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三重県 伊勢市

伊勢市 平成23年 12月 定例会 12月13日−05号




伊勢市 平成23年 12月 定例会 − 12月13日−05号







伊勢市 平成23年 12月 定例会



        平成23年12月伊勢市議会定例会会議録

議事日程

                  平成23年12月13日(火)午前10時開議

日程第1 一般質問

     ?12番 山根隆司君

          ●伊勢市における防災行政無線について

     ? 2番 吉井詩子君

          ●市民等への情報提供の推進体制について

          ●地域医療について

     ? 6番 福井輝夫君

          ●二人目の副市長選考における諸問題について

     ?25番 世古口新吾君

          ●道路行政について

     ?16番 上田修一君

          ●災害時の避難所を始めとする取り組みと地域との連携

          ●市内の通学路について

     ? 9番 広 耕太郎君

          ●伊勢市の教育について

     ? 4番 野口佳子君

          ●小中学校適正規模化・適正配置基本計画(案)について

     ?14番 黒木騎代春君

          ●市長に関する一連のメディア報道について

          ●伊勢市立小中学校の統廃合について

          ●病院事業について

          ●やすらぎ公園プールの廃止決定について

     ?22番 山本正一君

          ●一連の新聞報道について

          ●首都圏での情報発信に関わる特命員について

     ? 8番 吉岡勝裕君

          ●伊勢市やすらぎ公園プールの廃止について

     ? 7番 辻 孝記君

          ●防災対策について

          ●子宮頸がん等予防ワクチン接種及び妊婦健診の継続について

          ●自転車専用レーン及び自転車運転マナーについて

     ?13番 長田 朗君

          ●第2副市長の選任同意に関する諸問題

     ? 1番 野崎隆太君

          ●サン・サポート・スクエアにおける企業誘致について

          ●伊勢市駅前再開発について

本日の会議に付した事件

 なし

出席議員(28名)

      1番  野崎隆太君      2番  吉井詩子君

      3番  世古 明君      4番  野口佳子君

      5番  岡田善行君      6番  福井輝夫君

      7番  辻 孝記君      8番  吉岡勝裕君

      9番  広 耕太郎君    10番  品川幸久君

     11番  藤原清史君     12番  山根隆司君

     13番  長田 朗君     14番  黒木騎代春君

     15番  西山則夫君     16番  上田修一君

     17番  中川幸久君     18番  小山 敏君

     19番  杉村定男君     20番  浜口和久君

     21番  工村一三君     22番  山本正一君

     23番  佐之井久紀君    24番  宿 典泰君

     25番  世古口新吾君    26番  長岡敏彦君

     27番  中村豊治君     28番  中山裕司君

欠席議員(0名)

      なし

職務のため議場に出席した事務局職員

  事務局長     古布章宏君   事務局次長    筒井弘明君

  議事係長     中川雅日君   調査係長     津村将彦君

  書記       中野 諭君   書記       中川浩良君

説明のため出席した者

  市長       鈴木健一君   副市長      松下 裕君

  病院事業管理者  間島雄一君   会計管理者    松島康雄君

  総務部長     藤本 亨君   情報戦略局長   森井 啓君

  環境生活部長   白木信行君   健康福祉部長   山本辰美君

  産業観光部長   中井宏明君   都市整備部長   宮田重和君

  二見総合支所長  三浦 徹君   小俣総合支所長  田端正美君

  御薗総合支所長  内田 豊君   上下水道部長   本多秀夫君

  病院事務部長   中川芳明君   消防長      保田幸宏君

  都市整備部次長  高谷幸良君   消防本部次長   大西邦生君

  総務部参事    中村龍平君   総務部参事    可児文敏君

  総務課長     北 一晃君   行政経営課長   大西要一君

  教育委員会委員長 熊谷 渉君   教育長      宮崎吉博君

  教育部長     佐々木昭人君  教育次長     北村 陽君

  監査委員     鈴木一博君   選挙管理委員会委員長

                            鈴木市郎君



△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(西山則夫君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。

 本日の出席者は27名であり、議員定数の半数以上です。よって、会議は成立いたしております。

 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、開会当初決定あるいは御報告申し上げたとおりです。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

 それでは、会議に入ります。

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△一般質問



○議長(西山則夫君) 日程第1、一般質問を行います。

 発言通告が参っておりますので、順次許可いたします。

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△山根隆司君



○議長(西山則夫君) 初めに、12番、山根議員。



◆12番(山根隆司君) おはようございます。

 それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき、一般質問をさせていただきます。

 今回質問をさせていただきますのは、伊勢市における防災行政無線についてであります。

 伊勢市では、災害において市民にいち早く防災情報を伝達するための通信手段としてデジタル防災無線の整備が市内全域において昨年度から工事が進められている状況であると理解しております。この防災無線については、放送内容が聞き取りにくいとか、いろんな形で台風のときにも苦情等が殺到したわけなんでございますが、特に、放送が聞きにくいということで内容もはっきりわからない、そういうことが市民の多くから声をいただいております。

 伊勢市では、このような状況を受け、放送内容が聞き取りにくいことへの一つの手段として、携帯電話への防災メール配信サービスがことしの4月より開始されました。この防災メールは、メールの配信会社に対し防災行政無線で放送される内容を届け、各携帯会社から防災メールが発信されるものと認識しております。

 そこで、まず防災行政無線及び防災メール等の関連対策の概要と、防災メールの普及率や登録の状況がどのようになっているかについてお聞きしたいと思います。

 次に、防災メールが誤って深夜に配信されたことについてお尋ねしたいと思います。

 本来、投票日、これ農業委員の選挙であったんでございますが、11月27日午前10時と午後5時10分の2回、自動でメール配信される予定だったということは聞いておりますが、実際は翌日の11月28日の午前3時15分、夜中の3時15分にメールが鳴ったわけでございます。その後、また15分たった3時30分過ぎに2回目のメールが配信されております。東日本大震災以後、災害に対して市民の方は非常に敏感になっているところでございますが、そのような状況にあるにもかかわらず、このメールが誤って送信されたわけでございます。市民の方にすれば、防災に関係のない内容のメールが夜中の3時、深夜に2回も送られてきたことに大変怒りを感じているところだと思っております。今回、このようなメールの配信が本来の予定時間から大きくおくれ、深夜に配信された原因はどこにあったのか、お尋ねしたいと思います。

 次に、先ほどお尋ねしました大きく時間がおくれたメール配信と同様に、伊勢市農業委員会委員の選挙の投票をお知らせする内容が、23年1月21日の月曜日にも2回防災メールを使用しまして市民の方にお知らせをされております。市民の方からすれば、防災という言葉の意味から、大地震とか津波警報の情報の発表、避難の勧告と指示の呼びかけなど、災害というイメージを持っている方が大半だと私は思っております。今回、農業委員会の選挙の投票のお知らせ、いわゆる災害情報以外の行政情報がメールで配信されたわけでございます。なぜこの防災メールを使用して農業委員会選挙の啓発メールを流されたかということについてもお尋ねしたいと思います。

 以上で、この場の質問を終わりますが、御答弁のいかんによりましては再質問をお許し願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、山根議員の御質問にお答えする前に、まず、深夜に誤って防災メールを配信したことにより市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことにつきまして、改めて深く深くおわびを申し上げます。

 最初に、防災行政無線及び防災メールを含む伊勢市防災総合システムの概要と普及率についてお答えをします。

 伊勢市防災総合システムは、防災行政無線のデジタル化整備に伴い、本年4月1日から防災行政無線より放送される内容を市民の皆さんがみずから確認できる手段として、事前に登録をいただいた携帯電話、パソコンなどへの防災情報のメール配信、ファクス配信と防災行政無線から放送された内容をフリーダイヤルで自宅電話等から確認ができる電話応答システム、アイティービーの行政チャンネルにおけるテレビ画面への文字放送などがございます。このうち防災メールについては、危機管理課において入力した情報を防災行政無線のスピーカーから放送を行うのと同時に、市のメールサーバーを経由し、その後メール配信業者から登録をいただいている市民の皆様の携帯電話などにメールを配信する仕組みとなっております。防災メールの登録者数につきましては、11月末の時点で約6,700名の方に御登録をいただいております。

 次に、今回の防災メールの配信がおくれた原因についてのお尋ねですが、防災メールの送信がおくれてしまった原因は、本市のメールサーバーにふぐあいが発生したことによるものでございました。市役所から外部へのメールは本市のメールサーバーを通じて送信されるものでございますが、このメールサーバーのふぐあいにより、危機管理課から防災メール配信業者へ向けた配信依頼のメール送信に最大17時間もの多大な時間を要することとなり、その結果、防災メールの送信がおくれ、市民の皆様に御迷惑をおかけすることになった次第でございます。

 ふぐあいにつきましては、11月28日に保守業者によって復旧をし、現在は正常に稼働しております。保守業者の調査結果によると、メールサーバーのデータベースが肥大化し、ディスクの空き容量が減少したことでサーバーが不安定になったことが判明しましたので、その対策を講じております。あわせて監視体制をさらに強化し、安定稼働に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、防災メールで農業委員会の選挙啓発メールを配信した理由についてのお尋ねですが、公職選挙法ではあらゆる手段を使い投票啓発を行うことが定められており、その手段の一つとして、防災行政無線からの放送と防災メールなどを使用して啓発を行ったものでございます。

 以上、山根議員の御質問にお答えをしました。御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) 御答弁ありがとうございました。

 今の市長の御答弁でありますとメールサーバーのふぐあいということで、サーバーの会社が悪かったのかなというふうな理解なんでございますが、私は本当にまた素人でありますので、NTTの、携帯から来たもので、ドコモさんのあれが悪かったのかとか、そういう認識でおったんでございますが、市が契約しておるサーバーのふぐあいということで理解をさせていただきます。

 その中で、11月の末で6,700名の方が登録されておるということで、あらゆることで、公職選挙法ということでこういう形で流したということで理解はするわけなんでございます。また、今、市長が万全な対策ということも御答弁いただきましたので、この点について再度ちょっと質問させていただきます。

 この関連の対策、普及率を上げるについては、6,700人ということで今登録されておるわけでございますが、今後どのような形でこの普及率を上げていくのか、対策はどう考えているのか、その点をちょっとまず1回目にお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) それでは、質問にお答えいたします。

 今、「広報いせ」や市のホームページ、またケーブルテレビなどの文字放送、これを活用させていただいております。防災メール等の説明と、そのときの登録のお願いにつきまして、市民の皆様に広くお知らせをしているところでございます。また、それ以外に各種団体が行います総会の場や自治会、また事業所等で開催される防災と防犯の講習会、こういう席におきましても、防災メールの内容説明、それと携帯電話への登録のお願いを行っております。引き続き、あらゆる機会を利用させていただきまして防災メール等の普及に努めさせていただきたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。あらゆる機会を利用して防災メールの啓発・普及に取り組んでいくという御答弁をいただいたかなと。やはり地域防災、本当に今敏感になっておるわけでございますので、いち早くこういう形で市民の皆さんに周知することが、本当に伊勢市の市民を守ることができるのかなというところがあるので、そのあたり本当にいろんな形の啓発で取り組んでもらいたいと思います。この問題はそれで結構でございます。

 そういう中で、今回のときに、問題が生じたことを一体何時に当局として役所は把握しておったのか、そのあたりについてもう少し詳しくお聞かせできますか。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) 当課の職員が防災行政無線の放送を聞いて、メールが届いていないというところで直ちに気づきました。その後、無線業者のほうに連絡をいたしました。原因の調査、究明を行いました。その時点におきましては原因が特定されませんでして、防災メールがこのように大きくおくれて送信されることは予測いたしませんでした。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) サーバーのふぐあいでメールが送れなかったと、その時点では原因が特定されなかったということでございます。いろんな観点で、本当に危機管理の観点からも、これから二重の対策、三重の対策ということで、市長も万全な対策をとっていきたいというんであれば、この点を考えた中で今後の対策、二重の対策というのはどういうことが必要であるのか、そのあたりもちょっとお考えをお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) ただいまの御指摘、本当に重く受けとめております。今、市のメールサーバーにふぐあいが生じた場合、携帯電話やパソコンからの手動により防災メール配信を行うこととしております。まずこれが1点と。また、メールの誤配信以後、市のメールサーバーにふぐあいがないかを確認する手段をとっております。当分の間、危機管理課の職員、私も含めてでございますけれども、テストメールを毎日午前、午後送信して、正常にサーバーが作動しているか確認を行っております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) 危機管理課のほうでテストメールを毎日、1日2回ということでされておると。こういう形で万全な対策の一つとして、手段としてとれるのかなというところが伺えます。やはりテストして、練習した中できっちりした形で確認をとってもらったら、これから誤送信がなくなるんかなというところがございますので、このあたり本当に継続してきっちり続けていただきたいと思います。

 この点はそれでよろしいですけれども、ほかにこの防災メールはどのような使い方をされておるのか。いろんな形でこういうメールを送っておったら、災害時のときに、緊急のときに支障がないのか、そのあたりはどうお考えですか。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) 今、防災行政無線の使い方、またメールの使い方についての御質問でございますけれども、防災情報のほか、市民の皆様に今、行方不明者の情報提供のお願い、それと花火大会の実施に関するお知らせ、それと国政選挙や県、市における公職選挙法の選挙実施に関するお知らせ、また、行政放送を防災行政無線から、これらの放送を声と防災メールのほうで活用してお知らせをいたしております。

 それと、災害時に支障がないんかなというようなお尋ねでございます。災害時は防災情報を優先して放送が入るということになっておりますので、例えば、選挙のお知らせをしているときにも防災情報が入れば、防災情報のほうを優先して放送のほうを、また防災メールのほうをお届けするということになっております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。

 災害時には災害情報を優先するということで、選挙のお知らせ等についてはやっておっても支障はないという御答弁であったんでございますが、ちょっとこの選挙についての防災メールが、この選挙啓発に感覚的にちょっとぴんとくるものが僕はないんでございますが、ここで防災メールの使い方ということで、やっぱり一定のルールが必要ではないかというように考えております。農業委員会の選挙であったということでございますが、やっぱり防災メールということでタイトルがある中で、選挙というのは僕はどうかなと思う部分があるんでございますが、やっぱり防災行政無線としての一定のルールというのは、何でもかんでも流せばいいんじゃなしに、そういうルールが必要と思うので、そのあたりはどのように考えておるのか、ちょっとお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) 防災メールの使い方についての御質問でございます。

 防災情報、それと行方不明者、また国政選挙のお知らせなど、こういうことの使い方につきましては、引き続き防災行政無線からの放送と防災メールの活用を行いながら行ってまいりたいと考えております。

 しかし、今御指摘の今回行われました農業委員の委員選挙のように、選挙の投票者の対象が一部であると、そういう方に限られる選挙のお知らせ等につきましては、今後この選挙を含めまして、メールまた放送につきましての一定の基準、ルールをつくらなければならないと考えております。



○議長(西山則夫君) 山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。

 今後一定のルールをつくらなければならないということでございます。本当に今回の例でございますが、農業委員会のこの選挙に対しまして、伊勢市民の方が投票権があるんかというたら、ほとんどの方がないわけですよね。本当にこの地域の農業委員会にかかわっている部分のごく一部の方ということで、本当に13万おる中で、この農業委員会の選挙に当たりまして皆さんが投票できるんであれば、やっぱりそのルールとして啓発する中で選挙ということについて認識してもらうためにこの防災行政無線を使うことについては異存はないわけなんでございますが、限られた、本当に小規模な、小規模なと言うと失礼かわかりませんけれども、本当にごく一部の方しか投票権がないような選挙につきましては、やはりもう少し考えてもらった中で、僕は正直な話、こういう形は必要じゃないんかなという思いがあります。

 私のところにもやっぱり苦情が来たわけなんですけれども、私らはこんなん流されても投票権も何もないんやんなと、何でこんなことまでせないかんというような苦情が参っておるわけなんでございますが、この点だけはやっぱりきっちりもう一回一定のルールを決めた中で整理していただきたいと思います。

 以上で結構でございます。ありがとうございます。

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△吉井詩子君



○議長(西山則夫君) 次に、2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) おはようございます。公明党の吉井詩子でございます。

 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をいたします。

 9月議会の終了の日よりこの方、情報というものの大切さ、そしてその発信について、怖さについて深く考えさせられ、敏感にならざるを得ない日々を過ごしてまいりました。それで、今回、市民等への情報提供の推進体制について、まずお聞きいたします。

 1点目、審議会等の会議の開催の周知の仕方につきましては、現在、都市計画審議会、教育委員会など日程の知らされているものもありますが、原則公開でありながら開催日時の知らされていない会議があります。伊勢市審議会等の設置及び運営に関する指針には、運営上支障が生ずる場合を除き、原則として公開するということ、公開する審議会等の会議の開催に当たっては、会議の周知に努めるものとするとあります。現在それができていないところもあるというのが現状かと思われます。

 そこで、他市の事例をいろいろ見ました。(パネルを示す)これは松阪市の事例です。会議の日程を公開、非公開も含めて一覧表にしてある、こういう方法というのはわかりやすくて参考になるかと思います。さらに、松阪市役所庁舎内では庁舎内広報として、日にちごとに1週間分、イベントや会議をまとめたものを毎週金曜日に各課や議員に配信しております。きょうは市内でどんな行事があるのか、また、ほかの課の関係する審議会やそういうものがどういう会議があるのかということに興味を持つことは、縦割り意識の解消にもつながると思います。伊勢市においても会議の開催の周知をきちんとすべきだと思いますが、考えをお示しください。

 2点目、ホームページの内容について少し伺います。

 市民から、伊勢市のホームページは検索しにくい、内容が不親切だ、私の検索の仕方がまずいのかなというようなお声を聞くことがあります。それぞれの市に一長一短あると思うのでいろいろと見てみました。そこで、他市の事例で本当にこれは市民の立場でつくられているなというものを見つけましたので、1点だけ紹介いたします。

 この津市のホームページにありました「一人親家庭のしおり」というものです。伊勢市では、例えば児童扶養手当でしたら「離婚」というところから児童扶養手当のところに入っていきます。しかし、この「一人親家庭のしおり」というものの中には、各種の相談場所や健診、休日診療所、奨学金、市営住宅、ハローワークなど、その担当課以外のさまざま各課にわたる情報が網羅されています。市民のニーズについて想像力を働かせた血の通った情報だと私は思います。

 当市でもホームページのリニューアルがされるとお聞きしております。情報提供のガイドラインには、所管部署が情報提供さえすればよいという考えから脱却し、よりよい情報提供のあり方を進めるためにも、市が提供している情報を利用者の観点でチェックし、所管部署に対して改善案を示すことができるよう体制を整備するとあります。このガイドラインに沿った工夫ができるよう、そういう体制についてのお考えをお聞かせください。

 では、次に2点目、地域医療について質問いたします。少々長くなるかわかりません。

 平成23年2月に出されました「将来の伊勢市のすがた」によりますと、平成22年の伊勢市の65歳以上の老年人口率は25.8%、既に超高齢社会に入っております。団塊の世代が後期高齢者となるのが2025年、80歳以上になる2030年には老年人口が32.7%になると予想されています。それから、全国での数字ですが、年間死亡者数は2035年前後には164万から170万人に達すると見込まれ、少子、超高齢、多死となり、みとりの問題についても考えなくてはならなくなります。

 (パネルを示す)医療機関における死亡割合の年次推移によりますと、死亡場所は、昭和20年代は家で亡くなられる方が80%を超えていたのが、昭和51年を境に逆転し、現在では80%以上の方が病院で亡くなっております。増加する最期のみとりを医療機関で今後も80%以上抱えていたら、医療機関はパンクしてしまいます。「最期はどこで」というみとりに関するアンケートは既にたくさん行われております。そのような意識調査の結果を見ますと、国民の多くは病院より在宅で最期を迎えることを望んでいます。そしてその理由として、自宅で最後まで療養したい、住みなれた場所で最期を迎えたい、最後まで好きなように過ごしていたい、家族との時間を多くとりたいと挙げています。しかし、家族に迷惑をかけたくないとか、急に状態が悪くなったときに病院にいるほうが安心だという理由で、病院での死を選択しています。家族の負担が軽減されれば最後まで家で過ごし、残された人生を価値あるものにできると、在宅医療を選択したいという人が多くいるということだと思います。

 終末期医療という言葉をよく耳にしますが、それは死を迎えるためのものでなく、よりよく最後まで生きるためのものです。厚生労働省の在宅医療に関する推進会議などさまざまな部会長をされております仙台往診クリニック院長の川島孝一郎先生は「在宅医療のグランドデザイン」で、人は死ぬ直前まで生きているのであり、よりよい生き方をした結果がたまたま死ぬことなのであり、よりよい生き方は最後まで継続されるのであると言われています。

 在宅医療では、手術、CT、MRI検査、放射線治療等を除けばほとんどのことができると言われています。私ごとになりますが、私は母親を平成16年、肺がんで亡くしております。私の家で在宅酸素をしていましたが、私も昭和37年生まれでございますので、病院信仰というものがあります。母親も迷惑をかけてはいけないという思いがありますので、お互い最後は病院でというストーリーをつくっておりました。そういうわけで入院したんですが、家では怖いお母さん、優しいおばあさん、猫の飼い主という役割が寝ていてもあるわけなんです。しかし、入院すればそのときから、患者という役割しかありません。しかも、よい患者でありたいと思うので、痛みも我慢したりするわけなんです。私も、にわか勉強ではありますが、在宅医療でのみとりの症例のお話を伺うと、市民としてもそういう在宅医療のことを知っておきたかったなと今思っております。

 また、国のほうでも早くから在宅医療ということが言われております。介護保険の第5期の計画策定でも、在宅医療の推進ということが示されております。もちろん医療の政策に関しては国・県が主体的に進めるものでございます。しかし、在宅医療は生活の場が医療現場となりますので、生活の場の福祉を担い、支える市当局におかれましても、正しい認識を持つべきであると考えます。

 そこで、今の伊勢市の在宅医療に関する現状と認識についてお答えください。

 次に、2点目、医療と介護の連携について伺います。

 さきの川島先生のグランドデザインには、在宅医療にはICFの理念が不可欠とあります。ICFとは、国際機能分類といってWHOが2001年に定めたもので、障がいを持つということを人が生きること全体の中に位置づけてという理念なんですが、とても簡単に言えば、疾病や障がいそのものだけを見つめるのでなく、その人の生活を支える医療、介護、行政の人々全体によって、本人の生き方にかかわり支えるということです。その理念に基づき、その人の環境を整えていくためには、医療と介護の連携が重要です。医療と介護の壁を乗り越えて共通言語をつくり、コーディネートをしていく役割が行政にはあると思うのですが、お考えをお聞きします。

 次に、緩和ケアについて伺います。

 2007年のがん対策基本法第16条で、国及び地方公共団体は、がん患者の状況に応じて疼痛等の緩和を目的とする医療が早期から適切に行われるようにすること、また、附帯決議には、自宅や施設においても適切な医療や緩和ケアを受けることができる体制の整備を進めることとあります。緩和ケアに関しては、まだまだ誤解があります。緩和ケアは死を待つ医療なのかというようなこともあります。私たちでも、歯がちょっと痛いだけでも、もう何もする気が起こりません。傷みをとって適切な治療を進めるためのものでもあります。

 伊勢市では、伊勢病院に緩和ケアチームがあり、また日赤さんにも緩和ケア病棟というのができ、質の高い緩和ケアを受けることができます。誤解のない正しい認識がなければもったいないことだと思いますので、啓発を強化すべきですが、どうお考えでしょうか。

 次に、自治体病院の役割について伺います。

 地域において、すべての家庭で在宅療養が可能なわけではありません。また、在宅でないとためだと申し上げているわけではありません。一人一人がどういう医療、どういうみとりを望むのか、意思を尊重し、選択のできる体制の整備が必要です。四日市市民病院の副院長で地域連携・医療相談室長の宮内先生は言われています。急性病院は、在宅医、かかりつけ医のサポート体制、疼痛管理が困難なときのペインクリニック、地域連携室の価値をいろいろ考えることができる。

 超高齢・多死社会の来ることや地域の医療の現状を通して見えてくる自治体病院の役割があると思うのですが、どのようにお考えでしょうか。

 それから、最も大切なことは、病院内でどのような議論がされているかということだと思います。「ガバナンス」の12月号に城西大学の伊関先生の文が載せられています。被災地の医療の再生を通して地域医療について書かれたものであります。医療機能のあり方を含めて、現場の医療者の意見を聞くことが大切。医療者の声を聞かずに無理に医療機関の整備を進めることで、かえって医療者がやる気をなくし、医療機関を離れる危険性があるとあります。

 現在、伊勢病院の現場でどのような議論がなされているか教えてください。

 以上で、この場での質問を終わります。答弁のいかんによりましては再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、吉井議員の御質問にお答えをいたします。

 最初に、審議会等会議日程の市民への情報提供ですが、市では市政に関する情報を積極的に提供し、市民との協働によるまちづくりの実現を図るため、情報提供のガイドラインを策定しており、市民が求める情報を利用者の立場に立って正確でわかりやすく提供するよう努めております。毎年、年度当初には各部の代表者を集めた広報広聴連絡会議を開催し、情報提供のガイドラインについて再確認をし、市が開催する会議については原則公開として情報提供していくこととしております。また、議員御紹介の伊勢市審議会等の設置及び運営に関する指針においても、審議会の会議の開催に当たっては開催の周知に努めるものとしており、この指針に基づき、開催については本市のホームページ等において市民の皆さんに周知することとしております。

 しかし、一部の部署において十分になされていない現状がございましたことから、改めて本年10月に原則公開という指針に沿った運用を心がけ、事務に当たるよう通知を行ったところでございます。

 今後はさらに職員の意識を高め、行政情報を積極的に提供するための仕組みも工夫し、御紹介いただいた松阪市の例も含めて、多様な方法による情報提供を推進していきたいと考えております。

 次に、ホームページについてですが、現在のホームページは合併前の旧伊勢市のものを平成17年に一部リニューアルして利用しており、議員御指摘のとおり、他の市町と比較をしても知りたい情報が見つけにくいといった声も寄せられております。

 そこで、現在ホームページのリニューアル作業を実施しており、検索機能の充実、障がい者や高齢者に配慮した文字サイズの変更や読み上げ機能など、市民の皆さんが必要とする情報が手に入りやすいようなホームページとなるよう、運用開始に向け努力をしているところでございます。

 議員御指摘の審議会の予定、会議内容についての表示方法の市民の目線に立った情報提供については、先進地のホームページも参考にし、メニュー構成や掲載項目の見直しを行い、リニューアルをしていきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、地域医療についてお答えをします。

 現在の在宅医療の状況ですが、伊勢市では医療機関の先生方や介護保険の事業所等、以前より在宅医療に熱心に取り組んでいただいており、感謝をしているところでございます。医師による訪問診療を初め、歯科医師による在宅歯科診療、看護師による訪問看護、またケアマネジャーやホームヘルパー等多職種が協働しながら、在宅医療や介護を提供していただいております。

 今後、全国と同様、伊勢市においても総人口が減少を続ける中、65歳以上の人口は年々増加し、2020年には3万8,108人とピークを迎え、高齢化率においては2030年で32.7%と推測されております。全国的には超高齢社会を迎え、75歳以上の後期高齢者が急増し、2030年ころには死亡総数は現在の約120万人から約160万人になると推計をされております。高齢者が安心して暮らし、満足して一生を終えるためには、住みなれた地域や自宅で生活をし、日常の中で介護や医療を受け、そして終末期を迎えられるよう、在宅医療は今後ますます重要になるものと考えております。

 また、国においても、生活の場において必要な医療や介護サービスを受けられる体制を構築することにより、住みなれた場所で安心して自分らしい生活を実現できる社会を目指し、在宅チーム医療を担う人材の育成、実施拠点となる基盤の整備、緩和ケアなど個別の疾患に対応したサービスの充実、支援などが推進されていくものと認識をしております。今後、在宅医療を推進していくためには、医療や介護サービス体制の充実、介護する家族の支援、急変時に入院できる後方ベッドの確保、24時間体制の相談や対応など、将来に向けてのさまざまな整備が必要になってきます。

 本市においては平成23年9月より、24時間年中無休体制で、看護師などにより電話相談が受けられる24時間電話相談サービスを開始いたしました。9月には476件の相談があり、介護の相談についてはそのうち32件でございました。また、心身ともに健康で自立的な生活を維持できるよう、生活習慣病予防、介護予防という予防対策にさらに力を入れていくとともに、医療と介護、福祉の連携が今後ますます重要となってきます。

 次に、医療と介護の連携についてですが、まず、第3期以降の介護保険事業計画では、高齢者が住みなれた地域で安心して生活が続けられるよう、市内を中学校区単位とした日常生活圏域に分け、これまでその区域ごとに在宅生活を支えるための施設整備等に取り組んでまいりました。そして、平成24年度からの第5期計画においても、引き続き地域密着型サービス施設の整備に取り組むとともに、重度者を初めとした要介護高齢者の在宅支援を支えるため、日中、夜間を通じて訪問介護と訪問看護が連携してサービスを提供する定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスが来年度創設されることが決まっており、本年度、本市では既にモデル事業として取り組んでいることから、24年度以降も引き続き実施していく予定としております。

 また、本年6月に成立した改正介護保険法は平成24年4月1日に施行されますが、その内容は、高齢者が地域で自立した生活を営めるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスが切れ目なく提供される地域包括ケアシステムの実現を目標としており、市といたしましても、地域包括支援センターと関係機関による多面的な支援を積極的に進めていきたいと考えております。

 次に、緩和ケアについてですが、がん患者とその家族が可能な限り質の高い療養生活を送れるように、在宅医療も含め、さまざまな場面で切れ目なく実施されることが望まれております。また、緩和ケアとは、がんの終末期に受ける医療ではなく、がん治療の初期段階から一緒に受ける医療であり、苦痛を伴う症状を緩和し、がん治療に取り組む患者や家族が直面するさまざまな問題などに対処して援助する医療のことをいいます。今後、高齢化社会が進んでいく中で、特に日本人の死因の第1位となっているがん対策においては、予防や治療だけではなく、早期の段階から緩和ケアをあわせて受けることが必要と考えております。

 市立伊勢総合病院におきましては、平成6年4月に麻酔科が開設された時期から、麻酔科医によるがん疼痛の緩和に関する診療を始めております。緩和ケアは、医師だけではなく看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカー、臨床心理士などの専門職で構成したチーム医療で行うべきものであり、市立伊勢総合病院でも平成14年4月より緩和ケアチームとして緩和ケアを提供してきました。内容としましては、がんによる痛みなどのさまざまな症状の緩和、がんの治療に伴う苦痛の治療やがん患者の心のケアにも対応し、また、腕や足のむくみに対してマッサージでありますリンパドレナージ治療も行っております。

 緩和ケアの啓発につきましては、平成16年7月に南勢地域緩和ケアネットワークを立ち上げ、三重県南勢地域での緩和ケアの啓発活動を行い、医療従事者の研修及び情報交換の場を提供しております。また、地域住民に対しては、市立伊勢総合病院のホームページに緩和ケアについて掲載をし、市民公開講座において担当医による緩和ケアの講演を行い、病院ふれあいまつりにおいてはハンドマッサージやがん看護相談を行い、緩和ケアに対する理解と啓発に努めているところでございます。今後につきましても、さらに地域住民に緩和ケアについて情報発信をし、理解と啓発に努力をしていく所存でございます。

 次に、自治体病院の役割についてですが、地域医療に必要な医療のうち、採算性等の面から民間医療機関による提供が困難な医療を提供することと、公立病院改革ガイドラインに示されております。これは民間医療機関など他の医療機関相互の連携を深めながら、地域住民が安全・安心に暮らせるよう、適切に医療が受けられる医療提供体制を確保していくことを考えております。市立伊勢総合病院の役割は、伊勢志摩サブ保健医療圏の急性期医療、救急医療を確保すること、また、地域に不足している医療を補完すること、そして住民の健康づくりや予防医学にも力を入れていくことなど、地域医療を守ることであると考えております。

 これらの役割については、市立伊勢総合病院の中で管理会議と各科代表者会議を通して確認されているものでありますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。

 以上、吉井議員の御質問にお答えをいたしました。御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 御答弁ありがとうございます。

 通告の1と2とまとめて、情報提供の推進体制ということで再質問をさせていただきます。

 ホームページのリニューアルをされるということをお聞きいたしました。また、先ほどパネルで示しましたああいう日程表のようなことも考えてくださるということもお示しいただいたと思います。この松阪市の日程表は大変簡単な内容で、どうしてわざわざパネルにしたのかというと、これは大変簡単にできる表だとは思うのですが、しかし、内部の方の各課の協力がなかったらできないものなんです。だから、そういう意味では難しい表だと私は思っております。

 それから、ホームページのリニューアルに関しましても、これはホームページが変わるだけではだめで、職員の意識がリニューアルされなければだめだと思います。情報提供のガイドラインは、所管部署による情報提供の取り組みの違いを統一するためには、提供することが必要な情報は何なのかなどについて一定の考え方を示すことが必要ですとあります。これを庁内で推進するためには、リーダーであります市長がこの情報提供のガイドラインということをまず御自身の中に情報提供の推進体制についてガイドラインを構築していただくのが先かなと思います。

 市長の情報政策というのは、今まで見える化といって広報に各事業の予算額を載せていたりと、大変評価のできるものがありました。今ここでこの情報提供のガイドラインという基本を思い出していただいて、庁内に推進体制をしいていただきたい、そのように願いますが、いかがお考えですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 行政情報の提供につきましては、これまでさまざまな取り組みをしてまいりました。また、私自身の情報提供のあり方については見直す時期であると思いますので、再度見直すことは見直しをして、改めて推進をしていきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) しっかり自分自身も見直していただくことを御期待申し上げます。

 それでは、次に地域医療について再質問させていただきます。

 在宅医療の重要性をしっかりと認識していただいているとの御答弁をいただきました。ありがとうございます。在宅医療の推進にはさまざまな整備が必要であるということもお答えいただきました。さらに必要なことは、市民の理解でもあります。この在宅医療というものを地域に根差したものにしないといけないと思います。超高齢者・多死社会になることに備えて在宅医療というものを、先ほども申しましたが、在宅という家庭の中に、生活の現場に医療がかかわるので、生活現場の福祉を担っていくのが市の役割であると先ほども申し上げましたので、これは福祉の政策としてきちんと位置づけをして、総合計画−−これがどういう名前になるのかちょっとわかりませんが、総合計画の中にのせていくような考えがないのかどうかということをお聞きいたします。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) ただいま吉井議員から御質問のございました在宅医療についての総合計画の記載についてでございますけれども、今後策定されます総合計画につきまして、また関係者の皆さんの御意見等をお聞きしながら策定してまいりたいというふうに考えておるところでございます。よろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。四日市市でありますとか、この総合計画にきちんと地域医療ということが載せられておりますので、またそういうことも参考にしていただきたいなと思います。

 医療と介護の連携について、次、お聞きいたします。

 地域包括ケアシステムの実現、地域包括支援センターの強化を進めるというお答えを先ほど市長のほうからいただきました。今回の介護保険制度の見直しのベースとなっております地域包括ケア研究会報告書というものを見ますと、2025年の超高齢社会を見据えて2025年の地域包括ケアシステムの姿というものが示されております。その中で、医療との連携においては退院時カンファレンスにおける情報共有の徹底でありますとか、日常生活圏域−−これは大体中学校区だと理解しておりますが、そういうところに置かれます地域包括支援センターを中心としたケア会議による訪問診療や看護・介護、地域の方々とのチームケアのあるべき姿というものが示されています。

 現在もこの連携というのはされております。私も、自分の住んでいるところの地域包括支援センターや在宅介護支援センターにもお邪魔いたしまして、そのようにもお聞きいたしました。しかし、2025年というものを目指しますと、さらなる強化が必要なんだということで、このようにそういう姿が示されているんだと思うんです。だから、この介護保険計画の見直しというのは3年ごとに行われるわけなんですが、もっと大きなビジョンを持っていただいて、2025年というものを目指して、それで考えていかないとだめじゃないのなと思うんですが、その辺、どのようにお考えでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) ただいまの吉井議員の御質問にお答え申し上げます。

 国のほうからは市に対しまして、2025年に向かっての国の考え方が示されまして、そちらにつきましても、私どもは現在策定中の第5期の介護保険事業計画におきまして盛り込んでおるところでございます。ただ、国からは2025年に団塊の世代の皆様が75歳を迎えるというふうなことで、それに向かった施策というふうに言われております。伊勢市におきましては、その10年前、団塊の世代の皆様が65歳になります平成15年、こちらを目標といたしまして、当面のところ介護サービスの推進、またサービスにおけます施設整備等の充実におきまして、それらを見据えまして現在の計画を策定中でございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 2015年を目指してということで、3年後を目指してということなんですが、やはりこれはもっと大きなビジョンを持っていかないと、介護保険料も上がりますので、やはり大きな目標というものを持っていかないと市民の方は納得しないのじゃないのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 この介護保険計画の中身について細かく聞くことはきょうはいたしませんが、医療と介護の連携において、訪問看護師というのが重要な役割を果たします。それでまた、この訪問看護のこともそうなんですが、利用者には介護と医療のサービスが別々でばらばらに行われているので大変わかりづらいと。これは、この間、12月6日のNHKの9時のニュースでもたまたま言っていたんですが、まだまだ医療と介護の間には壁があるんだということ、また訪問看護師の方が退院カンファレンスなんかで病院へ行っても、そういう交通費も出ないとか、いろいろな問題があるということも指摘されておりました。

 そういったさまざまな問題点を解決するために、今回、2つの新しい事業が加えられたと思うんですが、小規模多機能居宅介護にこの訪問看護をプラスするという、この複合型サービスの創設というのは、そういう問題点を解決するためにというお考えで創設されたのかということを教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) 今回、ただいま議員仰せのように、国のほうから新しいサービスとしまして複合型サービスというものが示されました。このサービスにつきましては、小規模多機能型居宅介護施設、こちらはショートステイ、またデイサービス、訪問介護等が備わっている施設でございまして、これまであったものでございます。こういう施設と訪問看護というものが、これまでは別々で介護の利用者の皆様に提供されておりました。今度新たにできました複合型サービスでは、これらを1つの事業所で一体として提供できるというふうなサービスでございます。今後、市においても、またそういうものにつきまして事業者のほうからいろいろ実施等の申し出がございましたら対応させていただきたいというふうに考えておるところでございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) この複合型サービスなんですが、訪問看護師の方も、看護師さん自体も今は不足しているという状態の中で、このサービスの姿というものがなかなか想像しにくいんですが、今さっき実施される業者さんに対してというお言葉をいただいたんですが、そういう見込みというのはあるんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(山本辰美君) 現在のところ、伊勢市におきましてこのサービスを実施していきたいというふうなお話を事前に聞いておるということはございません。ただ、小規模多機能におきましても多数の事業所さんが現在運営をされております。また、市内におきまして訪問看護も多数の事業所のほうが実施をしていただき、訪問看護サービスをしていただいておるところでございます。

 現在は、先ほど申し上げましたようにこれらのサービス、それぞれ別々に提供していただいておりますけれども、先ほどのまた包括支援センター等がコーディネート等をさせていただき、いろいろなケアマネジャーさんとも連携をしながら、この複合型サービスがまたよりいいものになっていきますように、市としましてはまたコーディネート等の役割を果たしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。

 この訪問看護のステーションでありますとか、そういう方々と地域包括センターが連携をしっかりとっていただく。地域の医療でこれから大切になってくるのが地域包括ケアシステムなんですが、これはどういう資料を見ましても多職種連携ということが出ております。薬剤師さん、このごろ訪問で薬を届けてくださる、そういうことをされておるところもあります。こういうことは、やはり老人の方で、これ何の薬やったんかいなと思うようなこともありますので、今後そういう需要も出てきます。また、さまざま、地域包括支援センターはいろんな人権とか権利擁護の問題も出てきます。本当にたくさんの方々、また胃ろうにならないように、なるべく栄養状態をよくするようにということで栄養士の方々、もう本当にいろんなたくさんの方々の連携が必要となってまいりますので、2025年というものを目指して、そういうシステムというものをつくるように目指していただきたいなというふうに考えます。

 では、次に、緩和ケアに対する理解と啓発にということについて再質問させていただきます。

 今、緩和ケアに関しましてさまざま啓発に御努力をいただいているという御答弁をいただきました。大きな誤解のもう一つは、中毒になるのではないかということです。確かに医療用の麻薬を使いますので、それで中毒になるんじゃないのかなとか、そういうことをすごく言われる方があります。これ中毒になるというのは、私たちのイメージでいいますところの薬物疑惑とかで出てくる薬物、そういうのでなくて、医療用の麻薬ということ、痛みのある人に施される医療用の麻薬は中毒になることはないということをしっかりと啓発しないといけません。もちろん市民講座、私も行かせてもらいましたが、そういったこともしっかり言われておりましたので、そういう機会もふやしていただきたいと思います。

 そして、先月、11月20日、津で三重県緩和医療研究会というものがありました。これには十和田市立中央病院の蘆野院長の講演がありました。その講演の前に、症例報告などの発表が10題ほどありました。その中で、伊勢病院の緩和ケアチームも「市立伊勢総合病院の緩和ケア外来におけるリンパ浮腫への取り組み」という発表をされ、日々の努力が感じられるすばらしい内容でしたので、私は伊勢市民として本当に誇らしく思いました。こういう伊勢病院における緩和ケア外来でありますとか、もっといいところがいろいろありますので、もっとみんなに知っていただきたいと思うのですが、院長、いかがお考えでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) お褒めの言葉をいただいて、どうもありがとうございます。

 私どもも緩和ケアにつきましては啓蒙するように努力はしてまいったつもりでおりますけれども、まだまだ不十分なところがあるかもわかりませんので、さらに今後、啓蒙に努力をしていきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。

 それでは、自治体病院の役割について再質問させていただきます。

 御答弁の中では、管理会議と各科代表者会議で確認をされているとありましたが、これは現場で、きょう私が申しました地域医療のことなんかも含めて、例えばワーキンググループなどをつくっていろんなテーマを決めて議論して、そういうものを積み上げて、そして病院としての意見としてどういう病院にしたいかということを、ドクターやナースやさまざまな方の声を反映した代表者会議ということですか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) そうですね。私どもの病院の最高の決定機関は管理会議というのがございます。その管理会議の下に各科の代表者が集まる、それから各部署の代表者が集まる各科代表者会議というのがございます。管理会議の情報は各科代表者会議に知らされて、各科代表者会議からさらに各下部組織に伝達されるという形をとっておりますが、逆に各部署から上がってきたものが各科代表者会議に上がってくるというふうな経路もございます。こういうことで、病院の上からの下部組織への伝達、それから下部組織から上方への伝達というのを行っているということでございます。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) そういう連携が常にされているという理解でよろしいですか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) それで結構だと思います。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 第三者委員会で話し合われた内容というのが、この間、教育民生委員会の協議会でも報告があったわけなんですが、その中でも、どういう病院にしていくのかは病院が考えることであり、病院の中で吟味すること、新病院建設へ向けて実際に進むにはどんな病院とするのか議論がなされていないことが危惧されるということが書いてありました。議論はなされているのか、なされていないのか、どちらでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) 議論はしております。それは、管理会議でもその議論はしておりますし、それらをさらに各科代表者会議のほうに持っていって報告する、または議論をしていただくと、そういうふうな形をとっております。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。今、議論をしていただいておると。じゃ、どうしてこんなふうに書かれたのかなということは疑問が残るわけなんですが、院長のほうも本当に現場のナースの方、栄養士の方、技師の方や、いろんな方から直接声をお聞きしたりとか、そういうふうな努力というのはされているんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 病院事業管理者。



◎病院事業管理者(間島雄一君) 個々に医療の各科、例えば内科とか外科とかという幾つかの科がありますけれども、そういう科との懇談というのは行っております。それから、看護部との懇談というわけではありませんけれども、看護部の幹部との話し合いというのは、これは頻繁にございます。ただ、薬剤部とか、それから検査部とか放射線部とかとの話し合いというのは、ないというわけではありませんけれども、頻繁にしているという状態ではございません。



○議長(西山則夫君) 吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 今、病院内においては一番議論をしなければならない時期だと思いますので、頻繁にやっておりますと、毎日聞いておりますと自信を持ってお答えいただけるような状態にしていただきたいと思います。

 それから、最近、1週間ほど入院されて退院されたある方からお聞きしたんですが、伊勢病院の職員の水準の高さということもお聞きしております。そういう病院の現場の皆さんが安心して働ける、そのためにはこの病院をどういうふうにするのかということを−−回復期リハとか健診センターとか急性期を引き続きやっていくとか出されておりますが、どういう理念でやっていくのかということがやはり大事じゃないのかなと思います。

 先ほど緩和ケアのところで言わせていただきました十和田市立中央病院の先生なんですが、病院が新しくなる際、これは建てかえのときなのか何なのかちょっとわかりませんが、新しくしたときに病院の理念も変えたそうです。その理念の中には、医療と介護と福祉と地域の住民の連携が大事だということもうたってあります。その講演会が大変感動的な内容だったんですが、ここも赤字で大変だということもお聞きしております。そのように大きな理念というものを持っていただいて、この伊勢病院というものを今後現場でも真剣に考えていっていただきたいなと、そして私たちにもその意見をまた教えていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午前11時06分



△再開 午前11時16分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

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△福井輝夫君



○議長(西山則夫君) 次に、6番、福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 会派・創造の福井です。

 議長のお許しを得ましたので、質問通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 今回は、二人目の副市長選考における諸問題についてお聞きします。

 12月5日の議会開会の冒頭で、市長はこう述べられました。私の説明不足、軽率な行動により市民、議会、職員、関係者の方々に誤解、憶測を招く結果になったことを深くおわびしますと。説明不足ということを今実感しておられるようですが、問題が表面化した直後に、今回の問題についての真偽を市民の皆さんに向けてもっと積極的に市長みずからが直接説明する機会を持つべきであったと思っております。

 この問題が表面化した直後の伊勢市民の皆さんの反応や意見がどれだけ厳しいものだったか、それが今もなお続いているということを市長は把握しておりますか。多くの人々に会うたびに、大変な落胆とか、あきれたという言葉ばかりで、市長を擁護する言葉はありませんでした。ここまで問題が深刻化したのは、市長の問題意識の低さにあると思います。市長を深く知る人、近しい人ほど、今回の2人目の副市長選任問題に対し非常に厳しい反応を示されております。この問題が続く限り、伊勢市の行政は停滞するばかりか、支障が出るのは明らかであります。早急に決着を見なければなりません。

 そこで、二人目の副市長選考における諸問題について、1、新聞報道内容の真偽について確認したい。2、10月19日の全員協議会における市長答弁に虚偽はないか、この2点についてお答えをお願いします。

 質問は以上でございますが、御答弁のいかんによっては再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、福井議員の御質問にお答えをいたします。

 今回の副市長選任につきましては、冒頭おわびを申し上げさせていただきました。改めてこの場におきましてもおわびを申し上げます。本当に申しわけございませんでした。

 今回の副市長選任に関して一部報道がございましたが、報道内容につきましては多岐にわたるため、新聞報道内容の真偽については個別ごとの御質問に対しお答えをさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、10月19日の全員協議会における市長答弁に虚偽はないかということでございますが、一部報道による議会の選任同意をいただく前に副市長候補者である女性と会っていたことについては事実でありますが、私の答弁には虚偽はないものと認識をしております。

 ここで少し整理をさせていただきたいと思いますので、パネルをごらんいただきたいと思います。(パネルを示す)

 こちらが副市長候補者選任に関する経過を示したパネルでございます。まず、上段から、7月19日から8月19日までが副市長の公募の受け付け期間でございました。次に、8月24日に第1次選考結果を決定しております。

 次に、8月29日、9月5日、10日、11日に第2次選考を実施しております。そして、9月12日に副市長候補者を決定しておりまして、私どもといたしましては、ここまでが副市長候補者に選任に関する選考期間と考えております。先般の全員協議会での議論の中では、この期間の認識のずれがあったのではないかというふうに考えているところでございます。

 次に、9月20日に議会運営委員協議会で候補者の報告をしております。ここで議会に対しまして候補者の氏名を御報告させていただいております。そして、10月になりますが、10月11日に市議会において選任の同意をいただいております。以上でございます。

 したがいまして、選考の前後に第2副市長候補者の方に会われたかの御質問に対しては、私は7月19日の副市長公募受け付け期間から9月12日の副市長候補者決定の期間を選考の前後ととらえて、そういう事実はないという趣旨の答弁を申し上げた次第でございます。また、9月議会最終日に選任同意をいただいたときには候補者も本会議場に来ていただいており、私も含め議会の皆様にも会っていただいているものでございます。

 これらのことから、私の答弁については矛盾点はないものと認識をしておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 先ほど市長は認識のずれということをおっしゃっておりますが、その辺につきましても順次お聞きしていきたいと思います。

 市長は、12月1日号の「広報いせ」の「市長室から」の中で、「副市長の選考について」と題しておわびの文章を書いておられます。しかし、この文章だけで納得する市民はほとんどいないと思います。市長が本当に心から反省しているなら、場所はどこでもいいんです。市役所、またはいせトピアとか、早い時期に市民の皆さんにみずからの言葉で説明し、質問に答える機会をつくるべきであったと。しかし、そういった機会をつくることもせず今日までに至った。その結果、どれだけ多くの市民の、いや、伊勢市以外の人々にさえも疑惑の念を増大させたことか。今議会は直接市長みずからの言葉で説明できるよい機会ととらえ、質問には真摯にお答えいただきたい。

 市長、市民の皆さんが怒っているのは、全国公募をし、147人の中から最終に選ばれた人が市長に限りなく近い人であったのではないか、選考は公平・公正ではなかったのではないかという疑惑がぬぐえないことにあります。疑惑を解消するために、真実を導き出すために、ささいなこともお聞きすると思いますが、よろしくお願いいたします。

 これまでの経緯を今説明がございました。公募に対する応募者は147人あったわけですが、これは全国からの応募者でございます。そして、第1次選考、第2次選考を経まして候補者の内定があったわけですが、9月12日、ここで副市長の候補が市役所の中で決定されたということでございます。その中で、候補者の議会承認を行ったのが10月11日ということでございます。この範囲のことで市長は今ちょっと認識のずれとおっしゃっておりますが、実際にその副市長候補が認定といいますか、決定されるのは議会承認の後でないと決まらないことであります。幾ら市役所の中でそれが内定したとしましても、まだ途中でございます。それを市長は、ここの9月12日の時点で選任が終わっておるというような発言が今ございましたが、そうなりますと、市長は以前に市会議員でございました。議会の立場というものをよく御存じの方のはずです。それがここでもう決まったんだと。もういろんなその人とのことについては全然問題ないんだということであれば、議会軽視も甚だしいのではないかと、私はそう思っております。

 そこでお聞きします。2人目の副市長選考における諸問題について、新聞報道があり疑惑が浮上したため、10月19日に市議会全員協議会が開かれました。その質問の中に、第2副市長の選考の前後に第2副市長候補の方に会われたことがありますかという問いがございましたが、市長はそういったことはございませんと答えます。その答えておることには、市長、間違いないですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 先ほど申し上げましたとおり、先ほどの副市長候補者の選任に関する時期においてはお会いはしておりません。ただし、先ほど冒頭でも御説明させていただきましたが、庁内での第2次選考の結果以降、庁内での打ち合わせ等もございましたし、また報道に出ました状況においてお会いもさせていただきました。重ね重ねおわびを申し上げたいと思います。申しわけありませんでした。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) そう答えたということには間違いないということでございます。ならば、なぜその質問をされた議員のときにそのことを言わなかったのか。そのときにそういったことはございませんとはっきり否定しておるわけです。そして、そのとき今の説明もせずに、後の記者会見でその事実を発表しております。私たちにとっては、神聖なこの議会の中での答弁にうそがあったのかと、そのときに非常に思ったわけです。なぜこの言いわけ的なことを今やるんであれば、そのときにはっきり言っておれば、この問題もそんなに大きくならなかったと私は思っております。そこについてもやはりちょっと市長は軽く考えていたんじゃないかと思うところであります。

 その会っておったということ−−議会へ選任同意を諮る前の10月10日の夜、1日前ですね、議会選任同意が11日ですから、その1日前の10日の夜に3人で飲食をしたとあります。3人とは、平成21年の市長選挙のとき、みずからの陣営の事務局長を務めていた男性、それからその副市長候補者の女性、それから市長と3人であるということが報道されておりますが、そこは間違いないでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、御答弁をさせていただきます。

 まずは、先ほどもお話をしましたが、議会を軽視したというふうに思わせてしまったことに関しましてはおわびを申し上げます。まことに申しわけありませんでした。

 そして、今御質問いただいた内容のことでございますが、事務局長という立場ではなかったと今記憶して−−少しこれは確認をしなければなりませんけれども、報道では後援会長というふうに示してありましたが、後援会長でもございませんし、事務局長という役職があったかどうかというのは少し確認をしなければちょっと今はわからない状況でございます。

 そして、飲食をしていたというよりも、飲み物を飲んでいた程度でございます。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 今、その男性の職というか、市長の選挙のときの役職というか、それがはっきりしないということでございますが、また後で教えていただくなりしますけれども、とにかく本人も選挙のときに非常に重要な地位を占めていた人物であろうと思っております。そして、その女性と3人で食事を、飲食、飲み物を飲んでおったということでございます。

 その中で、新聞での市長の弁なんですが、役所の中では長い時間をとることができない。脅迫等の可能性も高い仕事なので、公人となるときのセキュリティーをきちんとお話ししなければいけないと思って話したとあります。これに間違いはないでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) はい。議員おっしゃるとおりでございまして、私のわずかな期間の中でも経験したこととして、さまざまなことがございました。例えば、庁内に対して非常に厳しい御意見を持った方が大声で怒鳴り込んでくるケースもございましたし、実家のほうだとか自宅のほうに対しても不審車両が回ることもございました。そういったことをこれまでいろいろと経験がございましたので、そういったことを少しでも予備的に防ぐお話ができればというふうにお伝えをさせていただきました。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) はい、わかりました。セキュリティーについてお話ししたということで、それは事実ということでございます。

 昨日の議案質疑の中で市長はこう答えておられます。飲食をした店はどういう店ですかという問いに、アルコールの提供のあるバーです。そして、ほかに客がいたかは覚えていないということです。脅迫等の可能性も高い仕事なので、公人となるときのセキュリティーに関することをとなれば、とても大事な話だと思います。そんな大事な話を酒の席で、また行政関係者でない男性が同伴している状況、また、ほかに客がいたかもしれない、だれかに聞かれているかもしれない、そんな状況の中で大事なセキュリティーの話をしていたと言われても納得できません。だれかに聞かれていたら、その裏をかかれるかもしれないんですよ。

 鈴木市長は、平成21年11月16日からスタートいたしました。あなたが市長になられて、公人となるときのセキュリティーに関して職員の方からお聞きになったはずです。そのような方法でよかったのではないでしょうか。なぜ市長が直接指導しなければならなかったのか、その辺についてもお考えをお聞きいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 当時、職員から聞いたこともございますが、それ以上にやはり身の危険に関することを感じたことが非常にたくさんございました。そういったことを踏まえて、候補者本人にお伝えをしたほうがよいだろうというふうに判断をいたしました。場所等、軽率な行動であったことは、もうこれは認めざるを得ません。大変申しわけございませんでした。

 しかしながら、政治の仕事に携わっていますといろんなことがございまして、一度何か起こってしまうと取り返しがつかないことが多々ございます。これは日本全国いろんな場所で、私どもの近い市、どこでもありましたし、こういったことを二度と起こしてはならないという気持ちがございました。

 以上のことから、大変軽率な行動であったかもしれませんけれども、その意図だけはぜひ御理解いただきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 今、いろんな自分の体験からセキュリティーについてもお話をしたということもおっしゃっておりますが、場所については反省という言葉も述べられておりますけれども、その辺の認識というかそういう部分は、やはりこの伊勢市の市長である限り、公人としての立場というか、そういうものをしっかり胸におさめて行動していただきたい。もう一市民と同じような立場じゃないんですから、その辺については本当に深く反省していただきたいと思っております。本当にそういう話をしなければならないんであれば、市役所に呼んで、それからほかのセキュリティーの問題、市長が考える以外のセキュティーのこともあったかと思いますので、それは自分が市長に就任したときに聞いたセキュリティーのこととか、そういうものを踏まえて一緒に話すべきであったと私は思います。ましてや、酒の席でだれが聞いているかもわからないようなところでそんな大事な話をするということは、やはりこれは本当に問題であると思います。これが本当に真実ということですけれども、市長の資質を問わざるを得ないとまで言わざるを得ないことと思います。

 そして、先ほどの9月12日に副市長候補を役所の中で決定したと。10月11日が市議会の選任同意であると。その間、約1カ月ございますが、この9月12日の役所の中での選任で、ここまでが選任だというふうに思ったという、そこでこれが認識のずれであると市長みずからおっしゃっておりますけれども、これは本当に議会軽視も甚だしいと私は思っております。

 議会ではっきりそれが承認されるというか、確定しない限りは、まだ副市長でも何でもありませんし、まだまだ普通の人です。その普通の人に、ましてや市の中でのいろんな大事なことがあるかもしれないセキュリティーに関して話をするということ自体もおかしなことであります。その辺も市長は大いに反省していただきたい、こう思っております。やはりこの認識のずれというのは、議会軽視、それと言い逃れとしかとれないと思わざるを得ないということだと私は考えております。

 それから、次の質問に入りますと、昨年の冬、平成21年の市長選挙のとき、みずからの陣営の事務局長というか、先ほどちょっと違うかもわからないとおっしゃっておりましたが、そのときの男性と副市長候補者の女性と市長、3人で昨年の冬、女性宅を訪問したと新聞報道にあります。この事実は本当でしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) お答えをさせていただきます。

 新聞報道には昨年の冬に、新聞報道で陰の市長というふうな表現をされておりましたけれども、結婚の申し込みに訪問したというふうに書いてございましたけれども、結婚の申し込みに訪問したことは一切ございません。私が訪問したというのは、選挙等の後片づけということで訪問させていただきました。時期についてさまざまな御意見もちょうだいしておりますけれども、選挙が終わって翌日から仕事に入りました。その後、事務所の片づけ等、非常に時間をかけざるを得なかった状況もございますので、御理解いただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 訪問したことは事実である。しかし、新聞報道のような男性と女性との結婚の申し込みではないというお答えでございます。訪問の理由についても今、少し触れられましたが、選挙の後のというようなことが出ておりますが、選挙の後の後片づけというふうなことのニュースもありますが、訪問の本当の理由、それだけだったんですか。それ以外にはなかったんですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 全くございません。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) ということは、選挙の後の後始末というか、そういう問題についてということだと今はっきりお答えいただきましたが、選挙は平成21年11月ですよね。昨年の冬訪問されたというのは、何年の何月だったか覚えてございますか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) きめ細やかに私のスケジュールを全部メモしていませんので、恐らくで御勘弁いただきたいんですが、恐らく昨年の11月のころだというふうに認識をしておりますが、もし誤りがあれば御指摘をいただきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 昨年の11月。市長が選挙に出られたのが21年11月、選挙のことについて女性宅を訪れたのが22年11月。1年たっております。選挙についてのいろんなことについてと言うんであれば、1年後というのもどうも納得しかねるようなことでございます。ちょっと時間がたち過ぎておると思うんです。幾ら市長自体の仕事が多忙であったとは申せ、夜なんかでも時間はあるはずです。もう毎日、市長に就任してから夜の夜中まで忙しかったということではないはずです。何か大きな問題があってそこへ行ったんでしょうか、よろしく、ちょっとお聞きいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 選挙が終わって1年後ということで御理解いただけないようですけれども、2年前の11月15日に選挙が終わりまして御信任をいただきました。その翌日16日から仕事につきました。それから当然、後援会事務所、選挙事務所の片づけ等から、なかなか終わらないものを本当に一つ一つ時間をかけながらやってきたのが真実でございまして、例えば、選挙事務所をきちっと最後に閉めるのも1年以上かかった部分もございました。この部分をどういうふうに御説明しても理解していただけないことは、もう私も言葉が出ない状況なんですが、私とすると選挙の後片づけで時間がかかっておりまして、実は大変情けないことですけれども、まだまだ終わっていない部分も実はございます。それぐらい、これは私の悪い部分かもしれませんけれども、きちっと後片づけをせずに目の前の仕事のほうを優先してしまう癖が出ている部分もあろうかと思いますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) わかりました。それ以外に理由がないと今、市長は言っておられますが、どうも納得しかねるところがありますね。その男性の方と女性と3人で行っておるということ自体、何か選挙についてよほどお世話になったとか、それから何かほかに問題があったのか、その辺は何かあるかと思いますけれども、それ以上今、市長のお答えがございませんので、これ以上ちょっと言うことはできませんが。

 これに関連することですが、10月19日の市議会全員協議会で質問したことでもあり、また新聞報道の中にもありましたが、副市長候補者の女性は、市長選挙時、有償アルバイトとして選挙事務所で手伝いをしていたと。何十人と出入りしていたうちの1人。副市長候補者の女性については名字と顔ぐらいは記憶している程度と市長は答えております。市長は副市長候補者を大変詳しく知っていたのではないかとの私の問いに、はっきりと否定しております。ところが、1年前の冬に3人で女性宅を訪問しておる。となれば、名字と顔ぐらいを記憶している程度では当然済まされないと思います。選挙事務所の手伝いをしていた女性、しかもさきの全員協議会での質問の中で、その女性は鈴木健一選挙収支報告書の中で人件費の事務員報酬として名前が上がっている2人のうちの1人。1年前に3人で女性宅を訪問している。このような状況の中においても、名字と顔ぐらいを記憶している程度と言えるんでしょうか。市長、お答えいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) まずは昨年の冬に候補者宅を訪問したというところからお話をしますが、当然、議員も十分御理解いただけると思いますが、選挙の大きさや時間的な状況を考えますと、訪問しなければならない件数だとか、その多さというのは御理解いただけると思います。まして、昨年の冬、11月ということで、もう市長公職についている状況の中で、自分で車を運転しながらゼンリンの地図を見てという作業もできる時間が全くない状況の中で、何軒も訪問をしたという事実はございます。そういったところをまず御理解いただきたいと思います。

 そして、選挙の有償スタッフということで御指摘をいただきましたが、選挙事務所の中も、私もほとんど出入りがない状況、ずっと外で回っております。そういった日を過ごしながら選挙事務所のスタッフのことを任せておりますけれども、例えばAさんという方が有償でBさんという方が無償でというのもなかなか判断がつきにくい選挙体制でございました。そういったことも御理解をいただきまして、また気になる点がございましたら御指摘をいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 選挙のときには大変たくさんの方が事務所にお見えになります。それは確かに事実でございます。私のときにでもいろんな方がお見えになりました。その一人一人をすべて認識するということ自体は確かに難しいことかもわかりません。

 ただ、普通、この選挙収支報告書の中で名前を上げているとなれば、その人とかなり話をする機会も多いでしょうし、そして1年前に女性宅を訪問しておるとなれば、その人がどういう人で、そしてどれだけ、どんな考えを持ってとか、いろんなことからもうすべて知る機会は多かったと思いますし、またそれが常識だと思います。1回、2回会った程度であれば、だれだったかなということはあると思いますけれども、その選挙の期間、それからその後1年後とか、いろんなところでのそういう接触があるということになれば、本当に名前と顔を知っておる程度ということは、やはりそれだけその人は記憶に薄かった人なのか、何の特色もなかった人なのかと言わざるを得ません。

 市長が副市長候補としてその人を選ぶほどの人でしたら、いろんな機会の中で伊勢市についてのこととか自分の思いやら、そんなことも話す機会もあったのではないかと思います。そういう中で名字と顔ぐらい記憶している程度というのは、普通の人間でしたらあり得ないと思いますよ。どんな人でも、四、五回会ったら、その人の状況なんかはどういう人だろうかと思うでしょうし、そういう意味ではどうしてもこれは納得できないと私は思っております。私の前回の問いにはっきりと否定しておりますけれども、もう一度ちょっとそこら辺についての考えというか、本当に数回も会う機会がなかったのか、ちょっとその辺をお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 福井議員からの御信頼を失うことになったこと、大変申しわけなく思っております。先ほどからもお話をさせていただいておりますが、全員協議会で答弁したとおり、顔と名前は一致するけれどもという程度でございまして、それ以上のことを申し上げることはできません。

 そして、公募者147名の方には選挙スタッフ、ほかの支援者の方も含まれておりましたし、たくさんの方からの御紹介もありました。そういったこともぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) わかりました。もうこの問題についてはこれ以上質問しても前には進まないと思いますので、この程度にいたします。

 それでは、3つ目ですけれども、さきの全員協議会での答弁から、選考委員、すなわち市長、現副市長、総務部長、情報戦略局長、総務部参事の5名の中で、2人目の副市長候補がみずからの選挙スタッフであったことを知っていたというのは市長のみで、ほかの選考委員は知らなかったというふうにそのときに答えておったと思いますが、改めてこの場でお聞きします。これは事実ですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) はい、事実でございます。本当に私の選挙事務所でスタッフをしていたことというのは、やはりきちっとタイミングを見てお知らせしなければならないということは本当に深く反省すべきことと思っておりまして、やはり庁内、そして議会、市民の皆様に対して不信感を与えた一番の原因はここだというふうに強く感じております。これからはやはりしっかりとコミュニケーションをとる時間というのを実際につくっていくことが私は不可欠だというふうに感じておりまして、これは私の仕事に対してもしっかりと刻んでいきたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) わかりました。この辺の部分がやはり市民の方、それからいろんなところの方ですね、伊勢市以外の方もやはり非常に疑惑を感じております。やはりこの部分を本当にクリアにしなければ、もう納得する方はいないかと思うんです。それほどまでに思っております。

 みずからの選挙スタッフであったことをもし知っていたらということで、さきの全員協議会で副市長はこう答えております。事前に情報があればいろいろと協議をしたと思います。これは当たり前のことだと思います。そして、市の行政業務に多大な時間のロスと停滞を招く結果となったこと、このような重要な事実を黙っていたということは非常に大きな責任であります。これは、この時間のロスというか、147人の選考に当たるそれぞれの論文等にも目を通す、いろんなところですごく時間がかかっていると思います。そういう時間のロス、そういう部分がすべて無駄になった。これが市長の先ほどの黙っていたということからの発端でございますが、これは本当に行政の私物化とまで言っても仕方がないと思います。その辺、そこまで大きなロス、それから責任、それから行政の皆さん、それから市民の皆さん、いろんな方に疑惑を持たせてしまった。そして、伊勢市はどうなっとんだという、今もその言葉が渦巻いております。その行政の私物化と言わざるを得ないこのことについて、市長はどう思われますか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 大変市民の方に疑惑を持たせてしまったこと、そして多大な時間とそのロスをつくってしまったことに関しては、やはり私の不徳のいたすところだというふうに反省をしております。本当に一事が万事ということで、1つのことが大きな影響を与えてしまうということは、やはり公人としての認識がまだまだ不足していたんではないかというふうに強く反省するところでございます。

 しかしながら、行政の私物化ということに関しましては、全くその意はございません。これまでも何とかして将来のこの伊勢市をよりよくするためだけに仕事をしてまいりましたし、第2副市長の公募ということに関しましても、将来の伊勢市をつくる手段としてこの策を講じさせていただきました。残念ながらこのことに関しましては御承知のとおりとなりましたけれども、この伊勢市が将来、20年後、皆さんにもお示しをさせていただきましたが、少子化、高齢化、そして財政難、こういった地域間競争が激しくなる中で、どうやって生き抜いていくべきかということを我々は考えていかなければならないというふうに思っております。

 これまでの行政の手法だけでは絶対に足りないということはだれもが認識をしているところでございまして、今抱えている課題を一つ一つお示しさせていただいております。例えば企業誘致に関しましては、先般2件の立地が決まりまして、また市外からも問い合わせがふえてきております。そして伊勢病院の問題、これは高齢化社会では絶対に欠かせない施設でございまして、地域の生き残りに絶対必要でございます。そして、2年後の御遷宮に関しましても、しっかりとこの地域のよさを知っていただく、こういったことも講じていかなければなりません。

 そういった中で、大変に私としては無念としか言いようがありませんが、決して行政の私物化ということは、そういう気持ちは全くございません。今までの抱えてきた課題、そしてこれから目に見えている課題をいかに早く片づけていくか、結果を出していくことが私の仕事の使命でもありますし、そのことをして市民の方に御評価いただければというふうに思っておる次第でございます。



○議長(西山則夫君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 今、市長からいろんな決意をいただいております。その決意がスムーズにいくためには、やはりこの問題が終結しない限り前に進まない、そんな状況でございます。また、全員協議会での選考委員の答弁の中で、第2次選考は市長の考えと突き合わせの上、最終的には市長に判断いただいたとなっております。結局、最終決定は市長にゆだねられていたということになります。全員協議会の中で市長は、人間関係の部分に関して一度なしにして、それを抜きにして選考に当たりましたと答弁されていました。しかし、この状況で2人目の副市長候補にその女性を選任した場合、だれが考えても最初から決めていたのではないかと思うのが常識的な見方であります。

 それをあえて行ったあなたは、常識に欠けると言わざるを得ません。以前、市長が就任されたときに、私は市長を何とか擁護していきたいと、市長が仕事ができやすいように、いろんなことにも協力したいなと私は思っておりました。その思いが強いだけに、今回のことは非常に残念です。もう私以上に市長に近しい人、本当に身近な人ほど怒っておられます。私も市内で、例えば伊勢市民まつりとか、そういうところでもいろんな方にもお会いしましたし、その中で非常に市長に近しい人だという方にもお会いもしました。偶然そういう方にもお会いをしたわけですけれども、その中でその人も本当に怒っておりましたよ。もう何たることだというようなことで、私も本当にその人の怒りを一身に受けておりましたが、そういう状況を市長はどこまで認識しておるのか。今、確かに自分には余りそういうものが聞こえてこないのではないかと。やはり本人には言いづらいという人もおるでしょう。しかし、こういう今すごい状況だということを市長はさらに認識していただき、そして今後どうすべきか、この疑惑を晴らすためにはどうすべきかというようなことも真剣に考えていく必要があると思います。

 今までの答弁からいたしまして、やはり副市長候補を決定したときの認識のずれ、そういう部分においても非常に議会軽視が甚だしいと言わざるを得ません。今回のこの質問の中で、本当にすっきりしたなと思いたかったですけれども、なかなかそういうふうにもいきませんでした。非常に残念であります。広報では、市長は猛反省していると言っておりますけれども、まだまだ事の重大さを軽く考えておるのではないか。市民の方が今回の市長のじかの答弁をお聞きして、市長自体の声をお聞きして市民の方が納得するかどうか、非常にその辺については、本当は納得していただきたいなと思いますけれども、やはりまだ納得されない方が多いのではないかと、私は今までのこの答弁の中から言わざるを得ません。

 さらなる反省を求めて、これで質問を終わりたいと思います。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中ですが、午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午後0時03分



△再開 午後0時59分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

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△世古口新吾君



○議長(西山則夫君) 次に、25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 新風いせ所属、御薗の世古口でございます。

 議長より許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問を行いたいと思います。

 道路行政についてお尋ねをいたします。

 道路網の整備は、まちづくりの上での大きな課題であります。極言すれば、道一本でまちが変わります。JR、近鉄の線路が伊勢市の南北を遮断し、まちの発展を妨げていると言っても過言ではないかと思います。この件につきましては、半世紀前から伊勢市初め近隣の町村の大変な努力もありましたし、課題でありましたが、現在に至って解決をいたしておりません。

 私の地元御薗町は、昭和47年開通の国道23号線で大きくさま変わりをいたしました。私たちの少年時代は田園地帯でありまして、現在におきましては全然そういった面影も残っておりません。国道開通以前は、あたり一面見渡す限りの田園地帯でありました。東洋紡績、日赤、横浜ゴム、神鋼電機−−今のシンフォニアテクノロジー工場など、一望できたものであります。しかし、今や国道周辺は大型店や各種店舗ができ、昼夜を問わずにぎわい、伊勢市の中心地となってきている状況でございます。

 そこで、道路行政についてお尋ねをしたいと思います。

 まず、1点目の新日赤周辺(仮称命の道)の道路整備計画はどうなっているのかお聞かせを願いたいと思います。

 特に、日赤から用地提供を受け、市道桧尻川22−10号線もほぼでき上がり、桧尻川へ橋をかければ国道23号線に直結でき、救急対応が大変よくなるのに、現在、桧尻川でストップしておりますが、どこに原因があるのか、問題点があるのか、市としての現状と対応策をお聞きしたいと思います。

 次に、2点目といたしまして、消防関係について、緊急時の出動対応についてお伺いしたいと思います。

 御薗分署前の国道23号線の中央分離帯撤去について一考できないものか。出動件数が増加する一方、救急に加え火災や救助等で出動する際のサイレンの音を聞かぬ日はないくらいの印象を持っております。24時間365日、災害による人命、財産の保護を行う消防隊、救急隊の活動は私たち市民の安心・安全にとって大変頼もしく考えているところでございます。その消防隊、救急隊は早期の災害対処のため一秒を惜しみ活動しているところもよく存じているところでございます。

 さて、国道23号に面して御薗分署が開設されてから来年の4月で丸3年が経過しようとしております。その間多くの災害出動をされているところであります。緊急出動を行う中で、御薗分署の前面の国道は片側3車線で、中央分離帯が設けられているところから、国道の下り線側は直接出動しているわけでございますが、国道の上り線側や国道の南側地域につきましては別な信号交差点から入る必要があります。この信号交差点までの道は休日など渋滞することがしばしばあり、救急車両が立ち往生することもあると思われます。

 そこで、分署前の中央分離帯を撤去することができれば、直接国道の上り線に入ることができ、現場到着時間の短縮を果たせるのではないかと考えるわけでございますが、この点についてのお考えをお聞きしたいと思います。

 次に、3点目の御薗町内の道路の整備についてお尋ねいたします。

 最近、早朝街頭指導をする機会が私自身にはあるわけでございますが、国道からの大型車の迷い車がよくあります。そして、国道から私の在所に入って来る道については広いわけでございますが、地域の中へ入りますと非常に狭くて困っておるような状態でございますんで、やはり国道に案内板とか標識を充実させる必要があるのではなかろうかと、このように常々思いますし、また、そういった車に対応も、出くわしたときにはさせてもらっておりますので、この点についてのお考えをお聞きしたいと、このように思います。

 それと、町内の道につきましてはいろいろあるわけでございますが、将来の道路計画をどのように検討されているのか、この点につきましてもお聞かせ願いたいと思います。

 以上で質問を終わらせていただきますが、答弁いかんによっては再質問をお許し願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、世古口議員の御質問にお答えをします。

 私からは、新日赤周辺の道路整備計画について及び御薗町内道路の整備についてお答えをし、御薗分署前の国道23号線の中央分離帯の撤去については消防長よりお答えをいたします。

 まず、伊勢赤十字病院周辺の道路整備計画についてお答えします。

 伊勢赤十字病院周辺の道路整備計画については、昨年8月24日開催の産業建設委員協議会で御報告を申し上げましたが、新設される伊勢赤十字病院とミタス伊勢等の商業施設周辺地域において交通渋滞の発生が懸念されることから、交通量の分散化、そして住民の利便性を図るための生活道路としての整備を考えておるところでございます。また、救命の道として緊急車両のルート確保を図りたいと考えているところでございます。

 現在、伊勢赤十字病院周辺で実施している道路整備としましては、1級河川桧尻川の改修に合わせて八間道路から病院までの区間の桧尻川右岸側及び病院の北側の市道桧尻川22−1号線の整備を平成21年度から行っております。三重県が桧尻川の管理用道路として整備する幅員3メートルの道路に市が2メートルを加えて全幅員5メートルとして整備をするもので、現在、三重県と連携をして用地取得を進めているところでございます。また、本年10月27日に車道部が完成し、現在一部供用を開始している厚生中学校から桧尻川までの区間、病院西側の市道桧尻川22−10号線の整備も行っておるところでございます。残っている歩道部についても平成24年度に完成をしたいと考えております。

 さらに、桧尻川の病院北側についても橋梁の新設を計画しておりますが、病院周辺では交通環境の変化が想定されますので、交通量などの状況を把握し、必要な対策を講じていきたいと考えております。

 なお、伊勢赤十字病院周辺の道路整備については、去る11月29日に近隣住民の皆さんを対象として行われた伊勢赤十字病院運営に係る説明会においても、病院と北側の地域をつなぐため、桧尻川への橋梁整備を含めて早急の整備の要望もいただいたところでございます。また、新設の橋梁につながる北側の道路についても、歩行者の安全の観点から歩道の設置を求める意見もいただきました。いずれにいたしましても、世古口議員仰せのとおり、伊勢赤十字病院周辺の道路整備を早急に進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 また、将来的には都市計画道路高向神田線を東西に延伸させ、東は都市計画道路前田小木線と連携し、西は都市計画道路坂社豊浜線及び秋葉山高向線と接続することで国道23号、そして県道鳥羽松阪線につながる道路網の整備を行い、広域的な渋滞対策を図っていく必要があると考えております。

 次に、御薗町内道路の整備について、国道から大型車の迷い車があるため、国道に案内板や標識を充実させる必要があるのではとのお尋ねにお答えします。

 御薗町地内の国道23号においては、本線へ接続する枝線がたくさん存在しますが、議員仰せのように、国道から長屋、王中島、新開等へ進入する枝線におきまして、大型車の進入が不可能な箇所が見られます。大型車の進入が不可能な場所の現状は、国道に接続したところから狭い道路となっている箇所や、入り口から集落までは広い道路がありますが、それ以降は大型車が通行できないなど、それぞれの箇所で条件も異なっております。

 国道における標識等の設置については、公安委員会により設置される規制標識と道路管理者や関係自治体が設置する注意喚起標識がございます。御指摘の大型車に対する標識については、今後それぞれの地域からの要望や実情を踏まえて関係機関と協議をしていきたいと考えております。

 次に、御薗町地内の将来の道路改良計画についてお答えします。

 議員仰せのように、道路を拡幅して改良するには用地の取得が伴うことから、地域の御理解、御協力が必要となっております。将来の道路改良計画を円滑に推進するためにも、地域の要望をいただく中でこれらの状況を十分確認しながら、地域の実情に合った費用対効果の高い道路改良を行うよう取り組んでまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(西山則夫君) 消防長。



◎消防長(保田幸宏君) 続きまして、私から御薗分署前の国道23号線の中央分離帯撤去につきましてお答え申し上げます。

 御薗分署は、船江にありました北出張所にかわり、平成21年4月に御薗町長屋に新たに開設したものでございまして、消防車はほぼ全域に出動し、救急車の出動エリアは近鉄以北の宮川右岸から勢田川付近の約1万3,000世帯を有する広い範囲を受け持っております。平成22年1月から12月までの救急出動件数は、全体で6,086件のうち御薗分署は1,258件を占め、1日平均約3.5件の出動で、神田久志本の消防署に次ぐ件数となっております。

 救急出動の経路は、国道23号線に面しておりますことから、大湊、神社方面、船江方面など分署の東側方向は直接国道の下り線を使います。また、分署の西側方面の御薗町長屋、高向、南側の一之木、大世古方面、または国道23号線の上り線方向の場合は、分署北側の市道から御薗小学校南側の交差点に至り、JAのガソリンスタンドの国道交差点を経由しているところでございます。救急出動における国道下り線を使う場合は約56%、市道を使う場合は約44%となっております。

 議員仰せのように、分署から出動において、分署前国道の分離帯がなく、直接国道の上り線に入ることができれば現場到着時間の時間短縮につながるだろうとは思いますが、この国道は片側3車線の通行量が非常に多い道路となっております。緊急の消防車両の横断により交通事故を誘発することも考えられますので、安全を保つことを前提にして、分離帯の撤去が可能か否かを含め、関係機関との十分な協議が必要と考えます。

 以上、世古口議員の御質問にお答えをいたしました。何とぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 先ほど市長のほうから私の質問に対しましてるる御回答いただきまして、理解はできるわけでございますが、特に日赤周辺、この辺につきましては、東の八間道路は渋滞しますし、また西側の藤社御薗線につきましても、時間帯によっては本当にもう渋滞して動かないような状況でございます。そうした中におきまして、いろいろ救急車対応とかそういったことにつきまして再度お尋ねしたいと思いますが、先ほど答弁いただきました中で、日赤の裏側の桧尻川沿いの左岸、右岸の管理道路につきましては、一応土地の買収の関係とかいろいろございますんで、鋭意努力していただきたいなと、このように思います。

 それから、高向神田線につきましては、東西へ今後拡大していくということで、これにつきましても早急に対応していただけたら、あの辺の渋滞がおさまるのではなかろうかな、このようにも思います。

 そこで、答弁いただいた中におきまして再質問をさせていただきます。

 日赤の関係につきましては、伊勢志摩地域を初め近隣の地域医療の中心的な役割を担っているわけでございまして、日赤に対する対応が遅いのではないか、このように私は思います。と申しますのは、市道22−10号線につきましては、日赤のほうから用地の提供を受ける中で、伊勢市がすばらしい直線道路をつくっていただいた。歩道の関係は残っておるということでございますが、なぜこれを桧尻川へ早急にかけて、国道への救急道に対しての努力をしないのか。これにはいろいろ条件的なものもあろうかと思いますが、この辺につきまして経過、あるいはまたいろんな自治会との関係、そういったことについて部長のほうから御答弁いただけたらと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 市といたしましても、先ほど世古口議員のおっしゃられた渋滞対策や緊急車両のルートの確保につきまして、重要な道路として位置づけております。今、地域住民の皆様の御理解と御協力がこの道路にはやはり必要となります。あと、桧尻川を今、県が改修しております。その改修の整備期間、あるいは整備区間を今協議しております。県の管理の河川等ですので、県としては今鋭意努力をいたしていただいて、用地買収、あるいは補償を今やっておるところでございます。

 今、日赤病院で行われた説明会とか、そういう経緯とか、住民はどんなんやということでございますが、ある地域においては早く道路を商業地域、あるいは伊勢日赤病院へ行くのに当たって早く行けるようにせよという意見と、あと一方では、橋を急にかけますと生活道路で渋滞とか、自分らの団地の中へ車が入ってくるやないかと、そういった心配、歩行者の心配もいろいろあるところから、現在、私ども理解を得るように努力してまいりたいと思っております。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 部長の答弁でわからんことはないわけですけれども、私、この問題については日赤が移転決まった時点からいろいろな対応について、この命の道の関係についても質問しておる経緯もございますし、今までに今の部長初め前任者の方についていろいろ努力してもらっておるということは十分わかるわけですけれども、この辺につきましてやはりもっと早急に対応してもらわなければ、既にもう日赤は年末に移転して、年明けから診療を開始するというようなことを言っておりますので、あそこでとまっておったら意味がないわけですな。そやで、県の関係とかいろいろあろうかと思いますが、この辺についても、県にいろいろ状況を報告する中で対応してもらっておると思いますが、ここらはやっぱり前面に出して、伊勢市としてどうしていくんだ、地域医療の拠点として、日赤が新たにあそこへ来たということの中でどうしていくんだということも含めて、やっぱり県のほうを説得してもらわなければ、県に対してあなた任せではなかなか私は前へ進まんと思います。

 それから、自治会の関係につきましても、いろいろうわさを聞きます。先ほども答弁ございましたように、非常に積極的に推進していくべきだという自治会もあれば、またいろいろな問題でストップしておるような自治会もあるということを聞いておりますが、そこらについてはやっぱり日常的な取り組みの中で、また自治会と十分話する中で継続した対応をしてもらわなければ、思いつきである日突然やるとか、そういうことではなかなか私、前へ進まんのではなかろうかなと、このように思います。その辺について、再度いろいろございましたらお聞かせ願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 今、議員仰せのように、私のところ、いろいろな意見、御要望をいただいております。その中で、やはりできるだけ周辺住民の理解を得られるよう、これからも努力していきたいと思っております。

 いろいろ橋をかけて、23号線まで行くルートも、危ないという意見もありますので、そこら辺も、今側溝にふたがかかっておらんので、それをふたかけたりして、できるだけ安全な道路にして地域住民さんの理解を得るようにしたいと思っております。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) この道路関係についての責任者という立場の中で非常に慎重な御答弁いただいておると思いますが、やはり橋をかければ、一部さつき園、それで御薗側については非常に広い道がございます。それから、うまいもん広場の東側へ道が抜けておりますんで、これから土地の買収して道路をつくるとか、そういった手間は省けておるわけでございますんで、やはり地域の自治会に積極的に対応してもらう中で、また自治会の要望等も十分酌んでもらう中で、そういった橋をかけて、すぐにもう命の道として使えるような方向で対応していただきたいな、このように思います。

 その辺について、いろいろ部長のほうでも地域とのかかわりの中で御苦労願っておると思いますが、いろいろな問題点の整理に時間がかかるということはわからんことはない、理解するわけでございますが、伊勢志摩初め県南部の地域医療の中心的な役割を果たしている日赤病院、救急対応に対する市の対応は非常に私としては遅い、このように思います。現時点において、橋梁はいつごろ整備されるのか、日赤病院については土地まで提供してもらっておりますんで、一刻も早い整備をして、命の道として完成するように対応してもらいたいと思いますが、時期について、いつごろということについては非常に答えにくいかとは思いますが、私としたら、1年も2年もあんなんをほうっておかれたら、端へまで救急車なんかで来ておって、八間道路が通れない、藤社御薗線は混雑しておる、そうしたら端へ来ておっても助かる命も失わなければいけない、こういったことが出てきます。先ほど消防長の答弁にもございましたように、いろいろあの辺は本当に中心的になりまして、御薗分署においてもそういった対応で大変御苦労を願っておるということも十分わかっております。そうでございますんで、努力してもらうということは十分受けさせていただきますが、いつの時期と申しますか、その辺について可能な限り答弁をいただきたいな、このように思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 時期につきましては、この場で明確にはできない。というのは、先ほど言いましたように、県の桧尻川の河川改修を今やって、今まだ用地買収、補償の段階でございます。私ところは、県の方針としては、当然川というのは下流から工事をしていくものでございますが、桧尻橋からそこが一番上流になりますことから、私どもも、ともかくこっちから、上のほうから橋の計画があるので、上流から早く、今努力をして協議しておるところでございます。ですので、時期的には明確にはできませんが、私どもも県と協議をいたしまして、地域住民さんの理解を得られるよう努力してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 非常に時期の明示については難しいと思いますんで、これ以上聞きませんが、一刻も早くかけていただきますように努力していただきたいな、このように思います。

 そして、行政の責任者でございます市長のほうからも、この問題に対する決意表明的なことについてもお聞かせ願いたいな、このように思います。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 今、新しい日赤病院周辺の道路状況についての御質問をいただきました。

 以前より非常に大きな課題としてある問題ですが、できる限り地元の方々にも御理解いただけるように努力をしていくことが必要かと思いますし、また、この病院の救急医療は非常に大切な分野でございますので、しっかりと御理解いただけるように努力を重ねていきたいというふうに思います。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 答弁ありがとうございます。

 続きまして、2点目の緊急出動時の対応についての関係に入らせていただきたいと思います。

 消防長の答弁によりますと、分離帯を撤去するのは非常に難しいということで、いろいろな問題点も出てくるということでございますが、やはり県内においても、そういう条件的なものはどうかは知りませんが、中央分離帯を外してある鈴鹿ですか、消防署の前なんかは外れておるというようなことも耳にしますので、その辺について、今後努力してもらうことによって外れるんではないかな、このような期待もしておるわけでございますが、その辺について御答弁願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 消防次長。



◎消防本部次長(大西邦生君) 他市の例をすべて把握しておるところではございませんけれども、御指摘いただきましたように、そういうところもあろうかと聞いておりますので、当然、道路管理者である警察、それから道路の管理、所有者等々と話をして、まずそれができるかどうか、そして署員の意見も聞いて、そういったことで安全上問題がないかどうかをもう一度再検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) よろしくお願いしておきたいと思います。

 先ほど答弁がございましたように、下り線はじかに国道へ出られますけれども、上り線、あるいはまた国道23号線南側の地域、それへ行くときには裏側から出て、JAのところを信号を渡ってということでございましたが、その関係につきましても、農協周辺は休日などが非常に渋滞しておりますし、しばしばそういった光景も見かけます。そしてまた、そうした中におきまして緊急車両が立ち往生することもあり得るので、駐停車禁止標示、またはゼブラゾーンですか、そういった標示についても今後一考していただきたいと思いますが、その点につきまして御答弁願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 消防次長。



◎消防本部次長(大西邦生君) お答えします。

 消防車、緊急車は、当然サイレンを吹鳴して赤灯をつけて走行しておりますけれども、車両の機密性、それから騒音等によって非常に気づかない、そしてまた、どちらの方向から救急車が迫ってくるのかわかりにくいということもありまして、特に交差点に関しましては危険性が高いというふうに認識しております。

 今御指摘いただきました交差点につきましては、分署裏側から出まして長屋方向に行くときにはそこに至ります。そこの交差点は国道23号、JAの交差点近くですんで、信号待ちの車両がつながっておって、消防隊の進入路がふさがれていることもあるというふうには署員から聞いておりますので、今、ゼブラゾーンですか、そういったこともできるかどうか、そして当然、署員のその辺の安全運転のところの意見も含めて、道路管理者等と協議してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 非常に緊急の場合は1秒、2秒を争うということでございますんで、その点につきましても今後十分検討していただいて対応していただきたいと、このように思います。

 北側から出た場合に御薗農協のところまで大体270メートル近くございますんで、あそこで農協の4差路のところで、信号へ行くまでに、車の動きによってはとまっておって抜けられないというようなこともございますんで、今後その対応につきましても十分お願いしておきたい、このように思います。

 そして、御薗分署の出動が非常に多いということで聞いておりますし、将来、すべての面で活動の拠点になってくると予測できますんで、分署の拡大も大切ではなかろうかなと。幸い分署の隣の土地が今あいております。こういったところも購入する中で消防財政の将来の充実した体制をつくっていただけたらな、このように考えておりますが、この点につきましても、将来構想等についてありましたらお聞かせ願いたい、このように思います。



○議長(西山則夫君) 消防次長。



◎消防本部次長(大西邦生君) 御薗分署の件数、特に救急件数が増加の傾向にございます。将来、店舗とか住宅等がたくさん建ってきますと、人の動きも多くなって、当然、救急とか災害件数がふえるものというふうに予想しております。

 その中で、現在の伊勢市消防本部の消防力でございますけれども、国の消防力整備指針と比較しますと不足しているところもございます。そういったところから、全体の消防力を上げていく中で、御薗分署の出場回数、それから管内の配置ですか、そういったところ、あわせて玉城町、度会町との広域消防の関係も含めて、全体の消防力を上げていく中での御薗分署の位置づけといいますか、そういった出場回数等を含めて検討していきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) ありがとうございました。

 それでは、先ほど1項目について御答弁いただいたわけでございますが、3項目の町内の標示の関係について再度お聞かせ願いたいと思います。

 国道23号から大型車が非常に誤って、迷って進入し、在所の手前で立ち往生しておるというケースをよく見かけます。その際、回転することによって、狭いところでやっていますんで、カーブミラーをひっかけたり、そういったことも多々今までございます。今後、こういった対策につきましても、十分抜けられるような方向での道の整備についてお願いしておきたいな、このように思います。

 そしてまた、道路拡張には用地の取得を伴いますが、例えば、現道を利用してのり面を利用するとか、また排水溝を改修するとかなどして、用地買収が必要としない整備を考えていく必要もあるのではないか、このように思いますが、この点につきまして御答弁願いたいと思います。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 今の世古口議員の質問は、必要なのり面を立てたりして、道路側溝のふたがないところはふたをかけてということでよろしいでしょうか。それで、必要幅員が確保できれば、当然、費用対効果も見つつ、このような道路整備もこれからもやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 基本はやっぱり幅員を確保するために買収とかそういったこともあろうかと思いますけれども、やはりそこへいくまでに、のり面とか側溝にふたするとか、そういったことで広く使えるところもあるわけですわ。そういったところについては優先的にやっていただきたいな、このように考えております。その点どうですか。



○議長(西山則夫君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(宮田重和君) 今お答えしたように、やっぱり必要な幅員というのがあります。その中で費用対効果もやはり見詰めつつ、障害物がないところは金額的にもかからないことから、このような道路整備も進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) いろいろ質問させていただきましたけれども、非常に道路行政については大変だな、このように思っております。

 先ほどから、くどいようになりますが、日赤周辺の改修、この辺につきましては、特に桧尻川への橋、こういったことについて早急に努力していただいて、多くの命が救われたらなというような対応をしていただきますように心よりお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。

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△上田修一君



○議長(西山則夫君) 次に、16番、上田議員。



◆16番(上田修一君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき、一般質問をさせていただきます。

 質問は、1つ目は災害時の避難所を初めとする取り組みと地域との連携、2つ目は市内の通学路についての質問をいたします。

 1つ目は、本年9月4日から5日にかけて、台風12号の影響により宮川の水位が上昇したため、宮川沿岸地域に避難勧告、避難指示が伊勢市災害対策本部から出され、最大509世帯、952名の市民の方が28カ所の避難所へ避難されたことは、まだ記憶に新しく残っております。また、3月11日に発生しました東日本大震災によって大津波が発生し、多くの方が犠牲となられました。幸いにして生き延びられた方にしても、避難所で長時間つらい避難生活を送られたということも話題になっております。当市でも予測される東海・東南海・南海地震の大災害が発生すると、避難所は市民にとって命を守るための、一時的とはいえ大切な生活場所になります。

 市民の皆さんが避難生活を行うに当たり、さまざまな課題、問題が出てくると考えられます。その課題、問題の幾つかを挙げてみますと、地域住民の安否をどのように確認するのか、災害時要援護者はだれがどのように避難支援をしていくのか、避難所における男女のニーズの違いをどのように解決していくのか、プライバシーの確保を保つ方策としてどうすればよいのか。また、トイレ、ふろ、食料・物資の調達の受け入れ、ペット、暑さ寒さ対策のこと、ほかにもたくさんの課題、問題があると、これまで災害が発生するごとに指摘をされております。

 この課題、問題に加えて、避難所の運営面の配慮が必要となってまいります。これまでの災害では、避難所が開設された直後から数日の間に食料や物資の調達で多くの課題が発生しております。全国各地より届けられた食料・物資が避難所まで届かなかったり、避難所で配給された食事が冷たいおにぎりなど毎日同じ食べ物であるという不満も指摘されております。食に対するストレス、食物アレルギーへの配慮などの問題があります。

 私が今回最も大切な課題としてとらえておりますのは、避難所における避難者への情報伝達でございます。避難者が求める情報は時間とともに変化し、例えば、避難直後は自宅周辺の被害状況、家族、知人、隣人の安否情報、さらに少し時間が過ぎると食料、毛布など物資の配給状況、またライフラインの復旧など生活関連情報、さらに時間が経過しますと、仮設住宅の住宅関連情報と移行していくものと考えられます。情報が行き届かなければ、デマに迷わされたり、物資配布を受けることができなかったり、健康相談・診断が受けられずにストレスの多い避難所の環境の下で体調を崩すことも考えられます。

 そこで質問いたします。

 1点目は、災害が発生した場合、避難所の開設の流れはどのように流れていくのかお聞きします。

 2つ目として、避難所運営における市との連携、市の体制と地域との連携に関して、市はどのように考えているかお聞きします。

 3つ目として、地域の防災訓練と市との連携についての質問ですが、これは大災害を想定した今後の取り組みをどのように進めていくのかお聞きします。

 最後に、ふるさと未来づくりにおける防災の取り組みについてですが、このふるさと未来づくりの中で災害をどのような形で地域との連携をしていくのかもお聞きしたいと思います。

 次に、2点目として市内の通学路についてお尋ねいたします。

 子供たちが安全で安心な環境のもとで日々の学校生活を送ることができることは非常に大切なことです。各学校においては安全の確保が的確になされるようなことが重要です。しかし、近年、地震、自然災害の発生もさることながら、子供たちの登下校時の交通事故も懸念されることから、通学路の安全確保を行うことは、事故の未然防止を図る上でも最も重要な課題であると思います。

 そこで、1つ目として、子供たちが充実した学校生活を送るためには、学校、地域で通学路の安全確保をするためにどのように日々取り組んでいるのかお聞かせください。

 また、2つ目として、新しい道ができたり新しい店舗ができると地域の環境が変わります。日々交通状況も変化をしていきます。その変化に対応して通学路を変更することはないのかお聞かせください。

 この場からの質問は以上ですが、御答弁によっては再質問をお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) それでは、上田議員の御質問にお答えをいたします。

 私からは、災害時の避難所を初めとする取り組みと地域との連携についてお答えをし、市内の通学路については教育長からお答えをいたします。

 まず、災害が発生した場合、避難所の開設までの流れはどのように行われるかのお尋ねでございますが、避難所の開設は伊勢市地域防災計画により定められており、現に被害を受け、または被害を受けるおそれがある場合、市民の皆様を一時的に保護するため、災害対策本部において避難所の開設を決定し、避難所担当職員、または施設管理者によって避難所の開設を行うこととなっております。

 次に、避難所運営における市の体制と地域との連携に関してのお尋ねですが、避難所にはあらかじめ避難所担当職員を配備しております。しかし、災害時においては多くの職員を各避難所に配置することは困難になると予想されます。小中学校などの施設を避難所として開設した際には地元の皆様の御協力もいただいておりますが、さらに自治会や自主防災隊の皆様との連携を図りながら避難所の運営を行ってまいりたいと考えております。

 次に、地域が行う防災訓練と市の連携についてですが、自治会や自主防災隊の皆様が行う防災訓練において、自治会等からの要請に応じ、市の防災アドバイザーや消防職員による訓練、支援を積極的に行っているところでございます。防災訓練の多くは避難所において行われており、訓練参加者の皆様に災害時の避難方法、避難所のあり方につきましても啓発を進めております。今後におきましても大災害を想定し、平常時の取り組み、災害時の対応など、防災意識の向上にさらに努めてまいりたいと考えております。

 次に、ふるさと未来づくりの中で災害に関する取り組みはどのように進められることになるのかについてお答えをします。

 ふるさと未来づくりを担う地域自治組織である地区みらい会議を立ち上げる段階で、それぞれの地域の課題の掘り起こし、そしてその解決策の検討をすることとなっております。災害時の避難対策については、議員仰せのとおり地域の課題の大きな柱の一つとして理解をしております。避難対策の具体策として、避難経路、災害発生時の要援護者の避難対策、避難所運営のあり方の住民周知などが挙げられます。そういった課題を地区みらい会議で持ち寄り、自治会を初め自主防災隊、民生委員、児童委員、地域住民の皆様が連携して解決策を考えていただくことになります。

 具体的には、地区みらい会議の中でテーマ別に動く委員会が設置されていることを想定していますが、防犯・防災といったテーマを担う安全・安心委員会といった組織が設置されれば、地域の防災マップの作成を初め避難訓練、避難所の運営などについて検討していただくこととなりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 私からは以上でございます。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) それでは、上田議員より御質問のありました児童生徒の通学路の安全確保のお尋ねについて私からお答えいたします。

 子供たちが日々安全・安心な学校生活を送ることができるようにするために、交通事故等を未然に防止することは非常に大切なことであると認識しています。

 各小中学校では、学校安全ボランティアの方々に御協力をいただいて、通学路における交通指導やパトロールを行っております。平成23年度は、11月末現在で793名の方々に学校安全ボランティアに登録していただき、各地で活動していただいております。また、三重県の緊急雇用創出事業の一環として登下校安全指導員を配置し、地域での登下校の安全を守るためにパトロールを行ったり、市や教育委員会による青色回転灯搭載車両によるパトロールを行っております。

 各学校では、教職員やPTAによる登下校の見守り、交通安全母の会による啓発活動等、安全意識を高める活動も行っております。交通事故を未然に防止するためには、子供たち自身が命を大切にすることを第一に考え、安全に必要な知識、危険予測、回避能力を子供たちにはぐくんでいくことも必要です。市内の幼稚園、小中学校では、地域安全マップづくりや警察と連携するなどして交通安全教室を実施しております。また、中学校においては自転車の安全点検や安全教室等の安全指導を行うことで、事故の未然防止に取り組んでおります。

 次に、危険箇所の通学路の変更についての御質問ですが、各学校における通学路は地理的条件などを考慮して決定しておりますが、各学校では毎年通学路の点検を行い、危険箇所については横断歩道や信号機、防犯灯の設置など、地域の方々や教育委員会と協議して市の当局へ要望して改善をしております。通学路を変更する場合には学校から教育委員会に報告されることとなっております。

 教育委員会といたしましては、今後さらに関係機関と連携し通学路の安全確保を図り、子供たちの交通事故防止に努めてまいりたいと考えております。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 市長、教育長、御答弁ありがとうございます。

 まず、避難所のほうからの質問をさせていただきます。

 まず、1点目の中で、避難所の中はいろんな形で大きなストレスがたまるような環境で、体調を崩すようなことが考えられる。避難所はそういう形であると思います。そこで、避難所に伝達していくときには市はどういう流れで出すのかをまずお聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) ただいまの御質問は情報伝達の質問ということで理解させていただきます。

 まず、電話等情報手段が確保されている場合とそうでない場合では情報の伝達手段は大きく違ってまいります。通信手段が確保されているならば、災害対策本部からの関連情報を各避難所に電話や防災メール、ファクス、ケーブルテレビの文字放送などを通じ情報提供をさせていただきます。その通信手段が途絶えるということに、そういう状況ならば、防災行政無線や避難所に設置していく予定の戸別受信機、また災害時の優先電話等により避難所に情報を伝え、避難所担当職員や地域支援者の方などが避難所の黒板や壁にその情報内容を張り出していくこととなります。状況によってはハンドマイク等でその状況をお知らせするということにもなります。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) わかりました。

 もう少し突っ込んで、そしたら、先ほど言われた避難所の通信手段が断たれた場合は、避難者からの被害状況、そういうものはどういうふうに行くんかと尋ねられましたらどういう対策でするのか、お聞かせください。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) 避難情報−−被害の情報ですね、特に。などの情報は、ラジオ、それから災害対策本部、また避難してきた方からの情報、こういうものがまず入ってくるものと考えられます。避難所での情報収集や伝達、地域の皆様に御協力をいただきながら、避難所担当職員とともに情報収集・伝達係、こういうものをつくり、対応してまいりたいと考えております。

 避難者からの情報のお尋ねにお答えすることは、状況にもよるんですけれども、防災行政無線の屋外ラッパ、約4分の1、25%程度に災害対策本部のある防災行政無線室と直接通話ができる無線機を設置するものとしておりますので、そういうものも活用することとなると思います。また、アマチュア無線機等の整備、このことについても今進めているところでございます。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 流れはわかりました。その中に、アマチュア無線の方との連携もこれから協議していくということですので、そういうことも、あらゆる手段、いろんな方法をとっていただいて、的確な情報をきちっとやっていただきたいと思います。

 続いて、先ほど市長からの答弁の中でも、避難所の運営については自治会、また自主防災隊の地域の支援者の協力が要るという答弁がありましたけれども、私も前回の災害のときに避難所に行きましたら、本当に市の職員の方が悪戦苦闘しておりました。そういうことで、現在、市の職員の体制はどういうふうになっているのかお尋ねします。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) 避難所における現在の市の職員体制は、各避難所には原則1から2名の体制をとっております。また、小中学校におきましては2名から4名の職員を張りつけるような体制となっております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) じゃ、もう少し。

 そしたら、原則は1名か2名、それから各小中学校は2名から4名という、恐らく地域の職員の方が早く出かけてきていただけるんかなという体制をとられておると思うんですけれども、それが市民の避難者の方が100名ぐらいを超えてきたら、2名から4名の職員でとても対応できるとは思えませんけれども、そういうときはどういう形の対応を考えられるんですか。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) 避難所の運営におきましては、市の職員と地域の方との役割を分担した上、地域の皆様方の御支援が必要だというふうに考えております。市のほうでは避難所の開設運営マニュアル、これを用意しておりますので、ぜひ地域の皆様でも御活用をお願いしたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 非常に地域の方とのコミュニケーションが必要やということで、市もマニュアルという形はつくっているらしいんですけれども、やっぱりそれを実際のそういうときに−−こんなんがあってはならないと思うんですけれども、事前からそういうマニュアルをこう使うんだということを地域のほうとの連携をしていただいて、こういうときは皆さん方も協力をしていただかなかったらだめですよということを情報提供として地域の方とのコンセンサスをお願いしたいと思います。

 次の質問にかわります。

 災害避難者は、災害を受けたときに、一時的にせよ大変いろんなことで苦しい生活を余儀なくされる、またストレスもたまってくる環境に置かれます。その避難所生活に対して地域住民が支え合っていかなければいかんと思います。その中で、地域が行う防災訓練を、先ほど言いましたように避難所が少しでもストレスが少ない環境づくりができるような形で防災訓練をやらなかったらだめだと思いますけれども、市としてどういう考え方でそういうことを進めていきたいと思いますか。



○議長(西山則夫君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) ただいま議員の仰せのように、災害時の避難生活では家族や知り合いの安否、自宅や近所の被災状況、さまざまなことが、時間が経過すればまた違う、例えば健康管理など、ほかにも問題が出てまいると考えております。そういうことでは同じ地域住民同士が支え合うということが必要になってまいると思います。

 そのためには、避難所の運営が地域住民の力でもしできれば不要な問題も避けられると思いますし、行政は地域に運営していただく避難所のことをしっかりと後ろのほうで支えていく、支援していくと、そういうふうなことを考えて防災訓練や防災の講話、こういうところでもさらに研修や啓発を行ってまいる必要があると思いますんで、さらに努力をしてまいりたいと考えております。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) じゃ、実際のそういう災害を想定した避難訓練の中で、そういう地域住民の本当に災害が起きたときに身近に感じられる形でそういうものをしていただきたいと思います。

 続いて、ふるさと未来づくりについては、市長の答弁で理解はさせていただきますが、やっぱりふるさと未来づくりという名前がある形で進められている以上は、大震災が本当にいつ起きてくるかわからない状態が起きてきます。こういうことは、今、東日本や台風12号の発生の直後ですと非常に関心が高くなっております。そのことをとらまえまして、地域未来づくりのそういう一つの進め方の中に入れていただいて、このふるさと未来づくりを推進していって、まちづくりをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 1項目、避難所につきましてはこれで終わらせていただきまして……



○議長(西山則夫君) 上田議員、大変申しわけないんですが、区切りのいいところですので、ここでちょっと休憩をさせていただきたいと思いますので、御協力をいただきますようにお願いいたします。

 一般質問の途中でございますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午後2時04分



△再開 午後2時13分

     〔中川幸久君入場〕



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 上田議員。



◆16番(上田修一君) では、続いての2つ目の項目で、通学路の安全走行についての再質問を行います。

 小学校のときは近くの学校で歩ける距離ですけれども、中学校になりますと距離も長くなって自転車通学が非常に多くなると思われます。私の近くでも、非常に朝夕のラッシュ時には車と車の間に自転車が走って、いつ車との接触がないかというふうな危険も非常に心配をされています。そういう中で、伊勢市の学校として自転車通学を許可しておる生徒にはどんな対応で安全指導をやっていただけるんですか、お願いいたします。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 市内の各中学校におきましては、自転車通学を許可している生徒に対しまして、安全に関する知識、または危険を回避する能力、そのようなものを身につけるために安全教室、またはそのようなことを警察とか生活安全協会、それから自転車協会の皆さんの協力を得ながら交通安全教室などを開催しております。また、全校集会とか学級活動の場で安全に関する知識を身につけるように指導を行っているところでございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 安全の指導についてはわかりました。

 それでは、そういう方の自転車の点検とか、例えば反射板の取りつけがあるのかどうか、そういうことについてもお聞きします。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 各中学校におきましては、生徒が通学に使用している自転車が安全なものであるのかどうか、例えばサドルの高さとか、反射板がついているとか、かぎがついているとかといったような自転車の安全点検を多いところでは年に4回、少ないところでも2回程度実施しております。そして、ふぐあいが見つかりましたら、すぐに直すように、改善をするようにと指導を行っているところでございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 先ほど点検の内容を聞きました。

 そしたら、その子供たちが実際自転車に乗って登下校時に行くと思います。そのときに、学校としてそういう現地の状況はどういうふうにやられているのかお聞きします。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 各中学校におきましては、たびたび教職員が通学路に出向きまして登下校の安全指導を行っております。その際に、ヘルメットを正確に着用しているとか、1列で走行しているとかといったようなことを指導しているところでございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) では、1つ目の安全のそういう指導とか点検とかについては、先生方に本当に日々のそういうことをやっていただいて、子供たちの安全で学校に通える自転車通学をしっかりと見ていただきたいと思います。

 続いて、通学ルートの見直しについて再質問を行います。

 先ほど教育長からは、通学路のそういう見直しについては、危険箇所とか、各学校で地域の方と協議しながら安全確保をして、例えばそういう危険なところが出れば市のほうにも要望して、実際その安全性を保つというふうに聞いてルート変更の見直しをしているということでございますけれども、実際はどんなような内容があったんかお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 実際にどんなことをしているのかというお尋ねかというふうに思いますけれども、例えば、都市整備部に対しまして学校やPTA、それから地域の自治会の皆さん、こういった方とともに要望をしまして、横断歩道の標示を見やすく引き直したりですとか、新しくできた道路に交通量が増加した場合に例えば信号機を設置したりとか、そのようなことで児童生徒の安全確保について改善を図っている、このようなことをやってきたところでございます。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) いろいろなことをしていただいて、危険な箇所をなくしていくということで、わかりました。

 そしたら、ちょっと地元のところに戻っていきますけれども、私が住んでいる場所の一番近くにあります県道南島線についてお伺いします。

 まず、南島線の宮川中学校に自転車通学しているのは何人ぐらいいるんですか。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 県道伊勢南島線を通学路として使用しております宮川中学校の生徒ですが、津村、佐八、大倉町、3町合わせて69名の生徒が通学していると聞いております。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 本当に地元のことで申しわけないんですけれども、69名の方が通学をされております。また、本年6月には定例議会で世古議員から、県道南島線の交通安全対策として、宮川が改修されました堤防のところをバイパスとして利用できないかという質問がありました。私のほうとしても、中学校の子供たちの安全対策の中で、宮川の改修の堤防が通学路として使用できないかを再度お尋ねしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 通学路を新しくできた堤防に変更できないかというお尋ねですが、この堤防につきましては、ガードレールでありますとか防犯灯がまだ未設置であることから、現在の段階では通学路として使用することは難しいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 今、教育委員会のほうから難しいというふうに言われました。しかし、せっかくできた堤防を通学路として何とかということで、安全確保のために整備がされてないというふうに言われていますので、整備ができるかどうか、当局のほうでお考えがありましたらお願いをいたします。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 私のほうから宮川の整備につきまして答弁させていただきます。

 御指摘の宮川整備は、平成23年度完成に向けて今整備されております。しかし、この河川改修でできます堤防は、河川の管理堤防といいまして、堤防を守るための道路でございます。ですので、先ほど教育次長さんが言われました、通学路に使用するための防護さくとか防犯灯等の安全施設につきましては、この管理道路に基礎などをつけるということは河川法上できないということでございまして、現在のところ通学路としての使用は難しいと考えております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 河川法上できないと、物がつけられない、そのために安全対策が非常にやりにくいということで答弁をされました。

 それであれば、今、県の南島線の通学路は別な方法で安全対策がないのかどうかも再度お聞かせください。



○議長(西山則夫君) 都市整備部次長。



◎都市整備部次長(高谷幸良君) 前回の6月の世古議員の一般質問にお答えさせていただきましたけれども、伊勢南島線につきましては、今、県のほうであんしん路肩事業といいまして、現道の道路に例えばのり面等を擁壁で建てまして、路肩を確保して歩道等をつくる、そんな事業をやられています。今、佐八から大倉のほうへ抜けている道を整備されておると聞いております。そういった整備や、それからあと維持整備としましても、現況の側溝をやりかえまして、新しくふたがけをして路肩のスペースを確保するといったような、そういった事業がやられておると聞いております。

 以上です。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) 整備は継続的に行われております。県道ですので、これからも市からどんどんと要望していただいて、できるところからどんどんと改善をしていただきたいと思います。

 ちょっと親御さんから聞いた話なんですけれども、ダンプの運転手さんのお父さんが、雨降りには危なくて自分で子供を学校へ送っていってから仕事へ行くような、当事者でもそんなような格好の危なさがありますんで、ぜひとも一日も早く、こういう道を安全に走行できるようにお願いしたいと思います。

 それでは、続いて、学校統廃合による通学路の安全確保を再度質問したいと思います。

 今、教育委員会で進められています学校統合の中で、通学路の見直し、そういうものは出てないんかどうか、危険箇所がないんかどうかをお聞きします。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 学校統合を進めるに当たりまして通学路の見直しは行う必要があるというふうに考えております。通学路の見直しを行う際には、御指摘のとおり、危険箇所の確認とその対策、こういったものを行って通学時の児童生徒の安全確保に努めていきたい、このように考えております。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) わかりました。

 見直しもされながらということで、そこで、そういうことがある中で、再度、恐らく距離の問題とかいろんな問題で出てくることだろうと思いますけれども、スクールバスの、そういう学校統合になったときは、ちょっと距離の長い短いじゃなくて、安全第一としたそういうスクールバスの運行というのはお考えはないんですか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 適正規模・適正配置基本計画案をお示ししましたが、その中で、危険箇所についても交通手段について市でこうしていくということを申し上げました。ただ、危険箇所の対策についてはいろんな方法があるだろうというふうに思っています。そのため、まず点検をする中で、ハード面として必要な箇所には信号機、横断歩道等の整備を図るほか、例えばソフト面として、地域の皆様のお力をおかりしまして、安全ボランティアの皆様方の協力を得て児童生徒の交通安全を守っていく、こういったことも大事だと思います。このようなさまざまな方法、こういったものを総合的に勘案しながら、子供たちの安全対策、これを図ってまいりたい、このように考えております。



○議長(西山則夫君) 上田議員。



◆16番(上田修一君) わかりました。

 全体的な安全のそういう通学路については、自分としては、まだどんどん進めていただくわけなんですけれども、ともかく子供たちのかけがえのない命を守っていただいて、本当に交通事故のないような道で通学をさせてもらいたいと思います。

 これで私の質問を終わりにします。ありがとうございました。

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△広耕太郎君



○議長(西山則夫君) 次に、9番、広議員。



◆9番(広耕太郎君) 明勢会の広 耕太郎でございます。

 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。

 私の今回の質問は、伊勢の教育についてでございます。

 まず、1番目に、子供たちの通学路及び学校内での安心・安全な環境づくりについてお聞きしたいと思います。

 2番目に、教師の指導方法の問題点の把握と、その対策についてお聞きをしたいと思います。

 3つ目に、教科書の選定方法についてお聞きしたいと思います。

 以上で壇上からの質問は終わりますが、自席からの質問もお許しください。よろしくお願いします。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) ただいま広議員より御質問のありました伊勢市の教育についてのお尋ねについてお答えをいたします。

 初めに、1点目の質問でありますが、子供の通学路及び学校内での安心・安全な環境づくりについてお答えをいたします。

 平成23年度の伊勢市内の児童生徒の交通事故は、12月1日現在で小学校では18件、中学校で12件発生しており、そのうち登下校中の事故は小学校で5件、中学校で5件で、昨年の同時期とほぼ同じ件数となっております。この中には、自転車で登校中の生徒の死亡事故が含まれております。該当校におきましては、警察による子供自転車街頭指導も行われており、事故当日においても該当生徒は交通ルールを遵守していたにもかかわらずに起こった不幸な事故でございました。残念でなりません。このような事故が市内小中学校において二度と起こることのないように、校長会等においても子供たちの安全・安心の確保のさらなる徹底を図るよう指導したところでございます。

 各小中学校におきましては、日常的に学校安全ボランティアの方々の協力を得て、教職員や登下校安全指導員やPTAが通学路の交通指導、パトロールを行ったりして交通安全や不審者等防犯体制の強化を図ったりしております。また、通学路を点検して、危険箇所には横断歩道や信号機、防犯灯の設置を地域の皆さんや教育委員会と協議して、市の当局や県及び公安委員会へ要望して改善を図っております。

 また、子供たちが危険な場面に遭遇したときに命を守る行動ができるようにするために、「こどもを守る所」がどこにあるかなどを記入した地域安全マップを作成したり、警察や交通安全協会など関係機関と連携した交通安全教室や防犯教室を実施しております。

 次に、学校内での安心・安全な環境づくりについてお答えをします。

 教育委員会では、防犯対策として青色回転灯搭載車両で通学路をパトロールしたり、不審者情報を緊急時メール配信システム−−きずなネットといいますが、このきずなネットを使って市内小中学校や保護者等に配信をして、情報を共有することで不審者被害の拡大を防いでおります。各学校において、外部からの侵入者を防ぐために、児童生徒の登校が完了した後は門扉を施錠したり、来校者があった場合は必ず職員室でチェックし、来校者に名札の着用を求めたり、教職員が来校者に対し必ず声をかける等の学校の管理体制の強化を図っております。また、不審者の侵入を想定した避難訓練や、さすまたなどを活用した防犯訓練を実施したり、教職員の防犯意識や安全対応能力の向上を図る研修会を実施したりして防犯体制の強化を図っております。

 地震・津波に対しては、地震防災計画を作成し、計画的に防災訓練、防災教育を実施しています。その際には地域の防災訓練に参加するなど、地域と連携した取り組みを行ってまいりましたが、3月11日東日本大震災後に、今まで行ってきた防災訓練など学校の防災体制についての見直しを行いました。その結果、沿岸部の学校におきましては、津波発生時の避難場所を高台に見直したり、保護者の意見を聞きながら避難場所や避難経路の検討をしたりしております。さらに、地震体験車による体験学習、防災講話、地域の危険箇所を確認するためのタウンウオッチング、防災マップづくりなどを行い、防災体制、防災教育の一層の充実に取り組んでいるところでございます。

 以上のように子供たちの安全・安心な環境づくりや安全教育を行っておりますが、今後さらに充実を図ってまいりたいと考えております。

 次に、2点目の教師の指導方法の問題点の把握とその対策についてお答えします。

 高度情報化、国際化、グローバル化、少子高齢化の進む中で、子供たちには問題を解決する力、困難を乗り越える力、コミュニケーション力といった変化の激しい時代を生き抜くための力が求められています。それには学力の重要な3つの要素とされております基礎的な知識・技能、知識・技能を活用してみずから考え判断し表現する力、学習に取り組む意欲を子供たちに育成していく必要があります。これら3つの学力の要素を身につけさせるには、子供たちの現状や課題を的確に把握した個に応じた指導、問題解決的な学習や探求的な学習、学ぶ喜び、わかる喜びを体験させる授業が求められております。そのために、校長はリーダーシップを発揮して指導方法の工夫改善、教員の指導力の向上、学校経営方針の実現などに努め、児童生徒一人一人の適性や発達に応じて個性や能力を伸ばし、豊かな感性や想像力をはぐくむ教育が適正に、かつ効果的に行われる学校経営ができるように努めております。

 最後に、教科書採択についてお答えします。

 平成24年度から市内の中学校で使用する教科書につきましては、文部科学省、三重県教育委員会の指導や助言を得ながら、玉城町、度会町、南伊勢町、大紀町と合同で設置した伊勢度会地区教科用図書採択協議会を経て伊勢市教育委員会において慎重に審議し、各教科ごとの教科書を採択したところでございます。特に、教科書の採択につきましては、教育基本法の理念と新しい学校教育法の規定に基づき、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を深めるなどの学習指導要領の目標を達成するために適切な配慮がなされていることや、教科書の内容や資料などが適切であり、生徒に理解されやすいものであること、また教科書の記述が客観的で公正かつ適切な教育的配慮がなされていることなどの観点から、文部科学省の検定を通過した教科書の中から採択されたところです。

 教科書は、学校において使用が義務づけられ、学習活動において大変重要な役割を果たしているものであると考えていますので、今後の教科書採択におきましても公平・公正に、また市民の皆様にわかりやすい採択となるよう努めてまいります。

 以上、広議員の御質問にお答えをいたしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) 御答弁ありがとうございました。

 まず、1番目、2番目の質問につきましては了とさせていただきます。

 3番目の教科書の選定について再質問をさせていただきます。

 当たり前の話ですが、教科書というのは教育において非常に重要な役割を果たしております。これも当たり前の話ですけれども、国というのはやっぱり人がつくります。人をつくっていくのは、これは教育ではないか。その教育を進める上で教科書というのは非常に大事なものでありまして、じゃ、それをどのように選定してきておったのか。

 先ほど答弁のほうでありました。まず教科書というのは、地方教育行政法の23条に、教科書を選ぶ権限は教育委員会にあるというふうに記されております。教育委員会がつくるわけですね。先ほどの話で、まず教育委員会におりる前の過程で、先ほど話がありました伊勢度会地区教科用図書採択協議会−−これ採択協議会と略して言わせてください。採択協議会というのがあって、そこで議論されて、そこで決定されたやつを教育委員会におろしてくるということなんですが、ここでちょっと教えていただきたいのが、基本的なことで、まず伊勢の教育委員会というのは何人いて、どういう構成でつくられておられるんか、また各委員のポジショニングもわかれば教えてください。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 伊勢だけではございませんけれども、各県、市町村の教育委員会でございますけれども、これは地方教育行政の組織及び運営に関する法律、これに基づきまして設置をされておりまして、学校教育、あるいはスポーツ、文化を含む社会教育に関する事務を管理執行する地域教育の責任機関として設置をされたものでございます。委員については現在、市の場合は5名、町村の場合は3名というような形になっておりますが、伊勢市の場合は5名でございます。その中から1名が教育委員長、1名が事務局の教育長ということで委員の互選により選任されております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ありがとうございます。

 伊勢の教育委員会は5名で構成されておられると。そのうちの教育長というのは事務局のトップということでよろしいでしょうか。ということは、その教育委員会のトップは教育委員長ですよね。何か僕らは教育委員会の中では教育長が一番上なんかなというふうに思いがちなんですが、実際は教育委員長がトップなんですね。

 そこでお聞きしたいんですが、では、先ほど言われていました採択協議会、これのまず構成のほうからちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 広議員の御質問にお答えいたします。

 まず、この採択協議会につきましては、先ほどありました地方教育行政の組織及び運営に関する法律、それと、もう一つが義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律という、こういうのがありまして、そちらのほうで決まっておりますのが採択地区を設けることということになっております。その法律をもとにつくられておりますのが、先ほど御案内のありました伊勢度会地区教科用図書採択協議会ということになっております。

 そんな中で、伊勢度会地区教科用図書採択協議会、これは規約をつくっておりまして、その中で、協議会の委員は、関係教育委員会の教育委員長、教育長及び学校教育に専門的知識を有する事務局職員並びに教育に関し見識を有する者、保護者のうちから市町、市長、教育委員会がそれぞれ任命するということになっておりますので、この規約によりまして、伊勢市、玉城町、大紀町、南伊勢町、度会町、各教育委員会の教育委員長、教育長、そして伊勢市と度会郡の保護者の代表者1名及び指導主事1名、これが採択協議会の委員となってございます。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ありがとうございます。

 伊勢市と玉城町、大紀町、南伊勢町、度会町、全部で5つの市町、それとPTAの会長さんですか、郡と市、度会郡と伊勢市のPTAの会長として代表で出ていただいておると。それと指導主事の全部で13名ということだと思うんですが、その13名の協議会の中で会長というのを選ばれましたね。協議会の中で会長というのはどのようにして選ばれたのか、それをちょっとお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) この協議会の規約の第4条に基づきまして、その第4条には、協議会には次の役員を置くということで、会長も置くことになっております。その際、会長は委員が互選をするということになっておりますので、協議会の委員長は互選で選ばれたものというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) 互選という言い方を今されましたけれども、これどういう経緯だったか、例えば、委員長にお聞きしますが、委員長はその採択協議会の会長はだれがなるかというのは聞かれておられましたか。



○議長(西山則夫君) 教育委員長。



◎教育委員会委員長(熊谷渉君) 承知しておりませんでした。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) 私、ちょっと議事録を持っておるんですけれども、これは全くもって慣例になっておるんじゃないかと思うんですね。伊勢の教育委員会の中でのトップは、先ほど言わせてもらったように教育委員長です。事務方は教育長ですよね。この採択協議会のトップを事務方の教育長がされるというのは僕ちょっと不思議やなと思うんですね。みんなで互選をするのか、互選があったのか、全然互選があったような議事録になっていないんですね。もうこれはプリントをしてあって、それを配っただけじゃないんかなと思うんですが、教育長、それちょっとお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 私は、当日そこで互選をされたというふうに認識しております。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) プリントを配って、それで承認でいいですかというようなことだと思うんですね。私が思うには、そういったことがあるんであれば、教育委員長にそういった話もあってしかりじゃないかなと思うんですね。だって、伊勢の教育委員会の中でのトップは教育委員長ですよ。教育長はそういう話を全くせずして、採択協議会の会長に自分がなられるというのは、ちょっと僕は不思議だなという感じがいたします。

 そういったちょっと密室的な意味合いがあるのかなという感じがするんですけれども、そこで、文部科学省が、教科書の採択には保護者の意見がよりよく反映されるような工夫をしなさいというふうなことがありますね。どういう工夫をされておったのか、どういうふうな手段を講じたのか、あれば教えてください。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) これは保護者または市民の皆さん、または県民の皆様、いろんな方から御意見をいただくために、教科用図書の展示会を、まず法定展示会というものがございます。これはもう定められた展示会です。それ以外に、協議会が設置をします各それぞれの、先ほど申し上げました4町と伊勢市で設置をいたしました教科書の展示会を開きまして、アンケートを書いていただく方にはいただいた、それをすべて教科の調査員にお渡しをさせていただいたというところでございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ありがとうございます。展示会をされたということでお聞きしました。

 であるならば、その展示会というのはどのようなやり方で開催されたのか、告知方法もどのようにされたのか、そのことについてちょっとお聞きしたいんです。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) この教科書展示会、例えば伊勢市の場合に限らせていただきますが、これにつきましては6月15日号の「広報いせ」におきまして、教科書見本展示ということで、教科書が来年変わるので市民の皆さんや保護者の皆さんにぜひごらんくださいという、そのような案内をさせていただいたところです。

 それから、伊勢市におきましては、伊勢市生涯学習センターいせトピア、それから伊勢図書館、二見公民館、小俣公民館、この4カ所で教科書の展示会を開催させていただいたところでございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ありがとうございます。

 告知の方法がちょっと足らなかったのかな、知らない方がやっぱり多かったのかなという感じがします。もしやられるんであれば、地域の回覧板、あれはどこでも全部配れるわけですから、より周知を徹底していただきたかったかなというふうに思います。

 それと、あと、いせトピアでやられたということなんですけれども、土日もそれは展示されておったんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 土曜日、日曜日ですが、6月17日、これが第1日目でございまして、その次の18日、19日、その次の25日、26日の土曜日、日曜日も開催をさせていただいたところです。いせトピアのほうが月曜日が休館日となっております関係で、この期間の6月20日月曜日1日は休館とさせていただきました。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ありがとうございます。

 それでは、先ほどアンケートをとられたというふうにお聞きしましたが、決まった教科書の出版社がB社としましょう。そして、あと一番多かったのはそのB社以外だったんでしょうか、お聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) アンケートをいただきましたのが全部で150いただきました。その中で、すべて内容を精査したわけでもございませんが、その一番−−アンケートの内容といいますのは精査するのがなかなか難しゅうございまして、賛成、反対といういろんな意見もいろんな教科にわたりありましたので、それらをすべて調査員にお渡しさせていただいて調査の参考にしていただいたという、そのようなことでございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ありがとうございます。

 私が聞いておるのは、今、B社ではなくてA社といいますか、一般の方々がアンケートで書かれたのは、皆さんが決められたB社じゃなくてA社だったというふうにお聞きしております。

 それとあと、先ほど調査員という話がありましたね。調査員というのは、これは会長が任命されるのか、どういった決め方をされるのか、ちょっとお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 調査員についてお答えをさせていただきます。

 調査員につきましては、協議会の規約第5条第2項に「調査員は各教科に専門的見識を有し、かつ地域において指導的立場にある者とし、関係教育委員会教育長から候補者の推薦を受け、協議会が委嘱する」というふうにありまして、各教科それぞれ教科書の数が違いますので、3名から、多いところで6名、今回合計42名の調査員が校長、教頭及び教諭ということで構成されておりました。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) その調査員は、だれが一体調査員なのかというのは公開はできるものなんでしょうか、できないものなんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) これは県のほうからの指示もございまして、教科書の選定事務が終了いたしました9月以降に、それは公表してもよいということになってございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ありがとうございます。

 ぜひ公表もお願いしたいと思いますが、先ほど私、言わせてもらったアンケート調査で一番この教科書にしてほしいというA社ですね。何がA社がいいのか。例えば、領土問題をきちんと教えていないのがB社ですね。決定したところは領土問題をきちんと教えていない。竹島は日本固有の領土であるということを明記していない。これが採択されたB社です。A社はきちんと明記してあります。北方領土についても尖閣諸島についても同じでございます。そしてさらに、拉致問題の件もそうです。決められたB社は、拉致問題については「日本と北朝鮮の間には拉致問題もあります」、この半行です。1行ないですよ。しかし、A社は2ページにわたって事細かに説明をしております。そして、北朝鮮が拉致をしたことを認めておるという文までが出ておるわけですね。

 伝統文化の内容も、私はどうかと思います。皆さんが決められたB社のほうでは天照大神のアの字もありません。伊勢神宮のイの字もないんです。しかし、横浜ではこのA社を使っております。横浜の子供たちは伊勢神宮のことを勉強できるんです。この件について、採択協議会の会長として、教育長、どう思われますか。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) ただいま御指摘をいただいた伊勢神宮の歴史等につきましては、今、伊勢市教育研究所を中心にして伊勢の成り立ち資料作成委員会というのを設けております。その委員会におきまして、私たちのまち伊勢の歴史というものを今冊子化しております。今までウエブだったんですが、それを伊勢市の児童生徒が歴史を学習するための副読本として今後使用していく予定でございます。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) 教育基本法、また学校教育法では、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う」とあります。教育基本法の中には、宗教に関する一般的教養の尊重というのが規定されました。そういうふうに規定されておって、B社はそういったことはないんですね。これは大変失礼な言い方かもしれませんが、平成15年に尾鷲市の教育委員長と大阪書籍というところの社員が収賄容疑で逮捕されています。こういう事件がありました。この大阪書籍というのは、名前を変えて、今言われておるB社なんです。B社。痛くない腹を探られるというか、これは失礼な言い方かもわかりませんし、そういうことはないと思いますが、そういうふうに思われても仕方ないようになってくるんじゃないかなと僕は心配しております。

 ここで、じゃ、どうやってこれからしていったらいいのか、教科書の選定を。これは私はやはり公開にするべきじゃないかなと思うんですが、今まで採択協議会の模様とかですね、それで教科書を選定するときの会議はオープンにできないのか、教育委員長、それどう思われますか。



○議長(西山則夫君) 教育委員長。



◎教育委員会委員長(熊谷渉君) 伊勢市教育委員会では原則公開としております。人事案件に関しては公開とされていない部分もあるんですが、今回広議員が御指摘いただいた教科用図書採択協議会、7月25日は非公開でした。こういうふうな部分でいきますと、今現在、三重県内では非公開となっておりますけれども、今後、私の考えとしては公開していくべきであるというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 広議員。



◆9番(広耕太郎君) ぜひ今後は、みんなが見て、ああ、なるほど、やはりこの会社だなと納得をしていただけるように公開していただいて選定していただくことをお願い申し上げまして、質問にかえさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(西山則夫君) 一般質問の途中でありますが、10分間休憩いたします。



△休憩 午後2時55分



△再開 午後3時05分



○議長(西山則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

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△野口佳子君



○議長(西山則夫君) 次に、4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。御答弁いかんによりましては自席から再質問させていただきます。

 現在、伊勢市の児童生徒数は、30年ほど前に比べ半数近くにまで減少している。しかし、小中学校の数は当時と変わっていないため、以前は児童数1,200人であった小学校は400人と3分の1まで減少したり、学級数が25学級で各学年4学級編制を超えるような規模であった小学校は、学年によっては1学級編制となり、全学年1学級ずつといった小規模な学校が増加しております。全市的な観点から、伊勢市立小中学校の適正な学校規模及び適正配置のあり方について検討が行われている中で、質問をさせていただきます。

 1番目に、小中学校適正規模化・適正配置基本計画(案)についてですが、その中の3点について質問させていただきたいと思います。

 1つ目には、適正規模化・適正配置の基本的な考え方についてお聞きしたい。

 2点目には、今後の進め方についての考え方をお尋ねしたい。

 3番目には、統合に向けた児童生徒の交流についての取り組みについてお聞きしたい。

 以上です。また、再質問をよろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) それでは、野口議員より御質問のありました小中学校適正規模化・適正配置基本計画(案)についてお答えをいたします。少し時間をちょうだいします。

 まず、適正規模化・適正配置の基本的な考え方についてお答えをします。

 近年の少子化の進行により、学校の小規模化が進行しております。市内の小中学校におきましては、小学校の児童数は昭和56年の1万3,737人をピークに平成23年度には7,152人にまで減少し、中学校の生徒数は昭和61年の6,854人をピークに平成23年には3,624人にまで減少しており、それぞれピーク時の半数近くにまで減少しております。この状況は今後も続くと予想されています。

 学校のさらなる小規模化は、子供たちの社会性の育成、多様な学習活動や集団活動の展開、さらには学校運営においてさまざまな問題を生じさせることが懸念されております。このような学校の小規模化による課題を解消し、本市の子供たちが確かな学力を身につけ、豊かな人間性と健やかな体の育成といった生きる力をはぐくむことができる望ましい教育環境の構築と教育の質の充実を目的として、伊勢市立小中学校適正規模化・適正配置基本計画を策定するものです。

 学校の適正規模の基本的な考え方といたしましては、1つには、児童生徒は多くの仲間と交流し、主体性や社会性を身につけていきます。そのためには、集団が一定の大きさの規模を持つことが必要であると考えています。2つ目に、クラスがえは、新たな人間関係の中で自分自身を再発見するとともに個性を伸ばす機会となります。また、1学年1学級では友人関係や学級内での序列の固定化を招く懸念があることから、各学年に複数の学級を確保することが必要であると考えています。

 このようなことから、小中学校の望ましい1学級の児童生徒数は30人から35人を上限としたいと考えております。また、望ましい学級数は、小学校においては、多様な人間関係を築くことのできるクラスがえを可能とするために1学年2学級以上とし、各学年2ないし3学級とします。中学校におきましては、部活動等の活性化、教科担任制の充実、学習集団の弾力的な編制等ができる教員数を確保するために1学年100人以上とし、各学年4ないし6学級とします。

 次に、適正な学校規模を実現するためには、学校の統合や通学区域の見直し、また校舎等学校施設については、本年3月11日に発生した東日本大震災を教訓として、地震、津波等の災害に対する児童生徒の安全・安心の確保及び地域の防災拠点としての機能強化を図ることとしています。

 適正配置の基本的な考え方といたしましては、1つに、児童生徒はできる限り均等な教育を受けることができるよう、学校規模、通学距離等、地域によって著しい格差が生じることがないようにすることが必要であると考えています。2つ目に、学校施設の災害に対する機能強化を図る必要があることから、設置場所の選定及び校舎の高層化等、施設の充実について熟慮しながら整備を進めることといたします。これらのことを踏まえまして、小学校は原則として児童の居住地から4キロ以内に配置することといたします。中学校は原則として生徒の居住地から6キロ以内に配置し、複数の小学校で構成することとします。

 適正配置による通学区域の見直しについては、危険箇所等の再点検を行い、通学時の安全対策に努めるとともに、新たに遠距離通学となる児童生徒については、体力や安全面を考慮して、学校から半径約2キロを超える区域に居住する小学生及び通学距離が6キロを超える区域に居住する中学生に対しては、市の負担により公共交通機関やスクールバス等の交通手段を確保するなど、児童生徒の心身への負担の軽減を図りたいと考えております。また、いずれかの学校を選択できる調整学区の活用等、弾力的な運用もあわせて行うこととしたいと思っております。

 次に、計画の期間につきましては、平成24年度から28年度までを第1期とし、この間に適正配置を進める学校は、統合対象のいずれかの学校が各学年1学級である場合、及び適正規模に満たない学校で沿岸部に位置し、地震、津波等災害に対する児童生徒の安全・安心の確保及び地域の防災拠点の観点から、早期に学校の移転及び改築等により校舎と施設の整備を図る必要がある場合としております。平成29年度から33年度までを第2期、平成34年度以降を第3期として、順次、教育環境の厳しいところから進めてまいりたいと考えております。

 次に、今後の進め方についてお答えをします。

 7月から11月にかけて、提言の説明会などで寄せられた御意見を踏まえながら計画の骨子案を作成し、対象校のPTA本部、自治会役員、保育所・幼稚園の保護者の皆様との意見交換会を延べ59回開催いたしました。この後は、さらに今月下旬から2月上旬にかけまして保護者や地域住民を対象に地域説明会を開催し、計画の周知を行うこととしております。

 しかし、適正配置に当たっては地域ごとにさまざまな課題もありますことから、この説明会の後も保護者や自治会等、地域の皆様と課題の解決に向けた協議を行い、合意形成を図った上で本計画を遂行していきたいと考えています。そして、理解が得られましたならば、新設校へ円滑に移行できるよう統合準備会を設置し、地元の意見や要望を十分に踏まえながら学校の適正配置に向けて協議を行っていきたいと考えております。

 次に、統合に向けた児童生徒の交流についてお答えをします。

 統合が決まりました学校につきましては、統合までの期間に児童生徒が合同で活動できる機会を設けて、積極的に交流を図る必要があると考えております。また、運動会や文化祭などの学校行事や生徒会活動、部活動などを合同で行うなどして子供たちの交流を深め、統合後の新しい環境のもとで子供たちが運動や学習など学校生活を楽しく過ごすことができるよう準備を進めてまいりたいと考えていますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

 以上、野口議員の御質問にお答えをしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) ただいまは教育長さんにるる説明をしていただきまして、ありがとうございました。これから今後生まれてくる子供、そしてまだまだたくさんのこれからの課題に向かってですけれども、真剣に取り組んでいただきたいと思います。

 それでは、再質問させていただきたいと思います。

 計画案では、検討委員会の提言と異なる適正配置となっている場合があるが、変更した内容とその理由についてお聞かせください。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 検討委員会の提言からの変更点とその変更した理由についてお答えをいたします。

 まず、本計画の策定に当たりましては、基本的に提言を尊重しつつ、説明会や意見交換会でいただきました御意見あるいは地域の実情を反映して作成させていただいたものとなっております。

 まず、一番大きかったのは通学距離でございます。通学距離は、提言では徒歩通学は4キロというふうにいただいておりましたけれども、この4キロにつきましては、小学校、特に低学年の児童にとっては心身への負担が大き過ぎるというような御意見を説明会や意見交換会でたくさんちょうだいいたしております。私ども教育委員会としましても、これについてはそのとおりというふうに考えまして、小学校の徒歩通学については学校から半径約2キロを限度とし、それを超える場合は市の負担により公共交通機関やスクールバス等の交通手段を確保することといたしております。

 次に、統合の組み合わせにつきましても、通学距離や統合時期を勘案した上で変更した点がございます。例えば、宮川中・沼木中学校区の早修・中島・佐八・上野小学校区の統合につきましてですが、提言では、初めに早修と中島小学校、佐八と上野小学校が統合し、その後、児童数の推移を見てそれぞれの統合校がさらに統合する、いわゆる4つが最終的には1つになるというようなことが望ましいというふうに提言を受けました。

 しかし、佐八と上野小学校が統合いたしましても、1学年1クラスでございまして適正規模には満たないこと、また、4校が一度に統合し、統合場所を中島小学校といたしますと、上野小学校区内の例えば矢持町、こちらは中島小学校まで18キロ、横輪町、こちらは14キロとなりまして、この地域の児童に遠距離通学により心身への負担が非常に大きくなることから、上野小学校は当分の間は単独校として存続したい、このように考えております。しかし、上野小学校は将来的にはさらに児童数が減少し、複式学級も想定されます。そうなりますと、教育環境に現在よりもより多くの課題が生じるため、その際には早修・中島・佐八小学校の統合小学校と統合いたしたいと、このような形で位置づけております。

 ほかにも五十鈴中学校の進修・四郷・修道小学校の統合につきまして、提言では初めに進修と四郷小学校が統合し、その後、修道小学校の児童数の減少が見込まれるため、この推移を見て進修・四郷小学校の統合校と修道が統合することが望ましいというふうにされておりました。しかし、そうなりますと、進修・四郷小学校については短期間のうちに二度の統合を行うこととなり、児童、保護者、あるいは地域の皆様の負担の増大や混乱を招くことから、修道小学校の児童数の推移を見て、適切な時期に進修・四郷・修道の3校が統合することと計画案ではいたしております。

 このように、地域の実情等に合わせましてこの計画案を策定しておりますので、何とぞ御理解いただきますようよろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) わかりました。本当にいろんなところでやっぱりいろんな問題が出てくると思うんですけれども、これにつきましても真剣に取り組んでいただいて、子供たちが安心して通える学校にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 次の質問なんですけれども、中学校の部活動につきましても積極的に交流することが大切だと思いますが、その点について考えをお聞かせいただきたいと思うんですが、今まだ統合していない学校では、大きな学校でしたら部活もいっぱいあるんですけれども、小さい学校ですとなかなかクラブがなくて困っているというのが現状でございますので、その点についてお聞かせいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 中学校におきます部活動につきましては、学習指導要領の中にも、スポーツや文化、科学に親しませ、学習意欲を向上させ、連帯感、責任感を育成させる、そのようなことで非常に学校教育の中でも大切なものだと位置づけられているところでございます。心や体の発達の著しい中学生にとりまして、部活動は大変意義深いものであるというふうに教育委員会でも認識をしております。

 現在、市内の中学校におきましては、生徒数や学校の実情に合わせまして部活動を実施しているところでありますが、議員お尋ねの統合が決まりました学校間につきましては、統合までの間には合同で、運動部だけではなくて文化部におきましても交流を進めてまいりたいというふうに考えております。また、統合までの期間におきまして、合同でチームを組んで大会に出場するというようなことも実現するように、十分その方法について検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 野口議員。



◆4番(野口佳子君) わかりました。よろしくお願いいたしたいと思います。

 今後、統合する学校におきまして、今説明していただきましたんですけれども、これについてはぜひよろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。

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△会議時間の延長



○議長(西山則夫君) この際、本日の会議時間を議事の都合によりあらかじめ延長いたしますので、御了承願います。

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○議長(西山則夫君) 一般質問を続けます。

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△黒木騎代春君



○議長(西山則夫君) 次に、14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 日本共産党の黒木騎代春でございます。

 通告に基づいて一般質問を行います。

 初めに、副市長選任問題に関する一連のメディア報道に関連して伺います。

 1点目は、これまでの報道に関して3分の2は事実ではないとか、あるいは20%しか真実はないとか、諸説あるわけですが、一体どの部分が新聞報道に関する事実であり、どの部分が虚偽なのか、具体的に示していただきたいと思います。

 次に、副市長内定者に危機管理に関する話をしたとされることについての経緯をお話ししていただきたい。

 次に、昨年暮れに内定者宅を訪問したことを認めたとされますが、訪問相手と目的が明確ではないというふうに思います。御説明ください。

 次に、市長を支援されているとされる男性と市長との政治活動上での関係についてお聞かせください。

 以上が副市長選任問題に関する問いです。

 次に、伊勢市立小中学校の統廃合の問題について伺います。

 この11月に学校統廃合の計画案が教育委員会から示されました。学校の適正規模を12から18学級とし、小規模校を統廃合しようとするものです。この問題を考える上で押さえるべきことは、市民や保護者、関係者の願いは行き届いた教育と地域に根差した教育で、安心して子育てのできる地域の学校をという願いです。

 ところが、この間の国の動きを見ますと、財政制度審議会が2008年度予算編成過程の中で学校規模の最適化を掲げました。政府の財政担当機関が学校統廃合を打ち出したのは、これまで初めてのことだと言われております。そこでは、11学級以下のいわゆる小規模校を財政上も非効率であると述べ、生徒1人当たりのランニングコストも3割効率化を例示するなど、日本の教育予算がOECD加盟国中、対GDP比で最低であるにもかかわらず、さらにその削減をしようとする動きと見られております。こうした流れを受け、中央教育審議会初等中等教育分科会における公立学校の適正配置についての検討が要請されるなど、大きな国の流れとしては財政部局から公立学校の統廃合が進められているのは客観的な事実だと思います。教育的観点を強調するように言われておりますが、財政事情による学校統廃合の流れであることを多くの市民が敏感に感じ取っているのが現状だと考えます。

 市内のある地域の統廃合問題の提言説明後のアンケートを見させていただきました。小学校児童のすべての父母にアンケート用紙を配付し、回答を依頼したところ、91%の回収率があり、統廃合への関心の高さを示しているとされています。そこでは、小規模校は大きな学校に比べて教育面や生活面の指導が難しいと思うかの問いに対しては、そうは思わないという回答が88%、どちらともいえないというのが7%と回答しています。小規模校のデメリットよりメリットを親は実感しており、提言と親の感想とは正反対の結果となりましたとの結果が報告されています。

 自由意見欄があり、回答が寄せられた中の92%がこの自由意見欄に記入されており、子供は明るく伸び伸びと育ってほしいです、切磋琢磨は中学からでいいですとか、大規模校でもいじめで転校することもあります、行政はお金の問題とはっきり言えばいいのに、子供たちのことを考えてと言うけれども、統合のルールに乗せただけにしか感じられませんなど、率直な意見が寄せられているようです。

 このような経過と現状もあって、今後の議論を進めるに当たっては住民合意の尊重が不可欠との立場を改めて確認していただきたいと思います。そこでは丁寧な議論を進めていくという立場。その際、1960年代後半以降の日本の学校統廃合の進め方の反省の上に立って打ち出した1973年の文部省通知「公立小・中学校の統合について」を踏まえた対応について、どのように今考えてみえるのかお伺いしたいと思います。

 この通知は、学校の統廃合を進める上での留意点として、学校規模を重視する余り無理な学校統合を行い、地域住民との間に紛争を生じたりすることは避けなければならない。また、小規模校には教員と児童生徒との人間的な触れ合いや個別指導の面で小規模校としての教育上の利点も考えられるので、なお小規模校として存置し、充実するほうが好ましい場合もあることを留意すること、そして、学校の持つ地域的な意義等を十分考えて地域住民の理解と協力を得て行うように努めることなどを求めております。

 また、教育の研究者からは、統廃合による新校舎建設のための当時の高い国庫補助率が無理な統廃合を誘発し、地域住民と地方自治体の間でさまざまなあつれきを生むこととなったという分析もあり、十分踏まえていただく必要があるものだと思うので、考えをお示しください。

 次に、病院事業について伺います。

 11月17日に開催された教育民生委員協議会で、新病院建設に向けた作業工程について報告がなされました。建設基本計画の策定に当たっては、市立伊勢総合病院の将来の役割や機能を踏まえて建てかえ整備を行うとされておりますが、医療を取り巻く諸情勢は依然として楽観できない中、確実な事業を進めていただくために確認をさせていただきたい点があります。

 1つは、三重県地域医療再生計画との関係についてです。

 この計画は、医師不足問題と地域医療連携の必要性を掲げつつ、地域医療再生計画作成指針では、官民を問わない幅広い地域の医療機関あるいは医師会、市町村等の関係者、地域住民並びに医療審議会または医療対策協議会等の意見を聞き、それぞれの地域の実情に応じて定めるものとされています。この計画の中における市立伊勢総合病院の位置づけについてどのようになっているのか、私たちは不明であり、新病院建設の方向性とのかかわりについてお伺いします。

 次に、病院に対する繰り入れ基準に基づく繰入額算定方法の見直しについて伺います。

 自治体病院は、地方公営企業として運営することとされており、独立採算を原則とすべきものです。一方、自治体病院は、その責務として高度・先進・救急医療等のいわゆる不採算部門を担っています。したがって、一般会計から病院事業会計への繰り入れは、単なる赤字穴埋めではなく、地域医療を守る公的部分を担うという位置づけが与えられています。だからこそ、国もこれまで交付金、病院事業経営健全化措置などで全国の自治体病院に対する財政支援を行ってきたし、現在も行っているのだと考えます。

 国のこれらの自治体病院への財政支援を考えれば、一般会計からの繰入金は、地域にとって欠かすことのできない不採算医療を担っていくがための補てんであることは明白だと思います。地方公営企業法では、その性質上、当該地方公営企業の経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費及び当該地方公営企業の性格上、能率的な経営を行ってもなお、その経営に伴う収入のみを充てることが客観的に困難であると認められる経費については、一般会計等において負担するものとされています。

 この問題は今後の市立伊勢総合病院を考える検討会でも議論されました。今後の病院事業においても重要な論点です。この点で、これまでのあり方を踏まえ、今後の改善を行っていく考えについて伺うものです。

 次に、やすらぎ公園のプールの廃止決定について伺います。

 1つは、いまだ1万3,000人を超える利用がある施設をなぜ廃止にするのかという点です。

 伊勢市が廃止しようとしているこのプールは、伊勢市やすらぎ公園プール条例にもうたわれておりますとおり、本市の区域内に住所を有する勤労者及びその家族並びに本市の区域内に所在する事務所または事業所に勤務する勤労者並びに市民の健康の増進、体力の向上を図り、もってこれらの者の福祉の増進に寄与するため設置されているものです。福祉目的としても位置づけられている施設でもあります。しかも、いまだに毎年1万数千人の利用があり、市民に親しまれている施設なのです。

 一度は廃止されようとした経緯はありますが、市長の子供の笑顔を大切にしたいとの極めて道理のある理由で存続することになった施設を、ことしの実績について十分な検証もせずに、目標に及ばなかったことを理由に廃止することが許されるんでしょうか。あらゆる指標に照らしても、廃止には私は当たらないと思います。いかがでしょうか。

 ちなみに、県内の各市がどの程度プール事業に補てんしているのか調べましたところ、平成20年度決算で津市が約6,000万円、四日市市が2,600万円、松阪市が1,800万円、桑名市が4,600万円でありました。

 今回、やすらぎ公園プールの過去の入場実績を改めて見直してみたのですが、平成10年度以降、この15年間で、ことし目標とした入場者数の1万6,900人を上回ったのは平成10年の1万8,293人の一度しかないのです。しかも、ことしは料金を小学生で50%も値上げした直後の実績であります。先ほども触れましたが、福祉の増進に寄与するための施設をなぜ目標に達しなかったのかの要因分析も十分明らかにせずに廃止することが、自治体の本来のあり方からいって許されるのかということを問いたいと思います。

 プールの利用者アンケートでは、やすらぎ公園プールを利用する理由として、51.8%の方が利用料金が安いことを挙げています。この51.8%は値上げする前の料金です。また、他のプールを利用したことがあるのかとの問いに対しては、やすらぎ公園プールしか利用していないと回答したのが19.3%もあるのです。このことから、プールの廃止は、こういった市民のよりどころを切り捨てることになるんではないでしょうか。

 ことしの伊勢市健康づくり指針中間評価報告書にある市民健康意識調査では、今後どのような運動を行いたいですかとの問いかけに対して、1位のウオーキングに次いで水泳と答えた方が18.7%もあります。また、伊勢市スポーツ推進計画(案)の児童に対する調査結果資料でも、今後新たに行ってみたいスポーツとして、水泳がサッカーに次いで5番目に挙がっています。このことから、プールの廃止は、伊勢市が求められている行政としての方向性とも逆行するんではないでしょうか。

 このことから、市民の健康づくりのためにも引き続き活用を図るべきではないでしょうか。

 以上、諸点について伺いましたが、再質問の機会を留保して1回目の質問といたします。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 黒木議員の御質問にお答えをいたします。

 私からは、第2副市長の公募の一連のメディア報道、病院事業、そしてやすらぎ公園プールの廃止決定についてお答えをし、伊勢市立小中学校の統廃合については教育長からお答えをさせていただきます。

 まず、第2副市長の公募選定につきましては、私の説明不足と軽率な行動につきまして、改めて市民の方、そして議会の皆様に御迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。

 まず、一部報道のどの部分が虚偽なのかの質問でございますが、例えば、議会の選任同意をいただく前に副市長候補者である女性と私の支援者である男性と3人で会っていた点につきましては事実でございますが、祝杯を上げていたとか、その支援者の男性が陰の市長として市政運営に影響を及ぼしているとか、また薬物に関する疑惑などは全くの事実無根でございます。

 次に、副市長候補者に危機管理に関する話をした経緯でございますが、先ほども福井議員の質疑、そして昨日の黒木議員の質問にもございましたが、候補者には私の経験上からのことを前もって助言しておきたいという思いが強くございました。当然のことですが、副市長に就任していただくと、すぐにいとまなく動いていただかなければなりません。このため、助言の一つとして危機管理の話をさせていただいたものでございます。

 次に、昨年暮れに候補者宅を訪問したときの訪問相手と目的についての御質問については、選挙の後片づけのために候補者の御両親を訪問しております。

 次に、市長を支援しているとされている男性と市長との政治活動上での関係についての御質問ですが、私が衆議院議員の公設秘書として働いていたときに、その議員の支援者の一人として知り合い、それ以来、私の支援をしていただいている方々の一人でございます。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。

 次に、病院事業についてお答えをします。

 初めに、新病院建設に向けた作業工程でございますが、建設基本計画を平成24年3月からおおむね8カ月で策定し、その後、建築基本設計、建築実施設計、工事と進めていく予定であり、一般的な公立病院の建設事例からおおむね5年ほどかかると予定をしておりますが、できるだけ早く新病院建設を進められるよう努力していきたいと考えております。

 三重県地域医療再生計画については、県が策定し、その中で取り組みを行っていくもので、計画期間としては平成23年度から平成25年度となっております。この計画の中では、市立伊勢総合病院に回復期リハビリテーション病棟を30床ほどの規模で、現在の病院において平成25年度中に設置することを考えております。新病院においては回復期リハビリテーションの病床数を拡大し、回復期リハビリテーションを充実させ、地域の医療ニーズにこたえていこうと考えているところでございます。

 次に、繰入額算定方法の見直しについてですが、病院事業等の公営企業会計に対する繰り出しについては、地方公営企業法等に規定されるルールどおりに、基準どおりでの繰り出しとすべきと考えております。地方公営企業法に規定される経費負担の原則では、経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費、また公営企業であるがゆえの性質上、能率的な経営を行ってもなお、その経営に伴う収入のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費については、一般会計等が負担をし、それ以外はその事業経営に伴う収入により行うものとなっております。

 なお、これらの一般会計等が負担すべき経費の具体例示については、毎年度、総務省から経費ごとに対象事項と基準が示されております。このため、たとえ病院経営に対する繰り出しであっても、原則としては地方公営企業法等に定められた経営に関する基本原則を堅持すべきであると考えております。その上でなお内容を精査の上、経営健全化の促進、経営基盤の強化を図るため、一般会計、病院事業会計が協力をし、それぞれが最大限の努力を行い、市立伊勢総合病院の運営を行っていくべきと認識をしております。

 次に、やすらぎ公園プールの廃止決定についてお答えをします。

 こちらのやすらぎ公園プールについては、昭和54年6月に伊勢勤労者体育センターとして勤労者の福祉の増進と体力の向上を図り、雇用の安定に資することを目的に旧雇用促進事業団により設置された施設で、市が施設の管理運営を行ってまいりました。その後、特殊法人等整理合理化計画に基づき、旧雇用促進事業団が設置した施設について地方公共団体に譲渡または廃止することとなりましたが、市民プールとしての側面をあわせ持っていたことから平成15年に市が譲渡を受け、伊勢市やすらぎ公園プールとして引き続き管理運営を行ってきたところでございます。

 まず、1万3,000人を超える利用者がある施設の廃止についてでございますが、やすらぎ公園プールについては、昭和54年の開設から32年が経過し、老朽化が進み、大規模な修繕を実施する必要に迫られてまいりました。また、昭和58年には3万9,000人を超える利用があったものの、年々減少の一途をたどっております。

 市といたしましても、市民の皆さんに御利用いただいておることから、今の社会情勢を踏まえる中で幾らかでも市民サービスにつながらないか、もう少し赤字を減らすことができないかということで、私のわがままもございましたが、この2年間にわたって集客のためのさまざまな取り組みをさせていただいてまいりました。リピーター獲得のための回数券の発行、イベントの開催など、より多くの市民の皆様に御利用いただきたい、そうした思いで取り組んでまいりましたが、平成23年度は有料入場者数1万6,900人の目標に対し1万3,615人の御利用にとどまることとなりました。

 それに加えて、収支の改善が進まない中で施設の老朽化は進み、平成24年度に運営するに当たっては約530万円、さらに近い時期には大規模な修繕として約4,800万円が必要となる見込みであり、合わせて5,000万円を超える修繕が必要となることから、廃止という苦渋の決断をさせていただいたところでございます。

 次に、利用者アンケート結果からうかがえるプールのあり方についてでございます。

 やすらぎ公園プールは子供たちや御家族連れの利用者も多く、夏の憩いの場、親子の触れ合いの場として御利用いただいており、プールにおいて実施させていただいた利用者アンケートには継続運営を望む声を多数お寄せいただいておりますほか、各種調査の中には市民の皆さんの水泳に関する関心が結果として出ていることも承知をしております。

 市としましても、存続を望む声を受けまして、財政的な視点からも継続的に運営をしていけるよう、やすらぎ公園プールの収支改善に取り組んでまいりました。そのために、利用者の皆様にも料金の値上げという形で御負担をお願いさせていただき、収支改善に努めてきたところですが、値上げをさせていただく前の5年間、平成17年から平成21年の平均赤字額約708万円と、平成22年度、23年度の2カ年の検証結果の平均約724万円を比較しますと、残念ながら赤字の軽減までには至らなかったというのが実情であります。そしてまた、今後、修繕に大きな負担が必要な状況に置かれております。

 こうした状況も踏まえながら、市民の皆さんの声、やすらぎ公園プールにお寄せいただいている特に子供たちからの期待、これを突然にくじいてしまうのではなく、期間を限ってやすらぎ公園プールにかわる代替措置ができないか検討しているところでございます。

 次に、市民の健康づくりのための継続した活用についてでございますが、各種の調査結果から、市民の皆さんから水泳を通した健康づくりをしたいという御意見が寄せられていることは承知をさせていただいております。やすらぎ公園プールは市民の皆さんの健康づくりの一助となっておりますが、年間を通じて御利用いただくことができる施設ではないことから、市民の皆さんからの御要望におこたえできる施設となっていないのが実情でございます。

 私からは以上でございます。御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 続きまして、私から伊勢市立小中学校の統廃合についてお答えをします。

 まず、住民合意を得るための対応でございますが、議員仰せの昭和48年9月27日付文部省通知では、学校統合を計画する場合には十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めることとされております。

 学校は、教育、文化、防災、あるいはコミュニティー活動において地域の拠点となる施設です。また、学校は地域に支えられ運営しており、児童生徒も地域で見守られ、育てていただいていると感謝しているところです。こうしたことから、教育委員会では学校の再編が児童生徒や保護者、地域の皆様に大きな影響を及ぼすものであることは十分認識しております。このため、これまでも外部委員で構成する伊勢市立小中学校の将来構想に係る検討委員会から提言を受け、この提言について各小学校区で説明会を開催し、保護者や地域の皆様から御意見を伺いました。

 また、今回の適正規模化・適正配置基本計画(案)の策定に当たりましても、対象校のPTA本部や自治会役員、保育所・幼稚園の保護者の皆様と延べ59回の意見交換会を行いました。今後も計画案についての地域説明会を開催し、また説明会の後も保護者や自治会等、地域の皆様と課題の解決に向けた協議を行い、合意形成を図った上で計画を進めてまいりたいと考えております。

 いずれにいたしましても、保護者や地域の皆様に御理解いただけるよう最大限努力してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。

 次に、小規模校についてのお尋ねにお答えします。

 議員仰せの文部省通知には小規模校としての教育上の利点などが記されており、私どもも、小規模校では子供たち一人一人に目が行き届き、きめ細やかな指導が行いやすいなどのメリットがあることは承知しております。しかし、子供たちの学習環境をよりよいものにするためには一定規模の児童生徒数が必要であると考えています。一定の規模の児童生徒数があれば、一つの学年に複数の学級を編制することが可能になり、学習の場や児童会、生徒会活動の場で多様な意見を出し合ったり、班別に活動したり、運動会や体育の時間に集団で演技をしたり、音楽の時間に合奏や合唱を円滑に行うことができるようになります。

 また、小規模校において1学年に1学級という環境の中で子供たちが学校生活を送る場合に、クラスがえがないことにより子供たちの人間関係が固定化されたり、序列化されることが心配されます。このようなことから、小学校ではクラスがえのできる1学年2学級から3学級、中学校では4学級から6学級の規模が最適と考えますが、一人一人の子供たちに目が行き届く小さな規模の学級や学校の長所は、少人数指導や相談活動を進めていくことで生かしていきたいと考えています。

 未来を担う子供たちの将来を考えたとき、お互いの人格を伸ばし、学習やスポーツの面で切磋琢磨する教育環境が必要であると考えています。少子化は避けられないかもしれませんが、将来の学校が小規模化していくことを未然に食いとめることはできると考えています。

 以上、黒木議員の御質問にお答えをしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、市長にお伺いをいたします。

 私は今回なぜこのことを伺うかと申しますと、10月19日に開催されました全員協議会で市長が語ったことと、実際の現実は違う面があるんではないかという指摘がされているからであります。お許しください。

 私が全員協議会で伺ったのは、大きく言って2点です。

 1つは、副市長候補は市長の選挙スタッフとして働いていた何十人かの一人であったとされているけれども、実際は違うんではないかという点。

 2つ目は、指摘されている男性について、全員協議会の中では私はこうお尋ねしました。鈴木市長と個人的な関係、あるいは支援される関係など特別な関係はなかったかと聞いたことに対して、特別な関係というのは具体的にどういった意味合いなのか、ちょっとお示しいただけるとありがたいと市長が反問されましたので、私が、選挙で支援を受ける関係だったか、それとも純粋にビジネスとして選挙の企画とか手配とかを頼んだだけの関係なのかということを聞きました。そういう質問に対して市長は、仕事のお手伝い、発注という部分もありましょうし、当然、選挙では企画立案というようなものになりますと、私の志の部分だとか、そういった思いも伝えている部分もありますとお答えになった点です。

 私は、特別な関係というのは選挙で応援を受けるような関係かと聞いたのに対して、それと違う、意味合いとしては純粋にビジネスとして選挙の請負をやってもらった関係かと聞いたんですけれども、市長の話では若干ぼかされた部分もありますが、仕事のお手伝いと。それをやってもらう上で自分の志を伝えたというような印象に私は受けとめました。

 ところが、この間の新聞報道ではそうではないと。やっぱり選挙を応援してもうた、大分前から10年来の関係があるというふうな報道を拝見しますと、市長の御説明と随分違うなと思うわけです。そこで、どの部分が本当なのかどうなのかをお聞きすることが大事になってまいりますので、御容赦ください。

 1つ目は、この男性についてなんですが、後援会長が決まらない中、指摘されている男性が事務局長になり、実質的な後援会長の立場で動いたことは事実というふうに指摘されていますが、この点はどうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 大変誤解を招くようなことがありまして申しわけございません。失礼いたします。答弁させていただきます。

 新聞報道では後援会長でというふうな表記が一時期されておりまして、それ以降は、2度目のところで後援会長ではなかったというふうな表記にたしかなっていたかというふうに覚えておりますが、後援会長的なというより、実質的な事務所の中でさまざまな処理をしていただいていた。それは事実でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今の御答弁は、実質的な後援会長、例えば事務局の中ではもう指導的立場というか、トップ的な立場というふうに、そういうふうに考えてよろしいんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) そのように理解をしていただいても結構です。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、新聞の中でこういう表現がありますね。男性の子供らが鈴木市長を健ちゃんと呼ぶほど市長は男性と親しいし、頻繁に男性宅を訪れ、市政について相談しているとの指摘がされたわけですけれども、このことについてはどうでしょうか。頻繁に訪れて市政について相談している、それから健ちゃんと呼ばれた−−これは2つ言うといけませんね。健ちゃんと呼ばれたかどうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 健ちゃんと呼ばれた事実はございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。健ちゃんと伊勢市のトップである市長を呼ぶという点では、常識的には相当な関係があるんかなというふうに私たちは考えざるを得ませんね。

 それから、頻繁に男性宅を訪れて市政について相談しているという、この指摘についてはどうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 男性との関係性のことでお答えさせていただきますと、知り合いになったのは、さっき冒頭お話をさせていただきましたけれども、私が議員の秘書をしている時代に、その議員の支援者の一人としてお会いをさせていただきました。市議会議員当時はよくいろいろとお話をさせていただいたことはございます。今、市長となってからは、私の公務の日程表を情報公開等で見ていただければ、ごらんのとおり、そういった状況はないというのが現実でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) そうすると、頻繁に訪れてはいないというふうに、はい、わかりました。

 続いて、副市長内定者に危機管理に関する話等をされる経緯について、これはもうこの間かなり議論もされたんですが、ただ、1つちょっと明らかになっていない点は、男性が同席した理由について、たまたま会おうかという話になって、そこに女性が同席したというような紹介のされ方もされています。この間の市長の説明では、これは、すぐにでも副市長になったら仕事を始めていただかんといかんので、セキュリティーの話をするために会ったという話をしたのと、新聞報道では男性が同席した理由について、たまたま会おうという話になって、そこに女性が同席したということで順序がちょっと余り明確じゃないんですが、この辺についてはどうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) まずは、この時点の軽率な行動につきましてはおわびを申し上げたいと思います。

 それでは御説明をさせていただきます。

 まず、この時点の明確な、私としての計画を持った行動ではないということをまず御理解いただきたいと思います。

 これは何かと申しますと、私は仕事をずっと詰めてやっておって、たまたま久々にその男性と食事をしようかという話になりました。その上で、飲食店に行った後、あ、そういえば候補者本人に危機管理のことを、心で思っていることをお伝えせなあかんなということでお電話をして、そして、それでもしあいているんであればということで来ることになったというふうに記憶をしております。非常に流動的な状況のものですので、そこだけは御理解をいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) そうしますと、男性と会っておるところで、そこへ招くようになったということで、そんなセキュリティーの話をするのにそういう第三者がおるところへ招いて話をするという、その経過の心持ちといいますか、思いというのはどんなようなものなんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 私の心持ちとしますと、今考えると軽率な行動であったというふうにきつく反省をしているところでございます。ただし、時間がなく、少しでもそういった思いを伝えたいという気持ちは正直持っておりますので、御理解いただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 臨時議会の前後の市長の公務日程を見たんですけれども、臨時議会の前後は空白になっていたというふうに思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 申しわけありません。今ちょっと手元にそのときの日程がございませんので、また確認し、御報告をさせていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、昨年暮れに候補者宅を訪問したということをここでもお認めになったんですが、先ほどの御答弁では両親を訪問したということになっているわけですが、要するに選挙の後片づけということは選挙でお世話になったことかなというふうに思うんですが、そうしますと、副市長候補と御両親と両方に鈴木市長は選挙でのお世話になったかどうか。副市長候補には事務局のスタッフとしてお世話になっておるわけですが、両親にお会いになったわけですが、御両親からもそういうお世話になっていたという形での後片づけであったという関係なんでしょうか。その辺はどうですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◆14番(黒木騎代春君) ちょっと待ってください。

 ちょっと気がつきました。その辺ではちょっとプライバシーの関係がありますので、失礼しました。

 両親に会いに行ったということで確認しました。面識はあったということでよろしいでしょうか、両親に。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 御両親とは面識はございませんでした。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。面識のない方に選挙の後片づけに行かれたということになったと思います。わかりました。

 副市長の候補者は選挙中にスタッフとして働いてもらっておったわけなんですが、市長は余り忙しくて顔を見た程度かなというふうに言われたんですけれども、選挙スタッフとしてどのような形で活動してもらっておったかということはつかんでいますか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 選挙スタッフということで、今回の副市長の選定の私の問題がありましてから幾つか聞きましたが、事務所内での片づけ等というふうにしか聞いておりません。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ちょっと市長に確認してもらいたい資料があるんですけれども、よろしいですか。(市長に資料を渡す)



◎市長(鈴木健一君) はい。



○議長(西山則夫君) 黒木議員、どうぞ。



◆14番(黒木騎代春君) これは鈴木市長の選挙中に、選挙運動という一面はあると思うんですけれども、後援会事務局の名刺なんですね。それで、例の副市長の候補者の名前が書いてある名刺なんですけれども、市長の名前の名刺もありますけれどもね。それの写しを第三者を通じて、人を介して私はいただいたんですけれども、それはそういう様式でつくられていたということは間違いないですか。それで、その副市長の名前のもあるんですけれども、確認できますか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 名刺のコピーを今拝見させていただきましたので、その実物があろうかと思うんですが、このもの自体は私は初めて見ました。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。私たちは、公職選挙法の問題がありますので、そのことを非常に選挙のときには気にしますよね。後援会用のものであっても、候補者の名前入りの名刺を不特定多数の有権者にばらまくことはできませんので、事務局の管理体制、統制のもとで活用されるものだと思うんですが、後援会事務局のメンバーとして、もし名刺が活用されることが許された活動をされていたとしたら、相当中心的な運動をされていたんかなというふうに思うんですわ。そういう点で、そういう資料もありますんで、何十人かの中のお一人という位置づけとは違うんじゃないかなと、かなり中心的なメンバーじゃないかなと思います。

 それから、これは市長の責任にかかわる問題なんですけれども、これは文書として残っていますけれども、例の収支報告の中に有償で働いてもらっておったという記録が残っています。当時は財団法人農林水産支援センターの嘱託職員だったということも確認されておるんですが、そこへ私は聞いたんですけれども、公務員ではないんですけれども、兼職禁止はありますかというふうに聞いたら、やっぱり原則としてそうですというふうに言われたんですわ。

 ですから、もし仮に、このことが問題になるかどうかは別ですけれども、可能性としてはあるようなことがあるんですけれども、こういった方に有償で、要するに公益にかかわる団体なんですね。その方が特定の政治家の選挙運動の有償スタッフとして働いておられたということがあるんですけれども、こういうことに対しては今は問題になっていないし、センターの人もそれはケース・バイ・ケースだよと言われておるんですが、今の市長として、こういうことが、あ、されていたんだということに対してはどういうふうに思われるでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 今そういったお話を聞かせていただきまして、やはり原則、法令遵守として受けとめるべきだというふうに考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。

 では、次に移ります。

 市長を支援しているとされる男性と市長との政治的な関係なんですが、その男性はこういうふうな報道をされましたね。河村市長とのツーショットの写真、これは伊勢ともゆかりのある民主党の衆議院議員の政治パーティーなどにも出席して、河村たかし名古屋市長とも写真におさまり、ことしの年賀状には市長との写真を使ったというふうな報道があるんですが、これは証言として私は聞いたんですが、ツーショットの写真というのは市長のコネがあったからではないかというふうな意見も私は聞くんですけれども、こういうことに対しては市長は何かかかわったということはございませんでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 私も国会議員の方のパーティーには参加することもございますし、一緒に行くこともあったかというふうに記憶しております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 一緒に行くこともあったということで、じゃ、このパーティーには市長は一緒に参加されましたですか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) はい、参加をさせていただいています。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。そうすると、こういう政治パーティーにも一緒に参加されるということで、私のこの議会での質問に対して、志を伝えることもあるというような程度やというふうに説明されたんですけれども、10年来のおつき合いで志を伝えなければならないような関係とは思えないんですね。10年間もそういう政治的に応援してもらう関係であれば、普通であれば一心同体というか、あうんの呼吸で物事を進められるという関係じゃないかなという点で、市長がこの議会で御答弁なさったこととは違うなというふうに思うんですけれども、その点について、今までもやっぱりその答弁は正確だったというふうに思われるでしょうか。



○議長(西山則夫君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) もろもろのことを陰の市長というふうに報道されたことがございましたけれども、実際、市政に対してどうのこうの物を言うとか、例えば一部新聞では癒着があるんじゃないか、そんなこともありましたが、一切そういったことはございませんので、その点は御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) この場では、市長がそういう答弁をなさったんで、それがどうやと言う権利も私はありませんので、次に行かせていただきます。

 小中学校の統廃合について再度伺います。

 この案に対する意見を広く一般市民や現場の先生の声も含めて私は取り込んでいく必要があると思うんですけれども、今後どういうふうにそれを進めていくのかという点では、一部の参加者だけで議論が進められることがないようにする必要があると思います。12月1日付の「広報いせ」にも大きく載っていますけれども、これはどれだけ伝えたかということだけではなしに、実際、本当に全体のものになったかどうか、議論がそういうふうになったかどうかということが大切だと思うんですけれども、その点についてはどんなような工夫をお考えか、どんなふうな決意をお持ちかということをお伺いしたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) この計画を進めますためには、議員仰せのように、保護者、地域の皆様方、いわゆる地域の皆様方の合意形成を図る、これが最も大切だというふうに私どもも考えております。そのため、これまでも丁寧に説明をさせていただいてきたつもりでございますし、今後も12月20日から2月7日にかけまして、まず計画案の説明ということで地域説明会、地区別の説明会をさせていただきますけれども、これで終わりではなくて、その後についても、地域の皆様、保護者の皆様と計画を進めていく上での課題の解消に向けて協議を行いながら合意形成に最大限努めてまいりたい、このように考えております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。そこについては私はいろんな考えもあるんですが、押さえてやっていただきたい、合意形成というのを重視していただきたいと思います。

 それで、合意形成の中で、やっぱり児童生徒の声、これをどういうふうに酌み取っていくかということも一つ大きな要素だと思います。

 先月の26日、11月26日に尾崎咢堂生誕記念祭が咢堂記念館でございまして、式典の後、作文で表彰された小中学生の皆さんと懇談させていただく機会を得ました。そこで出されたのは、校庭に埋まっている卒業記念のタイムカプセルの行方についての心配でした。大人の私たちでは気づかない大切な視点、彼らなりに心を痛めていることがわかったわけでございます。出席した私たち議員全員が共同して皆さんの希望が生かされるように約束しますということで話は終えたわけですが、こういった児童生徒の皆さんの気持ちを生かせるようにするための取り組みも欠かせないことだと思うんですが、この点ではどのように考えていますか。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 私もその会に参加した方からそのお話をお聞かせいただきました。本当に大変大切なことやというふうに考えています。

 今後、統合に向けまして準備委員会というものも設立をしていくわけですけれども、その中で諸準備、気をつけなければならないことについていろいろ協議をしていきますけれども、その際には積極的に子供たちの意見を聞いて反映をしてまいりたい、このように考えておりますので、しっかりやっていきたいと思っております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。お願いします。

 それで、市教委が挙げている先ほど小規模校の問題点、いろんな心配があるとおっしゃいましたけれども、教育的観点から裏づける具体的なデータというのはなかなかないというふうに言われておるんですけれども、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。



○議長(西山則夫君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 小規模校の問題点等についてのデータということでございますが、客観的なデータは持ち合わせておりませんが、検討委員会等で一番最初にアンケートをとりましたときに、1学年当たりの学級数は複数あるのが望ましいというようなアンケート調査の結果については、こちらのほうは持っております。未来を生きていく子供たちについてその将来を考えたときに、私たちは学校または学級が集団として機能していくように、一定の大きさを持つことによっていろんなスポーツとか学習とか集団活動なんかができるようにということ、そんな環境をつくっていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようによろしくお願いいたします。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。例えば、現場の先生方の意見というのは、それは貴重な傾聴に値する意見が多いと思うんですが、子供たちの力関係から起こる問題行動、これについてはいろんな全国の教育実践なんかに教えていただきますと、クラスがえによって解決するんではなく、子供たち同士のトラブルとしてきちんと解決する実践も紹介されております。いろんな教育実践があるので、多様な選択肢もあるという情報も伝えていただくということも、公正、フェアな議論を進める上で必要かなと思っております。

 国際的にもWHOが、教育機関は小さくなくてはならない、生徒100人を上回らない学校規模が好ましいと指摘しています。さらに、グラス・スミス曲線という、学級規模と学力にかかわる調査でもそういった議論があります。競争的で大きな学校がよいというのは俗説であると指摘する専門家もいますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。

 そこで、この問題で最後なんですが、統廃合により小規模学校がなくなりますと学校数が減ってきます。教職員定数も全体として減ると思います。これによって国や都道府県の負担は減少しますが、同時に、市は現場の教職員定数が減るデメリットを負うことになる。教育によるマンパワーが減るわけですから、地域の教育力が低下することをあらわしていると思います。また、伊勢市の財政に与える影響−−地方交付税交付金の算定基礎となる基準財政需要額のうち小中学校費は、生徒数だけではなく学級数、学校数を計算の単位としているため、統廃合により学級数や学校数が減少すると市町村の地方交付税交付金の額に影響するというデメリットがあると言われております。伊勢市に来る地方交付税が減るということで、このあたりのシミュレーションはできているのか、年間でどの程度になっていくんかというふうなことも具体的にわかれば教えていただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) まず私から、お尋ねの地方交付税交付金の基準財政需要額における影響ということでお答えしたいと思います。

 23年度におきまして、この基準財政需要額ですけれども、小学校の場合には1校当たり946万3,000円、中学校では997万1,000円というふうに算入をされております。これを、例えば第1期でございますけれども、24年から28年まで、これは小学校で5つの統合で6つの小学校が減少します。中学校で2通りの統合をしまして2中学校が減少いたします。これによります基準財政需要額への影響につきましては、先ほど申し上げました単価のほうで当てはめますと7,672万円ということになります。

 以上でございます。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。ありがとうございました。

 この問題は、正式な実施計画になるまでは市民や関係者が得心するまで議論するぐらいの構えを求めたいと思います。

 次に、病院事業についてお伺いします。

 この問題については、回復期リハなどの問題を言っていただきまして、繰入額算定の方法の見直しについては、原則を貫きつつ、内容を精査の上、経営健全化の促進、経営基盤の強化を図るため、一般会計、病院事業会計が協力して、それぞれが最大限の努力を行っていくという極めて原則的な答弁なんですけれども、実際、設置者が伊勢病院をやっていくと、運営していくという以上、その決意にふさわしい対処をお願いしたいと思います。

 最後に、やすらぎ公園プールの問題について確認させていただきたいと思います。

 私の知人で定年を終えた社会人の方が、毎年やすらぎ公園プールを利用されております。その方の話ですと、土日にはプールの中は芋こじ状態だというふうにおっしゃいます。その方は伊勢市の今回のこういう流れを見て、この上にまだ人を詰め込もうというのかということで、何を考えているのかというような、現場がわかっていないんじゃないかと。市長はこの夏、プールに行かれたようですけれども、こういう意見を私はもらっています。

 実際問題、現実を考えて今回の決定がやはり正しいと言えるんかどうか、その辺についてちょっとこういう市民の声も照らし合わせてお答えいただきたいと思います。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) ただいま黒木議員のほうから土日は非常に込んでおるという御指摘をいただきました。確かに多い日ですと1,000人近くの方が御来場いただきましたので、そのような状態になりますと、おっしゃったように非常に混雑しておる状況というところでございます。しかし、特に夏の後半につきましてはやはり反対にあいてしまったということもございますので、その辺が我々の周知の仕方にも問題はある部分があったかなというふうには理解しております。



○議長(西山則夫君) 黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) そういう状況なんですね。

 それで、そもそも施設の統廃合に係る基準に照らしてみても、重要な部分で私はやすらぎ公園プールは廃止に値しない施設じゃないかというふうに考えています。同種の施設が複数あるという基準に照らしてみますと、他の公の施設、民間施設などというものがあるということは確かに事実ですけれども、そもそもプールに対してこういう項目を当てはめてええのか聞きますと、それは近所にフィットネスクラブあるいはスイミングプールはあります。行けるものなら行きたいよというふうに言いますね。本当に運動したいという、そういう希望はあるんですけれども、会費を出すと大体安いところで6,000円とか1万円とかかかるわけで、行ける人は行けます。しかし、行けない人は行けないという実態があります。

 また、老朽化が著しい施設−−確かに国の外郭団体から移管して、古い状態で移管したわけですから、こんなのは当然のことでありますが、市民の方からは、今度は野球場などは改修するんではないかという意味で、バランスがとれていないぞというような指摘があります。

 また、私は近隣のプールもお伺いしました。鏡のプールも行きましたけれども、あそこも2万ちょっとですね。ですから、施設規模からいいますと、伊勢市のやすらぎ公園プールというのは山の上にあるということも考慮に入れて考えますと、1万3,000というのは物すごい大健闘の数字じゃないかなというふうに考えます。市民利用が著しく低い施設にも、そういう意味では当たらないんじゃないかと。

 また、維持管理費が高額な施設、こういう基準に当てはめて議論もされてきましたけれども、各市の人口1人当たりのプール事業への補てん額、先ほど年間の各市のプール事業に対する補てん額を言いましたけれども、伊勢市とはけた違いですね。1人当たりの補てん額にしますと、津市は212円、四日市87円、伊勢市46円、松阪市109円、桑名市336円ということで、低いところでも伊勢の倍はやはりプール事業に対して位置づけを与えているということから見ても、やっぱり今までやってきた議論も改めて見直した上で、市民の期待にこたえていく必要があるんではないかということを思うんですが、そのことを踏まえてもう一度お願いします。



○議長(西山則夫君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 確かに議員のおっしゃるように、施設としては有効な施設という面もあわせ持ちます。しかし、当初、事業の中でこのプールを廃止させていただくということがございましたのは、やはり行財政改革も含めた中での幅広い状態で判断をさせていただきたいということでございますので、御理解いただきますようお願いします。



◆14番(黒木騎代春君) 途中不適切な発言がありました。すみません。



○議長(西山則夫君) 黒木議員、時間が経過しておりますので、よろしくお願いします。



◆14番(黒木騎代春君) ありがとうございました。

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△散会の宣告



○議長(西山則夫君) お諮りいたします。

 議事日程はいまだ残っておりますが、本日はこの程度で散会し、明14日午前10時から継続会議を開くことに決定いたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(西山則夫君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 それでは、本日は散会いたします。

 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願いいたします。

 御苦労さまでした。



△散会 午後4時25分

 会議の顛末を録し、ここに署名する。

   平成23年12月13日

        伊勢市議会議長     西山則夫

        伊勢市議会議員     世古口新吾

        伊勢市議会議員     長岡敏彦