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三重県 三重県

平成21年第2回定例会 11月24日−06号




平成21年第2回定例会 − 11月24日−06号









平成21年第2回定例会



                平成21年第2回

              三重県議会定例会会議録



                 第 6 号



            〇平成21年11月24日(火曜日)

          ──────────────────



△紹介



○議長(三谷哲央) 開議に先立ち、11月1日に任命されました西本健郎公安委員会委員を御紹介いたします。

   〔西本委員入場〕



○議長(三谷哲央) それでは、西本健郎公安委員会委員、ごあいさつ願います。



◎公安委員会委員(西本健郎) このたび三重県公安委員会の委員を任命いただきました西本でございます。公安委員会の役割を十分に認識し、その職責を果たしていきたいと考えております。御指導、よろしくお願いいたします。(拍手)



○議長(三谷哲央) 以上で紹介を終わります。

   〔西本委員退場〕

          ──────────────────

              議事日程(第6号)

                  平成21年11月24日(火)午前10時開議

 第1  永年在職議員表彰の件

 第2  議案第15号から議案第55号まで

     〔提案説明〕

 第3  議提議案第1号

     〔提案説明〕

 第4  請願取り下げの件

          ──────────────────

              会議に付した事件

 日程第1  永年在職議員表彰の件

 日程第2  議案第15号から議案第55号まで

 日程第3  議提議案第1号

 日程第4  請願取り下げの件

          ──────────────────

             会議に出欠席の議員氏名

 出席議員  48名

    1  番                長 田  隆 尚

    2  番                津 村    衛

    3  番                森 野  真 治

    4  番                水 谷  正 美

    5  番                杉 本  熊 野

    6  番                村 林    聡

    8  番                奥 野  英 介

    9  番                中 川  康 洋

    10  番                今 井  智 広

    11  番                藤 田  宜 三

    12  番                後 藤  健 一

    13  番                辻    三千宣

    14  番                笹 井  健 司

    15  番                中 村    勝

    16  番                稲 垣  昭 義

    17  番                北 川  裕 之

    18  番                服 部  富 男

    19  番                末 松  則 子

    20  番                中 嶋  年 規

    21  番                竹 上  真 人

    22  番                青 木  謙 順

    23  番                中 森  博 文

    24  番                真 弓  俊 郎

    25  番                舘    直 人

    26  番                日 沖  正 信

    27  番                前 田  剛 志

    28  番                藤 田  泰 樹

    29  番                田 中    博

    30  番                大 野  秀 郎

    31  番                前 野  和 美

    32  番                水 谷    隆

    33  番                野 田  勇喜雄

    34  番                岩 田  隆 嘉

    35  番                貝 増  吉 郎

    36  番                山 本    勝

    37  番                森 本  繁 史

    38  番                吉 川    実

    39  番                舟 橋  裕 幸

    40  番                三 谷  哲 央

    41  番                中 村  進 一

    43  番                西 塚  宗 郎

    44  番                萩 野  虔 一

    45  番                永 田  正 巳

    46  番                山 本  教 和

    47  番                西 場  信 行

    48  番                中 川  正 美

    49  番                萩 原  量 吉

    50  番                藤 田  正 美

 欠席議員  1名

    7  番                小 林  正 人

   (51  番                欠      員)

   (52  番                欠      員)

   (42  番                欠      番)

          ──────────────────

          職務のため出席した事務局職員の職氏名

   事務局長                 大 森  秀 俊

   書記(事務局次長)            高 沖  秀 宣

   書記(議事課長)             青 木  正 晴

   書記(企画法務課長)           永 田  慎 吾

   書記(議事課副課長)           米 田  昌 司

   書記(議事課主幹)            山 本  秀 典

   書記(議事課主査)            竹之内  伸 幸

          ──────────────────

            会議に出席した説明員の職氏名

   知事                   野 呂  昭 彦

   副知事                  安 田  敏 春

   副知事                  江 畑  賢 治

   政策部長                 小 林  清 人

   総務部長                 植 田    隆

   防災危機管理部長             東 地  隆 司

   生活・文化部長              安 田    正

   健康福祉部長               堀 木  稔 生

   環境森林部長               渡 邉  信一郎

   農水商工部長               真 伏  秀 樹

   県土整備部長               北 川  貴 志

   政策部理事                山 口  和 夫

   政策部東紀州対策局長           小 林    潔

   政策部理事                藤 本  和 弘

   健康福祉部理事              浜 中  洋 行

   健康福祉部こども局長           太 田  栄 子

   環境森林部理事              岡 本  道 和

   農水商工部理事              林    敏 一

   農水商工部観光局長            辰 己  清 和

   県土整備部理事              長 野    守

   企業庁長                 高 杉  晴 文

   病院事業庁長               南      清

   会計管理者兼出納局長           山 本  浩 和

   政策部副部長兼総括室長          竹 内    望

   総務部副部長兼総括室長          北 岡  寛 之

   総務部総括室長              中 川  弘 巳

   防災危機管理部副部長兼総括室長      細 野    浩

   生活・文化部副部長兼総括室長       橋 爪  彰 男

   健康福祉部副部長兼総括室長        亀 井  秀 樹

   環境森林部副部長兼総括室長        水 谷  一 秀

   農水商工部副部長兼総括室長        加 藤  敦 央

   県土整備部副部長兼総括室長        廣 田    実

   企業庁総括室長              小 林  源太郎

   病院事業庁総括室長            稲 垣    司

   総務部室長                中 田  和 幸



   教育委員会委員長             牛 場  まり子

   教育長                  向 井  正 治

   教育委員会事務局副教育長兼総括室長    山 口  千代己



   公安委員会委員              西 本  健 郎

   警察本部長                入 谷    誠

   警察本部警務部総務課長          栃 木  新 一



   代表監査委員               植 田  十志夫

   監査委員事務局長             長谷川  智 雄



   人事委員会委員長             飯 田  俊 司

   人事委員会事務局長            梶 田  郁 郎



   選挙管理委員会委員長           浅 尾  光 弘



   労働委員会事務局長            小 西  正 史

          ──────────────────

               午前10時1分開議



△開議



○議長(三谷哲央) ただいまから本日の会議を開きます。



△諸報告



○議長(三谷哲央) 日程に入るに先立ち、報告いたします。

 緊急を要する議員派遣1件がありましたので、会議規則第97条第1項ただし書きの規定により、お手元に配付の一覧表のとおり決定いたしました。

 次に、議案第15号から議案第55号まで及び報告第32号から報告第46号まで並びに議提議案第1号は、さきに配付いたしました。

 次に、県の出資法人への関わり方の基本的事項を定める条例の規定により、県の主要出資法人に係る経営状況等の審査及び評価の結果に関する報告書が提出されましたので、さきに配付いたしました。

 次に、例月出納検査報告1件並びにこれまでに採択いたしました請願のうち、その処理経過及び結果の報告を求めたものについて、請願・陳情処理経過一覧表が提出されましたので、それぞれお手元に配付いたしました。

 以上で報告を終わります。

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△議員派遣一覧表



1 地方分権推進全国会議


(1)派遣目的

   地方分権の推進に向けて、国と地方が一体となり積極的に取り組むことを確認するため、政府と地方六団体による意見交換を実施する「地方分権推進全国会議」に出席した。

(2)派遣場所  東京都千代田区

(3)派遣期間  平成21年11月17日   1日間

(4)派遣議員  中川 康洋  議員

         田中  博  議員

         西場 信行  議員


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△追加提出議案件名

議案第15号 平成21年度三重県一般会計補正予算(第10号)

議案第16号 平成21年度三重県母子及び寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第2号)

議案第17号 平成21年度三重県立小児心療センターあすなろ学園事業特別会計補正予算(第1号)

議案第18号 平成21年度三重県農業改良資金貸付事業等特別会計補正予算(第2号)

議案第19号 平成21年度三重県地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)

議案第20号 平成21年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)

議案第21号 平成21年度三重県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)

議案第22号 平成21年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)

議案第23号 平成21年度三重県公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)

議案第24号 平成21年度三重県水道事業会計補正予算(第2号)

議案第25号 平成21年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第2号)

議案第26号 平成21年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)

議案第27号 平成21年度三重県病院事業会計補正予算(第1号)

議案第28号 三重県地域医療再生臨時特例基金条例案

議案第29号 三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案

議案第30号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例案

議案第31号 三重県県税条例の一部を改正する条例案

議案第32号 三重県衛生関係試験委員設置条例及び三重県手数料条例の一部を改正する条例案

議案第33号 三重県立特別支援学校条例の一部を改正する条例案

議案第34号 三重県工業用水道条例の一部を改正する条例案

議案第35号 当せん金付証票の発売について

議案第36号 工事請負契約について(二級河川百々川基幹河川改修工事(防潮水門下部工))

議案第37号 工事請負契約の変更について(一般国道166号田引BP国補橋梁整備(片平1号橋上部工その2)工事)

議案第38号 財産の取得について

議案第39号 訴えの提起(和解を含む。)について

議案第40号 損害賠償の額の決定及び和解について

議案第41号 損害賠償の額の決定及び和解について

議案第42号 三重県立熊野古道センターの指定管理者の指定について

議案第43号 三重県営住宅及び三重県特定公共賃貸住宅(南勢ブロック)の指定管理者の指定について

議案第44号 三重県営住宅及び三重県特定公共賃貸住宅(東紀州ブロック)の指定管理者の指定について

議案第45号 三重県立熊野少年自然の家の指定管理者の指定について

議案第46号 三重県総合文化センターの指定管理者の指定について

議案第47号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する事務の受託を廃止するための協議について

議案第48号 平成21年度三重県一般会計補正予算(第11号)

議案第49号 平成21年度三重県水道事業会計補正予算(第3号)

議案第50号 平成21年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第3号)

議案第51号 平成21年度三重県電気事業会計補正予算(第2号)

議案第52号 平成21年度三重県病院事業会計補正予算(第2号)

議案第53号 知事及び副知事の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例案

議案第54号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案

議案第55号 公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案

議提議案第1号 三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案

          ──────────────────



△議提議案第1号

   三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案

 右提出する。

  平成21年11月24日

                      提出者  中 川 康 洋

                           田 中   博

                           水 谷   隆

                           貝 増 吉 郎

                           舟 橋 裕 幸

                           中 村 進 一

                           萩 野 虔 一

                           西 場 信 行

                           萩 原 量 吉



   三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例

 三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例(昭和三十一年三重県条例第四十四号)の一部を次のように改正する。

 第九条第二項中「百分の二百十二・五」を「百分の百九十二・五」に、「百分の二百三十二・五」を「百分の二百十七・五」に改める。

   附 則

 この条例は、公布の日から施行する。



提案理由

 一般職に属する職員の期末手当及び勤勉手当の支給割合の改正を考慮し、三重県議会議員の期末手当の支給割合の改正を行う必要がある。これが、この議案を提出する理由である。

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△永年在職議員の表彰



○議長(三谷哲央) 日程第1、永年在職議員表彰の件を議題といたします。

 お諮りいたします。

 三重県議会議員として在職25年以上にわたり、常に県政のために尽力されている萩原量吉議員に対し、議会の決議をもってその功労を表彰いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(三谷哲央) 御異議なしと認めます。よって、萩原量吉議員を本県議会の決議をもって表彰することに決定いたしました。

 なお、表彰文につきましては議長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(三谷哲央) 御異議なしと認めます。よって、表彰文につきましては議長一任と決定いたしました。



△表彰状の贈呈



○議長(三谷哲央) それでは、ただいまから表彰状の贈呈を行います。

   〔49番 萩原量吉議員登壇、三谷哲央議長より下記表彰状の贈呈を受けた拍手起こる〕

          ──────────────────

┌───────────────────────────────┐

│       表      彰      状         │

│             三重県議会議員 萩 原 量 吉 様 │

│ あなたは本県議会議員としてその職にあること25年以上に及び常に│

│県政のために力を尽くされました                │

│ よって県議会はあなたの永年の功労に対し特に決議をもって表彰し│

│ます                             │

│ 平成21年11月24日                      │

│                    三 重 県 議 会  │

└───────────────────────────────┘

          ──────────────────



○議長(三谷哲央) 以上で表彰状の贈呈を終わります。



△休憩



○議長(三谷哲央) 着席のまま、暫時休憩いたします。

               午前10時6分休憩

          ──────────────────



△知事表彰



◎事務局長(大森秀俊) ただいまから知事表彰が行われます。

   〔萩原量吉議員登壇、野呂昭彦知事より下記表彰状の贈呈を受けた─拍手起こる〕

          ──────────────────

┌───────────────────────────────┐

│       表      彰      状         │

│                     萩 原 量 吉 様 │

│ あなたは25年の永きにわたり本県議会議員の要職にあって県政の伸│

│展に貢献された功労はまことに顕著であります          │

│ よって三重県表彰規則により表彰します            │

│ 平成21年11月24日                      │

│                三重県知事 野 呂 昭 彦  │

└───────────────────────────────┘

          ──────────────────



◎事務局長(大森秀俊) これをもちまして知事表彰を終わります。



△表彰状伝達式



◎事務局長(大森秀俊) 引き続き全国都道府県議会議長会から自治功労者として表彰を受けられました議員に対する表彰状の伝達を行います。

          ──────────────────

             被 表 彰 者 氏 名

             萩 原 量 吉(在職25年以上、自治功労者)

   〔萩原量吉議員登壇、三谷哲央議長より下記表彰状の伝達を受けた─拍手起こる〕

          ──────────────────

┌───────────────────────────────┐

│       表      彰      状         │

│                     萩 原 量 吉 殿 │

│ あなたは三重県議会議員として在職25年以上に及び、地方自治の発│

│展に努力された功績はまことに顕著であります          │

│ よってここにその功労をたたえ表彰します           │

│ 平成21年10月27日                      │

│                  全国都道府県議会議長会  │

└───────────────────────────────┘

          ──────────────────

             被 表 彰 者 氏 名

             吉 川   実(在職10年以上、自治功労者)

             大 野 秀 郎(在職10年以上、自治功労者)

             森 本 繁 史(在職10年以上、自治功労者)

             山 本   勝(在職10年以上、自治功労者)

             田 中   博(在職10年以上、自治功労者)

             藤 田 泰 樹(在職10年以上、自治功労者)

             野 田 勇喜雄(在職10年以上、自治功労者)

             貝 増 吉 郎(在職10年以上、自治功労者)

             前 田   剛(在職10年以上、自治功労者)

             日 沖 正 信(在職10年以上、自治功労者)

   〔代表 吉川 実議員登壇、三谷哲央議長より下記表彰状の伝達を受けた─拍手起こる〕

          ──────────────────

┌───────────────────────────────┐

│       表      彰      状         │

│                      吉 川  実 殿 │

│ あなたは三重県議会議員として在職10年以上に及び、地方自治の発│

│展に努力された功績はまことに顕著であります          │

│ よってここにその功労をたたえ表彰します           │

│ 平成21年10月27日                      │

│                  全国都道府県議会議長会  │

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◎事務局長(大森秀俊) 以上をもちまして、伝達式を終わります。

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               午前10時12分開議



△開議



○議長(三谷哲央) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 萩原量吉議員より発言を求められておりますので、これを許します。49番 萩原量吉議員。

   〔49番 萩原量吉議員登壇〕



◆49番(萩原量吉) 一言、御礼のごあいさつを申し上げます。

 ただいまは議員の皆様の総意によりまして永年在職議員25年の表彰を御決議いただき、身に余る光栄と心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

 この表彰は、これまで私を長きにわたって御支持、御支援、そして御協力いただいたすべての皆さんに対する表彰だと受けとめたいと思っています。

 あわせて、私が日本共産党の議員としてここまで務めさせていただきましたのも、議員の皆様方、先輩の方々、知事初め県職員の皆さんの御指導、御鞭撻、御協力のおかげと、心の底から御礼を申し上げます。

 思えば私の25年は、1971年、昭和46年の初当選以来39年目になり、この間、田中覚元知事、田川亮三元知事、北川正恭前知事、そして今の野呂昭彦知事と、4人の知事と論議・論戦を重ねさせていただいたわけでございます。

 気にさわる失礼な発言があったかもしれませんけれども、ただすべきはただす、批判すべきは批判する、議会本来のチェック機能、監視の役割を果たすべく全力投球してきたと自負もしています。どうぞお許しください。

 引き続き私は、三重県政の発展と地方分権、住民自治の推進、そして、県民の福祉と暮らしの向上を目指して、努力と研さんを惜しまず、二元代表制の一翼を担って頑張りたいと思っています。

 今後とも皆様方の御指導、御協力、叱咤激励をいただきますようよろしくお願いを申し上げまして、御礼のごあいさつといたします。

 本当にありがとうございました。(拍手)



△追加議案の上程



○議長(三谷哲央) 日程第2、議案第15号から議案第55号までを一括して議題といたします。



△提案説明



○議長(三谷哲央) 提出者の説明を求めます。

   〔野呂昭彦知事登壇〕



◎知事(野呂昭彦) 平成21年第2回定例会11月会議の議案等の説明に先立ちまして、当面の県政運営についての考え方を申し述べます。

 鳩山新内閣として初めての編成となる平成22年度国家予算は、年内編成に向けて作業が進められつつあるところです。一般会計予算の概算要求は、税収見込みが40兆円を割り込むことが懸念されている中で、子ども手当の半額支給、高校授業料の実質無料化、農業の戸別所得補償なども含め、総額95兆380億円と過去最大の規模となっています。なお、これ以外に幾つかの事項要求が加えられています。

 今回の新内閣による予算編成については、自動車関連諸税の暫定税率の廃止、直轄事業の地方負担金の廃止、公共事業改革などにより、県財政や各種事業の進捗が極めて大きい影響を受けることが予想されるところです。また、行政刷新会議においては、概算要求に盛り込まれた事業等を対象に、必要性、担い手、緊急性などの観点から評価を行う事業仕分けが行われているところです。今後、事業仕分けの結果を踏まえ予算編成が進められていきますが、その際には、地方の意見が反映される機会や協議の場の確保が必要であると考えるところです。

 地方分権改革については、国の地方分権改革推進委員会から、10月7日に義務づけ、枠づけの見直し等に関する第3次勧告が、11月9日に地方の税財政改革に関する第4次勧告が内閣総理大臣に提出されたところです。新内閣では真の地域主権国家を築くための改革を進めており、関係閣僚から成る地域主権戦略会議を11月17日に設置し、地方分権改革に関する工程表をまとめるとしています。今後は、国と地方との協議の場の法制化を早急に進めていただき、地方の自由度を高め、地域の実情に応じた施策が展開できる真の地方分権改革の推進にしっかり取り組んでいただきたいと考えます。

 去る11月19日から20日にかけて、県選出国会議員に対して、本県の実情に応じた重点的な政策や各種事業の推進、あるいは地方財源の充実などの提言を行ってまいりました。その際、具体的な社会像や中長期的な経済財政の運営方針を示した国家ビジョンの構築に当たっては、国民が将来に希望を持ち、それぞれの地域で安心して暮らすことができる社会の実現が不可欠であることを申し述べてきたところです。

 さて、我が国の経済情勢については、GDPが5四半期ぶりにプラスとなった4─6月期に引き続き、7─9月期の速報でもプラスとなるなど、持ち直しの動きが見られます。一方、雇用面では、9月の完全失業率が5.3%と2カ月連続で改善しましたが、依然として厳しい状況が続いているところです。

 本県の経済についても、一部に持ち直しの動きはあるものの、8月に前月比5.2%マイナスとなった鉱工業生産指数は9月も横ばいとなっており、消費も依然として低迷を続けているところです。

 また、雇用については、9月の有効求人倍率は0.42と2カ月連続で改善したものの、失業手当の受給終了者の増加や、来春の高校卒業予定者の求人が落ち込むなど、回復には相当の時間を要することが見込まれます。

 このような中、年末年始における緊急的な対策として、第六次緊急雇用・経済対策に係る補正予算を提出しました。

 雇用対策としては、年末に向けて、県の緊急雇用創出事業として、新たに332人の雇用を創出します。この結果、これまでの対策と合わせ、12月末までに県と市町で約1500人の新たな雇用を創出していきます。また、三重労働局等の関係機関と連携し、求職者総合支援センターにおいて、職業・生活相談等のワンストップサービスを実施するとともに、来春、高等学校を卒業後、就職が決まっていない方への就労支援にも取り組むこととしています。

 また、経済対策としては、年末から年度末における小規模事業者、県内農業者、漁業者の資金繰りの円滑化が図られるよう支援することとします。

 一方、経済情勢が厳しい今こそ、中長期的な視点から次のステップへの布石を打つことも重要であることから、海外との連携を政策的に進めているところです。その一環として、去る11月11日から18日まで、県内企業、津市、四日市市等の皆様と一緒に、ドイツの一大産業集積拠点であるノルトラインヴェストファーレン州とフランスのメカトロニクス関連の産業クラスターであるアルブ・インダストリーを訪れました。アルブ・インダストリーとは双方の地域産業の強化を目的とする協力協定を締結したところであり、今後は協定を生かして両地域の技術の交流やビジネスの機会創出などに取り組んでいくこととしています。

 以上、国政の動向、雇用・経済対策について申し述べましたが、次に、県政を展開する上で留意して取り組むべき点について申し述べます。

 県立病院改革については、「病院の姿」可能性詳細調査を実施したところであり、その結果について今議会で報告いたします。今後、この調査結果を受けて改革の方針につなげてまいりたいと考えています。

 新型インフルエンザについては、三重県においても秋以降、患者数が急増したことから、10月27日にインフルエンザ警報を発令し、県民の皆様に対し、個人の感染予防、適切な受診等を呼びかけたところです。また、インフルエンザワクチンについては、10月19日から医療従事者へ、11月16日からは、妊娠している方、基礎疾患を有する方、1歳から小学校低学年の児童への接種を開始したところであり、こうした方々以外にもできるだけ早く開始していきたいと考えています。

 10月7日から8日にかけて本県を襲った台風18号により、住宅や農業、水産業、公共土木施設などに大きな被害が発生しました。県としても、早期の復旧に努めているところです。なお、台風被害により一部不通となっているJR名松線の家城─伊勢奥津間をバス運送に切りかえるJR東海の提案については現地の状況調査を行っており、津市とも連携しながら対応をしていきます。

 「美し国おこし・三重」については、座談会の開催やパートナーグループの登録に加え、現在、地域の皆さんが一堂に会して、地域に対する思いや課題を語り合う拡大座談会を市町と連携して実施しているところです。今後、規模の大きい「対話する大会」等を開催し、グループ間のネットワークづくりや課題解決のきっかけづくりを進め、さらに「美し国おこし・三重」の取組の輪を広げていきたいと考えています。

 次に、平成22年度当初予算編成の基本的な考え方について説明いたします。

 本県の平成22年度の財政見通しは、歳入面では県内経済の厳しい状況を反映し、法人二税の低迷により平成22年度の県税収入は平成21年度当初予算に対し大きく減少することが見込まれます。

 また、歳出面につきましては、社会保障関係経費や公債費の増加が見込まれることから、県財政をめぐる状況はさらに一段と厳しくなっています。

 平成22年度当初予算は、県内の厳しい雇用・経済情勢に的確に対応するとともに、県民しあわせプラン第二次戦略計画の最終年度として、重点的な取組に掲げる目標や施策目標に向けて全力で取り組み、限られた行政経営資源で最大の効果が得られるよう、選択と集中をより一層進め、めり張りのある予算にしたいと考えています。

 国の予算や地方財政計画等が未確定な段階にありますことから、これらの動向を見きわめつつ、今後必要に応じて所要の対応を行っていきたいと考えています。また、予算編成過程の情報を提供し、県民の皆様や県議会と共有しながら、予算編成を行っていきたいと考えています。

 以上が、当面の県政運営に当たっての考え方でございます。よろしく御理解、御指導いただきますようお願い申し上げます。

 それでは、引き続き、上程されました補正予算18件、条例案10件、その他議案13件、合わせて41件の議案についてその概要を説明いたします。

 議案第15号から第27号までの補正予算は、県税収入などの歳入の増減や国庫支出金の額の確定に伴う事業費の増減について、それぞれ補正を行うものです。各会計の補正額は、一般会計で46億382万1000円、特別会計で7億7755万5000円をそれぞれ増額し、企業会計で18億9711万1000円を減額するものです。

 このうち、一般会計について、その概要を説明いたします。

 歳入の主なものとして、県税について、軽油引取税、法人事業税などが減収する見込みから21億4500万円、地方消費税清算金収入について23億8000万円、基金繰入金について、財政調整基金の繰入金の減額などにより77億4286万2000円をそれぞれ減額しています。

 一方で、県税収入の減収を補てんするため、減収補てん債を計上するなど、県債について40億6900万円、国庫支出金について、地域医療再生臨時特例交付金50億円、地域活性化・公共投資臨時交付金36億7487万8000円など、合わせて101億9278万9000円をそれぞれ増額しています。

 歳出の主なものとして、新型インフルエンザ対策事業として9億9007万4000円、台風18号などに伴う災害復旧事業として5億407万8000円、地方消費税清算金として15億2900万円、また、基金積立金として、新たに設置する地域医療再生臨時特例基金に50億円、庁舎等整備基金に50億4361万7000円など、98億8813万8000円をそれぞれ増額しています。

 一方、人件費として、人事委員会の給与改定に関する勧告等にかんがみ、期末手当等を減額することなどにより、14億2984万5000円を減額しています。

 次に、議案第48号から第52号までの補正予算は、県内の厳しい雇用・経済情勢に対応し、特に年末対策として第六次緊急雇用・経済対策を実施するためのもので、一般会計及び企業会計合わせて3億7269万2000円を計上するものです。

 緊急雇用・経済対策のうち、雇用対策としては、新たな雇用創出と職業・生活相談等のワンストップサービスの実施等に取り組みます。経済対策としては、小規模事業資金における小規模事業経営サポート資金を新たに追加するなどして、中小企業の年末から年度末における資金繰り等を支援します。

 以上で補正予算の説明を終わり、引き続き、条例案等の諸議案について説明いたします。

 議案第28号は、三重県地域医療再生臨時特例基金を設置するものです。

 議案第29号は、関係法律に基づき、知事の権限に属する事務の一部を市町が処理することについて改正を行うものです。

 議案第30号及び第32号は、関係法律の一部改正等に伴い規定を整備するものです。

 議案第31号は、法人県民税の法人税割に係る税率の特例措置の適用期限を延長するため、所要の改正を行うものです。

 議案第33号は、県立特別支援学校の規模及び配置の適正化を図るため、所要の改正を行うものです。

 議案第34号は、工業用水道事業の円滑な維持運営を図るため、工業用水の料金を改定するものです。

 議案第53号から第55号までは、人事委員会の給与改定に関する勧告等にかんがみ、所要の改正を行うものです。

 議案第35号は、宝くじを発売することについて、平成22年度の発売総額など、必要な事項を定めるものです。

 議案第36号及び第37号は、工事請負契約を締結または変更しようとするものです。

 議案第38号は、財産を取得しようとするものです。

 議案第39号は、訴えを提起しようとするものです。

 議案第40号及び第41号は、損害賠償の額の決定と和解をしようとするものです。

 議案第42号から第46号までは、公の施設の指定管理者を指定しようとするものです。

 議案第47号は、公務災害補償等に関する事務の受託を廃止するための協議をしようとするものです。

 以上で諸議案の説明を終わり、次に、報告事項について説明いたします。

 報告第32号から第45号までは、議会の委任による専決処分をしましたので報告するものです。

 報告第46号は、議会の議決すべき事件以外の契約について、条例に基づき報告するものです。

 以上をもちまして提案の説明を終わります。何とぞよろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。



○議長(三谷哲央) 以上で提出者の説明を終わります。



△議提議案の上程



○議長(三谷哲央) 日程第3、議提議案第1号三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。



△提案説明



○議長(三谷哲央) 提出者の説明を求めます。32番 水谷 隆議員。

   〔32番 水谷 隆議員登壇〕



◆32番(水谷隆) ただいま議題となりました三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案につきまして、提案者を代表いたしまして提案説明申し上げます。

 三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案は、一般職に属する職員の期末手当及び勤勉手当の支給割合の改正を考慮し、三重県議会議員の期末手当の支給割合の改正を行うものであります。

 以上をもちまして提案の説明を終わります。よろしく御審議いただき、御賛同賜りますようお願い申し上げます。



○議長(三谷哲央) 以上で提出者の説明を終わります。



△請願の取り下げ



○議長(三谷哲央) 日程第4、請願取り下げの件を議題といたします。

 政策総務常任委員会において審査中の請願第53号については、お手元に配付の請願取り下げ件名一覧表のとおり請願者から取り下げ願いが提出されました。

 お諮りいたします。本件を許可することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(三谷哲央) 御異議なしと認めます。よって、本件は許可することに決定いたしました。

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△請願取り下げ件名一覧表




請願取り下げ件名一覧表





委員会名受理番号件       名
政策総務請53号所得税法第56条の廃止を求めることについて


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○議長(三谷哲央) これをもって本日の日程は終了いたしました。



△休会



○議長(三谷哲央) お諮りいたします。明25日及び26日は休会といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(三谷哲央) 御異議なしと認め、明25日及び26日は休会とすることに決定いたしました。

 11月27日は、定刻より、各会派の代表による県政に対する質問を行います。



△散会



○議長(三谷哲央) 本日はこれをもって散会いたします。

               午前10時37分散会