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三重県 三重県

平成20年第2回定例会 09月16日−01号




平成20年第2回定例会 − 09月16日−01号









平成20年第2回定例会



                平成20年第2回

              三重県議会定例会会議録



                 第 1 号



            〇平成20年9月16日(火曜日)

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□開会に当たり、野呂昭彦知事、萩野虔一議長は、それぞれ次のあいさつを述べた。



◎知事(野呂昭彦) おはようございます。

 開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 平成20年第2回の定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはお集まりをいただきまして、まことにありがとうございます。

 この定例会で御審議いただきます議案は、平成20年度三重県一般会計補正予算など18件でございますが、内容等につきましては後ほど説明申し上げたいと存じますので、格別の御理解と御協力をいただき、よろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。

 以上、甚だ簡単ではございますが、開会のごあいさつといたします。



○議長(萩野虔一) おはようございます。

 開会に先立ちまして、去る9月2日、3日の集中豪雨によりまして被災をされました方々に対しお見舞い申し上げますとともに、県議会としても最大限の復旧のための努力をしてまいりたいと思っているところでございます。

 さて、地方財政をめぐる状況は、国の三位一体改革による地方交付税の削減や、あるいは公債費の高水準での推移の中で大変厳しさを増しておりまして、的確な財政運営が求められているところでございます。

 そのような中で、本県議会では、その問題点を探るために学識経験者による調査機関の設置をお諮りするところでございます。専門的な知見を活用しながら一層の議論を深めていただければ大変ありがたいと思っているところでございます。

 今定例会に提出されます議案につきましては、後刻説明を求めることといたしますが、平成20年度一般会計補正予算をはじめ、いずれも重要な案件でございますので、当面する県政の諸課題を含め、十分な御審議を賜りますことをお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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△紹介



○議長(萩野虔一) 開会に先立ち、第1回定例会において選任同意されました永井康興公安委員会委員、田中正孝監査委員を御紹介いたします。

   〔永井康興公安委員会委員、田中正孝監査委員の順で入場〕



○議長(萩野虔一) それでは、永井康興公安委員会委員、ごあいさつをお願いいたします。



◎公安委員会委員(永井康興) このたび、公安委員に御選任いただきました永井康興でございます。よろしくお願いします。(拍手)



○議長(萩野虔一) 次に、田中正孝監査委員、ごあいさつをお願いいたします。



◎監査委員(田中正孝) このたび、監査委員に選ばれました田中でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)



○議長(萩野虔一) 以上で紹介を終わります。

   〔永井康興公安委員会委員、田中正孝監査委員退場〕

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              議事日程(第1号)

                  平成20年9月16日(火)午前10時開議

 第1  議席変更の件

 第2  会議録署名議員の指名

 第3  会期決定の件

 第4  議案第1号から議案第18号まで並びに認定第1号から認定第4号まで

     〔提案説明〕

 第5  調査機関設置の件

 第6  常任委員会の調査事項に関する報告の件

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              会議に付した事件

 日程第1  議席変更の件

 日程第2  会議録署名議員の指名

 日程第3  会期決定の件

 日程第4  議案第1号から議案第18号まで並びに認定第1号から認定第4号まで

 日程第5  調査機関設置の件

 日程第6  常任委員会の調査事項に関する報告の件

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             会議に出欠席の議員氏名

 出席議員  50名

    1  番              山 中  光 茂

    2  番              津 村    衛

    3  番              森 野  真 治

    4  番              水 谷  正 美

    5  番              村 林    聡

    6  番              小 林  正 人

    7  番              奥 野  英 介

    8  番              中 川  康 洋

    9  番              今 井  智 広

    10  番              杉 本  熊 野

    11  番              藤 田  宜 三

    12  番              後 藤  健 一

    13  番              辻    三千宣

    14  番              笹 井  健 司

    15  番              中 村    勝

    16  番              稲 垣  昭 義

    17  番              服 部  富 男

    18  番              竹 上  真 人

    19  番              青 木  謙 順

    20  番              末 松  則 子

    21  番              中 嶋  年 規

    22  番              水 谷    隆

    23  番              真 弓  俊 郎

    24  番              北 川  裕 之

    25  番              舘    直 人

    26  番              日 沖  正 信

    27  番              前 田  剛 志

    28  番              藤 田  泰 樹

    29  番              田 中    博

    30  番              大 野  秀 郎

    31  番              中 森  博 文

    32  番              前 野  和 美

    33  番              野 田  勇喜雄

    34  番              岩 田  隆 嘉

    35  番              貝 増  吉 郎

    36  番              山 本    勝

    37  番              吉 川    実

    38  番              森 本  繁 史

    39  番              桜 井  義 之

    40  番              舟 橋  裕 幸

    41  番              三 谷  哲 央

    43  番              中 村  進 一

    44  番              西 塚  宗 郎

    45  番              萩 野  虔 一

    46  番              永 田  正 巳

    47  番              山 本  教 和

    48  番              西 場  信 行

    49  番              中 川  正 美

    50  番              萩 原  量 吉

    51  番              藤 田  正 美

   (52  番              欠      員)

   (42  番              欠      番)

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          職務のため出席した事務局職員の職氏名

   事務局長               大 森  秀 俊

   書記(事務局次長)          高 沖  秀 宣

   書記(議事課長)           青 木  正 晴

   書記(企画法務課長)         内 藤  一 治

   書記(議事課副課長)         池 山  マ チ

   書記(議事課主査)          平 井  靖 士

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            会議に出席した説明員の職氏名

   知事                 野 呂  昭 彦

   副知事                望 月  達 史

   副知事                安 田  敏 春

   総務部長               福 井  信 行

   総務部副部長兼総括室長        北 岡  寛 之

   総務部室長              中 田  和 幸

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             午前10時4分開会・開議



△開会・開議



○議長(萩野虔一) ただいまから平成20年第2回定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。



△諸報告



○議長(萩野虔一) 日程に入るに先立ち、報告いたします。

 去る9月3日、岩名秀樹議員から一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、地方自治法第126条ただし書きの規定により、同日これを許可いたしました。



△議席の変更



○議長(萩野虔一) 日程第1、議席変更の件を議題といたします。

 議員の辞職に伴い、会議規則第2条第3項の規定により、議席を変更いたしたいと存じます。

 お諮りいたします。本日より、ただいま御着席のとおり議席を変更することに御異議ございませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(萩野虔一) 異議なしと認め、そのように決定いたしました。



△諸報告



○議長(萩野虔一) この際、報告いたします。

 緊急を要する議員派遣1件がありましたので、8月28日、会議規則第96条第1項ただし書きの規定により、お手元に配付の一覧表のとおり決定いたしました。

 次に、議案第1号から議案第18号まで、報告第1号から報告第21号まで並びに認定第1号から認定第4号までは、さきに配付いたしました。

 なお、認定議案につきましては、地方公営企業法第30条に定める書類及び監査委員の審査意見書がつけられております。

 次に、県の出資法人への関わり方の基本的事項を定める条例の規定により、県の主要出資法人に係る経営状況等の審査及び評価の結果に関する報告書が提出されましたので、さきに配付いたしました。

 次に、三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例の規定により、交付決定実績調書、評価結果調書、継続評価実施計画及び継続評価結果調書が提出されましたので、さきに配付いたしました。

 次に、三重県男女共同参画推進条例の規定に基づく年次報告書、子どもを虐待から守る条例の規定に基づく年次報告書及び三重の森林づくり条例の規定に基づく実施状況が提出されましたので、さきに配付いたしました。

 次に、例月出納検査報告1件並びにこれまでに採択いたしました請願のうち、その処理経過及び結果の報告を求めたものについて、請願・陳情処理経過一覧表が提出されましたので、それぞれお手元に配付いたしました。

 次に、説明のための出席要求につきましては、お手元に配付の名簿のとおり出席を求めました。

 以上で報告を終わります。

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△議員派遣報告一覧表



1 新名神高速道路建設促進三重県期成同盟会(東京大会)

(1)派遣目的

   新名神高速道路として、愛知県海部郡飛島村から三重県内を経て、滋賀県境に至る区間の早期建設を促進することを目的に、愛知県、三重県、名古屋市、新名神高速道路沿線の市町村及び名古屋港管理組合等が組織する「新名神高速道路建設促進三重県期成同盟会」が、東京都千代田区において開催する東京大会へ、新名神高速道路の早期完成を図るため参加する。

(2)派遣場所  東京都

(3)派遣期間  平成20年9月4日    1日間

(4)派遣議員  中川 康洋 議員    稲垣 昭義 議員


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△提出議案件名

 議案第1号 平成20年度三重県一般会計補正予算(第2号)

 議案第2号 三重県公立大学法人評価委員会条例案

 議案第3号 三重県産業廃棄物の適正な処理の推進に関する条例案

 議案第4号 三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案

 議案第5号 食品衛生の措置基準等に関する条例の一部を改正する条例案

 議案第6号 三重県生活環境の保全に関する条例の一部を改正する条例案

 議案第7号 三重県特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例案

 議案第8号 三重県地方卸売市場条例の一部を改正する条例案

 議案第9号 三重県警察の組織に関する条例の一部を改正する条例案

 議案第10号 三重県中央卸売市場条例を廃止する条例案

 議案第11号 工事請負契約について(中勢沿岸流域下水道(松阪処理区)松阪浄化センター2系1池水処理設備(機械)工事)

 議案第12号 損害賠償の額の決定及び和解について

 議案第13号 損害賠償の額の決定及び和解について

 議案第14号 損害賠償の額の決定及び和解について

 議案第15号 損害賠償の額の決定及び和解について

 議案第16号 三重県国土利用計画の変更について

 議案第17号 「美し国おこし・三重」三重県基本計画の策定について

 議案第18号 公立大学法人三重県立看護大学定款の制定について

 認定第1号 平成19年度三重県水道事業決算

 認定第2号 平成19年度三重県工業用水道事業決算

 認定第3号 平成19年度三重県電気事業決算

 認定第4号 平成19年度三重県病院事業決算

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△会議録署名議員の指名



○議長(萩野虔一) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員として、

                  15番 中 村   勝 議員

                  20番 末 松 則 子 議員

                  31番 中 森 博 文 議員

以上、3名の方を指名いたします。

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△会期の決定



○議長(萩野虔一) 日程第3、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月19日までの95日間といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(萩野虔一) 御異議なしと認め、会期は95日間と決定いたしました。



△議案の上程



○議長(萩野虔一) 日程第4、議案第1号から議案第18号まで並びに認定第1号から認定第4号までを一括して議題といたします。



△提案説明



○議長(萩野虔一) 提出者の説明を求めます。

   〔野呂昭彦知事登壇〕



◎知事(野呂昭彦) 平成20年第2回定例会の開会に当たり、議案等の説明に先立ちまして、当面の県政運営についての考え方を申し述べます。

 先月開催されました北京オリンピックにおきまして、レスリング女子55キロ級で、津市出身の吉田沙保里選手が見事2連覇を果たし、金メダルを獲得されました。

 また、バドミントン女子ダブルスで、川越町出身の小椋久美子選手が入賞されました。

 そこで、県民を挙げてこの栄誉をたたえるため、吉田選手には三重県民特別栄誉賞を、また小椋選手には三重県スポーツ栄誉賞を授与することとしました。

 また、明日閉幕する北京パラリンピックにおきましても、陸上競技400メートルで、鈴鹿市在住の伊藤智也選手が金メダルを獲得、車いすテニスダブルスで、四日市市出身の齋田悟司選手が銅メダルを獲得されました。

 また、車いすバスケットボール女子で、志摩市在住の別当由香選手と、車いすバスケットボール男子で、津市在住の三浦文閣選手が入賞されたところです。

 そこで、伊藤選手には三重県民栄誉賞を、齋田選手には三重県スポーツ栄誉大賞を、別当選手と三浦選手には三重県スポーツ栄誉賞を授与することとしました。

 両大会に出場された選手の皆さんのひたむきな姿には深い感銘を受けたところであり、感動と元気をありがとうと申し上げたいと思います。

 さて、私は8月17日から28日まで、ブラジルサンパウロ州とアメリカ合衆国カリフォルニア州を訪問してまいりました。姉妹提携35周年を迎えたサンパウロ州へは、萩野議長をはじめ、経済団、民間団とともに友好関係の発展と経済交流、県民の交流を目的に訪問し、温かい歓迎を受けるとともに、経済面や文化面での連携強化について認識を共有することができました。

 今年4月に東京で開催された日本人ブラジル移住100周年記念式典において、天皇陛下は、日本人移住者が厳しい環境の中で努力を重ね、様々な分野で活躍してきた陰には、移住者を温かく迎え入れてきたブラジル政府、ブラジル社会の御厚意があったとの趣旨を発言されています。

 私も今回の訪問で、天皇陛下のお言葉を実感したところであり、グローバル化する中で、多文化共生の社会づくりに積極的に取り組んでいく必要があると感じたところです。

 また、続いて訪問したカリフォルニア州では、現地企業を対象に三重県の魅力を紹介するセミナーを開催するとともに、三重大学とカリフォルニア大学アーバイン校が連携を深めていくことを合意したところであり、本県の大学や企業等との多様な連携が今後広がっていくきっかけにすることができたと考えています。

 今回の両国訪問の成果を生かしつつ、本県の発展をより確かなものとするため、産学官が連携したグローバルな取組を一層進めていきたいと考えています。

 さて、国政に目を転じますと、去る9月1日、福田首相が突然辞意を表明しました。昨年の安倍首相に続き、職を投げ出した感がぬぐいきれず、国内外の重要課題が山積する国難の時だけに、憂慮すべき事態と感じています。

 新たな内閣には、山積する課題を解決する道筋を示し、国民が将来に希望を持ち、安心して暮らすことのできる国づくりに向けて取り組んでいただきたいと思います。

 国内の経済状況は、米国や欧州への輸出が減少するとともに、原油高、食料高等の影響により、設備投資や個人消費等の内需も落ち込んだことなどから、4─6月期の国内総生産の実質成長率は、年率マイナス3.0%となり、景気の後退が強く懸念されているところです。

 このような状況を踏まえ、政府では、生活者の不安の解消などを目標に、物価上昇に対応した生活支援対策の強化、中小企業に対する資金繰り対策の拡充、燃料負担の大きい特定業種支援の強化など、総額11.7兆円規模の安心実現のための緊急総合対策を取りまとめたところであり、その早急な実施を強く求めるところです。

 このような中にあって、三重県は、生産面では比較的元気さを保っていますが、消費や雇用情勢については注意を要する状況にあり、特に原油高、原材料高等による中小企業や地域の産業への影響を懸念しているところです。このため、県としましては、今会議において原油高騰に係る緊急対策として、中小企業、農業者、漁業者に対する貸し付け融資枠の拡大などの補正予算を計上しているところであり、今後とも県内の状況と国の経済対策の動向を注視しながら対応を検討する必要があると考えています。

 次に、地方分権改革については、年末にかけて道路や河川を管轄する地方整備局をはじめとする国の出先機関の見直しに関して、また来年の春には分権型社会に向けた地方税財源のあり方に関して、地方分権改革推進委員会から順次勧告が出されることになっており、全国知事会とともに政府に対して勧告の実現に向けて真摯に対応するよう働きかけていきたいと考えています。

 一方、地方財政については、去る7月に開催された全国知事会議において、このまま推移した場合、都道府県は平成21年度に、市町村は平成23年度に基金が底をつき、財政運営が立ち行かなくなるという報告がなされました。

 このような事態は絶対に避けなければならないことであり、安定した税源である地方消費税のボリュームを見直すことも含め、将来を見据えた地方税財政制度のあり方を早急に論じる必要があると考えているところです。

 特に、三位一体の改革で削減された地方交付税については、来年度予算に向けてその復元を強く求めていきたいと考えています。

 また、来年夏の全国知事会議を三重県で開催することが決定されました。かねてから主張してきたように、地域の住民に必要な基礎的行政サービスを提供していくことは地方政府本来の役割です。その役割を果たしていくためには、国が本来果たすべき責務に専念し、地方に権限と財源を移譲することが必要です。

 来年の会議においては、国のあり方についても積極的に議論をし、知事会として国へ主張していく機会にしていきたいと考えています。

 以上、国等の動向を踏まえ、私の考え方を申し述べましたが、次に、今後県政を展開する上で、留意して取り組むべき点について申し述べます。

 まず、「美し国おこし・三重」の取組につきましては、8月12日に基本計画中間案をお示しし、市町との連携の重要性などについて御意見をいただいたところです。今会議においては、パブリックコメント、市町との意見交換等の結果を踏まえ作成しました基本計画について御審議いただき、今後実行委員会において地域の課題や将来を語る場となる座談会の開催や、平成21年のオープニングの準備等に取り組んでいきたいと考えています。

 次に、新県立博物館については、今会議において基本計画中間案をお示しします。議会での御議論や9月から10月にかけて5カ所で実施する県民意見交換会、パブリックコメントの結果等を踏まえ、最終案を取りまとめ、11月会議でお示しをすることとしております。

 新県立博物館は、文化と知的探求の拠点として三重の自然と歴史・文化に関する資産を保全・継承するとともに、県民の皆さんが地域の魅力を再発見し、地域への愛着と誇りをはぐくむ場となるものです。厳しい県の財政状況ですが、次代を担う三重の子どもたちをはぐくみ、未来を築いていくための投資として新県立博物館の開館に向けた取組を進めていきたいと考えています。

 一方、8月末から9月にかけて、菰野町、いなべ市などにおいて異常な豪雨が発生し、現在、災害の復旧に取り組みつつあるところです。このような気象現象の変化を踏まえるとともに、平成21年が本県に未曾有の被害をもたらした伊勢湾台風50年の節目の年であることから、防災対策の推進に関する条例の制定に取り組むなど、今後一層防災意識の高揚と防災対策の強化に取り組んでいくこととしております。

 また、鳥インフルエンザのウイルスに由来する新型インフルエンザについては、世界的に大流行すると、国内では2500万人が感染し、最大64万人が死亡するという甚大な被害の発生が予想されています。このため、県としては医療体制の整備とともに、社会機能維持のための行動計画策定に向けて取り組んでいくこととしています。

 以上が、当面の県政運営に当たっての考え方でございます。よろしく御理解、御指導をいただきますようお願い申し上げます。

 それでは、引き続き上程されました補正予算1件、条例案9件、その他議案8件、合わせて18件の議案について、その概要を説明します。

 議案第1号の一般会計補正予算は、「美し国おこし・三重」の取組を平成21年から始めるために必要な準備経費として3280万4000円を増額するほか、原油高騰に係る緊急対策として、制度融資枠の拡充や省エネ・低コスト化への構造転換対策などで8679万1000円、土地収用法に基づく行政代執行に係る経費として6947万2000円をそれぞれ増額補正するもので、これらを合わせた一般会計の補正額は1億8906万7000円となります。

 なお、補正に要する財源として、財政調整基金繰入金7512万2000円、国庫支出金5000万円及び諸収入6394万5000円を計上しています。

 また、これらの歳入・歳出予算のほか、債務負担行為を提出しています。

 以上で、補正予算の説明を終わり、引き続き条例案等の諸議案について説明いたします。

 議案第2号及び第18号は、公立大学法人三重県立看護大学設立のため、地方独立行政法人法に基づき、三重県公立大学法人評価委員会条例及び定款を制定するものです。

 議案第3号は、産業廃棄物の適正な処理の推進を図る三重県産業廃棄物の適正な処理の推進に関する条例を制定するものであり、議案第6号は、当該条例の制定等に伴い、産業廃棄物に係る規定等を整備するものです。

 議案第4号は、知事の権限に属する事務の一部を市町が処理することについて改正するものです。

 議案第5号は、食品等に起因する健康被害等に関する情報提供についての規定を整備するものです。

 議案第7号及び9号は、関係法令の一部改正に伴い、規定を整備するものです。

 議案第8号及び第10号は、三重県中央卸売市場が地方卸売市場へ転換することに伴い、規定を整備するとともに条例を廃止するものです。

 議案第11号は、工事請負契約を締結しようとするものです。

 議案第12号から第15号までは、損害賠償の額の決定及び和解をしようとするものです。

 議案第16号は、三重県国土利用計画を変更しようとするものです。

 議案第17号は、「美し国おこし・三重」の基本計画を策定しようとするものです。

 以上で、諸議案の説明を終わり、次に報告事項について説明いたします。

 報告第1号から第19号までは、議会の委任による専決処分をしましたので、報告するものです。

 報告第20号は、議会の議決すべき事件以外の契約等について、条例に基づき報告するものです。

 報告第21号は、関係法律に基づき、企業会計の資金不足比率について報告するものです。

 最後に、水道事業会計、工業用水道事業会計、電気事業会計及び病院事業会計の平成19年度決算について、それぞれ認定をお願いするものです。

 企業会計の資金不足比率及び平成19年度決算は、監査委員の審査を経ておりますことを申し添えます。

 以上をもちまして、議案の説明を終わります。何とぞ、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。



○議長(萩野虔一) 以上で提出者の説明を終わります。



△調査機関の設置



○議長(萩野虔一) 日程第5、調査機関設置の件を議題といたします。

 お諮りいたします。三重県議会基本条例第13条第1項の規定により、お手元に配付の一覧表のとおり財政問題調査会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(萩野虔一) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付の一覧表のとおり、財政問題調査会を設置することに決定いたしました。

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△調査機関設置一覧表



1 財政問題調査会

 (1)設置目的

    議会における財政の監視機能、提言機能の強化に向け、県財政にかかわる問題点とその対応方策について調査を行うため

 (2)定数    5名以内

 (3)構成員   議長が指名する者

 (4)設置期間  平成23年3月31日まで


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△常任委員長報告



○議長(萩野虔一) 日程第6、常任委員会の調査事項に関する報告の件を議題といたします。

 本件に関し、予算決算常任委員会から調査の経過について報告いたしたい旨の申し出がありますので、これを許します。中川正美予算決算常任委員長。

   〔中川正美予算決算常任委員長登壇〕



◎予算決算常任委員長(中川正美) 予算決算常任委員会における2008年版県政報告書に関する調査につきまして御報告申し上げます。

 三重県議会では、「分権時代を先導する議会を目指して」を基本理念として政策の決定、監視・評価に、住民本位の立場で取り組んでいます。

 本委員会においても、予算編成が始まる以前の段階から前年度の政策評価の調査を行い、今後の県政運営につなげる提言を行っているところであります。

 さて、2008年版県政報告書においては、県民しあわせプラン第二次戦略計画の初年度として戦略的に取り組む32の重点的な取組と、政策・事業体系に基づく60の施策について、目標達成に向けた取組の成果や課題と2008年度の取り組み方向が示されました。

 三重県議会としても、この県政報告書を今後の県政運営につなげるための検証のツールとして活用し、第1回定例会の会期中に各行政部門別常任委員会で所管する重点的な取組及び各施策の調査を行いました。

 また、閉会中の7月14日には、予算決算常任委員会を開催し、各行政部門別常任委員会でまとめられた意見を参考として、予算決算の視点から総合的、総括的な調査を行いました。

 これらの調査の中で出された意見や提言は、2008年版県政報告書に基づく今後の県政運営等に関する申入書としてまとめ、去る8月1日に各常任委員長とともに知事に対して申し入れを行いました。

 内容としては、各行政部門の課題をはじめ、県民の安全・安心を脅かす事態の抑止、雇用・経済面での県内格差の是正に向けた、より一層の取組の推進を要望するとともに、県民の意識をしっかりと認識し、県政の主役である県民の意見やニーズを今後の施策に的確に反映すること、また、このたびの申入書の趣旨を十分に踏まえ、平成21年度の予算編成や今後の県政運営等に反映させるよう要望いたしました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)



○議長(萩野虔一) 以上で常任委員長の報告を終わります。

 これをもって本日の日程は終了いたしました。



△休会



○議長(萩野虔一) お諮りいたします。明17日及び18日は休会といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(萩野虔一) 御異議なしと認め、明17日及び18日は休会とすることに決定いたしました。

 9月19日は、定刻より、各会派の代表による県政に対する質問を行います。



△散会



○議長(萩野虔一) 本日はこれをもって散会いたします。

               午前10時31分散会