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三重県 伊勢市

伊勢市 平成21年  6月 定例会 06月30日−03号




伊勢市 平成21年  6月 定例会 − 06月30日−03号







伊勢市 平成21年  6月 定例会



        平成21年6月伊勢市議会定例会会議録

議事日程

                平成21年6月30日(火)午前10時開議

日程第1 一般質問

     ? 2番 鈴木健一君

          ●下水道事業について

     ?21番 工村一三君

          ●全日本花いっぱい伊勢大会と御遷宮までの花のまちづくりについて

          ●伊勢市次世代育成支援行動計画に対する、実施結果と今後の方針について

     ?32番 中村豊治君

          ●市町村合併の検証と新市建設計画の推進状況について

本日の会議に付した事件

 1.伊勢市監査委員の選任につき同意を求めることについて

出席議員(33名)

      1番  辻 孝記君      2番  鈴木健一君

      3番  吉岡勝裕君      4番  広 耕太郎君

      5番  品川幸久君      6番  藤原清史君

      7番  山根隆司君      8番  長田 朗君

      9番  黒木騎代春君    10番  西山則夫君

     11番  上田修一君     12番  中川幸久君

     13番  小山 敏君     15番  杉村定男君

     16番  浜口和久君     17番  石黒 源君

     18番  浜条清子君     19番  楠木義夫君

     20番  谷田幸江君     21番  工村一三君

     22番  山本正一君     23番  大川好亮君

     24番  薮谷 茂君     25番  佐之井久紀君

     26番  薗田順一君     27番  畑中隆正君

     28番  宿 典泰君     29番  世古口新吾君

     30番  長岡敏彦君     31番  池田ミチ子君

     32番  中村豊治君     33番  中山裕司君

     34番  中川 堯君

欠席議員(0名)

      なし

欠員(1名)

職務のため議場に出席した事務局職員

  事務局長     森 裕幸君   事務局次長    筒井弘明君

  議事係長     中川雅日君   調査係長     東浦富美君

  書記       奥野進司君   書記       中野 諭君

説明のため出席した者

  市長       森下隆生君   副市長      戸神範雄君

  病院事業管理者  間島雄一君   会計管理者    楢井正文君

  総務部長     松下 裕君   財務政策部長   森井 啓君

  環境生活部長   佐々木昭人君  健康福祉部長   白木信行君

  産業観光部長   鈴木豊司君   都市整備部長   奥村 茂君

  二見総合支所長  三浦 徹君   小俣総合支所長  田端正美君

  御薗総合支所長  内田 豊君   上下水道部長   本多秀夫君

  病院事務部長   中川芳明君   消防長      保田幸宏君

  消防本部次長   大西邦生君   総務部参事    古布章宏君

  産業観光部参事  中井宏明君   総務課長     藤本 亨君

  行政経営課長   鈴木正人君   こども課長    中村富美君

  教育委員会委員長 岡本國孝君   教育長      疋田 勇君

  教育部長     松島康雄君   教育次長     竹内勇夫君

  選挙管理委員会委員長

           杉木 仁君



△開議 午前9時58分



△開議の宣告



○議長(大川好亮君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。

 本日の出席者は全員ですので、会議は成立いたしております。

 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、開会当初決定あるいは御報告申し上げたとおりです。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

 それでは会議に入ります。

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△一般質問



○議長(大川好亮君) 日程第1、昨日に続き、一般質問を行います。

 発言通告に従い、順次許可することにいたします。

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△鈴木健一君



○議長(大川好亮君) 初めに、2番、鈴木議員。



◆2番(鈴木健一君) 皆さん、おはようございます。

 昨日に引き続き一般質問ということで、早速始めさせていただきたいと思います。きょう、僕の質問は、下水道事業について質問させていただきたいと思います。

 質問の内容は3点。まず1点目が、受益者負担に関する条例における受益者の定義の見直しについて、2つ目に、下水道事業における住民説明の不備について、そして最後に、独居老人世帯・合併処理浄化槽利用世帯における下水道接続義務の免除についての考え方を当局の皆さんからお示しいただきたいと思います。

 まず、1点目でありますが、受益者の定義の見直しについてであります。

 これは、現状の伊勢市公共下水道事業受益者負担に関する条例を見ていきますと、この受益者、要は下水道の利益、サービスを受ける受益者の定義が、公共下水道の排水区域、要は下水道が接続できる地域の住民の皆さんすべてが受益者となってしまいまして、実際に下水道に接続しなくてもいい、例えば合併浄化槽を設置している世帯の方々にまで受益者の範囲が及んでいる、そのように解釈ができるものであります。そして、他市の状況を見てみますと、この公共下水道の受益者である定義のところにおきましては、公共汚水ますの設置、要は家庭の排水と下水道の本管をつなぐ公共汚水ますを設置していることで受益者と定義されている自治体もある状況なわけであります。そして、今、市民の皆さんからよくお伺いするのが、うちは合併処理浄化槽ついているんだけれども、何で下水道に接続しなければいけないのといった御質問をたくさんいただいているわけでありまして、今回いろいろと調べていく中で、この受益者の定義というのを一度見直していくことも必要ではないかなと、そのように感じておりますので、当局のお考えをお示しいただきたいと思います。

 そして、2点目でありますが、下水道事業における住民説明の不備についてお伺いをさせていただきたいと思います。

 今、下水道の工事並びに公共汚水ますの工事をされるときに、自治会の皆さんにお願いをして、公共施設等にお集まりいただいて、いろいろと当局から御説明をしていただいているわけですが、どうも何点かの課題があるように思えてなりません。

 特に市民の方から御意見をいただくのは、受益者負担金というのは何なんだろうなと、そのことをたくさんいただいております。そして、説明会に来られない方もたくさんいるわけですが、その点のフォローについてもまだまだ不足している点があると思います。その点について、今後の下水道に対する住民の方々の理解を得る努力をどのようにされるのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。

 そして、3点目であります。合併処理浄化槽のことについては先ほどお話をいたしましたが、特に伊勢市の独居老人、おひとりでお住まいになっている高齢者の方々、この方々に下水道をどうしても接続していただく、そういったことはもう一回考え直してもいいんじゃないかなと僕は感じています。

 今、日本の平均寿命の年齢が、男性が79歳、そして女性が86歳となっております。今、伊勢市全域の独居老人、75歳以上でおひとり暮らしをされているお年寄りの方々は4,409人いらっしゃいます。先ほどの平均寿命と照らし合わせて考えていきますと、下水道に接続したとしても5年、10年とわずかな利用期間しかないことを考えると、もう少しこの行政の負担の使い方に関しても見直していくことは、税金の無駄遣いを減らすことになるのではないか、そのように感じております。

 昨年、紀宝町の市町村設置型の合併処理浄化槽の施設を見に行きました。その視察の最中に、ちょうど紀宝町の町長さんが直接来てくださいまして、この接続に関する考え方をお聞かせいただきましたら、やはりおひとり住まいでもう高齢になっている方は、無理には接続しないように、担当者レベルからそのようなお話をしていらっしゃるそうです。特におひとり住まいされている皆さんから、ぜひうちでもつけてほしいんだと、そういったお話があったときでも、「いやいや、おじいちゃん、いいんだよ」と、「もうしばらく様子を見な」と言って、非常に親切な寛容な対応をされているというふうにお伺いをしております。ですので、伊勢市においても、この点についてもう少し寛容な接続の推進をしていく必要があるのではないかと思うわけであります。

 以上、3点について御答弁をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(大川好亮君) 上下水道部長。



◎上下水道部長(本多秀夫君) 鈴木議員の諸点の御質問についてお答えします。

 まず、受益者負担に関する条例における受益者の定義の見直しについてのお尋ねにお答えします。

 下水道事業受益者負担金につきましては、合併調整事項として、合併後原則として10年間は現行のとおりとするとなっており、現在、旧4市町村の条例がそのまま適用されております。受益者の定義につきましては、新市の伊勢市公共下水道事業受益者負担に関する条例第2条に、「受益者とは、事業により築造される公共下水道の排水区域内に存する土地の所有者をいう」と定義されています。旧3町村についても同様の定義をしております。また、10年間は現行どおりという合併調整事項の取り決めもあることから、これを尊重していくこととしておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 次に、下水道事業における住民説明の不備についてのお尋ねにお答えします。

 下水道事業は、市民の皆さんとともに進める環境によいまちづくりに御協力をいただくことが大切でありますことから、広報いせやケーブルテレビなどでの啓発活動や地域の自治会、工事発注区域にお住まいの皆様を対象に、説明会を開催しております。説明については、事業を始めるとき、工事に着手するとき、下水道が使えるようになったときなど、基本的には3回、地域にお伺いし、させていただいております。説明会では、工事に関することはもとより、御家庭や事業所の排水設備工事、また下水道使用料や受益者負担金に関する市民の皆様の御負担が伴うことにつきましてもあわせて御説明しております。しかしながら、短い時間の中で十分御理解いただけないのではないかといった実情も認識しております。そのようなことから、現在、部内各課で調整し、市民の皆様により御理解をしていただけるような説明資料や説明会のあり方について検討をしております。

 また、今後、合併処理浄化槽を設置されている皆さんに対して、御理解を深めていただくため、市全体の生活排水処理対策における下水道のあり方や御負担の違いも御説明し、よりわかりやすい説明会の開催に努めてまいります。

 最後に、独居老人世帯・合併処理浄化槽利用世帯における下水道接続義務の免除についてお答えします。

 下水道法では、公共下水道の供用が開始された区域におきましては、遅滞なく排水設備を設置し、公共下水道へ接続しなくてはならないと規定されております。したがいまして、合併処理浄化槽につきましても、供用開始されたときは、速やかに下水道に接続していただくこととなります。

 しかしながら、下水道を利用していただく皆様の御負担を少しでも軽くなるよう、くみ取り便所の水洗化や排水設備の設置費用を支援する制度として、市が利子補給することにより、低利で1件につき100万円までお借りいただける融資あっせん制度があります。また、助成制度として、障害者世帯、高齢者世帯、ひとり親世帯においては工事費の2分の1、上限38万円、生活保護世帯においては工事費の全額、上限50万円を助成しております。

 議員御指摘の独居老人世帯につきましては、主に経済的な理由から下水道への接続が困難な場合が想定され、難しい課題ではありますが、今後とも継続的に戸別訪問を実施し、住民のそれぞれの状況を把握しながら、御理解をいただき、下水道への接続をお願いしてまいりたいと考えております。

 以上、鈴木議員の諸点の御質問にお答えいたしました。何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(大川好亮君) 2番、鈴木議員。



◆2番(鈴木健一君) 御答弁ありがとうございます。

 質問順序を整理させていただきまして、まず、住民に対する説明のあり方については了解させていただきたいと思います。ただ、現状の下水道に関する説明においては、恐らくなんですが、下水道の担当者が多くて、合併処理浄化槽の状況についてまで御説明できる方はいらっしゃらないんじゃないかなと思うんですね。やはり目的は市民の方の生活排水をいかに効率よくきれいにしていくということが目的ですので、やはり下水道部局と合併処理浄化槽を管轄している部局、両者をやはり立ち会わせて、その点を住民の方に御説明いただける、そういった環境をつくっていただきたいと思いますので、この点は要望とさせていただきたいと思います。

 受益者の定義の見直しについては、10年間は現行のとおりだよというお話をいただきました。当然これは合併協議のことは尊重しなければならない、そのことはわかるんですけれども、この点においては、やはり住民の方から疑問が出たり問題提起が出ている以上は、10年間そのままにしておいても常に住民の方の御不満や御意見を取り入れて議論してほしいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 最後に、下水道法における下水道接続の義務についてのお話をいただきました。この点についても十分承知をしております。ただ、今、国会でも民主党並びに公明党さんのプロジェクトチームがこの下水道法についてももう一回見直す時期が来ているんじゃないか、そういった議論もされているわけなんです。今、国政も混沌としている状況なんで、もしかするとこのことも変化することが考えられますので、この点について、もう少し情報収集も含めていろんな見方があることを考えていただきたいなと思います。

 この点についてお考えをいただきたいのと、あともう一つが、高齢者の方の−−一問一答ですね。そうですね。じゃ、今のことについて、国政の状況と法改正のことについて情報収集をすること、そしてそのことを議論する場をつくっていくことについてお考えをお伺いしたいと思います。



○議長(大川好亮君) 上下水道部長。



◎上下水道部長(本多秀夫君) 議員から御指摘いただきましたように、下水道法10条の接続義務によりまして、私ども現在条例及びそれに伴いまして具体的な事業の執行を行っております。根幹に係ります内容でございますので、今議員御指摘のように、その部分のいわゆる法改正等、十分情報を察知しながら、そういったことのよしあしにつきましても私ども今検討中でございまして、いずれにいたしましても、現在下水道法にそのような定めがございますことから、議員御承知のように、現在その範囲に従って運営しておるわけでございますので、今後とも注意してそういった情報収集に努めてまいりたい、また庁内においてそういったことの抜かりのないよう議論も準備してまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(大川好亮君) 鈴木議員。



◆2番(鈴木健一君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 それで、最後の質問になるわけなんですが、高齢者の世帯に対しての下水道の接続についてなんですが、今、下水道法の接続義務がありますので、その業務について遂行していかないといけないという部分はあると思うんですが、1つ僕は調査をしていただきたいことがあります。これまでに例えば75歳以上の方でも70歳以上の方でもいいんですが、高齢者の世帯に対して接続した下水道がどれぐらいまで利用されているのか。例えば高齢者の方、当然のことながら亡くなられることもありますし、また老人介護に関する施設に行かれる方もあると思うんですね。例えばそのことを考えて、接続して1年たって、もう使わないよ、もう公共汚水ますを利用していないよという状況も考えられると思うんで、この点は一度調査をして、本当にその高齢者の方が有効に使っていただいているのかどうかという調査を一遍していただきたいなと思います。この点についてお考えをお聞かせください。



○議長(大川好亮君) 上下水道部長。



◎上下水道部長(本多秀夫君) 確かに御指摘いただきましたように、独居及び高齢者の方の問題点、大きな課題だと考えます。したがいまして、そういった調査の要請ということで、私ども調査することに何ら問題ございませんので、可能な限りそういった資料を整理してまいりたいなと考えます。

 以上です。



○議長(大川好亮君) 鈴木議員。



◆2番(鈴木健一君) ありがとうございます。ぜひ今後も市民の方から誤解のないように、そして喜んでもらえる生活排水処理の対策を講じていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

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△工村一三君



○議長(大川好亮君) 次に、21番、工村議員。



◆21番(工村一三君) きのうに引き続き、明勢会の工村一三です。3番手になります。明勢会の3番手ということで、ひとつよろしくお願いします。

 議長の許可をいただきましたので、通告どおり一般質問をいたします。

 今回の質問は、去る5月30日、31日に開催されました全日本花いっぱい伊勢大会と遷宮までの花のまちづくりについてと、今年度が最終年度となります伊勢市次世代育成支援行動計画についての御質問をいたします。

 まず、全日本花いっぱい伊勢大会と遷宮までの花のまちづくり伊勢についてお聞かせ願いたいと思います。

 昨年の3月議会のときに予算が計上されまして、議案にて、私、質疑をさせていただきましてから、はや1年が過ぎました。この5月30日、31日に伊勢市において、昨年の金沢大会に引き続き、盛況の中に第52回全日本花いっぱい伊勢大会が我が伊勢市にて開催されました。そこで、伊勢の主催者として、成果と今回の大会の反省点があれば、まずお聞かせ願いたいと思います。

 それから、市長が強調されております伊勢のまちを花いっぱいのまちにして、伊勢に来ていただいた方に安らぎを与えたいという思い、また遷宮に向けてそれを取り組んでいかれるとお聞きしておりますが、今後、この花いっぱい大会を市民の皆様への契機にとらえ、どのように事業を推進されていくのかお聞きいたします。

 2問目の伊勢市次世代育成支援行動計画について御質問いたします。

 この計画は、平成15年7月、このまま少子化が進行し、将来の労働力不足による経済成長の停滞や社会保障などにおける現役世代の負担が進み、経済活力の低下や個人の生活水準の低下など、経済社会に深刻な状況を招くことになるということで、また家庭の形態の変化や過疎化、高齢化が進み、子供の健全な成長の阻害や、福祉、医療など地域の基盤的能力低下など、さまざまな問題が懸念される状況下、少子化を食いとめるために、次世代育成支援対策推進法が制定され、国、地方公共団体、企業、国民が一体となって対策を進めることになりました。

 我が伊勢市におきましては、本法に基づき、平成17年3月には市町村合併前の旧伊勢市、旧二見町、旧小俣町、旧御薗村において、それぞれ次世代育成支援行動計画を策定されていました。旧4市町村の各計画の中で、市町村合併、平成17年11月1日への対応として、合併直後に新市を対象としたこの実施計画を策定し、それに基づき、新伊勢市を対象とした推進すべき取り組みを示すものとし、本計画を平成17年から平成21年、今年度を最終年度とし、市町村合併前の4市町村の住民ニーズを反映した行動計画をマスタープランと位置づけ、具体的な取り組みを示すべき、この計画を作成したと聞いております。その重点事業として7事業、主な保育事業として10事業の数値目標を掲げながら実施されてきましたので、この最終年度を迎え、約5年間の総括として、実施内容、実施結果と評価を、また次年度からの全体の方向性をお聞かせ願いたいと思います。

 また、全事業の内容のうち、今回は特に質問を2点に絞りたいと思います。100年に一度と言われるこの不況の中、働く若い方たちの家庭の支援を含め、重点的に2点の質問を行いたいと思います。

 まず1つは、次世代育成支援行動計画の中で、放課後児童クラブについてお聞かせください。保護者が仕事などで昼間家庭にいない小学校低学年の児童を中心に、授業終了後に適切な遊びや生活の場を与えて、その健全育成を図るために設置されている放課後児童クラブは、合併前に9カ所あり、平成21年度末の目標は13カ所となっていますが、その進捗状況についてまずお聞きしたいと思います。

 2つ目として、少子化が進む中、多様なニーズに応じた保育サービスが現在求められていると思います。現状として、提供しているサービスはどのようなものがあるのか。また、次世代育成支援行動計画の幼稚園の充実の項に、幼稚園と保育所、小学校の連携強化の推進についてと記載されておりますが、現状どのようになっているのかお聞かせください。

 質問通告にあります幼保一元化については、これと関係してきますので、再質問にてお聞きしたいと思います。御了承ください。

 壇上からは質問はここまでとし、回答をいただき、詳細については自席から再質問をお願いしたいと思います。



○議長(大川好亮君) 産業観光部長。



◎産業観光部長(鈴木豊司君) 工村議員の御質問にお答えいたします。

 工村議員の御質問のうち、全日本花いっぱい伊勢大会と御遷宮までの花のまちづくりにつきましては私からお答えし、伊勢市次世代育成支援行動計画につきましては、健康福祉部長からお答えさせていただきます。

 さきの全日本花いっぱい伊勢大会の開催に当たりましては、市民の皆様初め、議会の議員の皆様並びに関係機関、団体の皆様に多大なる御協力、御支援をいただき、無事終了することができましたこと、厚くお礼を申し上げます。

 まず1点目の大会開催の成果と反省につきましてお答えいたします。

 5月30日、31日の両日、全日本花いっぱい伊勢大会を開催いたしました、その概要でございますが、30日に伊勢市観光文化会館で全国からお越しいただきました約450人の全日本花いっぱい連盟の会員の皆様を初め、市内の花づくりに携わる皆様方にも大勢お集まりいただき、参加者約700人の中、全日本花いっぱい連盟の総会並びに記念式典と神宮から講師をお招きしました記念講演を開催いたしました。また、今大会は、今後の花のまちづくりのキックオフイベントであり、市民の皆様も花の楽しみ方、花のよさをPRするため、県営サンアリーナ駐車場の特設会場におきまして、30日、31日の2日間、「花いっぱいフェスティバル2009」と題しましたイベントを開催いたしました。この会場では、市内の18小学校区の皆様、8つの企業、グループの方々がデザインから植栽まで手がけていただいた花壇の展示を行っております。さらに伊勢楽市や美し国三重ハンギングバスケットコンテスト、サッカークリニック大会が関連イベントとして開催され、延べ約13万人の皆様にお越しいただきました。

 5月に入りましてから新型インフルエンザの国内感染が発生し、その影響で開催も危ぶまれました。また、一部全日本花いっぱい連盟会員の皆様のキャンセルもありましたが、天候に恵まれたこともあり、集客面では一定の成果があり、さらには花づくりに関係する方々のネットワークづくりの第一歩となりましたことも大きな成果であると認識をいたしております。

 また、収支につきましては、すべての入金、支払いが終わっていないため見込みとなりますが、総事業費として約3,900万円となります。

 また、反省点といたしましては、キックオフイベントとはいえ、市民の皆様に参加いただく機会の設定が十分でなく、一部の団体、グループに対し、負担が大きくなってしまいましたことは、まことに申しわけなく思っております。これからの活動を推進していく上では、みんなが楽しく参加できるよう、検討をしてまいります。

 続きまして、2点目の御遷宮までの花のまちづくりをどのように推進していくのかについてでございますが、今回の花いっぱい伊勢大会を開催するに当たり、実行委員会を立ち上げ実施してまいりました。先般、実行委員会の反省会を開催し、今後の花のまちづくりに関しましては、この花いっぱい運動の「花を通して人々の気持ちを豊かにし、住みよいまちをつくる」という基本理念に沿った活動をしてまいります。そのためには、多くの市民、団体、グループの方々に参加をしていただく必要がありますことから、時間をかけ、じっくりと検討していく必要があると確認をさせていただいたところでございますので、何とぞよろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(大川好亮君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) 続きまして、私から、伊勢市次世代育成支援行動計画につきましてのお尋ねにお答えいたします。

 平成17年度から21年度の5年間を前期期間として、次世代育成支援行動計画を策定いたしております。この次世代育成支援行動計画におきまして、主な保育事業として10の事業の目標事業量を設定し、次世代育成支援対策推進協議会にその進捗状況を報告するなどし、進行管理をしてまいりました。

 この10の事業のうち一例を挙げますと、休日保育事業では、平成21年度末の目標実施園数2カ所に対しまして平成20年度末では2カ所というように、おおむね順調に推移しているものでございます。一方、子育て短期支援事業、いわゆるトワイライト事業や地域子育て支援センター事業などのように、目標事業量に整備量が満たない事業もございます。これらの結果を踏まえ、また昨年実施しました市民アンケート結果や次世代育成支援対策推進協議会での議論、パブリックコメントの結果などを参考に、今年度中に平成22年度からの後期計画を策定してまいります。生活環境や労働環境、また子育てに関する価値観が大きく変わってきている中、次代を担う世代を育てていくことの重要性を認識し、計画策定に臨んでまいります。

 今後の予定としましては、これから秋にかけ、次世代育成支援対策推進協議会で中間案の策定議論をしていただき、本年中に教育民生委員協議会に中間報告を行い、その後、パブリックコメント、次世代育成支援対策推進協議会から意見書をいただき、今年度内に計画を策定させていただく所存でございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

 次に、現在の伊勢市における放課後児童クラブの現状は、小俣町で2カ所、二見町で1カ所、御薗町で1カ所、旧伊勢市で12カ所と、合計16カ所となっておりますが、このうち御薗町は公設公営、小俣町の2カ所と二見町の1カ所は公設民営、旧伊勢市の12カ所はすべて民設民営で行っているところです。

 放課後児童クラブの設置数は、原則としまして全小学校区単位で整備することを目指している中で、伊勢市次世代育成支援行動計画実施計画の平成21年度末の設置目標は13カ所となっており、現在設置数は16カ所となっていることから、予定より早く進捗しているのが現状です。

 次に、多様なニーズに対応する保育サービスといたしまして、延長保育7カ所、一時保育2カ所、休日保育2カ所などを実施しています。

 また、幼稚園の充実に向けての一例としまして、公立、私立の幼稚園・保育所の代表者や小学校の教員、こども課、学校教育課の職員などで構成された就学前の子どもの教育・保育連絡協議会で、小学校教員の保育所・幼稚園体験、逆に保育所・幼稚園の職員の小学校体験あるいは就学前の子供たちの小学校体験などのシステムを構築し、その連携推進を図っておりますので、何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



○議長(大川好亮君) 21番、工村議員。



◆21番(工村一三君) 回答ありがとうございます。

 それでは、花いっぱいのほうから御質問したいと思います。

 インフルエンザの影響もありましたけれども、13万人という方が来ていただきました。本当にこれは各自治区の皆さん、企業の皆様が大変御協力していただいたということもあります。それで、現在、花づくりとして山ろくで花をやっていただいておる自治会の方、企業の方もございますが、私もちょこちょこあそこへお邪魔しておりますけれども、各自治会の方にお話を聞きますと、非常に自治会に任せっきりだということで、遷宮までのこの花をもたさないかんという話をいろいろ聞いておりますが、実質費用負担に関しましても、各自治会が費用負担しながら管理をしている。これはそれで自治会の方たちもある程度は納得しておりますが、ただ、市からそういうふうなことに対して、ようやってくれとるなとか温かい言葉が一つもないという話を聞いております。実際これがこの秋まで本当に続けられるのかどうかと。各自治会任せでよろしいんかなというような気がしますので、おんぶにだっこでいくのか、その点についてひとつお聞かせ願いたいと思います。



○議長(大川好亮君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(中井宏明君) 工村議員の再度の御質問にお答えさせていただきます。

 5月30日、31日、イベント両日来場いただきました皆様方の目を楽しませていただきました市民花壇の今後でございますけれども、この花壇につきましては主に夏の花を植えていただいております。通常の管理をしていただきますと、秋まで花が楽しめるということでございます。

 伊勢のまちにつきましては、これから9月の世界新体操選手権、11月3日の宇治橋渡始式など、多くのイベントがありますことから、その方々にも見ていただけるよう、引き続き管理をしていただくように、花壇をつくっていただきました団体、自治会等にお願いをしておるところでございますけれども、改めまして、その管理につきましてお願いをさせていただくという準備もしておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。

 朝早くから、きょうも朝、皆さん手入れに雨降っているのに来てくれておりましたので、ひとつその点、協力体制をよろしく、市からの温かい心も持ってお願いしたいと思います。

 それから、現在その花壇は、あるボランティア組織の活動拠点となっておるわけですけれども、毎年2回花まつりをしておりますけれども、それとちょっとオーバーラップするということとかいろいろあると思いますけれども、聞きますと、少し協調がとれていないということで、ちょっとねじれたような感じにも見受けいたします。その辺についてはどのように考えておられるのか、ひとつ御回答お願いします。



○議長(大川好亮君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(中井宏明君) 現在、市民花壇を設置させていただいております朝熊山ろくにつきましては、ふだんNPOの皆様方が御活動いただいておる拠点であるということは十分認識をしております。また、今回のイベントにつきましても、その皆さん方にも随分御協力をいただきました。大変お礼を申し上げたいというふうに思います。

 今後の市民花壇あるいはその地域での活動につきましては、その団体とも十分協議をさせていただくということも予定しておりますし、市民花壇の管理、それと今後の活動につきまして、十分協議しながら取り組んでいきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。

 実際この大会におきまして、私も最終的にレセプションに出させていただきました。伊勢・安土桃山文化村でたくさんの方が、県外の方いらっしゃいまして、非常にすばらしい大会でしたし、途中から萩本欽一さんが特別ゲストで出席していただきまして、県外から来られた方、非常に興奮され、喜んで帰っていただきました。楽しいレセプションだったということで、ほぼこの大会は私なりには成果があったんじゃないかというふうに感じております。

 それでは、次の遷宮までの花のまちづくりについてでございます。

 三重県も今、美し国おこし・三重でイベントを企画しております。また、新たに本年度から花と緑で美し国おこし・三重を応援するプロジェクト事業を始めるということが決まっております。私たち、伊勢と同じような考え方で事業が展開されようとしておりますが、今、ちょうどこれ5月にこの大会が終わりましたので、この機運が盛り上がっている間に早速新しい活動を立ち上げるべきだと考えておりますが、実行委員会を立ち上げたということですが、非常に動きが見えにくいと私は思っております。また、そんな動きもこちらへ伝わってきておりませんので、この新しい活動をどういうふうに立ち上げていくのか、考えをお聞かせください。



○議長(大川好亮君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(中井宏明君) 今後の花のまちづくりに関しましては、イベントで盛り上がりました気持ち、これを今こそ新しい活動に生かしていくということは当然効果が大きいというふうには認識をしております。先ほど時間をかけて検討していくというふうに申し上げさせていただきましたが、その時間をかけるといいますのは、組織体系をどのような形でしていくかという点でございます。今後、遷宮までに花でいっぱいの伊勢のまちをつくっていくという新しい花と緑のまちづくり伊勢プロジェクトという、これは仮称でございますが、立ち上げていくことを考えております。花いっぱい伊勢大会の実行委員会でも、今後の活動についての御意見をお伺いさせていただきましたが、組織を中心とした人選だけでなく、各方面で活動いただいております方々も含め、新たな組織を立ち上げて活動をしていくほうがよいという御意見もちょうだいいたしましたことから、そのような方向で進めていきたい。また人選につきましてはもう少し実行委員会で検討させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) わかりました。ひとつよろしくお願いします。

 ただ、このプロジェクト、本当に組織としてやっていくわけですけれども、本当に具体性が全く見えていないということで、もし何か具体性があるのでしたら、最後になりますが、ひとつお聞かせ願いたいと思います。

 それから、花のくにづくり三重県協議会、これ、岩名秀樹会長、前の県議会議長でございますが、この方が会長でやられております。生産業者、流通業者、それから販売業者を代表して、不景気のときこそこの花と緑の魅力をということで発足してやっておりますけれども、観光面だけではなしに、花を生産する立場、またまちの景観を整備する立場からも、花のまちづくりを考えていく必要があるんではないかと思います。

 それから、市長にちょっとお聞きしたいんですけれども、前回説明させて……(「一問一答でお願いします」と呼ぶ者あり)

 はい、わかりました。とりあえずここだけお願いします。



○議長(大川好亮君) 産業観光部参事。



◎産業観光部参事(中井宏明君) 花と緑のまちづくり伊勢プロジェクトについてでございますが、平成21年5月の産業建設委員協議会でも御説明をさせていただきましたが、この事業は、地域、市民が自発的に活動できる人づくりを推進するということ、それから自分たちのまちを明るく元気な魅力あるまちをつくっていこうということ、そして、参加、活動しやすい組織をつくっていこうということで、継続していけるシステムを構築しなければならないというふうに思っております。今年度は、花いっぱいのまちにするためには、花をつくる人々がたくさんいることが必要となります。そこで、まず花づくりをしていただく人づくりから始めていきたい。そして、花と緑化活動の専門知識を持ったリーダーの育成へとつなげていきたいと考えております。さらには、市民の活動、実践を進めていきたいというふうに思います。

 そして、御遷宮までの5年間ということになりますが、この間につきましては、このリーダーの主導によります地域活動を推進し、また市民の皆様方が活動していただくステージの場をつくっていきたいというふうに考えております。そして、行動する活動というふうにつなげていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。ひとつよろしくお願いします。

 それから、市長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、前回のこの去年の質問のときに、こういうふうな大会は、ひとつ庁舎を挙げて全員で、例えば花をつくる産業の方ですと産業部、それから観光的なものでしたら観光交通部、それから、去年の話ですけれども、まちを整備していくものだったら都市整備部とか、各部がいろいろこういうふうなこのイベントに関しては担当して動くべきだったと思います。現在、縦割り行政ということで市民からもいろいろ言われておりますけれども、この機会にみんなで連携して一つの庁舎、横割りも含めた形でみんなが連携するということでこの大会は成功に終わらせるという考え方であったと思いますけれども、実際この1年間を見てみますと、本当に果たしてそれができたのかと。単なる観光部が受け取ったから観光、あそこがやっとんのやであそこに任せておけばいいんやということで、非常に横の協力体制が少なかったように私は思います。

 今後、いろいろな伊勢市をつくっていく上においても、遷宮もあればいろいろこれから大きなイベントがあり、よそからたくさんの方が来ていただきます。その辺について、今後、反省点も踏まえて、どういうふうに市長は考えられているのか、お聞かせ願いたいと思います。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 今回の花いっぱい伊勢大会の総括的な話の中で、十分に横の連携が庁内としてとれていなかったんではないかということで御指摘をいただきました。

 議員も御案内かわかりませんけれども、今回、この大会を迎えるに当たりまして、庁内では若手中心ではありましたけれども、各部を超えて担当の方に集まっていただいてプロジェクトチームをつくらせていただいて、いろんな個々の企画に当たらせていただいて進んできたところでございました。したがいまして、その上司についても当然ながら情報を共有してもらいながら、当日を迎えられたというふうに思っております。表のほうでいろいろ動いていただいた方は担当部署が中心になったかわかりませんけれども、全体の企画、そして支援する体制については、全庁挙げてやらせていただいたということでございますので御理解をいただきたいと思いますし、そしてこれから遷宮に向けて進めていきますプロジェクトにつきましても、今回と同様、全庁挙げての体制でしっかりとした体制の中で進ませていただこうと、そんなふうに決意はさせていただいているところでございます。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) わかりました。

 若い職員の方たち、本当に熱心になって各部、各課から手をつないでやってこられていたのは非常に印象には残っておりますが、ただ、本当に観光の方たちだけで当初非常に苦しんでおったというふうなのが私自身打ち合わせの中で非常に心に残りましたので、これからひとつよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、かわりまして次世代育成支援行動計画の質問にかえさせていただきたいと思います。

 先ほどこの5年間の総括ということで御回答いただきました。10事業のうち休日保育あるいは一時保育、延長保育などが、ほぼ目標を達成されたというふうに私も内容的に調べてみましてわかっておりますが、先ほど言われましたように、トワイライト事業などが、あと二、三点ほかにもありましたけれども、目標に達していないという結果が現在のところあらわれているように思います。この問題につきましては、最終年度、ことしがまだ終了していない段階ですし、教育民生委員会のこともございますので、今回の質問が後期の計画に反映されるものというふうに思い、今後また質問の中でお聞きしていきたいと思いますので、この大きな問題につきましてはこの程度で終わっておきます。

 それから、若い方の御夫婦が実際いろいろ話を聞いて問題も私のところへ持ってきていただいたりしておるんですけれども、放課後児童クラブの件に関しまして、先ほどの報告によりますと、目標の13カ所から16カ所にふえたということで、大幅にクリアしているという点については評価いたします。

 その中で、数は一応ふえておりますけれども、放課後児童クラブの定員が一応70名が限度ということをお聞きしております。それともう一つは、1学区1児童クラブというふうにも聞いております。その中で、これらの整理を含めて、今度どのようにこの学童クラブを進めていくのかについて、まずお聞かせ願いたいと思います。



○議長(大川好亮君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) まず、定員が70人を超える放課後児童クラブでございますが、これは公設の二見の放課後児童クラブ、それと御薗の放課後児童クラブということで2カ所超えております。平成21年度中にはそれぞれの分割の準備を行いまして、平成22年度から分割したような形で運営を進めていきたいなというふうに考えております。

 それと、放課後児童クラブの設置拡大という部分につきましては、地域の団体の方と協議をしながら、放課後の子供たちの安全・安心といった部分、あるいは健やかな生活の場を提供していきたいと、このように考えております。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) 70人を超える放課後児童クラブということで現在進められていて、分割して1学区1つじゃなしに2つということも一応考えていただいておるようですけれども、実は去年の暮れでしたか、秋ぐらいでしたけれども、1人のお母様がちょっと私のところへやって来まして、実は、私、長いこと働いておるんやけど、学童クラブへ申し込んだら定員がいっぱいみたいなんで、何年も働いているところをやめやないかん。子供の面倒が見られないというお話を持ってきていただいたことがあります。その点、働きたくでも働けない、片や子供を急に学童クラブに入れへんでうちで見やないかんのやというようなお母さんもいらっしゃいました。この点について、今後市はどういうふうな対応をしていただけるのかお聞きしたいと思います。



○議長(大川好亮君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) そういうことも今回ありまして、公設の放課後児童クラブが定員を70人超えますと少し補助金がもらえないというところもありまして、今回2つというようなところで、二見、御薗については分割をさせていただいて、平成22年度からそれぞれ2つずつ、そういった形で運営をさせてもらいたいというところで、少しは緩和されるのではないかというふうに考えております。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。

 平成22年度からといいますと来年からということで、よろしくお願いしたいと思います。やっぱり少子高齢化になりまして、働くお母さんたちがどうしても子供を預けながら働いて、また子供をたくさん産めるような状況を今後環境整備していくことについて、ひとつ御協力をよろしくお願いしたいと思います。

 それから、今、計画の中で、官と民との児童クラブ、民設民営とか公設民営という児童クラブもありますけれども、民設民営でやっている児童クラブに対して、助成とかいうのを、この行動計画の中にもありますけれども、どういうふうに助成をされていくのか、その点についてお聞かせ願いたいと思います。



○議長(大川好亮君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) 現在行っております民間の放課後児童クラブへの助成につきましてのお尋ねでございますが、国・県の補助金によりまして、基本額あるいは開催日によって加算があります。それと長時間といった部分の加算、そういった一定の基準に基づきまして、国・県の補助を出しております。

 それともう一つ、市の単独というところで継ぎ足して助成しているところがあります。それにつきましては、指導員の人件費の一部あるいは施設等の賃借料の一部といったところがこれに該当いたします。市の単独の指導員に係る加算額につきましては、平成21年度から助成を開始いたしております。今後も指導員の育成あるいは指導内容の充実といった部分、側面的な支援も含めて充実をしていきたいなというふうに考えております。

 以上です。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) すみません。勉強不足で、平成21年度加算については多少ちょっと私も勉強不足なところがありましたんで、ありがとうございます。もしないようでしたら、この人件費についてはひとつお願いしたいというふうにも思っておりました。ありがとうございます。

 それから、よくお聞きしますが、お母さん方から延長保育あるいは一時保育、休日保育について、どうなんだということをお聞きしますけれども、先ほどの計画について、意外と計画どおりに進んでおるというふうにお聞きしましたので、あと地域のやっぱりお母さん、子供たちの意見を今後とも取り入れていただきまして、次の後期の計画に反映していただきたいと思いますが、就学前の子供たちに関しても、まだ格差があると思いますし、それから学童保育、子供小さいですから、今後とも地域との触れ合いということについても大切にしていただきたいと思いますし、今後とも拡充をしていってほしいとお願いします。これも今後そういうふうなテーマを後期の計画に反映するように、ひとつお願いしたいと思います。

 それから、幼保一元化のさらなる推進についてですけれども、当局は、地域性を生かした施設運営、地域に応じた幼保一元化の推進についてどのように考えられているのかお聞かせ願いたいと思います。



○議長(大川好亮君) 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(白木信行君) 幼保一元化についてのお尋ねでございます。

 幼稚園のよいところ、あるいは保育所のよいところを生かしながら、その両方の役割を果たすことができるようにということで、幼保一元化、新しい仕組みをつくろうという観点から、平成18年に就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律が国のほうで制定されております。その中で認定こども園も新たな選択肢という格好でできたものと考えております。

 現在、先日の教育民生委員協議会でも報告をさせていただきましたが、四郷地区におきまして四郷幼稚園、そしてあさま保育所を統合しまして、認定こども園として建設に向け進んでいるところでございます。

 幼保一元化につきましては、今後もいろいろ地域の事情というのがあるかと思います。そういったものを考慮しながら推進してまいりたいと、このように考えております。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) きのうの新聞でしたか、おとといの新聞でしたか、認定こども園のことがちょっと出ておりましたので少し紹介しますけれども、今、全国で非常にこの認定こども園というのがふえております。この4月1日時点で去年より129件ふえて358件というふうに発表されておりました。それで、国として文部科学省、厚生労働省は、2011年までに2,000件の設置を考えているということです。そのうち現在の認定数は、公立が87、私立が271ということで、非常に私立が多いというふうに記載されておりました。また、東京が一番多くて33件、長崎、北海道と続き、昨年ゼロだった静岡、島根、奈良が新たに認定しております。ゼロは三重県と京都、鳥取、沖縄の4府県のみとなったということを書いてございまして、伊勢では四郷地区で三重県で唯一ということで初めて認定こども園ができるということでございますけれども、今後、この認定こども園がますますと子供たちの保育園、幼稚園の主流になっていくんじゃないかというように考えております。

 そこで、伊勢市においても地方分権あるいは地域内分権、地域行政が進む中で、また地区みらい会議が進んでおりますけれども、この制度が進んでいく中で、福祉の分野においてもいろいろこの地域でやっていかなければならないと思います。今後、この認定こども園を地域で運営していくと、あるいはさせようという考えがあるのか、市長に最後にお聞きしたいと思いますけれども、市長、よろしくお願いします。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 認定こども園の今後の考え方についてということで私にお尋ねでございますので、お答えさせていただきたいと思いますが、今、担当部長からも紹介させていただきましたけれども、現在は公立の幼稚園と公立の保育所を一つにした形で今準備をさせていただいているところでございますけれども、いろんな組み合わせがあるというふうに考えております。この認定こども園の運営の仕方についても。その辺は十分その地域の特性とかいろんな事情を考えながらでありますけれども、私どもが学童クラブのところでもお願いしてきましたように、地域の子供はぜひ地域で面倒見ていただくようなことで、地域で支え合って生きていけるような、そんな地域社会をつくりたいという、そんな思いがございますので、そんなことから考えさせていただきますと、今議員も御指摘がありましたけれども、地域立といいますか、地域の皆さん方が運営していただくような形もありかなというふうには考えておりますけれども、いずれにいたしましても、地域それぞれ事情があるわけでありますので、その辺のことを十分に考慮していただく中で、いろんなあり方をこれからも検討させていただきたいと、そんなように思っております。



○議長(大川好亮君) 工村議員。



◆21番(工村一三君) ありがとうございます。

 もう最後ですけれども、ひとつこれから地域内分権が進む中で、やっぱりこういうふうな子供を地域で育てるということは非常に大事なことだと思いますので、支援のほうも市からひとつよろしくお願いしたいと思いまして、これで質問を終わらせていただきます。



○議長(大川好亮君) 一般質問の途中ですが、10分間休憩いたします。



△休憩 午前11時02分



△再開 午前11時10分



○議長(大川好亮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

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△中村豊治君



○議長(大川好亮君) 次に、32番、中村議員。



◆32番(中村豊治君) 議長の許可をいただきましたので、市町村合併の検証と新市建設計画の推進状況について一般質問を行います。

 平成の大合併と言われた市町村の合併推進運動が一区切りを迎えることになったことは、既に御案内のとおりであります。1999年3月から2010年の3月まで、つまり来年の3月までには日本の市町村の数が3,232から1,760へと半数近くに減少するわけであります。私どもは歴史を振り返れば、明治21年には7万以上もあった町、村が、明治、昭和、平成の大合併を経て、今日約40分の1にまで再編されたのであります。このことは過疎化や高齢化が進む中で、合併による合理化で財政を立て直さなければならない小さな自治体は立ち行かなくなり、自治体の苦しい財政状況に背中を押され、雪崩を打った合併劇でありましたが、合併に伴う地方議員の削減など行革は進んだ反面、身近で面倒見のよかった役場が、遠くてよそよそしい市役所に変わってしまったのであります。つまり、住民サービスの低下は避け切れず、住民が不満を強めている地域も少なくありません。当伊勢市も、それに近い状況ではないかと思うのであります。また、合併を推し進めた総務省幹部も、全体としては合併はよくなかったという声のほうが若干多い、このことを認めており、このような現実を考えれば、私どもがいま一度立ちどまり、合併の功罪、この合併の功罪を冷静に点検、検証してみなければなりません。

 当時、当市の合併協議の経過をいま一度検証しますと、平成14年8月、4市町村での任意合併協議会が立ち上がったのであります。途中の中断、足踏みをした時期もありましたが、任意合併協議会の開催17回、法定協議会の開催20回、さらには各部課の調整等々の議論を繰り返し、一部未調整項目は残しましたが、1,800項目に上る合併協定項目の調整作業と新市建設計画の作成を終え、平成17年11月1日、新伊勢市が誕生したのであります。改めまして、御苦労願った関係者や職員の皆様に感謝とお礼を申し上げるわけであります。

 さて、新伊勢市が誕生して4年が経過をしようとしております。御案内のごとく、私ども議会としても、在任特例を使わずに設置選挙により市民の負託を受けた4年間の任期も、あと残りわずかとなってまいりました。この4年間、私ども議員として、その役割を十分とは言えないまでも、それなりの役割を議員各位果たしてまいったのであります。合併前、4市町村の合併特別委員会で激論を踏まえた経過もあり、私どもも議員としての任期中に一度立ちどまり、合併後の住民サービスは低下していないのか、本来のまちづくり、合併市町村の住民の夢を託した新市建設計画は計画どおり進められておるのか、さらには法定協議会で激論された新市建設計画と合併協定項目のうちの未調整項目等々の総括、検証を行い、新たなまちづくりへのステップアップとしなければなりません。もとより合併の効果はわずかな期間ではすべて評価できるとは考えておりません。合併の成果が直ちに求められるもの、短期間に求められるもの、また、長期にわたるもの等々があると理解をしております。

 そこで、初めに市長にお尋ねさせていただきたいと思います。

 この新伊勢市が誕生して4年近くが経過しようとしておりますが、まずこの4年間の合併の総括について、市長の考え方、感想をお尋ねさせていただきたいと思います。

 次に、お尋ねいたします。

 市町村合併の大きな目的の一つとして、少子化、高齢化対策があったと記憶いたしております。これは合併する、しないにかかわらず、現在の日本の社会を取り巻く大きな今日的課題であり、地域社会としてこの課題に対応する一つの方法として、市町村合併があったと考えております。小規模の自治体では対応し切れないことを克服するため、一定規模以上の団体となって少子化、高齢化に対応していく。私どもの伊勢地域も高齢化が急速に進み、少子化も大変厳しい状況になっているのは周知の事実であります。当伊勢地域は、集落によっては高齢化率は50%を超えようとしており、限界集落に近づいておる集落もあるわけであります。まちの中から子供たちの姿が見えなくなっていく。まちの行事を支える青年層が不足してきた。果たしてあしたの伊勢市は大丈夫なのか。合併後の新市として、この少子化、高齢化、どのような対応策を講じられているのか。

 私は、この3年数カ月、見る限りにおいては、明るい兆しは全く感じられません。どのような現状認識でおられるのか、またどのような施策を展開されようとしているのか。特に少子化、高齢化への合併後の取り組みについてお尋ねさせていただきたいというぐあいに思います。

 次に、合併の大きな目的の一つに、効率化があったというぐあいに考えております。当市の厳しい財政状況の中で、当然コストを減らし、住民の福祉、教育、安全等々の充実を図ることが求められてまいりました。そのため、合併市町村には、新市としての基盤を構築することができるように、不十分ながらも財政的な支援があったわけであります。定員管理計画を作成して、人員削減等々に努力し、その取り組みについては評価をするところです。しかしながら、ここで重要なことは、その合併効果が住民の福祉や教育や安全の充実にどのような影響を与えたかではないでしょうか。すべてが削減一方で、福祉が切り捨てられる、住民の皆様にはそのような声が多く上がってきておるのであります。予想外の経済情勢から、財政が逼迫していることは十分理解できるのでありますが、一体住民の皆様の声をどのように認識されておられるのか、明確にお答えいただきたいというぐあいに思います。

 合併前の町村では、役場と住民の距離が近く、コミュニケーションがよく、機能を果たしていたのではないでしょうか。顔と顔がわかる行政運営が行われ、一定の信頼関係が構築されていたのではないでしょうか。効率の名のもとに、行政運営がなされていく過程において、行政と住民の間にいつの間にか深い亀裂が生じたのではないでしょうか。現在、住民訴訟等が行われている背景の中には、そのようなものが感じられてなりません。また、合併された地域におけるサービスの格差が一向に解消されない中、効率化が先行され、より格差が広がりつつあるのではないでしょうか。これらの点について、どのように現状把握されているのか、明確にお示しいただきたい。

 私は、行政運営の簡素化、効率化を決して否定するものではありません。むしろ組織のスリム化、フラット化を推進するべきであると議会で議論を重ねてきたわけであります。しかしながら、その方法論が一方的に進められれば、ひずみが生じてくる可能性も十分に考えられるわけであります。この点、今後どうされていくお考えか。行政運営の効率化と福祉の充実、ともすれば相反するかもしれないこの課題にどのように対応されるお考えなのか、ぜひお考えを市民にお示しいただきたいというぐあいに思います。

 次に、合併の目的であります。

 合併の目的は、新しい伊勢のまちづくりであったというぐあいに私は理解をしております。合併協議において、住民代表の委員各位の意見をもとに、「みんながくらしのデザイナー」新市建設計画が策定され、この指針の中で「みんなのまちの計画(伊勢市総合計画)」が策定され、現在の伊勢市のまちづくりが進められているというぐあいに理解をしております。合併協議において、大変時間をかけて激論をして作成された新市建設計画こそが、新しいまちの理念がうたわれ、新市が一体化され、夢と希望の持てるまちになるための道しるべであったと私は理解をしておるわけであります。また、合併特例債についても、新市建設計画に計上された事業であることがその前提条件であったというぐあいに認識をしております。

 合併後、市民の皆様の参画を得て、「みんなのまちの計画(伊勢市総合計画)」が作成されました。それはそれとして私も評価をするものであります。しかしながら、ここで私たちは振り返らなければならないのは、合併協議において作成された新市建設計画が、今どこへ行ってしまったのか。合併の目的であり、市民の夢を託したあの新市のまちづくりが、どこへ埋没してしまったのか。そのような気がしているのは私だけでしょうか。どのような御見解か、お示しいただきたいと思います。

 結果として、まちづくりの指針、御案内のように、新市建設計画、さらには伊勢市の総合計画、そして市長のマニフェスト、この3つがまちづくりの指針として存在するわけであります。一体私たちは今日の伊勢のまちづくりを進めていく上で、何を指針としていくのか、何を指針としなければならないのか。この際、市民にわかりやすく、私は説明する必要があるというぐあいに思います。混乱を重ねてしまっているのではないでしょうか。今日の伊勢市の状況を暗示しているような気がしてなりません。

 合併後の新市のまちづくりの基本的な指針は何なのか。また、今、新市建設計画がどのような状況にあるのか。さらには、この新市建設計画をこれからどのように進行管理されるお考えなのか。明確にお答えいただきたいというぐあいに思います。

 以上で壇上からの質問を終わります。御答弁のいかんによりましては、自席からの再質問をお願いいたします。ありがとうございました。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 中村議員の諸点にわたる御質問にお答えいたします。

 まず、合併の総括についてでございますが、平成12年4月の地方分権一括法施行以来、市町村におきましては自己決定、自己責任のもと、ますます自立したまちづくりが求められております。また、深刻な少子高齢化問題や、財政、経済が長期にわたって厳しい状況の中、大幅な歳出削減や構造転換を行わなければ現状の住民サービスを維持していくことはもちろん、自立したまちを運営していくことが大変困難な状況にあります。

 こうした中、本市においては、平成17年11月に4市町村の合併が行われました。その際にまとめられました新市建設計画、すなわち「みんながくらしのデザイナー」にうたわれております趣旨は、住民の暮らしを守り、育てるために新体制を構築し、行財政改革や市民自治の推進などに取り組み、行財政の合理化、簡素化をすることで市民生活にとりましてより望ましい行政運営形態を構築することとするとしております。

 現在、合併後3年7カ月が経過しておりますが、この間、その趣旨を尊重し、各方面で鋭意取り組み、進めてまいりました。主な取り組みといたしましては、合併前は4市町村でそれぞれ実施をしていた部分におきまして、激変緩和に配慮しつつ、管理部門等を初め、一元化できるところは一元化してまいりました。また、組織機構の見直しを行い、業務の効率化を図ったところでございますし、大幅な職員数の削減を初め、行財政改革に取り組んでいるところでございます。また、合併に伴う特例措置を活用しまして、小中学校の耐震化の促進やコミュニティバスの運行、中学校給食施設の建設等、各種事業を実施したところでございます。市民参画の分野におきましては、新市の総合計画を策定するに当たり、新市全体で市民会議を設立いただき、その策定に重要な役割を果たしていただきました。しかしながら、合併調整において、当分の間現行どおりと整理された項目等につきましては、まだまだ地域間に格差が生じている現状も見受けられ、これらにつきましては今後早急に調整を進める必要があると認識しているところでございます。また、新市としての一体感の醸成や住民自治の仕組みづくりを初め、新市建設計画に定める合併の趣旨に沿ってさらに取り組みを進めていく必要があると考えております。

 以上が、概括的ではありますが、現状認識及び総括的な見解とさせていただきます。

 次に、合併後の少子高齢化の取り組みについてでございますが、少子化の現状といたしまして、伊勢市の合計特殊出生率の状況を見てみますと、合併時の平成17年には1.22でございましたが、平成18年度には1.33、平成19年度には1.35と上昇の傾向にあり、全国平均と比べましても幾分か高くなっております。

 合併後の伊勢市の取り組みといたしましては、保健師による新生児訪問を新生児全員に拡大しましたほか、不妊治療医療費に対する助成を新たに実施するとともに、乳幼児医療の助成では小学校在校生の入院医療費の無料化、伊勢市独自の施策として実施したところでございます。そのほか、保育所関係ではきらら館を新設し、一時保育、休日保育や子育て支援センター事業を開始しました。また、二見浦保育園におきましても、同時に子育て支援センター事業を開始し、放課後児童クラブにつきましては、7カ所の新設を図ってまいりました。今後もこれら事業の一層の充実に取り組んでいきたいと考えております。

 次に、高齢化の現状でございますが、伊勢市の高齢化率は、平成17年度には23.0%であったものが、平成21年3月には25.3%と伸びており、市民4人に1人が65歳以上の高齢者となっています。また、ひとり暮らし、高齢者のみの世帯の方は全高齢者の半数を超え、今後も増加していくことが予想されます。

 このような中、伊勢市では、外出支援サービス事業、寿バス事業などを実施してきており、外出支援サービス事業につきましては、平成20年度からは寝たきり、下肢が不自由な高齢者の方や障害をお持ちの方へのリフトつきタクシーの利用につきまして、使い勝手のいい助成方法を改めますとともに、助成金額も増額させていただいたところでございます。また、この7月には高齢者の総合相談、介護予防、権利擁護、虐待防止に努めております地域包括支援センターの業務をより細かな対応とするため、二見、五十鈴、港地区を対象に増設し、市内全域を3つの地域包括支援センターで見ていただくこととしております。今後も高齢者の方が安心して地域で暮らしていけるよう努めてまいりたいと考えております。

 次に、市民サービスへの合併の影響、住民サービスの格差についてでございますが、福祉、教育、安全・安心等の分野におきまして、先ほど申し上げましたような福祉の充実や学校の耐震化、また防犯灯の設置など、各分野の充実に向けて鋭意努力しているところでございます。しかしながら、合併調整の中で当分の間現行どおりと調整された項目につきましては、合併前の状況を維持しておりまして、旧市町村において住民サービスに格差が生じている状況があることは認識しております。今後、平成22年度末を目途に、さらに調整を進め、サービスの格差是正を図ってまいりたいと考えております。

 次に、市民と行政のコミュニケーションについてでございますが、市町村合併による行政規模の拡大に伴いまして、住民と市役所との距離が遠くなったという声があることは認識しているところでございます。今後、市民の皆さんとの信頼関係の構築をさらに進め、顔の見える環境をつくってまいりたいと考えているところでございます。

 次に、組織のスリム化、フラット化の推進についてでございますが、平成21年3月にさらなる組織のスリム化を目指し、新たな伊勢市定員管理計画を策定したところでございます。アウトソーシングや組織のスリム化を進め、業務の効率化を図ることにより、平成25年4月までに165人の職員削減を目標としているところでございますが、業務の効率化によりまして住民サービスが後退しないように十分に留意してまいりたいと考えております。

 次に、新市建設計画、新市のまちづくりの基本指針についてでございますが、新市建設計画の趣旨につきましては、合併後に新市を建設していくためのまちづくりの基本方針を定めたものでございます。市民の参画を得つつ、一体感の醸成やさらなる住民福祉の向上を図り、新しい時代にふさわしい分権型社会の形成を目指す、新市の総合計画策定の基礎になるものでございます。「伊勢市あしたのプラン」につきましては、市長就任後、市政を運営していく中で実感した市の課題、実情、財政状況に勘案しつつ、新市建設計画に基づき、平成18年度から平成21年度の間に何に優先的に取り組むか、どこまで進められるかを明らかにしてまとめたものでございます。「みんなのまちの計画(伊勢市総合計画)」は、新市建設計画のまちづくりの基本方針を基礎としています。将来に夢の持てる伊勢のまちにするため、このまちを構成する多様な主体が協力しながら、まちづくりを実践することが必要という考え方のもと設立されました伊勢市まちづくり市民会議で基本計画を策定いただいたものであります。この計画は、新市建設計画の各分野の将来像を目指すべきまちの姿として指標や目標値で具体的に示したもので、行政はもとより、各種団体、市民が一体となってまちづくりを進めていくことができるよう目標管理型の計画として策定したものでございます。

 「みんなのまちの計画」も「伊勢市あしたのプラン」も、ともに新市建設計画の基本的な考え方に基づいたものでございます。「みんなのまちの計画」に掲げる将来像を目指し、市民の皆さんを初め、行政を含む多様な主体が取り組みをしていくことは、新市建設計画へつながり、また「伊勢市あしたのプラン」の実践は、「みんなのまちの計画」を具体的に推進することになると考えております。

 私は、市民、各種団体、企業、行政など、多様な主体が目的を共有し、それぞれが実施主体となり、そして互いの特性を十分に理解し合いながら連携や役割分担を行い、目的を達成することができる地域社会をつくりたいと考えておりまして、この3年間取り組んでまいりました。今後も取り組んでいく所存でございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 以上、中村議員の諸点の質問にお答えいたしました。



○議長(大川好亮君) 32番、中村議員。



◆32番(中村豊治君) 今、市長から御答弁をいただいたわけでありますが、市長の合併の総括、これについては以前もいろいろ質疑はさせていただいたんですけれども、4年以上前からいろいろ議論を重ねてまいって、合併協議会等でいろんな激論をしたわけであります。そういう意味では市長の答弁の中では熱き思いというものについては感じられません。やっぱりそれなりに合併をしたということになれば、4市町村、大変な決断をして今日まで来ておると。そういうことについて、いま一度私どもは振り返る必要があるのではないかというぐあいに考えております。この点についてはこの程度で終わっておきたいと思います。

 私は、冒頭申し上げましたように、合併の功罪。何がよかったのか、何が悪かったのか、全然市長の答弁では入っていないわけであります。私ども、冒頭申し上げましたように、在任特例を使わずに設置選挙で平成17年11月の終わりからこの議会がスタートをしたわけであります。私どもはそれなりに議会議員としての役割を果たしてきたわけであります。その任期がこの11月で切れるわけであります。私どもの任期は4年、この中で合併をしてきた功罪というものについてはいま一度振り返って、私は見直す必要があると。本当に市民の皆さんが、市民から見た合併の効果、本当に住民サービスがよかったのかどうか、利便性がどうなのか、地域の活性化、さらには行政コストの問題とか災害の問題、防災の問題等々、いろいろこの4年間で検証する必要があるわけです、これは。一切市長の答弁の中にこの件が触れられておりません。この点、どのように考えておりますか。やるんですか、やらないんですか。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 合併の功罪ということで御指摘をいただきました。

 功の部分につきましては、議員も仰せのとおり、こうやって大きい陣容をもってして機動力を発揮して市民の皆さんのいろんな要請にこたえていける体制ができて、進めさせていただけているというふうに私は考えさせていただいておりまして、このことが非常に大きい形で市民の皆さんの暮らしを守り、安全・安心なまちをつくっていくときにこの陣容の大きさというのはやっぱり大きな力になっているんだろうと、そんなように思わせていただいております。そして、さらには、御案内のとおりのことかもわかりませんが、合併によりまして財源がある程度支えられているという、この環境も合併以後取り組ませていただいてまいりました事業の進捗については大きな効果があったものと、そんなふうに思っておりますし、その事業につきましては、それぞれ新市建設計画でいろいろと位置づけされたものについて、特例債等の恵まれた環境の中で財源を得ながら仕事が進んできておるということも、ぜひ合併をした大きな効果として御理解をいただきたいなと、そんなふうに思っております。

 罪のほうの話でありますが、私どもが一番今苦慮しておりますのは、一体感の醸成ということでいろいろ地域の審議会等でも研究もいただいておりますが、この辺のことがなかなか思うに任せる状況にはないということで、大きな課題として受けとめさせていただいておるところでございます。

 そして、総括ということでありますが、今もお話しさせていただきましたように、当分の間ということで調整事項を留保してきての中での合併でございました。また、そのことが精力的にことしがいよいよ5年目にかかるということで、平成21年度が勝負というふうに考えさせていただいておりますけれども、その辺がまとまらない限り、そうやって住民の皆さん方のサービスの不公平感、そんなものはなかなかなくなっていかないんだろうと、そんなふうに思っておりまして、ことし本当に大切な時期を迎えたということで、合併によりまして、その辺が留保されてきたいろんなサービスの格差あるいは住民の負担のほうの格差、そういったことについていろいろとまとめさせていただいて、整えた上で総括をしていく必要があるのかなと、そんなふうに考えておりますので、今のところ、まだいろんな目指すべき目標についての過程にあるということで御理解いただけたらと、そんなふうに考えております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 合併の功罪については、本当に市民の皆さんがこの4年間でどういうぐあいに考えておるんだということについては、きちっといま一度、私は整理する必要があると思うんですよ。今市長が言われておるのは市長の見方であって、この13万市民の皆さんが本当に合併してよかった部分がここなんだと、悪くなった部分がここなんだと、だからこれからこうしていかなければいけないという一つの方向づけが、私は今回この11月までに必要であるというぐあいに思っております。本当に私ども、やっぱり33名の議員がここにおるわけですけれども、4市町村の合併特別委員会等々の中ですべて皆さん経験された方だと思います。本当に激論をして、新しいまちづくりに対して涙をのんでスタートした市町村もあるわけであります。そういうようないろんな障害を乗り越えて今日まで来ておりますので、いま一度私どもの任期中に一度立ちどまって住民サービスはどうやったんやと、合併協議で確認されておる本来のまちづくりがどうであったんやということについての検証、これをやって次へつなげていく。私は今こういうことが必要であるというぐあいに思います。この点、市長、もう一回考え聞かせてください。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 先ほども申し上げさせていただきましたとおり、合併の約束事項として、当分の間のいろんな調整を留保してきたということがございます。それは当分の間というのは一応5年間という形で暗示されておるわけでございまして、その5年間がやっぱり一つの区切りだと、そんなふうに思っておりますので、ぜひその辺をお含みいただいて評価をいただく、そんなことになるかわかりませんけれども、我々とすれば5年間一区切り。合併のときに本当にいろんな議論がある中で、格差是正についても激変を避けようということで設けていただいた猶予期間だと、そんなふうに思っておりますので、すべての評価といいますか、総括というのは、その期間が過ぎた後ということでいただくことになるんではないかなと、そんなように思っております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) どうしてもこれはやっていかないかんことなんですよ。やっぱり市民から見た目で、この合併した状況について、本当に市民がどういうぐあいに見ておるんだと、どういうぐあいに考えておるんだと、こういうことも含めて、ぜひこれは私どもの任期中にやっていただきたい。市民からアンケートをとるなり、そういうことも含めて、次へのやっぱりステップになるわけですよ、これは。ぜひこれをお願いさせていただきたいというぐあいに思います。

 それから、次、少子化、高齢化への対応ということで、大変今いろんな形での取り組みをやられておるということで御答弁をいただいたわけでありますが、1.22から1.35へと全国平均と比べて伊勢市は高くなっていると、こういうぐあいに言われておるんですけれども、今、答弁がありました中身として、何が功を奏したのか、少し整理しておるんであれば、御答弁をいただきたいというぐあいに思いますし、今のこの少子化の状況を見てみますと、小学校の児童の数が毎年100名ずつ実は減っておるわけです。そういう状況の中で、本当に伊勢市の少子化対策がどうなんだということを少し整理する必要がありますので、考えがあったら、取り組んできた状況についてこれなんだというものがあったら御披露いただきたいというぐあいに思います。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 個々の打ってきた施策について、これがというような形でのお示しはなかなかしにくいかもわかりませんけれども、いろいろと先ほど申し上げさせていただきましたように、取り組んできた内容を御紹介させていただきましたけれども、そういったものが総合的に機能していってくれたのかなというようなことを思いますけれども、壇上でも御紹介させていただきましたように、本当にわずかなことでありますけれども、というような評価でございます。ですから、もっともっと大きな社会的な要因によって、少子化傾向については動かされているものではないかなと、そんなふうに認識をしておりますので、御理解いただけたらと思います。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 今一番少子化問題で、先ほど申し上げたように、児童数が本当に毎年100名ずつ減っておりまして、本当に皆さんが言っておられる伊勢市の少子化が今の状況の中でマッチングしておるのかどうか。これについてはもう一回やっぱり振り返って、私は検証してみる必要があるというぐあいに思います。ぜひこれについてやっていただきたいと要望させていただきたいというぐあいに思います。

 それから、若干答弁が漏れておる部分について、少し整理をさせていただきたいと思います。

 合併による効率化と効果についてという部分で、ぜひ答弁をいただきたいということで壇上からお願いさせていただいたんですけれども、住民の福祉や教育、安全への充実の取り組みについてということで、一応壇上からお願いさせていただいたわけでありますが、つまり行政の運営の効率化と、それから福祉、教育、安全の充実については、やっぱりある意味では効率化と充実については相反する部分が当然出てきて当たり前なんですよ、これは。効率化を進めることによって、当然予算が削減される、しかしながら、住民のニーズに対しては当然こたえていかないかん。これが福祉、教育、安全等々の充実について相反する課題なんですけれども、今、住民の声というものにはやっぱり教育、福祉、安全の問題、特に議案質疑の中で鈴木議員も言われましたように、教育の問題も含めて、やっぱり市民が今それを求めておるわけであります。そういう市民の思いを本当にどのように認識をされて、これから対応される考えなのか、ぜひこの点、明確にお示しいただきたい。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 合併の効率化あるいは合併の効果ということで御指摘をいただきました。

 合併の効果ということで考えますと、今いろいろ挙げました具体的な施策について、先ほども申し上げさせていただきましたけれども、専門的な職員を配置することができたということが、機動力というような表現をさせていただきましたけれども、そういった住民の皆さんのニーズに的確にこたえていく上では有意に動いた部分ではないかなと、そんなふうに思っております。

 そして、効率化の件で御指摘をいただきましたけれども、そういった住民サービスと相反するものであるというふうに言われましたけれども、私はそういうふうには思っておりませんで、効率化ということで目指す、そういった無駄を省いて、行政の中にありますね、そういったものを効率よくやることによって、その力を住民の皆さんの福祉の充実のほうに回していくというのが基本的な考え方でございまして、相反するところにあるというふうには認識しておりませんので、御理解いただきたいと思っております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 市長は、冒頭総括の中で、住民サービスを維持するのが困難であるというぐあいに最初の総括で言われておるわけですよ。困難ということについては、今のレベルを維持できない。つまり効率化を進めることによって、やっぱり福祉、教育、安全というものについては低下するんだと、こういうぐあいに認めておるわけですよ。それが相反する問題ではないというぐあいに答弁されておるわけですよ。この点、ちょっとわかりにくいですね。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 私は壇上で申し上げさせていただいたのは、サービスを維持するのが非常に困難だということを申し上げた一番の根拠は、御案内のように三位一体改革に伴います地方財源の確保ということが非常に難しい状況になってきたということでありまして、それに対する覚悟を地域がやっぱりしっかりと持たないと、サービス維持ができない。すなわち地域の活動財源は地域が稼ぐ、みずから稼ぐ、そういった視点を持たない限り、なかなか地方の財源が賄われるような状況にはないということから、そういう意味合いを持って財源上非常に厳しい状況になりつつあるということを表現させていただいたつもりでございます。

 そして、効率化の問題については、先ほどお話をさせていただいたように、無駄を省き、その効果を住民福祉の充実に充てていこうという考え方をもって処理をさせていただく、そういう姿勢を持っていますので、御理解いただきたいと思っております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) この部分については平行線であるというぐあいに思いますので、この程度で終わっておきたいと思います。

 それから、サービスの格差是正についてお尋ねさせていただきました。つまり平成22年度を目途に、さらに調整を進めるというぐあいに答弁があったわけであります。合併に向けて1,800項目の調整に本当に多大な時間と労力をかけてきたことについては周知の事実であるわけであります。しかしながら、合併後の動きとして、平成22年までに調整をやっていくということなんですけれども、少しこの調整の努力と申しますか、動きと申しますか、やっぱり見えにくい、見えてこない、こういうぐあいに私は感じております。特に当時議論されました合併の光の部分、影の部分。特に影の部分である地域格差の問題ですね。特に行政サービスをやっぱり大きく変えることについては、私は大変なエネルギーが要ると思うんですよ。しかしながら、いつまでも地域内の格差というものを放置しておくことについては、私は一つの自治体として、行政運営としていかがなものかというぐあいに私は思っておるわけであります。つまり、これ以上のやっぱり格差放置については、自治体としては大きな問題であり、私は許されないというぐあいに思います。

 平成22年度までに調整を進めるというぐあいに答弁をいただいておるんですけれども、具体的な方法論等々について、いま一度整理をしていただいて、お示しいただきたいというぐあいに思います。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 合併調整事項の留保された部分でありますけれども、先ほどお話しさせていただきましたけれども、当分の間という、5年めどが一応区切りということでありますから、私の認識につきましても今議員が仰せのとおり、もうこれ以上の延伸は許されないという認識を持って調整の整理に当たっておるところでございまして、もう先般からもごみの拠点収集につきましてもいろいろと地域の皆さん方や議会の皆さん方に御審議を煩わし始めておりますし、それから上下水道の料金の問題でありますとか、あるいは都市計画税の問題でありますとか、残された課題は非常に大きな問題が、市民生活にかかわる大きな問題がいろいろと残っているわけでありますけれども、順次こういう形で考え方をお示しさせていただきながら、議会の皆さんの御議論や、あるいは市民の皆さんのいろんな御意見を伺う中で、調整項目としての決着を見ていきたいと、このように考えております。その期限はあくまでも平成22年度を目標に進めさせていただこうということで、一歩一歩ではありますが進めさせていただいておりますので、御理解いただけたらと思っております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 今、80項目程度の未調整項目が残っておるというぐあいに聞いております。ぜひこの問題についても予定どおり進めていくと、こういうようなことを含めてお願いさせていただきたいと思います。

 特にこの中で市長にお尋ねさせていただきたいのは、格差是正の問題に関して、市長が5月から6月にかけて市長懇談会というものを各地域でやられたわけであります。約800人以上の方が市長と懇談をされて、いろんな意見が出てきておると思います。この意見はまた後でまとめていただいて、議会に見せていただくというふうになろうかと思うんですけれども、実際に私も2カ所一応訪問させていただいたんですけれども、やっぱり地域のいろんな問題点、課題というものが出てきております。これはやっぱり地域の格差というものがそこに私はあらわれるというぐあいに思っております。したがって、時間も余りないですけれども、感想と取り組みについて、市長、市民にちょっとお示しください。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 議会からもいろいろ御指摘をいただきまして、今回約一月半をかけまして、各地域に入らせていただきました。私、結論としては、大変いい機会に恵まれたというふうに思っておりまして、大変時間帯の設定は厳しい折でした。休みのときであったり、あるいは夜、食後であったりということで、にもかかわりませず、今御紹介がありましたけれども、八百何人、各地域平均いたしますと三十数名を超える方々がおいでをいただけたということで、そしてその市民の皆様の声をじかに伺うことができたということで、大変有意義に受けとめさせていただいた懇談会であったというふうに総括させていただいております。

 住民の皆様方からの声は本当に多岐にわたっておりまして、どこか1つだけに論点がずっと集中していたというようなことはございませんで、もともと今回はそうやって地域の皆さんの声を聞かせていただくということが主な柱でございましたので、当然ながらそうやって地域の皆さん方の声は多岐にわたるということにはなろうと思いますけれども、そういった意味では、本当に地域の現状を伺うことができて非常にいい場であったというふうに総括を今のところさせていただいております。改めてその内容につきましては細かく議会にも御報告させていただきたいと、そんなふうに思っております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 私なりにこの市長懇談会等の総括をさせていただきますと、やっぱり市民の末端の声が行政に届いていない、こういうことでの本当に苦情処理と申しますか、そういうような懇談会であったというぐあいに私は感じております。

 それから、最後の新市建設計画、まちづくりの基本方針について市長から御答弁をいただいたわけでありますが、若干かみ合わない部分がありますので、再度質問させていただきたいというふうに思います。

 この新市建設計画については、ある意味では合併市町村の、冒頭壇上でも申し上げたように、夢を集約したものであったというぐあいに認識をしております。住民の夢を集約したのがこの新市建設計画なんです。だから、住民の夢を集約した、この夢を実現するために、多少の不満はあったにせよ、合併に向けた意思統一が当時図られたわけであります。逆に申し上げるならば、住民の夢が実現しなければ、この合併は何であったのか。私はそれほど重要なものであったというぐあいに認識しておりますし、当時、新市建設計画作成に携わった皆さんもそういうぐあいに職員の方も私は認識しておるというぐあいに思います。

 ところが、壇上で申し上げたように、現在の状況としては、いつの間にか新市建設計画が話題にならない。どういうような動きなのか、市民にも大変努力した新市建設計画の状況が提供されていない。市長のマニフェストはクローズアップされて、あれだけ時間をかけて汗をかいて激論交わして合併時市民と約束した重要事業が、ほごにされていないのかどうか、大変市民は心配なんやと、こんなような声も聞こえてきておるわけですけれども、この点もう一度、新市建設計画、伊勢市の総合計画、市長のマニフェスト、この3点セットをどういうふうな形でこれから取り扱っていくのか、少し整理をしていただいて、お示しいただきたいと思います。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 先ほども一度お答えもさせていただいておりますけれども、新市建設計画につきましては、今議員もお述べになりましたけれども、合併のときにこれから目指すべきまちの姿という形でそれぞれおまとめをいただいたものでございまして、新しいまちをつくっていくときの大きな押さえるべき指針という形での位置づけを、我々も今仕事を進めていく上ではそれが何ら変わっているものでもございませんで、そういう位置づけで新市建設計画につきましては本当にまさに憲法といいますか、新しいまちをつくっていくときの、そんなふうに位置づけをさせていただいているところでございます。

 そして、今回いろいろと市民の皆さんに参画いただきましてまとめていただきました伊勢市の総合計画でありますけれども、夢の実現に向けて、そして具体的にそういった目標管理といいますか、それぞれの具体的な項目について、目標設定も含めてですけれども、まとめていただいて、具体的な展開という形での計画をお示しさせていただいたものというふうに理解をさせていただいております。

 そして、私がお示しさせていただきましたマニフェストにつきましては、私が任期中に、平成21年度までですが、この間に新市建設計画に基づいてまちを進めていく上で私が特徴的に重点的に取り組むべきものを期間限定でお示しさせていただいたというのがマニフェストでございますので、いずれも総合計画あるいはマニフェストとも、新市建設計画に基づいてまとめられているということについてはぜひ御理解をいただきたいと、そんなふうに思っております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 10年間のまちづくりの指針としてこの新市建設計画が合併協議会で作成されたということについては、いろんな形で今議論されておりますので、皆さん御理解をしていただいておるわけであります。特に合併後の10年間を見通した新しい伊勢市の方向性を示したのが、やっぱり新市建設計画なんやと。これはやっぱり私は重要視していかないかん、こういうぐあいに思っております。

 したがって、再度確認をさせていただきたいのは、この新市建設計画については、合併後の10年間の一つの方向づけをされたこの新市建設計画に対して、これからどのような形で進行管理をされるのか。これ10年間やっていかんならんわけですよ。だから例えば伊勢市の総合計画については5年なんだと。市長のマニフェストは任期中なんだと。だけど新市建設計画というのは10年あるわけですよ。この10年間の進行管理というものをきちっとやっていかな、夢を託した市民の皆さんに私はきちっと報告する必要があるというぐあいに思っております。最後にこの進行管理についてお聞かせいただきたいというぐあいに思います。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 具体的なところにつきましては、なかなか新市建設計画の中で具体的な施策としての表記はなかなか読み取りにくいところがございます。ただ、そうやってそれを具体化するものとして総合計画をまとめさせていただいたり、あるいは私自身のマニフェストで具体的な施策をお示しさせていただいたりということでありますから、そういったものを総合的に検証していただく中で、新市建設計画の進捗度ということで、そちらに評価がはね返っていくものかな、そんなふうに思っておりますので、ぜひそんな意味からは直接の新市建設計画そのものの評価ということよりも、いろいろその後期間内に展開されました施策の評価ということが新市建設計画の評価につながっていくものと、そんなように考えさせていただいておりますので、その辺では個々の施策についてきちんとした形で評価をいただけるような、そんな我々は資料のまとめ方もこれからさせていただく必要があると、そんなふうに認識をさせていただいております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 非常に今の市長の答弁ではわかりにくいわけなんですね。だから、何を中心的にやっていくのか、きちっと整理してもらわなわからんわけですわ。例えば「みんなのまちの計画」実施計画というやつがあるわけですよ。「伊勢市あしたのプラン」、市長の、「みんながくらしのデザイナー」新市建設計画、さらには伊勢市総合計画、いろんなものが出ておるわけですよ。それをきちっとこれから整理をして、本当にこれを見れば伊勢市の進行状況についてわかるんだということをやっぱりきちっと作成する必要が私はあると思うんですよ。この点、もう一回ちょっと答えてください。



○議長(大川好亮君) 市長。



◎市長(森下隆生君) 先ほど来申し上げておりますように、新市建設計画そのものがそういう形の進行管理をするようなものになっていないというふうに認識をしております。内容的にですね。したがって、その後まとめられました具体的な総合計画であり、そういったところの評価をきちんとしていただくような形での評価は当然必要なんだろうと思いますし、そのことが全体的に10年間で目指したもののできぐあいということにつながっていくんだろうと。それは先ほど来申し上げさせていただいておりますように、すべてが新市建設計画をもとにしてつくっている具体的なプランということでありますから、当然そういうつながりの中で認識をいただけるものと、そんなふうに考えております。



○議長(大川好亮君) 中村議員。



◆32番(中村豊治君) 冒頭申し上げましたように、やっぱり私ども、この11月で任期が切れるわけであります。平成17年11月1日から新しい伊勢市がスタートして今日まで、いろんな形でいろんな取り組みをしていただいております。本当に合併してよかったというような功罪を、この任期中に検証していただく、検証するというようなことをお願いさせていただいて、質問を終わりたいと思います。

 以上です。



○議長(大川好亮君) 以上で一般質問を終わります。

 会議の途中ですが、昼食及び全員協議会開会のため休憩いたします。



△休憩 午後0時09分



△再開 午後1時03分



○議長(大川好亮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程の追加について



○議長(大川好亮君) ただいま当局から「議案第71号伊勢市監査委員の選任につき同意を求めることについて」、議案の送付を受けましたので、これを本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(大川好亮君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 議案の配付をいたさせます。

          〔議案の配付〕

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△議案第71号の上程、説明、質疑、討論、採決



○議長(大川好亮君) それでは、日程第2、「議案第71号伊勢市監査委員の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。

 議案の朗読を省略いたします。

 当局の説明を求めます。

 市長。



◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました議案第71号伊勢市監査委員の選任につき同意を求めることにつきまして御説明申し上げます。

 これは、本市監査委員の小松尚平委員が平成21年5月31日付で辞任され、欠員となっておりますので、その後任といたしまして、鈴木一博さんを新たに選任するにつき、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の御同意を求めるものでございます。

 それでは、鈴木一博さんの略歴につきまして申し上げます。

 鈴木さんは、昭和23年1月12日生まれ。現住所は、多気郡明和町大字明星2836番地56。学歴は、昭和49年3月滋賀大学経済学部卒業。主な経歴といたしましては、昭和49年4月株式会社第三相互銀行就職、平成12年10月システム開発課長、同14年10月監査部監査役、同15年10月管理部審査役、同20年1月株式会社第三銀行退職、現在に至っておられます。

 以上でございます。何とぞよろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。



○議長(大川好亮君) 質疑に入ります。

 御発言はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(大川好亮君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 議案第71号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(大川好亮君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 それでは討論を行います。

 討論はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(大川好亮君) 討論なしと認めます。

 ただいまから議案第71号を採決いたします。

 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。

          〔賛成者起立〕



○議長(大川好亮君) 起立全員と認めます。

 よって、「議案第71号伊勢市監査委員の選任につき同意を求めることについて」は、同意することに決定いたしました。

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△散会の宣告



○議長(大川好亮君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。

 お諮りいたします。

 委員会審査等のため、明1日から7日に至る7日間のうち、会議規則で規定する休会日を除く5日間を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(大川好亮君) 御異議なしと認めます。

 そのように決定いたしました。

 継続会議は、来る8日午前10時から開きます。

 それでは、本日は散会いたします。

 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願い申し上げます。どうも御苦労さまでございました。



△散会 午後1時08分

 会議の顛末を録し、ここに署名する。

   平成21年6月30日

        伊勢市議会議長     大川好亮

        伊勢市議会議員     広 耕太郎

        伊勢市議会議員     品川幸久