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愛知県 小牧市

平成19年 3月23日文教委員会−03月23日-01号




平成19年 3月23日文教委員会

      〈 開会11:13 〉
○委員長 これより文教委員会を開会いたします。これより議事に入ります。議題1、議案審査を行います。議案第53号を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
    〈提案説明〉
◎医療安全管理室主幹 それでは、議案第53号について説明させていただきます。議案書の1ページをお願いいたします。
 この訴訟事案につきましては、先ほど本会議の方で事務局長の方から説明をさせていただいたところでありますが、再度、和解に至った経緯につきまして改めて説明をさせていただきます。
 訴訟年月日は平成15年11月18日、損害賠償請求額4,829万円でありました。その後、昨年4月27日に名古屋地方裁判所で2,527万円の判決があり、小牧市は、これを不服といたしまして5月9日付で控訴をいたし、名古屋高等裁判所で係争中でありますが、ことしの2月上旬に名古屋高等裁判所から和解勧告がありました。その内容について顧問弁護士と調整をいたしましたが、判決を覆す医学的根拠となる意見書を得ることができないとの結論となりましたので、和解に応じるものであります。
 それでは、内容について説明させていただきます。
 1点目、損害賠償する相手方の住所氏名でありますが、名古屋市北区桐畑町9番地、中村千子氏であります。2点目、損害賠償金額でありますが、小牧市は名古屋高等裁判所からの和解勧告を受け入れ、中村千子氏に対して損害賠償金として2,000万円を支払おうとするものであります。3点目、事故の概要でありますが、中村千子氏は、平成10年2月20日小牧市民病院において胃の疼痛のため血液検査を行いましたが、看護師に注射針を左腕部へ穿刺された折、左腕部に激痛及びしびれを感じるようになり、穿刺行為による左上肢カウザルギー(灼熱痛と表現される激烈な疼痛)と診断されました。その後、他病院を受診されましたが、症状は回復せず、平成13年9月14日に同症状が固定されたものであります。
 このような事故を起こしましたことに対し深くおわびするものであります。よろしくお願い申し上げます。
 以上で説明とさせていただきます。
○委員長 提案理由の説明は終わりました。質疑に入ります。発言を許します。発言はありません。
    〈質疑〉
◆竹内 今までに説明も少しいただいているんですけれども、ちょっといろいろあったことで、もう一度確認をお願いします。
 まずですね、この血液検査というのは非常にしょっちょう行われていると思いますけれども、1日何人くらいの検査があるかということ、それからこういう事例があるのかということ、それから看護師さんの経験年数と、また患者さんの状態ですね、例えば血管の出にくい人だったとか、そういう点をまずお尋ねします。
◎医療安全管理室主幹 それでは、今4点ほど御質問いただきました。
 まず最初に、血液検査の1日当たりの件数ということでお話をいただきました。針を刺すということでまいりまして、注射針、採血の血液検査の針、それから点滴の針、これを含めた件数で御報告をさせていただきたいと思います。病棟救急外来で、平均でありますが、約100件から150件ございます。このうちの30〜40%が点滴でございます。それから外来処置、これにつきましては130件から150件、これは点滴と注射の数であります。次に、これが本当の血液検査すべてをやっておる専門のところで、毎日やっておるところでありますが、中央採血室、ここで450件から500件でございます。それから、人間ドックのあります健診センター、こちらの方で1日当たり60件から80件、これからまいりますと、点滴の針の針刺しというのもございますが、740件から900件近く、大体このぐらいの数をやっております。
 それから、次に過去にこういうケースはあったかという御質問でございますが、現在までにこういう注射針を刺したということで、しびれ、それから疼痛、こういうものがずっと後遺症で残っておるような事例は今までにはございません。
 それから、看護師の経験でありますが、平成元年から勤務をいたしております。この当時10年経過をいたします。非常に勤務精励な看護師でありまして、優秀な看護師でありますので、特にそのことについての事故等は聞いておりません。
 それから、患者さんの血管の状況でありますが、この事故直後に看護師の方に患者さん状況の報告を受けました。そのときの報告書を見ますと、鮮明に記憶をしておるということで書いてございましたが、患者さんの血管の状態の位置というのは、明らかによく見える状態の患者さんでありましたと、こういう記録調書がされております。
 以上であります。
◆竹内 向こう側の言い分なんですけども、当初の4,800万円ほどの請求があったときに、向こう側の言い分としては、しびれと激痛の原因が何とかいう名前の神経を損傷したということで4,800万の請求が来ているというふうに伺ったことがあるんですけれども、その神経は皮下1センチぐらいのところにあって、垂直に針を刺さなければ当たらないんだよというようなことをちょっと事前に聞いていたんですけれども、そういう4,800万円の向こうの言い分に対しては、明確にそれは違うということを言われたから判決が2,527万円になったのでしょうか、そこらあたりのちょっと細かいいきさつをもう少し説明をお願いしたいんですけれども。
◎医療安全管理室主幹 竹内委員の方から御質問いただきました関係で、4,829万円ということで、高額な金額で来ました。ところが、この方は、先ほど委員もおっしゃったように、制肘神経ということで、腕のひじのあたりの中央の皮下大体1センチぐらいのところにある神経であります。これを損傷したということで提訴がされました。ところが、この間、私の方がいろいろこの方に対して、神経の伝達速度テストとか、それから偽薬テスト、これは、きかない薬を、何にも効果のないものを点滴として打って、それについて患者さんにどうでしたかと言ったら、きいてきましたと、このような証言があると、こういうことから、非常に心因的、精神的なもの、これが非常に強いんではないかと。すなわち制肘神経じゃなくて、普通の副交感神経、皮膚の表面に走っておりますが、これによる麻痺と、こういうことではないかということで私の方は主張をしておりました。こういう関係で、その辺のところを名古屋地方裁判所で2,527万円という数字で判決が減額をされてなったものであります。
 以上でございます。
◆竹内 ということは、向こうの言い分とこちらの言い分が、医学的証明がされないと、これ以上高裁で争っても、こちらの言い分の副交感神経が原因のためだという、ここら辺が根拠がないので、覆えそうにもないということで和解に至るというふうに考えればいいんですか。
◎医療安全管理室主幹 今、竹内委員のおっしゃられたとおりで、それを証明するというものの医学的意見書が得ることがとてもできません。こういう状況の結論に達しましたために、和解に応じるということになりました。
 以上でございます。
◆伊藤 本会議に一つ上程されまして、今回も上程されてますけれど、一つ聞きたかったのは、保険の件ですけど、これは今現在、幾ら年間納めてまして、こういう事故があると大体どの程度金額的に上がるかということをわかれば教えていただきたいんですが。
◎医療安全管理室主幹 今、伊藤委員の方から、保険料の増減についての御質問かと思います。これにつきましては、先回の委員会でもお話をさせていただいたんですが、過去5年間の保険金の受取額、それから保険料の支払額によって1年1年ずれが毎年、過去5年間というのは当然ずれてまいります。この関係でやっていきますと、若干損害率というのが変化をいたしますので、この関係でどうしても保険料が増減するということになります。すなわち、今回こういうことがあったり、この間の文教委員会のときにも、さきにお願いしております案件等からまいりますと、一口には言えませんけど、過去に大きなものがあったりとすると、それが影響してきますし、その大きなものがなくなった場合には逆に減額になってきますので、現在のところでは昨年に比較しますと今度は上がると、こんなふうに考えてます。
 以上でございます。
◆竹内 この中村さんの場合は、特に血管が見えにくい人でもなく、正常に血液検査を行われたのにこういうふうな事態になってきているということは、その人の体質によってはこういうふうになることがもしかしてあるかもしれない。病院としてはですね、副交感神経の関係ではないかというふうに考えられたんですけれども、それは今回、裁判では根拠が示せないわけですけれども、今後、こういうふうなケースがひょっとしたら出てくるかもしれないということで、何か予防策というか、対応策のようなことは考えておられるんでしょうか。
◎医療安全管理室主幹 この中村千子さんの採血のときに起きたことについて、当然でありますが、その後の医療安全委員会並びに医局、看護師の方にこういうことがありましたということで周知をいたしました。当然のことでありますが、刺すところをさらに確認をしてやると、こういうことで周知をいたしたところでありますが、これは刺してみないとわからないと、簡単に言うとこういうことになってしまうと。ということは、今まで過去には、これはよその病院の医師にも確認をいたしましたが、やはりこれは、そういう特異体質、副交感神経の過敏ということでございます。たまたまこの方は今までに、そういうけがをされたこと、強い打撲があったことがたまたまなかったことではないかと思います。これは当然でありますが、交通事故、それから転倒して転んだ場合のけが、こういうときでもこういう体質の方は発症いたします。そういう方が患者さんの中にはあるわけですが、これが事前にどうのこうというのはやはりわからないのが現状であります。
 以上でございます。
○委員長 ほかに発言はありませんか。
        (「なし」の声)
 なければ質疑を終了いたします。
 これより討論を行います。発言を許します。発言はありませんか。
    〈討論〉
        (「なし」の声)
 なければ討論を終了いたします。
 これより採決に入ります。
    〈採決〉
 議案第53号については、これを同意することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」の声)
 御異議なしと認めます。よって、議案第53号については同意されました。
         ───────────────────────────
○委員長 議案第54号を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
    〈提案説明〉
◎市民病院事務局次長 それでは、ただいま議題となりました議案第54号について御説明させていただきます。議案書の3ページをお開き願います。小牧市議会議案第54号「平成18年度小牧市病院事業会計補正予算(第4号)」であります。
 まず第2条ですが、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するものであります。収入につきましては、第1款病院事業収益、2項医業外収益で2,000万円の補正増をお願いし、病院事業収益の総額を170億7,664万円にするものであります。また、支出につきましては、第1款病院事業費用、2項医業外費用で2,000万円の補正増をお願いし、病院事業費用の総額を173億8,713万5,000円にするものであります。
 それでは、お手元の補正予算に関する説明書で御説明させていただきます。恐れ入りますが、6ページ、7ページをお開きいただきたいと思います。平成18年度小牧市病院事業会計補正予算事項別明細書であります。収入につきましては、第1款病院事業収益、2項医業外収益、4目その他医業外収益、2節その他医業外収益で2,000万円の損害賠償責任保険金の補正増であります。これはさきに御審議いただきました議案第53号「事故による損害賠償金」の支払いに伴って損害保険会社から損害賠償責任保険金が入金されるため補正増をするものであります。また、支出につきましては、第1款病院事業費用、2項医業外費用、3目雑損失、48節その他雑損失で2,000万円の損害賠償金を支払うためであります。
 なお、病院事業会計補正予算の実施計画、資金計画、予定貸借対照表を添付させていただきましたので、御参照いただきたいと存じます。
 以上で補正予算の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○委員長 提案理由の説明は終わりました。質疑に入ります。発言を許します。発言はありませんか。
    〈質疑〉
        (「なし」の声)
 なければ質疑を終了いたします。
 これより討論を行います。発言を許します。発言はありませんか。
    〈討論〉
        (「なし」の声)
 なければ討論を終了いたします。
 これより採決に入ります。
    〈採決〉
 議案第54号については、これを原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」の声)
 御異議なしと認めます。よって、議案第54号については原案のとおり可決されました。
         ───────────────────────────
○委員長 以上をもって、当委員会に付託された議案の審査は終了いたしました。これをもって、文教委員会を終了いたします。ありがとうございました。
      〈 閉会11:30 〉

 上記の模様を記録し、その相違なきを証するため、ここに署名します。
                    平成19年3月23日
 文教委員会
   委員長