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三重県 津市

平成15年  3月 定例会(第1回) 03月03日−01号




平成15年  3月 定例会(第1回) − 03月03日−01号 − P.0 「(名簿)」








平成15年  3月 定例会(第1回)



          平成15年第1回津市議会定例会会議録(第1号)

           平成15年3月3日(月曜日)午前10時開会

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◎市長(近藤康雄君) 皆さん、おはようございます。

 招集に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 本日は市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方には何かと御多用の中、御参集をいただきまして、厚くお礼を申し上げます。

 本定例会で御審議をいただきます案件は、報告3件、議案54件の計57件でございます。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

 さて、我が国におきましては、日本経済を再生するために歳出、税制、金融、規制、この4つの改革が進められます中、国の来年度の予算につきましては、前年度に引き続き、改革断行予算を継承し、思いきった縮減と予算の重点的な配分を行おうとしております。

 本市の平成15年度当初予算につきましては、地方財政計画を踏まえまして、市町村合併という新しい時代に向けての諸準備に取り組みますとともに、山積いたします課題の一つ一つの優先を見極め、義務的経費の増嵩に対応しつつ、継続的な投資的事業や重点事業に配慮いたしまして、予算編成をいたしております。

 また、市町村合併につきましては、去る2月18日に津地区合併協議会が開催され、美杉村の加入につきまして委員の皆様方と御協議を行い、協議会への加入が承認されたところでございまして、今議会に規約の一部改正を提出させていただいておりますので、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

 以上、簡単ではございますが、開会に当たりましてのごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。



○議長(梅崎保昭君) おはようございます。

 3月定例会の開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 議員の皆様方におかれましては、年度末の何かと御多用の中を御参集賜りまして厚く御礼申し上げます。

 皆さん御承知のとおり、本年1月17日に法定合併協議会が設立をされました。平成17年の特例期限に向けまして、本格的に稼働をいたすこととなり、課題も山積しておりますが、自主自立のできるよりよき姿を求め、積極的に議論されることを期待するところでございます。

 また、中部国際空港への海上アクセス拠点整備につきまして懸案の漁業補償交渉問題に関し、関係者の事業への御理解と当局の御努力に対して敬意を表しますとともに、開港に向けまして、当局のさらなる取り組みをお願い申し上げる次第でございます。

 さて、先ほどの市長のごあいさつにもございましたとおり、今定例会に提出されます案件は平成15年度予算を含む57件でございます。ほかに追加議案も予定されていると聞き及んでおり、いずれも重要な案件でございます。今定例会は私ども議員にとりましては今期最後の意義深い定例会でございます。

 どうか、議員各位におかれましては、慎重なる御審議を賜りまして、適切妥当な結論が得られますようお願い申し上げますとともに、議事運営につきましては、格別の御協力をお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。

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             議事日程(第1号)

第1 会議録署名議員の指名

第2 諸般の報告

第3 会期の決定

第4 提出議案の上程−施政方針及び議案説明

 報告第1号 専決処分の承認について

 報告第2号 専決処分の報告について

 報告第3号 専決処分の報告について

 議案第1号 都市計画法施行令の規定に基づく開発区域の面積を定める条例の制定について

 議案第2号 津市吏員等退隠料、遺族扶助料支給条例等の一部を改正する条例の一部の改正について

 議案第3号 津市手数料徴収条例の一部の改正について

 議案第4号 津市国民健康保険条例の一部の改正について

 議案第5号 津市介護保険条例の一部の改正について

 議案第6号 津建設労働者福祉センターサン・ワークの管理及び運営に関する条例の全部の改正について

 議案第7号 津市都市公園条例の一部の改正について

 議案第8号 津市男女共同参画基本計画について

 議案第9号 財産の取得について

 議案第10号 財産の取得について

 議案第11号 津地区合併協議会規約の一部の変更に関する協議について

 議案第12号 事務の委託に関する協議について

 議案第13号 事務の受託に関する協議について

 議案第14号 事務の受託に関する協議について

 議案第15号 事務の受託に関する協議について

 議案第16号 事務の受託に関する協議について

 議案第17号 事務の受託に関する協議について

 議案第18号 事務の受託に関する協議について

 議案第19号 事務の受託に関する協議について

 議案第20号 事務の受託に関する協議について

 議案第21号 事務の受託に関する協議について

 議案第22号 事務の受託に関する協議について

 議案第23号 事務の受託に関する協議について

 議案第24号 事務の受託に関する協議について

 議案第25号 事務の受託に関する協議について

 議案第26号 事務の受託に関する協議について

 議案第27号 事務の受託に関する協議について

 議案第28号 市道路線の廃止について

 議案第29号 市道路線の認定について

 議案第30号 平成14年度津市一般会計補正予算(第9号)

 議案第31号 平成14年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)

 議案第32号 平成14年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)

 議案第33号 平成14年度津市下水道事業特別会計補正予算(第6号)

 議案第34号 平成14年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)

 議案第35号 平成14年度津市福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)

 議案第36号 平成14年度津市奨学金貸付事業特別会計補正予算(第1号)

 議案第37号 平成14年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)

 議案第38号 平成14年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)

 議案第39号 平成14年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)

 議案第40号 平成14年度津市駐車場事業会計補正予算(第3号)

 議案第41号 平成14年度津市水道事業会計補正予算(第3号)

 議案第42号 平成15年度津市一般会計予算

 議案第43号 平成15年度津市モーターボート競走事業特別会計予算

 議案第44号 平成15年度津市国民健康保険事業特別会計予算

 議案第45号 平成15年度津市下水道事業特別会計予算

 議案第46号 平成15年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算

 議案第47号 平成15年度津市福祉資金貸付事業特別会計予算

 議案第48号 平成15年度津市奨学金貸付事業特別会計予算

 議案第49号 平成15年度津市土地区画整理事業特別会計予算

 議案第50号 平成15年度津市老人保健医療事業特別会計予算

 議案第51号 平成15年度津市農業集落排水事業特別会計予算

 議案第52号 平成15年度津市介護保険事業特別会計予算

 議案第53号 平成15年度津市駐車場事業会計予算

 議案第54号 平成15年度津市水道事業会計予算

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             会議に出欠席の議員

出席委員

       1番 伊藤恵美子君      2番 鈴木雅彦君

       3番 坪井年明君       4番 梅崎保昭君

       5番 竹沢陽一君       6番 村田彰久君

       7番 前田勝彦君       8番 藤井弘二君

       9番 岡村 武君       10番 竹田 治君

       11番 豊田光治君       12番 橋村清悟君

       13番 田中勝博君       14番 佐藤肇子君

       15番 安藤之則君       16番 岩本 勝君

       17番 小菅雅司君       18番 小林賢司君

       19番 小野欽市君       20番 日野 昭君

       21番 大西禧夫君       22番 岡 幸男君

       23番 田矢修介君       24番 田端隆登君

       25番 中村勝春君       26番 田村宗博君

       27番 田中 守君       28番 川瀬利夫君

       29番 井ノ口昭太郎君     30番 稲守久生君

       31番 山岡祥郎君       32番 川崎正次君

       33番 中川隆幸君       34番  欠員

欠席議員

       なし

             会議に出席した説明員

   市長                      近藤康雄君

   助役                      高橋広幸君

   収入役                     河合安雄君

   市長公室      市長公室長         小河俊昭君

             市町村合併担当理事     米澤和郎君

             IT担当理事        山田耕作君

             検査担当理事        谷本光敏君

             市長公室次長        大市正志君

   サイエンスシティ推進部

             サイエンスシティ推進部長  村田佳美君

             サイエンスシティ推進部次長 黒宮英二君

   財務部       財務部長          稲垣武年君

             財務部次長         吉岡泰三君

   市民生活部     市民生活部長        青木 淳君

             人権担当理事        澤田信之君

             市民生活部次長       正次幸雄君

   環境部       環境部長          北岡万睦君

             環境部次長         佐藤良克君

   福祉保健部     福祉保健部長        小菅賢造君

             福祉保健部次長       吉川 淨君

   産業労働部     産業労働部長        坂口賢次君

             産業労働部次長       野田俊和君

   競艇事業部     競艇事業部長        糸川洪司君

             競艇事業部次長       三井征一君

   都市計画部     都市計画部長        木村 正君

             港湾・海上アクセス担当理事 錦 金則君

             都市計画部次長       西田 豊君

   建設部       建設部長          後藤 巧君

             建設部次長         亀井美明君

   下水道部      下水道部長         草深昭一君

             下水道部次長        平井秀次君

   消防本部      消防長           上村 仁君

             消防次長          濱口幸春君

   収入役室      副収入役          小柴淳冶君

   三重短期大学    三重短期大学学長      雨宮照雄君

             三重短期大学事務局長    眞弓純一君

   水道局       水道事業管理者       平松利幸君

             水道事業担当理事      曽我清和君

   教育委員会     教育委員          辻 正敏君

             教育長           田中 彌君

             教育次長          宮武新次郎君

             教育総務課長        小柴勝子君

   監査委員                    岡部高樹君

             監査担当理事        森 茂樹君

             職務のため出席した事務局職員

  局長       野田武義君   次長兼議事課長  野崎精一君

  調整・議事管理

           野田重実君   議事調査担当主幹 蟻戸正裕君

  担当主幹

  主事       瀧 宣彦君   主事       吉住充弘君

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○議長(梅崎保昭君) ただいまから平成15年第1回津市議会定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

 これより日程に入ります。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員につきましては、会議規則の定めにより6番村田彰久さん、22番岡幸男さんを御指名いたします。

 日程第2、諸般の報告を行います。

 今期定例会に議事説明員の出席を要求いたしましたところ、お手元に配付いたしましたとおり通知に接しましたので、御了承をお願いいたします。

 次に、監査当局から、お手元に配付しましたとおり、監査報告がなされておりますので、ごらんおき願います。

 続いて、日程第3、会期についてお諮りいたします。

 今期定例会の会期を本日から3月26日までの24日間と定めたいと存じます。

 御異議ございませんか。

              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(梅崎保昭君) 御異議なきものと認め、本日から3月26日までの24日間と定めます。

 日程第4、当局から提出の報告第1号から第3号、並びに議案第1号から第54号に至る各案を一括上程議題に供したいと存じます。

 御異議ございませんか。

              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(梅崎保昭君) 御異議なきものと認め、報告第1号から第3号、並びに議案第1号から第54号に至る各案を一括上程議題に供します。

 なお、議事の進行上、事務局長の議案朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。

 報告第1号 専決処分の承認について

 報告第2号 専決処分の報告について

 報告第3号 専決処分の報告について

 議案第1号 都市計画法施行令の規定に基づく開発区域の面積を定める条例の制定について

 議案第2号 津市吏員等退隠料、遺族扶助料支給条例等の一部を改正する条例の一部の改正について

 議案第3号 津市手数料徴収条例の一部の改正について

 議案第4号 津市国民健康保険条例の一部の改正について

 議案第5号 津市介護保険条例の一部の改正について

 議案第6号 津建設労働者福祉センターサン・ワークの管理及び運営に関する条例の全部の改正について

 議案第7号 津市都市公園条例の一部の改正について

 議案第8号 津市男女共同参画基本計画について

 議案第9号 財産の取得について

 議案第10号 財産の取得について

 議案第11号 津地区合併協議会規約の一部の変更に関する協議について

 議案第12号 事務の委託に関する協議について

 議案第13号 事務の受託に関する協議について

 議案第14号 事務の受託に関する協議について

 議案第15号 事務の受託に関する協議について

 議案第16号 事務の受託に関する協議について

 議案第17号 事務の受託に関する協議について

 議案第18号 事務の受託に関する協議について

 議案第19号 事務の受託に関する協議について

 議案第20号 事務の受託に関する協議について

 議案第21号 事務の受託に関する協議について

 議案第22号 事務の受託に関する協議について

 議案第23号 事務の受託に関する協議について

 議案第24号 事務の受託に関する協議について

 議案第25号 事務の受託に関する協議について

 議案第26号 事務の受託に関する協議について

 議案第27号 事務の受託に関する協議について

 議案第28号 市道路線の廃止について

 議案第29号 市道路線の認定について

 議案第30号 平成14年度津市一般会計補正予算(第9号)

 議案第31号 平成14年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)

 議案第32号 平成14年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)

 議案第33号 平成14年度津市下水道事業特別会計補正予算(第6号)

 議案第34号 平成14年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)

 議案第35号 平成14年度津市福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)

 議案第36号 平成14年度津市奨学金貸付事業特別会計補正予算(第1号)

 議案第37号 平成14年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)

 議案第38号 平成14年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)

 議案第39号 平成14年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)

 議案第40号 平成14年度津市駐車場事業会計補正予算(第3号)

 議案第41号 平成14年度津市水道事業会計補正予算(第3号)

 議案第42号 平成15年度津市一般会計予算

 議案第43号 平成15年度津市モーターボート競走事業特別会計予算

 議案第44号 平成15年度津市国民健康保険事業特別会計予算

 議案第45号 平成15年度津市下水道事業特別会計予算

 議案第46号 平成15年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算

 議案第47号 平成15年度津市福祉資金貸付事業特別会計予算

 議案第48号 平成15年度津市奨学金貸付事業特別会計予算

 議案第49号 平成15年度津市土地区画整理事業特別会計予算

 議案第50号 平成15年度津市老人保健医療事業特別会計予算

 議案第51号 平成15年度津市農業集落排水事業特別会計予算

 議案第52号 平成15年度津市介護保険事業特別会計予算

 議案第53号 平成15年度津市駐車場事業会計予算

 議案第54号 平成15年度津市水道事業会計予算

 引き続き、市長から平成15年度施政方針と助役から上程議案に対する説明、並びに教育長から教育行政についてそれぞれ説明を求めます。

 最初に、市長から平成15年度施政方針について説明を求めます。

              〔市長 近藤康雄君 登壇〕



◎市長(近藤康雄君) 平成15年3月定例会の開催に当たりまして、市政運営に関する私の所信の一たんを申し述べ、皆様の御理解と御協力をお願いいたしたいと思います。

 私たちの暮らしを取り巻く状況は、歴史の移り変わりとともに、さまざまな変化を遂げてまいりました。

 今、日本の経済と社会の再生という課題に直面し、構造改革への対応が迫られている社会経済システムも、地方分権のうねりの中で新たな構築が模索されてきている地方行財政システムも、歴史の流れがその必然的な改革を導いてきたものであり、これからの時代にふさわしい仕組みをつくりあげていくことが私どもに与えられた課題であると思います。

 そして、私はこうしたときの流れを不透明な時代への危機としてとらえるのではなく、新しい発想と知恵を持って次代を拓き、新たなる都市を想像していくチャンスであると考えます。

 これまでのまちづくりは、右肩上がりの経済成長によって支えられてきたものと言っても過言ではありません。そのような経済成長が過去のものとなる中で、都市が発展を遂げていくためには、自らの責任と選択において、新しい都市、新しい自治のあり方を創造していくことが求められています。

 そのときに大切なこと、それは、一時的な時流に惑わされない判断力と行動力を持つことであり、その行動にしっかりとした責任を持つことであると考えます。

 津市は、長い歴史の中で多くの人々が交流する魅力ある都市として成長してまいりました。その特性を最大限に生かし、将来にわたり自立して、持続的な発展を遂げていくためには、人々が生き生きとして生活し、交流できる都市としてのさらなる飛躍が必要であると考えます。

 そのために今必要なこと、それは、自らの責任において自ら行動する自律的な都市の経営と、元気に満ちあふれた都市の創造であり、それこそが津市がこの厳しい時代を駆け抜けていくための手立てであり、輝かしい未来への階段を着実に登るための力であると確信しています。

 私は、この自律し、元気に満ちた都市の創造を未来に対する責務として、その実現に全力を傾けたいと思います。

 まず、そのための最重要課題が市町村合併の推進であります。

 人々の生活、経済の圏域は、社会の発展とともに行政域を超えた広がりを見せてきました。一方、行政分野に目を転じますと、例えば介護保険の運営につきましても、ごみ処理につきましても、個々の市町村の行政能力だけでは対応しきれない状況になってきております。

 加えて、地方自治体にとって、国に依存する構造をつくり上げてきた地方交付税、国庫補助金などが大幅な見直しをせまられている中で、これらに的確に対応していくためには、行財政能力の充実強化はもとより、行政サービスの提供主体である基礎的自治体としての市町村のあり方自体を問い直していかなければなりません。

 先般、津市、久居市、河芸町、芸濃町、美里村、安濃町、香良洲町、一志町及び白山町の9市町村による津地区合併協議会を設立いたしました。今後、合併の基本項目や新市建設計画の策定に向けた取り組みなど具体的な協議を進めることとしておりますが、今回議案として上程いたしておりますとおり、美杉村を構成員に加えまして、10市町村によります新たな都市づくりを目指してまいりたいと考えております。

 この地域は、これまでも豊かな自然環境と県都である津市の都市機能とが相乗効果を発揮しながら発展してきたところでありますが、少子・高齢化の進展による人口減少化社会の到来、環境負荷の提言を目指す循環型社会への転換など、変化する社会情勢を視野に入れ、持続的に発展する都市づくりを進めていくためには、例えば、産業振興や環境保全などにつきましても、それぞれの地域が持つ資源を最大限に生かしつつ、相互が連携し、刺激し合いながら、それぞれの個性を高めていくまちづくりが必要であると考えます。

 そして、10の地域がそれぞれの個性を発揮することにより、これまでにない多様性を有する、三重県の県都としてふさわしい規模と実力を備えた「新生『津市』」の創造が可能になると考えます。

 国、地方を通じた厳しい財政状況の中で、効率的な行政サービスを提供していく基盤をつくり上げるためには、自らの立場や目先の損得のみにとらわれ逡巡することなく、構成する市町村が自律心を持ち、ともに手を携えてこの最重要課題に取り組んでまいる所存です。

 一方、都市の元気な源は、そこに住み、働き、訪れる人々によって、織りなされるさまざまな交流であり、活動であります。都市で営まれる経済活動はもとより、スポーツや文化などの多様な市民活動も、生きがいづくりも、すべてまちの元気の源であり、この広い生活・交流空間の中で、市民の皆様方一人一人がその役割を演じられるよう、人々の意欲を喚起してまいりたいと思います。

 このため、地域産業の高度化と地域で育った若者に魅力ある就業の場を提供できるよう、中勢北部サイエンスシティ事業の推進を図るとともに、市民活動を支えるための活動拠点づくりに向けた取り組みや元気高齢者づくり事業などの生きがい対策など、都市の元気づくりを進めてまいります。

 また、本市を含めたこの圏域が、人々の交流によって生まれる活力を醸成していくためには、県都として、また県央の都市としての地理的特性、情報拠点性を活かしながら、県内外との連携を強めつつ、本市を中心とする都市経済圏の自立的発展をも促していく必要があります。そのための取り組みが「レッ津!夢みなと」プランの推進であります。

 中部国際空港への海上アクセスの実現は、三重県の世界に開かれた玄関口の形成であり、伊勢自動車道などの広域交通ネットワークを介した三重県の拠点地域として、人の交流はもとより、産業面などにおける活発な交流を生み出すことができるものと考えております。

 こうした都市の元気を後世に伝え、よりよい地域社会を築いていくためには、将来の郷土を担っていく子供たちをしっかりと育んでいくことが極めて重要であります。

 このために、子供たちの基礎学力を養い、それをもとに自ら学び、自ら考える力を育成することが何よりも大切であり、そのために必要な教育改革のさらなる推進に努めてまいりたいと考えております。

 これらの取り組みはもとより、市民の皆様の安全で安心できる暮らしづくりに貢献するための諸施策を引き続き着実に進めてまいります。

 ときの流れに対し、論評を行うだけではことは前に進みません。

 知行合一的確な判断に基づく行動が必要です。

 目標を掲げ、歩むべき道をしっかりと見定めながら、一歩一歩着実な市政運営に努めてまいる所存です。

 今後とも、議員並びに市民各位の一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。

 続きまして、平成15年度の財政運営の基本的な考え方につきまして、御説明申し上げます。

 国の地方財政計画につきましては、総額が2年連続で減少し、対前年度比1.5%の減となっており、特に地方交付税においては7.5%の減となり、地方にとって厳しい状況に変わりはありません。

 本市におきましても、市税収入の見込みが対前年度比2.8%の減、地方譲与税等は13.3%の減になることが予想される中で、義務的経費の負担が増加している状況であります。このため、経常経費につきましても厳しく見直しを行う一方、継続的な投資的経費や重点事業に配慮した結果、一般会計の予算規模は前年度比2.9%減の約450億円となっております。

 それでは、新年度における主な施策の概要につきまして、4つのまちづくりの目標に沿って御説明申し上げます。

 まず、第1の目標である「生き生きとして魅力のある県都づくり」についてであります。

 多くの人々が交流することによって生まれる元気、それが県都としての本市の発展を支えていくための重要な要素であり、交流機会のより一層な拡充は、県勢発展の先導役を務めていく本市の役目であると考えます。

 冒頭でも申し上げました「レッ津!夢みなと」プランにつきましては、海という本市が持つ地域資源を最大限に生かすとともに、世界に開かれた玄関口としての拠点性を高めるために、積極的に進めてまいりたいと考えております。

 そのために、まず中部国際空港への海上アクセスの実現を最重要課題として取り組みを進めております。先月までに関係する漁業協同組合との補償交渉も無事終えることができ、いよいよ贄崎地区港湾整備工事に着手いたします。これもひとえに議員を初め、関係機関の御理解と御協力の賜であり、厚くお礼申し上げます。現在、公有水面埋め立てのための手続きに入っており、空港の開港に間に合うよう、準備を進めてまいりたいと考えております。

 三重県と連携しながら、防波堤、護岸等の整備や旅客船ターミナル、駐車場の整備に向けた取り組みを全力で進めるとともに、運航内容にかかわる詳細な協議、調整を行いながら、船舶建造に向けた取り組みを進めてまいります。

 海が本市の貴重な地域資源である一方、城下町、宿場町として栄えてきた歴史を持ち、県都としての都市機能が集積している大門・丸之内地区を核とする中心市街地も本市の貴重な資源であります。

 住む人と訪れる人が交錯し、にぎわいを創出する津市の顔として、その再生に取り組む必要があると考えております。

 このため、海上アクセスとの連携方策、居住促進方策、また都心商業の振興策としての空き店舗対策、新たなにぎわいの場の創造など、中心市街地活性化基本計画の第2次改訂に向けた取り組みを進め、市民の皆様を初め、関係団体など民間の方々と協働したまちづくりを展開してまいりたいと考えております。

 さて、津都ホテルにつきましては、同ホテルの管理会社である津ホテル開発株式会社が解散したことに伴い、先月、株式会社津センターパレス、株式会社近鉄ホテルシステムズ、津商工会議所のほか、地元企業の方々などの出資により、新たに株式会社津センターが管理会社として設立され、引き続き津都ホテルとして存続する運びとなりました。同ホテルは中心市街地のにぎわいの核として存在してきたものであり、海上アクセス拠点の形成などを含む将来のまちづくりにとっても大きな力になるものと考えられますし、皆様の熱意もそこにあるものと思います。御理解と御協力をいただきました方々に改めて感謝申し上げます。

 いよいよ本市のシンボルロードであります津港跡部線が供用を開始いたします。この道路が「みなと」と都心とを結ぶ基軸であるように、さまざまな取り組みの有機的連携により、中心市街地が津市の顔として再生できるよう、皆様の参画をいただきながら活性化に向けた取り組みを進めてまいりたいと思います。

 また、もう一つの都心である津駅周辺地区において進めております津駅前北部土地区画整理事業につきましては、引き続き建物移転等、事業の推進を図ってまいります。地元の方々の御協力をお願いいたしたいと思います。

 次に、暮らしの安定と都市の活力を支えていくための地域経済の活性化についてであります。

 中勢北部サイエンスシティ事業につきましては、これまで11社の企業に立地を決定していただき、既に7社が操業を開始しており、来月には株式会社百五銀行の情報センターが竣工される運びとなっております。

 昨年7月には情報通信関連企業等への奨励措置を拡充する企業立地促進条例の改定を行ったところであり、新たな成長が期待できる分野の企業立地に向け、引き続き首都圏、関西圏、中京圏での立地説明会の開催を行うなど、三重県が進めるクリスタルバレー構想・メディカルバレー構想等と連携しつつ、ITやバイオなどの先端産業に関しまして、民間等のノウハウを取り入れながら、積極的な企業誘致を展開してまいります。

 これとともに、既に入居率が80%を超えた「あのつピア」につきましては、引き続き起業家やベンチャー企業の育成を促進してまいります。

 農林業につきましては生産基盤等の整備と経営規模の拡大や近代化を支援するなど、担い手農家の育成を継続してまいりますとともに、今後の米を取り巻く状況の大きな変化に対応していくためにも、モチ小麦の新たな転作奨励品種としての可能性について調査研究してまいります。

 水産業におきましては、引き続きヨシエビや稚貝などの中間育成、放流事業を通じ、つくり・育て・とる、資源管理型漁業を推進しています。白塚漁港につきましては、地産地消を目的としたイベントの開催を支援するとともに、生産拠点としての機能向上を図るため、関係団体との協議を踏まえ、背後地の基盤整備を進めてまいります。

 次に、県都としての多様な交流の活発化を促していくための交通体系の整備についてであります。

 中勢バイパスにつきましては、国道23号の渋滞解消を図るとともに、本市を含め中勢地区の南北幹線軸として、重要な役割を果たす道路でありますことから、津港跡部線から国道163号南河路バイパスまでの区間の供用開始とともに、引き続き国道163号から阿漕浦野田線までの区間の整備、さらに未採択区間の事業化を促進してまいります。

 外郭環状道路の一環をなす栗真海浜線につきましては、平成17年度の供用開始に向けて事業を進めるとともに、接続する河芸町島崎町線の栗真海浜線以南の区間につきましては、早期の事業化に向け、地元を初め県などとの協議・調整を進めてまいります。

 一方、都市環状道路である阿漕浦野田線など、街路事業につきましては、地域の皆様の御理解をいただきながら、事業化に向けた取り組みを進めてまいります。このほか、国道、県道の継続的な整備を促進してまいります。

 次に、情報ネットワークの形成についてであります。

 昨年4月に開業いたしました津市地域情報センターにつきましては、既に1万人を超える方々に利用され、好評をいただいているところでありますが、4月からはインターネットで津リージョンプラザや会館などの利用案内、予約が行えるサービスを開始するとともに、ITを身近にする利用者の交流組織の結成・活動も支援するなど、市民生活に密着した情報拠点施設としての機能を充実してまいりたいと考えております。

 また、8月には住民基本台帳カードを活用し、住民票の交付が全国どこの市町村でも受けることのできるサービスが開始されますことから、カードの交付など運用開始に向け、鋭意準備を進めてまいります。

 一方、市民サービスの向上と事務の効率化のため、これまでさまざまな情報システムの構築・整備を進めてきておりますが、市町村合併後による新市でも変わらぬ行政サービスと速やかな行政事務が的確に実施できますよう、各市町村と連携・協力しつつ、これら情報システムの着実な統合、整備に取り組んでまいります。

 次に、本市の特性である海を生かしたまちづくりの展開についてであります。

 贄崎海岸におきましては、中部国際空港への海上アクセス拠点の形成を目指す贄崎地区港湾整備事業とともに、ふるさと海岸整備事業を促進し、防災機能の向上と市民の憩いの場となる親水機能をあわせ持つ海岸としての整備を目指してまいります。

 本市の代表的な観光地であります御殿場海岸につきましては、市民はもとより本市を訪れる人々が海を肌で感じていただける海岸として、その活用、保全に努めてまいりたいと考えております。このため自然を生かした緑地空間の整備に向け、海岸背後地の土地の取得を行うとともに、全国規模にまで成長したビーチバレーボール大会の継続的な開催に努めてまいります。

 津モーターボート競走場につきましては、今後とも経営の合理化に取り組みながら、広く施設の有効利用を図るなど、魅力あるレジャー施設となるよう努めてまいりたいと思います。

 また、勤労者福祉につきましては、昨年4月に社団法人となった中勢地域中小企業勤労者福祉サービスセンターの事業内容の充実を促すとともに、雇用能力開発機構から施設を購入する津建設労働者福祉センターサン・ワークにつきましては、利用増進に努めてまいります。

 次に、第2の目標である「安心して暮らしやすい都市づくり」についてであります。

 安全で安心した日常生活の営み、それは市民の皆様の切なる願いであり、そのための環境を整えていくことは都市づくりの重要な課題であります。

 海に面して市街地を形成する本市にとりましては、治水対策への取り組みが不可欠であります。河川改修につきましては、引き続き五六川の改修事業を進めてまいります。排水路、排水機場につきましては、排水路の新設改良、局部改良を行いますとともに、計画的なポンプ設備の整備を進めてまいります。浸水対策の基幹的施設である都市下水路につきましては、上浜都市下水路、栗真町屋都市下水路の継続的な整備に取り組むなど、下水道排水5カ年計画に基づいた整備を着実に進めてまいります。

 下水道につきましては、公共用水域の水質保全、浸水の防止を図るため、平成17年度末の普及率45%を目指し、重点的な取り組みを進めてまいります。流域下水道雲出川左岸処理区におきましては、高茶屋、半田、藤方、橋南、新町地区における処理区域の拡大に努めるとともに、半田川田ポンプ場の整備に向けた取り組みを進めてまいります。流域下水道志登茂川処理区につきましては、浄化センターの整備を促進しながら、白塚、上浜地区等の面的整備に取り組んでまいります。また、単独公共下水道事業につきましては、平成17年度末の完了に向けた整備を進めてまいります。

 上水道につきましては、市民生活の根幹を支える施設でありますことから、安全かつ安定した給水が行われるよう、老朽施設の整備や老朽管、石綿管の更新に努めながら、効率的な事業運営を図るよう努力を重ねてまいります。

 また、港湾整備につきましては、贄崎地区港湾整備とともに、伊倉津地区におきます小型船だまりについて、その整備を促進してまいります。

 次に、環境問題についてであります。

 ごみの減量化、リサイクル化につきましては、市民の皆様の御協力をいただきながら、リサイクル資源の分別収集に努めるなど、ごみゼロ社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

 埋め立てごみを処分する白銀環境清掃センターにつきましては、これまでもごみの減容化、減量化を行い、延命化に努めてまいりましたが、現在、処理を行っているプラスティック類が埋め立ての進行を早める結果となってきております。このため、プラスティック類の資源化に努めるための取り組みを進めるなど、処分場の延命化策を推進してまいります。

 さらに、本市はもとより関係市町村における喫緊の課題である次期最終処分場の確保についてであります。白山町地内に候補地を選定し、これまでも関係地域との折衝に努めてまいりましたが、完成までの期間を考慮いたしますと、時間的余裕はありません。関係市町村と連携の上、合意形成を進めるため、担当する体制を強化して早期実現に向けた取り組みを行ってまいりたいと考えております。

 西部クリーンセンターにつきましては、新設炉、既設炉の改修を終えたことに伴う施設の解体工事を進めてまいります。

 環境保全に対する取り組みにつきましては、本市の事務事業に関する環境改善といたしまして、昨年9月にISO14001の認証取得を行い、システムの運用に努めてきておりますが、新たに競艇事業部、消防本部、消防署、三重短期大学、保育所、幼稚園、小・中学校等につきましては、先月よりシステムの運用を開始したところであり、夏ごろをめどに認証取得の適用範囲の拡大を目指してまいります。

 環境負荷の低減に向けましては、何と申しましても市民の皆様の生活様式の見直しや、事業者の事業活動の改善が必要であります。環境に配慮したライフスタイルの普及に向け、市民版ISOの策定を行うなど、引き続き環境フェアなどの開催を通じまして、市民、事業者が一体となった取り組みを進めてまいりたいと考えております。また、住宅用太陽光発電システムの設置に対する支援を継続するなど、地球温暖化対策を促進してまいります。

 次に、緑とうるおいのある都市空間の創出についてであります。

 公園整備につきましては、引き続き中勢グリーンパーク、岩田池公園の全体区域の開園に向けた整備に努めるとともに、(仮称)北部海浜公園につきましては、地域の皆様の触れ合いと憩いの場となるよう、多目的広場を備えた公園として整備完了を目指します。

 市民緑化の推進につきましては、これまで多くの方々に御協力をいただきました津市緑化基金を活用し、新築家屋への記念樹の配付を行うともに、阿漕浦海岸や栗真町屋海岸への松などの植樹など、総合的な緑化の推進に努めてまいります。

 また、都市景観につきましては、新たに策定した津市都市景観形成指針に基づき、市民、事業者、行政が協力しながら、良好な都市の景観形成に努めてまいりたいと考えております。

 次に、防災対策についてであります。

 自主防災組織につきましては、これまで9地区での結成がなされてまいりましたが、新たに3地区での結成が予定されております。県と連携しながら、結成に向けた働きかけを積極的に行ってまいりたいと考えております。

 また、想定されております東海、東南海地震などの地震災害に備え、昭和56年以前に建設された木造住宅について、新たに耐震診断事業を実施するとともに、消防水利の確保のため、耐震性防火水槽の新設など、震災対策を進めてまいります。

 これとともに、複雑多様化する各種災害に対応するため、消防車両などの消防装備の更新整備、さらには救急救命士の養成など救急救助体制の強化に努めてまいります。

 交通安全対策につきましては、通学路の整備や道路反射鏡、防護柵の設置など道路環境の計画的な整備を行うとともに、交通事故防止に係わる啓発活動に努めてまいりたいと考えております。

 一方、市営住宅につきましては、雲津2号館の完成とともに、既存住宅の計画的な修繕、改修に努めてまいります。

 次に、第3の目標である「文化に育まれた心豊かな人づくり」についてであります。

 将来の郷土を担っていく子供たちをしっかりと育んでいくこと、それは一人一人の人生そのものを豊かにし、よりよい地域社会を築いていくために必要不可欠な課題であり、その基盤となる教育の果たす役割は極めて重要であると考えます。

 そのためには時代の変化を主体的にとらえ、教育のあり方を常に問い直し、そして緊急性のある課題に即効の姿勢で対応するとともに、その成果をあすの教育へとつなげる教育改革が必要であります。

 教育長とも十分な議論を重ね、実効性のある取り組みとした学力向上支援策などを中心に、教育改革への取り組みを積極的に推進してまいります。

 また、学習やスポーツなど、多様化する市民の皆様の生活学習活動を支援するため、津市生涯学習スポーツ振興計画の策定のもと、生涯学習の基盤づくりを着実に進めながら、市民の自発的な学習活動を促してまいりたいと考えております。

 なお、10月には「第26回全国公民館研究集会inみえ」が本市を会場として開催されます。多くの方々が本市を訪れますことから、本市における生涯学習の取り組みや伝統文化を全国に発信してまいりたいと考えております。

 これら教育に関わる方針につきましては、後ほど教育長より詳しく申し述べさせていただきますが、あすの郷土を担う人づくりのため、諸条件の整備に努力してまいります。

 三重短期大学につきましては、少子化、高学歴化など高等教育を取り巻く環境変化に対応できるよう、引き続き今後のあり方についての検討を行うとともに、受験機会の多様化を図るため、平成17年度からの大学入試センター試験の利用に向けた諸準備を進めてまいります。

 次に、市民交流の促進についてであります。

 多様な分野で活発に展開される市民活動は、都市の元気の源であり、自主的、自立的に取り組まれております皆様の熱意に改めて敬意を表しますとともに、市民交流計画に基づきながら、これらの活動の高まりを積極的に支援してまいりたいと考えております。

 とりわけ、より大きな舞台の上で、市民の皆様の諸活動がさらなる広がりを見せ、特色あるまちづくりに発展していけるよう、津市市民活動センターを中心に、活動団体の情報提供やネットワークづくりを積極的に進めるとともに、地域間交流や国際交流につきましては、市民レベルでの交流を促進してまいります。

 また、旧三重県運転免許試験場跡地につきましては、その一部の土地の取得に係る議案の上程をいたしております。新たな市民活動の交流拠点づくりとして、周辺道路の整備を進めるとともに、年度中に財源の見通し等を見て、限定したものになるかもしれませんが、活用を図ってまいりたいと考えております。

 男女共同参画社会の実現に向けた取り組みにつきましては、津市男女共同参画審議会におきまして熱心な御議論をいただいてまいりました津市男女共同参画基本計画について、議案として上程いたしておりますが、今後この計画に基づき、市民の皆様を初め、関係機関と連携を取りながら、諸施策の展開に努めてまいります。

 これとともに、すべての人々が人権尊重について理解を深めていただけるよう、人権啓発事業を行うなど、津市人権施策推進プランに基づく諸施策を展開してまいります。

 最後に、第4の目標である「健康で人にやさしい地域づくり」についてであります。

 保険医療の充実につきましては、すべての人が生涯を健やかに暮らすことができるよう、各種健康診査や予防接種の促進、訪問指導やいきいき健康サロンなどの実施を通じ、健康づくりに対する正しい知識の普及を行うとともに、乳幼児から高齢者に至るまでの健康づくり計画を策定し、市民の皆様の健康づくりを支援してまいります。

 また、高齢化社会を迎え、看護師の需要は医療の現場にとどまらず、福祉の分野におきましても、老人福祉施設等で年々その需要は高まってきております。現在、三重大学医学部看護学科、県立看護大学のほか、看護師養成所と准看護師養成所において、看護師の養成がなされておりますが、市内への就職率も低く、また、准看護養成所につきましては、看護師養成制度の統合を受け、今年度から学生の募集を停止をいたしております。このような状況を踏まえ、市民への医療、福祉サービスの向上を図っていくためには、地域医療を担う看護師の確保を促進していくことが必要であります。このため、津地区医師会が津市食肉センター跡地に計画をいたしております地域密着型の看護師の養成を目指した施設について、これを支援してまいりたいと考えております。

 夜間こども応急クリニックにつきましては、昨年4月に開設し、津市を初め広域の多くの方々に利用をいただいており、引き続き夜間における子供の一時救急医療としての役割が担えるよう、充実に努めてまいります。

 国民健康保険事業につきましては、昨年7月、健康保険法等の一部改正が行われ、10月より新たな制度が施行されたところであり、引き続き事業の適正な運営に努めてまいります。

 さて、心豊かに生活することのできる地域社会を築き上げていくためには、すべての人がお互いの立場を尊重し、支え合いながら暮らすことのできる環境づくりとだれもが自由に社会参画できる環境づくりが必要であります。

 地域福祉につきましては、津市社会福祉協議会、関係団体、ボランティア等との連携を図りつつ、市民参画をいただきながら、地域福祉計画の策定に向けた取り組みを行い、柔軟で横断的なサービスの提供が可能となるよう、諸施策の推進に努めてまいります。

 次に、高齢者福祉についてであります。まず介護保険事業につきましては、議案として上程いたしておりますが、4月より第2期事業計画がスタートすることに伴い、保険料にかかわります条例改正を行ってまいります。高齢者が増加する中、認定者数は制度開始当初の約3,000人から現在では5,000人を超え、増加の一途をたどっております。引き続き、介護予防・生活支援事業にも力を注ぎ、事業の円滑かつ適正な運用に努力を重ねてまいります。

 また、在宅重視の観点から、痴呆介護教室、家族介護教室、痴呆相談を実施し、高齢者を介護する方々への支援を行ってまいります。

 障害者福祉につきましては、4月より従来の措置制度から支援費制度へと移行いたします。障害者の方々が個々のニーズにあった適切なサービスが受けられますように努めるとともに、障害者生活支援センターを新たに津センターパレスに開設し、サービス利用や社会参加に関する相談、支援などを行ってまいります。

 一方、児童福祉につきましては、少子化の進展や保護者の就労形態の多様化、また社会問題化している児童虐待など、児童を取り巻く環境変化に的確に対応し、子供を安心して生み育てていくための社会的環境の仕組みを整えていく必要がありますことから、子育てに係わる相談事業の継続的な実施とともに、保育環境につきましては、引き続き延長保育、一時保育、休日保育、また遊びの広場、地域子育て支援センター事業などの実施に努め、児童の健やかな成長を支援するための取り組みを図ってまいります。

 母子家庭、父子家庭、低所得者等の福祉につきましては、引き続き、生活の安定と自立ができるよう支援してまいりたいと思います。

 以上、今後の市政運営に臨む基本的な考え方と重点施策について申し述べてまいりました。その着実な実現を図ってまいりますためには、自律の精神に基づいた行政運営が必要不可欠であります。

 行政サービスの提供に当たっては、限られた財源の中で、また、変化の激しい時代の中で、常に市民の皆様が真に必要としているものは何かということをしっかりと見極めながら、将来にわたって安定的に提供していくための不断の努力が必要です。

 市町村合併を目前に控え、より一層、節度ある財政運営に努めつつ、民と公との役割分担を明確にした事務事業の見直しや入札制度の改革、市有財産の有効利用を進めるための未利用地の処分など、行財政改革大綱に基づく取り組みを着実に押し進めてまいります。

 加えて、あったかハートの行動派のメイン・メッセージのもと、職員の意識改革を強力に進め、全職員が一丸となって職責の遂行に努めるとともに、皆様への情報提供、情報の共有を行い、そしてビジョンを共有することによって、市民との協働による市政の運営が行えるよう、精進を重ねてまいります。

 私たちは閉塞感が漂う厳しい時代の中にいます。

 そして、こういう時代だからこそ、しっかりとした夢を持つことが必要であると考えます。

 今、市町村合併、海上アクセスの実現、中勢北部サイエンスシティ事業など多くの課題に取り組んでいます。それらは元気に満ちあふれた津市のまちを築いていきたい、こういう大きな夢を実現するための糧であります。

 安易な道ではありません。

 険しい道だからこそ、身を引き締め、歩を積み重ねることによって、夢の実現が可能になると思います。

 一つ一つの課題に夢を抱き、皆様とともに前進をいたします。

 まだ見ぬ将来への大きな願いに向けまして、あえて険しい坂道に勇気を持ってその一歩を踏み出してまいりたい、その決意を大願成就めざして坂のぼりという言葉に託します。

 輝かしい未来の津市、そこに至る地図をしっかりと携え、皆様一人一人の幸せの実感と次世代への誇りを胸に、市政の推進にたゆまぬ努力を傾けてまいります。

 皆様の温かい御支援と御協力を心からお願いを申し上げます。



○議長(梅崎保昭君) 引き続き、助役から上程議案に対する説明を求めます。

              〔助役 高橋広幸君 登壇〕



◎助役(高橋広幸君) ただいま上程になりました報告第1号から報告第3号まで、議案第1号から議案第54号までを一括御説明申し上げます。

 報告第1号専決処分の承認につきましては、平成14年度津市一般会計補正予算(第7号)でありまして、市議会を招集して御審議をお願いするいとまがなかったため、去る1月17日に専決処分をいたしたもので、本市議会に御報告申し上げ、御承認をお願いするものであります。

 補正の内容を申し上げますと、お城前公園整備事業について、債務負担行為の期間及び限度額を定めたものであります。

 報告第2号及び報告第3号は専決処分の報告でありまして、工事請負契約の一部変更であります。

 報告第2号平成14年度公下補第2号船頭排水区雨水幹線築造工事におきましては、施工期間中の円滑な交通を確保するため、区画線及び仮設道路延長の増工と到達立坑を掘削したところ、湧水が発生したため薬液注入工の増工により、契約金額を475万500円増額し、2億1,160万500円に変更したものであります。

 報告第3号平成13・14年度都下第2号上浜都市下水路(桜橋ポンプ場下部土木)築造工事におきましては、建設発生土の搬入箇所の変更による残土運搬工の減額と沈砂池等底版の配力筋の数量精査等により、契約金額を222万3,206円増額し、6億703万1,782円に変更したものであります。

 議案第1号都市計画法施行令の規定に基づく開発区域の面積を定める条例につきましては、都市計画法施行令の一部改正がなされ、権利義務規制に関するものにつきましては条例事項となったため、開発許可の事務処理を行う本市におきまして条例を制定しようとするものであります。

 条例の内容について申し上げますと、市街化調整区域に係る大規模な開発行為として開発審査会に付議することができる開発区域の面積の下限について、5ヘクタールと定めようとするもので、平成15年4月1日から施行しようとするものであります。

 議案第2号津市吏員等退隠料、遺族扶助料支給条例等の一部を改正する条例の一部の改正につきましては、恩給法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律が平成15年4月1日から施行される予定であることから、遺族扶助料に係る寡婦加算の年額の減額について所要の改正をしようとするもので、施行期日については、等外改正法の施行期日と合わせるため、規則で定める日から施行しようとするものであります。

 議案第3号津市手数料徴収条例の一部の改正につきましては、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の全部改正に伴い、条文の整備をしようとするもので、平成15年4月16日から施行しようとするものであります。

 議案第4号津市国民健康保険条例の一部の改正につきましては、国民健康保険法施行令等の一部の改正に伴い、保険料の基礎賦課総額の算定について改正しようとするものであります。

 改正の内容について申し上げますと、平成15年度から平成17年度までの各年度における一般被保険者に係る保険料の基礎賦課総額の算定におきまして、国民健康保険事業に要する費用として高額医療費共同事業拠出金の2分の1に相当する額を国民健康保険事業のための収入として、高額医療費共同事業交付金及び保険者支援制度による繰入金を加えて算定しようとするもので、その他条文の整備を行い、平成15年4月1日から施行しようとするものであります。

 議案第5号津市介護保険条例の一部の改正につきましては、介護保険法の規定に基づき、3年を1期として保険料率を定めることから、平成15年度から平成17年度までの保険料率について定めようとするものであります。

 改正の内容について申し上げますと、介護保険事業計画の見直しを行い、保険給付に要する費用の予想額等から3年を通じて財政の均衡が保てる保険料率を定めようとするもので、第1号被保険者の所得段階別に、第1段階の対象者については1万8,910円を2万円に、第2段階の対象者については2万8,370円を3万円に、第3段階の対象者については3万7,820円を4万10円に、第4段階の対象者については4万7,280円を5万10円に、第5段階の対象者については5万6,740円を6万10円に改正しようとするもので、平成15年4月1日から施行しようとするものであります。

 議案第6号津建設労働者福祉センターサン・ワークの管理及び運営に関する条例の全部の改正につきましては、勤労者の福祉の増進と勤労意欲の高揚を図るため、津建設労働者福祉センターサン・ワークを取得し、津市勤労者福祉センターとして設置しようとするもので、条例の名称を津市勤労者福祉センターの設置及び管理に関する条例に改め、センターの名称を「サン・ワーク津」とし、使用料その他必要な事項を定めようとするもので、平成15年6月1日から施行しようとするものであります。

 議案第7号津市都市公園条例の一部改正につきましては、やまもも公園ほか2公園を都市公園とするもので、平成15年4月1日から施行しようとするものであります。

 議案第8号津市男女共同参画基本計画につきましては、本市におきまして、平成14年4月に津市男女共同参画推進条例を施行し、この条例に基づき、施策を総合的かつ計画的に推進していくため、男女共同参画の推進に関する施策の大綱のほか、必要な事項を定めた津市男女共同参画基本計画を策定しようとするものであります。

 議案第9号及び議案第10号につきましては、いずれも財産の取得でありまして、議案記載のとおり取得しようとするものであります。

 議案第9号はコミュニティ施設用地として、面積1万20.12平方メートルを2億2,228万2,375円で三重県から、議案第10号は中勢グリーンパーク整備事業に係る公園用地の一部として、面積2万319.89平方メートルを1億7,314万1,603円で、津市土地開発公社から取得しようとするものであります。

 議案第11号津地区合併協議会規約の一部の変更に関する協議につきましては、去る1月17日に美杉村から津地区合併協議会への加入の要請を受け、同協議会におきます議論を踏まえ、美杉村を加えるため、津地区合併協議会規約の一部を改正しようとするもので、平成15年4月1日から施行しようとするものであります。

 議案第12号事務の委託に関する協議につきましては、津市営モーターボート競走施行に伴う場外発売事務の管理及び執行について、府中市を初めとする5施行者との間で、それぞれ規約を定め、事務を委託しようとするものであります。

 議案第13号から議案第27号までの事務の受託に関する協議につきましては、浜名湖競艇企業団を初めとする15施行者が実施いたしますモーターボート競走施行に伴う場外発売事務の管理及び執行について、各施行者との間で、それぞれ規約を定め事務を受託しようとするものであります。

 議案第28号市道路線の廃止につきましては、市道路線の見直しによる道路形態の変更により、1路線(延長111.1メートル)を廃止しようとするものであります。

 議案第29号市道路線の認定につきましては、中勢北部サイエンスシティ事業及び宅地開発による帰属並びに県道整備による道路形態の変更等により、75路線(総延長約1万6,734メートル)を市道として認定しようとするものであります。

 議案第30号平成14年度津市一般会計補正予算(第9号)は、歳入歳出予算、継続費、繰越明許費及び地方債について補正しようとするものであります。

 まず、歳入歳出予算につきましては、歳入歳出それぞれ15億8,949万2,000円を追加計上し、補正後の予算総額は520億459万3,000円となるものであります。

 なお、今回の補正予算は年度末を控えての補正でありますので、補助対象事業費の増減調整を行うとともに、人件費など既決予算額の調整と入札差金等によります減額をいたしておりますので、御了承いただきたいと存じます。

 それでは、歳出から款の順序に従いまして御説明申し上げます。

 第2款総務費は14億6,632万7,000円の計上で、職員退職手当及び財政調整基金への積立金の増のほか、既決予算額の増減調整であります。

 第3款民生費は、2,213万5,000円の計上で、養護老人ホーム措置費及び国民健康保険事業特別会計繰出金の増、社会福祉事業団施設運営事業に係る委託料の減のほか、既決予算額の増減調整であります。

 第4款衛生費は、2,460万6,000円の計上で、基本健康診査・がん検診委託料及び三重県地域保健医療福祉情報ネットワーク推進協議会負担金の増、西部クリーンセンター焼却灰搬送車購入費減のほか、既決予算額の増減調整であります。

 第5款労働費は、400万円の減計上、第6款農林水産業費は、2億7,039万6,000円の計上で、中勢用水事業負担金の増のほか、既決予算額の増減調整であります。

 第8款土木費は、1,682万3,000円の計上で、五六川河川改修工事委託料及び国補港湾改修事業負担金の増と、土地区画整理事業特別会計繰出金の減のほか、既決予算額の増減調整であります。

 第9款消防費は、1,917万4,000円の計上で、災害対応特殊救急自動車購入費の増のほか、既決予算額の増減調整によるものであります。

 第10款教育費は、1億4,596万9,000円の減計上で、片田小学校耐震補強工事費の増と西郊中学校大規模改造工事費の減のほか、既決予算額の増減調整によるものであります。

 第11款公債費は、8,000万円の減計上で、償還利子の減によるものであります。

 次に、歳入について御説明申し上げます。

 第1款市税は、4億円の計上で個人及び法人市民税の増によるものであります。

 第3款利子割交付金は、1億1,000万円の減計上、第4款地方消費税交付金は、1億5,000万円の減計上であります。

 第8款地方特例交付金は、1億1,495万6,000円の計上、第9款地方交付税は、普通交付税で1億8,042万5,000円の計上、第11款分担金及び負担金は、488万9,000円の減計上で、第12款使用料及び手数料は、8,776万7,000円の計上で、西部クリーンセンター使用料の増、第13款国庫支出金は、1,137万1,000円の計上で公営住宅家賃収入補助金の増、保育所整備費負担金の減が主なものであります。

 第14款県支出金は、690万5,000円の減計上で、第15款財産収入は、4,148万5,000円の計上で、西部クリーンセンター余剰電力売払収入の増のほか、各種基金利子の減、第16款寄付金は、2,271万7,000円の計上で、団地開発に伴う寄付金の増が主なものであります。

 第17款繰入金は、5,071万1,000円の計上で、下水道事業特別会計繰入金の増によるものであります。

 第18款繰越金は、前年度繰越金で7億5,719万2,000円の計上、第19款諸収入は2億2,634万円の減計上で、モーターボート競走事業特別会計繰入金の減が主なものであります。

 第20款市債は、4億2,100万2,000円の計上で、道路整備事業債の増が主なものであります。

 次に、継続費の補正は、上浜都市下水路築造事業及び栗真町屋都市下水路築造事業について、契約実績により総額及び年割額をそれぞれ変更しようとするものであります。

 繰越明許費の補正は、合併処理浄化槽設置整備事業ほか6件の追加でありまして、国の追加補正や関係機関及び地元との調整などに不測の日数を要したこと等により、それぞれ年度内完成が見込めなくなったことから、翌年度に繰り越し、執行しようとするものであります。

 また、地方債の補正は社会福祉施設整備事業債ほか2件について限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について追加いたしますのと、ごみ処理施設整備事業債ほか12件についてそれぞれ限度額の増減を変更しようとするものであります。

 議案第31号平成14年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算、継続費及び地方債について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ33億5,273万3,000円を減計上し、補正後の予算総額は600億9,413万3,000円となるものであります。

 歳出は、本場勝舟投票券払戻金の減額のほか、既決予算額の増減調整であります。歳入は本場売上収入の減が主なものであります。

 次に、継続費の補正はスタンド棟改築第2期事業について、契約実績により総額及び年割額をそれぞれ変更しようとするものであります。

 また、地方債の補正は競艇経営改善事業債について限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について追加いたしますのと、競艇施設整備事業債について、限度額を変更しようとするものであります。

 議案第32号平成14年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算それぞれ2,167万9,000円を減計上し、補正後の予算総額は105億6,087万3,000円となるものであります。歳出は退職被保険者等療養給付費負担金の増のほか、既決予算額の増減調整であります。

 歳入は、財政調整交付金の減及び療養給付費交付金の増が主なものであります。

 議案第33号平成14年度津市下水道事業特別会計補正予算(第6号)は、歳入歳出予算、継続費、繰越明許費及び地方債について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ6億4,469万3,000円を追加し、補正後の予算総額は90億9,674万1,000円となるものであります。

 歳出は、流域下水道建設事業負担金及び一般会計繰出金の増のほか、既決予算額の増減調整、歳入は平成13年度下水道事業に係る消費税還付金及び流域下水道事業負担金債の増のほか、資本費平準化債の減が主なものであります。

 次に、継続費の補正は、周辺地域環境整備事業について、契約実績により総額及び年割額をそれぞれ変更しようとするものであります。

 繰越明許費の補正は、流域関連公共下水道事業について地元調整及び工事支障物件の移設等に不測の日数を要し、年度内完成が見込めなくなったことから、翌年度に繰り越し、執行しようとするものであります。

 また、地方債の補正は下水道普及支援資金事業債ほか1件について、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について追加いたしますのと、公共下水道事業債ほか1件について、限度額を変更しようとするものであります。

 議案第34号平成14年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算について追加及び減計上はなく、元利収入等減による財源振替を行うものであります。

 議案第35号平成14年度津市福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ2,667万3,000円を追加し、補正後の予算総額は、3,048万2,000円となるものであります。

 歳出は、前年度繰越金に対する予備費の計上、歳入は、前年度繰越金の増及び福祉資金貸付金元利収入の減であります。

 議案第36号平成14年度津市奨学金貸付事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ240万円を減計上し、補正後の予算総額は、1,860万円となるもので、歳出は奨学金貸付金の減、歳入は一般会計繰入金の減及び奨学金貸付金元利収入の増であります。

 議案第37号平成14年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算及び地方債について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ7,142万円を減計上し、補正後の予算総額は6億8,623万9,000円となるものであります。

 歳出は、津駅前北部土地区画整理事業に伴う道路等築造工事費等及び物件移転補償費の減、歳入は一般会計繰入金及び津駅前北部土地区画整理事業債の減であります。

 次に、地方債の補正は土地区画整理事業債について、限度額を変更しようとするものであります。

 議案第38号平成14年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ316万4,000円を減計上し、補正後の予算総額は3,088万2,000円となるものであります。

 歳出は、公共桝設置工事費等の減、歳入は一般会計繰入金及び農業集落排水受益者負担金の減であります。

 議案第39号平成14年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出それぞれ4,278万2,000円を追加し、補正後の予算総額は71億6,569万1,000円となるものであります。

 歳出は、施設介護サービス給付費負担金等の増、介護認定調査等に係る通信運搬費の減のほか、既決予算額の増減調整で、歳入は現年度分国・県介護給付費負担金及び介護給付費準備基金繰入金等の増のほか、現年度分支払基金交付金等の減であります。

 議案第40号平成14年度津市駐車場事業会計補正予算(第3号)は、14年度の業務の予定量につきまして年間駐車台数を13万5,115台減じ、51万6,294台から38万1,179台に、1日平均駐車台数を371台減じ、1,419台から1,048台にそれぞれ変更しようとするものであります。

 予算の内容につきましては、収益的収支におきまして、収入は3,141万円の減額で、補正後の予算額は1億9,588万9,000円となるものであります。補正の内容といたしまして、駐車収益等の減であります。

 次に、支出では消費税470万1,000円の増額で、補正後の予算額は2億2,947万6,000円となるものであります。

 議案第41号平成14年度津市水道事業会計補正予算(第3号)は、まず、業務の予定量につきまして、年間総配水量を80万立方メートル減じ、3,380万立方メートルから3,300万立方メートルに1日平均配水量を2,192立方メートル減じ、9万2,603立方メートルから9万411立方メートルにそれぞれ変更するものであります。

 予算の内容につきましては、収益的収支におきまして、収入では3億6,520万5,000円の減額でありまして、補正後の予算額は47億8,499万6,000円となるものであります。

 補正の主なものといたしましては、営業収益は3億4,548万6,000円の減額となるもので、水道料金、改造工事収益の減によるものであります。

 営業外収益は2,154万7,000円の減額となるもので、新規給水加入金の減によるものであります。

 支出では、2億7,020万5,000円の減額で、補正後の予算額は47億6,129万3,000円となるものであります。

 補正の内容といたしましては、営業費用は2億8,952万7,000円の減額となるもので、県営水道からの受水費、受託工事に係る工事請負費の減等によるものであります。

 営業外費用は1,854万3,000円の増額となるもので、消費税の増によるものであります。

 次に、資本的収支におきまして、収入では1億5,746万円の減額でありまして、補正後の予算額は5億7,193万4,000円となるもので、企業債、工事負担金の減によるものであります。

 支出では、1億7,110万3,000円の減額で、補正後の予算額は13億9,704万7,000円となるものであります。この主なものといたしましては、配水及び給水施設費及び拡張事業の工事請負費の減等によるものであります。



○議長(梅崎保昭君) 説明の途中でありますが、暫時休憩いたします。

      午前11時20分休憩

      午前11時30分再開



○議長(梅崎保昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 上程議案に対する説明を続行いたします。

              〔助役 高橋広幸君 登壇〕



◎助役(高橋広幸君) 引き続き、御説明申し上げます。

 議案第42号平成15年度津市一般会計予算について、御説明申し上げます。

 まず、平成15年度の国の予算につきましては、14年度に続き改革断行予算を継承し、一般会計歳出全体について昨年度の水準以下に抑制することを目標とし、歳出全般にわたる徹底した見直しと思い切った縮減に加え、予算の重点的配分が行われております。

 また、地方財政計画においても、14年度に引き続き、大幅な財源不足が生じ、昨年度以上に厳しい状況にあることから、その規模を対前年度比1.5%の減とし、投資的経費は対前年度比5.3%の減、うち地方単独事業費については対前年度比5.5%の減としております。

 こうした状況の中で、本市の予算につきましては、先ほどの施政方針にもございましたように、例年にもまして厳しい財政状況ではありますが、市民の皆様に関わりの深い生活関連経費の確保を図りますとともに、市町村合併という歴史的転換を前に、県都としての基盤の充実を目指し、下水道・排水対策、土地区画整理事業への対応などのほか、中部国際空港への海上アクセス拠点整備など、21世紀のまちづくりに重要な諸事業の推進を基本とした編成を行ったところであります。

 その結果、本年度の歳入歳出予算総額は450億6,893万9,000円、対前年度比2.9%の減としたものであります。

 それでは、歳入歳出予算の歳出から、款の順序に従いまして、主な内容について御説明申し上げます。

 第1款議会費は、4億6,766万9,000円で、議員及び事務局職員に係る人件費のほか、議会運営に伴う経費等の計上で、対前年度比3.2%の減であります。

 第2款総務費は、61億1,607万4,000円の計上で、津地区合併協議会負担金を初め、地域情報センター運営費、自治協力団体に対する委託料、市民活動センター施設借上料、防災対策経費、庁舎及びリージョンプラザ等維持管理経費及び交通安全対策費、市民税賦課業務関係経費などのほか、統一地方選挙に伴う選挙費が主なものであります。

 前年度と比較いたしますと、1.7%の増となっておりますが、市町村情報システム等統合・整備事業等によるものであります。

 第3款民生費は107億7,771万3,000円の計上で、社会福祉団体等に対する委託料を初め、事業補助金や各施設入所等に係る措置費、各種医療費助成、障害者福祉支援費など、各種福祉サービス費、生活保護扶助費、保育所等施設運営費、国民健康保険及び介護保険事業特別会計への繰出金が主なものでありまして、前年度費2.2%の増となっておりますが、児童扶養手当、生活保護扶助費や介護保険事業特別会計への繰出金などの増によるものであります。

 第4款衛生費は、43億1,673万6,000円の計上で、夜間小児応急診療及び一次・二次救急医療体制事業費、予防接種や基本健康診査等委託料、斎場の運営費、合併処理浄化槽設置整備事業補助金、津地区広域圏粗大ごみ処理施設組合及び津市ほか4箇町村衛生施設利用組合への負担金、ごみ収集経費、西部クリーンセンター運営経費のほか、老人保健医療事業特別会計繰出金が主なものであります。前年度と比較いたしますと27.8%の減となっておりますのは、西部クリーンセンター既設炉改修事業費などの減によるものであります。

 第5款労働費は、2億1,295万1,000円の計上で、中勢地域中小企業勤労者福祉サービスセンター運営補助金、勤労者への各種貸付金が主なものでありまして、前年度費14.7%の減は勤労青少年ホーム公共下水道管接続工事費などの減によるものであります。

 第6款農林水産業費は、4億3,805万6,000円の計上で、農業委員会に係る諸経費を初め、中勢用水事業負担金及び各種県営事業負担金のほか、各種農業基盤整備事業費が主なものであります。対前年度比は15.8%の減でありまして、県営担い手育成基盤整備事業負担金などの減によるものであります。

 第7款商工費は8億4,330万円の計上で、(仮称)まん中広場整備工事費、商業活性化事業補助金、三重産業振興センター償還負担金、小規模事業資金融資貸付金、駐車場事業会計貸付金、津花火大会及び津まつり実行委員会等補助金が主なもので、対前年度費は31.3%の増でありまして、御殿場レクリエーションエリア土地購入費などによるものであります。

 第8款土木費は95億3,053万8,000円の計上で、道路維持、通学路整備及び交通安全施設整備事業費の生活関連経費を初め、五六川河川改修事業費、排水施設整備事業費、栗真海浜線街路改良事業費、上浜及び栗真町屋都市下水路築造事業費、(仮称)北部海浜公園等公園整備事業費などが主なものであります。対前年度比1.6%の増は、土地区画整理事業特別会計への繰出金や海上アクセス推進整備事業費の増等によるものであります。

 第9款消防費は21億7,434万1,000円の計上で、常備消防及び非常備消防に係る人件費等を初め、耐震性防火水槽設置工事費及び水槽付小型消防ポンプ自動車等車両購入費などが主なもので、対前年度費は2.6%の増であります。

 第10款教育費は、47億6,058万8,000円の計上で、うち5億4,066万4,000円は短期大学の運営諸費であります。

 なお、教育委員会所管の予算につきましては、後ほど教育長から御説明申し上げます。

 第11款公債費は、本年度償還する市債の元利償還金などで、48億4,863万5,000円の計上でありまして、対前年度比4.5%の増であります。

 第12款諸支出金は、5億5,233万8,000円の計上で、災害援護資金貸付金、土地開発公社及び職員共済組合貸付金であります。

 第13款予備費は、3,000万円の計上であります。

 引き続きまして、歳入について御説明申し上げます。

 第1款市税につきましては、総額で243億9,956万9,000円を見込み計上し、対前年度比は2.8%の減であります。

 主な税目では、個人市民税につきましては、長引く不況の影響から、厳しい雇用情勢等による給与所得の減少により、0.9%減の79億4,151万4,000円を見込み、法人市民税につきましては、企業の体質改善効果から、0.4%の増と見込んでおります。

 固定資産税は、103億2,193万4,000円の計上で、4.9%の減を見込んでおりまして、15年度が評価替えの年となり、土地・家屋・償却資産ともに減を見込んでおりますが、特に家屋につきましては、評価基準が下がることから、対前年度比8.4%の減を見込んでおります。

 都市計画税は、固定資産税に準じて減を見込み、18億5,583万8,000円、その他の市税としまして市たばこ税9億9,300万円のほか、軽自動車税等であります。

 第2款地方譲与税は4億9,800万円、第3款利子割交付金は高金利時代の郵便貯金の満期が終了したことから、52.9%減の2億円と見込んでおります。

 第4款地方消費税交付金は15億円で、9.6%の減を見込んでおります。

 第5款ゴルフ場利用税交付金は2,550万円、第6款自動車取得税交付金は3億5,800万円、第7款国有提供施設等所在市町村助成交付金は150万円、第8款地方特例交付金は、恒久的な減税に伴う地方税の減収の一部を補てんするための措置で10億円を見込み計上、第9款地方交付税は11億円、第10款交通安全対策特別交付金は、3,500万円をそれぞれ計上するものであります。

 第11款分担金及び負担金は、13億8,997万2,000円の計上で、老人ホーム入所負担金、保育所入所負担金、河芸町ほか4箇町村消防事務受託負担金などが主なものであります。

 第12款使用料及び手数料は、12億9,277万4,000円の計上で、夜間小児応急診療所使用料、西部クリーンセンター使用料、道路使用料、市営住宅使用料、幼稚園保育料及び短期大学授業料などで、手数料については戸籍住民関係手数料、建築確認申請等手数料及び短期大学手数料などが主なものであります。

 第13款国庫支出金は、40億6,682万5,000円の計上で、国庫負担金については保育所運営費負担金、児童扶養手当交付金及び生活保護費負担金などで、国庫補助金については生活保護適正実施推進事業の生活保護費補助金と街路改良及び都市下水路築造等の都市計画費補助金などが主なものであります。

 第14款県支出金は、18億3,555万3,000円の計上で、県負担金については保育所運営費負担金、児童福祉会館措置費負担金、国民健康保険基盤安定負担金などで、県補助金については心身障害者や乳幼児、老人等医療費助成事業補助金、延長保育や乳児保育促進等事業補助金及び緊急雇用創出市町村等補助金などで、県委託金については県税徴収委託金や交通災害共済見舞金が主なものであります。

 第15款財産収入は、土地建物貸付収入及び各基金利子収入などで、5,908万9,000円の計上、第16款寄附金は津市緑化基金寄附金等で、275万1,000円の計上、第17款繰入金は、24億1,723万1,000円の計上で、財政調整基金及び退職手当基金等の繰入金であります。

 第18款繰越金は1億円の計上で、前年度繰越金であります。

 第19款諸収入は14億3,797万5,000円の計上で、土地開発公社貸付金、中小企業等資金融資貸付金等の貸付金元利収入、モーターボート競走事業特別会計からの繰入金のほか、市町村情報システム等統合・整備事業他市町村負担金などであります。

 第20款市債は、33億4,920万円の計上で、観光施設整備事業債や道路、排水、河川、港湾、都市下水路整備事業などに係る土木債及び臨時財政対策債などであります。

 次に、債務負担行為は市町村情報システム等統合・整備事業のほか5件について、その期間及び限度額をそれぞれ定めようとするものであります。

 地方債は、12件について各事業に充当するため、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法についてそれぞれ定めようとするものであります。

 また、一時借入金は本会計における歳計現金に不足を生じた場合に借り入れることができる最高額を30億円に定めようとするものであります。

 議案第43号平成15年度津市モーターボート競走事業特別会計予算は、歳入歳出をそれぞれ401億9,352万8,000円の計上であります。

 歳出は、勝舟投票券払戻金、公営企業金融公庫納付金等の交付金、選手賞金等の報償金及び臨時従事員賃金、15施行者が実施いたします20競走の場外発売を受託することに伴います経費のほか、一般会計への繰出金及び公債費元利償還金が主なものであります。

 歳入は、本場売上収入等の勝舟投票券発売収入のほか、モーターボート競走事業財政調整基金繰入金及び場外発売受託事業収入が主なものであります。

 議案第44号平成15年度津市国民健康保険事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ112億342万3,000円の計上であります。歳出は、保険給付費のほか老人保健拠出金及び介護納付金が主なものであります。歳入は、国民健康保険料のほか、療養給付費等負担金及び財政調整交付金などの国庫支出金、社会保険診療報酬支払基金からの療養給付費交付金及び一般会計繰入金などであります。

 一時借入金については、本会計における歳計現金に不足を生じた場合に借り入れることができる最高額を6億円に定めようとするものであります。

 議案第45号平成15年度津市下水道事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ79億2,789万3,000円の計上であります。

 歳出は、流域下水道(雲出川左岸処理区)維持管理費負担金のほか、中央浄化センター運転及び維持管理業務委託料、単独公共及び流域関連公共下水道整備工事費、公債費元利償還金が主なものであります。歳入は、公共下水道使用料、公共下水道建設費補助金及び公共下水道事業債のほか、一般会計繰入金などの計上であります。

 次に、債務負担行為は産業廃棄物税負担事業と水洗便所改造資金融資に伴う損失補償について、その期間及び限度額を定めようとするものであります。

 また、地方債は公共下水道事業等に充当する起債について、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めようとするものであります。

 議案第46号平成15年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ1億2,434万4,000円の計上で、歳出は公債費の元利償還金などで、歳入は一般会計及び基金からの繰入金のほか、貸付金元利収入等であります。

 議案第47号平成15年度津市福祉資金貸付事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ289万1,000円の計上で、歳出は、事務経費等の計上、歳入は、貸付金元利収入等であります。

 議案第48号平成15年度津市奨学金貸付事業特別会計予算につきましては、教育長から御説明いたします。

 議案第49号平成15年度津市土地区画整理事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ16億3,952万8,000円の計上であります。

 歳出は、津駅前北部土地区画整理事業に係る物件移転補償費及び道路等築造工事費のほか公債費元利償還金などで、歳入は、国庫支出金や土地区画整理事業債及び一般会計繰入金などであります。

 次に、債務負担行為は、産業廃棄物税負担事業について、その期間及び限度額を定めようとするものであります。

 地方債は、土地区画整理事業に充当する起債の限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めようとするものであります。

 議案第50号平成15年度津市老人保健医療事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ117億9,197万1,000円の計上で、歳出は医療給付費が主なもので、歳入は支払基金交付金、国・県医療費負担金のほか、一般会計繰入金などであります。

 一時借入金については、本会計における歳計現金に不足を生じた場合に借り入れることができる最高額を1億円に定めようとするものであります。

 議案第51号平成15年度津市農業集落排水事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ4,152万8,000円の計上で、歳出は、農業集落排水処理施設維持管理経費及び公債費元利償還金等、歳入は、農業集落排水処理施設使用料及び一般会計繰入金等であります。

 債務負担行為は、産業廃棄物税負担事業について、その期間及び限度額を定めようとするものであります。

 議案第52号平成15年度津市介護保険事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ73億1,788万8,000円の計上で、歳出は、介護認定調査委託料及び施設介護サービス等の保険給付費が主なもので、歳入は介護保険料のほか、介護給付費国・県負担金、支払基金交付金及び一般会計繰入金などであります。

 一時借入金については、本会計における歳計現金に不足を生じた場合に借り入れることができる最高額を5億円に定めようとするものであります。

 議案第53号平成15年度津市駐車場事業会計予算は、15年度の業務の予定量といたしまして、駐車収容可能台数を755台、年間駐車台数を42万1,319台とするものであります。

 次に、予算の内容について申し上げますと、収益的収支におきまして、収入は2億833万6,000円を計上するもので、その主なものとしましては、駐車収益によるもので、営業収益2億808万6,000円、アスト駐車場1階の自転車駐車場共益費負担金等の営業外収益25万円であります。

 支出は2億387万9,000円を計上するもので、営業費用は1億5,120万7,000円で、駐車場の管理委託料、人件費などの駐車場管理費1億1,038万2,000円と減価償却費であります。

 営業外費用は5,267万2,000円で、企業債利息、借入金利息等であります。

 なお、営業運転資金に充てるため、一般会計からの長期借入金6,000万円の借り入れを行います。

 次に、資本的収支は支出において1億3,000万8,000円で、企業債償還金1億1,028万2,000円と長期借入金償還金1,972万6,000円を計上するものであります。

 なお、資本的収支の不足額1億3,000万8,000円は、当年度分損益勘定留保資金等で補てんするものであります。

 議案第54号平成15年度津市水道事業会計予算は、15年度の業務の予定量といたしまして、給水戸数を7万7,269戸、年間総配水量を3,290万立方メートルとするものであります。

 また、主な建設改良費用といたしましては、第4回拡張事業、配水管布設工事及び布設替工事であります。

 次に、予算の内容について申し上げますと、収益的収支におきまして、収入は49億6,858万3,000円を計上するもので、その主なものといたしましては、営業収益が48億1,567万4,000円で給水収益40億3,892万8,000円と受託工事収益7億6,708万9,000円等であります。

 支出は、50億4,262万7,000円を計上するもので、営業費用は45億8,084万4,000円で、その主なものといたしまして、原水及び浄水費が20億9,997万7,000円で、県営水道からの受水費、各浄水場の動力費、設備の維持管理費、高茶屋浄水場及び三雲浄水場運転管理業務委託料等であります。

 配水及び給水費は、4億7,658万1,000円で、配水管の修繕工事委託料及び改造移設工事費、量水器取替補修費や各ポンプ場の動力費等であります。

 受託工事費7億3,432万2,000円は公共下水道事業に伴う配水管移設工事の受託に係る工事費等であります。

 業務費2億1,500万円は、検針及び料金の徴収等に要する経費であります。

 総係費3億6,292万8,000円は、人件費を初めとする一般管理的経費であります。

 減価償却費は6億9,030万円、資産減耗費は170万円であります。

 営業外費用は4億3,663万8,000円で、主なものとしましては企業債利息等3億9,198万9,000円、消費税4,464万7,000円であります。

 特別損失は、過年度損益修正損として2,514万5,000円であります。

 次に、資本的収支は、収入では6億5,397万6,000円を計上するもので、企業債5億3,750万円、補助金6,250万円、工事負担金5,397万6,000円であります。

 支出では、15億4,611万6,000円を計上するもので、原水及び浄水施設費2,621万4,000円、配水及び給水施設費1億265万2,000円、建設改良費5億6,009万7,000円、拡張費3億7,015万4,000円、庁舎改良費962万4,000円、固定資産購入費2,127万7,000円、企業債償還金4億5,609万8,000円であります。

 これらのうち主なものは、第4回拡張事業を初め、市内各所の配水管布設工事及び布設替工事のほか人件費等であります。

 なお、資本的収支の不足額8億9,214万円は過年度分損益勘定留保金等で補てんするものであります。

 以上で上程議案に対する説明を終わります。

 よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。



○議長(梅崎保昭君) 午さんのため、暫時休憩いたします。

      午後12時00分休憩

      午後1時00分再開



○議長(梅崎保昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 教育長から、教育方針並びに予算について説明を求めます。

              〔教育長 田中 彌君 登壇〕



◎教育長(田中彌君) 平成15年度の教育方針並びに教育委員会所管に係る当初予算案につきまして説明申し上げます。

 構造改革教育特区の全国的な動きに見られますように、教育の主役は今や中央から地方へと確実に移行してきております。地方における責任のある教育の創造に向け、柔軟で独創的な発想のもと、従来の教育の枠組みを見直すとともに、学校、家庭、地域という子供を取り巻くすべての教育環境がそれぞれの役割を自覚し連携する中で、教育の責任を果たしていくことが地方分権時代における本市の望ましい教育の姿であると考えております。

 このため、教育委員会といたしましては、学校教育を中核に据えながら、これを家庭教育や社会教育などと連動させるとともに、就学前教育から生涯学習に至る一貫した人づくりのための教育システムを早急に構築する必要があります。

 本市の教育改革の初年度におきましては、公開による教育委員会の開催などを通じ、市民の教育行政への参画機会の拡大を図りながら、事務局組織の見直しのもと、効果的かつ機動的な教育行政の展開に努めてまいりました。学校週5日制や新しい学習指導要領の完全実施などに対応した学習支援推進プロジェクトによる確かな学力の向上を初め、生徒指導の充実など当面する喫緊の課題に対し、学校や教育委員会、地域が一体となって取り組み、教育改革1年目の成果を着実に積み上げてきたものと認識しております。

 とりわけ、学校におきましては、保護者や地域の方々に信頼される開かれた学校づくりを推進するため、校長のリーダーシップの発揮のもと、教職員の意識改革を進めるとともに、公開を原則とした学校自己評価を導入し、学校運営や教育活動の改善を図ってきております。

 そして、これらを総合的に進めるための研究として、教育委員会と南が丘小学校、地域が一体となって進めてきております文部科学省指定の新しいタイプの学校運営の在り方に関する実践研究におきましては、今後の新しいタイプの学校づくりを目指し精力的に取り組んできており、校長の公募による配置や地域住民の学校運営への参画システムの構築など、一定の成果を見ることができました。

 教育改革2年目となる平成15年度は、まさに教育改革の真価が問われる重要な年であると認識しており、平成14年度の成果や課題を踏まえながら、本市独自の教育特性はもとより、市町村合併に伴う教育の広域化も見据えた津市教育振興ビジョンを策定してまいりたいと思います。

 さらに、新たな時代の教育の姿を探るため、人格形成の基礎となるゼロ歳からの就学前教育に係るカリキュラムを初め、小中や中高の一貫教育など、幼保の一元化も含め、幼児教育から高等教育まで一貫性のある新たな教育システムなど、従来の教育を弾力化する構造的な研究を進め、教育改革への継続的な取り組みを行ってまいりたいと考えております。

 平成15年度は、こうした教育改革への取り組みはもとより、市政の方針を基本とし「21世紀に夢を持ち、力強く生きる個性ある人づくり」「豊かな文化の中で、多様なニーズに応える生涯学習の基盤づくり」を大きな柱として、諸施策を積極的に展開してまいりたいと思います。

 まず第1の柱であります「21世紀に夢を持ち、力強く生きる個性ある人づくり」について申し上げます。

 これまでの教育の枠組みを柔軟な発想で見つめ直し、時代が求める学校へと変革してまいりますためには、学校自らが常に先見の目を持ち、互いに競い合いながら、地域の期待に応える特色ある開かれた学校づくりをさらに進める必要があります。

 このため、学校におきましては学校評議員を初め、地域の方々のニーズなどを十分踏まえ、学校運営や教育活動などについて学校自らが時機を得た評価を行い、長所を伸ばす視点を大切にし、発展的な内容へ更新していく学校自己評価システムを積極的に取り入れるとともに、自主・自律を支える学校の裁量権の拡大に向け、教育委員会と一体となって検討を進めてまいります。

 また、南が丘小学校における文部科学省指定の新しいタイプの学校運営の在り方に関する実践研究につきましては、教育委員会といたしましては公募により選ばれた校長の幅広い経験や創造力、豊かな経営感覚などと地域の教育力とが一体となって、新しいタイプの学校づくりが進むよう、さらに実践的な研究に取り組むとともに、研究の成果を他の学校や幼稚園にも広め、すべての学校の活性化につなげてまいりたいと思います。

 幼児教育につきましては、津市幼児教育の振興に関する政策プログラムのもと、地域に開かれた幼稚園としての役割を踏まえ、保育所や小学校などとも連携した特色ある幼児教育を展開するとともに、津センターパレスにおける子育て支援活動の充実に努めてまいります。

 また、幼児教育から学校教育への円滑な接続が一層図れますよう、幼稚園教員の小学校派遣研修を継続するとともに、新たに幼稚園教員と小学校教員の人事交流を進めます。

 これとともに、市町村合併を見据え、市町村相互における教育内容の充実が図れますよう、平成15年度においては、本市と久居市の幼稚園教員における相互派遣研修事業を実施するほか、中勢ブロック乳幼児教育推進協議会における各種研修事業の効果的な実施に努めてまいります。

 さらに、福祉部門とともに庁内に設置した津市子育て支援等推進担当者連絡会議の円滑な運営のもと、就学前教育の観点に立った幼保一元化の具体化を目指し、ゼロ歳児から5歳児までの新たなカリキュラムの開発について研究するなど、幼稚園と保育所の連携をさらに深めてまいります。

 小・中学校教育につきましては、次代を担う子供たちの生きる力を育むため、引き続き、基礎・基本をもとに、自ら学び、考えるなどの確かな学力の定着を教育改革の重点に据え、多様な指導方法や指導体制のもと、個に応じたきめ細かな指導を行ってまいります。

 このため、平成14年度の成果等を踏まえ、小学校では市単独の非常勤講師の配置のもと、低学年における複数教員担当制の拡充や高学年における教科担任制の継続とともに、放課後における学習支援にも活用を図ります。

 また、中学校では大学生等の指導助手の活用のもと、学校からの提案に基づき、対象教科を拡大するほか、市単独の非常勤講師を新たに配置し、土曜日も含めた学習支援を効果的に進めます。さらにさまざまな分野で活躍する本市出身者による「よき先輩・ふるさと学校訪問事業」を引き続き実施するなど、学習支援推進プロジェクトの積極的な推進に努めます。

 また、子供たちの豊かな心を育むため、社会体験や自然体験など、さまざまな体験活動を進めてまいります。このため、地域での職場体験を通じ、生き方や職業観を学ぶ「自分発見!中学生・地域ふれあい事業」を引き続き全中学校で実施するとともに、道徳の時間を活用し、伝統や文化などを守り育てる地域のよき人材を講師に招き、その生き方などに触れながら、自らを考える学習機会を設けてまいりたいと思います。

 さらに、社会の変化に主体的に対応できる能力を育成するため、発達段階に応じた情報活用能力と情報モラルの育成を基本に情報教育を推進するとともに、外国語による実践的なコミュニケーション能力の育成を目指し外国語指導助手や語学ボランティアなどの効果的な活用のもと、小・中学校における外国語教育を系統的に進めてまいります。

 図書館教育につきましては、児童生徒の豊かな人間性や情操を養う上で重要でありますことから、平成15年度により一定規模以上の学校へ司書教諭を配置するとともに、すべての小学校図書館に配備したパソコンの効果的な活用ものと、調べ学習の充実を図ります。また、津市図書館に勤務する図書館司書の専門的な知識や技能も活用しながら、児童への適切な図書資料の提供や魅力ある学校図書館づくりに努めるなど、読書環境の向上を図ります。

 環境教育につきましては、平成15年度にISO14001の認証取得が学校や幼稚園に拡大されますことから、これまでの成果をもとに学校の独自性を踏まえた主体的な取り組みをさらに推進する機会とともに、総合的な学習の時間を活用しながら、地域におけるボランティア団体の活動とも連携した環境教育を推進します。

 これとともに、津センターパレスの市民活動センターを会場とする教育活動発表会においては、学校環境デーなど学校や幼稚園の取り組みを発表する特別企画展を開催してまいりたいと思います。

 健康教育につきましては、津市学校健康教育指針の策定のもと、家庭や地域を初め、専門機関などと連携しながら、学校における健康教育の推進に努めてまいります。学校においては、養護教諭や学校栄養職員が有する専門性を授業に活かすとともに、学校医や学校歯科医などの協力を得ながら、学校保健委員会の活性化を図ってまいりたいと思います。

 また、子供たちの体力低下が指摘される中、健康教育総合推進モデル事業の活用のもと、運動やスポーツをテーマとした講演会や研修会を開催してまいります。

 さらに、体力づくりに資する中学校の運動部活動につきましては、県の補助事業であるスポーツエキスパート活用事業の導入による外部指導者をはじめ、地域が主体となって運営する総合型地域文化・スポーツクラブとの連携のもと地域の指導者を配置し、部活動の活性化を図ってまいります。

 学校の安全管理につきましては、一昨年に起きた高茶屋小学校児童の相次ぐ痛ましい交通死亡事故の教訓を踏まえ、通学路などの安全性が一層確保されるよう、国・県など関係機関にも強く要望するとともに、庁内関係部局との調整のもと、道路拡幅など可能な箇所から逐次改善してまいります。

 これとともに、学校においては、あらゆる機会をとらえて安全教育の充実に努め、事故が起きた5月の学校交通安全強化週間には学校や幼稚園において、関係機関やPTAなど関係団体の協力のもと、通学路における交通安全指導を実施するなど、地域ぐるみの取り組みを引き続き進めてまいりたいと思います。

 一方、児童生徒の問題行動につきましては、小・中学校間の連携を一層強化し、低年齢化する問題行動への対応を図るとともに、地域や少年サポートセンターなど、関係機関との連携のもと、県から派遣された警察関係職員の協力も得ながら、発生時における迅速な対応など、効果的な生徒指導を行ってまいります。

 さらに、適応指導や教育相談につきましては、専門的な視点から相談を行うスクールカウンセラーを中学校だけでなく小学校へも拡充配置し、早期発見と予防を基本に学校と一体となった取り組みを行うとともに、教育研究所との連携を図りながら、児童生徒を初め、保護者、教職員からのさまざまな教育相談に適切に対応できるよう、その体制の充実を図ってまいります。

 障害児教育につきましては、障害のある児童生徒の個性や能力を最大限に伸ばすことを基本とし、学校生活への適応がより図られるよう、介助員の効果的な配置に努めながら、普通学級との交流などを通じ、障害のある児童生徒の社会性などを育むとともに、障害のある人への正しい理解が深められる教育を進めます。これとともに、障害の状況や緊急性などを踏まえ、対象となる学校には車いす用階段昇降機を配備してまいります。

 人権教育につきましては、津市人権教育基本方針のもと、知識の習得とともに、さまざまな人権課題の実態や人との出会いを通じて学ぶ体験的な人権教育を推進してまいります。

 このため、自らが生き方を考える人権学習推進事業の実施を初め、教育の広域化に対応するため、中勢コラボレーション事業の活用のもと、子供たちが主体となる参加型体験学習の手法を取り入れるとともに、地域の実情など、実態に応じた新たな教材開発に取り組んでまいります。これとともに、地域においては人権教育巡回講座を開催するなど、広く市民の人権意識の高揚を図ってまいりたいと思います。

 外国人児童生徒への対応につきましては、拠点校の円滑な運営とともに、巡回指導員の効果的な活用を図りながら、日本語指導や補充学習とともに、生活適応や心のケアなど、きめ細かな対応を図ってまいります。

 教育研究につきましては、教育研究所の有する研究機能を基盤とし、大学等の専門性も活用しながら、規制緩和など国の動向も見据え、本市独自の学級編成や学力評価などを内容とした(仮称)先導的教育研究プロジェクト事業への取り組みを行います。

 これとともに、研究成果につきましては、平成16年度において試行的に実施を予定する学力調査等に活かしてまいりたいと思います。

 また、外国語指導助手による研修会など教職員を対象とした研修機会の充実に努めるなど、教職員の資質向上に努めます。

 通学区域制度につきましては、引き続き、制度の弾力的な運営に努めるとともに、市町村合併を視野に入れながら、特色ある学校づくりを進める中で、学校の選択制についても検討してまいりたいと思います。

 一方、学校・園舎につきましては、安全性を最優先とした施設整備の基本的な考え方のもと、耐震補強事業を初め、大規模改造事業を進めるとともに、施設の点検結果を踏まえた優先基準に基づく計画的な施設改修に努めるほか、中学校職員室へのエアコンの段階的な設置や学校トイレの改修を行い、施設環境の向上を図ります。

 また、学校給食につきましては、安全面や衛生面などを考慮し、給食設備等の改善を図るとともに、津地区合併協議会を構成する市町村の状況も見極めながら、望ましい事業方式を幅広い観点から検討し、具体化してまいりたいと思います。

 次に、第2の柱であります「豊かな文化の中で多様なニーズに応える生涯学習の基盤づくり」について申し上げます。

 豊かな文化的風土の中で、これまで本市には多様な市民文化が育まれてきました。また、市町村合併の実現とともに、人々は新たなまちでさまざまな文化との出会いを拡げながら心を豊かにしていくものと思います。そのためにも、歴史や文化、自然など地域の有するアイデンティティを再認識し、本市固有の市民文化をさらに育んでいく必要があると考えます。

 このため、市民の自主的な文化活動を支援する津市文化振興計画の策定に取り組みながら、文化事業の幅広い展開を行ってまいります。

 また、昨年11月に開館した一身田寺内町の館につきましては、地元のイベントにあわせ特別展を開催するなど、地元との連携のもと、案内ボランティアの活用も図りながら、寺内町の歴史文化の情報発信拠点として円滑な運営に努めます。

 これとともに、寺内町の歴史文化を学び、全国発信する機会となり、また交流の場ともなるよう、全国の小学校高学年児童から受講を募る(仮称)歴史まるごと宿泊体験塾を開催してまいりたいと思います。

 さらに、谷川士清生誕の2月を新たに士清の業績を顕彰する月間として定め、谷川士清旧宅において特別展示を行うほか、中勢地域に残る文化遺産の継承に関する調査研究を行ってまいります。

 なお、ニューヨーク市立図書館所蔵の図巻を初め、津まつりの起源である津八幡宮祭礼を描いた江戸期の絵画資料などを展示内容として、平成16年度に開催を予定する(仮称)津八幡宮祭礼図巻展につきましては、当時の華やかな町民文化を知り、本市の豊かな文化を全国発信する機会となりますよう、諸準備を進めてまいりたいと思います。

 また、学習やスポーツなど市民の生涯学習活動が活発化する中、ライフステージに応じた生涯学習施策を推進するため、津市生涯学習スポーツ振興計画を策定してまいります。そして、計画に示される市民の自主的な活動を支える学習環境の充実方策や市町村合併も視野に入れた生涯学習施設の効果的な活用方策に基づき、諸施策を効果的に推進するとともに、協働の理念のもと、生涯学習支援ボランティアなどの主体的な活動が学校教育や地域づくりの活力としても生かせるよう努めながら、生涯学習の基盤づくりを着実に進めてまいります。

 これとともに、生涯学習活動がさらに広がり、活発な活動が展開されますよう、市民の幅広い生涯学習への取り組みを顕彰するため、表彰制度の見直しを行ってまいりたいと考えます。

 学習情報の提供につきましては、インターネットによる教育委員会のホームページや津市生涯学習支援システムの活用を初め、情報紙の発行のもと、生涯学習を初めコミュニティ活動など幅広い学習情報の提供に努めます。

 生涯学習の場づくりにつきましては、健康への関心が高まる中、体育指導員を講師とした健康づくり講座を開設するほか、幼児期からの家庭教育の重要性を踏まえ、幼稚園や小学校、公民館等では家庭教育講座を引き続き開催するとともに、津センターパレスにおける子育て支援活動にも組み入れてまいります。

 また、完全学校週5日制への対応を図るため、体験活動などを取り入れた子ども公民館講座を引き続き開催するほか、英語や外国の文化に慣れ親しむことができるよう、外国語指導助手の活用のもと、小・中学生を対象とした国際理解講座を新たに開設してまいります。さらに、片田及び豊里の各地区公民館では長谷山の自然や地域に伝わる伝統芸能など、恵まれた地域資源を再認識し、ふるさとのよさを学ぶ機会ともなる「きらり!ふるさと発見講座」を開設してまいります。

 なお、本年10月には新世紀への公民館の創造をテーマとして「第26回全国公民館研究集会inみえ」が本市で開催されます。大会が円滑に運営されますよう、ボランティアを活用しながら、これを支援するとともに、本市における生涯学習の取り組みや伝統芸能なども全国に発信してまいりたいと思います。

 スポーツ・レクリエーションにつきましては、スポーツ愛好者を拡げるとともに、市民の健康づくりに資するよう、子供から高齢者まで年齢やニーズに応じたスポーツ教室を初め、津市スポーツ・レクリエーション祭や第40回となる津シティマラソンなどを開催してまいります。

 これとともに、市民体育大会やスポーツリーダーの養成研修会を行うとともに、スポーツ奨励制度の活用を通じ、競技力の向上を図ってまいりたいと思います。

 また、PTA、子供会など社会教育関係団体や体育協会など、スポーツ・レクリエーション関係団体の活動につきましては、地域の大きな教育力となりますことから、引き続き各団体の活動を支援してまいります。

 これとともに、地域が主体となったスポーツや文化活動がより活発なものとなり、地域において幅広い年齢層の人々が交流する場となるよう、身近な生活圏である中学校区を基本に、学校施設や公民館などを活動の場とし、地域が主体的に運営する総合型地域文化・スポーツクラブの育成に努めるほか、体育指導委員とともに、引き続き各地区体育振興会の活動を支援してまいりたいと思います。

 一方、スポーツ施設につきましては、計画的な改修整備に努めるとともに、津市公益事業協会の廃止に伴う民間事業者への管理業務の委託にあわせ、市民プールにおきましては、本年4月から開館時間の延長を初め、これまで休館日であった火曜日も開館し、市民サービスの向上を図ってまいりたいと思います。

 図書館につきましては、図書資料の相互貸借など県内公立図書館との連携をさらに深めながら、円滑な図書館運営に努めてまいります。

 なお、市民の身近な図書館として昭和56年度に導入した「ちどり号」による移動図書館車事業につきましては、行財政改革の観点や事務事業の評価の結果も踏まえ、事業の見直しを行った結果、導入当初における一定の目的を果たしたものと判断するに至り、車両の更新時期なども勘案し、本年7月末をもって貸し出し業務を終了することと考えております。

 今後におきましては、既に実施した当事業の見直しに係る利用者へのアンケート調査の結果も踏まえ、除籍図書の活用や啓発活動などを通じ、周辺市町村の図書館利用も促進しながら、図書館サービスの一層の向上に努めてまいります。

 青少年の健全育成につきましては、青少年が社会の一員として自覚と責任を持ち、自立することができるよう、津市青少年健全育成推進方針に基づき、家庭や学校、地域との連携のもと、津市青少年育成市民会議など、育成団体の活動を支援しながら、市民ぐるみの健全育成活動を進めてまいります。

 また、放課後児童の健全育成につきましては、国・県の補助事業の効果的な活用のもと、放課後児童クラブにおける運営の円滑化をさらに図ってまいります。

 なお、平成15年度におきましては「第26回全国公民館研究集会inみえ」や「第56回全日本合唱コンクール全国大会」などの全国規模での大会を初め、「第27回東海北陸国公立幼稚園教育研究協議会三重大会」などが本市を会場として開催されます。

 全国各地から多くの人々が訪れますことから、本市における生涯学習の成果などを発表し、全国に発信していくとともに、中心街マップの活用や教育委員会における文化事業の実施など、商業活性化部門など、庁内関係部局を初め、地元とも連携した中心市街地の活性化につながる取り組みも行ってまいりたいと思います。

 続きまして、歳出第10款中、教育委員会の所管に係る平成15年度当初予算につきまして、その概要を説明申し上げます。

 当委員会所管の当初予算は学校施設を初め、スポーツ施設等の整備及び運営に係る諸経費や事務局職員等の人件費のほか、文化、生涯学習、スポーツなど、各種事業の関係諸経費や各種補助金等の計上で、その総額は42億1,992万4,000円であります。

 まず、学校施設の整備につきましては、西郊中学校大規模改造工事費を初め、南が丘小学校床改修工事費や白塚小学校普通教室管理棟便所改修工事費のほか、南立誠小学校及び豊里中学校の合併処理浄化槽改修工事費、西橋内中学校消防設備改修工事費、橋北中学校及び南郊中学校の職員室空調設備設置工事費等の計上であります。

 さらに、学校・園施設の各種保守点検委託料や各種検診手数料など、学校保健関係諸経費の計上であります。

 また、教育改革の推進に係る学習支援推進プロジェクトの充実を初め、外国語指導助手やスクールカウンセラー、外国人児童生徒巡回相談員に係る諸経費、学用品・通学用品等各種扶助費、私立幼稚園の就園奨励補助金等の計上であります。

 文化振興費につきましては、文化事業等委託料を初め、一身田寺内町の館維持管理委託料や発掘調査報告書作成業務補助委託料のほか、(仮称)津八幡宮祭礼図巻展の開催準備に係る関係経費等の計上であります。

 公民館費につきましては、公民館管理運営費を初め、家庭教育講座など各種講座・学級の開催諸経費のほか「第26回全国公民館研究集会inみえ」の開催地負担金等の計上であります。

 また、社会教育団体に係る関係予算につきましては、放課後児童健全育成事業補助金や津市社会教育振興会補助金を初め、PTAや子供会、青少年育成団体への活動補助金等の計上であります。

 保健体育費につきましては、津シティマラソンなど各種スポーツ大会等の開催諸経費や津市民プールなどスポーツ施設管理委託料を初め、スポーツ施設の充実を図るため、古道公園内テニスコート改修工事費を計上するとともに、体育協会など協議団体の事業委託料、財団法人三重県武道振興会補助金のほか、総合型地域文化・スポーツクラブの育成に係る関係経費等の計上であります。

 図書館費につきましては、図書館の管理運営費を初め、図書購入費や視聴覚関係諸経費等の計上であります。

 次に、奨学金貸付事業特別会計予算につきましては、一般会計からの繰入金440万円のほか、貸付金の償還によります貸付金元金収入1,660万円を財源として奨学金貸付金を計上するもので、歳入歳出予算の総額はそれぞれ2,100万円であります。

 以上が教育委員会の教育方針並びに関係予算案であります。

 財政を取り巻く環境は依然厳しい状況にありますが、今の時代を乗り切り、希望に満ちた明るい未来を築くため、職員が一丸となって教育改革を初めとした諸施策を積極的に推進してまいります。

 何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。



○議長(梅崎保昭君) 以上をもちまして、それぞれの説明は終わりました。

 お諮りいたします。

 お手元に配付いたしましたとおり、竹沢陽一議員ほか7名の方々から議提議案第1号が提出されました。

 つきましては、本日の日程に追加し、直ちに上程議題に供したいと存じますが、御異議ございませんか。

              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(梅崎保昭君) 御異議なきものと認め、議提議案第1号を本日の日程に追加し、上程議題に供します。

 その内容を事務局長に朗読させます。

              〔事務局長 野田武義君 朗読〕

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 議提議案第1号

         イラク問題の平和的解決を求める意見書について

 イラク問題の平和的解決を求める意見書を別紙のとおり提出する。

  平成15年3月3日

    津市議会議長 様

                         提出者

                           竹沢陽一

                           竹田 治

                           橋村清悟

                           安藤之則

                           田村宗博

                           川瀬利夫

                           川崎正次

                           中川隆幸

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          イラク問題の平和的解決を求める意見書

 昨年11月、イラクは大量破壊兵器査察に関する国連安全保障理事会での決議を受け入れ、戦争を回避するための国際社会の努力が積み重ねられているものの、米国など一部には、イラクに対する武力攻撃の準備が進められている。

 国連憲章では、他国への一方的な先制攻撃を認めておらず、この武力攻撃の準備に対し、国際社会のなかで、容認されているとは言い難い状況にある。

 イラクに対する大量破壊兵器などの査察と廃棄を求めた国連安全保障理事会決議1441に基づく査察団の追加報告では、イラクの査察に対する協力は不十分だとして、査察継続の必要性が強調され、国際社会においても査察の継続、強化を求める声や、イラクに対する武力攻撃には新たな国連安全保障理事会決議の採択が必要であるとの認識も出ている。

 一方、イラクへの攻撃で、多くの罪のない市民が犠牲になり、さらには中東全体や世界各国へ紛争が拡大することが懸念される。

 よって日本政府は、イラクに対して国連決議の遵守を求めること、また、憲法の平和条項を生かすとともに、国際紛争の解決に関する国連の役割を重視する観点から、国連憲章に沿った平和秩序を確立する努力を尽くすことを強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

                               平成15年3月3日

                               津市議会

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○議長(梅崎保昭君) ただいま、上程いたしました議提議案第1号の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その内容は省略させていただきますが、御異議ございませんか。

              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(梅崎保昭君) 御異議なきものと認め、説明は省略させていただきます。

 議提議案第1号に対し、御意見等はございませんか。

              〔「なし」と呼ぶ者あり〕



◆3番(坪井年明君) 議事進行について=ただいま上程中の議提議案第1号につきましては、適切なものと考え、常任委員会付託を省略し、直ちに原案どおり可決されたい。

 以上の動議を提出いたします。

              〔「賛成」と呼ぶ者あり〕



○議長(梅崎保昭君) ただいまの坪井議員の動議は成立いたしました。

 本動議を議題といたします。

 最初に、常任委員会付託を省略することに御異議ございませんか。

              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(梅崎保昭君) 御異議なきものと認め、常任委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。

 議提議案第1号はただいまの動議のとおり、原案どおり可決することに御異議ございませんか。

              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(梅崎保昭君) 御異議なきものと認め、議提議案第1号は原案どおり可決することに決します。

 本日はこれにて会議をとどめます。

 明4日から12日までは、議案精読のため会議を開かないことといたします。

 3月13日の日程は、上程議案に対する質疑と市政一般質問であります。

 本日はこれをもって散会いたします。

      午後1時42分散会