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愛知県 稲沢市

平成19年第 1回 2月臨時会−02月05日-01号




平成19年第 1回 2月臨時会
    議 事 日 程 (第1号)
                      2月5日(月曜日)午前9時30分 開議

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期の決定
 第3 同意案第1号 助役の選任について

出 席 議 員(58名)
   議席番号     氏   名         議席番号     氏   名
     1番    鈴 木   洋          2番    矢 野 滿 子
     3番    渡 邉 和 明          4番    曽我部 博 隆
     5番    渡 辺 泰 子          6番    安 部 勝 士
     7番    茶 原 孝 子          8番    渡 辺 幸 保
     9番    星 野 俊 次         10番    杤 本 敏 子
    11番    加 藤 錠司郎         12番    杉 山 茂 和
    13番    梶 浦 日出夫         14番    酒 井 律 治
    15番    石 田 正 俊         16番    天 野   晋
    17番    吉 川 隆 之         18番    川 合 正 剛
    19番    栗 田 文 雄         20番    山 田 一 己
    21番    長 屋 宗 正         23番    玉 田 欽 也
    24番    今 井 公 平         25番    出 口 勝 実
    26番    中 谷 弘 次         27番    下り松 良 紀
    28番    黒 田 幸 雄         29番    近 藤 正 春
    30番    橋 本 陸 男         31番    山 ? 信 義
    32番    正 村 洋 右         34番    山 田 宗 廣
    35番    箕 浦 敞 夫         36番    桜 木 琢 磨
    37番    恒 川 宣 彦         38番    津 坂 茂 雄
    39番    山 田 武 夫         40番    渡 辺   菱
    41番    野 村 英 治         42番    石 田 良 則
    43番    仙 石   稔         44番    大河内   明
    45番    加 賀 盛 勝         46番    飯 田 辰 男
    47番    石 田   茂         48番    安 井 利 彦
    49番    服 部   猛         50番    平 野 寛 和
    51番    竹 内 義 一         52番    日 比 三 郎
    53番    古 山 靖 夫         54番    光 田   弘
    55番    内 藤 和 秀         56番    平 手 久 志
    57番    服 部 開 一         58番    松 田 俊 彦
    59番    飯 田 瑛 一         60番    坂 上 国 弘

欠 席 議 員(なし)

欠     番
    22番    33番

地方自治法第121条の規定により出席を求めた者
  市     長  大 野 紀 明       収  入  役  大 木 和 也
  教  育  長  服 部 義 逸       市長公室長    平 山 隆 義
  総 務 部 長  森   正 隆       福祉保健部長   安 藤 兼 光
  経済環境部長   斉 場 一 雄       建 設 部 長  太 田 繁 美
  下水道部長    西 部 孝 士       祖父江支所長   塚 本 義 勝
  平和支所長    横 井 彰 夫       市民病院事務局長 魚 住 文 明
  教 育 部 長  吉 田 哲 夫       消  防  長  渡 辺 義 憲
  人 事 課 長  山 内 教 義       総 務 課 長  木 村 勝 美

議会事務局職員出席者
  議会事務局長   渡 辺   肇       議会事務局次長  野 村   一
  議事課主幹    岡 村 辰次郎       議事課主幹    斉 藤 達 誠
  議事課副主幹   近 藤 宗 明       議事課主査    森     章
  議事課書記    長 崎 義 貴



                                午前9時30分 開会
○議長(服部開一君)
 おはようございます。
 ただいまから平成19年第1回稲沢市議会2月臨時会を開会いたします。
 ただいまの出席議員は58名でありますので、議会の成立を認めます。
 これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって報告にかえます。
 これより日程に入ります。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において39番 山田武夫君及び 40番渡辺 菱君を指名いたします。
 次に日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本臨時会の会期は、お手元に配付してあります会期日程のように、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日間と決定いたしました。
 次に日程第3、同意案第1号助役の選任についてを議題といたします。
 市長から提案理由の説明を求めます。
 大野市長。
◎市長(大野紀明君) (登壇)
 皆さん、おはようございます。
 平成19年第1回稲沢市議会臨時会の招集に当たりましては、公私とも御多用の折にもかかわりませず、万障お繰り合わせの上、御参集いただきまして、まずもって厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
 私は、昨年12月25日、市民の皆様を初め各方面の方々の温かい御厚情と御支援を賜りまして、現在、1ヵ月余でございますが、その重責をひしひしと感じながら市政に携わらせていただいております。合併後の新生稲沢市の均衡ある発展と安心・安全・元気な稲沢づくりのため、全力を尽くさせていただきます。
 現在、新市建設計画を中心に、平成19年度の予算編成をほぼ終わったところでございます。また、将来の稲沢市の第5次総合計画を策定をさせていただいているところでございます。社会情勢が混沌としておりますが、着実に一歩ずつ前進するよう努力してまいりますので、議員皆様方の格別のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 本日御提案申し上げ、御審議いただきます議案は、同意案1件でございまして、その概要に
つきまして御説明を申し上げます。
 同意案第1号助役の選任につきましては、平成18年9月12日に助役が辞職し、不在のため、その後任として弥富市六條町芝切 171番地7、大木和也氏を選任したいので、地方自治法第 162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
 以上が本日提案申し上げます議案の概要でございますが、詳細につきましては市長公室長から説明をさせていただきますので、よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(服部開一君)
 続いて、部長の説明を求めます。
 平山市長公室長。
◎市長公室長(平山隆義君)
────────────────────────────────────────────
同意案第1号
 助役の選任について
 稲沢市助役に下記の者を選任したいから、地方自治法第 162条の規定により、議会の同意を求める。
 理由 平成18年9月12日に大野紀明氏が辞職し、不在のため
 平成19年2月5日提出
                            稲沢市長 大 野 紀 明
                     記
  ┌────────────────┬─────────┬──────────┐ 
  │   住        所   │  氏   名  │  生 年 月 日  │ 
  ├────────────────┼─────────┼──────────┤ 
  │弥富市六條町芝切 171番地7   │ 大 木 和 也 │ 昭和19年8月28日 │ 
  └────────────────┴─────────┴──────────┘ 
────────────────────────────────────────────
 大木和也氏の略歴を御紹介申し上げます。
 昭和42年3月15日に稲沢市事務員に採用され、昭和46年5月に厚生経済部商工課商工係長、昭和55年10月に総務部企画課長補佐兼企画係長を、昭和57年10月に市民病院事務局経理課長、その後、市民病院事務局総務課長、総務部人事秘書課長、市民部環境交通対策課長、総務部財政課長を歴任され、平成6年4月に総務部次長兼財政課長、平成12年4月に市民病院事務局長を、平成13年4月に総務部長を務められ、平成17年3月2日に稲沢市を退職され、同月3日から稲沢市収入役をされているお方でございます。
 御審議賜り、御同意いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(服部開一君)
 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 曽我部博隆君。
◆4番(曽我部博隆君)
 私はこの点で3点について新市長にお尋ねをしたいと思います。
 その1点は、今回の同意案については、現在の収入役を助役に充てる、こういう提案です。それで、空席になる収入役については今後どうするのか。その考えについて説明をしてもらいたいと思います。
 それとの関係で、二つ目に、収入役については、地方自治法で本人から辞表が提出されて、それに同意をしないと収入役を退職できないという規定になっております。大木収入役からいつ退職願が提出されたのか。そしてその退職は何日付をもっての退職になっているのか、説明をしてもらいたいと思います。
 さらに3点目は、地方自治法の改正で、この4月から助役は自動的に副市長にかわることになります。そして、この副市長については定数をどうするか、その定数を決める条例や、また市長の権限を委譲する場合については、その内容を明らかにしなければならない。副市長については、これまで以上に強力な権限を持つことができるようになりました。こうした助役から副市長に移行するに当たって、定数だとか権限委譲について、大野新市長はどのように考えているのか。今回そうした提案が一切されておりませんけれども、それについての考えを説明してもらいたいと思います。
◎市長(大野紀明君)
 ただいま、曽我部議員さんから御質問がございました。
 1点目の収入役を助役に充てる関係で、収入役についてどうするのかということでございますが、収入役につきましては、地方自治法の改正によりまして4月1日から収入役を廃止いたしまして、会計管理者を置くということでございます。このことについては地方自治法の改正でございまして、収入役については今後も置かないという考え方であります。会計管理者を置く。収入役が18年度じゅうに欠けた場合、そのことについて選任しないことができる旨の経過規定もございまして、この場合については 175条に規定する吏員が収入役の職務を代理するということになっております。4月1日から会計管理者を置きますけれども、この収入役が現在欠ける状況になっておりますけれども、3月31日まで、現在規則で定めておりますけれども、会計課長がこの収入役の職務代理をさせていただくということでございます。
 2点目の収入役の地方自治法上の関係でございますが、本人から申し出があったときに行えるということでございますが、本人からの申し出は1月29日、2月5日付をもって退職したいという辞職願でございましたので、それも受理させていただきました。
 3点目の、4月から、副市長について定数、それから権限はどうするのかということでございます。このことについては、定数は1人とさせていただきます。これは地方自治法上1人ということになっておりまして、それ以外については条例で定める、それも含めて条例で定めることになっておりまして、この件については3月に条例改正をお願いをいたすところでございます。
 また、権限をどうするかということでございますが、この4月1日以降、各市でもいろんな権限をどこまで付与するのかということが議論されておりまして、各市のいろいろ状況を見ながら、私どもの4月1日からの副市長権限については、それらを考慮する中で決めてまいりたい、そのように思っております。以上でございます。
○議長(服部開一君)
 ほかに質疑はございませんか。
 安部勝士君。
◆6番(安部勝士君)
 まず一つは、収入役さんが、議長の退席をお願いしますということもないのに、何も言わずに退席しておりますけれども、こういう役職にある方が勝手に退席していいものかどうか。まず退席がいいのかどうか。普通は人事案件については、その該当者は、退席をお願いしますと、してくださいと議長が言って初めて退席するもんですけれども、稲沢市は勝手に、その案件が出たときには退席するのかどうか。その辺について議長のお答えをお願いしたいと思います。
            (「議長に質問はない」と呼ぶ者あり)
 いや、それはできるの。ちゃんと読んでください。
 次に、まず副市長の問題でありますけれども、助役は4月1日から副市長になります。今、曽我部議員の方からも質問がございましたけれども、非常に権限が強くなって、そして委任の内容は告示しなければなりません。この助役イコール4月1日から副市長となるわけですから、その内容と一体としてこの提案をしないと、やはり副市長になる方が適任かどうか、いろいろな権限が付与されるわけですから、その権限と副市長というのを一体のものとしてとらえて初めて、この条例、選任案というのが私は審議できるんだと思う。助役だけ選任させておいて、権限は後はまだわかりませんと、近隣の状況を見て考えている。これでは余りにも副市長になる方についての議案の提案の仕方としては不十分じゃないかと、このように思いますけれども、新市長はどのように思っているのか、お答え願いたいと思います。
 それと、議会運営委員会では、この2月5日に選任同意を求めるのは、予算をきちっと審議していただきたいと、それに参加していただきたいということで、2月5日に選任をお願いしたいと。私は3月の議会があるわけですから、その当初でも問題ないんじゃないかと、このように議会運営委員会では申し上げておきましたけれども、どうしても2月5日なんだというこ
とでございました。ところが今、大野市長の冒頭のあいさつでは、ほぼ予算は終わっているということであれば、何も2月5日にわざわざ選任をしなくてもいいんじゃないかと。どうして3月ではいけなかったのか、その辺についてもう一度詳しく御説明をお願いします。以上でございます。
◎市長(大野紀明君)
 1点目の助役委任、権限委任の件でございますけれども、この件については18年度中に、助役の場合については4月1日から自動的に副市長になっていくという一つの流れがございます、19年の4月1日から。
 私どもとしては助役の権限、そこのところについて、近隣と申しましたのは、その自治体自治体で決めればいいことでございますけれども、その状況も判断しながら、やはり副市長という初めての職務でありますので、権限を与えるかどうか、そのように考えております。
 また、2月5日の臨時議会でございますけれども、この件については、私が市長に就任させていただいてから、早ければ早い方がいいので、何とかお願いがしたいということであります。このことについて、いろんな諸般の事情がございまして、本日になったわけでございます。なぜかと申しますと、私は市長に就任させていただいて以来、助役不在の中で今日まで精力的に市政運営に尽くさせていただいております。この間、本当に市長の職は大変だということ、朝夜問わず毎日休みなしでやらなければならない。すべてに今、市長が出席しなければならない、そういう状況であります。また事務の相談も、助役がございませんので、全部私の方に見えますので、それらのことについて、私の体をある一方ではいたわってくれと言われておりますし、そんな状況の中で、先ほども言いましたけれども、重責をひしひしと感じております。こんな中で一日も早くお願いがしたいということでございます。
 19年度予算の編成につきましても、私も進めてまいりました。当時の収入役の意見も参考にしながらいろいろ進めてまいりました。この3月議会、これは1年のうちで19年の方向を示す重要な時期でございます。このときにおいて、やはり多くの課題、難題がございます。また、今現在も方針的な決定をしなければならない事項もたくさん残っております。
 こういう重要なときでございますので、一日も早くというのが私の願いでございます。これらのことを、助役というお立場で相談、補佐していただきたい。私もそのように助役時代を務めてまいりましたけれども、やはり支えがあって市長というのは仕事ができる、そういうふうに思っておりまして、よりよい判断を導いていく上にも必要欠くべからざる存在であると、そのように思っております。早急に御選任をお願いいたすものでございます。以上でございます。
○議長(服部開一君)
 ほかに質疑はございませんか。
 安部勝士君。
◆6番(安部勝士君)
 ただいま大野市長の方から答弁がありましたけれども、前服部市長は助役が欠けた後、1人でやっていたんです。あなたがやめたからです。そうでしょう。それをあなたは、今度市長になったら、助役がいなければ大変だ大変だと、そんなことは、あなたは言う資格がないんじゃないですか。私はそう思いますけれども。たかが1ヵ月ですよ、我慢するのは。そういうことを考えたときに、あなたは市長選に立候補するために辞職して、空白期間は服部前市長の方がよっぽど長いじゃないですか。だから、あなたはそういうことを言う資格は私はないだろうと、そのように思いますけれども、どうでしょうか、あなたのお考えは。
 それと、議長に申し上げておきますけれども、僕が聞いたのは、あなたは議場整理権があるわけね。特別職の皆さん方が、あなたの「退席」の言葉がないときに勝手に退席していいんですかと聞いておる。それは、議長はちゃんと答えることができるようになっておりますから、勉強してやってくださいよ。
                (発言する者あり)
 じゃあ今のも、市長でも勝手に退席していいかね、あなたが言わなくとも。だめでしょう。だからそういうことを聞いているの、いいのか悪いのか。はっきり答えてください。答えることができるんです。
                (発言する者あり)
◎市長(大野紀明君)
 実は助役の件について、私の発言といいましょうか、そのことについて再度質問がございました。私にはその助役のお話をする資格がないのではないかという話でございます。このことについては、前の服部市長とお話をさせていただきました。実は前の服部市長は、3期12年の大ベテランでございます。そのことについて御相談も申し上げました。後は私がやる、そのお言葉で私は助役を辞職させていただきました。そんな状況の中で、やはりここへ来て大きな違いは、12年という長きにわたって稲沢市政を運営してみえた服部前市長さん、その方と私とは雲泥の差があると、そのように思っているところでございます。以上です。
○議長(服部開一君)
 ほかに質疑はございませんか。
 栗田文雄君。
◆19番(栗田文雄君)
 市民病院に見えたときに、経理関係の改革をおやりになったということで私は聞いておるんですが、どういう形でどういうふうに持っていっていただいたのか、そのあたり。それともう一つ、一番得意な分野は何かということを教えてください。以上です。
◎市長(大野紀明君)
 今、栗田議員さんの御質問でございますけれども、市民病院で経理の計画を立てられました。大木収入役は市民病院に6年か7年、長きにわたって市民病院で勤めてみえました。そのときに作成されましたのは、私の記憶では、損益分岐点を各診療科目ごとにつくられた、そういうことを伺っております。また、当時は昭和50年代でございますけれども、市民病院が非常に経営が厳しい状況でありまして、日々の資金を毎日借り入れ、毎日返す、そういう繰り返しの事業状態でございました。そんなことを乗り繰っていただいたという立派なお方でございます。
 収入役の得意分野は、一番大きなことは財政運営に秀でてみえる、それから当時、若かりしころは、企画部門で稲沢の総合計画を作成された。また環境交通も仕事をされています。商工もあります。これらの幅広い知識をお持ちの方でございますので、やはり1市2町が合併して、80平方キロという広い分野の中においてはそれぞれのお立場の中で、水道も当然組合関係で行ってみえましたので、そういう稲沢市全域を知ってみえる、そんなことで大木収入役は立派な方だと思っています。
○議長(服部開一君)
 ほかに質疑はございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑もないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております同意案第1号は、会議規則第36条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 これより討論に入ります。
 反対討論の発言を許します。
 曽我部博隆君。
◆4番(曽我部博隆君) (登壇)
 私は、日本共産党を代表いたしまして、同意案第1号助役の選任について、反対の立場から討論をしたいと思います。
 反対する理由の第1は、市長に対するチェック機能である収入役を廃止する、このことを前提にしているという点であります。
 先ほどの議案質疑の中でも明らかになったように、現収入役を助役に抜てきする一方で、収入役については選任しない、こういう説明でした。昨年の地方自治法の改正で、収入役が空席のままになると、この4月からは収入役は自動的に廃止ということになってきます。皆さんも御承知のとおり、収入役制度というのは、近代会計法の原則に従いまして、予算を執行する機関から会計機関を分離するものとして導入された制度であります。すなわち、予算の執行につ
いては普通地方公共団体の長である市長が行い、そして執行に伴う会計事務は収入役が行って、予算の執行が適正だったかどうかをチェックする、このように役割を分担しています。
 収入役は普通地方公共団体の長の補助機関の一つで、長の会計監督権に服するものでありますけれども、その一方で、収入役は当該普通地方公共団体の会計事務をつかさどると。出納、その他の会計事務の執行については独立の権限を有して、会計事務の執行については収入役がその地方公共団体を代表するというように、大変強い権限を与えられています。その収入役が廃止になれば、一体どうなるか。予算の執行と会計事務の権限がすべて市長に集中することになり、市長に対するチェック機能を弱めることになることは明らかであります。
 皆さんも御承知のとおり、最近地方公共団体の長が逮捕されるという不祥事が相次いでいます。これらの事件は、首長の暴走をチェックできなかった、その結果起こったものであります。こうした不祥事を防止するには、チェック機能を充実することが不可欠であります。収入役の廃止はチェック機能を後退させ、不祥事を防止するどころか、不祥事を助長する危険性があります。
 地方自治法改正で、4月から収入役を置くことはできませんけれども、現在収入役がいる場合については、4月以降についても、その任期中に限り収入役として在籍をさせることができます。大木収入役の場合ですと、少なくともあと2年間は収入役としてチェック機能を果たすことができるということです。さらに、収入役を助役に選任すると同時に、新しい収入役をこの2月、3月で選任すれば、今後丸々4年間、収入役として存在し、そしてチェック機能を働かせることができます。こうしたことを考えれば、市長に権限を集中してチェック機能を弱める今回の提案に同意できないのは当然であります。
 さらに付言したいのは、収入役については、地方自治法第 163条のただし書きを準用していませんから、収入役の任期中に市長は一方的に収入役を解職することはできません。そのため、収入役を助役に抜てきするに当たっては、収入役の退職申し立ての提出を受けてから同意案を議会に提出するべきであり、こうした手順を踏まないで助役の選任同意を議会に提出したことは、市長の地方自治法軽視の姿勢を示すもので、大変問題であります。
 反対する第2の理由については、現行の助役制度は、先ほどの質疑でも明らかになりましたけれども、4月から副市長制度に変わります。ところが、その副市長の職務の内容などについて、一切明らかにしないまま議会の同意を求める、このような提案は議会軽視も甚だしいからであります。
 地方自治法の改正で、助役はこの4月から自動的に副市長になります。そして、助役から副市長に変わると何が変わるか。それは第1に、これまで助役の定数は原則1人でありましたけれども、副市長の場合には副市長を何人にするか、定数を条例で決める必要があります。
 また、第2に、副市長は普通公共団体の長の命を受け、政策及び企画をつかさどり、さらに
普通地方公共団体の長の権限に属する一部の事務について、長の委任を受け、その事務を執行するなど、大変強い権限を持つことが認められるようになりました。そのため、助役の選任に当たっては定数を何人にするか、その定数の中で今回提案されている大木さんにどのような役割を果たしてもらうのか。さらに、どのような権限を副市長に移すのか、その権限にふさわしい人かどうか。こういう点も含めて総合的に判断することが、議会には今求められています。
 ところが、副市長の定数も、さらに副市長にどのような権限を委譲するのかも、一切明らかにせずに助役の選任同意を求めることは、全く議会を軽視した態度で、容認することはできません。
 以上の理由で、助役の選任同意に日本共産党として反対するものであります。以上で討論を終わります。
○議長(服部開一君)
 ほかに討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結いたします。
 これより直ちに採決いたします。
 同意案第1号助役の選任については、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
                 (賛成者起立)
 御着席願います。起立多数と認めます。よって、同意案第1号は原案に同意することに決しました。
 この際、大木収入役から発言の申し入れがありますので、これを許可いたします。
 大木収入役。
◎収入役(大木和也君)
 議長さんから発言のお許しが出ましたので、一言ごあいさつを申し上げます。
 ただいまは、助役の選任につきまして、議員皆様方の御理解と温かい御支援によりまして御同意をいただきまして、大変ありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。
 助役は大任でございます。また、重責なことは十分理解をいたしておる次第でございます。もとより浅学非才な私でございますが、微力ではありますが、合併後、誕生いたしました大野市長を支え、山積いたします行政課題に対しまして、真剣に取り組んでまいりたいと存じます。どうか議員の皆様方におかれましては、今後とも御指導、御鞭撻をいただきますよう心からお願いを申し上げまして、御礼のごあいさつといたします。
 本日は大変ありがとうございました。(拍手)
○議長(服部開一君)
 以上で、本臨時会に付議されました議案はすべて議了いたしました。
 市長から発言の申し入れがありますので、これを許可いたします。
 大野市長。
◎市長(大野紀明君) (登壇)
 議長さんから発言のお許しをいただきましたので、お礼のごあいさつをさせていただきます。
 ただいまは助役選任につきまして、議員皆様の御理解により同意案の議決を賜り、まことにありがとうございました。
 合併後の新しい稲沢市、市民病院問題、少子・高齢化によります福祉を初めとした教育、環境、幹線道路の整備など課題は山積しておりますが、行政改革を進める中で私を含めまして職員一丸となって、誇りと愛着の持てるまち稲沢の実現に全力を尽くしてまいりたいと思います。今後とも、一層の議員皆様方の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、御礼のあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(服部開一君)
 本日は、慎重審議まことにありがとうございました。
 これをもって平成19年第1回稲沢市議会2月臨時会を閉会いたします。
                                午前10時12分 閉会



 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


  平成  年  月  日



         議     長    服 部 開 一

         署 名 議 員    山 田 武 夫

         署 名 議 員    渡 辺   菱