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三重県 伊勢市

伊勢市 平成22年 12月 定例会 12月13日−04号




伊勢市 平成22年 12月 定例会 − 12月13日−04号







伊勢市 平成22年 12月 定例会



        平成22年12月伊勢市議会定例会会議録

議事日程

                平成22年12月13日(月)午前10時開議

日程第1 議案第88号 平成22年度伊勢市一般会計補正予算(第5号)外6件一括

日程第2 議案第95号 伊勢市手数料徴収条例の一部改正について外5件一括

日程第3 議案第101号 伊勢市立公民館の指定管理者の指定について外14件一括

日程第4 議案第116号 市道の路線の認定について

日程第5 平成22年請願第8号 民法の一部を改正する法律案(選択的夫婦別姓等法案)に反対する意見書の提出を求める請願

日程第6 一般質問

      ? 2番 吉井詩子君

           ●男女共同参画社会の実現にむけてイクメン市長に問う

      ?25番 世古口新吾君

           ●日赤移転について

           ●ふると未来づくりについて

      ? 4番 野口佳子君

           ●観光政策について伊勢市の取り組みはどこまで進めているのかお尋ねしたい

           ●無縁社会のなかで伊勢市の高齢者対策をどのように考えているのかお尋ねしたい

      ?20番 浜口和久君

           ●平家の里利用施設廃止後の平家の里の観光施策について

      ?14番 黒木騎代春君

           ●さくらぎ保育所の廃止計画について

           ●しごうこども園の園児募集について

           ●就学援助費制度の運用改善について

           ●国保一部負担金減免制度について

      ? 7番 辻 孝記君

           ●子どもの健やかな育成の為の環境整備について

      ? 1番 野崎隆太君

           ●伊勢市の雇用対策事業について

           ●若年層への雇用対策とミスマッチについて

           ●新規雇用創出への取り組みについて

      ? 6番 福井輝夫君

           ●宮川用水事業による二見町への送水について

           ●伊勢市駅周辺の観光施策について

           ●市内の観光地案内看板について

本日の会議に付した事件

 1.平成22年度伊勢市一般会計補正予算(第5号)外6件一括

 1.伊勢市手数料徴収条例の一部改正について外5件一括

 1.伊勢市立公民館の指定管理者の指定について外14件一括

 1.市道の路線の認定について

 1.民法の一部を改正する法律案(選択的夫婦別姓等法案)に反対する意見書の提出を求める請願

出席議員(28名)

      1番  野崎隆太君      2番  吉井詩子君

      3番  世古 明君      4番  野口佳子君

      5番  岡田善行君      6番  福井輝夫君

      7番  辻 孝記君      8番  吉岡勝裕君

      9番  広 耕太郎君    10番  品川幸久君

     11番  藤原清史君     12番  山根隆司君

     13番  長田 朗君     14番  黒木騎代春君

     15番  西山則夫君     16番  上田修一君

     17番  中川幸久君     18番  小山 敏君

     19番  杉村定男君     20番  浜口和久君

     21番  工村一三君     22番  山本正一君

     23番  佐之井久紀君    24番  宿 典泰君

     25番  世古口新吾君    26番  長岡敏彦君

     27番  中村豊治君     28番  中山裕司君

欠席議員(0名)

     なし

職務のため議場に出席した事務局職員

  事務局長     森 裕幸君   事務局次長    筒井弘明君

  議事係長     中川雅日君   調査係長     東浦富美君

  書記       中野 諭君   書記       中川浩良君

説明のため出席した者

  市長       鈴木健一君   副市長      松下 裕君

  病院事業管理者  間島雄一君   会計管理者    松島康雄君

  総務部長     藤本 亨君   情報戦略局長   森井 啓君

  環境生活部長   古布章宏君   健康福祉部長   白木信行君

  産業観光部長   中井宏明君   都市整備部長   山下克己君

  二見総合支所長  三浦 徹君   小俣総合支所長  田端正美君

  御薗総合支所長  内田 豊君   病院事務部長   中川芳明君

  消防長      保田幸宏君   健康福祉部次長  山本辰美君

  消防本部次長   大西邦生君   総務部参事    中村龍平君

  総務課長     北 一晃君   行政経営課長   大西要一君

  教育委員会委員長 岡本國孝君   教育長      宮崎吉博君

  教育部長     佐々木昭人君  教育次長     北村 陽君

  監査委員     鈴木一博君   選挙管理委員会委員長

                            鈴木市郎君



△開議 午前9時59分



△開議の宣告



○議長(宿典泰君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。

 本日の出席者は全員でありますので、会議は成立をいたしております。

 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、開会当初決定、あるいは御報告申し上げたとおりであります。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

 それでは、会議に入ります。

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△議案第88号外6件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(宿典泰君) 日程第1、「議案第88号平成22年度伊勢市一般会計補正予算(第5号)外6件一括」を議題といたします。

 質疑に入ります前に、議長から申し上げます。

 質疑に当たりましては一問一答方式によることといたしておりますとともに、発言につきましては、答弁を含め60分以内といたしたいと思いますので、御留意いただきますようお願いをいたします。

 質疑に入ります。

 発言通告が参っておりますので、許可いたします。

 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) おはようございます。日本共産党の黒木騎代春でございます。

 それでは、通告に基づきまして議案に対する質疑を行わせていただきます。

 私は、「議案第88号平成22年度伊勢市一般会計補正予算(第5号)外6件」の議案の中で、この一般会計補正予算の問題について質疑を行います。

 この一般会計補正予算は、全体としては、去る11月の臨時議会におきまして人勧に基づく職員の人件費削減、これに伴う補正予算の内容が大半でありますが、私は、今回その問題ではなしに、款9の土木費、項5都市計画費、目1都市計画費の開発調整管理経費及び款9土木費、項5都市計画費、目6公園費の公園整備事業について、この2点について伺いたいと思います。

 まず、今回の補正予算中の開発調整管理経費に計上されております137万円についてですが、これは開発行為の中止に伴い、開発納付金の返還、還付を行うとのことですが、今回の開発納付金返還に至ったその経緯について御説明を若干お願いしたいと思います。

 次に、これまでのこの開発納付金の現時点における積立額及び使途、その支出した額について、それぞれ御説明をお願い申し上げます。

 次に、公園整備事業についてですが、今回の事業は資料として配付されました補正予算の概要によれば、都市公園における総合的な安全・安心対策事業を緊急かつ計画的に実施し、子供や高齢者を初め、だれもが安全で安心して利用できる都市公園の整備を図るための事業として、昨年度から実施されております国のメニューを活用して、今回は大倉うぐいす台公園など3カ所の整備をしようとするものだと伺っております。

 そこで、この事業の性格、目的について、もう少し詳しく御説明をお願いしたいと思います。

 また、今後の伊勢市内の他の公園施設の改築、更新などに対する国の補助と伊勢市の今後の計画についてお教えいただきたいと思います。

 以上で、この場をもちましての1回目の質問とさせていただきます。答弁によりまして自席からの再質問を留保させていただきまして、この場を終わらせていただきます。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 黒木議員の御質問にお答えをします。

 まず、開発調整管理経費についてですが、今回の開発納付金返還に至る経過につきましては、民間事業者により伊勢市津村町地内にて面積約2ヘクタールの住宅団地の造成が計画をされ、平成10年11月19日に都市計画法に基づく開発行為許可申請があり、これに伴い、伊勢市土地開発事業指導要綱に基づき開発納付金を納めていただいておりました。その後、平成22年10月6日に開発行為の廃止届が提出をされたため、土地開発事業指導要綱の規定に基づき、納入済みの開発納付金137万円を還付するものでございます。

 開発納付金は昭和51年度から財政調整基金に積み立てており、平成21年度末で4億2,300万円弱となっております。使途につきましては、土地開発事業指導要綱に公共施設などの整備に充てなければならないと規定をしております。

 続きまして、公園整備についてお答えをします。

 予算計上している事業は、国土交通省所管の都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業に基づき実施をするものであります。その目的としましては、都市公園のバリアフリー化、公園施設の安全・安心対策を行うもので、子供から高齢者まで、だれもが利用できる都市公園の整備を行うものでございます。

 次に、今後の公園施設の改築、更新に対する国の補助と伊勢市の計画ですが、都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業の国の補助率については、事業費の2分の1となっております。今後の伊勢市の計画は、平成22年度から25年度までの4年間で24公園の整備を予定しており、老朽化の進んだ遊具の更新、公園施設のバリアフリー化を行い、だれもが安全で安心して利用できる都市公園を推進していきたいと考えております。

 以上、黒木議員の御質問にお答えをしました。

 御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、この場から再質問させていただきます。

 市長のほうから今、開発納付金返還に至る経緯については説明いただきまして、理解できたわけですが、ただ、この開発納付金のこの間の積立額についてはわかったのですが、その使途については公共施設などの整備に使うという目的はわかったんですが、これまで51年度から財政調整基金に積み立てられておりということで、今の残高が4億2,300万円弱ということです。この土地開発事業指導要綱によっても、公共施設などの整備に充てなければならないと規定されているということですけれども、確認をさせていただいたわけですけれども、使途及び支出した金額について、これまでどの公共施設にどれだけ充当されてきたのか、ただいまの御説明では明らかにされていないと思います。再度御説明を願いたいと思います。

 質問は一問一答方式なので、まず支出先、これについてだけお答えをいただきたいと思います。



○議長(宿典泰君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 黒木議員の再度の御質問にお答えいたします。

 先ほど積立額につきましては、昭和51年度から4億何がしかの積み立てをしてきたという答弁をさせていただきました。使途につきましては、目的につきましては答弁の内容でございます。

 使途につきましては、その積み立てを51年度からしてきてはおりますけれども、その目的をもって徴収した金額ではございますけれども、その年度年度の関係する開発行為に伴います関係の施設の修繕でありますとか、改良、その辺のところは仕事としてはしてきてはおりますけれども、この開発団地のこの事業につきまして幾ら、そのような形の整理はしてきておりませんので、金額としましては、その辺のところを整理をしてこずに来ておるというのが現状でございます。

 以上でございます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今の御答弁では、目的どおりの支出はしてきたけれども、個々に、どこにどれだけということは不明であるという答弁ではなかったかなと思います。本来なら、特定目的のそういう基金などを設定して、独自に処理をすべきではないのかなというふうに私は思います。現に、松阪市や名張市などをいろいろ見てみますと、公共施設基金とか、あるいは開発調整基金などの名目で、この種のお金は基金として管理を行っているように見受けます。これまでの伊勢市における開発納付金の管理については、ちょっと私は違和感を、今の御答弁では感じます。

 そこで伺いますが、開発納付金以外にこのような形で財政調整基金に一体として含まれている形で積み立てられているものは、ほかにあるかないか、その辺だけお答えをお願いします。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 財政調整の基金の積み立てでございますけれども、先ほどの質疑の中の開発納付金、それと調整池維持管理費納付金、この2点がございます。

 以上でございます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 開発納付金と、もう一つは調整池のお金があるということだったと思います。

 そこで、財政調整基金を取り崩したときはその中に開発納付金が含まれておるという考えだと思うんですが、また財調を取り崩さなかったときは一般会計で支出したというふうな考え方かなというふうに思いますが、そのようなことを今までこのお金の流れが、議会で私の記憶ではわかるような説明がなかったというふうに思うんですが、さかのぼってそういうことが明らかに今の段階としてできるかどうか、その辺についてお伺いをします。



○議長(宿典泰君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) ただいまの御質問でございます。

 目的をもって徴収をさせていただいている以上、これにつきましてお金の流れを明らかにしてくるという必要性につきましては十分考えております。ただ、先ほど来申し上げておりますように、51年度から開発納付金、平成17年度からは調整池の維持管理納付金、これらを合わせまして4億4,800万円程度、今積み立てた格好にはなっております。

 先ほど来申し上げておりますように、年度年度の財政事情に伴いまして財政調整基金を総括として取り崩す年度、または一般財源で賄いながらこれらの事業をしてきたというふうに認識はしておりますけれども、過去にさかのぼって、ここの開発に伴う関連事業として幾ら充ててきた、この辺のところの整理は今の段階では非常に難しいと思っています。今後の考え方として整理をさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今の御答弁では、そういう目的をもって間違いなく使ったけれども、どこにどういう形で使ったかということは説明できないということに等しい御答弁でなかったかなと思います。職員のどなたも実際の残額は把握できないというふうなことじゃないかなと思います。このような管理の仕方はあり得ないんではないかなというふうに私は思います。仮に一切無駄に使われたものは一円もないということが前提であったにしても、そんな管理の仕方はないんではないかなと、こういうふうに思います。

 今、今後については若干述べたような御答弁もあったかと思いますが、今後の資金管理についてはどのようにするお考えか教えてください。



○議長(宿典泰君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 先ほど来御答弁をさせていただいておりますように、今までずっとプラス、プラスで積み上げてまいりました4億4,800万円のお金、このお金を関連する充当事業としてどれだけ使ってきたかということにつきましては、申しわけございませんですけれども、今さかのぼって整理をすることができないという御答弁をさせていただきました。

 ただ、今後につきましては、近々の事業等も整理させていただきまして、どのような形でお示しさせていただくかということにつきましては、今すぐに御答弁させていただくことはできませんですけれども、今現状、財政調整基金という一般財源扱いの基金に積み立てをしておりますので、予算、決算の中でそれを財源充当していくという考え方も非常にできにくいところがございます。今後、資料等で、どのような形で、今後の事業につきましてこういう形での開発納付金を使っておりますということをお示しさせていただけるのがいいのかどうかというのは、研究材料とさせていただきたい、そのように思っております。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今の段階では明確にできないということなんですが、ちょっとさかのぼった話になるんですが、合併して新伊勢市に向かう過程の中で、合併調整の表を見ますと、当時、二見町と御薗村にも同様の制度があったということになっていまして、調整内容としては、伊勢市の例により調整するとなっておりますが、当時のそれぞれが持ち寄った開発納付金の合算額、それと内訳について教えてください。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 今現在、ちょっと資料を持ち合わせていないので、また後ほど資料として提出をしたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ちょっとそれでは、質問をこれ以上続けることができません。その内容が今の伊勢市にどういうふうに引き継がれているのかということが明らかになりませんと、先ほど4億2,000万円と言われましたけれども、それがその中に含まれておるのかどうなのか、それもわかりませんので、ちょっと議長、善処をお願いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 暫時休憩をいたします。



△休憩 午前10時16分



△再開 午前10時18分



○議長(宿典泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 申しわけございません、お時間をとらせます。

 今の御質問でございますけれども、合併時におきまして旧4市町村の中での旧伊勢市以外の開発納付金の扱いにつきまして、当時、各それぞれの団体におきまして、その徴収した金額を財政調整基金の中で管理しておったのか、一般財源のような格好で諸収入にした上で充当しておったのか、その辺のところが今の段階で、申しわけございませんけれども定かではございません。

 先ほど来の答弁で申し上げております4億4,800万円、これは調整池も含めてでございますけれども、これは昭和50年11月に指導要綱ができまして、51年度から旧市において積み立ててきた金額の累計でございますので、その辺のところを御理解いただきまして、今の部分につきましては今後の課題として私ども認識をさせていただきたい、その辺で御了承いただきますようお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) このままとめておくわけにいきませんので先に進ませていただきたいと思いますが、非常にちょっとその辺は懸念が残る話ですよね。少なくともこの土地開発において、こういう事業者の方に協力をいただいて公共施設の整備なんかに使うんだという名目で預かっておるお金ですから、少なくともその方たちが負担したお金がこのような形で支出されたと、こんなところへ使われたということがやっぱり見える形でないと非常に道理も立たんし、説明もしにくい。我々議会としてもチェック機能を果たしようがないと、議会としても仕事がしようがないという問題では非常に大きな問題があるのではないか、額の多寡じゃないというふうに思います。そういう点では、明確に流れがわかるように、先ほど言った旧市町村のお金もどうなっておるんかというような流れがわかるように、少なくともすべきじゃないかというように思います。

 私は、この開発に伴って、いろいろ伊勢市として整備をしていかないかんという負担をお願いするという、それは一定道理があると思いますので、この制度自体を否定するという立場の質問ではないんです。しかし、預かった以上、それがやっぱり明確にこういうふうに使われたという流れが、議会だけではなし、市民から見ても、負担した方々から見ても納得いくような、そういう管理をしていただく必要があると思います。これは質疑ですので、要望もするわけにいきませんので、そういう性格のものではないかなと思います。

 再度、市長、ちょっとお考えをお聞かせください。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 私のほうからお答えをさせていただきます。

 市民には事業者の方からお預かりした税金の使い方も含めて、今後、できる限りしっかりとした情報を積極的に公開して、御理解いただけるような体制を準備していきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 私も若干、資料としてもらった金額を見ますと、合併した前と後で持ち寄ったような形跡というのは余りないんじゃないかなというふうに、これはこれだけではわかりませんけれども、そういう点でちょっと明確にしていただきたいと思います。

 では、次の問題に移らせていただきます。

 公園整備事業についてですが、この公園整備について25年度までの4年間で24の公園を予定しているというような話もありましたが、この都市公園のバリアフリー化、公園施設の安全・安心対策を行うもの、子供から高齢者初めだれもができる都市公園の整備ということになってくると思うんですが、平成26年度以降の公園の改修・補修などの予定、計画はどのようなものを考えてみえるか、その辺お教えいただきたいと思います。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 議員の質問にお答えさせていただきます。

 平成26年以降の整備につきましては、都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業を継続していくために、平成22年度から平成25年度までの期間内に公園施設長寿命化計画を作成して、国土交通省の補助採択対象とする予定でございます。

 このことから、平成26年度以降につきましては、この計画に基づいて適切に維持管理された公園に限定されており、都市公園事業の補助を受ける対象となるものでございます。今後、1つでも多くの公園が安全で安心して市民の方が利用できるような公園整備を推進していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 26年度以降については、都市公園事業の補助を受ける対象、こういうことでやっていってもらうということですけれども、かなり年数がたって以前に整備された公園の遊具については、更新時期が重なってくるということも数が多いですからあります。そういう意味でも計画的な取り組みが必要と考えますが、その取り組み状況と更新が必要な遊具の実態についてどのようにつかんでみえるのか。方向性も含めてお教えいただければ、お答えいただきたいと思います。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 今現在、伊勢市におきましては、全部で約二百数キロ公園がございます。これにつきましては、公園の開設年度、また遊具の設置状況等々、施設台帳として一応管理をしておりますので、その辺とあわせて現場の踏査ですね、また自治会からの要望等も踏まえた中で計画をしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 200カ所を超える公園の日常的な維持管理を行いながら、施設の改修もやっていくということは、相当計画的な取り組みが必要なんだろうと思います。優先順位はあると思います。しかし、耐用年数を大きく超過している遊具も含めた点検も重要だと思います。

 最近もまた、公園の遊具で事故があったというような記事もありまして、箇所数が多いんだからというのが理由にならん事態にもなりかねないというふうに思います。その点について、遊具も含めた点検、これについての対応についてもどのように考えてみえるか、再度お願いします。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) この遊具の点検につきましては、特に保険等と事故等の関係が出てきますので、その辺もあわせた中での安全の点検をさせていただいております。それと同時に、私どもの維持課のほうで、安心・安全ということで公園のパトロールということで、毎年、現場を見させていただきまして、その辺くまなく調査をさせていただいている、そのような状況でございますので、御理解賜りたいと思います。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今、公園については、少子高齢化が進む中で、いろいろニーズが多様化しているというふうにも言われています。場所によって、以前のような子供さん中心の利用から高齢者など幅広い地域住民の憩いの場としての役割が高まっているというふうにも言われていると思います。

 そのために、遊具を含む公園施設のあり方については、地域によって多少の差はあるものの、子供が遊ぶためのものだけではなく、高齢者の方が利用できる健康遊具的なものの設置を求める声も広がっていると言われています。

 今後の遊具の更新については、このような状況を踏まえ、地域の声をよく聞いた上で進めるべきと考えますが、今回、この補正で上げられている対象となる公園も含めて、こういった地域の住民の方の声を聞くという柔軟な取り組みですね、この辺についても十分対処していく必要があると思うんですが、この辺についてどのように今後なさるのか、お聞かせをお願いします。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 本来は、今までの公園というものに対しましては、子供を対象とした児童公園などがありましたけれども、近年、この児童公園の考え方が街区公園という位置づけに変わってきております。これにつきましては子供から高齢者までの幅広い方々に利用していただくというものでございます。

 御指摘のように、やはり公園を使うに当たっては、幅広い人たちが安心・安全に使っていただくということの中で、今後は高齢者の人口も多くなってくることから、子供を対象とした遊具だけではなしに、また高齢者の健康を一つの目的とした遊具等々を設置していきたいというふうに考えております。これにつきましては、地域地域によってやはり要望の内容が大分変わってきております。これについては地域の方々と計画段階で一応協議をさせていただき、その目的に沿ったような公園にしていきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(宿典泰君) 以上で発言通告者による質疑は終わりましたが、他に質疑はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 他にないようでありますので、以上で質疑を終わります。

 お諮りをいたします。

 議案第88号外6件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため関係常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第95号外5件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(宿典泰君) 次に、日程第2、「議案第95号伊勢市手数料徴収条例の一部改正について外5件一括」を議題といたします。

 ただいまから質疑に入りますが、これまでのところ通告はありません。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 質疑なしと認めます。

 お諮りをいたします。

 議案第95号外5件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第101号外14件一括の上程、質疑、委員会付託



○議長(宿典泰君) 次に、日程第3、「議案第101号伊勢市立公民館の指定管理者の指定について外14件一括」を議題といたします。

 ただいまから質疑に入りますが、これまでのところ通告はありません。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 議案第101号外14件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△議案第116号の上程、質疑、委員会付託



○議長(宿典泰君) 次に、日程第4、「議案第116号市道の路線の認定について」を議題といたします。

 質疑に入ります。

 発言通告が参っておりますので、許可をいたします。

 12番、山根議員。



◆12番(山根隆司君) 議長のお許しをいただきましたので、発言通告に基づき、上程中の「議案第116号市道の路線の認定について」御質問を申し上げます。

 市道の路線認定につきましては、さきの9月定例議会におきまして11路線、今回の12月定例議会におきましても37路線と数多く提案されていますが、なぜこの時期に集中して出されたのか、その経緯についてお聞かせください。

 今回上程されている路線を見ますと、何十年も前の宅地開発によるもので、できた道路も出されております。なぜこのようなことが起きるのか。市民のことを考えれば、もっと早く市道認定を行わなければいけないのではないか。また、宅地開発でできた道路の市道認定への今後の考え方についてお聞かせください。

 以上で壇上からの質疑は終わりますが、答弁のいかんによりましては自席からの再質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 山根議員の御質問にお答えをします。

 初めに、市道の路線認定の議案提出に至る経緯ですが、議員御指摘のとおり、9月議会、今議会合わせて48路線の市道の路線認定を提出させていただきました。9月議会においては道路整備に伴うもの3路線、民間事業者等における土地開発事業に伴い築造されたものが7路線、周辺の土地利用の変化により市道として管理するもの1路線、合わせて11路線の市道の路線認定をお願いしました。

 その際の産業建設委員会での議案審議におきまして、山根議員から、過去の民間事業者等の土地開発事業で築造された道路について早急に調査をし、生活者の視点に立ち、可能なものは直ちに市道として路線認定を行うべきではないかとの御指摘をいただき、市といたしましても鋭意調査を進め、今回整理ができた37路線の認定をお願いするものでございます。

 次に、今後の市道の路線認定の考え方についてお答えをします。

 土地開発事業で築造された道路については、現在の伊勢市土地開発事業指導要綱では、開発行為完了後2年以上経過した後に、事業者からの管理引き継ぎの申し出をもって手続を始めることとしております。このことが市道の路線認定のおくれの要因であると考えられることから、今後、土地開発事業指導要綱を改正し、開発行為完了時の土地所有権移転をもって管理の引き継ぎを行うこととし、直近の市議会定例会に市道の路線認定の議案を提出させていただきたいと考えております。

 以上、山根隆司議員の御質問にお答えいたしました。



○議長(宿典泰君) 12番、山根議員。



◆12番(山根隆司君) 市長、御答弁ありがとうございます。

 この時期に数多く提案された経緯につきましては、市長の御答弁でよく理解させていただきました。まだほかにも宅地開発による道路、市道認定が行われていないのは本当にたくさんあると思いますが、その点も踏まえて早くやっていただきたいと思います。

 市長の答弁の中で、伊勢市土地開発事業の指導要綱の改正という御答弁がありましたが、この指導要綱の改正に当たりまして、改正というのはいつ行うのか、どういう形でするか、その内容もお聞かせください。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 山根議員の御質問にお答えいたします。

 伊勢市土地開発指導要綱の改正につきましては、平成23年度の施行を目指し、条例化も視野に入れた見直し作業を今現在進めているところでございます。

 また、開発行為により整備された公共施設の管理引き継ぎの内容の改正につきましては、所有権移転が完了した日をもって管理引き継ぎをするものとし、所有権移転が完了した日から起算して2年間、悪質なものについては約10年間の瑕疵担保責任をもって負わせることとしたいというふうに考えております。

 何とぞよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 12番、山根議員。



◆12番(山根隆司君) 部長、御答弁ありがとうございます。

 今、平成23年、来年ですね、4月1日の施行を目指し、また条例化も視野に入れた見直しの作業を進めるという御答弁でありましたが、所有権移転など管理引き継ぎに向けた形で、どういう形で手順にするのか、もう少し詳細に御説明を願いたいと思います。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) お答えさせていただきます。

 開発行為全体の完了検査は、許可権限者であります三重県が行っておりますが、それと同時に、今現在、市も公共施設の完了検査をさせていただいております。この両方の検査に合格しますと、三重県より検査済証が交付されます。

 公共施設の管理の手順といたしましては、道路を例に挙げますと、現在は検査済証が交付されてから2年以上経過しますと、開発事業者より管理引き継ぎの申し出をすることができるようになっております。この申し出を受け、維持課が検査し、この検査に合格しますと管理引継書を交付し、維持課が管理することとしております。

 今後は、検査済交付後、所有権の移転を直ちに行い、申し出することなく、開発事業者より管理を引き継ぐ体制に持っていきたいと考えております。

 なお、管理の瑕疵担保責任につきましては、事業者との協定により担保の方向性については協議をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 12番、山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。

 今後は、検査済証交付後、所有権の移転を行うということでございますが、申し出することなく開発事業者に管理を引き継ぐということとしたいということでございますが、ぜひとも早く進めていただきたいと思います。

 次に、市道認定の条件にそぐわないというようなところの団地、団地内とか道路とか、たんさんあろうと思いますが、そのような道路につきましても早急に検討していただきたいと思います。自治会等からの要望で、いろいろなこういう中で側溝整備とかある中ですが、そういうところに対しまして早急に検討していただけるか、その辺はいかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 開発事業者により築造された道路の中におきましては、やっぱり抵当権の設定などにより所有権の移転ができないものや、既に開発事業者が倒産、また存在しないなど、諸事情によって市道としてなかなか路線認定が極めて困難な案件もあることが今現在の状況でございます。

 引き続き、状況が改善されれば順次、市道として路線認定をお願いしてまいりたいというふうには考えておりますけれども、やはり抵当権とか、その辺のまず解決が必要かなというふうに思っておりますので、すぐには解決できないものもありますので、何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 12番、山根議員。



◆12番(山根隆司君) ありがとうございます。

 すぐに解決できないものもあるということでございますが、今回、この37路線、9月におきましても11路線ということで、委員会の中で発言した中で、都市整備部維持課として、本当に早急にこの47路線をやってくれたということは、非常に評価したいと思います。今後も数多くこういう路線が出てくるかなと思います。

 今の御答弁で、既に事業者が存在しないとか、困難な状況があるということも言われておりますが、昭和40年代、50年代の道路として出ておったものがこういう形でまだ残っておると。もうこれから世代交代で、もう30年からたつ中で建てかえ時期、建築物の建てかえということも始まってくると思うんでありますが、民間、一市民にしましても、建てかえにおきましても、やっぱり認定道路と銀行の借り入れとか、いろいろな形でふびんな思いをすることがこれから多々出るんではないかというようなことを懸念するわけでございますので、やはりこの中で早急なシステムの改善ということで、今後このような形で、本当に今回、維持課さんが早急に数多く出してくれたから、本当に評価するところでありますが、いち早く困難なところも研究し、今後に当たりましては早急な形でやっぱり市民のためになるような形として、維持課のほうと都市整備としてやっていただくことを研究していただきたいと思います。

 以上で議案質疑として終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(宿典泰君) 以上で発言通告者による質疑は終わりましたが、他に質疑はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 他にないようでありますので、以上で質疑は終わります。

 お諮りをいたします。

 議案第116号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、産業建設委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

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△平成22年請願第8号の上程、説明、委員会付託



○議長(宿典泰君) 次に、日程第5、「平成22年請願第8号民法の一部を改正する法律案(選択的夫婦別姓等法案)に反対する意見書の提出を求める請願」を議題といたします。

 請願の朗読を省略いたします。

 この際、紹介議員から御説明を願います。

 22番、山本議員。



◆22番(山本正一君) 議長のお許しをいただきましたので、請願人にかわり紹介議員を代表いたしまして願意を申し上げたいと思います。

 我々は、ふだんからさまざまな共同体に属し、それらを通じて社会に参画をしています。その中でも、人が最初に属し、また最も身近な共同体が家族です。まず、そこで我々は社会に属する者として基本的ルールや日本人としてのアイデンティティーを育んでいきます。そんな中、まさに今、我が国の根幹を揺るがす家族の崩壊をもたらす選択的夫婦別姓等制度に関する法案が現政権により国会に提出されようとしております。選択的夫婦別姓制度の導入により社会の最小の単位である家族の解体が進めば、我が国のよき伝統である家族制度の崩壊につながり、親と子の間だけではなく、先祖や家族を結ぶきずなが失われることになり、日本のよき国風が変革をさせられ、我が国の文化の破壊が間接的に進められることになります。

 それらは、やがて我が国のアイデンティティーを喪失させ、国家の存亡にかかわる大きな局面につながっていくことは必定です。家族という形態は、今後も維持すべき大切なものであると考えます。我が国のすばらしい歴史と伝統を守っていく上でも、また我々の子孫にまでわたって安心して日々の暮らしを送るためにも、民法の一部を改正する法律案(選択的夫婦別姓等法案)の成立することのないように強く要望し、意見書を国に提出することを求めるものであります。

 請願事項、民法の一部を改正する法律案(選択的夫婦別姓等法案)に反対する意見書の国会への提出であります。

 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) お諮りいたします。

 平成22年請願第8号につきましては、総務政策委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 会議の途中でありますが、10分間休憩をいたします。



△休憩 午前10時47分



△再開 午前10時57分



○議長(宿典泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△一般質問



○議長(宿典泰君) 次に、日程第6、一般質問を行います。

 議長から申し上げます。一般質問に当たりましては一問一答方式によることといたしますとともに、発言につきましては答弁を含め60分以内といたしますので、御留意いただきますようお願いをいたします。

 発言通告が参っておりますので、順次許可することといたします。

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△吉井詩子君



○議長(宿典泰君) 初めに、2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 皆さん、おはようございます。公明党の吉井詩子でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いながら、我が伊勢市の誇るイクメン市長に質問をさせていただきます。

 イクメンという言葉は、育児をする男性、育児を楽しむ男性のことで、格好いい男子を指すイケメンとかけ合わせた言葉だそうです。ことしの流行語大賞でも報道されました。

 本市の市長のイクメン宣言も全国的に注目されました。今後、市長の育児の経験が伊勢市の施策にどう生かされるのか、大変期待をされているところでございます。

 さて、平成11年に男女共同参画基本法が制定、施行されました。その前文には、「我が国においては、日本国憲法に個人の尊重と法の下の平等がうたわれ、男女平等の実現に向けた様々な取組が、国際社会における取組とも連動しつつ、着実に進められてきたが、なお一層の努力が必要とされている。

 一方、少子高齢化の進展、国内経済活動の成熟化等我が国の社会経済情勢の急速な変化に対応していく上で、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は、緊要な課題となっている。

 このような状況にかんがみ、男女共同参画社会の実現を21世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置付け、社会のあらゆる分野において、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていくことが重要である」とあります。男女共同参画社会の実現に向けて本市がどのように取り組むのか、何点か質問をいたします。

 まず、ワーク・ライフ・バランス、仕事と生活の調和についてであります。

 今回の市長の育児休暇については、市民の方から賛否両論の声があり、私もさまざまな御意見を伺っております。庁内の男性職員におかれましては、イクメン宣言への感想はどうだったのでしょうか。

 平成21年度男性職員の方の育児休業の取得者は3名、育児短時間勤務取得者は1名、また年次有給休暇の1人当たりの平均取得日数は、これは男性だけではありませんが、9.5日という数字は把握しております。職員自身の方も育休をとりたいのか、また、とりたいと言える職場の雰囲気があるのかどうか等の実態調査をされたことはありますか、お尋ねいたします。

 平成19年2月に策定された「ワーク・ライフ・バランス憲章」にはこう書かれています。「仕事と生活の調和と経済の成長は車の両輪であり、若者が経済的に自立し、性や年齢などに関わらず誰もが意欲と能力を発揮して労働市場に参加することは、我が国の活力と成長力を高め、ひいては、少子化の流れを変え、持続可能な社会の実現にも資することとなる」とあります。

 近年、我が国の厳しい経済状況の中で、仕事と生活が調和した状態を実現するには、解決すべき課題が山積しています。そのために、国は平成19年12月、この「ワーク・ライフ・バランス憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」を策定し、社会の活性を持続させていくために社会全体として取り組むべきこととして明らかにしました。

 我が国では、1987年の労働基準法改正により、週間法定労働時間は48時間から40時間へと段階的に引き下げられました。この当時は私もまだ若かったのですが、「24時間働きますか」とのテレビCMも流されており、ワーク・ライフ・バランスなどというような考えはありませんでした。思えば20年以上働き過ぎとかいうことを検討し続けてきているんだと思います。90年代には週休2日制も広く普及されることとなりました。しかし、平日の仕事量がふえたことや、経済状況の悪化、さまざまな要因で職場、また家庭、そのような悩みからうつ病の増加、自殺者の増加という深刻な事態も起こっております。

 厚生労働省の人口動態調査によると、2009年の三重県内の自殺者数は425人、男性が7割を占め、40代から50代の働き盛りが多いとのことであります。単なる休暇の増加だけでは解決できないことも多くあるのかとも思います。働くときはやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たし、その一方で家庭、地域、自己啓発に係る個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるようにというのがワーク・ライフ・バランスの考え方であります。

 平成21年度の男女共同参画に関する県民意識と生活基礎調査では、「男性が子育てや地域活動に積極的に参加するために必要なことは何ですか」という質問に、男女の役割分担、つまり男は仕事、女は家庭というような社会通念、慣習、しきたりを改めること。労働時間短縮や休暇制度を普及させること。仕事中心という社会全体の仕組みを改めること。妻が夫に経済力や出世を求めないこと。男性の仕事中心の生き方、考え方を改めることと答えた人の割合は、男性が女性を上回っています。

 ところが平成20年6月の内閣府「仕事と生活の調和に関する特別世論調査」では、全国20歳以上の人に希望と現実を聞いたところ、男女とも仕事と家庭生活または地域生活をともに優先したいと希望した人の割合が高くなっていますが、現実には、男性は仕事、女性は家庭を優先させているという人の割合が高くなっています。男女とも働き方についていろいろ考えてはいても、現実には自己実現をするというような、そのような環境にないというのが事実だと思います。

 今のような経済情勢下では、とてもワーク・ライフ・バランスどころではないというのが一般的な考え方だと思いますが、こんなときだからこそ将来を見据えた中・長期的な視点を持つべきであると推進すべきであります。

 経営戦略として取り組んでおられる企業もあります。ワーク・ライフ・バランス推進のために育児・介護休業法の改正や次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画があります。

 本市においては、市内の企業にどのような働きかけをされておられるのでしょうか。

 次に、子育て支援について伺います。

 「広報いせ」の12月号の市長室からは、大変盛りだくさんの内容で、よくこれだけのスペースにと驚くほどで、市長の子育てに対する熱意を感じます。この中で、公共施設や災害が起こったときの避難所の授乳コーナーの設置に触れられています。また、これは「広報いせ」ではありませんが、男子トイレにもおむつかえコーナーが必要と発言されたと聞いております。避難所の授乳コーナーについては、防災計画に男女共同参画の視点をという取り組みにも合致します。このようなきめ細やかな配慮が必要であるという考えを市長に持っていただけたということ自体が子育てに参加をしたという育児休暇の効果であり、大変うれしいことであります。この取り組みは進んでおりますでしょうか。

 続いて、政府の第3次男女共同参画基本計画についてお尋ねいたします。

 この第3次男女共同参画基本計画は、ことしじゅうに閣議決定をされる予定となっております。男女共同参画会議答申「第3次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的考え方について」の内容が大変重要なものになっています。男女共同参画基本法第2次の計画が十分に進まなかった理由を各分野別に分析し、その上で留意点、強調すべき視点、喫緊の課題を挙げ、実効性のあるものにするため、目標と取り組みを掲げているものであります。

 新設された重点分野の中に、男性、子供にとっての男女共同参画があります。男性にとっての男女共同参画が十分に進まなかった理由として、固定的性別役割分担意識が依然として強いこと、長時間労働や育児休業を取得しにくい環境、男女共同参画が女性、特に働く女性に対する支援なのだという印象を与え、家庭内や職場の小さな課題としてとらえられがちであったことが挙げられています。

 しかし、男性の方々にも生きづらい課題が山積しています。父子家庭の方々の育児、心身の健康の問題、定年後の孤立、男性お一人で介護されている方もおります。男性にとっても、女性にとっても固定的役割分担意識から脱却し、互いに自立した日常生活を送りながら協力し合わなければならず、男性にとっての男女共同参画が重点分野に加えられたのも当然のことであります。

 本市として、男性にとっての男女共同参画をどう推進していくのか、お考えをお聞かせください。

 また、冒頭で、私は男女共同参画の基本理念を申し上げました。この基本理念は伊勢市の男女共同参画の条例にも明記されています。男女共同参画が進まない理由として、この基本理念がなかなか理解されないということがあります。本市におきましては、市民団体の方の活動が活発になされており、感謝申し上げるところでございます。

 しかしながら、市民団体の方々が庁舎内の職員にまで啓発をするということはできにくいことであります。男女共同参画の理念はすべての施策の根幹となるものです。職員の方に基本理念や伊勢の基本計画であるれいんぼうプランについて、研修や勉強会などを通して絶えず啓発が行われているのかどうかお聞かせください。

 れいんぼうプランには、各施策の担当課として多くの課が名を連ねております。市としてのすべての施策に基本理念が反映されるものでなければなりません。男女共同参画を総合行政とし、全庁的な取り組みとし、調整会議で進行管理をすべきものであります。本市として、現在の体制でよいのでしょうか。推進体制を強化すべきではないですか、お考えをお聞かせください。

 以上で壇上での質問を終わります。

 御答弁のいかんによりましては自席より再質問をさせていただきます。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 吉井議員の御質問にお答えをします。

 まず、ワーク・ライフ・バランスに関してですが、仕事と生活の調和を図り、一人一人が充実感を感じながら働くことにより、仕事の向上にもつながっていくものと考えております。子育てをしやすい環境、女性が働きやすい環境をつくっていくには男性のかかわりが必要と思っております。そのようなことも含め、育児のための休暇を取得させていただきました。

 それと同時に、育児のための休暇とイクメン宣言についてと題した庁内のメールを全職員に発信をしました。その中で、男性は仕事、女性は家庭といったこれまでの社会通念の意識の変革が不可欠で、そのためには政治、行政が率先して行動していくことが大切であるとしまして、子育てがしやすい職場、社会環境をつくっていくとの考えを示させていただきました。

 このことに関しての意識調査は行ってはおりませんが、今回の休暇を取得したことで、より一層男性職員が育児休暇を取得しやすい職場環境につながったのではないかというふうに考えております。

 また、市内の民間企業への働きかけについてでありますが、本年度は市内の企業12社に訪問を実施し、改正育児・介護休業法等の関係法令の周知、ワーク・ライフ・バランスなど働き方の見直しについて協力を求めてまいりました。今後もいろいろな機会をとらえて、企業の協力を求めていきたいと考えております。

 次に、災害時の避難所での授乳コーナーの設置等についてですが、吉井議員御指摘のとおり、伊勢市地域防災計画には被災時の男女のニーズの違い、男女双方の視点に配慮するよう努めるものとされております。この考え方をもとに、災害時に各小学校、中学校の避難所などで授乳が行えるよう、避難所用のパーテーションを36基、また高齢者、障がい者、女性にも使用していただきやすい仮設トイレ80基を、旧伊勢市の各小中学校の防災倉庫、二見、小俣、御薗地区においては、各地域の拠点倉庫へ配置をしております。

 今後も、幅広いニーズを反映していくまちづくりに努めてまいりたいと考えております。

 次に、政府の第3次計画についてですが、基本計画策定に当たっての考え方にもあるように、これまでの男女共同参画の推進が不十分であったことの反省として、男性の問題でもあるという認識が低いためであると述べられております。

 伊勢市の実態としましても、男女共同参画の講演会やセミナーに男性の参加者が少ないことも裏づけられていると考えております。今後も、男性が参加しやすい取り組みを考え、啓発の機会をふやしていきたいと考えております。

 また、次世代を担う子供たちが健康で安心して安全に将来に向けた自己形成ができるような環境整備を行うとともに、男女共同参画の理解の促進を図っていきたいと考えております。

 そして、男女共同参画の基本理念、基本計画の庁内の認識度についてですが、講演会やパネル展示等で啓発を行っておりますので、一定の認識はあるものと理解をしております。

 次に、推進体制の強化についてですが、平成20年3月に策定した伊勢市男女共同参画基本計画に基づいて、従来から御協力いただいてきた市民の方々、そして団体の方々との協働により、さらに施策の総合的かつ効果的な推進を図ってまいりました。

 庁内体制としては、担当課だけではなく、関係各課に推進員を設置し、総合的・横断的に取り組んでいるところでございますので、御理解を賜りますようお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 御答弁ありがとうございます。

 市長の育児休暇を取得した後の職員意識調査については、やっていないとのお答えをいただきましたが、市長が先ほどおっしゃったようなイクメン宣言、私も見せていただきましたが、「男性職員の育児休暇をとりやすくするために、周囲の助け合いができる風土、環境をつくっていきたいと考えていますので、部課内での取り組みをよろしくお願いします」と書かれていたと思います。この市長の思いにこたえるためにも調査はすべきではないかと思います。風通しのよい職場なのかどうか、また管理職の方が職員の有休消化率や残業時間、仕事の量などを把握してメンタルヘルスにも気を配っておられるのかどうか調べていただくのも重要だと思いますので、お考えをお聞かせ願いたいと思います。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 市長が休暇を取得した後の職員の意識はどうか、それを調査してはどうかという御質問かと思います。

 先ほど市長答弁させていただきましたように、市長みずから育児のための休暇を取得をしたこと、それからイクメン宣言、これを同時に発信をしたこと、こういったことで職員の、これまでも取得はさせていただいておるんですけれども、より取得しやすい意識になったかと思っております。また、環境の整備もこれから進んでいくんだろう、このように考えています。

 調査ということですけれども、これを単発にということでなくして、私ども、男女共同参画を進める上での他の調査事項とあわせて、この部分についても調査をしていきたい、このように考えております。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。

 先日、フレンテみえで行われたフォーラムで、男女が生き生きと働いている企業にという表彰がありました。ワーク・ライフ・バランスについてでございますが、私は、こういう表彰というのは、企業にとってもとてもプラスイメージになると考えます。また、フレンテみえでは毎年そういうフォーラムをやっているみたいですが、2009年のフォーラムで渥美由喜氏という東レ経営研究所長の講演によれば、ワーク・ライフ・バランスの大きな効果は3つ。1つ目は人材確保、2つ目はモチベーションの向上、3つ目は効率的な組織になる効果、どれもすぐには効果が出ない、でも取り組むと確実に企業体制が強靱になっていく、こういう不景気だからこそ、一人一人だれもが働きやすい職場を目指すことが重要とのことであります。

 私は先日、ひょうご仕事と生活センターというところにワーク・ライフ・バランスについて勉強に行ったんですが、そこの所長の方も、「できないというのでなく、やろうと意識を変えることが大切である」とおっしゃってみえました。企業によっては、どこの企業でもそうだと思いますが、同業間との競争も激しいと思います。また、納期を守らなければならないということもあり、天候にも左右される仕事もあります。ワーク・ライフ・バランスの実現なんてとても難しいということもあると思います。そういう現実の中で、今回、市長がお休みをたったの3日だけとられました。初め、たったの3日ってなんやと思った方もおられると思いますが、このたったの3日ということから、できることから少しでもやりましょうと、そういうふうに働きかけるチャンスではないかと私は思いますが、いかがお考えでしょうか。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 企業のワーク・ライフ・バランスの推進かと思うんですけれども、私どもは先ほども申し上げましたように、企業さんに訪問させていただいてお願いもしてきております。ただ、先ほど吉井議員おっしゃられたように、企業によっていろいろ、先ほど納期とか、天候とか、いろいろなことをおっしゃいましたけれども、そういった課題もあって難しい一面もあろうかと思います。

 市がどのように対応していったらいいのかという参考にさせていただくためにも、企業さんのそういった課題の情報を集めさせていただいて調整していきたい。今後とも機会あるごとに訪問して、実施に向けての御協力をお願いをしていきたいと、このように思っております。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。

 ワーク・ライフ・バランスは本当に難しい問題ですので、地道に努力していくべきだと思います。

 続きまして、伊勢市地域防災計画の第2章、災害予防計画第1節に男女のニーズの違いなど、男女双方の視点に十分配慮するように努めるものとするとあります。危機管理課では、この計画や、また地域の方のマニュアルでも、女性の市民の方の協力で大変いろいろな視点で意見をいただいてありがたかったということを、私お話を伺いました。また、危機管理課の方も、男女共同参画の推進員さんがおられると聞いておりますが、この市の基本計画であるれいんぼうプランのどの施策の方向にも載っていないんですけれども、どうしてでしょうか。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) れいんぼうプランの中に、担当として危機管理課が載っていない。いわゆる伊勢市の男女共同参画基本計画、れいんぼうプランですけれども、この基本理念で政策等の立案、決定、これについては男女共同参画の視点が不可欠である、このように位置づけております。地域防災計画との整合ということですが、れいんぼうプランそのものには直接、担当部署というのはすべての課、いろいろありますので、危機管理課というのを入れてはございませんが、先ほどおっしゃられた推進員の中に危機管理課の職員も参画いただいておりまして、それぞれ事業をやるとき等々、調整を行って進めているということで御理解をお願いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 次回の改定のときに、またその名前をのせていただけるということでよろしいんですか。危機管理課も。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) そのことも含めて検討させていただきますけれども、本当にすべての部署で男女共同参画の視点というのが必要になっていますので、れいんぼうプランにいろいろな課をのせるかというのも、ちょっとその辺も整理させていただいて、検討させていただきます。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) 今、私、改定と申し上げましたが、先ほど壇上でも、国のほうでも計画の改定時に分野別に反省点を分析し、それをもとに実効性のあるプランにしようとしていると申し上げました。この内容は本当に大変多岐にわたりまして重要な内容になっておりますので、ぜひ熟読していただいて、伊勢市の計画の改定時にも、伊勢市には伊勢市の特徴があって、伊勢市の理由がいろいろあると思いますので、ぜひ次回の改定時にはそのようなことを生かすようにと要望いたします。

 では、再び質問に移ります。

 社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度になるようにするという目標が国の第2次基本計画に定められています。いわゆる2020・30と言われているものです。この30という数字ですが、オックスフォード大学のカンター教授の法則で、組織が活性化するためには3割以上の異なる層が必要と言われているということらしいです。当市のれいんぼうプランでは、市の審議会、委員会等への女性の登用率の目標値を2012年度に40%と物すごく高い数字を上げておられますが、この2020・30に向けて、市としてどのように取り組みをされますでしょうか。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 国の2020・30と、これに市としてどう対応するかということですけれども、先ほど議員御紹介いただきましたように、市の場合は2012・40ということで目標を掲げて取り組んでおります。ですけれども、現状ですが、平成22年度で24.8%、審議会とか委員会等の女性の委員さんの登用率が24.8%という現状ですので、この点を踏まえて、目標達成に向けて、今後の委員会、委員会の委嘱の時期に、担当部署と事前にも協議をして、女性委員の登用率を向上するように努めていきたい、このように思っております。

 以上です。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) わかりました。この問題は女性自身も意識を高め、また研修などそういう環境もつくっていかなければならないかなと思います。私も2020・30に向けて伊勢市議会における女性議員の占有率は7.14でございますので、私も女性議員の一人といたしまして、あんな議員になりたいなと女の人が思っていただけるような、そんなような女性議員になっていきたいと努力したいなと思っております。

 ところで、文京区のイクメン区長ですが、4月に2週間の育児休暇をとられました。文京区では育児休暇をとった職員さんがなかったそうで、区長が率先してとられたそうであります。そして報酬の問題などを解決するために、文京区長及び副区長の出産、育児及び介護の期間中の公務に関する条例というものを制定されたそうですが、当市におかれましてそのような条例をつくるお考えはありますでしょうか。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 今回は公務を調整して3日間の取得となりましたので、そのことを踏まえて、今後は検討も必要かというふうに考えております。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。

 この条例は、特徴的なのは、公務に関する条例と書いてあることだと思います。みずからの責任において出産、育児及び介護に要する時間を確保するための期間を設け、その期間中には公務の全部又は一部に従事しないことができるとあります。休暇という言葉が全然使ってありません。ですので、これは公務を大事に考えているんだということの条例だと私は判断しております。

 また、こういう出産とか書いてあることによりまして、女性の市長や副市長が遠い将来か、いつか、伊勢市にも誕生するかわかりません。伊勢市にそのような方が誕生するということを準備しているんだ、2020・30に向けて準備しているんだというようなアピールにもなると思いますが、御見解をお聞きします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 大変大事なお話だと思いますので、そういったことも踏まえて検討も前向きにしていきたいというふうに思います。



○議長(宿典泰君) 2番、吉井議員。



◆2番(吉井詩子君) ありがとうございます。前向きに検討していただけるとお聞きいたしまして、うれしいところでございます。

 続きまして、推進体制についてお尋ねいたします。

 伊勢市は、旧伊勢市のときに1996年に女性課が誕生しました。2001年に男女共同参画と課名が変更されました。男女共同参画都市宣言もされました。2002年には推進条例も施行されました。三重県でも先進地であります。これは多くの女性の先輩方の努力のたまものであります。本当に私たちは感謝申し上げるところでございます。

 しかし、合併後、男女共同参画課はなくなりました。今、県下で男女共同参画課や男女共同参画室は6つの市にあります。そして、担当職員は、津では専任が3人、四日市では専任が6人、松阪は2人、鈴鹿は4人でございます。伊勢市は環境生活部市民交流課にお一人であります。各課に推進員さんがおられ、推進員会議を行い、各課が連携するというこの推進体制において、男女共同参画の担当部署は心臓部であり、かなめになる役割だと思います。

 私は、先ほども申し上げましたひょうご仕事と生活センターの所長にこう話しました。「うちの市長のすごいところは、子宮頸がんワクチンも真っ先にやったんですけれども、特別のことじゃない、当たり前のことをやった」と申しました。「今回の育児休暇についても、何か特別なことをしたという意識が余りないという、そういう若い感覚を持った市長なんです」と申し上げました。そうしたところ、その所長は「伊勢市に大変期待しておる」とおっしゃられて、固い固い握手をしてお別れをしてまいりました。本当にたくさんの人が、たくさんの女性がこの伊勢の市長に、伊勢市に期待をしております。

 男女共同参画は、意識啓発、知識習得中心の第1ステージから課題解決型の実践的活動中心の第2ステージへと今転換しようとしております。この大事なときに男女共同参画課を復活させるなどの強化策を講じていただけませんでしょうか。

 最後に、市長の御答弁をお聞きいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 男女共同参画の推進課の設置についてでございますが、先ほど登壇させていただいたときにもお答えしたように、現在、各課の職員を配置して推進をしておりますけれども、新しい社会への変革というのは、意識の部分の変革と制度の変革の両面がやはり必要となってくると考えております。これまでの取り組みのこともあって、今の伊勢市があるというふうに感じておりますので、これまでの取り組み、そして現状の認識をしっかりと精査をした上で、各課で取り組むべきことを取り組んでいければというふうに考えております。

 そういったことも踏まえて、ぜひ各行動をするべき施策というものを実施していきたいというふうに考えておりますので、ぜひご理解賜りますようお願いを申し上げます。

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△世古口新吾君



○議長(宿典泰君) 次に、25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 議長の発言許可をいただきましたので、通告に従いまして2点ほど私の一般質問をさせていただきます。

 まず、日赤問題と日赤の移転問題、そしてふるさと未来づくりにつきまして質問したいと思います。

 私たち御薗村住民は、大正15年6月に日赤病院が開業以来85年という長い年月を日赤とともに歩んでまいりました。このたびの移転は、それだけに大変寂しい思いに駆られておりますし、また、特に周辺住民は代々日赤とともに歩み、そして生計を立ててきておりますことから、特に深刻な思いに駆られております。日赤移転につきまして、広大な日赤敷地は伊勢市の中心部に位置し、周辺のまちづくりを行う上で魅力ある土地であります。民有地ではありますが、伊勢市として移転に対する今日までの経過と今後の対応についてお聞かせを願いたいと思います。

 そして2点目として、周辺の活性化対策、これにつきましても現在のお考えをお示しいただきたいと思います。

 2点目として、ふるさと未来づくりにつきまして御質問いたします。

 推進スケジュールでは平成25年からスタートすることになっておりますが、計画どおり進んでおるんかなと、非常にいろいろなことを考えますと、おくれておるのではなかろうか、このようにも思いますので、ひとつこの点につきましても明快な当局の答弁をいただきたいと思います。

 そして2点目として、地区みらい会議に何を求め、どうしたらいいのか、早急に整理すべきときではないか、このように思っております。受け皿として、地域の組織づくりにつきまして該当者と申しますか、各団体あるいは今後組織していく上で非常に難しい面があるように聞いております。この点につきましても早急に整理をしていくべきではないか。

 そして3点目として、各学区での組織づくりの現状はどのようになっておるのか、この点につきましてもお聞かせ願いたい、このように思います。

 壇上からの質問はこれで終わらせていただきますが、答弁いかんによっては自席での再質問をお許し願いたいことを申し添え、この場からの質問とさせていただきます。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 世古口議員の御質問にお答えをします。

 山田赤十字病院の移転についてをお答えさせていただきます。

 山田赤十字病院は大正15年に現在の御薗町高向に移転をされ現在に至っており、このたび船江地区に新病院を建築中でございます。伊勢市としましても、引き続き地域医療に貢献していただくことは大変ありがたいことと考えております。

 また、御薗町高向地区を初め、周辺地域の皆様には、同病院の移転後の生活環境の変化などを御心配されていることは理解をさせていただいております。移転後の敷地及び建物等については、所有者である同病院の意向が尊重されるべきであると考えておりますが、議員仰せのとおり広大な敷地でもあり、まちづくりを行う上においても重要であるため、今後の動向を注視し、情報収集にも努めてまいりたいと考えております。

 次に、山田赤十字病院周辺の活性化対策についてお答えをします。

 同病院の周辺につきましては、平成24年12月に三重県の事業で施工していただいておる通称、伊勢南北幹線道路、国道23号線と鳥羽松阪線を結んでおる幹線道路の全線開通が予定されております。また、伊勢市におきましても、都市計画道路である日赤神田線、八日市場高向線の整備を進めているところでございます。これらの幹線道路が整備されることにより、周辺の交通渋滞が緩和され、地域の皆様の利便性も向上すると考えております。

 続きまして、ふるさと未来づくりについてお答えをします。

 ふるさと未来づくりは、住民自治を拡充し、地域の特性に応じた個性豊かなまちづくりを進めるとともに、少子高齢化、人口減少の進展により行政資源が制約されていく中で、市民と行政が役割分担をし、協働しながら公共サービスを維持・提供できる体制を築いていこうとするものでございまして、平成20年度からスタートしました。

 推進のスケジュールですが、新たな自治の仕組みづくりとしてのふるさと未来づくりについては、平成20年度から22年度までをモデル期間とし、3地区でモデル事業を実施していただいております。さらに、平成23年度、24年度を新制度への移行のための準備期間としていまして、25年度には小学校区を基本に、全市において、地域自治組織である地区みらい会議を設立し、ふるさと未来づくりの制度を稼働させることとしております。

 具体的には、これまで厚生、小俣、沼木地区の3地区をモデルとして活動が始まっており、今後、これらの検証も踏まえながら、モデル以外の地区においても地区担当職員が各地区に説明に上がり、地区みらい会議の設立を求めていくこととしております。

 次に、地区みらい会議に何を求めているのか、その整理を早急にすべき時期にあるとのお尋ねにお答えをします。

 さきに公表した伊勢市の将来人口推計において、現在の伊勢市の人口13万3,000人が20年後には11万5,000人まで減少するとの予測を行っております。私たちを取り巻く社会状況が変化する中で、今後も持続可能なまちづくりを行っていくためには、市民と行政がその役割を自覚し、それぞれの立場でまちづくりに取り組むことが大切であり、地域の実情を重視し、住民の意思に基づき主体的に運営を行う地域自治の新たな仕組みが必要となっております。

 したがいまして、補完性の原理に基づき、これまで市が行っていた公共サービスを含め、地区みらい会議の皆様にも御協力をいただきながら、さまざまな地域課題の解決に向け活動をお願いしたいと考えております。

 今後、市と地区みらい会議を中心とした地域の役割分担とともに、活動の原資として新たに設けるみらいづくり資金制度、仮名でございます、についても、早い段階でお示ししたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 次に、各学区での組織づくりの現状についてお答えをします。

 これまで地域活動の核となっている自治会代表の皆様を中心に、地区担当職員が御説明をさせていただき、御理解をお願いしております。モデル地区以外では、定期的に地域課題を話し合い、協議いただいている地区もございますし、準備会設立に前向きな地区も幾つかございますが、全体としてはなかなか厳しいのが現状でございます。

 今後も、さらに精力的に地域へお邪魔し、全学区での設立に向け、鋭意取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) ただいま市長のほうから一定の答弁をいただいたわけでございますが、理解できる部分は十分あるわけでございますが、細部につきましてもう少しお尋ねしてまいりたい、このように思います。

 日赤問題につきましても、いよいよ1年先に迫ってまいりました。そうした中で、地元の住民につきましては寂しい気持ちと、これからこの地区はどうなっていくんだろうなという心配、そうしたことが交錯しておるわけでございまして、それらを解消するために町内の灯が消えないような行政としての取り組みを期待するところでございますが、現時点におきまして、あの周辺のまちづくりにつきまして具体的なものを持っておりましたら、お聞かせ願いたいと思います。

 既にこの日赤問題につきましては、4年ぐらい前から話が出ておりますので、十分この間にいろいろ検討する期間があったという認識を持っておりますので、その点につきましてひとつよろしく御答弁願いたいと思います。



○議長(宿典泰君) 都市整備部長。



◎都市整備部長(山下克己君) 日赤の跡地の問題について少しお答えさせていただきたいと思います。

 先ほどから地域の住民の方々という文言は言われております。これにつきましては平成19年当時、日赤の移転が表面化されたときに、新高の自治会から日赤のほうへ要望が出されております。その要望につきまして、ちょっと最近なんですけれども要望の写しをいただいた、このことについて少しお答えさせていただければというふうに思っています。

 この内容につきましては、やはり建物の解体とか、残地の管理、周辺道路と、あとその他という要望の内容でございます。現在、私どもがお答えできる部分においては、やはり今後の周辺道路、このことについて日赤病院につきましても、できるだけ周辺自治会の要望にこたえたいというふうなそのときの回答が院長のほうからされております。このことについて、日赤病院の跡地の方向性が出たならば、やはり日赤及び地元との、私ども橋渡しもしていかなければいかんのかなと、それと同時にやっぱり周辺の市道の管理という観点から、その辺、私ども、地元の声ができるだけ届けられるというような方向の中で協議に参画をさせていただきたい、そのように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 後ほど質問しようかなという気持ちでおったわけでございますが、部長のほうから先に答弁いただきました。やはり新高の連合自治会のほうから日赤に対しまして4項目にわたっての要望書が出ております。その中の一つとして、周辺道路の整備ということで4メーター道路を確保してほしいといった要望が出ておるわけでございますが、これにつきまして、日赤の院長の答えとして、道路管理者である市当局の地元自治会の御意向を十分お伝えするとともに、病院としての要望としていきたいということでございますので、その点につきまして再度、十分認識していただいて、今後の取り組みに生かしていただきたいな、このように要望しておきたいと思います。

 それから、先ほども述べさせていただきましたように、85年という非常に長い長い年月、日赤とともに生計を立ててきたお店の方がおりまして、こうした方につきましては、日赤が他のところへ移転するということで、今後の生活にも大きく影響してくることが予測されます。そうしたことにつきましても具体的な支援策等ございましたらお聞きしておきたいと思います。どうですか。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 現在のところ、特段その周辺住民の方の支援策というのは考えてはおりませんが、道路網の整備等は必要なところは行ってまいりますし、所有者である日赤病院の動向も、先ほど申し上げたとおり注視しながら、その辺も柔軟に対応できるように意識を持っておかなければならないと考えております。

 以上です。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) ひとつ十分その点につきましても意識を持って、今後、まちづくりの対応に生かしていただきたい、このように思います。

 そして、移転後の売却先が決まらなかった場合、市として用地の先行取得とか、こういったことにつきましても、非常に財政が厳しいときではございますが、そういった考えを持っておるのか、持っておらないのか。そして、よく言われますように、病院の跡は病院というような一つの鉄則もあるように聞いております。今後の行政の対応につきまして、この点につきまして考えがございましたら、その点についても確認の意味で聞いておきたい、このように思います。



○議長(宿典泰君) 副市長。



◎副市長(松下裕君) 跡地の用地取得というようなお尋ねでございますけれども、市が用地を取得する場合は、当然、行政目的を持って、その目的のために取得をさせていただくということでございますので、現在のところ全く白紙の状態でございますので、御理解いただきますようお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 一応、今の答弁で理解させてもらっております。

 最後に、この問題につきまして、市長は政策を検討する上での基礎資料を作成するために、既に現在までに実施しております人口動態調査あるいはまた市民意向調査もまちづくりには大きな要素でございますが、伊勢市全体を見た上での地域性と申しますか、地域を取り巻く条件が非常に大きな要素ではないか、このようにも思います。現日赤周辺は近鉄、JR、そして市内各町との道路網の諸条件が非常にそろっているので、市長の地域の特性を生かしたまちづくりには絶好の条件ではなかろうか、このように思いますし、また、今後に生かすことを期待しながら、今後のまちづくりに注目してまいりたい、このように思っておりますので、市長、ひとつ十分意識を持っていただいて、今後の施策に反映させていただきたいと思います。



○議長(宿典泰君) 一般質問の途中でありますが、午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午前11時52分



△再開 午後0時59分



○議長(宿典泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) ふるさと未来づくりにつきまして質問を続けたいと思います。

 平成25年からスタートということで、着々と準備は進めておると思いますが、これにつきましても当初の計画から1年ずれておりますし、今後についてもよほど心してやっていかなければいけないのではなかろうかな、このように感じるところです。地区担当者会議が原則月1回ということで計画がされておりますが、この辺につきまして当局として、担当として、今後いろいろなケース・バイ・ケースが出てこようかと思いますが、月1回では追っつかないのではなかろうかと思いますが、これにつきまして担当のほうから御答弁願いたいと思います。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 地区担当員のことでございますけれども、今、それぞれの地域に1学校区、原則3名ということで入らせていただいております。それぞれの班長を集めた担当者会議というのを随時開催させていただいておりますけれども、これまでいろいろ各地域地域の情報交換等を行いまして、それぞれ情報を共有していこうということで、今御指摘のありましたように月1回ではということですけれども、今後、その進捗に合わせて回数もふえてこようかと思うんですけれども、適宜開催をさせていただきたいと、このように思っております。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) ただいま担当部長のほうから地区担当委員については3名という御答弁があったわけでございますが、資料によりますと3ないし5名ということで、総合支所管内については4名体制ということでたしか記憶しておるわけでございますが、そういう記憶で間違いございませんか。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 実情としてはそういう部分があるかと思いますけれども、原則3名ということでお答えさせていただきました。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) この地区担当職員の関係につきましては、任期が3年ということで、20年から22年ということで一応設定がされておりますが、今後、25年に向けて大事なときに担当職員がおらないということにもならないと思いますので、やはり引き続いて、こういった担当職員の位置づけについては考えていくだろうと思いますが、それらにつきましても確認をしておきたいと思います。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 3年の任期で、平成22年度が任期を迎えるということになります。今後も引き続いて取り組んでいくということで配置をしていきたい。それにつきましては、これまでの地域の皆さん方のかかわりといいますか、つながりがございますので、そういったことも含めて地元在住者を基本に引き続いて配置をしていきたいと、このように思っております。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) 組織づくりのための人材集めとか育成というのは非常に難しいと思いますし、また多岐にわたっておるのではなかろうかな、このように思います。そうした中で、やはりモデル地区の事例報告など、検証の結果報告も設立に向け参考になると思うので、今後のモデル地区の検証結果、それとまた対応を十分していただきまして、これから組織づくりをしていく参考にしていただきたいと、このように思います。

 やはり地区みらい会議設立に向けては、情報の提供とか助言、相談、地区担当者の位置づけが非常に多くの分野を占めておるのではなかろうかと思いますので、今後、執行側あるいはまた受け皿の地域の関係、そうした中で、地区担当職員は大変だと思いますが、連携を密にしながら対応して行っていただきたいなと、このように思います。

 それから、事業の役割分担と申しますか、市役所とみらい会議、その辺の役割分担、あるいはまた、それにまつわる財政支援の問題とか、いろいろあろうと思いますが、ここらを早急に明確にしながらはっきりしていかなければ、いろいろな面で取り組みがおくれていくのではなかろうか、このように思っておりますので、その辺についての考え方をお聞かせ願いたいと思います。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 各地域に出向かせていただきましても、今御指摘のあった点等々をはっきりしなければというような御意見をいただいております。今、役割分担につきましては、案として今練っております。市がやるべきもの、それからみらい会議で担っていっていただけるもの、そういったことを拾い出しているところでございます。

 あわせて、財政的なことですけれども、市長の答弁にもさせていただいたように、25年のスタートまでに新たな資金制度をまとめまして、一括して地区みらい会議に交付をさせていただきたい、このように考えております。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) そういった方向で検討されるということは十分わきまえておるわけでございますが、やはり現在、役所がやっておることを、職員がやっておることを地域のほうへ任せていく、そうなった場合に、やはり受け皿として地域は大変だというように認識をしております。それをやっぱり地域で乗り切ってもらうためには、財政的な支援、これが非常に大きなウエートを占めていくのではなかろうかと思いますので、その点についても十分、今後配慮した中で、加算金の問題とか、そういったことについても対応していってもらいたいな、このように思います。

 非常に役員対象者は手探りで、不安を持って現在おりますので、そういった不安解消のためにも力を注いでいただきたい、このように思います。

 それから、事務所の問題でございますが、公の施設を事務所として使えるケースもありましょうし、また適当なところを民間を賃貸契約で借りるということも十分予測されます。こういったことについての関係についても、やはりお金を少しでも節約しようと思えば、公の施設に事務所を設置できるような対応が大切ではなかろうか、このように思いますが、その辺につきましても、どういった方向で考えておるのかお聞かせ願いたいと思います。



○議長(宿典泰君) 環境生活部長。



◎環境生活部長(古布章宏君) 地区みらい会議を立ち上げていただいて、その活動拠点となります事務所というのは大変重要かと思います。今御意見をいただきましたけれども、現在のモデル地区からいきますと、厚生学区につきましては、一之木町会さんの一之木ふれあいセンターをお借りしておりますし、小俣地区につきましては、市の小俣老人福祉会館、そこの1室を使用しております。沼木につきましては、民間の施設を借用という3つのパターンでやっておるんですけれども、原則的には、第1に、その地域での公共施設に空きがないか、その辺をまずは使用させていただきたいなと、このように思っております。ただ、探してもない場合には、民間の施設をお借りするという場合も出てこようかと思っております。

 以上です。



○議長(宿典泰君) 25番、世古口議員。



◆25番(世古口新吾君) それでは、続きまして3番目の組織の現状についてというところへ入りたいと思います。

 やはり組織づくりは意識改革が大事でございますし、それぞれが情報を共有する中でできるような体制づくりが急務ではなかろうかなと、このように思っております。そして、なかなか答弁どおりの組織づくりにつきましては難しいと思いますが、今後もこの問題につきましては、25年に向けて精いっぱい対応してもらいたいし、また受け皿に対しましてそういった指導等もやっていってもらいたい、このように思っております。

 何としても地区担当職員の指導と申しますか、執行者と受け皿との仲介に入って、精力的に担当者が努力してもらうことが一定の結果が出てくるのではなかろうか、このように思いますので、その点につきましても十分今後の対応の中で万全を期していってもらいたい、このように思います。

 それから、最後に、市長に御答弁願いたいと思いますが、今まで20年度に立ち上げまして、この組織づくりにつきまして精力的に取り組んでもらった担当者が目的半ばでいろいろ異動とか、そういったことも出てきて変化をしておりますが、今後、やはり軌道に乗せるまでは人事の面につきましても、私がどうのこうの言う立場ではございませんが、十分配慮する中で、施策の推進にプラスになるような対応をしてもらいたいな、このように最後に申し添えまして、私の質問を終わります。

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△野口佳子君



○議長(宿典泰君) 次に、4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。

 1点目は伊勢市の観光についてお尋ねいたします。2点目は、無縁社会における伊勢市の高齢者対策の現状と今後の対策についてです。

 1点目のところですけれども、伊勢市の観光についてのお尋ねは、この4月21日に青森県弘前市に行政視察に行ってまいりました。そこで、舞台は津軽、弘前、背景は世界自然遺産、白神山地、黒子役のスタッフは地域住民であります。ねぶた祭り、桜まつり、リンゴの花見、地酒、津軽塗り、ブナコ細工、津軽三味線、民謡踊り、そして人情。

 原始の森の恵みを受けてきた津軽、弘前のかけがえのない財産を舞台装置に見立てて、すべての人が共感できる感動と交流の体験型ステージが展開されます。観客として楽しむのもよし、そしてまた舞台に上って一緒に演じてもよし、弘前感交劇場とは市全体を劇場にみなして仕立てております。心で感じ、人々と交わる新しい旅のスタイルを提案しております。あるものを生かし、地域住民総仕掛け人を目指して、観光から感交へ。観光客が感動するような地域に暮らしているということに住民みずからが気づき、地域に自信と誇りを持てる地域づくりを進めることが地域の魅力を高め、観光客誘致につながる弘前感交劇場です。

 観光客も地域住民も共感・共鳴できる感動と交流の旅のスタイル、見る観光ではなくて、津軽、弘前ならではの風習や伝統を通して生活に息づいている多様な実体験を体感する喜びを味わってもらう新しい観光施策を推進するものであります。ないものねだりではなくて、これは、ないものねだりは予算が欲しいとか、箱物が欲しいというのではなくて、あるものを生かす、あるもの生かしでございます。当たり前過ぎて見えなくなっております。つまらないものと思い込んでいる、近過ぎて見えない宝物は多く存在しております。そうしたらだれがやるのや、これは弘前感交劇場推進委員会を立ち上げました。

 そこには、弘前市、弘前観光コンベンション協会、弘前商工会議所、弘前市物産協会、農協、弘前大学、これは実務者会議でありまして、トップの方々の会議でございます。その中に「やわらかネット」というのをつくり上げております。商店街振興組合、旅館・ホテル組合、交通事業者、岩木山観光協会、料理・飲食組合、商工会、和尚さん、市民活動団体、NPO団体、工芸協会、バーテンダー協会、グリーンツーリズム、この組織はテーマや取り組み内容によって構成メンバー同士が緩やかにつながって、そしてアメーバのように自由に形を変え、ときには増殖していくやわらかい組織です。この組織のメンバーの皆さん方は、皆さんお忙しい方でございますので、週1回ですけれども、水曜日に6時から9時、一ところに集まって皆さんの御意見をその中で吸い上げているということでございます。だんだん人がふえてまいりまして、たくさんの方々がこのやわらかネットにつながっているということでございました。

 その中で一つ、岩木山夕日鑑賞ツアー、これは8合目から沈む夕日を眺めてみませんかというものです。このスカイラインを9.8キロ上っていただいて、その夕日を鑑賞するのに、7月、8月、9月と日を決めてやっているそうでございます。そして、リンゴの花見なんですけれども、リンゴの花見もせずにリンゴのところを皆さんが車やバスで素通りをするだけでございました。そんな中で、まずはリンゴの花見の下でイベントをさせていただきましたり、カラオケをしたりとか、いろいろなことをしていただいて、市民の皆さんや観光客に集まっていただきます。そしてリンゴがなってきましたらリンゴ狩りをしていただくんです。そうしましたときに、リンゴ園の皆さん方は本当に収益も上がりますし、市民の皆さんとの交流もできて大変ありがたいというのを聞きました。

 そして、弘前市カクテル・コンペティションというのがあります。これはこのカクテルを飲んで皆さんとの交流をしているということでございます。その事業の目的といたしまして、感動と交流の地域づくりです。地域住民が総仕掛け人になりまして、そして地域観光資源の掘り起こし、そしてまた観光客の滞在時間の延長、自分たちの住むまちの魅力を再発見する、観光ホスピタリティー度アップ、将来的に着地型観光の広域連携を目指しております。

 そこで、観光施策について、伊勢市の取り組みはどこまで進めているのかお尋ねしたいというところで、弘前市の感交劇場は市全体を劇場にして活性化に取り組んでおります。市民も行政も一体となって進めております。遷宮を控えて、伊勢市は何か特別な施策を考えていらっしゃいますか、お尋ねいたします。

 2点目は、無縁社会における伊勢市の高齢者対策の現状と今後の対策についてですが、急速な高齢化社会の進展で、配偶者や親族、その他のだれとも生計をともにしていない老齢単身世帯が目立っております。我が国は古来から直系家族の同居が一般的で、ひとり暮らし老人は極めて少なかったのです。しかし、戦後は核家族化の進行で、親は親、子供は子供という風潮が高まり、次第にその数が増加してきております。ひとり暮らし老人は昭和45年には高齢者世帯のうち、たったの6.7%の40万世帯でした。これが昭和60年に12.4%の115万世帯になり、平成7年には23.6%の212万世帯と、今日では高齢者4世帯のうち1世帯はひとり暮らし老人となっております。性別では、女性が82%、男性が18%と圧倒的に女性のひとり暮らしが多いのです。

 その中で無縁社会とは、家の中でもつながりがない、そしてまた地域に行ってもつながりがない。本当にこういう社会がどんどんと今来ております。そして、地域のつながりも薄れてきている中で、この無縁社会における伊勢市の高齢者対策の現状と今後の対策なんですが、伊勢市の将来人口推計によりますと、少子高齢化はますます進展し、20年後の2030年には人口の3人に1人が65歳以上の高齢者になると推計されております。

 このような将来像を踏まえて、伊勢市の高齢者対策についてどのように考えていらっしゃるのかお尋ねいたしたいと思います。

 壇上からの質問ですが、2点でお願いいたしたいと思いますが、答弁のいかんによりましては自席からの質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 野口議員の御質問にお答えをします。

 まず、観光政策についてでありますが、議員お尋ねの弘前市の感交劇場は、議員から御紹介がございましたように、観光客の方々と地域の住民の方々が交流をし、感動するような舞台をつくり、市民、行政が一体となって観光誘致に取り組んでいると聞いております。

 本市におきましては、ことし、観光客数が11月末現在で830万人に達し、既に昨年の観光客数798万人を超え、昭和48年の遷宮時の859万人を上回り、過去最高の数となると思われております。

 このような状況の中、平成25年の第62回神宮式年遷宮に向け、市民と行政が一体となった事業として、昨年、伊勢商工会議所が国の元気再生事業の補助を受けて各種観光事業者や観光団体と行政からなる伊勢志摩キャンペーン伊勢地区小委員会が実施主体となり、参宮札を下げた観光客へのおもてなし事業を実施していただきました。当事業については、本年度も引き続き伊勢志摩キャンペーンの中で市民、観光事業者、団体、行政が一体となって実施をしているところでございます。

 また、平成19年9月から伊勢観光活性化プロジェクト会議を立ち上げ、官民一体となってまちづくり、情報発信、満足度の向上について取り組んでおります。その結果、昨年は「御饌丼」が誕生し、新しい外宮前の名物として数々のマスコミにも取り上げていただいております。

 今年度においては、市が事務局を担い、19の参加店舗と3名のプロジェクト会議からなる「御饌丼の会」が設立をされました。現在、マップを作成し、観光客はもちろんのこと、市内の各イベントにも出店を行い、御饌丼の情報発信に努めているところでございます。

 今後は自主運営につなげたいと話し合いが進められており、実施主体の民間移行を検討しております。

 また、伊勢市では特に食への取り組みを行っておりまして、二見町の貝飯や伊勢の材料を使った地産地消店の認定を行っているところでございます。さらに、先日、地元の食材を使った菓子1コンテスト、こちらは新たな土産物をつくろうという企画でございますが、こちらの菓子1コンテストでは伊勢のヒジキと米粉を使った伊勢ひじきせんべいがグランプリに輝き、新たな土産物の創作など、食文化を観光産業につなげた取り組みを実施しているところでございます。

 今後も、官民一体となって観光事業に取り組んでまいりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。

 次に、無縁社会における伊勢市の高齢者対策の現状と今後の対策についてでありますが、伊勢市の高齢化については、野口議員仰せのとおり、全国の動向と同様、ますます高齢社会が進んできております。伊勢市の将来人口推計によりますと、20年後の2030年には人口は約11万5,000人、その年齢構成を見てみますと、ゼロ歳から14歳、こちら年少人口は約1万1,000人、15歳から64歳の生産年齢人口は6万6,000人、65歳以上の老年人口が約3万8,000人となっております。

 全人口に占める65歳以上の高齢化率を見てみますと、約33%となり、先ほど議員が仰せのとおり、人口の3人に1人が65歳以上となることが予測をされております。

 また、ひとり暮らしの高齢者世帯及び2人世帯も年々増加をしており、平成22年12月現在、住民基本台帳をもとに集計した数字では、65歳以上のひとり暮らし世帯は約7,600世帯、65歳以上の高齢者2人世帯は約5,900世帯となっております。このような超高齢化社会を迎え、地域社会に目を移しますと、核家族化の進行や生活様式の変化により、近所づき合いが希薄となってきております。

 ただ、伊勢市における特徴といたしましては、式年遷宮を機会に、お木曳き行事等、地域が密着に結びつくことも一つの特徴であると感じておるところでございます。

 地域のつながりを強めていくためには、市民一人一人があいさつや声かけを行うなど、身近なところから交流や触れ合いを心がけるとともに、地域活動に参加していただくことが大切であると考えております。

 平成21年度に策定をした地域福祉計画、活動計画を初め、第5期老人福祉計画、第4期介護保険計画に基づき、地域の皆様と社会福祉協議会、民生委員の方々と行政が協働・連携をとりながら、高齢者が生き生きと安心して健康に暮らせるまちづくりを目指し、高齢者の社会参加の促進に努めているところでございますが、さらに充実した支援を行っていきたいと考えておりますので、何とぞよろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(宿典泰君) 4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) 市長さんには、本当にこれからの伊勢市のためにいろいろと尽くしていただきますので、大変ありがたいと思っております。よろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。

 再質問なんですけれども、今、地域観光資源の掘り起こしと、そしてまた、自分たちの住む町の魅力と再発見にはどのようなことをされているのかお尋ねしたいんですが、弘前市のほうでもいろいろと皆さんで検討されてやっていらっしゃいますので、伊勢市はこれにつきましてもどのように進めていらっしゃるのかお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 議員のお尋ねにお答えをさせていただきます。

 地域の観光資源の掘り起こしにつきましては、御遷宮に限らず、これまでいろいろな事業を通じまして行ってきたところでございます。伊勢市、鳥羽市、志摩市の観光の関係団体で組織をいたします伊勢鳥羽志摩観光連絡協議会というのがございます。そちらのほうで作成をいたしました「あっちゃこっちゃ伊勢志摩」という実はパンフレットがございます。大変名前もユニークなんですけれども、中身のほうもユニークにつくってございまして、裏面にはドライブマップがつくってございます。そして、また反対側のほうには、これまでの前例にとらわれない商品の紹介の仕方、地域の紹介の仕方というものをさせていただきまして、お勧めのもの、場所等を紹介しているというものでございます。

 また、平成21年、昨年度ですけれども、先ほども市長のほうからもお話がございましたように、国の元気再生事業の補助を受けまして、伊勢商工会議所さんが中心となりまして、伊勢市、関係団体等と協力をいたしまして、特に外宮前周辺のにぎわいを取り戻そうということから、観光資源のほうを調べさせていただきました。そして外宮周辺の名所を散策できるようなマップ、これは60分から90分程度でお回りいただけるようなマップづくりに努めてきたというところでございます。

 そして、本年度、22年につきましては、先ほどの伊勢観光活性化プロジェクト会議、こちらのほうの食部会というのがございます。伊勢の食というものにつきまして考えてみようということでございますけれども、その掘り起こしをやっておるというところでございまして、実はその食部会の皆様方につきましては、遠方のほうから伊勢にお越しいただいた方というのが比較的多くおみえでございます。そのメンバーからの意見の中に、やはりこれまで伊勢に、我々は知っておるものなんですけれども、なかなか忘れさられておると申しましょうか、お宝になるようなものがあると。例えば食べ物でいきますと「さめのたれ」でありますとか、加工の仕方、食材等もいろいろあるというふうに伺っておりますので、その辺をうまく伊勢の食材として活用していきたいというところで、現在しておるところでございます。

 先ほど御饌丼の話もございましたけれども、やはりこの外宮の御饌というものを通じまして、御饌のある暮らしというものをテーマに現在取り組んでおるところでございますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。

 これからどんどん御遷宮に向けましてアピールが大変必要だと思いますので、していただきたいと思いますし、大変すばらしいことをしていただいておりまして、皆さんには喜んでいただいていると思うんですけれども、こういうことをしていただきますに当たりましても、せっかく観光客の皆さんが来ていただきますに当たりまして、滞在時間の延長というところで、観光客の皆さんが伊勢に来てもらって少しでも長く滞在して楽しんでいただけるような何か検討をしていただいているところがありましたら、お願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 現在、伊勢での滞在時間を延ばしていただく方法というものでございます。これにつきましては、御承知のように、現在は内宮周辺にたくさんの方がお集りをいただいておるというのが実態でございます。それを少しでもこの外宮周辺のほうに迎えたいということがございまして、やはり外宮から内宮へというふうな形の周遊、あるいはもう一つ、二見から外宮へ回っていただいて、その後に内宮へというような形のほうの周遊を現在考えているところでございます。そうすることによりまして、市内での滞在時間が延び、ひいては市内での消費額がふえる、そうすることによって市のほうへの税収という形ではね返ればというようなことも考えまして、滞在時間を何とか延ばしていきたいということをしておるわけでございます。

 先ほども申し上げましたように、国のほうの元気再生事業を通じまして事業をさせていただきました。参宮札を下げていただきまして、外宮周辺のほうを回っていただくというものでございまして、それは大変好評のうちに進めさせていただいたというところでございます。

 そしてまた、楽市というのがございます。伊勢楽市実行委員会という組織のほうで楽市でありますとか朝市、これもあわせまして外宮周辺のほうでにぎわいを取り戻すためにしておる事業でございまして、大変好評をいただいておるということです。

 そのような状況の中で、外宮参道のほうにも新しいお店等がぼちぼちとできかけてきておるということでございますので、成果としては出てきておるかなというふうに我々は認識をしております。

 また、二見浦のほうにつきましても、これまでの夫婦岩や二見の興玉神社等を中心に、これからも集客のほうの事業に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 そして、先般もこういうふうな事業をさせていただきました。と申しますのは、歴史文化の体験講座という形で、これは観光協会さんや教育委員会、そしてまた、私ども担当いたします観光企画課のほうが連携をとりまして、これまでの外宮、内宮あるいは二見とか、メーンでない場所と申しますか、隠れた名所というんでしょうか、そちらのほうを探してみようというようなことで、現在、先般回らさせていただきましたのが尾崎咢堂記念館、それから山田奉行所記念館、河崎の商人館等、まだ県外の方等に知られてないような場所を掘り起こしていこうというようなことを現在取り組んでおるところでございます。周遊のきっかけにしたいということで、滞在時間を延ばせたらというふうに考えております。

 また、御承知のように、伊勢の場合には神宮さんを中心に徴古館でありますとか、それから農業館、美術館等もございますので、そのほうも十分活用させていただきながら、周遊時間をとっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。

 そのようなことを広めていただきますと、せっかく伊勢神宮がありますので、全国各地に行きましても伊勢神宮を知らない人はほとんどなくて、一生に一度でいいから伊勢神宮へお参りしたいという皆さんがいっぱいいらっしゃいます。ぜひそのようなことを活用していただきたいと思います。

 そして、この間、松山市のほうへ視察に行きましたときに、そこで市役所の方のお話を聞きました。そうしましたときには、本当に市役所の皆さん方のすごい熱意がありまして、どんどんとお客さんが、今までの3倍にもふえたというのを聞かせていただきました。そして、一生懸命にいろいろなことをしていただいて、その成果が上がった場合は、市長が120%の予算をつけてやると言われて、真剣になって取り組んでいらっしゃる姿を拝見させていただきましたときに、私は、せっかくこの伊勢市の中で皆さん方が一生懸命頑張っていただいておりますので、市長の手腕で、今後ともまた、この伊勢市の観光がますますよくなるようにしていただきたいと思います。

 そして、ホスピタリティーアップのところなんですけれども、そこの市役所の方が、まず京都のほうへ出かけられまして、タクシー会社に入られて、そこでタクシーの中でいろいろと勉強されたというのは、おもてなしの心でございます。その方の言われるのは、そこに入らせていただいて、タクシー会社の乗務員の方がどのようにお客さんの接待をされるかというところで、私は本当に感心してまいりましたし、これはぜひ伊勢市の中でやっていただきたいというので質問させていただくんですけれども、まず、お客様に御案内もさせていただきます、乗務員の方が。そしてお客様がおりられましたときには、自分が先におりてきて、そして後ろに座ってみえるお客様をドアをあけて、ありがとうございましたと言われて、大変皆さんに喜ばれるというのを聞かせていただきました。まずは気持ちの持ち方であって、それはぜひやっていただくと、大変この伊勢市の皆さん方のすばらしいところが見えてくるんではないかと思いました。

 そこでタクシーの運転手さんの研修をしていただいておりまして、その研修の中で皆さんが学ばれて、本当に松山市へもう一度来たいなというところがあるということを聞かせていただきましたし、そして、その中で本当に、その運転手さんだけではなくて、旅館組合の方、ホテルの方、そしてまた商工会、いろいろなところの皆さん方もそういうところにやっていただいておりますし、子供たちもおもてなしをされるというんです。中学校や高校生の皆さんはまだなんですけれども、大学生の皆さんもそういうおもてなしをされますので、観光客の方が一度来たら松山市へまたここに訪れたいなと、道後温泉に行きたいなという皆さんがたくさんふえてきて、3倍もふえたということで、そしてまたその坊っちゃん湯のところから市の中のところを改造されまして、そこを湯かごを持って散策する。今まででしたら、まちの中でホテルの中でいろいろなことをされて、カラオケ大会をしたりとか、その中でいろいろなことをされていたんですけれども、それを外に出して、坊っちゃん湯のところの広場のところで皆さんが集まっていただいて出かける、8時から9時の間にイベントをされるというんです。そのイベントをされましたら、皆さんがお金もうけができるし、大変ありがたいというので、空き家もゼロになったというふうに聞かせていただきました。

 そうしましたときに、このホスピタリティーのところで、これから伊勢市はどういうように考えていらっしゃるのかお尋ねさせていただきたいと思います。

 よろしくお願いします。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) これから平成25年の御遷宮に向けまして、たくさんの皆様方がこの伊勢にお越しをいただけるものというふうに思っております。観光客の皆様方がこの伊勢で気持ちよく過ごされて、また帰られた後にも、再度また伊勢に行ってみたいというようなお気持ちをお持ちいただけるようなお迎え、またおもてなしをしなければならないというふうに認識をしております。そのために、先ほど議員も仰せになりましたように、タクシーの案内というのがございました。

 実は、この23年度の予算のほうで私ども予定をしておりますのが、そのタクシーの運転手さんを初めとして、観光の事業にかかわりますお店等ですね、そちらのほうの皆さん方にも参画いただく中での研修会というものをさせていただく予定をしてございます。それの準備を今しておりますので、御紹介いただいたように伊勢の案内ができ、また気持ちよくお帰りいただけるような形の接遇ができるような体制を整えていきたいというふうに考えております。

 また、あわせまして、やはり伊勢のまちに来ていただきますお子様、それから高齢の皆さん方、また障がいのある方も含めまして、伊勢を訪れるすべての方に優しい観光地というものを目指していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。

 本当に伊勢市の中で、それは地域全体の皆さんでされていかなければいけないと思いますので、私たちもみんなで頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。

 それでは、2点目のところの質問をさせていただきたいと思います。

 2点目なんですけれども、無縁社会と言われるように、地域の社会と接点を持たないひとり暮らしの高齢者がふえてきております。歩いて行ける身近なところに高齢者が気軽に地域地域での居場所づくりが重要であります。地域での取り組みに対しまして何らかの支援が必要ではないかと思われますが、いかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) 高齢者の居場所づくりについてのお尋ねにお答えをいたします。

 議員仰せのとおり、高齢者の居場所づくりというのは大変重要なことと、このように考えております。伊勢市では在宅、お家にみえる高齢者の健康保持増進あるいは福祉の増進を図るという意味で、宅老施設というのを自治会等で整備をしてもらうわけでございますが、その整備につきまして財政的な支援を過去行っております。現在、市内に2カ所の宅老施設が開設をされまして、市民の皆様のお力で運営を現在行っていただいております。

 それともう一つ、高齢者の閉じこもり予防というのもありまして、それの閉じこもり予防ということで介護認定等で非該当あるいは自立といったような方で、虚弱な高齢者を対象にしまして、生きがいデイサービス事業を初め、老人クラブというのが各地域のほうでありますが、その老人クラブの活動支援といったことにも取り組んでいるところでございます。そのほか、社会福祉協議会におきましても、地域福祉活動の取り組みの中でふれあい・いきいきサロン事業や宅老所への運営助成といったものがありまして、地域における居場所づくりというのが進められておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) ありがとうございます。

 それでは、次のところの質問なんですけれども、高齢者対策の一つといたしまして、玉城町で国の交付金を活用し、元気バス予約システムを利用した新たな安全見守りサービスが開始されたことが新聞、テレビなどで報道されておりましたが、特に伊勢市のひとり暮らしの高齢者対策について、現状と今後の対策についてですが、この伊勢新聞のところで、2010年11月28日の新聞なんですけれども、「『バス予約、見守りも情報通信網で簡単に』玉城町がシステム公開をされました。度会郡玉城町が東大大学院新領域創成科学研究科との共同で実証実験中のICTを活用した町営オンデマンドバス「元気バス」のシステムを利用した新たな安全見守りサービスの視察会が27日、同町勝田の町社会福祉協議会で開かれ、全国の自治体や大学、企業関係者合計90人が訪れた。町は12月から同バス利用登録者のうち150人にタッチ操作ができるスマートフォンを配布する予定で注目を集めている」というところでございますけれども、その中で、スマートフォンを活用して安全見守りや情報配信を含めた総合サービス化を目指すスマートフォン配布にあわせて、町内のスーパーや農協など44カ所に専用端末を設置します。元気バスの予約システム上で新たに安全見守りサービスが利用可能となり、スマートフォンから緊急通報を発信すると、発信者のプロフィールと位置情報が社協にあるオペレーター端末と町内各施設の専用端末に一斉送信される。受信者の端末には発信者の居場所の地図が表示され、駆けつけるかどうかは対応を選択されるそうです。

 携帯の使い方を高齢者の方に教える作業をされる、そして見守りをしていただけるので、遠くに行っている子供たちも安心して生活ができると言われて、大変ありがたいと言っておられます。

 その中で、今の質問なんですけれども、この伊勢市の中でひとり暮らしの高齢者対策について、今後どのようにされるのかというのをお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) ひとり暮らしの高齢者の対策のまず現状についてお答えをさせていただきたいと思います。

 現在、ひとり暮らしの高齢者の事業といたしましては、調理や買い物が難しい方、あるいは栄養のバランスがとれたような食事の提供、それと安否確認といったところで、食の自立支援事業というのをやっております。それと、緊急通報手段の確保が非常に困難ということで、緊急のボタンがついたようなペンダント型の無線発信機というのと、本体とがあるんですが、それの本体の貸与というのを、名称で申し上げますと緊急通報体制整備事業、それと電話を持たない人、低所得者のひとり暮らしの高齢者への老人福祉電話の貸与事業というのが伊勢市ではございます。

 それと、社会福祉協議会が実施しております乳酸菌の飲料を宅配するサービス、あるいは民生委員、児童委員あるいはボランティア等の協力を得ながら実施しております閉じこもり防止のための会食サービスなどが実施されております。

 さらなる高齢化の進展に向けまして、今後、ひとり暮らしの高齢者の対策としましては、野口議員仰せの玉城で実施されております新たな見守りサービスというのや、ほかにもまだ全国的にはいろいろな取り組みがなされておりますので、そういったものを研究しながら、さまざまな見守りの事業の充実に努めていきたいというふうに考えております。

 それと、高齢者の関係でもう一つちょっと抜けておりました。すみません。

 高齢者の総合相談というのをやっておりまして、地域包括支援センターにおきまして相談窓口を充実しておりまして、そういった情報を集約しまして見守り等の支援が必要な方々の早期発見につながっております。今現在、地域包括支援センターは3カ所ありますが、さらなる体制整備に努めていきたい。

 それと、地域の見守りのネットワークというのを強化していくために高齢者の身近な相談あるいは支援をしていただいております民生委員、児童委員さんを初め、社会福祉協議会、あと特養等にございます在宅介護支援センター、介護保険事業所の関係機関との連携強化等にも一層努めていきたいと、このように考えております。

 社会問題となっておりますひとり暮らしの高齢者の孤独死を防止する取り組みにつきましては、大変今後も重要というふうになっておりますので、孤独死を防ぐ方策の一つとして、地域社会との接点に乏しいひとり暮らしの高齢者と近隣の地域住民という方が大変大切になります。それと、そういったさまざまなコミュニティーとのつながりの再構築、あるいは確保をしていくことが大変重要というふうに考えております。

 こういった取り組みにつきましては、市、行政だけでは実現が大変難しいものもございますことから、自治会を初め、さまざまな活動を通じて地域の皆様の御協力をいただきながら推進していきたいと、このように考えております。

 何とぞ御理解賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 4番、野口議員。



◆4番(野口佳子君) お答えありがとうございました。

 伊勢市としましても、福祉事業に力を入れると市長さんが言っていただいておりますので、ぜひ高齢者対策におきましても、今後ともどうぞよろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。



○議長(宿典泰君) 一般質問の途中ですが、10分間休憩をいたします。



△休憩 午後1時48分



△再開 午後1時58分



○議長(宿典泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

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△浜口和久君



○議長(宿典泰君) 次に、20番、浜口議員。



◆20番(浜口和久君) 議長の許可をいただきましたので一般質問をさせていただきます。

 今回の私の質問要旨は、伊勢市の観光施策についてでありますが、その中でも少し的を絞って、平家の里利用施設の廃止後の平家の里の観光施策についてお伺いをいたします。

 今議会で「議案第97号伊勢市平家の里利用施設条例の廃止について」の議案が上程されておりますが、その施設の廃止に至った経過はどのようなことであったか、まずお聞きをいたしたいと思います。

 次に、この施設が廃止になるといたしましても、平家の里といいますのは、伊勢市にとって価値ある観光資源の一つであると私は考えているところでありまして、ここで少し三重県内の平家関係史跡リストの中を紹介させていただきます。

 紹介させていただきますと、昔、勢州伊勢の国、覆盆子谷、これは一宇郷とも言われておりまして、平家の谷として知られておるところでございます。話は1185年の春、平清盛の四男知盛は、兄弟の中でも勇ましい武士であったが、壇の浦の戦いにて源氏に破れ自害したと伝えられております。しかしながら、確かな証拠はなく、従者30人とともに平家の再興を願いまして、南海より伊勢の船江に上陸をいたしまして、伊勢平氏の所録により外宮の長官の横地光忠の保護を受け、前山から鷲ヶ岳、鷲嶺でございますね、それの険しい山を越えましてこの地に隠れ住んだと言われております。

 地元には平家の方々の落人伝説にまつわる話が数多く残るとされております。また、平知盛が平家一族を弔うため創建したと伝えられている寺もございます。これは墓地にお堂を建て、知盛の菩提を弔った曹洞宗の寺、知盛山久昌寺というのがありまして、背後の小高いところには知盛塚という平知盛を供養する五輪の塔がございます。

 また、伊勢市の五十鈴川には御裳濯川という別名があるそうでございまして、これは義経千本桜という人形浄瑠璃の芝居の中ではございますが、安徳天皇が壇の浦で入水する場面があり、入水するときに安徳天皇の祖母が水の中にも都があるからということで安心をさせた。そのときに安徳天皇が返した有名なせりふの中に御裳濯川が出てくるそうでございます。

 また、記録によりますと、平清盛は勅使といたしまして神宮を3度訪れておられておりまして、外宮の表参道沿いに、参向したときに木の枝が冠に触れたということで西側の枝を切らせたという伝承によって清盛楠と名づけられた木がございます。つまり、平家にまつわる数々の伝説というのがあり、観光資源としてなり得るものと思っております。

 今後、こういった観光資源をどのように生かしていくおつもりか、お考えがあればお答えをいただきたいと思います。

 次に、先ほど清盛楠の話をさせていただきましたが、平成24年のNHKの大河ドラマでは平清盛が題材であると聞き及んでおります。各自治体へ私たちも先進地視察に行かせていただきますと、よく今年度はNHKの大河ドラマの題材が何々で、私のところの市はその題材に縁が深く、観光客の方々が名所を訪れていただき、自治体が活性化を見せておりますということを聞かせていただくところであります。つまりは、NHKの大河ドラマは各自治体のPRに大きな影響を与えていると思います。

 そこで、平成24年のNHKの大河ドラマに伊勢市の描写を少しでも入れていただけるようにならないかと考えるところでありまして、この大河ドラマ「平清盛」の放送に向けた誘致対策等は考えておられるのか、お聞きいたします。

 壇上からの質問は以上でございますが、御答弁いかんによりましては自席からの再質問をお許し願いたいと思います。

 よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 浜口議員の御質問にお答えをします。

 まず、1点目の平家の里利用施設を廃止する経過についてでありますが、平家の里利用施設につきましては、昭和50年度から63年度にかけ国の農林新産業構造改善事業を活用し、地元と話し合い、集会施設並びに観光レクリエーション施設として総事業費2億7,350万円をかけて整備をしました。このうち平家の里キャンプ村は、市がロッジ5棟、管理棟などを昭和57年度に、地元の出資者がロッジ12棟を昭和58年度に建設をし、運営を行ってまいりました。

 また、農林漁業体験実習館等については昭和61年度に完成をし、運営を行ってきました。その後、平成18年9月から伊勢市矢持平家の里振興会が指定管理者となり管理運営をしてまいりましたが、しかし、近年急激に利用者も減ってきたことから、このまま伊勢市矢持平家の里振興会に公募によることなく指定管理をお願いするのは難しいと判断し、平成21年度からは指定管理者を公募により広く募集し、施設の活用方法について活性化を図ろうとしてまいりました。公募の結果、7団体が応募者説明会に参加していただきましたが、矢持地域との連携がとれないということから、結局応募を断念することとなり、応募者がいない結果となりました。

 また、伊勢市矢持平家の里振興会についても、会員の高齢化や市の期待にこたえることができないことを理由に申請を断念されました。

 以上のことから、次の指定管理者が決まらなかったため、平成21年4月1日から運営を休止したところでございます。

 その後、昨年の8月26日に開催いただきました産業建設委員協議会で施設運営についての地元との協議経過や市の考え方について御報告申し上げましたところ、平家の里キャンプ村のロッジ等については解体する方向でどうか、農林漁業体験実習館は市が所有したまま使用目的を変更し、コミュニティー施設として活用してはどうか、野外緑地広場、休憩所、水車小屋は解体、製炭窯は払い下げの方向で検討してはどうかなど、さまざまな御意見もいただいたことから、その後、改めて地元と協議をしてまいりました。

 協議の中では、平家の里キャンプ村ロッジのうち地元が出資して建てた分についても解体費を市に負担してほしいとのお話がございました。しかし、個人で所有していること、キャンプ村運営による収益金を得ていることから、要望にはこたえられない旨回答させていただいたところでございます。

 一方、農林漁業体験実習館につきましては、産業建設委員協議会でいただいた御意見の利活用の方法等について、地元と調整してまいりました結果、コミュニティー機能を中心とした施設としての活用について御承諾をいただいたところでございます。

 以上のことから、平家の里キャンプ村、野外緑地広場、休憩所、水車小屋については解体、製炭がまについては地元へ譲渡することとして、農林漁業体験実習館はコミュニティー機能を持った集会施設として活用することとなったものでございます。

 次に、2点目の、今後、平家の里の観光資源をどのように生かすのかについてでございますが、平家の里キャンプ村等、平家の里利用施設を廃止をしても、矢持町には竜ヶ峠、覆盆子洞、久昌寺、知盛塚など観光資源は多くあり、ウォーキングなど自然と親しむには適した地域であります。

 矢持町は伊勢志摩国立公園の区域内にあり、伊勢志摩国立公園協会においてもPRは継続していだたいており、地元の方もガイド役などを務めていただき、エコツアーが実施をされ、山歩きなどを楽しまれていると聞いております。

 自然環境を生かした観光PRという面では、こういった手法を今後も活用するとともに、地元と調整をしながら観光資源を生かした取り組みを実施していきたいと考えております。

 次に、3点目の平成24年のNHK大河ドラマ「平清盛」の放送に向けた誘致対策についてですが、矢持町一体は平家の落人伝説にかかわる話が数多く残されており、平家の谷として知られております。議員仰せのとおり、久昌寺は平清盛の四男、平知盛が平家一族を弔うため創建したと言われており、その久昌寺の背後には知盛塚と呼ばれる知盛氏を供養する五輪の塔もございます。

 また、外宮には清盛楠というクスノキも存在し、伊勢市には平清盛ゆかりの地がございます。三重県内においてもゆかりの地があるというふうに聞いております。NHKの大河ドラマの舞台、あるいは関係の深い地域となると華やかな印象が持たれ、観光名所になってにぎわうこともあると聞いております。伊勢市をPRするためには絶好のよい機会というふうに考えておりますので、地元や関係市町、団体、三重県とも調整をし、NHKの大河ドラマ「平清盛」放送に向けた誘致に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力をお願いをいたします。

 以上、浜口議員の御質問にお答えをしました。御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 20番、浜口議員。



◆20番(浜口和久君) どうも御答弁ありがとうございます。

 キャンプ場を閉める経過ですね、これは詳しく聞かさせていただきまして、キャンプ場を閉めるというふうなことはよくわかりました。

 そこで、もう一度なんですが、しかし、矢持といいますのは平家の里ゆかりの地では、これは国の補助も先ほどありましたが、利用しながら自然を生かした事業がなされてきた経過もあるということでございまして、もう一度だけ確認をさせていただきますが、矢持町のたくさんの自然を観光資源としてとらえ、より一層の商品開発をし、活用することは考えられますでしょうか、御答弁をお願いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) すみません。答弁の前に、少し間違いがありましたので訂正をお願いをします。

 先ほど答弁をさせていただきました1点目の平家の里利用施設を廃止する経過についてでございますが、この施設は、先ほど申し上げましたのは昭和50年度からと申し上げましたが、大変申しわけございません、57年からということで訂正をお願いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 矢持町の自然を生かした観光事業を実施していくということにつきましてお答えをさせていただきます。

 これらの事業を実施するに当たりましては、やはり地元の皆さん方の御協力というものがなくてはなりません。不可欠でございます。先ほど市長のほうからも御答弁をさせていただきましたとおり、この地域につきましては大変高齢化が進んでおるという地域でございまして、常時、観光事業に取り組んでいただくというのは比較的難しくなってきておるというような状況でございます。しかし、竜ヶ峠でありますとか覆盆子洞等、それぞれの観光の名所というものは残っております。

 また、ウォーキングでありますとか、夏の蛍の鑑賞会等、その季節に応じたものとしてのイベントは実施できるものというふうに思っておりますので、その辺につきましては地元と十分協議しながら実施していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 20番、浜口議員。



◆20番(浜口和久君) わかりました。どうもありがとうございます。

 ぜひとも矢持町の観光資源、こういったものを眠らせてしまうことのないように、自然を生かした観光事業に取り組んでいただきたいと思います。

 ところで先月の11月13日であったかと思いますが、二見町の賓日館で、これは平成23年度の大河ドラマが「江」ということで、姫たちの戦国という題材で放映されるということでございます。ここへ小和田哲男さんと言われます静岡大学の名誉教授を講師として、「時代考証担当者が語る戦国伊勢で育った織田家」ということで、「3人の姫たち」という歴史の講演会がありました。これがそのときのパンフレットなんでございますが(パンフレットを示す)、私もそこへ講演を聞かせていただきまして、賓日館でこういった講演があるというふうなことでございまして、その内容も戦国伊勢で育った織田家ということだったもんですから、伊勢の描写が少しでも入るんじゃないかなと、どういったところで伊勢の描写を入れてもらえるんかなというふうな形の中で、賓日館の中が、あの2階が満席になって、私も一緒にお話を聞かさせていただいておりました。

 そのときに、大河ドラマのこの「江」のプロデューサーの方もおみえになっておったんですが、言いますと、伊勢湾はちょっと映りますねというふうな話の中で、伊勢市の中というのがカメラが全然入ってくるのが無理なんかなというふうな形で、せっかくこういった題材で放映されるというふうな部分で、少し残念やなというふうなことで、中には何人か、そのプロデューサーの方に御質問をされた方もおみえになりました。しかしながら、お答えで引き出せたのが、「伊勢湾が映ります」というふうな部分で終わっていたように記憶をいたしております。

 そのときに、後で聞きましたんですが、平成24年、これは先ほど壇上でもお話をさせていただきましたが、平清盛が大河ドラマのタイトルとして放映されるということでお聞きをさせていただきました。そして、今回、そのキャンプ村は閉めてしまうというふうな形になってしまいますが、この平家の歴史にまつわるたくさんの伝説が伊勢にはあるところでありまして、これは当局といたしまして、そのお江さんの部分は少し来年は難しいかなと思いますが、平清盛ですとまだ1年有余ありますので、当局として、多分これは当局のほうも働きかけはしていただいていると思いますが、その部分が気にかかるところでありまして、働きかけをされたのであれば、どんな感触であったか少しお聞かせを願いたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) NHKとの接触についてでございます。

 先般の「江」の講演会の際に、そのプロデューサーのほうには話をさせていただきました。そのプロデューサーのほうからは、当然、担当が違いますので、「平清盛」のほうの担当プロデューサーのほうにまた話をしておくというふうな返事をちょうだいしたところでございます。

 また、その以前に、NHKの津の放送局長さんにもお会いをさせていただく機会がございましたので、そのことを強くお願いをしたところでございます。津の放送局といたしましては、どのような結果になるかは現在のところまだ未定ではあるけれども、市のほうが盛り上げていくのであれば、それなりの協力はさせていただくというようなお返事をちょうだいしておりますので、その辺も含めまして一生懸命取り組んでまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 20番、浜口議員。



◆20番(浜口和久君) どうもありがとうございました。わかりました。

 「平清盛」の担当のプロデューサーに話はしていただけるということで、また市で盛り上がるのであれば、津の放送局ですか、そちらのほうでイベントも考えていただけるというお答えでございました。これはぜひとも盛り上げていただきたい、そのように私が思うんでございますけれども、私、以前、これは平成15年のNHKの大河ドラマが「宮本武蔵」でした。その宮本武蔵のときに、平成15年が宮本武蔵ですので、平成14年4月8日、私も政務調査費を使わせていただきましてNHKさんのほうへお願いに上がりました。そのときに、そのときの水谷市長も一緒に出向いていただきまして、日本放送協会の番組制作局長、それから番組部長、それから総合企画室の副部長さんの方々とお話をさせていただいて、市長さんと一緒に行っていただいたときに観光案内の資料、それからお伊勢参りの資料、それから、そのときは宮本武蔵でしたので、宮本武蔵と伊勢のかかわり、そういったものの資料、そして矢持地域付近の写真、これは五十鈴川とか鷲ヶ岳、鷲嶺ですね、それを持参いたしまして、取り上げてもらえるようにお話をさせていただいたんですが、その4月8日のときに、もう既に脚本が決まっており変えられない状態なんですということで、伊勢市の描写を取り上げていただくまでには至らなかった経緯がございます。

 そこで、市当局といたしまして、この資料は市当局の観光課のほうにもあると思いますので、今後、今度は「平清盛」に向けてどのような働きかけをされるのかお聞かせをお願いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) 今度、東京のほうのNHKの放送センターのほうにも出向きまして、そのような形で、できるだけ取り上げていただけるように折衝をしてまいりたいというふうに思います。

 また、当然、伊勢市だけでなく、この地域全体の関係団体とも十分連携しなければならないというふうにも認識をしておりますので、調整しながら、おくれることのないように要望してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(宿典泰君) 20番、浜口議員。



◆20番(浜口和久君) わかりました。ありがとうございます。

 ぜひともおくれることのないように対応をお願いいたしたいと思います。

 そのときも、もしその脚本やそういったものに間に合っておれば、また伊勢市でもこんな盛り上げ方をしますということで取り上げていただけたかもわからないというふうな状況でございますので、そこで、もう一度なんですが、聞くところによりますと、全国の大河ドラマの舞台となった地域におきましては、放映がなされているときにはたくさんの観光客の方々でにぎわうんですが、ブームが過ぎると観光客が来なくなる場合があると言われております。これは盛り上げ方も考えていかなければならないと思いますが、しかし、伊勢市にはたくさんの観光資源がございます。他の地域とはこれは絶対に違う結果になるというふうに私は考えております。逆にリピーターがふえると思われるところでありまして、ぜひとも伊勢の地を取り上げていただけるよう熱心な働きかけをしていただきたいと思いますが、その覚悟のほどをもう一度御答弁をお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(中井宏明君) NHKの大河ドラマ「平清盛」の中で当然、伊勢市が紹介される、あるいは描写されるということになりますと、そのドラマに関係するファンと申しますか、観光客と申しますか、さらにふえるんじゃないか、来ていただけるんではないかというふうに思っております。

 伊勢市につきましては、議員仰せのように、神宮さんを初めといたしまして、たくさんの観光資源がございます。ドラマという新たな取り組みの中での来訪者が来ていただけるということは、また、新たなリピーターにつながるというふうにも理解をしておりますので、今後、先ほども申し上げましたとおり、関係団体と十分協議しながら、連携しながら、NHKのほうへの働きに努めてまいりたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 20番、浜口議員。



◆20番(浜口和久君) どうもありがとうございます。

 すみません、本当にちょっとくどくNHKへの働きかけをお願いすることをお話させていただきました。私も実際、平成14年に行ってきて、ちょっと結果が伴わなかったということもあり、すごい思いがありますので、今回はしっかりと頑張っていただきたいなというふうに思っております。

 伊勢市でもたくさんの観光地として観光資源がある。そしてまた、観光商品も開発していただいているというのは、先ほどの野口議員の質問の中も出てまいりました。食の文化とか、そういった部分でもかなりの観光商品の開発を今頑張ってしていただいているということでございます。

 そこで、ただ私が思いますのは、今回このような題材が出てきたということで、伊勢市もお願いしますよというふうな形でございまして、ですから、ここでこういうものがある、そうしたらそれも伊勢市も載せてくれ、伊勢市にもお願いしますというふうな形での営業の仕方というのが、観光営業の仕方がそんな形やと思いますね。

 しかしながら、言いますと、観光施策として経営的な考え方をいたしますと、観光の営業の戦略として、例えば逆に何年にはどんな題材ですかというふうな形で、こちらからアプローチをかけていかなければならない。また、もしも伊勢市の描写が入らない、そんな題材であっても、伊勢市としてはNHKの大河ドラマを応援しますよというような活動も必要ではないんかなと。

 例えば民間の企業でありますと、どうすればあなたのお役に立ちますかというような営業をされると思います。そしてNHKの大河ドラマといいますのは、歴史的な人物が物語の題材になる番組でありまして、視聴率も高い視聴率を誇っておりまして、公営放送でございます。そしてまた、伊勢市といいますと、「一生に一度は伊勢まいり」というふうなことが言われる土地柄でございまして、登場人物にもしなる人、今度はだれ、3年先、4年先というのはだれになるかもわかりませんが、登場人物になる人は伊勢の国へ一度は訪れている可能性、これはもう随分高いもんやと私は思っております。

 伊勢は歴史と伝統文化のまちでございまして、そういったことを考えますと、伊勢の国民すべての方々が縁やゆかりを持ってもらっている、そういった土地柄が伊勢市だと私は思います。

 したがいまして、こちらからNHKの大河ドラマを応援する、そういったところへお役に立つというふうなことをつくり上げていくことによって太いパイプができていくのかなと、そういった観光事業、営業戦略ですか、そういったのも必要ではないかなと私は思うわけであります。それには、伊勢市もまだまだ歴史や文化にまつわるものを掘り起こしていかなければならない、そういうふうに思います。より一層の観光施策に対する営業努力をしていただいて、後手後手に回らないように、こんなんが出たからと行ったというときにはもう遅かったというふうなことがないように、アンテナを高く上げていただいて、営業戦略を練っていっていただきたいなと思います。

 鈴木市長は今回、人口動態調査、こういったものを出されました。これで人口は減っていくんやろうということでございますが、人口が減っていくのはどこの自治体も今同じような状態でございます。その中で、その自治体が苦肉の策として考えるのは、外貨を稼いでこないかんというふうなことで、全国の市町がすべて観光行政に力を入れておるわけですね。ですから、伊勢市といたしましては、観光都市の中の観光都市というふうになっていかなければならないというふうに私は考えるところでありますが、最後に、私の考え方について逆に御感想をお聞かせ願いまして、質問を終わらせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 今回のNHKの大河ドラマ「平清盛」のことについての観光戦略のあり方について非常にありがたい御提案をいただいたというふうに感じております。

 特に先ほど議員からもお話がございましたが、全国の自治体が外貨獲得のためのさまざまな施策を今講じていらっしゃいますし、それには負けていられないなというふうな気持ちがすごく私自身にもあります。

 今回の平成24年の大河ドラマのことについては、それこそ翌年度の式年遷宮に向けて追い風というふうにとらえて、しっかりと私どもも一つのコンテンツとして営業活動もしていきたいというふうに考えておりますし、また、観光客が来ていただける大きなチャンスとともに、やはり一つに、市民の方が我がまちの歴史を知るという非常に大きな意義もあると思いますので、しっかりと積極的にやっていきたいというふうに思います。

 以上です。

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△黒木騎代春君



○議長(宿典泰君) 次に、14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。

 私は4点、1点目は、さくらぎ保育所の廃止計画について、2点目は、しごうこども園の園児募集について、3点目は、就学援助費制度の運用改善について、4点目として国保一部負担金減免制度について、市当局の考えをただしたいと思います。

 去る11月24日に開催された教育民生委員協議会で、修道幼稚園の認定こども園化に伴うさくらぎ保育所の今後についてという議題で報告がなされました。そこでは、平成23年度に私立修道幼稚園が増改築され、ゼロ歳児からの受け入れを始められること、また、平成23年度中に保育所認可、認定こども園認定を受けて、平成24年4月に認定こども園として開設するとの内容でした。そして伊勢市さくらぎ保育所への影響として、同じ修道小学校区に存在すること、修道幼稚園の計画する認定こども園は保育所部の定員がさくらぎ保育所の定員以下ではあるが、ここ数年の実際の入所人員を満たすものであることなどを理由として、平成25年度末をもってさくらぎ保育所を閉園する方針ということを明らかにしたところです。

 私は民間の方のこの間の保育所、幼稚園の分野での御努力やこれまで果たしてこられた役割、これに対して敬意を払うとともに、その役割を否定するものではない立場から質問をするものです。

 現在、さくらぎ保育所に入所している児童及び平成23年度からの入所申し込みをしている児童に対しては、優先的な転園や保育環境の変化などに最大限配慮し、保護者の理解を求めることで了解が取れると判断されているようにお見受けいたします。私は児童や関係者の立場に立つならば、見切り発車のような形で進めていくべきではないという、そういう立場から諸点について伺います。

 専門家の分類の仕方として公設公営の保育所の民営化の手法としてさまざまな形態があるとされておりますが、今回のケースは公立保育所を廃止し、在園児を新設する民設民営保育所に包括転入するような方法ではないかと思います。施設の場所は違いますが、事実上の民間への移譲というふうに考えることもできると思います。さくらぎ保育所の廃止に向けて、保護者や関係者に対して今後どのようにこの協議を進めていかれるのか、その点について1点目お伺いします。

 また、さくらぎ保育所の現在の入所児童や新年度入園予定の児童に与える影響はどのようなことが想定され、どのように対応されていくのか、2点目として伺います。

 次に、しごうこども園の園児募集について伺います。

 しごうこども園の現時点での募集状況と今後の見通しとして、しごうこども園が来年4月に開園を迎えます。三重県下の公立の認定こども園としては、県下第1号ということで注目を集めていると考えられるわけですが、「広報いせ」12月号には、しごうこども園2次募集の記事が掲載されておりました。お母さん方が短時間部の応募数の少なさに驚きの声を上げてみえます。定員30名のところへ募集人員29名ということから、その時点での応募人員が推測できるわけです。このことにつきまして、教育委員会としてはどのように考えてみえるのか、お聞かせ願いたい。

 また、このような状況の中で今後どのように募集を進めていかれるのかもあわせて御答弁願います。

 この募集状況についてどのように考えているか、今後の見通しについても伺いたいと思います。

 それから、もう1点、地域の方が大きな期待を寄せていたことの一つに、しごうこども園の3年保育の実施がございます。しごうこども園の3年保育の実施について、地域の方々の要望も大きかったことは御存じのことと思います。要望が大きかったにもかかわらず、3年保育実現にこたえることができなかった理由は何でしょうか、説明をお願いします。

 3点目として、就学援助制度の運用改善について伺います。

 憲法26条に定められた子供の教育を受ける権利を守るため、義務教育の無償化については、授業料と教科書について無償化が行われています。また、経済的理由で就学困難な児童生徒の保護者に対しては、学校教育法や学校保健安全法、学校給食法による就学援助があります。生活保護世帯に準じる程度に困窮している準要保護世帯に対しては、教育委員会として独自基準による認定と援助をしていただいているところです。現在、景気回復の見通しは依然見込めない上、生活全般にわたって厳しい状況が続く中、小・中学校へ子供を通わせる子育て世代にとって関心の高い問題であり、今回取り上げさせていただくものです。

 要保護の対象者は、県内各自治体によってもばらつきがあります。文部科学省が平成20年度の集計結果として公表しております資料によれば、準要保護児童及び生徒として各市の教育委員会が認めたケースを比べてみますと、伊勢市が8.06%であるのに対して、松阪市9.23%、鳥羽市9.43%、津市9.81%、四日市市9.38%と伊勢市より1%ほど上回っているようです。数字が高ければよいというものではありませんが、直近の年度の申請数と認定数の状況はどのようになっているのか、まずお示しください。

 次に、この制度の周知についてどのような努力をなされているのか、明らかにしてください。

 伊勢市教育委員会発行の平成22年度の就学援助費給付申請書を拝見させていただきましたが、どのような方が対象になり得るのかが非常にわかりにくいではないかと感じました。記述されている基準は、「世帯の合計所得額が生活保護基準額の1.5倍以内のとき」とされていますが、具体的な金額が理解しにくいと思われます。改善の余地があると思いますので、善処を求めたいと思いますが、どうでしょうか、お答えをお願いします。

 また、認定のあり方についても、厳格さを保ちながらも簡素化を求めたいと思いますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせきください。

 4点目として、国民健康保険の一部負担金減免制度について伺います。

 国民健康保険一部負担金、つまり医療費の3割の負担部分の減免について、依然として深刻な不況が続いている中で、この影響を一番受けているのが生活苦を余儀なくされている中で病気になってしまった人たちではないでしょうか。病気やけがをしても、医療機関には簡単にはかかれない。よく言われる早期発見早期治療、これができない。その結果、重症化し、場合によっては死亡につながることすらあると言われています。このように事命にかかわる問題です。

 国民健康保険法第44条では、一部負担金の減額免除並びに徴収猶予の規定がなされています。そこでは、保険者は、特別の理由がある被保険者で、保険医療機関等に一部負担金が困難であると申請した者に一部負担金の減免、または猶予措置をとることができるとされています。しかし、伊勢市においては、これまで実施要綱を定めていないことを理由としてこのことが実施されておりません。このたび、ようやく国が制度適用の基準もより明らかにする通知を出していると伺っています。今こそ制度が実際活用できるようにすべきではないでしょうか。当市としての要綱作成スケジュールとその制度の考えられている内容をどのようなものにしようとされているのかをお考えをお教えいただきたいと思います。

 以上、この場からの1回目の質問とさせていただきまして、自席からの再質問を留保しまして、1回目の質問とします。



○議長(宿典泰君) 市長。



◎市長(鈴木健一君) 黒木議員の御質問にお答えをします。

 黒木議員の御質問のうち、私からはさくらぎ保育所の廃止計画、国民健康保険一部負担金減免制度についてお答えをし、しごうこども園の園児募集及び就学援助制度の運用改善については、教育長からお答えをします。

 まず、さくらぎ保育所の廃止計画につきましては、平成24年度以降の新規入所を停止し、平成25年度末をもって閉園する計画としております。これはさくらぎ保育所と同一小学校区にあります私立の修道幼稚園が施設の増改築を行い、保育所の機能を新たに備えた幼保連携型認定こども園、仮称ですが、修道こども園として平成24年4月に開設する計画に伴い、今後のさくらぎ保育所のあり方を検討し、閉園を計画したものであります。

 この計画に関しては、11月24日の教育民生委員協議会におきまして御報告させていただき、その後、12月6日に保護者や関係者の理解をいただくために、現在入所している子供たちの保護者の方々、平成23年4月からの入所申し込みをされている保護者の方々を対象に説明会を開催させていただきました。また、同じ日に、桜木町自治会の取り計らいで地域住民の方々を対象に説明会をさせていただいたところでございます。

 説明会においては、保護者の方々から転園しなければならない児童の環境の変化に対する不安や新たなこども園での保育の内容、費用負担、跡地利用などたくさんの御意見をいただきました。今後も修道こども園の計画の具体化に合わせて何度か保護者説明会、地元への説明会を行い、保護者の方々の意見を尊重しながら、不安が解消できるよう努めていきたいと考えております。

 次に、現在、さくらぎ保育所に入所されている児童、あるいは平成23年4月から入所を予定されている児童への影響については、今年度のゼロ歳児、1歳児クラスの児童は、平成25年度末には他園に転園をしていただかなくてはなりません。今年度の2歳児、3歳児、4歳児、5歳児クラスの児童は、卒園までさくらぎ保育所に在籍していただくことができます。ただ、平成24年度以降は新規に入所する児童がいなくなることから、2歳児クラスの児童が卒園するまでの間にも徐々にクラスの人数が減少していくのではないかと考えられます。クラスが少人数になれば、社会性などの育ちの面に特段配慮していく必要があると認識をしております。

 このような影響を考慮し、さくらぎ保育所から修道こども園への転園については、優先的に受け入れていだたくよう修道幼稚園に配慮を求めていきたいと考えております。

 また、平成25年度末の閉園までに、さくらぎ保育所と修道幼稚園による児童、職員の交流を重ね、時には合同で行事を行うなど、児童がスムーズに修道こども園になじめるよう取り組んでいきたいと考えており、このことは修道幼稚園も積極的に協力していただけると伺っているところでございますので、御理解を賜りますようお願いをいたします。

 次に、国民健康保険一部負担金減免制度についてお答えをします。

 この一部負担金減免の制度は、国保に加入されている方が災害などで心身に著しい障害を受けたり、事業や業務の休止、あるいは廃止が原因で収入が激減したことなどにより、医療機関にかかった際の窓口での支払いが困難な場合に、その支払いをある一定期間減免、または猶予するものでございます。

 これまではこの制度による減免を行いますと、医療機関に対して保険者として支払いをしなければならず、結果として保険料の値上がりにつながるおそれがあること、並びにどの程度の状況にある方を減免等の対象とすべできあるかという明確な基準が定められていなかったため、制度の導入には慎重な立場をとってまいりました。

 平成21年9月市議会定例会の答弁において、国保一部負担金減免の取り扱いに係る運用基準が国から示される予定であるとお答えをしました。このたび、9月13日にその基準が示されてまいりました。これは昨年度に全国の30の保険者で実施されましたモデル事業の結果を受けて決定されたものです。その運用基準によりますと、対象となる方は災害などで心身に著しい障がいを受けたり、事業や業務の休止、廃止が原因で収入が激減した方で、かつ入院をされている被保険者がいる。また、世帯主及び被保険者の収入が生活保護基準額以下しかない。さらに、預貯金が生活保護基準の3カ月分以下であるという3つの条件を満たす方とされております。

 今回示された運用基準に基づき、現在、要綱制定の準備を進めております。今後、制度に関する情報発信を広報、ケーブルテレビ等により周知を進め、来年4月1日の施行を予定しております。御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 教育長。



◎教育長(宮崎吉博君) 私のほうからしごうこども園の園児募集及び就学援助費制度の運用改善についてお答えをいたします。

 初めに、しごうこども園の園児募集状況と今後の見通しについてでございますが、黒木議員から御紹介いただきましたように、平成23年4月に公立としては県下初の認定こども園でありますしごうこども園が開園いたします。これは公立のあさま保育所と四郷幼稚園を一体化した認定こども園であります。開園に向けまして10月から園児の募集を始めましたが、第1次募集におきましては、応募者数が非常に少ないのが現状でございます。幼稚園・保育所のよいところを生かしながら、地域の自然の中で多くの人々とのかかわりを大切にした教育、保育を行う施設として開園をいたしますので、教育委員会といたしましては、1人でも多くの園児を迎え入れて開園したいと考えております。

 そこで広報12月号に掲載をいたしまして、現在、2次募集を行っているところでございます。また、2次募集期間を過ぎましても応募される方には、引き続き受け付けをさせていただきますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

 次に、3年保育を希望する関係者の声にこたえるべきではという質問にお答えいたします。

 公立幼稚園の3年保育実施につきましては、平成19年8月に策定いたしました伊勢市の就学前の子どもの教育・保育に関する整備方針並びに平成21年2月に策定いたしました同整備計画の中にもお示しをさせていただいているところでございます。この中で公立幼稚園のスリム化を図りながら、3歳児保育未実施の施設についてその場を提供することとすると示しております。教育委員会ではこの整備方針、施設整備計画に沿って検討を進めてきたところでございますが、現在、御承知のように、国では幼保一体化を含めた保育分野の制度、規制改革の検討が行われており、平成23年通常国会に法案が提出され、平成25年度から施行という計画が示されております。

 このような状況の中で、課題となっております公立施設として残していく幼稚園3園、保育所7園程度の具体的な施設名の明示や公立幼稚園の3年保育の実施時期等の見直しについては、現時点では行わないこととさせていただきましたところでございます。

 しごうこども園は、幼稚園と保育所を一体化した就学前の教育・保育施設でございます。そのため、短時間部の3歳児の募集につきましては、他の幼稚園同様と考え、国の方針が出された後、検討することになりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

 次に、就学援助制度についてのご質問にお答えいたします。

 経済的に困窮する家庭に学用品費や給食費などの援助を行う就学援助制度ですが、平成21年度は、小学校では申請者が559人中認定者は536人でした。中学校では390人中認定者が376人、合わせて912人が受給しております。また、申請に対する認定率は、小中合わせて96.1%となっております。児童生徒数に対する受給者率は小学校で7.3%、中学校で9.9%となっております。制度の周知につきましては、校長、担任からはもちろん、「広報いせ」、市ホームページに掲載するとともに、小学校の新入学児童説明会、また、こども課等の関係機関との連携を図っているところであります。

 黒木議員仰せの認定基準がわかりにくいということにつきましては、他市の状況も参考としながら研究していきたいと考えております。

 次に、民生委員さんに対する制度の簡略化ですが、就学援助制度の趣旨にのっとり、適切な制度の運営を図っていきたいと考えており、日ごろ民生委員さんには大変な御尽力をいただいておりますことには、ありがたく感謝をしているところでございます。今議会で審議をいただきますが、仮称ではございますが、民生委員児童委員のあり方検討会の推移を見ながら、また、世帯の実態把握の方法も含め、適正な制度の運用に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 一般質問の途中ですが、10分間休憩をいたします。



△休憩 午後2時51分



△再開 午後3時01分



○議長(宿典泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、この場から再度の質問をさせていただきます。

 まず、1点目のさくらぎ保育所の件に関してですが、御答弁の中では、転園することにより保育内容が変わるんじゃないかとかというような不安があるということも十分配慮していく、いろいろな面で配慮していくというような内容の御答弁はあったというふうに思います。それは当然のことだと思うんですが、御承知のように、横浜市で市立保育園の民営化をめぐって市に民営化の取り消しを求めた保護者が訴えた裁判、これは最高裁の判断が確定しております。この判決は、特定の保育園で保育を受けている児童と保護者は期間満了、卒園まで当該の保育所で保育を受けることを期待できる法的な立場にある、こういう判断を下していると私は考えています。つまり、早急な民営化は裁量の範囲を逸脱し、濫用したもので違法とされたというふうに考えられると思います。この横浜市の場合、民営化は決定事項として御理解をというばかりの市の対応について問題視されたということだというふうに思います。

 今回の伊勢市の対応も、横浜市は1年、伊勢市は今回3年間かけてやるというようなことなんですが、これは見方によっては、来年度以降の園児募集停止ということで、在園児童の人数が減少していくということの影響は、先ほどの答弁の中でも影響の変化としてお認めになっておったわけで、これまでの保育環境を徐々に大きく変えていく、事実上変えていくということを押しつけることになりはしないかなというふうに私は懸念をするものです。

 この最高裁判決の結果、同様の訴訟は、今後は門前払いされるおそれがなくなったということも言われていますので、これまで以上に慎重な対応が求められているんだと思います。このような経過で転園を迫られることになるということになるわけですが、そういう点に対する配慮についてはどのように考えてみえるのかというふうに1点目はお伺いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(山本辰美君) ただいまの黒木議員の御質問にお答え申し上げます。

 現在、保育園では、保育所保育指針に基づきまして保育が、また、幼稚園では、幼稚園教育要領に基づいて教育を行っておりますが、そのほとんどは共通するものでございます。

 ただ、幼稚園や保育所ではそれぞれ特徴ある教育・保育を行っておりまして、さくらぎ保育所と修道幼稚園では、日々の活動や行事の持ち方も異なっております。新たな修道こども園におきましては、今までとは違い、幼稚園部と保育所部双方の児童に配慮した教育・保育を行わなければなりません。さくらぎ保育所から修道こども園へ転園していただきました場合、一時的には保育内容が変わることとなりますが、幼稚園と保育所を統合した認定こども園として充実したものとなるよう指導していきたいと考えております。

 また、費用負担等につきましては、保育所部の保育料は市の保育所保育料の基準と同程度で計画されておると聞いております。保育用品などにつきましても、現在のさくらぎ保育所で使用しているものをそのまま使用していただくことへの配慮や、新たな負担がふえないよう配慮を求めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 保育内容については変わらないし、いろいろな費用負担でも配慮できるようになっているんだから、今の御答弁は、そういう不安というのは解消できるという見込みを持ってござるという御答弁やったかというふうに思いますけれども、ちょっと私はそれだけでは十分ではないというふうに思います。

 では、ちょっと角度を変えまして、今回の場合は、新しくできる認定こども園ということで民間のこども園なんですが、公立の認定こども園は伊勢市直営で今度は四郷にもできますが、民間のこういった認定こども園、伊勢市の市立さくらぎ保育所の方々が転園されていくということで、伊勢市も大きなかかわり合いを持ってできるという関係になると思うんですが、こういうところの教育・保育の充実のために、たとえ民間といえども、伊勢市としてやはり果たしていかないかん責任はあるというふうに思うんですね。特別な責任もあると思うんですが、市としてそのような今度できる認定こども園に対する運営の支援、そんなことは特別なことを考えみえるのか、いろいろな初めてできる伊勢市内の民間の認定こども園になるということから、今まで想定されなかったようなことも出てくるんじゃないかというふうに思います。そういう意味で、伊勢市はそのようなところの運営に特別の支援、そんなことを考えているのか、できるのか、それについて1点お伺いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(山本辰美君) お答え申し上げます。

 修道こども園の計画は、幼保連携型の認定こども園でございます。従来の認可幼稚園でございます修道幼稚園と新たに認可を受ける修道保育園で構成されるものでございまして、他の私立幼稚園と同様の公的な運営補助、私立の保育所と同様の公的な運営補助を行います。

 また、施設整備に対する補助や長時間の保育、障がいを持つ児童の保育などに係る経費補助も行ってまいります。

 なお、運営に当たりましては、県による指導監査及び市により指導を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 今の御答弁では、既設の、ほかのところと変わりのないようないろいろな補助はあるけれども、特別なものはないという結論だと思います。かかわるのは、県や他の機関を通じての指導や援助やということやというふうに思います。

 それでは、もう1点お伺いしたいんですが、今回のさくらぎ保育所の閉園は、伊勢市の行財政改革大綱実施計画というのがあって、それとの関連もこの保育所のスリム化というようなそういう方向のもとで取り組まれている一環だというふうに位置づけることもできるんだと思うんですが、そういうこととの関連、これは今回のさくらぎ保育所の閉園は、伊勢市としてはどういう関係でどういうふうに考えてみえるのか、その辺まずお伺いします。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(山本辰美君) お答え申し上げます。

 さきの6月の教育民生委員協議会におきまして、伊勢市の就学前の教育・保育に関する施設整備計画の方向性を示させていただきましたが、この時点では、今後の国の動向を見ながら、計画の見直し等が必要であるということを御説明申し上げたところでございます。

 今回のさくらぎ保育所の閉園計画につきましては、現在、国で検討されております新たな就学前の子どもの教育・保育の基本的方向性に沿ったものであり、これまでの伊勢市の方向性にも沿った考え方のもとに検討し、計画したところでございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 伊勢市の就学前の教育・保育に関するそういう計画の方向性に沿ったものであるということなんですが、その行財政改革大綱実施計画、それとの関連では今回はどういうふうな関係になるか、その辺についてはお考えがありましたら。



○議長(宿典泰君) 情報戦略局長。



◎情報戦略局長(森井啓君) 行革の関係でございますので、私のほうから答弁させていただきます。

 さきの平成19年8月に策定をされました整備方針、先ほどの就学前の児童生徒、子供たちの整備方針の中では、整備方針の基本方針の中で、行財政改革の観点から公立の施設を減らす等公立のスリム化を図るということをうたっております。それとまた第1次の行革の実施計画の中でも、整備方針をつくるという段階で、平成19年度の中で整備方針の中で上げておりますので、一連の流れには沿っておるものというふうに認識をいたしております。

 以上でございます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) そうすれば、この行財政改革の中の一環としても位置づけられるということになると思うんですが、今回こういった形でスリム化するということで、言うたら伊勢市のそういう施設が一つなくなっていくということなんですが、これが行財政改革という以上、そういう教育の分野、福祉の分野でどういうふうによい面でそれが反映されるのかということが見えてくるという必要もあると思うんですが、そこら辺について、1園の問題だけでは見えないということなのか、それともそれは大きなこういう効果を生むというふうに考えることなのか、ただ、財政的に少し負担が軽くなるという程度のものなのか、その辺についての考え方はどうでしょうか。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(山本辰美君) 現在の保育所等の整備計画につきましては、先ほども御答弁させていただきましたが、国のほうの方向がまだ定まっておりません。私どもにも方向性が示されていないところでございまして、検討会議等でただいま検討されておるやに伺っております。これらが私どものほうへ示された時点で、ただいま議員仰せのことも含めまして、計画をまた見直してまいりたいというふうに考えておるところでございます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ちょっと質問の仕方が悪いかもわかりませんが、余りはっきりしない内容じゃないかなと思います。

 それでは、移りまして、今回、保育所を廃止するわけなんですけれども、先ほども言いましたように、今の時点で入所児童がいる保育所をなくしていくということについては、当該の保育所で保育の実施を受ける利益を尊重する必要があるというふうに思うんですね。ですから、その関係者、子供さんはそういうのはなかなか表明もしにくいでしょうが、保護者ということになると思うんですが、その同意が得られない場合は、そのような利益の損害を正当化するだけの合理的な理由と、これを補うような代がえ的な措置、これが講じられなけりゃならんなというのが今の行政として対応していかないかん水準だというふうに思うんです。それがない場合は、訴訟にまで発展するというふうなことがある、そういうふうなケースに訴えられるということも認められるということが判決の結果としてあるということを紹介しましたが、今回の場合、そういった同意を得るという努力、それをすごく重要視する必要があるというふうに思います。

 もう見切り発車で、今度から新園児は募集しませんということになりますと、保育環境を変えるということを事実上決めた上で、さあ同意してくださいという作業に入るという順番、手順がちょっとちぐはぐになるという、そういう意味で私、先ほど言ったんですが、こういう点についての伊勢市の配慮、考え方、それをちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部次長。



◎健康福祉部次長(山本辰美君) さくらぎ保育所の閉園計画につきましては、今月6日にも保護者の皆さん、また地域の皆様に説明会を第1回目をさせていただいたところでございます。今後につきましても、皆様の意見をお伺いしながら、また、3年間かけまして交流等、お子様の転園等にも支障のないように、今後の閉園計画の実行につきましては、進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) そういう努力は当然のこととして、くれぐれも要望しておきたいと思います。

 それでは、2点目の問題に移らせていただきます。

 このしごうこども園、これについての問題は、計画段階から地域での出前トーク、こういうのもされているんですね。私も同席させていただきました。その中で、3歳児からの保育、こういう要望があって、これについてはどうするのかというような質問もあって、これは検討していくというような答弁であって、3園、7園の関係が決まってから、そういうこととの整合性の話は出されてなかったというふうに思います。

 ところが、こういう地域の関係者とのやりとりは全く関係なしに、今回、3歳児の募集はやらないという形で出されたということで、出席されておったお母さん方の中のある方は、非常に期待しておったんだけれども、結局は泣く泣く目の前にあるそういう施設には通わすことができずに、遠く離れたところへ子供さんを3歳になったときに通わさざるを得ないということで、やがて小学校に近いですから、しごうこども園は、小学校へ上がる前になったらまた戻ってくると、非常に民間の幼稚園さんには申しわけない気がしたと、1年だけですけれども何とか入れてくださいというような、そういう要望をされたそうですね。ですけれども、民間の幼稚園さんのほうが快く受け入れてくれたということでほっとされておるわけですが、例えば幼稚園の制服なり、頭の先から爪先までという表現をされておりましたが、そういう用品については、たった1年使うために支出が要ると、また今度、しごうこども園に来るときはまた別の準備をしなきゃならん、こんな不合理なことを、目の前に施設がありながら、保護者の方は強いられるというようなそういう具体的な話を聞きまして、私は非常に非情なやり方だなというふうに思ったんですが、この出前トークなんかでの関係者との地元の人とのかかわりですから大切にすべきだったと思いますが、こういうことに対してはどういうように思われているでしょうか。



○議長(宿典泰君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) ただいまのしごうこども園の出前トーク、説明会のお話を御紹介をいただきました。御期待をいただいておった御父兄の皆様、保護者の皆様には、大変申しわけなく思っております。

 ただ、これは私ども実は、今までも申し上げておりますが、教育委員会といたしましては、しごうこども園の短時間部だけではなくて、幼稚園については、本来は3年保育、これが望ましい、これはこれまでも申し上げておるところでございます。

 ただ、私どもの計画の中で、いわゆる公立幼稚園の役割というものをはっきりさせて、スリム化をさせた上で3歳児保育未実施の施設についても、その場を提供していくんだというようなことで御説明をさせていただいております。ですので、しごうこども園だけではなくて、そのほかの公立の幼稚園においても、同じような御要望はいただいて、その際にこのスリム化をしながら3年保育を実施をしていくということで検討するということで、すべてのところへ同じようなことで申し上げておるということで、まことに申しわけございませんが、御理解を賜りたい、このように考えております。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) それでは、ちょっと素朴な疑問点なんですが、この認定こども園に対する法律の条文を見ますと、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律、そこの中では幼保連携施設の要件として、満3歳以上の子供に対して保育を行うこととされているというふうになっているんですが、こういう条文からいきますと、現状で出発するというのは、本来の趣旨と合致していないんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺についてはそごはないんでしょうか。



○議長(宿典泰君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 繰り返しになりますが、教育委員会としては、3年保育の必要性については十分認識をさせていただいておるところです。

 ただ、スリム化をしながらというふうに先ほど申し上げましたけれども、その前提の中で今、国の幼保一体化の動きが出ておりますので、いましばらくその様子を見たい、その中で3年保育、あるいはスリム化について現時点で明示を凍結しておるということでございますので、国の方針が出次第、そのあたりを早急に整理をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 国の出しております法律の解釈に対するQ&Aでも、そういうことも地域の事情によって若干柔軟にされているようですが、その場合であっても、やはり認定基準に関する国の指針に示すように、満3歳以上の子供に対して保育を行うことが適当であると考えているということを十分お含みおきいただきたいというふうに思います。

 それでは、次の就学援助の問題に移らせていただきます。

 認定の基準、これが、非常にこの案内のチラシを以前も見せていただいことがあるんですが、わかりにくいということに対して研究もしていただくということなんですが、だんだんとよその自治体では世帯人数、2人家族の場合は所得額、よくわかるように世帯の合計所得額として、2人家族の場合は百何十万円とか、あるいは3人家族の場合は二百何十万円とかという、自治体によって基準は違うわけですから、この数字は違いますけれども、2人家族から6人家族まである自治体では明示しております。もっと詳しく明示しているところもあります。給与所得者の収入額参考というような欄もつくって、あくまでもこれは世帯の人数、年齢などによって異なりますが、目安にしてくださいというような一覧表にしてやっている自治体もあるわけです。そういう意味ではぜひ研究もしていただいて、一目してわかるように、あくまでも目安としておけば、この金額を下回っておれば、私のところは資格があるだろうというようなトラブルも起こり得ない工夫は幾らでもあると思います。言うてみなければわからないということでは、申請に至る動機の一つの障がいをつくってしまうことになるんではないかというふうに思いますので、その辺について再度お考えをお聞かせください。



○議長(宿典泰君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 御指摘のとおり、四日市市、あるいは松阪市については、議員御指摘のような表を御紹介の中に入れた中で、対象者の方に周知をさせていただいておるということでございます。

 私どもとしましても、今おっしゃったように、さまざまなケースがありますので、一概ではないかと思いますが、目安としてより皆さんにわかりやすい形で紹介ができるよう、先進市の例も参考にしながら研究してまいりたい、このように考えております。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。

 もう1点、認定のあり方の問題について、御答弁の中でも若干お答えがありましたが、民生委員さんのかかわりですね、以前は民生委員さんの協力を得てということで、法律上の根拠を持っておりましたけれども、この間、私は民生委員さんの活動については、本当に敬意を表したいと思います。さまざまな御苦労がある中で、ボランティア的に頑張っていただいておる、そんな中でも今の時代の変化とともに、そのかかわりについてプライバシーの問題やら、あるいは個人情報保護の観点からさまざまなトラブルもあって、そのような中で法律上の根拠も今はなくなっております。それで自治体を、民生委員さんのかかわりについても、極力負担を軽くするという意味でもなくすということがあります。

 伊勢市が今回、民生委員さんのあり方について、その御苦労にこたえるような形で方向性を検討されるというふうなことを今度始まるわけですが、この際そういった検討もぜひともお願いしたいと思いますですが、いかがでしょうか。



○議長(宿典泰君) 教育部長。



◎教育部長(佐々木昭人君) 就学援助の制度につきましては、経済的な理由により就学が困難な児童生徒に対して学用品や給食費等の金銭的な援助を行うものということでございます。伊勢市の場合には、少し紹介をさせていただきますと、生活保護基準額の1.5倍、これは県下14市の中で、複数市ではございますが一番高い、いわゆる幅広く支援をしていこうという基準になっております。

 ただ、本当に必要な方にはしっかりと支援をしていかなければいけませんが、この原資は何かというと、市民の方からいただいた貴重な税金でございます。ですから、そこのあたりの精査というのはしっかりとさせていただきたい、このように考えております。

 これまでそういった地域の実情に詳しい民生委員、児童委員の方々に御意見をいただきながら、それも参考にしながら決定をしてきたというところでございますが、このたび先ほど教育長からも申し上げましたように、民生委員さんのあり方の検討がされるということでございますので、その中でこの項目についてもしっかりと議論をしてまいりたい、このように考えておりますのでよろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) ぜひ善処する方向でお願いをしたいと思います。

 それでは、最後の問題に移らせていただきたいと思います。

 国保一部負担金の問題ですが、国の示していただいたガイドラインに沿って伊勢市はやるということなんですが、これは国の示しているのは最低限の基準だということなんですが、この基準以上に減免の対象を拡大していくというような、そういうおつもりはあるかないか。

 といいますのも、国会でのやりとりもありまして、大臣、政務官の発言の中でも、国基準というものは最低限これくらいはという表現のもとでつくったものだと、上積み部分を市町村がやられることについては、望ましい部分がある、こういうような発言もされております。こういうことも参考に、伊勢市としての考え方をお伺いしたいと思います。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) 御質問の減免の対象の拡大についての考え方ということでお答えをさせていただきたいと思います。

 確かに国から示されました基準につきましては、収入額は生活保護基準というふうな格好で大変厳しいのかなというふうに思っております。

 ただ、国のほうで、先ほど黒木議員おっしゃいましたように、基準に該当しない場合にあっても、保険者がその必要を認めたときは、一部負担金の減免を行うことができるというようなところもあります。ただ、対象を拡大いたしますと、減免を行った部分につきましては、国の助成から外れるといいますか、助成対象にはなりません。したがいまして、保険者として医療機関に対しまして支払う金額を補てんする財源というのが不足することになりまして、結果として保険料の引き上げの一つの要因になるというふうに考えておりますことから、慎重にならざるを得ない、こういうふうに考えておりますで、よろしくお願いいたします。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) 伊勢市は今度、来年度に向けて要綱をつくっていくということだと思うんですが、今までにない対応もこれから出てくるという意味で、周知についていろいろやっていただくということもあると思うんですが、例えば住民税非課税世帯とか、そういうところに絞って、この方たちは直ちに該当者と言えるかどうかわかりませんけれども、そういう可能性になるかもわからんというような配慮の一環として、通知をしていくとかということも重要ではないかというふうに、周知の方法として思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。



○議長(宿典泰君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) 今回、そういった規定を、要綱を考えさせてもらっております。周知につきましては、広報等を通じて適正にやっていきたい、このように考えております。

 以上でございます。



○議長(宿典泰君) 14番、黒木議員。



◆14番(黒木騎代春君) わかりました。余り具体的なことはまだお考えにないということだと思うんですが、こういう制度があるんだということは、やはり市民として十分知り得る状況に行政としてやっていただくことを希望いたしまして、質問を終わらせていただきたいと思います。

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△散会の宣告



○議長(宿典泰君) お諮りをいたします。

 議事日程はいまだ残っておりますが、本日はこの程度で散会し、明14日午前10時から継続会議を開くことに決定いたしまして、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(宿典泰君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定をいたしました。

 それでは、本日は散会いたします。

 なお、本日御出席の皆様には会議通知を差し上げませんから、御了承をお願いをいたします。

 御苦労さまでございました。



△散会 午後3時32分

 会議の顛末を録し、ここに署名する。

   平成22年12月13日

        伊勢市議会議長     宿 典泰

        伊勢市議会議員     黒木騎代春

        伊勢市議会議員     西山則夫