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三重県 三重県

平成20年第1回定例会 04月30日−10号




平成20年第1回定例会 − 04月30日−10号









平成20年第1回定例会



                平成20年第1回

              三重県議会定例会会議録



                 第 10 号



            〇平成20年4月30日(水曜日)

          ──────────────────



△紹介



○議長(岩名秀樹君) 開議に先立ち、3月19日に選任同意されました教育委員会委員 向井正治君を御紹介いたします。

   〔向井委員入場〕



○議長(岩名秀樹君) それでは、教育委員会委員 向井正治君、ごあいさつを願います。



◎教育委員会委員(向井正治君) 教育委員会委員に選任いただきました向井正治でございます。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)



○議長(岩名秀樹君) 以上で紹介を終わります。

   〔向井委員退場〕

          ──────────────────

              議事日程(第10号)

                  平成20年4月30日(水)午後3時開議

 第1  議席変更の件

          ──────────────────

              会議に付した事件

 日程第1  議席変更の件

 日程追加  議案第82号

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             会議に出欠席の議員氏名

 出席議員  51名

    1  番            山 中  光 茂 君

    2  番            津 村    衛 君

    3  番            森 野  真 治 君

    4  番            水 谷  正 美 君

    5  番            村 林    聡 君

    6  番            小 林  正 人 君

    7  番            奥 野  英 介 君

    8  番            中 川  康 洋 君

    9  番            今 井  智 広 君

    10  番            杉 本  熊 野 さん

    11  番            藤 田  宜 三 君

    12  番            後 藤  健 一 君

    13  番            辻    三千宣 君

    14  番            笹 井  健 司 君

    15  番            中 村    勝 君

    16  番            稲 垣  昭 義 君

    17  番            服 部  富 男 君

    18  番            竹 上  真 人 君

    19  番            青 木  謙 順 君

    20  番            末 松  則 子 さん

    21  番            中 嶋  年 規 君

    22  番            真 弓  俊 郎 君

    23  番            水 谷    隆 君

    24  番            北 川  裕 之 君

    25  番            舘    直 人 君

    26  番            日 沖  正 信 君

    27  番            前 田  剛 志 君

    28  番            藤 田  泰 樹 君

    29  番            田 中    博 君

    30  番            大 野  秀 郎 君

    31  番            中 森  博 文 君

    32  番            前 野  和 美 君

    33  番            野 田  勇喜雄 君

    34  番            岩 田  隆 嘉 君

    35  番            貝 増  吉 郎 君

    36  番            山 本    勝 君

    37  番            吉 川    実 君

    38  番            森 本  繁 史 君

    39  番            桜 井  義 之 君

    40  番            舟 橋  裕 幸 君

    41  番            三 谷  哲 央 君

    43  番            中 村  進 一 君

    44  番            西 塚  宗 郎 君

    45  番            萩 野  虔 一 君

    46  番            永 田  正 巳 君

    47  番            山 本  教 和 君

    48  番            西 場  信 行 君

    49  番            中 川  正 美 君

    50  番            藤 田  正 美 君

    51  番            岩 名  秀 樹 君

    52  番            萩 原  量 吉 君

   (42  番            欠        番)

          ──────────────────

          職務のため出席した事務局職員の職氏名

   事務局長               大 森  秀 俊

   書記(事務局次長)          高 沖  秀 宣

   書記(議事課長)           青 木  正 晴

   書記(企画法務課長)         内 藤  一 治

   書記(議事課副課長)         岡 田  鉄 也

   書記(議事課主査)          西 塔  裕 行

   書記(議事課主査)          鈴 木  さおり

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            会議に出席した説明員の職氏名

   知事               野 呂  昭 彦 君

   副知事              望 月  達 史 君

   副知事              安 田  敏 春 君

   総務部長             福 井  信 行 君

   総務部副部長兼総括室長      北 岡  寛 之 君

   総務部総括室長          稲 垣  清 文 君

   総務部室長            中 田  和 幸 君

          ──────────────────

               午後3時12分開議



△開議



○議長(岩名秀樹君) 本日は休会の日でありますが、議事の都合により、会議規則第6条第4項の規定に基づき、特に会議を開きます。



△議席の変更



○議長(岩名秀樹君) 日程第1、議席変更の件を議題といたします。

 会派の結成に伴い、会議規則第2条第3項の規定により、議席を変更いたしたいと存じます。

 お諮りいたします。本日より、ただいま御着席のとおり議席を変更することに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(岩名秀樹君) 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。



△諸報告



○議長(岩名秀樹君) この際、報告いたします。

 緊急を要する議員派遣1件がありましたので、会議規則第96条第1項ただし書きの規定により、お手元に配付の一覧表のとおり決定いたしました。

 次に、国民保護法の規定により三重県国民保護計画が提出されましたので、さきに配付いたしました。

 次に、例月出納検査報告1件が提出されましたので、お手元に配付いたしました。

 次に、説明のための出席要求につきましては、お手元に配付の名簿のとおり出席を求めました。

 以上で報告を終わります。

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△議員派遣報告一覧表



1 紀伊半島三県議会交流会議

(1)派遣目的

   紀伊半島地域に係る諸課題について意見交換を行うため開催の「紀伊半島三県議会交流会議」に地元議員として出席する。

(2)派遣場所  奈良県吉野郡川上村

(3)派遣期間  平成20年4月22日

(4)派遣議員  津村  衛 議員

         野田勇喜雄 議員

         森本 繁史 議員

         萩野 虔一 議員


          ──────────────────



△会議時間の延長



○議長(岩名秀樹君) この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、午後12時まで延長したいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(岩名秀樹君) 御異議なしと認め、本日の会議時間は午後12時まで延長することに決定いたしました。



△休憩



○議長(岩名秀樹君) 暫時休憩いたします。

               午後3時14分休憩

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               午後6時19分開議



△開議



○議長(岩名秀樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。



△諸報告



○議長(岩名秀樹君) この際、報告いたします。

 議案第82号が提出されましたので、お手元に配付いたしました。

 以上で報告を終わります。

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△追加提出議案件名

 議案第82号 三重県県税条例の一部を改正する条例案

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△日程追加・追加議案審議



○議長(岩名秀樹君) この際、申し上げます。

 議案第82号について、会議規則第18条第1項の規定により、日程に追加し、直ちに議題といたします。



△提案説明



○議長(岩名秀樹君) 提出者の説明を求めます。

   〔知事 野呂 昭彦君登壇〕



◎知事(野呂昭彦君) ただいま上程されました議案について、その概要を説明いたします。

 議案第82号は、地方税法等の一部改正に伴い、県民税、自動車税、自動車取得税、軽油引取税等について県税条例の改正を行うものです。

 以上をもちまして、提案の説明を終わります。

 何とぞよろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。



○議長(岩名秀樹君) 以上で提出者の説明を終わります。



△質疑



○議長(岩名秀樹君) ただいま議題となっております議案第82号に関する質疑を行います。

 通告がありますので、発言を許します。22番 真弓俊郎君。

   〔22番 真弓 俊郎君登壇・拍手〕



◆22番(真弓俊郎君) 全協の場でも、この話を知事から直接お聞きするのかなと思っていたんですけれども、本会議にしか出席されないということで、この場で今度の提案に対して質問をしたいと思います。

 私、けさガソリンスタンドに、どんなのかなというので様子を見に行きました。そこの人と話をしていたら、先月は値下げなので余り混乱はなかったと。多少トラブルがあっても、値下げということでみんなにこにこと了解をしてもらった。ところが、今度はあすから30円もの値上げになると。それがどうなるか今わからんというのがけさの状況でした。

 この混乱を招いた政府の責任というのは大変大きいと思うんですけども、この1カ月を振り返ってみると、軒並みの物価高の中で値下げという形で、県民は一様にほっとした、それが今回の様子ではないかなと思います。それが兆候というか、最近の世論調査では、特定財源が復活反対の声がいずれも6割を超えている。

 道路特定財源といっても、この間わかってきたのは、結構でたらめな使い方をされていた。しかも、車に乗るから道路に特定に使うという税制自身が、どの家庭でも今は1台ぐらいの車を持って乗っている。特に、地方の人たちが自家用車に頼らざるを得ない、そんな生活の中で、車に乗るから道路に税金を払えという。

 県民の考え方というのは、道路特定消費税、これに相当するのではないかなと思います。この1カ月間ほっとしたのが、逆に30円もの値上げになるという、この県民の不安の声を知事はどのように聞いてみえるのか、まずそれをお聞きしたいと思います。

   〔知事 野呂 昭彦君登壇〕



◎知事(野呂昭彦君) 真弓議員の御質問にお答えしたいと思いますけれども、一般的に物価は安いほうがいいし、税は安いほうがいい。したがって、一時的に下がったということについて、率直な意見として、紹介にあったようなお考えが多いのではないかなと、こういうふうに思います。

 そういう意味では、今回の道路特定財源の問題については、国の政治の混乱が一時的な値下げであったけれども、それが復活するということで、大変国民にも混乱を与え、また、我々地方の行政にしても大変混乱をもたらしたということを遺憾に思っておるところであります。

 国民が特定財源、特に今度の暫定税率についてどう受けとめておるかということでありますけれども、これはきちっとした調査がどれほど、どこでなされておるのかわかりません。私が手元に持っておりますのは、これは今日の中日新聞に掲載されておりましたものでありますけれども、暫定税率をどうすべきかということについての質問については、暫定税率を戻して、その上ですべて一般財源化すべきではないかというのが最多になっておるところであります。税率を下げたままで一般財源化しろというのは、その半分以下の意見という紹介に、この記事ではなっておるところであります。

 少なくとも、国においてはこの財源問題はしっかり議論を詰めていただきまして、今後こういう混乱が起こらないように期待をしておるところであります。

   〔22番 真弓 俊郎君登壇〕



◆22番(真弓俊郎君) 承るところによると、知事自身も一般財源化に賛成をしてみえるというふうに聞いています。

 ただし、今回の可決された法案を見れば、一般財源化と反対の方向へいっていく、今までの道路特定財源を死守するような形になっていると思うんですけれども、知事自身、この一般財源化をどのような形でしていったほうがいいというふうにお考えなんでしょうか。それをお聞かせください。



◎知事(野呂昭彦君) 道路の財源問題については、私ども、今の国と地方との関係でいきますと、地方は受け手の立場、いわゆる財源が地方の自由になるような形で求められる状況になっておるわけではありません。

 したがいまして、私どもが道路の財源について強く望みますのは、地方が、特に三重県のように道路の整備が遅れておるような県にとって、県民がどうしても必要だと思う、そういう道路をしっかり整備できる、そういう財源が安定的に確保されるということが大事なことではないかと思っております。

 そういう意味では、それが道路特定財源という、いわゆる目的税としての色のついたものなのか、あるいは色がつかなくても財源が安定的に確保されるということであれば、我々地方からいけば、要するに大事なのは財源を確保するということでありますから、そういう意味では、60年続いてきた道路特定財源そのものにこだわらなくてもいいという考えが言えるかと思います。

 なお、我々は地方分権を求めておる立場であります。でき得るならば、その財源については国からの手当というのではなくて、きちっと地方が自由に使える財源として地方に税源移譲されるということが、なお大事なことであるかと思います。

 道路特定財源の議論が、そういった地方分権という議論も含めて議論をされるということであるならば、なお結構なことではないか、このように考えております。

   〔22番 真弓 俊郎君登壇〕



◆22番(真弓俊郎君) 時間がないので、終わらなしゃあないという感じなんですけれども、前にトラック協会の人たちと話をしたときでも、軽油引取税、これだけでも何とかしてほしいと。特に、今度の、この1カ月間ガソリンが下がり、様々なものが下がっていくという形が生まれてきたと。運送費によって、いろんな生活のほうでも縛りみたいなのがなくなった。この県民に対する負ばかりじゃなくて、いい効果も出てきたと思うんですね。

 我々が全協なんかでお聞かせ願ったのは、県の税収がこれだけ減るよと、こんなに数字が悪くなるよという話ばかりで、今度の1カ月間でどのように県民の生活が変わったのか、そのことについては何ら検証はされていなかったと。

 これからは、そういうどうすれば県民が生活の面でよりよい生活ができるかという、今までの財源を死守するということではなくて、様々な方向で地方分権を進めていっていただきたいと思います。

 以上で終わります。(拍手)



○議長(岩名秀樹君) 以上で議案第82号に関する質疑を終了いたします。



△議案付託



○議長(岩名秀樹君) お諮りいたします。本件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、直ちに予算決算常任委員会に付託いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(岩名秀樹君) 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。

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△議案付託表





議案付託表





 予算決算常任委員会


議案番号件名
82三重県県税条例の一部を改正する条例案


          ──────────────────



△休憩



○議長(岩名秀樹君) 予算決算常任委員会開催のため、暫時休憩いたします。

               午後6時31分休憩

          ──────────────────

               午後7時7分開議



△開議



○議長(岩名秀樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。



△諸報告



○議長(岩名秀樹君) この際、報告いたします。

 付託議案の審査報告書が予算決算常任委員長から提出されましたので、お手元に配付いたしました。

 以上で報告を終わります。

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△予算決算常任委員会審査報告書


議案番号件名
82三重県県税条例の一部を改正する条例案


 本委員会において、上記の議案審査の結果、原案を可決すべきものと決定した。

 よって、ここに報告する。

                          平成20年4月30日

   三重県議会議長  岩名 秀樹 様

                   予算決算常任委員長  西場 信行

          ──────────────────



△委員長報告



○議長(岩名秀樹君) 議案第82号の審議を継続いたします。

 本件に関し、予算決算常任委員長から、委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。予算決算常任委員長 西場信行君。

   〔予算決算常任委員長 西場 信行君登壇〕



◎予算決算常任委員長(西場信行君) 御報告申し上げます。

 予算決算常任委員会に審査を付託されました議案第82号三重県県税条例の一部を改正する条例案につきましては、本日、委員会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査をいたしました結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)



○議長(岩名秀樹君) 以上で委員長報告を終わります。

 委員長報告に対する質疑の通告は受けておりません。



△討論



○議長(岩名秀樹君) これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので、発言を許します。52番 萩原量吉君。

   〔52番 萩原 量吉君登壇〕



◆52番(萩原量吉君) 時間が押している中、討論をさせていただく時間をいただきました。御協力に感謝をいたしますが、この間ガソリンが下がった、本当に暫定税率などというのは随分ひどいものだなという多くの県民や国民の世論を代表して、このような暫定税率の復活ともいうべき大増税に断固反対を表明して反対討論を行いたいと思います。

 政府、自民党、公明党両党が国民、県民の願いに反して、ガソリン税の暫定税率を復活させるという再議決、大増税を強行いたしました。それに基づく条例改正が中心であります。

 4月1日から、1974年以来続いてきたガソリン税をはじめとする道路特定財源の暫定税率が廃止をされて34年ぶり、本来の税率が適用されることになったわけでありますけれども、これを覆しての新たな大増税の復活、強行を図ろうというものであります。三重県だけで年間140億円というようなガソリン税だけの大増税、しかも、福田総理が道路特定財源の一般財源化と言っているのと全く矛盾して、10年間もこれからこの暫定税率を復活、増税しようとする、ガソリン税だけで1400億円にも上る大増税であります。

 反対の理由、私はまず第1点として、この大増税は国民の世論を無視した暴挙だ、このように言うべきだと思っています。幾つかの世論調査でも、知事は先ほど中日新聞を挙げられましたけれども、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞の中でも、細かくは言う時間がありませんけれども、すべて税率引き上げに反対が6割を超えている、賛成の2割から3割の2倍以上にもなっているというのが世論であります。

 また、そのことは、昨年の参議院選挙以来の、こんな国の政治を何とかしてほしいという思いとともに、山口県の2区の先日の衆議院選挙でも、民意は明確に反映されたと私たちは思っています。国民の多くは、混乱どころか大歓迎をしている、これが事実ではないでしょうか。

 二つ目に、この暫定税率の復活、新たな大増税は物価高騰の引き金ともなり、今でさえ他の諸物価が高騰の中で、さらに国民・県民生活を圧迫するものになると思います。全国消費者物価指数の総合指数は6カ月連続プラス。7月から電気、ガスなどの公共料金の引き上げも予定されています。国民の年金が、あるいはまた給与が減らされている中で、可処分所得が伸び悩む、そんな中での暫定税率分の復活増税。2兆6000億円という大増税でありますから、後期高齢者医療保険制度の導入強行とも相まって、国民の暮らしを直撃するものだと言わなければなりません。私たちは、このような国民の暮らしを脅かす大増税に断固反対であります。

 さらに第3点は、今、国民の大きな怒りは、この道路特定財源の無駄と浪費の原因になっている、この点に構造的に見直せという要求が強まっているわけであります。国土交通省関係の官僚の天下り団体、その無駄遣い。さらには、この三重県でも、県幹部の職員が75社の建設関連会社に80人もゼネコンなどに天下りをしているという事実を明らかにしました。それらの事実を県当局は調査さえしようとしていない。

 また、この道路特定財源でつくられてきた道路そのものについても、本四架橋を3本も約3兆円でかけながら、この返済に通行料収入を充てるということであったわけでありますが、推定交通量の約半分、まさにこの返済計画が破綻をして、国民の税金で、この道路特定財源から1兆3000億円も借金の肩がわりが既に行われているわけです。これから10年間、59兆円という特定財源の中には伊勢湾口大橋も入っています。既にこの調査費が11億円、こういう無駄遣いも明らかにされているところであります。

 このような59兆円の道路財源に群がる利権構造、あるいは既得権。何と、ゼネコンの中では日本道路建設業協会というのがつくられておりますけれども、この道路建設業協会は年間約7億円もの政治献金を自民党に行っているという事実もあります。このような利権ともかかわった道路族と言われる国会議員や、あるいはまた天下りする官僚、この政官財の癒着の構造こそ大きな原因になっている、この道路特定財源であります。また、暫定税率なのであります。これを10年間延長する、これは断じて許すことができない、今ここに、まさに国民の怒りが集中していると言わなければなりません。

 知事は、地方財政が大変だ、大変だなどと盛んに、この間政府の言いなりになって盛んに宣伝、大合唱も声高に進めてきました。しかし、皆さん、そもそも今地方財政が疲弊している、大変だというその原因そのものがどこにあるのか。これまでの無駄な公共事業など、国に追随してどんどんつくって借金1兆円にもなったというこの三重県の実態、そこにこそメスを入れるべきじゃないでしょうか。

 さらには、また、国から地方への公共事業の押しつけとともに、三位一体改革という名のもとに、地方交付税の削減、ここに今日の地方の財政の疲弊があると言わなければなりません。今、必要なことは、国の責任で地方への財源手当てを行うこと、このことを政府に明確に迫ることが大事だと思っています。そのことが、地方団体の地方交付税の復元、増額という要望にもこたえることになります。

 さらに、必要な道路はつくりながら、福祉にも医療にも教育にも充てられるという一般財源化こそが今大きく国民的にも求められており、その一般財源化こそが財源の自由度を高め、地方財政を豊かにするものに資すると考えるところであります。

 なお、今回の3法案の中には、地方法人特別税などに関する暫定措置法なども含まれております。この法案は、地方事業税の税収の半分を国税化して、改めて国が地方法人特別譲与税として地方へ配分するというものでありますけれども、国から地方への税源移譲というものには逆行するという点でも、また将来消費税率を引き上げるという点で連動をするという点からも、見過ごすことができない問題点もあわせて指摘をしておきたいと思います。

 私たちは、この間の連合メーデー、私たち日本共産党の議員団はお呼びではなかったけれども、新政みえの議員の皆さんを中心に随分たくさん集まられて、知事まで出かけて、そしてメーデーそのものは、それこそ暫定税率反対、戻したら絶対にあかんというものすごく大きな気勢を上げた大集会であったと報道されております。

 私たちは、この記事を読んだときに、なるほど、これは新政みえ24人の皆さんと私たち2名が協力すれば、国会と同じように、それこそ4党で共同して野党が反対しているわけでありますから、多分これは、後期高齢者医療保険の見直しとの、あの意見書を上げたときと同じように、反対が多数を占めるのではないか、これは多分この条例改正案は廃案にできる、このように確信もしたところでありますけれども、今日は私たちだけが反対討論というのは、大変寂しい思いを率直にいたします。

 私は、やっぱり政治の一貫性、やはり政党である以上はという点も含めて、このようなその場限りの使い分けでは政治不信が広がるだけだ、私はこのようにあえて指摘も申し上げながら反対討論を終わるものであります。

 どうぞ、ぜひ御賛同をいただきますようよろしくお願いを申し上げて討論を終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(岩名秀樹君) 以上で討論を終結いたします。



△採決



○議長(岩名秀樹君) これより採決に入ります。

 議案第82号を起立により採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案を委員長の報告どおり決することに賛成の方は起立願います。

   〔賛成者起立〕



○議長(岩名秀樹君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告どおり可決されました。



△知事発言



○議長(岩名秀樹君) この際、知事から発言を求められておりますので、これを許します。知事 野呂昭彦君。

   〔知事 野呂 昭彦君登壇〕



◎知事(野呂昭彦君) 発言の機会をいただき、ありがとうございます。

 道路特定財源の暫定税率の見直し等の件につきまして、一言申し上げたいと思います。

 年度末に失効した暫定税率等に係る税制関連法案につきましては、本日4月30日、衆議院において再可決され法案が成立し、これを受け、ただいま県議会でも県税条例の一部改正の条例案の議決をいただきました。しかしながら、道路整備費の財源等の特例に関する法律案が成立しておらず、道路整備の財源等については現在もなお流動的な状況となっております。

 去る4月1日、県庁内に私を本部長とする暫定税率見直し等に関する対策会議を設置し、県民生活になるべく影響を生じないよう、県の平成20年度予算の執行や県民からの相談など、生じるおそれのある諸課題に対応しているところです。ただいま、県議会で県税条例の一部改正の条例案の議決をいただきましたので、早速庁内の対策会議を開催し、次のような観点で方向づけたいと考えております。

 そこで、これまでの対応として、平成20年度予算の執行について、道路の照明など最低限の維持管理を除き、道路関係事業の工事発注を見合わせるほか、道路関係事業以外の新規契約の抑制や予算の配当保留を行ってきましたが、本日の議決を受け、道路関係事業以外の新規契約及び予算の留保について解除したいと存じます。

 なお、道路関係事業の工事発注については、道路整備費の財源等の特例に関する法律案が成立していないことなどから、国庫補助事業は内示を受けた事業を執行することとし、また単独事業については、維持管理事業の全部と交通安全対策や防災対策といった安全・安心にかかわる事業について執行したいと考えております。

 ただし、国における道路整備費の財源等の特例に関する法律案の動向次第では、県においてさらなる緊急対策が必要となる場合も考えられますので、引き続き国の動向に注視してまいります。また、国において、暫定税率1カ月分の地方の減収に対する財源措置について、責任ある対応を引き続き強く要請したいと考えています。

 なお、県税条例の一部改正の条例を受け税率が戻ることとなりますが、県民の皆様におかれましては、冷静な対応をぜひお願いしたいと思います。

 以上、暫定税率等に関する今後の対応について述べさせていただきました。

 ありがとうございました。



○議長(岩名秀樹君) これをもって本日の日程は終了いたしました。



△休会



○議長(岩名秀樹君) お諮りいたします。明5月1日から5月15日までは休会といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(岩名秀樹君) 御異議なしと認め、明5月1日から5月15日までは休会とすることに決定いたしました。

 5月16日は、定刻より本会議を開きます。



△散会



○議長(岩名秀樹君) 本日はこれをもって散会いたします。