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三重県 伊勢市

伊勢市 平成24年  3月 定例会 03月05日−02号




伊勢市 平成24年  3月 定例会 − 03月05日−02号







伊勢市 平成24年  3月 定例会



          平成24年3月伊勢市議会定例会会議録

議事日程

                    平成24年3月5日(月)午前10時開議

日程第1 議案第2号 平成24年度伊勢市一般会計予算外11件一括

日程第2 議案第14号 平成23年度伊勢市一般会計補正予算(第5号)外11件一括

日程第3 議案第26号 伊勢市行政組織条例等の一部改正について外16件一括

日程第4 議案第43号 いせ市民活動センターの指定管理者の指定について

日程第5 議案第44号 玉城町と伊勢市との間における消防事務の委託の変更に関する協議について外6件一括

日程第6 議案第50号 わたらい老人福祉施設組合の共同処理する事務の変更及びわたらい老人福祉施設組合規約の変更に関する協議について

日程第7 議案第52号 財産の処分について

日程第8 議案第53号 市道の路線の認定について

日程第9 一般質問

     ?12番 山根隆司君

          ●伊勢市の観光の現状について

     ? 2番 吉井詩子君

          ●男女共同参画社会の実現について

          ●不育症について

     ?25番 世古口新吾君

          ●津波対策について

     ? 7番 辻 孝記君

          ●児童・生徒の予防教育について

          ●新設される「子ども医療制度」の拡充について

          ●伊勢赤十字病院周辺の交通対策について

          ●太陽光発電普及促進について

     ? 3番 世古 明君

          ●セーフコミュニティについて

     ?14番 黒木騎代春君

          ●伊勢市障害福祉計画に関わる伊勢市の取組について

          ●介護保険料・後期高齢者医療保険料・国民健康保険料これ以上の値上は中止をすべきではないか。

     ?10番 品川幸久君

          ●今後の伊勢病院の改善策について聞きたい。

          ●市立伊勢総合病院改革プランの考えと今後の影響について聞きたい。

     ? 1番 野崎隆太君

          ●人口減少化社会への対応とそれに伴うハード整備について

          ●市長の公務日程について

本日の会議に付した事件

 1.議案第2号 平成24年度伊勢市一般会計予算外11件一括

 1.議案第14号 平成23年度伊勢市一般会計補正予算(第5号)外11件一括

 1.議案第26号 伊勢市行政組織条例等の一部改正について外16件一括

 1.議案第43号 いせ市民活動センターの指定管理者の指定について

 1.議案第44号 玉城町と伊勢市との間における消防事務の委託の変更に関する協議について外6件一括

 1.議案第50号 わたらい老人福祉施設組合の共同処理する事務の変更及びわたらい老人福祉施設組合規約の変更に関する協議について

 1.議案第52号 財産の処分について

 1.議案第53号 市道の路線の認定について

出席議員(28名)

      1番  野崎隆太君      2番  吉井詩子君

      3番  世古 明君      4番  野口佳子君

      5番  岡田善行君      6番  福井輝夫君

      7番  辻 孝記君      8番  吉岡勝裕君

      9番  広 耕太郎君    10番  品川幸久君

     11番  藤原清史君     12番  山根隆司君

     13番  長田 朗君     14番  黒木騎代春君

     15番  西山則夫君     16番  上田修一君

     17番  中川幸久君     18番  小山 敏君

     19番  杉村定男君     20番  浜口和久君

     21番  工村一三君     22番  山本正一君

     23番  佐之井久紀君    24番  宿 典泰君

     25番  世古口新吾君    26番  長岡敏彦君

     27番  中村豊治君     28番  中山裕司君

欠席議員(0名)

      なし

職務のため議場に出席した事務局職員

  事務局長     古布章宏君   事務局次長    筒井弘明君

  議事係長     中川雅日君   調査係長     津村将彦君

  書記       中野 諭君   書記       中川浩良君

説明のため出席した者

  市長       鈴木健一君   副市長      松下 裕君

  病院事業管理者  間島雄一君   会計管理者    松島康雄君

  総務部長     藤本 亨君   情報戦略局長   森井 啓君

  環境生活部長   白木信行君   健康福祉部長   山本辰美君

  産業観光部長   中井宏明君   都市整備部長   宮田重和君

  二見総合支所長  三浦 徹君   小俣総合支所長  田端正美君

  御薗総合支所長  内田 豊君   上下水道部長   本多秀夫君

  病院事務部長   中川芳明君   消防長      保田幸宏君

  総務部参事    中村龍平君   総務部参事    可児文敏君

  健康福祉部次長  鈴木正人君   消防本部次長   大西邦生君

  総務課長     北 一晃君   行政経営課長   大西要一君

  教育委員会委員長 楠田英子君   教育長      宮崎吉博君

  教育部長     佐々木昭人君  教育次長     北村 陽君

  監査委員     鈴木一博君   選挙管理委員会委員長

                            鈴木市郎君



△開議 午前9時59分



△開議の宣告



○議長(西山則夫君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。

 本日の出席者は全員ですので、会議は成立いたしております。

 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、前回決定、あるいは御報告申し上げたとおりです。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

 それでは、会議に入ります。

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△議案第2号外11件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 日程第1、「議案第2号平成24年度伊勢市一般会計予算外11件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 発言通告が参っておりますので、順次許可いたします。

 27番、中村議員。



◆27番(中村豊治君) おはようございます。

 発言通告に基づきまして、「議案第2号平成24年度伊勢市一般会計予算」に対し、新年度予算編成と市政運営に対する市長の基本理念について、諸点にわたりまして御質問、御質疑を申し上げたいと思います。

 昨年は、二人目の副市長選に係る公募問題から市政を混乱させ、伊勢市の信用、信頼を内外ともに失墜させたことは大変遺憾であります。当市の信用、信頼回復に向けた市長の不退転の決意をもって、奮起奮闘を市民は突きつけ、さらには若干の期待をしておるものというぐあいに私は理解しております。市長に就任されまして、折り返し点が過ぎました。まさに伊勢市のリーダーとして内外ともに充実しなければならない3年目を迎えたのであります。

 市民満足度の向上を目指して、市民の皆さんが幸せを感じ、さらには現在と未来の市民が満足して暮らしていける伊勢のまちづくりの基盤整備を、13万余の市民が見えるように、今積極果敢に挑戦、推進しなければならないと思います。そのためにも、平成24年度の新年度予算編成は、みんなのまちの計画、伊勢市やさしさプラン、第2次行財政改革など、市長みずからの政策課題を本物にする具現化しようとするものであり、10年先、20年先の伊勢の国づくりを行っていく上で、大変重要な節目の年であると私は理解をしております。

 したがいまして、市民が注目をしている今回の新年度予算において、東日本大震災3・11の教訓から、長い海岸線を持つ伊勢市の防災対策、津波対策はどうなるのか、平成25年の第62回式年遷宮も喫緊の課題であります。さらには、地域医療の拠点として伊勢総合病院の機能確保や、経営健全化への課題克服、また小・中学校の適正規模・適正配置や、若者の雇用と地域の地場産業振興、さらには合併して7年目となりますが、地域の一体感の醸成や、地域間の格差の是正のための積極的な取り組みがより一層求められておるのであります。市長のリーダーシップの発揮によって、私たちのまちがどのような方向に進んでいくのか、この先、私たち市民に何が見えてきて、何が今回の新年度予算で期待できるのか、大変市民は注目をしております。

 そこで、次の諸点について御質疑を申し上げたいと思います。

 新年度予算編成と市民が期待する将来の伊勢のあるべき姿に関し、伊勢市のあるべき将来像に対して伊勢市やさしさプランの重点施策、観光と防災を柱に予算編成が行われたというぐあいに理解しておりますが、まず新年度予算編成での市長の所信についてお聞きをしたい。

 平成24年度予算は一般会計で447億4,000万円で、昨年比1.5%の伸びとなっております。予算編成の過程でさぞかし御苦労されたものと見受けられますが、若干、私は、総花的な予算編成の域を脱していないのではないかと感じるのは私だけでしょうか。

 市長は、年頭のあいさつにおきまして、式年遷宮まで残り1年、この1年間の勝負が伊勢市にとって、非常に大きな1年であろうかと感じている。さらには遷宮を前にして伊勢市全体のリニューアルが今回目前に控えている現状、本年度の課題といたしまして、対話をしっかりすること、現場に行くこと、そして常に挑戦を続けること、この3本柱を自身の指標として市政に取り組んでいきたいと、このように年頭のあいさつにおいて述べられたものであります。また、本年1年間が伊勢市の20年、30年間の基礎となることを強く確信しているということも述べられております。

 その最初の年である本年度予算から市民が見えるのは何であるのか、その先に、市民が何を期待してよいのか、市長の今回の予算編成に対する所信をまずお聞かせいただきたい。

 次に、新年度予算から新たに予算資料を添付されたことは高く評価いたしますが、当局はどのような効果を期待しているのか。また、どこまでこの内容を高めていくお考えなのかお聞きしたい。

 私ども伊勢市議会は、議会改革特別委員会を設置いたしまして1年半余り、具体的検討項目を設定して、議員各位の協力のもとに伊勢市議会も改革の兆しが見えつつあるのではないか。当局におかれましても、さらなる改善、改革に取り組まれることを私は期待をしたい。

 そういう意味において、平成23年から3カ年間で事業総点検が行われておりますが、当局としてどのような効果を事業総点検に対して期待をしているのかお聞きをしたい。

 次に、国の新年度予算の動向と当市の予算編成の影響について。

 中期財政フレームと提言型仕分けが、伊勢市の新年度予算編成に対してどのような影響があったのかお聞きをしたいと思います。中期財政フレームでは、地方の安定的な財政運営に必要な地方一般財源の総額、平成22年度地方財政計画の水準を下回らないこと、さらには実質的には同水準を確保することが明記されております。そして、東日本大震災の復旧・復興対策に係る経費につきましては、復興債等の時限的な税制措置で確保された財源を別枠で補うということも明言されておりますものの、今回の当市の予算編成に、この内容が影響がなかったのかどうかお聞きをさせていただきたいと思います。

 次に、新年度予算編成と当市の財政収支見通し、さらには第二次行財政改革大綱について。

 初めに、満足度向上を目指した第二次行財政改革大綱と、中期財政収支見通しと新年度予算との整合性についてお聞きをさせていただきたい。

 御案内のごとく中期の財政収支見通しは、新市建設計画の財政計画を上位計画とした平成27年までの5カ年間の財政の推計、第二次行財政改革大綱は厳しい財政状況を踏まえ、着実な行財政改革を進めるため、平成25年度までの計画で作成されております。とりわけ第二次行財政改革大綱では、財政改善、情報戦略、効率化この3本の柱を設定しながら、中でも財政改善につきましては、長期的な視点で将来を見据え、当市の財政状況改善に向けた取り組みを積極的に進めるとなっております。また、大綱の結びには住民満足度の向上を意識しながら、未来にわたり透明で風通しがよい行財政改革を進めると、このように結んでおるわけであります。中期の財政収支見通しでは、安定した当市の行財政運営のため、さらに足腰を鍛え直し、足腰の強い財政体質をつくられることを目標に掲げまして、現在、具体的に実践していることが証明されておるわけであります。

 そこで、今回の新年度予算編成に当たり、第二次行財政改革大綱と中期の財政収支見通しと新年度予算の整合性がとれておるのかどうかお尋ねさせていただきたいというぐあいに思います。

 次に、新年度予算編成に関し、財政状況の改善に向けた具体的な取り組みについてお尋ねさせていただきます。

 平成24年度の具体的な予算編成に当たり、財政状況の改善に向けた取り組みを念頭に、プライマリーバランスの黒字化実現を目標に予算編成を行ってください。さらには、所管の事務事業を原点に返って検証し、選択と集中で限られた財源で最大の効果を生むための取り組みを徹底的に推進せよとの方針、指示が出されておりますが、どのように今回の予算編成に対して取り組まれたのかお聞かせいただきたいと思います。

 次に、みんなのまち計画(伊勢市総合計画)の検証と新たな対応について。

 初めに、平成24年度を最終年度とするみんなのまちの計画の検証と、この検証の活用と新たな考え方について市長の見解をお伺いさせていただきたいと思います。

 伊勢市総合計画は、平成24年度が、今申し上げましたように最終年度で、アンケートによります検証、住民実感等調査も今回で6回目を迎えるというぐあいに聞いております。延べ4,000名の市民の皆さんを対象にアンケートを発送しながら、回答状況につきましては今までの状況を見てみますと約40%強であり、伊勢市の将来ビジョン、さらには市民の民意をくんだまちづくりに対しまして大変貴重なデータが、私はこの5年間で蓄積されたというぐあいに理解をしております。これらのデータを含め、現総合計画の検証をどのような視点で行っていくのかお聞かせいただきたい。

 地方自治法が改正されまして、総合計画の策定義務はなくなったのでありますが、総合的、計画的に行政運営を進めるための上位計画に対する考え方をお聞きしたいと思います。

 最後に、東日本大震災に関する合併特例債延長法案と新市建設計画リニューアルについての考え方をお聞きしたいと思います。

 御案内のごとく、新市建設計画は合併後10年間を見通した新市の方向性を示す上位計画であります。新市建設計画をもとに、伊勢市総合計画、さらには第二次行財政改革や中期財政見通しが策定されたのは御案内のとおりであります。

 さて、東日本大震災3・11からちょうど1年が経過をいたしました。現在、開会中の第180回国会での継続審議案件であります合併特例債延長法案が可決されることは衆目の一致するところであります。合併特例債5カ年の延長法案は、各市等ともにまちづくりに大変効果があるものと理解をしております。そこで新市建設計画の安全・安心な社会の推進、防災基盤の整備や財政計画等、枠組みが変更することにより、この見直し、新市建設計画のリニューアルが私は必要になってくるのではないかというぐあいに理解しております。当局の考え方をお示しいただきたいと思います。

 以上で、発言通告によります質疑を終わりますが、御答弁のいかんによりましては再質問のお願いをさせていただきまして、第1回目の質問は終わりでございます。以上です。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、中村議員の御質問にお答えをします。

 まず、新年度予算における私の所信についてお答えをします。

 昨年の3月11日に発生をした東日本大震災の教訓などを生かし、防災への備えを早め、また市立伊勢総合病院の建てかえなど地域医療の体制づくりを進め、市民の皆さんが安全で安心して暮らせるまちにしていきたいと考えております。

 また、20年に一度の神宮式年遷宮が来年に迫り、この1年が伊勢市にとって非常に大きな年ととらえており、観光施策を中心に伊勢市のさらなる活性化につなげるチャンスの年と考えております。

 これらの施策を重点的に考えておりますが、昨年発表いたしました伊勢市やさしさプランに着実に取り組み、市民生活に密着した事業を進めてまいります。そして、小学校・中学校の適正配置、ふるさと未来づくりなど、将来を見据えた取り組みを行い、避けることのできない人口減少社会、少子高齢化社会に対応した持続可能な社会の構築を目指していきたいと考えております。

 次に、新たに添付した予算資料についてですが、予算特別委員会等におきまして、予算審議における議論が深まることを期待しております。今回提出した資料は、議会改革特別委員会で御指摘いただいた事項を受け作成したものでございまして、これをたたき台にさまざまな御指摘、御意見等をちょうだいする中で、少しでもよいものになっていけばと考えているところでございます。今後の議論を通じて、より議論が深まり、予算化する施策、事業が市民の皆さんにとってわかりやすいもの、納得ができるものになっていけばと考えております。平成23年度から事業総点検に着手していることから、その結果につきましてもあわせて資料として提出をいたしました。当初予算説明資料とともに、予算審議において議論を深めていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、国の新年度予算の動向と当市の予算編成への影響についてですが、御案内のとおり、国の中期財政フレームとは、経済体制の見通しや展望を踏まえながら複数年度を視野に入れ、毎年度の予算編成を行うための仕組みとして取り入れたものでございます。また、提言型政策仕分けでは、国の政策を無駄や非効率の根絶にとどまらず、政策的、制度的な問題にまで掘り下げて議論をしようと、事業仕分けを発展させたものでございます。このため、特段の影響はなかったものと認識をしております。

 ただ、国においても今回の中期財政フレームで見通しを行って、通常収支分と東日本大震災分を区分、別経理とすることにより、財政論が先行し、東日本大震災からの復旧・復興対策におくれを生じさせてはいけないとしたように本市においても防災対策、観光対策につきましては、最重点の取り組みとしたところでございます。

 次に、第二次行財政改革と中期財政収支見通しと新年度予算との整合についてですが、新年度予算編成との整合性につきましては、第二次行財政改革の柱の一つである財政改善の実施計画に基づいて、歳入の確保、歳出の見直しを図りながら、重点施策への予算配分に努めたところでございます。また、今年度につきましては、事業総点検を実施し、外部委員による外部点検、職員による内部点検の結果を予算編成過程に活用することで事業の総点検と予算編成の連動を図り、各所属の自己評価の観点を取り入れ、事業の見直しの強化に努めたところでございます。

 一方、中期財政収支見通しにおける計画値は、普通会計決算見込み値ベースで作成したものであり、その計画値と一般会計の予算額との対比という形にはなりますものの、現行の財政収支見通しにおける推計値と当初予算額は、区分ごとでの上げ下げを除いて総額ではほぼ同額となっており、整合はとれているものと認識をしております。

 次に、財政状況の改善に向けた具体的な取り組みについてですが、どういったものを予算化したから財政状況が改善されるものではないと考えております。必要に応じ予算化している事業の内容もさることながら、どのように工夫をし事業を実施するかが重要であると思っております。予算編成に当たっての編成方針通知、ヒアリング等を通じ、各部、課に対し指示してきた市民満足度の向上を念頭に、常に新たな財源の確保を目指し、事業経費の削減に取り組むことを、予算編成時にだけ検討し強く意識するのではなく、予算執行時にはさらに継続をして検討・工夫を行い、最善の方法を選択するよう努めて事業を実施することで、財政改善に取り組んでいきたいと考えております。

 近年の決算、また直近の決算見込みにおきましては、国の地方財政対策が大きく影響しているものの、継続して財源確保に取り組んでいることや、国の補正予算などに対応した事業の前倒し実施など、その時々の状況に応じた柔軟な判断による事業実施といっためり張りをつけた予算執行を心がけ続けてきていることが、財政指標の改善につながっていると考えております。

 次に、みんなのまちの計画の検証と新たな対応についてですが、現在の総合計画の基本計画につきましては、平成24年度末までの計画期間となっております。最終年度である来年度は、基本計画において定められている目指すまちの姿が策定時と比較しどのような変化があったか、また総合計画の形態として行政運営上どのように機能していたかなど、検証を行っていきたいと考えております。

 また、新たな総合計画への対応についてですが、昨年地方自治法が改正をされ、総合計画における基本構想の策定義務がなくなりました。しかし、平成25年度以降においても、まちの将来像等を定める基本構想、また総合的、計画的に行政運営を進めるための計画については、形式や名称は別として必要であると考えております。具体的な計画のスタイル、策定の時期等につきましては、現在検討を進めているところでございます。

 最後に、新市建設計画リニューアルについてですが、合併特例債の発行期限の延長に関する法案は、現在開会中の第180回国会での継続審議案件であり、その動向を注視している状況にあります。法案の可決成立は、本市のまちづくりにとっては大変ありがたく、また早期の成立を期待しているところでございます。法案成立に伴う新市建設計画の取り扱いにつきましては、政令等に従いまして必要な対応をしていきたいと考えております。

 以上、中村議員のお尋ねにお答えしました。御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) ありがとうございます。

 それでは、再質問をさせていただきたいと思います。

 今、市長のほうからるる御答弁をいただいたわけでありますが、初めに市長の所信に対する内容について、再度お聞きしたいと思います。

 市長の答弁では、伊勢市やさしさプランを着実に進めていく、将来を見据えた取り組みを進めたい、さらには人口減少社会、少子高齢化社会に対応した持続可能な社会の構築を目指すと、このように所信の中でも言われておるわけでありますが、私はこの予算編成の中で、市民の皆さんがこの新年度予算に何を期待しておるのか、この新年度予算から何が見えてくるのか、そしてそのために何を期待していくのか、さらには市長の答弁の中で、市長として市民が何を見てほしいのか、何を期待してほしいのか、こういうものが少し見えにくいと思いますので、まず、この件に対して、新年度予算に対する市長の所信をもう一度お願いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、再度の御質問につきましてお答えさせていただきたいと思います。

 今回の3月定例市議会におけます当初の説明でもお話しをさせていただきましたが、やはり何と言いましても、今後の伊勢市のまちづくりにつきましては、昨年3月11日に発生した東日本大震災、この震災以降、昨年の10月には三重県の津波の被害予想図が更新をされまして、当市におきましても大きくは約3分の1近くの面積が何らかの形で津波の影響を受ける、こういったこともございました。

 当初における3連動地震等の影響を見ていきますと、阪神・淡路大震災の大きな建物の倒壊、そして今回の東日本大震災、こういった津波等の影響も大きくあるというふうに考えております。そういった面から、防災の件につきまして、力強く市民の安心・安全を守る策を講じていきたいというふうに考えております。

 そして、観光面におきましては、来年度の遷宮対策、そして遷宮以降の観光客の落ち込み幅が大きくなったときの施策、こういったことを進めていきたいと考えております。観光施策につきましては、来年度の遷宮対策、そしてそれとともに、それ以降のポスト遷宮ということで、スポーツ誘客、そしてバリアフリー観光、こういったことも進めていきたいと考えております。

 そして、今回の議案、また一般質問でも御意見、御質問をいただいておりますけれども、伊勢市民総合病院の建てかえ事業、こちらはやはり地域医療をしっかりと守っていかなければならないと思いまして、このあたりも力強く進めていきたいと思っております。

 何よりもやはり市民の方々の安心・安全を守る、生命、財産を守るとともに、そしてこの伊勢地域の発展、経済の活性化を進めていくことが何よりも重要と考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 特に、市民が何を期待しているのかということに対して、市長の熱い思いを今聞いたわけでありますがぜひそういう方向で進めていただきたい。

 次に、市長が年頭のあいさつで、この1年がまさに勝負の年だと。20年先、30年先への基盤づくりだというぐあいに位置づけをされておるわけです。今、市長のほうからそういう心構え、意気込みというお話しいただいたわけでなんですが、特に私は今回、市長の勝負の年の心構え、例えば信頼回復への意気込みということについても今の答弁の中に、私は入っているというぐあいに理解させていただきたいですけれども、特に市長は年頭のあいさつの中で対話をしっかりしていこうやないか、さらには現場に出て、現場を見て、さらにそれを次へつなげようなやないかと、3点目には、常に挑戦をしていこう、こういう3つを柱にして取り組んでいくと、こういうようなことを決意表明されておるわけでございます。私は市のトップリーダーとしては、当然のことであるというぐあいに思うんですけれども、いま一度、この3つの指針に対してわかりやすく、もう一度市民の方にわかりやすく、こういうような考え方で、私はこういう形で、今回、平成24年度から進めていくんだと、この3つの柱をいま一度説明をしていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 中村議員からの再度の御質問にお答えをします。

 今回、職員に対しまして、新年度にお話をさせていただきました。その中で、私の行動の指針として、現場に出向くこと、対話を続けること、そして挑戦を続けるということをお話しさせていただきました。これは、何よりもこの地域が10年後、20年後にわたってしっかりとまちが活性化していくために必ずや必要であるということを痛感しております。特に、やはり行政の中ではさまざまな計画がございまして、どうしても忙しさにかまけて、書類上の議論ばかりが優先するようなこともございました。

 そういった反省も含めまして、やはり新しい事業を進めていくためには、机上の議論だけではなく、現場に出向いてみずからの肌で感じること、そして現場の職員、市民の皆さんと対話をし、そしてこれから取り組むべき事業に対してより密度の濃いものをつくっていこうと思ったものでございます。何はともあれ、現場に出向いて対話を続けて、そして将来にわたってこの伊勢市のまちづくりを進めていきたい、そういった思いで言葉にさせていただいております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 特に、挑戦を続けるということについては、常にそういう思いでやっていくということでの答弁をいただいたわけでありますが、私は、市長がこの1年勝負をかける年だという決意をされておるわけでありますが、職員との対話、これがやっぱりまず第一だと。当然、職員との対話により、信頼関係を取り戻すということについては、一番私は、大事ではないかと思います。新しく挑戦をしていく、さらには、このことによって市長が1年間が勝負だということであれば、行政との総合力の結集というものも含めて私は取り組んでいくと、こういう姿勢が見受けられておりますので、この件についてはこの程度で終わりたいというぐあいに思います。

 次に、新年度予算から新たに予算資料を添付されたことについて、再度お尋ねさせていただきたいというぐあいに思います。

 当然、当局はこの3カ年間を目標にして、議論を深めながら、事業施策を市民の皆さんにわかりやすく納得できるものにしていくという御答弁をいただいたわけであります。平成23年度から事業総点検が行われておりますが、事業総点検の結果が、今回の予算にどのように反映されたのか、ちょっと教えていただきたいとこんなふうに思います。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) ただいま事業総点検のお尋ねでございました。

 御案内いただきましたとおり、事業総点検につきましては、平成23年度から開始いたしまして、25年度までの3カ年で、私どもが考えております施策事業、400事業程度を3カ年かけて見直していこうという制度でございます。

 今回は、23年度につきましては、120事業を対象といたしました。この中では、事務事業を外部の民間に委託いたしまして、あとの110事業につきましては内部的に評価をしまして、各予算事業の所属とキャッチボールをしながら予算編成につなげていったという経過がございます。ただ、1年目の取り組みでございますので、それがどういう形になったかという部分についてはなかなか具体的に申し上げにくいところがございますけれども、3年かけてこの事業を進めていく中で、あわせて届けさせていただいております予算資料といたしまして事業概要書をつけさせていただいておりますけれども、これとの兼ね合いの中で、自分たち予算事業をしておる所属、それから私どもの予算編成を担当しております財政担当のほうとの気付きの部分として今後どのような格好につなげていくのか、そういうところを見ていきたいなというふうに思っております。

 それと、今回予算の説明資料ということで、事業総点検それから事業概要書等々をつけさせていただきまして、予算委員会等々で皆様方のさまざまな御指摘、御意見をいただく中で、改めて予算所属、財政担当も含めまして、いろんな意識の改革もできるものと考えています。

 結果といたしましては、予算は市民サービスの形としまして、どのような形で最適化していくかというのが必要だと思っておりますので、今後3年間にかけてよりよいものにしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 3年間かけて議論をさらに深めて本物にしていくと、このような御答弁をいただいたわけでありますが、私どもは、結果として事業総点検、さらには事業概要書を含めて、市民と政策をつくる議会というようなことも含めて、ここへつなげていきたいというぐあいに私自身思うんですけれども、特に3年後の姿として、事業概要書と事業総点検、これをどういうふうな形でドッキングをさせていくのか。ちょっと考えを教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 先ほども申し上げましたとおり、この事業総点検にかけていきたいと思うのが400事業程度ございます。3年間かけた段階で、基本的には一巡しまして、おおむねその考え方等々が外部の委員さんの意見でありますとか、内部的な評価等々を含めまして、でき上がるものと思っております。今回初めての取り組みでございましたので、予算資料として、つけました事業概要書につきましては55事業でしたが、その程度にさせていただいておりますし、今後もボリューム的なこともありますので、その辺のところは整理をさせていただきたいとは思っておりますが、政策的な事業400事業につきまして、基本的には事業概要書のような形にまとめ上げまして、その中で4つの視点等々でその事業に対する所属の考え方、それからそれをもって議員の皆様からどのような御意見をいただくのかというのを連動をさせながら、事業総点検の事業と事業概要書、これらを皆様方との議論のベースにしていくような、そのような形をまずは3年間かけてつくっていきたいとこのように思います。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 了解いたしました。

 次に、国の新年度予算の動向と、当市の予算編成への影響については、当局の今回の答弁によりまして、市長の答弁によりまして、了解をさせていただきたいと思います。

 それから第二次行財改革と中期財政収支見通し、さらには新年度予算との整合性につきましても、当局の答弁について、市長の答弁について了解させていただきたいというように思います。

 次に、新年度予算に関しまして、財政状況の改善に向けた具体期な取り組みについて、再度お尋ねさせていただきたいと思います。

 予算編成に関しましては、今の御答弁の中で、常に新たな財源の確保を目指している、さらには事業費の削減に取り組んでおる、そして、予算編成時だけではなく予算執行時にも、さらに検討、工夫を行い、最善の方法で選択をしていると、こんなふうに報告されておるわけであります。

 私は、今回の予算編成に対しまして、大変、職員の皆さんは御苦労されたというぐあいに思うわけでありますが、いま一度、もう少し予算編成に対し具体的な取り組み内容でちょっとわかりにくい部分がありますので、もう一度わかりやすく説明をお願いしたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 平成24年度の予算編成に当たりましては、まずもって先ほど市長の答弁がございましたように、大きな核といたしまして、防災対策と遷宮を控えた観光対策というのが核になっているということで各課のほうには予算編成通知のほうで通知をいたしながら、それを意識しながらやってまいりました。ですので、今回は冒頭、議員御指摘ありましたように、総花的ということの御指摘がございましたけれども、防災対策ですと消防費の災害対策費、それから観光対策ですと観光費というのがございますけれども、この費目にかかわりませずそれぞれのところで、例えば防災でありましたら庁舎の関係でありますとか、システムの関係でありますとか、さまざまなところで防災の視点を入れるようにということで横断的に指示をしていただきました。それから、観光につきましても観光費のみならず、例えば遷宮に対して来ていただく皆様が快適にきれいに思っていただけるように、道路の舗装というような細かいところから見直しをしていきまして、ある程度の予算化をさせていただいたというふうに思っております。

 それから、取り組みでございますけれども、先ほどの議論にありましたように、事業総点検という部分、これは予算編成だけではなくて、今後これを予算委員会等で議論いただく、それから予算をお認めいただいて、4月以降、執行していく段階でのそれぞれの職員の意見等を勘案した上での予算執行、それからまた決算、年度は違いますけれども、決算を向えるそういうサイクルの中で見ていくような、そういうことを予算編成の中のヒアリング等々で各所属とは議論を交わしながら進めてきたと、そんなところでございます。

 それから、個々具体的なところにつきましては、大きな財源の確保には至っておりませんですけれども、昨年度開始しましたモニター広告でありますとか、歳出の面でありましたら、これまで進めてきた清掃の関係の取り組みによりまして、例えば塵芥処理費等々では削減の効果に至っておる、そのようなことも気付きのところとしてあるというふうに理解をいたしております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 予算編成に対する財政状況の改善に向けた具体的な取り組みですけれども、市長の答弁の中で、予算編成時だけではなく予算執行時もさらに検討、工夫を行い、最善の方法を選択すると、こういうふうに御答弁されておるわけですが、ここの部分がわかりにくいわけですよ。これをもう一度説明していただきたいと思います、具体的に。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 先ほども申し上げたつもりでございますけれども、今回事業総点検等で、事業の見直しといいますか、事業の気づきの部分を感じる仕組みというのを初めて取り入れさせていただきました。これを予算委員会で、先ほど来話しておりますように、いろんな御指摘をいただくというふうに思っております。そんな中で予算をお認めいただいて、今度は執行に移るわけなんですけれども、その段階で御指摘いただいたことというのは、当然ながら十分理解をしながら、自分たちの各所属の部分は最終的には予算事業を市民サービスとして最適化するための判断をするわけでございますけれども、その中で方向転換も当然ながらあってしかるべきというふうに思っております。ですので、いろんな御指摘いただいた上で、方向を変えなければならない部分でありますとか、そういう部分は執行の段階でもその中でできるもの、もしくは年度途中で変更をお認めいただくというような形も含めて、個々具体的にリアルに対応していくような、そんな仕組みをつくっていければなと思っております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) この予算編成に関して、職員の方が大変努力をされておるというぐあいに、私は理解をさせていただいているんですけれども、そのような努力が市民の皆さんに見えないわけなんですよ。だから、見えるように説明をしていただければ、私は職員の方がこういうぐあいに、こうやって予算に対して確保しておるんだと、こういうことがわからんわけです。いま一度、ちょっと説明してください。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 大枠のほうは、今局長のほうからお話をさせていただきました。

 例えば、参考事例でお話をさせていただきますと、昨年の清掃課の事業で、事業を改善していこうということで職員の内部からの取り組みで、例えばパッカー車の広告事業だとか、例えばパッカー車、使う頻度が少ないものをオークションにかけて事業費を稼ごうとか、そういった取り組みがございました。そういった例えば一つの参考事例で、清掃課の取り組みでいいますと、2億数千万円の事業効果、事業費の削減と収入合わせて2億数千万円の改善の効果があったと思っています。こういった各庁内での改善のこつこつとした取り組みも、こういった予算編成に対してよい影響を与えるのではないかと思っております。



◆27番(中村豊治君) ぜひ予算確保については、いろんな角度から現在取り組んでおられるということで、その努力については多とさせていただきたいと思います。

 次に、みんなのまちの計画の検証について、再度確認をさせていただきたいというぐあいに思います。

 特に、基本計画に定められました目指すまちの姿、この検証については、基本計画に定められた目指すまちの姿、この内容について策定時とどのような変化があったのかということ、それが一つです。

 もう1点は、行政運営上どのような機能を果たしておったのかと、こういう検証をみんなのまちの計画としていくんだと、こんな御答弁をいただいたわけであります。そこで、再度お尋ねさせていただきたいのは、基本構想に基づく基本計画については、平成24年度までに実現を目指す具体的な目標、これは項目といたしますと約200以上項目があるわけですね、みんなのまちの計画の中で。この数値目標に対してそれぞれのいろんな事業が、200項目以上の事業の中で、この項目の中でいろんな事業が取り組まれたわけです。この事業に対して、ここでいま一度お聞きしたいのは、目標に対して達成できなかった項目について、事業や施策が間違っておったのかどうかというようなことも含めて、こういうような検証も200以上の項目の中の検証も行っていくのかどうか、ちょっと教えていただきたい。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) みんなのまちの計画(総合計画)が平成24年度で基本計画の年度になります。それの検証ということでございましたですけれども、1つは私どもの今のみんなのまちの計画は、それぞれの項目ごとに目指すべきまちの姿を達成するための指標ということで、指標をおいております。これは平成19年度から、直近ですと23年度まで、生活実感につきましてはアンケート調査で、行政運営上の指標等につきましてはそれぞれの持っている数値も含めまして整理しまして、毎年おいてございます。これ24年度、最終的には夏ごろになろうかと思いますけれども、それを整理したうえで、この数値上での指標上での達成度といいますか、推移を見て評価をしていきたいなと思っております。

 それから、先ほど議員御指摘ございましたそれぞれの目標を達成するために、いろいろこの4年間、5年間、事業を進めてきておるわけでございますけれども、行政の活動の事業の中で、その事業がどこまで進捗しているのかということも1つの指標といいますか、検証の指標としてはあるべきものというふうに考えておりますので、24年度1年間をかけてその辺のところの検証を進めていきたいなと思っております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 取り組んだ事業に対する施設、これは本当にその事業に対して合っておったのかどうかと、間違っておったのかどうかというようなことも含めて、検証をしていくということであれば、私は了解をさせていただきたいんですけれども、そういうことでよろしいですか。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 間違っておった事業というのが、ちょっとすぐには今整理ができない部分がございますけれども、例えば1つの事業を手段として目的に向けてやっていく中で、もう少し効果的な事業としての方向性があったのかどうかという、そのような自己判断的な評価というのは、当然あるべきだと思っています。ただ、かなりの事業数がありますので、その中でこれは確かに間違っておったというよりも、方向性として手段としては別の方向性の手段があったのではないかというような、そんな判断を加えられるものもあるかもわからないという、そのような認識をしております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) ぜひ、そういう方向で取り組んでいただきたい。

 次に、アンケートによる検証、住民実感等の調査を本年もやるというぐあいに聞いておるんですけれども、今回で第6回目を迎えるというぐあいに聞いております。アンケートによる検証です。これは当然、伊勢市の将来ビジョンが住民の民意を酌んだまちづくり、この内容に対して私は大変貴重なデータじゃないかというぐあいに思いますが、6回ほどこういろんなアンケート調査結果というものも出ておるんですけれども、これは非常に私は伊勢市の財産、これからの伊勢市のまちづくりに対しての非常に貴重なデータじゃないかというぐあいに思います。この貴重なデータや財産を、このアンケート結果を、これからどのような形で伊勢市のまちづくりに生かしていくのか、私は大変重要なポイントだと思うんですけれども、その点どのように考えてられますか、教えてください。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) ただいま議員御指摘のとおり、アンケートにつきましては非常に重要なものだというふうに思っております。先ほども申し上げましたように、平成19年度から進めておりまして、5回経過しております。2月1日号の広報では、主立ったものにつきましても御紹介させていただいた経緯がございます。これを24年度、最終1年間やりまして、そのデータというのは今後の課題の抽出でありますとか、そのように使っていきたいと思っております。

 それと先ほど申し上げましたように、アンケート以外の行政が持っております行政の内部的な指標、これらをあわせまして、今後のまちづくりなり総合計画を進めていく上での指標として何が正しいのか、何が不足しているのかというようなところも含めて整理をしていきたいなというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 大変これ貴重なデータですので、十分に活かしていただきたい、そんなふうに思っております。

 基本構想についての策定義務というものは、冒頭申し上げたようになくなったわけでありますが、新たな対応について、まちの将来像を定める基本構想を現在検討を進めておると、こんなふうに御答弁をいただいたわけでありますが、特に検討結果について期待をしておるんですけれども、基本構想と基本計画、この柱、これからの柱というのは、非常に私は大事だと思うんです。今回、新市まちづくり計画というもの、総合計画の1つの柱として取り組んできたわけです。だから、これからは検討を進めて新しいものをつくっていくんだと、こういうふうな御答弁をいただいたんですけれども、この点お考えあれば少しお示しいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 今、現状のみんなのまちの計画(総合計画)の基本構想は、基本的には年度を定めずということで、基本計画期間が25年度までというふうになっています。今後は、議員御指摘いただきましたように、また市長答弁もございましたように、基本構想、これまでの総合計画でいうところの基本構想、まちづくりの基本理念でありますとか、地域経営の指針的なものというのは、これは必要なものというふうに思っております。これは、今現状生きております部分といたしまして、みんなのまちの計画ございますけれども、この初めの趣旨としましては、27年度までの新市建設計画の基本構想を基本計画のような格好で走ることの不具合さも考えまして、新市建設計画を理念といたしまして基本構想はつくりあげております。この辺のところは尊重していきたいなというふうに思っています。

 それから、基本計画につきましては、今後のつくり込みにつきましては、まだまだ庁内的な議論を重ねているところではございますけれども、ある程度中期的な4年、5年の計画期間を定めて、個別計画を尊重しながらつくり込む、そのような形を今のところ考えております。また改めて、考え方につきましては御相談いたしたいと考えているところでございます。



○議長(西山則夫君) 中村議員。



◆27番(中村豊治君) 庁内での検討を十分やっていただいて、結果については、私も期待させていただきたいというぐあいに思います。

 それから、最後の再質問なんですけれども、新市建設計画のリニューアルということについて再度質問をさせていただきたいと思います。

 現在、御案内のように、合併特例債延長法案につきましては第180回の国会で継続審議案件というぐあいになっておるということについては周知の事実なんですけれども、特に新市建設計画の計画変更や枠組みが変わることによって、当然、見直しをやってもいいんだと、こんなことが当時から認められておるわけです。答弁の内容によっては、政令の指示に従って粛々と進めていくとこんなような答弁をいただきましたので、この内容で了解をさせていただきたいと思います。

 終わります。



○議長(西山則夫君) 質疑の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午前10時51分



△再開 午前11時01分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 質疑を続けます。

 次に、14番、黒木議員。(「黒木議員さんがんばれ」と呼ぶ者あり)



◆14番(黒木騎代春君) 日本共産党の黒木騎代春でございます。

 それでは、通告に基づいて、上程中の「議案第2号平成24年度伊勢市一般会計予算外11件一括」議案について質疑を行います。

 平成24年度の地方財政計画と、各地方自治体の新年度予算は、東日本大震災と福島原発事故の後、初めてのものとなります。私たち地方議会議員にとっても、東日本大震災からの教訓を踏まえ、その上の予算審議のあり方が問われています。それは、地域防災計画の見直しと抜本的強化、原発ゼロ、自然または再生可能エネルギーへの転換、命と暮らしを守ることを行政の使命として正面に据えることなどが、一層求められていると考えるからであります。

 このような背景のもとで、地方自治体の予算編成に影響を与える地方財政計画は、これまでと同様の通常収支分と東日本大震災分対策の2本立てとなっております。そして、東日本大震災分の内訳としては、被災地域の自治体のための復旧・復興事業と被災地域に限らない全国の自治体を対象とする緊急防災減災事業の2つの枠が設けられています。このように2つに分けることの理由について、総務省では被災地域の自治体の財源が全体に埋没しないでちゃんと確保されるのかという不安、またもう一方では、被災地域以外の自治体にとっての財源が被災地域復興に回って自分たちに必要な財源が減るのではないかという不安にこたえることができると説明していると伺っています。

 また、今回の地方財政計画では、地方自治体にとって小泉改革以来の歳出抑制路線を真に含みつつも、平成20年度以降の地方財源確保の手直しの方向が続き、地方交付税の回復増額措置が基本的に維持されているとされています。

 また、平成20年度以降は、毎年のように補正予算で地方支援が組まれており、それらを有効に活用することが求められているところです。来年度予算にも計上されています緊急防災減災事業の効果的活用についても重要な位置づけで取り組みが必要と考えますので、初めにこの点に関してお考えをお聞きします。

 この緊急防災減災事業は、平成23年度の国の3次補正において創設されたもので、平成24年度の伊勢市一般会計予算案では、予算書43ページの款1諸収入、項5雑入、目9消防にあります大事業5の緊急防災減災事業債470万円が、この事業に与えられる財源として計上されています。まず、この事業の性格や特徴について、お示しください。ちなみに、三重県では緊急防災減災事業債として20億円、平成24年度予算案が組まれていると伺っています。

 次に、2つ目として、放課後児童対策事業予算に与える県の補助金削減の影響と対策について伺います。

 この問題は、放課後児童対策事業における三重県からの運営補助金が、急に一律12%程度削減されることが明らかになったという問題で、県内の各自治体や学童クラブ関係者に大きな衝撃を与えています。三重県の説明では、補助金全体は、今年度2011年の6億3,000万円から来年度2011年の6億1,600万円と、約2.2%増額とはなったものの、補助対象クラブ数が282カ所から288カ所にふえたことなどによって、全体として不足しているそうです。現状においても、市内の各学童クラブではその運営に大変苦労されているところに、今回の措置が与える影響が心配されるところです。

 昨年12月21日に、我が日本共産党三重県委員会として鈴木英敬知事に面接し、党県委員会から提出された提案と要望の中で、全小学校区に学童保育を整備し、質の確保も担保することを急ぐべきだと要請したことに対して、知事は私自身が一人っ子で学童保育でお世話になって、地域のお兄ちゃん、お姉ちゃんらに育ててもらったと。そこは大事な制度だと思っている。市、町とともに、県としても整備を前進させるべく努力したいとお答えになられていたとの報告を受けていた私たちにとっては、今回の事態は予想もできないことでした。予算の復活がされないとなりますと、保護者の負担金のアップ、また指導員の待遇、ひいては学童クラブを利用する子供たちに対するしわ寄せとなってあらわれてまいります。

 三重県としての予算の内容が伊勢市に知らされたのは、恐らく予算書を印刷する輪転機が既に回っている時点か、印刷が完了した時点ではないかと、日程的に考えます。伊勢市の24年度予算に計上されております放課後児童対策事業の裏づけの一部がなくなることにもなります。今回の措置が各学童クラブに与える影響と、あわせて今回提案されております伊勢市としての予算案との関係をどのように考え、どのような対応を行っていくのかお聞かせください。

 次に、平成24年度一般会計予算案の款5労働費、項1労働諸費、目1に計上されておりますやすらぎ公園プール施設解体経費について伺います。

 12月議会でも議論をさせていただいたわけですが、今議会の議案提案説明の中で、収支の改善が進まなかったことや大規模改修のための多額の経費などを理由に、やすらぎ公園プールを廃止するとの説明がありました。しかし、これまで利用してきた市民や子供のことを思いやる立場の市民からは、今現在もこのプールは残すべきだという声が寄せられています。私自身も市民とこの間対話を重ねる中で、やすらぎ公園プールの収支の現状や改修費用の説明を丁寧にいたしますと、年間1万3,000人以上が利用し、子供たちや市民が楽しみにしている施設を大事にすることこそ、市の大切な役割であるという考えは、ほとんどの市民と共有できるというのが私の実感です。このような状況で、今あるプール施設を解体する予算をどう扱うかを判断する際には、この予算の根拠について合理性のある考え方を示していただく必要があります。

 そこで、伺います。1点目は、まだまだ市民に対する説明が不十分と言えるのではないか。また、やすらぎ公園プールの存続を求める会からも、廃止に対する説明、公聴会をとの要望も寄せられていたことに見られるように、広く市民に意見を求め、市民に是非を問うべきです。お考えをお聞かせください。また、仮に廃止する場合でも、市民に対して代替案の提示をどのように行うお考えなのかお聞かせください。これらの説明が十分されないままで、プール解体を進めていくのは、問答無用のやり方と言わざるを得ません。

 以上の諸点についてまずお答えをいただき、再度の質問を留保させていただくことを表明し、1回目の質問といたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、黒木議員の御質問にお答えします。

 初めに、緊急防災減災事業についてですが、議員仰せのとおり、緊急防災減災事業は、平成23年度の国3次補正において創設された防災減災等のために実施する施策事業でございます。復興財源を財源に5年間の集中復興期間中に実施をするもので、事業規模を少なくとも9兆円程度見込み、実施される全国防災対策費のうちの1つでございます。事業採択に当たっては、東日本大震災の教訓、緊急性及び即効性の3つの要素を兼ね備えたものであることが要件とされております。

 この緊急防災減災事業を実施するに当たり、必要となる財源としまして、緊急防災減災事業債も新たに地方債メニューに追加されており、この起債においては充当率が100%であり、交付税措置割合が補助事業では80%、単独事業では70%と、有利な条件が設定されているものでございます。有利な財源でありますものの、配分の内示があるわけではなく、平成24年度の地方債計画で、総額4,500億円程度確保されていることを把握しております。

 なお、補助事業におきましては、対象となる事業が全国防災枠に該当する社会資本整備総合交付金事業等に限定をされておりますが、単独事業においては住民の皆さんの避難、行政、社会機能の維持及び災害に強いまちづくりを目的として緊急に実施する事業が対象となり、たくさんの需要があると見込まれることから、どの程度配分されるかわからない状況にございます。このため、今後は情報収集に努め、国・県との連絡調整を密に行い、少しでも有利な財源を確保し、防災対策に取り組みたいと考えております。

 次に、放課後児童対策事業予算に与える県の補助金削減の影響と対策についてお答えをします。

 まず、これまでの経過ですが、議員御承知のように、2月10日に発表されました県の平成24年度当初予算案において、放課後児童対策事業費補助金が12%程度削減される方針が示されました。当初は、放課後児童クラブの充実を目指し、未設置学区への設置促進に努め、またクラブへの市単独予算での運営費の追加支援を行うなど、本事業を子育て支援事業推進を図るための優先課題と位置づけ取り組んでいるところでございます。また、県におきましても、第2期三重県次世代育成支援行動計画において、市・町等における放課後児童クラブの設置、運営を支援するなど、地域ニーズに合った放課後児童対策を促進することとしております。

 こうした中、本事業は県と市が一体となって取り組んでいるにもかかわらず、このたびの県の予算案での対応は、市に対して事前の相談がなく、新年度予算の編成が終了している時期に一方的に決定されました。このことにより、当市でも予算対応及び各放課後児童クラブへの対応等の混乱を招き、その対策を協議しているところでございます。県の発表以後、市内の各放課後児童クラブ運営主体からも県予算復活の声が上がっており、市内クラブの代表を通じ、市から県に対する予算復活に係る要望の依頼がございました。市といたしましても、2月24日に、市から県に対し放課後児童クラブ対策事業費の確保を強く求める要望を行なったところでございます。

 次に、各学童クラブに与える影響と対策についてですが、放課後児童クラブの運営は、委託料と保護者の負担金で賄われており、大半は指導員の人件費に充てられ、そのほかはおやつ代、光熱水費など、削減が困難なものが多いと認識をしております。国の基準に応じた補助が出されている現状でも切り詰めて運営をしていただいておりますが、県補助金の削減に伴い委託料が減額をされれば、保護者負担金の増となり、利用者の負担がふえることが予想されます。県の削減が12%程度とございますが、県に確認をしたところ、平成24年4月以降の各市・町からの事前協議の段階で、予算編成時の見込みよりも利用児童数が減った場合などは、削減率が下がってくることも考えられるとのことでございます。今後も状況を確認しながら、県へ働きかけ、財源の確保を求めていきたいと考えております。

 次に、今後の予算措置についてですが、市としましては、平成24年度の予算措置について御審議いただく予算案には、例年どおりの基準で予算計上させていただきました。今後の予算措置に当たりましては、まずは県への働きかけを続け、状況を見ながら対応を考えていきたいと考えております。子供たち、保護者の皆様、放課後児童クラブの運営主体への影響が、できる限り最小限になるよう努力していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。

 次に、やすらぎ公園プール施設解体経費についてお答えをします。

 まず、市民の皆さんに対するこれまでの説明についてですが、伊勢市やすらぎ公園プールにつきましては、平成21年6月の産業建設委員協議会におきまして廃止の方針を御報告させていただき、その是非について種々の御議論をいただきました。また、市民の皆さんからも直接、伊勢市やすらぎ公園プールの存続を願う要望書の御提出をいただいたところでございます。

 その後、私が市長に就任をし、改めて伊勢市やすらぎ公園プールのあり方、廃止の方針を打ち出すに至った経緯を見つめ直す中で、平成22年2月の産業建設委員協議会に廃止の方針を改め、大変厳しい社会情勢の中ではありますが、市民サービスの観点からも、財政的な視点からも、継続的に運営していけないか、1年間検証として運営する旨を御報告させていだきました。以降、平成22年3月定例会におきましては、施設の安全性を確認するための耐震診断の実施、また同年5月の産業建設委員協議会にその結果を御報告しました。同年6月臨時会におきましては、耐震補修のための補正予算を御説明するとともに、運営改善のために利用者である市民の皆様にも料金の値上げという形での御負担をお願いさせていただいたところでございます。その後、平成22年11月の産業建設委員協議会におきまして、平成22年度の運営結果を受け、一定の基準を設けながらもう1年検証させていただきたい旨を御報告し、平成23年2月の産業建設委員協議会において、その基準として有料入場者数1万6,900人をお示しさせていただきました。

 こうして平成23年度の運営を迎えたところでしたが、結果として目標を達成することができず、また収支の改善についても赤字の軽減にまで至らなかったというのが実情であり、また今後修繕に大きな負担が必要な状況に置かれていることから、平成23年11月の産業建設委員協議会において、廃止という苦渋の決断を御報告させていただいたところでございます。やすらぎ公園プールを取り巻く一連の状況については、このように節目節目で市民の代表である議員の皆様、あるいは要望書を御提出いただいた皆様に御説明を申し上げてまいりましたことから、御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、代替措置に関する市民の皆さんへの提示についてですが、伊勢市やすらぎ公園プールにつきましては、今の社会情勢を踏まえる中で幾らかでも市民サービスにつながらないか、もう少し赤字を減らすことができないかということで、この2年間にわたって集客のためのさまざまな取り組みをしてまいりました。リピーター獲得のための回数券の発行、イベントの開催など、より多くの市民の皆さんに御利用いただきたい、そうした思いで取り組んでまいりましたが、平成23年度は有料入場者数の目標を達成することはできませんでした。それに加えて、収支の改善が進まない中で施設の老朽化が進み、次年度以降、いよいよ大規模な修繕が必要となる見込みでありますことから、廃止という決断をさせていただいたところでございます。

 しかしながら、市民の皆さんの声、やすらぎ公園プールにお寄せいただいている特に子供たちからの期待、これを突然くじいてしまうことに対しては、市としましてはざんきにたえない部分がございました。そこで、市内にある大型レジャープールである伊勢かぐらばリゾート千の杜のプールで市民の皆さんが泳いでいただく場合、平成24年度に限り、通常利用料金、中学生以上800円、小学生以下400円を、やすらぎ公園プールと同額の中学生以上400円、小学生以下300円で利用していただくことで夏の間の親子の触れ合いの場を提供していきたいという市としての提案につきまして、平成24年2月の産業建設委員協議会でお示しさせていただきましたところ、議員の皆様からはさまざまな御意見をいただいたところでございます。特に、1年限りの措置である部分については不要であるという御意見、あるいは1年限りとしないなら市民のためによい政策ではないかなど、多くの議員の皆様から御意見をちょうだいしたところでございます。

 こうした状況を踏まえまして、市としましては、代替措置を実施した場合に必要となることが見込まれる予算を施設解体のための経費と一緒に計上しており、皆様からの御意見をちょうだいし、総合的に判断をしながら慎重に進めていきたいと考えているところでございます。その結果につきましては、なるべく早い時期に市民の皆さんに御説明をさせていただきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 以上、黒木議員の御質問にお答えいたしました。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、この場から再質問をさせていただきます。

 初めに、緊急防災減災事業について再度伺います。

 御説明では、復興財源をもとにした集中復興期間中に実施するものだということなんですが、対象事業として認められた場合に起債充当率が100%、元利償還の交付税措置は、直轄補助事業で80%、単独事業では70%というもので、言うならば一般財源の持ち出しが市としてほとんどなくても事業を始めることが可能だということだと思います。また、この事業債を財源にすれば、後年度負担も非常に少ないものとなるということもうかがえたと思います。これまで、非常に有利だ有利だと言われてきた合併特例債よりも有利な選択肢であることも確認できるのではないかと。そういう意味では、合併特例債の枠を温存する手法としても有効ではないかというふうにも考えます。要するに、緊急にすべき防災減災事業は、この制度を活用して進めるのが有利だと言われている理由もそこにあることがわかります。

 そこで伺いたいのが、5年間の集中復興期間中の範囲でと言われましたけれども、この緊急防災減災事業債はいつまで使えるのか。その点についてはわかっているのでしょうか。お伺いします。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) ただいまの御質問にお答えします。

 緊急防災減災事業につきましては、集中復興期間の5カ年というふうに、23年度を初年度として27年度までの5カ年というふうにうたわれております。ただ、それに充てますそれに対する緊急防災減災事業債、これにつきましては、特段その期間保証するというようなことも確約された文言は見当たりませんが、ただ国の中期財政フレーム、24、5、6の3カ年、それから先ほど集中復興期間の5カ年の財源にするためには、地方税の臨時特例に関する法律というのが12月に公布執行されております。これも、実行趣旨の中では集中復興期間の防災対策に充てるための財源とするというふうにうたわれておりますので、思惑といたしましては、おおむね23年から27年の5カ年の集中復興期間につきましては、一定程度、国のほうもそのような思いを入れてくれるのかなというふうに推測はいたしております。ただ、地方債につきましては、毎年度の地方財政計画上の地方債計画の中で大枠が定まってまいりますので、この辺のところの情報を収集しながら適正に対応していきたいと、このように考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。5年ぐらいというふうに見込んでおるということだと了解しました。

 有利な借金だとはいえ、不必要なものにまで手を広げる必要はないというのは当然のことなんですが、借金は借金ですから。せっかくのものが使えずじまいにならないという意味で、上手に活用すべきだというふうに思うんです。今回の当初予算の中に、具体的にこの事業として仮定すれば、充当できる事業はあったんでしょうか。その辺についても教えてください。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) まず、議員の御質問の中にもございましたように、1つといたしまして、これはほぼ確実にいけるであろうということで、消防の緊急デジタル無線の活動波の推進事業、これにつきまして470万円程度充てさせていただいております。あとの思惑といたしましては、倉田山公園の整備事業、それから倉田山公園野球場の改修、消防庁舎の新築、それから防災の中で上げています避難所等整備事業、これらにつきましては、倉田山公園の整備の一環につきましては、社会資本整備総合交付金の全国防災枠ということで今後申請なり国との協議を進めていこうというふうに考えておりますので、その辺との関係性もございまして、それが認められれば緊急防災減災事業債の対象にしていけるであろうというふうに今のところ考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。対象事業としていくためには、見きわめも必要やということもわかるんですけれども、最初の御答弁の中で、単独事業としては住民の避難とか、行政社会機能の維持とか、災害に強いまちづくり、こういうことに関しても使えるというふうな話だと思うんですが、総務省の文書を見ますと、防災拠点施設、さっき言われたことに関連しますが、あるいは津波避難タワーとか、避難路とか、無線のデジタル化とか、公共施設等の耐震化、津波対策から移転が必要と位置づけられた工業施設の移転とか、このようなものも上げられているようなので、伊勢市議会でもこれまでの防災対策に関する議論で取り上げられたような事業の内容がたくさん含まれております。今後の対応の中で、大いに活用の余地を残していると思いますんで、その辺は工夫する必要があるんじゃないかと思います。

 それで、最初の御答弁で、再質問でもありましたけれども、5年とかいろいろ期間についても今のところは見込みなんですけれども、今のところ5年間で1兆円程度というようなことも言われているようなんですけれども、この際、住民の命と安全を守るために必要な事業を積極的に着実に進める立場に立って、まず伊勢市としては、この24年度事業にしっかり取り組んでいただくことはもちろんですけれども、この緊急防災減災事業の規模の拡充と改善、これを国に求めていくことが必要になってくるんじゃないでしょうか。

 といいますのも、この間2008年から緊急経済対策として地方に配られた補助金、交付金、この受け皿として、地方自治体に幾つも基金が設けられました。しかし、これらの合計の3兆4,412億円のうち2兆円以上が積み残されたままになっていたということが、昨年の会計検査院の調べとして報道されております。今年度末で期限となって、未活用分については国に返還となるというようなことも聞いていますので、こうなった原因としては、内容の検討期間が短い、自治体の要望を正確に把握できなかったこと、事業期間が限られていることなど、さまざまな点で使い勝手の悪さというのが指摘されておりました。そういう意味で、せっかくの取り組みですので、規模の拡充、それと使い勝手も含めた改善を国に求めていくことを、他の自治体とも連携してやっていただきたいと思うんですが、それについての考えをお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) ただいまの御質問でございますけれども、事業期間につきましては、恐らく集中的にやらないかんということで、国のほうも5年間というのは定めておるんだというふうに思っております。それから、事業規模の拡大につきましては、今、御意見ございましたように、それぞれの団体等を含めてやっていくことも必要であろうと認識はしておりますけれども、ただこの緊急防災減災事業を進めるに当たっては、先ほど若干お話させていただきましたように、地方税等の臨時特例という部分で財源手当てをするための税金のかさ上げ的なものも期間限定でやられておるということもございますので、それらのものも含めながら、各市・町の状況を勘案しながら今後検討してまいりたいと、検討してまいりたいといいますよりも、状況等を連動しながら進めてまいりたいと、そのように思っております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ありがとうございました。

 では、次の学童クラブの問題に移らせていただきます。

 この事業を伊勢市は積極的に位置づけて取り組んでこられたという答弁でしたけれども、そういう意味では、そういった取り組みに腰を折るようなものではないかと思うんですが、県に対しても2月24日に要望を行ったということですが、その辺の感触とか手ごたえから見た見通しというんですか、今後の見通しというようなものもわかってみえたら教えてください。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(鈴木正人君) 要望書につきましては、県議会において平成24年度の予算案が審議されておる中で、県の担当局のほうへ提出をさせていただきました。その際には、県のほうからは例年どおりの予算の確保については回答は得られませんでしたが、市の意向については十分受けとめるというふうな御発言をいただいております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。その辺についてしっかりとお願いしたいと思います。

 子供、保護者、指導員の方などへの影響が出ないように、裏づけが確実となるような取り組みの必要性を指摘しておきたいと思うんですが、そういう意味では状況の変化などについて、我々議会のほうにも情報を共有できるように、配慮をお願いしたいということで、この点については指摘をさせていただきたいと思います。

 最後に、やすらぎ公園プールの問題について、解体費用予算について再度伺います。

 私は、先ほどの市長の御答弁では、市民に説明責任を果たせるとは到底思えませんでした。2年前に市長が、子供の笑顔を大切にしたいと言ってプールを継続する判断をされたことは、私は勇気ある決断と高く評価させていただいておりました。今となっては、この問題に関してはもう過去形となりつつあります。今回、廃止という判断をすることとなった有料の入場者数1万6,900人という目標の妥当性について、これが非常に大事ではないかというふうに思いますので伺います。

 12月議会でも申し上げましたけれども、昨年も入場者数が多い日には、利用者から芋洗い状態だという指摘があり、伊勢市はこれ以上人を詰め込むつもりかという怒りの声があるということも紹介をしました。今回改めて入場者数の推移を、昭和54年のプール開設以来33年間のデータを見てみました。プールの開設当初は、営業日数が今と違いまして83日もありました。現在は48日程度。半分近く減っていますので、1日当たりの入場者数で比べるほかありません。そうしますと、去年の1日当たりの入場者数は、1日に283人でした。一昨年は多かったという評価されたように、1日当たり310人。ところが、平成14年、15年、つまり伊勢市がこのプールは必要な施設と認識し、だから国の外郭機関から譲り受けてでも事業を継続しようという判断をした、その当時の前年はどうかといいますと、何と平成14年は188人、平成15年が183人ではないですか。それから9年たった昨年の実績は、目標に達しなかったと言われるが、その当時の1.5倍もの入場者数があるではありませんか。一昨年に至っては、1.6倍の入場者数です。開設以来の33年間の1日当たりの通算平均入場者数は302人です。一昨年はそれを上回っています。

 周りに民間施設ができたという環境の上で、なおこのような実績を残している施設を役割が終わったと決めつけて廃止する、これではとても市民に説明がつきません。どういうふうにお考えでしょうか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) やすらぎ公園のプールの入場者数の設定についてでございますけれども、私ども平成21年度に、やすらぎ公園プールの利用をいただく方々に対する廃止の方向を示させていただきました。その際にも、いろいろ御議論いただいたわけでございますけれども、その中でまず検討してまいりましたときに、やはりこれから人口そのものが減っていくだろう。それと、お子さんたちの数も減っていくだろうというふうな中で、これからの10年間の見込みの目標数値と申しますか、いわゆる推計というのをいたしております。その中で平成23年度、そのときの数字を申し上げますと1万3,600人ぐらいで推量させていただきました。私ども23年度の運営をするに当たりまして、1万6,900人という有料入場者数の目標を設定させていただいたわけでございますけれども、これは22年度の運営をさせていただきました際に1万4,570人と、ここ数年来の中では、結構天候もよかった関係から伸びた数字というふうになっておりました。その中で5年間の平均をとる中で、それの20%増を目標にしようと。これは、当然収支の改善もありますし、やはり利用していただく方々の増も見込みたいということの中で、合わせまして1万6,900人という設定をさせいただいたというところでございます。

 そのような状況でございますので、確かに委員おっしゃるように、1日平均の数字につきましては、いろんな見方はあるかと思いますけれども、昨年は283人だったと。一昨年は310人だというのは事実でございますけれども、23年度の目標数値を設定した中で、その数字をクリアすることができなかったというのも1つの大きな要因であるということで、御理解いただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。20%というのは、ほかのいろんな市のやっている事業の目標で、そんなに多くふやすような目標というのは、私は余り聞いたことないんですが。

 平成22年度の第24回経営戦略会議、会議結果の概要を見させていただきますと、こんな議論がなされております。ある方は、やすらぎ公園プールには一度に何人ぐらい入れるのか。もう一人の方が、一度に300人も入ればいっぱいという感じになると思われる。こういう議論がされております。先ほど、芋洗い状態の話をしましたけれども、それは恐らく混む日のことかもしれません。1万6,900人といいますと、押しなべて毎日そのような状態をしのぐ詰め込み状態が続くということになるんではないか。

 ちなみに、目標に達しなかったと言われる去年の日別の有料入場者数を見てみますと、最も入場者数が多かったのは7月10日の957人です。2番目に多いのが7月17日の804人。目標に達してなかった年でさえこの状態であります。これをさらに超えることを求めるのは、果たして妥当なことと言えるのでしょうか。過去の実績で1万6,900人、すなわち1日当たりの有料入場者数に換算すると352人と同じ状態があったのかと思って、さかのぼると、ありました。何とそれは昭和54年、この年が352人。ぴったり同じ入場者数の年でした。昭和54年といいますと、御存じのとおりいつかといいますと、それは33年前にやすらぎ公園プールが新装オープンした年の入場者数です。

 33年間経過して、御答弁の中でも、今の社会情勢を踏まえる上で幾らかでも市民サービスにつながらないかと現在の社会状況を十分御承知の上で、33年前に新装オープンした当時の入場者数と同じレベルの入場者数の規模を現在のやすらぎ公園プールに求める、このような目標を本当に適切と思って提示されたのかどうなのか。その辺について再度伺います。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 先ほども申し上げましたように、1万6,900人というのは、分析をいたしますと、そのような1日当たりの入場者数になるということは理解をしております。しかし一方では、これから少子化という中で、お子さんたちが利用していただくことの中でそれだけの人数の確保を実際にしていくことが可能なのかということを考えますと、やはり費用の面、それから実際に利用していただく方々に対しまして、それをやっぱり一つの基準を設けさせていただく中で、1万6,900人という数字を設けさせていただいたところでございます。

 また、先般からもいろいろ御議論をさせていただいていますように、今後、施設を運営するためには大きな経費というのも必要になってまいります。特に、24年度につきましては、23年度実際に運営いたしました中から、もう直ちにプールのろ過機でありますとか、それから流水プールのモーター等を変えなければ24年度では運営できない状態に実は追い込まれております。それにつきましても、約500万円ぐらいの費用が必要であるというふうに見込んでおりますので、その辺も含めまして御理解いただきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今の答弁、筋が通らんと思うんです。人口減少を予測しながら、33年前のそういうことが、日本全体の人口動向として予想もされなかったような時期のそういう入場者数と同じレベルを求めるというような、これは今のやすらぎ公園の利用者をいじめるというような立場からとしか考えられないですね。

 それでは、もう一つ聞きますけれども、これも経営戦略会議の中で議論がされておったんですけれども、収支率を50%目指すというような議論がありましたけれども、先ほどの部長の御答弁も、結局そういうところを目指しておるというようなそういう数字なんですか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 先ほど来のとおり、目標につきましては、当然有料入場者数、人数で把握する場合と、それからやはり1年間での経費の当然損失になるわけですけれども、支出の分のほうが多くなっておりますので、その辺で判断する場合、あるいはまた収支率で判断する場合、いろんな状況があるかと思います。ここ近年を見ますと、やはり収支率につきましては30%台、よくても40%そこそこ、一昨年につきましては天候の関係もありまして47%ぐらいまで上がってはおりますけれども、それらの中でやはり大変厳しい条件に追い込まれておるというような事実でございますので、御理解いただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) そうしますと、一昨年47%、あとちょっとでもう収支率50%ということは、この目指した目標というのは50%を上回るようなそういう計画、目標ということになるんですか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 決して1万6,900人が、50%を目指すための数字ではないということは御理解いただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでもこの数字比較したら、経営戦略会議で収支率50%、これ平成22年の23回経営戦略会議、千葉市の事例では、公共施設の収支率の目標で50%クリアすることをガイドラインに示しており、参考としているというような議論があります。伊勢市の今回目標とするのは、こんな千葉市のような都市、人口が密集しておるようなところで目標としておるような、こういうことをクリアすることを参考として議論をされている。1万6,900人といったら、それをオーバーしてくるように思うんです。こういう点でも現実性がない。そういう目標設定ではないかというふうに、私言わざるを得ないと思います。この辺は、聞いていただいている市民にも判断していただきたいと思います。

 それから、こういうことも経営戦略会議では議論されていますね。機能面で考えると、御薗のB&Gプールはやすらぎ公園プールのかわりにはならない。代替案というか、伊勢市にはもう1つプールがありますというようなことを、今度のプールを、市民プール的な存在であるやすらぎ公園プールを廃止する理由として答弁でも言われたようなところあったように思うですけれども、これはどういう意味ですか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 御承知のように御薗のB&Gのプールにつきましては、やはりどちらかといいますとレジャープールじゃなくて、むしろ競泳といいますか、しっかり泳いでいただく形のプールではないかというふうに我々は理解しております。やすらぎ公園につきましては、流水プールがあり、またその中に小さいんですけれどもスライダー、滑り台のような形のものがあり、その真ん中に幼児のかたでも安心いただけるような浅いプールがある。それとあわせて競泳用のプールがある。3つという形で、これまで取り組んでまいりました。そういう形で、B&Gのものとは若干趣旨が違うんではないかなというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。そういう意味では、B&Gプールは有意義であるけれども、やすらぎ公園をなくしたかわりになるプールではあり得ないということを認めていただいたということではないかと思います。

 もう一つ、今回プール廃止に至った決断をされた理由として上げられた赤字が減らなかったということなんですけれども、どのような指標で判断されたのか、不明確だと思いますのでお示しください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 赤字が減らないといいますか、収支の改善が見られなかったというふうな表現をさせていただきますが、やはりこれまでも収入をふやすために、売り上げのほうにつきましては、特に22年、23年度につきましては、各幼稚園でありますとか保育所等を回らせていただいて、いろいろ御利用方法につきましてもお願いをしてまいりました。その際にも22年、23年につきましては、ぬりえのようなものをつくりまして、それをお配りしながらお持ちいただいた方につきましては、若干ではありますが粗品を進呈させていただくというような楽しみもさせていただくように努力をさせていただきました。また、当日のプールの運営につきましても、くじ引きでありますとかそういうものをしながら、やはり入場者の確保については努めたところでございます。

 一方、収支ということですので、支出の改善につきましては委託料がございます。その委託料につきましては、できる限り経費を減らすために、若干ではございますけれども、ご不便をおかけいたしましたが時間のほうも短縮させていただきました。その中で、委託料を削減したりということもありますし、それぞれやはり委託業者に対しましては御無理もお願いしたというところも若干ございます。そのような形で改善に努めてまいりました。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 議会の協議会に示された数字では700万円台で、収支額、差し引きがふえておると。去年とおととしの2年間と、その前の5年間と比べた金額を示して、逆に去年とおととしのほうがふえておるということで、収支の改善がないというような説明をされたと思うんです。そやけれども、実際は去年の経費の中には290万円の水道の、やすらぎ公園と霊園墓地と市営住宅と、三者が共同で使っている貯水槽へ持っていく水道管の漏水があるということで、それの工事の分が入っておるわけです。これもやすらぎ公園の維持運営経費に違いないんだけれども、経常経費としてかましたような計算をしておるわけです。それでふえたと言っても、これはちょっとまた基準が違うんじゃないかと。

 そういうふうに、この間の資料でも平成16年以降の伊勢市がやすらぎ公園プールを受け継いでから、以前の場合はこういう大規模改修費を抜いた計算で私たちにも資料を示して、この2年間については、そういうふうな改修経費を含まして、いわば水増ししたような格好で経費がかかっているというふうに、こういうやり方は非常にフェアではないと。正確なそういう判断基準を示していないと。こういうことも、市民が判断する上でも非常に正確な判断ができないということではないかと。非常にフェアなやり方じゃないというふうに思います。その辺について、ちょっと事実を示してください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) ただいま黒木議員のほうからお話がございましたように、22年度と23年度の経費についてでございますけれども、決してそのような見掛けの水増しというような形でしておるわけではございません。これまでの長年の経費を上げる基準と同じような形で上げさせていただいておりますことは御理解いただきたいと思います。

 290万円の水道の補修につきましても、当然、やすらぎ公園、高台にございます。あのエリアには、やすらぎ公園プールと、それから市営住宅、それとやすらぎ霊園、この3つの施設がございます。そちらのほうに上げております飲料用水の水道のほうに漏水が発見されたということで、それを補修するために3つの施設として均等に3分の1ずつさせていただいたというものでございます。これらの経費につきましても、これまでも同じように上げさせていただいておりますし、仮にその分を抜きましても、22年度と23年度はほぼ同額、530万円から540万円ぐらいのマイナスが発生しているということでございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) そういうことで、平均収支額、22、23は542万円のマイナスというのはそのとおりなんですが、水道代抜きますとね。逆に、平成17年から平成21年の市がサンプルとして取り出した前の5年と比較した数字は、596万円なんですよ、そういう計算をしますと。そうすると、逆に50万円ぐらい、以前の5年間よりも去年、おととしと努力してもらった収支は、50万円ぐらい赤字は減っておるというふうに判断してもええと思うんです。それはお認めになりますか。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 確かに、22年、23年につきましては、先ほども申しましたように、入場者の確保のために努力をさせていただきました。その成果もあらわれているというふうに理解しております。あわせまして、料金のほうの値上げも22年度させていただきました。大人の方、お子さんお1人につき100円という形で御無理をお願いさせていただきましたので、そのことも収支の改善にはつながっているというふうに理解いたしております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今、部長、収支の改善という言葉を使って説明していただきましたけれども、収支の改善があるんですよ、実際は。そういう点では、これまでの説明とは違う。10%近くの経費削減というのは、普通は評価されるべきことではないかというふうに思います。

 次に進みますけれども、老朽化した、これからまだ続けていくと大規模改修に多額の改修費用がかかるということも、脅しのように私たちには聞こえるわけですけれども、建物というのは当然老朽化するのはわかっていることです。しかも、やすらぎ公園プールは1979年、昭和54年6月に建設されて、建設後26年目であることを承知の上で、2003年、平成15年に、雇用能力開発機構から1万500円で伊勢市が譲り受けた施設です。なぜ、今になって老朽化に直面したことを問題にして市民にしわ寄せするのか。そういう建物を譲り受けた時点で、建物のライフサイクルみたいなものを考えて何で手を打たなかったのか。伊勢市が必要と判断したからこそ、この事業を引き継ごうとしたのだから、雇用能力開発機構から譲り受けるときに、長期修繕計画や計画改善の方針を持つべきであったのではないか。そのようなことをせずに唐突にこのような判断をすることは、市民にとっては納得いかない点です。この点について、市の考え方を聞かせてください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 御承知のように、このやすらぎ公園プールにつきましては、先ほど黒木議員おっしゃいましたように平成15年の4月に購入をしたものでございます。やはり購入するという際にも、その当時の旧伊勢市になりますが、議員の皆さん方から心配の声をいただいております。今後、そのような大規模修繕が必要となった場合にどうしていくんだということで質問もいただきまして、そのときに答弁をさせていただいておりますのが、その時代を見まして利用者のニーズ、市民のニーズ、それから必要な経費等総合的に判断をし、検討したいということを答弁させていただいたというふうに、私のほうも引き継ぎもいただいておりますので、現在もその時期が参りまして、やはりこれから数年の間には大きな金額が必要であろうということでございますので、その辺もあわせて総合的に判断させていただきたいという同じ答弁でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 伊勢市は、財政調整基金もどんどん合併後積み増してきて、今回はそれの調整のために、別の減債基金に振りかえてするぐらい、この間、基金というのはそういうときのために、やっぱり調整のためにあるものやと思うんですよ。将来何に使うかわからんことのために貯金をする、そういうことが基金の目的であってはならんと思います。やっぱりこういう市民が利用して必要な施設について手当てするためにも大いに利用すべきだというふうに思います、お金がないというのであれば。(「ようけ金はある。基金はようけある」と呼ぶ者あり)その通りです。

 次に、ここに私は、霊園公社の土地公園の販売促進のパンフレットをこれコピーして持ってまいりました。(資料を示す)こんな大きなものもありますね。これは今使っていないそうですけれども、こういうものを使ってやすらぎ公園の墓を売ってきたわけですね。副市長は理事長ですけど。これ見ますと、一番大きい、左方にやすらぎ公園で楽しく子供さんらが泳いでいる写真が写っていますけれども、こういうふうに墓の販売促進のために、やすらぎ公園というのは利用してきたわけです。ここでは、墓参を兼ねた家族連れの行楽に最適と。木々の緑との調和を考えた理想の公園墓所だということでプールの下に書いてありまして、一番上に施設のいろんな紹介をしてありますけれども、プール、25メートル8コースの大人用、80メートルの流水プールがある。スライダー、滑り台のついた子供用、チャプチャプ水遊びできる幼児用がありますということで、一番の押し出しのセールスポイントとしてやすらぎ公園というのは位置づけて、今でも毎年、大体平均して五十筆ぐらい販売があるそうですけれども、そういう格好で売ってきたわけです。小さいほうのパンフレット、もう1種類新しいのがあるみたいですけれども、これにもきっちりと、夏期はやすらぎ公園内のプール施設も御利用いただけますと記述がされています。

 いずれにしましても、プール施設を相当な位置づけで、セールスポイントとして位置づけた内容となっています。伊勢市の墓地政策として重要な役割を担っているやすらぎ公園墓地を購入した方々にとっても、説明がなされていないように思います。この点についてはどのようにお考えでしょうか。



○議長(西山則夫君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) 霊園のことでございますので、私のほうから御答弁させていただきます。

 確かに、当初墓地の販売するに当たりまして、当初の段階では、プールをある意味誘致をしてきたというようないきさつも、これは私も伺っておりますけれども、基本的には墓地を販売するというのがまず原則でございまして、プールがあるから墓地をということには多分ならないと、私は理解をさせていただいております。例えば、最近よく広告のチラシを見ますと、宅地造成とかそういうのがございます。例えば、駅まで徒歩何分とか、あるいはスーパー徒歩何分とか、そういうのがございますけれども、それと同じようなものだというふうな理解をさせていただいてございます。

 ただ、現在もそういうパンフレットで御案内をさせていただいてございますので、この結論が出た段階で、きちっと墓地使用者の皆様方にも御案内をさせていただきたいと、このように思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 一般の商売にいろいろ利用するというのと同レベルでおっしゃったように思いますけれども、伊勢市は、かつて緑が丘団地の住民から訴えられたことがありますよね。あのときに問題になったのは、これは何十年も前ですよ、あそこの団地を買われたのも。そやけれども、買ったときのパンフレットには、住宅内の道路は自己完結型になっていると。それを一部切り欠きをつくって外から入ってくるようにしたというのは、これは約束違反だというてそういう話もあったわけですから、こういう形で売ってきたということを道義的には大事にするべきだというふうに私は思います。

 最後にします。今回の措置で一番影響を受けるのは子供ではないでしょうか。子どもの権利条約、日本も1994年に批准をしております。この中では、政策の論議、法律の制定や改正、行政上の決定、その他子供に影響を与える計画を立てたり実施したりする際には、条約の一般原則を反映させるようにということが強く勧告されております、日本も。条約の一般原則とは、子供にとっての最善の利益、子供の意見の尊重と参加する権利などが含まれております。

 具体的には、利用可能な手段の最大限の範囲内で、とられた児童の経済的、社会的、文化的権利を実現するための措置、予算決定における児童の最善の利益への配慮、考慮、地方自治体においても、予算決定においては子供の最善の利益に対する配慮が必要であり、子供の最善の利益の視点に立った予算配分がなされるべきである。

 存続を決断したときには、子供の笑顔を大切にすると表明し、廃止するときには説明が十分ではないとされるならば、子供が伊勢の行政に対してどういうふうに思って育つだろうか、今後に大きな問題を残す施策にならざるを得ないということを指摘して、私の質問とさせていただきます。



○議長(西山則夫君) 以上で、発言通告のありました質疑は終わりました。これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第2号外11件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、13名の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、審査を付託し、審査を願い、本会議会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 お諮りいたします。

 ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、1番、野崎議員、2番、吉井議員、3番、世古議員、6番、福井議員、13番、長田議員、16番、上田議員、17番、中川議員、19番、杉村議員、21番、工村議員、23番、佐之井議員、24番、宿議員、27番、中村議員、28番、中山議員、以上13名を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、ただいま指名いたしました13名を予算特別委員会委員に選任することに決定いたしました。

 会議の途中でありますが、午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午後0時01分



△再開 午後0時59分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△議案第14号外11件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第2、「議案第14号平成23年度伊勢市一般会計補正予算(第5号)外11件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 発言通告が参っておりますので、許可いたします。

 8番、吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) 議長のお許しをいただきましたので、上程されております「議案第22号平成23年度伊勢市病院事業会計補正予算(第2号)」について質疑をさせていただきます。

 まず初めに、病院事業をやめてしまえとか、病院を再建団体にしてしまえとかいう気持ちで質疑するわけではありませんので、安心をして質疑を受けていただきたいと思います。

 それでは、質問いたします。

 市立伊勢総合病院の経営については、ここ最近は赤字続きのことは御承知のとおりで、約10年前の平成12年度は、入院患者14万3,000人、外来患者29万5,000人、一般会計からの繰り入れ3億5,000万円を含む事業収益は81億8,900万円、総支出は78億4,800万円で、3億4,000万円の黒字決算でありました。その後、診療報酬のマイナス改定、臨床研修制度の改定や一次救急、二次救急のすみ分け、医師不足などの影響で経営は徐々に悪化、その後、一時借り入れを繰り返し年度内に返すこともできず、平成17年度以降ずっと赤字で現在に至っております。

 赤字が5億8,000万円になった平成20年度に改革プランを策定し、21年度からは病床数を97床縮小して再編成を行い、給食の外部委託やその他の経費縮減に努める一方、繰入金の増額見直しなども行って、平成22年度は1億6,000万円の赤字で終えたものの、平成23年度はさらに救急当番の減少などで、医業費用が約54億9,000円、医業収益は45億6,000万円、約9億円近い赤字となり、健診事業の利益、また一般会計の補助金を入れて、全体で4億1,800万円の赤字になると見込まれております。

 平成23年度は、入院患者6万8,000人、外来患者13万7,000人の見込みとなると、年度当初の予定をさらに下回る予想となっており、10年前と比較すると約半分以下となり、この数字からも経営が大変厳しいことは言うまでもなく、ちょっとやそっとのことで黒字になる状況ではないのが現状です。

 今回、平成23年度の補正予算として、10億3,000万円の補助金を一般会計から入れてほしいということになっていますが、説明によると資金不足改善のための補助金とあります。昨年度も最終補正で1億5,000万円の追加投入を行いましたが、今年度における補正予算は大変大きな金額でありますので、いろいろ聞かせていただきたいと存じます。

 まず、10億3,000万円の根拠についてお聞かせください。

 次に、必要な理由についてお聞かせください。

 次に、今回補助金を投入しなければどうなるのかお聞かせください。

 次に、資金不足改善のために10億円もの公的資金を投入してくれということですが、経営責任についてどのように考えているのかお聞かせください。

 最後に、平成23年度の経営状況と今後の見通しについてどのようにお考えかお聞かせください。

 答弁のいかんによりましては再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) それでは、吉岡議員の御質問にお答えいたします。

 初めに、他会計補助金10億3,000万円の補正予算計上の根拠及び理由につきまして、あわせてお答えさせていただきます。

 現在、不良債務を抱えている状況で、日々の資金繰りにおきましては、一時借入金による措置をしているところでありますことから、平成22年度末におきます不良債務額約10億2,238万円を解消するため、一般会計と協議を行い、財政支援をいただくものでございます。

 一般会計からの繰り入れにつきましては、地方公営企業法に規定されております経費負担の原則では、経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費、また地方公営企業上、能率的な経営を行っても、なおその経営に伴う収支のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費については、一般会計等が負担することになっております。

 病院事業に対する一般会計からの繰入金につきましては、現在の市立伊勢総合病院を開院した昭和54年以降、経営が安定している時期、不良債務を抱え経営状態が思わしくない時期にかかわらず、市の財政状況の許される範囲の中で、毎年度一定額の繰り入れが行われてきた経緯がございます。昭和54年以降の実繰入額と基準額を比較しますと、実繰入額の不足金は、平成22年度末累計でおおむね17億円の試算となっており、経営改善により収支を安定させることが第一ではありますけれども、現在の不良債務の増加の一因であるというふうに考えております。

 次に、補助金を投入しなければどうなるかの御質問でございますが、資金繰りがさらに厳しくなり、一時借入金の増加が必要になります。また資金不足比率においては20%を上回ることが見込まれ、地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、経営健全化計画の策定が求められることになります。

 なお、今後、新病院の建設を進めていく上で起債が重要な財源となってくることから、不良債務を減少させることにより、借り入れ可能な状況への準備についても進めていく必要があるものでございます。

 次に、経営責任をどのように考えていくのかということでございますが、現在の伊勢総合病院は、経営的にも、また病院の機能におきましても大変厳しい状況であると思っております。その主な原因は、医師数の減少にあると考えております。診療収入の約70%は、内科、外科、整形外科で占められており、外科、整形の医師の数は大きく変わっておりませんが、内科の医師数が減少しております。早い時期から内科医師の確保には努力してまいりましたけれども、努力が報いられることはほとんどなく、現在の状況に至っております。これにつきましては、ひとえに私の力不足であり、皆さんに御心配をかけ、まことに申しわけないというふうに思っております。

 医師確保以外につきましては、患者さんへの接遇の改善、医師の診療科を超えた療養病棟の運営、当院のスタッフで獲得可能な診療加算の確保、給食の外部委託、未収金対策など、改善できる部分につきましては努力してきたものと思っております。

 次に、平成23年度の経営状況と今後の見通しでございますが、平成23年度補正予算(第2号)及び平成24年度予算をお認めいただきましたならば、平成23年度末で不良債務が3億1,492万7,000円、不良債務比率が6.6%、一時借入金が6億円となり、平成24年度末では不良債務が6億8,992万3,000円、不良債務比率が14.1%、一時借入金が11億円となる見込みでございます。

 なお、医師の確保の見通しにつきましては、本年4月から月2回、透析の嘱託医が1名、また5月より念願でありました療養病棟の専任医師が1名来ていただけることになり、平成23年2月より常勤医師2名による眼科の再開もあり、ようやくこれまでの努力が実を結び始めようとしているところでもございます。

 今後につきましても、不良債務が増加する見込みの予算編成となっており、大変厳しい状況でございますが、伊勢志摩地域の医療を守るため、さらなる医師の確保や早い時期での回復期リハビリテーション病棟の設置を行うとともに、一層の経費削減に努め、経営改善に努力していく所存でありますので、御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。以上、吉岡議員の御質問にお答えいたしました。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) 病院長、御答弁ありがとうございました。

 10億3,000万円の根拠、また必要な理由につきましては、今、御答弁いただきましたことでわかりましたので、再質問は省略させていただきます。

 今、答弁の中で、約17億円ほど、平成22年度の累計で伊勢病院としては繰り入れをしてもらう金額はまだ入っていなかったというか、そういったお答えをいただいたわけですけれども、少し情報戦略局長に聞かせていただきたいと思いますが、この17億円ほど伊勢病院としては、これまで平成16年以前はすべてではありませんが、ほぼ黒字経営でやっておられましたので、17億円程度ほど、この繰り入れをもらっていなかったと。合併当時、建設経費等も全然そのまま累積のまま残っておったんですというふうなことも一部聞かせていただいたこともあったんですけれども、この金額について病院としてはもらうべきものが入っていなかったんじゃないかという見解かと思いますが、当局としてはどのようなお考えでしょうか。



○議長(西山則夫君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) ただいまの17億円の繰り入れ不足に対しての見解でございます。

 先ほど病院事業管理者の答弁にございましたように、54年以降の部分を改めて今病院のことが取りざたされてから、2年ほど前から、病院のほうと過去にさかのぼって病院の繰り出しの基準、これは繰り出しの基準というのは総務省等々から示されておりますけれども、あくまで考え方を述べられておりますので、その中でお互いが納得できる範囲として繰り出しの基準というのを、私どもの財政当局、それと病院の経理担当と調整しまして、ここはこういう考え方でやるべきだったんだろうなということを調整した上で、数字を置き直した時に24億円ぐらいまで平成21年度当時だったと思いますので、積み上がったというふうに記憶をいたしております。

 ただ、最近につきましては、その繰り出しの基準よりも、5億5,000万の定額の部分については上回っている部分があって、それがその結果として今17億円ぐらいになっているという状況でございますので、今、私どもが病院と市長部局といいますか、一般会計のほうで一定のルールとして考えている上では、17億円程度繰り出し不足になっておったのであろうというふうな、そういう感覚で考えております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) わかりました。丁寧に説明していっていただきましてありがとうございました。

 現在、今年度も約5億5,000万円を収益のほうに投入しておりますけれども、昨年は6億円、以前は3億5,000万円で一定していた部分、またそれ以前については、3億円程度の一般会計からの繰り入れだったかと記憶しておりますけれども、やはりそれが多少そういう意味ではまだ残っている部分もあるのかなとは思いますけれども、現在の状況においては、5億5,000万円入れているというふうな状況の中で、まだ赤字経営が続いているという状況だと思います。

 次に、ちょっと先に4番目の経営責任についてというところにつきまして再質問をさせていただきたいと思いますが、先ほど病院長のほうからは、いろいろ努力をしていただきましたけれども力不足であったということでおっしゃっていただきましたけれども、病院長、事業管理者の一人のせいにするつもりはございません。確かに、院内であったりまた院外で医者の確保に努力していただいたことは大変ありがたい話しだったと思いますし、現在、眼科医、また透析、療養病棟、いろいろと芽が出てきておるということについては、病院長の実績であるというふうに思っております。

 市長も東京等へ足を運んでいただきまして、また南伊勢の柔道の三浦先生の関係のグループの皆さんともこういったことについては、努力をしていただいたことに本当に感謝しておりますけれども、なかなか成果につながっていないというところがまだあろうかと思います。市長は、この経営責任についてどのようにお考えかお聞かせを願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) ただいまの吉岡議員から再度の御質問をいただきました。

 これまで、伊勢市立総合病院につきましては、非常に困難な時代に入っておりました。一つに、今の現状の市立総合病院の状況を考えますと、三重苦があったのではないかというふうに考えております。一つに、先ほども申し上げました通常の繰入額の不足による財政難のこと、もう一つが医師不足のこと、そしてもう一つが老朽化、耐震不足、こういった三重苦が伊勢市立総合病院にかぶさっておりました。

 全国の公立病院の状況を見ましても、これほど非常に苦しい状況を抱えている病院というのは非常に数少ないことがわかりました。特に、一つに耐震の問題につきましては、非常に耐震補強ということも実は検討していたこともありましたけれども、補強せなあかん部所の多さというのが、けた違いの状況がございました。そういったこともございますけれども、やはり経営を安定化させていくためには、何よりも医師の方に来ていただいて、診療をしていただく環境を整えていく、これが一番だというふうに考えております。これにつきましては、やはりこれからの新病院に向けて、例えば勤務医の方々の労働環境の改善。例えば今の働いていただいている時間のことや、例えば医療訴訟がこれまで日本全国でふえてきたことや、こういったことに対するサポート面の補強というのも必要だというふうに考えております。

 これから、経営の安定化はもちろんのことですけれども、やはり市民の方々、そして伊勢市民病院は、市外の鳥羽、志摩、度会の住民の方々もたくさん受診をしていただいておりまして、約40%が市外の患者様という状況になっております。市民の方、そして市外の近隣の住民の方々、そして観光客の方々も安心して受診をしていただけるような地域医療の体制を確保していきたいと思っております。経営の安定化と医療の質を維持、向上させていくために、今後も事業管理者と連携をして、地域医療の確保を進めていきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) 御答弁ありがとうございました。よくわかりました。

 次に、監査委員さんに少しお聞かせをいただきたいと思いますが、これまで病院の経営については、常に決算のほうでいろいろと御指摘をいただいてきましたけれども、今回こういう形で不良債務を解消することになろうかと思います。御提案がされております。監査委員さんは予算を決める立場ではございませんけれども、こういう不良債務の解消の仕方につきまして、監査委員さんの御意見を拝聴したいと思います。



○議長(西山則夫君) 監査委員。



◎監査委員(鈴木一博君) ただいまの吉岡議員の御質問にお答えいたします。

 近年、病院の一時借入金の額は膨れる一方で、監査委員としても非常に憂慮をしておったところでございます。本来、一時借入金というのは、当年度中に返済するというのが原則でございますが、診療収入の減少から経営努力の中では吸収し切れず、返済がかないませんでした。一時借り入れを繰り返して継続してきたということにつきましては、やむを得なかったこととは考えますけれども、やはり好ましいことではなかったというふうに認識をしております。

 今回、全額ではないにしても、一部それが解消されるということで、病院の財政の健全化ということには大きく資するものというふうに考えております。ただ、今回の繰り入れをしたとしましても、まだ6億円残るということで、これにつきましても今後は計画的に解消されるということでお願いをしたいというふうに考えます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) 御答弁ありがとうございました。

 最後に、計画的にということで、そういうところら辺につきまして少し再質問をいたしたいと思いますけれども、まず、この補助金を投入しなければ、先ほど御答弁いただいたように、資金不足比率が20%を超える、いわゆる再建団体になってしまうということであります。経営健全化計画の策定が義務化されまして、病院としては恐らく存続の危機に陥ることは予測できるところでございます。

 先日、インターネットで調べておりましたら、青森県の北部上北広域事務組合というところの公立野辺地病院というところが、平成21年度不良債務が26.6%となりまして、この経営健全化計画を立てられたのが、探しておりましたらインターネットで出てまいりました。この内容をざっと見させていただいたんですけれども、本当に大変なことになるというふうに感じて読ませていただきました。参考にはなろうかと思いますので、ぜひ一度手に入れていただけたらとは思いますけれども、なければ差し上げたいと思います。

 その中で、新たな借金もできないことになるし、新病院も夢物語となってしまうということで、今回そういったものについての準備でもあろうかとは思いますが、今、御答弁の中にもありましたように、この資金を投入しても6億円の一時借入金が残る。また来年度におきましては、11億円の一時借入金が残り、不良債務比率は14%までまた上がってしまうということでございます。

 23年度、この一般会計が若干余裕があろうかというところから、資金を今回こういう形で回すことができるとは思いますが、3年後、4年後近くには、また同じようなことを繰り返さざるを得ない状況ではなかろうかと思います。改革プランどおりに進んでおれば、今ごろ黒字経営となって徐々に累積赤字も解消していくことになっておりましたけれども、この計画からはなかなかうまく進まなかったというのが現状でありまして、新たな新病院につきましては、この4月から始まる計画策定委員会に検討していただくとしても、それまで四、五年はかかるわけでございますので、その間の経営につきましては、監査委員の御指摘のありましたように、ある程度の計画性を持って経営していかなければいけないんではないかと考えております。

 今回、こういった不良債務解消のため10億円入れてくださいということでありますけれども、私どももどういった努力をしていきますからというものが、またそういった計画等があってよいのではないかと思いますが、資金計画、また改善計画、そういったものの必要性については、病院はどのようにお考えかお聞かせいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) それでは、お答えいたします。

 まず、非常に改革プランどおりになかなかうまくいかないというところの一番大きな原因が医師の減少にあるというふうに考えておりますので、やはり医師の確保というのが一番まずは大切だというふうに思います。これまで努力していなかったわけではありませんけれども、やはり医師の確保の努力、特に内科の医師の確保ということにより、これまで以上に努力をしていかなくてはならないということが一つでございます。

 それから、回復期のリハビリテーション病棟は、現在この伊勢志摩サブ医療圏に存在いたしませんし、その必要性というのは非常に市民の方々から要望されているところでございます。当初は、新病院を建設するときに、回復期リハ病棟を併設するというふうな計画を持っていたわけですけれども、経営改善の目的も含めてそれを前倒しにして、できれば平成25年にそれをスタートさせたいというふうに考えております。

 それから、医師の人事評価制度、これも必要だというふうに考えておりますし、医師の確保、それから医師をとどめるという意味でも、やはり医師の働きによって評価をしていくということは大切かなというふうに思いますので、そういう評価制度の導入ということも考えていかねばならんというふうに考えております。

 それから、これもこれまでやってきたことですけれども、さらに推し進めるということについては、やはり施設基準の確保、要するに今いるスタッフでとれる施設基準というのがありまして、これはとれるものはとっているわけですけれども、さらにとれるように新たなものをとって、そして診療単価を上げていくといいますか、1人当たりの患者さんの診療の単価を上げていくと、こういうことも非常に大切かと思いますので、その辺はやっていけることですので、そういうふうなところから今後やっていかなくていかんというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) ありがとうございました。

 病院のほうがそういった努力もしながら、多少の補助金の投入というのは若干必要なのかもしれませんけれども、しっかりとした経営というものをお願いしたいというふうに思います。

 今回の補正におきましても、健診の患者数は1万2,000人を超えてくるという数字に予想されておりますけれども、私ずっと過去10年ちょっと見ておりますと、この1万2,000人を超えてくるというのは初めてではないかなと。過去最高ではないかなと思うんですけれども、やはりそういった部門では、健診事業は約1億円程度の黒字も見込まれますから、こういったものも取り組みもしていただきながら、先ほど病院長、新しく回復リハにこの地域ではないところを取り組んでいくということでお話しいただきましたけれども、そういった地域ニーズにこたえていけば、必ず再生できるものと私は思っておりますけれども、病院長のお考えをもう少しお聞かせいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) おっしゃるとおりであると思います。地域のニーズにこたえていくというのは非常に大切だというふうに思います。

 私どもとしましては、やはり現在の地域のニーズというか、私どもの病院に伊勢志摩サブ医療圏の人たちが期待してくれているニーズといいますと、一つは先ほど吉岡議員がおっしゃいました健診事業もそうであろうと思います。それから、もう一つは、回復期リハのような急性期を越えたその後、高度のリハビリをして、できるだけ多くの人たちが在宅に戻っていただける、家によい状態で戻っていただける、そういうことをするということだろうと。それから、もう一つは、やはり急性期の医療であろうというふうに思っております。ですから、この3つを1つの柱にして、今後、市立伊勢総合病院をぜひ頑張らせていただきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) ありがとうございました。ぜひそういう形で進めていただけたらというふうに思っております。

 もう一つお尋ねをいたしますが、現在の経営状況について、余り市民の皆さんにこういったことでということでお話をさせていただいても、なかなか詳しいことはほとんどの方が知らない状況で、特に財務諸表等、議員には配られますからある程度見せていただいたりもしますし、資金不足比率については新聞でも公表されていたかと思いますので、若干そういう状況なのかなというふうに感じていただいておる方もおるかとは思いますけれども、議会だよりにも決算の報告であったり、表の隅っこのほうであったり、それほど大きな記載がなされていないのが現状かと思います。ホームページもいろいろ見せていただいておったりもするんですけれども、特に診療科とか、看護師募集、医師募集というのは出していただいておるんですけれども、やはり市民の皆さん、また地域の皆さんにこういった経営なんですよということも知っていただくことも必要ではないかなと思います。そういうホームページであったり広報であったり、私たちの今の経営状況はこんなんなんですということを知らせていくことも必要ではなかろうかと思いますが、病院のお考えはいかがでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事務部長。



◎病院事務部長(中川芳明君) 今まで伊勢病院のホームページにおきましては、議員仰せのとおり、収支状況、また経営状況に関する情報については掲載しておりません。先ほども申されました診療情報なり、健診センターの情報であったりとか、医師、看護師の募集、そういった案内をさせていただいておりますが、それに加えまして、今後は最も経営状況に対することが重要かと考えております。

 まずは決算ということで、22年度の決算状況について、早い時期、早々にでもお示しをさせていただきたいと考えております。また、この23年度の補正予算なり、24年度の当初予算につきまして、議会でお認めをいただきましたならば、4月の早い時期にでもホームページに掲載し、またわかりやすく市民の方々に知っていただきたいというように考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 吉岡議員。



◆8番(吉岡勝裕君) ありがとうございました。そういったことも大事だと思いますので、ぜひお願いしたいというふうに思います。

 最後に、私は昨年6月、先生にも診ていただきましたけれども、扁桃腺がよくはれるということで1週間ほど入院をしたんですけれども、山田赤十字病院のほうに入院をさせていただきました。紹介状が日赤だったものですから、そのまま日赤で診てもらったわけなんですけれども、収益確保のために伊勢病院にしてくれと頼んだほうがよかったのかなと少し反省をしておりますけれども、やはり自治体病院というものは地域に支えてもらわなければやっていけないというふうに感じておりますし、今回もいろいろと勉強をさせていただいたと思っております。また、この点につきましては、教育民生委員会等でも御議論していきたいと思いますので、また考えていきたいと思います。

 これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) 以上で、発言通告のありました質疑は終わりました。

 これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第14号外11件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、関係常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第26号外16件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第3、「議案第26号伊勢市行政組織条例等の一部改正について外16件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 発言通告が参っておりますので、許可いたします。

 28番、中山議員。



◆28番(中山裕司君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、ただいま上程をいたしております「議案第38号伊勢市やすらぎ公園プール条例の廃止について」を御質問申し上げたい、このように思うわけであります。

 その前にちょっとお尋ねいたしておきたいんですが、本来的には、今回、24年度当初予算で、プールの施設解体費が計上化されておるわけでありますけれども、私はやっぱり先にこの伊勢市やすらぎ公園プール条例の廃止というのが審議されて、そしてその上で解体の議案が出てくるということが正当な議案の提出の仕方ではないかなとこのように思いますので、この点はちょっと質問の通告には入っておりませんけれども、尋ねておきたいと思います。

 そこで、私は、今までやすらぎ公園プールについて一度も言及をしてこなかったわけでございますが、なぜ言及しなかったか。これは最終的には廃止に至らないと確信をいたしておったからであります。なぜ廃止に至ったのか、非常に疑問に思いますので、以下、私なりに疑問に思うことを率直にお尋ねいたしたい。

 いろんな廃止に至った経過というのは、物理的な経過じゃなくして内面的な廃止に至った経緯がありまして、これは、私は今回のやすらぎ公園プールの条例廃止、これの大きな要因は行革によることが起因しておるのではないかとこのように思いますので、一体、行政改革とはいかなるものなのか、いかようなものなのかということを基本的にお尋ねをいたしたいと思います。

 当市において、平成19年12月策定の公の施設の統廃合に係る基準により廃止の方針が決定されたと聞かされておるわけであります。そのとき、やすらぎ公園プールについて基本的な考え方、認識がきちっとされた上での議論であったのかどうか、そしてその中から廃止ということが決定されたのかどうか、これをまずお尋ねをいたしたいと思います。

 そして、この公の施設の統廃合、これはちょうど平成18年から平成21年度にかけて、第一次行財政改革において、公の施設の見直しについてということで取り組んでこられたということであります。

 しかし、時を同じくして、市政は海上アクセス問題で非常に混乱をし、アクセス事業の破綻というのがその時点で決定的となったと。この市民に与えた大きな損失ははかり知れないということは、もうそのときに数字として出てきておったわけであります。まさか一連の行革という名のもとに、これらの補てんの一部にでもしたいという思いで、汗をかきながら見直し作業をしておったんではないか、このような疑問すら沸いてくるわけであります。

 そこで、最も大事なことにつきましてお尋ねいたしたい。

 この鈴木市政が誕生して2年有余が経過をいたすわけであります。あなたは、この市長選挙に立候補いたすに当たりまして、非常に選挙準備期間がなかった。このことはあなた自身が一番よくわかっていたと思います。そういうことで、あなた自身が、大事なところですから、あなた自身が本当に有権者、市民に自分のいわゆる政策、マニフェスト、公約、これらを具体的に有権者に提示をして、そして審判を仰いだものではなかったと、私はこのように認識をいたしておるわけです。つまり、今回の市長選挙は、海上アクセス是か非かということの1点に絞られて選挙戦が展開されたと。ある意味においては、あなたの政策がなかった。このように認識をいたしておるわけでございまして、だとするならば、あなたはこの4年間、一体何を行うのかと。私は白いキャンバスに色という色を塗ったりいろんなことをしながら絵を描いていく。つまり、施策の積み重ね、そのことが4年後に選挙で市民の審判を、皆さん方にこれだけの実績を鈴木市政はつくってまいりましたよということの審判を仰ぐと。

 だから、今回はちょっと選挙の形態が私から見たら違っておる、このように思うわけでありまして、あなた自身が本当にこれをやりたい、あれをやりたいという思い、そのことが具体的に施策として積み重ねられていく。これが私は政策というか、あなたの考え方の一貫性でなきゃならん、それがまさしく当選をしてきて、先ほどから言っているように、公の施設の見直しをいたして、やすらぎ公園プールは不必要だと取りやめなさいよと、もう必要ないということであったけれども、あなたはこれはいろいろと先ほどから言われているように、子供の笑い顔、そして子供に対する思いやり、そして多くの市民の期待にこたえていきたいと、こういう願い。プールというものはいろんな点での派生的効果が、私はたくさんあると思う。だから、そういう思いをあなた自身が、具体的に自分が具現化していきたい、こういう思いではなかったのか。

 ここに持ってきておりますけれども、平成21年6月8日から始まりました産業建設委員協議会、ずっと最近までの議事録を全部一読いたしました。随分あなたにとっては大変な時期であって、痛めつけられたなという感じはいたします。しかしながら、あなたはどうしても自分の気持ちを、先ほど申し上げましたように、自分の政治家として、市長として伊勢市のリーダーとしてやっていきたいという強い気持ちが、多くの反対者がおったけれども多くの賛成者に変えていったと、これが政治なんですよと私は思う。だから、二転三転してはだめなんです。あなたに徹底的に反対する勢力があっても、あなたはきちっと市民の皆さん方の方向に目を向けなければならん。議員のほうに向けていてはだめなんですよ。市民の皆さんのほうに目を向けていかなければならん。そのことが私は非常に大切であり、重要ではないかと。残されたあと1年余の市政運営の中で、あなたの実績をどんどん積み上げていかなきゃならん、このように思うわけであります。

 そういうことで、ここにいろいろと御質問を申し上げたいことがありますけれども、この場からの質問はこの程度にいたしておきまして、また答弁いかんによりましては、再度御質問申し上げたい。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、中山議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、条例の廃止と解体についての議案の順序についてお答えをさせていただきますけれども、ここはさまざまな状況、パターンがあると思いますけれども、基本的には条例とその裏づけとなる予算がある場合には、同時期の提出が望ましいものと考えております。ただ、今回のやすらぎ公園プールの場合につきましては、廃止と代替措置、こちらの決定が本年となっているからというのも理由の一つにございます。

 それでは、次の答弁にお答えさせていただきたいと思います。

 伊勢市やすらぎ公園プールを廃止するに至った経緯、廃止と行財政改革の関係についてでございますけれども、伊勢市やすらぎ公園プールにつきましては、これまで勤労者並びに市民の健康の増進及び体力の向上を図り、福祉の増進に寄与するための施設として運営をしてまいりました。しかしながら、設置当時と比べ、近隣に同種の施設がふえたこと、利用者数が減少する中で、施設の老朽化により維持管理経費が増大傾向にあったことから、平成19年12月に策定をした公の施設の統廃合に係る基準、施設の見直しガイドラインに照らし合わせ検討し、廃止の方向性としたものでございます。

 また、行財政改革の考え方でございますが、行財政改革は、行財政運営において最少の経費で最大の効果を発揮させ、市民福祉の向上を図ろうとするものであると認識をしております。人口減少、少子高齢化が全国よりも早いペースで進み、将来の財政状況の見通しが厳しい当市にとって、持続可能な自治体を目指すため、行財政改革は進めていく必要があると考えております。

 この考え方を基本としまして、平成18年度から平成21年度にかけて第一次行財政改革において公の施設の見直しについて取り組みました。ここでは、公の施設の統廃合に係る基準、施設の見直しガイドラインを作成するとともに、既存施設の状況の確認を行い、統廃合の計画の検討を行ったところでございます。

 また、議員仰せのとおり、公共施設はそれぞれが市民の一定程度の需要を満たすとともに、市民福祉の向上を図るために必要なものであるということは十分認識しております。しかしその一方で、その建築年や構造等によって、この先順次更新が必要となってまいります。市が設置をしております公共施設と呼ばれるものは300ほどございますが、これらすべてを更新することによる財政負担は莫大なものとなります。社会保障費等の負担が増加の一途をたどる現状で、公共施設全体のあり方についての議論は避けて通れないと考えております。ただ、第二次行財政改革の大きな目標は市民満足度の向上でありますことから、削減ありきではなく、最終的に市民の皆さんがこの町に住んでよかったと思っていただけるような行政運営をしていきたいと考えております。また、公共施設のあり方を検討していく上においては、議会の皆様にも御相談申し上げながら慎重に進めていかなければならないと考えております。

 伊勢市やすらぎ公園プールにつきましては、平成21年6月の産業建設委員協議会において廃止の方針を御報告し、議会の皆様方から御意見をいただきました。また、市民団体の皆さんからは、プールの存続を願う要望書が提出されました。私自身、平成21年度の利用状況を見たときに、市民サービスの観点、特に子供たちに親しまれているこの施設をこのままなくしてしまうには検証が十分ではない、こういった思いがありまして、公の施設の統廃合に係る基準では廃止が妥当との判断によることは十分に承知をした上で運営を継続し、平成22年度及び平成23年度の2カ年において、継続できる手法等について検証してきたところでございます。しかしながら、平成23年度の運営結果につきましては目標数値に遠く及ばず、先般、廃止という苦渋の決断をいたしました。

 そこで、代替措置としまして、伊勢かぐらばリゾート千の杜のプールで市民の皆さんが泳いでいただく場合、平成24年度に限り、通常の利用料金、中学生以上800円、小学生以下400円をやすらぎ公園プールと同額の中学生以上400円、小学生以下300円で御利用いただくことで、夏の間の親子の触れ合いの場を提供していきたい旨、さきの産業建設委員協議会でお示しをさせていただきました。

 やすらぎ公園プールは勤労者のためのプールであるとともに、市民プールとしての役割を果たしてまいりました。廃止の方向性につきましては、庁内においても、平成21年度から慎重に検討してきており、その後の運営改善のためのさまざまな手法や利用料金、目標設定のあり方のほか、平成23年度の結果により廃止を決定するに至るまでには、数多くの協議を重ねてきたところでございます。なお、この代替措置につきましては、市民プールが必要であるとの考え方に基づくものではなく、あくまでも市民の皆さんからの期待に少しでもおこたえできればとの思いに端を発したものでございますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。

 次に、政策の一貫性についてですが、平成22年2月の産業建設委員協議会において、やすらぎ公園プールの廃止の方針を改めた以降の件につきましては、さきに申し上げましたとおりでございます。その中で終始一貫して市民の皆さんのために守るべきサービスは守る、しかし、そのための最善の努力をした中でも、安定的、継続的にサービス提供が難しいサービスについては、将来にわたって禍根を残さないよう、たとえ苦渋の決断であっても廃止について決断をしていく、こういった姿勢をお示しさせていただいてまいりましたので、御理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。

 以上、中山議員からの御質問にお答えをしました。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) そんな一般論としての答弁は、やっぱり満足しないですよ、市長。いいです。御質問申し上げましょう。

 私は、行革を決して否定するものではないですよ。今申されたように、むしろ私は積極的な行革をやるべきだと。ただ、ここにおる人なんかはね、行革を美徳と考えている、これは大きな基本的な間違いなんです。私はやっぱり伊勢市のおけるところの行革は、これは私は仕分けという言葉は嫌いなんだけども、もっと無駄を省かなければならんというのはたくさんありますよ。

 これは先ほど市長の答弁の中にあったけれども、本当にそういうことが今回、やすらぎ公園プールの公の施設の見直しの中で、先ほども質問した中で、本当にそういう内容的なこと、こういうことはきちっと議論をされたかどうか。やはりプールとしての当市における必要性、そういう行革で何でも切り捨ててくる。これは一番行革を美徳とする、温かみのない、血の通わない行政というのはそこにあると思います。それが今回こういう形で出てきた。あなたは一時、先ほど申し上げたように、そういう気持ちがありながらそういうふうなことで妥協していく。これは、後でまたもっと具体的に申し上げます。だから、行革というものを私はこのときにどういうような本当にもっと生々しいこの今の議論をされたと思うんですよ。



○議長(西山則夫君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) 私も、実は平成13年9月から21年3月いっぱいまで、行革担当課長もしくは担当部長をさせていただいておりまして、合併前の三次行革のときから行革は推進をさせていただいてまいりました。基本的な行革の目的といいますのは、行革はあくまでも手段でありまして、目的ではございませんでして、不必要なものを削って、そのお金によって新しいまちづくりをしていく、そういう方向で取り組んできたつもりでおります。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) それは、先ほどの市長答弁の中に、行革で、これはどこにでも書いてあるじゃないですか、そこら辺の本屋で買うたらこう書いてあるわ。行革は一体何やと。先ほどのあらゆる中で、行財政運営において最少の経費で最大の効果をあげます、行革とはこれですよというのが手本のように書かれておる。これは当たり前のことですよ。

 しかしながら、今、伊勢市におけるところのそういうような、先ほど私が申し上げた、あなたたちは本当にそういう300もある施設、公の施設があると言った。そういうものを本当に今の話だと精査したんですか。



○議長(西山則夫君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) これにつきましては、まず公の施設については、これは住民福祉の向上のためにあるものでございまして、それぞれの目的によって設置がされているものでございますけれども、先ほど申し上げましたように、今、伊勢市には300近い施設がございます。合併もされました。同種の施設も出てまいりました。そういった中で、その施設が更新時期を迎えたときには、その施設をどうしていくんだというところについては十分協議をしてその方向性を出していかないかんというところの中で、公の施設に関するガイドライン、こういうものをつくらせていただいて、その基準に当てはめながら検討させていただく。

 それから、ちなみにプールにつきましては、平成21年5月21日でございますけれども、この経営戦略会議の中で、いわゆる更新時期を迎えた、耐用年数30年を超えてきた、老朽化が著しい、それから近隣に民間のプールやスイミングスクールがあると、そういったものを総合的に判断をさせていただく中で廃止の方向を決定させていただいた、このようなものでございます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 近隣のところにこういう類似する施設のプールができてきたと。それで、この今のやすらぎ公園プールにどのような影響が出てきたんですか、それも尋ねたい。

 それと、あなた方はいつもこの先ほどの答弁でもないけれども、少子化だと、もう行く先子供が少なくなってくるやろうと、だからだんだん今の使用頻度も下がってくるだろう。これはプールだけの問題じゃないでしょう。それと収支バランスと言うけれども、本来、プールの管理運営というものについては、当然、これは期間限定の施設なんですよ。今、大体45日から50日長くて、使う期限も期間も少ないし、今言われたような管理維持費もいる。いろんなことがある。そやけれども、プールというものの性質上、性格上、当然、収支バランスというものは、赤字を避けて期待するということではできないわけなんですよ。当然、一般的な補てんをしていかなければならん。これはどこの施設、全国津々浦々、プールの施設を見たときには、全部補てんしているんじゃないですか、これ。どうなんですか。



○議長(西山則夫君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) まず、近隣の部分でございますけれども、1つは、合併によりまして御薗にございますB&Gのプールが伊勢市のものになりました。それから休暇センターのプールが近隣にはできてまいりました。こちらは休暇センターのプールです、昔の。今で言います千の杜でございますけれども、その当時は休暇センターのプール、これが新しく民間のほうでできてまいった。そういった類似の施設があるということが一つの判断になりました。

 それから、当然、公の施設といいますのは、議員おっしゃいますように、そこが全部黒字化するのはなかなか難しい、当然、税金で補てんもしながら収支バランスをとっていかないかんというのは、これはそのように理解はさせていただいています。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) そもそもB&Gなんていうのは、あんたも知っておるやろう、これは。知っとると思うんですよ。これが一般的な、これは非常にB&Gというのは振興協会がやっておる、当時は。それで今でもそうだと私は思うんですけれども、非常に規制があるわけです、使用規制が。いろんな面で。これは一般市民プールになじまない。これを同じ同一だと認識しているあんたたちがやっぱり私は……。だから、ああいうような規模からいうて、内容からいうて、規制もあって、B&Gの持つ、ボートの振興協会ですよ。あれは競艇がやっている笹川財団のつくったやつでしょう、あれは。そんなものが合併したから近隣にいうて、近隣じゃないじゃないですか。合併したから今の話があるんじゃないんですか、これは。御薗と合併したから、御薗のB&Gがあるということなんでしょう、それに。それを今回のやすらぎ公園プールと一緒に同一とするというような、だから基本的に言ったら、あんたの中にある行革の考え方というものがすべてその視点から発想されておるということを私は……。よろしいわ、それはもう。ここで議論しておっても仕方がない。

 そこで、先ほどに戻りますけれども、ちょっと教育委員会に聞きます。

 これは本来、いろんないきさつがありましたよ、もともとの当初でき上がった。しかしながら、これは今の話やけれども、あんたも受けたくない施設だと思う、これは、本来的にいうと。そやけれども、これはスポーツ施設じゃないですか。本来的には教育委員会が所管をして管理をするというのが建前だと。あなたのほうがどうか知らんけれども、そういう形でしておれば、もっとこの問題の見方が全然違ってきておる。これは飛び入りですけれども、本来的にはこういうプールというものが体育施設、いわゆるスポーツ施設として教育委員会が管理運営するというふうに私は思っているけれども、どうですか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) ただいまスポーツ施設として教育委員会が所管すべきであるとお尋ねかというふうに思っています。

 確かにおっしゃるように、プールというものについては多くのところで教育委員会がさせていただいている。他の部署でやっているところもあるが、多くは教育委員会でやらせていただいているというふうに思っています。プールについては、委員仰せのとおり、スポーツの振興でございますとか、健康の増進でございますとか、あるいはレクリエーションの場、こういったようなことがございます。ですから、こういったものを総括して教育委員会で所管するということも仰せのとおりだというふうに思っております。

 ただ、このやすらぎ公園プールの場合には、建設の際のさっきおっしゃいましたような経緯の中から、商工労政課のほうでさせていただいていると。今回の議論については、当然おっしゃる市民プールの目としてのところから、このプールをどうするのかということは教育委員会としても一緒に参加をさせていただきながら、今回、先ほど市長が述べましたように答弁させていただいたような結論に至ったというふうに教育委員会のほうも理解をしておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) これは早い時期に、私は本来、教育委員会の所管という形でこのプールを完全な伊勢市における市民プールと位置づけて、やっぱり教育委員会の所管にすると。あんたたちはそれを怠ってきたから、今回こういうような形で問題で、これは労働費で今の取り壊しの予算書が出ておる。これも本当に過去の経緯があったからというて言うけれども、早い時期にそういう形で教育委員会に移管をしていくということも私は必要であったのではないかと、このように思うわけであります。

 そこで、そういう視点から私はちょっとお尋ねをするんですが、先ほど聞いたスポーツ施設、あえてそれを聞いたというのは、これは今現在、スポーツ施設、当時は特殊な事情があって、これはいわゆる観光地、観光振興を図っていかないと、誘客も図っていかないと、そういう命題があります。それはそれでいい。そのためにスポーツ施設をということでしょう。スポーツ施設に対する誘客を図りましょうという形で相当な資金投下をやっている。これはもう既に完成を見たテニスコートしかり、現在進めようとしている倉田山野球場、それからサッカー場、もろもろのそういうような体育施設的なもの、こういうものに対する整備、これは先ほども申し上げましたけれども、伊勢市の持つ特殊性というのは観光であるから、一人でも多くの観光客、いわゆるスポーツ観光客といいましょうか、そういうことで誘客を図る。それはそれで一つの側面はあるにいたしても、私は本来、この本当に市民が参加をする参加型のスポーツ施設、これが本当の私はスポーツ施設だと思うんですよ。これらを挙げたのは、むしろ観客、参加するんじゃなしに観客する、見る立場のスポーツです。余り一般の人たち、一般の市民の皆さん方は参加する機会が非常に少ないと思います。しかしながら、このプールたるや、やっぱり多くの市民の皆さん方が使用する。市民参加型の施設であるということ。そういう施設のこういうところには金をかけて、そして本来こういうようなところに向けては年間それだけの金であるにもかかわらず、それを今の話だけどなぜカットしなければならないのか。

 先ほど申し上げたように、プールの持つ波及的効果というのはたくさんあると、これは。挙げれば切りがないから言わないです。そして、市民が参加をする参加型のスポーツ施設を、事もあろうに簡単に切り捨てるということは一体どういうことなのかと、怒り心頭であります。答弁をください。



○議長(西山則夫君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) 決定させていただきました経過は、先ほど申し上げましたとおりでございます。経営戦略会議の中でガイドラインに照らして、第一次行革の公の施設の見直し、再編、廃止、この項目に合わせて、みんなで協議をして方向を決定したところでございます。

 その後、市長がかわられまして、子供の笑顔が見たいということでこのプールを残すということで、これも経営戦略会議の中でお話がございました。これはある意味、私どもは政策判断、政策決定だというふうに理解をさせていただきまして、そのようにさせていただいたというところでございます。

 ちなみに、行革の中では、公の施設の見直し、再編、廃止については、これからも今後も随時、ガイドラインと政策判断を加味し、廃止できる施設があれば廃止をしていくと、こういう方向に変えたところでございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 中山議員、ちょっとお待ちください。

 まだ質疑の時間が随分残っておりまして、少しここで大変申しわけないんですが、10分間休憩をさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。



◆28番(中山裕司君) はい。



○議長(西山則夫君) それでは、10分間休憩いたします。



△休憩 午後2時06分



△再開 午後2時18分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 質疑を続けます。

 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 先ほどの冒頭の今のこの当初予算と条例との問題で、これは関連になっておりますからという答弁がございましたね。もう一回戻りますけれども、そういう答弁が市長からありました。これは、私は余りにも議会をなめとるんと違うかなと思う。これ、もし当初予算が議決されて条例が否決されたらどうするんですか。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) 基本的なお話ですので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。

 市長も先ほど答弁をさせていただきましたんですが、条例、それからそれに伴う予算がある場合には、条例が通って予算の執行させていただくということになりますので、一体的なものというふうに考えさせていただいております。望ましいのは、同時期に提出をさせていただきます。例えば今回でも、福祉医療の助成、これの拡充を考えております。それにつきましては、条例の改正とその裏づけとなる予算を同時期に提出させていただいたと。私、記憶させていただいておりますのは、海上アクセスの旅客ターミナルについても同様の方法をとらせていただいたというふうに認識しております。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) じゃ、そうすると今の言う予算と条例が同時に出されてということは、こういうような今回の方式、そしたらあなたの今の説明でいくと、予算通りましたよ、自動的に条例は通るものなんや、こういう考え方なんですか。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) 条例、それから予算の議会サイドの対応につきましては、私どものほうからは答弁しにくいということで、答弁をさせてもらうのは適切ではないというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) いやいや、今、私が言うたように、予算が先に審議されるわけでしょう、このあれでいくと。24年度当初予算で、先にこれが議決されるわけでしょう。それで条例は後からになるわけでしょう。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) 繰り返しで申しわけございませんけれども、それは議会での御対応ということの中でのことですので、当局側の私どもからお答えをさせていただくのはふさわしくないというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) それは責任転嫁ですよね。というのはなぜかいうと、それだと今の言うように、当初予算で解体経費を上げようと思ったら、少なくともそのことが庁内決定をされておるとするならば、12月議会に条例は出すべきじゃないですか、それは。そして条例を議決しておいて当初予算にということが本来的な。議会側に振ってもうては困りますよ。議会は何も今の話、議会がどうするかは……。それは、当局側の今の手法じゃないですか。



○議長(西山則夫君) 総務部長。



◎総務部長(藤本亨君) 基本的な考え方を、私は先ほど申し上げさせていただきました。ただ、市長も最初に答弁申し上げましたけれども、個々いろいろな事情があります。今回のやすらぎ公園プールにつきましては、廃止、それからそれに伴う代替措置、それらの検討をことしになっても行っておったという状況でございます。そういう部分もあって、3月議会に同時期に提出をさせていただいたということでございます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) それは、大体かいま見えてくる。そんな今の話じゃないけれども、代替案を云々どうのこうのというのは、責任転嫁をしてどうのこうのということじゃなしに、それは代替措置はこうやりましょうというてやっておった中でのさなかで、十分それは議論する時間があって、それもまた今の説明で撤回するというような形になってきておる、これは。

 これで終わりますけれども、こういう議案の出し方はいかがなものかというふうに思います。これは十分、議会側の問題じゃないですよ、当局側の問題ですよ。だから、そこら辺があればきちんとしていただいておきたいなと思います。

 それから、先ほど質問を申し上げた、見るスポーツ、市民が本当に参加する参加型のスポーツ、こういうことに対する基本的な考え方をどのように認識されておるか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 見るスポーツというお話でございますから、当初のお話の中で、野球場やフットボール場とこのやすらぎ公園プールがどう違うのかというような趣旨のほうから、私どものほうはお答えをさせていただきたいというふうに思っております。

 御承知のとおり、倉田山公園野球場ですけれども、これは市民の皆様にもさまざまなチームをつくっていただいて、そこで交流試合等で楽しんでいただいておる、これは当然のことでございます。それとあわせまして、この倉田山公園野球場は、高校野球等、多くの公式戦あるいは選抜社会人野球大会等、全国大会など、県内の主要な野球場として、またこの南勢地域の中核施設として、今後も整備を進めるべき施設であろうというふうに考えております。

 また、朝熊山麓公園フットボール場については、近年のサッカー人気の高まりの中、議員仰せのとおり、スポーツ誘客による観光の振興、それから地域経済の活性化を図るため、また同時に、この市内及び近隣には整備されたサッカー場がないということから、これは市民のサッカー場としても、民間企業に御協力をいただきながら整備を進めていくというものでございます。

 一方、やすらぎ公園プールにつきましては、先ほども市長のほうからも、あるいは副市長のほうからも御答弁を申し上げましたとおり、老朽化の中でもう一度再度検討をする際に、近隣にかぐらばリゾート千の杜のプール、あるいは度会町には町営の同じく大型レジャープールとして度会町遊水プール、このように同じような機能を有するプールがある。このようなことから今回、市の施設の市民プールの機能的なものは他に求められるという中で、市営プールについて、あるいはこのやすらぎ公園プールについて更新をするということ差し控えさせていただく、このように整理を教育委員会としてもさせていただいたところでございますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 細かいことにこだわるんじゃございませんけれども、あなたのような今の説明でいきますと、例えば倉田山野球場を例に挙げましょう。それは今の話しやけれども、少年野球に使うだろう、いろんな野球のクラブも使う、大いに使ってもらってええわけですから、これは市のものですから。どれだけ使うんだと、市民の中で。私の言いたいのは、市民の中でどれだけの方々が、そういう野球場とかサッカー場とかテニスコートをどれだけ使うんだと。片や、やすらぎ公園プールというのは1万数千人の方々がその短い期間でも、これは一般市民なんですよ。一般市民なんですよ、使うのは。そこを私は尋ねておる。その認識があるのかないのかという。あなたが言うのは、これは使えますよ、使えますよ、使って、これ今の話やけれども、市のものですから。市のものだから大いにそういう少年クラブであろうと何であろうと大いに使ってもらっていいじゃないですか、それは。けれども、一般の本当の市民が、それでもあんた言いましたように、オープン戦やりましょう、何々やりましょう、我々がやりましょうと。これは見るスポーツじゃないですか、これは。私は、そういう意味から、もう答弁要らん、こんなものは。そういう意味から私が尋ねたのは、やすらぎ公園というのは一般市民が対象として使っておるということを強調したいんですよ、これは。どうですか、一回。



○議長(西山則夫君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) おっしゃいますように、やすらぎ公園プールについては、ほとんどの方は市民が利用されておる。これは十分理解をさせていただいておりますけれども、先ほど来申し上げておりますように、その公の施設が更新時期を迎えたときに、その先をどうしていくんだというところの中の判断でさせていただいたことでございますので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) すべての施設は、全部更新の時期来ますよ。来ないのはありますか。全部耐用年数来たら、全部更新時期来るじゃないですか、どんな施設でも。更新しなくていい施設ありますか、ないでしょう。そしたら、それで金がかかる。金がかかるの当然じゃないですか。だから、そういうことに関してどこで財源を捻出するんだと。それは無駄がたくさんあるから、もっと今の話やけれども、もっと真剣に取り組んだらどうだという話なんですよ。響いてくる答弁はないけれども、いっそのこと市民に大きな損失を与えたところでみんな弁償しましょうか。そんなんやったら、言いたくないけれども。

 そんなところを棚に上げておいて、先ほど言ったけれども、あなたさっき何と言ったかな。18年から21年の間、第一次行政改革大綱の中でいろいろとやってきたと。先ほど私申し上げたその時期は、よろしいか。もう触れたくないけれども、海上アクセスで伊勢市は混乱しておった時期なんですよ。議会も明けても暮れても、そのときにあなた方はひそかにいわゆる第一次行政改革、今の政策を公の施設の見直しやどうのこうのやっておったわけでしょう。やった中で今の話やけれども、出てきたんがこういうことだから、それの補てんするための一部のあれに汗かいておったんかと私は冒頭申し上げた。

 私は、なぜこういうことを言うか。あんたたちの考え方というのは、先ほど冒頭申し上げたように血が通っていない、全く。よく言うんだけれども、切ったらどす黒い血が出てくるだけで、きれいなさらさらの血が出てこない、そんな考え方の持ち主は。だから、行革を美徳とする最高の規範だというような考え方でしておるから、こういうような問題が出てくるんだよ。

 しかしながら、市長も今の話やと事務方ではなくして、あなた自身の今の話やけれども、行財政運営なんですよ、先ほど冒頭申し上げたように。あなたの政策、公約ないんですよ。だから、ないから実績をつくり上げていかなあかん。だから、あちらこちらへふらふらしていたらだめなんですよということを先ほど申し上げた。それと同時に、先ほどわけのわからんような答弁しておるけれども、代替案をどうのこうのというけれども、1年でやる、ああもう1年もやっていかんからやめましょうと、それはようわからん。そこら辺は参加しておらんから議論の中に。そんな子供だましのような、本当に目先だけで、今の話じゃないけれども、していくというのは責任ある行政運営ではないですよ、それは。

 だから、もしそれだということであるならば、今の言うようにそんな答弁するんやったら、あれの時期に来ておるから金かかりますよというんやったら、将来に対する伊勢市の市民プールとしてはどうしていくんかという将来展望を市民にしっかりと示す。そして代替期間はこういうことで、代替して皆さん方に。最初の答弁何やあれ、だれか知らんかな。あんたやったかだれか知らんけれども、こちらか。度会町にありますと。度会町まで本当に現実的な問題として、あんた、伊勢市民が、それはバスでも用意したったら行くかわかりませんよ、用意したら行ってくれるかもわかりませんよ。そんな感覚でおるから、今の話じゃないけれども、伊勢市はようならん。こんなもの今の話じゃないけれども、千の杜がありますよ、どこどこありますよ、さっきはB&Gまで出てきた。

 だから、市長としてはこの市民プールをどういうふうに位置づけて、そして伊勢市の多くの皆さん方が期待する市民プールを、やすらぎ公園プールとかわるべき施設としてどういうふうに将来にわたってしていくかということの今の話じゃないけれども、方針を私は本来的にやっぱり。これがあなたの積み重ねていくマニフェストじゃないですか。どうですか、一回。答弁。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 再度の御質問にお答えをいたします。

 やすらぎ公園プールが市民のプールであるかないか、そういった議論はさておきまして、これまでやすらぎ公園プールはさまざまな子供たち、そして市民の方々に大変愛されてまいりました。そういった中で、何とか存続できないかということで、収支のことだとかを改善する事業を実施してまいりました。しかしながら、それには遠く及ばなかったことは、私の責任に関するところでございます。

 今後、市民プールの建設という方向性は今持ち合せておりません。しかしながら、市民の健康、そしてスポーツに参加できる機会、これをつくることは何らかの形でできるんじゃないか、そういうふうに感じております。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) あなたもやっぱりええ政治家に成長してほしいし、そういうような形でのこの将来展望といいましょうか、市民に期待されるリーダー、このことが多くの市民の皆さん方はあなたに対する期待をいたしておる。私はこのように認識をいたしておりますし、そうあってほしい。しかしながら、今のような状態で、やはりわけのわからないようなぼうっとしておるような、姿が見えてこないような今の行財政運営では、私は市民の共感を得ることはできない。先ほど申し上げましたように、市民に目を向けた政治、市民に目を向けた行政、このことが基本でなければならん、私は思います。

 私は少なくとも、これは市民の皆さん方が熱望しておられるんですから、これはどうしても廃止は阻止をしなければならん。体を張ってでも阻止をしなければならん。市民の皆さん方のためにも、私は力のある限り、この38号議案ないしは平成24年度の当初予算の解体に関しては、修正動議を出してでも、あなたに一考してほしい。そういうような強い思いでしていかんと。

 これは今の話やけれども、あなた自身が今の話、先ほどだれか言われたけれども、私はそんなもの情報戦略会議というのは、聞いておると名前も嫌いやし、内容も今の話しじゃないけれども、先ほどちょっと聞いたけれども、本当に頼りないような議論をしておる。それが最終意思決定機関やと、伊勢市の。全く今の話じゃないけれども、いかがなものかと私は思いますよ。だから、そういう中でまさしく、ましてや言わんや、あなたの政治力というか指導力が重要になってくる。

 最後になります。教育部長、小俣町に体育館は、伊勢市に体育館はないんかな。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 体育館はございます。小俣町に市営体育館がございます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 具体的に。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 合併した際に旧小俣町で所有しておった体育館が今、伊勢市営の体育館として教育委員会で所管をさせていただいております。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 登録されていますか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 当然、市の施設、公の施設でございますので、条例で定めてございます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 体育施設条例設置第2条、体育施設の名称及び位置は次のとおりと、伊勢市小俣児童体育館、伊勢市小俣総合体育館、よろしゅうございますか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 仰せのとおりでございます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 時間がありませんので、スピーディーにやらせていただきたいと思います。

 これは、この間の最終のあれでございますけれども、こういう発言がありました。これは小俣町町民が本当に大きな怒りを持って感じております。それでこういうような認識、これはつまり先ほど言ったように、公の施設、これはもう既に小俣町のこの2施設には必要ないと。我々小俣町住民はそういうふうに認識をいたしております。

 なぜかといいますと、伊勢市には体育館が1つもないと。県営体育館を利用しておる。それと小・中学校の体育館しかないと。こういう発言、こういう認識をいたしておるということです。これはあなたが指導しておるのかどうか知りませんけれども、既に隠されたところで公の施設、これをつぶそうといたしておるといっても決して過言ではない。こういうことがわからないところで無意識のうちに出てきた発言では私はないと思う。だから、冒頭申し上げたように、こういうような公の施設、こういうものについてはきちっとした議論がされなければならん。どうですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 公の施設全般にかかわることですけれども、公の施設、合併して全体で伊勢市の所有になったものもございますけれども、今、実は公の施設、これは人口の高齢化とともに都市の高齢化ということも非常に大きなテーマとなっておりまして、全国の自治体で公共施設はいかにしていくべきかということの議論が始まっております。当市におきましても、この公の施設、公共施設の将来に当たって、まず現実を直視して、そして将来にわたってその公共施設をどういった方向性にしていくかと、こういった調査も始めておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 中山議員。



◆28番(中山裕司君) 時間も来ましたので、終わっておきたいと思いますけれども、要するに、長々と1時間かけていろいろと御質問申し上げた。尽きるところは、やはりあなたのリーダーシップをもう少し明確にして発揮をされるということに私は尽きると思う。だから、いろいろとあるけれども、そういう点での今申し上げたようにあなたが主体になって動かなければ、これは大きな行政組織ですから、事務方の力も大いにかりていろんなことをしなければならんけれども、最終的な意思決定はあなた自身がやらなければならん。それだけ重いんです、首長というのは。重いし、非常に私は孤独だと思う。だから、そういうことをあえて選んだ道ですから、もっともっと伊勢市のために、それは逃げてはいかん。この間も申し上げたけれども、果敢に挑戦する行政、政治じゃなければ、守る政治、守る行政では私はだめやと思う。あなたのあれを見ておると、どうも攻めるんじゃなしに守るというきらいがあるように思いますので、苦言を呈して終わっておきます。

 ありがとうございました。(拍手)

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 山本議員。



◆22番(山本正一君) 動議を1つ提出したいんですが、取り計らっていただきますようにひとつよろしくお願いをしたいと思います。

 この動議に関することは、私は産業建設委員会の委員として、この今提案、午前中は黒木議員、また今、中山議員が議案質疑いたしております「議案第38号伊勢市やすらぎ公園プール条例廃止について」と、この代替案に対しての質疑をしたいと思いますので、ひとつ御提案しますのでお取り計らいをよろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) ただいま山本議員から緊急質問をしたいということで発言動議が出されました。

 所定の賛成者がございますので、動議は成立をいたします。

 失礼しました。賛成者の方が見えますので、動議は成立をいたしております。

 議会運営委員会開催のため、暫時休憩をいたします。



△休憩 午後2時42分



△再開 午後3時16分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 お諮りいたします。

 山本議員の緊急質問に同意の上、日程に追加し、発言を許可されたいとの動議につきまして、本動議のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

 暫時休憩します。



△休憩 午後3時16分



△再開 午後3時19分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 大変失礼いたしました。

 それでは、先ほど開かれました議会運営委員会の御報告を私のほうからさせていただきます。

 山本議員から緊急動議の関係につきまして、先ほど説明がございましたプールの関係につきましての質問をしたいという旨でございましたが、これまで産業建設委員協議会で議論を積み重ねて、そのことの内容が少し不鮮明であるということを山本議員から指摘をいただきましたけれども、議会運営委員会といたしましては、緊急動議、質問は認めずに、この後の予算特別委員会、産業建設常任委員会で御議論をしていただくことを前提に御了承いただいたことにさせていただきましたので、議員皆さんの御理解をいただきたいと思いますが、よろしいですか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) ありがとうございました。

 「議案第26号伊勢市行政組織条例等の一部改正について外16件一括」の発言通告のありました質疑は終わりました。

 これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第26号外16件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、それぞれの所管の常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第43号の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第4、「議案第43号伊勢市民活動センターの指定管理者の指定について」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきましては、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第43号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、総務政策委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第44号外6件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第5、「議案第44号玉城町と伊勢市との間における消防事務の委託の変更に関する協議について外6件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきましては、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第44号外6件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、総務政策委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

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△議案第50号の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第6、「議案第50号わたらい老人福祉施設組合の共同処理する事務の変更及びわたらい老人福祉施設組合規約の変更に関する協議について」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきましては、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第50号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

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△議案第52号の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第7、「議案第52号財産の処分について」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきましては、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第52号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、産業建設委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第53号の上程、質疑、委員会付託



○議長(西山則夫君) 次に、日程第8、「議案第53号市道の路線の認定について」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 本件につきましては、質疑の通告はありません。

 よって、これをもって質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 議案第53号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、産業建設委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△会議時間の延長



○議長(西山則夫君) この際、本日の会議時間を議事の都合により、あらかじめ延長いたします。

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△一般質問



○議長(西山則夫君) 次に、日程第9、一般質問を行います。

 発言通告が参っておりますので、順次許可いたします。

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△山根隆司君



○議長(西山則夫君) 初めに、12番、山根議員。



◆12番(山根隆司君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、伊勢市の観光の状況について、一般質問をさせていただきます。

 平成25年秋の式年遷宮まで、あと1年半となりました。1300年以上の歴史の中で、20年に一度の御遷宮とともに伊勢のまちは発展してまいりました。過去の歴史を見ますと、博覧会やイベントでまちのにぎわいを創出するとともに、遷宮に合わせたまちづくり、国道や高速道路のインフラの整備などが行われてきたところでございます。

 前回、平成5年の第61回式年遷宮では、世界祝祭博覧会まつり博が行われ、高速道路伊勢自動車道が伊勢まで開通するとともに、伊勢二見鳥羽ラインもあわせて開通いたし、伊勢志摩地方への道路網が一新されました。その前の昭和48年の第60回式年遷宮では、48年に全国高校総体、50年には国体が行われて、ありがたいことに伊勢市では、いずれも大会の総合式場の場となり、大会の中心地となりました。また、このときには現在の国道23号が整備されています。

 このように、伊勢のまちは20年ごとに遷宮を機会にまちの整備が行われ、全国各地から多くの人々をお迎えすることができ、そしてまちが発展するという環境を繰り返してまいりました。残念ながら、来年の62回式年遷宮に合わせてのイベントや大きなインフラ整備はありませんが、平成18年、19年のお木曳き以降、観光客が大きく伸びていると聞いております。これは行政だけではなく、観光に携わる多くの関係者が力を合わせ、誘客活動を行った成果ではないかと思われます。平成21年の宇治橋かけかえや各種メディアの神宮の紹介により、平成22年は明治以降、記録に残る上で過去最高の神宮参拝客数882万人を記録したと聞いております。しかし、伊勢を訪れる観光客は、神宮の式年遷宮時を頂点として2年後には減少することが繰り返されております。昨年は、3月11日の東日本大震災や福島原発の事故等により、全国各地の観光地の入り込み客が減ったものと聞いておりますが、幸いにして、伊勢地域では余り大きな影響はなかったものと思っております。

 市では、観光基本計画の中で25年の遷宮時期の目標観光数を1,000万人とされております。そのような中で、市当局として、観光客数の変遷と現状及び目標についてどのように分析、調査されているのかお聞きしたいと思います。

 次に、伊勢のまちは日本人の心のふるさと、お伊勢さんとして全国的に人々に親しまれております。伊勢は神宮鎮座のまちであり、二見には夫婦岩、興玉神社などがあり、全国からたくさんの観光客が訪れます。しかし、伊勢市内での宿泊になると、宿泊収容にもよりますが、近隣の鳥羽市、志摩市に宿泊数ではかなり劣っている状態と考えております。これは、かつて鉄道の交通体系では伊勢市が終着駅でありましたが、鳥羽、志摩へと近鉄が延びるとともに、現在の車社会へと変化していったことにも旅行者の行動に大きな変化をもたらしてきました。その結果、伊勢市内で宿泊数が少なくなり、鳥羽、志摩へと宿泊者が流れていったと考えられます。どこの観光地でもそれぞれの特徴があり、時代とともに観光の変化により、生き残りをかけた誘客活動が続いているような状態であると思います。それぞれのマイナス要素、弱点を克服して、特徴、強みを生かしていると思われますが、現在の伊勢市の観光の弱みは一体何なのか、また強みが何なのか、これらをどのように考えているのかをお聞きしたいとも思います。

 次に、伊勢市の観光の強みを生かして、遷宮に向け、伊勢市の観光をどのように盛り上げていくのかをお尋ねしたいと思います。

 来年の遷宮まで残された時間は多くありません。本来ではあれば、マイナス要素、弱点を克服しながら、伊勢の特徴、強みをさらに強化することがよいと思いますが、あと1年少し、限られた時間の中で伊勢市をどのようにPRいたし、平成24年度の事業で行っていくかをお聞きしたいと思います。

 冒頭にもお話ししましたが、これまでの伊勢市の歴史の中で、遷宮の年と翌年の年には多くの観光客が訪れるものと思います。しかし、2年後には大きく観光客が減少するというのが現実であります。25年の御遷宮、26年のおかげの年の後、観光客の減少にどのように歯どめをかけるのかという策はどのように考えているのかをお聞かせください。

 例えば、伊勢市におきまして、おおまつりがありました。これは神宮の神嘗祭に合わせて各地の祭りを集めようというものから行われたものでありました。しかし、社会環境の変化からおおまつりの体系も変化し、現在では市民の皆さんが企画参加する祭りとして行っていただいている伊勢まつりと神嘗祭をお祝いするための全国各地のお祭りが集まる神嘗奉祝祭、さらにはお木曳きやお白石持ちの伝統文化行事を伝承するための一つとして初穂曳が実施されております。これらを再度一定期間に集め、伊勢の秋の行事として行っていけば、観光誘客の一つの目玉になるのではないかと私は考えております。他にいろんな声を聞く中でもこういう声が聞こえてまいります。伊勢の伝統文化を守るため、観光客誘客の目玉として、観光機関、関係者と連携しながら一本化というように、昔に戻して一本化という調整する考えはないのか、その点も含めてお尋ねしたいと思います。

 以上で、この場での質問は終わりますが、答弁のいかんによりましたら、再質問をお願いしておきます。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、山根議員の御質問にお答えいたします。

 まず、観光客数の変遷と現状及び目標についてですが、伊勢市の観光客数については、伊勢神宮の参拝者数を指標としており、明治以降記録をとり続けていただいておりますが、20年ごとの遷宮の年に参拝者数が増加することとなっております。過去3回の数字を見ると、昭和28年の第59回式年遷宮では約482万人、昭和48年の第60回式年遷宮では約859万人、平成5年の第61回式年遷宮では約839万人となっております。しかし、昭和48年と平成5年の御遷宮の前後は、遷宮の年と比較をすると、観光客数は約200万人前後少なくなっております。

 今回の平成25年の御遷宮に向けては、平成18年、19年に行われましたお木曳き行事の後、第62回式年遷宮までを一つの区切りとし、これを契機に伊勢のPR活動やお木曳き、お白石持ち行事の伝統文化を継承していくため、御遷宮対策委員会を継続させ、取り組みの強化を行ってまいりました。また平成19年度に策定をしました伊勢市観光振興基本計画で目標年次である平成25年の観光客数を1,000万人とし、行政や商工会議所、観光協会、伊勢志摩観光コンベンション機構などの関係機関が一体となった誘客活動に取り組んできたところでございます。

 その結果、一昨年の平成22年は、議員仰せのとおり、明治以降、過去最高の882万人を記録したところでございます。平成21年11月の宇治橋かけかえやテレビ、雑誌での伊勢志摩の紹介、さらには高速道路の無料化などが大きく影響していると思いますが、誘客活動の効果が出てきているものと感じており、平成25年の御遷宮時には1,000万人の観光客が来ていただけるよう努力をしてまいりたいと考えております。

 次に、伊勢の観光の弱みと強みついてお答えをします。

 まず、弱みにつきましては、一つに近隣の鳥羽市、志摩市と比較をすると宿泊施設が少ないこと、一つに内宮周辺以外の集客力が弱いということが挙げられます。宿泊施設が少ないことから日帰り客が多くなり、宿泊する観光客の多くは鳥羽、志摩へ向かうこととなっております。内宮周辺以外の集客力が弱いことにつきましては、おはらい町周辺以外では飲食店や土産物を購入する場所が少ないことから、宿泊者数が少ないこととあわせ、経済効果が上がりにくいと言います。

 一方、強みにつきましては、神宮が持っている圧倒的なシンボル性、その周辺地域であるおはらい町、おかげ横丁の集客力の強さが挙げられます。また観光客の皆さんに対する市民の優しさ、おもてなしもその一つであろうかと思っております。神宮は日本人の心のふるさと伊勢として全国に誇れるものであり、おはらい町周辺は、観光地の中でも圧倒的な集客力を持つ地域となっております。この地域に来ていただいた観光客の皆さんに外宮周辺の山田地区や二見地区を散策していただくようにすることが重要であると考えております。さらに、伊勢志摩地域として広域的な連携をとりながら、美し国として誘客が図れることも強みの一つであると考えております。

 次に、伊勢の観光の強みを生かして、遷宮に向け、伊勢市の観光をどう盛り上げていくのかについてでございますが、平成25年の第62回神宮式年遷宮は、伊勢を活性させる大きなチャンスであります。このことから、伊勢の強みである神宮の式年遷宮を最大限に情報発信し、最近、観光客が多くなってまいりました外宮周辺へ集客することを実施していきたいと考えております。現在、お伊勢まいりは外宮から内宮へということで、参宮木札事業や朝市事業等、外宮周辺での集客事業を実施しており、ことしの4月7日には、神宮様が現在、外宮勾玉池のほとりに建設をしているせんぐう館もオープンをいたします。

 また、伊勢市駅前では、ジャスコ跡地で民間の力により商業施設とホテルの建設が始まる予定となっております。外宮周辺の整備が進むことにより山田地区の核となるものができ、外宮、内宮、さらには二見、朝熊山、また河崎にも訪れていただき、伊勢での滞在時間を延ばすことで経済効果を上げることを目指し、伊勢の活性化につなげていきたいと考えております。

 最後に、遷宮後、観光客数が減少するが、その対応策についてでございますが、神宮にお参りすることに関心がある高齢者が多い中、メディア等の効果により、若年者層、若い世代の参拝者、観光客が増加傾向にあります。このような状況の中で、特に観光情報の発信としては、スマートフォンなどで情報が入手できるような環境の整備を行い、現在の10代から30代の世代層にいかに伊勢、そして伊勢志摩への関心を高めてもらえるか、そしてリピーターとなっていただくかが課題であり、伊勢市独自というよりは、伊勢志摩地域全体の観光スポットとして考えていかなければと思っております。

 また、これからふえ続ける高齢者、高齢化に伴い体が不自由になる方々や障がいのある方に対応するため、バリアフリーの考え方を観光にも取り入れ、高齢であることや体が不自由であることを理由に行動することをあきらめていた観光客の皆さんが安心して伊勢にお越しいただけるよう取り組んでまいります。

 さらに、平成24年度末に完成を予定している朝熊町に整備中のサッカー場や、平成24年度、25年度で整備を進めております倉田山公園野球場など、スポーツ施設を活用した誘客活動にも力を入れていきたいと考えております。

 また、議員仰せのおおまつりにつきましては、以前は伊勢市内の祭りを集め、神嘗祭をお祝いするものとして始まったと聞いております。市民や関係団体が御参加をいただき、また伝統文化の継承のため、初穂曳が加わり、さらに全国各地からの祭りが伊勢に集うこととなりました。時代の流れの中で、市民参加の祭りが伊勢まつりとなり、初穂曳、神嘗奉祝祭とそれぞれ実施日が変わってまいりました。これらの祭りの一本化につきましては、いろいろな方面から御意見もちょうだいしております。一本化ができ、秋の伊勢市の観光イベントとなればとは思っておりますけれども、これまでの経過もございますことから、関係団体や関係者とも十分協議をしていきたいと考えております。

 以上、山根議員の御質問にお答えをいたしました。御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) 市長、御答弁ありがとうございました。

 全般的に本当に非常に観光として前向きな取り組みをされているんだなということは伝わってきました。

 伊勢市の観光の弱みについて宿泊施設等が少ない、内宮以外は集客が少ないと。強みとしては、伊勢神宮様が持っている圧倒的なシンボル性と、式年遷宮の本当に活性化、大きなチャンス、またスポーツ等の施設を利用した誘客活動の考え方、私も市長と同じようにそういう面で、誘客施設としてスポーツも含めた中で、こういう誘客が一番いいんだなということは私も同じ考えを持っております。

 そこで、この平成22年には、明治以降の記録をとりかけてから過去最高の882万人の参拝客がある中、18年、19年のお木曳き以降は、遠方からの誘客活動に力を入れてきたことが一番の成果やったと思うところであります。しかし、平成23年、788万人ですか、22年に比べて94万人と、数字的に来訪客が減ったわけでございます。これには昨年3月の震災の影響もなかったんかというように思いますけれども、少なくともそれもあったんかなというところもわかりますが、観光基本計画の中では25年の目標数1,000万人と設定されています。前年比に100万人近い減少となった中で、目標年次の前年となる平成24年にはどのような形で誘客活動をしていくのか。形としてもう一回、再度お尋ねいたします。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 山根議員の再度の御質問にお答えいたします。

 24年度の誘客活動事業ということでございます。

 この遷宮を機会に全国に情報発信を強化したい、これは言うまでもございません。そのために物産展と観光PRを兼ねたものを計画しております。特に21年度から、私ども誘客活動の中で遠方地での活動を実施してまいりました。その一つに、札幌市のほうに出向いたわけでございますけれども、札幌市での雪まつり、これに多くのPR活動を費やしてまいりました。この札幌雪まつりの中で遷宮対策委員会、それから鳥羽市、志摩市、それから伊勢市で連携をとりまして、伊勢市をPRするような形のものを仕上げていきたいというふうに考えております。札幌の大通公園におきまして、雪像の出展とそれから観光PR用のブースの出店を現在考えているところでございます。

 札幌のほうでPRすることが効果があるのかということでございますけれども、御承知のように、札幌の雪まつりにつきましては全国から200万人から240万人の方がお越しいただくという非常に大きなイベントでございます。その中で情報発信することによりまして、やはり伊勢の情報が十分発信できるんではないかというふうに考えているところでございます。

 また、実際に伊勢に来ていただくためにどのような形でしていくかということもございます。この中では、仮称ではありますけれども、「伊勢へ行こう」というような形の旅行商品を現在つくっていただくように考えております。これはエージェントさん等に協力いただくわけですけれども、全国8地区に分けまして単独の旅行商品をつくりまして、伊勢のほうにお越しいただくということを考えているところでございます。

 さらに、外国人の誘客ということに力も入れていきたいということでございます。御承知のように、吉本興業のほうにおきまして、あなたの街に“住みます”プロジェクトというのが行われております。そのプロジェクトの中で、現在、伊勢市の桂三輝さんという外国の方がお越しいただいております。河崎のほうにお住まいでございます。その方に出演をいただくような形で伊勢の観光資源のほうを掘り起こしていただきまして、インターネットのYou Tube等も利用した中での情報発信をしていきたいというふうに考えております。さらに外国人につきましては、外国人の特派員協会というのが東京のほうにあるわけですけれども、その席で伊勢市のほうをPRさせていただくことによりまして、母国のほうに情報を発信していただきたいというようなことでございます。

 それとあわせまして、私どものホームページのほうを現在、英語のほうでのホームページのほうは完成しておるんですけれども、中国語につきましては、台湾系の中国語につきましては現在整備中でございます。それを本国用の中国語のほうの整備を進めていきたいというようなところでございます。そのような事業を24年にはしていきたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) 部長、ありがとうございます。

 本当に幅広い行動をしてくれとるのかなと、北海道の雪まつりとかでPR等、仮称であるが、この伊勢へ行こう、単独の旅行商品づくりとか、本当にあらゆる手を尽くしてくれているのはよくわかりました。また、吉本興業の芸人さんも含めた中で、You Tubeへのネット発信とかいうお答えもいただきましたが、その中で、誘客活動についてはこういう形でされておるというような努力は認めます。今後ともそれを引き続いてやっていただきたいと思います。

 遷宮の前として、来年度はどのような形で観光振興事業を実施していくか、その実施について再度お聞かせください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 先ほど誘客活動につきまして御紹介をさせていただきました。それ以外の観光振興策でございますけれども、先ほど市長、冒頭にも答弁で申し上げましたように、23年度と同様に宿泊施設のバリアフリー化の事業に取り組みたいというふうに考えております。これにつきましては、23年度で7件のほうの実績を見ておりますので、それをまたさらにふやしていきたいというようなところでございます。

 それから、観光の情報発信事業といたしまして、いろんなメディアでの情報がとれるような状況を考えております。その1つには、スマートフォンによります情報発信、いわゆる情報提供ができるような環境を整備していきたいというふうに思っています。それとあわせまして、今までパンフレットと申しますと文字を見るだけの印刷物でございましたが、その中に音声情報を載せることによりまして、音声ペンというのがございまして、これは各メーカーさんが出しておるんですけれども、それでなぞることによっていわゆる言葉で情報を得ることができるというのもございます。それを日本語あるいは外国語等でのパンフレットを整備していきたいというふうに思っております。

 それから、これは災害とも絡みますけれども、やはり安心してこの伊勢の地域に来ていただきたいということもございますので、現在、宇治地区のほうで避難のマニュアルをつくってございます。それをこの23年度末にまとめる予定でございますので、24年度につきましては、外宮かいわい、あるいは河崎かいわい、二見のほうかいわい、そちらのほうでもそれを参考につくっていただけるような啓発活動等を実施していきたいというところでございます。

 そして、もう1点紹介させていただきますと、タウン誌というのが各市町には地域にあるかと思うんですけれども、そのタウン誌の編集者をぜひこの伊勢のほうに招聘したいというふうに考えております。そうすることによりまして、伊勢の魅力等を感じていただき、地元のほうで伊勢の情報発信をしていただければというようなことも考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。

 何か本当に非常に新しい取り組みをされるんかなというような今御答弁だったと。音声のペンを活用し、パンフレットに音声情報、どんな形のものができるか、私はちょっとこの現物を見たことがないんですけれども、パンフレットと音声ペンでなぞると音が出るんかなというような形のものがあれば、本当にお年寄りの方でも、このパンフレット1個あればかなり伊勢志摩の観光案内ができるんかなと思うんであります。そのような形で実施するんであれば、こういうパンフレットというのは、先ほども言われていましたが、伊勢市、鳥羽市とか、志摩市、この伊勢志摩広域の管内で連携したもののパンフレットづくりのほうが、もっとよりよいものができるんではないかなというように、御答弁を聞いて思ったわけなんでございますが、その点も再度検討していただき、どういう新しい音声ペンのパンフレットができるのかわかりませんが、そのような形でぜひ伊勢志摩広域という形で全体でもっと多く見てもうた考え方もしていただきたいと思います。この辺もひとつよろしくお願いいたします。

 伊勢市の観光の弱みを見て、宿泊客数が少ないということでございますが、観光客が本当に内宮周辺に一極集中していることが言われておりますが、これに対する取り組み、また今後はこれについてどのように対策していくか、その点もお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) この伊勢のほうにお越しいただく約800万人の方でございます。この内訳といたしましては、内宮周辺に約600万人、外宮周辺に約200万人の方が大体お越しをいただいておるというわけでございます。外宮周辺につきましては、やはりもっともっと訪れる方をふやしていきたい。内宮以外の集客力が弱いということでございますので、外宮周辺での魅力をアップさせていく。また内宮周辺以外での魅力をアップさせていくということを考えております。やはり200万人の方がお越しいただきますので、その方々に少しでも多く、この山田地区のほうで楽しんでいただきたいという思いがございます。さらには、御承知のように、神宮を参拝されるときにつきましては、二見でみそぎをされまして、外宮から内宮へ参拝をされて、さらに伊勢音頭等にもうたわれますように、朝熊へかけていただこうということが理想でございます。この4点をうまく面となるような形で整備ができればというようなことでございます。そうすることによりまして、伊勢市内での滞在時間が延びて経済効果も上がるんじゃないかというふうに考えているところでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございました。

 本当に連携した形でいろんな形で取り組んでいただくと。二見、朝熊山、河崎と足を延ばした中で市内の滞在時間を延ばすというようなことで、経済効果が本当に上がるのかというところで、まだ今のところでそこまで全部が全部、部長が言われた4点で本当に足を延ばしてもらえるかというのは、ちょっとまだまだかなという思いがあります。それには時間的なものも当然あるので、伊勢のこのシンボル性、伊勢神宮ということで強みをさらに生かしたほうがもう少し即効的な効果が得られるものと考えられます。強みを生かすために、ちょっと悪いんですけれども、弱いところを克服しておると多分時間がないと思うので、私としたら強みをどんどん生かす工夫として、一体どういう形で伊勢の強いところを生かすというような考えが部長あれば再度お聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) やはり先ほども申しましたように、外宮周辺に200万人近い方がお越しになられています。この数をふやしていきたいというのはもちろんでございます。内宮周辺にせっかく600万人の方が来ていただくわけですので、その方々を少しでもこの山田地区のほうに導きたい。そのことによりまして経済効果が上がるんだろうと先ほども申し上げました。やはりそのためには、伊勢市駅周辺あるいは宇治山田駅周辺からの線だけではなく、今度できますせんぐう館等も含めまして、やはり面という形でのとらえ方をして、この山田地区での滞在時間をふやす。そういうことが必要ではないかというふうに思っておるところでございます。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。

 どんな形にしても、やはりこの遷宮を控えた本当に1年半前ございます。最初のときに質問しましたが、25年の遷宮終了後、過去の例からいけば、観光客の入り込み数は減少すると。冒頭の質問でもした新たな観光の資源の創出が必要やと。その一つが私も一本化と言われたおおまつりであると。おおまつりと呼べるのは本当に伊勢だけであります。すべての祭りを秋の一大イベントとしておおまつりウイークということをつくれば、大きな観光資源となると本当に思っています。私たちが小学生の小さいころは、これはおおまつりということで学校も休みやったような記憶をしておるわけでございますが、何とか秋のイベントとしておおまつりウイークデーというような形で一本化することを強化してもらいたいと私の思いでありますが、そのあたりどのような協議をされていくのか、ちょっと御意見をお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 祭りの一本化につきましては、これまでもたびたびいろんな議員さん、あるいはまた、まちの中からもお声をちょうだいしております。その中で昨年10月15日にこの伊勢まつりと、それから神嘗奉祝祭、初穂曳等を一体的にやりました。しかし残念ながら天候が雨ということで、いろんなものが縮小されていったということがございます。十分に検証するまでには至らなかったというような状況でございますけれども、これからそれぞれの祭りが別々になっていったというふうな経過もございます。先ほど市長のほうからも御答弁させていただいたとおり、今後、それぞれの実行委員会の方々でありますとか、また市民の皆さん方と十分協議をさせていただきまして、可能であればそのような形ができれば、私ども観光サイドとしては1つの秋のイベントというようなことも考えておりますので、そのような形で関係者とも協議させていただきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。

 一本化に向けて協議をしていくという御答弁だったと思いますが、本当にこれを一本化するには、それぞれの実行委員会、会場等を初め、いろんなところで調整というものが非常に大事なんかなと。やっぱり私として一定期間のおおまつりウイークというのは、セット商品になって企画もあるし、伊勢に行けばこの間は何でもやっていますよと。日を決めてしまえばそういう形で連動した中でやっていただければ、本当に伊勢の観光の誘客の目玉になると私は信じておるわけなんでございます。市長、本当にぜひ一本化について早急な協議、関係機関、会議所、神宮を始めとした中でぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、質問の最後に市長の決意だけどのように考えておるか、それだけ聞かせてもらって終わります。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) まずは、積極的な御提案をちょうだいしたことを感謝を申し上げます。

 先ほども申し上げましたとおり、お祭りのウイークということで、1つの伊勢のコンテンツになる可能性もあろうかと思いますので、これまで以上に関係者の方々と協議を進めさせていただきたいというふうに思います。

 以上でございます。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございました。

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△散会の宣告



○議長(西山則夫君) お諮りいたします。

 議事日程はいまだ残っておりますが、本日はこの程度で散会し、明6日午前10時から継続会議を開くことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 それでは、本日は散会いたします。

 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願いいたします。



△散会 午後3時55分

 会議の顛末を録し、ここに署名する。

  平成24年3月5日

     伊勢市議会議長   西山則夫

     伊勢市議会議員   野崎隆太

     伊勢市議会議員   吉井詩子