医療について、どういう理念を持ってリハビリテーション病棟を開設するのかお聞かせください。

 4点目、医療と介護の連携について伺います。

 回復リハビリテーションで日常生活動作ができるまで回復すると退院することになります。退院すれば、お一人お一人それぞれの環境があります。場合によっては、環境の変化により、退院直後に急激に身体機能が低下することもあります。また、リハビリを中断してしまうことにより身体機能が低下することもあるそうです。急性期に入院した時点で、どのような状態で退院できるか達成目標を持ち、退院後には維持期のリハビリテーションに適切につなぐという一貫した支援が必要です。それには、医療側から介護側への医療情報の適切な引き継ぎがなされなければなりません。

 現在、伊勢市立病院でも地域医療連携室があり、病診連携を推進され、ケアマネジャーさんとも連携し、時には理学療法士が患者さんの御自宅に出向き、住まいのバリアフリーのアドバイスもしているとお聞きいたしました。しかし、回復リハ病棟開設により、市民病院には新たな使命と役割が生まれたと思います。退院時支援の強化をすべきと考えます。また、訪問看護との連携をどうするのかということも考えていかなければならないと思います。

 そこでお尋ねいたします。医療と介護の連携を病院としてどのようにお考えなのかお示しください。

 それでは、次に2項目め、地域包括ケア体制の構築についてでございます。

 2005年の介護保険改革では、介護保険法に地域ケア、地域包括ケアの概念が盛り込まれ、2006年度からは地域包括支援センターの設置が市町村に義務づけられました。地域ケアシステムとは、医療や介護のみならず福祉サービスを含めたさまざまな生活支援サービスが日常生活圏域で適切に提供されるような地域の体制であると定義づけられています。今回の改定でも、診療報酬だけでなく介護報酬にも退院支援のときの点数もつくようになりました。これはまさに地域包括ケア体制の実現に向けた第一歩になると考えております。

 また、この同時改定において、医療と介護の役割分担の明確化、連携強化、在宅医療の充実が重点課題の一つとなっております。伊勢市の介護保険計画にも、地域包括ケアシステムの構築に取り組むとありますので、市当局のお考えをお示しいただきたいと思います。

 以上で、この席での質問を終わります。御答弁のいかんによりましては再質問させていただきますのでお許しください。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、吉井議員の御質問にお答えをいたします。

 その前に、吉井議員におかれましては胸に黄色いリボンをつけていただいていることを感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 私からは地域包括ケア体制構築についてお答えをし、地域医療につきましては病院事業管理者からお答えをします。

 地域包括ケア体制構築についてですが、市民の皆さんが退院後も住みなれた地域で継続して生活を送るためには、医療、介護、保険が個々の方の状況やその変化に応じて適切なサービス、多様な支援を提供していくことが大切であると認識をしております。このことを実現していくためには、議員が述べられておられますように、連携の強化が重要であります。現在、当市には地域包括支援センターが4カ所あり、高齢者の方々の介護の相談等、さまざまな相談に主任介護支援専門員、社会福祉士、保健師等の専門職種が対応しております。また、今後、市立伊勢総合病院が回復リハビリテーション事業の実施を予定しており、病院との連携も含め、医療、介護、保険分野との連携の強化を図り、多面的な支援を行っていきたいと考えております。

 伊勢市第5期介護保険事業計画におきましても、高齢者福祉関係者のネットワーク強化について取り組むことを目標としており、医療、介護、予防、生活支援サービス、住まいの5つを一体化して提供していく地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを推進していきたいと考えております。

 私からは以上でございます。御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) 続きまして、私から地域医療についての市立伊勢総合病院に対する御質問にお答えいたします。

 初めに、市立伊勢総合病院の防災対策についてでございますが、新病院に求められる最も重要な役割の一つとして防災機能の強化があります。現在、新病院の建設基本計画を策定中でございますが、病院の立地条件として、災害の影響が少ない場所ということがございます。免震構造による建設などのハード面や災害時の診療体制の確立といったソフト面における取り組みなど、新病院の整備方針の中に、災害に強い病院、災害時に拠点となる病院として、市民の命を守る病院を盛り込んでいきたいと考えております。

 次に、現在の病院における防災対策でございますが、耐震性の確保につきましては、早期の新病院建設を目指すことで解決してまいりたいと考えておりますが、ソフト面に関しましては、平成23年度に院内に地震等災害対策委員会を設置し、地震などの災害時における本院の具体的な対応について、現状での対策を検討いたしました。この委員会は計9回の会議を開催し、その内容は、平時の準備、災害発生時から復帰期まで、備蓄用物品、非常食等の管理、災害発生直後からの診察など種々の項目にわたるもので、地震等の災害対応に生かしてまいります。また、これらの対策につきましては、現病院における取り組みとともに、新病院における防災計画にも十分反映させてまいりたいと考えております。

 次に、女性医師、看護師を確保するために働きやすい環境整備や潜在医師、潜在看護師へのアプローチが必要ではないかとの御意見ですが、私も非常に大切な視点だと考えております。このため、平成21年度から24時間保育に対応できる院内保育所を開所いたしました。また、勤務形態につきましても、現在、当院には女性の勤務医師が5名、また検診センターでは3名の女性医師が嘱託医師として活躍してもらっています。嘱託医師については、本人の希望に合わせた柔軟な勤務体制で行っております。看護師につきましては、結婚や子育て等の理由で現場を離れた看護師の復職を支援するため、年2回、潜在看護師研修会を実施しております。また、子育て中の看護師には、育児短時間勤務や部分休業、深夜夜勤の免除等、本人の希望に合わせ、仕事と育児が両立できるよう取り組んでおります。今後も女性医師や看護師確保のため、働きやすい職場として環境整備をさらに進めていくため、院内の支援体制の構築に努めてまいりたいと考えております。

 次に、回復期リハビリテーション病棟開設によって担う地域での役割や支える医療についての御質問にお答えいたします。

 私は、これからの市民病院は地域医療を支える病院として大きな責務があると思っております。人間性豊かな病院として、ぜひとも市民の健康ライフの延伸、生活の質QOLの向上にお役に立ちたい、そして私たち医療スタッフ一人一人が愛情を持って患者さん、患者の家族の方とのコミュニケーションを図り、良質な医療を提供し、患者さんの意向、希望に沿った療養生活の支援を行っていきたいと思っています。今、地域における医療状況、そして市民病院としての本院の目指すべき医療機能として、急性期から回復期、療養期まで切れ目のない医療を提供していくことが求められています。このような地域における役割を考えたとき、回復期リハビリテーション病棟につきましては現在、伊勢志摩サブ保健医療圏にないため、本院において急性期、回復期、療養期の円滑な入院患者の受け入れができるように、三重県地域医療再生計画に基づき、平成25年9月から回復期リハビリテーションを設置し、回復期の入院患者の在宅復帰、社会復帰を図っていくものでございます。

 最後に、退院時支援や訪問看護など、医療と介護の連携についての御質問にお答えいたします。

 市立伊勢総合病院の役割として、急性期、回復期、慢性期、予防期と切れ目のない医療を担っていくことが大切ですが、一方、地域において各病院、診療所が互いに連携、補完し合いながら地域医療を支えていくことも大切です。このようなことから、本院におきましても、医師、看護師、社会福祉士が各病院、診療所やケアマネジャーと連携を図りながら退院時支援を行っているところでございます。また、訪問看護や介護と医療の連携につきましては、今後も医師会や行政と連絡を密にしながら、よりよい方法について検討してまいりたいと考えております。

 以上、吉井議員の御質問にお答えいたしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午後3時02分



△再開 午後3時11分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を続けます。

 一般質問を続けます。

 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 御答弁ありがとうございます。院長先生の御答弁を初めてお聞きいたしました。温かいお人柄を感じることができました。安心いたしましたので、遠慮なく再質問させていただきたいと思います。

 それでは、防災について伺います。

 免震構造でありますとか災害の少ないところに新病院を建てるということは、これは当然のことだと今や思いますが、みんなが期待していることですので、どうぞよろしくお願いいたします。

 また、その上で、私たち教育民生委員会で見てきました掛川市と袋井市のこの病院は、災害時に事業を中断させない、これはBCPという事業継続計画という考え方、また、ライフラインを麻痺させない、これはLCP、生活継続計画というそうなんですが、こういう手法を取り入れ、機能の低下を最小限に抑えるべきだと考えます。職員の方にも同行していただいておりますので、このような考え方についてもぜひ計画に反映していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) ありがとうございます。ぜひそのような考え方に沿って新病院を建設していきたいというふうに思います。ありがとうございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 次に、マニュアルについて伺います。

 これはもう今の病院であるとか新病院であるとかは関係なく、マニュアルというものは実効性のあるマニュアルにしていかなくてはならないのではないかなと思います。先ほど石巻の市立病院の例を出しましたが、石巻の今度は日赤病院に石井正先生という方がいらっしゃいます。大変有名な方です。宮城県災害医療コーディネーターをされています。「果てなき苦闘 巨大津波 医師たちの記録」というタイトルで2011年の7月にNHKで放送されました。この先生の講演がありましたので私も聞きに行ったのですが、そのときに印象に残っていたのは、この石巻の日赤病院は、トリアージをしやすいようにロビーなどを大変広くとっておったと、そういうようなことも言われておりました。

 このマニュアルについてなんですが、災害発生時にそういう動かなければならない部門の責任者の方が可能な限り実名で入っていたということなんです。名指しすることで当事者意識を持ってもらえるということなんです。このまま、じゃ、今度どうしますかとお聞きしたら、多分、その名前というか、担当者がかわるので無理ですというお答えをいただくことになると思うんですが、確かに担当者はかわりますが、かわることによって、何回もこのマニュアルを平時から見なければならない。マニュアルというのは大体、平時には余り見ることがないと思いますが、このようにしたことによってリアルなマニュアルになったのだということを著書の中にも書かれています。こういうことをぜひ参考にしていただきたいなと思います。

 今現在、まだマニュアルというのは、広議員が質問したときにはいろんな答えだったんですが、まだ皆さんの手元には届いていないというふうに理解しているんですが、いかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) まだ公開というか、それはしておりません。もうほぼ、そのようにできる状態になってきましたので、なるべく早く皆さんにまた見ていただいて御検討いただきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 公開というか、現場の方に届いておれば、それはいいのかと思うんですが、現場の方にまだ届いていないということであれば、広議員の質問は21年でありますので、これはとてもまずいことだと思いますが、いかがですか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) 現場のほうは何回も委員会を開いておりますので、現場のほうには届いております。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。先ほど申しました実名で入っていた、このようなことも、これはもう被災地の教訓でございますので、ぜひ検討していただきたいと思います。

 では、次に、女性医師、看護師の確保についてお伺いいたします。

 どの職場でもそうだと思うんですが、働きやすい職場をつくるということはとても大切なことだと思います。例えば、若い人にとって働きやすい職場はどうなのか、また、私のような−−私もおとつい50になったんですが、そういう年代の人にはどうなのか、子育てをしている人にとってはどうなのか、いろいろな視点から考える必要があるかと思います。また、海外なんかでは、子守をしている祖父母に援助をするようなそういう仕組みがあるとか、いろんな方面からそういうことは支援をしていかなければならないというふうになっています。

 市長もまた、改善ということで若者の意見を取り入れるような仕組みをつくっているというふうに承知しております。また、この若い人の意見を取り入れるということは大変大切です。また、病院の場合は、ほかの民間病院を経験されて来られた方もありますので、そういった新しい視点を入れていくというそういう仕組み、また、そういうふうな自分の経験を語れるようなそういう雰囲気づくりというのは、働きやすさということでは大切だと思いますが、いかがでしょうか、お願いいたします。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) 全く御指摘のとおりでございます。今、当院でもいろんな職場、あるいは年齢層によって意見を伺うように努力しております。また、年に1回か2回ぐらい職場のアンケートというのをとって、各従業員のいろんな意見というのをもらって、それを検討しているところです。それをまた改善につなげていきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。

 それでは、今、働きやすい職場づくりの取り組みについてお聞かせ願いましたので、やはり医療職ということで、働きやすさプラス働きがいということも大事になってくると思います。その働きがいのある職場への取り組みについては、どうなっておるか教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) 医師につきましては、就業環境の改善だけではなくて、生活環境のほうもちょっと注意をしてみようと。それからもう一つは、人事考課というものを考えております。働きがいがある、あるいは働けば報われる、そして働いてよかったと、そういうふうに思われる病院をつくっていきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。ぜひそういう働きやすく働きがいのある職場づくりというものをこれからも目指していただきたいと思います。そのようによい職場になれば、きのうもこういう広告入っていました、明るい雰囲気のこのような。(チラシを示す)また、この広告プラス口コミということが広がっていけば、潜在看護師の方などもまた働いてみようかなという気持ちになるのではないかなと思います。

 また、今回の質問では、女性医師、看護師の確保という視点も持つべきだという意味で問題提起をさせていただきました。この点に関しまして市長にちょっとお聞きいたしたいと思います。

 女性医師、看護師が働きやすい環境をつくること、また潜在医師、看護師の掘り起こしをし、支援していくということ、この2点についてなんですが、私はこれは、まず男女共同参画のれいんぼうプランに取り組み事業と上げていただきまして、これを全庁的に考えていただきたいなと、全庁的にもうお医者さんを何とかしたいというふうに考えていただきたいなと思うんですが、市長はファザーリング・ジャパンのイクメン首長の集まりにも行かれて、たしか分科会でこの問題について大変勉強されてきたというふうにお聞きしておりますので、ぜひ御見解を伺いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) ただいま吉井議員から御指摘をいただいた案件につきましては非常に重要な課題でありまして、全国で医師免許を取得された方の女性医師のうち約30%台の離職が今現状あるということで、非常にもったいないなという正直な所感を持っております。そういった方々に対しまして、やはり働きがい、働きやすさとともに、キャリアプランとしてどのようなプレゼンテーションができるかというのが非常に大きなかなめだというふうに痛感をいたしました。そういったことも踏まえまして、れいんぼうプランの中に入れ込むかどうかというのは少し課題ではありますけれども、我々の意識として、取り組みとして、そういったことはぜひとも積極的に進めていきたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) れいんぼうプランのことですが、今この伊勢市におきまして、病院というのは女性の働いている方が大変多い職場でございますので、ぜひ推進委員のほうもなっていただければいいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、支える医療について再度お聞きいたします。

 回復期リハビリテーション病棟のこれは施設基準というものを上げるためには、在宅に復帰をする、そういう率が高くないといけないというふうに聞いております。そういう点数ということも経営のことを考えますと大変大切なことでありますので、そういう高い目標というものを持っていただきたいというふうに考えます。ですが、患者本位の支える医療ということですと、やはり退院後のことを考えるということだと思うんです。在宅に戻ったり、いろんな施設に入ったり、いろんな方があるとは思うんですが、そういう方を支えるためには、一回、家には帰ったけれども、何か病状が急変した、そのときの緊急時の一時の受け入れのためにベッドを確保するとか、また、その家族の方々の介護の負担を少しでも軽くするためにレスパイトケアなどを行って、そういう家族を支える仕組みなども今後は考えていかなければならない。在宅医療の後方支援ということはよく言われるわけですが、こういうことも将来的には考えていくということが支える医療になると思うのですが、お考えをお聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) 御指摘ありがとうございます。将来、そういうことについて積極的に検討していきたいというふうに思います。ありがとうございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 大変端的にお答えいただきましてありがとうございます。

 それでは、訪問看護について少しお聞きいたします。

 生活の場に安心して帰れる状況をつくるというのが、先ほどからも申しておりますが、これからの医療には大事であります。それから、在宅での看護の経験者の知識というのも必要だということを京大の医学部附属病院の退院調整看護師の宇都宮宏子さんという方が言われています。この方は、退院調整看護師として、またこの方も有名な方です。私も知人の看護師さんと話をしていたりすると、伊勢市立病院の方だけではないんですが、やはり退院後の患者さんのことは気になると、できれば訪問看護もしてみたいなという方もいらっしゃいます。そこで、今の伊勢市立病院では、そういう訪問看護部を設けるということは難しいことなのかもわかりませんが、将来的にそういうことも考えていくことができるのか、そういう可能性があるのかどうかということをお聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) 訪問看護につきましては、現在、医師会が中心になってやってくれておりますので、それを病院としてはどのようにサポートできるかということを地域の中の医療の一環として、医師会、あるいは行政の方と相談しながら方向を決めていきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。訪問看護ステーションとのそういう連携というのを密にとっていくんだということをお聞きしたというふうに理解いたします。

 それをお聞きしたことを踏まえまして、次に進めたいと思います。医療と介護の連携について再度伺います。

 退院時の支援で、以前から先進地として有名な尾道方式というものがあります。これはもう本当に大分前からなんですが、ケアプランを立てるのにケアマネジャーと担当医、看護師、社会福祉士、理学療法士、それからかかりつけ医、訪問看護師、また時には歯科医でありますとか民生委員の方など地域の方も同席され、またそういう民間の業者、例えばタクシーの業者でありますとかそういう方も時には同席され、そういう退院時の支援がなされるということです。これらの方々というのは、どの人をとっても皆、忙しい人の集まりでありますので、ケアマネジャーさんがまず事前に情報収集をしておいて下準備をして、会議は15分で終わるそうです。1人の人のためにそういう何人もの方が集まるということで、患者さんにとってはとてもうれしいことだというふうにお聞きしております。

 この退院時支援も、ケアカンファレンスというんですか、この様子というものが2006年に教育テレビの福祉ネットワークで放送されています。こういう多職種連携で、医療と介護のこういう両方の視点についてトータル的なケアプランを立てることができるわけです。介護だけの目ですと、やはりリハビリテーションというそういうものがケアプランに反映されなかったりとか、そういうこともあると思います。これは本当に昔からやっているわけなんですが、伊勢にはまた伊勢のやり方もあるかとは思います。しかし、先ほどの御答弁では、よりよい方法について検討していくという御答弁もいただきました。この退院時支援について、やっぱりよりよい方法というのは、私は多職種連携のことだと思います。こういうふうなものを、どういうやり方をしていくかということは今後のことだとは思うのですが、目指していくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) ありがとうございます。現在でも、ある方に限ってですが、すべての方に行われているとはまだちょっと断言できませんけれども、うちのケースワーカーが中心になって、介護の方とか、あるいは在宅になったときの主治医、看護師さんらとある程度入院中にディスカッションをして、どのような改善をしていくかということを検討しているところであります。また、それを御指摘のようにもっと輪を広げてやっていくかどうかは、これからもう少し様子を見て検討したいと思います。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。大変感謝申し上げるところでございます。今もされておるということで、今回、回復期リハビリ病棟を開設するということで、本当に新たな使命と、そういう地域における役割を果たしていかなくてはならないわけですので、もちろんこの退院時支援について後ろ向きであっては困るわけなんで、これはもう前向きに進めていただきたいと思います。現在されている支援というのは、やはり個々の関係者の御努力によってなされて、とても苦労されていろんなことをされていると思うんです。

 そういった中で、こういうことを何とかシステム化して、例えば標準化していくようなそういう仕組みづくり、例えば、そういう地域の資源、介護資源のこういう方たちを退院時の計画を検討するときにどういうふうに参加するのかとか、そういうルールづくりというようなものも今後検討していって、安心して患者さんが退院後のことも考えてもらえるんだということを思うことができるようにしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(藤本昌雄君) ありがとうございます。ぜひそのようにしていきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。

 それでは、地域包括ケアに移りたいと思います。

 先ほど来、病院の先生にお聞きいたしておりました多職種連携の退院時支援のことなんですが、これはもうまさに地域包括ケアのことを言っていると思います。同じような内容のことをちょっとくどくど言うようなことになるかもわからないんですが、この地域包括ケアについて、行政としてどのようにお考えなのかということをお聞きしたいと思うんです。

 伊勢市の介護保険の計画の中にも、地域包括ケアシステムの構築に取り組むと、また、高齢者のニーズに応じた適切なサービスを提供するとあります。私、通告書には地域包括ケア体制と書きましたが、これは一緒のことですのでシステムと言わせてもらいますが、伊勢市の高齢者と一言で言いましても、この計画を見せていただきますと、平成22年の時点でひとり暮らしの世帯が10.4%、それから65歳以上の夫婦のみの世帯が12.9%になっています。これは22年ですので、今はもう少しふえているのかなというふうに思います。またこれからもどんどんふえていくのかなと思います。この方々にやはり焦点を当てた施策というのものを講じていくべきではないかなと思います。

 とすれば、今回の新しいサービスが挙がってまいりました、計画に。24時間対応、定期巡回・随時対応サービスというものが挙がっています。これが1日複数回の訪問によって利用者の日々の心身の状況の把握ができ、利用者の心身の状況に応じて柔軟にサービスを変更することができるなどとなっています。今後の高齢社会、特にひとり暮らしの方がふえることを考えれば、先ほどの回復期リハビリテーションにしてもそうですが、退院したはいいけれども、次どうするのかなというときに、みんながみんな老健とかに行けるわけでもありませんので、在宅を選ばれる方もあれば、在宅でなければならないという方もあると思うんですが、こういったサービスというものを利用していくということは、これから必要なサービスであるというふうに考えますので、今のこのサービスに関する市の状況について教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) ただいま吉井議員仰せの伊勢市の24時間対応の定期巡回・随時対応サービス事業でございます。こちらにつきましては、平成23年度に国のモデル事業として当市が指定を受けまして、23年度、モデル事業を実施したところでございます。ただいまこの第5期の計画におきまして、この事業が必要ということで計画のほうには必要事業量を挙げておるところでございます。近々、事業所のほうを公募させていただきたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ぜひね、すぐにはこのニーズというものがなかなかつかめないのかもわかりませんが、将来的に要るものですので、引き続き公募のほうをお願いしたいと思います。また、このサービスと並んで、小規模多機能型居宅介護と訪問看護をあわせて提供する複合型サービスというものについてはどうなっているのかお尋ねしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) 小規模多機能型居宅介護と訪問看護の複合型のサービスでございます。これも議員仰せのように新しい事業でございます。こちらにつきましては、私どもの第5期の計画では今のところ事業量は挙げてございません。計画を策定時には、いろいろ事業者さんからお聞きした際には、なかなかそういう事業を実施していくというふうなお話がなかったように聞いておりますけれども、最近そういうお話も私どものほうへ事業の実施についてのお問い合わせ等もございますので、今後、介護保険の推進協議会におきましてさまざまな議論をまたいただきながら、今後どうしていくかということも方向づけもまたしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。先ほども申しました、ひとり世帯でありますとか65歳以上の夫婦のみの世帯、こういう世帯の退院後の支援とか、また介護について考えますと、この訪問看護を行うとか時々泊まりをしたりという組み合わせたりして上手に利用していくということは、これは必要なサービスになってくると思います。そのニーズがあるのかないのかということですが、この複合型といっても、本当に私も最近まで何のことやらわからなかったわけで、市民に対して周知もしていないという、そういう段階でニーズも何も判断できないのではないのかなというふうに思うんですが、そこで、それぞれのそういうさまざまな方のケースについて、いろんな方々のその状態、ニーズによって振り分けというとちょっとあれですが、あなたはこういうところどうですかと言える、今もケアマネさんがしてもらっているわけですが、大きな、市全体として考えるような、そういう仕組みというようなことができないのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) 議員仰せの伊勢市におけます介護保険事業のサービスの提供におきましては、先ほど来お答え申し上げております介護保険の推進協議会、こちらにおいてさまざまな議論、また、さまざまな団体、見識者の方で委員構成をいたしておりますので、皆様から御意見をいただきながら方向づけをしていただく、また、どういうサービスが適切であるかというところもそういう場で御議論いただきたいなと。また、そういう御議論をいただいた中で、市としての方向づけもまた今後考えていきたいというふうに考えておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。適切なそういうサービスをニーズに応じて提供していくということは大切だと思います。広島県の公立みつぎ病院のしている在宅ケア連絡会議では、そのような仕組みを物すごく早くからしておりました。月1回の会議で行っているんですが、その対象といたしましては、前の月に在宅へ退院した、また退所したすべてのケース、それからこれから退院する、またそういう予定の問題のあるケースについて、それはケア担当者会議で上がってきたものについてサービス調整を行う、そしてリハビリの専門職の人にも入ってもらい、在宅のサービスのすべてのスタッフがサービス調整をしているという、そういうことをやってきたということです。そして、介護保険が施行されてからは地域包括支援センターを中心とした地域ケア会議という大きな仕組みで行っているということなんです。

 この地域包括ケアシステムというのは、ハードとソフトを含めた保険、医療、介護、福祉の連携のシステムと言われていますが、これもまさしく人と人とのつながり、連携のシステムであると思います。この地域包括支援センターというのが大きな役割を持つと思うんですが、この地域包括支援センターについてもまだまだ周知もされていない、どんなことをしているのか知らないという方もまだまだたくさんいっぱいみえると思いますので、その辺の周知、また広報とかも出ていましたけれども、これしっかり行っていただきたいなと思います。また、今、予防計画のほうを立てるのも大変だと思うんですが、総合相談のほうもしっかり、もう総合窓口となる役割を果たしていただきたいなというふうに考えます。

 そして、この地域包括ケアシステム、これの最終的な責任者というのは行政にあると思います。このコーディネートというのは、そういう介護と医療の専門的な人たちのそういう相互理解を図るということ。例えば、重度という言葉一つとっても、医療の世界と介護の世界では違うということもお聞きしております。そういうふうな共通言語というものもやはり理解していかなければならないと思います。そういうコーディネートの役割ということをしていただきたいんですが、行政が熱意と責任感を持ってそういう大きな仕組みをつくっているというのが柏市なんです。

 私、その行政の担当者の方のお話を−−2月に滋賀県でアメニティというシンポジウムがあったんですが、そこで聞いたときに、担当者が介護と医療の関係者に一件一件当たって、自分が回って、この地域包括ケアシステムというのがどんなに重要なのかというのを説いて回ったと。そしてその途中で、医療と介護の壁が取り除かれた、今まで話しかけにくかったお医者さんにも話しかけることができるようになったとか、そういうふうな声も聞いたんですということをお聞きしたんです。私は、伊勢市でもそういう地域ケア会議のような大きな仕組みが必要だと考えるんですが、行政としてそこまで熱意を持って取り組んでいただけるのかどうかということを私はここで部長にお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) 議員より、先ほど地域包括支援センターの啓発のお話もお話の途中でいただきました。実は、介護保険の推進協議会でも同様の御意見もいただきまして、せんだっては民生委員さんが各地域におきましてチラシ等も配布していただきまして、市民へもっとやはり周知すべきではないかというふうなことで、そういう活動をいただいたところでございます。私どもとしましても、そういう相談の窓口がもっともっと市民の皆様に行き届きまして、気軽に相談できるような窓口づくりをしてまいりたいというふうに考えております。

 また、ただいまお話のございました地域包括ケアシステムでございます。こちらにつきましては、私どももやはり医療、介護、福祉等の連携がそういうものの中で必要というふうに考えておるところでございますので、今後そういうものがなるべく早い時期に構築できるように、関係機関へも働きかけをしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 今、柏市のほうは視察の申し込みも、私が4月に聞いた時点でもう7月までいっぱいなんだということをお聞きいたしました。これは全国的にも、やっぱりこういうことに注目をしてやらないかんのやという動きがすごく出ているんだと思うんです。こういう先進地のお話などを聞きますと、自分とこは介護や医療のそういうことが充実しているので、よその県とかよその市からも移って来てくれる人もあるんだと、そういうふうなことをお聞きしますと、やはりこの介護と医療の連携ということを充実させていかなくてはならないなと、そしてまた、行政として連携することの重要性ということをシンポジウムでも何でも結構ですので、そういうふうに啓発していただきたいと思います。

 先ほど来、申しております医療のほうの方にも行政の方にもお聞きいたしました。この医療においても介護においても、サービスというものを、どうしても計画とか立てたりいろんなことをしますと提供する側に立って考えることというのはあると思うんですが、やはりサービスを受けるほうの立場に立ってあくまで考えていただきたいと思います。そして、市長にこういう地域包括ケアということをみんなでつくっていかないかんという意識を持っていただきたい、まず市長に第一に持っていただきたいと思いますので、最後に市長のお言葉をお聞きいたしまして私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) ただいま吉井議員から非常に大切な御視点をちょうだいいたしました。先進事例も含めまして、この地域包括ケアシステムの内容をもう一度精査しながら、この伊勢の地域に合った体制づくりに力を入れていきたいと思いますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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△散会の宣告



○議長(西山則夫君) お諮りいたします。

 議事日程はいまだ残っておりますが、本日はこの程度で散会し、明3日午前10時から継続会議を開くことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 それでは、本日は散会いたします。

 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願いいたします。

 御苦労さまでした。



△散会 午後3時44分

 会議の顛末を録し、ここに署名する。

   平成24年7月2日

        伊勢市議会議長     西山則夫

        伊勢市議会議員     岡田善行

        伊勢市議会議員     福井輝夫