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三重県 伊勢市

伊勢市 平成22年 12月 定例会 12月14日−05号




伊勢市 平成22年 12月 定例会 − 12月14日−05号







伊勢市 平成22年 12月 定例会



        平成22年12月伊勢市議会定例会会議録

議事日程

                平成22年12月14日(火)午前10時開議

日程第1 一般質問

      ? 7番 辻 孝記君

           ●子どもの健やかな育成の為の環境整備について

      ? 1番 野崎隆太君

           ●伊勢市の雇用対策事業について

           ●若年層への雇用対策とミスマッチについて

           ●新規雇用創出への取り組みについて

      ? 6番 福井輝夫君

           ●宮川用水事業による二見町への送水について

           ●伊勢市駅周辺の観光施策について

           ●市内の観光地案内看板について

本日の会議に付した事件

 なし

出席議員(28名)

      1番  野崎隆太君      2番  吉井詩子君

      3番  世古 明君      4番  野口佳子君

      5番  岡田善行君      6番  福井輝夫君

      7番  辻 孝記君      8番  吉岡勝裕君

      9番  広 耕太郎君    10番  品川幸久君

     11番  藤原清史君     12番  山根隆司君

     13番  長田 朗君     14番  黒木騎代春君

     15番  西山則夫君     16番  上田修一君

     17番  中川幸久君     18番  小山 敏君

     19番  杉村定男君     20番  浜口和久君

     21番  工村一三君     22番  山本正一君

     23番  佐之井久紀君    24番  宿 典泰君

     25番  世古口新吾君    26番  長岡敏彦君

     27番  中村豊治君     28番  中山裕司君

欠席議員(0名)

     なし

職務のため議場に出席した事務局職員

  事務局長     森 裕幸君   事務局次長    筒井弘明君

  議事係長     中川雅日君   調査係長     東浦富美君

  書記       中野 諭君   書記       中川浩良君

説明のため出席した者

  市長       鈴木健一君   副市長      松下 裕君

  病院事業管理者  間島雄一君   会計管理者    松島康雄君

  総務部長     藤本 亨君   情報戦略局長   森井 啓君

  環境生活部長   古布章宏君   健康福祉部長   白木信行君

  産業観光部長   中井宏明君   都市整備部長   山下克己君

  二見総合支所長  三浦 徹君   小俣総合支所長  田端正美君

  御薗総合支所長  内田 豊君   病院事務部長   中川芳明君

  消防長      保田幸宏君   健康福祉部次長  山本辰美君

  消防本部次長   大西邦生君   総務部参事    中村龍平君

  産業観光部参事  奥野喜久君   総務課長     北 一晃君

  行政経営課長   大西要一君   教育委員会委員長 岡本國孝君

  教育長      宮崎吉博君   教育部長     佐々木昭人君

  教育次長     北村 陽君   監査委員     鈴木一博君

  選挙管理委員会委員長

           鈴木市郎君



△開議 午前9時59分



△開議の宣告



○議長(宿典泰君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。

 本日の出席者は全員ですので、会議は成立をいたしております。

 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、開会当初決定あるいは御報告申し上げたとおりであります。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

 それでは会議に入ります。

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△一般質問



○議長(宿典泰君) 日程第1、昨日に続き一般質問を続けます。

 発言通告に従い、順次許可することにいたします。

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△辻孝記君



○議長(宿典泰君) 初めに、7番、辻議員。



◆7番(辻孝記君) おはようございます。

 公明党の辻 孝記でございます。議長の許可を得ましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。

 近年、子供の体力が低下していると言われております。原因はさまざまではありますが、要因の一つとして、子供たちが歩かなくなった、また習い事で忙しいとかゲームをしているということで、そういうことで外で遊ぶ時間がないなどのことが挙げられております。

 これは、体力の低下だけではなく、生活習慣の乱れや学力の低下などの要因にもなっていることが報告されています。そして、今、取りざたされている問題として、土踏まずができていない子供、浮き指がある子供、足の親指の角度が正常でない、これは外反拇趾と言われますが、そういう子供がふえていることなど、足の裏の形の問題が挙げられております。

 兵庫教育大学の原田碩三名誉教授の研究によりますと、5歳児の子供の足の裏の変化について、30年前からの変化の数値が出されていましたので御紹介をさせていただきます。

 (表を示す)皆様のお手元にあります表でございますが、土踏まずができているというのが、1980年では75%、2000年では56%、2004年では46%という数字になっています。また、浮き指が1本もない、これは足の指ですけれども、浮き指が1本もないという子が、1980年では93%、2000年では48%、2004年では何と8%という数字になっております。また、親指の角度が正常というのが、1980年では96%、2000年では80%、2004年では72%という数字になっております。こういう数字が報告されております。

 この土踏まずができているかいないか。これは、土踏まずには次のような働きがあります。

 立った姿勢を安定させるということです。また、強いアーチがあるから、片足で体を支えて動くことができます。また、踏ん張るなどの足指の働きがよくなります。また、飛ぶとか飛びおりるとき、土踏まずがクッションの役目をします。

 こういった意味から、土踏まずをつくる7つの足根骨が、かたい骨になるのが幼児期ですから、土踏まずが形成されるのは、大体4歳から8歳ごろと言われているそうであります。この間、指が浮いている子が激増したそうでありますが、これは足の指を使っていないということを意味していると言われております。

 また、浮き指の原因、これは、このようなことが上げられていると言われています。

 1つに、赤ちゃんのとき、手とひざと足の指の六足はいはいをしていない、2つ目に、赤ちゃんのとき、壁や家具などにつかまって立つ練習をしていない、3つに、赤ちゃんのとき、伝い歩きをしていない、4つに、歩く距離が短い、5つに、足の指を使う鬼ごっこや押しくらまんじゅう、また相撲、ドッジボール、サッカーなどの群れ遊びをしていない、また6つ目に、足の指が働かない履物を履いている、このようなことが原因ではないだろうかと言われております。

 このような原因をつくる生活としては、赤ちゃん時代に歩行器、親が手をかして歩かせようとするなどで、体全体を使う機会を奪われている。また1歳ごろになりますと、きつい靴下や靴、足先が細い靴、大き過ぎる靴、小さ過ぎる靴などを履いている。また2歳ごろからは、ベビーカーや車で移動し歩く距離が少ないなど。3歳ごろ、これは砂遊び、ブランコなどの固定遊具遊びなどの自分の体を自分で動かす遊びが主で、他の子によって動かされる群れ遊びが少ないと。また4歳ごろになりますと、群れ遊びが1日の遊び全体の70%に満たない。それから全身を活発に動かす時間が、1日のうちの4時間以下であると。このような生活が足の指を使う機会を奪い、足の指に力がつかない、土踏まずができない、運動能力が育たない、足や体に左右差が生じるという結果を生んでいるそうであります。

 このような研究結果を考えますと、子供のときの足の使い方によって、健康に大きな影響があることがわかります。子供たちがけがを気にせずに、はだしで飛びまわれるような環境づくりが必要ではないかと考えております。

 そこで、今回、私は、子供の健やかな育成のための環境整備について御提言を申し上げたいと思います。

 全国では、少しずつではありますが、小・中学校の校庭をかたい土や舗装材に覆われた校庭から緑の芝生に変える試みが広がっております。校庭や園庭が芝生化されると、次のようなメリットがあります。

 子供が積極的に校庭や園庭に出るようになる。2つ目には、自然体験、環境学習に役立つ。3つ目には、強風時における砂ぼこりがたたない。4つ目には、大雨の際、校庭や園庭の土が流されて周辺住民の方に迷惑をかけていましたが、それがなくなります。5つ目に、気温が高くなるヒートアイランド現象の防止につながる等のメリットがあるかと思います。

 この学校の校庭、保育所、幼稚園の園庭に芝生をすることによって、もう一度資料のほうを見てもらいますと(表を示す)、鳥取のほうでの調査でありますが、芝生化したところでは土踏まずができている子供が、これ5歳児ですけれども93%、浮き指が1本もないというのが82%、親指の角度が正常であるというのが96%と、1980年代の子供たちの水準、もしくはそれ以上になっていることがわかります。これは、あくまでも鳥取で調査をした部分であります。しかもこれは、芝生化したところでの調査ということで聞かせていただきました。

 こういった部分を考えますと、芝生というものがいかに子供の足に、また健康に影響を及ぼすかということがよくわかるかと思います。

 このようなことから、私は、幼稚園、保育園の園庭や小学校、中学校の校庭を芝生にされてはどうかと思っております。芝生化について、どのように考えているのかお伺いをいたします。

 また次に、今、宮川左岸の河川敷、高水敷をどうするかという懇談会が立ち上げられていると伺いました。

 宮川左岸の河川敷に、小さい子供たちが自由に遊べる芝生の広場をつくってみてはどうかと、このように考えますがいかがでしょうか。

 壇上からは、以上の質問とさせていただきますが、答弁いかんによりましては自席からの再質問をお許し願いたいと思います。ありがとうございました。



○議長(宿典泰君) 



◎市長(鈴木健一君) 辻議員の御質問にお答えをします。

 私からは、宮川左岸の河川敷などの芝生化についてお答えをし、幼稚園、保育園の園庭、小・中学校の校庭の芝生化については教育長からお答えをします。

 宮川左岸高水敷の土地利用につきましては、平成22年、ことしの10月25日に学識経験者、市民委員、こちら公募によります、関係機関等15人の委員の方々による宮川左岸高水敷利用計画懇談会を立ち上げました。本日までに2回懇談会を開催し、現場の視察や意見の聴取を行ったところでございます。

 懇談会の中でも、宮川の自然を生かした多目的な広場の整備や周辺付近への砂ぼこり対策が必要との御意見もいただいておりますので、市民の皆様のニーズや工事費及び維持管理費等も含めた中で検討をさせていただきたいと考えております。

 非常にすばらしい御提案というふうには受けとめておりますので、何とぞよろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。

 私からは以上でございます。



○議長(宿典泰君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 私のほうからは、幼稚園、保育所の園庭及び小・中学校の校庭の芝生化についての御質問にお答えをいたします。

 これまで幼稚園、保育所及び小・中学校の園庭、校庭は、土のグラウンドが一般的でありましたが、近年、天然の芝生で整備する学校等がふえつつあります。

 文部科学省の調査によりますと、運動場に300平方メートル以上の芝生がある公立学校の割合は、平成18年度には3.7%であったのが、平成21年度には4.9%に上昇したとの報告もあります。

 これは、芝生化することにより外で遊ぶ子供の増加や運動場でのけがの減少、虫や鳥が来ることから環境教育の生きた教材として活用できるといった教育上の効果、及び強風時における砂ぼこりの飛散防止、夏場における運動場からの照り返しや気温上昇の抑制など環境保全上の効果、さらには幼児から高齢者までのさまざまなスポーツを安全かつ快適に実施できるなど、地域のスポーツ活動の活発化といった効果があると言われております。

 また、国の調査結果によりますと、体力テストとの相関関係におきましても、天然芝の学校は土や砂の学校に比べまして、体力の合計点がわすかに高い傾向が見られるとの報告もございます。

 これらのことから、園庭、校庭の芝生化は、教育面、環境面などで大変有効なものと考えております。

 しかし、芝生化に伴う維持管理面における散水、肥料散布、芝刈り等を行う手法や経済的な負担、また植えつけ後の体育授業や中学校の運動部活動、また学校開放におけるスポーツの練習に対する使用制限などの課題が指摘されておりますことから、今後これらの課題を解決するための調査、研究を進める必要があると考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(宿典泰君) 7番、辻議員。



◆7番(辻孝記君) 御答弁ありがとうございます。

 先日、私ども公明党会派で、鳥取のほうへ視察に行ってまいりました。鳥取方式と呼ばれる、最近有名になりました、鳥取方式と呼ばれるものをこの芝生化として取り上げられておるのが、NPO法人のグリーンスポーツ鳥取というところにお邪魔をしてまいりました。芝生化された校庭や、また幼稚園、保育所などの園庭や河川敷なども視察をさせていただきました。

 鳥取方式の芝生化というのは、屋外での遊びやスポーツをするのに、転んでも痛くない、けがの心配もない、天然芝生は思い切り動き回れるので、土のグラウンドよりずっと楽しいと、このように言われております。

 また、芝生という概念、この視察に行かせていただきまして、ニール・スミスさんという方がその代表なんですが、この方が、もう真っ先に言われたことは、今までの芝生という概念を外してくださいと、真っ先に言われまして、何を外すのかなというふうに思いました。要するに、草を英語で言うと何て言うんですかと、まず聞かれまして、グラスですよねと。芝生は何て言いますかと。同じグラスですねという話になりました。ということは、日本だけなんだよと。芝生を、芝生と雑草と分けている、そういうものではないんだということを言われました。

 特に、子供にとっては、一番身近にある広場、そういったものが、そういった芝生で、また草も含めたもので覆われている、もう水と緑の中で、まず初めに行かしてもらったところなんかですとグリーンフィールドというところがありました。そこは自分たちでつくったそうでありますが、もう10何種類という草が生えております。そこは本当に緑いっぱいで、すごくきれいでした。もうまず、はだしになってくださいと言われて、自分で感触を味わってくださいというふうに言われます。さわってみてください。そんなことから芝生のすごさを、よさを訴えておられます。

 校庭や園庭、ずっと回らせていただきますと、保育園なんかでいきますと、子供たちがもうはしゃいで走り回っている、しかもはだしで走り回っている。親御さんもおりましたが、親御さんも、安心でうれしいです。園長さんに伺いますと、すごく、もう芝生になってよかったというふうな話を伺いました。

 こういったことを考えますと、芝生というのはすごい効果があるんだなというふうに思いましたし、先ほど表でも、お示しさせてもらいましたが、芝生化したところでは、先ほどの足の問題も含めて健常になっていく。そういった部分を考えますと、すごく大事であろうかというふうに思っております。

 また、ここでなぜ鳥取方式を言わせてもらっているかといいますと、この鳥取方式では、年間の維持管理経費が平米当たり、20円から100円程度の芝生を導入することを提案しているわけであります。

 この場合の維持管理は、芝刈りや施肥、要するに肥料を施すわけですけれども、あとかん水、水はけ等を中心に考えておりまして、原則として除草や薬剤散布は一切行わないということが上げられておりました。

 施工に関しましては、特殊な場合以外は、暗渠排水や土壌改良などの必要はないと考えているそうであります。そのかわり、勾配をつけて表面排水を確保することができるようにしてくださいと。さらに、低予算での芝生化が可能でありますというふうに言われておりました。

 もう一つの資料でありますが(表を示す)、芝生の構造という部分で、レベルをいろいろと考えてくれてあります。レベルを1から5に置きかえてくれてありました。これは、グリーンスポーツ鳥取さんからの資料を自分で打ち直したものでありますが、それぞれの条件で管理の仕方も変わるし、また施工方法も変わるという話をしております。

 例えば、一番レベルの低いところでいきますと、河川敷、空き地であれば、ほとんど平米当たり年間10円から、10円前後でできるというふうな話がありましたし、園庭や校庭、専用の練習場であれば、年間の維持経費が150円程度というふうに言われておりました。ただ、我々も競技場とか立派な施設、本当にプロが使う施設というところに関しましては、すごく手入れもされておりましたし、これはレベル5というところでありますが、平米当たりの年間の維持費としては1,200円と。これは、この資料がありましたので、この資料に基づいて言わせてもらっておりますけれども、こういった部分を考えますと、先ほど教育長からの御答弁がありました予算とか、その辺のところで大変だというふうな負担が大きいというふうに言われておりますけれども、そんなことはないのではないかなというふうに理解をしております。

 今までですと、高麗芝でありますと、これは聞いた話でありますが、およそ平米当たり1,700円から、最初、初期投資が、1,700円から1,800円ぐらいかかるだろうと言われておりますけれども、ここではそんなにかからないというふうに伺っております。

 そういった部分からいきますと、保育園や幼稚園、そういった、小学校、中学校というところでも、園庭に、園庭、校庭に芝生化をすることを、問題がないのではないかなというふうに思いますがいかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 鳥取方式についての辻議員の御質問にお答えをいたします。

 鳥取方式は、園庭、校庭の面積や利用人数に応じて、最適な方法で芝生を施工し、議員からも御紹介がございましたが、雑草も芝生とみなし、また除草や薬剤散布を省くなど最小限の維持管理をしていく新しい芝生化の手法とお聞きしております。

 この鳥取方式で芝生化を行う場合の整備費は、1平方メートル当たりの初期投資額として約1,300円、また維持管理費としては、毎年約100円程度必要と伺っておりますことから、運動場面積が6,000平方メートルの小学校の芝生化を行う場合には、初期投資額が780万円、維持管理費が毎年60万円となり、従来の芝生化と比較した場合には低コストで整備ができるものであります。

 これらのことから、鳥取方式による芝生化につきましては、整備を行う上では大変有効な手法であるとは考えますが、教育委員会といたしましては、当面の課題であります就学前の教育・保育に係る整備方針、小・中学校の将来構想及び空調整備を最重要事項と位置づけております。

 そのため、直ちに導入することは難しいものと考えておりますが、今回の御提案を十分念頭に置き、先進地の取り組みや動向も参考にしながら、さらに研究を重ねてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 7番、辻議員。



◆7番(辻孝記君) 御答弁ありがとうございます。

 御答弁で言われたとおりだと思います。確かに、いろいろと、我々かって、ずっと最重要課題としては、さまざまな空調整備も含めて必要だろうというふうに思っておりますし、また今、問題になっております就学前の教育・保育に係る整備方針とか小・中学校の将来構想、統廃合の問題も含めたものがあるということは存じ上げております。

 ただ、私が言いたいのは、ここで必要なのは、芝生化、全部が全部だめになる学校はないかというふうに思いますし、新しい学校はそんなにすぐにだめにするようなことは多分ないんだろうというふうにも理解しておりますので、そういったことを考えますと、新しいところからでも結構ですから、そういった芝生化をやっていく必要があるのではないかなというふうに思っております。

 先ほど教育長から紹介をいただきましたが、学校の芝生化ができてきたのが2006年では3.7%、また2009年、昨年では4.9%まで上昇したというふうにあります。これは、もっと言えば、三重県では少ないというふうに理解しております。

 三重県でもまだ昨年、一昨年の世界が初めての芝生化導入だろうというふうに思っておりますし、一番多いところは鹿児島県で、芝生化整備率が25.46%。沖縄県でも25.43%という数字が出ております。これは、4校に1校の割合。また、3番目にありますのが秋田県であります。秋田県は22.45%というふうに聞いております。これも、ちょっと古い数字かもわかりませんが、今はもう少し進んでいるかもわかりません。

 こういったことを考えますと、芝生化を進めているところというのは案外あるんだなというふうに思いますし、またいろいろな部分で芝生化をすることによって、国からの補助金とかいろいろなものがまた受けられるというふうにも聞いております。その辺のところをどのように把握されているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) ただいま辻議員からの御指摘ございましたが、県内では調査対象が小学校381校、中学校164校ですが、小学校の2校が天然芝という状況でございます。

 さらに本年度に新たに2市で小学校の芝生化が行われるという状況で、先ほど御紹介ありました鹿児島や沖縄とは比べる基準が少し、ちょっとパーセントが余りにもかけ離れておりますので大変残念なことだというふうに考えております。

 ただ、国の補助金等についての研究、まだ残念ながら今手持ちがございませんので、今後研究をさせていただきたいというふうに考えております。



○議長(宿典泰君) 7番、辻議員。



◆7番(辻孝記君) ありがとうございます。

 いろいろと補助の対象というのがあるというふうに伺っておりますし、またtotoの補助も受けられるというふうにも聞いております。こういったものも活用しながら、何とかやっていく方法がないのかなというふうに思っております。

 当然、今回質問するに当たりまして、当局の方にもこういったことというふうに、こういった質問ですよということで言わせてもらっておりますので、多分当局は、この鳥取方式、グリーンスポーツ鳥取にも問い合わせをされながらいろいろ聞いておられるのかと思います。

 鳥取方式のホームページを見ますと、試算もやってくれるというふうに伺っておりまして、そういったこともやられたのかどうか、またやられてその結果としてどんなことが得られたのか、もしわかっておれば教えてください。



○議長(宿典泰君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 鳥取方式の関係についての教育委員会の取り組みということですが、実は芝生化については、以前から新聞等々でも報道をされております。

 そのような中で、鳥取方式ということについても、あるということの認識はしておりました。ただ、先ほど教育長が申し上げましたように、重要課題がある中で、そこまで突っ込んだ検討というのはしていなかったのが現状でございます。

 今回このような御提言もいただいた中で、さらに鳥取のほうにお問い合わせもさせていただきました。ただ、いいところはたくさんあるというのはおっしゃるとおりだと思いますが、まだまだ私ども研究が足りませんので、今後より一層研究を進めてまいりたい。

 その中で、先ほど申し上げましたように、大体6,000平方メートルの小学校ですと780万円ぐらいで整備ができて、年間維持費については60万円程度ということについては、鳥取のほうへお問い合わせをさせていただいた中で、今回答えをさせていただいたということで御理解を賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(宿典泰君) 7番、辻議員。



◆7番(辻孝記君) ありがとうございます。調べていただいているのかと思います。

 なぜこんなことを言うかといいますと、初期投資、いろいろと話がありましたが600何十万とかいろいろとあります。

 そういった部分で考えたときに、初期投資がそれだけというのは、例えばの話ですよ。今、日赤神田線が工事をされております。これ市街地ですが、ここを土地から含めてやっていくと、1メートル当たり、あの幅で1メートル当たりの道をつくっていくのに幾らかかるか聞かせてもらいましたが、約300万円かかると言われました。3メートルつくれば、そういったものが初期投資としてはやっていけるのではないか。当然、補助金とかの問題はありますが、ただの総額、金額的なことを考えますと、その道路をつくっていくハード面、これも大事です。インフラを考えると大事ですから、私は否定はしません。

 だけれども、そういったことを考えると、子供たちの将来を考えたときには、これも必要ではないかなというふうに思っておりますので、その点も理解していただきながら、今後、教育委員会としても前向きに取り組んでいただきたいなと。

 また、空調設備、いろいろな問題もあります。統廃合の問題もありますが、その辺のところはある程度精査されてきた段階では、並行してこの芝生化のことも取り組んでいただきたいなと、このように思いますがいかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 繰り返すようで申しわけございませんが、今、教育委員会といたしましては、やはり小・中学校の将来構想及び就学前の教育・保育に係る整備方針、空調整備等の最重要課題が山積しております。このあたりの解決のめどが、今後、何年間かかかるというふうに考えておりますが、来年度には小・中学校の将来構想についての基本方針等も策定をする予定でございますので、研究をしながら考えていきたいというふうに思っております。



○議長(宿典泰君) 7番、辻議員。



◆7番(辻孝記君) ありがとうございました。ではよろしくお願いいたします。

 そしたら、宮川左岸のほうのことに話を移りたいと思います。

 宮川左岸のほうで、今、いろいろとやられております。18ヘクタールをですかね。すごく広大な土地があるわけです。

 鳥取に行かせてもらって、河川敷というか芝生というか、すごく広い土地があるんですが、そこでニール・スミスさんが、私がこれだけは管理しますと、2,000平米ぐらいですかね。3,000平米のところだけは管理します。そのあとは、今、市が管理しています。ということでやっておりまして、そこでは、鳥取がやっているところは、月1回の芝刈りをやっている。

 グリーンスポーツ鳥取さんのほうでは週1回、もう毎週毎週芝刈りをやっている。そこへ行きますと、これはもう行かないとわかりませんが、目に見えて違いがわかるんです。これは、本当に体験していただきたいなというふうに思いますけれども、しかも維持管理費がすごく安価であるということです。そこを、グリーンスポーツ鳥取さんのほうでは、平米当たり20円程度でやっておられるというふうに言われておりました。また、河川敷のほうにも案内をしていただきまして、河川敷、今、国交省と話をしているんだということを言っておりましたけれども、国交省と話をしてうまくまとまればというふうに言っておりました。国交省では、平米当たり30円から40円、年間かけておるけれども、我々がやれば、これだけの面積であれば、これは2万平米のところだったんですが、15円程度で維持管理ができるんだというふうに言われておりました。

 こういった部分も含めまして、これから宮川左岸のほうで、子供たちが楽しく、本当に笑顔があふれる、また家族ぐるみで芝生で遊んでいる姿が見られるような形をもう検討していただきたいなというふうに思いますが、その点いかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 今回、議員のほうから、このような提案をしていただいておりまして、大変ありがたく思っております。

 ただ、これにつきましては、先ほど市長の答弁にもあったわけですけれども、いろいろ関係者と協議を進めた中で、どういうふうなものをつくっていくんだということで、今現在そのような検討をしているという中で、ただ皆様の今現在の委員さんからの提案といたしましては、ほこり対策、それから親子の触れ合い、老人も一緒に遊べるような、自然を生かしたような、そういうふうな土地利用を図っていただきたいというふうな声がございます。

 そういうことも含めた中で、この芝生というのは、やはり一つの有効活用の一策かなというふうに思っております。

 これにつきましては、やはり年間の維持管理とか、今後それもどのような形で維持管理していくかということもまだ特に決まっていないという状況の中で、やはり全体事業費、また維持管理も含めて検討させていただきたいというふうに思いますのでよろしくお願いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 7番、辻議員。



◆7番(辻孝記君) ありがとうございます。ではよろしくお願いいたします。

 今回は、本当に鳥取方式のところを見せていただきましてカルチャーショックを受けて帰ってきたわけです、実際の話をしますと。こんな安価でできるのかなというふうに考えました。これをやはり伊勢市で何とか活用できないのかなというふうにも思っております。

 何とか、芝生というのはやはり本当にいいものだと思っておりますので、そこでやはり自分たちも本当にはだしになって走り回りたいなと思うような形をつくってもらいたいなというふうに思います。

 最後に、市長にはお願いしたいことなんですが、人生の本舞台は常に将来にありと、咢堂先生が言われておりますが、将来のある子供たち、本当に先々を考えたときに、その子供たちが本当に健やかに成長できる、そういう環境づくりというのは一番大事ではないかというふうに思っております。

 その辺のことを踏まえて、市長から決意を最後に伺って私の質問を終わりたいと思います。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 非常にありがたい御提案ありがとうございます。

 芝生のことも非常に大切でありながら、足の裏というのはすごく健康に、すごく大切なものというふうに感じておりまして、何か神経もたくさん足の裏にはありまして、例えばですけれども、先日、万亀会館のところに設営した健康広場の公園のところにも、はだしで玉砂利を歩いて足の裏に刺激を与えて健康に生かしていくということもあったり、メジャーリーグのイチロー選手なんかも幼少のころに、お父さん、お母さん、一生懸命、足の裏を刺激して成長に生かしたことがあるというふうな話がありましたので、当然、子供たちのことも含めて、多分、我々大人にとってもはだしで地面と接地して活動するというのは健康面から考えても非常に大切な部分はあろうかというふうに思いますので、芝生のことも含めて健康文化都市として、ほかの視点からも研究を進めて考えてまいりたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

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△野崎隆太君



○議長(宿典泰君) 次に、1番、野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。

 きょうは、新規雇用創出とミスマッチへの対応をテーマに質問をさせていただきたいと思います。

 近年、不況の影響から、失業率の推移は高どまりを続けており、総務省発表の10月の速報値では5.1%となっております。麻生内閣時の緊急経済対策事業として設置されたエコポイント、エコカー補助金、エコカー減税、緊急雇用対策事業、ふるさと雇用特別交付金事業等の施策が功を奏し、本年、一時的な持ち直しの気配が見えたものの、政権交代後のこの1年、国の政治は混迷を極め、再度先行きが見えない状況となっております。

 このような状況の中、先日発表されました10月末現在、三重県内の県立高校来春卒業予定者の就職内定率は72.9%となっており、いわゆるリーマンショック以前の2008年同期83.5%と比べ依然低い数字で推移をしております。

 来春、卒業予定の大学生の内定率も、こちらは全国平均ではありますが、10月1日現在で57.6%となっており、文部科学省が現在の方法で統計を始めた1996年以降、最も低い水準となっております。

 新聞記事等では、超氷河期、過去最悪等の文字が躍る中、進路未定の学生は現在も厳しい就職活動に挑み続けております。

 現在、伊勢市におきましても、先日の緊急雇用創出事業等、国県を通じての雇用対策を行っており、一時雇用として一定の成果も出始めているかと思いますが、こちらは国県を通じての事業であります。

 そこで現在、市単独の雇用対策創出事業を、一体どれほど行われておるのか。鈴木市長は、将来人口を勘案した話や人口の確保と言われておりますが、それには雇用の確保は必須の条件となってくる、そう思っております。

 そこで、現在、市単独事業としての雇用対策創出事業の取り組みと現在の雇用情勢についてのお考えをお聞かせください。

 次に、雇用対策を語る上で、雇用創出事業や景気対策がハードであるとするならば、雇用される側、すなわち人材の育成、職業人の育成がソフトの部分に当たるのではないかと思います。

 現在の雇用情勢を語る上で、必ず出てくる言葉に雇用のミスマッチという言葉があります。雇用のミスマッチとは大きく2つ、1つは需要があるが働き手がいない。わかりやすく言えば、地方病院であるとか介護の現場などがそういう状況にあるのではないでしょうか。そしてもう一つは、被雇用者が個人の適性に合わない雇用状態にある。もっと簡単に言いますと、希望をする仕事がないという状況のことであります。特に、若者の世代においては、自分探しであるとか、働きながら夢を追う生き方、フリーター等と言われておりましたが、それが進んだ結果として、現在では大変な社会問題となっております。

 雇用の現場では、就職の面接の担当者などに聞きますと、本来、若者世代は下積みの場である。しかし今の若者は、すぐに結果を求め過ぎると言われております。ここで言われる結果とは、金銭であり与えられる仕事の内容、そう思ってください。一方、若者の世代に聞いてみますと、仕事を単に生活に必要な金銭を得るものとしてとらえるのではなく、みずからの生き方の一つとしてとらえており、見た目であったり、休日の曜日や勤務時間帯、職務内容、会社そのものの大小が就職の際の条件を大きく左右し、安定した生活や現実的な将来よりも、今や理想を優先しモラトリアム期間を多く持ち過ぎている、そんな風潮を強く感じております。仮にそれがみな働きながらであればよいのですが、必ずしもそのような状況ではありません。

 このミスマッチは、労働基本権の、いわゆる自主的な労働を阻害されない権利を盾として、強制的な改善も難しいことから、近年その解決には抜本的な意識改革、こちらが必要ではないかとの意見が専門家からも出てきております。

 冒頭で失業率が5.1%との話をいたしましたが、今、全国の若年層、15歳から24歳の失業率は9%を既に超えております。若者世代の雇用状況の改善が急務ともなっております。そのときに、やはりこのミスマッチは避けては通れない課題ではあります。

 そこで2つ目としてお尋ねいたします。このミスマッチを解消していく上で、若年層への職業観の教育、社会教育というものが非常に重要になってくると私は考えておりますが、現在、学校教育の場では、ミスマッチの問題をどのようにとらえ考えているのか、また今後、この問題へ積極的に取り組んでいく気持ちはあるのかお考えをお聞かせください。あわせて市当局には、既に義務教育課程を卒業している若年層への雇用対策、職業観の育成に取り組んでいくお考えはあるのかお聞かせください。

 次に、新規雇用創出という観点でお伺いいたします。

 現在、伊勢市では、産業支援センターやサン・サポート・スクエアを中心に、新規雇用の創出に日々努力をしていることは承知をしております。

 そこで、現在までの成果と今後の見通し、取り組みなど、お考えがありましたらお聞かせください。

 以上、雇用対策を中心に3点お伺いいたしました。壇上からの質問は終わりますが、答弁のいかんによりまして、自席より再質問をさせていただきます。



○議長(宿典泰君) 一般質問の途中ですが、10分間休憩します。



△休憩 午前10時47分



△再開 午前10時57分



○議長(宿典泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 市長。



◎市長(鈴木健一君) 野崎議員の雇用対策事業に係るお尋ねにお答えをします。

 このうち学校教育現場における取り組みについては、教育長からお答えをします。

 まず、現在の雇用情勢、雇用対策創出事業の取り組みについてでありますが、雇用状況や企業の経営状況につきましては、この地域においても大変厳しい状況であり、ハローワーク伊勢管内の有効求人倍率は、この10月期で0.66倍となっております。4月期と比較をすると上昇はしておりますが、雇用の状況は持ち直しの動きが見られるものの依然として厳しい情勢にあると判断をしております。

 野崎議員御案内のとおり、伊勢市では、国県と連携のもと、地域の雇用機会の創出を図る対策として、平成21年度から、ふるさと雇用再生事業や緊急雇用創出事業を実施し新たな雇用の創出に取り組んでいるところですが、これ以外にも市単独の事業として若年求職者等支援事業を実施しております。

 また、厚生労働省の委託を受けて、NPO法人伊勢コンビニネットが運営するいせ若者就業サポートステーションや三重県のおしごと広場みえと連携しながら、若年無業者、いわゆるニートや学校を卒業したもののまだ就職をしていない若い世代を対象に、適職診断やビジネスマナーの啓発、面接のスキルアップのためのカウンセリング等を行い、若い世代の職業観の育成、早期の就職、職業的自立を支援するものでございます。

 このほかの雇用対策としては、商工会議所やハローワーク伊勢などと実施している就職の面接会などの周知を行うとともに、国県制度の活用を進め、若年者を含めた求職者の雇用機会の情報提供を行っていきたいと考えております。

 次に、新規雇用創出という観点からの産業支援センター、サン・サポート・スクエア伊勢の企業誘致の取り組みと見通しについてお答えをします。

 産業支援センターでは、製造業を中心とした地域産業の企業力の強化、起業家支援による創業の促進などの内発型事業を展開するとともに、誘致奨励制度を活用した企業立地の促進、インフラ整備などの誘致型事業を推進し、雇用の確保、創出等、地域経済の活性化につなげているところでございます。

 まず、製造業の企業力の強化でございますが、市内製造業は平成18年、事業所企業統計調査によると、事業所数は657社、従業員数は1万3,203人であり、地域の雇用の担い手となっております。

 このため、現状の雇用の確保はもとより雇用機会の拡大に向けて、関係支援機関と連携し企業力強化のための各種支援事業を実施しているところでございます。

 平成21年度の実績としては、328社の訪問、そして個別の課題解決に向けて努めさせていただいたところでございます。

 また、各種支援セミナーにも多くの参加をいただいたところでございます。

 次に、事業を起こされる方への、いわゆる起業支援でございますが、地域産業の活性化、雇用の創出のためには、既存企業への支援とともに、新たな産業の芽を育てていくことが重要であります。

 このことから、起業家支援室の提供、創業支援員による指導などの支援を行っております。

 実績としては、起業家支援室を卒業されて事業を継続されている企業が3社ございます。

 次に、企業誘致につきましては、サン・サポート・スクエア伊勢のインフラ整備を実施し、平成20年度から新たに分譲しているところでございますが、神薗工業団地とともに厳しいのが現状でございます。

 しかしながら、企業の立地は地域に新たな雇用機会の拡大が期待できます。このため、誘致奨励制度を活用した企業立地の促進、県や関係機関、そして首都圏情報発信特命員との連携などにより誘致活動に取り組んでいるところでございます。

 奨励金制度を、昭和60年に創設以来、市内への立地件数については23件、新規雇用件数としては1,084人となっております。

 現在、企業立地促進法に基づき、伊勢志摩地域の6市町、三重県並びに関係団体で構成をする伊勢志摩地域産業活性化協議会が設立をされ、基本計画の策定を進めております。

 地域が目指す集積産業として、環境・エネルギー、医療・健康・福祉、観光・地域資源活用関連産業、この3つを位置づけ、各種支援制度を活用し、伊勢志摩地域全体で、平成26年度までに、立地及び事業高度化件数を12件、新規雇用件数を569人、こちらを目標としております。

 今後も引き続き市外からの新規立地に力を注ぐとともに、既存の企業の市外流出を抑制する取り組みにも努め、産業集積による地域経済の活性化を図り雇用の創出に努めてまいる所存でございます。

 私からは以上でございます。



○議長(宿典泰君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 私のほうから、若者世代の就職、就労をめぐるミスマッチの問題についてお答えをいたします。

 これは、社会を取り巻く雇用や就労の状況が変化する中で、若者の勤労観、職業観の未成熟、職業に対する知識、理解が不十分であるとも考えております。

 このような変化の激しい社会を生き抜くためには、児童生徒一人一人の正しい勤労観、職業観を育てるキャリア教育を小学校から継続して行う必要があります。

 キャリア教育は、小学校においては、いろいろな職業や生き方があること、中学校では、将来の夢や職業を思い描き、みずからにふさわしい職業への関心、意欲を高めること等をねらいにしております。

 具体的には、伊勢市内のある小学校では、将来の自分のことを考えたり、ハローワークの方に来ていただいて、人はなぜ働くのかという話を聞いたり、保育所、大型商業施設等で職場体験、職場見学を行っております。

 また、市内の全中学校では職場体験活動、インターンシップと言いますが職場体験活動を行っております。これは、商店、工場、幼稚園、保育所、図書館など、延べ市内400カ所に及ぶ事業所に大変な御協力をいただいて実施をしております。

 また、職業体験の前後には、仕事調べなどにも取り組んでおります。

 これら一連の活動を通じて、子供たちは、職業そのものを身近なものととらえ、将来さまざまな生き方や進路選択の可能性があることを学んでいきます。ひいては、自己実現のための日々の学習意欲にもつながっていくものと考えております。

 今後も以上のねらいや効果を大切にした取り組みを継続させていきたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 1番、野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) 市長、教育長、御答弁ありがとうございます。

 順番を少し前後いたしますが、まず学校教育について再質問をさせていただきます。

 今の教育長の御答弁で、現在も働くという視点に立って学校教育の場においてもキャリア教育に取り組んでいただいているということは、十分理解をさせていただきました。

 しかし、他市と比べて、他市がすべてすばらしいというわけではないんですが、伊勢とよその自治体の教育を、取り組みを見てみますと、例えば職場体験の日数等などでも伊勢市が必ず進んでいるとは思わない部分があります。日数なんかに関しては、よその事業所さんの都合もありますので、個別の日数であったりとか取り組み方の話をするつもりはないんですが、今後もより一層積極的な改善をしていっていただいて、キャリア教育に取り組んでいっていただきたいと思っておるんですが、その点ちょっとどうお考えかお聞かせください。



○議長(宿典泰君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) ただいま議員御指摘のございました中学校の職場体験活動、インターンシップというふうに申し上げますが、全部の中学校でインターンシップ、職場体験活動を、先ほど御紹介ありましたように3日間行っております。

 ただしこの3日間といいますのは、実際にその職場へ出かけて働くのが3日間ということでございまして、子供たちは仕事の依頼から仕事の内容についての説明を受けたり、トータルすると3日から5日間の職場体験という形で実施しておりますが、実際には日数はもう少しふえるというふうに考えております。

 ただ、ほかの市町等で行われておりますキャリアウイーク等の活動があるというふうに聞いておりますので、今後ともよりよいキャリア教育を目指して改善は図っていきたいというふうに考えておりますので、どうぞ御理解いただきますようにお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) ありがとうございます。

 もちろんその受け入れてくれる事業者さんの都合というのがあると思いますので、無理強いするわけにもいきませんので、なるべく積極的に先鋭的な。先ほど教育長から、ハローワークの方からなぜ働くのかという話がありましたけれども、やはり勉強する最後は、何で勉強するのかというところに突き進んでいくと思いますもので、そういうことも考えて、より先鋭的なキャリア教育をしていただきたいなと思っております。

 ごめんなさい、その中で、もう1点ちょっとお伺いしますが、地域の雇用ということを考えていくと、より地域に密着した職場体験なんかをお願いしたいなと思っておるんですが、そういったもので今現在、活動しているものというのは何かありますでしょうか。もしありましたら御紹介をいただけますでしょうか。



○議長(宿典泰君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 野崎議員のほうから地域に密着した職場体験学習、そういうものがあるのかどうかという御質問にお答えをいたします。

 校区の北側に伊勢湾岸が臨んでおります北浜中学校がございますが、その北浜中学校の校区の主産業は水産加工業ということを聞いております。

 そんな中で子供たちが、地域をよく知ろうという、そういう趣旨から、地元の水産加工業の工場に出向きまして職場体験学習を実施しております。

 例えばアナゴの身を切って焼いて、それで箱詰めまでしたり、またはタコをボイルして箱詰めをしたりという、そんな作業をしております。そしてその生徒たちは、そのような活動を通しまして、この地域には自分たちを支えてくれる人々、支えていただいているところがあるんだということを実感をしているというふうに感想文も書いております。

 また、二見町におきましては、二見の子供は二見で育てるという、そういう地域の方々の御支援、御協力をいただいておりまして、二見中学校の生徒たちは、二見町というのは古くから観光で栄えてきたまちでもありますし、観光施設等での体験活動をさせていただいておるところでございます。

 ほかの中学校におきましても、それぞれの地域の方々に支えられまして、体験活動を実施させていただいているところでございます。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) ありがとうございます。

 先ほどの北浜の事例なんかは、今年度から取り組みがされておるというふうに聞いてはおるんですが、そういった地元の産業で働くであるとか、もしくは地元の場所で働くというのは、僕の個人の感想としてはとてもいいことであるかなと思っております。

 といいますのも、地域で働くということは、やはり地域の人とのつながりもできますし、これからのまちづくりを子供自身が考えていくことでも大いな成果があるかなと思いますもので、これからも積極的に取り組んでいただきたいなと思っております、

 もう1点、今後のキャリア教育として取り組んでいきたいこと、もしくは現在お考えのことがありましたら、何か一つ教えてもらえたらと思うんですが。



○議長(宿典泰君) 教育次長。



◎教育次長(北村陽君) 野崎議員の御質問にお答えをいたします。

 キャリア教育の一層の充実を図るという、このことは非常に大切なことだというふうに、まず教育委員会ではとらえております。

 そのためには、家庭や地域の方々、地域の事業所様との連携が不可欠であるというふうに考えております。

 さらに、今後は、労働、福祉、産業、経済など、それに関連をします市の担当部局、それからハローワーク等とも連携を一層密にして、新たな職場体験活動の場の開拓もしていくことは重要であるというふうに考えております。

 いずれにいたしましても、児童生徒が望ましい勤労観、職業観、これを身につけていくということが非常に大切であるというふうに考えておりますし、子供たちが社会の現実を踏まえながらも、夢や希望を持って将来のみずからの生き方を考えていく、そのようなことができるキャリア教育を一層充実させてまいりたいというふうに考えております。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) ありがとうございます。

 キャリア教育に積極的に取り組んでいただけるという御回答でしたので、ぜひ来年度以降も推移を見させていただきたいなと思っております。

 例えば最初の質問で取り上げさせてもらいましたが、伊勢市の産業支援センター、ああいった施設なんかですと、もともと起業家さんも入っているところですので、夢を持って、これから頑張っていこうという、力強い意思を持った方も多くいらっしゃるかなと思います。

 そういった方なんかにもお話を聞くことで、今までどんな取り組みをしてきたのか、何のために何の勉強をしてきたのかということを学んでいければ、子供自身も何のために学ぶのか、何で僕は勉強をしなければいかんのやろうかというのも解決ができるのではないかなと思いますもので、最終的にはやはり仕事につなげていくものだということで、より強いキャリア教育をしていっていただきたいなと思っております。ありがとうございます。

 ではごめんなさい。次に、教育以外の部分で御質問をさせていただきます。

 先ほどの若者のサポートステーション、サポステなどでは、私の伺っている範囲では、主に、働く意識をつくりといいますか、例えば引きこもりであるとか、これから自立をしていこう、そういった方々への支援を中心に行っていると、以前、直接お話をお伺いして、そういうことをしているというふうに聞いております。

 こういった視点で、職業観の教育だとか育成だとか、大変重要なものだと思っておりますし、これからも大いに成果を期待したいなと思っておるんですが、一方で、例えば去年、大分問題になりました派遣切りであるとか、そういった、人としては既にもう働く能力は十分にあって働く意欲もある。でもその、そういった方々をサポートしていっている事業というのは、何か大きなものがあれば、そちらをちょっと教えていただきたいんですが。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 市といたしまして、さまざまな事情をお持ちの方に対しましての、現在求職のサポートをさせていただいているというふうな状況でございます。

 状況といたしましては、ハローワーク伊勢でありますとか伊勢商工会議所等と連携をいたしまして、新規高校卒業者の方の就職面接会を開催させていただいております。

 また、一方では学卒、学校を卒業されて、まだ就職をされていない方の就職等も含めまして、希望される方に対する説明会等も協力をさせていただいて実施をしておるということでございます。

 これらにつきましては、地元の企業の皆さん方にお集まりをいただきまして、就職セミナーという形で現在開催をさせていただいているということでございます。

 さらに、こういう形の支援を続けていきたいというふうに考えておりますので、何とぞ御理解賜りますようお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) ありがとうございます。

 そういった面接会であるとか就職セミナーとか人材育成という観点からも、いろいろな事業があることは理解させていただきました。

 ただ、すると、もう少し具体的な施策の話をさせていただきたいんですが、例えば現在、国が行っている若年者等正規雇用化特別奨励金、これは事業者が対象者を正規雇用する際、企業に最大50万円、中小企業であれば最大100万円を、2年6カ月までの間、3期に分けて支給するものでありますが、これを独自に、金額の上乗せであったりとか期間の延長をしているような自治体もあるかと思います。

 再就職での税収の増加でカバーできる範囲となるのかもしれませんが、こういった上乗せであったり期間の延長であったりを御検討されるお考えはありますでしょうか。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 若者等の正規雇用化特別奨励金についてのお尋ねでございます。

 議員御指摘のように、不安定な就労状態にある方々を支援させていただく、また安定した雇用を得ることによりまして、将来的には税収への増加ということも見込まれるということを考えておりますが、現在、ハローワーク等でお聞きをさせていただきます状況では、利用される企業のほうが比較的少ないというような状況というふうにも伺っております。

 その辺につきましては、市といたしましても、ハローワークと連携しながら、十分その制度の周知に努めていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) ありがとうございます。

 その利用率の問題がさっきあったんですけれども、上乗せの自治体、上乗せ措置をしている自治体等の利用率なんかも見ていただきながら、1件でも多く、これからちょっとその制度を使って就職につなげてもらいたいなと思っております。

 また、制度の話をさせていただきますと、今月から新たに、例えば既卒者の育成支援金であったりだとか、既卒3年以内の奨励金など新しくできたものもあります。そういったほかの制度なんかも見ていただいて、上乗せ措置が適しているかどうかというのは議論もあるかと思うんですが、ぜひその雇用の先端を行くつもりで、条例等でも支援をしていっていただきたいなと思っております。

 ごめんなさい。3点目として、次にちょっと企業の、ごめんなさい。新規雇用であったり企業誘致の話をさせていただきたいんですが、現在、伊勢市では、神薗の工業団地、サン・サポート・スクエアにおいて、各種減税であったり雇用の奨励金なんかを設置しております。

 しかし、伊勢市では、先ほどの例えば雇用奨励金であれば、1人当たり20万円掛ける30人で、最大600万円となっております。サン・サポート・スクエア、神薗工業団地に来た場合。

 しかし例えば、これは検索で出したものなんですが、熊本の宇城市であれば、1人20万円で上限が200名で4,000万円、宇和島市であれば、1人頭50万円、上限が100名で5,000万円、佐賀県の多久市であれば、1人30万円で上限が50人、1,500万円となっております。多ければいいと、そういうふうに思っておるわけではないんですが、これらと比べても伊勢市の企業誘致の支援体制は、ほかの減税の施策なんかを見ても、一番を行っていることもなく、少し弱いかなという印象を受けております。

 もちろん限度はあるかなとは思っておるんですが、土地をもてあましていても仕方がないかなと思っている側面もありますもので、他の自治体を参考に、これから固定資産税の減免措置も含めて、金額の見直しも、僕は必要かなと思っておるんですが、そのあたり今どのようにお考えか、お考えをお聞かせください。



○議長(宿典泰君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(奥野喜久君) 企業誘致に係る奨励制度につきましての御質問にお答えをいたします。

 工場等の誘致を行う際に、インセンティブとして、多くの自治体が各種の補助金などを用意しております。

 伊勢市におきましても、昭和60年に施行いたしました伊勢市工場等誘致奨励条例と平成20年に施行いたしました伊勢市指定団地企業立地促進条例がございます。この2つの条例を御紹介させていただきますと、まず対象といたしましては製造業の業種、それから研究開発、検査施設、情報通信産業などとなっております。

 まず、伊勢市工場等誘致奨励条例は、市内全域を対象としており、工場等の誘致に対しまして、各種要件はございますが、3億円を限度に、3年間にわたり固定資産税相当額の100%、初年度100%、2年目は75%、3年目は50%を交付し、工場等を奨励するものでございます。

 それから、伊勢市指定団地企業立地促進条例でございますが、企業誘致用地、サン・サポート・スクエア伊勢の開発に合わせて制定をさせていただいたものでございます。対象につきましては、サン・サポート・スクエア伊勢並びに神薗工業団地への立地を対象とするものでございます。

 この条例につきましても、各種要件はございますが、3億円を限度に、固定資産税相当額を5年間、交付させていただく設備投資奨励金、また用地購入代金の30%を交付させていただく用地取得奨励金、これらにつきましても限度額は3億円となっております。

 そして、議員先ほど他市、他県の紹介をいただいたんですが、600万円を限度に、新規雇用従事者1人当たり20万円を交付させていただく雇用奨励金、3種類の奨励金がございます。

 これらの制度につきまして、県内の市町と比較いたしますと、比較的有利であると考えるところでございますが、今御紹介のとおり、県外まで目を向けますと、雇用面を重視した優遇制度また高額な単価、それから限度額を設けている自治体もございます。

 今後、他の自治体等の状況も踏まえ、制度の見直しや新しい制度の検討をしてまいりたいと考えております。

 それから、また優遇制度ではございませんのですが、サン・サポート・スクエア伊勢の分譲価格につきましては、平成23年1月1日付で、平均で33%の値下げ改定を行う予定でございますのでよろしくお願いいたします。

 いずれにいたしましても、市としましては、今後新たな制度の検討もあわせ、伊勢市を積極的にアピールしながら企業誘致を促進してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) ありがとうございます。

 今のお話にあった価格の見直し等、これから成果が出てくるのではないかなと思われるものもあります。そういったのはいい話であるかなと思っております。ぜひ積極的に事業者から、相談があったときは、個別の案件にも対処していってもらいたいかなと考えております。

 制度の見直しや、今、新しい制度を検討したいとの前向きな御答弁をいただきましたので、ぜひ伊勢市に会社を出すことのメリットを積極的にアピールしていっていただきたい、そう思っております。

 一方、話はまちづくり全体にちょっとかかわってくるんですが、先ほど御説明させていただきましたとおり、現在、サン・サポート・スクエア、それから神薗の工業団地内には、新規事業の奨励金等が設定されております。

 先日、12月7日でしたか、伊勢新聞に、市長の再開発へのお考えが書いてありましたが、記事では財源ができたらであったり、今お金がない等の、とりあえず保留をして、民間の動きを待とうという、そういった状況が書かれておりました。

 そのような中で、民間の事業者さんが、伊勢市により来やすい状況をつくるべきではないかと、私はそう考えておるわけなんですが、例えば先ほどの雇用奨励金等は伊勢市の他の市域、サン・サポート・スクエア、神薗工業団地以外には当てはまっておりません。また、業種も限られておりまして、例えば小売業であるとかホテルといった、そういったサービス業などには適用をされておりません。

 個別の箇所や業種の話を、今しようというつもりはありませんが、奨励金であったりとか固定資産税の減税等の措置を、この条例を工業団地以外の市域に広げてみたり、製造業以外の業種に広げていくことで、民間主導の再開発であったりだとか、もしくは雇用創出の起爆剤、もしくはその再開発の起爆剤、こういったものになり得るかなと思うんですが、今のところそういったことを御検討されるお考えはありますでしょうか。



○議長(宿典泰君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(奥野喜久君) 奨励金拡大につきましての御質問でございますが、現在、新規に立地する企業数が低迷する中、企業立地を促進するためには、単なる企業活動のみならず、総合的に企業立地を考えていかなければならないと思います。

 そのため、奨励金交付の対象業種、それから対象エリアの拡大も含め、魅力のある優遇制度の整備を検討するとともに、幅広く各種の施策を講じることで、企業立地の促進を図り地域の活性化、雇用の創出に努めたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) ありがとうございます。前向きな御答弁いただきましたので、そういうふうに理解をさせていただきました。

 例えばなんですが、よその市では雇用創出の効果の大きいコールセンターであるとか、それから先端技術、先端事業等に特化して、そういったものを念頭に置いたものも、そういうのに特化した補助金もあります。例えば四日市市であれば、研究職に限って1人頭100万円を出すというような、そういった事例もあります。

 伊勢にその研究職が合う合わないというのはもちろんありますので、伊勢市のまちづくりということも考えて、伊勢にはどういった業種が、拡大すれば、どういった企業が来やすいのかとか、そういったこともぜひ考えて条例を、できれば制定していただきたいなと思っております。

 先ほどのミスマッチの話ではないんですが、職業観を養っていく一方で、努力をすれば働きたい企業で働くことができるという環境をつくっていくということも、大変僕は重要なことではないかなと思っておりますので、伊勢市で働きたいと思わせる職場を伊勢市に持ってくる、つくっていく意味でも、私は積極的にこの条例であったり、先鋭的なそういった素地づくりを目指していただけたらなと思っているんですが、ぜひ早期の御検討をいただきたいんですが、もしよければ市長のお考えをお聞かせいただけたらと思います。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) すごく今、御質問の内容が多岐にわたりまして、働きたい職場の誘致のこととキャリア教育のことと、ちょっと1つずつ、1つずつ御質問をいただけると大変ありがたいんですが、よろしいでしょうか。申しわけありません。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) 失礼しました。ごめんなさい。

 伊勢では、その魅力ある伊勢市にしていくために、できれば条例等、企業が来やすい環境を、働きたい職場で働くためにも企業が来やすい環境の条例なんかを、できればぜひ早期に調査していただいて、これから条例づくりなんかも検討していただきたいと思うんです。その条例の部分だけで結構ですのでお考えをお聞かせください。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 大変失礼しました。

 企業が来やすい環境整備というのは非常に大切だと思いますので、その節には、条例のことも必要でしょうし、当然、不動産のことも非常に大切なことだと思いますので、総合的に研究をしていきたいというふうに考えます。



○議長(宿典泰君) 野崎議員。



◆1番(野崎隆太君) すみません。ありがとうございます。

 観光以外でも、この伊勢鳥羽志摩の地区の、伊勢市が中心地として、これからも続いていくには、やはり魅力のある企業であったり商店ももちろんそうですけれども、魅力のある商店を伊勢に誘致をしてくるというのも、非常に重要なことだと思っていますので、工業以外でも、いろいろなことで、考えていただきたいなと思っております。

 最後にさせていただきますが、現在も就職難にあえぎながら、頑張って就職活動をしている大学生、高校生に向けて、積極的なサポートを、これからもお願いしていきたいと思っております。

 私自身も、一人でも多くの進学であったり就職内定をみんながもらえるように応援していきたいなと願っておりますが、もし市長から新規の学卒者支援に向けて前向きなお言葉をいただけるのでしたら、最後にちょっとそれだけをお願いをしたいんですが、よろしくお願いします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 新規の卒業者も含めて、就職を求められている方に対してということなんですが、一つに、社会の情勢が何を求めているのかというニーズを、情報収集するのは非常に大切かなというふうに思います。

 例えばですが、一番わかりやすいのでは、高齢化における、介護現場における就職状況なんかを見ていますと、2008年度から2025年度ぐらいを比較して見てみますと、約倍ぐらいの介護に携わる従事者が必要というような数字も出ておりますので、社会が何を求めているのかということが一つの切り口だと思いますし、またその個々人においては、何が、何を社会に対して貢献できるのか、そして何をしていきたいのかという、その自己実現の3つのポイントを見ながら働き口を探すというのは非常に大切かというふうに考えております。

 ですので、例えば先ほどのキャリア教育の部分でいけば、市役所というのも公共において総合的にさまざまなサービスを提供していますので、市役所内部でインターン制度というのも一つかというふうに思いますし、例えば議会の中でも経験を積むようなインターン制度というのも一つかというふうに思います。

 総合的にまとめますと、社会が何を求めているのかというのをやはり理解して、その上でそのときに個々人が何ができるのか、何を実現していきたいのかというのを考えていただくのが一つヒントになるかもしれないというふうに思います。

 以上です。

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△福井輝夫君



○議長(宿典泰君) 次に、6番、福井議員。



◆6番(福井輝夫君) 会派・創造の福井輝夫です。

 議長の許可を得ましたので、質問通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 質問項目の1つ目は、宮川用水事業による二見町への送水についてであります。

 宮川用水事業は、宮川の水を、稲作を主体とした地域に、水の安定供給を目的に、昭和32年から工事が進められ、今も各所で工事が行われております。

 事業の工事費用の分担は、国50%、県25%、伊勢市15%、受益者10%であります。この受益者10%の分は、毎年、受益者が賦課金という形で納めております。

 二見町では、平成7年に、宮川用水事業に新規加入が決定されました。今から15年前のことです。その受益面積は、二見町全体で102ヘクタールであります。そして、平成18年、4年前ですが、二見町の荘・西地区の約30ヘクタールが加入し、その年から賦課金を支払っております。

 宮川用水事業の工事全体は国県です。伊勢市が工事をするということではありませんが、今ここでなぜ一般質問をするかと言いますと、二見町にとって工事を進める上で、今の現状は大きな問題があると思っておるからであります。そして伊勢市は、工事費のうち15%を負担しております。皆さんの貴重な税金を使わせていただいておりますことから、問題があれば積極的に伊勢市も関与すべきであると私は考えております。

 では最初の質問ですが、現在、宮川用水事業が進められているが、農業経営が厳しい中、この事業の必要性についてはどのように考えているのか。

 2つ目の質問は、県営かんがい排水事業で、二見町への送水も計画に入っておりますが、市として、現状をどのように把握しているのか、この宮川用水については、この2点を質問させていただきます。

 項目の2つ目は、伊勢市駅周辺の観光施策についてであります。

 まちづくりに関し、伊勢市駅周辺の計画は、今いろいろ進んでいると思いますが、前市長の時代から現在に至るまで、まちづくり計画は全く停滞したままの状態だと思います。この2年間、伊勢市駅前再生検討委員会も開催されておりません。

 平成25年の遷宮を控え、伊勢市は観光にさらなる力を注がなければならないときと考えます。内宮に来られた観光客が、外宮、また二見に足を延ばすことになれば、観光客数が増加したことと同じになります。例えば内宮での滞在時間を4時間としたとき、さらに外宮に足を延ばして2時間滞在するとすれば合計で6時間、1.5倍となります。700万人の観光客が1,000万人来たということになります。

 伊勢市での滞在時間をふやす工夫をすることは重要なことです。そのために、伊勢市駅周辺、そして伊勢市駅前から外宮までの外宮参道、外宮周辺のまちづくりにはさらなる施策が必要ではないでしょうか。

 そこで、外宮参道を景観計画の重点地域に指定し、まちなみの景観を整え、魅力あるまちづくりを行うことが必要ではないか。

 ちなみに、伊勢市で重点地域に指定されているのは、内宮おはらい町地区と二見町茶屋地区の2カ所であります。

 重点地域に指定されますと、例えば建物の修景にかかる費用の一部の助成等が可能にもなります。例えば補助対象経費の3分の1、最大100万円、これは二見でも行っておることでございます。

 魅力あるまちなみは、観光客の増加につながると思います。市長にお聞きします。外宮参道を景観計画の重点地域に指定する考えはないか。

 項目の3つ目の質問に入ります。

 市内の観光地案内看板についてお伺いいたします。

 近年、伊勢市を訪れる観光客は増加しております。遷宮を控え、ますますふえることと考えます。最近は、市内を歩いて散策する人の姿もよく目にします。しかし、案内看板の設置が不十分なため、道に迷い、近くの店舗に道を尋ねる人が多いと聞いております。市として、その現状を把握しておるのでしょうか。また、解決策はあるのかお聞きいたします。

 壇上での質問は以上でございますが、御答弁のいかんによっては、自席からの再質問をさせていただきますのでよろしくお願いします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 福井議員の御質問にお答えをします。

 初めに、宮川用水事業についてのお尋ねでございますが、議員仰せの宮川用水事業は、宮川を中心とした伊勢市ほか4町にまたがる稲作を主体とした優良農業地域で、昭和32年から、国営や県営によって用水確保、用水施設整備がなされてきました。

 しかし、昭和40年代までに整備された用水施設は、老朽化に伴う漏水事故が発生し、また営農形態の変化と、近年の異常気象がもたらす水不足と相まって、安定した用水供給が難しくなってきたことから、農業用水の管理省力化と水資源の有効活用を目的としたパイプライン化事業が第2期農業水利事業として、現在、国県で行われております。

 市としましては、宮川用水受益地4,681ヘクタールのうち約半分に当たる2,258ヘクタールが伊勢市内の受益地となっていることから、安定した農業経営を実現するためにも、事業の早期実現を期待しているところでございます。

 次に、二見町への送水につきましては、平成7年度に国営宮川用水第2期事業が着手された際に、新たに二見町の102ヘクタールが受益地に編入され、宮川上流域である大台町の粟生頭首工から取水した用水が届けられる計画が決定されました。

 その後、御薗地区、浜郷地区、大湊地区とともに、県営宮川4工区として、平成18年度に事業採択されました。ちょっとパネルで図を。

 (パネルを示す)こちらが宮川4工区地区の計画図でございまして、議員がおっしゃっていらっしゃる二見地域はこちらのあたりでございます。現在、この赤いラインのところが平成22年度の計画とはなっておりますが、実際のところ進捗は今ここまでというのが現状でございます。

 平成21年度から、二見町への送水路線である浜郷線に工事を着手し、順次パイプライン化が進められているところでございますので、少し進捗度が遅いように感じる部分もありますが、積極的に進めていきたいと考えておりますので御理解をよろしくお願いしたいと思います。

 次に、外宮参道における景観形成についてお答えをします。

 伊勢市駅と外宮を結ぶ外宮参道につきましては、景観計画において重要な道路と位置づけ、その沿道に立つ建物については、外宮の森への展望景観や歴史的な建築物を保全し、参道にふさわしい魅力ある景観形成を図る沿道景観形成地区として、平成21年10月1日から届出制度の運用を開始し、平成22年度は具体的な方針を示す景観形成ガイドラインの作成を進めているところでございます。

 また同時に、沿道の市民団体でもあります外宮参道懇話会におきまして、月1回ワークショップを開き、市民主体による景観整備方針作成に向けての検討を行っているところでございます。

 市としましては、今後、地元での合意形成の進捗を見ながら、この地区が伊勢市の顔として、より魅力のある景観となるよう、重点地区指定を目指し取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。

 そして次に、市内の観光地案内看板についてお答えをします。

 福井議員おっしゃるとおり、市内を徒歩で散策していただく観光客の方が非常にふえたというふうに実感をしております。そして実際に、目的地にたどり着くまでに誘導看板が少ないために、市民の方にお問い合わせいただくことも多々あるというようなお話は伺っております。

 そうやって市民の方と観光客の方の触れ合い、触れ合いとして、一ついい部分もあるかとは思いますが、やはり観光客の方が、ゆっくりと便利に使っていただける観光地を整備していかなければならないというふうに考えております。

 そのためにも、現在、市内の案内看板につきましては、どの場所に、どのような形のものが有効であるかという調査を進めておりますので、平成23年度、24年度、順次、案内看板の設置をしてまいりたいと思っております。当然、設置場所、表記する言語、英語にするのか、多言語にするのかといったことも含めて、統一したデザインの必要性等関係機関と十分協議をして、平成25年の遷宮を迎えていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(宿典泰君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) いろいろ前向きの答えもいただきましてありがとうございます。

 まず、一問一答方式で進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 先ほどの御説明から、宮川用水の必要性と現状はわかりました。

 その中で、宮川用水の4工区について、現時点での工事の進捗率、こちらのほうはどのようになっているのか、まずそちらのほうをお答えいただきたいと思います。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 宮川4工区の工事の概要でございますけれども、国営宮川用水第2期事業の関連事業といたしまして、県が事業主体となり整備を進めているところでございます。

 その工事の概要につきましては、全体事業費34億7,700万円でございまして、受益面積は611.4ヘクタールとなっております。また、工事の期間といたしましては、平成18年度から始まり、予定では平成24年度完了というふうになっておりますけれども、21年度までの予算ベースでの進捗率を申し上げますと16.9%となっております。現状では24年度の完了は難しいと思われますけれども、市といたしまして国や県に対しまして、これまで以上に市民が用水を切望していることを訴えてまいりたい。工事のほうを進めていただくように強く要望してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 福井議員。



◆6番(福井輝夫君) いろいろありがとうございます。

 いろいろな現状を見ますと、完成が何年先になるかわからないという中、二見荘地区の農業用水は地下水を利用しておりまして不安定な状況にあり、地元の農家は一刻も早く、宮川のきれいな水で米をつくりたいと願っております。

 このままの進捗状況では、二見町に送水されるのは15年先になるのか20年先になるのか、今は何も答えられないとの説明も宮川用水よりありました。20年先ということになりますと、たとえ水が来ましても、もうその時点ではもう水が要らないよというような状況も起こり得ます。高齢化で農業をする人も激減となる可能性もあります。

 平成7年に、二見町に宮川用水の話があったころは、二見へは平成14年には通水するとの予定でございました。また、平成18年に荘・西地区が加入したときは、ことしの平成22年には通水予定という説明もありました。そしてその時点で、二見の荘・西地区は、18年度より加入して賦課金を払っております。まだ水は来ていないんですけれども。22年に来るということで賦課金を払っております。この賦課金を払い続けている中、何年先に水が来るのかわからないという状態では、住民は不満がたまっております。しかしながら、今のうちに整備をし、後継者が農業をやりたくなる環境をつくっておく必要があると、そういう部分も考えております。

 今の現状では、住民が声を出さないと何の説明にも来ない、非常に対応が遅いとの声が出ています。そして、情勢の変化に、何も対応していないのではないか。二見町の各自治区の宮川用水に対する現状の声を、早急に聞きアンケートをとるなどの対処、そして宮川用水の進捗状況など、定期的に住民へ説明をしていただきたい。

 住民は、本当に困っておるんです。いつ来るかわからない。そういう不安な状況で、このまま何も進捗がなかなか進まずにいつ来るかわからないという状況であれば、やはりもうどうしようかなというようなことにもなりかねません。ぜひとも市として、その辺の対処を積極的にやっていただきたいと思いますが、よろしくお答えをお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 議員御指摘の住民説明会等でございます。住民の皆さん方に対する十分な御説明がなされていないというようなことでございますので、その辺につきましては今後十分対応させていただくように、私ども市といたしましても、県国のほうに働きかけたいというふうに、まず思います。

 そして、何より、やはり食の安全安心というものがございます。宮川のきれいな水を使っていただいて営農をしていただくということが、やはり理想であるというふうには十分理解をしておるところでございますので、市といたしましては先ほども申し上げましたように、国県に対しまして強く要望を申し上げたいというふうに思っております。

 そして、その二見町への通水につきまして、早期に実現できるようにという願いがございますので、その分も含めまして、引き続きお願いをしていきたいというふうに思います。

 また、その説明会、あるいはアンケート等の実施についての申し出がございました。その辺につきましても、強く重く受けとめさせていただきまして、皆さん方に十分な説明ができるような体制をとっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 6番、福井議員。



◆6番(福井輝夫君) いろいろありがとうございます。

 積極的なお答えをいただきまして、ぜひとも積極的に関与していただき、いい方向に導いていただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 宮川用水については、以上にいたします。

 2番目の伊勢市周辺の観光施策についてでございますが、先ほど市長から御答弁いただきました。ここの外宮参道を景観の重点地域に指定してはどうかということでの質問でございます。

 景観地域に指定するにしても、やはり地元の住民の方の御意見をお聞きし、そして駅前の再生検討委員会等もまた立ち上げるなり、それから外宮参道の方々、いろいろな方の意見を調整して、ぜひとも前向きに取り組んでいっていただきたいと思います。

 やはり観光客の方が歩いたときに、整備された景観、そしたらちょっとゆったり歩きたいな、そうするとまた店にも入りたいなというようなことが出てくると思いますので、ぜひともこの辺については、今後、検討会などを持ちましてやっていっていただきたいと思っております。

 先ほど市長からそういう御返答いただきましたので、これについてはどうかよろしくお願いいたします。

 それと、この伊勢市駅周辺のことに関しまして、外宮前のシティプラザ、シティプラザというのがございます。ここを、今以上に、観光客や市民の集うまちづくりに生かせないか。

 今、ここは指定管理者制度をとっておりまして、民間にて管理をしておりますが、地域観光交流センターの機能を持つ情報発信の場として生かせないか。そこへ行けば、観光客の方が、外宮あたりからぶらりとそこへ行けば、伊勢市のことがよくわかるというような仕掛けがあれば、非常にその施設が有効に利用されるのではないか。外宮参道の方も、何とかあそこはもう少し有効に利用できればいいんだがなという声もお聞きしております。外宮前の貴重な公共施設ですので、ぜひともまちづくりに有効に活用していただきたいと思いますが、この意見についてはいかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) ただいま議員のほうからは、シティプラザにつきまして活用していけばどうかというふうなことでございます。

 御承知のように、シティプラザにつきましては、NPO団体や市民活動グループの活動の交流の場と、拠点として整備をさせていただきまして、市民活動センターという名のもとで指定管理者が貸し館業務等を行っておるというような現状でございます。

 シティプラザを観光交流センターというふうな形にして情報発信の場にしてはどうかというような御意見でございますけれども、やはりその設置目的であります市民交流センター、市民交流の場ということもございますので、当面はその活動拠点として、市民交流活動拠点として使っていきたいということでございますので、御理解を賜りますようお願いいたします。

 なお、場所的に、外宮前ということでもございますので、現状といたしましては、多くの方があそこに立ち寄っていただいていろいろな案内等を求められていることも聞いております。その場合には、現在の指定管理者のほうで、そのような対応はしていただいているところでございますけれども、やはり伊勢市駅、それから宇治山田駅、両方から外宮を目指した場合の通過点であるということもあわせまして、やはり今後、観光協会、それから商工会議所、私ども行政も一体となり、また地元の皆さん方、外宮参道発展会等も一体となりまして、十分に集客に対する取り組みをしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。

 また、さらに来年の4月に予定をしておりますけれども、伊勢市駅のほうに観光案内所を設置させていただくということで準備をさせていただいておりますので、その観光案内機能、それから発展会のほうでつくっていただいておりますひだまり処という案内所の機能もございます。それらもあわせまして、官民一体となって、この地域の活性化ということも含めまして取り組みをさせていただきたいというふうに思いますのでよろしくお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 6番、福井議員。



◆6番(福井輝夫君) いろいろありがとうございます。

 この伊勢市駅周辺のまちづくりにつきましては、大して今までは動いていなかったんですけれども、駅前の観光案内所とかいろいろな面で動き出すということを期待しておりますし、またそのような状況であろうかと思いますが、この地域の建物の活用とかそういう部分につきまして、地元の方々との意見を調整しながら、その辺を真摯に受けとめていただいて、やはりこういう部分が欲しい欲しいということであれば、また地元の方も、その辺に積極的に、まちづくりに関与していただけると思いますし、その辺をよく打ち合わせしていただきながら、いい方向に進めていただければと思いますので、これについては私一つ提案させていただきましたが、ぜひともよろしくお願いいたします。

 それと、駅前の周辺、駅周辺のことの中で、一番危惧しておりますのが、伊勢市駅の前から旧三交ショッピングセンターに向かうところです。あの辺も今後動き出すと思いますが、そこへ渡るときに、道路を渡るときに地下道がございます。その地下道を、あそこを、その辺におる女性の方とかいろいろ聞いたときに、女性一人だったら怖くてよう渡らんというような意見を聞きます。だから余り使われておりません。かといって、その地下道をなくして上へ横断歩道をつけるかといいますと、位置的なものとか交通量のことから、やはり危険であろうということを想像されます。

 地下道があるのであれば、その地下道を有効に、やはり利用して、安全に横断できるという方向が一番いいかと思うんですが、そのためにはそこに防犯カメラをつけてはどうかというふうに思います。

 今後、駅前の、いろいろな駅前の修景やら、それから今後いろいろ予定されると思いますが、そのときに、やはり地下道への防犯カメラもぜひ検討に加えていただいて、トータル的なまちづくりをつくっていただきたいと思います。

 今、あそこ私も通りましたけれども、1回中に入って、また折れて、また出るというような格好ですので、見通しが悪い部分もあります。その辺もっと明るく、女性でも安心して渡れるような、そういうような地下道をつくっていただければ、また観光客の方にもやさしいまちづくりの一つにもなるのではないかなと思いますので、そう思いますが、これについてお答えをいただければと思います。



○議長(宿典泰君) 総務部参事。



◎総務部参事(中村龍平君) 防犯カメラの設置につきましてのお尋ねでお答えいたします。

 防犯カメラの設置が、一定の犯罪抑止効果があるとは認識しております。

 まずは、伊勢警察署、そして地元自主防犯隊のパトロールをお願いしたいと思っております。

 それと、市が緊急雇用創出事業で、防犯の取り組みを、今現在行っております。その防犯パトロール、これを活用いたしまして、その地下道、また駅周辺、それと伊勢市内、この点について防犯パトロールを重点的に行ってまいりたいと考えております。

 一方、防犯カメラの設置につきましては、先ほどのお話がありましたように、駅、それからその周辺の整備、これに合わせまして、地下歩道の使用状況、変わってまいると思います。その状況を十分考え合わせた上で防犯カメラの設置の検討をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 6番、福井議員。



◆6番(福井輝夫君) いろいろありがとうございます。

 今すぐに言って、すぐにつくというものではないと思いますが、例えば内宮の浦田の駐車場のところの地下道、あそこはもうかなり以前から防犯カメラがついてございます。広さも全然違いますけれども、やはりあそこ観光客、かなり多くて見通しのいいところでも、かなりそういう防犯カメラ、そういう部分があることによって観光客の方が安心して通っていけるという状態をつくっているものと思っております。

 そういうことで、ここの駅前の地下道の防犯カメラ、ぜひとも積極的に検討いただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 それでは、3つ目の市内の観光地案内看板についてに入ります。

 先ほどのお答えの中では、平成23年、24年にかけて、具体的にいろいろ検討し、そして見やすく、そしてまたデザインの一体感を持たせたもの、そういうもので取り組んでいきたいというふうにお聞きしております。そういう今、前向きの答えをいただきましたので、ぜひとも早急に取り組んでいただきたいと思います。

 そういうことの中で、私が少し感じたことを、ちょっと挙げさせていただきます。

 例えば伊勢市の中で、外宮、それから月夜見宮、これ月、夜、見る宮と書きますね。これは外宮のほうで、というか駅前、伊勢市の駅の近くです。それから内宮のほうには月読、同じツキヨミグウと言いますけれども、月を読む宮ですね、月読宮、こんなのがありますね。それから尾崎咢堂記念館、それから神宮徴古館とか、伊勢市の中にはいろいろな観光地、博物館等がありますが、そちらへ行く案内看板がやはり大変不足していると思います。私も車で回ったり、それから歩いてみたり、いろいろやってみましたけれども、やはりかなり不足しております。最近では、公共交通で伊勢に来る観光客もふえております。

 これは一例ですけれども例えば、シティーホテルから、シティーホテルに宿泊された観光客が徒歩で外宮に向かうとき、八間道路を宇治山田駅の方面に歩いて、踏切を通過した後、右折し、吹上の交差点のほうに差しかかったとします。その辺までに何の看板もありません。外宮という看板が何もありません。シティーホテルの人から、外宮へ行くという人がかなり最近ふえておるとお聞きします。その看板もないということで、その近くの店舗の方は、ほとんど毎日のように外宮はどちら行けばいいですかというふうに道を聞かれておると。そのたびに、外の道に出ていって、あっち行ったほうがいいよ、こっち行ったほうがいいよというのを説明しておられるそうです。毎日のように聞かれるということで、やはりその辺は早急な対策が必要ではないかと思います。

 ほかの例としまして、伊勢の国際ホテルからの観光客とか、それから宮町をおりた客が県道のほうに向かったとき、1つ目の交差点、大きな交差点ですけれども、そこにも何の看板もありません。ということは、そこで右行っていいのか左行っていいのか真っ直ぐ行っていいのか迷うところです。伊勢の市民の方は、当然、方向なんかわかっていますから、当然、こっち行けばいいとわかりますけれども、観光客の方は、そういうちょっとしたことでもわからないから不安になると思います。ましてや徒歩ですと、間違った方向にちょっと行けばすごく遠回りになってしまいます。

 そういうようなことで、そういうのもございますし、また日赤病院近くの丸二ホテルから外宮へのルートにも看板はありません。ずっと歩いてみましたけれども全然ありません。

 このように、徒歩での観光客にとって、案内看板のない道は、遠回りをしているのではないかと不安を覚えるものではないでしょうか。観光客が伊勢に来てよかったなと思っていただくには、案内看板の整備は最低限のおもてなしではないでしょうか。

 そして、その辺ずっと歩いてみましたですけれども、月夜見宮、それから内宮のほうでの月読宮、それから尾崎咢堂の記念館の看板とか、そういうものはほとんど見受けられません。

 最近、月夜見宮も、観光客が、どっちへ行ったら行けるの、よく聞かれるそうです。そういう意味では、いろいろな観光地を観光客の方がそれを目当てに来られるという現状がございますので、こういう部分を知っていただいて、早目に対策をいただきたいということでよろしくお願いします。

 そして、車で松阪方面から来た場合でも、やはりその尾崎咢堂とか月夜見宮とか、そういう看板も一つもございませんので、どうぞその辺をよろしくお願いしたいと思います。

 そして、案内看板の検討をしていただいているというのは、先ほどの御説明でよくわかりました。そして、私のちょっと感じたところも述べさせていただきましたが、きめ細やかな対応をよろしくお願いいたします。

 そして最近は、内宮周辺は渋滞が激しいということで、外宮周辺に宿泊し、そこから徒歩で外宮へ行き、その後バスなどで内宮に向かう方もたくさんおられます。市内には神宮だけでなくたくさんの観光資源がある。そこへ観光客を誘導することで、市内の滞在時間が延び市内での消費がふえると思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 議員の先ほど申されました市内での滞在時間を延ばす方法ということでございます。

 昨日、野口議員の御質問にもお答えをさせていただきましたが、やはり現状といたしましては、内宮周辺に観光客が集中しておるというような状況でございます。それを少しでも外宮周辺あるいは二見から外宮、内宮というふうな順番をつけていただいて回っていただくようにすると、市内での滞在時間が延びるのではないかというふうに考えております。

 そのためにも、先ほど議員からの御指摘もございましたように、案内看板等を充実することによりまして、やはり市内を回っていただきやすくする、それも一つの方法であるというふうに考えておりますので、充実のほうはさせていただきたいというふうに考えております。

 結果として、消費額が延びるような状況になれば、伊勢市としても潤うのではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 また、案内看板でございますけれども、単なる道しるべだけになったんではいけないというふうには理解しております。十分その内容等も説明をさせていただくということが必要になってくるというふうに思っております。何がどこにあるのか、そこはどういうふうなものであるのかというようなこともあわせて表記をできるようなものが必要ではないかというふうに考えておりますので、その辺は十分検討をさせていただきたいというふうに思います。

 また、観光パンフレット等の充実につきましても、現在、取り組みをさせていただいております。観光協会、伊勢市観光協会さんのほうでホームページでありますとかパンフレット等をつくっていただいております。それらを十分活用させていただきたいというふうに思いますし、また一方では、伊勢志摩観光コンベンション機構のほうが、伊勢志摩地域全体を包括する形でのPR活動をさせていただいておりますので、その辺もあわせまして情報の発信、PRに努めていきたいというふうに思っております。

 また先ほども申し上げましたように、伊勢市駅前のほうの観光案内所もでき上がってまいりますと、案内機能のほうが充実できるというふうに理解しておりますので、これからは外宮周辺の滞在時間を延ばす、また結果的に市内での周遊ができるというような形での案内看板の整備と、あわせまして取り組みを進めていきたいというふうに思いますのでよろしくお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 以上で、一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(宿典泰君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。

 お諮りをいたします。

 委員会審査等のため、明15日から21日に至る7日間のうち、会議規則で規定する休会日を除く5日間を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定をいたしました。

 継続会議は、22日午前10時から開きます。

 それでは、本日は散会をいたします。

 なお、本日御出席の皆様には、開議通知を差し上げませんから、御了承をお願いを申し上げます。

 御苦労さまでございました。



△散会 午後0時07分

 会議の顛末を録し、ここに署名する。

   平成22年12月14日

        伊勢市議会議長     宿 典泰

        伊勢市議会議員     黒木騎代春

        伊勢市議会議員     西山則夫