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愛知県 扶桑町

平成18年第5回定例会(第2号 9月 8日)




平成18年第5回定例会(第2号 9月 8日)





 
 平成18年9月8日(金曜日)午前9時30分開議


 第1 一般質問


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本日の会議に付した案件


 議事日程のとおり


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出席議員(19名)


       1  番     千  田  成  年  君


       2  番     渡  辺     勝  君


       3  番     児  玉  孝  明  君


       4  番     高  木  武  義  君


       5  番     近  藤  泰  樹  君


       6  番     間  瀬  英  之  君


       7  番     千  田  金  房  君


       8  番     片  野  春  男  君


       9  番     浅  井  捷  史  君


      10  番     千  田  勝  隆  君


      11  番     伊  藤  伊 佐 夫  君


      12  番     間  宮  進  示  君


      13  番     大  藪  三  郎  君


      14  番     新  井  三  郎  君


      15  番     澤  木     昭  君


      16  番     小  林     明  君


      17  番     小  室  美 代 子  君


      18  番     高  木  鎬  逸  君


      19  番     江  口  勝  敏  君


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欠席議員(なし)


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地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名


     町     長    江  戸     滿  君


     助     役    亀  井  政  寛  君


     収  入  役    近  藤  祐  康  君


     総 務 部 長    沢  田  峰  雄  君


     総務部参事      加  藤  雅  士  君


     厚 生 部 長    江  口  正  利  君


     経済建設部長     関     芳  雄  君


     教  育  長    河  村  共  久  君


     教育次長兼教育課長  長 谷 川  眞  一  君


     企画人事課長     伊  藤     猛  君


     まちづくり政策課長  大  竹  幹  雄  君


     総 務 課 長    河  村  忠  生  君


     財 政 課 長    神  田  龍  三  君


     税 務 課 長    鈴  木  照  実  君


     住 民 課 長    鈴  村  能  成  君


     生きがい課長     古  池  光  正  君


     保健福祉課長     土  井  秀  敏  君


     環 境 課 長    千  田  勝  文  君


     経 済 課 長    吉  田  晴  宣  君


     土 木 課 長    近  藤  泰  治  君


     都市計画課長     宮  川  信  夫  君


     下水道課長      松  浦  節  雄  君


     生涯学習課長     天  野  末  光  君


     文化会館長      澤  木  晋  哉  君


     監査事務局長     田  内  幸  一  君


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本会議に職務のため出席した者の職氏名


     議会事務局長     六  鹿     博  君


     議会事務局長補佐   千  田  茂  樹  君


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◎午前9時30分 開議





○議長(江口勝敏君) ただいまの出席議員は19人であります。


 澤木 昭君は、葬儀のため、暫時退席の届けが出ております。


 定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の会議の日程につきましては、一般質問のみであります。よって、日程表を省略させていただきましたので、よろしくお願いいたします。


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◎日程第1 一般質問





○議長(江口勝敏君) これより日程第1、一般質問を行います。


 最初に、伊藤伊佐夫君に質問を許します。伊藤伊佐夫君。


   〔11番 伊藤伊佐夫君登壇〕


○11番(伊藤伊佐夫君) 皆さん、おはようございます。


 議長のお許しを得ましたので、さきに通告いたしました5項目について質問させていただきます。


 1項目め、妊婦健診の拡充について。


 去る9月6日、秋篠宮妃紀子様が男のお子様を無事出産されましたことにつきまして、国民の皆様とともに心から祝福を申し上げるとともに、お子様の健やかな成長をお祈り申し上げたいと思います。


 さて、日本は超高齢化と超少子化の道をひた走っております。このことは、日本の未来に深刻な問題として大きくのしかかってくることは間違いないことと思います。少子化の原因は複雑であり、さまざまな施策を組み合わせることにより解決を図っていく必要があると思います。子育てをしている世代の方が望んでおられるのは、経済的な支援であります。そこで私は、妊婦健診の拡充を図っていく必要性があると考えます。妊婦健診は保険の適用がなく全額自己負担で、費用は1回当たり平均6,000円前後で、出産までに約15回、出産後も2回程度の健診を受けるのが一般的なケースであります。妊婦健診だけで、分娩費用とは別に10万円近くが必要だと言われています。そこで、産まれてくる子どもと母体を守るという観点から、妊婦健診を公費負担で実施できるようにしてはどうでしょうか。聞くところによりますと、隣の江南市では、現在の2回の公費負担を来年4月より12回と大幅な拡充をされると聞いております。産まれてくる子どもは家族の宝であり、そして扶桑町の宝、ひいては日本の宝であります。時代にマッチした政策を実施していくことは行政の責務であり、住民の理解も得られると考えますが、いかがでしょうか。


 2項目、肺炎ワクチンの予防接種助成について。


 近年、抗生物質が効きにくい肺炎球菌がふえており、肺炎にかかる高齢者は長期入院することになり、場合によっては死亡原因となることが多いのであります。戦後の激動の中で豊かな郷土を築き上げてくださった高齢者の方々に、いつまでもお元気に長生きしていただくためにも、65歳以上の方で肺炎ワクチンの予防接種を希望される方に助成を行うことはできないのか、お伺いをいたします。


 3項目、「こんにちは赤ちゃん事業」について。


 厚生労働省は、平成18年8月22日、地域の人材を登用した訪問スタッフが生後4ヵ月までの乳児がいるすべての家庭を訪問し、子育てに関する助言を行う「こんにちは赤ちゃん事業」を創設する方針を決めました。ストレスから虐待に走るリスクが高い子育て初期の親の不安を和らげ、虐待を未然防止することを目的としております。実施主体となる市町村に国が費用の一部を補助することになります。具体的には、市町村が地域の母子保健推進員や子育ての経験のある主婦に研修を行い、訪問スタッフとして登用し、その上で、出生届をもとに該当家庭を少なくとも1回は訪問して赤ちゃんの養育環境を把握し、乳児健診の受診を勧めたり、子育て支援に関する情報提供を行います。その際、親が精神的に不安定な状態にあるなど何らかの支援が必要と判断すれば、医師やソーシャルワーカーなどで構成するケース対応会議を開いて対策を協議し、個別指導に適したきめ細かい対応策を講ずることになるようであります。扶桑町では新生児訪問を実施していると思いますが、そうした事業にあわせ実施してはいかがでしょうか。


 4項目め、NIE ─ これは Newspaper in Education の略でありますが ─について。Educationというのは教育ということで、一口で言えば、教育に新聞をということになると思います。


 きょう9月8日は国際科学文化機構(ユネスコ)の定めた国際識字デーであります。識字とは読み書きができることでありますが、日本の識字率は99.8%であります。あまり知られていないことですが、幕末の時代の識字率は世界のトップレベルにあったようであります。寺子屋制度があり、多くの町民や農民が読み書きができた。だから、明治維新が成就したとも言われております。


 さて、活字離れが叫ばれる昨今でありますが、この日本のすばらしい識字率を継続していくことは非常に大切なことであると思います。教育に新聞を活用する運動の始まりは、アメリカのアイオア州で実施された中学生の文字との接触調査がきっかけであります。調査対象となった500人の生徒の男子40%、女子33%が、教室のほかでは全く文字を読んでいないという実態が明らかになりました。その後、この運動は、全米はもとより世界各地に広がり、日本でも子どもの文字離れ、読書嫌いの傾向に歯どめをかけ、児童・生徒が活字文化に親しむ手段・方法として運動の効果が高いことから、NIE実践校は年々ふえ続けております。そこで、扶桑町の学校教育においてはどのような取り組みがされているのか、お伺いをいたします。


 5項目、都市農業の振興について。


 平成11年に成立した食料・農業・農村基本法では、都市農業の振興が国の責務であることが明記されております。また、平成17年3月の食料・農業・農村基本計画の見直しに際して、都市農業への一定の配慮がされ、さらに同年10月には農林水産省内に都市農業地域交流室が新設され、一定の前進は見られるものの、都市農業に関する現行法制や税制の根幹部分は、宅地化優先の価値観を色濃く残していると思います。扶桑町では、特産品の守口大根を初めとし、ゴボウなど生産がされておりますが、生産従事者の高齢化や後継者の育成など、扶桑町の農業が抱える課題と未来像はどうなるのか、また、どのように指導されてみえるのか、お伺いいたします。


 以上、5項目につき明解なる答弁をお願いいたします。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


   〔町長 江戸 滿君登壇〕


○町長(江戸 滿君) おはようございます。


 伊藤議員の御質問にお答えを申し上げます。


 最初に、妊婦健診の拡充についてでございます。


 この妊婦健診につきましては、母子保健法により、公費でもって医療機関において妊婦健診を2回実施しております。あわせて、乳児健診も満1歳までに2回実施しておるのが現況であります。この健康診査により、妊婦の健康の維持、疾病の早期発見・早期治療に努めるとともに、B型肝炎抗体検査などを行い、母子感染の防止に努めております。医療機関への妊婦健診の実態としましては、産前に大体12回、産後で3回ぐらいは必要と思われます。お申し出がありました妊婦健診の公費負担の回数の拡充につきましては、町の財政状況、施策の優先度を配慮し、また、近隣の動向、状況などを把握しながら、細部の検討をしてまいりたいと存じております。


 次に、肺炎ワクチンの予防接種助成についてでございます。


 現在、日本人の死亡原因の中で、悪性新生物、いわゆるがんでございます。それから、心疾患、脳疾患の3大疾病の次に肺炎が挙げられております。肺炎には、細部は細菌性の肺炎、嚥下性肺炎などさまざまありますが、質問された肺炎球菌は、その原因の一つであります。現在、予防接種法では、市町村が行うものとして第1種疾病、第2種疾病が挙げられます。日本脳炎、ジフテリア、麻疹等の第1種疾病は、集団予防目的に比重に置いて予防接種を行うものとされておりまして、インフルエンザの第2種疾病は個人予防目的に比重を置いて予防接種を行うもので、その対象者が受けるように努めるとされております。予防接種以外に予防接種ガイドラインの中で、被接種者及び医師の責任及び判断によって行うものとして任意の予防接種があります。御質問の肺炎球菌ワクチンにつきましては、この任意の予防接種とされております。現在、この肺炎球菌ワクチンにつきましては、厚生労働省では予防接種検討会が開催され、肺炎球菌ワクチンを取り巻く状況をもとに、ワクチン接種の有効性・安全性に対する調査や医療現場におけるワクチン接種の必要性の議論を踏まえまして検討されているところであります。したがいまして、町としましては、肺炎球菌予防接種の費用助成については、ただいま申し上げましたような検討状況を踏まえながら研究していきたいと考えております。


 次に、「こんにちは赤ちゃん事業」でございます。


 これにつきましては、厚生労働省が来年度から、育児になれない親のストレスによる幼児虐待を防ぐため、この「こんにちは赤ちゃん事業」を実施する方針をかためまして、8月22日に新聞などマスコミに報道されたところであります。ストレスから虐待に走るリスクが高い子育ての初期の親の不安を和らげ、虐待を未然に防止するのが目的でありまして、実施主体となる市町村に国が費用の一部を補助する内容となっておりまして、平成19年度予算の概算要求に重点事業として盛り込む予定というふうに承知をしております。具体的には、生後4ヵ月までの乳児がいるすべての家庭を専門スタッフが訪問をして、育児に関するアドバイスをしたり、親子関係を把握したりすることであります。詳しくは、保健師や子育て経験者などの専門スタッフを研修によりまして専門スタッフとして認定をし、母子手帳や出生届に基づいて、乳児がいる家庭を少なくとも1度は訪問し、さらに子育てに関する情報提供やアドバイスをするとともに、具体的な育児環境や親の状態などを把握するものであります。部屋の様子や親の表情などから、育児関係に問題があったり、親の精神状態が不安定と判断したときは、保健師や医師などでつくるケース対応会議で協議をしまして、必要に応じ、保健師や助産婦による育児支援、家庭訪問事業に引き継いだり、あるいは児童相談所や病院で虐待防止ネットワークなど他の機関と連携したりして、きめ細かく対応していく内容となっております。


 本町では、助産婦、保健師が生後3ヵ月までに2回までを限度に家庭を訪問する新生児訪問指導の位置づけを行いまして、身体育児上の適切な保健指導を実施することなど、子育て不安等についての助言を行い、育児指導の充実に努めている現況にあります。県下では約1ヵ月児、新生児の定義としては28日ということでございますが、1回訪問を対象とする新生児訪問事業を行っている市町村がほとんどだというふうにも聞いております。いずれにしましても、国が虐待に陥る可能性の高い4ヵ月児まで広げて対応する内容となっております。国がすべての対象者への個別訪問によるケアで虐待の予防効果があるかどうか等見ておるところであります。町としまして、この国の方針がほぼ決定しておる動きであり、虐待防止を図るためにも、この「こんにちは赤ちゃん事業」により、きめ細かな育児指導の充実と対応を念頭に進めるよう、現在実施しています施策との関連をも踏まえまして、状況をよく把握の上、検討していきたいと考えております。


 次に、NIEの教育関係でございますが、後ほど教育長の方から御答弁を申し上げたいと存じます。


 最後に、都市農業の振興でございますが、御質問のありますように、扶桑町に限らず、全国的に見まして、都市近郊農地の減少、農業従事者の高齢化、後継者不足が深刻化しております。そうした中で、平成17年3月には新しい食料・農業・農村基本計画が策定されまして、その中で現在、カロリーベースで40%の食糧自給率を平成27年度には45%に向上させる目標が設定されております。そのほかにも今後重点的に取り組むべき課題や施策を明らかにする新たな基本計画が策定されております。また、町の現況としましては、過去3年間における市街化調整区域内農地の転用実績としましては、平成15年度が3.4ヘクタール、平成16年度が4.6ヘクタール、平成17年度が4.7ヘクタールとなっております。


 農業の将来展望でございますが、今後は担い手や認定農業者へ農地の利用集積を積極的に推進いたしまして、農業委員会や農協とも当然ながら密接な連携を保ちながら、耕作地の放棄地の解消、あるいは生産の地産地消の一層の充実を行う方向へ、すなわち優良農地の保全に努める方向に努めてまいりたいと存じておりますが、個々の生起事象もございますので、その点におきましては、保全の観点から、事態、事態に適正に対処してまいりたいと存じております。以上でございます。


○議長(江口勝敏君) 河村教育長。


○教育長(河村共久君) おはようございます。


 ただいま質問がございました伊藤議員さんの4番目の御質問にお答えをしたいと思っております。


 これまでも新聞記事を社会科、あるいは総合学習など、多くの教科の授業の中で参考資料として取り扱うことは扶桑町の学校でもよくありました。しかし、このNIEの特徴でもあります新聞の1面から最終面までの記事、写真、広告までを丸ごと活用することや、複数の新聞を読み比べるというように、新聞そのものを教材として授業を構成することは扶桑町の学校では行っておりません。この管内の学校でも、個人的に取り組んでみた先生はございますけれども、学校が組織立ってNIEを導入している学校は、今のところはございません。事前に内容について教材研究ができないことへの不安感も、この実践へのブレーキとなっていると考えられます。NIEの実践の成果は非常にたくさん発表されておりますが、そのマイナス面もあろうかと思います。今後、多くのNIEの実践報告を参考にしながら、新聞を身近な情報源として、より積極的に授業に生かす努力をしていきたいと考えております。以上です。


   〔11番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 伊藤伊佐夫君。


○11番(伊藤伊佐夫君) 再質問をさせていただきたいと思います。


 まず、1項目めの妊婦健診でありますけれども、今の妊婦健診は産前が12回、産後3回が平均的なケースということでしたけれども、仮にそれを扶桑町が公費でもし実施した場合には、その予算額といいますか、どれくらいになるのかということですね。それと、近隣の他市町の動向も踏まえ検討していきたいということで、これはちょっと少しは前向きな答弁かなあというふうには思いますけれども、これは江南市の方は、はっきり議会でそういうふうに答弁されております。ですから、もう少し私は具体的な答弁がいただけないかなあと思っておるんですけれども、いかがでしょうか。


 赤ちゃんが産まれるということは、非常におめでたいことであります。今回もそうした秋篠宮妃紀子様が男子を出産されたということで、非常に日本中がその喜びに沸き返っております。こういう状況を見まして、少しでも出産率が上がると大変喜ばしいことかなあと思いますし、扶桑町でもそうした支援をしていくことによって、扶桑町の将来を担うお子さんがたくさん産まれてくれれば本当にありがたいと思いますけれども、いかがでしょう。ですから、おめでた手当とか、そういうような感じでもよろしいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。


 それから肺炎球菌の予防接種についてでありますけれども、これはもちろん第1種じゃなくて任意の接種になるわけでありますが、いろんな他市町でもそうした、金額はいろいろありますけれども、大体3,000円程度助成されているのが平均的でありますけれども、前にも高木議員さんもおっしゃってみえましたけれども、こうした病気にかかりますと、肺炎というのは、私も肺を患ったことがございまして、入院期間が非常に長期にわたるわけですね。そうしますと、医療費も非常にかさんでくる。ですから、今、特に介護の問題でも予防介護とか言われておりますし、医療の面でも予防医療というのが大変重要視されてきております。そういう視点におきまして、私は、助成を行うことによって、逆に医療費の町の負担というのも減ってくるんじゃないかなあというふうにも思いますが、その辺はいかがでしょうか。


 それから、「こんにちは赤ちゃん事業」は来年度からの事業でありますし、いろんな今、乳児の虐待というか、そういうことが全国的に新聞にも報道されております。そうしたことを踏まえまして、国の方でもそうした施策を実行していくと決めたわけであります。扶桑町も新生児訪問もやっていただいておりますが、そうした国の施策にあわせまして、ぜひそうしたことを取り入れてやっていただきたいと。これは要望しておきます。


 それからNIEでありますけれども、今までは社会科の授業とかそういうものに取り入れた、総合学習とかあるけれども、本格的にこうしたものを取り入れて実践してはいないということでありましたけれども、ことしは第11回NIEの全国大会が水戸市の県民センターで開かれたんですけれども、小・中学校の分科会の1で、主に新聞記事の活用をテーマに公開授業とか研究実践の提案協議が行われたわけなんですけれども、その中で特に例えば国語の学習で、記事を活用して、文章の組み立てとか、そういった意味の理解を深めたり、また英語の学習なんかでは、英字新聞の読み取りをするなどして、そうした事例が報告されております。どの活動も無理のない、特別な形にしない方法で新聞ならではの学習に取り組めているというふうに私は思いました。そういう点で、本当に今、広がっております。インターネットで調べてもかなりのあれがあるわけでありまして、ぜひ扶桑町でも、本当に今、活字離れが問題視されているから、そうした機会を無理のない形でぜひ実践していただけたらと思いますけれども、いかがでしょう。


 都市農業の振興のことですが、いろんな課題は全国的に抱えているわけでありますけれども、そうしたことを踏まえて、国の方で基本法、基本計画が策定されたわけでありまして、やはり日本の農業というか、扶桑町でいえば扶桑町の農業をどう守っていくかというか、特に都市農業、都市化して、どんどん都市の農地が減少していくという、あるいは耕作されない放棄地がふえてくる。これは非常に重要な問題であるということで、しかし、これはある面でいえば、まちづくりとの整合性も確保しながら進めていく必要があると思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。


 それと、都市では生産緑地ですかね。市になりますと生産緑地と言われる。そういったもので、緑地でなくて、やっぱり私は農地として、農業の施策の中に入れていかないかんのじゃないかなと思うんですね。ただ畑を、20年とかああいう期間があるんですかね。そうじゃなくて、やっぱり農業施策としてそれを入れていく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、その辺、いかがでしょうかね。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


○町長(江戸 滿君) 幾つかの再質問がございましたが、まず最初に、妊婦の助成の件ですけれど、概略の予算額は、これは単純になりますので出ると思いますが、かなりの額と思います。そういうことも含めまして、広くは少子化対策という範疇に入るわけでありますが、他のそういう関連の施策等も含めまして、先ほど申し上げましたように、具体的に検討させていきたいと思っております。


 それから肺炎の関係ですが、これは先ほどお答え申し上げましたように、1点は、これはすべてであるという意味ではありませんが、性格上は任意予防という性格になっていることが1点、もう1点は、それの安全性等に関しまして、今、国の方で議論をしているという段階で、そういうのをやっぱりきちっと見きわめることがいいんだろうという判断がありますので、そういうことを見きわめながらというふうに申し上げた次第で、そういう考えでございます。


 3点目に農業についてですが、これは大変難しい問題だと考えております。しかし、一方では非常に大事であります。国の政策にかかわる問題でありますが、やはり一つは、こういう産業構造の変化といいますか、そういう大きな時代の流れというものがそこに影響しておりますし、また家族構成、そういうものの、あるいはそこには意識の問題が入りますが、そういうものが影響しておりますし、あるいは現実に起こるものは、個々の実情が非常に個別性である。相続したけど、それをどうしようというようなことから含めまして、あるいはまた、家を建てたいというようなことも含めまして、個々の実態が個別性がそれぞれあるというようなこともあると思うんで、そういうことを踏まえながら、やはり先ほど申し上げましたように、実情に適切に対応していくということをしっかりやらなきゃいかん。全体を見ながら個々に対応していくというようなことをしっかりやらないかんと、こういうふうに思っておりますので、御理解をお願いします。


○議長(江口勝敏君) 河村教育長。


○教育長(河村共久君) NIEの取り上げ方でございますけれども、先ほど例を挙げられましたいろいろな事柄からも、発展的な学習での位置づけが一番適当ではないのかなというふうにも考えます。例えば、私が知っている例から言いますと、小学生の低学年では、国語学習におきまして、知っている漢字をたくさん抜き出すというような活動を行っているところもあります。それも、ある程度子どもたちが字を覚えてから発展的に取り扱うといいのかなと、こんなふうにも思います。というようなわけで、発展的な学習の中で積極的に新聞を活用するように校長先生方にも呼びかけを行っていきたいと、こんなふうに考えます。


○議長(江口勝敏君) 江口厚生部長。


○厚生部長(江口正利君) 妊婦健診の関係で、仮に産前12回、産後3回実施したら、どれだけの予算が必要かということでございますが、現在2回実施しております関係から、15回ということになりますと、13回追加していくということになりますが、13回追加しますと、追加分として、大体年間350人の出産ということを考えますと、2,720万ぐらいの追加予算が必要ではないかというふうに思います。


   〔11番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 伊藤伊佐夫君。


○11番(伊藤伊佐夫君) 妊婦健診の関係ですけれども、今の扶桑町の試算では2,720万、350人という計算ですが、これは回数は、江南市は12回と言っていますから、全体で12回なので10回と2回。扶桑町は15回。これはたくさんやった場合の計算の数字ですわね。江南市の方では、1,000人ぐらい見込んでおって、妊婦健診で4,784万円、産後で1,196万円ですか。約1,200万ということですね。ですから、これを計算すると、そんなにはかからんと思いますし、もちろん当初の年だって産まれてくるあれがあるから、最初のあれからこんなにはかからないと思いますけれども、これは試算は試算として、しかし1回が6,000円ということですから、大体の数字は出てくると思いますけれども、確かに毎年こういうふうにこれを実施していくことになれば、相当の財政は必要になってくるわけでありますが、今の施策の中で、不必要であるものはないとは思いますけれども、やはり予算配分を本当に、今のこうした子どもの少子化をいろんな施策の中で最重要視してやっていくべき、そうしたことかなあということで、もし仮にこれを実施したとしても、今の景気の回復状況、あるいは税のいろんな負担増の問題もあるわね。負担ばかりふえてはやはり、でもこういう施策もやっていくよという、こういうものがあって、やはり住民の理解も得られてくるというふうに私も思いますので、ぜひこれは前向きに取り組んでいただきたいということを強くお願いしておきます。


 それから肺炎球菌の件につきましては、任意ではありますけれども、私はそうした観点から、ぜひ実施をしていただきたいと。希望者だけですから、そんなにたくさんはないと思いますので、よろしくお願いします。


 それからNIEに関しましては、教育長さんが言われましたように、ぜひ教育の中に積極的に取り入れられまして取り組まれることを要望しておきます。


 以上、終わります。


○議長(江口勝敏君) 以上で、伊藤伊佐夫君の質問を終結いたします。


 次の質問者、千田成年君に質問を許します。千田成年君。


   〔1番 千田成年君登壇〕


○1番(千田成年君) 改めまして、おはようございます。


 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました項目につきまして一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


 昨今、平成の大合併もやっと終わりまして、全国各地では新たなまちづくりの方向性及び地域のきずなをどう考えるかという指針が示されております。住民活動及びボランティア活動にさまざまな期待が寄せられているのも実態でございます。当扶桑町においても同様かと思います。今、この激動する社会変革の中、とりわけて分権社会を推進する上での大きなテーマは協働というテーマでございます。今後のまちづくりを考える中で、住民参加による情報の提供とか共有、こういう問題はまさに重要課題であり、まちづくりのニーズの集約とか、さらにその仕組みをつくることが今求められております。住民の知恵、創造力を施策に結びつけるシステムづくりこそが、今問われている前例主義の排除とか縦割り行政からの脱却を図る上での大きな問題点ではないかと思います。


 そこで、質問の本題に入りますが、今回提案しましたまちづくり活動に関する保険についてお尋ねいたします。


 そもそもボランティア活動というのは自己責任で行うものであり、その保険についても自己の責任範囲かと思います。実際、現状を見ますと、この町内各地域におきましては、自治会、コミュニティ、老人会、子ども会、さまざまな分野で毎年地区の役員さんはかわっております。こうした中、本来の活動の考え方、いわゆるボランティアの考え方と少し違う部分、いわばその義務的な面もやや発生しているかと思われます。地域活動の保険についても、まさに地区ごとにばらつきがあり、そこで、町が窓口となって制度の一本化を考えたらどうかと思います。こうした保険に対する環境整備というのは、これからの改革を進める中で、町として大きな課題かと思われます。


 さて、現在、各課または行事ごと、施策ごとに、さらには団体ごとにいろんな保険が掛けられているのが実態かと思われますけど、扶桑町住民活動及び協働の推進に関する条例が今回上程された今こそ、扶桑町主導型の、例えばまちづくり活動に関する保険のあり方を問い直すよい機会ではないでしょうか。そこで、町長にお尋ねをいたします。


 1点目としまして、こうした先ほど述べました地域の活動及び町が絡むいろんな団体の活動があります。例えば老人会、女性の会、スポーツ団体、文化協会、防犯交通安全関係、スクールガード、アダプトプログラム、その他いろんな活動に対する保険の実態とその対応について、お尋ねいたします。


 2点目として、町村会保険がありますけど、その加入状況と、それ以外に町が主導としている保険の内容についてお尋ねいたします。


 3点目としまして、扶桑町コミュニティ連絡協議会及びボランティアセンターの現状の機能がどのように果たされているか。さらには、今後、住民活動がますます活発化する中で、その役割についてお尋ねいたします。


 4点目としまして、いよいよ19年度以降、本格的な機構改革、いろんな見直しが行われます。その中でも当然、補助金とか助成金などの見直しがあると思いますが、これも時代の流れの中で否定するものではありません。しかしながら、住民活動に対する大きな痛みとならないためにも、これからの活動に対しての支援はいかがなものでしょうか。


 以上、4点を含めまして、まちづくりに関する保険について、率直な町長の御意見をお尋ねしますので、御答弁をお願いいたします。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


   〔町長 江戸 滿君登壇〕


○町長(江戸 滿君) 千田成年議員の御質問にお答えを申し上げます。


 まちづくり活動に関する保険ということでございます。


 まず最初に、幾つかの質問がございますが、総括した形で申し上げたいと思っておりますが、まず各種ボランティア団体の活動に関する保険の実態と、その対応につきまして、まずこれではアダプトプログラム、それから老人クラブ連合会、スクールガード、総合学習における学習指導協力者、あるいは文化会館の友の会夢応援団などのそれぞれの活動に対しましては保険の加入をしております。その保険の内容につきましては、傷害保険、つまり死亡とか後遺症害とか入院とか通院に対する給付などがある保険でございます。もちろん細かい部分につきましては、それぞれ若干の差異はありますが、おおむねそういう内容でございます。


 また、町村会保険につきましても加入をしております。これにつきましては、社会奉仕活動時の保険ということで、例えば側溝の清掃、あるいは公園の清掃、交通安全運動、530運動、防災訓練、あるいは資源ごみ回収など、いわゆる町の行事、町からの依頼につきましての該当でございまして、いわゆる社会奉仕活動について町が加入している保障保険でございます。ただ、その性格は、お見舞金が支払われるものであります。すなわち、治療費等が出されるものではありません。この町村会保険について、町行事の大半をカバーしております。保険の対象外の活動におきましては、それぞれにおいて加入しているところであります。それから、町村会保険におきましては、対象が全町民でありますので、駐在員会議などで周知しておりますが、例年、保険の適用の件数は数件といったところであります。


 次に、コミュニティ連絡協議会及びボランティアセンターの役割とその機能ということでございますが、コミュニティ連絡協議会の役割につきましては、町内に21ありますコミュニティ推進協議会で組織をしまして、相互の連絡と調整を図り、互いに意見・情報の交換を通じて、コミュニティ活動の指導・研究に努めておるところであります。また、社会福祉協議会に設置されておりますボランティアセンターにつきましては、平成5年4月14日、厚生省告示第117号、国民の社会福祉に関する活動への参加の促進を図るための組織に関する基本的指針及び平成6年7月11日、社会援護局長通知の別添、市町村ボランティアセンター活動事業実施要綱、これらに基づきましたものでありまして、これは、ボランティア活動を行う個人またはグループ、もしくはこれを受け入れる施設等の登録及びあっせんを主な業務としておりまして、福祉分野を対象にして、独自に支援センター的な役割を実施しているわけであります。


 最後に、住民活動に対する財政的な支援についての御質問ですが、住民活動は今後、各地区で活発になっていくものと願っております。その活動は、自主的・自立的に行われるものでありまして、その中で行政との接点のある住民活動は、いわゆる行政と住民との協働という姿になるというのが今後の時代の流れだと認識しております。この協働は、お互いの立場を理解・尊重して、対等の関係で進めるものと考えているわけでありますが、住民活動そのものに対する財政的な支援という点におきましては、いわゆる補助金的な性格の支援・助成ということは現在範疇には入れていないわけであります。別な角度で申しますと、今後の進む実態の中で、基本的にはその活動実態に応じてという考えでございます。以上でございます。


   〔1番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 千田成年君。


○1番(千田成年君) 御答弁ありがとうございました。


 今、御答弁の中でちょっと回答がなかったかと思いますが、町村会保険、これは町の方が総括でやってみえると思いますが、それ以外にも町費による保険というのは、さまざまな分野であるというふうに一応認識しております。現在、町による保険料の総額として、大体300万から330万あるんじゃないかと。そんな中で、私が知り得た知識の中では、町費による保険として、例えばファミリーサポート事業に対する損害保険とか、子育て支援センターに関係する利用者の損害保険、あるいは一時保育の保険等々のようなものもあるかと認識しておりますけど、要はこういう事業というのは、今の町の施策として重要であり、同感するものでありますけど、この保険自体が、例えば町村会保険の中でもしカバーできるような部分であれば、これから町の出費も軽減されるし、財政的な面でも余裕が出るんじゃないかというような部分を感じますので、その点につきましてお答えいただきたいと思います。


 それともう一つ、先ほど駐在員会議において、保険については会議において周知を十分やっているというお答えでしたけど、私事ですけど、私も一応かつては駐在員を経験した中で、保険に対する認識というのは、十分な啓発というか、それが若干疑問視する部分があるわけです。例えば、今現在、扶桑町におきましても、各地域でさまざまな活動の中で個々に保険が掛けられておるわけですけど、ある地区におきましては、総括的に全体で保険をカバーしていこうというような地区もあるわけで、そのほかいろんな地区、二、三ヵ所ですけど、将来的にはそうした自治会の中での活動に対して、全体でフォローしていこうというような考え方も今進められているのが実態かと思いますけど、この辺につきましては、当局はどのような調査・認識をされているか、ちょっとお聞きしたいと思います。


 とりあえず2点ほどお願いします。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


○町長(江戸 滿君) 最初の現状の中で町が市町村の保険に入っている。それから、そのほかにも活動団体が別な保険に入っておると。いわゆるそこに重複があって、あまり有効性という観点から、もっと考えるところがあるんじゃないかというような御意見だったと思いますが、先ほど申しましたように、いわゆる町村会の保険と、それから活動団体がその活動団体の性格において入っている保険の性格が違うわけでありまして、町村会保険というのは、あくまでも保険という名前はついておりますが、例えばけがをして通院をして幾らかかったからどれだけ保障するというような性格よりも、そういう場合のお見舞い的な性格、いわゆる保険という名称ですが、内容は見舞金という性格のものが出てくるというような保険でありますので、一方の活動団体において入っている保険と性格が違うところがありますので、その辺は今後、重複しないよりいい方法があるのかということは、さらに詰めるところがあると思いますが、性格が違うということを理解していただきたいと思います。したがいまして、そういう点において、効果的じゃないとか、あるいは重複しているということには決して当たらないんじゃないかというふうに理解をしております。


 それから、保険の周知のことでありますが、これにつきましては、今、御意見のようなことがあれば、我々、いろんな機会にもっとより内容等、きちっと周知をするように努めないかんというふうに受けとめております。


   〔1番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 千田成年君。


○1番(千田成年君) ありがとうございました。


 あと1点ほどちょっとお聞きしたいと思いますけど、御承知のように、愛知県の知多市では、平成15年よりまちづくり保険というのが導入されました。これは知多市の場合ですと、世帯数が3万強、人口にしまして8万3,500人という規模の市でありますけど、市としての予算的見積もりとしては400万切っている程度かと思いますが、この内容も私ちょっと目を通しましたけど、今の扶桑町に当てはめた場合の町村会保険の中でカバーされている部分以外の活動、さまざまな活動も総括的に含まれると。いわゆる住民活動本意の保障を見ているというような保険でないかと思うわけです。人口が8万3,500人ぐらいの中で、実際、それじゃあ1年間にどれぐらいの給付があったかといえば、約60件だろうかと記憶しておりますけど、一つ、知多市が導入したまちづくり保険というものの実態が、果たしてそれじゃあ即、全部扶桑町に適応していけるものかという問題はあるかと思いますが、これからやはり19年以降、機構改革、大きな見直しの中で、冒頭に町長もおっしゃっていましたように、住民力の活力ある向上へという中で、やはり参考にすべき点は多々あると思いますので、その辺につきまして、一言コメントをいただきたいと思います。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


○町長(江戸 滿君) 知多市がまちづくり保険というようなことをやっているということは私も聞いてはおります。が、しかし、細かくは率直には承知していませんので、あまり不的確なことを申し上げてもどうかと思いますが、多分、通常の保険、すなわち内容的に言いますと、傷害とかがありましたら、あるいは入院等がありましたら、その内容に適応した保障をできるというような、まず性格的にはそういうものだろうと。それからもう一つは、それを全市民対象にやっているというところがある。あと不明なところは、本来、いわゆる活動実態において、その活動が何であるかという性格が行政との関連においてはきちっと整理されなければいけないし、それが問われなければいけない。しかし、その辺がどうなのかということは、私の一つの疑問点というか、正確に把握していないところであります。しかし、件数的に見ますと、若干その点がはっきりしていない部分が感ぜられるなあという印象は持っておりまして、それは大事な点であります。それからもう一つ、この種のことをやりますときに、いわゆる保険会社が全部受け持ってという仕組み、これがあればいいんですけれども、何らかにそういうために行政がそこに手続とか、いわゆる窓口業務に携わるとなりますと、必ず人件費がかかってきますので、その辺もどうなのかなあというような思いがございます。したがいまして、今申し上げましたような点をも、これらの制度のときにはしっかり詰めなきゃいかんだろうと、逆にそういうふうに思っています。


   〔1番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 千田成年君。


○1番(千田成年君) ありがとうございました。


 あと質問はいたしませんが、とりあえず町長も、基本姿勢の中で共感できるまちづくりということは常々おっしゃってみえます。私も同感であります。そうした中で、やはり今回こうした住民活動の推進とかいうものについての新たな条例が上程された中で、来年以降、特にこの保険の部分につきましてきちっと整理していただきまして、簡素化を図りながら、地域の住民の活動をフォローする安心・安全なインセンティブを構築していただけるようなことを要望しまして、質問とさせていただきます。ありがとうございました。


○議長(江口勝敏君) 以上で、千田成年君の質問を終結いたします。


 次の質問者、高木鎬逸君に質問を許します。高木鎬逸君。


   〔18番 高木鎬逸君登壇〕


○18番(高木鎬逸君) 議長の許しを得まして、さきに通告してあります質問をさせていただきます。


 いよいよ秋になってまいりまして、19年度の予算を考えて編成していかないかんという中におきまして、きょうは特に2点ほど、専門的にひとつ質問をさせていただきます。


 初めにでございますが、先ほども伊藤議員から、紀子さんがお産みになったで、日本中が沸いたと。大変おめでたいことだということもございました。そのようなことにつきまして、私は、町長に少子化対策についてお尋ねしたいと思っております。


 ずっと前から、この少子化対策、子どもが産まれんで困った困ったというようなことを申してきましたが、どうしたらこの少子化対策、国でもどこでも、口では少子化対策、少子化対策ということを言っておいても、少しも解消するとか、そのようなものに対して施策を講じてこないということで、大変残念に思っておるところでございます。特に扶桑町といたしましても、少子化対策に向けて一生懸命町長も申されておりまするが、それでは、町長として少子化対策にどのように19年度の予算に向けて取り組まれるか。その辺につきましてお尋ねするものでございます。


 なぜこのように少子化になったがということを申しますと、二、三日前の新聞にもついておったんですわね。子どもを1人育てて、大学まで行きますと2,985万円もかかるんじゃないかというような大きな金額になるし、今、この社会情勢からしても、子どもを産むということは大変なことでございますので、その点につきまして、どうしてもそちらの方が怠ってしまって、少子化になってくるということでございますので、ぜひとも19年度は本町としても、町長は少子化対策にどのように取り組まれますか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。


 いよいよ19年度予算を、これは12月末にこういうことを申しますと、予算を組んでしまったでとてもあかんということですけど、まだ今なら19年度予算をいよいよ12月に向けて組まれるので、そこでひとつすばらしいものを盛り込んでいただくことをお聞かせ願いたいと思います。


 続きまして、今度は同じく来年の予算にも関係してきまするが、般若用水の水系のことでございまするが、それは今から10年ほど前に畑総総合計画ということで、県・国に要望をいたしまして、今の般若用水のバイパス工事が進められてきておるところでございます。大分進んできたんですが、その中において、江南市・県とか、そういうところの約束事でありまする般若水系に貯留池をつくっていかねばならんということになってきておるところでございますが、今なお、この水系には全然、貯留池もつくるような話は、せないかん、せないかんと言ってみえるけれども、なかなかそこまで進んでおりません。ですから、19年度について、貯留池をここにつくるような予算を組まれるか組まれないか、ひとつお聞かせを願いたいと思います。


 現在、畑総計画によりまして、これはバイパス工事でありまして、今、江南市の方からずっと進んでまいりまして、いよいよ扶桑町の方にも入ってくるところでございまするが、私、かねがねずうっと申しておりますが、県とか国の予算をもらって行う工事でありますが、今後、この工事につきましても、50%が国から来る、あと県、それから扶桑町からずっと出すんですけど、せっかくすばらしい水害を食わんという工事を行うに当たって、本当に住民が、いやあ、すばらしいものをやっていただいた、本当によかったなあというような工事を私はしていただきたいと思います。ただ、県とか国が言うだけのことで、そのような工事ではだめですので、住民が、お金をかけて本当によかったなあと。水害も出んようになった、般若水系でも本当にそうなったというような工事をひとつ願うものでございます。ですから、この般若水系におきまして来年度の貯留池はつくられるのか、やられるかやられないかをひとつお尋ねするものであります。よろしくお願いいたします。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


   〔町長 江戸 滿君登壇〕


○町長(江戸 滿君) 高木議員の御質問にお答え申し上げますが、最初に、19年度予算編成に当たって、少子化の観点からどう考えているのかということでございます。そのためには、少子化という非常に大きな問題に対してどう考えるのかということがベースにあると思いますので、そのあたりからお答え申し上げたいと思います。


 我が国の合計特殊出生率は平成17年に1.25まで低下をしまして、高齢化率の進展と相まって、人口が減少する傾向になってきました。この少子化問題は、他の問題と異なりまして、その成果や影響が今すぐ目の前に見えないだけに、大変難しい問題だと考えております。一方、少子化との関連における労働力人口の減少の問題、社会保障負担の増の点、経済や社会の活力に与える影響などについて推察しますと、この少子化問題は国を挙げて真剣に対応すべき重要な課題だというふうに考えております。


 少子化の原因につきまして、結婚年齢の上昇、生涯独身者数の増加、あるいは一夫婦当たりの出生児数の減少などが挙げられております。その背景には、一昔前は、子どもは家の仕事の一部の担い手であったと思いますし、しかし、今はそのような姿はなくなっています。また、一昔前は、女性は家庭を守って子育てに専念をする。そしてまた、祖父母が子育ての面倒を見るという姿が普通であった時代もありました。しかし、今は核家族化、あるいは女性の社会進出によりまして、そういう姿が崩れてしまいました。このように、社会の変化や人々の家庭や人生に対する考え方、いわゆる価値観、あるいは個人の内面的な問題の変化が、前に申しました少子化の要因の背後にあるものと思っております。したがいまして、この少子化問題は極めて根の深い治療の難しい問題だととらえております。


 対策としまして、国においては次世代育成支援対策推進法や少子化社会対策基本法を制定するなど、また地方自治体におきましても、これらの法の趣旨をくみ、可能なさまざまな施策を講じておりますが、統計の数字としましては、はっきりと見える形での効果が上がっていないというのが事実であると思います。少子化は結婚や出産という個人の生き方に関する問題だけに、施策の効果を判断することは容易なことではありません。が、その対策は、安心して子どもを産み育てやすい環境や条件を整えることではないかと考えます。例えば、結婚して出産しても働き続けられるような条件、あるいは労働条件を改善しまして、費用負担を軽減するような方向を求めるというような、例えばそういうことではないかと思います。私は、少子化問題は国の存立に関する重要な問題であると認識しております。したがいまして、まずこういう認識からいきますれば、国とか政治が、例えばフランスの税制上の措置をとっているなどのような抜本的な施策を講ずることだと思います。そういうような中で、地方自治体は、国の仕組みとか制度を有効に生かすとともに、地域実情も勘案しまして、身近できめ細かな施策に努めるということが必要ではないかと考えておるわけであります。


 今申し上げましたような、このような考え方の中で、現行町におきましてもいろんな対策を実施しておりますので、そのような実施の実態をもさらに検討して、そうして予算編成に努めていきたいというふうに思ってございますので、御理解を賜りたいと思います。


 次に、般若用水の水系の調節池についてでございます。


 畑地帯の総合土地改良事業は、用排水路改修、農道整備など、多岐にわたる総合防災事業であります。この畑総事業は、平成5年度から開始をしまして、平成19年度に終了となります。平成17年度までに農道の整備事業などは完了し、本年度は般若用水の改修工事を、江南市内400メートルと小淵排水路の改修工事900メートル、江南市内で用水路工事300メートルが予定されております。しかし、扶桑町地内の般若用水の改修は未着工でありますので、平成20年度以降に担い手型の事業として新たに事業を起こし、工事を継続していく予定でございます。


 御質問の調節池につきましては、般若用水の改修を考えたとき、下流江南地内の湛水防除事業計画や青木川の放水路計画などと整合を図り定められたものでありまして、施工しなければならないと思います。江南市におきましても、2.78トン/秒の調節池が義務づけられており、平成16年4月より稼動しております。これは名古屋・江南線と般若川との交差点付近に設置をされているわけであります。それから、扶桑町地内におきましては、排水路は小淵排水路が毎秒2.35トンです。般若用水は毎秒3.45トンというふうに定められ、般若用水に毎秒0.9トンの調節池を設けることとされております。平成15年度に基礎調査を行った結果、愛岐大橋線の上流部に5,000平米の用地を確保していく必要があることが判明しております。総事業費は、排水機場を備えた調節池を整備するものとしまして、3億円と推定しております。農林水産省関係の補助交付を受けることはできませんので、国土交通省関係の補助、あるいは愛知県の補助を受ける事業を推進したいと考えまして、一宮建設事務所とともに調査をしております。しかし、現在残念ながら河川局の補助制度では用地費の補助を受けることが難しいことがわかってまいりましたので、このため、他の部局の補助も視野に入れながら、事業の推進に向けて調査・研究してまいりたいと存じておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。


   〔18番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 高木鎬逸君。


○18番(高木鎬逸君) 少子化につきましては、これは大変難しいことを私が質問して申しわけございませんけれども、そんなことを言っておってもいけませんが、国とかそこら辺のところは施策が即わかりますが、今聞きますと、来年に向けて多少なりともというような話を聞きましたが、なぜ私こういうことをまた申すかというと、この前も申しましたが、老人の家庭訪問とか、そういうものなんかが切られると800万も助かると。その分だけでも今の少子化の方に、3子が産まれた場合には、今、3子といったら年間そう何人もいないですので、10万円ずつ出しても、100人産まれても1,000万ということですので、そのようなものをお祝い金として、町長が3子が産まれたときに家庭訪問されて、扶桑町はそれだけ少子化、本当にお宅はおめでとうございましたと言って、それだけ持ってでも訪問していただくと、あっ、さすが扶桑町はすばらしいということになりますので、そういう点もひとつ私は考えていったらいいんじゃないかと思うんですわ。私、厚生部長にもこの間言ったんですけど、おまさん、切ることばかり勘考してりゃあ、切ることばっか切りゃあて、それに対して、この少子化の方へ向けて今のを行ったということなら、皆さんも大変嬉しがられると思うんです。ですから、あれほど子どもさんが産まれれば、本当に皆さん嬉しがられる。大変お喜ばしいことと言われるので、子どもさんが産まれたところへ扶桑町の町長が一言かけていただければ、あれは本当に私、嬉しがられると思うんですわね。扶桑町の一番偉い方が、お宅のお子さんが産まれたで本当におめでたいなあと言って、代理でもいいで、厚生部長がお祝い金の10万円も持ってきたということなら、その気持ちで、後で2,900万も育てるのにお金がかかっても、それは忘れてでも、子どもは本当にまたひとつ産まないかんなというふうな感じになるので、やっぱり人間は本当に気持ちじゃないかというふうに思いますので、あんまり切ることを考えずに、こちらの方へもひとつ予算をつけて、そう大したお金じゃないと思うんですわ。人間、気持ちだと思いますので、町長ひとつ19年から3子が産まれたら10万円ぐらい持って、ひとつ条例をつくっていただいて、お祝いに上がったら、本当に皆さん嬉しがられると思いますけど、町長どうですか。いかがですかね、その点。ひとつそういうふうに思います。


 それから、般若用水のあれですけど、大変お金が3億もかかることですので、ほかの補助金がどんどんとつくとこがないもんですので、今大変苦慮してみえると思うんですけど、これはやっぱり下の方の江南市の方の関係からなんかで、上で水をためないかんということですので、ぜひともこの辺のこともひとつきちっとやるだけのことはやっていただかんと、私が思うのは、般若用水、小淵排水も現在工事を行ってみえるけど、こういうことをやっていただけんもんだで、現在ある水路へ小さいものをつくることになっちゃう。江南市の方から規制がかかっちゃって、水をよこしていかんということで、きのうも来てみえてあれなんですけれども。そういうふうで、扶桑町がきちっとしたものをやらんもんだで、上の方で水を来させんようにということで、排水対策なんかでも本当に今、大変地元としては困っておるんですが、小さなものを暗渠で埋めてしまって、今より小さいものになっちゃうんです。そんなことになったら、先ほども申しましたけれども、こういうものをきちっと整備して、上流なら上流のものをきちっとした下流の方へ説明していかんと、今現在、そういうのが来ておるので、その辺はきちっと私、やっていただかないかんというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。


 それで、先ほどの少子化対策なんですけれども、これは本当に難しいことですわ。1.2人しか産まれないということですけれども、この間もほかの介護をやっていただける人も、老人の人なんかでも言ってみえたんですけれども、年食えば、そういうところへ入れば介護保険でやれるで、そう心配することないで、子どものことはそう大したことないと、この間、私にも言われたんですわ。私、言ったんですわ。だれが今の年食って、年々日本中で、きのうも介護保険のやつをやっておったんですけれども、何十万人という方がどんどん毎年ふえてきてしまうと。だれがこれを見るんだと。子どもが全然産まれなんだら、見てくれる人はおらへんじゃないかと。幾ら金をためたってあかんよといって話したら、そこまで勘考しておらんと言ってみえたんだけど、そういう安易なつもりでみえるので、本当にこれ、今後日本におきましても大変なことだということで、この間もテレビでもやっておったんですけれども、フィリピンへ年食ったら行こうかと。あちらへ行くと、あちらの方で面倒を見てくれるで、年金だけでやれるというようなことになったら、本当に日本のことは大変ですので、やはり国がようやらなんだら、地元から、足元からまず少子化に対して本当に取り組んでいただかなあかんというふうに思いますので、町長、ひとつ張り切って、19年度予算に向けて、何か一つ気持ちで打ち出していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


○町長(江戸 滿君) まず最初に、少子化対策との関連で、具体的には3子が産まれたら10万ぐらいのお祝い金をやったらどうかというようなことでございます。これも一つの対策の考え方だろうと思います。あるいはまた、これは祝い金ですから、それを受け取られる方は、議員言われるように大変喜ばれるというようなことも推察できますし、そういうことは一般的に言えば悪いことで決してないとは思いますが、ただ、先ほどから申し上げていますように、少子化、いわゆるもっと具体的には、子どもを産もうという気持ち、あるいはそれを愛し育てようというようなところはなかなか難しいところ、あるいは根の深いところがあると思うんで、いわゆるいろんな方策が必要なんでしょうけど、また、いろんな角度からの策が総合されることが必要なんでしょうけど、しかし3子にお祝いを上げようということが本当に、その人にとっては喜ばしいんですが、全体の少子化という点におけるインセンティブというんですか、いわゆる気持ちの動機につながるのかどうかというようなことを考えますと、甚だ難しい問題だなあというふうに思うわけであります。


 それから、般若関係で用水の問題ですけれど、基本的には、もう議員十分御承知と思いますけれども、この事業は国とか県が関連をしておる事業でありますし、同時に、そうでありますから、いわゆる用水関係全体、総合的な角度からいろいろ検討し、また個別の、ある般若なら般若用水にとりましても、流量等におきましても、それを専門的な観点から検討を積み重ねて計画されていると、こう見るのが普通ではないかと思っておりますので、その辺の御理解も十分賜りたいなというふうにお願いするわけであります。


 最後に、19年度の予算編成、なかんずくそこにおける少子化対策といいますか、そういう点でございますが、これは大事なことでありますので、先ほど申し上げましたとおり、町におきましては、町の実情の中で可能なものを努力していくと。なおかつ、それが本当に有効なお金になるのかということもよく考えてやっていくということに尽きるわけでありまして、そういう気持ちで取り組んでいきたいと存じております。


   〔18番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 高木鎬逸君。


○18番(高木鎬逸君) 一つ確認させてもらっておきますけど、この貯留池は19年度に行うのはちょっと無理だということを聞いておけばよろしいですね。


 それから、少子化に対しては、ほかの方策でも何か努力して考えていくということを聞きましたけれども、その辺につきまして、具体的なものとは言わないですけれども、何かひとつ考えていくということで確認させていただきますけど、どうですか。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


○町長(江戸 滿君) 19年度の予算編成に少子化で具体的に何を考えているかというのは、直截的なお尋ねと思いますが、今から予算編成は入るところでありますので、先ほど申し上げましたように、そういうことは大事であるという前提、考えのもとにいろいろ議論を進め、具体化していきたいなあというのが現状の率直なところであります。


   〔18番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 高木鎬逸君。


○18番(高木鎬逸君) 19年度に貯留池はちょっと無理だということですね。よろしいですか、そういうふうで。


○議長(江口勝敏君) 関経済建設部長。


○経済建設部長(関 芳雄君) 調整池設置の関係でございますが、今、私ども事務当局として考えておりますのは、19年度に調査費等をお願いしたいと。それをもとにして、先ほど言いましたように、最終的には5,000平米の用地取得という問題もございますし、あるいは排水機場を備えて云々とか、いろいろ条件がございますので、そういった面も含めまして、流域的な調査だとかボーリングの調査だとか、種々やった、そのいろんな調査費を19年度はお願いしていきたいと。その後に3年計画ぐらいでおおむね用地取得等々を考えていきたいというふうに、財政当局にはこれからお願いをしていきたいという状況でございます。


   〔18番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 高木鎬逸君。


○18番(高木鎬逸君) 大変わかりましたが、少子化ですが、町長さん。予算、金がそんなふうにあれだとおっしゃれば、こういうことなんか私いいと思うんですわね。赤ちゃんが産まれるでしょう。そうすると「江戸 滿町長、おめでとう」という色紙なんかでも1軒1軒上げたら、本当に私は嬉しがられると思いますよ。この子を大切におめでとうと、こういうふうなら、江戸 滿扶桑町長というと、あっ、町長からこんなふうに祝ってもらえたということですので……。


   〔「売名行為やな」との声あり〕


○18番(高木鎬逸君) ええ、売名行為と言えば、そういう点もありますけれども、そういうことをひとつ勘考してでも、なるべく努力していただきたいと思います。終わります。


○議長(江口勝敏君) 以上で、高木鎬逸君の質問を終結いたします。


 ここで議事の都合上、暫時休憩いたします。11時10分まで休憩させていただきます。


              午前10時56分 休憩








              午前11時10分 再開


○議長(江口勝敏君) それでは、休憩を閉じ会議を続けます。


 次の質問者、近藤泰樹君に質問を許します。近藤泰樹君。


   〔5番 近藤泰樹君登壇〕


○5番(近藤泰樹君) 議長のお許しをいただき、さきに通告いたしました点について質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


 21世紀を迎えた現在、私たちは本格的な少子・高齢化社会の到来による生産年齢人口の割合減少など、社会の大きな変革に直面をしています。このような状況のもと、地域づくりにおいても、地方分権の推進や資源循環型社会の構築、福祉社会の充実などといったことが求められており、地域づくりそのものに対する考え方も大きな転換期を迎えてきております。経済の流れが大きく向きを変えて新たなまちづくりが強く求められている今日、地域づくりはまず資源の再開発からとも言われており、地域の遺伝子に再び光を当て、地域固有の文化を復元することで地域の顔のつくり直しを図り、地域に活力を呼び戻したいと考える次第です。


 現在、行政においても自立できるまちを目指して、町の活性化を模索しながら行財政改革の推進を図っておられるところでもあります。そのきっかけになればと思い、平成17年12月議会の折にも一般質問をさせていただきました道の駅構想という発想は、地域活性化の交流の拠点と位置づけて、この社会変革の波に対応していったらどうかと提案いたしました。ことし4月24日には町民が待ち望んでおりました愛岐大橋線が全線開通し、尾張北部地域の産業経済や文化の発展に大きく貢献されることであると考えております。また、流通のかなめの国道41号線沿いとあわせて、地域活性化の第一歩として交流の拠点施設をつくったらどうかということをいつも考えております。今すぐに道の駅を設置するということは難しいかもしれませんが、地域活性化の起爆剤として、扶桑ならではの特産品の販売や野菜等々の朝市開催を活性化の核として位置づけ、地域の連携及び地産地消の後押しをするためにも、仮設販売所を設置して、試験的にも実施してみたらどうでしょうか。住民参画、住民との協働をコンセプトとして掲げられておられる江戸町長の考え方には私としても賛同するものであり、参加と連携の地域づくりは、その地域にしかない地域資源を大切にし、地域の自発的な活動により魅力ある地域づくりの目標を掲げ、とにかく始めてみる、みんなで動いてみるの精神のもと、まずみんなで考え、動いて、元気のあるまちにしていこうではありませんか。そのためにも、地域活性化の核として、例えば地産地消の考えのもと、道の駅構想を念頭に置き、地域活性化の交流拠点施設設置に向けて総合的に新総合計画の中で位置づけていただくとともに、まず動いてみるを念頭に、仮設販売所等の設置を検討される価値は十分あると思います。


 そこで、質問です。


 一つ目は、扶桑町内で朝市を開催している事業所の現状をお聞かせください。


 二つ目は、平成18年3月議会に出された特産物新商品開発分析事業の推移をお聞かせください。


 三つ目は、町内で特産物、名産物、扶桑町ならではの産物、これから開発しようとしている産物など、どの程度把握してみえますか、お聞かせください。


 四つ目は、仮設販売所等の設置について、町長のお考えをお聞かせください。


 以上、4点について質問をいたします。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


   〔町長 江戸 滿君登壇〕


○町長(江戸 滿君) 近藤議員の質問にお答えを申し上げます。


 地域づくりの一環としての活性化をねらいとして、交流拠点施設の設置についていかがかというのが本旨でありまして、それに関連しまして、まず最初に朝市の現状につきましては、御承知のとおりでありますが、町内の朝市会場は、現在、高雄地区では週2回、JAの愛知北扶桑支店駐車場において、JAの扶桑女性部によるふれあい青空市、毎週日曜日、扶桑朝市緑の会による山那地区の扶桑日曜朝市、それから毎週土曜日、斎藤地区のコミュニティ推進協議会による斎藤地区のふれあい土曜朝市、この3ヵ所で開催されております。これらにつきましては、地域の農家の方、あるいは住民の交流の場となっておりますし、地域の住民の方への安心・安全な野菜の供給ともなっております。すばらしい姿であると存じております。


 それからまた、具体的事項として、守口大根の研究の状況でございますが、これにつきましては、平成18年度において、扶桑町守口大根漬物組合に対しまして、お認めをいただいて補助金としての名目で新商品開発分析委託費として予算措置を設けております。12月に守口大根の収穫がありますので、これを受けて、新商品の開発データの分析に入ります。その内容につきましては、水分、あるいはたんぱく質、食物繊維などの16項目の含有率を調査した上で、どのような商品に適しているのか、県の農業改良普及課とも相談をしながら研究をしていく予定でございます。


 これらを含めまして、仮設販売所の設置でございますが、現在、朝市を開催している3団体の実情、関係もありますので、意見を聞きながら、販売所の設置が、また法的な観点からも検討を必要とします。いわゆる遊休地等の利用などについても研究をしていきたいと思います。


 現在、扶桑町の特産品的な内容もございましたが、承知しているものとしましては、主に山那地区の農家が集まってやっておられますタンポポの会が、ゴボウの味噌漬けや守口大根のサワー漬けに取り組んでおられます。また、町内の洋菓子店では、守口漬けを利用したケーキを販売しておられます。今後はこれらのものにつきましても、守口大根のように町の特産品となるような販路の開拓に努めていく必要があると考えております。いずれにしましても、この種類の内容につきましては、やはり住民の熱意といいますか、あるいは芽といいますか、そういうものと行政の努力とがよくかみ合うことが大事であると思いますので、その辺を念頭に置きたいと思っております。以上です。


   〔5番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 近藤泰樹君。


○5番(近藤泰樹君) 先ほど済みませんでした。通告させていただいた点、3点でしたけれども、四つのことを聞いたという形になりましたけれども、関連したことであるからいいかなと思ったもんですから、どうも申しわけありませんでした。


 それでは、再質問をさせていただきます。


 それぞれお答えをいただき、ありがとうございました。先ほど伊藤さんの質問と重複するところがあるかもしれませんけれども、御勘弁を願いたいと思います。地域活性化において、地元の特産品というものは大きな役割を持っていると思います。これは町長さん初め皆さんも御承知と思いますけれども、現在、我が町の名産である守口大根は、生産者の高齢化、担い手不足、漬物離れから苦戦をしていると思われます。木曽川の清流ではぐくまれた守口大根は、50年余年にわたり、この扶桑町で根づいた唯一と言っていいほどの特産品です。しかし、生産と消費は常に密接な関係であることは重要なことであり、このような状態が続くようであれば、非常に深刻な状態になると懸念されます。そこで、扶桑町として、守口大根を初めとする特産物振興に対して、そのブランド力の向上などに今後どのように関与していかれるのか、お聞かせください。


 それからまた、地域農業の担い手として、農協との連携をどのようにお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。


 この2点、お願いいたします。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


○町長(江戸 滿君) ブランドの拡大といいますか、そういう点、あるいは今、開発というか、皆さん努力しております、そういうものの育て方というようなことについてでございますけれど、これは生産者の皆さん、あるいは努力されているグループ等の皆さん、また、それらの内容に深いかかわりのあるいわゆる農協等、関連のところとよく密接に連携し合い、また意見交換して、その中で町としてやるべき策を努力していくと、そういうことに考えております。


   〔5番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 近藤泰樹君。


○5番(近藤泰樹君) ありがとうございました。


 先日、経済建設委員会の方で視察報告書を出されましたので、それを読ませてもらいました。その中に、高知県須崎市の道の駅を視察されて、運営状況などが報告されていました。経済建設委員会の皆さんも、扶桑町を活性化するために何とかしなくてはとの思いが、そういう視察という形になったんではないかなと思いまして、感銘いたしました。扶桑町と須崎市とでは比べ物にならないかもわかりませんが、皆さんの英知を集結し、やる気をもって扶桑町が活気あるまちづくりを構築されるよう、みんなで努力していこうではありませんか。これで質問を終わらせていただきます。


○議長(江口勝敏君) 以上で、近藤泰樹君の質問を終結いたします。


 次の質問者、新井三郎君に質問を許します。新井三郎君。


   〔14番 新井三郎君登壇〕


○14番(新井三郎君) 議長のお許しを得ましたので、さきに通告申し上げました2項目について、一般質問をさせていただきたいと思います。第1日目の最後の質問になりますので、簡潔にいきたいと思います。


 1項目めについては、空き家の管理状況について御質問をしたいと思います。


 8月の後半に他府県で空き家における負傷事件が新聞の紙面に記載されていたのを記録しております。また、南山那区の空き家では、子どもの火遊びが地区の方に発見されて、大事に至らなかったことがあります。先般、南山名地区の前ノ浦の地元から、空き家については以前から心配しているが、防火・防犯の面はどうなっているかと問いただされたことがあります。空き家の現地を見る限り、庭先は雑草が生い茂り、空き家には各ガラス戸、玄関戸もなく、いつでも出入りできる危険な状態にさらされております。こんなことで、総務課や消防本部を訪ねたことがありますが、1点目は、町内には現在、明らかに空き対象となっているのは何軒ほどあるのか、お聞きしたいと思います。


 2点目は、これらの空き家は、防火関連は消防本部、防犯関連は町と犬山署とが対応していると思われますが、これらの空き家管理の対応はどうなっているのか、お聞きしたいと思います。地元の空き家を見る限りは荒れ放題。空き家にした事情はいろいろあると思いますが、防犯・防火を考えると、その家主には放置状態にしないよう厳しく対応していただくことをお願いしたいと思っております。


 2項目めは、訪問治療について御質問したいと思います。


 広報ふそう誌には、「くらしの掲示板」で町民の皆さんに知っていただき、時にはその情報で休日診療当直医院を知ることがあります。


 1点目は、居宅介護を対象にした人たちは、これまで家族の付き添いで医科や歯科へ出向いて治療を受けることが多いと思われます。逆に、訪問治療を受ける利用度というのは、もし把握できるものでしたら、お聞きしたいと思っております。


 2点目は、医療関係は訪問治療は意外と受けていると思いますけれども、特にここでは訪問歯科治療、口腔衛生指導等は一般的には知られていないと思います。今、愛知県の歯科医師会では、歯科も往診してくれるそうです。こうした訪問治療を受けるには、歯科医院を初め、歯科医、保健センター、保健所などが相談に乗ってくれると思っております。ぜひとも居宅介護を受ける人たちには、こうした広報ふそう誌を通じて協力体制ができないかお聞きして、以上で質問を終わりたいと思います。


○議長(江口勝敏君) 江戸町長。


   〔町長 江戸 滿君登壇〕


○町長(江戸 滿君) 新井議員の御質問にお答え申し上げます。


 空き家の状況でございますが、平成16年10月現在の調査時点においての空き家の軒数は75軒でございます。そのうち管理されていない状態のものは11軒でございます。また、そのうち空き家への出入りが可能な軒数は7軒でございます。管理されていない空き家11軒に対しましては、丹羽広域事務組合火災予防条例の第24条に基づきまして、丹羽消防署より適正に管理すべく、電話・文書にて ─ 今までの件数としましては電話が2件、文書が9件でございますが ─ 適正管理するよう指導しております。なお、この申し上げました調査は、随時調査のほかに定期の調査をやっておりまして、この定期の調査は3年ごとに実施していますことを御理解賜りたいと思います。町としましては、現在もそうでございますが、今後も丹羽消防署とよく連携をしまして、全般状況を把握するとともに、個々に生起する事態には適切な指導と対応をしていきたいと存じております。


 次に、訪問治療についてでございますが、医療機関に通院したくてもできない寝たきりの高齢者の方がおられます。そのような方には、医師による往診や、そのほかに歯科医師による訪問歯科も行われております。訪問歯科につきましては、医療保険に基づく訪問歯科診療や、介護保険において通院が困難な要介護者の自宅を訪問し、心身の状況や環境などを把握して、療養上の管理及び指導を行う居宅療養管理指導が行われております。訪問歯科診療は、平成17年の実績で扶桑町では在宅が10名、扶桑苑などの施設が30名、合計40名の方の利用がありました。その内容としましては、義歯の作成・修理・調整を初め、除石や口腔のケアなどで、利用者としてはおおむね60歳以上の方が利用されておられます。また、町の老人保健事業の中で口腔衛生指導として、教室、相談事業も実施しております。口腔衛生指導教室としては、宅老の事業や老人クラブなどで実施をし、延べ3回、22名の利用がございます。相談事業としましては、福祉センターなどの施設で開催を実施し、延べ17回、83名が利用をされておられます。これらの口腔衛生指導の教室、相談事業の際には、治療が必要な方につきましては医療機関での治療を勧めるなど、それぞれが補完・連携できるよう協力しながら事業を実施しております。今後も事業の推進に努めていきたいと存じております。


   〔14番議員挙手〕


○議長(江口勝敏君) 新井三郎君。


○14番(新井三郎君) 御回答に対して、2点ばかり御要望させていただいて、終わりたいと思います。


 一つは、先ほどの空き家についてでございますが、地元で見る限りは、全くそのままの放置状態ということですので、今後は、こういった定期的に見回りながら空き家の管理をされるということですので、ぜひとも、ある程度は立ち入り禁止等の表示等ができればお願いしたいなあと。できるところはしていただきたいと、こう思っております。


 それから、2点目の訪問治療については、医科・歯科についてははっきりと「くらしの掲示板」の中でも載っておりますけれど、自分たちで出向いてということはあるんですが、訪問治療をしていただくということは意外と知られていないと思いますので、この辺につきましては、ぜひともまた機会がありましたら、広報ふそう誌等に載せていただくようにお願いして、終わりたいと思います。以上です。


○議長(江口勝敏君) 以上で、新井三郎君の質問を終結いたします。


 お諮りいたします。


 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(江口勝敏君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。


 これにて延会いたします。


              午前11時37分 延会